まず9月11日、本
会議終了後に開催されました
予算特別委員会の
組織会において
委員長及び副
委員長の互選が行われたところ、私が
委員長に、副
委員長に
山本治男委員が選ばれましたので、
報告いたします。
次に、本
委員会は9月18日及び9月19日に開催し、
今期定例会において付託されました
議案第115号「
令和元
年度青森市
一般会計補正予算」から
議案第126号「
令和元
年度青森市
大字高田財産区
特別会計補正予算」までの計12件を
一括議題として
審査いたしました。
また、
採決については、
議案第115号「
令和元
年度青森市
一般会計補正予算」から
議案第126号「
令和元
年度青森市
大字高田財産区
特別会計補正予算」までの計12件を一括して諮ったところ、各
案件については、いずれも
全員異議なく
原案のとおり
可決すべきものと決しました。
以上が
審査の
経過と結果でありますが、
審査の
過程における主なる
質疑応答等は、配付いたしております
委員長報告書のとおりであります。
以上をもって本
委員会の
報告を終わります。
34
◯議長(
長谷川章悦君) ただいまの
委員長報告に対する
質疑に入ります。
御
質疑ありませんか。
〔「
なし」と呼ぶ者あり〕
35
◯議長(
長谷川章悦君)
質疑ないものと認めます。
討論については
通告がありませんでした。
これより
採決いたします。
各
案件については、
委員長報告のとおり決することに御
異議ありませんか。
〔「
異議なし」と呼ぶ者あり〕
36
◯議長(
長谷川章悦君) 御
異議なしと認めます。よって、各
案件については
委員長報告のとおり決しました。
──────────────────────────
日程第26
議案第139号
決算の
認定について(平成30
年度青森市
一般会計・
特別会計歳入歳出決算)
~
日程第29
議案第142号
決算の
認定について(平成30
年度青森市
自動車運送事業会計決算)
37
◯議長(
長谷川章悦君)
日程第26
議案第139号「
決算の
認定について」から
日程第29
議案第142号「
決算の
認定について」まで、計4件を
一括議題といたします。
決算特別委員長の
報告を求めます。28番秋村
光男議員。
〔
議員秋村光男君
登壇〕
38 ◯28番(秋村光男君) ただいまから
決算特別委員会の
審査の
経過と結果について
報告いたします。
まず9月11日、本
会議終了後に開催された
決算特別委員会の
組織会において
委員長及び副
委員長の互選が行われたところ、私が
委員長に、副
委員長に
天内慎也委員が選ばれたので、
報告いたします。
次に、本
委員会は9月13日及び9月17日に開催し、
今期定例会において付託されました
議案第139号「
決算の
認定について」から
議案第142号「
決算の
認定について」までの計4件を
一括議題として
審査いたしました。
また、
採決については、初めに、
議案第139号「
決算の
認定について」、
議案第140号「
決算の
認定について」及び
議案第142号「
決算の
認定について」の計3件を一括して諮ったところ、
議案第139号については、
起立採決の結果、
賛成多数をもって
認定すべきものと決し、
議案第139号を除く各
案件については、いずれも
全員異議なく
認定すべきものと決しました。
次に、
議案第141号「
剰余金の処分及び
決算の
認定について」を諮ったところ、
全員異議なく
原案のとおり
可決及び
認定すべきものと決しました。
以上が
審査の
経過と結果でありますが、
審査の
過程における主なる
質疑応答等は、配付いたしております
委員長報告書のとおりであります。
以上をもって本
委員会の
報告を終わります。
39
◯議長(
長谷川章悦君) ただいまの
委員長報告に対する
質疑に入ります。
御
質疑ありませんか。
〔「
なし」と呼ぶ者あり〕
40
◯議長(
長谷川章悦君)
質疑ないものと認めます。
これより
討論に入ります。
討論の
通告がありますので、発言を許します。
9番万徳なお子
議員。
〔
議員万徳なお子君
登壇〕(拍手)
41 ◯9番(万徳なお子君) 日本共産党の万徳なお子です。ただいまの
決算特別委員長報告中、
議案第139号「
決算の
認定について」に反対の立場で
討論を行います。
まず、
青森駅周辺整備推進事業として3億9482万2000円の
決算についてです。
青森駅周辺整備の促進を図るため、
青森県とJR東日本と協議しながら、自由通路及び西口駅前広場の整備を進めるとし、平成30年10月には
青森駅自由通路の工事に着工しています。総額約100億円、うち市の負担約41億円と言われる今回の自由通路は、町のにぎわい、活性化に寄与すると説明されていますが、その根拠が示されないまま実施されました。本来、JR東日本が負担すべき駅の整備を市がこれだけの負担をする必要があるのか、客観的な説明がされていません。
次に、アウガの地代問題について述べます。
予算特別委員会で、日本共産党の藤原委員は、地代の平成13年度時点の
基準、1平米当たり71万円の根拠を質問しましたが、答弁では根拠について説明がありませんでした。現在でも根拠が示されない
基準で計算されていることになります。
次に、
青森市アリーナプロジェクト推進事業2458万1000円の
決算額について述べます。
市民の健康づくりやスポーツ振興、交流人口拡大を図るためと説明され、平成30年度だけで5回の有識者
会議と公募設置管理制度等の民間活力事業を導入する可能性の調査を実施したとしています。
会議費用はおよその見当がつきますが、調査のためにそれだけの金額が妥当なのかどうかの判断の材料が示されておりません。そして、本年度も同程度の予算が組まれております。しかし、アクセス道路の拡幅事業やアリーナ開設後の維持費など、総額が示されないまま本計画は進められようとしています。私が
決算特別委員会で、現在の市民体育館の維持費を質問したところ、維持費は約5200万円、使用料が歳入として1400万円余りとの御答弁でした。それを考えても、平成30年度だけでアリーナ事業に2458万1000円は大きいのではないでしょうか。
一方、スポーツ振興費として7施設の指定管理に2億9895万9000円が使われておりますが、既存の施設整備こそ優先すべきです。一般質問で私は、
青森市スポーツ広場の整備、とりわけジョギングコース、ウオーキングコースが水たまりで塞がれていることを質問し、早急に抜本的な対策を要望しました。他のスポーツ施設、事業においてもさまざまな要望が寄せられていることと思います。
高齢化の中、スポーツ振興、健康づくりは身近なところでという声があります。アリーナ計画は
国体に間に合わせずとも支障はありませんので、
子どもの遊び場と防災施設のみにするとか、規模を見直すとか、市民体育館の継続利用などもあわせ、柔軟にお考えいただくことを主張いたします。
決算については、
青森駅自由通路やアリーナ計画に使うより、暮らし、福祉、子育て応援、障害者支援等に使うべきであったことを述べて、反対
討論といたします。(拍手)
42
◯議長(
長谷川章悦君) これにて
討論を終結いたします。
これより
採決いたします。
議案第139号については、反対
討論がありますので、
起立により
採決いたします。
議案第139号については、
委員長報告のとおり
認定と決することに
賛成の
諸君の
起立を求めます。
〔
賛成者起立〕
43
◯議長(
長谷川章悦君)
起立多数であります。よって、
議案第139号については
委員長報告のとおり
認定と決しました。
次に、ただいま決定されました
案件を除く各
案件については、
委員長報告のとおり決することに御
異議ありませんか。
〔「
異議なし」と呼ぶ者あり〕
44
◯議長(
長谷川章悦君) 御
異議なしと認めます。よって、各
案件については
委員長報告のとおり決しました。
──────────────────────────
日程第30 雪対策について ~
日程第33 議会広報広聴について
45
◯議長(
長谷川章悦君)
日程第30「雪対策について」から
日程第33「議会広報広聴について」まで、計4件を
一括議題といたします。
各
案件については、各特別
委員長から、
会議規則第111条の規定により、配付いたしております申出書のとおり、閉会中の継続
審査の申し出があります。
46
◯議長(
長谷川章悦君) お諮りいたします。
各特別
委員長からの申し出のとおり、閉会中の継続
審査に付することに御
異議ありませんか。
〔「
異議なし」と呼ぶ者あり〕
47
◯議長(
長谷川章悦君) 御
異議なしと認めます。よって、各特別
委員長からの申し出のとおり、閉会中の継続
審査に付することに決しました。
──────────────────────────
日程第34
議案第143号 教育
委員会委員の任命について
48
◯議長(
長谷川章悦君)
日程第34
議案第143号「教育
委員会委員の任命について」を議題といたします。
提案理由の説明を求めます。小野寺市長。
〔市長小野寺晃彦君
登壇〕
49 ◯市長(小野寺晃彦君) おはようございます。(「おはようございます」と呼ぶ者あり)
議案第143号について御説明申し上げます。
平成27年第3回定例会において御同意をいただき任命いたしました教育
委員会委員池田享誉氏は、来たる9月30日をもって任期が満了となります。そこで、この後任について慎重に検討した結果、同氏が適任と認められますので、再任いたしたいと存じます。
何とぞ御同意を賜りますようお願い申し上げます。
なお、同氏の経歴についてはお手元の資料のとおりであります。
50
◯議長(
長谷川章悦君) これより
質疑に入ります。
御
質疑ありませんか。
〔「
なし」と呼ぶ者あり〕
51
◯議長(
長谷川章悦君)
質疑ないものと認めます。
52
◯議長(
長谷川章悦君) お諮りいたします。
ただいま議題となっております
議案第143号については、
委員会の付託を省略したいと思います。
これに御
異議ありませんか。
〔「
異議なし」と呼ぶ者あり〕
53
◯議長(
長谷川章悦君) 御
異議なしと認めます。よって、
委員会の付託を省略することに決しました。
討論については
通告がありませんでした。
54
◯議長(
長谷川章悦君) お諮りいたします。
ただいま議題となっております
議案第143号については、これに同意することに御
異議ありませんか。
〔「
異議なし」と呼ぶ者あり〕
55
◯議長(
長谷川章悦君) 御
異議なしと認めます。よって、
本案は同意することに決しました。
──────────────────────────
日程第35
議案第144号 財産区管理委員の選任について
56
◯議長(
長谷川章悦君)
日程第35
議案第144号「財産区管理委員の選任について」を議題といたします。
提案理由の説明を求めます。小野寺市長。
〔市長小野寺晃彦君
登壇〕
57 ◯市長(小野寺晃彦君)
議案第144号について御説明申し上げます。
平成27年第3回定例会において御同意をいただき選任いたしました土橋、野木及び幸畑財産区管理委員計3名の方々は、本日9月27日をもって任期が満了となります。そこで、この後任について慎重に検討した結果、野木財産区管理委員佐藤登氏の後任には櫻田邦雄氏が適任と認められますので、選任することとし、その他の方々については再任いたしたいと存じます。
何とぞ御同意を賜りますようお願い申し上げます。
なお、これらの方々の経歴についてはお手元の資料のとおりであります。
58
◯議長(
長谷川章悦君) これより
質疑に入ります。
御
質疑ありませんか。
〔「
なし」と呼ぶ者あり〕
59
◯議長(
長谷川章悦君)
質疑ないものと認めます。
60
◯議長(
長谷川章悦君) お諮りいたします。
ただいま議題となっております
議案第144号については、
委員会の付託を省略したいと思います。
これに御
異議ありませんか。
〔「
異議なし」と呼ぶ者あり〕
61
◯議長(
長谷川章悦君) 御
異議なしと認めます。よって、
委員会の付託を省略することに決しました。
討論については
通告がありませんでした。
62
◯議長(
長谷川章悦君) お諮りいたします。
ただいま議題となっております
議案第144号については、これに同意することに御
異議ありませんか。
〔「
異議なし」と呼ぶ者あり〕
63
◯議長(
長谷川章悦君) 御
異議なしと認めます。よって、
本案は同意することに決しました。
──────────────────────────
日程第36
議案第145号 人権擁護委員候補者の推薦について
64
◯議長(
長谷川章悦君)
日程第36
議案第145号「人権擁護委員候補者の推薦について」を議題といたします。
提案理由の説明を求めます。小野寺市長。
〔市長小野寺晃彦君
登壇〕
65 ◯市長(小野寺晃彦君)
議案第145号について御説明申し上げます。
平成28年第3回定例会において御同意をいただき推薦いたしました人権擁護委員東野常美氏は、来たる12月31日をもって任期が満了となります。そこで、この後任について慎重に検討した結果、齊藤清明氏が適任と認められますので、推薦いたしたいと存じます。
何とぞ御同意を賜りますようお願い申し上げます。
なお、同氏の経歴についてはお手元の資料のとおりであります。
66
◯議長(
長谷川章悦君) これより
質疑に入ります。
御
質疑ありませんか。
〔「
なし」と呼ぶ者あり〕
67
◯議長(
長谷川章悦君)
質疑ないものと認めます。
68
◯議長(
長谷川章悦君) お諮りいたします。
ただいま議題となっております
議案第145号については、
委員会の付託を省略したいと思います。
これに御
異議ありませんか。
〔「
異議なし」と呼ぶ者あり〕
69
◯議長(
長谷川章悦君) 御
異議なしと認めます。よって、
委員会の付託を省略することに決しました。
討論については
通告がありませんでした。
70
◯議長(
長谷川章悦君) お諮りいたします。
ただいま議題となっております
議案第145号については、これに同意することに御
異議ありませんか。
〔「
異議なし」と呼ぶ者あり〕
71
◯議長(
長谷川章悦君) 御
異議なしと認めます。よって、
本案は同意することに決しました。
──────────────────────────
日程第37
議員提出
議案第18号 加齢性難聴者の補聴器購入に対する公的補助制度の
創設を求める意見
書
72
◯議長(
長谷川章悦君)
日程第37
議員提出
議案第18号「加齢性難聴者の補聴器購入に対する公的補助制度の
創設を求める意見書」を議題といたします。
73
◯議長(
長谷川章悦君) お諮りいたします。
ただいま議題となっております
議員提出
議案第18号については、提案理由の説明及び
委員会の付託を省略したいと思います。
これに御
異議ありませんか。
〔「
異議なし」と呼ぶ者あり〕
74
◯議長(
長谷川章悦君) 御
異議なしと認めます。よって、提案理由の説明及び
委員会の付託を省略することに決しました。
これより
質疑に入ります。
御
質疑ありませんか。
〔「
なし」と呼ぶ者あり〕
75
◯議長(
長谷川章悦君)
質疑ないものと認めます。
これより
討論に入ります。
討論の
通告がありますので、発言を許します。
19番村川みどり
議員。
〔
議員村川みどり君
登壇〕(拍手)
76 ◯19番(村川みどり君) 日本共産党の村川みどりです。
議員提出
議案第18号「加齢性難聴者の補聴器購入に対する公的補助制度の
創設を求める意見書」に
賛成の立場から
討論を行います。
加齢性難聴者は、70歳代男性23.7%、女性では10.6%、80歳代男性36.5%、女性28.8%の人が難聴になっていると言われています。原因は動脈硬化による血流障害とされていますが、さらにストレス、睡眠不足、騒音、運動不足などが挙げられています。
難聴になると、家族や友人との会話が少なくなり、会合出席や外出の機会が減り、コミュニケーション障害が起こるとされています。さらに、認知機能低下が正常聴力の人より32%から41%の悪化が見られています。厚生労働省の介護予防マニュアルでも高齢者のひきこもりの要因の一つに聴力の低下が挙げられ、対策を求めています。しかし、現在、難聴者の14.4%しか補聴器をつけていないとの推計があり、その理由の一つは、補聴器の価格です。補聴器は3万円くらいから30万円以上のものもあり、平均で15万円と価格が高過ぎることが課題となっています。
ことし3月20日に開かれた参議院財政金融
委員会で、日本共産党の大門実紀史委員は、高齢化に伴い、耳が聞こえにくくなって仕事や社会生活に困る高齢の難聴者がふえている。しかし、高くて買えないという悲鳴が上がっている。欧米では難聴を医療のカテゴリーとして捉え、補助制度があるが、日本は障害者のカテゴリーで捉えているので、補助対象を絞り込んでいるため、補聴器所有率が圧倒的に低い。どういう対応が可能か、研究、検討に入るべきではないかと補聴器購入に補助制度を求めました。厚生労働省の諏訪園健司審議官は、補聴器を用いた聴覚障害の補正による認知機能低下予防効果を検証するための研究を推進すると答弁、麻生財務大臣もやらなければならない必要な問題と答弁しています。
国が検証を始めた今こそ、自治体からの声を上げていくことが必要ではないでしょうか。現在、全国35の自治体で国に補聴器購入費用の助成を求める意見書が
採択されています。人生を豊かに過ごすためには、聞こえという問題は避けて通ることができません。高齢者の皆さんが日常生活の質を向上させ、一人一人が豊かに生きていくことができるように支援することが求められています。
議員の皆さんの御賛同を心からお願いいたしまして、
賛成討論といたします。御清聴ありがとうございました。(拍手)
77
◯議長(
長谷川章悦君) これにて
討論を終結いたします。
これより
採決いたします。
議員提出
議案第18号については、
原案のとおり決することに御
異議ありませんか。
〔「
異議なし」「
異議あり」と呼ぶ者あり〕
78
◯議長(
長谷川章悦君) 御
異議がありますので、
起立により
採決いたします。
議員提出
議案第18号については、
原案のとおり決することに
賛成の
諸君の
起立を求めます。
〔
賛成者起立〕
79
◯議長(
長谷川章悦君)
起立多数であります。よって、
本案は
原案のとおり
可決されました。
──────────────────────────
日程第38
議員提出
議案第19号 核兵器禁止条約への参加を求める意見書
80
◯議長(
長谷川章悦君)
日程第38
議員提出
議案第19号「核兵器禁止条約への参加を求める意見書」を議題といたします。
81
◯議長(
長谷川章悦君) お諮りいたします。
ただいま議題となっております
議員提出
議案第19号については、提案理由の説明及び
委員会の付託を省略したいと思います。
これに御
異議ありませんか。
〔「
異議なし」と呼ぶ者あり〕
82
◯議長(
長谷川章悦君) 御
異議なしと認めます。よって、提案理由の説明及び
委員会の付託を省略することに決しました。
これより
質疑に入ります。
御
質疑ありませんか。
〔「
なし」と呼ぶ者あり〕
83
◯議長(
長谷川章悦君)
質疑ないものと認めます。
これより
討論に入ります。
討論の
通告がありますので、発言を許します。
6番蛯名和子
議員。
〔
議員蛯名和子君
登壇〕(拍手)
84 ◯6番(蛯名和子君) 市民の声あおもり、蛯名和子です。
議員提出
議案第19号「核兵器禁止条約への参加を求める意見書」に
賛成の立場で
討論をいたします。
アメリカ科学者連盟によると、世界中に1万5000発もの核兵器があると言われ、アメリカを初め9カ国が保有しているとされております。核兵器禁止条約は、これらの核兵器が国際法に違反すると位置づけたものであり、核兵器廃絶への大きな一歩を踏み出したと言えます。
日本政府は、この条約
採択をめぐり、条約を推進した国々と核抑止論を主張する核保有国の溝はかえって深まったという考えのもと、核保有、非保有国の有識者から成る核軍縮に関する賢人
会議を設立し、この賢人
会議を通じて双方の橋渡しの役を担い、核軍縮の実質的な進展に寄与する提言を得ることとしました。しかしながら、ことしの7月に最終となる第5回会合が開催されたものの、結局、「核保有国と非保有国の間で、安全保障と軍縮をどう両立するか意見の隔たりが埋まらず、核軍縮で立場を超えた合意をはかる難しさが浮き彫りになった」と報道されております。核兵器廃絶に向けてのリーダーシップをとると明言した日本政府としては、これまで以上に核抑止依存の安全保障政策からの脱却が求められており、北東アジア非核兵器地帯のような構想を今こそ検討すべき時期に来ていると考えます。
私は、2015年に国連で開催されたNPT再検討
会議に合わせて、日本生活協同組合連合会の代表団91人の一員として日本原水爆被害者団体協議会が派遣した48人の被爆者の方々と行動をともにしました。原爆パネル展、学校などでの被爆体験証言活動、さらには被団協の方々が保有国の代表に直接面談して
訴える場に立ち会うこともできました。御高齢の被爆者のサポートをしながら、世界に向け、被爆の実相や核兵器廃絶に向けた願いを発信する活動を通して、核兵器は廃絶の道しかないことを確信いたしました。
皆様も2017年7月、核兵器禁止条約
採択後のサーロー節子さんの演説を鮮明に御記憶のことと思います。彼女は、これまでの核抑止政策を失敗と断じ、「我々は取り返しのつかない環境汚染を繰り返しません。将来世代の命を危険にさらすことを続けません。世界各国の指導者たちに懇願します。もしあなたがこの惑星を愛しているのなら、この条約に署名してください。核兵器はこれまでずっと道徳に反するものでした。そして今では法律に反するのです。一緒に世界を変えていきましょう」と
訴えました。
核兵器や核の傘は必要悪と捉える人もいます。しかし、核兵器は絶対悪だと思います。そういう気づきを核保有国に促すためには、核兵器禁止条約の署名、批准国をふやしていくしかありません。原水爆禁止日本協議会によると、日本政府に対し、その署名、批准を求める意見書の
採択がこの9月現在で412自治体に広がっているとのことです。日本政府がいまだ条約に不参加の姿勢を変えようとしないのであれば、市民を代表する地方議会が声を上げなくてはいけない。地方から国を動かしていくことが今求められていると思います。
以上を申し上げて、
賛成討論といたします。核も戦争もない未来のために、
議員の皆様の賛同を心からお願い申し上げます。御清聴ありがとうございました。(拍手)
85
◯議長(
長谷川章悦君) これにて
討論を終結いたします。
これより
採決いたします。
議員提出
議案第19号については、
原案のとおり決することに御
異議ありませんか。
〔「
異議なし」「
異議あり」と呼ぶ者あり〕
86
◯議長(
長谷川章悦君) 御
異議がありますので、
起立により
採決いたします。
議員提出
議案第19号については、
原案のとおり決することに
賛成の
諸君の
起立を求めます。
〔
賛成者起立〕
87
◯議長(
長谷川章悦君) そのままお待ちください。
起立多数であります。よって、
本案は
原案のとおり
可決されました。
──────────────────────────
日程第39
議員提出
議案第20号 漁業収入安定対策の推進並びにトレーサビリティーの推進を求める意
見書
88
◯議長(
長谷川章悦君)
日程第39
議員提出
議案第20号「漁業収入安定対策の推進並びにトレーサビリティーの推進を求める意見書」を議題といたします。