青森市議会 2003-12-16
旧青森市 平成15年第4回定例会(第6号) 本文 2003-12-16
次に、
議案第160号「平成15年度
青森市
一般会計補正予算」から
議案第173号「平成15年度
青森市二
ケ大字(築木館・諏訪沢)財産区
特別会計補正予算」までの計14件についてでありますが、
議案第160号「平成15年度
青森市
一般会計補正予算」から
議案第162号「平成15年度
青森市
国民健康保険事業特別会計補正予算」まで、
議案第164号「平成15年度
青森市
下水道事業特別会計補正予算」、
議案第165号「平成15年度
青森市
中央卸売市場特別会計補正予算」、
議案第168号「平成15年度
青森市
介護保険事業特別会計補正予算」及び
議案第169号「平成15年度
青森市
水道事業会計補正予算」の7件については、一括による
起立採決の結果、賛成多数をもって原案のとおり可決すべきものと決し、
議案第160号から
議案第162号まで、
議案第164号、
議案第165号、
議案第168号及び
議案第169号を除く
議案7件については、
全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決しました。
次に、
議案第187号「
決算の認定について」でありますが、
起立採決の結果、賛成多数をもって認定すべきものと決しました。
以上が審査の経過と結果でありますが、
審査の過程における主なる
質疑応答については、お手元に配付しております
委員長報告書のとおりであります。
以上をもって本
委員会の
報告を終わります。
32
◯議長(
木村巖君) ただいまの
委員長報告に対する
質疑に入ります。
御
質疑ありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
33
◯議長(
木村巖君)
質疑ないものと認めます。
これより討論に入ります。
討論の通告がありますので、順次発言を許します。
19番
大沢研議員。
〔
議員大沢研君登壇〕(拍手)
34 ◯19番(
大沢研君)
日本共産党の
大沢研です。
ただいまの
予算決算特別委員長の
報告中、
議案第160号から
議案第162号まで、並びに
議案第164号、
議案第165号、
議案第168号、
議案第169号及び
議案第187号の計8件について
反対討論を行います。
小泉内閣は9日、国民の反対の世論を押し切って、自衛隊の
イラク派兵を閣議決定してしまいました。12日
付朝日新聞の
世論調査によると、
小泉首相の
イラク派兵の理由の説明に「納得できぬ」と答えた人が64%にも上りました。同時に、
小泉内閣の
支持率も41%に急落、
イラク派兵は
憲法違反の海外での
武力行使に道を開くことは明白で、今後の推移によっては
政権そのものを危うくするものと言わなければなりません。
一般質問で
イラク派兵について市長の見解を求めましたが、市長は答弁に立たず、
総務部長が答弁しました。市長という
政治家としての立場からの見解を尋ねているのに答弁に立たないというのは、余りにも議員をばかにした態度ではないでしょうか。今、浪岡町の議員や役場
関係者の間で、
青森市議会では佐々木市長が余り答弁に立たないということが話題になっています。実は、我が党の浪岡町会議員が
一般質問を2日間傍聴し、
藤原議員のビデオテープを借りていきました。そのビデオを見た人からは「これはひどい議会答弁だ。これでよく議会が成り立っている」と驚きの感想が出ているということです。浪岡町議会では合併に対し賛否両論が拮抗しているということですが、そのうち、こんな
青森市とは合併できないという意見が多数を占めるかもしれません。
さらに申し上げれば、理事者の答弁が長過ぎます。再質問しなくてもよい答弁の内容ならともかく、答弁を長くして再質問ができないようにするなどというこそくな手段はやめるべきであります。とりわけ健康福祉部長、あなたは部下に答弁書を長く書くように指示しているのではありませんか。議員の質問権を奪うような建前論や制度解説など、不要な答弁を改めるよう強く求めるものであります。
さて、「
青森市中期財政見通し」では、来年度予算で一般・施設
管理費・政策的経費・投資的経費など市民サービスが一律30%の削減が示されました。今年度も10%カットで、下水道料金の値上げ、事業所ごみの有料化、介護保険料の値上げ、高齢者無料バスの有料化などで、年間13億円を超える市民負担増が強行されました。その他、高齢者功労金の削減を初め、市単独の福祉事業が大幅にカットされました。30%のカットといえば、今年度の3倍近い削減です。今年度に続き来年度も市民負担増と福祉切り捨てを進めようというのでしょうか。長引く不況で、倒産、リストラ、給与や年金の引き下げで市民生活も地域経済も危機的なとき、さらに市民の負担をふやすことは許されません。財政が危機的だというなら、まず不要な経費、むだな経費を削減すべきではないでしょうか。警察署長の天下りポストである消防専任助役の廃止は、今議会で与野党問わず大合唱になりました。
総務部長の「付加価値をつける」という苦しい答弁は、何の説得力もありません。消防署内部からさえ相手にされない消防専任助役は直ちに廃止すべきであります。
90億円もかけて開発しようという雪国型集合住宅の建設は、佐藤助役から予算縮小答弁も出ましたが、市営住宅かマンションか内容も定かでない大規模開発はやめるべきであります。数百億円かかると言われている操車場跡地にかかわる東北本線の地下化も同様であります。
橋本小学校をめぐる統廃合問題が、事実上白紙撤回されました。私どもが指摘してきたとおり、住民の理解が得られないまま統廃合を進めることは不可能であることが証明されました。教育
委員会の英断は評価するものですが、こうした不要な混乱を招いた原因になった雪国型集合住宅問題を含めて、その責任の所在を明確にすべきであります。
それにしても、中学校給食の委託先をビル
管理を主とする業者に決定したことには驚きました。給食のノウハウがあると思われない業者に委託して、本当に「学校給食が教育の一環」と言えるでしょうか。献立の作成から材料の購入・調理・配ぜん・食事に至る過程のすべてに責任を持ってこそ、学校給食法に定める教育活動の一環となるのではないでしょうか。
健康福祉部長は、住所不定で生活保護を受給したのは22人とみずから答弁しながら、ホームレスは2人しかいないと言い張る姿勢にはあきれてしまいました。全国の多くの自治体で厳密な調査をしているのに、なおざりな調査でお茶を濁しておいてよいのでしょうか。健康福祉部長、私どもが案内しますから、みずから実態を調査する考えはないでしょうか。雪の中で想像を絶する生活をしているホームレスの実態を正確に把握し、保健・医療・住宅・就労など総合的な相談・援助の体制をつくるよう強く求めるものであります。
不登校・引きこもり対策も不十分であります。とりわけ引きこもりについては、民間や県の機関任せで、市の対応が実態把握も含めてほとんどありません。民間のサポート
センターへの支援など独自の体制をとるべきではないでしょうか。
長引く不況のもとで、不順天候による冷害は、農家の暮らしにとっても、本市経済にとっても重大な影響を与えるものであります。しかし、こうした農家を救済する実効ある措置がとられていません。水稲の作況指数が「53」と「著しい不良」となった1981年には、市民税や国保税の減免、保育料の軽減、就学援助金など今年度と同じ対策がとられましたが、実際の該当者はほとんどいませんでした。減免要件の緩和や救農土木事業の実施など、実効ある冷害対策をとるよう強く求めるものであります。
浪岡町との合併問題では、厳しい本市の財政状況の中で一時的に有利な財源措置があったとしても長期的な財政の見通しが示されていません。しかも、中核都市になって事務権限が移譲される優位性を強調していますが、これも財源対策が不透明であります。弘前市では今議会の中で、中核市になった場合、事務の増加によって財源負担がふえると慎重な姿勢を示したと新聞に報道されています。また、任意合併協議会で検討されている内容について、市民への情報の提供もほとんどなされていません。合併については、それぞれの住民が判断することが原則であります。正確に判断できる情報提供を十分に行うとともに、最終判断は住民投票で行うよう求めるものであります。
以上申し上げて、
予算決算特別委員長の
報告に対する
反対討論といたします。(拍手)
35
◯議長(
木村巖君) 次に、15番秋村光男議員。
〔議員秋村光男君登壇〕
36 ◯15番(秋村光男君) 市民クラブの秋村光男であります。
今回、提案されました
議案第157号から
議案第159号までの平成15年度
青森市
一般会計補正予算の
専決処分の承認、及び
議案第160号「平成15年度
青森市
一般会計補正予算」を初め、
議案第161号から
議案第173号までの各
特別会計補正予算、並びに
議案第187号、平成14年度
青森市
一般会計・
特別会計歳入歳出決算の認定について賛成の立場から、その所見を述べさせていただきます。
今回の補正予算等の概要につきましては、既に本定例会冒頭において市長から提案理由を、また、
決算の概要につきましては収入役から説明を伺いました。その内容につきましても、本会議及び
予算決算特別委員会の場を通じ、市長並びに理事者の方々から御説明をいただいたところであります。今回の補正予算は、本年の不順天候により被害を受けた農家に対する支援措置に係る
専決処分及び平成15年度の
決算見込みに基づく調整などがその主な内容となっております。
この中で、昨年度に引き続き、市の単独事業として、舗装・側溝・水路護岸整備事業及び下水道整備事業に債務負担行為を設定し、前倒しして事業を発注する措置を講じており、市民生活に密着したこれらの事業が年間を通して実施できますことは、景気浮揚のみならず、市民要望にこたえる措置であると評価しているところであります。
それでは、個々の事業について申し上げたいと思います。
まず、除排雪対策事業費についてであります。昨年は11月から12月にかけて降雪量が多く、特に12月11日には降雪量が67センチを記録し、1日の降雪量としては統計開始以来、最高を記録したことは記憶に新しいところでございますが、ことしも12月8日には、本市において29センチの降雪に見舞われ、ことしもまた
青森市民にとって厳しい季節が到来いたしました。さて、今年度の除排雪事業実施計画でありますが、新たに、昨年度まで直営で実施していた市街地のバス路線及び都市計画街路等の路線約97キロメートルについて、委託化することにより、路線及び工区すべてが委託化されるとともに、市民モニター制度を実施し、あわせて市のパトロール体制も強化するなどの情報収集強化を図りながら、地域の実情に合った、より効果的な除排雪を実施することとしております。
また、市民への雪処理に対する支援策として、融雪施設設置資金貸付制度、屋根雪処理施設設置資金貸付制度を継続実施するとともに、民有地を雪寄せ場として提供した場合に固定資産税の一部を減免する市民雪捨て場事業や、町会等の協力団体及び通学路確保のための小学校PTA等除雪協力団体に対する小型除雪機の貸与、このほか市民除雪隊による対応もあわせて実施するなど、数々の施策が盛り込まれております。
なお、除排雪経費については、今年度についてもこれまでどおり債務負担行為が設定されており、予算に不足を来した場合でも迅速に予算執行を行い、市民生活も経済活動を確保するための措置がなされております。これから本格的な降雪時期を迎えることとなりますが、除排雪作業を担当される関係各位の作業の安全を念じている次第であります。
次に、地域総合整備資金貸付事業につきましては、市が地域総合整備財団の支援を得ながら、民間事業者に対し、無利子で資金を融資するものであり、今後ともこの制度を有効かつ適切に活用され、地域振興を図るようお願いをいたします。
企業誘致対策費につきましては、中核工業団地に用地を取得し、立地・操業した企業に対しての助成や、新規に社員を雇用した企業に対して助成等を行うものでありますが、企業誘致は、雇用機会の拡大と本市産業基盤の強化に資する大事な施策でありますことから、今後とも積極的な活動を期待しております。
(仮称)新
西部市民センター整備事業費につきましては、開館に向けた準備経費が措置されており、西部地区における地域福祉の拠点施設として来年度の開館が待たれるところであります。
東北新幹線八戸・新
青森区間建設促進負担金につきましては、去る10月10日、細越トンネルが貫通し、八戸以北で貫通を迎えたトンネルは3つとなり、順調に進捗しているものと認識しているところであります。
さらに、国土交通省では、新幹線関連予算として、平成16年度当初予算の概算要求において、現在建設中の区間の予算として、地元自治体の負担などを加えた事業費ベースで本年度を6%上回る約2244億円が計上されており、一層の事業進捗が図られるものと期待をしております。しかしながら、先般、臨時閣議で決定された予算編成の基本方針によりますと、公共投資を3%以上削減するという厳しい内容となっておりますことから、八戸・新
青森間の事業費が十分に確保され、さらなる事業進捗が図られるよう、微力ながら私も努力いたしますので、関係各位の皆様におかれましても、なお一層の御尽力をお願いするところであります。このような状況のもと、今回、新
青森駅付近の用地取得と駅舎の詳細設計に係る県への負担金を追加措置することは、
青森市民の悲願である八戸・
青森間の一日も早い開業を目指すものであり、大いに評価すべきものと考えております。
次に、特別会計のうち、
下水道事業特別会計補正予算でありますが、国の地域戦略プランとして進めてまいりました積雪・融雪処理槽について、平成16年1月から稼働することになり、冬期間、陸奥湾への雪の直接投棄が減少するとともに、冬期間以外でも雨水を一時貯留し、処理施設に送水できる機能を有していることから、なお一層、陸奥湾の水質保全が図られるものと期待をしております。
続いて、
決算の認定についてでありますが、前段で申し上げましたように、収入役の概要説明や各理事者からの御答弁を伺いましたが、適正に予算が執行されていることが理解できたところであり、今後とも予算の効率的な執行と適正な
管理に意を用いていただきたいと存じます。
さて、国は、去る12月5日の臨時閣議において平成16年度予算編成の基本方針を決定しました。かつてのように高い経済成長に依存した税収の伸びが期待できない中で、急速な人口の高齢化等に伴う諸経費の増大や公債の累増に伴う国債費の増大等により、ますます硬直化している財政構造について思い切った見直しを図るため、平成16年度予算は、これまでの「改革断行予算」という基本路線を継続し、歳出全体を厳しく見直しし、大胆な質的改善を図ることとし、一般歳出及び
一般会計歳出全体について、実質的に平成15年度の水準以下に抑制するとしております。公共投資の前年度予算からの3%以上の削減を初めとして、社会保障制度についても、年金を初め医療・介護・生活保護等の分野の制度改革や物価動向等を踏まえた給付・コストの見直しにより、自然増を6900億円以下に抑制するといった大変厳しい内容となっております。
地方財政についても例外ではなく、地方財政計画の歳出において、国の歳出の徹底的な見直しに歩調を合わせ、徹底的な見直しを行い、規模の抑制に努めることとし、歳入についても、国と地方に関する「三位一体改革」を推進することとし、来年度予算については国庫補助負担金についても1兆円を目指して廃止・縮減を行うとともに、地方交付税の総額抑制を図るなど、地方にとって、これまでにない厳しい財政環境になるものと推察されます。
このような状況の中、本市の財政状況も、先般公表されました「中期財政見通し」によりますと、平成18年度には基金が底をつくという非常に厳しい内容となっておりますが、持続可能な財政運営の確保のため、これまで以上に行財政改革を強力に推進し、事業の優先度の見直し、スクラップ・アンド・ビルドの徹底により歳出の抑制を図るとともに、税や税外収納の収納率の向上について、これまで以上に積極的に取り組み、歳入の確保に努める必要があると考えております。
今後、市長並びに理事者の皆様におかれましては、引き続き健全財政の維持に努めながら、「わたしたちのまち 青い森 21世紀創造プラン」を着実に推進していくためにも、全力を傾注されますようお願い申し上げます。
以上、私は、今定例会に提出されております各会計補正予算及び
決算について、賛成の立場からその所見を申し上げましたが、何とぞ議員各位の御理解と御賛同を賜りますようよろしくお願いを申し上げまして、私の賛成討論といたします。御清聴まことにありがとうございました。(拍手)
37
◯議長(
木村巖君) これにて討論を終結いたします。
これより採決いたします。
まず、
議案第160号から
議案第162号まで、
議案第164号、
議案第165号、
議案第168号、
議案第169号及び
議案第187号の計8件については
反対討論がありますので、
起立により採決いたします。
議案第160号から
議案第162号まで、
議案第164号、
議案第165号、
議案第168号、
議案第169号及び
議案第187号の計8件については、
委員長報告のとおり決することに賛成の諸君の
起立を求めます。
〔
賛成者起立〕
38
◯議長(
木村巖君)
起立多数であります。よって、
委員長報告のとおり決しました。
次に、ただいま決定されました案件を除く各案件については、
委員長報告のとおり決することに御
異議ありませんか。
〔「
異議なし」と呼ぶ者あり〕
39
◯議長(
木村巖君) 御
異議なしと認めます。よって、
委員長報告のとおり決しました。
──────────────────────────
日程第32 新幹線対策について ~
日程第36 市町村合併対策について
40
◯議長(
木村巖君)
日程第32「新幹線対策について」から
日程第36「市町村合併対策について」まで、計5件を
一括議題といたします。
各案件については、各特別
委員長から会議規則第104条の規定により、お手元に配付いたしております申出書のとおり、閉会中の継続
審査の申し出があります。
41
◯議長(
木村巖君) お諮りいたします。
各特別
委員長からの申し出のとおり、閉会中の継続
審査に付することに御
異議ありませんか。
〔「
異議なし」と呼ぶ者あり〕
42
◯議長(
木村巖君) 御
異議なしと認めます。よって、各特別
委員長からの申し出のとおり、閉会中の継続
審査に付することに決しました。
──────────────────────────
日程第37
議案第188号 固定資産評価
審査委員会委員の選任について
43
◯議長(
木村巖君)
日程第37
議案第188号「固定資産評価
審査委員会委員の選任について」を議題といたします。
提案理由の説明を求めます。佐々木市長。
〔市長佐々木誠造君登壇〕
44 ◯市長(佐々木誠造君)
議案第188号について御説明申し上げます。
平成12年第4回定例会において御同意をいただき、選任いたしました固定資産評価
審査委員会委員田中久美子氏は、来る12月24日をもって任期が満了となります。そこで、この後任について慎重に検討した結果、同氏が適任と認められますので、再任いたしたいと存じます。
何とぞ御同意を賜りますようお願い申し上げます。
なお、同氏の経歴についてはお手元に配付いたしたとおりであります。
45
◯議長(
木村巖君) これより
質疑に入ります。
御
質疑ありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
46
◯議長(
木村巖君)
質疑ないものと認めます。
47
◯議長(
木村巖君) お諮りいたします。
ただいま議題となっております
議案第188号については、会議規則第37条第2項の規定により、
委員会の付託を省略いたしたいと思います。
これに御
異議ありませんか。
〔「
異議なし」と呼ぶ者あり〕
48
◯議長(
木村巖君) 御
異議なしと認めます。よって、
議案第188号については、
委員会の付託を省略することに決しました。
討論については通告がありませんでした。
49
◯議長(
木村巖君) お諮りいたします。
ただいま議題となっております
議案第188号については、これに同意をすることに御
異議ありませんか。
〔「
異議なし」と呼ぶ者あり〕
50
◯議長(
木村巖君) 御
異議なしと認めます。よって、本案は同意することに決しました。
──────────────────────────
日程第38
議案第189号 財産区
管理委員の選任について
51
◯議長(
木村巖君)
日程第38
議案第189号「財産区
管理委員の選任について」を議題といたします。
提案理由の説明を求めます。佐々木市長。
〔市長佐々木誠造君登壇〕
52 ◯市長(佐々木誠造君)
議案第189号について御説明申し上げます。
平成11年第4回定例会において御同意をいただき、選任いたしました横内、安田、桐沢、深沢第一、深沢第二(川目平)、八重菊第一及び大別内の各財産区
管理委員の17名の方々は、お手元に配付いたした資料のとおり、来る12月18日及び23日をもって任期が満了となります。そこで、この後任について慎重に検討した結果、安田財産区
管理委員相馬彰一氏の後任には相馬清憲氏を、桐沢財産区
管理委員須藤義八郎氏の後任には佐藤安年氏を、深沢第一財産区
管理委員舘山嘉一氏の後任には辻良司氏を、深沢第二(川目平)財産区
管理委員山口健治郎氏の後任には櫛引義弘氏を、大別内財産区
管理委員永井廣氏の後任には神二郎氏を選任することとし、その他の方々については、それぞれ再任いたしたいと存じます。
何とぞ御同意を賜りますようお願い申し上げます。
なお、これらの方々の経歴についてはお手元に配付いたしたとおりであります。
53
◯議長(
木村巖君) これより
質疑に入ります。
御
質疑ありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
54
◯議長(
木村巖君)
質疑ないものと認めます。
55
◯議長(
木村巖君) お諮りいたします。
ただいま議題となっております
議案第189号については、会議規則第37条第2項の規定により、
委員会の付託を省略いたしたいと思います。
これに御
異議ありませんか。
〔「
異議なし」と呼ぶ者あり〕
56
◯議長(
木村巖君) 御
異議なしと認めます。よって、
議案第189号については、
委員会の付託を省略することに決しました。
討論については通告がありませんでした。
57
◯議長(
木村巖君) お諮りいたします。
ただいま議題となっております
議案第189号については、これに同意することに御
異議ありませんか。
〔「
異議なし」と呼ぶ者あり〕
58
◯議長(
木村巖君) 御
異議なしと認めます。よって、本案は同意することに決しました。
──────────────────────────
日程第39 選挙
管理委員及び同補充員の選挙
59
◯議長(
木村巖君)
日程第39。
これより「選挙
管理委員及び同補充員の選挙」を行います。
まず、選挙
管理委員の選挙を行います。
選挙の方法は投票により行います。
議場の閉鎖を命じます。
〔議場閉鎖〕
60
◯議長(
木村巖君) ただいまの出席議員は36人であります。
投票用紙を配付いたします。
〔投票用紙を配付〕
61
◯議長(
木村巖君) 投票用紙の配付漏れはありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
62
◯議長(
木村巖君) 配付漏れなしと認めます。
63
◯議長(
木村巖君) 投票箱を改めさせます。
〔投票箱を点検〕
64
◯議長(
木村巖君) 異状なしと認めます。
65
◯議長(
木村巖君) 念のため申し上げます。
投票は単記無記名であります。投票用紙に被選挙人の氏名を記載の上、点呼に応じて順次投票願います。
点呼を命じます。
〔点呼〕
〔各員投票〕
66
◯議長(
木村巖君) 投票漏れはありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
67
◯議長(
木村巖君) 投票漏れなしと認めます。
投票を終了いたします。
議場の閉鎖を解きます。
〔議場開鎖〕
68
◯議長(
木村巖君) 開票を行います。
会議規則第31条第2項の規定により、立会人に3番奈良祥孝議員及び17番大谷保議員を指名いたします。よって、両議員の立ち会いを願います。
〔投票点検〕
69
◯議長(
木村巖君) 選挙の結果を
報告いたします。
投票総数36票。
これは先ほどの出席議員数に符合いたしております。
そのうち有効投票36票、無効投票ゼロ票。
有効投票中、神一郎さん10票、成田豊一さん7票、乳井強さん7票、越谷文造さん7票、富樫秀雄さん5票。
以上のとおりであります。
この選挙の法定得票数は3票であります。よって、神一郎さん、成田豊一さん、乳井強さん、越谷文造さんが選挙
管理委員に当選されました。
次に、選挙
管理委員補充員の選挙を行います。
選挙の方法は投票により行います。
議場の閉鎖を命じます。
〔議場閉鎖〕
70
◯議長(
木村巖君) ただいまの出席議員は36人であります。
投票用紙を配付いたします。
〔投票用紙を配付〕
71
◯議長(
木村巖君) 投票用紙の配付漏れはありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
72
◯議長(
木村巖君) 配付漏れなしと認めます。
73
◯議長(
木村巖君) 投票箱を改めさせます。
〔投票箱を点検〕
74
◯議長(
木村巖君) 異状なしと認めます。
75
◯議長(
木村巖君) 念のため申し上げます。
投票は単記無記名であります。投票用紙に被選挙人の氏名を記載の上、点呼に応じて順次投票願います。
点呼を命じます。
〔点呼〕
〔各員投票〕
76
◯議長(
木村巖君) 投票漏れはありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
77
◯議長(
木村巖君) 投票漏れなしと認めます。
投票を終了いたします。
議場の閉鎖を解きます。
〔議場開鎖〕
78
◯議長(
木村巖君) 開票を行います。
会議規則第31条第2項の規定により、立会人に3番奈良祥孝議員及び17番大谷保議員を指名いたします。よって、両議員の立ち会いを願います。
〔投票点検〕
79
◯議長(
木村巖君) 選挙の結果を
報告いたします。
投票総数36票。
これは先ほどの出席議員数に符合いたしております。
そのうち有効投票36票、無効投票ゼロ票。
有効投票中大矢昭夫さん17票、駒田正義さん7票、南部平逸さん7票、五十嵐宏さん5票。
以上のとおりであります。
この選挙の法定得票数は3票であります。よって、大矢昭夫さん、駒田正義さん、南部平逸さん、五十嵐宏さんが選挙
管理委員補充員に当選されました。
──────────────────────────
日程第40 議員提出
議案第26号 公共工事における賃金等確保法(公契約法)の制定を求める意見書
80
◯議長(
木村巖君)
日程第40議員提出
議案第26号「公共工事における賃金等確保法(公契約法)の制定を求める意見書」を議題といたします。
81
◯議長(
木村巖君) お諮りいたします。
ただいま議題となっております議員提出
議案第26号については、会議規則第37条第2項の規定により、提案理由の説明及び
委員会の付託を省略いたしたいと思います。
これに御
異議ありませんか。
〔「
異議なし」と呼ぶ者あり〕
82
◯議長(
木村巖君) 御
異議なしと認めます。よって、議員提出
議案第26号については、提案理由の説明及び
委員会の付託を省略することに決しました。
これより
質疑に入ります。
御
質疑ありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
83
◯議長(
木村巖君)
質疑ないものと認めます。
これより討論に入ります。
討論の通告がありますので、発言を許します。
29番三上武志議員。
〔議員三上武志君登壇〕(拍手)
84 ◯29番(三上武志君) 社会民主党・市民連合の三上武志でございます。
私は、本意見書に賛成の立場から討論に参加をしたいと思います。
今、日本は経済不況が長期化をし、過去最悪と言われる企業倒産、そして、リストラによって失業者がまちにあふれています。
小泉内閣は、こうした情勢に何ら適切な対策を打ち出すこともなく、ひたすら国民に我慢を強いてまいりました。そればかりか、あらゆる部門に一層の競争原理を適用させ、アメリカ型の弱肉強食の社会にひた走っているのが実情であります。そのことは、中小・零細企業の経営をますます悪化させ、より深刻な倒産と失業の増大を進めることは明らかであります。
こうした深刻な経済状態は、過当なダンピング競争と談合を生み、中小・零細企業が仕事から干される状態をつくり出しました。また、仕事を手にしたとしても、元請会社から安く買いたたかれたり、結局はそのしわ寄せが、そこで働く建設労働者の賃金・労働条件の切り下げへとつながってきたのであります。
そうした中で、公共事業に関する入札や契約のあり方に対する厳しい批判が高まり、入札に関する制度の見直しが求められておりました。これまでは入札及び契約に関する規定は地方自治法のみであり、それを補完する各通達があるが、事実上、各自治体に任せられてきたのであります。こうした経過を受けまして、平成12年11月に、国において、「公共工事の入札及び契約の適正化の促進に関する法律」が公布されました。この法律は、談合をやめさせ、入札に関して国民の監視の目が届くように、入札及び契約に関するさまざまな情報を公開しようというものであります。しかし、今日の深刻な経済不況の中では、依然としてダンピング受注競争が激しく、今も談合疑惑は後を絶ちません。特に、競争の熾烈化は、結果として現場を支える建設労働者の賃金や労働条件の切り下げへと転嫁をされ、生活破壊や労働災害の多発など、その実態は深刻です。
そうした中で、参議院はこの法律を補完するために、地域の雇用と経済を支える優良な中小・中堅建設業者の受注機会が一層確保されるとともに、建設労働者の賃金・労働条件が適切に行われるよう努めることなど10項目にわたる附帯決議を採択いたしました。労働者は、この日本の経済を支える屋台骨であり、家族の生活を支える大黒柱であります。その労働者の賃金が、資材や商品と同じ市場原理にほうり出すのではなく、賃金の最低基準を明確にする制度の確立が必要となっているのであります。それが本意見書、公共工事における賃金等確保法であります。
平成12年11月に公布をされました上記法律を補完し、公共事業を支える建設労働者の生活と権利を守るための同法律の一日も早い制定が実現できますよう、本意見書に対するすべての議員の皆様の御賛同をよろしく申し上げまして、私の賛成討論といたします。御清聴ありがとうございました。(拍手)
85
◯議長(
木村巖君) これにて討論を終結いたします。
これより採決いたします。
議員提出
議案第26号については、原案のとおり決することに御
異議ありませんか。
〔「
異議なし」「
異議あり」と呼ぶ者あり〕
86
◯議長(
木村巖君) 御
異議がありますので、
起立により採決いたします。
議員提出
議案第26号に賛成の諸君の
起立を求めます。
〔
賛成者起立〕
87
◯議長(
木村巖君)
起立少数であります。よって、議員提出
議案第26号は否決と決しました。
──────────────────────────
日程第41 議員提出
議案第27号 イラクへの自衛隊派遣の中止を求める意見書
88
◯議長(
木村巖君)
日程第41議員提出
議案第27号「イラクへの自衛隊派遣の中止を求める意見書」を議題といたします。
89
◯議長(
木村巖君) お諮りいたします。
ただいま議題となっております議員提出
議案第27号については、会議規則第37条第2項の規定により、提案理由の説明及び
委員会の付託を省略いたしたいと思います。
これに御
異議ありませんか。
〔「
異議なし」と呼ぶ者あり〕
90
◯議長(
木村巖君) 御
異議なしと認めます。よって、議員提出
議案第27号については、提案理由の説明及び
委員会の付託を省略することに決しました。
これより
質疑に入ります。
御
質疑ありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
91
◯議長(
木村巖君)
質疑ないものと認めます。
これより討論に入ります。
討論の通告がありますので、順次発言を許します。
21番仲谷良子議員。
〔議員仲谷良子君登壇〕(拍手)
92 ◯21番(仲谷良子君) 社会民主党・市民連合の仲谷良子でございます。
議員提出
議案第27号「イラクへの自衛隊派遣の中止を求める意見書」に賛成の立場で討論に参加します。
12月9日、
小泉内閣は自衛隊をイラクに派遣するための基本計画を閣議決定しました。戦場であるイラクの地上に武装した自衛隊が派遣されることが決定されたのです。平和憲法のもと、戦争を否定してきた平和国家としてのありようが、今根底から覆されようとしています。イラク派遣に関しての
世論調査では反対が賛成を上回っており、国民は自衛隊の派遣に大きく反対の意を示しています。イラクの現状は、戦闘終結どころか、我が国の外交官の痛ましい犠牲に見られるように戦争状態が拡大し、拡散しているのが実態です。イラク特措法に言う非戦闘地域は全くの虚構にすぎず、自衛隊の派遣が、むしろテロやゲリラを引き起こし、自衛隊員の命と安全を危機に陥れることにもなりかねないと思います。しかし、また、アメリカの無法な戦争によって破壊されたイラクの復興は急がなければなりません。だからこそ、日本の果たすべき使命は、アメリカに対し、一日も早いイラク側への主権の委譲と、国連を中心にした国づくりへの協力や治安の回復を要請することです。
明治から昭和初期のジャーナリスト・思想家であった長谷川如是閑がエッセイの中で、デンマークの陸軍大将が起草した「戦争絶滅受合法案」という法案を紹介しています。それによれば、有事法制のような戦争法案に賛成した総理大臣や防衛庁長官、各省庁の大臣、次官、国会議員など、開戦後は10時間以内に一兵卒として戦場に出し、また、その妻や娘をも野戦病院の従軍看護師として参加させなければならないという条文を真っ先に盛り込むべきと書いているのだそうです。
この論からすれば、イラクにはまず
小泉首相に行っていただきたいと思うものです。議員の皆さんは、奥参事官と井ノ上書記官のひつぎを迎える御家族の姿をどんな思いで見ましたでしょうか。特に、自分の父親をこのように迎えなければならなかった子どもたちに、「悪いのはイラクのテロだ。フセイン大統領なのだ」と説明するのでしょうか。
小泉首相が言う「殺すかもしれないし、殺されるかもしれない」というイラクの地に自衛隊を派遣することは、お二人の外交官と同じように、犠牲になる自衛隊員、その家族をふやすことになるのです。今、イラクに対して必要な日本の積極的協力は、自衛隊の派遣ではなく、非軍事・民生・人道支援に徹することであり、それは平和憲法を生かす道となります。
以上を申し上げ、議員の皆様の御賛同を心からお願いし、賛成討論といたします。御清聴ありがとうございました。(拍手)
93
◯議長(
木村巖君) 次に、9番藤原浩平議員。
〔議員藤原浩平君登壇〕(拍手)
94 ◯9番(藤原浩平君)
日本共産党の藤原浩平です。
議員提出
議案第27号「イラクへの自衛隊派遣の中止を求める意見書」に賛成の立場で討論を行います。
サダム・フセイン元大統領が14日、米軍によって拘束されました。フセイン元大統領がこれまで行ってきた蛮行については、当然、国際的な世論の監視のもとに厳正に法にのっとって裁かれるべきであります。同時に肝心なことは、これによってアメリカ、イギリスによるイラク侵略と軍事占領の無法性が少しも免罪されないことであります。
さて、
小泉首相がイラクに自衛隊を派兵する基本計画を決めました。計画は、人道復興支援とともに、安全確保支援として米英占領軍への支援活動も明記し、自衛隊が無反動砲や対戦車弾などで装備するとしています。米英の占領支配に加担し、自衛隊が武力を行使する事態を想定したものです。イラクでは、米軍などへの憎悪が広がり、泥沼の戦争になっています。その根本にあるのは、米英の戦争が侵略戦争であり、占領支配に正当性がないことです。イラクに自衛隊が出ていけば、復興支援どころか泥沼の戦争を深刻にするだけです。自衛隊も占領軍の一部とみなされ、攻撃の対象となることが避けられません。
イラク南部の民主運動指導者も8日東京で記者会見し、イラク人は米国とその協力者への攻撃をテロでなく「抵抗」と認識しているとし、自衛隊派遣を「米国の占領統治に協力する形になるのでやめた方がいい」と明確に警告しました。自衛隊が無反動砲や対戦車弾などの重装備をする必要があるのも、米軍と同様に、ロケット砲や大量の爆発物を積んだ車両などで攻撃される可能性を否定できないからです。自衛隊という軍事力で応戦すれば、文字どおり海外で武力を行使することになります。イラク特措法は、活動を非戦闘地域とするとともに、武器の使用を、身体・生命の防衛のためにやむを得ない場合、つまり正当防衛に限定し、戦闘になることが予想される場合は活動を一時休止し、避難すると明記しています。防衛庁長官も、「戦闘行為が予測されるなら、任務を休止して危険を回避する」と答弁しました。
イラク派兵は、そのイラク特措法さえ逸脱するものであり、根本的に憲法と相入れないものです。憲法は武力による威嚇や武力の行使を厳格に禁止しており、政府も「
武力行使と一体となる活動は憲法上できない」と答弁してきました。
小泉首相は「
武力行使はしない」と言いますが、米軍司令官も「全土が戦争状態」というイラクに、自衛隊を派兵して占領軍に合流すれば、
武力行使を想定せざるを得ないのです。
小泉首相は、アメリカから、「逃げるな。お茶会への出席でない」とまで一喝され、憲法も法律も踏み破って
イラク派兵の企てに突っ走り、ついに派兵計画の決定を強行するまでになりました。これは、国民の意思を踏みにじり、結局、侵略戦争の惨禍に日本とアジアの諸国民を引きずり込んでいった戦前の歴史を繰り返すものです。日本はまさに歴史の重大な岐路に立たされています。イラクの事態を打開するには、一日も早く米英主導の占領支配をやめ、国連中心の枠組みによる人道復興支援に切りかえ、その枠組みのもとでイラク国民に主権を返還し、米英軍を撤退させることが必要です。日本がなすべきことは、そのための外交努力であり、国連主導の枠組みのもとでの非軍事の民生支援であって、自衛隊派兵ではありません。
イラク派兵は圧倒的国民の意思に背く歴史的暴挙です。計画が決まっても派兵はこれからです。
議員各位の御賛同を心からお願いし、賛成討論といたします。御清聴ありがとうございました。(拍手)
95
◯議長(
木村巖君) これにて討論を終結いたします。
これより採決いたします。
議員提出
議案第27号については、原案のとおり決することに御
異議ありませんか。
〔「
異議なし」「
異議あり」と呼ぶ者あり〕
96
◯議長(
木村巖君) 御
異議がありますので、
起立により採決いたします。
議員提出
議案第27号に賛成の諸君の
起立を求めます。
〔
賛成者起立〕
97
◯議長(
木村巖君)
起立少数であります。よって、議員提出
議案第27号は否決と決しました。
──────────────────────────
日程第42 議員提出
議案第28号 2004年「年金改革」に関する意見書
98
◯議長(
木村巖君)
日程第42議員提出
議案第28号「2004年『年金改革』に関する意見書」を議題といたします。
99
◯議長(
木村巖君) お諮りいたします。
ただいま議題となっております議員提出
議案第28号については、会議規則第37条第2項の規定により、提案理由の説明及び
委員会の付託を省略いたしたいと思います。
これに御
異議ありませんか。
〔「
異議なし」と呼ぶ者あり〕
100
◯議長(
木村巖君) 御
異議なしと認めます。よって、議員提出
議案第28号については、提案理由の説明及び
委員会の付託を省略することに決しました。
これより
質疑に入ります。
御
質疑ありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
101
◯議長(
木村巖君)
質疑ないものと認めます。
これより討論に入ります。
討論の通告がありますので、発言を許します。
1番舘田瑠美子議員。
〔議員舘田瑠美子君登壇〕(拍手)
102 ◯1番(舘田瑠美子君)
日本共産党の舘田瑠美子です。
議員提出
議案第28号「2004年『年金改革』に関する意見書」に賛成の立場から討論に参加いたします。
高齢者の6割は公的年金以外に収入がなく、貯金のない世帯も2割を超えています。年金を頼りに細々と暮らしている多くの高齢者が、これ以上年金を削られたら暮らしていけないと切実な声を上げています。2004年の年金改革は、この声にどうこたえるかが問われています。しかし、政府・与党が協議しているのは、保険料をどこまで引き上げるかに始まって、年金課税や所得税定率減税の縮小・廃止といった庶民増税、そして将来の消費税増税です。既に合意している給付については、現役世代の収入の59%を保障している現行水準を段階的に50%まで引き下げるものです。これを給付維持というのは、ごまかしにすぎません。50%給付を維持といっても、当てはまるのは片働き夫婦2人世帯の場合です。現行水準が現役世代の収入の4割から5割という共働きや単身の世帯では、現役世帯の3割から4割にまで引き下げになります。これだけの給付削減を打ち出しておいて、保険料負担は現行の年収の13.58%から毎年引き上げていく方針です。
年金問題で大切なのは、年金への信頼や安心を取り戻すことです。国民の間に年金への不安が高まるようになったのは、給付削減が繰り返されてきたからではないでしょうか。94年と2000年には、支給開始年齢を60歳から65歳におくらせる改悪が連続して強行されました。それが段階的に実施されている途上に、追い打ちをかけるように給付減の計画が出されているのです。その上、年金財源の安定に欠かせない国庫負担割合を現行の3分の1から2分の1に引き上げる問題は先送りし、法律にも明記されている来年度の実施を2009年度までの5年間で行うとしました。そして、そのかわりの財源として、公明党が主張している所得税の定率減税廃止などの庶民増税です。老後の安心のための年金論議が国民の不安を駆り立てる消費税増税に結びつくとしたら、社会保障が国民を苦しめるものに変質することになります。所得税の定率減税の縮小・廃止は、現役世代のサラリーマンにとって、保険料負担と増税のダブルパンチです。年金課税強化は、国民健康保険料や介護保険料にも影響します。そして、その後に迫ってくるのが消費税増税です。
青森県の国民年金1人当たりの受給額は10年連続最下位で4万5810円、全国平均の5万1684円より約6000円安く、最も高い香川県より1万円も下回っています。
青森市の年金者組合には「食事の回数を減らしている」「1日の生活費は1000円以内だ」という、つめに火をともすように暮らしているという高齢者の訴えが寄せられています。現行でさえ公的年金の本旨である老後の安心にいかにほど遠いか物語っています。
最後に、これ以上の年金改悪を許さないためにも、議員各位の皆さんの御賛同を心から呼びかけて、私の賛成討論といたします。御清聴ありがとうございました。(拍手)
103
◯議長(
木村巖君) これにて討論を終結いたします。
これより採決いたします。
議員提出
議案第28号については、原案のとおり決することに御
異議ありませんか。
〔「
異議なし」「
異議あり」と呼ぶ者あり〕
104
◯議長(
木村巖君) 御
異議がありますので、
起立により採決いたします。
議員提出
議案第28号に賛成の諸君の
起立を求めます。
〔
賛成者起立〕
105
◯議長(
木村巖君)
起立少数であります。よって、議員提出
議案第28号は否決と決しました。
──────────────────────────
日程第43 議員派遣について
106
◯議長(
木村巖君)
日程第43「議員派遣について」を議題といたします。
本件については、地方自治法第100条及び会議規則第160条の規定に基づき、
議案の
審査等のため、議員を派遣しようとするものであります。
107
◯議長(
木村巖君) お諮りいたします。
お手元に配付いたしておりますとおり、議員を派遣することに御
異議ありませんか。
〔「
異議なし」と呼ぶ者あり〕
108
◯議長(
木村巖君) 御
異議なしと認めます。よって、お手元に配付いたしておりますとおり、議員を派遣することに決しました。
──────────────────────────
109
◯議長(
木村巖君) 以上で本日の
日程は全部終了いたしました。
──────────────────────────
110
◯議長(
木村巖君) 閉会に当たり、市長から発言の申し出がありますので、これを許可いたします。佐々木市長。
〔市長佐々木誠造君登壇〕
111 ◯市長(佐々木誠造君) 平成15年第4回定例会の閉会に当たり、お許しをいただき、一言ごあいさつを申し上げます。
本定例会も議員各位の慎重な御審議により、
一般会計決算を初め各会計補正予算、
条例案など、すべての
議案について原案どおり御議決・御認定を賜り、厚くお礼申し上げる次第であります。
ことしも、はや師走を迎えましたが、この1年を振り返ってみますと、ここ数年と同様、景気低迷・雇用不安といった形容をしなければならない国内情勢でありました。本市におきましても、4月には、しにせ百貨店である松木屋の閉店、さらには、不順天候により本年産米の作況指数が「53」となるなど、市経済、財政においても深刻な影響があらわれており、極めて憂慮すべき事態であると認識しております。
この状況に対し、国におきましては、第2次
小泉内閣の基本方針の1つとして、「民間の活力と地方のやる気を引き出す金融・税制・規制・歳出の改革を推進し、デフレ克服、経済活性化を実現する」ことなどを内容として、経済の活性化を掲げているところでありますが、我が国経済についての10月末の日銀の情勢判断は、「緩やかな景気回復の基盤が整いつつある」とし、先行きにつきましても「次第に前向きの循環が働き始める」としており、この動きがより確実なものとなるように切望するものであります。
本市の行財政運営につきましては、この4月から「自治体経営システム」を本格稼働させ、行財政を取り巻く厳しい環境の中で、いかにして行政サービスの質の向上を図り、効率的な行財政運営を確保するかを見きわめるため、行政活動全般にわたる恒常的な検証をもとに、継続的かつ自立的に改革・改善を図る体制を整えたところであります。
さて、ことしは、本市の名誉市民棟方志功画伯の生誕100周年に当たる年でありました。「これまでの100年 これからの100年」を基本コンセプトに、本市のみならず全国各地でも数多くの関連イベントが開催されたところであります。これらの中でも、特に、大版画「青い森から放つ」の制作、「ナンシー関 消しゴム版画展 なんし~!かむほーむ!!」「縄文の杜 あおもりツーデーマーチ」につきましては、市民の自発的活動により企画・運営がなされたものであり、また、盛況のうちに終えられたところであります。このことは、市民と行政とのパートナーシップによるまちづくりを進めている本市にとりましては、昨年の北方都市会議、日本女性会議における市民ボランティアの活躍に続く、市民の大いなる活力のあらわれであり、まことに心強く感じますとともに、敬意を表するものであります。
また、ことしは、本市において数々のスポーツの国際大会が開催されました。「第5回アジア冬季競技大会
青森」「アジアマウンテンバイク選手権大会イン
青森」、さらに11月の「第13回パシフィックカーリング選手権大会」など、国内外のトップレベルの選手による競技を目にすることができましたほか、本市の情報を内外に発信できる機会ともなりました。また、市内小学校における1校1国交流など、多くの市民の「もてなしの心」が見られましたことも、うれしい限りであります。
市民が大いに元気づけられた出来事といたしまして、本年2月に99歳白寿でアルプスモンブランヴァレーブランシュ氷河を親子3代でスキー滑降され、今日まで生涯現役を貫いておられます三浦敬三氏と、世界七大陸最高峰スキー滑降完全達成や、本年5月に世界最高峰エベレストに最高齢記録を樹立して初登頂された三浦雄一郎氏の三浦親子の御活躍があります。本市出身のお二人の御活躍は世界じゅうを感動させ、世代を超えた家族のきずなは長寿社会の日本を元気づけるとともに、若い世代にも大きな勇気と希望を与え、私たち
青森市民にとりましても郷土の誇りでありますことから、本年7月に市民栄誉賞を贈呈申し上げましたが、その後9月には、お二人そろって総理大臣表彰も受けられました。このように見てみますと、ことしは、
青森市民がその郷土愛をはぐくむ機会の多い1年であったように思います。
さて、9月29日に本市と浪岡町との間におきまして、任意合併協議会「
青森浪岡21世紀まちづくり創造会議」の設立協定の調印が行われ、鋭意協議を行っておりますが、いよいよ来年は、浪岡町との市町村合併について、まさに正念場の年となります。そこで、合併に臨んでの私の基本的な姿勢をいま一度述べさせていただきたいと存じます。これまでも申し上げてまいりましたが、昨今の地方分権の流れの中で、地方
公共団体は、自己決定・自己責任の原則のもとに、これまで以上に主体的なまちづくりに取り組むことが求められており、国・地方を通じ、これまでの財政環境が大きく変わろうとしております。
このようなことから、本市におきましては、百年の大計を踏まえた21世紀の新たなまちづくりを展望し、さらなる
住民サービスの向上と行財政運営の一層の効率化を図るため、「わたしたちのまち 青い森 21世紀創造プラン」中期基本計画の推進体制の中で、市町村合併や中核市・特例市など新たな都市制度を検討してまいりました。市町村合併についての総体的な議論の中に、合併によって我が市にどんな恩恵があるのか、我が町村にどのようなメリットがあるのかという議論もありますが、このこと自体、興味深いことではあります。
現在、浪岡町との合併協議を進めておりますが、市町村合併という課題をクリアした後、中核市という新たな都市制度にステップアップするということは、本市及び浪岡町にとって、始まったばかりの21世紀において、新たな可能性を秘めたスタート台に立つことができる、まさに両市町の将来展望を持った視点をいかに共有していくかにほかなりません。
そのためには、私たちは新市の住民としての視点を持って、今何をなし、何を選択すべきかといった、未来から今という過去を考える姿勢が必要ですし、現在の
青森市民、そして浪岡町民が、ともにひとしく新市の住民として一体となって新市に対する郷土愛をはぐくむことができるよう、協議の進め方にも意を用いてまいらなければなりません。
もちろん、市町村合併は、現在の
青森・浪岡両市町民による合意をもってなし得るものでありますが、そのためにも、住民に判断していただく情報について、未確定のものでもすべて提供するという方法もあり得ましょうが、判断材料足り得る確実な情報をわかりやすく提供するということも大事ではないかと考えております。情報の適時適切な提供とは、そういう意味で申し上げているものであります。
いずれにいたしましても、来年は、合併特例法の期限に合わせた厳しいスケジュールが控えておりますが、合併がめでたく成就し、なおかつ実りあるものとするため、精いっぱいの努力を傾けてまいる所存でありますので、議員各位並びに
青森・浪岡両市町民の御協力を衷心よりお願い申し上げる次第であります。
去る12月1日には、東北新幹線盛岡・八戸間の開通1周年を迎えましたが、八戸・新
青森間につきましても、新たに3つのトンネルが着工され、これで市内6つのすべてのトンネルが着工済みとなり、さらに、
青森自動車道の開通など目に見える形で都市基盤の整備も前進しつつあります。これもひとえに、議員各位並びに市民の皆様の御理解と御協力のたまものと深く感謝申し上げます。
冒頭申し上げましたとおり、国・地方を通じ大変厳しい行財政環境にありますが、継続して取り組むべき課題は山積しており、市民の皆様とともに策定しました「わたしたちのまち 青い森 21世紀創造プラン」に掲げた6つの柱を基本としながら、「持続発展が可能なまちづくり」を着実に推進していくために、議員各位並びに市民の皆様と、知恵と力を出し合いながら、ともに汗して、市政運営に全力を尽くしてまいる所存でありますので、今後一層の御理解・御協力を賜りますようお願い申し上げます。
最後になりましたが、議員各位のますますの御健勝・御活躍と間もなく迎えます新年が、御家族ともども希望に満ちた明るい年でありますことを心から御祈念申し上げ、閉会に当たってのごあいさつといたします。ありがとうございました。(拍手)
──────────────────────────
閉 会
112
◯議長(
木村巖君) これにて平成15年第4回
青森市議会定例会を閉会いたします。
午後0時3分閉会
TOP▲ ©2005Aomori City Assembly. All Rights Reserved.
青森市議会ホームページ │
青森市ホームページ...