弘前市議会 > 2013-08-30 >
平成25年第3回定例会(第1号 8月30日)

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  1. 弘前市議会 2013-08-30
    平成25年第3回定例会(第1号 8月30日)


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    平成25年第3回定例会(第1号 8月30日)   議事日程(第1号) 平成25年8月30日                     午前10時 開議 第1 会議録署名議員の指名 第2 会期の決定 第3 諸般の報告 第4 特別委員会中間報告 第5 議案第 94号 事件処分の報告及び承認について(事件処分第10号)    議案第 95号 平成25年度弘前市一般会計補正予算(第6号)    議案第 96号 平成25年度弘前市一般会計補正予算(第7号)    議案第 97号 平成25年度弘前市国民健康保険特別会計補正予算(第3号)    議案第 98号 平成25年度弘前市後期高齢者医療特別会計補正予算(第2号)    議案第 99号 平成25年度弘前市介護保険特別会計補正予算(第2号)    議案第100号 平成24年度弘前市一般会計歳入歳出決算の認定について    議案第101号 平成24年度弘前市国民健康保険特別会計歳入歳出決算の認定について    議案第102号 平成24年度弘前市後期高齢者医療特別会計歳入歳出決算の認定について    議案第103号 平成24年度弘前市介護保険特別会計歳入歳出決算の認定について    議案第104号 平成24年度弘前市岩木観光施設事業特別会計歳入歳出決算の認定について    議案第105号 平成24年度弘前市病院事業会計決算の認定について
       議案第106号 平成24年度弘前市水道事業会計利益の処分及び決算の認定について    議案第107号 平成24年度弘前市下水道事業会計資本剰余金の処分及び決算の認定について    議案第108号 弘前市議員報酬費用弁償等の額及びその支給方法条例の一部を改正する条例案    議案第109号 弘前市特別職の職員の給料等に関する条例の一部を改正する条例案    議案第110号 弘前市督促手数料延滞金等に関する条例の一部を改正する条例案    議案第111号 弘前市税条例及び弘前市特別災害による被害者に対する市税減免特別措置に関する条例の一部を改正する条例案    議案第112号 弘前市民会館条例の一部を改正する条例案    議案第113号 弘前市子ども・子育て会議条例案    議案第114号 弘前市教育委員会の教育長の給与等に関する条例の一部を改正する条例案    議案第115号 弘前市文化財施設条例の一部を改正する条例の一部を改正する条例案    議案第116号 弘前都市計画下水道事業受益者負担金に関する条例の一部を改正する条例案    議案第117号 不動産の処分について    議案第118号 物損事故に係る損害賠償の額の決定について    議案第119号 市道路線の廃止について    議案第120号 市道路線の認定について ――――――――――――――――――――――― 本日の会議に付した事件  議事日程に同じ ――――――――――――――――――――――― 出席議員(34名)          1番  野 村 太 郎 議員          2番  菊 池   勲 議員          3番  外 崎 勝 康 議員          4番  尾 ア 寿 一 議員          5番  蒔 苗 博 英 議員          6番  畑 山   聡 議員          7番  今     薫 議員          8番  小 西 勇 一 議員          9番  今 泉 昌 一 議員          10番  小田桐 慶 二 議員          11番  伏 見 秀 人 議員          12番  Iヶ谷 慶 市 議員          13番  鳴 海   毅 議員          14番  谷 川 政 人 議員          15番  石 岡 千鶴子 議員          16番  加 藤 とし子 議員          17番  竹 谷 マツ子 議員          18番  小山内   司 議員          19番  石 田   久 議員          20番  三 上 秋 雄 議員          21番  佐 藤   哲 議員          22番  越   明 男 議員          23番  工 藤 光 志 議員          24番  清 野 一 榮 議員          25番  田 中   元 議員          26番  栗 形 昭 一 議員          27番  宮 本 隆 志 議員          28番  三 上   惇 議員          29番   谷 友 視 議員          30番  下 山 文 雄 議員          31番  藤 田 隆 司 議員          32番  柳 田 誠 逸 議員          33番  藤 田   昭 議員          34番  工 藤 良 憲 議員 地方自治法第121条による出席者   市長            葛 西 憲 之   副市長           蛯 名 正 樹   教育長           佐 藤 紘 昭   監査委員          石 塚   徹   教育委員会委員長      山 科   實   選挙管理委員会委員長    松 山 武 治   農業委員会会長       下 山 勇 一   経営戦略部長        山 本   昇   財務部長          五十嵐 雅 幸   市民文化スポーツ部長    蒔 苗 貴 嗣   健康福祉部長        小 田   実   健康福祉部理事       花 田   昇   農林部長          佐 藤 耕 一   商工振興部長        川 村 悦 孝   観光振興部長        高 木 伸 剛   建設部長          山 形 惠 昭   都市環境部長        澤 頭   潤   岩木総合支所長       藤 田   稔   相馬総合支所長       佐々木   衛   市立病院事務局長      櫻 田   靖   会計管理者         平 尾   洋   上下水道部長        工 藤 富 市   教育部長          野 呂 雅 仁   監査委員事務局長      安 田   穣   農業委員会事務局長     山 田 寿 嗣   法務契約課長        清 藤 憲 衛 出席事務局職員   事務局長          葛 西 靖 憲   次長            三 上 睦 美   議事係長          丸 岡 和 明   主査            齋 藤 大 介   主査            竹 内 良 定   主事            蝦 名 良 平   主事            鈴 木 健一朗  ――――◇―――◇―――◇――――   午前10時00分 開会 ○議長(田中 元議員) これより、平成25年第3回弘前市議会定例会を開会いたします。  ただいまの出席議員は34名で、定足数に達しております。  よって、直ちに会議を開きます。  ――――――――――――――――― ○議長(田中 元議員) 日程第1、会議録署名議員の指名を行います。  33番藤田昭議員、34番工藤良憲議員、1番野村太郎議員を指名いたします。
     ――――――――――――――――― ○議長(田中 元議員) 日程第2、会期の決定を議題といたします。  お諮りいたします。  本定例会の会期は、本日から9月27日までの29日間といたしたいと思います。  これに御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(田中 元議員) 御異議なしと認めます。  よって、会期は29日間と決定いたしました。  ――――――――――――――――― ○議長(田中 元議員) 日程第3、諸般の報告をいたさせます。 ○事務局長葛西靖憲) (朗読) ―――――――――――――――――――――――  諸般の報告  一 市長提出議案     議案第94号から第120号までの以上27件。  一 市長報告     報告第16号から第28号までの以上13件。  一 監査報告     弘監発第号月例現金出納検査の結果に関する報告書及び弘監発第号定期監査の結果に関する報告書の以上2件。                                       以上 ――――――――――――――――――――――― ○議長(田中 元議員) 以上をもって、諸般の報告は終わりました。  なお、この際、念のため申し上げます。  先例に倣い、総括質疑をされる議員は、会議規則第51条の規定による発言通告書を、本日午後5時までに提出していただきます。  ――――――――――――――――― ○議長(田中 元議員) 日程第4、特別委員会中間報告を議題といたします。  産業振興対策等調査特別委員会から会議規則第45条第2項の規定により、中間報告を行いたいとの申し出がありますので、この際、これを許します。  産業振興対策等調査特別委員長の報告を求めます。20番三上秋雄議員。   〔産業振興対策等調査特別委員長 三上秋雄議員 登壇〕 ○産業振興対策等調査特別委員長三上秋雄議員)  平成23年第4回定例会において設置され、調査終了まで継続して審査すべきものと決定を見ておりました産業振興対策等調査特別委員会の、その後の調査内容の概要について中間報告を申し上げます。  本委員会は、4月10日、5月16日、6月21日、6月28日及び8月22日の計5回にわたり開催いたしました。  まず、付託事件にかかわる調査につきましては、スマートシティ構想について及び工業振興についての2項目について理事者より取り組み状況等の説明を受けたところであり、スマートシティ構想の調査中、スマートシティ構想に関しては関係省庁に対し要望活動を行い、当該案件が今後一層促進されるよう効果ある運動を展開すべきであるとの意見で一致したことから、さきに決定を受けておりました河川改修とともに中央要望活動の項目の一つに加えたところであります。  また、6月21日に委員会を開き、中央要望について協議を重ね、さらに、6月28日、委員会を開き、理事者よりその後の事情を聴取しながら現状分析を行い、今後の運動方針を協議したところ、河川改修については岩木川中流部改修促進について、スマートシティ関係については地熱エネルギーに関して、それぞれ関係省庁に対し強力な運動を実施するべきであるとの結論に達したところであります。  以上の決定に基づき、理事者同行のもと、8月1日、国土交通省東北地方整備局青森河川国道事務所へ、さらに、8月5日から6日までの日程で、国土交通省東北地方整備局並びに国土交通省及び資源エネルギー庁へそれぞれ要望を実施したところでありますが、その主なる結果を申し上げます。  まず、青森河川国道事務所において、盛谷所長は「公共事業予算は厳しい状況であるが、大川地区堤防整備については、現在、鶴田町の保安橋の地域で大規模な引き堤と河道掘削を行うための事業を鋭意進めており、当該事業の完了後、優先順位を勘案し整備に着手したい。また、同地区の高水敷りんご園冠水対策として管理用通路の整備を進めているが、今年度も新たな造成、延伸を考えており、地元への説明を考えているところである。」とのことでありました。  次に、中央要望の結果について申し上げます。  まず、8月5日、東北地方整備局において、佐藤河川情報管理官は「大川地区の堤防については、県道弘前柏線が走っているが、青森県の意向を確認し前向きに考えていきたい。また、りんご園の冠水については、頻度を半減させるため、管理用通路として約2メートルの小堤防の整備を進めているところである。」とのことでありました。  翌6日、国土交通省に赴き、木村代議士同席のもと、太田国土交通大臣を初め各担当者に対し要望書を提出し、岩木川中流部改修事業の一層の促進について理解を求めてきたところでありますが、特に、松下国土交通政務官は意見交換した中で「津軽ダムの整備を進めて早期完成させるとともに地元との協議を重ね、洪水によるりんご被害の対策を講じたい。」とのことでありました。  次に、資源エネルギー庁に赴き、上田資源エネルギー庁長官を初め各担当者に対し要望書を提出し、小規模地熱開発の支援について理解を求めてきたところでありますが、特に、岡本資源燃料部燃料政策企画室長は「要望は真摯に受けとめ、事業に反映させていきたい。また、地熱発電を推進していく上で地元の自治体の協力は不可欠であり、今後も引き続き地熱発電の開発・推進に向けて皆様方と協力して進めていきたい。」とのことでありました。  なお、要望に対する回答の中で、青森河川国道事務所及び東北地方整備局からは、引き続き地域の実情を的確に伝えていただきたいことや岩木川治水事業の必要性の理解と支援を求める発言があり、また、資源エネルギー庁からは、地元の協力は不可欠であり、今回要望が出されたことに大変感謝しているとの発言がそれぞれあったところであります。  また、要望に際しましては、県選出国会議員に対しても要望書を提出し、各要望事項について理解を求めてきたところであります。  以上の要望結果を踏まえ、8月22日、委員会を開き討議検討したところ、今後も理事者と一体となり、強力かつ効果的な運動を展開する必要があるとの意見で一致を見たところであります。  また、同日、この結果を踏まえ、中間報告書の文案について協議したところであります。  最後に、本委員会は、付託事件にかかわる諸課題の解決に向け、今後もより一層の調査研究をしてまいる所存であります。  以上をもって、本委員会中間報告といたします。   〔産業振興対策等調査特別委員長 三上秋雄議員 降壇〕 ○議長(田中 元議員) 以上をもって、産業振興対策等調査特別委員長の報告は終わりました。  次に、委員長報告に対する質疑に入ります。  御質疑ありませんか。   〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(田中 元議員) 質疑なしと認め、質疑を終結いたします。  これをもって、特別委員会中間報告を終わります。  ――――――――――――――――― ○議長(田中 元議員) 日程第5、議案第94号から第120号までの以上27件を一括議題とし、理事者より提案理由の説明を求めます。市長。   〔市長 葛西憲之 登壇〕 ○市長(葛西憲之) おはようございます。  それでは、本日招集いたしました平成25年第3回弘前市議会定例会に提出した議案について御説明申し上げます。  議案第94号は、事件処分の報告及び承認についてでありまして、平成25年第2回定例会終了後において生じた議決事件に関し、急を要したため、地方自治法第179条第1項の規定に基づき処分したもので、平成25年度弘前市一般会計補正予算(第5号)であります。  その内容は、平成25年8月9日の豪雨により被災した農地、農業用施設及び土木施設災害復旧に係る経費を計上することとし、この措置に急を要したため処分したものであり、歳入歳出予算に1560万円を追加し、補正後の額を779億1035万3000円としたものであります。  議案第95号平成25年度弘前市一般会計補正予算(第6号)は、歳入歳出予算に1528万9000円を追加し、補正後の額を779億2564万2000円とするほか、債務負担行為の補正をしようとするものであります。  その内容は、街灯のLED化エスコ事業により行うこととしたため、LED街灯の設置、管理をエスコ事業者に10年間にわたって業務委託するための債務負担行為を設定するほか、総務管理費に今年度分の委託料及び電気料金を計上するものであります。  議案第96号平成25年度弘前市一般会計補正予算(第7号)は、歳入歳出予算に5億7278万7000円を追加し、補正後の額を784億9842万9000円とするほか、繰越明許費の設定並びに継続費、債務負担行為及び地方債の補正をしようとするものであります。  それでは、主な内容について御説明申し上げます。  特別職報酬等審議会の答申に基づく給与改定に伴う特別職等の給与の補正として、283万円減額しており、各款項目に所要額を計上しております。  その他の補正といたしましては、総務管理費では、地デジ難視地区共聴施設新設対策事業費補助金として7018万9000円、庁舎増改築事業の追加として立体駐車場整備に係る補正4911万円、平成24年度決算剰余金確定に伴う財政調整基金積立金の追加として3億2914万9000円、社会福祉費では、市民の保健や福祉事業の財源に充てるための地域福祉基金積立金追加として3億2914万8000円、児童福祉費では、私立保育所整備事業費補助金追加として1880万7000円、国の補助事業による保育士等処遇改善臨時特例事業として1億2121万6000円、保健衛生費では、弘前市医師会健診センターデジタルマンモグラフィー購入費補助金として395万円、公園費では、弘前公園のウソによる桜の鳥害対策として197万3000円、道路橋りょう費では、豪雨による浸水箇所排水能力を向上させるため側溝を整備する浸水対策事業費として4000万円、都市計画費では、弘南鉄道大鰐線存続対策経費として弘南鉄道大鰐線活性化事業委託料60万円、弘南鉄道大鰐線存続戦略協議会負担金1600万円、災害復旧費では、農業用施設災害復旧事業費として2154万6000円、土木施設災害復旧事業費として1100万円、林道災害復旧事業費として319万2000円などを計上しております。  以上の歳出予算に対応する歳入予算としては、それぞれの特定財源を計上し、繰越金・臨時財政対策債の追加を行ったほか、地方交付税の追加1億3333万6000円をもって全体予算の調整を図ったものであります。  なお、継続費の補正は、市庁舎立体駐車場建設事業の追加と当初予算で計上した青葉団地市営住宅建替事業の廃止でありますが、これは事業計画の見直しによるものであります。  繰越明許費の設定は、市庁舎立体駐車場建設に係る市庁舎別館等解体事業と青葉団地市営住宅建替事業の実施設計に要するものであります。  最後に、債務負担行為の追加は、弘前市医師会健診センターデジタルマンモグラフィー購入費補助金を今年度から平成29年度まで5年間交付するための債務負担行為西部学校給食センターの調理や施設管理を平成26年度から30年度までの5年間、民間に委託するための債務負担行為であります。  議案第97号平成25年度弘前市国民健康保険特別会計補正予算(第3号)は、歳入歳出予算に960万3000円を追加しようとするものであります。  議案第98号平成25年度弘前市後期高齢者医療特別会計補正予算(第2号)は、歳入歳出予算に2673万8000円を追加しようとするものであります。  議案第99号平成25年度弘前市介護保険特別会計補正予算(第2号)は、歳入歳出予算に4635万5000円を追加しようとするものであります。  議案第100号平成24年度弘前市一般会計歳入歳出決算の認定については、歳入決算額は766億7897万8763円、歳出決算額は756億6457万9445円であります。  その結果、歳入歳出差引残額は10億1439万9318円で、この全額を平成25年度に繰り越したものであります。  議案第101号平成24年度弘前市国民健康保険特別会計歳入歳出決算の認定については、歳入決算額は217億2370万6638円、歳出決算額は221億1133万7300円であります。  その結果、歳入歳出差引歳入不足額は3億8763万662円で、この全額を地方自治法施行令第166条の2の規定に基づき、平成25年度歳入繰上充用金で補填したものであります。  議案第102号平成24年度弘前市後期高齢者医療特別会計歳入歳出決算の認定については、歳入決算額は16億2837万2508円、歳出決算額は16億163万4988円であります。  その結果、歳入歳出差引残額は2673万7520円で、この全額を平成25年度に繰り越したものであります。  議案第103号平成24年度弘前市介護保険特別会計歳入歳出決算の認定については、歳入決算額は169億6998万502円、歳出決算額は169億4404万45円であります。  その結果、歳入歳出差引残額は2594万457円で、この全額を平成25年度に繰り越したものであります。  議案第104号平成24年度弘前市岩木観光施設事業特別会計歳入歳出決算の認定については、歳入決算額は2億1693万4921円、歳出決算額は5億6935万4289円であります。  その結果、歳入歳出差引歳入不足額は3億5241万9368円で、この全額を地方自治法施行令第166条の2の規定に基づき、平成25年度歳入繰上充用金で補填したものであります。  議案第105号平成24年度弘前市病院事業会計決算の認定については、収益的収入及び支出は、収入決算額が、税込みで44億9167万9272円、税抜きで44億8699万9760円、支出決算額が、税込みで44億2740万8245円、税抜きで44億2351万176円であり、税抜き後の額で6348万9584円の純利益が生じており、この純利益をもって前年度からの繰越欠損金を埋めたものであります。  次に、資本的収入及び支出につきましては、収入決算額は1億5787万3111円、支出決算額は2億1206万7541円で、5419万4430円の不足額を生じております。  この不足額につきましては、収益的収入特別利益などを充てております。  議案第106号平成24年度弘前市水道事業会計利益の処分及び決算の認定については、収益的収入及び支出は、収入決算額が、税込みで42億4947万4784円、税抜きで40億5504万9070円、支出決算額が、税込みで36億4080万8895円、税抜きで34億8992万7159円であり、税抜き後の額で5億6512万1911円の純利益が生じております。  利益の処分は、その全額を減債積立金に積み立てようとするものであります。  次に、資本的収入及び支出につきましては、収入決算額は12億9821万267円、支出決算額は27億2965万9992円であり、14億3144万9725円の不足額を生じております。  この不足額につきましては、損益勘定留保資金などをもって補填しております。  議案第107号平成24年度弘前市下水道事業会計資本剰余金の処分及び決算の認定については、収益的収入及び支出は、収入決算額が、税込みで49億7413万2169円、税抜きで48億1922万9906円、支出決算額は、税込みで48億6690万7859円、税抜きで47億2428万2154円であり、税抜き後の額で9494万7752円の純利益が生じており、この純利益をもって前年度からの繰越欠損金を埋めたものであります。  次に、資本的収入及び支出につきましては、収入決算額は21億4536万572円、支出決算額は41億6439万8587円であり、20億1903万8015円の不足額を生じております。  この不足額につきましては、損益勘定留保資金などをもって補填しております。  資本剰余金の処分は、平成24年度末における残高335億6753万3987円のうち、351万1043円を欠損補填のため処分しようとするものであります。  議案第108号弘前市議員報酬費用弁償等の額及びその支給方法条例の一部を改正する条例案は、弘前市特別職報酬等審議会の答申に基づき、議会の議員の議員報酬月額を改定するとともに、この改定に準じ他の非常勤特別職の職員の報酬額を改定するなど、所要の改正をしようとするものであります。  議案第109号弘前市特別職の職員の給料等に関する条例の一部を改正する条例案は、弘前市特別職報酬等審議会の答申に基づき、市長及び副市長の給料月額を改定するとともに、この改定に準じ常勤の監査委員の給料月額を改定するため、所要の改正をしようとするものであります。  議案第110号弘前市督促手数料延滞金等に関する条例の一部を改正する条例案は、市税の延滞金の割合に準じ、分担金、使用料、加入金、手数料及び過料その他の収入に係る延滞金の割合の特例措置を講じるため、所要の改正をしようとするものであります。  議案第111号弘前市税条例及び弘前市特別災害による被害者に対する市税減免特別措置に関する条例の一部を改正する条例案は、地方税法の一部改正に伴い、個人の市民税に係る株式等の譲渡所得について、上場株式等に係る譲渡所得及び非上場株式等に係る譲渡所得に区分するなど、所要の改正をしようとするものであります。  議案第112号弘前市民会館条例の一部を改正する条例案は、弘前市民会館の大規模改修による施設の変更に伴い、使用料を改定するなど、所要の改正をしようとするものであります。  議案第113号弘前市子ども・子育て会議条例案は、子ども・子育て支援のための施策を計画的に推進するため、子ども・子育て支援法第77条第1項の規定に基づき、弘前市子ども・子育て会議の設置及び運営に関して必要な事項を定めることについて、条例を制定しようとするものであります。
     議案第114号弘前市教育委員会の教育長の給与等に関する条例の一部を改正する条例案は、特別職の職員の給料月額の改定に準じ、教育長の給料月額を改定するため、所要の改正をしようとするものであります。  議案第115号弘前市文化財施設条例の一部を改正する条例の一部を改正する条例案は、瑞楽園の管理に指定管理者制度を導入するため、所要の改正をしようとするものであります。  議案第116号弘前都市計画下水道事業受益者負担金に関する条例の一部を改正する条例案は、市税の延滞金の割合に準じ、下水道事業受益者負担金に係る延滞金の割合の特例措置を講じるため、所要の改正をしようとするものであります。  議案第117号不動産の処分については、弘前市大字賀田二丁目7番地2、1,264.14平方メートルの大浦保育所の建物を売り払い価格4098万8850円で、一般財団法人医療と育成のための研究所清明会に売り払いしようとするものであります。  議案第118号物損事故に係る損害賠償の額の決定については、弘前市立相馬小学校に設置されている掲揚ポールの旗昇降用ロープによる物損事故に係る損害賠償の額を決定しようとするものであります。  議案第119号市道路線の廃止については、普通林道開設事業に伴う終点の変更により市道を認定し直すなどのため、市道を廃止することとし、道路法第10条第3項の規定により議会の議決を求めるものであります。  議案第120号市道路線の認定については、普通林道開設事業に伴い終点を変更した道路などを新たに市道として認定するため、道路法第8条第2項の規定により議会の議決を求めるものであります。  以上が、本日提出いたしました議案の概要でありますので、十分に御審議の上、原案どおり御議決くださるようお願いをいたします。   〔市長 葛西憲之 降壇〕 ○議長(田中 元議員) 以上をもって、提案理由の説明は終わりました。  ――――――――――――――――― ○議長(田中 元議員) 次に、お諮りいたします。  ただいま議題としております議案中、議案第95号1件につきましては、理事者より先議の要求がありますので、会議規則第37条第3項の規定により、委員会付託を省略し、本日直ちに審議いたしたいと思います。  これに御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(田中 元議員) 御異議なしと認めます。  よって、議案第95号1件につきましては、委員会付託を省略し、本日直ちに審議することに決しました。  議案第95号平成25年度弘前市一般会計補正予算(第6号)1件を問題として質疑に入ります。  御質疑ありませんか。19番。 ○19番(石田 久議員) 議案第95号ですけれども、LEDということですけれども、若干質問したいと思います。  今回は1528万円ということですけれども、どれくらいの費用がかかるのか、10年間で。その中で、利息については一体どのくらいかかるのか。  それから、1万8000のLEDを設置するということですけれども、これはいつまでに取りつけるのか。それと、業者はどこなのか。1万8000基というか、灯もですからどういうふうな業者が取りつけるのか、その点についてお答えしていただきたいと思います。  それから、これは国の補助はあるのかどうか。一般財源で行うのかどうか、国から何らかの補助があるのかお聞きしたいと思います。  それから、今までの街灯は町会負担とか、交付金とかでやるのですけれども、今回この10年間の中で、例えば消えたとか、切れたとかというときに業者が直すときに、そこの支払いはどういうふうになるのか。  それから、8月19日に全ての町会長宛てに今回のLEDの同意書というのが発送されましたけれども、各町会長には8月20日、それできょう30日ですから、30日まで同意書を発送してくださいという中身ですけれども、これについて余りにも拙速、役員会でも決められない、つまり町会長の判断でこの同意書を提出しなければならないというのがいろいろな町会長からも聞くわけですけれども、この同意書に同意しなければ、この点ではどういうふうになるのか、その辺についてお答えしていただきたいと思います。 ○議長(田中 元議員) 市民文化スポーツ部長。 ○市民文化スポーツ部長(蒔苗貴嗣) 私からお答えをいたします。  まず、10年間の費用ということですが、今回補正予算で債務負担行為の設定をさせていただきたいという提案をしております。  26年度から35年度までの限度額が3億6075万円と、これにただいま補正予算でお願いをしております今年度の委託料925万円、足し合わせた3億7000万円を上限の費用としてこの事業を進めたいというふうに考えております。  それから、この事業を進めるに当たって初期費用については、事業者が借り入れを起こして事業を行うと。それで当然、事業者はその借り入れに利息をつけて返すわけですが、利息の額については、私ども今、市内の複数の金融機関に現在の利率、10年間で元利均等償還をすると。それに当たって利息がどのくらいかという問い合わせをしておりまして3%以下、2%前後になるのかなと思っておりましたが、まだ最終の確定はいたしておりません。ですので、それで見ますと、10年間の利払い総額というのは、3000万円前後になるのかなというふうに考えております。  それから、LED化はいつまでにやる予定かということなのですが、できれば年内に終えたいと思っております。  それから、業者でありますが、短期間で1万8000弱の街路灯をLED化するということですので非常に、全市域にわたることですから、検討委員会からの御提案もありましたので、官公需適格組合であります弘前地区電気工事業協同組合を予定をさせていただいております。  次に、国の補助はあるのかということですが、ございません。  それから、10年間の故障の支払い、故障したときどうするのかということですが、エスコ事業で行いますので、10年間は維持管理についてもこの事業者に行っていただきます。ただ、エスコ事業の、いわゆる経費の積算の中には管理経費についても一定程度見込む予定でございます。  それから、市内の全町会と街灯管理団体の方に8月19日付でこういう形でやりたいという、それで現在町会で持っている街灯と、街灯によっては町会が柱を立ててつけているものもございますので、その場合は、その柱も含めてなのですが、市のほうに無償譲渡をしていただきたいと。それに同意をしていただいた所についてLED化を行いますということでのお願いをしております。  それで、28日、おととい段階で200を超える町会から既に同意をいただいております。中には、やはり今、議員おっしゃったように、町会内の手続がまだ終わっていないのでちょっと30日は無理だという所については、よろしいですよと、多少おくれても構いませんということでお話はしております。  これは、LEDに関しては昨年から折に触れてそういう方向で取り組みますというお話を、こちらのほうでもしてきていましたので、多くの町会ではある程度の意思決定がもう既になされていたということの判断もございまして、少し期間が短かったのですが、そういう期限にさせていただきました。  なお、今回同意できないと、引き続き町会の管理のもとで現在の街灯を使いたい。これは実は、商店街を持つ町会ではそういうお考えが多いと思います。そこについては、わかりましたと。引き続き、現在の街灯交付金制度――電気料プラス電気料の7%相当額の維持管理費を引き続き、今回LED化に同意しない街灯をお持ちの部分については、現在の制度を維持してまいるということでお伝えをしております。  以上です。 ○議長(田中 元議員) 19番。 ○19番(石田 久議員) 各町会長のお話ですと、本当はことしの早い時期に設置するということで、市長が何か去年お話をされたとかとちらっと聞いてはいたのですけれども、そういう中で、先ほど利息のお話が、約3000万円ぐらいかかるというふうに言われたのですけれども、すごく今まではメリットのお話をされていました。これをやると、10年間で3700万円ぐらいはいくのだと言っていたけれども、今の話では利息3000万円かかるということは700万円ぐらいしか、はっきり言ってメリットがないのかと思ったりもしていたのですけれども、そういう意味では、私が言いたいのはもう少し町会に上から目線ではなく、もうちょっと各町会の役員会ができるような、そういうような形のスタンスでいかないと、後でしこりが残る。  先ほど言いましたように、町会の役員会も開かれずに今回同意書を出したとか、何も町会にお金の負担がないのならいいという所もあるかもしれませんけれども、やはりそこのところが、説明責任のところが皆さん危惧をしていましたので、そこのところをこれからも引き続きお願いしたいと思います。  以上です。 ○議長(田中 元議員) 市民文化スポーツ部長。 ○市民文化スポーツ部長(蒔苗貴嗣) ちょっと説明が足りなかったかもわかりません。  利息3000万円というのは、10年間での総利息でございますので、1年間に3000万円の利息を払うということではございません。  ですので、エスコ事業、あくまでも今回街灯の器具を取りかえることによって電気料金の契約が変わって、減額になります。その減額の中で初期投資を抑えて環境に優しいといいますか、LED化を図り、かつ町会の負担を減らすということが趣旨でございますので、その点は改めて説明をさせていただきました。  また、町会との話し合いについては、今回検討を始めてからも町会連合会の理事会で説明をしてきたつもりであります。  ただ、もしもそれでも説明が不足なのであれば、私どもは説明をし、それから町会によっていろいろな事情があると思います。その場合は、ちゃんと協議をして御納得をいただいた上で、これについては進めてまいりたいというふうに考えておりますので、よろしくお願いいたします。  以上です。 ○議長(田中 元議員) ほかに御質疑ありませんか。31番。 ○31番(藤田隆司議員) 街灯LED化エスコ事業について質問させていただきます。  まず、第1点は、葛西市長の平成25年度施政方針及び予算大綱の演説の中で、街灯及び道路照明灯についてはLED化を行うなど、エスコ事業による省エネルギー化を推進してまいりますと議会の前で明らかにしているところであります。  このエスコ事業で省エネルギー化を推進していく、非常にヒットだと、よい政策であるということでまずそのことを言っておきたいと思います。  そこで、質問に入ります。  市内に街灯、今もちょっと市民文化スポーツ部長からも出ていますが、デザイン灯が特に商店街のあるところにあるのですが、街灯、デザイン灯を含む道路照明灯は市内に何基、具体的に、明確に何基あるのか、お答えをお願いします。  今回の街灯LED化の事業というのは、デザイン灯、道路照明灯は入っていないと考えるわけですが、今後のスケジュール、このデザイン灯、道路照明灯についてLED化というものは考えるのかどうか、この点について明らかにしていただきたいと思います。  所管の問題であります。  街灯、デザイン灯は、市民文化スポーツ部市民協働政策課、道路照明灯、建設部道路維持課が担務することになると思うのですが、それでよろしいか確認をさせていただきます。  今後、街灯全般についての市民の要望、ここに資料として、平成25年度街灯設置事業街灯設置箇所の選定方法という資料をいただきました〔資料掲示〕お聞きしたいことは、街灯全般について市民からの意見要望、特にいろいろな設置の要望が来ています。そういう窓口、基本的なスタンスについてお伺いをいたします。  第2点は、今回のLED化によりまして、町会の所有だった街灯は、町会の同意を得て市へ所有権が移転をされることが明らかに今なりました。所有権移転後の街灯の維持管理はどのようにするのかお伺いいたします。  また、街灯の新設要望についていろいろあります。先ほども若干触れましたが、これが出てくると思いますから明確にお答えください。新設について、先ほども申し上げましたが、お答えをいただきたいと思います。  街灯LED化エスコ事業について町会、先ほどの質問者の方は開かれないとか言っていますが、町会、町会連合会など、その前に話し合いがあったやに思います。その経過について簡単に明らかにしていただきたいと思います。  第3点目は、街灯LED化エスコ事業での今後、今を含めて今後の予算措置、流れというものについてどうなっていくのか。今ある既存のものについてエスコ事業で街灯をやると。では、今後、新設の場合はどうなるのかなど予算措置の変化があるやに思います。御説明をお願いをいたします。  特に、エスコ事業とは、エネルギー・サービス・カンパニーの略であり、建物や野外照明などの省エネルギー化を図る改修や維持管理の業務をエスコ事業者が施設保有者から一括で施策する事業である。エスコ事業は、そういう事業だそうです。これは、部長実行宣言2012達成状況報告書の用語説明の中に書いてありました。  そこで、街灯LED化エスコ事業での町会の役割、事業者の役割、弘前市の役割について明らかにしていただきたいと思います。  最後になりますが、これは、平成35年までの流れがあるようですので、簡単に街灯LED化エスコ事業の大まかな平成35年までの流れというものについて明らかにしていただきたいと。  特に、先ほど蒔苗部長のほうから年内にLED化を行うと。具体的に、ことしの12月31日までにやるという決意なのかどうか、この辺も含めてお伺いいたします。  以上であります。 ○議長(田中 元議員) 市民文化スポーツ部長。 ○市民文化スポーツ部長(蒔苗貴嗣) 街路灯、それから道路照明灯についての御質問が複数ございました。  私からは、私のところで所管をする街路灯の関係についてまずお話をさせていただきたいと思います。  まず、街灯全部で何基あるのかということです。  デザイン灯も東北電力との契約がA契約、B契約と2種類があるのですが、それを全部ひっくるめますと1万9100余りになります。  それから2点目、デザイン灯のLED化を考えるのかということであります。  まず、今回、各町会にお願いをしている中にもデザイン灯のLED化も私ども考えておりますが、デザイン灯の場合は、一体型の支柱で立てている場合がございます。ちょっとその撤去費用が普通の電柱につけている一般の街灯よりもかなり高くつくということで、エスコ事業の対象からは最終的には外さざるを得ないと思っております。  ただ、町会の同意が得られれば、今後計画的にデザイン灯についても市の責任においてLED化を図っていきたいと考えております。  次に、所管の問題であります。  いわゆる町会の街灯関係については、引き続き私ども市民文化スポーツ部、現在の市民協働政策課が所管をしてまいります。  それから、所有権の問題でありますけれども、今回町会に同意をお願いしているのが、市に対して無償譲渡をしていただきたいというお願いをしております。  それで一旦、柱があるものについては柱もなのですが、市のほうに無償譲渡していただいて市の管理下にまず置きます。その上でLED化をするわけですが、エスコ事業でサービス期間10年間ということですので、LED化後のLED街灯については、10年間はエスコ事業者の所有になります。それで、10年経過後、市のほうにエスコ事業者から無償譲渡をしていただきますという流れで考えております。  それから、新設についてでありますが、今回、補正第7号でもお願いをしてあるのですが、引き続き各町会から新設要望は来ております。  それで、その新設要望があったところについては、私どものほうで町会の街路灯の設置基準というものを、選定方法というものを決めておりますので、そのルールに従って毎年度予算の範囲の中で必要なものについては引き続き新設をしてまいります。  ただ、今までと違いますのは、今までは、要望を受けて市が設置したり、あるいは前は東北電力から寄附があったりもしたのですが、その設置完了後、実は町会のほうに所有を移して町会の管理下に置いておりましたが、今回からは、新設要望を受けて市が設置した街路灯については、引き続き市が管理してまいります。  それから、この件に関しての町会との話し合いということなのですが、先ほど申し上げたように、24年度において一応各地区において説明会を開きながら、前半、後半合わせて10町会に試験的にLED街灯をつけさせていただいて100人余りの方から明るさについての感想といいますか、アンケートをとらせていただきました。合計107名だったのですが、明るさが十分であるという方が100名、ちょっと不安であるという方が7名という結果です。  それから、今年度に入りましてから、6月にLED化に関する具体的な検討をするための委員会を立ち上げましたけれども、その委員会での中に町会連合会からも1名委員としてお入りいただいて、実際の町会での要望なり、考え、実情をお聞きするとともに、委員会での審議内容については、町会連合会の理事会においてこれまでも報告をしてきたところであります。  それから、予算措置の関係でありますけれども、予算措置、一番大きく変わるのは、今までは町会に対する街灯交付金、これで全部払ってまいりました。  今後は、先ほども申し上げたように、デザイン灯等残るところもありますので、街灯交付金、若干は残りますけれども、ほとんどが市の電気料金の形として光熱水費で計上するか、さもなければ電気料の支払いが、今町会でいけば333ぐらいあるのですけれども、街灯交付金の対象団体。東北電力の請求が毎日のように来て、毎日のように支払いの事務をしなければならないとすると、私どものほうの事務も大変になりますので、逆にエスコ事業者に電気料の支払い事務を委託するということも現在検討をしております。  その結果によっては、そういう形の予算措置になるものというふうに考えております。  それから、エスコ事業における町会、事業者、市の役割ということですが、現在は町会、非常に負担が大きい役割を担っております。例えば、修理をするとか、電気料の請求が来れば払うだとか、それから半年分の電気料をまとめて市に対して街灯交付金の請求手続をしていただくということをやっていただいておりましたが、今後はふぐあいが生じたときに連絡をしていただく役割だけになります、町会は。うちのほうのところの電信柱についている街灯が点滅しているとか、つかないとかというときに、先ほどちょっと申し上げたエスコ事業に維持管理業務を負わせますので、エスコ事業者のそういう窓口に連絡をしていただくということだけが町会の役割として出てまいります。  それから、エスコ事業期間、今回の債務負担行為の設定期間、平成35年度までの流れでありますが、まず年内にLED化を完了するようにということで、私どもは契約の仕様に書かさせていただきます。その上で、来年1月1日から、いわゆるエスコサービス期間が始まります。それが、平成35年12月31日までがエスコサービス期間になります。ちょうど10年間ということです。  それで、その間は随時、町会からふぐあいの連絡があったときにエスコ事業者が現場を確認して必要な対応をするということになります。  それで、私ども、市は毎年度一定額の業務委託料をお支払いすると。それが荒っぽい言い方ですが、今後の流れになります。  以上です。 ○議長(田中 元議員) 都市環境部長。 ○都市環境部長(澤頭 潤) 私からは、LED化の検討委員会の開催ということで、道路の照明灯のほうのエスコ事業での今後のLED化の実施という部分についてお答えしたいと思います。  LEDに関しましては、基本的に省エネというか、エネルギーに関する事業でございまして、その手法もエスコ事業ということで先導的な取り組みが求められているということから、導入のアプローチや契約方式等の検討、それからLED化の検討委員会の開催をスマートシティ推進室が行いまして、これまで街灯の、防犯灯等のLED化に関しましては、市民協働政策課と二人三脚で取り組んできたというところでございます。  今後、道路維持課所管分の道路照明に関しましても、当然LED化を検討してまいりますが、道路照明に関しましては、非常に数も2,000灯を超えるということで、防犯灯に比べれば少ないわけですけれども、設置の年度がかなり古くて、ポール自体が非常に年限を超えているというものもあるということですので、現場の調査等もしっかりやっていかなければならないという部分もあります。  それと、御案内かもしれませんが、家庭用の電球と違いまして照明灯全部を、照明器具を全て取りかえるということになります。電球を取りかえればいいというわけではございませんので、先ほど話題になりましたデザイン灯におきましては、そのデザイン灯がLED化されたものが発売されていないとか、あったとしても非常に高額になるというようなことから、基本的には水銀灯をナトリウムランプに交換したりとか、それからセラミックメタルハライドランプというような新しい製品も出てきております。  そういう省エネで、かつ高耐久なLEDでない製品も出てきておりますので、そのあたりも含めて現在、鋭意検討しているということでございます。
     私からは、以上です。 ○議長(田中 元議員) 建設部長。 ○建設部長(山形惠昭) 私のほうからは、具体的な数値についてちょっと補足させていただきます。  道路照明、いわゆる車の安全を図るためにやっている照明についての数ですが、こちらで把握しているのは2,164基ということで捉えております。そのうち水銀灯は1,038基ということであります。  それから、LED化する今後の方向性ということですが、エスコ事業とは別にLED化について私のほうから申し上げますと、やはり省エネの関係で、基本的にはLED化ができるものにあってはそちらのほうで取り組んでいきたいということで考えていまして、具体的な例を申し上げますと、今、市のほうで土淵川環境整備連携事業ということで、県のほうで進めている土淵川の整備とあわせて市のほうで中心市街地活性化基本計画に基づきまして、いわゆる蓬莱橋周辺のウオーキングトレイルという歩くコースを整備していこうということで進めていますが、その中においては、黄昏橋から徒橋までの間、LED灯の照明を27基設置するということで考えていまして、既に昨年度11基が設置済みということであります。  以上であります。 ○議長(田中 元議員) 31番。 ○31番(藤田隆司議員) 答弁をいただき、ありがとうございました。  この問題については、秋田市にいろいろLED化ということで我々視察にも行ってまいりました。特に、今回の措置のLED化エスコ事業というのは、県内で初めてということで大変我々も興味深く見ています。  それで、この事業というものは、安全な市民生活を確保するということで極めて重要、市民の安全、生活安全条例というものを制定していますが、その中での安全な市民生活の確保においては大変結構だと。市が直営をすると、エスコ事業でやるということは大変いいと思っております。  関係者の御努力と今後35年までですから、その間の努力をお願いをしておきたいと思います。  特に、ちょっと細かいことですが、LED化と言えば発光ダイオードという、LEDとは何でしょうかという市民もあるわけです。それから、エスコ事業とは何ですかという市民もあります。少し広報とか、宣伝をお願いをしておきたいと思います。  初ですからね、わからないのは当然ですよ。街灯のLED化、これは大体わかるのですが、言葉の意味はやはりLED化という横文字を使わないで、やはり教えてください、お願いをいたします。  あと、建設部長のほうからも若干出ましたが、特に土淵川のほうの管理道路、この辺よく街路灯とか、道路照明灯では言われるのです。  一中の裏口のあたりとか、東照宮のあたりとか、保健センターの裏口は真っ暗だと。何かあればどうするのかと。特に、土淵川の沿川の土淵川管理道路についての、建設部長からお話がございましたが、そこら辺について早急にやってほしいという意見もありますので、それについての見解を求めておきたいと思います。  あとは、要所要所で10年間ですから、平成35年度まで蒔苗部長の今の流れを聞きましたのでわかりましたが、要所要所では市民の方々に説明、特に町会長をやっていないとわからないのです。町会長やっている方が、議員やったとすれば質問できるでしょうが、なかなかこれは下に落とせと、町会までといっても町会長のあたりでとまるのが普通なのですよ。  私も町会長と二つやっていればいろいろな意見を言えるのですが、一つよりやっていませんので、できれば広報というものを、要所要所でのLED化エスコ事業についての広報というのはやっていただきたいと思いますが、見解を求めます。  以上であります。 ○議長(田中 元議員) 市民文化スポーツ部長。 ○市民文化スポーツ部長(蒔苗貴嗣) LED化、あるいはエスコ事業というものに関する広報活動をやっていただきたいということですので、しっかり検討をさせていただきたいと思います。  私からは、以上です。 ○議長(田中 元議員) 建設部長。 ○建設部長(山形惠昭) 土淵川についての、いわゆる防犯灯のことだと思うのですけれども、整備の仕方ということの見解ということですが、土淵川の沿道につきましては、例えば弘南鉄道の中央弘前駅、境橋なのですが、境橋からずっと行って中央通りの徒橋までの左岸については市道ということで認定しております。それで、徒橋から先の月見橋、ただいまお話があった一中の裏のあたりですが、右岸側が市道として市のほうで管理しています。左岸側が、いわゆる県の河川管理用道路ということで河川の管理になっているわけです。  それで、暗いというのは多分河川管理部分のお話だと思うのですが、ここにつきましては、原則、県のほうの、今まで伺っている話でいくと、県のほうとしては、やはり河川管理道路については県としての街灯の設置は考えていないということを今まで伺っているのですが、ただ、市民の方からそういう暗いというお話があるのであれば、私の今までの経験上、別の区間で、河川の裏側のほうに街路灯をつければ逆に明るいという苦情が出る市民の方もいますが、市民の、地域の要望ということでまとまってくるのであれば、これにつきましては、例えば街路灯の、今のエスコ事業ではなくて、LED化事業の中の新設ということの中で、庁内の関係部署との協議も俎上にのせながら、基本的には管理者である県のほうに今のお話を相談してみたいと考えております。  以上であります。 ○議長(田中 元議員) ほかに御質疑ありませんか。   〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(田中 元議員) 質疑なしと認め、質疑を終結いたします。  討論に入ります。  討論の通告がありませんので、直ちに採決いたします。  議案第95号は、原案のとおり決するに御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(田中 元議員) 御異議なしと認めます。  よって、議案第95号は、原案のとおり可決いたしました。  ――――――――――――――――― ○議長(田中 元議員) 次に、お諮りいたします。  議案熟考のため、9月2日から6日まで、及び9日の6日間を休会いたしたいと思います。  これに御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(田中 元議員) 御異議なしと認めます。  よって、6日間休会することに決しました。  以上をもって、本日の日程は、全部終了いたしました。  次の本会議は、9月10日午前10時開議とし、その日程は一般質問を予定しております。  本日は、これをもって散会いたします。   午前11時07分 散会...