弘前市議会 2013-09-13
平成25年第3回定例会(第5号 9月13日)
議案第109号 弘前市特別職
の職員
の給料等に関する条例
の一部
を改正する条例案
議案第110号 弘前市督促手数料、延滞金等に関する条例
の一部
を改正する条例案
議案第111号 弘前市税条例及び弘前市特別災害による被害者に対する市税減免
の特別措置に関する条例
の一部
を改正する条例案
議案第112号
弘前市民会館条例の一部
を改正する条例案
議案第113号 弘前市子ども・
子育て会議条例案
議案第114号 弘前市教育委員会
の教育長
の給与等に関する条例
の一部
を改正する条例案
議案第115号 弘前市
文化財施設条例の一部
を改正する条例
の一部
を改正する条例案
議案第116号
弘前都市計画下水道事業受益者負担金に関する条例
の一部
を改正する条例案
議案第117号 不動産
の処分について
議案第118号 物損事故に係る損害賠償
の額
の決定について
議案第119号 市道路線
の廃止について
議案第120号 市道路線
の認定について
議案第121号 平成25年度弘前市
一般会計補正予算(第7号)
第4
予算決算特別委員会の設置
第5 議員派遣
の件
――
―――――――――――――――――――――
本日
の会議に付した事件
議事日程に同じ
――
―――――――――――――――――――――
出席議員(34名)
1番 野 村 太 郎 議員
2番 菊 池 勲 議員
3番 外 崎 勝 康 議員
4番 尾 ア 寿 一 議員
5番 蒔 苗 博 英 議員
6番 畑 山 聡 議員
7番 今 薫 議員
8番 小 西 勇 一 議員
9番 今 泉 昌 一 議員
10番 小田桐 慶 二 議員
11番 伏 見 秀
人 議員
12番 Iヶ谷 慶 市 議員
13番 鳴 海 毅 議員
14番 谷 川 政
人 議員
15番 石 岡 千鶴子 議員
16番 加 藤 とし子 議員
17番 竹 谷 マツ子 議員
18番 小山内 司 議員
19番 石 田 久 議員
20番 三 上 秋 雄 議員
21番 佐 藤 哲 議員
22番 越 明 男 議員
23番 工 藤 光 志 議員
24番 清 野 一 榮 議員
25番 田 中 元 議員
26番 栗 形 昭 一 議員
27番 宮 本 隆 志 議員
28番 三 上 惇 議員
29番 谷 友 視 議員
30番 下 山 文 雄 議員
31番 藤 田 隆 司 議員
32番 柳 田 誠 逸 議員
33番 藤 田 昭 議員
34番 工 藤 良 憲 議員
地方自治法第121条による出席者
市長 葛 西 憲 之
副市長 蛯 名 正 樹
教育長 佐 藤 紘 昭
監査委員 常 田 猛
監査委員 石 塚 徹
教育委員会委員長職務代行者 前 田 幸 子
選挙管理委員会委員長 松 山 武 治
農業委員会会長職務代理者 成 田 繁 則
経営戦略部長 山 本 昇
財務部長 五十嵐 雅 幸
市民文化スポーツ部長 蒔 苗 貴 嗣
健康福祉部長 小 田 実
健康福祉部理事 花 田 昇
農林部長 佐 藤 耕 一
商工振興部長 川 村 悦 孝
観光振興部長 高 木 伸 剛
建設部長 山 形 惠 昭
都市環境部長 澤 頭 潤
岩木総合支所長 藤 田 稔
相馬総合支所長 佐々木 衛
市立病院事務局長 櫻 田 靖
会計管理者 平 尾 洋
上下水道部長 工 藤 富 市
教育部長 野 呂 雅 仁
監査委員事務局長 安 田 穣
農業委員会事務局長 山 田 寿 嗣
法務契約課長 清 藤 憲 衛
出席事務局職員
事務局長 葛 西 靖 憲
次長 三 上 睦 美
議事係長 丸 岡 和 明
主査 齋 藤 大 介
主査 竹 内 良 定
主事 蝦 名 良 平
主事 鈴 木 健一朗
――――◇―――◇―――◇――――
午前10時00分 開議
○議長(田中 元議員) これより、本日
の会議
を開きます。
ただいま
の出席議員は34名で、定足数に達しております。
―――――――――――――――――
○議長(田中 元議員) 日程第1、昨日に引き続き、一般質問
を行います。
順次、質問
を許します。
まず、9番今泉昌一議員
の登壇
を求めます。
〔9番 今泉昌一議員 登壇〕(拍手)
○9番(今泉昌一議員) おはようございます。朝一番、
トップバッターとして壇上に上がりました9番今泉でございます。
きょうは、大きく四つ
の項目につきまして質問
をさせていただきます。
まず1番目は、附属機関・懇談会等についてです。
弘前市には、地方自治法第138条
の4に基づいて条例で定められた附属機関とそうではない要綱、あるいは規則で設けられている懇談会等がございます。
地方自治法と
の関係につきましては、きょう
の最後に畑山議員が専門家
の立場でじっくりと議論
をするそうですからそちらに譲りますが、私は、私が日ごろ考えております附属機関、いろいろな形
の審議会ですとか、委員会ですとか、それにつきまして
の私
の懸念
を申し上げて、幾つか質問
をさせていただきたいと思います。
いただいた資料によりますと、4月1日現在で、そのような附属機関・懇談会が43あるというふうにありました。ただ、その後もいろいろな形でふえているでしょうから、別にこの数にはこだわりません。
それで、市長もその中で、
アクションプランの中ではできるだけ公募市民
をふやすというふうな方針
を打ち出されておりまして、どんどんどんどん公募委員
を公募する、そういう市民から公募するというふうな形
の審議会、委員会がふえているように感じております。
そこでまず、その公募市民、市民
を公募している委員会、審議会は幾つある
のか。そして、その割合はどうな
のか。また、私は今漠然とふえてきているような気がすると言いましたが、その実態。確認
の意味もありまして、その市民
を積極的に公募していっているその理由、それらについてまずお伺いしたいと思います。
次に、第2番目
の項目でございます。
教育行政について。
一つは、子供たち
の学力についてということでございます。
これは端的に、先般発表になりました
全国学力テストの結果
のことでございます。
青森県は、小学校、中学校とも全国
の上位にランクされていたようですが、弘前
の子供たちはどうだった
のか。弘前
の状況についてお知らせいただきたいと思います。
それから、また青森県で実施している学習状況調査はせんだって終わったばかりで、まだ今年度
の分
の結果という
のは出ていないでしょうけれども、昨年度
の結果、実は余り思わしくなかった。
この昨年度
の結果につきまして
の市教委
の評価、講評、あるいは見解というもの
をお知らせいただきたいと思います。
教育行政につきまして、二つ目
の問題でございます。
東目屋中学校と、西目屋中学校と
の事務統合についてと私は通告
の際に書きました。そこにも書いてあると思います。
そうしたら、聞き取り
のときに課長が来て、いやいやこれは事務統合でもない
のだよと話
をされておりました。ところが、新聞
を読みますと事務委託という書き方
をしている新聞もございますし、事実上
の統合というふうな書き方
をしている新聞もございます。
聞いた話で恐縮ですが、市長は西目屋村
のイベントで統合という言葉
をお使いになったやに伺っております。では、実際
のところは一体何な
のだと。
今どういう状況で、何
を目指している
のか。そこにつきまして経緯と状況
をお知らせいただきたいと思います。
大きな項目
の三つ目は、市立図書館
の課題についてでございます。
昨年
の第3回定例会、ちょうどこの場で移動図書館車につきまして私は質問いたしました。
要は市でも中心部から遠く離れたところにお住まい
の方が図書館に来る
のも時間がかかる、移動図書館車も来ない、困っているという話
を申し上げた
のです。
そうしましたらば、そのとき
の答弁は移動図書館車以外
の方法も含めて、市民が利用しやすい方法について検討するということでございました。
そこで、まずその検討はどのようになっている
のか、それ
をまずここでお聞きしたいと思います。
二つ目は、その移動図書館車によらない方法として、分館、分室、配本所といったもの
の拡充、整備という
のが効果がある
のではないかと私は思います。
弘前市は、条例
を改正しまして分館、分室という
のを設けました。この分館、分室という制度につきまして、この先拡充していく、あるいは整備
をしていく方針がある
のかどうか。これらについてどのように考えている
のか、それ
をお聞きしたいと思います。
図書館について三つ目でございます。
これは、全くちょっと視点が違います。図書館が主催して子供たち
の読書感想文コンクールを行っております、市内
の小中学校
の。それで、その入選作は、文集はと笛という冊子になってまとめられまして、毎年私手元に送られてきております。
それ
を見ていつも思う
のは、非常に参加学校数が少ない。いつも決まった学校しか参加していない。大体6割くらいです、小中学校とも。さらに、残念なことは、入賞している学校はさらに限られてきてしまっていると。
私は、市
の図書館が主催して、いわゆる市が主催して行う読書指導、読書教育
の一つ
の政策として行っている
感想文コンクールになぜ全校参加しない
のだろうと。市
の方針が徹底していない
のではないかと。あるいは弘前市
の学校は、そういったものに熱心ではない
のではないかと。そのようなこと
を危惧するわけでございます。その点につきまして
の御見解
をお伺いしたいと思います。
大きな項目、最後になりました、市民会館等
の運営についてでございます。等ですから市民会館以外も入ります。
まずは、市民会館で1年間、今で9カ月ですか、休んで大規模な改修
を行っております。先ほど、朝事務局に行きましたら、10月10日には工事現場
の見学もさせてもらえると。もうあとわずかで
リニューアルオープンするわけでございます。
その
リニューアルオープンにつきまして、新たな運営方針、新しく生まれ変わった市民会館
をこのような形で運営していく
のだというふうな方針がございましたら、まずそれ
をお伺いしたい。あわせまして、市民会館、文化センター、あそべーる
の大ホール
の稼働率
を一昨年、昨年、そして
市民会館リニューアル後
の目標値
をお知らせいただきたいと思います。
さらに、市民会館について言えば、私もこの場で何回かいろいろと施設、機能については質問してまいりました。あるいは市民会館以外でも、バリアフリーということについては質問
をいたしました。
市民会館
のアリーナ席におりていく、あるいは舞台に上がる長い階段がございます。足
の不自由な方、非常に御苦労されております。その辺につきまして、新しい市民会館では何か対策
をお考えになっている
のか。
それから、今回はやらなかった
のですけれども、私
の隣に座っている小西議員が再三、難聴者対策ということ
を訴えてまいりました。これにつきまして、何か方策
を考えておられる
のか、このことについてお伺いいたします。
以上で、壇上で
の質問
を終わります。
〔9番 今泉昌一議員 降壇〕(拍手)
○議長(田中 元議員) ただいま
の質問に対し、理事者
の答弁
を求めます。市長。
○市長(葛西憲之) おはようございます。今泉昌一議員から
の質問に対しまして、私からは、第2項目めについてお答え
をいたします。
2、教育行政について。
私は、弘前市、青森県、そして日本
の未来
を担う子供たちに豊かな心、健やかな体、そして確かな学力
を育成することは、変化
の激しい社会
の中で子供たちがたくましく生き抜く力
を育むことであり、そのためには学校はもとより、家庭・地域社会が連携し、社会全体で取り組むことが極めて重要であると考えております。
そこで、今後
の弘前市
の持続的な発展と子供たち
の笑顔あふれる弘前づくり
のため、
アクションプラン2013に、今年度は子育て
を最重要課題
の一つと考え、エボリューション3
の一つに、子育て日本一
を目指す取り組み
を位置づけております。
私には、教育分野には特に力
を入れたいと
の思いがあり、教育委員会では、学生や市民
の皆さん
の応援
を得ながら、子どもたち
の自律的な学び
を支える
ひろさきラーニング・コモンズ(学び
の共有空間)
を初めとして、授業力向上、
保護者力アップへ
の支援
を盛り込んだ弘前
教育活性化プロジェクトを初め、さまざまな事業
を展開しております。
これら
を通しまして、子供たち
の生きる力が育成され、確かな学力が身につくこと
を期待するものであります。
以上であります。
このほか、担当
の部長及び教育委員会から答弁
をいたします。
○議長(田中 元議員) 教育長。
○教育長(佐藤紘昭) 2
の項目
の、(1)子供たち
の学力についてにお答えいたします。
全国学力・学習状況調査は、小学校6年生、中学校3年生
を対象に、本年4月に全て
の小中学校対象に実施いたしました。
先ごろ公表された結果につきまして、当市
の平均正答率は、小学校では全国水準
をやや上回り、中学校では全国と同水準でありました。しかし、県
の平均と比較いたしますと、小中学校ともに若干下回っております。また、小中学校とも基礎知識
を問うA問題は正答率が高く、活用力
を試すB問題
の正答率が低いという、全国と同様
の傾向となっております。
次に、平成24年度
の青森
県学習状況調査において、全
教科平均正答率を県と比較いたしますと、小学校で、4教科平均ですが0.6ポイント、中学校、5教科平均で1.1ポイント下回っております。小中学校ともに知識・技能
を活用する問題に課題があります。
また、
県学習状況調査の意識調査から、教科
の勉強が好きである割合が高い学校ほど正答率が高い傾向にあり、私
ども市教育委員会では、この二つは相関関係があると分析しております。
当市といたしましては、学校教育指導
の方針と重点に掲げた「授業
を深める」「中学校区
を基盤に各小・中学校が連携・協働して、継ぎ目
の少ない教育活動
を進める」取り組み
を今後も推進し、義務教育9年間
を見通した学力向上対策
を進めてまいります。
また、今年度、教育委員会内に学力向上・
授業力向上ワーキンググループを立ち上げ、7月には、特色ある取り組み
をしている4市町による
教育活性化検討会議を行ったところであります。
ここで得られたことや学習状況調査
の分析結果
を学校現場に還元し、より質
の高い教育
を展開するため
の指導・助言に努め、勉強が好き、授業が楽しいという子供
を一
人でも多く育て、確かな学力が身につくように取り組んでまいります。
続きまして、(2)
の東目屋中学校と、西目屋中学校と
の事務統合についてお答えいたします。
教育事務委託とは、学校教育法第40条及び第49条、この49条は中学校へ
の準用規定ですけれども、これに基づき、市町村が学校
の設置
を不可能または不適当と認める場合、教育事務
を他
の市町村に委託するものであります。また、同法によりますと、自治体
を越えて複数
の学校
を統合する場合は、自治体間で一つ
の組合
を設立することとされております。
西目屋村から、自治体
を越えた学校統合ではなくて、教育事務委託
の申し入れがあったものであります。
西目屋村
の中学校教育に関する全て
の事務
を当市で受託する、具体的には東目屋中学校で西目屋村
の生徒
を受け入れ、当市
の方針に基づいた中学校教育
を行うものであります。
教育事務委託
の場合、西目屋村は当市に委託費
を支払うこととなり、また東目屋中学校
の校名や校歌等が変更されることなく、あくまでも現在
の東目屋中学校において西目屋村
の生徒
の受け入れ
を行うものであります。
西目屋中学校教育事務委託に関しましては、平成23年7月6日、西目屋村村長が市長
を訪れ、申し入れされたものであります。その後、東目屋地区におきまして
説明会や懇談会
を重ね、平成24年5月11日に、平成27年度から
の中学校教育事務委託を前提に3年間
の交流
を進めることで、弘前市長と西目屋村長が合意したものであります。
3年間
の交流期間
を設定した理由につきましては、事務統合
の例は全国に一つしかありませんので、統合した例でお話しいたしますと、事前
の交流が乏しかった学校では、生徒指導上
の課題が急増していることが国立教育政策研究所によって報告されております。
それは、生徒自身がお互い
の学校
の特色や文化
の違い
を認識、理解しないままともに学校生活
を送ることになれば、それぞれ
の学校間
の違いが際立ち、特に対立、批判、攻撃して、生徒指導上
の課題
を引き起こす要因ともなると報告されております。
このことから、円滑な教育事務委託
の実現には事前
の交流が極めて重要であると考え、3年間にわたる交流期間
を設定したものであります。
この期間に、東目屋及び西目屋
の両地区で学校間、保護者間及び地域間
の交流
を図るために、平成24年6月に東目屋・西目屋児童生徒等交流推進協議会
を立ち上げました。現在までに本協議会
を3回開催し、児童生徒が教育活動で交流し、またPTA活動や地域間で
の交流
を進めております。さらに、本協議会から両地区
の全世帯に対し協議会便り
を配布し、教育事務委託
の理解に努め、交流事業
の周知も行っているところであります。
今後も、両地区
の十分な交流
を図りながら、平成27年度から
の教育事務委託に向けた準備
を進めてまいります。
以上です。
○議長(田中 元議員) 経営戦略部長。
○経営戦略部長(山本 昇) 項目1、附属機関・懇談会等についてお答えいたします。
当市では、市政へ
の市民参画
を促進し、協働による行政運営
を推進するため、
アクションプランの約束1、市民主権システム
を実現します
の中に、公募可能な審議会等における公募実施割合
を100%
を目指すという目標
を設定して取り組み
を行ってきており、平成24年度までに22件
の公募が行われており、実施割合としては100%
を達成しております。
また、公募委員
の数でございますが、43
人で、委員全体
の7.6%ということとなってございます。
以上です。
○議長(田中 元議員) 教育部長。
○教育部長(野呂雅仁) 続きまして、3
の項目、市立図書館
の課題についてにお答えいたします。
市街地から離れた地域へ
の移動図書館車
の運行につきましては、これまでも検討
を続けてきたところですが、ことし1月から
の月曜開館
の実施やこども絵本
の森
の開設などにより、移動図書館車
の担当職員
の業務量が増加している状況にあります。
また、巡回するステーション
の配置
の見直しにつきましても、それぞれ
のステーション
の利用状況から勘案して、廃止
の同意
を得る
のはかなり難しいものと思われます。
これら
の状況から移動図書館車
の運行
を今すぐふやすことは、現時点では難しいものと考えております。
しかしながら、図書館といたしましては、市街地から離れた地域へ
の読書活動
の普及は大切な課題であると認識しておりますので、移動図書館車
の運用につきましては、職員
の増員等も含め、引き続き検討したいと考えております。
なお、弘前図書館には読書団体制度があり、これに登録することで、最大300冊
の図書が貸し出し期間最高90日
の条件で借りることができ、配本所に近い読書環境
を得ることができます。
現在、登録団体は48団体ございますが、そのうち15団体は出張所地区にあり、主に学校や児童館などに長年利用していただいております。
図書館から離れた地域にお住まい
の方々には、ぜひ、この制度も活用していただきたいと考えております。
次に、分館・分室・配本所
の今後
の展開についてでありますが、昨年度までは弘前・岩木・相馬
の各図書館が3館独立体制
をとっておりましたが、25年度――今年度からは、現在
の図書館
の組織
を所管する地域
の人口規模や利用実態
を考慮して整理し、弘前図書館
を中央館とし、岩木図書館
を分館に、相馬ライブラリー
を配本所という体制に改め、図書館業務
の指揮命令系統
を一本化いたしました。
7月27日に開設したこども絵本
の森につきましては、子育て支援に特化した図書館であることから、新たに中央館が統率する分室として位置づけたもので、現在
のところ、これ以上
の分館等
の配置については考えていないものであります。
当面は、それぞれ
の施設
の図書資料
の充実
を図り、利用者
の需要に応じた整備
を図ってまいりたいと考えております。
次に、文集はと笛は、弘前市小・中学生
読書感想文コンクールの入選作品
をおさめたものでありますが、参加校は、ここ数年約25校、応募者数約170点と横ばい傾向にあります。
教育委員会では、コンクールへ
の参加
を奨励するために、平成20年度からは、入賞者が一堂に会する表彰式
を実施し、その様子や入賞者リスト
をホームページに公開するなど、さまざまな試み
をしてまいりました。
44回目となる今年度は、9月中旬
の締め切りとなっておりますが、新たに募集ポスター
を作成し、また、参加
を呼びかけるチラシ
を児童生徒一
人一
人に配ったほか、これまで入賞者や学校以外には配付していなかった文集はと笛
をデータ化し、図書館
のホームページに掲載することとしております。
これによって、児童生徒
のコンクールへ
の参加意欲
の向上
を図るとともに、子供
の読書活動推進
の一助になればと考えております。
以上であります。
○議長(田中 元議員)
市民文化スポーツ部長。
○
市民文化スポーツ部長(蒔苗貴嗣) 私からは、第4
の項目、市民会館等
の運営についてにお答え
をいたします。
市民会館、弘前文化センター及び岩木文化センターあそべーる
のそれぞれ
のホール
の稼働率でありますが、まず、市民会館については、平成23年度が59.9%、平成24年度は改修工事
のため
の休館がありましたが65.9%となっております。平成25年度は同じく改修工事中
のため1月から3月まで
の利用見込みで65.5%、平成26年度については、リニューアル直後となることから、これら3カ年
の平均
の63.8%
を上回る利用
を見込んでおります。
次に、弘前文化センターについては、平成23年度が59.9%、平成24年度が44.8%、平成25年度が利用見込みで56.4%、平成26年度については、これら3カ年
の平均で53.7%程度
の利用
を見込んでおります。
岩木文化センターあそべーるについては、平成23年度が30.3%、平成24年度が37%、平成25年度が利用見込みで34.5%、平成26年度については、これら3カ年
の平均で33.9%程度
の利用
を見込んでおります。
このたび
の市民会館
の改修工事は、設備等
の更新に加えてより使いやすい施設とすること
を目的に掲げており、使用料
の改定もその考え
を踏まえております。
例えば、ホール
の楽屋が2室増設され、6室となりますが、ホール
の使用料と楽屋
の使用料
を分けることにより、楽屋
の利用実態に合わせた必要経費
の算定が可能となります。
また、ホール2階出入り口前
のホワイエで
のコンサート開催
の要望もあったことから、ホール
の1階ロビーと2階ホワイエのみ
の貸し出し
を可能とする料金設定
を行う予定です。さらに、無料で利用できる託児室、親子室
の設置
を予定しております。
今後
の市民会館
の管理運営方法でありますが、改修工事完了後1年程度は引き続き直営で
の管理
を予定しており、その後は、指定管理者制度
を導入したいと考えております。
次に、市民会館
の改修におけるバリアフリーへ
の取り組みについてでありますが、一つ目はホール
の楽屋と管理棟にエレベーター
をそれぞれ設置いたします。出演者が楽屋から舞台へスムーズかつ安全に移動できるほか、管理棟については2階
の食堂
を車椅子
のままで利用できることになります。
二つ目は、ホールに車椅子
のままで階段
を上り下りできる段差解消機
を設置いたします。これにより舞台と舞台直前
の客席へ
の車椅子で
の移動が可能となります。
三つ目は、ホールに難聴者向け
の補聴システム
を設置いたします。これは、FM電波伝送方式によるものでホール内
のどの席においても利用可能となるシステムであります。
今回
の改修工事は、本年12月で完了し、来年1月から市民
の皆様に御利用いただけるようになります。これまで以上に市民に愛される市民会館となるよう、今後とも利用者本位
の運営に心がけてまいりたいと考えております。
以上であります。
○議長(田中 元議員) 9番。
○9番(今泉昌一議員) それでは、順番に質問
をさせていただきたいと思います。
まず、附属機関・懇談会等につきまして、一般論としては、数字
をいただき、全体としてはですね。ちょっとここから具体的に懇談会、委員会等
の名前
を示して、それについて詳しく聞いていきたいと思います。
まず、自治基本条例市民検討委員会……時間
の関係もあるので、六つほど今から委員会、審議会
の名前言いますので、それぞれお答えいただけたらと思います。
自治基本条例市民検討委員会、都市計画審議会、都市公園管理審議会、行政改革推進懇談会、特別職報酬等審議会、地域公共交通会議はそれぞれいただいた資料ですと市民公募
の委員が入っていることになっていますが、これら
の公募したとき
の応募状況、それから審査
の方法、小論文という
のが多い
のでしょうけれども、その小論文
の場合、では誰が審査する
のか。どういう基準で審査する
のか。そういったこと
をそれぞれお答えいただければと思います。
○議長(田中 元議員) 経営戦略部長。
○経営戦略部長(山本 昇) まず、自治基本条例市民検討委員会につきましては、8名
の応募に対し3名が選任されておりまして、倍率でいいますと2.7倍でございました。
次に、都市計画審議会につきましては、5名
の応募に対しまして2名が選出されておりまして、倍率としては2.5倍。
都市公園管理審議会につきましては、2名
の応募に対して2名ということで、倍率1倍。
行政改革推進懇談会につきましては、4名
の応募に対して3名が選任され、倍率1.3倍。
特別職報酬等審議会につきましては、4名
の応募に対して2名が選任され、倍率2倍。
地域公共交通会議については、6名
の応募に対して3名が選出され、倍率は2倍となってございます。
委員
の選考方法につきましては、応募者から提出されたレポート等
を審査いたしまして、所管部署
の長及び関係部署で組織する選考会において選考
の上、決定しているということでございます。
以上でございます。
○議長(田中 元議員) 9番。
○9番(今泉昌一議員) わかりました。
レポート、小論文、読むほうも大変でしょうけれども、わざわざそういうもの
を書いて応募するという市民
のその意欲ということも、これは物すごいものだろうと思う
のです。
それで、そのような手続
を踏んで開催、組織している委員会でございますけれども、実際
のところどのくらい開催
をされている
のかという
のをちょっと私ここで幾つか訪ねてみたいと思います。
三つだけ聞きます。都市計画審議会、都市公園管理審議会、自治基本条例市民検討委員会、これら
の昨年度
の開催回数
を教えていただけますか。
○議長(田中 元議員) 都市環境部長。
○都市環境部長(澤頭 潤) 済みません。昨年度
の開催回数等、ちょっと今手元にございませんので、後ほど届けでよければ、よろしくお願いします。
○議長(田中 元議員)
市民文化スポーツ部長。
○
市民文化スポーツ部長(蒔苗貴嗣) 自治基本条例市民検討委員会であります。
私も正確な数字ちょっと申し上げられませんが、20回程度と記憶してございます。
以上です。
○議長(田中 元議員) 9番。
○9番(今泉昌一議員) 私、議会にもポストが割り振られておりまして、都市計画審議会はこの6月まで委員だった
のですが、昨年は1回も開かれていませんでした。その前
の2年間は、都市公園管理審議会にいた
のですが、2年間1回も開かれていなかったと。
それで、自治基本条例は確かに20回以上開催して、私もそのうち10回超は傍聴に行っていますけれども、これは熱心に議論されていたと、これは私も確認しております。
そこで、もう一つちょっと確認しますけれども、今議会でも弘南電鉄大鰐線につきましては何
人か
の議員が質問しております。
大鰐線が廃止になると、これは大変だと、みんなで意見
を出し合いながら弘前市は支援
を決めて、今議会に補正予算も出されていると。その間に、弘前市地域公共交通会議というものは開催された
のでしょうか。
それから、もう一つは、岩木川市民ゴルフ場はもう2年前、3年前から社会体育施設として弘前市には必要だと。いわゆるスポーツ
の施設として必要だという話
をされておりますが、スポーツ振興審議会という条例で定められた附属機関がございますが、ここで議題に上ったことはある
のでしょうか。
○議長(田中 元議員) 都市環境部長。
○都市環境部長(澤頭 潤) 地域公共交通会議でございますが、私
の記憶では大鰐線
の廃止
の議論が出てから公共交通会議は開かれていないと記憶しております。ことしは開いてはいます、回数は開いていますが、その大鰐線
の廃止ということ
を受けて
の開催ということはしておりません。
○議長(田中 元議員)
市民文化スポーツ部長。
○
市民文化スポーツ部長(蒔苗貴嗣) まず一つ、スポーツ振興審議会は、現在スポーツ推進審議会というふうに名称が、スポーツ基本法ができた
のを受けて変えておりますこと
をまずお伝えしたいと思います。
それから、岩木川市民ゴルフ場については、社会体育施設等
のあり方検討市民懇談会で集中的に議論
をしていただきました。それで、社会体育施設として
の存続は望ましいという御提言
をいただいております。
それで、スポーツ推進審議会
の中で、この岩木川市民ゴルフ場
のことが議論されたかというと、議論されたことはございません。
以上です。
○議長(田中 元議員) 9番。
○9番(今泉昌一議員) 例えば、地域公共交通会議、地域における需要に応じた住民
の生活に必要なバス等
の旅客輸送
の確保その他旅客
の利便
の増進
を図り、地域
の実情に即した輸送サービス
の実現に必要となる事項
の協議
を行う、これ、まさしく今
の弘南鉄道大鰐線、この審議会で議論すべき課題だろうと。
それから、スポーツ推進審議会も市長
の諮問に応じ、スポーツ
の推進に関する重要事項について調査審議すると。
本来であれば、既に条例に基づいて設置されているこういう附属機関や、あるいは既に設置されている懇談会等
をきちんと利用して審議すべき問題が、そうではなくて、何か事があるたびにどんどんどんどん新しい市民検討委員会、新しい何とか委員会という
のをつくっていって、膨らましていって、そこで議論
をすると。
私は、ちょっと今
のその姿勢には大きな疑問
を感じている
のです。そのことも含めて、幾つか私が附属機関・懇談会等に感じている懸念
をこれから申し上げますので、それについて
の見解という
のはぜひ市長にお願いしたいと思っている
のです。
一つは、今言った新しいもの
をどんどん広げていくことで、既にあるものが形骸化していっている。一度も開かれない、市民が一生懸命論文書いて募集、応募して、当選したという
のにもかかわらず一度も開かれない、実際問題、協議会等がある。一方では、どんどん新しいものができていっていると。このことについて
の懸念が私はございます。もっと既に設置されているもの
を利用するべきではないかと。
二つ目が、その審議会
のメンバー
の構成でございます。
インターネットに名簿が公開されているもの
を全部拾いました。ただ、インターネット
の名簿は更新されていない
のもありますね、去年
のまま
のものがまだ残っている。そこは、ちょっと指摘しておきたいと思います。
それ
を抜きにしても、私
のほうで数えたところ、延べ513
人、うち2割
を超える127
人が複数
の委員会、審議会
の委員になっている。多い
人で、一
人で10
の審議会、懇談会
の委員
を兼任されている。これは、私も議員になる前から、幾つか
の立場で懇談会、審議会に出ますと、どこに行っても同じ、ほにゃほにゃ何とか会、何とか会議所、どこどこと同じ顔ぶれがそろって、やあやあやあ、またまたという。
広く市民
の声
を聞く、広く学識経験者
の声
を聞くと言いながら、実は特定
の団体、特定
の市民
の声しか反映されないような、あるいはそういう特定
の団体、特定
の市民
の声が強く反映されてしまうような、そのような今
のあり方になっている
のではないかと。それが二つ目
の懸念です。
三つ目は、その結果どうなるか。15
人委員
の中で、公募市民が2
人なり3
人入ってきたと。片や審議会なれしている方々ばかりだと。会議に出たところが、みんなそれぞれ思いがあって会議に出る
のですけれども、もういきなり席に着くなり、市から
の原案、たたき台が渡されて、さあ皆さんこれについて御意見いかがですかと。これで、本当に市民
の声
を拾い上げるようなそういう会になっている
のだろうかと。
全部が全部とは言いません。本当にゼロからたたき上げていっている検討委員会がある、それも私は承知しておりますが、往々にしてそういう古い形
のやり方がまだ残っている。そのことについても懸念
を感じております。
最後に、議会と
の関係です。市民
の声
を聞く、市民
の声
を聞く、市民
の声
を反映させると言ってどんどんどんどん懇談会等ふやしていく、市民公募
をふやしていく。でもここに、市民
の声
の代表いるわけですよ、34
人も。市民
の声
を聞くという方針がイコール議会軽視にはつながらない
のかと。
例
を挙げれば、自治基本条例市民検討委員会です。本当に一生懸命やっている、二十数回やって私もちょこちょこ行きますけれども、これは本当に市民が選ばれたとか、市民
の委員会
の人たちがゼロから議論していって、それ
を一生懸命市
の担当課
の人が市民
の声
を全部拾っていって、次
の会にはそれ
をきちんと印刷物にして出すと。
私は、これはすばらしい会議だと思います。敬意
を表します。ただ、やっている
人に敬意
を表する
のとまた別問題で、例えばあの中には中間報告書
をいただきましたけれども、議会という項目があるわけですね。議員
の責務、議会
の責務、まちづくり
の主体として
の議員、議会。
ようやく今度、9月27日に全協で御
説明をいただくということでしたけれども、議員
の意見、議員
の声が今ここに至るまで全く反映されていない、議会
のことにもかかわらず。私は、このことも大いに心配している
のです。
議会という
のは、そうやって市民検討委員会
をつくって、全部検討して条例ができました、はい御審議ください、そういうものでしかない
のでしょうかというふうなこと
を幾つか懸念しておりますので、これについては、私はやはり市長
の対話と創造なり、市長
のその、
アクションプランにもかかわることですので、市長から御回答
をいただければと思います。
○議長(田中 元議員) 市長。
○市長(葛西憲之) さまざまな設置された協議会なり、さまざまな会議があります。
こういったものについては、開催等
の多い、少ないというふうなことにつきましては、まずはそれが案件があるか、ないかというふうなことが当然あるわけですので、そういったことも含めて考えなければなりませんけれども、それぞれ
の会議
の機能というふうなもの
を最大に発揮するという意味において、そこはやはり活性化
を図っていかなければならない、そのようにも思いますし、そういった会議へ
のさまざまな提案というふうなものはなされてしかるべきだろうと思います。
それから、メンバーが固定的ではない
のかというふうなことでありますが、なかなかここは難しいところだと思います。実際にそれぞれ
の充て職という形で意見
を伺わなければならないという場面がかなり多くある
のですよね。
そういう意味で、どういうふうな形でそれ
を広く意見
を聞いていく
のかということは、これについてはやはり腐心
をしていかなければならないなとも思います。
それから、たたき台が示されていて、これに対して、最初からでき上がって、それ
を追認するだけかというふうな議論、でも、私はそのことについては、事前
の準備というふうな形でどうしても必要なことでもあるというふうに思っています。
そこで、その会議
のメンバー
の中において、これ
をさまざまな角度から分析していただくということもまた一つ
のありようだろうなとそう思っております。でき得る限り、そういった資料
の事前
の配付ということにも心がけていかなければならないなとも思います。
それから、議会
の声というふうなことでございました。当然、二元代表制というふうなことでありますので、これはやはり議会
の皆様
のさまざまな御意見
を拝聴しながら決めていくという
のは当然でありますので、そのことについて私どもが、少なくとも議会
を軽視するというようなそういう立場に立つというわけがございませんので、その点については御理解
をいただきたいと思います。
○議長(田中 元議員) 9番。
○9番(今泉昌一議員) 済みません、指名して。ありがとうございました。いや、今議会で余り市長が再質問以降お立ちにならない
のが気になっておりましてですね。
ということで、本当に片一方では広く市民
の声
を拾うという、その姿勢には私は決して反対するものではございません。
ただ、それが、形だけになってしまったりしている、形骸化している、あるいは議会と
のバランスが崩れてしまう、このことに大いに懸念
を表するものでございますので、その運営につきましては今後ともぜひ心
を砕いていただきたいと思います。
続きまして、学力についてでございます。
以前からあった話ですが、学校別
の結果、あるいは先ほど教育長は全体的にやや下回る、あるいは同等というふうな微妙な表現されましたけれども、はっきりと結果
を公表する、学力テスト
の結果
を、そういうお考えはございませんですか。
○議長(田中 元議員) 教育長。
○教育長(佐藤紘昭) 結果
を公表することについてですが、文部科学省から出されました全国学力・学習状況調査に関する実施要領
の中で調査結果
の取扱いに関する配慮事項が記されておりますけれども、まず、都道府県教育委員会は、本調査
の実施主体が国であること、そして、市町村が基本的な参加主体であることなどに鑑みて、都道府県内
の市町村及び学校
の状況について個々
の市町村名・学校名
を明らかにした公表は行わないこと、それから、市町村教育委員会は、その市町村教育委員会内
の学校
の状況について個々
の学校名
を明らかにした公表は行わないこととなっております。
このことによって、学校ごと
の結果
の公表等については公表できかねますが、実は、ことし7月に文部科学省
のほうから、この公表等
のあり方について、来年度どうするかについて全国アンケート調査が来ております。これら
を踏まえて、来年度文部科学省は方針
を変えるかもわかりませんが、現在
のところ、この公表についてはしないことというふうになっておりますので公表はいたしかねます。
以上です。
○議長(田中 元議員) 9番。
○9番(今泉昌一議員) 全国では、にもかかわらず公表に踏み切っている自治体も、教育委員会もあるようでございますし、この間どこだったか忘れましたけれどもワースト100
の校長名
を発表するなんていうこと、新聞
の記事にもなっておりました。
私は、意見というか希望というか、それも含めてお話ししますけれども、公表、できる限り公表していただきたいと。
本当に心配している
のですよ。先ほど、県
の学習状況調査
のお話
をされましたけれども、トータルで県
の平均
をやや下回っていると。24年度結果、トータルだけ
の話ではない、中学校2年生は全教科、国語、社会、数学、理科、英語、全教科県
の平均
を下回っている
のです。
弘前は学術文化都市だったはずな
のです。学都弘前な
のです。恐らく弘前にいれば子供
の学力は身につくだろうと思って安心しているお母様方もたくさんいると思う。家庭教師、学生もたくさんいますし、塾もたくさんあるしというふうな状況ですけれども、ところが、あに図らんや実は弘前は高いほうでないという言い方よりも、むしろ県
の平均より低いわけですから、学力後進市とまでは言えないかもしれないけれども、かなり危機的状況にある
のではないかと。
それ
を一部
の教育関係者だけでそのデータ
を隠すというわけではないけれども、囲ってしまって、それ
を公表しないということが、私は学力
の低下にさらに拍車
をかける
のではないかと。
弘前市
の子供たち
の学力は弘前市
の地域全体で考えると、そういう形が必要ではない
のかと思う
のです。学力――学力とは、この間蒔苗議員
の質問にもあったけれど、別に学校
のテスト
の点数だけが教育ではない、それはそのとおりだと思いますよ。でも、子供たちが夢
を実現させる、なりたい自分になっていくためには、やはり学力は必要な
のですよ。
まして、これから
の世の中、なかなか今までみたいに学校終われば黙ってでも仕事が向こうから来いへ、来いへと職場が待っている時代ではない。恐らく労働環境はこの先急速によくなることはないだろうと思う
のです。どんどん労働環境
の無国籍化が進んでいきますから。
そうなったときに、子供たちが自分で仕事
を考えて、自分でつくって見つけて、自分
のやりたいこと
を見つけてそれに向かって進んでいける、そういった力という
のは必要だと思う
のですね。
そういう意味では、私は弘前
の子供たち
の学力
をきちんと高めるためにも、やはり公表して、みんなでその危機感
を共有する、みんなで対策
を考える、そのような方向が、方法が必要だろうと思います。
何か、質問というより私
の演説みたいになってしまっていますけれども、済みません。
この点について御見解
をお願いいたします。
○議長(田中 元議員) 教育長。
○教育長(佐藤紘昭) 今回
の学力・学習状況調査が公表されない背景といたしましては、静岡
の例もありますけれど、公表することによって学校等
の序列化が進む、あるいは過度な競争に陥るだろうというようなことが危惧されて公表されていないという背景があるかと思います。
ただし、議員御指摘
のとおり、やはり保護者であったり、地域住民
の方、市民
の方々に
説明責任があるというふうには、私自身思っています。
これにつきましては、謙虚に受けとめながら、改善に努めたいと思っておりますが、現段階では、各学校に、この学力・学習状況調査
の結果等について分析いたしまして、学校については学力向上プラン
をしっかりと策定し、各学校で取り組むように指示はしております。
それからもう1点ですが、やはり将来
の可能性
のある子供たちにしっかりとした、みずから学ぶような、そういう環境づくりが必要であろうということで、先ほど申しましたけれども、基礎基本という力はついているけれども、活用する力――活用する力という
のは教科以外
の教科でしっかり活用したり、あるいは暮らし
の中で活用する学力、いわゆる活用型学力とか、探求型学力が弘前
の場合には十分ではないと。
このことについては、市長
の答弁にもありましたけれども、これは一学校だけではなくて、保護者、家庭、地域住民と一体となって取り組まなければならないということで、今年度から
ひろさきラーニング・コモンズなど
を立ち上げまして、市民みんなで、あるいは学生
の力
をかりながら、子供たちに自律的な学び
を支えるような、そういう仕組みづくり
を今進めているところであります。
以上、学力
の保障はしっかりとやっていきたいと考えております。
○議長(田中 元議員) 9番。
○9番(今泉昌一議員) 時間がちょっとなくなりますので、東目屋と西目屋
の中学校
の件は、いわゆる事務委託であって統合ではないと。
ただ、その辺
の意識について、東目屋と西目屋で随分意識
の違いが、温度差があるというふうに聞いております。保護者間、あるいは地域住民間、学校間、そこについてはやはり注意
を払って進めていただきたいと。
それから、もう一つは、これもある保護者
の人から聞いたので事実かどうかは確認していませんが、東目屋中学校と西目屋中学校でそれこそ進学ということに関して、大きな差が出てしまっていると。
新しいデータ、25年
のデータはない
のですが、24年
のデータですと、西目屋は13
人中10
人が公立高校に進学していると。片や東目屋は非常にその辺が今、芳しくないというふうな保護者
の危機感も伺いました。ちょっとそれは事実
を確認していただいて、やはりせっかく
の事務委託、一緒にやろうという機運が芽生えているときでしょうから、例えば両校で合同で
の補習
を行うとか、そういうこともぜひ考えてみていただきたいなと思います。
図書館につきまして……。
○議長(田中 元議員) ちょっと、待ってください。
○9番(今泉昌一議員)(続) ごめんなさい。今、質問ではなくて、お願いしますということで……(「誤りがあります」と呼ぶ者あり)
○議長(田中 元議員) 教育長。
○教育長(佐藤紘昭) 先ほど
の24年度
の東目屋中学校
の高校進学率についてでありますが、議員
の御指摘に違いがありますので、お答えさせていただきます。
平成24年度について見れば、東目屋中学校につきましては、公立高校へ
の進学率は76.25%で、議員御指摘
の点は当たっていないと思います。それよりも、あと2年さかのぼってみましても、70%
を超えております。市内でもトップクラスであるというふうに認識しております。
以上です。
○議長(田中 元議員) 9番。
○9番(今泉昌一議員) ありがとうございました。
ごめんなさい、移動図書館
の話
を最後にしたいと思います。移動図書館車
の目的という
のは一体何な
のだろうと。
市立図書館という
のは、あるいはそこ
の蔵書という
のは、市民全体
の共有する知的財産ですよね。本来であれば、そこ
の市民
の共有財産、共有
の知識、共有
の情報へ
のアクセスに厳密に言えば差があってはならない。ただ現実には差がありますけれども、その差
をできるだけ解消しようとする
のが、行政
の役目ではないでしょうか。
生まれた地域、住んでいる地域によってそこに大きな差があるという
のは、私は物すごい憂慮すべき事態だと思う
のです。
先ほど、教育部長は、今
の利用率から考えても、例えば、私は半径4キロ以内とか、公共交通
の便
のいいところは移動図書館車
を派遣しなくても中央図書館に来ることができるわけですから。
そこではなくて、むしろ、本当に弘前は南北に長い市ですので、北部
のほう、南部
のほう
の図書館へ
のアクセス
の悪いところに優先して派遣すべきだと思う
のです。それが、行政
の役目ではないですか。
利用率とか、費用対効果以前
の問題で、市民にとって何が公平なサービスかということ
をまず前提に考えるべきではないかと思う
のです。
私
の言っていることは、間違っていますでしょうか。
○議長(田中 元議員) 教育部長。あと1分です。
○教育部長(野呂雅仁) 確かに今、議員おっしゃるとおりでございます。
そういう状況
を踏まえて、前回
のときに検討していくよという答弁
をしたわけですけれども、限られた中で
の状況でこれからも引き続き検討していくということです。
それと、インターネット等により図書館
の蔵書
を検索するだけでなくて、蔵書
の予約と自分
の貸し出し状況
の確認ができるようなシステム
を昨年から取り入れております。
なるべく、そういうふうな格差がないように、平等になるようにこれからも努めていきたいというふうに考えております。
以上であります。
○議長(田中 元議員) 時間になりました。
――
―――――――――――――――――――――
○議長(田中 元議員) 次に、15番石岡千鶴子議員
の登壇
を求めます。
〔15番 石岡千鶴子議員 登壇〕(拍手)
○15番(石岡千鶴子議員) 弘前市民クラブ
の石岡千鶴子です。通告に従い一般質問
を行います。
第1項目め、教育行政についてであります。
この質問については、前
の質問者である今泉氏と関連する質問もありますので、さらに議論
を深めてまいりたいと思っております。
昨年12月、弘前市議会経済文教常任委員会
の議員宛てに、某小学校在籍
の保護者から相次いで2通
の手紙が郵送されました。その内容は、弘前市内
の某小学校児童生徒と教師
の取り組みについて
の内容でした。それには学校現場で起きている問題について、教育委員会として
の対応がまことに不十分であり、到底納得
のいくものではなく問題は何ら解決されていないという旨
の保護者
の悲痛な訴えが書かれておりました。
やがて不満
を募らせたまま、当該児童生徒
の卒業という形でピリオドは打たれたものの、今後このような問題が再び起こったとき
の根本的解決に不安
を残した形で
の幕切れだったと言っても過言ではないでしょう。
ことし6月にも、弘前市内某中学校において生徒が教師
を殴りけが
を負わせ、傷害容疑で逮捕したというショッキングな記事が報道されました。市教委は男子生徒
の非行がたび重なり、学校側はこれまで警察と協力して更生
を試みてきたが、今回
の事件
を起こしたことで被害
を申告することにしたとコメントしております。
さらに、7月にも、市内某中学校
の生徒がメールによると思われるいじめから命にかかわる事故があったと学区
の保護者から聞き及んでおります。
弘前市は、ことし4月、いじめや虐待
のないまちづくり
を目指して、子ども
の笑顔
を広げる弘前市民条例が制定されたところですが、学校現場
の混迷が深刻であると思わざる
を得ない状況であると感じるところです。
そこでお伺いいたしますが、当市における最近
の学校内における暴力、傷害事件やいじめ問題
の実態についてお伺いいたします。
次に、西目屋村西目屋中学校と弘前市東目屋中学校へ
の事実上
の統合問題について、事務委託とも表現してもよろしいかと思いますが、弘前、西目屋
の両市村
の教育委員会は、2015年度から始まる西目屋中学校
の弘前市へ
の事務委託
を円滑に進めるため、東目屋・西目屋児童生徒等交流推進協議会
を設置いたしました。
学校教育活動、PTA活動、地域
の各分野で交流事業
の内容
を話し合い、これまでに地域
を巻き込んだ活発な活動が展開されてきたところです。
そこで、お伺いいたします。
定住自立圏構想における西目屋村と
の事務委託
を含む学校統合について、教育長
の率直な御見解
をお伺いいたします。
次に、近年
の豪雨による被害と対策についてお伺いいたします。
ことし
の梅雨明けは例年に比べ遅く、はっきりしない、ぐずついた7月であったように記憶しております。その7月から8月にかけて幾度となく豪雨が襲い、そのたびに大雨洪水警報が発令され、住宅床下浸水や河川
の氾濫といった被害が出たところです。
短時間で局所的にどしゃぶり的に降る雨
をゲリラ豪雨と称されるようになって久しいこのごろですが、氾濫する時間も短ければ水が引ける
のも早いという
のが特徴であろうかと思います。
そこで、住宅地における被害
の状況
をどのように把握され、今後どのような対応
をとられる
のか
をお伺いいたします。
また、近年
の豪雨は、住宅地における被害のみならず、農村地域からも悲鳴が上がっております。農業用水堰から
の氾濫が農地や農業用施設、はたまた住宅にまで被害が及んでいるという報告
を頻繁に受けるようになりました。
本来ならば、農業用水堰
の維持・管理は、それ
を利用する農業者が加盟する水利組合や土地改良区が管轄するところでありますが、近年
の豪雨と
の関連について懸念するところであります。
そこで、当市
の水田
を潤す水利組合
の現状と展望についてお伺いいたします。
2項目
の最後、市内に点在する雨水貯留池についてお伺いしますが、近年、このように頻繁に豪雨が発生する状況下においてその重要性は高まっております。
そこで、雨水貯留池
の機能とその効果についてお伺いいたします。
3
の項目、弘前市りんご公園内シードル工場施設整備事業については、これまでも議論されてきたところではありますが、これまで
の経緯及び事業実施者へ
の公募方法についてお伺い
をいたします。
最後に、弘前市立博物館についてお伺いいたします。
博物館は昭和52年
の開館以来、弘前市
の歴史や市民生活にとって価値ある資料
を収集・保管し、また、学校教育や生涯学習活動
の拠点として多く
の市民に活用されてまいりました。
現在、博物館は来年4月
のリニューアルオープンを目指した改修工事
のため休館中でありますが、今後とも、市民
の学習ニーズ
の多様化、高度化に対応し、地域
の文化伝統
を後世に伝える重要な役割
を担っております。
そこでお伺いしますが、博物館
の資料収集
の種類と過去5年間
の資料購入実績について。また、博物館資料
の収集、保管、展示及び調査研究など博物館法に定められている専門的職員、学芸員についてお知らせください。
以上、壇上から
の一般質問
を終わります。
〔15番 石岡千鶴子議員 降壇〕(拍手)
○議長(田中 元議員) ただいま
の質問に対し、理事者
の答弁
を求めます。市長。
○市長(葛西憲之) 石岡千鶴子議員から
の質問に対しまして、私からは、第1項目めについてお答え
をいたします。
1、教育行政についてであります。教育行政について総括的にお話
をいたします。
私は、子供たち
の笑顔あふれる弘前づくり
を目指して、市政運営に取り組んでおります。
子供たちは弘前
の宝であり、地域
の宝であります。私は3年間
の取り組み
を踏まえて、エボリューション3
を最重要課題に位置づけて、長期的展望
を持って取り組んでおりますが、1番目
の子育て
の取り組み
の中で、教育・
人づくりには特に力
を入れていきたいと思っております。
また、平成23年3月に中心市宣言
をいたしました弘前圏域定住自立圏構想では、市町村
の枠
を超えた圏域として、あらゆる地域力
を結集して活性化
を図り、共存共栄しながら自立的・持続的な圏域づくり
を目指そうと呼びかけたところであります。
連携施策
の教育分野についても、圏域
の特色
を生かし、圏域固有
の伝統や技術、人材など地域力
を最大限活用しながら、次代
の社会づくりや地域経営
を担い、地域
を支える人材
を育成することが極めて重要であると思っております。
平成24年5月に合意した西目屋村から
の中学校教育事務委託につきましても、弘前圏域定住自立圏共生ビジョンに基づき、将来
を担う子供たちによりよい教育環境
を提供するために弘前市が受け入れることといたしました。
平成27年度から
の実施に向けて、児童生徒、PTA、地域それぞれが交流
を深めるなど積極的に取り組んでいると聞いております。円滑な事務受託に向けて、私もしっかり支えてまいります。
以上であります。
このほか、担当
の部長及び教育委員会から答弁
をいたします。
○議長(田中 元議員) 教育長。
○教育長(佐藤紘昭) 1
の項目、(1)
の、最近
の学校における暴力、傷害事件やいじめ問題
の実態についてにお答えいたします。
学校において、児童生徒や教職員に係る重大な事件や事故、不祥事が生じた場合、何よりも最優先されるべきことは、子供
の命
を守り身体
の安全
を図ること、子供と教師、保護者と教師と
の信頼関係
を維持することであると思っております。また、教職員が組織一体となって子供たち
の心理的動揺や混乱
を防ぎ社会的信用や信頼
を喪失しないようにすることが学校、そして教育委員会
の責務であると考えております。
これまで学校においてさまざまな事件事故が発生いたしましたが、その都度、教育長として最も心がけてきたことは、学校
の最高責任者である校長が児童生徒と保護者に対し、生徒集会あるいは保護者
説明会
を開いて迅速かつ正確な情報
を提供し、学校として
の具体的対処・対応策
を示すことであります。
特に、教職員
の信用失墜行為等があった場合には、当該校
の集会
の場に教育長
を初め教育委員会も同席し、直接保護者に誠意
を持って
説明し謝罪するように努めてまいりました。
児童生徒と保護者、学校と
の信頼関係
を維持するために、この方針はこれからも守っていきたいと考えております。
ただし、事件等によりましては、児童生徒
の氏名や学校名が特定され、その結果、児童生徒や保護者、地域住民へ
の過剰なる取材や抗議・中傷が予想される場合、さらに、近年
の傾向でありますインターネット上で
の誹謗中傷、悪意に満ちた過大な個人情報が流失すると予想される場合には、事件
を起こした児童生徒であったとしても、自分と向き合い立ち直る機会が失われ、学校に復帰することさえもできないような状況に陥ります。あるいは、当該校
の他
の児童生徒が不安に陥り通常
の教育活動が維持できないと判断した場合などは、学校と教育委員会が相談
の上、生徒集会や保護者集会、あるいは
説明会
を行わずに文書による
説明や個人面談、あるいは学年集会等に切りかえる場合もあります。
たとえ隠蔽と
の批判
を受けましょうとも、これら
の判断は、発達・成長
の途上にある子供たち
の将来へ
の可能性
の芽が奪われること
のないように、教育的な観点から一
人一
人の事例、一つ一つ
の事案に即して警察や児童相談所等関係機関
の助言
を得ながら行ってまいりましたし、今後もこのように対処してまいります。
次に、1
の、(2)定住自立圏構想における西目屋村と
の学校統合について教育長
の見解
を求めるについてお答えいたします。
平成23年7月6日、西目屋村長から弘前市長に、西目屋中学校
の教育事務
の委託について申し入れがありました。直ちに市長から、これ
を進めるためには、何よりも東目屋地区
の住民
の理解
を得ることが最優先される。意向
を把握するようにと
の指示がありました。
同年10月から計5回、住民
説明会
を重ねてまいりました。5回目となる平成24年3月
の懇談会においても各町会長――これは8町会長が出席しておりましたが、各町会長から「なぜ事務委託
を受けなければならない
のか」「東目屋と西目屋村は全く違う特色
を持っている」「行政合併は絶対反対だと言った西目屋村と教育環境という言葉だけで事務委託
を受ける
のか。無理がある」等
の厳しい御意見がありました。私からは、「将来ある子供たちに、よりよい教育環境
をつくる
のは大人
の責任であります。自治体が違っても受け入れたい」「自治体が異なるので行政上
の境はあります。しかし、子供
の心には境はないはずであります。子供同士が交流しながら一緒に未来
をつくっていってほしい」と述べました。これは議事録から
の引用です。
住民
の方々から「現役世代に任せよう」と
の言葉もあって、一定
の御理解
をいただいたことから、同年5月11日、市長と村長とが会談し、学校教育法第40条及び第49条
の教育事務委託に関する4項目について合意したものであります。
6月27日には、第1回交流推進協議会
を開催し、その冒頭で私、教育長
の見解
を述べさせていただきました。会議録
の一部
を読ませていただきます。「私たちここにいるものが、互いに信頼関係で結ばれ、強い意志と覚悟
を持って進めなければ、いい形
の教育事務
の委託につながりません。教育は
人づくりであると確信しております。そして、
人づくりは信頼づくりであります。未来
を担う子供たち
のために、信頼関係に基づく教育事務
の委託
を進めてまいりましょう。信頼づくり
のためには、何よりも正確な情報に基づく直接的なコミュニケーションが大切です。協議会がスタートするこの機会に2点確認したいことがあります。一つは、平成23年12月20日
の会議において、西目屋村教育長は「村長初め村教育委員会も法に基づく教育事務委託であると認識し理解している。西目屋中学校
の教育事務
を受託するように準備
を進めてほしい」と述べたこと
を確認したい。また、教育事務
の委託は、学校統合とは異なることについても皆さんと確認したい。二つ目は、5月10日、市長と村長が合意した内容
をいま一度確認し合ってから協議
を進めたい。これからも、お互いにその時々に確認し合い、理解し合いながら信頼関係で結ばれた交流と交流推進協議会
を進め、3年先にいい形で子供たち
の学び
の場
をつくりたい」と述べさせていただきました。以上、長くなりましたが、会議録
の一部
を読ませていただきました。
この言葉と行動が、教育長として
の見解であります。
以上です。
○議長(田中 元議員) 建設部長。
○建設部長(山形惠昭) 続きまして、2
の項目、近年
の豪雨による被害と対策について
のうち、(1)住宅地における被害
の把握とその対応についてお答えいたします。
市街地においては、宅地化が進んだことにより、雨水
の地下浸透が少なくなり、これによる雨水流出量
の増加とともに、排水路等へ
の到達時間が速くなったため、大雨
の際に土地
の低い場所などでは浸水等
の被害箇所が見られるようになってきました。
特に、今年度は7月以降、たび重なる局地的な集中豪雨に見舞われ、水路から
の溢水や一部道路
の冠水
のほか、住宅地においても床上や床下浸水
の被害が発生しております。
その中でも、取上や南大町地区
のほか中野地区、品川町地区などでは、低い土地や一部側溝
の断面が小さい場所において、水位が上昇し住宅地へ
の被害が発生しやすくなっており、その事前対策としてパトロール
の強化や土のう積み
を実施しているほか、これまで、水路
のかさ上げや側溝改修等
の局部改良、暗渠部
の点検管理
の強化
を行ってきたところです。
今後も、短期的には、これら
の対策
を継続するとともに、緊急度
を勘案しながら対策
の強化
を図ってまいりたいと考えております。その一環として、浸水対策事業
の名称で本定例会に所要経費
を提案させていただいております。
事業
の内容は、道路冠水による宅地へ
の被害
の軽減
を目的に、9路線、側溝延長約600メートル
を改修するもので、工事費として、4000万円
を補正計上しており、早期
の改善に努めてまいります。
また、中長期的な対応としては、排水ルート
の複数化と流下能力
の向上、雨水貯留施設
の設置、さらには河川改修など
の対策
を視野に入れ、国や県とも連携しながら、恒久的対策について検討してまいりたいと考えております。
以上であります。
○議長(田中 元議員) 農林部長。
○農林部長(佐藤耕一) 続きまして、(2)水利組合
の現状と展望についてお答えいたします。
水利組合は、明治時代に農業用
のかんがいや水害防止
の目的で設立された組織で、大規模なものは土地改良区へ移行し、小規模なものが現行
の水利組合として用排水路
の管理運営
を行っております。
弘前市においては、農業用水及びその施設
を管理する組織として土地改良区が11団体あります。
また、それ以外
の農業用水路が約280路線ほどあり、水利組合で維持管理
をし、水田等
を耕作しております。
耕作地
の減少や耕作者
の高齢化により、水利組合における組合員
の減少や高齢化が進んでいると考えられております。
市といたしましては、水利施設の維持管理作業の軽減が図られるよう、国などの事業を取り入れるほか、水路の点検についても支援してまいりたいと考えております。
以上です。
○議長(田中 元議員) 建設部長。
○建設部長(山形惠昭) 続きまして、(3)豪雨時における貯留池の機能とその効果についてお答えいたします。
市内には、県管理の防災調整池1施設と市管理の雨水貯留池19施設の合わせて20施設があります。
この施設は、治水計画の一環や大規模宅地開発に伴い設置されたもので、総貯留池面積は約19.8ヘクタールで、貯留量は約26万立方メートルであります。
貯留施設には、雨水が水路や道路側溝等を通り、常に貯留池に流れ込む施設と河川の水位が上昇することにより貯留池に流れ込む施設とがあり、強い降雨の際には、前者はたまりながら流出口より自然流下する自然調整方式であり、後者は一定の貯留量をためた後、越流する――越えてくる水ですが、越流する越流堤方式であります。
その効果は、河川流域の都市化に伴う流出量の増大を抑制し、河川への到達をおくらせることにより、下流河川に対する洪水負担を軽減させるものであります。
以上であります。
○議長(田中 元議員) 農林部長。
○農林部長(佐藤耕一) 次に、3の項目、弘前市りんご公園内シードル工場施設整備事業について。(1)これまでの経緯についてお答えいたします。
弘前市りんご公園内シードル工場施設整備事業は、平成23年度から検討を始めたりんご公園の機能強化の一環として、りんご公園再リニューアル基本構想に基づき、りんご加工品の中でより付加価値の高いシードルを製造するための施設を、民間の活力により、公園内に整備しようとするものであります。
この事業実施に至った経緯は、平成23年度中に第三者組織、ひろさき農商工観学金連携協議会においてりんご公園の機能強化について検討したところ、シードル等りんご加工施設の導入を提案されたことによるものであります。
この協議会から提案された整備計画方針を受けて、平成24年度より弘前市りんご公園再リニューアル基本構想の策定を開始しております。
この構想の趣旨に沿って、りんご公園の機能強化とりんご産業全体の活性化を早期に実現するため、できるところから機能強化を進めようということで、シードル施設の整備に取り組んでいるところであります。
事業実施者につきましては、りんごを生産しながら、国が進める6次産業化に取り組んでいる、または取り組みを予定している市内民間事業者を対象としており、市はりんご公園の一部を事業用地としてその者に有償貸与し、事業者が施設の建設・運営・管理までを行うものとしたところであります。
続きまして、(2)事業実施者への公募方法についてお答えいたします。
今年度の事業実施者については、国が定める6次産業化に係る総合化事業計画の認定を受けているか、申請中、もしくは申請予定であり、当該事業が遂行できると認められる市内に住所を有する者を対象とし、平成25年7月24日から8月8日まで事業計画を公募いたしました。
なお、公募について、市のホームページへの掲載のほか、報道機関への情報提供により周知を図り、地元紙等に取り上げられたところであります。
公募期間中に、電話での問い合わせは数者からあったものの、最終的には事業計画提出者は1件でありました。
その後、8月19日に事業計画の内容やプレゼンテーションについて市や県、関係機関の7名で構成される評価検討委員会において厳正なる審査を行った結果、当該事業を行うにふさわしい者として、一者を選定しております。
現在、この応募者を事業実施における候補者として、シードル加工施設の整備に向けた諸手続を進めているところであります。
以上です。
○議長(田中 元議員) 教育部長。
○教育部長(野呂雅仁) 続きまして、4の項目、弘前市立博物館についての、(1)資料収集の種類と過去5年間の資料購入実績についてにお答えいたします。
弘前市立博物館の資料収集の範囲といたしましては、津軽に関係する歴史資料、弘前市出身、在住など津軽にゆかりのある作家の作品や津軽を題材とした美術工芸品、こぎんや津軽凧絵などの民俗資料で、これらの実物、模型、文献、写真、フィルム等であります。
収集の方法といたしましては、資料の所有者からの寄贈と購入があり、購入の場合は、市立博物館協議会委員の意見、専門雑誌などから情報収集しながら、収集範囲に適合するもののうち、予算の範囲内で優先度の高いと判断されるものを購入することとしております。
過去5年間の資料購入の実績は、平成20年度は、日本画1点、洋画5点、弘前藩関係歴史資料9点の計451万2750円、21年度は、弘前市俯瞰地図1点4万2000円、平成24年度は、日本画2点、弘前藩関係歴史資料5点の計53万7400円となっております。
なお、平成22年度、23年度は購入実績がなかったものであります。
次に、(2)学芸員についてお答えいたします。
弘前市立博物館は、博物館法第10条に基づく登録博物館であり、同法第4条に基づき専門職員として学芸員を配置しております。
その職務は、資料の収集、保管、展示及び調査研究その他関連事業についての専門的事項を行うものとされております。
また、その資格は、大学において必要単位を履修し取得する場合や国立の機関などでの研修後、試験などで取得する方法がありますが、現在、博物館に勤務する学芸員は、大学時代に資格を取得しているものであります。
当市では、学芸員を専門職として採用しておらず、一般職員の中から資格を持つ職員が博物館に異動の際、発令され、その後、経験を積んでさらに学術的な知見を深めた学芸員に育成されるものであります。
現在の学芸員は3名であり、経験年数が17年目の学芸員が1名、3年目が2名という構成になっております。
当館では、企画展と特別企画展を合わせ年6回開催しており、展覧会を専任する学芸員2名が交互に企画を立案担当しながら、資料収集調査や翌年度の展覧会開催の準備のための調査研究業務を行っております。
博物館法第1条では、博物館は住民の教育、学術、文化の発展に寄与することを目的とすると定められております。
教育委員会といたしましては、専門職員として学芸員の果たす役割が年々高まっていることを認識、自覚しながら今後とも地域文化の継承と発展に寄与してまいりたいと考えております。
以上であります。
○議長(田中 元議員) 15番。
○15番(石岡千鶴子議員) 教育問題の統合、事務委託についてまずお伺いいたします。
今の西目屋中学校と東目屋の事務委託に向けて地域が、また学校が、PTAがという活発な交流が行われているように新聞報道で伺っております。今の段階では事務委託に向けてという認識でよろしいかなというふうに思います。
それで、今回の事務委託に関しては西目屋村よりも東目屋の地域の住民の方々が大変危機感を持っておられて、子供の減少についてぜひそれを進めてほしいのだというような住民の方々もおられます。
今、教育長のお話ですと、両町会長がそれぞれの認識、歴史認識、文化の中でかなりかたくなな態度を、意見を持っておられるというようなお話もありましたが、地域住民の方々は何としてでもこれを進めていただきたいという思いから、署名活動を行いましたね。それで、________________教育委員会、弘前の教育委員会のほうに行かれたという話を伺っております。
それで、そのときに清野議員も一緒に行かれたという話も聞き及んでおりますが、________________________________________________________________このことについて教育長は御存じですか。
○議長(田中 元議員) 教育長。
○教育長(佐藤紘昭) 全く、6月6日の件ですが、新聞報道で小学校委託へ署名活動ということが報道されました。そのことについて、ある方から――お名前が出ましたので、清野議員とともに教育委員会に相談に訪れたことは事実であります。_____________________________
私はこのときにこのようにお話ししております。事務委託をするのは、確認いたします、東目屋の地区住民の方々が西目屋小学校とともに東目屋小学校に事務委託をする、その方向での署名活動だということでしたので、このように答えました。事務委託をするのは西目屋村である。小学校も委託するとなれば西目屋村は実質的な無学校村となる。要するに学校のない村となる。関村長はある研究大会で自治体の活力は学校であると述べていた。西目屋村長、保護者は西目屋小学校の教育事務委託について望んでいるのか、望んでいないのか。委託するか否かの判断は西目屋村が行うことであって、これを受託するか否かは弘前市が考える、判断することであると。受託の意味を確認する必要があるというふうにお話しいたしました。よろしいでしょうか。
○議長(田中 元議員) 15番。
○15番(石岡千鶴子議員) 言葉の端々からはそのようなつじつまになろうかとは思いますが、しかし、白神山地の20周年記念のときに、葛西市長が西目屋村に訪れて、事務委託ではなく学校統合に向けて頑張ろうというような、そういうお言葉を発せられたとやに伺っております。
そういった両市と村が一つに向かって進んでいこう、そのために地域の人たちが、そしてPTAが、学校が、それぞれの分野でどういう交流ができるかという一つの方向に向かって走っているときに、言葉尻を捉え、またそれは大事なことかもしれませんが、向かっていこうとする方向が違っているようにも思えますが、教育長は、この事務委託に関しては常々部下に対して反対だというふうにおっしゃっていたと聞き及んでおりますが、それはどうですか。
○議長(田中 元議員) 教育長。
○教育長(佐藤紘昭) 先ほども申しましたように、私は教育は信頼づくりだと、信頼づくりはきちんと正確な情報に基づくコミュニケーションであるというふうにいかなる場でもそのことをお話ししております。
一つ目は、学校統合、自治体の異なる学校間での統合は、先ほども申しましたように、学校教育法に基づきまして西目屋村と弘前市が組合をつくって、そして初めてそこで学校統合ということがあり得るわけで、学校教育法の中で教育事務委託は、先ほど申しましたように、弘前市が受託すると、西目屋が委託するということが協定を結んで議会の承認が得られれば初めて委託を受けるということになりますので、私どもは法的根拠に基づいてこれを進めているわけです。学校教育法第38条、39条、40条、49条を御確認いただきたいと思います。
私は、先ほどの見解でも述べましたが、これについては12回、西目屋及び東目屋に出向きまして、これを進めるためにみずから進んで推進に努めてきたと自覚しております。
以上です。
○議長(田中 元議員) 15番。
○15番(石岡千鶴子議員) それでは、1項目めの、学校の教育環境について質問を変えます。
けさの新聞報道にも学校の窓ガラスが割れるというような報道が掲載されておりました。ここ数年、随分学校が荒れているなというような記事を目にしてきたわけでありますが、大変、事件そして問題行動が起きたときの教育長の対応というものが、その問題が起きた学校の保護者から大変問題があるというふうに聞き及んでおります。
例えば、先ほど答弁されました中学校の生徒が教師に暴力をふるいそして逮捕されたという事件に対して、地域の方々そしてまた保護者の方々は説明をしてほしいと、そしてどういう事態が起きてどうなったのかということをきちんと説明してほしいという強い要望がありまして、学校長は保護者を呼んで、そして会合を開こうとしたそうであります。ところが、教育長からそれはまかりならんと。それで、ペーパー1枚でこれを収束させたという経緯で、保護者からは大変憤慨しているというような、子供も親も、生徒も親もみんなわかっていながら、何で教育委員会として、学校としてきちんと見解が示されないのか、大変不満であるという声を聞いておりますが、そのことについてお願いします。
○議長(田中 元議員) 教育長。
○教育長(佐藤紘昭) 保護者の方がお怒りだとすれば、先ほど申したとおり、私自身の対応がまずかったのかもわかりません。
ただし、あのときはある報道機関から実名報道、学校名が報道されました。直後、数時間の中で、インターネット上に100件に近い掲載がありました。報道機関も学校の周辺で取材をしておりました。そこに保護者集会あるいはそのような会を設けたならば、さまざまな取材等、保護者の方、地域住民の方が大きな影響を受けるであろうということで、このように校長にはアドバイスいたしました。これは、学校長名で保護者に渡したものですが、この中の一文を読ませていただきます。報道発表の前に、真っ先に生徒や保護者の皆様に校長から直接報告すべきことでありましたが、というのは今言ったようなさまざまな報道、中傷、インターネット上に多くのことが書かれたために、子供たちに大きな影響があるであるであろうと判断したことによって、校長にこのように指示いたしました。
以上です。
○議長(田中 元議員) 15番。
○15番(石岡千鶴子議員) 今は情報が氾濫をしている時代であり、瞬時に今起きた事件がメール、インターネットに載ってその情報が流れるという時代であります。
しかし、今回、津軽中学校で……某中学校で起きた事件に関しては個人名、そしてまた個人が特定できるような情報は公表しなくても、どうして学校側が保護者の人たちにこうであったというような説明ができなかったというのはとても残念に思っております。
なぜならば、4月に、弘前市は、子どもの笑顔を広げる弘前市民条例が制定をされました。その中にるる書かれているのは、学校と家庭、保護者の連携、協力というものが常に書かれております。では、この問題に関してはやはりいろいろな問題が背景にはあろうかと思います。子供が幾ら更生を指導してもなかなか更生をしないとか、この際警察のお力をおかりしなければならないといった判断もそこにはあろうかと思いますが、その背景にある学校のいろいろな問題、うみを出してしまい、学校側そして保護者の情報を共有しながら問題に取り組んでいくというような方向に進まなかったのか。いじめ防止条例における家庭と保護者と学校の連携をどのように教育長はお考えですか。
○議長(田中 元議員) 教育長。
○教育長(佐藤紘昭) まずは、保護者に文書で、先ほどのようにお知らせしたと言いますが、その後全校生徒に学校で個別面談をして子供たちの不安を解消するように中学校では対応しております。
要するに、最も大事にしなければならないのは、子供たちの不安であり、将来の不安であります。ちなみに、先ほど御指摘がありました逮捕された生徒は、しかるべき法的なもとで指導を受けて、夏休みは個別の学習を学校で行い、その後、今は進路に向けて不安が募っていると、進路を考えているという状況にあります。
私は、先だっての学校で保護者集会をしなかったことが選択肢としてはベターではなかったのかなと、私自身はそのように思っております。
それから、学校におけるさまざまなうみを出すということは御指摘のとおりです。私自身は、保護者そして地域住民の方に常々情報を公開し、オープンな学校づくりを目指そうということでひろさき教育創生事業を立ち上げまして、小中学校が連携して地域みんなで子供たちを育てよう、そして授業等、学校を公開して皆さん方に知っていただきながら支援をしていただこうという取り組みを始めているところであります。
議員御指摘のように、私自身、学校をオープンにしながらしっかりと子供たちを支えていきたいと考えております。
○議長(田中 元議員) 15番。
○15番(石岡千鶴子議員) 弘前の学校教育にかかわる問題というのはこの問題だけではなくて、いろいろな方から指摘をされております。
例えば、市内中学校での裏門に書かれた落書き、マスコミにも取り上げられたようですけれども、今もってブルーシートがかけられたままだと伺っております。また、以前にも、今回の事件とはまた違い、学校の窓ガラスが五、六枚割られたという事件もありましたが、これに対しても何も対応しておられないというふうに聞き及んでおります。
こういうふうな対応を指摘される以前に、教育長のこういう問題に対してはどうあるべきかというお考えをお伺いします、教育長。
○議長(田中 元議員) 教育長。
○教育長(佐藤紘昭) ブルーシートがかけられている、翌日直ちに担当者が学校に出向いて準備を進めております。まだないという、まだ修理がされていないという学校があれば私の周知が徹底されていないのかもわかりません。
私自身は、自分の信条といたしましては、そのような事件があったときにはみずから出向いて、迅速に解決すべきものは速やかに解決するように努力したいと、ある意味では教育長が動き過ぎだという御指摘があるかもわかりませんが、要は子供たちにとってよりよい解決策を速やかに見出したいという思いで行動していると思っております。
以上です。
○議長(田中 元議員) 15番。
○15番(石岡千鶴子議員) わかりました。
ところで、佐藤教育長は常々部下らに自分の性格はとても短気だとおっしゃられていると聞き及んでおります。議会でお見受けする物腰が柔らかくて頭の低い教育長からは想像もつかないのですけれども、ところが、学校現場の校長らに対して1時間でも2時間でも直立不動で御指導される、喝破される、時には言葉が過ぎておまえらを首にすることなんかいつでもできるなどと明らかにパワーハラスメントととれる発言をされたと聞き及んでおりますが、御記憶はありますか。
○議長(田中 元議員) 教育長。
○教育長(佐藤紘昭) 議会でそれについて答弁する気持ちはございません。全く、1時間、2時間立たせたまま、それは私自身全く記憶がございません。確かに性格的には、もしかすると人格的に欠陥がある人間かもわかりません。その御指摘は甘んじて受けます。
以上です。
○議長(田中 元議員) 15番。
○15番(石岡千鶴子議員) こういったいろいろな方面から、学校の現場から、そしてまた保護者から、そして同僚であるべき部下らからいろいろな話が耳に入ってまいります。私たちの耳にも入るようでありますから、かなり周囲には流布されている、また間違った情報かもしれませんけれども、流れているということは事実であります。
弘前は学都弘前というまちであります。先人の、教育界の先人、偉人の方々は現にある弘前の教育の現状を大変憂い、このままでは弘前がつぶれてしまう、教育が壊れてしまうと乱打されております。このことについて、学校の責任者は学校長、そして弘前全体の教育に関する責任者は教育長であります。その責任についてどうお思いになりますか。
○議長(田中 元議員) 教育長。
○教育長(佐藤紘昭) この場でどのように答えればいいかわかりませんけれども、教育委員会にお諮りさせていただいて、自分の身の処し方については教育委員の方々に御判断させて……(「まい、まい、そういうことではない」と呼ぶ者あり)
○議長(田中 元議員) 15番。
○15番(石岡千鶴子議員) 教育問題はこれで終わります。
次に、雨水、豪雨についてでありますが、これは要望にとどめておきます。
実は、7月、8月に頻繁に起こっているゲリラ豪雨でありますが、生産者からかなり、農業者からかなり問題提起をされております。
というのは、具体的に申しますが、下湯口などの水利組合、こういった、また会員が少ない土地改良区などにおいては大変雨によって農地が氾濫していると、雨で大変困っているというふうな問題提起がされていて、本人がまた道路維持課のほうに伺ったのだそうです。そうすると、農業用水堰は農村整備課だということでまた農村整備課に行く。それで、いろいろ話を聞くと、それは道路維持課だねというふうにいく。ですので、縦割り行政というのではなく、やはり垣根を越えた対応というのがこれから求められているのではないかと思います。
ですから、これからは農業者の豪雨による災害となれば、もはや道路維持課だ農村整備課だという垣根を越えた対応をしていただきたいことを切にお願いを申し上げます。
次に、博物館についてでありますが、平成22年9月に蔵出し収蔵品展というのが行われた。そのときに、ポスターを見た市民から模造品が掲載されているという声が上がったということは御記憶にありますでしょうか。
○議長(田中 元議員) 教育部長。
○教育部長(野呂雅仁) まず、その企画展でございますけれども、平成22年9月11日から11月14日にかけて博物館が主催した蔵出し収蔵品展であります。
その収蔵品展
を見たという市民
の方が9月23日に同行者
を1名連れ、2名で博物館に見えられて、展示中
の悪戸焼
の中に悪戸焼でないものがある、調べ直したほうがよいと学芸員に対して指摘したものであります。
ポスター
の件でございますけれども、平成24年5月11日に、22年9月
の時点とは別
の同行者
を連れてその方が2名で博物館に見えられ、平成22年
の蔵出し収蔵品展
のポスターに悪戸焼でないものが掲載されていると、事実はそういうことであります。
以上であります。
○議長(田中 元議員) 15番。
○15番(石岡千鶴子議員) それに対して、博物館側ではその来られた市民に対して納得
のいく
説明をされた
のでしょうか。
○議長(田中 元議員) 教育部長。
○教育部長(野呂雅仁) 平成22年9月
の蔵出し収蔵品展
の主な展示品は、津軽
の歴代藩主に関する資料やその書、地元出身
の画家
の山水画や絵画
の資料、その他悪戸焼やこぎん刺しなど
の民俗資料などで、23点
の悪戸焼がその中にありました。
市民からは、9月23日に来館
の上、展示中
の悪戸焼
の中に悪戸焼でないものがあると、調べ直したほうがよいと
の指摘があって、その数は4点でした。ポスターに掲載していた悪戸焼もその4点
のうち
の1点でありました。ちなみに、名称はしょうゆつぎということで、鈍い青白い色合いであります。
展覧会
の開催に当たって展示した23点については、土
の色、釉薬、来歴などから悪戸焼ということで博物館では展示したものであります。
ただ、悪戸焼は従来考えられていたものよりも釉薬も形状も範囲が広がっておりまして、色合いも暗い緑色ばかり
のものではなくて、鈍い青白いものもつくられていたことが判明しております。
また、来歴――博物館に来た来歴でございますけれども、これら
の悪戸焼が平成21年度に博物館後援会が市内
の著名な収集家から購入した147点
を無償で博物館に寄贈し、当館
の収蔵となった経緯がございました。
博物館としては、このような経緯
を踏まえ、一般的な悪戸焼と違って珍しい貴重な悪戸焼
を市民に見せたいと
の考えから展示に至ったものであります。
説明をしなかった
のかということでございますけれども、指摘
をいただいた市民が22年9月に一緒に連れてきた方――この方はその市民
の紹介では60年来悪戸焼
を見てきたということでありました。
博物館としては、再調査
を要すると
の見解
をお話しするとともに、9月28日に市民
のお宅に伺いまして、指摘
のあった4点については再調査する旨
をお伝えいたしました。あわせて、この悪戸焼コーナー
を津軽
の焼き物コーナーに名前
を変え、担当した学芸員が作者名
を判読できなかった色合い
の青白い、これはとっくりでございますけれども、それ
を1点展示から外すと。そしてまた、指摘
のあったもの
の中
の判こが押されてある茶わん2点、これはそのまま飾りました。そして、ポスターに掲載してあった鈍い青白い色
のしょうゆつぎ、この1点もそのまま展示
を続けるという対応
をしたものであります。
それで、市民はこの対応した後もこの期間中に収蔵品展
を見に来ておりました。そういう状況であります。
それで、その後、この件についてしばらく1年以上お話がなかったものでありますが、平成24年2月に再びこの件でお話がございまして、学芸員では話にならんということで、24年5月と8月にお会いしました、その上
の者がお会いしました。その際に、ポスターに掲載したものは悪戸焼でないという話になったものです。8月
の時点では私も同席しました。その席で、青白いとっくり
の作者名が判読できたと、とっくりとしょうゆつぎについては、底
の形状等から悪戸
の窯で焼かれたものであると、教育委員会として
の見解
を伝えるとともに、その場で私
の見解で専門家にも見てもらうという
説明をいたしました。
なお、この間博物館としては、模造品というふうな、悪戸焼でないということ
を言われたものですから、その来歴についてもうちょっと詳しく調べまして、ポスターに掲載したこのしょうゆつぎが、昭和34年市制70周年
を記念して、当時
の目きき
の方々が中心となって開催した津軽古陶磁器展覧会において悪戸焼として展示されているということ
を突きとめたわけです。それで、当時
の第一
人者たちからも認知されたものであるというふうな資料
を得ております。
市民から御指摘
をいただきました4点につきましては、県立郷土館
のアドバイスとして、これまで窯跡
の発掘に何度も立ち会って多く
の遺品
を見ている研究者で、最も知見があると言われている専門家である弘前大学
の先生にお願いして見てもらいました。それで、24年8月に4点いずれも悪戸焼と考えて矛盾はないというふうな所見
を得ております。
説明不足ということでございますけれども、22年
の収蔵品展
の対応については市民から
の御指摘
を真摯に受けとめて慎重な対応
をしてコーナー
の名前も変え、ちょっと不安なものは下げるというような対応
をしたものであります。それでまた、60年来
の見識という同行者
の存在、また24年5月に来たとき
の説明した際にも見解が平行線
をたどっていたということから、実は専門家
の所見
の説明について、こちらでまたやはり平行線だよなということ
の思いがあって
説明に出向かなかった。これは、こちら
のほう
の説明責任がだめだということであれば、そういう状況については大いに反省しなければならないというふうに当方では考えております。
以上であります。
○議長(田中 元議員) ここで、市長より発言
を求められておりますので、これ
を許します。市長。
○市長(葛西憲之) 先ほど、石岡議員から教育長に対して教育現場で
の質疑がございました。
私はこの質疑
を聞いておりまして、石岡議員がどのような根拠であのような発言
をされた
のか、大変私はその事実
の確認もせずに全くそういうふうなことであれば誹謗中傷にも似た発言ではない
のかなと、このように思い、非常に残念に思っております。私は教育長がこれまでこの弘前市
の教育界に果たしてくれた功績は非常に高いものと思っておりますし、これまで
の学校教育現場で
のさまざまな対応についても間違いなかったものと、このように考えておりますし、その意味において、これからもしっかりと教育長と私とさまざまな意見交換
をしながらしっかりこの教育行政というふうなもの
を支えていきたい、このこと
を申し上げておきたいと、このように思います。
以上であります。
〔「議事進行について」と呼ぶ者あり〕
○議長(田中 元議員) 30番。
○30番(下山文雄議員) 市長
の発言
の前に議事進行
をしたかった
のですけれども、終わりがけにと思っていたら市長から発言がありました。同僚
の清野議員も手
を挙げていましたけれども、石岡議員
の発言
の中には間違った発言もあります。そうしたこともろもろ含めて、教育長に発言
を求めて、教育長も自分
の人格に、もしそういうことがあったならばということでかなり、言葉適切でないかもしれないけれども、熱くなっておっしゃったこともあろうと思いますので、私としては議長にお願いすることは、あれから今、市長も言いましたし、私もそういう事実関係という
のをつかんでおります。学校
の暴力
の関係においても、申しわけありませんけれども、いみじくも石岡議員がおっしゃった学校は私
の母校であります、議長も母校です。そういったことで、いろいろ聞いてもおりますので、かなりそごがあるようですので、もう一回その辺
の終わりに際して、議長から、お願いですけれども、教育長に発言
の機会
を与えて、教育長も少し熱冷めたようでありますので、ひとつその辺
の言い回しと訂正方々お願いして本一般質問
を終了していただくように議長へお願い申し上げます。
○議長(田中 元議員) それでは先ほど
の発言
の真偽につきましては、後ほど議事録
を精査
の上、対処
をしたいと思います。それでもって教育長、発言ございますか……いいですか。
残り時間あと2分です。
〔「議事進行について」と呼ぶ者あり〕
○議長(田中 元議員) 24番。
○24番(清野一榮議員) 石岡議員
の一般質問中でありますけれども、いわゆる西目屋中学校と
の事務委託
の問題でいみじくも私
の名前が出ました。陳情書
を提出したと、それは全く事実誤認であります。したがって、陳謝
をして議事録から抹消していただきたい、そのこと
を申し上げたい。
以上です。
○議長(田中 元議員) 私としては、後ほど事実関係
を確認
の上、処置
をしたいと思います。15番。
○15番(石岡千鶴子議員) 博物館
の件でありますが、わかりました。大変背景は深い、そして複雑であるなというふうに思いました。
それで、悪戸焼
の件な
のですが、悪戸焼は郷土
の貴重な陶器でございます。残念ながら、現在はつくり手はおらず後継者もいないという現状であります。もはや幻
の焼き物になってしまった、それは悪戸焼に限らず郷土
の歴史、文化といった貴重な資料
を我々は後世正しく伝道する義務があると思います。それゆえ、それら見聞きする学芸員
の役割は大変大きいものと思っております。
心してお仕事
をしていただきたいと同時に、またそれから、岩木庁舎には旧岩木町長室に貴重な木彫、彫刻品らが多数現在も無造作に箱にしまわれて置かれていると聞き及んでおります。
寄贈された貴重な書物などが行方不明や消去などといった他市
の事例もありますので、もちろん台帳に載せてきっちり管理されているとは思いますが、
監査委員からもさんざん指摘されているようでありますから、紛失しないようにきちんと管理していただきたいと思います。
終わります。
○議長(田中 元議員) 昼食
のため、暫時休憩いたします。
午後0時03分 休憩
――――――――◇――――――――
午後1時20分 開議
○副議長(藤田隆司議員) 休憩前に引き続き、会議
を開きます。15番。
○15番(石岡千鶴子議員) 先ほど
の一般質問において不適切な部分がありましたので、登壇
の上、陳謝したいと思いますのでよろしくお願いいたします。
○副議長(藤田隆司議員) 石岡議員
の登壇
を許可します。
〔15番 石岡千鶴子議員 登壇〕
○15番(石岡千鶴子議員) 午前中、私
の一般質問中に不穏当な不適切な発言がございました。心から関係者におわび
を申し上げます。今後注意いたします。
〔15番 石岡千鶴子議員 降壇〕
○副議長(藤田隆司議員) 教育長から発言
を求められておりますので、これ
を許可します。教育長。
○教育長(佐藤紘昭) 議長
のお許し
をいただきましたので、発言
をさせていただきます。
私からは釈明することはございません。教育長は独立した執行機関である教育委員会
の一員であり、また、教育委員会事務局
を総括する立場ではありますが、地方自治法第138条
の2に基づき市長
の所轄
のもとに行政
を一体的に担うよう務めてきたつもりであります。
石岡議員から御指摘
のありました件につきましては、明らかに何が事実であり、何が事実でなかったかについては明らかにしていただきたい。8月2日までではありますが、1,177日間
の教育長として
の全て
の業務
を冊子にまとめております。後ほどお届けいたしますので、これについて事実か、事実でないかについてはお答えいただきたい。
なお、教育長として
の人格、識見に問題があると
の御指摘でありますので、身
の処し方につきましては教育委員会に御指導いただくこととさせていただきたいと思います。
以上です。
――
―――――――――――――――――――――
○副議長(藤田隆司議員) 一般質問
を続行いたします。
7番今薫議員
の登壇
を求めます。
〔7番 今 薫議員 登壇〕(拍手)
○7番(今 薫議員) 議長から登壇
を許されました無所属
の今薫でございます。今回も一般質問
をさせていただきたいと思います。
先日、駅前にオープンいたしましたヒロロに行ってまいりました。外は非常に暑い中だった
のですけれども、中にいた職員
の方は寒くてしようがないと、まさに本庁にいる方々は暑い中、そしてヒロロにいる方は寒いという、非常にアンバランスな関係でありました。
さて、市役所
の職員は、今クールビズ対応ということで、今半袖、それからポロシャツがよくなっておりますが、今
のその状況
をお知らせください。
二つ目、今子供たち
の活字離れが叫ばれております。
私たち
の弘前市が発行しています広報ひろさきについても、本当に子供たちが読んでいる
のかということで、私は今回、広報ひろさきにたか丸くん――弘前
のキャラクターでありますたか丸くん
をもっと活用して、いろいろな子供たち、いろいろな方々に読んでもらう方法はないかということ
を提案したいと思います。
3番に、市職員
の昼休み
を現行
の45分から1時間へとする考えはない
のかということであります。
これは、私この議会に入りまして、いろいろなところ
を見ている中で、市
の職員が余り外に出ていかないという
のは、ここにも原因がある
のではないかなと思います。お昼45分だということであれば、どうしても中で食べてしまう。いろいろな職員に聞きましたが、できれば外に出て食べて、最後
のコーヒー
を飲んで帰ってきたいと。今、市
の中
の職員中で、周り
の人から言われる
のは、市
の職員
の顔が見えないという
のがあります。
そこで、私はこの45分から1時間にという昼休み
を提案したいと思います。
それから、4番に、市有財産
のリサイクルについてお尋ねしたいと思います。
今、民間
のインターネットオークションでは、さまざまな物が出されておりますが、今、個人
のインターネットもありますが、公売ということで、いろいろな市町村がいろいろな物品
を販売しております。例えば、土地とか、それから消防車、それから救急車とか、それからパソコンとか、椅子とか、そういう
のをやっておりますが、弘前市が今何
をやっている
のか
をお聞きしたいと思います。
それから、(2)教育現場から出るさまざまな入れかえ物品がありますが、それら
を市民が再利用することでごみ
の減量化になる
のではないかということについてであります。
私、実際、現場
を見た
のですけれども、何年か前、ある学校に行きましたら、庭に入れかえた子供たち
の椅子、テーブルが置いているわけですね、何十脚も置いていまして。それは入れかえがあったので、外に出しているということでありましたが、それが冬になって雪が積もってもあって、春になってもまだあった
のですね、結局、業者
の関係がありまして。
それで、本当に、弘前はごみ
の減量化に取り組んでいる中で、行政から出るごみについて、ごみ
の処理費用
を出せば処理できるということではなくて、もっとこれ
を有効活用するべきではないかなということで、今回このような提案
をいたします。
大きい5番、弘前市
の出張所及び公民館でバリアフリーになっていない施設はどこか。また、老朽化して新たに建て直す計画はある
のかについてであります。
この前
の国政
の選挙があったときに、その前に、裾野出張所に寄りました。近く
を通ったものですからね、寄った
のですけれども、バリアフリーになっていなくて出張所も隣にある公民館もバリアフリーになっていなくて、そこに臨時
の何という、スロープが送られてきていたわけですね、選管
のほうからですね。それは選挙が終わると撤収してしまうということで、ふだん車椅子
を利用している方が、公民館または出張所
を利用することが非常に困難であると、私は見たわけです。
それで、今弘前市内にある出張所及び公民館でこういうふうにバリアフリーになっていないところは何カ所ある
のか。
また、その裾野出張所に行ったとき、私びっくりした
のですけれども、公民館、シロアリにやられていまして、柱とかは鉄筋でつくっている
のですけれども、その枠
のところが、もうシロアリにやられてしまっていまして、もうぼろぼろな
のですね、木造分、床もですね。そして、それ
をどうしているかというと、白いテープでほか
の色とわからないようにして直していた
のです。
まさに、この公民館とか、それから出張所という
のはいろいろな方が集まり、また公民館は、何か災害があったときにみんなが集まる場所であるのにそういうふうなことになっていると。もしかしたら、ほか
の公民館もこうな
のではないかなと思いまして、老朽化して建て直す、そういうふうな計画はある
のか、公民館についてですね。それ
をお聞きしたいと思います。
この大きな五つ
のことについてでありますが、簡潔な答弁
を期待し、壇上から
の質問
を終わりにしたいと思います。ありがとうございます。
〔7番 今 薫議員 降壇〕(拍手)
○副議長(藤田隆司議員) ただいま
の質問に対し、理事者
の答弁
を求めます。市長。
○市長(葛西憲之) 今薫議員から
の質問に対しまして、私からは、第3項目めについてお答え
をいたします。
3、市職員
の昼休み
を現行
の45分から1時間へとする考えはないかについてであります。
平成21年4月から、国家公務員
の勤務時間が7時間45分となった際に、当市における勤務時間
を8時30分から17時15分とし、休憩時間
を1時間に延長するか、勤務時間
を8時30分から17時までとし、休憩時間は45分
のままとするかについて職員組合と団体交渉した結果、勤務時間が短縮されたメリット
を実感したいと
のことから、平成23年6月1日から勤務時間
を8時30分から17時までとし、休憩時間は45分としております。
現在、市職員
のワークライフバランスや仕事と子育て、介護と
の両立など働き方
の多様化が進む中にあって、執務環境
の改善
を図る取り組み
の一つとして、昼休み時間
の選択制について検討しております。
一方で、市
の女性職員によるスマイルメーカープロジェクトにおいて、女性職員が十分に能力
を発揮できる職場づくりについて
の調査研究も行われております。
今後は、その研究成果など
を踏まえて子育て、介護による時差勤務制度
を進めるなど、市役所全体
の執務環境
の改善
を図ることによって、職員
の仕事力アップに努めたいと考えております。
以上であります。
このほか、担当
の部長及び教育委員会から答弁
をいたします。
○副議長(藤田隆司議員) 経営戦略部長。
○経営戦略部長(山本 昇) 項目1、市役所職員
のクールビズについてお答えいたします。
これまで当市では、地球温暖化防止
の一環としてクールビズに取り組んでおり、このクールビズ期間にあわせ、職員に対しても夏季
の軽装として、一部
の業務
を除いては上着
を着用せず、ノーネクタイで
の執務
を認めております。加えて、平成23年3月
の東日本大震災
を契機として、夏季
の節電対策、計画停電対策などクールビズ
の一層
の取り組みが必要となったことや弘前城築城400年祭
の機運
を高め、そのPR
を図るため、平成23年7月1日から市職員がたか丸くん
をプリントしたこの指定ポロシャツ
を着用すること
を認めているものであります。
また、本会議における指定ポロシャツ
の着用については、議会運営委員会において当市
のクールビズ
の趣旨
を説明いたしまして御理解
をいただいた上で、平成23年
の6月定例会から着用しているものでございます。
次に、項目2、広報ひろさきにたか丸くん
をもっと活用できない
のかということでございます。
平成21年に築城400年祭
のマスコットキャラクターとして誕生したたか丸くんは、現在、市
のマスコットキャラクターとして大活躍しております。
各種イベントなどに数多く登場し、子供から大人まで多く
の市民
の人気
を得るとともに、認知もされているたか丸くんでありますが、広報ひろさきには、今
のところたか丸くん
を活用したコーナーというものはございません。
現在
の広報ひろさきは、多く
の市民に読まれ、親しめる魅力ある広報誌
を目指し、平成24年1月1日号からリニューアル
をしております。楽しい広報、わかりやすい広報、読みやすい広報
をテーマに、新たな誌面
の構成
のもと日々努力し、本年1月
の青森県広報広聴協議会主催
の青森県広報コンクール
の広報紙部門で総合1位となる特選
を受賞しており、また、市民からも読みやすくなったなど
の声もあり、好評価
を得ているものと考えております。
御提案
のございましたたか丸くん
を、この市政など
のコーナーに活用することで、広報ひろさき
を余り読まない
人や市政に興味
のなかった
人などが改めて興味
を持って広報ひろさき
を手にとるきっかけになる
のではないかということについては、広報ひろさき
のさらなる向上へ
の一つ
の手段として今後検討し、今後とも多く
の市民に興味
を持っていただき、読みやすく、わかりやすい情報提供ができる広報誌づくりに、引き続き努めてまいりたいというふうに考えてございます。
続きまして、項目4、市有財産
のリサイクルについて。(1)他市ではインターネット公売で市有財産
を公売しているが弘前市ではそのような考えはない
のかということについてお答えいたします。
市の各課室等において不用となった物品は、その課室等で使用しなくなったものと経年劣化や破損等により使用できなくなったものに分類されまして、その課室等で使用しなくなったものについては、物品の効率的使用を図るため、その物品を必要とするほかの課室等に保管がえを行って、引き続き使用することとしており、経年劣化や破損等により使用できなくなったものについては、産業廃棄物として処分してございます。
車両につきましては、残存価値を有しているものは、原則として、市の有資格者名簿に車輌買取りの種目で登載されている市内の業者を指名して、入札等により売却処分を行い、残存価値のないものについては、廃車手続というものを現在行っております。
当市では、今のところインターネットを活用した物品の売却を行っておりませんが、全国的に導入事例がふえてございますので、今後その辺について調査を行いまして、まずは車両につきまして、この実施を導入できるかどうかを含めまして、検討のほうを進めてまいりたいというふうに考えてございます。
以上でございます。
○副議長(藤田隆司議員) 教育部長。
○教育部長(野呂雅仁) 続きまして、4の項目の、(2)教育現場等から出るさまざまな入れかえ物品があるが、それらを市民が再利用することでごみの減量化にもなるのではないかにお答えいたします。
市立小中学校の机、椅子は部品を交換することで、できるだけ長く使うこととしており、学校から出る不用品の机、椅子は基本的に使用不能なものであります。
旧弘前市では、子供たちの体格の向上、教材のB判からA判への大型化による平成11年8月のJIS規格の改正に伴い、平成13年度から順次、小中学校の机、椅子を新JIS規格のものへと入れかえを実施しており、今年度の第二中学校、26年度の第三中学校で全て終了することになります。
このJIS規格の改正に伴う入れかえにより不用となった机、椅子は、まだ使用できるものについては自校の特別教室や他の学校の古くなったものと交換しておりますし、使用にたえないものは業者へ委託し、廃棄処分をしております。
机、椅子以外につきましても、まだ使える不用品が出た場合は、他の学校に所管がえをすることとしております。
そのため、廃棄処分とする不用品は、再利用できる状態ではないことから、ネット公売や広く市民に有償もしくは無償で譲渡することはできないものであります。
以上であります。
○副議長(藤田隆司議員) 財務部長。
○財務部長(五十嵐雅幸) 続きまして、項目の5、弘前市の出張所及び公民館でバリアフリーになっていない施設はどこか。また、老朽化して新たに建て直す計画はあるのかにお答え申し上げます。
現在、出張所及び公民館は両施設が併設されたもの、公民館単独のものを合わせ、市内に15カ所あります。
玄関前にスロープを設置している施設、または玄関前に段差がない施設は11カ所あり、このうち裾野出張所及び公民館につきましては、移動式スロープを導入しております。
バリアフリー化が全く図られていない施設は新和出張所及び公民館、清水公民館、千年公民館、藤代公民館の4施設であります。これらの施設につきましては、裾野出張所及び公民館と同様なスロープの設置等を検討してまいりたいと考えております。
また現在、出張所及び公民館の建てかえ計画でございますが、現在その計画はございませんが、出張所及び公民館の建築年数が30年以上の建物が8件となっております。建物の老朽度を考慮しながら、計画的に維持修繕等をしてまいりたいと考えております。
以上です。
○副議長(藤田隆司議員) 7番。
○7番(今 薫議員) では、順次、一問一答式でやっていきたいと思います。
この議員の1番から8番まで1年生として入ってきたときに、議会事務局からこの中で、議員になったときの心得ということでレクチャーを受けました。
そのときにきつく言われたのは、ここは神聖な議場であり、そして我々はそれに値する行動を起こさなければいけないと。また、服装もそうでなければいけないということで、我々は上着必ず着用のこと、そしてバッジをつけ、そしてクールビズ対応である時期はネクタイを外してもいいが、それ以外は恥ずかしくない格好でこの議場の中に入ってくれということを言われてきたわけです。
それで、私はそれを守り、今でもこういうふうにネクタイをしているのはやっぱりこの議場に対して、この前川のつくったこの議場、こうして神聖な議場に対してやっぱり敬意があるからこういうふうな形で出ているわけです。必ず上着を着用して来ているわけです。
それで、私、今回問題にしたいのは、この壇上にいる方々が、確かに議会の合意を得たということでありますけれども、このポロシャツを着ることがクールビズなのかということを私、問いたいのですね。
ポロシャツを着ることイコールクールビズではなくて、例えば市長が、いろいろな場面でマスコミに出ている中で、見ているとポロシャツを着ていることはほとんどないわけです。白いワイシャツを着て、その上にジャケットを着ていることをよく最近見ます。ポロシャツを着ていないわけですね。そして、この場所をポロシャツにして、なぜ普通のマスコミが出るようなときにワイシャツを着ているのか。またそのために、ここの職員の方々がポロシャツを着ている。
もともとポロシャツというのは、イギリスの貴族がポロ競技をするときに着ているわけですね。そして、そのときもちゃんと服装がありまして、下は生成りのリネンのパンツ。そして、上も生成りのジャケット、カンカン帽をかぶってですね、ちょうネクタイをして、そしてポロ競技が終わった後にみんなで会話を楽しむ、そしていろいろな仕事の話とか、いろいろな学問の話、文学の話をしながら友好を深めるということでポロシャツを着ているわけでありますが、それが終わった後は、ちゃんとワイシャツを着て、そして会議とかやっているわけであります。
私は、このポロシャツを着ることは初日だったら私はオーケーだと思うのですけれども、クールビズ対応の初日以外は普通の格好でいいのではないかと思います。
なぜなら、この理事者の方々は、ここに入ってくるとき、私たちは上着を着ているのですけれども、ほとんどの方は着ておられないと。それで、この議事堂に関してどういうふうな感じでいるのか、どういうふうな思いがあって入ってきているのかを、まず市長に問いたいと思います。
○副議長(藤田隆司議員) 市長。
○市長(葛西憲之) 議場は神聖な場であり、それなりの服装が必要だと思います。私は、これは正々堂々とここに来て入ってきております。
○副議長(藤田隆司議員) 7番。
○7番(今 薫議員) それであるならば、いろいろなマスコミで、いろいろなところの議場が出てまいりますけれども、ほかのところはワイシャツ、普通にワイシャツの格好で来ているわけです。私見た中で、ポロシャツを着て理事者の人たちがいらっしゃっているところというのは見たことないのですね。非常に弘前の議会というのは、特異だと思うのですね。
皆さんがこのポロシャツを着たときに、同僚議員の中から、まるで保育所の園児みたいだということを言われたのを私よく覚えております。
クールビズ対応というのは、まさにネクタイを外して入ってもいいよということがクールビズではないかなと思うのですね。
服装のことは余り言いたくはありませんけれども、私は、このポロシャツというのは、この議場に対して好ましくはないと、私はそう思います。
なぜなら、このポロシャツを着て、東京のほうの中央官庁に陳情に行けるかどうかですね、例えば。例えば県庁に、県庁の重立った人の前にこの格好で行けるかどうかです。
この格好で、ちゃんとした会議に行けるかどうかですね。私はやっぱり違うと思うのですね。その相手の服装に合わせて、我々も礼節を合わせるというのが、私は礼儀だと思うのですけれども、議会の中でこの理事者と議員の間に一つの壁があるような感じがしてしようがないのですね、服装においてですね。私は、やはりこの服装というのは、非常に大事な部分もあります。
ですから、クールビズになったという日に、象徴的にポロシャツを着ていただいて、そしてその後は自由にポロシャツを着てもいい、ワイシャツを着てもいい、ネクタイもしてもいいし、外してもいいというもうちょっとワイドな対応をしていただけないかなと思うのですが、いかがでしょうか。
○副議長(藤田隆司議員) 経営戦略部長。
○経営戦略部長(山本 昇) まず、議場におけるポロシャツの着用で他の自治体の例があるかということでございますが、愛知県刈谷市におきまして、これも築城480年記念ポロシャツというものを本会議で着用しているということでございます。
また、同じく愛知県豊川市におきましては、キャラクターでありますいなりんの刺しゅうが入ったポロシャツを本会議で着用しているということでございます。
また、県のほうに当市の重点要望のほうをしてございますが、その際には、市出席者のほうが全員ポロシャツを着用して、知事に対して要望を行っているという事例もございます。
この議場でのポロシャツの着用につきましては、先ほども申し上げましたが、議会運営委員会において趣旨のほうを御説明いたしまして、御理解いただいた上で着用しているものでございますので、引き続きそのようにお願いしたいというふうに考えてございます。
以上でございます。
○副議長(藤田隆司議員) 7番。
○7番(今 薫議員) 他市でポロシャツを着ているということを、事例をおっしゃいましたけれども、それは議会の最中全て着ているのかどうかまでは確認はしておられますでしょうか。
○副議長(藤田隆司議員) 経営戦略部長。
○経営戦略部長(山本 昇) 本会議で着用しているということで確認してございます。
○副議長(藤田隆司議員) 7番。
○7番(今 薫議員) それは初日だけかもしれないし、全て着ているかという確認はしていないわけですね、まだね。ぜひその確認はお願いしたいと思います。
ポロシャツに関しては、私は非常に違和感がありますので、ぜひこれは再考をしていただいて、クールビズが始まったという、象徴的なことでは、私はオーケーだと思います。ただし、議会の中で、6月議会、9月議会全てにおいてポロシャツというのは、私はなじめないと思いますので、ぜひそれは、もう一度考えていただいてもらいたいと思いますので、ぜひよろしくお願いいたします。
それでは、続きまして、2番の、広報ひろさきについてお話を持っていきたいと思います。
今、その活字離れというのは、非常に子供たち、大人もそうですけれども、活字離れになっております。そして、新聞の中央紙、全国紙の中で、例えばドラえもんを使ったり、それからピカチュウを使ったりして、いろいろな質問を書いて、どこの紙面にその答えを書いているかということをやらせて、子供たちに新聞を開いてもらおうというアクションを起こしているわけですね。そして、その答えも子供もわかるような、子供が楽しいようなことをやっているわけです。
私ちょっと聞きたいのですけれども、この前の雪で20億円使いましたよね。では、ダンプ何台使ったのでしょうか。それから、弘前でりんご生産していますよね、生産していますけれども、何十トンということをやっていますけれども、例えばそれを並べたらどこまでいくとか、例えばそういうふうな我々のスケールでわかるようなことをですね。それから、弘前市役所の中にいろいろな課がありますけれども、下水道、弘前からどこまでの下水道が続いているのか、またそれをその距離があると、それをどういうふうに管理しているかという話になっていくと、子供たちが、弘前に対してもっともっと興味を持つようになるのですね。
私はそういうふうにしていって、そのいろいろな方々が興味を持つための広報だと思うのですね。今、広報を見ていますと、確かに前に比べたらよくはなっていますが、子供が読みたいような広報ではないと、読みたいと私は、ぜひ11月はたか丸くんの誕生月でありますので、それに合わせて子供たちが関心を持つ、弘前に対してもっと関心を持つような、本当に20億円を使ったけれども、ダンプで何台かというのはわからないのですよね。それをわかるというだけでも、ボリュームが目の前に出てくるわけです。私たちのヒューマンスケールでわかるようなことで、行政のことをもっともっとPRする必要があると思うのですが、広報を使って。それはいかがでしょうか。
○副議長(藤田隆司議員) 経営戦略部長。
○経営戦略部長(山本 昇) 先ほど、答弁申し上げましたとおり、たか丸くんの活用につきましては、積極的に取り組んでまいりたいというふうに思ってございます。
例えば、今御提案のあったとおり、市政に関するクイズ、こういうものをですね、たか丸くんを登場させて、楽しく子供がわかるような形で、市が今やっていることをわかりやすくお知らせするようなコーナーなども考えられますので、それに限らず、幅広くその活用について今後検討してまいりたいというふうに考えております。
○副議長(藤田隆司議員) 7番。
○7番(今 薫議員) ありがとうございます。
いろいろとたか丸くんを利用していただいて、キャラクターのぜひ投票でもトップクラスを狙えるようになれればなと思います。
2番の、たか丸くんについてはよくわかりましたので、よろしくお願いいたします。
そして、3番の、市の職員の方々の45分から1時間へということは、フレキシブルに考えて選択制にするということで、非常にいいと思います。
なぜ、これを私取り上げたかというと、もちろん地元経済のこともありますが、私は、この議会に来ている中で、お昼はいつも外に出るようにしているのですね。なぜなら、外に出ないといろいろなものが見えてこないと。それで、市の職員が朝から終了時まで、内勤の人はほとんど出ないわけですよね。
それで、私出たときに、歩道にカンカラが落ちていた。私は拾いました、自然に拾って持ってきました。それも市役所のすぐ前ですね、そういうふうなことが市の職員の中から外に出るよう機会があれば、だんだん出てくるわけです。例えば、どこに雪がいっぱいたまっているかとか、そういうふうなことを、職員の目で見て、職員が市民の感覚になって、市役所というのは前も言いましたけれども、市民にとって役に立つ所でありますので、市の職員が、中にいてパソコンを見ていることが全てではないと思うのですね。外に出ていろいろなものを見聞きして、それが次の自分の仕事に生きると思うのですけれども、ぜひそれは前向きに検討していただいて、45分それから1時間ということでやっていただきたいと思います。
そして、15分もし営業――営業というか、ここを会社だとすれば営業が延びるわけですけれども、15分延びるということは、行政サービスも15分延びて、市民に対して非常にプラスになると私は想像するわけです。
実際それがどのくらいのニーズがあるかとかはやってみないとわかりませんけれども、行政の時間が15分延びる、たったの15分かもしれないけれども、市民にとっては15分の間あるから行けるということになるのですね。ぜひ、これは前向きに、強力に検討していっていただければなと思いますので、よろしくお願いします。
続きまして、これは大体オーケーですね。
4番のほうに行きたいと思います。インターネット公売ということで、いろいろとやっておりますけれども、ぜひこれはやっていただきたいと思います。
きのう見た段階では、盛岡で土地を公売していました。ちゃんと地図入りでですね。それで、そういうふうに、いろいろなものをやっていただければ、地元では関心がなくても、いろいろな趣味の方がいらっしゃるので、例えば消防自動車も公売に出しています。それから、消防署、消防団で使っていたポンプも出ていました、移動式のポンプですね。我々が想像つかないような使い方をする方がいらっしゃるので、それはそういうふうなちゃんと何というのですか、緊急車両のそれは外して、もちろんやっていますけれども、そういうふうなことでやっておりましたので、ぜひこれは、お願いしたいと思います。
また、続けて言いますが、(2)番の、教育現場から出ることということで今、ほとんど使わない、何だ、使用にたえないもの以外はリサイクルしているということをお聞きしましたけれども、私一つ聞きたいのですけれども、各学校にコンピュータールームがありますけれども、その中で、ソフト、OSが変わると全部入れかえになりますけれども、パソコンが入れかえになるのですね。そのときのパソコンの処理はどういうふうになっているのでしょうか。
○副議長(藤田隆司議員) 教育部長。
○教育部長(野呂雅仁) パソコンでございますけれども、基本的にそれは廃棄ということになるかと思います。業者に持っていってもらいます。
以上であります。
○副議長(藤田隆司議員) 7番。
○7番(今 薫議員) そこなのですよね。私たちって、処分というとお金払ってすぐ処分できるのですけれども、学校のパソコンルームで使っているパソコンとかそういうふうな機器、まだまだ十分使えるわけであります。特に、パソコンに関しては、本体に関してはいろいろな、子供たちがやっているから大したデータはないかと思うのですけれども、OSのライセンスとかの問題がありますが、そういうふうなものをクリアして、まだまだ十分使えるのですね、学校の現場から出るもの。それから液晶のディスプレー、液晶のディスプレーはね、子供たちが使っている時間はそんな大した時間ではありません。それも一つの学校から何十台も一気に出るわけですね。こういうふうなものを、市民に利用してもらってですね、使う必要が僕はあると思うのですね。
それから、先ほど言いました椅子、テーブル――子供たちの勉強机ですね、それは廃棄処分としてもゼロではないと思うのですよ。
前見たインターネットの公売では、ある自治体から出ていたのが、子供たちの椅子、テーブル何十脚も出ていたわけです。では、弘前の場合はどうしようかと、もし使えるもの、椅子、テーブルに私限定しましたけれども、椅子、テーブル、パソコンに限定しましたけれども、そういうふうなものを市民にぜひ使ってもらうということで、子供たちが使ったものを親が使うということ、親、いろいろな人が使うということで夢がつながると思うのですね。子供たちが学校現場で使っていた、例えば椅子、テーブル、勉強で使ったものをどなたかが持っていって、それをそこで使うという、それが夢がつながることだと僕は思うわけです。
ですから、そういうふうなことを、ぜひ、先ほどパソコンは業者に処理してもらうということでありますが、それを何とかいい方法を使ってできないものか、ちょっと意見をお聞きしたいと思います。
○副議長(藤田隆司議員) 教育部長。
○教育部長(野呂雅仁) パソコンの話はリースでやっていますので、その業者が持って帰るということで、こちらのほうから手を離れてしまうわけですけれども、仮に今机、椅子の場合でまだ使える、何というのですかね、資産価値というのですか、それが残っている場合とか、そういう場合は、市のほうで指名する資格を持っているそういう古物のものを売る業者、そういうところにお願いすることはあろうかと思います。
以上であります。
○副議長(藤田隆司議員) 7番。
○7番(今 薫議員) 私、こうやって議員になって、いろいろな方々と話す機会があるのですけれども、財産の処分に関しては、処理するという、業者に処理をお願いするという簡単な言葉で終わっていることが非常に多くて、それはまだ違うのではないかなと。
もったいないという言葉が、日本のもったいないという言葉が、今アフリカでそういうふうにやってきたということの中では、もったいないということをもっと考えるべきかなと。そして、もったいないということはリサイクルにつながり、そしてごみの減量化にもつながるわけですね。それで、もったいないという言葉をもう一回使い直して、弘前市役所でもぜひそういうふうなことで、いろいろなもの、例えば木の棚、木でつくった棚とかたまに出てくるわけですね。施設名を言えばなんですけれども、市立病院から出てきたわけです、物品の置いているところに、大分前ですけれども。例えば、それは業者に処分してしまっていると。でも、それは使う人がいるのですね、使える人が。
職員の方にとって、これはもういいよと思っていても、一般の人は使いたいと思っている人がいるわけです。それの、もっと距離を近くすると、市民ももっと行政に対して関心持つし、その逆もあり得るわけですね。
ですから、そういうふうなところを、価値観というのは、これもう使わなくなったから処分という価値観ではないものがあると思うのですね。今、お話ししていると、山本部長が一生懸命うなずいておられますけれども、山本部長、経営戦略ということで、弘前市役所のもったいないということをどういうふうに考えているか、ちょっとお聞かせください。
○副議長(藤田隆司議員) 経営戦略部長。
○経営戦略部長(山本 昇) ケニアのほうで話になった、もったいない運動というやつですね、伊藤忠商事のほうで取り上げまして世界的に活動したと。日本で言えば、野口健さんがごみ拾い登山をしたりとか、そういうものをやっている。県内の自治体においてでもそういう取り組みをしたところがあったと思います。
議員おっしゃるとおり、ものを大事に使っていくというのは非常に大事なことだと思いますので、市職員の中においても、まず今あるものを大事に使って、自分たちで使い道がなくなったものについては、またほかの所管課に回しておりますが、その最終的な処分という形ではなくて、使えるところもやはり使うということは大事だと思います。
先ほど申し上げましたけれども、まず車については、御指摘のとおり、一度オークションとか、その辺についてやれるものかどうかも含めて、まずその辺から検討してまいりたいというふうに思っておりますので、よろしくお願いしたいと思います。
○副議長(藤田隆司議員) 7番。
○7番(今 薫議員) 確かにもったいないという言葉はですね、市の庁舎の入り口には、ごみのリサイクル、資源ごみのリサイクル、それから各階に資源ごみのリサイクルをやっていまして、非常に頑張っていると思いますが、システムの中でやっぱりそこが見逃しているところがあるかもしれませんので、ぜひそこもちょっと注目していただいて、そこをやっていただければなと思います。
それでは、5番目の、弘前市の出張所及び公民館でバリアフリーになっていないところはどこかということでありますが、移動式のスロープがあるということでありましたが、私が裾野に行ったときは、移動式のがなくて、選挙があるからということで移動式のやつが送られてきたわけです。
それで、そこにあったわけですけれども、移動式のやつが、移動式のスロープがあるということをおっしゃいましたけれども、それは裾野出張所にあるわけでありましょうか。
○副議長(藤田隆司議員) 財務部長。
○財務部長(五十嵐雅幸) 私も先日確認してきましたが、裾野出張所にございます。それは選挙管理委員会のほうでそこに置いてやっていて、それを使っているというふうなことですが、ふだんは設置をしていないというふうな状況でありました。
○副議長(藤田隆司議員) 7番。
○7番(今 薫議員) わかりました。
先ほど、スロープがついていないところが何カ所かあるということでありましたが、これは、本当にバリアフリーという言葉は皆さん簡単に言う
のですけれども、ちょっと
の段差で非常に困難になるということでありますので、これは早急に簡易式
のものでもいいですから、ぜひつけていただいて、利用者が不便
のないように、そして私びっくりした
のは、スロープがないと業者が大変だろうと、例えば大きなプリンターとか
を持ってきたら大変だろうと言ったら、一言言った
のは、それは業者
の仕事だとおっしゃった
のですけれども、そうではないと、優しさがもっと欲しいなと思った
のですね。やっぱりスロープがあると例えば、紙、大量
の紙とかでも簡単に運べるということで、いかに行政サービスという
のは、細かいところでもありますけれども、そういうところ
をぜひやっていかないと、誰が弱者になるかわからないわけですから、特に、裾野
のほうは障がい者施設も多いことでありますので、ぜひそれは公共的なものができればなと思います。
そして、もう一つ
の裾野
のシロアリ
の件でありますが、非常に私、個人的に見て床にも入ってきていましてやばいと思う
のですけれども、そこはいかがでしょうか。
○副議長(藤田隆司議員) 財務部長。
○財務部長(五十嵐雅幸) 先日、私も見たとき、担当
の職員
のほうから
説明を受けております。
やはりシロアリという
のは、全部
の建物に関係する部分ですので、それにつきましては、ちゃんと専門
のところに見ていただいて必要な措置、あるいは現状がどこまでいっている
のか、その辺
を確認しながら対処方法
を進めていきたいと考えております。
以上です。
○副議長(藤田隆司議員) 7番。
○7番(今 薫議員) ありがとうございます。
実は、裾野
のすぐそばに交番があった
のですけれども、交番がシロアリにやられてしまって建て直ししているわけですね。それで、そのシロアリが全部移った
のかどうかわからない
のですけれども、まずその出張所
のほうがすごいということで、これ避難所になる可能性もあるわけですから、そのときに床が抜けたりすると二次被害
を、災害
を起こす可能性もありますので、ぜひこれは早急に直していただきたいと思います。
特に、白いビニールテープ
を張って、何とかリペアしているように見せかけているけれども、さわるとぶよぶよしていると、非常に現場
の職員
の方からは、これまずい
のですよねということがありましたので、ぜひそれは早急に見ていただいて対応していただければなと思います。
私、今回、このクールビズについてとたか丸くんなどなどありましたが、少しでも市
の職員が、職員
の方が市民と近くなるような方法がないかなと思いまして、いろいろと考えてまいりました。そして、市政が、このたか丸くんを通じて、もっともっと子供から関心
を持てるようにということで提案させていただきましたので、ぜひそれは酌み取っていただければなと思います。
そして、リサイクルに関しては、確かにごみ
の減量化という
のは非常に大事なことであります。ごみ
をいかに出さないかということは、お金で処理できることではないと思いますので、ぜひこれは見直していただきたいなと思います。
でも、市
の職員は本当によくやっていると思います。古くなったバインダーとか使い回しして、棚も使い回ししてよくやっていると思いますが、意外なところで意外なもの
を見ていない
のではないかなと思いますので、そこ
を確認
をお願いいたします。
そして、最後
のバリアフリーという
のは、私たちがいつ、私もいずれ障がい者になる可能性が高いので、そのときに、しまったと思わないようにしておきたいので、こういうふうな提案
をさせていただきました。
もちろん、皆さんもいつハンディキャップ
を持つようになるかもわからないわけですから、そのときにこのバリアフリーになっていればと思うことがあると思いますので、ちょっと
の段差でも車椅子という
のは上がれません。ですから、この前も、近所
の床屋さんに入っていく
人が車椅子で入っていく
人がいた
のですけれども、ちょっと
の段差でも入っていけなくて、私は思わずお手伝いしました。本当
の、マッチ箱ぐらい
の段差でも上がれない
のですね。
ですから、それは、市
の施設いろいろなところ
を見て、ぜひそれは確認して、もしよければ自分で車椅子に乗って動いてみればいいと思います。そうすると、どれくらい大変かよくわかりますので、そういうこと
を確認していただければと願って、私
の一般質問
を終わります。ありがとうございました。
――
―――――――――――――――――――――
○副議長(藤田隆司議員) 次に、16番加藤とし子議員
の登壇
を求めます。
〔16番 加藤とし子議員 登壇〕(拍手)
○16番(加藤とし子議員) 16番弘前市民クラブ
の加藤とし子です。
市民
の命と暮らし、平和、基本的人権
を守る立場から、通告に沿って5項目について
の一般質問
をさせていただきます。
第1項目は、食物アレルギー対応食
の実施状況についてであります。
新年度から小中学校
の学校給食で食物アレルギーに対応した給食
の提供がスタートしました。それは、相馬中学校
の調理室
を西部学校給食センター
の分室とし、専用
の調理室として利用が始まりました。
新入生は、入学後に申請
を受け、2学期から開始すると
の記事が以前、地元紙に掲載されていました。
県内における対応食
の実施は自治体で差があり、三市
のうちでは弘前市が本年度からスタートしたわけですが、まずは専用調理室でスタートして
の実施状況について。調理体制や除去対象食品について。次に、対象児童生徒、保護者
の反応はどうな
のか。また、緊急時に備え、病院と
のホットラインはどのようになっている
のか。さらに、アレルギー
のない子供たちへ
の防止策教育はどのようになっている
のか、今後
の方向性についてお伺いします。
第2項目は、小中学校における平和教育についてであります。
先月、初めて広島に行き、原爆ドームや広島平和記念資料館内をめぐってきました。
6日、国連総会議長
の挨拶
の一文に、平和とは、単に敵意
のない状態
を意味するものでなく、二度と戦争
を引き起こす状況にならないようにすることであり、長年
の恨み
を克服する勇気、復讐心
を捨てる意志、和解
を達成する決意
を持つことと述べられ、また、こども代表による平和へ
の誓い
の一文に、68年前、原子爆弾によってまちが破壊され、体に傷
を負うだけでなく、心までも深く傷つけ、消えることでなく、多く
の人々
を苦しめています。だから、あの日から目
をそむけず、もっと知りたい
のです。被爆
の事実
を、被爆者
の思い
を。もっと伝えたい
のです。世界
の人々に、未来に。平和とは、安心して生活できること、一
人一
人が輝いていること、みんなが幸せ
を感じること。平和は、私たちみずからがつくり出すものです。そのために、多く
の人と話し合う中で、いろいろな考えがあること
を学びます。方法は違っていてもいい
のです。大切なバトン
をつなぐためにと結んでいます。
まさに、平和教育とは平和について学ぶことであり、公教育ではないNPOやNGOなど学外
の活動で行われる場合もあり、命
を大切に思う人権教育とも思っています。
8月14日付
の地元紙に、「終戦68年 語り継ぐ記憶」ということで、広島で被爆された川口さんが昨年10月、東目屋中学校
の1年生18
人を前に講演した被爆体験記事が掲載されていました。川口さんは、「小学生
の時に満州事変、中学生で支那事変、その後は太平洋戦争が始まって、青春は戦争ばかりでした」と激動
の時代と空前絶後
の大戦、被爆と生きた68年間
を振り返って
の気づいたら生き地獄という体験談がつづられていました。
また、8月22日付
の紙面では、「戦争
の悲惨さ学ぶ機会失う」という見出しで、漫画はだし
のゲン閲覧制限
の記事や中央紙では教科書選び
の記事が掲載されていました。
そこで、質問に入りますが、当市
の平和教育
の基本的な考え方と現状について。次に、川口さん
の被爆体験談
を聞き、中学生にとって
の思いはどうだった
のか。
市では、核兵器
の廃絶と世界平和
の実現
を願い、平成22年12月に平和都市宣言
を行い、この関連事業として、写真パネル
の貸し出しもしているということですが、状況はどうな
のかお伺いします。
第3項目は、弘前ねぷたまつりについてであります。
弘前ねぷたまつりといえば、地域から
の出陣が多く、幼児から老若男女まで
の各世代が7日間
のまつり開催期間
を大いに育んできました。そのまつり
の待機集合時間が厳格化されて2年目、何かしら殺風景さ
を感じている一
人です。
以前ならば、昼過ぎころから待機場所に参加団体
のねぷたが並び、笛や太鼓
の調整に、またねぷた運行に際して
の誘導
の仕方、ねぷた操作
のあり方等
を若者たちが先輩たちから学ぶ場として、飲食を通して
のきずなづくり等、この上ない貴重な時間だと思っていました。
待機場所に各地区
のねぷたが並ぶことにより、観光で訪れた観光客にとっても、ねぷた
の前で記念撮影したり、中には意気投合してねぷた
を引っ張りたいとはんてんまで借りて、まつり
を大いに楽しんだ観光客もいました。
道路
の使用許可
を出す警察署にとっては、長時間
の待機は一般車両や歩道
を塞いで
の飲食で歩行者
の通行
の妨げになるという問題が出されて
の厳格化に、管理上から考えると理解できないわけではありませんが、やはり弘前
のねぷたは、
人と
人と
のきずなづくりや子供からお年寄りまで集い、ねぷたづくり
のノウハウなどなど学び合う場が地域
の文化が培われていくものだと感じております。
以前ならば、戻り
のねぷた
をねぷた小屋まで笛や太鼓
を弾いていくと、住民が沿道に出てきて、見送ってくれるなど夏
の夜
のひととき
を楽しんでいました。
ここ数年は、時間になるとはやし
をやめて一路小屋へと、それこそまつり
の余韻もなく残念に感じております。
先般、市民
の方から、地区でねぷた
のはやし
の音がうるさいと言われたので、その方
の家
の前にねぷた
を引いていき、子供たちが一生懸命にはやし
をしている姿に感動され、その後は言わなくなったと
のお話
を伺いました。
弘前ねぷたまつりは、365日
のうち
の7日間だけ火祭りとして、地域
の文化として開催されてきました。管理上から考えると、短時間で集まってさっさと終われば楽かと思いますが、祭りという
のは長年受け継いできた伝統文化であり、無駄だと思える時間が
人育て
の大事な時間と思っているので、次
の何点か
を質問させていただきます。
1点目、総括
を含めたまつり
の状況について。2点目、課題や工夫している点について。3点目、観光客と
のコミュニケーションについて。4点目、行政や弘前警察署、ねぷた参加団体関係者と
の懇談は、今後
の方向性についてお伺いします。
第4項目は、防災行政についてであります。(1)災害弱者
の避難誘導について。
昨年
の6月議会で取り上げていますが、災害弱者と呼ばれる方々に対し、主に災害時要援護者登録制度や民生委員活動及び地域
包括支援センター委託業務、災害時等支援活動対象者マップ
の整備
の三つにより見守り体制
を行っており、いざ災害が発生した場合、事前に登録した地域支援者や市内7カ所
の地域
包括支援センター、16カ所
の在宅介護支援センター、市では関係機関などと連携して、今後は地域住民
の力
を活用することも考慮し、災害弱者に対する方策とその整備
を進めたいと
の御答弁でありましたが、その後
の状況について具体的な方法と水害、火山等と実際
の対策
をどうする
のかお伺いします。
(2)福祉エリア
の設置や避難所運営において
の女性職員
の配置など避難所
のあり方について。
昨年
の12月議会では、避難所で
の着がえや授乳スペースなどプライバシー
の確保等や視覚・聴覚・内部障がい・精神障がい・車椅子障がい児者支援などについて取り上げました。
避難所といえば、まずは避難し、それから避難者
のニーズに即した対応が必要かと思いますが、福祉避難所
の指定状況と各障がいに対応するコーディネートできる人材
の配置、また女性
の視点で
の支援が必要と思われるので女性職員
の配置についてお伺いします。
(3)被災動物
の対策について。
昨年
の12月議会では、災害時における被災動物対策については、多く
の大規模災害時において
の課題と
のことですが、東日本大震災では避難所にペット同伴部屋
を設けるなど
の事例もあったと
の御答弁でしたが、その後についてお伺いします。
第5項目は、家庭系・事業系生ごみ減量化
の状況についてであります。
昨年
の9月議会では、生ごみ
の減量化について取り上げたところ、家庭から出される燃やせるごみ
の組成分析調査
の実施やダンボールコンポストモニター事業、生ごみ循環支援モデル事業に取り組んでいると
の御答弁でしたが、その後
の状況について。
続く12月議会では、事業系生ごみ
の減量化について取り上げたところ、一般廃棄物処分業許可業者が運営する生ごみ処理施設は市内2カ所にありますが、処理能力が1日5トン未満と小規模なため、大量
の生ごみ
を受け入れできない状況と
のことですが、一部事業者においては、自社で大型生ごみ処理機
を購入し堆肥化した後、その堆肥
を関連農家に還元し、生ごみ
の減量化に努めているところもあると
のお話でしたが、その後
の状況についてお伺いします。
以上、壇上から
の一般質問
を終わらせていただきます。御答弁よろしくお願い申し上げます。
〔16番 加藤とし子議員 降壇〕(拍手)
○副議長(藤田隆司議員) ただいま
の質問に対し、理事者
の答弁
を求めます。市長。
○市長(葛西憲之) 加藤とし子議員から
の質問に対しまして、私からは、第3項目めについてお答えいたします。
3、弘前ねぷたまつりについてであります。
津軽
の夏
を彩る今年
の弘前ねぷたまつりは、扇ねぷたや組ねぷた大小合わせて80団体が運行に参加いたしました。
天候にも恵まれ、期間中
の人出は、昨年
を1万
人上回る163万
人、市内
の宿泊者数は、独自に調査したところ、対前年比約109%で、7日間
の延べ宿泊者数は約2,000
人増
の2万3000
人と推計され、盛況
のうちに終了することができました。
特に、ことしは斜里町と
の友好都市盟約締結30周年
を記念する年であったことから、馬場町長
を団長とする町民号44名
の方々が来弘し、市役所
のねぷた運行に参加するとともに、群馬県太田市からは上州ねぷた会が大型ねぷた
を搬入して、75名
の太田市民が3日目
の合同運行に参加するなどまつり
を大いに盛り上げていただきました。
また、ことし
のねぷた
の題材でありますが、没後200年
の節目として、農民一揆
の義民、鬼沢地区
の藤田民次郎、船沢地区出身
の偉人コンデ・コマこと前田光世といったこれまでにない題材
を鏡絵として取り上げた地元
のねぷたも運行され、話題
を呼んだところであります。
まつり
のフィナーレ
を飾るなぬかびおくりには、18団体
のねぷたが参加し、新たな試みとして、河川敷
を見おろす道路
を川に見立て、明かり
をともしたねぷたが川
を流れるように運行するねぷたながし
を行うとともに、5台
のねぷたに点火して、燃え上がるねぷたと河川敷に並んだ18台
の回転するねぷた
のコントラストは、多く
の観客
を魅了いたしました。
このなぬかびおくりにつきましては、当市
の観光資源として、さらに磨き上げ、弘前ねぷたまつり
の最後
を飾るイベントとして定着
を図ってまいりたいと考えております。
観光客と
のコミュニケーションについてでありますが、ねぷたまつり
の運営に当たりましては、弘前ねぷた
の魅力
をより多く
の観光客に知っていただくことは大変重要なことであります。
ことしは、ねぷたに参加したいという方から当市及び弘前観光コンベンション協会に80件
を超える問い合わせがございました。
観光客や市民
の運行参加
の受け入れについては、7団体
の協力
を得て、これら
の団体
を紹介し実施いたしました。また、桜大通り
の市民広場に設置しているねぷた小屋
を貸し付けている団体に対しては、観光客が自由に見学できること
を条件に貸し付けており、ことしも多く
の観光客に見学していただくとともに、コミュニケーション
を図っていただけた
のではないかと思っております。
これら
の情報につきましては、今後、広報誌や市
のホームページ等において、できるだけ早い時期に広く周知
を図るよう努めてまいりたいと考えております。
弘前ねぷたまつりは、町会単位でねぷた
を製作して運行に参加するという形が伝統的に続いてきたまつりであります。このことが地域コミュニティー
を支える上で大きな役割
を果たしてきたことは疑い
のないところであり、これからもその役割
を果たすとともに、地域経済
の活性化、そして市民
の元気
のためになくてはならないものであると思っております。
このことから、国指定による重要無形民俗文化財
の弘前ねぷたまつり
をこれからもしっかりと守るとともに、さらなる振興
を図ってまいりたいと考えております。
以上であります。
このほか、副市長、担当
の部長及び教育委員会から補足も含めて答弁
をいたします。
以上であります。
○副議長(藤田隆司議員) 観光振興部長。
○観光振興部長(高木伸剛) 御質問にありました行政、警察、ねぷた参加団体関係者と
の協議
の関係についてお答えいたします。
昨年度
のねぷたまつりから
の経過について申し上げますと、昨年はまつり終了後
の8月31日に、主催4団体事務局担当者会議
を開催しましてまつり期間
の総括
を行い、運営に当たって
の課題
の整理とその解決に向けた協議
を行っております。
その後、ねぷた参加団体が組織する弘前ねぷた参加団体協議会
の主催による弘前ねぷたフォーラム、あるいは通常総会に出席いたしまして参加団体
の意見
を伺いましたが、さまざまな意見があった中で、やはり一番多かった
のは、集合時間が午後5時では準備時間が少な過ぎるということでございました。
このことから、参加団体
の意見
を踏まえた主催者側
の意向として、特に駅前コース運行において集合時間
を午後4時からにできないかということについて、警察側から
の信号機や道路標識
の毀損、あるいは毀損防止対策などねぷた運行に関する申し入れ事項とあわせまして、ことし
の4月から協議
を重ねてございます。
弘前警察署と
の実務者レベル
の協議は幾度となく行ってございますが、主なもの
を申し上げますと、ことし6月17日には、主催4団体と弘前警察署と
の意見交換会、6月24日には、参加団体協議会
を含めまして関係機関と
の打ち合わせ会
を開催し、待機場所へ
の集合時間などさまざまな課題について協議
を行っております。
そして、今年7月10日には、全て
の関係機関に集まっていただきまして、参加団体に対して、運営
の詳細について
説明する弘前ねぷたまつり全体会議
を開催しております。
このような経過
を経まして、駅前コース運行
の集合時間につきましては、その後も弘前警察署と
の協議
を重ねまして、ようやく7月18日に、今年度は午後4時に繰り上げるということ
を決定しております。
ことし
のねぷたまつりも終わりましたけれども、まだまだ課題はあると認識しております。そのようなことで、次年度に向けまして、これまでと同様に参加団体、あるいは警察署と関係機関と協議
を重ねながら、改善に努めてまいりたいと思ってございます。
以上でございます。
○副議長(藤田隆司議員) 副市長。
○副市長(蛯名正樹) 私からは、5
の項目、家庭系・事業系生ごみ減量化
の状況についてお答え
を申し上げます。
市では、家庭から排出される燃やせるごみ
の内容物
を把握するために組成分析調査
を実施しており、調査
の結果、燃やせるごみ
のうち、生ごみ
の占める割合は重量で約5割となっており、生ごみ
をリサイクルすることは大幅なごみ
の減量につながります。
市
の生ごみ減量化
の具体的な取り組みとしては、
アクションプランに掲げたダンボールコンポストモニター事業と生ごみ循環支援モデル事業があります。
ダンボールコンポストモニター事業は、市民から公募したモニターに段ボール箱
を使用し堆肥づくり
をしてもらい、生ごみ減量へ
の普及啓発
を図ること
を目的に実施しております。
昨年度は、200名
のモニターが7月から9月まで
の3カ月間実施し、約3トン
の生ごみが堆肥として活用され、今年度も200名
のモニターがダンボールコンポスト
を実践しております。アンケート調査では、約6割
の方が継続して実施したいと答えており、一定
の普及啓発が図られたものと考えております。
また、生ごみ循環支援モデル事業は、公募した6団体77世帯に対し、電動生ごみ処理機
を貸与し、通年で生ごみ
の堆肥化に取り組んでもらうこと
を目的として、昨年8月から実施しております。
実施団体から
の報告では、平成24年9月から平成25年3月まで
の7カ月間で約6トン
の生ごみが堆肥として利用されており、生ごみ
の減量化に一定
の効果があったものと考えております。
家庭系生ごみは、約80%
の水分が含まれていると言われており、生ごみ
を水切りすることだけでごみ
の減量化につながることから、市では、生ごみ
の水切り
の仕方
を広報誌、ホームページ等で紹介するほか、公募によるモニター家庭へ水切り器具
を配布して実証実験
を行うことなど、生ごみ
の減量化
の促進につながる取り組み
の確立
を図ってまいります。
次に、事業系
の生ごみは本県
の事業系ごみ
のうち、紙類に次いで重量割合が高いと言われております。
市内
の飲食店やスーパー等から排出される食べ残しや野菜くずといった食品残渣は、処理方法としては事業系
の燃やせるごみとして一般廃棄物処理施設で焼却処分されます。そのほか、一般廃棄物処分業許可業者が運営する生ごみ処理施設において、堆肥化、飼料化
を行うこととなりますが、生ごみ処理施設
の処理能力が小規模なため、現在でも大量に受け入れできるような状況にはなっておりません。
また、自社で大型ごみ処理機
を購入し、ごみ
の減量化、堆肥化に努めている市内
の業者は1業者で、市が把握している事業者としては昨年と同様でございます。
県では、食品残渣
のリサイクル促進
のため
の方策
の検討や効率よく食品残渣
を回収、再生利用して、農業生産者に活用してもらう仕組み、いわゆるリサイクルループ
の構築
を図ること
を目的として、事業系食品残さリサイクル推進事業
を実施しており、今年度は、八戸地区と弘前地区においてモデル事業
を行う予定であります。
弘前地区では、食品残渣
を飼料化し、その飼料
を畜産農家に提供し家畜
を育て、肉等は消費者へ還元するというリサイクルループ
の確立
を目指していると伺っております。
市といたしましては、県が進めております事業系食品残さリサイクル推進事業
の進捗状況
を踏まえ、県と連携しながら、事業系生ごみ
の減量化及びリサイクル
の促進に努めてまいるとともに、先進地
の取り組みも調査、研究して減量化へつなげてまいりたいと考えております。
以上であります。
○副議長(藤田隆司議員) 教育部長。
○教育部長(野呂雅仁) 続きまして、1の項目、食物アレルギー対応食の実施状況についてにお答えいたします。
学校給食の食物アレルギー対応食提供事業につきましては、本年4月9日から西部学校給食センター相馬中学校分室において2名の栄養士と3名の調理員、計5名のスタッフにより開始いたしました。対象となる食物アレルギー原因食品は、卵、牛乳・乳製品、小麦、そば、ピーナツの5種類で、7月19日までの1学期間に、41名の児童生徒に対し、延べ624食を提供いたしました。
2学期からは、これまで対応してきました五大食物アレルギー原因食品のほか、魚卵、カニやエビなどの甲殻類、長芋及び桃の4種類を追加し、さらに小学校1年生11名及び途中から提供を希望する児童生徒5名、計16名にも提供を開始しており、提供者数は57名となっております。
児童生徒の保護者からは、みんなと同じ給食が食べられることを子供も喜んでいる、対応食はおいしい、弁当をつくらなくてもよくなり助かるなどの声が寄せられております。
開始以来、事故の発生につきましては最も注意を払ってきたところでありますが、6月21日と24日に、小学校及び中学校でそれぞれ1件、対応食の受け渡しミスにより、一般給食が提供される事故が発生しております。
教育委員会では、このことを重く受けとめ、6月28日、当事業の実施校及び2学期から実施を予定している学校の校長に対し、学校における対応食配膳までの手順やマニュアルの改善点等を確認し、全ての教職員が情報を共有することで、二度とこのようなことが起きないよう注意を促したところであります。
また、児童生徒が食物アレルギー症状を発症した際の対応方法につきましては、養護教諭及び給食主任等を対象に食物アレルギーによるアナフィラキシーを発症した際に使用する医薬品であるエピペンの使用方法に関する研修を実施したほか、各学校でも自主的にエピペントレーナーを使用した講習会を実施しております。さらに、弘前市医師会と連携し、学校において児童生徒が食物アレルギー症状を発症した場合は学校医等からアドバイスを受ける体制も整えております。そのほか、2学期を控えた8月21日には、アレルギー専門医を講師にお迎えして、全ての小中学校の関係教職員を対象とした研修会も開催しております。
この研修会で講師から紹介された東京都福祉健康局で作成したアレルギー発症時の症状チェックシートにつきましては、研修会終了後、学校に提示し、活用を図っております。
食物アレルギー対応食の提供を受ける児童生徒へは、他の児童生徒と異なるおかずが配膳されることから、教育委員会では、食物アレルギーに対する誤解や偏見をなくするため、他の児童生徒が正しい知識、情報に基づいて行動できるよう、学校に対し教育的な指導を行うよう指示しております。
今後は、食物アレルギー対応食の提供を受ける児童生徒のもとへ確実に届けることはもちろんのこと、当該児童生徒が食物アレルギーを理解した上で、品質及び安全性等について判断し、みずから命を守る自己管理能力を身につけられるような指導もあわせて行うことで、引き続き安全で安心な学校給食の提供を継続してまいります。
以上であります。
○副議長(藤田隆司議員) 教育長。
○教育長(佐藤紘昭) 2の項目、小中学校における平和教育についてお答えいたします。
小中学校ともに、学習指導要領に掲げられた目標に基づき、各教科等の学習を通して、子供たちが将来、日本人としての自覚を持ち、世界の平和と国際社会の発展に寄与する態度と資質を養う教育を行っているところであります。
具体的な内容につきましては、各学校が児童生徒の実態や地域、学校の実情を考慮して総合的に判断して行っており、その一例として、市内在住の被爆体験者をお呼びし、講話をしていただいた中学校もございます。
生徒の感想からは、戦争の悲惨さや原爆の恐ろしさはもちろんのこと、今の平和な自分たちの生活に感謝する気持ちや平和な時代を大切にしようとする決意、自然豊かな郷土を守ろうとする意欲など、一人一人がそれぞれの視点で平和に対する思いを深めることができたと読み取ることができます。また、講話に参加した保護者の方からは、実体験ならではの迫力や現実の戦争がもたらす悲惨さ、悲しさに集中して聞き入る様子が見られたと聞いております。
このように、体験講話は教育的に望ましい効果が期待されますが、現状といたしましては2校の実施にとどまっております。
次に、修学旅行で広島市を訪れ、原爆ドームと平和記念資料館を見学したのは、遠距離であるため、緊急時に対応することが難しいなどの理由によって、また、交通手段の制約や不便さを考慮して、今年度は市立中学校16校中1校だけであります。
訪問した際には、実際の被害の様子をより詳しく現実感を持って知ることで、平和を大切にしようとする決意を強くするとともに、より深く考え、いかに自分たちの表現活動に結びつけるかという実践の機会となっているというふうに聞いております。
最後に、市が主催した原爆と人間展で使用した写真パネルの貸し出し状況についてですが、8月30日現在、学校から貸し出し申請はないと伺っております。平成10年度からの貸し出し実績を見ましても、市立小中学校への貸し出しはありませんでした。
以上です。
○副議長(藤田隆司議員) 健康福祉部長。
○健康福祉部長(小田 実) 私からは、4、防災行政について。まず、(1)災害弱者の避難誘導についてお答え申し上げます。
市民の皆様には、災害が発生し避難を要する際、あらかじめ指定している各地域の指定避難所へ避難していただくことになります。
いわゆる災害弱者と呼ばれる方も自宅から直接福祉避難所へ避難するのではなく、まずは指定避難所へ避難していただき、その後に避難者や受け入れ先の状況に応じて福祉避難所へ避難していただくことになります。
災害時要援護者名簿に登録されている災害弱者につきましては、各種災害に応じて地域支援者が連携して避難誘導を行いますが、未登録の災害弱者につきましては、ふだんから地域の見守りを行っている民生委員や地域自主防災組織の協力を得ながら避難誘導を支援していきたいと考えております。
(2)福祉エリアの設置や避難所運営においての女性職員の配置など避難所のあり方について御答弁申し上げます。
まず、福祉避難所の指定状況についてお答えいたします。
当市と福祉避難所の確保に関する協定を締結している施設は、市内に60施設、市外に26施設の計86施設あります。
各施設とは、災害時に必要となる人的配備や物的配備、避難の手順など具体的な取り決め等を順次行ってまいります。特に、災害弱者が指定避難所から福祉避難所へ避難する際、対象者の状態に合った福祉避難所を選定するための調整方法などにつきましては、混乱を招かず多くの方が安心して避難できるよう今後検討してまいります。
以上でございます。
○副議長(藤田隆司議員) 経営戦略部長。
○経営戦略部長(山本 昇) 引き続きまして、避難所への女性職員の配置に関しまして、私のほうからお答えいたします。
避難所の運営、特に長期間にわたる避難所生活においては、プライバシー、あるいは高齢者や女性、乳幼児に配慮した環境づくりというものが非常に大切になってくるというふうに考えてございます。
市のほうでは、今年度、地域防災計画及び災害対応マニュアルの修正を行ってございます。現在その作業を進めているところでございます。
その中で、よりよい環境というか、良好な避難所の環境づくりについても検討して、避難所への女性職員の配置も含めまして、その計画のほうに反映してまいりたいと考えてございます。
続きまして、(3)の、被災動物の対策についてお答えいたします。
飼い主にとってペットは家族同様に大切な存在であり、避難所生活においても一緒に過ごすことを希望される方が多いのではないかというふうに思います。
しかしながら、一方では、動物アレルギーの方や動物が苦手な方もおり、また、感染症予防などの対策も要求されることから、避難所でのペット同伴には、やはり相当の配慮が必要となってまいります。
さらに、被災状況によっては同伴スペースを確保することが困難であったり、ペットの種類が多様化しているなど課題が多くあるものと認識してございます。
市といたしましては、環境省がまとめたペット避難のガイドラインや災害時における被災動物対策の実施主体でもあります県の検討状況なども勘案しながら検討していきまして、先ほども申し上げましたが、地域防災計画の見直しの中で、こちらの点についても整理してまいりたいというふうに考えてございます。
以上でございます。
○副議長(藤田隆司議員) 16番。
○16番(加藤とし子議員) 答弁ありがとうございました。
それでは、一括質問方式をとっておりますので、幾何点か、若干再質問をさせていただきます。端的に言います。
まず、第1項目について、1点目、何か先ほど受け渡しミスがあったとのことですけれども、その配給時点でのミスをどのように改善したのか、ちょっと詳しくお聞かせください。
それから、2点目、エピペンの使用講習会を実施したとのことですけれども、保護者と学校とで起こり得る症状ごとに対処法を話し合ったとか、本人が携帯し忘れる場合もあるため、家族や医師と相談して学校でも予備のエピペンを管理しておくとか、何か起きたときはそこにいる人に助けてもらわないといけないので、何重にも対策の備えが肝心かと思うので、児童生徒への指導もどのようにされているのかお聞かせください。
3点目、2学期からは五大食物アレルギーに、何か4種類を、何か追加されているとのことですけれども、ゴマとか大豆についてはどうなのか。これらについてもお伺いいたします。
次は、第2項目についてですけれども、1点目の、はだしのゲンの閲覧制限について新聞等でも騒がれましたけれども、当市の場合はどうだったのかお聞かせいただきたいです。
それから、2点目、写真パネルで見る原爆と人間展についてなのですけれども、平和についての学びの一環として、来訪者を待つだけでなく、やはりこちらから出向く形での巡回展などできないものか。その2点についてお伺いいたします。
それから、第4項目についてなのですけれども、在宅の高齢者や障がい者、福祉避難所に対する物資などの支援を行うための備蓄はどういう状況にあるのか。それから、町会での地域の力が必要かと思うし、近ごろの自主防災の進め方はどうなのかお伺いいたします。よろしくお願いいたします。
○副議長(藤田隆司議員) 教育部長。
○教育部長(野呂雅仁) 再質問にお答えいたします。
まず、受け渡し後のミスの後の具体的な改善点ということでございまして、学校における改善点がまず3項目ございます。
まず、1項目めが、食物アレルギー対応食がある日は、職員朝会等で全職員に周知することを再徹底するということです。二つ目として、食物アレルギー対応食の受け渡しについては、学校ごとで異なっておりましたけれども、必ず手渡しとすると。特に、小学校低学年児童に対しては、教室に届けて本人に手渡しするということです。三つ目として、児童生徒が職員室に受け取りに来ない場合の対応をあらかじめ学校で決めておくということでございます。
それと、あと教育委員会としての対応、改善点、3項目ございます。
一つ目は、食物アレルギー対応食がある日は、一般給食の食器かごに対応食があることをお知らせするプレートを上げておきます。これを上げておいて、給食当番や担任にもわかるようにしたということです。二つ目として、保護者に対して、対応食がある日は必ず子供に朝伝えて家から出してくださいということで、教育委員会から文書でお願いしました。三つ目として、学校指導課が行う学校計画訪問というのがございますけれども、その際には、これまで行ってきていませんでしたけれども、給食状況についても必要に応じて指導助言を行うということを改善点としてやったものでございます。
次に、エピペンの使用状況というのですか、所持状況ということでございますけれども、過去に呼吸障がい、あるいは血圧の低下などを引き起こす食物アレルギーの症状であるアナフィラキシー、またそれに近い症状が出た経歴のある児童生徒については、教育委員会から直接保護者に連絡して、エピペンを所持すること等について主治医とよくお話ししてくださいという形でお願いしております。
現在、エピペンを処方されている児童生徒は1名だけおられます。保護者と学校とが話し合って、この子の場合は、学校には預けないということの対応にはなっております。また、エピペンはあくまでも医師による児童生徒本人に対して処方される医薬品であることから、学校や教育委員会であらかじめ予備を準備することができません。
今後は、保護者に対しまして、児童生徒本人に所持させるということも選択肢の一つとして提示し、所持することとなった場合には、処方されたエピペンを学校で預かることについても検討材料ということに考えております。
児童生徒が学校でアレルギー症状を発症した場合には、食物アレルギー対応マニュアルに示した症状ごとの対応方法に即して適切に対応するよう指導徹底を図っております。そのほか、アレルギー専門医による研修会も実施して、安全対策、そっちのほうには万全を期しているという状況にあります。
三つ目が、ゴマや大豆ということでございますけれども、現在57名いらっしゃいますけれども、ゴマアレルギーの児童は1名、その中に入っております。大豆のアレルギーの児童生徒はいらっしゃいません。ゴマの成分は、そのものよりも調味料などに含まれている場合が多くございますので、なかなか対応が難しいということになりますけれども、今回には入れておりませんけれども、今後状況を見て、それもプラスしていくというふうに考えております。
大豆アレルギーはございませんけれども、これも今後のためにその必要に応じて対応していきたいというふうに考えております。
以上であります。
○副議長(藤田隆司議員) 教育長。
○教育長(佐藤紘昭) 2の項目について、はだしのゲンの閲覧制限についてお答えいたします。
教育委員会といたしましては、はだしのゲンについて、各学校に対し閲覧制限等の要請とか指示は出しておりません。また、市立各小中学校のはだしのゲンの保有状況、そして個別のこれへの対応についてですけれども、小学校37校ございますが、37校中25校、中学校は16校中11校が保有しておりますが、いずれの学校においても閲覧については、特に制限は設けておりません。
また、弘前図書館、岩木図書館、そして相馬ライブラリーにおきましても、いずれもはだしのゲンを所蔵しておりますけれども、閲覧制限はしておりません。
それから、二つ目の御質問ですけれども、原爆と人間展の巡回展示の実施や貸し出しについてですが、教育委員会としては、各学校に対する巡回展を今のところ実施する計画はございません。また、貸し出しにつきましては、担当の法務契約課と相談いたしまして、学校への情報提供を図る等の対応は検討してまいりたいと思っております。また、借り入れての実施につきましては、各学校の判断に委ねたいというふうに思っております。
以上です。
○副議長(藤田隆司議員) 経営戦略部長。
○経営戦略部長(山本 昇) 福祉避難所、あるいは在宅高齢者、障がい者に対する支援物資の備蓄についてと、自主防災組織の組織状況等々だと思いますが。
被災者のための食料や生活用品等の備蓄については、今後、地域防災計画の見直しにおいて、現物備蓄及び災害協定による流通備蓄のあり方について検討し、避難所に避難している被災者のほか、福祉避難所や在宅避難者のための支援物資についても備蓄していくということで考えてございます。
また、在宅避難者の情報を把握するためには、自主防災組織の役割が大変重要になってくるというふうに考えてございます。自主防災組織につきましては、現在32団体ということでございまして、今年度から資機材購入に対する補助制度の拡充等々をやってございますが、なかなか結成が進んでいっていないという現状でございます。
先日もお答えいたしましたが、この自主防災組織の結成促進に向けまして、結成されていない町内会等に対しまして調査を行う予定としてございますし、消防の統廃合を受けまして、経営戦略部のほうに消防団事務というものが移管されてきましたので、消防団の方々ともその辺について相談していきながら、自主防災組織の結成促進について鋭意取り組んでまいりたいというふうに考えてございます。
以上です。
○副議長(藤田隆司議員) 16番。
○16番(加藤とし子議員) 確認のため、再度質問いたします。
私が聞き漏らしたのかもしれませんけれども、エピペンの児童生徒への指導、子供たちへの指導、エピペンということについての指導はどのようにされているのかと、ちょっと漏らしたのかなと思いましたので、再度お聞かせください、子供たちへの指導です。
○副議長(藤田隆司議員) 教育長。
○教育長(佐藤紘昭) エピペンにつきましては、ことし3月27日までは、調布でああいう事故がある前までは、エピペンについては医師法第17条で処方、教員としても対応できなかったのです。3月27日以降、文部科学省からの通知がございまして、エピペンの使用について、緊急がある場合には教員が子供の補助としてやることについては差し支えない旨の改正がございました。
今のところは、教員が補助的にやるために、エピペンの使用についてはそれぞれ行っておりますが、子供につきましては、医師の処方、医師の指導によってやることとなりますので、今のところ学校で子供に対するエピペン使用の方法については指導はしていない状況にございます。
今後、エピペンにつきましては、先ほど申しましたように、医師法との関係がございますので、処方された子供について学校に置くなりして、子供たちも適切に対応できるような指導は必要かと思っております。
以上です。
○副議長(藤田隆司議員) 16番。
○16番(加藤とし子議員) 時間も迫ってきましたので、あとそうすると、意見要望を述べて終わりたいと思っております。
第1項目についてなのですけれども、弘前市は大規模な学校給食センターとして、県内としては初とのことなのですけれども、児童生徒の命を大事にする、思う食育にもつながっていくことと食べることはやはり生きること、命を大事にすることは相手の命をも大切に思うこと、食べることからいじめをもなくしてもらいたいと願っております。
このエピペンにつきましては、これからやはり学校でもしあった場合に、子供たちがこれ何という感じで不信感を持ってもいけませんので、その点は、子供たちのほうにもこういうのがあるから、こういうことなのだよということをちょっとわかりやすい言葉で伝えていただければ、ありがたいかなと思います。本当に変わったことをすると、やはり子供たちは偏見の目で見ることもございますので、何とかエピペンのこと、それから食物アレルギーのことということで、食育イコールいじめをなくすことということにつながっていけばと願っております。
それから、第2項目、平和教育についてなのですけれども、弘前市では、はだしのゲンに対しての閲覧制限がなかったということで本当にありがたいことかなと思っております。
ちょっと新聞の社説をちょっと御紹介したいと思いますけれども、はだしのゲンは教科書ではない。作家の故中沢啓治さんが被爆体験をもとに描いた自伝的作品だ。そのため教育長――松江市の教育長が衝撃を受けたように残酷な描写もあるが、反戦の強烈なメッセージとして読み手の心を打つ。世代を超えて読み継がれてきた事実は重い。戦争を知らない世代にとって、戦争の実相を知る手がかりだ、戦争体験を語る人が少なくなる今後は、その重要性は一層増すだろう。現に被爆地の広島市教委では、平和教育の独自テキストとして今年度から小学3年生ではだしのゲンを用いているとのことでございます。
何とか、やはり命を大事にする、そういう人権教育としてもその活用を弘前市としてもやっていただけたらなと願っております。
第3項目については、弘前ねぷたまつりは子育てを地域全体で応援するという青少年健全育成という観点から、また老若男女、各世代が地域の伝統文化を培う場、きずなづくりの場として、無駄だと思える時間が人育ての大事な時間だと感じているので、1年、365日のうちのたった7日間をみんなで見守り育んでくださることを切に要望いたします。
それから、第4項目の、防災行政については、いろいろとこれから進んでいくと思いますけれども、やはり災害弱者の避難誘導、それから福祉エリアの設置を本当にもう、いつ災害が来るかわからないということで、準備には準備を重ねておくことは必要かと思います。
また、動物に関しましても、今動物は癒し、心、鬱になった方とか、それからいろいろ高齢者の方のよりどころとして、動物の抱える、動物の役割というのは、すごく今、皆さんテレビ報道でも知らされているかと思いますので、何とかこの点についても進んでいくことを願ってやみません。
それから、家庭系・事業系生ごみの減量化の状況についてなのですけれども、これがうまく円滑に、また水分とぐるっと、それがうまく進むことを願っております。
これで、一般質問を終わらせていただきます。ありがとうございました。
○副議長(藤田隆司議員) 暫時、休憩いたします。
午後3時03分 休憩
――――――――◇――――――――
午後3時30分 開議
○議長(田中 元議員) 休憩前に引き続き、会議
を開きます。
6番畑山聡議員
の登壇
を求めます。
〔6番 畑山 聡議員 登壇〕(拍手)
○6番(畑山 聡議員) 議員番号6番望雲会
の畑山聡でございます。
田中元議長
の登壇
の許可
を得まして、壇上より通告に従って、一般質問
をさせていただきます。
まず初めに、弘前市
の経済活性化について伺いたいと思います。
皆様も御承知
のように、日本経済は、バブル崩壊後、長きにわたって不況でございました。経済が好況であるとは、景気がよいとはどのような状態な
のか
を全く知らない世代も存在するほどに、長い間、日本経済は低迷していました。
特に、デフレ不況が続いたこの15年ほどは、大学
を卒業してもろくに就職もできない事態まで引き起こし、日本経済は再起不能一歩手前まで追い込まれた
のでした。
自民党
の麻生太郎氏が内閣総理大臣になったときに、彼は極めて大胆かつ大規模な財政出動
を行いました。その結果、日本経済は、インフレになりかけて景気も上向き、雇用情勢が一転して売り手市場になったと思った
のもつかの間、麻生首相
の漢字
の読み間違い、例えば踏襲
を「ふしゅう」と読み間違えたとか、帝国ホテル
のバーで毎晩ブランデー
を飲んでいるとかというようなどうでもよいこと
をマスコミはあげつらって麻生たたき
を行った
のでございます。
加えて、マスコミは、コンクリートから
人へ
のスローガン
を掲げた民主党
を応援しました。
そのため、2009年8月
の衆議院議員総選挙で自由民主党は惨敗、政権
を民主党
の鳩山由紀夫に明け渡し、そこから日本
の迷走に次ぐ迷走
の、大迷走が始まった
のは皆様も御存じ
のとおりでございます。
野田首相は、外交もそうですが、とりわけ経済に関しては全く
の素人であり、あろうことか経済音痴
の安住氏
を財務大臣に任命し、白川日銀総裁
の事なかれ主義と相まってデフレ不況により、日本経済は沈没寸前までいきました。まさに国難が到来していた
のです。
さて、安倍首相
の、いわゆるアベノミクスは、朝日新聞がそのような政策はうまくいくわけがないと皮肉
を込めて命名したとされているようですが、デフレ脱却による経済回復策
を意味するものです。
アメリカ
を初め、各国
の識者・政府関係者
の支持
を得ていますが、中国、とりわけ韓国は執拗に病的なまでにというか、ひょっとしたら精神
を患っている
のではないかと思われるほどに非難しております。
このアベノミクスは、1927年(昭和2年)に昭和金融恐慌が発生したときに、高橋是清大蔵大臣がモラトリアム(支払い猶予制度)や紙幣
の大量印刷・発行によって金融危機
を回避した歴史に学んだものでございます。
ちなみに、アメリカ大統領ルーズベルトが行ったニューディール政策は、実は日本が行った政策
の模倣政策であったという方もおります。
このような金融緩和策は、現在では、実はアメリカやイギリスでごくごく普通に実施されている政策でございます。
円安、株高、そして実体経済が着実に上向いてきている
のは皆様も御承知
のことかと思います。
中国
のバブル経済が破綻するとか
の特別な外的要因がない限り、日本経済は立ち直り、徐々に好景気へと向かっていくものと考えられます。東京オリンピック
の招致は、強力な第三
の矢、すなわち成長戦略として
の働き
を大いに増してくれるものと考えられます。その経済的波及効果は極めて大きいものがあると思われます。
そこで、伺います。
アベノミクス効果による日本経済
の好転
を弘前
の経済
の活性化にどのように生かすお考えがある
のかについて伺います。明確かつ具体的に御返答いただきたいと思います。弘前
の命運にもかかわることでございますので、一問一答式でお聞きしたいと思います。
次に、附属機関について伺います。
現在、弘前市には、地方自治法第138条
の4第3項
の規定に基づき、法律または条例
の定めるところにより設置している附属機関がインターネット上で弘前市
のホームページ
を調べましたところ、22ございます。
自治基本条例市民検討委員会も係る附属機関
の一つでございます。もっとも、市民検討委員会という名称ではございますが、弘前市民以外
の人間も含まれているようでございます。
多く
の裁判例や学説
の通説的見解、並びに所管官庁筋
の解釈によりますと、この地方自治法第138条
の4第3項
の規定は、附属機関条例主義
を定めたものであって、
外部者委員が入る会議組織は全て附属機関に該当するとされております。
ところが、全国
の自治体は長い間、執行機関が定めた設置要綱等によって、本来からいえば附属機関に該当するもの
を懇談会等々
の名称
を用いて勝手に設置してきました。
我が弘前市におきましても、条例によらずに執行機関
の設置要綱等によって設置した、これもインターネットで調べましたところ、33
の、本来からいえば附属機関に該当する機関が存在しております。
9月4日には、駅前広場周辺地域活性化基本構想検討委員会が立ち上げられて、22
人の委員に委嘱状が交付されました。これは、主に中央弘前駅前周辺
の整備
の検討
を行う組織
のようでありますが、本来からすれば条例に基づき設置されなければならない
のは言うまでもありません。
このように、弘前市には、現在、正規
の附属機関と合わせて55も
の委員会等が存在することになります。
私
の知っている限りで現在まで訴訟になり、少なくとも7件
の裁判例がございますが、その全てが地方自治法第138条
の4第3項
の附属機関条例主義によらずに、執行機関が設置要綱等で設置した機関は違法なものであるとしております。
私は、市長に対して以前にも何度かそのようなものは法律に違反する、違法なものであること
を議場でお話ししてきたところでございます。
法務課や法務部等がございませんので、葛西市長には理解できない部分があるかもしれませんが、そのようなものは違法であるとされております。法に基づかない委員会や協議会、そして懇談会等は、その名称
のいかんにかかわらず違法であるとされております。
したがって、その存立する法的根拠
を持ち得ないものだと言わなければなりません。
それにもかかわらず、法律に違反する違法な新たな委員会
を立ち上げるということは、かような組織は附属機関条例主義に反しないとお考えだからでしょうか。
仮に反しないとお考えな
のであれば、それはどのような法律理論による
のか、簡潔明瞭に御教示いただければと思うものでございます。
また、違法であるということになれば、違法に設置された委員会委員へ
の謝金等
の支払いは法律に根拠
を持たないものですから、市長は違法に弘前市に損害
を与えたことになり、市長に対して損害賠償
を請求することができることになりますが、仮にそのような場合にはどうなされる
のか。この点についても一問一答式で質問
を行っていきたいと思います。
最後に、弘前市役所新庁舎
の大規模な増築と立体駐車場
の建設について伺います。
市長は、弘前市上白銀町1
の1に住所
を有するこの場所に市役所
の大規模な新庁舎
を増築すること、それに伴い、駐車場
のスペース
を確保するために立体駐車場
を建設すると
のことでありますが、それはどのような理由によるものでありましょうか。
弘前市
の将来
を考えるならば、あり得ない発想だと考える
のは私だけでございましょうか。その理由について、弘前市民が納得できるような明確かつ具体的にお示しいただきたいと思います。
以上で、壇上から
の質問
を終わります。
〔6番 畑山 聡議員 降壇〕(拍手)
○議長(田中 元議員) ただいま
の質問に対し、理事者
の答弁
を求めます。市長。
○市長(葛西憲之) 畑山聡議員から
の質問に対しまして、私からは、第3項目めについてお答え
をいたします。
3、市役所新庁舎及び立体駐車場建設
の是非についてであります。
市庁舎につきましては、合併以降、旧三市町村から引き継いだ各庁舎
を、全市的かつ次世代
を含めた長期的な視点から再編が必要と
の判断から新設、機能集約、用途廃止
を基本に、最も効率的な行政運営と質
の高い市民サービス
の提供
を図ること
を念頭に置いて、これまで検討
を重ねてきたところであります。
市役所本庁舎は、著名な建築家前川國男氏
の作品として、本館
の建設から50年以上も
の間、その後に増築された新館とともに、市中心部
のランドマーク的建物として地域
の景観形成にも大きく寄与し、市民
の皆様に親しまれてきております。
本庁舎に隣接する弘前公園が位置するこの地は、弘前城築城以来、津軽地域
の中枢として営々とその役割
を担い続けてきており、今日において、なおこの地が都市機能
の中心であり続けること
の象徴的な意義は、多く
の市民に共感いただけるものと考えております。
当初、この地
を選定し、弘前公園と対峙できる重厚な庁舎
を建設するとともに、大切に引き継いできた先人たち
を思い、本庁舎につきましては抜本的に改修し、現在地において今後も長く使い続けていくこと
を庁舎再編
の柱に据えたものであります。
また、新たに建設する増築棟については、本館及び新館
の耐震補強工事に当たって外観
を損ねること
のないよう、建物内部に耐震壁
を設置することによる執務面積
の減少等に対応するものであります。
これにあわせて、防災対策
の拠点として市民生活
の安全
を守る機能
の強化
を図るものであります。
立体駐車場につきましては、増築棟建設に伴う駐車台数減少
の緩和と繁忙期
の慢性的な渋滞
の解消
の二つ
の目的から建設するもので、史跡内
のため駐車スペース
の拡充が見込めない市民会館
の利用者も含め、エリア全体で
の利便性
の向上につながるものと考えております。
このように新しくなる市役所本庁舎につきましては、文化的な趣
を維持し、弘前市
の都市づくり
を後世に引き継いでいくシンボルとして
の創造であり、新たな地域力やまちづくり
のエネルギー
を生み出していく拠点として大きな役割
を担うものと確信
をいたしております。
以上であります。
このほか、担当
の部長から答弁いたします。
○議長(田中 元議員) 経営戦略部長。
○経営戦略部長(山本 昇) 項目1、弘前市
の経済活性化について。(1)アベノミクス効果
を弘前
の経済
の活性化にどのように生かすかにつきましてお答えいたします。
アベノミクスとは、大胆な金融政策、機動的な財政政策、民間投資
を喚起する成長戦略という、いわゆる三つ
の矢
を基軸としたデフレ脱却
を目指す経済政策であると承知しており、当市におけるその効果・影響等については、次
のように考えております。
まず、大胆な金融政策については、円安
の進行による海外観光客
の増加やりんご
の輸出額
の増額など
のよい効果
を期待しております。
特に、昨今
の経済発展が著しい東南アジア
をターゲットとした観光政策やりんご
の輸出促進については強化
を図っていくことが必要ではないかというふうに考えてございます。
ただ、反面、円安による石油製品、輸入原材料
の高騰による生活必需品
の価格高騰など、特に冬場
の灯油
の消費や、車で
の移動が多い当市
の市民生活には大きな影響
を与える側面もあると思料するところであります。
次に、財政政策に関しては、既に国で成立した平成24年度補正予算
を活用し、公共施設
の長寿命化や安全安心な通学路
の整備
を進めており、公共事業による地元建設業界等へ
の効果が期待されております。
一方で、公共事業による経済対策につきましては、地域
の持続的な経済発展
を視野に行うことが重要であり、弘前型スマートシティ構想で進める融雪施設など
の雪対策については、当市
の持続的発展にも最も重要であることから国土強靭化計画
の一つとして位置づけられないかということにつきまして、国及び関係者に対して今後働きかけ
を行ってまいりたいというふうに考えてございます。
最後に、民間投資による成長戦略に関しては、ヒロロや土手町コミュニティパークなど既に民間企業による市
の活性化が図られており、今後もこのような取り組み
を弘前市
の経済成長につなげてまいりたいと考えております。特に、老朽化が進む施設
の更新などについて
のその適用について検討してまいりたいと考えてございます。
このアベノミクス政策が有効に働き、デフレ脱却が達成された場合、市中へ
の資金流通量
の増加、企業
の業績向上、賃金上昇など
の効果が期待されますが、一方で、当市におけるその効果は首都圏におけるその効果に比べおくれる、または限定的になることもやはり懸念されております。
しかし、現在、
アクションプランを中心に多種
の経済政策
を展開しており、例えば、農業政策としては、りんご
の販売額や輸出量
の向上、農業生産法人数や集落営農組織数
の増加など
を目指す施策、観光振興においては、観光客
の増加や日本人または外国
人宿泊者数
の増加など
を目指した施策、商工業振興においては、農商工連携による6次産業化
の促進や中心市街地
の空き店舗率減少
を図る施策などがそれぞれ展開されております。
このほか、経済対策に資するものとして、さきにも述べたとおり、弘前型スマートシティ構想
の推進もあります。
市内
の未利用熱、廃熱、地熱等
を資源として活用すること
を想定しておりますが、その技術やノウハウが弘前市に移転することは大きなビジネスチャンスにもつながるものであり、第二
の公共事業として位置づけられるものではないかと考えてございます。
また、平成25年度
の予算編成におきましても、耕作放棄地対策や担い手育成など、昨年12月
の衆議院議員選挙時に自民党が掲げた公約
を意識した経済対策も既に盛り込んでおります。
これら
の施策は、アベノミクスにおける成長戦略より示された国
の経済再生へ
の道筋に先んじて当市において取り組むこととしたものであり、今後、国において詳細が示される各種施策と連動させながら、地域経済
の持続的な発展
を目指し、かつ、現在実施しておりますが、観光客
の消費動向
を含む調査
を踏まえた観光収益力
の向上ですとか、伝統工芸品やりんご農産物等
の地場産品
の積極的な販売など地域外から
の外貨獲得
を戦略的に推し進めることで、アベノミクス効果
を享受できる体制づくり
を進めてまいりたいというふうに考えてございます。
続きまして、項目2、附属機関について。(1)弘前市
の種々
の設置要綱は、地方自治法
の附属機関条例主義に反しないかということにつきましてお答えいたします。
当市においては、法律や条例など
の定めるところによって設置されている附属機関
のほか、条例によらず、要綱等によって設置されている懇談会等もございます。
今後は、他自治体
の事例や判例、学説など
を参考とするとともに、10月1日から採用予定
の弁護士とも相談しながら、懇談会等
を規定するガイドライン
を作成いたしまして、このあり方
を精査してまいりたいというふうに考えてございます。
以上でございます。
○議長(田中 元議員) 6番。
○6番(畑山 聡議員) 順次、再質問、一問一答式で1番から2番、3番というふうにして行っていきたいと思います。
経営戦略部長からアベノミクス、それから附属機関について
のお話がございました。
昨日だったと思いますが、経営戦略部長から弘前市
の将来
の人口がどういうふうになっていくかお聞かせいただいて、暗たんたるもの
を感じましてショック
を受けたものでございます。弘前はどんどんどんどんしぼんでいくというふうな感じ
の御発言だったかと思います。
何とかして、ここで弘前市は人口減少
を食いとめるため
のアベノミクスに乗って、そういうこと
を考えていかなければいけないだろうということ
をまた強く感じたところでございます。
経営戦略部長、今アベノミクスについてお話しになられましたので、かなり勉強なさっていらっしゃる
のだろうと思いますけれども、安倍首相が民間
の経済団体と会ったときに賃金
をできれば早期に上げてほしいと。もちろん、経済がよくなければ、企業がうまくいかなければ賃金
を上げることも困難なわけでございますけれども、効果が出てきたらできるだけ早い段階に賃金
を上げていただきたい。
これは、アベノミクスにとっては非常に本質的な、賃金
を上げるという
のは実はアベノミクスにとっては非常に重要なことで、本質的な問題でございます。
うなずいていらっしゃるようですのでおわかりな
のだと思いますけれども、賃金
を下げればデフレに作用し、賃金
を上げればインフレに作用すると。わかりませんか。
安倍首相が民間企業に賃金
を上げるように要請したゆえんでございます。デフレという
のは何かとか、インフレという
のは何かということがわかればすぐにわかることでございますけれども、お金があれば多く
の物
を購入しようという、賃金が上がればお金があれば、物
を購入しようという気持ちが起こります。
需要と供給
の関係から需要がふえれば物
の値段が上がる。IMF
の定義ですと、持続的に2年以上、物価が上がること
をインフレと言います。そのように、お金があれば需要がふえると、需要がふえれば物
の値段も上がるということで賃金
の上昇こそが脱デフレ、すなわちインフレによる経済成長
の本質であるという認識に立っているものでございます。
そこで、質問いたしますけれども、弘前市職員
の給与削減、いろいろな事情があったと思いますが、ラスパイレス指数が平成24年時点で103.6、弘前市と同じような規模、類似団体が108.5、国家公務員よりもほんのちょっと高いという状況でございます。
これが、国家公務員
の現在
の時限的な2年間
の給与改定特例法による措置がないとした場合には、弘前市は95.8、類似団体が100.3、このように弘前市役所
の給与水準は決して高いものではないわけでございますが、国家公務員に対してもほか
の自治体
の地方公務員に対しても決して高いものではない
のですが、前にも市長から答弁があったかと思いますけれども、繰り返しになるかもしれませんが、市役所職員
の給与
を削減する理由
を、まずは本質的な問題でございますので、そこからお尋ねしたいと思います。
○議長(田中 元議員) 経営戦略部長。
○経営戦略部長(山本 昇) 今回
の特例条例につきましては、復興支援ということでそれ
の財源上必要だということで総務省から
の協力依頼もございまして、当市としても協力して時限的に下げているというものでございます。
○議長(田中 元議員) 6番。
○6番(畑山 聡議員) 総務省から
の依頼があったと、協力依頼があったと。私も承知しておりますけれども。
7月末にヒロロが開業いたしました。市長
の公約でございますジョッパル再生、いよいよ形となって動き出したということでございます。
私もできればヒロロが成功すること
を祈っている弘前市民
の一
人でございます。
ただ、市役所
の職員、1,400
人いるかと思いますけれども、職員
の給料
を下げるということは、賃金
を下げるということはどんなものな
のかなという感じがある
のですね。
市役所
の職員は、ヒロロ
の大事な買い物
をしてくれるお客様ではないかというふうに私は考えているわけでございます。有力なお客様であって、買い物客でもあるはずな
のですね。
実は、6月議会でも申し上げましたけれども、地方公務員
の場合と国家公務員
の場合と
を同列に論じることはちょっと問題がある
のではないかということ
を6月議会では私お話しした
のです。
弘前市
の経済にとってみれば、弘前市役所
の1,400
人の職員
のお客様という
のはヒロロにとってみれば重要なお客様であると。賃金
を下げるということはお金が減るわけでございますから、給料が減るわけでございますから買い物
をするということ
を、ブレーキ
をかけるという働きになるかと思う
のですが、ヒロロにとってはまずいこと
をやっている
のではないかというふうに私は思う
のですが、いかがお考えでしょうか。
○議長(田中 元議員) 経営戦略部長。
○経営戦略部長(山本 昇) なかなか明確な答えはないと思いますが、弘前市民18万弱ございますが、弘前市民
の中
の1,400
人の消費活動が弘前市
の経済に与える影響が幾ばくかというものはなかなか、どれくらい
のインパクトがあるかという
のは明確にはお答えできませんが、特別な影響があるとも言い切れないというふうに思っております。
○議長(田中 元議員) 6番。
○6番(畑山 聡議員) 明確なインパクトがあるとは思えない、市役所
の職員が、そうですか。私は、大きなインパクト
を持っているかと思いますけれども。
総務省
の協力依頼、東日本大震災
の復興
のため
の財源
を何とか工面しなければいけないということで、国家公務員
の給与
を時限的に下げたと、財源
を確保しなければいけませんので。それは、よくわかる話でございます。
ただ、今のお話にも出てきましたけれども、総務省からの協力依頼があったのだと。そうすると、国が右を向けと言えば右を向き、左を向けと言えば左を、弘前市は向くような印象、イメージを抱くわけでございますけれども、市民主権システムや自治基本条例は何のためにあるのか、何のためにつくるのか。地域主権はどこに行ってしまったのか。国の言うことにただ従っているのであれば、市民主権も地方自治も全く意味のないものになってしまうと、私は思います。
ヒロロを、片方では成功させなければいけないものを賃金を下げることで何か失敗に終わらせようとしているのではないか。片方では市民主権だと、地方自治だということを言って、何か矛盾した統一性のない施策をしているのではないか。
要するに、戦略が何もないことを施策として行っているのではないかというふうに私には思えるのでございますが、その辺どのようにお考えになるでしょうか。
○議長(田中 元議員) 経営戦略部長。
○経営戦略部長(山本 昇) 今回の賃金というか、職員給与削減に関しましては、別途経済対策として国のほうから交付税措置等をされておりますので、地域全体としては、地域で回るお金のボリュームに関しては変わっていないというふうに考えてございます。
あわせて、今回の削減については、決して総務省が言ったからどうこうということではなくて、あくまでも当市としても震災復興に協力するということを示すために削減しているものでございます。
○議長(田中 元議員) 6番。
○6番(畑山 聡議員) 余りヒロロのことは考えていないと、余りインパクトがないのでということでございましょうか。
○議長(田中 元議員) 経営戦略部長。
○経営戦略部長(山本 昇) 先ほど申し上げましたが、市役所の職員の給与削減が直接的にヒロロの経営に影響があるというふうには思ってございません。
○議長(田中 元議員) 6番。
○6番(畑山 聡議員) どのようにしたらアベノミクス効果を弘前の経済の活性化に生かすことができるか。
かつて、バブル経済のころ――約20年ちょっと前ですけれども、まだ学生ぐらいだったと思いますけれども、バブル経済のときに弘前は余り恩恵を受けなかったのですね。
このままでは、アベノミクスの効果を弘前も享受することができないと思うのですが、例えばバブル経済のときに、こういう質問はちょっと厳しいかもしれませんけれども、バブル経済のときに何ゆえに弘前が恩恵を余り受けることができなかったのかという分析とかは何もしていないですよね。
○議長(田中 元議員) 経営戦略部長。
○経営戦略部長(山本 昇) 分析はしてございません。
○議長(田中 元議員) 6番。
○6番(畑山 聡議員) 私の個人的な見解を述べさせてもらいますけれども、バブル経済のときに弘前が恩恵を受けることができなかったのは、それを受け入れるだけの態勢がなかったからでございます。
大企業がまずございません、弘前には。農業があのころはまだ活発でしたので、農業で鍛冶町もある程度、あるいは土手町もある程度活性化することができたという点があるかと思います。
要するに、弘前には大企業がないのです、何%かしかないのです、全くないのではなくて。一番最初に大企業が動きますね、アベノミクスの効果が出てくるのは。その次に中小企業に波及してまいります。商店街、商工業にもみんな波及してまいります。
その大企業が弘前にはない、実は、弘前の企業誘致に関してですけれども、弘前商工会議所からも強くこのことは要望されているところでございます。
弘前市にたしか要望書が提出されているはずでございます。雇用創出拡大を図って、人口の流失を食いとめるためにぜひやっていただきたいというふうな要望書が提出されていると。私も拝見しておりますけれども。
そのような、大胆かつ大規模な企業誘致を行う考えはないのか。特に、大企業の誘致を積極的に行う考えはないのかお伺いしたいと思います。
○議長(田中 元議員) 経営戦略部長。
○経営戦略部長(山本 昇) バブル経済につきましては、株高、不動産高ということで、そこで資産価値が上がった方々がその効果というか、豊かさを享受したということなのではないかと思います。
その中で、当市、これは県全体の話になりますが、上場企業がない中で株高も何もないというようなこと、あるいは不動産投資についても地方まで投資、当然その競争というか、どんどん投資、投資で値段が上がっていくわけですから、その中で資産価値が上がっていくというものがなかったのだと思います。
今回のアベノミクスの中でも、恐らくは大企業等が金融緩和とかいろいろなそういうことで、まずは業績が好転していって、そこで設備投資が進んで、賃金が上がって、また消費が上がっていくというようなことで経済が回っていくのだろうというふうには思っています。
そういう中で、企業誘致という話でございますが、やはり企業誘致については、場所が必要だということで当市の状況は御存じのとおりだと思いますが、市長のほうも何度も言っていますが、空き工場の活用とかいうようなものもありますし、あとヒロロに象徴されるように市内の空き店舗等々、ソフト事業のような……違います、サービス業の誘致というようなものも考えられると思います。
そういうようなことで、やれることをしっかりと今から進めていきつつ、そういうような大企業が地方に参入するような意欲、機会というものがあるようであれば、なかなかでも今は海外に出ていくというような気がもっと、今までどおり強いのだと思いますが、その辺について情報を集めて、商工振興部のほうに総合販売戦略担当の理事のほうも商社のOBで雇用してございますので、そのようなその理事のネットワークも使いながら企業誘致というものも進めていきたいというふうに考えております。
○議長(田中 元議員) 6番。
○6番(畑山 聡議員) 今、経営戦略部長からは、これからやっていくというふうなニュアンスに受け取ったのですが、それで間違いないのかどうか、一度その点だけ考え、確かめておきます。
○議長(田中 元議員) 経営戦略部長。
○経営戦略部長(山本 昇) 今、空き工場等の利用については、今現在ももう進めてございますし、中心市街地のほうもサービス業の誘致とかについても今もう既に始めていることでございます。
ただ、大規模な空き地がございませんので、大規模な工場の誘致というのは今の状況ではすぐにできる状況にないというふうなことでございます。
○議長(田中 元議員) 6番。
○6番(畑山 聡議員) それでは、大規模な土地があれば、確保できれば、工場用地ですね、企業団地のような、可能であると。それは最低限の条件ですけれどもね。
そのほかに企業誘致を行うのにどのような条件が必要か、経営戦略部長おわかりになる範囲で結構でございますけれども、お話いただければと思います。
大規模な企業用地を確保できたという、それがなければどうしようもないですけれども、まずそれを確保できたとして、そのほかにどのような条件があれば大企業が来るかということについておわかりになる範囲で結構でございますけれども、お話いただければと思います。
○議長(田中 元議員) 経営戦略部長。
○経営戦略部長(山本 昇) やはり企業誘致については、ノウハウが必要だというふうに思っています。さらにそこから広がる人的ネットワークも必要だということで考えております。
やはり、当市においては、企業誘致のノウハウがやはり少し弱いかなというふうに思ってございます。なので、企業誘致のほうを活発にやられている八戸市がございますが、県内であれば八戸市が活発にやっておりますし、北東北でいえば北上市とか、やはり先進地に学んで今から準備していくということも必要だというふうに考えております。
○議長(田中 元議員) 6番。
○6番(畑山 聡議員) 秋田県能代市、企業団地をつくりまして、川に近いところに、キョーリン製薬を御存じだと思いますけれども、大きな製薬会社が参りました。
先日の工藤良憲議員からも企業誘致の話が出ておりましたけれども、先進地に学ぶべきであると、大いに学ぶべきであると私もそう思います。
これは、きちんと研究しなければ、勉強しなければ、全国どこの市町村も企業に来てほしいわけです。それでも、なかなか来ないわけでございますね、本当に積極的に研究してやらなければできない話だろうと思います。
ちなみに、能代市になぜやってきたのかというと、水がきれいだからです。製薬会社は水がきれいなところにしか来ません。受け入れ態勢が整っていたので、キョーリン製薬は能代にやってきました、水がきれいであると。
弘前市、岩木川が汚いという話、東奥日報にはそう書いているかもしれませんけれども、きれいですよ、本当は。白神山系の水はすごくきれいですし、しかも軟水です、硬水ではなくて。
ちょっと話がずれますけれども、日本酒をつくるのに最適な水ですよ、おいしいお酒をつくることができる。齋藤酒造が何か賞をもらったということをニュースでも聞きましたけれども、やはり水がすごく影響しているだろうと思います。
そのように、岩木川も平川も浅瀬石川もきれいな水がまずある。絶好の場所にあるということでございます。
そこで、私からの提案みたいな形になりますけれども、土地がない、確保できないというお話がございましたので、近隣市町村と大合併して企業誘致に必要な用地を確保し、大規模、大胆な企業誘致を積極的に行って雇用創出拡大を図り、弘前市民の所得を増大させなければならない。
市民の所得がふえれば、弘前市民が買い物を積極的に行うようになります。それによって、弘前市内の商工業も活性化するではありませんか。鍛冶町だって、かつてのにぎわいを取り戻すでありましょう。
アベノミクスの経済成長戦略を生かさないのでは、このままでは弘前市の経済は徐々に縮小し、働く場所がないことから若い人たちは県外に流失し、生活保護受給者がふえ続けて、働いて自立する機会もなく、弘前市はじり貧状態です。
若者が夢や希望が持てる弘前にするために、弘前の経済構造を根本から変えなければなりません。弘前市民が安心して暮らすことができるように、弘前市の経済構造を根本から大変革しなければなりません。
そのようにしてこそ、初めて子供の笑顔があふれる弘前になると考えるものでございます。
単なるスローガンではなく、10年後、20年後、そして30年後を見据えたしっかりとした戦略を持たなければならないと私は考えるものです。いかがお考えでしょうか。
○議長(田中 元議員) 経営戦略部長。
○経営戦略部長(山本 昇) 当初御答弁したとおり、しっかりと経済対策に取り込んでまいりたいというふうに思っています。
○議長(田中 元議員) 6番。
○6番(畑山 聡議員) もう少し力強く言っていただきたかったと思いますけれども、先行きがどうなのか、ちょっと自信がないような発言でございました。
それでは次に、時間もなくなりますので、次の、早く終わってほしい方もたくさんいらっしゃるかもしれませんけれども、残り時間もありますので、次に移りたいと思います。附属機関に移りたいと思います。
附属機関のほうからは、明確な法律理論というか、お示しにならなかったように思うのですけれども、それ以上はお答えできないでしょうか。
○議長(田中 元議員) 経営戦略部長。
○経営戦略部長(山本 昇) 議員が御質問の際に述べられたような法律の解釈、あるいは判例等々については把握してございます。
その辺を踏まえまして、10月1日採用の弁護士とも相談しながら、市としてはしっかりとしたガイドラインを作成していきたいという旨、答弁したところでございます。
○議長(田中 元議員) 6番。
○6番(畑山 聡議員) それでは、もしも私が話したことをもとにして、10月1日から弁護士が来るらしいですけれども、ガイドラインをつくって、これはやはりよくないということになれば、全ては条例でつくるという方向に向かうという可能性もあるということでしょうか。
○議長(田中 元議員) 経営戦略部長。
○経営戦略部長(山本 昇) 法令等に照らして、適切に対応してまいりたいと思います。
○議長(田中 元議員) 6番。
○6番(畑山 聡議員) 私のところに、事前に調査に来ました係の方が、必ずしも調査をしているわけでないのだから反しないのではないかというふうな話をしましたけれども、例えば懇談会という名前がついていても、あの中に諮問という言葉が出てまいりますけれども、諮問というのは意見を求めることでございますので、広い意味でございますので、懇談会等でもやはりいけないことなのですね。
そして、この規定が、なぜ新設された、大分前に新設されたものですけれども、何ゆえ新設されたのか参考までにお話ししておきますけれども。
この規定は、附属機関の設置は、法令に特別の定めがない限り、各執行機関において規則、規定、そのほかの内部規律に基づいて任意に行うことができるものとされていた従来の取り扱いを改め――この規定ができる前はそうだったと言っているのですね、それを改め、今後は行政組織の一環をなす附属機関の設置は全て条例で定めなければならないとする趣旨で新設されたものでございます。
市民懇談会というと、何か市民の声にさも耳を傾けているようでもあり、あたかもすばらしいことのようにも誤解されがちなものでございますが、かつて全国の首長がそれをいいことに議会を軽視する方便として乱用したがために、地方自治法第138条の4第3項が設けられたのでございます。
したがって、附属機関は、あくまで条例により定めることができる、すなわち議会の同意や承認を必要とすると考えなければならないものでございます。
ということで、この法律がつくられたいきさつ、趣旨でございますね、それをお話しさせていただきました。
これから、10月1日からそういうふうにしてやるということでございますので、懇談会について引き続き私の意見を交えた質問になるかと思いますけれども、市民参画といい、市民協働といえば非常に市民を大事にしている印象があり、民主主義にかなった、まことに格好よく、すばらしいことを行っているかのような印象やイメージを持たれる方が多いに違いありません。
しかし、日々仕事に追われている人々がどうして市民参画などできるのでしょうか。どうして市民協働などということができるのでしょうか。どうして、そのような形で市政に参加することができるのでしょうか。
そのようなことができないからこそ、国民は、選挙を通じて選挙に参加しているのです。国はもちろん、地方公共団体においても事情は全く同じでございます。
それゆえにこそ、民主主義を実践している世界のどこの国においても、また世界のどこの地域においても民主主義の形として間接民主制がとられているのでございます。
市民参画、そして市民協働とは、選挙により平等だった政治参加、そして政治参画の機会を参加できる者と参加できない者との間に著しい不平等をもたらす仕組みであることにお気づきでありましょうか。
なぜなら、参画できない者の声は届けられず、参画できる者だけが市民となる仕組みだからです。市民参画、そして市民協働とはそのような不平等な仕組みなのでございます。
民主主義においては、国民は皆ひとしく機会の平等が与えられなければならないのに、市民参画、そして市民協働とは一部の国民や市民にだけ参画の機会を与えるものにすぎません。言葉の持つ本当の意味もわからないままに、何かすばらしいことであるかのごとくに錯覚し、時代の流行に流されている人々がいます。
弘前に真の民主主義が根づくのはいつの日のことでありましょうか。弘前を愛する者として、私はそのことを深く憂えるものでございます。
ということで、この点について私お話ししましたけれども、どのようにお考えになるのでしょうか。
○議長(田中 元議員) 経営戦略部長。
○経営戦略部長(山本 昇) 選挙、いわゆる投票率が上がるというのが市民参画、市民との協働というか、市政参加においては一番重要であるというふうに考えてございます。
そういう意味もありまして、先日、参議院選におきまして模擬選挙というものが選挙管理委員会において行われましたが、ああいうような取り組みを通じて弘前市の投票率が上がっていくということは極めて重要であるというふうに考えております。
○議長(田中 元議員) 6番。
○6番(畑山 聡議員) 今、経営戦略部長のほうから投票率の話が出ましたので、せっかく出ましたので、その点についてちょっとお伺いしたいと思いますが、投票率がどんどん下がってきていますね。
これは、どういうふうにしたら上がるのか、逆に言えば、なぜ投票率が低いのかお考えになったことはありますでしょうか。
○議長(田中 元議員) 経営戦略部長。
○経営戦略部長(山本 昇) 投票率が下がっているのは、当市に限らず全国的な傾向ではないかと思います。
やはり国民全体が政治から離れていっているのではないかというようなことが一般的に考えられるのではないかと思います。
○議長(田中 元議員) 6番。
○6番(畑山 聡議員) 一般的に、この点についての分析がいろいろなされております。
一つには、郷土を愛する、教育長そういう話をよくしますけれども、ふるさとを愛する気持ち、郷土を愛する気持ち、青森県を愛する気持ち、日本を愛する気持ち、愛国心という言葉を使うと、すぐあれは右だというふうな言い方をされますので国を愛する気持ち、自分の国を愛している、自分の弘前を愛している、そうすると、市議会議員に誰を選べばいいのか、市長に誰を選べばいいか、人ごとではなくなるわけですよ。
自分たちが住んでいるふるさとが誰に託せばよくなるか、関心事になるわけですから、まずそういうことが戦後の教育においてないがしろにされてきたのではないかということが1点。
それから、もう一つ重要なことは、日本では、昭和のころですか、源泉徴収というのが行われるようになりました、大正の時期だったかちょっとわからなくなりましたけれども、税金の取り方ですね。
そして、アメリカでは、アメリカも本当は投票率が高くないのです、貧困の方は選挙に行きません。なぜかというと、投票に行っても貧困者に対しては冷たいからです、政府は。
ただ、税金を直接納める方法をとっているのです。経営戦略部長が収入を得たと、1年間、それを自分で申告して直接払うと。
我々は、源泉徴収だと何か税金
を取られているという余り感覚はないですよね。ある方もいらっしゃると思いますが、ないですよね。
アメリカ
人が一生懸命になる
のは、税金
の使い方にすごく関心があるからです。そして、このことがデンマークやスウェーデンですごく投票率が高い
のは、消費税が物すごく高いですよね。税金がすごく高い
のです。だから、税金
の使われ方にすごい興味、関心があるわけです。誰に委ねるか。だから、みんな投票に行く
のですよ。
もちろん国によっては、罰則規定
を設けて無理やり選挙に行かせている国もございますが、それはちょっと置いておいて、時間がないそうですけれども、そういうことでございます。
最後に、市役所
の新庁舎等について、建設について伺います。
先ほど、市長からかなりこの点についてはかなり事前に、綿密にどのような質問
をするかということがございましたので、ほぼ網羅されているような感じでもございましたけれども、何回前
の議会だったかちょっと忘れましたけれども、ある議員が弘前公園
の追手門は、いわば弘前公園
の入り口、玄関ではないかと、今現在は。
亀甲門が昔使われていたころもありますけれども、今現在は追手門が玄関ではないかと、観光客から見たときにここに建物だらけという
のはいかがなものかというふうな発言が、ちょっとニュアンスが違うかもしれませんけれども、そういう話もあったように思います。
観光面で
の影響が大きいようにも思うわけでございます。それから、あわせて市役所
の前
の道路は非常に交通量が多うございます。これは、以前、恐らく拡幅工事
をしなければいけなくなる
のだろうと、片道2車線に。
そうすると、今駐車している、道路に駐車している部分
を大分後退させて道路
をつくらなければいけないだろうという事態も出てくるだろうと思うわけでございます。
そして、ここに市役所
をつくってしまった場合に、これは市長に言えばいい
のでしたか、仮につくってしまうと、もちろん市長から今お話がございましたけれども、恐らく今後30年はここから市役所
を動かすことができない。
私先ほど合併
の話
をしましたけれども、合併して大きな弘前市ができたときに、ここが弘前市
の市役所でなければならない理由がなくなるだろうと思う
のです、むしろ非効率的になるだろうと。
そういう将来
のこと
を考えた場合に、弘前市
の将来
のこと
を考えた場合にそういうふうに合併が仮にうまくいって、企業誘致もうまくいってどんどんどんどん駅
の裏――駅
の裏という言い方
をすると、今は向こう
の方は怒りますけれども、「裏ではないと、こちらは」そういうふうに怒りますけれども、恐らく向こう
のほうに市役所
を移転しなければならない事態だって生じてくると思う
のです。
今つくってしまうと、少なくても30年は越せなくなる。そういうこと
をどのようにお考えになるでしょうか。
○議長(田中 元議員) 市長。
○市長(葛西憲之) 私は、合併
をまだ前提にしているわけでも何でもございません。仮
のことで
のお話はできないと思いますけれども。
私は、弘前
のまち
の中心的な、象徴的な意義として弘前公園がある
のだと思います。そして、この津軽圏域においても、弘前公園という
のは大変な象徴性、中心性
を私は持っていると思います。それに対して対峙しているこの庁舎という
のは、まさにこれから、これ
を長きにわたってこれ
をしっかり使い込んでいくと。
そして、しっかりとした対峙
のもとにパッケージで弘前全体
を象徴するような庁舎として長く使い続けていかなければならないし、それが私は圏域に対して
のさまざまな方向性というふうなものも、そういう情報発信
の場にも私はなると思っております。
○議長(田中 元議員) 6番。
○6番(畑山 聡議員) 市長は、管理型から経営型へということで、恐らく経営戦略部というもの
を設けた
のだろうと思いますけれども、将来に対するどのような戦略
を、まだ立てていない
のかもしれませんけれども、今できたばかりですので、どのような戦略
をお持ちでいらっしゃる
のかお聞かせいただければと思います。
○議長(田中 元議員) 市長。
○市長(葛西憲之) 何
の戦略でしょうか。
○議長(田中 元議員) 6番。
○6番(畑山 聡議員) 弘前市が、経済が発展して弘前市民が豊かになって買い物
をたくさんするようになる、まちがそれで本当
のにぎわいが出てくるわけです。そのため
の戦略、どのような戦略
をお考えになっているかということ
を、私はお話ししている
のです。
○議長(田中 元議員) 市長。
○市長(葛西憲之) 経済は、まずはこの地域が持っているアドバンテージ
を最大限に生かすことだろうと思っています。そのことが地道な経済
の発展に私はつながっていくと思います。
もちろん、外貨
を稼ぐ、そのため
の観光政策という
のはまず一番に考えなければならないでしょうけれども、それと同時にこの農業というふうなもの
の基盤というふうなもの
をしっかり生かして、そしてそれが2次産業、3次産業にも波及していけるようなそういう取り組みがこれから、私は着実な展開
を見せていくことで経済というふうなものが回っていくと、私は思っています。
○議長(田中 元議員) 6番。
○6番(畑山 聡議員) 私は、統計
の見間違えかもしれませんけれども、今農業
の話が出ました。
弘前市に占める農業所得かな。経済に対する割合が3.8%でそんなに大きくはないと。
これちょっと私、ホームページ
の見間違えかもしれませんけれども、ホームページで拝見させていただきました。
初めにも申し上げましたけれども、経営戦略部長がたしかきのうだったと思う
のですけれども、今後弘前はこういうふうに人口がなっていく
のだと。どんどんどんどん縮小していく
のだという話だった
のです。
だから、今
のままでは恐らく無理な
のです。経営戦略部長、そうやって予想しているわけですから。
だから、農業はちょっと置いておいてもいいですけれども、そのため
の戦略、戦略という言葉はもちろんおわかり
の上で使っていらっしゃるとは思いますけれども、そのため
の戦略という
のを立てなければいけないだろうと考える
のですが、もちろん観光資源とか、今現在ある資源
を利用する、最大限利用するという
のは当たり前
のことですが、それだけでは経営戦略部長が言うように、人口はどんどんどんどん減ってしまうよと、きのうそういうふうに経営戦略部長はっきり言った
のだ。私、すごくショック
を受けました、それ
を聞いて。
今
のままでは、そうなるという予想
を立ててみせた
のです。ある程度
の統計的数字に基づいてお話なさっている
のでしょう。それは、余り信用
のできない数字だった
のですか。
○議長(田中 元議員) 6番議員に申し上げます。
通告にあります第3項目、市役所新庁舎及び駐車場等々と大分逸脱しておりますので、この件についてはこれで打ち切ります。
話題
を変えてください。
○6番(畑山 聡議員)(続) では、最後で、意見要望
を。これで、最後にいたします。新庁舎
のあれが違う方向に飛びましたので、ルール
をちょっと破ってしまいましたので。
市長、それから経営戦略部長、優秀な方だというふうに伺っておりますけれども、ぜひ弘前
のために、大きな、長期的、大局的、総合的、長期的視点に立った経営、方針、方法、計画
を立てて着実に弘前
を成長させていただきたい。
そして、子供
の本当に笑顔あふれるまちにしていただきたいということ
をお願いして、私
の一般質問
を終わらせていただきます。
○議長(田中 元議員) 以上
をもって、一般質問は終わりました。
―――――――――――――――――
○議長(田中 元議員) 日程第2、諸般
の報告
をいたさせます。
○事務局長(葛西靖憲) (朗読)
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諸般
の報告
一 追加提出議案
議案第121号1件。
一 議員派遣
議員派遣第7号1件。
以上
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○議長(田中 元議員) 以上
をもって、諸般
の報告は終わりました。
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○議長(田中 元議員) 日程第3、議案第94号及び第96号から第121号まで
の以上27件
を一括議題といたします。
まず、本日追加提出
の議案第121号1件に対する理事者
の提案理由
の説明を求めます。市長。
〔市長 葛西憲之 登壇〕
○市長(葛西憲之) 本日、追加提出いたしました議案について御
説明申し上げます。
議案第121号平成25年度弘前市
一般会計補正予算(第7号)は、8月31日から9月1日にかけて
の大雨により被災した農地、農業用施設及び土木施設
の復旧に係る経費で、補助災害
の採択に必要となる測量・設計費
のほか、補助災害
の対象とならない小規模な被害箇所
を復旧するため
の工事費などに係る予算
を追加補正するものであり、歳入歳出予算に3097万9000円
を追加し、補正後
の額
を779億5662万1000円とするほか、地方債
の補正
をしようとするものであります。
それでは、歳出予算
の内容について御
説明申し上げます。
災害復旧費に、農業用施設災害復旧事業
の追加として2337万9000円、土木施設災害復旧事業
の追加として760万円
を計上しております。
以上
の歳出予算に対応する歳入予算としては、それぞれ特定財源
を計上したほか、地方交付税
の追加2172万円をもって全体予算
の調整
を図ったものであります。
以上が、本日追加提出いたしました議案
の概要でありますので、十分に御審議
の上、原案どおり御議決くださるようお願いいたします。
〔市長 葛西憲之 降壇〕
○議長(田中 元議員) 以上
をもって、提案理由
の説明は終わりました。
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○議長(田中 元議員) 次に、お諮りいたします。
ただいま議題となっております議案中、議案第121号1件につきましては、理事者より先議
の要求がありますので、会議規則第37条第3項
の規定により、委員会付託
を省略し、本日直ちに審議いたしたいと思います。
これに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(田中 元議員) 御異議なしと認めます。
よって、議案第121号1件につきましては、委員会付託
を省略し、本日直ちに審議することに決しました。
議案第121号平成25年度弘前市
一般会計補正予算(第7号)1件
を問題として質疑に入ります。
御質疑ありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(田中 元議員) 質疑なしと認め、質疑
を集結いたします。
討論に入ります。
討論
の通告がありませんので、直ちに採決いたします。
議案第121号は、原案
のとおり決するに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(田中 元議員) 御異議なしと認めます。
よって、議案第121号は、原案
のとおり可決いたしました。
次に、議案第94号及び第96号から第120号まで
の以上26件
を一括問題とし、総括質疑
を行う
のでありますが、質疑
の通告がありませんので、質疑なしと認め、質疑
を集結いたします。
次に、ただいま議題となっております議案中、議案第108号から第120号まで
の以上13件は、お手元に配付しております案件付託表
のとおり、それぞれ所管
の常任委員会に付託いたします。
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○議長(田中 元議員) 日程第4、
予算決算特別委員会の設置
を議題といたします。
お諮りいたします。
議案第94号及び第96号から第107号まで
の以上13件
の予算決算関係議案審査
のため、委員会条例第6条
の規定により、議員全員
をもって構成する
予算決算特別委員会を設置し、これに付託
の上、審査
をいたしたいと思います。
これに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(田中 元議員) 御異議なしと認めます。
よって、予算決算関係議案については、議員全員
をもって構成する
予算決算特別委員会を設置し、これに付託
の上、審査することに決しました。
予算決算特別委員会は、本日
の会議終了後、議場において組織会
を開催していただきます。
各常任委員会及び
予算決算特別委員会は、会期日程表
の日割りによって審査
を終了していただくようお願いいたします。
なお、各委員会は、日程中に審査が終わらないときは、休会中も審査していただくようお願いいたします。
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○議長(田中 元議員) 日程第5、議員派遣
の件
を議題といたします。
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議員派遣第7号
平成25年9月13日
議員派遣
の件
地方自治法第100条第13項及び弘前市議会会議規則第166条
の規定により次
のとおり議員
を派遣する。
記
1.平成25年度議会運営委員会行政視察団
(1)派遣目的 議会運営、議会基本条例及び市政一般について
の調査
(2)派遣場所 岐阜県多治見市、長野県松本市
(3)派遣期間 平成25年10月中
の4日間
(4)派遣議員 藤田隆司議員
(5)その他
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○議長(田中 元議員) 地方自治法第100条第13項及び会議規則第166条
の規定により、お手元に配付いたしました議員派遣第7号1件
の議員派遣
の申し出があります。
お諮りいたします。
議員派遣第7号1件について、議員
を派遣することに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(田中 元議員) 御異議なしと認めます。
よって、議員派遣第7号1件については、議員
を派遣することに決しました。
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○議長(田中 元議員) 次に、お諮りいたします。
議会は、議事整理
の都合上、9月25日及び26日
の2日間
を休会いたしたいと思います。
これに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(田中 元議員) 御異議なしと認めます。
よって、2日間、休会することに決しました。
以上
をもって、本日
の日程は全部終了いたしました。
次
の本会議は、9月27日午前10時開議といたします。
本日は、これをもって散会いたします。
午後4時37分 散会
平成25年第3回定例会案件付託表
┌─────────┬──────────────────────────────┬───────┐
│ 委 員 会 名 │ 付 託 議 案 │付 託 請 願│
├─────────┼──────────────────────────────┼───────┤
│ │ │ │
│ │ │ │
│ 総務常任委員会 │議案第108,109,110,111号 │ │
│ │ │ │
│ │ │ │
├─────────┼──────────────────────────────┼───────┤
│ │ │ │
│ │ │ │
│ 厚生常任委員会 │議案第112,113,117号 │ │
│ │ │ │
│ │ │ │
├─────────┼──────────────────────────────┼───────┤
│ │ │ │
│ │ │ │
│経済文教常任委員会│議案第114,115,118号 │ │
│ │ │ │
│ │ │ │
├─────────┼──────────────────────────────┼───────┤
│ │ │ │
│ │ │ │
│ 建設常任委員会 │議案第116,119,120号 │ │
│ │ │ │
│ │ │ │
├─────────┼──────────────────────────────┼───────┤
│ │ │ │
│ │議案第94,96,97,98,99,100,101,102,│ │
│
予算決算特別委員会│ │ │
│ │ 103,104,105,106,107号 │ │
│ │ │ │
└─────────┴──────────────────────────────┴───────┘...