• "予算特別委員長"(/)
ツイート シェア
  1. 青森市議会 2023-07-25
    令和5年第2回定例会(第8号) 本文 2023-07-25


    取得元: 青森市議会公式サイト
    最終取得日: 2024-09-09
    ▼最初のヒットへ(全 0 ヒット) 1   午前10時開議 ◯議長奈良岡隆君) これより本日の会議を開きます。  本日の会議は「議事日程第8号」により会議を進めます。           ────────────────────────── 日程第1 議案第86号 青森市税条例の一部を改正する条例の制定について 2 ◯議長奈良岡隆君) 日程第1議案第86号「青森市税条例の一部を改正する条例の制定について」を議題といたします。  総務企画常任委員長報告を求めます。16番澁谷洋子議員。   〔議員澁谷洋子君登壇〕 3 ◯16番(澁谷洋子君) ただいまから総務企画常任委員会の審査の経過と結果について報告いたします。  本委員会は7月11日に開催し、今期定例会において付託されました議案1件について審査いたしました。  議案第86号「青森市税条例の一部を改正する条例の制定について」でありますが、本案については、起立採決の結果、賛成多数をもって原案のとおり可決すべきものと決しました。  以上が審査の経過と結果でありますが、審査の過程における主なる質疑応答等については、配付いたしております委員長報告書のとおりであります。  以上をもって本委員会報告を終わります。 4 ◯議長奈良岡隆君) ただいまの委員長報告に対する質疑に入ります。  御質疑ありませんか。   〔「なし」と呼ぶ者あり〕 5 ◯議長奈良岡隆君) 質疑はないものと認めます。  討論については通告がありませんでした。  これより採決いたします。  本案については、委員長報告のとおり決することに御異議ありませんか。
      〔「異議なし」「異議あり」と呼ぶ者あり〕 6 ◯議長奈良岡隆君) 御異議がありますので、電子表決システムにより採決いたします。  議案第86号については、委員長報告のとおり決することに賛成の諸君は賛成ボタンを、反対の諸君は反対ボタンを押してください。   〔各員、賛成反対ボタンを押す〕 7 ◯議長奈良岡隆君) 押し忘れ等はありませんか。   〔「なし」と呼ぶ者あり〕 8 ◯議長奈良岡隆君) 押し忘れ等なしと認め、確定します。   〔議場内モニターに採決結果を表示〕 9 ◯議長奈良岡隆君) 賛成多数であります。よって、議案第86号については委員長報告のとおり可決と決しました。           ────────────────────────── 日程第2 議案第90号 青森承認地域経済牽引事業のために設置される施設に係る固定資産税免除の            特別措置に関する条例の一部を改正する条例の制定について 日程第3 請願第4号 市内の小・中学校トイレへの生理用品配備を求める請願 10 ◯議長奈良岡隆君) 日程第2議案第90号「青森承認地域経済牽引事業のために設置される施設に係る固定資産税免除特別措置に関する条例の一部を改正する条例の制定について」及び日程第3請願第4号「市内の小・中学校トイレへの生理用品配備を求める請願」の計2件を一括議題といたします。  文教経済常任委員長報告を求めます。22番工藤健議員。   〔議員工藤健君登壇〕 11 ◯22番(工藤健君) ただいまから文教経済常任委員会の審査の経過と結果について報告いたします。  本委員会は7月11日に開催し、今期定例会において付託されました議案1件及び請願1件について審査いたしました。  初めに、議案第90号「青森承認地域経済牽引事業のために設置される施設に係る固定資産税免除特別措置に関する条例の一部を改正する条例の制定について」でありますが、本案については、全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決しました。  次に、請願第4号「市内の小・中学校トイレへの生理用品配備を求める請願」についてでありますが、本請願については、起立採決の結果、賛成少数をもって不採択とすべきものと決しました。  以上が審査の経過と結果でありますが、審査の過程における主なる質疑応答等については、配付いたしております委員長報告書のとおりであります。  以上をもって本委員会報告を終わります。 12 ◯議長奈良岡隆君) ただいまの委員長報告に対する質疑に入ります。  御質疑ありませんか。   〔「なし」と呼ぶ者あり〕 13 ◯議長奈良岡隆君) 質疑はないものと認めます。  これより討論に入ります。  討論の通告がありますので、発言を許します。  1番山田千里議員。   〔議員山田千里君登壇〕(拍手) 14 ◯1番(山田千里君) おはようございます。(「おはようございます」と呼ぶ者あり)日本共産党山田千里です。文教経済常任委員長報告中、請願第4号「市内の小・中学校トイレへの生理用品配備を求める請願」を不採択とすることに反対の立場から討論を行います。  コロナ禍において、経済的な理由で生理用品を購入できない女性がいるという生理の貧困問題が顕在化しました。同時に、女性の健康や尊厳に関わる重要な問題として、相談支援体制の一つの取組として、トイレへの生理用品配備も議論されてきたところです。生理という言葉が、経済的困難の問題としてだけではなく、女性が生涯において抱える問題として公にクローズアップされたことにより、当たり前とされ続けてきた社会通念に改めて気づき、疑問を抱いたのもこの生理の貧困という言葉からでした。本請願は、小・中学校の多感な時期に経済的理由生理用品を購入できないことはもとより、急に必要になった場合も含め、全ての子どもたちが心身の健康を維持し、安心して学校生活を送ることができる環境整備をと訴えるものです。  小・中学校女子児童・生徒にとっては、生理が始まる時期というのは思春期真っただ中です。思春期は、子どもから大人へと変わっていく移行期全体を指す言葉で、体にも、心にも、第2の誕生と呼べるほどの大きな変化をもたらす時期であり、様々な問題に直面する時期だとされています。生理に対する悩みが尽きないのもこの時期です。生理になっていることが恥ずかしく、同じ女子の間でも生理という言葉を発することさえはばかられ、隠したい、特に男子には知られたくない、そんな中で、トイレまで生理用品をどうやって持っていけばよいかなど、悩みの声がネットでの生理用品メーカー相談コーナーなどにも数多く寄せられています。ポーチを活用したり、ショーツのポケットやうまく袖に隠したり、ハンカチに包むなど、中にはうまく持っていくのが難しいから交換しないという子さえいます。また、生理始まりたては周期も不安定で、いつ急に生理になるか分からない不安を抱えながら、学校生活を送ることも少なくありません。おまけに経済的に困難な子、家族に適切な量を用意してもらえない子や父子家庭の子にとっては、自らのSOSを発信していくには乗り越えなくてはならないハードルが幾つもあるのではないでしょうか。  本市においては、このような困難を抱える児童・生徒たちを把握、支援していくためには、保健室での生理用品の手渡しが不可欠だと繰り返し、そして、そのような困難があっても伝える力を養わねばならないとの教育的意義を答弁してきました。相談体制として、タブレットでの相談も受けているとのことでしたが、みんながみんな相談できる子ばかりではありません。自身のSOSをどうしても発することができずに困ったままの子がいることも、どうぞ御理解いただきたいと思います。また、困難へのアプローチの仕方を、あらゆる角度で広げていくことこそが教育現場の配慮の在り方ではないでしょうか。大人も、子ども性別関係なく、生理に対する理解が個人の問題としてだけではなく、社会の問題として広まっていくことが望ましいことですが、まだまだ今は途上の段階です。しかしながら、生理用品トイレットペーパーハンドソープなどのようにトイレに標準配備されることとなれば、生理は当たり前で、隠したり、恥ずかしく思ったりせず、しんどさや不安をみんなで理解し合える一歩になるのではないでしょうか。  最後に、厚生労働省の「『生理の貧困』が女性の心身の健康等に及ぼす影響に関する調査」より、専門家のコメントを一部抜粋して御紹介いたします。不衛生生理への対応は、腹膜炎や不妊症という重大な健康障害の原因ともなります。本来の生理用品以外の布やトイレットペーパーで代用すべきではありません。長時間、同じ生理用品を用いることも不衛生です。衛生的な生理への対応は、個人の問題であるのみではなく社会の問題でもあります。  以上の点を踏まえ、小・中学校トイレに返却不要の生理用品の配備をという本請願への多くの皆さんの御賛同を呼びかけまして、私の討論といたします。ご清聴ありがとうございました。(拍手) 15 ◯議長奈良岡隆君) これにて討論を終結いたします。  これより採決いたします。  請願第4号については反対討論がありますので、電子表決システムにより採決いたします。  本請願に対する委員長報告は不採択でありますので、本請願について採決いたします。  請願第4号については、採択と決することに賛成の諸君は賛成ボタンを、反対の諸君は反対ボタンを押してください。   〔各員、賛成反対ボタンを押す〕 16 ◯議長奈良岡隆君) 押し忘れ等はありませんか。   〔「なし」と呼ぶ者あり〕 17 ◯議長奈良岡隆君) 押し忘れ等なしと認め、確定します。   〔議場内モニターに採決結果を表示〕 18 ◯議長奈良岡隆君) 賛成少数であります。よって、請願第4号については不採択と決しました。  次に、ただいま決定されました案件を除く案件については、委員長報告のとおり決することに御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 19 ◯議長奈良岡隆君) 御異議なしと認めます。よって、委員長報告のとおり決しました。           ────────────────────────── 日程第4 議案第87号 青森手数料条例の一部を改正する条例の制定について 日程第5 議案第89号 青森市営住宅管理条例の一部を改正する条例の制定について 20 ◯議長奈良岡隆君) 日程第4議案第87号「青森手数料条例の一部を改正する条例の制定について」及び日程第5議案第89号「青森市営住宅管理条例の一部を改正する条例の制定について」の計2件を一括議題といたします。  都市建設常任委員長報告を求めます。31番花田明仁議員。   〔議員花田明仁君登壇〕 21 ◯31番(花田明仁君) ただいまから都市建設常任委員会の審査の経過と結果について報告いたします。  本委員会は7月11日に開催し、今期定例会において付託されました議案2件について審査いたしました。  初めに、議案第87号「青森手数料条例の一部を改正する条例の制定について」でありますが、本案については、全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決しました。  次に、議案第89号「青森市営住宅管理条例の一部を改正する条例の制定について」でありますが、本案については、起立採決の結果、賛成多数をもって原案のとおり可決すべきものと決しました。  以上が審査の経過と結果でありますが、審査の過程における主なる質疑応答については、配付いたしております委員長報告書のとおりであります。  以上をもって本委員会報告を終わります。 22 ◯議長奈良岡隆君) ただいまの委員長報告に対する質疑に入ります。  御質疑ありませんか。   〔「なし」と呼ぶ者あり〕 23 ◯議長奈良岡隆君) 質疑ないものと認めます。  討論については通告がありませんでした。  これより採決いたします。  両案については、委員長報告のとおり決することに御異議ありませんか。   〔「異議なし」「異議あり」と呼ぶ者あり〕 24 ◯議長奈良岡隆君) 1番山田千里議員、何号に御異議がありますか。 25 ◯1番(山田千里君) 議案第89号に異議があります。 26 ◯議長奈良岡隆君) ただいまの委員長報告中、議案第89号について御異議がありますので、電子表決システムにより採決いたします。  議案第89号については、委員長報告のとおり可決と決することに賛成の諸君は賛成ボタンを、反対の諸君は反対ボタンを押してください。   〔各員、賛成反対ボタンを押す〕 27 ◯議長奈良岡隆君) 押し忘れ等はありませんか。   〔「なし」と呼ぶ者あり〕 28 ◯議長奈良岡隆君) 押し忘れ等なしと認め、確定します。   〔議場内モニターに採決結果を表示〕 29 ◯議長奈良岡隆君) 賛成多数であります。よって、議案第89号については委員長報告のとおり可決と決しました。  次に、ただいま決定されました案件を除く案件については、委員長報告のとおり決することに御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 30 ◯議長奈良岡隆君) 御異議なしと認めます。よって、委員長報告のとおり決しました。           ────────────────────────── 日程第6 議案第88号 青森指定障害福祉サービスの事業の人員、設備及び運営に関する基準等を定            める条例等の一部を改正する条例の制定について 日程第7 請願第3号 ブックスタート事業の復活を求める請願 31 ◯議長奈良岡隆君) 日程第6議案第88号「青森指定障害福祉サービスの事業の人員、設備及び運営に関する基準等を定める条例等の一部を改正する条例の制定について」及び日程第7請願第3号「ブックスタート事業の復活を求める請願」の計2件を一括議題といたします。  民生環境常任委員長報告を求めます。10番赤平勇人議員。   〔議員赤平勇人君登壇〕(拍手) 32 ◯10番(赤平勇人君) ただいまから民生環境常任委員会の審査の経過と結果について報告いたします。  本委員会は7月11日に開催し、今期定例会において付託されました議案1件及び請願1件について審査いたしました。  初めに、議案第88号「青森指定障害福祉サービスの事業の人員、設備及び運営に関する基準等を定める条例等の一部を改正する条例の制定について」でありますが、本案については、全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決しました。  次に、請願第3号「ブックスタート事業の復活を求める請願」についてでありますが、本請願については、起立採決の結果、賛成少数をもって不採択とするべきものと決しました。  以上が審査の経過と結果でありますが、審査の過程における主なる質疑応答等については、配付いたしております委員長報告書のとおりであります。  以上をもって本委員会報告を終わります。 33 ◯議長奈良岡隆君) ただいまの委員長報告に対する質疑に入ります。  御質疑ありませんか。   〔「なし」と呼ぶ者あり〕 34 ◯議長奈良岡隆君) 質疑ないものと認めます。
     これより討論に入ります。  討論の通告がありますので、発言を許します。  2番相馬純子議員。   〔議員相馬純子君登壇〕(拍手) 35 ◯2番(相馬純子君) おはようございます。(「おはようございます」と呼ぶ者あり)日本共産党相馬純子です。民生環境常任委員長報告中、請願第3号「ブックスタート事業の復活を求める請願」を不採択とすることに反対の立場から討論を行います。  ブックスタート事業は、ゼロ歳児健診などの機会に、絵本を開く楽しい体験と絵本をセットでプレゼントする自治体の事業で、絵本の配付のみを行う自治体も含めると1473自治体、全体の84.6%で赤ちゃんへの絵本贈呈事業が行われています。青森市でも平成17年8月からブックスタート事業を開始し、4か月健診で絵本の配付と読み聞かせを行っていました。予算は、令和元年度158万7492円でした。子どもが生まれたとき、市から絵本を頂く、それはそれはうれしいことだと思います。おめでとうございます、これからおうちの方々と青森市と一緒に大切な大切なお子さんを育んでいきましょうという温かいメッセージになると思います。大切なのは、行政からの温かいメッセージが市民に伝わるということです。赤ちゃんに伝わるということです。  しかし、青森市は、令和2年4月からブックスタート事業を廃止してしまいました。プレゼントする絵本を既に持っている方がいること、子育てに関する様々な悩みを抱えている方が多いということから、ブックスタート事業を廃止し、現在は、「赤ちゃんへのおすすめ絵本」と「赤ちゃんと楽しむ!ふれあい遊び」の2冊のパンフレットを配付しています。ブックスタート事業は、抱っこのぬくもりの中で絵本を読んでもらう心地よさやうれしさを全ての赤ちゃんに届けることで、行政と市民が共に赤ちゃんの幸せを願うことに大きな意味があります。子育ての悩みに答えたり、絵本のリストを渡したりすることに代替できることではないと私は考えます。  2023年6月30日現在、青森県で32自治体県内自治体の80%で赤ちゃんへの絵本贈呈事業が行われています。青森市で14年間行われていたブックスタート事業赤ちゃんを真ん中にして市民と行政が手をつなぎ、子どもたちを共に育んでいく、「人をまもり・そだてる」、そんな青森市にしていきたい、行政からの温かいメッセージを再びプレゼントしてほしい。ブックスタート事業の復活を求める請願に御賛同いただきますよう強く強くお願い申し上げ、討論を終わります。御清聴ありがとうございました。(拍手) 36 ◯議長奈良岡隆君) これにて討論を終結いたします。  これより採決いたします。  請願第3号については反対討論がありますので、電子表決システムにより採決いたします。  本請願に対する委員長報告は不採択でありますので、本請願について採決いたします。  請願第3号については、採択と決することに賛成の諸君は賛成ボタンを、反対の諸君は反対ボタンを押してください。   〔各員、賛成反対ボタンを押す〕 37 ◯議長奈良岡隆君) 押し忘れ等はありませんか。   〔「なし」と呼ぶ者あり〕 38 ◯議長奈良岡隆君) 押し忘れ等なしと認め、確定します。   〔議場内モニターに採決結果を表示〕 39 ◯議長奈良岡隆君) 賛成少数であります。よって、請願第3号については不採択と決しました。  次に、ただいま決定されました案件を除く案件については、委員長報告のとおり決することに御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 40 ◯議長奈良岡隆君) 御異議なしと認めます。よって、委員長報告のとおり決しました。           ────────────────────────── 日程第8 議案第85号 令和5年度青森市一般会計補正予算(第2号) 41 ◯議長奈良岡隆君) 日程第8議案第85号「令和5年度青森市一般会計補正予算」を議題といたします。  予算特別委員長報告を求めます。9番万徳なお子議員。   〔議員万徳なお子君登壇〕 42 ◯9番(万徳なお子君) ただいまから予算特別委員会の審査の経過と結果について報告いたします。  まず、7月11日、本会議終了後に開催された予算特別委員会の組織会において、委員長及び副委員長の互選が行われたところ、私が委員長に、副委員長に中田靖人委員が選ばれましたので、御報告いたします。  次に、本委員会は7月14日及び7月18日に開催し、今期定例会において付託されました議案第85号「令和5年度青森市一般会計補正予算」について審査いたしました。  また、採決についてでありますが、本案については、起立採決の結果、賛成多数をもって原案のとおり可決すべきものと決しました。  以上が審査の経過と結果でありますが、審査の過程における主なる質疑応答については、配付いたしております委員長報告書のとおりであります。  以上をもって本委員会報告を終わります。 43 ◯議長奈良岡隆君) ただいまの委員長報告に対する質疑に入ります。  御質疑ありませんか。   〔「なし」と呼ぶ者あり〕 44 ◯議長奈良岡隆君) 質疑はないものと認めます。  これより討論に入ります。  討論の通告がありますので、発言を許します。  17番天内慎也議員。   〔議員天内慎也君登壇〕(拍手) 45 ◯17番(天内慎也君) 日本共産党の天内慎也です。予算特別委員長報告中、議案第85号「令和5年度青森市一般会計補正予算(第2号)」について反対討論を行います。  今議会の補正予算のその他の事業には、自治体デジタルトランスフォーメーション推進事業に333万3000円が提案されています。内容として、市民サービスの向上や業務の効率化を図るため、市民の問合せ等に応答できるチャットボット及び子育て情報発信や母子健康手帳機能を有した子育て支援アプリの導入に要する経費となります。その中のチャットボットに係る経費に、デジタル田園都市国家構想交付金が使用されますが、この構想そのものについて問題点を述べたいと思います。  岸田内閣の重点政策として動き出しているのが、2022年6月に基本方針が閣議決定されたデジタル田園都市国家構想になります。地方創生をバージョンアップさせ、地方で生じている様々な社会課題を解決させる政策になります。地方では、地方の魅力そのままに都市の利便性を享受することが可能となる、デジタル化は魔法のつえのように位置づけられています。情報技術の活用は重要であり、否定するものではありませんが、デジタル田園都市国家構想は、自治体を変質させ、市民生活に新たな問題を持ち込む危険性があります。内容として、生活面でのデジタル化を一気に進め、新たな企業の収益を確保しつつ、情報産業の育成を進めることが一連の政策の大きな目的となっています。  デジタル総合戦略の対象になっている分野は、農林漁業、観光、中小企業、交通、物流、文化、スポーツ、防災、環境、コミュニティーまで、国民生活に関する全ての分野が網羅されています。また、このようなデジタル化を進めるための基盤として、光ファイバーの整備、日本周回海底ケーブルの整備、マイナンバーカードの普及があります。このような市民生活に不可欠な分野は、行政が問題点を把握し、行政主導で改善を進めてきました。ところが、新しい資本主義では、民間企業が収益活動として活動に取り組む、公共的サービスを民間企業の収益対象にすること、これがデジタル田園都市国家構想の1つの目的です。企業主導で新たなサービスが地域で構築されると、市民にとって便利な面がありますが、これらのサービスは企業が提供するものであり、当然、対価が求められます。対価を支払うことができる層は恩恵を受けられるかもしれませんが、自己負担できない層は恩恵を受けることができません。購入できない市民の間に深刻な格差が発生します。地域の医療や福祉が企業主導型のシステムとして動き出すと、このシステムから疎外された市民の健康管理は誰が責任を負うのでしょうか。  公共サービス分野に情報技術の発展を取り組むことは否定しませんが、計画立案からサービスまで、地域全体の情報収集から管理まで、包括的に企業に開放しようとしていますが、ここに大きな問題があります。地方の発展を考える場合、住民自治の発展が不可欠です。市民は、利用者であると同時に、自治体の担い手、デジタルトランスフォーメーションの主体者であります。このような住民自治の視点が欠落すると、市民はばらばらの利用者になり、地域を支え、地域を維持し、地域を発展させる自治の担い手にはなりません。本来、行政が展開する様々な施策の根底には、市民の自治能力の育成という視点が必要でありますが、デジタル田園都市国家構想にはその視点がないということを申し上げ、「令和5年度青森市一般会計補正予算(第2号)」に対する反対討論といたします。御清聴ありがとうございます。(拍手) 46 ◯議長奈良岡隆君) これにて討論を終結いたします。  これより採決いたします。  議案第85号については反対討論がありますので、電子表決システムにより採決いたします。  議案第85号については、委員長報告のとおり可決と決することに賛成の諸君は賛成ボタンを、反対の諸君は反対ボタンを押してください。   〔各員、賛成反対ボタンを押す〕 47 ◯議長奈良岡隆君) 押し忘れ等はありませんか。   〔「なし」と呼ぶ者あり〕 48 ◯議長奈良岡隆君) 押し忘れ等なしと認め、確定します。   〔議場内モニターに採決結果を表示〕 49 ◯議長奈良岡隆君) 賛成多数であります。よって、議案第85号については委員長報告のとおり可決と決しました。           ────────────────────────── 日程第9 閉会中の継続審査について 日程第10 閉会中の継続審査について 50 ◯議長奈良岡隆君) 日程第9「閉会中の継続審査について」及び日程第10「閉会中の継続審査について」の計2件を一括議題といたします。  両案件については、雪対策特別委員長及び危機管理対策特別委員長から、会議規則第111条の規定により、配付いたしております申出書のとおり、閉会中の継続審査の申出があります。 51 ◯議長奈良岡隆君) お諮りいたします。  両特別委員長からの申出のとおり、閉会中の継続審査に付することに御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 52 ◯議長奈良岡隆君) 御異議なしと認めます。よって、両特別委員長からの申出のとおり、閉会中の継続審査に付することに決しました。           ────────────────────────── 日程第11 議案第91号 財産区管理委員の選任について 53 ◯議長奈良岡隆君) 日程第11議案第91号「財産区管理委員の選任について」を議題といたします。  提案理由の説明を求めます。西市長。   〔市長西秀記君登壇〕 54 ◯市長(西秀記君) 本日、追加提出いたしました議案の御説明に先立ち、7月15日からの秋田県を中心とした記録的大雨により、お亡くなりになられた方の御冥福をお祈り申し上げますとともに、被災された皆様に対し、心よりお見舞いを申し上げます。本市では、7月18日から秋田県男鹿市へ給水タンクローリー車1台と支援車1台及び水道部職員4名を派遣し、被災地の応急給水活動に当たったところであり、今後も、災害応援要請に最大限の対応をしてまいります。被災地の一日も早い復旧を心よりお祈り申し上げます。  それでは、議案第91号について御説明申し上げます。  令和元年第2回定例会において御同意をいただき選任いたしました、前田、清水、深沢第一、八重菊第二、新城、土橋、大平、金浜、大別内、野木及び野内財産区管理委員計16名の方々は、去る7月4日、7月16日または7月17日をもって任期が満了となりました。そこで、この後任について慎重に検討いたしました結果、清水財産区管理委員川田昭氏の後任には川田博氏が、野木財産区管理委員櫻田文信氏の後任には櫻田実氏が、野内財産区管理委員山口和治氏の後任には横内博明氏が、適任と認められますので、選任することとし、その他の方々については再任いたしたいと存じます。  なお、これらの方々の経歴につきましては、お手元の資料のとおりでございます。  何とぞ御同意を賜りますようお願い申し上げます。  以上でございます。 55 ◯議長奈良岡隆君) これより質疑に入ります。  御質疑ありませんか。   〔「なし」と呼ぶ者あり〕 56 ◯議長奈良岡隆君) 質疑ないものと認めます。 57 ◯議長奈良岡隆君) お諮りいたします。  ただいま議題となっております議案第91号については、委員会の付託を省略したいと思います。  これに御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 58 ◯議長奈良岡隆君) 御異議なしと認めます。よって、委員会の付託を省略することに決しました。  討論については通告がありませんでした。 59 ◯議長奈良岡隆君) お諮りいたします。  ただいま議題となっております議案第91号については、これに同意することに御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 60 ◯議長奈良岡隆君) 御異議なしと認めます。よって、議案第91号については同意することに決しました。           ────────────────────────── 日程第12 議員提出議案第14号 最低賃金法の改正と中小企業支援策の拡充を求める意見書 61 ◯議長奈良岡隆君) 日程第12議員提出議案第14号「最低賃金法の改正と中小企業支援策の拡充を求める意見書」を議題といたします。 62 ◯議長奈良岡隆君) お諮りいたします。  ただいま議題となっております議員提出議案第14号については、提案理由の説明及び委員会の付託を省略したいと思います。  これに御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 63 ◯議長奈良岡隆君) 御異議なしと認めます。よって、提案理由の説明及び委員会の付託を省略することに決しました。  これより質疑に入ります。  御質疑ありませんか。
      〔「なし」と呼ぶ者あり〕 64 ◯議長奈良岡隆君) 質疑ないものと認めます。  これより討論に入ります。  討論の通告がありますので、発言を許します。  18番村川みどり議員。   〔議員村川みどり君登壇〕(拍手) 65 ◯18番(村川みどり君) 日本共産党の村川みどりです。議員提出議案第14号「最低賃金法の改正と中小企業支援策の拡充を求める意見書」に賛成の立場から討論を行います。  2022年から世界的に物価上昇が加速し、多くの国々で労働者や貧困層を苦しめています。長く物価が低迷していた日本でも、大幅な物価上昇が続いています。2022年12月は前年同月比4%、1月に4.3%と、41年ぶりの上昇幅となりました。総務省が21日発表した6月の全国消費者物価指数では、2022年を100として見ると、値動きの大きい生鮮食品を除く総合は105.0と前年同月比よりも3.3%上昇しました。東北電力の家庭向け電気料金が、6月から25.47%もの大幅な値上げが響いています。上昇率は5月よりも0.1ポイント上がり、総務省は、政府の電気代と都市ガス代への補助がなければ、上昇率は4.3%だったと分析しています。  今年の春闘では、生活防衛のためにも大幅な賃上げが期待されました。連合が7月に発表した定期昇給分込みの賃上げは、加重平均で1万560円、3.58%増となりました。全労連などで結成している国民春闘共闘委員会の集計では、定期昇給を含めて6410円、2.25%増となりました。歴史的な物価高騰を受けて大幅な賃上げが期待された春闘でしたが、物価高騰には追いつかない結果となりました。2020年を100とすると、実質賃金指数は5月の速報値時点で84.2にとどまり、2022年4月以来、連続して低下傾向が続いています。  岸田政権は、骨太の改革で、今年は全国加重平均1000円を達成する目標を掲げていますが、この間の物価高騰に全く追いつきません。海外の先進国との比較でも、日本の最低賃金は際立って低く、イギリス、ドイツ、フランスなどの主要先進諸国だけでなく、韓国よりも低く、オーストラリアと比べると2分の1以下になっています。物価高騰を上回って生活を改善させるためにも、最低賃金1500円まで一気に引き上げることが必要です。全労連が全国で行った最低生活費調査でも、全国どこでも時給1500円以上が必要なことが明らかになりました。現在の最低賃金法では、最高額の東京1072円に対し、青森県の853円と219円もの地域間格差があります。こうした地域間格差をなくし、全国一律賃金制度が求められています。  中小企業経営者の中でも、最低賃金引上げを支持する意見が高まってきました。日本商工会議所のアンケートでは、引上げ賛成が42.4%と増加しており、最低賃金を引き上げるために中小企業支援制度の拡充が必要です。全国一律と最賃の大幅引上げが実現すれば、青森県など地方における若者の流出に歯止めをかけ、労働者の生活を守り、個人消費の拡大による地域経済の立て直し、中小企業の経営の安定化にもつながります。  以上、本意見書への賛同をお願いし、賛成討論といたします。御清聴ありがとうございました。(拍手) 66 ◯議長奈良岡隆君) これにて討論を終結いたします。  これより採決いたします。  議員提出議案第14号については、原案のとおり決することに御異議ありませんか。   〔「異議なし」「異議あり」と呼ぶ者あり〕 67 ◯議長奈良岡隆君) 御異議がありますので、電子表決システムにより採決いたします。  議員提出議案第14号については、原案のとおり決することに賛成の諸君は賛成ボタンを、反対の諸君は反対ボタンを押してください。   〔各員、賛成反対ボタンを押す〕 68 ◯議長奈良岡隆君) 押し忘れ等はありませんか。   〔「なし」と呼ぶ者あり〕 69 ◯議長奈良岡隆君) 押し忘れ等なしと認め、確定します。   〔議場内モニターに採決結果を表示〕 70 ◯議長奈良岡隆君) 賛成少数であります。よって、本案は否決されました。           ────────────────────────── 日程第13 議員提出議案第15号 保育士の配置基準の見直しと処遇改善を求める意見書 71 ◯議長奈良岡隆君) 日程第13議員提出議案第15号「保育士の配置基準の見直しと処遇改善を求める意見書」を議題といたします。 72 ◯議長奈良岡隆君) お諮りいたします。  ただいま議題となっております議員提出議案第15号については、提案理由の説明及び委員会の付託を省略したいと思います。  これに御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 73 ◯議長奈良岡隆君) 御異議なしと認めます。よって、提案理由の説明及び委員会の付託を省略することに決しました。  これより質疑に入ります。  御質疑ありませんか。   〔「なし」と呼ぶ者あり〕 74 ◯議長奈良岡隆君) 質疑ないものと認めます。  これより討論に入ります。  討論の通告がありますので、発言を許します。  10番赤平勇人議員。   〔議員赤平勇人君登壇〕(拍手) 75 ◯10番(赤平勇人君) 日本共産党赤平勇人です。議員提出議案第15号「保育士の配置基準の見直しと処遇改善を求める意見書」に対して、賛成の立場から討論を行います。  今、全国の保育士から、保育士の数が足りない、保育士の配置基準を見直してほしいという悲鳴の声が相次いで上がっています。2022年1月25日に愛知県の保育士や保護者が中心となり立ち上げた「子どもたちにもう1人保育士を!実行委員会」は、同年に保育者と保護者を対象にアンケートを実施、愛知県内外から2648人の保育士の実態を集めました。この中で、国の保育士配置基準では、子どもの命と安全を守れない場面という問いに対して、「地震・火災などの災害時」が84%と最も高く、現に災害が起きていない状態でも、避難訓練などを行った際に、現状では命を守ることができないかもしれないという危機感を抱いている保育士が8割以上もいることが分かりました。また、次いで多かったのが「お散歩」の60%で、「プールなど水遊び」も60%近くとなっており、日常保育の中でも、現状の基準では命を守れないかもしれないと感じているとのことです。最近、園児の様々な事故が発生していることが報道もされている中で、真面目に一生懸命保育を行っている保育士自身がこれだけの危機感を抱いているということは、深刻な状況だと思います。  現在、保育士の配置基準は、4歳児の場合、30人の園児に対し、保育士1人いればいいという基準になっていますが、そうした現状に対し、もし保育士が1人しかいなかったら、思うように動いてくれない子を怒って、有無を言わさず連れていくかもしれませんと赤裸々に保育士は話しています。また、私の元にも、市内の保育士から、ゼロ歳児は3人に1人の基準だが、3人同時に泣かれたら、おんぶして抱っこしても、2人しかあやすことができない、トイレに行く時間を取ることもできない瞬間があると話しています。そして、コロナ禍の下、登園する園児が少ない状況もあった中で、一人一人に向き合うことができる余裕を持った保育の大切さを改めて知ったという声も寄せられています。  一方で、こうした切実な声に押されて、政府は、今年3月31日に、「こども・子育て政策の強化について(試案)」を発表し、次元の異なる少子化対策を発表し、「幼児教育・保育の質の向上~75年ぶりの配置基準改善と更なる処遇改善~」として、配置基準の改善を明記しました。しかし、よくよく国会での質疑や大臣の記者会見を聞くと、今回の改善は、配置基準そのものを変えるのではなく、配置基準以上の職員を配置した場合に、園に対して運営費を加算するというものでした。配置基準の見直しではなく加算で終わってしまうならば、増やすかどうかはそれぞれの園の判断に委ねてしまうことになります。また、例えば、4・5歳児に保育士の配置を増やした場合に運営費が加算されるので、増やすけれども、その分の保育士は、園独自で増やしていた2歳児クラスの保育士を連れてくるなど、実質的には保育士全体の確保がなされない、横にスライドさせるだけということもあり得るわけです。  このことに対して、当初、ようやく大きな山が動き出したと歓迎していた保育士からも、大臣は、基準を引き上げると保育士確保のために混乱が生じると言っているが、保育室は既に危険で混乱している、基準そのものを見直さなければ意味がないという声が上がっています。保育士の確保、不足の問題については、保育士資格を持ちながら保育施設等で勤務していない、いわゆる潜在保育士は、厚生労働省の調査によると、有資格者の7割に上りますが、こうした人たちがいることを踏まえれば、全職種の平均年収約491万円に対して、保育士の平均年収は約342万円という150万円もの差を改善するなど、賃金水準の抜本的引上げを含めた働き続けることができる環境をつくることこそが必要です。  この間、全国では保育施設などで事故が相次いで起こっています。保育士は、そうしたことを聞くたびに、そこのクラスは何人の子どもを何人で見ていたのだろうということを思うとのことです。子育て支援を本気で強化していこうと思えば、子どもや親への支援だけでなく、安心して育てることができる環境づくり、すなわち保育の質の向上が不可欠だと思います。保育士が切実に訴える、子どもに対して、ちょっと待ってという言葉を一番使っているのがつらい、こうした声に応え、保育士自身が切実に求める保育の質の改善を国に対し求めるために、本意見に対する賛同を呼びかけて、私の賛成討論といたします。御清聴ありがとうございました。(拍手) 76 ◯議長奈良岡隆君) これにて討論を終結いたします。  これより採決いたします。  議員提出議案第15号については、原案のとおり決することに御異議ありませんか。   〔「異議なし」「異議あり」と呼ぶ者あり〕 77 ◯議長奈良岡隆君) 御異議がありますので、電子表決システムにより採決いたします。  議員提出議案第15号については、原案のとおり決することに賛成の諸君は賛成ボタンを、反対の諸君は反対ボタンを押してください。   〔各員、賛成反対ボタンを押す〕 78 ◯議長奈良岡隆君) 押し忘れ等はありませんか。   〔「なし」と呼ぶ者あり〕 79 ◯議長奈良岡隆君) 押し忘れ等なしと認め、確定します。   〔議場内モニターに採決結果を表示〕 80 ◯議長奈良岡隆君) 賛成少数であります。よって、本案は否決されました。           ────────────────────────── 日程第14 議員提出議案第16号 マイナンバーカードと被保険者証の一体化の中止を求める意見書 81 ◯議長奈良岡隆君) 日程第14議員提出議案第16号「マイナンバーカードと被保険者証の一体化の中止を求める意見書」を議題といたします。 82 ◯議長奈良岡隆君) お諮りいたします。  ただいま議題となっております議員提出議案第16号については、提案理由の説明及び委員会の付託を省略したいと思います。  これに御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 83 ◯議長奈良岡隆君) 御異議なしと認めます。よって、提案理由の説明及び委員会の付託を省略することに決しました。  これより質疑に入ります。  御質疑ありませんか。   〔「なし」と呼ぶ者あり〕 84 ◯議長奈良岡隆君) 質疑ないものと認めます。  これより討論に入ります。  討論の通告がありますので、発言を許します。  9番万徳なお子議員。   〔議員万徳なお子君登壇〕(拍手) 85 ◯9番(万徳なお子君) 日本共産党の万徳なお子です。議員提出議案第16号「マイナンバーカードと被保険者証の一体化の中止を求める意見書」に賛成討論を行います。  本意見書は、マイナンバーそのものやマイナンバーカードに反対するものではありません。現行の健康保険証をなくすなという意見書です。昨日、自民党の政調会長が国民の皆様が不安に思っている以上、無理にお尻の時間を切らなくても、しっかり啓蒙し、皆さんに理解していただく機会をつくる必要があると述べました。そのとおりだと思います。マイナンバーカードと健康保険証の一体化に対し、国会を通過した後も国民の不安や反対の声は高まるばかりです。意見書に書いてあるとおり、世論調査では、7割を超える人が保険証との一体化を中止あるいは延期すべきと答えています。政府は、相次ぐトラブルに対応するため総点検を実施するとしていますが、その作業は地方自治体の職員にのしかかってきます。現在、関係する各省庁で総点検の内容、方法について取りまとめており、来月にならないと、その詳細が分からないとのことです。総点検をこの秋までに終えるなど不可能です。たとえ、総点検を行ってトラブルが解消されるでしょうか。  NHKのウェブニュースの「なぜ13万件も?トラブル相次ぐマイナンバー原因は?」と題する記事の中で、マイナンバーのシステムには氏名の振り仮名がなく、漢字のみが登録されている。一方、金融機関の口座は片仮名の振り仮名で登録されているので、システム上で名義が一致しているかどうかの照合ができず、全くの他人や本人以外の家族の口座でもはじかれることなく登録できてしまう仕組みであると、原因の一端を指摘しています。記事の中で、武蔵大学の庄司昌彦教授は、「人為的ミスだとしても、どう手続を行えば抜けや漏れが防げるのか、自治体の窓口のことを考えた制度の設計ができていなかったのではないか。デジタル化は重要だが、急ぐことに見合う準備ができていなかった」「問題が起きたときに、そうした事例を集めて手順を見直せば、もっと早く対処できる。ところが、公金受け取り口座のケースでは2月に発覚していたにもかかわらず、すぐに調査を始めることもなかった。改善を進めるプロセスが不十分で、こうしたプロセスを機能させることが、マイナンバーの信頼性を高めるには必要だ」と述べています。  また、日本経済新聞は、現行保険証の来秋廃止で発生しかねない保険証難民と書いています。高齢者や障害者などマイナンバー保険証の手続にハードルが高い人たちが置き去りにされる問題が様々指摘されています。私の父は、マイナンバーカードを作っていません。ですから、現在、マイナンバー保険証はありません。先日、私は父に聞かれ、手続方法を説明しました。申請して出来上がったとお知らせが来たら、予約を入れて窓口に再度受け取りに行くというくだりでうんざりしてしまい、「病院さ行がねで死ぬじゃ、恨み言ば書ぐ」と言いました。  先日、青森県国民健康保険被保険者証が私のところにも郵送されてきました。各議員の皆様にも届いたと思います。有効期限は令和6年7月31日です。担当課に確認しましたところ、来年もこの現行保険証は同時期に送られてくるようです。有効期限は再来年の7月31日、来年の秋から1年間の移行期間のうちは現行の保険証が有効だとのことですから、再来年の7月までは使えるようです。その後どうするか、資格確認書がどのような取扱いになるか、詳細は不明です。申請方式なのか、申請しなくても送付されるのか。先週、日本共産党の国会議員団の聞き取りでは、厚生労働省は決定していないと答えました。いずれにしても、来年の秋以降、マイナンバー保険証と有効期限内の現行保険証と資格確認書が混在することになります。担当職員は業務に忙殺され、医療機関の窓口での混乱が予想されます。  先日、私は軒並みにお声をかけましたところ、出ていらした方は70代以上の方ばかりでしたが、皆さん、マイナンバーカードは作っていらっしゃいました。では、病院で保険証として使っていますかとお聞きしますと、使っていらっしゃる方は数名にとどまりました。その方々も、現行の保険証はなくすべきではないと言っていました。  マイナンバーは、既に全ての国民に振られています。では、カードを全国民になんたかた持たせようとする狙いはどこにあるのでしょうか。長くなるので、今回は触れません。しかし、医療難民を招きかねない来年秋のマイナンバーカードと被保険者証の一体化はやめるべきです。吉田茂首相の時代に確立した国民皆保険制度を揺るがし、命と健康に関わる重大な問題です。このまま強行すれば、政府への信頼が一層損なわれます。政府に再考を求めるよう、本意見書の採択に議員皆様の御賛同をいただくようお願いいたしまして、賛成討論といたします。(拍手) 86 ◯議長奈良岡隆君) これにて討論を終結いたします。  これより採決いたします。  議員提出議案第16号については、原案のとおり決することに御異議ありませんか。   〔「異議なし」「異議あり」と呼ぶ者あり〕 87 ◯議長奈良岡隆君) 御異議がありますので、電子表決システムにより採決いたします。  議員提出議案第16号については、原案のとおり決することに賛成の諸君は賛成ボタンを、反対の諸君は反対ボタンを押してください。   〔各員、賛成反対ボタンを押す〕 88 ◯議長奈良岡隆君) 押し忘れ等はありませんか。   〔「なし」と呼ぶ者あり〕 89 ◯議長奈良岡隆君) 押し忘れ等なしと認め、確定します。   〔議場内モニターに採決結果を表示〕 90 ◯議長奈良岡隆君) 賛成少数であります。よって、本案は否決されました。           ────────────────────────── 日程第15 議員提出議案第17号 生物多様性の保全・ネイチャーポジティブの対策の強化を求める意見                書 91 ◯議長奈良岡隆君) 日程第15議員提出議案第17号「生物多様性の保全・ネイチャーポジティブの対策の強化を求める意見書」を議題といたします。 92 ◯議長奈良岡隆君) お諮りいたします。  ただいま議題となっております議員提出議案第17号については、提案理由の説明及び委員会の付託を省略したいと思います。  これに御異議ありませんか。
      〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 93 ◯議長奈良岡隆君) 御異議なしと認めます。よって、提案理由の説明及び委員会の付託を省略することに決しました。  これより質疑に入ります。  御質疑ありませんか。   〔「なし」と呼ぶ者あり〕 94 ◯議長奈良岡隆君) 質疑ないものと認めます。  討論については通告がありませんでした。  これより採決いたします。  議員提出議案第17号については、原案のとおり決することに御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 95 ◯議長奈良岡隆君) 御異議なしと認めます。よって、本案は原案のとおり可決されました。           ────────────────────────── 日程第16 議員提出議案第18号 特別支援学校・学級等への教員等の適切な配置を求める意見書 96 ◯議長奈良岡隆君) 日程第16議員提出議案第18号「地特別支援学校・学級等への教員等の適切な配置を求める意見書」を議題といたします。 97 ◯議長奈良岡隆君) お諮りいたします。  ただいま議題となっております議員提出議案第18号については、提案理由の説明及び委員会の付託を省略したいと思います。  これに御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 98 ◯議長奈良岡隆君) 御異議なしと認めます。よって、提案理由の説明及び委員会の付託を省略することに決しました。  これより質疑に入ります。  御質疑ありませんか。   〔「なし」と呼ぶ者あり〕 99 ◯議長奈良岡隆君) 質疑ないものと認めます。  討論については通告がありませんでした。  これより採決いたします。  議員提出議案第18号については、原案のとおり決することに御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 100 ◯議長奈良岡隆君) 御異議なしと認めます。よって、本案は原案のとおり可決されました。           ────────────────────────── 日程第17 議員提出議案第19号 薬剤耐性菌感染症の蔓延防止への取組体制の強化を求める意見書 101 ◯議長奈良岡隆君) 日程第17議員提出議案第19号「薬剤耐性菌感染症の蔓延防止への取組体制の強化を求める意見書」を議題といたします。 102 ◯議長奈良岡隆君) お諮りいたします。  ただいま議題となっております議員提出議案第19号については、提案理由の説明及び委員会の付託を省略したいと思います。  これに御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 103 ◯議長奈良岡隆君) 御異議なしと認めます。よって、提案理由の説明及び委員会の付託を省略することに決しました。  これより質疑に入ります。  御質疑ありませんか。   〔「なし」と呼ぶ者あり〕 104 ◯議長奈良岡隆君) 質疑ないものと認めます。  討論については通告がありませんでした。  これより採決いたします。  議員提出議案第19号については、原案のとおり決することに御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 105 ◯議長奈良岡隆君) 御異議なしと認めます。よって、本案は原案のとおり可決されました。           ────────────────────────── 日程第18 議員派遣について 106 ◯議長奈良岡隆君) 日程第18「議員派遣について」を議題といたします。 107 ◯議長奈良岡隆君) お諮りいたします。  本件については、配付しておりますとおり、議員を派遣することに御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 108 ◯議長奈良岡隆君) 御異議なしと認めます。よって、配付しておりますとおり、議員を派遣することに決しました。           ────────────────────────── 109 ◯議長奈良岡隆君) 以上で本日の日程は全部終了いたしました。           ──────────────────────────  閉 会 110 ◯議長奈良岡隆君) これにて令和5年第2回青森市議会定例会を閉会いたします。   午前11時11分閉会 TOP▲ ©2005Aomori City Assembly. All Rights Reserved. 青森市議会ホームページ │ 青森市ホームページ...