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  1. 青森市議会 2019-08-29
    令和元年第3回定例会(第1号) 本文 2019-08-29


    取得元: 青森市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-04-29
    ▼最初のヒットへ(全 0 ヒット) 1   午前10時開会 ◯議長長谷川章悦君) これより令和元年第3回青森市議会定例会を開会いたします。  直ちに本日の会議を開きます。  本日の会議は「議事日程第1号」により会議を進めます。           ────────────────────────── 日程第1 会議録署名議員の指名 2 ◯議長長谷川章悦君) 日程第1「会議録署名議員の指名」を行います。  会議録署名議員は、会議規則第88条の規定により、5番軽米智雅子議員及び31番赤木長義議員を指名いたします。           ────────────────────────── 日程第2 会期の決定 3 ◯議長長谷川章悦君) 日程第2「会期の決定」を議題といたします。 4 ◯議長長谷川章悦君) お諮りいたします。  今期定例会の会期は、会期予定表のとおり、本日から9月27日までの30日間といたしたいと思います。  これに御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 5 ◯議長長谷川章悦君) 御異議なしと認めます。よって、会期は本日から9月27日までの30日間と決定いたしました。           ────────────────────────── 日程第3 議案第115号 令和元年度青森一般会計補正予算(第3号) ~ 日程第30 議案第142号 決算の認定について(平成30年度青森自動車運送事業会計決算) 6 ◯議長長谷川章悦君) 日程第3議案第115号「令和元年度青森一般会計補正予算」から日程第30議案第142号「決算の認定について」までの計28件を一括議題といたします。
     提案理由の説明を求めます。小野寺市長。   〔市長小野寺晃彦君登壇〕 7 ◯市長小野寺晃彦君) おはようございます。(「おはようございます」と呼ぶ者あり)令和元年第3回定例会開会に当たり、提出いたしました議案について、その概要を御説明申し上げます。  議案第115号「令和元年度青森一般会計補正予算」について御説明申し上げます。  今回の補正予算は、これまで市にお寄せいただいた寄附金を基金へ積み立てるための経費などについて計上したほか、普通交付税交付額の確定や、平成30年度の決算剰余金による財源調整などを行うものであります。  歳出の主な内容についてでありますが、まちづくり寄附制度推進事業といたしまして、これまで市にお寄せいただいた寄附金元気都市おもり応援基金及び青森市次世代健康・スポーツ振興基金のそれぞれの基金に積み立てるための経費及び今年度の寄附件数の増加に伴い進呈品の調達等に要する経費について措置するものであります。  次に、ため池点検ハザードマップ作成事業については、防災重点ため池選定基準が見直されたことを受けて、市内の防災重点ため池に係る浸水想定区域図の作成に要する経費を措置するものであります。  除排雪業者貸与除雪機整備事業については、国の社会資本整備総合交付金を活用した、ロータリー除雪車の購入、小学校施設整備事業については、車椅子を使用している児童が校舎の階層移動に使用する可搬式階段昇降機の購入に要する経費を措置するものであります。  扶助費関連については、障害者支援関連事業等における利用者見込みの増に伴う経費を措置するほか、償還金関連については、平成30年度分の国・県支出金の精算に伴い、返還する経費を措置するものであります。  また、小柳第一団地建替事業については、当該事業の進捗に伴う調整として減額するものであります。  歳入の主な内容については、今年度の普通交付税交付額確定に伴う補正額や、平成30年度一般会計決算処理に伴う繰越金を計上したほか、国庫支出金については歳出補正に連動する財源を、寄附金繰入金及び諸収入は必要な調整分などをそれぞれ見込んだものであります。  継続費及び債務負担行為の変更については、小柳第一団地建替事業の事業の進捗に伴い、設定期間等をそれぞれ変更するものであります。  これらの結果、3億6695万7000円の増額補正となり、これを加えた一般会計予算総額は1288億9921万4000円となった次第であります。  議案第116号「令和元年度青森競輪事業特別会計補正予算」から議案第125号「令和元年度青森駐車場事業特別会計補正予算」までの各特別会計補正予算は、前年度決算処理に伴う繰越金に対応した財源調整を中心に、それぞれ今後の見込みに基づき必要な経費を措置するものでありますが、議案第122号「令和元年度青森介護保険事業特別会計補正予算」については、介護給付費等不当利得返還請求事件に係る訴訟を委任するため、債務負担行為の設定もあわせて行うものであります。  議案第126号「令和元年度青森大字高田財産特別会計補正予算」は、公共的事業を行う団体に対する助成を行うための歳出予算の組み替えを行うものであります。  以上が今回の補正予算の主な内容であります。  次に、条例案について御説明申し上げます。  議案第127号「青森市会計年度任用職員の給与及び費用弁償に関する条例の制定について」は、地方公務員法及び地方自治法の一部改正により設けられました一般職非常勤職員であります会計年度任用職員について、その任用に当たり必要となります給与その他の勤務条件等を定めるため制定しようとするものであります。  議案第128号「青森市職員の分限に関する手続及び効果に関する条例等の一部を改正する条例の制定について」は、地方公務員法の一部改正に伴い、条例において引用する欠格条項に係る規定について、所要の整理をするため改正しようとするものであります。  議案第129号「青森市手数料条例の一部を改正する条例の制定について」は、住民基本台帳法の一部改正に伴い、住民票の除票及び戸籍の附票の除票に関する手数料について定めるため所要の改正をしようとするものであります。  議案第130号「青森市立小学校条例の一部を改正する条例の制定について」は、地域の皆様との話し合いの結果、青森市立奥内小学校西田沢小学校及び後潟小学校の3校を統合し、奥内小学校校舎を使用すること及び同校の名称を青森市立北小学校とすることとなりましたことから、その名称及び位置を定めるため改正しようとするものであります。  議案第131号「青森市災害弔慰金支給等に関する条例の一部を改正する条例の制定について」は、災害弔慰金支給等に関する法律等の一部改正に伴い、条例において引用する当該法律等の条文に移動があったことから、これに伴う所要の整理をするため改正しようとするものであります。  議案第132号「青森市特定教育保育施設及び特定地域型保育事業の運営に関する基準を定める条例の一部を改正する条例の制定について」及び議案第133号「青森市家庭的保育事業等の設備及び運営に関する基準を定める条例の一部を改正する条例の制定について」の2件は、それぞれの国の基準の一部改正に伴い、家庭的保育事業者等における連携施設要件緩和等をするため改正しようとするものであり、また、議案第132号については、幼児教育・保育の無償化に伴い、3歳以上の保育所等利用児に係る副食費の取り扱いについて変更するため改正しようとするものであります。  議案第134号「青森市急病センター条例の一部を改正する条例の制定について」は、平成22年度の耐震診断の結果を受け、急病センターを市役所第3庁舎に移転することから、急病センターの位置を変更する等のため改正しようとするものであります。  次に、単行案について御説明申し上げます。  議案第135号「契約の締結について」は、青森市役所庁舎解体工事に係るものであり、青森市議会の議決に付さなければならない契約並びに財産の取得及び処分に関する条例の規定により提案するものであります。  議案第136号「訴えの提起について」は、先ほども御説明申し上げましたが、無資格者により提供された介護サービスに係る介護給付費等の返還を求めたにもかかわらず、これに応じないため訴訟により当該介護給付費等の返還を請求しようとするものであります。  議案第137号「字の区域の変更について」は、青森県が施行する駒込ダム建設事業に伴い、駒込地区にある北駒込山国有林及び南駒込山国有林の区域の一部に字を設定しようとするものであります。  議案第138号「青森市土地開発公社の解散について」は、本年7月をもって、同公社が保有する土地を全て処分したことから、同公社を解散しようとするものであります。  議案第139号及び議案第140号の「決算の認定について」は、平成30年度の一般会計特別会計歳入歳出決算及び病院事業会計決算について認定を求めるものであり、議案第141号「剰余金の処分及び決算の認定について」は、平成30年度の水道事業会計剰余金の処分についての議決及び同会計決算についての認定を求めるものであり、議案第142号の「決算の認定について」は、平成30年度の自動車運送事業会計決算について認定を求めるものでありますが、これらの詳細については、この後、各担当者から御説明いたします。  以上、提出いたしました議案の概要を御説明申し上げましたが、細部につきましては、議事の進行に伴い、それぞれ御説明いたしますので、慎重御審議の上、御議決を賜りますようお願い申し上げます。 8 ◯議長長谷川章悦君) 次に、平成30年度青森一般会計特別会計歳入歳出決算についての説明を求めます。会計管理者。   〔会計管理者鈴木裕司君登壇〕 9 ◯会計管理者鈴木裕司君) おはようございます。(「おはようございます」と呼ぶ者あり)平成30年度青森一般会計及び各特別会計歳入歳出決算について、その概要を御説明申し上げます。  平成30年度の青森市の予算は、本市が直面していた緊急課題に一定の道筋がつき、本市にとって真の緊急課題である人口減少社会へ立ち向かうため、まちづくり方向性を都市の効率性を高める複数の拠点づくりとそれらを結ぶ公共交通ネットワークを有機的に連携させるコンパクト・プラス・ネットワークへと方針を大きく転換させたことを踏まえ、青森市総合計画の改定に取り組みながら、本市の新たなまちづくりの海図を描いていく予算として位置づけ、6つの柱を重点に編成したものであります。  この予算の執行に当たりましては、市税を初めとする自主財源の確保はもとより、適正な債権管理に全庁一丸となって取り組むとともに、法令及び予算の定めるところに従い、厳正な審査と綿密な資金計画のもとに執行してまいりました。  それでは、決算の概要につきまして、一般会計から御説明申し上げます。  当初予算額は、前年度に比較して2.50%増の1227億4600万円でありましたが、その後、国の補正予算への対応に要する経費など32億4022万余円を増額補正し、さらに、前年度からの繰越額として、小柳小学校校舎等改築事業など24事業の35億5599万余円を加えた結果、歳入歳出予算現額は1295億4222万余円となりました。  これに対しまして決算額は、歳入が前年度に比較して0.49%減の1228億1573万余円、歳出が前年度に比較して0.14%増の1213億371万余円となり、歳入歳出差し引き残額は15億1201万余円となりましたが、除排雪対策事業など28繰越事業に係る翌年度へ繰り越すべき財源2億7305万余円を差し引いた実質収支額は12億3896万余円となりました。  なお、実質収支額のうち7億円につきましては、地方自治法第233条の2ただし書き、地方財政法第7条第1項及び青森市財政調整積立金条例第3条第2項の規定に基づき、財政調整積立金に積み立てております。  次に、歳入歳出の主な内容について御説明申し上げます。  まず、歳入についてでありますが、市税は342億5991万余円で、前年度に比較して0.45%の減となっておりますが、これは主として、個人市民税は増となったものの、固定資産税が減となったことによるものであります。  地方消費税交付金は55億3496万余円で、前年度に比較して7.39%の増となっており、これは主として、個人消費の持ち直しなどによるものであります。  地方交付税は256億2089万余円で、前年度に比較して3.70%の減となっており、これは主として、地方債元利償還金算入額の減による基準財政需要額減少等に伴う普通交付税の減によるものであります。  国庫支出金は249億9590万余円で、前年度に比較して0.65%の減となっており、これは主として、臨時福祉給付金等支給事業に係る国庫補助金の減によるものであります。  県支出金は77億588万余円で、前年度に比較して2.93%の減となっており、これは主として、介護基盤緊急整備事業に係る県補助金の減によるものであります。  市債は125億4669万円で、前年度に比較して35.24%の増となっており、これは主として、平成20年度に発行した市債分の借換債の発行によるものであります。  次に、歳出についてでありますが、総務費は92億7806万余円で、前年度に比較して20.81%の減となっており、これは主として、次世代健康・スポーツ振興基金積立金の減によるものであります。  民生費は546億3463万余円で、前年度に比較して0.91%の減となっており、これは主として、臨時福祉給付金等支給事業の終了に伴う減によるものであります。  衛生費は67億4120万余円で、前年度に比較して4.59%の増となっており、これは主として、病院事業会計負担金の増によるものであります。  商工費は20億1231万余円で、前年度に比較して17.83%の減となっており、これは主として、優良建築物等整備事業の終了に伴う減によるものであります。  教育費は108億838万余円で、前年度に比較して9.17%の増となっており、これは主として、小柳小学校校舎等改築事業の増によるものであります。  なお、一般会計の翌年度への繰越額につきましては、青森駅周辺整備推進事業など28事業の49億6831万余円となっております。  次に、財産区特別会計を除く10の特別会計について御説明申し上げます。  特別会計全体では、当初予算額は、前年度に比較して4.08%減の917億3307万余円でありましたが、その後、25億3914万余円を増額補正し、さらに、前年度からの繰越額として6億8145万余円を加えた結果、歳入歳出予算現額は949億5367万円となりました。これに対しまして決算額は、歳入が前年度に比較して1.50%減の944億866万余円、歳出が前年度に比較して0.01%増の924億9820万余円となり、歳入歳出差し引き残額は19億1045万余円となりましたが、下水道事業特別会計における翌年度へ繰り越すべき財源2万余円を差し引いた実質収支額は、19億1043万余円となりました。  次に、主な特別会計について御説明申し上げます。  初めに、競輪事業特別会計でありますが、予算現額175億945万余円に対しまして、決算額は、歳入が175億2290万余円、歳出が171億3504万余円となり、歳入歳出差し引き3億8785万余円の実質収支額となりました。  次に、国民健康保険事業特別会計でありますが、予算現額292億8511万余円に対しまして、決算額は、歳入が291億9342万余円、歳出が288億2730万余円となり、歳入歳出差し引き3億6611万余円の実質収支額となりました。  次に、下水道事業特別会計でありますが、予算現額125億8209万余円に対しまして、決算額は、歳入が118億9265万余円、歳出が117億7484万余円となり、歳入歳出差し引き残額は1億1781万余円となりましたが、公共下水道汚水処理施設整備事業など2繰越事業に係る翌年度へ繰り越すべき財源2万余円を差し引いた実質収支額は、1億1779万余円となりました。  次に、介護保険事業特別会計でありますが、予算現額294億1448万余円に対しまして、決算額は、歳入が296億3985万余円、歳出が291億6661万余円となり、歳入歳出差し引き4億7323万余円の実質収支額となりました。  次に、後期高齢者医療特別会計でありますが、予算現額32億4034万円に対しまして、決算額は、歳入が32億4248万余円、歳出が31億3157万余円となり、歳入歳出差し引き1億1090万余円の実質収支額となりました。  最後に、各財産区特別会計でありますが、いずれも円滑な財産区運営を目標に予算編成し、執行したものであります。  以上、平成30年度青森一般会計及び各特別会計歳入歳出決算の概要を御説明申し上げましたが、慎重御審議の上、御認定を賜りますようお願い申し上げます。 10 ◯議長長谷川章悦君) 次に、平成30年度青森病院事業会計決算について説明を求めます。市民病院事務局長。   〔市民病院事務局長岸田耕司君登壇〕 11 ◯市民病院事務局長岸田耕司君) おはようございます。(「おはようございます」と呼ぶ者あり)本議会に提案いたしました平成30年度青森病院事業会計決算について、その概要を御説明申し上げたいと存じます。  青森市民病院の平成30年度の主な取り組み内容につきましては、10月1日から病床規模適正化を図るため病床数を538床から459床に見直しし、それによって生まれたスペースを活用し、がん対策充実強化を図るためのがん診療推進室の設置及びがん相談支援センターを開設するとともに、医療従事者が働きやすいような環境づくりとしてラウンジの設置、さらには療養環境向上のための特室のリフォーム、診療報酬新規加算の取得、ベンチマークシステムを活用した薬品や診療材料コスト削減などに取り組んできたところであります。  次に、青森市立浪岡病院の平成30年度の主な取り組み内容につきましては、5月から在宅医療を推進するため在宅療養支援病院として訪問診療を開始、10月1日から病床規模適正化を図るため、精神神経科病床を廃止し、一般病床数を92床から35床に見直しするとともに、令和2年12月の開院に向け新病院の建てかえ事業に着手したところであります。  それでは、平成30年度の決算概要について御説明申し上げます。  青森市病院事業会計決算は、青森市民病院青森市立浪岡病院連結決算となっておりますが、まず、それぞれの病院ごとに御説明申し上げ、最後に、青森市病院事業会計全体の決算概要を御説明申し上げます。  最初に、青森市民病院工事概況について御説明申し上げます。  病院施設につきましては、老朽化していたエレベーターや冷温水発生機更新工事等を行い、適切な施設機能の維持に努めるとともに、医療機器につきましても、X線撮影システムモニタリングシステム更新等により、医療水準維持向上に努めてまいりました。  次に、青森市民病院診療状況について御説明申し上げます。  入院延べ患者数は前年度に比較し2344人減少し、率にして2.1%減の11万1431人で、見直し後の459床を基準値とした病床利用率は66.5%となりました。また、外来延べ患者数は前年度に比較し1万1447人減少し、率にして5.8%減の18万6586人となりました。  次に、青森市民病院財政状況について御説明申し上げます。  事業収益は、平成31年2月中旬にかけてのインフルエンザ罹患者の急増による入院制限などの影響もあり、患者数の減少に伴い、医業収益は減少したものの、一般会計からの繰入金による特別利益増加等により、前年度に比較し1.3%増の101億9578万余円となりました。一方、事業費用は、給与費材料費減少等により、前年度に比較し1.1%減の104億7076万余円となり、この結果、2億7497万余円の当年度純損失を計上することとなりました。  それでは、この内容を損益計算書により御説明申し上げます。  まず、医業収益は89億6328万余円、これに対する医業費用は99億8344万余円、差し引き医業損失は10億2015万余円となりました。これに医業外収益及び高等看護学院事業収益合計額9億4676万余円を加え、医業外費用及び高等看護学院事業費用合計額4億8723万余円を差し引き、経常損失は5億6062万余円となりました。また、これに特別利益2億8573万余円を加え、これから特別損失8万余円を差し引いた当年度純損失は2億7497万余円となった次第であります。  次に、貸借対照表について御説明申し上げます。  資産の部といたしましては、固定資産及び流動資産を合わせた資産合計は89億1660万余円となりました。負債の部といたしましては、固定負債及び流動負債並びに繰り延べ収益を合わせた負債合計は88億9706万余円となりました。資本の部といたしましては、資本金及び剰余金を合わせた資本合計は1954万余円となり、負債資本合計は89億1660万余円となった次第であります。  以上が平成30年度における青森市民病院決算概要であります。  次に、青森市立浪岡病院工事概況について御説明申し上げます。  新病院の建てかえについては、設計者公募型プロポーザル方式により決定し、基本設計実施設計に着手し、建てかえ事業を着実に進めるとともに、医療機器についても輸血検査装置の更新など、医療水準維持向上に努めてまいりました。  次に、青森市立浪岡病院診療状況について御説明申し上げます。  入院延べ患者数は前年度に比較し1万912人減少し、率にして64.7%減の5947人で、見直し後の35床を基準値とした病床利用率は46.6%となりました。また、外来延べ患者数は前年度に比較し1801人減少し、率にして4.8%減の3万5685人となりました。  次に、青森市立浪岡病院財政状況について御説明申し上げます。  事業収益は、患者数の減少に伴い医業収益が減少したものの、一般会計からの繰入金による特別利益の増加により、前年度に比較し5.2%増の11億1953万余円となりました。一方、事業費用は、給与費材料費減少等により、前年度に比較し1.5%減の11億4572万余円となり、この結果、2619万余円の当年度純損失を計上することとなりました。  それでは、この内容を損益計算書により御説明申し上げます。  まず、医業収益は5億5124万余円、これに対する医業費用は9億588万余円、差し引き医業損失は3億5463万余円となりました。これに医業外収益1億6402万余円を加え、医業外費用2174万余円を差し引き、経常損失は2億1236万余円となりました。また、これに特別利益4億426万余円を加え、これから特別損失2億1809万余円を差し引いた当年度純損失は2609万余円となった次第であります。  次に、貸借対照表について御説明申し上げます。  資産の部といたしましては、固定資産及び流動資産を合わせた資産合計は5億1230万余円となりました。負債の部といたしましては、固定負債及び流動負債並びに繰り延べ収益を合わせた負債合計は13億1760万余円となりました。資本の部といたしましては、資本金及び剰余金を合わせた資本合計はマイナス8億529万余円となり、負債資本合計は5億1230万余円となった次第であります。  以上が平成30年度における青森市立浪岡病院決算概要であります。  次に、青森市病院事業会計全体の決算概要を御説明申し上げます。  損益計算書につきましては、青森市病院事業会計全体の当年度純損失は3億116万余円となりました。  次に、貸借対照表につきまして、資産の部といたしましては、固定資産及び流動資産を合わせた資産合計は94億2891万余円となりました。負債の部といたしましては、固定負債及び流動負債並びに繰り延べ収益を合わせた負債合計は102億1466万余円となりました。資本の部といたしましては、資本金及び剰余金を合わせた資本合計はマイナス7億8575万余円となり、負債資本合計は94億2891万余円となった次第であります。  なお、平成30年度の資金不足比率は19.1%となり、前年度に比較し3.5ポイント悪化したところであります。  最後に、青森市民病院においては、今年度、妊婦さんが快適な入院生活を送っていただけるようプライバシーにも配慮した産科病室の個室化等のリニューアルなどの取り組みを進めるとともに、経営課題の把握のため他院との比較ができる経営分析システムを導入したところであり、このシステムの活用も図りながら、経営改善につなげてまいりたいと考えております。  また、青森市立浪岡病院においても、10月には、新病院新築工事の着工を予定しているほか、在宅医療サービスの提供に注力し、浪岡地区の地域包括ケアシステムの中核としての役割を果たしてまいりたいと考えております。  今後におきましても、青森市民病院及び青森市立浪岡病院が相互に連携を図りながら、地域の基幹的役割を担う病院としての責務を果たすとともに、経営の健全化に向けた経営改善の取り組みを着実に進めてまいる所存であります。  以上、平成30年度青森病院事業会計決算の概要について御説明申し上げましたが、慎重御審議の上、御認定を賜りますようお願い申し上げます。
     申しわけございません。先ほど青森市立浪岡病院財政状況につきまして、当年度純損失は2609万余円と申し上げましたが、正しくは2619万余円でありますので、謹んでおわびし、訂正させていただきます。 12 ◯議長長谷川章悦君) 次に、平成30年度青森水道事業会計剰余金の処分及び同会計決算並びに平成30年度青森自動車運送事業会計決算について説明を求めます。企業局長。   〔企業局長中川覚君登壇〕 13 ◯企業局長(中川覚君) おはようございます。(「おはようございます」と呼ぶ者あり)本議会に提案いたしました平成30年度青森水道事業会計剰余金の処分及び同会計決算並びに青森市自動車運送事業会計決算について、その概要を御説明申し上げたいと存じます。  初めに、水道事業会計剰余金の処分について御説明申し上げます。  このことにつきましては、地方公営企業法第32条第2項の規定に基づき、減債積立金を使用して企業債を償還した後に戻し入れた未処分利益剰余金の取り扱いについて、議会の議決を要するものであり、このことから、未処分利益剰余金6億5144万余円を資本金へ組み入れようとするため御提案するものであります。  続きまして、水道事業会計決算について御説明申し上げます。  青森市水道部では、平成24年3月に策定した青森市水道経営プランに基づき各種施策を掲げて実施してまいりましたが、平成29年度に実施したアセットマネジメントにおいて施設の更新需要がより鮮明になったことに加え、総務省より新たに経営戦略の策定が義務づけられたことから、経営戦略の要件を追加し、これまでの内容を見直し新たな計画として、平成31年3月に青森市水道経営プラン(2019~2028)を策定いたしました。今後は、本プランに基づき効果的・効率的な事業運営を図るとともに、その基本理念に掲げる「真の豊かさをもたらす水環境」の実現を図るため、地域社会の福祉の増進と真の豊かさを実感できる良質で快適な生活環境を、将来にわたって支え続けられる本市水道システムの構築を目指してまいります。  それでは、平成30年度の決算の概要から御説明申し上げます。  まず、給水状況について御説明申し上げます。  平成30年度末の給水人口は28万1141人で、前年度に比較し1.1%減少し、計画給水区域内の普及率は99.8%となりました。年間配水量は前年度に比較し2.7%減の3250万6998立方メートル、そのうち有収水量は前年度に比較し1.8%減の2851万1433立方メートル、また有収率は前年度に比較し0.8ポイント増の87.7%となりました。  次に、工事の概要について御説明いたします。  平成30年度の建設改良事業では、老朽管の更新及び管路の耐震化等として、延長1万7013メートルの配水管を布設いたしました。また、老朽化した横内浄水場の北系沈殿池を更新するため、前年度に着手した新しい沈殿池の本体築造工事を引き続き行いました。さらに、水質基準適合のため、平成26年度に堤川浄水場に設置した粉末活性炭処理設備の第二期工事を行いました。  次に、財政状況について御説明いたします。  事業収益は、水需要の減少に伴い水道料金収入が減少した影響により、その他の営業収益の業務委託料は増加したものの、前年度に比較し0.2%減の59億2407万余円となりました。一方、事業費用は、減価償却費が増加したものの、職員給与費や維持修繕費が減少したことなどにより、前年度に比較し2.1%減の53億7345万余円となりました。その結果、5億5062万余円の当年度純利益を計上することとなりました。  それでは、この内容を損益計算書によって御説明いたします。  まず、営業収益は56億4953万余円、これに対する営業費用は50億9949万余円となり、差し引き営業利益は5億5003万余円となりました。これに営業外収益2億3925万余円を加え、営業外費用2億6409万余円を差し引いた経常利益は5億2518万余円となりました。また、これに特別利益3529万余円を加え、特別損失985万余円を差し引いた当年度純利益は5億5062万余円となりました。この当年度純利益の処分につきましては、青森市公営企業の設置等に関する条例第11条第1項の規定に基づき、減債積立金へ全額積み立てることといたしました。  次に、貸借対照表について御説明いたします。  資産の部といたしましては、固定資産及び流動資産を合わせた資産合計は552億9607万余円となりました。負債の部といたしましては、固定負債流動負債及び繰り延べ収益を合わせた負債合計は234億5115万余円となりました。資本の部といたしましては、資本金及び剰余金を合わせた資本合計は318億4492万余円となり、負債資本合計は552億9607万余円となりました。また、剰余金の処分については、先ほど御説明申し上げましたとおり、減債積立金を使用して企業債を償還した後に戻し入れた未処分利益剰余金6億5144万余円を資本金へ組み入れようとするものであります。  以上が平成30年度青森市水道事業会計決算等の概要でありますが、今後も、経営の健全化・効率化に一層努め、将来にわたって市民の生命と暮らしを守り、社会経済活動の維持発展に寄与してまいりたいと考えております。  次に、自動車運送事業会計決算について御説明申し上げます。  平成30年度は、「青森市交通事業経営改善計画~チャレンジプラン2017~」の初年度として、潜在的な需要の掘り起こしなどにより利用者の拡大につなげるための実験運行の実施、増加する外国人観光客の受け入れ強化を図るための主要観光スポットへの多言語表記によるバス停の整備、また、運行時間、ルート及び運賃などの情報を無料で提供できるよう、グーグルマップの経路検索サービスに対応したほか、効果的・効率的な発売所運営を図るため、市役所前発売所と堤橋発売所を統合し、NTT青森支店前発売所として開設するなど、新たな取り組みを進めました。今後におきましても、公共交通機関としての使命をより一層果たすべく、市のまちづくり施策と連携し、経営改善の取り組みに挑戦してまいります。  それでは、平成30年度決算の概要について御説明申し上げます。  事業の概況につきましては、利用者ニーズに沿ったダイヤ編成を行うなど効率的な運行に努めるとともに、平成30年10月から5路線、6ダイヤで実験運行を実施し、路線数は40路線、147ダイヤでの運行を行いました。また、障害者や高齢者などのバスの乗降に不安を抱える方々が安全・快適にバスを利用できるよう、老朽化したバス車両の更新に合わせ、バリアフリー対応の大型ノンステップバス8両を購入したほか、バス利用者を雨風や雪から守るため、バスまち空間向上事業として、待合所の整備・改修や外国人観光客受け入れ強化のための多言語バス停標識の整備を行いました。輸送実績でありますが、総走行キロ数は、前年度に比較し1万1344.7キロメートル増の392万477.6キロメートルで、輸送人員は、前年度に比較し6万4298人減の738万1682人となりました。  次に、財政状況について御説明いたします。  事業収益は、冬期間の輸送人員の減などに伴う乗車料収入の減少のほか、不採算路線を維持するための市からの繰入金である生活路線維持負担金が減少したことなどから、前年度に比較し1億8331万余円減の22億5437万余円となりました。一方、事業費用は、燃料費や修繕費などが増加したことにより、前年度に比較し1223万余円増の23億1409万余円となりました。その結果、5971万余円の当年度純損失を計上することとなりました。  それでは、この内容を損益計算書によって御説明いたします。  まず、営業収益は18億2296万余円、これに対する営業費用は22億8980万余円となり、差し引き営業損失は4億6684万余円となりました。これに営業外収益3億2233万余円を加え、営業外費用2428万余円を差し引いた経常損失は1億6879万余円となりました。また、これに特別利益1億907万余円を加えた当年度純損失は5971万余円となりました。この結果、前年度繰越欠損金20億3870万余円に、当年度純損失を加えた平成30年度未処理欠損金は20億9842万余円となりました。  次に、貸借対照表について御説明いたします。  資産の部といたしましては、固定資産及び流動資産を合わせた資産合計は25億4329万余円となりました。負債の部といたしましては、固定負債流動負債及び繰り延べ収益を合わせた負債合計は32億2777万余円となりました。資本の部といたしましては、資本金及び剰余金を合わせた資本合計はマイナス6億8448万余円となり、負債資本合計は25億4329万余円となりました。なお、平成30年度は、資金不足比率が2.6%発生いたしました。  以上が平成30年度青森自動車運送事業会計決算の概要でございます。  バス事業につきましては、今後も厳しい経営環境が続くことが懸念されますことから、交通部の使命であります輸送の安全確保を徹底しつつ、安全・安心・快適に利用できる市民の足としての役割を果たしていくため、経営改善計画を着実に実行し、さらなる経営努力を行ってまいります。  以上、平成30年度青森水道事業会計剰余金の処分及び同会計決算並びに青森市自動車運送事業会計決算の概要について御説明申し上げましたが、慎重御審議の上、御議決及び御認定を賜りますようお願い申し上げます。           ────────────────────────── 日程第31 報告第14号 継続費精算報告について ~ 日程第42 報告第25号 専決処分の報告について 日程第43 青市教委総報告第1号 令和元年度青森市教育委員会事務の管理及び執行の状況の点検及び                 評価報告書 日程第44 青市監報告第203号 定期監査報告 ~ 日程第46 青市監報告第205号 例月出納検査報告(企業会計分) 14 ◯議長長谷川章悦君) 日程第31報告第14号「継続費精算報告について」から日程第46青市監報告第205号「例月出納検査報告」までの計16件については、配付いたしております報告書のとおり報告がありました。           ────────────────────────── 15 ◯議長長谷川章悦君) 以上で本日の日程は全部終了いたしました。           ──────────────────────────  休会について 16 ◯議長長谷川章悦君) お諮りいたします。  議案熟考のため、8月30日から9月3日までの5日間休会いたしたいと思います。  これに御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 17 ◯議長長谷川章悦君) 御異議なしと認めます。よって、8月30日から9月3日までの5日間休会することに決しました。  来る9月4日は午前10時会議を開きます。           ──────────────────────────  散 会 18 ◯議長長谷川章悦君) 本日はこれにて散会いたします。   午前10時48分散会 TOP▲ ©2005Aomori City Assembly. All Rights Reserved. 青森市議会ホームページ │ 青森市ホームページ...