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  1. 青森市議会 2004-05-17
    旧浪岡町 平成16年第2回臨時会(第1号) 本文 2004-05-17


    取得元: 青森市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-04-29
    ▼最初のヒットへ(全 0 ヒット) 1     午前9時12分 開会 ◯議長(福士銀一君) 皆さん、おはようございます。  ただいまの出席議員は19名で定足数に達しておりますので、会議は成立いたしました。  ただいまから平成16年第2回浪岡町議会臨時会を開催いたします。  直ちに会議を開きます。  1番小倉議員。 2 ◯1番(小倉尚裕君) 9時の定刻を過ぎましても議長が見当たらない、見当たらない。このようにたくさんの傍聴者及び町民の方がたくさんおられる中、やはり定刻になっても開会できない。そして、事務局で「議長がどこにいる」と探している。こういうのはどうなんでしょうか。(「何しているか説明さねばまいね、議長は」の声あり) 3 ◯議長(福士銀一君) 先ほどは会派のちょと相談がありまして、その席に出席していたわけで非常に申しわけないと、こう思います。  小倉議員。 4 ◯1番(小倉尚裕君) 会派の会議、これは大変結構でありますが、まずでも議会でありますので、議長がまずどこにいるか、その点を当然事務局及び執行部の方に連絡がなければ、非常に混乱していた。事務局で開会するにも開会できない。これで会派の方と相談していた。やはりこれは議長、当然事務局の方にそういう点は連絡をして、スムーズな議事進行を図るべきではないでしょうか。 5 ◯議長(福士銀一君) はい、わかりました。今後そのようにいたします。 ───────────────────────────────────────────     日程第1 会議録署名議員の指名 6 ◯議長(福士銀一君) 日程第1、会議録署名議員の指名を行います。  会議録署名者には、会議規則第 118条の規定により、4番海老名鉄芳議員を指名いたします。5番工藤祥三議員を指名いたします。 ───────────────────────────────────────────     日程第2 会期の決定 7 ◯議長(福士銀一君) 日程第2、会議規則第5条の規定により第2回臨時会の会期についてお諮りいたします。  会期については、去る5月13日議会運営委員会を開き、1日と決定しておりますので、会期を本日1日といたしたいと思いますが、ご異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
    8 ◯議長(福士銀一君) 異議なしと認めます。よって、会期は本日1日と決定しました。  本日の日程は皆様に配付のとおりであります。 ───────────────────────────────────────────     日程第3 町長提案理由の説明 9 ◯議長(福士銀一君) 日程第3、町長の提案理由の説明を求めます。町長。     〔町長 加藤新吉君 登壇〕 10 ◯町長(加藤新吉君) おはようございます。  本日ここに、平成16年第2回浪岡町議会臨時会の開催に当たり提案いたしました議案の概要についてご説明申し上げ、審議の参考に寄与したいと存じます。  本臨時会に提案いたしました議案は、予算の補正案件が1件、条例案件3件、人事案件が1件、その他の案件が6件の計11件を提案いたしてございます。  議案第32号から議案第34号までは専決処分であります。地方自治法第 179条第1項の規定により報告をし、議会の承認を求めるものでございます。  議案第32号専決した事件の承認を求めることについてでございます。これは、浪岡町重度心身障害者医療費助成条例の一部を改正する条例を専決したものでございます。現在実施している重度心身障害者医療費助成について、青森県重度心身障害者医療費助成事業実施要綱に準じる見直しを行ったものでございます。  議案第33号専決した事件の承認を求めることについてでございます。これは、平成15年度浪岡町一般会計補正予算(第10号)を専決処分したものでございます。歳入歳出予算の総額からそれぞれ 128万 1,000円を減額し、歳入歳出予算の総額を79億 5,460万 9,000円とするものであります。また、道路新築改良費のうち 1,165万 5,000円を繰越明許費としたものであります。  議案第34号専決処分した事件の承認を求めることについてでございます。これは浪岡町町税条例等の一部を改正する条例を専決したものでございます。地方税法の一部を改正する法律及び地方税法施行令等の一部を改正する政令等が平成16年3月31日付をもって公布され、4月1日から施行されたことに伴い専決処分して対応したものであります。  議案第35号浪岡町の合併についての賛否を問う住民投票条例の制定についてでございます。これは平成16年4月30日、地方自治法第74条第1項の規定により、浪岡町の合併について賛否を問う住民投票条例の制定の請求を受理したので、同条第3項の規定により意見をつけて付議するものであります。  議案第36号青森県市町村職員退職手当組合規約の一部変更についてでございます。これは青森県市町村職員退職手当組合の構成団体である倉石村が、平成16年7月1日をもって五戸町に編入合併することに伴い、本組合規約を変更する必要が生じ、地方自治法第 286条第1項及び同法第 290条の規定に基づき、議会の議決を要することから提案するものでございます。  以下、議案第37号から議案第41号までは同様に各組合の規約を一部変更するものでございます。  議案第42号浪岡町固定資産評価審査委員会の選任につき同意を求めることについてでございます。これは野呂 章委員の辞職に伴い、その補充として福士 茂氏を選任いたしたく、地方税法第 423条第3項の規定により、議会の同意を求めるものでございます。  以上、提案いたしました議案の概要についてご説明申し上げましたが、議事の進行に伴い関係参与から詳細にご説明申し上げます。浪岡町の合併についての賛否を問う住民投票条例の制定については、私は本条例制定は必要ない旨を付議した意見に沿ったご議決を。また、その他の議案については、何とぞ原案のとおりご議決を賜りますようよろしくお願いを申し上げます。 ───────────────────────────────────────────     日程第4 議案第32号 専決処分した事件の承認を求めることについて(浪岡町重                 度心身障害者医療費助成条例の一部改正について) 11 ◯議長(福士銀一君) 日程第4、議案第32号専決処分した事件の承認を求めることについてを議題といたします。  議案第32号について説明を求めます。健康福祉課長。 12 ◯健康福祉課長(山内健逸君) 議案第32号についてご説明いたします。  この議案第32号の浪岡町重度心身障害者医療費助成条例の一部改正でございますが、この条例は青森県重度心身障害者医療費助成事業要綱に基づきまして、現在実施しているものでございます。それとあわせまして、浪岡町では県の助成以上に町民の負担を軽減しようとういうことで今まで対象外になってありました3級障害者の内部障害者───内部障害者は体の中、それ以外の視官等の障害者に対して、それから愛護Bの障害者に対しても医療費の助成を行ってきたわけでございますが、今回いろいろな諸情勢と、近隣市町村の情勢を勘案しまして、平成16年4月より県の助成制度に基づきまして助成したいということで、今回この条例を提案した次第でございます。  一つは、今まで助成していたものが助成受けなくなったと。ちなみに浪岡町の場合はその対象になっている方がどのくらいおるのかといいますと、延べ人数で対象者は 100名ほどございます。そのうち医療費の助成を受けている方が50名ほどございます。  以上です。 13 ◯議長(福士銀一君) 説明が終わりました。  質疑ありませんか。8番古村議員。 14 ◯8番(古村一雄君) この町単独の助成の打ち切りということなんですが、具体的に言えば、その愛護Bというのは、我々が外部から見てどういう状態の人が今回助成打ち切りの対象になったのか。このただ愛護Bとか、3級と言われてもどうもぴんとこない。そういう点ではどういう方々が具体的に町単独の事業で結構ですけれども、町単独の助成を打ち切ったのか。 15 ◯議長(福士銀一君) 健康福祉課長。 16 ◯健康福祉課長(山内健逸君) 愛護の障害者というのは、ちなみに皆さんが言われる知的障害者のことでございまして、愛護Bというのは、どちらかと言えば健常者とはそんなに周りから見ては差異はないのかなと、そう感じでございます。それと3級障害者の外部障害者とありますけれども、内部障害者以外の外部というのは、ちょっと医学的に詳細までは把握しておらないんですけれども、その基準となりますのを見ますと、両上肢の親指及び人指し指を欠く者、それから下肢については、下肢の機能を全廃したした者ということでございますので、単純に言えば歩行障害がある程度の障害が見受けられるのかなと、そう把握してございます。 17 ◯議長(福士銀一君) 古村議員。 18 ◯8番(古村一雄君) 町単独を打ち切る理由として、近隣市町村諸情勢という言い方しましたけれども、まずその単独事業を打ち切ることによって、いわゆる予算、どれぐらい支出が抑えられるのかというのが一つと、近隣市町村の情勢も見ながら打ち切ったということでありますけれども、当然、青森市はこの愛護B、あるいは3級の外部障害、青森市もやっていないということで、合併を前にして青森市に倣う、こういう理解でよろしゅうございますか。 19 ◯議長(福士銀一君) 健康福祉課長。 20 ◯健康福祉課長(山内健逸君) 近隣の市町村ということでございまして、各市町村を確認してみましたが、浪岡町と同等の制度を南黒市町村に確認したところ、そういう状況はありませんでした。で、ちなみに平賀町さんでは、昨年度までは所得制限をなくして2分の1を助成しておったと。それが16年度からは廃止したということで、一、二の町村では藤崎町さん、それから常盤村さんでは所得制限のない浪岡町の制度とは若干異なるんですけれども、助成制度は町村単独でやっているところもございます。あと、南黒の市町村ではすべて県の助成制度に基づいて実施しているということで、市町村単独でやっているのは今のところは浪岡町以外では藤崎町さんと常盤村さんでは現在も続けているという状況でございました。(「青森とは」の声あり)青森市におきましても、県の助成制度をそのまま遵守しているという状況でございました。(「それから、予算幾らなのか」の声あり)  現在、15年度の実績見込みなんですけれども、対象者が52名の医療を受けた方がございまして、 120万円ほどの助成額となってございます。 21 ◯議長(福士銀一君) 古村議員。 22 ◯8番(古村一雄君) 青森市との合併協議に当たっては、浪岡町のよいところは残すと、こういう姿勢で臨むということで青森市とは協議をしてきたはずであります。青森市がやっていない。浪岡町は単独でいわゆるこういう身体障害者に助成をしてきている。それも 120万円という金額であります。何で合併までの1年間、 120万円程度のお金を工面できないのか。ことしの3月の新年度予算では駅前開発の設計費、実際の事業費と予算で見積もったのは 1,000万円近い違いがあったにもかかわらず、こういうものになんであと1年間だけ 120万円予算をつけて、青森市と合併をして、青森市には浪岡町は単独でこういうよいことをやっていますよということで、青森市にも浪岡町の制度を適用させると。こういうことが本筋ではないかと思いますけれども、今から何で悪いのを青森市に倣うようなやり方をするの。 23 ◯議長(福士銀一君) 企画調整課長。 24 ◯企画調整課長(石村正司君) 16年度の新年度予算の編成のときであります。非常に歳入が大幅な落ち込みということで苦慮したわけです。そして、補助金の見直しということもその中で進めてきたという、そういうことでありまして、全体的にはトータルで20%の削減ということで、これは痛みを分かち合うということで、皆さんにお願いしたということがございます。その中で補助金もある程度見直せるものは見直すという中での作業でございました。そういうことで、今回は県の制度、これについては見直しされたと。  それからもう一つは、県の財政プランの中で、県単事業の削減ということが大きく話題になりまして、このことも浪岡町の財政を非常に圧迫している。そういう要因がございます。そういう全体の中での見直しということで予算編成の中でこういう措置になったということでご理解を賜りたいと、そう存じます。 25 ◯議長(福士銀一君) 5番工藤議員。 26 ◯5番(工藤祥三君) あんたたちのその言い分、ちょっとおかしいんでねえの。合併の中で、今まで行ってきたサービスというのは合併によって維持できるという。こういう論法できたはずでしょう。住民に説明してきたでしょう。だからあえてこの浪岡町のすぐれた制度そのものを合併絡みで廃止をするという、このやり方、とても納得できない。しかも、 120万円といういわばわずかなお金ですよ。担当課の方では何かもしこれが浪岡町の制度を青森に適用させると、相当な額になるだろうという、こういうことがちらっと聞かされたわけなんですが、サービスを後退させるという、これは合併の方向とはちょっと相反するんじゃないんですか。 27 ◯議長(福士銀一君) 企画調整課長。 28 ◯企画調整課長(石村正司君) 合併もそれからもう一つ、行財政改革も並行して進めてきているわけです。そして予算ということであれば、年度年度で収入、それから支出を決めるといことで、入りをはかりていずを制すると、そういう形で編成してまいるということであります。したがって、この行財政改革の中で県も国も予算の削減の中で我々も削減を、非常につらいわけですけれども、そういう意味で削減するところは削減しなければいけなかったということでございます。 29 ◯議長(福士銀一君) 工藤議員。 30 ◯5番(工藤祥三君) 削減するところは削減すると言っても、私はその削減すべきところがどういうことなのかということなのさ。古村さんも言ったけれどもさ、駅前開発がどんと金を使う。こういう暮らしの問題ではね、ばっさりと、こう削っちゃう。これが財政の効率化なの。あんた方の言う。説明の中では、今も町内の説明やっているけれども、「合併することによって財政は裕福になる」という説明しているんじゃないの。「交付税もふえるし」と、言っているんじゃないの。そうすれば、やるべきことというのは当然、こういう重度身障者の医療費の助成を削るというのじゃなくて、逆に維持して青森市にも適用させると。それが筋じゃないの。 31 ◯議長(福士銀一君) 企画調整課長。 32 ◯企画調整課長(石村正司君) 予算の編成の中での措置でありまして、予算は町を建設するという形での投資的経費とそれから生活を守るという形でのその経費と並行して進めていかなければならないと、そういうことであります。したがって、制度的にその周辺市町村と均衡がとれる形でその生活防衛のことも考えてまいると。そういうことであります。そして、そういうことが相対的に今回のこういう措置になったと。そういうことでご理解をいただきたいと、そう思います。 33 ◯議長(福士銀一君) 小倉議員。 34 ◯1番(小倉尚裕君) やはり合併を目前に、まさしくその町の特色の部分ではなかろうかと思います。浪岡町では国立療養所青森病院があります。そして、身体障害者の方のこの学校があり、そしてまた東京都の障害者施設、今まで浪岡町というのはこのように高齢者、そして障害者にやさしいまちづくりというのが特色でやってきた町であります。それがなぜ今この時点で、青森市と合併してこのような制度を残していけば、青森市が巨額のお金が要る。したがって、合併を前にこのような制度をなくしていく。本当にこういうのがまちづくり、その町の特色を生かしたまちづくりとなるんでしょうか。この点についてお聞きします。(「うんだ、うんだ」の声あり) 35 ◯議長(福士銀一君) 企画調整課長。 36 ◯企画調整課長(石村正司君) 総じて考えられるということでありますけれども、歳入の減ということであれば、それに対応したそのサービスの低下ということが当然出てまいるわけです。我々はそれをいかに抑えるかということで、非常に心を砕いているわけですけれども、そういうことでは、いたし方のないということで今回こういう措置になったということであります。さまざまな予算編成の中では職員の手当の問題、それから四役の給与の問題とか、大幅に削減をしていてなおかつそれでも予算不足だということで、こういう措置になったということで、ご理解をいただきたいと、そのように思います。 37 ◯議長(福士銀一君) 小倉議員。 38 ◯1番(小倉尚裕君) すべての基金を取り崩して、財政をからにしてでも、今回の予算編成、2億 3,000万円の増額の予算編成をしたのが16年度予算でありました。そしてその中でわずかこの数カ月の間、2カ月、1カ月ちょっとの間に、そしてまたこのような補正を行っていく。果してこのような予算編成というのが、今課長がおっしゃったみたいな歳入が厳しい、その中でこのような部分を削っていく、本当にこれが町民に対して、納得をできるんでしょうか。今合併の説明会の中におきましても、やはり浪岡町が青森市と合併をして、さらによいまちづくりが進んでいく、そして町民が受けれるサービスがなお一層充実したまちづくりを行えるという説明をしていると伺っております。やはりそういう面を考えますと、このようなきめ細かい、まさしく 120万円です。これがそのように、例えばこれがもっと大きい額にしたらそうですけれども、これが歳入が足りない、予算が足りないという言葉で片づけられるのか。これはそうではなくて、あくまで青森市と協議をする中で、このような制度を残していくと、1市2制度はあり得ないというふうな形で、これを今先に削るんではないんですか。 39 ◯議長(福士銀一君) 企画調整課長。 40 ◯企画調整課長(石村正司君) 3月議会でも非常にこの議員の皆様に、浪岡町の財政ということをご説明をして、非常に苦しいということを申し上げておるわけです。そして、確かに駅前ということでは2億円ぐらいのお金を投入したわけです。これも平成7年から計画して、県営の事業が地下道として14年に完成している。そして、町の対応というのがそこの時点でできていない。実は13年から急いできて、そしてようやく16年度に間に合ったという。そういう形でなけなしの基金をはたいて予算計上したと。そういうことは確かにございます。それと、予算がふえたということでは 3.4%の増額ですけれども、これは起債償還をさらにまた借り上げしたと、借りかえをしたということで、予算がふえたということであります。したがって、相対から言えばその分を差し引きますと、1%弱ぐらいの増額でしかないという、そういう状況も総合的に判断していただきたいと、そう思っているわけです。予算がトータル的にその配当していると。そういうことでご理解いただきたいと、そう思っております。 41 ◯議長(福士銀一君) 5番工藤議員。 42 ◯5番(工藤祥三君) この 120万円をそのまま存続させると、町の財政というのは行き詰まるの。 43 ◯議長(福士銀一君) 企画調整課長。 44 ◯企画調整課長(石村正司君) 国の制度、県の制度、それから町の単独の制度、さまざまな制度がございます。その中で整理した中で予算が行き詰まる行き詰まらないの論争でなくて、その抑えようという、相対的に抑えようという中でのそういう措置だということであります。これからの歳入だとか、そういうものを見通した中で、このあるいは金額そのものでなくて、その制度的に国、県、それから町の制度はどうあるべきかということを見直した中での措置だということでご理解をいただきたいと、そう思います。 45 ◯議長(福士銀一君) 工藤議員。 46 ◯5番(工藤祥三君) それだと話しにならないのさ。なしてかと言えばさ、たまたま今重度身障者の医療費助成だけれども、例えば農業の分野でも何の問題でも浪岡独自のものというのがあるわけだよ。今のその論法でやったら、とりあえずはじゃあ合併するまではそういう浪岡独自のものは残しますよと。口では言っておくけれども、財政が厳しければばっさりという。そういうことになるでしょう。だから、この 120万円で町が本当に沈むのかと。やれなくなるのかと。わ、そう言って聞いているんだ。維持できなくなるのかと。青森市が逆にこれやられたから困るというんなら話しまだわかるよ。 120万円で行き詰まるの。行き詰まらないでしょう。 47 ◯議長(福士銀一君) 企画調整課長。 48 ◯企画調整課長(石村正司君) 行政はさまざまな分野を担ってございます。そして、その中で相対的に考えていくということであります。そして、浪岡町の特徴ということは、合併を例にとって申し上げるとすれば、青森市、格別進められているのが農業だろうということであります。したがって、特徴的を生かすということでは農業部門ということでは格段のその配慮が必要だと。そこでは特徴を見出していこうと。そしてそのほかの部門ということでは、平均的周辺のこの市町村の例に倣って、そういう行政の手当てをすると。そういうことであります。特徴的なものを求めるあまりにゼロにすることにはいかない。いわゆる健康福祉の部分、あるいは教育の部分、ここの部分でもゼロにすることはできない。しかしながら、予算削減の中ではある程度レベルを下げなければ、特徴的なものを特徴的としてとらえることができない。そういう現実もあるわけでございます。そこのところもご理解をいただきたいと、そう思うわけです。(「質疑なし」の声あり) 49 ◯議長(福士銀一君) 質疑を終わります。  次に、討論を行います。討論ありませんか。工藤議員。 50 ◯5番(工藤祥三君) 今議案の医療費助成制度のこの改悪に関する反対を討論するものであります。  今まで私たちはこの合併を前にして、住民の説明の中では従来のサービスは維持するんだと。浪岡町独自のものはこのまま続けていくという、こういう立場で町は私たちに説明をしてきたはずであります。先ほどのこの議論の中でも重度医療費や愛護の人たち、予算にしてみれば 120万円、該当者は50人ぐらい、こういうものにまで合併のために私は調整するために予算を削って、条例を改正すると、このようにとらざる得ません。  一方では平気で30億円の駅前開発には手をつける。( 「40億円だね」の声あり)40億円、んだか。裏も含む……。  つまり、この予算の削るところというのが全く狂っているとしか言いようがない。よって、反対するものであります。 51 ◯議長(福士銀一君) 次に、原案に賛成者の方の発言を許します。ほかにございませんか。(「なし」の声あり)討論がないようですので、討論を終わります。(「議長、討論やってらじゃな」の声あり)古村議員。 52 ◯8番(古村一雄君) 私は何もその重度身障者の方々が今助成金を打ち切られて、これをよいことに合併に利用したいと、そういうことは毛頭考えていません。工藤祥三さんもおっしゃっていましたように 120万円のお金です。それも来年の3月まで維持できないのかというのが、私どもの主張しているところであります。こういうやり方をするとすれば、浪岡町が住民説明会でしょっちゅうしゃべってきたように、浪岡町独自の制度は残しますよ。こういう合併協議というのは、一体何になるの。どの時点の浪岡町の制度を残すのか。6月議会でも浪岡町の独自の制度をペケにする9月議会でもペケにする。じゃあ、浪岡町独自の制度というのは何がある。反面、青森市の立場から考えれば、青森市と協議をして、青森市の制度を浪岡町にも適用する。青森市がことしじゅうにいろいろな制度を手直ししたらどうなるのか。もう一度事務事業のやり直しになるのか。そういうことからいけば、合併をすると言っているわけですから、できるだけ制度をいじらない。制度を1年間維持して、町民に説明してきた事務事業、こういう制度がありますよ。この制度については青森市と合併しても維持しますよとか。青森市の制度を利用させますよと。これで初めて安心を、今の国の年金制度みたいにくるくるやっていたんでは、幾ら住民に説明をしても事務事業が話し合いついたと言っても、こういうしょっちゅう改正をするようでは信用ができない。私はそういう点からも議員の方々、推進する側の議員の方々ほど、この条例の承認には反対をして、この制度を維持をして合併に臨むべきではないか。それが推進側に課せられた責任ではないかということを申し添えて、反対討論にします。 53 ◯議長(福士銀一君) ほかにありませんか。(「反対討論」の声あり)反対討論。賛成討論ありませんか。(「なし」の声あり)なし。(「反対討論」の声あり)小倉議員。 54 ◯1番(小倉尚裕君) 浪岡町重度身障者助成、まさしく浪岡町は国立療養所青森病院がございます。これはむつの大湊病院、そして青森の浅虫病院、そして浪岡町の岩木病院、この三つの国立病院が一緒になったのが国立青森病院であります。そして、東京都の障害者施設、りんどう苑がございます。浪岡町は今までまさしく障害者にはやさしいまちづくりを目指してきた町のはずであります。これは、たとえ合併になろうとなるまいと、この町がやはりこのように障害者にやさしい施策を行っている町であるということで、この町に移り住んだ方が必ずあるはずであります。こういうことを考えますと、やはりこのように合併という議論があるときほどこそ、このような町独自の単独事業、この単独事業というのが本当に重要であります。町の将来を残せるかどうか、単なる金額ではない、このような制度こそほど、今こそ残すべきである。私は今回の町のこのような 120万円の減額、金額の多少ではない、このような制度を残すべきであるという観点から反対するものであります。 55 ◯議長(福士銀一君) ほかにございませんか。(「なし」の声あり)討論がないようですので、討論を終わります。  本案について採決いたします。この採決は起立によって行います。  本案を原案のとおり承認することに賛成の諸君の起立を求めます。     〔賛成者起立〕 (「否決だ、否決」の声あり) 56 ◯議長(福士銀一君) 本案の承認することに賛成の諸君の起立を求めます。     〔賛成者起立〕  起立多数であります。よって、本案は原案のとおり承認することに決定いたしました。(「議長」の声あり)起立多数であります。(「せば、何人だ」の声あり)12名であります。(「どこの時点」の声あり)10名であります。(「何名」の声あり)10名であります。 ───────────────────────────────────────────     日程第5 議案第33号 専決処分した事件の承認を求めることについて(平成15                 年度浪岡町一般会計補正予算(第10号)について) 57 ◯議長(福士銀一君) 日程第5、議案第33号専決処分した事件お承認を求めることについて(平成15年度浪岡町一般会計補正予算(第10号)について)を議題といたします。  議案第33号について説明を求めます。企画調整課長。 58 ◯企画調整課長(石村正司君) 議案第33号専決処分した事件の承認を求めることであります。  これにつきましては、平成15年度浪岡町一般会計補正予算(第10号)について、地方自治法 179条の1項に基づいて3月31日付で専決処分したことによって同意を求めるものであります。  1ページをお開きいただきたいと存じます。  平成15年度浪岡町一般会計補正予算(第10号)であります。今回の補正については、既定の歳入歳出予算の総額をそれぞれ 128万 1,000円を減額いたしまして、歳入歳出予算の総額をそれぞれ79億 5,460万 9,000円といたすものであります。それから、そのほかに繰越明許、地方債の補正もいたしております。  まず、2ページをお開きいただきたいと存じます。  第1表の歳入歳出予算の方、歳入の部分であります。  2款、3款、4款、5款、7款、8款、12款、15款、17款、18款、これについてトータルで 128万 1,000円減額補正をいたしまして、総額を79億 5,460万 9,000円といたしてございます。  なお、詳しいことについては説明の項目でご説明を申し上げます。  続いて、4ページであります。  歳出であります。歳出は2款、10款、14款で歳入同額補正額を 128万 1,000円の減額といたしておるわけです。  そして5ページの第2表の繰越明許費であります。ここでは土木費で2項の道路橋梁費白山線に伴う繰越明許です。用地買収が難航して設計変更を余儀なくされたということで 1,165万 5,000円を繰越明許を起こしてございます。
     第3表の地方債の補正であります。  社会福祉施設整備事業費として 2,780万円から 3,190万円、 410万円の補正をいたしてございます。農業農村整備事業費であります。1億 480万円から 1,280万円を増額いたして、1億 1,760万円に補正をいたしてございます。地方特定道路の整備事業費1億 4,100万円を 1,130万円を追加補正をいたしまして1億 5,230万円といたしたものであります。  続いて、恐れ入ります。9ページをお開きいただきたいと思います。  7款の地方交付税であります。ここで大きく 4,582万 3,000円という補正をいたしてございます。これは、3月末でもって決定する特別交付税、これが確定したということでございます。そこで当初は、県の説明でも15%ほどの大きな減額になるだろうということを予想されてございました。しかしながら、これはそれほどではなく5%ぐらいの減で済んだと、そういうことで非常に喜んでおるところであります。そして、譲与税関係につきましても思ったよりの減額でなくて安堵しているところであります。これは、ちなみに16年度に波及するわけですけれども、16年度としては当初は 6.5%の削減でございました。これが大幅な増加ということでは 8.7%の減額という形になってございます。  それで、10ページのところであります。  町債であります。ここで一番下のところを見ていただきたいわけですけれども、 2,820万円増額をいたして8億 7,680万円といたしております。起債というのは余り起こしたくないということであるのでございますけれども、16年度対策ということもありまして、15年度で対象になるもの、これはすべて起債に足して16年度の足しにすると。そういうことで、満額を対象にしていると。そういうことであります。  なお、この補正の中では臨時財政対策債ということで、配分になったものであります。それを満額ということで起債計上している。そういうことであります。  続いて、歳出であります。  次のページをお開きいただきたいと存じます。11ページであります。  ここでは民生費3款の老人福祉費、7款の介護予防費、これについては財源の振りかえということであります。これについて減額をいたしてございます。そして、これは15款の基金に戻し入れるということでございます。したがって、先ほどの9ページの15款繰入金、減額を立てて戻し入れをしている。そういうことでございます。  続いて、8款土木費でございます。ここについては先ほど繰越明許をかけた白山道路の改良ということで、一般財源10万 5,000円、多少動かしてございます。そして土木費の総額では 1,130万円ほどの減額となってございます。そして、その減額としたものが一般財源の減額が地方債に振りかえしていると。そういうことでございます。  以上であります。 59 ◯議長(福士銀一君) 説明が終わりました。  質疑に入ります。質疑ありませんか。(「なし」の声あり)質疑がないようですので、質疑を終わります。討論を行います。討論ありませんか。(「なし」の声あり)討論がないようですので、討論を終わります。  お諮りいたします。本案は原案のとおり承認することにご異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 60 ◯議長(福士銀一君) 異議なしと認めます。よって、本案は原案のとおり承認することに決定いたしました。 ───────────────────────────────────────────     日程第6 議案第34号 専決処分した事件の承認を求めることについて(浪岡町町                 税条例等の一部改正について) 61 ◯議長(福士銀一君) 日程第6、議案第34号専決処分した事件の承認を求めることについて(浪岡町税条例の一部改正について)を議題といたします。  議案第34号について説明を求めます。税務課長。 62 ◯税務課長(三浦秀志郎君) 議案第34号についてご説明いたします。  この議案は町長が先ほど提案理由の説明の中で言っておりましたけれども、3月31日付で国の法令、地方税法が改正になりましたので、その関係で例年、毎回繰り返させることですけれども専決処分した。こういうことでございます。  一つ、二つ、めくっていただいて、町税条例等の一部を改正する条例、ずっと改正の中身書いています。改正の概要でございますけれども、中身を見ますと実は町民税、固定資産税、土地保有税、国民健康保険税、4税にわたっております。わたっておりますが、住民税以外の部分は単なる字句の整理であったり、あるいは本町に関係ない部分もあったりしまて、住民税の主なる改正点について、少し概要を説明いたしますと、まず今回の改正の第1点、これは住民税の均等割と所得割の非課税範囲が少しですけれども縮小されました。数万円少なくなったんですけれども、範囲を縮小したと、これが1点。  それから二つ目には、生計同一世帯の妻に対しすその非課税措置というのがあったんですが、これが今回17年度からですけれども、段階的にこれ廃止されます。今まではだんなさんが均等割に課税されていれば、同じ世帯の妻には均等割には課税されていないと。夫婦で一つ均等割を納めればいいという規定があったんですが、これが別々に2人とも均等割を払わなければならなくなったと、これが二つ目です。  それから三つ目には、均等割の額が 2,000円から 3,000円に 1,000円引き上げになりました。  第4点目、老年者控除という制度があったわけですけれども、これも少し適用年度が18年度からではありますけれども、この制度が廃止されます。これ平成18年度からです。  それから第5点は、譲渡所得、不動産を売った場合の所得──これ譲渡所得といいますけれども。この場合の5年以上保有して売った場合に今までは 100万円特別控除ありましたけれども、この控除の制度がなくなります。それに関連してのあれですけれども、その控除がなくなるかわり税率を少し下げると、こういう内容でございます。この5点が主なわけですけれども、この条例案の少し見ていきます。  第1ページ目です。第1ページ目に第1条浪岡町町税条例の一部を次のように改正するとありまして、その次に、第24条第1項第2号中「老年者」を「年齢65歳以上の者」に、同条第2項中「19万 2,000円」を「17万 6,000円」に改め、同条第3項を削ると。最初の老年者、あるいは年齢65歳以上の者、これは字句の整理です。その次の「19万 2,000円」を「17万 6,000円」に改める。この部分が均等割の非課税の範囲が少し縮小になったと、こういうことなわけです。それから次の同条第3項を削る。これはこの3項というのは、生計同一世帯の妻の非課税の規定でございました。これが今回削られるわけであります。その次の「発行」を「発付」、これは字句の整理。その次の第31条第1項中「年額 2,000円」を「 3,000円」に改める。これが均等割の額が 1,000円引き上がると。こういう部分です。それから、その次の次、34条の2中ずっといきまして、「、老年者控除額」を削る。これが老年者控除がなくなるという部分であります。以下ずっとこうとびまして、次の2ページの後ろから2行目、附則第5条第1項中「36万円」を「35万円」に改めると。これ1万円少なくなりましたけれども、これは所得割の非課税の範囲がまた1万円狭くなったと、こういう感じの規定であります。  あとずっとこう省略します。余り関係のない部分もありまして、ずっと省略しまして、7ページの一番最後の附則第17条の第1項中と書いてます。ここから8ページにかけての条文が譲渡所得の規定の改正の部分であります。  あとはずっとページをめくっていただいて、最後に11ページに附則が書いてます。附則というのは、いつから施行するかとか、この改正した部分はどう適用されるのかということで、11ページの次の12ページの第2条に先ほどいいました町民税の中でも今年度16年度から適用されるものと、17年度から適用されるものと、それから18年度から適用されるもの。これそれぞれ分けで書いておりますので、ひとつ。それから大変この条例改正、わかりにくいわけですけれども、参考までに最後の方に新旧対象表をつけておりますので、それひとつ参照していただきたいと思います。以上です。 63 ◯議長(福士銀一君) 説明が終わりました。  質疑に入ります。質疑ありませんか。(「なし」の声あり)質疑がないようですので、質疑を終わります。次に、討論を行います。討論ありませんか。(「なし」の声あり)討論がないようですので、討論を終わります。  お諮りいたします。本案は原案のとおり承認することにご異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 64 ◯議長(福士銀一君) 異議なしと認めます。よって、本案は原案のとおり承認することに決定いたしました。 ───────────────────────────────────────────     日程第7 議案第36号 青森県市町村職員退職手当組合規約の一部変更について 65 ◯議長(福士銀一君) 日程第7、議案第36号青森県市町村職員退職手当組合規約の一部変更についてを議題といたします。  議案第36号について説明を求めます。総務課長。 66 ◯総務課長(工藤照造君) 議案第36号のついてご説明を申し上げます。  青森県市町村職員退職手当組合の規約の一部変更についてであります。これは先ほど町長の提案説明の中にもありましたとおり、構成団体である倉石村が平成16年7月1日をもって五戸町に編入合併する。そのことに伴い、地方自治法の規定により議会の議決を得るため提案するものでございます。中身としては、構成団体から倉石村を削るというふうなことで、この改正後の施行期日は平成17年7月1日となってございます。  以上です。 67 ◯議長(福士銀一君) 説明が終わりました。  質疑に入ります。質疑ありませんか。(「なし」の声あり)質疑がないようですので、質疑を終わります。討論を行います。討論ありませんか。(「なし」の声あり)討論がないようですので、討論を終わります。  お諮りいたします。本案は原案のとおり可決することにご異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 68 ◯議長(福士銀一君) 異議なしと認めます。よって、本案は原案のとおり可決することに決定いたしました。 ───────────────────────────────────────────     日程第8 議案第37号 青森県市町村等非常勤職員公務災害補償等組合規約の一部                 変更について 69 ◯議長(福士銀一君) 日程第8、議案第37号青森県市町村等非常勤職員公務災害補償等組合規約の一部変更についてを議題といたします。  議案第37号について説明を求めます。総務課長。 70 ◯総務課長(工藤照造君) 議案第37号青森県市町村等非常勤職員公務災害補償等組合規約の一部変更についてでございます。内容については、先ほど36号でご説明申し上げましたとおり、倉石村が五戸町に編入合併する。それに伴っての規則改正であります。  以上です。 71 ◯議長(福士銀一君) 説明が終わりました。  質疑に入ります。質疑ありませんか。(「なし」の声あり)質疑がないようですので、質疑を終わります。討論を行います。討論ありませんか。(「なし」の声あり)討論がないようですので、討論を終わります。  お諮りいたします。本案は原案のとおり可決することにご異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 72 ◯議長(福士銀一君) 異議なしと認めます。よって、本案は原案のとおり可決することに決定いたしました。 ───────────────────────────────────────────     日程第9 議案第38号 青森県自治会館管理組合規約の一部変更について 73 ◯議長(福士銀一君) 日程第9、議案第38号青森県自治会館管理組合規約の一部変更についてを議題といたします。  議案第38号について説明を求めます。(「省略」の声あり)説明を省略いたします。質疑に入ります。(「なし」の声あり)質疑を終わります。討論を終わります。省略いたします。  お諮りいたします。本案は原案のとおり可決することにご異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 74 ◯議長(福士銀一君) 異議なしと認めます。よって、本案は原案のとおり可決することに決定いたしました。 ───────────────────────────────────────────     日程第10 議案第39号 青森県市町村税滞納整理組合規約の一部変更について 75 ◯議長(福士銀一君) 日程第10、議案第39号青森県市町村税滞納整理組合規約の一部変更についてを議題といたします。  議案第39号について説明を求めます。(「省略」の声あり)説明省略いたします。  質疑に入ります。(「なし」の声あり)質疑を終わります。討論。(「なし」の声あり)討論がないようですので、討論を終わります。  お諮りいたします。本案は原案のとおり可決することにご異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 76 ◯議長(福士銀一君) 異議なしと認めます。よって、本案は原案のとおり可決することに決定いたしました。 ───────────────────────────────────────────     日程第11 議案第40号 青森県交通災害共済組合規約の一部変更について 77 ◯議長(福士銀一君) 日程第11、議案第40号青森県交通災害共済組合規約の一部変更についてを議題といたます。  議案第40号について説明を求めます。(「省略」の声あり)説明省略いたします。  質疑ありませんか。(「なし」の声あり)質疑を終わります。討論。(「なし」の声あり)討論がないようですので、討論を終わります。  お諮りいたします。本案は原案のとおり可決することにご異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 78 ◯議長(福士銀一君) 異議なしと認めます。よって、本案は原案のとおり可決することに決定いたしました。 ───────────────────────────────────────────     日程第12 議案第41号 青森県消防補償等組合規約の一部変更について 79 ◯議長(福士銀一君) 日程第12、議案第41号青森県消防補償等組合規約の一部変更についてを議題といたします。  議案第41号について説明を求めます。(「省略」の声あり)説明省略いたします。  質疑ありませんか。(「なし」の声あり)質疑がないようですので、質疑を終わります。討論ありませんか。(「なし」の声あり)討論がないようですので、討論を終わります。  お諮りいたします。本案は原案のとおり可決することにご異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 80 ◯議長(福士銀一君) 異議なしと認めます。よって、本案は原案のとおり可決することに決定しました。 ───────────────────────────────────────────     日程第13 議案第42号 浪岡町固定資産評価審査委員会の委員の選任について同                  意を求めることについて 81 ◯議長(福士銀一君) 日程第13、議案第42号浪岡町固定資産評価審査委員会の委員の選任について同意を求めることについてを議題といたします。  議案第42号について説明を求めます。町長。 82 ◯町長(加藤新吉君) 議案第42号は先ほどの提案説明のとおりでございます。 83 ◯議長(福士銀一君) 説明が終わりました。  質疑に入ります。質疑ありませんか。(「なし」の声あり)質疑がないようですので、質疑を終わります。討論ありませんか。(「なし」の声あり)討論がないようですので、討論を終わります。
     お諮りいたします。本案は原案のとおり同意することにご異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 84 ◯議長(福士銀一君) 異議なしと認めます。よって、本案は原案のとおり同意することに決定いたしました。 ───────────────────────────────────────────     日程第14 議案第35号 浪岡町の合併についての賛否を問う住民投票条例の制定                  について 85 ◯議長(福士銀一君) 日程第14、議案第35号浪岡町の合併についての賛否を問う住民投票条例の制定についてを議題といたします。  なお、議案第35号浪岡町の合併についての賛否を問う住民投票条例の制定についての審議に当たっては、地方自治法第74条第4項の規定により議会は請求代表者に意見を述べる機会を与えなければならないことになっております。同法施行令第98条の2第1項の規定により議会はその日時及び場所を定めることとなっています。したがいまして、請求代表者に意見を述べさせる日時及び場所は、本日月曜日の午前10時30分、議場としたいと思います。これにご異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 86 ◯議長(福士銀一君) 異議なしと認めます。請求代表者に意見を述べさせる日時及び場所は、本日17日月曜日の午前10時30分、議場とします。  次に、地方自治法施行令第98条の2第2項により請求代表人が複数であるときは、条例制定の請求に係る意見を述べる機会を与える請求代表者の数を定めることになっております。したがって、請求代表者の数を1人にしたいと思います。これにご異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 87 ◯議長(福士銀一君) 異議なしと認めます。よって、意見を述べる請求代表者の数は1人とします。  暫時休憩いたします。     午前10時18分 休憩 ───────────────────────────────────────────     午前10時30分 再開 88 ◯議長(福士銀一君) 会議を再開いたします。  本件につきましては、地方自治法第74条第4項の規定により、請求代表者に意見を述べる機会を与えなければならないことになっておりますので、ただいまより請求代表者に入場していただきます。     〔請求代表者 海老名徳太郎氏 入場〕 89 ◯議長(福士銀一君) 議案第35号について説明を求めます。町長。 90 ◯町長(加藤新吉君) 昭和29年からの昭和の大合併から50年を数えて、今、平成大合併の真っただ中におります。50年の歳月は戦後の復興から東京オリンピック、万国博覧会、沖縄返還、日中国交回復を経て、G7を構成する世界経済主要国になっております。しかし、バブル経済が崩壊をして、国、地方の長期債務の激増がデフレスパイラルの進行と相まって、財政負担を大きくしていることや、平成5年には55年体制が崩壊するなどに象徴されるように政治、経済が大きく変貌しており、これがさまざまな分野に影響を及ぼし、社会全体の大きな転換期となっております。  このような状況下において、国、県は新たな行財政の仕組みを構築するために合併特例法を再三改正して合併優遇措置を用意して市町村合併を強力に推進しておるところであります。当町においても13年7月に南郡8町村会の市町と議長で構成する南郡町村合併懇話会で検討を始めたことを皮切りに、平成14年10月には津軽地域14市町村で任意協議会であります津軽南地域市町村合併協議会に加入して検討、研究を重ね、2回の町内会説明会を行うとともに、広報、チラシ等の配布など、町民の情報提供に努め、最終的には町民の主役であります町民のアンケートを参考にして決定するとしたものであります。ご承知のとおりアンケートの結果によって合併の相手方を青森市と決定して、15年10月に任意協議会、青森浪岡21世紀まちづくり創造会議を設立して、事務事業の調整やまちづくりをどうするのかといった新市建設計画素案を16年3月までに策定して、合併後のまちづくりがイメージできるようになってから、私初め、助役、収入役、教育長に加え、担当課長が町内会ごとにひざを交えて説明をして、その後法定協議会に移行しようとしているものであります。  また、新市建設計画素案においては、町議会及び町関係機関から出された要望等のほとんどが登載され、納得のいく内容となったものと考えております。  このたび、住民投票を求める会が合併の是非を住民投票で決めるということで、署名を集め、有効署名総数 6,500余りに達したことは、町民の合併に対する関心を高め、まちづくりの意識の高揚に大きく貢献したものと考えております。さらに住民投票を求める会の署名収集活動にあわせ、青森市との合併推進議員、議員14名が2度にわたってその立場、主張を明らかにしたところでありますし、住民団体、町民団体の青い森に新しい波を起こす会が合併を歓迎する独自の意見を町民に向けて発表をしております。これらの活動が私の標榜する町民による合併に大きく前進したものと認めると同時に、危惧された町民間の感情的対立や混乱、しこりもなく発展されたことに町政を預かるものとして安堵をいたしております。  私は情報提供並びに説明責任を果たすため、4回目の38町内会の説明会に5月10日から入ったところでありますが、さきに申し上げましたように浪岡町の合併に対する取り組みは13年7月以降、しっかりした手順を踏んで取り組んでまいりました。今合併説明会の途上にありますけれども、今まで10会場の説明会を終えたところで、感触としては過半数以上の方々が青森市との合併がよい選択をしたこと。また、特例債等を活用したまちづくりも高い評価を得ていると肌で感じてございます。  この議案、第35号浪岡町の合併についての賛否を問う住民投票条例の制定につきましては、地方自治法第74条第3項に基づいて提案するものでありますけれども、町民 6,500余名の署名をもってしても、昨年の12月議会で住民投票条例が否決された事実は軽んずることはできないと考えておるところであります。  これらのことから、本条例の制定は必要のないものと考えております。議員の皆様方におかれましては、今まで合併に取り組んできました経緯、経過を踏まえて慎重に判断していただきたいと存じます。 91 ◯議長(福士銀一君) 次に、浪岡町の合併についての賛否を問う住民投票条例制定請求代表者海老名徳太郎氏から意見を求めます。 92 ◯請求代表者(海老名徳太郎君) 住民投票を求める会を代表いたしまして、私たちが今まで運動してきた経過をご報告したいと思います。  明治政府による市制、町村制の施行以来、百年以上の歴史と文化を有する我がふるさと浪岡町は今や大きな転換期を迎えている。合併をすべきか否かである。今こそふるさとの歴史と文化を継承し、しっかりと将来を展望した判断を持たなければならない。一般的行政については、選挙を通じて町長及び町議会にその執行を負託されているが、この合併問題はふるさと浪岡の存亡にかかわる重大事であります。私たち町民はその合併の直接の当事者であり、傍観すべきものではありません。今条例制定により、町民に合併の賛否についての意思を明確に表明する機会を与えるべきであり、このことは町長が表明している町民の意思を対する姿勢と合致するものと確信するものであります。  さて、以下条例の内容についてその趣旨を説明いたします。  第1条には、この条例の制定目的について、合併の賛否のみを問うものであることを明確にしておりまして、それ以外の目的はありません。  第4条では、投票期日を規定しておりますが、条例施行から3カ月以内としております。その趣旨はその間に町民に判断に必要な情報の提供を受け、意思決定に十分な思案を持つべき意味でございます。  第7条には、秘密投票を規定しております。民主主義における最大の武器が秘密投票にあることは歴史の教訓であります。説明会、公聴会、アンケート調査なども町民の意思を確認する一つの手段ではありますが、何者にも拘束されない自由な意思表明の点では秘密投票にまさるものはありません。  第10条では、町長に対し情報の提供を義務づけております。この規定は大変重要であり、町民の意思決定を左右するものは行政の情報提供いかんにかかっていると言っても過言ではありません。合併関連の情報提供については、一方に偏らない客観的な資料の提供を強く望むものであります。  第12条では、投票の成立要件を規定しております。民主社会では多数決が原則でありますが、投票率が有権者の半数を超えないようでは、町民全体の意思と認めることはできませんので、この規定を設けたものであります。  第15条には、投票結果について尊重すべき規定を設けました。合併は町長が提案し、議会が議決すべきことを法定していることは十分に承知しております。しかし、さきに述べたように、我々町民も自己決定、自己責任の観点から合併問題への決定に参加意識を持っており、今回の条例制定を求めたものであります。  どうか町長並びに議会におかれましては、切なる町民の願いを真摯に受けとめ、町民全体の意思確認、尊重されて、ご判断されますよう、念願するものであります。  なお、先ほど町長はアンケートによって青森市との合併を云々といいましたけれども、あの当時は合併というのは、どういうものなのか、しっかりみんなわかっておらないと思っております。このことによっていろいろ町民の方も勉強したと思います。そのことによって、 6,500ではありますけれども、我々浪岡町民の今まで申し上げましたこの歴史ある町の合併を慎重に考えていただきたいと。再三町長と議会の皆さんにお願いして、意見陳述をいたします。ありがとうございました。 93 ◯議長(福士銀一君) 請求代表者の意見陳述は終わりました。  請求代表者に退場していただきます。     〔請求代表者 海老名徳太郎氏 退場〕 94 ◯議長(福士銀一君) それではこれより質疑を行います。質疑ありませんか。工藤議員。 95 ◯5番(工藤祥三君) 町長のこの意見書について、大変この数が多いので二、三点にわたりながら質疑をしていきたいと思います。  まずこの町長は、最終的にはこの住民投票は必要ではないと、こう判断される中で「最終的には町政の主役である町民のアンケートを参考にして決める」と。このように言っておられます。この住民投票の求める運動というのは、最初からこの住民アンケートでは納得できるものではない。当時は情報も不十分だったし、やっぱり合併は住民投票で決めよう。こういう中で行われました。ましてや将来の問題です。今でもこの合併の相手先を決めるに当たって、この間行ったあのアンケートでよいと思っているのか。その点を一つお伺いいたします。  それと「新市建設計画の素案が議会やいわゆる町関係機関からこの要望が登載されて、納得のいくものとなっている」とあります。住民投票を求めるこの運動の過程の中でも推進側から何度かチラシが配布をされました。例えば、「町立病院の問題でもこのまま存続し、新築をする」と。「国保税は合併すれば安くなる可能性もある」ということまで言われておりましたけれども、私はそれらがすべてそうなるとは考えていないんです。推進議員団のその発行したチラシは町長と調整された中身であるというぐあいに掲載されておりました。それは事実なのか。実現可能なものか。まずあの、いっぱいしゃべってもあれなので、この2点について。 96 ◯議長(福士銀一君) 町長。 97 ◯町長(加藤新吉君) お答えをいたします。  まず最初に、町長が町民のアンケートを参考にして決定をしたのではないかと。こういうことでございます。それはそのとおりであります。このアンケートの調査をしたときは弘前市との14町村合併の協議中でありました。そのときアンケートの調査をして、アンケートの結果に基づいて14市町村の合併協議会から脱会をいたしたわけでございます。それは「余りにも町民の方々が納得のいく前にアンケートをとったのではないかな」と。こういうお話しでありましたけれども、その前にいろいろと説明会も行ってございます。そういうことで、私はそのアンケートの時期が早かったとか、遅かったとか、そういう考えではございません。あくまでもあのアンケートの調査が町民の方々の純粋な気持ちでアンケートに答えたのではないかなと。こう判断をいたしておるわけでございます。  それから、「2番目の建設計画素案にいろいろな町の要望とか、それがございましたけれども、それが事実可能なのか」という質問でございますけれども、私はこの合併は町民に対して、合併をしてよかったと。そういう合併をしていきたいと考えております。そういうことで、いろいろこの要望は議員の皆様方、そしてまた各団体の方々から「これから浪岡がどういう事業をやってくれ」と。そういう要望があったわけでございます。その要望を全部その今までいろいろ会議がございましたけれども、浪岡の要望を申し上げてまいりました。おかげさまで要望の99%まで青森では「わかりました」と。こういうことでありました。私はこれは、先ほどこれはできるかできないかと、これを達成する努力をしてまいりたいと、こう思っておりますので、よろしくお願いを申し上げます。 98 ◯議長(福士銀一君) 5番工藤議員。 99 ◯5番(工藤祥三君) 逆の方からいきます。  合併に向かってのこの新市建設計画の内容、またはさまざまな重点事業、町長は今「できるだけ実現に向けて努力をしていく」という。努力ですからややもすれば、実現できないかもしれない。これは悪口で言っているわけじゃないんですけれども、例えば、浪岡の町立病院にしても、住民の人たちは合併したなら、じゃあ新しい病院ができるのかなと。そういうふうに思っている方が私はたくさんいらっしゃるかと思うんです。実はこの先月の28日に青森市の議会で何十年に1回たっけ、二十何年振りと言ったかな、24年振りの全員協議会が開かれました。その全員協議会の中で議題になったのは、この青森市、浪岡町との合併問題です。その全員協議会の中で、これは我が党の議員がですね、例えば、「推進議員団の発行している内容、これはどうなのか」と。例えば「町立病院のこの改築に関してはどうなんだ」と聞いたら、米塚総務部長が、「改築については議論していません」こういうふうにおっしゃているわけです。国保税については「値上げになるのか、値下げになるのか、これはわからない。合併後に新しい市になったら改めて決めることだよ」と、こういうふうに言われています。つまり、推進議員団の発行したあのチラシそのものが、事実に基づいてないということが明らかになっています。高齢者の障害者の市営バスですね、無料制度、これは推進議員団が「青森市と同様に交付される」こういういうふうに言っているわけですけれども、市の回答では「市営バスを通すか、弘南バスの路線に割り込むのか、便数が少なくて活用できない」「何便にするのか」このように問いただしたらですね、市の答弁は「手法は決められていない」と言う。いわばこういうことが言われているわけです。  それとあとは、アンケートの結果そのもので、私は町民が理解しているというふうにはとても思えないんです。合併というのは浪岡町のことだけじゃなくて、本来なら青森市両方がよくならなければならない。幸せにならなければならない。いわゆるこのアンケートをやった時期、そのものがどういう時期だったのかという、これが私は大変重要な問題になると思っています。  この間、西部市民センターで青森市との合併説明会を傍聴してきました。私と古村一雄議員で傍聴に行ったんです。浪岡の役場よりも立派な市民センターに見えたんですけれども、そこには市民の参加者はたった30人でした。どういうことを言われているかというと、「なぜ平内との合併が崩れたのか、なぜ浪岡が選択されたのか。蓬田村がなぜ選択されないのか」こういう問いに対して、市の方では「浪岡町職員との勉強会を行ったのが直接のきっかけなんだよ」ということが言われたわけです。だから、アンケートの結果ということの前に、職員とのこの勉強会、これが新聞で報道されて、それらのことが相当大きな影響をされたと。簡単に言えばね。そういうことからすると、あのアンケートそのものを行った時期と、合併がこの徐々に具体的になるにつれて、町民の意識というのは大きな変化をしてきているのではないか。この部分については、どうお考えですか。聞いてねば、助役でいいや。町長聞いてねば、助役でいいや。(「議長、早く進めで」の声あり) 100 ◯議長(福士銀一君) 町長。 101 ◯町長(加藤新吉君) 青森の市議会議員の全員協議会の中でさまざまなことが出たと。こういうお話しでありますけれども、それは我々が新市建設計画素案会議以外の場所でそういうことが出ているか私はわかりません。あくまでも私はこの建設計画の素案策定に向けての会議で決定をいたしておりますので、それは私は知りません。  それから、それから何て言ったっけ、おら忘れじゃった。(「まいねんだば、助役しゃべればいいっきゃ、補足すればいいっきゃ」の声あり)ああ、んだな。せば、それで、さっき話ししていたところでしっかりわからない。  それから、アンケートの結果が出てから、青森市と任意協議会を持ったのはその間4カ月ありました。その4カ月間の中で私はいろいろと、議員の皆様方に説明をし、そして最終的には全員協議会の中で青森市と任意協議会を決定をすると。そういう報告を皆さんにいたしました。そのとき、議員の皆さん方が結構でしたと。これから協議会を持って予算をつけて、これから青森市との任意協議会に向けて頑張ってくれと、そういうことでありました。経過がそうであります。 102 ◯議長(福士銀一君) 企画調整課長。 103 ◯企画調整課長(石村正司君) ただいまの中で新市建設計画にかかわるところで補足をいたしたいと、そう存じます。  まず新市建設計画の作り方の中で特例債事業をどう行っていくのかということの議論であります。町をこれから新たに建設するとすれば、特例債をうまく使って建設するということが、これ一番簡便でわかりやすいということで、特例債をどういう形で配分するのかということであります。このことについては、議会の特別委員会等でも申し上げておりますとおり、青森市との配分枠でヒフティー・ヒフティーだと。ご承知のとおり特例債については 212億 7,000万円、ハード事業の部分です。それだけの実施ができるとされております。そこの部分では五分五分でお互い青森市、浪岡町の地域を整備していきましょうということで決着をしているわけです。  一方、各関係団体、あるいは議会の方々からのさまざまな要望が出ております。そこではどれくらいの事業と申し上げてよろしいんでしょうけれども、34にわたる事業が実は上がってきたわけです。これらをトータルいたしますと、金額でこれはおよそつかみの金額です。 350億円から 380億円になるだろうと。そういうふうに予想をいたしてございます。それで、特例債のその配分をその事業の中でどれどれ年度はどうなのかということで、実は検討を始めたいとそう思っておったわけです。これも議会の中で答弁してまいりましたように、特例債を現時点では決めることができない。これ県の担当の結論であります。したがって、特例債事業というものは補助事業も合わせて、総じて有利な事業だと。端的に申し上げれば、66.5%ぐらいの補助事業に匹敵する事業だということで、特例債事業を優先して実施しましょうということにいたしておるわけです。  したがって、工藤議員がおっしゃるように、現時点では事業を限定して、バス、あるいはハード事業、学校、病院、これらの事業を限定して幾ら幾ら等の配分ということでは今の時点では申し上げれないということで、いずれにしましても、特例債、有利な事業を先に行うということでは、青森市との合意がなされていると。そういうことでご理解をいただきたいと、そう思います。 104 ◯議長(福士銀一君) 工藤議員。 105 ◯5番(工藤祥三君) 今のその合併特例債事業です。町民の皆さんはやっぱりこの合併した場合に、じゃあどういう町になるのか、どういうことをやっていくのかというのは、これはだれしもが当然興味を抱く部分です。まさにこの29万人がこの2万人を吸収して30万の中核市を目指すわけですから。しかもこの山越えの合併をして、町長は「この説明会の中で大方支持をされた」と、ついこの間10日から始まった説明会で大方支持されたというのは、私は不思議に思っているんですけれども。じゃあ、合併特例債事業というのはこれは合併してから申請するものなんでしょう。まず、こういうことが私は一般の方々には理解してもらっていないだろうと、そう思っています。合併特例債事業というのは合併してから申請するんじゃないんですか。 106 ◯議長(福士銀一君) 企画調整課長。 107 ◯企画調整課長(石村正司君) 先ほど来申し上げております。おっしゃるとおり合併してから申請してということです。したがって、現時点ではその特例債事業というのは限定はできないということであります。したがって、青森市との協議の中で合意しているということでは金額的に半分ということで、青森市でのところでは 212億円の半分、浪岡町は 106億 3,500万円になりますでしょうか。それぐらいの見通しでもって、浪岡町の今後10年間は合併の部分での整備ということで行っていくと。そういうことで合意しているわけです。  なお、これから具体的に何年度にどういう主体的な事業というのは、これから法定協議会に向けて、これも具体的に事業を決めてまいると。ただ、その事業を決めてまいる中において、先ほど申しました、例えば、病院が8年後に計画していたものが、その時点で病院ができない。病院は特例債に該当にならないとしたならば、病院にかわる事業をこの特例債事業で行っていくんだと。そういうことであります。先ほど来申し上げております全部浪岡町を立派な町として、将来住みよい町にしていくためには、今考えられる事業というのは、大きく見積もれば 380億円ぐらいかかるんだということであります。その中で、合併した場合においては、特例債事業で 100億円相当を吸収していくと。そういうことでご理解をいただきたいと、こう思います。 108 ◯議長(福士銀一君) 工藤議員。 109 ◯5番(工藤祥三君) 私はこの合併特例債事業そのものがね、果してこのどこまで認められるのかという大きな不安はあります。そもそも合併というのは、財政の効率化、いかにして市町村に出すお金を減らすかという究極のまちづくりというふうに言われているぐらいなんです。あれもそれもこれも、すべて実施する。しかも合併特例債事業は合併を終えて新しい市になってから申請をする。だから、全国の市町村では合併した後に、例えばですよ、どこそこに医療救急センターをつくろうじゃないか。これを決めましたと。ところが合併しちゃってそれを申請したらそれがボツになっちゃった。やることないものですから役場を建てたという。こういういわばお粗末な形での事業の展開も当然あり得るわけです。  だから、まずいかにこの全体の計画そのものが危険なものなのか。ましてや、この青森市がじゃあ合併したらどういうことをやるのかという。これだってね、私は金額的になかなかつかめない。役場の方でつかんでないのではないかという相当な不安を感じています。例えば新幹線があるからです。新幹線の新しい駅舎をつくらなければならない。浪岡町だけの事業にかまっていられるのかという。石江地区の開発もやらなきゃならない。あそこは総額で 140億円かかるよと。果して浪岡までこの事業をやるという余裕があるのかと。すべからく、そういうこういうことをやりますよということが合併を決めてしまってから申請するわけですから、なおさら不安なわけです。  だから、こういう重大な問題はできるだけ情報を公開しながら、住民投票で決めようと。勉強していけば勉強していくほどね、そういうふうになっていくと思うんです。町長は、先ほど「私はこの建設計画の素案を実現するために頑張るんだ」と。こういうふうに言い切ったけれども、頑張れるというのは、つまり合併してからただ頑張れないでしょう。特例区の区長にもう話しついているんだか、それはわからんけれども、そういう形でしか頑張れないですよね。町長、そこはどうなんです。そういう話しっこついているの。助役になるとか。そうでねば、頑張れないべさ。 110 ◯議長(福士銀一君) 町長。 111 ◯町長(加藤新吉君) 助役にならねば頑張られないもんでねよ。仮に17年の4月に合併したと。その前に合併になるかもわからない。それまで頑張ればいいだけだでばな。それまで頑張るってしてらきゃさ。助役になるとか、条件ついてらのかとか、この議場でそういうことあんた、しゃべって、あれだ失礼でない。だれが約束したの。 112 ◯議長(福士銀一君) ほかにありませんか。企画調整課長。 113 ◯企画調整課長(石村正司君) 特例債のことで、補足いたすわけです。  確かに、工藤議員おっしゃるように、特例債の使い方ということでは非常に問題がある使い方も実はあるわけです。先ほどいいましたように、やることがなくて役場を建てたと、そういう例もあるでしょうし、特例債を余り使い過ぎて、経常収支が悪化してしまったという例もあるわけです。このことについては、非常に留意しなければならない。そういうことで、当然そのことに留意して進めていくということで、これが前提であります。そういうことできちんとやった場合には立派なまちづくりができると。そういうことであります。  それからもう一つ、計画そのものを今後どういう形で担保していくのかということであります。このことについては、今建設計画の素案であります。これが新市建設計画という正式な計画になります。その計画を両市の議会でもって議決するということになるわけです。これは重いものです。それで担保していただく。  それから、もちろん合併後ということでは、特例法による議員の数だとか、こういうものがございます。ここの地域をつくるのはここの地域を代表するもの、みんな力を一つにしてここの地域をつくっていくということであれば、当然計画をそのまま約束を守らせていくことができる。浪岡地域はよい地域にしていくことができると、そう確信するものであります。 114 ◯議長(福士銀一君) ほかにございませんか。(「はい」の声あり)質疑は3回になっておりますので、(「何、したことあるもんだかして」の声あり)工藤議員が4回質疑しておりますので。ほかにございませんか。(「議長まいねや、それ」の声あり)(「3回って、いつからだ」の声あり)質疑は3回に決まっておりますので。(「いつから」の声あり)(「議長、わせば細かくしゃべっているんだよ」の声あり)再々です。再々で4回に工藤議員はなさったので。ほかにございませんか。太田議員。 115 ◯13番(太田 一君) 合併についてですね、特別委員会、議会でも設置されました。その中で最終の特別委員会に提出された我が浪岡町のこのあらゆる団体、議会、それらの条件、それを一覧表にまとめた表があり、その中身を見ますとほとんどであります。それは、まずもって可能なのか。  それからもう一つ、今ちまたでは、私きょうのこの議場ですからあえてお聞きいたしますけれども、合併特例債二百十何億ですか、その中の二百何億円ちゅうもの青森、浪岡、これをきちんと五分五分に分けての話し合いがきちんと決まってのことなのか、お聞きいたします。 116 ◯議長(福士銀一君) 企画調整課長。 117 ◯企画調整課長(石村正司君) 先ほどちょっと申し上げたわけですけれども、各課、各関係機関、それから議会の皆さんから上がってきた事業をトータルいたしますと44の事業にわたるということであります。このことについては、大きくくるめばもう少し少なくなるなるわけですけれども、44の事業にわたる。これを金額として、この金額でも今ですから相当な大きなつかみの金額という形になります。それで計算しますと、恐らく 350億円から 380億円になるでしょうということであります。先ほど来申しましておりますように、青森市との合併特例債の配分ということでは金額的に折半ということで合意しているということであります。  そうすれば、考えてみますれば、普通建設事業ということでは年間今の予算の中では10億円弱しか浪岡町が合併しない場合はそれくらいしか見込めない。それに加えて合併特例債を10年間で 212億円ですから半分にしますと、 106億 3,500万円、これを10年で割るとすれば10億6,000万円という形になります。したがって、10億 6,000万円と通常行える普通建設事業、いわゆる投資的経費をプラスしますと年間浪岡で行われる事業というのが約20億円弱。そういう形になるということです。それを20年間トータルしますと 200億円を切ると。先ほど申しました10年間でもって全部浪岡町ではすべての面において他地域にまさるというそういう事業展開を行うとすれば最大で 380億円ぐらいかかると。そのうちの 200億円相当分しか10年間でできないと。そういう計算になるわけです。  ただ、合併特例債は先ほど工藤祥三議員の質問にありましたように、合併してから申請するという形になってございます。したがって、先ほど来申し上げておりますように、補助事業よりも合併特例債の方が現時点では有利だということからすれば、合併特例債を先食いする形でこれは青森との協議で限度額というのは年間で決まっています。その中で協議して進めていくと。そういう形になるということであります。ここのところまでは、合意されたということであります。 118 ◯議長(福士銀一君) 太田議員。 119 ◯13番(太田 一君) とすればですよ、多分合併特例債に乗らないものも出てきているはずだ。私は再三主張してきたのは、やっぱりその条件の中で合併特例債に乗らないものは新市の長期総合計画に乗せて年次計画を組むべきだと。その年次計画だけではやはり財政の処置というのもありますから、それは年次計画に伴って、財政のきちんとした処置も入れる。それを見定めて法的協議会に臨んで、私は決めたい。ですから、それらのことをきちんと法定協議会には出せる状態にあるわけですか。 120 ◯議長(福士銀一君) 企画調整課長。 121 ◯企画調整課長(石村正司君) 先ほど申しているとおり、事業費のベースですから、事業そのものについてはすべて乗せて、それから金額では合意したものを約束がありますから、それに基づいて着々と進めてまいると、そういう形になります。 122 ◯議長(福士銀一君) 小倉議員。 123 ◯1番(小倉尚裕君) まず企画調整課長にお聞きをします。  例えばこの法定協議会、新市建設計画、二つの議会での議決が非常に重要であると。議会は合併の協議及び議決というのは、やはりそれぐらい重要なものになんでしょうか。確認いたします。 124 ◯議長(福士銀一君) 企画調整課長。 125 ◯企画調整課長(石村正司君) 行政の決定権というのは議会にあるわけですので重要だということであります。 126 ◯議長(福士銀一君) 小倉議員。 127 ◯1番(小倉尚裕君) 先ほど工藤祥三議員の質問の中で、青森市議会における全員協議会が24年振りに開催された。そしてその中で、協議がなされたのがやはり浪岡町におきまして最も町民が注目をしていた町立病院の新築、改築等の問題でありました。そして、青森市の全員協議会の間では町立病院の建てかえ建設等は一切考えていない。あくまで病院については医療の連携である。青森市民病院とそして県立青森中央病院との医療の連携であると、新聞報道にありましたが、この点は間違いないでしょうか。 128 ◯議長(福士銀一君) 企画調整課長
    129 ◯企画調整課長(石村正司君) 特例債の実施ということで先ほど来申してますように、特例債は合併してから申請して特例債事業を適載事業なのか否かというのが決定されてまいります。したがって、現時点では病院が特例債に該当するのか、そういうことはわからない。先ほど来申しておりますように、全体事業の中で額として青森市と浪岡町はまちづくりにおいて特例債を折半で使っていきますよと。そういうことで合意していると、そういうことであります。 130 ◯議長(福士銀一君) 小倉議員。 131 ◯1番(小倉尚裕君) 今、課長のお話しと、先ほど町長が全員協議会での話し、決定については「私は一切関知しない」とありました。それでは、課長の答弁と町長の答弁が全く違ってくるわけであります。当然首長であります。青森市長も当然議会の全員協議会の決定、話し合い「町立病院の役割はあくまで業務の連携であり、建設は一切考えていない」と、市議会のつい先日の協議会で話がなされている。そして今課長のお話しでは、事業等についてはこの後お話しをする。先ほど町長は「全員協議会の話し合いは私は一切関知しない」しかし、課長は今、「議会の決定は重要ですよ」と、ありました。この点、町長の方にお尋ね申し上げます。この全員協議会の判断、この点について、先ほど「私は一切関知しない」とありますが、やはりそういうものではないのではないでしょうか。 132 ◯議長(福士銀一君) 企画調整課長。 133 ◯企画調整課長(石村正司君) 浪岡の部分では具体的な事業というのは決定していないということであります。これは工藤祥三議員にも申し上げましたように、合併特例債は合併してから初めて該当になるかならないか決まるものだ。そういうことであります。したがって、合併特例債で浪岡町が町立病院を上げた、あるいは役場庁舎を上げた、あるいは中学校を上げた、これも合併した後、該当になるかならないかというのは、合併した後申請してみて初めて該当になるかならないかというのがわかると。そういうことなわけです。したがって、現時点では青森市議会はさて置いて、浪岡町の中では金額だけの決定はなされて、そういうことなわけです。 134 ◯議長(福士銀一君) 小倉議員。 135 ◯1番(小倉尚裕君) 課長、これ答弁が違うんです、全然。言っていることが。私は具体的な例えば事業の額とか言っているんではないんです。先般、私ある商店会の総会に出席しました。そうしましたら、町長の代理で収入役がいらっしゃって、そして来賓の祝辞を申し上げました。「このような重点事項をいろいろやっていく」と。そしてその中で「町立病院の建設、これも青森市長とお話しをして、合意している」というふうなお話しがありました。しかし、このような今お話しの中でも青森市議会の全員協議会、24年振りですよ、開催したのは。24年振り、それもこの合併について24年振りに開かれた全員協議会、この重みですね。その中でこういうふうに病院の建設等についても「建設は考えていない」と。はっきり青森市議会で表明しているんですよ。それは、私は課長おっしゃっているように別にこの事業に該当する等でないんです。でなくて、このようにはっきりとしている。そして町長の答弁の先ほど全員協議会についての話の内容には私は関知をしない。私は首長としてこういうことはあり得ない、この合併についての首長同士の話し合いというのはもっともっと重要なはずであり、この点については、十分関知しているはずであります。町長の答弁を求めます。 136 ◯議長(福士銀一君) 町長。 137 ◯町長(加藤新吉君) この青森市の全員協議会の中でどういう話しをしているか。私はこの浪岡町で住民からいろいろ要望が上げてもらった重点事業、これの総事業費が 107億円、 212億円の中で浪岡で上げている要望が 107億円ですよ。もっとあるんですよ、そしたら市長が「わかりました」と。青森市で上げている事業も大体 107億円ぐらいですよ。大体同じ額ですよ。だから折半と言ったんです。それは青森市議会議員の協議会でどういう話ししているか、私はそれタッチする必要もないし、わかる必要も覚える必要もないです、私は。何も……。 138 ◯議長(福士銀一君) 古村議員。 139 ◯8番(古村一雄君) あえて小倉さんはもう少しいいたいだろうけれども、今までの議論を整理するために、あえて発言をさせていただきたいと思います。  例えば、特例債、折半することで決まった。例えば、病院の改築の話でも、どこで決まったのか。創造会議の中で合意を得たのか。例えば、何だか両首長を入れた幹事会とかいっぱいあるわけだ。そこでせば何月何日に決まったのか。折半する。どこで決まったのか。ここをきちんとしないと、飲屋で決まったのか、カラオケ歌いながら決まったもんだか、わからないわけだ。町長そうして顔をしかめるけるども、だから創造会議では協議されていません。となっているわけだ、町立病院の問題でも。  それからヒフティー・ヒフティーで、合併特例債を山分けすると決まったというわけだ。だからどこで決まったのか。そういうことをきちんとしないと議論は幾らしてもすれ違い。 140 ◯議長(福士銀一君) 企画調整課長。 141 ◯企画調整課長(石村正司君) 年度では昨年ということになりますけれども3月26日に昨年度の最後の創造会議を開催されております。その前に町長と市長が会って、特例債の折半ということが合意されたということであります。そして、その内容というのはおおむね、大きな事業の中ではさきの回覧いたしました建設計画素案の中に、青森市は青森市の事業として織り込まさっているし、浪岡町は浪岡町の事業としてとりあえずは織り込んでいると。ただ、その織り込んだけれども、先ほど来申しているように、合併特例債というのは、合併してからでなければ適載事業か否かわからないということからして、それは通常事業からすぐ変更できるという、そういう体制はこれから新市建設計画になったときには登載していかなければならない。そういことだということでございます。 142 ◯議長(福士銀一君) 古村議員。 143 ◯8番(古村一雄君) だからこれ今の議論を聞いてさ、印象深く思い出すのは、中世の館でシンポジウムをやったじゃな。あのとき町長は隣の市長に、「市長な、1対1でなどわど話しして決めたじゃな」とこう言ったわけだ。あれはすごくわかりやすかったわけだ。しかし、佐々木市長が最後に答弁したとき、何てしゃべった。「加藤町長の迫力には押された。しかし、いずれ創造会議に上がってきて、創造会議から報告書が出されるだろう」という答弁したわけだ。おらほの町長は「1対1で決まったじゃな」と、こうするわけだ。しかし、佐々木市長はそうでないわけだ。だから、こういうところもどういう決め方をしているのか、浪岡町と青森市長の話しを聞けばおらたち疑問に思うわけ。だから町長が「99%決まったよ」と言うけれども、じゃあ何が決まったのか。どこで決まったのか。こういうところをきちんとしないと、やっぱり町民は誤解受けるだろう。あんたたちはだから、やっぱりこの創造会議って何なのか。両首長の話し合いというのは何なのか。ここをやっぱり整理をして、おらはもらいたいと思うわけだ。  だから、そういう点ではさ、浪岡の44の合併特例債事業、これは創造会議ではまだ議論はされてないわけですべ。うちの方のまだこれだけはお願いをしたいと、予定をしていると、こういうことではないの。 144 ◯議長(福士銀一君) 企画調整課長。 145 ◯企画調整課長(石村正司君) 44の事業にあっては、当町の合併問題特別委員会にも示して、これも金額を入れてお示ししております。したがって、どの事業にどれだけの金額が必要になるかということは、これもいわゆるつかみ金ですけれども、わかるわけです。このことについては素案の中では主な事業しか登載していないということであります。これからこの素案が新市建設計画に至るときには、具体的に各項目に44の細かい事業まで登載されていく。そういうことでご理解いただきたいと、そう思っています。素案のときにはわかりやすく、その折半ということがイメージできるということでのわかりやすく大きな事業を登載していると。そういうことです。これからさらに肉づけして、建設計画になっていくわけです。そういうことでご理解をいただきたいと、そう思います。 146 ◯議長(福士銀一君) 古村議員。 147 ◯8番(古村一雄君) だから、おら言っているのはさ、44の事業というのは、まだ決まってないんでしょうと。特例債にこの合併してから申請するしないは別だよ。申請しましょうと。計画として取り上げましょうということで、青森市とは合意されてないんでしょう。44については、精々折半をしようと。両方で山分けしましょうと決まっただけなんでしょう。だから、そこをきちんとしないと、みんな「町立病院建てるってたばな、青森は建てないってたばな」こういう空中戦になるというの。何もならない。だから、44の事業はこれから創造会議で議論される。こうすればいいわけだ。それをおらほの町長、99%決まったと。もう合併しちゃってあとは淡々とスケジュールどおり3月31日やって、4月1日、自分では佐々木市長を応援したり市長頑張れってやっているわけだ。だから誤解を受けるという。だから、そこをもう1点さ、44のメニューは話し合いされてないんでしょう。これからでしょう。青森の説明会でもああいう青森の特例債、山分けした青森分は何も出ていないの。 148 ◯議長(福士銀一君) 企画調整課長。 149 ◯企画調整課長(石村正司君) 創造会議で議論されたというのは、先ほど来申しているように、主要な事業において登載していると。そういうとであります。細かい内容については、これからの新市建設計画の中に織り込んでいくと。そういうことになっておるわけです。 150 ◯議長(福士銀一君) 福士議員。 151 ◯6番(福士秀雄君)  210億円の半分が青森と浪岡とで折半しようと、まずもってこれは確認されたわけですね。だから、こういうものというのはそういう大きい問題どうするかというのは、これは政治家同士で話しをする場合というのは、往々にしてあろうかと思います。まずその中でのじゃあ浪岡どういうものをつくろうと。町内の説明会においても出されているわけですから、先ほど、青森市での全員協議会、部長が町立病院は云々といってたんですけれども、それは確かなものなのか、我々にしてみれば、きちんとした議事録なり、これを持ってきてね、見てからでなけば何でそういう部長が浪岡での町立病院のことまでやりませんとか、やりますというような、そういう発言はしないと思いますよ。なぜならば、浪岡は浪岡でそのそういう重要計画を立ててくださいと、そういうお互いの合意がなされているわけですから、ただ、それはその辺は先ほどから起債でできるもの、特例債でやれるもの、やれないものとか、いろいろあるわけですから、先ほど太田議員からもやれないものであれば、合併した後、長期総合計画の中に入れてきちんとした我々の主張をしていくと。私はそれでいいと思うしね。  ですから、議長、先ほどからいろいろな問題、いろいろな議論をしておりますけれども、まったく同じような議論でありますので、もう少し別な角度からの議論であれば受けつけて、それでなければ終了していただきたい。議事進行のためにも一言お願いしたいと思います。 152 ◯議長(福士銀一君) ほかにありませんか。小倉議員。 153 ◯1番(小倉尚裕君) 町長のまず意見書であります。その中で、「やはり合併の取り組みは浪岡町としてしっかり手順を踏んでいること。そして、説明会の感触では過半数以上の参加者が青森市との合併がよい選択であったと判断する。そして、特例債を活用したまちづくりが高い評価を得ている」そして、もう1点が「 6,500余名の署名をもってしても昨年の12月議会での住民投票条例が否決された事実は無視できない」まさしく1番は3点目、「 6,500余名」ではありません。これは「 6,532名」このように 8,003名のうち、 1,500余名の本当にあの厳しい査定のもとに「 6,500余名」ではない。「 6,532名」とはっきり記載していただきたいんですが、その中でやはり町長の判断で「 6,532名の署名をもってしても昨年の12月議会での住民投票条例が否決された事実は無視できない」とありますが、やはり町長の判断の中では、例えばこのような町民の声等よりも今回の合併の問題においてはやはり議会の議決、先般の12月議会での住民投票条例の否決をしたこの点をやはり重要視すると判断してよろしいんでしょうか。町長にお尋ねします。 154 ◯議長(福士銀一君) 町長。 155 ◯町長(加藤新吉君) これは一番私はアンケートを尊重したと。それから、説明会ばかりでなく、私はあらゆる総会や各団体に顔を出しております。そういう総会に顔を出して、それのその意見も尊重をしております。そういうことで、私は余りにそのあらゆる会合にも出ておるその結果から私の判断です、これは。私の判断で町民の半分以上が青森と合併してくれと。そしてまた、この先ほどから言っているように、特例債のこの事業がこれだけ青森と合併すればやるにいいんだなと。そういうことで、私の判断でそう思っているだけであります。 156 ◯議長(福士銀一君) ほかにございませんか。小倉議員。 157 ◯1番(小倉尚裕君) 町長の判断でやはり町長は大衆の政治家であります。各種会合、団体の席には本当に出席をして、そして町民の声を聞く、そして町長の政策はいろいろな面でそういうような政策の進め方であり、私も今まで初当選以来、町長をそういう形で支援してまいりました。そして、町長が町民の声をあくまで聞いて行う行政手法であるというのは今でも変わりはないと確信しているものであります。で、この中でやはりこの合併の問題におきましては、やはり私は確かに町長がアンケートを最重要視する。これもわかります。しかしやはり、今このいろいろな説明会を開いている。その中で町民の反応が明らかに特例債を活用したまちづくりよいんだという形で判断するのもあろうかと思います。しかし、町民の中にはやはりこのような特例債の箱物事業に頼らず、例えば冒頭で審議しました障害者に優しいまちづくり、このような浪岡町の特色を生かした町づくりを進めるべきではないかという思いの町民も多くあるというのは町長も認識しているはずであります。  したがって、私はこの中で町長の判断で、この 6,500余名の署名をもってしても、判断の中で12月の住民投票条例が否決された事実は無視できない。やはりそういうふうな面を広域に判断する中で、今回の合併の問題について、町長の個人的な意見は意見として、町長の立場として浪岡町議会の判断に任せたと判断してよろしいんでしょうか。 158 ◯議長(福士銀一君) 町長。 159 ◯町長(加藤新吉君) これは先ほどの意見書の内容になったわけですけれども、今までこの合併に対してもこの議場においていろいろな議論をいたしたわけでございます。そして最終的に12月の議会ですか、この住民投票が否決されたわけございます。私はあくまでも町民の代表である議員の皆様方を尊重をいたしてございます。 160 ◯議長(福士銀一君) 以上をもって質疑を終わります。(「議長、まだ12時だべさ、4時までだじゃな」の声あり)一戸議員。 161 ◯2番(一戸善正君) 議長、見えなかったと思いますので……。  私はですね、今までずっとこう議論もいろいろ聞いてました。そして、非常に私の観点から言わせていただきますと、議員の責務というものを回避しているのかなというふうに感じております。なぜかと言うと、いろいろな面でこういうものをやりますよというようなことを議会で特別委員会でも説明しております。そういった中で、「何ぼ特例債来るもんだば」と。新聞等にも出ました。常盤と合併すれば何ぼ、青森と合併しても何ぼと。ところが 100億円つきますよというふうなお話ししたら、「それだば何もしゃべることねじゃ」と。6人の中でもいいましたね。でもなおかつ、じゃあこれが 100%できるのかとできないのかということは、やはりみんなの努力だと思うんですよ、これは。やはりその辺をですね、みんな理解した中で議論していただかないと、私は本当に町民は困ってしまうと思うんですよ。六千何百人の中でのきょうの傍聴者は何人ですか。私、町内会の会合、それを説明会に二、三出てみました。50人が最高だそうですよ。やはりその辺は何かというと、私初め議員に責任あると思うんですよ。「おめだぢ、出てこいじゃ」と。おのおのが20人の議員の定数勘定すれば何点入っているのかと。計算すれば何人入れているのかということわかるわけですよ。もう少し真剣にやってほしいな。議長、その辺もやはり考えた中で議事進行をお願いします。以上です。 162 ◯議長(福士銀一君) 古村議員。 163 ◯8番(古村一雄君) 相当本筋から外れてきてましたんんで、福士秀雄議員が申し上げたように、意見書に入りたいと思います。  私はこの町長の意見書、一言で言うならば、もう合併のお膳立てはできちゃったと。後には引き返せないと。したがって、スケジュール通りに淡々と進めていかざるを得ない。障害となる住民投票条例だのこういうのは必要ないと。こういうことかと思います。ただ、そう申し上げましても、この意見書の中でやっぱり町長の認識、極めて我々と違うものもありますし、また明確にしていただきたいと思います。町政の主役である主人公と一方でいいながら、アンケートのときはそういう言い方をしながら、2ページ目では「新市建設計画素案を16年3月までに策定して、合併後のまちづくりがイメージできるようになってから私を初め助役、収入役、教育長に加え、町内会ごとにひざを交えて説明をし、法定協に移行しようとしている」と。私どもは幾ら質問をして、時間を費やしても今現在に至っても合併後の新しい市のイメージというのが描き切れないから、いろいろ議論があっちゃ行ったり、こっちゃ行ったりしているわけだ。町長はここで明快に「合併後のまちづくりがイメージできるようになった」こう断定しているわけでありますので、まず町長には総括的な新しい市のイメージというものを語っていただきたい。  それから、それを補佐する助役には、行政とかそういうものが果してどうなっていくのか、新しいまちづくりイメージを描いたから説明会に臨んでいるだろうし、教育長にはまた、学校教育等がどう新しい市ではどういうイメージを描き切れているのかその辺を語ってもらえれば、我々も理解しやすいと。  例えば、青森市と合併すれば、大きくなることによって工場団地もあるわけですので、雇用がよくなるのか。就職がしやすくなるのか。我々は30万人になって事業税が課せられると。むしろ企業の進出が危ぶまれる。こういうような感じを持っているわけですので、例えば雇用とか、福祉とか、そういうイメージをどう描けばいいのか。相対的に町長、助役、教育長に語ってもらいたいと思います。 164 ◯議長(福士銀一君) 助役。 165 ◯助役(工藤政光君) なかなか一口では面倒でございますけれども、私は一般的に、合併というものが両市町の住民にとって不安があるもんなんだろうなと、こういう認識でいます。私の考えですので。ですけれども、それを幾らかでも住民主体の合併というものに近づけるためには、アンケートという方法があるのじゃないかと。それを対していわゆる両市町の自主的な合併と。これが合併のあり方だと。私はこう思っています。それ以外においてアンケートをもとに青森浪岡21世紀まちづくり創造会議というものを設置立ち上げて、今まで検討を加えてきたわけでございます。その中にいわゆる住民に説明のできる案ができましたよということから、38町内会の説明に歩いているということでございます。  それから、私は何としても青森市というものをとらえてみた場合に、県都であるよと。そして県都がために行政、あるいは政治行政、あるいは文化、この発進をいわゆる中心の地になるのではないかと。加えて、陸の港、空の港、道路の港、これらもあるわけでございます。それが今6年から10年の間に新幹線については青森にも到着するよと。こういう大きな大きな動きがある中で、住民はどういう判断するのだろうということで説明会で話ししているわけでございまして、そういう意味では「いやいや絶対だめだだじゃ」とこういう話しも聞こえてこなかったし、今までのところで。その点については「いわゆる説明者が一番よく知っているだろうと。うまくやってけれよ」と。むしろこの声が多かったと、こう認識しているところでございます。 166 ◯議長(福士銀一君) 質疑を終了します。(「議長、まだ答弁してない」の声あり)だれ、教育長。(「何でそう終わりたがる」の声あり)(「4時まであるってらんだ、きょう議会」の声あり)何を言っているんだ。  教育長。 167 ◯教育長(成田清一君) 合併したら学校教育の面ではどうなるのかというお話しでありますが、そんなに大きな違いはないと私は思います。ただ、ちまたに言われている学校建築についての問題というのは、これはどうかなと。ただ、当浪岡は合併とかかわりなく、今30年を迎えようとしている中学校の改築、このことは視野に入れて今年度、耐震構造の耐震の調査をして、その結果を見ながらやっていかなければいけないと。これは再三昨年度からもお話ししてきたとおりであります。したがって、これは合併する合併しないにかかわらず、このあれはいきますと。ただ、今後これで一回り30年ぐらいのサイクルで正確ではありませんが、大体30年、32年、このぐらいのサイクルで校舎が老朽化したことに伴い、今までずっと町内の学校は整備してきたわけです。それが今中学校が29年、30年に入ろうとしている。相当傷んでいるのでということでやっていますが、これはあるけれども、そのほかのことについては、事務制度の調整の段階でも何ら浪岡が合併したことによって、すべての面で不利になるようなことはないと。このような感じでとらえております。 168 ◯議長(福士銀一君) 古村議員。 169 ◯8番(古村一雄君) やっぱりこうして見ますと、やっぱり合併後の新しい市のイメージというのは、三役、教育長を含めて描き切れていないと。なぜかと言いますと、公共事業だけ羅列、公共事業の必要性だけをしゃべるわけだ。しかし、合併をする、吸収される我々町民にとっては普段の生活どう変わるのか。あずましくなるのかならないのか。長期計画にあるあずましくなるのか、今のままなのか。極端に言えば我々の生活よい方向に変わるのか、変わらないのか。やっぱりおらたちここに関心あるわけだ。もう後は建物はやらないんじゃないか。国保だの安くなるんだべかという。雇用はどうなるんだべという。一々町長さ頼んで役場さ入れらねべかとさねしてもいいように、雇用がふえるのかと。おらたちはやっぱりここに関心があるわけだからさ。その辺の合併後の新しい市のイメージというのはどうなのかというのは、やっぱり三役は責任を持って説明をする責任があるのではないかと思っています。  それで、今助役の方からもありましたけれども、住民主体の合併という言葉がありました。町長の方も町民が主人公となる合併と。そしてアンケートをやったということなんですが、私どもの住民投票条例は小倉議員もいいましたように 6,532であります。実際は 8,003集めたわけでありますけれども、重複とか、それから選挙人名簿に登録をされていない、こういうものもありました。代筆、こういうこれもたくさんありました。しかし、私どもはお父さん、お母さんが息子さんの名前まで書いたというのは代筆記載等になって無効になったわけでありますので、選挙人名簿に登載されていない。そういう明らかに重複等を除けば 7,600間違いなく集めたという感じを持っています。ただ、法的にそれが有効と認められなかっただけという感じであります。  しかし、この 6,532名という署名の重み、町政の主人公は町民、住民本位、こういうんであったら私はやっぱり必要ないではなくて、住民投票実施に踏み切るべきではないか。なぜかといいますと、あんた方はアンケート、町民が青森市を決めたと言っているわけだ。そして、あなた方は45%が青森を望んでいると。しかしこれはまやかしであったわけです。なぜかといいますと、合併したくないというのはあんた方の方の口からは数字では出てこないわけです。実際は合併すべきではないと答えた人が 5,280名、32%あるわけです。その他未記入も含めれば、我々としては今の浪岡町のままでというのは40.6%、そして、合併すべきだ、その中で青森市を選んだのは35.4%、 5,852名、我々に言わせればあなた方はアンケートを操作したわけです。ここが今までもずっと食い違ってきたところだけれども、それでもいい。  しかし、いずれにしましても今回は青森市と合併すべきだと賛成の人も反対の人も疑問を持たない人も含めて 6,532名、人数で大幅に上回っている。しかもあなた方のアンケート調査にさらに18歳以上の人も含まれているわけだ。我々は20歳以上、しかも法的にぎりっと縛られた中での署名活動、そういうことからいきますと、やっぱり町民が主人公、住民本位ということからいけば、アンケートと我々の直接請求の署名、重みは格段に違うのではないかと。  質問に入りますけれども、アンケートと今回の署名の重み、アンケートの方があなたたちは重みがあるとするのか、住民投票の重みをどう見るのか。ここをひとつ答弁を願いたいと思います。 170 ◯議長(福士銀一君) 助役。 171 ◯助役(工藤政光君) アンケートか住民投票かと、こういうご意見だと思いますけれども、終局において行政としてはアンケートを選んだと、こうなりますけれども。反対に考えてみますと、例えば住民投票というものの、私の見た本にによりますと、弊害というものもあるそうです。そのところを町長がここに示しているわけです。いわゆる感情的な対立、混乱、しこり、こういうものも今後の行政の運営にいろいろ影響出てくれば困るということから必ずしもその住民投票がベターだとは言えないのではないかという意味でもあるし、やはりアンケートになると、いわゆる制約を受けない自分の選択と、こういうものもあるだろうと、私はこう理解しています。そういう意味からすると住民アンケートもいろいろこういわば立場をフリーな立場で、いろいろな角度から検討するいいチャンスなんじゃないかと、こう思っています。 172 ◯議長(福士銀一君) 以上で質疑を終わります。(「議長」の声あり)(「何でや、議長、したことあるかして」の声あり)  直ちに討論を行います。討論ありませんか。(「まいねやこれだっきゃ、どうすばへ」の声あり)(「どうするのよ、4時まででしょう、議長」の声あり)討論を行います。討論ありませんか。(「休憩だ」の声あり)(「賛成」の声あり)  昼食のため、暫時休憩します。     午前11時59分 休憩 ───────────────────────────────────────────     午後 1時05分 再開 173 ◯議長(福士銀一君) 会議を再開します。  午前中に引き続き質疑を行います。海老名議員。 174 ◯4番(海老名鉄芳君) 午前中のですね、議事の進行について、ちょっと私の方から意見を述べさせていただきたいと、そのように思っております。  質疑途中にありながらも、きょうの臨時議会というのは町長が1日という形で設定しているわけであります。時間というのは一応規定では4時まで、ただ延長というのもこれはあり得ることですので、十二分な審議のほどをお願いいたします。  質問にちょっと入らせていただきたいと思います。  午前中も新市建設計画並びにアンケート等のことにつきましていろいろ議論が交わされてまいりました。私もこの今回のアンケート、それに基づきまして、加藤町長が青森市との任意協議会を設置したと。それにつきましても私も十二分に理解しておりますし、それも当時の行政の合併の相手を選ぶ選択肢の私も一つだと。そういう形で私も賛成しております。ただ、前回そのアンケートを実施した折は一応事前に説明会、町等でされたわけです。ここにある資料、「考えてみませんか21世紀を私たちの町の姿を」と、こういう形で青森と浪岡町の合同勉強会というものが前提となりまして、それをもとにしまして説明会に臨んだわけです。青森市の部分ですね。それをとらえまして、その浪岡町の町民が青森市との合併というのがアンケートの中で一番いいんではないかと。そういう経過を踏んできたということは私も事実でありますし、認識しております。  今回、私どもその住民投票を求める。そういう背景というのはやはりその今回いろいろな事務調整並びに新市建設計画というものの素案ができたと。それに基づきまして一般町民にその説明できる材料ができたんだと。そういうふうに再三再四、町の方では答弁しているわけですね。でしたら、それをその説明したものを私はとらえまして、やはりその全町民を、全町民と申しますか、その20歳以上の方のすべての方の意見をやはり何らかの形で私は集約するべきだと思うんですね。そうすることがやはり現在のその民主主義と申しますか、一番町長が全部の方に会ってお話しを聞くこともこれできるわけでないですし、私ども議員がすべての町民の方とコンタクトを持つこともできるわけでないですし、一番民主的な方法として私は住民投票というのが一番いい方法ではないかと。そのように思っております。  そこで、ちょっと企画調整課長、どうですかそういう考え方というのは。 175 ◯議長(福士銀一君) 企画調整課長。 176 ◯企画調整課長(石村正司君) 私もそのように基本的には思っております。まず住民の意向をどういう形でくみ上げるのかということであります。これについては海老名さんの求める住民投票も大きな一つの手段でありますし、今までさきに行ったアンケート調査においてもそうであります。ただ今回においては、四役、あるいは役場の課長等でもって説明会にあがっているということであります。そしてその説明会でひざを交えて話し合いをしながら住民の意向をくみ上げると。そういう手法をとっていると、そういうことでございます。 177 ◯議長(福士銀一君) 海老名議員。 178 ◯4番(海老名鉄芳君) 今企画調整課長の方からの答弁でありましたけれども、私も例えばこの集会というんですか、説明会にやはりもっと多くの町民が参加しまして、その町の考え方、意向というものを聞くと。その中で、二、三の方は意見等を述べる機会はあると思うんです。ただ、説明会というのは、あくまでも説明会でありまして、それをその中で住民の意向というものを町の方では意見としては聞くけれども、それら等をとらえて路線の変更をするということはないということですね。そういう中で、私はそのないという中で、説明会にやはり人が集まらない。10人から多くても20人、もっと多いところは30人もあったらしいですけれども、やはりそういう形でこれは既成事実なんだと。そうい形で進めている説明会と、いろいろな町民の意見、意向を聞きまして、それではその大枠の部分につきましてもやはり変更もあり得るんだと。そういう形の中での説明会では、私は全然説明会というのは意味は違うと思うんですね。そういうことの中において、やはり人が集まらない。もう一つは今農繁期だと。そういう中で今回の説明会というのは私は非常に不十分だと思うんですね。  で、もう少し、前回のアンケートの折に町で出した資料ですか、それら等もちょっと今もう1回再確認して見ているんですけれども、当時は行政サービスの効率化と、1点。第2点、きめ細やかな行政サービスの提供。第3点、独自のまちづくりの展開。第4点、地域の活性化と。こういう中で非常に説明しまして、これに肉づけしたのが今回の事務調整並びに新市建設計画だと思うんですけれども、その1回目の大枠の説明だけでなかなか私は一般町民というのは理解できないと、そう思っているわけですね。で、今回いろいろな形で説明、細かい点につきましても説明していると思いますけれども、説明聞いた方も今回の説明につきましても、やはりそのわからないと。それが逆に言えば当たり前のことなんですけれども、その全体像がある程度明らかになった時点となっていない時点というのは私は、その町民の意識というのはやっぱり大きく変わっていると思うんですよね。そういうことで住民投票というのはぜひ実施していただきたいと、そのように考えているわけなんですけれども、ただ、今回の意見書の中で絶対必要ないんだと。町長が答弁しているわけですね。その中におきまして、私は最悪の場合、そのアンケートだけでも実施する考えというのはないのかと。その辺を町長にお聞きしたいと思います。 179 ◯議長(福士銀一君) 町長。 180 ◯町長(加藤新吉君) 海老名議員もご承知のとおり、今説明会が今月の30日で第4回目を終了をするわけでございます。大変いろいろ広報やそれからまた自動車で大変参加を呼びかけているわけでありますけれども、残念ながら、少ないところは10人、多いところは50人ぐらい町民の方々が参加をしておるわけでございます。そのまだ10カ所でありますけれども、その中で、私のこれは判断でございます。いろいろ説明をした後に「わかりましたと、これはこの合併問題は役場の職員も一生懸命にやっていると。そしてまた、今回もこうして町の担当課や4役の方々が来て、こうして詳しく説明もしておると。わかりましたと。合併するなら、よい合併にしてくれ」と、最終的にはそういう意見が大方出ております。そういうことで、私はこれから何回も言うようですけれども、本当に合併してよかったと。こういう合併にしていきたいと、こう考えております。また、住民投票をやらなくてもアンケート調査でもやってくれないかと、そういう意見だと思いますけれども、それはそれとして、この今説明会が終わってから私の判断でアンケートだけでもやったらいいか、このまま真っすぐに青森の合併すればいいか、私の判断がまたついてございますので、その説明会、終了した後に、私はそういうことが考えなければならないときもあるのではないかなと、そう思ってございますので、ご理解願いたいと思います。 181 ◯議長(福士銀一君) 工藤議員。 182 ◯10番(工藤敏秀君) いろいろと午前中も議論の積み重ねでまいったわけでございますけれども、ただいま、海老名議員も申されたとおり、いわゆる合併に対するアンケート、これは昨年の3月からアンケートに入ったわけでございますけれども、いわゆる午前中の海老名地区の代表の陳述の中にもありましたけれども、昨年の3月、4月というのは、いわゆる合併がどこと合併すればいいのかというのがいわゆる町民サイドから見ると、不透明であったと思うんです。いわゆるあの当時は私も前の議会で申し上げておりますけれども、いわゆる報道機関が盛んに青森と浪岡の町、合併を報道したわけでございます。そういう観点からやっぱり町民というのはそこら辺がはっきりしていなかったと。それでそのアンケートの調査結果が45%であるということが再三町長は申し上げてきておるわけでございます。  しかしながら、去年の8月の私どもの町議会の選挙の8月の時点になったときには、やはり町民も合併に対する真剣さを持ってきたような感じであったわけでございます。去年の8月のころになりますと、やはりその青森と合併すればいいんじゃないかと、そういうアンケートに答えた人でも、やっぱり今考えると、青森はちょっと合併は好ましくないという、そういう考えの意識の町民が大部分であったわけです。そういう一つの町民の意識が変わってきているということを昨年の8月8日、加藤町長が青森市との合併を記者会見で発表したわけでございます。その前段の会議の中で、私も町長に問いだだしたわけでございますけれども、「いわゆる町民の意識が変わってきているんですよと。町長、あなたは今現在どう思ってますか」と。こう問いただしたところ、町長も「確かに変わってきているんだ」ということを認めたわけでございます。そこで葛西町会議員さんも「もう1回調査やったらいいんじゃないか」ということも発言しておるわけでございます。そこでは、町長は、「やらない」と。「調査もやらない」と。「調査というのは何回やってもしょっちゅう変わるんだからやらない」ということで、ずっと今まできておるわけでございます。  私はそういうことを考えれば、やっぱり町長も青森との合併ではなく、やはり浪岡自立、あるいは今は常盤、藤崎は弘前の方の法定協議会に入っておるわけでございますけれども、今も私は町長の考えは基本的には住民投票をやらない。午前中の意見書につきましても、住民投票をやらないということはあくまでも住民投票をやると逆転するという、そういう危険性を私は内心は持っているんじゃないかと。私はこう理解しているんですけれども、その辺、町長いかがですか。 183 ◯議長(福士銀一君) 町長。 184 ◯町長(加藤新吉君) 大変答弁に困るような質問でありますけれども、「今住民投票やって逆転した場合、町長が困るんじゃないか」と、こういう質問でありますけれども、逆転した場合でも私の判断は、もし青森と法定協議会をつくって合併をする。その後は、これは私の判断だけでこれは通るものではございません。先ほども言ったように、ここに議会というものがございます。私の判断が青森とどこまでも合併するんだと言っても、議会がそれはだめだと。議会でも青森と合併するじゃとなれば、これは青森と合併しなければならない。逆転とか、そういうことでないんですよ。逆転はこの議場の中ですよ。議場の中で逆転の可能性があるかもわからない。議場、あくまでも議員皆様方が決めるんでしょう。法定協議会も。それから合併もその後、県議会にかかるの。そういうことです。私が逆転したから、どうだとか、それは……。あんただぢで決めてければいいじゃな。 185 ◯議長(福士銀一君) 工藤議員。 186 ◯10番(工藤敏秀君) それは町長の考えはそれでそう思っていることでしょうから、これしょうがない。水掛け論になるはんで。いわゆるその午前中ですか、古村一雄議員も申し上げたとおり、昨年のそのアンケートというのは、18歳以上からのアンケートであったわけでございます。いわゆるその私どものこの前の署名というのは、いわゆる有権者20歳以上の署名を求めたわけでございます。いわゆる 8,003名という署名されたわけでございますけれども、それを選管が審査をして 6,532名というこれが有効でありますよということであったわけでございますけれども、私は、加藤町長が誕生した当時から振り返ってみますと、加藤町長も選挙で当選された得票というのは、 6,700ぐらいだと私は記憶しております。そうすれば 8,003名あるいは有効の今署名が 6,532名というのをこう対比して見ますと、私はこの有効の 6,532名というのは加藤町長の誕生した得点に拮抗しているんじゃないかと。私はそういうことから判断すると、必ずしも加藤町長のその考え方、それには町民も不信感を持っているんじゃないかと。だからこういう結果になるんじゃないかと、私はこう思うわけでございます。  それとあわせて、今この重点要望事業表を今の説明会で各町内で配布しながら説明しておるわけでございますけれども、午前中の質疑応答のあれを見ましても、いわゆるこれは要望であるんだと。私どももこの前二、三日前の銀の説明会の中においても町長は私のその問いにそう答えておるわけでございます。これは要望であって、あくまでも法定協議会に入ってから青森市と検討していくんだと。だならば、これをいわゆる要望として、先ほど午前中ですか、いわゆる浪岡の新しいまちづくり青森と合併してのこの地域づくりというのはこの箱物の事業の中で、最低限度はこれとこれとはぜひ浪岡町としてはやっていかなければならないという、そういう基本的な考え方がなければだめだと思うんですけれども、その点どうですか。 187 ◯議長(福士銀一君) 企画調整課長。 188 ◯企画調整課長(石村正司君) まちづくりをどうするのかという、これは新市建設計画なわけです。その前段としての素案、これは先般出されてその中でまちづくりの主なる事業ということで書かせていただいてございます。ただ、この中では議会特別委員会でも申し上げております。このときは金額を示しての出し方をしたわけですけれども、その中で44項目があったわけです。その中でのとりわけての町にとって大事なものということではその素案の中に登載していると、そういうことであります。  なお、それ以外のものについては、これからできます新市の建設計画には登載しないかと言うと、そうではございません。先ほど来申しましたように、その金額に直しますと、最大では 380億円という、そういう大きなお金になるでしょうということでありますので、合併したとしても10年、浪岡町で投資できる金額というのは 200億円以内、 200億円弱になるだろうと。そういうことが予想されるわけでして、その中でのできる事業ということで、進めてまいると。そういうことで、今のところ合意しているということであります。  なお、このことについては要望ということで、浪岡町の役場ではそういう形で青森市に出しますよということですけれども、素案の中ではまだ全部は登載されていない。それは新市建設計画になった時点でそのこともメニュー化して、中身に加えていくということでございますので、ご理解をいただきたいと、そう思います。 189 ◯議長(福士銀一君) 福士秀雄議員。 190 ◯6番(福士秀雄君) 先ほどからアンケート調査、時期が早いんじゃないか。私から言わせれば、住民投票、賛成か否かの調査も実は早いわけであります。ということは、まだまだそういう調査する前に、資料も整っていなかった。青森と浪岡の事務事業のすり合わせもしてなかった。まだ最中であった。そういうところでの町民の判断というのはいかがなものかと。私から言わせればそういうこともあるわけであります。  そこで、先ほどからいろいろ同じような発言、議論されておりますけれども、議長にお願いがございます。もうそろそろむしろ町長の意見に対しての討論は終わって、本番のむしろ採決の方のそれに入ってもいいんじゃないかなと。先ほどから同じ話しばかりしておりますので、私はそういうことを含めまして、議事進行のためにも、議長の判断をお願いしたいと、こう思います。 191 ◯議長(福士銀一君) 古村議員。 192 ◯8番(古村一雄君) 今の福士秀雄さんの質問で、素案がとりまとめられた段階で住民投票は早いんではないかと。こういう意見でありました。もう1回せばしゃべってください。住民投票するのは時期が早い。これは前回、12月議会でも福士秀雄議員はそういう討論に参加をしていました。また、推進側の議員が流したチラシでも時期尚早、こういう言い方をしています。もしも、推進議員の方のでそういうお考えであったら、私共はこの住民投票条例、90日以内というのありますけれども、これを 120日以内、その実施する時期についてお互いに議論をして歩み寄って、いずれの時期がいいのか、住民投票を実施したい。ということには変わりはありませんので、議長が間に入ってもかまいませんし、今の福士秀雄議員の提案、我々も一致をする。そういうことでは議長のあっせんを受け入れると。 193 ◯議長(福士銀一君) 福士議員。 194 ◯6番(福士秀雄君) わきばり見るなよ。  いや、事務事業のすり合わせもしていないと言ったの。そのことについてでだから。それと、住民投票しようといいながら、議員の皆さん方は看板には自立ということなんですね。だから、全く青森とは反対なんだよ。だからそういうことを私も言いたくないからそのことは省いてきたんですけれども、そういうことでありますので、もう議長の心構え、何人ぐらいで終結しようという考えなければないと思いますので、その辺もよく頭に入れて議事進行していただきたいと思います。
    195 ◯議長(福士銀一君) 長谷川議員。 196 ◯11番(長谷川章悦君) それはお互いのどうのこうのということでなくしてさ、町長の意見書についての質疑だから、そのことでやっぱり議論し合った方がいいと思います。  それで、ちょっと気になったんですけれども、先ほど町長が意見書の中では、「条例の制定は必要ない」と。と言いながらも、「ひょっとすれば説明会終わった後にでもアンケートが必要であれば、決断しなければならないときもあるのか」という、たしかそういう答弁があったと思います。ということであれば、住民投票やった方がむしろすっきりするのかなという感じがいたしましたけれども、なぜ、住民投票が悪くて、アンケートをやる場合にはどういう状況になったときにはアンケートを考えたいということなんですか。 197 ◯議長(福士銀一君) 町長。 198 ◯町長(加藤新吉君) 私はこれを今、こういうことを言えば何だかさわからない。きょうの、きのうのチラシですか、住民投票条例を審議、この一番最初にある先ほど工藤議員が言ったものにこれ絡むと思います。町長選挙のとき、町長が六千何ぼ、の住民投票が六千何ぼ、このとき私は六千何ぼだかそれは忘れたけれども、私に入れた六千何ぼのこの人たちがこの住民投票条例に賛成をしていることはないと私は思います。勘違いすればまいねよ、あんた。わ、六千何ぼとったはんで、この住民投票が六千何ぼあったはんでって、わに入れた六千何ぼの人たちがこの住民投票をやるべきだと。やるべきでないかと。これだば、全然違うんでないか、それは。でも、それでもさっきしゃべるきがったきゃ、企画でしゃべったはんで、今しゃべるけれども。  それから、さっきの答弁で説明会を終わってからその説明会の判断で、アンケート調査もやらなければならないのではないかなと。やるって言ったんでないや。やるとは言っておりません。やらなければないときがあれば、やるかもわからないと言ったんです。わ、やるってしゃしゃべねんだね。そのときの判断でやらないと、こうなればやらないだはんで。そこを含み持っておかなければまいねでばな、わだって。 199 ◯議長(福士銀一君)長谷川議員。 200 ◯11番(長谷川章悦君) 本当に、私は条例制定しなくてもいいというふうな方になっているんだけれども、何かそういうふうなことであれば、何か曖昧かなというちょっと感じがしましたので、やっぱりアンケートをやる場合にはこういう場合ですよとかって、きちんとさねば、何か雲に包まれたような感じがするんだけれども。だめですか。答弁して。 201 ◯議長(福士銀一君) 企画調整課長。 202 ◯企画調整課長(石村正司君) 先ほど来、町政の主役は町民だということであります。したがって、町民の意向の吸い上げということでは住民投票もアンケートも、それから我々説明会に歩いて、直接ひざを交えて話し合いをするということも同じなわけであります。町長が申し上げる必要になったということの判断ということは、ひざを交えて説明している中で、青森との合併は反対だと感じたときだということと思っていただいて結構だと思います。私どもは今まで一連の流れでもって、合併に向かって仕事を進めてまいっております。その中で、町長が決断した後、さまざまな協議の中で、その後、町内会、あるいは町中での各種団体等、それらについても青森との合併を推進すべきだということで、機関決定をなされているやに聞いております。農協しかり、商工会しかり、土地改良区しかり、そういうことの中では方向としては町民こぞって大多数は青森市の合併の方に向いているんだなっということを現在肌で感じていると、そういうことでございます。 203 ◯議長(福士銀一君) 質疑を終わります。討論を行います。討論ありませんか。(「議長」の声あり)討論を行います。(「何だっけな、議長」の声あり)討論ありませんか。(「動議、議長不信任」の声あり)(「賛成」の声あり)  ただいま、工藤祥三議員から議長不信任の動議が提出されました。  この動議は所定の賛成者がありますので、動議は成立いたしました。  暫時休憩いたします。     午後1時38分 休憩 ───────────────────────────────────────────     午後1時56分 再開 204 ◯議長(福士銀一君) 引き続き会議を始めます。 ───────────────────────────────────────────     追加日程15 議長不信任動議 205 ◯議長(福士銀一君) 本動議を追加日程第15として、直ちに議題として審議したいと思いますが、ご異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 206 ◯議長(福士銀一君) ご異議がないようですので、追加日程第15として議長不信任の動議を議題とします。  ここで地方自治法第 117条に基づく除斥のため、退席します。     〔議長 福士銀一君 退席〕 207 ◯副議長(葛西丈徳君) 議長が除斥のため、退席いたしましたので、副議長の私が暫時議事進行を務めさせていただきます。  動議提出者の説明を求めます。工藤祥三議員。 208 ◯5番(工藤祥三君) 福士議長に対する不信任動議の提案をさせていただきます。  まず理由の第1点は、きょう9時からの開会でありました。9時を過ぎても冒頭発言があったように、議長がまず見当たらない。これはいかがなものか。さらに、議会というものは言論の府であります。しかも、 6,532名の署名をもとに進められている住民投票条例の審議、これは議員の皆さんがさまざまな思いを持っているかと思います。これは推進、または住民投票を求める議員、双方同じいろいろな意見があるかと思います。本来こういうことは、十分に審議をして、きょうこの場で決着をつけるのが我々の姿だと、私はこう感じています。質疑を求められても、あるのに、あえてそちらには目を向けない。つけ加えて言うならば、冒頭審議された議案第32号重度身障者の医療費助成、その改正は本来は否決だったはずです。議長が一たん起立をさせて、もう1回起立を促すような議事のやり方、到底こういう行動が議長としてふさわしくない。よって、不信任の動議を提案するものであります。(「異議なし」の声あり) 209 ◯副議長(葛西丈徳君) 説明が終わりました。  質疑に入ります。質疑ありませんか。(「なし」の声あり)では、質疑は終わります。討論に入ります。討論ありませんか。古村議員。 210 ◯8番(古村一雄君) 議長不信任に賛成の討論をします。  私は、改選された昨年9月の議会で福士議長を支持をいたしました。我々今20名の中で、やはりこの選択をするとすれば、福士銀一さんだろうという、温厚な人でもあります。それがきょう随分どうしたのか、戸惑いをしているのか、圧力があるのか、4回、質疑打切りを言葉にしました。やはり、この合併という究極のまちづくりの手段を行使をする、それに対して町民の意思が反映されているのかどうなのか、こういうことでは私どもと与党の方々、さらには町の方とは大きな隔たりがあるところです。できればこの隔たりをなくして、一致して合併するのか、あるいは別な道があるのか。こういう議論をしながら、そこの一致点を探り合っていく。さらには、町民の意思というのはどうなのか。ただ単に何かわからない工事のメニューだけを羅列したような計画素案ではなくて、住民の日常的な生活はどうなのか。こういうことも4時まで議論をしてもいいのではないか。住民投票に反対であってもそこまでつき合うというのが議会の役目ではないかとは思っています。  福士秀雄議員が申し上げましたように、必ずしも与党の方も住民投票条例には反対ではないわけです。加藤智栄子さんだけは金がむだだということで、12月議会で反対討論しましたけれども、後は時期が早い、加藤さんも先般のチラシでは時期が早い、こういうことで名前を連ねているわけであります。時期が早いんであったら、私どもも大きく歩み寄りをします。何も90日以内でなくともいいわけです。  ですから、議論はまだまだ4時まで少なくとも続けていいはずでありますけれども、質疑を打ち切る。やはりこの浪岡町がなくなるかどうかというときには福士議長というのはふさわしくない。そういう意味では私も態度を変えて福士議長の不信任に大いに賛成をするものであります。 211 ◯副議長(葛西丈徳君) ほかにありませんか。小倉議員。 212 ◯1番(小倉尚裕君) 私も福士議長不信任に賛成するものであります。  やはり、冒頭開会前に、定刻であり、そしてまたたくさんの傍聴者、そしてたくさんのマスコミの方までいらっしゃる中、やはり議長がこの席にいなかった。そして理由を聞きますと、会派の話し合いにいた。議長が会派の話し合いにいた。進める中におきまして、やはり質疑打ち切りを盛んに口にする。まさしくこのまちづくりの究極である合併というのを目の前にして、やはり私は町長及び執行部、そして議会、特にこの議長と申します責務はまことに重要であります。 6,532名の町民が住民投票をしたいという形で声なき声が 6,532名います。果して、時間だけにこだわってよいのか。やはり個々の議員はすべて町民の負託を受けて議員をしています。やはりその責務として当然申すことは申して、そして自分を支持する有権者に当然私はこのような形で議員として活動していますというのを見せていく。これが今ちまたに広がっている政治不信を払拭するものではなかろうかと思います。  私はこういう面を考えて、浪岡町議会、今まさに浪岡町がどうなるか、将来の展望の中、やはり今回の福士議長の行動は納得できない。不信任に賛成するものであります。 213 ◯副議長(葛西丈徳君) ほかにありませんか。(「なし」の声あり)討論を終わります。  本動議は採決いたします。この採決は起立によって行います。  本動議に賛成の方の起立を求めます。     〔賛成者起立〕 214 ◯副議長(葛西丈徳君) 起立少数で否決されました。  議長の除斥を解きます。  暫時休憩します。     〔議長 福士銀一君 入場〕 215 ◯議長(福士銀一君) それでは、議案第35号について討論を行います。討論ありませんか。  質疑省略しましたので、討論を行います。討論ありせんか。(「最初は反対からでしょう」の声あり)  まず原案に反対の発言を許します。一戸議員。 216 ◯2番(一戸善正君) 今回の住民投票条例の制定に反対をするものであります。  まず私は合併に対して住民投票の議論を以前にこの本議会場でされたときには、私は今の現段階では時期尚早だということで反対いたしました。その後、青森浪岡21世紀まちづくり創造会議に参加させていただいたところ、浪岡に対して町長が80%近くいろいろ浪岡の条件をのんでもらえるのであれば、やはり合併せざるを得ないというふうな見解を出しておりました。ところが、青森側の話しを聞いてみますと、 100%もしくは、それ以上の事務事業に対して譲歩をしたものであります。そのような中で、各議会の常任委員会に、常任委員会内で、各町民のおのおのの町民の要望していることを引き出して提出することとということで、各常任委員会でおのおのに諮問されたところであります。その諮問された内容を 100%、青森市側に事務的事業の中で提案をされて、それも青森市側から了解してもらっていると認識している1人であります。  ただ、これから法定協議会に入り、そして議論するべきものはしなければならないというふうに考えておる1人でもあります。住民投票を要望している方々の心配もわからないでもないが、新しいものをつくるときは必ず大なり小なりのリスクはつきものであると、私は考えております。そのリスクをいかに少なく、安心のできる将来に向けての合併を実施するかが合併をする我々の務めだと思っております。  例えて言うならば、中郡の相馬村を例にして、甚だ失礼とは思いますけれども、農協にしてもユートピア宿泊施設にしても非常に素晴らしい経営をしております。人口からすると、我々よりかなり少ない人口の中でも日本一といわれるリンゴ生産をしております。そしてまた、ユートピアにしても、またそのようなすばらしい経営をしています。やはりマイナス思考を念頭に置きながら進んでいる我々住民が一丸となってプラス思考でお互いに切磋琢磨して前向きに合併に向けて頑張るのが議員の務めだと私は理解しております。不安、心配、もしできなければの気持ちもわからないではありません。ただし、自分たち議員が議決をして現在に至っておるわけでおりますので、議員みずから住民に合併すればさらによくなるように、議員おのおのが努力をすべきではないかと、私は思っているわけでございます。  よって、今回の住民投票条例の制定に対して反対するものであります。どうも、ありがとうございました。 217 ◯議長(福士銀一君) 次に、原案に賛成者の発言を許します。海老名議員。 218 ◯4番(海老名鉄芳君) 私は今回の住民投票条例に賛成という立場で討論を行います。  先ほど一戸議員がいろいろな諸制度、それが完璧であると。そういう立場から、そういうとから賛成だと。そういう意見を申されましたけれども、今回、青森市との調整方針区分と、こういうものが一番の根底となりまして、今回の合併の協議が進んでおります。その中におきまして、青森市独自の制度、両市町が有する制度、浪岡町独自の制度と、こういう形で大きく三つのものをそれぞれ青森市の制度を浪岡町においても実施し、その利益を浪岡町民と共有する。制度創設の趣旨を踏まえ、引き続き青森市においてはその現行の制度を実施する。こういう形で13項目にわたりまして事務調整をしてきたわけです。  で、今回の13項目の調整というのは、わかりやすく言えば、どっちの制度もすべてみんな取り込んで、新しい町がスタートしていくと。その中におきまして私も任意協議会の青森創造会議の中の委員をやっておりましたので、こういう形で、その合併後の青森市の姿というのは問題ないのですかと。合併というのはやはりそれぞれ浪岡町にもむだな部分というのはいっぱいあります。青森市にもいっぱいあると思うんです。それら等を十二分に議論しまして、その中でやはり効率のよい、よりよい行政体をつくることが今回の合併の目的ではないですかと。そういうふうな意見展開をしましたけれども、最初からのこの調整方針区分と。これに基づきましてほとんど議論のないままに進んだと。私は非常にそういう意味では今回のその任意協議会の会議の進め方というのも、私ども委員が非常に不勉強だということもありまして、そういう会議の流れになったということは否めない事実だと思いますけれども、やはり我々委員に対して、やはり町職員が調整委員会、そういう場がある以上、その中で私どもに十二分に理解をさせるべきであったのではないかと。私はそのように思っております。私は今回その住民投票に関して、やはり町民が何をどういうふうに今考えているのか、それをやはり十二分にとらえる最良の方法ではないかと、私はそのように思っております。  で、人の心というのはやはり常に一定ではありません。それはいろいろなマスコミ等の各種の世論調査でも見られますように、いろいろな情報が錯綜する中で、私どもの考えもやはり動きます。で、前回のアンケート調査のときよりも、町の合併の説明会、住民投票の運動等によって、町民の青森市との合併というもののとらえ方に私はやはり大きな変化が出てきていると思っております。私は今回、この合併というものが一般町民が本当にどれだけ行政レベルの問題を理解できているかにつきましては、非常に疑問もあります。ただ、町民の感覚と申しますか、やはりそういうものを私はやはり最大限尊重すべきであると考えております。さきにマスコミの関係者の方が、私どもの会話の中で一般町民が行政のシステム的な観点から合併というものを理解することができるのかと。そういう質問をされていた方がありました。私はやはり十分理解することは、幾ら説明会等をこの先開催いたしましても、難しいのではないかと。そのように考えています。  で、これたとえますけれども、私リンゴとか米をつくっております。で、やはりリンゴをつくる際に、私どもというのは、例えば生物学とか病理学とか生態学とか、土壌学、そういういろいろな基本的なものを十分理解してなくてもやはり応用という形でちゃんとリンゴも米もつくれます。で、私どもはそれを生活の知恵とそういう形で呼んでいるものであります。この勘と経験と申しますか、これらのものがやはり一般庶民の感覚というものを私はやはりこの町の将来を決定する際には最も重要なことではないかと、点検することが、最も重要なことではないかと私は考えております。  第2点と申しますか、それは過去におきましても、やはり私どもの祖先が代々立派にそういう形で選択してきていると。それを温故知新と、そういうことわざで呼んでおりますけれども、やはり私どもも、歴史に学ぶべきではないかと。そのように考えております。時代の変り目、今は非常にグローバリゼーションと申しますか、大きな時代の流れの中にあります。ただ、過去におきましても当時の権力者と申しますか、執行者によって時代というのは、変わったことはないということをやはり私は認識していただきたいと。やはり一般庶民の大きな支持がなくて、物事の大きな変化をいうのは過去においてはなかったと。  で、そういう中で地方の経済が非常になり立たなくなって市場原理主義と申しますか、お金だけ、経済効率だけと、こういう社会の中で、その大きい枠組みがいいのか、小さい枠組みがいいのかと、そういうような判断というのは、なかなか実際私ども議員だけでは難しいのではないかと。また、一般町民も難しいのではないかと。そういう歴史の判断というのは、現状の中では私はそう思っております。ただ、これをみんなで決めた場合は、私は歴史認識抜きにしまして、やはり納得がいけることではないかと。そのように考えております。そういうことから私は今回の住民投票条例に賛成するものであります。 219 ◯議長(福士銀一君) 原案に反対者の発言を許します。佐藤議員。 220 ◯17番(佐藤良隆君) 住民投票条例案制定に対し、以下のことから反対討論を行うものであります。  まず第1点目として、町においては平成14年度に2回の住民説明会を開催していること。1回目は、なぜ今合併を進めようとしているのか。2回目は津軽南14市町村合併協議会の内容について説明しています。また、地区公民館で2回の説明会や、各種団体の説明、さらには広報やチラシなど、町で考えられるあらゆる手段を通して、住民に説明をし、理解を得る対策を講じたこと。これを踏まえ、住民意向調査を実施したことなど、十分に町が説明責任を果していると思われるからです。このような中で、住民意向調査で一番多く合併選択肢が高いのが青森市であります。当然青森市を話し相手として選択するのが民主主義の原則であり、住民の意向に沿うものと理解し、今回の住民投票条例案制定に反対するものであります。  仮に、住民投票条例を制定したとするならば、逆に青森市との合併賛成者が住民行動を起こすことも考えられ、町民すべてを巻き込んでの大混乱となる事態になりかねない状況となるので、住民投票条例制定案には反対するものであります。 221 ◯議長(福士銀一君) 次に、原案に賛成者の方の発言を許します。小倉議員。 222 ◯1番(小倉尚裕君) 住民投票を求める条例の提案に賛成するものでございます。  まず市町村合併の背景を考えてみたいと思います。少子高齢化、そして国の財政の減額、そして不況、すべてがこの市町村合併の根本であります。そして、地方分権を進める中、どのようなまちづくりを行っていくか。これが今の市町村合併の一番の問題であります。私どもの浪岡町、県内におきましても2回の任意協議会、14市町村の任意協議会、そして青森市との任意協議会、まさしく合併の先進地でございます。そしてその中で、今回は38町内会を4回目という行政も本当に丁寧な形で合併の説明会を進めております。このような形での我が町は合併におけるまさしく先進地であります。そして今回の住民投票条例でございます。やはりこのような合併であります。50年、 100年に1度という町の将来を決定するとき、果して1人の首長、そして20名の議員の決定でよいのかが根本であります。今政治に対する不信感、これが満席しております。国の国民年金のさまざまな問題、そしてこの問題の中での法令の制定、まさしく今国民は政治に対する不信感、これが満席であります。そして我が町におきまして、合併そして住民投票条例の署名における混乱というのはもはや町の中で混乱はしているわけであります。町民がすべて自分たちの意思を持ち、そして合併についてそれぞれの意見を持っている。町長は「住民投票を行うことによって、町が混乱をする」そしてまた、推進議員団も「住民投票を行うことによってやはり町民が混乱をする」とあります。  しかし、私は町民の混乱はもう既に起きていると思うものであります。それぞれ自分たちの意思で、自分たちの町の将来を決定したいと思う町民が2万 1,000人を超えるこの浪岡町、そして1万 7,200名を超える有権者、そのうちの 8,003名の方が署名をいたしました。確かに有効の署名は 6,532名ではありますが、しかし、みずからの意思で 8,000名を超える方が署名という形で私どもの意見に賛同していただきました。私は町長が標榜する町民の声を反映するのが私の政治姿勢である。そして、町長の行っている行政手法は全くこのとおりであります。そして今回の合併問題におきましても、県内にもない本当に時間を割いて、そして町民にはさまざまな形で説明を行っております。その結果、町民が一人一人、自分たちの意思を持ち、今回の合併において自分たちの意見で判断をしたいというのが、今町じゅうにあふれております。私ども議会はやはりこのような町民の声をぜひとも反映すべきであります。当然今後、法定協議会、そして新市建設計画と、さまざまな町の将来像がはっきりと見えてまいります。しかし、私どもが求めるのはいつの段階でもよい。やはり町民の意思をとってほしい。それには私ども住民投票を求める会、当然行政との話し合いにはいつでも応じるのではないかと思うのであります。  県内においても注目される浪岡町、津軽のかなめと言われるこの浪岡町であります。私は町長の今回の住民投票は必要ではないというのは、やはり町長の今までの行政のやってきた形の上で青森市との任意協議会をつくっている中ではこれもやはり仕方がないのかと思うものでありますが、やはり議会においてどのような判断をくだすのか、私はやはり自信を持って今回は住民投票条例、浪岡町町民として誇れる形で行っていただきたいと思うものであります。 223 ◯議長(福士銀一君) 次に、原案に反対者の発言を許します。木村議員。 224 ◯16番(木村清明君) 住民投票条例制定に反対の討論を行います。  合併については、昨年の春以来4回にわたって各町内会を回り、十分説明をしてきました。またこの間、いろいろ要望も出たわけでありますが、その要望を計画の中に組み入れてくれたことも事実であります。特に浪岡川土地改良区から要望された件につきましては、快く引き受けてくださいまして、心から感謝しているところでございます。昨年、米政策大綱が発表され、ことしから実施されたわけであります。これまでも大変でありましたが、米を取り巻く環境は一段と厳しくなったことは皆さんもご承知のとおりであります。したがって、負担軽減のためには今まで以上のご指導、ご支援を必要なことから、浪岡川土地改良区では理事会、並びに総代会において青森市と浪岡町の合併については、全面的に支援していくことを満場一致の議決をしておりますことから、住民投票の必要はないものと思います。よって、私は反対するものでございます。 225 ◯議長(福士銀一君) 次に、原案に賛成者の発言を許します。工藤議員。 226 ◯10番(工藤敏秀君) 私は住民投票を求める条例に賛成の立場で意見を述べてみたいと思います。  これはきょうの臨時議会だけでなく、今までの昨年の10月に任意協議会を立ち上げてからの毎回の議会で議論されてまいったわけでございます。きょうは6月に入る法定協議会の前の臨時議会ということで、議員20名の意見を交換したわけでございます。私は基本的には、やはり浪岡町に生まれて、なぜその青森に合併しなければならないのかということが、再三申し上げてきたところでございます。それは、なぜかと申しますと、いわゆる先ほど小倉議員も申し上げました浪岡の町というのは津軽のかなめということは、これは20年、30年前から言われてきた先輩の首長、その時代時代で申し上げてきておるわけでございます。当然そのことにつきましても、加藤町長は十分認識しておるものと私は考えております。ましてや浪岡町というのは、町長も再三申し上げるとおり、交通の要衝であり、そしてまたいろいろな諸条件が整っているこの浪岡町が、青森市に合併してどのような発展がなされるのかということも先ほどの古村議員の質問にもありましたけれども、何らそのこれからの浪岡町の新都市計画を絡めたまちづくりというものが見えてこないわけでございます。そういう観点からいきますと、やはり青森県内の中で67市町村の中で浪岡町があらゆる面において注目されてきた経緯があるわけでございます。それだけに浪岡の町というのが底力もあり、そういうもろもろの条件が整っておるからだろうと私はこう思うわけであります。  そういうことで、いわゆるこれからの50年、百年の大計を見るならば、私は青森と合併しなくてもよいのではないかと。私はあえて自立を宣言するわけではございませんけれども、それだけの自信と誇りを持って、我々たち議員が首長先頭になっていくべきではないかと。私はこう思うわけであります。これは、本日傍聴に来ている町民の皆さんだけでないと思います。それが現実に私も先般の署名に足を使って、毎戸を広域に回りました。そうすると、やはりその10軒回って8軒ぐらいは、「なぜ青森と合併しなければだめなんだ」という声が8割はあると、私は断言したいわけでございます。そういう観点からぜひ今回加藤町長も先ほど申し上げたとおりアンケートの含みを持った発言をしておりますけれども、私はこれもまた不可能ではないかと、私の感触から見るとそう感じております。  ですから、やはり町民一人一人の意思を酌んで、一人一人の投票によって決めた方が私は加藤町長に対しても大変プラスになるんじゃないかと。こう思うわけでございます。そういう観点からぜひ私は住民投票を求める立場から賛成の討論といたします。 227 ◯議長(福士銀一君) 次に、原案に反対者の発言を許します。長谷川議員。 228 ◯11番(長谷川章悦君) 私は条例制定に反対という立場での討論でございます。  まず、何のための住民投票条例の制定なのかという。合併そのものへの賛成、反対なのか。青森市との合併だけを問うものなのか。また、別の選択肢を考えているのか等々でございます。住民投票を求める会の方向性がなかなか見えてこなかったのが、これまでの現状でなかったかと思います。求める会は「この会はあくまでも住民投票条例の制定を目指すものであり、青森市との合併についての会員個々の賛成、反対は問うものではありません」と、呼びかけたはずであります。しかし、青森市との調整作業が進む中で「私たちの会は合併の判断材料を住民に明らかにし、青森市との合併が本当に町民の幸せになるのか、住民投票で決めたい」という方向になってきたのではと思います。私は住民投票については、何ら否定するものでもないし、当然地域住民の意思が尊重されるべきであります。しかし、合併の判断材料を住民に明らかにするといいながらも、住民が判断できる情報が公平正確に伝わっていないところに問題があるのではと思います。一部の税金や手数料等の負担増や制度上の不利益等を示しながら町民に対して反対の関心を助長するのかのような運動では、求める会の趣旨にも反するのではないかと思います。  また、青森市との合併推進議員は、あたかも市会議員の報酬欲しさに、合併を進めているかのようなことや、反対議員の固有名詞まで挙げたり、さらには交付税に関する意見書に対する推進議員への批判、国保税の値上げの問題など、住民投票条例の制定とはいうものの、何か方向が定まっていないのではと思うこのごろであります。これまでの歴史から言って、住民投票は反対の手段として利用されてきたという経緯からとらえても、何が何でも反対のための住民投票ということであれば、町民の誤った選択になるのではと、その懸念を覚えるものであります。なぜ合併をしなければならないのか、合併をしなければならない町の行財政の現状と、合併後の制度と、地域の将来展望はどうなるのか、文化や歴史、祭りや習慣といった民族性や住民のコミュニティなどを含め、合併によって負担のふえるもの、減るもの、制度上よくなるもの、悪くなるもの、住民サービスがどうなるかなど、公平公正に情報の提供を行い、住民が納得いく方向での住民投票であるべきだと思います。ただ、住民投票にも賛否両論があります。マスコミやムードに流されやすく、住民個々の民意がどこまで酌み取れるのか、住民投票の結果に対する行政の対応は投票結果を最終決定としたとしても投票率の低調が問題視されています。  しかし、自治体としての結論は選挙によって選ばれた首長や議会が決断をし、決定すべきであり、いたずらに住民投票に委ねることは、首長や議会の責任逃れであるという指摘もあります。今後、日本の人口が2006年をピークに減少する中で、このまま推移すると、30年には人口 5,000人未満の市町村が現在の 700から 1,200団体近くに増加し、今よりもかなり高齢者の比重の高い地域社会の出現が予想されています。少子高齢化の進行は、現在の地域社会に対して大きな影響を与えていますが、特に小規模は市町村についてはより深刻であり、それぞれ三役や議員、職員を抱え、少なからず行政の効率化と合理化を果たしたとしても、これまでのような職員や財政基盤を維持できない状態に陥ることが予想されています。我が町の将来の人口推計を見ても2005年には2万人を割り、20年には1万 7,612人になると予想されています。  また、老年人口も20年には29.4%と、着実に少子高齢化の波が押し寄せており、地方自治法の原点である住民福祉の増進を図るという基本的役割を担うことが困難になることを想定すれば、今後地方分権の担い手にふさわしい行財政基盤を有することのできる自治体、基礎的自治体を形成するための再編成ととらえるべきであると思っています。  私自身は、県都青森市との合併を推進する1人でありますが、住民投票を求める会の運動によって、合併の住民の関心が高まってきたことは確かであり、合併に対する考えを問われるようになりました。 6,532名の署名も決して無視するものではありませんし、重く受けとめるものではありますが、先ほども申し上げましたが、合併に対する住民への情報が公平公正に提供しないままの署名運動、また、各町内会での住民説明会への住民の参加状況などから見ても私は選挙で、住民の皆様方から信託を受けた議会人として、何よりもこれからの急激な社会変化が予想される20年先、30年先をしっかりと見据えながら、今でなく子や孫のために、よりよい地域や生活環境を残していくという視点での賢明なる個人の判断をしてまいりたいと思っております。よって、本議案に反対するものであります。 229 ◯議長(福士銀一君) 次に、原案に賛成者の発言を許します。工藤祥三議員。 230 ◯5番(工藤祥三君) 住民投票条例の賛成討論を行うものであります。  私たちこの住民投票を求めるという行動は、決していたずらに行ったのではありません。いろいろチラシの中でも国保税の問題、議員報酬の問題、これらも書きました。総務企画常任委員会の中で合併した場合に議員報酬はどうするのか。残念ながら3対2で、私と小倉さんを除いて3対2で青森市の報酬を適用する。こういうことも既に常任委員会では議決されたところであります。果して、浪岡町と青森市が合併をして、地方分権の到来、少子高齢化の進行、厳しい財政状況、本当にこういう問題が解決できるのか。私ははっきり言ってできないと思います。しかも、先ほどまで議論された建設計画というのは、たかが合併して10年間だけ、後は野となれ山となれ、こういう危険性がないのか。ましてや幾らよいことを羅列しても議論の中でもわかったように、合併してしまってからいろいろな事業が申請をされる。このことに矛盾がないのか。町の将来を案じるのは当然であります。もちろんそういう中での議論の中に合併のメリットという議論が本当にされてきたのか。私はそういう議論というのはされてこなかったと思います。  住民投票を求める運動は並大抵ではありません。 170人の署名受任者があるときには1軒の家に何回も足を運んで「ところで、住民投票って何や」1回1回説明をして、こういうもとに 8,000人を超える署名が集まりました。最終的には選挙管理委員会から電話が入って、晩の7時半ころ「小倉さんのお宅ですか、あんたの家で全部同じ字で書いているんだけれども、これだれ書いたんです、役場ですけれども」「ああ、これおいの父ちゃ書いたんだね」で、ガチャン、ほかの署名は無効です。しかしながら、実際はいろいろこの査定はされたけれども、 6,532名を超えるはるかに多くの人たちが町の将来を決めるんだったら、議員じゃなくて、みんなで決めようやと。こういう運動に盛り上がったんです。1カ月間の署名でこの数ですから、私ははっきり言って、これがあと1週間長かったらどんなに署名が集まったかと私は思っています。署名期間1カ月間の中での後半に随分署名が膨れ上がりました。我々もこの議会中ということもあって、署名運動も若干立ちおくれになった時期があります。しかし、最後まで、住民投票を求めるというその運動は決して静まることはありませんでした。直接民主主義を問う、この住民投票というのは、私は本当に大切なことだと考えています。何よりもこの合併に関して、情報がないとか、いろいろ言われていますけれども、私は本来いろいろな情報が出ていると思います。出ているけれども、浪岡の町がどういうまちづくりを行うのか、どうなるのかという議論が残念ながらされてこなかった。建物だけの事業だけの羅列で終わってしまっている。本当に残念でなりません。  青森市との合併は何といっても30万人の誇る中核都市になるということですから、私は普通の合併と違っていると思います。しかも山越えをして合併をするわけでしょう。議会の中でも議論になりました。合併して 100人を超える会社が、事業所が、事業所税を課税をされる。1,000平米を超える事業所が事業所税を課せられる。こういうことが打撃に本当にならないのか。合併を進めるために、わざわざ重度身障者の医療費まで調整のために削られてしまう。住民サービスって一体何なんだろうと。私は本当にそう思います。  先般、西部市民センターで合併の説明会が行われました。こんなことが議論になりました。「中核市になればどんなメリットがあるんですか」「なぜ中核市にならなければならないんですか」「合併を急ぐ必要ってあるんですか」「この広い青森市でたった5カ所だけの説明会でいいのか」「浪岡町の説明会と青森市では随分と開きがあるんですね」「浪岡の役場職員の給料が上がるんですか」こう聞いたら、市の職員が、町民感情を考慮するべきだろうと、そう考えていると。鶴ケ坂の住民が「浪岡に田んぼをつくっているんだけれども、せっかく安い税金で固定資産税なのに、固定資産税高くなるのかと」こういうふうな声さえありました。あとは「合併特例債をあてにした事業で借金が膨らむんでないの」「余計財政が苦しくなるんでないの」「事業所税だって市民にとっては、大きな負担になるんでないの」私は、青森市のこの説明会の中でも市民にとって、浪岡町の合併というのが本当に議論になっているのかという。ここに大きな不安があります。やっぱり住民投票条例というのを制定させて、住民一人一人の声を聞く。我々議員も選挙のときには私らは「住民の声を聞きますと。皆さんの声を聞いて議会に反映させようじゃないか」と。これはから文句じゃないはずだと思います。我々決める権限はあるんだけれども、住民投票で決めよう。これに賛成する、反対する理由なんて私は本来ないと思います。  ですから、先ほど反対討論もありましたけれども、ただいたずらに住民投票の運動をやったわけじゃないし、このままなるがままに合併に至っていいのかという、こういう不安な状況が確かにあるわけです。ですから、きょうここにおられる議員の皆さん、 6,500名という署名は血と汗とそれこそ金のかかった善意の金のかかった運動なのです。ぜひ、この条例案を制定くださいますようお願い申し上げ、賛成討論といたします。 231 ◯議長(福士銀一君) 次に、原案に反対者の発言を許します。工藤幸造議員。 232 ◯7番(工藤幸造君) それでは、浪岡町の合併についての賛否を問う住民投票条例制定について、反対意見を述べさせていただきます。  まず最初に、合併の経緯について述べさせていただきます。  平成14年ごろから合併の話があちこちに出始め、一部の町民から「合併しなくてもよいのでは」との声が聞こえてきました。しかし、今までどおりに交付税が入ってくれば合併しなくてもよいわけであります。ところが、交付税が削減されるから合併が必要となります。浪岡独自でやっていけるなら、だれも合併を望んでいないはずであります。  平成14年12月13日、町議会で合併特別委員会が設置され、津軽南14市町村の枠組みで合併検討が行われていました。平成15年1月6日、町長は「市町村合併は18歳以上の住民アンケート調査を行い、町民の最も望む方向で対応していきたい」とあいさつしていました。1月18日、青森市が浪岡町との合併を検討していることを明らかにしていました。青森商工会議所が浪岡町との合併研究会を持ち、津軽南14市町村の資料とともに、青森市との比較資料が提供されました。1月30日、青森市役所総務課、浪岡町企画課がそれぞれ数人ずつ出席、会合が持たれ、青森市との合併効果や行政資料の比較と可能性を模索、浪岡町では市町村合併について2月中に38カ所の説明会を実施しました。  しかし、資料などについてはまだ十分とは言えない状態にあり、合併について町民に説明できる状態ではありませんでした。平成15年4月行政連絡員を集め、市町村合併に関する住民意向調査説明会を50人の連絡員に説明会を開催しました。その結果、今までも何回も質問等にありましたけれども、18歳以上が1万 7,694人を対象に実施、回答率 93.56%、1万 6,523人です。津軽南14では、 18.56%で 3,067人、青森市は44.9%の 7,424人、浪岡町、常盤、藤崎、板柳の4町村で 18.17%、 3,002人でした。合併の是非については、賛成59.4%、 9,826人、反対 31.96%、 5,282人です。よって、合併の賛成者が多いことがわかりました。
     同年8月町議会選挙があり、9月から新議員の活動が始まりました。よって、私も一議員になりました。そのときは既に青森市との合併の話が進んでいました。同年12月議会に住民投票条例が提出されましたが、否決されました。もちろん私も否決した1人です。平成16年3月26日、第8回創造会議で新市計画の全体像が明らかになりました。そして今現在、各町内会を青森市と浪岡町が合併した場合の説明会を実施中であるとともに、そして今は、ときがたつにつれ、市町村建設計画青森浪岡21世紀まちづくり素案ができて、町民に説明をしている最中であります。合併特例債活用の事業も青森市との話し合いで加藤町長の努力によりおよそ半分以上の 100億円以上余りの特例債の予算も獲得するなど、浪岡町にとっては申し分のないところではないでしょうか。  また、合併については、合併しない場合、17年度から10年間、財政は年間3億円から5億円の赤字が生じ、10年間で合計額が37億 9,800万円となります。青森市との合併の場合、平成22年度まで赤字が続くが、その後、23年度から黒字に転換と試算しています。いかに合併が必要かが伺われます。また、合併特例債を含む事業名も決まっており、ぜひ説明会に参加していただき、それぞれ意見を述べていただきたいと思います。また、役場の窓口、スクールバス、福祉バス、病院バス、農政政策、消防、病院など、さらには除雪、雪対策も今までどおりに行うとのことであります。さらには青森市と浪岡町との行政制度調整は調整され、両市町とも現行の制度を適用、青森市の制度に統一するなど折衝、 1,142項目の80%ぐらい終わったようで、浪岡町の要望も対等に考えているし、青森市の事業も浪岡町には無いよいことが資料にはたくさんあります。  さて、住民投票条例の中に情報の提供があります。第10条、町長は住民投票の適正な執行を確保するために必要な情報の提供に努めなければならないとありますが、今までの経緯を話したとおり、町民の皆さんに情報を提供しています。また、条例の中身については合併について反対か賛成かになっております。よって、私は今までの経緯を説明しながら、青森市と浪岡町との合併については賛成であり、浪岡町にとっては将来ともによいのではと思っております。したがって、今回の住民投票制定については、反対の意見であります。以上です。 233 ◯議長(福士銀一君) 次に、原案に賛成者の発言を許します。古村議員。 234 ◯8番(古村一雄君) もちろん私は住民投票条例を推進する立場であります。  何かといいますと、今自治の流れというのは地方分権、私が言わなくても町長にしろ、総務課長にしろ、企画課長が議案の説明のたびごとに地方分権の流れということを言うわけであります。地方分権とは何かと。言ってみれば住民自治ということでしょう。よりより直接民主制を求めていく。それが地方自治の本旨であり、間接民主制、今のこういう議会の補完をする。そういう立場で地方分権の流れが今できているのではないのかと。政府もそれを認めている。しかし、問題は金をどうするのかというのが、今国内でぶちあたっている一番の大きな壁ではないのか、私はそう見ています。  求める会に対して、ご意見をいただきました。確かに求める会が政党のように一つの考え方ですべてまとまっているわけでありません。私と小倉さんは住民投票条例を2人で一緒にやろうという前までは、この20人の中でも一番激しく対立をする間でありました。しかし、町をどうするかということになって、住民の意思をただしてみようではないかと。それによって、青森市の合併の選択、これを住民の意思に任せよう。我々は反対だけれども、住民投票で青森賛成多数を上回れば、我々も議会で賛成しようと。こういう立場だけは一度も狂ったことはありません。ただ、いたずらに私どもは住民投票や直接請求運動を起こしたわけではありません。私も初めて体験をいたしまして、40日間というもの、恐らくそれ以上であるかと思いますけれども、法律にのっとって、役場に届出を出して、労力と金がなければ請求運動というのもできないということを身をもって知った1人であります。いかに法律の規制を受けて、一人一人から署名をいただいて、判こをもらう。これが直接民主制の原点であるということを私は繰り返し繰り返し、自分の頭にたたき込んで、病み上がりでありながら何とか町民の協力を得て、あるいは同志である5人の議員とともに、さらには8人の請求代表者とともに、この運動をなし遂げてきたことには誇り持っているところであります。  ですから、とのときどきの新聞織り込みのチラシに当たっても分担をしておりますので、書く人によってニュアンスが違ってくる。これはやむを得ない。ですから、私たちに対して、間違っている。そういう推進側の方できちんと指摘をしていただければ、私どもは間違っていれば訂正をしますし、間違っていなければ反論をします。  今、工藤幸造議員が情報提供は役場の方では十分ではないかというような意味もありますけれども、例えば推進側の方のチラシはどうなのか。合併の議決は12月です。私は12月はあり得ないと思っています。もっと前に合併の議決をしないと、4月の青森市長選挙が間に合わない。それから、国保税は合併することによって安くなるという推進側の人たちがチラシを出しました。当たり前であります。青森よりも安くなります。3月議会であなた方が我々が「6月議会で国保税の改正を決めたら」と言っても、あなた方は話しを聞かないで議決をしたわけです。今1億 6,000万円繰越が余る。老人拠出金も1億円近い金が余る。ですから、無理して引き上げをした。引き上げをしたから青森の方が安くなる。合併すれば安くなる。当たり前の話でしょう。だれの責任ですか。  ですから、こういう情報が我々も間違うかもしれないけれども、十分な時間をかけてあなた方と話し合いをすることによって、役場の方で出している資料が間違っている場合だって、多々あるわけでしょう。ですから、十分な時間をかけて議論をしなければならいない。だから我々は質疑打ち切りというものに反対をして、議長の不信任案まで出している。それは何かと言えば、こういう議論を通して町民に本当のことを知ってもらう。そのことが議会の役目であり、議員の役目だと思っています。今町民の大方は合併はどうせこのままいっちゃうだろうと。さめているのではないかと思っています。その証拠に、三役が説明会に出席をしても人が集まらない。若干プラスするだけ。これが真実ではないかと思っています。「町民の意見を吸い上げた」と言っていますけれども、何を吸い上げているでしょう。大きな事業だけを羅列をして、だれのための何のための合併か私は不思議でしょうがない。言ってみれば、建設工事だけが集中している。  ですから、私どもの日常の生活にどう影響があるのか。推進側の方々のチラシを見ても現状どおりであります。現状どおりであったら、このままでもいいのではないか。施設の整備は相当浪岡町は進んでいますし、青銀の民度であっても上位に10位以内にランクされているところであります。あとは中身の問題であります。中身をどう充実をさせるのか、それが今一番必要ではないかと思います。まず町民の生活、半分ぐらいの町民の生活は安定しているから、浪岡町の秩序も保たれていると思いますけれども、幸せな家庭にいつどんでん返しが来るかもわからない。今私の身の回りにはさまざまなことが起きているところであります。高齢社会であります。老後の生活も今国民年金制度の改悪によって、どうなるのかもわからない。しかも4万か5万の国民年金から介護保険が天引きをされる。その介護保険もこれからはますます値上がりをしていく。親の看病、だれが面倒を見るのか。こういういろいろな問題が来ます。もう年とっても子供がサラ金地獄に陥る。親は隣近所に隠して面倒をみる。こういう老後にまさかこういう事態が発生するのか。こういう予想もつかないことが今経済のあるいはあらゆる面での規制自由化の中で起きているところであります。私どもにできること何かと言えば、もう少し様子を見てみようか。もう少し辛抱してみようか。精々我慢をする。その程度であります。平和な家庭に突然のしかかる不幸なできごと。新しい家を新築をしても手放す。浪岡にも決して珍しくないことであります。ですから、今、青森市と合併をして大きくなることが必要なのか。それとも、この小さな町の中でいろいろ口論し合いながらも2万人の町民一人一人に目の行き届く政治をやるのか。私どもはここを皆さん方に問うているわけであります。  私は今回の合併は町長はトランプが好きでありますので、「五人関係」でいけば、ジョーカーの振りどころかどうか、ジョーカーというのは1回より振れないわけであります。今回の合併も後戻りはできないわけです。町長は今ジョーカー振れば絵っこ4枚つく、そう思っているかもしれませんけれども、私は空振りだと思います。恐らく間違いない。今はジョーカーの振りどころでもないし、ましてや「スコンク」だの「16」だのというのはあり得ない話しであります。こういう町を2分している議論こういうときに今求められているのは何か。だれも悩まなくてもいい、秘密投票で青森市との合併に賛成か反対か、それを問うことが町を混乱なく持っていく方法ではないの。議会の合併特別委員会の正副委員長が先ほど住民投票条例に反対をしました。私は他の議員が反対討論をするんであれば、まだ黙ってあえて言わないわけでありますけれども、正副委員長が今の正副委員長ができてから合併特別委員会、何回開かれたの。3月の24日に建設計画の素案を上っ面だけ2時間にも満たない時間で議論しただけ。1カ月半たっても、しかも役場はその間に旧町村単位と2回説明会をやっているにもかかわらず、合併特別委員会は何にも開かれていない。果して、これで合併に向かおうとしているのか、私は不満であります。この間に議会の正副議長と正副特別委員長は青森市と協議をしているはずです。どういう協議をなされたのか、それを私どもには報告もない。  そういうことからいいましても、まず議会がきちんと町の方で進めている合併の案件について、上からも下からも横からも・・・・・・・・とはいいませんけれども、きちんと縦横から議論をして、検証するべきである。既に町立病院が新築計画ないというのは今のところはっきりしているわけでありますから。そういうようなことも議論をしながら、住民投票にかけるべきではないか。町長や私どもの任期さえ4年で来るわけです。4年が一つの節目で選挙をして、新たなこの町長なり議会を選出をするわけであります。50年に一度あるかないかであります。このときにこそ町民を参加させるのが、本当の住民自治の本旨ではないか。そういうぐあいに思っているところであります。  最後になりますが、なぜ皆さんが住民投票に反対をするのか。議会の議決はまた反対されるというのは、否決されるというのは、もう重々はっきりしていました。なぜ反対するのでしょう。町長は意見書の中で述べていました。「青森市と合併したのはよい選択をした。合併特例債、随分生かして使ってくれと。評判がいい、過半数の方々は賛成だ。肌で感じている。」皆さん方は14人、青森と合併するべきだ。住民投票も何も要らない。スケジュール通り。我々はたった6人だわけです。それもあなた方から見ればいつあの人たち分裂するだべ、別れるだべ、水と油の仲が5人、6人だわけ。そうしたら、住民投票にかけて正々堂々と青森市と合併すべきはこうだよと。住民投票で訴えればいいんでないか。私どもも小倉さんは「常盤と合併する」と、こうしゃべるかもわからない。「青森でなく常盤だ」と。おらは「自立だ」とこうしゃべるかもわかならい。それでもいいじゃな。住民投票に任せようではありませんか、皆さん。終わります。 235 ◯議長(福士銀一君) 福士議員。 236 ◯6番(福士秀雄君) ただいまの古村議員の発言に不適切な発言がありますので、議長裁量ですね、削除していただきたい。すべきではないか。議長、どう思います。・・・・・・・というのはいいですか。議事録に出ますよ。 237 ◯議長(福士銀一君) 不穏当な発言については削除させていただきます。  次に、原案に反対者の発言を許します。小笠原議員。 238 ◯15番(小笠原恒雄君) 時間も余りないようですので、手短に反対討論を述べさせていただきます。  今、任意協議会から法定協議会に移行するこの大事な時期に住民投票をやるべきではないと思っております。町長がいつも言っておられますアンケート調査結果を支持するものであります。住民説明会で説明しているように、青森市側でも浪岡側の要望並びに意見を尊重しております。我が浪岡町の将来を考えますと青森市との合併しかないと思います。よって、本条例案、住民投票に対して反対するものであります。 239 ◯議長(福士銀一君) 次に、賛成者の発言を許します。(「なし」の声あり)ないようですので、反対者の発言を許します。塚本議員。(「賛成だべ」の声あり) 240 ◯9番(塚本艶子君) 反対です。残念でした。  住民投票条例に対する反対討論を行います。  本日、本条例請求代表者でいらっしゃる海老名徳太郎氏が意見陳述でも申し述べられましたとおり、住民投票を求める会の目的はこれまで終始一貫して青森市と浪岡町の合併に賛成か反対かということについて町民の意思を確認することであります。が、その活動においては矛盾した言動があったということを冒頭に指摘したいと思います。求める会はその署名活動において、はっきりと町民に対し「この活動は合併の賛成、反対を問うものではありません。思想や立場の違いを超えて、合併の是非を町民が住民投票によって決めるためのものである」とチラシに明記し、毎戸に配布をしました。そして実際に町民の方々に署名を求める際にもそのような呼びかけはなされ、署名をされた方々の中には、この署名は単に浪岡町は合併をすべきかそうでないのか、合併の是非をみんなで決めるための署名であって、決して青森市との合併の賛成を問うものではないと説明を受けたので、署名をしたという方もいらっしゃいました。このようにして、収集された 6,532名、確かにこの数は大きなものであります。しかし、署名の中には求める会の目的を十分に理解せずに署名を行ったという方々もおり、曖昧な呼びかけの中に二通りの選択肢が隠れていたということについて、町民の方々の中にはその点についての疑念や承服しかねるという方々がいるということも私たちは確認しなけくてはならないと考えます。たとえ1人であってもこのようなことがあってはならない。私はそう考えます。  つまり、このことは署名に際して町民に対していわゆるダブルスタンダードを用い、気軽な選択を示唆した偽善的ともとらえられる方法ではないか。ある意味では町民を愚弄するものであるとも考えます。しかし、議会を動かすための署名は断じてそのような背景をもって収集されるべきではなく、あくまでも町民に対し事実を述べ、誠実に求められるべきであると私は考えています。  したがって、この観点において住民投票を求める会の構成議員は、もっと正々堂々とその主張と立場、署名の目的を町民に対して明確にすべきであった。自分の立つべき背景をはっきりするべきであった。そのように私は思うものであります。  次に、住民投票を実施するということについて考えてみたいと思います。  当たり前のことですが、住民投票は住民一人一人が投票することによって直接合併の決定をするということです。その責任は議会において私たち議員の一人一人が合併の議決をすることと全く同じ重みを持つものであると私は考えます。私は新米議員ですので、自分が本当に浪岡町の未来を決定することができるのか、それを考えたときに、一瞬たじろぐような怯む思いで恐ろしいと思いました。そして、先輩女性議員に話をしましたら「それでいいのだ。その覚悟でやってほしい」そのように言われました。  今現在生きている私たちの世代のみならず、30年、50年後の未来のまちづくりと子々孫々の暮らしも含めて、20歳以上の町民が合併の選択を住民投票によって選択するのです。それが一人一人の町民に課せられたその1票にかかっています。私たち町民はしっかりと合併についての行政からの情報や判断材料を吟味し、またこれから必ず出されるであろう求める会の自立策、財源や財政運営、行政サービス等の資料を慎重に比較し、青森市と合併するか、反対して本当に自立してやっていけるのか。浪岡町が先般の海老名代表がおっしゃった意見陳述の中でも一方に偏らない客観的資料を求めるものであると述べられましたが、そのようなものは出せるのか。そうした資料こそ要求されるものであると考えます。  なぜならば、私たち町民の最大の関心事はこの不況や少子高齢社会、国や県の財政難、そのもとで合併した場合の生活、住民のサービスはどうなるかということ。また、合併しない場合、地域の財政はどうなっていくのか。本当に子供たちに豊かで活気があり住みよい町を残すためにはどちらを選択すべきかということを私たち町民が住民投票を考える場合、よく考えて合併の選択をしなくてはならないからです。現在進行中の青森市との合併協議における一部の不利益や負担増だけを取り上げ、合併に対する町民の関心や焦点を違った方向に向けていくだけでは、町民は正しい選択をすることはできないということに気づくことが大切です。今最も要求されていることは、求める会の議員が主張する行政サービスの満足度の高い能力ある自治体をつくっていくために、財源に裏づけされた独自の自立策をしっかりと町民に示すことであります。このことについて構成議員は「地方交付税が不透明なため、60億円、70億円でできるシミュレーションがつくりきれない。今の3分の2でやっていけないことはない」と述べるにとどまっています。  しかし、先ほども工藤祥三議員が合併の経緯の中で、これからの財政の経緯を述べたとおり、そんなに簡単なことではありません。60億円、70億円でできるというシミュレーションでは町役場によると、この試算では職員相当分の財源が不足し、役場に1人も職員を置かなければ可能である。ということは一切町民に公表されていないのが現実です。財源に裏づけされない理想論は全く無意味であると私は考えます。このことからも、本来は浪岡町独自で自立できることが確認できてこそ、合併反対、自立を唱えるべきであると私は考えます。批判をしても具体策を全く示せないまま合併反対を推し進める現状を考えるとき、そこには本当に町民の未来への配慮があるのでしょうか。私は欠如していると感じます。  浪岡町の自立への具体策が町民に示されてこそ、署名運動、この 6,532人の署名は真の意味を持ち、町民一人一人が合併すべきかそうでないかということについて主体的に考え、判断していけるものと考えます。町の取り組みは確かに遅々としていたものではありますが、青森市と浪岡町の合併について現在4回目の説明会を38町内会で開催し、まちづくりについての新市建設計画素案が発表され、特例債の配分は半分ということで合意しています。議会及び関係団体の要望が尊重された内容となっており、浪岡町にとって着実な成果であると評価しております。しかも、合併特例債の適用となる限られたその中でのことであります。私は非常に大きな評価をしております。  また、関連事項として、求める会の要求する住民投票に関する公開討論についてでありますが、この討論という言葉は明治10年ごろから英語のディベートという語の日本語訳として用いられるようになったものです。本来その必須の前提条件として議論するに足る双方互角、対等な十分なる資料、検討材料が必要であります。求める会側には現在青森市との合併の資料に匹敵するデータやシミュレーション、また先ほども述べたとおり肝心かなめの自立のための材料は非常に残念なことに、何一つ見当たりません。最低限でも財政運営に関し、財源に裏づけされたデータが必要であります。また、一人一人がいたずらに、感情論に走らないためにも、しっかりとしたデータの確認が重要な点であります。  したがって、よってたつデータのない討論はどのような根拠を持って本来の姿である本質的な討論が展開できるかという予測すら立たない現時点においては、討論は全く無意味なものになるという判断をせざるを得ません。すべての町民にとって、すべてはよいという有利な合併の選択肢はないと思われますが、私は議員として議員の職責にかんがみ、青森市との合併が町民一人一人の明るい未来と幸せにつながるように、また私に信義を寄せてくださる方々の期待を裏切らないためにも、最良の選択であると確信しております。  終わりに、私は住民投票そのものについては、浪岡町の歴史、文化を尊重しつつ、町民の方々の合併への意識を喚起し、関心を深め、民意を酌むという利点を考えるとき、評価できるものではありますが、その実施に対しての実施方法、公平性を考えるとき、また、求める会の町民に対する整合性のない手段、手法、今後の方向性に疑念を持つものであります。また、すべての出典、根拠を追求する求める会にしては、求める会独自の資料を持たず合併の資料が皆無に等しい現状に対して反論し、住民投票条例に同意できないものであります。よって、反対討論といたします。以上です。 241 ◯議長(福士銀一君) お諮りいたします。あらかじめ時間を延長いたします。  原案に賛成者の発言を許します。(「なし」の声あり)原案に反対者の発言を許します。太田議員。 242 ◯13番(太田 一君) 本条例案に反対の立場で討論いたします。  なぜか、町では町長も言われたように、青森市と協議に入る前に2回の町内会の説明会を行い、さらに広報、チラシ等の配布も行っている。最終的には昨年4月の町民のアンケートを参考にして決めたいとしています。そして、そのアンケートの内容も議会の特別委員会に提出して議論をしております。アンケートの結果によって青森、浪岡21世紀まちづくり創造会議を設立したところであります。議会の特別委員会もまた、常任委員会を活用しながら、小委員会を設置し、新市のまちづくりを考え、さまざまな条件を出し合い、それを突きつけたところであります。3月26日の第8回最終の創造会議ではその条件がほとんど新市の建設計画に入っているそういう内容であります。しかも、我々のだれもが心配してきたいわゆる対等の合併協議であり、また対等の素案であります。住民投票を求める会が署名を集めている間、我々もまた町と議会が一緒になり新市のまちづくりに汗をかいたところであります。今後は 6,532名の署名を重く受けとめ、その素案にさらに肉づけをし、年次計画も入れ、そしてまた財政処置も入れ、それに対して目をきちんと向け、それを見定めて法定協議を設置するしないを私は決めたいと思います。これが議員の仕事だと思っております。以上のことから本条例案に反対いたします。 243 ◯議長(福士銀一君) ほかにありませんか。(「なし」の声あり)討論がないようですので、討論を終わります。反対者の発言を許します。葛西議員。 244 ◯19番(葛西丈徳君) 議案第35号浪岡町住民投票条例に反対する討論を申し上げます。  今全国各地で2005年3月の市町村合併特別……、期限切れを前に平成の大合併が進んでいることは承知のとおりであります。県内にあっても7月1日には五戸町、倉石村を皮切りに、新たに自治体が産声を上げる予定でございます。我が町にあっては当初、津軽地域14市町村での合併を目指したところでありますが、住民アンケートを実施したところ青森市を希望する町民が全体の45%、他の合併の枠組みを希望する町民より多かったことから加藤町長は青森市との合併に向けての手続を進め、きょうに至っていることは今さら私から申し上げるまでもありません。議会にあっては、昨年9月市町村合併問題特別委員会を設置し、各常任委員会に小委員会の役割を持たせながら詳細に合併に向けての議論を重ねて各小委員会から多くの要望事項が提示されたところであります。8回を数えた特別委員会にあって、第1回、第2回では青森市との合併に向けての議論を特別委員会で確認しているところでありますが、この間、12月議会においては議員発議による住民投票条例が否決された事実もまた承知のとおりであります。このたび町民の署名が 6,532名余りに上ったということは、合併に関する関心の高さを示すものと思われますが、一度否決された条例案が再度提案されるということは、円満に協議が進められている合併に水を差す何物でもないと認識しているところであります。町財政の先行きに不安を抱くがゆえに、あずましいまちづくり維持と基幹産業の安定確立には加藤町長の合併に対する判断は正しいものと与党議員の1人としてエールを贈っているところであります。今までの合併に対する経緯と経過を踏まえながら、議案第35号浪岡町住民投票条例には反対の意思を表明するものであります。 245 ◯議長(福士銀一君) 次に、原案に賛成者の発言を許します。(「なし」の声あり)次に、原案に反対者の発言を許します。加藤智栄子議員。 246 ◯14番(加藤智栄子君) 浪岡町の合併についての賛否を問う住民投票条例の制定について反対するものであります。  運動の目的に賛成できない。そう思うからであります。これで終わりなのですが、私の望み願いを述べさせていただきたいと思います。  18歳以上、20歳以上、果してそれでよいのでしょうか。合併するしない、どちらにしても5年、10年ではなく、今の赤ちゃんたちが成人し、この県、国を支えていく時代のことまでを考えてあげなくてはいけない。私はそこを強調したいと考えます。今までの会議等できちんと考慮し、話し合いをし、十分に考えて進めていてくれるものと信じています。しかし、事細かいことまでの遠い将来までの予想はかなり難しいことでしょう。住民投票、これも一つの方法なのかもしれません。 8,003もの署名数、そのご苦労には「お疲れさまでした」と声をかけてあげたいくらいです。重複等で有効署名 6,532と知りました。しかし、本人が書き、20歳以上の方は町内在住紛れもなく1票と認められるという方が「書いてって言われたから書いたけど、大丈夫だったかな」こんな声が聞こえてくるような運動、署名は純粋には受けとめられません。やはり数より中身だと私は思います。私たちの仕事こそがいろいろな生の声を聞き、まとめ行政に伝えること。間違ってますか。(「いいぞ、どうぞ何でも言ってください」の声あり)私たちが町民の方に説明はしても自分の意見を訴え、押しつけるということ、そういうことはしてはいけない行為だと思います。住民の方たちがイエス、ノーを決められるのであれば、議員はこんな人数は要らないと私は思います。賛成、反対、それだけではなく、少数意見までをまとめてあげるということを考えたい。そう思って取り組んできました。そういう意味から住民投票だけがすべてではないと考え、お金の使い道をもう少し考えてほしい、そう思って12月議会で反対討論をいたしました。それがむだ遣いそういう使い方をされてしまったのはとても遺憾であります。その発言を1人ででも意見を聞こうと取り組みましたが、やはりたった1人では無理なことでした。だからこそ、この浪岡町にとって、とっても大事なこの時期に20人が力を合わせたい。合わせてほしい。私はこう望みます。よろしくお願いいたします。 247 ◯議長(福士銀一君) 次に、原案に賛成者の発言を許します。(「なし」の声あり)原案に反対者の発言を許します。福士議員。 248 ◯6番(福士秀雄君) 昭和の合併50年過ぎたということでありまして、我々そのときはまだ小さかったのでありますけれども、今こうして見ますと平成の合併、我々大変重みを感じております。ただ、私は合併をするんであったら、やはり中核都市、これが私は30万が最小限であろうと、そしてやがては政令都市。なぜならば、私は今の浪岡町をこの経済、社会的な面、教育面、子供や孫たちを将来どうレベルアップをしていくのか、私はそういうことを考えるならば、今のいろいろ意見もありましたけれども、小さな合併では私は意味がない。やはり中核都市、そのぐらいの最低規模がなければ、我々の将来はないだろうと。ただ、中核都市になったからと言って、そう私から見ればいろいろな権限移譲とかいろいろありますけれども、まだまだ本当の意味での移譲権はやっぱり政令都市であろうと考えております。  我々もこの合併についていろいろ議論し、合併特別委員会を設置をしました。その中において青森との合併を前提とした議論をしようという特別委員会20人の議員総意でありました。よって、各常任委員会、総務教育、産業常任委員会が中心となっておのおのの立場から意見を要望を出されました。先ほども某議員が言っておりましたけれども、箱物だけが云々と言いましたけれども、そういう某議員もまずもって箱物を要望しております。ですから、箱物だけではないわけでありますけれども、いろいろな形でどう浪岡町のまちづくりをするかということが問題であります。当初、町長も「ただ単に合併、何でもかんでも賛成ではないんだと。まず我々の要望、議論を80%以上組み入れてくれなければ、私は青森と合併しない」ということを初めから断言をしてまいりました。それによっての行動、先ほどもやはりその枠では何と言っても我々は当初2年前、3年前でしたか、浪岡町長期総合計画を立てているわけであります。それをどう実行できるのか。またそれをどう短縮してこれにプラスアルファを加えた行政にしていくのか。そう考えた場合、この今回の合併特例債、青森と浪岡の場合は二百十何億円という特例債がございます。これはもちろん65%がただでもらえる。35%を返済していく。 210億円の35%、70億円ですね。これ以上のものはないだろうと私も考えます。そしてその中においての政治折衝の中において 106億円という折半しようという大変人情味のある青森市長、合意をされました。それによって今回町内会で説明をしております重点事業あります。あれも 100%ではないけれども、いずれにしても百何億円、浪岡はそのぐらいという合意をされているといことは、私はこれ以上の合併のあり方はないだろうとそう思います。  住民投票結構ではありますけれども、私から見れば、果たして我々でもようやく最近このようなことをわかってきた。しかし、住民投票しているときはまだ事務事業のすり合わせとか、そういうものが出てきていない。また出てきたとしても本当の意味での住民の方々がこのことをわかるでしょうか。私はそういう意味も含めまして、今回の合併は町長を含めた議会に委ねていただきたいと。そういう意味からも住民投票条例案に反対をするものであります。 249 ◯議長(福士銀一君) 原案に賛成者の発言を許します。(「なし」の声あり)原案に反対者の発言を許します。(「なし」の声あり)討論がないようですので、討論を終わります。  本案について採決いたします。  この採決は起立によって行います。  本案を原案のとおり可決することに賛成の諸君の起立を求めます。     〔賛成者起立〕 (「議長、もう1回しゃべってけろ」の声あり) 250 ◯議長(福士銀一君) 本案に賛成の諸君の起立を求めます。     〔賛成者起立〕 251 ◯議長(福士銀一君) 起立少数であります。  よって、本案は否決されました。  これで、本臨時会の日程は全部終了いたしました。  町長のあいさつがあります。町長。 252 ◯町長(加藤新吉君)  本臨時会に提案いたしました全議案を慎重に審議、ご議決いただきましたことに厚くお礼を申し上げます。特に、浪岡町の合併についての賛否を問う住民投票条例の制定については、私の意に則したご議決をいただき、心から感謝を申し上げます。きょうは、多くの町民の方々が傍聴をされたことにも感謝を申し上げるとともに、今後とも浪岡町がますます発展するためにまずは町民の方々の声を聞きながら、町と議会が一体となって合併に取り組んでいく所存でございます。6月の定例議会には法定協議会移行の議案を提出する予定になっております。浪岡町の発展と町民の幸せのためにご理解を賜りご協力くださることをお願い申し上げて、第2回浪岡町議会臨時会の閉会のごあいさつといたします。ありがとうございました。(拍手) 253 ◯議長(福士銀一君) これをもちまして、平成16年第2回臨時会を閉会いたします。  ご協力ありがとうございました。     午後3時57分 閉会 TOP▲ ©2005Aomori City Assembly. 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