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  1. 青森市議会 2005-02-18
    旧浪岡町 平成17年第1回臨時会(第1号) 本文 2005-02-18


    取得元: 青森市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-04-29
    ▼最初のヒットへ(全 0 ヒット) 1     午前9時03分 開会 ◯議長(福士銀一君) おはようございます。  ただいまの出席議員は20名で定足数に達しておりますので、会議は成立いたしました。  ただいまから平成17年第1回浪岡町議会臨時会を開催いたします。  直ちに会議を開きます。  会議に先立ちまして、先日行われました浪岡町町議会議員補欠選挙において当選されました清野達徳君をご紹介します。  清野達徳君、壇上でごあいさつをお願いします。     〔8番 清野達徳君 登壇〕 2 ◯8番(清野達徳君) おはようございます。  先般の町議補欠選におきまして、多くの町民の方々のご支援を得まして当選することができました。本当にありがとうございます。議会制民主主義を尊重し、そしてまた、町民の声を聞きながら議会活動をしてまいりたい、こう思っています。  まことにふなれな者ではございますけれども、諸先輩のご指導、ご鞭撻を賜りまして一生懸命頑張ってまいりたいと思います。どうかよろしくお願い申し上げます。 3 ◯議長(福士銀一君) それでは、本日の日程に入ります。 ───────────────────────────────────────────     日程第1 議席の指定 4 ◯議長(福士銀一君) 日程第1、議席の指定を行います。  今回当選されました清野達徳君の議席は、浪岡町議会会議規則第4条第2項の規定により、ただいま着席のとおり8番に指定いたします。 ───────────────────────────────────────────     日程第2 常任委員会委員の選任 5 ◯議長(福士銀一君) 日程第2、常任委員会委員の選任を行います。  地方自治法第 109条第2項の規定により、新たに議員になりました8番清野達徳君を欠員となっております産業建設常任委員会の委員に選任するものであります。
     お諮りいたします。常任委員会委員の選任については、委員会条例第7条第1項の規定により、8番清野達徳君を産業建設常任委員会の委員に選任することについて議長より指名したいと思いますが、ご異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 6 ◯議長(福士銀一君) ご異議がないようですので、8番清野達徳君を産業建設常任委員会委員に選任することに決定いたしました。 ───────────────────────────────────────────     日程第3 会議録署名議員の指名 7 ◯議長(福士銀一君) 日程第3、会議録署名議員の指名を行います。  会議録署名者については、会議規則第 118条の規定により、14番加藤智栄子議員、15番小笠原恒雄議員を指名いたします。 ───────────────────────────────────────────     日程第4 会期の決定 8 ◯議長(福士銀一君) 日程第4、会議規則第5条の規定により第1回臨時会の会期についてお諮りいたします。  会期については、先ほど議会運営委員会を開き1日と決定いたしておりますので、会期を本日1日としたいと思いますが、ご異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 9 ◯議長(福士銀一君) 異議なしと認めます。よって、会期は本日1日と決定いたしました。  本日の日程は、皆様に配付のとおりであります。 ───────────────────────────────────────────     日程第5 町長提案理由の説明 10 ◯議長(福士銀一君) 日程第5、町長の提案理由の説明を求めます。町長。     〔町長 古村一雄君 登壇〕 11 ◯町長(古村一雄君) おはようございます。  皆様とこうして対面するとは、夢にも思っていませんでした。津軽弁で言いますと、何かもちょこちぇという感じがしないわけでもありません。  今回の17年の第1回町議会の臨時会は、議員の請求に基づいて私が請求をしたものであります。  まず、町長をやめさせる投票の結果、13日に出直し町長選挙が行われて、私が当選をして浪岡町長という、短期間ではありますが、重責を担うことになりました。この間、町民の皆さんの期待を十分ひしひしと私は感じています。果たして、このやせ細った体で町民の皆さんの期待にこたえることができるのかどうか、多くの町民の方々も心配をされていますけれども、気力だけは十分でありますし、今のところ、青森市長さんともお会いをしながら、お互いにエールを交わしてきたところであります。  私は、一貫して青森市との合併協議は、やり方がまずい、強引である、急ぎ過ぎである、町長リコールの署名に至っては、青森市との合併阻止、これを明確にいたしまして、「仕組まれた青森との合併」、こういう言葉を使いながら町民の皆様に訴えてきたところであります。  やはり、合併というのは、市長と町長が一緒になるのでもなくて、町議会と市議会議員が一緒になるのでもない、市民と町民が一体とならないと本当の合併の意味はない、これが私の持論であります。  1年以上かけて、ようやく今最終的な局面を迎えていますけれども、この期間感じたことは、町民の声といいますか、民意というものを政治に反映をさせる、非常に時間もかかる、苦しむ、悩む、お金も必要、大変だという、もう二度とこういう運動をしたくない、これが私の今の率直な気持ちであります。恐らく、合併に賛成でいろいろ今まで私どもと議論をしてきた推進の町民の多くの方々も、相当疲労こんぱいをしているかと思います。  そういう点では、私は、今町がなくなるのかどうかというこの瀬戸際にあって、お互いに議論をしよう議論をしようということでやってまいりましたけれども、住民投票条例を求めるときには、なかなか双方歯車がかみ合いませんでしたけれども、リコール署名の運動、さらには町長をやめさせる投票の運動、そしてこの間の出直し町長選挙になってからは、推進の方々も合併のメリット、さらには私どものチラシや街頭での話に対して、あれはうそである、ごまかしている、肝心かなめのことは言わない、こういうような批判を展開をしていただきまして、ようやく議論がかみ合ったのではないか、そういうことで歓迎をいたしております。やはり、真っ正面からお互いに主張をぶつけ合いますと、ある程度差が縮まってきて、町民の方々も理解した結果として当初の 3,000票差が 1,400票差に縮まった、そういうぐあいに私は受け取っていますし、この間の出直し町長選挙では、勝ってしまったという私のおごりと油断もあったのではないかということで、反省をしているところであります。  ただ、地形的に見ましても、青森市と浪岡町の境界には、いわゆる分水嶺、これがございます。天から降った雨は、この分水嶺によって青森側、浪岡側に水が流れ、川となっています。しかし、青森側に流れる水は、陸奥湾であります。浪岡は津軽平野を通って岩木川、日本海に流れます。雨は、天からの恵みであります。しかし、この天からの恵みというのは、青森と浪岡の水は決して交わることがない。私は、こういう自然的な条件からいっても、今までの歴史というのは、水の流れに沿ってその川の沿線で人々が生活を営んで、北畠を経て現在の浪岡、津軽、これが自然的に私どもの生活の営みとしてこうなった、こう思っていますので、私は青森市との合併に当たっても、私どもは「山越え合併」という表現をいたしましたけれども、この自然的な条件、これは無視できないものと考えているところであります。  ただ、多くの町民の方々は、私を支持していただける方も、これからどうなるのか、当選した私はどうするのか、こういう疑問は当然ながら持っているかと思います。私は今まで、その問いに対して、皆さんに納得のできる説明をしなかった ───しなかったというよりも、できなかった、これが実情であります。  しかしながら、長の重責を担うことになりましたので、今度は、できないということでは私の責任を果たすことはできないと、私は自分ではそう認識をしているところであります。  一つには、白紙撤回はできるのか、このことに尽きるかと思います。私は、できると思っています。二度にわたって町民の方々は、私ども住民投票を求める会をご支持いただきました。これが民意であり、憲法で保障している、古い方ならおわかりになるかと思いますが、主権在民、主権は国民にある、このことが一番のもとになるかと思います。  さらに、市町村に参りますと住民自治、あるいは法律では地方自治の本旨、こういう抽象的な言い方がされていますけれども、より直接民主主義、町民の声が国政に比べてより身近な生活を執行するわけでありますから、そういう意味では、より直接民主主義、住民の本意、真意、民意、これが当然必要になってきますので、今回の2回の投票結果で青森県知事が持っている合併を決める権限、これを県知事みずからの責任で、決定した合併処分取り消していただければ、3月中にもとに戻ることは可能であります。  問題は、今まで例がないこと。果たして、知事が、無理な決定であった、間違っていた、こういう決断をするかどうかであります。これは、私にとっては、どうしようもありません。知事の決断を変えることができるのは、県議会議員の皆さんの力であり、県民の声であり、何よりも浪岡町民の声だと思っています。  しかしながら、浪岡町民は、まだ二つに割れています。ようやくやっと青森市との合併に反対する町長を誕生はさせましたけれども、もう一方の町の町民の代表者である議会は、合併を決めたままであります。  今、私に与えられているのは、合併の白紙撤回に向けて、まず長と議会、議会と町民との青森市との合併をめぐるこのねじれをどう調整をして、青森市議会や県議会、県知事、国に対して浪岡町が一つの意見としてまとめることが私にできるのかどうか、このことが白紙撤回の一番の基本になると考えています。  私は、手続的にも、自治法の第7条によって廃置分合、合併したりすることでありますが、いわゆる合体、対等合併のことであります。さらに編入、吸収合併のことであります。分割、例えば若柳町が常盤に入る。さらには、今の浪岡町がすべて分立という、分かれる。この四つの項目がありますので、いわゆる分町、これは決して不可能ではない。  ただ、分町ということになりますと、果たして3月、私の任期中に可能なのか。これについては、議会の特段のご支援がなければ、年度内の分町というのは難しいのではないかと思っていますので、来週以降、きょうの議会の動きを見て、知事とお会いをして、とりあえず年度内に知事が決断をすれば可能な合併の処分の取り消しを知事にお願いをしたいと思っているところであります。それが不可能ならば、次の臨時議会になるのか、3月の定例会もありますので、私どもの手続なり決意を公表をしたい。もう少し時間をおかしいただきたいと思っています。  仮に、知事が取り消しができないというのであれば、4月1日以降の町民の暮らしはどうなるのかという、これもまた町民の中には大きな不安があるかと思いますが、10月13日、昨年でありますけれども、青森市との合併の協定書、本当は10月の18日であったんですが、なぜか5日間早まることになりました。この合併協定書、効力を有していますので、私には皆様にお約束をした「合併を壊す」、この公約は堅持をしながら、生活に混乱は起こさせない。除雪も、今まで豪雪対策本部をつくっておりませんでしたけれども、ただ単に警戒対策本部から豪雪対策本部ということで名前を変えるだけではなくて、今後の農道除雪をどう計画的に進めるのか、被害をどう町でできるのか、調査を具体的にどうするのか、こういう点についても今体制を整えているところであります。町民生活には、いささかも不安を与えないで、4月1日以降についても考えているところであります。  こういうお話をすれば、「へば合併するんだべさ」という素直な質問が出てくるかと思いますけれども、私は、合併協定書の内容が私の意思に反したものとしても、町民の生活を守るためには、協定書の内容に沿った対応をした上で私の公約の実現を図る、先ほども申し上げました。  ただ、協定内容に違反があったり、あるいはきょうの新聞に出ていますように、協定にもない、議決した後に好き勝手なことを青森市と私ども一部の職務代理者で行ったというのであれば、これは大きな問題である。そういうことから、来週からは、青森市長にも申し入れを行って、きちんとその真相をただしてまいりたい。そういうことで、先般、青森市長にも、ごあいさつかたがた、お会いをしたところであります。  もう一つの点があります。浪岡町は本当に自立できるの、自前でできるの、こういうご批判もたくさんいただきました。私は、自立できるかできないか、これは役場の総力を挙げないと、私ども住民投票を求める会に聞かれても責任を持った数字を出すことはできない。役場自体も自前で行けばこうなるということで、3回か4回ほど財政推計なるものを出していますけれども、その都度、数字が変わっているわけでありまして、ましてや、私どものように片手間で、膨大な資料もなく、分析する能力もない私たちでは、一時的なごまかしとして数字を出したとしても、すぐばれるわけでありますので、責任を持った自立策というのはできない。  それと、もう一つは、私ども住民投票を求める会は、青森市との合併は反対、青森市との合併の話し合いがおかしい、不透明、疑問、批判、そういうことで一致をしているだけでありまして、これをとめなければ自立も自前もないわけでありますから、推進側の方が本当に浪岡町の自立策を提示してほしいというのであったら、何回も私どもは前町長や青森市長申し入れをしていますけれども、合併作業を中止すべき、そう言っても全く聞き入れられませんでした。一たん休戦状態にでもして、ある程度の時間をいただかないと、我々は自立策をつくる能力がないわけですから、相当な時間のかかるものについては、やはり時間をいただきたかったというのが私の真相であります。  合併作業だけは進めて、私どもに自立策を提示せ、そう言っても、私は無理な話、片手落ち、私たちは数人でやっていますし、推進側の方は役場職員を後ろに控えてやっていますので、私どもの運動はお金も調達をしなければなりませんし、推進の方は、そのときときに税金を使ってオンリーワンのまちづくり1、2にそれを出しているわけでありまして、私は、それに対しても実は怒りを持っている一人であります。  浪岡町は自立をできるのかということでありますが、私が町長になりました。非常に厳しい日程ではありましたけれども、町の書類を預けていただければということで、街頭でも約束をしてまいりましたので、今回の事態になって、今急遽検討に入っているところであります。皆様にいずれはお示しをすることができる、そう思って、恐らく45日間、もう45日間切れていますけれども、職員は土曜、日曜も返上をして、3月31日まで頑張る、そう思っています。  しかしながら、合併しようが合併しまいが、常日ごろから行財政改革をしなければ、大きな市であろうが小さな村であろうが、赤字になることは見えています。こういう言い方は口が悪いかと思いますけれども、旦那衆の人が3代でつぶれると言います。入ってくるお金よりも出ていくお金が多ければ、大きかろうが小さかろうが、つぶれるのは当たり前でありますので、私は、やはり常に使うお金に気をつけて、赤字にならないように、赤字になったとしても責任を持って説明をして、その責任を果たすこと、それが必要であると思いますけれども、私は3月31日まで、自立、この信念のもとに、与えられている財政、権限、合併が既に決まっているということからも、限られておりますけれども、財政運営を自立ということで臨んでいきたいと思っています。  今回の町長選挙の争点、明確に合併賛成か反対かであります。町民は、古村一雄を選択をしたのではなくて、青森市との合併の反対を選択したわけでありますから、私は住民投票を求める会の主張に基づいて、いわば住民投票を求める会町政として、その皆さんの民意に基づいて、今後短い期間の行政を責任を持って担当させていただきたいと思います。  いずれにしましても、自立できるのかどうかという、町民の賛成・反対にかかわらず、皆さんが抱いている問いに対して、自立した場合の財政計画を提示してまいりたいと思っています。  いつものことながら、議員のときも、私の前置きは長くて有名であったわけでありますけれども、今回の臨時議会の議案の提案説明をさせていただきます。  本臨時会は、自治法の第 101条第1項の規定に基づいて、6名の議員から臨時会招集の請求を受けて開催するものであります。議案は、議員発議による浪岡町が青森市と合併することについて住民の可否を問う住民投票条例の制定についてのほか、職務代理者であった助役、きのう解職をいたしましたが、専決処分をした承認案件が14件、さらに私が提案しています条例改正案件が1件、16件でございます。  私としては、本臨時会に上程されました案件のうち、住民投票条例の制定につきましては議員発議によるものでありますが、先ほど来何回も申し上げておりますように、住民投票を求める会の目的は、町長のいすをねらうことではなくて、青森市との合併に当たっては町民一人一人が投票で決める、これが住民投票を求める会の運動の目的であり、今も変わっていないところであります。したがって、もろ手を挙げて私はこの住民投票条例案に賛成をいたすものであり、今回の議会で速やかに成立をさせていただきたいと思っています。  さらに、今回の臨時会には、14件という異例の数の専決処分承認案件を提案をいたしております。これは、私の考えと違う承認案件であります。そもそも専決処分とは、議会が議案を議決をしない、議会を招集するいとま、暇がなかった、こういう特別の場合のみに町長に与えられた権限であります。そういうことから考えますと、12月の町長リコール成立から、13日の出直し町長選挙まで2カ月近くもありました。さらにまた、6名の町議会議員から、町長が不在のときは議会が出番ではないのかと、そういうことで臨時会の招集請求があったのにもかかわらず、職務代理者であった助役は臨時議会を招集しませんでした。私に言わせれば、選挙で選ばれもしない助役が、議会も開かずに勝手に重要な議案を決裁をした、こういうわけであります。果たして、臨時会を招集する暇がなかったのでしょうか。私は、幾らでも臨時会を招集する時間があったと思っています。これについては、さらに調査を進めてまいりたいと思っています。  ただ、この14件が次々と専決処分されたものですから、法律の上では、専決処分事件と言いますけれども、次の議会、すなわち直近の今の臨時会議に提案をしなければならないことになっています。私は、極めて不本意であります。これらの議案に反対の私が、皆様に承認を求めなければならない、これも極めて矛盾した話であります。こういう点をご理解をいただき、皆様の採決をお願いをいたしたいと思います。  それでは、個別議案について概要をご説明申し上げます。  議案第1号から第14号までは、主に合併関連事項専決処分承認案件であり、地方自治法第 179条第1項の規定により報告し、議会の承認を求めるものでございます。  議案第1号の農業用施設等災害復旧事業の施行については、平成16年9月29日から30日にかけての台風21号による豪雨災害により、浪岡駅裏の女鹿沢堰の揚水機が浸水し、復旧について一日も早い施行が必要なため専決処分したものでございまして、これについては私は異論のないところであります。  議案第2号平成16年度浪岡町一般会計補正予算(第8号)については、歳入歳出予算の総額に 9,887万 6,000円を追加をし、最終的な歳入歳出予算を85億 5,494万 9,000円とするものでございます。これについては、除雪経費が主となっているものであります。  議案第3号平成16年度浪岡町学校給食会計補正予算(第3号)については、歳入歳出予算の総額にそれぞれ65万 4,000円を追加をしたものであります。  議案第4号から議案第8号までは、青森市との合併に伴い、それぞれの今までお世話になった一部事務組合からの脱退について、関係地方公共団体と協議のために平成17年1月28日までに議決が必要であり、専決処分で前の助役が対応したものと思います。  議案第9号から第13号までは、青森市との合併に伴い、それぞれの一部事務組合を組織する地方公共団体数の増減及び規約の変更について、関係地方公共団体と協議のため平成17年1月28日までに議決が必要であり、専決処分で対応をしたものでございます。  議案第14号平成16年度浪岡町一般会計補正予算(第9号)については、歳入歳出予算の総額にそれぞれ 9,520万 6,000円を追加をし、86億 5,015万 5,000円と歳入歳出の総額をしたものであります。この第14号議案については、除雪経費はもとよりでありますけれども、きょう一斉に新聞に報道をされている、合併準備経費として青森市が旧営林局、営林署を買収をするものであります。今まで、浪岡町では一切公表をされていませんでしたし、青森市でも初めて公表をきょうする、こういうことを聞いているものでございます。ましてや、新たな庁舎というのは、私にとっては初耳であります。  議案第15号浪岡町特別職の職員の給料等に関する条例の一部改正についてでございます。これにつきましては、私の給料を半額に減額するものでございます。  これは、今町は合併をめぐって非常事態であります。私は、私の政治判断で給料の減額を半額にすることにいたしました。別にパフォーマンスをねらったわけでありません。私は、公約をしたとおり、合併を壊す、このことだけが私の仕事であります。あとは、町民の皆様に役場の仕事が混乱をしてご迷惑をかけないようにする、この二つであります。来年度の予算をつくったり、皆さんからいろいろな要望を聞いて来年、再来年に約束をしたり、こういうことは今の法的な手続が整ったという中では、私にはそういう権限は与えられていません。したがって、70何万円ですか、私はもらう権利はない、半分でも多過ぎる、そう思っていますけれども、他とのつり合いもあって、わかりやすいように半額ということで決断をしたところでありますので、特別報酬審議会、これらについても諮らずに決断をしましたので、ぜひとも私の心情をご理解いただいて、決めていただくことを議員の皆様にお願いを申し上げます。  以上、概略について提案いたしましたけれども、関係の参与からは詳細についてご説明を申し上げますので、どうぞ時間を余り気にせずにご議論をいただければと思っているところであります。長くなりました。 12 ◯議長(福士銀一君) 小倉議員。 13 ◯1番(小倉尚裕君) 町長就任のあいさつに際しまして、1点だけお聞きしたい点があります。  やはり民衆の思いに共感をし、そしてその行動が民意から共感を得られなければいけない、これが今政治家に求められている点ではなかろうかと思います。  さて、これが…… 14 ◯議長(福士銀一君) 小倉議員、その質問は議題外でありますので、やめていただきます。 (「町長の思いを1点聞きたい点があったんですけれどもね、また後ほどお聞きいたします」の声あり) ───────────────────────────────────────────     日程第6 議案第1号 専決処分した事件の承認を求めることについて          (農業用施設等災害復旧事業の施行について) 15 ◯議長(福士銀一君) 日程第6、議案第1号専決処分した事件の承認を求めることについてを議題といたします。  議案第1号について説明を求めます。農政課長。 16 ◯農政課長(成田豊昭君) 議案説明省略 17 ◯議長(福士銀一君) 説明が終わりました。  質疑に入ります。質疑ありませんか。(「なし」の声あり)質疑がないようですので、質疑を終わります。  討論を行います。討論ありませんか。(「なし」の声あり)討論がないようですので、討論を終わります。  お諮りいたします。本案は原案のとおり承認することにご異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 18 ◯議長(福士銀一君) 異議がないと認めます。よって、本案は原案のとおり承認することに決定いたしました。 ───────────────────────────────────────────     日程第7 議案第2号 専決処分した事件の承認を求めることについて          (平成16年度浪岡町一般会計補正予算(第8号)について) 19 ◯議長(福士銀一君) 日程第7、議案第2号専決処分した事件の承認を求めることについてを議題といたします。  議案第2号について説明を求めます。企画調整課長。 20 ◯企画調整課長(石岡 修君) 議案説明省略 21 ◯議長(福士銀一君) 説明が終わりました。  質疑に入ります。質疑ありませんか。(「なし」の声あり)質疑がないようですので、質疑を終わります。  討論を行います。討論ありませんか。(「なし」の声あり)討論がないようですので、討論を終わります。  お諮りいたします。本案は原案のとおり承認することにご異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 22 ◯議長(福士銀一君) 異議なしと認めます。よって、本案は原案のとおり承認することに決定いたしました。 ───────────────────────────────────────────     日程第8 議案第3号 専決処分した事件の承認を求めることについて          (平成16年度浪岡町学校給食特別会計補正予算(第3号)について) 23 ◯議長(福士銀一君) 日程第8、議案第3号専決処分した事件の承認を求めることについてを議題といたします。  議案第3号について説明を求めます。学務課長。 24 ◯学務課長(有馬孝彦君) 議案説明省略 25 ◯議長(福士銀一君) 説明が終わりました。  質疑に入ります。質疑ありませんか。(「なし」の声あり)質疑がないようですので、質疑を終わります。
     討論を行います。討論ありませんか。(「なし」の声あり)討論がないようですので、討論を終わります。  お諮りいたします。本案は原案のとおり承認することにご異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 26 ◯議長(福士銀一君) 異議なしと認めます。よって、本案は原案のとおり承認することに決定いたしました。 ───────────────────────────────────────────     日程第9 議案第4号 専決処分した事件の承認を求めることについて          (青森県市町村職員退職手当組合からの脱退について) 27 ◯議長(福士銀一君) 日程第9、議案第4号専決処分した事件の承認を求めることについてを議題といたします。  議案第4号について説明を求めます。総務課長。 28 ◯総務課長(三浦秀志郎君) 議案説明省略 29 ◯議長(福士銀一君) 説明が終わりました。  質疑に入ります。質疑ありませんか。小倉議員。 30 ◯1番(小倉尚裕君) これは町長の提案理由、まず説明でもありました。やはり非常に今議会で最も町長が苦慮をする部分、本当に前助役ですね、まず介入をしたとのお話であります。やはり合併が議論になっている選挙がある、その中でこのような専決処分、いわゆる事後承諾、議会で幾らこれを議論して、仮に否決をしても、もう決定してしまっている。確かに法律上はそうでしょうけれども、これは道義的な問題、当然町長選、このように合併の賛否を問う、そのような状況の中で、このような専決処分というのが本当にあってよいのか。私は、これは非常におかしいと思うものであります。この点、もう一度町長の方からお話をお願い申し上げます。 31 ◯議長(福士銀一君) 総務課長。 32 ◯総務課長(三浦秀志郎君) 地方自治法によりますと、専決処分した時点で、実は法的効果は発生してしまいます。これは、次の議会に必ず報告しなければならないと、こうなっておりますので、実は専決処分した時点で法的根拠が発生していると。町長就任間もないわけですけれども、法律の規定によりますと、いわばその専決処分内容を価値判断するといいますか、いいとか悪いとか、そういうことなく、ある意味では、私どもとしましても事務的に法律に従って、これは次の会議に報告せざるを得ないと、こういうことであります。 33 ◯議長(福士銀一君) 小倉議員。 34 ◯1番(小倉尚裕君) 特にこの第4号議案、職員の退職金、これは10億円、このような額をこのように専決をする。まず、額にしても通常の額ではない。ましてや、南黒の中でも黒石市が12億円、そして浪岡町が昨年度で7億 5,000万円、そしてちょうど今年度等も含めて10億円前後というのが予想がされるという中で、本当にこのような額をこの合併の議論の中で専決をするという中で、助役として、職務代理者として正当な業務を行ったと発言しているが、本当にこれは正当な業務を行ったと言えるのか、この点の認識についてお尋ねを申し上げます。 35 ◯議長(福士銀一君) 総務課長。 36 ◯総務課長(三浦秀志郎君) 10億円云々という発言、ちょっと誤解があるようでございます。  この10億円を専決処分したという意味ではございません。この10億円云々というのは、実は私どもの方でもこれから精査といいますか、はっきり事態を、まだ何日もたっていなくて、事態を正確には掌握しておりません。ですから、その辺はもう少しきちんと精査して確認したいと思っておりますけれども、今のところは、退職組合は実は、いわば予想で浪岡町職員が何人退職する、それに対して退職金を組合の方で支払いするわけですけれども、あらかじめ一定の基準に基づきまして組合の方に分担金を払っているわけです。その支払った分担金と実際に退職された職員との支払い額とが均衡がとれていれば、こういう問題が起こらなかったわけですけれども、ここ数年に予想を超えたといいますか、急激に退職する職員がふえたものですから、実際に退職組合に毎年度毎年度払っている負担金の額と、それから実際に浪岡町の職員がやめて、それに支払った退職金との差額がどんどんどんどん拡大してきたと。おおよそその差額が、現在のところ約10億円であろうと、そういうことでございます。  それから、後段の点につきましては、町長の方から答弁お願いします。 37 ◯議長(福士銀一君) 町長。 38 ◯町長(古村一雄君) 助役は正常な業務を行ったのかということでありますけれども、退職手当組合から脱退をしますと10億円幾らお返しをしなければならないということは聞いていますので、10億円ということでご理解をいただきたいと思いますが、脱退をすれば10億円精算をして青森市と合併をしなければならないわけでありますけれども、果たしてその10億円、町のどこから捻出をするのか、その辺が全く不明確であります。  退職手当組合の方から言われていますが、こういうやり方が、やり方というのは、仮に青森市につけ回しがきくとすれば、合併によってこういうやり方が慣例になりますと退職手当組合はもたない、こういう今議論が退職手当組合の中で出されているようであります。22日とお伺いしていますけれども、退職手当組合の議会が開かれる、私はその1時間前にお話を聞きたい、こういうことで呼ばれていますので、ぜひ出席をして実情、実態を調べてみたい。  私の聞いている範囲内では、脱退する以上、きちんと精算をしていただきたい、これが退職手当組合の意向のようであります。したがって、まだ前助役からは引き継ぎを受けていませんけれども、この辺の経過がどうなのか定かでありません。 39 ◯議長(福士銀一君) 小倉議員。 40 ◯1番(小倉尚裕君) 今ちょうど退職手当組合の分のお話でありました。そして、新聞報道にも載っておりましたように、例えば津軽広域連合、これによる介護保険等の、やはりこの広域からの脱退。また、浪岡町におきますと、当然一部事務組合、黒石のごみ処理施設、また黒石の浅瀬石ダムの津軽広域水道、そして弘前の弘前広域下水道、このような部分がこれから次々と出てくるものと思っております。それが、やはり今回の退職金の一部事務組合からの脱退によって、これがなし崩し的にすべてこのようになっていってしまうのではないか。これは、非常に苦慮をする部分であります。当然、例えば黒石の一部事務組合、ごみ処理にしても、すべて財産の処分等含め今後非常に大きな問題の点であろうかと思います。やはりこういった点を考えて、この助役の対処の仕方が本当によかったのか、今後のさまざまな広域行政の処置等に対する町長のお考えの方をお尋ね申し上げます。 41 ◯議長(福士銀一君) 総務課長。 42 ◯総務課長(三浦秀志郎君) 今お説の、まだ正式に議会の方の議決をいただいていないのが、連合やごみ処理、それから上下水道関係の一部事務組合、これらについての決定はまだしておらないわけですけれども、先ほど言いましたように、まだ正確な事態の掌握といいますか、今までの経緯等も含めまして、前任者からの事務引き継ぎを正確にいただいておりませんので、その辺の事態を正確に掌握した上で対応したいと考えております。 43 ◯議長(福士銀一君) 小倉議員。 44 ◯1番(小倉尚裕君) やはり私は、この点、今総務課長がおっしゃった正確な情報、これが今まで私どもいろいろ議論する中で、私どもには伝わっていない情報が多々あったのかと思います。それが、例えば後で第14号議案で議論がされる青森市の分庁舎購入費の問題等、やはりこういった問題、まさしく全く情報が開かれていなかった。その中で進められた協議であり、そしてすべてが事後承諾の形で進んできている。したがって、この点、第14号議案、この分庁舎の購入費の支出等におきましても、もう一度この点お尋ねしたい点があります。 45 ◯議長(福士銀一君) ほかにありませんか。工藤議員。 46 ◯5番(工藤祥三君) 今回の専決というのは、町長がおっしゃったように我々が1月12日でしたか、議会を開いてくださいという、残念ながら工藤助役は一向に開こうともしない。一時期は、私が工藤助役に尋ねたときに「議会開がねばまいねんだいな」、ぽつらっとしゃべったことはあったんです。だけれども、結果的にこのように開かず、ばさばさばさばさ合併関連を専決すると。そういう意味では、解職されて当たり前。私は、この過程の中で、普通だったら町長がリコール投票で解職をされ、町長不在の中では、一般的には議会を開くのが常識。ややもすれば、議会を開かないというのは、青森市からのそういう意向があったのか、そういう動きがあったのではないか、こう勘ぐるところであります。私のこの勘ぐりというのは、勘ぐり過ぎなんでしょうか。もしよろしかったら、町長のお考えを述べていただきたい。 47 ◯議長(福士銀一君) 町長。 48 ◯町長(古村一雄君) 私は、助役に対しては大変怒りを持っていました。12月26日のリコール投票が確定した次の日の27日に、一切の合併の作業を中止しなさいというのと、当然加藤町政というのは町民に不信任を食らったわけでありますので、その女房たる助役はやめるべきだと、こういうことも申し入れました。そのとき、びっくりするような発言が出されたんです。「リコール投票の結果と合併問題は別だ、26日は町長の姿勢が問われた投票である」、こう発言をしました。頭に血が上りました。「加藤新吉さん一人を悪者にして、あんたたちは合併さ走るのが、あんた加藤町長を支えてきたんではないか」、こういう意味のことを言いまして、非常に腹が立ちました。そういう意味では、工藤祥三議員がおっしゃったことと同じではないかということで私は理解しているところであります。 49 ◯議長(福士銀一君) ほかにありませんか。(「なし」の声あり)質疑がないようですので、質疑を終わります。  討論を行います。討論ありませんか。  原案に反対者の発言を願います。工藤議員。 50 ◯5番(工藤祥三君) 古村町長が提案した、この専決の議案に反対するものであります。  今回のこの専決というのは、本来であれば古村町長は専決してしまったものを議会に諮らなければならない、まことに不本意であるということで提案をしたんです。不本意である。よって、この専決処分というのは、合併を強引に進めるやり方、これが前町政のもとでまかり通ったやり方と言わなくてはなりません。  私は、とてもじゃないけれども、議会も開かずにどんどんどんどん合併議案を処分していく、このことについて反対をするものであります。 51 ◯議長(福士銀一君) 次に、原案に賛成の発言を許します。一戸議員。 52 ◯2番(一戸善正君) なぜか、町長が提案した議案に対して与党が反対するというふうな前代未聞のような感じ、逆に野党が賛成すると。ねじれ現象なわけでございますけれども、ただいろいろ振り返ってみますと、リコール問題から、そしてまた町長選挙と、そういうふうなさまざまな角度の中で、いろいろ議会を開く間もなかったのではないかなというふうな感じを持っています。  しかしながら、よくよく話を聞いてみますと、すべて合併が反対というふうなものにねじり曲げているような感じがしてなりません。  ただ、私も、いろいろ見てみますと、小倉議員の言うように一括で10億円ということに関して、感じればです、非常に大きな金額だなと、臨時議会やってもいいのではないかなというふうには思ったわけでございますけれども、もろもろの選挙戦のさなかに、お互いに忙しい中、やる間もなかったのではないかなというふうな状況の中で、合併も控えてもおり、そしていろいろな専決処分の期日も迫っておるというふうな中で、この専決した処分に関しては、私は賛成するものであります。以上。 53 ◯議長(福士銀一君) ほかにございませんか。小倉議員。反対討論。 54 ◯1番(小倉尚裕君) 今回の第4号議案、反対をするものであります。  やはり今回の専決処分であります。前助役が専決をした。したがって、今回の古村町長は、専決をした以上、議会にかけて承認をお願いするしかない。しかし、私は、合併という選挙戦、合併の賛成・反対という明確な争点の選挙の真っ最中に、このように助役が職務代理者として正当な業務を行ったとは理解をしがたい。やはり7億 2,000万円という退職金の積立金であります。そして、本年度多くの方が退職をすれば10億円近くになるかもしれない。このような大きな問題を、専決処分という形で議会に事後承諾を求める。これは、明らかに間違っている。私は、こういう判断こそ町長選で勝った町長の判断に任せるべきであった、そういう点からいって、今回の専決の議案、反対するものであります。 55 ◯議長(福士銀一君) 次に、賛成討論ありませんか。(「なし」の声あり)討論がないようですので、討論を終わります。  本案について採決いたします。  この採決は起立によって行います。  本案を原案のとおり承認することに賛成の諸君の起立を求めます。     〔賛成者起立〕 56 ◯議長(福士銀一君) 起立多数であります。よって、本案は原案のとおり承認することに決定いたしました。 ───────────────────────────────────────────     日程第10 議案第5号 専決処分した事件の承認を求めることについて           (青森県市町村等非常勤職員公務災害補償等組合からの脱退につい           て) 57 ◯議長(福士銀一君) 日程第10、議案第5号専決処分した事件の承認を求めることについてを議題といたします。  議案第5号について説明を求めます。総務課長。 58 ◯総務課長(三浦秀志郎君) 議案説明省略 59 ◯議長(福士銀一君) 説明が終わりました。  質疑に入ります。質疑ありませんか。(「なし」の声あり)質疑がないようですので、質疑を終わります。  討論を行います。討論ありませんか。(「なし」の声あり)討論がないようですので、討論を終わります。  お諮りいたします。本案は原案のとおり承認することにご異議ありませんか。     〔「異議あり」と呼ぶ者あり〕 60 ◯議長(福士銀一君) 異議がありますので、本案について採決します。  この採決は起立によって行います。  本案を原案のとおり承認することに賛成の諸君の起立を求めます。     〔賛成者起立〕 61 ◯議長(福士銀一君) 起立多数であります。よって、本案は原案のとおり承認することに決定いたしました。 ───────────────────────────────────────────     日程第11 議案第6号 専決処分した事件の承認を求めることについて           (青森県自治会館管理組合からの脱退について) 62 ◯議長(福士銀一君) 日程第11、議案第6号専決処分した事件の承認を求めることについてを議題といたします。  議案第6号について説明を求めます。総務課長。 63 ◯総務課長(三浦秀志郎君) 議案説明省略 64 ◯議長(福士銀一君) 説明が終わりました。  質疑に入ります。質疑ありませんか。(「なし」の声あり)質疑がないようですので、質疑を終わります。  討論を行います。討論ありませんか。(「なし」の声あり)討論がないようですので、討論を終わります。  お諮りいたします。本案は原案のとおり承認することにご異議ありませんか。     〔「異議あり」と呼ぶ者あり〕 65 ◯議長(福士銀一君) 異議がありますので、本案について採決します。  この採決は起立によって行います。  本案を原案のとおり承認することに賛成の諸君の起立を求めます。     〔賛成者起立〕 66 ◯議長(福士銀一君) 起立多数であります。よって、本案は原案のとおり承認することに決定いたしました。 ───────────────────────────────────────────     日程第12 議案第7号 専決処分した事件の承認を求めることについて           (青森県市町村税滞納整理組合からの脱退について) 67 ◯議長(福士銀一君) 日程第12、議案第7号専決処分した事件の承認を求めることについてを議題といたします。  議案第7号について説明を求めます。税務課長。 68 ◯税務課長(石村正司君) 議案説明省略 69 ◯議長(福士銀一君) 説明が終わりました。  質疑に入ります。質疑ありませんか。(「なし」の声あり)質疑がないようですので、質疑を終わります。  討論を行います。討論ありませんか。(「なし」の声あり)討論がないようですので、討論を終わります。  お諮りいたします。本案は原案のとおり承認することにご異議ありませんか。     〔「異議あり」と呼ぶ者あり〕 70 ◯議長(福士銀一君) 異議がありますので、本案について採決します。  この採決は起立によって行います。
     本案を原案のとおり承認することに賛成の諸君の起立を求めます。     〔賛成者起立〕 71 ◯議長(福士銀一君) 起立多数であります。よって、本案は原案のとおり承認することに決定いたしました。 ───────────────────────────────────────────     日程第13 議案第8号 専決処分した事件の承認を求めることについて           (青森県消防補償等組合からの脱退について) 72 ◯議長(福士銀一君) 日程第13、議案第8号専決処分した事件の承認を求めることについてを議題といたします。  議案第8号について説明を求めます。消防長。 73 ◯消防長(三浦秀志郎君) 議案説明省略 74 ◯議長(福士銀一君) 説明が終わりました。  質疑に入ります。質疑ありませんか。(「なし」の声あり)質疑がないようですので、質疑を終わります。  討論を行います。討論ありませんか。(「なし」の声あり)討論がないようですので、討論を終わります。  お諮りいたします。本案は原案のとおり承認することにご異議ありませんか。     〔「異議あり」と呼ぶ者あり〕 75 ◯議長(福士銀一君) 異議がありますので、本案について採決します。  この採決は起立によって行います。  本案を原案のとおり承認することに賛成の諸君の起立を求めます。     〔賛成者起立〕 76 ◯議長(福士銀一君) 起立多数であります。よって、本案は原案のとおり承認することに決定いたしました。  暫時休憩いたします。     午前10時26分 休憩 ───────────────────────────────────────────     午前10時42分 再開 77 ◯議長(福士銀一君) 休憩を取り消して、会議を再開します。 ───────────────────────────────────────────     日程第14 議案第9号 専決処分した事件の承認を求めることについて           (青森県市町村職員退職手当組合を組織する地方公共団体数の増減           及び青森県市町村職員退職手当組合規約の変更について) 78 ◯議長(福士銀一君) 日程第14、議案第9号専決処分した事件の承認を求めることについてを議題といたします。  議案第9号について説明を求めます。総務課長。 79 ◯総務課長(三浦秀志郎君) 議案説明省略 80 ◯議長(福士銀一君) 説明が終わりました。  質疑に入ります。質疑ありませんか。小倉議員。 81 ◯1番(小倉尚裕君) 今、総務課長の説明ですと、先ほどの第4号から第8号とは明らかに性格が違っている。まず、今回の第9号から第13号までは、あくまで数と規約の変更であると。先ほどの第4号から第8号とは性格が違っていると認識してよろしいんでしょうか。 82 ◯議長(福士銀一君) 総務課長。 83 ◯総務課長(三浦秀志郎君) そのとおりであります。第4号から第8号までは、まず関係の市町村から固有の意思として、私は組合から脱退しますよという意思表示、これが必要なわけです。そういう意味で、第4号から第8号では、浪岡町が脱会します、そういう意思表示を議会で決定し、これを通知しなければならない、その関係での議案なわけです。  第9号から第13号までは、これはそれぞれ、先ほど言いましたように加入市町村数が合併等によって大幅に変わり、そしてそのために規約も、規約といいますのは、規約の中にこの組合はこれこれこれこれの市町村でもって組織しますよという、市町村の名前をこれに書いているわけですけれども、その書き込まれている市町村の名前が変わるわけですから、当然に規約の変更も必要になってきます。そういうことであります。 84 ◯議長(福士銀一君) ほかにございませんか。(「なし」の声あり)質疑がないようですので、質疑を終わります。  討論を行います。討論ありませんか。(「なし」の声あり)討論がないようですので、討論を終わります。  お諮りいたします。本案は原案のとおり承認することにご異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 85 ◯議長(福士銀一君) 異議なしと認めます。よって、本案は原案のとおり承認することに決定いたしました。 ───────────────────────────────────────────     日程第15 議案第10号 専決処分した事件の承認を求めることについて           (青森県市町村等非常勤職員公務災害補償等組合を組織する地方公           共団体数の増減及び青森県市町村等非常勤職員公務災害補償等組合           規約の変更について) 86 ◯議長(福士銀一君) 日程第15、議案第10号専決処分した事件の承認を求めることについてを議題といたします。  議案第10号について説明を求めます。(「省略」の声あり)  説明省略の声がありますので、説明を省略いたします。  質疑に入ります。質疑ありませんか。(「なし」の声あり)質疑がないようですので、質疑を終わります。  討論を行います。討論ありませんか。(「なし」の声あり)討論がないようですので、討論を終わります。  お諮りいたします。本案は原案のとおり承認することにご異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 87 ◯議長(福士銀一君) 異議なしと認めます。よって、本案は原案のとおり承認することに決定いたしました。 ───────────────────────────────────────────     日程第16 議案第11号 専決処分した事件の承認を求めることについて           (青森県自治会館管理組合を組織する地方公共団体数の増減及び青           森県自治会館管理組合規約の変更について) 88 ◯議長(福士銀一君) 日程第16、議案第11号専決処分した事件の承認を求めることについてを議題といたします。  議案第11号について説明を求めます。(「説明省略」の声あり)  説明を省略いたします。  質疑に入ります。質疑ありませんか。(「なし」の声あり)質疑がないようですので、質疑を終わります。  討論を行います。討論ありませんか。(「なし」の声あり)討論がないようですので、討論を終わります。  お諮りいたします。本案は原案のとおり承認することにご異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 89 ◯議長(福士銀一君) 異議なしと認めます。よって、本案は原案のとおり承認することに決定いたしました。 ───────────────────────────────────────────     日程第17 議案第12号 専決処分した事件の承認を求めることについて           (青森県市町村税滞納整理組合を組織する地方公共団体数の増減及           び青森県市町村税滞納整理組合規約の変更について) 90 ◯議長(福士銀一君) 日程第17、議案第12号専決処分した事件の承認を求めることについてを議題といたします。  議案第12号について説明を求めます。(「説明省略」の声あり)  説明省略の声がありますので、省略してよろしいですか。  質疑に入ります。質疑ありませんか。(「なし」の声あり)質疑がないようですので、質疑を終わります。  討論を行います。討論ありませんか。(「なし」の声あり)討論がないようですので、討論を終わります。  お諮りいたします。本案は原案のとおり承認することにご異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 91 ◯議長(福士銀一君) 異議なしと認めます。よって、本案は原案のとおり承認することに決定いたしました。 ───────────────────────────────────────────     日程第18 議案第13号 専決処分した事件の承認を求めることについて           (青森県消防補償等組合を組織する地方公共団体数の増減及び青森           県消防補償等組合規約の変更について) 92 ◯議長(福士銀一君) 日程第18、議案第13号専決処分した事件の承認を求めることについてを議題といたします。  議案第13号について説明を求めます。(「説明省略」の声あり)  説明省略の声がありますので、省略してよろしいですか。(「よし」の声あり)  質疑に入ります。質疑ありませんか。(「なし」の声あり)質疑がないようですので、質疑を終わります。  討論を行います。討論ありませんか。(「なし」の声あり)討論がないようですので、討論を終わります。  お諮りいたします。本案は原案のとおり承認することにご異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 93 ◯議長(福士銀一君) 異議なしと認めます。よって、本案は原案のとおり承認することに決定いたしました。 ───────────────────────────────────────────     日程第19 議案第14号 専決処分した事件の承認を求めることについて           (平成16年度浪岡町一般会計補正予算(第9号)について) 94 ◯議長(福士銀一君) 日程第19、議案第14号専決処分した事件の承認を求めることについてを議題といたします。  議案第14号について説明を求めます。企画調整課長。 95 ◯企画調整課長(石岡 修君) 議案説明省略 96 ◯議長(福士銀一君) 説明が終わりました。  質疑に入ります。質疑ありませんか。工藤議員。 97 ◯5番(工藤祥三君) 今説明があった合併対策費の 5,376万 9,000円です。きょうの新聞にも出ておりましたけれども、中核市は相当業務がふえると、 500人規模くらいここで収容できるということが書かれてありました。町長が提案理由の中でも若干触れたんですけれども、いわゆる今までの合併協議というか、もろもろ調整の中で、新しく旧青森営林局を買うという、これは話になかったと思っています。まずその点一つと、この予算が、よりによって町長選挙の告示日に専決をされると。しかも、膨大な金額であります。本来であれば、こういう重大なものは、当然議会に諮ってしかるべき、話し合いがあってもしかるべき、少なくとも。それすらも一切やらない、全く言語道断な傲慢なやり方だと私は思っています。
     そこで、専決はしたけれども、この 5,300万円というのは予算執行されているのかどうか、その点を確認いたします。 98 ◯議長(福士銀一君) 企画調整課長。 99 ◯企画調整課長(石岡 修君) 法的には、2月8日付で予算は確定しております。  ただ、お尋ねの予算執行ですけれども、まだ正確にいろいろ詳細に把握してございませんので、今後青森市等との協議を行いまして、確認してから予算執行等を検討するということでございます。まだ、予算は執行してございません。 100 ◯議長(福士銀一君) 工藤議員。 101 ◯5番(工藤祥三君) いわゆる場合によっては予算執行しないということも想定されるという、こういう解釈もできるかと思うんですが、その辺はどうなんでしょう。  それと、7月から稼働するというふうに新聞では報道されています。7月から稼働されるのであったら、新市になってから購入しても十分なのではないかと、私はこう思うわけです。真相がわからないもので。もしかしたら、答える方もわからないかもしれません、それを承知の上なんですけれども。ある意味で言うと、こういう専決の仕方というのは、いわゆる駆け込みではないのかという、その辺はどうお考えですか。 102 ◯議長(福士銀一君) 町長。 103 ◯町長(古村一雄君) まず、私は、やはり青天のへきれき、どこまで裏で約束したのかわかりませんけれども、私も町議会議員を10月26日までやっていましたので、いわゆる合併準備経費というのには非常に関心を持ってきましたけれども、あのときの説明では 5,000何百万円ですか、コンピューターシステムを直すと。それから、バスの停留所、こういうものに60万円、ちょっと記憶が定かでないんですが、そういう説明を受けて、さらに看板もかえなければならないだろうと。それを青森市と分担をする。そして、浪岡の庁舎に農林部を持ってくるのかこないのかという議論が中心でありましたので、今新たに 500人も収容できる庁舎を必要になったというのであれば、私から言わせれば、いずれこの役場は単なる支所になって、相当部分が今の購入をしたところに引き上げになるのかと、そういう疑いも持たざるを得ない。こういう点については、今後青森市と協議をしてまいりたいと思っています。  それで、私はこれを助役が専決をした。しかも、選挙の告示で私どもがそれどころでないときに専決をした、青森市も。こういうところに非常にやり方がフェアでない。理由はあったとは思うんですが、今のところ引き継ぎがまだなされていませんので、事情をよく承知していませんけれども、しかし告示日と言えば役場の中も大変であります。にもかかわらず、職員には合併の説明会を8、9両日行っているというような状態でありますので、この金額からいっても、不動産を取得する、確かに負担金として青森に出すとしても、中身が不動産の取得でありますので、町の条例に照らして考えれば、議会の議決を得る必要のある金額で 700万円、面積で5反歩、いずれにも該当すると思いますので、青森市に登記になるとしても、道義的には議会を開いて承認を求めるべきであったと、専決になじまないのではないかという気持ちで、おもしろくはありません。 104 ◯議長(福士銀一君) 小倉議員。 105 ◯1番(小倉尚裕君) 沖館地区の営林署の購入、例えばちょうどこれと同じような件が昨年度、やはりコンピューター関連、今町長がおっしゃったコンピューター関連の部分、これは合併推進債という形で7億 2,000万円ぐらいですか、これを浪岡町で 5,000万円前後の負担であった。そして、もう一点、バスの7台の購入、これが合併特例債で買う予定のもの、これはオンリーワンのまちづくりの小冊子にもありました。バスの購入、これが平成17年度の合併特例債での予定であった事業のはずであります。それが、やはり前倒しの形で交通部局の企業債で購入した、2億円。そして、これは前加藤町政の時代、私が問いただしたときに、仮に浪岡町と青森市との合併が破談になったとして、このバスはどうなりますか、これは青森市の交通部局で買った以上、青森市で引き取ります。したがって、今町長がおっしゃったバスの停留所等で60万円、これが浪岡町の負担であったはずであります。昨年の12月でさえも、このように明確な説明があった。それが、今この庁舎であります。今町長がおっしゃった 500名近い職員が入る。今現在、浪岡町のこの庁舎、約 150名前後ではなかろうかと思います。そうしますと、この浪岡町庁舎の3倍以上の職員が入る、その新庁舎を購入をする、これがこのように専決という形で話があって、本当にこれで対等合併と言えるのか。この部分、私は、対等合併であるという以上、組織、そして浪岡町の庁舎は変わらず維持をする、変わらないと説明のあったはずであります。それが、確かに今現在、青森市役所は隣のあの保険会社の部分を賃貸で借りている。そういう点があるならば、もっと前にこういうのは当然説明があってしかるべき。この点、町長にまずお尋ねを申し上げます。  このような専決があって対等合併と言えるのか、そして当然この浪岡町の分庁舎と言えるこれが、 500名近い職員が入る庁舎を購入したとき、当然現状で維持できる、これは考えられないと思います。この2点についてお尋ねを申し上げます。 106 ◯議長(福士銀一君) 町長。 107 ◯町長(古村一雄君) やはり合併議決をした後、変更まかりならんとは私は言いませんけれども、こういう規模の大きな庁舎が必要だというのであったら、きちんと対等合併である以上、説明をして、浪岡の庁舎も今までどおりなのかどうか、やはり説明責任があるのではないかと。オンリーワンのまちづくりとかコンパクトシテイ、こういうのを打ち出していますけれども、浪岡は全然イメージがわかない。こういう 500人規模の施設を無理に、私に言わせれば、私ども浪岡が知らないままに、浪岡でも専決していますから、一部の人は知ってあったと思いますけれども、議会の特別委員会を開かないで議論もさせない、こういうのは私は、何回も言いますけれども、汚いやり方ではないか。  ただ、なぜ、問題になるのは当然青森市も知ってあったと思います。だから、選挙のどさくさではないかと思うのですが、なぜ青森市が浪岡の負担分の 5,400万円、これぐらいのお金を当てにしたのか、新年度、新市になってからなぜ工面できないのか、この辺に私は青森市の財政事情があるのではないかと。合併前に合併推進債という借金を使うためには、浪岡町も恐らく一体的なまちづくりをつくるんだということで、浪岡町も負担をして初めてこの合併推進債というのは、私どもの方でまだ十分検討していないんですが、恐らく浪岡町もお金を出さないと合併推進債は適用にならないのではないのか。そういうことから、あえて問題になるのを承知の上でこういう手続をしたのではないかと思っています。  しかし、市の本体の台所は、これを見ても、果たして私どもと今まで交わした約束が守られるのかどうか、ますます疑問になっている。もう少し時間をいただければ、市の方から明確な説明を受けて、また皆様とご協議を申し上げたいと思っています。 108 ◯議長(福士銀一君) 小倉議員。 109 ◯1番(小倉尚裕君) やはり私も、今町長がおっしゃった 5,376万 9,000円です。当然合併推進債 3,800万円充当される。しかし、我が町の財政調整基金、また減債基金も取り崩す。したがって、私たちの浪岡町の今現在の予算も、当然この 5,376万 9,000円には含まれている、すべてが合併推進債ではない。したがって、昨年度のバスの購入のように、青森市が自分たちの交通部局ですべて持った、そしてその責任は、仮に合併解消になっても、このバスは自分たちが支払いますとは、今回のこの専決処分は明らかに違っている。合併推進債という国が90%充当する予算だけではない、我が町の今現在の平成16年度の減債基金、調整基金までも投入をされる。本当にこれが、前助役が専決処分としてやった行為が、冒頭でも申しましたけれども、正当な行為に当たるのか。私は、合併推進債だけではない、このように減債基金、そして調整基金までも取り崩しをしたこれは、やはり助役の行為は正当には当たらないと思います。この点の町長の認識をお伺いいたします。 110 ◯議長(福士銀一君) 総務課長。 111 ◯総務課長(三浦秀志郎君) いろいろとご指摘といいますか、ご提言といいますか、いただきましたけれども、ちょっと質問に答弁が的を得ているかどうか自信ありませんけれども、まず組織問題、実は現在、役場庁舎に百五、六十名の職員が入っております、この本庁舎の中に。そういう状況ですけれども、周辺に公民館もありますし、健康福祉課、保健センターもあります。消防署もあります。そういうことで、全体的には町役場職員、病院も含めて 350名勤務しているわけですけれども、これが合併後どういう組織、体制になるのかという問題はあります。これは、いずれ最終的には首長協議という形で、いわゆる合併協定とは別に浪岡町長青森市長とが詰めて、浪岡事務所の組織はどうなるのか、人数、人員はどうなるのか、その辺をまだまだこれから詰める作業があるわけですけれども、現在私どもの方では、その辺今までの経緯も、それから今後の対応につきましても、実はまだ正確に詰めていないわけで、これから一生懸命やりまして、心配のないようにしたいと思ってはおります。  ただ、町長も言っておりますように、本当に新しい柳川庁舎ですか、この庁舎を買うという予定の問題につきましては、全く私ども今初めて知ったことで、本当にこの庁舎に青森市役所の職員が 500人も行くのかどうか、じゃあ浪岡の庁舎はどうなるのかというのは、実はまだわからないわけです。その辺は、きっちりこれから青森市と話をしまして、事情を聞きまして詰めたいなと思っております。 112 ◯議長(福士銀一君) 太田議員。 113 ◯13番(太田 一君) 町長、いずれにしても合併議決したのが10月26日だよ。こういう膨大な、8億円ですか、浪岡に 5,400万円だよ。第一、合併議決終わってから、そういうような協議、まずもってけしからん。それから、議決なされてから全然今までそういう協議がなされていない、新聞に載ったのがきょうの朝刊だ。あり得る、これ、町長。推進側の議員もわがねって言ってるんだよ。聞いでみへ、本当に。こういう協議の仕方、あり得る、これ、本当に。本当に助役いれば、助役に聞きたいとごろだ。これはきちんとさ、まだ払っていない、先ほど説明あったけれども、払う払わないの問題でない、もう協議の問題だ、これは。私はそう強く申し上げたい。これは、もう一回きちんとした姿勢を問う。  それから、もう一つ、農林水産費の 100万円、この消雪剤。ことしの豪雪対策本部、3日前できだんだが、県と同時だったが、この 100万円で、これは何をやろうとしているの、消雪どうやるの、まず。 114 ◯議長(福士銀一君) 町長。 115 ◯町長(古村一雄君) 就任してすぐ人事異動を行いました。私の手落ちで創造会議から1人、2人派遣していますけれども、1人を引き上げたんですが、私の手違いで青森市に連絡をしませんでした、ごちゃごちゃしてあったものですから。そうしたら、青森市の方から協定違反ということを指摘をされましたので、15日、私と対策室長で青森市長におわびに参りました。そのときも、このお話はなかったんですが。ですから、協定違反ということで、たまたまごちゃごちゃしているとき、これは言いわけはだめだと思いますけれども、ごちゃごちゃしてありまして市の創造会議に連絡するのを忘れたわけ、頭になかったわけでありまして、内示書を見た市の方で協定違反であるということになりましたので、謝りに行きました。ですから、そういうことで協定はきちんと守らなければならないと思いますけれども、今太田議員がおっしゃいましたように、これから行政運営がどうなるのか、保健所の設置がどこになるのか、あるいは浪岡庁舎というのがいつまでなのか。恐らく青森市の方は、合併した後に長期基本構想、長期計画、さらには自治体経営対策本部でいろいろなものを検討しているようであります。例えば浪岡町立病院については市民病院になるというのを、あえて市民病院というのを消してオンリーワンにのせたりしていますので、何かうちの方には知らせないで、一方的に青森市の自治体経営本部ですべて取り仕切っているのではないか。その証拠に、選挙戦のさなかに、私どもも入手をした文書を出しました。改選された町長は準備作業を行わないだろう、そのために県知事に是正勧告を出して、それでも従わない場合は青森市ですべて準備を行う。こういう、1月31日で青森市の内部でそういう文書をもとに議論をしている。こういうことにも腹が立っています。ですから、恐らくこういうものも青森市で、古村が当選するだろうから、やっちゃえと、こういうことでもないのかなと、こういう感じさえします。  長くなりましたけれども、長の姿勢としてはどうなのかということであります。私としては、もう一度臨時議会を開いて減額をしたい、そう思っているところであります。  豪雪については、農政課長の方から答弁があるかと思います。 116 ◯議長(福士銀一君) 農政課長。 117 ◯農政課長(成田豊昭君) 消雪剤の助成に対する前に、初めに農政課の取り組みについてご報告したいと思います。  ちょうど1カ月前、1月18日、農協の方から消雪剤に対する要望書が出てまいっております。これについて、農政課内で検討し、そしてその旨を上の方に報告してございます。それで、早速園地を巡回いたしまして、その被害状況等も再度上の方に報告し、消雪剤の必要性を訴えました。そして、その間、農協の方にはリンゴの生産情報として新聞の折り込みのチラシをお願いしてございます。また、農政課独自で、2月3日から5日まで有線放送で全町に対して放送もいたしてございます。  農協から再度要望書が出てまいったのは、2月8日ですけれども、当初の要望書は、2月1日から5日までの対応と。そういうことで、うちの方で検討する期間が非常に大変でありましたので、検討させていただきたいと。それで、再度出てきたのが2月8日でございまして、今までは農協が主体になって農家の方に対応していたと。それで、うちの方の農政課の方では、今回の場合は農協だけではなくして、すべての町内の業者も含んだ対応をしなければいけないと。そういうことで、町内の業者の方にも2月8日に集まっていただいております。  そして、この融雪剤の実施を報告し、皆さんの手元に渡っているかもわかりませんけれども、2月10日付で毎戸の新聞のチラシを配布してございます。この中で、2月10日から17日まで申し込みをして、それぞれ農協あるいは業者さんの方に申し込んでいただきたいと、それに対して町としては助成しますよと。  それで、先ほど太田議員から 100万円という金額が提示されたわけですけれども、これについては、平成13年にも実施いたしております。そのときの面積等も勘案いたしまして、今回の場合はわい化にこだわることなく丸葉も対象としたいと。そういうことで、一応対象の面積は 1,200ヘクタールを対象といたしておりますが、実際に農協等から聞いてみますと、そんなに面積的には来ないだろうと、そういうことで 250町歩ぐらいではないのかと。そういうこともございまして、それらを換算して10アール当たり 400円と、そういう形で助成すると、そういうことを決めたわけです。それで、全く今回業者を入れたことによってどのくらい来るのか私どもも非常に不安でした。それで、きのうでもって締め切りになっているんですけれども、けさ取りまとめをさせたところ、予想よりも多く申し込みがあったと。したがって、これについては、再度町長の方に報告して何らかの対応をしなければいけないと、そのように現在のところは考えておるところでございます。 118 ◯議長(福士銀一君) ほかにありませんか。小倉議員。 119 ◯1番(小倉尚裕君) 今回の除雪対策費であります。今回の補正でありますが、町長がおっしゃった、まず冒頭に行ったことが豪雪対策本部を設置をした。助役が豪雪警戒対策室と、この豪雪対策本部の設置によって、例えば特別交付金等においても、この本部を設置するか否かによって、全く変わってくるはずであります。したがって、やはり町民の間では、古村町長が誕生をすれば町民の生活に支障を来す、すべて青森の合併反対を行い、そして町民の生活に支障を来す等のお話がありました、選挙戦を通じて。しかし、町長がまず対処したのが豪雪対策本部の設置であり、やはり町長が提案説明でもおっしゃった町民の生活は確保する、その中で青森との合併の撤廃を求めていく、この生活関連、町長が豪雪対策本部をした、まずこの思いをお聞き申し上げます。 120 ◯議長(福士銀一君) 町長。 121 ◯町長(古村一雄君) 先ほども申し上げましたが、人気取りのためではありません。というのは、私もリンゴをちょっとかじるようになっていまして、畑に鶏やら猫なんかがいるものですから、ちょこちょこ畑に参りますけれども、ことしの農作業は大幅にずれるのではないか、とても剪定どころではない、そういう意味合いから、むしろ農道の除排雪をどうするのか、いつごろからめどをつけて農家の皆さんにお示しをするのかというのがまず頭にありまして、そのためには、就任早々から豪雪対策本部ということで本部にも人を二、三人張りつけながら、計画的な除排雪をしないと手おくれになるのではないか、そういう意味合いから豪雪対策本部に格上げをして、まだきちんと対応が整っているわけではありませんけれども、今後の雨が降ったり、そういう事態も予想をしながら対応をしてまいりたい。  特に、前助役のところで消雪剤の助成を決めていましたので、今の状態では畑に運搬するのもままならない、そういうふうなことからいけば、これはどうすればいいのかというのを、今後合併を壊すというのを一方でやりながら、この農作業のおくれを少しでも取り戻すというんですか、そういう体制をとっていきたいと思っていますし、今後の、異常気象ですから、さらに降雪が続くかもわからない、そのときにあたふたしないような対応をとりたいと思っています。  それで、議長の方にお取り計らいをいただきたいんですが、急遽連絡がありまして、あした土曜日の4時半に知事が、こちらの方の農林関係の被害状況を視察をしながら、要望事項を受け付けるということになっていました。私ども、今関係課でそれぞれの県に対する要望事項等を取りまとめていますので、きょうせっかくの議会のこの除雪対策、雪害対策の議論をしていますので、議員各位の中で私ども思いもつかないような対応策等がありましたら、出していただきたい。そのためには、今関係課で、まだ成案ではありません、議論中のものをそれぞれ総務課長なり、農政課長なり、あるいは福祉課長、建設課長の方から少しでも説明をさせていく時間を与えていただければと思います。議長のご配慮をお願い申し上げます。 122 ◯議長(福士銀一君) 8番清野議員。 123 ◯8番(清野達徳君) 専決の乱発で、私初めての議会でも、これを見た途端に何か非常に残念だなという、こういう気がしているわけですが、先ほど柳川庁舎の関係で一つお聞きしたいんですが、これは新聞の記事によればどの部署が入るのかまだ決まっていない。けれども、これは8億円幾らの金で買うんだと。そして、町の負担分というのは6.55%の 5,300万円ですか、こういう額になりますよということで出ているわけですけれども、ずっと今までも浪岡の庁舎の分でも農林部が来るとか、後でまた農林部門だとか、その後にまた農林水産部が来るとか、これも決まっていないというような話。柳川庁舎も、 500人の人間はそちらの方に行くだろうと言われていますけれども、どの部署かまだわからないと、こう言われているんですが、いつになったら顔が見えてくるのか。やはりこれは町民も全く見当もつかないと思うんですよ、これはもっともっと詰めながら町民にお知らせしなければならないと思うんですよ。これは、総務課長でもいいですが、どの辺になったら顔が見えるんですか。  それと、もう一つ、今農政課長言いましたけれども、消雪剤の 100万円です。これについては、単なる雪だけではない、いわゆる相当雪の中に入っている関係から、今後相当な樹体被害というのは出てくると思うんですよ。雪を解かすだけではないと思うんです。樹体被害の場合の、いわゆるその処置の手法、それに対する手当て、これらのものをどう考えているか、ひとつお聞かせ願いたいと思います。 124 ◯議長(福士銀一君) 総務課長。 125 ◯総務課長(三浦秀志郎君) ただいまのお話でありますけれども、先ほどの答弁と似たような形になります。  私ども大変これはびっくりしておりまして、従前から浪岡町役場、浪岡事務所につきましては、大ざっぱな形で職員説明会等でも農林水産部、それから一定の組織等につきましては説明されておったわけですけれども、今回こういう事態になりまして、果たして従前の計画で示されていたような形でどうなるのかというのは、本当に心配だと考えています。ですから、時期的なものはいつかと言いますと、従来は、例えば2月末ころまでにはその辺は固まるであろうということで進めてきたと思いますけれども、いろいろな状況を考えますと、やはり私どもとしましても、本当に主体的に町で言うべきことはきっちり言っていかなければならないし、ぎりぎりまで誠意を持ってお互いに話し合いしながら、従来の予定よりは多少、1週間、10日ぐらいおくれても、きっちりとした形で町の主張すべきことを主張しなければならないと、そう思っていますので、これから本当にその辺は、今までの経緯も聞き、事態を把握しながら、町としての意思を主体性を持って発揮していきたいなと思っております。 126 ◯議長(福士銀一君) 清野議員。 127 ◯8番(清野達徳君) 今までの流れからすると、こちらから言われればまた物を出してくる、非常に小出しにするんですよね。こういうたぐいのもの、これからまた出るようなことありますかね。まだそこまでつかんでいない……。これは、私はもっともっと調査して、はっきりした姿を出していただくと。今度こういうことが出てくるのであれば、これは許されませんね。ひとつよろしく。 128 ◯議長(福士銀一君) 農政課長。 129 ◯農政課長(成田豊昭君) 樹体被害の状況についてご報告いたします。  私、初めに園地巡回したのは1月24日であります。このときに既に、わい化であれば1段、2段、この時点で被害が確認されてございます。それで、その後2月7日、それから2月15日と、このときも園地巡回したんですけれども、2月15日の段階では、積雪が1メートル70から80ぐらいございます。ちょうど私が15日に園地を巡回したのと同じ日に、中南の方でも3普及センターが中心となって、それぞれ巡回いたしてございます。それで、私ちょうどそれに参加したうちの方の職員に確認したところ、とてもきょうは新雪もあったし、被害を確認できる状態ではないと、そういうことでございました。私も、大体20カ所ぐらい回ったんですけれども、とても被害はこのときは確認できませんでした。  それで、この状況を町長に報告したわけですけれども、町長からは、リンゴに対する思いが非常に強いということで、県に対して何らかの陳情を準備しておけと、そういう命令いただいておりましたので、私どものところで素案を現在つくってございます。それで、この中にも私ちょっと書き込んだんですけれども、融雪剤に対する助成、あるいは農道除雪に対する助成措置、それと、もう一つ私が一番懸念しているのは苗木です。今この時期には、はっきりした被害が把握できないんですけれども、これが雪が解けてしまった後には、農家の皆さんが想像できない被害があるだろうと、私もそのように感じております。したがって、これに対してどのように対応するのかと、そういうことでは、今後皆さんからもお知恵を拝借しながら対応していきたいと、そのように考えてございます。 130 ◯議長(福士銀一君) 長谷川議員。 131 ◯11番(長谷川章悦君) 古村町長も専決でやられたのを議案を提案して、ここで議論をするというのは非常に心が痛んでいるのではないかと思っています。それからまた、課長も、それぞれなかなか不本意ながら説明しなければならないということでは、非常に心が痛んでいるのかなというような感じがいたします。  ただ、問題は、自立にしろ合併にしろ、やはり我々はあくまでも住民のことを考えていかなければならないと、それが前提だと思います。そういうことで、私は、これからも古村町長にはそういう形で頑張っていただきたいし、なおさまざまな問題がこれから出てくると思います。それはきちんと議会に提示しながら、住民にも納得いけるような形でお願いをしたい。  それで、今回の予算でございます。今、合併対策室ですか、何か前の助役のときにできたようでございますけれども、これに関連する予算というのは、この中に入っているんですか。  それから、合併対策室そのものの役割というのは何なんでしょうか。その辺をひとつお願いいたします。 132 ◯議長(福士銀一君) 企画調整課長。 133 ◯企画調整課長(石岡 修君) 今の古村町長が誕生して一等最初に合併対策室を設けたわけですけれども、予算につきましては、従前の合併対策費という目がございますので、当面その目の中で調整しながら予算執行すると、そういうことでございます。 134 ◯議長(福士銀一君) 合併対策室長。 135 ◯合併対策室長(工藤清泰君) 長谷川議員のご質問にお答えしたいと思います。  2月15日付で合併対策室長を拝命しました工藤でございます。よろしくお願いいたします。  先ほど合併対策室は何をするんだというようなことでございましたので、規則は規則として設置いたしましたが、私たちがこれからやる内容をご説明したいと思います。  まず、第1点目は、住民の民意を尊重して町長の公約の実現を図るということでございます。公約の実現というのは非常に難しいことではありますが、その法律的な内容をもう一度精査してこれから対応していかなければいけないと思っております。  まず当面やらなければいけないのは、先ほど町長の提案理由にもありましたが、合併処分者である青森県知事合併処分取り消しの要請を行うという作業が出てくると思います。まず、これを優先して行いたいというふうに思っております。  ただしかしながら、合併問題、いわゆるそれだけで住民生活に影響を及ぼすことは絶対できないわけですから、合併対策室としては、今まで調整されてきた事項の中で住民の生活を重視するという視点もあえて持っています。それは、平成17年度予算の編成が、今私どもの中にはないわけでございますので、町民生活の確保という意味からすれば、今の青森市との協議に関しましては、誠意を持って対応したいというふうに思っております。  なお、今まで、今回の柳川庁舎の件もそうなんですが、合併に関するいわゆる情報公開が町民に向けてなされていたのかということがあります。その意味からも、合併問題の掲示板、ホームページを初めとしまして、その再構築をしたいというふうに思っています。  それから、浪岡の役場自体が推進から反対というふうに変わったわけですので、役場の中にも動揺が広がっています。ただ、少なくとも役場の各部署の中で町長公約の実現を目指しながら、先ほど言いました生活を確保するという観点から、各部署におけるいろいろな問題点を精査しまして、それをまた住民に伝達しながら行政対応をしていきたいというふうに考えております。以上です。 136 ◯議長(福士銀一君) 長谷川議員。 137 ◯11番(長谷川章悦君) あくまでも合併を阻止するということですよね。今までの経過はどうあれ、非常に役場の中で合併推進に向けてきた経緯があるし、職員間の中でもいろいろな議論もなさったと思います。そういう中で、合併阻止のために皆さん方が今それに取り組んでいるということを考えれば、非常に私も残念だというか、嘆かわしいというか、住民も本当に大変だと思う。結果は結果として、これは受けとめなければならないから大変ですけれども、恐らくその辺が、ひょっとしたら住民にもいろいろな面で逆に宣伝された部分もあるのかなという私の感じです。  ただ、先ほど申した結果は結果です。それぞれそれに向かって頑張ってください。 138 ◯議長(福士銀一君) 町長。 139 ◯町長(古村一雄君) 私どもは、先ほども申し上げましたように、一貫して住民投票で決めようということを申し上げてきたわけでありまして、経過を考えますと、一方では合併を推進をしてきた、ここに私どもが3分の1の署名を集めて住民投票を行っていれば、こういうことにならなかったのではないかと。ですから、そういう意味では、やはり前町政は強引であったのではないか。そのことが町民の支持を得られなかったと思っていますので、実は住民投票条例にしても、皆さん方が全会で町民の意思を受け入れようということになれば、私どもとしては責任を持って知事に取り消しを求めて当たることができる、そういう気持ちは持っていますので、どう住民の立場に立って住民の意思をどうくみ取るのかというのが、私と議会でねじれている、ここをどう解消していくかというのでは、これからお互いに話し合いをしながら努力を重ねていきたい。  ただし、いつまでもというわけにはいかない、期限があります。 140 ◯議長(福士銀一君) 長谷川議員。 141 ◯11番(長谷川章悦君) 今何か後ろで「わあっ」って言いましたけれども、私がこちらに回ったようなとらえ方されたのかなという、私はお互いはお互いに頑張りましょうということですから、反対の人たちは反対の立場、我々は推進をしながら住民のことを考えていきたいという意味でございますので、誤解のないようにお願いします。 142 ◯議長(福士銀一君) 一戸議員。 143 ◯2番(一戸善正君) 合併対策室長から、今、合併を阻止というふうな立場の中の業務を担っていくというふうな話を伺いました。今、浪岡は二つに割れようかなというふうな状況になるわけなんですが、非常に残念に思っています。役場の職員みずから、このような立場の発言をしていくということになると、非常に今後収拾つかなくなるのかなと。もう少し、職員という立場であれば、そこまで鮮明にしないまででも、業務を精査するとか、先ほどの営林署の跡地の問題、私も聞いていません、正直な話。聞いていません。いやしくも合併特別委員長であります。聞いておりません。  ただ、それはそれとして、でも私は鮮明にして物事やっています。ただ、工藤さん、あなたがそういうふうな物を言うということは、私は非常に残念だと。いろいろな状況の中で、行動等はわかっております。それはそれとしてでも、やはり合併を阻止をするというふうな鮮明な物の言い方すると、役場が一丸となってそれをやっていかなければならないということになります。ね、町長。ただし、役場の職員にもさまざまな思いがあると思いますよ。その思いも町長は聞きながら進んでいかなければならないと思うんですよ、いろいろな中で。だから、私は、今のこういうふうな状況なのであれば、非常に私も本当に悩んでいます、こういうふうな発言の中でね。  ただ、やはり古村町長は、当選する前に 8,750とると、過半数をとるというふうなお話をしておりました。しかしながら、浪岡のデータでは40%少ししか、さまざまな問題が出てこないと、これが実態であります。アンケートにしてでも、リコールの署名にしてでも、古村さんの投票にしてでも。そういうふうな中からいくと、過半数というのは非常に面倒な部分と、また互いに議論すればもっともっと減るかもわからないというふうな部分もあるわけですよ、今までの行動等、今ここではどうのこうの言いませんけれども。ですから、もう少しそういうふうなあからさまな物の言い方ではなく、町を考えるのであればもっと、先ほど古村町長も言いましたけれども、自立の策には私はいろいろと時間が足りなかったと、職員が一丸となって協力してもらわないとそういう数字が出てこないというふうなこともありました。  しかしながら、私はそれは違うと思いますよ。(「質問、質問」「討論でねんだよ」「何やってるんだ」の声あり)ちょっと待だねが。だから、それはもう少しきちんとした中で、私は詭弁ではなく、きちんとやっていかなければならないと思いますので、お互いに議会制民主主義も尊重した中でやらないと角度が間違うのではないかと。そういうふうなことになりますので、ひとつそういうことを議長も、やはり専決きちんと鮮明にやってください。よろしくお願いします。 144 ◯議長(福士銀一君) 町長。 145 ◯町長(古村一雄君) これは、合併対策室というのは、私は自分の公約は町民の支持を得られたということから、即座に異動を行って、自分の公約を実現するために特命事項として工藤室長を昇格をさせて、今私の作業を進めているところであります。  それで、今一戸議員の質問の中に、過半数を目指した。私は、あえて困難だと思われる過半数の古村という票をいただきたい、これは本当に私は、この地獄から抜け出すためには、この私でも過半数の票を得て当選したいと、これは心底そう思っていました。なぜかといいますと、住民投票を行ったりという、これ以上の煩わしさから町民を解放したい、そのためにはここで合併の決着をつけたい、そう思いましたけれども、私にはそれができませんでした。そういう点では、本当に私は申しわけなく思っています。私のおごりとか、こういう性格が町民を不安にした、そういうこと。しかも、リコールの 7,000も大きく下回ったというのは、非常に長としての資質が私は町民に不安視されている。そういうようなことからも、行政にはいささかも町民から不安を持たれないようにしなければならないということを申し上げています。ですから、住民投票を実施をして、最終的に青森市との合併は賛成なのか反対なのか、それを問う投票を行って、私はこの今の町の二分した状況に皆さんと一緒に決着をつけて、それに従うと。それをぜひ住民投票条例でつくっていただいて、そしてあとは結果に従いたいと思っています。それだけであります。 146 ◯議長(福士銀一君) 葛西議員。 147 ◯19番(葛西丈徳君) 議長、今この議案、何の議案だがさわがってらが、一般会計補正予算ですよ。ただ選挙と合併の話ばりでねが、議長、これ議事進行もう少しぴんとさねばまねや。 148 ◯議長(福士銀一君) ただいまの意見は議案についての質疑をいうことでありますので。  ほかにありませんか。(「なし」の声あり)質疑がないようですので、質疑を終わります。  討論を行います。討論ありませんか。(「なし」の声あり)討論がないようですので、討論を終わります。  お諮りいたします。本案は原案のとおり承認することにご異議ありませんか。     〔「異議あり」と呼ぶ者あり〕 149 ◯議長(福士銀一君) 異議がありますので、本案について採決いたします。  この採決は起立によって行います。  本案を原案のとおり承認することに賛成の諸君の起立を求めます。     〔賛成者起立〕 150 ◯議長(福士銀一君) 起立多数であります。よって、本案は原案のとおり承認することに決定いたしました。 ───────────────────────────────────────────     日程第20 議案第15号 浪岡町特別職の職員の給料等に関する条例の一部改           正について
    151 ◯議長(福士銀一君) 日程第20、議案第15号浪岡町特別職の職員の給料等に関する条例の一部改正についてを議題といたします。  議案第15号について説明を求めます。総務課長。 152 ◯総務課長(三浦秀志郎君) 議案説明省略 153 ◯議長(福士銀一君) 説明が終わりました。  質疑に入ります。質疑ありませんか。長谷川議員。 154 ◯11番(長谷川章悦君) 50%の削減ということであります。私は、考えれば、あと1カ月ですので、当たり前にもらって頑張ってもらいたいと。パフォーマンスではないというけれども、私からは見ればパフォーマンスではないかなという感じに受け取る。  それと、今まで町長はいろいろな議会を通しながら、特別職の報酬審議委員とか、それを尊重するべきだとかいろいろなことを言われてきましたけれども、それが自分になった途端に自分で決めると。じゃあこの後、ほかの委員とかの特別職の報酬審議委員の審議会なんか開くんですか、あと各種委員会の委員の報酬はどうなるんですか。 155 ◯議長(福士銀一君) 総務課長。 156 ◯総務課長(三浦秀志郎君) 本来特別職の報酬等につきましては、条例にありますように報酬審議会等に諮問して答申をいただくと、これが通常であります。  しかしながら、先ほど町長が冒頭申し上げておりましたけれども、いわば今回の半額の減額というのは、町長の政治決断といいますか、そういうことでありまして、本来報酬審議会というのは、自分の給料を自分で決めるというのは、どうも主観が入るしおかしいと、やはり第三者機関で公平な目で判断していただくと、そういう趣旨でこの審議会に諮問するというのが趣旨であります。したがいまして、今回のこの減額の措置といいますのは、そういう公平、公正、客観的な立場から見るというような事例ではないと判断しておりましたので、今回のような場合には審議会の諮問、答申をいただくというような事例ではないと考えております。 157 ◯議長(福士銀一君) 長谷川議員。 158 ◯11番(長谷川章悦君) あくまでも特別職だけで、あとは一切審議会も開いてやらないということですか。 159 ◯議長(福士銀一君) 町長。 160 ◯町長(古村一雄君) 今回は、例えば助役とか収入役、教育長もあるのですけれども、私の町長の分だけを今半額にするということで、その他に波及をさせるということは全く考えていません。それは何かといいますと、私は合併を壊す、こういう言い方をして町長になりましたので、そういう点では町民の方々にいろいろ不安も与えるだろうしと。今まで従来の町長と違って、医療・福祉とか、そういう点に頭を悩ますこともないわけで、今までの業務を役場なり病院で続けていただきながら、私は合併を壊す、これだけの町長でありますので、ある意味では半分でもおこがましい。私は、今まで1年以上、住民投票を求める会をボランティアでやってきましたので、本当はこのままボランティアで町長を続けてもいいんでしょうけれども、いろいろ他の特別職との兼ね合いもありますので、あえて半額ということでいただきたいと思っています。ぜひとも皆さんこれだけはご理解をいただいて、議決をしていただければと思っています。 161 ◯議長(福士銀一君) 一戸議員。 162 ◯2番(一戸善正君) 古村町長には非常に町民を理解して、また財政を理解したというふうに私は感じておるわけなんですけれども、ただこれを承認したとしても、またいろいろなものに波及すると私は思うんですよ、うち方の自治体ばかりではなく。そういうふうなもの、もしくは職員の生活給にまで、あらゆる角度から入っていったとすれば、非常に職員たちも困るのではないかと。これは浪岡の職員だけじゃないですよ、まだまだ合併に1年もかけて頑張っているところもあるわけですから。そういう部分の、浪岡こうやったから、うちらもやらなきゃだめじゃないかと。そうすると、職員もそうしなければだめじゃないかというふうな部分に入っていったとすれば、非常に古村町長の意は理解はしますけれども、やはり私は、そういうものを総体的に考えると、1カ月半のところでも、意はわかるけれども、ここはじっと我慢の子でそのまま進んだ方がいいのではないかと思っております。 163 ◯議長(福士銀一君) 町長。 164 ◯町長(古村一雄君) 私は、合併を壊す、もとに戻したいという信念でこれから仕事を行います。自前でやる、もとに戻ったときに特別職の報酬はどうあるべきか、当然それが大きな議論になるかと思いますので、とりあえずこの半額にした、それを基準にして、ある程度町長の報酬を引き上げていく、改善をする、これも一つの自立への一里塚ではないか、そういう思いもないことはありません。 165 ◯議長(福士銀一君) 工藤議員。 166 ◯5番(工藤祥三君) 報酬の引き下げとなると、いわゆる連動されるのが、当然退職金にもはね返ってくると。  そこで、一つ私考えるんですが、46日間という短い町長の中で、例えば町長がリコールをされる、助役が解任をされる、いわば口悪くしゃべれば首をとられる、首切られる。会社員であれば、これは退職金はもらえません、一般の役場職員であっても退職金はもらえない。ところが、特別職はやめさせられても退職金がもらえる。何かへんてこな気がします。これは、県単位によって、市町村によって違うというのがあるんでしょうけれども、町民によって解職をされる、または町長によって解任をされる、そういう場合には退職金は支給しないという、これから何らかのこういう手だても必要かと思うんですが、その辺はどうでしょう。 167 ◯議長(福士銀一君) 総務課長。 168 ◯総務課長(三浦秀志郎君) 特別職の皆さんがやめた場合の退職金の支給、これは退職手当組合の仕事になるわけです。この退職手当組合というのは、県内60何ぼでしょう、の市町村が入って、それぞれの首長がやめたとき退職金を支払うと。その額、あるいはどういう場合に支給するか、どういう場合に支給しないのかというのは、この退職手当組合の議会の議決を経て、この条例の中で定められております。日本の中で47都道府県、大体都道府県単位でこの退職手当組合というのは構成されていると思いまして、青森県の場合の退職手当組合の条例の中では、今具体的なお話ありましたリコールで解職された場合、この場合でも退職手当が支給されると聞いております。それから、助役の解任の場合でも、退職手当は支給されると聞いております。  ただ、例えばお隣の岩手県、秋田県、それぞれの都道府県単位の退職手当組合の条例の中では、独自な規定を設けて、リコール等で解職された場合には支給されないと、そういう規定があるということも聞いております。 169 ◯議長(福士銀一君) 質疑がないようですので、質疑を終わります。  討論を行います。討論ありませんか。(「なし」の声あり)討論がないようですので、討論を終わります。  お諮りいたします。本案は原案のとおり可決することにご異議ありませんか。     〔「異議あり」と呼ぶ者あり〕 170 ◯議長(福士銀一君) 異議がありますので、本案については採決いたします。  この採決は起立によって行います。  本案を原案のとおり可決することに賛成の諸君の起立を求めます。     〔賛成者起立〕 171 ◯議長(福士銀一君) 起立多数であります。よって、本案は原案のとおり可決することに決定いたしました。 ───────────────────────────────────────────     日程第21 発議第1号 浪岡町が青森市と合併することについて住民の可否を           問う住民投票条例の制定について 172 ◯議長(福士銀一君) 日程第21、発議第1号浪岡町が青森市と合併することについて住民の可否を問う住民投票条例の制定についてを議題といたします。  提出者の説明を求めます。海老名鉄芳君。 173 ◯4番(海老名鉄芳君) 提案説明をいたします。  年は明けましたが、昨年12月26日に行われました加藤前町長の解職リコール投票、そして2月13日に行われた町長選挙におきまして、青森市との合併に関し、町民の方々の明確な審判が下されました。民意は、青森市との合併はノー、そして加藤前町長に対しても、民意は圧倒的多数でノーと意思表示しました。まさに民意であります。  日本国憲法が最も大きく標榜しているのは、国民の基本的人権、そして平和であります。基本的人権の中には、国民の知る権利、表現の自由、思想信条の自由でありますが、もう一つ重要なものは、国民の参政権であります。形の上では、国政も地方自治体も間接民主主義をとっておりますが、それは行政の効率性を考慮したもので、基本的には直接民主主義が原則であります。このことから、いろいろな住民参加の機会があるわけであります。住民監査請求や直接請求など議会や行政に直接参加する機会が整備されております。  地方自治法の規定も、その順序が明確にされております。自治法の構成は、地方自治の事務が第一番に規定されていますが、次に住民の直接請求が規定されています。次に議会関係、そして執行体制、そして自治体の経理関係が規定されています。つまり、議会よりも自治体の執行体制よりも、住民参加の町民の生の声が反映されなければならないということであります。  このたびの加藤前町長に対するリコールと町長選挙におきまして、圧倒的多数でもって青森市との合併を町民が否定したものであります。  私たちは、憲法に保障された基本的人権をイの一番に大切にすべきと考えております。歴史ある浪岡町が消え去ろうとしております。まさに風前のともしびと言ってもいいかもしれません。  しかしながら、某町会議員が町民の意識を変えなければならないと町民を冒涜した発言がありましたが、このたびのリコールに至る町民の方々の意識、町を大切に思う気持ち、町に対する深い情熱、そして行政や議会に任せてはおけない、自分たちがみずから立ち上がろう、利権や権力に対して立ち上がろうというような大きなうねりが町全体を占めております。  このような、町民の大きな意志を浪岡町と青森市との合併の是非だけを問う住民投票を行うことで、2万 1,000人の浪岡町民の強い意志を確認し、それを国、県、そして青森市に強く訴えていく必要があります。よって、議員の皆さんにおかれましては、さきに行われましたリコール投票の結果という町民の大きな民意について、それをともに尊重しようではありませんか。  重ねてお願いします。町民の民意をもっと強い形で浪岡町の存在感を訴えようではありませんか。  以上、提案理由といたします。 174 ◯議長(福士銀一君) 説明が終わりました。  質疑に入ります。質疑ありませんか。福士議員。 175 ◯6番(福士秀雄君) まずもって、新町長、古村町長、おめでとうございます。  私は、今回のリコールから始まって解職出直し、惨敗でありました。推進する議員として、このけじめをどういう形でつければいいのかなと。私は、あれ以来、12月26日以来考えていました。恐らく、解職されても加藤新吉は出馬するだろうと、私はそう思っていました。  ただ、私は、可能性については、今までの解職と違って、リコールと違った意味合いが今回の場合はある、難しいなという判断、もちろんありました。  そして、私は、同僚の議員に年賀状の中に「それ勝てと我が身を思う市会議員」、このことが求める会、反対の議員の中に広がりまして、「いや、51万円欲しいからそうなんだろう」と、そういうチラシも回りました。私は、そういう意味は持っていませんでした。これは、加藤がそうなったときは、我々は一心同体なんだと、敗れたときは敗れたときの覚悟しなければならないんだということを意味したものを送ったはずであります。私は、その結論を今回、議員の自主的な自主解散をすべきだと。私は、今ここで動議としては出さないけれども、3月の定例議会までに議員発議として出したい、提出したいと思っております。それをまずお伝えしたいと思います。  それで、今までは古村町長は、合併を撤回する、もちろんそれを掲げて当選したわけですから、今回のように、先ほどからも言われていますように対策室、いろいろ設けております。  がしかし、これは物理的にできるのか、3月いっぱいで本当に撤回できるのか。そういうことを含めますと、今までは古村町長はそのことで一貫して、一議員として、一町民として闘ってきた。しかし、今は町長という運営をしなければならない立場であります。物理的にできないものをどこまでやろうとするのか、じゃあどういう形にすればいいのか、3月いっぱいこのままで混乱させていいのか。議会だけではないはずであります。私は、3月議会までに古村町長が、企画調整課長、総務課長、合併対策室長、立派な方々がそろいました、これをお互いに、与党も野党もなくして、これをどうすればお互いに納得できるような方向に持っていけるのか、そして議員議決ですね、決議事項でもって議事録に残していったら、我々も、反対している議員の方々も、推進した議員の方々も納得するような文書をつくって、私はここでおさめるべきではないかと。ひとつ企画調整課長、総務課長、いい知恵を町長にかして、この打開策を見つけてください。  私は、3月議会に、まず自主解散を求める議員発議をします。提出しますので、よろしくお願いします。 176 ◯議長(福士銀一君) ほかにありませんか。太田議員。 177 ◯13番(太田 一君) 福士秀雄君に私も連名を貫きます。 178 ◯議長(福士銀一君) 質疑がないようですので、質疑を終わります。  討論を行います。討論ありませんか。  原案に反対者の発言を許します。塚本議員。 179 ◯9番(塚本艶子君) 恐らく、私がここに立ちますと、またこの後バッシングが起きるかなと思いますが、私は自分が推進をいたしましたので、自分の思いを語っておきたいと思ってここに立つことにいたしました。反対もありましたが、私は自分の意思を、そして自分の意見をきちんと述べたい、そう思ってここに立っております。静かにお聞きください。  我が浪岡町における住民投票条例の制定に関しては、今回は3回目であります。第1回目は平成15年12月17日、発議第20号、議員6名の発議により、浪岡町の合併についての町民の意思を問う住民投票条例制定について、第2回、平成16年5月17日、議案第35号住民投票を求める会による浪岡町の合併についての賛否を問う住民投票条例の制定について、第3回、本日は平成17年2月18日、発議第1号、議員7名の発議による浪岡町が青森市と合併することについて住民の可否を問う住民投票条例の制定についてであります。きょうが、青森市との合併することについて住民の可否を問う住民投票条例の制定についての議論の場であります。  第1回目、平成15年12月17日の提案説明者であった海老名鉄芳議員、きょうも同じでありましたが、その趣旨の中で次のように述べられています。議事録に基づき要点を抜粋引用いたしますと、「合併の是非を決める権限は、法律上、町民の代表とされる議員にあるが、自分たちを町をなくするか、存続させるべきかの最終重要事項の決定は、当然のことながら町民でなければならない。この際、町民の意思を確認する方法は、住民投票条例制定の上、秘密投票で厳密に実施すべきである」とし、続けてこの過程において、1、合併する・しないの判断材料の提供が十分に町民に周知徹底されなければならない。討論、検討の過程もきっちり情報提供しなければならない。判断材料として、今後の行政の進め方についても理解を得ることが大切である。2、合併のあり方、進め方について当町の基本的スタンスへの指摘として、その1、合併に当たっての行政機構、行政改革等事務事業、10年、20年後のイメージ。その2、難しい財政の中での効率的な行政。その3、新市建設計画における当町のまちづくりのイメージなどを挙げられ、「それらなどの内容も十分に町民に説明し町民みずからが決めるという民主主義の原点に立ち返って決定すべきである。」と提案を結ばれています。つまり、民主主義の原点に立ち、町民みずからが決定するためには、これらの要件が満たされていなければならないということであります。  次に、平成16年5月17日、第2回浪岡町臨時議会における議案第35号において、請求代表者海老名徳太郎氏は、その意見陳述において「一方に偏らない客観的な資料を求めるものである」と述べられております。このことは、現在、合併反対派として立った町政に対しても求められるものであります。  さて、当町では、発議を出された7議員の方々を中心とした求める会の活動により、平成16年12月26日、町長解職成立により、平成17年2月13日、出直し町長選挙において不要不急の事業を見直せば青森市との合併白紙撤回と浪岡町の自立は十分可能との訴えを掲げた古村一雄氏 6,864票、加藤新吉氏 5,444票、 1,420票差で古村氏が当選されました。これは、有権者の40%でリコールの 7,037票を下回り、有権者の過半数 8,560票は超えていない。そして、その在任期間は46日間であります。そのキーワードは対話と対決、合併問題に対しては、合併対策室が新設され、その陣容は昇任人事による課長級の対策室長1名、主幹1名、そのほかに主任主査1名、主事3名、合計6名で大がかりであります。  ちなみに、年間 300名から 1,500名級の事業をも実施し、そのほかにも一般事務を行う町おこし対策室は4名であります。無論、これは非常に単純な比較であります。この対策室は、町長直属で、合併情報の収集、広報活動なども行うと一般紙で報道されております。これまで、私を初め当議会において、また合併賛成・反対を問わず、町民の方々、新聞などのメディアが、合併に反対し浪岡町単独、自立でやっていく場合の自立策が全く示されていないという重大な欠陥が指摘されています。自立策がないために、進むも地獄、退くも地獄なのではないのか。  しかし、このことに対しては、これまでに住民投票を求める会からは、2004年8月8日のチラシの「こうして浪岡町を残します」、自立の模索5項目、町民のよりどころである役場を残し、町民の目線による行政改革を進めれば今までの行政サービスは維持でき、向上させることができます。合併しない町や村は、入ってきたお金で、財源でやりくりしています。浪岡町でもできることなのです。ということと、地方交付税が不透明なため60から70億円でできるシミュレーションがつくり切れない、今の3分の2でやっていけないことはないという新聞へのコメントしか見当たっていません。  総務省の告示により、青森市、浪岡町の合併が揺るがしがたい事実である今、合併したらどうなるかということは既に提示されており、残るは、合併しなければ、つまり自立すればどうなっていくのかということであります。その方法は、まだこれまで一度も示されていません。みんなで決めようと住民の方々に呼びかけながら、片方の選択肢は全く見えてこない中で、住民は何を判断材料として、何に投票をするんだろうかと考えるものであります。  まちづくりは、どのようになっていくのでありましょうか。現実的には、この問題は、つまりこの自立策という問題は、今ここに来て急浮上してきたわけではなく、当然のことながら、合併賛成の対極にあるものとして最初から提示されるべきものであったはずであります。  町長の先ほどのお話では、時間がなかった、まだ時間をいただきたい、そのようなお話も伺いました。しかし、合併賛成の対極にあることは、7名の議員の方々も十分承知していなくてはならないものであります。  私は、今回3回目の住民投票条例案を上程する前に、7名の議員の方々が核となり、多忙であったことは、私も多忙でありましたからわかりますが、合併賛成派をも、つまり私どもをも納得させ得る自立策が出されるべきであったと考えています。いずれその役割は、7名の議員とともに任期中の合併対策室が担い、住民の方々への広報活動に徹して、キーワードである対話と対決のために、この重要なツールを使っていくべきであり、浪岡町独自でやっていくための自立策なくして合併反対は語りようがなく、結果的に、これなくしては民意の反映とはならないと考えるからであります。  以上、合併に対し、住民の関心や焦点が反対の方向に向いていく情報があふれてしまったチラシ合戦、町長が苦慮しているねじれ現象は、この合併のチラシにあったのではないかと私は考えています。正確に判断し、共感だけでは判断は……、判断ではありません。正確に判断し、選択していくために必要不可欠な公平な情報が欠如していることを指摘し、住民投票条例の制定に対する反対討論といたします。以上です。 180 ◯議長(福士銀一君) 静粛に願います。  次に、原案に賛成者の発言を許します。奥瀬議員。 181 ◯12番(奥瀬金蔵君) まず、賛成討論するものであります。  私は、15年の8月の選挙のときから、合併については最終的には住民投票でやるべきだと、そういうふうにして選挙で公約を掲げてまいりました。そういうわけで、賛成討論を行います。  浪岡町と青森市との合併について住民投票条例に賛成するものであります。昨年行われました加藤前町長に対する解職リコール投票は、町民の意思として圧倒的多数をもって前町長を解職しました。  また、今月13日に行われました町長選挙では、住民投票を求める会の事務局長であります古村一雄氏が前町長に大差をつけて町長に当選しました。明確に青森市との合併反対の意思表示がされたわけでございます。私たちは、この民意を大切にしなければなりません。ここで、青森市との合併の是非について住民投票を行うことによって、町民の意思を明確に求めるものであります。よって、このほど提案されました住民投票条例について賛成するものであります。  同僚議員の皆様におかれましても、何とぞご賛同賜りますようによろしくお願い申し上げます。 182 ◯議長(福士銀一君) 次に、反対者の発言を願います。賛成者の……、小倉議員。 183 ◯1番(小倉尚裕君) 今回の住民投票条例に賛成をするものであります。  今政治家に求められているのは何か。民衆の思いに共感をし、そしてその行動が民衆から共感を得られなければいけない。町民の思いに共感をし、そしてその行動が町民から共感を得られなければいけない。住民投票条例の署名活動、そして町長リコールの署名、町長リコールの選挙、そして出直し町長選挙、四度にわたり町民の結果があらわれております。今こそ政治家に求められているのは、倫理観であります。この今回の住民投票条例が、議員発議と申しますのは、やはり町長がいま一度議会に与えた機会であります。本来であれば、町長がみずからの公約として、町長提案をみずからもう一度議員の良識の判断に任せたのが、今回の議員発議住民投票条例であります。  町長は、自分の思いに従い、また町長の後ろには多くの町民が支持をしております。場合によっては、議会の解散等をも視野に町長には確固たる決意で臨んでいただきたいと思います。  住民投票条例に賛成をするものであります。 184 ◯議長(福士銀一君) 次に、反対者の発言を許します。一戸議員。 185 ◯2番(一戸善正君) 合併することについて住民の可否を問う住民投票条例制定に対しての反対の意見を述べさせていただきます。  今までいろいろとさまざまな角度で議論をしてきました。そしてまた、チラシ合戦、そして我々は合併推進の側としての正論、そして事務調整の中で、先ほどはまだ聞いていなかったものも出てきたわけでございますけれども、大半証明されているものであります。オンリーワンのまちづくりの中の、あの横線にしても、その後の結果については正規なものになっているはずであります。  そしてまた、先ほどから、合併を反対すると、壊すというふうな目的の中での住民投票条例、私はこれに対して、非常に残念であり、反対するものでありますけれども、意見は意見としてでも、反対のための反対の意見であれば浪岡の発展がないと私は以前からお話ししてきました。議論はたくさんあってもいいじゃないかと、男であるから取っ組んでもいいんじゃないかと。しかしながら、反対のための反対、私は非常に残念でなりません。  そして、昭和の合併から今日まで80年、昭和の年号から今まで80年たっています。そして、昭和の大合併から今までの中で、浪岡の傍聴者の方も我々議員も、今の現状の生活をどのようにお考えでしょうか、不満でしょうか、私はここだと思います。ただ感情論で物事を進めて、どうなっているんだと、私はそのように思います。議会制民主主義の中で、我々は民意をこの議会の中で反映してきたつもりであります。民意イコール町民の意見であります。意見は重要に聞かなければならないし、その意見というのはここで議論をして、ここで議決をして、そして最終的に決めるものではないのかなというふうに私は思っております。  そしてまた、いろいろなものがあるのであれば、私はさまざまな面でまたあらゆる角度で議論すればいいのではないかと。  ただ、物を壊すための議論、私は、これはあえて批判を浴びても賛同できません。そのようなことで、私はこの住民投票条例の制定に対して反対するものであります。以上です。 186 ◯議長(福士銀一君) ほかにありませんか。原案に賛成者の発言を許します。工藤議員。 187 ◯5番(工藤祥三君) 今まで私どもは、古村一雄町長、当時は古村一雄町議を中心に求める会の運動を展開してまいりました。一昨年のたしか9月議会を皮切りに、住民投票で決めようじゃないかという、我々6人の議員が相談をして住民投票を求める会をつくったと。ですから、私たちの住民投票を求める運動というのは、1年と6カ月、これは並大抵のことではとてもできません。町長がリコールをされた、しなければならない、原因は何だったんですか。住民投票で決めようということを聞かなかったから、町長のリコールやったわけです。  そして、残念ながら、町の議会も議決をして、県の議会もリコールの結果を待たずして合併を決めてしまう。私は、こういう流れのもとで、お互いに── お互いにというのは、合併に賛成の人でも反対の人でも決着をつけようや、どの決着が一番いいの、議員が決めたからいいの、違うでしょう。住民投票は、なぜこの制度があるかといえば、議員だけで決めて本当にいいのかと、間違っていないのかと、それをただすために住民投票条例という制度が、直接請求制度というのがあるわけです。これに反対するという理由は、本来ない。  私は、ここに加藤新吉後援会の事務所で発行されたチラシを持っています。「もう一度合併について考えてみませんか」、最後にこう書かれてあります。「住民投票は最後の手段、住民投票については何ら否定するものではない、これはあくまでも最後の手段であるべきである」。とするならば、最後の手段というのは今の時期しかないんじゃないんですか。仮に合併に制度上なったにしても、住民投票で浪岡町の町民の意思がきっぱりと明確になる、これこそ今我々町会議員に課せられた任務ではないですか。ですから、どうか今度のこの議会は、我々町会議員が、数少ない町会議員が議会請求をして開かれた議会です。町民が大変最後まで住民投票で決めたいという思いを望んでいますので、どうか議決してくださいますようお願いして、賛成の討論にさせていただきます。 188 ◯議長(福士銀一君) 次に、反対討論ありますか。(「なし」の声あり)賛成討論ありますか。工藤敏秀議員。 189 ◯10番(工藤敏秀君) 私は、住民投票条例の制定に賛成する立場であります。  一貫して私は、平成14年9月から、浪岡町の合併は、いわゆる近隣町村でやるべきでないかということを、前加藤町長に再三この場をおかりして提案、ご進言してまいったわけであります。
     先ほど工藤祥三議員も申されたとおり、平成15年12月の議会から住民投票条例の制定をこの場で請求、お願いをしたわけでありますけれども、一貫して私どもは否決をされたわけであります。いわゆる15年の12月議会、16年の5月議会、2回ほど否決されました。  そういう中で、いわゆる議会解散をするのか、あるいはまた町長解職にするのかということも、私どもは昨年議論してまいりました。最終的には、町長解職ということになったわけでありますけれども、昨年の12月26日においては、町長は 7,000対 4,000という 3,000票の差をもって解職されたわけであります。私は、当初から、解職された町長が再度立候補するということは、全く常識のない人間ではないかということをこの場でも主張してまいったわけであります。結果的には解職され、先日の2月13日の町長選挙においても、古村一雄氏が 6,800票、加藤新吉氏が 5,400票、いわゆる 1,400の差をつけて我々の求める会の古村一雄氏が当選したわけであります。私は、当初から、2月13日の町長選挙住民投票にかわる投票であるということを一貫して街頭でも主張してまいったわけであります。そういう観点から申し上げますと、まさしく浪岡の2万 1,000人、有権者が1万 7,250名、この意思が私ははっきりさせられた選挙ではないかと、こう思うわけであります。したがって、私は、本日の住民投票条例も、先ほど冒頭古村新町長が申したとおり、やはりいま一度浪岡町の町民の意思をはっきりさせたいという、そういう思いから、この条例を私どもも一体となって提案してあるわけであります。  そういうことで、ぜひ青森市との合併、私どもは合併には反対しておらないわけであります。合併には反対しておらない、合併はしなければならないということは私どもは一貫した考え方であるわけであります。ですから、私どもは、できるならばだれしもが近隣の町村の合併を望んでおるわけでありますので、どうかこの条例をいま一度、反対の立場できた私ども、また青森の賛成派の立場できた議員の皆様方も、いま一度真剣になって、やはりこの条例を制定して住民の意思を尊重すべきではないかということをお願いするわけであります。そういうことによって、私は賛成する立場から討論いたしたわけであります。 190 ◯議長(福士銀一君) ほかにありませんか。(「なし」の声あり)討論がないようですので、討論を終わります。  本案について採決いたします。  この採決は起立によって行います。  本案を原案のとおり可決することに賛成の諸君の起立を求めます。     〔賛成者起立〕 191 ◯議長(福士銀一君) 起立少数であります。よって、本案は否決することに決定いたしました。  これで本臨時会の日程は全部終了いたしました。  町長よりあいさつがあります。 192 ◯町長(古村一雄君) 〔町長 閉会あいさつ〕 193 ◯議長(福士銀一君) これをもちまして、平成17年第1回臨時会を閉会いたします。  ご協力ありがとうございました。     午後0時50分 閉会 TOP▲ ©2005Aomori City Assembly. All Rights Reserved. 青森市議会ホームページ │ 青森市ホームページ...