由利本荘市議会 2012-03-07 03月07日-04号
原子炉を廃炉にするときにクリアランス制度を使うんです。広域処理のためにクリアランス制度を使うんでないんです。原子炉を廃炉するときに100ベクレル以下のものを再利用できるものは再利用しましょうということでできたのがクリアランス制度なんです。今、日本に54基、世界にもいろいろな原発がありますけれども、クリアランス制度を使って処理をするというのは、今回の日本の瓦れき処理が初めてです。
原子炉を廃炉にするときにクリアランス制度を使うんです。広域処理のためにクリアランス制度を使うんでないんです。原子炉を廃炉するときに100ベクレル以下のものを再利用できるものは再利用しましょうということでできたのがクリアランス制度なんです。今、日本に54基、世界にもいろいろな原発がありますけれども、クリアランス制度を使って処理をするというのは、今回の日本の瓦れき処理が初めてです。
1975年(昭和50年)8月の朝日新聞の大型広告は、「原子炉が爆発しないのはなぜか。」、「原子炉は原爆とは全く違った性格のものである。原子炉の安全設計は取り越し苦労とも言えるほど念入りに行われている。例えすべての制御装置が働かなくなったとしても大事故を起こすことはない。」、こんな調子であります。
もともと戦争のための開発なので安全は後回しにされ、安全性を十分に考えないまま慌ててつくった原子炉の弱点が今の原子力政策にそのまま残っている。しかも、すべての型の原子炉に共通の深刻な問題は、ウランを燃やしてできる膨大な放射能を含んだ大量の死の灰を原子炉に絶対安全に閉じ込める技術がまだないことと、もう一つの弱点は、燃やした後の残りかす、使用済み核燃料の適切な処理方法が見つからないことだ。