青森市議会 2019-03-22
平成31年第1回定例会(第7号) 本文 2019-03-22
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1 午前10時開議
◯議長(
長谷川章悦君) これより本日
の会議を開きます。
本日
の会議は「
議事日程第7
号」により会議を進めます。
──────────────────────────
日程
第1 議案
第71
号 消費税及び
地方消費税の税率
の改定に伴う
関係条例の整備に関する条例
の制定
について ~
日程
第8
議案第90
号 公立大学法人青森公立大学が徴収する料金
の上限
の定め
の変更に係る認可につ
いて
日程
第9
諮問第1号 下水道使用料
の徴収処分に対する
審査請求に係る
諮問について ~
日程
第13
諮問第5
号 下水道使用料
の督促処分に対する
審査請求に係る
諮問について
2
◯議長(
長谷川章悦君) 日程
第1議案第71
号「消費税及び
地方消費税の税率
の改定に伴う
関係条例の整備に関する条例
の制定
について」から日程
第13
諮問第5
号「下水道使用料
の督促処分に対する
審査請求に係る
諮問について」まで、計13件を
一括議題といたします。
総務企画常任委員長
の報告を求めます。16番
木戸喜美男議員。
〔
議員木戸喜美男君登壇〕
3 ◯16番(
木戸喜美男君) おはようございます。(「おはようございます」と呼ぶ
者あり)ただいまから
総務企画常任委員会
の審査
の経過と結果
について報告いたします。
本
委員会は3月7日に開催し、
今期定例会において付託されました
議案8件及び
諮問5件
について審査いたしました。
初めに、
議案第71
号「消費税及び
地方消費税の税率
の改定に伴う
関係条例の整備に関する条例
の制定
について」でありますが、本案
については、
起立採決の結果、賛成多数をもって原案
のとおり可決すべきものと決しました。
次に、
議案第72
号「青森市
特別職の職員
の給与に関する条例
の一部を改正する条例
の制定
について」、議案
第74
号「青森市
災害弔慰金の支給等に関する条例
の一部を改正する条例
の制定
について」、議案
第81
号「契約
の締結
について(青森市
清掃工場破砕選別処理施設復旧工事)」、
議案第83
号「包括外部監査契約
の締結
について」及び
議案第84
号「青森県
市町村総合事務組合を組織する
地方公共団体数
の減少及び青森県
市町村総合事務組合規約の変更
について」
の計5件
についてでありますが、各案件
については、いずれも
全員異議なく原案
のとおり可決すべきものと決しました。
次に、
議案第89
号「公立大学法人青森公立大学が徴収する料金
の上限
の定め
の変更に係る認可
について」及び
議案第90
号「公立大学法人青森公立大学が徴収する料金
の上限
の定め
の変更に係る認可
について」
の計2件
についてでありますが、両案
については、いずれも
起立採決の結果、賛成多数をもって原案
のとおり可決すべきものと決しました。
次に、
諮問第1号「下水道使用料
の徴収処分に対する
審査請求に係る
諮問について」、
諮問第2
号「下水道使用料
の督促処分に対する
審査請求に係る
諮問について」、
諮問第3
号「下水道使用料
の督促処分に対する
審査請求に係る
諮問について」、
諮問第4
号「下水道使用料
の徴収処分に対する
審査請求に係る
諮問について」及び
諮問第5
号「下水道使用料
の督促処分に対する
審査請求に係る
諮問について」
の計5件
についてでありますが、内容に関連があることから
一括議題として審査いたしましたが、各
諮問については、いずれも
全員異議なく
審査請求について棄却すべきであると答申すべきものと決し、その後、正副
委員長
のもとで作成した各
諮問に対する
答申書案について審査いたしましたが、各
諮問に対する
答申書案については、
全員異議なく正副
委員長
のもとで作成した
答申書案のとおり答申することに決しました。
以上が審査
の経過と結果でありますが、審査
の過程における主なる
質疑応答等及び
諮問に対する答申
については、配付いたしております
委員長報告書及び
答申書案のとおりであります。
以上をもって本
委員会
の報告を終わります。
4
◯議長(
長谷川章悦君) ただいま
の委員長報告に対する質疑に入ります。
御質疑ありませんか。
〔「なし」と呼ぶ
者あり〕
5
◯議長(
長谷川章悦君) 質疑ないものと認めます。
討論
については通告がありませんでした。
これより採決いたします。
各案件
については、
委員長報告のとおり決することに御異議ありませんか。
〔「異議なし」「異議あり」と呼ぶ
者あり〕
6
◯議長(
長谷川章悦君) 10番
山脇智議員、何
号に御異議がありますか。
7 ◯10番(
山脇智君)
議案第71
号、議案
第89
号、議案
第90
号に異議があります。
8
◯議長(
長谷川章悦君) まず、ただいま
の委員長報告中、
議案第71
号について御異議がありますので、
起立により採決いたします。
議案第71
号については、
委員長報告のとおり可決と決することに賛成
の諸君
の起立を求めます。
〔賛成
者起立〕
9
◯議長(
長谷川章悦君)
起立多数であります。よって、
議案第71
号については
委員長報告のとおり可決と決しました。
次に、ただいま
の委員長報告中、
議案第89
号についても御異議がありますので、
起立により採決いたします。
議案第89
号については、
委員長報告のとおり可決と決することに賛成
の諸君
の起立を求めます。
〔賛成
者起立〕
10
◯議長(
長谷川章悦君)
起立多数であります。よって、
議案第89
号については
委員長報告のとおり可決と決しました。
次に、ただいま
の委員長報告中、
議案第90
号についても御異議がありますので、
起立により採決いたします。
議案第90
号については、
委員長報告のとおり可決と決することに賛成
の諸君
の起立を求めます。
〔賛成
者起立〕
11
◯議長(
長谷川章悦君)
起立多数であります。よって、
議案第90
号については
委員長報告のとおり可決と決しました。
次に、ただいま決定されました案件を除く各案件
については、
委員長報告のとおり決することに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ
者あり〕
12
◯議長(
長谷川章悦君) 御異議なしと認めます。よって、各案件
については
委員長報告のとおり決しました。
──────────────────────────
日程
第14 請願
第1号 就学援助制度
の充実を求める請願(その
1) ~
日程
第17 請願
第4
号 青森市立西中学校改築に関する請願(その2)
13
◯議長(
長谷川章悦君) 日程
第14請願
第1号「就学援助制度
の充実を求める請願」から日程
第17請願
第4
号「青森市立西中学校改築に関する請願」まで、計4件を
一括議題といたします。
文教経済常任委員長
の報告を求めます。30番
花田明仁議員。
〔
議員花田明仁君登壇〕
14 ◯30番(
花田明仁君) ただいまから
文教経済常任委員会
の審査
の経過と結果
について報告いたします。
本
委員会は3月7日に開催し、
今期定例会において付託されました請願4件
について審査いたしました。
初めに、請願
第1号「就学援助制度
の充実を求める請願(その
1)」及び請願
第2
号「就学援助制度
の充実を求める請願(その2)」
の計2件
についてでありますが、内容に関連があることから
一括議題として審査いたしましたが、両請願
については、いずれも
起立採決の結果、賛成多数をもって採択すべきものと決しました。
次に、請願
第3
号「青森市立西中学校改築に関する請願(その
1)」及び請願
第4
号「青森市立西中学校改築に関する請願(その2)」
の計2件
についてでありますが、内容に関連があることから
一括議題として審査いたしましたが、両請願
については、いずれも
全員異議なく閉会中
の継続審査とすべきものと決しました。
以上が審査
の経過と結果でありますが、審査
の過程における主なる
質疑応答等は、配付いたしております
委員長報告書及び
継続審査申出書
のとおりであります。
以上をもって本
委員会
の報告を終わります。
15
◯議長(
長谷川章悦君) ただいま
の委員長報告に対する質疑に入ります。
御質疑ありませんか。
〔「なし」と呼ぶ
者あり〕
16
◯議長(
長谷川章悦君) 質疑ないものと認めます。
討論
については通告がありませんでした。
これより採決いたします。
各案件
については、
委員長報告のとおり決することに御異議がありませんか。
〔「異議なし」「異議あり」と呼ぶ
者あり〕
17
◯議長(
長谷川章悦君) 14番
山本武朝議員、何
号に御異議がありますか。
18 ◯14番(
山本武朝君) 請願
第1号及び請願
第2
号を採択することに異議があります。
19
◯議長(
長谷川章悦君) まず、ただいま
の委員長報告中、請願
第1号について御異議がありますので、
起立により採決いたします。
請願
第1号については、
委員長報告のとおり採択と決することに賛成
の諸君
の起立を求めます。
〔賛成
者起立〕
20
◯議長(
長谷川章悦君)
起立少数であります。よって、請願
第1号については不採択と決定いたしました。
次に、ただいま
の委員長報告中、請願
第2
号についても御異議がありますので、
起立により採決いたします。
請願
第2
号については、
委員長報告のとおり採択と決することに賛成
の諸君
の起立を求めます。
〔賛成
者起立〕
21
◯議長(
長谷川章悦君)
起立少数であります。よって、請願
第2
号については不採択と決定いたしました。
次に、ただいま決定されました案件を除く各案件
については、
委員長報告のとおり決することに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ
者あり〕
22
◯議長(
長谷川章悦君) 御異議なしと認めます。よって、各案件
については
委員長報告のとおり決しました。
──────────────────────────
日程
第18
議案第79
号 青森市
水道事業条例の一部を改正する条例
の制定
について ~
日程
第20
議案第82
号 協定
の締結
について(青森駅
自由通路整備等に関する工事)
23
◯議長(
長谷川章悦君) 日程
第18
議案第79
号「青森市
水道事業条例の一部を改正する条例
の制定
について」から日程
第20
議案第82
号「協定
の締結
について」まで、計3件を
一括議題といたします。
都市建設常任委員長
の報告を求めます。32番
奈良岡隆議員。
〔
議員奈良岡隆君登壇〕
24 ◯32番(
奈良岡隆君) ただいまから
都市建設常任委員会
の審査
の経過と結果
について報告いたします。
本
委員会は3月7日に開催し、
今期定例会において付託されました
議案3件
について審査いたしました。
議案第79
号「青森市
水道事業条例の一部を改正する条例
の制定
について」、議案
第80
号「青森市営一般乗合自動車料金条例
の一部を改正する条例
の制定
について」及び
議案第82
号「協定
の締結
について」
の計3件
についてでありますが、各案件
については、いずれも
起立採決の結果、賛成多数をもって原案
のとおり可決すべきものと決しました。
以上が審査
の経過と結果でありますが、審査
の過程における主なる
質疑応答等は、配付いたしております
委員長報告書のとおりであります。
以上をもって本
委員会
の報告を終わります。
25
◯議長(
長谷川章悦君) ただいま
の委員長報告に対する質疑に入ります。
御質疑ありませんか。
〔「なし」と呼ぶ
者あり〕
26
◯議長(
長谷川章悦君) 質疑ないものと認めます。
討論
については通告がありませんでした。
これより採決いたします。
各案件
については、
委員長報告のとおり決することに御異議ありませんか。
〔「異議なし」「異議あり」と呼ぶ
者あり〕
27
◯議長(
長谷川章悦君) 10番
山脇智議員、何
号に御異議がありますか。
28 ◯10番(
山脇智君)
議案第79
号、議案
第80
号、議案
第82
号に異議があります。
29
◯議長(
長谷川章悦君) まず、ただいま
の委員長報告中、
議案第79
号について御異議がありますので、
起立により採決いたします。
議案第79
号については、
委員長報告のとおり可決と決することに賛成
の諸君
の起立を求めます。
〔賛成
者起立〕
30
◯議長(
長谷川章悦君)
起立多数であります。よって、
議案第79
号については
委員長報告のとおり可決と決しました。
次に、ただいま
の委員長報告中、
議案第80
号についても御異議がありますので、
起立により採決いたします。
議案第80
号については、
委員長報告のとおり可決と決することに賛成
の諸君
の起立を求めます。
〔賛成
者起立〕
31
◯議長(
長谷川章悦君)
起立多数であります。よって、
議案第80
号については
委員長報告のとおり可決と決しました。
次に、ただいま
の委員長報告中、
議案第82
号についても御異議がありますので、
起立により採決いたします。
議案第82
号については、
委員長報告のとおり可決と決することに賛成
の諸君
の起立を求めます。
〔賛成
者起立〕
32
◯議長(
長谷川章悦君)
起立多数であります。よって、
議案第82
号については
委員長報告のとおり可決と決しました。
──────────────────────────
日程
第21
議案第70
号 青森市幼稚園型、保育所型及び地方裁量型認定こども園
の認定
の要件を定める
条例
の制定
について ~
日程
第26
議案第78
号 青森市病院料金及び手数料条例
の一部を改正する条例
の制定
について
33
◯議長(
長谷川章悦君) 日程
第21
議案第70
号「青森市幼稚園型、保育所型及び地方裁量型認定こども園
の認定
の要件を定める条例
の制定
について」から日程
第26
議案第78
号「青森市病院料金及び手数料条例
の一部を改正する条例
の制定
について」まで、計6件を
一括議題といたします。
民生環境常任
委員長
の報告を求めます。18番天内慎也議員。
〔議員天内慎也君登壇〕
34 ◯18番(天内慎也君) ただいまから民生環境常任
委員会
の審査
の経過と結果
について報告いたします。
本
委員会は3月7日に開催し、
今期定例会において付託されました
議案6件
について審査いたしました。
初めに、
議案第70
号「青森市幼稚園型、保育所型及び地方裁量型認定こども園
の認定
の要件を定める条例
の制定
について」、議案
第73
号「青森市養護老人ホーム
の設備及び運営に関する基準を定める条例
の一部を改正する条例
の制定
について」及び
議案第75
号「青森市介護医療院
の人員、施設及び設備並びに運営に関する基準を定める条例
の一部を改正する条例
の制定
について」
の計3件
についてでありますが、各案件
については、いずれも
全員異議なく原案
のとおり可決すべきものと決しました。
次に、
議案第76
号「青森市健康増進センター条例及び青森市市民センター条例
の一部を改正する条例
の制定
について」、議案
第77
号「青森市急病センター条例
の一部を改正する条例
の制定
について」及び
議案第78
号「青森市病院料金及び手数料条例
の一部を改正する条例
の制定
について」
の計3件
についてでありますが、各案件
については、いずれも
起立採決の結果、賛成多数をもって原案
のとおり可決すべきものと決しました。
以上が審査
の経過と結果でありますが、審査
の過程における主なる
質疑応答等については、配付いたしております
委員長報告書のとおりであります。
以上をもって本
委員会
の報告を終わります。
35
◯議長(
長谷川章悦君) ただいま
の委員長報告に対する質疑に入ります。
御質疑ありませんか。
〔「なし」と呼ぶ
者あり〕
36
◯議長(
長谷川章悦君) 質疑ないものと認めます。
討論
については通告がありませんでした。
これより採決いたします。
各案件
については、
委員長報告のとおり決することに御異議ありませんか。
〔「異議なし」「異議あり」と呼ぶ
者あり〕
37
◯議長(
長谷川章悦君) 10番
山脇智議員、何
号に御異議がありますか。
38 ◯10番(
山脇智君)
議案第76
号、議案
第77
号、議案
第78
号に異議があります。
39
◯議長(
長谷川章悦君) まず、ただいま
の委員長報告中、
議案第76
号について御異議がありますので、
起立により採決いたします。
議案第76
号については、
委員長報告のとおり可決と決することに賛成
の諸君
の起立を求めます。
〔賛成
者起立〕
40
◯議長(
長谷川章悦君)
起立多数であります。よって、
議案第76
号については
委員長報告のとおり可決と決しました。
次に、ただいま
の委員長報告中、
議案第77
号についても御異議がありますので、
起立により採決いたします。
議案第77
号については、
委員長報告のとおり可決と決することに賛成
の諸君
の起立を求めます。
〔賛成
者起立〕
41
◯議長(
長谷川章悦君)
起立多数であります。よって、
議案第77
号については
委員長報告のとおり可決と決しました。
次に、ただいま
の委員長報告中、
議案第78
号についても御異議がありますので、
起立により採決いたします。
議案第78
号については、
委員長報告のとおり可決と決することに賛成
の諸君
の起立を求めます。
〔賛成
者起立〕
42
◯議長(
長谷川章悦君)
起立多数であります。よって、
議案第78
号については
委員長報告のとおり可決と決しました。
次に、ただいま決定されました案件を除く各案件
については、
委員長報告のとおり決することに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ
者あり〕
43
◯議長(
長谷川章悦君) 御異議なしと認めます。よって、各案件
については
委員長報告のとおり決しました。
──────────────────────────
日程
第27
議案第1号 平成31年度青森市一般会計予算 ~
日程
第101
議案第92
号 平成30年度青森市病院事業会計補正予算(
第4
号)
44
◯議長(
長谷川章悦君) 日程
第27
議案第1号「平成31年度青森市一般会計予算」から日程
第101
議案第92
号「平成30年度青森市病院事業会計補正予算」まで、計75件を
一括議題といたします。
予算特別
委員長
の報告を求めます。27番藤原浩平議員。
〔議員藤原浩平君登壇〕
45 ◯27番(藤原浩平君) ただいまから予算特別
委員会
の審査
の経過と結果
について報告いたします。
まず3月7日、本会議終了後に開催された予算特別
委員会
の組織会において
委員長及び副
委員長
の互選が行われたところ、私が
委員長に、副
委員長に工藤健
委員が選ばれましたので、
報告いたします。
次に、本
委員会は3月11日、3月12日及び3月14日に開催し、
今期定例会において付託されました
議案第1号「平成31年度青森市一般会計予算」から
議案第69
号「平成30年度青森市本郷財産区特別会計補正予算」まで、
議案第85
号「平成31年度青森市下水道事業特別会計に収入として繰り入れること
について」から
議案第88
号「平成30年度青森市駐車場事業特別会計に収入として繰り入れる額
の変更
について」まで、
議案第91
号「平成30年度青森市一般会計補正予算」及び
議案第92
号「平成30年度青森市病院事業会計補正予算」
の計75件を
一括議題として審査いたしました。
また、採決
については、初めに、
議案第53
号「平成30年度青森市一般会計補正予算」から
議案第69
号「平成30年度青森市本郷財産区特別会計補正予算」まで、
議案第91
号「平成30年度青森市一般会計補正予算」及び
議案第92
号「平成30年度青森市病院事業会計補正予算」
の計19件を一括して諮ったところ、
議案第54
号については、
起立採決の結果、賛成多数をもって原案
のとおり可決すべきものと決し、
議案第54
号を除く各案件
については、いずれも
全員異議なく原案
のとおり可決すべきものと決しました。
次に、
議案第88
号「平成30年度青森市駐車場事業特別会計に収入として繰り入れる額
の変更
について」を諮ったところ、
全員異議なく原案
のとおり可決すべきものと決しました。
次に、
議案第1号「平成31年度青森市一般会計予算」から
議案第52
号「平成31年度青森市郷山前財産区特別会計予算」まで
の計52件を一括して諮ったところ、
議案第1号、議案
第2
号、議案
第5
号及び
議案第12
号から
議案第14
号まで
の計6件
については、
起立採決の結果、賛成多数をもって原案
のとおり可決すべきものと決し、
議案第1号、議案
第2
号、議案
第5
号及び
議案第12
号から
議案第14
号まで
の計6件を除く各案件
については、いずれも
全員異議なく原案
のとおり可決すべきものと決しました。
最後に、
議案第85
号「平成31年度青森市下水道事業特別会計に収入として繰り入れること
について」から
議案第87
号「平成31年度青森市駐車場事業特別会計に収入として繰り入れること
について」まで
の計3件を一括して諮ったところ、
全員異議なく原案
のとおり可決すべきものと決しました。
以上が審査
の経過と結果でありますが、審査
の過程における主なる
質疑応答等は、配付いたしております
委員長報告書のとおりであります。
以上をもって本
委員会
の報告を終わります。
46
◯議長(
長谷川章悦君) ただいま
の委員長報告に対する質疑に入ります。
御質疑ありませんか。
〔「なし」と呼ぶ
者あり〕
47
◯議長(
長谷川章悦君) 質疑ないものと認めます。
これより討論に入ります。
討論
の通告がありますので、発言を許します。
10番
山脇智議員。
〔議員
山脇智君登壇〕(拍手)
48 ◯10番(
山脇智君) おはようございます。(「おはようございます」と呼ぶ
者あり)日本共産党
の山脇智です。予算特別
委員長報告中、
議案第1号「平成31年度青森市一般会計予算」、
議案第2
号「平成31年度青森市競輪事業特別会計予算」、
議案第5
号「平成31年度青森市下水道事業特別会計予算」、
議案第12
号「平成31年度青森市病院事業会計予算」、
議案第13
号「平成31年度青森市水道事業会計予算」、
議案第14
号「平成31年度青森市自動車運送事業会計予算」及び
議案第54
号「平成30年度青森市競輪事業特別会計補正予算」に反対
の立場から討論します。
一般会計予算
についてですが、反対
の理由は2点、10月に予定されている消費税
の増税がそのまま公共施設利用料金などに転嫁されていることと、青森操車場跡地に関連する予算
について、2025年までにアリーナを建設することが前提になっていることです。
土地開発公社
の土地を市が保有すること
については、利息負担
の大幅な軽減につながることから反対するものではありませんが、アリーナ建設を前提とする必要はないと私は思います。なぜなら、アリーナ建設が含まれなくても、青森操車場跡地利用計画(案)には、防災拠点、公共施設
の建設、駅
の設置などが計画されており、操車場跡地
の活用という理由づけで土地を購入することは可能だと考えるものです。
さらに、操車場跡地
については、交通
のため
の道路整備などにどれだけ
の予算が必要となる
のか、全く不透明な状況です。そもそも安全上
の観点から交通が不便な場所につくられた操車場跡地
の交通アクセス
の環境を整えることがいかに大変かは、既に多く
の議員から指摘がなされているところです。周辺環境が大きく変わることに地域住民から不安
の声も出される中にあって、操車場跡地に関する説明会や勉強会
の対象がいまだに町会長のみと限定されていることも大きな問題だと思います。
以上
の理由から、アリーナ建設を前提とする一般会計予算には反対します。
次に、水道事業会計、下水道事業特別会計、市民病院事業会計、自動車運送事業会計は、いずれも市民生活に直結する事業
の会計ですが、10月
1日
の消費税増税を前提とし、料金
の引き上げが提案されています。
確かに公営事業
については、国に消費税を納付しなければならないことから、条例改正
の必要性はありますが、それをそのまま市民
の負担に転嫁してよい
のかは疑問があります。例えば水道はライフラインとして必要不可欠なものです。過去に消費税が8%に引き上げられた際、中核市41市中11市は消費税増税分、本体価格を引き下げて、市民に増税が転嫁されない措置をとりました。10月に消費税が増税された場合でも、地方財政に資する使い道
のある
地方消費税の交付額も増額されることと、そして、水道事業
の黒字分において、増税分を市で負担できないか
の検討はなされる必要性があったと思いますが、予算特別
委員会
の答弁を聞く限りでは、検討はなかったようです。
市民病院事業では、消費税増税分のみならず、証明書
の交付手数料や利用料金が大幅に引き上げられていることも問題です。適正化
の観点から、県立中央病院
の手数料に合わせると
のことですが、大幅な負担増にもかかわらず、一つ一つ
の料金
の引き上げ
について、福祉
の観点から
の検討も行われず、一律に県病に料金を合わせることが果たして適正化につながる
のでしょうか。しかも、消費税増税に合わせた引き上げは便乗値上げに当たると私は思います。
内閣府が設置した消費税価格転嫁等総合相談センター
の応答事例
の便乗値上げ等価格設定に関する相談によれば、近接したタイミングで生じた別
の要因へ
の対応は便乗値上げではないとしていますが、今回
の平成7年以来
の料金
の大幅な改定を消費税増税に合わせて行うことは便乗値上げに当たると思います。
交通事業
についても、市民
の最も身近な公共交通であるバス料金が引き上げられること
について、慎重な検討が必要と考えるものです。
いずれにしても、一斉地方選挙、参議院選挙
の結果次第では、消費税増税を中止させることもできると
の立場からも、今回
の消費税増税分を市民に転嫁する公営事業会計に反対します。
最後に、競輪事業特別会計
についてですが、本市だけでなく全国的に見ても、公営ギャンブル
の売り上げは年々縮小傾向にある
のが現状です。さらに、施設
の老朽化も進む中にあって、維持や修繕に将来的に費用が必要となることも予想されます。大幅な売り上げ増などが見込めない中で、事業からは撤退すべきと
の理由で反対するものです。
以上をもちまして予算特別
委員長
の報告に対する反対討論を終わります。御清聴ありがとうございました。(拍手)
49
◯議長(
長谷川章悦君) これにて討論を終結いたします。
これより採決いたします。
まず、ただいま
の委員長報告中、
議案第1号について反対討論がありますので、
起立により採決いたします。
議案第1号については、
委員長報告のとおり可決と決することに賛成
の諸君
の起立を求めます。
〔賛成
者起立〕
50
◯議長(
長谷川章悦君)
起立多数であります。よって、
議案第1号については
委員長報告のとおり可決と決しました。
次に、ただいま
の委員長報告中、
議案第2
号についても反対討論がありますので、
起立により採決いたします。
議案第2
号については、
委員長報告のとおり可決と決することに賛成
の諸君
の起立を求めます。
〔賛成
者起立〕
51
◯議長(
長谷川章悦君)
起立多数であります。よって、
議案第2
号については
委員長報告のとおり可決と決しました。
次に、ただいま
の委員長報告中、
議案第5
号についても反対討論がありますので、
起立により採決いたします。
議案第5
号については、
委員長報告のとおり可決と決することに賛成
の諸君
の起立を求めます。
〔賛成
者起立〕
52
◯議長(
長谷川章悦君)
起立多数であります。よって、
議案第5
号については
委員長報告のとおり可決と決しました。
次に、ただいま
の委員長報告中、
議案第12
号についても反対討論がありますので、
起立により採決いたします。
議案第12
号については、
委員長報告のとおり可決と決することに賛成
の諸君
の起立を求めます。
〔賛成
者起立〕
53
◯議長(
長谷川章悦君)
起立多数であります。よって、
議案第12
号については
委員長報告のとおり可決と決しました。
次に、ただいま
の委員長報告中、
議案第13
号についても反対討論がありますので、
起立により採決いたします。
議案第13
号については、
委員長報告のとおり可決と決することに賛成
の諸君
の起立を求めます。
〔賛成
者起立〕
54
◯議長(
長谷川章悦君)
起立多数であります。よって、
議案第13
号については
委員長報告のとおり可決と決しました。
次に、ただいま
の委員長報告中、
議案第14
号についても反対討論がありますので、
起立により採決いたします。
議案第14
号については、
委員長報告のとおり可決と決することに賛成
の諸君
の起立を求めます。
〔賛成
者起立〕
55
◯議長(
長谷川章悦君)
起立多数であります。よって、
議案第14
号については
委員長報告のとおり可決と決しました。
次に、ただいま
の委員長報告中、
議案第54
号についても反対討論がありますので、
起立により採決いたします。
議案第54
号については、
委員長報告のとおり可決と決することに賛成
の諸君
の起立を求めます。
〔賛成
者起立〕
56
◯議長(
長谷川章悦君)
起立多数であります。よって、
議案第54
号については
委員長報告のとおり可決と決しました。
次に、ただいま決定されました案件を除く各案件
については、
委員長報告のとおり決することに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ
者あり〕
57
◯議長(
長谷川章悦君) 御異議なしと認めます。よって、各案件
については
委員長報告のとおり決しました。
──────────────────────────
日程
第102
議案第93
号 平成31年度青森市一般会計補正予算(
第1号)
日程
第103
議案第94
号 平成30年度青森市一般会計補正予算(
第8
号)
58
◯議長(
長谷川章悦君) 日程
第102
議案第93
号「平成31年度青森市一般会計補正予算」及び日程
第103
議案第94
号「平成30年度青森市一般会計補正予算」
の計2件を
一括議題といたします。
提案理由
の説明を求めます。小野寺市長。
〔市長小野寺晃彦君登壇〕
59 ◯市長(小野寺晃彦君) おはようございます。(「おはようございます」と呼ぶ
者あり)本日追加提出いたしました
議案について、その概要を御説明申し上げます。
まず、
議案第93
号「平成31年度青森市一般会計補正予算」
について御説明申し上げます。
今回
の補正予算は、国
の平成30年度
第2次補正予算に係る学校施設環境改善交付金
の内定に伴い、これを平成30年度青森市一般会計補正予算に計上するため、当該事業費を減額するものであります。
歳出
の内容についてでありますが、西中学校校舎改築事業
については校舎改築工事に要する事業費
のうち交付金対象事業分、小柳小学校校舎改築事業
については旧校舎
の解体工事分、教育環境整備事業
については学校トイレ洋式化改修工事分をそれぞれ減額するものであります。
歳入
については、歳出補正に連動した減額を行うものであります。
継続費
については、国
の交付金
の内定に伴い、平成30年度から
の継続費を設定するため、平成31年度当初予算案において設定した継続費を廃止するものであります。
その結果、18億8501万7000円
の減額補正となり、これを減じた平成31年度一般会計予算総額は1283億4898万3000円となります。
次に、
議案第94
号「平成30年度青森市一般会計補正予算」
について御説明申し上げます。
歳出
の内容についてでありますが、まず、国
の平成30年度
第2次補正予算に係る学校施設環境改善交付金
の内定に伴い、平成31年度予算を前倒しする事業として、先ほど平成31年度一般会計補正予算案で御説明申し上げました西中学校校舎改築事業、小柳小学校校舎改築事業及び教育環境整備事業に要する経費を措置するものであります。
次に、除排雪対策事業
については、12月末から1月中旬及び2月上旬から中旬にかけて
の集中的な降雪により、2月15日に豪雪対策本部を設け、市民生活
の安定及び交通
の確保
のため除排雪に取り組んできたところでありますが、今般、除排雪経費
の決算見込みを精査できましたことから、これに基づき、増額するものであります。
歳入
については、歳出補正に連動した増額を行うほか、財源調整
については、財政調整積立金
の繰入金
の増額により行うものであります。
継続費及び繰越明許費
については、西中学校校舎改築事業等が複数年度にわたるため、それぞれ設定するものであります。
その結果、26億3647万2000円
の増額補正となり、これを加えた平成30年度一般会計予算総額は1259億8622万5000円となった次第であります。
以上、
議案の概要を御説明申し上げましたが、慎重御審議
の上、御議決を賜りますようお願い申し上げます。
60
◯議長(
長谷川章悦君) これより質疑に入ります。
御質疑ありませんか。
〔「なし」と呼ぶ
者あり〕
61
◯議長(
長谷川章悦君) 質疑ないものと認めます。
62
◯議長(
長谷川章悦君) お諮りいたします。
ただいま議題となっております
議案第93
号及び
議案第94
号の計2件
については、
委員会
の付託を省略したいと思います。
これに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ
者あり〕
63
◯議長(
長谷川章悦君) 御異議なしと認めます。よって、両案
については
委員会
の付託を省略することに決しました。
討論
については通告がありませんでした。
これより採決いたします。
初めに、
議案第93
号について採決いたします。
議案第93
号については、原案
のとおり決することに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ
者あり〕
64
◯議長(
長谷川章悦君) 御異議なしと認めます。よって、
議案第93
号については原案
のとおり可決されました。
次に、
議案第94
号について採決いたします。
議案第94
号については、原案
のとおり決することに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ
者あり〕
65
◯議長(
長谷川章悦君) 御異議なしと認めます。よって、
議案第94
号については原案
のとおり可決されました。
──────────────────────────
日程
第104 雪対策
について ~
日程
第107 議会広報広聴
について
66
◯議長(
長谷川章悦君) 日程
第104「雪対策
について」から日程
第107「議会広報広聴
について」まで、計4件を
一括議題といたします。
各案件
については、各特別
委員長から、会議規則
第111条
の規定により、配付いたしております申出書
のとおり、閉会中
の継続審査の申し出があります。
67
◯議長(
長谷川章悦君) お諮りいたします。
各特別
委員長から
の申し出
のとおり、閉会中
の継続審査に付することに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ
者あり〕
68
◯議長(
長谷川章悦君) 御異議なしと認めます。よって、各特別
委員長から
の申し出
のとおり、閉会中
の継続審査に付することに決しました。
──────────────────────────
日程
第108
議案第95
号 教育長
の任命
について
69
◯議長(
長谷川章悦君) 日程
第108
議案第95
号「教育長
の任命
について」を議題といたします。
提案理由
の説明を求めます。小野寺市長。
〔市長小野寺晃彦君登壇〕
70 ◯市長(小野寺晃彦君)
議案第95
号について御説明申し上げます。
平成28年
第2回定例会において御同意をいただき任命いたしました教育長成田一二三氏は、来る平成31年6月2日をもって任期が満了となります。そこで、この後任
について慎重に検討した結果、同氏が適任と認められますので、再任いたしたいと存じます。
何とぞ御同意を賜りますようお願い申し上げます。
なお、同氏
の経歴
については、お手元
の資料
のとおりであります。
71
◯議長(
長谷川章悦君) これより質疑に入ります。
御質疑ありませんか。
〔「なし」と呼ぶ
者あり〕
72
◯議長(
長谷川章悦君) 質疑ないものと認めます。
73
◯議長(
長谷川章悦君) お諮りいたします。
ただいま議題となっております
議案第95
号については、
委員会
の付託を省略したいと思います。
これに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ
者あり〕
74
◯議長(
長谷川章悦君) 御異議なしと認めます。よって、
委員会
の付託を省略することに決しました。
討論
については通告がありませんでした。
75
◯議長(
長谷川章悦君) お諮りいたします。
ただいま議題となっております
議案第95
号については、これに同意することに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ
者あり〕
76
◯議長(
長谷川章悦君) 御異議なしと認めます。よって、本案は同意することに決しました。
──────────────────────────
日程
第109
議案第96
号 財産区管理
委員の選任
について
77
◯議長(
長谷川章悦君) 日程
第109
議案第96
号「財産区管理
委員の選任
について」を議題といたします。
提案理由
の説明を求めます。小野寺市長。
〔市長小野寺晃彦君登壇〕
78 ◯市長(小野寺晃彦君)
議案第96
号について御説明申し上げます。
平成27年
第1回定例会において御同意をいただき選任いたしました深沢
第二(川目平)財産区管理
委員加賀谷儀雄氏は、去る平成30年10月22日に御逝去されました。そこで、この後任
について慎重に検討した結果、新岡壮太郎氏が適任と認められますので、選任いたしたいと存じます。
また、同じく平成27年
第1回定例会において御同意をいただき選任いたしました横内、深沢
第一、深沢
第二(川目平)、八重菊
第一、八重菊
第二(萱
の茶屋)、幸畑
の財産区管理
委員計10名
の方々は、あす3月23日をもって任期が満了となります。そこで、この後任
について慎重に検討した結果、横内財産区管理
委員鳴海國雄氏
の後任には大川良弘氏が、深沢
第二(川目平)財産区管理
委員佐藤安年氏
の後任には木村勝彦氏が、八重菊
第一財産区管理
委員上林良夫氏
の後任には白鳥冨雄氏が、同じく八重菊
第一財産区管理
委員八木橋繁人氏
の後任には渡邉鉄夫氏が、幸畑財産区管理
委員三上浩一氏
の後任には木村祐一氏が適任と認められますので、選任することとし、その他
の方々
については再任いたしたいと存じます。
何とぞ御同意を賜りますようお願い申し上げます。
なお、これら
の方々
の経歴
については、お手元
の資料
のとおりであります。
79
◯議長(
長谷川章悦君) これより質疑に入ります。
御質疑ありませんか。
〔「なし」と呼ぶ
者あり〕
80
◯議長(
長谷川章悦君) 質疑ないものと認めます。
81
◯議長(
長谷川章悦君) お諮りいたします。
ただいま議題となっております
議案第96
号については、
委員会
の付託を省略したいと思います。
これに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ
者あり〕
82
◯議長(
長谷川章悦君) 御異議なしと認めます。よって、
委員会
の付託を省略することに決しました。
討論
については通告がありませんでした。
83
◯議長(
長谷川章悦君) お諮りいたします。
ただいま議題となっております
議案第96
号については、これに同意することに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ
者あり〕
84
◯議長(
長谷川章悦君) 御異議なしと認めます。よって、本案は同意することに決しました。
──────────────────────────
日程
第110
議案第97
号 人権擁護委員候補者の推薦について
85
◯議長(
長谷川章悦君) 日程
第110
議案第97
号「
人権擁護委員候補者の推薦について」を議題といたします。
提案理由
の説明を求めます。小野寺市長。
〔市長小野寺晃彦君登壇〕
86 ◯市長(小野寺晃彦君)
議案第97
号について御説明申し上げます。
平成28年
第1回定例会において御同意をいただき
推薦いたしました
人権擁護委員三上美紀子氏、三浦国男氏、工藤美智子氏は、来る平成31年6月30日をもって任期が満了となります。そこで、この後任
について慎重に検討した結果、三浦国男氏
の後任には阿部哲氏が適任と認められますので、
推薦することとし、その他
の方々
については再任とし、それぞれ
推薦いたしたいと存じます。
何とぞ御同意を賜りますようお願い申し上げます。
なお、これら
の方々
の経歴
については、お手元
の資料
のとおりであります。
87
◯議長(
長谷川章悦君) これより質疑に入ります。
御質疑ありませんか。
〔「なし」と呼ぶ
者あり〕
88
◯議長(
長谷川章悦君) 質疑ないものと認めます。
89
◯議長(
長谷川章悦君) お諮りいたします。
ただいま議題となっております
議案第97
号については、
委員会
の付託を省略したいと思います。
これに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ
者あり〕
90
◯議長(
長谷川章悦君) 御異議なしと認めます。よって、
委員会
の付託を省略することに決しました。
討論
については通告がありませんでした。
91
◯議長(
長谷川章悦君) お諮りいたします。
ただいま議題となっております
議案第97
号については、これに同意することに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ
者あり〕
92
◯議長(
長谷川章悦君) 御異議なしと認めます。よって、本案は同意することに決しました。
──────────────────────────
日程
第111 議員提出
議案第1号 沖縄県民
の民意を政府が尊重することを求める決議
93
◯議長(
長谷川章悦君) 日程
第111議員提出
議案第1号「沖縄県民
の民意を政府が尊重することを求める決議」を議題といたします。
94
◯議長(
長谷川章悦君) お諮りいたします。
ただいま議題となっております議員提出
議案第1号については、提案理由
の説明及び
委員会
の付託を省略したいと思います。
これに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ
者あり〕
95
◯議長(
長谷川章悦君) 御異議なしと認めます。よって、提案理由
の説明及び
委員会
の付託を省略することに決しました。
これより質疑に入ります。
御質疑ありませんか。
〔「なし」と呼ぶ
者あり〕
96
◯議長(
長谷川章悦君) 質疑ないものと認めます。
これより討論に入ります。
討論
の通告がありますので、発言を許します。
27番藤原浩平議員。
〔議員藤原浩平君登壇〕(拍手)
97 ◯27番(藤原浩平君) 日本共産党
の藤原浩平です。議員提出
議案第1号「沖縄県民
の民意を政府が尊重することを求める決議」案
について、賛成
の立場で討論します。
沖縄県
の米海兵隊普天間基地──宜野湾市──にかわる新基地建設をめぐり、名護市辺野古沿岸
の埋め立て
の賛否を問う県民投票が2月24日に投開票されました。反対が7割強に及び、玉城デニー氏が昨年9月
の県知事選挙で獲得した史上最多
の票も大きく超えるという歴史的な結果です。県民
の埋め立て反対
の民意は動かしがたい確固たるものです。安倍政権は辺野古新基地建設
のため
の埋め立てを直ちに中止するべきです。
新基地建設
について、県民はこれまで知事選や国政選挙などで重ねて反対
の意思を表明してきました。今回は、新基地建設で
の埋め立て
の是非という単独
の論点で県民
の民意が初めて問われ、辺野古ノー
の結果が明確に示されました。しかも、県内41市町村全てで反対が賛成を大差で上回りました。普天間基地を抱える宜野湾市でも、新基地建設先
の名護市でも、昨年
の市長選では自民党が推す
候補が当選しましたが、今回は両市とも反対が圧倒的多数を占めました。新基地反対は文字どおりオール沖縄
の意思です。首相が県民投票
の結果を受けてもなお新基地建設に固執していることは許されません。普天間基地が固定化され、危険なまま置き去りにされることは絶対に避けなければならないという
のが口実ですが、この間、辺野古へ
の固執こそ普天間固定化につながることが明らかになっています。
防衛省沖縄防衛局は、沖縄県が辺野古埋め立て
の承認を撤回したこと
について、違法・不当な不服
審査請求を行っています。これに対し県は2月20日、意見書を提出しました。それによると、沖縄防衛局が提出した調査
報告書には、辺野古東側
の大浦湾に存在する軟弱地盤
の改良工事に関し、次
のような重大な内容が示されています。地盤改良面積は大浦湾側
の埋立区域
の約6割に上る。地盤改良
のために打ち込む7万7000本
の砂ぐいに必要な砂
の量は東京ドーム約5.25個分に相当する。地盤改良
の深度は、埋立部とそれを囲む護岸部とも海面下70メートルで、作業船
の施工限界に達する。粘性土
の地盤は最深90メートルになるが、その対策
の記載がないなどです。
県
の意見書は、地盤改良に必要な砂
の量は沖縄県内
の砂利採取量
の数年分に当たることや、改良工事前に大浦湾
のサンゴ類7万4000群体
の移植が必要になることなどを指摘し、途方もない年月を要することになると強調しています。普天間基地返還を口実にした辺野古新基地建設へ
の固執は、まさに事実上
の普天間固定化にほかならない
のです。
菅官房長官は、デニー知事には辺野古新基地にかわる具体策がないと非難しています。しかし、昨年急逝したオール沖縄
の代表、翁長前知事は、普天間基地は県民
の土地
の強制収容でつくられたものであり、返してほしいなら辺野古という新しい土地を差し出せ、それが嫌なら代替案を示せという
のは日本
の政治
の堕落だと強く批判してきました。
普天間基地返還は、辺野古移設という条件つきでは不可能です。県民投票で示された民意を受けとめ、無条件撤去を求めて、米国と交渉することこそ返還
の早道です。
以上申し上げ、賛成討論といたします。御賛同くださいますよう、よろしくお願い申し上げます。お聞きくださいましてありがとうございました。(拍手)
98
◯議長(
長谷川章悦君) これにて討論を終結いたします。
これより採決いたします。
議員提出
議案第1号については、原案
のとおり決することに御異議ありませんか。
〔「異議なし」「異議あり」と呼ぶ
者あり〕
99
◯議長(
長谷川章悦君) 御異議がありますので、
起立により採決いたします。
議員提出
議案第1号については、原案
のとおり決することに賛成
の諸君
の起立を求めます。
〔賛成
者起立〕
100
◯議長(
長谷川章悦君)
起立少数であります。よって、本案は否決されました。
──────────────────────────
日程
第112 議員提出
議案第2
号 最低賃金
の改善と中小企業支援
の拡充を求める意見書
101
◯議長(
長谷川章悦君) 日程
第112議員提出
議案第2
号「最低賃金
の改善と中小企業支援
の拡充を求める意見書」を議題といたします。
102
◯議長(
長谷川章悦君) お諮りいたします。
ただいま議題となっております議員提出
議案第2
号については、提案理由
の説明及び
委員会
の付託を省略したいと思います。
これに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ
者あり〕
103
◯議長(
長谷川章悦君) 御異議なしと認めます。よって、提案理由
の説明及び
委員会
の付託を省略することに決しました。
これより質疑に入ります。
御質疑ありませんか。
〔「なし」と呼ぶ
者あり〕
104
◯議長(
長谷川章悦君) 質疑ないものと認めます。
これより討論に入ります。
討論
の通告がありますので、発言を許します。
1番赤平勇人議員。
〔議員赤平勇人君登壇〕(拍手)
105 ◯
1番(赤平勇人君) 日本共産党
の赤平勇人です。議員提出
議案第2
号「最低賃金
の改善と中小企業支援
の拡充を求める意見書」に賛成
の立場から討論を行います。
現在、青森県
の地域別最低賃金は時給762円と、全国で下から2番目
の水準となっています。今や全労働
者の4割が非正規労働
者と言われている中で、若者からは、青森は給料が低過ぎる、とてもじゃないけれども暮らしていける賃金ではないといった声が上がっています。
全労連が2016年に行った最低生計費調査では、25歳
の単身
者が賃貸ワンルームマンションに居住して、普通
の生活を送る
のに必要な最低生計費は月額税込みで21万6083円です。これを
1日
の労働時間が8時間、年間255日勤務
の場合
の月労働時間173.8時間に換算すると時給1243円です。普通
の暮らしに必要な賃金と現実
の賃金には余りにも開きがあります。
こうした事実は政府自身も認め始めています。3月15日
の参議院予算
委員会で
の日本共産党
の山添拓議員
の、現在
の最低賃金額が生計費を満たしていない、こういう認識はある
のかという質問に対して、根本厚生労働大臣も、現在
の最低賃金額が必要な生活費を満たしていないと
の認識を示しました。
最低賃金法には、目的として、「この法律は、賃金
の低廉な労働
者について、賃金
の最低額を保障することにより、労働条件
の改善を図り、もつて、労働
者の生活
の安定、労働力
の質的向上及び事業
の公正な競争
の確保に資するとともに、国民経済
の健全な発展に寄与することを目的とする」とあります。働き方
の問題が大きく取り沙汰されている中で、時給が低いために、体を壊してまでも働かなくてはいけない、結果、仕事
の質も悪くなり、悪循環も生まれるという人も少なくありません。労働
者の生活を安定させ、労働
者のやりがい、モチベーションを維持し、労働力
の質的向上を図るためには、最低賃金を大幅に引き上げることが必要です。
また、先ほど述べた最低生計費調査では、例えばさいたま市在住で都市部勤務
の25歳男性
の最低生計費は税込みで23万3801円、時給1345円と首都圏と地方と
の差はないことも明らかになりました。青森
の労働
者が青森でやりがいを持って働けるようにすること、人口流出にブレーキをかけるためにも、全国一律
の最低賃金制度が必要です。
こうした最低賃金
の大幅な引き上げをするためには、意見書
の中にもあるように、例えば中小企業
の社会保険料負担
の軽減など
の中小企業へ
の支援を政府
の責任で行うことも必要不可欠です。
今、国
の景気対策に必要なことは、働く人を元気にすることだと思います。消費税が8%に上がって以降、実質家計消費も冷え込み続けている中、労働
者の賃上げを行い、元気にしてこそ、経済
の好循環をすることができると考えます。また、こうした対策は、例えば過去最高額を更新し続けている大企業
の内部留保
のほんの一部を活用することで実現は可能です。
働く人が普通に暮らせるだけ
の賃金を確保するために、多く
の議員
の御賛同を呼びかけまして、私
の討論といたします。御清聴ありがとうございました。(拍手)
106
◯議長(
長谷川章悦君) これにて討論を終結いたします。
これより採決いたします。
議員提出
議案第2
号については、原案
のとおり決することに御異議ありませんか。
〔「異議なし」「異議あり」と呼ぶ
者あり〕
107
◯議長(
長谷川章悦君) 御異議がありますので、
起立により採決いたします。
議員提出
議案第2
号については、原案
のとおり決することに賛成
の諸君
の起立を求めます。
〔賛成
者起立〕
108
◯議長(
長谷川章悦君)
起立少数であります。よって、本案は否決されました。
──────────────────────────
日程
第113 議員提出
議案第3
号 全国知事会
の「米軍基地に関する提言」
の趣旨に基づいて、地方自治
の根幹を脅かす日米地位協定
の見直しを求める意見書
109
◯議長(
長谷川章悦君) 日程
第113議員提出
議案第3
号「全国知事会
の『米軍基地に関する提言』
の趣旨に基づいて、地方自治
の根幹を脅かす日米地位協定
の見直しを求める意見書」を議題といたします。
110
◯議長(
長谷川章悦君) お諮りいたします。
ただいま議題となっております議員提出
議案第3
号については、提案理由
の説明及び
委員会
の付託を省略したいと思います。
これに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ
者あり〕
111
◯議長(
長谷川章悦君) 御異議なしと認めます。よって、提案理由
の説明及び
委員会
の付託を省略することに決しました。
これより質疑に入ります。
御質疑ありませんか。
〔「なし」と呼ぶ
者あり〕
112
◯議長(
長谷川章悦君) 質疑ないものと認めます。
これより討論に入ります。
討論
の通告がありますので、発言を許します。
19番村川みどり議員。
〔議員村川みどり君登壇〕(拍手)
113 ◯19番(村川みどり君) 日本共産党
の村川みどりです。議員提出
議案第3
号「全国知事会
の『米軍基地に関する提言』
の趣旨に基づいて、地方自治
の根幹を脅かす日米地位協定
の見直しを求める意見書」に賛成
の立場から討論を行います。
2018年7月27日、札幌市で開かれた全国知事会は、日米地位協定
の抜本的見直しを求める提言を全会一致で採択しました。これまで、米軍基地を抱える15
の都道府県知事でつくる渉外知事会は、再三にわたって日米地位協定
の見直しを提言していましたが、抜本的な見直しを全国知事会が決定し、安倍内閣に提出した
のは初めて
のことです。
地位協定
の抜本的見直しが採択された背景には、沖縄を初め全国各地で米軍基地
の大増強が強行され、米軍
の傍若無人
の軍事行動が拡大する中、基地負担と基地被害に苦しむ住民と地方自治体
の苦難が頂点に達していることがあります。その中でも全国知事会は、オスプレイ配備時に、自治体や国民
の不安が払拭されていない状況が続いていることを再認識すべきであるとし、安倍内閣
の姿勢を厳しく指摘してきました。オスプレイ
の配備と低空飛行訓練は、墜落事故
の危険を全国に広げるものとなっています。
1991年には奈良県十津川で、米軍機が低空飛行訓練中、材木を運び出すケーブルを切断する事故を起こしました。1994年には高知県早明浦ダムに米空母艦載機が墜落する事故を起こしました。米軍機
の低空飛行訓練は、戦争
の際、米軍が敵国
のレーダーをかいくぐって攻撃、爆撃するため
の訓練です。戦争
のため
の訓練に国民
の命が危険にさらされる
のはもってのほかです。
オスプレイは世界で最悪
の欠陥機と言われ、米国内では、空飛ぶ棺おけ、未亡人製造機と呼ばれました。多く
の若い米軍人
の命を奪ったからです。オートローテーションというヘリコプターに義務づけられた安全装置がないことも指摘されています。このような欠陥機が日本で飛び回ることができる
のも、日米地位協定に基づく航空特例法
の特権によって保障されているからにほかなりません。
また、米軍基地
の飛行訓練による爆音被害
の解消も重要な課題です。日米地位協定は、米軍によってもたらされる深刻な爆音に対する対策
について、何ら
の取り決めもありません。米軍機による爆音が野放しになっている
のです。さらに、爆音被害訴訟で被害が確定した判決では、住民に対し、横田訴訟が49億円、厚木訴訟が55億円
の賠償金
の支払いを命じられています。ところが、米軍は賠償金を
1円も払っていません。日本政府が全額立てかえ払いをしている
のです。アメリカ政府は、米軍基地はそもそも日本政府が米軍に提供したものであり、通常
の軍事行動によって生じる騒音は、提供
者である日本政府が払うべきという見解な
のです。こんなでたらめな主張を認めていい
のでしょうか。このような植民地
のような実態をいつまでも放置しておいていい
のでしょうか。
今、全国知事会
の提言を受け、7道県33市町村で抜本的見直し
の意見書が採択されています。さらに、与党・自民党
の中では地位協定改定議連が結成され、現防衛大臣
の岩屋毅氏は、改定案を政権与党
の側から提出するところに意義がある、多く
の議員
のお力添えで改定を実現したいとまで語っています。地位協定見直しに向け、保守、革新
の垣根を超えた運動が高まっています。
青森市議会からもこの波をさらに広げ、国民
の暮らしと安全・平和を守るために力を合わせることを呼びかけます。議員各位
の御賛同をお願い申し上げ、賛成討論といたします。御清聴ありがとうございました。(拍手)
114
◯議長(
長谷川章悦君) これにて討論を終結いたします。
これより採決いたします。
議員提出
議案第3
号については、原案
のとおり決することに御異議ありませんか。
〔「異議なし」「異議あり」と呼ぶ
者あり〕
115
◯議長(
長谷川章悦君) 御異議がありますので、
起立により採決いたします。
議員提出
議案第3
号については、原案
のとおり決することに賛成
の諸君
の起立を求めます。
〔賛成
者起立〕
116
◯議長(
長谷川章悦君)
起立少数であります。よって、本案は否決されました。
──────────────────────────
日程
第114 議員提出
議案第4
号 治安維持法犠牲
者国家賠償法(仮称)
の制定を求める意見書
117
◯議長(
長谷川章悦君) 日程
第114議員提出
議案第4
号「治安維持法犠牲
者国家賠償法(仮称)
の制定を求める意見書」を議題といたします。
118
◯議長(
長谷川章悦君) お諮りいたします。
ただいま議題となっております議員提出
議案第4
号については、提案理由
の説明及び
委員会
の付託を省略したいと思います。
これに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ
者あり〕
119
◯議長(
長谷川章悦君) 御異議なしと認めます。よって、提案理由
の説明及び
委員会
の付託を省略することに決しました。
これより質疑に入ります。
御質疑ありませんか。
〔「なし」と呼ぶ
者あり〕
120
◯議長(
長谷川章悦君) 質疑ないものと認めます。
これより討論に入ります。
討論
の通告がありますので、発言を許します。
9番万徳なお子議員。
〔議員万徳なお子君登壇〕(拍手)
121 ◯9番(万徳なお子君) 日本共産党
の万徳なお子です。議員提出
議案第4
号「治安維持法犠牲
者国家賠償法(仮称)
の制定を求める意見書」に賛成
の立場で討論します。
NHKは昨年8月、「自由はこうして奪われた~治安維持法 10万人
の記録~」という番組を放送しました。番組は、治安維持法による弾圧
の実態に迫ったものです。治安維持法による検挙
者の総数は、国内で6万8332人、朝鮮、満州など植民地と合わせると10万1654人。治安維持法が制定された1925年からしばらくは国内
の検挙
者が年に10人程度だったものが、ピーク
の年は1933年で
1万4622人。この年
の2月に「蟹工船」を書いた小説家小林多喜二は虐殺されました。そして、日本はファシズムと戦争
の道へと突き進んでいきました。番組では、治安維持法で弾圧された北海道
の画家、松本五郎さんを初め、多く
の被害
者、遺族が体験を語りました。松本さんは、師範学校
の美術部長だったとき、農民
の生活と労働を描く絵が共産主義
の宣伝をしていると難癖をつけられ、検挙されました。松本さんは、当時
の絵を見せながら、これが共産主義
の宣伝に見えますかと現在も各地でみずから
の体験を講演しているそうです。
治安維持法
の国内検挙
者のうち、共産党員は3.4%にすぎませんでした。1928年に目的遂行罪が導入されたからです。また、このとき、最高刑が死刑に引き上げられました。当初、共産党弾圧
のためにつくられた治安維持法が、結局は共産党とは関係ない普通
の人々を弾圧するために猛威を振るい、国民全体を国体
の名
のもとで圧迫し、戦争へ
の道に導きました。治安維持法
の犠牲
者には、社会民主主義
者もいれば、宗教
者もいれば、学者、文化人、演劇人、教育
者、工場で働いていた労働
者も農民もいました。10万人を超える人々が特高警察に引っ張られ、拷問され、暴力を受けました。
治安維持法犠牲
者国家賠償要求同盟青森県本部は、犠牲
者295人
の名簿
のリストアップを行い、そのうち53人
の詳細を機関紙に掲載しています。黒石出身で日本児童文学
者協会長についた秋田雨雀さんもその一人です。1940年──昭和15年、新協劇団
の総検挙で警察に留置されました。また、青森市新町に生まれた平沢鉄男さんは、青森市立商業高校卒業後、労働組合を組織し、その後、青森市で最初
の消費組合をつくった方です。小作農民
の争議
の支援に駆けつけ、しばしば検挙され、昭和10年、特高
の一斉検挙で約4カ月投獄されました。このように県内でも多く
の犠牲
者が出た
のです。
二度と暗黒政治を繰り返してはなりません。安倍政権が強行した共謀罪も、犯罪
の共謀を取り締まると言いつつ、実際には市民運動や労働運動
の取り締まりに使われる危険があります。自由と民主主義を守り、維持し、発展させるために、ぜひとも犠牲
者へ
の謝罪と賠償を求める本意見書
の採択に御賛同をお願い申し上げ、賛成討論といたします。ありがとうございました。(拍手)
122
◯議長(
長谷川章悦君) これにて討論を終結いたします。
これより採決いたします。
議員提出
議案第4
号については、原案
のとおり決することに御異議ありませんか。
〔「異議なし」「異議あり」と呼ぶ
者あり〕
123
◯議長(
長谷川章悦君) 御異議がありますので、
起立により採決いたします。
議員提出
議案第4
号については、原案
のとおり決することに賛成
の諸君
の起立を求めます。
〔賛成
者起立〕
124
◯議長(
長谷川章悦君)
起立少数であります。よって、本案は否決されました。
──────────────────────────
日程
第115 議員提出
議案第5
号 若い人も高齢
者も安心できる年金を求める意見書
125
◯議長(
長谷川章悦君) 日程
第115議員提出
議案第5
号「若い人も高齢
者も安心できる年金を求める意見書」を議題といたします。
126
◯議長(
長谷川章悦君) お諮りいたします。
ただいま議題となっております議員提出
議案第5
号については、提案理由
の説明及び
委員会
の付託を省略したいと思います。
これに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ
者あり〕
127
◯議長(
長谷川章悦君) 御異議なしと認めます。よって、提案理由
の説明及び
委員会
の付託を省略することに決しました。
これより質疑に入ります。
御質疑ありませんか。
〔「なし」と呼ぶ
者あり〕
128
◯議長(
長谷川章悦君) 質疑ないものと認めます。
これより討論に入ります。
討論
の通告がありますので、発言を許します。
18番天内慎也議員。
〔議員天内慎也君登壇〕(拍手)
129 ◯18番(天内慎也君) 日本共産党
の天内慎也です。議員提出
議案第5
号「若い人も高齢
者も安心できる年金を求める意見書」に賛成
の立場から討論を行います。
今、65歳以上
の高齢
者は有権者
の3人に
1人、唯一
の収入源である年金が引き下げられていく中で、生活そのものが成り立たなくなっています。老齢基礎年金だけ
の人は約700万人、その年金額は月平均約5万円で、高齢
者の大半は低年金
者です。この年金も毎年引き下げられており、これでは生活できない
のは当たり前です。
政府はこの間、マクロ経済スライドを導入し、一言で言えば、物価が上がっても年金を目減りさせる、つまり、年金
の実質的な価値を下げることにほかなりません。政府
の言い分は、年金
の持続可能性
のためにマクロ経済スライド
の必要性を強調しますが、今
の年金を下げれば、将来、高い年金が受け取れるというものでもありません。年金受給資格要件が25年から10年に短縮されたことは評価できますが、年金支給年齢
の引き下げ、年金カット法と言われる年金を引き下げるため
の年金改定ルール
の変更など、年金生活
者にとっては、より苦しくなるばかりです。その上、介護保険料や利用料
の引き上げ、消費税増税で生活苦に拍車がかかっています。
本意見書は、こうした年金生活
者の生活実態に基づき、年金そのもの
の底上げを行うために、最低年金保障制度
の創設や、マクロ経済スライド
の廃止、年金隔月支給を改め、毎月支給にすること、これ以上
の支給年齢
の引き上げは行わないことなどを求めているものです。最低年金保障制度
については、各党によって議論があるようですが、意見書
の趣旨にあるように、国
の責任で、若い人も高齢
者も安心できる年金制度
の確立を求めておりますので、御賛同いただくようお願いを申し上げ、賛成討論といたします。御清聴ありがとうございました。(拍手)
130
◯議長(
長谷川章悦君) これにて討論を終結いたします。
これより採決いたします。
議員提出
議案第5
号については、原案
のとおり決することに御異議ありませんか。
〔「異議なし」「異議あり」と呼ぶ
者あり〕
131
◯議長(
長谷川章悦君) 御異議がありますので、
起立により採決いたします。
議員提出
議案第5
号については、原案
のとおり決することに賛成
の諸君
の起立を求めます。
〔賛成
者起立〕
132
◯議長(
長谷川章悦君)
起立少数であります。よって、本案は否決されました。
──────────────────────────
日程
第116 議員提出
議案第6
号 統計不正問題
の真相究明と信頼回復を求める意見書
133
◯議長(
長谷川章悦君) 日程
第116議員提出
議案第6
号「統計不正問題
の真相究明と信頼回復を求める意見書」を議題といたします。
134
◯議長(
長谷川章悦君) お諮りいたします。
ただいま議題となっております議員提出
議案第6
号については、提案理由
の説明及び
委員会
の付託を省略したいと思います。
これに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ
者あり〕
135
◯議長(
長谷川章悦君) 御異議なしと認めます。よって、提案理由
の説明及び
委員会
の付託を省略することに決しました。
これより質疑に入ります。
御質疑ありませんか。
〔「なし」と呼ぶ
者あり〕
136
◯議長(
長谷川章悦君) 質疑ないものと認めます。
討論
については通告がありませんでした。
これより採決いたします。
議員提出
議案第6
号については、原案
のとおり決することに御異議ありませんか。
〔「異議なし」「異議あり」と呼ぶ
者あり〕
137
◯議長(
長谷川章悦君) 御異議がありますので、
起立により採決いたします。
議員提出
議案第6
号については、原案
のとおり決することに賛成
の諸君
の起立を求めます。
〔賛成
者起立〕
138
◯議長(
長谷川章悦君)
起立多数であります。よって、本案は原案
のとおり可決されました。
──────────────────────────
日程
第117 議員提出
議案第7
号 食品ロス削減に向けて
のさらなる取り組みを求める意見書
139
◯議長(
長谷川章悦君) 日程
第117議員提出
議案第7
号「食品ロス削減に向けて
のさらなる取り組みを求める意見書」を議題といたします。
140
◯議長(
長谷川章悦君) お諮りいたします。
ただいま議題となっております議員提出
議案第7
号については、提案理由
の説明及び
委員会
の付託を省略したいと思います。
これに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ
者あり〕
141
◯議長(
長谷川章悦君) 御異議なしと認めます。よって、提案理由
の説明及び
委員会
の付託を省略することに決しました。
これより質疑に入ります。
御質疑ありませんか。
〔「なし」と呼ぶ
者あり〕
142
◯議長(
長谷川章悦君) 質疑ないものと認めます。
討論
については通告がありませんでした。
これより採決いたします。
議員提出
議案第7
号については、原案
のとおり決することに御異議ありませんか。
〔「異議なし」「異議あり」と呼ぶ
者あり〕
143
◯議長(
長谷川章悦君) 御異議がありますので、
起立により採決いたします。
議員提出
議案第7
号については、原案
のとおり決することに賛成
の諸君
の起立を求めます。
〔賛成
者起立〕
144
◯議長(
長谷川章悦君)
起立多数であります。よって、本案は原案
のとおり可決されました。
──────────────────────────
日程
第118 議員提出
議案第8
号 妊婦が安心できる医療提供体制
の充実と健康管理
の推進を求める意
見書
145
◯議長(
長谷川章悦君) 日程
第118議員提出
議案第8
号「妊婦が安心できる医療提供体制
の充実と健康管理
の推進を求める意見書」を議題といたします。
146
◯議長(
長谷川章悦君) お諮りいたします。
ただいま議題となっております議員提出
議案第8
号については、提案理由
の説明及び
委員会
の付託を省略したいと思います。
これに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ
者あり〕
147
◯議長(
長谷川章悦君) 御異議なしと認めます。よって、提案理由
の説明及び
委員会
の付託を省略することに決しました。
これより質疑に入ります。
御質疑ありませんか。
〔「なし」と呼ぶ
者あり〕
148
◯議長(
長谷川章悦君) 質疑ないものと認めます。
討論
については通告がありませんでした。
これより採決いたします。
議員提出
議案第8
号については、原案
のとおり決することに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ
者あり〕
149
◯議長(
長谷川章悦君) 御異議なしと認めます。よって、本案は原案
のとおり可決されました。
──────────────────────────
日程
第119 議員提出
議案第9
号 農林水産物・食品
の輸出力強化を求める意見書
150
◯議長(
長谷川章悦君) 日程
第119議員提出
議案第9
号「農林水産物・食品
の輸出力強化を求める意見書」を議題といたします。
151
◯議長(
長谷川章悦君) お諮りいたします。
ただいま議題となっております議員提出
議案第9
号については、提案理由
の説明及び
委員会
の付託を省略したいと思います。
これに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ
者あり〕
152
◯議長(
長谷川章悦君) 御異議なしと認めます。よって、提案理由
の説明及び
委員会
の付託を省略することに決しました。
これより質疑に入ります。
御質疑ありませんか。
〔「なし」と呼ぶ
者あり〕
153
◯議長(
長谷川章悦君) 質疑ないものと認めます。
これより討論に入ります。
討論
の通告がありますので、順次発言を許します。
10番
山脇智議員。
〔議員
山脇智君登壇〕(拍手)
154 ◯10番(
山脇智君) 日本共産党
の山脇智です。議員提出
議案第9
号「農林水産物・食品
の輸出力強化を求める意見書」に反対
の立場から討論します。
本意見書では、政府が進める農林水産物
のさらなる輸出に伴い、国
の支援を要請する内容となっています。しかし、政府が進める農林水産物
の成長産業化、総自由化をこのまま推し進めることに多く
の問題がある中で、支援策ばかりを求めてよい
のでしょうか。意見書では、輸出力強化
のために、さらなる生産性、効率性、収益性
の向上に対する支援を求めていますが、今、農業や農家に求められている必要な支援策はもっとほかにあると考えるものです。
農林水産省によれば、国内
の農業経営体約138万
の経営体
のうち、家族経営体は134万経営体で、農業経営体
の98%を占めています。さらに、国連では、2019年から2028年を家族農業
の10年と定め、各国が家族農業にかかわる施策を進めるとともに、その経験を他国と共有することを加盟国、関係機関に求めています。自由化を進めるとしても、まず必要な
のは、大小多様な家族経営へ
の支援、集落営農
の機械施設
の導入による地域農業
の下支え、米価
の安定に政府が責任を持ち、戸別所得補償をするなど
の政策がなければ、価格保証や所得補償を講じた上で、大規模農業による輸出政策を推進している世界
の国々に日本
の農業が太刀打ちすることはできません。
今求められていることは、農業を単なる輸出産業として見る
のではなく、食料を生産すること自体が特別
の価値があることを認識し、国土保全など多面的機能という価値が合算されていること、つまり、農業に社会的価値があることを前提とし、支援をすることではないでしょうか。これがないままに、この意見書にあるような支援策に偏り、日本
の農業が運営されれば、日本
の農業
の根幹
の小規模農家は次々と淘汰され、食料自給率もさらに下がり続けることが予想されます。農業
の現状に対する問題意識もなく、とめどない輸入
の自由化、米
の交付金
の廃止、農協事業から
の信用・共済分離による農協
の弱体化と企業参入を進める今
の安倍政権
の政策をさらに後押しするような意見書を、今採択する必要はないと思います。
以上
の理由から本意見書には賛成できないことを申し上げ、討論を終わります。御清聴ありがとうございました。(拍手)
155
◯議長(
長谷川章悦君) 次に、14番
山本武朝議員。
〔議員
山本武朝君登壇〕
156 ◯14番(
山本武朝君) 公明党
の山本武朝です。議員提出
議案第9
号「農林水産物・食品
の輸出力強化を求める意見書」に賛成
の立場から討論を行います。
農林水産省が発表した2018年
の農林水産物・食品
の輸出額は、速報値で前年を1000億円近く上回る9068億円に達しました。6年連続で過去最高を更新しています。これは生産
者や事業
者の懸命な努力
のたまものにほかなりません。2019年に輸出額
1兆円という国
の目標達成も現実味を帯びてきました。官民一体でこの取り組みを加速してまいりたい。世界中で日本食がブーム
の中、和食がユネスコ
の無形文化財に登録されたことも追い風であります。
今後とも、日本
の農林水産物、食品
の強みを生かせる市場を国内外に創造していく必要があります。それには、輸出先
の市場情報を一体的に把握し、その国・地域別に何を輸出拡大していく
のか。そして、米、青果物──野菜、果物──実は最近、緑茶やイチゴ
の輸出が伸びている
のですが、畜産物、水産物など
の品目別
の輸出拡大に伴う課題
の対応と戦略が大事であります。そのため、2016年に政府が取りまとめた
のが「農林水産業
の輸出力強化戦略」であり、農林漁業
者や食品事業
者の意欲的な取り組みへ
の支援が必須であります。具体的には、産品
の鮮度保持と低コスト
の物流体制
の構築、輸出国
の動植物検疫等に対応した栽培方法や加工技術
の確立・導入などが挙げられます。
そして、何よりも輸出規制
の撤廃が重要であります。2011年
の東京電力福島
第一原発事故後、54カ国・地域が日本産品
の輸入を規制しておりました。政府や自治体
の取り組み
の結果、現在までに約半数
の26カ国が規制を完全撤廃、昨年12月には欧州連合──EUが福島県産米を含む10県
の農水産品
の一部または全て
の規制を対象から除外、放射性物質にかかわる検査証明書
の添付が不要となり、煩雑な手続が省けるようになりました。
現在、日本産品輸出
の機運が高まっています。特にEUが福島県産
の安全性を確認したことは、地元にとって大きな力になっています。今後も輸出規制
の撤廃を政府は継続的に諸外国に働きかけていくことを要望いたします。
先ほど山脇議員より、家族経営農業
の重要性を訴えられました。それはそのとおりでございます。今回
のこの意見書は、輸出における攻め
の農業
の部分で推進していくというものであります。今
の農業を守るために山脇議員が言われたことは当然でございます。さまざまな畜産物
の経営安定化策、マルキン──赤字になった場合9割を保証する、また、私も今回提案いたしましたが、収入保険では所得
の9割を補償するなど、日本
の今
の農業
の実情に合った対策が求められる
のは当然であります。そして、何よりも後継
者不足であります。そういったこととともに、攻め
の農業をしっかり推進していく必要があるということでございます。
以上申し述べまして、「農林水産物・食品
の輸出力強化を求める意見書」に賛成を表明いたします。議員各位、議員提出
議案第9
号に対する賛同をお願い申し上げて、賛成討論といたします。御清聴ありがとうございました。(拍手)
157
◯議長(
長谷川章悦君) これにて討論を終結いたします。
これより採決いたします。
議員提出
議案第9
号については、反対討論がありますので、
起立により採決いたします。
議員提出
議案第9
号については、原案
のとおり決することに賛成
の諸君
の起立を求めます。
〔賛成
者起立〕
158
◯議長(
長谷川章悦君)
起立多数であります。よって、本案は原案
のとおり可決されました。
この際、暫時休憩いたします。
午前11時37分休憩
──────────────────────────
午後
1時開議
159
◯議長(
長谷川章悦君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
先ほど35番渋谷勲議員外5名から議員提出
議案第10
号「山崎翔一議員に対する辞職勧告決議」が提出されました。
160
◯議長(
長谷川章悦君) お諮りいたします。
この際、本案を日程に追加し、直ちに議題としたいと思います。
これに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ
者あり〕
161
◯議長(
長谷川章悦君) 御異議なしと認めます。よって、議員提出
議案第10
号「山崎翔一議員に対する辞職勧告決議」を日程に追加し、議題とすることに決しました。
──────────────────────────
議員提出
議案第10
号 山崎翔一議員に対する辞職勧告決議
162
◯議長(
長谷川章悦君) 議員提出
議案第10
号「山崎翔一議員に対する辞職勧告決議」を議題といたします。
163
◯議長(
長谷川章悦君) 本件
については、地方自治法
第117条
の規定により、7番山崎翔一議員
の退席を求めます。
〔議員山崎翔一君退場〕
164
◯議長(
長谷川章悦君) 提案理由
の説明を求めます。
19番村川みどり議員。
〔議員村川みどり君登壇〕
165 ◯19番(村川みどり君) 日本共産党
の村川みどりです。議員提出
議案第10
号「山崎翔一議員に対する辞職勧告決議」案
の提案理由説明を行います。
3月18日
の各派代表
者会議で、山崎翔一議員
の録音行為
について報告が行われ、日本共産党は、その後に開かれた議会運営
委員会で辞職勧告決
議案を提出することを決定、表明しました。その直後
のマスコミ取材に対し、山崎翔一議員は、盗聴はしていない、防犯
のため
の録音である、殺害予告などがあったなど、いろいろと言い分を連ねています。
そこで、山崎議員も認めている幾つか
の事実を確認しておきたいと思います。
まず、議員控室
の同室議員である橋本尚美議員に無断で録音行為を行っていたことです。橋本議員は精神的に厳しかったと語っていますが、その心情は相当つらかった
のではと推察します。また、録音行為を行っていたスマートフォンは、ソファー
のすき間に隠されていました。橋本議員がマスコミ
の取材に対し、かなりかたいところに手を突っ込んで発見したと証言しているとおりです。橋本議員に無断であること、ソファーに隠したことは、3月18日に副議長が行った山崎議員へ
の聞き取りでも、山崎議員自身が認めています。無断で隠して録音を行ったわけです。隠し撮りと言わずして、何と呼ぶ
のでしょうか。何を目的にこれを行ったかという理由を問わず、同僚議員に無断で隠した状態
の録音装置を議員控室で作動させていたこと自体が前代未聞
の異常事態です。
なお、山崎議員は防犯
のためと理由を説明しています。録音を隠して行うことは、犯罪行為
の後にその真相を明らかにするために役に立つことはあるかもしれませんが、事態を事前に防ぐ手段にはなり得ません。橋本議員に相談したり、議会事務局に相談したり、鍵をかけたり、やれることはほかにあるはずです。また、殺害予告があったという
のであれば、看過できません。直ちに警察に届け出て、身を守るために万全を尽くすべきです。みずからが留守になる議員控室を録音することが、どうして殺害予告からみずからを守る手だてになる
のか理解できません。
山崎議員は昨年11月、臨時会で辞職勧告決議が採択されています。差別と侮辱
の発言に無反省なまま、それを無視し続けた上に、こうした事態を起こしたことへ
の反省も欠いています。もはや議員として
の資質を失ったと言わざるを得ません。
以上
の理由から、山崎翔一議員は速やかに議員
の職を辞することを求め、提案理由説明といたします。議員
の皆様
の賛同を心からお願い申し上げます。御清聴ありがとうございました。
166
◯議長(
長谷川章悦君) これより質疑に入ります。
御質疑ありませんか。
〔「なし」と呼ぶ
者あり〕
167
◯議長(
長谷川章悦君) 質疑ないものと認めます。
ただいま除斥されております7番山崎翔一議員から、地方自治法
第117条ただし書き
の規定により、会議に出席して発言したいと
の申し出があります。
168
◯議長(
長谷川章悦君) お諮りいたします。
この申し出に同意することに御異議ありませんか。
〔「異議なし」「異議あり」と呼ぶ
者あり〕
169
◯議長(
長谷川章悦君) 御異議がありますので、
起立により採決いたします。
7番山崎翔一議員から
の申し出に同意することに賛成
の諸君
の起立を求めます。
〔賛成
者起立〕
170
◯議長(
長谷川章悦君)
起立少数であります。よって、7番山崎翔一議員から
の申し出に同意しないことに決しました。
171
◯議長(
長谷川章悦君) お諮りいたします。
ただいま議題となっております議員提出
議案第10
号については、
委員会
の付託を省略したいと思います。
これに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ
者あり〕
172
◯議長(
長谷川章悦君) 御異議なしと認めます。よって、
委員会
の付託を省略することに決しました。
これより討論に入ります。
討論
の通告がありますので、発言を許します。
31番赤木長義議員。
〔議員赤木長義君登壇〕
173 ◯31番(赤木長義君) 31番、公明党
の赤木長義でございます。
先ほど提案理由
の説明がありました議員提出
議案第10
号「山崎翔一議員に対する辞職勧告決議」に賛成
の立場から討論を行います。
先ほど本会議場で山崎翔一議員に対する辞職勧告決議に対して、本人から
の発言
の申し出
の機会を与えることを否決いたしました。そのような対応になったことは、一昨日に行われた議会運営
委員会で、山崎翔一議員に発言
の趣旨を確認しようとするために、議会運営
委員会で発言
の機会を与えようとしたにもかかわらず、御自分
の都合で議会運営
委員会
の休憩中に議会から退出され、結果として、みずから発言
の機会を失うような行動をしたことに起因するものであることを申し添えます。
それでは、討論に入ります。
昨年11月に開催された
第1回臨時会にも、山崎翔一議員は、議員になる前
の不適切発言
のツイッターから辞職勧告決議を出され、賛成多数で可決されたことは記憶に新しいところです。その結果に対して、山崎翔一議員は議員辞職することなく、平成31年1月16日開催
の議会広報広聴特別
委員会に議員として公式
の議会に関係する会議に初めて出席をした後、今定例会では一般質問を行い、予算特別
委員会
のメンバーでもないにもかかわらず、傍聴して熱心にメモをとるなど、新人議員として一歩一歩、議員として
の仕事に取り組んでいたと認識しています。したがいまして、このような形で辞職勧告決議に対して賛成討論をすることは本当に残念で仕方がありません。
私は、前回
のツイッターによる不適切発言も踏まえ、今回
の不適切な行動を反省し、議員を辞職して、別なステージで活動を続けることがけじめをつけることになると、結論をまず申し述べます。
さて、3月18日に行われた橋本尚美議員に対する藤田誠副議長
の聞き取り内容から私が読み取れる内容は次
のとおりになります。
3月8日金曜日、橋本尚美議員が無所属議員控室
の応接セット
のソファー
のすき間に隠されていたスマートフォンを発見。その画面に波形が出ていたため、橋本議員は録音モードであると認識をされたそうです。そして、同日に橋本尚美議員は、スマートフォンが隠されていたことは何者かによる盗聴行為を疑い、この件
について、奈良祥孝議員と竹山美虎議員に相談をされました。その後、橋本尚美議員
の携帯電話に留守番電話
のメッセージが残されており、誰から
のメッセージかわからなかったが、
第三
者に確認を求めたところ、山崎と名乗っている
のではないかとなり、発見したスマートフォンは山崎翔一議員
のものではないかと思ったが、最終的に誰が仕掛けた
のかわからなかったため、不安な週末を過ごしたそうです。
3月11日月曜日に橋本尚美議員、奈良祥孝議員、竹山美虎議員が山崎翔一議員に直接問いただしたところ、山崎翔一議員本人が自分
のスマートフォンによる録音行為を認めましたが、防犯行為を主張し、盗聴行為は認めないということでした。
同じく3月18日に行われた山崎翔一議員に対する藤田誠副議長
の聞き取りから読み取れるものは、次
のとおりになります。
3月8日金曜日午前9時ごろ、山崎翔一議員は、橋本尚美議員と山崎翔一議員
の2人
の議員が控室とする無所属議員控室に山崎翔一議員個人が所有するディスプレーを持ち込んだが、無所属議員控室を離れるため、盗難、いたずらを心配し、防犯目的で自分
のスマートフォンを録音モードにして、応接セット
のソファーに隠したと述べられています。
同日午後3時ごろに無所属議員控室に戻ったところ、隠したスマートフォンが見つからないので、落とし物として届いていないかを議会事務局に確認したが届いていなかったため、見つからないスマートフォンを紛失モードに設定した上、山崎翔一議員に連絡がとれる電話番号を表示させました。また、橋本尚美議員がスマートフォン
について何か知っているかと思い、電話をしたがつながらず、留守番電話にメッセージを残しました。そして、同日
の夜に、公開されている橋本尚美議員
の自宅
の電話番号に連絡したがつながりませんでしたと述べられています。
3月11日月曜日
の正午過ぎに、山崎翔一議員は橋本尚美議員、奈良祥孝議員、竹山美虎議員と面会しました。その際に、橋本尚美議員が不安から、3月9日、10日
の2日間、おびえてしまったことに対しては謝罪をしましたが、盗聴行為は認めることはありませんでした。
以上申し述べましたが、これが聞き取り内容から理解できる内容になります。
防犯が目的であれば、議会事務局に議員控室
の施錠を頼むとか、個人が所有するディスプレーを議会事務局に預けるべきであり、それを理由に録音行為をすることは誤りであり、私
の感覚からは全く理解ができません。
また、議員控室は、議員
のほか、市
の職員、一般市民
の相談など、不特定多数
の人たちが出入りする場所になります。仮
の話ですが、もし橋本尚美議員がスマートフォンに気づかず、議員控室に来た来客と相談・打ち合わせをしたとすれば、その内容を山崎翔一議員は知ることになります。盗聴目的ではないとしても、結果として個人情報を知ることになります。つまり、防犯行為という自分
の一方的な都合から
の主張による録音行動によって、山崎翔一議員には知られたくない内容を不特定多数
の方が知られてしまうことになります。藤田誠副議長が行った聞き取りと私個人が関係
者から聞き取りしたことをあわせて判断するならば、録音行為に対して、不適切な行動と認識することなく、不特定多数
の人が嫌な思いをすることを理解できないことはとても残念です。
また、青森市議会として何
の対応もせず看過することは、議会として
の機能が正常に働いているかを疑問視されるものであり、山崎翔一議員に対する辞職勧告決議を今定例会に提出することは理にかなったものです。
青森市議会基本条例
第15条には、「議員は、市民全体
の代表
者として、高い倫理性を常に自覚し、良識と責任感を持って、議員
の品位
の保持に努めなければならない」とあります。今回
の議員控室で
の録音行為は、高い倫理性
の自覚及び良識からかけ離れた行動であります。また、議員
の品位には全く反する行為であり、市民から
の信頼と負託に応える議員として、とる行動ではありません。
山崎翔一議員は、公選職として
の資質と自覚が今再び厳しく問われています。そして同時に、市民から
の青森市議会に対する信頼が大きく失墜し、青森市議会
の品位と名誉を大きく傷つけたことを自覚すべきです。
私は、今回
の一連
の山崎翔一議員
の行動や発言などを鑑みるに、山本周五郎氏
の短編小説「改訂御定法」
の一説を思い出します。紹介いたします。私は、祖父からこういうことを言われましたと直衛は言った。侍も人間であるからには、人間として
の過ちや失策
のないことは望めない。けれども、侍として許すこと
のできないものが2つある。1つは盗みをすること、1つは死にどきを誤ること。この2つは侍にとって理由
のいかんにかかわらず許すことはできないということでした云々とあります。政治家にとって死にどきを誤らないということは、自身
の行動が市民から乖離し、市民が理解できない、また、納得できない行動をした場合には、潔く議員辞職することだと思います。
山崎翔一議員は、今回
のみずから
の行動を鑑みて、潔く議員辞職されることを申し述べるとともに、山崎翔一議員に対する辞職勧告決議に反対する行動は、私から見て、市民からかけ離れた行動になると申し述べたいと思います。
議員提出
議案第10
号「山崎翔一議員に対する辞職勧告決議」に対する議員各位
の御賛同をお願い申し上げ、賛成討論といたします。聞いていただき、まことにありがとうございました。
174
◯議長(
長谷川章悦君) これにて討論を終結いたします。
これより採決いたします。
議員提出
議案第10
号については、原案
のとおり決することに御異議ありませんか。
〔「異議なし」「異議あり」と呼ぶ
者あり〕
175
◯議長(
長谷川章悦君) 御異議がありますので、
起立により採決いたします。
議員提出
議案第10
号については、原案
のとおり決することに賛成
の諸君
の起立を求めます。
〔賛成
者起立〕
176
◯議長(
長谷川章悦君)
起立多数であります。よって、本案は原案
のとおり可決されました。
7番山崎翔一議員
の入場を求めます。
〔議員山崎翔一君入場〕
──────────────────────────
日程
第120 議員派遣
について
177
◯議長(
長谷川章悦君) 日程
第120「議員派遣
について」を議題といたします。
178
◯議長(
長谷川章悦君) お諮りいたします。
本件
については、配付しておりますとおり、議員を派遣することに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ
者あり〕
179
◯議長(
長谷川章悦君) 御異議なしと認めます。よって、配付しておりますとおり、議員を派遣することに決しました。
──────────────────────────
180
◯議長(
長谷川章悦君) 以上で本日
の日程は全部終了いたしました。
──────────────────────────
閉 会
181
◯議長(
長谷川章悦君) これにて平成31年
第1回青森市議会定例会を閉会いたします。
午後
1時21分閉会
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