市の防災・減災体制の整備・強化については、災害時の円滑な
被災者支援に向けた備蓄体制を整備するとともに、防災・減災対策を講じるための調査を行うほか、
事業所等と災害時における物資や資機材の確保・供給等の協定締結を進めてまいります。
また、広域的な
災害対応を視野に入れ、
定住自立圏域市町村と連携して、情報収集、
避難誘導等の実戦的な防災訓練を実施いたします。
さらに、
防災担当職員を初め、
庁内各課等の職員が円滑に
災害対応を行うことができるように職員研修を実施してまいります。
環境関連施策としては、市民会館大規模改修の際に、
太陽光発電設備の導入や
省エネルギー機器の導入を図るとともに、
電動生ごみ処理機の貸与やダンボールコンポストの普及により、生ごみの堆肥化を推進するほか、新聞、雑誌・雑がみを資源ごみとして回収いたします。
また、新
エネルギーの
利活用等を図るため、新
エネルギービジョンの見直しや
スマートシティ構想の策定に取り組むほか、
一般住宅用に
太陽光発電設備や
蓄電池設備設置の助成をしてまいります。
約束4は、子育てするなら弘前で、を目指しますであります。
まず、子育てについては、弘前市の将来を担う子供に関する施策の基本的な指針である
Smile弘前子育てマスタープランに基づき、安心して子供を産み元気に育てられる
環境づくりに取り組んでまいります。
このため、施策の一つである子育てに適した住環境への支援として、
子育て家庭が子育てしやすい
環境づくりのために行う住宅の新築や購入、リフォームなどへ助成をいたします。
多様化する
保育ニーズへの対応策でありますが、平日の夜間や休日に
児童家庭支援センターで児童を一時保育するトワイライトステイ事業を拡充するほか、なかよし会の開設時間を延長するなど、学童保育体制の充実を図ってまいります。
また、城東小学校に隣接して児童館を建設するほか、地域全体での青少年の育成や活動を支援するため、子ども会活動の活性化に向けた
取り組みを引き続き実施してまいります。
次に、人づくりについては、弘前大学等高等教育機関と連携し、大学等が蓄積する高度な知識や学生力を、
まちづくりや地域の活性化につなげる事業を展開してまいります。
また、小学生の学力の向上を目指し、33人学級を小学校4年生までに拡充するとともに、特色ある教育活動を進めるため、外国語活動の実践と研究を継続するほか、国際的な視野と感覚を身につけるため中学生の海外派遣等を継続いたします。
さらに、歴史的・文化的伝統等の基盤となっている中学校区を単位とした小中連携に関する
取り組みをICT活用による小中連携推進事業などにより支援し、地域ぐるみで子供を育てる
環境づくりに向けて取り組んでまいります。
芸術文化・スポーツ面での才能を伸ばす
取り組みとして、企業、スポーツ団体等が選手や指導者などを雇用する費用を助成するほか、一流に触れるための各種イベントの誘致や講演会などを実施して、弘前の未来を担う
子供たちの
育成支援を継続してまいります。
約束5は、命と暮らしを守りますであります。
健康づくりの推進については、生活習慣の改善を基本とする一次予防対策を引き続き実施するとともに、健康実践教育研究のための人材育成講座の開設や実践活動の人材育成を弘前大学へ依頼し、健康づくりの全市的拡大を図ってまいります。
また、がん検診、特定健診、後期高齢者検診、定期の予防接種事業を引き続き実施するとともに、子宮頸がん等の予防接種も継続いたします。
母子保健については、妊婦健康診査の公費負担回数を引き続き14回とするほか、妊産婦、新生児等の家庭訪問指導を継続するなど、母子ともに健やかな生活ができるよう支援してまいります。
また、社会問題となっている自殺問題については、自殺防止のため、うつ病対策を中心とした、こころの健康相談や啓発活動に力を入れていくとともに、自殺対策強化モデル事業を継続するほか、子供を対象とした豊かな人間性や社会性をはぐくむ教育の推進に取り組んでまいります。
救急医療については、弘前大学医学部附属病院高度救命救急センターの運営経費等に引き続き助成するほか、内科・外科系に係る2次救急輪番制病院事業の維持を図ってまいります。また、急患診療所の医療スタッフの負担軽減を図るとともに、休日の外科系在宅診療体制を維持してまいります。
福祉の充実策としては、高齢者の介護予防事業への参加促進や介護サービス相談体制の強化に取り組んでいくほか、知的障がい者等の相談
支援事業所を増設するなど、障がい者の生活や就労相談などを引き続き支援してまいります。
約束6は、津軽地域の中核都市として、
近隣市町村との連携強化を図りますであります。
定住自立圏構想の推進については、弘前圏域定住自立圏共生ビジョンに基づく関係市町村との連携事業を着実に推進するとともに、新たな連携施策の構築に取り組んでまいります。
また、市町村合併後の一体感の醸成と均衡のとれた発展による
まちづくりを目指し、藩政時代の豊富な歴史・文化資料などの展示施設の整備に向けた準備を進めるほか、(仮称)相馬地区住民ふれあいセンターの建設などの事業進捗に努めてまいります。
約束7は、市職員のパワーを引き出し、市役所の仕事力を高めますであります。
市職員のパワーを引き出す
取り組みについては、内部登用が難しい業務などについて従事させるため、民間からの職員の採用を進めるとともに、地域の課題解決に前向きに取り組む職員を育成するためエリア担当制度を継続してまいります。
また、社会環境の変化に伴い、将来の弘前市を見据えた地域経営を柔軟な発想力と行動力で取り組むことができる職員の育成を進めてまいります。
市役所の窓口改革については、7月から本庁舎1階に総合窓口を開設して市民サービスの向上を目指すとともに、窓口サービスの充実を図るため職員の接遇の改善に取り組んでまいります。
また、職員が提案した政策等について研究に取り組む職員提案政策
研究事業を引き続き実施していくほか、職員の能力や勤務実績を正しく評価に反映させるため、新たな人事評価制度の導入に向けた検討をスタートしてまいります。
続きまして、明日の
ひろさき創造枠について申し上げます。
東日本大震災による社会環境の変化を踏まえ、市民の皆様との対話による新たな課題や
アクションプランに対する市民の皆様の評価を取り込むとともに、弘前の魅力や価値を高める施策の補充・推進に重点的に取り組むため、予算要求特別枠として設定したものであります。その柱となる事業は、産業・雇用の創出・拡大、震災を教訓とした防災などの強化、新
エネルギー・省
エネルギー施策による低炭素社会の構築、人づくりなど未来をつくる
取り組み、市民ニーズを踏まえた生活の質の向上の五つの領域であり、
アクションプラン2012における新規事業など41事業の実施を予定しております。
このほかの主要な事業について申し上げます。
市の施設等の整備でありますが、老朽化が著しい青葉団地市営住宅の建てかえに向けて地質調査等を進めるほか、星と森のロマントピア白鳥座の一部改修を行います。
また、前川建築については、市庁舎の耐震補強・改修等の実施設計を行うとともに、市立病院の耐震診断等の調査を継続するほか、諸設備の老朽化が目立つ市民会館及び博物館については改修工事に着手いたします。
学校関係では、安全な教育環境の整備を図るため、高杉小学校、文京小学校の校舎及び屋内運動場の改築のほか、引き続き耐震化事業に取り組んでまいります。
上水道については、市民の皆様に安全安心な水道水を利用していただくために、主要管路や配水池などの耐震化を進めるほか、水道施設の監視機能強化や一元管理のため、樋の口浄水場に遠方監視システムを構築してまいります。
下水道では、公共下水道の老朽管渠の更新や中継ポンプ場施設の長寿命化を図るほか、農業集落排水処理施設の長寿命化に向けた調査等を実施してまいります。
常備消防については、広域化の実現により圏域全体の消防力の総合的強化が図られることから、平成25年1月の統合を目指し、周辺市町村と連携しながら実現に向けて積極的に推進してまいります。
以上、私が平成24年度において、推進しようとする主な施策と事業につきまして申し述べさせていただきました。
このうち、
アクションプラン掲載事業の進行管理については、毎年度、進捗状況の点検・評価を実施し、その結果を市民の皆様に公表してまいります。
また、市民の皆様の視点による評価をいただき、御提言や御意見などを反映させることとしており、平成23年度の評価結果を踏まえて、平成24年度予算の編成や
アクションプランの改訂をしております。
なお、各部ごとの重要な施策、事業については、部長実行宣言において具体的な年度目標を設定するほか、着実な実行を図ってまいります。
次に、行政組織の見直しについて御説明いたします。
社会経済環境や市民ニーズの変化、増大する行政需要に迅速かつ的確に対応するとともに、
アクションプランの効果的な展開のために、自治体経営を意識した組織体制を目指してまいります。
まず、企画部では、秘書課を廃止した上で、市長の特命事項、秘書業務を担当する政策推進課を設置するほか、全庁的な情報収集の強化を図り、市民の皆様の声を効果的に政策に反映させるため、広報広聴課を市民環境部から移管し名称を広聴広報課に変更することとし、さらに弘前市の都市ブランド力と認知度を高めるシティプロモーション担当の配置を予定しております。
また、市民環境部においては、市民協働に関する
取り組みを強化するため、市民生活課を市民との協働推進課に改めるほか、災害対策、交通安全・防犯を担当する防災安全課の新設、環境保全課を改めて
エネルギー対策を含め広範囲に環境問題に取り組む環境政策課の設置を予定しております。
さらに、商工観光部観光局に観光事業の広域的な連携や
インバウンド対策を強力に推進する国際広域観光課の設置を予定しております。
そのほか、都市整備部都市計画課内に総合的な交通政策を担当する交通政策推進室の設置を予定しております。
これらの組織については、4月1日からスタートさせてまいります。
それでは、各会計の予算規模について申し上げます。
平成24年度の
一般会計予算の総額は745億3000万円で、平成23年度と比較して26億円、3.6%の増となっております。
増額となった主な要因は、既存施設の長寿命化を図るための改修事業などの建設事業によるもので、有利な財源を活用できる今、次世代に先送りせずしっかりと取り組むこととしたものであります。
歳出予算の款別の構成比では、第1位が民生費の279億667万7000円で37.4%、第2位が公債費の91億2333万2000円で12.2%、第3位が教育費の87億3301万5000円で11.7%となっております。
歳出予算の性質別の構成比では、第1位が扶助費の190億9291万6000円で25.6%、第2位が補助費等の114億3705万6000円で15.4%、第3位が物件費の93億3016万3000円で12.5%となっております。
歳入予算の款別の構成比では、地方交付税が204億8900万円で27.5%、市税が193億8265万4000円で26.0%、国庫支出金が122億6933万円で16.5%が大きなものであります。
自主財源と依存財源の比率は、34.6%対65.4%となっております。
次に、各特別会計、企業
会計予算について申し上げます。
特別会計においては、効率的・合理的な事業運営に努めることとし、企業会計においても経営の合理化に努めることとしております。
国民健康保険特別会計予算では、234億5553万6000円で、平成23年度に比べ1.6%の増となっております。
後期高齢者医療特別会計予算では、15億9530万5000円で、平成23年度に比べ2.1%の増となっております。
介護保険特別会計予算は、170億8761万8000円で、平成23年度に比べ8.5%の増となっております。
岩木観光施設事業特別会計予算は、2億1465万4000円で、平成23年度と同額であります。
病院事業会計予算は、収益的収支において、収入46億4637万8000円、支出47億3890万4000円となっており、また、資本的収支は、収入1億6065万2000円、支出2億1431万2000円となっております。
水道事業会計予算は、収益的収支において、収入41億8206万8000円、支出37億5372万8000円となっており、また、資本的収支は、収入12億3135万6000円、支出26億8710万6000円となっております。
下水道事業会計予算は、収益的収支において、収入49億7743万1000円、支出49億913万3000円となっており、また、資本的収支は、収入18億8110万2000円、支出38億7754万8000円となっております。
以上、平成24年度の
市政運営に関する所信の一端並びに予算大綱について申し述べてまいりましたが、施策の推進に当たりましては、議員各位を初め市民の皆様とともに、迅速かつ着実に取り組んでまいりますので、御協力を賜りますようにお願い申し上げます。
次に、平成24年度各
会計予算以外の議案について御説明申し上げます。
議案第1号から議案第6号までの6件は、いずれも
事件処分の報告及び承認についてでありまして、平成23年第4回定例会終了後において生じた議決事件に関して急を要したため、
地方自治法第179条第1項の規定に基づき処分したものであります。
議案第1号平成23年度弘前市
一般会計補正予算(第9号)は、仲町伝統的建造物群保存地区電線共同溝整備事業並びに市民体育館耐震化事業及び弘前B&G海洋センター耐震化事業に係る経費について、平成24年度に繰り越して使用することとし、この措置に急を要したため処分したものであります。
議案第2号平成23年度弘前市
一般会計補正予算(第10号)は、平成23年12月中旬から平成24年1月上旬にかけての降雪に伴う道路の除排雪経費を追加することとし、この措置に急を要したため処分したものであります。
議案第3号平成23年度弘前市
一般会計補正予算(第11号)は、平成24年1月中旬から下旬にかけての降雪に伴う道路及び幹線農道の除排雪経費を追加することとし、この措置に急を要したため処分したものであります。
議案第4号平成23年度弘前市
一般会計補正予算(第12号)は、平成24年2月以降の降雪に伴う道路の除排雪経費を追加することとし、この措置に急を要したため処分したものであります。
議案第5号平成23年度弘前市
一般会計補正予算(第13号)は、介護保険法の改正に伴うシステム改修に要する経費に係る繰出金を追加することとし、この措置に急を要したため処分したものであります。
議案第6号平成23年度弘前市
介護保険特別会計補正予算(第3号)は、介護保険法の改正に伴うシステム改修に要する経費を追加することとし、この措置に急を要したため処分したものであります。
議案第7号平成23年度弘前市
一般会計補正予算(第14号)は、歳入歳出予算から3200万6000円を減額するほか、継続費、繰越明許費、債務負担行為及び地方債の補正をしようとするものであります。
歳出予算の主なものについて御説明申し上げます。
まず、国庫支出金の追加配分に対応するものとして、道路補修事業を初め4事業、事業費2億5179万4000円を計上したものであります。
これらの事業については、平成24年度に繰り越して実施するものであります。
次に、事業費の確定等に伴うものとして、補助事業などの事業費確定見込みによる事業費の整理のほか、市町村職員共済組合負担金の追加などを計上しております。
また、その他として、各事業の国県支出金、地方債、基金繰入金などの財源調整を行うものであります。
以上の歳出予算に対応する歳入予算としては、それぞれの特定財源を計上したほか、ふるさと納税寄附金を計上し、地方交付税の追加6928万円、財政調整基金繰入金の減額7395万4000円をもって全体予算の調整を図ったものであります。
議案第8号平成23年度弘前市
国民健康保険特別会計補正予算(第5号)は、歳入歳出予算から7550万8000円を減額しようとするものであります。
議案第9号平成23年度弘前市
後期高齢者医療特別会計補正予算(第4号)は、歳入歳出予算に23万3000円を追加しようとするものであります。
議案第10号平成23年度弘前市
介護保険特別会計補正予算(第4号)は、歳入歳出予算に5億7211万9000円を追加するほか、地方債の設定をしようとするものであります。
議案第11号平成23年度弘前市
病院事業会計補正予算(第6号)は、収益的収入に5183万2000円を追加するとともに、収益的支出から3608万6000円を減額しようとするものであります。
議案第12号平成23年度弘前市
水道事業会計補正予算(第3号)は、収益的収入から861万9000円を減額するとともに、収益的支出に3008万4000円を追加し、また、資本的収入から2401万1000円を減額するとともに、資本的支出から1773万8000円を減額しようとするものであります。
議案第13号平成23年度弘前市
下水道事業会計補正予算(第2号)は、収益的収入から2015万2000円を減額するとともに、収益的支出から3466万6000円を減額し、また、資本的収入から4944万円を減額するとともに、資本的支出から4563万4000円を減額しようとするものであります。
議案第22号弘前市
事務分掌条例の一部を改正する条例案は、広報及び広聴に関する事項並びに統計に関する事項を市民環境部の分掌事務から企画部の分掌事務へ移管するとともに、防災及び災害対策に関する事項を市民環境部の分掌事務とするなど、所要の改正をしようとするものであります。
議案第23号弘前市税条例の一部を改正する条例案は、地方税法等の一部改正に伴い、個人の市民税について分離課税に係る所得割の額の特例措置を廃止するとともに、臨時の措置として均等割の税率を改定するなど、所要の改正をしようとするものであります。
議案第24号弘前市
自治基本条例市民検討委員会条例案は、弘前市
自治基本条例市民検討委員会の設置及び運営に関して必要な事項を定めるため、条例を制定しようとするものであります。
議案第25号弘前市
暴力団排除条例案は、暴力団排除について基本理念を定め、市、市民及び事業者の責務を明らかにするとともに、暴力団排除に関する施策の基本となる事項を定めるため、条例を制定しようとするものであります。
議案第26号弘前市
生活環境をよくする条例の一部を改正する条例案は、行政組織を見直しし、環境保全課の名称を環境政策課に変更することに伴い、関係規定を整理するため、所要の改正をしようとするものであります。
議案第27号弘前市廃棄物の処理及び清掃に関する条例の一部を改正する条例案は、行政組織を見直しし、環境保全課の名称を環境政策課に変更することに伴い、関係規定を整理するとともに、地域の自主性及び自立性を高めるための改革の推進を図るための、関係法律の整備に関する法律の施行による、廃棄物の処理及び清掃に関する法律の一部改正に伴い、市が設置する一般廃棄物処理施設の技術管理者の資格基準を定めるため、所要の改正をしようとするものであります。
議案第28号弘前市
交流センター条例等の一部を改正する条例案は、障害者自立支援法の施行による既存施設の経過措置期間が終了することに伴い、関係規定を整理するため、所要の改正をしようとするものであります。
議案第29号弘前市
知的障害児施設条例の一部を改正する条例案は、児童福祉法の一部改正による児童福祉施設及び事業の見直しに伴い、弘前市弥生学園で行う事業、使用者の資格及び使用料等を整備するため、所要の改正をしようとするものであります。
議案第30号弘前市
介護保険条例の一部を改正する条例案は、介護保険事業計画の見直しに伴い、介護保険の保険料率を改定するなど、所要の改正をしようとするものであります。
議案第31号弘前市
工場等立地奨励条例の一部を改正する条例案は、地方拠点都市地域の整備及び、産業業務施設の再配置の促進に関する法律の一部改正に伴い、関係規定を整理するため、所要の改正をしようとするものであります。
議案第32号
弘前公園お城と
さくら基金条例案は、
弘前公園お城とさくら基金の設置及び管理に関して必要な事項を定めるため、条例を制定しようとするものであります。
議案第33号弘前市
都市公園条例等の一部を改正する条例案は、市町村合併後の事務事業調整により、体育施設の使用料を整理し、岩木山総合公園内公園施設、岩木B&G海洋センター及び相馬球場に係る使用の区分、使用料の額等を見直しするなど、所要の改正をしようとするものであります。
議案第34号
弘前市立図書館条例の一部を改正する条例案は、地域の自主性及び自立性を高めるための改革の推進を図るための関係法律の整備に関する法律の施行による図書館法の一部改正に伴い、図書館協議会の委員の任命基準について定めるほか、図書館資料について電磁的記録を含むことを明示するなど、所要の改正をしようとするものであります。
議案第35号
弘前市立博物館条例の一部を改正する条例案は、地域の自主性及び自立性を高めるための改革の推進を図るための関係法律の整備に関する法律の施行による博物館法の一部改正に伴い、博物館協議会の委員の任命基準について定めるため、所要の改正をしようとするものであります。
議案第36号弘前市
道路占用料徴収条例の一部を改正する条例案は、道路法施行令の一部改正に準じ、占用料の額を改定するなど、所要の改正をしようとするものであります。
議案第37号弘前市
屋外広告物条例案は、良好な景観の形成について市が主体的に取り組むため、屋外広告物法の規定に基づき、屋外広告物の表示等の規制等に関して必要な事項を定めることについて、条例を制定しようとするものであります。
議案第38号弘前市
景観条例案は、良好な景観の形成について市が主体的に取り組むため、景観法の規定に基づき、良好な景観を形成していくための基本的事項、行為の制限等に関して必要な事項を定めるなど、条例の全部を改正しようとするものであります。
議案第39号弘前駅前
北地区都市再生住宅条例の一部を改正する条例案は、公営住宅法施行令の一部改正に伴い関係規定を整理するなど、所要の改正をしようとするものであります。
議案第40号弘前市
下水道条例の一部を改正する条例案は、市町村合併後の事務事業調整により、下水道使用料の額を改定するなど、所要の改正をしようとするものであります。
議案第41号弘前市
農業集落排水処理施設条例の一部を改正する条例案は、市町村合併後の事務事業調整により、排水処理施設の使用料の額を改定するなど、所要の改正をしようとするものであります。
議案第42号弘前市
水道事業給水条例の一部を改正する条例案は、市町村合併後の事務事業調整により、水道料金の額を改定するなど、所要の改正をしようとするものであります。
議案第43号弘前市
水道法施行条例案は、地域の自主性及び自立性を高めるための改革の推進を図るための関係法律の整備に関する法律の施行による水道法の一部改正に伴い、布設工事監督者の配置基準及び資格基準並びに水道技術管理者の資格基準を定めるなど、条例を制定しようとするものであります。
議案第44号
市営土地改良事業(
農業用道路整備)の施行については、本市船沢地区中別所字平山及び向野地内の農業用道路は、未整備であるため、路面の凹凸や幅員の狭小により農作物の輸送に支障を来していることから、
市営土地改良事業として整備することとし、土地改良法第96条の2第2項の規定により議会の議決を求めるものであります。
議案第45号平成23年度弘前市
一般会計補正予算(第15号)は、歳入歳出予算に2億9000万円を追加しようとするものであります。
この冬の豪雪から市民生活の安全を確保するため、道路の拡幅及び排雪作業を実施してまいりましたが、降雪量や運搬排雪量が想定を大きく上回り、先ほど報告を受けた最新の状況によりますと、雪捨て場に搬入される雪の量が昨年の2倍を超えております。
これらのことから、除排雪業務及び雪置場の管理などに要する予算が不足するため、追加計上したものであります。
以上が、本日提出いたしました議案の概要でありますので、十分に御審議の上、原案どおり御議決くださるようお願いをいたします。
以上であります。
〔市長
葛西憲之 降壇〕
○議長(田中 元議員) 以上をもって、提案理由の説明は終わりました。
――
―――――――――――――――
○議長(田中 元議員) 次に、お諮りいたします。
ただいま議題としております議案中、議案第45号1件につきましては、理事者より先議の要求がありますので、会議規則第37条第3項の規定により、委員会付託を省略し、本日直ちに審議いたしたいと思います。
これに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(田中 元議員) 御異議なしと認めます。
よって、議案第45号1件につきましては、委員会付託を省略し、本日直ちに審議することに決しました。
議案第45号平成23年度弘前市
一般会計補正予算(第15号)1件を問題として質疑に入ります。
御質疑ありませんか。22番。
○22番(越 明男議員) 幾つか質問させていただきたいと思います。
まず最初に、財政措置に絡んで2点ほど簡単に伺っておきます。
一つは、今回の2億9000万円の補正で、除排雪に係る委託料の合計がきょう現在で幾らの到達ということになったのかという点が1点。
それから、国の特別交付税の話でございますけれども、新聞紙上では2億7000万円という報道がされていて、これで確定ということなのかどうか。それからもう一つ、これからどうふえるかというのは質疑から外しますけれども、2億7000万円はもう既に到着済みのお金なのかどうか、その2点、まず伺っておきます。
○議長(田中 元議員) 企画部長。
○企画部長(蒔苗貴嗣) 財政の関係ということですので、私からお答えいたします。
今回の補正、第15号を入れて除排雪経費は幾らかということでありますが、除排雪経費、当初は5億円でございまして、今回入れて4回の補正で合計14億円、この中には、農道除雪の追加分1000万円も入っておりますが、14億円追加しますので合計で19億円ということになります。
それから、財源の関係、先般、新聞でも公表されましたが、国においては特別交付税のうち除排雪経費については前倒し交付をするということで、2億7000万円余り当市には配分されて、これはもう入っております。
以上です。
○議長(田中 元議員) 22番。
○22番(越 明男議員) 次、具体的な排雪にかかわっての部分、二つほど伺っておきます。
きのうも大分降雪いたしました。1メートル2センチが、きのうの段階で、ゆうべのNHKの報道によると1メートル22センチという到達のようでありますけれども、排雪がこの2億9000万円の追加に伴って、どんな状況で展開されるのかということであります。
それで、きのうの雪のこともさることながら、まだまだ私ども市議団でいろいろ現地を見て歩いた段階では、生活道のいわゆる排雪がまだまだ不十分ではないかという認識を持っているわけですけれども、この2億9000万円の追加に伴って生活道を中心とする排雪行為がどんな展開ということで理解していいかどうか、すべきかどうか。
それから、もう一つ、今、市長のほうから提案の中で雪置き場の話がちょっと出ましたのですが、樋の口、悪戸方面が早々と閉鎖になったと、そのくらいのボリュームだというのはわかるのですけれども、堀越はまだまだ大丈夫なのか。それから、堀越以外のところで雪置き場に関する情報を市民の方々、業者の方々が欲しているのではないかなという感じがするのですが、堀越以外に市が、何というのですか、業者の方々がどんどんどんどん雪置き場として活用している場所、これは何カ所現在ございましたでしょうか、以上二つ。
○議長(田中 元議員) 建設部長。
○建設部長(吉﨑義起) 生活道路のほうが、まだ不十分ではないかということでございます。
生活道路に関しては、637キロメートル、これ、一斉排雪で全部処理したわけですが、その後、どっかりとまた来まして、またもとどおりとになりました。その後、すぐまた断続的に降りまして、もうどうにもならないというような状況でございます。
しかし、生活道路につきましては、2度目の排雪ということはちょっと困難でありますが、中心となっている太いところの生活道路につきましては、局所的なところをパトロールしまして、優先順位をつけてこれからも排雪していきたいと考えてございます。
それから、路面整正もまだ不十分なところについては、これからの議決された予算の中で、緩んできたところにつきましてもまた、この費用を使いまして緩んだところの交通に支障がないように除雪を継続していきたいと考えています。
それから、雪置き場です。雪置き場は、ことし、先ほど御説明があったとおり2倍の搬入量となっております、のっぴきならぬ量でございます。これに押す金がかなりかかるわけでございます。堀越はまだ余裕がございます、まだ高く積めます。また、岩木川につきましては、これ以上積むことは困難でございます。これは、春の融雪の関係がきますので、国からも指摘もされてございますので、岩木川は積むことができません。
したがいまして、あと有効に使えるのは堀越1カ所ということになりますので、これから市民に対しても堀越については期間を延長いたしまして対応を図ってまいりたいと考えてございます。あと、堀越以外のところは、まだありません。
以上です。
○議長(田中 元議員) ほかに御質疑ありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(田中 元議員) 質疑なしと認め、質疑を終結いたします。
討論に入ります。
討論の通告がありませんので、直ちに採決いたします。
議案第45号は、原案のとおり決するに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(田中 元議員) 御異議なしと認めます。
よって、議案第45号は、原案のとおり可決いたしました。
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○議長(田中 元議員) 次に、お諮りいたします。
議案熟考のため、明29日から3月2日まで、及び5日の4日間を休会いたしたいと思います。
これに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(田中 元議員) 御異議なしと認めます。
よって、4日間休会することに決しました。
以上をもって、本日の日程は、全部終了いたしました。
次の本会議は、3月6日午前10時開議とし、その日程は一般質問を予定しております。
本日は、これをもって散会いたします。
午前10時57分 散会...