弘前市議会 2020-09-25
令和 2年第3回定例会(第6号 9月25日)
令和2年9月14日
弘前市議会議長 殿
総務常任委員会委員長 工藤光志
委員会議案審査報告書
本委員会は、令和2年9月11日付託された
議案審査の結果、下記のとおり議決したので報告します。
記
┌────┬──────────────┬──┬──┐
│議案番号│ 議 案 名
│審査│備考│
│ │ │結果
│ │
├────┼──────────────┼──┼──┤
│第74
号 │弘前市議会の議員その他
非常勤│原案│ │
│ │職員公務災害補償等に関する
条│可決│ │
│ │例の一部を改正する
条例案 │ │ │
├────┼──────────────┼──┼──┤
│第75
号 │弘前市
附属機関設置条例の一部
│原案│ │
│ │を改正する条例案
│可決│ │
├────┼──────────────┼──┼──┤
│第78
号 │工事請負契約の締結について
│原案│ │
│ │ │可決│ │
├────┼──────────────┼──┼──┤
│第79
号 │動産の取得について
│原案│ │
│ │ │可決│ │
├────┼──────────────┼──┼──┤
│第80
号 │定住自立圏形成協定の一部を
変│原案│起立│
│ │更する協定の締結について
│可決│採決│
├────┼──────────────┼──┼──┤
│第81
号 │定住自立圏形成協定の一部を
変│原案│起立│
│ │更する協定の締結について
│可決│採決│
├────┼──────────────┼──┼──┤
│第82
号 │弘前市
土地開発公社の解散につ
│原案│ │
│ │いて
│可決│ │
└────┴──────────────┴──┴──┘
――
―――――――――――――――――――――
〔
総務常任委員長 工藤光志議員 登壇〕
○
総務常任委員長(
工藤光志議員) 本定例会において、
総務常任委員会に付託されました議案7件について、その
審査経過の概要並びに結果について御報告申し上げます。
まず、議案第74号は、民法の一部改正に伴い、
遺族補償年金の
支給停止に係る規定を整備するため、所要の改正をするものであります。
審査の過程で、委員より「本改正により、どのような影響が生じるのか。また、その他
非常勤職員とは誰を指すか。」との質疑に対し「本改正は、
遺族補償年金を前払一時金として支給する際の
当該年金の
支給停止算定時に用いる
法定利率について、100分の5から
災害発生の日における
法定利率に改正するものであり、控除される
利息相当額に影響を及ぼすものである。また、その他
非常勤職員とは、
会計年度任用職員等を指すものである。」との理事者の答弁でありました。
審査の結果、本案は、原案のとおり可決いたしました。
次に、議案第75号は、
地方自治法第138条の4第3項の規定に基づく
附属機関として弘前市
文化芸術推進審議会を設置するなど、所要の改正をするものであります。
審査の過程で、委員より「年度途中の今、
文化芸術推進審議会を設置する意義は何か。また、
当該審議会が
文化芸術活動を担う市民にどう関与するのか説明願いたい。」との質疑に対し「今年4月に
文化振興課が新設されたことを受け、現在、
文化芸術振興計画の策定に着手しており、
当該計画に審議会の意見を反映させるためである。また、市では
文化活動の中心は市民であると考えており、
当該計画策定過程で
文化芸術活動を担う市民の意見や抱えている課題を把握したいと考えている。」との理事者の答弁でありました。
委員より「
当該審議会の
委員構成はどうなるか。」との質疑に対し「委員の内訳は、学識経験のある者が2人、
各種団体の長の推薦を受けた者として、
中学校長会、
高等学校長協会、
市民文化祭実行委員会、
文化団体協議会、
弘前観光コンベンション協会、
弘前工芸協会の6団体から1人ずつ、公募による市民が2人の合計10人を考えている。」との理事者の答弁でありました。
ここで、委員より「新しい
附属機関の設置により、市長のリーダーシップや議会の意見・提言が軽んじられることのないよう十分配慮いただきたい。」との
要望意見が出されたところであります。
このほか、
文化芸術推進審議会に係る予算等について
関連質疑が交わされたところであります。
審査の結果、本案は、原案のとおり可決いたしました。
次に、議案第78号は、令和2年度
史跡弘前城跡本丸石垣東面(北側)
積直し工事に係るもので、
議案記載のとおり契約を締結するものであります。
審査の過程で、委員より「入札に参加したのは何者か。また、
入札参加条件をどのように設定したか。」との質疑に対し「入札に参加したのは1JVである。また、
入札参加条件として、
国指定史跡の
石垣修理のうち、1契約500平米以上の解体もしくは
積直し工事において、単体もしくは
共同企業体の代表者として元請実績が2件以上あり、石垣のはらみを修復することを目的とした工事を含むものと設定したものである。」との理事者の答弁でありました。
委員より「本契約が
地元業者にとってよい経験となり、今後の弘前城に係る工事等に生かされるものと考えるが、どうか。」との質疑に対し「市としても今回の工事が
地元業者にとってよい経験となるものと考えているが、オリジナルに忠実な
歴史的保存を実施するためには、まだ経験が不足している部分もあることから、今後も
地元業者が施工実績を重ねていけるような方法を考えてまいりたい。」との理事者の答弁でありました。
ここで、委員より「
石垣修理に当たっては、遺跡等が出れば工事を中断して調査が必要になるなど、
地元業者だけでは、資金繰りの面で問題となる場合もあり得ることから、
地元業者の経験だけを求めることには気をつけていただきたい。」との
要望意見が出されたところであります。
審査の結果、本案は、原案のとおり可決いたしました。
次に、議案第79号は、圧雪車を買入れすることについて、
議案記載のとおり契約を締結するものであります。
審査の過程で、委員より「
耐用年数はおおよそ何年か。」との質疑に対し「メーカーからはおおよそ10年から15年と聞いている。」との理事者の答弁でありました。
ここで、委員より「
耐用年数を延ばすため、将来的には、使用しない夏場は車庫や倉庫等、建物内への保管などを検討いただきたい。」との
要望意見が出されたところであります。
審査の結果、本案は、原案のとおり可決いたしました。
次に、議案第80号及び第81号の以上2件は、いずれも
定住自立圏形成協定の一部を変更する協定の締結に伴うものであり、関連がありますので一括して申し上げます。
議案第80号及び第81号の以上2件は、
弘前圏域定住自立圏の形成に関する協定の一部を変更する協定の締結について、
弘前市議会の議決すべき事件を定める
条例本則第2号の規定により、議会の議決を求めるものであります。
審査の過程で、委員より「電算システムの共同利用の項目について、藤崎町及び板柳町との
協定締結が遅れたのはなぜか。」との質疑に対し「両町においては、
基幹系システムに係る
サーバー機器の更新時期が令和3年度となっており、経費や
事務軽減について検討した結果、更新時期での
自治体クラウドへの移行を決定したことから、このたび協定を締結するものである。」との理事者の答弁でありました。
委員より「
定住自立圏構想の取組を支援するための国による
地方財政措置の状況はどうか。」との質疑に対し「令和元年度において、当市には合計で1億627万5000円が
特別交付税により措置されている。」との理事者の答弁でありました。
このほか、他の
圏域自治体について
関連質疑が交わされたところであります。
ここで、委員より「定住自立圏制度のスタート時から反対してきた経緯があること、また、
定住自立圏構想は新たな自治体の再編をもくろんだ形で出てきた背景があり、地方自治体の在り方からいっても納得できないこと、さらに、圏域の中心市宣言をするやり方も否定されるべきことから、議案第80号及び第81号の以上2件には反対するものである。」との意見が出されたところであります。
これに対し、委員より「
定住自立圏形成協定は、当市と周辺自治体との間において相互に役割を分担し、医療や福祉、教育、産業振興などの事業に連携・協力して取り組むことによって圏域全体の活性化を図るものであり、今回の電算システムの共同利用についても、経費削減や災害時の業務継続における対応力の強化を図り、行政事務の効率化を進める趣旨については大いに理解できることから、議案第80号及び第81号の以上2件については賛成するものである。」との意見が出されたところであります。
議案第80号及び第81号の以上2件は、起立採決の結果、起立多数をもって、いずれも原案のとおり可決いたしました。
最後に、議案第82号は、弘前市
土地開発公社を解散することについて、公有地の拡大の推進に関する法律第22条第1項の規定により、議会の議決を求めるものであります。
審査の過程で、委員より「
土地開発公社が果たしてきた役割についてどう考えるか。」との質疑に対し「
土地開発公社は、公共用地の先行取得を行うことで上昇する地価の経済的な影響を抑えるなど、公共事業の推進を担ってきており、北和徳工業団地や藤代工業団地、追手門広場整備に係る用地取得などにより、地域経済の活性化や市の観光振興等に寄与してきたものと考えている。」との理事者の答弁でありました。
委員より「解散について、定款上はどのように定められているか。また、いつどこで審議をして解散を決めたのか。」との質疑に対し「定款第28条で、理事会で出席理事の4分の3以上の同意を得た上で、議会の議決を経て青森県知事の認可を受けたときに解散すると規定されている。また、本年7月30日に市民会館で開催した理事会で、全会一致で解散に関する議案を可決したものである。」との理事者の答弁でありました。
委員より「公社の解散に伴って市へ帰属することとなる御幸町の
土地は、いつどのような形で取得したものか。また、この
土地が市に帰属した後はどうなるか。」との質疑に対し「当該
土地は、都市計画道路の整備に伴う地権者への代替地とするため、弘前大学の拡張関連用地として取得した文京町の
土地を平成16年3月に弘前大学との交換により取得したものである。また、この
土地が市に帰属した後は、市として活用について検討し、活用が見込まれない場合には売却処分も検討するものである。」との理事者の答弁でありました。
このほか、議決後の清算手続等について
関連質疑が交わされたところであります。
審査の結果、本案は、原案のとおり可決いたしました。
以上をもって、本委員会の報告を終わります。
〔
総務常任委員長 工藤光志議員 降壇〕
○議長(
清野一榮議員) 以上をもって、各委員長の報告は終わりました。
これより、予算決算関係議案より審議を進めます。
まず、議案第62号から第73号までの以上12件を一括問題といたします。
以上の予算決算関係議案は、議員全員による
予算決算常任委員会において審査しておりますので、
委員長報告に対する質疑は省略いたします。
討論に入ります。
討論の通告がありませんので、直ちに採決いたします。
まず初めに、ただいま問題にしている議案中、議案第67号令和元
年度弘前市
一般会計歳入歳出決算の認定についてに対しては反対がありますので、起立により採決いたします。
本案に対する委員長の報告は、原案認定であります。
委員長報告のとおり決するに賛成の諸君の起立を求めます。
〔賛成者起立〕
○議長(
清野一榮議員) 起立多数であります。
よって、議案第67号は、
委員長報告のとおり認定いたしました。
次に、議案第68号令和元
年度弘前市
国民健康保険特別会計歳入歳出決算の認定についてに対しては反対がありますので、起立により採決いたします。
本案に対する委員長の報告は、原案認定であります。
委員長報告のとおり決するに賛成の諸君の起立を求めます。
〔賛成者起立〕
○議長(
清野一榮議員) 起立多数であります。
よって、議案第68号は、
委員長報告のとおり認定いたしました。
次に、議案第70号令和元
年度弘前市
介護保険特別会計歳入歳出決算の認定についてに対しては反対がありますので、起立により採決いたします。
本案に対する委員長の報告は、原案認定であります。
委員長報告のとおり決するに賛成の諸君の起立を求めます。
〔賛成者起立〕
○議長(
清野一榮議員) 起立多数であります。
よって、議案第70号は、
委員長報告のとおり認定いたしました。
次に、ただいま採決いたしました案件を除き、採決いたします。
議案第62号から第66号まで、第69号及び第71号から第73号までの以上9件に対する委員長の報告は、いずれも原案可決並びに認定であります。
委員長報告のとおり決するに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
清野一榮議員) 御異議なしと認めます。
よって、議案第62号から第66号まで、第69号及び第71号から第73号までの以上9件は、いずれも
委員長報告のとおり可決並びに認定いたしました。
次に、議案第74号から第82号までの以上9件を一括問題とし、
委員長報告に対する質疑に入ります。
御質疑ありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
清野一榮議員) 質疑なしと認め、質疑を終結いたします。
討論に入ります。
討論の通告がありませんので、直ちに採決いたします。
まず初めに、ただいま問題にしている議案中、議案第80号
定住自立圏形成協定の一部を変更する協定の締結についてに対しては反対がありますので、起立により採決いたします。
本案に対する委員長の報告は、原案可決であります。
委員長報告のとおり決するに賛成の諸君の起立を求めます。
〔賛成者起立〕
○議長(
清野一榮議員) 起立多数であります。
よって、議案第80号は、
委員長報告のとおり可決いたしました。
次に、議案第81号
定住自立圏形成協定の一部を変更する協定の締結についてに対しては反対がありますので、起立により採決いたします。
本案に対する委員長の報告は、原案可決であります。
委員長報告のとおり決するに賛成の諸君の起立を求めます。
〔賛成者起立〕
○議長(
清野一榮議員) 起立多数であります。
よって、議案第81号は、
委員長報告のとおり可決いたしました。
次に、ただいま採決いたしました案件を除き、採決いたします。
議案第74号から第79号まで及び第82号の以上7件に対する委員長の報告は、いずれも原案可決であります。
委員長報告のとおり決するに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
清野一榮議員) 御異議なしと認めます。
よって、議案第74号から第79号まで及び第82号の以上7件は、いずれも
委員長報告のとおり可決いたしました。
――
―――――――――――――――
○議長(
清野一榮議員) 日程第3、本日追加提出された議案第83号1件を議題といたします。
理事者より提案理由の説明を求めます。櫻田市長。
〔市長 櫻田 宏 登壇〕
○市長(櫻田 宏) 本日、追加提出いたしました議案について御説明申し上げます。
議案第83号令和2
年度弘前市
一般会計補正予算(第10号)は、
新型コロナウイルス感染症への対応といたしまして、オンラインによる電子入札システムを導入するための経費として1567万7000円を、インフルエンザ予防接種に関する事業を拡充して実施するための経費として1億4609万9000円を、
小中学校の職員室等に冷房設備を設置するための経費として2億9499万2000円を計上するものなどであり、歳入歳出予算に5億3331万3000円を追加し、補正後の額を987億2214万3000円とするものであります。
以上が、本日追加提出いたしました議案の概要でありますので、十分に御審議の上、原案どおり御議決くださるようお願いいたします。
〔市長 櫻田 宏 降壇〕
○議長(
清野一榮議員) 以上をもって、提案理由の説明は終わりました。
お諮りいたします。
ただいま議題としております議案は、
会議規則第37条第3項の規定により、委員会付託を省略し、本日直ちに審議いたしたいと思います。
これに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
清野一榮議員) 御異議なしと認めます。
よって、委員会付託を省略し、本日直ちに審議することに決しました。
議案第83号令和2
年度弘前市
一般会計補正予算(第10号)1件を問題として、質疑に入ります。
御質疑ありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
清野一榮議員) 質疑なしと認め、質疑を終結いたします。
討論に入ります。
討論の通告がありませんので、直ちに採決いたします。
議案第83号は、原案のとおり決するに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
清野一榮議員) 御異議なしと認めます。
よって、議案第83号は、原案のとおり可決いたしました。
――
―――――――――――――――
○議長(
清野一榮議員) 日程第4、
特別委員会の報告を議題といたします。
りんご産業振興
特別委員会から
会議規則第110条の規定により、報告を行いたいとの申出がありますので、この際、これを許します。
りんご産業振興特別委員長の報告を求めます。26番 田中元議員。
〔りんご産業振興特別委員長 田中 元議員 登壇〕
○りんご産業振興特別委員長(田中 元議員) 令和元年第1回定例会において設置され、審査終了まで継続して審査すべきものと決定を見ておりましたりんご産業振興
特別委員会の調査内容の概要について報告を申し上げます。
本委員会は、令和2年第1回定例会での中間報告後、これまで6月23日、9月10日及び9月17日の計3回にわたり開催いたしました。
まず、6月23日、今年のりんご黒星病の発生状況及びりんご黒星病新規防除薬剤の登録申請に係る進捗状況について理事者より説明を受けたところであります。
また、去る7月14日、農林水産省においてりんご黒星病に係る新規防除薬剤が登録となったことを受け、9月10日及び9月17日、今後の活動方針について協議を行ったところであります。
本委員会として、これまで優先的に取り組んできたりんご黒星病対策については、各関係者の御尽力に加え、当市議会としてもりんご黒星病撲滅に関する決議や要望活動を行ったことにより、新規薬剤が早期に登録され来春から使用できる見通しがついたことで、りんご生産者の強い思いに応えることができたものと考えております。
また、その他の付託事件については、現在、市において既に各種施策に鋭意取り組んでいるところであることから、現時点では今後の市の取組を注視すべきと考えております。
したがって、所期の目的が達成されたことから、全会一致で、解散すべきであるとの結論に達したところであります。
なお、今回のりんご黒星病に係る新規薬剤の早期登録に当たり、多大な御尽力をいただいた県選出国会議員をはじめとした各関係者に対し、この場を借りて深く感謝を申し上げます。
最後に、理事者においては、今後も引き続き、りんご黒星病撲滅をはじめとした各種課題に取り組み、りんご産業の振興に努めていただくよう要望するものであります。
以上をもって、本委員会の報告を終わります。
〔りんご産業振興特別委員長 田中 元議員 降壇〕
○議長(
清野一榮議員) 以上をもって、りんご産業振興特別委員長の報告は終わりました。
次に、
委員長報告に対する質疑に入ります。
御質疑ありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
清野一榮議員) 質疑なしと認め、質疑を終結いたします。
討論に入ります。
討論の通告がありませんので、直ちに採決いたします。
りんご産業振興特別委員長の報告は、「所期の目的を達成したことから、委員会を解散すべきである。」との報告であります。
委員長報告のとおり決するに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
清野一榮議員) 御異議なしと認めます。
よって、本件は、
委員長報告のとおり決しました。
――
―――――――――――――――
○議長(
清野一榮議員) 日程第5、
常任委員会の閉会中の
継続審査の件を議題といたします。
――
―――――――――――――――――――――
令和2年9月25日
弘前市議会議長 殿
経済文教
常任委員会委員長 今泉昌一
建設
常任委員会委員長 外崎勝康
継続審査申出書
本委員会は、下記の事件について閉会中もなお
継続審査を要するものと決定したので、
弘前市議会会議規則第111条の規定により申し出ます。
記
┌─────┬──────────────┬─────┐
│委員会名 │事 件 名 │理 由 │
├─────┼──────────────┼─────┤
│経済文教 │1 教育施設等の管理運営につ│議案等の │
│
常任委員会│ いて │審査に資 │
│ │1 学校教育・社会教育等諸施│するため │
│ │ 策について │ │
│ │1 農林業振興策について │ │
│ │1 商工業等振興施策について│ │
│ │1 観光・物産振興対策等につ│ │
│ │ いて │ │
└─────┴──────────────┴─────┘
(令和2年9月8日提出)
┌─────┬──────────────┬─────┐
│委員会名 │事 件 名 │理 由 │
├─────┼──────────────┼─────┤
│建設 │1 弘南鉄道大鰐線中央弘前駅│議案等の │
│
常任委員会│ 前広場周辺整備等について│審査に資 │
│ │1 弘前市民中央広場の整備等│するため │
│ │ について │ │
│ │1 弘南鉄道活性化・利用促進│ │
│ │ 等について │ │
│ │1 道路除排雪業務における最│ │
│ │ 低補償制度等について │ │
│ │1 国立弘前病院周辺の道路整│ │
│ │ 備等について │ │
└─────┴──────────────┴─────┘
(令和2年9月14日提出)
――
―――――――――――――――――――――
○議長(
清野一榮議員) 経済文教常任委員長及び建設常任委員長から、
会議規則第111条の規定により、お手元に配付いたしました
継続審査申出書のとおり、閉会中の
継続審査の申出があります。
お諮りいたします。
経済文教常任委員長及び建設常任委員長からの申出のとおり、閉会中の
継続審査に付することに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
清野一榮議員) 御異議なしと認めます。
よって、経済文教常任委員長及び建設常任委員長からの申出のとおり、閉会中の
継続審査に付することに決しました。
――
―――――――――――――――
○議長(
清野一榮議員) 日程第6、発議第1号1件を議題といたします。
発議第1号について、発議者より提案理由の説明を求めます。
23番越明男議員の登壇を求めます。
〔23番 越 明男議員 登壇〕
○23番(越 明男議員) 意見書案の朗読をもって、提案理由の説明に代えさせていただきます。
新型コロナウイルス感染症の影響に伴う
地方財政の急激な悪化に対し
地方税財源の確保を求める意見書(案)
新型コロナウイルス感染症が世界的に蔓延し、我が国は戦後最大の経済危機に直面している。地域経済にも大きな影響が及び、本年度はもとより来年度においても、地方税、地方交付税など一般財源の激減が避け難くなっている。
地方自治体では、医療介護、子育て、地域の防災・減災、雇用の確保など喫緊の財政需要への対応をはじめ、長期化する感染症対策にも迫られ、
地方財政は巨額の財政不足を生じ、これまでにない厳しい状況に陥ることが予想される。
よって、国においては、令和3年度
地方財政対策及び地方税制改正に向け、下記事項を確実に実現されるよう強く要望する。
記
1.地方の安定的な財政運営に必要な地方税、地方交付税などの一般財源総額を確保すること。その際、臨時財政対策債が累積することのないよう発行額の縮減に努めるとともに、償還財源を確保すること。
2.地方交付税については、引き続き財源保障機能と財源調整機能の両機能が適切に発揮できるよう総額を確保すること。
3.令和2年度の地方税収が大幅に減収となることが予想されることから、思い切った減収補填措置を講じるとともに、減収補填債の対象となる税目についても地方消費税を含め弾力的に対応すること。
4.税源の偏在性が小さく、税収が安定的な地方税体系の構築に努めるとともに、国税、地方税の政策税制については、積極的な整理合理化を図り、新設、拡充、継続に当たっては、有効性、緊急性を厳格に判断すること。
5.とりわけ、固定資産税は、市町村の極めて重要な基幹税であり、制度の根幹を揺るがす見直しは、家屋・償却資産を含め断じて行わないこと。さきの緊急経済対策として講じた特例措置は、臨時・異例の措置としてやむを得ないものであったが、本来国庫補助金などにより対応すべきものである。よって、今回限りの措置とし、期限の到来をもって確実に終了すること。
以上、
地方自治法第99条の規定により意見書を提出する。
令和2年9月25日
弘前市議会議長 清野一榮
以上のとおりであります。議員各位の御賛同をよろしくお願いいたします。
〔23番 越 明男議員 降壇〕
○議長(
清野一榮議員) 以上で、提案理由の説明は終わりました。
お諮りいたします。
ただいま議題としております発議案は、議員全員による提案でありますので、質疑及び委員会付託は、いずれも省略いたしたいと思います。
これに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
清野一榮議員) 御異議なしと認めます。
よって、質疑及び委員会付託は、いずれも省略することに決しました。
討論に入ります。
討論の通告がありませんので、直ちに採決いたします。
発議第1号は、原案のとおり決するに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
清野一榮議員) 御異議なしと認めます。
よって、発議第1号は、原案のとおり可決いたしました。
――
―――――――――――――――
○議長(
清野一榮議員) 以上をもって、本定例会に付議された案件は、全部議了いたしました。
よって、会議を閉じます。
市長の御挨拶があります。
〔市長 櫻田 宏 登壇〕
○市長(櫻田 宏) 令和2年第3回
弘前市議会定例会は、去る8月28日から本日までの29日間にわたり開催され、令和元年度決算の認定など、提出いたしました各議案について慎重な御審議を賜り、本日ここに全議案議了、御決定をいただきました。ありがとうございました。
新型コロナウイルス感染症への対応に係る補正予算の提出につきましては、本定例会において十一度目を数えることとなりました。
行政に課せられた役割と責任を果たすべく、感染拡大防止対策及び事業者支援・生活支援対策として、これまで63事業に全力を挙げて取り組んできたところであります。
それらの施策について十分な検証と成果の分析を行うとともに、本日議決いただきました補正予算も最大限に活用しながら、引き続き感染拡大防止と社会経済活動の両立を図ってまいります。
これから、いよいよりんごをはじめとする農作物の収穫の最盛期に入ります。台風などの風水害がなく、実り豊かな出来秋を迎えられることを皆様とともに願うところであります。朝夕の冷え込みも徐々に増しておりますが、議員の皆様には、くれぐれも健康に御留意され、一層の御活躍を祈念申し上げまして、閉会に当たっての挨拶といたします。ありがとうございました。
〔市長 櫻田 宏 降壇〕
○議長(
清野一榮議員) これをもって、令和2年第3回
弘前市議会定例会を閉会いたします。
午前10時48分 閉会...