弘前市議会 2018-05-18
平成30年第2回臨時会(第1号 5月18日)
平成30年第2回臨時会(第1号 5月18日)
議事日程(第1号) 平成30年5月18日
午前10時 開議
第1 諸般の報告
第2 議席の指定及び一部変更
第3
会議録署名議員の指名
第4 会期の決定
第5 議案第46号 事件処分の報告及び承認について(事件処分第2号)
議案第47号 事件処分の報告及び承認について(事件処分第3号)
議案第48号 事件処分の報告及び承認について(事件処分第4号)
議案第49号 弘前市副市長の定数を定める条例の一部を改正する条例案
議案第50号
地方教育行政の組織及び運営に関する法律の一部を改正する法律の施行に伴う関係条例の整備等に関する条例の一部を改正する条例案
議案第51号 弘前市副市長の選任について
議案第52号 弘前市監査委員の選任について
議案第53号 弘前市監査委員の選任について
議案第54号 弘前市
教育委員会の教育長の任命について
議案第55号 弘前市
教育委員会の委員の任命について
――
―――――――――――――――――――――
本日の会議に付した事件
○議長(
下山文雄議員) 日程第2、議席の指定及び一部変更を行います。
今回、新たに当選されました
石山敬議員の議席は、会議規則第4条第2項の規定により、議長において議席番号1番に指定いたします。
次に、今回、新たに当選されました議員の議席の指定に関連し、議席の一部変更を行います。
会議規則第4条第3項の規定により、別紙配付の議席のとおり変更いたしたいと思います。
これに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
下山文雄議員) 御異議なしと認めます。
よって、別紙配付の議席のとおり変更することに決定いたしました。
――
―――――――――――――――
○議長(
下山文雄議員) 日程第3、
会議録署名議員の指名を行います。
20番佐藤哲議員、21番越明男議員、22番
工藤光志議員を指名いたします。
――
―――――――――――――――
○議長(
下山文雄議員) 日程第4、会期の決定を議題といたします。
お諮りいたします。
本臨時会の会期は、本日1日といたしたいと思います。
これに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
下山文雄議員) 御異議なしと認めます。
よって、会期は本日1日と決定いたしました。
――
―――――――――――――――
○議長(
下山文雄議員) 日程第5、議案第46号から第55号までの以上10件を一括議題とし、理事者より提案理由の説明を求めます。櫻田市長。
〔市長 櫻田 宏 登壇〕
○市長(櫻田 宏) おはようございます。提案理由の説明の前に一言、御挨拶を申し上げます。
私は、去る4月8日の
弘前市長選挙において多くの市民の皆様の御支持をいただき、第4代弘前市長として弘前市政を担うこととなりました。
市民の皆様の負託に応えるため、市民目線、市民感覚を胸に刻み、私の政治理念である「市民生活を第一に」、市民の「くらし」を支え、市民の「いのち」を大切にし、次の時代を託す「ひと」を育てるの3本の柱でこれからの弘前、新しい弘前づくりに邁進してまいりますので、議員各位の御理解と御支援を賜りますようよろしくお願いを申し上げます。
それでは、本日招集いたしました平成30年第2回
弘前市議会臨時会に提出した議案について、その概要を御説明申し上げます。
議案第46号から議案第48号までの3件は、いずれも事件処分の報告及び承認についてでありまして、第1回定例会終了後に生じた予算の補正及び条例の改正について、それぞれ急を要したため処分したものであります。
議案第49号及び議案第50号は、いずれも条例案についてでありまして、議案第49号は、弘前市副市長の定数を定める条例について、副市長の定数を1人とするものであります。
議案第50号は、
地方教育行政の組織及び運営に関する法律の一部を改正する法律の施行に伴う関係条例の整備等に関する条例について、現に在職する教育長の期末手当の支給に当たり、経過措置に関する規定を整備するものであります。
次に、議案第51号弘前市副市長の選任については、鎌田雅人氏を適任と認め、選任しようとするものであります。
議案第52号及び議案第53号は、弘前市監査委員の選任についてでありまして、本日5月18日をもって任期満了となる常田猛委員及び石塚徹委員の後任として、菊地直光氏及び佐々木宏一氏を適任と認め、選任しようとするものであります。
議案第54号及び議案第55号は、弘前市
教育委員会の教育長及び委員の任命についてでありまして、来る5月19日をもって任期満了となる
佐々木健教育長の後任として吉田健氏を、
九戸眞樹委員の後任として村谷 要氏をそれぞれ適任と認め、任命しようとするものであります。
以上が、本日提出いたしました議案の概要でありますので、十分に御審議の上、原案どおり御議決くださるようお願いいたします。
〔市長 櫻田 宏 降壇〕
○議長(
下山文雄議員) 以上をもって、提案理由の説明は終わりました。
お諮りいたします。
ただいま議題としております議案は、会議規則第37条第3項の規定により、
委員会付託を省略し、本日直ちに審議いたしたいと思います。
これに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
下山文雄議員) 御異議なしと認めます。
よって、
委員会付託を省略し、本日直ちに審議することに決しました。
まず、議案第46号事件処分の報告及び承認について(事件処分第2号)1件を問題として、質疑に入ります。
御質疑ありませんか。千葉議員。
○3番(
千葉浩規議員) それでは、議案第46号の事件処分第2号についてですが、これは平成29年度弘前市
一般会計補正予算(第14号)となっておりますので、その内容について御質問したいというふうに思います。
まず、歳入についてです。
18款1項の寄附金、議案でいえば17ページですが、
総務費寄附金13万5000円、
教育費寄附金100万円について、それぞれの寄附金の具体的な内容について、そして寄附金を
総務費寄附金、
教育費寄附金の二つに分けて予算に計上する理由についてお答えください。
二つ目は、歳出についてです。
2款1項4目の企画費、議案でいえば21ページです。
まちづくり振興基金積立金追加約1億2000万円についてですが、この
まちづくり振興基金積立金の用途について、そして今回の
積立金追加の理由についてお答えください。
三つ目は、同じく歳出です。
10款1項2目の事務局費、議案でいえば25ページ、
教育振興基金積立金追加100万円についてです。この
基金積立金用途について、もう一つは今回の
積立金追加の理由についてお答えください。
以上です。
○議長(
下山文雄議員)
赤石健康福祉部長。
○
健康福祉部長(赤石 仁) 私からは、寄附金についてのうち、
総務費寄附金について御答弁いたします。
13万5000円の内訳でございますけれども、
弘前地区柔道整復師会から5万円、
津軽警備保障株式会社従業員一同から3万5000円、それから
津軽警備保障株式会社から5万円、合わせまして13万5000円の寄附をいただいたものでございまして、これに対する歳出といたしましては、21ページにございます、2款1項11目
被災地支援費とございますけれども、こちらの被災地支援の経費に充てているものでございます。
以上です。
○議長(
下山文雄議員)
野呂教育部長。
○教育部長(野呂忠久) 私のほうからは、
教育振興基金に係る寄附の関係で御説明を申し上げます。
まず、寄附の内容ですが、これは
株式会社山武代表取締役・松山康博氏から平成30年2月16日に100万円の御寄附をいただいたもので、この基金は小中学校の
教育振興事業の財源に充てるものでございます。
以上でございます。
○議長(
下山文雄議員)
熊谷財務部長。
○財務部長(熊谷幸一) 私からは、なぜ二つに分けて予算計上したのかということについてお答えします。
寄附金について、総務費と教育費に予算計上を分けている理由についてでありますが、
地方自治法施行規則の別記様式において、寄附金の予算計上については、一般寄附金のほか寄附金の目的別に目で仕分けすることとなっております。今回計上した寄附金については、使途の、使い道の指定がございますので、それぞれ該当する目へ予算計上したものであります。
以上です。
○議長(
下山文雄議員)
竹内経営戦略部長。
○
経営戦略部長(竹内守康)
まちづくり振興基金の積み立てについてお話しいたします。
弘前市
まちづくり振興基金につきましては、地域住民の連帯強化及び地域振興のための事業の財源に充てることを目的に、平成18年度から3カ年で合併特例債を活用して積み立て、設置したものでございます。
今回追加している理由なのでございますけれども、平成29年度の決算におきまして、決算が確定いたしましたので積み立てるものなのですが、その内容といたしましては、債券の利息収入が1721万6970円、それから債券の途中売却による
有価証券売却益が1億2305万3000円、それから定期預金による利息収入が13万6588円、合わせて1億4040万6558円の積立金を獲得したため、当初予算の額から1億1959万3000円を増額したものでございます。
以上です。
○議長(
下山文雄議員)
野呂教育部長。
○教育部長(野呂忠久)
教育振興基金、なぜ追加するのかというお尋ねでございます。
これにつきましては、先ほどもちょっと申し上げたのですが、平成30年2月16日に御寄附をいただいたということで、平成30年度以降の事業に活用していくために、一旦、基金に積み立てるものでございます。
以上です。
○議長(
下山文雄議員) 千葉議員。
○3番(
千葉浩規議員) 再質問ですけれども、この議案が提出された提案理由の文章があるわけですけれども、そこで歳入と歳出について述べております。それで、歳出については
教育振興基金へ積み立てるのに要する経費などを追加するというふうな文章になっているわけですが、今答弁ありましたとおり、
教育振興基金への積み立ては100万円で、
まちづくり振興基金積立金追加が約1億2000万円というふうになっているわけですけれども、通常であれば、金額が多いほうを記述するのが通常ではないかというふうに思うのですけれども、あえてなぜこの
教育振興基金の積み立てについて掲載したのかについてお答えください。
○議長(
下山文雄議員)
熊谷財務部長。
○財務部長(熊谷幸一) まず、提案理由についてですけれども、提案理由の記載については特に決められたルールはありませんけれども、今回は二つの積立金のうち、
まちづくり振興基金積立金は内部の事務処理に伴うものというふうに考えてございます。もう一つの
教育振興基金積立金は、いただいた寄附金を積み立てるものということでございますので、提案理由を記載するに当たり今回はいただいた寄附金の積み立てということを優先したものでございます。
以上です。
○議長(
下山文雄議員) ほかに御質疑ありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
下山文雄議員) 質疑なしと認め、質疑を終結いたします。
討論に入ります。
討論の通告がありませんので、直ちに採決いたします。
議案第46号は、原案のとおり承認することに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
下山文雄議員) 御異議なしと認めます。
よって、議案第46号は、原案のとおり承認いたしました。
次に、議案第47号事件処分の報告及び承認について(事件処分第3号)1件を問題として、質疑に入ります。
御質疑ありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
下山文雄議員) 質疑なしと認め、質疑を終結いたします。
討論に入ります。
討論の通告がありませんので、直ちに採決いたします。
議案第47号は、原案のとおり承認することに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
下山文雄議員) 御異議なしと認めます。
よって、議案第47号は、原案のとおり承認いたしました。
次に、議案第48号事件処分の報告及び承認について(事件処分第4号)1件を問題として、質疑に入ります。
御質疑ありませんか。石田議員。
○18番(石田 久議員) 私はまず、県の助成制度の改正に合わせ、
重度心身障害者医療費の支給対象とならない者の要件を追加するとは具体的にどういうことなのかお答えしていただきたいと思います。
それから、事件処分第4号のところですけれども、
居住地特例と
住所地特例というふうな形でありますけれども、この違いはどうなのか。それと、今回は、これを
住所地特例にするということは、市民にとってはどういうふうな扱いになるのか、その辺についてお答えしていただきたいと思います。
○議長(
下山文雄議員)
須郷健康福祉部理事。
○
健康福祉部理事(須郷雅憲) まず1点目の、どういった点で厳しくなるのかということでございますが、これまでは、国保の被保険者で青森県外から当市の施設に転入した、いわゆる国保の
住所地特例者で当市の後期高齢に移行した方については、当市の
重度心身障害者医療費助成制度を使うことができておりました。これが今回の改正によりまして、県外から当市に転入して後期高齢に移行した方については当市の
重度心身障害者医療費制度が使えなくなったということでございます。
2点目の、
居住地特例と
住所地特例の関係でございます。
これは、県の
重度心身障害者医療費助成事業実施要領の改正に合わせて当市の条例も改正しようとするものです。県では、
高齢者医療確保の法律の改正に関する国からの通知におきまして、その中で
住所地特例という文言が使われていることから、県ではそれまでの
居住地特例という文言を
住所地特例という文言に改正してございます。そして、当市の制度が県の制度に基づいておりますので、県の要領の改正に合わせまして当市の条例も同じように文言の改正をしようとするものでございます。
そして、この
居住地特例と
住所地特例というのは、意味合いは全く同じもので、市民にとっては、全く影響はございません。
以上でございます。
○議長(
下山文雄議員) 石田議員。
○18番(石田 久議員) もう少し具体的に、ちょっとわかりづらいのですけれども。
この支給対象とならない者の要件というところを今、県外から後期高齢者の云々というお話がありましたけれども、例えば支給対象とならない者というと、例えば所得制限があってそれで対象にならないとか、それから身体障がい者の、例えば呼吸器の1級だったら対象になるけれども2級はならないとか、そういうような形での対象とならない者の要件なのか、もう少し具体的な形で事例をしゃべっていただければなというふうに思っています。
それから、65歳以上から、例えばもう年金ももらって、その後に脳梗塞で身体障がい者の1級になった場合は、いろいろあると思うのですけれども、そういうことをもう少しわかりやすく具体的に、これがこういうふうにして変わればこうですよというところ、もう一度ちょっと説明していただきたいと思います。
それから、
居住地特例と
住所地特例は何ら変わりはないというふうに言われていますけれども、よく他市から、例えば病院に入院して介護施設に入所したときは、そこが居場所、在宅扱いになると住所が、前の何とか市から請求するのか。あるいは、弘前に、もう在宅扱いになると弘前に請求するとかになると思うのですけれども、そういう意味なのか。ちょっとその辺は、もう少し具体的に説明していただきたいと思います。
○議長(
下山文雄議員)
須郷健康福祉部理事。
○
健康福祉部理事(須郷雅憲) ただいまの、まず具体的な事例ということでございますが、例えば秋田市から当市に転入した国保の被保険者の方は、改正前であれば75歳の後期高齢になった時点で青森県の後期高齢の被保険者となります。そして、当市の
重度心身障害者医療費制度が適用になるということでございます。これが改正前です。これが改正によりまして、秋田市から弘前市に転入した方が75歳になった時点で、今度、秋田県の後期高齢の被保険者となります。
住所地特例の適用があるので、そういうことになります。そのために、当市の
重度心身障害者医療費制度が適用にならないということでございます。
○議長(
下山文雄議員) なかなか理解できない。もう少しわかりやすく。
○
健康福祉部理事(須郷雅憲) (続) まず、
住所地特例制度でございますが、
健康保険制度におきましては原則、住所地の被保険者ということになります。他県の
住所地特例対象施設に住所を移して入所した場合、施設等の多く所在する自治体の財政負担が過大になるのを防ぐために、特例としてその前の住所地の被保険者とする制度ということでございます。
以上でございます。
○議長(
下山文雄議員) 石田議員、御理解しましたか。(「いえ、済みません」と呼ぶ者あり)石田議員。
○18番(石田 久議員) 今のところの、
居住地特例と、それから
住所地特例のところがわからないのですね。
それで、今のお話ですと、75歳以上、さっきの話にちょっと戻りますけれども、75歳以上の方が秋田県から弘前に来た場合はこうこうこうだよというふうな形で、はっきり言って前の市長が東京からお年寄りの方を呼んで
サービスつき高齢者住宅に入所させて、弘前市民というような形でキャンペーンを張ったときがあると思うのですけれども、そういう方はみんな弘前の支給になるわけですよね。だから、ますます市の負担というのは、かなりあるのかなと思ってちょっと、財政上の均衡がとれるのかなというのでちょっと質問する気になったわけですね。
それで、弘前市の場合はそういう施設がかなり多いので、そういう方が集中して、弘前市になったときにそういう支給をするとかなりの財源がいくのかなというふうに思って、このところをもう少しわかりやすくしゃべっていただきたいと思います。
○議長(
下山文雄議員)
赤石健康福祉部長。
○
健康福祉部長(赤石 仁) いわゆる
住所地特例でございますけれども、議員おっしゃるとおりで、施設を多く抱える居住地に県外から多くの方がまず来ますと弘前市の持ち出しがふえるという形になってございます。これが今回のこの制度改正におきまして、従前の住所地の自治体による負担になるというふうに理解していただければと思います。
以上です。
○議長(
下山文雄議員) ほかに御質疑ありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
下山文雄議員) 質疑なしと認め、質疑を終結いたします。
討論に入ります。
討論の通告がありませんので、直ちに採決いたします。
議案第48号は、原案のとおり承認することに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
下山文雄議員) 御異議なしと認めます。
よって、議案第48号は、原案のとおり承認いたしました。
次に、議案第49号弘前市副市長の定数を定める条例の一部を改正する条例案1件を問題として、質疑に入ります。
御質疑ありませんか。工藤議員。
○22番(
工藤光志議員) それでは質疑をいたしたいと思いますが、まずは櫻田市長、御当選おめでとうございました。市民目線、市民感覚でというのを忘れずに、この議場で我々と議論をしていただきたいと思います。
まずは、定数を、2人を1人ということで提案されましたけれども、今まで副市長が2人で、それでも多忙をきわめて、いろいろな事業についての決裁事項がおくれぎみになるときもありました。それを今回、1人ということでありますけれども、その理由についてお尋ねいたします。
○議長(
下山文雄議員) 櫻田市長。
○市長(櫻田 宏) 副市長については、市政全般にについてしっかりと見ていただき、管理・監督していただくことを期待しております。これまで、最近は副市長が2人でした。市町村合併のあった平成18年から約10年間は副市長1人体制で行ってきておりまして、平成28年4月から副市長が2人体制ということで当市は運営してきております。
私は、私を含めて、市長、副市長に対しての各部からの報告を密にしていきたいと思っております。さらに、部長の仕事、権限も含めてしっかりと機能を果たしていくということで、スピード感を持った判断を、政策判断をしていけると思っております。
そういった意味からも、副市長は1人で対応していきたいというふうに考えております。
以上でございます。
○議長(
下山文雄議員) 工藤議員。
○22番(
工藤光志議員) 今、私の聞いている2人を1人にするというような理由に、何かすぱっと落ちるものがないのですよ。いろいろな事業がふえてきております。事業がふえてくるごとに各担当部長たちの報告事項が多くなると思います。
それで、その中で、確かに1人の時代もありましたけれども、現在、県内で副市長2人体制の市――私の記憶では青森市、八戸市は2人、今現在、弘前市も2人の条例でありますけれども、ほかの県内の自治体で2人の副市長を抱えている自治体は何市ありますか。
○議長(
下山文雄議員)
竹内経営戦略部長。
○
経営戦略部長(竹内守康) 工藤議員おっしゃったとおり、青森市、八戸市は2人でございました。それで、今年度、30年4月からむつ市が2人体制になってございます。
以上でございます。
○議長(
下山文雄議員) 工藤議員。
○22番(
工藤光志議員) むつ市も2人体制になるということであります。それはいろいろな形で、市長の判断で事業がふえていって、その中で2人でなければ業務の停滞につながるということで2人体制にしたと思うのですよ。
そこで、市民感覚から見れば、2人を1人にするということは、ほかに、これから事業数が減っていくという感じを持っているというような市民の声がいっぱい私のところに来ております。
ですから、今現在、2人を1人にするというふうな条例でありますけれども、字句の改正でありますので、字句の改正を2人以内にするということを考えていなかったのかというふうに思っております。その辺のところをお聞かせいただきたいと思います。
○議長(
下山文雄議員) 櫻田市長。
○市長(櫻田 宏) 全国の人口17万人から20万人ぐらいまでの都市の中で、当市を除く23団体中13団体が副市長は1人というふうな体制になっています。また、17万人から18万人未満の都市、全国で9団体ありますが、その中では6団体が、副市長が1人ということになっております。
これから多忙化する部横断的な業務はたくさん出てまいります。これまで副市長の日程調整もなかなかつかないといったところで、その調整に時間がかかっていたというところもあります。副市長1人でその内容を見ながら、各部の部長の機能を強化して政策の判断を行っていくことによってスピード感があるものというふうに私は認識しております。
以上でございます。
○議長(
下山文雄議員) 工藤議員。
○22番(
工藤光志議員) 質疑に答えていないのですが。
字句の改正であれば2人以内にして、字句を2人以内と記載しておけば1人でもいいわけです。ですから、これからいろいろな形で業務が、部長の権限を強化するということでありますけれども、それでも副市長の決裁が必要なわけですよ。もちろん市長の決裁も必要なわけですよ。今後、いろいろな形で副市長が2人にならなければならないときも来るかもしれないわけですので、これは答弁要りません、意見として申し上げておきます。2人以内というふうなことをいろいろな形で考えていってほしいなということを申し上げて終わります。
○議長(
下山文雄議員) 越議員。
○21番(越 明男議員) 今議会からこちらのほうにいました。よろしくお願い申し上げます。
第49号、幾つか質疑させていただきます。
まず最初に、今度の副市長2人を1人にするという議案に賛成を表明いたします。経過を以下、少し述べさせていただきますけれども、経過を述べるだけでも私はもう無条件に賛成できます。
この期、4年目を今我々迎えますけれども、平成28年の3月議会で、それまで副市長が1人だったのを2人にするという条例の改正が総務
常任委員会で議論されました。したがって、経過だけ見ても、今の構成の我々は副市長の人数をめぐって、2人がいいか、1人がいいのかどうなのだという議論を2回やることになるわけです。それで、そのときに、28年第1回定例会のときに私は質疑を行うと同時に最後の反対討論で、副市長そのものの必要性は地方自治法から見てもわかると。ただ、副市長はあくまでも補助機関だという点を押さえつつ、先ほど市長がちょっとお話ししたように、我が市は部長制をしいております。課長、課長補佐制がきちんとしかれております。ここの皆さんと一致団結して市政の運営に当たれば、あえて高額を支出して副市長を2人にする必要はないのではないかというのが28年第1回時に反対討論を行った私の議論でありました。会議録を今ここに持参してきておりますけれども〔資料掲示〕ですから、経過だけから見ても私は市長提案に賛成だということをまずお話しいたします。
それで、その上に立ってですけれども、議会の側も、あるいは櫻田新市長も副市長の役割はむちゃくちゃ大きいものがあるというのは共通認識だと思うのです。ただ、28年のときに2人が何で問題になったかというと、当時の
経営戦略部長から総務
常任委員会に提案があったのですが、これは山本さんであったわけです。あろうことか、この議会で山本副市長が、実は定数増を提案・説明した方が副市長に推挙されるという状況になったわけですよ、形としては。これは、私は市長による裁量の範囲を超えて、極めて恣意的なものなのだという印象を持ったわけであります。その点は一つお話しして。
先ほどの工藤議員と少しダブるかもしれませんけれども、新市長、ずばり2人を1人にするというのは、副市長は1人制をとっても市長と副市長との連携、あるいは市長、副市長を一つの、何というのですか、グループと言ってはなんですけれども、主導部とすると、部長、あるいは部長を通じて課長、課長補佐、こういう幹部職員の皆さんと、市政運営には副市長が1人でも大丈夫だということですか。その意気込みをひとつ聞かせてください。
○議長(
下山文雄議員) 櫻田市長。
○市長(櫻田 宏) 副市長1人ということでございますが、市政の運営に当たっては、それこそ市民生活を第一に据えて、市民感覚、市民目線で行います。そのためには、一人の頭というよりも、私の頭の中にたくさんの頭が入っているというイメージであります。各部の部長は、情報収集をしっかりとやって政策の判断も行っております。その内容を副市長、そして市長のところで情報共有をしながら市民のための政策判断を行っていくために今回は、副市長は1人でいいというふうに思っております。市長、副市長、部長の連携をしっかりととることによって、一丸となって取り組むことによってのスピード感のある解決に結びつけたいというふうに思っております。また……。
○議長(
下山文雄議員) どうぞ。
○市長(櫻田 宏) (続) また、人件費の面でも、私は職員を、実際に仕事をする職員の数をその分回せるのではないかというふうにも考えております。そういった面も総合的に考えて、今回、副市長を1人にしたいというふうに思っております。
以上でございます……。
○議長(
下山文雄議員) 櫻田市長。
○市長(櫻田 宏) (続) 先ほど私が答弁いたしました、人口17万人以上20万人未満の当市を除く23団体の話ですが、23団体中、2人以内と定めているのが3団体、先ほど13団体とお答えいたしましたが、そちらが3団体ということになります。
以上でございます。
○議長(
下山文雄議員) 越議員。
○21番(越 明男議員) 基本的に市長の説明で私は納得をいたしました。
ただ、行政の、地方自治体の運営に当たって、1人がいいか2人がいいかという議論をしていたら、これは確かに果てしなく展開される可能性というのはあるのでしょうけれども、我々自身も、我々自身というのは議会側という意味で、私自身が特に、普遍的なものをしっかりと持たないとだめだと思うのですね。副市長とは何かと、なぜ必要な補助機関なのかと、ここのところがしっかりと今後も議論されていかなければならない。というのは、市長がかわるたびに市長の判断で、ある人は2人と、ある人は1人と、この繰り返しだったりするとこれは困る面もあるのだろうなというような思いもちょっとあります。
よって、2人制を退けた形で、市政運営に幹部職員と市長、副市長が一緒になって頑張るのだという決意を今述べていただきましたので、大変力強く思いましたので、以上で質疑といたします。
○議長(
下山文雄議員) ほかに御質疑ありませんか。一戸議員。
○16番(一戸兼一議員) 私は、2人を1人にという、賛成の立場で考えておりますけれども。
まず、2人を1人にする、これは市長の考える市政運営には必要なことであるということによる提案だと思います。また、そのためには機構改革、その他、事業仕分け等もしっかり行った上で風通しのよい行政にして、1人体制でおくれることのないようなスピード感のある行政の運営を期待するところでありますが、その辺についてどのようにお考えか。
そしてまた、人件費もかかるわけであり、2人を1人にする、人件費も違ってきます。その部分は職員のスキルアップ、キャリアアップ、いわゆる資質向上にも回すようにして、その上で2人でなければだめだとかという議論にも終止符を打つような体制を構築してほしいと思いますが、その2点について考えをお聞かせください。
○議長(
下山文雄議員) 櫻田市長。
○市長(櫻田 宏) 市長、副市長、各部長、こちらのほうでの政策判断も行いながらスピード感を持って対応していきますが、組織全体の見直しについても取り組んでいかなければならないと思っております。機構改革についてはこれからの時間でしっかりと取り組んでいき、議員の皆様にまた御提案さしあげたいというふうに思っております。
また、職員のスキルアップについては、職員の能力の向上が大変重要です。市民と直接接する職員が笑顔で適切な対応ができることが私は市民のサービス向上につながると思っております。そのためにも、人件費の削減も含めて、今回行う副市長2人を1人にして、その分をそういう資質の向上等に向けていきたいというふうに思っております。
以上でございます。
○議長(
下山文雄議員) 一戸議員。
○16番(一戸兼一議員) 行政の機構改革も進め、風通しのよい体制でもって、能力のある職員の集団です。皆さんの、職員の能力を十分に発揮させられるような体制というものをつくって、そして市長の目指す市民目線の市政の運営を心から祈念するところであり、2人を1人、これについてももろ手を挙げて私は賛成しますので、どうか頑張っていただきたいと思います。
以上です。
○議長(
下山文雄議員) ほかに御質疑ありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
下山文雄議員) 質疑なしと認め、質疑を終結いたします。
討論に入ります。
討論の通告がありませんので、直ちに採決いたします。
議案第49号は、原案のとおり決するに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
下山文雄議員) 御異議なしと認めます。
よって、議案第49号は、原案のとおり可決いたしました。
次に、議案第50号
地方教育行政の組織及び運営に関する法律の一部を改正する法律の施行に伴う関係条例の整備等に関する条例の一部を改正する条例案1件を問題として、質疑に入ります。
御質疑ありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
下山文雄議員) 質疑なしと認め、質疑を終結いたします。
討論に入ります。
討論の通告がありませんので、直ちに採決いたします。
議案第50号は、原案のとおり決するに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
下山文雄議員) 御異議なしと認めます。
よって、議案第50号は、原案のとおり可決いたしました。
〔退場する者あり〕
○議長(
下山文雄議員) 次に、議案第51号弘前市副市長の選任について1件を問題として、質疑に入ります。
御質疑ありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
下山文雄議員) 質疑なしと認め、質疑を終結いたします。
討論に入ります。
討論の通告がありませんので、直ちに採決いたします。
議案第51号は、原案に同意することに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
下山文雄議員) 御異議なしと認めます。
よって、議案第51号は、原案に同意することに決しました。
〔入場する者あり〕
○議長(
下山文雄議員) 次に、議案第52号弘前市監査委員の選任について1件を問題として、質疑に入ります。
御質疑ありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
下山文雄議員) 質疑なしと認め、質疑を終結いたします。
討論に入ります。
討論の通告がありませんので、直ちに採決いたします。
議案第52号は、原案に同意することに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
下山文雄議員) 御異議なしと認めます。
よって、議案第52号は、原案に同意することに決しました。
次に、議案第53号弘前市監査委員の選任について1件を問題として、質疑に入ります。
御質疑ありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
下山文雄議員) 質疑なしと認め、質疑を終結いたします。
討論に入ります。
討論の通告がありませんので、直ちに採決いたします。
議案第53号は、原案に同意することに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
下山文雄議員) 御異議なしと認めます。
よって、議案第53号は、原案に同意することに決しました。
次に、議案第54号弘前市
教育委員会の教育長の任命について1件を問題として、質疑に入ります。
御質疑ありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
下山文雄議員) 質疑なしと認め、質疑を終結いたします。
討論に入ります。
討論の通告がありませんので、直ちに採決いたします。
議案第54号は、原案に同意することに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
下山文雄議員) 御異議なしと認めます。
よって、議案第54号は、原案に同意することに決しました。
次に、議案第55号弘前市
教育委員会の委員の任命について1件を問題として、質疑に入ります。
御質疑ありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
下山文雄議員) 質疑なしと認め、質疑を終結いたします。
討論に入ります。
討論の通告がありませんので、直ちに採決いたします。
議案第55号は、原案に同意することに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
下山文雄議員) 御異議なしと認めます。
よって、議案第55号は、原案に同意することに決しました。
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○議長(
下山文雄議員) 以上をもって、本臨時会に付議された案件は、全部議了いたしました。
よって、会議を閉じます。
市長の御挨拶があります。
〔市長 櫻田 宏 登壇〕
○市長(櫻田 宏) 平成30年第2回
弘前市議会臨時会を招集いたしましたが、提出いたしました各議案について慎重な御審議を賜り、全議案議了、御決定をいただきました。まことにありがとうございました。
市長就任から1カ月が経過し、県知事を初め関係市町村や関係機関との意見交換を行うなど、これからの弘前、新しい弘前づくりに向けて取り組みを進めているところであります。
そして、このたび新しい副市長、教育長、教育委員、監査委員が決定し、いよいよ本格的に市政運営を推進していく基盤が固まったところであります。
私は、市民の皆様の御期待に応えられるよう職員とともに全力を尽くしてまいる所存でございますので、議員各位の御協力を賜りますようよろしくお願いを申し上げますとともに、今後の皆様のますますの御健勝、御活躍を祈念申し上げまして御挨拶といたします。ありがとうございました。
〔市長 櫻田 宏 降壇〕
○議長(
下山文雄議員) これをもって、平成30年第2回
弘前市議会臨時会を閉会いたします。
午前10時51分 閉会...