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  1. 青森市議会 2005-03-04
    旧浪岡町 平成17年第2回臨時会(第1号) 本文 2005-03-04


    取得元: 青森市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-04-29
    ▼最初のヒットへ(全 0 ヒット) 1     午前9時11分 開会 ◯議長福士銀一君) おはようございます。  ただいまの出席議員は20名で定足数に達しておりますので、会議は成立いたしました。  ただいまから平成17年第2回浪岡町議会臨時会を開会いたします。  直ちに会議を開きます。 ───────────────────────────────────────────     日程第1 会議録署名議員の指名 2 ◯議長福士銀一君) 日程第1、会議録署名議員の指名を行います。  会議録署名者については、会議規則第 118条の規定により、16番木村清明議員、17番佐藤良隆議員を指名いたします。 ───────────────────────────────────────────     日程第2 会期の決定 3 ◯議長福士銀一君) 日程第2、会議規則第5条の規定により、第2回臨時会の会期についてをお諮りいたします。  会期については、先ほど議会運営委員会を開き、1日と決定いたしておりますので、会期を本日1日といたしたいと思いますが、ご異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 4 ◯議長福士銀一君) 異議なしと認めます。よって、会期は本日1日と決定いたしました。  本日の日程は、皆様に配付のとおりであります。 ───────────────────────────────────────────     日程第3 町長提案理由の説明 5 ◯議長福士銀一君) 日程第5、町長の提案理由の説明を求めます。町長。     〔町長 古村一雄君 登壇〕
    6 ◯町長古村一雄君) おはようございます。  きょうもたくさんの傍聴の方々に詰めかけていただいて、合併に対する関心の高さを表明をしているのではないかと思います。  昨年12月、雪が降り続き、まさにこの合併問題に象徴するように、天のたたりなのかという感じさえするこの降り方であります。3月の今月に入っても雪はやむことはない。きのう3日現在の積雪量は本町で1メートル86センチメートル、降雪量は7メートル59センチメートルと観測をされています。これだけ高い通路沿いの雪の壁は、今まで経験したことがあるでしょうか。町民は雪のやり場に困り、生活にいら立ちが募って、疲れが目立っています。  剪定などのりんご園の作業は1カ月近くもおくれ、枝折れやネズミの食害などによる被害は並大抵ではない、こう予測をされています。町の雪捨て場も、1カ所は既に満ぱいとなって閉鎖をしました。今臨時会には、 8,000万円の除雪経費を追加をして提案をいたしています。私は生活道路の最後の除排雪を、徹底してきょうから行いたい。その後に、農道網除排雪作業に集中することにしたいと思っています。  私は、町長就任の14日に、豪雪対策本部を設置いたしましたが、まだ本部の機能は有効に機能しているとは言えない。高齢者世帯の安全と一人暮らしの家庭を中心とした雪対策や、通学・通勤の歩道の確保、さらには国道や県道の除排雪要請への迅速な町の対応、雪解けを待っての家屋や農業被害調査の把握と、対策の実施をも豪雪対策本部で行うよう、今議会の予算議決を受けて、豪雪対策本部の体制をきょう中にも整える。  さらに、この豪雪疲れに拍車をかけているのが、合併をとめてほしいと強く願う町民と、あくまで青森市との合併を進めようとする議会との、先の見えない対立とが相まって、町民の身も心もさらに疲れ果てさせている。  民意を尊重し、この「ねじれ現象」を早急に解消し、3月中の私の在任中に合併問題に決着をつけなければならない。少なくとも町民には、浪岡町に戻る担保のある「道筋」を示さなければならないと私は思っています。このことが、「住民投票を求める会」事務局長を町長に選んだ町民多数の切なる願い、悲願であると私は受けとめています。  町民は、「住民投票どころではない。何を今さら」との思いも一部の町民には強いのではないかとは思われます。がしかし、我が浪岡町では、議会制民主主義が機能しているのか。町民は疑問を持っている。町民の意思を具現する私は、議会に問い続けていく。  「住民投票を求める会」の事務局長として、青森市との合併問題を争点にしたリコール投票の成立を受けて、その後の出直し町長選挙で当選した町長としては、当然の責務であると認識をしています。  町民は、青森市との合併に賛成なのか、反対なのか。私たち「住民投票を求める会」は、1年以上にわたって、一貫して町民の投票で合併の賛否を決めるよう求め続けてきました。「合併は決まった。後戻りできない」「中止すればごみの収集や水道がとまる。救急車は来ない」、こう言われても、町民は「住民投票を求める会」事務局長の私を、任期46日間の町長に押し上げたのではないか。  にもかかわらず、ただ一度のアンケート結果だけをよりどころに、合併を多数決で決めた議会は、2度の投票で町民の総意が明確になったにもかかわらず、議会の議決が町民の意思だと言ってゆずらない。私に言わせれば、町民の総意は果たして「アンケート派」にあるのか、我々「住民投票派」にあるのか、決着をつけなければならない。  「アンケート派」は、出直し選挙結果を「人を選ぶ選挙で合併とは別問題」と言って、これもまたはばからない。昨年12月26日の町長リコール投票の結果を受けて、「町長の姿勢が問われた投票で合併とは別問題」、当時の助役は突き放して、辞職もせず、50日間にわたって町長の職務代理者を務め、議会に諮ることなく、2月8日の選挙告示日になっても、今後これから大きな問題となる重要事項を一人で決め、公表もしなかった。当然、議会多数を占める推進議員も承知していなければできないこと、私はこう受けとめている。  リコール結果を受けて、「住民投票を求める会」の議員団が要求した議会の開催請求は無視し、「住民投票を求める会」の事務局長が町長に就任して1週間後に開催を申し出た「議会合併特別委員会」は、5日後になって拒否される。このことが、私は一番の問題であり、今の浪岡町が抱えている騒ぎ、悩み、この証明、証拠にほかならないと考えている。  28日後には、浪岡町が消滅をするというのに、私たち「住民投票を求める会」は投票条例の制定を求めている。なぜか。それは、町民の意思、民意を大事にしたいからである。2回の署名と2度の投票で 7,000名の民意は微動だにしなかったのではないか。  住民投票は、議員が3回否決をした。今回は4回目。「アンケート派」は、多数を占める議会では勝利をするが、町民の1票投票では敗れる。2度の投票は、有権者が間違って投票したとでも言うのか。我が浪岡町では、合併問題を通り越して、民意とは何か、町の主人公はだれか、民主主義が問われている。  議会多数の「アンケート派」は、投票や選挙で負ければ、いじめにでもあったように、青森市長や県知事に「合併を進めてください」と泣きつく。どうせ泣きつくならば、福士秀雄議員が第1回臨時会で申し出た議会の自主解散を行って、町民に泣きつくべきではないのか。何かがおかしい。狂っている。今回の住民投票もまた、数頼みで否決するのであれば、みずから出直し選挙で町民に信を問わねばならないと私は考えている。  合併で得をするのはだれか。目前に迫った合併期日までは、民意という嵐にひたすら耐えて、時間をかせぎ引き延ばし、中核市にもなっていないのに中核市議員報酬51万 5,000円を手にするために、市議会議員になだれ込もうとしている。この批判に対して、議会は説明責任を果たすべきであり、本臨時会の場で正々堂々と町民に、我々に、反論をすべきである。  青森市との合併問題に、あくまで住民投票で決着をつけたい。「住民投票を求める会」に残された時間は、余りにも少ない。残り少ない時間でこの1年以上に及んだ会の目的達成の手段は何か。あくまでも、住民投票を実施して、「分町」への道筋をつけるべきなのか。それとも、強引と言われようが何と言われようが、町民が最も期待している住民投票にかわる町政刷新の手段を講じて、合併問題の対応に悩み苦しんでいる全国の市町村住民とともに、手を携えるべきなのか。議会の出方いかんにかかっている。  「住民投票を求める会」が町民をだまして、町を混乱させてきたのか。それとも、民意を尊重しない、問おうともしない「合併推進議員」が町を混乱させているのか。町民に「住民投票の実施、青森市との合併を壊す」、これをただ一つと言える約束を掲げ、出直し町長選挙で勝利した私としては、「住民投票を求める会」事務局長としての責任と町民への約束を果たすために、不退転の決意で町長の職を全うする。  この住民投票制定案件以外に提案いたしています議案は、予算補正案件が1件、一部事務組合加入案件が1件、一部事務組合規約変更等の案件が5件の8件でございます。  議案第16号から第20号までは、各一部事務組合を組織している地方公共団体数の増加及び規約の変更についてであります。一部事務組合構成団体である藤崎町と常盤村が平成17年3月28日から藤崎町を設置し、新たに藤崎町を加入させるため、各一部事務組合を組織している地方公共団体数の増加及び規約の変更について、関係地方公共団体と協議する必要が生じ、議決書送付期限が3月15日となっており、市町村の合併の特例に関する法律第9条の2第1項、地方自治法第 286条第1項及び同法第 290条の規定に基づき、議会の議決をぜひとも求めるものでございます。  議案第21号「青森県市長会館管理組合を組織する地方公共団体数の増加について」であります。これは、「新青森市」を青森県市長会館管理組合に加入させるため、組合を組織する地方公共団体数の増加について、関係地方公共団体と協議する必要が生じ、議決書送付期限が3月10日となっており、市町村の合併の特例に関する法律第9条の2第1項、地方自治法第 286条第1項及び同法 290条に基づき、不本意ながら議会の議決を求めるものでございます。  議案第22号「平成16年度浪岡町一般会計補正予算(第10号)について」は、予算の総額に 8,742万 6,000円を追加したものであります。補正内容は、豪雪に対応するための除排雪対策として 8,000万円、住民投票費の追加 600万円でございます。  最後に、議案第23号「浪岡町が青森市と合併することの賛否を問う住民投票条例の制定について」は、冒頭述べたとおりであります。  以上、提案いたしました議案の概要についてご説明申し上げましたが、議事の進行に伴い私を含め関係参与から詳細にご説明申し上げますので、議員各位に当たっては特段のご理解を賜ることを心からお願いを申し上げまして、提案説明にかえさせていただきます。  ありがとうございました。 ───────────────────────────────────────────     日程第4 議案第16号 青森県市町村職員退職手当組合を組織する地方公共団体数          の増加及び青森市町村職員退職手当組合規約の変更について 7 ◯議長福士銀一君) 日程第4、議案第16号青森市町村職員退職手当組合を組織する地方公共団体数の増加及び青森市町村職員退職手当組合規約の変更についてを議題といたします。  議案第16号について説明を求めます。総務課長。 8 ◯総務課長三浦秀志郎君) それでは、議案第16号についてご説明いたします。少し議案を読みます。  「青森県市町村職員退職手当組合を組織する地方公共団体数の増加及び青森市町村職員退職手当組合規約の変更について」でございます。  「市町村の合併の特例に関する法律第9条の2第1項及び地方自治法第 286条第1項の規定により、青森県市町村職員退職手当組合に平成17年3月28日から藤崎町を加入させ、青森県市町村職員退職手当組合規約を次のとおり変更する」というものでありまして、次のページ変更案があります。「別表第1及び別表第2中『常盤村』を削る」という変更内容であります。  これはただいま町長も説明しておりましたけれども、藤崎町と常盤村が合併します。それで、新しい藤崎町が加入するということで、これは合併特例法の中に、こういう加入したり脱退したりするいろいろな場合には、一挙にこれを簡略した形で手続をする場合には、こういう形で議案が構成されておりまして、これは本町のみならず関係六十数町村が同じ議案の内容を一斉に議決するということになっております。以上です。 9 ◯議長福士銀一君) 説明が終わりました。  質疑に入ります。質疑ありませんか。(「なし」の声あり)質疑がないようですので、質疑を終わります。  討論を行います。討論ありませんか。(「なし」の声あり)討論がないようですので、討論を終わります。  お諮りいたします。本案は原案のとおり可決することにご異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 10 ◯議長福士銀一君) 異議がなしと認めます。よって、本案は原案のとおり可決することに決定いたしました。 ───────────────────────────────────────────     日程第5 議案第17号 青森県市町村等非常勤職員公務災害補償等組合を組織する          地方公共団体数の増加及び青森市町村等非常勤職員公務災害補償等組合          規約の変更について 11 ◯議長福士銀一君) 日程第5、議案第17号青森市町村等非常勤職員公務災害補償等組合を組織する地方公共団体数の増加及び青森市町村等非常勤職員公務災害補償等組合規約の変更についてを議題といたします。  議案第17号について説明を求めます。(「説明省略」の声あり)説明省略の声がありました。  質疑に入ります。質疑ありませんか。(「なし」の声あり)質疑がないようですので、質疑を終わります。  討論を行います。討論ありませんか。(「なし」の声あり)討論がないようですので、討論を終わります。  お諮りいたします。本案は原案のとおり可決することにご異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 12 ◯議長福士銀一君) 異議がなしと認めます。よって、本案は原案のとおり可決することに決定いたしました。 ───────────────────────────────────────────     日程第6 議案第18号 青森県自治会館管理組合を組織する地方公共団体数の増加          及び青森自治会館管理組合規約の変更について 13 ◯議長福士銀一君) 日程第6、議案第18号青森自治会館管理組合を組織する地方公共団体数の増加及び青森自治会館管理組合規約の変更についてを議題といたします。  議案第18号について説明を求めます。(「説明省略」の声あり)説明省略いたします。  質疑に入ります。質疑ありませんか。(「なし」の声あり)質疑がないようですので、質疑を終わります。  討論を行います。討論ありませんか。(「なし」の声あり)討論がないようですので、討論を終わります。  お諮りいたします。本案は原案のとおり可決することにご異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 14 ◯議長福士銀一君) 異議なしと認めます。よって、本案は原案のとおり可決することに決定いたしました。 ───────────────────────────────────────────     日程第7 議案第19号 青森県市町村税滞納整理組合を組織する地方公共団体数の          増加及び青森市町村税滞納整理組合規約の変更について 15 ◯議長福士銀一君) 日程第7、議案第19号青森市町村税滞納整理組合を組織する地方公共団体数の増加及び青森市町村税滞納整理組合規約の変更についてを議題といたします。  議案第19号について説明を求めます。(「説明省略」の声あり)説明省略いたします。  質疑に入ります。質疑ありませんか。(「なし」の声あり)質疑がないようですので、質疑を終わります。  討論を行います。討論ありませんか。(「なし」の声あり)討論がないようですので、討論を終わります。  お諮りいたします。本案は原案のとおり可決することにご異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 16 ◯議長福士銀一君) 異議なしと認めます。よって、本案は原案のとおり可決することに決定いたしました。 ───────────────────────────────────────────     日程第8 議案第20号 青森県消防補償等組合を組織する地方公共団体数の増加及          び青森消防補償等組合規約の変更について 17 ◯議長福士銀一君) 日程第8、議案第20号青森消防補償等組合を組織する地方公共団体数の増加及び青森消防補償等組合規約の変更についてを議題といたします。  議案第20号について説明を求めます。(「説明省略」の声あり)説明省略いたします。  質疑に入ります。質疑ありませんか。(「なし」の声あり)質疑がないようですので、質疑を終わります。  討論を行います。討論ありませんか。(「なし」の声あり)討論がないようですので、討論を終わります。  お諮りいたします。本案は原案のとおり可決することにご異議ありませんか。     〔「異議(「なし」の声あり) 18 ◯議長福士銀一君) 異議なしと認めます。よって本案は原案のとおり可決することに決定いたしました。 ───────────────────────────────────────────     日程第9 議案第21号 青森県市長会館管理組合を組織する地方公共団体数の増加          について 19 ◯議長福士銀一君) 日程第9、議案第21号青森市長会館管理組合を組織する地方公共団体数の増加についてを議題といたします。  議案第21号について説明を求めます。総務課長。 20 ◯総務課長三浦秀志郎君) 議案第21号についてであります。  「市町村の合併の特例に関する法律第9条の2第1項及び地方自治法第 286条第1項の規定により、青森県市長会館管理組合に平成17年4月1日から青森市を加入させるものとする」と、こういう議案であります。  市長会館といいますのは、青森市にある共同ビルの4階ですか、これは8市で構成している市長でこのビルを所有して管理しているわけですけれども、議案にかけました青森市というのは、「新青森市」のことであります。4月1日以降の「新青森市」。これは先ほど言いましたように、通常脱会・加入という手続を2回やるわけですけれども、この合併特例法ではこの一つの議案で1回で「新青森市」を加入させると、こういうことで町の議決が必要なわけです。  ただこれは、この議案自体につきましては浪岡町議会のみならず、この8市の議会にも同じ議案がかかります。そして、事務的にもどうしてもこれが今の10日までに議決が必要だということで、提案いたしたわけであります。よろしくお願いします。 21 ◯議長福士銀一君) 説明が終わりました。  質疑に入ります。質疑ありませんか。工藤祥三議員。 22 ◯5番(工藤祥三君) 町長は提案理由の中で、説明の中で、「不本意ながら、この議案を提案する」と。まずその「不本意」ということについてと、共同ビルの4階にあるというふうなことですけれども、分庁舎の問題も出たりなんかして、いわゆるこの管理組合というのがいつまでもこの共同ビルにいるというそういう内容とか、そういうお話とか、方向性というのは一切わからないんですか。 23 ◯議長福士銀一君) 総務課長。 24 ◯総務課長三浦秀志郎君) 実は、町長は冒頭で「不本意ながら」という表現をしております。  実は、私ども事務といいますか、町長は合併取り消し、撤回に向けて努力しているわけですけれども、一方では事務に対しましては「4月1日以降の住民生活に大きな支障のないように、それなりの一定の事務を進めなさい」と、こういう指示を受けているわけです。それで、この市長管理組合事務組合の変更につきましても、実はこの事務組合の規約変更案以外に浪岡町が青森市と合併するということで関連する案件が、実はまだ十数本残っております。これは、今臨時会ではなくて今後の定例会等で審議される予定にはなろうかと思いますけれども、先ほど言いましたように3月10日まで、定例会には間に合わない時期に期限が設定されておりまして、どうしてもこれをこれだけ1本早く、早期に議決をいただかなければ、他の市町村にも大きなご迷惑をかけることになると、そういうことで、苦渋のといいますか不本意ながらという表現になったわけでございますので、よろしくひとつご理解のほどをお願いします。 25 ◯議長福士銀一君) ほかにありませんか。長谷川議員。 26 ◯11番(長谷川章悦君) たしかさっき、町長の提案説明の中で 290条を 209条と言ったところがあると思います。そこは吟味して、 290条に直した方がいいと思います。 27 ◯議長福士銀一君) 総務課長
    28 ◯総務課長三浦秀志郎君)  290条だと思っておりますけれども、そのようにひとつお願いよろしくお願いします。 29 ◯議長福士銀一君) ほかにありませんか。(「なし」の声あり)質疑がないようですので、質疑を終わります。  討論を行います。討論ありませんか。(「なし」の声あり)討論がないようですので、討論を終わります。  お諮りいたします。本案は原案のとおり可決することにご異議ありませんか。     〔「異議あり」と呼ぶ者あり〕 30 ◯議長福士銀一君) 異議がありますので、本案について採決いたします。  この採決は、起立によって行います。  本案を原案のとおり可決することに賛成の諸君の起立を求めます。     〔賛成者起立〕 31 ◯議長福士銀一君) 起立多数であります。よって、本案は原案のとおり可決することに決定いたしました。 ───────────────────────────────────────────     日程第10 議案第22号 平成16年度浪岡町一般会計補正予算(第10号)につ           いて 32 ◯議長福士銀一君) 日程第10、議案第22号平成16年度浪岡町一般会計補正予算(第10号)についてを議題といたします。  議案第22号について説明を求めます。企画調整課長。 33 ◯企画調整課長(石岡 修君) 議案第22号一般会計補正予算(第10号)について説明いたします。  既定の歳入歳出総額にそれぞれ 8,742万 6,000円を追加いたします。総額それぞれ補正後の額を87億 3,773万 9,000円とするものでございます。  内訳をご説明いたします。6ページをお願いします。歳入でございますけれども、今回の財源といたしまして減債基金を崩しまして歳入を確保しております。  7ページをお願いいたします。今回の補正は、総務費のいわゆる選挙費と土木費の除雪費の補正2件でございまして、住民投票にかかわる補正予算 632万 8,000円でございます。この大きなものとしましては、いわゆる選挙管理委員の皆さんの報酬とか、いわゆる投票管理者等の報酬、それぞれが74万 9,000円。それから次の大きい項目としては、投票事務それから開票事務の職員、それが 340万ちょっと。それから需用費といたしましては投票用紙の印刷、それから役務費でございますけれども、これは入場券の発送費と、それぞれが合算されまして 632万 2,000円をご提案しております。  それから土木費でございますけれども、すべて除雪対策費でございます。除雪対策費でございますけれども、当初予算に対して1月13日、それから2月8日の日に2回の専決を行いまして、総額2億 2,600万円という額があったわけですけれども、それを今度また豪雪という状況で、今回 8,100万円ちょっと足しまして、合計3億円という、今まで町の除雪経費ではない高額な予算計上になってございます。詳しくはご質問でまた答えたいと思いますけれども、委託料といわゆるダンプ等の借り上げ経費が大きな伸びとなってございます。以上でございます。 34 ◯議長福士銀一君) 説明が終わりました。  質疑に入ります。質疑ありませんか。小倉議員。 35 ◯1番(小倉尚裕君) まず、これは今回の補正で2点であります。住民投票の際の経費それと除雪費の経費でありますけれども、やはりまず除雪費です。 8,100万円、このようなかなりの高額な補正をしている。いろいろ例えば前加藤町長時代に前財政課長、企画課長が「やはり財政が厳しい。したがって、いろいろ合併をしなければやっていかれない」とのお話の中で、今現在で 8,100万円、町長が豪雪対策本部を設置をして、町民の生活を守るという観点から、このように 8,100万円という当初予算にも相当する額を補正で行う、これが今現在の浪岡町、例えば他の町村はこのような補正を行いたくてもお金がなくて補正をすることができない等を考えれば、浪岡町の今現在このような減債基金を取り崩して対応できる、この浪岡町の民力というのをどのようにお考えになっているのか、お尋ねを申し上げます。 36 ◯議長福士銀一君) 企画調整課長。 37 ◯企画調整課長(石岡 修君) 何か難しいご質問でございますけれども、雪につきましては待っておれないわけでございまして、財布をはたいてでも住民の生活、通学路、あるいは農道をやらないと、産業が失墜しちゃうということで、財政的にはすごく厳しいわけですけれども、何とかそれをやり遂げたいという町長の意思がございますので、こういう予算を組んだわけでございます。決して余裕ある財源ではないんですけれども、ほかに比べてどうかというのは比較したことはございませんけれども、とにかく生命・財産を守るということが第一の基本でございますので、こういう補正を組みました。 38 ◯議長福士銀一君) 小倉議員。 39 ◯1番(小倉尚裕君) 全く、やはり町民の生活を守る、このような生活を守るという観点では、このような異例の3億円を超える除雪対策費でありますが、これはまさに町長の英断であろうかと思うものであります。やはりその中で、私はもう一度お話しいたしますけれども、財政が厳しい、確かに厳しい中でも、このようなお金を捻出ができる、これが浪岡町であるというふうに思うものであります。したがって、さまざまな観点でいろいろ議論になっている、例えば先般町長がお示しをした自立等の法案の中でも、私は浪岡町の潜在的な力がこのような予算という形ではっきりあらわれているのかなと思うものであります。この点もし、町長の所見がありましたら一言お聞きを申し上げます。 40 ◯議長福士銀一君) 町長。 41 ◯町長古村一雄君) これから5年間にわたる自立計画、できれば10年間を見通したものをつくりたいと思っていますが、今のところ私どもが自信をもって示せるのは、当面5カ年ということで、現在作業を急いでいるところであります。  この目的は二つあります。一つは、町民の皆さんから「求める会は、自立を提示をしていないのではないか」。それに対して私ども求める会は、「私どもの能力ではできない。ただし、役場を私どもが手に入れる、変な言い方ですが、役場に乗り込むことができれば、自立計画を責任を持った数字を挙げて提示をすることができる」、こういうことを言ってまいりました。とりあえず5カ年で、町民の皆様にもこれからもう少しわかりやすいように提示をしたいと思って、作業を進めているところであります。  基本的には、いろいろ政策的な課題をどうするかという点では、まだ議論をしていませんし、当然皆様とお話もしなければなりませんけれども、そういう政策的な課題を別にしてやれる、黒字に転換をしながら今後の高齢社会に向けた施策をサービス水準を落とさずにできる、こういう自信を深めているところであります。  もう一つの目的は、青森市との合併が取り消された場合を想定をしています。時間がありません。4月1日からこのまま浪岡町が続くとすれば、今のところ全く担保はありませんけれども、かすかな望みではありますけれども、町が混乱をしないように、とりあえず暫定的な予算を組む性格としても私は位置づけて、自立計画を合併対策室につくらせているところであります。ただ、議論を十分つくしているとは言えませんので、さらに手を入れ検討を加えて不動のものにしたい、そう思っているところであります。 42 ◯議長福士銀一君) 小倉議員。 43 ◯1番(小倉尚裕君) いろいろ、今現在町長が置かれている立場での、この除雪費。やはりある意味では災害にも値するものではなかろうかという感じがします。3億円、昨年の 9,400万円という除雪費から考えれば、3倍強の除雪費である。これは、やはり担当課長にぜひお伺いをしたい。やはりこの3倍強、これは本当にある意味では災害にも近いような値になる可能性があるのか。  それと、もう1点であります。住民投票費が 632万円提案されていますけれども、これは先般の臨時議会で福士秀雄議員が、例えば「自主解散を求める」というふうなお話もありました。そうしますと、例えばこの住民投票費と例えば議会の解散となった場合、その際では経費はやはり多少変わってくるのか。この点、2点お尋ねを申し上げます。 44 ◯議長福士銀一君) 建設課長。 45 ◯建設課長(天内善磨呂君) 確かに小倉議員が言われるとおり、毎年の除雪費に比べますと経費は3倍になってございます。それと同時に、降雪量も3倍でございます。降雪量と除雪費、比例しているような感じがしてございます。そしてまた、さらに今言われるとおり、災害に値するのではないかということでございますけれども、まさに私どももそう思ってございます。 46 ◯議長福士銀一君) 企画調整課長。 47 ◯企画調整課長(石岡 修君) いわゆる選挙費につきまして説明いたします。  住民投票というのと、いわゆる町長選挙あるいは町会議員選挙と違うところは、大きく予算的に違うのは、看板、ポスターを張る掲示場、その経費がかかる。それから、郵便費がもう少しかかりますので。一番大きく変化するのは、ポスターの掲示場の経費に 300万円近い金がかかります。以上です。 48 ◯議長福士銀一君) 工藤議員。 49 ◯5番(工藤祥三君) この住民投票を行うというのは、かねてからの懸案だったわけです。町長はあえて、政治生命をかけて提案をするくらいの構えだと思っています。  私どもは、この住民投票を求める中で、一貫して情報を町民に提供するという、そういう立場で行ってきたつもりです。そういう数々の行動が、まず古村町長を誕生させたと。そういう中で、情報を公開するというのは本当に大事なことです。ここら辺は、既決の予算で十分対応できるのか、そこら辺を一つ。  それと、除雪対策費です。除雪は、単なる幹線道路だけの除雪、排雪、それだけではないと思っています。例えば、今一番に道路のほかに困っているのは、細かいところのいわゆる雪捨て場といいますか、そういうところにももはや捨てれないという、そういう限界に達しています。聞くところによると、良心的な業者さんと言えばいいのかちょっとわかりませんけれども、「ここはもう投げられないべ」というので、少し削っていってあげると、そういうことで大変住民が喜んでいるところというのが、何か本町あたりでもあるそうなんです。できれば、全部とは言いませんけれども、その地域の現状を見ながらそういう対応ができるのかどうか。この二つについて、お答え願います。 50 ◯議長福士銀一君) 総務課長。 51 ◯総務課長三浦秀志郎君) 住民投票が実施されるとした場合の、情報の提供の関係であります。これは条例自体の中にも、正しい情報をきちんと提供しなさいという条文があるわけで、既決予算ももちろん活用しますし、今回見ましたこの中にも需用費等に若干あるわけですけれども、1カ月も2カ月も情報提供する期間はありません。もう3月に入っていまして、これからいつ告示し、いつ投票日を設定するか。投票日と告示の間には、この条例では1週間の期間があるわけで、その間に一生懸命情報提供しなきゃならないと。通常の形では、チラシ等印刷物をとにかく適切に配布すると、これは既決予算で可能であると思います。  それ以外には、例えば今相当パソコン等も普及しておりますので、町のインターネット等を活用するとか、あるいは公報無線を活用するとか、いろいろな形で情報提供をしっかりやりたいと、そのように思っております。 52 ◯議長福士銀一君) 建設課長。 53 ◯建設課長(天内善磨呂君) 一般住宅に近くに、一般家庭用の専門の雪捨て場を町で確保できないかというふうなご質問かと思うんですけれども、これに関してはなかなかこれを実施するというと、現段階ではやはりそこに適当な空き地があるかとか、いろいろ調査しなければならない問題もあります。また、無償で貸してくれるところがあるかということもあろうかと思います。しかしながら、現時点では町の捨て場の方に持ってきていただいているというのが現状です。さらには、道路の排雪を町では実施してございます。これまでも2度ほど実施してございます。この後、きょうからまた排雪いたします。その際にも、本当に困っている方の雪はそれと一緒に、町の方で処置していることもございます。以上でございます。 54 ◯議長福士銀一君) 工藤議員。 55 ◯5番(工藤祥三君) 先ほどの情報の問題なんですけれども、なぜこういうことを言うかというと、例えば我々町民全体というのは、比較的新聞報道に左右されやすいという、そういう性格を持っているかと思います。当初の青森との合併をどうするのかというのが議論になったとき、まずアンケート前に新聞報道がされて、少なからぬ大きな作用を果たすと、青森というものへ。この間、この自立計画を役場が出したときに、新聞によっては「自立しても大変だ」というのが見出しに出る。青森の方の新聞では、そういうのが出る。ところが、こっちの地元の方の新聞では「自立してやっていける」、ここにやっぱり大きな違いが、マスコミによっては開きがあると。それで、住民投票を求める運動とともに、リコール選挙であっても町長選挙であっても、終始一貫して求める会は例えば自立策がないとか、また推進側の方では合併しないとやっていけない。だから、こういう自立できる・自立できないかという、こういう情報も十分やっていただきたいと思っています。  それと、先ほどの捨て場のことなんですが、これは個人の捨て場ということを言っているんではありません。例えば近所の五、六軒の方が、本当は他人の土地なんだけれども、そこに捨てざるを得ないと。ところが、満ぱいになっちゃうと。そういうときに、少し削ってくれれば何かあったときにそこに持っていける。捨て場に持っていける人というのは、むしろそんなに多くない。皆々、軽トラックがあるわけではない。いわゆる高齢者世帯というのは、そういう部分で一番困っているのではないか。そういうことなんです。 56 ◯議長福士銀一君) 建設課長。 57 ◯建設課長(天内善磨呂君) はい、わかりました。  今後の検討課題といたします。 58 ◯議長福士銀一君) 長谷川議員。 59 ◯11番(長谷川章悦君) 何か質疑を聞いていると、やらせみたいなような感じに受けとめられて。何か「これは災害の予算だ」と、それを否決すれば議会解散という、シナリオに向かっているような、私の考えすぎですかね。(「考えすぎ」の声あり)ああ、そうか。何か、そういう方向に向かっているような感じがいたしますけれども。  それはそれとして、例えばこの雪害対策の今後の方向として、役場の職員一、二名、各派遣の協力名簿をお願いするということになっていましたけれども。例えば、屋根の雪下ろししたりして、なかなかなか大変だという話も聞こえるんですけれども、そういうことにも役場の職員を派遣したいということなんですか。 60 ◯議長福士銀一君) 総務課長。 61 ◯総務課長三浦秀志郎君) 基本的には、自分の財産は自分で守る、これは基本でございます。ただ、これは健康福祉課とよくその辺は情報交換しながら進めるわけですけれども、いわゆる社会的弱者といいますか、高齢者一人暮らしあるいは障害者家庭と、どうしてもなかなか自力で自分の財産を守りきることができないといった特別な事情があるという方につきましては、これは通常は健康福祉課の方でそれなりの一定の業務をやっているわけですけれども、こういう状況でございますので、いつ何どき緊急措置を必要とするときがあるかもしれない。そういう場合に備えて、まずとりあえず役場の職員で何とか各課にお願いして、数名程度を各課から集めますと十数人、二十人、そのくらいのメンバーは集まりますので、とにかくそういう緊急の場合に備えて、まず第一にいつでも行けるような体制だけは構築しておくと。実際に出る出ない、どういう場合に出るかというのは、これからよく健康福祉課の方と相談をしながらやりたいと思っています。 62 ◯議長福士銀一君) 葛西議員。 63 ◯19番(葛西丈徳君) この雪のあれで八千何ぼという予算を設けたのは、すばらしいと思っております。また排雪は何回やったのか、また1回やると幾らくらいのお金がかかるのか、それをお願いします。 64 ◯議長福士銀一君) 建設課長。 65 ◯建設課長(天内善磨呂君) 排雪は、これまで2回実施してございます。一般路線と狭小路線、それぞれ2回実施してございます。ただ、五本松地区、松山、羽黒平、あの辺の地区は非常に町内でも交通量の激しい町道でございます。ということで、あそこに限っては3回排雪してございます。そして、排雪を1回やるたびに、およそ 2,000万円ほど必要となってございます。 66 ◯議長福士銀一君) ほかにありませんか。一戸議員。 67 ◯2番(一戸善正君) 排雪のことなんですけれども。あれは排雪になるのかな、農道なんですけれども、今農道の幹線はやっているみたいなんだね。今大分作業がおくれていると。そして雪がやわらかくて大変だと。雪を消すあれに補助も若干出たんだけれども、持っていくのに大変だということなんですけれども、枝線の排雪という言葉なんだか、それとも除雪という言葉なのか、それはいつごろやる予定なのか。 68 ◯議長福士銀一君) 建設課長。 69 ◯建設課長(天内善磨呂君) まず、幹線農道をあけるというのが基本でございます。しかしながら、このたびの雪は先ほども言いましたように例年の3倍近い雪でございます。ということで、ロータリー車が入っていってやっているんですけれども、余りの雪の多さになかなか前に進めないというのが状況でございます。そして、先月の16日から始めておったんですけれども、ある程度大体18%くらい進んだ中で、途中で今度また多量の雪が降ってきたということで、農道除雪は今ストップしてございます。生活道路の確保に今必死となってございます。そして排雪もきょうから始めてございます。ということで、この後農道がいつから入るのかということになりますと、今のところまだ未定ということになります。もう少し時間が必要です。速やかに排雪が生活道路を確保し次第農道に入って、農家の皆さんにご迷惑をかけないように鋭意努力してまいりたいと思ってございます。 70 ◯議長福士銀一君) 一戸議員。 71 ◯2番(一戸善正君) ひとつ、頑張っていただきたいと思います。  それと、ことしの場合特別雪が多いんで、過去にも何回か聞いた経緯はあるんですけれども、畑でも除排雪でも、夜中にやれば「うるさい」というふうな苦情がきて、やれないというふうな部分があったみたいなんですけれども。やはり今交通の関係で、夜中でもやらないと非常に困難なんじゃないかなと。多少事情はある方もあると思うんですが、やはりその場合は事前に町内会の会長とかに連絡して、そしてやらないと、やっぱりさまざまな面で非常に渋滞、そして事故等が接触等で多くなると思うんです。  ですから、当然畑でも同じだと思います。やっぱり、ロータリーでいくと若干りんごの枝に当たると、それが苦情に変わるということがあるようですけれども、若干の場合であればこういうときであれば「何とか」ということで、やっぱりそういう部分を最初に書面ででも渡さないと、後でおしかりを受けるんじゃないかなと思うんで。その辺はうまくやって、余りおしかりを受けないようにしてやった方がいいんじゃないかと思いますけれども、課長どうですか。 72 ◯議長福士銀一君) 建設課長。 73 ◯建設課長(天内善磨呂君) 確かに、議員がおっしゃるとおり住民の方は非常に待ってございます。そして我々も、とにかく1日でも1時間でも早く作業を完了させたいと思っているわけでございます。そしてそういうことで、今回の排雪に関しては各業者さんに「夜間でもやれるところはやってください」というふうに指示はしてございます。 74 ◯議長福士銀一君) 町長。 75 ◯町長古村一雄君) 私は先ほど、「豪雪対策本部の体制を、きょう中にもう一度整えるために」ということを言いました。できれば5日以内ででも生活路線の除排雪は終えて、農道にとりかかりたい。そのための人員の充足、指揮命令系統というんですか、そういうものを議会終了後整えて、皆様の議決をいただいた予算で効率的に実施をしたい。そして、あせる町民の気持ちを何とかりんごの生産意欲に変えていきたい、そう思っているところです。 76 ◯議長福士銀一君) 小倉議員。 77 ◯1番(小倉尚裕君) きょう配付されました豪雪対策状況、これによってさまざま子細な点が示されています。これで第3番目のりんご園の被害対策について、これの町単独事業、そして国庫事業、これについて説明をお願いしたいと思います。 78 ◯議長福士銀一君) 農政課長。 79 ◯農政課長(成田豊昭君) まず、町単独事業についてご説明申し上げます。  先般の臨時議会でも若干触れましたけれども、これは融雪剤の助成でございます。1反歩当たり2単位ということで、 800円以上の消雪単位に対して 200円。 800円を超えたものに対して1単位当たり 200円と、そういうことで助成をすると、そういうことで農家の方から希望を取りまして、それに対して助成すると。それは今までと一番大きく異なるところは、農協のみならず民間の業者も対象にして、これを巻き込んで対応するということで、予想よりもはるかに多い申し込みがございました。それで先般もちょっと触れましたけれども、これについては後ほどまた何らかの手だてをしなければいけないのかなと、そういうことは考えてございます。  それから国庫事業の関係ですけれども、実は2月25日の夕方、ファクスで町の方に中南の方から連絡が入りまして、樹体損傷の対策として補植用の苗木に対する助成事業を実施すると、補助率が5割という連絡が来まして、その申し込みを3月2日までという非常に短期間の間で対応しなければいけないと。そういうことで、町としてもすぐに返事をすることはなかなか難しく、農協と打ち合わせをしてございます。それで、農協と現在の丸葉それからわいの改植面積を積算しながら一応申し込みをした、そういうことでございます。その後、県の方でもこれに対して10%のかさ上げをするというところで、これについては町も何らかの検討を今後考えなければいけないのかなと、そういうことでございます。 80 ◯議長福士銀一君) ほかにありませんか。一戸議員。 81 ◯2番(一戸善正君) 関連なんですけれども、3月の20日と言ったんですか、2日と言ったんですか。(「3月の2日でございます」の声あり)3月2日でりんごの被害状況というのは、今見るには面倒だと思うんです。だからその辺はもっとずらさないと、ちょっとずれるんでないかと思うんだけれども。 82 ◯議長福士銀一君) 農政課長。 83 ◯農政課長(成田豊昭君) それは、一戸議員のおっしゃるとおりでございます。これは向こうからの指示で、3月2日までに早急に対応したいと、これは国の予算の関係もありますので、うちの方としては期間が長ければ長いほどいいんですけれども、今の状態ではとても調査にも入ることはできません。そういうことで農協と相談をして、概算といいますかそういう形で、面積を出したということでございます。 84 ◯議長福士銀一君) ほかにありませんか。一戸議員。 85 ◯2番(一戸善正君) そうすれば、おおよそ概算は出たということですか。 86 ◯議長福士銀一君) 農政課長。 87 ◯農政課長(成田豊昭君) まだはっきり確定しておりませんので、ちょっと時間をいただきたいと思います。 88 ◯議長福士銀一君) 町長。 89 ◯町長古村一雄君) 被害状況というのは、今一戸議員がおっしゃるとおり、今現在では把握できない。今現在把握できなければいつ把握できるのか。3月下旬ではないかと思っておます。そうなりますと、私どもでは対策をお約束できない。合併するとすれば、青森市と協議をしなければならないというのは、私どもの内部で今検討しておりまして、6日の日に市長協議が予定をされるということで、今話し合いを続けていますので、早い段階から万が一のためを考えて、「新市になればこれこれの対策はやってもらえますか。こういうことは引き継ぎたい」、そう思っているところでありますので、皆さんの方からも我々が考えているもの以外に「こういう対策が必要ではないか」、そういうものがあればお寄せをいただきたい。そういう意味で、きょうも資料を配付しているところであります。ご理解願います。 90 ◯議長福士銀一君) 一戸議員。 91 ◯2番(一戸善正君) ですから町長、やはり期限はある程度切られている。そして予算の関係があると言うんであれば、概算でこういうふうなことを要求せざるを得ないと。まだ見えないわけですから、雪の下にあるわけですから。ですからそういうふうな部分の中で、ある程度の概算を被害状況はこうなる予定だと。でも、掘ってみないうちは、雪が消えないうちはわからないわけですから、ですからそれは早急にやる必要があるんではないか。その後はその後のことだと思うんです。ですから、そこのところをひとつ含んだ中で進めた方がいいと思います。課長、いかがですか。 92 ◯議長福士銀一君) 農政課長。 93 ◯農政課長(成田豊昭君) 実は2月15日に、中南農林で音頭を取りまして、中南管轄の3普及所で園地の調査をしております。このときに前日に雪が降りまして、調査いたしましたけれども被害状況が把握できておりません。浪岡の場合は、北中野の園地を調査しております。それで私がその後の結果を見ると、被害がゼロで出てきています。私は1月24日にも園地を巡回して写真も撮ってきていますけれども、このときにはもう既に1段目、2段目のわいには被害が出ています。そういう状況の中で、普及センターで調査したのがゼロと。これはりんご新聞を取っている方であればおわかりかと思いますが、りんご新聞に普及センターで調査した結果がそのまま掲載されてございます。したがって、中南の管轄以外の方であれば「浪岡あたりは被害がないのかな」と、そういう錯覚を受けているのかなと、そういうことでございます。  それで、その後県の方で今の国庫事業を実施するに当たって示された被害、県の被害率というのは非常に丸葉で3%、わずか3%です。わいにいたっては13%より見てございません。私は、園地を3回ほど見ましたけれども、丸葉で恐らく2割は下らないだろうと。わいでは県の方で示したのが13%でございますけれども、恐らく3割から4割は下らないのではないかと、そういう非常に県で示した数字と町で考えている数字には、大きな誤差がございます。したがって、今ここではっきり被害状況を示すというのはちょっと難しいものですから、これについては概算で一応申請すると、そういう形にならざるを得ないと、そういう状況でございます。 94 ◯議長福士銀一君) 一戸議員。 95 ◯2番(一戸善正君) おととし作の稲作ですか、県で発表した部分がいいところ5%からというふうな話があった。ところが、ふたをあけてみたら5割近いほどの減作だというふうなことがあったわけです。我々が田んぼを見ていれば、あの夏を過ぎて9月ころでも稲穂がぼんと立っているんだ、9月に入りつつあるときでも。それでも、95%指数というふうなことを出した経緯があるわけです。我々産業建設常任委員会でも議論になったわけです、「ちゃんと見ているのか」と。やはりそういう経緯があるので、そういう部分は声を高らかに、これも販売戦略の一環なのかどうかわからないけれども、実態と県で発表する部分は違うんですね。  ですから、それであれば稲作の関係であれば、共済の関係等もあることであるんで、ですからやっぱり積極的にどんどん、県にどんどん報告していかないとおかしいものがおきるわけです。その辺、課長も経験していると思うんで、ひとつそういうふうな形でやっていただきたいなと思います。ひとつよろしく。
    96 ◯議長福士銀一君) 小倉議員。 97 ◯1番(小倉尚裕君) 今のりんごの部分の町単独と、そして国庫事業の部分であります。これのところで、国が50%、県が10%。それで課長の先ほどの説明の中では、何らかの形で考えていきたいとの含みのあるお話もありました。今町長の方から、6日に首長協議がある、その中でいろいろお話をしていきたいとのお話でありましたけれども、やはりなぜ今まで合併問題で議論になってきたか。ただひたすら合併することだけを目的にして、このような具体的な部分、「青森市になった場合、こういうふうな部分がどうなっていくのか」等の、細かい部分が一切話をなされていなかったと思うのであります。  したがって、例えば今回の国50%、県10%、そして例えば町の方で何らかの負担をするというのであれば、当然今町長がおっしゃった6日での、例えば首長協議というふうなお話の中で、やはり具体的な数字等をお話をしていくというのが、重要な部分ではないのかと思います。この点、町長の認識の方をお尋ね申し上げます。 98 ◯議長福士銀一君) 町長。 99 ◯町長古村一雄君) 今のところ、金額的なものは出せないわけなんで、3月下旬になるのか4月に入ってからになるのか、その辺は自信がないので、合併しても引き続いて被害調査あるいは補正予算になるのか予算措置、国・県に対する働きかけ、これを中断することなくやってもらいたい、やっていく、そういう約束は取りつけたい、そう思って6日に予定されている市長協議からお願いをして、これから数回の話し合いになるかと思います。新たに、この件を持ち出して議論をしていくということであります。 100 ◯議長福士銀一君) 小倉議員。 101 ◯1番(小倉尚裕君) やはり、私は例えば機構で農林部が浪岡町に来る、ただ単なる形のこういうふうな農林部の設置だけではない。本当はこのような細かい部分、浪岡町として例えばりんごの対策等、こういうふうに具体的に入る内容こと本当に必要な部分であったのではないかと思います。今まで、何かというとただ農林部が設置される、それだけですべて浪岡町の農業が守られるかのような錯覚を覚える、やはりそういうことではない。このような町単独の事業を推し進める、そして国・県の事業があればやはりそれに乗って、いかにまたこの市・町での助成を行っていける態勢をとっていくか、この協議こそが合併の議論の中で最も重要であった。これが今までなされずに、ただ形の機構だけの話になっていたと思うんですが。この点、合併対策室長にこの部分お聞きを申し上げます。 102 ◯議長福士銀一君) 総務課長。 103 ◯総務課長三浦秀志郎君) 組織機構の問題は総務課所管でありまして、全く何も話し合われてこなかったということではなくて、相当程度詰まってはおります。ただ、今議員がおっしゃりますように、農林部が来た、何々課が設置されたと。問題は、そこの部門でどういう仕事をするのかと、それから人数はどのくらい割り当てられるのか、その辺の具体的な詰めはもう少し時間がかかろうかと思っております。しかしその辺は一番大事なところですから、一生懸命詰めたいと考えております。 104 ◯議長福士銀一君) 工藤幸造議員。 105 ◯7番(工藤幸造君) 土木費の除排雪のことなんですが、確認です。7番の賃金に 128万円程度、それから使用料、賃借料については「除排雪者」、ここに「シャ」は「者」を書いているけれども「車」ではないのか、確認です。  それから、ことしはみんなもご存じのとおり大雪です。先ほど、生活道路を確保してからりんご園の農道というふうに説明がありましたけれども、ではこの予算のところで大体車とか賃金を含んでの予算を組んだと思うんですけれども、これからきょうから入っているというふうな先ほどの報告ですが、全部終わるまでにはどれくらいの日数がかかるのか。この大雪の中で予算を組んでいるので、どれくらいの日数で除排雪、それからりんご園の農道の道路の除雪が終わるのか。それによって、農家の人たちも非常にこれからの作業についても考えていくと思います。  もう一つ、りんご園ばかりでなくてことしはこのように大雪です。各ハウスをやってるところと苗代をやっているところもあります。そこら辺も考えての除雪対策なのか、聞きたいと思います。 106 ◯議長福士銀一君) 企画調整課長。 107 ◯企画調整課長(石岡 修君) ご指摘の土木費14節の、これは全くのミスプリントでございます。車両の借り上げである、いわゆるダンプ等の借り上げでございます。済みませんでした。訂正します。 108 ◯議長福士銀一君) 建設課長。 109 ◯建設課長(天内善磨呂君) 除排雪の日数はどのくらいかかるのかということでございますけれども、先ほども言いましたように、とにかく1日でも早く生活道路の確保に努めるということでございます。予定でいきますと五、六日はかかるのかなというふうに考えてございます。  その後農道の方に入るわけですけれども、農道除雪は通常例年ですと約2週間くらいかかるわけなんです。ですが、今回ことしのこの大雪を見ますと、2週間以上は絶対かかるかなと思ってございます。それでも、とにかく農家の皆さん非常に困ってますので、職員一同、業者も共々ですけれども、一丸となって1日でも早く農道をあけたいと、こう思ってございます。  あと田園地ですけれども、田園地農道の除雪のことなんですけれども、ここに関しては例年実施してございません。ということで、今年度も予定には入ってございません。確かに、プレハブとかそういうところはあるかと思いますけれども、今のところ予定してございません。 110 ◯議長福士銀一君) 工藤議員。 111 ◯7番(工藤幸造君) 浪岡町はりんごと米、このことを掲げながら今、予算の関係で田園のこと、苗代のことを考えていないというふうに言いますけれども、平年だと理解はできるけれども、このように大雪なときにそういう苗代のところまでの道路の確保ができないか、再度質問します。 112 ◯議長福士銀一君) 町長。 113 ◯町長古村一雄君) それは行います。責任を持って行います。 114 ◯議長福士銀一君) ほかにありませんか。(「なし」の声あり)質疑がないようですので、質疑を終わります。  討論を行います。討論ありませんか。(「なし」の声あり)討論がないようですので、討論を終わります。  お諮りいたします。本案は原案のとおり可決することにご異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 115 ◯議長福士銀一君) 異議なしと認めます。よって、本案は原案のとおり可決することに決定いたしました。 ───────────────────────────────────────────     日程第11 議案第23号 浪岡町が青森市と合併することの賛否を問う住民投票条           例の制定について 116 ◯議長福士銀一君) 日程第11、議案第23号浪岡町が青森市と合併することの賛否を問う住民投票条例の制定についてを議題といたします。  議案第23号について、説明を求めます。総務課長。 117 ◯総務課長三浦秀志郎君) 議案第23号でございます。  浪岡町が青森市と合併することの賛否を問う住民投票条例の制定についてであります。  1枚めくっていただきまして、条例案があります。第1条から第16条まで、全16条であります。この内容の概要につきましては、一つには青森市との合併の賛否を問う住民投票であるということ。二つ目には、投票制度は記号式投票というのを採用いたしました。○をつけるやり方であります。三つ目には、投票資格者は20歳以上の町民であります。四つ目には、投票率が50%を割った場合には開票しないと。いわゆる2分の1条項と言っておりますけれども、これを採用したということであります。五つ目には、投票の管理執行というのは町長の責任で行いますけれども、具体的な仕事は町選挙管理委員会が厳正に行うと、こういう内容であります。  1条から少し見ていただきますと、1条には目的を書いておりまして、第3条では今言いました選挙管理委員会が行うということを表明しております。第4条では、この投票は条例施行の日から30日以内、しかも投票日を決定したときには、1週間前には告示をしなければなりませんよということを書いております。第6条では、投票資格者として第6条の第2項に「前条に規定する者の登録は、公職選挙法第21条第1項に規定する者」、これは「20歳、3カ月以上在住する者」という内容であります。それから第7条では、投票の方式として秘密投票、そして○の記号をつけるという記号式投票を、第7条で規定しております。  3ページになりますけれども、第12条では先ほど言いましたように、住民投票の成立といたしまして、「住民投票は、投票資格者の2分の1以上の者の投票により成立するものとする。前項に規定する要件を満たさない場合においては、開票を行わないものとする」。つまりこれは、できるだけ皆さん多くの方が参加して賛否の意思表示をしていただきたい。仮にこれが有権者の1割か2割しか投票しなかったという状態では、これは出た結果が仮に賛成・反対どちらが多いにしても、町民全体の意思としては見られないのではないかと、そういう意味で過半数条項を設けたわけであります。第13条では、この投開票につきましては、公職選挙法に準じてほとんど選挙法を適用して、厳密に行いますよということをうたっております。概要は以上であります。 118 ◯議長福士銀一君) 説明が終わりました。  質疑に入ります。質疑ありませんか。小倉議員。 119 ◯1番(小倉尚裕君) まず、冒頭で町長が提案理由を説明なされました。やはり、今回の除雪、そしてこの住民投票の条例、これがやはり主な内容であったのではないかと思います。  その中で、提案理由の中で町長が「『住民投票を求める会』の事務局長が町長に就任をして、1週間後に開催を申し出た議会合併特別委員会は、5日後になって拒否がされた」の部分、そしてまた町長が青森市青森市長そして青森県議会議長にいろいろ申し述べるとともに、浪岡町の議長、副議長そして合併対策委員長、副委員長が知事に申し出を行った」、やはりこういう点について町長として、合併特別委員会は開催がされず、合併特別委員会の委員長、副委員長、そして議会の議長、副議長が県知事のもとに「合併を進めていただきたい」という申し出を行った、やはりこの点について町長の所感をぜひともお尋ねしたいと思うのであります。 120 ◯議長福士銀一君) 町長。 121 ◯町長古村一雄君) これについては、私の方から先に当選と同時に議会の方に合併対策委員会の開催を求めるべきであったのかどうかというのは、一つには迷いがあったわけでありますけれども、前任者から積み残されていました住民投票を求める議員提案の住民投票条例の制定を求める臨時議会の開催請求、これが積み残されておりましたので、とりあえず18日に議会を招集をして、ご承知のとおり否決をされたところであります。時間がないものですから、直ちに青森の市長にお会いをし、さらには「職務執行者を私がやりたい」という、青森市長からの議会終了後、文書をいただきました。突然のことでありましたし、私も予期しておりませんでしたので、急遽24日市長と私との協議を行うということで、青森におじゃまをし、次の日は県知事にごあいさつをするいうことで、2月はどうも私が予想していたよりも勝手が狂ったんです。  ですから、あわせて「合併特別委員会を3月の上旬に開催できないか」ということも、一方で申し入れはしてあったんですが、一戸委員長とは1回程度話し合いをしただけで、私の方も十分誠意をつくしたとは言えないところがあったんですが、しかし臨時議会をたびたび招集すると私は申し上げてきましたけれども、それよりもものを決めるのではなくて、私が誕生した後にいろいろ問題になっています旧営林局の跡地を8億 2,000万円で買収して分庁舎にするとか。あるいは市長と会って、若柳町の問題がどう議論されたのか。あるいは県知事と短い間の時間ではありますけれども、知事の考えはどうなのか、こういうことを合併特別委員会で報告をしながら、皆さんと遠慮のない意見交換をして、住民投票を再度私が提案をするのか、あるいは議会みずからが自主解散ということで話し合いの場を設けていくのか、さらには私が町長になったということを議会の推進側も認めていただいて、浪岡町民は12月26日の投票結果も踏まえて、青森市との合併は取り消すべきだという、何らかの意思表示をすべきなのか、こういう道を探りたいと思っていたのが、合併特別委員会の開催であります。  残念ながら、時間が残されておりませんので、きょうの臨時議会になって、私は住民投票条例で皆さんと話し合いをしていく、その結果については、私はこの後判断をしていくということになったところであります。 122 ◯議長福士銀一君) ほかにありませんか。太田議員。 123 ◯13番(太田 一君) これで住民投票条例は4回目ですね、4回目。そこで、町長は今「この結果を見て判断をしたい」と。できれば私はその判断は、きょうの結果、きのうの推進側そして我々の側、いろいろ協議をしたというふうに聞いております。うわさでは、推進側は反対するだろうと、こういううわさまで出ております。それで今の結果、それを踏まえるならば、恐らく反対多数という結果になるだろう。  そこで、町長にお伺いするわけでありますけれども、提案説明の中にもありますけれども、残された日にちの中で、公約は住民投票条例設置、あわせて合併白紙撤回、これを公約に掲げている。しからば、その残された日数の中で、否決された場合、どのような姿勢で立ち向かっていくのか、お伺いしたい。 124 ◯議長福士銀一君) 町長。 125 ◯町長古村一雄君) 4回目であります。5回目をかけるか、否決をされればかけるかということは、今のところほとんど考えていない。ただ、1月22日に発行をされた加藤新吉さんの後援会だより、推進議員団の名称も載っていますが、住民投票は否定をしていません。「住民投票は最後の手段である。何ら否定するものではない。ただ、マスコミやムードに流れやすい。住民個々の民意がどこまでくみとれるのか。公平、公正な十分な情報の提供と判断力を養成した後に住民投票をすべきであり、これはあくまでも最後の手段である。」こうはっきり明記をしいます。  したがって私は、12月26日のリコール投票の成立までのお互いのやり取りでは、余り合併の議論は深まらなかった。というのは、私から言わせれば、進める方は「決まった、決まった」と、こうしてチラシに大書きでかいただけでありまして、私どもの方も若干の反省はありますけれども、推進側を批判するだけに傾斜をして、なかなか合併の本筋に戻れなかったというんですか、批判をすればどうしてもそっちの方に突っ込まざるを得ない。なかなかもとに戻って「こうなれば合併はこうなって、町民にはマイナスになりますよ」というのを、なかなか抜け出せない、こういうようなこともあったんですが。  1月以降、町長選挙になってから、両者は対等にチラシで合併の是非を応酬しあった。そういう点では、同じ時期に賛否のチラシ、街頭宣伝、これを町民に訴えたということでは、私はこの加藤後援会の方で出した住民に十分に情報の提供、町民もまた判断力を養った。今回が最後の手段、この辺は推進する側もそういう対応で、今の住民投票条例の議決に臨む、そういう望みを、期待を持っています。 126 ◯議長福士銀一君) ほかにありませんか。塚本議員。 127 ◯9番(塚本艶子君) 私はこの住民投票条例の制定において、まず質疑の前提といたしまして2点の分野に絞ってお伺いしたいと考えておりますので、ご承知おきいただきたいと思います。  1点目として、住民投票条例に関する、他自治体と合併しない場合の財政計画案の検討。浪岡町は自立できると言っておりますが、さまざまな疑義がございます。2点目として、本議案の目的は「青森市・浪岡町の合併の賛否につき、町民の意思を確認し、民意を反映した町政に資する」とあります。ここに述べられております民意についてであります。以上、二つの観点から質疑を行いたいと思います。  私は、2003年6月の定例会以降、財源に裏付けされた自立策の作成の必要性を主張、討論をいたしました。今古村町長は、「合併の議論は深まらなかったけれども、批判に傾注し、合併の本筋に戻れなかったが、1月以降は対等にチラシでその是非を応酬ができた」というふうにおっしゃっていましたが、この段階ではまだ財源に裏付けされた自立策の作成は幻でありました。自立のための財政計画案が今私の手元にあるわけですが、1点目として17年2月25日、海老名議員、静かにお願いします。対策室の自立策は(「静粛に」の声あり)表表紙、裏表紙なし、通し番号なし、投資的経費一覧の数字は極端に小さく、書類作成には特にうるさかった古村町長のおめがねにかなったとは思えないほど粗雑で、およそ合併の白紙撤回、つまり自立を支える自負に満ち、町民の方に理解をしてもらたいという思いの伝わってこないもので、いささか失望いたしました。  これに対し、先ほど工藤議員も述べられたように、新聞報道に……、議長、後ろでうるさいのですが、何とかしていただけないですか。 128 ◯議長福士銀一君) 傍聴席は静粛に願います。 129 ◯9番(塚本艶子君) 簡潔にいきます。3月1日の東奥日報の報道は、「浪岡町の自立想定の財政案、5年度から単年度赤字、歳出削減しても厳しい」とありました。3月2日の課長会議では手直しがあったとのことですが、それはどの箇所でどういう箇所で、どう対処したのか、対策室長にお伺いいたします。 130 ◯議長福士銀一君) 町長。 131 ◯町長古村一雄君) まず、塚本議員がお持ちの自立計画でありますが、皆さんがお集まりになった2月26日だと思いますが、そのときは前提条件をつけて、「昨晩できあがったもので、私はまだ目を通していないもの」。したがって、皆さんが自立計画を議論するというので、あえてそういう注釈をつけてお渡しをしたものでありますので。今は、さらにまた目次をつけたり、あるいは中身についても表現を変えたり追加をしたり、そういうことでつくっていますので、その辺は誤解のないようにいただきたいと思っています。生のものを出したということであります。 132 ◯議長福士銀一君) 総務課長。 133 ◯総務課長三浦秀志郎君) お尋ねの中に、民意ということをお尋ねされたと考えておりますけれども、第1条の目的の中で「民意を反映した町政に資すること」、これはやや抽象的かもしれません。民意とは、字のごとく町民の意思、そういう具合に考えておりまして、その町民の意思というものをよりどころにして、町政を進めていくという意味であります。 134 ◯議長福士銀一君) 合併対策室長。 135 ◯合併対策室長(工藤清泰君) ただいまの塚本議員の「自立した場合のいわゆる財政計画の部分で、どういうところが変わったのか」ということですが、少なくとも先ほど町長が言ったように、全くの荒原稿を最初お渡ししたわけです。ですから、その後で目次をつくるにあたって、この財政計画はあくまでも現段階で浪岡町が独自で運営していった場合に、どういう計画になるかということを基本にしています。したがって、合併した場合の17年度以降の事業計画とは全く関係ありませんので、その点はご承知おきください。  それから、少なくともこれまで合併賛成、反対の議論に付すために、自立した場合の財政計画はなかったわけですので、その点を配慮いたしまして、少なくとも新市の建設計画中に出されている財政計画との比較、その主な内容、それから従前の浪岡町の財政計画に関してそれとの比較、それから歳入歳出の概要については非常に厳しい状態であるということも踏まえた上での考え方、それから一番大事な地方交付税でありますが、これは内閣府試算をベースにして、今後推移されるであろうということを予想した上での計画ということで作成しております。以上でございます。 136 ◯議長福士銀一君) 塚本議員。 137 ◯9番(塚本艶子君) 三浦課長には、民意についてお答えいただきましたが、まだ別々にお伺いしたいと考えておりましたので、その質問については後でしたいと思っております。  先ほど対策室長がお返事をくださいましたけれども、大幅な投資的経費の削減というのは、地元業者の倒産等を助長して、地域経済に深刻な影響を与えると思うのですが、その点等はいかがですか。 138 ◯議長福士銀一君) 合併対策室長。 139 ◯合併対策室長(工藤清泰君) ちょっと、今回の議題と関連するということでお話ししますが、いわゆる地元経済への影響に関して普通建設事業を大分大幅に減らしております。ただ少なくとも、歳出の中でまだ減らせる部分があるということを一応想定した上での、一番最悪の状態を想定した場合での試算でございますので、その部分についてはこれから検討を加えていくという素案としてご理解いただきたいというふうに思います。 140 ◯議長福士銀一君) 町長。 141 ◯町長古村一雄君) この件を議論するために、きょうの特別委員会を開きたいということで申し出たの。だから、この後すぐ引き続き定例会もありますし、また皆さん方の方で特別委員会で議論したいというのであったら、うちの方で幾らでも議論をしながら、間違っているところ、修正するところ、こういうところがあればやぶさかではない。自立する策というものを責任を持って示したいと思っていますので、きょうやるというんであったらやってもいいけれども。 142 ◯議長福士銀一君) 塚本議員。 143 ◯9番(塚本艶子君) それではその点にあわせまして、何点かお伺いしたいと思います。  東奥日報には、「自立は大変厳しいいばらの道である」というふうな表現をされておりますが、「住民投票を求める会」はこれまで工藤議員もおっしゃったように、情報提供を旨としてきておりました。この自立策についての住民に対する周知徹底の方法というのは、例えば住民説明会であるとかそのようなものをお考えであるのか、対策室長にお伺いいたします。 144 ◯議長福士銀一君) 合併対策室長。 145 ◯合併対策室長(工藤清泰君) 住民周知の件ですが、今回この臨時議会が終わった段階で、いわゆる目次等も全部入れた成文を議員の皆様にお渡ししたいと思っています。それで、少なくとも新聞報道で出された内容も荒原稿の段階でしたので、これからまとまった段階で情報公開するためには、合併かわら版、掲示板、そういうところとか、それから下のロビーにも掲示したりという形で、時間がないんですけれども一生懸命情報公開に努めたいと思っております。 146 ◯議長福士銀一君) 塚本議員。 147 ◯9番(塚本艶子君) 失礼しました。民意についてでありますが、私は民意の醸成ということに非常に興味を持っておりまして、先ほど町長もおっしゃいましたけれども、合併の反対のための機運とか雰囲気などをつくり出すことに関して、メディアがすごくこの合併に関しては有効であったと考えております。求める会の合併反対のためのチラシは5種類ありまして、それは「浪岡町の未来を考える女性の会」、「住民投票を求める会」、「日本共産党」及び「社会民主党浪岡支部」、町長は事務局長としてここに存在していらっしゃったわけですけれども、「浪岡町役場有志OBの会」、そして「浪岡町の有志23名の会」。たくさんのチラシが出ておりましたけれども、このチラシによって非常に民意が左右されたのではないか、そのように考えておりますが、町長はどのようにお考えになっているか、もう一度お願いいたします。 148 ◯議長福士銀一君) 町長。 149 ◯町長古村一雄君) 私たち「住民投票を求める会」は、ただ一つだけを約束をして、今まで1年以上かけて活動してきた組織であります。ただ一つ、「青森市との合併の是非は、町民と投票で決めよう」であります。ですから、いろいろな考え方の人たちが当然入っていますので、そういうチラシで町民の方々にもアピールをする、そして一つの方向として「賛否を投票で決めよう」ということでありますので、それでいいのではないかと思っています。皆さん方はなぜそれに反対をするのか、私はここが疑問なわけであります。  塚本議員は、12月では住民投票条例に賛成をして、なぜその後反対をしたのか。私はその経過もわからないし、お聞きをしていない。急に私ども「住民投票を求める会」を「ダブルスタンダードで署名を集めた」とかと言って批判をした、そこがわからない。ですから、そこをいつかはきっちり釈明をするなり、あるいは説明責任を果たしていただきたい、私はそう思っているところであります。 150 ◯議長福士銀一君) 工藤議員。 151 ◯7番(工藤幸造君) まだ質問等についてもあると思います。話は聞き漏らしたくないので、ちょっとトイレ休憩をお願いします。 152 ◯議長福士銀一君) 暫時休憩します。11時10分から再開します。     午前10時56分 休憩 ───────────────────────────────────────────     午前11時12分 再開 153 ◯議長福士銀一君) 休憩を取り消して、会議を再開します。  引き続き質疑を行います。小倉議員。 154 ◯1番(小倉尚裕君) 先ほどまず、住民投票費は全員一致で可決をしました。住民投票費 632万 8,000円、これは予算を可決をした。そして、今この住民投票条例、これが仮に予算は可決をしてそして条例を否決をする。それでやはり予算の執行の期間、そしてこの3月31日までと決まっている中で、これは対策室長にお聞きをしたいんですが、そういうふうな意味でこの予算を決定して、そして条例に反対をするというのは、今の状況、この日程的な問題等を考える中で、果たしてどうなのか。まず、この点をお尋ね申し上げます。 155 ◯議長福士銀一君) 企画調整課長。 156 ◯企画調整課長(石岡 修君) 予算を伴う議案を町長が提案する場合は、必ず予算を先議すると、絶対要件でございます。そして予算が通った後に関連する条例案なりが採決にならなかったという場合は、直ちに予算を削る場合とそのまま不用額にするのと、2通りの方法がございます。ですから、町としましては議案提出する以上は予算も提出すると。先ほど可決いたしましたけれども、とにかく予算は確保したということでございます。 157 ◯議長福士銀一君) 工藤議員。 158 ◯5番(工藤祥三君) 簡単に。まず町長もおっしゃったように、この合併問題をどうするのとか、自立策の問題でもどうするのとか、特別委員会も開いてもらえない。私はこれだけでも異常な事態だというふうに考えています。特に今までの長きにわたる運動の中では、町民に対してはやっぱり「心をやむ」というそういう事態もあったはずです。今度のこの住民投票の条例案、これがもし理由もなく否決をされるということであれば、いわば政治的な災害だと、私はそう思っています。何も与党のことを何も気にすることはないんだ。堂々と議会解散だって私は考えるべきだと思う。その覚悟で臨んでほしい。町長は十分議会とも対話しようとしたし、この短い間、我々は評価する。これだけだ。 159 ◯議長福士銀一君) ほかにありませんか。塚本議員。 160 ◯9番(塚本艶子君) 先ほどの町長のご意見に対してですが、私の住民投票に対する賛否のことにつきましては、先だっても申し上げまして町長はご了解をいただいたと思っておりましたが、3月の定例会で行うということにしておりました。そして、きょうの住民投票条例の決定に際し、私はまだ民意と自立策の検証が大きなウエートを占めていると考えておりますが、3月の定例会に一般質問もありますので、さらに勉強して行いたいと思います。 161 ◯議長福士銀一君) 福士議員。
    162 ◯6番(福士秀雄君) 時間がたつと、大分心も穏やかになるものなんですけれども、我が議会はますますエスカレートしてきた。特に、町長の提案理由の内容についても、全く挑戦的な歩み寄りすらできないのかなと、こうも受けとめております。ただ、一番困っているのは、やはり町の職員じゃなかろうか。このまま3月議会を終わってしまうのか。9日から議会定例会が始まるわけでありますけれども、歩み寄りができないのか。  私は、先の町長選そしてリコール、私、推進してきた議員としては「これはやっぱり民意だろう」と、そう受けとめております。では、そのためにはどうするのか。先ほど工藤議員からも一度の議会特別委員会、一度拒否されたということですね。町長に決断を促したわけでありますけれども。それはそれとして、町長に一言お尋ねしたいんですが、町長はたとえこの住民投票条例が賛成になった場合、それでもなおかつ白紙撤回を求めるのか。まず、この1点をお聞きしたいと思います。 163 ◯議長福士銀一君) 町長。 164 ◯町長古村一雄君) まず、刺激的な言葉を使うというのは、私は街頭でもそのくせがもろに出る方でありますけれども。しかし、この私を当選をさせたいわゆる民意というものを、議会も認知をしていただきたい。それをしないで、県知事に23日に議長を含めて泣きついていったという言い方をしますけれども、なぜ県知事のところにおじゃまをして、「合併を進めてください」というのかわからない。泣きつくなら、町民に泣きつくべきではないかという言い方をしました。  私は、住民投票の結果には従います。これは、最初から申し上げてまいりました。ですから、推進の側も住民投票に従って、決断をしていただければよろしいんですが。2回のリコール投票出直し町長選挙で、民意は決まったものと私は受けとめていますけれども、「人を選ぶ選挙であった」、こういう理屈をこねて民意が決まったと認めようとしない議会、推進議員、ここが大きな問題であって、もしも議会が浪岡町民の民意は町長をやめさせた投票、「住民投票を求める会」の事務局長を町長に押し上げた出直し町長選挙の結果で確定をした、合併はとまるかとまらないかわからないけれども、町議会としてはそれを受け入れてそのあかしとして何らかの決議をする、それがあれば私としては住民投票をやる必要もないし、ましてや議会刷新を行う必要もない、私個人はそう考えています。その議会の何らかの決議をいただいて、私は青森市長と話し合って、青森市も浪岡町長、浪岡町議会の一つの考え方を受け入れる、尊重をしていただく、それによって粛々と県に手続を進める、そう想定をしているところであります。 165 ◯議長福士銀一君) 福士議員。 166 ◯6番(福士秀雄君) 町長もこの混乱、ねじれを何かの形で解消したい、その心には変わりない、私はこう受けとめました。  議長にお尋ねしますが、議長、答えてくださいね。あなたは議長としてこの混乱を、ひとつ反対としてでも、今のこの問題について、反対・賛成、双方の議員の中に入って、もう少しまとめてみるという気がありませんか。議長、お答え願いたいと思います。 167 ◯議長福士銀一君) 次の3月定例議会もまもなく間に開始されますので、その時点で皆さんと検討したいと思いますので、よろしくお願いします。  次に…、福士議員。 168 ◯6番(福士秀雄君) ただいまの議長の発言、大変重く受けとめておりますので、ひとつよろしくお願いをしたいと思います。終わります。 169 ◯議長福士銀一君) ほかにありませんか。一戸議員。 170 ◯2番(一戸善正君) 最後の最後に、町長に答弁したいなと思っておりました。それは何かというと、「県知事に泣き寝入りに行った」というふうなお話があったわけですけれども、別に泣き寝入りだとかそういうなものではなくして、加藤新吉氏が町長になっていれば、我々がそのような形をとることでもなかったと。ただ、我々は合併を推進してきたものですから、さらに表敬訪問ということでおじゃまをさせていただいたということでありますので、負け犬が泣きを入れて走って歩いていたとかそういうことではないので、町長、ご理解のほどをひとつよろしくお願いします。 171 ◯議長福士銀一君) 町長。 172 ◯町長古村一雄君) その辺は、きょう初めて聞きましたので。ただ、最後に一言申し上げますけれども、合併を進めたいというのならば、みずから議会を解散をして、町民に信を問うて、再び議会で多数を占めて青森市との合併を進めるのが、今推進側に残されているただ一つの道ではないのか。それがまた、住民投票をやるよりも最も可能性のあるやり方ではないか、私はこうも思っているということを、一言お伝え申し上げておきます。 173 ◯議長福士銀一君) ほかにございませんか。(「なし」の声あり)質疑がないようですので、質疑を終わります。  討論を行います。討論ありませんか。(「なし」の声あり)討論がないようですので、討論を終わります。  お諮りいたします。本案を原案のとおり可決することにご異議ありませんか。     〔「異議あり」と呼ぶ者あり〕 174 ◯議長福士銀一君) 異議がありますので、本案について採決します。  この採決は起立によって行います。  本案を原案のとおり可決することに賛成の諸君の起立を求めます。     〔賛成者起立〕 175 ◯議長福士銀一君) 起立少数であります。よって、本案は否決することに決定いたしました。(「議長、動議」の声あり)海老名議員。 176 ◯4番(海老名鉄芳君) 動議を提出いたします。  古村町長を信任する動議を提出いたします。(「賛成」の声あり) 177 ◯議長福士銀一君) ただいま、海老名鉄芳議員から動議が提出されました。この動議は所定の賛成者がありますので、成立いたしました。  本動議について、追加日程第12として議題とすることにご異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 178 ◯議長福士銀一君) 休憩します。     午前11時28分 休憩 ───────────────────────────────────────────     午前11時52分 再開 179 ◯議長福士銀一君) 休憩を取り消して、会議を再開します。 ───────────────────────────────────────────     追加日程第12 古村町長を信任する動議 180 ◯議長福士銀一君) 追加日程12として、古村町長を信任する動議を議題といたします。  動議提出者の説明を求めます。 181 ◯4番(海老名鉄芳君) それでは、古村町長信任の提案理由を申し上げます。  古村町長は、青森市との合併の白紙撤回を掲げ、2月13日に行われた町長選挙において、圧倒的民意を受けて町民から町長に選任されました。  古村町長は、就任と同時に役場内に豪雪対策本部を設置いたしました。町民の生命、財産を守るため、一人暮らしの老人家庭の除雪対策を含め、除排雪対策の強化、地場産業であるりんごの雪害対策としての融雪剤の助成、農道除雪の早期実施など、積極的かつ精力的に町政運営を行っております。  この場におきまして、古村町長を全面的に信任することを動議として提案いたします。以上です。 182 ◯議長福士銀一君) 説明が終わりました。  質疑ありませんか。(「なし」の声あり)質疑がないようですので、質疑を終わります。  討論を行います。(「なし」の声あり)討論がないようですので、討論を終わります。  本動議について採決します。  この採決は起立によって行います。(「投票」の声あり)  投票の声がありますので、本動議を投票により採決いたします。  この投票は無記名投票で行います。  議場の出入口を閉鎖します。     〔議場閉鎖〕 183 ◯(福士銀一君) ただいまの出席議員は、議長を抜いて19名です。  次に、立会人を指名いたします。  会議規則第32条第2項の規定により、立会人に18番加藤 康議員、1番小倉尚裕議員、2番一戸善正議員を指名いたします。  投票用紙を配付いたします。     〔投票用紙配付〕 184 ◯議長福士銀一君) 念のため申し上げます。  本動議を可決することに賛成の方は賛成、反対の方は反対と記載願います。なお、白票がありましたら、反対と見なします。  配付漏れありませんか。(「なし」の声あり)配付漏れなしと認めます。  投票箱を点検します。     〔投票箱点検〕 185 ◯議長福士銀一君) 異状なしと認めます。  これより投票に移ります。  1番から順次投票願います。     〔各員投票〕 186 ◯議長福士銀一君) 投票漏れありませんか。(「なし」の声あり)投票もれなしと認めます。  これで投票を終わります。  これより開票をいたします。  18番加藤 康議員、1番小倉尚裕議員、2番一戸善正議員、立ち会いをお願いいたします。     〔開  票〕 187 ◯議長福士銀一君) 投票の結果を報告いたします。  投票総数    19票    賛成      14票    反対       0票    白票       5票  以上のとおりであります。よって本動議は可決しました。     〔議場開鎖〕 188 ◯議長福士銀一君) これで、本臨時会の日程は全部終了いたしました。  町長のあいさつがあります。 189 ◯町長古村一雄君) 大変複雑な心境であります。何と申し上げますか、言葉が出ないというのが、議会が私を信任し、私が青森市との合併を壊すというのを民意として受けとめたのか。それならば、なぜ住民投票は否決をしたのか。こういうねじれがまた一つふえたということは、議会は無責任、責任を果たしていない。私はそういう意味では、どうしても合併をして議員になりたいというんであったら、あくまでも在任特例を受けないで、在任特例というのは特例中の特例でありますので、市長や町長と同じく失職をして、新しい議会で選挙の洗礼を受けて新議会を構成すべきではないか、そうも考えるわけであります。  今回の決定を受けて、私は議会と対決をせざるを得ないのではないか、このことによってますます町民は議会に対する不信を強めるのではないか。こういう思いを持っています。  まとまらないあいさつになりましたが、今しばらく定例会まで時間をいただきたいと思います。 190 ◯議長福士銀一君) これをもちまして、平成17年第2回臨時会を閉会いたします。  ご協力ありがとうございました。     午後12時07分 閉会 TOP▲ ©2005Aomori City Assembly. All Rights Reserved. 青森市議会ホームページ │ 青森市ホームページ...