弘前市議会 2021-03-18
令和 3年第1回定例会(第6号 3月18日)
まず、議案第18号は、地方自治法第243条の2第1項の規定に基づき、弘前市長等の市に対する損害を賠償する責任の一部を免れさせることに関して必要な事項を定めるため、条例を制定するものであります。
審査の過程で、委員より「本条例制定の背景として、職員等の職務遂行上の委縮への対応とあるが、相応の
損害賠償責任を負わない場合、業務の質の低下が懸念されると考えるが、どうか。」との質疑に対し「本条例案は、故意または重過失の場合は適用されないほか、
損害賠償責任の全部を免責するものではないことから、本条例を制定することにより業務の質が低下することはないものと考えている。」との理事者の答弁でありました。
委員より「県内他市における制定状況はどうか。また、賠償限度額算出に当たっての区分に応じた乗数の考え方について説明願いたい。」との質疑に対し「県内においては、五所川原市で制定済みのほか、7市で制定を予定しており、1市が検討中である。また、賠償限度額の算出に当たっての区分に応じた乗数は、国が定めた基準に倣い、地位の重要性等を勘案し、4段階に設定したものである。」との理事者の答弁でありました。
委員より「一部免責の対象になる軽過失と対象にならない重過失は、どのように区分するか。」との質疑に対し「住民訴訟となった事案については、裁判所が判断するものと考えている。それ以外の事案については、総務大臣からの通知などを踏まえて個々の事案ごとに市が判断することとなる。」との理事者の答弁でありました。
このほか、他団体において高額の損害賠償が命じられた事例等について関連質疑が交わされたところであります。
審査の結果、本案は、原案のとおり可決いたしました。
次に、議案第19号は、常勤の特別職の退職手当について、支給の対象となる者の範囲を見直すため、所要の改正をするものであります。
審査の過程で、委員より「対象となる常勤の特別職、及び本案によりどのような事例が支給対象に加わるか説明願いたい。また、実際に適用対象となる事例はあるか。」との質疑に対し「対象となる常勤の特別職は市長、副市長、教育長及び常勤の監査委員であり、他の
地方公共団体の一般職の職員として退職手当の支給を受けて退職し、引き続いて当市の特別職に就任する場合も対象とするものである。また、現在在職している教育長が適用対象となるものである。」との理事者の答弁でありました。
審査の結果、本案は、原案のとおり可決いたしました。
最後に、議案第32号は、十和田地区環境整備事務組合が解散すること及び共同処理する事務について所要の整理を行うことに伴い、青森県
市町村総合事務組合を組織する
地方公共団体の数を減少させ、及び共同処理する事務を変更するとともに、規約を変更することについて、地方自治法第290条の規定により議会の議決を求めるものであります。
審査の過程で、委員より「当該事務組合を構成する他の構成団体の解散に関して、当市議会に議案として提出されるのはなぜか。また、本案について、収納課が所管しているのはなぜか。」との質疑に対し「地方自治法第290条において、一部事務組合に係る団体数の減少、事務の変更、規約の変更をする場合に関係
地方公共団体の議会の議決が必要であることが定められていることによるものである。また、青森県
市町村総合事務組合の構成団体として市税等の滞納整理事務を共同処理していることから、収納課が所管となっているものである。」との理事者の答弁でありました。
このほか、他の構成団体について関連質疑が交わされたところであります。
審査の結果、本案は、原案のとおり可決いたしました。
以上をもって、本委員会の報告を終わります。
〔
総務常任委員長 工藤光志議員 降壇〕
○議長(
清野一榮議員) 次に、厚生常任委員長の報告を求めます。13番蒔苗博英議員。
――
―――――――――――――――――――――
令和3年3月9日
弘前市議会議長 殿
厚生
常任委員会委員長 蒔苗博英
委員会議案審査報告告書
本委員会は、令和3年3月8日付託された議案審査の結果、下記のとおり議決したので報告します。
記
┌────┬──────────────┬──┬──┐
│ │ │審査│ │
│議案番号│ 議 案 名
│ │備考│
│ │ │結果│ │
├────┼──────────────┼──┼──┤
│ │弘前市行政手続における特定の
│ │ │
│ │ │ │ │
│ │個人を識別するための番号の利
│ │ │
│ │ │ │ │
│ │用等に関する法律に基づく個人
│原案│ │
│第20
号 │ │ │ │
│ │番号の利用及び
特定個人情報の
│可決│ │
│ │ │ │ │
│ │提供に関する条例の一部を改正
│ │ │
│ │ │ │ │
│ │する条例案
│ │ │
├────┼──────────────┼──┼──┤
│ │弘前市
介護保険条例の一部を改│原案│起立│
│第21
号 │ │ │ │
│ │正する条例案
│可決│採決│
├────┼──────────────┼──┼──┤
│ │弘前市
指定地域密着型サービス│ │ │
│ │ │ │ │
│ │の事業の人員、設備及び運営に
│原案│ │
│第22
号 │ │ │ │
│ │関する基準等を定める条例等の
│可決│ │
│ │ │ │ │
│ │一部を改正する条例案
│ │ │
├────┼──────────────┼──┼──┤
│ │弘前市児童館条例の一部を
改正│原案│ │
│第23
号 │ │ │ │
│ │する条例案
│可決│ │
├────┼──────────────┼──┼──┤
│ │弘前市特定教育・保育施設及び
│ │ │
│ │ │ │ │
│ │特定地域型保育事業の運営に関
│原案│ │
│第24
号 │ │ │ │
│ │する基準を定める条例の一部を
│可決│ │
│ │ │ │ │
│ │改正する条例案
│ │ │
├────┼──────────────┼──┼──┤
│ │弘前市
家庭的保育事業等の設備
│ │ │
│ │ │原案│ │
│第25号 │及び運営に関する基準を定める
│ │ │
│ │ │可決│ │
│ │条例の一部を改正する条例案
│ │ │
├────┼──────────────┼──┼──┤
│ │弘前市
多目的広場条例を廃止す
│原案│ │
│第26
号 │ │ │ │
│ │る等の条例案
│可決│ │
├────┼──────────────┼──┼──┤
│ │指定管理者の指定についての議
│原案│ │
│第33
号 │ │ │ │
│ │決の一部変更について
│可決│ │
└────┴──────────────┴──┴──┘
――
―――――――――――――――――――――
〔厚生常任委員長 蒔苗博英議員 登壇〕
○厚生常任委員長(蒔苗博英議員) 本定例会において、厚生
常任委員会に付託されました議案8件について、その審査経過の概要並びに結果について御報告申し上げます。
まず、議案第20号は、障がい福祉に係る給付事務において個人番号を利用するため、所要の改正をするものであります。
審査の過程で、委員より「本改正のメリット・デメリットについて伺いたい。」との質疑に対し「本改正のメリットについては、重度心身障害者医療費支給事務及び地域生活支援事業の実施に関する事務において、他の
地方公共団体と個人番号を利用した情報連携を行うことにより、これまで市外からの転入者等の申請時に必要だった前の住所地における所得課税証明書の添付が不要となり、市民の負担軽減につながるほか、事務の迅速化・効率化が図られる点であると考えている。また、本改正によって生じるデメリットは特段ないものと考えている。」との理事者の答弁でありました。
委員より「本改正は、当該事務に係る申請に関して、個人番号の記入は強制になるということか。」との質疑に対し「申請に当たり、仮に個人番号を記入いただけなかったとしても申請は受理し、申請者が不利益を被ることはないが、その場合は現在の運用と同様、所得課税証明書の添付が必要となるものである。」との理事者の答弁でありました。
委員より「個人番号の利用に際しては、情報漏えいなどが危惧されるが、どうか。」との質疑に対し「そのようなことのないよう、セキュリティー対策等をしっかりと行った上で運用してまいりたい。」との理事者の答弁でありました。
審査の結果、本案は、原案のとおり可決いたしました。
次に、議案第21号は、介護保険事業計画の見直しに伴い、介護保険の保険料率を改定するなど、所要の改正をするものであります。
審査の過程で、委員より「今回、全ての所得段階において保険料額が引上げとなるが、低所得者に対する市独自の支援について考えているのか。」との質疑に対し「第1段階から第3段階における低所得者の保険料については、公費を投入して保険料の軽減を行う国の制度が設けられていることから、現時点において市独自の支援は考えていないものである。」との理事者の答弁でありました。
委員より「青森市や八戸市では、保険料の据置き、あるいは引下げの判断をしている中、当市はなぜ引上げを行うのか。」との質疑に対し「青森市や八戸市においては、介護保険財政調整基金を投入することで当該保険料を抑制しているが、当市には当該基金残高がないことから、給付費等の推計により保険料を算出したものである。」との理事者の答弁でありました。
委員より「所得段階別に見た場合、所得が高い人ほど収入に対する保険料の負担割合が少なくなっており、改善の余地があるものと考えるが、どうか。」との質疑に対し「本件に関しては、次回以降の当該計画の見直しの際に検討してまいりたいと考えている。」との理事者の答弁でありました。
委員より「保険料の所得段階が現行の9段階から13段階へ多段階化されるが、第13段階における収入の目安について伺いたい。」との質疑に対し「給与収入1200万円で第13段階に該当するものである。」との理事者の答弁でありました。
委員より「保険料の引上げ等について、審議会ではどういった議論がなされたのか伺いたい。」との質疑に対し「審議会においては、保険料の引上げ等に対しての異議等は特段なかったものである。」との理事者の答弁でありました。
委員より「前回の保険料率の改定の際には、地域福祉基金からの繰入れにより保険料の上昇を抑制したと認識しているが、今回の改定における地域福祉基金の考え方について伺いたい。」との質疑に対し「地域福祉基金からの繰入れは、いわゆる法定外の繰入れであり、国・県においてもあまり好ましくないとの見解であることから、当該基金からの繰入れについては考えていないものである。」との理事者の答弁でありました。
ここで、委員より「コロナ禍において経済状況が厳しい中、生活保護受給世帯や住民税非課税世帯を含んだ全ての所得段階において保険料が引き上げられること、また、介護保険法の改定に伴う利用料の値上げに対し、市として独自の利用料軽減策を講じなかったことから、介護保険の構造上の課題を利用者や保険料に課するのではなく、国や行政の責任において対応すべきであり、市民に対してこれ以上の負担増を行うべきではないと考え、本案には反対するものである。」との意見が出されたところであります。
これに対し、委員より「介護保険料については、高齢化率の増加に伴い、保険料基準額は全国的にも増加傾向にある中において、応能負担を高めるため、保険料の所得段階を多段階化することで低所得者の負担を軽減したことに加え、保険料の引上げ幅を4.4%に抑えたことは評価できることから、本案には賛成するものである。」との意見が出されたところであります。
本案は、起立採決の結果、起立多数をもって、原案のとおり可決いたしました。
次に、議案第22号は、指定居宅サービス等の事業の人員、設備及び運営に関する基準等の一部改正に伴い、関係規定を整理するため、所要の改正をするものであります。
審査の過程で、委員より「地域密着型介護老人福祉施設の人員配置基準の見直しに伴い、サテライト型居住施設については生活相談員を配置しないことが可能となったが、配置しない場合における生活相談はどのようにして行うのか。」との質疑に対し「本体施設が介護老人福祉施設または地域密着型介護老人福祉施設である場合のサテライト型居住施設においては、本体施設と連携し、本体施設の生活相談員を活用することにより、従来どおり生活相談の実施が可能となるものである。」との理事者の答弁でありました。
委員より「連携する本体施設がない地域密着型介護老人福祉施設においては、従来どおり生活相談員を配置しなければならないということか。」との質疑に対し「そのとおりである。」との理事者の答弁でありました。
委員より「地域密着型介護老人福祉施設においては、現行の栄養士に加え、管理栄養士の配置が位置づけられたが、管理栄養士の配置についてどう考えているか。」との質疑に対し「管理栄養士は、入所者の状態に応じた栄養管理を計画的に行うために配置するものであり、3年の経過期間の間に各施設において対応していただきたいと考えている。」との理事者の答弁でありました。
審査の結果、本案は、原案のとおり可決いたしました。
次に、議案第23号及び第33号は、関連がありますので一括して申し上げます。
議案第23号は、弘前市小友児童館を廃止するため、所要の改正をするものであり、議案第33号は、弘前市小友児童館の廃止に伴い、
指定管理者の指定の期間を変更することについて、地方自治法第244条の2第6項の規定により、議会の議決を求めるものであります。
審査の過程で、委員より「新和・小友・三和小学校の統合に伴う放課後の児童の居場所については、新和児童館へ一本化されるが、当該児童館の利用を希望する全児童が利用できるのか。」との質疑に対し「3校合わせた登録児童数は現在132人で、このうち、新和児童館への一本化後における1日の平均利用児童数を70人から100人程度と見込んでいるところであり、授業日においては、1年生から3年生は当該児童館、4年生から6年生は新和小学校内のサテライト教室を利用することで全児童が利用できるものと考えている。」との理事者の答弁でありました。
ここで、委員より「想定以上の児童の利用があることも考えられることから、その点についてはしっかりと検討していただきたい。」との要望意見が出されたところであります。
委員より「当該児童館を利用する小友地区や三和地区などの遠方から通う児童に対しての送迎は考えているのか。」との質疑に対し「小友地区や三和地区から通う児童が帰宅する際には、授業終了後と児童会終了後のそれぞれで出発するバスやジャンボタクシー等で送迎するものである。」との理事者の答弁でありました。
委員より「現在、新和児童館、小友児童館及び三和児童会については、同一の事業者が指定管理を行っているのか。」との質疑に対し「新和児童館及び小友児童館については同一の事業者が指定管理を行っており、三和児童会については市の直営である。」との理事者の答弁でありました。
委員より「新和児童館へ一本化することで、現在の新和児童館及び小友児童館の
指定管理者へ支払う
指定管理料はどうなるか。」との質疑に対し「小友児童館に係る
指定管理料は減額し、新和児童館に係る
指定管理料は引き続き支払うこととなるが、新たに開設するサテライト教室の運営に係る費用については、委託事業として業務委託料を支払うこととなるものである。」との理事者の答弁でありました。
審査の結果、議案第23号及び第33号は、いずれも原案のとおり可決いたしました。
次に、議案第24号は、特定教育・保育施設及び
特定地域型保育事業並びに特定子ども・子育て支援施設等の運営に関する基準の一部改正に伴い、関係規定を整理するため、所要の改正をするものであります。
審査の過程で、委員より「市町村が定める運営基準を満たす特定教育・保育施設及び
特定地域型保育事業に対して支給される施設型給付費、または地域型保育給付費といった児童の保育等に要する運営費については、一般財源での対応となるのか。」との質疑に対し「現在のところ該当施設はないものであるが、当該給付費を支給する際は国費等での対応となるものである。」との理事者の答弁でありました。
委員より「ゼロ歳から子供を預けたいという子育て世代のニーズがある一方で、その受皿となる施設が少ないという現状があることから、そういった意味では必要な改正だと考えているが、今現在、当市において、当該事業の実施主体となり得る事業者はあるか。」との質疑に対し「当該事業の実施主体になり得るかどうかは、運営基準を満たしているか精査しなければ判断できないものである。」との理事者の答弁でありました。
委員より「本改正により、
特定地域型保育事業者が卒園後の児童の受入先となる連携施設の確保が不要となるという認識でよいか。」との質疑に対し「原則としてゼロ歳から2歳児への保育を提供する
特定地域型保育事業において、優先的な利用調整等の対応策を講じることで、卒園後も引き続き必要な教育・保育を受けられる場合には、卒園後の児童の受入先となる連携施設の確保が不要となるものである。」との理事者の答弁でありました。
審査の結果、本案は、原案のとおり可決いたしました。
次に、議案第25号は、
家庭的保育事業等の設備及び運営に関する基準の一部改正に伴い、関係規定を整理するため、所要の改正をするものであります。
審査の過程で、委員より「市の認可が必要な
家庭的保育事業等を実施している事業所はあるか。」との質疑に対し「当市において、
家庭的保育事業等を実施している事業所はないものである。なお、認可外として実施している事業所は7か所あると認識している。」との理事者の答弁でありました。
審査の結果、本案は、原案のとおり可決いたしました。
最後に、議案第26号は、藤沢地区運動広場を廃止するとともに、相馬球場の設置目的を市の体育施設と同一のものに変更するため、所要の廃止等をするものであります。
審査の過程で、委員より「相馬球場が多目的広場から体育施設に変更となることにより、施設の使用料はどうなるか。」との質疑に対し「相馬球場の使用料については、多目的広場としての設置時と同様、1時間当たり310円とするものである。」との理事者の答弁でありました。
委員より「他の類似施設の使用料について伺いたい。」との質疑に対し「小沢運動広場が1時間当たり160円となっているものである。」との理事者の答弁でありました。
委員より「廃止となる藤沢地区運動広場の土地の所有について伺いたい。」との質疑に対し「当該運動広場は、野田神社の境内地を活用して設置したものであり、土地の所有は21名の共有となっているものである。」との理事者の答弁でありました。
委員より「当該運動広場の廃止に当たっては、原状回復を行った上で土地を返還するという認識でよいか。」との質疑に対し「設置していた遊具やトイレについては、老朽化や町会の要望により既に撤去済みであることから、現状のまま返還するものである。」との理事者の答弁でありました。
審査の結果、本案は、原案のとおり可決いたしました。
以上をもって、本委員会の報告を終わります。
〔厚生常任委員長 蒔苗博英議員 降壇〕
○議長(
清野一榮議員) 次に、経済文教常任委員長の報告を求めます。15番今泉昌一議員。
――
―――――――――――――――――――――
令和3年3月9日
弘前市議会議長 殿
経済文教
常任委員会委員長 今泉昌一
委員会議案審査報告告書
本委員会は、令和3年3月8日付託された議案審査の結果、下記のとおり議決したので報告します。
記
┌────┬──────────────┬──┬──┐
│ │ │審査│ │
│議案番号│ 議 案 名
│ │備考│
│ │ │結果│ │
├────┼──────────────┼──┼──┤
│ │弘前市星と森のロマントピア条
│原案│ │
│第27
号 │ │ │ │
│ │例の一部を改正する条例案
│可決│ │
├────┼──────────────┼──┼──┤
│ │弘前市伝統的建造物群保存地区
│ │ │
│ │ │原案│ │
│第28号 │保存条例の一部を改正する
条例│ │ │
│ │ │可決│ │
│ │案 │ │ │
├────┼──────────────┼──┼──┤
│ │弘前市
附属機関設置条例の一部
│原案│ │
│第29
号 │ │ │ │
│ │を改正する条例案
│可決│ │
├────┼──────────────┼──┼──┤
│ │ │原案│ │
│第34号 │不動産の無償譲渡について
│ │ │
│ │ │可決│ │
└────┴──────────────┴──┴──┘
――
―――――――――――――――――――――
〔経済文教常任委員長 今泉昌一議員 登壇〕
○経済文教常任委員長(今泉昌一議員) 本定例会において、経済文教
常任委員会に付託されました議案4件について、その審査経過の概要並びに結果について御報告申し上げます。
まず、議案第27号は、スカイサイクルを廃止するため、所要の改正をするものであります。
審査の過程で、委員より「平成19年に運休してから14年が経過し、さびが顕著に現れ危険性があるとのことだが、この間、事故等はあったか。」との質疑に対し「市に事故等の報告はなかったものである。」との理事者の答弁でありました。
委員より「当該条例改正をしてからスカイサイクルを撤去するべきであったと考えるが、市の見解を伺いたい。」との質疑に対し「スカイサイクルを再び設置し、再開することも含めて検討していたが、
新型コロナウイルス感染症の影響等により再開のめどが立たないことから、今回の条例改正に至ったものである。」との理事者の答弁でありました。
委員より「スカイサイクルの撤去費用は幾らか。」との質疑に対し「210万4850円である。」との理事者の答弁でありました。
委員より「スカイサイクル跡地の活用について伺いたい。」との質疑に対し「スカイサイクルはバーベキュー広場の敷地内にあったことから、そのままバーベキュー広場として供していきたいと考えている。」との理事者の答弁でありました。
委員より「スカイサイクル以外のロマントピアの施設の老朽化の状況及び今後の見通しについて伺いたい。」との質疑に対し「星と森のロマントピアは、整備されてから20年以上が経過しており、老朽化が目立ってきているものの、このような複合施設は市内にないことから、老朽具合や利用状況を見て適時補修等を検討し、今後も引き続き使用に供していきたいと考えている。」との理事者の答弁でありました。
審査の結果、本案は、原案のとおり可決いたしました。
次に、議案第28号は、文化財保護法の一部改正に伴い、伝統的建造物群保存地区の保存に関する規定を整備するため、所要の改正をするものであります。
審査の過程で、委員より「本条例に活用という文言が加わったが、文化財の保存と活用のバランスをどのように図っていくのか。」との質疑に対し「地区住民の日常生活に影響が出ないよう十分に配慮しながら、観光や教育などの様々な分野でこれまでと同様に活用を進めていきたいと考えている。」との理事者の答弁でありました。
委員より「保存活用計画に改められたことによる主な変更内容について伺いたい。」との質疑に対し「これまでの保存計画では、江戸時代の武家住宅という観点を基準に対象としてきたが、保存活用計画においては、保存の対象時期を昭和初期まで広げるほか、庭園や樹木なども対象物件に加えるものである。」との理事者の答弁でありました。
委員より「保存活用計画の策定に当たり、住民説明等をどのように行ってきたか。」との質疑に対し「平成30年度に見直し調査をする段階から住民説明会を随時実施してきたほか、住民の意見を反映するためのアンケート調査を実施したものである。なお、新たな保存活用計画が策定された際は改めて住民説明会を予定している。」との理事者の答弁でありました。
委員より「文化財を所有する民間事業者や住民に対する市の支援について伺いたい。」との質疑に対し「生け垣の剪定に係る奨励金や母屋等の整備に係る補助金を交付している。」との理事者の答弁でありました。
委員より「弘前市伝統的建造物群保存地区活用審議会について伺いたい。」との質疑に対し「当該審議会は、地元住民、学識経験者及び市の関係部長の12名で構成されており、年に3回程度開催している。また、会議においては、公開武家住宅の活用方法や新たな保存活用計画の策定等に関する審議がなされてきたものである。」との理事者の答弁でありました。
委員より「保存計画が策定されてから約40年経過し、環境等の大きな変化により問題等が生じているものと思うが、どうか。」との質疑に対し「相続する方が近くにいないというケースなど、代替わりにより住宅の維持ができなくなったところが散見される状況である。」との理事者の答弁でありました。
委員より「当該保存地区への移住の申出等はあるか。」との質疑に対し「市に対しての申出はないものの、不動産会社に対しては、仲町地区に移住したいという相談が寄せられていると伺っている。」との理事者の答弁でありました。
ここで、委員より「当該保存地区を大いに活用して弘前をアピールしていただきたい。」との要望意見が出されたところであります。
審査の結果、本案は、原案のとおり可決いたしました。
次に、議案第29号は、史跡津軽氏城跡堀越城跡整備指導委員会を廃止するため、所要の改正をするものであります。
審査の過程で、委員より「当該委員会の廃止の理由について伺いたい。」との質疑に対し「堀越城跡の整備が完了したため、当該委員会を廃止するものである。」との理事者の答弁でありました。
審査の結果、本案は、原案のとおり可決いたしました。
最後に、議案第34号は、もみ殻の有効活用を図るため、岩木籾殻活用センターを同センターが建てられている土地の所有者であるつがる弘前農業協同組合に無償譲渡することについて、地方自治法第96条第1項第6号の規定により、議会の議決を求めるものであります。
審査の過程で、委員より「当該施設が農協所有の土地に建てられた経緯について伺いたい。」との質疑に対し「建設から30年以上が経過し、当時の資料が当市及び農協のいずれにも残っていないため、経緯は不明である。」との理事者の答弁でありました。
委員より「当該施設に係る収支の状況について伺いたい。」との質疑に対し「当該施設の管理運営に年間約90万円の経費がかかっているが、もみ殻堆肥の生産業務に係る委託契約において、もみ殻堆肥を管理運営費の実費相当額で買い取ってもらうこととしているため、収支はプラス・マイナス・ゼロである。」との理事者の答弁でありました。
委員より「本件について、農協側からはどのような声があるか。」との質疑に対し「もみ殻堆肥は組合員の需要があることから、当該施設は必要であると伺っている。」との理事者の答弁でありました。
このほか、農協所有の土地にある他の施設の状況等について関連質疑が交わされたところであります。
審査の結果、本案は、原案のとおり可決いたしました。
以上をもって、本委員会の報告を終わります。
〔経済文教常任委員長 今泉昌一議員 降壇〕
○議長(
清野一榮議員) 以上をもって、各委員長の報告は終わりました。
これより、予算関係議案より審議を進めます。
まず、議案第1号、第2号、第4号から第17号まで、第36号及び第37号の以上18件を一括問題といたします。
以上の予算関係議案は、議員全員による
予算決算常任委員会において審査しておりますので、
委員長報告に対する質疑は省略いたします。
討論に入ります。
討論の通告がありませんので、直ちに採決いたします。
まず初めに、ただいま問題にしている議案中、議案第11号令和3年度弘前市
一般会計予算に対しては反対がありますので、起立により採決いたします。
本案に対する委員長の報告は、原案可決であります。
委員長報告のとおり決するに賛成の諸君の起立を求めます。
〔賛成者起立〕
○議長(
清野一榮議員) 起立多数であります。
よって、議案第11号は、
委員長報告のとおり可決いたしました。
次に、議案第12号令和3年度弘前市
国民健康保険特別会計予算に対しては反対がありますので、起立により採決いたします。
本案に対する委員長の報告は、原案可決であります。
委員長報告のとおり決するに賛成の諸君の起立を求めます。
〔賛成者起立〕
○議長(
清野一榮議員) 起立多数であります。
よって、議案第12号は、
委員長報告のとおり可決いたしました。
次に、議案第14号令和3年度弘前市
介護保険特別会計予算に対しては反対がありますので、起立により採決いたします。
本案に対する委員長の報告は、原案可決であります。
委員長報告のとおり決するに賛成の諸君の起立を求めます。
〔賛成者起立〕
○議長(
清野一榮議員) 起立多数であります。
よって、議案第14号は、
委員長報告のとおり可決いたしました。
次に、ただいま採決いたしました案件を除き、採決いたします。
議案第1号、第2号、第4号から第10号まで、第13号、第15号から第17号まで、第36号及び第37号の以上15件に対する委員長の報告は、いずれも原案承認並びに可決であります。
委員長報告のとおり決するに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
清野一榮議員) 御異議なしと認めます。
よって、議案第1号、第2号、第4号から第10号まで、第13号、第15号から第17号まで、第36号及び第37号の以上15件は、いずれも
委員長報告のとおり承認並びに可決いたしました。
次に、議案第18号から第35号までの以上18件を一括問題とし、
委員長報告に対する質疑に入ります。
御質疑ありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
清野一榮議員) 質疑なしと認め、質疑を終結いたします。
討論に入ります。
討論の通告がありませんので、直ちに採決いたします。
まず初めに、ただいま問題にしている議案中、議案第21号弘前市
介護保険条例の一部を改正する条例案に対しては反対がありますので、起立により採決いたします。
本案に対する委員長の報告は、原案可決であります。
委員長報告のとおり決するに賛成の諸君の起立を求めます。
〔賛成者起立〕
○議長(
清野一榮議員) 起立多数であります。
よって、議案第21号は、
委員長報告のとおり可決いたしました。
次に、ただいま採決いたしました案件を除き、採決いたします。
議案第18号から第20号まで及び第22号から第35号までの以上17件に対する委員長の報告は、いずれも原案可決であります。
委員長報告のとおり決するに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
清野一榮議員) 御異議なしと認めます。
よって、議案第18号から第20号まで及び第22号から第35号までの以上17件は、いずれも
委員長報告のとおり可決いたしました。
――
―――――――――――――――
○議長(
清野一榮議員) 日程第3、本日追加提出された議案第38号から第44号までの以上7件を一括議題といたします。
理事者より提案理由の説明を求めます。櫻田市長。
〔市長 櫻田 宏 登壇〕
○市長(櫻田 宏) 初めに、
新型コロナウイルス感染症の収束が見通せない状況の中、市民の皆様や事業者の方々は、この状況を何とか乗り越えようと必死に頑張っておられます。
まだまだ地域経済をはじめ市民生活は厳しい状況にありますが、この状況を少しでも和らげ、弘前の元気を取り戻すために、関係者が一丸となって弘前さくらまつりを、感染防止対策を徹底した上で開催し、地域経済の回復を図りながら、多くの方々と勇気と希望を共有したい、そう強く願うものであります。
本日追加提出いたしました補正予算は、まさに弘前さくらまつりを万全の態勢で開催し、それと連動させる形で、入園料相当額を、感染防止対策をしっかりと講じた市内飲食店ほか、様々な業種の消費喚起へとつなげていくためのものであり、その他の施策と併せ、一体的に取り組んでまいりたいと考えております。
それでは、本日追加提出いたしました議案について御説明いたします。
議案第38号令和2年度弘前市
一般会計補正予算(第22号)は、
新型コロナウイルス感染症への対応といたしまして、弘前さくらまつり期間中における市内飲食店等の消費喚起に要する経費として3740万円を計上するものであり、補正後の額を1016億7193万円としようとするものなどであります。
議案第39号令和3年度弘前市
一般会計補正予算(第2号)は、
新型コロナウイルス感染症への対応といたしまして、弘前さくらまつりにおける感染拡大防止に要する経費として3037万円を追加し、補正後の額を769億1093万6000円としようとするものであります。
議案第40号弘前市
教育委員会の教育長の任命については、来る5月19日をもって任期満了となる吉田健氏の後任として、同氏を適任と認め、任命いたしたく、地方教育行政の組織及び運営に関する法律第4条第1項の規定により、議会の同意を求めるものであります。
議案第41号弘前市
教育委員会の委員の任命については、同じく5月19日をもって任期満了となる高木恵美子氏の後任として齋藤由紀子氏を適任と認め、任命いたしたく、地方教育行政の組織及び運営に関する法律第4条第2項の規定により、議会の同意を求めるものであります。
議案第42号から議案第44号までの3件は、来る5月18日をもって任期満了となる弘前市
固定資産評価審査委員会の委員について、小林太郎氏、佐藤勝幸氏及び川村俊次氏をそれぞれ適任と認め、引き続き選任いたしたく、地方税法第423条第3項の規定により、議会の同意を求めるものであります。
以上が、本日追加提出いたしました議案の概要でありますので、十分に御審議の上、原案どおり御議決くださるようお願いいたします。
以上。
〔市長 櫻田 宏 降壇〕
○議長(
清野一榮議員) 以上をもって、提案理由の説明は終わりました。
お諮りいたします。
ただいま議題としております議案は、会議規則第37条第3項の規定により、委員会付託を省略し、本日直ちに審議いたしたいと思います。
これに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
清野一榮議員) 御異議なしと認めます。
よって、委員会付託を省略し、本日直ちに審議することに決しました。
まず、議案第38号令和2年度弘前市
一般会計補正予算(第22号)1件を問題として、質疑に入ります。
御質疑ありませんか。木村議員。
○8番(木村隆洋議員) 8ページ、7款1項3目、弘前さくらまつり消費喚起事業についてお伺いいたします。
まず初めに、この事業の概要と、3740万円という予算額がありますが、この内訳についてお伺いいたします。
○議長(
清野一榮議員) 岩崎観光部長。
○観光部長(岩崎 隆) 弘前さくらまつり消費喚起事業の概要等についてお答えいたします。
弘前公園有料区域及び藤田記念庭園の入場者を対象として、市内参加飲食店において精算時に飲食代300円の割引が受けられるクーポンを発行する事業でございます。
クーポンを利用できる期間といたしましては、4月23日からさくらまつり会期終了の1週間後である5月11日までといたします。利用可能な店舗につきましては、既に実施している事業であります食べて泊まって弘前応援キャンペーンに参加されている飲食店約130店舗、それと弘前エールプロジェクト実行委員会で行っておりますエール飯参加飲食店約300店舗を想定してございます。
それから、補正予算額でございますけれども、先ほど飲食代300円のクーポンと申しましたけれども、これについては弘前公園有料入場者である人数――これは過去3年間の平均として23万6000人を数えておりますが、この半分の11万8000人と見込み、これに300円を掛けたもの、さらにはクーポンの印刷代等の事務費200万円を加えまして、合計3740万円を計上したものでございます。
以上でございます。
○議長(
清野一榮議員) 木村議員。
○8番(木村隆洋議員) 今回のクーポンの額、今の御答弁の中で300円というお話がありました。この300円を設定した根拠についてお伺いいたします。
○議長(
清野一榮議員) 岩崎観光部長。
○観光部長(岩崎 隆) このクーポンを、300円ということで、先ほども申しましたが、公園の有料入場者数を、有料入場というところを考えての今回の設定になってございます。過去に――平成23年度でございますが、東日本大震災発生直後に、各地自粛ムードが漂う中で、被災地を勇気づけるために開催した当時の弘前さくらまつりにおきまして、有料エリアの入園料の3分の1相当額で被災地支援の施策を展開したという実績がございました。
今年の弘前さくらまつりにおきましても、地域経済の回復を図るということ、
新型コロナウイルス感染症の影響により多大な影響が出ている市内飲食店を勇気づけるという思いから、有料エリアの入園料相当額のクーポン券を発行するものとしたものでございます。
弘前公園本丸、植物園、藤田記念庭園の1回当たりの入園券の金額が320円となってございますことから、入園券相当額の300円ということで設定したものでございます。
以上でございます。
○議長(
清野一榮議員) 木村議員。
○8番(木村隆洋議員) 先ほどの部長の御答弁の中で、使える飲食店は大体430ぐらいですか、合計として見れば。やはりこの中で、飲食店の感染対策というのも非常に重要になってくると思います。
すごく感染対策をしている飲食店であれば、我々今、議会では横にアクリル板がありますけれども、正面もサイドもアクリル板があって、例えば五、六人、4人とかで会食をしていても、乾杯すらできない。今で言えばエアといいますか、全部アクリル板で仕切られていますので。ある意味お酒とかでも、例えば自分で作ってどうこうというのも全部させないで、従業員が全部やるというのを徹底している、酒を、アルコールを提供するお店もあります。まだそこまでいっていない店もあると思います。そういった意味では、この飲食店の感染対策、周知徹底はどのようにしていくのかお伺いいたします。
○議長(
清野一榮議員) 岩崎観光部長。
○観光部長(岩崎 隆) 国ですとか、県の方針だったり、業界のガイドラインですとか、そういったものをしっかり捉えて感染症対策を取っている飲食店を対象とすることを前提として進めたいというふうに考えております。事業の実施に当たりましては、参加する飲食店に対して、今言ったように、しっかり感染防止対策を取っているということをできれば利用者に示していただくような取組――例えば感染症対策、基本的なところをチェックして、こういうのをやっていますよと。さらには、当店においてはこういうこともやっていますよというようなことを、利用者に対して分かるような形で示していただくことも検討しながら今後進めていきたいというふうに考えております。
以上です。
○議長(
清野一榮議員) 木村議員。
○8番(木村隆洋議員) 意見要望を申し上げたいと思います。
先ほどの市長の提案理由を伺っても、並々ならぬ決意だなというふうに拝見いたしました。このさくらまつりの新聞報道――15日に4団体でやった結果が、夜のニュースでも報道されて、新聞報道も次の日にされて、いろいろな是非があるというふうな報道もなされました。
ちょっと話がずれるかも分かりませんが、昨年に体操の内村航平選手が、東京オリンピックに関して、開催できる・開催できないの議論ではなくて、開催するために何ができるかをみんなで考えてほしいとの発言がありました。多分このさくらまつりも地域経済のダメージを考えれば、開催しないではなくて、開催をするために何ができるかということをみんなで考えることが必要なのかなと、先ほどの市長の提案理由も伺って、そう思っております。
そういう意味では、この飲食店に関するクーポンもその一環でしょうし、できればこのクーポンに関して、飲食店だけではなくて、飲食店以外にも困っている業者があります。例えば、タクシー業者とか、そういったところにこのクーポンの適用範囲を今後広げることも検討していただければといったことも含めて、お願いを申し上げて終わりたいと思います。
○議長(
清野一榮議員) ほかに御質疑ございませんか。今泉議員。
○15番(今泉昌一議員) 先ほどのお話で、店舗が430店舗くらいですか。食べて泊まって弘前応援キャンペーンとエール飯プロジェクトに絞った理由というのは何かあるのでしょうか。
それから、この事務委託、チケットの場合は回収、精算という非常に手間のかかる事務作業がございますが、これはどちらに委託する予定でしょうか。
○議長(
清野一榮議員) 岩崎観光部長。
○観光部長(岩崎 隆) その二つに絞ったところの理由ということでございます。まずは実績として、やはり食べて泊まってのほうも、エールのほうも、これまでその取組をして、感染対策もしっかり取っているといったところも含めて、今後やっていただけるのではないかなというところを捉えてこの店舗に絞っているところであります。
ただ、今後、今のこういう話の中で、自ら参加したいというところがもしあるのであれば、両団体等のところを経てということになりますけれども、そちらのほうでお話しいただいて、そこら辺は、許すのであれば参加いただけるというところも少し考えていきたいなと思っております。
それから、委託先でございますが、こちらは弘前観光コンベンション協会を考えてございます。
以上です。
○議長(
清野一榮議員) 今泉議員。
○15番(今泉昌一議員) 利用される方、さくらまつり期間中ですと県外から、特に有料区間となりますと県外からの方がたくさんいらっしゃると思うのですが、そのクーポンが使える店というのをどのように、私たちだったら大体分かるような気がするのですけれども、県外から来た人にそのお店がどういう店でどこにあるのかというのは、周知する方法を考えておられるのでしょうか。
○議長(
清野一榮議員) 岩崎観光部長。
○観光部長(岩崎 隆) まず、入園券を購入されたときに、クーポンがついているパンフレット的なものをお渡しするということになっております。ただ、今言ったように件数が多くなるとちょっとどの辺まで盛り込めるか分かりませんけれども、まず一つはパンフレットに直接お書きして見てもらうというのも一つです。あとは、さっき言いましたが、エールであったり、それから食べて泊まってのほうのホームページ等に掲載する。あとは、委託先である観光コンベンション協会のほうのホームページ等で周知する、その辺を考えていきたいと思います。
以上です。
○議長(
清野一榮議員) 今泉議員。
○15番(今泉昌一議員) さくらまつりに限らないのですが、さくらまつりが特にそうなのでしょうけれども、公園の中のにぎわいほど、実は公園の外に経済効果が少ないのではないかという意見を前から聞いていたのです。公園に来て、真っすぐ公園から車で帰ってしまうという状況もたくさんありましたので、今回のこの試みは、私は大変いいチャレンジだと思います。
ですから、ぜひその周知を徹底して、できるだけ公園に来た人がまちの中で、こういう言い方をすればどうか分からないけれども、お金を落とすような、そういうものを進めていただきたいと思います。
以上です。
○議長(
清野一榮議員) ほかに御質疑ありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
清野一榮議員) 質疑なしと認め、質疑を終結いたします。
討論に入ります。
討論の通告がありませんので、直ちに採決いたします。
議案第38号は、原案のとおり決するに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
清野一榮議員) 御異議なしと認めます。
よって、議案第38号は、原案のとおり可決いたしました。
次に、議案第39号令和3年度弘前市
一般会計補正予算(第2号)1件を問題として、質疑に入ります。
御質疑ありませんか。竹内議員。
○1番(竹内博之議員) 私から1点だけ。予算の金額についてちょっと聞きたいなということで。
令和3年の当初で、さくらまつりの照明施設取付等業務委託料が8608万1000円、これ昨年と比較して1600万円増えている。感染予防対策に使うのだろうなというのは分かるのですけれども、今回また追加補正で3037万円、全体で比較すると昨年度から4600万円の予算増加になります。
ちょっとこの金額だけを見ると、やっぱりおよそ2倍近くのものなので、公園の中が具体的にどうなるのかちょっとイメージができないので、その点について説明いただきたいのと、あと令和2年の14号補正でも、次代のさくら光プロジェクトということで、これは委託とまた、照明の購入費とかということでちょっと、何というのですか、お金の種類というか、そこは違うのでしょうけれども、ここの部分との事業の関連は当然あると思うので、その点について相乗効果といいますか、公園の中が具体的にこれまでとどう変わるのかといったことについてお伺いしたいと思います。
○議長(
清野一榮議員) 岩崎観光部長。
○観光部長(岩崎 隆) まずは、増額の理由から申し上げたいと思います。
当初予算のほうで盛った部分につきましては、秋の大祭典の実績を基に積算した対策経費になってございます。当初予算編成の大分終盤、2月の雪燈籠まつりですね、ちょっとこちらの状況を見て、やはりもう少し対策を講じる必要があるなというところで追加いたしました。
少し具体的に申し上げますと、各受付等でやっぱり名前を記入したりとか、検温ですとか、そういったところでちょっと列が長くなったりとか、そういった部分を何とかもう少しスムーズにさばけないかなというところで、今回盛った中で一番大きいのが、やっぱりその受付等に従事するスタッフの人数を増やすというところを考えたものです。
園内9か所の受付で人員を増員するとともに、園外、例えば弘前駅と市役所の前、それから岩木川の河原の無料臨時駐車場の4か所においても、受付をした上でお越しいただくというところの受付窓口の設置費用等々も含めまして、今回追加させていただくものでございます。
そういったことで、今回対策を講じるものについては、特別園内の中がどうこうということではなくて、流れがスムーズになるように、あるいは混雑をしっかり整理、雑踏警備とかもできるための人員の増員が主なものとなってございます。
それから、照明灯の部分の話ですけれども、園内、これまでのさくらまつりと言えば、大体本丸ですとか、どこかということで、意外とスポット的に人が密集するような形になっていますので、できればそういった部分でなくて、今まであまり目立っていなかったところを、例えばライトアップでちょっと工夫をして、そちらのほうに人を誘導するですとか、そういった部分もちょっと考えながら補正で予算措置もさせていただいていましたので、やはり人がどうしても密集するというところをしっかり対応するような形でやっていきたいなというふうには考えてございます。
以上でございます。
○議長(
清野一榮議員) 竹内議員。
○1番(竹内博之議員) ありがとうございます。
人手を確保というか、人件費の部分が大半だということで理解いたしました。
ゴールデンウイーク中に従事してくれる人材の確保ということも大変だと思いますし、やっぱり今これだけいろいろな祭りとかが中止になって、ある意味、市民を含めていろいろな、人々の外に出るという意欲というのも、消費活動も抑えられている分、すごく人が来るのかなということも予想されるので、そういった意味では園内を含めて、駐車場とかの動線の中で、オペレーションというのももしかしたらちょっと、初めてそういうものに従事する人にとっては大変な思いをするかもしれないので、人材の確保と、あとは当日のオペレーションの、ある意味人の流れをつくる、マニュアルではないのですけれども、やっぱりそういったことも一緒に進めていかなくてはいけないと今の答弁を聞いていて思ったので、ぜひその点についても頑張っていただきたいなというふうに思います。
以上です。
○議長(
清野一榮議員) ほかに御質疑ありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
清野一榮議員) 質疑なしと認め、質疑を終結いたします。
討論に入ります。
討論の通告がありませんので、直ちに採決いたします。
議案第39号は、原案のとおり決するに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
清野一榮議員) 御異議なしと認めます。
よって、議案第39号は、原案のとおり可決いたしました。
〔退場する者あり〕
○議長(
清野一榮議員) 次に、議案第40号弘前市
教育委員会の教育長の任命について1件を問題として、質疑に入ります。
御質疑ありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
清野一榮議員) 質疑なしと認め、質疑を終結いたします。
討論に入ります。
討論の通告がありませんので、直ちに採決いたします。
議案第40号は、同意することに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
清野一榮議員) 御異議なしと認めます。
よって、議案第40号は、同意することに決しました。
〔入場する者あり〕
○議長(
清野一榮議員) 次に、議案第41号弘前市
教育委員会の委員の任命について1件を問題として、質疑に入ります。
御質疑ありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
清野一榮議員) 質疑なしと認め、質疑を終結いたします。
討論に入ります。
討論の通告がありませんので、直ちに採決いたします。
議案第41号は、同意することに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
清野一榮議員) 御異議なしと認めます。
よって、議案第41号は、同意することに決しました。
次に、議案第42号弘前市
固定資産評価審査委員会の委員の選任について1件を問題として、質疑に入ります。
御質疑ありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
清野一榮議員) 質疑なしと認め、質疑を終結いたします。
討論に入ります。
討論の通告がありませんので、直ちに採決いたします。
議案第42号は、同意することに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
清野一榮議員) 御異議なしと認めます。
よって、議案第42号は、同意することに決しました。
次に、議案第43号弘前市
固定資産評価審査委員会の委員の選任について1件を問題として、質疑に入ります。
御質疑ありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
清野一榮議員) 質疑なしと認め、質疑を終結いたします。
討論に入ります。
討論の通告がありませんので、直ちに採決いたします。
議案第43号は、同意することに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
清野一榮議員) 御異議なしと認めます。
よって、議案第43号は、同意することに決しました。
次に、議案第44号弘前市
固定資産評価審査委員会の委員の選任について1件を問題として、質疑に入ります。
御質疑ありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
清野一榮議員) 質疑なしと認め、質疑を終結いたします。
討論に入ります。
討論の通告がありませんので、直ちに採決いたします。
議案第44号は、同意することに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
清野一榮議員) 御異議なしと認めます。
よって、議案第44号は、同意することに決しました。
――
―――――――――――――――
○議長(
清野一榮議員) 日程第4、
議員提出議案第1号1件を議題といたします。
お諮りいたします。
ただいま議題としております
議員提出議案は、議員全員による提案でありますので、提案理由の説明、質疑及び委員会付託は、いずれも省略いたしたいと思います。
これに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
清野一榮議員) 御異議なしと認めます。
よって、提案理由の説明、質疑及び委員会付託はいずれも省略することに決しました。
討論に入ります。
討論の通告がありませんので、直ちに採決いたします。
議員提出議案第1号は、原案のとおり決するに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
清野一榮議員) 御異議なしと認めます。
よって、
議員提出議案第1号は、原案のとおり可決いたしました。
――
―――――――――――――――
○議長(
清野一榮議員) 以上をもって、本定例会に付議された案件は、全部議了いたしました。
よって、会議を閉じます。
市長の御挨拶があります。
〔市長 櫻田 宏 登壇〕
○市長(櫻田 宏) 令和3年第1回弘前市議会定例会は、去る2月19日から本日までの28日間にわたり開催され、提出いたしました各議案について慎重な御審議を賜り、本日ここに全議案議了、御決定をいただきました。誠にありがとうございました。
今冬は、近年になく低温が続いたものの、3月に入りようやく雪解けが進み、少しずつではありますが春の訪れを感じる季節となりました。
春は卒業・入学のシーズンであり、子供たちはそれぞれに、次のステージに進むための別れや、共に学ぶ仲間たちとの新たな出会いを経て、たくましく成長する時期でもあります。春の訪れとともに、様々なものが芽吹き、多くの人が新たなスタートを切る中で、その門出を祝い、新生活を後押しするかのように咲き綻ぶ弘前公園の桜の開花をいつにも増して待ち望んでいることと思います。
今年の弘前さくらまつりは、これまでに実施した弘前城秋の大祭典や弘前城雪燈籠まつりの経験を生かした新たなまつりの在り方を構築し、感染防止対策を徹底するなど、万全の態勢で開催できるよう準備を進めております。
先人が知恵と経験により培ってきた弘前方式の管理によって強く美しく咲き誇る桜を目に、自然と笑みがこぼれ、そして勇気と希望に満ちあふれるいつもの春を取り戻し、それを皮切りに、津軽の夏の夜を彩る弘前ねぷたまつりなど、各種施策につきましても、社会の変化に的確に対応しながら着実に実行し、総合計画に掲げる将来都市像の実現に向けて鋭意取り組んでまいります。
最後になりますが、議員の皆様におかれましては、くれぐれも健康に御留意されますとともに、今後のさらなる御活躍を心から祈念申し上げまして、閉会に当たっての挨拶といたします。ありがとうございました。
〔市長 櫻田 宏 降壇〕
○議長(
清野一榮議員) これをもって、令和3年第1回弘前市議会定例会を閉会いたします。
午前11時27分 閉会...