青森市議会 2020-06-26
令和2年第2回定例会(第5号) 本文 2020-06-26
──────────────────────────
日程第13 議案第118号 令和2年度青森市
一般会計補正予算(第4号)
日程第14 議案第119号 青森市特別職の職員の給与に関する条例の一部を改正する条例の制定につい
て
30
◯議長(
長谷川章悦君) 日程第13議案第118号「令和2年度青森市
一般会計補正予算」及び日程第14議案第119号「青森市特別職の職員の給与に関する条例の一部を改正する条例の制定について」の計2件を
一括議題といたします。
提案理由の説明を求めます。
小野寺市長。
〔
市長小野寺晃彦君登壇〕
31 ◯市長(
小野寺晃彦君) おはようございます。(「おはようございます」と呼ぶ者あり)本日追加提出いたしました議案第118号「令和2年度青森市
一般会計補正予算」及び議案第119号「青森市特別職の職員の給与に関する条例の一部を改正する条例の制定について」、その概要を御説明いたします。
本定例会においては、
新型コロナウイルス感染症により大きな打撃を受けた市民の暮らしや
経済活動を支えることを目的に、
一般家庭及び
民間事業者に対する6月分の上下水道の基本・
従量料金約10億円を免除するなど、市の第2次
緊急対策として
一般会計、
特別会計及び企業会計合わせて約16億4000万円規模の
補正予算について開会日に先議により御議決いただき、速やかに事業着手したところであります。その後、国においては、低所得の
ひとり親世帯を支援する給付金などが盛り込まれた令和2年度2次
補正予算が6月12日に成立し、また、今
定例会一般質問においては、議員の皆様から
新型コロナウイルス感染症対策に関する貴重な御意見や御要望をいただいたところであります。このことを踏まえ、国の動きに連動して
ひとり親世帯の皆様への給付金を一刻も早くお届けするとともに、引き続き
新型コロナウイルス感染症の再度の
感染拡大の可能性に備えつつ、
社会経済活動を着実に後押しするため、市の第3次
緊急対策として
関係議案を本日提案するものであります。
それでは、議案第118号「令和2年度青森市
一般会計補正予算」について御説明申し上げます。
ひとり親世帯臨時特別給付金給付事業については、
新型コロナウイルス感染症の影響を受けた低所得の
ひとり親世帯に対し、1
世帯当たり5万円、第2子以降は1人につき3万円を支給する
ひとり親世帯臨時特別給付金の支給に要する経費を措置するものであります。
子ども子育て応援給付金給付事業については、
ひとり親世帯臨時特別給付金の
受給対象とならない世帯における
子育て負担の増加や収入の減少に対する市独自の支援策として、
対象児童1人につき2万円を支給する
子ども子育て応援給付金の支給に要する経費を措置するものであります。
学びの継続のための
修学支援金給付事業については、経済的に修学が困難となっている高校生及び
大学生等に対して、
高校生等が月額1万6000円、
大学生等が月額3万3000円の給付型の
修学支援金を支給し、在学する学校の正規の
修業年限まで学びの継続を支援するものであります。
事業継続支援緊急対策事業については、これまで県市各支援金の対象外となっていた
自己所有の店舗等について、1
事業者当たり30万円を上限として、1事業所・店舗につき
固定資産税の8割相当額または10万円のいずれか低い額を助成し、事業者の
事業継続を支援する経費を措置するものであります。
「
新型コロナウイルスに立ち向かう あ
おもり応援プロジェクト」については、青森市
ふるさと応援寄附制度を活用し、1つには、市民が市内の
宿泊施設を利用した場合に宿泊料が5000円割引になる青森市民泊まって
応援キャンペーン事業。2つには、支援金に30%の
プレミアム分を加えた食事券が利用できる事業及びテイクアウトメニューやタクシーによる
買物代行の
紹介サイトの開設等を行う
新型コロナウイルス感染症対応消費喚起事業。3つには、
市内農林漁業者等に対し、
経営強化に向けた新たな取組に係る経費として、1個人・1団体につき50万円を上限に補助する
農林水産物活用緊急支援事業。これら3つの事業に要する経費をそれぞれ措置するものであります。
農業人材マッチング緊急支援事業については、休職等を余儀なくされた求職者や
大学生等と労働力を求める農業者をマッチングする取組を行うため、
農業生産現場における1日当たりの
賃金支出額の2分の1を、3000円を上限として補助するものであります。
町会・
町内会活動支援事業については、
地域活動・
環境美化・
防災対策の活動を継続して行っている各町会・町内会に対して、従来の
町会地域活動費助成金に
新型コロナウイルス感染症拡大防止支援として、1町会・
町内会当たり3万円を追加して助成するものであります。
新型コロナウイルス感染拡大防止特別対策事業については、市役所を利用する方々の体表面を測定できるサーマルカメラの購入に要する経費及びオンラインによる妊娠・出産及び子育てに関する
各種相談などが可能となる
機器整備に要する経費をそれぞれ措置するものであります。
子ども子育て環境改善事業については、感染症の第2波の襲来に備え、全ての小・中学校の
普通教室及び
特別支援教室814室への
エアコン設置のための設計及び
放課後児童会60室への
エアコン設置に要する経費をそれぞれ措置するものであります。なお、今夏、登校して
遠隔授業を受ける児童・生徒のためのパソコン教室等62室については、現在、予備費によりエアコンの設置を進めております。
歳入については、歳出補正に連動した増額を行うほか、財源調整については財政調整積立金の繰入金8億3056万3000円の増額により行うものであり、財政調整3基金残高は4億9780万2000円となるものであります。
債務負担行為の設定については、先ほど御説明いたしました学びの継続のための
修学支援金給付事業に関連して、在学する学校の正規の
修業年限までの間、
修学支援金の給付を行うため、期間を令和5年度までとし、限度額については
修学支援金の給付に要する経費としております。
これらの結果、13億452万5000円の増額補正となり、これを加えた
一般会計予算総額は1542億4305万4000円となる次第であります。
次に、条例案について御説明申し上げます。
議案第119号「青森市特別職の職員の給与に関する条例の一部を改正する条例の制定について」は、
新型コロナウイルス感染症の
感染拡大が市民の暮らしに大きな影響を与えていることを踏まえ、令和2年7月1日から令和3年3月31日までの間、市長及び副市長の給料月額を減額しようとするものであります。減額率については、市長は現行の10%から20%に拡大し、副市長は15%とするものであります。
以上、議案の概要を御説明申し上げましたが、慎重御審議の上、御議決を賜りますようお願い申し上げます。
32
◯議長(
長谷川章悦君) これより質疑に入ります。
この際、議員の皆様に申し上げます。
新型コロナウイルス感染症の
感染拡大防止のため、質疑中、控室で待機し、テレビ等で本会議を視聴する議員の退席をお願いいたします。
〔
新型コロナウイルス感染症の
感染拡大防止対策のため、議員15名退場〕
33
◯議長(
長谷川章悦君) それでは、質疑の通告がありますので、順次発言を許します。
1番赤平勇人議員。
34 ◯1番(赤平勇人君) 令和2年度青森市
一般会計補正予算案の
事業継続支援緊急対策事業(
自己所有物件事業者支援)について、
事業継続支援緊急対策事業補助金の申請期間と申請方法についてお示しください。
2つ目に、補助額の算定基礎とした、令和2年度に課税された店舗等に係る
固定資産税の8割相当額または10万円のいずれか低い額とありますが、
固定資産税に着目した理由についてお示しください。
3つ目に、市税に未納がある人は補助対象となるのかお示しください。
次に、学びの継続のための
修学支援金給付事業について質疑します。
学びの継続のための
修学支援金給付事業について、概要をお示しください。
35
◯議長(
長谷川章悦君) 答弁を求めます。
小野寺市長。
36 ◯市長(
小野寺晃彦君) 赤平議員からの
事業継続支援緊急対策事業補助金(
自己所有物件事業者支援)についての御質疑に私からお答え申し上げます。
事業継続支援緊急対策事業につきましては、これまで事業所・店舗の運営に必要な固定費である家賃に着目し、助成を行ってきたところであります。青森市などが全国に先駆けて賃料支援を行ってきたことを踏まえ、全国的に家賃支援が必要であるとの声が高まったことから、今般の国の2次補正においても家賃支援給付金が制度として設けられたものと承知しております。
一方で、
新型コロナウイルス感染症発生以降、
経済活動への影響が長引く中、自宅兼店舗や
自己所有の店舗等で営業を継続している事業者の方からも支援を求める声があることから、これらも含めて国、県の支援の動向も見据えた上で、市として検討を進めた結果、事業所・店舗の運営に必要な固定費である
固定資産税に着目し、
固定資産税相当額の一部を補助する
事業継続支援緊急対策事業(
自己所有物件事業者支援)を実施することとしたものであります。
お尋ねの内容について、まず対象についてでありますが、
事業継続支援緊急対策事業の対象業種であり、自らが所有する店舗・事業所で事業を行っている事業者で、青森県
新型コロナウイルス感染症感染拡大防止協力金──令和2年5月7日実施されておるもの──の対象事業者、及び青森市
事業継続支援緊急対策事業──令和2年5月1日及び6月4日実施──により申請した店舗・事業所を除いたものとしているところであります。
本補助金の申請期間についてでありますが、当該
補正予算案の御議決をいただければ、7月1日から8月31日までの2か月間で実施することを予定しております。また、申請方法については、提出していただく書類として、交付申請額などを記載した
事業継続支援緊急対策事業補助金交付申請書兼請求書、対象者と分かるものとして、営業許可証の写しや小売店舗の写真など、その他、個人にあっては確定申告書の写し、法人にあっては決算報告書の写しなどを予定しており、
新型コロナウイルス感染症拡大防止の観点から、原則郵送で申請を行っていただくこととしております。
今般の
事業継続支援緊急対策事業補助金(
自己所有物件事業者支援)をはじめ、これまで行ってきた一連の事業者支援は、本市が県内はもとより、全国の自治体に先駆けて実施してきた地域の仕事を守る取組となっております。これらの事業を着実に実施することにより、
感染拡大防止と
社会経済活動の両立を持続的に図ってまいります。
また、
固定資産税に着目した理由についての詳細及び未納者の対象については、経済部長から答弁をさせます。
以上であります。
37
◯議長(
長谷川章悦君) 答弁を求めます。経済部長。
38 ◯経済部長(木村文人君) 赤平議員の
事業継続支援緊急対策事業補助金(
自己所有物件事業者支援)についての御質疑にお答えいたします。
まず、
固定資産税に着目した理由についてでございますが、本市では、これまで
事業継続支援緊急対策事業(家賃補助)及び
事業継続支援緊急対策事業(
感染拡大防止支援)におきまして、事業者の
事業継続を支援するため、事業所・店舗の運営に必要な固定費である家賃に着目し、賃料相当額の一部に対する補助を行ってきたところであります。
一方で、自宅兼店舗や
自己所有の店舗等で営業を継続している事業者の方からも支援を求める声があることも承知しておりましたことから、これらも含めて国、県の支援の動向を見据えた上で、市として検討を進めた結果、自らが所有する店舗・事業所で事業を行っている事業者に対し、その
事業継続を支援するため、これまで実施してまいりました家賃支援に加え、事業所・店舗の運営に必要な固定費である
固定資産税に着目し、
固定資産税相当額の一部を補助する
事業継続支援緊急対策事業(
自己所有物件事業者支援)を実施することとしたものでございます。
また、市税に未納がある事業者への補助に関しましては、市民の納税に対する意識の高揚及び公平性の確保を図るため、市が定めております青森市市税の滞納者に対する行政サービスの利用制限に関する基本方針において、制限対象となる行政サービスについて、滞納者から申請があった場合には、これを却下することとしておりますことから、本補助金についても、同方針に基づき、令和元年12月末日までに納期限が到来した市税に未納がある事業者は補助対象としないものとしたものでございます。このことは、市税を完納している方々との公平性を確保し、納税意識の低下を招かないためにも必要な制限であると考えております。
以上でございます。
39
◯議長(
長谷川章悦君) 答弁を求めます。教育
委員会事務局教育部長。
40 ◯教育
委員会事務局教育部長(工藤裕司君) 赤平議員の学びの継続のための
修学支援金給付事業の概要についての御質疑にお答えします。
学びの継続のための
修学支援金給付事業につきましては、
新型コロナウイルス感染症の影響により、経済的に修学が困難となっている高校生及び
大学生等に対して、臨時特別的な措置として給付型の
修学支援金を支給し、学校への進学や修学を断念することのないよう、学びの継続を支援するものであります。
事業内容につきましては、応募要件として、保護者または親権者が本市に住所を有していること、大学、高等専門学校、高等学校、専修学校等に在学していること、
新型コロナウイルス感染症の影響により学資の支弁が困難であること、学業成績が良好であり、前年度の成績が平均3.0以上であること、他の奨学金の貸与もしくは給付、またはこれに類するものの貸与もしくは給付を受けていないこととしております。
給付額及び採用予定人員につきましては、高等学校等につきましては、給付額は月額1万6000円、採用予定人数は10人、大学等につきましては、給付額は月額3万3000円、採用予定人員は10人としております。なお、支給期間につきましては、在学する学校の正規の
修業年限以内の期間としております。
また、申請期間につきましては7月上旬から申請を受け付ける予定としており、採用決定及び支給時期につきましては、教育
委員会が審査の上、8月中旬に採用を決定し、9月上旬に支給する予定としております。
以上でございます。
41
◯議長(
長谷川章悦君) 1番赤平勇人議員。
42 ◯1番(赤平勇人君) それでは、
事業継続支援緊急対策事業(
自己所有物件事業者支援)から再質疑します。
今年に入ってから滞納した人については、市税滞納者については対象とするということでしたが、先ほども答弁の中であった──税務部から私も資料をいただきましたけれども、青森市市税の滞納者に対する行政サービスの利用制限に関する基本方針によると、制限を除外できる項目として、例えば「生命・身体及び財産の安全安心に係り緊急性を有するもの」が挙げられています。支払う意思がある人も助けてほしいという声がある中で、本事業について、令和元年12月末日までに納期限が到来した市税に未納がある人を補助対象としなかった理由をお示しください。
学びの継続のための
修学支援金給付事業について再質疑します。
青森市の現在ある奨学金について、過去5年間の実績をお示しください。
2つ目に、支給額について、文部科学省の調査によると、平成30年度で国公立大学の授業料は平均約53万9000円、私立だと平均約90万4000円となっています。
高校生等は月額1万6000円、
大学生等は月額3万3000円と答弁がありましたが、支給額の設定根拠についてお示しください。
3つ目に、募集枠について、
高校生等10人、
大学生等10人という数の根拠についてお示しください。
43
◯議長(
長谷川章悦君) 答弁を求めます。経済部長。
44 ◯経済部長(木村文人君) 赤平議員の未納がある事業者の対応についての再度の御質疑にお答えいたします。
本市では、青森市市税の滞納者に対する行政サービスの利用制限に関する基本方針により、市税の滞納者に対する行政サービスの利用制限について規定しており、事業者を対象とした補助金については滞納者が分割納付を行っている場合であっても補助の対象としないこととされております。しかしながら、これまで一連の
事業継続支援にあっては、令和元年12月末日までに納期限が到来した市税に未納がある場合に限って補助の対象外としており、
新型コロナウイルス感染症拡大による事業者への影響を考慮し、令和2年1月1日以降の市税納期限分の未納については、行政サービスの制限を受けないものとし、補助申請が可能となるよう、要件緩和を図っているものでございます。
また、申請書の提出後に納付が確認できれば、速やかに補助金の交付手続に入れるよう対応しているところであり、未納額が補助金の交付額より小さい場合などは、申請者へ連絡し、納付いただければ対象となることをお伝えするなど、丁寧な対応を行っているところでございます。
45
◯議長(
長谷川章悦君) 答弁を求めます。教育
委員会事務局教育部長。
46 ◯教育
委員会事務局教育部長(工藤裕司君) 市の奨学金の採用人数の実績についての御質疑にお答えします。
市の奨学金の過去5年間の採用人数の実績についてでございますが、平成27年度は、高等学校等12名大学等3名、合計15名となっております。平成28年度は、高等学校等9名、大学等3名、合計12名。平成29年度は、高等学校等8名、大学等1名、合計9名。平成30年度は、高等学校等11名、大学等4名、合計15名。令和元年度につきましては、高等学校等4名、大学等2名、合計6名となってございます。
次に、
修学支援金の月額の根拠についてお答えします。
本給付事業につきましては、給付型の奨学金制度を実施している他市の月額の支給額を参考にした上で、現在、本市の貸与型の奨学金の支給額として設定しております高等学校等の1万6000円、大学等の3万3000円が適切であると判断し、設定したものでございます。
次に、人数についての根拠についての御質疑にお答えします。
現在、市の奨学金の採用予定人数につきましては、高校等が16名、大学等が4名の計20名となっておりますが、令和2年度から高等学校等就学支援金制度が拡充され、私立高等学校の授業料実質無償化が図られたこと、そしてまた、大学生は学費のほか、親元を離れて生活費の支出も多いことなどから、本給付制度につきましては、大学側の採用人数を増やした上で、20名としたものでございます。
以上でございます。
47
◯議長(
長谷川章悦君) 1番赤平勇人議員。
48 ◯1番(赤平勇人君) 再々質疑します。
事業継続支援緊急対策事業(
自己所有物件事業者支援)についてですが、1点だけ。今後さらに対象の拡大をするといったことは検討されているのかお示しください。
学びの継続のための
修学支援金給付事業については、他の奨学金との併用は検討されなかったのかお示しください。
また、現在の市の奨学生となっている人たちへの対応はどうするのかお示しください。
また、学業成績が3.0以上と答弁がありましたが、この根拠についてお示しください。
49
◯議長(
長谷川章悦君) 答弁を求めます。経済部長。
50 ◯経済部長(木村文人君) 赤平議員の再度の御質疑にお答えいたします。
拡大というお話でございましたけれども、市といたしましては、国なり県なりの動向を見据えた上で、今後判断してまいりたいと考えております。
以上でございます。
51
◯議長(
長谷川章悦君) 答弁を求めます。教育
委員会事務局教育部長。
52 ◯教育
委員会事務局教育部長(工藤裕司君) 再度の御質疑にお答えします。
併給について検討しなかったのかということでございましたが、市としては、
新型コロナウイルス感染症の影響により、修学が困難となった学生に臨時特別的な措置として給付するものでありますことから、真に困窮している多くの学生に
修学支援金が行き渡るように、他の奨学金との併給を認めていないものでございます。
次に、本市の貸与奨学生についての扱いはどうなるのかとの御質疑でございましたけれども、本事業におきましては、市の奨学生の申請も認めることとしておりますが、その場合には、採用になった場合に奨学金の貸与を停止し、
修学支援金を支給することとしてございます。
次に、学業成績の基準についての御質疑にお答えします。
給付型の奨学金制度を実施している中核市の学業成績基準を調査してございますが、その結果として、平均3.0以上から4.3以上までが設定されておりまして、最も多い基準は3.5以上となっております。これらを踏まえて、本事業につきましては、
新型コロナウイルス感染症の影響により、経済的に修学が困難となっている高校生及び
大学生等に対して支援するというものでありますことから、市として幅広く募集していただくために、学業成績基準を3.0としたものでございます。
以上でございます。
53
◯議長(
長谷川章悦君) 次に、9番万徳なお子議員。
54 ◯9番(万徳なお子君) 議案第118号「令和2年度青森市
一般会計補正予算(第4号)」中、青森市民泊まって
応援キャンペーン事業と、みらい飯(プレミアム付食事券)クラウドファンディング事業及び市内事業者支援情報発信事業について質疑いたします。
政府の「Go To キャンペーン」に先立って、各都道府県・自治体でも様々な事業が展開され、インターネットなどで見ますと、宿泊最大半額などなど、それぞれ始まっているようです。本市のこの事業の概要をお示しください。
55
◯議長(
長谷川章悦君) 答弁を求めます。
小野寺市長。
56 ◯市長(
小野寺晃彦君) 万徳議員からの青森市民泊まって
応援キャンペーン事業についての御質疑に私からお答え申し上げます。
青森市民泊まって応援キャンペーンにつきましては、
新型コロナウイルス感染症の拡大で大きな影響を受けている市内
宿泊施設の支援のため、青森市
ふるさと応援寄附制度による「
新型コロナウイルスに立ち向かう あ
おもり応援プロジェクト」の一つとして、青森市民みんなで市内
宿泊施設を応援するという取組であります。
事業内容といたしましては、市民が本キャンペーンに参加する
宿泊施設を利用した場合、宿泊料が1人当たり1泊5000円引きとなる泊まってクーポン4000人分を発行するものであります。申込方法については、市民お1人1回のみ、最大6人までの申込みが可能でありまして、市役所各庁舎、支所、市民センターに備付けの申請書、もしくはホームページからダウンロードできる申請書に泊まりたい
宿泊施設などの必要事項を記載して、公益社団法人青森観光コンベンション協会に郵送にて応募することとし、期間は7月1日から15日までとすることを予定しております。
クーポンの利用期間は、小・中学校の夏季休業日に合わせて7月21日から来年の3月13日までとし、利用の際の注意事項として、クーポンに記載された人のみが利用可能で、宿泊時に運転免許証など住所が確認できる証明書の提示をお願いいたします。また、多くの市民の方が
宿泊施設を応援できるように、国の「Go To Travel キャンペーン」や青森県の県内宿泊モニターツアーキャンペーンとの併用はできないこととしております。
今後の周知方法について、「広報あおもり」をはじめ、ホームページやラジオ広報のほか、各庁舎、支所及び市民センターなどにチラシやポスターを設置することとしております。
本市としては、
新型コロナウイルス感染症の影響による旅行需要の低迷に伴い、甚大な被害を受けている市内の観光産業を支援するため、本キャンペーンの実施などを通じ、観光需要を喚起し、本市経済の回復を図ってまいりたいと考えております。
以上であります。
57
◯議長(
長谷川章悦君) 答弁を求めます。経済部長。
58 ◯経済部長(木村文人君) 万徳議員の
新型コロナウイルス感染症対応消費喚起事業についての御質疑にお答えいたします。
新型コロナウイルス感染症対応消費喚起事業は、
新型コロナウイルス感染症の拡大で特に大きな影響を受けている市内飲食店の
事業継続に向けた資金確保のため、青森市
ふるさと応援寄附制度による「
新型コロナウイルスに立ち向かう あ
おもり応援プロジェクト」の一つとして、みらい飯クラウドファンディング事業及び市内事業者支援情報発信事業の2つの事業を支援するものであります。
このうち、みらい飯クラウドファンディング事業につきましては、日本商工会議所が整備した地域飲食店応援プログラムの制度に基づき、青森商工会議所が青森市浪岡商工会と連携しながら実施するものであり、インターネットを通じて支援金を募る、いわゆるクラウドファンディング方式により、市内飲食店を支援するものであります。
その支援方法につきましては購入型と寄附型の2種類があり、店舗を指定して御支援いただく購入型は御支援いただいた金額に30%のプレミアムがついた食事券を発行するものであります。具体的には、支援金3000円で3900円分、1万円で1万3000円分の食事券を利用できるものとなっております。また、支援者が個別の飲食店を指定しない寄附型につきましては、参加した全ての店舗に均等に支援金が分配される制度となっております。
7月10日までの募集期間終了後は、速やかに各飲食店に支援金を送金するとともに、購入型を選択された支援者の方には食事券の引換券を送付することとしており、支援者は、8月1日から12月31日までの期間内において、指定した店舗で引換券を食事券に交換した後、利用することができるものとなっております。
支援金募集の周知方法につきましては、青森商工会議所において、新聞への広告掲載に加え、SNS等により周知を行っているほか、チラシやポスターを作成し、青森商工会議所の会員の事業者はもとより、会員以外の多くの事業者にも配布して、より多くの方に御参画いただけるよう広く周知しております。本市におきましても、市ホームページや「広報あおもり」に加え、SNSなども活用しながら市民に周知しているところであります。
また、市内事業者支援情報発信事業につきましては、クラウドファンディングのほか、現在、青森商工会議所等が実施しております飲食店のテイクアウトやタクシーによる
買物代行の
紹介サイトの開設、及びこれらをテレビ、ラジオのほかSNS等で広く発信することで、消費拡大の機運の醸成や需要喚起を図るものであります。
これら事業の実施に当たりましては、青森商工会議所や青森市浪岡商工会と連携しながら、市内飲食店の
事業継続と消費喚起を図ることで、
新型コロナウイルス感染症の影響により停滞している本市経済の回復を目指してまいりたいと考えております。
以上でございます。
59
◯議長(
長谷川章悦君) 9番万徳なお子議員。
60 ◯9番(万徳なお子君) 再質疑いたします。
泊まって応援キャンペーンの申込期間は7月15日まで、みらい飯の募集期間は7月10日までと、かなり期間が短いように思いましたが、今の概要の御答弁の中では、泊まって応援キャンペーンは夏休みから利用できるようにということと、みらい飯のほうは事業者に対して、いわゆる現金をそのまますぐ渡したいということのために、こういった期間を設けたという御説明だったと思うんですが、私の理解がもし間違っていたら、補足をお願いします。
それと、泊まって応援キャンペーンのことについて、本定例議会初日、6月3日は、観光事業者支援の助成制度が提案され、私も対象施設について確認をさせていただいたんですが、このたびの泊まって応援キャンペーンに参加できる
宿泊施設の要件をお示しください。
61
◯議長(
長谷川章悦君) 答弁を求めます。経済部理事。
62 ◯経済部理事(百田満君) 万徳議員からの青森市民泊まって
応援キャンペーン事業についての再質疑にお答えいたします。
まず、申込期間については、議員お話しのとおり、小・中学校の夏季休業日に合わせて7月21日から使用できるように、今、7月1日から15日までを設定したところでございます。
次に、本事業に参加できる
宿泊施設の要件といたしましては、旅館業法の営業許可を受けた市内の旅館、ホテル及び簡易宿所のうち、風俗営業等の規制及び業務の適正化等に関する法律に規定する性風俗関連特殊営業を営む
宿泊施設を除く施設を予定しているところであります。
63
◯議長(
長谷川章悦君) 9番万徳なお子議員。
64 ◯9番(万徳なお子君) 今の御答弁に関して、再び質疑をさせていただきます。
泊まって応援キャンペーンは、いわゆるラブホテルは対象としないということでしたけれども、現在、ホームページでは、全ての
宿泊施設という表現がされています。これが訂正されるのだろうかということと、4000人を超えなかった場合でも7月15日で締め切って終わってしまうということでよろしいでしょうか。
65
◯議長(
長谷川章悦君) 答弁を求めます。経済部理事。
66 ◯経済部理事(百田満君) 万徳議員からの再度の御質疑にお答えいたします。
まず、ホームページのほうでございますが、全ての
宿泊施設というふうに記載させていただいてございますが、今、議員からも御指摘あったとおり、私が先ほど答弁申し上げた分については除外するという形で、そこは訂正する形で処理させていただきたいと思います。
あと次に、4000人を超えない場合という話ですけれども、申込期間はあくまで7月1日から7月15日までというふうに考えてございます。
67
◯議長(
長谷川章悦君) 次に、18番
天内慎也議員。
68 ◯18番(
天内慎也君) 日本共産党の
天内慎也です。令和2年度青森市
一般会計補正予算(第4号)について、質疑をさせていただきます。
最初に、
農林水産物活用緊急支援事業についてお聞きします。
農林水産物活用緊急支援事業の概要についてお示しください。
2つ目は、農業人材マッチング緊急支援時事業についてお聞きします。
農業人材マッチング緊急支援事業の概要についてお示しください。
69
◯議長(
長谷川章悦君) 答弁を求めます。
小野寺市長。
70 ◯市長(
小野寺晃彦君) 天内議員からの
農林水産物活用緊急支援事業についての御質疑に私からお答え申し上げます。
青森市
農林水産物活用緊急支援事業は、
新型コロナウイルス感染症の
感染拡大により影響を受けている市内の農林漁業者等を対象に、
新型コロナウイルス感染症への対応として実施する経営改善・強化に向けた新たな取組に要する経費の一部を補助するものであります。
補助対象者は、販売を目的として、農業、林業、漁業を営み、市内に住所を有する個人、もしくは市内に本店を有する法人、または農林漁業者が組織する団体としております。なお、農林漁業者が組織する団体としては、農協や漁協などのほか、例えばあおもりカシスの会や共同防除組織など、生産者が組織する任意団体も対象として考えております。
補助対象となる事業については、1つに、新たな販路拡大や代替販路への出荷などに係る取組である販売促進事業、2つに、農林水産物を使った新商品の試作・開発に係る取組である新商品開発事業、3つに、農林水産物の品質向上や作業の軽減に向けた取組である新たな技術導入事業の3つの事業のうち、いずれか1つを選択していただくこととしております。また、予算額は2500万円でございまして、補助率は5分の4以内、上限は50万円としており、令和2年4月1日から令和3年3月31日までに実施する取組を対象としております。
補助金の申請については、7月1日から8月31日までに事業計画書や経費の見積書等を添付した申請書を提出していただき、内容を審査した上で交付決定し、事業完了後、事業実績報告書等の提出後に補助金を交付することとなります。
本市としては、「
新型コロナウイルスに立ち向かう あ
おもり応援プロジェクト」として、
新型コロナウイルス感染症の
感染拡大による影響を乗り越えようとする農林漁業者を積極的に支援したいと考えていることから、積極的なPRを図ってまいります。
私からは以上であります。
71
◯議長(
長谷川章悦君) 答弁を求めます。農林水産部長。
72 ◯農林水産部長(加藤文男君) おはようございます。(「おはようございます。」と呼ぶ者あり)天内議員からの
農業人材マッチング緊急支援事業の概要についての御質疑にお答えいたします。
農業人材マッチング緊急支援事業は、
新型コロナウイルス感染拡大により、休職等を余儀なくされた求職者や
大学生等の生活の維持並びに農業者の労働力不足の解消及び経営の安定を図るとともに、農業に関する理解を深め、本市農業の新たな担い手となるきっかけづくりとするために実施するものであります。
補助対象となる方につきましては、求職者として、市民または市内に通勤もしくは通学する方で、
新型コロナウイルスの
感染拡大の影響により、仕事を探している求職者や
大学生等を無料職業紹介事業を実施する青森農業協同組合などを通じて雇用した市内に住所を有する農業者や、集落営農組織や転作組合などの農業者が組織する団体等に対して、1日当たり賃金の2分の1以内で上限3000円を助成するもので、令和2年7月1日から12月31日までを対象期間としております。
補助金の申請につきましては、農協等が実施する求職者と求人の調整、いわゆるマッチングが整い、雇用した農業者等が賃金の支払いを証明する書類や勤務状況の分かる書類を添付した申請書の提出により、補助金を交付することとなります。
本市といたしましては、
新型コロナウイルス感染拡大による影響を乗り越えようとしている求職者等と人手不足に悩む農業者を積極的に支援したいと考えておりますことから、広く御活用いただけるよう積極的にPRを図ってまいります。
以上でございます。
73
◯議長(
長谷川章悦君) 18番
天内慎也議員。
74 ◯18番(
天内慎也君) 再度、お聞きします。
農林水産物活用緊急支援事業について。
1)全国的に農林水産物の消費が低迷しておりますが、新たな販路拡大事業について、具体的な支援の対象となる取組はどのようなものを想定しているのかお示しください。
2)コロナの
感染拡大時、人手不足でも継続して作業できる体制が必要です。リンゴ生産現場における省力化と効率化に向けた取組の具体的な例をお示しください。
農業人材マッチング緊急支援事業についてです。
求職者の方の生活を維持していくためには、迅速な賃金の支給方法が重要になります。1)補助金の支給方法についてお示しください。
2)として、マッチング事業は、これまでも同様の中身で事業が行われてきました。慢性的な農業現場の人手不足の解消に道筋をつけていくという意味もあります。本事業の目的の一つにある農業者の労働力不足解消についても、長期的な課題となっておりますが、今後の市の支援策をお示しください。
75
◯議長(
長谷川章悦君) 答弁を求めます。農林水産部長。
76 ◯農林水産部長(加藤文男君) 天内議員からの
農林水産物活用緊急支援事業についての2点の御質疑と
農業人材マッチング緊急支援事業の2点の御質疑に順次お答えいたします。
まず、
農林水産物活用緊急支援事業についての1つ目、新たな販路拡大に向けた具体的な取組についての御質疑についてお答えいたします。
新たな販路拡大に向けた取組といたしましては、
新型コロナウイルス感染症の
感染拡大防止のための新たな生活様式に対応した取組で、かつ、例えば通販サイトの開設、ドライブスルー販売など直売店舗等の設営、新たな産直市等の開催、トラック市等の移動販売の実施、県外イベントへの新規出店による販路の開拓など、自発的な取組を支援してまいりたいと考えております。
2つ目のリンゴ生産現場における作業の省力化と効率化に向けた取組の具体例についての御質疑にお答えいたします。
リンゴ生産現場における具体例といたしましては、1つに、IoTを活用した農作業の省力化・効率化、すなわちスマート農業分野としては、ドローンを活用した病害虫発生状況の監視や、IoTカメラ・センサーを活用した土壌の温度や水分量の管理、アシストスーツを活用した運搬作業の軽減など、2つに、リンゴ園地での各種作業の軽減に大きくつながるものとして、生産者から声が多いスピードスプレーヤーに装着し利用する花粉噴射器、乗用草刈り機や高所作業車、作業台、運搬車、簡易トイレ等の機材の導入が想定されるところでございます。
続きまして、
農業人材マッチング緊急支援事業についての2点の御質疑にお答えいたします。
まず、補助金の支給方法についての御質疑でございますが、本事業の補助金の支給については、求職者等を雇用した農業者の経済的な負担の軽減を図り、速やかな補助金の支給を実施するため、1か月ごとに申請を行っていただき、補助金の支給を速やかに行おうとすることとしております。
続きまして、農業者の労働力不足解消についての市の今後の支援策についての御質疑にお答えいたします。
本市といたしましては、新たな労働力の確保に向けて東青5市町村での連携で設置したあおもり就農サポートセンターにおきまして、新たに首都圏での移住就農相談会を実施するなどの取組を強化し、新規就農者の掘り起こしをすることとしております。しかしながら、現在、
新型コロナウイルス感染拡大の影響により、開催を見合わせているところであります。今後、開催可能と判断した場合には、移住就農相談会を実施し、新規就農者の確保に取り組むとともに、県や農協等の関係機関と連携を図りながら、農業者の労働力不足解消に向け、求職者と農業者のマッチングの促進にも努めてまいります。
以上でございます。
77
◯議長(
長谷川章悦君) 18番
天内慎也議員。
78 ◯18番(
天内慎也君) 再度お聞きします。
農林水産物活用緊急支援事業についてです。
リンゴについては先ほど事業内容をお聞きしましたけれども、今、ホタテの価格の低迷により漁業者に対しても影響が心配をされています。1)農林漁業者に事業の情報をどのように広く周知していくのかお示しください。
次に、
農業人材マッチング緊急支援事業について、再度お聞きします。
コロナの影響でやむを得ず仕事を休んでいる方々に対し、ありとあらゆる方法で事業の情報を伝えていくことが必要です。
質疑します。求職者や
大学生等に事業の情報をどのように周知していくのかお示しください。
79
◯議長(
長谷川章悦君) 答弁を求めます。農林水産部長。
80 ◯農林水産部長(加藤文男君) 天内議員からの再度の御質疑にお答えいたします。
まず、
農林水産物活用緊急支援事業についての周知方法についてでございます。
本市といたしましても、より多くの方々に活用していただきたいと考えております。「広報あおもり」臨時号やホームページへの掲載に加えまして、農協や漁協、森林組合、共同防除組織などをはじめとする市内関係団体に事業のチラシを配付するなど、広く周知を図ってまいりたいと考えております。
続きまして、
農業人材マッチング緊急支援事業の事業周知方法についての御質疑にお答えいたします。
本事業につきましては、求職者や農業者等に事業を広く知っていただき、事業を活用していただくことが重要でありますことから、求職者への周知につきましては、市ホームページや「広報あおもり」での周知に加えまして、農協が市内全域へ求人チラシの新聞折り込みによるPR、それから、商工会議所による求人チラシの配布、そして、市内公共施設や大学、短大等への求人チラシの配布によるPRを行うこととしております。さらに、大学等と協議し、SNS等を活用した効果的な求人募集ができないか検討することとしております。求人者への周知については、青森市連合農事振興会や青森市認定農業者協会などの農業者団体等に求人登録に向けたチラシを送付するなどし、PRに努めてまいります。
以上でございます。
81
◯議長(
長谷川章悦君) これにて質疑を終結いたします。
この際、暫時休憩いたします。
午前11時10分休憩
──────────────────────────
午前11時20分開議
82
◯議長(
長谷川章悦君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
83
◯議長(
長谷川章悦君) お諮りいたします。
ただいま議題となっております議案第118号及び議案第119号の計2件については、
委員会の付託を省略したいと思います。
これに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
84
◯議長(
長谷川章悦君) 御異議なしと認めます。よって、両案については
委員会の付託を省略することに決しました。
討論については通告がありませんでした。
これより採決いたします。
初めに、議案第118号について採決いたします。
議案第118号については、原案のとおり決することに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
85
◯議長(
長谷川章悦君) 御異議なしと認めます。よって、議案第118号については原案のとおり可決されました。
次に、議案第119号について採決いたします。
議案第119号については、原案のとおり決することに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
86
◯議長(
長谷川章悦君) 御異議なしと認めます。よって、議案第119号については原案のとおり可決されました。
──────────────────────────
日程第15 雪対策について ~
日程第18 議会広報広聴について
87
◯議長(
長谷川章悦君) 日程第15「雪対策について」から日程第18「議会広報広聴について」まで、計4件を
一括議題といたします。
各案件については、各特別
委員長から、会議規則第111条の規定により、配付いたしております申出書のとおり、閉会中の継続審査の申出があります。
88
◯議長(
長谷川章悦君) お諮りいたします。
各特別
委員長からの申出のとおり、閉会中の継続審査に付することに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
89
◯議長(
長谷川章悦君) 御異議なしと認めます。よって、各特別
委員長からの申出のとおり、閉会中の継続審査に付することに決しました。
──────────────────────────
日程第19 議案第120号 財産区管理委員の選任について
90
◯議長(
長谷川章悦君) 日程第19議案第120号「財産区管理委員の選任について」を議題といたします。
提案理由の説明を求めます。
小野寺市長。
〔
市長小野寺晃彦君登壇〕
91 ◯市長(
小野寺晃彦君) 議案第120号について御説明申し上げます。
平成28年第2回定例会において御同意をいただき選任いたしました清水、横内、桐沢、新城、大平、野木、野内及び浪岡財産区管理委員計15名の方々は、本日6月26日、来たる6月28日または7月13日をもって任期が満了となります。そこで、この後任について慎重に検討した結果、横内財産区管理委員千葉秀昭氏の後任には木村吉哉氏が、浪岡財産区管理委員葛西丈信氏の後任には三浦国男氏が、同じく浪岡財産区管理委員武田廣喜氏の後任には成田將夫氏が適任と認められますので、選任することとし、その他の方々については再任いたしたいと存じます。
何とぞ御同意を賜りますようお願い申し上げます。
なお、これらの方々の経歴については、お手元の資料のとおりであります。
92
◯議長(
長谷川章悦君) これより質疑に入ります。
御質疑ありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
93
◯議長(
長谷川章悦君) 質疑ないものと認めます。
94
◯議長(
長谷川章悦君) お諮りいたします。
ただいま議題となっております議案第120号については、
委員会の付託を省略したいと思います。
これに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
95
◯議長(
長谷川章悦君) 御異議なしと認めます。よって、
委員会の付託を省略することに決しました。
討論については通告がありませんでした。
96
◯議長(
長谷川章悦君) お諮りいたします。
ただいま議題となっております議案第120号については、これに同意することに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
97
◯議長(
長谷川章悦君) 御異議なしと認めます。よって、本案は同意することに決しました。
──────────────────────────
日程第20 青森地域広域事務組合議会議員の選挙
98
◯議長(
長谷川章悦君) 日程第20「青森地域広域事務組合議会議員の選挙」を行います。
本件については、本議会選出の組合議員の辞職に伴い欠員が生じたため、改めて選挙を行うものであります。
99
◯議長(
長谷川章悦君) お諮りいたします。
選挙の方法については、地方自治法第118条第2項の規定により、指名推選によりたいと思います。
これに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
100
◯議長(
長谷川章悦君) 御異議なしと認めます。よって、選挙の方法は指名推選によることに決しました。
101
◯議長(
長谷川章悦君) お諮りいたします。
指名の方法については、議長において指名することにいたしたいと思います。
これに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
102
◯議長(
長谷川章悦君) 御異議なしと認めます。よって、議長において指名することに決しました。
青森地域広域事務組合議会議員に、24番渡部伸広議員を指名いたします。
103
◯議長(
長谷川章悦君) お諮りいたします。
ただいま議長において指名いたしました24番渡部伸広議員を、青森地域広域事務組合議会議員の当選人と定めることに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
104
◯議長(
長谷川章悦君) 御異議なしと認めます。よって、ただいま指名いたしました24番渡部伸広議員が、青森地域広域事務組合議会議員に当選されました。
ただいま青森地域広域事務組合議会議員に当選され議場におられます24番渡部伸広議員に、本席から会議規則第32条第2項の規定により告知いたします。
──────────────────────────
日程第21 議員提出議案第12号 介護従事者の全国を適用地域とした特定最低賃金の新設を求める意見
書
日程第22 議員提出議案第13号 看護師の全国を適用地域とした特定最低賃金の新設を求める意見書
105
◯議長(
長谷川章悦君) 日程第21議員提出議案第12号「介護従事者の全国を適用地域とした特定最低賃金の新設を求める意見書」及び日程第22議員提出議案第13号「看護師の全国を適用地域とした特定最低賃金の新設を求める意見書」の計2件を
一括議題といたします。
106
◯議長(
長谷川章悦君) お諮りいたします。
ただいま議題となっております両案については、
提案理由の説明及び
委員会の付託を省略したいと思います。
これに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
107
◯議長(
長谷川章悦君) 御異議なしと認めます。よって、
提案理由の説明及び
委員会の付託を省略することに決しました。
これより質疑に入ります。
御質疑ありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
108
◯議長(
長谷川章悦君) 質疑ないものと認めます。
これより討論に入ります。
討論の通告がありますので、発言を許します。
10番
山脇智議員。
〔議員山脇智君登壇〕(拍手)
109 ◯10番(山脇智君) 日本共産党の山脇智です。議員提出議案第12号「介護従事者の全国を適用地域とした特定最低賃金の新設を求める意見書」及び議員提出議案第13号「看護師の全国を適用地域とした特定最低賃金の新設を求める意見書」への賛成討論を行います。
これまで長期にわたり医療や介護の現場で働く人たちは、慢性的な人手不足の下、休日・休暇が十分に取れないことや、夜勤・交代制の下で出勤時間が不規則な上、介護施設の夜勤労働は16時間以上にわたる長時間労働など、過酷な労働環境にも関わらず、全産業平均よりも賃金水準が低いという労働条件の下で働いてきています。
この過酷な労働環境と低賃金が、高い離職率と慢性的な人手不足を生み出す負の悪循環となっています。さらに、国が定める医療費は全国一律で決まっているにもかかわらず、同様の資格を持ち、医療・介護の現場で働いていても、地域や職場の違いによって賃金に大きな格差が生じてしまっている現状も、早急に改善が必要だと思います。
地域別の最低賃金の格差による都市部への人口流出が、医療・介護の現場でも起こっています。これは、本市にとっても大きな課題です。看護師・介護職員の全国一律の特定最低賃金を新設することは、全ての地域で平等に医療が受けられる体制を維持していくためにも必要だと考えるものです。
そして今、
新型コロナウイルス感染症が広がる中で、医療と介護の現場はさらに厳しい状況に置かれています。医療・介護の現場で働く労働者は、住民の命と健康を守るために、自らも感染するリスクと闘いながら日々の業務を行っています。
医療崩壊や介護崩壊のおそれが連日報道される中で、この危機を乗り越え、医療・介護の現場を守るためにも、これまで続けられてきた制度・政策が見直されていくことが必要であり、その一つが医療・介護の現場で働く人たちへの特定最低賃金の導入による働き続けられる賃金の新設だと思います。これからもさらに厳しい労働環境が続く看護師、そして介護従事者の賃金引上げと労働環境の改善は、最も優先して取り組まれるべき政治課題の一つだと考えるものです。
以上のことから、今こそ全国を適用対象とした看護師、そして、介護従事者の特定最低賃金の新設は急務であり、本意見書の採択によって、国の責任で制度が創設される必要があると考えるものです。本意見書への議員の皆さんの御賛同をお願いして、賛成討論を終わります。御清聴ありがとうございました。(拍手)
110
◯議長(
長谷川章悦君) これにて討論を終結いたします。
これより採決いたします。
まず、議員提出議案第12号については、原案のとおり決することに御異議ありませんか。
〔「異議なし」「異議あり」と呼ぶ者あり〕
111
◯議長(
長谷川章悦君) 御異議がありますので、起立により採決いたします。
議員提出議案第12号については、原案のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。
〔
賛成者起立〕
112
◯議長(
長谷川章悦君) 起立少数であります。よって、本案は否決されました。
次に、議員提出議案第13号については、原案のとおり決することに御異議ありませんか。
〔「異議なし」「異議あり」と呼ぶ者あり〕
113
◯議長(
長谷川章悦君) 御異議がありますので、起立により採決いたします。
議員提出議案第13号については、原案のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。
〔
賛成者起立〕
114
◯議長(
長谷川章悦君) 起立少数であります。よって、本案は否決されました。
──────────────────────────
日程第23 議員提出議案第14号
新型コロナウイルス感染症対策の強化を求める意見書
115
◯議長(
長谷川章悦君) 日程第23議員提出議案第14号「
新型コロナウイルス感染症対策の強化を求める意見書」を議題といたします。
116
◯議長(
長谷川章悦君) お諮りいたします。
ただいま議題となっております議員提出議案第14号については、
提案理由の説明及び
委員会の付託を省略したいと思います。
これに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
117
◯議長(
長谷川章悦君) 御異議なしと認めます。よって、
提案理由の説明及び
委員会の付託を省略することに決しました。
これより質疑に入ります。
御質疑ありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
118
◯議長(
長谷川章悦君) 質疑ないものと認めます。
これより討論に入ります。
討論の通告がありますので、発言を許します。
19番村川みどり議員。
〔議員村川みどり君登壇〕(拍手)
119 ◯19番(村川みどり君) 日本共産党の村川みどりです。議員提出議案第14号「
新型コロナウイルス感染症対策の強化を求める意見書」に賛成の立場から討論を行います。
緊急事態宣言は解除されましたが、経済社会活動の再開は感染抑止をしながら段階的に進めていかなければなりません。
感染拡大を抑止するための医療と検査の体制を抜本的に強化して、安心して経済社会活動の再開に取り組めるようにすることと、自粛と一体の補償を、の立場で大打撃を受けている暮らしと営業を支えることを一体に進めることを強く求めます。
再び緊急事態宣言という事態を避けるために、最大限の努力をすることが政治の責任です。東京都などでの新規感染者の拡大に見られるように、ウイルスによる市中感染は続いています。第2波へのしっかりとした備えが必要です。
安心して経済社会活動を再開していく上で、感染者を早期に発見し、症状に応じた医療と隔離を行うことです。そのためには、検査の在り方を根本から見直し、大規模に行える体制を整えることが必要です。日本の人口当たりPCR検査数は、諸外国に比べ桁違いの少なさです。韓国は日本の約8倍、アメリカは約14倍、欧州諸国は20から30倍です。また、岩手や広島、愛知など18道県の
知事が、
感染拡大を防止しながら経済社会活動を正常化する緊急提言を発表し、これまでの受動的な検査から感染者の早期発見・調査・入院等による積極的
感染拡大防止戦略への転換を提言しています。
発熱など強い症状がある人だけを対象としてきたこれまでのやり方と発想を根本から転換して、受動的検査から積極的検査への戦略的転換を政府が制限し、次の3つの柱で検査を進めることです。1つに、ごく軽症を含む有症者と全ての濃厚接触者を速やかに検査すること。2つに、医療・介護・福祉従事者と入院患者、入所者への検査を積極的に行うこと。3つに、感染の広がりを把握する抗体検査を広く行うことです。
日本医師会の有識者会議は、PCR検査が進まなかった最大の理由は、国からの財源が全く投下されていないことだと指摘しています。思い切った予算を確保することが求められています。
政府の新しい生活様式の呼びかけとは、新しい自粛要請にほかなりません。大きなダメージを受けている中小業者・個人事業主・フリーランスで働く人たちに新しい自粛要請による経営難が加わっています。最大の問題は、支援が現場に届くのが決定的に遅く、失業や倒産、廃業が増え続けていることです。雇用を守るための支援が迅速に支援されるかどうかが問われています。
文化、スポーツ、芸能、イベントへの支援については、政府はやっと500億円規模の支援を決めましたが、自粛要請による3300億円の損失から見れば不十分です。関係者の要望に応え、国が数千億円規模の拠出をして、文化芸能復興基金を創設することも必要です。
コロナ危機の下で、日本経済は戦後最悪という危機に直面し、国民の暮らしと雇用は大きく脅かされています。こうした状況を打開するために、国に対し財政的・継続的支援を呼びかけようではありませんか。議員の皆さんの御賛同をお願いし、賛成討論といたします。御清聴ありがとうございました。(拍手)
120
◯議長(
長谷川章悦君) これにて討論を終結いたします。
これより採決いたします。
議員提出議案第14号については、原案のとおり決することに御異議ありませんか。
〔「異議なし」「異議あり」と呼ぶ者あり〕
121
◯議長(
長谷川章悦君) 御異議がありますので、起立により採決いたします。
議員提出議案第14号については、原案のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。
〔
賛成者起立〕
122
◯議長(
長谷川章悦君) 起立多数であります。よって、本案は原案のとおり可決されました。
──────────────────────────
123
◯議長(
長谷川章悦君) 先ほど、20番木下靖議員外5名から議員提出議案第15号「青森市特別職の職員の給与に関する条例の一部を改正する条例の制定について」が提出されました。
124
◯議長(
長谷川章悦君) お諮りいたします。
この際、本案を日程に追加し、議題といたしたいと思います。
これに御異議ありませんか。
〔「異議なし」「異議あり」と呼ぶ者あり〕
125
◯議長(
長谷川章悦君) 御異議がありますので、起立により採決いたします。
議員提出議案第15号を日程に追加し、議題とすることに賛成の諸君の起立を求めます。
〔
賛成者起立〕
126
◯議長(
長谷川章悦君) 起立少数であります。よって、本案を日程に追加し、議題とすることは否決されました。
──────────────────────────
127
◯議長(
長谷川章悦君) 以上で本日の日程は全部終了いたしました。
──────────────────────────
閉 会
128
◯議長(
長谷川章悦君) これにて令和2年第2回青森市議会定例会を閉会いたします。
午前11時39分閉会
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