青森市議会 2006-12-20
平成18年第4回定例会(第6号) 本文 2006-12-20
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
28
◯議長(
奥谷進君) 御異議なしと認めます。よって、採決は請願第7号、請願第6号、請願第8号の順に行います。なお、採決の結果、請願第7号が採択することと決したときは、請願第6号の採決は不要となります。
まず、請願第7号について
反対討論がありますので、起立により採決いたします。
請願第7号については、
委員長報告のとおり不採択と決することに賛成の諸君の起立を求めます。
〔
賛成者起立〕
29
◯議長(
奥谷進君) 起立多数であります。よって、請願第7号については
委員長報告のとおり不採択と決しました。
次に、請願第6号についても
反対討論がありますので、起立により採決いたします。
請願第6号については、
委員長報告のとおり不採択と決することに賛成の諸君の起立を求めます。
〔
賛成者起立〕
30
◯議長(
奥谷進君) 起立多数であります。よって、請願第6号については
委員長報告のとおり不採択と決しました。
次に、請願第8号についても
反対討論がありますので、起立により採決いたします。
請願第8号については、
委員長報告のとおり不採択と決することに賛成の諸君の起立を求めます。
〔
賛成者起立〕
31
◯議長(
奥谷進君) 起立多数であります。よって、請願第8号については
委員長報告のとおり不採択と決しました。
次に、ただいま決定されました案件を除く各案件については、
委員長報告のとおり決することに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
32
◯議長(
奥谷進君) 御異議なしと認めます。よって、各案件については
委員長報告のとおり決しました。
──────────────────────────
日程第45 議案第276号 平成18年度青森市一般会計補正予算(第2号) ~
日程第55 議案第327号 決算の認定について(平成17年度青森市一般会計・特別会計歳入歳出決算)
33
◯議長(
奥谷進君) 日程第45議案第276号「平成18年度青森市一般会計補正予算」から日程第55議案第327号「決算の認定について」まで、計11件を
一括議題といたします。
予算決算特別委員長の報告を求めます。20番秋村光男議員。
〔議員秋村光男君登壇〕
34 ◯20番(秋村光男君) ただいまから、予算決算特別
委員会の審査の経過と結果について報告いたします。
まず12月11日、本会議終了後に開催された予算決算特別
委員会の組織会において委員長及び副委員長の互選が行われたところ、私が委員長に、副委員長に嶋田肇委員が選ばれましたので、報告いたします。
次に、本
委員会は12月13日から12月15日までの3日間開催し、本会議より付託されました議案11件について
一括議題とし、議案第327号の平成17年度一般会計・特別会計歳入歳出決算及び議案第276号から議案第285号まで、計10件の平成18年度一般会計、各特別会計、企業会計補正予算の2つに分けてそれぞれ審査いたしました。
また、採決の方法についても、平成17年度一般会計、特別会計歳入歳出決算及び平成18年度一般会計、各特別会計、企業会計補正予算の2つに分けて諮ったところ、まず、議案第327号「決算の認定について」でありますが、
起立採決の結果、賛成多数をもって認定すべきものと決しました。
次に、議案第276号「平成18年度青森市一般会計補正予算」から議案第285号「平成18年度青森市病院事業会計補正予算」までの計10件についてでありますが、議案第276号から議案第278号まで、議案第280号、議案第281号、議案第283号及び議案第285号の計7件については、一括による
起立採決の結果、賛成多数をもって原案のとおり可決すべきものと決し、議案第276号から議案第278号まで、議案第280号、議案第281号、議案第283号及び議案第285号を除く議案3件については、
全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決しました。
以上が審査の経過と結果でありますが、審査の過程における主なる
質疑応答は、お手元に配付いたしております
委員長報告書のとおりであります。
以上をもって本
委員会の報告を終わります。
35
◯議長(
奥谷進君) ただいまの
委員長報告に対する質疑に入ります。
御質疑ありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
36
◯議長(
奥谷進君) 質疑ないものと認めます。
これより討論に入ります。
討論の通告がありましたので、順次発言を許します。
11番藤原浩平議員。
〔議員藤原浩平君登壇〕(拍手)
37 ◯11番(藤原浩平君)
日本共産党の藤原浩平です。
ただいまの予算決算特別委員長の報告中、議案第327号、議案第276号から議案第278号まで、議案第280号、議案第281号、議案第283号及び議案第285号の計8件に反対の立場から討論を行います。
12月2日夜から降り始めた雪は、4日未明まで降り続き、58センチの積雪を記録しました。しかし、積雪が約30センチになった3日の朝出動したのは、全面委託工区136のうち2工区、50センチを超えた4日朝は24工区だけでした。市が4日午後出動を指示しましたが、除雪作業が進まず、6日の朝までかかった工区もありました。昨年も12月4日、24センチの積雪がありましたが、除雪車の出動がありませんでした。さらに、ことし1月9日、48時間で67センチの積雪だったのに、123の全面委託工区のうち91工区で出動がありませんでした。幹線道路では10センチ以上、その他は15センチ以上の積雪基準としていますが、この基準は守られず、形骸化しています。業者の判断で出動するという全面委託方式は根本から見直すべきであります。
議会で質問されれば、そのたびにこれからの教訓にしていくとの答弁が繰り返されて、全く生かされておらず、今議会予算決算特別
委員会でも教訓にしていくとの人を食った答弁に終始したことは、余りにも無責任であります。雪の降り始めからこのようなていたらくでは今冬の除排雪は一体どんなことになるのか、不安は募るばかりであります。初めから予算をできるだけ使わないように縛りがかけられているのではないでしょうか。必要なときに必要な対応をするように強く求めるものであります。
好景気が続いているとされていますが、それを実感できる市民はどれだけいるでしょうか。一握りの大企業、富裕層に限られたもので、景気回復から取り残された青森市民の暮らし向きは大変厳しいものになっています。青森県のことし9月の有効求人倍率は0.42で、連続7カ月全国最下位となっており、格差と貧困の広がりは深刻な事態になっています。住民税の大増税と連動して国保税、
介護保険料も負担増となり、一挙に10倍以上になった市民がざらにいるという状況がつくられました。とりわけ年金暮らしの市民を直撃しています。しかも、ことしだけでなく、来年、再来年と負担増になるのですから、たまったものではありません。
国保税で影響を受ける市民は、再来年の平成20年度には国保加入者の約3割に当たる約1万5000人で、3億6000万円の負担増になります。市独自の軽減対策をとるべきなのに、全くやる気がありません。
介護保険料の負担軽減についても同様の姿勢を示しています。市民に次々と重い負担を押しつけながら、市は行財政改革プログラムで受益者負担の見直しを掲げ、新たな市民負担増を検討しています。今でさえ大変なのに、市の財政事情の厳しさを理由に市民負担がふやされることがあってはなりません。市長は、我が党の布施議員に市民の生活苦が広がっていることについての認識をただされたのに対し、答弁にも立たず、理事者も答弁を拒否しました。市民に背を向けた冷たい姿勢と言わなければなりません。
新青森市中心市街地活性化基本計画が示されましたが、全体の事業費が明らかにされていません。市の事業として、青森駅周辺整備事業に16億円、文化観光交流施設整備事業に50億円、市民ホール整備事業に11億円、合計約77億円支出されるとしていますが、全体事業費が概算でも明らかにできないのは問題です。これまで中心市街地再活性化基本計画で実施された事業に対して、青森市が負担した費用は約222億円に上ります。すべてハード事業につぎ込まれましたが、中心市街の商店街がどれほど活性化されたでしょうか。さらに、77億円を上乗せすることで、市民が買い物に訪れ、商店街の売り上げが伸び、シャッター通りが解消される見通しがあるのでしょうか。コンパクトシティの名のもとにこれらの事業が進められてきましたが、同時に福祉や教育の予算が削られ、市民に負担が重くのしかかってきた現実と比べてみると、市長が言う「市民のしあわせづくり」という言葉が一層むなしく響くばかりであります。
乳幼児医療費窓口無料化と対象年齢の引き上げは、引き続き市民の強い願いであります。日本小児科学会は、乳幼児医療費助成制度についての調査で、3歳未満に制限されている地域では、3歳以上まで助成されている地域に比べて外来数割合が前年度より低下しており、受診行動の抑制が見られた。早急な乳幼児医療費助成制度の年齢引き上げが望まれるという結果が示されました。お金と相談しなければ子どもが熱を出しても医者にかかれないという事態は解消してあげなければなりません。乳幼児医療費の窓口無料化と対象年齢の引き下げの実現を強く求めるものであります。また、
保育料の引き下げ、
保育料の減免制度の実現、
学童保育の拡充も同様であります。
毎年小・中学校からの営繕要望で雨漏りの解消を求める学校が後を絶ちません。教育環境の整備に構わない佐々木市長の失政と言うべきものであります。その典型は橋本小学校です。教室や体育館の何十カ所もの雨漏りは何年も放置されたままです。修繕では追いつかない校舎の老朽化が原因で、建てかえが必要なのに、北国型集合住宅問題で事態をこじらせ、学区見直しが必要だとして、いたずらに時間をかけ、建てかえのタイミングを逸してしまいました。子どもたちが学ぶ校舎は荒れ放題です。市長は子どもたちに何と言いわけをするつもりでしょうか。
住宅リフォーム助成制度は、住宅の改造を市内の業者に発注した場合に、一定割合の補助をするもので、補助金額の20倍もの経済効果が実証されているすぐれた制度であります。リフォームする市民も市内の業者も喜ぶこの制度の実現を求めるものであります。
最後に、浪岡地区では、合併後、さまざまな声が出されています。今後の市政に反映させるために、地区住民を対象にしたアンケートを行うべきであります。自治区や町会長との懇談会などで意見をもらっているからアンケートを行うことは考えていないというのでは、了見が狭いというものです。アンケートを実施するという姿勢が大事なのであります。
以上、予算決算特別
委員長報告に対しての
反対討論といたします。(拍手)
38
◯議長(
奥谷進君) 次に、35番渋谷勲議員。
〔議員渋谷勲君登壇〕(拍手)
39 ◯35番(渋谷勲君) 新自民の渋谷でございます。
今回提案されました議案第276号「平成18年度青森市一般会計補正予算」を初め、議案第277号から議案第285号までの各会計補正予算並びに、議案第327号の平成17年度青森市一般会計・特別会計歳入歳出決算の認定について、賛成の立場からその所見を述べさせていただきます。
今回提案されておりますそれぞれの補正予算の概要につきましては、本定例会冒頭において市長から提案理由を、また決算の概要につきましては副収入役から説明を伺いました。その内容につきましても、本会議及び予算決算特別
委員会等の場を通し、市長並びに理事者の方々から詳細に御説明をいただいたところであります。
今回の補正予算は、主に青森郵便貯金地域文化活動支援施設、いわゆる「ぱ・る・るプラザ青森」について、その取得等に要する経費を初め、平成18年度の決算見込みに基づく追加補正を要する経費等が主なる内容となっております。
初めに、昨年度に引き続き、市の単独事業として舗装、側溝整備などの道路整備事業、水路護岸整備事業及び下水道整備事業について債務負担行為を設定し、前倒しをして事業を発注する措置を講じており、市民生活に密着したこれらの事業が年間を通して実施できますことは、景気浮揚のみならず、生活環境整備に関する根強い市民要望にこたえる措置であると評価をしております。
それでは、個々の事業について申し上げたいと思います。
まず、新青森駅・青森駅周辺整備事業費についてであります。平成13年9月に「ぱ・る・るプラザ青森」は、市民はもとより、広く県民から設置への強い要望を受け、当時の青森市の重点事業として国、県へ強力に働きかけを行い、旧郵政省を初め多くの関係者の深い御理解により設置をされました。以来、県内文化施設の代表的存在として親しまれてきましたが、国の郵政民営化という大きな枠組みの中で、去る10月31日をもって閉館となったところであります。
「ぱ・る・るプラザ青森」は、市民、県民の文化芸術の鑑賞、発表の場として、また、本市中心市街地におけるにぎわいの演出にも重要な位置を占め、その活性化にも大きく貢献してきております。一方、「ぱ・る・るプラザ青森」の取得に伴い、平成19年6月で廃止となります青森市民文化ホールは、昭和54年11月に開館をし、以来27年の間、市民の文化芸術の鑑賞、練習及び発表の場として広く親しまれてきたところであります。しかし、過日リニューアルオープンした青森市文化会館よりも建築年次が古く、今後同様の大規模修繕が見込まれておりました。これらのことから、機能面、立地条件、今後の財政負担等を総合的に検証すると、「ぱ・る・るプラザ青森」を青森市民文化ホールの代替施設として取得するという判断は適切な判断であり、大いに評価できるものと考えております。
次に、体育団体助成費についてでありますが、男子第57回、女子第18回全国高校駅伝競走大会において本県代表として出場いたします青森山田高等学校について、また第86回全国高等学校ラグビーフットボール大会に本県代表として出場いたします青森北高等学校について、並びに第85回全国高等学校サッカー選手権大会に本県代表として出場いたします青森山田高等学校について、選手派遣経費等の一部を支援するものであります。このスポーツ振興施策の推進を通じ、本市における生涯にわたる豊かなスポーツライフの実現と競技力の向上が図られるものと期待をしております。
地域総合整備資金貸付事業費につきましては、地域振興に資する民間事業活動等に支援し、活力ある魅力ある地域づくりの推進に寄与するため、市が地域総合整備財団の支援を得ながら、民間事業者に対し無利子で資金を融資するものであります。今後ともこの制度を有効かつ適切に活用し、より積極的な地域振興を促進するようお願いをいたすものであります。
果樹振興対策事業費につきましては、旧青森市と旧浪岡町との合併の際に策定いたしました市町村建設計画「青森浪岡21世紀まちづくりビジョン」にプロジェクトとして掲げられております、主にリンゴを貯蔵する保冷庫等の施設整備について、その整備候補地の土地鑑定及び地質調査に要する経費を措置したものでありますが、整備される施設が浪岡地区リンゴ生産者全般の所得向上に向け、高付加価値化、ブランド力の強化、さらには長期にわたる有利販売といった販売戦略のツールの一つとして位置づけられ、持続可能なリンゴ産業の確立により浪岡地区経済の活性化につながるものと期待をしております。
人件費につきましては、主に一般職員の職員数の減少や中途退職者の見込みなどに基づいて調整したものであり、妥当なものと考えるものであります。
続いて、決算の認定についてでありますが、前段で申し上げましたように、副収入役の概要説明や各理事者からの御答弁を伺いましたが、適正に予算が執行されていることが理解できたところであり、今後とも予算の効率的な執行と適正な管理に意を用いていただきたいと存じます。
さて、12月18日に平成19年度の地方財政対策が発表されました。その中で、地方交付税に関しては、財務省が求めていた地方交付税の一部を特例的に減らす特例減額が見送られ、さらに、地方一般財源総額につきましても、前年度比0.9%増の59兆2300億円と前年度水準以上を確保されたことに、とりあえず安堵をしているところであります。しかしながら、来年度にはいわゆる新型交付税の導入等が予想され、本市に与える影響は不明な部分が多く、全く予断を許さない状況であります。
一方で、一般歳出につきましては、
社会保障関係の国庫補助事業や退職手当等の歳出の自然増がある中で、基本方針2006に沿って地方歳出を厳しく見直したことにより、前年度比1.1%減の65兆7400億円程度と大変厳しいものになっております。
このような状況の中、間近に迫り来る東北新幹線新青森駅開業効果を最大限に享受するための環境整備など、新たなまちづくりを積極的に進めていくためにも、これまで以上に徹底した行財政運営における改革を進め、将来世代に責任の持てる持続可能な行財政運営を期待するとともに、市長及び理事者の皆さんにおかれましては、いつまでも喜んで暮らしていけるうれしいまち実現に向けたなお一層の御尽力をお願い申し上げまして、私の賛成討論といたします。ありがとうございました。(拍手)
40
◯議長(
奥谷進君) これにて討論を終結いたします。
これより採決いたします。
まず、議案第276号から議案第278号まで、議案第280号、議案第281号、議案第283号、議案第285号及び議案第327号の計8件については
反対討論がありますので、起立により採決いたします。
議案第276号から議案第278号まで、議案第280号、議案第281号、議案第283号、議案第285号及び議案第327号の計8件については、
委員長報告のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。
〔
賛成者起立〕
41
◯議長(
奥谷進君) 起立多数であります。よって、各案件については
委員長報告のとおり決しました。
次に、ただいま決定されました案件を除く各案件については、
委員長報告のとおり決することに御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
42
◯議長(
奥谷進君) 御異議なしと認めます。よって、各案件については
委員長報告のとおり決しました。
──────────────────────────
日程第56 常任
委員会及び議会運営
委員会の所管事務の継続審査について
43
◯議長(
奥谷進君) 日程第56「常任
委員会及び議会運営
委員会の所管事務の継続審査について」を議題といたします。
本件については、各常任委員長及び議会運営委員長から会議規則第104条の規定により、お手元に配付をいたしております申出書のとおり、それぞれの所管事務について審査終了まで閉会中の継続審査の申し出があります。
44
◯議長(
奥谷進君) お諮りいたします。
本件については、各常任委員長及び議会運営委員長からの申し出のとおり、それぞれの所管事務について審査終了まで閉会中の継続審査に付することに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
45
◯議長(
奥谷進君) 御異議なしと認めます。よって、各常任委員長及び議会運営委員長からの申し出のとおり、それぞれの所管事務について審査終了まで閉会中の継続審査に付することに決しました。
──────────────────────────
日程第57 新幹線対策について ~
日程第60 議会広報について
46
◯議長(
奥谷進君) 日程第57「新幹線対策について」から日程第60「議会広報について」まで、計4件を
一括議題といたします。
各案件については、各特別委員長から会議規則第104条の規定により、お手元に配付しております申出書のとおり、閉会中の継続審査の申し出があります。
47
◯議長(
奥谷進君) お諮りいたします。
各特別委員長からの申し出のとおり、閉会中の継続審査に付することに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
48
◯議長(
奥谷進君) 御異議なしと認めます。よって、各特別委員長からの申し出のとおり、閉会中の継続審査に付することに決しました。
──────────────────────────
日程第61 議案第328号 監査委員の選任について
49
◯議長(
奥谷進君) 日程第61議案第328号「監査委員の選任について」を議題といたします。
本件については、地方自治法第117条の規定により、38番工藤徳信議員の退席を求めます。
〔議員工藤徳信君退場〕
50
◯議長(
奥谷進君) 提案理由の説明を求めます。佐々木市長。
〔市長佐々木誠造君登壇〕
51 ◯市長(佐々木誠造君) 議案第328号について御説明申し上げます。
平成17年第2回臨時会において御同意をいただき、選任いたしました監査委員工藤豊秀氏は、去る11月25日をもって任期が満了となりました。そこで、この後任について慎重に検討した結果、工藤徳信氏が適任と認められますので、選任いたしたいと存じます。
何とぞ御同意を賜りますようお願い申し上げます。
52
◯議長(
奥谷進君) これより質疑に入ります。
御質疑ありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
53
◯議長(
奥谷進君) 質疑ないものと認めます。
54
◯議長(
奥谷進君) お諮りいたします。
ただいま議題となっております議案第328号については、
委員会の付託を省略いたしたいと思います。
これに御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
55
◯議長(
奥谷進君) 御異議なしと認めます。よって、
委員会の付託を省略することに決しました。
討論については通告がありませんでした。
56
◯議長(
奥谷進君) お諮りいたします。
ただいま議題となっております議案第328号については、これに同意することに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
57
◯議長(
奥谷進君) 御異議なしと認めます。よって、本案は同意することに決しました。
38番工藤徳信議員の入場を求めます。
〔議員工藤徳信君入場〕
──────────────────────────
日程第62 議案第329号 監査委員の選任について
58
◯議長(
奥谷進君) 日程第62議案第329号「監査委員の選任について」を議題といたします。
本件については、地方自治法第117条の規定により、25番花田明仁議員の退席を求めます。
〔議員花田明仁君退場〕
59
◯議長(
奥谷進君) 提案理由の説明を求めます。佐々木市長。
〔市長佐々木誠造君登壇〕
60 ◯市長(佐々木誠造君) 議案第329号について御説明申し上げます。
平成17年第2回臨時会において御同意をいただき、選任いたしました監査委員福士銀一氏は、去る11月25日をもって任期が満了となりました。そこで、この後任について慎重に検討した結果、花田明仁氏が適任と認められますので、選任いたしたいと存じます。
何とぞ御同意を賜りますようお願い申し上げます。
61
◯議長(
奥谷進君) これより質疑に入ります。
御質疑ありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
62
◯議長(
奥谷進君) 質疑ないものと認めます。
63
◯議長(
奥谷進君) お諮りいたします。
ただいま議題となっております議案第329号については、
委員会の付託を省略いたしたいと思います。
これに御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
64
◯議長(
奥谷進君) 御異議なしと認めます。よって、
委員会の付託を省略することに決しました。
討論については通告がありませんでした。
65
◯議長(
奥谷進君) お諮りいたします。
ただいま議題となっております議案第329号については、これに同意することに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
66
◯議長(
奥谷進君) 御異議なしと認めます。よって、本案は同意することに決しました。
25番花田明仁議員の入場を求めます。
〔議員花田明仁君入場〕
──────────────────────────
日程第63 議案第330号 財産区管理委員の選任について
67
◯議長(
奥谷進君) 日程第63議案第330号「財産区管理委員の選任について」を議題といたします。
提案理由の説明を求めます。佐々木市長。
〔市長佐々木誠造君登壇〕
68 ◯市長(佐々木誠造君) 議案第330号について御説明申し上げます。
平成14年第4回青森市議会定例会において御同意をいただき、選任いたしました土橋財産区管理委員神勇一氏は、去る12月16日をもって任期が満了となり、前田財産区管理委員澤田公誠氏は、去る12月18日をもって任期が満了となり、大平財産区管理委員穐元豊一氏、野内財産区管理委員加藤喜代道氏、横内大成氏は、来る12月24日をもって任期が満了となります。そこで、この後任について慎重に検討した結果、これらの方々が適任と認められますので、再任いたしたいと存じます。
なお、これらの方々の経歴についてはお手元に配付いたしたとおりであります。
69
◯議長(
奥谷進君) これより質疑に入ります。
御質疑ありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
70
◯議長(
奥谷進君) 質疑ないものと認めます。
71
◯議長(
奥谷進君) お諮りいたします。
ただいま議題となっております議案第330号については、
委員会の付託を省略いたしたいと思います。
これに御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
72
◯議長(
奥谷進君) 御異議なしと認めます。よって、
委員会の付託を省略することに決しました。
討論については通告がありませんでした。
73
◯議長(
奥谷進君) お諮りいたします。
ただいま議題となっております議案第330号については、これに同意することに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
74
◯議長(
奥谷進君) 御異議なしと認めます。よって、本案は同意することに決しました。
──────────────────────────
日程第64 議案第331号 人権擁護委員候補者の推薦について
75
◯議長(
奥谷進君) 日程第64議案第331号「人権擁護委員候補者の推薦について」を議題といたします。
提案理由の説明を求めます。佐々木市長。
〔市長佐々木誠造君登壇〕
76 ◯市長(佐々木誠造君) 議案第331号について御説明申し上げます。
平成15年第3回浪岡町議会定例会において御同意をいただき、推薦いたしました人権擁護委員津川勇二氏は、明年3月31日をもって任期が満了となります。そこで、この後任について慎重に検討した結果、同氏が適任と認められますので、再任とし、推薦いたしたいと存じます。
何とぞ御同意を賜りますようお願い申し上げます。
なお、同氏の経歴についてはお手元に配付いたしたとおりであります。
77
◯議長(
奥谷進君) これより質疑に入ります。
御質疑ありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
78
◯議長(
奥谷進君) 質疑ないものと認めます。
79
◯議長(
奥谷進君) お諮りいたします。
ただいま議題となっております議案第331号については、
委員会の付託を省略いたしたいと思います。
これに御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
80
◯議長(
奥谷進君) 御異議なしと認めます。よって、
委員会の付託を省略することに決しました。
討論については通告がありませんでした。
81
◯議長(
奥谷進君) お諮りいたします。
ただいま議題となっております議案第331号については、これに同意することに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
82
◯議長(
奥谷進君) 御異議なしと認めます。よって、本案は同意することに決しました。
──────────────────────────
日程第65 議員提出議案第24号 青森市議会会議規則の一部を改正する規則の制定について ~
日程第68 議員提出議案第27号 森林の保全及び林業の活性化に関する意見書
83
◯議長(
奥谷進君) 日程第65議員提出議案第24号「青森市議会会議規則の一部を改正する規則の制定について」から日程第68議員提出議案第27号「森林の保全及び林業の活性化に関する意見書」まで、計4件を
一括議題といたします。
84
◯議長(
奥谷進君) お諮りいたします。
ただいま議題となっております議員提出議案第24号から議員提出議案第27号までの計4件については、提案理由の説明及び
委員会付託を省略いたしたいと思います。
これに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
85
◯議長(
奥谷進君) 御異議なしと認めます。よって、各案件については提案理由の説明及び
委員会の付託を省略することに決しました。
これより質疑に入ります。
御質疑ありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
86
◯議長(
奥谷進君) 質疑ないものと認めます。
討論については通告がありませんでした。
これより採決いたします。
議員提出議案第24号から議員提出議案第27号までの計4件については、原案のとおり決することに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
87
◯議長(
奥谷進君) 御異議なしと認めます。よって、各案件については原案のとおり可決されました。
──────────────────────────
日程第69 議員提出議案第28号
障害者自立支援法の抜本的な改正を求める意見書
88
◯議長(
奥谷進君) 日程第69議員提出議案第28号「
障害者自立支援法の抜本的な改正を求める意見書」を議題といたします。
89
◯議長(
奥谷進君) お諮りいたします。
ただいま議題となっております議員提出議案第28号については、提案理由の説明及び
委員会の付託を省略いたしたいと思います。
これに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
90
◯議長(
奥谷進君) 御異議なしと認めます。よって、提案理由の説明及び
委員会の付託を省略することに決しました。
これより質疑に入ります。
御質疑ありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
91
◯議長(
奥谷進君) 質疑ないものと認めます。
これより討論に入ります。
討論の通告がありますので、発言を許します。
23番
三上武志議員。
〔
議員三上武志君登壇〕(拍手)
92 ◯23番(
三上武志君) 社会民主党の
三上武志でございます。
私は、ただいま提案されております「
障害者自立支援法の抜本的な改正を求める意見書」(案)に賛成の立場から意見を申し上げたいと思います。
同法案は、全国の圧倒的多数の障害者の反対の声を無視し、昨年10月31日強行採決をされ、ことし4月に1割負担が始まり、ことし10月本格実施となりました。この法案をまとめた
厚生労働省は、障害者が地域で自立して働き、生活ができる社会を目指す、公平性が保たれる制度にすると美辞麗句を並べておりましたが、実態は正反対であります。
福祉サービスを提供する現場では、報酬単価が切り下げられたことによって、2割から3割の減収となっており、運営が今後ますます厳しくなっていくのは明らかです。このことにより、結局はその負担が障害者や働く人々に向けられることを私は強く危惧するものであります。
また、障害者に提供される福祉サービスについては、これまでになかった新たなメニューもあるものの、受けられるサービス内容は大きく限定された上に、1割の自己負担が強いられ、サービスを受けたくても受けられない実態が広がっているのであります。さらに、福祉作業所もこれまでの国の運営費補助を見直しし、その責任をすべて自治体に転嫁をしてしまいました。これにより、既に財政難で苦しむ県や市町村からの補助金の削減が始まっており、今後一層削減が進んでいくことは明らかであります。
今回の法改正の名分は、障害者の脱施設化、負担の公平性を進めるとされていましたが、これは障害者を理解し、社会的に支え合える基盤のないままの自立は、結果として、障害者の生きる権利を奪い、それを支える施設の運営や経営を一層困難にするものであると言わざるを得ません。まさに現場の実態とかけ離れた法改正なのであります。
私はこの意見書で訴えておりますとおり、障害者の自立を妨げる
障害者自立支援法の抜本的見直しを強く訴えるものであります。議員各位におかれましては、どうか以上の趣旨にかんがみまして、御賛同を賜りますようお願い申し上げまして、私の賛成討論といたします。よろしくお願いいたします。ありがとうございました。(拍手)
93
◯議長(
奥谷進君) これにて討論を終結いたします。
これより採決いたします。
議員提出議案第28号については、原案のとおり決することに御異議ありませんか。
〔「異議なし」「異議あり」と呼ぶ者あり〕
94
◯議長(
奥谷進君) 御異議がありますので、起立により採決いたします。
議員提出議案第28号については、原案のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。
〔
賛成者起立〕
95
◯議長(
奥谷進君) 起立多数であります。よって、原案のとおり可決されました。
──────────────────────────
日程第70 議員提出議案第29号 公共工事における賃金等確保法(公契約法)の制定を求める意見書
96
◯議長(
奥谷進君) 日程第70議員提出議案第29号「公共工事における賃金等確保法(公契約法)の制定を求める意見書」を議題といたします。
97
◯議長(
奥谷進君) お諮りいたします。
ただいま議題となっております議員提出議案第29号については、提案理由の説明及び
委員会の付託を省略いたしたいと思います。
これに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
98
◯議長(
奥谷進君) 御異議なしと認めます。よって、提案理由の説明及び
委員会の付託を省略することに決しました。
これより質疑に入ります。
御質疑ありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
99
◯議長(
奥谷進君) 質疑ないものと認めます。
討論については通告がありませんでした。
これより採決いたします。
議員提出議案第29号については、原案のとおり決することに御異議ありませんか。
〔「異議なし」「異議あり」と呼ぶ者あり〕
100
◯議長(
奥谷進君) 御異議がありますので、起立により採決いたします。
議員提出議案第29号については、原案のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。
〔
賛成者起立〕
101
◯議長(
奥谷進君) 起立少数であります。よって、本案は否決されました。
──────────────────────────
日程第71 議員提出議案第30号 リハビリテーションの診療報酬制度に関する実態調査を早め、制度の緊急停止を求める意見書
102
◯議長(
奥谷進君) 日程第71議員提出議案第30号「リハビリテーションの診療報酬制度に関する実態調査を早め、制度の緊急停止を求める意見書」を議題といたします。
103
◯議長(
奥谷進君) お諮りいたします。
ただいま議題となっております議員提出議案第30号については、提案理由の説明及び
委員会の付託を省略いたしたいと思います。
これに御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
104
◯議長(
奥谷進君) 御異議なしと認めます。よって、提案理由の説明及び
委員会の付託を省略することに決しました。
これより質疑に入ります。
御質疑ありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
105
◯議長(
奥谷進君) 質疑ないものと認めます。
これより討論に入ります。
討論の通告がありますので、発言を許します。
1番村川みどり議員。
〔議員村川みどり君登壇〕(拍手)
106 ◯1番(村川みどり君)
日本共産党の村川みどりです。
議員提出議案第30号「リハビリテーションの診療報酬制度に関する実態調査を早め、制度の緊急停止を求める意見書」に賛成の立場から討論を行います。
4月からの診療報酬改定によって医療保険のきくリハビリテーションに日数制限が導入されて8カ月がたちました。全国で20万人以上の患者がリハビリを打ち切られているおそれがあることが全国保険医団体連合会(以下保団連)の調査で判明しました。政府の機械的な打ち切りはしないという説明に反して深刻な影響が広がっています。
リハビリの制限日数は疾患によって異なり、最長は脳血管疾患等リハビリで発症から180日です。運動器リハビリと心大血管疾患リハビリは150日、呼吸器リハビリは90日です。政府・
厚生労働省が日数制限をする口実は、効果が見込めないリハビリが漫然と続けられるケースも少なくないというものです。状態の改善はそれほど見込めなくても、悪化を防ぐのに必要な維持期のリハビリを事実上切り捨てる措置をとったのです。
しかし、保団連の調査はこの言い分に根拠がないことを事実で示しました。医療従事者からは、改善しないから終了しますという誘導は社会の反感を買うし、当事者、家族は夢も希望もなくなるという危惧のほか、リハビリ打ち切りによって閉じこもり傾向が強くなることで新たな疾患を併発してしまうおそれがある。さらには、リハビリが行えなくなった方の身体機能が目に見えて低下しているという悲痛の声が寄せられています。
厚労省は医療保険のリハビリを打ち切っても
介護保険が受け皿になるとしています。しかし、保団連の調査でも
介護保険には、日数制限により医療保険の対象外とされた何万人ものリハビリ中断患者を受け入れるだけの施設もマンパワーも整っていないというのが実態です。仮に
介護保険のリハビリに移行できた場合でも、そのうちの半数は
介護保険のリハビリでは改善できず、2次障害としての痛みや関節のかたさが出現、患者に泣きつかれて困っているという実態も寄せられています。何もしなければ急速に機能低下を来す患者さんにとって維持的リハビリは命綱です。また、患者さんによっては維持期であっても、医師によるマン・ツー・マンの医学的管理下でリハビリを行わなければ安全が確保できない場合もあります。
リハビリは医療保険で行い、その実施は医師の専門的見地からの判断によって行われるべきです。この医療現場における判断を画一的ルールに当てはめて打ち切らせるような日数制限は撤廃すべきではないでしょうか。皆さんの御賛同を心からお願い申し上げ、賛成討論といたします。(拍手)
107
◯議長(
奥谷進君) これにて討論を終結いたします。
これより採決いたします。
議員提出議案第30号については、原案のとおり決することに御異議ございませんか。
〔「異議なし」「異議あり」と呼ぶ者あり〕
108
◯議長(
奥谷進君) 御異議がありますので、起立により採決いたします。
議員提出議案第30号については、原案のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。
〔
賛成者起立〕
109
◯議長(
奥谷進君) 起立少数であります。よって、本案は否決されました。
──────────────────────────
日程第72 議員提出議案第31号 最低保障
年金制度の創設を求める意見書
110
◯議長(
奥谷進君) 日程第72議員提出議案第31号「最低保障
年金制度の創設を求める意見書」を議題といたします。
111
◯議長(
奥谷進君) お諮りいたします。
ただいま議題となっております議員提出議案第31号については、提案理由の説明及び
委員会の付託を省略いたしたいと思います。
これに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
112
◯議長(
奥谷進君) 御異議なしと認めます。よって、提案理由の説明及び
委員会の付託を省略することに決しました。
これより質疑に入ります。
御質疑ありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
113
◯議長(
奥谷進君) 質疑ないものと認めます。
これより討論に入ります。
討論の通告がありますので、発言を許します。
2番舘田瑠美子議員。
〔議員舘田瑠美子君登壇〕(拍手)
114 ◯2番(舘田瑠美子君)
日本共産党の舘田瑠美子です。
議員提出議案第31号「最低保障
年金制度の創設を求める意見書」に賛成の立場から討論を行います。
今日の
年金制度の最大の問題点は、日々の生活を到底賄えない低額年金者が膨大にいることです。また、
年金制度に入っていない人、入れない人も激増しています。
国民年金しか受給していない高齢者は900万人にも上りますが、受給額は平均で月4万6000円にすぎません。2万円から3万円台の受給者も少なくありません。また、厚生年金でも女性の平均は10万円台と極めて低額です。さらに、
国民年金の未納率が約4割に達し、免除者、未加入者も含めると保険料を払っていない人は既に1000万人を超えると言われています。年金のこの最大の問題点を解決し、すべての国民に健康で文化的な最低限度の生活を保障するという憲法の精神に立って、今国民の生存権を保障する最低保障
年金制度を実現することが求められています。
こうした立場から、
日本共産党は最低保障額を当面5万円とする最低保障
年金制度に速やかに踏み出そうと提案しています。この制度は、一律5万円ということではなくて、払った保険料に応じた額をそれに上乗せして支給します。無年金の人には月額5万円が保障されます。
国民年金4万円の人は5万円の上に
国民年金の保険料に応じた部分となる2万円が上乗せされて7万円に、保険料を40年間納め続けた人は満額の6万6000円の半分が上乗せされて8万3000円になります。この結果、平均的な
国民年金受給額は七、八万円となります。月5万円はあくまで当面です。ここからスタートし、安定的な財源を確保しながら、さらに引き上げていくというものです。現在の制度では25年以上かけないと
国民年金は1円も出ません。非正規雇用がふえ、どうせもらえないと保険料を納める意欲をなくしてしまう人もふえています。短期間であっても保険料を納めれば5万円プラス上乗せ支給されるとなれば、納める意欲にもつながります。
底上げになるのは
国民年金だけではありません。サラリーマンの厚生年金なども一定額までは同様に基礎年金部分が底上げされます。高額の年金をもらっている人は別ですが、比較的低水準の年金はすべて底上げされます。
先進諸国では、デンマーク、ノルウェー、フィンランドなど北欧を中心とする国々、ニュージーランド、オーストラリア、そしてカナダなどに最低保障
年金制度があります。また、イギリスやフランスには大変しっかりとした高齢期の所得保障の仕組みがあります。発展途上国でも、南アフリカ共和国、ブラジル、モーリシャスなどは最低保障
年金制度を持っています。今後、最も激しく人口の高齢化が進展する発展途上国では、貧困の中に取り残されている高齢者の問題が深刻になっており、貧困の解決手段としての国庫による最低保障
年金制度が注目されています。
2001年8月、国連社会権規約
委員会は、日本政府に締約国の
年金制度に最低保障の規定がないことを指摘、制度化を勧告しました。国際的なこうした到達点を踏まえ、最低保障
年金制度を構築することが重要です。困窮度が深まる国民の生活からいっても、今最低保障
年金制度を実現させることは特に重要だと考えます。
基礎年金への国庫負担を法律どおり2分の1に引き上げるために必要なお金は2.7兆円、5万円の最低保障年金への移行にはこれとは別に5兆円が必要です。財源としては大型公共事業や軍事費、政党助成金などの税金のむだ遣いを徹底的に見直すこと、大企業、大金持ち減税の流れをストップさせて、90年代後半の水準まで戻せば十分賄えます。将来的には受給者がふえ、年金財政がある程度膨らみますが、国民負担を抑えつつ、大企業負担をヨーロッパ並みに近づけていくことで十分支えることができます。
格差社会の進行の中で、高齢者の貧困や保険料を払えない人々の増大の問題が危機的な状況になっています。すべての国民に老後の生活を保障する
年金制度として全額国庫負担の最低保障
年金制度をつくることは、喫緊の課題となっています。
11月16日に行われた全国市長会でも、
国民年金に関する要望の中で、将来に向けて持続可能な
年金制度とするため、そのあり方について最低保障年金を含め国民的な議論を行い、適切な見直しを行うこととして、関係省庁に提出するとともに全国会議員に要請をしたそうです。
以上を申し上げて、議員各位の賛同を呼びかけまして、私の賛成討論といたします。御清聴ありがとうございました。(拍手)
115
◯議長(
奥谷進君) これにて討論を終結いたします。
これより採決いたします。
議員提出議案第31号については、原案のとおり決することに御異議ありませんか。
〔「異議なし」「異議あり」と呼ぶ者あり〕
116
◯議長(
奥谷進君) 御異議がありますので、起立により採決いたします。
議員提出議案第31号については、原案のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。
〔
賛成者起立〕
117
◯議長(
奥谷進君) 起立少数であります。よって、本案は否決されました。
──────────────────────────
日程第73 議員派遣について
118
◯議長(
奥谷進君) 日程第73「議員派遣について」を議題といたします。
119
◯議長(
奥谷進君) お諮りいたします。
本件については、お手元に配付しておりますとおり、議員を派遣することに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
120
◯議長(
奥谷進君) 御異議なしと認めます。よって、お手元に配付しておりますとおり、議員を派遣することに決しました。
──────────────────────────
121
◯議長(
奥谷進君) 以上で本日の日程は全部終了いたしました。
──────────────────────────
122
◯議長(
奥谷進君) 閉会に当たり、市長から発言の申し出がありますので、これを許可いたします。佐々木市長。
〔市長佐々木誠造君登壇〕
123 ◯市長(佐々木誠造君) 平成18年第4回定例会の閉会に当たり、お許しをいただき、一言ごあいさつを申し上げます。
本定例会も議員各位の慎重な御審議により、一般会計補正予算を初め各会計補正予算、条例案並びに各会計決算など、すべての議案について原案どおり御議決、御認定を賜り、厚くお礼を申し上げる次第であります。
今年もはや師走を迎えましたが、この1年を振り返ってみますと、国においては安倍総理が誕生し、新内閣がスタートした年でありました。総理は所信表明演説において、やる気のある地方が自由に独自の施策を展開し、魅力ある地方に生まれ変わるよう地方分権を進めるとしており、この時代の潮流に的確に対応し、さまざまな施策を展開していくことが今後においても重要であるものと再認識いたしたところであります。
本市では、本年10月に全国で37団体目、県内では初の中核市へ移行いたしました。中核市移行につきましては、そのこと自体が目的ではなく、中央集権から地方分権へと進む時代の大きな潮流の中にあって、循環型で持続可能なまちづくりを進める上で有効な手段であるとの認識のもと取り組んでまいりました。この中核市移行に伴い、新たに県から移譲を受けた福祉、保健衛生、環境、都市計画、建設等の分野における2185件の事務権限を生かしながら、諸施策に積極的に取り組むことによって都市の魅力をさらに高めていきたいと考えております。
また、東北新幹線八戸―新青森間につきまして、平成22年度末の完成を目指すこととされ、市内においても高架橋が点から線へとその姿を徐々にあらわしてきております。さらには、新青森駅舎について、「縄文と未来の融合」をテーマとしたデザイン案が決定されるなど、東北新幹線新青森駅開業がいよいよ間近に感じられるようになってまいりました。この開業効果を引き出し、また活用することにより、最大限に享受していくという本市の方針を具体化させるため、本年10月に「くるぞ新幹線、活かすぞチャンス」をスローガンに東北新幹線新青森駅開業対策基本計画を策定したところでもあります。
中核市移行や間近に迫った東北新幹線新青森駅開業などを新たなチャンスととらえ、市民生活で最も身近な基礎自治体として本市が有する地域資源を生かしたより個性的で魅力あふれる、いつまでも喜んで暮らしていけるうれしいまちの実現を目指し、これまで以上に自主的、主体的なまちづくりに取り組んでまいります。
私は市長就任以来、本市のまちづくりの基本理念としてコンパクトシティの形成を掲げ、これを具現化するため、無秩序な市街地の拡大抑制とまちなかの再生という2つの視点に立ち、中心市街地の活性化と郊外の開発抑制とを車の両輪に据えたまちづくりを進めてまいりました。その取り組みの一つとして、本年1月には青森駅前第一地区第一種市街地再開発事業として整備を進めてまいりましたミッドライフタワーが竣工し、医療施設及び福祉施設などに高齢者対応型分譲マンションを複合させたことにより、これから一層進むであろう高齢社会に対応したまちなか居住のモデルとして注目されたところであり、加えて、本年は本市のまちづくりの取り組みが国においても注目され、まちづくり三法の一つ、都市計画法等の一部を改正する法律案の審議の場であります衆議院国土交通
委員会におきまして、4月に私が参考人として招致され、本市の取り組みについて御説明させていただきました。
まちづくり三法改正を受け、本市では中心市街地活性化に向けた実効性及び熟度の高いメニューを実施事業として位置づけた新たな中心市街地活性化基本計画を取りまとめ、年内には国に対し申請を行い、この計画が認定を受けることができれば、国の重点的な支援により中心市街地をより一層活性化できるものと期待しております。
このほか、中心市街地での新しい魅力とにぎわいの創出を図るため、5月には中心商店街が中心となり、大型ねぶたやよさこいの演舞等を行うAOMORI春フェスティバルを実施いたしましたが、一部天候に恵まれなかったにもかかわらず、2日間で約8万人もの集客効果がありましたことから、相当の誘客効果、経済効果があったものと考えられ、継続した開催を期待するものであります。
さて、昨冬は本市におきましても雪の降り始めが例年より早く、12月中旬から真冬並みの寒さと降雪に見舞われ、最大積雪深が148センチメートルを記録するなど、2年連続の豪雪となりました。このように本市は30万人規模の都市としては、国内はもとより世界的にも有数の豪雪都市であり、雪対策の推進が市政の基本的な重要課題となっておりますことから、今般、持続可能な雪対策の構築と市民の皆様との協働による冬期生活環境の充実に向けて、新たに青森市雪対策基本計画を策定いたしました。冬期間における道路交通と市民生活の安全の確保に向け、全庁一丸となって取り組んでまいる所存であります。
降り積もる雪は市民生活や経済活動に大きな影響を与えるものでありますが、一方では、八甲田山系に降る雪は、日本一おいしい水道水をはぐくむものでもあります。私は、将来にわたりおいしい水を安定的に供給していくために、平成4年度から水と森を守る運動としてブナの植林事業を積極的に進めてまいりましたが、多くの市民の皆様の御支援と御協力に支えられ、本年は新たに横内浄水場水源地上流部で植林を実施いたしました。
また、本市は恵み豊かな宝の海陸奥湾に抱かれており、1度汚染されてしまうともとに戻ることが難しい閉鎖性水域である陸奥湾の水質保全を図るため、重点的に下水道整備を推進してまいりましたが、これに加え、下水の持つ温度特性に早くから注目し、この熱エネルギー等を雪対策として利活用するという事業をも進めてまいったところ、こうした本市の事業に対し、国から高い評価をいただき、本年9月、下水道有効利用部門において国土交通大臣賞(いきいき下水道賞)受賞の栄に浴することができました。このほか、都市のインフラ整備では、老朽化により約3年にわたりかけかえ工事を行ってまいりました甲田橋が完成し、この12月に開通したところでもあります。
これらハード面の整備に加えまして、ソフト面については、国内最大の生産量を誇るカシスについて、本年8月に本市において第2回カシスサミットが行われ、国内外から関係者が参加し、カシスの普及を図っていくことが確認されたほか、合併により本市の宝物になりましたリンゴについては、付加価値の高い販売に向けてCA冷蔵庫の整備予定地の土地鑑定等を行うことといたしました。
また、スポーツ面では、2月に開催されたトリノ冬季オリンピックでカーリング女子チーム青森が7位に入賞し、さらに、翌3月に本市で開催されました日本女子カーリング選手権で優勝するなど、日本じゅうにカーリングブームを巻き起こし、その功績をたたえ、青森市スポーツ栄誉賞を創設し、3月に授与式を行ったものであります。
いよいよ明年3月には「夢を決める、ストーンがある」を大会テーマに、日本はもとより、アジアで初となる世界女子カーリング選手権大会が本市において開催されますが、今般、北海道北見市で行われました選考会でチーム青森が接戦を制し、見事に日本代表の座をかち取りましたことは、まことに喜ばしい限りであり、地元青森市で開催される世界選手権大会でチーム青森が大活躍することを念じてやまないものであります。
文化振興施策については、北東北一の収容人員を誇り、築後24年を経過した青森市文化会館の経年劣化を解消し、機能向上を図るため、大ホールの舞台装置、音響設備等を中心として大規模改修を実施し、本年11月にリニューアルオープンしたところであり、今定例会で関係議案について御議決をいただきました青森市民ホールの活用とあわせ、本市における文化芸術のより一層の振興を図ってまいりたいと考えております。
文化スポーツ振興公社問題につきましては、市政全般を預かる身として、まさにざんきにたえず、改めて議会を初め市民の皆様に心からおわび申し上げる次第であります。公社は9月1日以降、新体制のもと改革改善の具体的な取り組みの整備を行い、先般、改革・改善アクションプランを決定し、市に対して報告があったところであり、このアクションプランの各取り組みが着実に実行されていくことにより、信頼回復が図られるものと考えております。
昨今の国、地方を通じた財政環境は硬直化の一途をたどっており、本市におきましても財政状況が非常に厳しい状況にあります中、これまで以上に徹底した行財政改革に取り組んでいかなければなりません。このことから、本年2月青森市総合計画「ネクスト Aomori 推進プラン」前期基本計画を策定し、これに基づいて行財政改革の基本方針を定めた行財政改革プランとその具体的な取り組みを内容とする行財政改革プログラムを策定いたしました。また、これら行財政改革の取り組みを反映した青森市財政プランを策定し、将来世代に責任が持てる自治体経営の基盤づくりを進めることによって、総合計画「ネクスト Aomori 推進プラン」の着実な推進を図ることとしたものであります。
本年度は、総合計画、行財政改革、財政プラン、それぞれのスタート年次であり、私を初め職員が市職員としての自覚と強い使命感を持ち、常に市民の視点もあわせ持ちながら、質の高い事務やサービスを遂行することが何よりも大切なことだと認識し、実行してまいりましたし、今後もさらなる努力を傾注してまいりたいと考えております。
以上、本年の施策の主なるものを申し上げましたが、これら以外にもさまざまな施策が着実に展開されておりますことは、ひとえに議員各位並びに市民の皆様の御支援、御協力のたまものであり、ここに深く感謝申し上げる次第であります。加えまして、さきの臨時議会において新たに組織された青森市議会の今後の御活躍に期待を抱きますとともに、より一層の御理解と御協力を切にお願い申し上げる次第であります。
今月に入り降雪が続き、12月上旬としては21年ぶりの記録的な大雪に見舞われるなど、今冬もいよいよ冬本番を迎えた感がありますが、来る平成19年が本市にとりましてさらなる飛躍の年となりますよう、また議員各位のますますの御健勝、御活躍と御家族ともども希望に満ちた明るい年でありますことを心から祈念いたしまして、閉会に当たってのごあいさつといたします。
124
◯議長(
奥谷進君) この際、私からも一言ごあいさつを申し上げます。
ただいま市長からもごあいさつがありましたように、今年は10月1日に中核市青森が誕生し、市議会におきましても、10月29日の市議会議員選挙により、新たな当選者が議員に加わり、決意も新たに市政にかかわるさまざまな課題を審議してまいりました。
今定例会も議員各位の御協力のもと、本日ここに無事閉会の運びとなりましたことは、議長といたしましてもまことに喜びにたえません。
理事者各位におかれましては、今定例会において成立いたしました諸議案の適正な執行はもとより、現下の厳しい行財政環境のもとで市政各般にわたる向上とさらなる改革を期し、なお一層の御尽力を賜りますようお願いを申し上げます。
結びに、年の瀬を迎え、間もなく新しい年を迎えようとしております。来る新しい年が希望に満ちたすばらしい年でありますように、皆様方の御多幸と御健勝を祈念し、閉会に当たってのごあいさつとさせていただきます。
──────────────────────────
閉 会
125
◯議長(
奥谷進君) これにて平成18年第4回青森市議会定例会を閉会いたします。
午前11時46分閉会
──────────────────────────
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