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  1. 青森市議会 2016-03-23
    平成28年第1回定例会(第8号) 本文 2016-03-23


    取得元: 青森市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-04-29
    ▼最初のヒットへ(全 0 ヒット) 1   午前10時開議 ◯議長(大矢保君) これより本日の会議を開きます。  本日の会議は「議事日程第8号」により会議を進めます。           ────────────────────────── 日程第1 議案第79号 青森市平和の日条例の制定について ~ 日程第13 議案第106号 公立大学法人青森公立大学が徴収する料金の上限の定めに係る認可について 2 ◯議長(大矢保君) 日程第1議案第79号「青森市平和の日条例の制定について」から日程第13議案第106号「公立大学法人青森公立大学が徴収する料金の上限の定めに係る認可について」までの計13件を一括議題といたします。  総務企画常任委員長の報告を求めます。17番中村節雄議員。   〔議員中村節雄君登壇〕 3 ◯17番(中村節雄君) おはようございます。(「おはようございます」と呼ぶ者あり)ただいまから総務企画常任委員会の審査の経過と結果について報告いたします。  本委員会は3月8日に開催し、今期定例会において付託されました議案13件について審査いたしました。  初めに、議案第79号「青森市平和の日条例の制定について」でありますが、本案については、全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決しました。  次に、議案第80号「青森市まちづくり基本条例の制定について」及び議案第81号「青森市廃置分合及び境界変更に関する住民投票条例の制定について」の計2件についてでありますが、内容に関連があることから一括議題として審査しましたが、審査の過程において議案第80号に対し修正案が提出されたことから、本修正案についても審査しました。  採決に当たっては、初めに、議案第80号修正案を諮ったところ、起立採決の結果、賛成多数をもって可決すべきものと決し、次に、議案第80号の修正部分を除くその他の部分を諮ったところ、全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決しました。  次に、議案第81号について諮ったところ、起立採決の結果、賛成少数をもって否決すべきものと決しました。  次に、議案第82号「青森市行政不服審査会条例の制定について」及び議案第85号「行政不服審査法及び行政不服審査法の施行に伴う関係法律の整備等に関する法律の施行に伴う関係条例の整備に関する条例の制定について」の計2件についてでありますが、内容に関連があることから一括議題として審査しましたが、両案については、いずれも全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決しました。  次に、議案第84号「地方公務員法及び地方独立行政法人法の一部を改正する法律の施行に伴う関係条例の整備に関する条例の制定について」、議案第89号「青森市事務分掌条例の一部を改正する条例の制定について」、議案第90号「青森市職員定数条例の一部を改正する条例の制定について」、議案第91号「青森市議会議員その他非常勤の職員の公務災害補償等に関する条例の一部を改正する条例の制定について」、議案第92号「青森市財産区特別会計条例の一部を改正する条例の制定について」、議案第100号「財産の取得について(中型バス(議会バス)の購入)」、議案第101号「包括外部監査契約の締結について」及び議案第106号「公立大学法人青森公立大学が徴収する料金の上限の定めに係る認可について」の計8件についてでありますが、各案件については、いずれも全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決しました。  以上が審査の経過と結果でありますが、審査の過程における主なる質疑応答等は、お手元に配付いたしております委員長報告書のとおりであります。  以上をもって本委員会の報告を終わります。 4 ◯議長(大矢保君) ただいまの委員長報告に対する質疑に入ります。
     御質疑ありませんか。   〔「なし」と呼ぶ者あり〕 5 ◯議長(大矢保君) 質疑はないものと認めます。  討論については通告がありませんでした。  これより採決をいたします。  各案件については、委員長報告のとおり決することに御異議ありませんか。   〔「異議なし」「異議あり」と呼ぶ者あり〕 6 ◯議長(大矢保君) 20番村川みどり議員、何号に御異議ありますか。 7 ◯20番(村川みどり君) 議案第80号の修正案に異議があります。また、議案81号を否決とすることに異議があります。 8 ◯議長(大矢保君) まず、ただいまの委員長報告中、議案第80号について御異議がありますので、起立により採決いたします。  本案に対する委員長の報告は修正でありますので、まず委員会の修正案について採決をいたします。  委員会の修正案に賛成の諸君の起立を求めます。   〔賛成者起立〕 9 ◯議長(大矢保君) 起立多数であります。よって、委員会の修正案は可決と決しました。  次に、ただいま修正可決した部分を除く原案について採決をいたします。  修正部分を除くその他の部分については、原案のとおり決することに御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 10 ◯議長(大矢保君) 御異議なしと認めます。よって、修正部分を除く原案は可決といたします。  次に、ただいまの委員長報告中、議案第81号についても御異議がありますので、起立により採決いたします。  本案に対する委員長の報告は否決でありますので、原案について採決をいたします。  議案第81号については、原案のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。   〔賛成者起立〕 11 ◯議長(大矢保君) 起立少数であります。よって、議案第81号については否決されました。  次に、ただいま決定されました案件を除く各案件については、委員長報告のとおり決することに御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 12 ◯議長(大矢保君) 御異議なしと認めます。よって、各案件については委員長報告のとおり決しました。           ────────────────────────── 日程第14 議案第83号 青森市男女共同参画社会の形成の促進に関する条例検討委員会条例の制定に            ついて ~ 日程第18 議案第98号 青森市農業指導センター条例の一部を改正する条例の制定について 日程第19 請願第1号 小・中学校青森ねぶた誌を活用した青森ねぶた教育を取り入れることを求め            る請願(その1) ~ 日程第22 請願第4号 多子世帯における小・中学校給食費負担軽減制度を求める請願 13 ◯議長(大矢保君) 日程第14議案第83号「青森市男女共同参画社会の形成の促進に関する条例検討委員会条例の制定について」から日程第22請願第4号「多子世帯における小・中学校給食費負担軽減制度を求める請願」まで、計9件を一括議題といたします。  文教経済常任委員長の報告を求めます。13番工藤健議員。   〔議員工藤健君登壇〕 14 ◯13番(工藤健君) ただいまから文教経済常任委員会の審査の経過と結果について報告いたします。  本委員会は3月8日に開催し、今期定例会において付託されました議案5件及び請願4件について審査いたしました。  初めに、議案第83号「青森市男女共同参画社会の形成の促進に関する条例検討委員会条例の制定について」、議案第86号「青森市学校施設耐震化基金条例を廃止する条例の制定について」、議案第96号「青森市消費生活条例の一部を改正する条例の制定について」、議案第97号「青森市商工業振興条例の一部を改正する条例の制定について」及び議案第98号「青森市農業指導センター条例の一部を改正する条例の制定について」の計5件についてでありますが、各案件については、いずれも全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決しました。  次に、請願第1号「小・中学校青森ねぶた誌を活用した青森ねぶた教育を取り入れることを求める請願(その1)」及び請願第2号「小・中学校青森ねぶた誌を活用した青森ねぶた教育を取り入れることを求める請願(その2)」の計2件についてでありますが、内容に関連があることから一括議題として審査しましたが、両請願については、いずれも全員異議なく閉会中の継続審査とすべきものと決しました。  次に、請願第3号「小・中学校給食費値上げの中止を求め請願」及び請願第4号「多子世帯における小・中学校給食費負担軽減制度を求める請願」の計2件についてでありますが、内容に関連があることから一括議題として審査しましたが、両請願については、いずれも起立採決の結果、賛成少数をもって不採択とすべきものと決しました。  次に、3月8日の本委員会審査後、閉会中の継続審査とすべきものと決した請願第1号「小・中学校青森ねぶた誌を活用した青森ねぶた教育を取り入れることを求める請願(その1)」及び請願第2号「小・中学校青森ねぶた誌を活用した青森ねぶた教育を取り入れることを求める請願(その2)」の計2件について、請願者が代表を務める団体の活動内容や、請願者が求める具体的事項等が明らかになったと思われるため、両請願を改めて審査したいとの理由による委員会招集請求があったことから、3月18日に開催した本委員会において、両請願を改めて審査いたしました。両請願については、内容に関連があることから一括議題として審査いたしましたが、いずれも起立採決の結果、賛成多数をもって採択すべきものと決しました。  以上が審査の経過と結果でありますが、審査の過程における主なる質疑応答等は、お手元に配付いたしております委員長報告書のとおりであります。  以上をもって本委員会の報告を終わります。 15 ◯議長(大矢保君) ただいまの委員長報告に対する質疑に入ります。  御質疑ありませんか。   〔「なし」と呼ぶ者あり〕 16 ◯議長(大矢保君) 質疑はないものと認めます。  これより討論に入ります。  討論の通告がありますので、順次発言を許します。  14番木戸喜美男議員。   〔議員木戸喜美男君登壇〕 17 ◯14番(木戸喜美男君) おはようございます。(「おはようございます」と呼ぶ者あり)自民清風会木戸喜美男でございます。請願第1号「小・中学校青森ねぶた誌を活用した青森ねぶた教育を取り入れることを求める請願(その1)」及び請願第2号「小・中学校青森ねぶた誌を活用した青森ねぶた教育を取り入れることを求める請願(その2)」に反対の立場から討論いたします。  私も青森に居住する者として、青森ねぶたは郷土の文化、伝統であり、それを継承、発展することは多くの皆さんが当然のことと捉えていることと思います。  今回の請願の趣旨は、平成12年発行の青森ねぶた誌が15年前に市が発行した書物であり、小・中学校の教育に取り入れる、また、教職員の研修資料として活用する内容であります。この青森ねぶた誌は、高度で詳細につづられている書物であるため、この本自体は小・中学校で理解できるには少し難しいと思います。そして、現在、青森市内の小・中学校64校のうち約半数の31校がこの本を所有しておらず、本請願採択後は各学校で郵送もしくは一部をコピーして対応するなど、教育委員会の姿勢にも疑問がございます。そして、請願の趣旨では、一部要約いたしますと、地域、町会ねぶたが盛んだった時代とは異なり、近年ははやし方のなり手も少なく、ハネトの参加者も減少しており、後継者不足が深刻化しているとあります。  青森市発表のねぶたハネト参加推移では、過去5年間で昨年度が一番多くなっており、むしろ、そのことから時間内にねぶたがコースを回り切れないことが問題視されております。また、各町会で熱心に育成に励み、市も補助金を出している現況において、本請願者の趣旨にも疑念があります。本請願を採択することは、今まで一生懸命に地域ねぶたに取り組んできた方々を否定することにもつながると考えます。  さらに、今回の請願への取り扱いについて、文教経済常任委員会にて継続審査で意思決定したにもかかわらず、後日に緊急に再度審査したことに対しても、急ぐ理由も特段に述べず採択となることに対して、今後の常任委員会の意思決定が薄れる懸念を危惧いたします。  ことし8月には青森ねぶた誌増補版の予定がある中、それを活用したほうが全学校に青森ねぶた誌増補版が行き渡り、教育の資料を公平に活用することには何ら異論はございません。新たな青森ねぶた誌増補版の発行を待ってから活用を検討すべきと考え、よって、本請願は不採択とすることを願います。  以上、議員各位の御賛同をお願い申し上げ、私の反対討論といたします。御清聴ありがとうございました。 18 ◯議長(大矢保君) 次に、20番村川みどり議員。   〔議員村川みどり君登壇〕(拍手) 19 ◯20番(村川みどり君) 日本共産党村川みどりです。文教経済常任委員長報告、請願第3号「小・中学校給食費値上げの中止を求める請願」、請願第4号「多子世帯における小・中学校給食費負担軽減制度を求める請願」を不採択とすることに反対の立場から討論を行います。  教育委員会は、小学校給食センター等整備運営事業において、PFI事業により、事業者が設計、建設、維持管理及び運営業務を一貫して実施することにより、事業者独自の創意工夫、専門的知識及び技術的能力が十分に発揮されることにより、効率的かつ効果的な運営が実施できると説明してきました。今定例会一般質問で、私は効率的かつ効果的業務とは何を指すのか具体的に示せと質問したら、1つに、高水準な衛生管理による安心・安全な給食を提供、2つに、専門調理員による徹底したアレルギー対応食を提供、3つに、継続的なエネルギー使用量の削減、4つに、パート人員を活用した運営体制の構築と小・中学校給食センターの運営備品の共有化でコストの削減と答弁しました。つまり、正職員からパートに置きかえたことによって、安上がりな労働力を活用して効率的・効果的運営ができているということだけが明らかにされました。  私がこれまで指摘してきたように、青森市の管理栄養士は民間で雇用されている調理員には直接指示を出すことができません。直接指示を出せば偽装請負になります。そのため、民間委託した管理者に対し、作業指示書をもとに、切り方から味つけ、作業時間まで全て指示を出して学校給食がつくられているため、民間事業者のノウハウや調理に関する効率化を発揮することは不可能だということも明らかになりました。  また、教育委員会は、これまで学校徴収金の軽減にも取り組まず、就学援助制度の拡充も、PTA会費、生徒会費、クラブ活動費も、国がお金を出すから実施してもよいとまで言っているのに、いまだに足を踏み出していません。  さらに、昨年の12月議会で、せめて多子世帯に対する軽減について検討してほしいという私の要望も無視し、就学援助制度があるから問題ないという立場をとっています。しかし、青森市の就学援助制度の準要保護世帯の基準は、生活保護基準の1.2倍までを対象にしています。2013年に行われた全国調査によると、生活保護基準1倍から1.2倍未満の範囲を準要保護世帯の基準にしている自治体が24.2%、1.2倍から1.3倍未満が22.9%、1.3倍から1.5倍未満が42.7%、1.5倍以上が9.6%となっており、とても胸を張って問題ないと言える状況とはなっていません。おくれにおくれているという状況に気がついていないのではないでしょうか。  教育委員会がまずやるべきことは、学校給食費の値上げではありません。まずは、学校徴収金保護者負担の軽減、就学援助制度の拡充を行い、準要保護世帯や多子世帯が対象となるよう配慮することが必要なのではないでしょうか。やるべきことをやらずに子育て真っ最中の保護者に負担を強いることを容認することはできません。  以上申し述べ、請願第3号及び請願第4号を不採択とすることに反対の立場から討論といたします。議員の皆さんの賛同を心からお願い申し上げます。御清聴ありがとうございました。(拍手) 20 ◯議長(大矢保君) これにて討論を終結いたします。  これより採決をいたします。  まず、ただいまの委員長報告中、請願第1号については反対討論がありますので、起立により採決をいたします。  請願第1号については、委員長の報告のとおり採択と決することに賛成の諸君の起立を求めます。   〔賛成者起立〕 21 ◯議長(大矢保君) 起立多数であります。よって、請願第1号については委員長報告のとおり採択と決しました。  次に、ただいまの委員長報告中、請願第2号についても反対討論がありますので、起立により採決をいたします。  請願第2号については、委員長報告のとおり採択と決することに賛成の諸君の起立を求めます。   〔賛成者起立〕 22 ◯議長(大矢保君) 起立多数であります。よって、請願第2号については委員長報告のとおり採択と決しました。  次に、ただいまの委員長報告中、請願第3号についても反対討論がありますので、起立により採決をいたします。  本請願に対する委員長の報告は不採択でありますので、本請願について採決いたします。  請願第3号については、採択と決することに賛成の諸君の起立を求めます。   〔賛成者起立〕 23 ◯議長(大矢保君) 起立少数であります。よって、請願第3号については不採択と決しました。  次に、ただいまの委員長報告中、請願第4号についても反対討論がありますので、起立により採決をいたします。  本請願に対する委員長の報告は不採択でありますので、本請願について採決いたします。  請願第4号については、採択と決することに賛成の諸君の起立を求めます。   〔賛成者起立〕 24 ◯議長(大矢保君) 起立少数であります。よって、請願第4号については不採択と決しました。  次に、ただいま決定されました案件を除く各案件については、委員長報告のとおり決することに御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 25 ◯議長(大矢保君) 御異議なしと認めます。よって、各案件については委員長報告のとおり決しました。           ────────────────────────── 日程第23 議案第88号 青森市建築審査会条例の一部を改正する条例の制定について 日程第24 議案第93号 青森市手数料条例の一部を改正する条例の制定について 26 ◯議長(大矢保君) 日程第23議案第88号「青森市建築審査会条例の一部を改正する条例の制定について」及び日程第24議案第93号「青森市手数料条例の一部を改正する条例の制定について」の計2件を一括議題といたします。  都市建設常任委員長の報告を求めます。5番中田靖人議員。   〔議員中田靖人君登壇〕 27 ◯5番(中田靖人君) ただいまから都市建設常任委員会の審査の経過と結果について報告いたします。  本委員会は3月8日に開催し、今期定例会において付託されました議案2件について審査いたしました。  議案第88号「青森市建築審査会条例の一部を改正する条例の制定について」及び議案第93号「青森市手数料条例の一部を改正する条例の制定について」の計2件についてでありますが、両案については、全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決しました。
     以上が審査の経過と結果でありますが、議案に対する理事者からの説明等については、お手元に配付いたしております委員長報告書のとおりであります。  以上をもって本委員会の報告を終わります。 28 ◯議長(大矢保君) ただいまの委員長報告に対する質疑に入ります。  御質疑ありませんか。   〔「なし」と呼ぶ者あり〕 29 ◯議長(大矢保君) 質疑はないものと認めます。  討論については通告がありませんでした。  これより採決をいたします。  両案については、委員長報告のとおり決することに御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 30 ◯議長(大矢保君) 御異議なしと認めます。よって、両案については委員長報告のとおり決しました。           ────────────────────────── 日程第25 議案第87号 青森市遺児入学祝金等支給条例を廃止する条例の制定について ~ 日程第28 議案第99号 青森市食品衛生法施行条例の一部を改正する条例の制定について 日程第29 諮問第1号 下水道使用料の督促処分に対する審査請求に係る諮問について ~ 日程第40 諮問第12号 下水道使用料の徴収処分に対する審査請求に係る諮問について 31 ◯議長(大矢保君) 日程第25議案第87号「青森市遺児入学祝金等支給条例を廃止する条例の制定について」から日程第40諮問第12号「下水道使用料の徴収処分に対する審査請求に係る諮問について」まで、計16件を一括議題といたします。  民生環境常任委員長の報告を求めます。27番藤原浩平議員。   〔議員藤原浩平君登壇〕 32 ◯27番(藤原浩平君) ただいまから民生環境常任委員会の審査の経過と結果について報告いたします。  本委員会は3月8日に開催し、今期定例会において付託されました議案4件及び諮問12件について審査いたしました。  初めに、議案第87号「青森市遺児入学祝金等支給条例を廃止する条例の制定について」でありますが、本案については、起立採決の結果、賛成多数をもって原案のとおり可決すべきものと決しました。  次に、議案第95号「青森市養護老人ホームの設備及び運営に関する基準を定める条例等の一部を改正する条例の制定について」、議案第94号「青森市指定障害福祉サービスの事業の人員、設備及び運営に関する基準等を定める条例の一部を改正する条例の制定について」及び議案第99号「青森市食品衛生法施行条例の一部を改正する条例の制定について」の計3件についてでありますが、各案件については、いずれも全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決しました。  次に、諮問第1号「下水道使用料の督促処分に対する審査請求に係る諮問について」、諮問第2号「下水道使用料の督促処分に対する審査請求に係る諮問について」、諮問第5号「下水道使用料の督促処分に対する審査請求に係る諮問について」、諮問第6号「下水道使用料の督促処分に対する審査請求に係る諮問について」、諮問第9号「下水道使用料の督促処分に対する審査請求に係る諮問について」、諮問第10号「下水道使用料の督促処分に対する審査請求に係る諮問について」、諮問第3号「下水道使用料の徴収処分に対する審査請求に係る諮問について」、諮問第4号「下水道使用料の徴収処分に対する審査請求に係る諮問について」、諮問第7号「下水道使用料の徴収処分に対する審査請求に係る諮問について」、諮問第8号「下水道使用料の徴収処分に対する審査請求に係る諮問について」、諮問第11号「下水道使用料の徴収処分に対する審査請求に係る諮問について」及び諮問第12号「下水道使用料の徴収処分に対する審査請求に係る諮問について」の計12件についてでありますが、内容に関連があることから一括議題として審査いたしましたが、各諮問については、いずれも全員異議なく、審査請求について棄却すべきであると答申すべきものと決しました。なお、答申書(案)の作成については、正副委員長に一任され、その内容を確認するため再度本委員会を開催することといたしました。  次に、3月16日に開催した本委員会において、さきの本委員会において棄却すべきであると答申すべきものと決した諮問12件に対する答申書(案)について審査いたしました。  諮問第1号「下水道使用料の督促処分に対する審査請求に係る諮問について」、諮問第2号「下水道使用料の督促処分に対する審査請求に係る諮問について」、諮問第5号「下水道使用料の督促処分に対する審査請求に係る諮問について」、諮問第6号「下水道使用料の督促処分に対する審査請求に係る諮問について」、諮問第9号「下水道使用料の督促処分に対する審査請求に係る諮問について」、諮問第10号「下水道使用料の督促処分に対する審査請求に係る諮問について」、諮問第3号「下水道使用料の徴収処分に対する審査請求に係る諮問について」、諮問第4号「下水道使用料の徴収処分に対する審査請求に係る諮問について」、諮問第7号「下水道使用料の徴収処分に対する審査請求に係る諮問について」、諮問第8号「下水道使用料の徴収処分に対する審査請求に係る諮問について」、諮問第11号「下水道使用料の徴収処分に対する審査請求に係る諮問について」及び諮問第12号「下水道使用料の徴収処分に対する審査請求に係る諮問について」の計12件についてでありますが、内容に関連があることから一括議題として審査いたしましたが、各諮問に対する答申書(案)については、いずれも全員異議なく、正副委員長のもとで作成した答申書(案)のとおり答申することに決しました。  以上が審査の経過と結果でありますが、審査の過程における主なる質疑応答等及び諮問に対する答申については、お手元に配付いたしております委員長報告書及び答申書(案)のとおりであります。  以上をもって本委員会の報告を終わります。 33 ◯議長(大矢保君) ただいまの委員長報告に対する質疑に入ります。  御質疑ありませんか。   〔「なし」と呼ぶ者あり〕 34 ◯議長(大矢保君) 質疑ないものと認めます。  討論については通告がありませんでした。  これより採決いたします。  各案件については、委員長報告のとおり決することに御異議ありませんか。   〔「異議なし」「異議あり」と呼ぶ者あり〕 35 ◯議長(大矢保君) 20番村川みどり議員、何号に御異議ありますか。 36 ◯20番(村川みどり君) 議案第87号に異議があります。 37 ◯議長(大矢保君) ただいまの委員長報告中、議案第87号について御異議がありますので、起立により採決いたします。  議案第87号については、委員長報告のとおり可決と決することに賛成の諸君の起立を求めます。   〔賛成者起立〕 38 ◯議長(大矢保君) 起立多数であります。よって、議案第87号については委員長報告のとおり可決と決しました。  次に、ただいま決定されました案件を除く各案件については、委員長報告のとおり決することに御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 39 ◯議長(大矢保君) 御異議なしと認めます。よって、各案件については委員長報告のとおり決しました。           ────────────────────────── 日程第41  議案第13号  専決処分の承認について(平成27年度青森市一般会計補正予算(第6号)) ~ 日程第111 議案第107号 平成28年度青森市一般会計補正予算(第1号) 40 ◯議長(大矢保君) 日程第41議案第13号「専決処分の承認について」から日程第111議案第107号「平成28年度青森市一般会計補正予算」まで、計71件を一括議題といたします。  予算特別委員長の報告を求めます。15番里村誠悦議員。   〔議員里村誠悦君登壇〕 41 ◯15番(里村誠悦君) ただいまから予算特別委員会の審査の経過と結果について報告いたします。  まず3月8日、本会議終了後に開催された予算特別委員会の組織会において委員長及び副委員長の互選が行われたところ、私が委員長に、副委員長に藤田誠委員が選ばれましたので報告いたします。  次に、本委員会は3月10日、3月14日及び3月15日に開催し、今期定例会において付託されました議案第13号「専決処分の承認について」から議案第78号「平成27年度青森市自動車運送事業会計補正予算」まで、議案第102号「平成28年度青森市下水道事業特別会計に収入として繰り入れることについて」から議案第105号「平成27年度青森市駐車場事業特別会計に収入として繰り入れる額の変更について」まで及び議案第107号「平成28年度青森市一般会計補正予算」の計71件を一括議題として審査いたしました。  なお、議案第66号「平成27年度青森市一般会計補正予算」及び議案第14号「平成28年度青森市一般会計予算」に対し、中心市街地再生支援事業、青森駅周辺整備推進事業に係る修正案がそれぞれ提出されたことから、各修正案についても審査いたしました。  また、採決については、初めに、議案第13号「専決処分の承認について」を図ったところ、全員異議なく承認すべきものと決しました。  次に、議案第66号「平成27年度青森市一般会計補正予算」の両修正案について、初めに、中心市街地再生支援事業に係る修正案を諮ったところ、起立採決の結果、賛成多数をもって可決すべきものと決し、次に、青森駅周辺整備推進事業に係る修正案を諮ったところ、起立採決の結果、賛成少数をもって否決と決し、最後に、議案第66号の修正部分を除くその他の部分を諮ったところ、起立採決の結果、賛成多数をもって原案のとおり可決すべきものと決しました。  次に、議案第67号「平成27年度青森市競輪事業特別会計補正予算」から議案第78号「平成27年度青森市自動車運送事業会計補正予算」までの計12件を一括して諮ったところ、議案第67号については、起立採決の結果、賛成多数をもって原案のとおり可決すべきものと決し、議案第67号を除く各案件については、いずれも全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決しました。  次に、議案第105号「平成27年度青森市駐車場事業特別会計に収入として繰り入れる額の変更について」を諮ったところ、全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決しました。  次に、議案第14号「平成28年度青森市一般会計予算」の両修正案について、初めに、中心市街地再生支援事業に係る修正案を諮ったところ、起立採決の結果、賛成多数をもって可決すべきものと決し、次に、青森駅周辺整備推進事業に係る修正案を諮ったところ、起立採決の結果、賛成少数をもって否決と決し、最後に、議案第14号の修正部分を除くその他の部分を諮ったところ、起立採決の結果、賛成多数をもって原案のとおり可決すべきものと決しました。  次に、議案第15号「平成28年度青森市競輪事業特別会計予算」から議案第65号「平成28年度青森市郷山前財産区特別会計予算」までの計51件を一括して諮ったところ、議案第15号については、起立採決の結果、賛成多数をもって原案のとおり可決すべきものと決し、議案第15号を除く各案件については、いずれも全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決しました。  次に、議案第102号「平成28年度青森市下水道事業特別会計に収入として繰り入れることについて」から議案第104号「平成28年度青森市駐車場事業特別会計に収入として繰り入れることについて」までの計3件を一括して諮ったところ、いずれも全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決しました。  最後に、議案第107号「平成28年度青森市一般会計補正予算」を諮ったところ、全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決しました。  以上が審査の経過と結果でありますが、審査の過程における主なる質疑応答等は、お手元に配付いたしております委員長報告書のとおりであります。  以上をもって本委員会の報告を終わります。 42 ◯議長(大矢保君) ただいまの委員長報告に対する質疑に入ります。  御質疑ありませんか。   〔「なし」と呼ぶ者あり〕 43 ◯議長(大矢保君) 質疑ないものと認めます。  これより討論に入ります。  討論の通告がありますので、順次発言を許します。  27番藤原浩平議員。   〔議員藤原浩平君登壇〕(拍手) 44 ◯27番(藤原浩平君) 日本共産党の藤原浩平です。ただいまの予算特別委員長の報告中、議案第14号、議案第15号、議案第66号、議案第67号に反対の立場から討論を行います。  なお、誤解を招かないように申し上げておきますが、予算特別委員会において橋本委員が提案した青森駅前再開発ビル株式会社の経営状況モニタリング経費削除の修正案に日本共産党は賛成しましたが、青森駅周辺整備推進事業費を含む残りの原案に賛成できないので、橋本委員提出の修正案に反対を表明します。  議案第15号、議案第67号、競輪事業特別会計について、日本の成人の4.8%(男性8.8%、女性1.8%)、推計536万人にギャンブル依存症の疑いがあるという厚生労働省研究班の調査結果があります。ギャンブル依存症は、病的賭博のことですが、ギャンブルへの衝動が抑制できず、経済的、社会的、精神的問題が生じているにもかかわらず、やめることができない病気です。世界保健機関は精神疾患として定義しており、世界的にその対策と治療、回復のための社会基盤づくりが課題となっています。このような状況で公営ギャンブルから自治体の収入を得るという時代は終わりにしなければなりません。一定の収入があったとしても精神疾患ですから医療費の増につながり、全体としてデメリットが膨らむもので、競輪事業からの撤退の方向を打ち出すべきだと改めて表明しておきます。  議案第14号、議案第66号、青森駅周辺整備推進事業について、平成24年8月、自由通路、駅舎整備について、JR東日本から提示された事業費と市の西口広場の事業費を合わせて81億7000万円の総事業費について、平成26年12月に行った資材費や人件費の高騰、消費税増税を踏まえた事業費の精査をするための調査設計の結果、平成27年3月に123億6000万円という総事業費に膨れ上がりました。これを受けて、鹿内市長は、2年間かけて実施の時期を判断するとしました。2年の根拠として、平成27年、平成28年で策定することになっている立地適正化計画と連携し、都市施設の中に誘導する都市機能の検討をし、全体の総事業費を把握する必要があること。平成28年3月に開業予定の北海道新幹線開業の状況を見るために、実質1年くらいかかるとして平成28年度の状況を見ることが必要だとしました。平成27年6月にJR東日本から、事業費縮小について市が検討するなら一歩踏み込んで検討することに協力していく。いわゆるバリアフリー法での目標になっている2020年度までに青森駅のバリアフリーの整備を行いたい。自由通路整備等の基本協定について、平成28年度当初の締結に向け、関係者の調整を図ってはどうかとの申し入れがありました。これに対して、市は、事業費縮小に協力をもらえるということを歓迎し、スケジュールも含め、これを受け入れることにしたものです。その結果、ことし2月に出されてきたものは約97億円の事業費であり、自由通路を当初より海側に移動し、駅舎は橋上駅ではなく東側に移した地上駅となり、東側の駅改札口から利用客が各ホームに行くためのJR専用のホーム連絡通路を自由通路とは別につくるなどというもので、市は、平成28年度着工の方針を打ち出しました。  問題点を指摘します。  事業費が123億円から97億円になったこと、市の負担が44億円になったことを最大限評価していますが、当初の81億円から16億円増大し、市の負担が44億円となっていることは重大です。また、昨年の4月の方針では、都市施設に何を誘導するのかを検討し、都市施設も含めた総事業費を把握するとしていましたが、同施設についての中身も事業費も把握することを全くしないで5年先送りするとしてお茶を濁したのは、財政の見通しを持たずに突き進むことになり、認めることはできません。北海道新幹線の開業を前に、開業後の状況を見ると言っていましたが、どこかに行ってしまいました。立地適正化計画と連携しとしていましたが、全くほごにされてしまいました。市は、2年間検討するとの方針を変えたのはなぜかと私が聞いたのに対し、環境が変わったからだと答弁しました。環境が変わったからというのは、論理的破綻を認めたことになるとは思いませんか。筋を通すということをどのように説明するのでしょうか。  財政の問題で言えば、アウガの公共化を打ち出した市長は、アウガに幾らかかるかわからないので市庁舎の建設費を縮小するとして、2月に市庁舎の一部をアウガに入れると言い、3月に入ってそれはやめて、立体駐車場を平面駐車場に変更するとしました。財政が厳しいといいますが、青森駅周辺整備推進事業への市の持ち出しは、さきにも述べましたが、44億円です。44億円といえば相当なものに使えるのではないでしょうか。アウガの土地と床を買い取る費用に充てることも可能ではないでしょうか。庁舎建設を計画どおりに進めながら対応ができるのではないでしょうか。優先順位を考え、今何が最優先で、何を脇に置くかを考えることは当然のことではないでしょうか。昨年4月の2年かけて実施時期を判断するという方針を堅持したほうが、まだ理屈が通っています。  青森市は、何も自由通路と駅舎、西口広場整備を急ぐ必要はありません。急ぐ必要があったのは、JR東日本のほうではありませんか。2020年度までに駅のバリアフリーを整備する必要性があり、青森市が新年度に着工しなければ、自前で整備しなければならなくなります。青森市が自由通路に着手してくれれば、駅舎の移転費や支障物の撤去費などで多額の補償が受けられ、総事業費の数%の負担で駅舎を建てかえ、バリアフリーを実現できるのです。私は、JRの駅をつくるのになぜ青森市が金を出してやる必要があるのか、駅を立て直すのも、バリアフリーを整備するのも、専らJRの担いだと主張してきましたが、駅をつくるために事業をやるのではないと市は反論しています。しかし、市が駅舎や線路をまたいで自由通路をつくることが、結果として格安で駅舎を建てかえることになるのですから、言い方の違いだけです。  123億円の事業費がかかるとされた計画図と97億円の計画図では、人の動き方が変わってしまいます。予算特別委員会でも指摘しましたが、駅の出口は東側しかありません。駅西口はなくなります。東側出口と自由通路はつながっていますが、これまで駅の西側から列車を利用していた方は、ホームとの距離が格段に遠くなります。一番西側にある5番、6番のホームと駅東口までのいわゆる渡り廊下は約60メートルあります。同ホームから直接自由通路西口には出られないので、同ホームから60メートル歩いて東口の改札まで出て、自由通路を通って西口に向かうことになりますと、今のままのほうがずっと便利です。自由通路をつくって、かえって不自由になります。事業費が123億円から26億円安くなったからといって、ゴーサインを出していいのでしょうか。不自由通路をつくることになります。昨年4月の市の方針に照らしても、二転三転し、全く別物になってしまったこの事業を新年度から着工するというのは、余りにも筋が通りません。青森駅周辺整備推進事業は中止するべきだということを強く求めて、反対討論といたします。  お聞きくださいまして、ありがとうございました。(拍手) 45 ◯議長(大矢保君) 次に、2番橋本尚美議員。   〔議員橋本尚美君登壇〕 46 ◯2番(橋本尚美君) 無所属、橋本尚美です。予算特別委員会の委員長報告に賛成の立場で討論します。  今回の予算特別委員会で、私は、平成28年度当初予算案から青森駅前再開発ビル株式会社の経営状況のモニタリング委託業務約600万円を削除する修正案を提出しました。市の当初予算案の提出資料を見ていて、アウガの再生という文字に目がとまり、一体どんな内容なのだろうかと疑問に感じたのがきっかけでした。調べていくうちに、全く知らなかったことがたくさん出てきて、どう考えても納得できない、看過できないと判断し、修正案の提出に至りました。  市は、平成21年度からずっと県外にある株式会社BSMにアウガの経営状況のモニタリング業務を一者随意契約で委託し、年に4回通知を受けています。これまで私たち議員にその情報が提供されてきませんでしたので、BSMという会社の存在も、モニタリングをしていたことにも驚きました。さらには、じきじきに情報をいただいていた株式会社BSMの代表取締役の方は、昨年、青森駅前再開発ビル株式会社が提言を求め、依頼したアウガ再生プロジェクトチームの公認会計士と同一の方だという事実には、驚愕と同時に、市の進め方に対して疑念すら覚えました。また、平成26年度、アウガ経営状況モニタリング業務の包括外部監査の報告書には、一者随意契約の必要性が乏しい、消費税抜き1時間4万円の積算単価は高いという意見のほか、数点の指摘がありましたが、市はこれには従っていません。監査報告への経費と、行政として市民の利益を守るべき責務に背く行為であると私は思います。  市は、血税をかけて行ってきた長年のモニタリングを何にも生かしてこなかったことを考えると、何のためのモニタリングであったのか甚だ疑問です。これまでの長い年月、報告を受けても役立てもしない、情報の提供もしない、包括外部監査の指摘にも従わない、この委託業務は、適切なものとは言えません。来年度予算案にも、これまでと継続して本事業の予算が盛り込まれていますが、これを削除すべきと考えます。議員各位におかれましては、市民の血税の使い方を正すべく、市民の目線での御判断をしていただけますよう、よろしくお願い申し上げます。  続きまして、青森駅周辺整備推進事業に関して、一言私の意見を述べさせていただきます。  多くの方々の御苦労が実ってここまでこぎつけたことを思えば、予算化されたこのチャンスを最大限に生かさねばという思いに駆られました。駅を利用する人、そして駅を利用しない人にも、また、青森駅を訪れた観光客にも、誰しもが愛着を持ち、誇れる駅にしたいのですが、経費を縮小したことによって変更された駅舎の設計は満足できない部分があります。予算の枠の中で改めて練り直し、自信を持って後世に残せる駅にするため、議論の場を持ちたいと考えます。  私は、ここにいる皆さんとは35人学級の仲間のように感じています。青森市をよくしたい、いいものを残したい、市民の暮らしを応援したいという同じ熱意を持って集っている35人学級です。もちろんそれぞれに違う考え、違う価値観を持ち、だからこそ、なべて広く市民に寄り添えると思っています。さらには、市議会は職能の宝庫です。鉄道に詳しい議員。県や国やJR東日本に意見を届けられる議員。土建、土木の仕事に精通している議員。年齢層も幅広く、老若男女そろっています。情報や人的つながりで市民本位の駅舎を提案できたらと思います。皆さんと英知を結集して、思いを束にして、この熱意を関係機関に伝え、私たちの願いを成就させましょう。純粋にみんなで団結しましょう。  ありがとうございました。(拍手) 47 ◯議長(大矢保君) 次に、18番小倉尚裕議員。   〔議員小倉尚裕君登壇〕 48 ◯18番(小倉尚裕君) 18番、新政無所属の会の小倉尚裕でございます。それでは、今回提案がありました議案第14号「平成28年度青森市一般会計予算」及び議案第66号「平成27年度青森市一般会計補正予算」の修正案に反対、同議案原案に賛成、議案第107号「平成28年度青森市一般会計補正予算(第1号)」に賛成の立場から意見を述べさせていただきます。  平成28年度当初予算及び平成27年度補正予算案、並びに平成28年度補正予算案については、本定例会の冒頭並びに本会議3日目の追加提案として、鹿内市長から提案理由の説明があり、また、その内容については、本会議、さらには予算特別委員会の質疑において、市長並びに理事者から子細な説明をいただいたところでございます。本市の財政環境は、市の歳入の根幹である市税収入の大幅な伸びが期待できない一方、医療、介護等の社会保障費の増加を初め、さまざまな財政需要を抱えている状況であります。このような財政環境にあって、平成28年度一般会計当初予算では、予算規模が3年連続で減少となったものの、市債残高については減少に転じ、一般会計、特別会計を含む全会計とも、新市以降後最少となるなど、徐々にではありますが、財政の健全化が図られてきているものと捉えております。  それでは、予算案の中身に目を移し、青森市成長戦略の5つの施策横断テーマに沿って、特徴的な取り組みについて若干意見を申し上げます。  1つ目は、「人口減少・地域経済縮小の克服」プロジェクトでございます。青森市成長戦略では、社会減対策として、県及び東青地域の町村との連携により、首都圏とのテレワーク機能を有するビジネス交流拠点施設「AoMoLink~赤坂~」を開設し、東青地域事業者の首都圏での販売拡大や事業展開を支援するとしております。そしてまた、総務省が支援する地域おこし協力隊は、県内に4市6町で22名の隊員を受け入れております。本市では、現在3名おり、このうち1名が、去る2月に地元浪岡地区の方と入籍をし、県内初の定住に向け、公私ともに大きくかつ着実な一歩を踏み出している状況であります。本市も、支援制度を用意し、今後の対策を整えているところでございます。また、自然減対策として、中学生医療費無料化制度を継続するほか、アウガ内にまちなか保健室を設置いたしました。3月12日から3月21日の10日間で延べ1057人、1日100名を超える利用者がありました。市民が気軽に健康チェックや健康相談ができ、また、地域づくりリーダーやサポーターの活動拠点となる場として今後も期待されるものであります。県内でも人口減少数の最も多いのが本市であります。今回提案のありました人口減少・地域経済縮小の克服に向け、総合的な対策は本市の将来に大きな影響を与える喫緊の課題であり、高く評価はいたしますが、多額の財政負担を伴いますことから、その成果を随時検証しながら、効果的、効率的な取り組みをお願いするものでございます。  次に、2つ目のプロジェクトであります「国内外とつながる」プロジェクトであります。交通の要衝にふさわしい機能の発揮に向け、港湾、空港の国際化の推進を図るほか、広域交通ネットワークの充実、連携強化や二次交通の充実を図るものであります。また、いよいよ3日後と迫った北海道新幹線開業効果の獲得に向け、新幹線を初め航空、港など、本市の充実した交通ネットワーク機能を活用し、函館市を初めとする道南地域との交流、連携、強化による青函交流の形成を図るとともに、国の地方創生でも評価の高い東北六魂祭への支援を契機とした、東京23区や本市が生んだ世界的な板画家棟方志功のゆかりの都市であるさまざまな都市との交流を初め、ねぶたを通じた交流など、国内外のさまざまな都市と多様な交流を推進するものと、活性化が図れることを期待いたします。
     次に、3つ目のプロジェクトである「食でいきいき」プロジェクトについては、漁業協同組合などの関係団体と連携し、青森ナマコの販売戦略の構築や、新たな関連商品の開発、青森ナマコの消費拡大と販路拡大を図るとともに、あおもり産品販売促進協議会を中心とした関係者との連携協力により、あおもりカシスなど、あおもり産品の消費拡大、地産地消の推進、域外への販売促進を図るとしております。平成27年度、青森県のリンゴ販売額が16年ぶりに1000億円を突破いたしました。本年度も安定した価格で販売されております。本市も台湾へのリンゴ輸出は、ガス冷蔵庫を活用し、好調であります。品質確保のため、県との共同の基盤整備事業や防風ネット張りかえの新規事業など、新たな支援策にも期待が大きいものであります。本市が有する多彩で豊富な食資源を最大限に活用し、「食のまち・青森市」のブランド力向上とさまざまな基盤整備と販売戦略で付加価値の高い品質を目指している取り組みを高く評価するものであります。また、本県の食材を、民間と協力し、国内だけではなく海外へも発信をしている弘前大学食料科学研究所とさらに連携を深めていただきたいと思うものであります。  4つ目は、「緑を守り引継ぐ」プロジェクトについてであります。市民の環境保全意識を高めるきっかけづくりとして、むつ湾週間を設定し、記念フォーラムなどの開催や環境保全活動支援などを行っています。再生可能エネルギー導入の推進に向け、弘前大学北日本新エネルギー研究所との連携により、温泉熱を活用したバイナリー発電の実用化に向け、調査を実施するものとなっております。また、市民、事業者、行政などの連携でA-FACTORY隣のベイエリアを干潟にするなど、親水事業も期待されるところであります。このような青い海、青い森に象徴される豊かで美しい自然環境を身近に体験でき、次世代に確実に引き継ぐ取り組みに強く期待するものであります。  最後に、5つ目のプロジェクトである「雪との共生」プロジェクトについては、あおもり灯りと紙のページェント、全国高等学校カーリング選手権大会など、各種冬季イベントの実施が挙げられております。雪を観光資源として最大限に活用するため、観光客の多様なニーズに応じた冬季における観光メニューの充実を進めていただくとともに、市民が気軽にウインタースポーツに親しむことのできる機会の充実を要望するものであります。  以上が平成28年度における主な取り組みへの意見でございますが、本定例会の議論の中心は、やはりアウガ再生に向けた取り組みと青森駅周辺整備推進事業、庁舎整備事業についてであります。  青森駅周辺整備推進事業については、JR東日本、県との協議が整い、概算97億3000万円で事業着手決定し、平成32年度併用を目指すとしております自由通路、駅舎、西口広場交通ターミナルの整備により、西口の新たなまちづくり、そして東口の交通混雑解消が期待されるものであります。  アウガ再生については、アウガの土地及び床を市が取得することにより公共化を目指すとしております。庁舎整備事業については、アウガ再生に向けた今後の財政需要を踏まえ、新庁舎の事業費の圧縮を図るとの方向性が示されました。庁舎建設は、現在の庁舎は耐震性に問題があり、崩壊する危険性と災害時に防災対策本部の役割を担うことができないことから始まりました。東日本大震災の経験から、国は防災対策本部の重要性を重視し、合併特例債の5年間の延長を決定しました。  庁舎建設基金の積み立てをしてこなかった本市は、当時32億円の合併特例債を財源とする庁舎建設計画を組みました。93億円の事業費の30%以上が合併特例債で占められております。合併特例債がなければ成り立たない事業であります。市は、浪岡自治区地域協議会から庁舎整備の了解をもらい、2度市町村建設計画の変更を行いました。そして、現在の災害対策本部の機能として、災害時の指揮命令、情報発信や分散化問題を解消するとして、現在の庁舎整備事業がつくられました。将来の人口減社会も見据え、15年後には50億円で予定されている第2期工事も、現在の庁舎で賄うことも可能な計画であります。また、弘前大学との協定書にある北日本新エネルギー研究所、食料科学研究所の柳川庁舎移転を早期に進め、本来の弘前大学青森キャンパスを実現させるべきであります。  庁舎建設の一番の問題はスケジュールであります。庁舎建設を合併特例債の使用期限である平成32年3月には完成させなければならない。庁舎建設の本質を忘れてはいけないものであります。  今回、アウガ再生に向けた財源として、新庁舎の事業費の圧縮を図るとの方向性が示されました。駐車場を立体から平面にし、9億7000万円削減するとしました。財源を確保したいという気持ちは理解できますが、平面の駐車状況、公用車の配置など、今後説明を聞いてまいりたいと思います。青森駅周辺整備推進事業は事業着手が決定、庁舎整備事業は実施設計を行っている、この2つの事業は決定しているとし、アウガ再生に集中すべきであります。市は、これまでアウガに約216億円を支出しております。改革には当然痛みが伴うことも予想されます。公共化を目指すのは賛成でありますが、今後の推移を見守っていきたいと思います。  なお、今回の予算特別委員会の中でアウガ再生に向けた取り組みに関して、青森駅前再開発ビル株式会社に対する経営状況、モニタリング業務に係る経費を削除する修正案が提出されました。本業務は、青森駅再開発ビル株式会社の経営状況について、検証、分析、課題抽出などモニタリングを行い、市に通知するものであり、適切な債権の保全を目的としているものであります。予算修正の理由として3点、随意契約の必要性の乏しさ、消費税抜き1時間4万円の積算単価の高さに対する市の考え方への疑義、また、モニタリングそのものに対する不信感などであります。しかしながら、そもそもこのモニタリングは、市が有する債権約23億8000万円をできる限り劣化させないようにするための予算、すなわち債権を保全するための予算であります。確かに市ではアウガの公共化を目指すことを打ち出したものの、公共化するに当たっては、これから土地、床の不動産鑑定を行い、その鑑定結果に基づき、地権者との取得の交渉に加え、今後、市民また議会と、アウガ内にどのような機能を付加するべきなのか具体的な議論をしていかなければなりません。  このような状況では、やはり今すぐに公共化というのは時間的になかなか難しいのは誰の目から見てもわかることであり、言いかえれば、公共化を実現するまでの間は市民の債権をできる限り保全するためにこのモニタリングは必要であると私は判断するものであります。  よって、今回の修正案には反対するものであります。申すまでもなく、アウガ再生への取り組みや青森駅周辺整備、市役所庁舎整備を初め、人口減少・地域経済縮小の克服を目指す重点プロジェクトなど、さまざまな行政課題に対応するためには、多額の財政負担を伴ってまいります。そのためにも、今回策定した青森市行財政改革プランに掲げる取り組みや経費節減、収入確保の取り組みなど、確実に実施し、青森市財政プラン2016に掲げるよう、市民サービスに可能な限り影響は及ぼさず、かつ、持続可能な財政運営を行うことで活力ある本市を維持し、青森市民が安全・安心にこの町で暮らし続けることができるよう、より一層邁進していただくことを要望し、私の賛成、一部反対の討論とさせていただきます。御清聴ありがとうございました。(拍手) 49 ◯議長(大矢保君) 次に、5番中田靖人議員。   〔議員中田靖人君登壇〕 50 ◯5番(中田靖人君) 自民清風会、中田靖人です。議案第107号「平成28年度青森市一般会計補正予算」について、賛成の立場で討論を行います。  この予算は、アウガ再生に向けた第一歩である適正な不動産評価額を出すための鑑定費用であります。鹿内市長は、2月15日、青森駅前再開発ビル株式会社の代表取締役会長を突然辞任しました。また、同日開かれた議員説明会において、アウガを商業施設として再生させることは困難であるとし、本市の厳しい財政状況、アウガ再生に向けた今後の財政需要を踏まえ、市役所庁舎の一部を導入し、新庁舎の規模の圧縮を図ると方針案において発表しました。また、債権放棄についても言及しており、回収できない場合は放棄することも検討するとしています。それから3週間後の3月8日、市長は、不退転の決意であったはずの庁舎移転を翻します。立体駐車場の建設を取りやめることで事業費の削減ができるので、市役所庁舎の一部移転を取りやめると発表します。わずか3週間の間に何があったのか、私は知る由もありませんが、厳しい財政需要を認識するのであれば、なぜ新庁舎に手をつけないのか。不可解なことばかりが起きた今定例会でありますが、アウガ再生の猶予は残り少なく、一刻も早い再生へ向けてスタートを切らなくてはなりません。  アウガを管理運営する青森駅前再開発ビル株式会社は、鹿内市長の経営判断ミスにより、7年もの間抜本対策がなされることなく、問題の先送りをし続けた結果、土地、床を市が取得するという行財政改革とは真逆の方針を打ち出さざるを得なくなりました。また、今のままではファシリティーマネジメントの整合性が全くとれない、公共サービスがアウガに入ってしまう、そういう事態となっております。鹿内市長の場当たり的でその場しのぎの市政運営は今に始まったことではありませんが、アウガの運営を今後どうしていくのかは、後世に禍根を残すことのないようにしなくてはなりません。また、現在も、アウガの中ではテナントは日々経営をしています。この方々のためにも、市は誠意ある対応を継続して、していかなくてはなりません。そのことを強く要望して、私からの賛成討論といたします。御清聴ありがとうございました。(拍手) 51 ◯議長(大矢保君) 次に、33番赤木長義議員。   〔議員赤木長義君登壇〕 52 ◯33番(赤木長義君) 33番、公明党の赤木長義でございます。今定例会に提案されました議案第14号「平成28年度青森市一般会計予算」、議案第66号「平成27年度青森市一般会計補正予算(第8号)」の各修正案及び議案第107号「平成28年度青森市一般会計補正予算(第1号)」について、その委員長報告に対して賛成の立場から、その所見を述べます。  3月15日に行われた平成28年第1回青森市議会予算特別委員会において、橋本尚美委員から、市が提案された議案第14号「平成28年度青森市一般会計予算」及び議案第66号「平成27年度青森市一般会計補正予算(第8号)」の修正案が提出されました。また、同じく、藤原浩平委員から、市が提案された議案第14号「平成28年度青森市一般会計予算」及び議案第66号「平成27年度青森市一般会計補正予算(第8号)」の修正案が提出されました。  橋本委員の提案内容は、青森市が青森駅前再開発ビル株式会社に対する債権保全のため、民間企業に委託する同社の経営状況のモニタリング業務に係る費用を削除する修正案でした。修正案は、中村美津緒委員、丸野達夫委員、中村節雄委員、小倉尚裕委員、奈良岡隆委員が反対しましたが、残りの予算特別委員会の委員は全てが賛成をし、修正案が可決されました。青森駅前再開発ビル株式会社の経営状況をモニタリングする内容は、アウガの資産を市が管理保全していく上では、今までは大切な業務として認識をいたします。しかし、青森駅前再開発ビル株式会社は、今後、減損会計処理を行うことで債務超過になる可能性が否定できないだけではなく、資金面では、2月末における現預金残高が営業保証金残高を下回るなど、会社の存続が非常に厳しい状況にあります。また、議案第107号「平成28年度青森市一般会計補正予算(第1号)」により、市がアウガの資産を不動産鑑定する費用を提案していることから、見方によっては血税の二重投資となるため、修正案は理にかなったものと認識いたします。  次に、藤原委員の提案内容は、平成27年3月議会で共産党を含む全会派が賛成した平成27年度青森市一般会計予算から繰り越した青森駅周辺整備推進事業に係る基本設計料9101万5000円、駅舎建物調査費2347万円、不動産鑑定料286万6000円、合計1億1735万1000円を削除するものと、平成28年度青森市一般会計予算から、有識者会議開催費用及びJR東日本等との協議に係る旅費である74万3000円を削除するものでございます。市は、昨年、青森駅周辺整備推進事業を断念しようとしましたが、青森市議会や市民要望を鑑み、今回、事業費を圧縮させ、提案をしてまいりました。その経緯を踏まえるならば、また、アウガ、青森駅、青森市役所の整備をするための財政的側面を考慮し、一体として検討する必要下において、一旦立ちどまる可能性はあるのかもしれませんが、反対する理由にはなりません。今後は、地域住民の意見や有識者会議での意見、青森市議会の意見をどう反映していくかが大切になるのではないかと思います。また、平成28年度青森市一般会計予算から有識者会議開催費用及びJR等との協議に係る旅費を削除することは、市民を含めた対話を拒否することになります。日本共産党会派が市民との対話を拒否することは自由ですが、私は一議員としてそのような対応を認めることはできません。したがって、修正案否決は理にかないます。  今回の青森市議会第1回定例会では、整合性のない発言や御都合主義的な事象がまかり通るように感じたのは私1人でしょうか。御都合主義や整合性のとれない対応は、日本を北朝鮮のような政治体制にしようとしているやからがやることであると私は認識をしていました。御都合主義は、過去において、戦後の日本国憲法の制定前、ある政党に所属していた国会議員は、憲法9条はとんでもない、自衛権は国の当然の権利だとして日本国憲法の制定に激しく反対しましたが、現在、その政党は、護憲を貫いた唯一の政党であると自画自賛をしていることを確認できます。また、最近では、トマ・ピケティの著作が話題になると、すぐに、我々の主張どおり格差が問題だと、ピケティの主張と自分たちの主張が同じだと強弁しました。しかし、ピケティが、日本はインフレ指向すべきでアベノミクスは正しいと明言すると、あれだけ持ち上げていたピケティを全く持ち上げなくなりなりました。まさに、ある政党の常套手段である、単なる御都合主義です。憲法のような大事なことさえ矛盾した言動を続けている政党にとっては、日常生活において矛盾した言動や整合性が合わなくても、またデマチラシをまいても、何の罪悪感もないのかもしれません。  鹿内市長、今、私はあなたが大好きなある政党の手法を論じましたが、今の青森市は、まさにこのような状況ではないでしょうか。一部の議員を除いては、あなたの整合性に欠けた発言にあきれ果てています。厳しい財政事情だと言いながら、自分の好きなイベントにお金を費やし、今いる目の前の人たちが喜ぶ事業を優先させ、将来を考えての事業における選択と集中を全くすることなく、あわせて、スクラップ・アンド・ビルドを行うことをせず、将来を担う子どもたちに負担を押しつけています。また、アウガ、青森駅、青森市役所の整備を、財政的側面を踏まえて一体化して考えていく必要性がある中で、大渋滞が想定できるのに、立体駐車場をやめてまでも現在地に93億円もする10階建ての庁舎建設に固執しています。本来なら、アウガの床面積、青森駅周辺整備推進事業における都市機能の床面積、10階建て庁舎における床面積を公共施設等再配置計画、いわゆるファシリティーマネジメントの手法で検討し、財政的な効果及び効率性、有効性を含めて進めていく必要があるのではないでしょうか。また、中心市街地を面として捉えず、アウガ、駅という1つの点で捉え、その場しのぎのにぎわいという言葉、そして公共化という言葉を巧みに使い、不誠実な対応ではぐらかしていると言われても仕方がないのではありませんか。このような理屈が通らないところは、青森駅前再開発ビル株式会社の代表取締役会長になりながら、佐々木社長に責任を押しつけてはしごを外し、会長をやめる手法と全く同じです。  加えて、予算特別委員会のやりとりで、加賀谷副市長がある委員から、県や国の公共機関をアウガの公共化したところに入れるべきだとの問いに対し、国、県の行政機関を入れることを積極的に検討する旨の答弁をしています。このことは、市長の女房役であり、事務方のトップである加賀谷副市長が、青森市が取り組んでいる公共施設等再配置計画の手法を全く理解していないということが明らかになったものです。市長、加賀谷副市長の勉強不足を露呈させたとしか言いようがありません。このようなことだから、青森市がおかしな方向に進むのだと思います。これ以上青森市を混乱させないでください。これ以上青森市を壊さないでください。  同じく、予算特別委員会で、ある議員が、佐々木副市長の議会に対する説明が整合性に欠ける説明をしてきたともとれる発言をしておりましたが、その際、市長は、声を出して笑うだけで何の対応もしようとはしていませんでした。そのときの佐々木副市長の心中は穏やかではなかったと思いますが、一言も発言せず、大人の対応であると思いました。市長、あなたは、さまざまな本会議や委員会で、自分のことを指摘されるとすぐに過剰に反応し、質問されていないことに対しても議場で発言をしますが、部下に対する指摘はどうでもよいのですか。やはり市長は部下を使い捨ての道具としか思っていないのではありませんか。人間、いざというとき、本音が出るものです。市長の部下に対する思いをかいま見る出来事でした。そして、人間を道具にとしか考えない手法は、ある独善的な政党と全く一緒であることもつけ加えておきます。  最後に、議案第107号「平成28年度青森市一般会計補正予算(第1号)」について述べます。  この内容は、アウガという地下1階から9階までの土地や建物を不動産鑑定評価してもらう費用の予算です。不動産鑑定評価を行うことによって、区分所有者の資産の金額が明らかになるものですが、市が青森駅前再開発ビル株式会社、金融機関及び地権者から買い取る金額を適正にはじき出すものでもあります。先日示されたアウガ再生プロジェクトチームの提言では、鑑定評価を約16億円と示されました。仮にビルの資産評価が16億円だった場合、抵当権の順位で債権を充当した場合、第1位と第2位の抵当権である金融機関譲渡債権17億5433万6000円と金融機関所有の債権の5億8507万6000円を合わせると23億3941万2000円となり、ビルの資産評価より債権のほうが7億3941万2000円超過しますので、市長が決断した2億円が債権放棄の対象となる可能性が十分にあることが一般質問で明らかになりました。  市は、青森駅前再開発ビル株式会社に対して63.7%の株を保有する筆頭株主でもあります。市が筆頭株主であるということは、当然、市民が筆頭株主ということになります。したがって、市民にとって一番負担の少ない方法でアウガの問題を解決していく必要性があります。この鑑定評価は、市長が、みずからが決断した2億円の融資に対して全額回収できない場合、どのような責任のとり方をするのか、市民や議会に示すための必要条件です。したがって、予算案には賛成しなければなりません。  また、市長が筆頭株主として青森市民にとって一番負担の少ない対応をするために必要な現実的な青森駅前再開発ビル株式会社の倒産という手法を議会や市民に示すことが大事になります。そして、このことが、市長が、みずからが決断した2億円の融資に対して全額回収できない場合、どのような責任のとり方をするのかを市民や議会に示すための十分条件です。そして、市長が、みずからが決断した2億円の融資が青森市に戻らないことが確定した場合、市長、あなたは潔く市民から貸し与えられた市長の椅子から退場することが正しい責任のとり方であることも申し述べておきます。  以上申し述べ、議案第14号「平成28年度青森市一般会計予算」、議案第66号「平成27年度青森市一般会計補正予算(第8号)」の修正案及び議案第107号「平成28年度青森市一般会計補正予算(第1号)」について、委員長報告に対する賛成の討論といたします。御清聴まことにありがとうございました。(拍手) 53 ◯議長(大矢保君) これにて討論を終結いたします。  これより採決をいたします。  まず、ただいまの委員長報告中、議案第14号については反対討論がありますので、起立により採決をいたします。  本案に対する委員長の報告は修正でありますので、まず委員会の修正案について採決をいたします。  委員会の修正案に賛成の諸君の起立を求めます。   〔賛成者起立〕 54 ◯議長(大矢保君) 起立多数であります。よって、委員会の修正案は可決と決しました。  次に、ただいま修正可決した部分を除く原案について採決をいたします。  修正部分を除くその他の部分についても反対討論がありますので、起立により採決をいたします。  修正部分を除くその他の部分については、原案のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。   〔賛成者起立〕 55 ◯議長(大矢保君) 起立多数であります。よって、修正部分を除く原案は可決と決しました。 56 ◯議長(大矢保君) お諮りいたします。  ただいま議案第14号が修正可決されましたが、この結果、条項、字句、数字その他の整理を要するものにつきましては、会議規則第43条の規定により、その整理を議長に委任されたいと思いますが、これに御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 57 ◯議長(大矢保君) 御異議なしと認めます。よって、条項、字句、数字その他の整理は議長に委任することに決定いたしました。  次に、ただいまの委員長報告中、議案第15号についても反対討論がありますので、起立により採決をいたします。  議案第15号については、委員長報告のとおり可決と決することに賛成の諸君の起立を求めます。   〔賛成者起立〕 58 ◯議長(大矢保君) 起立多数であります。よって、議案第15号については委員長報告のとおり可決と決しました。  次に、ただいまの委員長報告中、議案第66号についても反対討論がありますので、起立により採決をいたします。  本案に対する委員長の報告は修正でありますので、まず委員会の修正案について採決をいたします。  委員会の修正案に賛成の諸君の起立を求めます。   〔賛成者起立〕 59 ◯議長(大矢保君) 起立多数であります。よって、委員会の修正案は可決と決しました。  次に、ただいま修正可決した部分を除く原案について採決をいたします。  修正部分を除くその他の部分についても反対討論がありますので、起立により採決をいたします。  修正部分を除くその他の部分については、原案のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。   〔賛成者起立〕 60 ◯議長(大矢保君) 起立多数であります。よって、修正部分を除く原案は可決と決しました。  次に、ただいまの委員長報告中、議案第67号についても反対討論がありますので、起立により採決をいたします。  議案第67号については、委員長報告のとおり可決と決することに賛成の諸君の起立を求めます。   〔賛成者起立〕 61 ◯議長(大矢保君) 起立多数であります。よって、議案第67号については委員長報告のとおり可決と決しました。  次に、ただいま決定されました案件を除く各案件については、委員長報告のとおり決することに御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 62 ◯議長(大矢保君) 御異議なしと認めます。よって、各案件については委員長報告のとおり決しました。  ただいま6番舘山善也議員ほか2名から、議員提出議案第9号「議案第14号『平成28年度青森市一般会計予算』及び議案第66号『平成27年度青森市一般会計補正予算(第8号)』に対する附帯決議」が提出されました。  本附帯決議の取り扱いについて、議会運営委員会において協議をしていただくため、この際、暫時休憩いたします。   午前11時45分休憩           ──────────────────────────   午後1時40分開議 63 ◯議長(大矢保君) 休憩前に引き続き会議を開きます。  お手元に配付のとおり議員提出議案第9号「議案第14号『平成28年度青森市一般会計予算』及び議案第66号『平成27年度青森市一般会計補正予算(第8号)』に対する附帯決議」が提出されました。 64 ◯議長(大矢保君) お諮りいたします。  この際、本案を日程に追加し、議題としたいと思いますが、これに御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 65 ◯議長(大矢保君) 御異議なしと認めます。よって、この際、本案を日程に追加し議題とすることに決しました。           ────────────────────────── 日程追加 議員提出議案第9号 議案第14号「平成28年度青森市一般会計予算」及び議案第66号「平成                27年度青森市一般会計補正予算(第8号)」に対する附帯決議 66 ◯議長(大矢保君) 議員提出議案第9号「議案第14号『平成28年度青森市一般会計予算』及び議案第66号『平成27年度青森市一般会計補正予算(第8号)』に対する附帯決議」を議題といたします。  提案理由の説明を求めます。  6番舘山善也議員。   〔議員舘山善也君登壇〕 67 ◯6番(舘山善也君) 自民清風会、舘山善也です。議員提出議案第9号「議案第14号『平成28年度青森市一般会計予算』及び議案第66号『平成27年度青森市一般会計補正予算(第8号)』に対する附帯決議」について提案理由の説明をさせていただきます。  実施判断が先送りにされてきました青森駅周辺整備推進事業については、ようやく新年度から半橋上駅舎、東西自由通路、西口駅前広場の整備に着手することとなりました。今回、JR東日本側などとの協議により、事業費は、当初の123億6000万円から約26億円の圧縮となり、97億3000万円となりました。市の負担額は44億3000万円で、4年後の供用開始となっております。今回の予算案の議決を受け、速やかに市はJR東日本、県との協議を踏まえて基本協定を締結し、2016年度から設計に着手する流れとなるようですが、都市サービス施設については駅舎の解体などを行う5年間の検討期間の中で判断すると市長の御答弁がございました。青森駅周辺整備推進事業が推進することは大変喜ばしいことであります。しかし今回の事業内容を見ると、自由通路の変更や駅舎部分の変更等の前提があり、利便性という部分では大きな不安が残る内容であります。このことから、今後この事業を進めるに当たり、以下、4点の事項を踏まえ、JR東日本と基本協定を結ぶことを強く求めます。  1、青森駅周辺住民への説明会を速やかに開催し、その意見を反映するよう努めること。  2、本事業を広く市民に広報し、その意見を聴取すること。  3、有識者との議論の場を持ち、その意見を尊重すること。  4、議会からの意見を反映すること。  以上、決議するものを申し述べ、提案理由の説明といたします。どうぞよろしくお願いいたします。 68 ◯議長(大矢保君) これより質疑に入ります。  質疑の通告がありますので、発言を許します。  27番藤原浩平議員。 69 ◯27番(藤原浩平君) 質疑を行います。提案理由の説明ということで耳を傾けておりましたが、この配付された附帯決議の中身をただ読んだだけになっていました。それでは聞いていきます。  1つは、この決議案の文言の中に、利便性という部分では大きな不安が残るとありますが、具体的にどのようなことを念頭にこれを書かれたのか御答弁をいただきたい。  それから、1から4までの項目の中にあるそれぞれ、例えば1の青森駅周辺住民への住民説明会を速やかに開催し、その意見を反映するよう努めること。2でも、本事案を広く市民に広報し、その意見を聴取すること。3、有識者との議論の場を持ち、その意見を尊重する。4、議会からの意見を反映するとありますが、この意見とは何か。つまり、利便性に係る意見のことを言っているのか、それとも一般的な事業全体に対しての意見のことを指しているのか、どちらなのかお答えください。
     それから、3つ目に、4点の事項を踏まえてJR東日本と基本協定を結ぶことを強く求めるものであるとありますが、そもそも自由通路に係る基本協定とはどのような内容のものと考えているのか、答弁を求めます。  また、今の点とも関連あるんですけれども、一番最後のところ、以下の4点の事項を踏まえてJR東日本と基本協定を結ぶことを強く求めるとありますが、基本協定を結ぶ相手に青森県もあったはずですが、これが記述されていません。意図的に抜いたのか、なぜ書かれていないのか、お答えください。決議としても不備だと思いますが、どう考えるかお答えください。  最初の質問は以上です。 70 ◯議長(大矢保君) 答弁を求めます。5番中田靖人議員。 71 ◯5番(中田靖人君) ただいまの質問に順次答えていきたいと思います。  まず1点目、利便性には大きな不安が残るというところについては、当初の計画からすると、東西自由通路となっておりますが、青森駅の西口から入ってくる方にしてみると、東口まで1回出て、そこから入ってくるという点については、やはり利便性は下がったと言わざるを得ないというところでの不安が残るということであります。  2つ目、意見反映というところでございます。これが利便性に対する意見反映なのか、それとも事業全体に対しての意見反映なのかということでございますが、これは例えば周辺住民であったりとか、それから広く市民に広報していく。また、今後3月30日に青森駅を中心としたまちづくり有識者会議が開催されるようでありますけれども、そういったものの中で出てくる意見というのは、この利便性云々にかかわらず広くさまざまな意見が出てくると思いますので、ある意味、事業全般に対する意見であると言えると思います。  それから、4点の事項の基本協定、自由通路に係ってとありますが、この4点の事項を踏まえての自由通路に係る基本協定とは、そもそも基本協定というものは、その名のとおり、基本的なところでのスタートでJR東日本と青森市とがまず結んでいくという基本協定でございます。  最後、基本協定を結ぶ相手に県というのもあるのではないかと質問がございましたけれども、県との協議を踏まえてということで附帯決議の中にもうたわれておりますので、問題はございません。  補足することがあれば、何かございますでしょうか。いいですか。  以上です。 72 ◯議長(大矢保君) 27番藤原浩平議員。 73 ◯27番(藤原浩平君) 利便性ということで言えば、青森駅が西口から来る人は東口まで行かなければならないので利便性が下がったというふうなお答えでしたけれども、そうすると、これは不便さを解消することが目的の附帯決議ということになるんですか。(「はい」と呼ぶ者あり)いやいや、待って。まだまだあります。そうとはなかなか読み取れないんですよね。それから、さっきの答弁では、一般的なさまざまな意見を踏まえてということになるわけですけれども、どのような基本協定を結ぶということにどのような意味があるのか、その程度のことで附帯決議というほどのものでもないのではないかと思いますが、お考えをお聞きします。  それから、参考までに理事者である都市整備部長にお尋ねしますが、自由通路に係る基本協定というものは、何について、どういう内容で結ぶのか、その中身について教えていただきたいと思います。  提案者に、もう1点お聞きしますけれども、一番最初に言いましたけれども、不便さを改善させる決議にはなっていない。利便性に不安が残るとしながら、一般的な意見を聞くということにどういうつながりがあるのかお答えをいただきたいと思います。 74 ◯議長(大矢保君) 答弁を求めます。5番中田靖人議員。 75 ◯5番(中田靖人君) 利便性が下がるので、その不便さを解消するためなのかということでございました。そもそも、今質問していただいている日本共産党会派とは、ちょっとこの青森駅周辺整備については根本から考え方が違うというところがあると思います。この附帯決議文の中でもうたわれておりますけれども、やはりこの事業が進捗するということは、青森市のまちづくりの中では大変に必要・重要であるという認識の中で、ただ、その中にあっても、今進められようとしている計画に不安要素があるので、まずは付近住民の方々に説明をしっかりと尽くしていく。そして、そこから上がってくる意見をしっかりと反映させていき、広く市民にもその内容をアナウンスしていく。また、有識者からの意見も、これからもしっかりと反映させていき、議会からの意見を反映させていく。基本協定までに約2カ月あるということでございますけれども、その中でこれらのステップをしっかりと踏んでいただきたいということでの附帯決議であります。  不便さを解決できるのかというところについては、それはどこまで実現できるのかはわかりません。ただ、この計画が進んでいく中で、予算の縛りもあるでしょうけれども、その中で可能な限りその不便さを解消できるようなためにも、英知を結集していただきたいということでの附帯決議であります。  以上です。 76 ◯議長(大矢保君) 答弁を求めます。都市整備部長。 77 ◯都市整備部長(金子牧子君) 基本協定の中身についてということでお答えをさせていただきたいと思います。  基本協定自体なんですけれども、今後の事業着手に向けた約束事を定めるものでございます。細かいことについては、今後となりますので、基本的な考え方でございますけれども、この事業自体、自由通路の整備及び管理に関する要綱といったものを踏まえた上で事業を実施してまいりますので、この要綱などを踏まえて基本協定締結に向けた協議を今後してまいりたいと考えております。 78 ◯議長(大矢保君) 27番藤原浩平議員。 79 ◯27番(藤原浩平君) 今、参考までに聞いた都市整備部長からのお話では、自由通路に係る要綱に基づいた基本的なものを取り決めるのだと。要は、やっていきましょうというような意思確認をするということだろうと思うんです。そこにこの附帯決議案のように4点の事項を踏まえて協定を結ぶ。ここには、そういうことなど含まれるわけがないのですよ。だから、こういうふうにやっているのは、私は、余り意味がないと思うんです。実効力もなく、実効性もない。意見を聞いて、その意見が基本協定に反映されるなどという実効性はどこにも担保されていないと思いますが、どのように考えるのかお答えをください。  それから、利便性の解決といいますか、利便性が損なわれたままでもいたし方ないというふうな今の答弁者の答えでしたけれども、それはそれで、そのように理解してもよろしいのかどうかお答えをいただきたいと思います。これは不便という認識はあるんだけれども、それを改善せよという附帯決議にはなっていません。利便性に不安を残しながらも、基本協定という。さっきも言いましたけれども、不安解消の担保にもならないものに考慮をして、意見を考えていただいて、協定を結んでいただきたいというふうになっているもので、繰り返しになりますけれども、実効性がとてもないのは明らかだと思います。  これでは実際には何の効力も具体としては発揮しない。ただ、やっぱり附帯決議を提案しましたよ、そして市民に説明するためのもの、実効を求める、設計を変えろとか、そういう具体を求めている附帯決議ではありません。提案しました、例えばこの後の採決でどういうふうになりましたと言うがための、自分たちの議決をいわゆるカムフラージュするような意味合いのものだと私は理解しますが、その点についてお考えがあれば示してください。  それから、一番最初の質問で、基本協定の締結先に青森県が入っていないけれども関係ない、それでいいのだというようなお話をしましたけれども、本当にいいんですか。それにしても、附帯決議ですよ。JR東日本と基本協定を結べ。鉄道事業者である青い森鉄道株式会社を管理している青森県ともやらなければという文言が入らないといけないのではないか、そうでないと不適切ではないか、そう思いますけれどもお答えください。  終わります。 80 ◯議長(大矢保君) 答弁を求めます。5番中田靖人議員。 81 ◯5番(中田靖人君) 4点の事項を踏まえて、その意見が本当に反映されて基本協定を結ぶことができるのかというふうなお話が最初にございました。今定例会においても、例えば市役所庁舎、それからアウガについてもさまざま変わっていく、市長の考えが豹変していくという場面がございました。例えば今回、青森駅についても、まだ周辺住民への説明をしていないということでございましたので、もし仮にこれが、西口の住民の方々に丁寧に内容を説明していった中で反対意見が出てきたとなったときには、もしかしたら市長がそれでやめるということになる可能性もゼロではなかったと思います。  そのためにも、青森駅周辺住民への説明会をしっかりと開いていく。そして、市民にもしっかりと説明をしていく。そして、有識者の意見もしっかりと反映していく。最終的には議会が、市長の態度が豹変しないように、この事業はしっかりと進めていただきたいということでの議会からの意見をしっかりと反映していくことということでうたっております。  やはり青森市のこれからのまちづくりの中で、この青森駅周辺整備は大変重要な意味合いがある、中心市街地活性化基本計画の拠点施設でもあるという中にあっては、これを滞らせるわけにはいかないというのが第一義であります。その中での不安要素を一つ一つ解決していきましょう、英知を結集していきましょうという意味であります。いたし方ないとかそういうことは一切考えておりません。みんなの、市民の、有識者の、議会の英知を結集して、この不安な部分もあるけれども、それでもこの事業をしっかりと前に進めていこうという意味での附帯決議であります。  それから、最後の県とのとありましたけれども、これについても、先ほども言いましたが、県との協議を踏まえて、そして基本協定を締結していくということも盛られておりますので、問題ないと考えます。  以上です。 82 ◯議長(大矢保君) これにて質疑を終結いたします。 83 ◯議長(大矢保君) お諮りいたします。  ただいま議題となっております議員提出議案第9号については、委員会の付託を省略したいと思います。  これに御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 84 ◯議長(大矢保君) 御異議なしと認めます。よって、委員会の付託を省略することに決しました。  討論については通告がありませんでした。  これより採決をいたします。  議員提出議案第9号については、原案のとおり決することに御異議ありませんか。   〔「異議なし」「異議あり」と呼ぶ者あり〕 85 ◯議長(大矢保君) 御異議がありますので、起立により採決いたします。  議員提出議案第9号については、原案のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。   〔賛成者起立〕 86 ◯議長(大矢保君) 起立多数であります。よって、本案は原案のとおり可決されました。           ────────────────────────── 日程第112 雪対策について ~ 日程第114 議会広報広聴について 87 ◯議長(大矢保君) 日程第112「雪対策について」から日程第114「議会広報広聴について」まで、計3件を一括議題といたします。  各案件については、各特別委員長から、会議規則第111条の規定により、お手元に配付いたしております申出書のとおり、閉会中の継続審査の申し出があります。 88 ◯議長(大矢保君) お諮りいたします。  各特別委員長からの申し出のとおり、閉会中の継続審査に付することに御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 89 ◯議長(大矢保君) 御異議なしと認めます。よって、各特別委員長からの申し出のとおり、閉会中の継続審査に付することに決しました。           ────────────────────────── 日程第115 議案第108号 教育委員会委員の任命について 90 ◯議長(大矢保君) 日程第115議案第108号「教育委員会委員の任命について」を議題といたします。  提案理由の説明を求めます。鹿内市長。   〔市長鹿内博君登壇〕 91 ◯市長(鹿内博君) 議案第108号について御説明を申し上げます。  平成24年第1回定例会において御同意をいただき任命いたしました教育委員会委員佐藤秀樹氏は、来る5月19日をもって任期が満了となります。そこで、この後任について慎重に検討した結果、同氏が適任と認められますので、再任いたしたいと存じます。  何とぞ御同意を賜りますようお願い申し上げます。  なお、同氏の経歴についてはお手元に配付いたした資料のとおりであります。 92 ◯議長(大矢保君) これより質疑に入ります。  御質疑ありませんか。   〔「なし」と呼ぶ者あり〕 93 ◯議長(大矢保君) 質疑ないものと認めます。 94 ◯議長(大矢保君) お諮りいたします。  ただいま議題となっております議案第108号については、委員会の付託を省略したいと思います。  これに御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 95 ◯議長(大矢保君) 御異議なしと認めます。よって、委員会の付託を省略することに決しました。  討論については通告がありませんでした。 96 ◯議長(大矢保君) お諮りいたします。  ただいま議題となっております議案第108号については、これに同意することに御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 97 ◯議長(大矢保君) 御異議なしと認めます。よって、本案は同意することに決しました。           ────────────────────────── 日程第116 議案第109号 教育委員会委員の任命について 98 ◯議長(大矢保君) 日程第116議案第109号「教育委員会委員の任命について」を議題といたします。  提案理由の説明を求めます。鹿内市長。   〔市長鹿内博君登壇〕 99 ◯市長(鹿内博君) 議案第109号について御説明申し上げます。  平成24年第1回定例会において御同意をいただき任命いたしました教育委員会委員石澤千鶴子氏は、来る3月31日をもって任期が満了となります。そこで、この後任について慎重に検討した結果、同氏が適任と認められますので、再任いたしたいと存じます。  何とぞ御同意を賜りますようお願い申し上げます。  なお、同氏の経歴についてはお手元に配付いたした資料のとおりであります。 100 ◯議長(大矢保君) これより質疑に入ります。  御質疑ありませんか。   〔「なし」と呼ぶ者あり〕 101 ◯議長(大矢保君) 質疑ないものと認めます。 102 ◯議長(大矢保君) お諮りいたします。  ただいま議題となっております議案第109号については、委員会の付託を省略したいと思います。  これに御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 103 ◯議長(大矢保君) 御異議なしと認めます。よって、委員会の付託を省略することに決しました。  討論については通告がありませんでした。 104 ◯議長(大矢保君) お諮りいたします。
     ただいま議題となっております議案第109号については、これに同意することに御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 105 ◯議長(大矢保君) 御異議なしと認めます。よって、本案は同意することに決しました。           ────────────────────────── 日程第117 議案第110号 財産区管理委員の選任について 106 ◯議長(大矢保君) 日程第117議案第110号「財産区管理委員の選任について」を議題といたします。  提案理由の説明を求めます。鹿内市長。   〔市長鹿内博君登壇〕 107 ◯市長(鹿内博君) 議案第110号について御説明申し上げます。  平成26年第2回定例会において御同意をいただき選任いたしました野内財産区管理委員小笠原稔氏は、去る平成27年11月26日に死去されました。そこで、この後任について慎重に検討した結果、福原寛氏が適任と認められますので、選任いたしたいと存じます。  また、平成25年第2回定例会において御同意をいただき選任いたしました野内財産区管理委員小笠原孝氏は、去る平成27年11月29日に死去されました。そこで、この後任について慎重に検討した結果、林則夫氏が適任と認められますので、選任いたしたいと存じます。  また、平成24年第1回定例会において御同意をいただき選任いたしました前田、安田、金浜、野木及び孫内の各財産区管理委員8名の方々は、来る3月24日または3月31日をもって任期が満了となります。そこで、この後任について慎重に検討した結果、孫内財産区管理委員我満勝郎氏の後任には我満常昭氏が適任と認められますので選任することとし、その他の方々については再任いたしたいと存じます。  何とぞ御同意を賜りますようお願い申し上げます。  なお、これらの方々の経歴についてはお手元に配付いたした資料のとおりであります。 108 ◯議長(大矢保君) これより質疑に入ります。  御質疑ありませんか。   〔「なし」と呼ぶ者あり〕 109 ◯議長(大矢保君) 質疑ないものと認めます。 110 ◯議長(大矢保君) お諮りいたします。  ただいま議題となっております議案第110号については、委員会の付託を省略したいと思います。  これに御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 111 ◯議長(大矢保君) 御異議なしと認めます。よって、委員会の付託を省略することに決しました。  討論については通告がありませんでした。 112 ◯議長(大矢保君) お諮りいたします。  ただいま議題となっております議案第110号については、これに同意することに御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 113 ◯議長(大矢保君) 御異議なしと認めます。よって、本案は同意することに決しました。           ────────────────────────── 日程第118 議案第111号 人権擁護委員候補者の推薦について 114 ◯議長(大矢保君) 日程第118議案第111号「人権擁護委員候補者の推薦について」を議題といたします。  提案理由の説明を求めます。鹿内市長。   〔市長鹿内博君登壇〕 115 ◯市長(鹿内博君) 議案第111号について御説明申し上げます。  平成25年第1回定例会において御同意をいただき推薦いたしました人権擁護委員三上美紀子氏、三浦国男氏、木立洋子氏は、来る平成28年6月30日をもって任期が満了となります。そこで、この後任について慎重に検討した結果、木立洋子氏の後任には工藤美智子氏が適任と認められますので推薦することとし、その他の方々については再任とし、それぞれ推薦いたしたいと存じます。  何とぞ御同意を賜りますようお願い申し上げます。  なお、これらの方々の経歴についてはお手元に配付いたした資料のとおりであります。 116 ◯議長(大矢保君) これより質疑に入ります。  御質疑ありませんか。   〔「なし」と呼ぶ者あり〕 117 ◯議長(大矢保君) 質疑ないものと認めます。 118 ◯議長(大矢保君) お諮りいたします。  ただいま議題となっております議案第111号については、委員会の付託を省略したいと思います。  これに御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 119 ◯議長(大矢保君) 御異議なしと認めます。よって、委員会の付託を省略することに決しました。  討論については通告がありませんでした。 120 ◯議長(大矢保君) お諮りいたします。  ただいま議題となっております議案第111号については、これに同意することに御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 121 ◯議長(大矢保君) 御異議なしと認めます。よって、本案は同意することに決しました。           ────────────────────────── 日程第119 議員提出議案第1号 地方自治法第100条第12項の規定による協議又は調整を行うための場                 の設置について 日程第120 議員提出議案第2号 奨学金制度の充実等を求める意見書 122 ◯議長(大矢保君) 日程第119議員提出議案第1号「地方自治法第100条第12項の規定による協議又は調整を行うための場の設置について」及び日程第120議員提出議案第2号「奨学金制度の充実等を求める意見書」の計2件を一括議題といたします。 123 ◯議長(大矢保君) お諮りいたします。  ただいま議題となっております議員提出議案第1号及び議員提出議案第2号の計2件については、提案理由の説明及び委員会の付託を省略したいと思います。  これに御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 124 ◯議長(大矢保君) 御異議なしと認めます。よって、両案については提案理由の説明及び委員会の付託を省略することに決しました。  これより質疑に入ります。  御質疑ありませんか。   〔「なし」と呼ぶ者あり〕 125 ◯議長(大矢保君) 質疑ないものと認めます。  討論については通告がありませんでした。  これより採決をいたします。  議員提出議案第1号及び議員提出議案第2号の計2件については、原案のとおり決することに御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 126 ◯議長(大矢保君) 御異議なしと認めます。よって、両案については原案のとおり可決されました。           ────────────────────────── 日程第121 議員提出議案第3号 TPP協定の国会批准を行わないことを求める意見書 127 ◯議長(大矢保君) 日程第121議員提出議案第3号「TPP協定の国会批准を行わないことを求める意見書」を議題といたします。 128 ◯議長(大矢保君) お諮りいたします。  ただいま議題となっております議員提出議案第3号については、提案理由の説明及び委員会の付託を省略したいと思います。  これに御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 129 ◯議長(大矢保君) 御異議なしと認めます。よって、提案理由の説明及び委員会の付託を省略することに決しました。  これより質疑に入ります。  御質疑ありませんか。   〔「なし」と呼ぶ者あり〕 130 ◯議長(大矢保君) 質疑ないものと認めます。  これより討論に入ります。  討論の通告がありますので、発言を許します。  11番天内慎也議員。   〔議員天内慎也君登壇〕(拍手) 131 ◯11番(天内慎也君) 日本共産党の天内慎也です。議員提出議案第3号「TPP協定の国会批准を行わないことを求める意見書」に賛成の立場から討論を行います。  安倍政権が国民の反対を押し切り、アメリカなどとの交渉で合意、署名を強行したTPP、環太平洋経済連携協定の承認案と関連一括法案が閣議決定をし、3月8日に国会提出されました。今後、衆議院に特別委員会を設置し、法案審議に入り、今国会で成立させることを狙っています。TPPは、米や牛肉などの農産物を含め、関税を原則として撤廃、輸入を拡大し、食の安全、著作権、雇用、医療など、あらゆる分野で多国籍大企業に有利なアメリカ中心のルールを押しつけるものです。交渉参加に当たり、国会が決議した重要農産品を除外するなどの原則を踏みにじるものであり、国会決議に違反した協定は国会の責任で批准を拒否し、関連一括法案も廃案にするべきです。  TPPについての国会決議を一部述べますが、米、麦、豚肉、乳製品、甘味資源作物などの農林水産物の重要品目について、引き続き再生産可能となるよう除外または再協議となること、また、10年を超える期間をかけた段階的な関税撤廃も含め認めないこととなっています。国会決議は、TPP交渉参加の撤回は盛り込みませんでしたが、全ての関税を原則として撤廃するTPPが日本の農業や農村に深刻な打撃を与え、国民生活にも大きな影響を及ぼすことへの国民の反対を反映したものです。  日本の交渉内容は、昨年の秋の大筋合意まで秘密交渉を繰り広げた結果、日本に全品目で95%、農林水産物で81%、重要5項目だけでも30%の品目の関税撤廃を押しつけるものになりました。文字どおり関税撤廃の原則を貫き、国会決議を踏みにじっているのは明らかです。TPPの協定と関連法案の国会提出を前にした3月7日の参議員予算委員会で、日本共産党の紙智子議員が国会決議違反ではないかと追及しましたが、安倍首相は、違犯かどうかは国会で判断をと答えました。国会が決議に違反した協定を阻止することは重要ですが、紙議員が追及したように、重要農産品の除外という言葉さえ盛り込めていないことだけでも明らかです。除外するということは、関税にかかわる約束の対象から除くということです。安倍政権は、例外なき関税撤廃は条件にしていないと言いますが、例外と除外は違います。ですから、国会決議を守る気がない決議違反の協定は批准阻止しかないということであります。  TPPは、協定本文だけでも約3000ページ、関連一括法案は11法案に上ります。秘密で交渉し、膨大な協定と法案を突然提出して成立させようとすること自体が国会軽視です。TPPの発効には、少なくとも署名した12カ国中6カ国の国内総生産で85%以上を占める諸国が国内の承認手続を完了することが必要です。単独で15%を超える日本が承認しないだけでも発効条件が満たされません。アメリカでも、クリントン前国務長官やサンダース上院議員、トランプ氏など、大統領候補が反対をしており、この先のアメリカでの批准は難航が予想されます。  以上申し上げてきただけでも、TPPに参加することは道理のないものということが十分理解できるものです。  今回、同じくTPPに関する意見書として、議員提出議案第6号「TPPの影響に関する国民の不安の払拭及び対策の確実な実行を求める意見書」に対し、関連がありますので、反対の立場から若干意見を申し上げます。  この意見書では、TPPはアジア太平洋地域に巨大な経済圏をつくり、21世紀型のルールを構築することで我が国の輸出が拡大し、経済再生に資するものとしています。また一方では、農林水産業に対しては、関税撤廃や輸入枠拡大で地域への長期にわたる影響が懸念されることや、そうした国民の不安や懸念も払拭し、成長産業として支援していくため、恒久的な対策を担保する法整備を行うこと、必要な財源を確保し中長期的な対策を講じると書かれています。まず、こうした財源の面でも、法整備の面でも、農林水産業に壊滅的な影響を与えることは最初から予想できるから対策を講じるのであり、国民の反対の声があるから国会で決議が盛り込まれたということです。ですから、TPPに参加しなければ、こうした新たな対策は必要ありません。むしろ、対策を講じるのであれば、これまで日本の農業を支えてきた小規模農家や家族経営で日本の食料を生産してきた農家に対し支援していくべきでありますし、政府が目標として示してきた食糧自給率50%に近づいていくのではないでしょうか。  以上で議員提出議案第6号「TPPの影響に関する国民の不安の払拭及び対策の確実な実行を求める意見書」に対する反対の意見と、議員提出議案第3号「TPP協定の国会批准を行わないことを求める意見書」に対する賛成討論といたします。御清聴ありがとうございました。(拍手) 132 ◯議長(大矢保君) これにて討論を終結いたします。  これより採決をいたします。  議員提出議案第3号については、原案のとおり決することに御異議ありませんか。   〔「異議なし」「異議あり」と呼ぶ者あり〕 133 ◯議長(大矢保君) 御異議がありますので、起立により採決をいたします。
     議員提出議案第3号については、原案のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。   〔賛成者起立〕 134 ◯議長(大矢保君) 起立少数であります。よって、本案は否決されました。           ────────────────────────── 日程第122 議員提出議案第4号 児童虐待防止対策の抜本強化を求める意見書 135 ◯議長(大矢保君) 日程第122議員提出議案第4号「児童虐待防止対策の抜本強化を求める意見書」を議題といたします。 136 ◯議長(大矢保君) お諮りいたします。  ただいま議題となっております議員提出議案第4号については、提案理由の説明及び委員会の付託を省略したいと思います。  これに御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 137 ◯議長(大矢保君) 御異議なしと認めます。よって、提案理由の説明及び委員会の付託を省略することに決しました。  これより質疑に入ります。  御質疑ありませんか。   〔「なし」と呼ぶ者あり〕 138 ◯議長(大矢保君) 質疑ないものと認めます。  討論については通告がありませんでした。  これより採決をいたします。  議員提出議案第4号については、原案のとおり決することに御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 139 ◯議長(大矢保君) 御異議なしと認めます。よって、本案は原案のとおり可決されました。           ────────────────────────── 日程第123 議員提出議案第5号 地方公会計の整備促進に係る意見書 140 ◯議長(大矢保君) 日程第123議員提出議案第5号「地方公会計の整備促進に係る意見書」を議題といたします。 141 ◯議長(大矢保君) お諮りいたします。  ただいま議題となっております議員提出議案第5号については、提案理由の説明及び委員会の付託を省略したいと思います。  これに御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 142 ◯議長(大矢保君) 御異議なしと認めます。よって、提案理由の説明及び委員会の付託を省略することに決しました。  これより質疑に入ります。  御質疑ありませんか。   〔「なし」と呼ぶ者あり〕 143 ◯議長(大矢保君) 質疑ないものと認めます。  討論については通告がありませんでした。  これより採決をいたします。  議員提出議案第5号については、原案のとおり決することに御異議ありませんか。   〔「異議なし」「異議あり」と呼ぶ者あり〕 144 ◯議長(大矢保君) 御異議がありますので、起立により採決をいたします。  議員提出議案第5号については、原案のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。   〔賛成者起立〕 145 ◯議長(大矢保君) 起立多数であります。よって、本案は原案のとおり可決されました。           ────────────────────────── 日程第124 議員提出議案第6号 TPPの影響に関する国民の不安の払拭及び対策の確実な実行を求                 める意見書 146 ◯議長(大矢保君) 日程第124議員提出議案第6号「TPPの影響に関する国民の不安の払拭及び対策の確実な実行を求める意見書」を議題といたします。 147 ◯議長(大矢保君) お諮りいたします。  ただいま議題となっております議員提出議案第6号については、提案理由の説明及び委員会の付託を省略したいと思います。  これに御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 148 ◯議長(大矢保君) 御異議なしと認めます。よって、提案理由の説明及び委員会の付託を省略することに決しました。  これより質疑に入ります。  御質疑ありませんか。   〔「なし」と呼ぶ者あり〕 149 ◯議長(大矢保君) 質疑ないものと認めます。  これより討論に入ります。  討論の通告がありますので、発言を許します。  16番山本武朝議員。   〔議員山本武朝君登壇〕 150 ◯16番(山本武朝君) 公明党の山本武朝です。議員提出議案第6号「TPPの影響に関する国民の不安の払拭及び対策の確実な実行を求める意見書」に対して賛成の立場から討論いたします。  日本、米国など12カ国による環太平洋パートナーシップ協定、いわゆるTPPは、昨年10月に大筋合意がなされ、本年2月に署名式が行われました。TPP交渉が合意に至ったのは、関税の撤廃もしくは削減によって各国が輸出拡大を図りたい攻めと、影響を最小限にしたい守りの両面からの大変厳しい攻防戦の中、各国や日本政府の粘り強い交渉の成果であると率直に言えると思います。TPPは、経済規模で世界の約4割、貿易量で約3分の1を占める巨大な経済圏をアジア太平洋地域につくるもので、幅広い分野で新たなルールを構築することにより、我が国の輸出が拡大し、経済再生に資するものと期待されております。一方で、我が国の農林水産業については、その影響は重大であります。関税が即時撤廃となるもの、または時間をかけて関税の削減・撤廃、または輸入枠が拡大になるものがあり、地域への長期にわたる影響が懸念されるものであります。農林水産業は地域の基幹産業であり、食料の安全保障のみならず国土の保全に不可欠な産業であります。  こうしたことから、政府は、TPPに対する国民、生産者の不安を払拭して農林水産業を成長産業として支援するために、昨年11月に総合的なTPP関連政策大綱を策定したところであります。今国会では、TPP関連法案が提出され、近く衆議院特別委員会が設置される見通しであります。法案の1つ、改正畜産物価格安定法を紹介いたしますと、牛肉・豚肉がTPP発効に伴い、関税削減で安価な輸入品との競争に備え、生産者の経営に赤字が出た際、基金から赤字分の9割を補填する経営安定対策事業があります。これにより生産者の資金繰りを下支えし、不安を払拭し、農業の再生産を確保するための支援を実施、法案では、同事業の仕組みを法制化して、恒久的な制度にしていくものであります。  国においては、今後、同大綱に基づいた必要な法整備と速やかな予算執行を初め、以下の点について万全の対策を講じることを求めます。1、農林水産業の再生産が維持できるよう、恒久的な法整備、必要な財源を確保すること。2、農林水産業の体質の強化のため、中長期的な対策を講じること。3、輸出促進に向けた物流インフラの整備を図り、6次産業化をさらに推進し、新たな需要をつくり出すこと。4、検疫体制の強化を図り、輸入食品の安全性を確保し、国民の不安を解消すること。以上4点であります。  本意見書は、TPPの是非を問うものではありません。TPPによる攻めと守りの農業対策を求めるものです。多くの議員各位の御賛同をお願い申し上げ、私の賛成討論といたします。御清聴ありがとうございました。(拍手) 151 ◯議長(大矢保君) これにて討論を終結いたします。  これより採決をいたします。  議員提出議案第6号については、原案のとおり決することに御異議ありませんか。   〔「異議なし」「異議あり」と呼ぶ者あり〕 152 ◯議長(大矢保君) 御異議がありますので、起立により採決をいたします。  議員提出議案第6号については、原案のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。   〔賛成者起立〕 153 ◯議長(大矢保君) 起立多数であります。よって、本案は原案のとおり可決されました。           ────────────────────────── 日程第125 議員提出議案第7号 軽減税率の円滑な導入に向けた事業者支援の強化を求める意見書 154 ◯議長(大矢保君) 日程第125議員提出議案第7号「軽減税率の円滑な導入に向けた事業者支援の強化を求める意見書」を議題といたします。 155 ◯議長(大矢保君) お諮りいたします。  ただいま議題となっております議員提出議案第7号については、提案理由の説明及び委員会の付託を省略したいと思います。  これに御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 156 ◯議長(大矢保君) 御異議なしと認めます。よって、提案理由の説明及び委員会の付託を省略することに決しました。  これより質疑に入ります。  御質疑ありませんか。   〔「なし」と呼ぶ者あり〕 157 ◯議長(大矢保君) 質疑ないものと認めます。  これより討論に入ります。  討論の通告がありますので、順次発言を許します。  1番山脇智議員。   〔議員山脇智君登壇〕(拍手) 158 ◯1番(山脇智君) 日本共産党の山脇智です。議員提出議案第7号「軽減税率の円滑な導入に向けた事業者支援の強化を求める意見書」に反対の立場から討論します。  本意見書では、来年4月に予定されている消費税増税の際に、軽減税率の円滑な導入がなされるよう、中小・小規模事業者などの支援強化を求める内容となっています。しかし、中小・小規模業者の置かれている厳しい状況を考えれば、そもそも消費税を増税すること自体が最悪の選択肢であることは明らかではないでしょうか。民間信用調査会社東京商工リサーチが今月8日発表した2月の全国企業倒産は、件数が723件、負債総額は1635億1600万円と、2月としては4年ぶりに前年を上回りました。前年同月と比較して、倒産件数は4.4%、負債総額は8.15%増加しています。さらに、10月から12月期の国内総生産で個人消費は0.9%減と、暮らしと経済の厳しい現状が示されました。2014年4月の8%の消費税引き上げによって受けた家計への打撃が、2年近くたっても改善するどころか深刻化しています。  安倍首相は、消費税はワンショットだと、消費落ち込みは一時的なものだと述べてきましたが、今月3日の衆議院予算委員会での我が党の小池晃議員の消費税が経済に与えている影響に関しての質問に対し、予想以上に落ち込んだのは事実であり、予想以上に長引いているのも事実と、いまだ経済に大きな悪影響を与えていることを認めました。社会保障の財源のため、消費税の増税は必要だと安倍内閣は言いますが、法人税の減税や相続税の優遇措置など、大企業、富裕層には有利な税制を行う一方で、低所得者に最も重い負担となる消費税の増税を行うことには一片の道理もありません。  さらに、消費税を充てるとしている自公政権が進める社会保障政策も、これから行おうとしている中身は改悪ばかりです。医療では、75歳以上の窓口負担を原則2割に、高齢者の高額療養費を現役世代と同水準に、介護では利用料負担を原則2割に、軽度者に対する生活援助を原則自己負担にする、年金も所得が一定以上の高齢者の年金一部支給停止、支給開始年齢のさらなる引き上げなどのひどい内容であり、消費税増税とともにこのような改悪がなされれば、国民の生活はずたずたにされてしまいます。社会保障の財源がないというのであれば、まず今行っている大企業、富裕層への優遇税制をやめ、応分の負担をしてもらうことが必要なのではないでしょうか。  以上のことから、日本の経済の状況を鑑みず、消費税の増税を前提とし、軽減税率の導入に向けた整備を進めるよう求める本意見書には反対であることを表明し、討論とします。御清聴ありがとうございました。(拍手) 159 ◯議長(大矢保君) 次に、7番軽米智雅子議員。   〔議員軽米智雅子君登壇〕 160 ◯7番(軽米智雅子君) 7番、公明党の軽米智雅子です。議員提出議案第7号「軽減税率の円滑な導入に向けた事業者支援の強化を求める意見書」に対する賛成の立場から討論を行います。  政府は、平成29年4月の消費税率10%への引き上げと同時に軽減税率制度を導入する方針を決定し、既に国会において関係法律案の審議が開始されています。軽減税率は、消費税の逆進性の緩和と消費者の痛税感を和らげるといった多くの利点を持っていますが、我が国においては初めての複数税率導入となります。それだけに多くの事業者の事務負担が懸念され、政府では中小・小規模事業者に対して複数税率に対応可能なレジの導入支援を行うこととされています。しかし、日本の421万企業のうち約9割が中小・小規模企業です。それらの事業者に対し、必要な財源をしっかり確保し、補助を希望する全ての事業者に実施していかなければなりません。また、レジを入れかえることで商品の購入や支払いなど、さまざまなシステム改修等にも新たなコストが発生します。それらに対しても適切な補助を行うとともに、費用が高額になる場合は低利融資等の支援も必要ではないかと思います。また、軽減税率導入に合わせ、システム改修等が間に合うかなどの不安を感じ、戸惑っている事業者もあるかと思います。  4年後のインボイス制度導入までの間は、現行の請求書等保存方式が基本的に維持されるなど経過措置も講じられているところではありますが、さらに事業者の十分な理解を得るために、レジ入れかえ、システム改修等の支援補助金を設けていることなどを事業者に周知徹底し、地域の中小・小規模企業団体等の協力を得て、その理解を深めてもらうための講習会の開催や相談窓口の設置、巡回指導や専門家の派遣等のアウトリーチによるサポート体制の構築などで事業者の負担を軽減することによって円滑な制度導入を進めることが可能になると考えます。  以上を申し上げて私の賛成討論といたします。御清聴ありがとうございました。(拍手) 161 ◯議長(大矢保君) これにて討論を終結いたします。  これより採決をいたします。  議員提出議案第7号については、反対討論がありますので、起立により採決をいたします。
     議員提出議案第7号については、原案のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。   〔賛成者起立〕 162 ◯議長(大矢保君) 起立多数であります。よって、本案は原案のとおり可決されました。           ────────────────────────── 日程第126 議員提出議案第8号 寡婦控除を未婚の母子世帯まで拡大することを求める意見書 163 ◯議長(大矢保君) 日程第126議員提出議案第8号「寡婦控除を未婚の母子世帯まで拡大することを求める意見書」を議題といたします。 164 ◯議長(大矢保君) お諮りいたします。  ただいま議題となっております議員提出議案第8号については、提案理由の説明及び委員会の付託を省略したいと思います。  これに御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 165 ◯議長(大矢保君) 御異議なしと認めます。よって、提案理由の説明及び委員会の付託を省略することに決しました。  これより質疑に入ります。  御質疑ありませんか。   〔「なし」と呼ぶ者あり〕 166 ◯議長(大矢保君) 質疑ないものと認めます。  これより討論に入ります。  討論の通告がありますので、発言を許します。  28番仲谷良子議員。   〔議員仲谷良子君登壇〕 167 ◯28番(仲谷良子君) 社民党の仲谷良子でございます。議員提出議案第8号「寡婦控除を未婚の母子世帯まで拡大することを求める意見書」に賛成の立場で討論をいたします。  寡婦控除とは、離婚、死別でひとり親になったとき、経済的配慮として措置されている所得控除です。控除前の所得が500万円以下なら、母子世帯の場合35万円、父子世帯は27万円控除となります。ところが、未婚の母子、父子世帯には、この寡婦控除が適用されていません。寡婦控除が適用されないことにより、所得税、住民税の負担が重く、さらに、保育料、公営住宅の費用等、さまざまな不利益がもたらされています。貧困問題で知られているとおり、母子世帯の収入は一般世帯の収入より大幅に低い中で、さらに未婚の母子世帯と他の母子世帯間でも経済的格差が生じています。  全国において、みなし寡婦(夫)控除を適用させ、この格差を救済する自治体がふえてきました。青森市も、議会からの要望もあり、平成26年4月1日から、みなし寡婦(夫)控除適用対象制度を立ち上げました。青森市の平成26年度の軽減実績は、保育料の負担金が25人で327万1500円、幼稚園就園奨励費補助金1件で8万4000円、市営住宅使用料が1世帯で2万5500円となりました。平成27年度は、見込み額で保育料負担金が21人で190万8500円、市営住宅使用料は1世帯4万8300円軽減されています。市の英断により、青森市の未婚の母子父子世帯の方たちが、保育料、市営住宅使用料等で助けられているのです。  平成25年12月の臨時国会において民法が改正され、結婚している男女間の子どもと結婚していない男女間の子どもの遺産相続における相続分は平等になったのです。今は、同性愛、性同一性障害などに対しても差別解消に向けた取り組みが進み、同性同士の結婚に対して証明書を発行している自治体もあります。結婚歴の有無でひとり親世帯やその子どもに格差が生じるのは全く不合理と考えます。貧困対策の観点からも、所得税法における寡婦(夫)控除を未婚の母子世帯まで拡大する法律改正を早期に実現すべきです。  以上申し上げて賛成討論といたします。議員の皆様の賛同を心からお願い申し上げます。(拍手) 168 ◯議長(大矢保君) これにて討論を終結いたします。  これより採決をいたします。  議員提出議案第8号については、原案のとおり決することに御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 169 ◯議長(大矢保君) 御異議なしと認めます。よって、本案は原案のとおり可決されました。  ただいま31番渋谷勲議員ほか2名から、議員提出議案第10号「青森駅前再開発ビル『アウガ』に市役所庁舎機能を導入することを求める決議」が提出されました。  本案の取り扱いについて、議会運営委員会において協議していただくため、この際、暫時休憩をいたします。   午後2時43分休憩           ──────────────────────────   午後4時開議 170 ◯議長(大矢保君) 休憩前に引き続き会議を開きます。  お手元に配付のとおり議員提出議案第10号「青森駅前再開発ビル『アウガ』に市役所庁舎機能を導入することを求める決議」が提出されました。 171 ◯議長(大矢保君) お諮りいたします。  この際、本案を日程に追加し、議題としたいと思いますが、これに御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 172 ◯議長(大矢保君) 御異議なしと認めます。よって、この際、本案を日程に追加し議題とすることに決しました。           ────────────────────────── 日程追加 議員提出議案第10号 青森駅前再開発ビル「アウガ」に市役所庁舎機能を導入することを求                める決議 173 ◯議長(大矢保君) 議員提出議案第10号「青森駅前再開発ビル『アウガ』に市役所庁舎機能を導入することを求める決議」を議題といたします。  提案理由の説明を求めます。15番里村誠悦議員。   〔議員里村誠悦君登壇〕(拍手) 174 ◯15番(里村誠悦君) 自民清風会の里村です。議員提出議案第10号の提出者として、その提出理由を述べ、審議の参考に供します。  平成28年2月に公表された青森市中期財政計画によれば、財政目標として単年度収支の均衡を目指してきたにもかかわらず、平成23年度から4年連続の赤字という結果になっています。また、財源調整のための基金は、不確定要素の多い行財政改革次第では、平成27年度の77億円がわずか4年後には枯渇するというゆゆしき事態にまで至っています。しかも、この計画には、アウガに関する所要経費が見込まれておらず、まさに今、青森市は極めて厳しい財政環境に置かれているという実態が明らかになりました。  このような中、青森市は、青森駅前再開発ビル株式会社の厳しい経営環境を踏まえ、アウガを商業施設として再生することを断念し、市役所庁舎の一部を導入することを含む公共フロアへの転換をするという方針を示しました。このこと自体、これまでの市が市民に約束してきた方針と大きく異なる内容であり、到底看過できるものではないものの、市民共有の財産であるアウガの存立維持という観点から、現実的な選択をすべきという大義に立ちながら検討しなければならないものと認識していました。しかしながら、この市の方針が示されてわずか3週間で、アウガへの市役所庁舎への一部導入は撤回されてしまいました。何のための方針説明で、何のための議会審議であったのか、市民の受けとめ方は、市の二転三転の方針転換に振り回されるいら立ちとともに、何かしら別な力学が及んでいるのかという猜疑心さえ顕在化しつつあります。  年間の集客数が依然として高いアウガは、将来ともに市民の共有財産であります。私たちは、健全で安定的な財政環境を整えて、アウガを初め大事な市民財産を未来に引き継がなければなりません。厳しい財政環境の中、新市庁舎建設のために投じる93億円という巨額の経費を少しでも減らすため、アウガを最大限可能な限り市役所庁舎として活用することを求めます。何とぞ御議決賜りますよう心からお願い申し上げます。ありがとうございました。(拍手) 175 ◯議長(大矢保君) これより質疑に入ります。  御質疑ありませんか。   〔「なし」と呼ぶ者あり〕 176 ◯議長(大矢保君) 質疑ないものと認めます。 177 ◯議長(大矢保君) お諮りいたします。  ただいま議題となっております議員提出議案第10号については、委員会の付託を省略したいと思います。  これに御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 178 ◯議長(大矢保君) 御異議なしと認めます。よって、委員会の付託を省略することに決しました。  これより討論に入ります。  討論の通告がありますので、発言を許します。  19番舘田瑠美子議員。   〔議員舘田瑠美子君登壇〕(拍手) 179 ◯19番(舘田瑠美子君) 日本共産党の舘田瑠美子です。議員提出議案第10号「青森駅前再開発ビル『アウガ』に市役所庁舎機能を導入することを求める決議」に反対の立場から討論を行います。  この決議には、市は、アウガに市役所庁舎の一部を導入するという方針をわずか3週間で撤回してしまったと批判していますが、そもそもアウガ再生プロジェクトチームから提言されているアウガの公共化とは、アウガに市役所庁舎の機能を導入するということではありません。提言には、アウガは最初から非現実的な事業計画をもとに設立されたために、今も開業時からの過剰な債務に苦しめられているので、商業施設としての収支の改善を期待することは難しい。よって、消去法的な選択肢として公共化が提案され、より主体的な提言、提案として世代を超えた交流、楽しみ、居心地のよい広場として、公がきっかけをつくり、民が運営し、市民が参加するというインタラクティブコミュニティー化の道をと提言したのであって、庁舎の機能を導入して利活用するという公共化を提言したわけではありません。アウガは、商業施設として厳しい状況が続いている中でも年間400万人の来館者があり、買い物する人は2割にすぎないけれども、買い物客以外の来館者の多くは、日中は高齢者、夕方からは10代の若者など、1日当たり6526人の市民が利用しています。アウガで買い物はしないが、アウガは市民の心地よい居場所や交流の場になっています。このことから、同プロジェクトチームは商業フロアを縮小して公共フロアを拡大し、市民参加型の交流の場として再生される道を提言しているのです。  市民参加型の交流の場にするためには、何よりも市民の皆さんの希望や意見をそれこそ広く聴取し、その声を反映させたものにすることが必要ではないでしょうか。市民的議論をする前に議会が市役所庁舎や郵便局などを入れることを決議してしまうということは、市民軽視の発想だと言わなければなりません。青森駅舎の問題では、市長提案に賛成しておきながら市民意見を聴取するよう求め、市民参加型の交流の場が期待されているアウガの件では、市民意見を遮るような手法をとるというのは自己矛盾に陥っているとしか思えません。  市民目線に沿った提案どころか、市民のことを本当に考えているのでしょうか。アウガや駅周辺に市役所機能を移すという議論は何度も蒸し返し、市民の皆さんから、議員は一体何を考えているのかと批判されたことを皆さんはもうお忘れでしょうか。大地震のときは津波が予想され、アウガも津波ハザードマップで浸水区域になっているのに、わざわざ市役所を持っていくのかとまた批判を浴びるだけです。厳しい財政環境を指摘するのであれば、急ぐ必要がない自由通路などの青森駅周辺整備推進事業こそやめるべきですし、市民の皆さんは何よりも市役所庁舎はなれ親しんだ現在地が一番便利でいいと言ってきました。地域での集まりなどで町会長さんたちは、仮に公共施設として運営していくことになっても、市役所機能を移転させることは反対だと今もおっしゃっています。市民の多くは、震度6以上の強い地震で倒壊のおそれがあると指摘されている市役所庁舎が一日も早く現在地に完成するのを待ち望んでいます。  以上申し上げ、アウガを市役所庁舎として利活用することに反対の態度を表明して、討論を終わります。(拍手) 180 ◯議長(大矢保君) これにて討論を終結いたします。  これより採決をいたします。  議員提出議案第10号については、反対討論がありますので、起立により採決をいたします。  議員提出議案第10号については、原案のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。   〔賛成者起立〕 181 ◯議長(大矢保君) 起立多数であります。よって、本案は原案のとおり可決とされました。           ────────────────────────── 日程第127 議員派遣について 182 ◯議長(大矢保君) 日程第127「議員派遣について」を議題といたします。 183 ◯議長(大矢保君) お諮りいたします。  本件については、お手元に配付しておりますとおり、議員を派遣することに御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 184 ◯議長(大矢保君) 御異議なしと認めます。よって、お手元に配付しておりますとおり、議員を派遣することに決しました。           ────────────────────────── 185 ◯議長(大矢保君) 以上で本日の日程は全部終了いたしました。           ──────────────────────────  閉 会 186 ◯議長(大矢保君) これにて平成28年第1回青森市議会定例会を閉会いたします。   午後4時12分閉会 TOP▲ ©2005Aomori City Assembly. 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