青森市議会 2018-03-23
平成30年第1回定例会(第8号) 本文 2018-03-23
▼最初のヒットへ(全 0 ヒット) 1 午前10時開議
◯議長(
里村誠悦君) これより本日の会議を開きます。
本日の会議は「
議事日程第8号」により会議を進めます。
──────────────────────────
日程第1 議案第70号 青森市
地方独立行政法人評価委員会条例の一部を改正する条例の制定について
~
日程第8 議案第86号
公立大学法人青森公立大学定款の変更について
日程第9 諮問第1号
下水道使用料の
督促処分に対する
審査請求に係る諮問について
日程第10 諮問第2号
下水道使用料の
徴収処分に対する
審査請求に係る諮問について
2 ◯議長(
里村誠悦君) 日程第1議案第70号「青森市
地方独立行政法人評価委員会条例の一部を改正する条例の制定について」から日程第10諮問第2号「
下水道使用料の
徴収処分に対する
審査請求に係る諮問について」まで、計10件を
一括議題といたします。
総務企画常任委員長の報告を求めます。8番
奈良岡隆議員。
〔
議員奈良岡隆君登壇〕
3 ◯8番(
奈良岡隆君) おはようございます。(「おはようございます」と呼ぶ者あり)ただいまから
総務企画常任委員会の審査の経過と結果について報告いたします。
本
委員会は3月7日に開催し、
今期定例会において付託されました議案8件及び諮問2件について審査いたしました。
初めに、議案第70号「青森市
地方独立行政法人評価委員会条例の一部を改正する条例の制定について」及び議案第86号「
公立大学法人青森公立大学定款の変更について」の計2件についてでありますが、内容に関連があることから
一括議題として審査いたしましたが、両案については、いずれも
全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決しました。
次に、議案第71号「青森市職員の定年等に関する条例の一部を改正する条例の制定について」でありますが、本案については、
全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決しました。
次に、議案第72号「青森市特別職の職員の給与に関する条例等の一部を改正する条例の制定について」でありますが、本案については、
起立採決の結果、賛成多数をもって原案のとおり可決すべきものと決しました。
次に、議案第73号「青森市職員の
特殊勤務手当に関する条例の一部を改正する条例の制定について」でありますが、本案については、
全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決しました。
次に、議案第74号「青森市職員の
退職手当に関する条例等の一部を改正する条例の制定について」でありますが、本案については、
起立採決の結果、賛成多数をもって原案のとおり可決すべきものと決しました。
次に、議案第83号「青森市
消防団員等公務災害補償条例の一部を改正する条例の制定について」及び議案第85号「
包括外部監査契約の締結について」の計2件についてでありますが、両案については、いずれも
全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決しました。
次に、諮問第1号「
下水道使用料の
督促処分に対する
審査請求に係る諮問について」及び諮問第2号「
下水道使用料の
徴収処分に対する
審査請求に係る諮問について」の計2件についてでありますが、内容に関連があることから
一括議題として審査いたしましたが、両諮問については、いずれも
全員異議なく
審査請求について棄却すべきであると答申すべきものと決し、その後、
正副委員長のもとで作成した両諮問に対する
答申書案について審査いたしましたが、両諮問に対する
答申書案については、
全員異議なく
正副委員長のもとで作成した
答申書案のとおり答申することに決しました。
以上が審査の経過と結果でありますが、審査の過程における主なる
質疑応答等及び諮問に対する答申書については、配付いたしております
委員長報告書及び
答申書案のとおりであります。
以上をもって本
委員会の報告を終わります。
4 ◯議長(
里村誠悦君) ただいまの
委員長報告に対する質疑に入ります。
御質疑ありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
5 ◯議長(
里村誠悦君) 質疑ないものと認めます。
討論については通告がありませんでした。
これより採決いたします。
各案件については、
委員長報告のとおり決することに御異議ありませんか。
〔「異議なし」「異議あり」と呼ぶ者あり〕
6 ◯議長(
里村誠悦君) 19番
村川みどり議員、何号に御異議がありますか。
7 ◯19番(
村川みどり君) 議案第72号、議案第74号に異議があります。
8 ◯議長(
里村誠悦君) まず、ただいまの
委員長報告中、議案第72号について御異議がありますので、起立により採決いたします。
議案第72号については、
委員長報告のとおり可決と決することに賛成の諸君の起立を求めます。
〔
賛成者起立〕
9 ◯議長(
里村誠悦君) 起立多数であります。よって、議案第72号については
委員長報告のとおり可決と決しました。
次に、ただいまの
委員長報告中、議案第74号についても御異議がありますので、起立により採決いたします。
議案第74号については、
委員長報告のとおり可決と決することに賛成の諸君の起立を求めます。
〔
賛成者起立〕
10 ◯議長(
里村誠悦君) 起立多数であります。よって、議案第74号については
委員長報告のとおり可決と決しました。
次に、ただいま決定されました案件を除く各案件については、
委員長報告のとおり決することに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
11 ◯議長(
里村誠悦君) 御異議なしと認めます。よって、各案件については
委員長報告のとおり決しました。
──────────────────────────
日程第11 議案第67号 青森市次世代健康・
スポーツ振興基金条例の制定について
日程第12 議案第68号 青森市
男女共同参画推進条例の制定について
12 ◯議長(
里村誠悦君) 日程第11議案第67号「青森市次世代健康・
スポーツ振興基金条例の制定について」及び日程第12議案第68号「青森市
男女共同参画推進条例の制定について」の計2件を
一括議題といたします。
文教経済常任委員長の報告を求めます。6番
舘山善也議員。
〔
議員舘山善也君登壇〕
13 ◯6番(
舘山善也君) ただいまから
文教経済常任委員会の審査の経過と結果について報告いたします。
本
委員会は3月7日に開催し、
今期定例会において付託されました議案2件について審査いたしました。
初めに、議案第67号「青森市次世代健康・
スポーツ振興基金条例の制定について」でありますが、本案については、
起立採決の結果、賛成多数をもって原案のとおり可決すべきものと決しました。
次に、議案第68号「青森市
男女共同参画推進条例の制定について」でありますが、本案については、
全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決しました。
以上が審査の経過と結果でありますが、審査の過程における主なる
質疑応答等は、配付しております
委員長報告書のとおりであります。
以上をもって本
委員会の報告を終わります。
14 ◯議長(
里村誠悦君) ただいまの
委員長報告に対する質疑に入ります。
御質疑ありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
15 ◯議長(
里村誠悦君) 質疑ないものと認めます。
これより討論に入ります。
討論の通告がありますので、発言を許します。
5番
軽米智雅子議員。
〔
議員軽米智雅子君登壇〕
16 ◯5番(
軽米智雅子君) おはようございます。(「おはようございます」と呼ぶ者あり)5番、公明党、
軽米智雅子でございます。
文教経済常任委員会の
委員長報告について、議案第67号「青森市次世代健康・
スポーツ振興基金条例の制定について」に賛成の立場で討論いたします。
平成29年12月、青森市の個人の方から
青森市民の健康を憂えて20億円もの多額の寄附をいただきました。寄附者の方の思いは、短命市返上を目指すこと、そのためには、
子ども時代からの
食習慣づくり、また
スポーツを通しての市民の
健康づくりと
スポーツ振興をしっかり行ってもらいたいというものでした。その寄附者の思いは、本市の目指しているものと同じであるとの考えから、当初予算に子どもの食と
健康応援プロジェクトと青森市
アリーナプロジェクト推進事業を提案し、さらにその事業の
資金確保のために、このたびの青森市次世代健康・
スポーツ振興基金条例を制定しようとするものであります。
プロジェクトの一つであります子どもの食と
健康応援プロジェクトは、幼稚園、
保育園等の協力のもと、年長児とその保護者を対象に、
食生活改善推進員が
食育レッスンをする
こども食育レッスン1・2・3♪事業と学童期からの
生活習慣の改善を目指す小学生のための
食育チャレンジ・
プログラム事業ですが、
厚生労働省や
日本小児科学会なども子どもの食育の重要性を訴え、さまざまな
取り組みを行っている中にあって、今回の事業は
子どもたちの将来の健康につながる大変大事な
取り組みであると思います。本市では、子どもの
がん教育も進めていますが、健康に対する考え方、食事に対する意識は今や
子ども時代から取り組まなければ、短命市返上には届かない現状にあります。
また、
アリーナプロジェクト推進事業も、市民の
健康づくりだけではなく、
スポーツの振興、さらには多様なイベントや市民の交流の
場づくりを目指している事業であり、それはこれまでも多くの市民が望んできたものではないでしょうか。特に
市民体育館は老朽化が進み、
改修工事のため一部休館になっている状況ですので、ファシリティーマネジメントの手法を踏まえ、複合的な要素を入れながら、一日も早い建設が望まれています。
よって、これら2つの
プロジェクトは、
青森市民にとって大変重要な
プロジェクトであり、この
プロジェクトに賛同される市民の方々から広く寄附を募るという提案は、
資金確保という観点からも有効であるとの考えから、議案第67号「青森市次世代健康・
スポーツ振興基金条例の制定について」に賛成するとともに、
議員各位の賛同をお願い申し上げ、
賛成討論といたします。御清聴ありがとうございました。(拍手)
17 ◯議長(
里村誠悦君) これにて討論を終結いたします。
これより採決いたします。
両案については、
委員長報告のとおり決することに御異議ありませんか。
〔「異議なし」「異議あり」と呼ぶ者あり〕
18 ◯議長(
里村誠悦君) 19番
村川みどり議員、何号に御異議がありますか。
19 ◯19番(
村川みどり君) 議案第67号に異議があります。
20 ◯議長(
里村誠悦君) ただいまの
委員長報告中、議案第67号について御異議がありますので、起立により採決いたします。
議案第67号については、
委員長報告のとおり可決と決することに賛成の諸君の起立を求めます。
〔
賛成者起立〕
21 ◯議長(
里村誠悦君) 起立多数であります。よって、議案第67号については
委員長報告のとおり可決と決しました。
次に、ただいま決定されました案件を除く案件については、
委員長報告のとおり決することに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
22 ◯議長(
里村誠悦君) 御異議なしと認めます。よって、
委員長報告のとおり決しました。
──────────────────────────
日程第13 議案第79号 青森市
都市公園条例の一部を改正する条例の制定について
23 ◯議長(
里村誠悦君) 日程第13議案第79号「青森市
都市公園条例の一部を改正する条例の制定について」を議題といたします。
都市建設常任委員長の報告を求めます。29番秋村
光男議員。
〔議員秋村光男君登壇〕
24 ◯29番(秋村光男君) おはようございます。(「おはようございます」と呼ぶ者あり)ただいまから
都市建設常任委員会の審査の経過と結果について報告いたします。
本
委員会は3月7日に開催し、
今期定例会において付託されました議案1件について審査いたしました。
議案第79号「青森市
都市公園条例の一部を改正する条例の制定について」でありますが、本案については、
起立採決の結果、賛成多数をもって原案のとおり可決すべきものと決しました。
以上が審査の経過と結果でありますが、審査の過程における主なる
質疑応答等は、配付しております
委員長報告書のとおりであります。
以上をもちまして本
委員会の報告を終わります。
25 ◯議長(
里村誠悦君) ただいまの
委員長報告に対する質疑に入ります。
御質疑ありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
26 ◯議長(
里村誠悦君) 質疑ないものと認めます。
討論については通告がありませんでした。
これより採決いたします。
本案については、
委員長報告のとおり決することに御異議ありませんか。
〔「異議なし」「異議あり」と呼ぶ者あり〕
27 ◯議長(
里村誠悦君) 御異議がありますので、起立により採決いたします。
本案については、
委員長報告のとおり可決と決することに賛成の諸君の起立を求めます。
〔
賛成者起立〕
28 ◯議長(
里村誠悦君) 起立多数であります。よって、本案については
委員長報告のとおり可決と決しました。
──────────────────────────
日程第14 議案第69号 青森市
介護医療院の人員、施設及び設備並びに運営に関する基準を定める条例
の制定について ~
日程第22 議案第84号
医療事故に係る
損害賠償の額の決定について
29 ◯議長(
里村誠悦君) 日程第14議案第69号「青森市
介護医療院の人員、施設及び設備並びに運営に関する基準を定める条例の制定について」から日程第22議案第84号「
医療事故に係る
損害賠償の額の決定について」まで、計9件を
一括議題といたします。
民生環境常任委員長の報告を求めます。18番
舘田瑠美子議員。
〔
議員舘田瑠美子君登壇〕
30 ◯18番(
舘田瑠美子君) ただいまから
民生環境常任委員会の審査の経過と結果について報告いたします。
本
委員会は3月7日に開催し、
今期定例会において付託されました議案9件について審査いたしました。
初めに、議案第69号「青森市
介護医療院の人員、施設及び設備並びに運営に関する基準を定める条例の制定について」でありますが、本案については、
起立採決の結果、賛成多数をもって原案のとおり可決すべきものと決しました。
次に、議案第75号「青森市
手数料条例の一部を改正する条例の制定について」でありますが、本案については、
全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決しました。
次に、議案第76号「青森市
指定障害福祉サービスの事業の人員、設備及び運営に関する基準等を定める条例等の一部を改正する条例の制定について」及び議案第77号「青森市
養護老人ホームの設備及び運営に関する基準を定める条例等の一部を改正する条例の制定について」の計2件についてでありますが、両案については、
起立採決の結果、いずれも賛成多数をもって原案のとおり可決すべきものと決しました。
次に、議案第78号「青森市
放課後児童会負担金徴収条例の一部を改正する条例の制定について」でありますが、本案については、
全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決しました。
次に、議案第80号「青森市
介護保険条例の一部を改正する条例の制定について」でありますが、本案については、
起立採決の結果、賛成多数をもって原案のとおり可決すべきものと決しました。
次に、議案第81号「青森市廃棄物の処理及び清掃に関する条例の一部を改正する条例の制定について」でありますが、本案については、
全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決しました。
次に、議案第82号「青森市
公営企業の設置等に関する条例の一部を改正する条例の制定について」でありますが、本案については、
起立採決の結果、賛成多数をもって原案のとおり可決すべきものと決しました。
次に、議案第84号「
医療事故に係る
損害賠償の額の決定について」でありますが、本案については、
全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決しました。
以上が審査の経過と結果でありますが、審査の過程における主なる
質疑応答等は、配付いたしております
委員長報告書のとおりであります。
以上をもって本
委員会の報告を終わります。
31 ◯議長(
里村誠悦君) ただいまの
委員長報告に対する質疑に入ります。
御質疑ありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
32 ◯議長(
里村誠悦君) 質疑ないものと認めます。
これより討論に入ります。
討論の通告がありますので、発言を許します。
10番
天内慎也議員。
〔
議員天内慎也君登壇〕(拍手)
33 ◯10番(
天内慎也君)
日本共産党の
天内慎也です。ただいまの
民生環境常任委員長の報告中、議案第69号、議案第76号、議案第77号、議案第80号及び議案第82号の
原案可決に反対の立場から討論を行います。
議案第69号「青森市
介護医療院の人員、施設及び設備並びに運営に関する基準を定める条例の制定について」は、現行の
介護療養病床では、夜勤や
認知症患者に対応するため、看護師や
介護職員を国の基準より増員している
医療機関が多いのに、国はこうした実態を無視して、
介護医療院への転換に当たって
人員配置基準の緩和も示唆しています。
人員配置基準の引き下げは、現場の
介護職員や看護師の
労働強化につながり、職員の離職や
人員不足が加速することが予想されます。
転換するのは6万3000床の
介護保険の
療養病床だけでなく、
医療保険の
療養病床27万7000床も移行することになるので、
介護報酬の1割を使うことになります。この増額分を在宅介護系サービスを抑制することで賄おうとしています。また、
介護医療院は、生活施設としての機能重視を掲げていますが、利用者1人当たりの床面積は、特養ホームより狭い老人保健施設相当の8平方メートルです。
議案第76号「青森市
指定障害福祉サービスの事業の人員、設備及び運営に関する基準等を定める条例等の一部を改正する条例の制定について」と議案第77号「青森市
養護老人ホームの設備及び運営に関する基準を定める条例等の一部を改正する条例の制定について」ですが、障害者福祉制度と
介護保険に新たに共生型サービスが導入されています。
障害者は65歳になると
介護保険優先の原理によって、障害者福祉サービスから
介護保険サービスの利用に変わることになり、要介護認定を受け、要介護ごとに支給限度額、給付の上限が設定され、これまで利用していたものが制約を受け、その上、利用者負担も発生します。障害者が生きていくために必要な福祉サービスに応益負担を持ち込むのは、福祉でない、社会保障と言えないと批判の声が上がっていました。ですから、共生型サービスの導入で、障害者が65歳になっても同じ障害者施設からサービスを継続して受けることができるとしても、利用制限や応益負担の発生でサービスを受けるのを抑制せざるを得なくなると思います。
共生型サービスで障害者も高齢者も子どもも1つの施設を利用していくことになれば、一定の広さも必要となるし、職員の配置と専門性が確保されなければ、サービスの質が低下し、障害を重度化させかねないなどの深刻な問題も含んでいます。
介護保険優先の原則は廃止し、障害者が安心して暮らせるよう、障害福祉制度と
介護保険を選択できるようにすべきです。
昨年、要支援の人を
介護保険給付から外し、要支援の人の訪問介護、通所介護サービスは、市町村が運営する介護予防・日常生活支援総合事業に移行しましたが、この仕組みの中には、公的支援の役割を否定する
介護保険からの卒業が推奨されていますが、今回の改定は、要介護認定率が下がった自治体や利用者の要介護度を改善させた事業所に報奨を与え、
介護保険を利用しない状態をつくる自立支援を重点的に評価するものとなっています。こうした考え方は、介護が必要になった高齢者の生活実態に沿っておらず、認知症の人が敬遠されるなど、不利な扱いを受けることが懸念されるので、賛成できません。
また、ホームヘルパーが掃除や調理を行う訪問介護の生活援助を1日1回以上利用する場合、ケアマネジャーに市区町村への届け出を義務づけ、保険者がケアプランの点検を行う生活援助の利用制限も導入しています。認知症の人と家族の会は、ケアプランチェックは利用制限として機能する、生活援助の利用制限は、認知症の人が地域で暮らすことを困難にし、認知症対策として国が定めた新オレンジプランにも反するものと批判し、撤回を強く求めています。
議案第80号「青森市
介護保険条例の一部を改正する条例の制定について」は、65歳以上の高齢者の
介護保険料を引き上げるもので、賛成できません。年金収入のみに家計を頼る高齢者にとっては負担が重くなります。本市は、285円の増とはいえ、全国で5番目に高い6679円になります。共同通信が行った調査では、都道府県庁所在地と政令指定都市の計52市区の4月からの保険料の平均は月6192円でした。本市は平均額より487円も高いことになります。基金の取り崩しをふやして据え置くよう求めます。
議案第82号「青森市
公営企業の設置等に関する条例の一部を改正する条例の制定について」は、市民病院の一般病床を79床削減し459床にすること、浪岡病院については57床削減し35床にすること、精神病床については国の法律改正に伴い廃止する内容になっています。
まず、浪岡病院についてですが、国や県の考え方からすれば、19床以下の診療所になると予定されていましたが、病院として建てかえる決断をしました。その理由として、浪岡町内会連合会や浪岡自治区地域協議会など、地域住民の声を聞いて判断したとありますが、ここの一部分に対しては賛成するものであります。しかし、市民病院と浪岡病院の一般病床削減の理由は、医療費削減を主とした地域医療構想が基本となっています。それによると、病院にかかっている患者のレセプトデータが病床削減数の根拠となっていますが、医師不足や経済的理由で受診したくてもできない数字が入っていません。また、在宅医療や在宅介護の環境が整っていない中での見切り発車的な病床削減には賛成できません。
精神病床については、国が精神障害者の地域移行のさらなる促進を推し進めていくこととし、平成30年度から精神病床を廃止し、入院している患者を福祉施設に移したり、他の病院へ転院させるものです。これについては、国の1億6000万円の交付金を打ち切るという要因がありますが、家族の同意を得ながらとはいっても、これまで住みなれた環境からほぼ強制的に移行させるものですので、到底賛成できるものではありません。
以上を申し上げて、
民生環境常任委員長報告に対する一部反対討論といたします。御清聴ありがとうございます。(拍手)
34 ◯議長(
里村誠悦君) これにて討論を終結いたします。
これより採決いたします。
まず、ただいまの
委員長報告中、議案第69号について反対討論がありますので、起立により採決いたします。
議案第69号については、
委員長報告のとおり可決と決することに賛成の諸君の起立を求めます。
〔
賛成者起立〕
35 ◯議長(
里村誠悦君) 起立多数であります。よって、議案第69号については
委員長報告のとおり可決と決しました。
次に、ただいまの
委員長報告中、議案第76号についても反対討論がありますので、起立によって採決いたします。
議案第76号については、
委員長報告のとおり可決と決することに賛成の諸君の起立を求めます。
〔
賛成者起立〕
36 ◯議長(
里村誠悦君) 起立多数であります。よって、議案第76号については
委員長報告のとおり可決と決しました。
次に、ただいまの
委員長報告中、議案第77号についても反対討論がありますので、起立により採決いたします。
議案第77号については、
委員長報告のとおり可決と決することに賛成の諸君の起立を求めます。
〔
賛成者起立〕
37 ◯議長(
里村誠悦君) 起立多数であります。よって、議案第77号については
委員長報告のとおり可決と決しました。
次に、ただいまの
委員長報告中、議案第80号についても反対討論がありますので、起立により採決いたします。
議案第80号については、
委員長報告のとおり可決と決することに賛成の諸君の起立を求めます。
〔
賛成者起立〕
38 ◯議長(
里村誠悦君) 起立多数であります。よって、議案第80号については
委員長報告のとおり可決と決しました。
次に、ただいまの
委員長報告中、議案第82号についても反対討論がありますので、起立により採決いたします。
議案第82号については、
委員長報告のとおり可決と決することに賛成の諸君の起立を求めます。
〔
賛成者起立〕
39 ◯議長(
里村誠悦君) 起立多数であります。よって、議案第82号については
委員長報告のとおり可決と決しました。
次に、ただいま決定されました案件を除く各案件については、
委員長報告のとおり決することに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
40 ◯議長(
里村誠悦君) 御異議なしと認めます。よって、各案件については
委員長報告のとおり決しました。
──────────────────────────
日程第23 議案第1号 平成30年度青森市一般会計予算 ~
日程第92 議案第90号 平成29年度青森市駐車場事業特別会計に収入として繰り入れる額の変更につい
て
41 ◯議長(
里村誠悦君) 日程第23議案第1号「平成30年度青森市一般会計予算」から日程第92議案第90号「平成29年度青森市駐車場事業特別会計に収入として繰り入れる額の変更について」まで、計70件を
一括議題といたします。
予算特別委員長の報告を求めます。14番山本武朝議員。
〔議員山本武朝君登壇〕
42 ◯14番(山本武朝君) おはようございます。(「おはようございます」と呼ぶ者あり)ただいまから予算特別
委員会の審査の経過と結果について報告いたします。
まず3月7日、本会議終了後に開催された予算特別
委員会の組織会において委員長及び副委員長の互選が行われたところ、私が委員長に、副委員長に工藤健委員が選ばれましたので、報告いたします。
次に、本
委員会は3月9日、3月12日及び3月14日に開催し、
今期定例会において付託されました議案第1号「平成30年度青森市一般会計予算」から議案第66号「平成29年度青森市八重菊第一財産区特別会計補正予算」まで及び議案第87号「平成30年度青森市下水道事業特別会計に収入として繰り入れることについて」から議案第90号「平成29年度青森市駐車場事業特別会計に収入として繰り入れる額の変更について」までの計70件を
一括議題として審査いたしました。
また、採決については、初めに、議案第53号「平成29年度青森市一般会計補正予算」から議案第66号「平成29年度青森市八重菊第一財産区特別会計補正予算」までの計14件を一括して諮ったところ、議案第54号については、
起立採決の結果、賛成多数をもって原案のとおり可決すべきものと決し、議案第54号を除く各案件については、いずれも
全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決しました。
次に、議案第90号「平成29年度青森市駐車場事業特別会計に収入として繰り入れる額の変更について」を諮ったところ、
全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決しました。
次に、議案第1号「平成30年度青森市一般会計予算」から議案第52号「平成30年度青森市郷山前財産区特別会計予算」までの計52件を一括して諮ったところ、議案第1号、議案第2号及び議案第8号の計3件については、
起立採決の結果、賛成多数をもって原案のとおり可決すべきものと決し、議案第1号、議案第2号及び議案第8号の計3件を除く各案件については、いずれも
全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決しました。
最後に、議案第87号「平成30年度青森市下水道事業特別会計に収入として繰り入れることについて」から議案第89号「平成30年度青森市駐車場事業特別会計に収入として繰り入れることについて」までの計3件を一括して諮ったところ、
全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決しました。
以上が審査の経過と結果でありますが、審査の過程における主なる
質疑応答等は、配付いたしております
委員長報告書のとおりであります。
以上をもって本
委員会の報告を終わります。
43 ◯議長(
里村誠悦君) ただいまの
委員長報告に対する質疑に入ります。
御質疑ありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
44 ◯議長(
里村誠悦君) 質疑ないものと認めます。
これより討論に入ります。
討論の通告がありますので、発言を許します。
27番藤原浩平議員。
〔議員藤原浩平君登壇〕(拍手)
45 ◯27番(藤原浩平君)
日本共産党の藤原浩平です。ただいまの予算特別委員長の報告中、議案第1号、議案第2号、議案第8号及び議案第54号の計4件に反対の立場から討論を行います。
操車場跡地へのアリーナ建設問題に絞って発言をしたいと思います。
昨年の12月26日、市内在住の匿名の市民の方から20億円の寄附の申し込みがあり、28日に市の口座に振り込まれたそうであります。短命市返上のためということだそうですが、大変ありがたいことだと思います。
市長は、この20億円の使い道について、子どもの食と
健康応援プロジェクトと青森市アリーナ
プロジェクトの2つの事業に充てることにすると言いました。問題の一つは、操車場跡地にアリーナを建設するということです。余りに唐突に出てきたもので驚きました。建設費と土地買い上げ費を含めると70億円から80億円の事業費が必要ということです。寄附金の4倍もの事業費です。
操車場跡地の利用については、平成25年、操車場跡地利用計画審議会の答申が出され、それには跡地有効活用を図るためには、将来の都市計画を見据えた東西南北の交通アクセスの強化が何より重要であると指摘されています。セントラルパークの市有地にアリーナを建てる費用だけでなく、市の土地開発公社が所有している土地約8.3ヘクタールも買い取ることにしているのは、アリーナ建設と連携する利用を考えているのだと思います。
仮に北側の土地と市有地をつなげるとすると、青い森鉄道の線路とJR貨物の線路をまたぐ通路や駅の新設も必要だということになるのではないでしょうか。また、東側の土地はセントラルパークの市有地とかなり離れていますし、西側の細長い土地も市有地とつながっていません。どのような利用を前提に購入しようとしているのか不明です。
アリーナを建設することを先行すると、あれもこれも必要だと関連事業が上積みされて、天井知らずの費用が必要になるのではないでしょうか。市役所本庁舎に100億円もかける余裕はないと10階建てを3階建てにし、青森駅建てかえの自由通路に100億円をかけ、その上アリーナ建設を進める余裕はどこから出てくるのでしょうか。巨大開発への税金の大盤振る舞いになってしまいます。操車場跡地をどのように利活用していくのか、全体計画もつくらずにアリーナ建設を先行させるのは、市民の理解を得られないと思います。
20億円の寄附を受けたことを火種に、市の財政が火の車にならない保証はどこにあるのでしょう。財政見通しも示さず、アリーナありきで進めることには反対です。
もう1つの問題は、寄附の申し込みから振り込み、市長がお礼に出かけ、意見交換を複数回行ったとされる経緯が示されないことです。私が一般質問で、寄附者と年明け数回会ったこととされる日時をただしたところ、寄附者が匿名を希望しているため答えられないと答弁拒否を繰り返しました。なぜ隠すのでしょうか。
2月15日の青森市女性会議連絡会での市長講演で、操車場跡地にアリーナを建てるなら思い切った支援をすると寄附者が言った。幾らですかと聞いたら、20億円と言ったのでびっくりしたとのやりとりをしたことを私が一般質問でただしましたが、市長はこれを否定しませんでした。また、1月17日の記者会見でも同様の説明をしています。
このやりとりからわかることは、寄附金額がわかる前に市長と寄附者が意見交換をしていたことです。その確認の質問に対して、寄附者が特定されるおそれがあるなどの理由でこの答えを拒否していることも理解できません。
寄附金申込用紙には提出日が12月26日になっていましたが、予算特別
委員会で聞いたところ、申込用紙は市が26日に持参したとの答弁がありました。事前にやりとりがあって、20億円の寄附をしようとなったので、申込用紙を持参したのではないでしょうか。市が用紙を届けに出向くだけの理由があったと見るのが妥当でしょう。そのほうが自然なのに、なぜ意見交換が寄附振り込み後に行われたような印象になる語られ方をしているのか不思議です。昨年の11月22日の記者会見で、平成30年度からの組織の改編について発表していますが、ここで新たに企画部、市民部、税務部を新設することとあわせて、経済部に地域
スポーツの担当課を設置するとしました。2020年のオリンピック・パラリンピック、2025年の青森国体を見据えて、地域
スポーツに当たるとしていました。この時点でもう寄附者との一定の合意があったのではないかと私は思っています。
この
スポーツ担当課は、地域
スポーツ課の名称で12名程度の職員で4月1日から動き出し、オリンピック・パラリンピック事前合宿誘致や2025年青森国体開催準備、地域
スポーツクラブとの交流連携、青森アリーナ
プロジェクトを受け持つと2月1日に発表されています。アリーナ建設は市長が持ち出したのではなく、寄附者の使途指定としたいがための説明だと考えるしかありません。使途指定がかなわなければ寄附金を返さなければならないとまで言うのは、アリーナ建設は進めるしかないと言わんばかりの強引な押しつけだと思います。
いずれにしても、操車場跡地へのアリーナ建設は寄附金の4倍以上の事業費が見込まれ、ネックになる交通アクセスの強化のための事業に手をつけることになれば、莫大な費用が必要になります。市民の寄附や国の補助金を呼び込んだとしても、市民の税金投入が求められるのは確実です。財政見通しを示さず、全体計画もないまま、操車場跡地にアリーナ建設ありきで進むことは認められません。
以上申し上げて、反対討論といたします。お聞きくださいましてありがとうございました。(拍手)
46 ◯議長(
里村誠悦君) これにて討論を終結いたします。
これより採決いたします。
まず、ただいまの
委員長報告中、議案第1号について反対討論がありますので、起立により採決いたします。
議案第1号については、
委員長報告のとおり可決と決することに賛成の諸君の起立を求めます。
〔
賛成者起立〕
47 ◯議長(
里村誠悦君) 起立多数であります。よって、議案第1号については
委員長報告のとおり可決と決しました。
次に、ただいまの
委員長報告中、議案第2号についても反対討論がありますので、起立により採決いたします。
議案第2号については、
委員長報告のとおり可決と決することに賛成の諸君の起立を求めます。
〔
賛成者起立〕
48 ◯議長(
里村誠悦君) 起立多数であります。よって、議案第2号については
委員長報告のとおり可決と決しました。
次に、ただいまの
委員長報告中、議案第8号についても反対討論がありますので、起立により採決いたします。
議案第8号については、
委員長報告のとおり可決と決することに賛成の諸君の起立を求めます。
〔
賛成者起立〕
49 ◯議長(
里村誠悦君) 起立多数であります。よって、議案第8号については
委員長報告のとおり可決と決しました。
次に、ただいまの
委員長報告中、議案第54号についても反対討論がありますので、起立により採決いたします。
議案第54号については、
委員長報告のとおり可決と決することに賛成の諸君の起立を求めます。
〔
賛成者起立〕
50 ◯議長(
里村誠悦君) 起立多数であります。よって、議案第54号については
委員長報告のとおり可決と決しました。
次に、ただいま決定されました案件を除く各案件については、
委員長報告のとおり決することに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
51 ◯議長(
里村誠悦君) 御異議なしと認めます。よって、各案件については
委員長報告のとおり決しました。
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日程第93 議案第91号 平成29年度青森市一般会計補正予算(第8号)
日程第94 議案第92号 平成29年度青森市卸売市場事業特別会計補正予算(第5号)
52 ◯議長(
里村誠悦君) 日程第93議案第91号「平成29年度青森市一般会計補正予算」及び日程第94議案第92号「平成29年度青森市卸売市場事業特別会計補正予算」の計2件を
一括議題といたします。
提案理由の説明を求めます。小野寺市長。
〔市長小野寺晃彦君登壇〕
53 ◯市長(小野寺晃彦君) おはようございます。(「おはようございます」と呼ぶ者あり)本日追加提出いたしました議案について、その概要を御説明申し上げます。
まず、議案第91号「平成29年度青森市一般会計補正予算」について御説明申し上げます。
今回の補正予算は、除排雪対策事業について、今冬の1月下旬からの断続的な降雪の影響により、累計降雪量の増加に伴うシーズン契約の増額分や、主に郊外の農道や農地の雪盛りの排雪作業に係る経費などを加えた最終見込み額に基づき、6億9005万8000円を増額するものであり、補正後の除排雪対策事業費は40億3388万1000円となるものであります。
また、卸売市場事業特別会計繰出金について、青森市卸売市場事業特別会計において
退職手当の補正が必要となりましたことから、一般会計からの繰出金を増額措置するものであります。
これらの財源調整については、財政調整積立金の繰入金の増額により行うものであります。
その結果、6億9805万7000円の増額補正となり、これを加えた一般会計予算総額は1240億6720万円となった次第であります。
次に、議案第92号「平成29年度青森市卸売市場事業特別会計補正予算」については、ただいま一般会計補正予算の中で御説明した内容に連動する補正予算であり、歳入歳出予算の調整を行うものであります。
以上、議案の概要を御説明申し上げましたが、慎重御審議の上、御議決を賜りますようお願い申し上げます。
54 ◯議長(
里村誠悦君) これより質疑に入ります。
御質疑ありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
55 ◯議長(
里村誠悦君) 質疑ないものと認めます。
56 ◯議長(
里村誠悦君) お諮りいたします。
ただいま議題となっております議案第91号及び議案第92号の計2件については、
委員会の付託を省略したいと思います。
これに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
57 ◯議長(
里村誠悦君) 御異議なしと認めます。よって、両案については
委員会の付託を省略することに決しました。
討論については通告がありませんでした。
これより採決いたします。
初めに、議案第91号について採決いたします。
議案第91号については、原案のとおり決することに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
58 ◯議長(
里村誠悦君) 御異議なしと認めます。よって、議案第91号については原案のとおり可決されました。
次に、議案第92号について採決いたします。
議案第92号については、原案のとおり決することに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
59 ◯議長(
里村誠悦君) 御異議なしと認めます。よって、議案第92号については原案のとおり可決されました。
──────────────────────────
日程第95 アウガ問題調査について
60 ◯議長(
里村誠悦君) 日程第95「アウガ問題調査について」を議題といたします。
アウガ問題調査特別委員長の報告を求めます。25番丸野達夫議員。
〔議員丸野達夫君登壇〕
61 ◯25番(丸野達夫君) ただいまからアウガ問題調査特別
委員会の調査結果について報告いたします。
本
委員会は、アウガ問題に関する調査特別
委員会で疑義の残った事項及びアウガが経営破綻に陥るに至るまでの行政関係等の関与の状況調査を調査事項とし、地方自治法第100条第1項及び同法第98条第1項の権限を議会から委任され、平成29年7月11日の平成29年第1回青森市議会臨時会において設置されました。
委員会設置後、平成29年第3回定例会及び第4回定例会においてそれぞれ中間報告を行ったところであります。
平成29年第4回定例会の中間報告後の
委員会の開催状況等についてでありますが、平成30年1月12日に2回、26日、2月1日、8日、22日及び3月8日に各1回、合わせて7回にわたり開催したところであります。
次に、平成30年1月12日に、アウガ問題に関する関係人2人を証人喚問し、証人尋問を行いました。その後、これまで調査してきた内容について委員間で協議を重ね、最終的な調査結果等を取りまとめた調査報告書の作成に鋭意
取り組み、平成30年3月8日に開催した本委員会において、全会一致によりアウガ問題調査特別委員会調査報告書を本会議に報告することに決したところであります。
それでは、調査報告書に基づき、調査結果を報告いたします。
調査報告書は、「はじめに」から「12 参考資料」までの13項目、49ページで構成されております。
「はじめに」では、アウガ問題について議会が調査する意義などを記載しております。
次に、「1 特別委員会の設置」として、設置の経緯、委員会の定数、委員長、副委員長、委員の氏名を記載しております。
次に、「2 調査事項(具体的な調査事項)」として、本委員会に委任されております調査事項とその具体的な調査事項を記載しております。
次に、「3 調査権限」として、本
委員会に権限が付与されております地方自治法の条項を記載しております。
次に、「4 特別
委員会の開催状況」として、協議案件等を記載しており、組織会を含めますと27回開催したところであります。
次に、「5 証人、参考人、執行機関の出頭等」として、証人8名、参考人1名、3回の執行機関に対する質疑の概要を記載しております。
次に、「6 記録、資料等の提出」として、地方自治法第100条第1項の規定に基づき提出を求めた記録43件、地方自治法第100条第1項の規定に基づかず任意で要求した資料1件の概要及び任意で行った文書による質問の相手方11名の職、氏名等を記載しております。
次に、「7 地方自治法第98条第1項の規定に基づく事務の検査」として、検査の概要を記載しております。
次に、「8 調査の結果」として、具体的な調査事項ごとに、調査の状況と、そこから導き出される結果を記載しております。
次に、「9
委員会の所見」として、調査結果を踏まえた本
委員会の考え方を記載しております。
次に、「10 調査経費」として、調査に要した経費の支出見込み額を、「11 その他」として、法律顧問業務委託の概要を、「12 参考資料」として、そのタイトルを記載しており、最後に参考資料を添付しております。
以上のとおりの内容で構成されておりますが、報告は、「8 調査の結果」及び「9
委員会の所見」の部分とさせていただきます。
初めに、調査の結果について報告いたします。
まず、調査事項、アウガ問題に関する調査特別
委員会で疑義の残った事項のうち、具体的な調査事項でありますあおもり「食」街道めぐり事業及び青森市「食」街道めぐり事業に係る工事の入札における見積もり合わせに関する事項についてでありますが、地方自治法第100条第1項の規定に基づき、青森市長及びエス・アイ・アール建築計画事務所代表に対し提出を求めた記録や、ムラヤマ建設工業株式会社に対して行った任意による文書質問のほか、元藤本建築の社員及び有限会社沼田建設の元社員を証人喚問した証人尋問における証言から、あおもり「食」街道めぐり事業及び青森市「食」街道めぐり事業に係る工事の入札における見積もり合わせに関しては、競争見積もりにより受注業者を決定したのではなく、青森駅前再開発ビル株式会社──以降ビル会社と呼びますが──ビル会社が有限会社沼田建設に当該工事を発注するとともに相見積もりも依頼した可能性が極めて高いものと考えるとの調査結果となったものであります。
次に、具体的な調査事項でありますヤマト運輸株式会社の出店に伴う工事におけるスプリンクラーの移設・増設に関する事項についてでありますが、地方自治法第100条第1項の規定に基づき、株式会社カクヒロ船場代表取締役社長に対し提出を求めた記録や、ヤマト運輸株式会社のスプリンクラーの法定点検業務を行った業者に対して行った任意による文書質問のほか、有限会社沼田建設の元社員を証人喚問した証人尋問における証言から、ヤマト運輸株式会社の出店に伴う工事におけるスプリンクラーの移設・増設工事は行われていなかったが、見積もりに記載されていない他の工事を行うことにより、金額的に相殺されていた可能性が高いものと考えるとの調査結果となったものであります。
次に、具体的な調査事項であります平成25年3月に行った地階飲食店の出店に伴う工事及びアウガ1階水の遊歩道工事1)、アウガ1階水の遊歩道工事2)、アウガ1階1─8区画ガールフレンドの工事に対し、青森駅前再開発ビル株式会社が工事費を負担していたことに関する事項についてでありますが、地方自治法第100条第1項の規定に基づき、青森駅前再開発ビル株式会社代表清算人に対し提出を求めた記録や、元青森駅前再開発ビル株式会社の契約職員及び有限会社沼田建設代表取締役を証人喚問した証人尋問における証言から、アウガ地階飲食店りんご箱の出店に伴う工事におけるビル会社の工事費負担について、事実は確認できなかったが、有限会社沼田建設がビル会社に返還する建設協力金については完済されていなかった可能性があると考えるとの調査結果となったものであります。
次に、具体的な調査事項であります青森駅前再開発ビル株式会社が行った国等の補助事業工事の手順に関する事項についてでありますが、国及び青森市の補助事業工事であったアウガ1階スイーツコーナー完成工事に関して、地方自治法第100条第1項の規定に基づき、青森市長に対し提出を求めた記録のうち、ビル会社が市に提出した青森市「食」街道めぐり事業補助金完了実績報告書に添付されているアウガ1階スイーツコーナー完成工事の工事請負契約書と、同じく地方自治法第100条第1項の規定に基づき、有限会社沼田建設代表取締役から提出されたアウガ1階スイーツコーナー完成工事の工事請負契約書を比較した結果、ビル会社が青森市に提出した工事請負契約書では、契約日が平成24年7月25日、工期が平成24年7月25日から平成24年7月28日までとなっておりましたが、有限会社沼田建設から提出された工事請負契約書では、契約日が平成24年6月27日、工期が平成24年7月2日から平成24年7月28日までとなっておりました。また、同法第100条第1項の規定に基づき、株式会社カクヒロ船場代表取締役社長から提出された工程表では、アウガ1階スイーツ区画新装工事の工期が平成24年7月2日からであることがわかりました。さらに、有限会社沼田建設の元社員を証人喚問した証人尋問における証言から、国等の補助事業工事の手順に関して、当該事業の補助金交付決定日である平成24年7月24日以前に工事の着工があった可能性が極めて高いものと判断せざるを得ないと考えるとの調査結果となったものであります。
次に、調査事項、アウガが経営破綻に陥るに至るまでの行政関係等の関与の状況調査のうち、具体的な調査事項でありますあおもり「食」街道めぐり事業及び青森市「食」街道めぐり事業における活性化(ソフト)事業に関する事項についてでありますが、地方自治法第100条第1項の規定に基づき、青森市長に対し提出を求めた記録及び株式会社ジャパンクリエイティブ代表取締役及び株式会社東北博報堂青森支社支社長からの文書による回答のほか、元青森駅前再開発ビル株式会社の職員及び有限会社アクティブワークス代表取締役を証人喚問した証人尋問における証言から、関係人からの書類による調査と証人尋問における証言に食い違いがあり、真実は不明ではありますが、ビル会社の見積提出の過程に問題があったことから、疑義が生じたものと考えるとの調査結果となったものであります。
次に、具体的な調査事項であります青森駅前再開発ビル株式会社の取締役会に関する事項についてでありますが、地方自治法第100条第1項の規定に基づき、青森駅前再開発ビル株式会社代表清算人に対し、平成23年度から平成25年度までの3カ年の取締役会議事録の提出を求めたところ、一部見つからず、提出されない議事録がありました。取締役会議事録では、国等の補助事業を初め、アウガの地階飲食店りんご箱の出店に伴う工事や1階水の遊歩道工事、1階1─8区画ガールフレンド工事などの重要な事業の決定を諮った記録を見つけることができませんでした。
以上のことから、取締役会で重要な事業の決定が諮られていたとすれば、取締役会議事録としての記録のまとめ方に問題があることとなり、諮られていなかったとすれば、取締役会が機能しておらず、形骸化しているとのそしりを免れないものであり、いずれにしても、ビル会社が企業統治上、問題があったと指摘せざる得ないものと考えるとの調査結果となったものであります。
以上が調査の結果であります。
次に、
委員会の所見について報告いたします。
初めに、市は、市の補助事業、青森市「食」街道めぐり事業におけるビル会社の不適切な可能性のある行為に気づくことはできなかったのかでありますが、
委員会の所見といたしましては、アウガ地階あおもり食街道及び1階スイーツコーナーの施設整備に係る工事並びに活性化(ソフト)事業における見積競争において、適正な競争が行われたことが疑わしく、さらに1階スイーツコーナーにおいては、工事の事前着工があった可能性は極めて高いものと判断せざるを得ないこととなりました。
青森市の補助金等の交付に関する規則第9条では、「補助事業者は、補助事業等が完了したときは、補助事業等実績報告書(様式第5号)に次に掲げる書類を添えて速やかに市長に提出しなければならない」と定められており、同規則第10条では、「市長は、前条の報告書等の提出を受けた場合においては、当該報告書等の書類の審査及び必要に応じて行う実地調査等により、交付すべき補助金等の額を確定し、当該補助事業者に通知するものとする」と定めております。そこで、市は、当該報告書等の書類の審査において、ビル会社の不適切な可能性のある行為に気づき、実地調査等を行うことができなかったのかを考えた場合、書類上、不適切な行為が予見される内容があったかどうかが問題となります。
本
委員会が、地方自治法第98条第1項の規定に基づく事務の検査を実施した結果の指摘事項であります青森市「食」街道めぐり事業補助金完了実績報告書において添付されている関係書類のうち、3)補助事業の成果を証する書類の施設整備費書類一式の1階スイーツコーナーの工事業者決定についての書類に工事業者を決定した日付が記載されていなかったことに関し、適切な指導が行われていた場合、そのことを端緒に不適切な可能性のある行為に気づくこともあったかもしれませんが、明らかに不適切な行為が予見される内容は書類上見当たらず、気づくことはできなかったものと考えております。これは、国における国の補助事業の審査においても同じ状況であり、市の補助事業の書類審査において、重大な瑕疵のある事務処理があったものとは言えないと考えております。しかしながら、当該調査を進めていく中では、アウガ地階あおもり「食」街道及び1階スイーツコーナーの工事請負契約書の誤記載を含め、ビル会社の不適切な事務処理が複数あることを確認しており、このことは、平成29年第2回定例会開会日において報告されたアウガ問題に関する調査特別
委員長報告書の中で、市が総括しているとおり、ビル会社の事務処理にコンプライアンス意識の欠如やガバナンスが不足していたことをさらに強く裏づける結果となり、市の指導監督不足であったものと考えます。
次に、市は、ビル会社が行う事業に対し、もっと積極的に関与できなかったのかでありますが、
委員会の所見といたしましては、アウガ地階ヤマト運輸株式会社の出店に伴う工事においては、当該工事の見積もりどおりに行われていなかった可能性が高く、また、アウガ地階飲食店りんご箱やアウガ1階水の遊歩道、アウガ1階ガールフレンドの工事に係るビル会社の工事費負担に関しましては、その状況を明らかにすることはできませんでした。さらに、これらの事業に関し、取締役会における意思決定の過程が確認できませんでした。
平成22年10月に市が策定した青森市第三セクターに関する基本方針の「4 今後の第三セクターの運営にあたって」では、「市は第三セクターに対する出資金や委託料・補助金などの財政的関与が市民の貴重な税金であることを念頭に、市施策の効率的かつ効果的な推進と、実施主体である第三セクターに対する適切な関与を行う必要があります」と記載されております。そこで、市は、ビル会社が行う事業に対して、もっと積極的に関与できなかったのかを考えた場合、取締役会等において、市が関与できる状況にあったのかが問題となります。
取締役会議事録を見ますと、テナントの新規出店等に関する詳細な説明の場面がないことから、その意思決定等に関し、積極的な関与は難しい状況にあったということは推測されるところであります。しかしながら、青森市第三セクターに関する基本方針の「5) 市の関与(支援)の基本的な考え方」では、「第三セクターの役員(取締役・監査役、理事・監事など)に市の長等が就任する際は、事業内容あるいは他の出資者との関係で就任する場合、又は当該法人からの特段の要請に基づき就任する場合であっても、その経過・状況・役割、経営に参画する必要性やその職責を十分に果たし得るのかなどを勘案したうえで、役員就任の是非を検討します」と記載されており、市が役員を選出したということは、その職責を十分果たさなければならず、ビル会社側から事業に関し説明がなければ、市側から情報を求めることなどにより、積極的に関与すべきであったものと考えます。
次に、
委員会の所見の総括でありますが、ビル会社が行った平成24年度の事業を中心に、その実施状況を明らかにした上で、アウガに対する市の事務のあり方について調査したものでありますが、調査の過程において市から提出されました株式会社BSMによるアウガの経営状況のモニタリング資料につきましては、アウガの経営状況に対する認識を新たにした重要な資料でありました。当該資料は、市が株式会社BSMと平成21年1月7日に委託契約を締結して以降、同社から定期的に報告を受けていたものであり、ビル会社の経営状況に関し、四半期ごとに、貸借対照表及び損益計算書の前年同期比較、その主な増減理由のコメントなどに加え、企業統治の状況として月次業績評価会議の議事録及び経営者へのインタビューなど、有益な情報が多数記載されていたものであります。
平成21年12月24日から2日間の会期で開催された平成21年第2回青森市議会臨時会において関連議案を議決し、ビル会社に対し2億円の融資を行って以降、ビル会社は平成24年度の単年度収支では黒字化を果たしたものの、経営状況が年々悪化していることは当該資料によっても明らかであり、客観的な財務分析による冷静な判断で、適切な時期に商業ビルとしてのアウガの存続からかじを切り直す必要があったのかもしれないと考えております。しかしながら、これらの有益な情報がアウガの経営状況の改善に有効に活用されたかといえば、疑問の残るところであり、平成23年度から平成25年度にかけてのビル会社の取締役会議事録では、当該資料の情報に基づく議論は確認されていないところであります。当該資料の情報は、議会にも詳細部分は提供されておらず、もちろん当該資料の内容がそのまま公表されれば、そのインパクトは相当なものがあり、アウガの経営に与える負の影響は甚大なものになることは想像にかたくありませんが、秘密会の開催など、議会への情報提供の手法については工夫の余地があったものと考えておりますことから、当該資料の情報が議会側に提供されてこなかったことは残念であると言わざるを得ません。
第三セクターの経営難につきましては全国的な問題となっており、平成29年12月1日に開催された国の経済財政諮問会議においても、第三セクター・公社については、依然多くの赤字団体、巨額の累積債務等が見られることから、各自治体がこうした団体に対する抜本的な経営改革方針を策定すべきとの提案を行っているところであります。このことからも、第三セクター等に対する行政の積極的な関与は論をまたないところであり、市においては、本
委員会で明らかとなったアウガ問題に関する調査結果を教訓として、他の第三セクターの適正な運営の指導に努めていただきたいとの
委員会の所見となったものであります。
以上が調査報告の内容でありますが、本
委員会の調査事項でありますアウガ問題に関する調査特別
委員会で疑義の残った事項及びアウガが経営破綻に陥るに至るまでの行政関係等の関与の状況調査については、一定の調査結果が得られましたことから、
全員異議なく審査を終了すべきものと決しました。
なお、調査結果の詳細については、配付いたしております調査報告書のとおりであります。
委員各位におかれましては、週1回のペースで開かれる
委員会におきまして、スケジュール調整等の上で御迷惑をおかけいたしました。さらに、立場を超え、終始熱心に調査していただいたことに感謝申し上げたいと思います。また、議会事務局職員及び関係行政職員の方々におかれましては、昼夜を問わず、さらに休日を活用しての資料準備等で
委員会の円滑な運営を支えていただきましたことに、
委員会を代表して御礼を申し上げたいと思います。
最後になりますが、本
委員会の調査において、これまで御協力を賜りました証人を初めとする多くの関係者の皆様に心から御礼を申し上げまして、本
委員会の報告を終わります。ありがとうございました。
62 ◯議長(
里村誠悦君) ただいまの
委員長報告に対する質疑に入ります。
御質疑ありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
63 ◯議長(
里村誠悦君) 質疑ないものと認めます。
討論については通告がありませんでした。
64 ◯議長(
里村誠悦君) お諮りいたします。
本件については、ただいまの
委員長報告のとおり決することに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
65 ◯議長(
里村誠悦君) 御異議なしと認めます。よって、本件については
委員長報告のとおり決しました。
これをもってアウガ問題に関する調査を終了いたします。
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日程第96 雪対策について ~
日程第98 議会広報広聴について
66 ◯議長(
里村誠悦君) 日程第96「雪対策について」から日程第98「議会広報広聴について」まで、計3件を
一括議題といたします。
各案件については、各特別委員長から、会議規則第111条の規定により、配付いたしております申出書のとおり、閉会中の継続審査の申し出があります。
67 ◯議長(
里村誠悦君) お諮りいたします。
各特別委員長からの申し出のとおり、閉会中の継続審査に付することに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
68 ◯議長(
里村誠悦君) 御異議なしと認めます。よって、各特別委員長からの申し出のとおり、閉会中の継続審査に付することに決しました。
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日程第99 議案第93号 教育
委員会委員の任命について
69 ◯議長(
里村誠悦君) 日程第99議案第93号「教育
委員会委員の任命について」を議題といたします。
提案理由の説明を求めます。小野寺市長。
〔市長小野寺晃彦君登壇〕
70 ◯市長(小野寺晃彦君) 議案第93号について御説明申し上げます。
平成26年第1回定例会において御同意をいただき任命いたしました教育
委員会委員斎藤誠子氏は、来る平成30年5月19日をもって任期が満了となります。そこで、この後任について慎重に検討した結果、同氏が適任と認められますので、再任いたしたいと存じます。
何とぞ御同意を賜りますようお願い申し上げます。
なお、同氏の経歴については配付いたした資料のとおりであります。
71 ◯議長(
里村誠悦君) これより質疑に入ります。
御質疑ありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
72 ◯議長(
里村誠悦君) 質疑ないものと認めます。
73 ◯議長(
里村誠悦君) お諮りいたします。
ただいま議題となっております議案第93号については、
委員会の付託を省略したいと思います。
これに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
74 ◯議長(
里村誠悦君) 御異議なしと認めます。よって、
委員会の付託を省略することに決しました。
討論については通告がありませんでした。
75 ◯議長(
里村誠悦君) お諮りいたします。
ただいま議題となっております議案第93号については、これに同意することに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
76 ◯議長(
里村誠悦君) 御異議なしと認めます。よって、本案は同意することに決しました。
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日程第100 議案第94号 監査委員の選任について
77 ◯議長(
里村誠悦君) 日程第100議案第94号「監査委員の選任について」を議題といたします。
本件については、地方自治法第117条の規定により、6番
舘山善也議員の退席を求めます。
〔議員
舘山善也君退場〕
78 ◯議長(
里村誠悦君) 提案理由の説明を求めます。小野寺市長。
〔市長小野寺晃彦君登壇〕
79 ◯市長(小野寺晃彦君) 議案第94号について御説明申し上げます。
平成28年第4回定例会において御同意をいただき選任いたしました監査委員
里村誠悦氏は、去る平成29年12月6日をもって辞任いたしました。そこで、この後任について慎重に検討した結果、舘山善也氏が適任と認められますので、選任いたしたいと存じます。
何とぞ御同意を賜りますようお願い申し上げます。
80 ◯議長(
里村誠悦君) これより質疑に入ります。
御質疑ありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
81 ◯議長(
里村誠悦君) 質疑ないものと認めます。
82 ◯議長(
里村誠悦君) お諮りいたします。
ただいま議題となっております議案第94号については、
委員会の付託を省略したいと思います。
これに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
83 ◯議長(
里村誠悦君) 御異議なしと認めます。よって、
委員会の付託を省略することに決しました。
討論については通告がありませんでした。
84 ◯議長(
里村誠悦君) お諮りいたします。
ただいま議題となっております議案第94号については、これに同意することに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
85 ◯議長(
里村誠悦君) 御異議なしと認めます。よって、本案は同意することに決しました。
6番
舘山善也議員の入場を求めます。
〔議員
舘山善也君入場〕
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日程第101 議案第95号 農業
委員会委員の任命について
86 ◯議長(
里村誠悦君) 日程第101議案第95号「農業
委員会委員の任命について」を議題といたします。
提案理由の説明を求めます。小野寺市長。
〔市長小野寺晃彦君登壇〕
87 ◯市長(小野寺晃彦君) 議案第95号について御説明申し上げます。
現在の農業
委員会委員は、来る平成30年3月31日をもって任期が満了となります。そこで、この後任について新たな農業
委員会制度に基づく農業
委員会委員として、青森市農業
委員会委員候補者選考
委員会の答申を踏まえ、慎重に検討した結果、秋谷進氏、穴水佳行氏、一戸昭憲氏、大柳壽憲氏、鎌田清勝氏、鎌田政永氏、工藤隆志氏、窪寺洋志氏、高坂繁光氏、齊藤光朗氏、佐藤紘一氏、澤田今日一氏、堤武久氏、奈良岡めぐみ氏、西澤清光氏、西塚伸氏、福士修身氏、福田公夫氏及び安田昌樹氏が適任と認められますので、任命いたしたいと存じます。
何とぞ御同意を賜りますようお願い申し上げます。
なお、これらの方々の経歴については配付いたした資料のとおりであります。
88 ◯議長(
里村誠悦君) これより質疑に入ります。
御質疑ありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
89 ◯議長(
里村誠悦君) 質疑ないものと認めます。
90 ◯議長(
里村誠悦君) お諮りいたします。
ただいま議題となっております議案第95号については、
委員会の付託を省略したいと思います。
これに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
91 ◯議長(
里村誠悦君) 御異議なしと認めます。よって、
委員会の付託を省略することに決しました。
討論については通告がありませんでした。
92 ◯議長(
里村誠悦君) お諮りいたします。
ただいま議題となっております議案第95号については、これに同意することに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
93 ◯議長(
里村誠悦君) 御異議なしと認めます。よって、本案は同意することに決しました。
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日程第102 議案第96号 財産区管理委員の選任について
94 ◯議長(
里村誠悦君) 日程第102議案第96号「財産区管理委員の選任について」を議題といたします。
提案理由の説明を求めます。小野寺市長。
〔市長小野寺晃彦君登壇〕
95 ◯市長(小野寺晃彦君) 議案第96号について御説明申し上げます。
平成27年第2回定例会において御同意をいただき選任いたしました大別内財産区管理委員神実氏は、去る平成29年12月16日に辞任されました。そこで、この後任について慎重に検討した結果、浅利新一氏が適任と認められますので、選任いたしたいと存じます。
何とぞ御同意を賜りますようお願い申し上げます。
なお、同氏の経歴については配付いたした資料のとおりであります。
96 ◯議長(
里村誠悦君) これより質疑に入ります。
御質疑ありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
97 ◯議長(
里村誠悦君) 質疑ないものと認めます。
98 ◯議長(
里村誠悦君) お諮りいたします。
ただいま議題となっております議案第96号については、
委員会の付託を省略したいと思います。
これに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
99 ◯議長(
里村誠悦君) 御異議なしと認めます。よって、
委員会の付託を省略することに決しました。
討論については通告がありませんでした。
100 ◯議長(
里村誠悦君) お諮りいたします。
ただいま議題となっております議案第96号については、これに同意することに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
101 ◯議長(
里村誠悦君) 御異議なしと認めます。よって、本案は同意することに決しました。
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日程第103 議案第97号 人権擁護委員候補者の推薦について
102 ◯議長(
里村誠悦君) 日程第103議案第97号「人権擁護委員候補者の推薦について」を議題といたします。
提案理由の説明を求めます。小野寺市長。
〔市長小野寺晃彦君登壇〕
103 ◯市長(小野寺晃彦君) 議案第97号について御説明申し上げます。
平成27年第1回定例会において御同意いただき推薦いたしました人権擁護委員木村伸一氏、長谷川満春氏及び今京子氏は、来る平成30年6月30日をもって任期が満了となります。そこで、この後任について慎重に検討した結果、これらの方々が適任と認められますので、再任とし、推薦いたしたいと存じます。
何とぞ御同意を賜りますようお願い申し上げます。
なお、これらの方々の経歴については配付いたした資料のとおりであります。
104 ◯議長(
里村誠悦君) これより質疑に入ります。
御質疑ありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
105 ◯議長(
里村誠悦君) 質疑ないものと認めます。
106 ◯議長(
里村誠悦君) お諮りいたします。
ただいま議題となっております議案第97号については、
委員会の付託を省略したいと思います。
これに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
107 ◯議長(
里村誠悦君) 御異議なしと認めます。よって、
委員会の付託を省略することに決しました。
討論については通告がありませんでした。
108 ◯議長(
里村誠悦君) お諮りいたします。
ただいま議題となっております議案第97号については、これに同意することに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
109 ◯議長(
里村誠悦君) 御異議なしと認めます。よって、本案は同意することに決しました。
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日程第104 議員提出議案第1号 青森市議会
委員会条例の一部を改正する条例の制定について
110 ◯議長(
里村誠悦君) 日程第104議員提出議案第1号「青森市議会
委員会条例の一部を改正する条例の制定について」を議題といたします。
111 ◯議長(
里村誠悦君) お諮りいたします。
ただいま議題となっております議員提出議案第1号については、提案理由の説明及び
委員会の付託を省略したいと思います。
これに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
112 ◯議長(
里村誠悦君) 御異議なしと認めます。よって、提案理由の説明及び
委員会の付託を省略することに決しました。
これより質疑に入ります。
御質疑ありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
113 ◯議長(
里村誠悦君) 質疑ないものと認めます。
討論については通告がありませんでした。
これより採決いたします。
議員提出議案第1号については、原案のとおり決することに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
114 ◯議長(
里村誠悦君) 御異議なしと認めます。よって、本案は原案のとおり可決されました。
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日程第105 議員提出議案第2号 米の生産費を償う価格下支え制度を求める意見書
115 ◯議長(
里村誠悦君) 日程第105議員提出議案第2号「米の生産費を償う価格下支え制度を求める意見書」を議題といたします。
116 ◯議長(
里村誠悦君) お諮りいたします。
ただいま議題となっております議員提出議案第2号については、提案理由の説明及び
委員会の付託を省略したいと思います。
これに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
117 ◯議長(
里村誠悦君) 御異議なしと認めます。よって、提案理由の説明及び
委員会の付託を省略することに決しました。
これより質疑に入ります。
御質疑ありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
118 ◯議長(
里村誠悦君) 質疑ないものと認めます。
これより討論に入ります。
討論の通告がありますので、発言を許します。
18番
舘田瑠美子議員。
〔
議員舘田瑠美子君登壇〕(拍手)
119 ◯18番(
舘田瑠美子君)
日本共産党の
舘田瑠美子です。議員提出議案第2号「米の生産費を償う価格下支え制度を求める意見書」に賛成の立場から討論を行います。
スーパーなどの米の販売価格は5キログラム税別で1690円、お茶わん1杯の御飯に換算すると、たったの22円程度だそうです。流通業者の利益や経費を差し引くと、農家の手取りは60キロ1万1000円程度にすぎず、生産費1万6000円の7割に届きません。意見書にもあるように、戸別所得補償制度は、稲作農家の経営を下支えする役割を果たしていましたが、平成26年産米から10アール当たり7500円に半減され、平成30年産米から交付金は打ち切られます。大規模農家では数百万円も減収になるなど、稲作農家は幾ら頑張っても米づくりは続けていけなくなります。
2014年にアメリカは画期的な価格保障・経営安定対策を確立しました。同じ2014年に安倍政権は、民主党政権が始めた戸別所得補償の固定支払いを半減させ、戸別所得補償のもう1つの柱である変動支払いを廃止してしまいました。アメリカの価格保障・経営安定化対策は、不足払いプラス価格支持融資プラスナラシ対策プラス収入保険の4層構造を充実させています。同じ資本主義の国なのに日米の格差は余りにも大きいのです。
アメリカの不足払いは、市場価格とコストの差、不足分を支払う制度なので、価格下落が続いても安定的に補償が得られます。ナラシ対策は、収入が基準収入を下回った際に、基準収入の86%まで補償する制度で、日本のナラシ対策に似ていますが、農家負担はありません。価格支持融資は、市場価格が大暴落したときに、農家が国営の質屋に農産物を質入れして代金を受け取り、価格が安定すれば代金を返して質ぐさを回収して市場に売り、価格が回復しなければ質流れにするアメリカ独特の制度です。これも農家負担はありません。
収入保険は、日本が始めようとしている制度とは違い、作物別の収入保険で、ナラシ対策を補完するもので、保険料負担はありますが、日本のように青色申告者に限るなどという制約はありません。日本のナラシ対策の農家負担は25%で、認定農業者、集落営農、認定新規就農者に対象が限定されていますが、アメリカは全生産者が対象です。また、不足払い、ナラシ対策、価格支持融資とも農家負担はありません。
首相官邸や規制改革推進会議は、全生産者を対象にするのはばらまきだと批判して戸別所得補償制度を廃止してしまいましたが、不足払いは価格保障の代表的な制度であり、農産物価格の下落に苦しむ日本の農家にとっても必要とされている制度です。アメリカでは、農家にとって必要な最低限の所得と価格は必ず確保されるように、その水準を明示して、下回ったら政策を発動するから安心してつくってくださいというシステムをつくっています。
日本では、輸入の激増や大手スーパーなどの買いたたきによって価格下落が続き、恒常的に生産コストを下回り、その結果、日本の稲作農家は最低賃金を大幅に下回り、農業後継者になりたくてもなれないという状況が続いています。担い手を確保し、国内生産をふやし、食料自給率を向上させるためにも、欧米並みの価格保障の復活は必要ではないでしょうか。
国民の食料と地域経済、環境と国土を守る観点からも、農家経営を下支えする政策の確立は急務となっていると思います。生産費を償う価格を下支えする制度の確立のために、
議員各位の賛同を呼びかけまして、
賛成討論といたします。御清聴ありがとうございました。(拍手)
120 ◯議長(
里村誠悦君) これにて討論を終結いたします。
これより採決いたします。
議員提出議案第2号については、原案のとおり決することに御異議ありませんか。
〔「異議なし」「異議あり」と呼ぶ者あり〕
121 ◯議長(
里村誠悦君) 御異議がありますので、起立により採決いたします。
議員提出議案第2号については、原案のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。
〔
賛成者起立〕
122 ◯議長(
里村誠悦君) 起立少数であります。よって、本案は否決されました。
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日程第106 議員提出議案第3号 種子法廃止に伴う万全の対策を求める意見書
123 ◯議長(
里村誠悦君) 日程第106議員提出議案第3号「種子法廃止に伴う万全の対策を求める意見書」を議題といたします。
124 ◯議長(
里村誠悦君) お諮りいたします。
ただいま議題となっております議員提出議案第3号については、提案理由の説明及び
委員会の付託を省略したいと思います。
これに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
125 ◯議長(
里村誠悦君) 御異議なしと認めます。よって、提案理由の説明及び
委員会の付託を省略することに決しました。
これより質疑に入ります。
御質疑ありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
126 ◯議長(
里村誠悦君) 質疑ないものと認めます。
これより討論に入ります。
討論の通告がありますので、発言を許します。
10番
天内慎也議員。
〔
議員天内慎也君登壇〕(拍手)
127 ◯10番(
天内慎也君)
日本共産党の
天内慎也です。議員提出議案第3号「種子法廃止に伴う万全の対策を求める意見書」に
賛成討論を行います。
さきの通常国会で、主要農作物種子法の廃止法が成立し、農業の現場で不安や危惧の声が広がっています。種子法は、稲、麦、大豆の種子の生産、普及を国が責任を持って都道府県に義務づけてきました。安倍政権は、消費者や農家、研究者などの反対を押し切って廃止を強行しました。しかし、廃止方針への批判の広がりに、国も都道府県の関与を残すと言わざるを得なくなっています。種子は、農業や食料生産の基盤であり、国民の共有財産です。種子を守るために国に責任を果たさせていくことが必要です。
種子法は、戦後の食糧増産を目的に1952年につくられました。同法のもと都道府県は、それぞれの気象や土壌条件に合わせた稲や麦、大豆の奨励品種を決めて、その種子をふやし、農家に安定的に安価な種子として供給してきました。国はそのために、農業試験場などに財政支援をしてきましたが、国内で生産される米の種子は100%自給であり、その数は300品種に及びます。種子は最も基礎的な農業生産資材であり、大切な遺伝資源です。政府は、種子法の仕組みを農業競争強化プログラムの一環として解体しようとしています。
政府は、種子法が民間の
品種開発意欲を阻害していると言いますが、制度上、民間参入は可能です。都道府県が積み上げた技術やノウハウを民間へ明け渡せることを狙っています。日本は遺伝資源、特に稲の資源で最も豊かな国の一つと言われ、世界の種子を支配するバイオ企業にとっては注目の的となっており、遺伝子組み換え作物で有名なモンサント、デュポンなど大手8社のような多国籍企業に支配される懸念も指摘されています。今でも民間企業の種子の価格は、都道府県の開発品種の5倍から10倍の価格で、公共の品種がなくなれば採算が合わず、撤退する農家も生まれます。
国会の論戦では、種子生産・普及体制の弱まりや民間企業による種子独占、高価格化などさまざまな問題が浮き彫りになりましたが、政府はまともに答えられませんでした。農業競争力強化どころか、日本の農業を弱体化させ、安全・安心な食が失われるなど、消費者にとって大問題です。
3月17日の東奥日報の記事には、「種子法廃止に戸惑い」という見出しで、共同通信社と矢野経済研究所が全国の農業試験場と都道府県の公的研究機関に行った調査を紹介していました。政府は激変を避けるように都道府県に通知したが、生産現場では不安が消えていないのが実情だとのことであります。56カ所の公的研究機関のうち、種子法廃止の賛否については、回答した50機関の半数近い46%がどちらとも言えないとし、影響を見きわめている現状がありました。廃止を支持するはゼロで、どちらかといえば支持も4%どまりです。どちらかといえば支持しないと支持しないを合わせると32%が否定的な回答でした。支持しない理由として、価格の上昇や品質の低下で需給バランスが崩れると生産への影響を指摘しています。都道府県の予算措置の裏づけとなっていた種子法の廃止で、当面は予算を確保できてもその後は不明と、将来的に研究に必要な資金が配分されるのか不透明だとの指摘もありました。
以上、さまざま懸念される問題がありますが、都道府県の
取り組みが後退することのないよう、予算措置等の確保を行うことと、地域の共有財産である種子を民間に委ねることのないよう対策を講じることを求めて、「種子法廃止に伴う万全の対策を求める意見書」に
賛成討論といたします。御清聴ありがとうございました。(拍手)
128 ◯議長(
里村誠悦君) これにて討論を終結いたします。
これより採決いたします。
議員提出議案第3号については、原案のとおり決することに御異議ありませんか。
〔「異議なし」「異議あり」と呼ぶ者あり〕
129 ◯議長(
里村誠悦君) 御異議がありますので、起立により採決いたします。
議員提出議案第3号については、原案のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。
〔
賛成者起立〕
130 ◯議長(
里村誠悦君) 起立少数であります。よって、本案は否決されました。
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日程第107 議員提出議案第4号 地域別最低賃金の引き上げと全国一律最低賃金制度の実現、中小企業
支援の拡充を求める意見書
131 ◯議長(
里村誠悦君) 日程第107議員提出議案第4号「地域別最低賃金の引き上げと全国一律最低賃金制度の実現、中小企業支援の拡充を求める意見書」を議題といたします。
132 ◯議長(
里村誠悦君) お諮りいたします。
ただいま議題となっております議員提出議案第4号については、提案理由の説明及び
委員会の付託を省略したいと思います。
これに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
133 ◯議長(
里村誠悦君) 御異議なしと認めます。よって、提案理由の説明及び
委員会の付託を省略することに決しました。
これより質疑に入ります。
御質疑ありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
134 ◯議長(
里村誠悦君) 質疑ないものと認めます。
これより討論に入ります。
討論の通告がありますので、発言を許します。
19番
村川みどり議員。
〔議員
村川みどり君登壇〕(拍手)
135 ◯19番(
村川みどり君)
日本共産党の
村川みどりです。議員提出議案第4号「地域別最低賃金の引き上げと全国一律最低賃金制度の実現、中小企業支援の拡充を求める意見書」に賛成の立場から討論を行います。
2010年6月、雇用戦略対話において2020年までの目標として、できるだけ早い時期に全国最低800円を確保し、全国平均1000円を目指すことが政労使で合意されました。しかし、2017年の最低賃金の改定で全国最低とされた800円を超えたのは16都道府県、時給700円台の地方が32県も残っています。実際、多くの非正規労働者が人間らしい生活ができない低賃金に置かれているだけでなく、地域間格差も年々拡大し、時給額で220円まで広がっています。公正取引ルールを確立するためには、金額の抜本的引き上げと全国一律最低賃金制度の創設が必要であり、現行法での地域別最低賃金制度の制度的限界も指摘されています。
最低賃金法第9条には、最低賃金の原則として、地域における労働者の生計費や賃金に加えて、海外ではほとんど例のない事業の支払い能力を考慮するとしています。この支払い能力として都道府県ごとの1就業者当たりの年間販売額、1就業者当たり年間事業収入額などが判断要素となり、生計費原則を無視した低額の最低賃金の根拠に使われ、地域間格差を固定、拡大する元凶になっています。最低賃金は、憲法第25条の生存権を保障するための制度であり、大企業の有無などに影響される指標で判断されるのは趣旨が違うと言わざるを得ません。
今、非正規労働者が全就業者の4割を占め、さらにふえ続けています。人間らしい暮らしができない低賃金労働者の増加が経済の停滞と少子化を加速させています。地方は物価が安いという思い込みがありますが、大型店の進出や流通の発展などで、人間らしい最低限度の生計費は全国どこでもほぼ同じであることが全労連の調査でも明らかになっています。
地域別最低賃金を定めた最低賃金法を改正し、全国一律最低賃金制度を実現することが地方、地域の活性化の鍵となっています。また、中小企業は日本経済の根幹であり、企業の99.7%を占め、働く人の3人に2人が働いている雇用の担い手です。この中小企業が元気になってこそ日本経済再生の道が開かれます。大企業がよくなれば中小企業もよくなるという大企業中心の経済政策を根本的に改め、中小企業を根幹とした日本経済の再生こそが今こそ必要です。
以上を申し上げ、
賛成討論といたします。御清聴ありがとうございました。(拍手)
136 ◯議長(
里村誠悦君) これにて討論を終結いたします。
これより採決いたします。
議員提出議案第4号については、原案のとおり決することに御異議ありませんか。
〔「異議なし」「異議あり」と呼ぶ者あり〕
137 ◯議長(
里村誠悦君) 御異議がありますので、起立により採決いたします。
議員提出議案第4号については、原案のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。
〔
賛成者起立〕
138 ◯議長(
里村誠悦君) 起立少数であります。よって、本案は否決されました。
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日程第108 議員提出議案第5号 日本政府が核兵器禁止条約に署名し国会が批准することを求める意
見書
139 ◯議長(
里村誠悦君) 日程第108議員提出議案第5号「日本政府が核兵器禁止条約に署名し国会が批准することを求める意見書」を議題といたします。
140 ◯議長(
里村誠悦君) お諮りいたします。
ただいま議題となっております議員提出議案第5号については、提案理由の説明及び
委員会の付託を省略したいと思います。
これに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
141 ◯議長(
里村誠悦君) 御異議なしと認めます。よって、提案理由の説明及び
委員会の付託を省略することに決しました。
これより質疑に入ります。
御質疑ありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
142 ◯議長(
里村誠悦君) 質疑ないものと認めます。
討論については通告がありませんでした。
これより採決いたします。
議員提出議案第5号については、原案のとおり決することに御異議ありませんか。
〔「異議なし」「異議あり」と呼ぶ者あり〕
143 ◯議長(
里村誠悦君) 御異議がありますので、起立により採決いたします。
議員提出議案第5号については、原案のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。
〔
賛成者起立〕
144 ◯議長(
里村誠悦君) 起立少数であります。よって、本案は否決されました。
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日程第109 議員提出議案第6号 青森市指定管理者制度導入基本方針に青森市中小企業振興基本条例
の趣旨を生かすことを求める決議
145 ◯議長(
里村誠悦君) 日程第109議員提出議案第6号「青森市指定管理者制度導入基本方針に青森市中小企業振興基本条例の趣旨を生かすことを求める決議」を議題といたします。
146 ◯議長(
里村誠悦君) お諮りいたします。
ただいま議題となっております議員提出議案第6号については、提案理由の説明及び
委員会の付託を省略したいと思います。
これに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
147 ◯議長(
里村誠悦君) 御異議なしと認めます。よって、提案理由の説明及び
委員会の付託を省略することに決しました。
これより質疑に入ります。
御質疑ありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
148 ◯議長(
里村誠悦君) 質疑ないものと認めます。
討論については通告がありませんでした。
これより採決いたします。
議員提出議案第6号については、原案のとおり決することに御異議ありませんか。
〔「異議なし」「異議あり」と呼ぶ者あり〕
149 ◯議長(
里村誠悦君) 御異議がありますので、起立により採決いたします。
議員提出議案第6号については、原案のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。
〔
賛成者起立〕
150 ◯議長(
里村誠悦君) 起立多数であります。よって、本案は原案のとおり可決されました。
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日程第110 議員提出議案第7号 洪水回避等を目的とした流量確保のための中小河川の河道掘削の予
算の確保を求める意見書
151 ◯議長(
里村誠悦君) 日程第110議員提出議案第7号「洪水回避等を目的とした流量確保のための中小河川の河道掘削の予算の確保を求める意見書」を議題といたします。
152 ◯議長(
里村誠悦君) お諮りいたします。
ただいま議題となっております議員提出議案第7号については、提案理由の説明及び
委員会の付託を省略したいと思います。
これに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
153 ◯議長(
里村誠悦君) 御異議なしと認めます。よって、提案理由の説明及び
委員会の付託を省略することに決しました。
これより質疑に入ります。
御質疑ありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
154 ◯議長(
里村誠悦君) 質疑ないものと認めます。
討論については通告がありませんでした。
これより採決いたします。
議員提出議案第7号については、原案のとおり決することに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
155 ◯議長(
里村誠悦君) 御異議なしと認めます。よって、本案は原案のとおり可決されました。
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日程第111 議員提出議案第8号 所有者不明の土地利用を求める意見書
156 ◯議長(
里村誠悦君) 日程第111議員提出議案第8号「所有者不明の土地利用を求める意見書」を議題といたします。
157 ◯議長(
里村誠悦君) お諮りいたします。
ただいま議題となっております議員提出議案第8号については、提案理由の説明及び
委員会の付託を省略したいと思います。
これに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
158 ◯議長(
里村誠悦君) 御異議なしと認めます。よって、提案理由の説明及び
委員会の付託を省略することに決しました。
これより質疑に入ります。
御質疑ありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
159 ◯議長(
里村誠悦君) 質疑ないものと認めます。
討論については通告がありませんでした。
これより採決いたします。
議員提出議案第8号については、原案のとおり決することに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
160 ◯議長(
里村誠悦君) 御異議なしと認めます。よって、本案は原案のとおり可決されました。
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日程第112 議員提出議案第9号 バリアフリー法の改正及びその円滑な施行を求める意見書
161 ◯議長(
里村誠悦君) 日程第112議員提出議案第9号「バリアフリー法の改正及びその円滑な施行を求める意見書」を議題といたします。
162 ◯議長(
里村誠悦君) お諮りいたします。
ただいま議題となっております議員提出議案第9号については、提案理由の説明及び
委員会の付託を省略したいと思います。
これに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
163 ◯議長(
里村誠悦君) 御異議なしと認めます。よって、提案理由の説明及び
委員会の付託を省略することに決しました。
これより質疑に入ります。
御質疑ありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
164 ◯議長(
里村誠悦君) 質疑ないものと認めます。
討論については通告がありませんでした。
これより採決いたします。
議員提出議案第9号については、原案のとおり決することに御異議ありませんか。
〔「異議なし」「異議あり」と呼ぶ者あり〕
165 ◯議長(
里村誠悦君) 御異議がありますので、起立により採決いたします。
議員提出議案第9号については、原案のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。
〔
賛成者起立〕
166 ◯議長(
里村誠悦君) 起立多数であります。よって、本案は原案のとおり可決されました。
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日程第113 議員提出議案第10号 日米地位協定の抜本的改正を求める意見書
167 ◯議長(
里村誠悦君) 日程第113議員提出議案第10号「日米地位協定の抜本的改正を求める意見書」を議題といたします。
168 ◯議長(
里村誠悦君) お諮りいたします。
ただいま議題となっております議員提出議案第10号については、提案理由の説明及び
委員会の付託を省略したいと思います。
これに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
169 ◯議長(
里村誠悦君) 御異議なしと認めます。よって、提案理由の説明及び
委員会の付託を省略することに決しました。
これより質疑に入ります。
御質疑ありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
170 ◯議長(
里村誠悦君) 質疑ないものと認めます。
これより討論に入ります。
討論の通告がありますので、発言を許します。
28番仲谷良子議員。
〔議員仲谷良子君登壇〕(拍手)
171 ◯28番(仲谷良子君) 社民党の仲谷良子でございます。議員提出議案第10号「日米地位協定の抜本的改正を求める意見書」に賛成の立場で討論をいたします。
日本には、日米安全保障条約と日米地位協定に基づく米軍基地が30都道府県に128施設、米軍専用施設は13都道府県に78施設あります。米軍基地、米軍の活動、これらに伴う米兵、軍属、その家族の活動、生活はいろんな分野で市民の生活と接触しています。そこにはさまざまなトラブルが起こっています。
つい1カ月前の2月20日、米軍三沢基地所属のF16戦闘機がエンジン火災を起こし、燃料タンクを小川原湖に投棄しました。破片も含めタンク、燃料の全てが回収され、安全宣言が出されるまで、シラウオ、ワカサギ、シジミが全面禁漁となりました。事故当日に水揚げされたシジミ385キログラム、全て廃棄処分としました。
米軍が起こした事故なのに自衛隊が15日間にわたり事故処理を担い、その費用は日本の負担です。100%米軍に責任がある事故の処理を日本の税金で賄うことへの批判はあるだろう、だが、日本側が何もしないわけにはいかなかったと防衛省幹部の言葉として新聞報道されています。納得がいかない発言です。
3月22日、きのうから漁の再開となりましたが、約1カ月の補償はどうなるのか。日米地位協定では、米軍の公務中の事故で民間に生じた損害は、米側の負担上限は補償額や賠償判決額の75%と規定され、25%は日本の負担となる。だから、米側が休業補償を認める可能性は低いのではと言われています。何と不条理な協定でしょうか。
米軍の事故やトラブル、犯罪は全国で起きています。特に日本全体の米軍専用施設の約70%が集中している沖縄県では、数々の事故や犯罪が起こり、1995年に起きた12歳の少女を米兵3人が暴行した犯罪は、起訴に至らなければ、関与が明らかでもアメリカ兵の身柄を日本側に引き渡すことはできないという日米地位協定の取り決めにより、実行犯は日本に引き渡されなかったことに対し、当時、日本中が怒りに沸きました。公務中の米軍軍人、軍属が犯した犯罪の裁判権は日本にないという取り決めについても、公務外の米軍人が犯した犯罪であっても公務中として取り扱われていたことも報告されています。
冷戦後、ドイツや韓国は地位協定の改定を提起し、自国に有利な改定をかち取っています。日本は地位協定が定める範囲を大きく超えた思いやり予算、2018年度予算で1968億円、米軍再編関連経費等2212億円を支出しているにもかかわらず、改定を求めること自体していません。
1960年に締結された日米地位協定は60年に近く、この間、日米の安全保障体制や日本の社会環境が大きく変化しています。米軍基地から派生するさまざまな事件、事故、犯罪から国民の生命、財産権及び人権を守るためにも抜本的に見直しをすべきと考えます。
以上を申し上げて、
賛成討論といたします。議員の皆様の賛同を心からお願いを申し上げます。(拍手)
172 ◯議長(
里村誠悦君) これにて討論を終結いたします。
これより採決いたします。
議員提出議案第10号については、原案のとおり決することに御異議ありませんか。
〔「異議なし」「異議あり」と呼ぶ者あり〕
173 ◯議長(
里村誠悦君) 御異議がありますので、起立により採決いたします。
議員提出議案第10号については、原案のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。
〔
賛成者起立〕
174 ◯議長(
里村誠悦君) 起立少数であります。よって、本案は否決されました。
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日程第114 議員派遣について
175 ◯議長(
里村誠悦君) 日程第114「議員派遣について」を議題といたします。
176 ◯議長(
里村誠悦君) お諮りいたします。
本件については、配付しておりますとおり、議員を派遣することに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
177 ◯議長(
里村誠悦君) 御異議なしと認めます。よって、配付しておりますとおり、議員を派遣することに決しました。
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178 ◯議長(
里村誠悦君) 以上で本日の日程は全部終了いたしました。
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閉 会
179 ◯議長(
里村誠悦君) これにて平成30年第1回青森市議会定例会を閉会いたします。
午後0時1分閉会
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