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旧浪岡町 平成16年第4回定例会(第3号) 議事日程・名簿 2004-12-14
旧浪岡町 平成16年第4回定例会(第3号) 本文 2004-12-14

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  1. 青森市議会 2004-12-14
    旧浪岡町 平成16年第4回定例会(第3号) 本文 2004-12-14


    取得元: 青森市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-04-29
    ▼最初のヒットへ(全 0 ヒット) 1     午前9時11分 開議 ◯副議長(葛西丈徳君) おはようございます。  議長が欠席しておりますので、副議長の私が議長の職務を行います。  ただいまの出席議員は16名です。定足数に達しておりますので、会議は成立いたしました。  これより本日の会議を行います。 ───────────────────────────────────────────     日程第1 一般質問 2 ◯副議長(葛西丈徳君) 日程第1、これより一般質問を行います。  5番工藤祥三議員の質問を許します。工藤議員。     〔5番 工藤祥三君 登壇〕 3 ◯5番(工藤祥三君) おはようございます。  日本共産党の工藤祥三です。  昨日の一般質問で、町長のリコールが町を混乱させているのは、あたかも私たち「住民投票を求める会」5人の町会議員であるかのような発言がありました。その内容は、誹謗中傷で混乱を招くというものであります。果たして、私たちの運動が本当に町民の混乱を招いているのでしょうか。  私たちは、昨年の12月議会に住民投票条例を提案し、あっさり否決されました。このことをきっかけに「住民投票を求める会」を組織し、あえて有権者の3割を超す署名を集めました。なぜ3割なのか。それは3割という署名は、議会も解散できる。町長も解職できる。これが3割であります。  私たちは、町長リコールか議会解散か、このことをめぐっては町民の皆さんと一緒に対話を進めて運動してまいりました。皆さん方も記憶にあるかと思いますけれども、佐々木市長は、青森と浪岡の合併は9月に議決をしたい。こういうことが一時的に新聞に報道されました。そのとき私たちは、このまま行けば議会の力関係が変わらず、青森との合併が強行されてしまう。そこで、残された手段として町長のリコールということを決定し、今月に至っています。  合併を強引に進める町長の側と町民と一体となった私たちの住民組織の違いが、町民の側からすれば、どちらに非があるかはっきりしてきているのではないでしょうか。町長や合併を推進する側は、合併を決める民意を議会制民主主義と受けとめています。私たちは、合併という一大事業は住民参加の住民投票が妥当だと主張しています。町長からすれば、数の力がありますから多数決では問題になりません。私たちはあっさりと負けることは明らかであります。なぜ合併という一大事業を町民参加のもとに進められないでしょうか。なぜ住民投票で決めれないのでしょうか。住民投票をなぜ嫌がるのでしょうか。14人も優秀な町会議員がついていながら、なぜ住民投票を拒むのでしょうか。町民にはそこのところが理解できないところとなっています。今や町内の子供やお年寄りまで「住民投票をやらせていればよかったのに、混乱しなかったのに」と言っているではありませんか。まことに残念でなりません。  町長は紛れもなく町民の代表であります。その町長が議会制民主主義をいとも正義のように振りかざし、有権者の3割を超す直接民主主義を否定するのであれば、リコール加藤町長にふさわしいものであります。私たちはあくまで町民と一緒にスクラムを組み、町民の民意とは何か、だれが合併を決めるのか、地方自治とは一体何なのか、こういうことを訴えていきたいと思います。  昨日の質問で、役場OBの発行したチラシが話題となりました。合併に関して住民の論点がゆがめられるという評価でありました。これはとんでもありません。論点ははっきりしています。町民の声を無視して強引に合併を決める。これが町民にとって評価されるのかどうか、これが論点ではありませんか。私は役場職員や町民に大きな勇気と浪岡町の展望を与えたものだと思っています。理不尽な加藤町長押しつけ合併に対して、町の存亡をかけて役場のOBの皆さんともさらに共働を強めて、浪岡町の歴史に残る、町民に奉仕するまともな町長を誕生させるために、改めて頑張りたいと思います。  それでは、質問に入ります。  1番目は、町長の解職に伴い、およそ 3,000人の有権者に「無効」と異議を町長は唱えました。昨日の答弁では、「私の異議申し立てした人数は 2,592人、署名簿は見たけれども、私は書いてはいない」、こういうことでありました。「無効」の根拠というのは一体何だったのか。結果的に幾らあがいても無効は45名、町長はこの45名という数字をどのように認識しているのか、お答え願います。
     次は、県議会の議決予定の12月12日の投票日ではなかったのか。  加藤町長がもし異議申し立てをしなければ、投票日は明らかに県議会の議決前の12月12日、これが投票日だったと私たちは考えています。青森と浪岡の合併が両市町で議決されたといっても、合併をめぐって一方では町長のリコール。私は、県議会の議決そのものは浪岡町の住民投票を求める運動、いわば町長のリコール運動がどのように展開するのか、これは大いに注目されるものと思っています。本来であれば、県議会は浪岡町との合併を議決すべきではありません。加藤町長がもし 3,000人もの無謀ともいえる異議申し立てをしなければ、明らかに12日が投票日だったからであります。12日が投票日だとすれば、浪岡町の民意を尊重し、青森県議会もしっかりとした判断ができるはずであります。  次は、加藤町長はなぜやめないのでしょうか。  今、全国的にも市町村合併をめぐって、そこの首長のリコールが少なからず行われています。例えば、滋賀県の日野町では、町長のリコール運動が起きて、町長は辞職いたしました。そして、合併反対、自立の町長が誕生いたしました。同じ滋賀県の湖北町では、リコール運動で39%の署名が確定し、その段階で町長が潔く辞職いたしました。リコールそのものは、私は町長にとっては実に不名誉なことと考えています。本来 7,000名を超えるその署名が集まった時点で、私は、加藤町長がやめないというのも潔くない、このように思っています。加藤町長は、新聞報道で「町長のリコールは筋違いだ」と言っています。何度も「議会解散だ」と言っています。それなら、なぜ議会解散をやらないのでしょうか。  次は、合併を急ぐ余り、合併申請書類に添付する議会議事録を町長部局で強引に作成した公文書偽造の議事録についてであります。  昨日の答弁で私はびっくりいたしました。私たちの神聖なるこの議会の会議録が、合併の申請に当たって 123条に基づくものではない、このような答弁をいたしました。まさに、町民を、そして議会を余りに愚弄していないでしょうか。法律にのっとらない議事録であれば、何も議員の署名も要らない、印鑑も要らない。一体どういうことなのでしょうか。  ちょっとのど乾いだな。  次は、小冊子『「オンリーワン」のまちづくり』であります。  『「オンリーワン」のまちづくり』は何の目的で発行されたのでしょうか。  14人の発行するチラシや「青い浪を起こす会」のチラシで町長リコール反対を訴えながら、その一方では、『「オンリーワン」のまちづくり』が近日中に発行されると宣伝されました。町の税金を使い、町長リコール阻止のための「オンリーワン」を発行したのでしょうか。この「オンリーワン」は町が作成したといっても、すべて青森市にお伺いを立て、青森市の気持ちを逆なでする内容になっていないでしょうか。私に言わせれば、勝手なまちづくりであります。なぜなら、市の方から修正を求められても修正せず、そのまま独断で描いた内容になっていないでしょうか。町として合併の評価だと評価できるのでしょうか。  次は、今回の青森市・浪岡町の合併は、町民感情からすれば、住民が決めるというものではなく、明らかに「押しつけ合併」ではないでしょうか。「住民が決める」というのは全くのでたらめ、うそ。リコールを突きつけられていながら、強引に加藤町長町議会議決に臨んだことは、私は決して町民から支持されるものではないと考えています。本来であれば、リコールを突きつけられた町長は、少なくとも自分の進退がはっきりするまで合併の議決は提案しない、先延ばしをする。これが本来の町長としてのやり方ではないか、このように考えています。  町長は、リコールをかけられて合併を提案したその行動が町民から支持されていると思っているのかお答え願います。  次は、青森市民にとって浪岡町との合併が関心があるのか、この問題についてであります。  私ども求める会は、浪岡町内だけの宣伝ではなく、あらゆる宣伝をして合併をとめる。そして、あらゆる手だてを尽くして運動しています。浪岡町内だけではなく青森市内も宣伝カーを走らせました。宣伝カーのその内容は、「浪岡町では合併をやめさせるために町長リコールが行われています。佐々木市長は、町長リコールは一部の反対運動のように受けとめています。恥ずかしくないのでしょうか。佐々木市長は潔く合併をあきらめてください。県議会は合併を議決すべきではありません」というテープを流してまいりました。新町のスクランブル交差点は、信号の待ち時間が長いのでかなりの宣伝効果があります。私たちは宣伝カーを回しながら、スクランブル交差点で大きな声で「あははは、浪岡だってよ」というふうに笑われました。こっちも正直言って恥ずかしくなりました。浪岡ではたくさんの町民が手を振り、役場の職員も手を振るのに、青森市内はさすがに白けています。青森市民にとっては、浪岡町との合併がほとんど関心がない。町長は関心があると思っているのでしょうか。  次は、佐々木市長は、浪岡町の合併反対の動き、これを「ネガティブキャンペーン、一部の反対運動」と位置づけています。私たちに言わせれば、佐々木市長にとって住むところが違えば、感覚も大きく違ってくると考えています。本来であれば、佐々木市長にしても、リコールを突きつけられた加藤町長に対しては同情すべきだと思うのですが、加藤町長はどのようなお考えなのでしょうか。  最後は、職員の新規採用についてであります。  私は、町長のリコールがこれからさらに加熱することと思っています。署名簿に名前を書いたので仕事をやめさせてやる。商店に対しても取引はしない。時には、だれの世話になっているのやなど、おどしまがいの話があちこちから聞こえてきます。ある町民からいつからこんな町になったのか、情けないと嘆く気持ちもわかるところであります。こんなごたごたしている中にも、町長は職員の新規採用を行いました。何名の採用か知らされていません。若干名とあるだけで何人という明記がないまま。これは一体なぜなのでしょうか。町長リコールでごたごたしている中で、どう見ても公平な職員採用はできるはずがありません。考えられるのは、選挙目当ての採用しか考えられません。少なくとも合併ということを考えれば、浪岡町、青森市、どちらも新規採用は控えるべきというのが当然だと思うところですが、町長の見解を求めるものであります。  以上、壇上からの質問を終わります。 4 ◯副議長(葛西丈徳君) 町長。     〔町長 加藤新吉君 登壇〕 5 ◯町長(加藤新吉君) おはようございます。  工藤祥三議員の質問にお答えをいたします。  合併問題と町長の政治姿勢について9項目について通告しておりますので、順次お答えをいたします。  まず最初に、1番、工藤敏秀議員の質問にもお答えをいたしましたけれども、解職請求の署名収集が9月14日まで実施されて、9月19日には「住民投票を求める会」代表、海老名徳太郎氏より選挙管理委員会に対し、選挙人名簿登録者数1万 7,227名のうち署名総数 7,718名分の署名簿が提出されてございます。  それに伴い、選挙管理委員会は20日間にわたり署名簿の審査を行い10月9日に決定をして、地方自治法第74条の2第2項の規定に基づき告示され、署名簿を縦覧に供しております。私は、縦覧期間中に閲覧したところ同一筆跡と見られる署名が多く、選挙管理委員会異議申し立てして再審査をお願いしたものであります。  再審査では、結果的に45名の無効となりましたけれども、その結果を真摯に受けとめてございます。  次は、2番であります。  県議会議決日並びに投票日等について意識しての異議申し立てではございませんのでご理解を願いたいと思います。  次に、3番目であります。  「住民投票を求める会」の署名運動に 7,072名の有効署名が確定いたしました。それはそれで重く受けとめておるものでありますけれども、青森市との合併は町民アンケートによって決定したもので、そのときの青森市を合併相手方と選んだ方々が 7,424名でありました。  私は、14名の推進議員団の皆様とともに、浪岡町の将来にとって青森市との合併は最善の選択であると確信しておりまして、それには政治生命をかけて臨んでいるものであります。  合併の反対の立場にある人から、私のとるべき行動をとやかく言われる筋合いはないものと思ってございます。  次に、4番でございます。  合併議案が10月26日に議決をして、翌日の合併申請に添付する議事録は、当町議会事務局においては物理的に作成不可能であります。  これに対応して、企画調整課職員が総力を挙げて作成し、提出したものであります。これは議会で作成したものではございませんから、自治法第 123条に規定する会議録ではなく、会議の経過等を記した「合併申請のための会議録」であると思ってございます。  このことは県に対しても経緯を詳しく申し上げているもので、県においても10月27日の合併申請について、これでよいとしていることから、全く「公文書偽造」には当たらないものであると認識してございます。  次に、5番であります。  青森市と浪岡町の合併において、任意協議会で 1,142項目にわたる事務事業及び制度の調整がなされたところであります。  この調整に当たっての基本方針は、合併によって行政のサービス水準を落とさないことでありまして、おおむねその方向で調整がついたもので満足のいくものであります。  小冊子『「オンリーワン」のまちづくり』は、この 1,142項目のうち主要事項についてわかりやすく整理したもので、その内容については、見やすく、わかりやすいと好評であると伺ってございます。  次に、6番であります。  何回も申し上げていることでありますけれども、当町は平成14年10月から弘前を中心とした津軽南地域市町村合併協議会に籍を置き、合併のための協議を重ねておりました。  しかし、当町は津軽3市に隣接している。合併の選択肢はたくさんあるわけであります。議会初め内外の意見から、町民に対して情報提供を十分した後に住民アンケートで決定することとしたものであります。  私は、このアンケート結果を踏まえて、つまり町民の意向を重んじて青森市との合併を決定したものであります。  一方、議会においても、活発な議論を重ねて合併の議決に至ったものでもあります。  それを「押しつけ合併」とか「強引な合併」と言われることは、心外であるというほかありません。  当然、青森市との合併は、浪岡町の将来にとって最善の合併でありますから、町民の支持は得られているものと確信をいたしてございます。  次、7番であります。  青森市民の合併の関心は、商工会議所を中心とした今後の中核市に大きく期待を寄せるなど、新たな行政の展開を望んでいる方々は、その活動において関心の高さを感じておりますけれども、一般の方々においては、当町のように直接的な影響、つまり、市政が大きく変わるとか、県都としての機能が変わるとか、そんなに大きな変化がないことから、市民においても比較的冷静であると思ってございます。  これに比較して、当町においては、新たに市となることで大きな変革が予想され、必然的に関心が高くなるものと思っておりまして、また、それが当然であると思ってございます。  青森市と浪岡町の合併は新設合併、いわゆる対等の合併であり、ともに新市をつくり上げるということから、市民、町民が納得を得ての合併としなければならないことから、両市町ともにさらなる情報の提供に努めなければならないものと考えてございます。  次に、8番であります。  佐々木市長と私は、昨年9月に任意協議会「青森浪岡21世紀まちづくり創造会議」の設置調印式以来、合併に向けて協議を重ねてまいった間柄であります。  今後も合併成就に向けて、お互い協力し合って進めていかなければならないものと考えてございます。  私は、工藤議員のようには考えてございません。工藤議員の言葉をかりるとすれば、「住むところが違えば、感覚も違う」ということは、立場が違えば、見解も違うと同じでありまして、工藤議員の立場と私の立場は正反対でありますから、見解においても大きな違いがあるものと考えてございます。  次に、9番であります。  町は来年4月1日の合併を目指して、各種事業等の調整についても残すところあとわずかになりました。職員採用の件についても、従来であれば、その年の5月までに内部で方針方向を定め、実施要綱を作成して、7月には上級職員採用試験を実施しておるところでございます。  しかし、ことしは青森市との合併を前提としていることから、合併後の組織機構及び事業調整がどうなるのか、また、合併との関係で勧奨退職者の人数がどうなるのかなど、さまざまな不確定要素があるため、この時点ではお互いに統一採用試験を見送り、ある程度の方針方向が定まった段階で町と市が再度協議、調整を行いながら職員採用の件を検討することにいたしてございます。  今年11月半ばまで、町が職員の募集要綱をお知らせしたのは、町と市との協議調整が整ったために実施するものであり、町としては、消防職1名、看護師2名、行政職上級・初級合わせて若干名としてございます。行政職について若干名としておりますのは、それぞれ応募者数の関係や業務内容、配置関係等によって調整が加わるため、従来どおりとしたものであります。  なお、職員採用試験は、各職種ともに今月12日に実施いたしてございます。  選挙目当てではないかと思っているようでありますけれども、決してそういうことではございません。 6 ◯副議長(葛西丈徳君) 答弁が終わったようですので、再質問がありましたら発言を願います。5番工藤祥三議員。 7 ◯5番(工藤祥三君) まず、会議録の部分からちょっとお聞きいたします。   123条に基づくものではない。いわば、この───本来であれば、会議録というのは議長がつくらなければならない。ところが、今度の議会になったら議長がつくらなくてもいい。いわば、なぜかこの議事録じゃなくて、あなた方は会議録というふうに置きかえてしまったわけです。じゃ 123条に基づかないんだったら、何も判こも要らないだろうし、名前も書く必要ないんじゃないんですか。それはともかくとして、最初からそういうことだったの。後でそうしたんじゃないの。まず、それが第1点。ね。そいってやるが。 8 ◯副議長(葛西丈徳君) 企画調整課長。 9 ◯企画調整課長(石村正司君) 会議録に関しては、昨日も申し上げておりますとおり26日の議会、その内容について27日の午前9時までという非常にせっぱ詰まった状況にあるということでありました。したがって、このことについては議会の事務局では到底物理的に困難だということで、企画調整課職員が総動員を挙げて徹夜で作業をして作成、調製したものだということであります。したがって、議会でつくったものでありませんから、これはとりもなおさず合併申請のために作成した会議録ということであると、そういうことで申し上げてございます。 10 ◯副議長(葛西丈徳君) 5番工藤祥三議員。 11 ◯5番(工藤祥三君) それ聞いたんでないのよ。ね。申請さ使うとき、「会議録」でなくて「議事録」の添付でしょうと言っているの。何でそうやってごまかすの。議事録を添付してくださいと言われているでしょう。 12 ◯副議長(葛西丈徳君) 企画調整課長。 13 ◯企画調整課長(石村正司君) 状況をきちっと判断していただきたいと思うわけであります。先ほど申しましたように、26日の6時までかかった議会において27日の9時までにつくらなければならない会議録ということでは物理的に困難だということであります。したがって、ここのところではそういうことで作成したわけでありますけれども、この内容についても現に正確に申し上げて、それで県ではよしとしているということであります。 14 ◯副議長(葛西丈徳君) 5番工藤祥三議員。 15 ◯5番(工藤祥三君) 後のことを聞いでらんでないのさ。原本証明が必要だったんでしょう。 16 ◯副議長(葛西丈徳君) 企画調整課長。 17 ◯企画調整課長(石村正司君) 原本証明ということでは議会の会議録によって必要になるわけですけれども、今回の会議録では、そういう状況の中において議長、あるいは議事録署名者の印鑑の押印ということで会議録を作成して、それを提出したと、そういうことになって、してございます。 18 ◯副議長(葛西丈徳君) 5番工藤祥三議員。 19 ◯5番(工藤祥三君) いやいやなっていねのよ。あの19日に県の方に我々確認しているのは、合併推進グループはちゃんと原本証明が必要だと言っているわけ。どんだのさ一体。原本証明必要な会議録、議事録が必要だったんでしょう。後のことどうでもいいね、まず、そこ確認したいのさ。 20 ◯副議長(葛西丈徳君) 企画調整課長。 21 ◯企画調整課長(石村正司君) 原本証明はいたしてございません。原本そのものを提出という手続をいたしてございます。 22 ◯副議長(葛西丈徳君) 5番工藤祥三議員。 23 ◯5番(工藤祥三君) 要するに原本を出したわけだべ。ね。原本を出したわけだべ。せば、議事録だじゃな。  それともう一つ、27日の10時まで持ってきなさいという、それ何か前の日に26日の臨時議会の日に県の方から聞いたというだけども、わ、それ何かうそでねがなという気するわけさ。ていうのは、もっと前から企画課長、それおべじゃんでないの、二、三日も前から。議事録を添付しなきゃいけないというの、27日の10時まで。26日じゃなくて、もっと前からおぼえじゃんでねの。 24 ◯副議長(葛西丈徳君) 企画調整課長。 25 ◯企画調整課長(石村正司君) 記憶をひもどいてみますと、四、五日前からは情報として伺ってございました。ただ、会議録の問題においては、きのうも申し上げておりますように非常に難しいと、そういうことを申し上げておるわけでありまして、その中での内容についても、例えば議会の方にお願いしたりとかという行動はとったものであります。ただ、会議録については、いわゆる議会で作成する会議録ということではそういうことは非常に難しいということで、その対応として企画調整課が作成したものだと。そういうことでご理解をいただきたいと、そう思います。 26 ◯副議長(葛西丈徳君) 5番工藤祥三議員。 27 ◯5番(工藤祥三君) 四、五日前から知っていたとなると、あんたへはきのううそしゃべったことなる。の。それは深く追及しないけども、いずれにしても四、五日前からだと。そうすると、おら方の事務局で、本来つくるべき事務局でつくれないと言う。事務局には相談したの。 28 ◯副議長(葛西丈徳君) 企画調整課長。 29 ◯企画調整課長(石村正司君) 相談してございます。 30 ◯副議長(葛西丈徳君) 5番工藤祥三議員。 31 ◯5番(工藤祥三君) 相談したら、とてもじゃないけどできないと。ね。じゃ企画課がつくったと。せば命令したのは、これは、町長。 32 ◯副議長(葛西丈徳君) 企画調整課長。 33 ◯企画調整課長(石村正司君) このことについても、町長自体がきのうの答弁で26日に知ったということであります。合併の事務の流れということからして、町長から企画調整課長、私にその事務をお願いするということで命令を受けているわけですから、そういうことで手続をしたと、そういうことであります。 34 ◯副議長(葛西丈徳君) 5番工藤祥三議員。 35 ◯5番(工藤祥三君) 先ほどの答弁で企画課長が原本を出したと。ね。じゃ、町には議事録の原本は何ぼあるんです。 36 ◯副議長(葛西丈徳君) 企画調整課長。 37 ◯企画調整課長(石村正司君) まず、企画調整課で作成した議事録というのは、昨日も申し上げておりますように、合併申請のための会議録だと、そういうことでご理解をいただきたい、そう思います。そのほかに議会で調製した会議録というのは、これはまたあるわけでありまして、このことについては議会の方できちっと保管されているだろうと、そう存じてございます。 38 ◯副議長(葛西丈徳君) 5番工藤祥三議員。 39 ◯5番(工藤祥三君) いやいや、そういう言い方はさ、ね、役人としてはさちょっと汚い。最初私しゃべっているのは、ね、最初の時点で会議録つくらせたんでしょう。つくらせたんでしょう、申請のために。それは合併の議決がわかればいいって、それは後の話でしょう。最初は、だから、県では 123条に基づく議事録を持ってきなさいと。な。だから、署名がどうの印鑑がどうのでこういう新聞に書かれるわけだ。私は、なぜこう県が合併を急ぐのかというちょっと疑問あるんだけどもさ。いわゆる議事録が二つあって、一つはにせものだわけだ。これ今はっきりしたわけだ、ここで。普通こういうことをやればさ、我々やったら大変なことでしょう。あんただちは合併のためだば法律曲げてまでもやるわけだ。の。法律曲げてまでこういう申請はやっていいんだか、町長、あんただって町会議員やった人だべ、んだじゃな議会の会議録だよ。それ議会でつくんにゃまねもの自分の部下つくったんだよ、これ。おかしくねが。 40 ◯副議長(葛西丈徳君) 企画調整課長。 41 ◯企画調整課長(石村正司君) 何回も申し上げておりますとおり、その企画調整課で作成した会議録というのは合併申請のための会議録だということであります。したがって、偽物だとか、そういうことではないということをご理解いただきたいと思います。  なお、議会事務局で作成している通常の会議録というのはそれはまた別にあるわけでして、そういうことで、合併申請の会議録が存在するということ、これは現実でありますから、そのことだわけです。合併申請だけの会議録だということでご理解いただきたいと、そう思います。
    42 ◯副議長(葛西丈徳君) 5番工藤祥三議員。 43 ◯5番(工藤祥三君) あのさ、あんただち何も悪気ねの、ただの会議録でねえでばな。ね。ただの会議録でねえよ。反対討論、賛成討論さまざまある。反対討論、自民党やってる反対討論、工藤祥三になっちゃでばな。自民党の反対討論、自民党員の反対討論が共産党になってるんだよ。これいいかげんな会議録でねくて何なのよ、へば。そういう間違いねえのが。 44 ◯副議長(葛西丈徳君) 企画調整課長。 45 ◯企画調整課長(石村正司君) いや、会議録の内容については多少の間違いがあるわけであります。このことについては、まず県の見解ということでは、市町村議会において議決書に付随して参考として求めるものであって、その内容においては議決書のとおりであることを確認すればよいということでございます。したがって、内容的なものということでは確かに間違いということは我々も県に申し上げておりますし、そのことによって、この議決の内容そのものが変わっているものではないという見解ですので、これでよしと県でもしているということでございます。 46 ◯副議長(葛西丈徳君) 5番工藤祥三議員。 47 ◯5番(工藤祥三君) やぁ、わ、きょうは本当はよ、な、議長だば議長さ質問しても答えらんねえべども、本当はしゃべっておきたかったことあるの。こういうことをしゃべるはで、大したことでねえつうことあんもだな。あ、な。いやこれは考え、党派を超えて我々運動はやっているけども、な。片や自民党員の議員が反対討論しゃべってるのに、この共産党工藤祥三ってなってるんだよ。へだへば除名になったりさんねえの、これ。おら方だばそうなるよ。そう軽々しくしゃべられたもんでねえよ。(「今の発言まねよ本当に」の声あり)そう軽々しいものなの。 48 ◯副議長(葛西丈徳君) 企画調整課長。 49 ◯企画調整課長(石村正司君) 内容のミスについては、これは非常に遺憾だと思っているわけですけれども、ここの会議録の役割ということにおいての話でありますので、誤解のないようにお願いしたいと思います。  この会議録の内容と申しますのは、五つの議案の議決書、これはこの裏づけとして会議録というものが必要だということで、議決書に付随したものであるということの内容においては、このミスということではそんなに大きな問題ということではないという、そういう内容ですのでご理解をいただきたいと、そう思います。 50 ◯副議長(葛西丈徳君) 5番工藤祥三議員。 51 ◯5番(工藤祥三君) 私はさ、今回のこの合併をめぐって、ね。本来、町が役人がだよ、ね、どういう手順を踏むのか、法律さ曲がってないのか。わ、ここだと思うのさ。ね。県では原本、な。ちゃんとした議事録だ、これをつけろってしゃべっているの。見解はんだの、見解は確かにんだの。合併を議決したという署名があればわかればいいの。これ総務省でもそうしゃべってるの。ね。だけど、あんただちのやっていること間違っているでしょう。なぜそれ認めないの。めんごぐねっきゃな、どうでも合併決まればいいのか。間違いは間違いだと認めればいいでしょう。 52 ◯副議長(葛西丈徳君) 企画調整課長。 53 ◯企画調整課長(石村正司君) これは何回も申し上げておりますように、状況の中において企画調整課が作成した合併申請のための会議録だと、そういうことでございます。 54 ◯副議長(葛西丈徳君) 暫時休憩いたします。     午前 9時58分 休憩 ───────────────────────────────────────────     午前10時34分 再開 55 ◯副議長(葛西丈徳君) 休憩を取り消して会議を再開いたします。  引き続き工藤祥三議員の一般質問を行います。  企画調整課長。 56 ◯企画調整課長(石村正司君) 27日の合併申請に添付されている会議録であります。これについては、きのう来、昨日、工藤敏秀議員にもご説明申し上げたとおりに、議会事務局の方では作成に物理的に困難だと。いわゆる26日の6時までかかった議会、結果的ではありますけれども、翌日の9時までの作成ということではこれは大変難しい。そういうことで企画調整課が合併申請のために作成した会議録だということで、これを添付して合併申請をしたものだということでございます。 57 ◯副議長(葛西丈徳君) 5番工藤祥三議員。 58 ◯5番(工藤祥三君) だからさ、な。本当は 123条に基づく会議録、議事録のこれを求められてたわけよ。ところが、企画課長は間違ってもしゃべられねわけだ。なぜしゃべられねかといえば、気持ちはわかるの。 123条っていえば議会がつくるものだからだわけさ。ここのへづなみはわかるの。へづなみはわかるんだけど、事実は申請に当たっては 123条の会議録が必要だったはずでしょう、ここだのさ。 59 ◯副議長(葛西丈徳君) 企画調整課長。 60 ◯企画調整課長(石村正司君) このことは何回も申し上げておりますとおり、物理的に議会で、いわゆる 123条の会議録の作成というのは困難だと、こういうことであります。したがって、あくまでも合併申請のために企画調整課が調製した会議録だということなわけです。ここのところはご理解いただきたいと思います。  なお、ここにおいても、もちろん企画調整課で作成した会議録でありますから、原本証明ということでの手続ではなくて押印という形で、これも議長及び議事録署名者の同意を得て押印という形で提出したものだと、そういうことでございます。 61 ◯副議長(葛西丈徳君) 5番工藤祥三議員。 62 ◯5番(工藤祥三君) だけど原本持っていったんでしょうが。 63 ◯副議長(葛西丈徳君) 企画調整課長。 64 ◯企画調整課長(石村正司君) 先ほどの言葉の中でミスがあります。原本というのはありますけれども、正本という形で提出したということであります。いわゆる原本証明ということではないという。普通議会で作成する会議録ということでは、きちっと議事録署名者、あるいは議長という、そこでの押印も入っていて、そして、相違ありませんという形での議長からの原本証明ということが普通なわけです。今回のところはそういうことでございませんでして、企画調整課で作成した会議録というのは、直接の判こを押したそのものを正本という形で提出されていると、そういうことでございます。 65 ◯副議長(葛西丈徳君) 5番工藤祥三議員。 66 ◯5番(工藤祥三君) 本当は、ね。何回もしゃべるけれども、 123条に基づく議事録の添付であったわけだ。の。ところが、その後、会議録が問題あると。これが発覚をしたわけだ。発覚をしたもんだどこであなた方は尋ねたわけだ。こういう問題あったけれども、の。そうしたら、いいねわかったと。要するに合併の議決がわかっていればいいんですよと、こういうことなんでしょう、はっきり言えば。私わざわざ総務省まで行っているんだよ。ね。求める会から多少の宿泊費と発泡酒2本もらって行ってるんだよ。総務省でもそうやってしゃべっているの、議決の内容わかればいいと。それはそれだと。だから、ちゃんとああこれは県とは打ち合わせしているなと。な。私は、だからさ、この町も急いでいるけれども、県も異常に急ぐ合併だなという、これがはっきりしたという、な。リコールかけられても合併提案すんだものや。な。急いでるのわかるばな。でも、そういう会議録つくっていいの、間違った会議録。ましてや町長は、わかったのはこの間26日だってな、議会の当日だなんて言うわけだ。ところが、会議録を求められているのは四、五日前からってしゃべっちゅうわけだ。おかしくない。議会何だと思ってるの。間違った会議録だなんてつくったならば、おらの名誉さも傷つくよ。これ処分の対象だよ、これ。それは答弁要らないけれども。  じゃ、次に移ります。  どこからどうやっていけば、順序、順序どうでもいいな。オンリーワンのまちづくりです。  これは結構きれいにできて見ばえもいいというので、役場の中でも、あんただちに言われれば好評だということなんでしょう。  私はこのオンリーワンというのは、町が合併を決める町が正々堂々とつくってほしかったの。これが。ところが、あんた方、これつくってもいいがって青森の市役所さ行って見てもらったわけだ、刷り上がる前に。の。したっきゃ、中身が結構線引かれてまっちゅうわけだ。ここだめ、こここうしなさい、ああしなさい。  いや典型的なのはさ「新たに農林部が設置され」ってあるわけだ。町長は、前の大杉の説明会のときに、ここのところさ非常に、何ていうんだ固執したわけだ、あんづぎあんたもいたんでねえが、大杉の説明会のとき、の。んだんたいな。ん。最初、今農林部が設置されるって書いてあるけれども、青森の市役所で農林部でなくて「門」つけたわけだ。「門」、「部門」。の。んだねな「門」つけるわけだね。だって青森農林部ってねえんだもの。青森は産業部だべ。の。産業部の中さいろいろなこのあれがあるわけだ。部が、部でねえや、課が。な。産業政策課、農政畜産課、農業指導センター、農地林務課、ここら辺までだと思うんだけどもよ。この部が本当に設置されるかどうかというのが私はこれは大きな間違いがあると。うそだと。町長は「おらの責任で持ってくるてばな」ってしゃべったんだ。これ責任果たせるんだか、町長、「門」つけられて。 67 ◯副議長(葛西丈徳君) 町長。 68 ◯町長(加藤新吉君) 心配しないでください。これは農林部を設置しますので。 69 ◯副議長(葛西丈徳君) 5番工藤祥三議員。 70 ◯5番(工藤祥三君) これ農林部が設置されるということは部長を置くわけだ。 71 ◯副議長(葛西丈徳君) 町長。 72 ◯町長(加藤新吉君) そのとおりです。部長置きます。 73 ◯副議長(葛西丈徳君) 5番工藤祥三議員。 74 ◯5番(工藤祥三君) 合併へまれば後わかんねわけだ、の。合併してまれば。  あの12月1日に青森の市議会でこのオンリーワンのまちづくりという、これが議会で問題になったわけだ。農林部設置されるってあるけれども、これどんだだばと。の。そうしたら、総務部長がこうしゃべったんだよ。農林部門を浪岡の庁舎に置くということで、農林振興部門だな、正確に言えば。「農林振興部門を浪岡庁舎に置くということで整理されております」。の。の。「議員がおっしゃった町長の判断で行くという位置づけになったことでご理解いただきたい」。町長の判断だと。ほらこったもんだろう。あ。何しゃべってんだっきゃ、どこで決まったのよ。なんも青森と全然話食い違ってまっちゅうでばな。これをどう説明するわけ。 75 ◯副議長(葛西丈徳君) 総務課長。 76 ◯総務課長(工藤照造君) 実は農林部設置できるのかできないのかというふうなことで毎回議論になっています。確かに町長は、これまでの説明の中で「私の責任において農林部は設置します」というふうなことをはっきりと明言しております。これは揺るぎない事実で、町長と市長の合意によってそのことが決定したわけでありますし、今皆さんお手元のオンリーワンの中の組織のところにも農林部門というふうな形では書かれておりません。農林部というふうな形で書かれて毎戸に配布になっているはずでありますし、そういうことからすれば、4月1日は確実に浪岡に農林部が設置されると、こういうふうなことでございますので、そこのところについては誤解のないように理解いただきたいと思います。 77 ◯副議長(葛西丈徳君) 5番工藤祥三議員。 78 ◯5番(工藤祥三君) いや、総務課長そこまで、の。町長の肩持つの、いい課長でわかるんだけどもさ、な。町長はささっき前段で「立場が違えば、見解が違う」としゃべったんだよ、最初の壇上の答弁でね。私はこれがさ立派に証明してると思うの。の。いやいやいや、町長自分の責任で言ったわけだ、責任で。な。あんたの責任も26日で終わってまるかもわかんねわけだ。へばなんももう責任も何もない。そういうことにもなるんだよ、そうすれば。情げねぐねえがして。(「おめ、情げねじゃ」の声あり)なにが情げねえってや、な。仕方ねもんだな。それとね、だれも信用されね。ふん。なみたいだ者へ。ふん。  あのさ、あとさ、例えば議員のさ数でも「46人となります」って書いているのさ。向こうでは「46人以内」というわけだ。「以内」をつけでよごしたわげだ。やっぱりこういうところがさ、なぜわざわざ「以内」をつけるのか、もう不思議でならないのよ。不思議でならないの。あんたたちがこの合併でちゃんと協議したんであれば、なんも向こうから手入れられる必要がないわけだ。バスの問題でもそうですよ。バスの問題で、なして無料パスが弘南バス対象になるって浪岡で書いてあったの、どっと削られるわけ。なしてバス削られるわけ。農林部も来ねのに来るって書いたり、もうめちゃくちゃだじゃな。バスが、何で弘南バス削られたの。 79 ◯副議長(葛西丈徳君) 総務課長。 80 ◯総務課長(工藤照造君) まず、町長が「私の責任において」というふうな発言の裏は、根拠がなくてそういうふうなことを言っているわけでありませんで、町長が自分の判断、一人でそういうふうなことを言ったというふうなことではなくて、これはいろいろ話し合いの中で協議の中でそういうふうなことの結果として、現段階でははっきりとした形で書き物ありませんので、今の段階ではそういうふうな表現をしているわけであります。しかし、これまでの答弁の中で、あるいはまた38町内区の中で説明してきたことにはいささかの揺るぎもないと、間違いもないというふうなことで、我々も町長もいろいろなところに説明して、農林部のことがとやかく言われております。本当に来るのか来ないのか、こういうふうなことで言われておりますけれども、そのことも青森市との協議の中で確認をしながら、町長が町長の立場としてこういう議場の場ではっきりと農林部を設置するというふうなことを申し上げておりますので、そのことはそういうふうな方向で進まなきゃならないし、進めなきゃならないしと。皆さん方もそういうふうな形で農林部設置についてご理解をいただくとともに、ご協力をいただきたいと、そういうふうなことでやっているわけでありますので、町長があくまでも自分の考え一つで行ったというふうなことでは決してございませんので、そこのところはそういう形でお答えしておきます。  それから、議員の46人以内というのは、ご承知のことと思いますけれども、以上、以下というのは46人も入るわけです。最大46人、この中で、で、状況によってはそれより下回る場合もあるかもしれませんので、我々の表現の中としては46人というふうな以内というふうなことですね、46人未満というふうなことであれば46人入りませんけれども、以上、以下の場合は、その46という数字がロックされる形になるわけでありますので、そこのところについては表現上何ら問題ないというふうに考えています。 81 ◯副議長(葛西丈徳君) 5番工藤祥三議員。 82 ◯5番(工藤祥三君) 市営バスもいっぱいあるんだけれども。だからさ、な。町長はさ私の責任でと言うけれども、あなたの責任が軽くみられてまって、青森の市議会ではちゃんと農林振興部門、の。農林振興部門だ、を浪岡の庁舎に置くということで整理されておりますなんだよ。の。あんた町長へばさ、大栄学区のどこの説明会で何しゃべった、こうしゃべったきゃ「わへば、あしたへば電話してやるでばな」、な。こうしゃべっちゅうわけだ。この問題が青森市議会で取り上げられたとき一瞬議場が騒然となったんですよ。なぜ議場が騒然となるかといえば、部を置くということはさ決定権持つわけだ。ね。実際常識的に考えて、青森の市役所からここさ一つの部を持ってくれば、青森のへば議員たち、議員対応で向こうでできないんだよ、農業のこと。ね。つらつらにするけどもさ、な、実際はさそこなのさ。あと、市民病院に、病院だったたてさ、市民病院になりますたきゃ、どっと削られて、維持されます。の。そうなるわけだ。の。だから、大体にしてね、私はこのオンリーワンというのはさ「黙って見てればだまされる」、ね。「絵にかいたもち」という認識しかないわけさ。合併特例債事業も何年度何年度って親切に書いだけども、青森では皆線こ引いたわけだ。年度のここは書かないようにしましょうねって横線皆へらいでまったわけだ。ただし書きは書いてるけどの、あくまでも浪岡町の要望ですってね。だから、ある意味ではこのオンリーワンのまちづくりというのは相当いいかげんなリコール阻止のために使われていると。そのためにつくったと、そう言わざるを得ない内容だと思います。  そこで、この合併をめぐって異常な動きをやっぱり私は町長並びに議会が行っているという問題が一つあります。それは青森の県議会にね、内容はすべて整っているから、ね、2回も頭下げに行っちゅうわけだ。この間テレビさ出たったけども、佐々木市長の顔色もちょっと悪く映ってたったみたいだけどもさ、ね。してさ、青森市・浪岡町の配置分合に係る青森県議会の議決のお願いと。これは12月10日、何て書いてる。一部に町長リコールなど理不尽な行動でだど。ね。合併阻止を、行動だか、何だっきゃ、扇動扇動だ、扇動、この扇動っていいな、この言葉、ただでねえ言葉だの。我々悪人だわけさ、扇動している、うん、そいだば調べたどこでろ、扇動しているものもおりますがって、我々悪人だわけだ。の。2回もこのお願いに行くちゅうのは何なの、町長。の。我々この理不尽な側から言わせれば、議決してもらわれないと思ってあれねんだべ。 83 ◯副議長(葛西丈徳君) 町長。 84 ◯町長(加藤新吉君) これは最終的には議会で議決する、この合併は。の。それで、あいさつに行ってまいりました。あんた方だって2回も3回も行ってるでねがして。行ってるべ。おら方ど行ったはんでってどんだってこと……、なんもいでばな。あんだ、求める会だって何回行ってるんだば、行ってるんだでばな。それを我々だぢ行ったはんでどう───あいさつに行っただけだてばな、議会の議員に対して。の。おら方ばり行ったんでない、あんた方でも行っちゅうでばな、それをどうだとかまいねんじ話あるもんでねえね。 85 ◯副議長(葛西丈徳君) 5番工藤祥三議員。 86 ◯5番(工藤祥三君) いや、わなぜしゃべるかと言うとさ、一部に町長リコールの理不尽な、7,000名で不尽だわけ。あんた町民さ理不尽かけてるんだよ。ここださ、この書き方がさ、もう町の代表者でねえよ、あんたはもう。町長書いたべな。(「わ、書いだもんだな」の声あり)おりゃ。へばこさ何でへば加藤新吉って書いてるずよ。あ。加藤新吉って書いじゃてばな。(「わ、見だことね」の声あり)な。わ見たことねえじゃっていうさ、な、こういう答弁するのがさ、もう町長の役割果たさねえんだよ。の。議長、遊びでねえんだよ、ここ、何しゃべっちゅんだ。 87 ◯副議長(葛西丈徳君) 工藤祥三。祥三、もう少しまじめに、祥三さ。 88 ◯5番(工藤祥三君) まじめにやっちゃでばな、あんた一番いい議長だよ、今までやって。大したもんだでばな、そのままそごさ座ってればいいだね。  職員の採用です。職員の採用というのはやっぱりこの合併前にさ行うというのは問題があると。少なくとも、なぜ合併さねばまねかといえば、銭こねはんでがら合併さねばまねってしゃべっちゅうわけだ。の。10年間で何人職員削るか。 179人削んねばまね。こういう計画を組んでるわけだ。そうでなくても今このリコールの中で、おめだれの世話になってあれさ名前書いだづよとかってやられているわけだ。やられてるの。んだ。例えば元議員やっただか何やっただかわかんねけども、そういう人たちもやっているの。そうすればさ、採用っていっても、まともな採用できねべさ。どうしてもいろつけさるべさ。そこがまず一つ。常識であれば、ことしは見送る。の。もう試験やってまったたばいいけどもよ。へあ何人受けたの。12日の試験。 89 ◯副議長(葛西丈徳君) 総務課長。 90 ◯総務課長(工藤照造君) まず、受験者数の前に、この件についても、町長答弁お答えしてますけれども、本来であれば7月または9月というふうな形でやってますけれども、組織が、あるいは退職状況がどうなるのか、そのことを見きわめた上で採用をかけるというふうなことにしてまして、青森市といろいろと協議してきたわけです。  当町の場合は、17年3月31日で21名の退職者が出てくると。その中の勧奨が12名というふうな形になっています。それから、これが青森市の場合は75名の退職者があるというふうなことで、そういう状況の中で新市になった場合にそれがそのまま欠員という形で組織が維持できていくのか。あるいはまた、平成18年4月1日に中核市に移行すると県から相当の事務が移譲になると。そういうふうなことの準備段階もいろいろあるわけでありますので、そういうふうな状況の中から考えていくと、やっぱりことしも採用しなければならないと、こういうふうなことになって募集をかけたところであります。  いずれにいたしましても、本年度、浪岡の分については59名の方が受験をいたしておりまして、その中では上級職が41名、初級職が14名、消防職4名というふうな形になっています。で、病院の採用についてはこれからというふうなことになるわけですけれども、一般職と消防の分については59名の中で日曜日に試験をいたしておりますので、今後その結果がどうなるのか、これはまだ先のことでありますけれども、採用をして状況を整える、体制を整えていかないと間に合わないというふうな判断のもとに協議しながらこういう形をとったというふうなことです。 91 ◯副議長(葛西丈徳君) 5番工藤祥三議員。 92 ◯5番(工藤祥三君) せばさ、仮に2月に新しい町長が浪岡の将来を本当に考えるという町長が本物の町長が誕生して、その町長がこの合格した職員を採用しない。これは問題あるか。 93 ◯副議長(葛西丈徳君) 総務課長。 94 ◯総務課長(工藤照造君) 現段階の中において、採用枠を決定して、それが必要だというふうなことで進めておりますので、あくまでも正規の採用は17年4月1日、それまでは内定というふうな形でありますけれども、内定そのものがそういう形で取り消されるということは、これまで組織の中で議論してきたことの扱いがどうなっていくのかなというふうなことでいろいろ問題があるだろうと思います。私は基本的に仮に2月に採用発表した段階で4月1日までの間に何らその内定者に問題がない場合は採用をしなければならないと、私はそういうふうに思っています。 95 ◯副議長(葛西丈徳君) 5番工藤祥三議員。 96 ◯5番(工藤祥三君) 今までの経過からいくとと言うけどもさ、今回は今までと違うわけだ。ね。4月1日から新しい市になろうという計画でものを進めてきているわけだ。それが我々この理不尽な側からよ町長リコールされてよ、な。されて新しい町長なっちゃったと。新しい町長には採用するか採用しないか、この権限ないの。 97 ◯副議長(葛西丈徳君) 総務課長。 98 ◯総務課長(工藤照造君) 新町長、新市長にその権限がどうのこうのというふうなことではなくて、今採用をかけている時点の判断は、先ほどお答えしたとおりの判断で行動を進めているというふうなわけで、あくまでも最終決定は4月1日の時点でのことでありますので、それまでの間は現行のままで行くのが筋だろうと思います。 99 ◯副議長(葛西丈徳君) 5番工藤祥三議員。 100 ◯5番(工藤祥三君) 時間ねはんで、あれだ。あと議案審議でやら。   3,000人、町長はこの 3,000人に異議申し立てたときに、自分は見ただけ、名簿を見ただけ、書いてないと。ね、書いてないと。じゃ、その異議申し立ての申請書ってだれ書いたの。 101 ◯副議長(葛西丈徳君) 総務課長。 102 ◯総務課長(工藤照造君) それは、異議申し立て者は町長ですので、町長がその申請書にその異議申し立て者の名簿を添付して申請したというふうなことです。 103 ◯副議長(葛西丈徳君) 5番工藤祥三議員。 104 ◯5番(工藤祥三君) 申請書だけは町長が書いて、あと名簿は町長は書いていないと。町長、だれ手伝ったんです。普通 3,000人も書けば手こいへ書いでらいねやの。 105 ◯副議長(葛西丈徳君) 町長。 106 ◯町長(加藤新吉君) 前回の工藤敏秀議員さんにもお答えしたように、名前必ず書がねばまねという規則はないんですよ。の。一冊ずつ見んで、これおかしいな、ここは何人、最終の合計が二千五百何人であったの、名前書がねばまいねって規則はないんですよ、これは。の。んだじゃなあ。人数だけ確かめればそれでいいんでないですか、名前書がねばまいねとかそういう規則なもねべな。 107 ◯副議長(葛西丈徳君) 5番工藤祥三議員。 108 ◯5番(工藤祥三君) 名前書かねで、へば異議申し立てしたわけだ、 2,592人だか。名前も書かねで異議申し立てやったわけだ。んだ大したもんだの。わだば、例えば工藤祥三、これ異議あるな、これわさへでたっきゃな……てな。海老名鉄芳、これもわさへでたはずだ、異議申し立て。わはこうやると思っているわけ。へば町長はへばだれ一人として名前書かねで 2,592人だかって上げたわけ。それでいいわけ。ほう、すごいもんだの。 109 ◯副議長(葛西丈徳君) 町長。 110 ◯町長(加藤新吉君) 名前書がねばまねって規則あるんだかってしたじゃな。その五百何十冊のそれを見て、この1ページは何人、2ページは何人、合計したのが二千五百何ぼですといってらでばな。わかったべ。 111 ◯副議長(葛西丈徳君) 5番工藤祥三議員。 112 ◯5番(工藤祥三君) 参考のために収入役さちょっと暇そうだどこで聞くんだけども、例えばさ、青森の人でよ役所関係の人でよ、 1,000人ぐらいあれば異議申し立てへば半分ぐらいに減るもんだねとか、した話こしたことある、あんたさ。わ覚えじゅんだけどさ。 113 ◯副議長(葛西丈徳君) 収入役。 114 ◯収入役(常田道彦君) そのことにつきましては、いろいろ話しした人もあります。 115 ◯副議長(葛西丈徳君) 5番工藤祥三議員。 116 ◯5番(工藤祥三君) だれだもんです。(「名前は差し控えさせていただきたいと思います」の声あり) 117 ◯副議長(葛西丈徳君) 5番工藤祥三議員。 118 ◯5番(工藤祥三君) の。まず、大したもんだいの。やっぱりこの異議申し立ての知恵も青森からの知恵だのさ、とにかく合併進めればいいという。  これで終わります。どうもありがとうございました。 119 ◯副議長(葛西丈徳君) 5番工藤祥三議員の一般質問が終わりました。  暫時休憩いたします。
        午前11時07分 休憩 ───────────────────────────────────────────     午前11時17分 再開 120 ◯副議長(葛西丈徳君) 休憩を取り消して会議を再開いたします。  引き続き一般質問を行います。  17番佐藤良隆議員の質問を許します。     〔17番 佐藤良隆君 登壇〕 121 ◯17番(佐藤良隆君) ただいま議長の了解を得ましたので、私の一般質問をさせていただきます。  今、浪岡町では、この師走の時期、お互いに街宣車を出して、青森との合併阻止のために町長リコールをする。また、青森との合併を進めて町長リコールを阻止する。お互いにしている行動は余りにも醜い幼稚な闘いのような気がいたしております。  合併は、国の財政問題はもちろん、少子高齢化時代を迎えて、どこの市町村も社会の変化に対応した将来のためのまちづくりが必要と考えるために進めているわけであります。議会の議員や町の職員、町のトップのことで合併の問題を論じるべきことではないと思うわけであります。町民のためを考え、町民の将来のために語るべきことと思うわけであります。  今、浪岡の現状は、お互いに争い足の引っ張り合いをしています。このような状況では町民が迷うだけで、よい結果が出るわけがないと思うわけであります。  変化する社会を素直に受けとめて、子供や孫たちがいかに幸せに暮らせる将来を見据えた浪岡町をつくる上げるか、議員全員、町の全職員、そして町民と一体となって考えるべき問題と思うわけであります。  きょう、県の総務常任委員会が開かれ、浪岡町と青森市との合併も16日の議会にかけるために開かれるはずであります。16日の議会が終わり次第、総務省に行くわけで、それでも町長リコールをして合併をとめる、そのようなうそのような話を町民にして歩くのか、私は非常に疑問に思うものであります。  合併はとめられない今の現況であるならば、町民のため、将来の浪岡のためにプラス思考で新たなまちづくりを考えていかなければ、いつまでも町民を混乱させ、欺く結果となると思うわけであります。議員としてそのプライド、自覚があるならば、町民の立場に立って子や孫、そして将来幸せに暮らせる浪岡をつくるために今考え直すべき時期ではないかと思うわけでありますが、住民投票を求める会の真摯な態度、責任ある行動、判断に任せたいと思います。  それでは、一般質問に入りたいと思います。  合併前に今検討することであります。  まず、固定資産税でありますが、青森が 1.6、浪岡が 1.4と、浪岡が 0.2%低いわけでありますが、今、青森と浪岡も地価が毎年下がっております。特に、以前に地価の高いところほど値下がりは激しく、また、郡部の農地や、農地にしかできない農地ほど値が下がっております。今、浪岡町内で実勢価格に合わない評価額になっている場所があると思うわけでありますけれども、ぜひこの合併前に見直しが必要と思われますが、お答え願いたいと思います。  次に、都市計画税の見直しでありますが、以前に都市計画税を取っていた時期が浪岡にあったと記憶しておりますが、この税は今後、復活するようなことがあるのか、お答えを願います。  次に、集落排水についてであります。  今、野沢地区の集落下水道はかなり進んでおりますが、下十川、増館地区、大釈迦、王余魚沢、細野地区など、まだこれから整備の必要な地区がかなりあるわけで、今後の計画はどのようになっているのか。また、国の財政も厳しい中での計画でありますので、事業費の確保が大変と思いますが、これも合併前に具体的に計画、また予算を出してほしいものと思います。  次に、駅前開発でありますが、この事業は浪岡町にとっても、また、加藤町長にとっても一大事業と思うわけでありますが、今現在の進捗状況がどのようになっているのか。5年計画で行うという事業の割には何か進んでいないような気がいたします。合併とは関係のない事業と思いますので積極的に進めてもらいたいと思っていますが、どのようになっているのか、お答えをお願いします。  次に、中学校の改築についてであります。  浪岡中学校は建築後30年近くになっており、新耐震設計法の基準が適用の前に建築された建物であり、多分危険な学校と思われます。しかし、青森の学校も古い校舎がまだかなりあると聞いていますが、浪岡としては何としても浪岡中学校の改築は早く進めてほしいものと思います。中学校が改築されますと、浪岡町の小・中学校がほとんど新基準になるわけで、安全上からもぜひとも合併にあわせて見通しをつけてほしいものと思いますが、どのようになっているのか、お答えをお願いします。  次に、2の青森との合併で有利に進めることであります。  農業についてであります。  今、青森との合併で有利にできることは、私が思うには、30万の消費地であるということです。もちろん青森市でも米も野菜もつくっておりますが、私は、青森市よりは浪岡町が土地条件、気候の条件がよいと考えております。この条件を生かし、消費者との交流を密に図り、安心安全な農作物をつくるなら、必ず地産地消に結びつくのかと思っております。これからの農業、米、野菜にしても、売る場所、すなわち消費地がないと発展がないと思うからであります。  町としてはどのような考えをしているのか、お聞きをしたいと思います。  次に、商工業についてであります。  今、浪岡町の商工業におきましては、景気の低迷、それに農作物の価格の不安定による農家所得の低迷で、浪岡町の経済状況は厳しい状況であります。  しかし、今の状態を何とか合併を機に変える方法を探っていかなければならないと思うわけであります。  私は、青森市ではいろいろな商工業に対して支援の事業がたくさんありますので、それらを有効に利用して、浪岡の将来を見据えた商工業の発展を考えてほしいものと思っております。  町として合併後は商工業の先が見えるのか、お答えをお願いしたいと思います。  以上で質問を終わります。 122 ◯副議長(葛西丈徳君) 町長。      〔町長 加藤新吉君 登壇〕 123 ◯町長(加藤新吉君) 17番佐藤良隆議員の質問にお答えをいたします。  まず最初に、合併前に検討すること、固定資産税の見直し、都市計画税の見直し及び進捗状況であります。  固定資産税の税額を決定する要素は、固定資産の評価と税率でございます。  まず、税率については5年間の不均一課税にすることとしております。  次に、価格の調整及び賦課事務については、速やかに統一を図ることとしてございます。  固定資産の評価方法については、一つ、土地については売買事例比較方式。二つ目は、家屋については再建築価格方式。三つ目は、償却資産については取得価格方式によることが法令で定められており、青森・浪岡に大きな違いはございません。  ただ、両者のコンピューターシステムや評価事務体制が異なることから、17年度は青森・浪岡が個別に賦課徴収をする。18年度はコンピューターシステムを統一する。21年度で価格の調整・統一を図ることとしております。  固定資産税については、3年に1回評価替えがあり、次の評価替えの年度は平成18年度であります。価格の調整・統一については、可能であれば18年度に実施したいのですが、新価格設定の業務は既に15年度より進められており、事務的に18年度での調整・統一は無理と判断されましたので、21年度統合といたしたものでございます。  次に、都市計画税についてでございますけれども、青森・浪岡双方ともに課税していない税目であり、新たに導入することは全く想定いたしてございません。  次に、集落排水の進捗状況であります。  当町の下水道は、国土交通省所管の公共下水道事業と農林水産省所管の農業集落排水事業で整備しております。  公共下水道については平成2年度に事業を着手して、平成9年4月に供用開始し、平成15年度末では、整備人口1万 710人、整備面積 294ヘクタールで、普及率は50.5%となってございます。  ご質問の農業集落排水事業でございますけれども、農業用水の保全と農村の生活環境を向上させることを目指して、現在、事業実施している公共下水道計画区域以外の集落を農業集落排水事業で計画をしてございます。  全体計画としては、平成13年度から工事実施している野沢地区を最初として、王余魚沢、細野、大釈迦、下十川の各集落5地区を整備する計画であります。計画面積は約 214ヘクタール、計画人口は約 6,700人で、完成は平成27年度を予定してございます。  しかし、国の財政事情は極めて厳しく、現在、事業を進めております野沢地区は平成17年度完成予定が、平成18年度完成予定と1年延伸となる見込みですが、現在建設中の終末処理場が今年度末に完成することから、平成17年4月には、下石川、吉野田地区ではほぼ全域で、郷山前、樽沢、銀地区については一部供用開始できる見通しでございます。  王余魚沢、細野、大釈迦、下十川の各地域については、地形的条件等を勘案し、年次計画を立てて平成19年度から順次整備する計画としてございます。  今後、事業費の削減等が予想される状況にありますが、合併後もこの事業を重点施策の一つとして、町民生活に直結した重要な生活基盤整備事業として位置づけ、早期の完成を目指して、国、県等に対して積極的に事業費確保に取り組んでまいりますのでご協力をお願いをいたします。  次に、駅前開発の進捗状況でございます。  まちづくり交付金に要望しております各種事業ごとの調査設計、一部用地取得を行いました。  調査設計の内容といたしましては、駅前広場実施設計、公園・広場実施設計、駐車場実施設計、照明施設実施設計、地域交流センター地質調査業務、駅前広場建物調査及び補償算定業務、駅前駐車場建物調査及び補償算定業務、公営住宅建物調査及び補償算定業務となってございます。  用地取得については、土地開発公社からの事業用地買い戻しを行いました。  その他の用地購入については、現在、地権者の方々と交渉中でございます。  また、地域交流センターの調査設計については、これまでJR秋田支社、仙台工事事務所等と幾度も協議、打ち合わせを行ってまいりましたけれども、JR側の日程の関係で、今年度はJR敷地内における支障物移転等調査を行い、来年度に設計を行う予定でございます。  しかしながら、駅前周辺整備に向けてはJR側の協力は必要不可欠であり、さらなるスピードアップを図るためにも、このたび、JRの日程に合わせて、今月の16日に再度秋田支社に行って事業推進のお願いをしていく予定でございます。  今後は、これら調査設計の成果をもとに用地購入、移転補償、工事を行っていきます。  それから、中学校の建築見通しについては、教育委員会から答弁をさせます。  次に、農業についてでございます。  ご質問の内容は農産物の有利販売についてお尋ねであると思いますので、昨日の一戸議員の質問に対する答弁と重複するかと思いますが、お答えをいたします。  まず、合併による農産物の販売に対する効果についてでありますが、有利か不利かというとらえ方ではなく、合併の効果を農産物の生産と販売に生かせないかという観点で検討しているということをご理解いただきたいと思います。  青森市は29万という人口を抱えているわけでありますから、合併により一体となり、親密度を増すことにより、これまでの浪岡町農産物の取り扱いとは異なり、29万人を消費者としてとらえることができるのではないかということでございます。  もちろんその雰囲気づくりのために「地産地消」などの取り組みや、市内における販売拠点づくりなどへの支援も必要となるのではないかと考えておるところであります。  次に、合併により一体感を醸成することにより、青森市から市民が浪岡町により流入し、直売所での売上増加を期待できるのではないかと、こう考えておるところでございます。  新市建設計画において、浪岡町は食料供給の拠点と位置づけられていることから、これらに係る組織の充実や施設の整備が必要不可欠であると考えております。  まず、組織の充実については、10月15日から実施された5地区での合併に関する報告並びに説明会でも申し上げましたように、浪岡事務所に農林部を設置することは市長との間で合意されているところであり、再三明言しております。  また、施設の整備につきましては、毎戸配布しております「『オンリーワン』のまちづくりを目指して」に記載をされているとおり、市民農園等推進事業により市民農園の開設や農業技術施設整備事業により、ぼかし肥料生産施設、本町のリンゴ販売を有利に展開するためのCA冷蔵庫、試験研究期間等を平成18年度から合併特例債を活用して実施する予定でございます。  次に、商工業についてでございます。  青森市との合併後の商工業の政策については、創造会議では、まちづくりの基本方針である「新たな活力ある産業を創造するまちづくり」を進めるため、八つの重点施策を掲げて、その中で商店街の活性化支援を明確にしております。  中小企業振興施策としては、工場等立地促進のための助成制度、工場等用地取得助成制度、また、雇用促進関係施策としては、新規高等学校卒業者人材育成事業、能力開発資金貸与事業、勤労者向け融資制度、従業員福利事業助成制度などが掲げられております。  今後、新市にあっては、これらの重点施策を具体化するために、おおむね5年間をめどにした中期基本計画の策定に着手します。  浪岡町では、これまで「浪岡町長期総合計画」の中で商店街の環境整備の促進、商店街の活性化と育成、優良企業の誘致促進、既存企業の育成・振興を掲げ、それぞれの推進目標を明確にしていることから、今後策定される中期計画にあっても、浪岡町の特性などは十分に反映されなければなりませんと思ってございます。 124 ◯副議長(葛西丈徳君) 教育長。 125 ◯教育長(成田清一君) 中学校改築見通しの件について。  以前にもご質問をいただきご答弁申し上げておりますが、浪岡中学校は昭和48年に新築着工し、昭和51年に開校した鉄筋コンクリートづくり3階建ての建物であり、約30年を経過しております。昭和56年に改正された新耐震設計法の基準が適用される前に建築された建物でありますので、施設・設備の補強、改修が必要な時期と思われます。  また、開校当時は 1,210名であった生徒数が、今は約半分の 650名以下になっていること等を考えますと、適正な学校規模に改築ということもあわせて検討しなければならないのではないかと思っております。  幸い、本年度は耐震診断の予算を議決いただきましたので、現在、耐震診断を実施中であり、1月末にはその結果が出されることになっております。  改築見通しというご質問ですが、今実施している耐震診断は新耐震設計法の基準によって実施しており、その成果品は、耐震診断報告書・耐震診断判定資料のほか「大規模改修及び耐震改修工法における概算工事費の算定」も行われるわけですので、その結果を見た上で、財政当局とも協議しながら、今後の方向性を見出したいと考えているところであります。 126 ◯副議長(葛西丈徳君) 答弁が終わったようですので、再質問がありましたら発言願います。17番佐藤議員。 127 ◯17番(佐藤良隆君) まだ10分ある。大丈夫だ。  まず、税金の関係をちょっとお聞きたいんですけれども、実際この浪岡にいて合わない部分というのはわかります。あります、それともない。今評価額と実際の実勢価格と合わない部分、そういうところ、場所あります。 128 ◯副議長(葛西丈徳君) 税務課長。 129 ◯税務課長(三浦秀志郎君) まず、この固定資産税の価格の問題で多分一般に誤解があると思います。町長が答弁しましたように、固定資産税という税金は価格に税率を掛けると。それで税金を出すと。問題はこの固定資産税の価格とは何かと。それで、法令では、その価格というのは不動産の価格というのは、町長も答えていますように、土地については実際の価格をもとにして決めるんだと、こうなっていまして、実は実際の土地の取引価格と税務課が課税する場合の価格とは一致しません。なぜならば、価格というのは常に動くわけです、毎日動く、極端に言えば。ですから、基本的には実際の価格の最高上がっても7割ですよと、これ宅地の場合ですけれども。7割をめどにして価格を決めると。そういうことからすれば、実際の現実の売買価格とまず固定資産税の台帳の価格はまず70%を超えることはありません。これ70%を超えれば法令違反です。それで、大体宅地についてはそういう一つの目安70%はありますけれども、一番大きなその現実の売買価格と差があるのは田畑です。これは皆さん固定資産税の実は通知書を見れば確認できるわけですけれども、田とか畑というのは固定資産税の価格は実際の価格の恐らく10分の1程度の非常に安い価格になっているはずです。そういうことで、実際の価格とはかなり、固定資産税の価格というのは実際の価格とは合わないというのをひとつご理解いただきたいと思います。 130 ◯副議長(葛西丈徳君) 17番佐藤議員。 131 ◯17番(佐藤良隆君) 安く70%というんであれば、70%を超えたら、何ていうんだ、注文つけてもいいということなの、実際の話。ああわかった。でも、実際の、かなり今路線価格も下がっているはずだからさ、もしそうであれば、早急に下げてもらわねば非常に厳しいと思うの。下がっているところは特に、上がっているところは別にいいんだけれども、それは……。  次に行きます。  ちょっと都市計画税のことなんですけれども、これは本当は都市計画税でなくして都市計画の見直しということでやったんですけれども、それはそれで、ちょっと都市計画の見直しと、それから、何ていうんだ、用途地域の見直し、どの辺まで進んでいるのか、ちょっと建設課長の方から聞きたいんですけれども。 132 ◯副議長(葛西丈徳君) 建設課長。 133 ◯建設課長(天内善磨呂君) 都市計画の見直し、これは浪岡と青森合併しても、見直しは浪岡は浪岡、青森は青森でということで、すぐに見直しをかけるということにはなってございません。 134 ◯副議長(葛西丈徳君) 17番佐藤議員。 135 ◯17番(佐藤良隆君) それを聞いじゃんでねんだいな。今や、去年、都市計画は14年か、それから用途地域はことし中には見直しという話があったんだよ、あったはずだよね。それがどこまで進んでいるのかと聞いじゃわけ。まだ出してないでしょう。 136 ◯副議長(葛西丈徳君) 建設課長。 137 ◯建設課長(天内善磨呂君) 用途地域の見直し、全体的な見直しを計画してあったんですけれども、なかなかこれは非常に難しいだろうというふうな県の方の見解でもございます。それで、今後、部分見直しという形で町で取り組んでいくということになる予定でございます。 138 ◯副議長(葛西丈徳君) 17番佐藤議員。 139 ◯17番(佐藤良隆君) これは農政課の関係がだめだということ、そういうこと。農業のことでだめだということ。それがひっかかるということなのか。いや、ううんとうんとかでしゃべってけね。ああそういうこと。へば農政課の方はさどうだきゃ、建設課の方さ協力できる状況にあるんだか、ないんだか。 140 ◯副議長(葛西丈徳君) 農政課長。 141 ◯農政課長(成田豊昭君) 協力というよりも、うちの方ではその優良農地の確保と、そういうことを前提に考えておりますので、協議できる部分、あるいは協議できない分もその辺は出てくるかと思います。
    142 ◯副議長(葛西丈徳君) 17番佐藤議員。 143 ◯17番(佐藤良隆君) これでいつもさ農業委員会と建設課の見解が違うてまうわけさ。だから、こういう非常に浪岡町としては非常に将来を考えれば非常に厳しい発展には難しい状況になると私はそう思うわけ。見直すところは見直し、それには協力する。そして、きちっと抑えるところ、農地としてずっと守んねばまいねとこはきちんと守る。やっぱりその見解をさ農業委員会も出さねばまねし、それから建設課もしっかり、ここだけはだめですよとか、ここはいいよとか、そういうふうにして横のつながりがちょっとないんた感じすんだよな。これ今青森さ行けばさ非常にまだまだ難しくなると私は思うわけさ。この辺はどう思っています、建設課長。 144 ◯副議長(葛西丈徳君) 建設課長。 145 ◯建設課長(天内善磨呂君) 先ほど答弁いたしましたとおり、町としては、今後の用途の見直し、これは部分見直しで対応していかざるを得ないんじゃないかなと、こう思っております。 146 ◯副議長(葛西丈徳君) 助役。 147 ◯助役(工藤政光君) 先ほど建設課長から部分的な見直しと、こういうお答えしたはずですが、今、町が計画しています沖萢からマックスバリュ、これに都市計画街路を計画しているわけでございます。その周辺を、部分的とはその周辺と、それから総合公園の裏周辺、この周辺の見直しをしたいということで、農業委員会、農政課、建設課、それから都市計画にかかわる各課の課長たちの検討委員会を設置して検討しています。 148 ◯副議長(葛西丈徳君) 17番佐藤議員。 149 ◯17番(佐藤良隆君) 別に、それには部分だか何だかわかんないけどもさ、でも、道路が計画しているんであれば、道路なりに行くのもそれは一つの方法だと思います。でも、だれが見ても農地としてやるよりは、例えば工業地にしたとか、その方がいい場所であればな、これは農政課と一緒にやって大きくしてやっていくようにしなければ、浪岡の町というのはしっかとちっちゃく固まっちゃう、コンパクトになってまう、それこそ。それだら非常にまずい、これからの発展にとってはまずいのかなと。したんで、そういうのはいいどこはどんどん進めてやっていってほしいなと思うわけさ、私の意見ですけども。  下水道等なんだけれどもさ、下水道。これは今19年とかという、次は19年だと。常盤なんかはもうほとんど非常に 100%終わっているわけだ。今、浪岡の集落排水は今は1カ所野沢やって、まだ完成はしてない。今後、例えば27年といえば、もう10年、何年だ、そんなに時間かかる。27年って、今何年だっきゃ、今16年、だんで、あと何年だば、十何年かかるんでないか。そんなに時間かかるわけねえべ。どうしてそうかかるんだっきゃ。そういう計画で青森さ持っていきゃもっとかかる。そういった感じさね。 150 ◯副議長(葛西丈徳君) 上下水道課長。 151 ◯上下水道課長(平田国昭君) 27年って言いましたけれども、先ほど町長の答弁にもございましたけれども、王余魚沢、細野、大釈迦、下十川、あと4地区残っているわけでございまして、事業費も約24億ほど見込まれます。これからの状況を考えますと、今現在、下水道なんかは補助金の削減、ことしは削減の対象になりませんでしたけれども、事業費もかなり厳しいと。したがいまして、10年くらいはかかる。10年かかったとしても1年で約3億前後の事業費がなければいけませんので、そのくらいはかかるのではないかと。私たちは27年であくまでも予定を立ててございます。なるべくこの事業の年度が短縮できるよう努力したいと思ってございます。 152 ◯副議長(葛西丈徳君) 17番佐藤議員。 153 ◯17番(佐藤良隆君) やっぱりさ計画だけはさきちっと早めにして持っていくと、青森さ条件いくして持っていくと。初めから遅くやれば、まだ遅くなるんでさ、そういうふうにしてやってほしいなと私はそのように思います。  あと、もう一つ、農産物の販売のことなんだけれどもさ、これ今手っ取り早くしゃべれば、何ていうんだ、産直といえばいいか、よく道の駅みたいな産直みたいなところが結構商売がうまくいっている。これ青森とか、それから各箇所とか、何カ所か青森あたりは住宅街の大きいとこさつくることはできないものか。これだれさ質問、だれさこれ聞けばいいの。 154 ◯副議長(葛西丈徳君) 農政課長。 155 ◯農政課長(成田豊昭君) 今、具体的につくることができないかというお尋ねでありますけれども、これについて今ちょっと即答はしかねると。ただし、11月19日に青森の方と事務事業の協議を実施いたしております。この中で販売支援についての意見交換をいたしたわけですけれども、青森の方では販売促進チームの組織が必要でないかと。そういうことが提言されておりまして、私もこれはぜひ必要だと。そういう意見の一致を見ておりますので、この中で今後の販売拠点等については、議員の皆さんからもいろいろ提言されておりますので、これらを踏まえて検討していきたいと、そのように考えております。 156 ◯副議長(葛西丈徳君) 17番佐藤議員。 157 ◯17番(佐藤良隆君) やっぱりさどうやって販売するのかが一番の問題で、つくること、もちろんつくることも必要だわけだけども、販売がきちっとなっていれば、どんどん伸びていくというか、つくっていくと思うわけさ。販売ルートがない。浪岡の場合は野菜にしても、産直1カ所はあるけれども、道の駅あるけれども、それ以外に青森の何カ所かに、例えば特例債でも何でも使ってもいいから、これできないかなと私はそう思うわけさ。何としてもそれやってほしいなと思うんです。  あと、もう一つ、へば。商工業のことですけれども───昼間だ。(「静かにしてください、少し」の声あり)商工業のあれはさ非常に難しい問題かなと思いますけども、なして浪岡町がなかなか伸びないと。販売も少ない、商業にしても販売が少ないかということですけども、こういう活性化させるにはやっぱり人が集まってこないとだめだ。人が余計住む、そういう場所をつくる。つくるといえばいいか、結局ベッドタウンとかになるわけだ。私もちょっと変なあれだけども、でも、人が住む場所には非常に利便もあるし、交通の便もいいと。これをどうやって生かすのか、これ町としては何も計画なしなんだか。民間任せでやっていくのか、これどういうもんだ。大きく今の福田やってからもう10年もなるのかな。町としてはどういう計画か何か一つもないものか。これ全く考えてないものか、ベッドタウンに対しては何も興味がないわけだか。だれさ聞けばいいのかわからないけども、建設課長でいいんだか。町おこし……。 158 ◯副議長(葛西丈徳君) 町おこし対策室長。 159 ◯町おこし対策室長(工藤俊一君) 先ほど町長の答弁の中にありましたように、その中小企業の振興策ということで六つほどお答え申し上げております。で、町おこしということなんでありますけれども、そのハードにかかわってのそのプランといいますか、そういったところは今のところまだ持ち合わせておりません。いずれにしても、その商業の振興策という意味でそのソフト的な側面から、いろいろな制度やら有利なそれがあるよということの周知というのはこれからしていかなきゃいかんだろうと、そんなことで考えています。 160 ◯副議長(葛西丈徳君) 17番佐藤議員。 161 ◯17番(佐藤良隆君) 浪岡は便利がいいんで、もちろん流通関係とか、それから工場も、まず、大釈迦は水も質がいいとか、いろいろ条件がそろっているわけ。今、工場もない、工場って何だっけ、工業地帯の補助の敷地もない。こういう、どこだっけ、前にもまだ売れてねとか何とかってあったけども、これからもつくる予定もないんだか。これ前にも同じ質問してるんだけどもさ。 162 ◯副議長(葛西丈徳君) 企画調整課長。 163 ◯企画調整課長(石村正司君) 浪岡町は今のところ農村工業団地ということで大釈迦の団地があるわけです。これも農村工業導入促進法という、そういう法律に基づいて造成しているわけですけれども、この団地の特徴というのは、大体完売するという見通しが立ってからでねばつくれないと、そういう状況にあるわけです。現在、大釈迦の工業団地というのは約40ヘクタールのうち、これからの要造成地、これから造成できるということでは、今のちょうど花岡大釈迦線の上の方、いわゆる西側のところがまだ造成できるというような形になっておるわけです。したがって、ただ、ここでは、ご承知のとおり文化財保存地でありますので、非常に金のかかる団地ということが、これは、それでもということが、そういう条件の中で造成ということが必要になってまいると、そういうことです。基本的には完売の予定が立った後でなければ、別なところには造成できない、そういう法律になっています。合併すれば、また20万以上ということではこの農村工業導入促進法、この適用が除外になります。そういうことでは新市の中での今のさまざまな工業団地の条例等、これらが適用になってまいることだと、そう思ってございます。 164 ◯副議長(葛西丈徳君) 17番佐藤議員。 165 ◯17番(佐藤良隆君) やっぱりさ必要なのはやっぱりベッドタウンとしても働く場所がない場合はほとんど伸びることないわけさ。やっぱり働く場所も一緒になってベッドタウンだわけや。ただ、青森から皆こっちゃ来て、土地安いから来るとか、そういうことではねんだや。やっぱり働く場所も一緒にさセットになって、そして便利がいいと。で、一緒にセットになっていかねばさ将来はないと私はそう思うわけさ。したんで、工業に対しても非常に積極的に力を入れてさ、また敷地も高くつく、坂だかさ山だかさわかねったとこ削ったりよ、それから何ていうんだい、今の遺跡の関係の出てる場所で坪当たり5万円とか6万円でもかかる、宅地よりも高い場所をつくるようではさ、今後は非常に工場の誘致にはな難しいのかなと思います。したんで、もっと金のかからない場所をちゃんと選定して、場所を選んでさやっていった方がいいんじゃないかと思います。これで終わります。 166 ◯副議長(葛西丈徳君) 17番佐藤良隆議員の一般質問は終わりました。  昼食のため暫時休憩いたします。     午後0時03分 休憩 ───────────────────────────────────────────     午後1時13分 再開 167 ◯副議長(葛西丈徳君) 休憩を取り消して会議を再開いたします。  引き続き一般質問を行います。  1番小倉尚裕議員の質問を許します。     〔1番 小倉尚裕君 登壇〕 168 ◯1番(小倉尚裕君) 今、我が町におきまして、過去青森県史上ただ一度だけ平成元年、五所川原市におきまして市長のリコール投票が行われました。そして、我が町が当然初めてであり、また青森県史上二度目となる町長のリコール投票が行われようとしております。我が町には決して名誉なことでない。しかし、署名数が 7,072名、有権者の1万 7,252名の41.3%、この町で生まれ、この町で育ち、そして今現在、この町で住んでいる多くの町民の思いが今現在のこの町長リコールという投票になろうとしております。  そして先般、青森市長佐々木誠造市長と我が浪岡町加藤町長がともに青森県議会議長のもとに二度目となる速やかな議決の要請に参ったと聞いております。  そして、その際に、青森佐々木市長のお言葉として「町民の一部の合併の反対運動により町長のリコール等で町が混乱をしている」。我が町の1万 7,252名、41.3%、 7,072名というこの署名数が、やはり29万 8,600人、有権者数24万人の青森市長からすれば、ごく一部の町内会の反対にしか見えない。市長のお言葉によると、「 7,072名の浪岡の署名数は、24万人の有権者からすれば、やはり1町内会の反対運動にしか見えない」。このお言葉を聞くとき、私どもの浪岡町の合併と青森市との合併問題が、対等合併という名のもとに進められていながら、やはり市長のお言葉を聞くとき、今現在の私どもの浪岡町の状況と15倍大きな29万 8,600人、この巨大な青森市との大きな違いを感じるものであります。  また、加藤町長のお言葉として、「この浪岡町と青森市との合併の協議が仮に継続審議等になれば、他の町村との合併協議にも影響を与える」とのご発言でありました。  しかし、我が町の青森市との合併問題、まさしく1年前、この昨年の12月議会の6名の議員提案から端を発した、そして市民運動による「住民投票を求める会」の 6,532名という多くの町民の声、やはり町長のこの住民投票で決めよう。この町で生まれ、この町で育ち、そうしてこの町に住んでいる納税者として当然の権利であり、当たり前のことが我が町においては当たり前のことが行われなかった。この意見書、町長の意見書が、やはり 6,532名の町民の署名よりも昨年の12月議会の町議会の議決を優先するとの意見書でありました。  私どもは決して議会制民主主義を否定するわけではありません。しかし、我が浪岡町であります。本年が、現在の浪岡町、旧浪岡、旧女鹿沢、旧野沢、そして旧大杉五郷と、この1町4カ村が合併をし本年が49年目であります。いよいよ来年が合併50年となってまいります。そういった中で、自分たちの町民が自分たちの将来を自分たちで決定をする。これは49年前の昭和の合併の、国があくまで枠組みを決定した合併とは、今回の平成の合併は地域住民が地域住民の将来を決定をする。これが今回の平成の合併の大きな特徴のはずであります。  したがって、今回の私どもの町長のリコールによる青森合併反対の市民運動、町民運動であります。これは我が町だけではない、青森県内だけではなく、私どもは全国各地からもさまざまな形で注目をされ、そして、私どもこのような運動をしている者としても、責任ある、ますますの地域住民の声、そして、町民とともにこの町の将来を一緒に考え、これからも行動してまいりたいと思います。  それでは、通告に従いまして一般質問に入らせていただきます。  まず、1点目として、土地開発公社における大釈迦工業団地第1工区の売却についてでございます。  大釈迦工業団地は当初、土地の造成に入ったときには発掘調査の必要性はありませんでした。ところが、計画を始めて、その申請が上がった時点におきましては文化財埋蔵ということがわかり、造成のときには発掘調査が必要となったという経緯があります。そして、結果的には塩漬けの土地になりそうになったのでありました。そういうことで多大な一般財源、あるいは緊急発掘ということでは国の10分の10の経済対策のお金をつぎ込み、相当な経費をかけて造成をしたという、いわゆるいわくつきの土地でもあります。その結果、かねさ不動産に3億 6,564万円で売却をして、土地の売却損として浪岡町の負担が2億 1,379万円を平成16年度から平成27年度まで12年間にわたり債務負担行為として措置をするとしています。  先般の9月の定例議会の際にも、全員協議会で説明をして納得をいただいているとの企画調整課長の説明ではありますが、浪岡町工場等誘致奨励条例第2条の定義、工場等の新設、本町内に工場等を設置をして、また、遊休施設を活用する場合、また、工場等の増設、本町内に既存の工場等を有するものがその工場等における生産施設の状況を諮り、増産をなし得る場合を認めるという、この定義であります。  また、もう一点として、奨励措置であります。  奨励措置としましては、町長は、次のような規定により指定された奨励適格工場を当事業において共有するものについては、浪岡町町税条例の規定にかかわらず、年度の翌年度から3カ年、各年度の固定資産税の課税を免除するとあります。  そして第5条、奨励の基準であります。奨励適格工場として指定することのできる工場は、次の各項の1に該当するものでなければいけない。固定資産(土地にかかるわる分を除く)の取得価格が1億円以上であること。2、常時使用する従業員が30人以上であること。この点に果たして適用するのか。  そこで、質問であります。  かねさ不動産に売却をしているが、問題はないのか。  また、このかねさみその工場建設計画はどのようになっているのか、この点2点をお尋ねを申し上げます。  次は、教育問題についてでございます。  日本の義務教育は世界最高の水準である。それが国際的評価であります。その基準を支えてきた義務教育費国庫負担制度が廃止の危機に立たされております。  同制度は、地方自治体の財政力格差によって義務教育に地域格差が生じないように、都道府県が支払っている公立小・中学校の教職員の給与の半額を国が負担する仕組みであります。  2004年度の補助金額は2兆 5,000億円でありました。しかし、この制度によって、全国どの地域でも一定の教職員の配置が可能となっております。  しかしまた、今現在、三位一体の改革という名のもと、2006年までに地方に3兆円規模の税源の移譲を行うということとなり、それに見合う教育費の1兆円の国庫補助金の削減案を全国知事会など地方6団体の団体に求め、中学校の教育教職員の給与をまず廃止として、そして2009年までには小学校も含めすべて廃止をするという案を採択をいたしました。  政府は、同負担金を廃止するのかを検討はしていますが、与党内にも森 喜朗元首相を初め、義務教育の根幹を揺るがすとして廃止に反対する議員も少なくはないのであります。  最近の文部省の試算では、増収は7都道府県だけであり、40都道府県は財源不足となり、平均は 130億円とされています。当然、我が青森県は財源不足の最も最たる県と考えられます。もし義務教育費が廃止され、教育の地域格差が拡大をすれば、それを補うための塾通いや私学志向がふえることになり、そうすれば、家庭の経済力の格差も拡大をし、子供たちが可能性を伸ばす機会も制限されるということになりかねないのであります。  教育は国家百年の大計だと言われていますが、義務教育費負担廃止は、その大計をおろそかにするものであり、そのツケはだれが支払うのか。それは次代を担うべき子供たちであり、増大する家庭教育費を負担する保護者であり、そしてまた、財政事情の厳しい地方の自治体であります。  このように教育環境が激変をする中、さらに文部科学省のゆとりの教育から競争原理を取り入れた教育、また、全国統一学力調査など、教育の方針も大転換しようとしております。  そこで、質問であります。  中学生の書いた感想文では、登校拒否はいじめられた子供ならだれでもできるということではなく、いじめられている本当にほんのわずかの子供しかできないことなのではないか。ある意味では、いじめられている子供の中で登校拒否をできるのは、ほんのわずかな恵まれた人だけだと思いますという投稿があったと聞いております。子供たちは、日本の社会が学校を休むということは許されない、そのような社会であることを十分に知っております。したがって、いじめられても学校には行かなければいけない。このような環境の中、果たしてそのような心の内を思いやられる教師が今どれくらいいるのでしょうか。  保健室登校や別室登校、短時間だけ顔を出す時間登校、これらはすべて統計にカウントされない、いわゆる見えない不登校の子供たちであります。こうした見えない不登校の子供たちの数は、文部省が発表した不登校の12万 6,000人の5倍から10倍はいるものと推定がされます。  さて、そこで質問であります。  1点目として、我が浪岡町でも大きな問題となっている不登校の現状についてお尋ねを申し上げます。  そして、2点目として、義務教育費の負担金の廃止など、教育環境の予算もますますと厳しさを増す中、学校の新築、また改築はほぼ難しいものとのお話もあります。我が浪岡町の浪岡中学校の改築についてお尋ねを申し上げます。  さて、3点目は、合併問題と町長の政治姿勢についてであります。  平成16年度予算で国債発行額が36兆円、そして本日、平成17年度の新規国債発行額を2兆円少ない34兆円と大幅に抑制する方向で調整に入ってまいりました。景気対策による税増収が見込めるほかにも、一般歳出も16年度以下に圧縮ができるということが確実になったため、新規国債の減額は4年ぶりとなっております。  さて、予算編成にかかわるこの国、そして県、そしてこの我が地方自治体の関係者が、ともすれば、来年度のことしか考えられないという状況になっているように見受けられます。確かに予算編成は次の年度に関することではありますが、しかし、決して近視的なものであってはならないはずであります。常に将来を見通したものでなければならない。  国の財政当局は、地方交付税が肥大化しているので抑制をしなければならないと主張をしています。しかし、肥大化をした原因の最たるものは、バブル崩壊後、政府の景気対策の一環として実施された地方自治体に借金を背負わせた公共事業や単独事業の推奨でありました。その結果、現在の地方債の償還費が増大をしているということにあります。  ならば、交付税をスリム化するためには、こうしたハード事業に連動した、まさしく交付税の先食いということをとめることにより、5年間ぐらいでかなり正常化してくるはずであります。  ところが、来年度の交付税を無理やり削減しようとする一方で、この交付税の先食いそのものである合併特例債の発行を進めている。これが今現在の我が国の矛盾がまかり通っているものであり、ただ、来年のことしか目に入らない。その結果、今現在、現在の時代を悪化させているということになっております。  さて先般、谷垣財務大臣の交付税の削減案が東奥日報に載っておりました。そうして、青森県の試案に当てはめての発表がありました。  浪岡町は2005年、2006年間の2年間で9億 2,000万円の削減でありました。1年の平均は4億 6,000万円、これが谷垣財務大臣の交付税削減案の我が浪岡町の試案でありました。  さて、本年度平成16年度の我が浪岡町の交付税を見てみますと、本年度の削減は5億 6,800万円であり、今回の谷垣案よりも1億円ほど交付税の削減が今回は減っているのであります。したがって、9億 2,000万円の削減は、本年度の18%削減、我が町の6%、13.6%の削減が谷垣試案では12.4%、このように今回の試案では1億円ほど交付税の削減が減っているのであります。本年度の予算編成の段階において政府の一方的な交付税の削減がいかに地方からの反発が大きかったということであります。  ちなみに、青森市は55億円の地方交付税の削減と、財政担当のコメントとしては、これでは予算を組むのはほぼ困難であるとの発言でありました。  それでは、今回の1点目の通告であります。合併申請書類による添付する議会議事録の作成についてであります。  午前中にも工藤祥三議員の質疑の中でさまざまな議論があらわれております。  さて、そういった中で、果たして今回のこの議事録が本当に 123条の条項に適応しないのか、もう一度この点についてお尋ねを申し上げます。  2点目として、浪岡町にある各施設は、どのような形で指定管理者制度が導入されるのかであります。  先般、アップルヒルの指定管理者制度の導入の説明が全員協議会によってなされました。  我が町のアップルヒルは、町が75%、そして農協が25%の出資であり、また、アップルヒル自体でさまざまな形で財産を形成し、そして独自の資産を持っております。したがって、この指定管理者制度、今後どのように導入をされるのかお尋ねを申し上げます。  3点目であります。  合併特例債はどのように活用されるのか。「オンリーワンのまちづくり」の小冊子で、内容も含め町民への説明は十分かであります。  今回のオンリーワンの冊子、やはり見やすくわかりやすいとの町民の評価であります。そういった中で私ども何点か、このオンリーワンのまちづくりであります。合併特例債事業、そして問題となる交通部局の問題、このオンリーワンのまちづくりの小冊子も含め、町民の説明は十分であるかお尋ねを申し上げます。  4点目として、町民に十分納得をしてもらい、理解を得ての合併の進め方とは思えない。町長の手法に問題があったのではないかであります。  我が浪岡町の今回の合併問題で最も大きな問題点が一つありました。それは増館地区の若柳町の問題であります。この若柳町の小学生は、すべて常盤村の小学校に通学をしていると聞いております。そして、常盤村は児童福祉の本当に手厚い村であり、小学生の修学旅行のお金を助成をしていると聞いております。しかし、この若柳町から通学をしている小学生は浪岡町住民ということで、やはり修学旅行の助成は受けることができない。同じ学校に通学をしていながら、このように助成を受ける子供と受けない子供、教育の場にこのような格差があった。これがこの若柳町の問題でありました。したがって、私どもは、まず第一として、このように分町問題を含め、問題を抱えるこの地域の合併の問題を解決をするのが第一であったはずであります。したがって、我が町がまず第一に合併の協議をし進めるべきは、当然常盤村であったはずであります。また、私どもさまざまな公的な場面でも、常盤村の村長さんが何度も浪岡町と合併をしたいとのお話を聞いております。しかし、我が浪岡町は、この常盤村は市になることができない。2万 8,500人という3万人を超える市になることはできない。あくまでこの経済的なスケールメリットがない。この一言で全く問題にしようとしませんでした。私は加藤町政にこの合併問題における根本的な進め方、やはり常盤村との若柳地区の問題、この進め方が合併における失政があったと思うものであります。  さて、今我が町において、この町で生まれ、この町で育ち、そして今現在、この町で住んでいる方がさまざまな形で12月26日の投票となる町長リコールの結果によって、この町が将来がどうなっていくのか大いに興味を持っております。  私ども住民投票を求める会、そして私小倉尚裕も加藤町長とともに6年前にこの壇上に上がった一人であります。そして、加藤町長の決断と実行、そしてまた官から民へ、そして町民の目線による政治、私もこの加藤町長の政治姿勢のもと、この5年間ともに浪岡町のためにと歩んでまいりました。  しかし、この合併問題において加藤町長とは明らかな意見の食い違いが生まれ、今このように加藤町長と相対する側となっております。浪岡町を愛する思いは全く同じ思いであります。尊敬する加藤町長の胸をかりる思いで、私も今回の合併問題、自分の思いで最後の最後まで加藤町長の胸をおかりをしたいと思います。  以上、壇上からの質問とさせていただきます。 169 ◯副議長(葛西丈徳君) 町長。     〔町長 加藤新吉君 登壇〕 170 ◯町長(加藤新吉君) 1番小倉尚裕議員の質問にお答えをいたします。  まず最初に、かねさ不動産に売却しているが、問題ではないのかでございます。  平成16年3月18日に、大釈迦工業団地第一工区3万 1,819平方メートル、同 5,577平方メートルについて、かねさ不動産株式会社と土地売買契約書を締結し、同年3月26日に所有権移転登記を申請してございます。  今回のご質問の趣旨は、かねさ株式会社と関連会社に当たるかねさ不動産株式会社と売買したことに対し、本来、かねさ株式会社と契約すべきではないかとのご質問の趣旨とのことと存じます。  かねさグループ企業には3社がございます。かねさ株式会社、かねさ販売株式会社、かねさ不動産株式会社の3社でございまして、かねさ販売株式会社及びかねさ不動産株式会社は、いずれもかねさ株式会社の持ち株会社でございまして、かねさ株式会社発行の 4.3%をかねさ不動産株式会社が所有してございます。
     また、かねさ不動産株式会社発行株68%を、かねさ株式会社代表取締役社長でございます阿保健司氏が保有してございます。さらに、かねさ株式会社は、かねさ不動産株式会社の資本及び人的関係においては事務代行をし、取引関係においては、かねさ株式会社への原料の販売と不動産管理、また、債務保証関係では、かねさ株式会社が、かねさ不動産株式会社の長・短期資金融資及び債務保証を行ってございます。  このような関係から3社は成り立ってございまして、中でもかねさ株式会社が、かねさ不動産株式会社に対し、長・短期資金融資及び債務保証を行っていることから、かねさ不動産株式会社が大釈迦工業団地第一工区の売買契約を町としたとしても、何ら問題はないものと思ってございますし、私としては企業の節税対策上からも必要なものと認識を持ってございます。  次に、かねさみその工場建設計画はどのようになっているのかでございます。  町は、かねさ株式会社との間に、平成15年12月25日に「工場立地に関する基本協定書」を締結してございます。  協定書第2条に、会社は工場建設に係る建設計画書を町に提出するものとするとあり、今年度中には計画書が提出されるものと思ってございます。  これまでの、かねさ株式会社の経営陣との会談では、将来、本社機能を浪岡町に移転する計画と伺ってございますし、現に昨年、12月25日に「工場立地基本協定」においても、かねさ株式会社阿保社長は、この工場立地は、本社機能の移転を視野に入れていると発表しているものであります。  また、大釈迦工業団地第一工区の土地につきましては、今年度中にかねさ株式会社から新工場の建設計画が示されるものと思っておりますので、ご理解を賜りたいと思います。  次に、教育問題については、教育委員会から答弁をさせます。  次に、合併問題と町長の政治姿勢についてでございます。  このことにつきましては、工藤敏秀議員のご質問にも答弁してございますけれども、まず、一つとしては、合併申請書へ添付する会議録を合併申請の当日である10月27日朝までに作成しなければならないこと。二つ目として、会議録作成のための議会事務局体制が、時間的、物理的に不可能であること。三つ目として、議会の閉会時間が不明であることから、業者委託もできないこと、などから企画調整課で作成する体制を組んだところでございます。  議会会議録は議会事務局で作成するのが本来であるべきものですけれども、このような状況から、企画調整課において作成したものでございます。  合併申請書の添付書類として、議会の議決書及び会議録の写しとなっていることから、時間的制約の中で会議録を企画調整課で作成したものであり、このことにつきましては、既に国・県に対し説明しており、その中で、県の解釈としては、議決書の確認を会議録がなすもので、参考資料として問題はないとの認識を示されてございますので、県としましても、12月県議会に合併議案を上程しているものと理解してございます。  次に、浪岡町にある各施設は、どのような形で指定管理者制度が導入されるのかであります。  現在、浪岡町で指定管理者制度を導入している施設については、本郷保育所1カ所となってございます。  また、アップルヒルにつきましては、今議会に追加提案を予定してございます。  合併後、指定管理者制度の導入が予定される施設としては、斎場、公園の管理等が考えられますけれども、指定管理者制度の導入目的でございます住民サービスの向上と経費の節減を考慮した場合、各方面から検討をしなければならないものと考えてございます。  また、国・県の行政改革大綱の動向を見ますと、「民にできることは民に」とのことが明確に打ち出されており、このことからも、住民の目線に立った成果重視型の行政が進められていくものと思ってございますが、指定管理者制度の手続期限でございます平成18年度までに、さらなる明確な判断が必要になろうかと存じます。  また、住民サービスの一環として、費用対効果だけでは済まされない部分もございますので、各施設に対する位置づけを踏まえ、さらには皆様方のご意見を拝聴しながら取り組んでまいりたいと、こう考えてございます。  次に、合併特例債はどのように活用されるのか。「オンリーワン」のまちづくりの小冊子の内容も含め、町民への説明は十分かでございます。  合併特例債の活用でございますけれども、合併特例債については、市町村建設計画「青森浪岡21世紀まちづくりビジョン」へ登載されているとおりでございまして、特例債事業としては小冊子『「オンリーワン」のまちづくりを目指して』へ掲載されているとおりでございます。  この事業内容でございますけれども、社会基盤整備のための佐野・女鹿沢線、青森浪岡間アクセス道路の整備。教育充実のために、浪岡城址環境整備、高屋敷館遺跡環境整備、町民体育館改修事業、生涯学習施設整備事業、小学校グラウンド整備及び照明器具取りつけ。生活環境の創造のために、バス路線の整備、ホタル生息地等の自然環境整備、花岡荘などの健康の森の整備、消防庁舎や高規格救急車の整備。産業振興のために、市民農園の開設、さらには、ぼかし肥料生産施設やCA冷蔵庫などが計画されておりますが、いずれの事業の実施につきましては、公共の関与の必要性や市民要望、社会要請、緊急性、さらには経済性などを考慮しながら、地域住民の合意のもとに進めるとしており、このことにつきましては、38町内会の説明会でも住民の皆様方に説明をし、さらに小冊子『「オンリーワン」のまちづくりを目指して』にも記載をしてございます。  このようなことから、町民の皆様方からご理解得たものと認識しており、合併後は市町村建設計画にのっとり各事業を実施していきたい、そのように思ってございます。  次に、合併の進め方に関するご質問でございますけれども、平成14年度には、津軽14市町村で構成しておりました津軽南地域市町村合併協議会へくみし、合併のための協議を重ねておりましたけれども、その時点から、住民には説明が必要ということで認識に立ち、14年8月に38町内会の1回目の住民説明会を開催したところでございますが、その時点で、住民の方々から、青森市の資料も提示してほしいとの要望が出されところでございます。  その後、津軽南地域市町村合併協議会の中で協議された基本指標や将来ビジョン、さらには合併した場合の財政推計と要望のあった青森市の資料を、2回目の資料として説明してございます。  この2回の住民説明会の後に、「合併に関する住民意向調査」を実施したもので、合併に関する進め方としては、何ら間違っているとの認識はしてございません。  その意向調査の結果を受けて、合併協議の相手方として特定したのが青森市でございます。  その後、16年2月に入り、青森市と合併した場合の現況行政制度の調整結果について、38町内会で3回目の説明会を開催しており、さらに今年5月には、合併後10年間のまちづくり計画でございます市町村建設計画「青森浪岡21世紀まちづくりビジョン」について、関係課長の出席を求めて説明会を開催をいたしたところでございます。  そのほかにも、5地区館での説明、任意団体への説明、さらには広報「なみおか」やチラシ等で協議内容を報告しており、町でできるあらゆる手段を用いて、地域の住民の皆様方に対し説明を行ってきたと思っており、進め方そのもので異論・異議がある場合には、当然として説明会場で出るものと思っており、このことからも、合併の進め方につきましては、現在でも問題があるとは思ってございません。  また、当然として私一人が合併協議を進めているわけでもなく、多くの町民の皆様方の意見、提案等を受けながら、議会議員の皆様方と一緒に進めていることで、住民の幸せを第一に考えてのものとご理解を賜りたいと思います。 171 ◯副議長(葛西丈徳君) 教育長。 172 ◯教育長(成田清一君) 教育問題のところを答弁したいと、こう思います。  何か簡潔にということでありますが、議員質問なさった中の不登校の現状ということでは、今、本町では、ことし1学期の報告によりますと、小学校では不登校傾向の児童が1名と少ないんですが、中学校においては不登校生徒は8名と報告されております。  そして今、2学期に入ってのこの数字を中学校のを報告いただいたのを見ますと、不登校生徒は5名となっております。やや出るようになったのかなと、こう思われます。  それから、県の総合学校教育センターへ通所している生徒も、これ2名おります。  それから、残念なことに、教室に入れない別室登校という形で保健室へ出てくるとか、相談室で勉強しているとか、こういう子供たちも多いわけで、これは今現在、12名おります。先生方はこれに対応して大変苦労していると、こういう現状であります。  それから、中学校の改築については、先ほど午前中、佐藤議員にお答えしたと同じで、今耐震のこの診断が出てきた時点で財政当局とも協議しながら、どのようにしていくかというのを考えていきたいと、こう思っております。以上です。 173 ◯副議長(葛西丈徳君) 答弁が終わったようですので、再質問がありましたら発言願います。1番小倉議員。 174 ◯1番(小倉尚裕君) まず1点目のかねさ不動産の分であります。  まず町長のお話からきまして、建設の計画が今後出されるとのお話であります。  なぜ私がこれ何度も問題にするかであります。やはり減免の基準、立地企業である以上はやはり土地を取得して、そして1年間の間にはやはり建物を建設しなければいけない。それによって初めてこの固定資産税等の減免の基準に該当するはずであります。したがって、やはり私は決してこのかねさ不動産、これはやっぱり当然会社として定款があり、そしてまた登記されていて、このかねさみそ内にもありました。私もこれ調べてみましたらありました。しかし、やはり問題は、このように我が町のこの工場等誘致奨励条例に中でいって当然固定資産税が免除になるわけですから、そのような形で本当は速やかに1年間以内に建物を建てなければ、これには基準には値しない。したがって、それを塩漬けで持っている。我が町のようにいれば、これ本当は皆固定資産税かかるわけですよね、それが例えば町長の発言の会社の節税対策にもなる。この地方公共団体がそのような一企業の節税効果に当たるという発言は、果たして適当であるのかと私は思うんですが、助役、これやはりこの部分の公社の理事長でいらっしゃる助役をお考えをお尋ね申し上げます。 175 ◯副議長(葛西丈徳君) 助役。 176 ◯助役(工藤政光君) 町長がお答えしていますとおり、節税効果になると、こう思っています。 177 ◯副議長(葛西丈徳君) 1番小倉議員。 178 ◯1番(小倉尚裕君) 私は、決してこのかねさみそが我が町のやはり2億円、これいろいろな面で確かに国の臨時雇用対策、そういうふうな面で国から来たお金を活用して、あの発掘ですね、あれで 3,000名近い本当に町民にお金が渡った、これは十分評価もしますし、悪いことではないと思っています。しかし、やはり浪岡町役場のこの土地開発公社、まさしく公社であります。あくまですべての税金をいろいろな面で集めた会社でありまして、それが私は、これこの部分、本当は再質問しないつもりであったんです。これはいろいろな面で考えても確かにわかるなと思ったんですけれども、でも、町長の会社の節税効果に当たる……、これどの方がこれ答弁書を書いたかわかりませんけれども、これは決していい答えではない。これ、財政課長、これどうですか、この部分。 179 ◯副議長(葛西丈徳君) 企画調整課長。 180 ◯企画調整課長(石村正司君) 一般的に会社の経営はその会社のトップがなさるものでございます。それから、小倉議員のおっしゃる浪岡町工場等誘致奨励条例に基づく減免というのはまた別な問題であります。このことについては、かねさ不動産という会社が別な組織だということであれば、もちろんこれは1億円以上の工場の投資、あるいは30名以上の雇用がなければ該当にならないわけですけれども、これは1億円以上の投資そのものの内容においては、土地ということは除外されると、そういうことになってございます。したがって、この土地が除外されていながら、さらに、その所有権が違うということであれば、これは、さらに吟味しなければならないことだということが申し上げられるかと、そう思います。  ということはどういうことかといいますと、会社が違えば、そこの土地に関しての減免というのは、いわゆる不均一課税というのは、果たして適用なるものかということをしっかり検証しなければならないことだと、そういうふうに考えているところでございます。 181 ◯副議長(葛西丈徳君) 1番小倉議員。 182 ◯1番(小倉尚裕君) やはりこういった点が我が町のこの、今後聞きますけれども合併問題を含めて、本当に混迷している行政である。  例えば、今現在の、例えばでありますダイエーグループ、さまざまな形で今処置がなされようとしている。これすべて皆関連会社であります、そこら辺は。ですから、私はこれかねさみそさんは、浪岡町のために今までもさまざまな工場があって、そしてさまざまな固定資産税等、また事業税、そしてまた、このいろいろ浪岡町には恩恵を与えている本当にありがたい会社であります。決してこのかねさみそさんをどうのこうの言うわけでもない。かねさ不動産をどうのこうの言うわけでもない。しかし、やはり当然、これ法人が違えば、いかに関連会社であっても、当然土地をかねさ不動産がかねさみそで工場を設置する際には当然売却と必ずなるわけですよ、これ。そうしなければできないんですよね。こういうの本当は言いたくなかったんです、本当に。それが何であのような答弁で、町長が一企業、民間の企業を、節税のためには浪岡町が推奨するようなことを言う、これは決して公共としてはあってはいけない発言であると思うんです。町長、この点、町長の認識の方はどうでしょうか。 183 ◯副議長(葛西丈徳君) 企画調整課長。 184 ◯企画調整課長(石村正司君) 先ほど申しましたように、これはあくまでも会社は会社の都合でということを強調したということでのそういう表現になったということですので、ご理解を賜りたいと、そう存じます。 185 ◯副議長(葛西丈徳君) 1番小倉議員。 186 ◯1番(小倉尚裕君) これは、これ以上、今は追及しません。しかし、私ももう少し自分なりに精査をしていきたい部分が出てまいりました。  それでは、教育の部分は、次のオンリーワンの冊子と一緒にまたお尋ねする分がありますので、その際に、できましたらお答えをお願い申し上げます。  それでは、続きまして、合併の部分であります。  やはり、先ほど午前中の工藤祥三議員と一緒になっていきますけれども、やはりこの議会、今回の議事録の問題であります。  まず、これ企画調整課長にお尋ねを申し上げます。  県に提出の申請書でありますが、これは県に申請書を出して、そして企画調整課でももう一本、もう一通持っているんでしょうか。 187 ◯副議長(葛西丈徳君) 企画調整課長。 188 ◯企画調整課長(石村正司君) 合併申請書の写しということでは、これは当然起案ということ、そういう措置が必要ですので、起案に添付という形で保管がされていると、そういうことでございます。 189 ◯副議長(葛西丈徳君) 1番小倉議員。 190 ◯1番(小倉尚裕君) 議会事務局で持っているということではないんでしょうか。 191 ◯副議長(葛西丈徳君) 企画調整課長。 192 ◯企画調整課長(石村正司君) 合併申請書については、一連の書類ということで起案に添付されるということであるわけです。それからもう一通について、議事録の関係においては参考ということで合併、議会の事務局の方に存在していると、そういうことでございます。 193 ◯副議長(葛西丈徳君) 1番小倉議員。 194 ◯1番(小倉尚裕君) 今のお話ですけれども、私は聞いているのは、県の方に出した申請書であります。これと同じものを企画課で持っているんですか。これもう一度お尋ね申し上げます。 195 ◯副議長(葛西丈徳君) 企画調整課長。 196 ◯企画調整課長(石村正司君) 先ほど来申しましているように、合併申請書の起案書ということでは、これは当然、町長の決裁まで必要になってまいりますので、起案書の添付ということでは一連の書類は写しという形で保管されていると、そういうことでございます。 197 ◯副議長(葛西丈徳君) 1番小倉議員。 198 ◯1番(小倉尚裕君) 写しという形で持っている。そうしますと、原本はどちらにあるんでしょうか。 199 ◯副議長(葛西丈徳君) 企画調整課長。 200 ◯企画調整課長(石村正司君) 書類そのものは写しということで、いわゆる判このついてないものでありますけれども、それがとりもなおさず原本になっているものだと、そういうことでご理解をいただきたいと、そう存じます。 201 ◯副議長(葛西丈徳君) 1番小倉議員。 202 ◯1番(小倉尚裕君) 私ども「住民投票を求める会」でこの件について速やかにやはり確認したいとのもとに、企画調整課長のもとにコピーをいただきたいと行きました。その際、企画課長はここにはない。議会事務局にありますと答えましたが、これは間違いないですよね。 203 ◯副議長(葛西丈徳君) 企画調整課長。 204 ◯企画調整課長(石村正司君) そのとおりでございます。 205 ◯副議長(葛西丈徳君) 1番小倉議員。 206 ◯1番(小倉尚裕君) 議会事務局にある。議会事務局にあるということは、これはやはり 123条の議会議事録になるんでないですか。 207 ◯副議長(葛西丈徳君) 企画調整課長。 208 ◯企画調整課長(石村正司君) このことについては、きのうから申し上げておりますとおり、役場の───これは事情によってそういう形になったわけですけれども、これはご承知のとおりと思います。都合によって企画調整課で作成しなければならないというもので、企画調整課が合併申請のためにだけということでつくったものだと、そういうことでご理解をいただきたいと、そう何回か申し上げてございます。そのとおりであります。 209 ◯副議長(葛西丈徳君) 1番小倉議員。 210 ◯1番(小倉尚裕君) やはり議会事務局で保管をする。これはまさしく 123条の議会議事録となるんです。  で、その中で、課長、これいろいろ例えば町長が 3,000名を超える異議申し立てをした。その結果で、たまたま今県議会の採決が12月16日の、そして26日にこの投票日に結果的になったといたします。として、やはりなぜ県がこのような形で町に指導をして、10月26日の議会であったのをすぐ27日にしたかと考える中で、やはりこれは私ども考えるのは、町長リコールの署名数は確定をしていた。ほぼ確定をする。3分の1を超えるのではないかというのが確定をする。したがって、こういうふうな経緯がたまたま本当にこの日にちの中で確かに12月16日県議会での議決、そして26日、これがこのような形で我が町の投票になる、たのかもしれません。もし 3,000名を超える異議申し立てがなければ、12月10日になっていた。これは私は決してこれは町長が意図したものではないと信じたいんであります。たまたまそういった形がそういうふうになったといたします。しかし、県がなぜこのように町に指導したか。仮です。町長リコールが本請求がなされていて、なされていれば、これは合併の申請書には、この町長リコールの動きがあるというのが記入されると思いますか。 211 ◯副議長(葛西丈徳君) 企画調整課長。 212 ◯企画調整課長(石村正司君) 最後のところの意味がしっかり把握できませんので、恐れ入りますけれども、もう一度お願い…… 213 ◯副議長(葛西丈徳君) 1番小倉議員。 214 ◯1番(小倉尚裕君) 10月26日議決となって、で、27日に県に持っていった。県ではやはり国と総務省と事前協議が必要であります。この当然事前協議があって、それで県知事との申請、これはやはり国からちょうど出向している木村課長さんが何度も国に行っている。これ私どもも確認をしています。したがって、そういった中で全国 3,193ある市町村の合併のこのような総務省の申請というのはたくさんいっぱいあります。ですから、当然、総務省はただ書類上の手続を見るだけです。そこにこの合併問題において町長リコールというところがあったならば、当然、総務省はそこで、何でここの青森と浪岡の合併問題はこのような町長リコールになっているんですか。これは当然お話になるはずです。この点であります。 215 ◯副議長(葛西丈徳君) 企画調整課長。 216 ◯企画調整課長(石村正司君) 簡単に申し上げれば、総務省が町長リコールという、そういう事態にあるのを承知しているのかという質問だと思うわけですけれども、これについては総務省は事前に知っているということだと伺ってございました。 217 ◯副議長(葛西丈徳君) 1番小倉議員。 218 ◯1番(小倉尚裕君) これは、やはりそういうふうな申請書等の、あくまでリコールが確定であるかないか、申請するかどうか、これで全く違ってくるわけであります。したがって、なぜ今県議会でもこのように、本当はもう簡単に青森と浪岡の合併が議決がしなければいけないものが、このように時間がかかっているか。この点なのであります。したがって、私どもはこれから当然今後いろいろ議論になってきます。例えばこの書類の出し方等が、これが当然私どもがなぜ12月26日の結果次第、そして来年の町長選挙次第では浪岡町にとって新しい一歩が開けるか、こういう点を私どもは一つ一つ検証しながら進んでやっています。したがって、合併推進派の方々が、ただ私どもがむだな行動をしている、町民の単なる邪魔をしている、合併の邪魔をしていると申しますけれども、私どもはこういう点も一つ一つ確認をとりながら、自分たちとしては、町民の思いを間違いなく遂げさせるためにはどういう手法がいいかという点でこういうふうに進んでいるんです。  したがって、この議会の議事録、確かに課長の立場でいきますと、当然この会議録、これはあくまで会議録であって、議事録である─── 123条の議事録であるとはやはり口が裂けても言えない立場のはずであります。したがって、課長はどこまでも会議録で通すでしょう、これは。これはわかります。しかし、私どもも、なぜこのように県が、10月26日に議決したものを、このように一晩かけて議事録をつくらせるか、何でこのような無茶なことをするのか、これをいろいろ考えてきました。この経緯の中で、やはり午前中にも工藤祥三議員が言った議会議事録、やはりこれは課長は立場上認めるわけにはいかないとの話であります。これはわかります。この議事録、この点は大体課長との話の中で大体接点が見えてきました。この話は終わります。  次に、まず10月26日、青森市議会で交通部局の予算におきまして2億円、バスの購入をしております。これ合併準備基金です。これは当然企画調整課長はお知りのことと思いますが、どうでしょうか。 219 ◯副議長(葛西丈徳君) 企画調整課長。 220 ◯企画調整課長(石村正司君) 承知してございます。  なお、この予算については、合併のときの10月26日の補正の予算の中にも一部組み込まれているということでもございます。 221 ◯副議長(葛西丈徳君) 1番小倉議員。 222 ◯1番(小倉尚裕君) これバス7台と聞いております。やはりこれは当然浪岡町の例えば今後、青森と浪岡とこのバスを運行するバスの購入と判断してよろしいんでしょうか。 223 ◯副議長(葛西丈徳君) 企画調整課長
    224 ◯企画調整課長(石村正司君) 7台すべて浪岡の方に回す予定で購入するということでございます。 225 ◯副議長(葛西丈徳君) 1番小倉議員。 226 ◯1番(小倉尚裕君) さらにオンリーワンの冊子を見ますと、また、バスの購入等が入っております。ということは、またさらに合併特例債でバスを購入するということなのでしょうか。 227 ◯副議長(葛西丈徳君) 企画調整課長。 228 ◯企画調整課長(石村正司君) 合併特例債から合併推進債の方に回してということになるということであります。したがって、ここでの2億円相当分ということでは別な形で使われると、そういうことでご承知いただければと思います。  なお、なぜこういう形になったかと申しますと、4月1日から走るということでございますれば、翌年度の事業展開というのは、合併特例債の性格上、申請してということではなかなかうまくまいらない。そういうことですので、前年度から着手するということですので、ご理解を賜りたいと、そう存じます。 229 ◯副議長(葛西丈徳君) 1番小倉議員。 230 ◯1番(小倉尚裕君) そうしますと、オンリーワンに載っています、またバスの購入、これはこの7台と別にまた来年またバスも購入するということでよろしいんですか。 231 ◯副議長(葛西丈徳君) 企画調整課長。 232 ◯企画調整課長(石村正司君) そういうことではございません。  ただ、この中では先着するということではございますけれども、ここの中においてのことでは推進債ということに切りかえたということで、ひとつよろしくお願いしたいと、そう思うわけです。先ほど申しましたように、年度内に着手しなければ4月1日に間に合わないということでの理由でありますので、そこのところはご承知いただきたいと、そう思うわけでございます。 233 ◯副議長(葛西丈徳君) 1番小倉議員。 234 ◯1番(小倉尚裕君) 浪岡と青森で、弘南バスで往復で 1,000円というバスが運行しております。これは非常に町民の方が利用している、非常に多く利用しています。この弘南バスの往復 1,000円バス、この件は弘南バスとは今後この青森と浪岡の新たな系統の中でお話にはなっているんでしょうか。 235 ◯副議長(葛西丈徳君) 企画調整課長。 236 ◯企画調整課長(石村正司君) バスの運行に関しては、いわゆる路線バスであります。弘南バスとの競合ということは避けなければならないということは以前にも申し上げてきたところであります。今の弘南バスさんの方では、主なものとしては黒石・浪岡・青森間、弘前から浪岡間、それから国庫補助対象となっているのが黒石、飛内回り浪岡、上高野、同じく、黒石から本郷回り、駅、それから上高野と、こういう形での補助区間があるわけです。そこを競合しないということが、これが弘南バスの路線バスを維持するという関係でもそういう方向を打ち出しているということですので、ご理解を賜りたいと存じます。 237 ◯副議長(葛西丈徳君) 1番小倉議員。 238 ◯1番(小倉尚裕君) そうすれば、この往復 1,000円、これは弘南バスさんとはもう既にお話をして、また変わらずに運行していただくと理解してよろしいんでしょうか。 239 ◯副議長(葛西丈徳君) 企画調整課長。 240 ◯企画調整課長(石村正司君) 弘南バスさんの方とは具体的な金額の設定ということでは打ち合せをしてございませんけれども、路線バス以外のところではそのままいくというような話を承ってございます。  なお、これは弘前から青森まで行くということでは補助対象ではないという、弘前から路線決定をしている弘前から来る弘南バスは浪岡どまりであります。そして、もう一本は浪岡経由で青森まで行くのは黒石・浪岡・青森間だということであります。なお、この区間については国庫補助路線でありまして、例えば乗車密度5人を切った場合、この場合には5人を切った部分についてのマイナスは町で、合併した場合には新市で負担しなければならないということになりますから、このことについても新市になってからの弘南バスとの協議という形になろうかと、そう思ってございます。 241 ◯副議長(葛西丈徳君) 1番小倉議員。 242 ◯1番(小倉尚裕君) まず、今のこのバス路線の開設のためのバス整備、これが合併特例債の活用という形でこの冊子に載っているわけであります。そうしますと、もう既に特例債の前にやはりバスは今現在購入をしてしまっていると、手続をとっている。仮に浪岡町と青森市の合併が、仮です、仮に、本当にわずかな可能性かもしれません、破棄になった、解消したとします。そうしますと、この合併推奨債で買った7台のバスはどのようになっていくんでしょうか。 243 ◯副議長(葛西丈徳君) 企画調整課長。 244 ◯企画調整課長(石村正司君) 青森の方は交通部ということで経営をいたしておるわけですので、すべてこれは交通部の負担という形になろうかと、そう思ってございます。 245 ◯副議長(葛西丈徳君) 1番小倉議員。 246 ◯1番(小倉尚裕君) 先般、青森市と合併の協議をかつてしていた平内町が、このバス路線の確保という形で以前は青森市営バスを活用していた。それが今いろいろ、青森市との合併が破棄になって、下北観光バスを使っている。これの1人当たりの経費、青森市が運転手1人当たりが55万円であって、そして下北観光バスが37万ですか、34万ですか、それぐらいのほぼ3分の2以下の契約でできている。どうしてもこの交通部局というのは、八戸市におきましても八戸交通部局を本年度から合併に伴って半分にすると聞いております。まさしく青森市にとっては、浪岡町の町立病院の精神病棟のように市の財政を逼迫するのがこの交通部局であり、 500人近い職員の方がいる。浪岡町の職員よりも多いのがこの部局にいるとも聞いております。  そういう面を考える中で、果たして我が町のように、今まで福祉バス、そしてまた町立の送迎バスとか、本当に安い経費で行ってきたこの我が町の制度が、仮にこのような市営バスを活用することによって数倍の経費が要る。課長、これさ、頭振ってもさ、平内の37万と、そこの55万ではっきりもう出ているでしょう、これ、そこのところは。そこのところの経費という部分の面でいったら、そういうところは。ですから、本当はこういうふうなのをスリム化していくのが今の合併等の、八戸市のやり方が本当に正しいんじゃないですか、これ。 247 ◯副議長(葛西丈徳君) 企画調整課長。 248 ◯企画調整課長(石村正司君) 交通部のその経営問題の深くまで私携わっていないわけでありますけれども、ただ言えることは、これからの時代というのはアウトソーシングだということなわけです。したがって、浪岡町を走るであろうバスに関しては、外に委託とか、そういう形をとるのかなということも議論されているやに聞いてございます。そういうことでは雇用の拡大だとか、そういうものも目指して改善される予定だと、そういうふうに思っております。  それから、先ほどの合併推進債での購入のバスということでは、これはまるっきり特例債から落とすわけでありますけれども、先般の予算の中での浪岡町負担分の6.55%ということでは、推進債でバスを買うわけですので、その部分については浪岡町の負担部分とはならないということでご理解をいただきたいと、そういうふうに思ってございます。 249 ◯副議長(葛西丈徳君) 1番小倉議員。 250 ◯1番(小倉尚裕君) 教育委員会に1点お聞きします。  まず、中学校の修学旅行であります。先ほど事前に教育長にもお話ししましたら、教育長も「あら、わからなかった」って言ってましたけれども、青森市の修学旅行は、飛行機を使った修学旅行が2泊3日、そしてJRを使用しているのが3泊4日、これが20校の中学校の校長会で決定をしています。浪岡町の中学校は、条例にあるように3泊4日、飛行機で行っている修学旅行です。これが今、今の2年生はこの飛行機の3泊4日だけれども、今の1年生からアンケートをとって2泊3日の飛行機か3泊4日車中泊のJRの分が1日減るんですね。これを今アンケートをとって決めようとしている。全くこういうのが例えば協議会、オンリーワンのまちづくり等にも何も載っていないんです。こういうのが全然載っていない。  で、メーン州であります。ホームステイ、宿泊体験、浪岡町でも12年も前からやっているこの事業が、ほぼ1年生が7名、2年生が13名、ほぼ20名、 650人の中学校から20人もホームステイ行っている。これ南郡でも本当に先進的な海外体験の宿泊体験。これはこの浪岡町のまねをして藤崎でも平賀でもみんな始めたんです。それが青森市は20校、中学校から1人だけ代表、20校の中学校から20人しか行かない。これが青森市であります。これが浪岡町のメーン州のホームステイが今、今はやるって言うけれども、やはり教育長おっしゃるみたいに、いずれこれは必ず青森の制度に倣ってしまうんだと。そうすれば、このような本当に我が町で本当に独特の先進的な施策がこの青森に全く飲み込まれていく。こういうのがなぜこのオンリーワンとかの冊子に出てこないんですか。こういうのはもっともっと浪岡町としてやっぱり教育長もこれはどこまでもやっぱり頑張るべきだったと思うんです。でも、仕方がない。そういうやって20校の学校から1人行くのと、浪岡の中学校 650名から20人行っている。これは当然同じ市になったら難しいとなるかもしれません。でも、この本当に問題点があると思うんです。この点どうでしょうか。 251 ◯副議長(葛西丈徳君) 教育長。 252 ◯教育長(成田清一君) 2点あったようであります。  先ほどお昼のときにおいでになってちらっとその話をしたので、まず、修学旅行の件であります。これは青森市の管理規則、それから浪岡町の管理規則、それらは同じであります。小学校は3日以内、中学校は4日以内と。何も飛行機で行ったときに1日減らせとか、こういうことはありません。ただ、議員今おっしゃった中に校長会が決めたと、こうお話がありましたが、校長会はこれは任意団体であります。したがって、ただ、この飛行機使うことによって父兄の負担、これが高くなるので、そこのところを考えたらというので、校長会等でその話が出ているかもしれませんけれども、管理規則等では全く違いがなかったものですから協議の対象にはなっていなかった。したがって、先ほど向こうの事務局、委員会の方に電話で確かめても、そういう指導もしていないし、全く管理規則どおりですと。ただ、父兄負担のことはこれはあるかもしれないと、こういうお話でしたので……。  それから、メーン州のことについては、これは協議の中でも、浪岡は今まで姉妹校を提携して歴史的にもたくさんの子供たちがこう行って、向こうからも来ると。こんなことで現状どおり実施と、こういう形で協議が整っているのです。ただ、これ何年か後になればどうなるのかというところは、私自身そういう何年、5年とか10年とか、こういう約束はしていません。 253 ◯副議長(葛西丈徳君) 1番小倉議員。 254 ◯1番(小倉尚裕君) 最後に、やはり契約執行の部分において、やはり町長にお尋ねを申し上げます。  午前中にも例えば農林部等の設置のお話がありました。また、昨日も各議員から、この地元業者育成のためにやはりこの浪岡町の業者の方を優先するこの専決というお話がありました。  きのう、町長は、浪岡町の専決、議会の議決を要らないのは 5,000万円以下で、青森市は 4,000万円と言いました。これは恐らく町長の勘違いだったんでしょう。青森市は1億 5,000万円であります。青森市は1億 5,000万円なんです、そこのところは。  それで、あと、問題は、助役の専決、そして部長の専決の額であります。これは浪岡町は助役は 100万円くらいだと思ってましたけれども、青森市は 1,000万円以上 3,000万円未満なんです。そして部長の専決の権限も 100万円以上 1,000万円未満、本当に大きいんです。したがって、農林部の部長が来るということは、この 1,000万円の権限専決の権限を持つ部長が来る。したがって、なぜ青森があのように公用車が多いのか。部長が公用車に乗っているのはこのように 1,000万円の専決さえもできる権限があるんで、本当にある意味では県の次長級に等しいような権限持っているんです。  町長、これやはり例えば町長が仮にここの区長となり、助役におなりになれば専決が 1,000万円以上 3,000万円未満です。で、農林部の部長が来れば、これが 100万円以上 1,000万円未満、本当に大きい権限です。この点の専決のこの権限、青森市の権限、この点について町長のお考えをお聞きいたします。 255 ◯副議長(葛西丈徳君) 総務課長。 256 ◯総務課長(工藤照造君) 権限のことについては、まだ具体的に組織がこういう形でというふうなところまで行っておりませんので、その組織がどういうふうになるかによって、それが変わってくるというふうなことであります。よって、区長の権限がどこになるかはこれからというふうなことでございます。 257 ◯副議長(葛西丈徳君) 1番小倉議員。 258 ◯1番(小倉尚裕君) 全然話にならない、全然、全く。こういうのも全然根本も理解しないで、ただ農林部持ってくるとか、自分たちが権限で浪岡の業者の人に6年間とか、与えるとかできないんです。これ町長、そうでしょう、これ。やはり専決の権限というの大きいでしょう。そこのところ、これ町長一言お願いします。 259 ◯副議長(葛西丈徳君) 総務課長。 260 ◯総務課長(工藤照造君) 農林部は分庁舎の中の農林部と、青森市役所の中の分庁舎の農林部というふうなとらえ方と、それから浪岡事務所というふうな形の中の区長の権限と、これはおのずから違ってくるわけでありますけれども、その内容については、組織がどういうふうな形になるのか、それによって当然その権限も決裁権も変わってくると、専決権も変わってくるというふうなことで、その中身についてはこれからというふうなことでございます。 261 ◯副議長(葛西丈徳君) 小倉議員。 262 ◯1番(小倉尚裕君) いろいろご丁寧なご説明、本当にありがとうございました。  本当にこの合併の進め方、私は、十分に浪岡町が対等で職員すべて理解をしている進め方とは全く思いません。今回の質問を聞いて、そして課長等の答弁を聞いて、ますます私ども力がわいてまいりました。ありがとうございました。 263 ◯副議長(葛西丈徳君) 1番小倉尚裕議員の一般質問が終わりました。  暫時休憩いたします。     午後2時34分 休憩 ───────────────────────────────────────────     午後2時49分 再開 264 ◯副議長(葛西丈徳君) 休憩を取り消して会議を再開いたします。  引き続き一般質問を行います。  12番奥瀬議員の質問を許します。     〔12番 奥瀬金蔵君 登壇〕 265 ◯12番(奥瀬金蔵君) 久しぶりの登壇で心臓がどきどきしております。よろしくお願いします。  ことしは例年になく台風の上陸が多く、中でも台風18号によって被害を受けられました農家の皆様方並びに町民の皆様方には、壇上からではございますが、心からお見舞い申し上げます。一日も早くの復興をお祈り申し上げます。  それでは、通告順に質問してまいりますので、よろしくお願いします。  まず最初に、町道の整備について。  合併後に北中野・細野線は整備されるのか。  北中野・細野線については、他の議員も議会で取り上げたこともありますが、私も議員となって以来、取り上げてきたところですが、地元の人々は安全に安心して利用できる道路を望んでいるところです。「特に冬道が怖い。カーブや坂が多くあることによって前が見えにくく、運転して怖くなるときもある」、そう話されております。特に北中野リンゴ畑より開拓までの道路が一番怖いということでした。私も当時、弘南バスが走っているとき、バスに乗って運転している方に「どの辺が一番危険ですか」と聞いたところ、「やっぱり北中野の開拓付近が一番怖い。特に坂、そしてその坂がカーブになっている」ということでバスの運転手がおっしゃっておりました。  また、この場所では女性の方が死亡事故を起こし、議場で取り上げて質問したところでありますが、町長は部分的整備でなく、できれば補助事業にのせて北中野より細野まで全部整備をしたいと。また、測量設計を2年計画で実施するとも答弁をしています。  現在、測量は実施されているのか、また、設計はどうなっているのか、工事の着工はいつごろか、そしてまた、完成の予定はいつごろになっているのかお尋ねをします。  次に、青写真ができていると言っていますが、細野地区住民に説明をしたことがあるのかであります。  町長は、細野地区での行事等の案内を受けて出席したとき、地域住民より温泉のお礼と道路整備を時々お願いされているときもあるかと思いますが、そのとき、北中野より細野までの青写真ができている。なんど見ればびっくりしてしまうと言っているが、本当に青写真ができているのか、また、そのことについて説明を行ったことがあるのかお尋ねをします。  次に、吉内山下線の整備についてでありますが、ここの町道は狭く、農業用水路があり、一部分は余りの狭さゆえ冬に除雪がされない道路です。農業用水は玉石を積んだ水路で、積み上げている玉石部分も大変もろく、玉石より道が高いために路肩が崩れ落ちて大変危険な状態となっています。特に冬になりますと、道路は除雪され、雪と一緒にアスファルトや砂利等が一緒に水路に除雪され、今よりもっと危険な状態になるおそれがあります。地域住民は安全に、そして安心して通行のできる道路にと声があり、道路の整備と側溝の整備を一緒に行ってほしいと願っているところです。  町の考えをお尋ねいたします。  次に、側溝整備についてでありますが、町道目倉石線についてであります。  側溝工事は、道路の整備にあわせて行ったものと思いますが、それに伴って各家の擁壁工事もされ、工事は玉石を積み重ねた擁壁で、側溝が壊れているために土砂等が一緒に水と流れ出して、今では玉石とモルタル部分が離れて、すき間や亀裂が入っているところもあります。将来的には危険な状態になるおそれがあります。  現在、側溝の壊れている場所では、土砂等が水と一緒に流れ出したために、道路が崩れている箇所もあります。なるべく早く対策が必要かと思いますが、町としての考えをお尋ねいたします。  バス路線についてであります。  細野地区のようなところほどバスが必要ではないか。浪岡町、青森市と合併すれば、すべての町民は青森市民となるわけで、サービスは平等に受けられる権利があり、行政側は平等に受けさせる義務があるかと思います。合併では、「サービスは高く、負担は低く」と言っているが、同じ市民でありながら市営バスの走る地区と走らない地区に分かれるのは、平等にサービスを受けられないということになります。これではサービスは低く、負担は大きくなるかと思います。  細野地域の夢であった温泉が、町が掘削費 1,500万円の工事費を出してくれたことによって、建物が財産区が建設費を出資し、できた温泉で建設当時から1日 100人前後の利用客がある。ことしは脱衣室も大きくして利用客に大変喜ばれているところです。地域の人々は、春夏秋冬1年を通していろいろな行事等を計画し実行して、一人でも多くの人を細野地区へと取り組んでいるところです。利用客からは、バスがなくなって寂しい。バスがあればもっとよいのに。利用客もふえると同時に、かつて赤字路線がこれから黒字路線へと変わっていくことと思います。大型バスでなくてもいいので、浪岡駅より細野方面へのバスが必要と思いますが、町としての考えをお伺いいたします。  青森市は戸数の少ない不便な地域に走っていないのか。  70歳以上、市営バス無料乗車について。  合併後、青森市民となり、70歳以上の人々すべて市営バス無料乗車証が配付されますが、バスは2路線のみ走り、あとの4路線は走らないこととなり、市営バスの走らない地区の人々は、市営バスの走っているところまで他の交通手段を利用しなければならないことから、自己負担が必要となります。これもまた、サービスは高く、負担は低くと言っていますが、地域によってはサービスは低く、負担は大きくなり、合併の説明会では「市営バスが走らない地区は、市内については弘南バスも対象となります」と説明をしていながら、オンリーワンのまちづくりを見ますと、「市内を走る弘南バスも対象となる」が、線を2本引かれ、「トル」になっている。これまでの説明会で「市内を走る弘南バスも70歳以上の方は対象となります」と。この説明はうそであったのか、町としての説明をお願いします。  町立病院について。  町立病院がなぜ市民病院にならないのか。  病院は町民の生命と健康を守ることを目的として日々努めていることと思います。ことしは、院長初め職員の方々の経営努力と、特に内科の患者が多いということで黒字になったと聞いています。  私たち町民にとって必要な病院であり、緊急病院ということで、いついかなる事故や急患に対しても対応のできる体制になっている。市民病院にならなければ、これらの対応ができるのか不安を感じるところです。  町では、合併重点要望事業リスト表に町立病院改築事業という名目で、事業の内容、事業費の内容まで記載されており、平成16年2月10日現在で合意された主要項目の一つとして、青森市立浪岡病院として位置づけと言って、合意されたとしてきたところです。  浪岡町では、オンリーワンのまちづくりに「町立病院は現状の機能のまま市立病院となります」と書いて町民に配布予定であったことと思いますが、これもまた青森市側より、これではよくないということで線を2本引かれ、「トル」になり、「町立病院は現状のまま維持されます」に書きかえされて冊子を町民に配布したところです。  合併は対等合併と言いながら、中身を見ますと、吸収合併としか言えない状態であるかと私は思います。町長は、90%以上、青森市は浪岡町の要望はわかったと説明しましたが、わかったと実行する、約束するとでは全く別の意味であり、本当に合併後は約束は守られるのか。そして、なぜ町立病院は市民病院にならないのかお尋ねします。  建設するとすれば特例債が使えないのか。  町立病院建設については、教育厚生常任委員会や町立病院運営委員会等においても新築を望んでいるところです。また、病院事務局内においても新築の計画もあることから、以前、議会において私は病院建設について質問をしたところ、町長は「合併してもしなくても建設するばな」と答弁していますが、建設するとすれば、特例債か企業債かで対応するのかお尋ねいたします。  最後に、合併特例債事業は計画どおり実施されるのかであります。  合併特例債等年次実施計画書を見ますと、事業名、事業内容、特例債の予算まで計画され、総額 144億 3,200万円となっています。これまで青森市と浪岡町で 100億円ずつ折半したと言っています。合併と同時に行う事業や18年度に行う事業については、合併により建設可能となりました。また、両首長で合意されているものと言っています。19年度からの事業についても、青森市ではわかったと言っていますが、確実に実施するのかお尋ねをしまして、壇上からの質問とします。 266 ◯副議長(葛西丈徳君) 町長。     〔町長(加藤新吉君 登壇〕 267 ◯町長(加藤新吉君) 12番奥瀬金蔵議員の質問にお答えいたします。  まず最初に、町道の整備でございます。  これらについては1と2を、これは関連するので一緒に答弁をいたします。  ここの路線については、浪岡本町地区と細野・相澤地区を結ぶ重要な生活道路でありまして、町の一級幹線道路でもあります。しかしながら、奥瀬議員もご承知のとおり、途中カーブが多く見通しが悪い危険な道路でございます。
     このことから、町としては、これらを改善して安全で安心な道路に改良すべきとの判断から、これまでも町の財政運営計画に計上してきたところでございます。  今後は、まず当路線の調査測量を行って、実施に向けて進めていく予定でございますけれども、では、具体的にいつから着工するかとなると、まだ細野・相澤地区住民に説明会が実施できない現時点では、はっきりと申し上げることはできません。  しかしながら、町としては、先ほど申し述べたとおり、改良の必要性は大いに感じておりますので、当面は最も危険な箇所の改良を行いながら、全路線の改良についても、できるだけ早い時期に事業着手にかかれるように今後努力してまいります。  それから、吉内山下線の整備でございます。  ここの路線の整備については、先日、吉内町内会からも要望がございました。そのときに建設課で現場を確認したところ、道路と並行して流れる大きな用水路ぜきが非常に老朽化しており、道路の工事によって、せき本体が崩壊するおそれがあると判断いたしました。このことにより、町としては、ここの道路整備に関しては用水路堰の改良工事と一体となった整備が必要であるとの認識から、今後、浪岡川土地改良区と協議しなければならないと思っております。  しかしながら、現状での道路使用ですと、路肩が欠けている部分もあり、通行者が用水路に落ちる危険性が伴いますので、当面は落下防止のガードレール設置で協議しております。  また、このことについては、吉内町内会からも了解の確認をとってございます。  次、側溝整備についてでございます。  町道目倉石線の側溝整備の必要性でございます。  ここの路線の道路側溝については、これまで平成10年から整備を進めております。細野町内の要望でもございますので、今後も引き続き実施の方向で検討してございます。  次に、バス路線についてでございます。  1、2については関連性がございますので、まとめて答えさせていただきたいと思います。  細野地区のバス路線につきましては、平成15年7月に弘南バスが国の規制緩和の影響や、黒字部分減収の余波を受けて、路線を維持し切れなくなったことから廃止されたものでございます。  平成7年にも一度廃止直前のところまでいったのですけれども、そのときには、町補助金 267万円に加え、住民参加型の形態として、1世帯につき成人1人当たり 5,000円、二人目から 4,000円分の回数券を購入し、どうにか廃止を免れたところでございますが、今回は、国の規制緩和のあおりをもろに受けて、15年8月に廃止になったところでございます。  町としては、地域住民の生活路線とのことから、15年8月からは、住民の足を確保するため、スクールバスと町立病院通院バスを、これにかわる代替輸送手段としてきょうまで続けておりますけれども、青森市と合併したとしても、市営バスも企業経営として収支バランス及び費用対効果を見ながら対応することが必要と思われ、現状での細野地区への市営バス運行は厳しいものと認識してございます。  このことからも、青森市と合併した後においても、スクールバス及び町立病院通院バスを、代替交通機関として確保することとしておりますので、ご理解を賜りたいと思います。  なお、青森市においても、すべての集落に運行しているものではないということであります。  次に、70歳以上市営バス無料乗車証についてでございます。  市営バスの無料乗車証につきましては、市内におりましても市営バスだけが対象であり、一部を除きJRバスなどは対象外となってございます。  浪岡地域においても、バス路線は弘南バスが主流であり、合併したとしても市営バスの対象路線は国道と空港周りの2系統で、余りにも現青森市内との均衡を逸することとなることから、事務事業の中で、これらに対して協議してきたところでございます。  その協議において、弘南バスを対象とした場合、バス本体へ、乗車した人数確認のための機器類を装備しなくてはならず、多額の費用を要することから、何らかの対策を講ずるべく、現在、弘南バスと交渉中であり、できる限り弘南バスも対象とする方向で協議してございますので、ご了承賜りたいと思います。  市営バスの運行されている路線は、あくまでも市営バスが対象であり、この区間であります青森浪岡間について弘南バスへ乗車しても、無料の対象とはならないこともご理解を賜りたいと思います。  次に、町立病院についてでございます。  町立病院が市民病院にならないのか。  新市の市町村計画「青森浪岡21世紀まちづくりビジョン」では、町立病院については、現在の機能を維持しつつと決定されていることから、病院としての機能を維持することが合意されております。当然に市民病院となるものでございます。名称はまだ決まっておりませんけれども、先般、浪岡町立病院の院長とも話をいたしましたけれども、できるならば青森市浪岡病院ぐらいの名称にしてくれないかと、そういうお願いをされてございます。  建設するとすれば特例債が使えるのか、企業債で対応するのかでございます。  町立病院は、昭和45年9月に現在の一般病棟が完成して、34年が経過をいたしました。  鉄筋コンコリートづくり、病院建物の耐用年数は39年となっており、医療環境の快適性には欠けているものがあります。  このようなことから、病院の建設計画については、あらゆる面から検討を重ねることが重要であると考えており、財源対策もその中で大きな要因となるものであります。  合併特例債は総枠が決められていることから、当面は、企業債での検討・対応を考えてまいりたいと思います。  合併後、特例債事業は計画どおり実施されるのかでございます。  浪岡町が要望している合併特例債事業は、全部で13事業ございます。  佐野・女鹿沢線整備、青森浪岡間アクセス道路整備、浪岡城址環境整備、高屋敷館遺跡環境整備、町民体育館改修事業、生涯学習施設整備事業、南北小学校グラウンド整備及び照明器具取り付け、弘南バス、バス路線の整備、ホタル生息地などの自然環境整備、花岡荘などの健康の森の整備、消防庁舎や高規格救急車の整備、産業振興のために、市民農園の開設、さらには、ぼかし肥料生産施設やCA冷蔵庫などが市町村建設計画の中で計画がされてございます。  また、市町村建設計画そのものについて変更する場合には、合併特例法第5条の7項に規定されておりますように、議会の議決が必要でありますし、また、地域自治区設置の際の協議書にも掲載されているとおり、市町村建設計画に関しては、市長は地域協議会の意見を聞かなければならないとなっていることから、二重のチェックができることとなってございますので、計画期間10年間の中で事業を実施していくこととなってございます。 268 ◯副議長(葛西丈徳君) 答弁が終わったようですので、再質問がありましたら発言願います。12番奥瀬議員。 269 ◯12番(奥瀬金蔵君) 町立病院についてですけれども、まず最初に。  今町立病院がなぜ市民病院にならないかと聞いたところ、町長は「市民病院になる」と答弁しました。それでも、この冊子を見ますと「町立病院は現状の機能のまま維持されます」。この現状とは、現在町立病院から市立病院になるということですか、現状のままの現状って。 270 ◯副議長(葛西丈徳君) 病院事務局長。 271 ◯病院事務長(細川義彦君) 現状の機能をそのまま維持するということで、今現在ある診療科、病院の建物、医師の体制、看護師の体制等につきまして現状のまま移行するということでございます。 272 ◯副議長(葛西丈徳君) 12番奥瀬議員。 273 ◯12番(奥瀬金蔵君) なぜ聞くかといいますと、町立病院であるために、院長初め先生方、大学の方からお願いして来ているかと思いますけれども、その最高責任者が町立病院の場合は町長だからです。で、この名前が一つ。例えば市立病院にならなかった場合、今現在、町立病院のバスがあって無料で送迎しています。町立病院から市立病院になっていたならば、当然市立病院としてそのまま走るかと思いますけれども、万が一、町立から市立に名前が変わらないで例えば国立岩木病院が青森病院といつかなった場合、何ていうかな、経営者が変わっていくわけでない、町立病院の場合は町で経営する。それが市立になったらば市で経営すると。そうなっていくのであれば、当然バスもずっと走るかと思いますけれども、その公立から違う方に病院の経営が委託された場合、バスがなくなるのではないかと考えるわけです。そういうことは考えられませんかね。 274 ◯副議長(葛西丈徳君) 病院事務長。 275 ◯病院事務長(細川義彦君) いわゆる今現在の合意されている「青森浪岡21まちづくりビジョン」でございますか、この中では現状の機能のままに移管するということでございますので、市立病院となるという、あるいは市民病院となるということについては私どもの方は別段の異議も何もなくて、そのまま市立病院になるものだというふうに考えてございますけれども。 276 ◯副議長(葛西丈徳君) 12番奥瀬議員。 277 ◯12番(奥瀬金蔵君) ただ、このオンリーワンの中に、現状のままでなく、青森市立浪岡病院と言葉が入っていれば心配しないわけです。特に細野地区はバスもない、これから市営バスも走らなくなる。万が一町立病院のバスもなくなれば、昔みたくっていう心配している人もいるわけだ、相沢に行けば、仕事してれば、だから今聞くの。ね。で、まだ合併さねはんでいいつけどさ。それで、これからもずっと続けていくんだと。そういうことであれば、何とかそうやっていただきたいと思っております。  それから、青森市は戸数の少ないほど不便な地区にバスが走っていないのかと聞いたところですけれども、青森市では戸山団地の奥にある沢山集落というところ、市営バスが走っているそうです。軒数が5軒ないし6軒ぐらい。細野地区は約90軒ぐらいありますね。その90軒がある。しかも、今現在、温泉ができたことによって非常に人が多く入浴しております。しかしながら、運転もできない人もあり、これはお互いに乗せてきたりはしていますけれども、またタクシーを使って来ている人もあります。そしてまた、この間、病院のバスの運転手のことで、いろいろありましてかわりましたけれども、青森地区の5軒ないし6軒あるこの集落でも市営バスが走っている。合併すれば同じ市民となり、同じく将来的には税金を取られていく。しかしながら、バスは走らない。ややもすれば、私が時々言いますけれども、過疎になっていく可能性もある。今でも過疎だという、まさしくそのとおりですけれども、浪岡町では僻地と言ってますけれども。そういう90軒、そして温泉があって今非常に多く人が行っている。この利用客も、バスがあればもっと回数をふやしたい、そういうふうに言っているわけですので、町として、さっきいろいろしゃべっていましたけれども、採算性がなきゃならない。確かに営業ですので、もうけがなければ走らないと思いますけれども、町として、こういうふうに5軒か6軒ぐらいしかない集落も走っていますので、私は細野地区に何とか町の方で青森市ともう一度協議して、市営バスを浪岡町から走らせるように協議していただきたいと思っておりますけれども、どうですかね。 278 ◯副議長(葛西丈徳君) 企画調整課長。 279 ◯企画調整課長(石村正司君) まず、細野地域においては、昨年度、弘南バスが廃止になったわけであります。ここでその対策としまして、当町において病院バスと、それからスクールバスを併用するということで対策を講じて現在に至っているということであります。  先ほど町長では青森市でも走ってないところがありますよということでは、これは青森市の場合は、特に中心部、例えば金沢地域だとか浪館地域だとか逆に走っていないそうであります。といいますのは道路の状態が非常に悪くてバスが走れないと、そういう状況だということを伺っております。そういうことからすれば、確かに細野地域と沢山地域という比較なされているわけですけれども、事務事業の調整の中で、浪岡町の独自の制度ということで町立病院の通院バスとスクールバスの運行というのは維持されていくということが決定してございます。ぜひともこの制度を活用して、この制度の中では、今まで細野地域の場合は浪岡町で 267万円、それから細野地域では約大体トータルすれば60万円からの負担金、回数券を購入しての対応ということになっておったわけですけれども、それらが要らなくなった点では大変喜んでいると、そういう状況にもあるわけです。したがって、この二つの制度をぜひとも利用していただいて、これに対応する形で運行したいと、そういうふうに思っているところでございます。 280 ◯副議長(葛西丈徳君) 12番奥瀬議員。 281 ◯12番(奥瀬金蔵君) 今、課長が、青森と合併すれば市になり市営バスを利用することができるので、今まで出していた赤字路線に対してお金も出さなくなるから大変いいと。そういうことは、黒石から本郷回り、そして浪岡に来る道路ですね、これも浪岡町であるから弘南バスが赤字であっても補助金を出して走ってもらっているわけです。本郷まで青森市になります。竹鼻から黒石市になります。そうなりますと、弘南バスが赤字になった場合、青森市では弘南バスさ補助金出すんですか。 282 ◯副議長(葛西丈徳君) 企画調整課長。 283 ◯企画調整課長(石村正司君) 青森市においても、浪岡町が従来路線バスを維持した地域においては補助金を出すと、そういう仕組みになってございます。  なお、このことについては弘南バスの路線バスということでも非常に重要な弱者の足を守るというその役割を担っておるわけです。ぜひとも弘南バスと競合しないような形で進めてまいらなければならないと、そういうふうに思っています。  それから、何遍も申しますように、浪岡町のスクールバス、これと病院の通院バスというのは、ぜひとも将来にわたって維持していかなければならないことだと、そういうふうに考えているところでございます。 284 ◯副議長(葛西丈徳君) 12番奥瀬議員。 285 ◯12番(奥瀬金蔵君) スクールバスは全町内の方が、いわば朝間しか利用できないんじゃないですか。あと晩げに生徒を送るとき、いわば町に来るとき1回、家に帰るとき1回、その間はどこかで用を足していればいいんでしょうけれども。ただ、この市営バスも、来年、青森市では路線を三つ減らすと、そういうふうに言っているそうですが、まず知っていますか。 286 ◯副議長(葛西丈徳君) 企画調整課長。 287 ◯企画調整課長(石村正司君) 具体的な路線ということは承知しておらないわけですけれども、青森市交通部の経営の中においてさまざま、先ほど小倉議員にもお答えしましたように、アウトソーシング、いわゆる外注という形で経費を減らしてサービスに対応すると、そういう形をとるということを承ってございます。今初めて奥瀬議員から路線を三つ減らすということを聞いて、これに対しても、浪岡町の場合においては今までバス関係においての調整がついたこと、これは先ほど来申しておりますように、独自の制度としてスクールバス、病院通院バスということでは残していかなければならない。そして、これが青森市と別な形での浪岡町独自の制度だということを定着させてまいりたいと、そう思っているところでございます。 288 ◯副議長(葛西丈徳君) 12番奥瀬議員。 289 ◯12番(奥瀬金蔵君) 今知ったということですので、市営バスの路線の一部、運転手を弘南バスに委託するという、そういうお話もあるようですが、そしてまた、浪岡に来る市営バスは、その運転手が弘南バスの運転手がということの話もありますけれども、どうなんですか。 290 ◯副議長(葛西丈徳君) 企画調整課長。 291 ◯企画調整課長(石村正司君) そのことについては、先ほどの小倉議員にもお答えしたとおり、そういうことも検討しているということで承ってございます。  いずれにしても、浪岡側においてはきちっとした市営バスが運行されるということがなされればよいわけですから、弘南バス、あるいはどこにアウトソーシングという形で委託しようと、これはまた別の問題だと、こういうふうに考えてございます。 292 ◯副議長(葛西丈徳君) 12番奥瀬議員。 293 ◯12番(奥瀬金蔵君) 先ほど課長が小倉議員の答弁で、走るとすれば、4月1日から走るとすればと答弁がありましたけれども、4月1日に合併して青森市になるわけですので、本来であれば4月1日から市営バスが走らなきゃならないんではないんですか。 294 ◯副議長(葛西丈徳君) 企画調整課長。 295 ◯企画調整課長(石村正司君) 4月1日から運行されるのに今準備をするということで、バスは3月中に必要だということであります。このバスばかりでなくて、バスの停留所等、細かいそういう設備まで必要になるということであります。  それから、弘南バスの無料乗車券にかかわることになれば、弘南バス自体に新たな機械の取りつけが必要だということであります。そういうことで、ここでは協議中だと、こういうことでご理解をいただきたいと、そう思います。 296 ◯副議長(葛西丈徳君) 12番奥瀬議員。 297 ◯12番(奥瀬金蔵君) 青森と浪岡を走る路線は2路線、飛行場を通っていく路線ありますけれども、なぜ王余魚沢の村通らないんですか。 298 ◯副議長(葛西丈徳君) 企画調整課長。 299 ◯企画調整課長(石村正司君) 通常バス停留所の設定ということでは難しいものがあるわけです。中心部からおおむね10分ということを一つの基準だというふうに承ってございます。したがって、王余魚沢の入り口ということであれば、奥の方まで10分ぐらいということでは、おおむねその入り口の停留所を設けて間に合うというような考え方であります。 300 ◯副議長(葛西丈徳君) 12番奥瀬議員。 301 ◯12番(奥瀬金蔵君) 王余魚沢の入り口から10分ぐらいと。王余魚沢地区の人は前に弘南バスが走っていたように村の中走っていただきたいと、そういう声が非常にある。ただ真っすぐに行った場合、ダムの辺の坂とかいろいろな坂があって大変だから走らないのか。 302 ◯副議長(葛西丈徳君) 企画調整課長。 303 ◯企画調整課長(石村正司君) 路線の決定に関しましては総合的に考えているわけであります。青森市の利用客、それから空港の利用、それから今浪岡町で特徴的なのは浪岡のJRの駅に特急がとまります。したがって、これらの3点をうまく結びつけると。そういうことも大きな意味合いを持つことになります。それと同時に、あわせて住民のその弱者の足を守るということで対応していると、そういうことでございますのでご理解をいただきたいと存じます。 304 ◯副議長(葛西丈徳君) 12番奥瀬議員。 305 ◯12番(奥瀬金蔵君) 70歳以上、市営バスの無料乗車証、このオンリーワン配布する前に各地区の公民館等においていろいろ町長初め助役、課長さん方が説明に歩いていますけれども、私、北中野の公民館にいたとき、細野地区の方々が会場にいましたので、あえて聞いたんです。市内を走る弘南バスも対象になりますよと、北中野の公民館では説明しましたね。私非常に恥ずかしかったけれども、「市営バスだけでなく弘南バスも対象になるんですか」と聞いたところ、私よりも1級下の吉内出身の方が議員聞ぐもんだな。ね。したっきゃ、ある議員が「あれ議員でねべね」と、こう言ったわけだ。その中で企画課長は「市内を走る弘南バスも対象になる」と言った。それで細野地区の方々が喜んでいったんだよ。そして、この後、このオンリーワン配布されて、弘南バスも対象にならないと。せば、うそ説明してたというの。 306 ◯副議長(葛西丈徳君) 企画調整課長。 307 ◯企画調整課長(石村正司君) 先ほど来申し上げておりますとおりであります。  まず、路線バスの関係においては弘南バスが重要な役割を担っているということであります。それに市営バスをプラスして、さらに交通網が整備されると、そういう状況にあるわけです。その中において、当初、町長の説明がありましたように、弘南バスも当然対象にしてやるということでありました。ところが、相手が弘南バスさんでありますので、今協議中だということになっているわけです。この協議中の内容においては、無料乗車券の人員の把握においては新たな機器を、弘南バス、別な会社の中に設置しなければならないと、そういう状況にあるそうであります。したがって、そのことについては今協議中であるということになってございます。ぜひとも弘南バスも対象にしたいと、そういう思いには今でも変わりはなく、そういうことで今協議を進めているという状況にあるということでご理解をいただきたいと、そう思います。 308 ◯副議長(葛西丈徳君) 12番奥瀬議員。 309 ◯12番(奥瀬金蔵君) いろいろ弘南バスにいろいろな機械をつけてお金がかかる。それはそれとしてさ、各地区の公民館等に説明に歩いているとき、この弘南バスが対象にならないということは知っていたんですか、その後知ったんですか。 310 ◯副議長(葛西丈徳君) 企画調整課長。 311 ◯企画調整課長(石村正司君) このことについては相当後の話であります。したがって、協議の中で今そういう形が出てきているということで、これも前向きに協議して、別な方法、機器つけなくてでもやれないものなのかということも今鋭意検討中であるということを町長が申し上げたそのとおりであります。 312 ◯副議長(葛西丈徳君) 12番奥瀬議員。 313 ◯12番(奥瀬金蔵君) 町長が何と言おうが、企画課長が何と言おうが、合併のときは市内を走るところにおいては弘南バスも走るといって説明して歩いたことによって、市営バスが走らないところの70歳以上の方々が大変喜んでいるわけだ。しかも、いろいろな方が「合併へば70歳になればなんどただでバスに乗るにいいんだざいろ」と、こういうふうにしゃべっているところで、どこでもただで乗れると思っちゅんだ。本郷でもんだし、畑でもんだだ。前には相沢、細野地区に走ったときはどこでも手を挙げればとまってたんだ、な。だんでさ、停留所あるところ、例えば本郷から浪岡までの間で、かつては手挙げればバス、弘南バスとまっていたてば、だんで、そういうふうに考えている人もいるわけだ。きちっとこの弘南バスは対象になりませんよという説明する義務があるんでないですか、町民に。 314 ◯副議長(葛西丈徳君) 企画調整課長。 315 ◯企画調整課長(石村正司君) 今の段階では弘南バスに対してのそういう交渉中であります。したがって、これについても4月1日までにはぜひとも対策を講じたいということであります。ただ、説明会の中で強調しているということでは、先ほど来申しましておりますように、病院の通院バスと、それから独自の制度としてスクールバスが残すということで、これらについてはすべての集落において対象にするということで強調しているところでもあるわけです。  そして、弘南バスにおいてはすべての路線が対象になるというわけではないわけです。要するに市営バスが通っている地区においては、これは対象外という形になるわけです。もっと詳しく申し上げれば、市営バスは駅から、それから空港回り、それから、駅から7号線回りということでは杉高、大釈迦方面の弘南バスということでは対象にならないということです。あくまでも駅までという、例えば下石川から駅までという形での路線対象という形にはなってまいると、そういうことでございますのでご理解賜りたいと存じます。 316 ◯副議長(葛西丈徳君) 12番奥瀬議員。 317 ◯12番(奥瀬金蔵君) 市営バスの走るところの方々は毎日も青森さ行くにいいわけだ、ただだはんで。ね。用ねしても用あっても行くてばな。時間あって暇あるだもの。健康であれば行くの。ただ、本郷とか吉野田、下石川の方面、市営バスが走らないで弘南バスが走っていたとしても、負担がふえるわけだ。そういう人たちのために70歳以上の人たちに当然サービスを受ける人と受けられない人があるわけだ。受けられない地区の人に例えば回数券をけるとか、そういう考えはないんですか。 318 ◯副議長(葛西丈徳君) 企画調整課長。 319 ◯企画調整課長(石村正司君) 形は回数券という形をとるのか、どういう形をとるのかわかりませんけれども、その辺をどうにかクリアしたいということで、これからの弘南バスとの交渉ということで、ぜひとも実現の方向に向かって頑張りたいと、そういうふうに思ってございます。 320 ◯副議長(葛西丈徳君) 12番奥瀬議員。 321 ◯12番(奥瀬金蔵君) 雲谷までJRバスも走っていますけれども、一部無料パスが対象となっているという話もあるようですが、どうなんですか。 322 ◯副議長(葛西丈徳君) 企画調整課長。 323 ◯企画調整課長(石村正司君) 先ほどの答弁の中で一部を除きJRバスなどは対象外という、一部を除きというところの一部というのが雲谷だというふうに受けとめてございます。 324 ◯副議長(葛西丈徳君) 12番奥瀬議員。
    325 ◯12番(奥瀬金蔵君) 合併後、特例債事業は計画どおりできるのか。これについていろいろありますけれども、決断と実行の加藤町長、私もこう思います。平成17年度実施、実施予定でねんだはでな、実施だはんで。次代を担う子供たちのために合併と同時に行う事業、合併と行う、一緒に、合併したときの事業だはんでな、北小学校、南小学校のグラウンド整備、ナイター照明施設、暗渠排水、設備、来年17年度これ確実にできるんだべ。したって、これは書いでるばな、こら、合併と同時に行う事業ってらだもの。それから平成18年度実施、ここさも合併にいろいろ書いているんだ。合併により建設可能、可能だんで、やるかやらないかわからないけれども。それからガス冷蔵庫とか5カ所書いて、これらの事業は両首長で合意されたと。だんで、17年、18年は確実にやるだべ。ところが、オンリーワンのこの冊子見れば、やる予定になっていた、全部な。実施予定。いやおらも議員になったとき、いろいろな県の町村議員研修会とか広報研修会とか行けばさ、講師の先生は検討するとか、実施するとか、考えておくとか、こういう言葉はやらないんですよと。覚えてください。県の町村議員の研修会のとき言っちゅんだ。実施予定、銭こあればやる、銭こないばやらいねわけだばな。 326 ◯副議長(葛西丈徳君) 町長。 327 ◯町長(加藤新吉君) 奥瀬議員にお願いするけれども、この特例債の活用が年度の予定書いてあるわけだでばな。の。あんたこれできるんだがと、これ疑ってればまいねや、おめ。みんな議員どこれ協力してければいいでばな、議員の方々が。協力してければいいんでねがへ、これさ書いてある17年度予定の、ことし17年度の予算さ盛るんだ、予算請求するんだ。 328 ◯副議長(葛西丈徳君) 12番奥瀬議員。 329 ◯12番(奥瀬金蔵君) 確かに合併しなければ合併特例債は使えないでしょう。それもわかります。ただ、この合併は対等合併と言っているわけだ。対等でありながら浪岡で計画はする。計画したものを青森の方に伺いをたてて、どうなんですか。これが対等なんですか。本来であれば、浪岡町がこれをやりたい。何とか合併したらこれ頼むじゃと。何とかこれでねばまいねんだって突っ張るのが対等じゃないんですか。青森からこれもちょっとまいんでないか、ここもちょっと直しなさいよ。これが対等なんですか。 330 ◯副議長(葛西丈徳君) 企画調整課長。 331 ◯企画調整課長(石村正司君) さまざまなこういう冊子類ということでは創造会議の事務局がこう計画するのが一般的なわけです。ただ、我々が浪岡町の説明会に及んだときには、これが非常に同じような内容でつくったのを持ち込んだわけですが、非常にわかりにくいということでありました。したがって、印刷製本費を要求いたしまして、それについて今回こういう形で出したということであります。したがって、創造会議の事務局と、それから浪岡町、その下にあります浪岡町、青森市ということではお互いの連携、連絡というのが必要になってまいります。そういうことでは事前にそういう打ち合わせというのが必要だということでの話し合いがあったわけです。ところが、その話し合いの内容がそのまま漏れておったところに今回のこういうトラブルが起きるような要因になっているということにもなるわけです。実際の中では、我々の主張するものについてはきちっと形で主張して、そして行っているということですので、その辺ご理解をいただきたいと存じます。 332 ◯副議長(葛西丈徳君) 12番奥瀬議員。 333 ◯12番(奥瀬金蔵君) 漏れたって、どこから漏れたの、だれから漏れたの。 334 ◯副議長(葛西丈徳君) 企画調整課長。 335 ◯企画調整課長(石村正司君) 内容についてはわかりません。ただ、できる前に今出た内容というのは、浪岡町で調整が整って出された内容です。ぜひともこの内容において信用していただきたいと、そういうことであります。 336 ◯副議長(葛西丈徳君) 12番奥瀬議員。 337 ◯12番(奥瀬金蔵君) そっちはそれでいいんです。ちょっと今ひとつ違うじ聞ぐじゃ。吉内の方さ、町内会の方でも側溝の危険性と道路の危険だということで、町政を語る会で話されて、ガードレールをつける。そのガードレールはどんだだっけ、真っすぐなガードレールつけるんだか、平仮名のく型のちょっと側溝の方に傾いたガッドレールつけるの、どっちのガードレールつけるの。 338 ◯副議長(葛西丈徳君) 建設課長。 339 ◯建設課長(天内善磨呂君) ガードレールの種類、どういう種類のガードレール設置するかということに関しては、まだ決定してません。現場を見て、せきの方に幾らか入り込んだガードレールの方がよいのか、それとも真っすぐの方がよいのか、道路の破損状態も見て、そこで決定になるかと思います。 340 ◯副議長(葛西丈徳君) 12番奥瀬議員。 341 ◯12番(奥瀬金蔵君) 破損状況見てって、破損状況この間見てもらったべさ。担当課の方が行ってポール立でで縄張ってたてば。課長見ねはんで見ねってすの、おがしいんでないの。 342 ◯副議長(葛西丈徳君) 建設課長。 343 ◯建設課長(天内善磨呂君) 全部が全部真っすぐ破損されているという状態ではないわけでして、部分部分の破損も見受けられるというふうな、私も見てきました。そして、その中でどのガードレールがよいのかというのはこれからだということです。 344 ◯副議長(葛西丈徳君) 12番奥瀬議員。 345 ◯12番(奥瀬金蔵君) へば見てきたってしゃべればいいでばな、最初からな。  それで、部分的に確かに壊れているところ、壊れていないところありますね。そして部分的ではちょっとアスファルトの接着が悪いので1メートルぐらいカッターを入れて切ったげって、それで全部やらなければ、また部分的にちょこちょことやっているんならばさ、春までかかればかいでまるんだ。その辺はさっき町長の答弁あったけど、聞いでねはんででもう一回お願いしますじゃ。 346 ◯副議長(葛西丈徳君) 建設課長。 347 ◯建設課長(天内善磨呂君) 何回も言うようですけれども、手法はどういう形でやるかはこれから、うち方の技術者もおりますものですから、そこで設計をして決めるということです。いずれにしても落下防止を防ぐというふうな工事をいたすということでございます。 348 ◯副議長(葛西丈徳君) 12番奥瀬議員。 349 ◯12番(奥瀬金蔵君) 落下防止も防がなきゃなりませんけれども、建設課に行って話したとき、ちょこちょこでまねはんで、1メートルぐらい切ってやらねばまねやと話したでばな。課長しゃべねばしゃべていた人もあったてば。そして、ちゃんと現場見てもう把握してるべさ。後は予算的な面だと思うけどさ、ただガードレールが立てたから、落下防止を防いだ、あとは道路が壊れてもいいというわけでねえでばなな。ガードレールつけたら、そっちの方にちょっと板か何かやって、高くして舗装するという考え方ないの。 350 ◯副議長(葛西丈徳君) 建設課長。 351 ◯建設課長(天内善磨呂君) 奥瀬議員は奥瀬議員の考え方があって、そういうやり方を提案しているかと思います。ただ、私どもの方の技術者も技術者の考えがございます。その対処の仕方はうち方の技術者にお任せいただきたいと、こう思います。 352 ◯副議長(葛西丈徳君) 12番奥瀬議員。 353 ◯12番(奥瀬金蔵君) いろいろ他の議員もいっぱい質問しましたので、そろそろ4時になりますので、ありがとうございます。これで終わります。 354 ◯副議長(葛西丈徳君) 12番奥瀬議員の一般質問が終わりました。  本日はこれをもって日程を終了いたしました。     午後3時49分 散会 TOP▲ ©2005Aomori City Assembly. All Rights Reserved. 青森市議会ホームページ │ 青森市ホームページ...