鹿角市議会 2022-06-03 令和 4年第4回定例会(第1号 6月 3日)
地域医療の推進につきましては、かづの厚生病院の精神科常勤医師が今年3月末で退職し、それに伴い、4月以降は非常勤医師による週3日程度の診療体制になることが発表されておりましたが、その後、4月5日からは、毎週火曜日に岩手医科大学から医師が派遣されることが決定し、現在、週4日程度の外来診療体制となっております。
地域医療の推進につきましては、かづの厚生病院の精神科常勤医師が今年3月末で退職し、それに伴い、4月以降は非常勤医師による週3日程度の診療体制になることが発表されておりましたが、その後、4月5日からは、毎週火曜日に岩手医科大学から医師が派遣されることが決定し、現在、週4日程度の外来診療体制となっております。
市立角館総合病院におけるメンタルヘルス病棟にあっては、平成29年度末の精神科常勤医師の一斉退職に伴い、現在まで休床が続いているところであります。
当初は病院移転に伴う入院患者の抑制、その後の精神科常勤医師の一斉退職による入院患者の抑制、またあわせて入院病棟の休止などがあり、病院経営に影響を及ぼした状況があるほか、新築等に伴う減価償却費の増加も会計上大きく影響しております。
角館総合病院の医業収益のうち、入院収益は、精神科常勤医師の確保が難しい現状から、精神科の入院収益は見込んでいません。一般病床は病床の稼働率向上や医療機能の拡充等による診療単価の増額を図り、医業収益の向上確保に最大努めます。費用は特に人件費及び経費に係るこれまでの実績を勘案し、さらに徹底して費用削減を図ります。
赤字の主な要因といたしましては、病床数の縮小と病院移転に伴う入院患者の抑制、精神科常勤医師退職に伴うメンタルヘルス患者の抑制などを要因に収益が減少、また、費用のほうでは、病院新築に伴う構築物・医療機器等の更新に伴う減価償却費が大幅な増額になったことが要因となっております。
このたびの精神科常勤医師3名の平成30年3月末での全員退職を希望する旨の申し出につきましては、私どももなぜこのタイミングでの退職なのかと大変当惑すると同時に、強く慰留をお願いいたしました。しかしながら退職の意思が固く、残念ながら説得が難しい状況となってございます。今回医師が退職を希望している理由は、議員御指摘の不協和音ということではなく、あくまでも一身上の都合ということでございます。
そうした中で、精神科常勤医師3人から、平成30年3月末で全員が退職したい旨の申し出がありました。もちろん慰留に努めてきましたけれども、退職の意思が固く説得はかなわない状況であります。このため、秋田大学精神科医局へ後任の常勤医師の派遣要請、首都圏の複数の医療機関へも派遣要望を行い、医師確保に鋭意努力しているところであります。しかし、見通しは大変厳しいものがあると認識しております。
精神科常勤医師の現状につきましては、平成18年の旧鹿角組合総合病院からの引き揚げ後、市内の医療機関では常勤医師による診療のめどが立っていない状況でありますが、現在、市外医療機関から非常勤医師を派遣をしていただき、かづの厚生病院のほか2つの医療機関において外来診療が行われております。
○市長(児玉 一君) 平成18年4月から鹿角組合総合病院の精神科常勤医師が不在となって以降、週2回の外来診療が行われておりましたけれども、今年度より、開業医や大館市立総合病院の協力のもと、週3回の診療が月2回行えるまでに改善されております。また、入院が必要となる患者に対する病院との連携もスムーズに行われております。
本市の中核病院である鹿角組合総合病院は、主に岩手医科大学からの医師派遣により運営されており、精神科においても長年にわたり岩手医科大学から派遣された医師により当地域の精神医療や地域内に抱える知的障害者施設の障害福祉・医療施策の推進にも貢献してまいりましたが、前段申し上げた「新医師臨床研修制度」を初めとした諸事情により、精神科常勤医師の確保が困難な状況の中で、平成18年4月から入院病棟の休止に追い込まれております
次に、福祉政策についてでありますが、鹿角組合総合病院から常勤の精神科医がいなくなった以降の影響につきましては、鹿角組合総合病院では昨年5月から岩手医科大学からの精神科常勤医師の派遣が中止となり、現在、週2回の再診のみの診療となっており、初診の患者や緊急患者への対応に大変ご不便をおかけしているものと思っております。
また、鷹巣病院では精神科常勤医師の不在で病院存続の危機となっています。このままでは、鹿角小坂、鷹巣阿仁地域から精神の入院病床がなくなることも予想されます。また、大館市立扇田病院では産婦人科の閉鎖、大館地区では地区外の妊婦や大館出身であっても里帰り出産が出来なくなっています。
また、精神科医療問題につきましては、当地域は多くの知的障害者施設を抱えていることや精神科医療の存続を地元が強く要望していることから、市民団体による署名運動が実施され、8月29日には秋田県知事に対し、1万6,038人の署名を添えた「鹿角組合総合病院の精神科常勤医師が早急に確保され、一日でも早く精神科病棟の再開が可能になるとともに、平成21年に予定されている病院の新築移転に当たり、地域が必要とする精神科医療体制
鹿角組合総合病院は、当地域の中核病院として、市民の安全、そして安心できる新病院としての機能を果たしていただく必要があり、精神科常勤医師の確保、さらには精神科病棟建設に向け厚生連としても最大限の努力をされるよう強く申し入れするとともに、今後も厚生連、県、小坂町と4者一体となって新病院の建設に取り組んでいきたいというふうに考えております。
精神科医不在問題につきましては、鹿角組合総合病院では、精神科常勤医師の岩手医科大学への復帰により、4月末に入院病棟が休止され、5月からは非常勤医師による週2日の診療体制となっております。