鹿角市議会 2017-09-01
平成29年第6回定例会(第1号 9月 1日)
平成29年第6回定例会(第1号 9月 1日)
平成29年9月1日(金)午前10時開会
開会
開議
議長報告
第1
会議録署名議員の指名
第2 会期の決定
第3
市長行政報告
第4 議案の上程
議案第74号から議案第84号まで
説明、質疑
認定第1号
説明、質疑
第5 議案及び請願・陳情の付託
散会
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本日の会議に付した事件
1
会議録署名議員の指名
2 会期の決定
3
市長行政報告
4 議案の上程
議案第74号 市道路線の変更について
議案第75号
工事請負契約の締結について((新)鹿角市
学校給食センター
建設工事(建築工事))
議案第76号
工事請負契約の締結について((新)鹿角市
学校給食センター
建設工事(
機械設備工事))
議案第77号
工事請負契約の締結について((新)鹿角市
学校給食センター
建設工事(
厨房設備工事))
議案第78号
指定管理者の指定について(鹿角市
歴史民俗資料館)
議案第79号
指定管理者の指定について(湯の駅おおゆ)
議案第80号 鹿角市
福祉プラザ条例の一部改正について
議案第81号 平成28年度鹿角市
上水道事業剰余金処分について
議案第82号 平成29年度鹿角市
一般会計補正予算(第6号)
議案第83号 平成29年度鹿角市
介護保険事業特別会計補正予算(第1号)
議案第84号 平成29年度鹿角市
上水道事業会計補正予算(第2号)
認定第 1号 平成28年度鹿角市
上水道事業会計決算認定について
5 議案及び請願・陳情の付託
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出席議員(18名)
1番 戸 田 芳 孝 君 2番 金 澤 大 輔 君
3番 安 保 誠一郎 君 4番 田 口 裕 君
5番 舘 花 一 仁 君 6番 児 玉 悦 朗 君
7番 成 田 哲 男 君 8番 中 山 一 男 君
9番 栗 山 尚 記 君 10番 児 玉 政 明 君
11番 吉 村 ア イ 君 12番 宮 野 和 秀 君
13番 浅 石 昌 敏 君 14番 倉 岡 誠 君
15番 田 中 孝 一 君 16番 兎 澤 祐 一 君
17番 田 村 富 男 君 18番 黒 澤 一 夫 君
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欠席議員(なし)
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説明のため出席した者の職氏名
市長 児 玉 一 君 副市長 阿 部 一 弘 君
教育長 畠 山 義 孝 君
代表監査委員 二ッ森 要 君
理事 安 保 一 雄 君 総務部長 児 玉 晃 君
市民部長 海 沼 均 君
健康福祉部長 豊 田 憲 雄 君
産業部長 田 口 善 浩 君 建設部長 山 口 達 夫 君
教育部長 奈 良 義 博 君
総務部次長 佐 藤 康 司 君
建設部次長 中 村 修 君
総務部付次長待遇 田 中 政 幸 君
会計管理者 黒 澤 香 澄 君 教育次長 加 藤 卓 君
農業委員会事務局長 渡 部 勉 君 財政課長 大 里 豊 君
選挙管理委員会事務局長
佐羽内 浩 栄 君
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事務局出席職員
事務局長 阿 部 薫 君 主幹 小田嶋 真 人 君
副主幹 熊 谷 純 明 君 主査 石木田 慎 君
午前10時00分 開会
○議長(
宮野和秀君) これより、平成29年第6回
鹿角市議会定例会を開会いたします。
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開議
○議長(
宮野和秀君) 直ちに本日の会議を開きます。
本日の会議は、お手元に配付しております議事日程第1号により進めてまいります。
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議長報告
○議長(
宮野和秀君) これより
議長報告をいたします。
8月31日までに受理いたしました請願・陳情につきましては、別紙、請願・
陳情等一覧表のとおりであります。
次に、平成29年第3回
鹿角市議会定例会において採択された請願の処理経過及び結果については、別紙のとおりであります。
次に、6月2日から8月31日までの議会閉会中における
会議開催状況及び
会議出席者については、別紙、報告書のとおりであります。
以上で
議長報告を終わります。
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日程第1
会議録署名議員の指名
○議長(
宮野和秀君) 次に、日程第1、
会議録署名議員の指名を行います。
本定例会の
会議録署名議員は、会議規則第81条の規定により9番栗山尚記君、10番児玉政明君を指名いたします。
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日程第2 会期の決定
○議長(
宮野和秀君) 次に、日程第2、会期の決定を議題といたします。
お諮りいたします。本定例会の会期については、お配りしております会期・
議事日程表のとおり、本日から9月22日までの22日間と決定いたしたいと思いますが、これにご異議ございませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
宮野和秀君) ご異議ないものと認めます。よって、会期は本日から9月22日までの22日間と決定いたしました。
ここで教育長より発言の申し出がありますので、この際、これを許可いたします。教育長。
○教育長(畠山義孝君)
市議会定例会重要審議案件を抱えている本会議の冒頭に当たりまして、私の発言の機会をご許可いただきました議長並びに議員各位のご高配に対しまして御礼を申し上げます。
このたびの
市非常勤職員である
学校用務員による不祥事についてでありますが、改めて被害を受けた方とそのご家族、保護者を初め、市民の皆様、
市議会議員の皆様に対しまして、深くおわびを申し上げる次第でございます。
内容につきましては、既に報道されたとおりでありますが、7月24日に平元小学校に勤務する
学校用務員、60代男性が、県北部に住む女性宅に侵入したとして住居侵入の疑いで逮捕され、8月10日に起訴に至り、同日付で停職6カ月の懲戒処分にいたしました。
その後、8月14日に退職願が提出され、これを受理し、同日付で職を免じております。
これまで鹿角市
コンプライアンス推進指針をもとに研修を実施し、常
日ごろ注意を促しながら不祥事の発生防止に努めている中で、倫理規範の欠如により引き起こされた今回の不祥事につきましては、許しがたいことであり、ざんきにたえずまことに遺憾であります。
ましてや、ことし3月に
中学校男性教諭が
道路交通法違反で検挙されたことにより、
市教育委員会として市民の信頼回復に向け努力をしていたさなかに起こったものであり、じくじたる思いを募らせるとともに、このたびの不祥事は、児童・生徒や地域に及ぼす影響が大きく、市民の信用を著しく失墜させる行為であり、私自身、教育行政の責任者として事の重大さを痛感いたしております。
今後は、この不祥事をいっそう厳しく受けとめ、再発防止と失墜した信用を取り戻すべく
教育委員会、学校の職員が一体となってさらに全力で取り組んでまいります。
重ねて心からおわび申し上げます。まことに申しわけございませんでした。
○議長(
宮野和秀君) 教育長の発言を終わります。
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日程第3
市長行政報告
○議長(
宮野和秀君) 次に、日程第3、市長の行政報告を受けます。市長。
(市長 児玉 一君 登壇)
○市長(児玉 一君) おはようございます。
平成29年第6回
鹿角市議会定例会の開会に当たり、提出議案の説明に先立ち諸般の報告を申し上げます。
初めに、総務関係についてでありますが、7月22日から23日にかけての大雨被害と対応についてでありますが、まずもって、被害に遭われた皆様に対し、心よりお見舞いを申し上げます。
本市では、22日午前10時に
災害連絡室を設置し、午前11時には
災害警戒対策室に体制を切りかえ警戒に当たりましたが、前線の南下で天候も回復したため、午後8時35分に同体制を廃止いたしました。
しかしながら、23日に日付がかわると再び強い雨に見舞われたため、改めて午前2時に
災害連絡室、午前7時に
災害警戒対策室を設置しながら警戒対応に当たりました。
被害状況につきましては、22日は
十和田地区を中心に道路の冠水や住家の床下浸水が発生し、のり面からの土砂流入により市道3路線が一時通行どめとなったほか、23日には
八幡平地区を中心に農地等への被害が発生いたしました。幸い、人的被害や農作物への大きな被害は免れましたが、農地、
農業用施設、
林道施設等に被害が発生しており、
被害状況に応じて国の
災害復旧事業等を申請してまいります。なお、国の
災害復旧事業等の採択要件に満たない小規模な農地や農業施設、宅地の
のり面崩壊などの
復旧工事費に対しては、市独自の助成制度により支援し、今後も
関係機関と連携を図りながら被災箇所の早期復旧に努めてまいります。
また、8月24日から25日にかけての大雨では、
八幡平地区を中心に
土砂災害発生の危険が高まったため、24日午後11時45分に
災害警戒対策室を設置し、25日午前0時20分に
八幡平市民センターへの
避難所開設とあわせて
八幡平永田地区、熊沢地区、水沢地区、樫内地区を対象として
避難準備情報を発令いたしました。幸い、天候の回復も早く、土砂災害や浸水災害のおそれが低くなったため、同日午前4時40分には
避難準備情報の解除とともに避難所を閉鎖いたしましたが、この大雨では避難所へ避難された方はおらず、目立った被害もありませんでした。
鹿角ブランドの確立に向けた取り組みにつきましては、高校生が主役となって市の魅力や話題、最近の流行等の情報を発信していくことを目的に去る6月14日、市内2高校の10人に広報室員を委嘱し、「かづの
高校生広報室」を設置いたしました。
広報9月号では、早速、
花輪ばやしに関する特集記事を担当したほか、随時、
フェイスブックにより情報発信を行っておりますが、今年度末の任期まで
高校生ならではの自由な視点で鹿角の魅力をどんどん発信してもらえるように活動をサポートしてまいります。
また、
シティプロモーションの取り組みでは、本市が俳優の山田孝之氏がプロデュースする映画のロケ地に決まったことから、ロケを通じて、地域の活性化を図ろうとする団体の活動を支援できるよう、
シティプロモーション認定事業の関連予算を本定例会に提案いたしております。
ふるさと鹿角応援寄附につきましては、寄附額に対する返礼品の割合を3割以下とするなど、国の要請に対応する形で、7月から本市の返礼品を見直しております。8月末現在、昨年同期を上回る1,355件、2,112万5,000円の
寄附申し出をいただいており、現時点では返礼割合の引き下げの影響が見られませんが、引き続きより多くの方々から応援いただけるよう、宿泊、
体験メニューなど、
返礼品メニューの拡充に努め、本市の魅力をPRしてまいります。
新エネルギーの利活用につきましては、今年度、
木質バイオマス設備の
導入診断調査を行うこととし、6月下旬に調査業務を委託する事業者を、7月上旬には調査対象とする
市内事業所2施設をいずれも公募により選定し、森林資源を活用した熱利用の可能性を探る調査に着手しております。現在、
調査対象施設の熱需要と設備の現況把握や、市内の
木質燃料供給事業者からの聞き取り調査等を行っておりますが、今後、
木質バイオマスボイラーに切りかえた場合の経済性等について検証しながら、年度末には導入診断結果を取りまとめてまいります。
国際交流の推進につきましては、姉妹都市である
ショプロン市及び
ハンガリー国との交流をさらに深めるため、2020年
東京オリンピック・
パラリンピック競技大会における
ホストタウンの登録を目指してまいりましたが、去る7月7日、
バスケットボールとテニスでの交流計画が認められ、登録が決定いたしております。
ショプロン市への
訪問団派遣を予定している来年度と、
オリンピック開催年の2020年に子供たちによる
バスケットボールの交歓試合を開催するほか、
JETプログラムに基づいて
ハンガリー人の
国際交流員を招致し、
ハンガリーへの関心と文化交流をさらに促進させてまいります。
次に、民生関係についてでありますが、
地域コミュニティーの維持と活性化につきましては、今年度、新たに
集落支援員を配置しながら、
集落支援事業に取り組んでおり、現在、会員が50世帯未満で支援を希望する5つの自治会において課題や地域資源を把握する「状況調査」が完了しておりますが、
集落支援員が順次各自治会の話し合いをサポートしながら調査結果を踏まえた集落の現状や将来像についての助言等を行っております。
今後も話し合いの状況に応じて、自治会が行う自主的な
取り組み等を支援しながら、
地域コミュニティーの維持と活性化を図ってまいります。
子育て支援につきましては、昨年度から
ファーストベビー祝い金を支給しておりますが、7月生まれまでの第1子26人に対し、8月末現在で22人に支給しております。
全国的に人口減少が進む中、本市の第1子出生数は昨年同期と同じ水準を維持しており、これまでの
子育て支援施策の効果があらわれているものと捉えておりますが、依然として
少子化傾向であることから、引き続き、
子育て環境の充実に努め、出生数の増加につなげてまいります。
高齢者福祉につきましては、日常生活の支援を必要とする高齢者宅を訪問し、調理や洗濯、買い物等を行う
生活援助ボランティア事業を7月から開始しております。
この
有償ボランティア事業は、住民同士の支え合いにより自立した在宅生活が続けられる
地域社会づくりを目的としており、元気な高齢者等がその担い手となって、生きがいや役割を見出せるよう、講習会を開催しております。現在、14人の受講者が
ボランティアに登録しながら9月からの本格的な活動実施に向け準備を進めております。
次に、農業関係についてでありますが、水稲につきましては、例年より早い出穂期を迎えた一方で、出穂後の気温が低温傾向にあるほか、昨年に引き続き、
カメムシ類の発生が多いことから、
病害虫防除の確実な実施と
適期刈り取りによる品質確保を周知してまいります。
果樹につきましては、桃は8月中旬から始まった「アカツキ」の収穫・出荷が終わり、主力品種の「
川中島白桃」の出荷が始まっておりますが、ことしは私みずから
首都圏市場でセールスを行うこととしており、「かづの北限の桃」の魅力を
市場関係者などに強くPRしてまいります。
野菜につきましては、6月の低温により、枝豆を初め、全般にわたり生育がおくれぎみとなっていることから、中生、晩生種の収穫期を通じ安定した品質と収量を維持できるように
関係機関とともに呼びかけてまいります。
有害鳥獣駆除につきましては、ことしの熊の目撃件数は昨年には及ばないものの、5月以降は例年を上回るペースの件数となっており、8月末時点で179件と一昨年の2.5倍ほどに達しております。ことしは
山菜とりシーズン前から
十和田高原地区の市道の通行どめや
現地パトロール等で入山自粛を呼びかけたほか、遭遇した場合の対処法等について講習会等を開催しながら
被害防止に努めたものの、残念ながら2件の人身事故が発生しております。
今後は、収穫期を迎える果樹を中心とした
農作物被害が懸念されるため、引き続き
関係機関と連携し、
被害防止に努めてまいります。
農業委員会につきましては、去る8月1日に招集した
農業委員会臨時総会において、会長及び
会長職務代理者が決定したほか、8月10日に開催された
農業委員会総会において、
農地利用最適化推進委員15人が委嘱されております。これにより、農業委員と合わせて28人の新体制が整いましたが、農地利用の最適化に向けた積極的な活動が展開されるものと期待しております。
次に、
観光関係についてでありますが、ことしの主な夏祭りの入り込み数につきましては、
ユネスコ無形文化遺産登録後、初の開催となった
花輪ばやしは、昨年より30%増の26万人と過去最高に並ぶ入り込みとなりました。桟敷席も両日ともに完売するなど、駅前行事を中心に多くの観光客でにぎわいましたが、ユネスコへの登録効果はもとより、同時登録となった秋田市、仙北市との連携事業や北東北を中心とした積極的な誘客PRが奏功したものと捉えております。
また、
毛馬内盆踊りにつきましては、2日目はあいにくの雨模様となりましたが、
地元中高生や保育園児も参加し、全体では約6%増の1万9,000人の入り込み数となりました。
夏の祭典も終わり、本格的な秋の
紅葉シーズンはこれからとなりますが、今シーズンは新たに
大手旅行ウェブサイトの
楽天トラベルと連携した
集中プロモーションを現在展開しており、引き続き
関係機関とも連携しながら積極的なPRを行い、観光誘客の拡大につなげてまいります。
観光産業の確立につきましては、
観光産業確立計画に掲げる「稼げる観光」の実現に向け、
鹿角観光にかかわる全ての関係者が一堂に会して
観光産業確立推進ミーティングを開催いたしました。
第1回目の
ミーティングでは、
鹿角観光の現状について意見交換を行っておりますが、引き続きテーマを定めながら意見交換を行うこととしており、地域の幅広い資源を最大限に活用しながら、官民一体となった観光施策を推進してまいります。
本市観光施策の中核を担う
株式会社かづの
観光物産公社については、人材投入による組織力の改善効果が徐々にあらわれてきており、幅広い客層を意識した対応等が好評を得ております。
また、同公社は既に本市の
観光マネジメント機能を担っておりますが、国の
各種支援メニュー等を活用しながら効果的に事業展開できるよう、同公社を
地域DMOとして登録することとし、現在その申請手続を進めているところであります。
外国人観光客の誘客につきましては、去る8月21日から25日の5日間の日程で台湾を訪問し、
秋田県知事とともに政府機関や各航空会社などで観光PRを行ったほか、本市単独で現地の旅行会社を訪問しながら鹿角の四季折々の魅力を売り込み、通年誘客が可能な観光地であることを積極的にアピールしてまいりました。
こうした取り組みで本市における今年度の
外国人観光客の宿泊客数は、6月末現在で約5,200人と前年比で約248%の増となっておりますが、本市独自の販路を東南アジアに開拓するため、私みずからタイを訪問して
トップセールスを展開することとしており、関連予算を本定例会に提案いたしております。
「湯の駅おおゆ」の整備につきましては、
建設工事も順調に進んでおり、オープン後の施設管理を
指定管理者に行わせるため、関連議案を本定例会に提出いたしております。引き続き、来年4月のオープンに向けて遅滞なく準備を進めてまいります。
次に、商工関係についてでありますが、雇用関係につきましては、去る7月26日に
ハローワーク、商工会と連携し、就職を希望する鹿角管内の高校3年生と
地元企業との
情報交換会を実施しております。今年度は、昨年度制作した
企業PR動画の上映や、地元就職の先輩等による講演を開催したほか、
進路担当教諭や
保護者向けに情報交換の場を設けるなど、
地元企業への就職に対する意識と機運の醸成に取り組んでおり、引き続き、県、
ハローワークなどの
雇用関係団体と連携を密にしながら、
新規高卒者のさらなる
市内就職率の向上を目指してまいります。
地域産業の活性化につきましては、本市産業に新たな風を吹き込める人材育成を目指し、昨年から鹿角市
産業活力塾を開講しておりますが、今年度は
次世代経営者等15人が参加しております。
産業活力塾では、充実した講師陣による全10回のカリキュラムで多角的な視点と、新たな価値観や気づきを促すほか、
塾生おのおのの事業構想の明確化や実現化を支援してまいります。
また、1期生となる昨年度の塾生は、既に
市内産業界の牽引役となって活動されており、こうした塾生OBや
県外若手経営者との交流機会も提供しながら、年代や地域等を越えたネットワークの構築を図ってまいります。
女性の多様な働き方の支援につきましては、
テレワークの啓発とハンドメイドクリエイターの
ネットビジネスを促進するセミナーを開催し、意欲ある女性から多数参加いただいております。今後もICTを活用した在宅就業の実践講座や、インターネットによる商品の販売から収入を得るまでの
ECサイトの講座を実施し、より多くの女性が活躍できるよう支援してまいります。
企業誘致につきましては、
株式会社バイテックファーム鹿角の進出が決定し、来年4月の操業開始に向けた準備を進めております。
同社は、ことし4月に地元農家の参画を得て設立され、完全閉鎖型の植物工場で、
水耕レタスの栽培を計画しており、栽培面積は6,740平方メートル、生産規模としては日に約2万株を予定しております。操業時の従業員は20人ほどで、将来的に40人規模まで拡大する計画でありますが、工場の建設場所は、鹿角市
産業団地用地の東側約3分の1を利用することで協議を終えており、これを契機として本市へのさらなる企業誘致を積極的に進めてまいります。
次に、
教育関係についてでありますが、
大湯環状列石を含む「北海道・北東北の
縄文遺跡群」の
世界文化遺産登録につきましては、去る7月31日に文化庁の
文化審議会世界文化遺産特別委員会が開催されましたが、審議の結果、今年度のユネスコへの推薦候補の選定には至りませんでした。これまで4道県及び
関係自治体で構成する「
縄文遺跡群世界遺産登録推進本部」を中心に、遺跡の
普遍的価値のわかりやすさなど、課題に対応しながら準備を進めてまいりましたが、引き続き
関係自治体とより一層の連携を図りながら、ユネスコへの推薦を目指して取り組みを進めてまいります。
スポーツ振興につきましては、去る5月31日に開催された
チャレンジデーでは、本市は71.2%の参加率で、対戦相手の埼玉県秩父市に勝利いたしましたが、人口規模で
カテゴリー4に分類された32自治体の中で、最も参加率の高かった本市が
カテゴリー別優秀賞を受賞いたしました。今回の受賞をきっかけとして、これまで以上に
運動不足解消や健康増進に向けた意識を高められるよう、引き続き
関係機関と連携して取り組んでまいります。
7月29日開催の「
浅利純子杯争奪第11回鹿角駅伝」では、青森・岩手からの参加を含む過去最高の83チームにより熱戦が展開されました。今回は、参加賞として市内80店舗で利用できる商品券を配布いたしましたが、早速、会場周辺の文具店等で利用いただくなど、商店街の活性化とにぎわいの創出につなげることができました。
第70回の記念大会となった8月7日開催の「十和田八幡平駅伝競走全国大会」は。25チームが真夏の鹿角でたすきをつなぎましたが、レースは1区で抜け出した八千代工業が最後までトップを守り切り、初優勝を飾りました。
また、8月5日には、大会記念事業としてアテネオリンピックのマラソンで6位入賞を果たした日清食品グループ陸上競技部コーチの諏訪利成氏を講師に迎え、「駅伝のまち鹿角」陸上クリニックを開催いたしましたが、当日は小・中学生53人が参加したほか、本市出身で鹿角陸協チームの松宮祐行選手からもサポートをいただき、次世代アスリートを育成する貴重な機会となりました。
8月20日から23日までの4日間、葛飾区との交流をきっかけにFCバルセロナスクール葛飾校のサマースクール会場に本市の総合運動公園が選ばれ、所属する児童やコーチ等約100人が夏合宿を行いました。合宿中は、地元ジュニアチームとの交流や
花輪ばやしを観覧いただくなど、市民等との交流を楽しんでいただきましたが、優れたトレーニング環境や市民等のおもてなしで充実した合宿を行うことができたと好評をいただきました。
引き続き、各種大会の開催や合宿等の誘致を通じて選手の底辺拡大、育成・強化を図り、スポーツによる交流人口の拡大に努めてまいります。
次に、本定例会に提案する補正予算の概要についてでありますが、今回の
一般会計補正予算は、旧老人福祉センターの解体工事費などに伴う市有財産整備費の追加、農地パワーアップ事業費補助金の追加、道路維持作業委託料及び道路補修工事費等の追加などを計上しております。
その結果、補正額は1億8,222万6,000円の追加となり、補正後の予算総額は188億6,347万1,000円となりました。
特別会計及び事業会計については、介護保険事業特別会計では制度改正に伴うシステム改修委託料等の追加、上水道事業会計では定期人事異動に伴う人件費の調整のほか、福士川関連配水管移設工事費等の追加を行っております。
本定例会には、市道案件1件、工事の契約締結案件3件、
指定管理者の指定案件2件、条例案件1件、剰余金処分案件1件、補正予算案件3件、決算認定案件1件の合わせて12件のご審議をお願いいたしております。
また、追加提案として、災害関連補正予算案件1件、報告2件、決算認定8件の提案を予定しております。
詳細につきましてはそれぞれの担当部長からご説明申し上げますので、よろしくご審議の上、ご可決賜りますようお願いいたします。
(市長 児玉 一君 降壇)
○議長(
宮野和秀君) 市長の行政報告を終わります。
──────────────────────〇 ─────────────────────
日程第4 議案の上程
○議長(
宮野和秀君) 次に、日程第4、議案を上程いたします。
初めに、議案第74号市道路線の変更についてを議題といたします。
提案理由の説明を求めます。建設部長。
○建設部長(山口達夫君) 議案第74号をお開き願います。
議案第74号市道路線の認定について。
道路法第10条第3項の規定により、市道路線を別紙のとおり変更することについて議会の議決を求める。
平成29年9月1日提出。鹿角市長。
提案理由でありますが、道路の改良等に伴い路線の一部を変更しようとするものであります。
次のページと議案資料1ページの位置図もあわせてごらんください。
大変失礼しました。議案第74号ですが、市道路線の変更についてとご訂正をお願いいたします。失礼いたしました。
それでは、次のページと議案資料1ページの位置図もあわせてごらんください。
整理番号2236、路線名は沢小路会館線でありますが、福士川河川改修工事に合わせ終点を県道十二所花輪大湯線まで延伸するものであります。これにより、終点が花輪字陳場44番地3から花輪字下夕町100番地に変更となり、延長は165.90メートル長くなり、379.10メートルとなります。
以上で説明を終わります。
○議長(
宮野和秀君) 提案理由の説明を終わります。
これより質疑を受けます。質疑ございませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
宮野和秀君) ないものと認め、質疑を終結いたします。
次に、議案第75号
工事請負契約の締結について(新)鹿角市
学校給食センター建設工事(建築工事)から議案第77号
工事請負契約の締結について((新)鹿角市
学校給食センター建設工事(
厨房設備工事))までの3議案を一括して議題といたします。
順次、提案理由の説明を求めます。教育部長。
○教育部長(奈良義博君) 議案第75号をお願いいたします。
議案第75号
工事請負契約の締結について。
下記のとおり、
工事請負契約を締結するため地方自治法第96条第1項第5号及び議会の議決に付すべき契約及び財産の取得又は処分に関する条例第2条の規定により議会の議決を求める。
平成29年9月1日提出。鹿角市長。
契約の目的でありますが、(新)鹿角市
学校給食センター建設工事の建築工事であります。
契約の方法は、指名競争入札であります。
市内建築A級業者4社を指名しております。
契約金額は4億4,982万円であります。
契約の相手方でありますが、鹿角市花輪大川添26番地、株式会社田中建設代表取締役田中教雄であります。
(新)
学校給食センターですが、現在3カ所ある給食施設を1カ所に統合し、平成31年4月の稼働を目指しており、給食の提供数は2,400食としております。また、現在の学校給食衛生管理基準や大量調理施設衛生管理マニュアルに適合させるため、ドライシステムや汚染・非汚染作業区分の区分け、アレルギー対応食専用調理室の設置、異物混入防止のためのエアカーテンの整備など、衛生管理体制の強化を図ってまいります。
議案資料の2ページをごらんいただきたいと思います。
入札日は平成29年8月22日で、仮契約を8月24日に行っております。
工期は平成29年9月27日から平成30年7月31日までを予定しております。
構造規模は鉄骨づくり2階建てで、建築面積が1,785.08平方メートル、床面積が1,997.13平方メートルとなっております。
工事概要の主要室、主要外部仕上げ、主要内部仕上げについては、記載のとおりとなっております。
次のページ、3ページが配置図、4ページが1階平面図となっております。
4ページをごらんいただきたいと思います。
右側のプラットホームから食材等を搬入し、左側プラットホームから配送する流れとなっております。作業別に部屋は仕切られており、安全衛生上、現在の基準を満たす構造となっております。
次のページ、5ページが平面図となっております。
見学スペースを兼ねた会議室が整備されます。
議案のほうに戻っていただきたいと思います。
続きまして、議案第76号
工事請負契約の締結について。
下記のとおり、
工事請負契約を締結するため地方自治法第96条第1項第5号及び議会の議決に付すべき契約及び財産の取得又は処分に関する条例第2条の規定により議会の議決を求める。
平成29年9月1日提出。鹿角市長。
契約の目的でありますが、(新)鹿角市
学校給食センター建設工事の
機械設備工事であります。
契約の方法は、指名競争入札であります。
市内機械設備A級業者6社を指名しております。
契約金額は2億4,261万8,760円であります。
契約の相手方でありますが、鹿角市花輪字新田町16番地48、株式会社カンザイ代表取締役越後健夫であります。
議案資料6ページをごらんいただきたいと思います。
入札日、仮契約日、工期ともに建築工事と同様であります。
工事概要につきましては、記載のとおりとなっております。
続きまして、議案第77号
工事請負契約の締結について。
下記のとおり、
工事請負契約を締結するため地方自治法第96条第1項第5号及び議会の議決に付すべき契約及び財産の取得又は処分に関する条例第2条の規定により議会の議決を求める。
平成29年9月1日提出。鹿角市長。
契約の目的でありますが、(新)鹿角市
学校給食センターの
建設工事の
厨房設備工事であります。
契約の方法は、条件つき一般競争入札であります。
契約金額は、2億4,948万円であります。
契約の相手方でありますが、宮城県仙台市宮城野区岩切分台1丁目8番地の9、株式会社中西製作所東北支店支店長石川真吾であります。
議案資料7ページをごらんいただきたいと思いますが、入札日、仮契約日、工期ともに建築工事、
機械設備工事と同様となっております。
工事概要は、主要厨房機器を載せております。
以上で説明を終わります。
○議長(
宮野和秀君) 提案理由の説明を終わります。
これより順次、質疑を受けます。初めに、議案第75号について質疑を受けます。質疑ございませんか。吉村君。
○11番(吉村アイ君) 11番吉村です。
この建設に関して2点お尋ねいたします。
まず、この給食センターの設置場所に関しての周辺の配送、給食を配送するためのルートとかはきちっとなっているかどうかということです。
それから、もう一つは、先日の産業建設常任委員会におきまして、十和田給水場からの給水制限がここ何十件もメールで来ていると、どうしてかということを委員会の中で委員が質問しましたところ、厚生病院とか、いろいろ大きい施設が十和田給水場のほうに集中して、そちらのほうから給水していると、それでこういうことが起こっているということがメーンでございました。今回の給食センターも多分同じところから給水する場合、将来的に、できた後に、ことし雨が降っていてもなかなか給水制限が多いという現状で、果たして給水状況がうまくいくかどうかちょっと不安になりましたので、この2点についてお尋ねいたします。
○議長(
宮野和秀君) 教育次長。
○教育次長(加藤 卓君) 教育次長の加藤です。
まず、1点目の配送ルートでありますけれども、今回のセンターに関しましては、喫食から2時間以内に配送できる位置となっておりまして、周辺の道路については一部道路拡張ではありませんけれども、側溝にふたをかけて通りやすくする予定となっております。また、国道を主に使いますので、その辺は細かい道で危険な道を通ることのないようにルートは既に設定されているということであります。
○議長(
宮野和秀君) 建設部長。
○建設部長(山口達夫君) 吉村議員にお答えいたします。
現在、長期にわたって給水制限させていただいて、2カ月近くになってございますけれども、今現在の北給食センターは同じ十和田の配水池から給水させていただいております。現在建設予定地でありますここにつきましても同じ十和田系の水がきておりますので、今回2年間にわたって配水を制限させていただいております関係から、場所が移ったとしても今後水量がふえることは間違いございませんので、この区域につきましては現在花輪の低区の水が鏡田近くまで来てございますので、現在そこの部分の改修並びに低区への切りかえについて検討してございます。給食センターが使えるようになった時点では低区のほうから給水をさせていただくことで今計画してございますので、今回のような給水制限があった場合でも問題なく、それはできるようにさせていただきたいと考えております。
○議長(
宮野和秀君) ほかにございませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
宮野和秀君) ないものと認めます。
次に、議案第76号について質疑を受けます。質疑ございませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
宮野和秀君) ないものと認めます。
次に、議案第77号について質疑を受けます。質疑ございませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
宮野和秀君) ないものと認め、質疑を終結いたします。
次に、議案第78号
指定管理者の指定について(鹿角市
歴史民俗資料館)及び議案第79号
指定管理者の指定について(湯の駅おおゆ)の2議案を一括して議題といたします。
順次、提案理由の説明を求めます。教育部長。
○教育部長(奈良義博君) 議案第78号をごらんいただきたいと思います。
議案第78号
指定管理者の指定について。
地方自治法第244条の2第6項の規定により、下記のとおり
指定管理者を指定することについて議会の議決を求める。
平成29年9月1日提出。鹿角市長。
指定管理者に管理を行わせようとする公の施設の名称は、鹿角市
歴史民俗資料館。
指定管理者となる団体の名称は、太平ビルサービス株式会社。
指定の期間は平成29年10月17日から平成33年3月31日までの3年5カ月15日であります。
提案理由でありますが、施設の効率的な管理運営を図るため
指定管理者を指定するものであります。
鹿角市
歴史民俗資料館に関しましては、2月議会において条例を制定し、その後6月14日から7月13日まで
指定管理者を募集したところ、1社から応募があり、候補者選定委員会の結果を経て太平ビルサービス株式会社を
指定管理者として提案するものであります。
以上であります。
○議長(
宮野和秀君) 産業部長。
○産業部長(田口善浩君) 議案第79号をお開き願います。
議案第79号
指定管理者の指定について。
地方自治法第244条の2第6項の規定により、下記のとおり
指定管理者を指定することについて議会の議決を求める。
平成29年9月1日提出。鹿角市長。
指定管理者に管理を行わせようとする公の施設の名称、
指定管理者となる団体の名称、指定の期間は表に記載のとおりであります。
提案理由ですが、湯の駅おおゆの効率的な管理運営を図るため
指定管理者を指定するものであります。
湯の駅おおゆについては、来年4月にオープンを予定しており、指定管理制度の導入につきましてはさきに行われました市議会定例会において条例を議決いただいております。
この条例に基づきまして指定管理候補者を公募したところ、市外と市内の各1団体、2団体より応募をいただき、民間二人の方を含む候補者選定委員会において慎重審議を行いました結果、地元大湯の協同組合大湯温泉観光協会に指定管理をお願いすることとしたものであります。
以上で説明を終わります。
○議長(
宮野和秀君) 提案理由の説明を終わります。
これより順次、質疑を受けます。初めに、議案第78号について質疑を受けます。質疑ございませんか。吉村アイ君。
○11番(吉村アイ君) 11番吉村アイです。
鹿角市
歴史民俗資料館の
指定管理者になる太平ビルサービス株式会社さんがどのような会社かということをお知らせいただきたいと思います。このことに関しては、地元の団体とか民俗資料室に関すること、いろいろなことをやっている団体の方からも応募があればいいなと、これは私の個人的な希望なんですけれども、1社しかなかったということで、どのような基準でこの会社を選定いたしたかお知らせください。
○議長(
宮野和秀君) 教育部長。
○教育部長(奈良義博君) 太平ビルサービス株式会社の会社の概要でありますが、主に建物の管理ですとか、清掃の業務を請け負っております。鹿角市においては自然休養村管理センター、ガーデンハイツですが、その
指定管理者ともなっております。近隣では大館市のスカイパーキングと全国で57カ所の公共施設の指定管理を受託している状況であります。
太平ビルサービスのほうから指定管理の応募ということであったわけでありますが、これについては施設の管理だけではないということで再三申請書のほうにも載せておりましたけれども、太平ビルサービスのほうからは施設の利用促進のためということで、市民とのコミュニケーションを図る市民講座の開催、あと歴史や文化を次世代に伝える子供体験学習や親子歴史講座など、その辺を開催したいということもありました。また、商店街との連携、その辺も頑張っていきたいということを受けまして、今回この指定候補という形で提案しております。
よろしくお願いします。
○議長(
宮野和秀君) 吉村アイ君。
○11番(吉村アイ君) 主に建物の管理ということだったんですけれども、今いろいろな講座とか、市民との交流も深めるというようなところでまずは
指定管理者にということなんですけれども、前にもお話しさせていただきましたが、民俗資料に関するいろいろな団体がありますけれども、そのような団体の方を例えば、差し出がましいんですけれども、職員に採用するとか、そこの太平ビルサービス株式会社の方の職員だけでやるという感じなのか、そこのところもしわかったらお知らせください。地元の専門的な方を館長さんに据えるとか、そういう考えもあるかどうか。わかったらお知らせください。
○議長(
宮野和秀君) 教育部長。
○教育部長(奈良義博君) 職員に関するご質問でございますけれども、職員の募集に当たっては、地元の雇用に配慮して
ハローワークを通じて求人を行いたいということを言われております。その中でまず今議員さんがおっしゃったように、民俗資料に精通している方、そういう方が応募されればいいんですけれども、まずそのような形で地元雇用を進めたいという返事をいただいております。
○議長(
宮野和秀君) ほかにございませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
宮野和秀君) ないものと認めます。
次に、議案第79号について質疑を受けます。質疑ございませんか。田口 裕君。
○4番(田口 裕君) 4番。
湯の駅おおゆですが、これから指定管理をしてスタートする、工事も今入っているわけですけれども、これも非常にあそこの場所の問題もこれまでいろんな議論があって、現在の場所、国道から入っている場所になっています。その中で収支的なものが、利益がどういう形になっていくのかというのが疑問の声も出てきています。この湯の駅おおゆの経営収支見通しというのはどういうふうに見ているんですか。その内容について、まず1点伺います。
○議長(
宮野和秀君) 産業部長。
○産業部長(田口善浩君) ただいまのご質問ですが、湯の駅おおゆを管理する上で必要経費という部分が出てくるわけですけれども、それについては光熱費等については大体830万円、そのほかに温泉設備としまして維持管理という部分が20万から40万円、それからそのほかにビオトープなどを含む樹木管理、これが、1,000万円前後という部分で経費がかかるというふうに思っております。ただ、これを経営する上での
指定管理者については、この樹木管理を除く部分については、そのみずからの収入をもって経営に反映させるということでお話をしておりまして、その選定委員会においてもその努力をしていくという方向でお考えをいただいております。
それから、この施設に入る入り込み客等々の部分でございますが、これにつきましては、鹿角市、統計で調査しております平成28年の大湯温泉年間来訪者数がございますけれども、宿泊数、それから入り込み客含めまして約15万2,000人という方々がこちらのほうにいらしていただいております。この3割、約4万6,000人、こういう方々がこの道の駅を利用されるであろうということで想定しておりまして、こういう方々を取り込んで販売、それからいろいろなイベント等に向けて誘客をするわけですけれども、こういった部分を頑張っていただいて、その収支を上向きにいけるように頑張っていただきたいと、こういう考え方でございます。
○議長(
宮野和秀君) ほかにございませんか。田口 裕君。
○4番(田口 裕君) 4番。
今の説明、数字的な細かいことはいいんですけれども、いずれ維持管理費の部分についてはずっと市が負担していくと、それ以外の委託管理をするところについては管理者がその経営収支で頑張っていくというような中身のようですが、これまでの指定管理をした施設の中でも当初の資金計画で3年ほどで委託管理制度をやめながら独自で単独で利益を出すという施設が、いまだに何年たってもやっぱり市のほうがずっと持ち出しできています。私は今回の湯の駅おおゆの部分もかなりの負担の、維持管理費は市が負担するというのはわかりますが、非常に、やはり収支的に難しい部分があると思いますが、経営が頑張っていただいた中で委託管理者がなかなか黒字にならないという場合も市が継続的に赤字を補填していくという形の考えなんですか。その点について伺います。
○議長(
宮野和秀君) 産業部長。
○産業部長(田口善浩君) その点については、いずれ状況を見きわめてということになろうかと思いますけれども、今回3年間という指定管理の期間をいたしました。これにつきましては、やはり最初の施設の
指定管理者の制度導入という観点で、試行的な期間とした部分がございます。また、ノウハウを蓄積するに要する期間として、少なくとも3年は必要だろうということでこういった部分を判断いたしました。
それから、もう一つは道の駅の機能そのものがただの情報発信、あるいは休憩場所、地域連携といった部分に加えまして、観光の推進役という役割も担っておりますので、こういった部分も今回の協会さんは地元の協会さんでございますので、期待をしているところですが、いずれこういったところの状況を見きわめながら、その点については判断をしてまいりたいと考えております。
○議長(
宮野和秀君) 田口 裕君。
○4番(田口 裕君) いずれにしても多額な投資をしながら今回事業入ることになりましたので、まず今の指定管理の指定を受ける団体等含めて、何とかまず投資をした効果があるように、市のほうも維持管理費含めて継続的な経費がかかりますので、主体的に取り組んで何とか鹿角のこの湯の駅おおゆが大きな効果が出せるように頑張っていただきたいと思います。終わります。
○議長(
宮野和秀君) 産業部長。
○産業部長(田口善浩君) ただいまのご意見をいただきましたけれども、この湯の駅は本市の第2の道の駅という位置づけでもございますし、本市の北側、主に大湯、十和田湖方面にかかわる観光の拠点という位置づけにもございますので、われわれも積極的な支援を行いながらこの道の駅を推進してまいりたいなと思っております。
○議長(
宮野和秀君) ほかにございませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
宮野和秀君) ないものと認め、質疑を終結いたします。
次に、議案第80号鹿角市
福祉プラザ条例の一部改正についてを議題といたします。
提案理由の説明を求めます。
健康福祉部長。
○
健康福祉部長(豊田憲雄君) 議案第80号をお開き願います。
議案第80号鹿角市
福祉プラザ条例の一部改正について。
鹿角市
福祉プラザ条例の一部を別紙のとおり改正するものとする。
平成29年9月1日提出。鹿角市長。
提案理由ですが、施設機能の整理を行うとともに、高齢者センターの管理に
指定管理者制度を導入する等のため、条例を改正するものです。
平成16年4月に開設した鹿角市福祉プラザは、児童健全育成事業、高齢者支援事業、障害者支援事業を一体的、総合的に実施する複合施設で、現在国が推進する地域共生社会の理念を先取りした先進的な施設であります。しかしながら、高齢者や障害者を取り巻く環境の変化、法律の改正などにより、求められる機能も拡大・多様化し、その都度必要な機能を追加して運営を行ってきたところでありますが、新たに第4期障害福祉計画において必須事項となった障害者地域生活支援拠点の整備や介護保険法の改正に伴う介護予防事業の重点化などに対応する必要が生じております。このことから、新たに必要となった機能や事業を加えるとともに、これを機に現在行っている事業の整理を行い、住民サービスのさらなる向上を図ることを目的とし条例改正を行うものであります。
また、現在福祉プラザを構成する4施設のうち、唯一、市直営で運営しております高齢者センターについて、他の施設と一体で運営することにより、効率的かつ効果的な事業運営を可能とするため、
指定管理者制度を導入し、福祉の総合支援拠点として機能の充実を図るものであります。
次のページをお願いいたします。
改正案でございますが、詳細は議案資料の新旧対照表でご説明いたしますので、議案資料の8ページをお開き願います。
初めに、目次の各章は福祉プラザを構成する施設ごとに分かれております。
第4章障害者センターと第5章障害者地域活動支援センターについては、法令に基づき設置しているものですが、そのほかに障害者虐待防止センター及び障害者基幹相談支援センターの機能もあり、市民の方にもわかりづらい状況となっていることから、条例で設置を規定する障害者支援施設としては第4章障がい者総合サポートセンターに集約し、法令に基づく各種障害者支援事業をサポートセンター内で実施いたします。
次に、第1条ではプラザの設置目的を規定していますが、障害者の表記については法令等に規定されているもの以外は基本的にひらがなの「がい」を使用するのが一般的となっておりますので、本市でもひらがな表記に変更するものです。
第3条は、休館日を規定していますが、これまで毎月第3日曜日と年末年始を休館日と定めておりましたが、条例上の休館日は年末年始のみとします。なお、休館日については、第11条で
指定管理者の判断で定めることができる旨、規定しており、引き続き原則として第3日曜日も休館する予定としております。
次のページをお願いします。
第4条では、開館時間を規定していますが、
指定管理者制度の導入により
指定管理者の判断で変更できるよう、ただし書き以降を削除しております。
第5条は、プラザの主要な構成施設を規定しておりますが、これまでの4施設から障害者支援施設を一つにまとめ、3施設としております。ちなみに、第1号は児童センター、第2号は高齢者センターで変更ありません。
第6条は、プラザに配置できる職員を規定しておりましたが、全ての施設に指定管理を導入することにより削除しております。
次に、第11条は、福祉プラザ全体の施設管理を
指定管理者に行わせる旨を規定したものですが、括弧書きにある対象外の施設として高齢者センターについても指定管理を導入することから、高齢者センターの業務について定めた第19条の2及び障がい者総合サポートセンターの業務について定めた25条に係るものは除くと規定し、次のページになりますが、新たに第2項を加え、休館日、開館時間について
指定管理者が市長の承認を得て別に定めることができる旨規定しています。
第12条は、プラザ全体の施設管理業務の範囲を規定しておりますが、後段の読みかえ規定の追加は、
指定管理者制度を導入している施設の利用許可等の手続を
指定管理者に委ねていることを踏まえた条文の追加でございます。第1号の条文中、第35条への改正は、原状回復の義務について規定したものです。
第13条は、児童センターで実施する事業について規定したものですが、ほかの施設との整合性を図るため、児童館活動を児童館事業に改めます。
第14条は、児童センターの利用時間を規定し、ただし書きで市長が変更できる旨、規定しておりましたが、改正後はただし書き部分を次のページの第15条第2項に移し、
指定管理者が市長の承認を得て変更できるよう規定しています。
次のページになりますが、第17条高齢者センターが実施する事業について規定しています。これまでは、表現の範囲が狭く限定された規定となっていたため、包括的な表現に改めるとともに、健康長寿推進に重点を置くという方針のもと、介護予防事業を中心に実施することとし、4つに絞り込んでおりますが、創作活動や教養・娯楽活動もこれまでと同様に実施していくこととしております。
次のページになりますが、第18条は、高齢者センターの利用時間を規定し、第19条で新たに
指定管理者に管理を行わせる旨を規定しております。第2項では、他の施設同様、利用時間は
指定管理者が市長の承認を得て変更できるよう規定しています。
第19条の2では、高齢者センター
指定管理者の業務範囲を規定しています。
次に、第20条で浴室の利用範囲と利用料金を規定していますが、これは高齢者センター内にある入浴施設の利用料金で、利用できる人は65歳以上の高齢者とその高齢者を養護する家族、小学生以下の児童と障害者とし、次のページになりますが、第2項で上限額を200円と規定しておりますけれども、実際の利用料金はこれまでと同様の100円を予定しております。
第20条の2では、利用料金は
指定管理者の収入とする旨を規定しています。
第20条の3、利用料金の承認では、利用料金は
指定管理者が市長の承認を受けて定める旨を規定しておりますが、先ほど申し上げましたとおり、これまで同様の100円を予定しております。
次のページをお願いします。
第4章は、障害者センターについて規定しておりましたが、障がい者総合サポートセンターとして障害者支援施設及び機能を集約します。
第22条で障がい者総合サポートセンターが実施する事業について規定し、障害者総合支援法第77条の規定に基づく地域生活支援事業や基幹相談支援事業、虐待防止事業などのこれまで行ってきた事業に加え、障害者地域生活支援拠点機能としての事業をサポートセンターにおいて実施します。
第23条ではサポートセンターの利用時間を規定し、第24条第1項でサポートセンターの管理を
指定管理者に行わせる旨を、次のページになりますが、第2項で市長の承認を得て利用時間を変更できる旨を規定しています。
次に、第25条ではサポートセンター
指定管理者の業務の範囲について規定しています。この第2号は、法律に基づく地域活動支援センター事業に係る利用料金の徴収業務となります。
第26条利用料金では、サポートセンター内で実施する障害者地域活動支援センター事業のサービスを利用する者の利用料金について規定しています。
次のページになりますが、第27条から第29条まではサポートセンターの利用料金の取り扱いについて規定しています。
次に、第5章は、障害者地域活動支援センターについて規定しておりましたが、第4章に集約したことから削除となります。
なお、第6章雑則はこれまでどおり、第35条からとなり、第30条から第34条が抜けることになりますが、改正の形跡を残すための手法ということでご理解をお願いします。
議案書に戻っていただきまして、最後のページになりますけれども、附則の1として、この一部改正は、平成30年4月1日から施行します。ただし書きは、附則の2の関係になりますが、附則の2として条例の施行に関し、必要な準備行為は条例施行日前の公布の日からできることを規定しております。
以上です。
○議長(
宮野和秀君) 提案理由の説明を終わります。
これより質疑を受けます。質疑ございませんか。吉村アイ君。
○11番(吉村アイ君) 11番吉村です。
端的に言えば、これを見せていただいて、また今の説明を受けて、障がい者総合サポートセンターということで、
指定管理者になるので高齢者のところも統合したと受け取りましたけれども、この高齢者センターも
指定管理者になることによって前の業務より踏み込んだ形の作業とかがふえてくるような感じがするんですけれども、そのことに関して来年の平成30年から施行するに当たって、とりあえずこういう、言って1つか2つでも、例えば介護予防の推進に今度力を入れるとか、そういう部分で、今の新しい
指定管理者が高齢者も一緒にやることによって作業量がふえるという現象が起きるのではないかと思っていますけれども、そのような今までの作業からふえる部分とか、変わる部分、極端に、何て言いますか……、いろいろなこんな事業が変わったりするときに内情が変わった時点で作業量がふえたり、難しくなったり、やり方が変わったりという部分が出てくると思うんですけれども、そこの部分、今のところでどのように捉えていますか。お尋ねいたします。例えば1つの介護予防の推進に関する事業ということに関しては、どのように捉えていますでしょうか。
○議長(
宮野和秀君)
健康福祉部長。
○
健康福祉部長(豊田憲雄君) 今回高齢者センターに指定管理を導入するということに関しましては、先ほどもご説明したとおり、高齢者センターのこれまでの利用状況等を踏まえまして、もう少し活用していただこうということで、その活用していただくに当たっては、どういうことがいいのかなということをいろいろ検討して、現在の流れといいますか、高齢者、少しでも健康寿命を延ばすということで、健康で長生きしてもらうという方向でいろいろと施策を進めておりますけれども、そういった流れの中で介護予防を重点的にこの高齢者センターでやろうということで、中でやる事業内容もはっきり介護予防に関することというのも明文化したわけですけれども、それらに加えましてこれまでもやってきた入浴サービスとか、そういったことも行いますので、議員のおっしゃるとおり、業務量としてはこれまでよりもふえるものとは考えております。当然指定管理をいたしますので、その業務を受託できる
指定管理者を選定するということになりますので、指定管理を選定するまでには具体的な業務内容をきちんと定めて、この業務を受託できるかどうかを確認した上で指定するということになると思います。
○議長(
宮野和秀君) ほかにございませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
宮野和秀君) ないものと認め、質疑を終結いたします。
次に、議案第81号平成28年度鹿角市
上水道事業剰余金処分についてを議題といたします。
提案理由の説明を求めます。建設部長。
○建設部長(山口達夫君) 議案第81号をお開き願います。
平成28年度鹿角市
上水道事業剰余金処分について。
平成28年度鹿角市
上水道事業剰余金処分について、建設改良積立金に4,037万1,304円を積み立てる。
平成29年9月1日提出。鹿角市長。
提案理由でありますが、地方公営企業法第32条第2項の規定により事業年度に生じた利益の処分を行なうため、議会の議決を求めるものであります。
別冊の上水道事業会計決算書の5ページ、6ページをお開き願います。
損益計算書でありますが、営業収益から営業費用を差し引いた営業利益は4,469万2,369円となり、これに営業外収益を加え、営業外費用を差し引いた経常利益は4,001万4,150円でありました。この経常利益に特別利益を加えた平成28年度の純利益は4,037万1,304円でありました。この結果、当年度未処分利益剰余金は5億686万8,249円となり、この剰余金処分案につきましては、9ページをお開き願います。
剰余金処分計算書案でありますが、建設改良積立金に4,037万1,304円を積み立て処分し、残額の4億6,649万6,945円は、翌年度に繰り越しするものであります。
なお、次ページからの貸借対照表及び附属書類につきましては説明を省略させていただきます。
以上で説明を終わります。
○議長(
宮野和秀君) 提案理由の説明を終わります。
これより質疑を受けます。質疑ございませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
宮野和秀君) ないものと認め、質疑を終結いたします。
次に、議案第82号平成29年度鹿角市
一般会計補正予算(第6号)から、議案第84号平成29年度鹿角市
上水道事業会計補正予算(第2号)までの3議案を一括して議題といたします。
順次、提案理由の説明を求めます。総務部長。
○総務部長(児玉 晃君) 補正予算書の1ページをお願いいたします。
議案第82号です。
平成29年度鹿角市の
一般会計補正予算(第6号)は、次に定めるところによる。
第1条歳入歳出予算の総額にそれぞれ1億8,222万6,000円を追加し、総額をそれぞれ188億6,347万1,000円とする。
第2項が歳入歳出予算の款項の区分及び金額は、第1表歳入歳出予算補正による。
第2条として地方債の変更は、第2表地方債補正による。
平成29年9月1日提出。鹿角市長。
5ページ、6ページをお願いします。
第2表地方債補正の変更ですが、県営ほ場整備事業〔末広地区〕における県の事業費変更に伴い、市負担限度額を500万円追加し、2,300万円とするものです。
次に、10ページ、11ページをお願いします。
2、歳入です。
13款2項1目総務費国庫補助金の地方創生推進交付金109万円は、国から交付決定を受けたことに伴い追加するもので、追加分の交付金は歳出の
鹿角ブランド推進事業に充当いたします。
14款2項4目農林水産業費県補助金のミドル就農者経営確立支援事業費補助金120万円は、45歳以上60歳未満の新規就農者を対象に就農初期段階における経営を支援するため新設するミドル就農者経営確立支援資金を県が補助するものです。補助率は5分の4です。なお、市補助は5分の1です。
その下の新規就農者経営開始支援事業費補助金89万9,000円は、新規就農者等の農業機械、施設等の導入に要する経費を支援するもので、2経営体に対するものです。
同じく、産地パワーアップ事業費補助金5,811万3,000円は、国のTPP関連政策大綱に対応して競争力強化の取り組みの加速化を図るため、1経営体の
農業用施設整備費に対し県が補助するものです。補助率は2分の1です。
下段の15款2項1目不動産売払収入の立木売払収入631万4,000円は、国有林の分収造林地における皆伐等に係る伐採木の売払収入です。なお、再分収契約に基づき、歳出において分収林収益交付金として2自治会に交付することになります。
次の12、13ページをお願いします。
16款1項3目商工費寄附金の交流推進寄附金5万6,000円は、葛飾区よつぎ小学校PTAの有志によるよつぎ鹿角の会から今回来市された際に、交流事業に役立ててほしいと寄附の申し出があったものです。歳出の都市農村交流事業に充当させていただきます。
17款2項1目財政調整基金繰入金5,155万7,000円は、今回の補正財源として、また6目企業立地促進基金繰入金266万円は、企業立地助成金の財源としてそれぞれ基金から繰り入れます。
19款5項5目雑入の
スポーツ振興くじ助成金826万2,000円は、独立行政法人日本
スポーツ振興センターからの助成金で、総合運動公園陸上競技場公認更新改修工事に対し交付決定を受けたものです。
その下の福祉プラザ指定管理料精算金237万3,000円と認可保育園指定管理料等精算金4,384万4,000円は、平成28年度指定管理料の精算金でございます。
20款市債については、第2表地方債補正で説明したとおりです。
続いて、3の歳出を説明させていただきます。
14、15ページをお願いします。
2款1項6目財産管理費の市有財産整備費2,713万4,000円は、老朽化等により用途廃止した旧かくら荘の解体工事費について、施工単価の上昇及び処分費用の追加等により、当初予算に不足が生じる見込みであるほか、消防団第6分団第1部の旧器具置き場を解体するため施設解体工事費を追加するものです。
7目企画費の
鹿角ブランド推進事業540万円は、映画の地方ロケを活用したプロモーション事業を企画、実施する団体等を支援するため、かづの
シティプロモーション認定事業補助金を追加するものです。
8目地域情報化推進対策費の地域情報化推進対策費428万円は、市の光ケーブルを架設している電柱等が老朽化や道路改良等によって移動することに伴い、光ケーブルの移設箇所数が増加したため負担金を追加するものです。
2款2項4目市民センター費の市民センター施設整備費464万1,000円は、老朽化している大湯地区市民センター暖房設備の更新を行うものです。
2款3項1目税務総務費の市税還付金300万円は、法人市民税の確定申告に伴い前年度の中間納付分等を還付するために追加するものです。
次の16、17ページをお願いします。
3款1項3目老人福祉費の高齢者等生活支援事業84万円は、80歳以上のひとり暮らし高齢者等に配付する
高齢者福祉タクシー券が当初予定していた利用枚数を上回る見通しであるため扶助費を追加するものです。
6款1項4目園芸振興費のかづの農業夢プラン応援事業137万8,000円は、農業法人及び新規就農者等3経営体の農業用機械等の購入を支援するため補助金を追加するものです。
6款1項6目農業経営基盤強化促進対策費の新規就農者育成支援事業150万円は、県が新設した補助金を活用し、45歳以上60歳未満の新規就農者を支援するため1人当たり年間150万円を給付するミドル就農者経営確立支援資金を計上します。
同じく農地集積促進事業6,779万8,000円は、先ほど説明しました国のTPP関連政策大綱に対応したもので、販売重視型かつ複合経営を進める1法人の複合型乾燥調製施設の整備費用を支援するものです。補助率は県が2分の1、市12分の1です。
同じく11目農地費の県営ほ場整備事業〔末広地区〕500万円は、事業の早期完了を図るため、県が事業の前倒しを行うこととしたため負担金を追加するものです。
続いて7款1項2目商工振興費の企業立地促進事業、次のページですね、266万円は、新たに事業高度化に取り組む1事業所を支援するため、事業立地助成金を追加するものです。
同じく商店街リノベーション支援事業200万円は、商店街エリアでの新規出店及び店舗改修が当初想定していた件数を超える見込みであることから補助金4件分を追加するものです。
7款2項2目観光振興費の
外国人観光客誘致推進事業147万5,000円は、現在県と合同で行っている知事との台湾
トップセールスに引き続きまして、東南アジアからのさらなる誘客強化に向け、市単独でのタイでの
トップセールスを行うため、旅行業務委託料等を追加するものです。
次の20、21ページをお願いします。
8款2項2目道路橋りょう維持費の道路橋りょう維持管理費3,285万3,000円は、今後の維持作業に必要な委託料と市道10路線の舗装補修工事費を追加するものです。
次の22、23ページをお願いします。
10款2項1目学校管理費の小学校施設管理費202万9,000円は、十和田小学校の外壁防水改修工事費のほか、学校の防火シャッター等の防火設備について有資格者による定期点検、報告が義務づけられたことから、学校管理委託料等を追加します。
下段の10款3項1目学校管理費の中学校施設管理費117万6,000円は、十和田中学校体育館の暖房機等の修繕料のほか、小学校同様防火設備の点検、報告に伴う学校管理委託料を追加します。
次のページをお願いします。
10款6項3目体育施設費の体育施設整備事業432万2,000円は、全国中学校スキー大会開催に伴うアルペン用セーフティーネットやジュニア用のスラロームポール等の購入費等を追加するものです。
以上で説明を終わります。
○議長(
宮野和秀君)
健康福祉部長。
○
健康福祉部長(豊田憲雄君) 28ページ、議案第83号をお開きください。
平成29年度鹿角市の
介護保険事業特別会計補正予算(第1号)は、次に定めるところによる。
第1条保険事業勘定の歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ171万4,000円を追加し、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ46億7,432万7,000円とする。
第2項歳入歳出予算の補正の款項の区分及び当該区分ごとの金額並びに補正後の歳入歳出予算の金額は、第1表歳入歳出予算補正による。
平成29年9月1日提出。鹿角市長。
補正の詳細につきましては、事項別明細書により説明いたします。
34、35ページをお開き願います。
初めに、歳入ですが、3款2項国庫補助金及び5款2項県補助金、7款1項3目地域支援事業繰入金の説明欄、現年度分はそれぞれ歳出の3款2項1目包括的支援事業費及び2目任意事業費の追加によるものです。
7款1項5目その他一般会計繰入金の説明欄、事務費繰入金133万1,000円は、歳出の1款1項1目一般管理費の追加によるものです。
次のページをお願いします。
歳出ですが、1款1項1目一般管理費の増額は、平成29年度介護保険制度改正に伴う電算システムの改修委託料の追加で、高額介護サービス費の見直しに対応するための改修となります。
2款1項3目施設介護サービス給付費は、財源更生となります。
3款1項2目一般介護予防事業費は、説明欄事業コード115地域介護予防活動支援事業の支出科目の組み替えとなりますが、シルバーリハビリ体操指導者養成講習会の開催時に受講者に貸与するフリーベストを購入するほか、シルバーリハビリ体操の普及啓発を推進しております日本健康加齢推進機構の賛助会員として新たに加入することとし、負担金の追加をお願いするものであります。
3款2項1目包括的支援事業費のコード105地域包括支援センター運営事業費の追加は、高齢者虐待対応現任者研修会に参加するための旅費及び資料代の追加をお願いするもので、コード115生活支援体制整備事業費の追加は、地域包括ケアシステムの構築に向けた地域支援事業の柱の一つである生活支援体制を整備するためセミナーを開催することとし、講師謝礼等の必要経費のほか、推進母体となる協議会の委員報酬の追加をお願いするものであります。
次のページをお願いします。
同じ目になりますが、コード120認知症総合支援事業の追加は、認知症サポート医の養成研修の参加旅費の追加のほか、現在作成中の認知症ケアパスの概要版を作成し全戸配布するための経費の追加をお願いするものです。
3款2項2目任意事業費の追加は、家族介護支援事業のお守りシールの印刷費について追加をお願いするものです。
以上です。
○議長(
宮野和秀君) 建設部長。
○建設部長(山口達夫君) 補正予算書の40ページをお開き願います。
議案第84号平成29年度鹿角市
上水道事業会計補正予算(第2号)でありますが、第1条平成29年度鹿角市上水道事業会計の補正予算(第2号)は、次に定めるところによる。
今回の補正内容でありますが、定期人事異動に伴います人件費の調整と他事業関連の工事費などに伴います補正でございます。
次のページをお願いします。
平成29年9月1日提出。鹿角市長。
補正予算書の52ページ、53ページをお開き願います。
上水道事業会計収益的収入の1款3項1目その他特別利益の退職手当引当金戻入益の1万7,000円と収益的支出並びに次ページの資本的支出にかかわります人件費の補正は、定期人事異動に伴います調整であります。
収益的支出の1款1項4目総係費の手数料は、水道料金などのクレジット納付の導入に向けた手数料の追加補正であります。
1款2項1目支払利息及び企業債取扱諸費は、平成28年度企業債借り入れの確定に伴います減額補正であります。
次に、54ページ、55ページをお開き願います。
資本的収入の1款1項1目補償金の446万2,000円と資本的支出の1款1項4目の他事業関連施設整備費459万円の補正は、県施工の福士川河川改修工事に伴います配水管移設補償工事の追加補正であります。
次に、1款2項1目の企業債償還金は、平成28年度の企業債借り入れの確定に伴います補正であります。
以上で説明を終わります。
○議長(
宮野和秀君) 提案理由の説明を終わります。
これより順次質疑を受けます。
初めに、議案第82号について質疑を受けます。質疑ございませんか。吉村アイ君。
○11番(吉村アイ君) 11番吉村です。
歳出の部分の14、15ページのところ、2点お尋ねいたします。
まず、最初に、かくら荘の工事ということなんですけれども、かくら荘の周辺には大湯の市日の会場もあります。工事をする場合、その市日との兼ね合い、会場との兼ね合いとか、そういうのはどういうふうになっているかということと、あともう一つは、
鹿角ブランド推進事業に関して、鹿角
シティプロモーション認定事業補助金、これは新聞で見ていましたけれども、大変いいことだなと大変喜んでおります。私個人的にも。それで、たしか秋田県内でもう一つの市町村、三種町でしたか、ちょっと間違っていたら済みませんけれども、この予算について、その県内のもう一つの市町村との予算の兼ね合いといいましょうか、その予算を立てた500万円という予算ですけれども、うちのほうだけでとか、そっちと連携してやるとか、そういう予算の立て方についての秋田県内の市町村との兼ね合いについてお尋ねいたします。
○議長(
宮野和秀君) 総務部長。
○総務部長(児玉 晃君) まず初めに、かくら荘の解体の市日との関連ですけれども、実際にかくら荘の駐車場については、市日の代替の駐車場ということで実際に利用されております。今のところはそういう新たな代替駐車場というのは用意するということは考えておりませんけれども、近隣の大湯温泉振興プラザ、こういったところも活用していただきながら市日のほうについては事前にそういうお話を協議しながら進めていきたいと考えております。
それから、今回の
シティプロモーション認定事業補助金の積算のことだと思いますけれども、実際には本日7時からコモッセで実行委員会を立ち上げまして、そしていろんな推進をしていくという、いろんな支援とか市の活性化に向けたいろんな取り組みをしていこうということで、実行委員会を立ち上げる予定なんですが、こちらのほうに現在予定しておりますのは、600万円の補助金を支援したいと考えております。そのうち500万円はその映画の製作にかかわる部分で直接支援ということになりますし、残り100万円をいろんな市の取り組みに対していろんな今後の
シティプロモーションということで、PRとか、そういった事業に活用していきたいなと考えております。
今回ロケについては、鹿角市のほかに県内では三種町でもロケがあるということで、そちらのほうの予算の関係ですけれども、実際にどの程度かというのはこの場では他自治体に関することなので、直接的なことは申し上げられませんけれども、連携した形で、そちらのほうでも予算化して支援していくというのは伺っております。
○議長(
宮野和秀君) ほかにございませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
宮野和秀君) ないものと認めます。
次に、議案第83号について質疑を受けます。質疑ございませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
宮野和秀君) ないものと認めます。
次に、議案第84号について質疑を受けます。質疑ございませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
宮野和秀君) ないものと認め、質疑を終結いたします。
次に、認定第1号平成28年度鹿角市
上水道事業会計決算認定についてを議題といたします。
提案理由の説明を求めます。建設部長。
○建設部長(山口達夫君) 議案書の最後のページをお開き願います。
認定第1号平成28年度鹿角市
上水道事業会計決算認定について。
地方公営企業法第30条第4項の規定により、平成28年度鹿角市上水道事業会計決算を別紙監査委員の意見をつけて議会の認定に付する。
平成29年9月1日提出。鹿角市長。
別冊の上水道事業会計決算書の1ページ、2ページをお開き下さい。
収益的収入及び支出でありますが、収入の決算額は対前年比220万8,561円増の5億8,315万4,783円でありました。この主な要因といたしまして給水収益の増によるものでございます。また、支出の決算額は5億2,895万8,240円で、収支差し引きは5,419万6,543円となっております。
次に、3ページ、4ページをお開きください。
資本的収入及び支出でありますが、収入の決算額1億3,417万6,097円に対し、支出の決算額は3億3,677万3,501円で、資本的収支の差し引き不足額は、2億259万7,404円となり、この不足額につきましては、枠外下段に記載しておりますとおり、当年度分消費税資本的収支調整額と過年度損益勘定留保資金で補填しております。また、平成28年度の建設改良費のうち、入札不調に伴いJR横断配水管工事1件4,466万600円を繰り越ししております。なお、5ページの損益計算書及び9ページの剰余金処分計算書(案)につきましては、議案第81号で説明させていただきましたので省略させていただきます。
以上で説明を終わります。
○議長(
宮野和秀君) 提案理由の説明を終わります。
これより質疑を受けます。質疑ございませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
宮野和秀君) ないものと認め、質疑を終結します。
──────────────────────〇 ─────────────────────
日程第5 議案及び請願・陳情の付託
○議長(
宮野和秀君) 次に、日程第5、議案及び請願・陳情の付託を行います。
議案第74号から議案第84号までの議案11件、認定1件及び請願3件、陳情1件につきましては、お手元に配付しております議案及び請願・陳情付託表のとおり、それぞれ所管の常任委員会に付託いたしますので、審査をお願いいたします。
以上で、本日の議事日程は全て終了いたしました。
なお、明2日から10日までは議案精査及び休日のため、本会議は休会といたします。
ただいまの時刻をもって散会いたします。
午前11時42分 散会
平成29年 第6回
鹿角市議会定例会
議案及び請願・陳情付託表
(平成29年9月1日提出)
1.常任委員会
┌──────┬──────────────────────────────────────┐
│委員会名 │付 託 内 容 │
├──────┼──────────────────────────────────────┤
│総務財政 │議案第82号 平成29年度鹿角市
一般会計補正予算(第6号)中 │
│常任委員会 │ 条文 │
│ │ 歳入 全款 │
│ │ 歳出 2款1項総務管理費 9款消防費 │
│ │29請願第3号 地方財政の充実・強化を求める意見書提出についての請願 │
│ │29陳情第5号 全国森林環境税の創設に関する意見書提出を求める陳情 │
├──────┼──────────────────────────────────────┤
│教育民生 │議案第75号
工事請負契約の締結について │
│常任委員会 │ ((新)鹿角市
学校給食センター建設工事(建築工事)) │
│ │議案第76号
工事請負契約の締結について │
│ │ ((新)鹿角市
学校給食センター建設工事(
機械設備工事)) │
│ │議案第77号
工事請負契約の締結について │
│ │ ((新)鹿角市
学校給食センター建設工事(
厨房設備工事)) │
│ │議案第78号
指定管理者の指定について │
│ │ (鹿角市
歴史民俗資料館) │
│ │議案第80号 鹿角市
福祉プラザ条例の一部改正について │
│ │議案第82号 平成29年度鹿角市
一般会計補正予算(第6号)中 │
│ │ 歳出 2款2項市民共動費 3項徴税費 3款民生費 │
│ │ 10款教育費 │
│ │議案第83号 平成29年度鹿角市
介護保険事業特別会計補正予算(第1号) │
│ │29請願第4号 教職員定数改善と義務教育費国庫負担割合2分の1復元をはかるため│
│ │の、2018年度政府予算に係る意見書提出についての請願 │
├──────┼──────────────────────────────────────┤
│産業建設 │議案第74号 市道路線の変更について │
│常任委員会 │議案第79号
指定管理者の指定について(湯の駅おおゆ) │
│ │議案第81号 平成28年度鹿角市
上水道事業剰余金処分について │
│ │議案第82号 平成29年度鹿角市
一般会計補正予算(第6号)中 │
│ │ 歳出 6款農林水産業費 7款商工費 8款土木費 │
│ │議案第84号 平成29年度鹿角市
上水道事業会計補正予算(第2号) │
│ │認定第 1号 平成28年度鹿角市
上水道事業会計決算認定について │
│ │29請願第2号 鹿角市版「働き方改革」の実現について │
└──────┴──────────────────────────────────────┘
2.委員会の開催日時及び場所
┌────────────┬──────────────────┬──────────────┐
│ 委 員 会 名 │開 催 日 時 │場 所 │
├────────────┼──────────────────┼──────────────┤
│ 総務財政常任委員会 │9月13日(水) 午前10時 │第2委員会室 │
│ │9月14日(木) 午前10時 │ │
│ │9月15日(金) 午前10時 │ │
├────────────┼──────────────────┼──────────────┤
│ 教育民生常任委員会 │9月13日(水) 午前10時 │全員協議会室 │
│ │9月14日(木) 午前10時 │ │
│ │9月15日(金) 午前10時 │ │
├────────────┼──────────────────┼──────────────┤
│ 産業建設常任委員会 │9月13日(水) 午前10時 │第3委員会室 │
│ │9月14日(木) 午前10時 │ │
│ │9月15日(金) 午前10時 │ │
└────────────┴──────────────────┴──────────────┘...