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  1. 青森市議会 2003-03-19
    旧青森市 平成15年第1回定例会(第6号) 本文 2003-03-19


    取得元: 青森市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-04-29
    ▼最初のヒットへ(全 0 ヒット) 1   午前10時開議 ◯議長木村巖君) これより本日の会議を開きます。  本日の会議は「議事日程第6号」により会議を進めます。           ────────────────────────── 日程第1 議案第62号 一般職任期付研究員採用等に関する条例の制定について ~ 日程第7 議案第87号 青森地域広域事務組合規約の変更について 2 ◯議長木村巖君) 日程第1議案第62号「一般職任期付研究員採用等に関する条例の制定について」から日程第7議案第87号「青森地域広域事務組合規約の変更について」まで、計7件を一括議題といたします。  総務企画常任委員長の報告を求めます。17番大矢保議員。   〔議員大矢保君登壇〕 3 ◯17番(大矢保君) おはようございます。(「おはようございます」と呼ぶ者あり)ただいまから、総務企画常任委員会の審査の経過と結果について報告いたします。  本委員会は3月7日に開催し、本会議より付託されました議案7件について審査をいたしました。  初めに、議案第62号「一般職任期付研究員採用等に関する条例の制定について」及び議案第63号「一般職任期付職員採用等に関する条例の制定について」の計2件については、内容に関連があることから一括議題として審査いたしましたが、両案については、それぞれ起立採決の結果、いずれも賛成多数をもって原案のとおり可決すべきものと決しました。  次に、議案第64号「青森市で安全に安心して生活するための条例の制定について」及び議案第70号「青森市特別職の職員の給与に関する条例の一部を改正する条例の制定について」の計2件については、いずれも全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決しました。  次に、議案第71号「青森市市税条例の一部を改正する条例の制定について」及び議案第72号「青森市手数料条例の一部を改正する条例の制定について」の計2件については、起立採決の結果、いずれも賛成多数をもって原案のとおり可決すべきものと決しました。  次に、議案第87号「青森地域広域事務組合規約の変更について」でありますが、本案については、全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決しました。  以上が審査の経過と結果でありますが、審査の過程における主なる質疑応答は、お手元に配付いたしております委員長報告書のとおりであります。  以上をもって本委員会の報告を終わります。 4 ◯議長木村巖君) ただいまの委員長報告に対する質疑に入ります。  御質疑ありませんか。   〔「なし」と呼ぶ者あり〕
    5 ◯議長木村巖君) 質疑ないものと認めます。  討論については通告がありませんでした。  これより採決いたします。  ただいまの各案件については、委員長報告のとおり決することに御異議ありませんか。   〔「異議なし」「議長、異議あり」と呼ぶ者あり〕 6 ◯議長木村巖君) 2番布施一夫議員、何号に御異議がありますか。 7 ◯2番(布施一夫君) 議案第62号並びに議案第63号、議案第71号、議案第72号に異議があります。 8 ◯議長木村巖君) まず、ただいまの委員長報告中、議案第62号について御異議がありますので、起立により採決いたします。  議案第62号については、委員長報告のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。   〔賛成者起立〕 9 ◯議長木村巖君) 起立多数であります。よって、委員長報告のとおり決しました。  次に、ただいまの委員長報告中、議案第63号についても御異議がありますので、起立により採決いたします。  議案第63号については、委員長報告のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。   〔賛成者起立〕 10 ◯議長木村巖君) 起立多数であります。よって、委員長報告のとおり決しました。  次に、ただいまの委員長報告中、議案第71号についても御異議がありますので、起立により採決いたします。  議案第71号については、委員長報告のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。   〔賛成者起立〕 11 ◯議長木村巖君) 起立多数であります。よって、委員長報告のとおり決しました。  次に、ただいまの委員長報告中、議案第72号についても御異議がありますので、起立により採決いたします。  議案第72号については、委員長報告のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。   〔賛成者起立〕 12 ◯議長木村巖君) 起立多数であります。よって、委員長報告のとおり決しました。  次に、ただいま決定されました案件を除く各案件については、委員長報告のとおり決することに御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 13 ◯議長木村巖君) 御異議なしと認めます。よって、委員長報告のとおり決しました。           ────────────────────────── 日程第8 議案第4号 専決処分の承認について(災害復旧事業の施行について) ~ 日程第14 議案第81号 青森市農業集落排水処理施設条例の一部を改正する条例の制定について 日程第15 陳情第1号 遺伝子組み換え食品に関する国への意見書の提出を求める陳情 日程第16 陳情第2号 遺伝子組み換え米学校給食に使用しないことを求める陳情 14 ◯議長木村巖君) 日程第8議案第4号「専決処分の承認について」から日程第16陳情第2号「遺伝子組み換え米学校給食に使用しないことを求める陳情」まで、計9件を一括議題といたします。  経済文教常任委員長の報告を求めます。11番大坂昭議員。   〔議員大坂昭君登壇〕 15 ◯11番(大坂昭君) おはようございます。(「おはようございます」と呼ぶ者あり)ただいまから、経済文教常任委員会の審査の経過と結果について報告いたします。  本委員会は3月7日に開催し、本会議より付託されました議案7件、陳情2件について審査をいたしました。  初めに、議案第4号「専決処分の承認について」でありますが、本案については、全員異議なく承認すべきものと決しました。  次に、議案第65号「青森市勤労者福祉施設条例の制定について」、議案第66号「青森市職業能力開発資金貸与条例の制定について」、議案第74号「青森市教育委員会教育長給与等に関する条例の一部を改正する条例の制定について」、議案第75号「青森市森林博物館条例の一部を改正する条例の制定について」及び議案第80号「青森市公民館条例の一部を改正する条例の制定について」の計5件については、いずれも全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決しました。  次に、議案第81号「青森市農業集落排水処理施設条例の一部を改正する条例の制定について」でありますが、本案については、起立採決の結果、賛成多数をもって原案のとおり可決すべきものと決しました。  次に、陳情第1号「遺伝子組み換え食品に関する国への意見書の提出を求める陳情」についてでありますが、本陳情については、起立採決の結果、賛成少数をもって不採択とすべきものと決しました。  次に、陳情第2号「遺伝子組み換え米学校給食に使用しないことを求める陳情」についてでありますが、本陳情についても、起立採決の結果、賛成少数をもって不採択とすべきものと決しました。  以上が審査の経過と結果でありますが、審査の過程における主なる質疑応答は、お手元に配付いたしております委員長報告書のとおりであります。  以上をもって本委員会の報告を終わります。 16 ◯議長木村巖君) ただいまの委員長報告に対する質疑に入ります。  御質疑ありませんか。   〔「なし」と呼ぶ者あり〕 17 ◯議長木村巖君) 質疑ないものと認めます。  討論については通告がありませんでした。  これより採決いたします。  ただいまの各案件については、委員長報告のとおり決することに御異議ありませんか。   〔「異議なし」「議長、異議あり」と呼ぶ者あり〕 18 ◯議長木村巖君) 2番布施一夫議員、何号に御異議がありますか。 19 ◯2番(布施一夫君) 議案第81号及び陳情第1号、陳情第2号について異議があります。 20 ◯議長木村巖君) まず、ただいまの委員長報告中、議案第81号について御異議がありますので、起立により採決いたします。  議案第81号については、委員長報告のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。   〔賛成者起立〕 21 ◯議長木村巖君) 起立多数であります。よって、委員長報告のとおり決しました。  次に、ただいまの委員長報告中、陳情第1号についても御異議がありますので、起立により採決いたします。  陳情第1号については、委員長報告のとおり不採択と決することに賛成の諸君の起立を求めます。   〔賛成者起立〕 22 ◯議長木村巖君) 起立多数であります。よって、委員長報告のとおり不採択と決しました。  次に、ただいまの委員長報告中、陳情第2号についても御異議がありますので、起立により採決いたします。  陳情第2号については、委員長報告のとおり不採択と決することに賛成の諸君の起立を求めます。   〔賛成者起立〕 23 ◯議長木村巖君) 起立多数であります。よって、委員長報告のとおり不採択と決しました。  次に、ただいま決定されました案件を除く各案件については、委員長報告のとおり決することに御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 24 ◯議長木村巖君) 御異議なしと認めます。よって、委員長報告のとおり決しました。           ────────────────────────── 日程第17 議案第67号 青い森セントラルパーク条例の制定について ~ 日程第20 議案第86号 字の区域及び名称の変更について 25 ◯議長木村巖君) 日程第17議案第67号「青い森セントラルパーク条例の制定について」から日程第20議案第86号「字の区域及び名称の変更について」まで、計4件を一括議題といたします。  建設交通常任委員長の報告を求めます。23番奥谷進議員。   〔議員奥谷進君登壇〕 26 ◯23番(奥谷進君) おはようございます。(「おはようございます」と呼ぶ者あり)ただいまから、建設交通常任委員会の審査の経過と結果について報告いたします。  本委員会は3月7日に開催し、本会議より付託されました議案4件について審査をいたしました。  初めに、議案第67号「青い森セントラルパーク条例の制定について」及び議案第68号「青森市建築基準法施行令第144条の4第2項の規定に基づく道に関する基準を定める条例の制定について」の2件については、いずれも全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決しました。  次に、議案第82号「青森市下水道条例の一部を改正する条例の制定について」でありますが、本案については、起立採決の結果、賛成多数をもって原案のとおり可決すべきものと決しました。  次に、議案第86号「字の区域及び名称の変更について」でありますが、本案については、全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決しました。  以上が審査の経過と結果でありますが、審査の過程における主なる質疑応答は、お手元に配付いたしております委員長報告書のとおりであります。  以上をもって本委員会の報告を終わります。 27 ◯議長木村巖君) ただいまの委員長報告に対する質疑に入ります。  御質疑ありませんか。   〔「なし」と呼ぶ者あり〕 28 ◯議長木村巖君) 質疑ないものと認めます。  討論については通告がありませんでした。  これより採決いたします。  ただいまの各案件については、委員長報告のとおり決することに御異議ありませんか。   〔「異議なし」「議長、異議あり」と呼ぶ者あり〕 29 ◯議長木村巖君) 2番布施一夫議員、何号に御異議がありますか。 30 ◯2番(布施一夫君) 議案第82号に異議があります。 31 ◯議長木村巖君) ただいまの委員長報告中、議案第82号について御異議がありますので、起立により採決いたします。  議案第82号については、委員長報告のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。   〔賛成者起立〕 32 ◯議長木村巖君) 起立多数であります。よって、委員長報告のとおり決しました。  次に、ただいま決定されました案件を除く各案件については、委員長報告のとおり決することに御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 33 ◯議長木村巖君) 御異議なしと認めます。よって、委員長報告のとおり決しました。           ────────────────────────── 日程第21 議案第69号 青森市老人居室等整備資金貸付条例を廃止する条例の制定について ~
    日程第29 議案第85号 青森市水道事業条例の一部を改正する条例の制定について 日程第30 請願第1号 青森市のホームレス実態調査を求める請願 ~ 日程第33 請願第7号 乳幼児医療費助成制度の拡充を求める請願 34 ◯議長木村巖君) 日程第21議案第69号「青森市老人居室等整備資金貸付条例を廃止する条例の制定について」から日程第33請願第7号「乳幼児医療費助成制度の拡充を求める請願」まで、計13件を一括議題といたします。  民生環境常任委員長の報告を求めます。2番布施一夫議員。   〔議員布施一夫君登壇〕 35 ◯2番(布施一夫君) ただいまから、民生環境常任委員会の審査の経過と結果について報告いたします。  本委員会は3月7日に開催し、本会議より付託されました議案9件、請願4件について審査をいたしました。  初めに、議案第69号「青森市老人居室等整備資金貸付条例を廃止する条例の制定について」、議案第73号「青森市税外諸歳入滞納金督促手数料及び延滞金徴収条例の一部を改正する条例の制定について」、議案第76号「青森市高齢者功労金条例の一部を改正する条例の制定について」、議案第77号「青森市遺児入学祝金等支給条例の一部を改正する条例の制定について」、議案第78号「青森市立うとうの園条例の一部を改正する条例の制定について」、議案第79号「青森市デイサービスセンター条例の一部を改正する条例の制定について」、議案第83号「青森市介護保険条例の一部を改正する条例の制定について」、議案第84号「青森市廃棄物の処理及び清掃に関する条例の一部を改正する条例の制定について」及び議案第85号「青森市水道事業条例の一部を改正する条例の制定について」の9件については、いずれも全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決しました。  次に、請願第1号「青森市のホームレス実態調査を求める請願」についてでありますが、本請願については、起立採決の結果、賛成少数をもって不採択とすべきものと決しました。  次に、請願第5号「乳幼児医療費助成制度の拡充を求める請願」から請願第7号「乳幼児医療費助成制度の拡充を求める請願」までの3件については、内容に関連があることから一括議題として審査いたしましたが、請願第5号「乳幼児医療費助成制度の拡充を求める請願について」は、起立採決の結果、賛成少数をもって不採択とすべきものと決し、また、請願第6号「乳幼児医療費助成制度の拡充を求める請願」及び請願第7号「乳幼児医療費助成制度の拡充を求める請願」の2件については、起立採決の結果、いずれも賛成者がなく不採択とすべきものと決しました。  以上が審査の経過と結果でありますが、審査の過程における主なる質疑応答は、お手元に配付いたしております委員長報告書のとおりであります。  以上をもって本委員会の報告を終わります。 36 ◯議長木村巖君) ただいまの委員長報告に対する質疑に入ります。  御質疑ありませんか。   〔「なし」と呼ぶ者あり〕 37 ◯議長木村巖君) 質疑ないものと認めます。  これより討論に入ります。  討論の通告がありますので、発言を許可します。  10番村川節子議員。   〔議員村川節子君登壇〕(拍手) 38 ◯10番(村川節子君) おはようございます。(「おはようございます」と呼ぶ者あり)日本共産党村川節子です。  民生環境常任委員長報告の中で、議案第69号「青森市老人居室等整備資金貸付条例を廃止する条例について」、議案第73号「青森市税外諸歳入滞納金督促手数料及び延滞金徴収条例の一部を改正する条例の制定について」、議案第76号「青森市高齢者功労金条例の一部を改正する条例の制定について」、議案第77号「青森市遺児入学祝金等支給条例の一部を改正する条例の制定について」、議案第78号「青森市立うとうの園条例の一部を改正する条例の制定について」、議案第79号「青森市デイサービスセンター条例の一部を改正する条例の制定について」、議案第83号「青森市介護保険条例の一部を改正する条例の制定について」、議案第84号「青森市廃棄物の処理及び清掃に関する条例の一部を改正する条例の制定について」まで、8件について反対討論をいたします。  また、4件の請願が出されています。請願第1号「青森市のホームレス実態調査を求める請願」と請願第5号「乳幼児医療費助成制度の拡充を求める請願」、そして請願第6号「乳幼児医療費助成制度の拡充を求める請願」、さらに請願第7号「乳幼児医療費助成制度の拡充を求める請願」、その内容は、現物給付の実施を求める内容のものと、所得制限をなくするように求めているものと、就学前まで拡充してほしい内容の請願です。ぜひ内容を御理解していただき、賛成してくださいますようお願いいたします。  まず、議案第69号「青森市老人居室等整備資金貸付条例を廃止する条例の制定について」は、65歳以上の高齢者と同居する親族で、高齢者の専用居室の増改築または、浴室、トイレを改造する人に貸し付けする制度で、利用者が少なくても制度として廃止すべきではありません。平成元年からでも17件利用されています。この制度があるからこそ、お年寄りがよい住環境で過ごすことができるものではないでしょうか。  議案第73号「青森市税外諸歳入滞納金督促手数料及び延滞金徴収条例の一部を改正する条例の制定について」は、多くの市民は市税を滞納したくて滞納しているのではなく、この不況の中、本当に生活に困窮している人たちが多くいる中での滞納金督促手数料の値上げは、さらに負担を重くのしかけるもので、反対です。  議案第76号「青森市高齢者功労金条例の一部を改正する条例の制定について」ですが、これまでも内容が改悪されてきたものです。さらに、今回は77歳で3万円支給されていたものを1万円に減額するものです。新年度に88歳で5万円、99歳で10万円支給されても、カットした予算がまた残っています。その金額が1595万円もあります。本当にお年寄りに冷たい佐々木市政ではありませんか。  議案第77号「青森市遺児入学祝金等支給条例の一部を改正する条例の制定について」は、親がいない子どもたちへ激励品として3280人に支給されていたものですが、遺児を養育する人に対して、児童の育成と福祉の増進に役立ってきたものです。これが328万円のカットで、こうした人たちにも本当に冷たい市政で、許されるものではありません。  議案第78号「青森市立うとうの園条例の一部を改正する条例の制定について」は、唯一市立の知的障害者の通所授産施設でしたが、管理運営を青森市社会福祉協議会に委託する内容のもので、障害者福祉を市として積極的に進めていく姿が欠けています。障害者福祉の後退ではありませんか。  議案第79号「青森市デイサービスセンター条例の一部を改正する条例の制定について」は、障害者支援費制度の導入の中で、新たな利用料金の負担をさせられるもので、許されません。  議案第83号「青森市介護保険条例の一部を改正する条例の制定について」は、第1号被保険者に係る保険料の改定は、年額の介護保険料は第1段階が現行の1万9100円から2万2400円と3300円の増、第2段階が2万8700円から3万3600円と4900円の増、第3段階が3万8200円から4万4800円と6600円の増、第4段階は4万7800円から5万6000円と8200円の増、第5段階は5万7400円から6万7300円となり、9900円の増となっています。大幅に市民に負担を押しつけるものですが、利用したいと思っても、老人ホームに入所できない多くの市民が待機している状態のその改善が求められています。負担増を押しつけ、内容を改善しない介護保険には反対です。  議案第84号「青森市廃棄物の処理及び清掃に関する条例の一部を改正する条例の制定について」は、埋立分の不燃物系を最終処分場に搬入するときに、これまで100キロごと220円であったものを、10キログラム100円に、同不燃物の破砕処理についても10キログラム100円にするものです。事業系一般廃棄物処理業者に大きな負担ではないでしょうか。また、一般家庭系の粗大ごみも、これまで無料だったものを1個につき800円とは負担が多過ぎるもので、許されません。  以上8件に反対するものです。  次に、4件の請願が出されております。  請願第1号「青森市のホームレス実態調査を求める請願」については、市としてもあらゆる手だてを講じても実態調査をすべきです。仙台市では、民間団体にお願いをして実態把握に努めています。自立のためのセンターの建設計画も進め、職業安定所の職員の派遣も考えているというすばらしい取り組みをしています。さらに、本市では、20人ほど自立に向かっているホームレスの方もいまして、実際ホームレス経験者が巡回目視で17人のホームレスを確認しているということですから、市としても早い機会にホームレスの実態調査をし、実情に応じた対策を実施するために、計画の策定をしなければならないと特別措置法にうたわれているわけですから、市の実態調査が強く求められているものです。  次に、請願第5号「乳幼児医療費助成制度の拡充を求める請願」は、その要旨に、早期に乳幼児医療費の現物給付を実施していただきたいということで、窓口でお金の支払いをしなくてもいい制度にすることは、突然、夜間病気になったりすることは、乳幼児を持つ親にはほとんどの方々が経験するものです。夜間だけでなく、土日などお金の準備ができないときに限って病気になり、困っている家庭の実情もよく聞かれます。そんなときに、どんなにこの制度の内容が充実されることが助かるかわかりません。弘前市、八戸市、十和田市でも実施しています。  請願第6号「乳幼児医療費助成制度の拡充を求める請願」は、所得制限をなくしていただきたいということと、請願第7号「乳幼児医療費助成制度の拡充を求める請願」は、就学前まで拡充していただきたいという要旨が述べられています。こうした内容が充実されることによって、本当に安心して子供を産み育てられることにもつながるものではないでしょうか。  昨年、市内のお母さんたちから約3000人近い署名も、健康福祉部長に届けられていますので、ぜひ多くの皆さんの御賛同を呼びかけて4件の請願の賛成討論とさせていただきます。御清聴ありがとうございました。(拍手) 39 ◯議長木村巖君) これにて討論を終結いたします。  これより採決いたします。  まず、ただいまの委員長報告中、議案第69号について反対討論がありますので、起立により採決いたします。  議案第69号については、委員長報告のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。   〔賛成者起立〕 40 ◯議長木村巖君) 起立多数であります。よって、委員長報告のとおり決しました。  次に、ただいまの委員長報告中、議案第73号についても反対討論がありますので、起立により採決いたします。  議案第73号については、委員長報告のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。   〔賛成者起立〕 41 ◯議長木村巖君) 起立多数であります。よって、委員長報告のとおり決しました。  次に、ただいまの委員長報告中、議案第76号についても反対討論がありますので、起立により採決いたします。  議案第76号については、委員長報告のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。   〔賛成者起立〕 42 ◯議長木村巖君) 起立多数であります。よって、委員長報告のとおり決しました。  次に、ただいまの委員長報告中、議案第77号についても反対討論がありますので、起立により採決いたします。  議案第77号については、委員長報告のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。   〔賛成者起立〕 43 ◯議長木村巖君) 起立多数であります。よって、委員長報告のとおり決しました。  次に、ただいまの委員長報告中、議案第78号についても反対討論がありますので、起立により採決いたします。  議案第78号については、委員長報告のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。   〔賛成者起立〕 44 ◯議長木村巖君) 起立多数であります。よって、委員長報告のとおり決しました。  次に、ただいまの委員長報告中、議案第79号についても反対討論がありますので、起立により採決いたします。  議案第79号については、委員長報告のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。   〔賛成者起立〕 45 ◯議長木村巖君) 起立多数であります。よって、委員長報告のとおり決しました。  次に、ただいまの委員長報告中、議案第83号についても反対討論がありますので、起立により採決いたします。  議案第83号については、委員長報告のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。   〔賛成者起立〕 46 ◯議長木村巖君) 起立多数であります。よって、委員長報告のとおり決しました。  次に、ただいまの委員長報告中、議案第84号についても反対討論がありますので、起立により採決いたします。  議案第84号については、委員長報告のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。   〔賛成者起立〕 47 ◯議長木村巖君) 起立多数であります。よって、委員長報告のとおり決しました。  次に、ただいまの委員長報告中、請願第1号について不採択の委員長報告に反対討論があります。よって、本請願については起立により採決いたします。  請願第1号については、委員長報告のとおり不採択と決することに賛成の諸君の起立を求めます。   〔賛成者起立〕 48 ◯議長木村巖君) 起立多数であります。よって、委員長報告のとおり不採択と決しました。  次に、ただいまの委員長報告中、請願第5号についても不採択の委員長報告に反対討論がありました。よって、本請願についても起立により採決いたします。  請願第5号については、委員長報告のとおり不採択と決することに賛成の諸君の起立を求めます。   〔賛成者起立〕 49 ◯議長木村巖君) 起立多数であります。よって、委員長報告のとおり不採択と決しました。  次に、ただいまの委員長報告中、請願第6号についても不採択の委員長報告に反対討論がありました。よって、本請願についても起立により採決いたします。  請願第6号については、委員長報告のとおり不採択と決することに賛成の諸君の起立を求めます。   〔賛成者起立〕 50 ◯議長木村巖君) 起立多数であります。よって、委員長報告のとおり不採択と決しました。  次に、ただいまの委員長報告中、請願第7号についても不採択の委員長報告に反対討論がありました。よって、本請願についても起立により採決いたします。  請願第7号については、委員長報告のとおり不採択と決することに賛成の諸君の起立を求めます。   〔賛成者起立〕 51 ◯議長木村巖君) 起立多数であります。よって、委員長報告のとおり不採択と決しました。  次に、ただいま決定されました案件を除く案件については、委員長報告のとおり決することに御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 52 ◯議長木村巖君) 御異議なしと認めます。よって、委員長報告のとおり決しました。           ────────────────────────── 日程第34 議案第1号 専決処分の承認について(平成14年度青森市一般会計補正予算(第4号)) ~ 日程第93 議案第61号 平成14年度青森市金浜財産区特別会計補正予算(第2号)) 53 ◯議長木村巖君) 日程第34議案第1号「専決処分の承認について」から日程第93議案第61号「平成14年度青森市金浜財産区特別会計補正予算」まで、計60件を一括議題といたします。  予算特別委員長の報告を求めます。35番工藤豊秀議員。   〔議員工藤豊秀君登壇〕 54 ◯35番(工藤豊秀君) ただいまから、予算特別委員会の審査の経過と結果について報告いたします。  まず、3月7日、本会議終了後に開催された予算特別委員会の組織会において委員長及び副委員長の互選が行われたところ、私が委員長に、副委員長に上林英一委員が選ばれましたので報告いたします。  次に、本委員会は、3月11日、3月12日及び3月13日に開催し、本会議より付託されました議案60件について一括議題とし、平成14年度一般会計、各特別会計、各企業会計補正予算及び平成15年度一般会計、特別会計、各企業会計予算を一括審査いたしました。
     また、採決の方法については、専決処分の承認について及び平成14年度一般会計、各特別会計、各企業会計補正予算並びに平成15年度一般会計、各特別会計、各企業会計予算をそれぞれ一括して諮ったところ、まず、議案第1号「専決処分の承認について」から議案第3号「専決処分の承認について」までの計3件についてでありますが、議案第3号については、起立採決の結果、賛成多数をもって承認すべきものと決し、議案第3号を除く議案2件については、いずれも全員異議なく承認すべきものと決しました。  次に、議案第52号「平成14年度一般会計補正予算」から議案第61号「平成14年度青森市金浜財産区特別会計補正予算」までの計10件についてでありますが、議案第52号から議案第54号まで及び議案第56号から議案第58号までの計6件については、一括による起立採決の結果、賛成多数をもって原案のとおり可決すべきものと決し、議案第52号から議案第54号まで及び議案第56号から議案第58号までを除く議案4件については、いずれも全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決しました。  次に、議案第5号「平成15年度青森市一般会計予算」から議案第51号「平成15年度青森市特定基金特別会計予算」までの計47件についてでありますが、議案第5号から議案第7号まで、議案第10号、議案第12号、議案13号、議案第15号から議案第19号まで及び議案第51号の計12件については、一括による起立採決の結果、賛成多数をもって原案のとおり可決すべきものと決し、議案第5号から議案第7号まで、議案第10号、議案第12号、議案第13号、議案第15号から議案第19号まで及び議案第51号を除く議案35件については、いずれも全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決しました。  以上が審査の経過と結果でありますが、審査の過程における主なる質疑応答は、お手元に配付いたしております委員長報告書のとおりであります。  以上をもって本委員会の報告を終わります。 55 ◯議長木村巖君) ただいまの委員長報告に対する質疑に入ります。  御質疑ありませんか。   〔「なし」と呼ぶ者あり〕 56 ◯議長木村巖君) 質疑ないものと認めます。  これより討論に入ります。  討論の通告がありますので、順次発言を許します。  19番大沢研議員。   〔議員大沢研君登壇〕(拍手) 57 ◯19番(大沢研君) 日本共産党の大沢研です。  ただいまの予算特別委員長の報告中、議案第3号及び議案第5号から議案第7号まで、議案第10号、議案第12号、議案第13号、議案第15号から議案第19号まで、議案第51号から議案第54号まで、並びに議案第56号から議案第58号までの計19件について反対討論を行います。  青森市の来年度予算は、市民負担増、福祉の後退が最大の特徴となっています。まず、介護保険料の値上げで約4億1000万円、高齢者のバス無料制度の有料化で約2300万円、下水道と農業集落排水処理施設の使用料の値上げで約1億8000万円、ごみの有料化で約5万円、合わせて11億円を超える負担増を市民に押しつけることになります。7月からの実施もありますので、1年に換算すると13億円を超える負担増であります。  その上、福祉の切り捨ても行われようとしています。高齢者功労金は、対象者を拡大すると言いながら、金額では約1000万円の削減、老人居室整備資金貸付事業、寝たきり高齢者移送サービス事業などの打ち切り、遺児育成奨励事業、私立保育所援護事業などの削減が予算に含まれています。  議会開会中に市民から私どものところに次のような電話がありました。新町のあるデパートでは、下水道料金の値上げとごみの有料化で数百万円の持ち出しがふえる。不況で売り上げが減っているとき、ますます経営が苦しくなる一方だというものであります。多くのお客さんが出入りする事業所ほど負担増の影響が大きいのではないでしょうか。一方で中心商店街の活性化と言いながら、他方で負担増によって経営悪化を招くのでは、何のための活性化でしょうか。  ことしから来年にかけて小泉内閣のもとで医療費の負担増など、社会保障の改悪と庶民増税により、4兆円を超える負担増が予定されており、市民の暮らしと本市経済に与える影響は重大であります。ますます個人消費が落ち込んで不況を一層深刻にするばかりであります。こうしたときだからこそ、市民の暮らしを守る自治体本来の仕事に立ち返るべきであります。市民への負担増や福祉の切り捨てを中止し、市民の暮らしと福祉を充実させるよう求めるものであります。  介護保険制度が実施されて以来、3年間にわたり、我が党は低所得者の保険料減免制度を求めてきましたが、来年度から実施されることになり、一歩前進であります。しかし、運用の仕方によっては、減免される人が少なくなり、全く効果がないものになってしまいます。申請を簡素なものにし、生活実態に合わせて運用するなど、実効のある制度にするよう求めるものであります。  昨年の3月議会で、我が党の舘田議員が、重度心身障害者のタクシー券をガソリン券にも拡充するよう求めていましたが、新年度予算に計上されました。これまでの市民の強い願いが実現の道をつくりました。そのほか、保育所の開所時間の延長や放課後児童会の新規開設などの前進が見られますが、一層の拡充を求めるものであります。  それにしても、市が行ったホームレスの調査にはあきれました。ホームレスと確認したのはわずか2名というものであります。2月12日付東奥日報は、「ホームレスに人間らしい生活を」と題して報道した記事が市民の間で大反響を呼びました。みずからホームレスを経験し、青森生活と健康を守る会の援助で自立したAさんが、ホームレスを励まし、自立させるために活動している様子を報道したものです。Aさんによれば、既に約20人が自立の道を歩み始めていますが、依然としてホームレスは20人ほどいると証言しています。2人と20人ではおのずと支援の対策も違ってきます。こうしたホームレスの支援に取り組む個人や団体の協力も得て正確な調査を行うとともに、市として有効な支援対策をとるよう求めるものであります。  さて、今月13日付の新聞各紙で、現職市議会議員が理事長をしている介護施設で不正に介護報酬を受給していたとして、県から1億1800万円を返還するように命じられたことが報道されました。わずかな年金からさえ保険料を天引きされ、生活費を削らなければならない実態など、いかにお年寄りが苦労しているか、この議会での論議を直接聞き、不正を隠したまま介護保険の予算、決算に賛成してきた現職議員の責任は極めて重大であります。しかも、今議会には保険料の値上げが提案されており、こうした不正を許したまま値上げを強行することは市民の納得を得られるものではありません。1億円を超える不正受給していながら、事務手続のミスで済まされるものではありません。現職議員がみずからの責任を明確にし、行政としてもこのような不正受給を許してきた責任を明らかにするよう求めるものであります。  国民健康保険が今重大な危機に直面しています。長引く不況による倒産、失業などで国保税を払えない世帯が急増し、深刻な空洞化が進行しているからです。本市でも昨年10月現在で18.75%に当たる約9000世帯が国保税を滞納しています。重大なことは、こうした滞納世帯に対して、保険証を取り上げ、資格証明書を発行する事態が広がっていることであります。本市で初めて資格証明書を発行した昨年7月1日現在の99件から、ことし2月1日現在で380件と3.8倍に急増しています。資格証明書になると、医療機関の窓口で10割全額、医療費を払わなければなりません。国保税が払えない人が医療費全額を払えるわけがありません。保険証がなければ病院にかかることはほとんど不可能であります。まさに保険証は命綱とも言うべきものです。  2月16日、テレビ「JNN報道特集」で放映された資格証明書の発行の問題は、テレビでもこのように取り上げられ、社会問題になっています。その中で、北九州市の53歳の男性は、会社の倒産で国保料を払えず、40度の高熱を3週間も我慢し、昨年5月に肺炎と肺気腫で緊急入院しました。男性は入院を拒否し、「貧乏人は死なないかぬ」と語っていました。こうした事例が全国各地で起きています。  国が滞納者への制裁措置として資格証明書の発行を義務づけた法律を改めることが必要なことは言うまでもありませんが、現行の法律でも特別の事情や老人医療など公費医療の対象者は資格証明書の適用除外となっています。しかも、特別の事情は、地方自治体が判断すると政府も国会で答弁しています。空前の失業と不況にあえぐ市民の現状は、特別の事情そのものではないでしょうか。特別の事情を市民の実態に合わせて拡充し、資格証明書の発行をやめ、悲惨な事件が起こらないよう強く求めるものであります。  中心市街地の学区見直し問題では、教育委員会は白紙撤回を拒否しました。橋本小学校の統廃合問題の発端となった、北国型集合住宅の候補地を他の場所に選定することを庁内で検討中という言明がありましたが、依然として住民との話し合いを拒否したままであります。学区見直し問題は、教育委員会の内部で幾ら議論しても、住民の理解を前提としなければ先に進むことはできません。これまでの見直し案をきっぱりと白紙撤回した上で、住民との話し合いに応じるよう強く求めるものであります。  新城小学校の老朽化は深刻であります。今年度耐力度調査を実施したのに、なぜ引き続き改築に向けて予算が計上されなかったのでしょうか。住民や父母、子どもたちの強い願いに一日も早くこたえるべきであります。  最後に、予算特別委員会での公明党の赤木委員の発言について触れておきたいと思います。  赤木委員は、質問が終わった後で唐突とも思われる発言を行いました。質問の趣旨と全く関係のないものであります。「医療ミスがいっぱい起こっていますけれども、その辺の参考事例をちょっと申し上げて終わりたいと思います」と言って、全日本民主医療機関連合会加盟の4つの病院の例を取り上げました。そして、これらの病院が「共産党の病院だということを言いたいんです」と医療事故、事件を利用して、民主医療機関と日本共産党に対して不当な誹謗中傷が行われました。しかも、市内に現存する協立病院や八甲病院の名を挙げて、同じ民主医療機関の病院でいかにも同じ事故を起こしているかのような印象さえ与えようとしています。  医療事故や事件は、もちろんあってはならないことです。赤木委員が取り上げた4つの病院は、すべてみずから進んで事実を公表し、率先して自浄作用を発揮し、行政による真相究明にも協力し、再発防止に努力している病院ばかりであります。全国で医療事故が重大な問題になっていますが、国が指定して高度医療を担う特定機能病院とされている病院で、2000年4月から2年間で1万5000件の医療事故が起きています。事故が起きた病院も、それ以外の病院も事故の原因を突きとめ、再発を防止するため懸命の努力をしているところであります。  赤木委員が例に挙げた大阪・堺市の病院では、2年半前、セラチア菌による院内感染を疑った段階で、法的にはこれを届け出る義務がないにもかかわらず、直ちに保健所と国立感染症研究所に届け出、堺市が設置した外部の専門調査班の指導・援助を得て、徹底した原因究明と感染防止対策に取り組み、感染対策を「五つの改善点」としてまとめました。この調査班の責任者をなされた大阪大学微生物病研究所の本田武司教授は記者会見で次のように述べています。「まじめに自主公表し、教訓を広げようとする病院を犯人扱いする報道では、今後こうした院内感染や医療事故を自主的に公表しようとする医療機関は出てこなくなる」、こう言ってマスコミにも冷静な報道を繰り返し要請しました。まじめに自主公表し、再発防止に努め、教訓を広げようとしている病院に対して政治がなすべきことは、その努力を支援し、二度と再びこういうことが起こらないようにすることではないでしょうか。それをこともあろうに市議会の場で名指しで攻撃するなどは、真剣に医療事故をなくすという立場とは無縁の党利党略であると言わなければなりません。  さらに、赤木議員は、こうした医療事故と日本共産党を無理やり結びつけようと、「共産党の病院だ」と発言しました。全日本民主医療機関連合会は、1953年に全国の医療機関が連合して自主的に結成されたもので、日本共産党が全日本民主医療機関連合会を設立した事実も、経営しているという事実もありません。各種の選挙でも、病院の職員が自主的に日本共産党後援会の活動をすることはあっても、日本共産党が全日本民主医療機関連合会に加盟する医療機関はもちろん、さまざまな団体や組織に我が党への推薦・支持を求めたことは一切ありません。  まじめな政策論争ならまだしも、公党と特定の団体を名指しで誹謗中傷するような発言が野放しにされるならば、市議会が党略の具とされ、議会の品位が保たれなくなるのは明らかではないでしょうか。赤木委員の発言は我が党への党略的攻撃のために、事実をゆがめて医療事故・事件という重大な問題をもてあそぶ市議会の品位を汚す行為だということを強く指摘して、予算特別委員長報告に対する私の反対討論といたします。  なお、ごみの有料化のところで、5億円と申し上げるべきところ、5万円と申し上げましたので、謹んでおわびを申し上げ、訂正させていただきます。御清聴ありがとうございました。(拍手) 58 ◯議長木村巖君) 次に、34番坪清美議員。   〔議員坪清美君登壇〕 59 ◯34番(坪清美君) 21の会の坪清美でございます。  今回提案されました議案第5号「平成15年度青森市一般会計予算」を初めとする各会計、企業予算及び議案第52号「平成14年度青森市一般会計補正予算」を初めとする各会計、企業補正予算について賛成の立場からその所見を述べさせていただきます。  今定例会に提出されております各予算等の内容につきましては、本会議冒頭における市長からの提案理由説明や本会議及び予算特別委員会の場を通じ、市長及び理事者の方々から詳細に御説明をいただきました。  国においては、税収の低迷、急速な人口の高齢化等に伴う義務的経費や公債の累増に伴う国債費の増大等により、平成15年度予算編成は引き続き「改革断行予算」と位置づけ、制度・政策・歳出全体の見直しを行う厳しいものとなっております。  また、地方財政も地方税収入や地方交付税の原資となる国税収入の大幅な減少、公債費の累増等により、過去最大規模の財源不足が見込まれることから、歳出の圧縮と借入金の抑制を図り、さらに、国庫補助負担金、地方交付税、税源移譲を含む税源配分のあり方について、三位一体で改革を進めるための財源措置もなされましたが、地方財政計画の規模は、対前年度比マイナス1.5%と前年度を下回る厳しい内容となっております。  このように、地方行政全体をめぐる環境が依然として厳しい状況の中で、「わたしたちのまち 青い森 21世紀創造プラン」の中期基本計画に位置づけられた施策・事業を計画的・効率的に推進していくために、昨年、健全な財政運営と後年度の財政需要に対する各種方針を示した「中期財政計画」が策定され、(仮称)自治体経営システム構築のための第1段階として、「長期総合計画・推進計画システム」「予算編成システム」及び「事務事業評価システム」を有機的に連携させながら予算編成を行ったことは、まさに本市における「改革断行予算」の始まりの年と位置づけられるところであります。  その結果、平成15年度当初予算規模は、一般会計では1011億6000万円となり、平成14年度当初予算と比較して42億4100万円、4.0%減となっており、下げ幅が戦後最大となる緊縮型予算となっておりますが、歳出面で扶助費や公債費の大幅な増額が見込まれ、歳入面では、市税収入が平成14年度当初予算額に対し5億円以上の減額、また、国の歳出の削減や地方財政計画規模の大幅な縮小により、地方交付税、市債等の財源確保が困難視されることから、財源調整のための基金から23億円以上を取り崩すという厳しい状況となっております。  しかしながら、中期基本計画に掲げる6つの柱を基本とした個別施策の着実な推進に資する事業選択による財源の重点化・効率化を図るとともに、中期財政計画に基づく予算編成がなされたことは大いに評価できるところであり、今後、地方財政を取り巻く厳しい財政環境の中、さらに(仮称)自治体経営システムの構築に向けた積極的な取り組みを期待しております。  次に、個別の施策についてでありますが、本市は全国の県庁所在市の中で唯一、特別豪雪地帯に指定されるほどの国内外有数の多雪都市であり、雪による障害の克服が重要課題となっておりますが、雪対策については、「雪処理基本計画」に基づき、除排雪対策事業、流雪溝及び積雪・融雪処理槽の整備などとともに、市民と行政が一体となった雪対策を推進していく内容となっております。中でも、特に市民要望の多い流雪溝整備事業については、予備調査の結果に基づき、平成14年度から計画的に整備を進めているところであり、平成15年度は油川地区を継続して整備するとともに、篠田地区については詳細設計、佃地区、桜川・筒井地区については本格着工と順調に整備が進められ、また、新たに合流下水道管を利用した雪処理事業に取り組み、さらに克雪のみならず、利雪、親雪を含めた総合的な理念に基づき、「(仮称)雪迷惑条例」の制定に向け準備を進めるなど、佐々木市長の雪に対する積極的な取り組みを高く評価するところであります。  環境施策については、本市が有するかけがえのない自然を次の世代に引き継いでいくべき財産とするため、引き続きこれまでの環境施策やISO環境マネジメントシステムの推進を図り、また、閉鎖性水域である陸奥湾の水質保全を図るため、下水道・排水路の整備について積極的に取り組み、下水道の普及率は、平成15年度末には69%となるものと見込まれ、農業集落排水事業の推進や合併処理浄化槽の設置の促進を図りながら生活環境の向上に努めております。  廃棄物の処理・活用については、分別収集、資源回収に取り組む団体に対する助成、電気式生ごみ処理機購入費への助成を通じてごみの再資源化と減量化に取り組み、増加傾向にある事業系一般廃棄物について再資源化と減量化を促進するため、受益者負担を導入することとしておりますが、市民要望の高い祝祭日に当たる月曜日、火曜日のごみ収集について、その収集体制の強化を図り、実施することとしました。  本年は、本市の名誉市民である棟方志功画伯の生誕100年に当たることから、「これまでの100年 これからの100年」を基本コンセプトに、1年を通じて市主催事業や市民団体、関連団体などにより県内外で30を超える記念事業が展開されますが、この記念事業を通して、郷土を愛した志功画伯の人柄や作品をもう1度見詰め直すことは、大変貴重で有意義な機会であると考えております。  また、本年9月にはモヤヒルズを会場に「2003年アジアマウンテンバイク選手権日本大会イン青森」が開催される予定であり、本大会は、アテネオリンピックの予選会も兼ねておりますことから、国内外のトップレベルの選手による熱戦が期待されます。  さらに、10月には、日本海峡フォーラムが青森公立大学等を主会場に開催が予定され、それぞれの地域固有の文化の交流や、まちづくりに関する情報交換を行うこととなっております。  児童母子等福祉施策についてでありますが、小学校低学年を対象とする放課後児童対策につきましては、放課後児童会を新たに2カ所開設し、土曜日開設箇所についても7カ所増設するとともに、休校日の開始時間を1時間早めるなど、今後さらに子育て環境の充実が図られるものと考えております。  また、介護保険につきましては、平成15年度から「第2期介護保険事業計画」に基づいた事業運営となりますが、介護給付費準備基金を活用し、第1号被保険者全体の保険料の軽減措置を設けるとともに、低所得者層に対する保険料の減免制度もあわせて講じ、被保険者の負担軽減が図られる内容となっております。  (仮称)新西部市民センターは、「生涯学習」「健康づくり」「地域福祉の増進」「コミュニティ活動」を支援するための機能をあわせ持つ西部地区の中核的なコミュニティセンターとして整備を進めてきましたが、平成15年度に完成する予定となっており、より一層の生涯学習の充実が図られるものと考えております。  義務教育の充実につきましては、これまでも小・中学校校舎等建設事業について計画的に整備してきましたが、東陽小学校につきましては、平成14年度に引き続き、校舎等の改築工事を行い、本年8月の完成を目指しており、また、国の補正予算に呼応し、平成14年度予算で後潟小学校及び荒川中学校の校庭整備事業、佃中学校の屋内運動場改築事業が実施されることとなっております。  中学校における完全給食実施に関しましては、現在、平成16年4月の本格実施に向け、西部工業団地内において中学校給食共同調理場の整備を進めており、いよいよ小・中学校を通じた完全給食が実施され、次代を担う子どもたちに良好な教育環境を提供できるものと期待しております。  次に、高次な都市機能を支える都市基盤についてでありますが、都市づくりの方向を市街地の内側に向けるため、「コンパクトシティ」を基本理念として掲げ、都市整備の先導的な役割を担う重点整備拠点として、中心市街地、石江地区、青森操車場跡地の3カ所を定め、これまでも整備が進められております。新幹線効果を最大限に享受できるまちづくりにこれらの3つの拠点をいかに連携させ、相互に都市機能を高めるかが重要であり、特に新幹線駅舎が予定されている石江地区は、青森の顔であって、県都の顔となるべき地区であり、市民と行政が一体となった都市づくりを推進し、これまで以上に構想や企画の段階から市民が市政に参加できる環境をつくることが大切だと思います。  青森操車場跡地でありますが、今春には「青い森セントラルパーク」として、自由運動広場、多目的芝生広場が利用できる予定となっております。  中心市街地については、懸案でありました青森駅前第一地区再開発事業についても、平成17年の完成を目指し、シニアマンションや一般分譲マンションを核とした再開発ビルの建設に着手されることとなっており、また、中心市街地につながる青森港の本港地区新中央埠頭には、多目的耐震強化岸壁の一部が供用開始される予定となっており、新たなまちづくりとして大いに期待されているところであります。  国内経済の長期にわたる低迷、少子・高齢化、高度情報化の進展、地方分権の進展による都市間、地域間競争の激化、市町村合併など、地方自治体を取り巻く状況は大きく変化し、さらに複雑化してきております。  このような状況の中ではありますが、私は、佐々木市政を推進する一員として、本市の持続的な発展が可能な都市の実現に向けて「わたしたちのまち 青い森 21世紀創造プラン」の中期基本計画個別施策の実現を図るとともに、地域の発展と住民福祉の向上、活力ある豊かな地域社会づくりを目指し、全力を尽くしてまいりたいと考えております。  今後の安定的な財政運営を確保するためには、行財政改革を積極的かつ計画的に推進し、歳出予算の徹底した節減合理化を図りながら、財政の健全性の確保に努め、これまで以上に効率的な財政運営を行っていくことが必要であり、市長及び理事者の皆様のなお一層の御尽力をお願い申し上げ、私の賛成討論といたします。御清聴ありがとうございました。(拍手) 60 ◯議長木村巖君) ただいま19番大沢研議員から発言の申し出がありましたので、これを許可いたします。  大沢議員。   〔議員大沢研君登壇〕 61 ◯19番(大沢研君) 先ほどの反対討論中、介護保険のところで不適正受給と申し上げるべきところ、不正受給と申し上げましたので、謹んでおわびを申し上げ、訂正させていただきます。 62 ◯議長木村巖君) これにて討論を終結いたします。  これより採決いたします。  まず、議案第3号、議案第5号から議案第7号まで、議案第10号、議案第12号、議案第13号、議案第15号から議案第19号まで及び議案第51号から議案第54号まで、並びに議案第56号から議案第58号までの計19件については反対討論がありますので、起立により一括採決いたします。  議案第3号、議案第5号から議案第7号まで、議案第10号、議案第12号、議案第13号、議案第15号から議案第19号まで及び議案第51号から議案第54号まで、並びに議案第56号から議案第58号までの計19件については、委員長報告のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。   〔賛成者起立〕 63 ◯議長木村巖君) 起立多数であります。よって、委員長報告のとおり決しました。  次に、ただいま決定されました案件を除く各案件については、委員長報告のとおり決することに御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 64 ◯議長木村巖君) 御異議なしと認めます。よって、委員長報告のとおり決しました。           ────────────────────────── 日程第94 新幹線対策について ~ 日程第97 石江土地区画整理事業促進対策について 65 ◯議長木村巖君) 日程第94「新幹線対策について」から日程第97「石江土地区画整理事業促進対策について」まで、計4件を一括議題といたします。  各案件については、各特別委員長から会議規則第104条の規定により、お手元に配付いたしております申出書のとおり、閉会中の継続審査の申し出があります。 66 ◯議長木村巖君) お諮りいたします。  各特別委員長からの申し出のとおり、閉会中の継続審査に付することに御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 67 ◯議長木村巖君) 御異議なしと認めます。よって、各特別委員長からの申し出のとおり、閉会中の継続審査に付することに決しました。           ────────────────────────── 日程第98 議案第88号 財産区管理委員の選任について 68 ◯議長木村巖君) 日程第98議案第88号「財産区管理委員の選任について」を議題といたします。  提案理由の説明を求めます。佐々木市長。   〔市長佐々木誠造君登壇〕 69 ◯市長(佐々木誠造君) 議案第88号について御説明申し上げます。  平成10年第4回定例会において御同意をいただき、選任いたしました深沢第一財産区管理委員東俊一氏は、平成14年11月22日死去されました。そこで、この後任について慎重に検討した結果、木村眞一氏が適任と認められますので、選任いたしたいと存じます。  また、平成11年第1回定例会において御同意をいただき、選任いたしました深沢第二(川目平)財産区管理委員小山内文雄氏は、平成15年1月27日死去されました。そこで、この後任について慎重に検討した結果、加賀谷儀雄氏が適任と認められますので、選任いたしたいと存じます。  また、平成13年第1回定例会において御同意をいただき、選任いたしました幸畑財産区管理委員小泉秀太郎氏は、平成14年11月1日死去されました。そこで、この後任について慎重に検討した結果、佐藤銀作氏が適任と認められますので、選任いたしたいと存じます。  次に、平成11年第1回定例会において御同意をいただき、選任いたしました深沢第一財産区管理委員三上豊次氏、深沢第二(川目平)財産区管理委員須藤義八郎氏、八重菊第一財産区管理委員八木橋善作氏、阿保則英氏、木村誠一氏、八重菊第二(萱の茶屋)財産区管理委員今正秀氏、佐藤武氏、孫内財産区管理委員松浦恒憲氏は、来る3月23日をもってそれぞれ任期が満了となります。そこで、これらの方々の後任について慎重に検討した結果、三上豊次、阿保則英氏、木村誠一氏、今正秀氏、松浦恒憲氏の5名の方々については再任することとし、須藤義八郎氏の後任には佐藤安年氏が、八木橋善作氏の後任には鳴海國雄氏が、佐藤武氏の後任には葛西義一氏がそれぞれ適任と認められますので、選任いたしたいと存じます。  何とぞ御同意を賜りますようお願い申し上げます。  なお、これらの方々の経歴についてはお手元に配付いたしたとおりであります。 70 ◯議長木村巖君) これより質疑に入ります。  御質疑ありませんか。   〔「なし」と呼ぶ者あり〕 71 ◯議長木村巖君) 質疑ないものと認めます。
    72 ◯議長木村巖君) お諮りいたします。  ただいま議題となっております議案第88号については、会議規則第37条第2項の規定により、委員会の付託を省略いたしたいと思います。  これに御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 73 ◯議長木村巖君) 御異議なしと認めます。よって、議案第88号については、委員会の付託を省略することに決しました。  討論については通告がありませんでした。 74 ◯議長木村巖君) お諮りいたします。  ただいま議題となっております議案第88号については、これに同意することに御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 75 ◯議長木村巖君) 御異議なしと認めます。よって、本案は同意することに決しました。           ────────────────────────── 日程第99 議員提出議案第1号 国立療養所八戸病院にALS等難病専用病棟の早期整備に関する意見                書 日程第100 議員提出議案第2号 基礎年金の国庫負担割合3分の1から2分の1へと早急に引き上げを                求める意見書 76 ◯議長木村巖君) 日程第99議員提出議案第1号「国立療養所八戸病院にALS等難病専用病棟の早期整備に関する意見書」及び日程第100議員提出議案第2号「基礎年金の国庫負担割合3分の1から2分の1へと早急に引き上げを求める意見書」の計2件を一括議題といたします。 77 ◯議長木村巖君) お諮りいたします。  ただいま議題となっております議員提出議案第1号及び同第2号の計2件については、会議規則第37条第2項の規定により、提案理由の説明及び委員会の付託を省略いたしたいと思います。  これに御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 78 ◯議長木村巖君) 御異議なしと認めます。よって、議員提出議案第1号及び同第2号の計2件については、提案理由の説明及び委員会の付託を省略することに決しました。  これより質疑に入ります。  御質疑ありませんか。   〔「なし」と呼ぶ者あり〕 79 ◯議長木村巖君) 質疑ないものと認めます。  討論については通告がありませんでした。  これより採決いたします。  議員提出議案第1号及び同第2号の計2件については、原案のとおり決することに御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 80 ◯議長木村巖君) 御異議なしと認めます。よって、議員提出議案第1号及び同第2号の計2件については可決と決しました。           ────────────────────────── 日程第101 議員提出議案第3号 木村守男青森県知事の辞任を求める意見書 81 ◯議長木村巖君) 日程第101議員提出議案第3号「木村守男青森県知事の辞任を求める意見書」を議題といたします。 82 ◯議長木村巖君) お諮りいたします。  ただいま議題となっております議員提出議案第3号については、会議規則第37条第2項の規定により、提案理由の説明及び委員会の付託を省略いたしたいと思います。  これに御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 83 ◯議長木村巖君) 御異議なしと認めます。よって、議員提出議案第3号については、提案理由の説明及び委員会の付託を省略することに決しました。  これより質疑に入ります。  御質疑ありませんか。   〔「なし」と呼ぶ者あり〕 84 ◯議長木村巖君) 質疑ないものと認めます。  討論の通告がありますので、順次発言を許します。  21番仲谷良子議員。   〔議員仲谷良子君登壇〕(拍手) 85 ◯21番(仲谷良子君) 社会民主党・市民連合の仲谷良子でございます。  議員提出議案第3号「木村守男青森県知事の辞任を求める意見書」に賛成の立場から討論を行います。  知事が公務で起こした女性スキャンダルについて、県議会の一般質問者14人のうち8人がこの問題を取り上げたことに対し、多くの県民は、県民生活に直結する新年度予算案を審議すべき議会が知事の責任を問う議会になったことを情けない思いで見ていたと思います。傍聴席が満員になるほど県民の関心が高く、知事の説明責任を期待しましたが、裏切られたことに大きな憤りの声になっています。  16日の東奥日報紙上に、知事と女性との電話録音のテープと聞き取り内容を女性が確認した文書のことが報道されており、この内容からすれば、知事は示談金を女性に払っています。示談金を支払ったとすれば、週刊新潮の報道は事実無根と議会で開き直ったことと大きく食い違うことを県民は知るところとなり、知事答弁は全くうそだということになります。  3月7日可決された「辞職勧告決議案」は、法的拘束力がないにしても、県民を代表する39人の議員の賛成は重いものだと知事は受けとめなければならないのに、知事の座にしがみつき、閉会日の昨日、「知事不信任決議案」が提出されました。結果は、議員の皆様の知るところであります。民意を受けとめなかった県議会に大きな落胆を感じざるを得ません。特に「辞職勧告決議案」に賛成をし、「知事不信任決議案」に反対をした議員は、県民を愚弄するものであり、全く節操がなく、良識を疑わざる得ません。  この女性スキャンダルは、これまで新聞やテレビの報道で、県内のみならず全国に連日放送され、住宅供給公社14億円横領事件とともに、青森県の品位を落とし、県民の名誉が傷つけられ、インターネット上では、青森県147万県民に対し、やゆ、侮べつの言葉が投げつけられています。昨日の「知事不信任決議案」の否決は、さらに全国から青森県民の民度が問われ、批判を招くものとなりました。  私は、知事が公務で起こした女性スキャンダルを県民に説明もせず、不信や疑惑だけを増幅した知事答弁に対し、知事の辞任を求めるべく、県民に署名の賛同をお願いする行動に参加しました。中学生、高校生も署名をしてくれ、多くの子どもたちから、僕たちは恥ずかしい、知事に早くやめてもらいたいとの声を聞きました。小学1年生の子どもから、お母さん、知事はどんな悪いことをしたのと尋ねられ、何て答えればいいのでしょうかと、その母親は話していました。知事の女性スキャンダルで一番傷つけられたのは、子どもたちや若者です。  現在、開会中の各市町村議会でも「知事の辞職を求める意見書」「陳情」が提出され、可決、また可決が予定されていることは異常なことと考えなければならないと思います。  青森県の未来を担う若者たち、また青森県外で学び、就職をする人たちが胸を張って青森県出身と言えるような県にしていくため、県都である青森市議会38名総意のもとに木村知事の辞任を求める意見書が賛同されるよう強く求め、賛成討論といたします。御清聴ありがとうございました(拍手) 86 ◯議長木村巖君) 次に、1番舘田瑠美子議員。   〔議員舘田瑠美子君登壇〕(拍手) 87 ◯1番(舘田瑠美子君) 日本共産党の舘田瑠美子です。  私は、議員提出議案第3号「木村守男青森県知事の辞任を求める意見書」に賛成の立場から討論を行います。  週刊誌に掲載された木村守男知事のセクハラ不倫問題は、県民に驚きと衝撃を与えたばかりでなく、知事が会見を拒否したために、政党や市民団体を初め、多くの県民が責任ある説明を求め、事実であるならば辞任すべきとの申し入れが相次ぎました。さらに、知事に辞職を要求する集会が開かれたり、署名運動にまで発展し、県のトップがこんなことをして恥ずかしい、良識ある対応をして、けじめをつけるべきという県民の声は日に日に強まるばかりでした。  このような県民の声を反映し、青森県議会は3月7日の本会議で木村知事に対する「辞職勧告決議案」を圧倒的多数で可決しました。県議会史上初めてという「辞職勧告決議案」は、日本共産党や社民・農県民連合、政風会、自民党、公明党、無所属の与野党全会派の39議員が共同で提出したもので、県民に対し、事実関係を明らかにする責任があるのに、県民の納得できる説明がなされておらず、県政の混乱を招いた責任は大きいものがあるとして、辞職を勧告したものです。しかし、アジア冬季大会の経費膨張問題では、議会の声は県民の声として重視すると言ってきた木村知事なのに、知事職を辞職するつもりはないと開き直りました。  説明責任も果たさず、辞職もしない知事に対して、県議会は「知事不信任決議案」を提出しましたが、採択の結果は、賛成35人、反対14人で、出席議員の4分の3以上という可決に必要な37票に2票足りず、否決されました。しかし、否決されたとはいえ、わずか2票差、49名中35名という多数の県議が辞職を要求しているのです。また、法的拘束力がないとはいえ、「辞職勧告決議」は県民の代表である39名の県議が賛成したことの重みが消えるものではありません。また、県民の声も、知事がこのまま続けても県民のもやもやは消えない、女性問題が原因で1度離れてしまった民意は戻らない、否決されても知事は県政に混乱と不信をもたらした責任をとるべきなど、知事の責任を追及する声は強まるばかりです。  市町村議会においても、「木村知事の辞職を求める決議」や「意見書」が相次いで採択されています。木村知事は、県勢発展と県民の皆さんの幸せのために努力すると所感を述べたそうですが、その言葉が本心であるならば、一日も早くやめていただきたいと思います。今や木村知事が辞職することが、知事の行為によって著しく傷つけられた青森県民の名誉回復になるのです。  以上を申し上げまして、私の賛成討論といたします。御清聴ありがとうございました。(拍手) 88 ◯議長木村巖君) これにて討論を終結いたします。  これより採決いたします。  議員提出議案第3号については、原案のとおり決することに御異議ありませんか。   〔「異議なし」「異議あり」と呼ぶ者あり〕 89 ◯議長木村巖君) 御異議がありますので、起立により採決いたします。  議員提出議案第3号に賛成の諸君の起立を求めます。   〔賛成者起立〕 90 ◯議長木村巖君) 起立多数であります。よって、議員提出議案第3号は可決と決しました。           ────────────────────────── 日程第102 議員提出議案第4号 パートタイム労働者及び有期契約労働者の適正な労働条件の整備及び                均等待遇を求める意見書 91 ◯議長木村巖君) 日程第102議員提出議案第4号「パートタイム労働者及び有期契約労働者の適正な労働条件の整備及び均等待遇を求める意見書」を議題といたします。 92 ◯議長木村巖君) お諮りいたします。  ただいま議題となっております議員提出議案第4号については、会議規則第37条第2項の規定により、提案理由の説明及び委員会の付託を省略いたしたいと思います。  これに御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 93 ◯議長木村巖君) 御異議なしと認めます。よって、議員提出議案第4号については、提案理由の説明及び委員会の付託を省略することに決しました。  これより質疑に入ります。  御質疑ありませんか。   〔「なし」と呼ぶ者あり〕 94 ◯議長木村巖君) 質疑ないものと認めます。  討論の通告がありますので、発言を許します。  11番大坂昭議員。   〔議員大坂昭君登壇〕(拍手) 95 ◯11番(大坂昭君) 社会民主党・市民連合の大坂昭です。  議員提出議案第4号「パートタイム労働者及び有期契約労働者の適正な労働条件の整備及び均等待遇を求める意見書」に賛成の立場から討論いたします。  パートタイム労働者は、近年、著しく増加し、平成13年には1205万人、雇用者数の22.9%を占め、パートタイム労働者が我が国の経済社会に欠くことのできないものとなっています。厚生労働省の「パートタイム労働者総合実態調査」では、正社員と職務や職責が同じパートタイム労働者がいるとする事業所が40%あり、人と仕事研究所の平成14年版「パートタイマー白書」でも、半数以上の事業所で過去3年間に正社員の仕事がパートタイム労働者へ切りかわっているとし、基幹的役割を果たすパートタイム労働者が増加をしています。  「パートタイム労働者総合実態調査」では、パートタイム労働者を雇用している理由のうち、人件費が安いからを挙げている事業主が圧倒的に多く、賃金は正社員に比較し、男性は50.7%、女性は66.4%にしか満たず、極めて低い賃金となっています。さらに、「パートタイマー白書」では、有給休暇の制度がないと回答したパートタイム労働者が半数を超え、最低基準の労働基準法さえ守られていない実情にあります。仕事内容は正社員と同じでも、パートタイム労働者の処遇には格差があり、公正とは言えません。  パートタイム労働者の増加の背景には、柔軟で多様な働き方を求める経営者側と働く側の両者のニーズだけでなく、コスト面からパートタイム労働者を雇用する企業が多くなり、それと同時に働く側では正規雇用の減少から処遇の低いパートタイムを選択せざるを得ないことや、女性の多くは家庭での時間や経済事情からパートタイムとして働かざるを得ない実情にあります。  パートタイムとは本来、補助的な業務を短時間働く労働者を指します。しかし、現在は正社員と同じ業務をし、残業までしています。賃金差別を禁じる法律は労働基準法第4条で男女差別を禁じているのみで、パートタイムに対する条項はありません。また、平成5年にパートタイマーの保護対策として「パートタイム労働法」が制定されましたが、この法律では事業主の講ずるべき措置として、パートタイム労働者の雇い入れの際に、労働時間その他の労働条件を明示した文書を交付すること、就業規則を作成・変更する際には、パートタイム労働者の過半数の代表者の意見を聞くことなどが事業主の努力義務として定められているが、差別を禁じる事項はありません。  年々増加しているパートタイム労働者及び有期契約労働者を、低賃金・不安定な雇用・就労形態ではなく、働く人が真の選択可能な労働形態とするために、均等待遇の原則やフルタイム転換希望に対し、配慮義務等を法律によって定めるべきです。また、差別待遇廃止のための政策をとることを義務づけた「ILO第111号並びに第175号条約」を日本政府は早期に批准すべきであることを訴えて、私の賛成討論といたします。  議員各位の御賛同を心からお願いいたします。御清聴ありがとうございました。(拍手) 96 ◯議長木村巖君) これにて討論を終結いたします。  これより採決いたします。  議員提出議案第4号については、原案のとおり決することに御異議ありませんか。   〔「異議なし」「異議あり」と呼ぶ者あり〕 97 ◯議長木村巖君) 御異議がありますので、起立により採決いたします。
     議員提出議案第4号に賛成の諸君の起立を求めます。   〔賛成者起立〕 98 ◯議長木村巖君) 起立多数であります。よって、議員提出議案第4号は可決と決しました。           ────────────────────────── 日程第103 議員提出議案第5号 平和の意見書 99 ◯議長木村巖君) 日程第103議員提出議案第5号「平和の意見書」を議題といたします。 100 ◯議長木村巖君) お諮りいたします。  ただいま議題となっております議員提出議案第5号については、会議規則第37条第2項の規定により、提案理由の説明及び委員会の付託を省略いたしたいと思います。  これに御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 101 ◯議長木村巖君) 御異議なしと認めます。よって、議員提出議案第5号については、提案理由の説明及び委員会の付託を省略することに決しました。  これより質疑に入ります。  御質疑ありませんか。   〔「なし」と呼ぶ者あり〕 102 ◯議長木村巖君) 質疑ないものと認めます。  討論の通告がありますので、発言を許します。  20番斎藤憲雄議員。   〔議員斎藤憲雄君登壇〕(拍手) 103 ◯20番(斎藤憲雄君) 社会民主党・市民連合の斎藤憲雄です。  議員提出議案第5号「平和の意見書」に賛成の立場から討論をさせていただきます。  20世紀は戦争の世紀と言われるように、100年の間に幾多の戦争や紛争が勃発し、2億人とも言われる人々が犠牲となっています。この日本においても、1931年の満州事変から1945年の太平洋戦争終結まで15年の間に約204万人が犠牲となっており、隣国の中国においては約1000万人が犠牲になったと言われています。しかし、この悲惨な過去があったにもかかわらず、この地球上で今なお8地域で戦争や紛争が起こっており、今また新たな戦争が起ころうとしております。  戦争は、兵士のみならず、みずからを守るすべもない子どもたちや女性、老人たちなど、罪のない多くの人々の犠牲をもたらしています。このように戦争や紛争などから生み出されるものは、憎しみと新たな争いであり、悲劇であります。さらに、これまでの戦争や紛争終結後に残れたものは、毎年約2万6000人もの人々が犠牲となっている60カ国以上に敷設された約1億1000万個とも言われる地雷や枯れ葉剤、劣化ウラン弾などによる後遺症であり、新たな命さえも奪われていることであります。さらに、国土は荒廃し、飢餓による餓死であります。このように戦争や紛争からは人間社会にとって有益なものは何一つとしてもたらすものはありません。  日本は世界で唯一の被爆国であり、戦争の悲惨さを知っています。そして、国際平和をうたった平和憲法を持っています。そこで、この21世紀を平和の世紀とするためにも、日本は国連決議に基づかない軍事行動に反対することはもとより、平和解決に貢献することを基本姿勢にすべきであることを訴え、議員各位の御賛同をお願いし、私からの賛成討論といたします。(拍手) 104 ◯議長木村巖君) これにて討論を終結いたします。  これより採決いたします。  議員提出議案第5号については、原案のとおり決することに御異議ありませんか。   〔「異議なし」「異議あり」と呼ぶ者あり〕 105 ◯議長木村巖君) 御異議がありますので、起立により採決いたします。  議員提出議案第5号に賛成の諸君の起立を求めます。   〔賛成者起立〕 106 ◯議長木村巖君) 起立多数であります。よって、議員提出議案第5号は可決と決しました。           ────────────────────────── 日程第104 議員提出議案第6号 健保本人3割負担などの凍結を求める意見書 107 ◯議長木村巖君) 日程第104議員提出議案第6号「健保本人3割負担などの凍結を求める意見書」を議題といたします。 108 ◯議長木村巖君) お諮りいたします。  ただいま議題となっております議員提出議案第6号については、会議規則第37条第2項の規定により、提案理由の説明及び委員会の付託を省略いたしたいと思います。  これに御異議ございませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 109 ◯議長木村巖君) 御異議なしと認めます。よって、議員提出議案第6号については、提案理由の説明及び委員会の付託を省略することに決しました。  これより質疑に入ります。  御質疑ありませんか。   〔「なし」と呼ぶ者あり〕 110 ◯議長木村巖君) 質疑ないものと認めます。  討論の通告がありますので、発言を許します。  2番布施一夫議員。   〔議員布施一夫君登壇〕(拍手) 111 ◯2番(布施一夫君) 日本共産党布施一夫です。  議員提出議案第6号「健保本人3割負担などの凍結を求める意見書」に賛成の討論を行います。  3割負担の4月実施を前に、思想信条や立場の違いを超え、さまざまな人たちが実施凍結や延長を求めて立ち上がり、意思表示をしています。日本医師会、日本歯科医師会、日本薬剤師会、日本看護協会が全国各地で初めての街頭宣伝に打って出るなど運動を広げ、注目を浴びています。社民党、民主党、日本共産党など野党は一致して凍結法案を国会に提出しました。全国の地方議会で凍結や延長を求める意見書などの採択が相次ぎ、青森県議会でも同趣旨の意見書を可決しています。  これらに共通しているのは、住民がこうむる負担増やその結果としての受診抑制、経済の悪化などが見過ごせない問題であり、国民・住民の暮らしと健康が脅かされることに対する、やむにやまれぬ気持ちだと思います。もし政府が一たん3割負担を決めれば、どんなに国民がその延長を求めても耳をかそうとしないというのでは、国民の代表としての資格が問われます。国民が困っているときに、少しでもそれを軽くするよう努力するのが政治の責任ではないでしょうか。切実な思いが込められたこの意見書案に同僚議員の皆さんが御賛同くださいますようお願いを申し上げます。  地方議会での意見書採択の際、公明党議員だけが反対したり、退場するケースが目立っています。青森県議会でも公明党の2人の議員だけが退席し、賛成に加わらなかったそうであります。福祉の党の看板に偽りがないのなら、退場でお茶を濁すのでなく、はっきりした態度を示すべきではないでしょうか。  さて、この間、各地の医師会などの役員が「しんぶん赤旗」に登場し、思いを語っています。その一部を紹介します。小樽市医師会会長の高橋昭三さん。先日、北海道議会が医療費3割自己負担の実施延長を求める意見書を全会一致で採択しました。それに与党の中央本部がクレームをつけました。道議会は地域の生の声を聞いている。だから、全会一致での採択になった。中央は少し感覚が違うんじゃないですか。現場で生の声をしっかり聞いていれば、3割負担を押すわけにはいかないですよ。沖縄県医師連盟委員長で同県医師会副会長の當山護さん。失業や不況で本当に苦しいときに、高齢者の患者負担増、4月からはサラリーマンの自己負担を3割に引き上げるというのは、一番やりやすいところをねらい撃ちにするひどいやり方です。また、昨年4月の診療報酬引き下げでは、大幅な医療機関の収入減となりました。やむを得ず、人を減らさなければならないところも出てくる。失業率を悪化させることにもなるし、患者さんにとっても大変なことです。この時期に負担増をやったら、社会や経済にどんな悪影響を与えるか。これはやってはいけないことだという常識が今の政府と政治家にはないのでしょうか。  引用は以上であります。  意見書案への賛同を重ねて呼びかけ、私の賛成討論といたします。御清聴ありがとうございました。(拍手) 112 ◯議長木村巖君) これにて討論を終結いたします。  これより採決いたします。  議員提出議案第6号については、原案のとおり決することに御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 113 ◯議長木村巖君) 御異議なしと認めます。よって、議員提出議案第6号は可決と決しました。           ────────────────────────── 日程第105 議員提出議案第7号 有事法制に反対する意見書 114 ◯議長木村巖君) 日程第105議員提出議案第7号「有事法制に反対する意見書」を議題といたします。 115 ◯議長木村巖君) お諮りいたします。  ただいま議題となっております議員提出議案第7号については、会議規則第37条第2項の規定により、提案理由の説明及び委員会の付託を省略いたしたいと思います。  これに御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 116 ◯議長木村巖君) 御異議なしと認めます。よって、議員提出議案第7号については、提案理由の説明及び委員会の付託を省略することに決しました。  これより質疑に入ります。  御質疑ありませんか。   〔「なし」と呼ぶ者あり〕 117 ◯議長木村巖君) 質疑ないものと認めます。  討論の通告がありますので、発言を許します。  9番藤原浩平議員。   〔議員藤原浩平君登壇〕(拍手) 118 ◯9番(藤原浩平君) 日本共産党の藤原浩平です。  議員提出議案第7号「有事法制に反対する意見書」に賛成の立場で討論を行います。  政府・与党が昨年の通常国会に続いて臨時国会でも、「武力攻撃事態法」など有事法制3法案を成立させることはできませんでした。廃案に追い込むことはできなかったとはいえ、これは有事法制反対の国民世論の高まりが大きな要因です。有事法制3法案は、アメリカの戦争に自衛隊が武力行使をもって参加し、日本国民を総動員するものであることは、これまで述べてきたとおりであります。  12月12日に正式に与党が修正案を提案し、趣旨説明を行いましたが、臨時国会では全く審議されず、継続審議となりました。修正案について石破防衛庁長官は、前国会で出るべき論点は出尽くした、それについて誠意のある回答、政府・与党としての可能な限りの対応をしていると強弁しています。しかし、修正案は国民の強い批判に耳を傾けるどころか、海外で自衛隊が米軍を軍事支援する際に武力行使を可能にする、国民を米軍、自衛隊の戦争行動に強制的に協力動員するという本質をいささかも変えるものでありません。それどころか、修正案は修正を通じて危険を増幅させるものになっています。  修正案は、武力攻撃事態の定義を「武力攻撃が発生した事態または武力攻撃が発生する明白な危険が切迫していると認められるに至った事態をいう」と定義しました。「武力攻撃が発生した事態」は、原案の「武力攻撃」であり、「武力攻撃が発生する明白な危険が切迫していると認められるに至った事態」は、原案の「武力攻撃のおそれのある場合を含む」に対応するものです。これは「おそれ」以上に、武力攻撃発生はるか以前の段階を含む可能性のある規定と言わなければなりません。「危険が切迫している」という言葉があいまいです。さらに、「切迫していると認められるに至った」という規定は、主観的判断による認定を認めています。これでは政府や自衛隊の主観的判断を許すことにつながります。  政府・与党が国会の追及に窮した事態を逆に利用して、アメリカの戦争に参戦する道幅を広げようとしていることは明白ではないでしょうか。ブッシュ政権の言いなりになってイージス艦を派遣し、イラク攻撃支援に連動する自衛隊のテロ戦争支援拡大の実現をまず優先させるという事情も作用して、修正案は全く審議されませんでしたが、政府・与党は、引き続き日本をアメリカの戦争に協力加担させる仕組みづくりをねらっています。有事法制は廃案にするしかありません。  今、アメリカが国連決議なしでイラクへの戦争、フセイン政権打倒の戦争を始めようとしています。この戦争を正当化するものは何もありません。小泉首相はアメリカを支持すると言明しています。国際世論が圧倒的に国連による平和解決を望んでいるのに、これを無視し、世界的に孤立しているブッシュ政権に唯々諾々と追随する日本政府の危険性が浮き彫りになっています。有事法制がいかに危険なものか、いよいよ明らかになってきたのではないでしょうか。  21世紀を戦争と決別する時代にするために、平和憲法を持つ国として重ねて有事法制の廃案を求めて、討論といたします。御清聴ありがとうございました。(拍手) 119 ◯議長木村巖君) これにて討論を終結いたします。  これより採決いたします。  議員提出議案第7号については、原案のとおり決することに御異議ありませんか。   〔「異議なし」「異議あり」と呼ぶ者あり〕 120 ◯議長木村巖君) 御異議がありますので、起立により採決いたします。  議員提出議案第7号に賛成の諸君の起立を求めます。   〔賛成者起立〕 121 ◯議長木村巖君) 起立少数であります。よって、議員提出議案第7号は否決と決しました。           ────────────────────────── 日程第106 議員提出議案第8号 イラク攻撃に反対する意見書 122 ◯議長木村巖君) 日程第106議員提出議案第8号「イラク攻撃に反対する意見書」を議題といたします。 123 ◯議長木村巖君) お諮りいたします。  ただいま議題となっております議員提出議案第8号については、会議規則第37条第2項の規定により、提案理由の説明及び委員会の付託を省略いたしたいと思います。  これに御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 124 ◯議長木村巖君) 御異議なしと認めます。よって、議員提出議案第8号については、提案理由の説明及び委員会の付託を省略することに決しました。  これより質疑に入ります。  御質疑ありませんか。
      〔「なし」と呼ぶ者あり〕 125 ◯議長木村巖君) 質疑ないものと認めます。  討論の通告がありますので、発言を許します。  1番舘田瑠美子議員。   〔議員舘田瑠美子君登壇〕(拍手) 126 ◯1番(舘田瑠美子君) 日本共産党の舘田瑠美子です。  議員提出議案第8号「イラク攻撃に反対する意見書」に賛成の討論を行います。  2月15日、600以上の都市で1000万人以上の人々が、戦争反対、イラク問題は平和的な解決をと立ち上がりました。3月15日には全米100以上の都市から数十万の国民が、スペインでも100万人デモが行われるなど、世界じゅうで数千万人が反戦行動に参加しました。全世界の「平和が欲しい。戦争でなく」の声を無視し、日本時間18日午前10時、ブッシュ大統領は全米向けの演説で、イラクのフセイン大統領が48時間以内に亡命することを求め、これに従わない限り軍事攻撃を開始するという最後通告を行いました。  国連憲章で武力行使が認められているのは、「武力攻撃を受けたとき」と「安保理が軍事的措置をとることを容認した場合に」限定されています。アメリカが現在イラクからの攻撃を受けていないことは明らかですし、安保理決議1441は言うに及ばず、1990年の決議678、91年の決議687のいずれもイラクへの攻撃を許可するものではありません。これらの安保理決議はイラクの大量破壊兵器の解体に関する合意であり、イラクの政権交代をめぐる決議ではありません。そもそも国連憲章は、「自決の原則の尊重」「各国主権の尊重」を世界平和のルールとして掲げ、外国による主権国家の政府の打倒を認めてはいません。  アメリカ、イギリス、スペイン3カ国は、昨年11月に採択された安保理決議1441をイラクが履行しなかったとして、イラクの大量破壊兵器の武装解除には、武装攻撃によるフセイン政権打倒しかないことを認めさせる新決議を17日に採択するよう安保理に迫ってきました。しかし、イラクの大量破壊兵器問題が国連の査察によって進展と成果を見せ、査察団があと数カ月の査察が必要だと言っているときに、10日余りで行えという実現不可能な要求をイラクに突きつけた修正決議案に、拒否権を持つ常任理事国のフランス、ロシア、中国が強く抵抗し、中間派と呼ばれる非常任理事国6カ国も経済支援供与など、アメリカ側によるさまざまな圧力にもかかわらず、武力行使には賛成を表明しませんでした。  ニューヨークタイムズ17日付社説は、「ほとんど孤立したアメリカは国際社会の名において戦争を開始しようとしているが、この国際社会は戦争に反対している」とアメリカの孤立無援ぶりを指摘しました。  国連安保理において支持を得ることができなかったアメリカとイギリスは、新たな決議なしでも武力は可能だとする勝手な独断を主張し、イラク戦争を強行しようとしています。イラクの首都バグダッドの500万の罪なき市民が犠牲になります。  日本政府は、戦争反対が80%を超す日本国民の声を無視し、ひたすらアメリカに追随し、アメリカのために多数者工作までしてきました。小泉首相は、過去の国連決議があるのだからなど、アメリカの独断をオウム返しに追認し、アメリカの戦争計画に直ちに支持を表明しました。アジアの人民と日本国民を犠牲にした第2次世界大戦の誤りを二度と繰り返さないという戦争放棄の憲法9条を持つ国として、また、非核三原則を国是とする日本のとるべき態度ではありません。  国連加盟国の圧倒的多数は、査察の継続による平和解決を求めています。非同盟諸国121カ国がこぞって平和的な解決を望んでいます。文字どおり地球上のほとんどの国がイラク戦争に反対をしています。アメリカ、イギリス、スペインが行おうとしているイラクへの戦争は、国連決議を踏みにじるものであり、世界の平和秩序を乱暴に破壊するものです。一かけらの道理もない無法な戦争計画を直ちに中止することを強く求めます。  また、日本政府は、ブッシュ政権がたくらむ無法なイラク戦争への支持を撤回すべきと申し上げて、「イラク攻撃に反対する意見書」に対する賛成討論といたします。御清聴ありがとうございました。(拍手) 127 ◯議長木村巖君) これにて討論を終結いたします。  これより採決いたします。  議員提出議案第8号については、原案のとおり決することに御異議ありませんか。   〔「異議なし」「異議あり」と呼ぶ者あり〕 128 ◯議長木村巖君) 御異議がありますので、起立により採決いたします。  議員提出議案第8号に賛成の諸君の起立を求めます。   〔賛成者起立〕 129 ◯議長木村巖君) 起立少数であります。よって、議員提出議案第8号は否決と決しました。           ────────────────────────── 日程第107 議員提出議案第9号 物価スライド凍結解除による年金引き下げに関する意見書 130 ◯議長木村巖君) 日程第107議員提出議案第9号「物価スライド凍結解除による年金引き下げに関する意見書」を議題といたします。 131 ◯議長木村巖君) お諮りいたします。  ただいま議題となっております議員提出議案第9号については、会議規則第37条第2項の規定により、提案理由の説明及び委員会の付託を省略いたしたいと思います。  これに御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 132 ◯議長木村巖君) 御異議なしと認めます。よって、議員提出議案第9号については、提案理由の説明及び委員会の付託を省略することに決しました。  これより質疑に入ります。  御質疑ありませんか。   〔「なし」と呼ぶ者あり〕 133 ◯議長木村巖君) 質疑ないものと認めます。  討論の通告がありますので、発言を許します。  2番布施一夫議員。   〔議員布施一夫君登壇〕(拍手) 134 ◯2番(布施一夫君) 日本共産党布施一夫です。  議員提出議案第9号「物価スライド凍結解除による年金引き下げに関する意見書」に賛成の立場から討論を行います。  政府は、来月から公的年金の給付額を0.9%引き下げることを決め、そのための法案を国会に提出しています。これまでも年金の改悪が繰り返されてきましたが、既に年金を受けている人を対象にした減額は初めてのことであり、約3000万人の年金受給者に影響が及びます。昨年10月からの医療費負担増、4月からの介護保険料引き上げなど、お年寄りや弱者をねらい撃ちにして何重もの負担増を押しつけることは許されません。年金の引き下げを行わないよう強く求めるものであります。  橋本内閣による97年の消費税引き上げ、健保本人2割負担導入などの9兆円の負担増は、回復に向かいつつあった景気を奈落の底に突き落とし、国民生活に重大な打撃を与えました。雇用者所得は97年を境に年平均で2兆3000億円減少し、2001年度には前年度に比べ4兆1000億円減と戦後最悪の落ち込みを示しました。日銀の「家計の金融資産に関する世論調査(2002年)」では、貯蓄が2年連続で減少し、「収入源で取り崩した」と答えた世帯が初めて5割を超えました。生活保護の受給世帯は過去5年間で21万世帯以上ふえ、2002年5月の時点で84万5000世帯と過去最高です。  そもそも政府が物価スライドを凍結した理由は何だったでしょうか。経済情勢にかんがみというのが過去3年間連続して物価スライドを凍結した理由です。高齢者が消費を手控え、景気悪化のきっかけになりかねないとの判断から年金額を据え置いてきたのではなかったでしょうか。年金の引き下げは3000万人に対する賃下げと同じことであります。経済情勢が一向に好転しない今日の事態のもとで、凍結を解除して年金を引き下げる理由はありません。  以上申し上げ、私の賛成討論といたします。御清聴ありがとうございました。(拍手) 135 ◯議長木村巖君) これにて討論を終結いたします。  これより採決いたします。  議員提出議案第9号については、原案のとおり決することに御異議ありませんか。   〔「異議なし」「異議あり」と呼ぶ者あり〕 136 ◯議長木村巖君) 御異議がありますので、起立により採決いたします。  議員提出議案第9号に賛成の諸君の起立を求めます。   〔賛成者起立〕 137 ◯議長木村巖君) 起立少数であります。よって、議員提出議案第9号は否決と決しました。           ────────────────────────── 日程第108 議員提出議案第10号 教育基本法の改定ではなく、その理念の実現を求める意見書 138 ◯議長木村巖君) 日程第108議員提出議案第10号「教育基本法の改定ではなく、その理念の実現を求める意見書」を議題といたします。 139 ◯議長木村巖君) お諮りいたします。  ただいま議題となっております議員提出議案第10号については、会議規則第37条第2項の規定により、提案理由の説明及び委員会の付託を省略いたしたいと思います。  これに御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 140 ◯議長木村巖君) 御異議なしと認めます。よって、議員提出議案第10号については、提案理由の説明及び委員会の付託を省略することに決しました。  これより質疑に入ります。  御質疑ありませんか。   〔「なし」と呼ぶ者あり〕 141 ◯議長木村巖君) 質疑ないものと認めます。  討論の通告がありますので、発言を許します。  9番藤原浩平議員。   〔議員藤原浩平君登壇〕(拍手) 142 ◯9番(藤原浩平君) 日本共産党の藤原浩平です。  議員提出議案第10号「教育基本法の改定ではなく、その理念の実現を求める意見書」に賛成の立場で討論を行います。  教育基本法の前文は次のように書かれています。1)われらは、さきに、日本国憲法を確定し、民主的で文化的な国家を建設して、世界の平和と人類の福祉に貢献しようとする決意を示した。この理想の実現は、根本において教育の力にまつべきものである。2)われらは、個人の尊厳を重んじ、真理と平和を希求する人間の育成を期するとともに、普遍的にしてしかも個性ゆたかな文化の創造をめざす教育を普及徹底しなければならない。3)ここに、日本国憲法の精神に則り、教育の目的を明示して、新しい日本の教育の基本を確立するため、この法律を制定する。  この前文を見てもわかるように、教育基本法は憲法と一体の関係にある特別な法律です。それだけに、これまで自民党内の基本法改廃論は絶えることはありませんでしたが、政府が公式に改正作業に着手することはできませんでした。それが今回改正作業に着手したことは、日本の教育にとっても、日本の平和と民主主義にとっても大変重大な問題です。  昨年11月14日、中央教育審議会は、今後の教育の目標を新しい時代を切り開く心豊かでたくましい日本人の育成に置き、そのために教育基本法の見直しを行うべきであるとする中間報告を文部科学省に提出いたしました。国際競争に勝ち抜くという特定の立場から、国家戦略に役立つ教育、人材育成を新たな教育目標として基本法に位置づけ、国民に押しつけるねらいです。  中間報告は、経済を中心とする世界規模の競争が激化する中で、日本が危機に直面しているとし、政治、行政、経済構造など一連の行革と軸を一にして、教育の見直しと改革が必要だと述べています。  また、中間報告は、日本が地球的規模での大競争を勝ち抜くために子どもたちに求められているものとして、自己実現を目指す意欲、態度、社会規範の尊重、倫理観、我が国の伝統、文化の理解と尊重、郷土や国を愛する心、日本人としてのアイデンティティー、国際社会の一員としての自覚などを挙げています。これまでの教育を結果の平等を重視する傾向が過度に画一的な教育につながったと否定した上での個性に応じた教育、公共に関する規範の再構築など、新たな教育目標として示しています。  また、中間報告は、これらの教育目標を実現するための政策を「教育振興基本計画」に盛り込み、この計画の根拠規定を基本法に据えました。教育の目的を人格の完成に置き、個人の尊厳をうたった教育基本法の理念を大切とうたいつつ、振興基本計画を基本法に盛り込むことによって、国策に沿う教育、人づくりを強力に進めるものになっています。  今多くの国民が教育と子どもの世界の出来事に心を痛めていますが、国策に沿う教育、人づくりを強力に進めることは、国民の願いを踏みにじることに通じます。教育基本法第10条は、行政の任務について「不等な支配に服することなく」「教育の目的を遂行するに必要な諸条件の整備確立を目標として行われなければならない」と定めています。  ところが、自民党政治は、教育の荒廃は教育基本法にあると主張し、本来やるべき諸条件の整備確立にはまともな責任を果たさないまま、学習指導要領や日の丸、君が代の強制など、やるべきでない教育への不等な支配に熱中してきました。今日の教育の問題は、むしろ教育基本法の精神を歴代の自民党政治が踏みにじってきたところに要因があります。  今求められているのは、教育基本法の改定ではなく、教育基本法の目指す理念やその内容を再確認し、その理念の実現に多くの国民が共同で取り組みを進めることであります。  以上で賛成討論といたします。(拍手) 143 ◯議長木村巖君) これにて討論を終結いたします。  これより採決いたします。  議員提出議案第10号については、原案のとおり決することに御異議ありませんか。   〔「異議なし」「異議あり」と呼ぶ者あり〕 144 ◯議長木村巖君) 御異議がありますので、起立により採決いたします。  議員提出議案第10号に賛成の諸君の起立を求めます。   〔賛成者起立〕 145 ◯議長木村巖君) 起立少数であります。よって、議員提出議案第10号は否決と決しました。           ────────────────────────── 日程第109 議員派遣について 146 ◯議長木村巖君) 日程第109「議員派遣について」を議題といたします。  本件については、地方自治法第100条及び会議規則第160条の規定に基づき、議案の審査等のため、議員を派遣しようとするものであります。 147 ◯議長木村巖君) お諮りいたします。  お手元に配付いたしておりますとおり、議員を派遣することに御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 148 ◯議長木村巖君) 御異議なしと認めます。よって、お手元に配付いたしておりますとおり、議員を派遣することに決しました。           ────────────────────────── 149 ◯議長木村巖君) 以上で本日の日程は全部終了いたしました。           ──────────────────────────  閉 会 150 ◯議長木村巖君) これにて平成15年第1回青森市議会定例会を閉会いたします。
      午後0時26分閉会 TOP▲ ©2005Aomori City Assembly. All Rights Reserved. 青森市議会ホームページ │ 青森市ホームページ...