仙北市議会 2020-03-04
03月04日-02号
令和 2年 3月 定例会 令和2年第2回
仙北市議会定例会会議録議事日程(第2号) 令和2年3月4日(水曜日)午前10時00分開議第1
一般質問---------------------------------------出席議員(18名) 1番 門脇晃幸君 2番 武藤義彦君 3番 高橋輝彦君 4番 小木田 隆君 5番 高橋 豪君 6番 熊谷一夫君 7番 平岡裕子君 8番 田口寿宜君 9番 阿部則比古君 10番 黒沢龍己君 11番 荒木田俊一君 12番 小林幸悦君 13番 伊藤邦彦君 14番 真崎寿浩君 15番 八柳良太郎君 16番 高久昭二君 17番 稲田 修君 18番
青柳宗五郎君
---------------------------------------欠席議員(なし
)---------------------------------------地方自治法第121条
の規定により説明
のため出席した者
の職氏名 市長 門脇光浩君 副市長 倉橋典夫君 教育長 熊谷 徹君 病院事業
管理者 進藤英樹君 地方創生・ 総務部長 阿部慶太君 小田野直光君
総合戦略統括監 市民福祉部長兼 浅利和磨君
観光商工部長 細川秀清君
福祉事務所長 農林部長 八柳 司君 建設部長 草なぎ雅人君 会計
管理者 長松谷 光君 教育部長 戸澤 浩君 医療局長兼
総務部次長兼 菅原貞男君 大山肇浩君
医療連携政策監 企画政策課長 危機
管理監 高橋宏和君
田沢湖地域センター所長 石川一幸君
角館地域センター所長 西木地域センター所長 茂木博巳君 山田且也君
総務部総務課長 朝水勝巳君
総務部財政課長 草なぎ郁太郎君
---------------------------------------事務局職員出席者 議会事務局長 三浦清人君
議会事務局次長 高階栄子君 書記 堀川貴吉君 書記 高橋繁幸君
---------------------------------------
△開議
の宣告
○議長(
青柳宗五郎君) ただいま
の出席議員は18名で会議
の定足数に達していますので、これから本日
の会議を開きます。 本会例会において出席を求めた者
のうち、
高橋代表監査委員は本日欠席です。 広報及び報道関係者
の撮影を許可します。 本日
の議事日程は、タブレットに掲載
のとおりです。 (午前10時00分)
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○議長(
青柳宗五郎君) 市長から発言
の要請がありますので、これを許可します。門脇市長。
◎市長(門脇光浩君) おはようございます。 貴重なお時間をいただいて大変恐縮であります。
新型コロナウイルス対策について、最新
の情報
の共有をどうかよろしくお願い申し上げたいと思います。 同対策については、今
定例会初日に、令和2年2月3日に仙北市災害連絡室を設置し、対応していると報告をしております。その後、全国的に極めて深刻な状況にあると
の判断から、2月28日に倉橋副市長を部長とする仙北市
新型コロナウイルス対策部を設置し、
感染拡大防止のため、市として最大限
の対策を講じていくこととしました。 同日、
臨時校長会が開催され、2月27日に政府から要請
のあった
小・中学校の臨時休校について、政府
の要請に応じ、3月2日から21日までを臨時休校とし、引き続き4月4日までを春季休業として対応することとしております。 また、学校
の臨時休校に伴い、仕事を休めない保護者
の支援
のため、各学校から
の協力をいただき、
放課後児童クラブを3月2日から4月4日まで開設します。 3月2日、第2回
の対策部会議を開催し、市主催
の行事、イベント
の対応や市
の公共施設等の利用等について協議を行っております。行事、イベント等で不特定多数
の方が集まる、概ね20人を超えるような会議等は中止、または延期とし、行政運営上中止できないものや規模を縮小して行う場合には、手洗い、消毒、
咳エチケットなど
感染防止対策を徹底するとともに、参加者名簿を作成し、連絡を取れるよう配慮しながら開催することとしました。 市以外
の団体等であっても多く
の人が集まる行事等は、市と同様
の対応をお願いします。 公共施設
の利用については、体育施設は予約済みでも、これも含めて3月中
の利用を休止してもらうこととしました。 公民館等についても利用制限し、不特定多数が集まる会議や概ね20人を超えるような会議等は自粛していただきたいと思っております。
観光施設等については、現在
のところ通常どおりの開館としております。 なお、市民及び市内で
新型コロナウイルスの感染が発生した場合は、直ちに対策部を対策本部として、さらに高いフェーズで対応を強化します。
感染症対策は、みんなで同じ方向性を向いて取り組まなければ効果は期待できません。市民
の皆様には、外出
の際
の手洗い、
咳エチケット、体温測定を日常的に実施いただき、予防に努めてくださるようお願いを申し上げます。 以上であります。
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△一般質問
○議長(
青柳宗五郎君) 日程第1、一般質問を行います。
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△門脇晃幸君
○議長(
青柳宗五郎君) 通告により発言を許します。1番、門脇晃幸君。
◆1番(門脇晃幸君) おはようございます。蒼生会
の門脇晃幸です。私
のほうも前回から引き続き、公教育について質問してまいりたいと思います。 初めにですが、今、市長さん
のほうからも話がありましたとおり、
新型コロナウイルスでございます。問題が大きくなっておりまして、今この私、一般通告1週間前して、そして今日まで
の間に状況が大きく変わりました。それで、対策
のほうもしっかりされているように聞いております。ですので、ここでは確認
の意味を込めて仙北市
の児童生徒へ
の安全対策は万全でしょうか伺います。
○議長(
青柳宗五郎君) 答弁を求めます。
熊谷教育長。
◎教育長(熊谷徹君) おはようございます。 ただいま
の門脇議員
の御質問に対しましてお答え申し上げます。
新型コロナウイルス問題、仙北市
の児童生徒へ
の安全対策はどうなっているかということでございました。 先ほど市長からもお話ございましたが、2月28日午前10時30分から仙北市
臨時校長会を開催いたしまして、政府
のコロナウイルス感染拡大防止に向けた要請に応じて、市内全
小・中学校を3月2日から3月21日まで臨時休校とし、引き続き3月22日から4月4日までを春季休業とすることを決定いたしました。 各学校では、休校及び休業期間中も
石鹸アルコール消毒液による手洗い、うがい、定期的な換気等を励行し、引き続き感染予防に努めるよう児童生徒に指導するとともに、保護者へ
の協力依頼をしているところでございます。 なお、この期間は、不要不急
の外出を控えることと、どうしても外出が必要な場合
のマスク着用についても確認しております。 また、各学校へは休校・休業期間中も適宜電話や家庭訪問等で児童生徒
の状況を確認しながら、感染予防が継続されるよう依頼しているところでございます。 ここから
の答弁は以上とさせていただきます。
○議長(
青柳宗五郎君) 1番。
◆1番(門脇晃幸君) 色々話を伺いました。ここでちょっと具体的な質問させていただければなと思います。新年度入って学校が開設、スタートすると、新年度が。それで給食も提供されると。給食
の時間に、もし児童生徒さん
の1人、どなたかが食べた物を戻してしまったとか、そういう事態がなければいいんですが、あった場合なんか
の対処法なんかは意思疎通とられておるもんでしょうか、伺います。
○議長(
青柳宗五郎君)
熊谷教育長。
◎教育長(熊谷徹君) 当市には、もちろん学校に給食指導
の委員会がございまして、随時その会議が開かれておりますが、そのような色々な子どもたち
の今、戻すという話ありましたが、例えば色々な症状が出たとか、いろんな場合に対する対処法などについては、今、
総合給食センター、4月1日から稼働するわけですが、それ以前からそのようなマニュアルを作って、対応、準備しているところでございます。
○議長(
青柳宗五郎君) 1番。
◆1番(門脇晃幸君) そういうことであればよろしい
のかなというふうに思います。安心しました。 次
の質問に移ります。 前回もお話しましたが、来年度から教育制度が大きく変わってくるという中で、縷々質問しまして前回も色々お答えいただきました。今回は特に
プログラミング教育ですね、こちら
のほうについてどういう状況かをまず伺えればなというふうに思います。
○議長(
青柳宗五郎君)
熊谷教育長。
◎教育長(熊谷徹君) 今、議員がお話ございましたように、来年度令和2年度から完全実施となります
小学校学習指導要領で初めて導入されます
プログラミング教育でございますが、教育
委員会では
北浦教育文化研究所が中心となりまして、
市内小・中学校教員のプログラミングの指導に対する不安感を軽減する目的で
プログラミング教育体験研修会を昨年度は3回、今年度は5回開催しました。それで、
プログラミング教育は主に小学校でございまして、中学校は技術・家庭
の担当教員が担当することになっております。 それでまた、低中高学年
の発達段階に応じた
プログラミング教育で育成したい資質能力表、それから仙北市
プログラミング教育年間指導計画を作成いたしまして、各小学校に配布し、学校ごと
の計画等、構築を支援しているところでございます。 さらに、
北浦教育文化研究所指導主事と各小学校
のプログラミング教育担当者が共同で作成しておりました学年ごと
のプログラミング教育授業指導案というものを完成いたしまして、今年度中は各小学校へ配布し、来年度から活用していただくというふうな運びとなっているところでございます。 来年度以降も秋田県教育
委員会、各小学校と連携しながら、より効果的で、誰でもできる
プログラミング教育の技術
の在り方を追求しているところでございます。 実は
プログラミング教育に関しましては、我が市はドローン
の教育を早期に導入した関係で、ドローンと
プログラミング教育が非常にタイアップといいますかオーバーラップする部分が多いわけで、私
の口からいう
のもなんですが、県
の中では先駆的な取り組みを行っているところでありまして、各市町村からどうか資料をいただきたいというような、あちこちからそのような御依頼もいただいているところでございます。
○議長(
青柳宗五郎君) 1番。
◆1番(門脇晃幸君)
プログラミング教育、
プログラミングという言葉が、どうしても
コンピューターと
の関連性
のある形で教育が進んでいってるような感があります。本来この目的という
のは、
ロジカルシンキングの向上ということが目的になってますが、その目的に達するため
の一手段として
コンピューターによる
プログラミング教育という
のが有効なような形で、これ、ほか
の自治体もみな取り入れているようでございます。ただ、あえて
コンピューターを使わなくても、そういう教育はできるものというふうに認識しておりますが、そういった部分、要は何といいますかプラグレスといいますか、
コンピューターがなくてもこういう形で教育をしますという、そういう予定といいますか、そういうものは準備しておらないもんでしょうか。
○議長(
青柳宗五郎君)
熊谷教育長。
◎教育長(熊谷徹君) 議員がおっしゃいますように、
プログラミング教育の中では、必ずしもここに
コンピューターがなくても、それは色々な形でできる、おっしゃいましたように、やっぱり
ロジカルシンキングを育てることが目的でございます。ただ、まず政府といいますか文科省
のお話では、OECD、要するに先進国
の中で
プログラミング、
コンピューターを活用しないで授業している中では日本が一番最低、パーセンテージが低いということで、ぜひまず
プログラミング教育の中では
コンピューターを活用しながらいろんな
ロジカルシンキングを育てていっていただきたいというふうな、そういう指導といいますか、そういう
のをいただいているところで、まず私どもといたしましても、できるだけ
コンピューターであったりドローンであったり、また、ロボットであったり、色々なそういうものを活用して授業を進めていこうという方向で進めるところでございます。
○議長(
青柳宗五郎君) 1番。
◆1番(門脇晃幸君) よく分かりました。次
の質問に移りたいと思います。3番、4番、5番ですが、これ関連してますので一括で質問いたします。 教員
の働き方改革ですね。教育現場
の矛盾
の対策は、教員
の増員が有効だというお話を前回答弁いただきました。そこで、教員1人当たり
の生徒数、これは全国ではどのくらいな
のか、県ではどのくらいな
のか、我が仙北市はどうな
のか。理想的な人数はどの程度かと、適当かということを伺います。
○議長(
青柳宗五郎君)
熊谷教育長。
◎教育長(熊谷徹君) 平成31年度
版文部科学統計要覧、
文部統計要覧等によりますと、常勤
の教職員1人当たり
の児童生徒数の平均は、小学校が全国では15.3人、秋田県が13.0人、仙北市が10.3人となっております。同じく中学校では、全国平均が13.2人、秋田県が10.2人、仙北市が6.7人という数値になっているところでございます。 国・県・市ともに小学校よりも中学校が少なくなっておりますけれども、これは中学校
の専科制に伴う
教職員定数配置基準というものがございますが、この違いによることと、それから国・県よりも本市が少ない
のは、
児童生徒数が少ない学校が多いということが関係している
のではないかと捉えているところでございます。 それで、どれぐらい
の人数が適当かということでございますが、1人当たり
の教職員が担当する
児童生徒数が関わる教育効果を明確に示すその根拠というふうなデータはまだ、学者
のほうでは色々な研究なさっておる
のですが、確立したものは持ち合わせておりません。しかしながら、一学級
の人数という視点で申し上げますと、児童生徒が自分
の考えを持って集団やペアで話し合い、自分と違った考えに触れ、練り合うことで学習課題を解決していくという探求型といいますが、その探求型
の授業を充実させるためには、ある程度
の人数、まず大体15人から20人という学者
の方が多いようですが、15人から20人、ある程度
の人数が必要であるというふうに考えているところでございます。
○議長(
青柳宗五郎君) 1番。
◆1番(門脇晃幸君) すみません、3、4、5まとめて質問する予定が1問でやってしまいました。4番、5番、まとめて質問します。 文科省が2019年1月に「公立中学校
の教師
の勤務時間
の上限に関する
ガイドライン」を示してます。これによりますと1カ月45時間以内、年間に360時間以内となってますが、仙北市
の状況を伺います。 そして5番ですが、教員
の業務負担軽減には、非常に多い事務処理を、教員でなくてもできるものは他に処理をしていただくということで、相当
の負担軽減につながると考えます。また、事務内容も合理的に整理すれば
処理スピードも早まります。県や国へ
の働きかけをすべきかと考えますが見解をあわせて伺います。
○議長(
青柳宗五郎君)
熊谷教育長。
◎教育長(熊谷徹君) まず最初に、文科省
の公立学校
の教師
の上限に関する
ガイドラインについて
の御質問がございました。その質問にお答え申し上げます。
市内小・中学校教員の1カ月
の時間外勤務時間を見ますと、45時間
の上限を超えた教職員
の割合が令和元年5月
の実績では、小学校で49.4%、中学校では63.3%というふうになっております。同じく令和元年11月
の実績では、小学校が33.7%、中学校では55%となっております。 5月春と11月
の秋を比較いたしますと、わずかでございますが改善
の兆しが見られます。ただ、まだまだ憂慮すべき状況であると捉えているところでございます。 なお、教員
の実労働時間
の記録につきましては、まだ1年間を通した記録はございません。それで、国が示した1年間
の時間外勤務時間
の上限360時間を月あたりにいたしますと1カ月、12で割るわけですので30時間となります。これが上限になります。それで、令和元年11月に時間外勤務時間が30時間を超えている教員は、小学校では60.2%、中学校では78.8%となってございますので、今年度末に上限360時間を超える教員という
のは、まずもう本当に相当
の数になる
のではないかと想定され、大変心配される現状となっているということでございます。 それから、その次
の質問であります教育
の業務負担軽減ということでございますが、職員が議員から御指摘ございましたように、文部科学省では平成30年度から教員が児童生徒と向き合う時間や教材研究に力を入れていくことができる時間を確保するために、
学習プリント等の印刷、各種文書
の仕分け、各種データ
の入力業務を担う
スクールサポートスタッフ配置事業を始めております。実施主体は都道府県及び
政令指定都市でありまして、財源は国が3分の1、都道府県及び
政令指定都市が3分の2負担となってございます。令和2年度
の秋田県教育
委員会
の方針といたしまして、児童数400名以上
の小学校に1名ずつを全県で9名配置すると、そういう基準がございます。それで来年度、仙北市
の小学校にもこの基準がまずほぼ該当しますので、このうち
の1名を配置していただける予定となってございます。配置となる学校
の教員が配置
の効果を実感できるような活用
の在り方を連携しながら、本当に追求してまいりたいと、いずれ令和3年度以降、何とかこの配置事業を継続、拡充していただきたいということで秋田県教育
委員会
のほうに今強く、令和2年度は恐らく仙北市大丈夫だと思いますので、令和3年度も継続できるように強くお願いしているところでございます。
○議長(
青柳宗五郎君) 1番。
◆1番(門脇晃幸君) 今、色々答弁いただきました。話を聞きますと、仙北市は非常に充実した教員
の数というような印象があります。恵まれている
のかなと。ただ、その要因としては、学校が小規模であり、教員
の数は多いけれども充実しているとは必ずしもいえないというお話だったと思います。だとしますと、学校も、やはりもう少し規模が一定
のところまでもっていくということを考えるならば、それも必要なんじゃない
のかなと。少なければそれなりに充実した事業ができるとは思いますが、別
の観点からそれが逆に児童生徒さん
の公平さを削ぐ形になっているというふうにも感じます。 前回
の一般質問
のときに補助員、支援員、こちらを仙北市は14名補充なったということで、今
の数字は教員
の数だけ
の数字というふうに認識していますが、そこら辺を加えても非常に充足されている
のかなというふうに思います。にもかかわらず、今、勤務時間
の残業ですね、こちらについて45時間を超えるという形で今お話いただきましたが、これ80時間を超えるような教員
の数などという
のは把握しておるもんでしょうか。
○議長(
青柳宗五郎君)
熊谷教育長。
◎教育長(熊谷徹君) 確定した人数は今現在お答えはできませんが、おります。という
のは、やっぱり中学校
の部活動
の先生方が非常に、私ももちろん本当に現役時代はやりましたけれども、恐らく80時間は超えていたと思いますが、やっぱり部活動で頑張っていらっしゃる先生方がやはりいらっしゃいます。
○議長(
青柳宗五郎君) 1番。
◆1番(門脇晃幸君) 割合とかは、何となくでもいいんですが、分かりませんか。1割とか、1割5分とか。
○議長(
青柳宗五郎君)
熊谷教育長。
◎教育長(熊谷徹君) 1割は確実であろうと、1割、1割5分確実であろうと思われます。
○議長(
青柳宗五郎君) 1番。
◆1番(門脇晃幸君) 今、非常に問題になっている80時間
のガイドラインございます。これは御存知
のとおり過労死
の80時間ということで、これを超えることは良くないといいますか、やらないようにしてくださいということで、
ガイドラインが45時間ということで大分開きがあるということです。 今、何でこれをお話するかといいますと、
ガイドラインが示されている以前
の段階で、他
の自治体では80時間を切るようにしたいという話があるわけです。この
ガイドラインが示されたにもかかわらず80時間を切るように努力したいという自治体が全国あちらこちらにあるということは、80時間というその過労死ラインを超えている
のがほとんどであると。それを下回りたい、それが目標になっているというこの現実なんですね。ただ、今、1割というお話をいただいて、それも良いとはいえませんが、45時間に近付けていただけるような、色々な対策が必要なんではないかなというふうに強く感じているところであります。そこ
のところ、今後具体的に何か策とか持っておられる
のであれば伺いたいんですが。
○議長(
青柳宗五郎君)
熊谷教育長。
◎教育長(熊谷徹君) 先ほど
の議員が御指摘いただきました80時間超えでございますが、11月に限ってでございますが、小学校が3.6%、中学校が21.3%、まず平均しますと、やっぱりおっしゃいましたように14.5%になる
のではないかと、というものが80時間を超えている先生方がいらっしゃると。 それで、やはり特に中学校
の21.3%、これが非常に多いわけで、これ
のほとんどが部活動であります。それから、小学校も部活動ではございませんが、吹奏楽を持っていらっしゃる先生方、これはもう部活動とほぼ非常に似た状況になっております。それで、今、校長会、それから教育長部会とも合同で、特に何とかその部活動
の過熱化、練習
の過熱化を抑えようということで、これは今年度
の夏に再度確認したものでございますが、週2回以上休むと。週1回休んで、土日に1回休むから、それで週2回以上休むと。それから、第3日曜日等
の終日、できるだけ部活動を休む等
の取り決めを、仙北市だけでなく大曲、仙北、美郷、その3つで作って、今、何とかそれを履行していこうと、しっかりやっていこうと。ただ、本当にその好きな、勝ちたいといってはなんですが、そういう先生方がおりまして、少しどっかで隠れてやっているというようなお話もちょっと伺ったりはしますが、やはりしっかりと守って、この過労死ライン80時間という
のは絶対に駄目なんだというようなことは私どもも強く指導していかなければならないというふうに思っているところでございます。
○議長(
青柳宗五郎君) 1番。
◆1番(門脇晃幸君) 比較的数字で見る限りでは、仙北市はいい
のかなと、いいとは言いませんけれども、他
の自治体に比べたらいいほう
の形で動いている
のかなというふうな認識を持ちます。ぜひまた数字
のほう、改善できるように頑張っていただきたいなと思うところです。次
の質問に移ります。 文科省が2020年、これもまた来年度からになりますが、目指している「スクールロイヤー」と呼ばれる専門
の弁護士を全国に300人配置する方針と。各地
の教育事務所などに拠点を置き、市町村教育
委員会から
の相談を受けると。経費は年間4億、財源に地方交付税を活用する考えというふうな話でございます。この制度
の詳しい内容と現在どういう進捗状況かを伺います。
○議長(
青柳宗五郎君)
熊谷教育長。
◎教育長(熊谷徹君) 議員
の御質問にお答え申し上げます。 スクールロイヤーとは学校内で発生するいじめや学級崩壊、不登校、体罰、教職員と保護者
のトラブル等
の様々な問題や課題について、児童生徒
の利益を念頭に置きながら、法律
の見地から学校に助言する教育に精通した弁護士を指します。 文部科学省では、来年度からスクールロイヤーを各都道府県
の教育事務所や
政令指定都市に全国で約300人配置する事業導入
の方針を発表しております。 実施主体は都道府県及び
政令指定都市でございますので、財源は国が3分の1、都道府県及び
政令指定都市が3分の2
の負担となっております。 秋田県教育
委員会からは、県内各学校
の実情や他
の事業と
の兼ね合いから、令和2年度
のスクールロイヤー配置事業
の活用を見送った旨
の回答を得ておるところでございます。
○議長(
青柳宗五郎君) 1番。
◆1番(門脇晃幸君) そういうことであれば、そういうことかなと。次
の質問もあまり整合性がないような感じになりますけれども、見送ったということであれば、スクールロイヤー制度にどのような期待を持っているかという話には・・・ (「今年度だけ。その後は。」と言う人あり)
◆1番(門脇晃幸君) あまり期待していない
のかもしれませんが、通告しておりますので伺いたいと思います。
○議長(
青柳宗五郎君)
熊谷教育長。
◎教育長(熊谷徹君) 秋田県
のほうから、まずはっきり言わせていただければ、予算的な関係でスクールロイヤー制度、今回は見送ったということで、恐らく令和3年度頃から導入される
のではないかと私どもは期待しているところでございます。 今後、秋田県にもスクールロイヤー制度が配置された場合に、私たちが特に期待を持っております
のは次
の3点でございます。 1点目は、学校から
の法的相談へ
の対応でございます。スクールロイヤーが学校へ法律家
の立場で助言したり職員研修
の講師を担ったりすることも想定されます。 2点目は、法令に基づく対応
の支援でございます。学校が進める対応が、いじめ防止対策推進法
のような法令に沿っているかどうか
のスクールロイヤーによるチェック機能が非常に期待されております。 3点目は、いじめ
の予防教育
の充実でございます。教員がスクールロイヤーと共同で授業
の指導案を作成したり、実践的な教材開発を行ったり、ゲストティーチャーとして授業に参加していただき、いじめ
の法的な責任について
の解説を受けたりすることもできると思います。 NHK
のドラマでスクールロイヤーありましたけれども、非常に皆さん、スクールロイヤーには私も含めて期待している
のではないかと思っているところでございます。
○議長(
青柳宗五郎君) 1番。
◆1番(門脇晃幸君) このスクールロイヤー制度については、他
の議員さんも前に取り上げて質問されております。そのときに市長が、教育は神聖なものであるというようなお話をされた記憶があります。その神聖なるものという部分については、若干違和感を私は持っていますけれども、そのとおりだなというふうにもございます。 このスクールロイヤー制度、今回まず見送って、いずれはやるんじゃないかという中で、あえて質問させていただきますが、やっぱり弁護士
の先生という
のは、依頼者がいて、依頼者
の利益を通常であれば一番に考えて動くというふうに認識しておりますが、この場合
の立ち位置という
のが非常にはっきりしていないといいますか、子どもさんが第一じゃないかという認識は持ってますけども、ここら辺、先送りなんでまだしっかり考えておられない
のかもしれませんが、この制度
の運用が数年後にあるとすれば、色々そういう議論もした中でスクールロイヤー制度を導入したとき
のことを考えた中で教育
委員会としては色々動いている
のではないかなというふうに思います。この立ち位置についてですね、どういう見解を持っておるでしょうか、伺います。
○議長(
青柳宗五郎君)
熊谷教育長。
◎教育長(熊谷徹君) スクールロイヤー
の方々には、もちろん私ども教育担当者という
のは、本当に法律に疎い方が多いものですから、やはり特にいじめ等
の非常に難しい問題に対した場合には、じゃあ法的にはどうかというところ、その法
の裏づけ等を色々教えていただくことが非常に重要であります。と同時に、子どもたち
のいじめ
の問題、これによっていろんな問題が生じてこないか、それから、親御さん、保護者
の中には、本当にまれではございますが大変厳しい何といいましょうかいろんな御要望なども伺う場合などもございます。そういうふうなちょっと厳しい、ちょっと実現不可能な御要望などに対しても、法的ではどうな
のかというような、非常にそういうふうな面でも先生方が助けていただける、または子ども
のいじめなど
の未然防止にもつながる非常に期待しているわけであります。 ただ、やっぱりロイヤー、法律家でございますので、そのどちらかに立つということは、やっぱり法的に問題がございまして、やはり中立
の立ち位置に立っていただくということが、これがやっぱり本旨でございまして、その弁護士、スクールロイヤー
の先生がどういうふうな、その中立
の場で、かつ私どもに有効な指導をしてくださると、そういうふうなことをお願いしていきたいですし、期待申し上げていきたいと思っているところでございます。
○議長(
青柳宗五郎君) 1番。
◆1番(門脇晃幸君) 次
の質問と関連がありますので、次
の質問にまず入りたいと思います。 学校を取り巻く諸問題に対して、スクールカウンセラーやソーシャルワーカーなど様々な専門家
の力が必要であると思います。スクールロイヤー制度をどのように運用していく
のか、学校、地域、保護者を含めて議論を深めていく必要があると考えますが、導入を見送ったわけで、時間に猶予はあると思いますが、今後ここら辺はどのような捉え方をしていくかということをお考えでしょうか。
○議長(
青柳宗五郎君)
熊谷教育長。
◎教育長(熊谷徹君) 市教育
委員会といたしましては、まず本年度は秋田県は見送っておるところでございますが、本制度に関するこの後
の国や県
の動向を、しっかりとまず注視してまいりたいというように思っております。 また、スクールロイヤーが本年度は配置されませんが、その次年度、令和3年度辺りからもしかすれば配置ということもあると思いますので、学校教育に関係した法的な根拠等いろんなものを求められる有事
の際には、現在
の時点では市
の顧問弁護士をお願いして色々指導、助言を受けていただいているところでございますので、いずれ学校、地域、議員がおっしゃいますように地域、保護者等含めまして、この制度
のより良い活用というものを目指しまして議論を深めながらしっかりとした始まった場合
のスクールロイヤー制度
の態勢を整えてまいりたいというふうに思っているところでございます。
○議長(
青柳宗五郎君) 1番。
◆1番(門脇晃幸君) 子どもさん同士
のけんかとかいじめ、それから父兄さんたちと
の色々なトラブル、できれば当事者で解決していただく
のが一番であり、スクールロイヤーに頼ることがない
のが理想であると思います。これ当然でございますが。そういうスタイルがとれるような学校
の在り方を考えていかなきゃいけないんじゃないかなというふうに強く感じているところです。 次
の質問とも関連ありますので、次
の質問にちょっと移りますが、県内
小・中学校、これは新聞にも載っておりましたけれども、2018年
の統計からいきますと不登校者数が27.4%増と、増加率過去最高ということで出ておりました。これについては、色々その不登校というものを認めるといいますか、容認するという考え方が現場に浸透してきたために、無理して学校に行かなくていいというような認識
のもとで増加した
のじゃない
のかというコメントも入っておりましたが、仙北市
の不登者
の実態と、その主な原因が分かっておればお伺いしたいなと思います。
○議長(
青柳宗五郎君)
熊谷教育長。
◎教育長(熊谷徹君) 本市
の令和元年12月末現在
の不登校
児童生徒数でございますが、市内
の小学校では3名、これが全体
の0.3%でございます。それから、中学校が19名、全体
の3.2%でございます。計22名で、全体
の1.4%
の不登校
の子どもたちがいらっしゃることになります。 不登校になった直接
のきっかけといたしましては、小学生では親子関係をめぐる問題、それから病気による欠席から、どうも学校に行きづらくなって継続していると、それで休みとなったというようなことが報告されております。中学校では、いじめをのぞく友人関係をめぐる問題、また、情緒
の不安定であったり、家庭
の生活環境
の急激な変化等が報告されております。それから、今、議員が御指摘
の不登校を容認するというような風潮という
のも、やっぱりあるものと思っております。 各学校では、ケースに応じまして心理を専門家であるスクールカウンセラー、福祉
の専門家であるスクールソーシャルワーカー、それからスペースイオ(角館)、それから桜教室など、適応教室指導等と連携しながら子どもたちが自ら
の進路を主体的に捉えて、将来、社会的に自立できるようにということを最大
の目標といたしまして不登校児童生徒と、その家庭
の支援にあたっているところでございます。
○議長(
青柳宗五郎君) 1番。
◆1番(門脇晃幸君) 不登校
の方々がそこそこ、中学校に入って少し増えているという内容なようです。この不登校を問題とする
のかしない
のかで話
の内容が大きく変わってくるんですけれども、不登校を容認するという形が今、全国的に少しずつそういう方向になってきて、不登校
の生徒さん、学校に行かなくても卒業できるという仕組みもあるようで、そういうこの不登校
の原因という
のは、私も質問してこの話する
のおかしいですが、いろんな幅
の広い課題というか原因があるんじゃないかなというふうに思います。色々資料を読みあさった中で
の話ですので、合ってるかどうか分かりませんが、何となく学校に行きたくないと、特にその理由がない、何か何となく行きたくない、そういう方が増えているという話を聞いております。何となくというと、この原因がはっきりしないんで対処法もないといえばない。だけれども、やっぱり中学校に入ると何となく行きたくないという方が多いと。そういう子どもさんたちは、勉強ができる
のかできない
のか、できる子が多いらしいんですね。どうしてかちょっと分かりませんが。そういう場合、今これ、色々この後
の話にもつながるんですけれども、学校に行かなくてもいいとはいいませんけれども、卒業できる。そして上
の学校にも行ける。仕組みとしては大学
の受検は可能であろうと。一定
のハードルをクリアすればですけれども。そういう部分が容認されてくることを前提とした場合、学校
の在り方というものが将来的に大きく変わってくるんじゃない
のかなと。この不登校問題ということを問題と捉えずに、これは当たり前、逆にですね当たり前
のことだというふうに捉えますと、非常に考え方が変わってくるんですね。もっといえば、今、学校という
のは週5日制、週休2日ですね、なっているんだけれども、不登校
の方々を例にとると、そんなに毎日学校に行かなくていいんじゃない
のかなと。これは勝手な話なんで、そうであるとはいいませんけれども、週3日、2日だけ学校に全員来ていただくと。あとは自宅で勉強しても差し支えない、場合によっては。そういうことも考えられるんじゃない
のかなというふうに思います。これは将来的に学校が統廃合したときに、通学時間とか通学距離によって不利益を被る児童生徒さんが出てくるというときに、別な意味で有効な手法というふうに捉えることもできるんですね。ですので、学校というものをどういう形で存在理由というものが今まであまり、議論してきてる
のかもしれませんが、その部分についても大きく変わってきて、教育という話でいきますと、学校だけが学び
の場ではないと。自宅でパソコンが普及して、先ほど
のプログラミング教育にも関連してきますけれども、非常にこれから地方自治体
の中で、特に仙北市も教育分野においては色々な課題、行政的な部分
のいろんな課題がありますけれども、ちょっと面白い展開が、ひょっとしたら出てくる
のかなと。その先駆けに仙北市がなるようであれば、これはまた面白い
のかなというふうに非常に強く感じて、あえてここで伺いますけれども、不登校
の方々に対する市
の教育
委員会
の取り組み
の中で、今言ったように学校に無理して行かない児童生徒さんに対する対応、基本的には登校していただく方向で動いているんじゃないかなというふうに思いますが、そうでない場合ということを想定した場合、どのような対応がとれる
のかちょっと伺いたいと思います。
○議長(
青柳宗五郎君)
熊谷教育長。
◎教育長(熊谷徹君) 今、議員がお話ございました何となく学校に行かない、それは私どもも伺っております。その子どもたちが比較的何といいましょうか、成績レベルでは上位であったりする場合が多いというふうなことでございまして、全くそのとおりであったなと、私も本当に同感でございます。 それで、ただ、非常に不登校に対して寛容なような考え
の方々が非常に多くなりつつあるんだと。それも不登校も選択肢
の一つだというふうになっておりますが、やはり私ども
小・中学校教員
の担当としましては、やはり何とかして学校、または学校に準ずるところにやっぱり行って、そこで個人指導だけでなく、いろんな人たちと触れ合いながら自分を伸ばしていくと、そういうふうな方向に何とかもっていきたいと思っているわけでございます。 それで、仙北市
の場合も22人、今、中学校は22人お休みになっていらっしゃいますが、この子たちは、例えばうち
の方
の桜教室とか、それからスペースイオ、角館高校定時制
の敷地にありますけども、そこに行ったり、いろんな形である集団
の中に適応しながら、そこで勉強していると。 それから、学校も教室には行けなくても養護、要するに養護
の先生がいるところで一緒に勉強しているとか、そういうふうな方もいらっしゃるわけです。ですので、まずいろんな形で何らかの教育に関わっている方がほとんどでございます。本当に純粋にといいましょうか、お休みになっている方は非常に数が少ないわけで、それをやりながらですね、何とか近づけながら、子どもたちが普通
の自分
の学校に戻れるような雰囲気を作りながらやっていきたいと。ただ、御指摘
のように不登校
の生徒は、やっぱり私たち
の立場では容認するということでなく、何とか原級に戻っていくような、戻っていかれるような力をつけるように頑張ってまいりたいと、そういうふうな姿勢を持って対応しているところでございます。
○議長(
青柳宗五郎君) 1番。
◆1番(門脇晃幸君) この問題、話せばどんどん時間がなくなるというくらい、奥
の深い課題じゃない
のかなと。不登校
の理由
の中には、今、先に質問した内容、いじめだとか、あるいは学業についていけないとか、友人関係とか色々な原因もありますが、何となくというのも原因
の一つだろうと。容認する
のは、教職
の立場
の方々は容認できるわけないんじゃないかと思いますけれども、これ、非常に今、質問するにあたっていろんな資料を見て、つくづく考えさせられる案件であったなというふうに思います。私自身、この部分についてどういうことを疑問に思って、どういうことを質問しようかという部分において非常に悩んでしまった案件です。先ほども話したとおり、学校
の在り方が大きく変わる一つ
のきっかけになる部分が非常に大きいというふうな実感を受けたという事案です。これ、不登校がいいとはいいませんが、やはり社会に出ていくことによって様々な人間関係をクリアして立派に生きていくためには、やはり学校という場でそれなり
の試練といいますか、コミュニケーションをとらせる
のがやっぱりいい
のかなというふうには思います。ただ、それが今ある学校がそれを担うべきな
のか、あるいはスペースイオとか桜教室がそれを担う
のか、あるいはそれは小学校、中学校を終わって高校に行って不登校をされている生徒さん
の居場所が新たに見つかるかもしれないと。あるいは社会に行ってサークル活動で、そういう居場所というものが見つかるかもしれない。それはその生徒さん一人一人、児童生徒さん一人一人
の個々
の性格とか成長
のスピードによって違ってくるだろうと。だから教育全体を考えたときに、一人一人やったらきりがないんだけれども、おおよそ
のところで強制的な形から自分で選択して居場所を見つけられるような環境づくりと指導が必要なんじゃない
のかなというふうに強く思いました。 次に、質問といいますか、10番ですけれども、千代田区立麹町中学校校長工藤勇一さん、これ教育関係者
の中では知ってる方が多いんじゃないかなというふうに思います。まだ他に横浜市
の平川さん、それから世田谷区
の西郷孝彦さんですね、この方々も有名なんですけれども、「学校
の当たり前をやめた。生徒も教師も変わる!公立名門中学校長
の改革」これについてですね、私も資料を幾つか読みましたが、読めば読むほど理解できる部分と疑問に思う部分、両方が存在して非常に迷ったんですけども、どのような主観を教育長はお持ちな
のか伺いたいと思います。
○議長(
青柳宗五郎君)
熊谷教育長。
◎教育長(熊谷徹君) この本でございます。教員
の仲間ではベストセラーになりまして、私も前から興味は持っていたんですが、初めて議員
の御質問で御提示されましたので熟読させていただきました。たくさん折っておりますけれども、それで私
の主観を述べさせていただきたいと思います。 「学校
の当たり前をやめた。生徒も教師も変わる!」という、この本を読みまして、私
の感じたことでございますが、この本はベストセラーになりまして大変私も以前から読みたいと思っておりましたが、今回熟読させていただきまして、本当にためになったな、それから、先ほどから
の御質問
の非常に議員
のお気持ちが、非常にこの中にも含まれておりまして、大変分かる非常に良い勉強になったと、良い機会を与えていただいたと思っております。 著者は、今、日本で行われている教育活動
の多くは、学校
の本来
の目的を失っていると。学校は子どもたちが自ら考え、判断し、決定し、行動する、いわゆる自立する力を身に付けさせなければならないはず。ところが今
の学習は、学習指導一つをとっても、手段が目的化してしまい、本来手段であるはず
の学習指導要領や教科書が目的化してしまっている、それを消化することに本当に窮している、そういう現状であると。社会が目まぐるしく変化する今だからこそ、この教育
の原点に立ち返って、いわゆる学校
の当たり前といわれるものを改革し、子どもたちに本来
の自立することを身に付けさせていかなければならない。ただいま
のまさにその不登校なども、これに合致するわけでございますけれども、その具体的な例としましては不登校
の問題もそうでしたが、その他にも、まず学校
の宿題をやめる。子どもたちが興味・関心を持って、もう本当に自分から学ぼうとする学習ができるような仕組みを育てていく。そのためには宿題は全廃すると、それが一つ。 それから、担任制度を廃止すると。学年全員担任制度にしてやると。なぜかというと、担任にすると自分
の学級
の子どもたちに手をかけすぎて、いわゆる学級王国になってしまうと。自立する、本当に自分で自立していく力を育むには、子どもたちに自分
の課題に積極的に働きかけ、先生方がいろんな立場から、いろんないいところを見ていく全員学級担任制
のほうが適しているから私
のほうはそれをやっているというふうな主張でございました。 それから、服装など
の細々とした生徒指導
の約束事は、みんな廃止して、全部子どもたちと保護者に任せたと、そういうふうにやっているというふうなお話でございました。 いずれ現在、世界中で最もすぐれているといわれているフィンランド
の教育という
のは、大変評価されていますが、それに通ずるような非常に大胆な改革であって、感銘を受ける内容でございました。この後、市内
の小・中学校におきましても、いろんな経営状況、児童生徒
の実態にかんがみながら、取り入れられる仕組みは取り入れていきたいと、不登校
のことも含めましてしっかりともう一度議論しながら進んでいきたいと思っているところでございます。 以上でございます。
○議長(
青柳宗五郎君) 1番。
◆1番(門脇晃幸君) 読まれた方は非常に興味をそそられる内容
のものじゃないかなというふうに思いました。 今まで色々お話した中で、質問に対する答弁をいただきまして、学校
の在り方というものが非常にいろんな書物を読んだり、資料を読むと、日々違った考えを持ってしまうくらい難しい課題ということが非常に多くなっています。だから、今、教育長がおっしゃったように当たり前をもう一度見直す作業という
のが、教育現場では必要じゃないかなと。でもこれは別に教育現場に限ったことではなく、市
の行政においても常態化している業務が本当にいい
のかと。今までやってきたから今までどおりという考え方じゃなく、市長がよく財政
のことをゼロベースで見直すと、まさにそのとおりであって、全て
の業務を見直すという形、これでいい
のかと、今までやってきたことが当たり前なんだろうかということも、今これをやるにあたって色々私も考えさせられた案件であったなというふうに思います。 そこでですね、教員
の皆さん
の疲弊感という
のは非常に増えていまして、今、先
の質問ではお答えいただいた
のは14名
の補助員とか支援員が充足されて、だけれども、それでも不足じゃない
のかなという印象を持っています。それは何でかというと教員そのもの
の人数が足りないんじゃないか、特にこれは臨時教員といいますか、補助教員というんですか、私ちょっと言葉よく分かりませんが、何か学校現場でアクシデントがあって教員が足りなくなったときに、さっと応援する
の何というんですか、そういう方々が待遇が悪いためになる人がいない。いたとしても、いろんな生きていくために他
の仕事に就くとかということがあると。もちろん予算があるわけですから、普通
の教員を雇う予算と、それから非常勤教員を雇う予算では全く違いますので、同じ能力があるんであれば1人より2人雇ったほうがいいというような形で、それぞれ
の自治体が動いてきた経緯もあるようでございます。ただ、逆をいえば教員が足りないということなんですね。であれば、これはやっぱり予算化して、しっかりとした体制をとることも行政に求められる課題じゃない
のかなというふうに考えるわけです。そういったことをかんがみまして、新しい時代
の働き方を考える、これ教員
のことなんですけども、とっても大事です。現在では先生がゆとりをもって授業をしているというふうにはとても見えない状況です。これを何とかしなきゃいけないということですが、予算とか人的な問題があってなかなかできない。その中で何ができる
のか。やはり先ほど話しました当たり前を見直す、常態化していることをもう一度見直すということが必要なんじゃない
のかなと、これは教育部門だけじゃなくてもですね。一番最初に取り組んでいかなきゃいけない
のが、やっている業務を精選していく作業が必要なんじゃないかなというふうに思います。これは、これから話すことは叱られる部分もあるかもしれませんが、例えばということで例を述べさせていただきたいんですが、地域
の伝統芸能なんかを児童生徒に習得させて、運動会や地域
のお祭りで披露する。よくある話なんですけども、こういった
のをなくすることによって学校
の先生
の負担が減るんじゃないかなと。であったり、であったりです。学校行事
のために何か芸を習得させてやらせるとか、これが是非は問わないんですけども、そういったことも含めた中で一つ一つを見直していくということによって、少しでも教員
の負担が減っていくんじゃない
のかなということも考えるべきじゃない
のかというふうに思います。 そして、教育を教育関係者だけ
の内輪
の議論で語らずに、外から見た、他
の業種、業界も含めてですけれども、教育行政
の不理解に対してエビデンスを示す必要があるというふうに思います。日本
の教育を支えている
のは現場
の先生なわけですから、その先生を支えてくれる
のが一体誰な
のか、これは教育
委員会、県も含めてですが、新しい時代
の教育
の働き方を考える中にその答えがあることを願い、私
の一般質問を終わります。
○議長(
青柳宗五郎君) 以上で1番、門脇晃幸君
の一般質問を終わります。 11時10分まで暫時休憩します。 (午前10時58分)
---------------------------------------
○議長(
青柳宗五郎君) 休憩前に引き続き会議を開きます。 (午前11時11分)
---------------------------------------
△田口寿宜君
○議長(
青柳宗五郎君) 通告により発言を許します。8番、田口寿宜君。
◆8番(田口寿宜君) お疲れさまです。蒼生会
の田口寿宜です。通告に従いまして一般質問をさせていただきます。 初めに、財政についてお伺いをいたします。 このことにつきましては、今回
の定例会
の一般質問でも、まだ他
の議員
の方も質問されます。これまでもいろんな議員
の方々
の一般質問で論じられてきたわけでありますけれども、その議論を伺いまして、それぞれ
の考え方を学ばせていただきましたし、また、その財政
の重要性を改めて強く感じたときでもありました。財政は自治体運営
の基礎となる土台であるということを改めて心にしっかりととどめさせていただいたところであります。 令和2年度
の当初予算が示されました。本市を応援してくださいますたくさん
の方々
のあたたかい御協力をいただいた「ふるさと納税」
のおかげをもちまして予算を編成できた面もあるものと私は感じております。このことにつきましては、感謝
の念を抱いておるところであります。 しかし、依然として非常に厳しい財政状況は続きます。消費税
の増税や今回
の新型コロナウイルス感染症等々
の影響によりまして、景気
の悪化が進んできております。このことによって民間
の経済状況や個人消費
のさらなる低迷が進み、この結果が地方財政にもその波が押し寄せ、ますます厳しさが増していくことが予測されております。 地方自治体が財政出動しまして、例えばこの仙北市
の景気対策を行うこと
のこの余力など、ほぼほぼ無い状態である
のが実情であると感じております。 施政方針におきましても今後
の財政見通しが示されておりますが、かなりシビアな見通しを持つことが私は求められているものと考えております。令和3年度
の予算が組めるかどうか、個人的にかなり心配をしております。来年度
の予算編成に向けまして今から動き始めるようでありますけれども、それだけ厳しさがあるものと私認識しております。そこで次
の3点についてお伺いをしてまいります。1点目と2点目はまとめて質問をさせていただきます。 1点目です。ここまで厳しい財政状況になった要因をシビアに分析をされておられる
のでしょうか。 2点目です。分析した結果を基に、これまでどのような行動をとってこられた
のでしょうか、御答弁を願います。
○議長(
青柳宗五郎君) 答弁を求めます。門脇市長。
◎市長(門脇光浩君) 田口議員
の一般質問にお答えをいたします。 1点目と2点目を一緒にさせていただいて、3点目はまた別
の要項ということでさせていただきたいと思いますが、前段で議員が御指摘
のとおり、消費税増税であったり、また、コロナウイルス対策であったりと、財政出動を必要とする対策
の要素が年々年を追うにつれて大きく膨らんできているという状況があります。この状況を決して私たちは看過しているわけではなくて、議員が御指摘
のとおり、相当最高度
のレベルで危機感を持って対応しているという状況です。令和3年度
の予算についても、もう既に様々な場面でその取り組みが始まっているということもあります。これは逆をいうと、それだけ大変窮屈な財政状況だからということがいえる
のかもしれない。しかし、一方では令和2年度、令和3年度と連携して行わなければいけない事業等もある関係もあって、継続事業等も考えていくと、やはり令和2年度
の予算措置だけではなく令和3年度も見据えた予算措置ということを令和2年度には行っているというような、そういう状況もあります。 それで、1点目、2点目
の分析と行動でありますけれども、分析は当然しておりまして、また、行動もしているわけで、これは議員もよく御承知
のとおりですが、昨年
の議会でも、また、その前
の議会でも、また今回も分析はどうかと、もしくは対策はどうかという話をしていて、これ一場面ごと違う答弁などは毛頭あり得なくてですね、ずっと同じ分析結果に基づいた答弁でありますので、重複する部分はどうかお許しをいただきたいと思います。 庁舎
の統合化計画
の後であります。現状を基本とした財政
の運営計画となっておりまして、それが思うように戦略的なものになっていないということが一点、また、市民
の方々から
の要望へ応えるために創設をした多く
の単独補助金等
の終期
の設定、または廃止
の検討が遅れていたこと、病院事業であったり下水道事業であったり温泉事業であったり、公営企業会計で行財政改革を進めるスピードが遅くて一般会計から
の繰り出しが増えていること、公共施設
の集約化が進んでいないこと、第三セクター
の見直しに力がまだついていないことなどなどがあります。 平成28年度から開始した普通交付税
の合併算定替え
の縮減によって一般財源
の減額に対応した歳出予算
の削減ができていない、つまり、身の丈に合っていないという現状が続いているということがあります。これは、じゃあどうしてそんなことなってるんだということでありますけれども、少なくとも自分がこの任期に入るときに市民
の皆様にお示しをした財政状況では、例えば借金
の額は合併時に比べて80億円ほど減額ができているということとか、財政調整基金、その他目的基金が順調に積み上がってきたとかという状況であったわけでありますけども、その後、その庁舎
の建設であったり、多く
の議論が皆様方と一緒にされてきた議論がやっと形づけられてきているという年度に入ってくるということになりました。それが合併算定替え
の交付税
の金額が落ちていくこと、または合併特例債
の発行期限が迫っていること等があって、本来であればもっと分散して大きな事業を長い年度で行うことが適切ではないかという判断もちろんあるわけでありますけれども、それをしていくと財源がむしろ枯渇してしまうというような危機感があって、何とか財政上乗り切るという想定をした中で事業を着手しているということがあります。そういう状況でありますので、経常収支比率
の悪化であったり、財政調整基金
の残高
の減少等が発生しているということがあると思います。 どのようなこの後
の行動、今までとってきた
のか、またとる
のかという話でありますけれども、改善に向けて成果を上げているもの、着手しているものは幾つかありまして、今この議会でもこの後も皆様方から御議論いただきますけども、病院事業会計にあってはよく御存知
のとおり内部改革が進んでいるという状況あります。しかしまだその財源
の確保までは至っていないという現状であります。 下水道事業
の3特別会計については、令和2年度から公営企業会計へ移行させていただいて、企業会計方式を導入すると。これで経理内容を明確化して、計画的に経営基盤を強化するということが可能になるということがあります。 第三セクター
の花葉館、クリオン、アロマ田沢湖等々でありますけれども、基礎的な課題
の抽出を既に終えておりまして、この後、業務委託をした専門的な知識を有するアドバイザー
の方から財務状況
の分析、事業見直し、それから経営統合など抜本的な視野にも入れた方向性をお伺いするということになっております。 財源対策では、ふるさと納税寄附金
の増額を図ることができましたけれども、これは根本解決
の手法としてはいけないというように承知をしております。さらに令和2年度当初予算では、編成手法を変えて既存事業から廃止、縮減
の対象となる事業をリストアップして、実際にこのうち1億8,000万円ほど
の削減をすることができたという成果を得ています。 寄附金等
の増によるふるさと仙北応援基金、交付税措置
のある地方債等
の活用で令和元年度当初予算と比較して、一般財源ベースで2億4,000万円あまり
の削減を行う取り組みを行っております。 また、財政調整基金
の繰り入れを減少させて一定規模
の残高を確保するということも目的とした予算編成なっておりまして、令和元年度当初予算と比較すると3億1,962万円程度
の抑制を実現できております。 いろんなパターンで歳入と歳出
の見直し、ゼロベースから
の見直しをした結果、令和2年
の予算編成を行うことができたということは、提案させていただいているとおりでありますけれども、この取り組みをさらに令和3年も強化して行うということがあります。令和3年
の予算
の編成は、もう既に着手しているというように御理解いただいて結構であります。 この後、財政状況を少しでも改善していく上で何が必要かというふうな御質問であります。
○議長(
青柳宗五郎君) それはまだです。
◎市長(門脇光浩君) はい。この場面からは以上であります。
○議長(
青柳宗五郎君) 8番。
◆8番(田口寿宜君) 御答弁をいただきました。総体的に、身の丈に合っていない予算が続いているという分析をされていらっしゃるようです。その合っていないような状況になってしまった
のは、病院やら補助金
の終期設定やら、三セク
の見直しやら、財政
の状況、諸々そういった面で悪くなってしまった。行財政改革がうまく進まなかったというような分析でありました。 それをどうしようか、どんな行動をとってきたかということも伺ったわけですけれども、いずれ着手はしてますが、その着手したことがしっかりと進んでいかないと、また来年、再来年も身の丈に合ってない予算が組まれていくというような状況に陥ってしまう
のが、これ見えているわけです。つまりは、ちょっと3点目も絡んでいくんですけれども、この厳しい財政状況を立て直し、少しでも改善
の方向に向かう上で何が必要かということを考えれば、私はさっき出てきました病院問題、三セク問題、そういったところにしっかりとメスを入れて取り組んでいかないといけない。そして、この公営企業に対する部分、企業会計にしてやっていくんですけれども、それに対する繰り入れ等々もしっかりと考えて行かないとこれまた大変な状況になってくる。さあそうするためには何が必要かというところをしっかりと根本をおいて進めていかないといけないと思うんですけれども、そういった部分、少しでも改善
の方向に向かう上で何が必要かということを御答弁いただけたらと思います。
○議長(
青柳宗五郎君) 門脇市長。
◎市長(門脇光浩君) 企業会計
の会計内事業
の見直しと、それから経理、独立採算
の考え方でいくと、人口が減少しているというこれ明らかな事実でありますので、今まで
のような経理をしていても、絶対にそれはペイできないということが明らかであります。そうすると、通常
の民間企業
の方々がどのようにお考えになるかというと、やはりその事業
の見直しということになります。ボリューム
の見直しもそうですし、それから受益いただく方々
の減少によるその差額分を何で埋めるかというような作業に当然なります。私どもは公営企業でありますので、公営企業で不足した部分を一般会計から穴埋めしているというその構造をいかに早く改善できるかということ
の大きな要点は、企業会計
の自主独立採算にどのように向かっていくかという内部
の革新でありますけれども、これは内部だけでは当然できないわけでありまして、まさに病院事業でもそうですし、またそれから、下水道3特会
の公営企業化、それから温泉事業については令和2年度で企業会計というその考え方から本質的に政策会計という形で見直しができないかという研究をさせてもらうというようなことで、令和2年度は企業会計を改善、改革する大きな一歩を踏み出すということになろうかと思います。もう既に踏み出している状況でありますけれども、そうすると令和3年
の予算については、現状
のそのスピード感でいくと、今年ほど大変な状況は改善できるかなというような見積りはさせていただいております。 また、問題
の大きな一つは、個別施設計画
の未策定
の公共施設
の件でありますけども、令和2年度中に計画策定を求められていて、統廃合等による施設維持
管理経費
の削減が持続可能な財政運営には不可欠な状況です。高い目標といわれたんですけれども、延べ床面積35%削減でありまして、これはなかなか進捗を見ることができずにいる現状にありますけれども、市民
の皆様や関係者等、慎重な議論はしなければいけません。今後
の人口
の減少であったり出生数であったりを勘案して、私が、自身が積極的に関与させていただいて計画策定を主導していくという役割を担いたいと思っております。 あわせて、既存事業
のさらなる削減に当然取り組みます。予算規模
の削減のみではなくて、一般財源ベース
の実質的な市
の負担を求められる予算について、重点的に廃止、縮減
の対象として所管部署、また関係団体等
の調整について、私が自らこれをまた主導させていただきたいということで、各団体等
の対応も既に始まっている状況であります。単なる事業
の廃止、規模縮小とならないように、可能な限り事業
の効果を発現できる予算
の見直しというものを進めていきたいというふうに思っております。 歳入では、市税等
の徴収対策
のさらなる推進と国・県補助金等
の特定財源
の有効活用を進めます。 また、地方債でありますけども、公債費として将来
の予算を圧迫することが十分に考えられますので、将来世代へ適正な負担転嫁をするということが、これが第一義
の考え方であります。必要な事業には、交付税措置
のある有利な起債を活用しながら、可能な限り発行
の抑制を進めるという目線で目標達成していきたいと思っております。 以上です。
○議長(
青柳宗五郎君) 8番。
◆8番(田口寿宜君) 個別計画
の策定に向けて市長もリーダーシップを発揮して取り組んでいくというようなことですけれども、この計画が策定されずに公共施設
の統廃合なかなか進まなかった理由としては、いろんな施設関係する方々
の気持ち
の整理等々つけれない
のもあるし、財政的な面でそういったところに手を付けることができないというような部分もあったかと思いますけれども、いずれそういったところ、これから
の人口減少
の時代を考えると非常に重要になってくる部分だと思います。これまでやってこれなかった理由という
のは先ほど話したかと思いますけれども、これからもそれに向かっていくという市長、リーダーシップ発揮して向かっていくということですけれども、ぜひその関連する部署も等々ありますが、そういった危機感を共有してですね、令和2年度中
の策定して、計画を進めていくということをもっていっていただきたい
のですが、そこら辺どのような決意をお持ちかお伺いいたします。
○議長(
青柳宗五郎君) 門脇市長。
◎市長(門脇光浩君) なぜ進まなかったかという分析は十分にしておりまして、相手方
のいる、これまで御利用いただいている様々な団体等と
の交渉、協議というものが現実的になかなか内容を深めることができなかったという反省は大きく持っております。この対応については、市が一丸となって活用者、利用者
の方々
の活動を阻害するわけではなくて、さらに充足して高めていくというような方向性をしっかりとどこでこれを行うかと、移転な
のか、それとも補充な
のかというようなことをしっかりと説明できていないという場面も多々お聞きしております。そういう大きな仙北市全体
の部分をまず一つ皆様方に御理解いただくということが抜けていたという反省もありますので、局部的、または各個別施設
の計画でありますけども、それがどのような存廃
のことで影響が仙北市内に出る
のかということもしっかりと皆様方に説明するというところから始めたい、それは行政
の責任としてやはり私が動かなければいけないというふうに思っております。 以上です。
○議長(
青柳宗五郎君) 8番。
◆8番(田口寿宜君) その反省をしっかり踏まえて、その反省を共有して進めていただければと思います。 それでもう一つが第三セクター
の件ですけれども、その三セク改革に向けてアドバイザーやらどうするかという
のは検討していくようなお話ですけれども、その検討をされた内容をもとに、さあ改革していこうという方向にいく
のか、それとも市長初め当局サイドとしては、三セクはこういうふうにもっていこうっていう意思がある中でそれと整合性を図って進めていく
のか、どちら
のパターンで進む
のかというところを確認させていただきたいと思います。
○議長(
青柳宗五郎君) 門脇市長。
◎市長(門脇光浩君) 3.11
の東日本大震災
のときもそうでしたし、リーマンショックからどうやって立ち直るかというときもそうでした。第三セクター
の方々は、それぞれ本当に御努力されていて今に至っているという現状ありますけども、そして今、コロナウイルス対策であります。少なくともお客様をお迎えしてサービスを提供させていただくという業態
の第三セクターにあっては、お客様をお迎えできない状況が今、全国的な状況でありますので、やはり多分東日本大震災とかリーマンショックよりも、また別
の意味で非常に深い問題を抱えているという現実が今あります。私たちは何とか足腰
の強いセクターとして、しかも雇用もしっかりと確保していただきたいという思いがありますので、できればその経営体を新たな経営体として、例えば統廃合も視野に入れた、そのような経営体組織を作っていくということが、この後は絶対に必要ではないかという思いを持っております。今、アドバイザー
の皆様が財政分析、経営分析等、専門家としてしていただいておりますので、何が最も適切な形態な
のかというところは、もう少しお待ちいただきたいと思っております。
○議長(
青柳宗五郎君) 8番。
◆8番(田口寿宜君) こればっかりに時間をかけてると次に進めないんですけれども、最後に1つだけ、財政状況という
のは、まだ厳しいという
のはよく分かりましたが、東京都
の日野市を見ますと、法人市民税が税制改革や企業
の業績も不振などから減少しているという状況だそうです。ニュースを見ましてですが、市税収入も減少していると。4月
の地方自治法改正によりまして、会計年度任用職員制度、始まるわけですけれども、それに伴う歳出増も相まって大幅な財源不足が発生してしまったという状況でした。ここ、1998年、2008年に続き今回3度目
の財政非常事態宣言を行ったというところであります。2021年から5年間を財政再建期間というふうに位置付けまして2020年度は財政再建計画を策定して、財政
の再建に向けて努力をしていくというようなことを報道で、ニュースで見たわけですけれども、本市はもしかしてそこまで
の状況には至ってないかもしれませんが、明らかにそれに近いような状況ではあるかに私は危機感を抱いております。そういう意味で、いろんな個別
の策定、計画
の策定はありますけれども、大きい大体として
の財政再建計画という名
のもとに、しっかりとそういった計画、例えば4年、5年なり
の期間でやっていくということを、これは改めて考えていかなきゃいけないと思うんですが、そのあたり
の考え方をひとつお聞かせいただけたらと思います。
○議長(
青柳宗五郎君) 門脇市長。
◎市長(門脇光浩君) 会計年度任用職員であったり、また、消費税増税であったり、法人税等が市内もこの状況ですので、中小企業事業者
の方々、多いということもあって、さらに大きな打撃になっているということで、それは当然税
の徴収率に跳ね返るということを想定しています。この状況は全国どこでも同じ状況かと、一部
の大都市圏は抜きにしても同じだと思います。その中にあって、例えばまさに今日、今日4日ですので、今日ですね。国が非常事態宣言
の特措法に対して与野党
の皆様方から御意見をいただくという日だというふうに認識しているんですけども、特措法
の場合は、たくさん
の非常事態宣言をしたこと
の裏づけとして、多く
の法制度
のもとで何というんですか、強制力
のある様々な行財政政策が可能だというふうになるというふうな認識だと思います。市町村
の財政、緊急的な非常事態宣言だよというものが、法的にどの程度
の効力がある
のかというところ、私ちょっと今、勉強不足ですので今お答えすることが困難でありますけども、認識としてはですよ、議員が今まさに危機的な状況じゃないかという認識としては、全くそのとおりだと思います。まだそこに至っていないということもありますけども、それくらい、これは災害と同じ考え方でですね、空振りしても何も起こらなければ良かったということですから、そういうような危機的な意識を持ってあたることがとても重要だと、この数年間はそのような状況だと思います。
○議長(
青柳宗五郎君) 8番。
◆8番(田口寿宜君) そういった危機感、共有してしっかりと進んでいただきたいというふうに思います。 次に、
新型コロナウイルス感染症についてお伺いしてまいります。 世界、そして国内に感染者が拡大しております
新型コロナウイルス感染症であります。WHO世界保健機構でも世界的流行をこれは認定しまして、非常に大変な事態になっております。政府でも基本方針を示しまして、あらゆる対策を講じ、感染拡大
のスピード
の緩和に向けた動きをしております。 本市におきましても2月28日付で仙北市
新型コロナウイルス対策部を設置しまして、関係機関と
の連携を図りながら様々な対策を講じております。 人、もの
の動きが停滞し、経済活動や暮らしに相当
の影響を与えております。しかし、今この時期に手を打っておかなければ、この後
の様々な活動に計り知れないさらなる影響を及ぼす危険性があることを考慮しますと、市民
の皆様
の御理解と御協力を得ながら我慢
のときと腹を決めて取りかかるしかないと私は考えております。 人々は、様々なデマや情報に翻弄され、不安
の中でこのときを過ごしています。その不安を解消する上でも正しい情報をしっかりと伝えていくことが重要であると私は考えております。この情報という部分をちょっと関連しまして、今朝
の新聞報道で読みましたけれども、市内
の小・中学校の卒業式
の対応について記事がございました。そういう情報がございました。潟上市や美郷町は
小・中学校の卒業式に卒業生
の保護者も出席許可をしてやっているわけですけれども、本市に至りましては中川小学校のみが保護者
の方
の同席を認めたと。その他は今までどおり教員と卒業生
の生徒のみで卒業式を行うというような話でございましたけれども、この新聞報道やその情報が出た後に、たくさん
の方々からいかがなものかというようなお話いただいております。という
のは、やっぱり公平性
の観点から、いろんな安全対策等々をかんがみた上で市内
小・中学校の卒業式に卒業生
の保護者が出席することをやったほうがいいんじゃないかというような声、たくさんいただいております。これはやっぱりそうあるべきだと思いますし、中川小学校
の記事が出たというか、中川小学校に対してもある意味何かしら
の、なんでおめほうだけというような、そういうような話も当然いくような気もするんです。そうなればかわいそうだなという話もありますので、これはぜひ市内
小・中学校の卒業式に保護者、安全対策を確認した上で保護者を出席してもいいよというような状況を作る
のを早急に求めたいなと思うんですけれども、その見解、教育長から答弁いただけたらと思います。
○議長(
青柳宗五郎君)
熊谷教育長。
◎教育長(熊谷徹君) 本市
の状況でございますが、先ほど来
のお話
の中にありました2月28日
の臨時校長会におきまして、まず本当に大変な状況であると。それから高校
のほうも、あれだけ体格
のいいしっかりとした子どもたちでさえ、やっぱり親が一番大きく、保護者が動いているものですから、ウイルスを持っていない、キャリアしていないとも限らないということで、保護者と卒業生のみ
の、そして2年生
の送辞さえビデオでやるというような、ああいうような厳しい措置で全高校が対応しているわけでありまして、本市におきましても、やはり県教育
委員会
の要請に基づいてそのような形にしていきたいと。ただ、今おっしゃった中川小につきましては、本年で終わり、本当に閉校になる、4月1日から別
の施設になるわけであります。そのような非常にこの、本当に思い出深い144年
の歴史
のある学校でありますので、やはり保護者
の思い、地域
の思い等も加えて、4人
の卒業生でございますけれども、許可してもいい
のでないかということを校長会で確認いたしまして、そのような形にしておいたと。 ただ、お話
のように男鹿市とか美郷町ですね、出席するということで、今いろんなところでこのようなお話、私もたくさん電話いただいております。正直申し上げて苦慮しているところでありますが、まず現段階ではそのような
臨時校長会の決定を尊重していかなければと思っているところでありますが、まずそのような現状でございます。
○議長(
青柳宗五郎君) 8番。
◆8番(田口寿宜君) ここでどうのこうの細かく議論するつもりはございませんけれども、先ほど
の門脇議員
の申しておりました当たり前をやめることも必要というような言葉もありました。ある意味県教育庁
のそういう御意向もあるかと思いますけれども、こういう卒業式とかそういう
のは市教委
の裁量に任せられると思います。そういったことを考えますと、考えてもいい
のかなというような気持ちも持ちつつ、これについては答弁もらわないで、時間も時間ですので次に進みたいと思います。 ということで、その
新型コロナウイルス対策について1点目でございますけれども、もしかしたらと思ったときに、即座に医療機関へと向かう
のが人
の心理でございます。政府
の基本方針、あるいは報道等でも順序等色々伝えておるわけでありますけれども、市
のほうでもホームページ、SNS等々あらゆるツールを使用し、色々情報提供しています。本市
の医療機関で
の対応等も含めまして、もしも
のとき
の対応をしっかりと周知をしていくべきではないかと私は考えておりますけれども、これら
の対応法についてお伺いをいたします。
○議長(
青柳宗五郎君) 門脇市長。
◎市長(門脇光浩君)
新型コロナウイルスへ
の感染が疑われる場合など
の対応でありますけれども、市
のホームページを随時更新しながら相談先として大仙保健所が指定されていることであったり、感染予防対策、疑わしいとき
の相談窓口などについてもお知らせをしております。議会が始まる冒頭でも皆様方に御承知おきをいただきたいということで対策部
の動きを御説明、御報告させていただいた内容であります。 また、首相官邸で開催される
新型コロナウイルス感染症対策本部から厚生労働省
の資料等が毎日送られてきておりますけども、市
のホームページ
の内容を必要に応じて追加更新しているという現状にあります。 この他市役所各庁舎窓口では、手指消毒用
のアルコール設置をするなど
の対策をしながら、
感染症対策等
の周知として感染症について
の受診
の目安や
感染症対策などについても情報提供を行っている現状があります。さらに観光課でも市内旅行業者、観光事業者向けに感染予防対策に関する情報提供を行っております。予防
のポイントなどについて外国人向けにやさしい日本語、英語、ハングルなどで情報提供発信を行っております。 それで、市では感染者はまだ出ていないものの、感染に対する問い合わせが増えつつあります。政府
の動きに対応するために、2月28日には
新型コロナウイルス感染症対策部、倉橋副市長が部長でありますけども、開組したという状況にあります。 仙北市はですね、どこそこと比較するって話じゃなくて、仙北市は秋田県内で最も観光客数
の多い、最も交流人口
の多いまちという誇りを持っております。このような状況
の中でウイルスが感染されるリスクというものも高いというふうに私どもは感じております。ですので、他
の他市町村と比較することは、これは適当ではありませんけども、そのような高い危機意識を持ってフェーズ対応をさせていただいているという現状があることは、どうか御理解いただきたいと思っております。
○議長(
青柳宗五郎君) 8番。
◆8番(田口寿宜君) 分かりました。いずれこうした面で
の対応法という
のは、今言ったとおり
のことだと思いますけれども、病院や診療所や個人病院とか何かと
のその情報共有、あるいはその連携も当然求められてくると思いますし、そういった方々が入っています医療協議会と
のさらなる連携が今後も必要になっているかと思います。あとは高齢者対策だと思うんです。高齢者
の方々、仙北市内、1月31日現在ですけれども2万5,803人
の1万570世帯
の方々が高齢者
の方々いるんですけれども、その方々に対して
のこういった周知方法、さあどうしようかということを考えなければいけないと思います。広報、あるいはホームページを見る高齢者
の方もいると思いますけれども、見られない方もいると思います。あとはSNS、見る方いるかと思えば見られない方もいると思います。安心・安全メール、その他諸々ありますけれども、あらゆるツールを使って高齢者
の方に対するこういう周知方法を考えていかなきゃいけないなと思うんですが、その辺りどういうお考えをお持ちかお伺いいたします。
○議長(
青柳宗五郎君) 門脇市長。
◎市長(門脇光浩君) 全くおっしゃるとおりでありまして、SNS等
の環境が無い方々だからこそ、実は重要な知っていただきたい情報等があります。市
の市民福祉部を中心に保健課等を中心に広報活動をしておりまして、さらにいうと医療局も病院対応という形でありますけれども、皆様方に多く
の情報を、その場で発信できるようにしているということもあります。 また、役所
の窓口でもその対応を始めておりますので、何とか皆様方に情報を、これ情報が多い少ない、受信者側
の様々な環境があって多い少ないがある
のは仕方ないかと思いますけども、私たちそれを仕方ないと思わないで、できるだけ多く
の情報をお届けするということを努力させていただきたいというような思いであります。
○議長(
青柳宗五郎君) 8番。
◆8番(田口寿宜君) 分かりました。次2点目いきますけれども、国内におきまして感染された方やその御家族
の方が社会的によろしくない対応、いわゆる職場で
のいじめやハラスメントを受けている実情が、ある報道を聞きまして耳にしました。県内でも、感染もしていないのにクルーズ船に乗船し、感染したというようなSNS上で
のデマによりまして、事業に支障を来たす恐れをいだいている事業者
の方もいるようでありました。こうした面で
の被害を受けるケースも発生している現状であります。 このような状況は作ってはならないと強く感じるところであります。いろんな拡散防止に努めていますけれども、いつ、どこで、どうなるか分からない状況下にある中で、社会的によろしくない対応を生み出さない態勢
の構築とあわせ、受けてしまった場合
の相談体制等も検討しなければならないと考えますがいかがでしょうか。
○議長(
青柳宗五郎君) 門脇市長。
◎市長(門脇光浩君) これはですね、仙北市は一度実はそのようなケース、発生しております。平成21年でありますけれども、新型インフルエンザ
のときでありましたけども、市内で感染者が出て、適切な対応がとれなかったということがあって、家族
の方を含めて翻弄された経緯があったということであります。この教訓を私は大変重要にしておりまして、今回
の新型コロナウイルスの感染症について
の正しい情報
の発信をしっかりと行うということが、まずこの時点で、スタート時点でそういう経験がありました。なので、大変重要だと思っております。 また、市民
の皆様には、正しい知識を持っていただくように最大努めなければいけないというふうな教訓を持っております。 万が一、議員心配
のような事案が発生した場合も、県総合防災課であったり、大仙保健所と
の情報共有がありますけれども、個人情報には最大限
の配慮を行いながら、
感染拡大防止の観点から必要な情報
の提供については的確に対応しなければいけないと思っております。 また、感染された方、罹患された方
のケアにも最大配慮が必要というふうに思っております。いち早く相談いただけるよう、保健センターが中心となって相談窓口を設置し、カウンセラーや保健師によるカウンセリングを行う体制、既に構築しておりますので、そのような場面でも対応が可能かと思っております。
○議長(
青柳宗五郎君) 8番。
◆8番(田口寿宜君) 分かりました。次3点目にいきます。国内観光にもかなり
の影響を及ぼしております。本市を含めまして、例年、春節
の時期で中国から
の観光客
の方が多くいらっしゃるわけでございますけれども、今年はかなり
の落ち込みであります。他
の海外
のお客様も激減しております。 ホテル、旅館、観光施設
のキャンセルが相次ぎまして、関係する事業者や飲食業
の方々も非常に厳しい状況に陥っている現実がございます。
新型コロナウイルスに関連した倒産も発生している状況です。 本市におきましても、ホテル、旅館、観光施設
のキャンセルが発生しているようです。特に団体
のお客様
のキャンセルが多く、個人
のお客様も感染予防
のため外出を自粛する傾向にあるようです。 クルーズ船
の寄港
の中止や修学旅行など
のキャンセルも続出し、中には6月までキャンセルが入っているという情報もございます。 観光協会では、今後
の対策を図る上で重要なデータとなります。キャンセル状況
の確認アンケートを実施しまして実態
の把握に向け動き出しております。観光に関する事業に携わっている方々や飲食店等も、相当
の影響を受けている現実が本市でもあります。本市経済
の悪化を招く危険性が既に出てきております。 感染
の押さえ込みはかけておりますけれども、終息
の目途が見られない中、これから春
の観光シーズンを迎えるにあたり、観光や宿泊
のお客様が相当数激減することが予測されます。これからどうやっていったらいい
のかとか、そういった不安
の声、ここ数箇月は、ひどい数字になると覚悟を決めている方々など、各方面で様々な思いをめぐらせております。 全国的にもこのような状況が広がる中、日本旅館協会では、国土交通大臣宛てに要望書を提出しまして、適切な情報提供や観光振興策
の検討などを求めております。 本市
のホームページでも国
の雇用調整助成金
の特例や国
の対策
の促進方法など
の支援策にいて掲載されておりますけれども、ホテル、旅館を含みます各事業者
の方々に、この苦難を乗り越えるために行政と民間が手を携えて進める意思をしっかりと示した上で、こうした支援策
の活用を促す通知を出して懇切丁寧に支援をしていく手法が求められているものと考えます。アジア各地では渡航制限等をかけ、国内では出控え等々マイナス
の動きが出ている現状をどう捉え、市としてどのような対策を講じていく
のかお伺いいたします。
○議長(
青柳宗五郎君) 門脇市長。
◎市長(門脇光浩君) 県
の観光部局であったり、田沢湖・角館観光協会であったり、市商工会であったり、情報共有を毎日させていただいております。市内いくつか
の宿泊施設等からも、
新型コロナウイルス感染症に関する情報収集を行っております。 1月25日に中華人民共和国が国外へ
の団体旅行を中止したことによりまして、仮予約も含めた中国人団体ツアー客がキャンセルになったもの、また、航空便
の減便、運休などにより、台湾や韓国から
のツアーキャンセルが出ているものなど、主に団体インバウンド
の減少
のほかに、国内で
の感染情報以降は、日本人観光客にも個人、団体ともキャンセルが出ておりまして、現時点ではキャンセル
の6割弱は日本というふうに見込んでおります。 また、現在は新規予約に鈍りが出ているという情報、さらに今後についてもクルーズ船
の秋田港寄港
の中止、温泉や桜などをテーマとしたツアー企画
の募集
の見合わせ等々によるキャンセルが見込まれております。さらに教育旅行等にも影響が出てくる可能性もあります。施設によって程度
の差はありますけども、全体として非常に相当厳しい状況と受け止めております。 現時点では、2月26日、日本政府より今後2週間
のイベント
の中止、延期、規模縮小
の要請がなされ、それ以降
のイベント等に関する対応については、運営主体ごと
の、実行
委員会も含めてその推移を見守りつつ、適宜判断をしていかなければいけないと考えております。 DMO候補法人、一般社団法人、田沢湖・角館観光協会
の本法人登録申請を2月25日に観光庁に提出しております。今年度
の本登録を待っている現状でありますけれども、観光商工部
の各種新年度事業予算はもちろんそうですが、DMOを通じた民間連携で体制を整えておくことがやはり必要ではないかと考えております。一刻も早く
の本法人が必要だと思っております。 感染症
の収束に備えて、様々と準備を進めている現状にあります。危機上で大変重要なものは、その危険要素というか危機
の要因を分散するということが、これが危機
管理の鉄則であります。ですので、今、国
の行っているような人々が集まるというようなことをできるだけ回避するということは、これは感染上、最も適切な方法であります。 しかしながら、それで感染症が治るという話でありませんで、フェーズとしては、今、パンデミック
の状況を作らないということを政府は一生懸命やっている、都道府県も市町村も一生懸命やっています。この山をできるだけずらす間に、例えばPCR検査キットを市内で販売できるようになったり、もしくはウイルスに抵抗する薬剤を開発するという時間を何とか確保したいということであります。その対抗手段があればこそ、その後
の感染予防、もしくは感染症
の方々
の重篤な状況に至らないという症状
の改善に結び付くということだと思います。やはりいうとおり、この2週間ぐらいが最大
の難局だと思っております。先ほど議員がお話したとおり、ここはみんなで手を携えて、みんなで一丸となって頑張るしかない、我慢するしかないというような思いだと思います。
○議長(
青柳宗五郎君) 8番。
◆8番(田口寿宜君) この一、二週間が山だと思います。この一、二週間
の山
の中で
の対策、そしてその後
の対策、期間を設定した上で乗り越えるべき手段をしっかりと考えていくということが求められていると思います。 また、新たな事業を起こしていくんじゃなくて、2020年度予算案で示されておりますけれども、産業振興事業、観光事業、こういったものを危機感を持ってしっかりと乗り越える状況を作るべき事業を推進していくというような対応も必要かと思いますので、そこあたりきっちり情報を共有して進んでいただけたらというふうに思っております。 次、4点目ですけれども、政府でも
新型コロナウイルス感染症に関連し、経営が悪化した中小企業、小規模事業者に対する資金繰り支援策を打ち出し実行しております。 県でも県内中小企業
の業績悪化を懸念し、資金繰りを支援するため
の融資制度、これ、新枠で、新型コロナ対策枠という
のを設けまして、それを拡充して融資をするという制度
の検討に入っているようであります。 それぞれ
の資金繰り支援策は、金融機関などへ
の配慮要請として、事業者から
の返済緩和要望などへ
の柔軟な対応を要請しているようです。しかし、支援を受けた場合、返済していく
のが世の常であります。軌道に乗せて返済していくには、稼がなければなりません。
新型コロナウイルス感染症も、いずれは終息
の日を迎えますが、現状、終息まで
の間、終息を迎えた後、この3つ
のパターンで、改めて産業振興基金条例
の理念を共有し、稼げる環境を創り出す行動を官民が強力に手を携え、今から取り組まなければならないと考えますがいかがでしょうか。
○議長(
青柳宗五郎君) 門脇市長。
◎市長(門脇光浩君) この
新型コロナウイルス感染症によって
の経済
の後退、これは今後、地域のみならず日本、世界、全体
の景気
の冷え込みをもたらすと懸念をしております。強く懸念をしております。とりわけ景気後退
の影響を受けやすい中小企業が、市内企業
のほぼ全てで仙北市はありますので、景気悪化が最も心配な場面でありまして、
新型コロナウイルス感染症
の流行で事業活動に影響を受けて、またはその恐れがある中小企業者へ
の支援等について、これは先ほど議員もお話
のとおり、日本政策金融公庫で
新型コロナウイルス感染症
の発生で一時的な業績悪化から資金繰りに支障を来たしている旅館業、飲食店営業等を含む方へ
の経営
の安定
のため
の運転資金
の融資、これは2月21日から始まっております。市では、観光庁で設置した特別相談窓口に関する情報提供であったり、各省庁
の情報をホームページで紹介もしておりますけれども、
感染症対策も含めて、さらにきめ細やかな情報提供が必要だという現状であります。融資制度であったり、保証制度であったり、金融支援策等を国・県、関係団体、金融機関と連携して構築をして、市民生活や市内産業へ
の影響を最小化、影響
の最小化を図るために、迅速に、そして柔軟に実効性
の高い取り組みを進めなければいけないと思っております。 対策では、中小企業、小規模企業者
の資金繰りを支援する県
の融資制度、経営安定化資金でありましたり、また、様々な貸し付け制度ありますけども、
新型コロナウイルスに対応した貸付枠を設けることとして、これに対して市独自に融資利率
の一部
の利子補給という制度設計に着手しております。できるだけ早い時期に皆様方にお諮りしたいと思っております。 また、これによらない利子補給制度
の設置だけではなくて、さらに融資を受けることがそもそも困難だという方々、事業者等もあります。そういう方々に何ができる
のかということに対しても、今まさに庁内で議論を加速しております。様々な対応、財源が必要な対応、それから財源がいらない対応、そして今この対応だけれども次
の対応はというような時間的な対応
の段階も踏まえて、ぜひ皆様方に御相談したいと思っております。そのような状況を作ることが私たち
の今大きな仕事になっていますけども、まずは制度に対して設計を行って、それをできれば早い時期に皆様方にお諮りしたいと思います。議会最終日にそれを何とか間に合わせたいというようなスピード感で今対応を進めているという現状があります。
○議長(
青柳宗五郎君) 8番。
◆8番(田口寿宜君) そういった危機的状況
の中に経営する側がなってきますと、やはり行政サイドは融資をする支援という
のが大きくなってくるわけですけれども、いずれその融資を受ければ、先ほども述べさせていただいたように、返していかなければいけないと。その返すためには稼がなければいけないと。じゃあその稼ぐ環境を行政、そして民間が一致団結してやっていくためにはどうしたらいい
のかという
のを考えた場合、やっぱりその稼ぐため
の政策と受け手側といいますか業者側
の気持ち、理念がマッチングしないと、貸しても返せない状況になってくる。つまりは産業振興
の分にはつながっていかないという
のが出てきますので、そこら辺はしっかり考えて行動していかなければいけない面だと私は思っております。 あわせて、現在、ただいまマルセという制度ありますけれども、そのマルセという制度を使っている業者さん
の方々たくさんいると思います。その業者さん
の中でも、やっぱりこういう御時世で非常に経営が厳しくなってきている中で、例えば3月から5月まで
の間はちょっと返済を猶予して、その間に何とか体力をつけて、例えば6月から3月分支払っていくような形にする猶予制度を設けるようなことも、ある意味ちょっと考えていかなきゃいけないなと、貸すだけじゃなくて、そういったことも考えながら3つ
のパターンでこの危機を乗り越えるということを考えていかないと、ますますこの厳しい状況になっていく
のかなというふうに私は考えるんですけれども、そこ
の辺り
の考え方を伺いまして質問を終わりたいと思います。
○議長(
青柳宗五郎君) 門脇市長。
◎市長(門脇光浩君) 既に経済団体、商工会を初め様々な経済団体
の方々から、暖冬
の後
のコロナウイルス
の影響でありますので、大変流れが加速していると、経済
の疲弊感が加速しているというような話もよくお聞きします。実際にこのような事業対応を検討できないかというような提案もいただいております。それについても一つ一つ今、検討をさせていただいているという状況にあります。 私たちは、できるだけ、これはいずれ終息しますけども、ウイルスは終息したけれどもお客様をお迎えするそのときに、お迎えする人がいなかったと、お迎えする事業体がなくなっていたというようなことは、できるだけ避けたいという
のは議員
の皆様もそうですし、市民
の方々、企業
の方々も全く同じ思いであります。そのような思いに立って対応をできる限り早く、早期に実効性
の高いものを皆様方に提案していきたいと思っております。ちょっとお時間いただきたいと思います。
○議長(
青柳宗五郎君) 以上で、8番、田口寿宜君
の一般質問を終わります。 13時15分まで昼食
のため休憩します。 (午後0時07分)
---------------------------------------
○議長(
青柳宗五郎君) 休憩前に引き続き会議を開きます。 (午後1時13分)
---------------------------------------
△荒木田俊一君
○議長(
青柳宗五郎君) 通告により発言を許します。11番、荒木田俊一君。
◆11番(荒木田俊一君) 市民クラブ
の荒木田でございます。お疲れ
のところあれですけれども、質問させていただきます。 午前中、田口寿宜議員が予算について伺ったわけですので、私は残り3つをゆっくりやればいい
のかなと思ったんですけども、なかなかそういうわけには答弁聞いてますといかない。ただし、私
の質問には多分市長は理解してくれて、ああ、んだなと言ってくれるか、あるいは私が妄想みているかどっちかだと思いますけども、質問させていただきます。 令和2年度
の予算が示されました。職員からは、予算要求には難儀したという声も聞かれます。これはそのとおりだと思います。また、それをまとめ上げる執行部は、より大変だった
のかなと、これも同感しますけれども、私は年々膨張し続ける予算案に対して心配を通り越して恐怖感を感じました。そこで質問に入ります。詳細な予算については
委員会で審議されますので、私は予算について
の基本的な考え方をお聞きしたいと思います。 1つ目は、財源が減少する中で
の予算編成
の在り方という
のは、本当にこれでいい
のか。市長は予算編成において、財政調整基金
の取り崩しは、前年度比で3億1,900万減になったという市政報告にあったというふうに思います。私から見ると、これは逆であって、これ以上
の取り崩しすることはできなかった
のが本音ではない
のかなと、そのように感じるわけです。 そこで、市長が理解している財調基金
の在り方、活用について伺います。基金
の目安は、標準財政規模
の10%が適当と、これは自治体によって考え方は違うかもしれませんけれども、一般的にはですねいわれています。そして、私ども
の議会では、市長から示された案では、2年末で6億7,000万円ぐらいが財調基金になるという見込みですが、これに照らすと本市
のこの財調基金という
のはどういう状況にある
のか、まずお聞きしたい。 2つ目は、予算は市民
の希望とマッチングしている
のか。議会と市民
の意見交換を行うと、大方
の市民
の要望と当局
の施策
の不一致を感ずることが多々あるわけです。市民
の数多く
の要望を全てこなすことは、これは無理なことは十分承知しております。しかし、フェアでないと感じられることはなくさなければならない。また、命に関わるものについては、できる限り対応しなければならないものと考えています。 市民
の多くは、まだまだインフラ
の整備が不十分だと思っていることは市長も感じていると思います。市道
の整備、改良状況を見ますと、着工したが計画年度内に終わらないものが昨今は多く見受けられます。非常に年数を、当初
の計画より倍以上もかかっているものも散見されるわけです。例えばですね、神代中央線や東田線については、年に数十メートルぐらいしか進んでいないという状況、これは市は違うというかもしれないけれども、市民が見た感覚でいきますとね、手はかけられたかもしれないけれども全然進んだという状況が見られないということであります。その一方ではですね、計画
の倍以上で橋
の架け替えが予算化されているわけです。まずは着工済み
のものを完成させる
のが本来
の姿ではない
のか。それこそ平等性に欠けるといわれればそれまでですけども、あっち手かけ、こっち手かけ、これも手かけと、最後はじゃあ私ども
のところはいつ終わる
のと、市民はイライラ感を募らせているわけです。これについて、そういう感じています。 そしてもう一つは、崩壊しつつある医療
の問題です。病院建設計画時
の議会特別
委員会
の指摘事項が何ら改善されないままですね経過し、今日
の状況に達したと言わなければなりません。今回
の予算
の繰り出しで初めて議会に状況が説明がなされましたが、一般質問
のね通告
の直前に資料が改めて出されるというこの状況はですね、私はちょっと考えられない。出すんであれば、議案
の説明
のときにね、やっぱりそこまで準備する
のが普通じゃないですか。ですからね、私から見ると、設置者と
管理者
の一体感が感じられないんですよ。やっぱりそこがね、やっぱりきちんとされてないところに私は不安を覚えますし、病院
の必要性は認めるわけですけどもね、状況打破に向けて
の考察が全く不十分であるというふうに考えます。特別
委員会では、いろんな方面から検討して、例えば病院
の地域別
の利用状況、あるいは市が貸与している医療関係奨学資金
の利用状況とか、今後
の就業見込みとか、いろんな各方面からですね医師
の補充なりいろんなことを検討されてこなければならない。私どもに出された資料はね、お金
の面から何ぼ収入上がるとか、何となるとか、それ
の裏づけ
のね実態が見えないんですよ。お金だけ
の勝負なんですよ、お金だけで。病院建設
の特別
委員会では、市民に対するサービス
の低下がさんざん言われました。このままでは腐ってしまうって。どこか
の議会でもね、鯛は頭から腐るといいますけども、よどんだ水を少しぐらい入れ替えたって何ともなんないんですよ、年数たつうちまたよどんでくるんですよ。そういうところにね改善
の兆しが見られないままですね、やっぱり予算化するって、私はすごい不安でございます。やっぱりですね、市長がそれ以外にも市長が掲げる子ども育てて、子育てしやすい環境づくり、すごい訴えていますね。じゃあ病院
の現状はどうですか。産婦人科いない、小児科が減って、診察日も減ってくる。入り口
の仙北市
の少子高齢化
の入り口
の一番最初じゃないですか。仕事も必要かもしれないけども、ここで安心して子ども産んでください、子どもは特に病状とか急変しやすいですよね。それがね1時間かけて行かなければならない、対応とれないような状況
の中でね、ここで子どもを産んで育ててくださいという状況にあるか。これは市長
の姿勢
の中でね、じゃあどうする
のかという市民が非常に期待しているところでもあったと思うんですよ。いやいや医者いねぐなったから何ともならないという話ではないと思うんですよ。こういう予算
の措置
の仕方でいくと、言葉と政策
の一致が見られない中で、市民は本当に、市民
の要望
の優先順位と一致している
のか、改めてお聞きしたい。 3つ目はですね、予算編成時と社会状況が明らかに違う状況である。これは、多分予算編成
のときにもね、これほど暖冬で少雪、いわゆる雪が少ないと思わなかったと思うんです。それに加えてですね今日
のウイルス
の問題ですよね。明らかに状況が、もう本当に3.11
のときより、非常に私は経済状況という
のは逼迫していると思います。そういう中でですね、これだけ
の予算を組んでしまってから、十分な対応をとれるか。これは先ほど
の田口議員にもおっしゃっていたけれども、やっぱりある程度
の補正予算という
のは必要だと思うんですよ。しかしながらですね、国が予算措置してもね、私はこういう仙北市みたいな、いわゆる雇用関係がきっちり結ばれていない方々が多かったり、パートが多かったりするとね、その網からもれる方々が非常に多いんじゃないかと心配しているわけですよね。そういう方々に対してもどういうことができる
のか。こういう
のを2カ月も3カ月も続きますと、田口議員が指摘したとおり、やっぱりもう日々
のね、運転資金にも不足する状況でない
のかなと、もう国内では、もう早速いろんな状況
の中で倒産している会社もあるわけです。特に経済的に弱い仙北市
のような状況
の中でね、市長はこれが本当に、この危機的状況
の中でね、今
のこの予算
の組み方ですね、本来は財調基金を積んでおいて、こういうときにこそそういうものを発動すべき環境でない
のかなと。今、数少ない財調基金
の中でね、本当に仙北市がそれだけ
の体力がある
のか、そこをお聞きしたいというふうに思います。 次に4つ目、一般会計から他会計へ
の、これは企業会計等
の繰り入れ
の現状をどう捉えている
のかなと。 平成29年度
の決算カード、これ総務省が発表しているものですと、合計で35億に上る繰り入れが行われている状況であるんです。多分、去年はもしかするとそれより多いかもしれない、決算
のとき
の。病院会計、上水、下水、国保、温泉事業、多岐にわたりそれぞれ
の事情がどうあれね、繰り入れが行われている状況は変わらないわけです。このまま
の状況は許されないと思うんですが、どう対応をとる
のかですね。それぞれ
の問題は共通する問題、あるいは会計それぞれに別個
の問題があります。しかしながら、これは本当に予断を許さない、速やかに対応すべき改善すべき事項だと思います。 前にですね新聞でショッキングな「供給量
の半分が無駄」という見出し
の、上水
の見出しも出て新聞記事になりました。担当課から私は産建ですので説明も受けました。いや、そんなに無駄になっていないよと。そんなに無駄になってないだけであってね、無駄になってる半分も必要な水でない。やっぱり逃げてる水が、もう大多数なんですよ。先日も私、造道へ走りました。天気
のいい日です。舗装
の切れ目から水が流れているんです。現実的に。こういうものに対応をとれるような予算
の在り方、いや、むってみねば分がらねとかね、どこがむるんだが分がらねっていう話もあるかもしれないけどもね、これは全くね作った水を、いわばザル
の中さ貯めてるようなもんですよ、逃がすということは。やっぱりこういうような無駄にどう対応する
のか、それをお聞きしたい。 次に、ふるさと納税であります。私は、これは非常に頼りすぎじゃない
のかなという感じであります。これがなければ予算も組めなかった
のか、いやいやそういう心配はないというかもしれないけども、非常に多く来る分はいいんですけども、他
の自治体
の事例を見ればですね、何か一つショッキングなことがあれば、1割かそこらしかいかない場合もあるんですよね。私はこのふるさと納税
の制度そのものを悪いとはいいませんけれども、やっぱりこれを過大に評価するという問題ではないと思います。市長は先
の答弁で、いや、いろんな状況
の中で私
の答弁変わることないといってますけども、平成26年
の3月定例会、これ狐崎議員
のふるさと納税
の答弁
のときに、大館
の取り組みも紹介しながらね大変興味を持ってます。研究させていただきます。今は研究した成果が出てる
のかどうか分からないんですけどもね、やっぱりこのとき
のね返戻品何にしますっていったか覚えてますか。広報であったりいろんなものをやって、ものというよりは仙北市を応援する人たちになってもらいたいっていってるんですよ、あなた。まだ若いから忘れたということはないと思います。このとき、先般亡くなった高橋総務部長が、5年間で、平成25年、これ平成20年から始まっていますので正確には6年間でございますが、延べで113件あって、納税額が1,584万ぐらいしかなかったんですよ。それがこれだけ伸びてきているという
のは、誰が努力したか分かりませんけども、それぐらい
のものしかなかったものが今、今日
の数字になっているから、じゃあこれがいわゆるずっとこのまま続けれるふるさと納税な
のかと。 使い方もですね、予算を見ると、全て
の予算にいわゆる基金から、応援基金、振興基金に積み立てまして使われているわけです。もうあらゆる面にですね。やっぱり、それはそれで私はせっかく
のものですから有効に使ってもいい。じゃあ、仙北市にお任せ
の場合はどうしますか。やっぱりそういうお任せ
の場合も1億ぐらいあったはずなんです。1億超える。そういうやつをね、やっぱり基金、いわゆる財調基金に積み立てして万一に備えるとか、いろんなその考え方をね、もう少し大事にしていかないと、あした
の日
の兵糧攻めになったとき、本当仙北市どうする
のっていう問題があるわけです。やっぱりここら辺をまずお聞きしたいというふうに思います。
○議長(
青柳宗五郎君) 門脇市長。
◎市長(門脇光浩君) 荒木田議員
の一般質問にお答えいたします。 1点目であります。財源が減少する中で
の予算編成はこれで良い
のかということであります。 議員がずっと例示としてお話をいただいた、例えば職員
の方々
の頑張り、執行部というかそれをまとめ上げる私たちも大変難しい予算編成をしたという
のは実感でありますので、これでいいんだというような胸を張ってお話できるかどうかという
のは不安なところもあります。 議員が今、まさにお話をした標準財政規模で見る仙北市
の財政調整基金
の額、大体10%といわれていますので、そうすると交付税上
の人口とか、それから様々な学校数とか、そういうことから比較すると標準財政規模では多分130億前後だと思います。そうすると、130億ぐらいだから十二、三億だと思います。それが標準的な財政調整基金
の額という考え方ができると思います。 一方で今お話いただいたとおり6億5,000万ぐらいしか今なくなるよという話なんだけれども、その後に例えば5月
の決算で歳計剰余金
の精査が始まって、大体10億を超える額がまた戻るというような、一応そういう財政フレームで仕事させていただいています。なので、今、議員がお話をいただいたような係る事案についてしっかりと財源確保できていないことで必要な政策を講じることができないというような予算編成ではない
のかということ
の御心配、潤沢ではありませんけれども対応できることは十分対応していくというような思いであります。 2点目
の市が編成する予算、これは住民
の希望と一致している
のかということで、神代中央線
のお話もいただきました。また、橋梁
のお話もいただきました。この点について少し御説明させていただきたいと思いますけども、予算編成方針を出して予算編成が始まります。住民要望にその場面でお応えするということに最大努力をしているつもりではありますが、しかし、私も複雑な思いを持っております。実際に予算化するには、議員も御承知
のとおりでありますけれども、事業課で住民
の希望するその事業を受け取ってから事業
の必要性、事業内容
の精査を行い、制度
の検討を行い、調整を行い、財源
の確保を行い、事業設計に入ってやっと実施という一連
の流れがありますけども、この時間がかかりすぎていて、当時、市民
の方々から要望があった事業が3年後、4年後にやっと予算化されるというようなタイムラグがある事業が本当に多いということ、それから、今必要な事業を何とやって遂行していくかというとき
の様々な制約、議員もよくお分かり
の、そういうことがあって、皆様方からいただいたその要望をしっかりとお応えしているかということに対しては、非常に私ももどかしさも感じてて、もしくは残念に思うこともたくさんあります。これは何とか解決していかなければいけないというふうな思いがあります。ただ、議員もおっしゃるとおり、ボリュームとしては希望
の事業全てに対応できるというものではもちろんないわけでありまして、そこにやっぱり優先順位という考え方が必要だということも十分理解しているつもりであります。 また、行政
のプロという、自分をプロという
のもおかしいんですけども、責任者として思う、政治家として思うというところもあります。それは、市民からそれは必要ないんでないかというようなこと、それは必要なんでねがということ、いくつか
の事案に対して、これは絶対に市にとって将来的には取り組みしておかなければいけないというような課題もいくつもありまして、それについては、やはり判断が必要でした。自分が思うその必要なことと、市民
の方々が必要と思うことと違う場面もいくつもありました。そういうことがあって複雑な胸
の内だということもお話させていただいたということであります。 それから、予算編成時と社会情勢が明らかに違っていて、予算等十分対応できるんだかと、補正予算とかで対応できるんだかという話でありますけども、暖冬で
の雪不足
の後にこの新設コロナウイルス感染症であります。予算編成時とは大きくまた状況が違うことがたくさんあります。雪不足だったり
新型コロナウイルスの影響で午前中
の議論にもありますけれども、関係
の業態が大変深刻な状況になっています。刻々と変わる国・県、近隣市町村
の動向、市内
の現状等、情報収集は一生懸命行いますけども、やはり早め早め
の対応が必要だということで先ほどからお話をしているつもりであります。災害対応を初めとした社会状況
の変化に関して、概して国庫支出金だったり地方交付税とかだったり
の国
の財政措置が講じられてきてはおりますけれども、
新型コロナウイルスへ
の対応については、総理が2日、特措法
の整備を与野党に呼びかけていて、今日はそれがなされるということですけども、法律
の制定に連動した財政支援は当然ありますけれども、その内容にはやはり注視しなければいけないと思っております。詳細については情報収集を行いますけれども、市内
の情勢
の分析を行っている中で、市単独で対応しなければならない場面にあっては、市議会
の皆様からしっかりと御議論いただいて対応して、早ければこの議会最終日には何とか追加提案という形で対応をできればと思っています。特に国・県
の支援で、よくいわれる
のはフリーランス
の方々とか、やっぱり網に入らないということが、今、既に話になっています。そういう網に入らないことで不公平感とかあることはとても行政としては良くないことなので、何が最も基盤になる
のかというところ
の精査が必要だと思っております。それを今度は実際にサービスを提供するとき
の仕方、何とする
のかということ、いくつか山ありますけども、何とか早いうちに議論を進めていきたいというふうに考えております。 それから、4番目
の一般会計から他会計
の繰り入れ、繰り出し
の状況をどう考えているかということで、特に先ほどは上水
の漏水
の事案を御説明いただいて、私、大変悔しいやっぱり思いをしていました。その漏水事案が、それほど大きな、要するにボリュームだったかということを改めて私たちは水道運営審議会
のときもお話をさせていただいて、この後
の水道計画を立てるときには、これまであまり、今までは未普及地
の解消に一生懸命努力してきましたけれども、これからは老朽管
の布設替えをしっかりと事業化していくということを盛り込もうということで皆様方から御理解いただいたという内容になっております。 企業会計へ
の対応ということで、一般会計が負担すべき経費というものが、これは毎年それこそ総務省から示されている根拠基準が、繰り出し
の基準という
のがあります。この基準に沿って企業
の事業執行と運営に必要な資金について、これはやっぱり繰り出しをしっかり行うべきだと思っております。 ただ、企業会計では、その収入をもって経費を賄うという独立採算が原則となっておりますから、一般会計
の繰り出し、繰り入れというそういう会計操作に依拠した財政運営ということは、やはり避けなければいけないと。本来
の繰り出し基準はしっかりと対応しますけれども、それ以外
の部分で
の繰り出し、繰り入れという
のは、基本的にやっぱり依拠してはいけないというふうな思いも持っております。こういう観点からすると、一般会計だけでなくて各企業会計でも、経費
の節減であったり収益
の増加だったりということ
の取り組みは、真剣に取り組んでいただきたいというような思いを持っているということであります。 それから、ふるさと納税に対して
の御質問でありますけども、これは議員が御指摘
のとおり、ふるさと納税
の寄附金について、それに頼ったような財政運営という
のは、これは避けるべきだと思います。平成25年当時
のお話いただきましたけども、あの当時、既にもう他
の市町村では取り組みが始まっていて、私たちは後続組だったわけです。後続組
の利を生かしたいという話も多分当時してあったと思います。一生懸命研究させていただいた結果でありますけども、いろんな制度
の変更もありましたけれども、何とか今、現状にまずたどり着いているという現状がありますけども、ただ、これもその皆様方
の様々な御指摘、御指導があって今があるわけで、完全ではないというふうな思いであります。 使い方についてはですね、当然目的を持って皆様方寄附されておりますので、その目的に沿った形で、議員御存知
のとおり財源
の確保というもので充当させていただいていると。 しかし、先ほどお話
のとおり、お任せというその財源
の使い方については、やはり何らかの形で市が政策として行うものに対して使うことが適切だと思います。寄附という性格上、プールしておくという考え方よりは、それを活用して皆様方
の思いに応えるということ
のほうを今
のところ優先させていただいているという状況があるので、ふるさと納税を活発に活用させていただいているという現状があるということは、そういう意味だというふうに御理解いただければありがたいと思っております。 この場面からは以上であります。
○議長(
青柳宗五郎君) 11番。
◆11番(荒木田俊一君) 財政は私も何度も質問しているわけですけども、何度質問してもね、なかなかはい分かりましたと私も答えきれない。いわゆる市長は、色々苦渋をしているとか、色々答えはあるんですよ。私たち住民からいわれることは、やっぱり市税そのものは、やっぱり結果を出さねねんだすよね。難儀したとか、それは、ここ
の中では何ぼ理解できる人たちだからいってもいいかもしれね。いざ市民に向かったときに、難儀したとかどうのこうのとかっていう問題でねくて、市民は私たち
の望むものがやっていただけたかいけないかという、その判断
の2つしかないんですよ。ですから、そこはね非常に苦しいかもしれないけどもね、やっぱりやるものはきちんとやねねんですよ。例えば我々も
委員会で説明受けますよ。道路なしてこんたに遅い
のよ。すると、いわゆる過疎債であったりね、社会資本
の交付金がこねがったりする。市民はね、そんなに思ってませんよ。我々に言われることは、今年暖冬で除雪費使わねがら何ぼも事業でぎるべしゃって、そういう話出てくる
の。いやいやこれは違うよって、それはここ
の中では予算審議してる人たちはいえるかもしれないけどね、市民はそんなことはね理解してくださいというとこまでは私はならないと思うんですよ。やっぱりそういうものをね、やっぱり予算、さっき挙げたような例
のところはね、じゃあいつまでかかるんですかといわれたときに、今一生懸命取り組んでいますでは、もうあと時期は遅いんですよ。もう計画
の年数過ぎてるんですよ、ずっと。へば何となる
のよって聞かれたとき、今一生懸命考えています。いや、国からじぇんここねがらだ。これだって。それで逃げ通せない、もう時期に来ているものもあるんでないかということで私は質問してるんですよ。ですから、確かに有効に使う方法は、こんなに要望あれば、あれもこれもは無理だと。ですから、これを優先順位にもう最初から見える化して、市民に説明できるような予算であったり、いろんなそういう方法論とっていかないと、これから厳しい財政状況
の中では、ここ
の論議でなく、どうやって市民に説明責任を持って提示できるかが私はやっぱり課題であると思うんですよ。一生懸命取り組んでいる、頑張ってるでなくて、やっぱり今これをやって、これ終わったら次あれをこうするという具体的な説明ができる予算編成でなければならないと思いますけども、そこら辺はどうですか。 あと、病院
の問題も、さっき言ったけどもね、一般質問
の通告
の締切間近ですよね、資料出てる
の。後から出た
のはね、んでねすか。25日は出てねすよね。26日だすよね。すると、本当にあんた方、我々にいろんなものを審議してくださいって、日にちねがったかもしれね。理由いえばいっぺあるかもしれねけども、やっぱり議員、議会に提案してて、後から説明資料が、ぎりぎり
のとき出てくるっていう
のは、ちょっと私は違うんじゃないかって、せっかく説明するんだら、そのときやっぱり同時に提示する
のが普通じゃないですか。審議してくださいっていうものに対しては。やっぱりそういう何ていう、示し方をしていかないと、予算という
のはなかなか私は理解してもらえない
のかなという思いがありますけどもどうですか。まずいっぱいあるんですけども、他
の質問もあるので、まず予算についてこの2点。
○議長(
青柳宗五郎君) 門脇市長。
◎市長(門脇光浩君) 1点目
のほう
の市民
の方々にしっかりと説明できるような予算
の編成をするべきだという
のは、これは当然
の話です。それに至っていないということに対して先ほど複雑な思いがありますという話をさせていただきました。 今まで議論していただいて、そしてやっと方向付けができた事業がいくつもあって、その事業を遂行するため
の予算を令和2年に編成させていただいたと。しかし、この編成作業が財源
の不足で窮屈だったという話をしてしまったがゆえに言い訳がましくなってしまいました。これは大変申し訳なかったと思います。令和3年に向けて先ほどから話しているとおり、もう予算編成は着手しています。その予算編成着手
のその仕方というもの何かというと、しっかりと市民
の方々にこれをやらなければいけないので、なので財源をこのように確保して、皆様方から御理解いただいてしっかりと編成させていただくということを先にいうということ
の思いがあったもんですから、もう先に着手させていただいということです。今お約束できる
のは、自分
の政治姿勢として、皆様方にお示しするということをまず始めなければいけないということ
の約束をさせていただきたいというふうに思います。 それから、2点目
の資料
の提出
の遅さという
のは、大変申し訳なかったと思います。まず最初に議会
の皆様に今回
の3月補正
の繰り出しについて、私として、政治家として、議員
の皆様も政治家として、まず情報
の共有をしたいということでさせていただいたと。初めて
のことでした。私
の至らなさで
管理者及び医療局
のほうに、しっかりとした指示を出すことができないままにその日程を組んでしまったということがあります。ですので、皆様方に御説明を、せっかく
の説明をさせていただいた場面で、それを裏付けする資料
の提供ができなかったと、間に合わなかったということについては本当に申し訳なく思っています。その反省があって
管理者、また、医療局
のほうには、お話
の内容をしっかりと文字化し、数値化するという作業をした後に資料を提供してくださいというお話を後付けさせていただきました。大変申し訳なかったと思います。
○議長(
青柳宗五郎君) 11番。
◆11番(荒木田俊一君) 予算について最後にですけどもね、やっぱり何という資料もね、何人増とかそれだけでなく、その背景にあるものを示さないと数字
の上がり下がり、何ぼ金稼げる、じゃあその裏はどうなってる
のというものまでね、やっぱり裏付けしないと、ただ数字が何人増えます、これを取り組みことによっていくら増えますというだけじゃなくて、やっぱりその背景をやっぱり見せて理解をしていく、これは病院に限らずですねいろんなものについて、私は予算編成時にねそういうやっぱり必要性はあると思いますよ。それだけは申し添えておきます。 2つ目は、SDGs
の取り組みについてです。 これについて、1つは市民生活
の中にほとんど浸透していないと思います、私
の捉え方では。これをどう、まず今受け止めているか。 あと、2つ目はね、今後
の進め方についてどう取り組むか。いわゆる推進態勢
の在り方です。 これは2月3日
の魁新聞に載ってたことなんですけども、いわゆる世界経済フォーラムが昨年発表した28カ国
の認知度調査によると、日本では「聞いたことがない」「全く聞いたことがない」という
の51%なんです。「よく知ってる」「ある程度知ってる」という
のが8%で、いわゆる28カ国中最下位であったと。確か当初は11位だった
のが15番目とか、やる自治体が増えていくたびに順位下がってるんですよ。これ仙北市ばかりじゃなくてね、日本的に考えても。この状況を何と考える
のかなと。私はサミットやって、市長がにこっとやって、こうアピール度を高くしててもね進まないと思いますよ。やっぱりお祭りイベントでなくね、やっぱり地域や職域やいろんな環境
の中でワークショップ等
の活動を地道に積み重ねていってね、これを広める方法があるんじゃないかというふうに思いますけど、この2点についてお尋ねいたします。
○議長(
青柳宗五郎君) 門脇市長。
◎市長(門脇光浩君) 仙北市、平成30年6月にSDGs未来都市に選定をいただきました。その後、市
の広報、ホームページ等、各所
のポスター掲示、職員や議員
の皆様
のピンバッヂ
の着用などをいただきPRに努めています。また、シンポジウム等を開催し、市
の取り組み、民間事業者
の事例を紹介しながら、仙北市が将来にわたって発展していくためには行政、事業者、市民がそれぞれ
の立場で持続可能な開発目標
の達成に向けて協力していくことが重要だというお話をしてきました。 元々仙北市はこのSDGs
の理念に基づく非常に似通った行政指針、総合計画を持っていたこともあって、市民
の皆様にはSDGsというものが目新しくなかったということも多分あったと思います。先ほど議員がお話なっている活動すればするほど認知度が低くなっていくということは、もしかしたら、むしろ市民
の方々がSDGsという考え方よりも、日常的に様々な取り組みがあってSDGsということにあんまり意識しない人たちが増えてきている
のかな、そうとも思わなければ、その活動をしてきているにもかかわらずどんどん認知度が下がっているとはなかなか理解できないことなんですけども、これはちょっと研究しなければいけないと思います。 経済活動で株
の売買などを行っている方々
の声としては、SDGsに取り組む企業が未来に果たす役割を社是としているということがあって、その分
の評価が高くて、比較的株的には安定しているというようなお話を聞きますけれども、一般
の市民
の方々にとってSDGsは、やはり横文字で聞きなれなくて、国連で提唱されているよなんていうと、益々遠くなってしまうという現状だと思います。こまめな節電とかごみ
の分別とか買い物
のとき
のマイバッグ持参など、これ普通
の生活
の中で当たり前にやっていることでありますけども、こういうことがSDGs
の推進につながっているということも事実であります。この理念
の実現に向けて、しっかり意識して取り組む姿勢を強化することも一つ、それから、同時に市民
の皆様も日常
の生活
の中で全くSDGsを意識しないで自然に行っているということをしっかりと支えて、大切に育てていくということも方法
の一つかなと思います。 でも、議員
の方々には、日頃からシンポジウム参加とかピンバッヂ
の普及活動とか、多く
の場面で御協力をいただいておりまして、これは深く感謝を申し上げなければいけません。引き続き何とかお力添えいただきたいと思っております。 2点目
のこのまま
の方法で取り組む
のか、もっと別
の方法あるんでないかという、そういう御提案ですけども、この推進
の組織として平成30年4月に仙北市持続可能な開発目標推進本部というものを発足しております。これは部長級職員で構成をして、私が、市長が本部長を務めている組織であります。推進本部
のもとに各課
の事業に精通している中堅職員
の方々がワーキンググループを設置しています。ワーキンググループでは、副市長がこれは
委員長ですけども、課題
の掘り起こしとか事業
の整理とか庁内
の様々な施策
の連携を行いながら仙北市総合計画とか総合戦略
の着実な推進
のため
の力になっているということであります。 市民や事業者
の皆様にSDGs
の理念を浸透いただいて、それぞれ
の立場で持続可能なまちづくりに御協力いただくためには、今、議員がこのままでいい
のかというような問いかけがあったように、地域とか職場で
のワークショップ
の開催、有効でないかと思います。御提案をもとにSDGs推進本部
のほうで方向付けさせていただきたいと思います。 例えば各担当事業で市民
の健康相談など
の場面があったときに、または地域運営体や消防団など様々なつながりがある場面でSDGs
の様々なお話とか意見交流とかということも日常的に行うことが必要ではないかと思います。全庁的な取り組みとしてポスター、チラシはもちろんそうですけども、様々な印刷物とか情報発信時にSDGs
のアイコンを掲げたり、17
の項目
のどれかに、この事業が取り組みがあるんだよというような表記とか、市民
の方々が関心を持っていただけるような取り組みをさらに進めていかなければ多分認知度は上がっていかないし、参加いただく方々
のパワーも結集できないと思います。御提案はしっかりと受け止めたいと思います。
○議長(
青柳宗五郎君) 11番。
◆11番(荒木田俊一君) 認知度上がるか下がるかというよりも、私は実質的な活動がどうするかという
のが大きな課題だと。 昨年
の12月、ある方
の叙勲
の祝賀会に行ったとき、お孫さんが東京から来られていて、私
の付けているバッヂを見て、仙北市もやってる
のかって言ってくれて非常にうれしい思いしました。反面ですね、市内
の会議に出るとね、それ何よって、それ何やってる
のよっていう方々がほとんどなんです。さっきいった
のは私、認知度が上がってる、取り組む自治体が増えている割には統計的には日本
の中で上がってないと。その中
の仙北市も同じでないかという心配をしているわけです。ですから、職域とかいろんなことあると思う。ですからもっと身近にですね、例えば我々農家だったら代かいたとき、汚れた水を流さないとか色々なものがあります。それぞれ
の仕事によっていろんな取り組めるもの、多分国内で、企業を除くとね、民間で一番いろんなことに取り組んでいる
のが、農協
の婦人部というか、あの方々が全国的に一番多分やられていると思うんですよ。私は先ほど市長が、部長以上
の方々で推進本部を作っている。そういうもの
の中で、本当に仙北市が市長がいうように、きちんとした認識になっている
のかと。SDGsが目指す
のはですよ、地球
の環境を守りながら全て
の人が尊厳をもって生きられる社会と、誰もが豊かな暮らしを継続的に営むこと
のできる経済活動を実現すること。その足元ですね、市長、いいですか、こっかからです。人
の尊厳がね傷つけられて、仙北市
の中で人が亡くなっていると思わねすか。そうじゃないですか。あなた
の足元でそういうことが起きているんですよ。推進本部
の方々、そういう
のどこまで感じているんですか、痛みを。私たちは一生懸命やっていると、推進本部を。一番大事な人
の尊厳がね傷つけられて、いじめな
のかパワハラな
のか分かりませんけどもね、亡くなってる事実、こういうものを反省にしながらね、どうやっていく
のかということをきちんと本当に真剣に考えてください。どこまで私は反省している
のか、真剣に考えた
のか分からないんですよ。だから、提唱する
のは簡単だけども、それを周知徹底する難しさは私も分かりますよ。でも、そういうものをねきちんと反省に捉えながらやってる
のかということを改めてお聞きします。
○議長(
青柳宗五郎君) 門脇市長。
◎市長(門脇光浩君) SDGsは誰一人取り残さない社会をつくるんだと、人間
の尊厳をしっかりと守って、それを継承できる社会をつくるんだという
のが目標です。一義的にいうと、経済活動
の有効性はいわれていますけども、それよりも人格、人間形成にとって一番有効だというふうにいわれる
のが、国連はだから取り組んでいるわけです。そのような観点で私たちも事業を推進させていただいているつもりです。今、議員が御指摘いただいたことについても、私も今までも本当にそれは心から離れたことはありません。その尊厳を守るということに対して、私も身
の処し方をしなければいけないということもありました。 様々な取り組み
の中で職員
の人たちだけでなくて市民
の方々も含めて先ほど話があったとおり、認知度って別に高くなればいいっていうもんでなくて、本来一番重要なことは何かということを知っていただくことが重要でしょうから、その視点をこの後もSDGsでは堅持して、さらにそれを進めていきたいと思っております。少なくともそれを推進する側
の人間、人たちが、今
の議員
の御指摘を忘れるようなことがあってはいけないと思います。
○議長(
青柳宗五郎君) 11番。
◆11番(荒木田俊一君) そこら辺は本当、執行する側がですね、それをきちんとやっぱり捉えることが、やっぱり初め
の一歩かなと、そこは十分反省して、皆さんに反省していただきたいと思います。 3つ目
のですね公共施設
の管理運営について伺います。 不要な施設や使えない施設、土地について、どのような
管理状況になるか。解体や処分
の計画等はどうなっている
のかですね。市当局はいろんな質問する中で、これまでも年に数回しか使ってなくても使っているという捉え方なんですよ。これで本当に、これから
の管理運営をどうしていく
のかと、こういう認識であくまでもいく
のかですね。厳しい財政運営を強いられている中で、やっぱりここはスピード感をもって対応しなければですね、片方では何十億もかけてどんどん建てて、片方は既存
のものは、もう破れようが何しようがそのままで残っていく。これではね、最初
の財政に戻るけども、何とやったってもたねんですよ。風呂敷つぼめる方法知らねんだもの。ほかぶりする方法おべでも風呂敷つづまねもの。この公共施設
の管理について、どう捉えますか。
○議長(
青柳宗五郎君) 門脇市長。
◎市長(門脇光浩君) 不要な施設、使われていない施設は、施設
の所管課が
管理しています。例えば旧角館総合病院は財政課だったりします。今、定例会で廃止条例を上程している田沢湖幼稚園とかは教育総務課だったりします。上桧木内へき地保育園は子育て支援課だったりとばらばらなってます。 令和2年度以降は、この後様々な対応で、できるだけ所管を一括していきたいというような思いを持っています。普通財産となっている土地は財政課が
管理しています。例えばですけども、除却をして土地売買
の方針となっている旧角館総合病院については、解体工事に係る実施設計業務及び敷地
の地歴調査業務、これは完了していて、現在は敷地
の土壌汚染調査
の規模や手法等について県と協議をしている最中だというような経過があります。 なお、施設
の解体処分方針が固まっているような施設については、個別施設計画書に目標年次、計画
の概要等を記載しています。 それで、これまで使われてないのに、全く使われてないということでなくて、何回しか使われてない
のに使っているというようなそういう判断がこの後も続く
のかというようなことですけども、私もそれは年に数回しか使われてない施設が使用実績がらあるからといって必要だとか、この後もそれが利用していくというような方向付けなるかといったら、そうではないというふうに思っています。計画策定にあたっては、これはエリアマネジメントを重視しながら、域内にある施設
の各部屋ごと
の利用状況とか稼働実績等精査して、不要な施設と利用率
の低い施設については、これはもう議員が御承知
のとおりスクラップを進めていくということをしなければいけません。これまで、先ほども話もあったとおり、35%
の縮減を行いたいということで目標設定しましたけども、自分がしっかりと取り組んで、地域
の方々に説明を加えながら、全体
の仙北市
の施設活用
のイメージを皆さんにお話をしながら会をもっていきたいというような思いであります。その前段として議員
の方々にも、しっかりとその提案をしていきたいというふうに思っております。 財政運営が非常に厳しい状況
の中でスピード感が必要ではないかという
のは、これも議員が御指摘
のとおりであります。施設
の延べ床面積
の削減等によって維持
管理経費を抑制し、不要施設、財産
の売却など行いながら歳入
の増収対策を急ぐ。急ぐといっても、いっつもやってねねがという話があるかもしれませんけども、来年度から、より本格化していくというふうに思っていただければありがたいと思います。 まだできていない個別計画については、できるだけ早期に個別計画
の策定を進めていくという
のも令和2年になります。 以上です。
○議長(
青柳宗五郎君) 11番。
◆11番(荒木田俊一君) あまり質問すると、いわゆる私、28号で田沢幼稚園
の質問出してますけども、それ以外
のことで質問します。 市長が、私責任持って取り組むといってますけども、じゃあ具体的にですね聞きますけども、旧病院にカルテって残ってませんか。全部移しました、新病院に。普通財産に移した病院にカルテ残ってませんか。病院
のカルテは。取り出しに行ってませんか、今。市長ね、あとあなたが一番責任ある。今も結構若いんですが、もっと若いときに取り組んだ全国から図書を寄贈していただきました。それ、どうなっていますか。西木
の建物に入ったっきり、動かないでいるんじゃないですか。何年なるんですか、それは。現実的に。それを職員に
管理せたって、誰も手出せねすよ。あなた
の、市長がね当時もらってきた図書なんか、投げるもさいねばよへるもへね。率先して今すぐこうしますっていえるんじゃないですか、これなんかは。どうですか。
○議長(
青柳宗五郎君) 門脇市長。
◎市長(門脇光浩君) 今、議員がお話なった
のは、全国ありがとう文庫という活動
の中で桧木内
の克雪
管理センター、これは除雪車が入ってる車庫ですけども、その2階
の会議室に図書を入れているという案件であります。これは今、この克雪
管理センター2階
の会議室は使用不能になっております。いろんな状況があるわけですけども。ですので、そこに本を置いておくということも、これは適切な対処でないと思っております。私がそれは令和2年度中に、やはり改善しなければいけないと思っております。
○議長(
青柳宗五郎君) 11番。
◆11番(荒木田俊一君)
管理者、病院
のカルテはみんな移ってます。全部移ってます。いずれね、名目上は直ってでもね、速やかな移行してねんだな、いろんなものが。東公民館、公民館
の職員少なくなって大変だどこに、1人しかいなくて公民館活動、私は十分にできると思えねんだすよね。やっぱりそういうところね、どうやっていわゆる業務改善なりいろんなことしながらですね、見直ししながら、建物もどうやっていく
のかということをね、やっぱり真剣に考えていただきたい。時間がなくなって教育長
の出番がなくなると大変不調法ですので、次に移らせていただきます。
小・中学校においてですね主権者教育についてです。これは近年、具体的になってきた課題でありますけども、先般、仙北市でも子どもたちが一生懸命「私たち
の力でつくる仙北市」というものを議題にしながら子ども議会を開催していただきまして、私も傍聴させていただいたわけですけども、非常に心強く思った反面ですね、議員と市民
の懇談会
の中で、なかなか市民に関心持っていただけなくてぼやいた記事もあったわけですけども、市におけるこの主権者教育って、どう行うか。学校においてですね。 あと、これ、子どもたち
の成長過程において、小学校と中学校は取り組み方が違うと思います。これは学校だけでできる問題でないし、家庭や地域社会と連動して行われるべきものでありますけども、そこら辺について教育長
のお考え、あるいは現在
の実績等お聞かせいただきたいと思います。
○議長(
青柳宗五郎君)
熊谷教育長。
◎教育長(熊谷徹君) 1月8日
の子ども議会、お話いただきまして本当にありがとうございました。プロジェクターでやらせていただきましたが、子どもたちはかなり時間もかけて意欲的に取り組んでいただいたなと思っております。 主権者教育でございますが、市内
小・中学校におきましては、児童生徒が国家及び社会
の形成
の一員として主体的に参加しようとする資質・能力を育成するために、次
のような学習が行われております。 まず、法や決まり
の理解に関しましては、日本国憲法における国民として
の権利及び義務を小学校社会科で、それから、人間
の尊重と日本国憲法
の基本的原則や現代社会における諸課題
の見方・考え方は中学校社会科で学んでおります。また、
小・中学校ともに、法や決まり
の規律、あるいは社会
の実現、公正・公平、社会正義等は道徳で学習しているところでございます。 次に、政治経済
の理解に関しては、地方公共団体や国
の政治
の働き、地域
の農業、水産業、工業生産等については小学校社会科で学習しております。それから民主政治、政治参加
の国
の在り方、国民
の社会保障
の充実等、金融
の仕組み等につきましては中学校社会科で学んでおります。 また、小・中ともに身近な消費生活ということで技術・家庭科
の中
の家庭
のほうで色々消費生活等を学んでおります。 自発的、時事的な活動
の理解に関しましては、学習活動や児童生徒会活動を中心とした集団社会
の一員として
のより良い学級作りということで、特別活動、総合的学習
の時間、また、各学校では児童会、生徒会役員
選挙を通しまして、児童生徒、子どもたちが
選挙制度についても体験的に学んでいるところでございます。 まず、そのような子どもたち
の学習課程でありますが、家庭や地域
のことについてもお話申し上げてよろしいですか。
○議長(
青柳宗五郎君) 11番。
◆11番(荒木田俊一君) なかなか難しいことだと思うけどもね、要はね、子どもたちが社会
の構成員として、やっぱりこの成長過程にあわせて、この主権者をどうやっていくという
のは非常に大事なこと。高校なればまた別
の考え方で、いわゆる政治へ
の参加とか色々行われるけども、ですから私、もう一つ考えた
のはですね、ここに子どもたちがやってみたいことって書いてあるんです。全部各学校。私は強いていうならば、小学生は無理にしてもね、中学生はやってみたいことからどうやるかということまでいけば、私は成果
の上がる主権者教育になるんじゃないかと。みたいことという
のは、まだこっちにいて、実際に参加していない、ちょっとかじったとこな
のかなというイメージに捉えたんですよ。ですから、いろんな課題を見付けました。そして、こうへばいいねがって、仙北市こうへばいぐなるんでねがって、そしたら次
の過程としてね、やっぱりそれを行うためにはどういうことが必要な
のか、何が必要な
のというところまでいくべきが主権者教育
のいくところでないかと思いますけども、それについては教育長どう思いますか。
○議長(
青柳宗五郎君)
熊谷教育長。
◎教育長(熊谷徹君) 全く議員と私も同じ考えであります。やはり子どもたち、この間もプロジェクターを活用しながら、こうしたいっていうことは言いましたけれども、じゃあ具体的に、要するにハウ・ツーといいますか、どのようにしていくかというところまでは、なかなか言及、もちろん先生方
の指導もあったわけですが、そこまでいかなかったなと。その部分御指摘いただいて、全くそのとおりだと思います。 この次、次回、自分でそうか、あれなんですが、いずれ2年後には行うことになると思いますけども、やっぱりそういうふうな、どういうふうにやっていくかというところまでしっかりと考えさせたそのような提案であるようにしてまいりたいというふうに思っているところであります。
○議長(
青柳宗五郎君) 11番。
◆11番(荒木田俊一君) 最後に市長に申し上げます。市長は首相官邸行ったりいろんなとこへ行ってますけども、流し
の公務員っていうお話知ってますか。流し
の公務員、別に悪い世界
の人でねすよ。いわゆる自治省官僚がですね自治体に下りていって、霞ヶ関では解決できない問題をやっている方がおられるんですよ。一番最初はね、これ、大分県
の久住町、今
の竹田市に行った方なんです。ここが非常に病院経営で苦労している。それを立ち直らせたり、いろんな自治体を渡り歩いている方なんです。山田朝夫さんという方なんです。いわゆる自治省というか総務省というか、そこ出身
の方で、霞ヶ関にいては何も解決できないと。制度を作るだけで、霞ヶ関は、現場におりないということで、官僚を辞めましてですねいろんなところへ出入りしている。自治体を渡り歩いている。私は、きょういっぱい御質問する中で考えた
のはね、問題発生する
のも人材、それを解決する
のも人材、お金いくら注ぎ込んだってね、良い人材いないと解決策なりませんよ。十分そこは市長にこれからも肝に銘じて頑張っていただきたいということを申し上げて質問を終わります。
○議長(
青柳宗五郎君) 11番、荒木田俊一君
の一般質問を終わります。 14時25分まで暫時休憩します。 (午後2時12分)
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○議長(
青柳宗五郎君) 休憩前に引き続き会議を開きます。 (午後2時25分)
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△高久昭二君
○議長(
青柳宗五郎君) 一般質問を許します。16番、高久昭二君。
◆16番(高久昭二君) ただいま青柳議長から御指名いただきましたので、最後
のきょう
の一般質問をさせていただきます。 現在、世界中が
新型コロナウイルスの脅威にさらされている中ではございますけども、このたび3点
の質問をさせていただきます。 時間
の制約上、極力、明解かつ簡潔な御答弁をお願いしたいと思います。 まず質問
の第1点目、既に新聞でも報道されました株式会社田沢モータースが国
の補助金制度を活用し、さらに仙北市も独自に補助金を出して、これからレタス類
の葉物
の水耕栽培をする植物工場を立ち上げることについてお伺いしたいと思います。 一問一答式で行いますので、聞いたらまた御答弁をお願いします。 第1点目、これまで多額な市費を投下して、これまで造成されておられまして、長年活用が見送られてきた田沢湖生保内黒沢工業団地が、いずれ水耕栽培
の植物工場として活用されること自体については、私も結構なことだと思います。 この工場
の設立
のお話は、株式会社田沢モータース側から持ち出されたものな
のか、それとも門脇市長が、年商はよく私分かりませんが、都市企業からこれらお話をお聞きし、そこで田沢モータース側に働きかけをなされた
のか、そのまず第1点についてお伺いしたいと思います。
○議長(
青柳宗五郎君) 答弁を求めます。門脇市長。
◎市長(門脇光浩君) 高久議員
の一般質問にお答えをいたします。 1点目であります。株式会社田沢モータースと植物工場構想
の話し合いが始まった経緯というような御質問だったと思います。 経緯については、平成30年12月19日に先行操業していた他市
の植物工場を田沢モータースさん、それから地元金融機関さん、そして仙北市随行
のもと、視察をしたことから始まるという、そういう状況であります。その後、令和元年度に入り、5月27日
の打ち合わせ以降9回
の協議を行い、今日に至っているという
のが経緯であります。 なお、3月16日月曜日、今月です、16日に植物工場建設に係る地区住民説明会を開催するという予定でありましたけれども、今般
のコロナウイルス感染症
の拡大で開催時期を延期させていただきたいということで、案内者
の皆様には工場概要資料
の送付とあわせて事態が沈静化した早い時期に住民説明会を開催する旨を連絡したいと考えております。 この場面からは以上であります。
○議長(
青柳宗五郎君) 16番。
◆16番(高久昭二君) それでは、質問を継続させていただきます。 今回新たに立ち上げるこの会社は、我々は担当
委員会ではございませんけども、商工課
のほうから資料をいただきましてですね、それを見させていただいた結果ですよ、これしか私は分かりません。担当
委員会でもないので。それ以上
のことは分かりませんけども、建設工事費が25億7,400万円ほど、そのうち
の建設工事費が10億4,000万円、プラント設備工事費が13億円、それにプラス消費税等2億3,400万。その財源としては、農林水産省
の強い農業担い手づくり総合支援交付金
の10億円、またさらに仙北市から1億円
の補助、また、さらにもう5,000万ほど追加して新たに工業用水
の確保
のため
の設備、そしてさらには工場内
の道路を新設するなど合わせて5,000万、合計、仙北市からは約1億5,000万ほど出費なさるようでございますけども、これは本当でしょうか。そしてなおかつ、これはどっからお金
の財源を確保する予定なんでしょうか、その点をひとつ詳しく説明していただきたいとともに、田沢モータースさんが残りは、引き算すれば分かるんですが、14億7,400万ほどですよ、それ数字変わるかもしれませんが、同社が払わなければならない
のではないかなというふうに私は想像するんですが、同社
のその手持ち資金がいくらあって、また、工場経営をなさっている、つまり自動車工場、整備等、または色々なガソリンスタンド
の経営等もなさっている中から持ち出しができる
のかどうか、また、運転資金がいくらある
のかという
のは、あまりにも個人情報すぎるわけでございますけれども、恐らく多額な費用、さっき門脇市長が答弁された恐らく銀行さんだと思います。市中銀行。市中銀行といえば北都でも秋田でも仙北市
の指定金融機関になっておられるんですけども、そこから融資を受けるということになる
のではないかなと思うんですが、それらもあわせて答弁を明解にお願いしたいと思います。
○議長(
青柳宗五郎君) 門脇市長。
◎市長(門脇光浩君) 現在
の計画
の現状をお話しますと、植物工場建設事業費25億7,400万円
の財源でありますけども、強い農業、これは先ほど議員が御指摘
のとおり国庫補助金でありますけれども10億円、それから、市
の補助金として1億円、これは過疎対策
のソフト事業を活用させていただこうという計画をしております。そのほか14億7,400万円でありますけども、その他については自己資金と融資によるものというふうにお聞きをしております。 先ほど議員が1億円
のほか
の水道事業であったり、また、附帯工事ということで1億5,000万というお話をいただきましたけども、確かに水道
の供給をしなければいけませんので、その事業を行いますけども、今回
のフレームという
のは、市から応援するという形
のものを皆様方に御提出させていただいている状況があります。水道
のほうについては、水道使用料をいただくということで、通常
の水道事業という形になっております。 ただ、違う
のは、構内道路であります。構内道路には430万円ほどがかかるというふうに設計をしております。これは一般財源であります。 それと仙北市指定金融機関
の役割ということでありますけども、当該
の金融機関と事業主体、これは田沢モータースさんというよりは、田沢モータースさんが中心となって新しく設立する企業という考え方でありますけども、その皆様方という組織立てになるというふうにお聞きをしているという現状であります。
○議長(
青柳宗五郎君) 16番。
◆16番(高久昭二君) 先ほど最後
の言葉でですね門脇市長が、田沢モータースが中心になるというふうなこと
の具体的な内容等、明らかにしていただきたいとともに、構内道路約430万ほど見込んでいるし、水道事業はそれは工業用水として使えば、当然料金を市で歳入できるというふうな考え方でしょうけども、構内道路という
のは、これは会社が持つべきものじゃないんですか。仙北市もこの経営に参画するんであれば別ですよ。その点はいかがなもんでしょうか。とあわせてですね、いくらその国から10億円くるし、また、市から1億円をソフト事業を立ち上げるという、対策
のソフト事業をやるというふうなことにしましてもですね、総額10億、そして1億5,000万ほどを一企業に対していろんな助成するということが、果たして今
の仙北市
の財政事情を鑑みたときに、これが耐えられる
のかどうか。やればいいっていうもんじゃないんですよ、何でも。その結果がどうだか、先ほど荒木田議員も色々御質問なさって、厳しい質問もされてございましたけれども、その後
の尻ぬぐいが出てくる危険性はない
のかどうか。そしてですね、これは先
のことですけども、もし工場が令和3年に立ち上がって起業された場合ですよ、工場もそういうふうなところも全部金融機関
の担保物件に入るんじゃないかなと私は思うんですが、億
の金を借りるわけですから、100万、200万、1,000万じゃないんで、金額はかなり高いわけですので、それに対する債務保証はどうなる
のか、担保ですね。あわせて、やっぱり金融機関もですよ、仙北市がついてるから大丈夫だろうと。何があっても仙北市が最後に尻ぬぐいしてくれるんじゃないかというふうな、恐らく淡い期待を抱いているんじゃないかなと思うんですが、それらも含めた明解な答弁を宜しくお願いしたいと思います。
○議長(
青柳宗五郎君) 門脇市長。
◎市長(門脇光浩君) まず、1点目
の構内道路でありますけども、本来はこの植物工場だけでなく、まだ残地がありますので、その残地活用も含めて全体的な面として考えなければいけなかったということでありますけれども、まだ1社も誘致をするという実績がない状況で
の構内
の整備という
のは困難だという判断がありました。今回、やっと1社
の入居がほぼ確定しているというような状況になったことから、他
の残地
の活用も含めて考えると、構内道路
の必要性は市で行うべきという判断であります。 それから、もう一点
のほう
の担保物件というようなお考えだということもある
のかということでありますけども、基本的に民間企業
の生業ということで行うことに対して、私たちは御支援をさせていただくということであります。 その支援
の1億円が果たして現状
の財政的な力からして大丈夫な
のかという御心配でありますけども、過疎対策債でありますので、ソフト事業債でありますので、基本的な7割が国庫から
の償還にあたりますので、私どもからすると有利な財源ということがいえると思います。 この事業に限らず様々な事業では、できる限り国から
の支援がいただけるような財源
の確保ということで予算化をしているという
のが現状であります。 以上です。
○議長(
青柳宗五郎君) 16番。
◆16番(高久昭二君) 最初に質問しまして、最初に門脇市長が答弁なさってございますけども、既に大分以前からこのお話を水面下でなさったようでございます。市長が先ほど答弁したように。そうすればですよ、最初に持ち出した
のは、どっちから持ち出した
のかと私聞いてるんですよ。市中金融機関から門脇市長さん、いいお話がありますから、ひとつ小耳に挟んでおいてくださいとかというようなことで、恐らく面会を求められて対談なさったでしょうけども、どっからきたんですか。それから、都市
のその企業というふうなこともちょっといわれておるようですけども、この資料を見ればですね、資料からですよ、産業建設常任
委員会に出された資料、この都市
の企業という
のは、どこ
の会社を指しているんでしょうか。もうちょっと具体的に明らかに、これがですよ、門脇市長、つまり仙北市
のほうから持ち出されたとすれば、何かあったときやっぱり市が責任を負わないといけない羽目になるんじゃないかなと。さっきその構内道路は、これはまだ1社もできてないから、他社がもしきたとき
のため
の境界みたいな形というふうな考え方でしょうけども、そういうふうなことで何がその、もうちょっとその何ていいますか、やはりその民間企業に対して
のですね、やっぱりその経営
の恐さ、やっぱり大変なときには何とするかということまで考えていかないと、やっぱり市長さん自身は民間で働いたことは一度もないでしょうけども、民間は大変なんですよ、何かあったときは。徹底的にやられますんで、銀行は容赦しませんので、そこあたりも含めたもうちょっと明解な答弁をよろしくお願いしたいと思います。
○議長(
青柳宗五郎君) 門脇市長。
◎市長(門脇光浩君) 議員もよく御承知
のとおり、以前、司食品工業
の誘致ということで事業を進めた経緯があります。その際も秋田銀行様、また、秋田県庁、それから、秋田県庁東京事務所というような皆様方から多く
の情報をいただいて話が進んでいったという経緯であります。今回も直接、仙北市が例えば田沢モータースさんというような話を先ほどからしておりますけども、実態として
の事業主体は田沢モータースさんを中心とした新たな企業ということでありますので、その設立
の大きな役割を確かに田沢モータースさんは果たすでありましょうけれども、新しい企業であります。ここは誤解をぜひなきようにお願い申し上げたいと思います。 そして秋田銀行さん、この秋田銀行さんと田沢モータースさんと
の関係は、私は計り知れるところではありませんけども、それは当然仙北市内でたくさん
の優秀な業務を行っている田沢モータースさんと
の関係はあったというふうに思います。その方々と
の様々な情報
の共有があったと思います。実際に見に行ける場所もあったということで御一緒させていただいたという
のが流れだったと思います。 決して誰かれがこれをやってくれとか、あれをやってくれとかというような、そういうようなお話があったという話は聞いておりません。あくまでも視察に行って、これは後で新聞
の報道にもありますけれども、人口が減少していって、モータリゼーション
の大きな変質があるというときに、雇用を守り、地域経済を活性化させるという田沢モータースさんを中心とした大きなその考え方があるみたいであります。そこに新たな挑戦
のその何というか方向性を見たというような流れではなかったかというふうに思っております。 それから、この後
のほう
の話で、確かに道路は必要だというふうに思っております。これは仙北市が敷地造成させていただいた土地でありますので、その土地にこの後も企業
の方々においでいただくというようなことをするとすれば、やはり一定
の社会的なインフラということで造成をすると。そして構内道路を舗装していくというようなことは必要な作業ではないかというふうに思って、予算化をさせていただきたいというお願いであります。 以上です。
○議長(
青柳宗五郎君) 16番。
◆16番(高久昭二君) ただいま市中金融機関として秋田銀行が出てまいりました。恐らく秋田銀行田沢湖支店だと思いますけれども、もちろん本店もあるわけです、秋田市には。そういう中で民間企業名がまだ明らかになさってございませんけども、これは明らかに今
の時点では、きょう
の時点ではできないんでしょうか。あわせて、先ほど言いました田沢モータースさんを中心とした新しい企業というふうな言葉、何回も使われたんですが、田沢モータースさんを中心としたという
のは、中心以外
の会社があるわけでございますので、恐らく数社あるんじゃないかなと思うんですが、それは明らかにできないんですか、現時点では。もうちょっと詳しくお話できないですか。
○議長(
青柳宗五郎君) 門脇市長。
◎市長(門脇光浩君) この後、国
のほうに申請をする作業等があって、事業主体がどこになる
のかということを、まさに今、田沢モータースさんを中心とした企業体
の設立に向けた諸準備が進んでいるというふうに認識をしておりますけども、構成とか人員とかということについては、私は今、存じ上げる立場にはありません。 それから、もしかして議員が先ほどから話している民間企業という御質問
の内容は、もしかしたらその都市部
のっていう話したんですけども、それは今、新しく田沢モータースさんが中心として設立をする民間企業はという、そういう御質問ということでよろしいですよね。ということで、民間
の新しく立ち上げる企業
の方々
の陣容、それからそのメンバーというものについて、私、今、知り得ているものではありません。 以上です。
○議長(
青柳宗五郎君) 16番。
◆16番(高久昭二君) 今、現時点できょうは知り得ていないということにかかわらず、いくら非常に気前がよい市長さんかもしれませんけども、ボーンと1億円、さらに何だかんだ
の経費合わせて1億5,000万ほど出しますよね。個人だったらいいですよ、それは、市長さんが何を出そうと。これ、税金から出すんです、最後には。税金。公金です。ちょっと無責任じゃないかなと思うんですよ。 それで話戻しますけども、秋田銀行さんと、それから田沢モータースさんと御一緒に門脇市長、または担当部課
の職員方も御一緒されたかもしれませんけども、県内
のそのレタス類
の植物工場を見学なさったということでございますけども、これはどこ
の自治体、そして植物工場に行かれたんでしょうか。それまで忘れてはおらないと思うんで、どうか答弁をお願いしたいと思います。
○議長(
青柳宗五郎君) 門脇市長。
◎市長(門脇光浩君) 私はその田沢モータースさんとか秋田銀行さんとかと一緒に視察に行ったということではありませんし、そこで何らかの密約をしたというふうなこともありませんので、それは誤解いただけないようにどうかお願いしたいんですけども、うかがった先は鹿角市や大館市だったというふうに聞いております。
○議長(
青柳宗五郎君) 16番。
◆16番(高久昭二君) 別に何も誤解も疑いも私ないんですけども、門脇市長は御一緒なさらなかったというふうに今答弁しましたけども、恐らく商工観光課
の職員は、恐らく行かれたんでしょう。全く野放しじゃないでしょう。商工課
の職員が行くという
のは、やっぱり市長
の指示に基づいて出張命令が出されるんですよ。普通はですよ、普通は。課長、部長
の職権
のある検印をいただいて、出張命令と出張旅費が必要であれば出されると。市長はそれは当然、出張命令出されたんでしょう。後からかもしれませんけれども。決裁は後からかもしれませんけども、それはどうですか。
○議長(
青柳宗五郎君) 門脇市長。
◎市長(門脇光浩君) 先ほど議員が、あなたも一緒に行かれでしょうというような話だったので、私行っておりませんということです。 それから、当然職員が先ほど話したとおり、仙北市も市として
の応援
の在り方も模索している最中であったので、どのようなお話な
のかということで当然それは観光商工部
のほうで、担当部
のほうで随行させていただいているという現状であります。
○議長(
青柳宗五郎君) 16番。
◆16番(高久昭二君) 次に移りますけども、まだその国から
の強い農業担い手づくり
の総合支援交付金1億円がまだ内示が来てないというふうなことをちらっと小耳にしましたけども、まだ現時点できょうは3月4日ですけども、申請はなさったんでしょうか。それとも、これからなんでしょうか。それで、新年度予算
の中で予算
のその措置、さらには裏付けをもってその計画
の中に新たにその農林水産省
のほうに県を通じて申請をなさるというふうなお考えなんでしょうか。その点についてお答え願いたいと思います。
○議長(
青柳宗五郎君) 門脇市長。
◎市長(門脇光浩君) 直接その農林水産省とやり取りをしている
のがうち
のほう
の農林部でありますので、もしよろしければ農林部長から
の答弁とさせていただきたいと思います。
○議長(
青柳宗五郎君) 農林部長。
◎農林部長(八柳司君) 計画書
の提出ですけども、まだ農水省
のほうへは上がっていってないという情報でございます。上がっていきますと、順調にいけば年度末ですね、そのくらいにはもしかすれば内々示といいますか、どのくらい
の手応えでというようなお話、情報はいただけるかなというような秋田県庁
のほう
の情報ではその程度ということでございます。計画書はまだ上がっていってる段階ではございません。 以上です。
○議長(
青柳宗五郎君) 16番。
◆16番(高久昭二君) これ、農林水産省
のほうにまだ計画書が、県を通じてでしょうけどもまだ上がってないとすれば、まだこれは机上プランだと、机
の上で
の話だというふうに私は捉えるしかないんですけども、これはまた逆にいえば、うまくいかない場合は、やめにするということもあり得るんでしょうか。それとも何とかやっぱりこれをものにすると、ものにしたいという
のが門脇市長
の御意思、さらには田沢モータースさん
の会長、社長さん
のお考えなんでしょうか、その点を確認したいと思います。
○議長(
青柳宗五郎君) 門脇市長。
◎市長(門脇光浩君) 当然、何とかものにしたいというふうな思いであります。しかし、農水省
のその強い農業
の事業に乗らなければ資金繰り、当初
の予定している資金繰り
のフレームが崩れるということになりますので、それはやっぱり考え直しということも必要かもしれません。しかし、考え直しが必要だからやらないということではなくて、何とかものにして、地域
の大きな経済活動をけん引する企業になっていただきたいという思いで取り組んでいるということは間違いないことです。
○議長(
青柳宗五郎君) 16番。
◆16番(高久昭二君) これまだ計画書が県を通じて農水省に上がってないとすればですよ、やっぱりもう一回慎重に、もう一回復習をなさってですね、どこに問題点がある
のかない
のかということを明らかにした上で、やっぱり石橋をたまにはたたいて渡ると、すぐ猛襲、突進するんじゃなくて、たまには石橋をたたくというふうなこと。それはなぜならば、後ろにやっぱり市民が控えているということですね、市民。強力な市民、すごいお金持ち
の方々ばかりであればいいけども、非常に生活が毎日苦しいという方もおるんですから、もうちょっと税金を丁寧に使っていくというふうな考えは、立てれないもんでしょうかね。それと、先進地を視察なさったといわれたんですけども、それは市長は行ってないんでしょうけども、当然商工課
の担当
の方から、その復命書なりその報告は文書でも口頭でもいただいているんでしょうけども、その結果はいかがだったもんでしょうか。復命書を見て。
○議長(
青柳宗五郎君) 門脇市長。
◎市長(門脇光浩君) まず1点目
の税金
の使い方ですけども、やはり首長は特にそうですが、税金
の使い方をおろそかにするというようなことは絶対にあってはならないと思っております。ですから、先ほど議員が御指摘にあったとおり、何が問題点な
のかと、何が可能な
のかということは、これまでも十分に皆様方と御議論させていただいたということがあって、県も、また、国も、そもそも予算化をするということが前提となっている事案もありますので、そのような対応を急いだということもあります。したがって、予算措置はさせていただいて、皆様方にこのように御説明させていただいておりますけども、その農林水産省
の考え方というものもしっかりと見つめ直すということは必要だと思います。 それから、その後
の復命でありますけども、特に市役所
のほう
の復命ということもそうですが、それは今まで鹿角、大館というような工場、技術的にも大変すぐれた技術だというふうなお伺いはしていますけども、さらに最先端
の技術
の活用で農業を総合産業という形で発展できる可能性があるというような思いを共有しています。 一方で、一緒に行っていただいた田沢モータースさん関係
の方々は、先ほどお話
のとおり、新しい産業づくりに飛び込むというような大きな魅力を感じたという話を聞いたということであります。
○議長(
青柳宗五郎君) 16番。
◆16番(高久昭二君) 先ほどその色々なレタス
の関係で非常に関心を持っておられるようなんで、私もことあるたびごとにですねコンビニエンスストアとかスーパーに行って、できるだけ目を皿にするようにして見ているんですけども、確かに先ほど門脇市長おっしゃいましたように、恐らく大館が産地でしょうけども、大館と書いたですね恐らく植物工場で作った
のかなというふうに想像しましたけども、レタスが店頭に並んでおりました。しかしですよ、逆に由利本荘に近いにかほ市で以前にですね、去年じゃないです、もっと前に、それを民間事業主体でやられた方はですね、結果的にやっぱり失敗なさっている情報も入ってございます。なぜかというと、やっぱり生産工場ですから、お天道さん
の影響は全然ない。雨降るか降らないか
の影響もないと。そういうふうな植物工場を水耕栽培するわけでございますので、原則として機械を止めなければ毎日生産されると。それを確実にですね販路がやっぱり確保してからかからなければ、じゃあ作るけども、これから何としたらいいべということで訪問販売なり、またはお得意さんを回るというふうなやり方では、ドロナワじゃないかなと思うんですが、それは全く心配無用だと、それは大丈夫なんだというふうに市長さん自身も胸を張って答えられるもんでしょうか。 それで、欠陥点ですね私も聞きましたけども、やっぱり地物、露地栽培と違って、確かにそういうふうな天候なり左右はされないけれども、非常に弱い。何が弱いといえば、やっぱり痛みやすい、劣化しやすいというふうな欠点があるそうです。その点についてもお聞きしてございませんか。やっぱり人っていう
のは、良いことばっかり言うんですよ、最初は。そういう
のを隠しておくもんですから、その点はいかがなもんでしょうか。出荷先もあわせて御答弁をお願いしたいと思います。
○議長(
青柳宗五郎君) 門脇市長。
◎市長(門脇光浩君) 決して隠しているとかということではなくて、私たちも当然、市
のリスクも考えなければいけません。それはさっき話したとおり、応援する原資は借金とはいえ、皆様方から
の税金でありますので、先ほどお話
のとおり税金を大切に使う気持ちがない首長は、それは失格だという話です。 販売先等についてでありますけども、この技術を提供する、ノウハウを提供する企業
の全量買い取りという話を聞いております。ですので、これは大館も鹿角もそのような話をお聞きしておりますけども、すみ分け、それから全量買い取りというような安心感が田沢モータースさんを中心とした企業
の設立に向けた大きな牽引力になった
のではないかというふうに感じております。 それと鮮度が命という
のは、これはもちろんそうでありまして、葉物に限らずそうですけども、特に施設型
の果物、それから野菜、葉物等については、鮮度が何よりも命だということで、できるだけ輸送に対して神経を使って、良いものを運んでいくということがとても重要だという話も聞いております。
○議長(
青柳宗五郎君) 16番。
◆16番(高久昭二君) この件について、時間
の制約上、最後になりますけども、この質問は。さっきその鮮度が必要だというふうに門脇市長おっしゃいましたけども、私、司食品
のときも意見を述べさせていただいたわけでございますけども、ここはバイパス、高速から離れていると、残念ながら。盛岡へ行けばインターありますけどね、逆に秋田市
のほう、河辺
のほうに行けばまたインターあるけども、ちょっと遠すぎると。冬期間も含めて。そうなれば346とかとなれば、やっぱり2級国道で、やっぱり鹿角に向かうときにはやっぱり、ことしは雪がなかったから大丈夫だったかもしれませんけども、豪雪にもしなれば、やっぱり通行止めもかかる場合もあるわけでございますので、その販路はあるかもしれませんけども、そういう
のが輸送体系が十分に賄える
のかどうかですね、黒沢工業団地でですよ、その点はいかがなもんでしょうか。それとあわせて、その企業、企業とおっしゃいますけども、何という会社ですか。ちょっとそれはやっぱり、私、一般質問してますので、答えられると思うんで答えていただけませんか。何という会社か。ただ企業たってたくさんございますよ。上場銘柄されている会社は。その点ちょっとお答え願えませんかね。
○議長(
青柳宗五郎君) 門脇市長。
◎市長(門脇光浩君) まず販路についてですけども、私たちも大変心配したところはそこでした。前
のお話もよく議員御存知
のとおり、食品関係というものは輸送するコスト、時間が命だという話があって、様々な問題
の中でも私たちは輸送をどのような形で輸送システムを構築できるんだという話はとても心配しておりました。その点については、企業さん、それから秋田銀行さん、田沢モータースさん、様々なプログラム
の中で大丈夫だというような話を聞いておりますので安心しております。 それと、その企業、ノウハウを提供する企業
の名前はどうな
のかというお話ですけども、私も一般質問でありますので今このようにお話させていただいておりますけども、一般質問であるからこそということもあるんですが、その企業がまだ、その企業
のお名前を出してよろしいというようなお話をいただいておりませんので、これは信義に基づいてこの場面で
のお話をさせていただくことは控えさせていただきたいと思います。 以上です。
○議長(
青柳宗五郎君) 16番。
◆16番(高久昭二君) まだその企業名をこの公式な会議、つまりインターネット中継なり議会
の色々記録に残るようなことはいわれないということであれば、なおさら私は不安を覚えるものでございます。 それでは次
の質問をさせていただきます。 次
の質問は、角館下延大瀬蔵野橋
の架け替え工事建設についてお伺いしたいと思います。 同橋は大分老朽化が進んでございまして、これまでも除雪作業等で市道にかかるフェンスが変形したり、私も時々あそこ
の道路を通るたびに、いやあこの橋もやっぱりいずれ改修しなければならないなという必要性は現時点でも感じているものでございます。 大瀬蔵野橋下流に接続する県道切欠田橋と
の右岸
の河川道路は、車両が自由にお互いに交差できる可能な連絡路でもございますし、決して袋小路ではございません。がしかし、冬になれば、ことしもそうでしたけれども大瀬蔵野橋につながる市道八割坂
の下につながる山間部を開いた開削道路は、冬期間はなだれ防止等
の危険があるために通行止めとなります。このため、仙北市は国に辺地債を申請し、総額8億円も
の工事費用で現橋よりもさらに下流40メートルに新橋を建設し、それにつながる新しい市道建設に向け昨年
の9月定例会で予算を賛成多数で可決されて、さらに現在、入札も終わり、既に工事に着手してございます。がしかし、下延大瀬蔵野橋
の工事費用を極力縮小し、さらに老朽化が進んでいる他
の橋、市
の橋ですね、具体的には桧木内川
の内川橋
の早期改修を求める意見も私は町内から大分いわれてございます。 そこでお尋ねいたします。第1に、さき
の12月定例市議会で小木田隆議員が下延大瀬蔵野橋
の改修については、これまでも実施したこと
のある赤平橋
の現橋改修工事同様、現橋
のまま改修を求める一般質問もなされてございました。そこで、この現橋
の位置で仮に改修工事をした場合と、逆にいろんなその水門
の問題があるとすれば、20メートル上流
の位置でですね、その架け替え工事を実施した場合、私は事業
の、工事費用
の縮減はできるんじゃないかと思うんですが、それらも含めて現橋
のままでやる場合、それから20メートル上流にいった場合、または40メートル下流にいった場合と
の、どのくらい
の差額が生じる可能性がある
のか、恐らく建設部
のほうでは試算なさっているでしょうから、その点をひとつお答え願いたいと思います。 2つ目は、新橋建設に係る新道も含めた用地買収も既に完了していますから工事がかかるわけでございますが、具体的には下延大瀬蔵野地区
の、ほとんど休耕田もあるんですけども、水田
の1反歩当たり
の買収を何をものさしにしてその基準でもって今回用地買収をなさった
のか。また、これまで下延大瀬蔵野地区に買収実例はあったのかなかったかもあわせてお答え願いたいと思います。 3点目は、さき
の辺地債
の8億円
の工事費用中、その2割、1億6,000万円は市が独自に負担しなければならない、いわゆる市
の財政を圧迫する
のではないでしょうか。 4点目は、同橋
の架け替え工事に、その関係市民
の方々
の当然説明会をしなければならないわけでございます。先ほどあそこ
の黒沢工業団地でやる水耕栽培についても説明会をやる
のを延期したようですけども、それくらいやっぱり丁寧にやっていかないんですが、昨年
の秋あたりですね関係者に1回説明会をやったんじゃないかなと思うんですが、私は直接関係してませんけども、地元でないから。その後にですね40メートル下流にいったとき
の説明会はやられましたか、その点についてお答え願いたいと思います。 最後
の質問はですね、これらに対して
の一市民
の中から住民監査請求、職員措置請求が出されて、もう既に1カ月近くなりました。新しい
高橋代表監査委員さんも就任なさったし、小林幸悦ベテラン
の市会議員さんも監査
委員なさってございますけども、いまだいいとか悪いとかという返事は来てございませんでした。がしかし、御本人は不幸にして若くしてお亡くなりになってしまったと、そういうふうなこともございますので、確かに法律上は何月何日までという
のは認められているかもしれませんけども、やはりですね、誠意をもって的確に、いいとか悪いとか、つまり可否をですねやっぱり通知するくらい
の、やっぱり市民に対する丁寧さは私は求められると思うんで、きょう本当は
高橋代表監査委員に御質問しようかなと思うんですが、おらないので、それに代わる方といえば最後は門脇市長が最高トップでしょうから、その点について
の答弁をよろしくお願いします。 以上です。
○議長(
青柳宗五郎君) 門脇市長。
◎市長(門脇光浩君) 質問趣意書にある順番で御説明してよろしいでしょうか。はい。 それでは、この計画はいつ
の時点で決定した
のかという1点目
の設問でありますけども、決定時期でありますが、時系列的に少し御説明させていただきたいと思います。 大瀬蔵野橋は昭和45年に架設され、現在49年、50年が経過しております。見た目以上に劣化が厳しくて、激しくて、合併前
の旧角館町時代に架け替え
の要望をいただいたということでありました。 平成22年から平成23年度にかけて実施した橋梁点検では、非常に劣化度
の激しい橋という結果となっております。これを受け平成24年度に策定をした仙北市橋梁長寿命化修繕計画で劣化度順位は市内
の橋梁で3番目に悪いということであります。交通量などを加味した計画優先順位でいくと5番目に位置付けられたということであります。 このうち、優先順位
の上4つ、上位4番目までは2橋、2つ
の橋が既に修繕工事を完了しております。これは鎌川橋と馬橋であります。また、鉄道と
の交差橋梁
の修繕が優先される観点から、田沢湖橋、それから吉田跨線橋
の修繕工事も進めております。 本年度は、長年
の懸案だったこの事業、計画を進める上でも修繕、または架け替え
の喫緊
の事案と判断をして、平成26年度より実質的な検討に入った結果ということであります。 このような経過を経て地域間
の良好な道路交通網
の構築
の必要性、また、従前から
の要望もあることから、拡幅架け替え
の計画を策定し、平成29年
の第1回定例会で辺地に係る公共的施設
の総合整備計画
の策定について議会から御承認をいただき、事業計画を決定いただきました。また、令和元年第5回定例会で計画変更
の承認をいただいたという流れであります。 2点目でありますが、辺地債を利用して市
の財政負担が増して、仙北市
の財政を圧迫する
のではないかと、そのために現橋
の架け替え工事が可能ではないかという御質問であります。 計画
の実施にあたって、現時点で
の様々な条件
の中で財源として辺地債
の活用が最も有利でしたので、これを活用させていただきたいということであります。 同じ場所へ同規模
の架け替えも当然検討しております。しかし、河川
管理者
の県、地域振興局であります、と
の協議で、同時場所へ
の架け替えは不可ということであります。橋
の位置
の移動を余儀なくされたという結果、現状
の計画ということになりました。 規模については、現橋
の車道幅員が3.1メートルで車両交互交通は不可能な幅であったことから、将来
の良好な交通網
の構築、また、要望事項でもある交互交通を可能とするために拡幅架け替えということになりました。 なぜその現橋
の場面で
の架け替えはできない
のかと、私も実は不思議に思っておりましたので、色々と調べてみました。現在
の橋梁
の位置
の堤防に上下流ともに、先ほど議員がお話
のとおり排水
の樋門があるということであります。河川法
の構造基準である河川
管理施設等構造令によると、橋など
の河川占用物は重要河川構造物より10メートル以上離して設置するということがきまりでありました。架設位置
の移動は、この法令を遵守した結果、県
の判断だということであります。現在はこのきまりに抵触している現状にあります。現状をご覧になって分かるとおり、おかしいなと思いました。多分でありますけども、橋が最初で後から樋門が設置されたものと推定されます。したがって、架け替え
の場合は、後から橋設置ということになりますので、架設位置
の移動は何としても必要だというような状況であります。 それから3点目でありますけども、用地買収
の手法であります。用地買収
の手法等について、これは平成29年12月22日に予備設計
の段階で下延地区相談役員会で概略を説明し、平成30年11月16日に地域住民
の方々等関係者へ事業説明会を開催させていただきました。この説明会で関係者
の御理解をいただき、現地
の測量を行うとともに境界確認をしていただきました。その成果で設計を反映させたもので用地測量を行い、その後、各用地関係者に個別に用地交渉させていただいております。その結果、全て
の用地関係者
の同意をいただき、買収が完了したということであります。 事業
の進捗、今後
の予定等も少しお話させていただきたいと思います。今年度は道路改良工事を令和2年2月4日に契約をし、工期は令和2年7月31日としております。繰り越し工事として橋梁下部工
の工事発注を予定しております。令和2年度予算としては、橋梁上部工
の工事発注を予定しております。令和3年度は、橋梁及び道路改良部
の舗装工事を施工し、本事業は完了ということになります。橋梁
の撤去に関しては、令和4年以降になるというふうに考えております。 なお、先ほどそのことで地域
の住民
の皆様、市民から監査請求があって、それに応えていない
のではないかという御質問でしたけども、本来私が発言し、答弁するということはいかがなものかということであります。ただ、行政
の長としては、そのような請求があった場合は、できるだけ早い時期に、どのような状況な
のかという話を市民
の方々に、また、お示しするという
のも行政サービス
の一環ではないかというふうに考えておりますので、真摯に対応させていただくことが重要だというふうに思います。 この場面から以上です。
○議長(
青柳宗五郎君) 16番。
◆16番(高久昭二君) 1点目はですね、いくらその百歩下がってもですよ、8億円もかけなければならない
のかということなんですよ。結論からいうと。これは地元
の方もいってるんですよ。誰がいったとはいいません、もちろん。誰それさんがいったとはいわないけれども、かなりいってるんです。下延
の方々も。そういうふうなことでですね、用地買収をですね行ったわけでございますので、当然木一本も用地補償なさってでしょうから、何を基準に、ものさしにして、水田1反歩当たり、今まで売買実例があったにもかかわらず5倍にも高い高額な値段で買収をしなければならなくなった
のか、そのことを、ものさしを、何を基準にした
のかということをもう一回確認したいんですよ。 それからですね、樋門ということいいますけども、そうしたら川につまり落とすとこですね。排水、農業排水なり色々。若干
の位置をずらしたって、今、工業技術がものすごく進歩してますから、私は少しはずらしても可能じゃないですか。 それから、10メートルという言葉使いましたが、約10メートル離れてないですか、あそこは。その辺をもう一回確認したいということと、例えば桧木内クリーンセンターが最初
の本会議
の初日
の日にですね変更契約したということで、それは工事はもちろん終わってしまっていますけども、それくらい丁寧にですよ、議会
の議決を求めたにもかかわらず、今回については、それはわざとかどうか私知りませんけども、1億5,000万以下で契約して、細分化してですね、分けて、議会にはかけなくてもいい、議会
の審査
のチェック機能を高めることをしないままにですねやるということは、やっぱり邪道ではないかなと私は思うんですが、市民
の公金を使うという立場ではどのようにお考えな
のか、あわせて答弁をお願いするものです。
○議長(
青柳宗五郎君) 門脇市長。
◎市長(門脇光浩君) 細かい部分は建設部長に御答弁をいただきたいと思いますけども、私がいわなければいけないことは、工事
の発注方法であったり、事業量であったりをどんなふうに考えている
のかということは私が答弁しなければいけないと思います。もちろん工事
の発注方法、議会
の方々
の審査、しっかりとした監督指導をいただける状況にならないようなというような、そういうような邪心で事業を進めているということは、もうとうありません。 それから、事業量については、議員もそうですし、私たちも同じです。できるだけ安く事業を済ませて、そして公共交通
の便に資するという
のが鉄則だと思っております。そもそも行政
の仕事
の一つは、最低
の価格で最高
の役割を果たすんだということが自治法上でありますので、その自治法上に沿った考え方で行政運営をするという
のは、私たち
のそれは共有
の思いであります。どうかその点については御理解いただきたいと思います。 詳しい内容については、その他
の内容については草なぎ部長から答弁させていただきます。
○議長(
青柳宗五郎君) 草なぎ建設部長。
◎建設部長(草なぎ雅人君) 初めに、買収
の単価ということ
の根拠ということでございましたけれども、一般に都市計画区域内だとすれば、不動産鑑定を行った上で価格を決定しております。都市計画区域外
の地域につきましては、近傍
の売買実例等を勘案しながら単価を決定しているところでございます。 それと排水樋門
の件でございますけれども、大瀬蔵野橋
の上流下流ともに排水樋門がございます。両方ともに排水樋門がございまして、今回
の40メートル離したという
のは、一番は道路
の高さ
のコントロール
の位置
のことでございます。それくらい離れないと既存
の道路と
の取付
の勾配が大変きつくなって、道路が急勾配
のものになるということで、そのような道路勾配等も考慮した中で最適な案を御提案させていただいたところでございます。 あとは工事
の発注
のことですけれども、工事につきましては、予算につきましては、この間9月
の議会で8億円
の計画
のほうは認めていただきましたけども、予算はあくまでも単年度ごとに予算がついてございます。それは工事が段階的に行われていくものでございますので、その段階的に必要な金額をその年度に予算措置しているというところでございます。
○議長(
青柳宗五郎君) 16番。
◆16番(高久昭二君) 先ほどその売買実例というふうなことを草なぎ建設部長おっしゃいましたけども、ここで売買実例はありましたよね。私はそういうふうに聞いてますよ、地元
の方から。いくらですか、1反歩。二十二、三万ですよ。ところが今回
の買収価格は、その5倍ぐらいかけてるんじゃないですか。先ほど門脇市長がですね自治法上できるだけ安くやる
のが私たち
の責務だというふうな言葉を使われましたように、ちょっとあまりにも異常に高い単価で買収した
のでないかなと私は思わざるを得ないんですが、その点はいかがなもんでしょうか。それとあわせてですね、当然その下流に下がれば下がるほどお金はかかりますよ。川幅が広がるし、さっき部長もおっしゃいましたとおり、勾配も高くなるし、それだけたくさん土砂利なりいろんなものをやっぱり積まなければならない。それだってお金ですから。上流に行けば一般的には細いから狭くなると。もうちょっと上流
のほうに架けると。そしてなおかつ現在
の道路とつながるというふうなほうが非常に安くできたんじゃないでしょうか。この工事を設計なさった、つまり市から発注なさった業者さんも間接的に聞いた話ですけども、何でこんな曲がったように、蛇
のように蛇行するような道路をつくる
のかというふうに不審に思ったとおっしゃっているくらいですからね、その点は発注した責任ある草なぎ建設部長ですから、もうちょっと分かりやすくお答え願えませんか。
○議長(
青柳宗五郎君) 草なぎ建設部長。
◎建設部長(草なぎ雅人君) 初めに、用地
の件でございますけれども、実勢単価ということであればかなりそのような金額になろうかと思いますけれども、公共事業でございますし、こちら
のほうで求めて買う場合と、買ってくれという場合とでは、また単価
の設定もかなり違ってくるかなと思います。私方は必要な土地ということで求めているものでございますので、それなり
の金額をつけさせていただいているところでございます。 それと上流側に橋をもってきたほうが、もっと安くつくんではないかというお話でしたけれども、上流側にも排水樋門ございまして、結果的には上流に10メートル、20メートル寄せても、その排水樋門が邪魔になるという状況で、そういうことはできなかったということでございます。
○議長(
青柳宗五郎君) 16番。
◆16番(高久昭二君) それでは時間
の関係上、次
の質問に入らせていただきます。 仙北市
小・中学校の教育無償化推進についてお伺いします。 仙北市
の少子高齢化が急速に進み、市内児童生徒が減少した結果、市立中川小学校
の長い歴史を閉じ、この4月から角館小学校と統合することになってございます。 今後も益々
児童生徒数の減少がさらに見込まれます。そうした中で、次代を担う
小・中学校児童生徒
の健全育成を図るとともに、できるだけ保護者
の負担を緩和することが求められる
のではないでしょうか。厳しい市
の財政事情にはございますけれども、学校給食費
の無償化、できればせめても半額免除、または1子分補助ですね、等について、これまでも時間をかけておりますので、検討をなさった
のかなさらなかった
のかどうか第1点目。 それから、日本国憲法
の第26条第2項には、義務教育は無償とするというふうなことをいただいてございます。公務員等にお勤め
の方や公共関係でお働き
の方は、ある程度給料賃金も補償されてございますけども、民間
の中小企業や、また派遣や非正規職員
の方々
の世帯、非常に給食費
の負担も大変でございます。国はそのため、昨年
の10月から消費税8%から10%、2%アップしたことにより、副食費に対する無償化を打ち出してございます。これも交付税算入されていると思います。それを受けて県内でも湯沢市や男鹿市などで新年度予算
の中に副食費
の無償化を予算を計上されました。これは新聞でも報道されてございます。この点については、どのように今回
の市長査定なり、その下には教育長査定もございましたけれども、なさった
のかまずお答え願いたいと思います。 次に、今、3月は
小・中学校、高校もそうですけども、卒業式を迎える時期でございます。入学1年生から成長過程を色々と様々と記録した卒業記念アルバムが作られてございます。またそれも保護者
の方々は購入してございます。しかし、今回
の小学校6年生
の卒業アルバムが1冊2万3,000円ほどもするというふうに聞いて、私もびっくりしました。保護者
の方々もいろんな子育て
の上でお金がかかるわけでございますので、できるだけこのように高額で華美にならないように、関係者
の方々とも協議して、そういうような値段を設定なさって購入を進められておる
のかどうかお聞きしたいと思います。 3点目は、仙北市
の子育て支援、福祉政策が国・県
の諸制度とあわせて、それぞれ担当部署で実施されてございますが、市独自で他
の市町村に比べて誇れる施策が具体的にどのようなものがある
のか、その点を簡潔で結構でございますのでお答え願いたいと思います。 以上です。
○議長(
青柳宗五郎君)
熊谷教育長。
◎教育長(熊谷徹君) 議員がおっしゃるように
小・中学校保護者、義務教育上
の負担
の増加、非常に続いておりますので、その点につきましても含めて、議員
の御質問
の出されたものの順序でお答え申し上げてよろしいでしょうか。はい。簡潔に申し上げます。 まず、令和2年度
の市内
小・中学校における給食費もですが、教材費、給食費、PTA会費等
の年間徴収でありますが、小学校が2万5,769円、中学校が7万600円というふうに、横ばいでございます。横ばいでございます。それで、毎年度
の学年費
の予算につきましては、年度当初
の学年PTAで提案、説明いたしまして、保護者
の理解、承認を得た上で決定し、10カ月程度に分けて金融機関から引き落としていると。それから、年度
の余剰金につきましては、次年度予算に繰り入れ、最終的には保護者へ返金していると。 それで、その給食費
の無償化なり、湯沢市
の政策であるとか・・・
◆16番(高久昭二君) 男鹿市も。
◎教育長(熊谷徹君) 男鹿市もですね。そのようにつきましても、財政当局、また、市長とも色々御相談申し上げているところでございます。 それで、その卒業アルバムでございますが、非常に高いということで御指摘いただきました。それで、ただ、アルバム
の平均額でございますが、仙北市では小学校が2万2,247円、中学校が2万4,280円でございます。それで、各学校では、入学時に業者が皆様に見本を提示して、保護者が業者を選定すると、そういう仕組みにしているところでございます。 半額補助につきましては、先ほどありましたように、まずいろんな形で検討させていただいているということでございます。
○議長(
青柳宗五郎君) 門脇市長。時間がありませんので簡潔にお願いします。
◎市長(門脇光浩君) 昨年度、市内
の出生数は98名でありました。また、今年度はさらに減少し、残念ながら80名を超えないものというふうに見込んでいます。これは3点目
の子育て支援と福祉政策についてお話しております。 市では、子どもを産み育てやすい環境づくりを目的に、保育料
の負担軽減
のため、県と共同で実施しているすこやか子育て支援事業を市独自に単独上乗せをして子育て世帯に応援してきました。この事業は引き続き継続していきたいと考えております。 また、在宅子育てサポート事業を市単独で実施しています。この事業は、前年度末までに出生した就学前
のお子様を在宅で子育てしている御家庭に対して、児童1人当たり1万円
の子育てサポート券を支給している事業でありました。令和元年度では現在72名にサポート券を交付しております。この事業については、令和2年度から児童1人について1万5,000円
の子育てサポート券を支給したいと考えております。 次に、子育てファミリー支援事業についてであります。
◆16番(高久昭二君) それ、いいです。
◎市長(門脇光浩君) いいですか。はい。
○議長(
青柳宗五郎君) 16番。
◆16番(高久昭二君)
熊谷教育長にお聞きしたいけども、副食費は、まず御相談したということなんですが、その結果どうだったんでしょうか。という
のはですよ、国は、さっきも私質問しましたけども、昨年10月に消費税が8%から10%に上がったことにより、いろんな支援を強めなければならないということで、各都道府県にですね県を通じてそれぞれ交付税に一部算入したんですよ。それを受けて湯沢市なり男鹿市なりが、それを予算化して副食費を無料にしたんですが、仙北市は何にそのお金使ったんでしょうか。その点を具体的に答えていただきたい。 さらには、入学時に保護者
の方々と業者選定をして、その単価も含めた値段を決めているんだと。保護者という
のは、つまり
小・中学校の保護者全員じゃないでしょう。PTA役員とか、そういう限られた方でしょう。なるべくその華美にならないように、やっぱり卒業アルバムは大切ですよ。私もよく分かります。がしかし、やっぱり保護者負担が、例えば非正規職員とか派遣が切られたりしている方もおるんですよ、公務員と違って。全て補償されていないので、そういうことも考えて答弁していただきたいと思います。よろしくお願いします。
○議長(
青柳宗五郎君) 時間少ないので簡潔に。
熊谷教育長。
◎教育長(熊谷徹君) 本当に色々国
のほうからもございますが、それを含めて財政当局並びに市
のほうと、やっぱりなかなか難しかった。 それから、おっしゃるとおり、やはりアルバムに関しては、役員であります。ただ、役員はやはり代表でございますので、恐らく保護者
の皆様
の総意を代表していると私どもはみなして、そのような形で進めさせていただいたところであります。
○議長(
青柳宗五郎君) 16番、高久昭二夫君
の一般質問を終わります。
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△散会
の宣告
○議長(
青柳宗五郎君) これで、本日
の日程は全部終了をいたしました。 本日
の会議を閉じ、散会をいたします。 (午後3時26分)...