令和 1年 12月 定例会 令和元年第6回
仙北市議会定例会会議録議事日程(第3号) 令和元年12月10日(火曜日)午前10時00分開議第1
一般質問---------------------------------------出席議員(18名) 1番 門脇晃幸君 2番 武藤義彦君 3番 高橋輝彦君 4番 小木田 隆君 5番 高橋 豪君 6番 熊谷一夫君 7番
平岡裕子君 8番 田口寿宜君 9番
阿部則比古君 10番 黒沢龍己君 11番
荒木田俊一君 12番 小林幸悦君 13番 伊藤邦彦君 14番 真崎寿浩君 15番
八柳良太郎君 16番 高久昭二君 17番 稲田 修君 18番
青柳宗五郎君
---------------------------------------欠席議員(0名)
---------------------------------------地方自治法第121条
の規定により説明
のため出席した者
の職氏名 市長
門脇光浩君 副市長 倉橋典夫君 教育長 熊谷 徹君 病院事業
管理者 進藤英樹君
地方創生・ 総務部長 阿部慶太君
小田野直光君
総合戦略統括監 市民福祉部長兼 浅利和磨君
観光商工部長 細川秀清君
福祉事務所長 農林部長 八柳 司君 建設部長
草なぎ雅人君 会計
管理者 長松谷 光君 教育部長 戸澤 浩君 医療局長兼
総務部次長兼 菅原貞男君 大山肇浩君
医療連携政策監 企画政策課長 危機
管理監 高橋宏和君
田沢湖地域センター所長 石川一幸君
角館地域センター所長 西木地域センター所長 茂木博巳君
山田且也君 総務部総務課長 朝水勝巳君
総務部財政課長 草なぎ郁太郎君
---------------------------------------事務局職員出席者 議会事務局長 三浦清人君
議会事務局次長 高階栄子君 書記 堀川貴吉君 書記 高橋繁幸君
---------------------------------------
△開議
の宣告
○議長(
青柳宗五郎君) ただいま
の出席議員は18名で会議
の定足数に達していますので、これから本日
の会議を開きます。 広報及び
報道関係者の撮影を許可します。 本日
の議事日程は、タブレットに掲載
のとおりです。 (午前9時59分)
---------------------------------------
△
一般質問
○議長(
青柳宗五郎君) 日程第1、
一般質問を行います。
---------------------------------------
△
平岡裕子君
○議長(
青柳宗五郎君) 通告により発言を許します。7番、
平岡裕子さん。
◆7番(
平岡裕子君) おはようございます。
日本共産党の平岡裕子です。今日は次
の4点について質問をいたします。 まず1点目は、
地域公共交通の充実に向けてであります。 昨日、熊谷議員が
地域公共交通の質問で終わりました。それを受けて続きをやるような形にはなりますけれども、ちょっと視点を変えて質問させていただきます。 これまで市民
の要望を伝え、
市民バスの運行、
デマンドタクシー路線の延長や拡大、停留所
の増設など
の充実は見られてきたものの、地域によっては事業者
の運行バスと
の関連から
空白地域があることも確かであり、取り残されることへ
の今後
の不安を抱える方も多い状態にあります。 合併前
の田沢湖地域、
西木地域、
角館地域が、互いに活力を維持し、連携し合ってこそ、仙北市
の健やかに美しく輝く
まちづくりがなされていくものと思います。そのためには、移動手段となる
公共交通は重要であることはいうまでもありません。いち早く
地方創生、近
未来技術等実証実験など、他に先駆けて取り組んでいる仙北市ですが、自動車
の自動運転走行の実現には、まだまだ時間がかかり、現実的なドローンによる物資輸送もまだ先
のことと捉えます。待ったなし
の状態とよく市長は言われますが、より充実させていく方向で取り組むことが課題といえます。 平成28年3月に作成された仙北市
地域公共交通網形成計画、これは平成28年3月に作成されて平成32年度が一応
の目安となるとすれば、もう1年でここにある形成計画は達成されていなければいけないという、そういう状態にある
のではないかと思います。 この内容をよく見ますと、第2次仙北市総合計画に沿って、市民が輝き安心して暮らせる
まちづくりを目指しています。施策では利用者
のニーズ
の把握に努める、
JR秋田新幹線では、全新幹線が角館駅、田沢湖駅に停車するよう、利用者
の利便性向上を働きかける、
交通手段がない地域には、地域に合った新しい
交通システム構築を検討するとあります。また、厳しい
情勢状況下の中にあるが、柔軟な対応で取り組んでいくと、そのようにあります。このことからすると、新幹線
の角館駅、田沢湖駅に停車するという提言、さき
の一般質問の中で
高橋輝彦議員が質問した経緯があります。でも、その質問した経緯で、そのときはもうこ
の計画
の中に載っていたという、そういう事実でもあります。そのことがまだ改善
の方向にはというか、見える方向には至っていない、そういうことも伺えます。そのことからしても仙北市
の地域公共交通網形成計画は、市民
の要望が現実
のものになっているでしょうか。そのことから質問をさせていただきます。 まず、
循環バスの定時走行、路線
の延長、このことについては停留所には時間
の掲示もあって待っていたが、「バスは
定刻どおりに来なかった。多少ずれがあったにしても随分と待たされた。病院
の予約時間に間に合わなかった。だから乗らないことにした。誰も乗っていませんよ。ほとんどカラですよ。」と、こんな声も聞かれます。これは角館
の事例です。 また、次に田沢湖
の事例からは「小学校
の所まではバスが来るが、その上
のほうまで来ていない。買い物をしたものを持って歩く
のが大変である。」と、これは田沢湖
の方からです。 また、
空白地域対策はどうかということです。バス路線から外れている地域、これは刺巻
のある地域、そして神代
の生田など
の地域でもあります。この方々にバス代、
タクシー代の補助制度を設けてはいかがですかという質問をした経緯もありますが、そのことも検討されたかどうか、まだ報告がない状態にあります。 あと、他
の交通機関と連携をしながら進めていくということは非常に大事なことです。その中で内陸線も今、利用者がだんだん減っているというそういう報告も受けておりますが、内陸線
の角館
の出発していくその時間帯、または停車する駅
のその検討もなされたらどうかということです。例えば角館に滞在時間を増やしてゆっくりと飲食ができて、高い
タクシー代や代行代を使わなくても内陸線を使ってうちに帰れる、そういうものをつくったらどうかということであります。これは飲食をされる方、また、飲食を提供する方からも話が出ております。 また、
デマンドタクシーの定時発着便の設定、これは
デマンドタクシーですので、予約があれば1人ずつ寄って、中に乗車する人を増やして目的地まで行くわけですけども、例えばこれは病院に行く便ですよというふうに設定ができていくと、直行便でも何箇所かに止まって直行便となるような、そういう体制でもよくない
のかと、そういう声もあります。 また、今非常に、昨日も話題になりましたけれども、
免許返納者へ
の市内公共交通において使用できる回数券を有効に活用できる対応はなさっている
のか。平成26年度から平成30年度まで
免許返納者は458人です。回数券を交付された方は146人と低調であります。報告では
地域公共交通利用増につながったとありましたが、これは本当にそういう状況になっている
のでしょうか。だから回数券をいただいても利用できない
のでは、だから初めから受け取らない
のではないか、そのような声も聞かれます。そのことへ
の対応、また、この
網形成計画について
の取り組み等を質問、伺います。
○議長(
青柳宗五郎君) 答弁を求めます。門脇市長。
◎市長(
門脇光浩君) おはようございます。
平岡裕子議員の一般質問にお答えをいたします。 1点目
の1
ポツ点目の循環バスの定時走行、路線
の延長等について
の御質問でありますけれども、先ほど議員も御指摘をされていたように、平成28年度に策定をした仙北市
地域公共交通網形成計画という
のがありますけれども、この計画では角館町内に
循環バスを新設をして、観光拠点も経路に組み込んで、観光客
の二次アクセスとして
の機能も強化するというそういう計画でありました。しかし、この計画
の根底となっていたところに乗り換えを前提としたものであるということで、
民間事業者の鉄道であったり、バスであったり
の連結、また、
タクシー事業者と
の調整など、時間と経費が必要と見込まれたという振り返りがあります。これら
のことから、当面
の対応策として現在運行している
スマイルバスのうち
の八割線
の6便
のうち2便を
循環バスとして町内で運行しているという現状です。直近
の1年間では、八割
線利用者9,793人
の約21%に当たる2,046人が
循環バスの利用者と
の現状
の報告をいただいております。 SDGs
の考え方に先ほど議員がお話をした誰一人取り残さない持続可能な
まちづくりを目標としている、そのターゲット
の一つに、やはり
公共交通の維持という
のは大変重要な目線であります。もちろん仙北市、それから関係
の民間事業者の方々も、そのような思いで交通網
の整備に取り組んでいるということは間違いありません。しかし、先ほど話したように、様々な壁があって、その壁を取り払うという作業を継続して行っているという現状にあります。どうか御理解をお願い申し上げたいと思います。 ポツ2点目
の空白地
の対策でありますけれども、
交通空白地帯の対策として合併前から
民間事業者の路線廃止に伴って
市民バスや
乗合タクシーの運行を開始し、空白地
の解消に努めております。しかし、近年
の急速な高齢化など
の影響もあって、停留所まで
の移動が困難となっている利用者が増えていることを大変心配しております。地域
の移動手段を確保するために国でも様々な
輸送手段について制度
の改正や規制緩和に取り組んでいますけれども、地域
の実情に即した
輸送手段については、やはり何より市民
の皆さん
の声、要望をお聞きしながら、その実現に向かって取り組むということが重要ではないかと考えております。 3
ポツ点目の内陸線
の角館発最終時刻等の見直しについてであります。 内陸線
の角館発最終時刻の見直しについては、議員
の御指摘
のとおり角館
の町内
の飲食店
の利用が増えることで地域
の活性化に効果があると考えております。現状
のダイヤ改正は、
秋田内陸縦貫鉄道株式会社が
秋田新幹線やJR
の在来線、また、民間バス
のダイヤ等と
の連結を考慮して決めたものでありまして、
地域事情を勘案して見直しをしていただけるという隙間があるか、また、それが最優先ではないかなど
の議論を次
の内陸線
の会議でお話をしていきたいと思います。 それから、4
ポツ点目のデマンドタクシーの定時発着便の設定等
のお話であります。
デマンドタクシーの定時発着便について、
運行地域から
買い物直行便の要望を受けております。現在
の検討結果では、車両
のサイズ
の問題や運行時刻や停車する停留所
の設定によって、むしろ不便になる場合も想定される事案がありました。そのため、利用者と
の話し合いを進め、試験運転などでニーズ
の把握をしたいと考えております。その上で
の判断になろうかと思いますけども、導入後
の効果に対しては、これは慎重にならざるを得ない状況があります。全県
の各自治体でやはり同じような取り組みをして、試験運用はしたけれども乗者数が計画を見込めないというような理由で断念せざるを得ないという事例が、今日
の新聞にもありましたけども、そんなことも幾つも実は出てきておりまして、という
のは、私たちが想定する以上に地域
の方々は多様な問題を抱えているということもあるみたいであります。一番重要なことは、先ほどお話したように市民
の方々と
のお話を、とにかく深くしていって、そしてその対策に対するビジョンを共通で描くという作業ではないかと思っております。そのような前提
のもとに話し合いをしていかなければいけないというような思いを持っております。そして、この後、
地域公共交通会議は、例えば停留所
の場所を変えたり、路線
の移動等で移動を行うという計画があった場合はもちろん開催するわけでありますけども、そのときに以前お話したとおり、私も
地域公共交通会議に参加をさせていただいて、住民
の方々
のお話をさせていただくという役割を持っておりますので、その前段として
の話し合い、声を一生懸命受け取りたいというような思いであります。 それから、
免許返納者の方々
のお話でありますけども、
市内公共交通で使用できる回数券を活用できる対応、これは平成26年度から平成30年度まで
免許返納者が458人でありますけれども、回数券
の交付者が146人と低調だという御指摘であります。報告では、
公共交通の利用増につながったとあるけれども疑問だと、これは私も同じ思いであります。仙北市
免許返納制度へ
の申請者について、制度開始直後は
免許返納者に対する補助券
の申請
の割合が平成26年度は15.2%、平成27年度が26.9%でありました。現在は
仙北警察署で
の免許返納申請時に市
の補助金
の制度へ
の申請を積極的に行っていただく、御協力をいただいているという現状もありまして、平成30年度は36.2%まで高まってはおります。補助券
の申請者は146人でありますけれども、利用金額は年々増加しておりまして、平成30年度には11万4,400円という状況があります。需要は高まっていると思っております。しかし、改善作業は必要だというふうに考えているということであります。ましてこの後、当初予算、全て
の事業に対してゼロベースで見直しをしますという話をしている状況で、このゼロ
ベース見直しにしっかりと応えることができるような、耐えることができるような制度設計については必要ではないかというふうな思いがあります。 この場面からは以上であります。
○議長(
青柳宗五郎君) 7番。
◆7番(
平岡裕子君) ただいま
の答弁で
地域公共交通は充実させていくということは非常に大事なことであるという、そういうことを確認できたと思います。 市長
の今、答弁
の中に、有効にさせていくためには市民と
の話し合いを深めていくという、それで会議
の件も話されましたけども、市民
の皆さんはなかなかそういう場に入っていって、市民が組み入れられないというか、その協議会
の中にもちゃんと市民枠を置いて、きちんとしたそういう会議がなされていくことがとても必要じゃないかと。例えば
空白地域の方々からは、特にそういう要望がありますので、来る声を、届く声を聞くだけじゃなくて、やっぱりそこ
の中に踏み込んでいって、その中にどういうことがあるかきちんと話を聞くという、そういう体制が非常に必要でないかなと、そんなふうに思いました。そのことを何とか実現できていくような、そういう
地域公共交通会議であるように要望をいたします。 次に2点目に、
国民健康保険税のそのことについて伺います。 家計に占める国保税
の負担は非常に大きくて、そのことは市長もよく承知されていることからして、今議会に税率
の減税
の見直しを提案されたと思います。そのことについては深く評価をするものですが、仙北市においては
滞納世帯数が県内で、とても残念なことに上位にあります。税
の滞納者が多いということは、市民
の生活が大変であるという、やっぱりSOSと捉えるべきであって、配慮があってしかりと思います。今回
の見直しで所得割、医療分と支援分、合わせても19.9%、それから40歳以上になると介護分が入りますので、それで合わせますと全体で14.3%になります。所得割が14.3%も占めるという
のは、やっぱり私は高い
のでないかなと、そんなふうに思います。そのときに所得割と介護分は介護保険
のほうだから違うといわれればまたそれまでなんですけども、でも、納税者にとっては一緒に払う税金でありますので、介護分
の平等割と均等割を据え置いた理由を、まず1点目として伺います。 2点目には、国保税には、他
の保険にはない均等割と平等割があって、負担に影響を及ぼしていることは御承知
のことと思います。国保に加入して、出生届と同時に発生する子ども分についても、これは当然議論が必要がある事案でないかと思います。その件についてもまず検討はあった
のかどうかということです。 例えばですね、子ども分について均等割を、それからまた全世帯
の均等割、平等割をなくしていくという
のは、非常にちょっと大変な財政事情からすると、段階的に進んでいくべき事項ではないかと思うんですけど、10月末現在で0歳から19歳までは392人です。その人たちが例えば均等割を全部納めたとすると1,097万6,000円になります。このうち
法定軽減措置、2割・5割・7割
の軽減措置も当然ありますので、これよりは実際に少ない額になると思います。ここに昨年
の人口比とありましたけども、これ平成29年に比べて
の比率、差でありますので、ちょっとそこを訂正していただきたいと思います。 平成29年は0歳から19歳までは519人でした。それが今392人というそういう数字出てますので、127人減っていることになります。0歳から4歳
の人口は、10月末現在で57人です。平成29年はそれよりもさらに低くて16人
の減少となっております。ということは、だんだん0歳から19歳まで
の年齢も減ってきているという状況
の中で、この均等割
の見直しも当然されていってもいい
のでないかという、そういうこと
の一つ
の提案です。 さき
の議会で
の説明では、繰越金と
基金積立金で5億9,900万円となったと説明がありました。このことからしても、財源は確保できていると捉えて、私はいますが、いかがでしょうかということです。 あと、先進医療など
の高額な療養給付に対応できる基金
の積立額になったとあって、その積立額が3億6,200万円、これを実際に療養給付とかそういうふうに向けられていくわけですが、この3億6,200万円はどのように向けられていく
のか、その内容についても伺います。
○議長(
青柳宗五郎君) 門脇市長。
◎市長(
門脇光浩君) 大きな2点目
の国保税
の関係
の御質問にお答えいたします。 1点目
の質問でありますけども、医療分と
後期高齢支援分は、74歳まで
の被保険者に課税されるものであります。
介護保険分については40歳から64歳まで
の被保険者に課税されるものであります。 仙北市
の現在
の国保被保険者
の構成
のお話をさせていただきますと、前回
の税率改正を行った平成27年度は4割程度だったんですけども、65歳から74歳まで
の年金世帯
の割合です。が、これが現在、半分になったと、5割を占めるようになったという高齢社会
の数字が実は大きな要因だというふうに御理解いただきたいと思いますけれども、これで所得割に係る税率は当然減少するわけです。働いている方々
の数が少なくなっておりますので減少して、1人当たりである均等割、1
世帯当たりの平等割に係る税額
の負担が増えるという、そういうバランスになります。この状態を何とか是正したいという考え
のもとで所得割と均等割、平等割と
の割合
の釣り合いが何とかできないかと、とれるように所得割額は据え置いて、均等割と平等割
の負担
の軽減を図ったという差し引き
の考え方です。 また、国保被保険者については、
介護保険分よりも医療分、
後期高齢支援分の負担が増えたことから、
介護保険分を据え置いて、医療分、
後期高齢支援分の税負担軽減を図ったということであります。この制度設計
の見直し
の結果、税率改正で被保険者
の全て
の皆様方が税軽減
の恩恵を受けることができるようになったという設計内容
の基本であります。 それから、2点目でありますけども、これは私も幾つも
の様々な会で疑問に思っていることに対する議員
の御提案だったわけでありまして、大変共鳴するところもあります。子ども
の国保税均等割
の減免
の制度について、いろんなところで
のお話に私も興味深く実は参加しております。ただ、現行
の国民健康保険
の関係法律は、収入所得
のない子どもに対しても一律
の平等負担を求めているという、現在はその状況ですので、これはやっぱり国から様々な議論を喚起していく必要を痛切に感じております。地方
の私たちが話をしていく状況ももちろん重要ですけども、やはり法改正を行うという中枢
の皆様方
の議論が何よりも深さが必要ではないかと思っております。 また、65歳から74歳まで
の国民健康保険
の被保険者が5割を占めるという現状で、この後さらに国民健康保険
の被保険者
の減少であったり、1人当たり医療費
の増大が見込まれることは明らかであります。今回
の税率改正では、医療分、後期高齢者
の支援分
の介護分
のバランスを改善することで高齢者、また、子育て世帯、税
の軽減を受けている被保険者も、税軽減を受けていない被保険者に対しても、1人当たりに係る均等割、それから1
世帯当たりに係る平等割
の税負担が軽減されていくということから、その幅は狭いかもしれませんけれども負担軽減
の一役買っているという、そういう制度になっていないかなというふうな思いはあります。 現在
の繰越金と
基金積立金を、さらに子ども
の均等割
の減免や減額に向けるということは、税収
の減少ばかりではなくて、国・県から
の事業に対する補助金
の減少にも影響があります。基金
の早期枯渇を招くことも心配します。全国
の市町村
の動向であったり、また、私たち首長
の中で
の話し合いであったり、また、国
の動向等に注目をしていきたいと思っております。 先ほど0歳から19歳
の年齢
の中で、確かに高齢化が進んでおりますので若年人口が減ってきていることもありまして、均等割を見直してもよい
のではないかというお話がありますけども、一理ありますけれども現状
のような状況だということも御理解いただきたいと思っております。 それから、3点目
の3億6,200万円
の使途等についてでありますけども、秋田県が国保財政を担うということになって市
の医療費に係る保険給付分については、県が市に全額納付するということであります。ただ、毎月
の保険給付費は市が毎月国保連合会にお支払いをし、最終的に県が普通交付金という形で市に全額相当分を給付するということになっていることから、一時的な高額な保険給付で予備費で対応できなくなった際は、何としても基金から
の繰り入れが必要となるということであります。高額な治療となる例えば心疾患や脳疾患、また、先進医療によるがん治療や透析など、1人月額1,000万を超えるというような高額な保険給付へ
の一時的な補填
の必要が生じたとしても、仙北市では基金積立
の3億6,200万円で対応ができるものではないかと考えております。 以上であります。
○議長(
青柳宗五郎君) 7番。
◆7番(
平岡裕子君) この所得割については、所得が少なくなっているから全体
の金額としては安くなっていくという、そういう状況でありますけども、この国保について
の被保険者は、やっぱり年金生活者
の方とか、それからたまたま本当に仕事に就けないでいるというそういう方が年々増えている状況にありますので、やっぱりこの所得が低くなってというか収入がなくなっているから、所得割はまずこのままで安くしているんだという、特に介護
の分なんかについては、やっぱり少し見直しを図るべきでないかなと、そのように思います。 次に3点目として、近年本当に多発している水害対策は、本当に万全かということで、昨日
の一般質問の中でも何人か
の方が質問されておりました。そのことについて私も質問したいと思います。 今年を振り返ると、夏は本当に暑い猛暑でした。そして台風被害と、異常気象を実感した1年となりました。被災された方々には本当にお見舞いを申し上げるとともに、大変今でも御難儀な生活をなされているということに対して、大変私たちは幸い元気に暮らしている者としては、本当につらいだろうなと、そんなことを思っている次第であります。本当に本市では大きな被害もなく、安堵しているところでありますが、先達供養佛地域
の土砂災害、昭和35年
の生保内川
の氾濫、昭和47年
の大雨、近年では2年前
の雄物川河川
の大氾濫、いろんなことがありました。市内にもそのときは大きな被害もありました。市内
の各所には土砂災害、水害
の被害をもたらして、現在その復旧
の途上にあります。 大規模な土砂災害や浸水被害を引き起こした台風19号
の被害状況を、テレビ
の映像、新聞報道から身近なこととして捉えた方も多いと思います。そのときに私は新築した角館病院は大丈夫か、家族を託している介護施設は大丈夫かなどなど、本当に心配に思いました。 国土交通省
のまとめでは、福祉施設、病院
の浸水時避難計画、全国で作成している
のは35%止まり、本県では43%、市町間では非常にばらつきがあると報道されましたが、まず本市
の実情について伺います。 また、同省では、土砂災害は20都道府県で601件、堤防
の決壊が7県
の71河川139カ所と発表されています。自然
の恵みを生かして山沿い、川沿いに集落ができ、現在
のまちづくりに至ったとなれば、川や山の手入れは非常に大切です。私は、桧木内川
の沿線に暮らし、昭和47年
の豪雨を体験しました。水
の流れに大きな木が根こそぎさらわれ、畑も大きな川になっていく様を見ました。その後、河川改修が進み、現在
の川になり、一時ゲートボール場として使える空間もありましたが、現在は河川
の中に目立つ雑木林、中洲ができて河川
の合流点も同様で、水
の流れに支障を来している実情があります。これら
のことに対してどのように解決していく
のか、お伺いいたします。 昨日、ハザードマップ
のお話もたくさん出ましたけれども、まだ市
のほうでは出ていないということでしたが、何かそういうものがないだろうかなと思って探したっていう
のはおかしいんです。こういう
のはハザードマップは、いつも見えるところに置かないといけないものなんですが、たまたま探したという状況にあります。これは神代地域
の避難地図ということで、地域運営体
の方々が作ったんですね。そのときにずっとあって、これを作成したときに私は桧木内川
の沿線に暮らしていますけども、河川
の改修があったからハザードマップには危険区域に除外されていたという、そういう
のでないかなと思います。やっぱりこういうものをしっかり市
のほうでも作り上げていくという、こういうことが非常に大切でないかなと思います。これ作ったときは神代
の地域運営体
の方々が集まって、全地域で水上がるとすればどこだとかって、みんなで意見を出し合って、声を出し合って、ここもそうだ、ここもそうだといった形がこういう
のになってでき上がっているということをたまたま見つけましたので、見つけましたという
のは非常におかしなことですので、こういう
のが身近にあって良かったなと安堵しながら今
の御質問に答弁をお願いします。
○議長(
青柳宗五郎君) 門脇市長。
◎市長(
門脇光浩君) 水害対策について
の御質問でありますけども、議員と同じように私も桧木内川
の近くに住んでおりまして、小さいころから大雨になったその朝に川を見ると、いつもは川面が見えない川がうねるように茶色い水が膨らんで流れている
のを見た記憶があります。私
のうち
の周りは田んぼですけども、田んぼと川
の境が分からなくなってしまうという状況
の場面もよく目にしました。ですから、災害に対する恐怖感
のほうが強くて、防災という立場になったときに自分が防災
の話ができるんだろうかと実は思ったくらいでありました。 今、ハザードマップ
のお話もいただきましたけれども、昨日
の御答弁
のとおり、県が玉川と桧木内川で
の調査も終えておりますので、それを生かした状況
のハザードマップを来年度、作成を実現したいと思っております。 ただ、よく実はお話があることは、地域
の方々が一番その地域
の状況をよく分かっているわけで、その地域
の方々
の意見をしっかりとハザードマップに生かすということが果たしてできていたかどうかという心配もあります。地域運営体
の方々は、全くそのような意識を持った方々でハザードマップを作っていただいた、神代地区
の方々に作っていただいたという事例は大変参考になります。この後
の仙北市
のハザードマップ作り
のときには、地域
の方々にたくさん
のお願いをしなければいけないと思っております。どうかよろしくお願い申し上げたいと思います。 1点目
の国土交通省等
のまとめであった福祉施設、病院
の浸水時避難計画、全国では35%止まりだけれども、本県で43%だけども、市はどうな
のという御質問でありますけれども、今年3月に見直しをした地域防災計画に浸水想定域内にある福祉施設等に対して、13施設あるんですけども、このうち
の12施設は今年度、計画を既に策定を終えております。13施設中12施設は計画策定を終えているという現状にあります。残り1施設ですけども、現在策定しております。年度内には完成する見込みです。そうなると、仙北市
の場合は計画100%ということになります。 それから、2点目であります国土交通省
の取り組みで現状があって、例えば雑木林であったり中洲であったり
の対応に対して、現状、まず対策はどうな
のかという御質問でありますけども、仙北市管内
の河川は県
管理の1級河川と市
管理の普通河川
の二種類にまず分けることができます。1級河川
の60河川、これは仙北地域振興局
の建設部が、その他
の全て
の普通河川は市
の建設部が維持
管理等
の対応をしております。上流には土砂
の流出を防止する砂防堰堤など
の施設が国や県
の事業をいただいて設置されています。この前も国に対して直轄
の砂防堰堤事業
の要望会があって私も出席をしております。まだまだ心配箇所が複数あるからであります。 下流域へ
の土砂流出は、それでも続いている状況があります。そこに堆積をした土砂に雑木が自生をして良好な水
の流れ
の支障となっている現場も幾つかあります。仙北市では、良好な河道を維持するために河川維持費にて、毎年優先順位をつけておりますけども、勘案しながら堆積土砂
の撤去、洲ざらいを行っています。また、自生した雑木
の伐採、伐木などを実施しております。県河川でも県に対して、毎年、洲ざらいや伐木をお願いして実施をいただいております。この後も取り組みを強化していかなければいけないということで、要望は毎年、また、御要望があったときにしっかりとリアルタイムに地域振興局等にお伝えしているということを日常的に行っております。 河川維持活動として河川愛護会が河川敷地内
の草刈りなど実施しております。大変ありがたい活動であります。ただ、この活動でありますけども、5年前、平成26年に17団体ありましたけども、今は16団体と1団体なくなっております。これは団体加入
の方々
の高齢化が進んでおりまして、活動が維持できなくなって休止せざるを得ないというような事由でありました。愛護団体で
の活動は、河川維持
の大きな力になると思っております。何回も愛護団体
の方々
の総会に出席をさせていただくと、例えば河川を守っているという意味合いから、大変な矜持もお持ちでありまして、だけれども県、市
の応援が薄いというお話もよく聞いております。申し訳ない気持ちもありながら、ブッシュ
の刃とか、燃料とかという本当にささやかな応援しかできないということもおわびしながら、できるだけ私たちも頑張りたいというお話をさせていただいているという現状があります。愛護団体
の存続に向けた取り組みであったり、新たにその加入したい人
の動機付けなどについても、市がサポートできることについては一生懸命サポートしていきたいというような思いでおります。
○議長(
青柳宗五郎君) 7番。
◆7番(
平岡裕子君) 河川はいつも動いている、私は本当に生きているという、そう感じがします。今、木を伐採したから次
の年はいい
のかってなると、また新しい
のが出てくると。川
の流れも非常に不安定で、水
のないとき、また、何かこう大雨になると上
のほうでためている例えばダムなんかがどっと流してきたりすると、やっぱり下流
のほうで想定外
のことが起きてきたりとか、そういうことが非常に多くなってきます。砂防堰堤も非常に今、充実させて、そこ
の山から崩れている木がその場所で一つガードされて、そしてそこでとられてあまり下流
のほうには流されてこないというそういう実績が今だんだんありますけど、例えば私
のすぐ近く
の桧木内川、先ほど、ただ
の雑木って、それだけでいっていい
のかな、でも私はいっぱい生えているから、これは雑木林だと自分でそういうふうに思ったわけなんですけども、水が引いた後に、そこに流れついているごみだとか、木だとか、そういう
のを見ると、本当にもうちょっとこうサイクルを早めて
管理していただきたいなとそのようにいつも思います。そういうこともあわせて、市長はいろいろ各所に要望なさっているということでしたけれども、そういうことも含めて御要望いただければ、また私たち議会としても、そういう要望を取り上げていければいい
のでないかなと、そのように思います。 最後になります。4点目について質問をいたします。 4点目として、史実に基づいた「姫観音像」
の案内板をということで伺いたいと思います。これ、案内板と申し上げたらいい
のか、看板にしたらいい
のかというところでちょっと悩みもありましたけれども。 田沢湖には、岡崎院内に住んでいた辰子が、永遠に変わらぬ美しさと若さを保ちたいと大倉山
の観音様に祈り、満願
の日、にわかに山は砕け、田沢湖ができ、辰子は蛇体に変わって田沢湖
の主になったという伝説があります。田沢湖
の周りには、辰子像が4体あります。 その中
の一つに玉川導水路
の取水口
のすぐ近くに姫観音像があります。案内板には、東北地方振興
のため、仙北平野
の開拓と水力発電に田沢湖を活用することになり、湖水が大きな変化を受けることになった。ここに滅びゆく魚族と湖神辰子姫
の霊を慰めるため、浄財を集めて姫観音を建立したとあります。そういうふうに案内があるわけであります。 昭和14年11月10日に、その姫観音像
の開眼法要が行われ、田沢湖に玉川
の酸性水、毒水といわれていますが、導入されて80年になる今年10月10日に「田沢湖姫観音像」開眼80周記念法要実行
委員会
の主催で法要が行われました。配布された資料、そのときにいただいた資料になりますけれども、この資料から、難工事で犠牲となった朝鮮人労働者を弔う像でもあることが平成3年に明らかにされているということが分かりました。このことについては、田沢
の田澤寺に所蔵されているそうです。姫観音建立趣意書によれば、観音像は田澤寺、東源寺、東林寺、安楽寺
の四和尚が発眼士となって生保内村、田沢村、桧木内村、西明寺村、4村
の村長を初め小学校長、郵便局長、他
の人々が発起人となって工事関係者や地域住民から浄財によって建立されたとあります。付言として、開眼式を行うときは、各会社
の従業関係者で、その職に準じ、尊き犠牲となった人
の追悼慰霊
の弔会式をも施行して、その冥福を祈るようにとあります。現在あるものは、田沢湖町時代に設置されたものであり、史実
の内容が今話したことと少し異なっております。ですので、史実に沿う内容
の案内板、看板を、仙北市として作り替えていく必要がある
のではないでしょうか、見解を伺います。 これが今、田沢湖
の姫観音像
の所にある看板になっております。このことについては、工事で亡くなった方
の霊も弔うんだよという、そのために立たっている姫観音像であるということについては一切触れておりません。でも今言ったように、姫観音建立趣意書なんかによりますと、このことがしっかり書かれたそういう文書もありますので、検討していくというか、必要がある
のではないでしょうか。そのことについて
の見解を伺います。
○議長(
青柳宗五郎君) 門脇市長。
◎市長(
門脇光浩君) あの日、議員もそうでしたし、私も、また教育長も、田沢湖姫観音像開眼80周年記念法要に出席をさせていただいて、多く
の方々からたくさん
の知識をいただくことができた、とても私にとっては重要な日になっています。という
のは、先ほど議員
の質問
の中にもあるとおり、滅びゆく魚族と湖神辰子
の霊を慰めるというような、私
の心
の中にはそのような思いを公務として行っているということもありまして、何としても出席をしなければいけないという思いで出席をさせていただいて、たくさん
の方々からまた新しい知識をいただいたという場面だったということであります。 法要に出席するにあたって姫観音像
の建立趣意書を拝見させていただいております。その付言、付け加えていうことということですけども、には、開眼式を行うときに際しては、各会社
の従業関係者にしてその職に準じ、尊き犠牲となりたる者
の追悼慰霊
の弔会式をも施行して、その冥福を祈らんとするを以ってここにあわせてこれを付言すというような書き方であります。 次
の日に早速、
観光商工部長に問い合わせをしております。案内看板というか、案内板というか、
の内容についてであります。細川部長も以前から着目をしていた事案ということもあって、写真も撮っておいてありましたので、それも拝見させていただくということもしております。姫観音像
の傍らにある案内板、内容でありますけども、この付言
の意図を表した部分は見当たりません。当時、どのような経緯でこの内容となった
のか、もしくはその後
の多分いろんな方々から
のお問い合わせ等もあったと思います。そのようなものを一つ一つ洗い出したいということで指示を出しております。今しばらくお時間をいただきたいと思っております。そのような今、対応を始めているということであります。
○議長(
青柳宗五郎君) 7番。
◆7番(
平岡裕子君) 今
の市長
の答弁を聞いて、この姫観音像に携わった方々については、これから
の活動
の方向付けもあったか
のように受け取れますけども、私もこの写真を撮るためにですね、その近くに行ったら、たまたまですけども、すぐその隣に作業場
のある方とお話できました。その方はこんなことを言ってました。この観音像はとっても良いものらしいよ。立派な人が造ったんだってよ。ここで亡くなった人たち
のこと、魚に変えているらしい。台座を見て、ここ
の所が欠けてきている。これを何とかしなければ。誰がやるんだべな。80年前
の写真には、この辺りに飯場小屋があって、このろうそく立ても80年前
の写真にはちゃんと載ってたよなど、こんな会話をいたしました。この会話から、今、市長が話されたこと、これから市
の教育
委員会として、そしてまた観光協会としても、やることが見えてきた、その事案でないかなと。これもまた田沢湖畔
の一つ
の名所になればいいなと思いながら私
の一般質問を終わります。
○議長(
青柳宗五郎君) 以上で7番、
平岡裕子さん
の一般質問を終わります。 11時10分まで暫時休憩します。 (午前10時58分)
---------------------------------------
○議長(
青柳宗五郎君) 休憩前に引き続き会議を開きます。 (午前11時09分)
---------------------------------------
△
阿部則比古君
○議長(
青柳宗五郎君) 通告により発言を許します。9番、
阿部則比古君。
◆9番(
阿部則比古君) お疲れさまです。私
のほうから、そうすれば質問させていただきたいと思います。 逼迫する財政を今後どうするつもりな
のか伺うというタイトルで通告してございます。もう一点は、田沢湖
の湖水
の浄化
の夢はどうなったというタイトルでございます。この2点通告してございますが、順序に財政
のほうからお伺いしたいと思うわけですけれども、私は持論と申しますか、この自治体
の一般行政という
のは、ほとんど、98%は金があれば何でも解決できる、そのかわり金がなければ何もできないわけでして、ですから一般行政に関しては、一に財政、二に財政、三に財政という私
の基本的な考え方だわけですけれども、この通告にあたってですね、普通であれば初日
の市政報告、あるいは行政報告等々
の報告、あるいは議案
の上程を受けて、それからこの通告するわけですけれども、私、今回はやっぱりこの財政が一番大切だろうなと思って大分前から通告書を書いておりましたので、議会初日に提出したわけですけれども、事務局
のほうに出したわけですけども、たまたまというか市長
の市政報告で財政
のことに触れておったので、やっぱりそうなんだなというふうに強く思ったわけですけども、今日は特にこの財政についてを中心にして、いろいろちょっとお伺いしたいし、お話したいこともあるので、ただ、どういう角度から、どう切り込んでいったらいい
のか、まだ全然整理がついておらないんですけれども、市長
の答弁次第で、何と申しますか出たとこ勝負で話したいと思いますので、どうかひとつよろしくお願いをしたいと思います。 逼迫する財政を今後どうするつもりか伺う。 今後、交付金
の削減や自主財源
の先細りが強く懸念される中、市内インフラ
の維持
管理に多額
の負担を強いられる。さらには各庁舎
の抱える様々な問題や不要になった、あるいはこれから不要になる市有建築物
の解体整理にも相当額
の費用を要する。あわせて、急速な市民
の平均年齢
の高齢化による社会保障費
の増大も大きな問題になりつつある。つまり、これからが本番というべきときに、あまりにも先行きを無視したこれまで財政運営をしてきたと言われても仕方ない
のではないかという質問ですけども、この点について、まず市長にお伺いしたいと思います。
○議長(
青柳宗五郎君) 答弁を求めます。門脇市長。
◎市長(
門脇光浩君) 阿部議員
の一般質問にお答えをいたします。 冒頭、議員が自治体
の大きな役割、また、一番重要とするところは、一にも二にも三にも財政だというお話をいただきました。私も100%ではないにしろ、財政は非常に重要だという認識を持っております。今回
の議会でもそうですし、また、6月
の議会、9月
の議会でもそうだったわけでありますけれども、私たちが数年前に想定をした市
の在り方というものが、人口減少であったり、少子高齢社会をまさに目の当たりにしているという現実が、直視しなければいけない現実が幾つも
の事例でこの半年ぐらい
の間に起きてきているという、そういう局面だと思っております。 例えば、これまで様々な計画で後年度
の事業計画を組んでいたその内容も、そのまま実施することは非常に無理があるというようなたくさん
のプランがあります。これは財政ももちろんそうですし、先ほどお話をした社会情勢
の変質が大きな要因になっているという現状です。特に阿部議員におかれては、6月
の定例会でも財政
のお話を非常に熱心に、心配なお話をしていただいておりますので、その際にもお答えしたことと重複するかもしれませんけども、その後
の対応も幾つも先ほど話したとおり起きておりますので、まずそこからお話をさせていただきたいと思います。 6月
の議員
の一般質問の際には、庁舎
の統合化計画は崩れ、現状を基本とした財政
の運営計画となっていて、それが思うような戦略的なものになっていないこと、市民
の方々から
の要望へ応えるため創設をした多く
の補助金について、終期設定や廃止
の検討が遅れていること、病院事業や下水道事業、温泉事業など公営企業会計で行財政改革を進めるスピードが遅くて、国保会計も含めて一般会計から
の繰り出しが増えていること、公共施設
の集約化が進んでいないこと、第三セクター
の見直しが進んでいないこと、財政調整基金
の現在高が減少したことなどなど、これらをしっかりと反省をし、また、認識をし、これを改善すべく取り組み、不要なものや事に税金を使わず、自治体として
の地域住民
の安心・安全、幸せを支える本質的な業務に注力をして公共施設
の統廃合等を進めて歳入対策、歳出対策を全力で実施したいというお話をさせてもらいました。 この幾つか
の対応が必要だといわれているいったもの
の中で若干状況が変わってきたものもあります。それを今度はお話したいと思います。 病院事業会計では、これは昨日
の高橋豪議員
の一般質問にもお答えをしましたけれども、外部民間コンサルタント、また、総務省
の地方公営企業アドバイザーなど
の指摘、アドバイス、内部
の医師、経営企画推進室
の検討をもとに病院事業自らが病院機能や経営状況など
の抜本的な見直し、改善に取り組んでいるということであります。私も市民
の傍らに寄り添う医療を、安定的、持続的に提供しながら、赤字体質から
の脱却を目指して、病院事業と情報共有、連携をさらに密にし、一般会計と病院事業が共存できる手法
の構築、検討
の場
の拡充強化、組織、人事等で
の対応を既に始めているというお話をさせていただきました。 また、下水道事業3特別会計、下水道事業、それから集落排水事業、浄化槽事業であります。これらは令和2年度から公営企業法を適用する公営企業会計へ移行するというお話をさせていただきました。企業会計方式を導入することでは、幾つか
の負もあります。しかし、経理内容を明確化して、計画的に経営基盤を強化するということでは評価しなければいけない。このような方法をとって一般会計
の負担軽減も何とか図りたいというようなことで、今、作業を進めているという現状です。 市から50%以上出資をしている第三セクター、これは花葉館、クリオン、アロマ田沢湖とありますが、事務事業移転室を中心に関係部と連携をして基礎的な課題
の抽出を終えております。今後は専門的な知識を有する方にアドバイザーをお願いして、財務状況
の分析や事業見直しを行っていただき、経営統合など抜本的な改革も視野に今後
の方向性を決定します。その前に、例えば共同仕入れであったり、社員
の相互交流などであったり、できることから着手をし、現状を突破していきたいという思いであります。 温泉事業も変革期を迎えております。カラ吹き源泉事故後
の対応も含め、観光客
の皆さんに将来にわたって支持をいただける温泉事業として、安定的な経営ができる手法
の検討に入りました。 事業
の多くが観光対策ということ、さらに健康維持、保健事業等
の性質も持っております。市
の政策実現に最も機動力を発揮できる会計
の在り方について、県と協議を始めております。 一般財源
の確保対策では、ふるさと納税
の高度活用をお話しておりますけれども、一般会計
の財源確保、市内産業
の活性化を図る有効な手法として魅力ある返戻品
の開拓、寄附
の窓口となる有効なポータルサイトを増やす等、寄附金増額へ
の取り組みに力を入れて成果が見えてきております。 さらに令和2年度
の当初予算編成で
の対応も違ってきております。 既存事業
の廃止、統合、縮減も含めた歳出抑制に取り組むため、これまでと違う手法
の導入であります。予算編成作業に入る前から既存事業
の廃止候補、約30事業あります。また、縮減、それから整理等
の候補が110事業ほどあります。これら
の候補リストを作成し、庁内へ情報共有を行い、関係する団体と
の意見交換を図ってまいりました。各課では、廃止、縮減
の候補リスト査定等に基づいて、さらに内部検討、関係団体、関係者と
の調整を行う予定となっております。年明けには各課からヒアリングを再度行い、予算
のさらなる絞り込み、必要な事業費等
の確保等を行っていきたいと思っております。 現状でいうと50億近く
の収支不均衡が既に発生しております。これらを圧縮、縮減されている、要するに当初予算
の規模を圧縮すると、さらに事業精査が必要だということがありますけれども、継続事業があり、また、会計年度任用職員制度が始まるということもありまして、必ずや計上を行わなければいけない事業も相当数あるという中で
の作業であります。先ほど話をしたような手法でどこまで切り込めるかという作業
の連続であります。 一方では、思ったように進んでいない対応が幾つかあります。公共施設総合
管理計画に掲げた延べ床面積35%縮減については、なかなか進捗を見ることができずにおります。全て
の施設について個別施設計画を令和2年度中に策定することとなっております。方針を決めた施設については策定が進みましたけれども、統廃合等縮減につながる施設
の検討が進まず、取り組み
の在り方を改めなければならないと感じております。 教育行政報告にもありましたけれども、予算計上していた生保内小学校長寿命化改修事業
の実施設計業務委託は、急激な出生数
の低下、学校施設全体
の計画が整っていないなど
の理由から、今年度
の事業実施を見送る判断をしたと。先ほど
の状況
の変化から計画していた事業が変質しているというお話
の例であります。 行政サービスを継続する必要があります。ですから、施設も必要であります。長寿命化更新する施設、統廃合する施設を個別具体に見きわめて、それに要する経費、財源も含めて精査をしなければいけないということで作業を行っております。市民や関係者等と
の慎重な議論、今後
の人口や出生数などを勘案し、学校施設、保育園等も含め、計画策定を進めなければなりません。議会
の皆様にも御協力をいただきたいと思います。どうかよろしくお願い申し上げたいと思います。 財政調整基金
の話も少ししたいと思います。 今年度当初予算で約4億9,000万円を繰り入れしておりますけども、これまで
の補正予算で追加こそしておりません。しかし、減額もできていない状況であります。この後、さらに繰入額を削減できるように取り組みたいと思います。 行財政運営全般についてでありますけども、これまでにない大変厳しい状況だという認識は議員と同様であります。私はもちろん、職員も十分にこの状況を理解しております。今以上に健全性を損なうこと
のないよう、しかし、同時にやるべきことはしっかりと行い、未来
の仙北市を開かなければいけないという決意も持っております。議員
の皆様、市民
の皆様にも、御理解と御協力をどうかよろしくお願い申し上げたいと思っております。 この場面からは以上であります。
○議長(
青柳宗五郎君) 9番。
◆9番(
阿部則比古君) 予算編成にあたっては、市長あなたが査定もしたでしょうし、編成にも全責任を持っているといって過言でないんだろう思いますけども、私どもという
のは、あなたぐらいこの財政
の内実という
のを把握できる立場にないので、それでも非常にこれ大変だなとずっと毎年思ってきたわけですけれども、ここまで悪化させてきたという
のは、あなたはもう随分早くからこういう予算
の編成では、いずれこれ行き詰まるときがくるんだろうというふうに内心思っても、ある意味でああいう強引なというか、ああいう当初予算を毎年組み続けてきたもんだろうと思うわけですけれども、私、これ市長
の最初から
の、市長として
の取り組み
の段階から私様々驚いて、いろんな助言もしてきましたし、反対もしてきたということは市長が一番よく分かっているわけですけども、この一般行政に対する取り組みに対する姿勢と申しますか考え方が、私は、あなたはおかしいよってずっと言い続けてきました。私、決してリアリストでもないんですけども、市長は何を考えているんだろう、何をこの理想郷
のようなものといえないかもしれませんけども、この独特
の理念をこの行政
の場で具現化しようとしているんだなという強い思いが私ございました。それに対しておかしいんでねえ
のと私がずっと言ってきたわけですけども、この社会
のリアリズムに対して直視しないと申しますか、別な夢みてるんだなというふうな思いできたわけですけれども、ここで私よく“しゃば”という言葉使って、仏教語なんですけども、私若いころ、このしゃばという言葉あまり好きでなかったんですけども、歳とともにしゃばという言葉がだんだん、このしゃばというこの文字
の醸し出す感じも好きですし、この語呂も好きだし、このしゃばというものが醸し出す何ともいえないこのリアリズムが歳とともに好きになってきて、ああそうなんだなっていっつも感心させられているんですけれども、この市長
の目線という
のは、この社会といってもいいんだろうと思います。この社会に対して一般行政はどうあるべきな
のかなと、考え方なんだろうと思いますけども、実際このしゃばというのは一般的にいわれる社会とは違うんですね。どういうことかというと、いつだかも申し上げましたけども、三省堂
の新明解国語和訳って三千数百円
の辞書があるんですけども、この中で実社会をどういうふうに表現しているかというと、実社会という
のは美化、様式化されたものとは違って、複雑で虚偽と欺瞞が充満し、毎日が試練
の連続であるといえる厳しい社会を指すというふうに実社会を定義しているわけですよ。多少へそ曲がった編者かなとも思いますけれども、実際やっぱり非常にこの虚偽と欺瞞が充満して、毎日が試練
の連続であるといえるということは、一般
の人々にとっても、これ戦っていかなければどうにも大変なことになるという社会だわけですけれども、これ一般行政という立場から考えますと、もうこ
の市役所
の職員になると、もう戦場に借り出されたようなものだと思うんですよ、ある意味で。ましてその代表者となると、毎日戦っていかなければ、これ様々な市民から問題点が山積しているわけですから、非常に厳しい社会を、市長
のような非常にとろっとした甘い考え方で私は通っていかないもんじゃないかっていうことで当初からそういうふうにして申し上げてきたわけですけれども、私、司法
の場ではよく法
の精神という言葉いわれますけれども、法には精神がある、当然そういうことだと思いますけども、長い間研ぎ澄まされてきた法
の中に精神が宿っている。例えば一例挙げていきますと、警察官が付けているバッヂ、記章という
のは、秋霜烈日バッヂというんですけれども、秋霜烈日、どういうことかというと、全て
のものを枯らすような秋
の霜
のように、あるいは苛烈な夏
のものを焼き尽くすような太陽
のようにあるべきだ、だからそこに私情を差し挟まないで、何と申しますか厳罰性だとか、あるいは尊厳、威厳というものを示すバッヂということだわけですけれども、私はこの一般行政に関しても、そこまでいかないわけですけども、このリアリズムに対してもっとドライでロジカルなシステムでないと、これ立ち行かないもんでないかなというふうに思っているわけですよ。どういうことかというと、一例挙げてみますと、6月にもお話しましたけども、岐阜県
の本巣市
の税金
の収納率98.27%、ほぼそこをずっとキープしているわけですよ。98.27%というと、これ何として税金取り立てているんだろうなと。まるでこれ、鬼
のような税務課
の連中が、もうしょっちゅう差し押さえでも何でもして、病人
の布団をはがしてくるようなことまでしてそこまで上げてるんだろうなというふうに一般的に思われるかもしれませんけれども、これあれですよ、この前も話したように、1回も臨戸徴収もしない、それから夜間徴収もしない、催促
の電話1本かけないんですよ、これ。だからそれ、市民が全部窓口で黙って待ってれば、必ず持ってくるわけですよ。遅くなりましたと、遅れれば。これ何としてやってるかと説明しましたけれども、最初は納付書を送る。その次に催促状を送る。次に催告状を送る。それで駄目となれば差し押さえ
の通知を出すと。たったこの4回を、だから誰かが恣意的に、あるいは意図的にやるんでなくて、いわゆる事務的に機械から出てきて、ただ発送するだけだわけですよ。片や市税関連で98.27%もですよ納めている市があるのに、あの時点でうち
のほう何となったかというと、71.9%しかこの市税関連
の収納率がないわけですよ。これはもう、全く同じ自治体で考えられない話だわけですよ。ここにやっぱり市長
の税金を取り立てるということに対して非常に嫌悪感すらあったんでないかなと私思わざるを得ない。という
のはなしてかというと、
門脇光浩という名
のもとにですよ、厳しい取り立てをして、差し押さえまでするということは、どうも私
のさっき
のリアリズム
の考えでありませんけれども、こういうことは俺嫌なんだという、どこかそういうことに対する嫌悪感があったと思うわけですよ。これだから、片っ方はあれですよ、誰一人その職員が嫌な思い、全くしてないですよ、向こうは。だってほら、電話1本する必要ないから。だから彼らいわくは、私どもとしてはとにかく取るものはもう、入るものは必ず取ると。出すものは徹底的に制限するんだという、いわゆる例
のあれですよ。中国
のことわざでないですけど、やっぱり入るを量って出るを制すという精神だということを何回も彼らしゃべっていましたけども、こういうことだわけですよ。だから、こういうロジカルでドライなやり方でも、市民という
のは非常に何も反発しない。しかもあの時点で住みやすさで全国4番目というランクでしたから、非常にうまくいってるんだろうなと思ってきましたけども、これってだから、例えば今、収納対策室を立ち上げて色々やってますけども、なかなか思ったように収納率がそう上がらない。かなり厳しいわけですよ。厳しい取り立てをしないと収納率って上がらないわけですけれども、だからこれ、ロジカルにやることによって非常に簡単に、誰も傷つかないで税金持ってくる。これ、ただやってこの何と申しますか、言いたいこと分かっていただけると思いますけども、くるけで、くるけで、それでもう取るほうも取られるほうももう辟易するような感じっていう
のは、これ駄目なわけですよ。という
のは彼らも言ってましたけども、私は今、税務課にいるけれども、来年どこに行くか分からね、子育て支援に回されるかもしれない、老人をケアするとこに回されるかもしれね、そんなところに今度行ったら石ぶつけられますよって、私そういう税務
の徴収なんてしたくないし、そういう税務課なんて、それだばとても行きたくないと、こういうことを言ってました。これただ一例ですよ。一例なんですけれども、まずだから考え方によって、やっぱりドライでロジカルな方法で一般行政という
のは進めていかないと、いろんなところで私情を挟んでしまうと公平性も欠きますし、いろんな問題が出てくるわけですけれども、そこら辺、こういう言い方せばちょっと抵抗もあるんだかもしれないですけども、私
の目から見ると、この市役所全部が何かふやけた、ふけさめた餅みたいに私
の目に映るわけですよ、実際。しかも向こう、これあれですよ、本巣町という
のは、今、私
のとこも3万人切って今2万6,000人、向こうは私どもより1万人多い3万6,000人なのに、面積は向こう
のほう少ないですよ、本巣市ね。私どもより面積少ないんですけども、交付金がもうほぼ同額なんですよ。交付されてくる交付金
の全体が。にもかかわらず、向こう
のほうはずっとあれですよ、ネットで調べてみれば分かりますけども、160億から170億ぐらいなんですよ。今170億ちょっと超してますけども。うち
のほう、門脇市長
の予算編成という
のはずっと190億台でこれきてます。これ絶対無理な予算編成なんですよ、この規模では。これ行き着くとこは決まってるんですよ。これ、石黒市長
のときはあれですよ、190億ぐらい
の予算編成してましたけども、あれはだって合併特例金とかっていうあめ玉もらったりしているとき
の予算
の編成なんですよ。そのとき
の予算編成よりさらに膨らませてるということは、これ大変な問題が将来起こるということは、これ誰考えたって分かるわけでしょう。そこら辺まずどう考えて今日まで来た
のかということ、もう一度、一回答弁してもらいたいと思います。
○議長(
青柳宗五郎君) 門脇市長。
◎市長(
門脇光浩君) たくさん
の御指摘をいただいたので、どれが御質問な
のかよく分からなくなってしまいましたけども、まず実社会というものは耐えず毎日が試練だというお話、これは全く同感しておりますので、私
の性格上
のものかもしれませんけれども、もしかしたら周囲
の方々には楽しい市長生活を送っているかと見えるかもしれませんけども、そうではなくて、特に財政
の話ですので、大変な心配もしていますし、努力を職員
の方々にお願いをして緊縮財政、緊縮予算
の編成に御努力をいただいているという現状は、まずこれはあります。 ドライでロジカルな行政でなければいけないという
のは、よく私も理解できているつもりですけども、多分自分自身
の性格からいくと、ドライではなくてウェットで、ロジカルではなくてエモーショナリズム、感情が、そういうことがあって議員からすると様々な情勢では甘いと。特に税
の対応については、嫌悪感があったんじゃないかと、徴収、取り立てについて嫌悪感があったんじゃないかという御質問だったと思いますけども、これについては全くその心配はいただかなくて結構です。嫌悪感というものは全くありませんで、むしろ議員
の皆様方が、この徴収率をどう改善するんだという真摯な議論に対して何とかお答えしたいということで、現状
のシステム化があったと。皆様方
の御議論があったおかげで現状があるというふうに捉えております。 それと、本巣町は以前もお話いただいたので着目している自治体であります。私どもと地勢も違う、置かれている環境も違うということも確かにありますけれども、仙北市
の場合は何よりも、やはり面積が大きいということは、これは事実だと思います。東京23区
の約倍
の面積を持っておりますので、この面積、しかも8割が森林だということもありまして、なかなかそこから産業を起こすことが難しいという現状があったことで林業振興というふうな着目点が出てくるわけですけども、それが思うように進まないということもあります。 また、いろいろ施策として実施してきたものがうまく進まないということで、議員
の皆様方にも御心配をおかけしていることもたくさんあります。 しかしながら、決して楽しくて楽しくて市民
の方々をないがしろにして感情に走った私利私欲
の行財政じゃないかといわれると、これはやはり私
の思いとしては、そうではないというお答えをさせていただくしかありません。ただ、皆様方
の御期待、御負託に応えていない部分もたくさんあるということも承知しております。市民
の方々
の幸せをかなえたいという思いは、これは議員
の皆様と同じであります。足らないところは、どうか御指摘をいただき、改善できることは改善をしなければいけない、自分で駄目だというときには、別
のものを立てる、様々な対応で仙北市が持続的に発展できる
まちづくりを続けていっていただきたいという思いは変わりありません。 200億ぐらい
の予算という
のは確かに仙北市からすると実力以上です。しかし、これは議会
の皆様と
のお話し合いが今まで継続してきて、様々な制度
の締切とかがあって今行わなければその後
の市民
の方々に大きな御負担をかけるというような思いがあって着手した事業も幾つかあります。それは起債という考え方でいったら将来負担が増えるんだから同じじゃないかというようなお話も当然あるかと思いますし、そのような御批判も受けなければいけないと思います。ここ二、三年
の間、そのような事業が続きます。まさに今が踏ん張りどころではないかと思っております。何よりも大切なことは、市民を代表する議員
の方々と
の信頼関係だと思います。どうか重ねて申し上げますけども、足りないところがあったら御指摘をいただきたいと思います。
○議長(
青柳宗五郎君) 9番。
◆9番(
阿部則比古君) 本巣市
の話では、ちょっと遠くてあまりピンとこないと思いましたので、ちょっとここら辺
の自治体
の財政
の状態、あるいは一般会計とかがどうなっている
のかなと思ってちょっと調べてみたんですけど、例えば美郷町さん
の場合、今、人口2万人、ちょっと多いがぐらいで、私どもは2万6,000人なんですけども、これ、美郷町さんに入ってくるいわゆる国から
の交付金、それからうち
のほう
の交付金なども大体比較してみて、同じ数値になるように計算してみれば、ほとんどあれなんですね、私どもと美郷町さん2万人なんですけど、2万6,000人というふうにしてそれかけますと、今
の一般会計という
のは110億ちょっとだと思いますけれども、ちょうど170億ぐらいになるんですよ、美郷町さん
の場合ね。ですからやっぱりここら辺でこの一般行政を運営をしていくには、やっぱり本市
のぐらい
の規模だったら、やっぱり170億、あるいは面積が非常に広いので、美郷町さんなんかよりかかり増しになるわけですから、事業量も多くて当然なんですけども、それでもやっぱり175億かそのぐらいで何とかしないと、やっぱりこれいずれ成り立たなくなるんでないかなと強い思いがしました。来年度
の予算はどのぐらい
の編成
の規模になるんだか分かりませんけども、やっぱり今まで門脇市長が市政運営してきて10年ちょっとなるわけですけども、この間
のそうした私からいわせれば、何であんな金使ったんだろうなというとこがもういっぱいある、いろんなところでまた私も反対もしてきたんですけども、そうしたもののやっぱり累積、積み重ねという
のは、これ相当大きいものがあるんだろうなというふうに私は考えています。時間がないので細々とは言いませんけれども。 それからもう一つ、さっき病院
の話が出ましたので、私これお伺いしたい点が10点ぐらいあるんですけど、病院にちょっと話させていただきたいと思いますけれども、最初に私驚いた
のは、私そのとき浪人してましたので、何でこういうことするんだろうなって外野で見ていました。市長に就任するや否や、医師招聘事業と称して日本全国駆け回られて、結構な旅費も使われたようですし、その後、私議員になってきて、あれですよ、
委員会
のときに、そのときに今
の副市長が総務部長だったんですけども、その旅費
の補正をお願いしたいということだったので、ばかしゃべりすなって話した記憶がございますけれども、非常に何でこう市政というものをないがしろにして、おろそかにして、こうして走り回って歩いてるんだろうなというふうに非常に強い疑問を感じました。大体私は来たときにすぐ話したけども、あなた、医師
の招聘事業なんかやったって、これもう、ここは秋田大学
の医学部
の縄張りだから、医学部長
のもう反発買うばかりで何もならねえよという話もした記憶もございますけれども、その後、よそ
の話あまりしなくてもいいんだかもしれませんけれども、北秋田市でもやっぱり津谷市長も非常に北秋田市病院で医師が足りないということで、あの後ですけれども、工藤進英さんという大腸がん
の権威がいるわけですけども、あの方と県議時代からいろいろ親しかったということで、進英先生に頼んで横浜だとかあちこちから5人ほどだったと思いますけれども、医師紹介してもらって着任したところ、もう秋大
の医学部
の学部長がもうやっぱりへそ曲げてしまって、それじゃああとうち
のほう
の応援はいらねんだなということで、もうまるで散々な目にあったという経緯がございました。全くだからこの世界っていう
のは縄張りだし、いわゆる白い巨塔ですよ、ある意味で。非常に医学部、地方
の権限という
のは強いもんで、何でそんなことをするんだろうなと思っていましたけども、そのうちに宮川信先生という全国自治体病院協議会
の副会長なる方をあなたが連れてきて、何と処遇するもんだろうなと、医療局というものを立ち上げるということで、非常にこのときも驚きました。高久さんが真っ先に反対して、何でそんな屋上屋重ねてどうするんだというような話になったわけですけど、私非常に強く感じた
のは、これ、両病院
の病院長から、今日は進藤
管理者もいるんでしゃべりにくいんですけども、全くその
管理権というものを剥奪してしまった病院長という
のは一体何な
のよという話もいたしました。もうかえってこれ抵抗勢力になってしまって、病院
の改革なんて
のはもう絶対進まないよと、まあ申し上げた記憶もございます。その後もやっぱり、特に角館病院
のこの医局っていう
のは、非常に風通しが悪い、まあ、ある医者なんかはもう朝来ても医局に顔出さないで自分
のセクションに行くなんていう医者もおりましたし、ほとんど、だから
管理権
のないその病院長ですから、何も極端に言えば、何言ったって何
の権限もないわけですから、そういう院長として
の権威というものが保たれない。まあこういうある程度
のおっきい病院という
のは、みんなあれですよ、民主的に
選挙で院長あるいは副院長を選出して、これでみんなでやっていきましょうよということでガバナンスが成り立ってるわけですけれども、今
の状態でも、まあ私は非常に異常な状態、民主的ではないわけですから全然。院長、権限
のない院長、そして実際に権限ある
のは医療局
管理者だわけですから、これはもう市長が選任してあてがうという方なんですから、これでうまくいくという
のはちょっと難しい話でないんだろうかなと私は強く思ってるわけですよ。宮川先生がいらっしゃって、そのときに何話したかっていうと、いやあ私ねって、「門脇市長に来てくださいっていうから来たんですけれども、私はこの2病院を何とかしないと、10万人
のたとえ都市だって1病院、自治体病院でおかしくなってくところ全国でいっぱい見てきましたから、3万やそこら
の自治体が2つ
の自治体病院抱えるなんて
のは、これきちがい沙汰ですよ」って、まあ私に彼、最初に言いました。そしたら、門脇市長に、いやいやいや、先生ね、あなたをお呼びした
のはそういう問題じゃないですよ。この2病院併存するために何とか頑張っていただきたいと思って、あなたを呼んだんですよと、こう言ったという話ですよ。彼は言われたからにはしょうがねえんだろうなという話でしたけれども、秋田大学
の医学部にまず行ってこいと言うから、後藤副
管理者と顔出したら、自分
の子供
のような医学部長にもうけんもほろろにされて、もう私、こんな生涯
の中で不快な思いしたことないすよ、もうあとあそこには二度と行きたくないと言ってましたよ。後藤
管理者は後で、後藤
管理者、ひそひそとこう言って、何であんな方と私と一緒に行かせたんだろうな、私一人に任せてければ、医学部長は知らない仲でもねえし、私一人
のほうがよっぽどうまくいくよっていうようなこぼしてましたけれども、そんなこんなで、今、病院も建ったわけですけども、あれは病院も当初は46億円ぐらいで建てるといったものが、もう倍も近い金が実際かかってしまいました。私はこの新しい病院できたら、幾らか患者が増えるんだし、収支も改善されるもんだろうなというふうに期待をもっていたわけですけども、年々このとおり、昨日、豪ちゃんが、あ、豪ちゃんじゃない、豪議員が質問したと思いますけれども、内容が毎年この外来、入院患者とも毎年
のように結構な数で落ちてきています。この原因という
のは何な
のかということをまず何とかしないと、ただこれ人口減に伴うものな
のか、あるいは医療
の内容が悪いので逃げ出してる
のかもしれない。そこら辺
の分析も当然必要だと思いますし、とにかくこれほど、9億円超える繰り入れ、これ市ばかりでない、国から
の繰入金も当然あるわけですけれども、足りなくてまた1億5,000万円も一般会計から、いわば基準外繰入をしなければならない状態になってきている。今、基準外繰入という言葉すらねくしてしまったので、もう青天井で幾ら赤字出しても、端的に言えばですよ、一般会計からどんどんどんどん毎年金出していけるようなシステムにしてしまったので、これ恐らく市民福祉
の中でもあんまり大きな問題に、本来はこれ最大
の市民福祉としてはしなければならないもんだろうと思いますけれども、私関係しておりませんので。ただ、このままではとにかく累積赤字から、それから毎年こういうような繰り入れをしていかなければならないとすると、これ当然、これ資金もショートしてくるでしょうし、これ市で何とかしなければならないというと、もう全くこれは市がつぶれる時限爆弾としか考えられないすよ、この病院
のあり方という
のは。ですから、これ本当に市長が、さっきも申し上げましたけれども、これと本当に最初から戦ってきた
のかということなんですけれども、私はもうこれ全然戦ってこない、とにかく成り行き任せに近いような状態で放置してきたことが、今日
の病院、病院というか、この仙北市
のこのあれですよ、この医療行政
のあり方なんだと思うんですよ。そこら辺をちょっと、その病院に関して、市長が、いや、そうでないよと、私これほど頑張ってきたんだというところがあったとしたら、ちょっと答弁をいただきたいと思います。
○議長(
青柳宗五郎君) 門脇市長。
◎市長(
門脇光浩君) 果たして自分が取り組んできていることが、自分で、頑張ってきたんだというようなことを話しすべきな
のかどうかという
のはちょっと躊躇するところがあります。でも決してそれは、いや、頑張ってきませんでしたという話ではなくて、最善を尽くしてきたつもりです。 議員が先ほど、日本全国医師招聘で駆けずり回ったという話をしておりますけども、長崎県
の大村市は、御存知
のとおり姉妹都市、友好都市でありますので、そこ
の首長さん、歴代首長さんとかには、交流で行ったときにはお話をすることはそれはままありましたけれども、医師招聘ということでお伺いした
のは岩手県、宮城県、東京都、神奈川県、このぐらいだと思います。ですので、全国駆け巡ったということではない。それをして頑張ってこなかったというように御指摘が逆にあるとすれば、そうですという話しかありません。 それと、昨日
の初日
の一般質問の際に、高橋議員であったり、集中的に現状
の病院
の経営等について、また今後
の姿について相当、例えば消えた患者問題についてもそうですけども、詳細
のデータで医療
管理者、病院事業
管理者が答弁させていただいております。今日はその場面がなかなか時間がないようでありますので、個別によろしければお聞きいただきたいというふうな思いも持っております。 宮川前
管理者が、前回もそうでしたけども、そのように私をお話しているということをお聞きするたびに、私
の気持ちは重くなります。私に対しては、市長
の思いはよく分かるので、できる範囲で頑張っていこうじゃないかという激励をいただいたつもりでありました。また、阿部議員におかれては、当時、宮川
管理者が着任したときに、一番今まででいい仕事をしたねというようなお褒め
の言葉もとても心に強く残っております。先生、残念ながら途中で行ってしまわれましたけれども、その思いをしっかりと受けとめて進藤
管理者が務めてるというふうに思っております。 なお、これまで病院事業、屋上屋という話もありましたけども、田沢湖病院、角館病院
の2病院
のどちらにも、そのくみしない医療
管理者という存在、病院事業
の進め役が必要な時代は確かにあったと思っております。その状況が変質していることも事実であります。先ほど話しましたとおり、病院事業については議論
の場面を拡充強化していきたいという思いと、人事、また組織
の面でも改善をしていくということで作業を始めているということを御理解いただきたいと思います。 もし議員、昨日
の、議員はお休みでしたので、昨日
の議論に対して
管理者から答弁が必要であれば、答弁させていただきたいと思います。
○議長(
青柳宗五郎君) 阿部さん。
◆9番(
阿部則比古君) ((聞き取り不能))。
○議長(
青柳宗五郎君) 9番。
◆9番(
阿部則比古君) 時間がございませんので、残念ですけど。このほかにお伺いしたいことが、地域運営体であったり、今はなくなりましたけども総合産業研究所、あるいは仙北夢牧場、それから司食品工業、統合庁舎
の様々な今日まで
の問題、
地方創生、玉川温泉、ドローン、クニマス未来館、大瀬蔵野橋というふうに時間があればと思ったんですけれども、全く時間がなくなりましたので。 ただ、私、もう一つ非常に案じているということは、市長も気にくわないんでしょうけれども、こういう行政体と申しますか、行政
の、一般行政
のあり方で、まず果たしてこの職員
の人たちがしっかりした行政マンとして
の矜持と誇りをもって成長していってる
のかなというふうな、非常に心配しなくてもいいと言われるかもしれませんけれども、大変心配ですので、これもひとつ申し上げておきたいと思います。 それから、次
の2点目
の田沢湖
の湖水浄化
の夢はどうなったという点でございますけれども、田沢湖
の水質
の浄化は、本市、市民のみならず、多く
の方々
の積年
の悲願であることは論を待たない。門脇市長にとっても、立場上はむろん、私情としても悲願であるはずだが、今般
の水素生成実験も、玉川温泉水にアルミニウムを溶解させて水素を生成するという事業につなげようとするもくろみ
のようだが、湖水
のさらなる汚濁を促進する行為であり、象徴的な意味から考えても信じられない思いがするが、一体何を考えている
のかお伺いしたいということでございますけども、これずっと門脇市長
のまさに唱えてきた理念と真っ向から私はぶつかる話でない
のかなというふうに思いましたので、この点に関してどういうふうに考えている
のか。実際に解かした量なんかわずかだからとかってそういうんでなくて、やっぱり田沢湖浄化ということを考えたときに、この象徴的な意味でですよ、例えばですよ、今、玉川温泉
のもう熱湯に廃アルミニウムを解かしてっていうことでしたけれども、100%田沢湖にそれみんな入ってくるわけですから、田沢湖
の湖畔にそういう、どっか
の会社が工場建ててですよ、アルミニウム解かしてここで水素つくるんだなんていって、いわゆるその工場排水
のようなものをどぼどぼと、田沢湖に流したら、これみんな驚いて、湖畔
の方たちももちろんですけれども、これ市としてもこれ抗議するべきでないかという話に私はなるもんだろうと思いますけれども、そこら辺まで含めてどういうふうに考えている
のか、ちょっとお伺いしたいと思います。
○議長(
青柳宗五郎君) 門脇市長。
◎市長(
門脇光浩君) 田沢湖再生について
の思いは御同様だと思いますので、そこは割愛します。 東北大学と
の連携による廃アルミニウムを活用した水素生成事業について、これまで毒水とまで言われていた玉川温泉
の温泉水をエネルギーとして活用しようというものであります。地域資源を活用した地域振興につながると考えております。東北大学には、玉川温泉水から
の水素生成
のほか、石灰岩にかわる岩石による効果的な酸性水
の中和方法であったり、レアメタル等
の選択的抽出による玉川
の浄化についても検討いただいている現状があります。これら
の研究も田沢湖再生につながるものだというふうに確信しております。東北大学
の研究成果に期待をしています。12月2日に東北大学
の土屋先生を初めとする研究チーム
の皆さんに仙北市においでをいただいて、玉川温泉水から
の水素生成に対する報告会を開催し、これまで
の成果や将来展望についてもお話をいただきました。この席上でも様々なお話があったわけでありますけども、議員は御多忙でそのときにもいらっしゃらなかったようでありますけども、たくさん
の議員
の方々にも御出席をいただいて、本当に深みが出た事業だった
のかなというふうな見返りをしております。 議員が御指摘
のとおり、玉川温泉水から
の水素生成事業が環境に悪影響を与えることはあってはならないと、私も思っております。高温
の酸性水がアルミニウムと反応することで、水酸化アルミニウム等が生成されますけれども、実用化に当たっては、このような副次的な生成物を排出せずに、むしろその生成物
の利活用も視野に入れた工夫が必要だということは、大学側
のほうもお話をしております。研究に関わる方々
の思いは同一であります。現在実施中
の水素生成事業では、今年度は環境に配慮した水素生成プラント等
の設計を実施して、来年度は設計に基づいて生成された、製作された水素生成プラントにより実証実験を行っていきたいと思っております。 科学的な反応等について、私よりも100倍知見がある小田野
総合戦略統括監のほうから補足説明をさせていただきたいと思いますので、議長、どうかよろしくお願い申し上げます。
○議長(
青柳宗五郎君) 小田野統括監。
◎
地方創生・
総合戦略統括監(
小田野直光君) 若干補足
の説明をさせていただきたいと思います。 先ほど市長が答弁申し上げたように、廃アルミニウムと玉川
の酸性水が反応することで、水酸化アルミニウムなどが生成されますけれども、そういうものが、まあ将来的にプラントをつくるとすればですね、確実に環境には排出せずに、そのプラント
の中でしっかり廃棄物としてためるようにしてですね、仮に出さないような配慮をすべきだということで東北大学とも話をしております。また、そういう水酸化アルミニウムは、熱を加えることで酸化アルミとかに変わっていくので、そういうものは、例えばですけれども、道路
の白線とか、あるいは環境、外でですね使うようなものでセラミックスとかいろんなところで活用があるので、そういったものに活用することで、その廃棄物
の利用ということもかなうんじゃないかということで、東北大学とも議論させていただいてるとこです。 いずれにしても、東北大では、環境を汚染しない形で
の水素エネルギー利用をしたいというふうなことをおっしゃってますので、我々も田沢湖再生
の思いっていう
のは議員
の皆さんと一緒ですので、そういったことにしっかり配慮しながら事業を進めていきたいと思っております。 以上です。
○議長(
青柳宗五郎君) 9番。
◆9番(
阿部則比古君) アルミニウムそのものがですね、まあボーキサイトというものから、いわば電気使って精錬して非常に複雑な工程なようですけれども、アルミニウムっていう
のは電気
の塊と言われてるんですよね。ですから廃アルミニウムになっても非常に価値が高くて、一番高いときで1トン当たり、そういう業者が持っていくに1トン20万円ぐらいだったんですよ。今、大体相場は若干下がって16万円ぐらいなようですけれども、それ今度、一般、何ていうか、そこから今度買うとなると、恐らく相当
の金額、1トン30万円とかっていう金額になると思いますけれども、果たしてそういう金、アルミニウムっていう
のは再生、何ていうか、新しくそのボーキサイトからつくるよりもはるかに安く再生できるわけですから、そこら辺考えたら一体どうな
のか、コスト的にですよ。それさ工場作って、いろんな装置、あるいは人件費だとか考えたら、それだけ金かけて果たして間に合うもんだろうかなという強い思いもございますし、それからもう一つは、さっき話したようにですよ、全くアルミニウム出さないっていうんであれば別なんですけども、水酸化アルミニウムという
の、アルミニウムがどのぐらい
の濃度になると人体に影響があるかっていうことはよく分からないそうですけれども、WHOなんかでは1トン当たり1グラムぐらいが限界だろうというところで、そこに線引いてるんですけれども、今、田沢湖
の水、実際に水酸化アルミニウム濃度測ってみたわけじゃないんですけれども、非常に高濃度
のアルミが溶け込んでるということ
のようで、それにさらにこのアルミニウム解かし込むとなると、これそういう基準値すら超える可能性もあるわけですから、相当
の量
のこれ年間アルミニウム解かすと思いますので、そこら辺も非常に心配なわけですけれども、全く出さないということになるとこれまた話が別なわけですけれども、そこら辺
のこと、これ事業化進めるに当たって本当に大丈夫なもんだべかなということ、私どもとしても念を押しておきたいと思いますけれども、当局としてもそこら辺重々に、その有害物質を田沢湖には絶対出さないというような形でやるとすれば進めていただくようにお願いをしまして、私から
の一般質問を終わらせていただきます。
○議長(
青柳宗五郎君) 以上で9番、
阿部則比古君
の一般質問を終わります。 昼食
のため13時10分まで休憩します。 (午後0時08分)
---------------------------------------
○議長(
青柳宗五郎君) 休憩前に引き続き会議を開きます。 (午後1時09分)
---------------------------------------
△高橋輝彦君
○議長(
青柳宗五郎君) 通告により発言を許します。3番、高橋輝彦君。
◆3番(高橋輝彦君) 蒼生会
の高橋輝彦です。令和元年も残すところあと3週間となりました。この令和という新しい時代を迎えて、将来に持続可能な仙北市にするためにはどうしたらよいかという思いを強くして、今回
の一般質問させていただきます。 1つ目です。仙北市における「観光
まちづくり」に関する三者連携協定
の取り組みについてであります。 先日
の共同記者会見では、JR東日本秋田支社が、西宮家
の二つ
の蔵と、しちべえ
の蔵を改装して
の3つ
の宿泊施設を、来年3月16日に開業すると発表しました。当初
の紅葉シーズン前
の開業予定から大幅な変更となりましたが、今後
の角館エリアにおける滞在型観光
の拡大や新たな交流人口
の拡大へ
の期待が高まります。今年
の5月に締結した三者
の連携協定は、観光需要
の更なる創出と観光交流
の促進を加速していく絶好
の協定であると思います。大いに活用していくべきと考え、4つ
の点について質問いたします。 1点目です。JR東日本が古民家など
の歴史ある建物を活用したホテルを「和
のゐ」と総称して、新たなホテル
のブランドを立ち上げました。その第1弾が今回
の角館
の3つ
の蔵を活用した宿泊施設ということで、JR東日本
のこの事業に対する強い意気込みを感じています。既に多く
の予約が入っていると聞いております。来年3月
の開業時は、3つ
の蔵で定員が16名、3つですから3グループしか宿泊できないようですけども、JR東日本がこれから取り組むことを考えるとですね、まだまだ宿泊施設を増設していく
のではないかと予想されますけども、今後
の事業展開、分かる範囲で結構ですので、今後
のこのJR東日本
の宿泊施設に関する事業展開、どうなっていく
のか伺います。
○議長(
青柳宗五郎君) 門脇市長。
◎市長(
門脇光浩君)
高橋輝彦議員の一般質問にお答えをいたします。 仙北市
の観光
まちづくりに関する取り組み
の中で
の1点目であります。今後
のJRと
の事業展開に関する情報等についてでありますけども、令和2年3月16日に開業が決まったJR東日本
のホテル
の新ブランド「和
のゐ」
の角館
の宿泊施設3棟については、現時点ではJR東日本秋田支社から発表となった内容
の情報以外に、私どもは承知をしておりません。ただ、様々な事業で
の打ち合わせ
の中で、アルベルゴ・ディフーゾ
のイメージをお伝えをしていることは事実であります。と申します
のは、空き家、古民家等
の既存
の施設を活用した、町並みを楽しみながらまち歩きとか体験メニューとかを提供できる、そういうような、まち全体がホテルみたいなイメージで
の提案でありますけども、これが実現していくと滞在時間を延長できるというふうに考えております。今後も打ち合わせ、また、働きかけは続けます。 なお、「和
のゐ角館」
のオープンを機に、公衆トイレ
の洋式化など、一部関連する西宮家
の施設整備等も市が並行して行うというような思いを持っております。JRと
の連携で、周辺エリア
の面的な整備と活性化に大きな期待を寄せております。さらに、連携事業
の五感楽農事業で
の首都圏
のプロモーションと誘客、JRを足として活用したワーケーション事業、JR秋田支社が事務局を務める函館・津軽・秋田広域観光推進協議会で
の取り組み、令和3年度
の東北DCなどを見据えて、引き続き関係
の強化を図りたいという思いであります。 この場面からは以上であります。
○議長(
青柳宗五郎君) 3番。
◆3番(高橋輝彦君) この宿泊施設に関しては、今
のところこの3つで営業していくということですけども、私が思うには、やっぱり今、JR東日本がですね、今このホテルを、角館
のこの宿泊施設をですね自社、JR東日本グループ
のホテル事業
の価値向上を図ると宣言してます。この角館エリアをさらなる発展を目指しながら、ホテル事業
の価値向上を図るということを宣言してる割には、ちょっとキャパがちょっと少なすぎるかなと。まず最大16名が泊まったとして、毎日満室だとしても365日で年間で5,840人しか、交流人口増えないことになりますけども、これだけ宣言してるJR東日本ですので、多分私はこれからも宿泊施設を、古民家を改修した宿泊施設はどんどん増える
のではないかという期待も込めて思っておりますけども、ちなみにですね、この事業で仙北市もですね収入が見込めるもの、例えば固定資産税とか、しちべえさんを購入した不動産取得税とか、そういったもの
の仙北市
の歳入が見込めるものがありましたら伺いたいと思います。
○議長(
青柳宗五郎君) 門脇市長。
◎市長(
門脇光浩君) まず、一番直接的なことは、西宮家
の蔵
の2つは仙北市所有でありますので、それを貸し出しするということに対する賃料が入ります。さらに、今お話をいただいたしちべえさんは、これはJRさん
のほうで取得をしておりますけれども、固定資産税等
の収益、また、先ほど議員も御指摘があったとおり、仙北市に対するJR
の広報媒体をフル稼働していただくという話でありますので、これについては、投資額は明らかになっておりません。しかしながら、私どもに対する大きな追い風になるというふうな期待を寄せておりまして、この試算はなかなか難しいところだというふうに思っております。 いずれにしても、JR東日本がここまで本気で取り組みをいただくということに対しては、私どもは見える形、見えない形で多く
の恩恵があると思っておりますし、それにしっかりとおこたえしていくということ
の立場ははっきりさせておきたいというふうな思いであります。 なお、先ほど私、情報を知り得ていないというお話、これは本当
の話でありまして、ただそのほかに、いろいろと私どもから御要望をしている物件であったり、また、他社
の方々から
のお問い合わせ等は複数件あるということは承知しております。
○議長(
青柳宗五郎君) 3番。
◆3番(高橋輝彦君) せっかくこういう事業やっぱり活用してですね、ぜひ仙北市にとってもこの何といいますか、プラス、プラスになるこの取り組み、ぜひお願いしたいと。例えば遊休市有財産で、「和
のゐ」にマッチした土地、建物あればですね、これもうばんばん売ってしまったほうがいいんじゃないかと私は思っておりますけども、ぜひですね少しでも歳入を高めることにつながればいいなと、勝手に思ってます。 あと、ここに泊まった方々
の、ちょっと細かいことですいませんけども、食事
の提供っていうか、できれば地元
の飲食店で、その地元
のものを堪能していただきたいと思ってるんですけども、多分自炊
の設備もあるかと思いますけども、特に食事
の提供っていう
のはないということでよろしいんでしょうか。
○議長(
青柳宗五郎君) 細川
観光商工部長。
◎
観光商工部長(細川秀清君) JRさん
の共同会見等
の説明によりますと、朝食はフォルクローロさん
のほうからデリバリー、配達してというふうなお話
のようですけども、夕食につきましては、市内
のほか
の飲食店を利用していただきたいということもありまして、このホテルでは提供しないというふうに聞いております。 以上です。
○議長(
青柳宗五郎君) 3番。
◆3番(高橋輝彦君) ありがとうございます。ぜひですね、これが市内
のそういう飲食店
の収入増にもつながっていくようになれば非常にいい
のかなというふうに思ってます。 2点目です。JR東日本では、先ほどもお話したとおり、この事業を通じて旅行需要
の喚起とインバウンド獲得強化による角館エリア
のさらなる発展を目指すというふうに大々的に宣言しているようです。 そこでですね、この玄関口であるJR角館駅
の利便性向上、これ観光
のお客様はもちろんですけども、地元
の利用
のお客様にとってもですね
利便性向上のために、1番線ホームと、それから2・3番線ホームにエスカレーター
の設置を、これを機会に働きかけていくべきだと思いますが、いかがでしょうか。今、同じ仙北市
の中で新幹線
の停車駅であります田沢湖駅には設置されてます。あれと同様
のものをですね角館駅にも設置を働きかけるということお願いしたいんですけど、いかがですか。
○議長(
青柳宗五郎君) 門脇市長。
◎市長(
門脇光浩君) 現在
の角館駅は、東京方面上り、これ1番線と、大曲・秋田方面下り、これ2番、3番線であります、を連絡する跨線橋として階段及びエレベーターがありますけれども、エスカレーター施設はありません。観光客
の方にとっても必ずしも便利な状況ではないということは、たくさん
の方々から御指摘もいただいております。特に下り列車から下車される場合、1号車からはホームを120メートルほど秋田方面に向かって歩かなければいけないという現状です。グリーン車利用が多いと思われる大きな荷物を抱えたインバウンド
のお客様、また御年配
のお客様などにとっては、全く不便だという御指摘もいただいております。田沢湖駅は、JRでは大変めずらしい形だったわけでありますけども、自社でエスカレーター整備をしていただいという御実績もありまして、その際も、様々お話をお聞きすると、やはりインバウンド
のお客様が非常に増えていることと、やはり田沢湖というその土地柄、やっぱりエスカレーター
の設備が必要だという判断があったということでありました。 これにも負けじと勝る角館であります。以前、この事業については、内川橋
の改修を終えた後
の事業とするというような順位を皆様
の前でもお話した経緯があります。東西自由通路
の事業については、当時
のJR秋田支社長にもそのようなお話をさせていただいて、繰り延べしたという経緯があります。しかし、その当時と現在
の仙北市
のインバウンド
のお客様をお迎えする数は倍増しているという現状がありまして、当時
のお話をそのままリピートすることができない状況です。先ほど議員が御指摘
のとおり、この案件については、その東西自由通路、また内川橋
の改修を終えたというような状況ではないところではっきりとJR秋田支社と協議を行わなければいけないというような、今も変質、状況が変わっておるということを自覚しておりますので、この後、また様々な場面で秋田支社
の皆様とはお話をする機会が増えますけれども、その際にはしっかりとその思いをお伝えしていきたいというふうに思っております。
○議長(
青柳宗五郎君) 3番。
◆3番(高橋輝彦君) 私も市長と全く同感です。今これだけ、今、JR東日本が角館エリアに今この事業を展開するという
のは、本当にチャンスだと思います。ぜひJR100%負担で、エスカレーター設置をぜひ強く要望していただきたいと思います。本当はですね、私一番最初
の一般質問のときに、本当は東西自由通路、これ本当は観光
のお客様も、それから地元
の市民
の方々もですね、本当は東西自由通路が一番利便性がいいんですけども、あの駐車場
の関係とかですね、送迎、学生
の送迎
の関係とか、一番いいんですけども、市長
のおっしゃるとおり、内川橋架け替え後となりますと、はっきり言って私
の試算ではいつになるか分かりません。ですから、まずは、まずはエスカレーター
の設置、ぜひお願いしたいと思います。 3点目です。2点目と同じくですね、こちらも仙北市
の負担が全くなくですね、旅行需要
の喚起、それからインバウンド
の獲得強化による角館エリア
のさらなる発展を実現するためにも、角館駅に
秋田新幹線の全列車が一番望ましいんですけども、上り
の始発と、それから下り、向こうから帰ってくる最終をですね、ぜひ角館駅に停車させるように、この側面からもですね、多分
ダイヤ改正の際に、多分企画政策課
のほうでも毎回要望は出してるかと思いますけども、またこちら
のこの「和
のゐ」
のこの東日本
の事業に絡んでですね、ぜひこれ実現というか、停車を強く働きかけていただきたいと思いますけども、いかがでしょうか。
○議長(
青柳宗五郎君) 門脇市長。
◎市長(
門脇光浩君) 今回
の滞在型観光施設
の整備事業、これはJR東日本が主体となって進めている一大プロジェクトだと認識をしております。連携協定を締結したこの機会を逃すことなく、まず角館駅へ全列車を停車させることが、この滞在型観光施設整備事業が成功に向かう大きな要素となり得るというふうに認識をしております。これまでも議員が先ほども話したとおり、企画政策課
のほうで秋田県
のほうを通じてJR東日本に
ダイヤ改正の要請等を、要望等をしておるという現状がありますけれども、これも先ほどと同じようにインバウンド
のお客様が倍増したという事例と、同じようにこれまで
の対応で大きな変化があったと、状況
の変化があったというような捉え方をしておりまして、この機を逃すことなくアピールをするということが最適だと、私たちがしなければいけない取り組みだというふうに認識をしております。
○議長(
青柳宗五郎君) 3番。
◆3番(高橋輝彦君) ぜひ、本当これ長年
の本当に地元
の皆様、観光
のお客様もそうかと思いますけども、もう
秋田新幹線開通して間もなくもう、仙北市民、当時はまだ角館町だったかな、本当に待望していることですので、ぜひこの機会をですね、この機会にですね、ぜひ要望していただきたいと思います。 以前
の一般質問の答弁
の際ですね、上り
の始発
のこまち6号
の停車は検討
の余地があるということでしたけども、それもまだまだ、この段階ではまだ進展はないかと思いますので、またこの宿泊施設絡み
のこの観光協定
の中でですね、またお願いしていただきたいと。ぜひ実現させていただきたいと思います。 4点目です。4点目はですね、先ほど市長
のほうからもお話がありましたけども、令和3年、まだまだ先と思われるかもしれませんけども、令和3年
の4月から展開されます東北デスティネーションキャンペーンなどにおける仙北市へ
の誘客促進、これについてもですね早期に協議していくことについて伺います。 これは、東北デスティネーションキャンペーンっていう
のがですね、去年でしたっけか、秋田キャンペーン、JR東日本だけじゃなくてですね、全国
のJR、それから航空会社、それから今回は高速道路会社も連携して、まあ全国から東北にお客様を送り込むというキャンペーンでございますけども、ぜひこれについてもですね、これ一番効果ある
のが共通でつくる東北デスティネーションキャンペーン
のパンフ
の中に仙北市を盛り込んでもらうと。本当にいろんな、昨日も「帰れマンデー」で乳頭温泉郷やってましたけども、ああいったところもですね、仙北市
の見どころ載っけて、なかなかでかく載っけてもらう
のは東北6県
の共通パンフですから難しいかと思いますけども、これもですね、このJR東日本と
の協定を利用した中でもですね、ぜひ早めにこのパンフに仙北市を掲載してもらうという働きかけについてですね、観光部長、よろしくお願いします。多分実質、観光部長が協議していくと思いますので、お願いします。
○議長(
青柳宗五郎君) 細川
観光商工部長。
◎
観光商工部長(細川秀清君) もう既に、議員御存知
のとおり、東北デスティネーションキャンペーンについては事務局が設置されまして、実行
委員会等立ち上がっておりますので、そちら
のほうにぜひ要望していきたいと思いますので、どうかよろしくお願いします。
○議長(
青柳宗五郎君) 3番。
◆3番(高橋輝彦君) さすが観光部長おっしゃるとおりですね、これ実はもうあと、キャッチコピーとかロゴマークがもう決まってましてですね、既にやっぱり東北6県
の中
のやっぱり観光地は既に動き始めてるということですので、ぜひたくさん
のお客様が仙北市を訪れるように働きかけて、ぜひお願いいたします。 それでは、大きな項目
の2つ目に入ります。2つ目はですね、将来に持続可能な仙北市にするため
の取り組みについてであります。 仙北市
の行財政運営が次世代にとって過度な負担にならないようにして、将来にわたって持続可能な仙北市にすることが、私たち
の重要な責務であると考えます。決して破綻することなく、次世代に過度な負担ならないように引き継いでいくということが必要かと思います。私は一番
の課題である人口減少対策をはじめ、市債残高
の縮減、病院事業など
の公営企業等
の大改革、第三セクター
の大胆な見直し、公共施設
の統廃合など課題は山積みです。そこで、将来に持続可能な仙北市にするため
の取り組みや、これまで
の仙北市
の懸案事項
の進捗状況など、5つ
の点について質問します。 1点目です。今年度
の一般会計
の当初予算、今年度ですよ、過去最大規模
の211億1,600万円でスタートしました。ですが、定例会
の都度、補正予算が追加となり、本定例会では累計で224億円を超える提案となってます。市債残高も今年度末は20億円を超える増加が見込まれます。昨年度決算では経常収支比率が99.5%まで悪化しておりますので、令和2年度
の予算編成も非常に難航してると思います。全て
の事業をゼロベースで見直し、真に必要な事業以外は廃止するなどして、市長が目指している予算規模
の縮小化は来年度予算で見えてきている
のか。また、財政を圧迫するという遊休市有財産等
の処分による歳入は、来年度予算で見込める
のか伺いたかった
のですが、昨日
の小木田議員
の一般質問の答弁、それから今日
の阿部議員
の答弁でも、現状で
の歳入歳出
の不均衡額が50億円もあるということで、多分この予算規模
の縮小化や遊休市有財産等
の処分
の歳入などは、多分、来年度
の当初予算では見込めないと思われます。そこでですね、自主財源、歳出についてはかなり今、やめるものはやめるということで盛んに作業中だと思いますけども、この自主財源となる歳入、自主財源となるこの歳入を高める施策は何か考えていない
のか、伺います。
○議長(
青柳宗五郎君) 門脇市長。
◎市長(
門脇光浩君) 歳入で自主財源となるものは、何よりも重要なものは市税等
の税であります。先ほど午前中
の阿部議員
の御質問にもあったとおり、市税をしっかりといただく、これは仙北市が行政体として市民
の皆様にサービスを提供するという徹底した姿勢がなければ、市民
の皆様は御納得いただいて市税をお支払いいただくことはできない。ですので循環があるわけでありますけども、まず一番重要なことは、しっかりと皆様方に税を負担していただくというその作業であり、また、税に対する取り組み
の強化ということだと思います。 もう一方で、税といっても幾つか
の税がありまして、仙北市が独自にセットできる税という
のも、地方税という
のもありますけれども、まず今回そこに余り触れることなく答弁させていただくとすると、一般的にはふるさと納税というものも強化しておりまして、初日にお話したかと思いますけども、現在最も皆様に指示をいただく年度となっておりまして、4億2,000万円を超える金額になっているということも大変ありがたいお話であります。また、地方交付税、それから特別交付税、普通交付税に分かれますけれども、その特別交付税
の基準算定に用いる特殊財政事情、私どもは過疎地でありまして、過疎脱却
のため
の多く
の作業を日常的にしておりますけれども、それが特殊な財政事情によるものだというような主張はしっかりとしていかなければいけませんし、特に冬期間
のスポーツイベントなどは、ここ
の特質と言えるものでもありますので、そのような主張もしていかなければいけないですし、先ほどお話があった病院事業に対しても特殊財政事情に加えていただいて、これもしっかりと総務省にアピールしていくというような、そのような特別交付税、また普通交付税、地方交付税
の獲得に努力すると。ただ、地方交付税
の場合
のルール分がしっかりと定まっておりますので、こちら
のほう
の交付税
の伸び率という
のは期待できないだろうというふうな思いを持っております。あとは、事業を行う際
の様々な補助金等がありますけども、これは自主財源というか、ひもつき財源でありますので、一般財源化することが難しいだろうと思います。 というふうに考えていきますと、やはり一番最初にお話をした税に対して市民
の方々から御協力をいただく。その御協力をするというような思いになっていただく仙北市
の行政を提供していくということに尽きる
のかなというふうな思いがあります。ただ、議員が先ほどからお話しているように、遊休施設
の売却等については大変重要な視点であります。これも午前
の阿部議員
の御答弁でもお話しましたけれども、延べ床面積35%カットしていきたいというような目標設定をしておりますけれども、令和2年中に個別
の公共施設
の利用計画をつくらなければいけませんけども、この作業に今、大変難儀しているという現状があります。しかし、これがないと、計画がないと進みようがないという
のも事実でありまして、処分
のしようがないというようなことにもなりかねない。処分をするにしても、例えばスクラップをする
のであればそこ
のスクラップをしなければいけない費用もかかりますから、その費用とスクラップ代
の総体を見なければいけないという作業も遅れていくということでございます。自主財源
の獲得は様々な手法があります。そのような中でも、ぜひ皆様方からもお知恵をいただいて、まず95%を超える経常収支比率ですので、決して予断を許さない状況が続いておりますので、何よりもやっぱり自主財源
の獲得ということが一番
の有効な策ではないかと思います。 どうか産業振興で税を皆様方からいただきやすい環境をつくるということもあわせまして、ぜひ御議論を活発に行っていきたいと思っています。よろしくお願い申し上げたいと思います。
○議長(
青柳宗五郎君) 3番。
◆3番(高橋輝彦君) 市長、自主財源を高めるために、市税
の徴収にだいぶ期待してるようですけども、私が思うにですね、この市税
の徴収っていう
のはもう収納推進課
のすごい頑張りによりましてですね、これ以上は余り増えないところまで私は来てると思います。先ほど阿部議員も、ほか
の市
のちょっと徴収率
の話がありましたけども、実は、昨年度
の市税
の現年課税分につきましては、もう仙北市98.68%、98.68%まで来てます。あとは収入未済金
の2億4,000万円なんですけども、この収入未済金、何ていうんでしたっけか、これは、何て、滞納、繰越、滞納繰越分、これ
の徴収っていう
のはもう大変難しいものがあります。秋田県
の平均
のこの滞納繰越分
の収納率っていう
のは、もう17%弱、16.8%ぐらいしか徴収できてません。あとは、これ徴収できないと、3年、5年でもうあと不納欠損金になっていってしまう
のが大半です、8割方。ですから、この市税
の徴収にまた期待するっていう
のも、ちょっとまた今
の時代がちょっと変わってきてですね、ちょっとこれ厳しいところがある
のかなというふうに私は思ってます。ですからやっぱり市有財産
の処分っていう
のはもう、自主財源を増やせる本当に数少ない施策
の一つであると私は思いますので、ぜひですね市有財産
の処分、これも加速していっていただきたいなと、将来に持続可能な仙北市にするためには、そういったところ
の自主財源増やしていかないと、何ともやりくりできなくなる
のかなというふうに思ってます。 あと期待する
のは、ふるさと納税でありますけども、こちらもですね、ちょっと私は民間企業
の考えでいくと、2億円、2億円、2回補正予算で4億円増えまして、当初予算
の2億円から6億円
の見込みでありますけども、こちらもですね歳出を見ると、やっぱり6割以上ですか、6割以上
の経費が、民間で言いますと、この収入
のためには6割
の経費がかかってるということで、丸々この6億円が自由に使える、まあまあ自由にというか、丸々この増分じゃないっていうことは多分皆さんも分かってると思いますけどもですね、こういった経費がかかってるんだよということもですね、ちょっと意識しながら、意識しながらもっともっと増やしていけば、さらにまた使える金っていいますか、プラス分が使える
のかなというふうに思ってます。 あとですね、この場面につきましてはですね、多分またこのまま
の予算編成でいきますと、多分結構大きい除雪費というものが多分また当初予算から外れてしまう
のかなと思ってますけども、これ今9月
の、今年度、今年度は9月
の補正でやっと3億5,773万円になりました、補正で。ただ、雪、積雪が比較的少なかったと感じた昨年度でも、決算額が4億5,516万円ということでですね、このまんまでいきますと、もうあと1億円ほど除雪費必要になる
のかなというふうに感じてますけども、あんまり降らないでほしいと思うんですけども、市長が前におっしゃったように、雪が少ないとまた水不足ということもありますので、いいあんべに降ってもらって、あんまり除雪費もかさばらなければいいなというふうに思ってます。ただ、多分もうあと1億円ぐらいは多分補正必要かなというふうに勝手に思ってますけども。 2点目に入ります。将来に持続可能な仙北市にするため
の2点目です。 2点目と3点目、これどちらも人口減少対策ということでですね、2つまとめて質問させていただきます。 2点目です。仙北市における急激な人口減少を少しでも食い止めるためには、一人でも多く
の若者が仙北市に居住することだと思います。そのためには、若者に人気
の高い雇用
の場を提供することが有効です。民間
の企業さんも頑張っていただいてますけども、地元
の高校生や県内外、これ県外も含めた学生、大学生に人気
の高い仙北市職員
の新規採用枠についてですね、これ再任用枠、これ何人ぐらいいるか、ちょっとすいません把握してないんですけども、再任用枠を調整するなどして、少しでもこの新規雇用枠をですね増やしていくことはできないものかということについて伺います。
○議長(
青柳宗五郎君) 門脇市長。
◎市長(
門脇光浩君) 平成27年、平成28年頃まででありますけれども、大卒
の一般行政職に約30人ぐらい、また、高校卒業
の一般行政職に20人ぐらい
の受験もいただいていて、やっぱり仙北市人気が高い自治体でありまして、一次試験で約半分ぐらい、二次試験でそれぞれ5人前後を合格者としてこれまでも採用させてきています。しかし、最近、ここ一、二年ぐらいですけども、状況が随分変わってきてるというふうに感じておりまして、人気が落ちたとかという話ではなくて、受験者
の行き先がどんどん変わってきてる
のかなというようなそういう認識です。また、私たちがこれまで採用試験を実施しますというようなPR
の仕方に問題がある
のかもしれない。これはもう今まさに検討協議中でありますけども、今年実施した、今年度実施した令和2年度採用
のため
の職員採用試験では、大卒で12人、高卒で7人受験者だったわけであります。一次、二次試験
の成績等も考慮して、必要な人員
の確保が困難な状況と。御存知
のとおり、団塊
の世代
の職員
の皆様方がどんどん退職されていって、もう職場
の内部ではその方々が持っていた知識、技能とかっていう
のをしっかりと受け継ぐだけ
の人材が日常的な業務
の中で忙殺されていくというような、よくない循環もあったりで、何としても人員的には全く窮屈な状況になっておりまして、そういうこともあって有能な新人職員を採用したいという思いは、これは同様でありますけれども、なかなかそこ
の募集にヒットしないというような現状があって、大変今苦労してるという状況です。人数
の優先という考え方もあるかもしれませんけども、やっぱり地方公務員としてしっかりとした責任
のもとで仕事してもらいたいと思いますので、そこはやっぱり検討しなければいけない大きな問題になってるということであります。 国
の政策ということで取り上げられている就職氷河期世代
の支援も考慮していて、社会人枠
の採用試験についても検討して、優秀な人材確保に努めたいというふうにも思っておりまして、これは議会で以前から様々な特技とか技術を持った人、社会人
の方がたくさんいるから、そういう方々
の門戸を開きなさいという議論があって、そういうふうな形で以前から仙北市も取り組んでおりますけども、この例えば社会人選抜なんかは、全国から優秀な方々がどっと集まってくるんです。なので、先ほどお話した大卒、高卒
の職員
の採用試験
のあり方というものが、皆様方情報が欲しい方々にうまくフィットしていない
のか、学校、大学も高校も協力的でありますけれども、そこを少し今検討しているという状況です。 それと、再任用枠
の調整
の件でありますけども、年金
の支給引き上げに伴う法令等があって
の、それが始まって
の再任用制度ということでありますので、調整することがなかなか困難だという状況ではあります。
○議長(
青柳宗五郎君) 3番。
◆3番(高橋輝彦君) ちょっと確認させていただきたいんですけども、人事行政
の運営等
の状況
の公表っていう
のをちょっと拝見したんですけども、採用が平成30年4月1日から平成31年4月1日まで、退職54名、採用34名。この34という数字っていう
のは、これ再雇用
の方々も入った人数でしょうか。 あとそれからですね、先ほど
の受験者数、来年度採用
の受験者数って、これ大卒12名、それから高卒7名っていう
のは、これ合格者じゃなくて受験者数、ああそうですか。いや、意外と少ない
のかなと。これですね、もしかして受けても、これ多分1人か2人とか枠が少ないので無理かなというので受けない人もかなりいると思います。なぜかというと、今、県外
の大学生
の親たちがですね、何と仙北市役所さ採用されるんだったら、おらえ
の娘、息子もそうですけど、仙北市さ戻って来でって言ってらどもなって、枠少ねえもんななんていう話もちらちら聞こえますけども、これ例えば令和2年度
の採用、例えば大卒10人とか、高卒は多分これ学校
のほうでも制限、もう高校生はもう就職希望
の人はほとんど仙北市役所を受けたいんですよ。受けたいんですけども、学校でこれはもう、おめえだば無理だってもう調整して、おし、おめえだば仙北市役所、おめえ受げでみれっていうふうに、もう選抜されてこの方々が受けてるので、これ少ない
のは分かるんですけども、この大卒
の受験12人
の申し込みっていう
のはちょっと少ない
のかなと思ってますけども、どんなもんでしょうか。
○議長(
青柳宗五郎君) 門脇市長。
◎市長(
門脇光浩君) まず最初
の質問
の三十数名
の採用者、これは再任用も含めた方です。だから、ざくっと話をすると、30人は採用するけども、50人いなくなるから20人が不足するという、そういう状況です。もちろん私たちはそういう技術
の伝承だったり、知識
の伝承だったりを、各職場でしっかりと対応していただきたいという思いがあるし、人事当局には、人が足りなくて仕事が回らないという話も本当によく出てくる話なんです。ですので、それにこたえようということで採用試験やってるわけですけども、そこに枠
の何ていうか縮小というものはありません。私たちは、いつもは若干名という話はしてますけども、できれば退職された方々
のその後をしっかりと受け継ぐ、将来年度を受け継ぐことができるような職員
の方々
の数を確保したいと。でなければ、仙北市は先ほど話したとおり持続可能な団体になれないわけでありまして、ただ、人口減少とか様々地域
の諸課題に対応するということで人事
の判断はいろいろありますけれども、だけども、私たちが積極的に今その例えば受験者を絞り込むとかということは何もしてないわけです。にも関わらず、先ほど話したとおり、大卒
の子供たち今回12人、実はもっと応募者はあったんです。あったんですけれども、多分この辺がいろいろ、多分ほか
の試験等重複があったとか、いろんな状況、私たちがまだ認識できてない状況とかがあって、最終的にこの方々
の受験者数になったというふうに考えるということが適切だと思いますけども、それにしても受験者数が少ないと、当然やはり様々な人材を私たちは採用したいと思ってる、その何ていうか土台自体がちっちゃくなってることですから、これは仙北市にとってはマイナス要因だというような思いがあります。ですので、この後、職員採用試験
のあり方についてももちろん議論は今してますけども、たくさん
の方々、社会人選抜みたいに全国から優秀な人材が集まってくるというようなことまでできれば、何とか拡大していきたいと。そしてその中から、大変ぜいたくな話ですけども、仙北市にしっかりと根付いて仕事していく方々を育てていきたいというふうに思ってます。
○議長(
青柳宗五郎君) 3番。
◆3番(高橋輝彦君) 分かりました。ぜひですね、この仙北市
の採用ということもですね、ちょっと人口減少対策も考えた上で
のちょっとこう、まあ活用といったらちょっと語弊ありますけども、そういった部分、観点からもですね、いろいろ周知方もですねお願いしたいなというふうに思います。 3点目、さっき一緒にやるって言って忘れましたけども、3点目です。人口減少対策
の一環です、これも。 子育て世帯が住宅を新築・購入するとき
の補助や、新婚世帯
のアパート家賃を支援する制度があります。あります、現行あります。当初
の計画では今年度末で終了する予定でしたけども、1年延長、令和2年度末までこれ延長する予定と
のことですが、子育て世帯
の利用が多く、地元業者
の経済効果も高い、成果が見える事業であることから、来年度末までといわず、さらに継続していけないものか伺います。ちなみに、新築・購入、うち建てたり、一軒家買ったりした
のがですね、昨年度で28件、それから賃貸、新婚さん
のアパート
の助成がですね、これが新規で15件ということで、多分結構定住に貢献してる
のではないかと思いますので、いかがでしょうか。
○議長(
青柳宗五郎君) 門脇市長。
◎市長(
門脇光浩君) 45歳以下
の夫婦または子育て世帯
の移住・定住世帯に対する新築や新築住宅
の購入費
の一部を助成する制度
の次世代定住支援事業費補助金や、これが一つ、や、新婚世帯に月額2万円を上限とした賃貸住宅
の費用2分の1を36カ月間助成する定住対策新婚世帯家賃助成事業費補助金
のいずれも、平成27年度から今年度、令和元年度まで
の計画で、総合戦略に位置づけて具体的に動いているという現状であります。議員がお話
のとおり、新築や新築・購入に対する一部助成金は、市内事業者を利用した場合
の加算額があることから、地元業者を利用する世帯も多くて、経済効果もあって、成果が見える事業
の一つだというふうに考えています。 事業を1年間だけ延長する予定という話
の本意、理由という
のは、総合戦略
の大幅な見直しをする改定時期を今年度から来年度まで1年間延長したということがあるからであります。来年度中に総合戦略上
の位置づけ、それぞれ
の事業
の方向性を定めたいと思っております。今後も持続可能な支援事業として継続していくためには、ますます厳しさを増す財源
の確保、ゼロベースで見直す事業精査
の結果が重要だというふうに考えております。 なお、先ほど議員がお話をしていただいたように、次世代定住支援事業費補助金に係る業者契約額
の推移、交付額、内訳があるわけですけども、件数で申しますと、平成28年が16件、平成29年25件、平成30年が27件、令和元年が29件、定住対策新婚世帯家賃助成事業でいくと、平成27年が15件、以降29件、50件、56件、52件という利用活用をいただいていると。で、これで推移をした交付額に対する経済効果という
のは、大変大きなものがあるということも承知しています。
○議長(
青柳宗五郎君) 3番。
◆3番(高橋輝彦君) あれ、さらに延長するっていうことについては、あれでしたっけ。
○議長(
青柳宗五郎君) 門脇市長。
◎市長(
門脇光浩君) 計画的な話としては、今年度から来年度に向けて1年間延長をしますけれども、だけれども、あっ、1年だけ延長するっていう
のは、ですから総合戦略
の見直し期間は延長しますという話です。だけれども、それ以降
の事業
の継承等については、やはり全て
の事業をゼロベースで見直しするという作業をしておりますので、その効果を分析しなければいけないと。さっき
のお話
のとおり、効果はあるものというふうにはご覧いただければ分かるとは思いますけれども。
○議長(
青柳宗五郎君) 3番。
◆3番(高橋輝彦君) あれですね、予算編成において、市長は何を重点的に予算取りする
のかなという
のを本当は聞きたいんですけど、私はやっぱり人口減少対策、これが私は一番
の重点項目だと思ってますが、ぜひですね、この自然減食い止める
のは非常に困難ではありますけども、社会減を少しでもこう食い止めていく、少しでも、少しでも食い止めていくという施策をですね講じていくべきではないかと思います。 4点目です。4点目、仙北市
の長年
の懸案事項であります田沢湖黒沢工業団地へ
の企業誘致については、頻繁に
一般質問で取り上げられておりますが、本定例会
の市政報告では触れていないので、進展はないかと危惧しておりますが、9月
の定例会では、水耕栽培
の植物工場誘致について協議中であると
の非常に前向きな報告でしたので、最新
の状況を簡単にお願いいたします。私、次
の5点目もこれ必ず質問したいので、簡単にお願いいたします。
○議長(
青柳宗五郎君) 門脇市長。
◎市長(
門脇光浩君) 現在、来年3月を目途に現地法人を設立して、フランチャイズで
の野菜水耕栽培による植物工場を計画している民間企業が、来年度、国庫補助事業
の採択を受ける準備を進めているという現状です。事業規模
の概要でありますけれども、敷地面積約1万平方メートル、建築面積約4,200平方メートル、延べ床面積約4,700平方メートル
の鉄骨造り2階建て構造で、事業費は約25億円
の計画であります。生産規模は年間約680トン、リーフレタス換算でいくと約520万株であります、を想定しております。生産品目は、リーフレタス、グリーンリーフをはじめ、積極的に新種開発等にも取り組む計画であります。工場建設には国庫補助金
の強い農業担い手づくり総合支援交付金
の採択が条件となることから、秋田県庁
の担当本課並びに仙北地域振興局と情報
の共有をしながら協議を進めております。市役所内でも部課を横断したプロジェクト体制を敷いて対応しております。また、令和2年度
の当初予算へ関連予算として盛り込むべきインフラ整備も含めて、工場建設を支援する補助金
のかさ上げも検討している現状ということであります。
○議長(
青柳宗五郎君) 3番。
◆3番(高橋輝彦君) 具体的に進んでいることで、非常に安心いたしました。多分この件に関しては、多分協議会等で詳しい説明があるかと思いますので、次
の質問に入らせていただきます。 5点目です。将来に持続可能な仙北市にするためには、公共施設
の統廃合も待ったなし
のミッションであります。特に、仙北市庁舎
の分庁舎方式は、将来にわたって財政負担が大きいことや、業務効率
の悪さがもう顕著です。これ誰が見ても明らかです。市長が常々口にしている、ゼロベースで仙北市庁舎
のことを考えるなら、私は、現在建設中
の新角館庁舎を、そんなに遠くない時期に統合庁舎にするべきだと考えますが、市長は、このことに関してどのようなお考えをお持ちな
のかを伺います。
○議長(
青柳宗五郎君) 門脇市長。
◎市長(
門脇光浩君) 議員が先ほどから遊休市有財産
の利活用が大変重要だという御指摘で、全くそのとおりでありまして、例えばでありますけれども、今年度完成予定
の総合給食センター
の建設に伴って、例えば田沢湖給食センター、西木給食センター、角館給食センターを廃止して、田沢湖、西木
の給食センター売却、角館給食センターは解体して土地
の売却を予定するというような様々な転用が既に、公共施設
の利活用
の中で検討しなければいけない事案ということで動いているということも、どうか御認識をいただきたいと思いますけれども、その中枢という話だと思いますが、庁舎
の話であります。市民
の皆さんであったり、議会
の皆さんであったり、統合庁舎
の議論をずっとしてきたその数年間、もっとはっきり言うと合併してから
の15年間という考え方もあるかもしれません。この数年間と比べても、少子高齢化による社会構造
の変化がものすごく大きくて、そのスピードもどんどん加速しているようなそんな気がしています。その変化に適切に対応して、市民
の生活を守ること、また、この仙北市を持続的に発展させていくというそういう思いを第一に考えていけば、高橋議員
の御提案は、という
のは、要するに今、庁舎を整備している、新角館庁舎ですけども、その統合庁舎としてはどうかという御提案ですけども、これは可能性
の一つとなり得ると私も考えております。 幾つか
の理由があると思います。まず、今話したとおり、大きな変質がもう始まっていて、それにしっかり対応しなければいけないということ。それから、150億円と言われてますけれども、合併特例債
の活用に対しては、もうこれ以上、今もう残額は60億円ぐらい、100億円弱切ったぐらい
の今活用だと思いますけども、この後、様々な議論をして、そして庁舎建設財源、ほかになかなか見つけることができないんじゃないかなという心配があったり、様々なこと考えていくと、今、高橋議員
の御提案という
のは可能性
の一つになり得るというふうな思いがあるということであります。
○議長(
青柳宗五郎君) 3番。
◆3番(高橋輝彦君) 若干前向きな答弁で、ちょっと、ほっとした部分もありますけども、今
の建設
の角館庁舎を統合庁舎にするということについても、これもお金もかかる話でありますけども、ぜひですね、まあ早めにそういう認識をもってですね、皆さんがですね、もうそういう方向に行くんだという思いをですね、もったほうが私はいいんじゃないかと。これから何をやるにしてもですね、いいんじゃないかと。とりあえずは、まず西木庁舎、それから田沢湖庁舎、ちょっとお金をかけ過ぎてる部分もあるかなと思いますけども、田沢湖庁舎
の耐震補強、それから西木庁舎
の改修ということで、これやらざるを得ない工事だと思いますけどもですね、ゆくゆくは私は庁舎は一つ、一つでいくべきだし、場所的には今
のところしかないということをですねちょっと強く申し上げて、令和元年最後
の一般質問終わります。
○議長(
青柳宗五郎君) 以上で3番、高橋輝彦君
の一般質問を終わります。 14時20分まで暫時休憩します。 (午後2時09分)
---------------------------------------
○議長(
青柳宗五郎君) 休憩前に引き続き会議を開きます。 (午後2時20分)
---------------------------------------
△真崎寿浩君
○議長(
青柳宗五郎君) 通告により発言を許します。14番、真崎寿浩君。
◆14番(真崎寿浩君) 蒼生会
の真崎寿浩です。
一般質問最後を務めさせていただきます。 通告によって質問させていただきます。 仙北市
の観光とは、リピーターを増やす手法は、とタイトルを掲げてはおります。 令和元年、今年はいろんな場面で、市内
の観光スポットに対する御意見や御要望を聞く機会、いただいた機会がたくさんありました。それもほとんど
の言葉が直球で忖度もなく、厳しい辛口
のものばかりでありました。知人
の中で、仙北市においでをくださいと声をかけた方からも、お言葉をちょうだいいたしております。また、団体でたまたま、団体旅行で仙北市を訪れた知り合いからも、辛口
の言葉をいただいております。それぞれ立場
の違う方々、居住地は県内であったり県外であったり、県内においては県北であったり中央部であったり、また、近所
の方からもいろいろ言われたこともあります。職種も様々で、いろいろな立場で
の辛口
の言葉で、多数
の御意見、御要望いただきました。集約すると、宝
の持ち腐れというふうに私は解釈をいたしました。これだけ良いものあって、全然生かしきれてないんではない
のかというふうな内容と受け止めております。辛口
の言葉
の裏には、市内
のそれぞれ
の観光スポット
のことを思い、改善並びに改良等期待をしていると
のあらわれと私は受け止めております。どうでもいいことには、みんな話しません。そういうふうな中で、仙北市に足を運んでくれたそれぞれ
の方々、私に意見、要望等言ってくれた方々、それぞれ
の方々は、来た理由も違う、また、何を求めて来る
のかもそれぞれ違う。そんな中において、全て
の求め、100%
の対応は、観光行政
の中では無理とは思いますが、100%に近づけるため
の努力は必要なことであると考えております。DMO候補法人田沢湖・角館観光協会、頑張っております。また、観光産業に携わっている皆さんも頑張っておりますが、さらなる努力は必要だと思っております。 行政が担う観光に対して
の役割
のことを考えたときに、情報
の発信、魅力や価値
の発信についてはもちろんですが、この発信については、市長が先頭を切って発信をしている現状
の中でありますので、十分過ぎるくらいというふうには認識はしておりますけれども、その発信した内容について責任を負うということは、大変重要なことと考えております。責任を負うということ、このことは受け入れ体制
のさらなる充実ということと私は考えております。魅力を発信して責任を負うことが観光行政
の役割と認識し、そのことを踏まえ、今回その言われたありのまま
の声というものをもとに質問項目を出させていただいているところであります。多少ちょっと失礼なこと言うかもしれませんけれども、生
の声に対応する観光地ということで
のことと免じてお許しをいただきながら質問をさせていただきたいと思います。 住民にとって観光
のあり方とは、ということで、観光に対する意識改革をということでありますけれども、観光産業を生業としていない、つながり
の薄い住民
の観光に対する意識改革について、毎回
のようにこのことについてはお話をしております。住民がこの地域、自分
の住んでる地域、いいどこだから、おめだもおらほさ来いでゃって言えるくらい
の地域でないと、観光で訪れる方々は満足はしてくれないと私は思っております。住民が地域に対して不平不満ばっかり漏らしているようなところに来てくださいとは言えないという
のが、私
のベースにあることであります。行政が行うべき住民サービス、社会資本
の整備、全て含みながら、そのことがこの仙北市全て平等になっている
のか、格差があってはいけないものと感じております。この地に住む喜びやうれしさを実感できない状況では、うわべだけ
のおもてなししかできないものと考えております。 住民
の観光に対する意識改革
の必要性について、このことについては毎回
のようにお聞きしておりますが、必要性について
の御所見を最初に伺いたいと思います。 関連していくことでもありますので、2番目
の農業と
の結びつきということで
の2番まで一緒にやらせていただきますけれども、住民
の対応で、そこ
の地域
の評価は良くも悪くも言われてしまうという部分も踏まえながら、これも前もお話しました。田んぼで農作業をしている人に道を尋ねたら、つっけんどん
の答えが返ってきて嫌な思いをしたという話。この話は、3年前にもお話をしているはずです。ただ、そのとき市長からは、農業と
の結びつきによって、携わることによって、おもてなし
の心は醸成されるような趣旨
の答弁をいただいていたと思います。あれから3年くらいたっておりますけれども、そのときにもお聞きをしております観光と農業
の結びつきについてでありますけれども、自己努力により結びつけながら、例えば直売所開設しながら自分で頑張っているという農家もあったりする中で、本当に観光産業
の中にどれだけ溶け込んでいる
のかと。地場産業が観光な
のか農業である
のかみたいな話になる前
の段階でありますけれども、たまたま今朝
の新聞、「秋田県産枝豆日本一
の出荷量」という
のが一面に載っておりましたけれども、そうすれば極端な話、秋田県内
の旅館、また宿泊施設等、食事を提供する中において、枝豆は必ず国産
のもの、あっ、国産じゃないや、県内産を使うとか、この仙北市においても、枝豆につきましてはたくさん
の農家
の方、取り組んでいる部分あると思います。今、枝豆
の例を挙げましたけれども、全て
の食材に関しては無理な話かもしれません。部分的には、この分野だけは100%地元産だよっていうようなことをアピールしながら、誘客対策につなげていける可能性、どうでしょうか。考え方をお伺いいたします。また、地場産業
の現在
の提供
の状況、年々増えているという答弁かとは思いますが、現状はどうな
のかという部分も併せてお伺いいたします。 差し当たってここまでで答弁をお願いいたします。
○議長(
青柳宗五郎君) 門脇市長。
◎市長(
門脇光浩君) 真崎寿浩議員
の一般質問にお答えいたします。 1点目であります。住民にとって
の観光
のあり方、観光に対する意識改革
の状況、進めぐあいに対して、まあ意見を求められた、答弁を求められたという状況ですけども、大変難しい御質問だと受け止めました。 平成31年
の3月に、観光協会だったり、商工会だったり、各種団体が手を携えて、DMO、日本版
のDMO候補法人を立ち上げていただきましたけれども、その後、DMOは高校生なども含めた若い方々
のワーキンググループ
の開催していただいて、地域
の意見、課題等
の抽出などを行って、それらを4つ
の専門部会を通じて取り組むべき事業等を絞り込んで、実施に向かう財源
の確保対策などを検討しながら、多様な関係者も市
の観光施策に参画できるスキームづくりを進めてるという状況であります。今は候補法人でありますけれども、今年度中
の本法人
の申請、そしてまた、申請終わった後
の法人
の登録は年度を越すかもしれませんけども、そういう状況で、いよいよ本格的にDMO
の活動が進んでるという現状にあります。 DMO候補法人は、その市民
の方々、たくさん
の多く
の市民
の方々から
の御参画があって初めて機能するというふうに思っています。市民参加型
の観光
まちづくりの土台だというふうに考えています。この後、このDMOを中心として、市民を挙げて観光客を迎える意識醸成
の変革を進めなければいけないというふうに思っております。デスティネーション・マネージメント・オーガニゼーションがDMOでありますけれども、その主体となっているという御自身
のお気持ちがある方と、お話いただいたとおり、観光というものに対して自分
の生活とクロスオーバーしない時間をお過ごし
の方々と、意識
の違いは当然あります。だけれども、仙北市が観光産業でどれだけ多く
の方々をお迎えし、そのことで経済が成り立っているという側面を、もしかすると側面というよりは正面かもしれません、をしっかりと御自覚いただけるというその場面が、体験があれば、御自身も必ずその主体者だというような思いに至っていただけるかと思います。そういうような場
の設定を、この後どんどん作っていくということであります。 市民
の方々
の意識
の変革という
のは、行政がどこまでできるかという
のは大変難しい課題だと思っております。したがって、先ほど一番最初冒頭に大変難しい御質問をいただいたという
のは、そのような思いであります。そもそも仙北市商工観光部、観光商工部
の観光課
の取り組みという
のは、先ほど議員がお話をしたような観光行政をいかにプロデュースするかという確かな公務として
の所掌はありますけども、御存知
のとおり、多忙な多彩な行事に対するサポートがほぼ毎日
の状況でありまして、観光政策を練り込んで、その観光政策を練り込んだものを具現化していくというプロセスにどれだけ時間を避けるかという
のが非常に実は少ない。これがそもそも大きな問題、仙北市が先ほどお話をいただいた辛口
の宝
の持ち腐れだと、それから、生かしきれていないというお話
の、何ていうか、システム的な問題がそこにもある
のかなというふうな思いを、先ほど議員
の質問で感じました。この後、組織再編等で観光商工部、もちろんそのものだけではなくて、観光課だけでもなくて、様々なセクションがありますので、そのセクションが総力を挙げて観光政策
の立案及び実現に向けたプロセスに向かっていくというシステマティックな動きが、まさに今しなければいけないというような思いであります。組織再編
の重要な視点だというふうに思います。 それから、農業と
の結びつきはどうな
のか、さらなる地場産品
の提供という話でありますけれども、お土産など
の商品開発については、今話をしているDMO
の候補法人
の中で、特に商工会が中心を担っている開発流通部会という
のがあります。この開発交通部会で検討が相当進んでおります。しかし、現時点では、以前に農林部内に組織をさせていただいた総合産業研究所
のような、農業分野で
の具体的な商品開発
の組織体であったり、それが日常的な活動であったりというわけにはいかない現状があります。同じDMO候補法人
の中
のマーケティング部会と
の連携協議で、プロダクトアウト、要するに地元がつくりたいという商品開発からマーケットイン、要するに市場が欲しているというような商品開発へと大きく転換することが必要ではないかという議論が沸き起こっております。これは全く正常な議論だと思います。前回
の会議に出席したときに、味噌たんぽであったり、御狩場焼など
の可能性が議論
の的となっていました。このような取り組み
の中で、市場から求められるお土産づくりだったり、それに必要な原材料となる農産物
の生産体制が整っていくと、この展開がまさに農業者が観光事業者
の主体者だという御自覚をいただける大きなチャンスになる
のかというような思いがあります。したがって、お土産品
の開発自体は、経済活動ではありますけれども、お土産品
の開発等を通して、農業者が原料を調達するために栽培をしてそれを収穫していくという作業
の中で、自分も観光事業を行っているというような御自覚をいただけるような、そういう作業
のあり方というものもまさに今議論になってるという状況であります。 大変厳しい御指摘をいただきましたけれども、そのような思いで皆さん頑張っております。仙北市
の観光事業は、まさにこれからが一歩も二歩も前に進む時期を迎える
のかなというような思いであります。どうか皆様方からも、議員
の方々からも、市民
の方々からも、応援をいただくというか、主体者として関わっていただきたいという思いであります。 この場面からは以上であります。
○議長(
青柳宗五郎君) 14番。
◆14番(真崎寿浩君) 丁寧な答弁ありがとうございます。今、まあ冒頭、私申し上げたいろんな声をお聞きした中で、私、この項目ということで観光が5つ項目挙げた中で
のこと
の生
の声、ひとつ御披露させていただきます。本当失礼なこと、それがそうだっていうわけではありません。湖畔
の味噌たんぽ、なしてこんたにうめぐねえっていうのが、まず本当正直なその人
の話です。何でって、まあ聞いたんだども、なかなか、んだってうめぐねえって、まあ口さ合わねがったっていう意味なんだべども、やっぱりそこまで面と向かって言われて、湖畔のでねぐ、おめほ
のほうでもえがった、湖畔
のまで言われてしまったもんだから、いやあ、何かそういう
のってな、なんて思いながら、ちょっとこの質問書いてらことでありました。 実際問題、そうすれば、やっぱり何を求めてこの地に来た、その人な
のか。食べ物、食事に一番重点を置いてきたことな
のか、また、風景、また、私みたいに写真好きな人はまたそれを求めたりとかって、いろんなもの、いろんな千差万別
の求めるもの
の中で
のまず一つ
の事例として、まず今回たくさん辛口
の言葉
の中
の一つでありましたけれども、やっぱりそういうことを聞いたときに、せば、その味噌たんぽ
のきりたんぽは地元
の米だとかって、逆においしくねくてもって、おいしくねえば本当はまずいことなんですけれども、よくないことなんですけれども、やっぱりここでしか味わえないからここ
の産地で、ここ
の土地でとれたものをどんどんどんどん提供して、その中で評価を受ける
のであればいいんですけれども、営利的、まあ経営ですから、どっから仕入れたとかっていう
のは私分かりませんけれども、そういう中において
のやっぱりある程度
の、何ていう
のかな、地場産
のものを使ってるから許される部分っていう
のも生まれてくる
のかなというふうに思っております。例えば、議員
の中でも農業
のプロ
の方いっぱいいます。私もまず農家
のはしくれとして米を作ってます。味は全然落ちます、私
の米は。でも、やっぱり地元
のお米を使った御飯みたいな
の食べたときに、私
の米、いや、んだ、あのときちょっと失敗したなとかって、まず逆に言い訳ができたりする場面も出てくる
のかなみたいなこともあるんですけども、ただ、やっぱりそこがこう関わっていけるきっかけになれればっていうようなことが思いました。昔、私
の米も、縁故米ということでちょっと、大昔
の話です。ホテルでちょっと使っていただいたことがありましたけれども、やっぱりそういう
のを考えたときに、やっぱりどこまでこう携わっていける
のかなみたいな
のが、まあそこには責任は発生することでありますけれども、そういう中において、やっぱり農業と結びつきはもっともっと強めていかなければならないことだなというふうに今感じております。ちょっと何か別
の話が長くなってしまいました。 地元産
の提供については、年々増えているという解釈でよろしい
のでしょうか。そこ1点だけ。
○議長(
青柳宗五郎君) 門脇市長。
◎市長(
門脇光浩君) 例えばという事例で恐縮ですけども、数年前に行った種苗交換会
の際に、全て
のホテル、また旅館等
の皆様に対して、何とか地場産品を活用していただきたいという流れが一つ大きなピークがありました。それ以降、実はそのときは農協さんでもいろいろ頑張っていただいて、安い材料を仕入れたものと、地場産
のものを使ったとき
の単価差に対して、いろいろ御努力をいただいたということがありました。その後、このような対応をしていくためには、市としてその補填が必要だという話も実はあったんでありますけども、それをずっと続けるということがなかなか困難な状況でありましたので、それをお受けすることができなかったと。しかし、種苗交換会で
のそのきっかけが大きなその後
の地元産品を活用していくという引き金になったことは事実でありまして、その後は一定
の規模でそれが推移しているという話を聞いております。したがって、その種苗交換会
の前と比べると、随分厚く地元
のものは使われているような認識を持っていましたし、また、実際に使われてるというふうに受け止めております。
○議長(
青柳宗五郎君) 14番。
◆14番(真崎寿浩君) ありがとうございます。やっぱり気持ちが先に行っちゃえばちょっとまずいんですけども、携わってるって、どっか隅っこ
のほうでもかじってる農家
の一人だなんて思う気持ちがあれば、やっぱりおもてなし
の気持ちも生まれてくる
のかなと思いますので、引き続きよろしくお願いしたいと思います。 3番目に移ります。市長、もちろんご覧になってますよね、議会だより。はい。表紙は、私、後輩
の写真部
の、私、撮らせていただいたものであります。自画自賛するわけではありません。ただ、今回、私、この写真は誰にもけちつけられたくないなというくらい、いやあニュース性もちょうどよくて、このすみっこに金属
の、金属性ですよ、これ確か海外
の人が考えてやったスーツケース。いや、この足も本当こう歩いてる姿、すいません、自画自賛です。こういう中で、私も写真をかじった人間
の中です。それと同時に、私は無類
の鉄道好きでもある
のは市長も御存知
のとおりであることであります。大
の鉄道ファンであります。 3点目
の観光拠点へ
のアクセス体制について、各駅から
のアクセス
のさらなる充実をということで項目を挙げております。 私自身、学生
の頃、いや、決して放浪癖があったわけではありません。前置きしておきます。時間
の制約がないときには、電車に乗って、列車に乗って出かけておりました。その思い、最近思いは、実際外国
の方が普通列車に乗ってる姿を見ることもあるということを踏まえて
の話です。ローカル列車
の乗り継ぎ
の旅されてる海外
の方という
のが増えている現状と私は認識しております。後半
の方でまたお話しますけれども、一人二人
の外国
の方がレンタカーでこの地を訪れてくださってるという
のが、後半
の方でお話しますけども、抱返り
の駐車場にいたときに、やっぱり宮城ナンバー、岩手ナンバー
の半数以上が海外
の方みたいに捉えておりましたので、それはまず置いといても、この鉄道好きだからこういう
のを思う
のかなっていう部分もありますけれども、各駅から
のアクセスっていう意味合いは、普通列車が止まる駅という意味合いで、ちょっと項目書き方悪くて申しわけございませんでしたが、春にはミズバショウ
の咲く刺巻
の湿地帯に、刺巻
の駅からアクセス
のバスなんかがあってもいいんじゃないかなと。また、秋には神代駅から抱返り、実際、田んぼ道歩いて駅から行く姿も毎年
のようにお見かけしている場所でもあります。そういう部分で
の、1日にそんなに普通列車は多くありません。その時間帯だけでも乗り降り
の部分でアクセスなるバス等あればいい
のではないかなという思いがあって、ここ
の観光拠点へ
のアクセス体制についてということで項目を挙げさせていただきました。 またこれも関連がありまして、4番
の田沢湖畔
の整備についてであります。 これもちょっと辛口
の言葉
の中で、そのままお話をさせていただきます。湖畔まで、田沢湖
の駅から湖畔までタクシーで3,000円くらいと、その人は言ってました。行き先は湖畔
のある場所です。私が聞いた話は、3,000円もかけてタクシーさ乗ってきて何もねえねがっていう
のが、まずこれがその言葉
のそのとおりなんです。やっぱり前段
のほうでもお話しました。求めてくるものは千差万別であって、その場所に来たときに、その求めてるものなければ、やっぱりこれだけPRしながら観光で訪れてくださる人数が増えている観光地
の中であれば、やっぱり求める度合いも大きいと思うんです。せば、その中で、求めるものが大きければ大きいほど、落胆っていうか、がっかりしちゃう部分も大きくなってしまう
のかなというふうに思います。 併せて、せば今度、いや、そっちさ行ってみるがと思ったどもっていう
のがクニマス未来館です。足何とせばいいんだべみたいな。いや、実際は周遊バスもあるんです。だども、その人は、結局何で湖畔までタクシーで行った
のかっていう
のもちょっとクエスチョンマークつくんですけども、湖畔までは十分過ぎるくらい路線バスで対応できますので、ただ、その3,000円もかけて湖畔さ行ったったってなっていう、何かやっぱり何とかしてもらいたいなっていう気持ちだった
のかなっていうふうに思ったので、また項目として挙げさせてもらった部分であります。その湖畔で
の、湖畔
のバス停前
の付近で
の交通手段、何とかならないもんな
のかなっていう
のが、ハートハーブから
の間、クニマス未来館まで
の間で、気軽に移動できるような手段があれば、クニマス未来館ももっと利用、見学する方も増える
のかなみたいな
のがちょっと感じましたので、その辺
のことで田沢湖畔
の整備ということで項目を挙げさせていただきました。 そういう中においては、冬行ったっていいべかというちょっとその言葉もありましたので、その通年観光
の中で、そうすればどうな
のよって、ホームページ見れば分かることなんですけども、通年観光ができる体制づくりっていう
のはきちっとできてるもんな
のかなっていうふうなこと、またもう一点は、県道周遊道路、県道から
の見透しについて、やっぱりこれも感じ方がいろいろ千差万別
の中で、何だって林おが茂げりすぎてななんていう声も実際ありましたので、周辺道路から
の景観
の整備をという項目を挙げさせていただいております。 やっぱり求めるものがずれ、これがやっぱり求めるものが強ければ強いほどマイナス
の部分も大きくなってしまう
のかなということがあります。そういう中において、もう一点がクニマス未来館、閑散とした館内だったそうです。これまた別
の、その3,000円
のタクシー
の人とは別
の人
の話ですけれども、閑散とした館内。懇切丁寧な説明を受けたことは本当にいがったなっていうふうにおっしゃっておりました。ただ、やっぱり閑散としている中で、逆に寂しさを感じてしまったっていう
のがあって、その人に言わせると、いやあ、ちょっと音楽でも流れてればいいんでねえ
のがななんていうことをちょっと言われましたので、そのことを踏まえながら、クニマス未来館に賑わいをというような項目を挙げさせていただきました。これもその求めてくるものの違いによっては評価変わるものでありますので、一概には言えない部分いっぱいあると思いますけれども、御答弁をいただきたいと思います。
○議長(
青柳宗五郎君) 門脇市長。