青森市議会 2018-09-27
平成30年第3回定例会(第7号) 本文 2018-09-27
次に、ただいま決定されました
案件を除く各
案件については、
委員長報告のとおり決することに御
異議ありませんか。
〔「
異議なし」と呼ぶ
者あり〕
32
◯議長(
里村誠悦君) 御
異議なしと認めます。よって、各
案件については
委員長報告のとおり決しました。
──────────────────────────
日程第35
議案第143
号 決算
の認定
について(平成29年度
青森市一般会計・特別会計歳入歳出決算)
~
日程第38
議案第146
号 決算
の認定
について(平成29年度
青森市自動車運送事業会計決算)
33
◯議長(
里村誠悦君)
日程第35
議案第143
号「決算
の認定
について」から
日程第38
議案第146
号「決算
の認定
について」まで、計4件を
一括議題といたします。
決算特別
委員長
の報告を求めます。15番木戸喜美男議員。
〔議員木戸喜美男君
登壇〕
34 ◯15番(木戸喜美男君) ただいまから決算特別
委員会
の審査の経過と結果
について報告いたします。
まず9月11日、本
会議終了後に開催された決算特別
委員会
の組織会において
委員長及び副
委員長
の互選が行われたところ、私が
委員長に、副
委員長に
長谷川章悦委員が選ばれましたので、御
報告いたします。
次に、本
委員会は9月13日及び9月14日に開催し、
今期定例会において付託されました
議案第143
号「決算
の認定
について」から
議案第146
号「決算
の認定
について」まで
の計4件を
一括議題として
審査いたしました。
また、採決
については、初めに、
議案第143
号「決算
の認定
について」、議案
第144
号「決算
の認定
について」及び
議案第146
号「決算
の認定
について」
の計3件を一括して諮ったところ、
議案第143
号については、
起立採決の結果、賛成多数をもって認定すべきものと決し、
議案第143
号を除く各
案件については、いずれも
全員異議なく認定すべきものと決しました。
次に、
議案第145
号「剰余金
の処分及び決算
の認定
について」を諮ったところ、
全員異議なく
原案のとおり可決及び認定すべきものと決しました。
以上が
審査の経過と結果でありますが、
審査の過程における主なる
質疑応答等は、配付いたしております
委員長報告書のとおりであります。
以上をもって本
委員会
の報告を終わります。
35
◯議長(
里村誠悦君) ただいま
の委員長報告に対する
質疑に入ります。
御
質疑ありませんか。
〔「
なし」と呼ぶ
者あり〕
36
◯議長(
里村誠悦君)
質疑ないものと認めます。
これより
討論に入ります。
討論の通告がありますので、
発言を許します。
31番赤木長義議員。
〔議員赤木長義君
登壇〕
37 ◯31番(赤木長義君) 公明党
の赤木長義でございます。今回提案がありました
議案第143
号「決算
の認定
について」から
議案第146
号「決算
の認定
について」まで、賛成
の立場からその所見を述べさせていただきます。
平成29年度
青森市一般会計及び特別会計10事業
の歳入歳出決算は、形式収支、実質収支ともに総じて黒字であり、平成29年度
の市税収納率は、現年課税分で平成17年度以来最も高い98.95%となり、滞納繰り越し分
についても16.16%と前年度を上回り、全体では93.76%と8年連続して伸びを示していることであります。これは、これまで取り組んできた収納対策
の成果であり、評価できるものであります。また、特別会計における国民健康保険税や児童保育負担金など
の収納率も前年度を上回っており、これら市税等
の歳入確保は行財政運営
の根幹に関する重要課題であるため、未納
者の個々
の実態に即し、適切な対応を図ることはもとより、負担
の公平性と安定的な財源確保
のため、さらなる努力を期待するものであります。
また、財政調整積立金
について申し上げるならば、
青森市は、御存じ
のとおり、豪雪地帯であり、いわゆる雪
の災害がいつ起こるかわかりません。
青森市中期財政見通しにおける財政調整積立金
の積立目標額は50億円です。その理由は、2年連続
の大雪に対応するために40億円準備し、その他
の災害に対応するために10億円を準備するものです。現状、平成29年度
の除雪などに対応するために、32億円
の積立金を取り崩していることを考えるならば、財政調整積立金を50億円積み立てることは、
青森市にとって理にかなっており、必要十分条件と認識いたします。しかしながら、平成29年度末
の財政調整積立金
の残高は約22億円しかありませんので、市民生活を守るためにしっかりと積み立てを行い、早期に50億円にしていただきたいと思います。
さて、平成29年度
の青森市
の予算は、本市が直面していた緊急課題であるアウガへ
の総合窓口機能移転や新庁舎整備、
青森駅周辺整備へ
の対応
の着実な推進に加え、広域観光
の推進や子育て
の支援
の充実、教育環境
の整備や地域包括ケア
の推進、克雪体制
の整備、陸奥湾資源
の保全といったさまざまな施策
について、小野寺市長
の公約で掲げた6つ
の政策を重点的に編成されたものであります。
平成29年度
のこれら
の事業
の実施
について、我が党が強く要望してきた事業
について申し述べます。
1つは、人工芝です。
青森市スポーツ広場
の多目的グラウンドに念願
の人工芝が整備され、本年4月8日リニューアルオープンいたしました。5年前、本市を本拠地とするサッカークラブチーム、ラインメール
青森フットボールクラブ
の代表から我が党に相談が寄せられ、選手が思う存分練習ができ、子どもたちがスポーツに憧れを持てる地域にしたいと
の思いから、平成26年
第4回定例会でスポーツ広場に人工芝を整備するように市に要望したものであります。
2つ目は、いじめ
の相談窓口です。平成28年8月30日に市に提出したいじめ防止対策強化を求める緊急要望書で市に実施を求めたLINEによるいじめ相談窓口
の試験的な開設がことし
の1月から3月にかけて行われ、早速4月末からは市内
の全て
の公立中学校で実施されることになりました。いじめによって子どもが苦労するようなことが断じてあってはならず、保護
者が安心して子どもを通学させられる環境
の確保
の取り組み
について、今後も真摯に努めていただきたく、強く要望するものであります。
そして3つ目は、アウガであります。市
の長年
の懸案であったアウガ
については、小野寺市長就任後、地権
者等と
の権利関係がおおむね整理され、市民生活に直結した総合窓口や子育て親子
の交流
の場、情報交換
の場であるさんぽぽを備えた駅前庁舎として生まれ変わるとともに、10階建て約100億円
の新庁舎建設費が3分の
1に見直しが行われました。この見直し
については、私がこれまで進言してきた資産
の効果的・効率的な運用を図り、公共施設など
の総量抑制を図るファシリティーマネジメント
の考え方に沿って行われたものであり、市
の努力があらわれたものと評価いたします。このファシリティーマネジメント
の考え方
については、現在検討を進めている
青森市アリーナプロジェクトにおいても取り入れると
のことでありますので、有識者
会議などで
の検討においては、夢を大きく膨らませ、しっかりとよいものを取り入れていきながら、そして最後には、ファシリティーマネジメントも含めてどう考えていくかということをぜひしっかりと検討していただきたいと思います。
さて、監査
委員の審査意見書によると、本市
の財政環境は人口減少と少子・高齢化が同時進行していく中、医療・介護など
の社会保障関連経費が増加傾向にある一方で、歳入
の根幹である市税収入が減少することも考えられ、今後も厳しい状況が続くものと予想されるとあります。
また、平成29年度は、豪雪へ
の対応
のため、多額
の除排雪委託料が発生したところでありますが、近年、未曽有
の自然災害となった西日本豪雨や北海道胆振東部地震など、全国的に大規模な自然災害が発生しており、今後もこのような突発的な経費
の支出が懸念されるところであります。したがって、これら
の課題に対応し、備えていくために、最少
の経費で最大
の効果を上げるという地方自治
の原則にのっとり、限りある経営資源
の効果的・効率的な配分に努め、健全な行財政運営と持続可能な行財政基盤
の確保にこれまで以上に取り組まれるよう要望いたします。
最後に、私はさき
の6月
の第2回定例会において、
青森市アリーナプロジェクトを実行しようとする操車場跡地
の土地開発公社所有
の土地
について、土地開発公社が金融機関から毎年借りかえを行い、年間約6000万円
の支払い利息が生じており、一日も早い操車場跡地地区
の整備が求められていると進言いたしました。いずれは市が用途を定め、必ず取得しないといけない土地でありますが、これまで
の鹿内政権では、その用途を決めることができず、長年放置してきた土地であります。
本定例会
の決算特別
委員会で
の日本共産党
の藤原浩平
委員の質疑に対して、市から
の答弁もありましたが、操車場跡地を市が買い取りすることで、市が負担することとなる利子は、現在、土地開発公社が負担している利子に比べて約17分の
1と大きく軽減され、財政
の健全化につながるとともに、これまで目に見えにくかった
第三セクターに対する市
の負担が解消され、将来負担比率
の軽減や市政運営上
の将来負担
の透明性
の確保にも貢献するものであります。
再度
の繰り返しになりますが、一日も早い
青森操車場跡地
の整備を求めるとともに、今定例会にて交わされた議論が、今後
の財政運営に生かされることを期待して、当該決算
の認定に対する賛成
討論といたします。
議員各位
の御理解と御賛同を賜りますようお願い申し上げる次第であります。御清聴まことにありがとうございました。
38
◯議長(
里村誠悦君) これにて
討論を終結いたします。
これより採決いたします。
各
案件については、
委員長報告のとおり決するに御
異議ありませんか。
〔「
異議なし」「
異議あり」と呼ぶ
者あり〕
39
◯議長(
里村誠悦君)
1番山脇智議員、何
号に御
異議がありますか。
40 ◯
1番(山脇智君)
議案第143
号に
異議があります。
41
◯議長(
里村誠悦君) ただいま
の委員長報告中、
議案第143
号について御
異議がありますので、起立により採決いたします。
議案第143
号については、
委員長報告のとおり認定と決することに賛成
の諸君
の起立を求めます。
〔賛成
者起立〕
42
◯議長(
里村誠悦君) 起立多数であります。よって、
議案第143
号については
委員長報告のとおり認定と決しました。
次に、ただいま決定されました
案件を除く各
案件については、
委員長報告のとおり決することに御
異議ありませんか。
〔「
異議なし」と呼ぶ
者あり〕
43
◯議長(
里村誠悦君) 御
異議なしと認めます。よって、各
案件については
委員長報告のとおり決しました。
──────────────────────────
日程第39 雪対策
について ~
日程第41 議会広報広聴
について
44
◯議長(
里村誠悦君)
日程第39「雪対策
について」から
日程第41「議会広報広聴
について」まで、計3件を
一括議題といたします。
各
案件については、各特別
委員長から、
会議規則
第111条
の規定により、配付いたしております申出書
のとおり、閉会中
の継続
審査の申し出があります。
45
◯議長(
里村誠悦君) お諮りいたします。
各特別
委員長から
の申し出のとおり、閉会中
の継続
審査に付することに御
異議ありませんか。
〔「
異議なし」と呼ぶ
者あり〕
46
◯議長(
里村誠悦君) 御
異議なしと認めます。よって、各特別
委員長から
の申し出のとおり、閉会中
の継続
審査に付することに決しました。
──────────────────────────
日程第42
議案第148
号 財産区管理
委員の選任
について
47
◯議長(
里村誠悦君)
日程第42
議案第148
号「財産区管理
委員の選任
について」を議題といたします。
提案理由
の説明を求めます。小野寺市長。
〔市長小野寺晃彦君
登壇〕
48 ◯市長(小野寺晃彦君) おはようございます。(「おはようございます」と呼ぶ
者あり)
議案第148
号について御説明申し上げます。
平成26年
第3回定例会において御同意をいただき選任いたしました前田、清水、桐沢、新城、土橋、金浜及び幸畑
の財産区管理
委員計7名
の方々は、昨日9月26日をもって任期が満了となりました。そこで、この後任
について慎重に検討した結果、清水財産区管理
委員佐藤正光氏
の後任には高森泰彦氏が適任と認められますので選任することとし、その他
の方々
については再任いたしたいと存じます。
何とぞ御同意を賜りますようお願い申し上げます。
なお、これら
の方々
の経歴
についてはお手元
の資料
のとおりであります。
49
◯議長(
里村誠悦君) これより
質疑に入ります。
御
質疑ありませんか。
〔「
なし」と呼ぶ
者あり〕
50
◯議長(
里村誠悦君)
質疑ないものと認めます。
51
◯議長(
里村誠悦君) お諮りいたします。
ただいま議題となっております
議案第148
号については、
委員会
の付託を省略したいと思います。
これに御
異議ありませんか。
〔「
異議なし」と呼ぶ
者あり〕
52
◯議長(
里村誠悦君) 御
異議なしと認めます。よって、
委員会
の付託を省略することに決しました。
討論については
通告がありませんでした。
53
◯議長(
里村誠悦君) お諮りいたします。
ただいま議題となっております
議案第148
号については、これに同意することに御
異議ありませんか。
〔「
異議なし」と呼ぶ
者あり〕
54
◯議長(
里村誠悦君) 御
異議なしと認めます。よって、本案は同意することに決しました。
──────────────────────────
日程第43
議案第149
号 人権擁護委員候補者の推薦について
55
◯議長(
里村誠悦君)
日程第43
議案第149
号「
人権擁護委員候補者の推薦について」を議題といたします。
提案理由
の説明を求めます。小野寺市長。
〔市長小野寺晃彦君
登壇〕
56 ◯市長(小野寺晃彦君)
議案第149
号について御説明申し上げます。
平成27年
第3回定例会において御同意をいただき
推薦いたしました
人権擁護委員小林政英氏及び蝦名賢二氏は、来る12月31日をもって任期が満了となります。そこで、この後任
について慎重に検討した結果、両名とも再任とし、
推薦いたしたいと存じます。
何とぞ御同意を賜りますようお願い申し上げます。
なお、両名
の経歴
についてはお手元
の資料
のとおりであります。
57
◯議長(
里村誠悦君) これより
質疑に入ります。
御
質疑ありませんか。
〔「
なし」と呼ぶ
者あり〕
58
◯議長(
里村誠悦君)
質疑ないものと認めます。
59
◯議長(
里村誠悦君) お諮りいたします。
ただいま議題となっております
議案第149
号については、
委員会
の付託を省略したいと思います。
これに御
異議ありませんか。
〔「
異議なし」と呼ぶ
者あり〕
60
◯議長(
里村誠悦君) 御
異議なしと認めます。よって、
委員会
の付託を省略することに決しました。
討論については
通告がありませんでした。
61
◯議長(
里村誠悦君) お諮りいたします。
ただいま議題となっております
議案第149
号については、これに同意することに御
異議ありませんか。
〔「
異議なし」と呼ぶ
者あり〕
62
◯議長(
里村誠悦君) 御
異議なしと認めます。よって、本案は同意することに決しました。
──────────────────────────
日程第44 議員提出
議案第18
号 青森市議
会議員定数
条例の一部を改正する
条例の制定について
63
◯議長(
里村誠悦君)
日程第44議員提出
議案第18
号「青森市議
会議員定数
条例の一部を改正する
条例の制定について」を議題といたします。
提案理由
の説明を求めます。
15番木戸喜美男議員。
〔議員木戸喜美男君
登壇〕
64 ◯15番(木戸喜美男君) 15番、自民清風会、木戸喜美男でございます。本
議案の提案理由
の説明をさせていただきます。
我々地方議員にとって議決権
の行使が最大
の権限であります。ゆえに、我々は市民
の声を確実に市政に反映させることのみならず、より適正な判断を下すことを常に心がけなければならない立場にあります。では、その立場にある議員構成が何人であればよい
のかという客観的根拠は全くない
のが現実です。しかし、それは同時に、現在
の条例上
の議員定数35名
についても同様であり、35名でなければ市民
の負託に応えられないとする根拠もない
のです。
私どもは、議員定数削減案を提出した立場です。他
の自治体を見ても、基本的には地方議員
の人員は削減傾向にあると感じますが、少子・高齢化社会を迎え、さらなる人口減少、税収減少が見込まれる社会情勢を考えれば、それにあわせて議員を削減した他議会
の行動は理解できます。
既に議員定数削減を行った議会から、議員定数が減って議会
のチェック機能が低下したとか、市民生活に支障が出たとか、協働
のまちづくりが後退したなど
の報告を耳にしたことはありません。このことは、議員定数
の削減をしても、市民
の負託に応えていくことは可能な
のだと感じさせてくれます。競争を激化することで、議員
の質
の向上が見込まれるかもしれません。しかし、だからといって定数削減が正しい姿だと言い切れないとも感じています。
今、地方分権を推し進めていく中で、自治体
の主体性と責任がより一層求められています。そんな中、議会
の弱体化は絶対に避けなくてはいけない
のも事実としてあります。少数になればなるほど、議会が市民
の声を反映しにくくなると
の声も聞きますが、議員定数
について、削減が正しいとする人も、反対する人もおり、どちらが正しいとも言えませんし、議員定数
について答えなどない
のだと思います。
しかし、選挙が近づくにつれ、市民
の皆様と接する機会が多くなり、市民
の望んでいるものの一つに議員数削減がある
のだと我々は感じた
のです。議員定数
の問題は、市民からすれば一番わかりやすい議会改革だと見える
のかもしれません。それが正しい
のか、我々にもわかりません。それは市民が決めることな
のだと思います。議員として
の心
のありようが求められている今、一歩でも、少しでも前に進めていくことが大切だと考えます。理想論を語ることや人
の揚げ足取りをすることなどに時間を費やす
のではなく、市民
の声に応える行動を着実にしていくことが必要だと思います。
よって、市民が議員は多いという多く
の意見を聞いてしまった以上、我々は
青森市議会において議員定数が少しでも進む
のであればと
の思いから、今議会に定数削減
の立場で提案させていただきました。
以上で、議員各位
の御理解をお願い申し上げ、私から
の提案理由
の説明を終わります。御清聴ありがとうございました。
65
◯議長(
里村誠悦君) この際、暫時休憩いたします。
午前10時42分休憩
──────────────────────────
午前11時45分開議
66
◯議長(
里村誠悦君) 休憩前に引き続き
会議を開きます。
議事を続行いたします。
これより
質疑に入ります。
質疑の通告がありますので、順次、
発言を許します。
31番赤木長義議員。
67 ◯31番(赤木長義君) 議員提出
議案第18
号「青森市議
会議員定数
条例の一部を改正する
条例の制定について」、確認
の意味で
質疑を行います。
会派
の代表であり、議会が合議体であることを十分に承知している渋谷議員にお伺いいたします。
今回
の提案理由を伺いますと、
青森市議選前を踏まえ、市民と接する中で、議会として定数を削減することによって身を切ることを市民に示すことが大切であるということで受けとめました。
そこで質問します。
議案に賛成するということは、議員として身を切る改革に賛成するという認識でよろしいでしょうか。
68
◯議長(
里村誠悦君) 答弁を求めます。32番渋谷勲議員。
69 ◯32番(渋谷勲君) 質問していただいてありがとうございました。私なりにこの人口──歯どめ
のかからない我が
青森市、そして財政におかれましても、ここ数十年来、何十億という財政、つまり市民税が減額されているということ
についても、恐らくや議員各位
の方々は十分御承知
のとおりだと思います。ただ、ちょっと口幅ったい言い方になるかもわからないけれども、私は議員全員がこの削減に対して、削減できたらという思いと、先ほど来、提出された木戸議員
の説明にもあるように、全国的に見れば、この削減はやむ
なしということで、我が同士
の御支援をいただきながら、今回、削減に至ったわけでございます。
以上でございます。
70
◯議長(
里村誠悦君) 31番赤木長義議員。
71 ◯31番(赤木長義君) 今回
の「
青森市議
会議員定数
条例の一部を改正する
条例の制定について」は、具体的には議員定数を35名から32名にするものでございます。内容的には、6月
の第2回定例会で提出されたものと同じものと認識します。今回提案するに当たり、どのような形で反対された会派や反対された人たちを具体的に説得してきた
のか、どのような努力をした
のかお知らせください。
72
◯議長(
里村誠悦君) 答弁を求めます。25番丸野達夫議員。
73 ◯25番(丸野達夫君) ただいま
の赤木議員
の質問に答えさせていただきます。
どのような形で反対された方に対して説得してきたかという御質問ですが、本来、この
議案は、議員個人にかかわる大事な
議案です。それぞれが今戦う中で、それぞれ
の市民
の方々と直接向き合って感じたことをそのままこの
議案に対して向けていけば、おのずと答えは出てくるものと私は思っておりますので、説得工作ということはしませんでした。
74
◯議長(
里村誠悦君) 31番赤木長義議員。
75 ◯31番(赤木長義君) 説得しようとしなかったということが明らかになりました。その上で、もう一度確認
の意味で聞きます。この提案を議決させるということは大事なことだと思いますが、なぜそれを説得することをされなかった
のか、もう一度お示しください。
76
◯議長(
里村誠悦君) 答弁を求めます。25番丸野達夫議員。
77 ◯25番(丸野達夫君) なぜ説得しなかった
のかという御質問ですが、そもそも赤木議員、先ほど質問されましたように、我々政治家として身を切る改革が必要だという思いでこの
議案を提案させていただきました。それはおのおのがこの
議案に対して身を切る必要がある
のかない
のか判断するべきことであり、人に説得されてするべきものではないと思ったからであります。
以上です。
78
◯議長(
里村誠悦君) 次に、21番木下靖議員。
79 ◯21番(木下靖君) 21番、市民クラブ、木下靖です。議員提出
議案第18
号「青森市議
会議員定数
条例の一部を改正する
条例の制定について」、
質疑を行います。
先ほど木戸議員から提案理由説明──と言っていい
のか──がありました。その中身が余りにも曖昧で、何を根拠に提案してきたかという
のが全くわかりませんでした。まず、その辺を明らかにしたいと思います。
まず1つ、提案理由説明
の中で35名でなければ負託に応えられないという根拠もないというくだりがございました。それでは、なぜ今回
の提案、32名になった
のか、その根拠をお示しください。
もう
1点、定数削減によって競争が激化することにより、議員
の質が向上するというくだりもございました。なぜ競争が激化すると議員
の質が向上する
のか、その根拠をお示しください。
80
◯議長(
里村誠悦君) 答弁を求めます。25番丸野達夫議員。
81 ◯25番(丸野達夫君) なぜ定数を3削減にすればいい
のかという根拠を示せということですが、木戸議員
の提案理由
の説明にもありましたとおり、何名がいい
のかという根拠は全くございません。35名がいいという根拠も逆にないと我々は思っております。
では、反対する方々は、32名ではだめで、33名ならいいんですか、34名ならいいんですか、それとも議員報酬を削減して増員する
のがいいんですか。何
の反対
の提案もしないで、ただ、我々に対して数的根拠を示せ、そういう
のは余りにも無責任であります。やはり……(
発言する
者あり)根拠はないんですよ。それはわかっているじゃないですか。質問する人もわかっているじゃないですか。議員
の定数という
のはみずからが決めなければいけないんですよ。その数字が32名がいい
のか悪い
のかは、もう決をとって決めるしかないじゃないですか。35名が正しいと思うなら正しいと言えばいいじゃないですか。我々は32名が正しいと思ったんですよ。その根拠はないですよ。前回
の選挙で、まさに41名から6名減しました。この効果は確実にあったと思います。なぜならば、きちんと議会費
の削減につながったからです。では、6名削減して民主主義が停滞したかといえば、落ちた方には大変申しわけないですけれども、何ら停滞していませんよ。6名削減して
青森市議会がおかしくなりましたか。何らなっていないですよ。だから、みずからが定数に対して正しいと思う数字を考えて提案すればいいんですよ。我々は32名が正しい姿だと思って今回提案したんです。それに対して根拠がありますかと聞かれても、ないじゃないですか。ない
のはもう最初から認めているんですから。そのことに対して
質疑されても答弁
のしようがないですよ。
我々はこの選挙戦を通じて、議員数が多いという声を聞いたわけですよ。ならば、その市民
の負託に応えて議員削減案を出すということは、非常に自然な流れであります。そのことに対して答弁する──ちょっと答えがないので、答弁しようがありませんので、そういう思いで提案した
議案でございます。
82
◯議長(
里村誠悦君) 21番木下靖議員。
83 ◯21番(木下靖君) 今
の答弁というか、答弁でないんですけれども、そもそも根拠がないということは、この提案は何なんだという話ですよ。実際に32という数字を上げてきて、6月
の提案
の際はそれなりに根拠を示していましたよ。こういう算式
のもとに32という数字を出してきたんだと。であれば、それこそ32がいい
のか、35がいい
のか、30がいい
のか、28がいい
のか、それは議会でみんなで議論して決めるべき話でしょう。それが議会基本
条例に定めている議員間討議で決めるという、合議制
の会議体だという根拠ですよ。それを全く無視して、個々
の議員が考えればいいであれば、おかしいですよ。(「意見を言っている、議長」と呼ぶ
者あり)あなたが根拠を言っていないからです。答弁していないからです。(「もう
1問、議員
の質」と呼ぶ
者あり)
そうですね。競争激化によって議員
の質が向上するということ
の根拠、それ
についてはお答えがないので、もう一度、そこはお尋ねします。
84
◯議長(
里村誠悦君) 答弁を求めます。25番丸野達夫議員。
85 ◯25番(丸野達夫君) 競争激化することで議員
の質が向上できるなんて言っていませんよ。競争を激化することで、議員
の質
の向上が見込めるかもしれませんと言ったんですよね、木戸議員。(「はい」と呼ぶ
者あり)
86
◯議長(
里村誠悦君) 21番木下靖議員。
87 ◯21番(木下靖君) 提案理由説明が、私がさっき言った曖昧でわからないという
のは、全てがそういうふうに感じられるとか、そうかもしれないとか、そんな提案理由説明ってないですよ。あげく
の果てに32という数字
の根拠もないと。提案理由説明をした議員がなぜ答弁しない
のか、それも疑問です。前回
の第2回定例会
の質疑でもそうでした。提出
者はみんな答弁できる立場にあるんですが、提案理由説明をした
者が
質疑に対して答えない。結構です。今
の丸野議員
の答弁で、今回
の提案理由に根拠はないということがはっきりわかりましたので、これで終わります。
88
◯議長(
里村誠悦君) 答弁を求めます。25番丸野達夫議員。
89 ◯25番(丸野達夫君)
質疑で終われませんので、答弁させていただきます。
我々は身を切る改革を市民に見せるためにこの
議案を提案いたしました。どうかそのことを御理解いただいて、賛同賜りたいと思います。
以上であります。
90
◯議長(
里村誠悦君) これにて
質疑を終結いたします。
91
◯議長(
里村誠悦君) お諮りいたします。
ただいま議題となっております議員提出
議案第18
号については、
委員会
の付託を省略したいと思います。
これに御
異議ありませんか。
〔「
異議なし」と呼ぶ
者あり〕
92
◯議長(
里村誠悦君) 御
異議なしと認めます。よって、
委員会
の付託を省略することに決しました。
これより
討論に入ります。
討論の通告がありますので、順次
発言を許します。
10番天内慎也議員。
〔議員天内慎也君
登壇〕(拍手)
93 ◯10番(天内慎也君) 日本共産党
の天内慎也です。議員提出
議案第18
号「青森市議
会議員定数
条例の一部を改正する
条例の制定について」、反対
の立場から
討論を行います。
先ほど提案理由を聞いてきましたが、定数削減することに対して、するべきだという主張もありましたが、また、だからといって定数削減がよいとも言えないといった曖昧な内容であったと思いました。人口減少など地方は削減傾向にあるということが、あえて言うなら根拠ではないかと思いました。ですから、定数削減
の根拠は薄いものと受けとめました。
今回
の提案は、3議席削減し、32議席ですので、前回
の市議選時と合わせて一気に9議席削減することになり、
一般質問や予算・決算特別
委員会において
の行政をチェックする機能、民意を反映していかなければならない議会
の役割が大きく低下するものだと思います。人口が減っているから議員も減らすべきだという考え方もありましたが、合理的基準もなく、人口減少が進む一方で、市民ニーズは多様化し、逆に議員
の仕事はふえているということを前議会
のときにも認めていますので、だとすれば、定数削減はしないで、現状
のまま市民
のためにさらに負託に応えられるような活動をしなければならないと思います。
次に、浪岡地区から
の意見も言いたいと思います。私自身、初当選させていただいた平成22年
の市議選は、定数41で戦われ、私が40番目でやっと
の思いで当選ができたので、浪岡地区から4つ
の議席を獲得することができました。4年後
の平成26年
の市議選は、定数41から6議席削減が強行され、35議席で戦われましたが、このときは36番目
の次点で、あともう少しというところまででしたが、
1議席減
の浪岡は3議席となりました。6月議会で定数削減
の問題が騒がれてから
のこの4カ月
の間、浪岡においては、保守、革新を問わず、浪岡住民
の方々から多く
の不安
の声が寄せられました。32議席になれば、戦い方によっては浪岡は2議席しかとれなくなり、市
の人口28万5000人
の15分の
1の1万8000人
の浪岡
の声が市政に届く
のか、そういう心配をするというものです。
合併して13年がたち、今では
青森地区
の議員
の方々も個人的、組織的なつながりがあり、浪岡と
の交流もふえてきたものと思います。同じ
青森市として、人的交流を深めることには当然賛成です。しかし、地理的な要因として、山を越えた40分の距離が壁になり、そこに住んでいる住民感情や生活実態は、やはり浪岡に住んでいる
者でしかわからないものもあります。そうした要因が、浪岡地区から一人でも多く
の議席をという訴えにつながっているものだと思います。
そうした浪岡
の声を訴えて、今回
の定数削減に対する反対
討論といたします。御清聴ありがとうございました。(拍手)
94
◯議長(
里村誠悦君) 次に、6番
舘山善也議員。
〔
議員舘山善也君登壇〕
95 ◯6番(
舘山善也君) 自民清風会、
舘山善也です。議員提出
議案第18
号「青森市議
会議員定数
条例の一部を改正する
条例の制定について」、賛成
の立場で意見を述べさせていただきます。
本
議案の趣旨は、
青森市議
会議員定数を35名から32名とする3名
の議員定数を削減する
条例案です。議員定数
の考え方には客観的根拠がない
のが現状ですが、一定
の考えは必要なものと各議員も共通するところだと考えます。
私
の考えは、前議会でも述べましたが、本
会議の議員数と常任
委員会
の委員数を偶数化することで、採決において可否同数がなくなり、それにより、議長並びに
委員長は、公平、中立
の立場において議事進行に努めることができることとなります。つけ加えますと、この考え方は、名古屋市で
の研修会で御教授いただいた全国市議
会議長会法制参事で、明治大学政治経済学部講師、明治大学公共政策大学院講師
の廣瀬和彦氏が提唱しているものとつけ加えさせていただきます。
また、先ほど
の提案理由
の説明にありました、我々は市民
の声を確実に市政に反映することのみならず、より適正な判断を下すことを常に心がけなければならない立場にあるとありました。同趣旨
の議案が平成30年
第2回定例会にて否決され、その後
の3カ月間、私は多く
の市民
の皆様から議員定数削減案に賛成する趣旨
の御意見を多数いただきました。よって、市民
の声として本案に賛同いたします。
議員各位にも同様に御賛同をお願い申し上げ、賛成
討論といたします。御清聴ありがとうございました。(拍手)
96
◯議長(
里村誠悦君) 次に、31番赤木長義議員。
〔議員赤木長義君
登壇〕
97 ◯31番(赤木長義君) 31番、公明党
の赤木長義でございます。議員提出
議案第18
号「青森市議
会議員定数
条例の一部を改正する
条例の制定について」、賛成
の立場から
討論を行います。
本年
の第2回
青森市議会定例会において、
青森市議
会議員
の定数を35人から32人にする
条例案が提案され、
起立採決の結果、賛成15名、反対19名で否決となりました。主な否決理由は、拙速な提案である、議員定数を32人とする根拠が希薄であるといった内容でありましたが、今般、改めて議員定数を3名削減する
条例案
の提案がなされました。本日
の討論では、これまで
の議論を振り返り、所見を述べさせていただきたいと思っております。
さて、
青森市
の人口は、平成22年
の国勢調査で30万人を割り込み、平成30年8月
の推計人口では27万9000人となっており、国立社会保障・人口問題研究所
の将来推計では、今後、一段
の減少が予想されています。なお、本市
の有権者数は、選挙権年齢が18歳に引き下げられた平成28年7月
の参議院選挙で、新たな有権者数約6000人が上乗せされたことによって約24万9000人となりましたが、その後に行われました平成28年11月
の青森市長選と
の比較では約3000人減少しており、一定で推移していることではないという事実を確認していただきたいと思います。
小野寺市長は、このような人口減少社会を見据え、新たなまちづくりに向けてかじを切ることとし、現在、総合計画とその推進を支える行財政改革プラン及び財政プラン
について、来年度から
のスタートを目指し、現在、その改定を進めています。私は従来から、議会はその権能を果たすことができる最少
の経費で運営をすべきであると
の立場であります。議会としても市と歩調を合わせ、新たなまちづくり
のスタートに合わせて、議員定数削減という身を切る改革を断行すべきであると考えます。
さりとて、議員定数削減で二元代表制
の一翼を担う議会
の多様性が失われることがあってはなりませんが、今回
の青森市議
会議員選挙から新たに18歳及び19歳
の若者が投票することにより、より幅広い層
の意見が市政に反映されることになっており、少なくとも、これまで以上に少数意見や多様な意見が酌み取れることとなっております。加えて、今後、議員に求められる仕事は質的、量的に増加していくことは安易に予想できますが、議会改革
の旗印として
青森市が
制定した議会基本
条例の第3条で規定している議員
の活動原則に基づき、不断
の研さんに努め、自己
の能力及び資質を高めるなど、議員力をアップさせることによって、市民
の負託に応えていくべきであると考えます。
それでは、議員定数
の根拠
について所見を述べたいと思います。平成23年
の青森市議会
第1回定例会において定数削減が可決されました。定数は議会で可決に至るまで
の議論
の中で、各会派が当時
の法定上限
の38人をベースにさまざまな数値を主張されていたと承知しております。検討、議論を重ねた結果、妥当性
のある数値として35人という定数で意思決定がなされたものと認識しております。すなわち、現在
の議員定数である35人にも明確な根拠がなく、絶対視する必要性はないということは御理解いただけるものと思います。また、議員定数
については、平成23年
の地方自治法
の改正により、議員定数
の上限を撤廃し、市議会みずからが
条例を決定することとされたことから、現在は法的な根拠はなく、当然にして、数式などにより自動的に算出する方法もないなど、客観的な根拠を持つことは非常に難しいものであるということも申し添えておきたいと思います。
このような中、議員定数
の削減に当たって
の根拠として、中核市と比較することは、同じ権能を持つ都市で実際に運用されているという点において、ある一定
の合理性があるものと考えます。中核市は54都市あり、全国市議
会議長会
の市議
会議員定数に関する調査結果(平成29年12月31日現在)によると、30万人未満
の中核市は11都市あります。そのうち議員定数が35人以上は本市を含む3都市ですが、それ以外
の8都市は34人以下であります。さらに、30万人を超える都市であっても、議員定数が34人以下
の都市は6都市あります。これは、35人未満
の定数であっても十分に中核市として議会
の権能を果たすことができるという証左であり、定数削減
の妥当性はあると思います。
続いて、人数
の考え方
について申し述べます。人数
については、本市
の市議会
第2回定例会において、先ほど舘山議員からもお話がありましたが、常任
委員会に着目して
の説明がありましたが、私としては、市議会で議論を尽くすためには、付託
案件の審議など、専門的かつ詳細に審議する常任
委員会が十分に機能を果たす必要があることを考慮しなければならないと思います。そのことを踏まえるならば、常任
委員会をベースに考えることは合理的な手法ではあると思います。
青森市議会では、行政分野ごとに4つ
の常任
委員会が設置されておりますが、これまで支障なく運営されてきたこと、そしてその
委員数
についても、
都市建設常任委員会が8名で運営され、特段
の課題もなかったことを考慮すれば、4つ
の委員会全て8名にしたとしても大きな支障を来すことはないと考えます。なお、人数
については、これまで
の青森市議会
の例から見て、可否同数
の場合における議長・
委員長決裁が頻繁に発生することはないと思いますが、制度を設計する上では、議長
の中立性に配慮し、偶数とすることには一定
の意義があるものと考えます。念
のため、中核市
の議員定数
の約7割が偶数となっていることも申し添えておきます。
議員定数につきましては、私は他
の多く
の中核市が人口
1万人当たり議員
1人
の割合で対応していることを踏まえるならば、議会基本
条例の趣旨にのっとり、さらなる削減に向けて検討していくべきと
の立場でありますが、今般提案された32人という定数は、これまでるる述べてまいりましたように、ある一定
の妥当性
のある数字でありますことから、現時点ではよりベターな案ではないでしょうか。拙速であると
の御意見もありますが、本年
の市議会
第2回定例会で
の議論から4カ月程度が
経過しており、何よりも市民
の信頼を得るためには、議会みずからが率先して改革に取り組む強い覚悟と行動が必要であると申し上げ、「
青森市議
会議員定数
条例の一部を改正する
条例の制定について」
の賛成
討論といたします。議員各位
の賛同をお願い申し上げ、
討論を終わります。御清聴まことにありがとうございました。(拍手)
98
◯議長(
里村誠悦君) これにて
討論を終結いたします。
これより採決いたします。
議員提出
議案第18
号については、反対
討論がありますので、起立により採決いたします。
議員提出
議案第18
号については、
原案のとおり決することに賛成
の諸君
の起立を求めます。
〔賛成
者起立〕
99
◯議長(
里村誠悦君) 起立
者を確認しますので、そのままお待ちください。
起立少数であります。よって、本案は否決されました。
この際、暫時休憩いたします。
午後0時16分休憩
──────────────────────────
午後
1時20分開議
100
◯議長(
里村誠悦君) 休憩前に引き続き
会議を開きます。
──────────────────────────
日程第45 議員提出
議案第19
号 国による乳幼児医療費無料制度
の創設を求める意見書
101
◯議長(
里村誠悦君)
日程第45議員提出
議案第19
号「国による乳幼児医療費無料制度
の創設を求める意見書」を議題といたします。
102
◯議長(
里村誠悦君) お諮りいたします。
ただいま議題となっております議員提出
議案第19
号については、提案理由
の説明及び
委員会
の付託を省略したいと思います。
これに御
異議ございませんか。
〔「
異議なし」と呼ぶ
者あり〕
103
◯議長(
里村誠悦君) 御
異議なしと認めます。よって、提案理由
の説明及び
委員会
の付託を省略することに決しました。
これより
質疑に入ります。
御
質疑ありませんか。
〔「
なし」と呼ぶ
者あり〕
104
◯議長(
里村誠悦君)
質疑ないものと認めます。
これより
討論に入ります。
討論の通告がありますので、
発言を許します。
1番山脇智議員。
〔議員山脇智君
登壇〕(拍手)
105 ◯
1番(山脇智君) 日本共産党
の山脇智です。議員提出
議案第19
号「国による乳幼児医療費無料制度
の創設を求める意見書」に賛成
の立場から
討論します。
現在、全国全て
の市町村で何らかの形で子ども
の医療費に対する助成が行われています。しかし、自治体によって助成対象
の子ども
の対象年齢、入院・通院による差、親
の所得制限
の有無、一部負担金
の有無、助成方法が現物給付か償還払いかなど、大きなばらつきがある
のが現状です。対象年齢だけ見ても、就学前までが助成対象
の自治体もあれば、22歳
の年度末まで助成対象となっている自治体もあります。
このように、地域間で子どもが受けられる医療費助成に大きな格差がある
のが現状です。地域間
の格差を解消するためには、子ども
の医療費助成が国において制度化される必要があります。子ども
の医療費は本来、国が負担するべきものであり、市町村は国にかわって医療費を助成してきたとも言えます。
既に4割を超える地方議会で国
の制度創設を求める意見書が採択され、制度創設を望む声が高まっています。地方公共団体
の施策を一層充実させ、子どもを安心して産み育てること
のできる社会
の実現を目指すには、地方制度を安定化させることが必要であり、そのためには国による支援が不可欠です。まずは乳幼児から医療費無料制度を実現するために、本意見書へ
の皆さん
の御賛同をお願いいたしまして、賛成
討論といたします。御清聴ありがとうございました。(拍手)
106
◯議長(
里村誠悦君) これにて
討論を終結いたします。
これより採決いたします。
議員提出
議案第19
号については、
原案のとおり決することに御
異議ありませんか。
〔「
異議なし」「
異議あり」と呼ぶ
者あり〕
107
◯議長(
里村誠悦君) 御
異議がありますので、起立により採決いたします。
議員提出
議案第19
号については、
原案のとおり決することに賛成
の諸君
の起立を求めます。
〔賛成
者起立〕
108
◯議長(
里村誠悦君) 起立多数であります。よって、本案は
原案のとおり可決されました。
──────────────────────────
日程第46 議員提出
議案第20
号 学校施設や通学路におけるブロック塀等
の安全性確保を求める意見書
109
◯議長(
里村誠悦君)
日程第46議員提出
議案第20
号「学校施設や通学路におけるブロック塀等
の安全性確保を求める意見書」を議題といたします。
110
◯議長(
里村誠悦君) お諮りいたします。
ただいま議題となっております議員提出
議案第20
号については、提案理由
の説明及び
委員会
の付託を省略したいと思います。
これに御
異議ありませんか。
〔「
異議なし」と呼ぶ
者あり〕
111
◯議長(
里村誠悦君) 御
異議なしと認めます。よって、提案理由
の説明及び
委員会
の付託を省略することに決しました。
これより
質疑に入ります。
御
質疑ありませんか。
〔「
なし」と呼ぶ
者あり〕
112
◯議長(
里村誠悦君)
質疑ないものと認めます。
討論については
通告がありませんでした。
これより採決いたします。
議員提出
議案第20
号については、
原案のとおり決することに御
異議ありませんか。
〔「
異議なし」「
異議あり」と呼ぶ
者あり〕
113
◯議長(
里村誠悦君) 御
異議がありますので、起立により採決いたします。
議員提出
議案第20
号については、
原案のとおり決することに賛成
の諸君
の起立を求めます。
〔賛成
者起立〕
114
◯議長(
里村誠悦君) 起立多数であります。よって、本案は
原案のとおり可決されました。
──────────────────────────
日程第47 議員提出
議案第21
号 キャッシュレス社会
の実現を求める意見書
115
◯議長(
里村誠悦君)
日程第47議員提出
議案第21
号「キャッシュレス社会
の実現を求める意見書」を議題といたします。
116
◯議長(
里村誠悦君) お諮りいたします。
ただいま議題となっております議員提出
議案第21
号については、提案理由
の説明及び
委員会
の付託を省略したいと思います。
これに御
異議ございませんか。
〔「
異議なし」と呼ぶ
者あり〕
117
◯議長(
里村誠悦君) 御
異議なしと認めます。よって、提案理由
の説明及び
委員会
の付託を省略することに決しました。
これより
質疑に入ります。
御
質疑ありませんか。
〔「
なし」と呼ぶ
者あり〕
118
◯議長(
里村誠悦君)
質疑ないものと認めます。
討論については
通告がありませんでした。
これより採決いたします。
議員提出
議案第21
号については、
原案のとおり決することに御
異議ありませんか。
〔「
異議なし」「
異議あり」と呼ぶ
者あり〕
119
◯議長(
里村誠悦君)
異議がありますので、起立により採決いたします。
議員提出
議案第21
号については、
原案のとおり決することに賛成
の諸君
の起立を求めます。
〔賛成
者起立〕
120
◯議長(
里村誠悦君) 起立少数であります。よって、本案は否決されました。
──────────────────────────
日程第48 議員提出
議案第22
号 児童虐待防止対策
のさらなる強化を求める意見書
121
◯議長(
里村誠悦君)
日程第48議員提出
議案第22
号「児童虐待防止対策
のさらなる強化を求める意見書」を議題といたします。
122
◯議長(
里村誠悦君) お諮りいたします。
ただいま議題となっております議員提出
議案第22
号については、提案理由
の説明及び
委員会
の付託を省略したいと思います。
これに御
異議ございませんか。
〔「
異議なし」と呼ぶ
者あり〕
123
◯議長(
里村誠悦君) 御
異議なしと認めます。よって、提案理由
の説明及び
委員会
の付託を省略することに決しました。
これより
質疑に入ります。
御
質疑ありませんか。
〔「
なし」と呼ぶ
者あり〕
124
◯議長(
里村誠悦君)
質疑ないものと認めます。
討論については
通告がありませんでした。
これより採決いたします。
議員提出
議案第22
号については、
原案のとおり決することに御
異議ありませんか。
〔「
異議なし」と呼ぶ
者あり〕
125
◯議長(
里村誠悦君) 御
異議なしと認めます。よって、本案は
原案のとおり可決されました。
──────────────────────────
日程第49 議員提出
議案第23
号 水道施設
の戦略的な老朽化対策を求める意見書
126
◯議長(
里村誠悦君)
日程第49議員提出
議案第23
号「水道施設
の戦略的な老朽化対策を求める意見書」を議題といたします。
127
◯議長(
里村誠悦君) お諮りいたします。
ただいま議題となっております議員提出
議案第23
号については、提案理由
の説明及び
委員会
の付託を省略したいと思います。
これに御
異議ございませんか。
〔「
異議なし」と呼ぶ
者あり〕
128
◯議長(
里村誠悦君) 御
異議なしと認めます。よって、提案理由
の説明及び
委員会
の付託を省略することに決しました。
これより
質疑に入ります。
御
質疑ありませんか。
〔「
なし」と呼ぶ
者あり〕
129
◯議長(
里村誠悦君)
質疑ないものと認めます。
討論については
通告がありませんでした。
これより採決いたします。
議員提出
議案第23
号については、
原案のとおり決することに御
異議ありませんか。
〔「
異議なし」「
異議あり」と呼ぶ
者あり〕
130
◯議長(
里村誠悦君) 御
異議がありますので、起立により採決いたします。
議員提出
議案第23
号については、
原案のとおり決することに賛成
の諸君
の起立を求めます。
〔賛成
者起立〕
131
◯議長(
里村誠悦君) 起立多数であります。よって、本案は
原案のとおり可決されました。
──────────────────────────
日程第50 議員提出
議案第24
号 学校施設へ
の冷房等空調設備
の設置促進を求める意見書
132
◯議長(
里村誠悦君)
日程第50議員提出
議案第24
号「学校施設へ
の冷房等空調設備
の設置促進を求める意見書」を議題といたします。
133
◯議長(
里村誠悦君) お諮りいたします。
ただいま議題となっております議員提出
議案第24
号については、提案理由
の説明及び
委員会
の付託を省略したいと思います。
これに御
異議ありませんか。
〔「
異議なし」と呼ぶ
者あり〕
134
◯議長(
里村誠悦君) 御
異議なしと認めます。よって、提案理由
の説明及び
委員会
の付託を省略することに決しました。
これより
質疑に入ります。
御
質疑ありませんか。
〔「
なし」と呼ぶ
者あり〕
135
◯議長(
里村誠悦君)
質疑ないものと認めます。
これより
討論に入ります。
討論の通告がありますので、
発言を許します。
11番藤田誠議員。
〔議員藤田誠君
登壇〕(拍手)
136 ◯11番(藤田誠君) 11番、社民党
の藤田誠です。議員提出
議案第24
号「学校施設へ
の冷房等空調設備
の設置促進を求める意見書」に賛成
の立場で意見を述べます。
今さら地球温暖化をここで論じることはしませんが、ここにおられる議員
の皆様も肌で感じられていると思います。ここ数年、
青森でも30度を超える日が多くなってきました。また、全国的にも35度を超える気温が続くなど、明らかに気象異常です。熱中症により救急車で搬送された方が、平成29年、7414人、平成30年は9956人あったそうです。学校管理下においても、平成27年度、熱中症で小学生が348人、中学生が1869名、平成29年度
の熱中症、小学生408名、中学生2038名。こうした異常な高温
の中、本年7月17日、愛知県豊田市
の小学校
1年生が校外学習後に熱中症で亡くなられました。国は、公立学校
の施設整備に2018年度当初予算
の3.5倍に当たる約2400億円を盛り込む方針を固めましたが、学校施設環境改善交付金は補助率原則3分の
1で、資産形成
のないリース契約には適用されず、設置後
の維持管理費も自治体
の負担が予想されることから、財政力
のない自治体では設置に消極的になっています。子どもは大人に比べて体
の汗による温度調整能力が低いとされ、気合いと根性では子どもたちを守れなくなってきました。
文部科学省が3年ごとに行っている公立学校施設
の空調(冷房)設備
の設置状況調査によれば、平成29年度
の調査結果、3年前
の29.9%から、今回41.7%と上昇、その他
の幼稚園、高等学校、特別支援学校、それぞれ設置率は上昇していますが、調査内容を見ると、県単位
の自治体間
の設置率に大きな違いがあります。小・中学校で比較すると、香川県が92.3%、次に東京都
の84.5%、滋賀県、沖縄県、神奈川県と続きますが、四国4県を比較すると、香川県
の92.3%に比べ、徳島県37.7%、高知県28.8%、愛媛県13.2%と、四国
の中でも大きな違いがあります。
国は、設置方針ばかりではなく、現実に自治体が設置に向けて取り組めるよう、自治体
の負担軽減を求める議員提出
議案第24
号「学校施設へ
の冷房等空調設備
の設置促進を求める意見書」に対し、多く
の議員
の御賛同をいただけますよう心からお願い申し上げ、賛成
討論を終わります。御清聴ありがとうございます。(拍手)
137
◯議長(
里村誠悦君) これにて
討論を終結いたします。
これより採決いたします。
議員提出
議案第24
号については、
原案のとおり決することに御
異議ありませんか。
〔「
異議なし」と呼ぶ
者あり〕
138
◯議長(
里村誠悦君) 御
異議なしと認めます。よって、本案は
原案のとおり可決されました。
──────────────────────────
日程第51 議員提出
議案第25
号 主要農作物種子法
の復活を求める意見書
139
◯議長(
里村誠悦君)
日程第51議員提出
議案第25
号「主要農作物種子法
の復活を求める意見書」を議題といたします。
140
◯議長(
里村誠悦君) お諮りいたします。
ただいま議題となっております議員提出
議案第25
号については、提案理由
の説明及び
委員会
の付託を省略したいと思います。
これに御
異議ありませんか。
〔「
異議なし」と呼ぶ
者あり〕
141
◯議長(
里村誠悦君) 御
異議なしと認めます。よって、提案理由
の説明及び
委員会
の付託を省略することに決しました。
これより
質疑に入ります。
御
質疑ありませんか。
〔「
なし」と呼ぶ
者あり〕
142
◯議長(
里村誠悦君)
質疑ないものと認めます。
これより
討論に入ります。
討論の通告がありますので、
発言を許します。
28番仲谷良子議員。
〔議員仲谷良子君
登壇〕(拍手)
143 ◯28番(仲谷良子君) 社民党
の仲谷良子でございます。議員提出
議案第25
号「主要農作物種子法
の復活を求める意見書」に賛成
の立場で
討論をいたします。
1952年5月に
制定された主要農作物種子法──以下、種子法と言います──は、米や麦、大豆といった主要作物
について、優良な種子
の安定的な生産と普及を国が果たすべき役割と定めている法律です。種子
の生産自体は都道府県
のJAや普及センターなどが担い、地域に合った良質な種子が農家に行き渡るように、種子法
のもと、農業試験場
の運営などに必要な予算は国が責任を持って担ってきました。しかし、政府は、国が管理する仕組みが民間
の品種開発意欲を阻害しているからと審議時間、衆参合わせて12時間で2017年4月、種子法
の廃止を決めました。その法律がそれまで果たしてきた役割も、廃止に伴う人々
の暮らしへ
の影響も、そもそもそれがどんな法律な
のかもほとんど知られていないまま
の廃止です。また、2017年に成立した農業競争力支援法には、戦略物資である種子・種苗
については、国は国家戦略・知財戦略として民間活力を最大限に活用した開発・供給体制を構築すると書かれています。そのためには、地方公共団体中心
のシステムである種子法が、民間
の開発意欲を阻害していたという
のです。
種子法廃止により、世界
の種子
の売り上げ約8割を占めているというモンサント社やデュポンなど
の参入により、遺伝子組み換え品種が生み出されるなど、食
の安心・安全が脅かされることが危惧され、消費
者にとっても影響が大きいと思われます。国においては、食料主権
の観点から、日本
の種子を保全するため、積極的な施策をするよう次
の事項を強く求めます。
1つ、食料主権と食
の安全を守り、公共財として
の多様な日本
の種子を保全するために、主要農作物種子法
の復活または同法
の趣旨を盛り込んだ新たな立法を行うこと。2つ、参議院農林水産
委員会
の附帯決議に基づき、「都道府県で
の財源確保」、「種子
の国外流出禁止」、「種子独占
の弊害
の防止」などに万全を期すこと。3つ、都道府県などが有する種苗生産
の知見
について民間企業へ
の提供促進を規定した農業競争力強化支援法
第8条
第4項を削除すること。
以上を申し述べまして、賛成
討論といたします。議員
の皆様
の御賛同を心からお願い申し上げます。(拍手)
144
◯議長(
里村誠悦君) これにて
討論を終結いたします。
これより採決いたします。
議員提出
議案第25
号については、
原案のとおり決することに御
異議ありませんか。
〔「
異議なし」「
異議あり」と呼ぶ
者あり〕
145
◯議長(
里村誠悦君) 御
異議がありますので、起立により採決いたします。
議員提出
議案第25
号については、
原案のとおり決することに賛成
の諸君
の起立を求めます。
〔賛成
者起立〕
146
◯議長(
里村誠悦君) 起立多数であります。よって、本案は
原案のとおり可決されました。
──────────────────────────
日程第52 議員提出
議案第26
号 水道民営化を推し進める水道法改正案
の成立に反対する意見書
147
◯議長(
里村誠悦君)
日程第52議員提出
議案第26
号「水道民営化を推し進める水道法改正案
の成立に反対する意見書」を議題といたします。
148
◯議長(
里村誠悦君) お諮りいたします。
ただいま議題となっております議員提出
議案第26
号については、提案理由
の説明及び
委員会
の付託を省略したいと思います。
これに御
異議ありませんか。
〔「
異議なし」と呼ぶ
者あり〕
149
◯議長(
里村誠悦君) 御
異議なしと認めます。よって、提案理由
の説明及び
委員会
の付託を省略することに決しました。
これより
質疑に入ります。
御
質疑ありませんか。
〔「
なし」と呼ぶ
者あり〕
150
◯議長(
里村誠悦君)
質疑ないものと認めます。
これより
討論に入ります。
討論の通告がありますので、
発言を許します。
11番藤田誠議員。
〔議員藤田誠君
登壇〕(拍手)
151 ◯11番(藤田誠君) 11番、社民党
の藤田誠です。議員提出
議案第26
号「水道民営化を推し進める水道法改正案
の成立に反対する意見書」に賛成
の立場で意見を述べます。
政府は、TPP、いわゆる環太平洋パートナーシップを推し進めるため、海外企業等が日本国内で
の事業展開ができるよう国内法を改正し、規制緩和を進めています。そのため、
第196回通常国会で、この6月には指定管理
者と公共施設等運営管理
者を兼ねることができるとしたPFI法を改正、成立させ、国民生活
のライフラインである水道法
の改正案が提案されました。結果として、継続審議となりましたが、この法案を成立させることは、命
の水を海外資本に売り渡すことになります。
この改正水道法は、前段で成立された改正PFI法
のコンセッション方式、つまり施設を自治体が持ち、その運営権を期限つきで民間事業
者に譲渡し、自治体は民間事業
者から運営対価を受け取るというものです。事実上
の水道事業権
の売却にほかなりません。そして、日本国内には水道事業を運営する企業はなく、海外資本に委ねるしかない
のであります。現にこの4月から浜松市でコンセッション方式を導入し、運営権をアメリカ
の企業が保有し、運営しています。そして今後
の課題は、人口
の減少や施設
の老朽化による施設
の更新などから、その経費をどのように捻出するかが大きな課題として浮上しています。例えば本市を例に挙げると、現在、給水原価が約
1万8074円で、供給単価は
1万9039円となっていますが、施設更新や現状
の水質を保持するため
の経費を考えた場合、当然、給水原価にはね返りますし、そこには水道料金
の値上げという結果につながります。
このコンセッション方式を導入している国々では、水道料金
の値上げが相次ぎ、水道事業を公営に戻している
のも事実です。そのため、もしこの水道法が成立し、自治体がこぞってコンセッション方式を導入すれば、国民
のライフラインである水が外国資本に乗っ取られることになります。特に世界196カ国
のうち、水道水を生で飲める国は日本を含め15カ国にすぎません。
日本
の水、命
の水を守るため、海外資本に水を売り渡すわけにはいきません。そのために、水道民営化を推し進める水道法
の成立には反対しなくてはならないものと思います。
議員提出
議案第26
号「水道民営化を推し進める水道法改正案
の成立に反対する意見書」に対し、多く
の議員
の御賛同をいただきますよう心からお願い申し上げ、賛成
討論を終わります。御清聴ありがとうございました。(拍手)
152
◯議長(
里村誠悦君) これにて
討論を終結いたします。
これより採決いたします。
議員提出
議案第26
号については、
原案のとおり決することに御
異議ありませんか。
〔「
異議なし」「
異議あり」と呼ぶ
者あり〕
153
◯議長(
里村誠悦君) 御
異議がありますので、起立により採決いたします。
議員提出
議案第26
号については、
原案のとおり決することに賛成
の諸君
の起立を求めます。
〔賛成
者起立〕
154
◯議長(
里村誠悦君) 起立多数であります。よって、本案は
原案のとおり可決されました。
──────────────────────────
日程第53 議員提出
議案第27
号 被災
者生活再建支援法
の改正を求める意見書
155
◯議長(
里村誠悦君)
日程第53議員提出
議案第27
号「被災
者生活再建支援法
の改正を求める意見書」を議題といたします。
156
◯議長(
里村誠悦君) お諮りいたします。
ただいま議題となっております議員提出
議案第27
号については、提案理由
の説明及び
委員会
の付託を省略したいと思います。
これに御
異議ございませんか。
〔「
異議なし」と呼ぶ
者あり〕
157
◯議長(
里村誠悦君) 御
異議なしと認めます。よって、提案理由
の説明及び
委員会
の付託を省略することに決しました。
これより
質疑に入ります。
御
質疑ありませんか。
〔「
なし」と呼ぶ
者あり〕
158
◯議長(
里村誠悦君)
質疑ないものと認めます。
これより
討論に入ります。
討論の通告がありますので、
発言を許します。
28番仲谷良子議員。
〔議員仲谷良子君
登壇〕(拍手)
159 ◯28番(仲谷良子君) 社民党
の仲谷良子でございます。
討論に入る前に、北海道で
の地震災害、西日本豪雨災害でお亡くなりになった方
の御冥福をお祈りいたします。また、けがをされた皆様
の一日も早い回復を御祈念申し上げます。
それでは、議員提出
議案第27
号「被災
者生活再建支援法
の改正を求める意見書」に賛成
の立場で
討論いたします。
日本列島に引きも切らず災害が押し寄せています。ことし7月
の西日本豪雨は、17府県87市町村で約
1万7000棟が全半壊し、被害
の9割が広島、岡山、愛媛
の3県に集中、227人が亡くなられました。また、最大震度7が起きた北海道胆振東部地震で、震度7を記録した厚真町では36人
の方が死亡されました。そしていまだ不自由な生活が続いています。
被災した住民
の生活再建を後押しするために、被災
者生活再建支援法があります。以下、支援法と言います。この法律は、阪神・淡路大震災をきっかけにつくられた法律で、1998年5月に成立し、適用が開始された1999年からことしで20年を迎えます。2004年、2007年に大幅な法改正があり、現行制度となっています。しかし、現状
の制度を改善してほしいという声が多くあります。東日本大震災、2011年3月、関東・東北豪雨、2015年9月、熊本地震、2016年4月で甚大な被害が出た6県
の61市町村へ
の新聞社
のアンケートでは、改善すべきと8割が答えています。
現在
の支援法は、都道府県ごと、あるいは市町村ごとに全壊被害
の生じた住宅数が10棟に達すると適用されますが、満たないと適用外ということになります。全壊した場合は最大300万円ですが、新築する場合
の負担は並み大抵
のものではありません。大規模半壊は50万円、半壊は支給されません。半壊であっても住めるようになるまで
の財源
のことを考えると、半壊世帯にまで支援枠を拡大するよう求める市町村が多いこともうなずけます。
被災した住民
の生活再建
のために、国によるさらなる支援
の拡充をするために、下記
の事項を要望します。1つ、被災
者生活再建支援法を改正し、被災
者生活再建支援金
のうち加算支援金
の額を2倍に引き上げ、被災
者生活再建支援金全体
の最高額を300万円から500万円に引き上げること。2つ、被災自治体
の負担を軽減するため、被災
者生活再建支援法人に対する国庫補助率を2分の
1から3分の2に引き上げること。都道府県
の追加拠出に対し、過去と同等
の地方財政措置──起債充当率100%、償還に対する交付税措置80%を講じること。3つ、支援金
の支給対象となる世帯
の範囲
については、半壊世帯
の全て
の被災
者及び局地的な災害
の被災
者の生活再建を支援する観点から、被災した世帯
の実情に応じた対応を可能とすること。
以上を申し上げ、賛成
討論といたします。議員
の皆様
の賛同を心からお願い申し上げます。(拍手)
160
◯議長(
里村誠悦君) これにて
討論を終結いたします。
これより採決いたします。
議員提出
議案第27
号については、
原案のとおり決することに御
異議ありませんか。
〔「
異議なし」と呼ぶ
者あり〕
161
◯議長(
里村誠悦君) 御
異議なしと認めます。よって、本案は
原案のとおり可決されました。
──────────────────────────
162
◯議長(
里村誠悦君) 以上で本日
の日程は全部終了いたしました。
──────────────────────────
163
◯議長(
里村誠悦君) 閉会に当たり、市長から
発言の申し出がありますので、これを許可いたします。小野寺市長。
〔市長小野寺晃彦君
登壇〕
164 ◯市長(小野寺晃彦君) 本定例会も議員各位
の慎重な御審議により、一般会計決算を初め、企業会計決算、各会計補正予算、
条例案など全
議案について原案どおり御議決を賜り、厚く御礼を申し上げます。
さて、任期満了に伴う市議
会議員選挙が来る10月28日に予定されているところであります。議員各位にとって本定例会が現任期中最後
の定例会となると承知しております。ここにお集まり
の議員各位におかれましては、平成26年11月
の任期以降、2名
の市長にわたり、
青森市政
について車
の両輪として議論を交わしていただきました。とりわけ、今期を最後に勇退される皆様、長年にわたり市政
の発展、地域
の振興
のため御尽力いただきましたことに対し、衷心より敬意を表し、感謝を申し上げる次第であります。
青森市は、ことし市制施行120周年
の大きな節目にあり、10月9日火曜日、記念式典を開催させていただきます。また、現在、本市
の将来を見据え、持続可能な都市づくりを目指し、
青森市総合計画
の改定を進めているところであります。
勇退される皆様も、立候補される皆様も、引き続き市政に対する御協力、御支援を賜りますようお願い申し上げます。
最後に当たり、ここにお集まり
の議員各位
の今後ますます
の御活躍をお祈り申し上げ、閉会に当たって
の御挨拶といたします。ありがとうございました。
165
◯議長(
里村誠悦君) 閉会に当たり、私からも一言御挨拶を申し上げます。
まず初めに、先般、北海道で発生した地震
について申し述べさせていただきます。
平成30年9月6日午前3時7分に北海道胆振地方中東部で発生したマグニチュード6.7
の地震によって、多く
のとうとい人命が奪われ、貴重な財産が失われるなど、甚大な被害が発生いたしました。現在も自治体や自衛隊、さらにはボランティアによる復旧作業が続いており、不安な日々
の中、避難所に身を寄せ、不自由な暮らしを強いられている方々が大勢おられます。ここに、被災された方々に対し、心からお見舞いを申し上げますとともに、犠牲となられた方々に対し、本市議会といたしまして、謹んで御冥福をお祈りいたします。
さて、本日をもちまして、議員各位並びに市長を初めとする理事
者の皆様
の御協力
のもと、30日間にわたり市政にかかわる重要
案件を審議してまいりました。平成30年
第3回定例会も閉会を迎えようとしております。二元代表制
の一翼を担う議会として、議員各位におかれましては、各般にわたり、終始熱心な御審議をいただき、厚くお礼を申し上げます。
私は、平成29年12月6日、議員各位
の御推挙により、議長に就任させていただきました。身
の引き締まる思いで就任
の挨拶をしたことが、ついきのう
のように思い出されているところでございます。顧みて、この10カ月
の間、多く
の課題に取り組み、議会
の活性化と市勢発展
のため、議長
の職務に精励できました
のも、ひとえに議員各位並びに理事
者の皆様、そして報道関係
の皆様
の御支援、御協力
のたまものであると心より感謝を申し上げる次第であります。
さて、今議会は、私たち議員にとって任期最後
の定例会となります。この4年間を振り返りますと、困難な課題こそ多かったものの、非常に充実した任期であり、あっという間に過ぎ去ったという感じがいたします。その中でも強く印象に残る出来事として、アウガを運営してきた
青森駅前再開発ビル株式会社
の特別清算
の終結と、そのアウガに市役所
の窓口機能が移転し、ワンストップ
の総合窓口として
青森市役所駅前庁舎に生まれ変わったことが挙げられます。一方、本市議会といたしましては、平成25年2月に
制定いたしました
青森市議会基本
条例の規定に基づき、市民
の皆様と真摯に向き合い、開かれた議会を目指すため、より市民
の皆様に身近でわかりやすくお届けできるように、あおもり市議会だよりを「ぎかいの森」としてリニューアル化したり、議会
報告会を議員とカダる会と称し、ワールドカフェを導入して開催するなど積極的に取り組んでまいりました。
私ども議員は、この11月25日をもって任期満了となり、この議場において皆様と顔を合わせることは本日が最後となります。来月28日には、市議
会議員選挙が行われ、市民
の審判を受けることになりますが、立候補を予定されている方々におかれましては、再び市民から信託をいただいた暁には、この議場において笑顔で再会できますことを心から念願いたしております。
また、今期をもって勇退される議員
の皆様におかれましては、本市並びに議会
の発展
のため、多大なる御尽力を賜りましたことに対し、改めて敬意を表するとともに、心からお礼を申し上げます。議員を勇退されましても、健康には十分留意され、引き続き市勢発展
のため、御指導、御鞭撻を賜りますようお願い申し上げます。
また、小野寺市長におかれましては、市政を預かるリーダーとして、実現する市政に向け、一つ一つ
の課題に対し、今後とも迅速かつ果敢に取り組んでいただくことを切に願っております。
最後になりますが、議会を見守ってくださいました市民
の皆様、報道関係
の皆様に心から感謝を申し上げまして、私から
の御挨拶とさせていただきます。ありがとうございました。
──────────────────────────
閉 会
166
◯議長(
里村誠悦君) これにて平成30年
第3回
青森市議会定例会を閉会いたします。
午後
1時58分閉会
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