17番
中村節雄議員。
38 ◯17番(
中村節雄君)
竹山美虎副
議長の
不信任決議案を提出いたしますので、
暫時休憩を求めます。(「
賛成」と呼ぶ者あり)
39 ◯副
議長(
竹山美虎君) ただいま
中村節雄議員から
暫時休憩されたいとの
動議が提出され、所定の
賛成者がありますので、
動議は成立いたしました。よって、
暫時休憩されたいとの本
動議を直ちに
議題として採決いたします。
40 ◯副
議長(
竹山美虎君) お諮りいたします。
暫時休憩されたいとの
動議について、本
動議のとおり決することに御
異議ありませんか。
〔「
異議なし」「
異議あり」と呼ぶ者あり〕
41 ◯副
議長(
竹山美虎君) 御
異議がありますので、
起立により採決いたします。
本
動議に
賛成の
諸君の
起立を求めます。
〔
賛成者起立〕
42 ◯副
議長(
竹山美虎君)
起立多数であります。よって、
暫時休憩されたいとの
動議は可決されました。
この際、
暫時休憩いたします。
午後0時8分
休憩
──────────────────────────
午後4時29分
開議
43
◯議長(
大矢保君)
休憩前に引き続き
会議を開きます。
あらかじめ
会議時間を延長いたします。
──────────────────────────
日程第5
議案第128号
平成29年度
青森市
一般会計補正予算(第3号) ~
日程第33
議案第156号
決算の
認定について(
平成28年度
青森市
自動車運送事業会計決算)
44
◯議長(
大矢保君)
日程第5
議案第128号「
平成29年度
青森市
一般会計補正予算」から
日程第33
議案第156号「
決算の
認定について」までの計29件を
一括議題といたします。
提案理由の
説明を求めます。
小野寺市長。
〔
市長小野寺晃彦君
登壇〕
45
◯市長(
小野寺晃彦君) 先ほど御
審議を賜りました
提出議案のほか、
平成29年第3回
定例会の
開会に当たり、提出いたしました
議案について、その
概要を御
説明申し上げたいと存じます。
まず、
議案第128号「
平成29年度
青森市
一般会計補正予算」について御
説明申し上げます。
今回の
補正予算は、本市の
緊急課題である新
市庁舎整備に係る
事業費やアウガへの
市役所庁舎機能の配置に関連する
経費について計上したほか、
普通交付税の
交付額の確定や、
平成28年度の
決算剰余金による
財源調整などを行うものであります。
歳出の主な
内容についてでありますが、新
市庁舎整備事業については、
平成32年1月の
供用開始に向け、新
市庁舎の建設に要する
経費について、
平成29年度分の
予算を措置するものであります。
なお、
平成29年度から
平成31年度までの建築・
電気設備・
機械設備工事を合わせた総
事業費は約32億9000万円となりますが、その総
事業費から
国庫支出金等を除いた市の負担額、すなわち市債と一般
財源の合計は約29億9000万円となり、さらに、合併特例債等の活用により後年度に交付税措置される額を除いた実質的な市の負担額は約10億円となるものであります。
次に、アウガへの
市役所庁舎機能の配置関連として、つどいの広場運営事業・託児室整備事業については、現在、アウガで開設している子育て親子の交流スペースである
青森市つどいの広場「さんぽぽ」のリニューアル
経費を措置するものであります。来年1月から各種手続等での来庁者のための託児室を新たに併設するとともに、開設時間を平日については3時間、土曜日、日曜日及び祝日については2時間延長し、年末年始を除いて毎日開設することといたします。広さも一回り広くなり、居室北側がガラス張りとなる明るい空間へと生まれ変わる予定となっております。
情報システム運用管理関連については、総合窓口業務の日曜日及び祝日の開設に伴う基幹業務システムの参照用サーバーの構築やシステム運用、保守委託業務の増加、各種帳票の問い合わせ先住所等の変更に伴う仕様の変更などに要する
経費を措置するものであります。
通信施設・設備等整備事業については、アウガ来庁者への緊急情報の伝達、安全確保を図るため、津波警報や緊急地震速報のほか、弾道ミサイル情報など、対処に時間的余裕のない事態に関する緊急情報を瞬時に伝達する全国瞬時警報システム、Jアラートの整備を行うものであります。
庁舎管理事務及び総合窓口整備事務関連については、各階の窓口カウンターや待合スペース等に設置する来庁者用の椅子や、総合窓口の開設により必要となる記載台や、複合プリンター等の備品、消耗品等の購入などに要する
経費を措置するものであります。
続いて、その他の主な事業でありますが、まちづくり寄附制度推進事業については、これまで市にお寄せいただいた寄附金を元気都市あおもり応援基金へ積み立てするための
経費であります。
CO2削減行動推進事業については、暖房に必要なエネルギー使用量の削減に向け、ウオームビズに焦点を当て、その取り組みを市民に普及啓発するための
経費を措置するものであります。
誘致企業等立地支援事業については、
青森市商工業振興条例に基づき、雇用促進助成金を支給するものであります。
償還金関連は、
平成28年度分の国・
県支出金の精算に伴う返還に要する
経費を措置するものであります。
歳入については、
平成29年度の
普通交付税の
交付額確定に伴う補正額や、
地方自治法第233条の2ただし書きの規定により、
平成28年度一般会計剰余金の一部を
青森市財政調整積立金に積み立てした残りである純繰越金を計上したほか、国・
県支出金については
歳出補正に連動する
財源を、繰入金及び市債は本
補正予算を実施するために必要な調整分などをそれぞれ見込んだものであります。
継続費については、新
市庁舎建設に係る工事について、
平成31年度までの契約となりますことから、計画的に事業を実施するため、設定するものであります。
債務負担行為については、
青森市基幹業務系システム保守等委託業務について、アウガでの総合窓口業務の日曜、祝日の開設に伴う保守等の追加により、新たに債務負担行為を設定するものであり、また、
青森市役所新
市庁舎建設工事設計意図伝達委託業務については、複数年の委託契約となりますことから、債務負担行為を設定するものであります。
これらの結果、9億745万1000円の
増額補正となり、これを加えた
一般会計予算総額は1207億4106万余円となった次第であります。
議案第129号「
平成29年度
青森市競輪事業特別会計
補正予算」から
議案第138号「
平成29年度
青森市駐車場事業特別会計
補正予算」までの各特別会計
補正予算案は、前年度
決算に伴う純繰越金に対応した
財源調整を中心に、それぞれ今後の見込みに基づき必要な
経費を措置するものでありますが、
議案第129号「
平成29年度
青森市競輪事業特別会計
補正予算」については、ミッドナイト競輪の車券売り上げが当初見込みを上回る見込みとなったことに伴い、収入及び
経費の増額もあわせて行うものとなっております。
議案第139号「
平成29年度
青森市土橋財産区特別会計
補正予算」から
議案第142号「
平成29年度
青森市二ケ大字(築木館・諏訪沢)財産区特別会計
補正予算」までの各特別会計
補正予算案は、公共的事業を行う団体に対する助成を行うための
歳出予算の組みかえを、
議案第143号「
平成29年度
青森市細野財産区特別会計
補正予算」及び
議案第144号「
平成29年度
青森市郷山前財産区特別会計
補正予算」については、分収造林売り払い収入や土地貸付収入の補正を行うものであります。
以上が今回の
補正予算の主な
内容であります。
次に、条例案について御
説明申し上げます。
議案第145号「
青森市役所支所設置条例の一部を改正する条例の制定について」は、
平成25年1月策定の
青森市支所庁舎の老朽化に伴う環境整備に関する計画に基づき、支所と周辺公共施設との複合機能化を進めるべく、奥内支所を近隣の北部地区環境改善センター敷地内に設置することから、奥内支所の位置を変更するため改正しようとするものであります。
議案第146号「
青森市
職員の退職手当に関する条例の一部を改正する条例の制定について」は、本年3月31日に公布の雇用保険法等の一部を改正する法律により改正された国家公務員退職手当法に準じて、災害等により離職した
職員の退職手当について必要な措置を講ずる等のため改正しようとするものであります。
議案第147号「
青森市駐車場条例の一部を改正する条例の制定について」は、アウガに
市役所庁舎機能を配置することに伴い、アウガ駐車場について、
青森市役所前駐車場と同様の利用を基本とすることから、
青森駅前公園地下駐車場とあわせ、その管理について、
青森市役所前駐車場が規定されております
青森市駐車場条例において規定するため改正しようとするものであります。
次に、単行案について御
説明申し上げます。
議案第148号及び
議案第149号の「契約の締結について」の2件については、
議案第148号が蜆貝ポンプ場受変電設備改築工事に係るものであり、
議案第149号が富田ポンプ場No.2雨水ポンプ機械工事に係るものであります。
議案第150号「財産の取得について」は、アウガの土地及び建物に係るものであり、市役所庁舎及び庁舎敷地として利用するため、地権者の共有持ち分の一部を取得しようとするものであります。
以上3件については、
青森市議会の
議決に付さなければならない契約並びに財産の取得及び処分に関する条例の規定により提案いたしたものであります。
議案第151号「権利の放棄について」は、ことし7月13日、会社法に基づく特別清算開始の命令が
青森地方裁判所によりなされたことから、
青森駅前再開発ビル株式会社は、今後、債権者集会に対して、市が同社に対し債務を免除すると定めた協定の
申し出をすることとしております。この協定に市として
同意し、市が同社に対して有する貸付金に係る債権、
青森県信用組合から取得する債権等、計約17億5000万円に利息等を含め、当該額を限度に同社に対する市の債権を放棄しようとするものであります。
議案第152号「字の区域及び名称の変更について」は、石江土地区画整理事業の施行に伴い、石江字高間、新田字忍、新城字平岡及び新城字福田の一部を石江一丁目から五丁目までとする等のため、字の区域及び名称を変更しようとするものであります。
最後に、
議案第153号、
議案第154号及び
議案第156号の「
決算の
認定について」は、
平成28年度の一般会計・特別会計、病院事業会計及び自動車運送事業会計に係るそれぞれの歳入
歳出決算について
認定を求めるものであり、
議案第155号「剰余金の処分及び
決算の
認定について」は、
平成28年度の水道事業会計に係る剰余金の処分についての御
議決及び歳入
歳出決算についての
認定を求めるものでありますが、その詳細については、各担当者から御
説明させたいと存じます。
以上をもちまして、提出いたしました
議案の
概要を御
説明申し上げましたが、細部につきましては、議事の進行に伴い、それぞれ御
説明いたしますので、慎重御
審議の上、御
議決を賜りますようお願い申し上げます。
46
◯議長(
大矢保君) 次に、
平成28年度
青森市一般会計・特別会計歳入
歳出決算について
説明を求めます。会計管理者。
〔会計管理者小鹿継仁君
登壇〕
47 ◯会計管理者(小鹿継仁君) 本
議会に提案いたしました
平成28年度
青森市一般会計及び各特別会計の歳入
歳出決算について、その
概要を御
説明申し上げたいと存じます。
平成28年度の
青森市の
予算は、人口の減少及び少子・高齢化の進展により、市の歳入の根幹である市税収入の大幅な伸びが期待できない一方、医療、介護等社会保障費の増加が見込まれることから、より一層の財政の健全化を図りながら、持続可能な行財政運営基盤の確立に努めていく必要があるとの認識のもと、財政調整のための基金取り崩しの抑制及び投資的
経費に充当する新規市債発行額の抑制に意を用いながら編成したものであります。
この
予算の執行に当たりましては、法令及び
予算の定めるところに従い、厳正な審査と綿密な資金計画のもとに執行してまいりました。
それでは、
決算の
概要につきまして、一般会計から御
説明申し上げます。
当初
予算額は、前年度に比較して1.24%減の1184億1958万余円でありましたが、その後、国の経済対策や制度改正などの対応に要する
経費32億8492万余円を
増額補正し、さらに、前年度からの繰越額として、年金生活者等支援臨時福祉給付金支給事業など23事業の34億5057万余円を加えた結果、歳入
歳出予算現額は1251億5508万余円となりました。
これに対しまして
決算額は、歳入が前年度に比較して1.00%減の1191億4785万余円、
歳出が前年度に比較して0.70%減の1166億5755万余円となり、歳入
歳出差し引き残額は24億9030万余円となりましたが、古川一丁目12番地区優良建築物等整備事業など24繰越事業に係る翌年度へ繰り越すべき
財源1億8552万余円を差し引いた実質収支額は、23億477万余円となりました。
なお、実質収支額のうち12億円につきましては、
地方自治法第233条の2ただし書き、地方財政法第7条第1項及び
青森市財政調整積立金条例第3条第2項の規定に基づき、財政調整積立金に積み立てております。
次に、歳入
歳出の主な
内容について御
説明申し上げます。
まず、歳入についてでありますが、市税は341億4805万余円で、前年度に比較して0.98%の減となっております。これは主として、金融・保険業等の業績低迷により、法人市民税が減となったことによるものであります。
地方消費税交付金は50億4258万余円で、前年度に比較して10.45%の減となっており、これは主として、消費の落ち込みによるものであります。
地方交付税は268億166万余円で、前年度に比較して3.83%の減となっており、これは主として、国勢調査人口の減少による基準財政需要額の減少等に伴う
普通交付税の減によるものであります。
国庫支出金は258億6386万余円で、前年度に比較して4.13%の増となっており、これは主として、臨時福祉給付金等支給事業に係る国庫補助金の増によるものであります。
県支出金は73億2484万余円で、前年度に比較して3.66%の減となっており、これは主として、再生可能エネルギー等導入推進事業に係る県補助金の減によるものであります。
市債は84億5948万余円で、前年度に比較して14.14%の減となっており、これは主として、道路建設事業や浪岡庁舎周辺整備事業等に係る市債発行の減によるものであります。
次に、
歳出についてでありますが、民生費は542億9907万余円で、前年度に比較して3.15%の増となっており、これは主として、臨時福祉給付金等支給事業の増によるものであります。
農林水産業費は17億7552万余円で、前年度に比較して9.23%の減となっており、これは主として、県営土地改良事業負担金の減によるものであります。
土木費は103億8687万余円で、前年度に比較して11.34%の減となっており、これは主として、除排雪
経費の減によるものであります。
教育費は93億5196万余円で、前年度に比較して5.80%の減となっており、これは主として、再生可能エネルギー等導入推進事業の減によるものであります。
なお、翌年度への繰越額につきましては、臨時福祉給付金等支給事業など29事業の40億4369万余円となっております。
次に、財産区特別会計を除く10の特別会計について御
説明申し上げます。
特別会計全体では、当初
予算額は、前年度に比較して2.25%増の939億8928万円でありましたが、その後、35億9219万余円を
増額補正し、さらに、前年度からの繰越額として5億2943万余円を加えた結果、歳入
歳出予算現額は981億1091万余円となりました。これに対しまして
決算額は、歳入が前年度に比較して0.42%増の956億3752万余円、
歳出が前年度に比較して0.25%減の936億1334万余円となり、歳入
歳出差し引き残額は20億2418万余円となりましたが、下水道事業特別会計における翌年度へ繰り越すべき
財源23万余円を差し引いた実質収支額は、20億2394万余円となりました。
次に、主な特別会計について御
説明申し上げます。
初めに、競輪事業特別会計でありますが、
予算現額170億8675万余円に対しまして、
決算額は、歳入が170億4368万余円、
歳出が166億5792万余円となり、歳入
歳出差し引き3億8575万余円の実質収支額となりました。
次に、国民健康保険事業特別会計でありますが、
予算現額370億2608万余円に対しまして、
決算額は、歳入が355億5174万余円、
歳出が355億1万余円となり、歳入
歳出差し引き5173万余円の実質収支額となりました。
次に、下水道事業特別会計でありますが、
予算現額110億7610万余円に対しまして、
決算額は、歳入が102億9448万余円、
歳出が101億5976万余円となり、歳入
歳出差し引き残額は1億3472万余円となりましたが、公共下水道汚水処理施設整備事業など3繰越事業に係る翌年度へ繰り越すべき
財源23万余円を差し引いた実質収支額は、1億3448万余円となりました。
次に、介護保険事業特別会計でありますが、
予算現額は274億4892万余円に対しまして、
決算額は、歳入が272億3408万余円、
歳出が265億703万余円となり、歳入
歳出差し引き7億2705万余円の実質収支額となりました。
次に、後期高齢者医療特別会計でありますが、
予算現額29億7266万余円に対しまして、
決算額は、歳入が30億3236万余円、
歳出が29億2608万余円となり、歳入
歳出差し引き1億627万余円の実質収支額となりました。
最後に、各財産区特別会計でありますが、いずれも円滑な財産区運営を目標に
予算編成し、執行したものであります。
以上をもちまして、
平成28年度
青森市一般会計及び各特別会計の歳入
歳出決算の
概要を御
説明申し上げましたが、慎重御
審議の上、御
認定を賜りますようお願い申し上げます。
48
◯議長(
大矢保君) 次に、
平成28年度
青森市病院事業会計
決算について
説明を求めます。市民病院事務局長。
〔市民病院事務局長木村文人君
登壇〕
49 ◯市民病院事務局長(木村文人君) 本
議会に提案いたしました
平成28年度
青森市病院事業会計
決算について、その
概要を御
説明申し上げたいと存じます。
自治体病院につきましては、地域住民の生命と健康を守るため、地域の基幹病院として総合的一般医療、高度・特殊医療等を提供するとともに、医学、医術の進歩に対応した医療水準の向上に努めております。しかしながら、多くの公立病院において、医師不足等により経営状況が悪化している中、急速な少子・高齢化の進展による将来的な医療需要の大きな変化が見込まれており、診療体制の見直しが求められるなど、その経営や医療提供体制の維持が厳しい状況が続いております。
このような中、
平成27年度には、県が
青森県地域医療構想を策定し、いわゆる団塊の世代が75歳以上となる2025年の医療需要を見据えた病院の機能分化、医療機能のあり方が示されたところであります。
青森市民病院及び
青森市立浪岡病院におきましては、こうした状況の変化を的確に捉え、対応しながら、
青森市民の健康を守るという本来の役割を堅持し、より健全で、持続可能な経営を行っていくため、
青森市公立病院改革プラン2016─2020を策定したところであり、今後は本改革プランにのっとり具体の取り組みを進めてまいりたいと考えております。
それでは、
平成28年度の
決算概要について御
説明申し上げます。
青森市病院事業会計
決算は、
青森市民病院と
青森市立浪岡病院の連結
決算となっておりますが、まず、それぞれの病院ごとに御
説明申し上げ、最後に、
青森市病院事業会計全体の
決算概要を御
説明申し上げます。
それでは最初に、
青森市民病院の診療状況について御
説明申し上げます。
入院延べ患者数は11万7581人で、前年度に比較し6462人の減、率にして5.2%の減となりました。また、外来延べ患者数は20万2267人で、前年度に比較し4648人の減、率にして2.2%の減となりました。
次に、
青森市民病院の事業
概要について御
説明申し上げます。
病院施設につきましては、老朽化していた給排水設備や病室、病棟廊下の壁、床、照明等の改修工事を行い、入院患者の療養環境の向上を図ったところであります。また、医療機器につきましては、マルチスライスCT装置をより高性能な機種に更新すること等により、医療水準の維持向上に努めてまいりました。
次に、
青森市民病院の財政状況について御
説明申し上げます。
事業収益は、前年度に比較し2.7%減の102億4451万余円となりました。一方、
事業費用は、前年度に比較し0.3%増の105億7420万余円となり、この結果、当年度純損失は3億2968万余円を計上することとなりました。
それでは、この
内容を損益計算書により御
説明申し上げます。
まず、医業収益は93億923万余円、これに対する医業費用は101億1521万余円、差し引き、医業損失は8億598万余円となりました。これに医業外収益及び高等看護学院事業収益の合計額8億9080万余円を加え、医業外費用及び高等看護学院
事業費用の合計額4億5864万余円を差し引き、経常損失は3億7382万余円となりました。また、これから特別利益4447万余円を差し引き、これに特別損失34万余円を加え、当年度純損失は3億2968万余円となった次第であります。
次に、貸借対照表について御
説明申し上げます。
資産の部といたしましては、固定資産及び流動資産を合わせた資産合計は94億8896万余円となります。負債の部といたしましては、固定負債及び流動負債並びに繰り延べ収益を合わせた負債合計は86億6956万余円となります。資本の部といたしましては、資本金及び剰余金を合わせた資本合計は8億1940万余円となり、負債資本合計は94億8896万余円となった次第であります。
以上が
平成28年度における
青森市民病院の
決算概要であります。
次に、
青森市立浪岡病院の診療状況について御
説明申し上げます。
入院延べ患者数は2万3036人で、前年度に比較し3421人の減、率にして11.3%の減となりました。また、外来延べ患者数は4万3908人で、前年度に比較し1203人の減、率にして2.7%の減となりました。
次に、
青森市立浪岡病院の事業
概要について御
説明申し上げます。
医療機器につきましては、高画質化による診療点数の増と撮影時間の短縮による患者への負担軽減を図るため全身用X線CT装置を更新するなど、医療水準の維持向上に努めてまいりました。
次に、
青森市立浪岡病院の財政状況について御
説明申し上げます。
事業収益につきましては、前年度に比較し3.8%減の11億624万余円となりました。一方、
事業費用は、前年度に比較し3.7%減の12億312万余円となり、この結果、当年度純損失は9687万余円を計上することとなりました。
それでは、この
内容を損益計算書により御
説明申し上げます。
まず、医業収益は8億4946万余円、これに対する医業費用は11億7474万余円、差し引き、医業損失は3億2527万余円となりました。これに医業外収益2億4995万余円を加え、医業外費用2836万余円を差し引き、経常損失は1億369万余円となりました。また、これから特別利益682万余円を差し引き、これに特別損失6千余円を加え、当年度純損失は9687万余円となった次第であります。
次に、貸借対照表について御
説明申し上げます。
資産の部といたしましては、固定資産及び流動資産を合わせた資産合計は8億1143万余円となります。負債の部といたしましては、固定負債及び流動負債並びに繰り延べ収益を合わせた負債合計は14億9121万余円となります。資本の部といたしましては、資本金及び剰余金を合わせた資本合計はマイナス6億7987万余円となり、負債資本合計は8億1143万余円となった次第であります。
以上が
平成28年度における
青森市立浪岡病院の
決算概要であります。
最後に、
青森市病院事業会計全体の
決算概要を御
説明申し上げます。
損益計算書につきまして、
青森市病院事業会計全体の当年度純損失は4億2656万余円となりました。
次に、貸借対照表につきまして、資産の部といたしましては、固定資産及び流動資産を合わせた資産合計は103億40万余円となります。負債の部といたしましては、固定負債及び流動負債並びに繰り延べ収益を合わせた負債合計は101億6078万余円となります。資本の部といたしましては、資本金及び剰余金を合わせた資本合計は1億3961万余円となり、負債資本合計は103億40万余円となった次第であります。
以上が
平成28年度
青森市病院事業会計
決算の
概要でありますが、今後におきましても、
青森市民病院及び
青森市立浪岡病院が相互に連携を図りながら、より一層の経営健全化・効率化に努め、地域の基幹的役割を担う病院としての責務を果たしてまいる所存でありますので、慎重御
審議の上、御
認定を賜りますようお願い申し上げます。
先ほど
青森市立浪岡病院の入院延べ患者数を2万3036人と申し上げましたが、正しくは2万3136人でありますので、謹んでおわびし、訂正させていただきたいと存じます。
先ほど浪岡病院の資本金及び剰余金を合わせた資本合計の額をマイナス6億7987万余円と申し上げましたが、正しくは6億7978万余円でありますので、謹んでおわびし、訂正させていただきたいと存じます。
50
◯議長(
大矢保君) 次に、
平成28年度
青森市水道事業会計剰余金の処分及び同会計
決算並びに
平成28年度
青森市
自動車運送事業会計決算について
説明を求めます。企業局長。
〔企業局長中川覚君
登壇〕
51 ◯企業局長(中川覚君) 本
議会に提案いたしました
平成28年度
青森市水道事業会計剰余金の処分及び同会計
決算並びに
青森市
自動車運送事業会計決算について、その
概要を御
説明申し上げたいと存じます。
初めに、水道事業会計剰余金の処分について御
説明申し上げます。
このことにつきましては、地方公営企業法第32条第2項の規定に基づき、減債積立金を使用して企業債を償還した後に戻し入れた未処分利益剰余金の取り扱いについて、
議会の
議決を要するものであります。このことから、未処分利益剰余金6億8732万余円を資本金へ組み入れようとするため、御提案するものであります。
続きまして、水道事業会計
決算について御
説明申し上げます。
青森市の水道は、近代水道として明治42年に給水を開始して以来、1日も休むことなく、健康で豊かな市民生活や社会経済活動を支えるライフラインとしての役割を果たすため、お客様に、いつでも、どこでも、安全で安心な水道水を安定的に供給できるよう、
職員一丸となり、水づくりに当たってまいりました。その一方で、人口減少社会の到来などにより、水需要が減少傾向にある中で、更新時期を迎えた老朽施設等の更新や、近年頻発する大規模な地震等への備えとしての施設等の耐震化などに多額の費用が必要となるなど、水道事業を取り巻く環境は厳しいものとなっております。
このため、
平成24年3月に、本市水道事業の経営指針として
青森市水道経営プランを策定したところであり、本プランに基づき、将来予測や各事業計画を適時適切に分析、評価し、財政基盤の強化を図るとともに、その基本理念に掲げる真の豊かさをもたらす水環境の実現を図るため、地域社会の福祉の増進と真の豊かさを実現できる良質で快適な生活環境を将来にわたって支え続けられる本市水道システムの構築を目指してまいります。
それでは、
平成28年度の
決算の概況から御
説明申し上げます。
まず、給水状況について御
説明いたします。
平成28年度末の給水人口は28万6777人で、前年度に比較し1.0%減少し、計画給水区域内の普及率は99.8%となりました。年間配水量は前年度に比較し1.1%増の3317万6702立方メートル、そのうち有収水量は前年度に比較し1.0%減の2911万6505立方メートル、また有収率は前年度に比較し1.8ポイント減の87.8%となりました。
次に、工事の概況について御
説明いたします。
平成28年度の建設改良事業では、管路の耐震化及び老朽管の更新等として、延長1万5602メートルの配水管を布設したほか、6カ年計画の5年目となる浅虫送水管耐震化事業では、延長1941メートルの送水管を布設いたしました。また、老朽化した横内浄水場の北系沈澱池を計画的に更新するため、当年度には、場内配管を移設したほか、電線及び信号線を仮設いたしました。
次に、財政状況について御
説明いたします。
事業収益は、水需要の減少に伴い、水道料金収入が減少したことから、前年度に比較し0.8%減の59億2165万余円となりました。一方、
事業費用は、維持修繕費や減価償却費が増加したものの、事業運営の効率化などにより
職員給与費や動力費が減少したことに加え、前年度に計上した減損損失に伴う1億1700万円の特別損失が当年度にはなかったことにより、前年度に比較し1.5%減の51億8227万余円となりました。その結果、7億3938万余円の当年度純利益を計上することとなりました。
それでは、この
内容を損益計算書によって御
説明いたします。
まず、営業収益は56億9163万余円、これに対する営業費用は48億8785万余円となり、差し引き営業利益は8億377万余円となりました。これに営業外収益2億3002万余円を加え、営業外費用2億8719万余円を差し引いた経常利益は7億4660万余円となりました。また、これから特別損失722万余円を差し引いた当年度純利益は7億3938万余円となりました。この当年度純利益の処分につきましては、
青森市公営企業の設置等に関する条例第11条第1項の規定に基づき、減債積立金へ全額積み立てることといたしました。
次に、貸借対照表について御
説明いたします。
資産の部といたしましては、固定資産及び流動資産を合わせた資産合計は548億6304万余円となりました。負債の部といたしましては、固定負債、流動負債及び繰り延べ収益を合わせた負債合計は240億1906万余円となりました。資本の部といたしましては、資本金及び剰余金を合わせた資本合計は308億4397万余円となり、負債資本合計は548億6304万余円となりました。また、剰余金の処分については、先ほど御
説明申し上げましたとおり、減債積立金を使用して企業債を償還した後に戻し入れた未処分利益剰余金6億8732万余円を資本金へ組み入れようとするものであります。
以上が
平成28年度
青森市水道事業会計
決算等の
概要でありますが、今後も、経営の健全化・効率化に一層努め、将来にわたって市民の生命と暮らしを守り、社会経済活動の維持・発展に寄与してまいりたいと考えております。
次に、
自動車運送事業会計決算について御
説明申し上げます。
青森市のバス事業は、大正15年に創業し、東京都に次いで全国で2番目に長い歴史を持つ公営バスであります。この間、市民に最も身近な公共交通機関として、安全で安心して利用できる市民の足としての役割を担ってきたところであり、今後におきましても、高齢化の進展などから、その社会的重要性はますます高まっていくものと考えております。
しかしながら、一方では、マイカーの普及を初めとする交通手段の多様化や人口減少などを要因とする利用者の減少に加え、バス車両を初めとした施設・設備の更新及び維持管理
経費の増大等が見込まれるなど、バス事業を取り巻く環境は依然として厳しい状況が続いております。
このような状況の中、自動車運送事業においては、これまで
青森市総合都市交通戦略の重点戦略として掲げたバス交通に関する戦略を基本として経営改善の取り組みを進めてきたところでありますが、今後は、人口減少、少子・高齢化といった社会状況の変化や公共交通の将来的な動向などを考慮しながら、既存の路線網などにとらわれることなく、真に必要とされる公共交通として、市民の方々に対し将来にわたり安定したバス交通を提供するため、経営改善に取り組んでまいります。
それでは、
平成28年度
決算の概況について御
説明申し上げます。
平成28年度の路線やダイヤ数は、前年度と同様で、新幹線や青い森鉄道など、鉄道との接続を考慮した効率的なダイヤの運行に努めました。また、障害者や高齢者などのバスの乗降に不安を抱える方々が安全、快適にバスを利用できるよう、老朽化したバス車両の更新に合わせ、バリアフリー対応の大型ノンステップバス10両を購入いたしました。輸送実績でありますが、総走行キロ数は、前年度に比較し1万1178.2キロメートル減の389万5280.3キロメートルでしたが、輸送人員は、前年度に比較し7万2702人増の743万4440人となりました。
次に、財政状況について御
説明いたします。
事業収益は、輸送人員は増加したものの、退職給与に係る一般会計からの補助金が減額となったことや、不採算路線を維持するための市からの繰入金である生活路線維持負担金が減少したことなどから、前年度に比較し7428万余円減の24億381万余円となりました。一方、
事業費用は、
職員給与費や減価償却費は増額になったものの、燃料費や外注修繕費が減少したことに加え、前年度に過年度分の引当金を計上しました特別損失が大幅に減少したことにより、前年度に比較し6903万余円減の22億9692万余円となりました。その結果、1億689万余円の当年度純利益を計上することとなりました。
それでは、この
内容を損益計算書によって御
説明いたします。
まず、営業収益は18億9820万余円、これに対する営業費用は22億8005万余円となり、差し引き営業損失は3億8184万余円となりました。これに営業外収益3億6440万余円を加え、営業外費用1524万余円を差し引いた経常損失は3268万余円となりました。また、これに特別利益1億4120万余円を加え、特別損失163万余円を差し引いた当年度純利益は1億689万余円となりました。この結果、前年度繰越欠損金22億8143万余円から当年度純利益を差し引いた
平成28年度末未処理欠損金は21億7454万余円となりました。
次に、貸借対照表について御
説明いたします。
資産の部といたしましては、固定資産及び流動資産を合わせた資産合計は26億1760万余円となりました。負債の部といたしましては、固定負債、流動負債及び繰り延べ収益を合わせた負債合計は33億7826万余円となりました。資本の部といたしましては、資本金及び剰余金を合わせた資本合計はマイナス7億6066万余円となり、負債資本合計は26億1760万余円となりました。なお、
平成28年度の資金不足比率は3.8%となり、前年度に比較し4.4ポイント改善したところであります。
以上が
平成28年度
青森市
自動車運送事業会計決算の
概要でございます。
バス事業につきましては、先ほど申し上げましたとおり、依然として厳しい経営状況が続いておりますが、今後も交通部の使命であります輸送の安全確保を徹底しつつ、安全・安心・快適に利用できる市民の足としての役割を果たしていくため、利用動向などを踏まえた効率的・効果的な路線、ダイヤの編成を行うなど、不断の経営改善に取り組んでまいります。
以上、
平成28年度
青森市水道事業会計剰余金の処分及び同会計
決算並びに
青森市
自動車運送事業会計決算の
概要について御
説明申し上げましたが、慎重御
審議の上、御
議決及び御
認定を賜りますようお願いします。
先ほど水道部のほうですけれども、水道事業会計
決算の
説明中、真の豊かさを実現できる良質で快適な生活環境と申し上げましたが、正しくは真の豊かさを実感できる良質で快適な生活環境でありますので、謹んでおわびし、訂正させていただきたいと存じます。
また、交通部事業のほうで、
平成28年度末未処理欠損金と申し上げましたが、正しくは
平成28年度未処理欠損金でありますので、謹んでおわび申し上げ、訂正させていただきます。
──────────────────────────
日程第34 報告第15号 継続費精算報告について ~
日程第41 報告第22号 専決処分の報告について
日程第42 青市教委総報告第1号
平成29年度
青森市教育
委員会事務の管理及び執行の状況の点検及び
評価報告書
日程第43 青市監報告第175号 定期監査報告 ~
日程第45 青市監報告第177号 例月出納検査報告(企業会計分)
52
◯議長(
大矢保君)
日程第34報告第15号「継続費精算報告について」から
日程第45青市監報告第177号「例月出納検査報告」までの計12件については、配付いたしております報告書のとおり報告がありました。
──────────────────────────
53
◯議長(
大矢保君) 以上で本日の
日程は全部終了いたしました。(「
議事進行」と呼ぶ者あり)
26番小倉尚裕
議員。
54 ◯26番(小倉尚裕君) 先ほど
議会運営委員会で
議会の
議決についてお伺いしたいと、これは
議長のほうには報告はあったんでしょうか。
55
◯議長(
大矢保君) ありました。
26番小倉尚裕
議員。
56 ◯26番(小倉尚裕君) 改めて、
議長の
議会の
議決について、認識を問うものであります。
57
◯議長(
大矢保君) 私は、先ほど奥谷会派代表、渋谷会派代表の2人に、現在熟慮中であり、コメントできる立場にないということを申し上げたとおりでありますので、その考えは今でも変わりません。
26番小倉尚裕
議員。
58 ◯26番(小倉尚裕君)
議会の
議決についての認識ですので、ありましたら、一言お願い申し上げます。
59
◯議長(
大矢保君)
議長の
辞職勧告決議案についてですか。それは、先ほど本
会議で
賛成多数で可決になったということは、私はそれは十分承知しておりますが、そのことについては、やはり
議長たるものは
自分の意思を持ってやらなければいけないので、はっきり言って、熟慮しているということだけは皆さんにそう言っておきますし、また、拘束力はないということだけは皆さんにまたお伝えしておかなければいけないので、やめるやめないは
議長の責任でもって、今はコメントする立場にないということだけは申し添えておきたいと思います。
──────────────────────────
休会について
60
◯議長(
大矢保君) お諮りいたします。
議案熟考のため、9月1日から9月5日までの5日間休会したいと思います。
これに御
異議ありませんか。
〔「
異議なし」と呼ぶ者あり〕
61
◯議長(
大矢保君) 御
異議なしと認めます。よって、9月1日から9月5日までの5日間休会することに決しました。
来る9月6日は午前10時
会議を開きます。
──────────────────────────
散 会
62
◯議長(
大矢保君) 本日はこれにて散会いたします。
午後5時21分散会
TOP▲ ©2005Aomori City Assembly. All Rights Reserved.
青森市議会ホームページ │
青森市ホームページ...