青森市議会 2019-03-22
平成31年第1回定例会(第7号) 本文 2019-03-22
本
委員会は3月7日に開催し、
今期定例会において付託されました
議案6件について
審査いたしました。
初めに、
議案第70号「
青森市
幼稚園型、
保育所型及び
地方裁量型認定こども園の認定の要件を定める
条例の制定について」、
議案第73号「
青森市
養護老人ホームの設備及び運営に関する基準を定める
条例の一部を改正する
条例の制定について」及び
議案第75号「
青森市
介護医療院の人員、施設及び設備並びに運営に関する基準を定める
条例の一部を改正する
条例の制定について」の計3件についてでありますが、各案件については、いずれも
全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決しました。
次に、
議案第76号「
青森市
健康増進センター条例及び
青森市
市民センター条例の一部を改正する
条例の制定について」、
議案第77号「
青森市
急病センター条例の一部を改正する
条例の制定について」及び
議案第78号「
青森市
病院料金及び
手数料条例の一部を改正する
条例の制定について」の計3件についてでありますが、各案件については、いずれも
起立採決の結果、
賛成多数をもって原案のとおり可決すべきものと決しました。
以上が
審査の経過と結果でありますが、
審査の過程における主なる
質疑応答等については、配付いたしております
委員長報告書のとおりであります。
以上をもって本
委員会の
報告を終わります。
35
◯議長(
長谷川章悦君) ただいまの
委員長報告に対する質疑に入ります。
御質疑ありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
36
◯議長(
長谷川章悦君) 質疑ないものと認めます。
討論については通告がありませんでした。
これより採決いたします。
各案件については、
委員長報告のとおり決することに御
異議ありませんか。
〔「
異議なし」「
異議あり」と呼ぶ者あり〕
37
◯議長(
長谷川章悦君) 10番
山脇智議員、何号に御
異議がありますか。
38 ◯10番(
山脇智君)
議案第76号、
議案第77号、
議案第78号に
異議があります。
39
◯議長(
長谷川章悦君) まず、ただいまの
委員長報告中、
議案第76号について御
異議がありますので、
起立により採決いたします。
議案第76号については、
委員長報告のとおり可決と決することに
賛成の諸君の
起立を求めます。
〔
賛成者起立〕
40
◯議長(
長谷川章悦君)
起立多数であります。よって、
議案第76号については
委員長報告のとおり可決と決しました。
次に、ただいまの
委員長報告中、
議案第77号についても御
異議がありますので、
起立により採決いたします。
議案第77号については、
委員長報告のとおり可決と決することに
賛成の諸君の
起立を求めます。
〔
賛成者起立〕
41
◯議長(
長谷川章悦君)
起立多数であります。よって、
議案第77号については
委員長報告のとおり可決と決しました。
次に、ただいまの
委員長報告中、
議案第78号についても御
異議がありますので、
起立により採決いたします。
議案第78号については、
委員長報告のとおり可決と決することに
賛成の諸君の
起立を求めます。
〔
賛成者起立〕
42
◯議長(
長谷川章悦君)
起立多数であります。よって、
議案第78号については
委員長報告のとおり可決と決しました。
次に、ただいま決定されました案件を除く各案件については、
委員長報告のとおり決することに御
異議ありませんか。
〔「
異議なし」と呼ぶ者あり〕
43
◯議長(
長谷川章悦君) 御
異議なしと認めます。よって、各案件については
委員長報告のとおり決しました。
──────────────────────────
日程第27
議案第1号 平成31年度
青森市一般会計予算 ~
日程第101
議案第92号 平成30年度
青森市病院事業会計補正予算(第4号)
44
◯議長(
長谷川章悦君) 日程第27
議案第1号「平成31年度
青森市一般会計予算」から日程第101
議案第92号「平成30年度
青森市病院事業会計補正予算」まで、計75件を
一括議題といたします。
予算特別
委員長の
報告を求めます。27番藤原浩平議員。
〔議員藤原浩平君登壇〕
45 ◯27番(藤原浩平君) ただいまから予算特別
委員会の
審査の経過と結果について
報告いたします。
まず3月7日、本会議終了後に開催された予算特別
委員会の組織会において
委員長及び副
委員長の互選が行われたところ、私が
委員長に、副
委員長に工藤健委員が選ばれましたので、
報告いたします。
次に、本
委員会は3月11日、3月12日及び3月14日に開催し、
今期定例会において付託されました
議案第1号「平成31年度
青森市一般会計予算」から
議案第69号「平成30年度
青森市本郷財産区特別会計補正予算」まで、
議案第85号「平成31年度
青森市下水道事業特別会計に収入として繰り入れることについて」から
議案第88号「平成30年度
青森市駐車場事業特別会計に収入として繰り入れる額の変更について」まで、
議案第91号「平成30年度
青森市一般会計補正予算」及び
議案第92号「平成30年度
青森市病院事業会計補正予算」の計75件を
一括議題として
審査いたしました。
また、採決については、初めに、
議案第53号「平成30年度
青森市一般会計補正予算」から
議案第69号「平成30年度
青森市本郷財産区特別会計補正予算」まで、
議案第91号「平成30年度
青森市一般会計補正予算」及び
議案第92号「平成30年度
青森市病院事業会計補正予算」の計19件を一括して諮ったところ、
議案第54号については、
起立採決の結果、
賛成多数をもって原案のとおり可決すべきものと決し、
議案第54号を除く各案件については、いずれも
全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決しました。
次に、
議案第88号「平成30年度
青森市駐車場事業特別会計に収入として繰り入れる額の変更について」を諮ったところ、
全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決しました。
次に、
議案第1号「平成31年度
青森市一般会計予算」から
議案第52号「平成31年度
青森市郷山前財産区特別会計予算」までの計52件を一括して諮ったところ、
議案第1号、
議案第2号、
議案第5号及び
議案第12号から
議案第14号までの計6件については、
起立採決の結果、
賛成多数をもって原案のとおり可決すべきものと決し、
議案第1号、
議案第2号、
議案第5号及び
議案第12号から
議案第14号までの計6件を除く各案件については、いずれも
全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決しました。
最後に、
議案第85号「平成31年度
青森市下水道事業特別会計に収入として繰り入れることについて」から
議案第87号「平成31年度
青森市駐車場事業特別会計に収入として繰り入れることについて」までの計3件を一括して諮ったところ、
全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決しました。
以上が
審査の経過と結果でありますが、
審査の過程における主なる
質疑応答等は、配付いたしております
委員長報告書のとおりであります。
以上をもって本
委員会の
報告を終わります。
46
◯議長(
長谷川章悦君) ただいまの
委員長報告に対する質疑に入ります。
御質疑ありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
47
◯議長(
長谷川章悦君) 質疑ないものと認めます。
これより討論に入ります。
討論の通告がありますので、発言を許します。
10番
山脇智議員。
〔議員
山脇智君登壇〕(拍手)
48 ◯10番(
山脇智君) おはようございます。(「おはようございます」と呼ぶ者あり)日本共産党の
山脇智です。予算特別
委員長報告中、
議案第1号「平成31年度
青森市一般会計予算」、
議案第2号「平成31年度
青森市競輪事業特別会計予算」、
議案第5号「平成31年度
青森市下水道事業特別会計予算」、
議案第12号「平成31年度
青森市病院事業会計予算」、
議案第13号「平成31年度
青森市水道事業会計予算」、
議案第14号「平成31年度
青森市自動車運送事業会計予算」及び
議案第54号「平成30年度
青森市競輪事業特別会計補正予算」に反対の立場から討論します。
一般会計予算についてですが、反対の理由は2点、10月に予定されている
消費税の増税がそのまま公共施設利用料金などに転嫁されていることと、
青森操車場跡地に関連する予算について、2025年までにアリーナを建設することが前提になっていることです。
土地開発公社の土地を市が保有することについては、利息負担の大幅な軽減につながることから反対するものではありませんが、アリーナ建設を前提とする必要はないと私は思います。なぜなら、アリーナ建設が含まれなくても、
青森操車場跡地利用計画(案)には、防災拠点、公共施設の建設、駅の設置などが計画されており、操車場跡地の活用という理由づけで土地を購入することは可能だと考えるものです。
さらに、操車場跡地については、交通のための道路整備などにどれだけの予算が必要となるのか、全く不透明な状況です。そもそも安全上の観点から交通が不便な場所につくられた操車場跡地の交通アクセスの環境を整えることがいかに大変かは、既に多くの議員から指摘がなされているところです。周辺環境が大きく変わることに地域住民から不安の声も出される中にあって、操車場跡地に関する説明会や勉強会の対象がいまだに町会長のみと限定されていることも大きな問題だと思います。
以上の理由から、アリーナ建設を前提とする一般会計予算には反対します。
次に、水道事業会計、下水道事業特別会計、市民病院事業会計、自動車運送事業会計は、いずれも市民生活に直結する事業の会計ですが、10月1日の
消費税増税を前提とし、料金の引き上げが提案されています。
確かに公営事業については、国に
消費税を納付しなければならないことから、
条例改正の必要性はありますが、それをそのまま市民の負担に転嫁してよいのかは疑問があります。例えば水道はライフラインとして必要不可欠なものです。過去に
消費税が8%に引き上げられた際、中核市41市中11市は
消費税増税分、本体価格を引き下げて、市民に増税が転嫁されない措置をとりました。10月に
消費税が増税された場合でも、地方財政に資する使い道のある
地方消費税の交付額も増額されることと、そして、水道事業の黒字分において、増税分を市で負担できないかの検討はなされる必要性があったと思いますが、予算特別
委員会の答弁を聞く限りでは、検討はなかったようです。
市民病院事業では、
消費税増税分のみならず、証明書の交付手数料や利用料金が大幅に引き上げられていることも問題です。適正化の観点から、県立中央病院の手数料に合わせるとのことですが、大幅な負担増にもかかわらず、一つ一つの料金の引き上げについて、福祉の観点からの検討も行われず、一律に県病に料金を合わせることが果たして適正化につながるのでしょうか。しかも、
消費税増税に合わせた引き上げは便乗値上げに当たると私は思います。
内閣府が設置した
消費税価格転嫁等総合相談センターの応答事例の便乗値上げ等価格設定に関する相談によれば、近接したタイミングで生じた別の要因への対応は便乗値上げではないとしていますが、今回の平成7年以来の料金の大幅な改定を
消費税増税に合わせて行うことは便乗値上げに当たると思います。
交通事業についても、市民の最も身近な公共交通であるバス料金が引き上げられることについて、慎重な検討が必要と考えるものです。
いずれにしても、一斉地方選挙、参議院選挙の結果次第では、
消費税増税を中止させることもできるとの立場からも、今回の
消費税増税分を市民に転嫁する公営事業会計に反対します。
最後に、競輪事業特別会計についてですが、本市だけでなく全国的に見ても、公営ギャンブルの売り上げは年々縮小傾向にあるのが現状です。さらに、施設の老朽化も進む中にあって、維持や修繕に将来的に費用が必要となることも予想されます。大幅な売り上げ増などが見込めない中で、事業からは撤退すべきとの理由で反対するものです。
以上をもちまして予算特別
委員長の
報告に対する反対討論を終わります。御清聴ありがとうございました。(拍手)
49
◯議長(
長谷川章悦君) これにて討論を終結いたします。
これより採決いたします。
まず、ただいまの
委員長報告中、
議案第1号について反対討論がありますので、
起立により採決いたします。
議案第1号については、
委員長報告のとおり可決と決することに
賛成の諸君の
起立を求めます。
〔
賛成者起立〕
50
◯議長(
長谷川章悦君)
起立多数であります。よって、
議案第1号については
委員長報告のとおり可決と決しました。
次に、ただいまの
委員長報告中、
議案第2号についても反対討論がありますので、
起立により採決いたします。
議案第2号については、
委員長報告のとおり可決と決することに
賛成の諸君の
起立を求めます。
〔
賛成者起立〕
51
◯議長(
長谷川章悦君)
起立多数であります。よって、
議案第2号については
委員長報告のとおり可決と決しました。
次に、ただいまの
委員長報告中、
議案第5号についても反対討論がありますので、
起立により採決いたします。
議案第5号については、
委員長報告のとおり可決と決することに
賛成の諸君の
起立を求めます。
〔
賛成者起立〕
52
◯議長(
長谷川章悦君)
起立多数であります。よって、
議案第5号については
委員長報告のとおり可決と決しました。
次に、ただいまの
委員長報告中、
議案第12号についても反対討論がありますので、
起立により採決いたします。
議案第12号については、
委員長報告のとおり可決と決することに
賛成の諸君の
起立を求めます。
〔
賛成者起立〕
53
◯議長(
長谷川章悦君)
起立多数であります。よって、
議案第12号については
委員長報告のとおり可決と決しました。
次に、ただいまの
委員長報告中、
議案第13号についても反対討論がありますので、
起立により採決いたします。
議案第13号については、
委員長報告のとおり可決と決することに
賛成の諸君の
起立を求めます。
〔
賛成者起立〕
54
◯議長(
長谷川章悦君)
起立多数であります。よって、
議案第13号については
委員長報告のとおり可決と決しました。
次に、ただいまの
委員長報告中、
議案第14号についても反対討論がありますので、
起立により採決いたします。
議案第14号については、
委員長報告のとおり可決と決することに
賛成の諸君の
起立を求めます。
〔
賛成者起立〕
55
◯議長(
長谷川章悦君)
起立多数であります。よって、
議案第14号については
委員長報告のとおり可決と決しました。
次に、ただいまの
委員長報告中、
議案第54号についても反対討論がありますので、
起立により採決いたします。
議案第54号については、
委員長報告のとおり可決と決することに
賛成の諸君の
起立を求めます。
〔
賛成者起立〕
56
◯議長(
長谷川章悦君)
起立多数であります。よって、
議案第54号については
委員長報告のとおり可決と決しました。
次に、ただいま決定されました案件を除く各案件については、
委員長報告のとおり決することに御
異議ありませんか。
〔「
異議なし」と呼ぶ者あり〕
57
◯議長(
長谷川章悦君) 御
異議なしと認めます。よって、各案件については
委員長報告のとおり決しました。
──────────────────────────
日程第102
議案第93号 平成31年度
青森市一般会計補正予算(第1号)
日程第103
議案第94号 平成30年度
青森市一般会計補正予算(第8号)
58
◯議長(
長谷川章悦君) 日程第102
議案第93号「平成31年度
青森市一般会計補正予算」及び日程第103
議案第94号「平成30年度
青森市一般会計補正予算」の計2件を
一括議題といたします。
提案理由の説明を求めます。小野寺市長。
〔市長小野寺晃彦君登壇〕
59 ◯市長(小野寺晃彦君) おはようございます。(「おはようございます」と呼ぶ者あり)本日追加提出いたしました
議案について、その概要を御説明申し上げます。
まず、
議案第93号「平成31年度
青森市一般会計補正予算」について御説明申し上げます。
今回の補正予算は、国の平成30年度第2次補正予算に係る学校施設環境改善交付金の内定に伴い、これを平成30年度
青森市一般会計補正予算に計上するため、当該事業費を減額するものであります。
歳出の内容についてでありますが、西中学校校舎改築事業については校舎改築工事に要する事業費のうち交付金対象事業分、小柳小学校校舎改築事業については旧校舎の解体工事分、教育環境整備事業については学校トイレ洋式化改修工事分をそれぞれ減額するものであります。
歳入については、歳出補正に連動した減額を行うものであります。
継続費については、国の交付金の内定に伴い、平成30年度からの継続費を設定するため、平成31年度当初予算案において設定した継続費を廃止するものであります。
その結果、18億8501万7000円の減額補正となり、これを減じた平成31年度一般会計予算総額は1283億4898万3000円となります。
次に、
議案第94号「平成30年度
青森市一般会計補正予算」について御説明申し上げます。
歳出の内容についてでありますが、まず、国の平成30年度第2次補正予算に係る学校施設環境改善交付金の内定に伴い、平成31年度予算を前倒しする事業として、先ほど平成31年度一般会計補正予算案で御説明申し上げました西中学校校舎改築事業、小柳小学校校舎改築事業及び教育環境整備事業に要する経費を措置するものであります。
次に、除排雪対策事業については、12月末から1月中旬及び2月上旬から中旬にかけての集中的な降雪により、2月15日に豪雪対策本部を設け、市民生活の安定及び交通の確保のため除排雪に取り組んできたところでありますが、今般、除排雪経費の決算見込みを精査できましたことから、これに基づき、増額するものであります。
歳入については、歳出補正に連動した増額を行うほか、財源調整については、財政調整積立金の繰入金の増額により行うものであります。
継続費及び繰越明許費については、西中学校校舎改築事業等が複数年度にわたるため、それぞれ設定するものであります。
その結果、26億3647万2000円の増額補正となり、これを加えた平成30年度一般会計予算総額は1259億8622万5000円となった次第であります。
以上、
議案の概要を御説明申し上げましたが、慎重御審議の上、御議決を賜りますようお願い申し上げます。
60
◯議長(
長谷川章悦君) これより質疑に入ります。
御質疑ありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
61
◯議長(
長谷川章悦君) 質疑ないものと認めます。
62
◯議長(
長谷川章悦君) お諮りいたします。
ただいま議題となっております
議案第93号及び
議案第94号の計2件については、
委員会の付託を省略したいと思います。
これに御
異議ありませんか。
〔「
異議なし」と呼ぶ者あり〕
63
◯議長(
長谷川章悦君) 御
異議なしと認めます。よって、両案については
委員会の付託を省略することに決しました。
討論については通告がありませんでした。
これより採決いたします。
初めに、
議案第93号について採決いたします。
議案第93号については、原案のとおり決することに御
異議ありませんか。
〔「
異議なし」と呼ぶ者あり〕
64
◯議長(
長谷川章悦君) 御
異議なしと認めます。よって、
議案第93号については原案のとおり可決されました。
次に、
議案第94号について採決いたします。
議案第94号については、原案のとおり決することに御
異議ありませんか。
〔「
異議なし」と呼ぶ者あり〕
65
◯議長(
長谷川章悦君) 御
異議なしと認めます。よって、
議案第94号については原案のとおり可決されました。
──────────────────────────
日程第104 雪対策について ~
日程第107 議会広報広聴について
66
◯議長(
長谷川章悦君) 日程第104「雪対策について」から日程第107「議会広報広聴について」まで、計4件を
一括議題といたします。
各案件については、各特別
委員長から、会議規則第111条の規定により、配付いたしております申出書のとおり、閉会中の
継続審査の申し出があります。
67
◯議長(
長谷川章悦君) お諮りいたします。
各特別
委員長からの申し出のとおり、閉会中の
継続審査に付することに御
異議ありませんか。
〔「
異議なし」と呼ぶ者あり〕
68
◯議長(
長谷川章悦君) 御
異議なしと認めます。よって、各特別
委員長からの申し出のとおり、閉会中の
継続審査に付することに決しました。
──────────────────────────
日程第108
議案第95号 教育長の任命について
69
◯議長(
長谷川章悦君) 日程第108
議案第95号「教育長の任命について」を議題といたします。
提案理由の説明を求めます。小野寺市長。
〔市長小野寺晃彦君登壇〕
70 ◯市長(小野寺晃彦君)
議案第95号について御説明申し上げます。
平成28年第2回定例会において御同意をいただき任命いたしました教育長成田一二三氏は、来る平成31年6月2日をもって任期が満了となります。そこで、この後任について慎重に検討した結果、同氏が適任と認められますので、再任いたしたいと存じます。
何とぞ御同意を賜りますようお願い申し上げます。
なお、同氏の経歴については、お手元の資料のとおりであります。
71
◯議長(
長谷川章悦君) これより質疑に入ります。
御質疑ありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
72
◯議長(
長谷川章悦君) 質疑ないものと認めます。
73
◯議長(
長谷川章悦君) お諮りいたします。
ただいま議題となっております
議案第95号については、
委員会の付託を省略したいと思います。
これに御
異議ありませんか。
〔「
異議なし」と呼ぶ者あり〕
74
◯議長(
長谷川章悦君) 御
異議なしと認めます。よって、
委員会の付託を省略することに決しました。
討論については通告がありませんでした。
75
◯議長(
長谷川章悦君) お諮りいたします。
ただいま議題となっております
議案第95号については、これに同意することに御
異議ありませんか。
〔「
異議なし」と呼ぶ者あり〕
76
◯議長(
長谷川章悦君) 御
異議なしと認めます。よって、本案は同意することに決しました。
──────────────────────────
日程第109
議案第96号 財産区管理委員の選任について
77
◯議長(
長谷川章悦君) 日程第109
議案第96号「財産区管理委員の選任について」を議題といたします。
提案理由の説明を求めます。小野寺市長。
〔市長小野寺晃彦君登壇〕
78 ◯市長(小野寺晃彦君)
議案第96号について御説明申し上げます。
平成27年第1回定例会において御同意をいただき選任いたしました深沢第二(川目平)財産区管理委員加賀谷儀雄氏は、去る平成30年10月22日に御逝去されました。そこで、この後任について慎重に検討した結果、新岡壮太郎氏が適任と認められますので、選任いたしたいと存じます。
また、同じく平成27年第1回定例会において御同意をいただき選任いたしました横内、深沢第一、深沢第二(川目平)、八重菊第一、八重菊第二(萱の茶屋)、幸畑の財産区管理委員計10名の方々は、あす3月23日をもって任期が満了となります。そこで、この後任について慎重に検討した結果、横内財産区管理委員鳴海國雄氏の後任には大川良弘氏が、深沢第二(川目平)財産区管理委員佐藤安年氏の後任には木村勝彦氏が、八重菊第一財産区管理委員上林良夫氏の後任には白鳥冨雄氏が、同じく八重菊第一財産区管理委員八木橋繁人氏の後任には渡邉鉄夫氏が、幸畑財産区管理委員三上浩一氏の後任には木村祐一氏が適任と認められますので、選任することとし、その他の方々については再任いたしたいと存じます。
何とぞ御同意を賜りますようお願い申し上げます。
なお、これらの方々の経歴については、お手元の資料のとおりであります。
79
◯議長(
長谷川章悦君) これより質疑に入ります。
御質疑ありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
80
◯議長(
長谷川章悦君) 質疑ないものと認めます。
81
◯議長(
長谷川章悦君) お諮りいたします。
ただいま議題となっております
議案第96号については、
委員会の付託を省略したいと思います。
これに御
異議ありませんか。
〔「
異議なし」と呼ぶ者あり〕
82
◯議長(
長谷川章悦君) 御
異議なしと認めます。よって、
委員会の付託を省略することに決しました。
討論については通告がありませんでした。
83
◯議長(
長谷川章悦君) お諮りいたします。
ただいま議題となっております
議案第96号については、これに同意することに御
異議ありませんか。
〔「
異議なし」と呼ぶ者あり〕
84
◯議長(
長谷川章悦君) 御
異議なしと認めます。よって、本案は同意することに決しました。
──────────────────────────
日程第110
議案第97号 人権擁護委員候補者の推薦について
85
◯議長(
長谷川章悦君) 日程第110
議案第97号「人権擁護委員候補者の推薦について」を議題といたします。
提案理由の説明を求めます。小野寺市長。
〔市長小野寺晃彦君登壇〕
86 ◯市長(小野寺晃彦君)
議案第97号について御説明申し上げます。
平成28年第1回定例会において御同意をいただき推薦いたしました人権擁護委員三上美紀子氏、三浦国男氏、工藤美智子氏は、来る平成31年6月30日をもって任期が満了となります。そこで、この後任について慎重に検討した結果、三浦国男氏の後任には阿部哲氏が適任と認められますので、推薦することとし、その他の方々については再任とし、それぞれ推薦いたしたいと存じます。
何とぞ御同意を賜りますようお願い申し上げます。
なお、これらの方々の経歴については、お手元の資料のとおりであります。
87
◯議長(
長谷川章悦君) これより質疑に入ります。
御質疑ありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
88
◯議長(
長谷川章悦君) 質疑ないものと認めます。
89
◯議長(
長谷川章悦君) お諮りいたします。
ただいま議題となっております
議案第97号については、
委員会の付託を省略したいと思います。
これに御
異議ありませんか。
〔「
異議なし」と呼ぶ者あり〕
90
◯議長(
長谷川章悦君) 御
異議なしと認めます。よって、
委員会の付託を省略することに決しました。
討論については通告がありませんでした。
91
◯議長(
長谷川章悦君) お諮りいたします。
ただいま議題となっております
議案第97号については、これに同意することに御
異議ありませんか。
〔「
異議なし」と呼ぶ者あり〕
92
◯議長(
長谷川章悦君) 御
異議なしと認めます。よって、本案は同意することに決しました。
──────────────────────────
日程第111 議員提出
議案第1号 沖縄
県民の民意を政府が尊重することを求める決議
93
◯議長(
長谷川章悦君) 日程第111議員提出
議案第1号「沖縄
県民の民意を政府が尊重することを求める決議」を議題といたします。
94
◯議長(
長谷川章悦君) お諮りいたします。
ただいま議題となっております議員提出
議案第1号については、提案理由の説明及び
委員会の付託を省略したいと思います。
これに御
異議ありませんか。
〔「
異議なし」と呼ぶ者あり〕
95
◯議長(
長谷川章悦君) 御
異議なしと認めます。よって、提案理由の説明及び
委員会の付託を省略することに決しました。
これより質疑に入ります。
御質疑ありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
96
◯議長(
長谷川章悦君) 質疑ないものと認めます。
これより討論に入ります。
討論の通告がありますので、発言を許します。
27番藤原浩平議員。
〔議員藤原浩平君登壇〕(拍手)
97 ◯27番(藤原浩平君) 日本共産党の藤原浩平です。議員提出
議案第1号「沖縄
県民の民意を政府が尊重することを求める決議」案について、
賛成の立場で討論します。
沖縄県の米海兵隊普天間基地──宜野湾市──にかわる新基地建設をめぐり、名護市辺野古沿岸の埋め立ての賛否を問う
県民投票が2月24日に投開票されました。反対が7割強に及び、玉城デニー氏が昨年9月の県知事選挙で獲得した史上最多の票も大きく超えるという歴史的な結果です。
県民の埋め立て反対の民意は動かしがたい確固たるものです。安倍政権は辺野古新基地建設のための埋め立てを直ちに中止するべきです。
新基地建設について、
県民はこれまで知事選や国政選挙などで重ねて反対の意思を表明してきました。今回は、新基地建設での埋め立ての是非という単独の論点で
県民の民意が初めて問われ、辺野古ノーの結果が明確に示されました。しかも、県内41市町村全てで反対が
賛成を大差で上回りました。普天間基地を抱える宜野湾市でも、新基地建設先の名護市でも、昨年の市長選では自民党が推す候補が当選しましたが、今回は両市とも反対が圧倒的多数を占めました。新基地反対は文字どおりオール沖縄の意思です。首相が
県民投票の結果を受けてもなお新基地建設に固執していることは許されません。普天間基地が固定化され、危険なまま置き去りにされることは絶対に避けなければならないというのが口実ですが、この間、辺野古への固執こそ普天間固定化につながることが明らかになっています。
防衛省沖縄防衛局は、沖縄県が辺野古埋め立ての承認を撤回したことについて、違法・不当な不服
審査請求を行っています。これに対し県は2月20日、意見書を提出しました。それによると、沖縄防衛局が提出した調査
報告書には、辺野古東側の大浦湾に存在する軟弱地盤の改良工事に関し、次のような重大な内容が示されています。地盤改良面積は大浦湾側の埋立区域の約6割に上る。地盤改良のために打ち込む7万7000本の砂ぐいに必要な砂の量は東京ドーム約5.25個分に相当する。地盤改良の深度は、埋立部とそれを囲む護岸部とも海面下70メートルで、作業船の施工限界に達する。粘性土の地盤は最深90メートルになるが、その対策の記載がないなどです。
県の意見書は、地盤改良に必要な砂の量は沖縄県内の砂利採取量の数年分に当たることや、改良工事前に大浦湾のサンゴ類7万4000群体の移植が必要になることなどを指摘し、途方もない年月を要することになると強調しています。普天間基地返還を口実にした辺野古新基地建設への固執は、まさに事実上の普天間固定化にほかならないのです。
菅官房長官は、デニー知事には辺野古新基地にかわる具体策がないと非難しています。しかし、昨年急逝したオール沖縄の代表、翁長前知事は、普天間基地は
県民の土地の強制収容でつくられたものであり、返してほしいなら辺野古という新しい土地を差し出せ、それが嫌なら代替案を示せというのは日本の政治の堕落だと強く批判してきました。
普天間基地返還は、辺野古移設という条件つきでは不可能です。
県民投票で示された民意を受けとめ、無条件撤去を求めて、米国と交渉することこそ返還の早道です。
以上申し上げ、
賛成討論といたします。御賛同くださいますよう、よろしくお願い申し上げます。お聞きくださいましてありがとうございました。(拍手)
98
◯議長(
長谷川章悦君) これにて討論を終結いたします。
これより採決いたします。
議員提出
議案第1号については、原案のとおり決することに御
異議ありませんか。
〔「
異議なし」「
異議あり」と呼ぶ者あり〕
99
◯議長(
長谷川章悦君) 御
異議がありますので、
起立により採決いたします。
議員提出
議案第1号については、原案のとおり決することに
賛成の諸君の
起立を求めます。
〔
賛成者起立〕
100
◯議長(
長谷川章悦君)
起立少数であります。よって、本案は否決されました。
──────────────────────────
日程第112 議員提出
議案第2号 最低賃金の改善と中小企業支援の拡充を求める意見書
101
◯議長(
長谷川章悦君) 日程第112議員提出
議案第2号「最低賃金の改善と中小企業支援の拡充を求める意見書」を議題といたします。
102
◯議長(
長谷川章悦君) お諮りいたします。
ただいま議題となっております議員提出
議案第2号については、提案理由の説明及び
委員会の付託を省略したいと思います。
これに御
異議ありませんか。
〔「
異議なし」と呼ぶ者あり〕
103
◯議長(
長谷川章悦君) 御
異議なしと認めます。よって、提案理由の説明及び
委員会の付託を省略することに決しました。
これより質疑に入ります。
御質疑ありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
104
◯議長(
長谷川章悦君) 質疑ないものと認めます。
これより討論に入ります。
討論の通告がありますので、発言を許します。
1番赤平勇人議員。
〔議員赤平勇人君登壇〕(拍手)
105 ◯1番(赤平勇人君) 日本共産党の赤平勇人です。議員提出
議案第2号「最低賃金の改善と中小企業支援の拡充を求める意見書」に
賛成の立場から討論を行います。
現在、
青森県の地域別最低賃金は時給762円と、全国で下から2番目の水準となっています。今や全労働者の4割が非正規労働者と言われている中で、若者からは、
青森は給料が低過ぎる、とてもじゃないけれども暮らしていける賃金ではないといった声が上がっています。
全労連が2016年に行った最低生計費調査では、25歳の単身者が賃貸ワンルームマンションに居住して、普通の生活を送るのに必要な最低生計費は月額税込みで21万6083円です。これを1日の労働時間が8時間、年間255日勤務の場合の月労働時間173.8時間に換算すると時給1243円です。普通の暮らしに必要な賃金と現実の賃金には余りにも開きがあります。
こうした事実は政府自身も認め始めています。3月15日の参議院予算
委員会での日本共産党の山添拓議員の、現在の最低賃金額が生計費を満たしていない、こういう認識はあるのかという質問に対して、根本厚生労働大臣も、現在の最低賃金額が必要な生活費を満たしていないとの認識を示しました。
最低賃金法には、目的として、「この法律は、賃金の低廉な労働者について、賃金の最低額を保障することにより、労働条件の改善を図り、もつて、労働者の生活の安定、労働力の質的向上及び事業の公正な競争の確保に資するとともに、国民経済の健全な発展に寄与することを目的とする」とあります。働き方の問題が大きく取り沙汰されている中で、時給が低いために、体を壊してまでも働かなくてはいけない、結果、仕事の質も悪くなり、悪循環も生まれるという人も少なくありません。労働者の生活を安定させ、労働者のやりがい、モチベーションを維持し、労働力の質的向上を図るためには、最低賃金を大幅に引き上げることが必要です。
また、先ほど述べた最低生計費調査では、例えばさいたま市在住で都市部勤務の25歳男性の最低生計費は税込みで23万3801円、時給1345円と首都圏と地方との差はないことも明らかになりました。
青森の労働者が
青森でやりがいを持って働けるようにすること、人口流出にブレーキをかけるためにも、全国一律の最低賃金制度が必要です。
こうした最低賃金の大幅な引き上げをするためには、意見書の中にもあるように、例えば中小企業の社会保険料負担の軽減などの中小企業への支援を政府の責任で行うことも必要不可欠です。
今、国の景気対策に必要なことは、働く人を元気にすることだと思います。
消費税が8%に上がって以降、実質家計消費も冷え込み続けている中、労働者の賃上げを行い、元気にしてこそ、経済の好循環をすることができると考えます。また、こうした対策は、例えば過去最高額を更新し続けている大企業の内部留保のほんの一部を活用することで実現は可能です。
働く人が普通に暮らせるだけの賃金を確保するために、多くの議員の御賛同を呼びかけまして、私の討論といたします。御清聴ありがとうございました。(拍手)
106
◯議長(
長谷川章悦君) これにて討論を終結いたします。
これより採決いたします。
議員提出
議案第2号については、原案のとおり決することに御
異議ありませんか。
〔「
異議なし」「
異議あり」と呼ぶ者あり〕
107
◯議長(
長谷川章悦君) 御
異議がありますので、
起立により採決いたします。
議員提出
議案第2号については、原案のとおり決することに
賛成の諸君の
起立を求めます。
〔
賛成者起立〕
108
◯議長(
長谷川章悦君)
起立少数であります。よって、本案は否決されました。
──────────────────────────
日程第113 議員提出
議案第3号 全国知事会の「米軍基地に関する提言」の趣旨に基づいて、地方自治
の根幹を脅かす日米地位協定の見直しを求める意見書
109
◯議長(
長谷川章悦君) 日程第113議員提出
議案第3号「全国知事会の『米軍基地に関する提言』の趣旨に基づいて、地方自治の根幹を脅かす日米地位協定の見直しを求める意見書」を議題といたします。
110
◯議長(
長谷川章悦君) お諮りいたします。
ただいま議題となっております議員提出
議案第3号については、提案理由の説明及び
委員会の付託を省略したいと思います。
これに御
異議ありませんか。
〔「
異議なし」と呼ぶ者あり〕
111
◯議長(
長谷川章悦君) 御
異議なしと認めます。よって、提案理由の説明及び
委員会の付託を省略することに決しました。
これより質疑に入ります。
御質疑ありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
112
◯議長(
長谷川章悦君) 質疑ないものと認めます。
これより討論に入ります。
討論の通告がありますので、発言を許します。
19番村川みどり議員。
〔議員村川みどり君登壇〕(拍手)
113 ◯19番(村川みどり君) 日本共産党の村川みどりです。議員提出
議案第3号「全国知事会の『米軍基地に関する提言』の趣旨に基づいて、地方自治の根幹を脅かす日米地位協定の見直しを求める意見書」に
賛成の立場から討論を行います。
2018年7月27日、札幌市で開かれた全国知事会は、日米地位協定の抜本的見直しを求める提言を全会一致で採択しました。これまで、米軍基地を抱える15の都道府県知事でつくる渉外知事会は、再三にわたって日米地位協定の見直しを提言していましたが、抜本的な見直しを全国知事会が決定し、安倍内閣に提出したのは初めてのことです。
地位協定の抜本的見直しが採択された背景には、沖縄を初め全国各地で米軍基地の大増強が強行され、米軍の傍若無人の軍事行動が拡大する中、基地負担と基地被害に苦しむ住民と地方自治体の苦難が頂点に達していることがあります。その中でも全国知事会は、オスプレイ配備時に、自治体や国民の不安が払拭されていない状況が続いていることを再認識すべきであるとし、安倍内閣の姿勢を厳しく指摘してきました。オスプレイの配備と低空飛行訓練は、墜落事故の危険を全国に広げるものとなっています。
1991年には奈良県十津川で、米軍機が低空飛行訓練中、材木を運び出すケーブルを切断する事故を起こしました。1994年には高知県早明浦ダムに米空母艦載機が墜落する事故を起こしました。米軍機の低空飛行訓練は、戦争の際、米軍が敵国のレーダーをかいくぐって攻撃、爆撃するための訓練です。戦争のための訓練に国民の命が危険にさらされるのはもってのほかです。
オスプレイは世界で最悪の欠陥機と言われ、米国内では、空飛ぶ棺おけ、未亡人製造機と呼ばれました。多くの若い米軍人の命を奪ったからです。オートローテーションというヘリコプターに義務づけられた安全装置がないことも指摘されています。このような欠陥機が日本で飛び回ることができるのも、日米地位協定に基づく航空特例法の特権によって保障されているからにほかなりません。
また、米軍基地の飛行訓練による爆音被害の解消も重要な課題です。日米地位協定は、米軍によってもたらされる深刻な爆音に対する対策について、何らの取り決めもありません。米軍機による爆音が野放しになっているのです。さらに、爆音被害訴訟で被害が確定した判決では、住民に対し、横田訴訟が49億円、厚木訴訟が55億円の賠償金の支払いを命じられています。ところが、米軍は賠償金を1円も払っていません。日本政府が全額立てかえ払いをしているのです。アメリカ政府は、米軍基地はそもそも日本政府が米軍に提供したものであり、通常の軍事行動によって生じる騒音は、提供者である日本政府が払うべきという見解なのです。こんなでたらめな主張を認めていいのでしょうか。このような植民地のような実態をいつまでも放置しておいていいのでしょうか。
今、全国知事会の提言を受け、7道県33市町村で抜本的見直しの意見書が採択されています。さらに、与党・自民党の中では地位協定改定議連が結成され、現防衛大臣の岩屋毅氏は、改定案を政権与党の側から提出するところに意義がある、多くの議員のお力添えで改定を実現したいとまで語っています。地位協定見直しに向け、保守、革新の垣根を超えた運動が高まっています。
青森市議会からもこの波をさらに広げ、国民の暮らしと安全・平和を守るために力を合わせることを呼びかけます。議員各位の御賛同をお願い申し上げ、
賛成討論といたします。御清聴ありがとうございました。(拍手)
114
◯議長(
長谷川章悦君) これにて討論を終結いたします。
これより採決いたします。
議員提出
議案第3号については、原案のとおり決することに御
異議ありませんか。
〔「
異議なし」「
異議あり」と呼ぶ者あり〕
115
◯議長(
長谷川章悦君) 御
異議がありますので、
起立により採決いたします。
議員提出
議案第3号については、原案のとおり決することに
賛成の諸君の
起立を求めます。
〔
賛成者起立〕
116
◯議長(
長谷川章悦君)
起立少数であります。よって、本案は否決されました。
──────────────────────────
日程第114 議員提出
議案第4号 治安維持法犠牲者国家賠償法(仮称)の制定を求める意見書
117
◯議長(
長谷川章悦君) 日程第114議員提出
議案第4号「治安維持法犠牲者国家賠償法(仮称)の制定を求める意見書」を議題といたします。
118
◯議長(
長谷川章悦君) お諮りいたします。
ただいま議題となっております議員提出
議案第4号については、提案理由の説明及び
委員会の付託を省略したいと思います。
これに御
異議ありませんか。
〔「
異議なし」と呼ぶ者あり〕
119
◯議長(
長谷川章悦君) 御
異議なしと認めます。よって、提案理由の説明及び
委員会の付託を省略することに決しました。
これより質疑に入ります。
御質疑ありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
120
◯議長(
長谷川章悦君) 質疑ないものと認めます。
これより討論に入ります。
討論の通告がありますので、発言を許します。
9番万徳なお子議員。
〔議員万徳なお子君登壇〕(拍手)
121 ◯9番(万徳なお子君) 日本共産党の万徳なお子です。議員提出
議案第4号「治安維持法犠牲者国家賠償法(仮称)の制定を求める意見書」に
賛成の立場で討論します。
NHKは昨年8月、「自由はこうして奪われた~治安維持法 10万人の記録~」という番組を放送しました。番組は、治安維持法による弾圧の実態に迫ったものです。治安維持法による検挙者の総数は、国内で6万8332人、朝鮮、満州など植民地と合わせると10万1654人。治安維持法が制定された1925年からしばらくは国内の検挙者が年に10人程度だったものが、ピークの年は1933年で1万4622人。この年の2月に「蟹工船」を書いた小説家小林多喜二は虐殺されました。そして、日本はファシズムと戦争の道へと突き進んでいきました。番組では、治安維持法で弾圧された北海道の画家、松本五郎さんを初め、多くの被害者、遺族が体験を語りました。松本さんは、師範学校の美術部長だったとき、農民の生活と労働を描く絵が共産主義の宣伝をしていると難癖をつけられ、検挙されました。松本さんは、当時の絵を見せながら、これが共産主義の宣伝に見えますかと現在も各地でみずからの体験を講演しているそうです。
治安維持法の国内検挙者のうち、共産党員は3.4%にすぎませんでした。1928年に目的遂行罪が導入されたからです。また、このとき、最高刑が死刑に引き上げられました。当初、共産党弾圧のためにつくられた治安維持法が、結局は共産党とは関係ない普通の人々を弾圧するために猛威を振るい、国民全体を国体の名のもとで圧迫し、戦争への道に導きました。治安維持法の犠牲者には、社会民主主義者もいれば、宗教者もいれば、学者、文化人、演劇人、教育者、工場で働いていた労働者も農民もいました。10万人を超える人々が特高警察に引っ張られ、拷問され、暴力を受けました。
治安維持法犠牲者国家賠償要求同盟
青森県本部は、犠牲者295人の名簿のリストアップを行い、そのうち53人の詳細を機関紙に掲載しています。黒石出身で日本児童文学者協会長についた秋田雨雀さんもその一人です。1940年──昭和15年、新協劇団の総検挙で警察に留置されました。また、
青森市新町に生まれた平沢鉄男さんは、
青森市立商業高校卒業後、労働組合を組織し、その後、
青森市で最初の消費組合をつくった方です。小作農民の争議の支援に駆けつけ、しばしば検挙され、昭和10年、特高の一斉検挙で約4カ月投獄されました。このように県内でも多くの犠牲者が出たのです。
二度と暗黒政治を繰り返してはなりません。安倍政権が強行した共謀罪も、犯罪の共謀を取り締まると言いつつ、実際には市民運動や労働運動の取り締まりに使われる危険があります。自由と民主主義を守り、維持し、発展させるために、ぜひとも犠牲者への謝罪と賠償を求める本意見書の採択に御賛同をお願い申し上げ、
賛成討論といたします。ありがとうございました。(拍手)
122
◯議長(
長谷川章悦君) これにて討論を終結いたします。
これより採決いたします。
議員提出
議案第4号については、原案のとおり決することに御
異議ありませんか。
〔「
異議なし」「
異議あり」と呼ぶ者あり〕
123
◯議長(
長谷川章悦君) 御
異議がありますので、
起立により採決いたします。
議員提出
議案第4号については、原案のとおり決することに
賛成の諸君の
起立を求めます。
〔
賛成者起立〕
124
◯議長(
長谷川章悦君)
起立少数であります。よって、本案は否決されました。
──────────────────────────
日程第115 議員提出
議案第5号 若い人も高齢者も安心できる年金を求める意見書
125
◯議長(
長谷川章悦君) 日程第115議員提出
議案第5号「若い人も高齢者も安心できる年金を求める意見書」を議題といたします。
126
◯議長(
長谷川章悦君) お諮りいたします。
ただいま議題となっております議員提出
議案第5号については、提案理由の説明及び
委員会の付託を省略したいと思います。
これに御
異議ありませんか。
〔「
異議なし」と呼ぶ者あり〕
127
◯議長(
長谷川章悦君) 御
異議なしと認めます。よって、提案理由の説明及び
委員会の付託を省略することに決しました。
これより質疑に入ります。
御質疑ありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
128
◯議長(
長谷川章悦君) 質疑ないものと認めます。
これより討論に入ります。
討論の通告がありますので、発言を許します。
18番
天内慎也議員。
〔
議員天内慎也君登壇〕(拍手)
129 ◯18番(
天内慎也君) 日本共産党の
天内慎也です。議員提出
議案第5号「若い人も高齢者も安心できる年金を求める意見書」に
賛成の立場から討論を行います。
今、65歳以上の高齢者は有権者の3人に1人、唯一の収入源である年金が引き下げられていく中で、生活そのものが成り立たなくなっています。老齢基礎年金だけの人は約700万人、その年金額は月平均約5万円で、高齢者の大半は低年金者です。この年金も毎年引き下げられており、これでは生活できないのは当たり前です。
政府はこの間、マクロ経済スライドを導入し、一言で言えば、物価が上がっても年金を目減りさせる、つまり、年金の実質的な価値を下げることにほかなりません。政府の言い分は、年金の持続可能性のためにマクロ経済スライドの必要性を強調しますが、今の年金を下げれば、将来、高い年金が受け取れるというものでもありません。年金受給資格要件が25年から10年に短縮されたことは評価できますが、年金支給年齢の引き下げ、年金カット法と言われる年金を引き下げるための年金改定ルールの変更など、年金生活者にとっては、より苦しくなるばかりです。その上、介護保険料や利用料の引き上げ、
消費税増税で生活苦に拍車がかかっています。
本意見書は、こうした年金生活者の生活実態に基づき、年金そのものの底上げを行うために、最低年金保障制度の創設や、マクロ経済スライドの廃止、年金隔月支給を改め、毎月支給にすること、これ以上の支給年齢の引き上げは行わないことなどを求めているものです。最低年金保障制度については、各党によって議論があるようですが、意見書の趣旨にあるように、国の責任で、若い人も高齢者も安心できる年金制度の確立を求めておりますので、御賛同いただくようお願いを申し上げ、
賛成討論といたします。御清聴ありがとうございました。(拍手)
130
◯議長(
長谷川章悦君) これにて討論を終結いたします。
これより採決いたします。
議員提出
議案第5号については、原案のとおり決することに御
異議ありませんか。
〔「
異議なし」「
異議あり」と呼ぶ者あり〕
131
◯議長(
長谷川章悦君) 御
異議がありますので、
起立により採決いたします。
議員提出
議案第5号については、原案のとおり決することに
賛成の諸君の
起立を求めます。
〔
賛成者起立〕
132
◯議長(
長谷川章悦君)
起立少数であります。よって、本案は否決されました。
──────────────────────────
日程第116 議員提出
議案第6号 統計不正問題の真相究明と信頼回復を求める意見書
133
◯議長(
長谷川章悦君) 日程第116議員提出
議案第6号「統計不正問題の真相究明と信頼回復を求める意見書」を議題といたします。
134
◯議長(
長谷川章悦君) お諮りいたします。
ただいま議題となっております議員提出
議案第6号については、提案理由の説明及び
委員会の付託を省略したいと思います。
これに御
異議ありませんか。
〔「
異議なし」と呼ぶ者あり〕
135
◯議長(
長谷川章悦君) 御
異議なしと認めます。よって、提案理由の説明及び
委員会の付託を省略することに決しました。
これより質疑に入ります。
御質疑ありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
136
◯議長(
長谷川章悦君) 質疑ないものと認めます。
討論については通告がありませんでした。
これより採決いたします。
議員提出
議案第6号については、原案のとおり決することに御
異議ありませんか。
〔「
異議なし」「
異議あり」と呼ぶ者あり〕
137
◯議長(
長谷川章悦君) 御
異議がありますので、
起立により採決いたします。
議員提出
議案第6号については、原案のとおり決することに
賛成の諸君の
起立を求めます。
〔
賛成者起立〕
138
◯議長(
長谷川章悦君)
起立多数であります。よって、本案は原案のとおり可決されました。
──────────────────────────
日程第117 議員提出
議案第7号 食品ロス削減に向けてのさらなる取り組みを求める意見書
139
◯議長(
長谷川章悦君) 日程第117議員提出
議案第7号「食品ロス削減に向けてのさらなる取り組みを求める意見書」を議題といたします。
140
◯議長(
長谷川章悦君) お諮りいたします。
ただいま議題となっております議員提出
議案第7号については、提案理由の説明及び
委員会の付託を省略したいと思います。
これに御
異議ありませんか。
〔「
異議なし」と呼ぶ者あり〕
141
◯議長(
長谷川章悦君) 御
異議なしと認めます。よって、提案理由の説明及び
委員会の付託を省略することに決しました。
これより質疑に入ります。
御質疑ありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
142
◯議長(
長谷川章悦君) 質疑ないものと認めます。
討論については通告がありませんでした。
これより採決いたします。
議員提出
議案第7号については、原案のとおり決することに御
異議ありませんか。
〔「
異議なし」「
異議あり」と呼ぶ者あり〕
143
◯議長(
長谷川章悦君) 御
異議がありますので、
起立により採決いたします。
議員提出
議案第7号については、原案のとおり決することに
賛成の諸君の
起立を求めます。
〔
賛成者起立〕
144
◯議長(
長谷川章悦君)
起立多数であります。よって、本案は原案のとおり可決されました。
──────────────────────────
日程第118 議員提出
議案第8号 妊婦が安心できる医療提供体制の充実と健康管理の推進を求める意
見書
145
◯議長(
長谷川章悦君) 日程第118議員提出
議案第8号「妊婦が安心できる医療提供体制の充実と健康管理の推進を求める意見書」を議題といたします。
146
◯議長(
長谷川章悦君) お諮りいたします。
ただいま議題となっております議員提出
議案第8号については、提案理由の説明及び
委員会の付託を省略したいと思います。
これに御
異議ありませんか。
〔「
異議なし」と呼ぶ者あり〕
147
◯議長(
長谷川章悦君) 御
異議なしと認めます。よって、提案理由の説明及び
委員会の付託を省略することに決しました。
これより質疑に入ります。
御質疑ありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
148
◯議長(
長谷川章悦君) 質疑ないものと認めます。
討論については通告がありませんでした。
これより採決いたします。
議員提出
議案第8号については、原案のとおり決することに御
異議ありませんか。
〔「
異議なし」と呼ぶ者あり〕
149
◯議長(
長谷川章悦君) 御
異議なしと認めます。よって、本案は原案のとおり可決されました。
──────────────────────────
日程第119 議員提出
議案第9号 農林水産物・食品の輸出力強化を求める意見書
150
◯議長(
長谷川章悦君) 日程第119議員提出
議案第9号「農林水産物・食品の輸出力強化を求める意見書」を議題といたします。
151
◯議長(
長谷川章悦君) お諮りいたします。
ただいま議題となっております議員提出
議案第9号については、提案理由の説明及び
委員会の付託を省略したいと思います。
これに御
異議ありませんか。
〔「
異議なし」と呼ぶ者あり〕
152
◯議長(
長谷川章悦君) 御
異議なしと認めます。よって、提案理由の説明及び
委員会の付託を省略することに決しました。
これより質疑に入ります。
御質疑ありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
153
◯議長(
長谷川章悦君) 質疑ないものと認めます。
これより討論に入ります。
討論の通告がありますので、順次発言を許します。
10番
山脇智議員。
〔議員
山脇智君登壇〕(拍手)
154 ◯10番(
山脇智君) 日本共産党の
山脇智です。議員提出
議案第9号「農林水産物・食品の輸出力強化を求める意見書」に反対の立場から討論します。
本意見書では、政府が進める農林水産物のさらなる輸出に伴い、国の支援を要請する内容となっています。しかし、政府が進める農林水産物の成長産業化、総自由化をこのまま推し進めることに多くの問題がある中で、支援策ばかりを求めてよいのでしょうか。意見書では、輸出力強化のために、さらなる生産性、効率性、収益性の向上に対する支援を求めていますが、今、農業や農家に求められている必要な支援策はもっとほかにあると考えるものです。
農林水産省によれば、国内の農業経営体約138万の経営体のうち、家族経営体は134万経営体で、農業経営体の98%を占めています。さらに、国連では、2019年から2028年を家族農業の10年と定め、各国が家族農業にかかわる施策を進めるとともに、その経験を他国と共有することを加盟国、関係機関に求めています。自由化を進めるとしても、まず必要なのは、大小多様な家族経営への支援、集落営農の機械施設の導入による地域農業の下支え、米価の安定に政府が責任を持ち、戸別所得補償をするなどの政策がなければ、価格保証や所得補償を講じた上で、大規模農業による輸出政策を推進している世界の国々に日本の農業が太刀打ちすることはできません。
今求められていることは、農業を単なる輸出産業として見るのではなく、食料を生産すること自体が特別の価値があることを認識し、国土保全など多面的機能という価値が合算されていること、つまり、農業に社会的価値があることを前提とし、支援をすることではないでしょうか。これがないままに、この意見書にあるような支援策に偏り、日本の農業が運営されれば、日本の農業の根幹の小規模農家は次々と淘汰され、食料自給率もさらに下がり続けることが予想されます。農業の現状に対する問題意識もなく、とめどない輸入の自由化、米の交付金の廃止、農協事業からの信用・共済分離による農協の弱体化と企業参入を進める今の安倍政権の政策をさらに後押しするような意見書を、今採択する必要はないと思います。
以上の理由から本意見書には
賛成できないことを申し上げ、討論を終わります。御清聴ありがとうございました。(拍手)
155
◯議長(
長谷川章悦君) 次に、14番
山本武朝議員。
〔議員
山本武朝君登壇〕
156 ◯14番(
山本武朝君) 公明党の
山本武朝です。議員提出
議案第9号「農林水産物・食品の輸出力強化を求める意見書」に
賛成の立場から討論を行います。
農林水産省が発表した2018年の農林水産物・食品の輸出額は、速報値で前年を1000億円近く上回る9068億円に達しました。6年連続で過去最高を更新しています。これは生産者や事業者の懸命な努力のたまものにほかなりません。2019年に輸出額1兆円という国の目標達成も現実味を帯びてきました。官民一体でこの取り組みを加速してまいりたい。世界中で日本食がブームの中、和食がユネスコの無形文化財に登録されたことも追い風であります。
今後とも、日本の農林水産物、食品の強みを生かせる市場を国内外に創造していく必要があります。それには、輸出先の市場情報を一体的に把握し、その国・地域別に何を輸出拡大していくのか。そして、米、青果物──野菜、果物──実は最近、緑茶やイチゴの輸出が伸びているのですが、畜産物、水産物などの品目別の輸出拡大に伴う課題の対応と戦略が大事であります。そのため、2016年に政府が取りまとめたのが「農林水産業の輸出力強化戦略」であり、農林漁業者や食品事業者の意欲的な取り組みへの支援が必須であります。具体的には、産品の鮮度保持と低コストの物流体制の構築、輸出国の動植物検疫等に対応した栽培方法や加工技術の確立・導入などが挙げられます。
そして、何よりも輸出規制の撤廃が重要であります。2011年の東京電力福島第一原発事故後、54カ国・地域が日本産品の輸入を規制しておりました。政府や自治体の取り組みの結果、現在までに約半数の26カ国が規制を完全撤廃、昨年12月には欧州連合──EUが福島県産米を含む10県の農水産品の一部または全ての規制を対象から除外、放射性物質にかかわる検査証明書の添付が不要となり、煩雑な手続が省けるようになりました。
現在、日本産品輸出の機運が高まっています。特にEUが福島県産の安全性を確認したことは、地元にとって大きな力になっています。今後も輸出規制の撤廃を政府は継続的に諸外国に働きかけていくことを要望いたします。
先ほど山脇議員より、家族経営農業の重要性を訴えられました。それはそのとおりでございます。今回のこの意見書は、輸出における攻めの農業の部分で推進していくというものであります。今の農業を守るために山脇議員が言われたことは当然でございます。さまざまな畜産物の経営安定化策、マルキン──赤字になった場合9割を保証する、また、私も今回提案いたしましたが、収入保険では所得の9割を補償するなど、日本の今の農業の実情に合った対策が求められるのは当然であります。そして、何よりも後継者不足であります。そういったこととともに、攻めの農業をしっかり推進していく必要があるということでございます。
以上申し述べまして、「農林水産物・食品の輸出力強化を求める意見書」に
賛成を表明いたします。議員各位、議員提出
議案第9号に対する賛同をお願い申し上げて、
賛成討論といたします。御清聴ありがとうございました。(拍手)
157
◯議長(
長谷川章悦君) これにて討論を終結いたします。
これより採決いたします。
議員提出
議案第9号については、反対討論がありますので、
起立により採決いたします。
議員提出
議案第9号については、原案のとおり決することに
賛成の諸君の
起立を求めます。
〔
賛成者起立〕
158
◯議長(
長谷川章悦君)
起立多数であります。よって、本案は原案のとおり可決されました。
この際、暫時休憩いたします。
午前11時37分休憩
──────────────────────────
午後1時開議
159
◯議長(
長谷川章悦君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
先ほど35番渋谷勲議員外5名から議員提出
議案第10号「山崎翔一議員に対する辞職勧告決議」が提出されました。
160
◯議長(
長谷川章悦君) お諮りいたします。
この際、本案を日程に追加し、直ちに議題としたいと思います。
これに御
異議ありませんか。
〔「
異議なし」と呼ぶ者あり〕
161
◯議長(
長谷川章悦君) 御
異議なしと認めます。よって、議員提出
議案第10号「山崎翔一議員に対する辞職勧告決議」を日程に追加し、議題とすることに決しました。
──────────────────────────
議員提出
議案第10号 山崎翔一議員に対する辞職勧告決議
162
◯議長(
長谷川章悦君) 議員提出
議案第10号「山崎翔一議員に対する辞職勧告決議」を議題といたします。
163
◯議長(
長谷川章悦君) 本件については、地方自治法第117条の規定により、7番山崎翔一議員の退席を求めます。
〔議員山崎翔一君退場〕
164
◯議長(
長谷川章悦君) 提案理由の説明を求めます。
19番村川みどり議員。
〔議員村川みどり君登壇〕
165 ◯19番(村川みどり君) 日本共産党の村川みどりです。議員提出
議案第10号「山崎翔一議員に対する辞職勧告決議」案の提案理由説明を行います。
3月18日の各派代表者会議で、山崎翔一議員の録音行為について
報告が行われ、日本共産党は、その後に開かれた議会運営
委員会で辞職勧告決
議案を提出することを決定、表明しました。その直後のマスコミ取材に対し、山崎翔一議員は、盗聴はしていない、防犯のための録音である、殺害予告などがあったなど、いろいろと言い分を連ねています。
そこで、山崎議員も認めている幾つかの事実を確認しておきたいと思います。
まず、議員控室の同室議員である橋本尚美議員に無断で録音行為を行っていたことです。橋本議員は精神的に厳しかったと語っていますが、その心情は相当つらかったのではと推察します。また、録音行為を行っていたスマートフォンは、ソファーのすき間に隠されていました。橋本議員がマスコミの取材に対し、かなりかたいところに手を突っ込んで発見したと証言しているとおりです。橋本議員に無断であること、ソファーに隠したことは、3月18日に副議長が行った山崎議員への聞き取りでも、山崎議員自身が認めています。無断で隠して録音を行ったわけです。隠し撮りと言わずして、何と呼ぶのでしょうか。何を目的にこれを行ったかという理由を問わず、同僚議員に無断で隠した状態の録音装置を議員控室で作動させていたこと自体が前代未聞の異常事態です。
なお、山崎議員は防犯のためと理由を説明しています。録音を隠して行うことは、犯罪行為の後にその真相を明らかにするために役に立つことはあるかもしれませんが、事態を事前に防ぐ手段にはなり得ません。橋本議員に相談したり、議会事務局に相談したり、鍵をかけたり、やれることはほかにあるはずです。また、殺害予告があったというのであれば、看過できません。直ちに警察に届け出て、身を守るために万全を尽くすべきです。みずからが留守になる議員控室を録音することが、どうして殺害予告からみずからを守る手だてになるのか理解できません。
山崎議員は昨年11月、臨時会で辞職勧告決議が採択されています。差別と侮辱の発言に無反省なまま、それを無視し続けた上に、こうした事態を起こしたことへの反省も欠いています。もはや議員としての資質を失ったと言わざるを得ません。
以上の理由から、山崎翔一議員は速やかに議員の職を辞することを求め、提案理由説明といたします。議員の皆様の賛同を心からお願い申し上げます。御清聴ありがとうございました。
166
◯議長(
長谷川章悦君) これより質疑に入ります。
御質疑ありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
167
◯議長(
長谷川章悦君) 質疑ないものと認めます。
ただいま除斥されております7番山崎翔一議員から、地方自治法第117条ただし書きの規定により、会議に出席して発言したいとの申し出があります。
168
◯議長(
長谷川章悦君) お諮りいたします。
この申し出に同意することに御
異議ありませんか。
〔「
異議なし」「
異議あり」と呼ぶ者あり〕
169
◯議長(
長谷川章悦君) 御
異議がありますので、
起立により採決いたします。
7番山崎翔一議員からの申し出に同意することに
賛成の諸君の
起立を求めます。
〔
賛成者起立〕
170
◯議長(
長谷川章悦君)
起立少数であります。よって、7番山崎翔一議員からの申し出に同意しないことに決しました。
171
◯議長(
長谷川章悦君) お諮りいたします。
ただいま議題となっております議員提出
議案第10号については、
委員会の付託を省略したいと思います。
これに御
異議ありませんか。
〔「
異議なし」と呼ぶ者あり〕
172
◯議長(
長谷川章悦君) 御
異議なしと認めます。よって、
委員会の付託を省略することに決しました。
これより討論に入ります。
討論の通告がありますので、発言を許します。
31番赤木長義議員。
〔議員赤木長義君登壇〕
173 ◯31番(赤木長義君) 31番、公明党の赤木長義でございます。
先ほど提案理由の説明がありました議員提出
議案第10号「山崎翔一議員に対する辞職勧告決議」に
賛成の立場から討論を行います。
先ほど本会議場で山崎翔一議員に対する辞職勧告決議に対して、本人からの発言の申し出の機会を与えることを否決いたしました。そのような対応になったことは、一昨日に行われた議会運営
委員会で、山崎翔一議員に発言の趣旨を確認しようとするために、議会運営
委員会で発言の機会を与えようとしたにもかかわらず、御自分の都合で議会運営
委員会の休憩中に議会から退出され、結果として、みずから発言の機会を失うような行動をしたことに起因するものであることを申し添えます。
それでは、討論に入ります。
昨年11月に開催された第1回臨時会にも、山崎翔一議員は、議員になる前の不適切発言のツイッターから辞職勧告決議を出され、
賛成多数で可決されたことは記憶に新しいところです。その結果に対して、山崎翔一議員は議員辞職することなく、平成31年1月16日開催の議会広報広聴特別
委員会に議員として公式の議会に関係する会議に初めて出席をした後、今定例会では一般質問を行い、予算特別
委員会のメンバーでもないにもかかわらず、傍聴して熱心にメモをとるなど、新人議員として一歩一歩、議員としての仕事に取り組んでいたと認識しています。したがいまして、このような形で辞職勧告決議に対して
賛成討論をすることは本当に残念で仕方がありません。
私は、前回のツイッターによる不適切発言も踏まえ、今回の不適切な行動を反省し、議員を辞職して、別なステージで活動を続けることがけじめをつけることになると、結論をまず申し述べます。
さて、3月18日に行われた橋本尚美議員に対する藤田誠副議長の聞き取り内容から私が読み取れる内容は次のとおりになります。
3月8日金曜日、橋本尚美議員が無所属議員控室の応接セットのソファーのすき間に隠されていたスマートフォンを発見。その画面に波形が出ていたため、橋本議員は録音モードであると認識をされたそうです。そして、同日に橋本尚美議員は、スマートフォンが隠されていたことは何者かによる盗聴行為を疑い、この件について、奈良祥孝議員と竹山美虎議員に相談をされました。その後、橋本尚美議員の携帯電話に留守番電話のメッセージが残されており、誰からのメッセージかわからなかったが、第三者に確認を求めたところ、山崎と名乗っているのではないかとなり、発見したスマートフォンは山崎翔一議員のものではないかと思ったが、最終的に誰が仕掛けたのかわからなかったため、不安な週末を過ごしたそうです。
3月11日月曜日に橋本尚美議員、奈良祥孝議員、竹山美虎議員が山崎翔一議員に直接問いただしたところ、山崎翔一議員本人が自分のスマートフォンによる録音行為を認めましたが、防犯行為を主張し、盗聴行為は認めないということでした。
同じく3月18日に行われた山崎翔一議員に対する藤田誠副議長の聞き取りから読み取れるものは、次のとおりになります。
3月8日金曜日午前9時ごろ、山崎翔一議員は、橋本尚美議員と山崎翔一議員の2人の議員が控室とする無所属議員控室に山崎翔一議員個人が所有するディスプレーを持ち込んだが、無所属議員控室を離れるため、盗難、いたずらを心配し、防犯目的で自分のスマートフォンを録音モードにして、応接セットのソファーに隠したと述べられています。
同日午後3時ごろに無所属議員控室に戻ったところ、隠したスマートフォンが見つからないので、落とし物として届いていないかを議会事務局に確認したが届いていなかったため、見つからないスマートフォンを紛失モードに設定した上、山崎翔一議員に連絡がとれる電話番号を表示させました。また、橋本尚美議員がスマートフォンについて何か知っているかと思い、電話をしたがつながらず、留守番電話にメッセージを残しました。そして、同日の夜に、公開されている橋本尚美議員の自宅の電話番号に連絡したがつながりませんでしたと述べられています。
3月11日月曜日の正午過ぎに、山崎翔一議員は橋本尚美議員、奈良祥孝議員、竹山美虎議員と面会しました。その際に、橋本尚美議員が不安から、3月9日、10日の2日間、おびえてしまったことに対しては謝罪をしましたが、盗聴行為は認めることはありませんでした。
以上申し述べましたが、これが聞き取り内容から理解できる内容になります。
防犯が目的であれば、議会事務局に議員控室の施錠を頼むとか、個人が所有するディスプレーを議会事務局に預けるべきであり、それを理由に録音行為をすることは誤りであり、私の感覚からは全く理解ができません。
また、議員控室は、議員のほか、市の職員、一般市民の相談など、不特定多数の人たちが出入りする場所になります。仮の話ですが、もし橋本尚美議員がスマートフォンに気づかず、議員控室に来た来客と相談・打ち合わせをしたとすれば、その内容を山崎翔一議員は知ることになります。盗聴目的ではないとしても、結果として個人情報を知ることになります。つまり、防犯行為という自分の一方的な都合からの主張による録音行動によって、山崎翔一議員には知られたくない内容を不特定多数の方が知られてしまうことになります。藤田誠副議長が行った聞き取りと私個人が関係者から聞き取りしたことをあわせて判断するならば、録音行為に対して、不適切な行動と認識することなく、不特定多数の人が嫌な思いをすることを理解できないことはとても残念です。
また、
青森市議会として何の対応もせず看過することは、議会としての機能が正常に働いているかを疑問視されるものであり、山崎翔一議員に対する辞職勧告決議を今定例会に提出することは理にかなったものです。
青森市議会基本
条例第15条には、「議員は、市民全体の代表者として、高い倫理性を常に自覚し、良識と責任感を持って、議員の品位の保持に努めなければならない」とあります。今回の議員控室での録音行為は、高い倫理性の自覚及び良識からかけ離れた行動であります。また、議員の品位には全く反する行為であり、市民からの信頼と負託に応える議員として、とる行動ではありません。
山崎翔一議員は、公選職としての資質と自覚が今再び厳しく問われています。そして同時に、市民からの
青森市議会に対する信頼が大きく失墜し、
青森市議会の品位と名誉を大きく傷つけたことを自覚すべきです。
私は、今回の一連の山崎翔一議員の行動や発言などを鑑みるに、山本周五郎氏の短編小説「改訂御定法」の一説を思い出します。紹介いたします。私は、祖父からこういうことを言われましたと直衛は言った。侍も人間であるからには、人間としての過ちや失策のないことは望めない。けれども、侍として許すことのできないものが2つある。1つは盗みをすること、1つは死にどきを誤ること。この2つは侍にとって理由のいかんにかかわらず許すことはできないということでした云々とあります。政治家にとって死にどきを誤らないということは、自身の行動が市民から乖離し、市民が理解できない、また、納得できない行動をした場合には、潔く議員辞職することだと思います。
山崎翔一議員は、今回のみずからの行動を鑑みて、潔く議員辞職されることを申し述べるとともに、山崎翔一議員に対する辞職勧告決議に反対する行動は、私から見て、市民からかけ離れた行動になると申し述べたいと思います。
議員提出
議案第10号「山崎翔一議員に対する辞職勧告決議」に対する議員各位の御賛同をお願い申し上げ、
賛成討論といたします。聞いていただき、まことにありがとうございました。
174
◯議長(
長谷川章悦君) これにて討論を終結いたします。
これより採決いたします。
議員提出
議案第10号については、原案のとおり決することに御
異議ありませんか。
〔「
異議なし」「
異議あり」と呼ぶ者あり〕
175
◯議長(
長谷川章悦君) 御
異議がありますので、
起立により採決いたします。
議員提出
議案第10号については、原案のとおり決することに
賛成の諸君の
起立を求めます。
〔
賛成者起立〕
176
◯議長(
長谷川章悦君)
起立多数であります。よって、本案は原案のとおり可決されました。
7番山崎翔一議員の入場を求めます。
〔議員山崎翔一君入場〕
──────────────────────────
日程第120 議員派遣について
177
◯議長(
長谷川章悦君) 日程第120「議員派遣について」を議題といたします。
178
◯議長(
長谷川章悦君) お諮りいたします。
本件については、配付しておりますとおり、議員を派遣することに御
異議ありませんか。
〔「
異議なし」と呼ぶ者あり〕
179
◯議長(
長谷川章悦君) 御
異議なしと認めます。よって、配付しておりますとおり、議員を派遣することに決しました。
──────────────────────────
180
◯議長(
長谷川章悦君) 以上で本日の日程は全部終了いたしました。
──────────────────────────
閉 会
181
◯議長(
長谷川章悦君) これにて平成31年第1回
青森市議会定例会を閉会いたします。
午後1時21分閉会
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