仙北市議会 > 2019-09-12 >
09月12日-03号

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  1. 仙北市議会 2019-09-12
    09月12日-03号


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    令和 1年  9月 定例会          令和元年第5回仙北市議会定例会会議録議事日程(第3号)                  令和元年9月12日(木曜日)午前10時開議第1 一般質問第2 事件の訂正について(議案第80号仙北市一般会計補正予算(第2号)事項別明細書説明欄の一部訂正)---------------------------------------出席議員(17名)      1番 門脇晃幸君       2番 武藤義彦君      3番 高橋輝彦君       4番 小木田 隆君      5番 高橋 豪君       6番 熊谷一夫君      7番 平岡裕子君       8番 田口寿宜君     10番 黒沢龍己君      11番 荒木田俊一君     12番 小林幸悦君      13番 伊藤邦彦君     14番 真崎寿浩君      15番 八柳良太郎君     16番 高久昭二君      17番 稲田 修君     18番 青柳宗五郎---------------------------------------欠席議員(1名)      9番 阿部則比古---------------------------------------地方自治法第121条の規定により説明のため出席した者の職氏名  市長        門脇光浩君     副市長       倉橋典夫君  教育長       熊谷 徹君     病院事業管理者   進藤英樹君                      地方創生・  総務部長      阿部慶太君               小田野直光君                      総合戦略統括監  市民福祉部長兼            浅利和磨君     観光商工部長    細川秀清君  福祉事務所長  農林部長      八柳 司君     建設部長      草なぎ雅人君  会計管理者     長松谷 光君    教育部長      戸澤 浩君  医療局長兼               総務部次長兼            菅原貞男君               大山肇浩君  医療連携政策監             企画政策課長  危機管理監     高橋宏和君     田沢湖地域センター所長                                石川一幸君  角館地域センター所長          西木地域センター所長            茂木博巳君               山田且也君  総務部総務課長   朝水勝巳君     総務部財政課長   草なぎ郁太郎---------------------------------------事務局職員出席者  議会事務局長    三浦清人君     議会事務局次長   高階栄子君  書記        堀川貴吉君     書記        高橋繁幸君--------------------------------------- △開議の宣告 ○議長(青柳宗五郎君) ただいまの出席議員は17名で会議の定足数に達していますので、これから本日の会議を開きます。 欠席の届け出は、9番、阿部則比古君です。 本定例会において出席を求めた者のうち、戸澤代表監査委員は本日欠席であります。 広報及び報道関係者の撮影を許可します。 議会運営委員長の報告を求めます。11番、荒木田俊一君。 ◆11番(荒木田俊一君) おはようございます。 昨日の会議で議長から要請を受け、タブレットに掲載しているとおり、9月9日付で市長から申し出のあった事件の訂正についての取り扱いを協議するため、昨日、第4・5会議室において議会運営委員会を開催しましたので、その結果を御報告いたします。 出席者は、議会運営委員7名全員と、会派蒼生会及び市民クラブの各代表並びに青柳議長、黒沢副議長、オブザーバーとして熊谷議員、平岡議員が出席しております。 当局からの参与は、門脇市長、倉橋副市長、阿部総務部長大山総務部次長朝水総務課長草なぎ財政課長であります。 書記には堀川係長を任命し、職務のため三浦事務局長高階事務局次長が出席しました。 事件の内容は、議案第80号の令和元年度仙北市一般会計補正予算(第2号)の付属資料である事項別明細書の説明欄の一部を誤記したものであり、財源を含めた補正額自体には誤りがないとのことであります。 訂正の箇所及び内容は、17ページの事項別明細書、歳出7款1項2目商工業振興費説明欄中小企業活性化支援事業費補助金「150万円」とあるのは「300万円」の誤りであるため、この訂正につき議会の承認をお願いしたいということです。 この訂正の承認にあたっては、会議規則第20条の規定により、本会議においての日程事項であるため、議会運営委員会では慎重に協議した結果、本日の議事日程第3号に日程第2として事件の訂正についてを組み込むことに決定しました。 なお、協議の過程で議長から、議案等の作成及びその受理にあたっては、緊張感を持って確認を怠らないよう、当局並びに議会事務局に対し厳しい注意がありましたことを申し添えます。 以上、議事運営については特段の御協力をお願いを申し上げ、議会運営委員会の報告といたします。 ○議長(青柳宗五郎君) ただいま議会運営委員長報告のとおり、9月9日に市長から提出された事件の訂正についてを本日の議事日程に組み入れております。 本日の議事日程は、タブレットに掲載のとおりです。 16番。 ◆16番(高久昭二君) 会派にも所属しておりませんし、また議会運営委員でもございませんので、傍聴もしませんでしたけども、今回タブレットになりましてですね、当局にとっても、また議会事務局にとっても非常にコストダウンといいますか、非常に仕事が軽減されたんではないかなというふうに素人考えで判断するんですけども、いかがなもんでしょうか。その結果、チェックをどのようにして働かせて、このタブレットに入力するときは、これ会社に委託してるもんでしょうか。総務課とか財政課とかそういうところでやっておるのか。その辺、私、職員の仕事の中身について分かりませんので、簡略で結構ですのでお知らせ願いたいと思います。 以上、よろしくお願いします。 ○議長(青柳宗五郎君) 議事日程の追加の時点で御質問があればしてください。                              (午前9時59分)--------------------------------------- △一般質問 ○議長(青柳宗五郎君) 日程第1、一般質問を行います。---------------------------------------伊藤邦彦君 ○議長(青柳宗五郎君) 通告により発言を許します。13番、伊藤邦彦君。 ◆13番(伊藤邦彦君) おはようございます。昨日の一般質問に続いて、2日目のトップバッターとして質問をさせていただきます。 それでは最初に、仙北市職員の働き方改革についてお伺いをしたいと思います。 政府では、重労働などから来る相次ぐ自殺や過労死、パワハラによる問題などを重く捉え、働き方改革、いわゆる同一労働、同一賃金、また、時間外勤務などの改善に努めている。浅学なため間違いがあるかもしれませんけれども、既に労働基準法によって時間外勤務は1人月100時間以内と定め、大企業は既にこの4月から、中小企業も来年4月から施行されると聞いております。他方、公務に携わる者は、組合と当局との話し合いの上、条例で定め、施行されていると認識をいたしております。これを受けて、次の事項についてお伺いをいたしたいと思います。 時期により、期間により、あるいは部課により、それぞれの労働の基準が、量が違うと思いますので難しい面もあろうかと思いますが、最も残業の多い職員、部課、部署、部署はどこなのか、あるいは一生懸命頑張っている労働時間外の時間が多い職員、何名ぐらい、上から二、三人教えていただければ大変ありがたいと思います。また、これらについて、サービス残業、いわゆる一般企業ではよくあることなんですが、そうしたサービス残業というものはあり得ないのか、存在しないのか。併せてお知らせください。 ○議長(青柳宗五郎君) 答弁を求めます。門脇市長。 ◎市長(門脇光浩君) おはようございます。 伊藤邦彦議員の一般質問にお答えをいたします。 1点目の働き方改革についての1点目であります。時間外勤務等についての答弁とさせていただきたいと思います。 今年度から、時間外勤務の上限を定めて、原則として時間外勤務の上限は45時間、例外の時間外勤務の上限は100時間と規定をしております。例外と申しますのは、人事だったり予算だったりに関する業務、また、議会に関する業務、また、選挙に関する業務、それから大規模な行事・イベント等に関する業務を言っております。時間外勤務をすることが必要な場合は、課長等からの命令を受けて時間外勤務をすることとしておりまして、時間外勤務管理の徹底を図っています。やむを得ず原則の上限45時間を超えてしまった場合は、その要因を分析して、原則上限内となるような対策を考え、働き方改革へつなげるために、命令を出した課長等は時間外業務の概要、上限を超える時間外の命令を避けることができなかった理由等を記載していただきまして、時間外勤務等に係る整理・分析等についての報告書、これを総務部長へ提出することを義務付けました。併せて出退勤の管理も行うことで、サービス残業のチェックをしています。さらに、時間外削減の取り組みとして、毎週月曜日をノー残業デイとして職員へ協力を呼びかけております。このような取り組みを実施しても、部または課によって時間外勤務を減らすことができない現状もままあります。特に財政課、また税務課、この2課は時間外勤務が多くなっている現状があります。また、各種行事・イベント等を担当する、例えば観光課、例えば教育委員会スポーツ振興課などは、時期によって時間外勤務が多くなる傾向が顕在化しております。 職員1人当たりの時間外勤務について、今年度4月から7月まで4カ月間の月平均の時間外勤務が、今年は実は参議院議員選挙等の関係もあったので、それがおしなべて平均したものだということはなかなか難しいかもしれませんけれども、この関係もあって時間外勤務原則としての上限である月45時間を超える職員の数は14人、14名、うち、月平均100時間を超える職員が2名となっております。 この場面からは以上であります。 ○議長(青柳宗五郎君) 13番。 ◆13番(伊藤邦彦君) よく、私、西木庁舎のすぐそばに暮らしてるもんですから、ローソンに行く、コンビニに行く、あるいは何かの会合があれば夜遅くにあそこを通るわけですけれども、あそこには3部署勤務されておられて、9時頃でも電気がついてることがたびたび見受けられます。例えば代行で帰ったときなんかも、代行の運転手さんも、大変頑張っておられるなと、大変だなというそういうお話をしてくれる方もおられますし、そうしたことで今回私こういった質問をさせていただいたところなんですが、やっぱり100時間を超える職員が2人おられるということで市長から報告を受けましたけれども、こうした人はやっぱり納得の上で、この方にも家庭があり、あるいは子供さんがあり、そうした方だかも分かりませんけれども、そうしたことはよく話し合いの上で、無理なく、頑張りますというようなことでやっていただいてるのか。そこいら辺はどうなんでしょう。 ○議長(青柳宗五郎君) 門脇市長。 ◎市長(門脇光浩君) 伊藤議員がご覧になる光景、私もたびたび実は同じ通路ですので、通り道ですので見ております。西木庁舎の場合は、例えば福祉部門の方々が申請行為に基づく許認可を行う際には、やはり相当数のボリュームの時間外が発生してるという現状。また例えば農林部等であれば、もちろん建設部もそうですけども、様々な検査事務に対する書類整備等であった場合は、やはり同じように時間外勤務が多くなるというそういう現象が出ます。もちろん管理者として課長であったり部長であったりが、できるだけ皆さんの平均的な時間の労働を分配していく仕事でありますので、それをすることは当然やっておりますけれども、担当職員でなければなかなか対応ができないという事務等もやっぱりあるわけで、そういう担当職員がかなり労働時間の長いということもあったり、また様々な気遣いもあるということもあって、大変精神的にも疲労感が高いということを心配しております。人事を司る私としては、そのような平等、不公平感がないようにできるだけ努めているつもりではありますけれども、職員数の減少の中で何とか皆さんに頑張ってほしいという背反する部分もありまして、今は職員の皆さんの公僕心に頼っている面がないとは言えない状況であります。 ○議長(青柳宗五郎君) 13番。 ◆13番(伊藤邦彦君) よく分かりましたけれども、さっきもお話をさせていただいたように、いろいろな家庭の方がおられるわけですね。それ能力にもよると思いますけれども、あなたの子供さんが待ってる家庭がこうだから頑張ってくれよと言わざるを得ない場合もあると思いますし、能力に応じて、じゃあこの方に代わってあなたが頑張ってもらえないかというようなこともあるだろうし、そうしたやっぱり人事の背景も、やっぱりオールラウンドプレーヤーということで、税務は税務、ほかはほかというような専門職の方も当然これ必要だと思いますけれども、どこの職場に行っても私はできるというような職員教育を必要とすると思いますけども、いかがですか。
    ○議長(青柳宗五郎君) 門脇市長。 ◎市長(門脇光浩君) それはおっしゃるとおりです。昔から公務員の業務としては、例えば地方公共団体の公務員としては、仙北市民の方々の福祉、それから生活の安定、それから産業振興、それから教育もありますけども、様々な部署をその市町村の中で回って、行政マンとして、行政ウーマンとしてのプロ意識を持っていただくというような職員養成というのは必要だという話を、ずっと先輩方からも話聞いてます。そのような状況にしていきたいというふうに常々思っておりますけども、現実的には、やっぱり秀でたというか、その適正に応じてその職務に非常に熱心に取り組んでいただける職員の方々が、やっぱり専門的な知識を持った方々も必要なわけで、そういう方々を、例えば人事異動の時期になったので、例えば年限が来たので移したいというような、本人もそうですし、私たちもそう思ったりしますけども、それにかえる職員を育成できていない場合については、やはりもう1年延長とかということも、その職員にお願いをしながら理解していただきながら在職していただくというような場面もなくはないという現状であります。 また、今回の議員の働き方改革に基づくという考え方からすれば、私も少し勉強させてもらうと、働き方改革というのは8つの法律を総称した法律だということで、そこには労働基準法であったり、労働安全衛生法であったり、雇用対策法であったり、いろんな法律を総称して働き場所、働く場所の生活改善とその就労改善を図っていくということが目的だということであります。民間企業では積極的に取り組んでいる企業は、それで業績を上げていくというような側面もあるようでありますけども、まあこういう言い方失礼ですけども、地方公務員は業績を上げるということに対してなかなか見えにくい部分もありますので、自分たちの意識の中で働き方改革に対する、その何というか価値みたいなもの、もう少し深く考えないと、職場の改善、職場改善にならないのかなというそういう危惧も持っています。 ○議長(青柳宗五郎君) 13番。 ◆13番(伊藤邦彦君) 先ほど、1人月45時間ですか、以内という、一般企業の半分以下ということで大変安心もしたし、良かったなと思いますけれども、これに対しての、さっきお答えいただいた100時間を超える方もおられるというその方は、一般企業とは違ってサービス残業というようなことはないでしょうか。 ○議長(青柳宗五郎君) 門脇市長。 ◎市長(門脇光浩君) 100時間を超える職員については、そのような状況ではありません。まあ45時間を超える職員があるかないかという話じゃなくて、100時間を超える職員についてはそういうことはありません。特に財政課が多いんですけども、財政課の場合は、予算編成から決算、さらには交付税、起債、財政指数統計、連続してやっぱりいろんな業務が続くこともあって、今の職員数で本当大変だなというふうな思いを持っております。何とか緩和したいという思いで、副市長も一生懸命人事関係でやっていただいていて、今この状況になったのが一つの改善の現状でこういうことなんですけども、まだまだ必要だというふうな認識を持ってます。 ○議長(青柳宗五郎君) 13番。 ◆13番(伊藤邦彦君) そういうことができるかどうかは分かりませんけれども、例えば税務のほうは2月、3月が忙しいと思いますし、そうした場面において、そういう期間内だけは職員の数を増やすとか、そうしたことも当然できるだろうと思いますし、やってると思いますけれども、限られたメンバーで厳しい仕事、職業でありますから、大変御苦労は察するわけですけれども、その100時間という過労に結び付くようなことはぜひとも調整をしながら謹んでいただければなというふうに思います。 それと育児休暇のことなんですが、今、男の方も育児休暇を今云々言われておりますけども、市としてはどのような考え方でおられるんでしょうか。 ○議長(青柳宗五郎君) 門脇市長。 ◎市長(門脇光浩君) 育児休暇の取得状況については総務部長から答弁をさせていただきますけども、例えばその前の繁忙期の場合の職員のやりくりということは全くそのとおりで、例えば税務課の場合は、確定申告の時期には税務課職員を経験した、もしくは確定申告に知識のある職員を各課から、変な言い方ですけどもお貸しいただいて、その期間中、できるだけ一人一人の、まあ本来の税務課職員の負担を軽減していくようなそういう対策を講じているということであります。この場面になるとやはり時期的なものもありまして、各課でも決して余裕のある時期では実はないわけでありますけども、何とか御理解いただきながらそういうふうな形で進めさせていただいてると。以前、組織論という考え方で、各部課に壁をつくらずにもっと流動的な例えば班とかそういう組織体で動くという考え方も実は研究したことがあるんですけども、幾つかのメリットがある反面、幾つかのデメリットがあったと。そのデメリットは何かというと、責任所在の明確化がなかなか難しいというようなこともあって踏み込むことができなかったということであります。 育児休暇については総務部長から答弁させていただきます。 ○議長(青柳宗五郎君) 阿部総務部長。 ◎総務部長(阿部慶太君) それでは育児休暇でございますけども、昨年、病院のほうで1人育児休暇を取ってございます。育児休暇につきましては、組合のほうとも打ち合わせしまして、そういう状態になれば遠慮なしに育児休暇を取るということで打ち合わせをしているところでございます。 ○議長(青柳宗五郎君) 13番。 ◆13番(伊藤邦彦君) 先ほどの話でちょっと戻りますけれども、月100時間を超えるというそういう職員の方は、例えば土日もない、祭日もない、1日3時間、4時間の残業だというようなこともあり得るわけですね。 ○議長(青柳宗五郎君) 阿部総務部長。 ◎総務部長(阿部慶太君) 今の質問でございますけども、特に100時間を超えるというところは財政のほうでございまして、今年の4月、職員を1名増員して当たってございます。ただ、一人一人、款項目等与えられてるものがございますし、今年初めて行ったというものもございますので、やはりまだ能力的なものもございます。中には、やはり土日を休日出勤をして処理してる場合もございます。いずれ長い時間残業をあまり無理をしないようにということで指示を出してございまして、課長のほうからも十分職員の健康管理を見ていただいてるところでございます。いずれ今後45時間以上については、私のところにそういう理由をつけて関係書類が回ってございますので、そういうものを分析しながら、職員のそういう負担を軽減、どうやって軽減できるかというのを検討しなければならないというふうに考えているところでございます。 ○議長(青柳宗五郎君) 13番。 ◆13番(伊藤邦彦君) いずれにしても、その職員の体力、能力、あるいは家庭環境、そうしたものも十分加味しながら、私、別に組合のほうの関係でありませんけれども、どうかみんなが楽しく一生懸命仕事ができるというような環境作りに励んでいただきたいと思います。 次に、2つ目の質問に移りますが、危機管理についてお伺いをいたします。 市民の生命、財産を守るとする最たる職域、市職員危機管理班、また、広域、公設消防団には、その責任深い労に対し感謝申し上げたいと思います。その上で防災無線についてお伺いをいたします。 去年の秋頃だったと記憶しておりますけれども、市長よく御存知だと思いますから申し上げますけれども、六本杉に建っている防災無線がなかなか聞き取れないということで、私の住む集落でもありますから、そういう声を言われたものですからお話を、直してくれというようなお願いをしたわけですけれども、なかなかなかなか直らない。ここに私ちょっと字が間違って訂正させていただきますけれども、懸案となっておりますけど、懸命なる修復にあたっていただいたんですよ。それでも2カ月近く直らない。これはどういうことなのかなという担当部課に聞いたら、部品がないというようなお話だったんですよね。これはおかしな話だなと、本当危機管理の業務にあたるメーカーなのかなというような思いをしていたんですが、そうした点は市長はどのような考えでおられますか。例えば、じゃあそういった壊れやすい部品は前もって注文してストックしておきなさいというようなことにいかないのか、今いってるのか。どうなんでしょう。 ○議長(青柳宗五郎君) 門脇市長。 ◎市長(門脇光浩君) 防災無線の故障の改善に時間がかかったということで、関係市民の皆様に本当に御迷惑をおかけした事案でありました。西木地区の防災行政無線システム、もう議員よく御存知のとおり設置してから20年が経過しておりまして、老朽化の原因とした故障、多発しております。仙北市の防災無線のシステムは、角館のデジタル、そして田沢湖、西木の今、アナログとデジタルが混在して仙北市内にあるという現状があります。アナログの防災行政無線の機械の部品の製造は、もう数年前に終わっておりまして、私たちも心配したので、よく壊れるような部品が特定できてるという話もあって、それについてのストック、もしくは手配するとすればどこだというような事前情報はいただいておりました。今回2カ月ぐらいかかってしまったんですけども、修理部品の調達がやっぱりうまくいかなかったということが原因であります。保守管理委託業者の皆様にも何とか対応してほしいということで、その対応が新品がないものですから古しいものを探してくるというようなことで随分手間取ったという話も聞きました。今は正常に働いておりますけど、ただ、この状況は決してよろしくないわけで、2022年には市の防災無線のシステムの改善をしなければいけない。というのは、アナログ波防災無線の電波の発信送信ができなくなる、電波法の改正でできなくなりますので、その年が、アナログ電波使用の年が、停止の年が2022年の前でなければ対応できなくなってしまうということなので、老朽化した防災行政無線の更新含めて、アナログとデジタルという混在という状況も改善しながら、しかも市民の人たちに、今いろんな実は苦情とかもいただいてるんですけども、それもできるだけ軽減できて、しっかりと皆様方に危機管理の情報が伝達できるシステムに対してどういうものがいいのかということを、仙北市防災行政無線再構築検討委員会、もう既に設置して協議していただいております。いろんないい意見が出ております。これを今度予算化をしていくという段取りになってると思いますけども、何とか議員の皆様にも、その事前に、今こんな話し合いをしてます、こんな方向に行きますという話をできるだけ早い時期にしていきたいと思いますので、よろしく御協議にのっていただければありがたいと思っております。 ○議長(青柳宗五郎君) 13番。 ◆13番(伊藤邦彦君) 何年か後にこれ切り替わるということなんですが、その検討委員会でお話されている、市長、今、大変いいお話が出ているとこともあったんですけれども、それ二、三もし良かったら。 ○議長(青柳宗五郎君) 門脇市長。 ◎市長(門脇光浩君) 今も毎年在庫調整しながら貸与させていただいてる、例えば戸別受信機、小型ラジオのようなものですね。今、ほかの地区でも当然アナログ波を使っている市町村が、ほかに全国にあるわけですけれども、その方々からの情報からすると、アナログ波からデジタル波にするということの改善を機会にして、これをきっかけにして、例えば屋外で今、鉄柱の上にスピーカーがついて、そこで拡散してるという状況のところが角館地区です。田沢湖地区。西木地区の場合は戸別受信機があったり、もしくは、ほかの地区でも電波が入らないところは戸別受信機になってますけど、やっぱり使い勝手は戸別受信機がいいというお話をその委員会では強く出てるそうです。それとか、例えば防災行政無線という形にするのか、今皆様方お持ちの電話、携帯電話、これはガラケーもそうですし、それからスマートフォンでもそうです。情報の発信を、受信を一番しやすいのが体についてるということですので、そういうこともやはり厚くしていかなければいけないだろうという話とか、ただ、仙北市の場合は市民の方々だけに情報発信してればいいというわけに実はいかない要因があって、観光客の方々に大きな地震が来るよということ、今は携帯電話のほうにも警報入りますけども、できれば皆様方に耳に聞こえるようなそういう外部のスピーカーもやっぱり必要でないかと、私個人的には思ってるんですけども、その議論を含めて今していただいてるという、活発な議論になってるという話をお聞きしております。 ○議長(青柳宗五郎君) 13番。 ◆13番(伊藤邦彦君) 事が危機管理でありますから、どちらの方向に進むにしても市民を不安に陥れないようなスピーディーな行いをしていただきたいと思います。 同じく次に防災無線なんですが、以前に私、市民歌、これを流せないかというような質問をしております。同僚の小林議員も6月議会ですか、質問をしておるんですが、市長、そのとき私の質問には、市長は、音楽には人によって好き嫌いがあるという、それで私はもうその話はなくなってしまったんですが、市長の考えがそうだとすれば、逆を考えれば、嫌いな人もいるだろうし、好きな人もいるという、どこに線を引くのか。多い人の曲を流すのか、そうしたこともまた含めてちょっと疑問に思ったんですが、この前の大村市との式典の中でも、仙北市のお母さん方ですか、きれいな声で歌っておりましたけれども、大変私としてみれば好きなメロディーでもあるし、歌詞でもありますから、これはやっぱり全市民に知っていただきたいというような思いもしております。これは私の思いのデータなんですが、恐らくは市民の、2万6,000人の市民の中で、市民歌を知ってるよ、全部歌えるよという人は恐らく2割かそこらだと思います。メロディーも恐らくは5割ぐらいの人しか知らないというふうな私の思いはそうしておりますけれども、やっぱり3つの市が、町村が一緒になって一つの気持ちになっていくというような面からしても、こうした歌を通じて一つになっていくというようなことにもなろうと思いますし、ぜひこれは前向きに考えていただきたいと思いますが、いかがでしょう。 ○議長(青柳宗五郎君) 門脇市長。 ◎市長(門脇光浩君) 前の議会でも伊藤議員から御指摘のあった、御提案のあった案件であります。そのときには歌には好き嫌いもありますねという話をさせていただいたのは事実でありますけども、その答弁が適切かどうかという話は抜きにしても、先ほど話をした新たな、2022年に向けて新たな防災行政無線の再構築を考える際に、市単独でのその事業費の捻出はなかなか厳しいというのが現実的な話であります。やはり国庫から補助金、また起債等をお貸しいただく、まあいただくという状況になると思いますけども、以前、実は西木の防災行政無線は、あれは農林水産省関連の補助事業を導入していたものですから、例えば農業に関係する気温の情報であったり、様々なことがお伝えできたわけだったんですけども、今その導入する事業によって、私もいろいろお聞きしたんですけども、防災に関する要するに補助事業だという感覚でいくと、ほかの様々な情報の提供というのはなかなか運用としては好ましくないというような規制をするということが全国的な事例の中ではあったようです。どの事業を導入するかということで多分対応は違ってくると思います。そんなこともありますので、今ここで市民歌を全市に放送することができるようになりますという話はできないということであります。また、実は前回同じ話をしたときに、ほかの何というかチャイムも統一できないかどうかという話もあったりしたものですから、ちょっと1回試しにやってみたことは多分議員も御承知の。で、ちょっとそれは余り評判よろしくなかったので元に戻ったという経過もありましたし、また、国民文化祭のときに角館出身の作曲家のha-jさんが作ったテーマソングを流したこともあったんですけども、それもやはりいろんな方々からいろんな御指摘もあったりで、まずそこをまた元に戻したというような幾つかトライをしていきながらの現状になっています。 先ほど話したとおり導入する事業に放送の内容の規制があるとすれば、今それについて「分かりました。」と言えないという状況があるということです。一般的には、防災無線ですので、ほかの様々な情報を提供するということはできるだけ抑えるというのが通常のようであります。 ○議長(青柳宗五郎君) 13番。 ◆13番(伊藤邦彦君) 市長おっしゃるようにそのとおりだと思いますけれども、目的外使用ということでクレームがつくかも分かりませんけども、今実際に流して、3回流してるんですね、朝昼夜と、夕方ですか。そのことが認可されてるとすれば、そうしたこともまだできるのではないかというように思いますし、市長が先ほど申された、鉄塔の上から案内を拡散させるというそういうことも考えてるというようなお話もありましたから、ぜひそうしたことも考えながら、市民に広くこの素晴らしい歌を広げるというような意識を強く持っていただきたいと思います。 それと併せて次なんですが、次の質問なんですが、同じように仙北市は健康増進をするということでいろいろな取り組みをしてくださっておりますし、朝一番にラジオ体操を流すと。そうすることによって子供たち、あるいはじいちゃん、ばあちゃん方も手足を動かす、頭を動かすという方向にいって健康に結び付いていくんじゃないかなというような思いもしますけれども、そこはどうなんでしょうか。 ○議長(青柳宗五郎君) 門脇市長。 ◎市長(門脇光浩君) ラジオ体操について、私の認識では適切ではないと思います。 ○議長(青柳宗五郎君) 13番。 ◆13番(伊藤邦彦君) それはどうしてでしょう。 ○議長(青柳宗五郎君) 門脇市長。 ◎市長(門脇光浩君) やはり防災無線でありますので、防災に対する情報の伝達ということが一義的だというふうに思います。健康増進は確かにいろんな広い意味で言うと防災につながるということで、決して排除すべきではないというそういう御議論もあるかと思いますが、基本的にはラジオ体操というものは、防災無線で流すということに対しては、私は違和感を感じるということです。 ○議長(青柳宗五郎君) 13番。 ◆13番(伊藤邦彦君) 許可が下りるとか目的外使用だとかそういうことではなくて、違和感を感じるということだわけですか。はい、分かりました。違和感が感じないようになってくだされば大変ありがたいと思いますけれども。 次に移りますけれども、公設の消防団について伺います。 市消防団の定数は631人と伺っておりますし、今、大変欠員が多くて困ってるというようなお話も伺っております。その原因はここに通告させていただきましたけども、いろいろな原因があろうかと思いますし、私が通告したこと以外にも何か訳があるかも分かりませんが、この不足分をどう補って市民を危機から守っていくのか、そこら辺はどうお考えでしょうか。 ○議長(青柳宗五郎君) 門脇市長。 ◎市長(門脇光浩君) 仙北市消防団の定員、任免、給与、服務等に関する条例に定める仙北市消防団員の定数ですけども、平成30年4月に改正を行っておりまして、現在630名であります。これに対して、令和元年9月1日、まさに今ですけども、現在の団員数は557名であります。したがって、定員の88.41%でありまして、欠員は定員から比較すると73名という状況です。 新規入団者数は、平成28年度で23名、平成29年度で24名、平成30年度で18名、機能別団員となられた方は、それぞれ9名、2名、4名となっています。定年前に退団される団員もおりまして、その人数は、平成28年度では31名、平成29年度では29名、平成30年度では35名となっております。入団者よりも退職される方、人数が多いということから減少が続いていくというような現状にあります。新規入団者の確保と合わせて、定年前の退団抑制、これも大変重要な対応になるのかなというような認識を持っております。 ○議長(青柳宗五郎君) 13番。 ◆13番(伊藤邦彦君) 私、素人考えなんですけれども、今、消防団が減っていってるというその現状に対して私の思いなんですが、昔と違って全部今、機動力が素晴らしく発達しておりますし、あるいは広域的にももうそういう体制が整っておりますから、その630人の定数を、あるいはもっと削減してもできるもんじゃないかなというふうに私個人としては思います。前の消防団長さんが後ろにおりますから、お叱りを受けるかも分かりませんけれども、そこら辺はどうなんでしょうか。全部、昔とは違ってもう機動力が素晴らしい時代になってきておりますから、いいんじゃないかなと思いますし、その定数を満たすために定年の年齢を上げる、やっぱり現場が現場だから年の経験も必要だと思いますが、やっぱり機敏さというものも最も求められる職場だと思いますし、そこら辺は市長はどうお考えですか。 ○議長(青柳宗五郎君) 門脇市長。 ◎市長(門脇光浩君) 御存知のとおり、仙北市を含んで大仙市、美郷町、ここで広域の市町村圏組合を設けていて、その広域で広域消防を運営してるという現状がありますので、できる限り仙北、大仙、美郷の消防団の皆様の待遇・処遇については、レベルを同じくしていこうというような御議論がずっと各消防団の団長さん、歴代の方々努力があって、今同じ状況、ほぼ同じ状況になってます。出動手当とか金銭面で山とか谷とかありますけれども、例えば退職年限とかは同じ状況になっております。そういうことをしてなおかつ地域の方々に対して最近お話ししてるのは、消防は確かに防火・防災、様々な緊急時の対応だけではなくて、各地域コミュニティーの守り支え、相談役、いろんなコミュニティーを支えてきてる方々の集合体だという認識もあって、まちづくりにはとっても重要な組織体ですのでという話をさせていただいていて、なので人数がどんどんどんどん縮少していくっていうことは、地域の縮少もしくはコミュニティーの力の縮少につながる可能性もあるということもあって、決して広域消防とか今の消防団の装備が良くなってきてるからといって人数が少なくてもいいですという考え方は、私たちは持ってないです。できれば、昔はお父さんがいらっしゃれば息子さんは入団させられなかったということがあったという、そういう団員がたくさんいたときはそんな話もあったんですけども、今はそんなこともないです。ですので、できる限り参加していただきたいというような思いで勧誘させてもらってます。 ○議長(青柳宗五郎君) 13番。 ◆13番(伊藤邦彦君) その辞めていかれる、あるいは入団する人が少ないという、私ここに思いがつくままに四つ五つ並べさせてもらいましたけれども、それ今市長は、待遇面は広域圏内は足並み揃えてるよというようなお話だったんですが、それでもその原因は全体的に若者が少なくなったから、あるいはこれに書かせていただいたようなことなのか、その原因は市長はどのように考えております。 ○議長(青柳宗五郎君) 門脇市長。 ◎市長(門脇光浩君) 例えば定年前に退団される方々の退職のその理由何だもんでしょうかという話を細かく聞けば、もしかすると分かるかもしれませんけども、一般的には自己都合で退職届が出ておりまして、そういう場面がほとんどだと聞いております。それでちょっと興味深いというか、ここにいろんな要因があるのかなと思うところが幾つかあって、それは20年以上在職された方々が60%を占めているということがあるようです。10年未満で退職される方々も25%以上あるということの分析があります。これは理由は個人個人のものですので、きっと横並びの何か理由があるとか、例えば分団、団によっても、消防団の地区によってもばらばらの状況ですので、統一的な理由というのはなかなか見えないというのが実は実態なんですけども、決して防災精神が薄くなったとかということではないというふうに私たちは思っています。 定員についてですけども、その活動に支障が起こらないように一定の余裕の幅は一応もってるつもりではいるんですけども、したがって、これまで現場でとても人手不足で火災が延焼してしまったとかということは今まで1回もないと認識してます。それは消防精神に基づく消防団の方々が懸命の努力されることが事実ですし、私たちからすると、そういう方々をできるだけたくさん、そんなにその何というか処遇が悪くない状況で確保して、地域の安心・安全を高めていきたいという思いで日夜頑張っているということになります。 ○議長(青柳宗五郎君) 13番。 ◆13番(伊藤邦彦君) 職員、先ほどの働き方改革と相矛盾する面もあるんですが、職員の皆さん、今、職員の中で何人ぐらい公設の消防団として頑張ってくださっているのか。それと併せて、若い層を中心に消防団に入って地域を守ってくれという、貢献してくれというようなそういう思いには至りませんか。 ○議長(青柳宗五郎君) 門脇市長。 ◎市長(門脇光浩君) 現在、現職の職員では7名の職員。うち2名が機能別団員ということになります。5名は一般の消防団員ということになります。プラスしてOBが1名が消防団員として活動しています。この前、消防大会で選手としても活躍していたので、大変自分たちはうれしかったんですけども、ただ、これは公務員法の中ではちょっと規定があって、兼業になる可能性があるということもあって、私たちは加入、団員に加入してくれるっていう人がいたときには最大応援していくというスタンスで掘り起こしもさせていただいてるんですけども、そういうふうなお声が出たときには、営利企業、決して営利企業ではないんですけども、消防は営利企業ではないんですけども、営利企業等への従事に該当するという、一応そういう形になりますので、地方公務員法の第38条第1項の規定に基づいて、しっかりと従事許可申請を提出していただいて許可をして手続きをしっかりととった上で、身の安全を確保しながら団員の方々になっていただくということをずっとさせてもらって、今まず8人になったということです。 ○議長(青柳宗五郎君) 13番。 ◆13番(伊藤邦彦君) いろいろ難しい面もあろうと思いますけれども、基本は市民をどう守るということになろうかと思いますので、ぜひそこら辺の検討を十分にされて定数を満たしながら地域を守ってくださるようにお願いをしたいと思います。 最後になりますが、「保育園」や「にしき園」など様々な職場において臨時職員が働いておられると思います。その頑張りに深く感謝と敬意を申し上げたいと思いますが、そこで、その職場ごとの臨時職員と平均的給与、また、正職員との差額、同一労働、同一賃金からして、今後どのようなペースで、どう改善を図っていこうとしてるのかをお伺いしたいと思います。 ○議長(青柳宗五郎君) 門脇市長。 ◎市長(門脇光浩君) まず前段のほうで現状、それから後段のほうで対策等についてお話しさせていただきたいと思います。 非常勤職員数についてですけれども、全体で話をすると、総務部に24名、市民福祉部に64名、これは保育園が43名、にしき園が11名、先ほど話があったにしき園が11名。観光商工部に6名、農林部に4名、建設部に4名、教育委員会に25名の、これ合計でいくと127名であります。この人数は、正職員と同等の時間を働いている非常勤職員、要するに正職員の皆さんと一緒の体系でお仕事してる方々ということです。そのほかにも短時間労働勤務があったり、それから1週間に数日ということがあったり、時期によって、冬にとかによってその雇用させていただく場面もありますので、これ変則的な勤務の方々も別にいらっしゃいます。 非常勤職員の給与の格差の話ですけども、職種、資格の有無、勤務形態等でそれぞれ違いがあります。月額で想定していくと10万円前後から20万円前後、正規職員の皆さんと比べてそれくらいの差が最大あるというふうに私たちは見ています。正職員の月平均給与、これが10万円か20万円ぐらいあるとは言いながらも、しかしながら非常勤職員の方々が様々手当もいたしておりますので、給料で比較だけするということは適正ではないかというふうに思っております。介護現場で働く非常勤職員には、今話をした処遇改善手当、それから保育現場で働く非常勤職員には、賃金改善手当、それから技能経費手当等が支給されてるという現状があります。 この後の話は、せばこれ何とやって埋めていくのよって話ですけども、全国的に自治体の非常勤職員が増加をしている現状がありますけれども、職員の中に占める非常勤職員の割合が大きくなっているこの場面を何とか改善したいということで、国では地方公務員法及び地方自治法の一部を改正して、会計年度任用職員制度、会計年度任用職員制度というものを創設しております。これを受けて、仙北市をはじめ全国各自治体で令和2年度から、来年の4月1日から会計年度任用職員制度を導入するということになります。これまでの非常勤職員は、1時間単位、単価による雇用契約でありますけれども、この制度では、職種別に給料表を定めて、それに基づいた月給、月給料及び期末手当等を支給するということになって、相当待遇面で改善が進むというふうに期待もしております。この8月下旬に秋田県の条例案等が示されておりましたので、それを参考にして、この後、制度導入に向けた条例制定等の準備作業を進めさせていただいて、制度設計を職員組合と協議した後に、関係条例について12月定例会のほうへ何とか上程させていただきたいということで作業を進めさせていただいております。よろしくお願い申し上げたいと思います。 ○議長(青柳宗五郎君) 13番。 ◆13番(伊藤邦彦君) ちょっと聞き逃したかも分かりませんけれども、今市長おっしゃられたのは職員処遇改善とおっしゃられました。そうですよね。これはいいのかな。この職員処遇改善制度とか何かそういう制度があって。 ○議長(青柳宗五郎君) いいですか。 ◎市長(門脇光浩君) 会計年度任用職員制度です。 ○議長(青柳宗五郎君) 13番。 ◆13番(伊藤邦彦君) こと、にしき園に限ってお話をさせていただきますし、お伺いしたいと思いますが、民間に移すということで長年前々から準備を進め、臨時職員の皆さんもそれを期待しながら耐えて頑張ってきたという面もあろうかと思いますが、それが不調に終わったということは副市長からよく説明を受けたわけですが、それでも今私ちょっと間違って話したんですが、介護職員処遇改善ということのその制度を受けてだいぶこう改善になったというようなお話も伺っておりますけれども、まだまだその厳しい職場にしては職員との差が大きいという、それも併せて民間に移すというその計画はこれで頓挫してしまったのか。いやいや、もう何年か後には目指したいということなのか。その不調に終わった点をどう改善していくのかお伺いをしたいと思います。 ○議長(青柳宗五郎君) 門脇市長。 ◎市長(門脇光浩君) 先ほど話をした内容が2つ、私の説明の不足でごちゃごちゃになってしまったのでもう一回お話ししますと、例えば介護職員の皆様に対しては、先ほど話したとおり正職員の方々とはまた違う非正規の方々、臨時職員の方々は、やっぱり処遇面で格差があるという話。だけど、今それを何とか改善したいということで数年前から処遇改善手当というものを皆様に制度を作っておりまして、この処遇改善手当でいくと、月平均で大体1万3,000円から3万5,000円ぐらいの幅がありますけれども、改善が進んだというのはこれは実態であります。しかしそれだけではなくて、先ほど話をしたのは、会計年度任用職員制度が来年4月から始まるということです。これは、にしき園に限らず、仙北市に御勤務をいただく非正規の職員の方々の処遇改善を図るために、全国的な制度の中で運用をしていきたいということのこの2つでありました。 議員はその中でも、にしき園は民間に移譲してという話が頓挫してしまったじゃないかという御指摘だったわけでありますけども、確かにこれまでずっと継続して御協議させていただいた福祉法人との協議が整わなかったという状況があります。しかし、このままでにしき園を運営していくと、老人保健施設ということで運営していくということが本当にいいのかどうか、様々な手立てがまた必要ではないかというようなことの議論の場面をやはり作らなければいけないということで動いております。この点に関しては、現場を持っている市民福祉部のほうから、部長のほうから補足をして答弁させていただきたいと思います。部長よろしくお願いします。 ○議長(青柳宗五郎君) 浅利市民福祉部長。 ◎市民福祉部長福祉事務所長(浅利和磨君) まず、その民営化に関わる問題についてでございますが、市長報告でも報告させていただいておりますが、この10月2日でございます、2日の午後3時からでございますが、第1回目のにしき園運営検討委員会というものを設置しまして、2日の日に実施する予定で今取り組みを進めております。委員のメンバーなんですが、医師会、医師会からの代表の方からということと、それからあとは歯科医師会の方、それから県の担当課の課長さんでしたり、あと、大曲仙北広域の介護保険事務所からも来ていただきますし、あと、現場で頑張っていらっしゃるケアマネジャーの会からも出席していただく形としております。あとはもちろん行政からも1人参加させていただいて、計7名でその運営委員会を開催させていただきまして、例えば民営化でしたり、あと、今の経営状況でしたり、そういった部分も含めまして運営に関して御議論いただいて市長のほうに答申、提言していただくというような機関を実施することとしております。その中でいろいろ専門分野の方々ですので、にしき園を見ていただきながら、今後どうするかということについて検討していただくということになります。 それから、先ほどのお話ですが、処遇改善加算の件でお話しさせていただきますと、先ほど市長から、大体平均、平均というか1万3,000円から3万5,000円ぐらいですよということでお話ありましたけれども、その中身なんですが、非常勤職員の方でもいろんな勤務形態がございまして、例えば夜勤もしていいよと言ってくださる職員の方、非常勤職員の方、それから早番遅番もしてもいいですよと、あと日勤帯でという、その3つのこの形態がございまして、そこら辺に関しましては働くモチベーションを上げる意味でも、夜勤の方につきましては例えば1万円を上乗せさせていただいた上でということもありますし、あと早番遅番もいいですよと言ってくださってる方については5,000円程度の上乗せという形、その人数を総合的に計算しまして、最終的に基本ベースというのがございますので、基本ベースがまず1万3,000円から3万五、六千円という形になってございますので、そういった少しでもその時間帯で働いてくださってる方に関しては、より手厚いような形でモチベーションが下がらないような工夫もさせていただきながら今現在進めているところでございます。 ○議長(青柳宗五郎君) 13番。 ◆13番(伊藤邦彦君) 仙北市は、市長御存知のとおり所得が少ないということで大変困ってる方が多いわけです。そうしたことで、こうした臨時職員の方々も、いろいろな制度を取り入れながら一般財源にあんまり影響いかないというお話も伺っておりますから、ぜひこう御尽力をいただきたいと思います。終わります。 ○議長(青柳宗五郎君) 以上で13番、伊藤邦彦君の一般質問を終わります。 11時15分まで暫時休憩します。                             (午前11時04分)--------------------------------------- ○議長(青柳宗五郎君) 休憩前に引き続き会議を開きます。                             (午前11時15分)--------------------------------------- △稲田修君 ○議長(青柳宗五郎君) 通告により発言を許します。17番、稲田修君。 ◆17番(稲田修君) それでは、通告に従いまして一般質問をさせていただきます。 我が同士の仲間が2名質問いたしましたが、実に当局に刺さるような質問であったのでないかなと思っております。そういう意味合いで、私もいろいろな質問を通しながら、もし市長の胸の中にずしり刺さるものがあれば今回の一般質問の効果があったのではないかなと思って、皆さん方の一般質問を聞いておりました。私自身の議員活動の原点は、一般質問を通じ、また、各支所等を訪問しながら市民の要望実現のため日々活動しております。今回の質問にあたり、私は過去の私の質問や同僚議員の質問を振り返ると、同じ質問が繰り返されておりました。これはやはり市政には前進がないというような形の一つのあらわれではないかなと思っております。また、このたび市民クラブという会派を結成し、仲間とともに市民の要望、負託に応えるべく、批判・避難は謙虚に受け止め、議員活動を仲間とともにしていきたいと思っております。今回の質問も今までと重複することがあると思いますが、私も今期限りで引退という形をとるとすれば、まいた種の花を咲かせたいというのが今の心境であります。いろいろな問題があるにせよ、結果を出すしかないと思っております。また、施政方針の中には、「聖域なき徹底的見直し」とあり、財源確保に苦慮しておると思います。私自身思うことは、職員の意識改革、議員各位との問題を解決するために、いろいろな事案について共有することではないかと思っております。また、市長自身の計画には問題がないのか、無駄がないのかというのが偽らざる疑問の一つであります。 そこで質問の第1点目は、急速に進む人口減少下で、今回の市政報告の中で、仙北市の事業の見直しは不可欠というふうに私は受け取っております。そこで、平成24年4月には政策検証指標なるものが私たちに配付されました。これは市長の通信簿ではないかなと思っております。そこで、市長が基本にして、そのことを基本にしながら市政運営にあたるのではないかと思っております。私は、今回、政策の検証資料の自己評価と、いわゆる民間が行った結果について、いま一度目を通してみましたけれども、やはり民間のいわゆる検証結果については非常に厳しいものがあるし、自己評価については若干甘いものがあるのではないかと思っております。 そこで、政策の検証は現在も仙北市の総合発展計画に反映させているのかというのが質問の第1点目であります。 実際に実施されているとすれば、その反省点はないのかということが質問の第2点目であります。 また、今後も検証委員会を立ち上げながら外部の意見を聞くというのが質問の第3点目であります。 そういう意味合いで、いわゆるこの検証結果等についての今後の在り方について、市長に問うものであります。 質問の第2点目は、市道等インフラ整備の現況と今後の整備方針であります。 私は、春から夏にかけて、朝1時間の散歩、夕方は1時間半かけてランニングを実施しております。また、交通安全運動期間中には各地域の仲間とともに交通指導車に乗り巡回して、各地域の現状を見ております。道路には砂やごみが詰まっておりますし、また道路には雑草が生えて、歩道と側溝の区別がつかない箇所もあります。私は、職員の皆様方が一生懸命頑張っております。手が回らないというのが現状ではないかと思っております。私は、こういうことについて、昔は建設業者に依頼した時代もあったし、市道等も非常にきれいになっておったということが脳裏に入っております。私、市道等の問題を申し上げたのは、観光地にふさわしい道路環境を夢見てる市民の一人であるから申し上げたのであります。劣化が激しいL型、U字溝、側溝、流雪溝等のいわゆるコンクリートは、もう鉄筋が露出してる箇所が多数ありますし、下水道のマンホール周辺の状況等についても、マンホールが露出して舗装との間が開いております。そういう意味合いで、除雪等にもいろいろそのマンホールに当たるんじゃないかというような形をしております。そこで、私はいろいろこう回ってみたんですが、造道の関係で杉山商店に入るところの側溝、この間走っていったところも側溝がめっためたで、車で歩いてる人が絶対目は通らないし、また、これ熊谷議員の地盤でありますので、熊谷議員側のほうの側溝、あるいは舗装も著しくL型との差があって、高齢者に優しい環境をつくるとした質問ではそういうことを言ったんですが、やはりそういうことも市長の思いやり行政にやっぱり結ばっていくのではないかなということを感じております。 そういう意味合いで、私は過去3年間の維持修繕の予算と実績、これなぜこういうことを聞くかといえば、市長がどれほど市民のためにインフラに、大きい工事でなく、小さな工事でも市民の要望等聞きながら、仙北市の高齢者に優しい道路を修繕されながら進まれるのかというようなことを聞くために、あえてこのことを申し、質問をいたしました。そういう意味合いで、このことについても市長の思い、また、草なぎ建設部長には数字的なもののことが報告されると思いますが、その辺のあたり、建設部長も予算が伸びなければ伸びないでいいし、難儀してるというようなことを申し上げて、あなたは積極的に、私が前段で申し上げましたように、議会と皆様方が共有しなければ仙北市は全体でレベルアップしないということで質問申し上げますので、その辺のあたりは思い切ってお話ししてください。 また、その市民の要望にはどのような対応をされておるのか。この間、中生保内の黒沢地区に、これも田口寿宜さんの選挙地盤で、私行くべきではなかったと思いつつも呼ばられて聞きましたけれども、やはり黒沢のほうの側溝がめっちゃめちゃとなって、どういう形のものが、いわゆる小さいうちにやるのか、それともああいうふうに大きく壊れてから具体的にやるのか、そのことについても私は小さいうちにやったほうがお金もかからないし、やはり市民の要望、地域の要望はつぶさに実施するべきではないかなということでありますので、そのことについてもあえて御質問申し上げます。 また、劣化の激しい側溝等の現状がどう把握されておるかというようなことであります。現実的に生保内小学校に入るところの側溝も、もう鉄筋が出ています。この間、建設部の方に話したんですが、やっぱりなかなかそういうことも目が通らない。だから私は議員の要望をつぶさに、議員の人方も一生懸命回ってそういうことを市政に、あるいは要望等やることが職員皆様方の難儀を幾らかでも取り除けるんではないのではないかというようなことで、そのことをどのように現状を把握されておるのかということであります。 また、道路の草刈りの件ですが、やはり職員の皆さんは一生懸命頑張っていますが、なかなか回り切れないし、私たちうちの周りであっても刈ったなと思えばまたすぐ草が生えてきておるような現況であります。私、隣の雫石町は、年に1回、全町挙げて草刈りをやっております、全区域。やっぱりこれは、いわゆる町を思う、市を思う、そういう気持ちの醸成にもなろうかと思います。市長はこういうことも、私はいつか、前の武藤建設部長等にも話したんですが、こういうことをやっぱり全市的にやっぱり呼びかけて、そういう組織をつくり上げていくべきではないかなというようなことも思っております。 また、私、市長が鳴り物入りで創設されました運営体の力を借りることも、一つの方法ではないかと思っております。運営体の目的の字の言葉の中には、「地域の身近な課題を地域住民自らが解決する。地域住民の自発的及び主体的な活動を支援する。」とあります。この言葉を引用すると、市内の草刈りや道路清掃は運営体の目的の言葉と合致するというようなことに解釈しております。そういう意味合いで、今の運営体の在り方も結構でしょう。補助金やったり、いろいろなことを調査したり報告したりしてるんですが、やはり運営体の設置時の目的にある、地域の要望、地域の困り事を運営体がやるというようなことについて、私は非常に、市長が当初運営体を設立するときに申し上げた一番大事なことではないかなと思っておりますので、このことについて、市長がもう一度原点に返りながら、運営体ともう一度話し合いしながら、きれいな仙北市をつくるというようなことをひとつのあれするとすれば、私は非常に大事なことではないかなと思っておりますので、あえて草刈りとかいろいろな問題について運営体の力を借りるということは必要だというふうに認識しておりますので、市長の見解を問いたいと思います。 3点目は、問題のことでありますが、私、小玉さんの冥福を祈りながら質問に入りたいと思います。 いわゆる教育現場での死亡事故であります。私、知広さんが技術員として生保内中学校に初勤務されたときから、近所というようなことで、彼の真面目さ、勤勉さ、そういうものについては好青年であるとか思っております。またもう一つは、私も走るし、小玉さんも走るので、走る仲間の一人としても、フルマラソン、いわゆる42.195キロを走る彼が何を悩んだのかという、私はフルマラソン走る人間はよほどのことがなければこの道は選ばなかったのではないかなと思っております。 私、あの日、強い東風が吹いておりました。近所の方から訃報を聞いて総務部長に電話をして確認して、ああ、それが事実なのかなというようなことを、あえて、痛ましい人間を早く逝かせてしまったなと思うときに胸がいっぱいになって、何とも言われない現状でありました。20年近くの勤務のうち、生保内中学校を離れたのは、3年か4年ぐらい、神代中学校に転勤していったとき以外は、20年、20年ですか、十七、八年近く生保内中学校なんですよ。その生保内中学校を彼の死の場所に選ばなければならなかった現状を、教育長は、この間の教育行政報告の中に、あるいはその7月の臨時議会のときにも、いろいろ調査し、現状を踏まえて生徒のケアをするというようなことがありますけれども、私、何というか、やっぱり小玉さんの死を絶対に無駄にしては駄目だし、秋田県の教育という一つの現場の中でも二度といわゆる学校を死の場所に選ばせては駄目だというようなことの思いであります。この間もいろいろあったけれども、子供さん方、中学校の子供がその場所を学校に選んだというようなことを新聞で報道されていました。そういうことで、そのあたりも教育長の心境等をお聞きしたいというのが質問でありますけれども、教育長、これ現段階では死んだ時間というのが21ですか、21の夜でありますので、公務災害には該当しないんですよ。で、私、ここにタブレットを持ってきておりますけれども、森友ですか、あのときの財務省の職員が死んでいろいろあれしたときも、労災、いわゆる公務災害に該当しないで、結果出るまで1年半近くかかってるんですよ。私、教育委員会からちょっと電話来たので、どのようなことをしたんですかっていう話を聞いたら、ただ聞き取り調査というようなことの話でありました。やはりこういう公務災害を適用させるとすれば、やはりパワハラなり、過重労働なり、労働のいろいろなあれが変わったというような形のものからやっぱりその公務災害というものが認定されるという事例……事例があるんですよ。だからやっぱりこの原因が何だったかということはあえて私も追及はしないし、いろいろなことがあろうかと思いますので、けれども、小玉さんの死はどうしてもやっぱりただ単純な報告とか結果こうだということで私たちは風化させてはいけないし、これを教訓にしながら教育現場でのやっぱりことを考えていかなければならないと判断し、質問しておるので、その辺のあたり、教育長の心境等を話ししていただきながら御答弁をいただきたいと思います。 私は、市長、ずっと通して質問しまして、再質問はまた通してやりますので。 ○議長(青柳宗五郎君) 答弁を求めます。門脇市長。 ◎市長(門脇光浩君) 稲田議員の一般質問にお答えをさせていただきたいと思います。 まず1点目であります。政策検証は現在も実施しているかと。また、実施しているとすると反省点等はなかったのかと。また、今後も継続する気があるのかと。3点だったと思います。 政策検証については、仙北市総合計画で掲げる8つのまちづくり基本目標に対応するそれぞれの指標に対して、達成度が10%未満となっている事業について、これは評価調書を作っておりまして、議員もご覧になってるとおりでありますが、作成した上で、仙北市総合政策審議会が意見を含めて評価を行うという制度となっております。したがって、現在も外部委員の皆様の目の中でしっかりと検証が行われているということであります。平成30年度は、年明け、要するに今年の1月に開催をし、総合計画のほか、仙北市総合戦略に掲載をしている事業で達成度の低いもの、企業版ふるさと納税を財源とする事業、地方創生推進交付金事業についても含めて評価をいただいております。各委員の皆様からいただいた御意見等については、全職員に回覧をし、情報を共有して次のアクションの参考としているという現状があります。 少しだけ政策検証の例を申し上げさせていただきたいと思います。生活路線バス・代替バス運行事業についてでありますけれども、利用者数が年々増加する計画としておりました。計画上は計画としておりましたけれども、現実的には少子高齢化で利用者数が減少し、C評価となっております。ただ、委員の意見は、この評価とは違っておりまして、利用者の評価が高いことから事業の継続を望むとの市民の皆様の思いを盛り込んだ意見をいただき、政策として継続してるというものもあります。また、桜保護管理事業については、文化財指定の桜以外の桜も保護すべきではないかという意見もいただいておりまして、その翌年から組織体制も含めて改善をし、事業化を行ったという事例もあります。 この政策検証には幾つかの課題もあります。反省点といっていいのかもしれません。審議会から評価をいただく時期が翌年度になってしまうために、予算を伴う改善について取り組みがやはり遅れてしまうということ。それから、評価対象事業が広範囲で事業数も非常に多いために、事業内容の説明に十分な時間がとれないことなどで御理解をいただける場面がもしかしたら少ないのではないかという反省であります。しかし、委員からの要望をお聞きしながら改善を続けて検証を行う必要性を痛感しておりますので、継続していくということであります。 今後についてでありますけども、評価内容をできるだけ速やかに事業に反映させる仕組みを何とか作りたいと考えております。また、当然のことでありますけれども、総合計画策定時からすると現状が刻々と変化をしているために、その変化に対応しながら、目標とする将来像を実現するしっかりとしたPDCAサイクルによる政策評価の継続が何としても必要だというふうに考えております。議員が先ほどお話ししたように、見直しは不可欠な状況であります。先ほど議員のお話の中にもあったとおり、以前はこれで良かったけれども、今回もしくは将来はこれでは済まないだろうというような様々な改善策を絶えず不断見直しを行って政策を立案し、行動化していくということが必要ではないかというふうに思っております。 これが1点目の質問に対する御返答で、御答弁であります。 2点目でありますけれども、市道等のインフラの現状と今後の整備方針についてであります。 先ほど議員が御指摘のとおり、1点目の過去3カ年の予算、また実績等については、現場をもつ建設部長のほうから答弁をさせていただきたいと思いますので、よろしくお願い申し上げたいと思います。 私も実は同感の思いが、幾つか議員からお話をお聞きしたので安心をしております。と申しますのは、市民の方々からいただく様々な苦情等について、改善をしていくことで仙北市の生活の環境を高めるということと同様に、観光地としてふさわしい環境づくりを進めていかなければいけないという思いを持っております。その場面でなかなかそれが実現しないということは、例えば地権者の方々の御同意に時間がかかるとか、もしくは財源の話、補助事業導入時期ということがあるので、なかなかタイムリーに対策が講じられないということについては大変申し訳ないと思っております。 私の質問に対する答弁としては2点目と3点目について、この場面で御答弁させていただきたいと思います。 2点目でありますけれども、市民の要望と対応についてということであります。 市民の皆様からの要望は、例えば文書によるもの、また、口頭や電話によるものなど多種多様でありますが、基本的には文書で御提案・御要望いただいたものについては文書で答えておりますし、また、口頭にあっては口頭で答えているというのが基本的な形であります。これらで寄せられた要望への対応についてでありますが、現場確認で緊急を要し、比較的簡便に対応できるというものについては、随時対応させていただいております。しかしながら、道路改良、道路舗装、側溝改良など新たに予算を伴うものに関しては、必要性、緊急性を確認の上、優先順位を勘案して年次計画の対応となる場面が大変多うございます。要望を受けてから時間がかかって事業採択となることも多々あることは、議員十分御承知のとおりだと思います。例えば水道事業に関して言うと、水道未普及地域解消事業に関係する要望など寄せられております。説明会を開催し、事業の周知と情報収集を行いながら事業を進めております。なお、漏水事故等による緊急通報に対しては、当直や委託業者、これ3社ありますけれども、365日24時間体制で対応している現状があります。下水道事業では、住宅やアパートの新築が増えてることもあって、最近、汚水処理に関する相談が増えております。個別に対応しておりますけれども、できる限り要望に添えるよう努力を継続しております。さらに、緊急性があって早期対応が必要だということに対する判断があるものについては、平成30年度から新設をした地域振興事業費で即対応をしております。平成30年度、新たな予算化をした時点では、当初予算600万円を計上し、皆様方から御支持をいただきましたけれども、最終的には936万円の実績を持っておりまして、32件に対応し、皆様方から喜ばれております。同様に、今回も、平成31年度も当初予算を編成する際、前年度の600万円では不足だという判断から900万円まで予算を上げさせていただいて、現在のところ20件に対応してる現状があります。 3点目であります。劣化が進んでいる側溝、舗装などを含めた道路施設についてでありますけれども、橋梁は、昨日の御答弁でも申し上げましたが、国から点検を義務づけられていることから、全ての現状を把握しております。しかしながら、ほかの施設、側溝や舗装などは、仙北市の市道延長が約885キロあることから、完璧な道路パトロールはなかなか困難であります。市民の皆様からの情報が必要だということが度々あります。下水道用のマンホールについてでありますけれども、公共下水道事業、集落排水事業、合わせて5,600カ所に設置をされております。マンホール周辺、周りは、冬期間の凍結や車両通過の影響を受け破損するケースが大変多く、春先には特に目立って発生をしております。道路パトロールや除雪オペレーターからの情報、住民からの通報等により、随時対応しております。年間30カ所から50カ所程度の修繕をしております。今後は、今年2月に開設をした仙北市ホームページ「みんなの情報窓口」、皆さんはこれ「みんまど」と呼んでおります。「みんまど」や郵便局、それに路線バスやデマンドタクシーなど公共交通事業主体の皆様に御協力をいただいて情報収集し、道路維持管理に努めたいというふうな思いを持っております。 先ほど一番最後に、この項で議員が除草の話、草刈りの話もありました。例えば雫石で行っている一斉草刈りはどうかというような御提案もいただきました。各集落では日程を設けて、主にお盆前後でありますけれども、草刈りを行っている方がたくさん見受けることができます。あれを市一斉の美化活動にしてはどうかという御提案だったと思います。この際、運営体活動の設置の目的にも叶うものではないかというお話もいただいております。また、様々な方々の御協力をいただく大きなその働き方、状況は、ふるさとを愛情を育む大きな契機になるだろうというお話もいただいております。全く同様であります。実は今、地域運営体の皆様に各地域での公共施設、建物等の管理等について、どのような御協力がいただけるのかというような御相談をさせていただいてる最中でありますので、地域の美化活動についても皆様方とお話をさせていただきたいというような思いを持っております。 後ほど建設部のほうから予算等についてのお話をさせていただきたいと思っております。 私からは以上であります。 ○議長(青柳宗五郎君) 草なぎ建設部長。 ◎建設部長(草なぎ雅人君) 私のほうから、インフラ関係の予算の関係をお話しさせていただきます。 市内の道路、水道、下水道などのインフラ整備、維持管理につきましては、施設の老朽化等で毎年多くの修繕要望が寄せられてる現状でございます。 維持管理の予算ということで、はじめに道路維持費でございます。平成28年度は4,826万4,000円、平成29年度は5,116万9,000円、平成30年度は4,759万5,000円となっております。実績ですけれども、舗装補修などの工事では、平成28年度は64件、平成29年度は35件、平成30年度は36件を施工しております。また、工事以外でも、賃金、重機借り上げ料、原材料などでの補修作業も行っております。 次に、橋梁維持費でございます。平成28年度は211万6,000円、平成29年度は180万円、平成30年度は270万円となっております。実績については、橋梁補修工事を平成28年度は2件、平成29年度は2件、平成30年度は3件施工しております。 次に、水道の維持修繕費でございます。平成28年度は2,345万円、平成29年度は2,480万7,000円、平成30年度は2,060万7,000円となっております。支出の主なものは、浄水場及びポンプ場の機器類の故障や漏水修理に係る経費が最も多くなってございます。 次に、下水道事業の維持修繕費でございます。……はい、分かりました。ということで、今ちょっと数字的なことをお話しさせていただきました。 ちょっとそれを要約しますと、道路維持費では予算は5,000万円前後で推移しております。件数については、1件当たりの金額に左右される部分もありますので一概には言えませんが、平均年間45件に対応しているところでございます。橋梁維持費では予算は200万円前後で推移しております。件数については年間2件から3件の状況でございます。そのほかに、先ほど市長からも話ありました地域振興費でございます。これにつきましては、平成30年度は32件に対応しております。今年度は現在まで20件に対応しております。 先ほど議員からの御質問の中に、議会との情報共有という形で忌憚のない意見ということでございました。確かにインフラの維持管理の予算につきましては、要望に対して予算の査定が十分でない現状はございます。ただ、市の財源も限られてることでございますので、限られた財源の中で、あとはどこに選択して予算を設けるかというあたりが判断されるところかと思います。厳しい市の財源を、財政状況を考えますと、現在の状況をなかなか改善できない状況であるのかなというのは思いがあります。 以上でございます。 ○議長(青柳宗五郎君) 熊谷教育長。 ◎教育長(熊谷徹君) 私も小玉さんの御冥福を心よりお祈り申し上げたいと思います。また、私どもの管理監督の不行き届きでこのような事態を引き起こしてしまいましたこと、本当に申し訳なく、心からお詫び申し上げたいと思います。 教育委員会の対応についてお答え申し上げます。 7月24日、田沢湖庁舎にて、生保内中学校PTAの役員の一部から、今回の事案発生以前の学校生徒及び教職員の様子等について、倉橋副市長同席のもとで戸澤部長、三浦次長、浅利次長が聞き取りをいたしました。翌25日、私と戸澤部長、浅利次長が生保内中学校校長室において、前日、PTA役員会から聞き取りをさせていただいた内容について校長に確認をいたしました。また、7月25日、30日、31日、8月2日には、三浦次長が生保内中学校の校長を除く全ての教職員から聞き取りを行いました。8月8日にはスクールカウンセラーを生保内中学校に派遣し、生徒の心のケアや対応に係る配慮事項について教職員が指導を受けました。8月23日18時30分より、生保内中学校体育館におきまして、倉橋副市長、私ども教育委員会幹部4名が出席して、夏休み明けの職員の体制等に係る保護者説明会を開催し、8月26日以降の教職員及び校務員の体制について説明をさせていただきました。夏休み明けの8月26日から28日までの3日間は、スクールカウンセラーに学校へ常駐していただき、生徒たちの心の健康調査やカウンセリングの対応をしていただきました。全校で39名の生徒が個別のカウンセリングを受けましたが、その場では特に心配する状況の生徒はいないという結果をお話しいただきました。ただ、この後もございます。スクールカウンセラーには引き続き、生徒及び職員の心理面のサポートを依頼しているところでございます。8月26日の夏休み明け集会、9月2日の新任校務員の着任時には、私から直接生徒たちに説明をいたしました。生保内中学校も徐々に平静を取り戻しつつ、落ち着いた学校活動をスタートしているのではないかと思っているところでございます。 教育委員会といたしましては、この後も市長部局と連携しながら、御遺族の思いに寄り添った対応を続けていく所存でございます。二度とこのような痛ましい事故を起こすことがないよう、私ども本当に非力ではございますが一丸となって全力であたってまいりたいと思っているところでございます。今議員からお話のございました公務災害等、また現在の対応、今後の様々な対応につきましては、誠に恐縮ではございますが、法的な問題、またプライバシーの問題等がございますので、この場からのこの件に関しての発言をどうか控えさせていただきたいと思っているところでございます。 以上でございます。本当にすみませんでした。 ○議長(青柳宗五郎君) 17番。 ◆17番(稲田修君) 質問の第1点目の政策検証について、市長は検証されるというようなことでありますし、今回の今一般質問を通しながらいろいろ市長の腹の中を探ったわけでありませんが、何となくシフトを変えながら、これからの市政運営にあたるというように受け取っておりますので、何とかこの政策検証については続けながら、やっぱり民間の意見を聞いて、さっきもちょっと話したんですけれども、右肩上がりの行政はこれから絶対にそういうことは二度と来ないと思いますので、私、小さくともきらりと光る仙北市をつくり上げていっていただきたいなと思っております。 それから質問の第2点目は、市長、現実に私、石川センター長を連れて行って、去年、一昨年ですか、冬間際に市道が水でいっぱいになったとこがあったんですよ。行ったところ、石川センター長に、センター長、ここだここだどって足で何だり、道具持っていがねがったがら、結局そこで二人してあれして、砂がいっぱい詰まってるから排せつでき、排せつってあの、水の流れが悪くなって道路いっぱいになるんです。そういう箇所がいっぱいあるんですよ。私、野球場から営林署角までいろいろ見てるんですが、市民の人方がちょっとあれすれば、砂のたまりや草、いわゆる観光地、あそこ一番先に入ってくる箇所でありますので、私たちの集落はやっていますけれども、やはり手が届かない民家がないところには、なかなか手が回らないと思うんですよ。だから私はやっぱり確実に計画的なことをやっていかなければ、将来いろいろな弊害が起きるのではないかなというようなことであえて申し上げましたので、これから計画にやるとかやらねえとかということの問題です。やっぱりそのことをこれから少しずつでもいいから路線ごとにやっていけば、私はそういうことはひとつ解決できると思いますので、その辺のあたりの再答弁をお願いします。 それから、教育長、私も労働基準監督署に行ったり、それからここには森友学園の資料等が来てるんですよ。57歳で死亡した職員、自殺したんですが、やはりパワハラがあったり、時間外が続いたり何だりして精神的に追い詰められたという事実がなければ、小玉さんの奥さんも、子供が小さいのでこれから遺族年金とかそういうのもらうということは、そういう裏づけが必要なんですよ。だから森友さんのやつは1年半かかってる、その実態を解明のために。だから、今日は言うにいいが言われねえが分かりませんけれども、やっぱりこれを解明しなければ、誰がいいとか悪いとかでねぐ、起きたことは事実なので、このことの解明というのは私は是が非でも、今後、遺族のためにも解明していかなければならない問題というふうに思っておりますので、その辺のあたりの認識の度合いを私は再質問で聞きたいと思っております。 それから、今日の朝も27歳の消防署の職員が、千葉県だと思った、ラジオで言っておりましたけれども、やはり労災認定で裁判するというような事案が今日ラジオで流れておりました。やはり実際に公務災害の現状というのは、一般の労災とも私は相、似てるとこがあると思いますので、私、公務災害がどのような形の中で該当しながらそういう一つの現実味を帯びてくるか分かりませんけれども、これにある森友のやつは1年半、恐らく今日の朝間の千葉県の27歳の消防署の職員のは、これからかかると思いますので、その辺のあたり認識の度合いを今聞いて、やっぱりきっちりしたものに残しておかなければ、あなた方はやっぱり異動したり退職したり代わってしまえば、また新しい人が一から出直すというようなことになって遺族に迷惑かかるということになろうかと思いますので、その辺のあたりというのはやっぱり再質問で確認をいたしたいと思います。 それから、市長、これ私は市長室で話したり何だりして、副市長とも話したんですが、この原因の究明については、市長部局できっちり原因を究明しながら、パワハラがあるとか、労働時間が急に変わったとかというようなこともあろうかと思いますけれども、この究明をするために、各PTAなり学校関係者なりいろいろな人方の委員会を立ち上げながら、これをきっちり残して究明していくものだかどうかということが再質問であります。実は、この4月から小玉さん、朝間来ば草刈りで、7月までもう草刈りばりの仕事。その前は、きっちり学校の中のことをやって、10時あるいは3時過ぎに環境整備の草刈り等をやっておりましたので、その辺のあたりも著しく変わったのかなと思ったりもしてますので、その辺のあたりもやっぱり私は大事ではないかなと思いますので、私、市長、奥さんとちょっと話したんですが、小玉さん、あのとき東風が強かったので、遺書が飛ばないようにガムテープで押えてあれしたというような奥さんからちょっと話聞きました。いやあ何か訴えたかったとこでないかなというふうに彼の気持ちを思うときに、奥さんと、まずまずというようなことで話ししたんですが、やはりこれは教育委員会でやっぱり身内なのでなかなかできないとすれば、やっぱり第三者を入れた委員会を立ち上げてやるべきじゃないかなと思いますが、その辺のあたり市長の考えを、2点、いわゆる2点目と3点目の再質問という形になりますけれども、その辺のあたり確認のための質問をしますのでよろしくお願いします。 ○議長(青柳宗五郎君) 門脇市長。 ◎市長(門脇光浩君) まず1点目については、議員がお話のとおり政策検証は必要で、この後もしっかりと政策の検証を行って、次の展開に結び付けるというその行為を繰り返すということを約束させていただきたいと思っております。 それから、2点目の市道等のインフラの現状と今後の整備方針等でありますけれども、先ほど草なぎ部長がお話のとおり、もちろん十分な財源の確保ができていないことで市民の皆様に御迷惑をおかけしている部分があるというのも十分に承知をしております。この後、先ほど議員からの御指摘もあったとおり、また御提案があったとおり、市民の方々からの御協力をいただきながらも、考え方としては地域を特定する、もしくは路線を特定して、その年度の中で対応できることを皆様方と一緒に手を付けていくと。そういう考え方も当然あろうかと思います。そのような手法が可能、どのくらいの効果があるかどうかということの検証も含めて、対応を考えていきたいというふうに思います。 それから、3点目のことについてでありますけども、小玉さんは私どもの職員ということであります。これまで大変な努力をされて頑張ってこられた方であります。ここで私がお話ができるとすれば、それは御遺族の方々を裏切らない、そのような対応はさせていただくということであります。 私からは以上であります。 ○議長(青柳宗五郎君) 熊谷教育長。 ◎教育長(熊谷徹君) 御遺族の思いに寄り添いながら、市と十分に連携いたしまして究明に向けてしっかりと対応してまいりたいと思います。 ○議長(青柳宗五郎君) 17番。 ◆17番(稲田修君) これで終わります。 ○議長(青柳宗五郎君) 以上で17番、稲田修君の一般質問を終わります。 13時10分まで暫時休憩をいたします。                              (午後0時06分)--------------------------------------- ○議長(青柳宗五郎君) 休憩前に引き続き会議を開きます。                              (午後1時09分)--------------------------------------- △門脇晃幸君 ○議長(青柳宗五郎君) 通告により発言を許します。1番、門脇晃幸君。 ◆1番(門脇晃幸君) お疲れ様です。蒼生会の門脇晃幸です。 私のほうからは、公教育について幾つかお尋ねしていきたいと思います。よろしくお願いします。 学校での教育は誰もが受けてきた経験があるので、多くの人々が高い関心を持っているテーマでありますが、現在起きている学校現場での課題や変化について知る人が余り多くなく、関心はあるけれど、どこから手をつけてよいか分からないという人々が多く存在している印象を受けます。また、現在の学校の教育課程を修了しただけでは、社会で生き抜き、活躍していくためには不十分だと多くの人々が考えているのではないかと思います。社会は、工業化社会から情報化社会へと急激に変化しており、企業や保護者、社会が学校に求める期待も変化しています。その変化に対して、国の政策や教育機関の対応が追いついていないという現状であります。学校の教育課程を通して生徒がどのような力をどのようにして身に付けていくべきか、また、その力を身に付けられたかどうかをどのようにして測定していくかを再考しなければなりません。今、教育課程の各段階には、入試という多くの10代にとって一大イベントがありますが、この入試が存在する限り、その前段階でより良い変化を起こしても、最終的には授業内容を入試で評価されることに最適化していくベクトルが働きます。これが大きな壁として教育現場に存在している課題であります。 最近ですけれども、中央教育審議会の大きな動きとして、2020年に向けて大学入試制度改革、学習指導要領の改訂がありました。大学入試制度改革、これは皆さん御存知のとおり一発勝負のセンター試験を廃止して、基礎学力をはかることが目的である複数回受験可能な到達度テストを実施すると。正解のあるペーパーテストで測定する内容は、基礎学力で十分であり、それ以外に絶対解のない課題に対してどのようにアプローチしていくか、思考プロセスも評価していくというふうになっております。学習指導要領の改訂も皆さん御存知かと思いますが、2012年、これは大学で、2014年、初等中等教育における教育課程の基準などの在り方についての諮問の中で、「課題の発見と解決に向けて、主体的・協働的に学ぶ学習として、能動的学習、アクティブ・ラーニングへの転換が必要である。」との発言がありました。2017年、小・中学校の学習指導要領改訂案が公示され、この時点で「アクティブ・ラーニング」という用語が全てなくなり、変わって「主体的・対話的で深い学び」という言葉が用いられております。何でこのアクティブ・ラーニングという用語がなくなったのかという部分については、いろいろ資料等見てみましたが、いまだにちょっと理解していないという状況です。この時点ですけれども、2020年までに生徒一人に1台の情報端末の普及を目指す教育の情報化ビジョンを掲げており、この実現は学校環境を社会環境へ近付けていくために必要不可欠と捉えているようです。 この大学入試制度改革、学習指導要領の改訂について、当局はどのような所見をお持ちでしょうか、お伺いします。 ○議長(青柳宗五郎君) 熊谷教育長、登壇です。 ◎教育長(熊谷徹君) 議員の質問にお答え申し上げます。 ただいま中教審、中央教育審議会の直近な大きな動きとして、2020年に向けて大学入試制度改革、それから学習指導要領の改訂があると。それで、この改訂、改革、改訂について私ども当局の所見を伺うということでございましたので、その点についてお話しさせていただきたいと思います。 議員から御指摘がありましたように、平成28年12月の中央教育審議会の答申を受けまして、平成29年3月31日に文部科学省より新学習指導要領が告示され、小学校では令和2年度、中学校では令和3年度の全面実施に向けて、昨年度から移行期間に入っているところでございます。また、令和2年度から、「大学入試センター試験」が名称が変わりまして「大学入学共通テスト」に変わります。そして、国語、数学で記述式問題、たくさん書くものですが、記述式問題が導入されると。それから、英語におきましても、従来は「聞く」、「読む」ということでしたが、それに加えて「話す」、「書く」も加えました4技能で評価される。それから、個別大学試験におきましても、多面的に総合的な評価により入学者を選抜するということが示されているところでございます。 現在、市内の小・中学校におきましては、平成29年7月に文部科学省から示されました小学校及び中学校の学習指導要領等に係る移行措置に基づきまして、新学習指導要領の全面実施に向けた準備を着実に進めているところでございます。今後も、指導主事の学校訪問等を通しまして、指導内容の欠落が生じることがないように、落としなどがないように各学校に伝えていくとともに、その指導内容の移行措置というのがない、そういうことがない総合的な学習の時間、それから特別活動、それから特別の教科「道徳」、それから、などは、積極的に新学習指導要領による学習指導が実施されるよう、指導・助言を続けていきたいと思っておるところでございます。特に、全ての小・中学校で、知識、技能、思考力、判断力、表現力等、それから学びに向かう力などの資質・能力をバランス良く育成することを目指す新学習指導要領の趣旨を十分に踏まえた学習指導が展開されて、円滑に新学習指導要領の全面実施につなげられるよう指導・助言に努めてまいりたいと考えているところでございます。 この場からは以上でございます。 ○議長(青柳宗五郎君) 1番。 ◆1番(門脇晃幸君) 今まで詰め込み式の教育の在り方がゆとり教育という形に移って、それから脱ゆとりという、1980年から30年にわたってですけれども、ゆとり教育の実現に向かってまいってきたと。それが脱ゆとりということで、2011年から授業時間の増加をはっきりと盛り込み、脱ゆとりへの方向転換を打ち出したということなようです。非常に大きな教育改革になっておるようですが、その中で新学習指導要領についてですが、先ほど教育長さんがお話ししたとおり2018年より移行開始、2020年度に実施ということになっておるようです。今始まろうとしてるこの小学校での学びの変化といいますのは、目前のものにとどまらず、この先ずっとはっきりとした形で子供たちの将来に影響を及ぼし続けることになります。この中でプログラミング教育、英語教育の必修化が大きな柱になっておりますが、まずこのプログラミング教育への取り組み状況について伺います。 ○議長(青柳宗五郎君) 熊谷教育長。 ◎教育長(熊谷徹君) 議員の御質問にお答え申し上げます。 仙北市が平成27年に近未来技術実証特区になりました。これを受けまして、当教育委員会では、同年から年次計画で市内の小・中学校へドローンを配備いたしまして、ドローンを活用したプログラミング教育を他の自治体に先駆けて推進してまいりました。新学習指導要領では、主に小学校5年の算数、6年の理科、総合的な学習の時間の指導内容にプログラミングの取り扱いが例示されております。令和2年度、小学校での新学習指導要領全面実施に向けまして、市の教育委員会では、北浦教育文化研究所が中心となりまして、市内小学校教職員のプログラミングの指導に対する不安感を軽減する目的で、プログラミング教育体験研修会を昨年度は3回、それから今年度は5回開催する予定でございます。また、低・中・高学年の発達段階に応じたプログラミング教育で育成したい資質・能力表、それから仙北市プログラミング教育年間指導計画を作成いたしまして、各小学校へ配付し、各校の実情に合わせた計画等を構築を支援しているところでございます。さらに、北浦教育文化研究所指導主事と各小学校のプログラミング教育担当者が協働で、学年ごとのプログラミング教育授業シートを作成中であります。次年度以降も、秋田県教育委員会や各学校と連携しながら、より効果的なプログラミング教育の在り方を研究を進めてまいりたいと思っております。県教委のほうからは、仙北市の先駆的な取り組みということで高く評価していただいているところでございます。 以上であります。 ○議長(青柳宗五郎君) 1番。 ◆1番(門脇晃幸君) ドローンによるプログラミング教育というのが先行して進んでいるというお話でした。情報端末機なんかは取り入れた授業というのはもう既に始まっておるんでしょうか。
    ○議長(青柳宗五郎君) 熊谷教育長。 ◎教育長(熊谷徹君) 情報端末機とは、例えば中学校であれば技術家庭とかですね、小学校のほうでも理科等で、ドローンのみならず、そういうふうなものも活用しながら進めております。ただ、ドローンの場合は非常に子供たちの興味が高まるということで、非常に子供たちの興味関心を高めるという意味で非常に意義があると思っておるところであります。 ○議長(青柳宗五郎君) 1番。 ◆1番(門脇晃幸君) 素朴な質問なんですけれども、今仙北市では、課外活動で鍋っこ遠足とかキャンプなんちゅうのは実施されてるものでしょうか。 ○議長(青柳宗五郎君) 熊谷教育長。 ◎教育長(熊谷徹君) 様々な形でございますが、鍋っこ遠足という形だけでなく、例えば運動会と鍋っこを一緒にするとか、それからいろいろ、例えば夏休みに野外活動という形でキャンプ的な形でやるとか、いろんな取り組みがございます。12校皆それぞれ違った形でそれは取り入れているのではないか、取り入れております。 ○議長(青柳宗五郎君) 1番。 ◆1番(門脇晃幸君) なぜこんな話をしたかと申しますと、情報端末機もそうですし、ドローンというものを使った教育っていうのもありますが、この鍋っこ遠足とかキャンプというのがプログラミング教育の一つの方法といますか、手段として捉えている、ある教育機関があるという話を伺いました。これにつきましては、例えばですけれども、コンピューターがない環境でもプログラミング的思考力を力つけさせるために有効であるという内容の話でございます。これは友達と、同じ世代、あるいは小学校低学年なり高学年の幾つかの年齢の差があるかと思いますが、そこで誰かがキャンプでお米を炊くというときに、お米を上手においしく炊けるためにはどうしたらいいかということをある人が知っていたと。でも自分が炊かないで別の友達にそれをやらせると。やらせる場合、どのような教え方をしたらいいのか。自分の持っている知識をその友達に間違いなく教える。教えることができるその能力そのものがプログラミング的思考力というような解釈だったんですね。まあそういったことで、これは都会の話ですけれども、余りそういう課外活動を重要視していないという地区が増えている中で、こういう教育をしている、取り入れている学校の生徒さんは非常にそういう部分が長けているというアンケート結果もあると。これは私が見た資料なんで正確かどうか分かりませんが、今その話を聞いて少しほっとしたといいますか、安心したということでございます。ですんで、親、それから大人に頼らないで自分たちでいろいろな活動する中で、そのプログラミング的思考力というのは高まるんじゃないかなということを私なりに自覚したと思っております。ぜひこれは継続してやっていただきたいなというふうに思います。併せましてですね、知識を覚えるだけでなく、批判的に思考したり、自分で課題を見つけ出し、解決策を考えたりする力を身に付ける必要があると、こういったことも言われております。 次に移りますが、英語教育への取り組み状況ですけれども、これは英語教育の必修化の問題点をどう捉えているか、その対策を伺うということと連動してますので、併せてお伺いします。 ○議長(青柳宗五郎君) 熊谷教育長。 ◎教育長(熊谷徹君) 英語の英語教育の必修化のまず市の取り組み状況をお答えさせていただきたいと思います。 市内の全ての小学校では、新学習指導要領移行に入った昨年度から、3・4年生で年間15時間になります。それから、5・6年生で年間35時間、35というのは週当たり1時間になります。プラス年間15時間の計、年間50時間。ですから、5・6年生では年間50時間の外国語活動の授業を行っています。外国語活動というのは英語の教科になる前の段階でありまして、英語に親しむというような活動であります。また、今年度は、秋田県教育委員会の拠点校・協力校英語授業改善事業の研究指定校となりまして、県南では生保内小学校と生保内中学校が拠点校、それから他の全ての市内小・中学校が協力校となりまして、国際教養大学と連携しながら外国語活動、英語担当教員の指導力、英語力の向上及び授業改善に向けた共同研究を進めているところでございます。 ○議長(青柳宗五郎君) 1番。 ◆1番(門脇晃幸君) 英語教育の必修化に向かって今やってるわけですけれども、いろいろな問題点が出てきてると聞きます。その部分の。 ◎教育長(熊谷徹君) はい。 ◆1番(門脇晃幸君) で、どう対策を打っているのかということも伺います。 ○議長(青柳宗五郎君) 熊谷教育長。 ◎教育長(熊谷徹君) 新学習指導要領の全面実施に伴いまして、授業時数が今度、小学校3・4年生が年間35時間、それから5・6年生がその倍の年間50時間というふうに増加する……。 ○議長(青柳宗五郎君) 70だよ。 ◎教育長(熊谷徹君) 失礼しました。70時間に増加するというような、これがまず、はっきり申し上げまして最も大きな課題であるというふうに捉えております。それから、加えて5・6年生の場合、教科でございますので、もう活動で、外国語活動でなく教科でありますので、数字によって評価する。要するに評価されてしまうと。これで非常に担当教員の負担増加も含めて、非常に大きな課題ではないかと。これは決して仙北市だけでなく、全国的な課題というふうに捉えているところであります。 3・4年生の外国語活動、5・6年生の教科英語、ともに学級担任が指導することが原則となりますので、その支援を、要するに英語の専門家でない方がやる場合が多くなりますので、その支援を充実させることが本当に対策、課題の対策の一番重要なことではないかと捉えているところでございます。 次年度以降もですね、現在仙北市では、田沢湖、角館、西木の3地区にそれぞれ外国人の外国語指導助手、つまりALTであります、を1人ずつ配置しております。それから、日本人の外国語指導助手といいましょうか、日本人のまず英語力の非常に高い方、まず準1級レベルでございますけれども、その方を2名配置しておるわけで、複数の指導者による指導体制で学級担任を支援して、授業の充実を図ってまいりたいというふうに考えているところであります。それから、本市の特徴としまして、昨年度から、県教育委員会のほうから教育専門監、これも英語の非常にレベルの高い、中学校の先生でありますけども、その方を教育専門監として配置していただいておりまして、その方も継続して次年度も活用できるようにお願いしている、そういう現状でございます。 ○議長(青柳宗五郎君) 1番。 ◆1番(門脇晃幸君) さきがけの新聞にも載ってましたけれども、県南では横手地区で小学校の先生方に英語の教科化に向けて研修会、まあ見たら第1回目というのが何か7月にあったのかな、というふうに記憶しています。で、中央地区のほうでも同じような形でやったという記憶がありますが、一つは、この地区ではそのような研修的なものをやられたのかなということと、これから、2020年は来年なんですけれども、何回ぐらいやるのか。あるいは、やった回数が本当にベターなのか、足りないのか、十分なのか。そこら辺の考え方、もしお話ししていただけるとすれば伺いたいと思います。 ○議長(青柳宗五郎君) 熊谷教育長。 ◎教育長(熊谷徹君) 横手市、秋田市でも非常に先駆的に取り組んでおりますが、仙北市もその先生方の研修に関しましては、全体をまとめてというのはなかなかできないんですが、各校に巡回しながら研修はかなり深めております。実際に本年度から、市の教育研究所の中に英語教育の専門の指導主事を配置しておりまして、その人を中心に、それから、先ほどお話申し上げました教育専門監ですね、教育専門監、それから先ほどもお話しした日本人のALTってお話ししましたが、その方が国際教養大の小学校英語の指導の専門家でございます。その3人の人材がおりますので、その方々を中心に各学校を回りながら学校ごとに指導していると、そういう現状でございます。この後は、横手市、秋田市と同様に全体での研修というのも設けていきたい。恐らく夏期休暇か冬期休暇などの活用になると思いますが、その点についても今考えているところでございます。 以上であります。 ○議長(青柳宗五郎君) 1番。 ◆1番(門脇晃幸君) 今いろいろお話を伺いました。私もいろいろ資料等見ながら勉強してまいりました。その中で一つ気になった課題と申しますか、今教育長さんがおっしゃったのも当然課題としては理解できますが、ちょっと気になるお話がありました。それは、現在の小学校の外国語活動、まあこれ英語ですけれども、については、児童、教員とも予想以上の効果を認めていると。しかし、皮肉なことに、その効果が予想以上であることが逆に現在の小学校英語の最大の課題となっておりますという文面がありました。これは何かという話になりますと、英語教育が小学校に下りて、そしてその低学年から活動が始まると。その理由というのは、まず人間の聞く能力だとかいろいろあるようですけれども、それはそれでよろしいんですけれども、これはモデル校、まあ実験校と申しますか、先行している地区の学校ありますよね。その方々の親ではなく先生でもなく生徒さんだけのアンケートというのをとったのがありました。それを見ますと、小学校低学年の英語に対する思い、非常に楽しい、興味があるという、「どちらかといえば好き」という方々を加えれば9割以上、95%以上、英語が大好きと、好きだというアンケート内容になってます。ところが小学校高学年になってくると、「好き」という、「どちらかといえば好き」という割合が減ってきて、「どちらかといえば苦手」、「嫌い」という部分も若干増えてるということになりました。小学校6年生のアンケートをとったときには、およそ7割以下まで英語が「好き」。逆に言えば、英語が「どちらかといえば嫌い」、「嫌い」というほうが3割以上に増えているという状況。中学校から英語が始まるとすれば、中学校の段階がスタートになりますので「嫌い」、「好き」というのがありますが、小学校から教えていくことによって、既にもう英語が「嫌い」、あるいは「どちらかといえば嫌い」という割合が学年が上がるたびに増えてきているということは、中学校に上がった時点でもう3人に1人は英語が嫌いと、まあ分かりやすく言えば、方がいると。こういう状態で小学校と中学校の連携がうまくとれるんですかというような問題を提起しておる教育関係者たちが複数いるというような状況でございます。この辺については何か御見解ございますか。 ○議長(青柳宗五郎君) 熊谷教育長。 ◎教育長(熊谷徹君) 本当に御指摘もっともだと私も思います。どうしてかといいますと、やっぱり低学年の場合は、もう本当に外国語活動ですから、とにかくゲームやったり、もう体を使って、まず暗記とかっていうことでなく、ものすごい楽しい授業なんですよ。見させていただいたのが。それがだんだん高学年になると、今度ちょっと難しくなってきますね。そして単語を覚えなきゃいけない。構文を覚えなきゃいけない。もう黒板使いますから、黒板に、低学年ではほとんど使わないで、カードを使ったりゲームなんか。それがもう暗記というものが入ってきて、やっぱり言語活動ですから、どうしても文法も入ってきますし、やっぱり難しくなるわけです。そして中学校に行きますと、今度は受験を目指して、また非常にシビアな形になってると。ということで、子供たちの英語嫌いというのが出てくる。本当に全く御指摘のとおりだと思います。ですからやはりそういうふうな、どこまでも受験的な要素を盛り込むだけでなく、やっぱり英語って楽しんだと、だから外国の方に来たらどんどん挨拶してみたり、いろんなそういうふうな英語的なものに取り組んでみたりというふうないろんな工夫の中で、例えば交換留学、姉妹校提携なんか、例えば台湾なんかもすごい英語のレベルなんですけども、やっぱりこういうふうな中で、楽しい、英語って楽しんだ、通ずるとこんなに楽しんだっていうことをもっともっと子供たち、高学年、それから中学生に教えていくようなそういうふうな生きた英語を学習させていくことが、今非常に求められているのではないかなと。今お話聞きながら全くそこは同じ、同感でございます。 ○議長(青柳宗五郎君) 1番。 ◆1番(門脇晃幸君) 今の課題を提唱している方々がさらにコメントしておるのがあるんですが、子供たちに英語を習わせたい親は何のために英語を習わせたいのか。今、都市部を中心に子供たちを英語の塾に通わせる親御さんたちが非常に増えていると。教育改革の中で当然のことかなというふうに思います。もう一つが、今話ししたとおり、小学校から塾に入っている人もいれば、中学校に入ってから入る人もいますが、やはり英語が嫌い、あるいは、評価を受けるわけですから思ったほどいい評価を受けてないという親御さんが心配して塾に入れているという現象が非常に増えていると。何でかというと、進学に有利。まあそういうことなのかなと。グローバル市民になるために必須アイテムかのように、グローバル化イコール英語の勉強というふうに結び付けてしまっているような親御さんが多いということなようです。グローバル化イコール英語化のようにあおり立てるような教育では、これからの社会の中で真のグローバル市民として活躍する子供たちを育てることはできないでしょうと。グローバル市民を育てるには、何よりも世界の多様性、言語と文化の多様性を認識する教育が必要であるというふうに提唱してるようです。 併せまして、今2つの大きな柱ということで話ししてますが、もう一つが道徳の教科化、これもまず入っているようです。これにつきましては、プログラミング的思考力、それから英語をなぜ習わせたいのか、グローバル化という言葉がどんどん出てきますが、道徳の教科化という部分においても、世界がグローバル化していく中で文化や価値観が異なる人と接する機会はどんどん増えていきます。時には利害がぶつかったり、これが正しいと一概には言えない状況も生まれてくると。これが正解と決められていた今までの読む道徳では、多様な価値観に対応することが難しくなります。考える道徳、議論する道徳が求められます。そういう形で、これもある方の受け売りで話ししてますけれども、プログラミングや外国語教育は、子供によって大きく習熟度に開きが出やすい分野です。小学生でも大人顔負けの作品を作れる子供もいれば、高校生になっても苦手な子もいると。20世紀型の形式的平等主義で運営してきた学校教育は、それぞれの子に対応した学びのカスタマイズがまだまだ不十分であると、苦手であると。ですから学校教育は、民間企業の力を借りながら、もっともっと改善していく必要があるというふうに提唱しているということでございます。 次に移ります。大学入試制度改革が初等教育に与える影響をどのように捉えているか、対策について、これは見解ということでよろしいんですが、お伺いします。 ○議長(青柳宗五郎君) 熊谷教育長。 ◎教育長(熊谷徹君) 大学入試制度の初等教育に与える影響についてお話申し上げます。 新学習指導要領では、全ての教科を通して育成する資質・能力を3つの柱を次のように示しております。1つ目が知識・技能、2つ目が思考力・判断力・表現力等、3つ目が学びに向かう力となっております。この児童生徒が社会に出てからも学校で学んだことを生かせるように、この3つの力をバランス良く育むことが小・中・高全ての校種で一貫して求められているというふうに捉えているところでございます。 それで、次年度の大学入試制度の改革によりまして、これまで知識・技能の定着を図ることを中心の問題から、基礎的な知識を活用して課題を解決するための思考力・判断力・表現力を図ることを重視した問題に見直しが図られるようでございますが、系統的な学習指導に準拠した小学校、中学校、高等学校教育を経て求められる資質・能力が育成されていれば、新たな大学入学者選抜においても特に懸念することはないのではないかというふうに捉えているところでございます。と申しますのは、大学入試制度そのものも大きく変わるわけなんですが、それに合わせて小・中がその先に、小・中・高が変わっていきますので、その大学入試に向かって小・中の段階からももう、先ほどお話しありましたアクティブ・ラーニングとか主体的・対話的深い学びとか、そういうふうな事柄のもとに小・中の段階から変わっていきますので、連続的な改革が進められていくということで、余り影響というのはそんなに大きくないのではないかなとは思っているところでございますが、いずれ来年度以降の大学入学者選抜の実際と、それから大学入学重視制度改革の動向を見据えながら、小学校、中学校教育における対策の必要性というのをしっかりと検証してまいりたいと思っているところでございます。 ○議長(青柳宗五郎君) 1番。 ◆1番(門脇晃幸君) ニューヨーク市立大学大学院センターのキャシー・デビッドソン教授という方がこんなことを言ってます。2011年に、2011年、小学校に入学した子供たちの65%は、大学、行ったと仮定しますが、大学卒業後、今は存在していない職業に就くという説を発表してます。これに似た発言をされている教授さんは複数おりますけれども、といいますと、逆算すれば2020年代後半にそういう現象が起きるのではないか。もちろん先進国の日本でもそういう現象が起きてくるんじゃないかなというふうに推察されます。これも今、初等教育に与える影響と大学入試制度改革の間で絡まってくる課題の一つになるのかなというふうに捉えているんですけれども、大学入試のあり方が変わることが大きな教育改革の一つであり、そこから派生して様々な教育内容の見直しが実施または計画されています。今では考えられない職業が生まれ、自ら考えて将来をつかむことのできる能動的な子供たちが多く育つ時代が来てます。私たち大人も固定概念にとらわれず、前向きに主体的に問題に取り組むことが必要になってくるだろうと。逆に大人も教えられるのかなと、一緒にということになりますね。 それで、ちょっと気になる部分がございましてお話ししたいと思います。本県秋田県、それと福井県が、学力テストで皆さん御存知のとおり全国1位に君臨している時期が長く続いております。習熟率が低い両県でございますので、何か特殊な学校教育が行われているのではということで注目を集めているのも事実です。しかし、秋田県は4年後の大学進学率では全国30台半ば、福井県は1桁2桁、まあ10位前後を位置していると。一体この差は何だろうという話が時折、いろんな資料を見てみますと出てきております。これについてはいろんなお話があるかと思いますが、この部分も含めますと、さっきの大学入試制度改革、そして初等教育に与える影響の部分と絡んでくる。秋田県は非常に小・中学校時代の学力が全国でも優秀であるということを折り紙ついてるわけです。なのにこうであると。これはやはり大学に向けた、大学の入試制度改革によってどうなっていくのか。これがいいか悪いかどうなのかっていうのはちょっと私分かりませんけれども、非常に興味のある内容じゃないのかなというふうに思っております。 公教育は、実に広く奥の深いテーマであり、課題は言い出せばきりがない、山積みになってるのかなというふうに思います。今までお話の中は、生徒さん、子供さんたちの立場を視点に、改革・改訂が行われている話をさせていただきました。では、教育を指導する側はどうなんですかということについて少し話してみたいと思います。 経済協力開発機構、OECDの最新の国際教員指導環境調査で、日本の中学校教員が子供たちの考える力を育む創造的な授業づくりに苦戦している現状が浮かんだと指摘してます。部活動の指導や事務作業に追われ、日々の生活にゆとりをもてない、世界最長の仕事時間が背景にあるようである。今年、文科省では、今年の6月28日付で、夏休み期間中に長期間の学校閉庁日を設けるなどして教員の休日を確保するよう、全国の都道府県教育委員会などに通知。今回の通知では、各教員に閉庁期間の拡大や新規の導入など一層の取り組みを求めており、教員が有給休暇などを取りやすい環境づくりを目指しているというふうになっております。 そこでお伺いしたいのですが、教員の働き方改革と教育現場が抱える矛盾をどう捉えているか。また、その対策について伺いたいと思います。 ○議長(青柳宗五郎君) 熊谷教育長。 ◎教育長(熊谷徹君) 先ほどの学力の部分でありますが、まず秋田県と福井県、これが1位と2位というふうな形で10回、10年間続いてきたということでありますが、ただ、高校のほうに行ってからということで、今、高校の先生方が大変頑張っていらっしゃいます。ただ、やっぱり高校から大学というふうな形になった場合に、やっぱりいろいろな要素がありまして、なかなか結果が出ないというところなのかなとは思いますが、今、高校の先生方が本当に今我々以上に何か学力向上に向けて頑張っていらっしゃるというふうにはお聞きしているところでございます。 それで続きまして、その教員の、その先生方ですね、働き方改革と教育現場の本当に世界一、今ハードだと言われておりますけれども、その矛盾をどのようにというふうなことでございましたので、そこの点についてでございますが、平成30年9月に、平成28年に実施されました教員勤務実態調査の分析結果が公表され、教員の長時間勤務の実態が明らかになりました。本市の小・中学校教員の勤務実態も同じような状況であり、その改善が本市学校教育の大きな課題の一つであると感じているところでございます。日本の学校教育は、世界的に見ても非常に大きな成果を上げてきておりますが、これを持続可能なものにするためには、新しい学習指導要領を円滑に実施していけるように、この課題をやっぱり解決しなければならないと。本当に議員御指摘のとおりだと思います。教員の働き方改革と教育現場の矛盾、もう一番に業務量が、その先生方の業務量が本当に変わらない。むしろ増える状況にあるわけで、その中で配置される教職員定数、定数というのは人数なんですが、それが変わらないで業務量はどんどん増えていくと。そこがやっぱり一番の大きな矛盾ではないか、課題ではないかというふうに捉えてございます。このことのために、市教育委員会では、県教育委員会にかなりのいろいろな各種の簡易申請といいまして、先生方を増やしてくださいということで行っておりまして、今年度は、指導方法を工夫改善の加配、そうですね、指導方法の工夫改善で9人の先生方いただいております。それから、小学校専科指導ですね。やっぱり英語、理科とかそういうふうな専科指導で1名いただいております。それから児童生徒支援に係る、これは生徒指導でございますが、それに係る加配を3名いただいております。それから統合前支援、中川小、角館小学校の統合の前でございます。そのための先生1名という計14名の先生方を、多く、定数よりも多くいただいておりまして、各小・中学校に配置していますとともに、心理学の専門家でスクールカウンセラーを非常勤講師といたしまして市内の中学校のほうに配置していると、そういう現状でございます。 それから、昨年の9月から、教員の勤務時間管理の適正化を図るために、出勤も、個人使用のパソコンの電源を入れると出勤時間、それから退勤時にパソコンの電源を切ると退勤時間が自動的に記録されるシステムを、市内全ての学校に取り入れました。そして教員個々の実労働時間をきちんと把握しております。 それから、教員の業務改善のための指針といたしまして、昨年の7月でしたが教職員の業務改善推進計画、今年3月には部活動ガイドラインというのも、部活動も中学校の先生方にとりましては大変な過重労働という形になりますので、これを作成いたしまして市内全ての教員に配付しております。 この後も引き続き学校現場と協働しながら、教員が本来なすべき業務、子供たちと本当に向き合える時間が確保できるように整備、環境整備に努めてまいりたいと思っているところでございます。 以上でございます。 ○議長(青柳宗五郎君) 1番。 ◆1番(門脇晃幸君) 定額働かせ放題法とやゆされる旧特法、これは公立の義務教育諸学校等の教員職員の給与等に関する特別措置法となっています。これの改善は国会議員のお仕事になってますけれども、ブラック労働と言われる部活動指導の勤務改善は市町村教育委員会の決定で可能で、実際にどのように中学校部活動を改善するかは、県指針により各市町村教育委員会の権限と責任のもと決定されるというふうになっておりますが、そうでしょうか。だとしますと、いろいろまた改善策がこれから知恵を出して進んでいけるのかなというふうに考えます。 ちょっとおもしろい話がありましたので紹介したいのですが、ロボットは東大に入れるかプロジェクト。まあ聞いたことある人いるかと思います。を推進していらっしゃった国立情報学研究所の新井紀子さんという方がおりますが、そのプロジェクトで得た知見として次のようなことを指摘されてます。「AIは、意味が理解できない。なぜ意味が分かるはずの高校生が意味が分からないAIに破れるのか。AIにできないことこそ、生徒もできなかった。教科書が読めない。予習も復習もできない。自分一人では勉強もできない。貧困家でも塾に通わなければならない。労働力不足なのに、失業や非正規雇用が増大、そして格差拡大、内需低下、人口がさらに減少」で、こうまとめてます。「中学校を卒業するまでに中学校の教科書を全部読めるようにすることこそ、理解することこそが公教育の最重要課題である。」というふうに提唱しておる文面がありまして、だからどうという質問でも何でもないんですけれども、今、教育現場が疲弊して、教員が持っている力を十分に発揮できないことは、教員にとっても生徒にとっても何より仙北市にとっても不幸なことです。国の政策、県の指針を踏まえるのは当然ですが、先ほどもお話しして確認しましたが、地方自治体、これ教育委員会の権限と責任において教育現場の改善ができる部分が多くあります。学ぶ側、生徒さんですね、そして教える側、これ教員の方々の環境改善を速やかに行い、より良い教育行政を執行するよう提言し、私の一般質問を終わります。 ○議長(青柳宗五郎君) 以上で1番、門脇晃幸君の一般質問を終わります。 14時10分まで暫時休憩します。                              (午後1時56分)--------------------------------------- ○議長(青柳宗五郎君) 休憩前に引き続き会議を開きます。                              (午後2時10分)---------------------------------------八柳良太郎君 ○議長(青柳宗五郎君) 通告により発言を許します。15番、八柳良太郎君。 ◆15番(八柳良太郎君) 蒼生会の八柳でございます。 通告に基づきまして一般質問をさせていただきます。行政各位におかれましては、私、一般質問最後ですけども、非常にお疲れではあると思います。しかし、今日から明日の仙北市の未来のために、前向きな答弁をひとつよろしくお願いいたします。 それでは、早速質問をさせていただきます。 3点あるうちの1点目でございます。平福記念美術館についてでございます。 これは昨年の12月議会でも質問させていただきました。昨年の10月の2日から11月の18日まで、「開館30年記念平福穂庵・百穂父子展」が開催され、12月議会で7点の質問をさせていただいたところであります。見てもらいたいなということで平福穂庵・百穂の作品を購入し、館蔵品の充実を図ってもらいたいという意味から提案させていただいたものでありました。その後、取り組みが進んだ点もあるというふうに思いますけれども、まだ基本のところでとどまっている点もあるようでございます。 先般、宮城県美術館で平福百穂展を見学いたしました。会期は7月13日から9月1日までの1カ月半でありました。東京国立近代美術館所蔵、第7回帝展出品作の「荒磯」がポスターやチラシの表紙に掲載されておりました。当美術館からも、掛け軸や雑誌のエネ絵表紙、スケッチ等たくさんの出品があり、盛大な展示会で非常に厳粛な展示会でありました。この間、平福家の身内の方からもお話を聞く機会もありました。もっと世に広く平福記念美術館を知らしめたいということで、東北に限らず、東京あたりでの美術展も望んでおったようであります。そういう観点から質問をさせていただきます。 1点目であります。パソコンで、いろんな方々から来てもらいたいという思いで「平福記念美術館」と検索をかけますと、「仙北市立角館町平福記念美術館 観光情報 仙北市」というふうにあらわれます。それを押すと美術館のホームページに飛びまして、入り口前のコンクリートの回廊の写真になります。実にいい写真であります。ですが、どうせなら、その回廊の横に季節のイベント内容が分かる絵を掲示したらどうかというふうに思うわけであります。つまり回廊写真の同ページの「平成31年度・令和元年度 展示計画」を押して、展示計画へ飛んで、企画展示の「福田豊四郎展」を押すと、初めて画伯のあの素晴らしい「山の秋」という絵が出てきます。まあ同じその「山の秋」でもいいですし、別のものでもいいですから、画伯の作品と会期を回廊の横に即、そのイベント情報として掲載したらどうなのかなと。そうすると、検索2回でそのイベントの内容といいますか、その画伯の絵が出てきますので、非常に親切な案内になるし、興味も増してきておられるのでないのかなというふうに考えたわけです。 同様に、その絵画の画像をですね、ネットで検索するときに、東北の美術館ということで検索しますと、「じゃらん」というものが出てきます。その「じゃらん」に同じような掲載をして同様な効果を引き出したらどうなのかな。昨年12月、質問の際に、その「じゃらんnet」の東北美術館ランキングでは、平福記念美術館は25番目に出ておりました。が、数日前にのぞきましたら18番目にランクアップされておりました。内容は、その一番最初に中庭と正面等の写真4枚で、1枚は企画のポスターらしきものが入った庭の写真というものでありました。説明書きを見てみますと、「日本画家平福穂庵、百穂の作品をはじめ小田野直武などの作品を展示」。で、「※掲載されている情報や写真については最新の情報とは限りません。必ずご自身で事前にご確認の上、ご利用ください。」というふうにあったわけであります。 私の提案ですけども、やはり美術館の、その「じゃらん」の中に出てきた美術館のホームページに掲げようとしているようなそういう写真を、その著作権等とかの問題はもちろんあるかもしれないんですが、できればそういうところに福田画伯の絵を、こちらから提供してね、これを挙げてくれと。そうすると非常にもう東北のランキングで18番目に来たその一番先にその絵が出てくるわけですので、ほとんど25の美術館については、やっぱりなかなか内容がどういうそのイベント内容なのかっていうのが分からないものがほとんであります。例えば何とか画伯という美術館のイベントだと、その画伯の絵が一番前に出てきたりしてるわけですけれども、そういうふうにしたらいいんじゃないのかなというふうに思いましたわけです。 3点目であります。基金のほうがあるわけでございますけども、その活用に対して、前回の答弁では「基金の活用で非常に手間がかかる場面もあり、何とかできる限りスピード感のある対応を可能にするにはどうしたらいいかということを、予算上の仕方も含めて、その改善点を探っているところでございます。」という答弁でありました。基金は活用の予定で積み立ててはいるけれども、いついかなるときにその平福作品が手放されるかは分かりません。で、情報が入った際に、まずその資金の確保が問題となると。で、財政当局との協議で時間がかかり、次に所有者との協議がかかる。また、審議会との話し合いもしなきゃいけない。また議会とも話し合いをしなきゃいけないということで、なかなか時間がかかって売買がほかに決まってしまったりして買えなくなるというふうなことを推測するわけであります。したがって、作品が出てから準備するというのは、やっぱり今までの例から考えてほぼ購入できないだろうなというふうに私は考えました。それはなぜかっていうと、昨年も質問のときにお話ししたんですが、穂庵の「乞食図」に劣らない「神農」というものが、これは薬の神様なわけですけれども、明治の初めのほうに書かれたわけですかね、これがやはり売りに出されたんですが、しかも美術館でもそれは知っておりました。でも、それはやはり残念ながら実際には購入はされなかったということで、今後どういうものが売りに出るのか出ないのかそれは私も分かりません。分かりませんけれども、要するにやはり教育委員会で裁量ができるその購入の専用の予算、まあ私、大作だと1,000万円だっていうけども、なかなか1,000万円のものを買うということは無理だろうなと思います。だからそういう意味で、年度初めに、そのやはり300万円とは言わないけれども、やはり150万円ぐらいは美術館で自由に使えるようにしておいて、それを超える際には補正で対応するというやり方のほうが、館蔵品を購入すると。まあ毎年それを使えという意味ではありません。それがそういうものに合うものが出てきたときには、やっぱりそういうふうにしてやったらいいんでないのかなというふうに思うわけであります。やはり実際にはそういうその、とにかくなかなかスピード感ある形にならないということで、そういうふうにしたらどうなのかなと、こういうふうに思うわけであります。 それから、4点目です。入館者についてですが、昨年もお聞きしました。実際には1万5,000人達しない。達しないということでありますけども、有料入館者は大体8,000人ぐらいなんですね、この3年間ぐらい。やはり先回もどのぐらいの目標ですかって聞いたら、1万5,000人というふうにお話しされたんですが、まあ無料も含めて1万3,000人ぐらいですか、1万5,000人到達しておりません。やはりいろんなことをこうやってみて、まあ無料入館者も含めて、とにかく1万5,000人はやっぱり超えていくんだと、たくさんの人に見てもらう、町内の方に見てもらうのも無駄ではありませんので、もちろんそのカウントとしてそれをやっぱり超えれるようにたくさんの人に見てもらうというふうにやっぱりしていただきたいなと、こういうふうに思っております。 角館地域にある伝承館というのは、有料入館者がここ3年間で3万人、これを超えているわけであります。9月から、小坂町出身で百穂と親しい関係にあった福田豊四郎展が開催されるので、そういう大幅な入館数を期待しております。PRに万全を期して、そういう1万5,000人をクリアするように頑張っていただきたいというふうに思いますので、その決意のほどを伺いたいと思います。 最後に、なかなか今まで分からなかったわけですが、美術館、伝承館、それから新潮社の記念文学館、これの3館共通券を発行してると思うわけですけども、どのようになっているのかについてお伺いしたいというふうに思います。よろしくお願いします。 ○議長(青柳宗五郎君) 答弁を求めます。熊谷教育長。 ◎教育長(熊谷徹君) 議員の質問にお答え申し上げます。 4点の御質問があったと思いますので、順次お答えさせていただきます。 まず平福記念美術館のホームページでございますが、御指摘のありました平福記念美術館のホームページについてですが、確かに美術館の最初のページから入りますと年間の展示計画を選び、そこからさらに現在開催している企画展のページを選択して見ることができますので、手数がかかります。見ることになりますので、非常に手間、時間がかかると。御指摘いただきました内容で変更ができないかを総務課の広報担当に相談いたしましたところ、変更ができるとのことでしたので、9月5日に変更作業を終了しております。 なお、平福記念美術館の企画展の内容は、仙北市のホームページのトップページのイベント情報でも随時紹介しております。また、田沢湖角館観光協会のホームページでも、イベント情報としてトップページで紹介していただいております。どちらもワンクリックで企画展のページを見ることができるようにしてもらっています。今後も、平福記念美術館の企画内容について、多くの方に見てもらえるような情報発信ができるよう努めてまいりたいと思います。 2つ目の御質問であります。同様に、その絵画の画像を「じゃらん」に掲載して効果を引き出したらどうかという御指摘でございました。 「じゃらんnet」との東北の美術館ランキングサイトについてでございますが、このサイトには、紹介されてる美術館が自分の情報を投稿するのではなく、「じゃらん」に会員登録している観光客が自分で見た情報、美術館についての感想と評価を投稿するためのサイトでございますので、平福記念美術館としての投稿は残念ながらできません。それで、平福美術館の評価は、9月5日現在では星5つの判断基準で3.6で、全90件中で19番目、今議員がおっしゃったように現在は18番目になっているということでございます。このサイトで現在1位の十和田市現代美術館は、屋外展示作品が多くあり、写真撮影も自由になっておりますので、会員からの投稿写真数が110枚、口コミの投稿が408件と大変多くなっており、評価も高くなっていると思われます。平福美術館でも借用作品を展示していることから、作品のやはり著作権の関係がありまして、展示作品の情報や写真データが他で勝手に使用されることを防ぐため、館内は写真撮影、残念ながら禁止している状況でございます。そのため、どうしても写真の投稿が少なく、現在投稿されている14枚の写真は、美術館の外館や庭園の写真でございます。また、口コミの投稿件数も現在のところ14件になっておりますが、口コミの内容は良い評価となっていると考えております。今後は、平福記念美術館に来ていただいたお客様が、ここは良い美術館だからぜひ「じゃらん」に投稿しようと思っていただけるように、美術館の運営に努めてまいりたいと思っているところでございます。 3番目の基金のことでございます。 基金の活用に対し、前回の答弁では、基金の活用で非常に手間がかかる場面もあって、その改善点を探っているというふうにお答え申し上げました。それで、教育委員会の裁量ができる購入予算を置くべきというふうなアドバイスをいただいておきましたので、ここの点につきまして、今、私どもも話し合って次のようにしているところでございます。 昨年、基金の活用について一般質問いただきましたことを踏まえまして、今年度の当初予算に基金を取り崩しして作品の購入費用を予算化することができました。幸い、作品購入のための基金がまだ残っておりますので、今後は、当初予算編成で基金を平福記念美術館の美術品購入予算へ繰り入れし、購入したい作品が出た場合は、すぐに対応できるようにし、購入したい作品が出ない場合は、残額を基金に戻し入れすると、そういう体制で館蔵品の充実に努めてまいりたい。すぐに購入できるような体制をとりたいと思っているところでございます。 4つ目の御質問でございます。入館者目標について、ここ数年1万5,000人到達してないと。福田豊四郎展では大きな増を期待したいと。それから、3館共通券の現状について御質問いただきました。 入館者目標につきましては、秋田県では人口が年々減少しているほか、観光客の旅行形態が年々変化していることもあり、美術館運営審議委員の皆様から新年度の事業計画について審議していただく際、併せて入館者目標についても御意見を伺いながら見直しをしてまいりたいと思います。このたびの福田豊四郎日本画展では、小坂町立総合博物館「郷土館」や秋田県県立近代美術館から、今のケースに合わせた日本画作品、スケッチ、資料などをお借りして展示しております。また、福田豊四郎は角館とも大変縁がございまして、八田菓子舗のおばこ餅のパッケージのデザインも手がけられており、今回はそのデザイン画もお借りして展示しております。そのほかに珍しい資料としては、樺細工伝承館で所管している福田豊四郎が絵付けした角館春慶塗のお盆5点も一緒に展示しております。9月14日土曜日午後2時からは、小坂町立総合博物館「郷土館」学芸員によるギャラリートークを開催いたしますので、ぜひ多くの方に御来館いただけるよう広くPRに努めてまいります。いずれ、何とかその目標に近付ける、なかなか到達は難しいかなとは思いますが、近付けるように、まずPR活動に積極的に努めてまいりたいと思います。 最後でございますが、3館共通券の現状でございます。 美術館、伝承館、文学館、3館合計で、平成29年度は382枚、平成30年度は452枚、令和元年度は4月から7月末まででもう418枚の販売となっております。 なお、毎年12月から1月は、美術館で県南、子供たちの児童生徒県南美術展を開催しておりますために、入館料販売、割引して販売してる現状であります。そのため、3館共通券、美術館と他館の2館共通券を販売しておりませんので、この数字は10カ月間の実績となりますので、どうか御了承いただきたいと思います。 この場からは以上でございます。 ○議長(青柳宗五郎君) 15番。 ◆15番(八柳良太郎君) ただいま答弁をいただきました。2番の「じゃらん」については、見た人のページということで分かりました。こちらからはできないということですので了解をいたしました。それから、そのパソコンで見るときも早く見れるということで、大変いい方向にいければなというふうに思います。それから、館蔵品のやっぱり充実については、大変あれですね、前向きな取り組みをいただきまして、本当にこれが大きくプラスになっていくんでないかなというふうに思います。何とかひとつ頑張って、その最後の入館者の話はしましたけれども、何とかひとつ、やはり平福百穂の要するに友達に川端龍子という人がございます。その川端龍子と平福百穂は親戚だわけでございますけれども、その川端龍子のお弟子さんだということで、この福田豊四郎展、非常に秋田県内、いろんなやっぱりファンがいると思いますので、頑張ってやっていただければなというふうに思います。 ただ、最後一つ、3館共通券ですけども、やっぱりなかなかまちの中を回遊するということにはなかなか難しいとは思いますけども、この点についても今後ひとつ何とか検討して、もう少しいいものをやったときに、やっぱりこういうところもこういうところもあるよということで、3館が何とか利用できるようにひとつお願いしたいというふうに思います。 新潮社の記念文学館については、私、資料いただきましたが、有料は大体3,900人ぐらいしか入ってないということなんで、当初あれ、私も新潮社記念文学館は建てたときには目標2万人ということでありました。まあなかなか経費もかかってないので、あんまり2万人ということは言いませんけれども、できるだけたくさんの方に、せっかくのやっぱり機会を計画していただいてる催しものたくさんありますので、頑張ってひとつ見ていただくようにPRいただきたいというふうに思います。 それでは続いて、2番のほうに入らせていただきます。 2番目であります。子育てのことについてであります。 今年の6月7日発行の日本経済新聞によりますと、「厚生労働省が7日に発表した人口動態統計によると、2018年に生まれた子供の数は日本全国で結局91万8,397人で過去最低を更新した。」というふうに書かれております。3年連続で100万人を割ったと。ちなみに、2016年というのは97万6,979人、2017年は94万1,000人で、要するに2018年が91万ということで、90万人の一番底のところになってしまったと、こういうことであります。 では、本市ではどうなのかと、こういうことでありますけれども、住民基本台帳の出生届け数によりますと、資料いただきましたが、平成28年度は124人、平成29年度は117件、平成30年度は98件、平成31年度は4月から8月まで29件と。これ何で「人」と「件」なのかっていうことでありますけれども、ちょっと突然に電話したからちょっと恐らくびっくりしたかもしれませんが、人のことでありますから本来はこれは「117件」でなくて「117人」と書いて私にいただければ良かったわけですけれども、ちょっとどういうわけか件数ということでよこされましたので、実はそのまま書きました。やはり人のことでありますので、こういうところからもやっぱり市民に対する態度というんですか、その接し方というのがちょっとやはり、うがった見方をすればね、やはりもう少し、こういうことの資料をよこすときでもそういうことを考えながらよこしてくれればいいなというふうに思ったわけですけども、今後の少子化を考えたときに今年度どうなるのかな。まあいろんな人から言われると、80人切る可能性すらありそうだというふうな話がありました。 昨日も何か何人ということでほかの議員の質問で出たようでありますけれども、この10月1日から、子育てを行う家庭の経済的負担軽減を図るために幼児教育・保育の無償化がこれ実施されるわけであります。子育てしやすいやっぱり環境をつくることが求められている。昭和22年の、ここに要するに管理要綱というものを出したわけですけれども、この児童遊園、子供たちの子育てしやすい環境についての児童福祉法というものがありまして、22年の3月に作った、創立だわけですけども、その児童福祉法第40条には、「児童福祉施設は、児童遊園、児童館等児童に健全な遊びを与えて、その健康を増進し、又は情操をゆたかにすることを目的にする施設とする。」というふうに規定されてあるわけでございます。そして、その下には仙北市の遊園地管理要綱ということで、こういうことをするよということが書かれております。これ文章を、この質問書を出すときにちょっと、9月1日の広報せんぼくを見ました。「戸籍の窓口から」ということで、それには出生者が9人、死亡が40人、転住が40人、そして転出38人と書かれておりました。まあそのときに、ここに書いておりませんけれども、人口の欄が2万6,068人。そして、要するに、まあそうですね、人口が2万6,068人と。実際には今その平成17年のときの人口を考えてみますと、3万3,000人だわけであります。子供の数はというと、今、先ほど言った昨年98人でありましたけども、合併当時の平成17年のことをちょっと調べてみました。正確ではありませんけれども、まあ平成29年度に中学校1年生に入った方の数字を基にして累計したら、まあ202人。まあこれは要するに中学校、平成29年の中学1年生が生まれたときからそのまんま中学校に入ったという条件で出した数字ですので、その間に転出したり死亡したりすると、この数字は変わっていますので違うわけであります。おおよそ202人。そうすると、要するに平成17年の合併のときから考えますと、人口では要するに80%ぐらいになっちゃってる。7,000人減って8,000人ぐらいになっちゃってると。そして子供の数は、合併のあたりには200人であったけれども、それが半分以下になってしまってる。50%以下になってしまってる。やはり非常にやっぱり大きくやっぱり世の中が変わってきてしまったということが言えると思います。 今、やはり子育ては非常に何というか大変な苦労がやっぱりありますので、やはりよく見てみますと、野外での親子の触れ合いとかでありますけれども、保育園とか幼稚園、小学校の遊園地、こういうのを除くとやっぱり数は極端に少なくなるということではないかなと思います。今、正確かどうか分かりませんけれども、生保内公園とか角館の松庵寺、駅の東側公園、旧病院の後の勝楽の公園などがあります。若い人たちに子供を連れて行く場所を聞いてみたわけですが、美郷のラベンダー園の隣接の公園、大仙の笹倉公園、秋田市には公園がいっぱいあるんで、秋田市へ行くといろいろな遊園地なり公園なりがあると。雫石では御所湖と。夏になると太田の斉内川の河川で水遊びをするというふうな、どれも皆遠い場所であります。 移住・定住策についてちょっとあんまり、この広報せんぼく見たときには成果がどうも見えないなというふうに思ったわけですが、昨日の質問でかなりの数の方が移住してきてるというふうな数字をいただきました。ちょっとそれは今ここでいい悪いとかということじゃなくて、子供をやっぱり育てるときの子供と触れ合う時間、このことについてちょっとお聞きしたいということであります。 現在の駅東の公園というのは、平成28年に設置された複合型といいますか、ちょっと階段がついて、複合型の滑り台が1台あります。ここには東屋、水道、トイレ、駐車場があって遊びやすい環境になってて、休日は五、六十人ほどの親子が来て賑わってると。利用は非常にされてるということなようであります。しかし、その子育て支援というのはもっと強力にやっぱり進めるべきだと考えておりまして、また、落合公園がやっぱりまだ空きがあるんでないのかなということで、落合公園に鉄棒、ブランコ、滑り台、それから最近ではジャグジーっていいますか、要するにロープウェイみたいな形ですよね、つかまってずっと移動する、そういうふうなものを市独自にやっぱりそういうところに設置して、そして子育て支援をするというような形はどうだろうかなと。 ゲートボール場の南側、落合のゲートボール場の空き地は市所有地だと思いますが、ちょっと分かりませんが、それはどうなのかなということをひとつ確認をしたいと、こういうふうに思います。 それから、3点目でありますけれども、要するに松庵寺の境内の遊園地というのは、今まで何か社協さんでいろんな補修費みたいなのを出してたそうですけれども、この後は出さないとかって言われたとかっていうことで非常にショックを受けておりました。一面懸命、まちなかでありますし、たくさんの方が来ます。そういう意味で、現状はどうなっているのかなという点を3点目でお聞きしたいというふうに思います。 それから、4点目であります。勝楽の児童遊園地というのは、当初、社協から幾分の援助をいただいたと。これはこの前も質問をしたわけですけれども、何かよく分からなくて結局終わった質問だったんですが、基本ボランテイアで、いろんなもの自腹を切って補修しているということであります。 この3点、4点については、前にちょっと書きましたけれども、管理要綱ではね、やはり市の作った児童遊園地とともに、要するに町内会とかその他の団体に協力するんだよと、協力するものとするというふうに要綱には書いてあるわけですよ。ところがさっぱりこれは、そうするとこの要綱の趣旨からすると、知らないふりをしてるのかなというふうに思うわけです。そういう点でひとつこの状態について、どういうふうになってるのかと。全く、いや勝楽は、いやあそれは自分で勝手にやったんでしょうと、だから俺は知らないよという立場なのか、やはり協力して、例えば何かの補修材料を出す、出すべきなのかというその点についてひとつお考えをお聞かせいただきたいと思います。 ○議長(青柳宗五郎君) 門脇市長。 ◎市長(門脇光浩君) 八柳議員の一般質問にお答えをいたします。 御質問いただいた項目をお話しさせていただく前に、大変恐縮でありました、やはり人は「件」ではなくてやっぱり「人」でありまして、「117件」ではなくて「117人」とお答えすべきだったと思います。誠に申し訳ありませんでした。あと同じような、よく気になるところで、予算書等の数値と申し上げる場面が多いんですけれども、あれは金額、お金でありますので、数ではないというような思いで、私どもももう一度記を律したいと思っております。よろしくお願い申し上げたいと思います。 1点目でありますが、昨日も今日も実は、この議論をいただいております。仙北市の出生者数が現在100人を切る状況になっているということであります。町の中に子供たちの声が響き渡る、そんなまちづくりが市民の希望だと思っております。私もそう思っております。そのような中で、落合運動公園に種々の遊具を設置し、親子が集える空間をつくるということは、今後の子育て世代に役立つものと思いますし、また、これも午前からの様々な議論ですが、働き方改革にも通じるものがあるというふうにお聞きをしております。 現在、市内にある児童公園をはじめとする公園内には、本当に少ししか遊具の設置がありません。駅東公園は、人口集中していることもあって公園に子供たちが集まり、サッカーをしたり、遊具で遊んだりしている状況をよく見ることができます。また、生保内公園については、定期点検の結果、経年劣化も含め、使用禁止の遊具を本定例会に撤去のための補正予算という形で計上させていただきました。かたまえ山森林公園の屋外遊具、これについても危険なものを順次撤去しているという状況にあります。以前は市内の各地にあった公園遊具でありますけれども、法律の改正、PL法の改正等がありまして、安全対策が追いつかないということもあって、撤去だけが進んでしまって設置ができていないと。本当に寂しい申し訳ない状況にあります。この少子化でさらに安全管理の対策なども考慮すれば、市内にいろんなところに分割してという考え方もこれまで持っていたんですけども、そうではなくて、できれば市内に充実した集中した、ある程度集中したような遊具設置を行ったほうが、車社会ということもありまして、そのほうが効率的なのかなというような思いを議員の一般質問で感じております。それが落合公園なのかどうか、これまた別としても、各地のそのこども園などへ、これは認定こども園だったり、それから保育園だったりというようなその子供たちの育みを育てる、育みする場所、拠点がありますけれども、この遊具設置も考えながらも、来年度に向け、各公園を管理する担当課であったり保育関係者等で現状確認と設置に向けた諸条件、どんな条件をクリアしなければ遊具等の増設には至らないのかというような検討をしてほしいという思いで、私のほうから指示を出したいと思います。少しの間お待ちいただきたいと思います。 それから2点目でありますけれども、ゲートボール場南側の空き地についてですが、これは調べたところですね、民地、民有地と県有地ということでありました。 それから3点目の、これも20数年にもなる松庵寺境内の遊園地でありますけれども、経緯の現状等というお話でありますが、松庵寺に設置している滑り台などの遊具については、仙北市社会福祉協議会から毎年管理費が支出され、今年度も共同募金の予算から2万円を予定しているというお話をお聞きしました。また、社会福祉協議会の職員が松庵寺の遊具を点検もされてるということで、安全対策も行っていただいてるという状況をお聞きしました。 4点目であります。勝楽の児童遊園の話でありますけれども、緑公園、勝楽の緑公園については、角館社会福祉協議会、当時であります。遊具設置の際に助成されたものだということで、管理については勝楽地区の方々にお願いしてるというお話をお伺いしております。地域の方のお話では、遊具設置の経緯についてなかなか詳しい話はちょっと昔の話なのでということだったんですけども、何回か社会福祉協議会から支援をいただいたことがあるという御記憶はお持ちでした。このような現状でありますけれども、今まで児童福祉に貢献して市内児童の遊び場の確保などについて御協力をいただいた方々に対して、遊園地の管理状況、また使用状況、また活用状況などを確認し合いながら対応をしていただこうということで、今準備を進めたいと思っております。いろいろ御懸念の部分があったと思いますけれども、前向きな回答になるかと思いますので、どうか御理解をお願い申し上げたいと思います。 この場面からは以上であります。 ○議長(青柳宗五郎君) 15番。 ◆15番(八柳良太郎君) 今、るる答弁をいただきました。そうすると、私一番心配してあったのは、今までかなり、その3番の点なんですが、社協さんが補修みたいなことで出してたのは、何か今年度か来年度で終わりということではないなということなんですね。はい、分かりました。 あと、その勝楽のほうも、町内の方々がやはり、例えば砂の補充だとか、いろんな、その要するに欠けたときはそれを補修するとか様々なことでやってるようでございますので、何とかそういうことを、今いただきました使用状況等見ながら進めていただければなというふうに思います。 そうですね、1点だけあります。何とかひとつ前向きな形で、仙北のその子育てのお父さんお母さん方に手伝いがこれでできればありがたいなと思うわけですが、2番の点の要するに民有地と県有地が混在しているというお話でしたが、相当多く、面積は大きいんですか。それだけちょっともし分かれば、どのぐらいの民有地、県有地なのか。 ○議長(青柳宗五郎君) 門脇市長。 ◎市長(門脇光浩君) 図面をちょっと見せてもらいましたけども、面積の半分半分こぐらいずつで民有地と県有地が隣接してるという状況でした。 ○議長(青柳宗五郎君) 15番。 ◆15番(八柳良太郎君) 分かりました。私ちょっと近所でやってる小館の方に聞いたら、いや民有地は少しぐらいじゃないのというふうな話だったんで、まあほぼ市の所有地かなと思って、ちょっと今半々だということだと、あそこに置けるかどうかは分からないってことなんで、まあ私、それは本当にちょっと近所で畑やってる方に聞いちゃったので、これは分かりました。もう一つ検討をよろしくお願いしたいというふうに思います。 それでは、3番目に移らしていただきます。自主財源の確保と公平な負担についてということであります。 今年度の一般会計において、徴収率が90.27%となって、前年の83.08より7.2ポイントアップしました。ただ昨年、非常に大幅な不納欠損をしたわけでございますので、分母がやっぱり大きくなくなっちゃったと、縮小されたので手放しでは喜べないと思いますが、ほかのいろんな方から、ほかの市から見たときに、あんまりこれで感じ悪くねえかなというふうな気はいたします。 ただ、中身の点についてもう少しお知らせいただきたいと思うわけでございますけども、まず1点目ですね、要するに前年より税の取り組みにおいて変わった点がこれありましたら、お知らせ願いたいというふうに思います。まず、その点だけちょっと、変わった取り組みをしたのでこういうふうに前進したというふうに考えられる点がありましたら、ちょっとお知らせいただきたいというふうに思います。 ○議長(青柳宗五郎君) 門脇市長。 ◎市長(門脇光浩君) 1点目の御質問、御答弁をさせていただく前に、もう一回ちょっと不納欠損について、私のほうの考えを申し述べていきたいと思っております。 平成30年の6月定例会での一般質問の際にもお答えしておりますけれども、地方税法であったり、仙北市の債権管理マニュアルであったりと、これらに基づいて督促状の発送から催告、納税相談、財産調査、差し押さえ等を実施した後、最終的に時効による納税義務の消滅、これが地方税法では18条第1項に書かれていることであります。滞納処分の停止後3年経過、これは同法第15条の7の4項であります。ということで、滞納処分の停止後、その徴収不納が明らかであるとき、納税義務の即時消滅、同法第15条の7第5項であります、に該当する場合、不納欠損処分を行っているということであります。この後、ちょっと答弁、質問趣意を拝見させていただいたときに、この税、地方税法に違反してるんでないかというようなちょっと書き出しがあったので、あえてこのようなくどい話をさせていただきましたけれども、そのような事実は一切ないということでありますので御報告をさせていただきたいと思います。 1点目の税の取り組みについて変わった点でありますけれども、昨年度から収納推進課を設置し、未納者への催告、特別徴収専門員による訪問徴収、財産調査、差し押さえ等の滞納処分を、以前に比べると大変強化できているという現実があります。また、平成30年4月から、コンビニ収納及びゆうちょ銀行窓口収納をスタートさせたこと等で、納税者の利便性は確かに向上しておりまして、収納率の改善につながっているというふうに感じております。 少し具体の件数などをお話しさせていただきたいと思います。特別徴収専門員訪問徴収実績2,228件、金額にして2,261万円、前年比でいきますと734件、721万4,000円の増であります。調査照会実績、預金調査171件、給与照会122件、保険契約調査185件、その他調査37件の計515件でありまして、前年度比381件の増となります。財産差し押さえ実績は、給与11件、預貯金8件、その他債権89件、土地3件、自動車5件、計116件で、金額にして3,626万8,000円、このうち滞納整理機構分は18件で2,281万円でありますので、それをさらに上回る実績をつくることができてるということであります。前年度比で比べると、99件、1,183万1,000円の増となります。驚く数値としてはコンビニ収納実績でありまして、これは1万7,027件、2億310万3,000円、取り扱い手数料等かかっております。ゆうちょ分はかかっておりません。ゆうちょ分については、4,875件で6,066万円ということであります。クレジット収入分は145件、これは本人負担であります。というような状況がありまして、議員の皆様方から御指摘をいただき、また、県、国からもいろんな御指示もいただきながら組織内を強化したことで、議員が御心配になっていた案件について、まず何とか肩を並べて皆さんの頑張りがあったおかげで状況的には改善が進んできているなというような実感を感じてるという状況であります。 この質問は以上であります。 ○議長(青柳宗五郎君) 15番。 ◆15番(八柳良太郎君) 実際、今1番と2番のほうまで踏み込んで答弁をいただきました。そうすると、その要するに何ていいますか、私が心配してたのは、確実に本当にこの人にはどうしても財産がないとかっていうことがはっきりするしないの前に、要するに人員不足で調べられなくって、やっぱり5年時効に突入していってしまってるものがこの中にないのかということなんです。やはり何ていいますか、本当にその何ていうすか、納める財産がないということの場合は、それはもう当然やはり欠損にしていかなきゃならないということは分かりますけれども、要するに、これ5年前というのはなかなか人員不足で調べすらもおぼつかない、調べに回ってさえいけないというふうな状態にやっぱりあったなというふうに、私はいろんなところの話で伺ってるわけです。それがやはり要するに納税する人にとっては、何か知らないところで、いや5年なればなくなるよというみたいなこと、まあ誰も言ってるわけじゃないですが、そういうことがぺろっぺろっとこう聞こえてくるというような状況があったわけです。だからそういう意味で、今期のやり方が例えばやはりきちんとそのルールに基づいて差し押さえができるものは差し押さえすると。差し押さえができないものについては欠損にしていくということを前年よりもきちんとやりきれたのかどうかと。私はそこで何が変わったんですかって聞いたのは、そのことができたのかどうか。私これ、2年も3年も前のあたりでは、やはりとてもとてもそこら辺まではなかなかいかないというふうに聞いておりましたから、そういう意味で聞いたところです。まあ先ほどの答弁では、およそどうもそうだなというふうなことなんで、分かりました。それについては分かりました。 次の質問にいきます。非常によく頑張ってやったんだと、こういう差し押さえもたくさんやったと。前は、ちょっと前は差し押さえ件数の話を聞いたら、確かね2年ぐらい前の決算ときは、まあ県のやつも含めて250件か300件ぐらいしかなかったんですね、報告いただいたとき。だから今回は、この要するに催告を出して、そしてほとんどあたってるというふうに思っていいんでしょうか。そこだけひとつ。調べをちゃんとしてると。 ○議長(青柳宗五郎君) 門脇市長。 ◎市長(門脇光浩君) 御質問の趣旨でお答えをさせていただくと、例えば5年手をつけずに、5年間も手をつけずに時効を強要していたことが、今の話では前にあったでしょうねという話のイントネーションの意味合いを感じたんですけども、平成30年度決算での不納欠損の5年時効、これは2,357件あったんですけども、執行停止こそは至りませんでしたけれども、その全てについて、今2,357件と申しましたけれども、5年時効として認められたもの全てについて、収入状況等の確認を行っているということであります。その後の様々な手続の中で執行停止には至っていないということがあります。ですから、例えば、とある市民の方が、いや5年ほっぽっておくと時効を迎えるんだよというような話をもしかしたらされた方いらっしゃったかもしれませんけども、市としては、財産の収入調査だったり、御本人が認識するしないにかかわらず、たくさんの手続を行っておりまして、全くスルーでその時効を迎えさせたよと、看過したよというような事案というのは実は1件もないわけであります。それをさらに強化して、皆様方から御指摘があった内容で強化をして、そして組織も厚くして今を迎えたということと御理解いただければありがたいと思います。 ○議長(青柳宗五郎君) 15番。 ◆15番(八柳良太郎君) 分かりました。完全に了解したというわけではないですが、ちょっと私が考えていたのとは違うかなと。 次の質問に移らせていただきます。これが問題なわけでありますけれども、やはり今後いろんな形で、例えば観光にDMOが今度持ち込まれて、いろんな入湯税なんかについても、もう少しいただきましょうかというような話にも恐らくなるんでないかという話を、伝承館のいろんな話でお聞きしました。とにかく5番目のところになるわけですけれども、その入湯税について、やはりこれは公金ですのでね、公金ですのでね、30年、29年はちゃんと不納欠損もなかったわけですけれども、よくよく考えてみますと、やはりこれはルールがあって、月末で締めて15日までに入金してもらうよということであります。今までいろんな話聞きますと、いろいろそのうちでその入湯税を払うと倒産に陥るかもしれないと。そうすると、その人の解雇になって非常に難しいことではないかということを御理解いただきたいというふうに私は何回か答弁いただいたわけですけれども、やっぱりこれについては、今後いろいろなその事業を進めるときに、やっぱり社会的な通念からすると、やっぱり公金をそこに残しておいて、非常に苦しい苦しいから払わない払わない。で、10年たったらとにかくもう倒産しちゃってると。だから仕方ないでしょうというふうな、昨年のその決算のやり方はやっぱりすべきではない、こういうふうに思うわけです。だからそういう意味で、入湯税の残というのはね、これやっぱりよく考えてみれば、借りてまでね、借りてまでやっぱり恐らく払うべき私は性質のものだと思ってます。もっと詳しい話しますと、県のほうにいろいろな私も御意見を伺いにいったら、それは公金横領でしょうと言われました。まあ公的な文字にはなってません。なってませんけど、やはり県のほうの税金の関係で私お聞きしたんですが、そう言われました、担当者からね。やはり、これはやはり市長としても今のやっぱり社会的な使命から受けると、やっぱり人のお金を持っておいてずっと払わないで、公金を払わないで置いてて、その、いや、倒産したらこれ仕方ないでしょうと、市でも取れないから仕方ないでしょうではやっぱりうまくない。やはりこれは即刻に私、解消すべき問題だろうと、こういうふうに思います。やはりルールですから、それで来なかったら徴収義務さえやめさせたらいいじゃないですか。あなた駄目だと、ルール守らないから。そうしたらいいじゃないですか。それを、いや具合が悪い具合が悪いって、恐らく徴収してるでしょう、その倒産するまでの何年間。そしたらやっぱり翌日の15まで払わなかったら、やっぱりこれはきちんと、やっぱり徴収義務者じゃないと、あなたは。要するに入湯税いらないと。そういうふうな形でやって、きちんとそれまでのものを借りてまで払ってくださいと私は言うべきではないのかなと。ここ私、3年、4年、この話できてますんで、やっぱり今の社会的な何ていうすか、コンプライアンスの遵守ということになると、これは恐らくきちんとしなけりゃいけない問題ではないかというふうに思うわけです。その点と、それからもう一つ一緒にやりますけども、いろんな税外収入の未納だとか、それからいろんな給食費の未納もあります。これやっぱり積み重なってきたものはなかなか払ってくださいって言っても非常に難しいな。最後どうするんだろうな。積み立てて積み立てていって、その人が払えなきゃパーという、ゼロにするよっていう、そこで問題解決するんではやっぱりまずいな。これはもう自主財源のことでありますし、市民みんなのやっぱり財源でありますから、そこら辺をやっぱり私、もう一つ、その要するに一番最後ですけども、そのやっぱり公認会計士なりにやっぱりきちんとやっぱりお願いしてきちんと整理をするというふうなことをやったらどうなのかなと、この2点についてひとつお願いします。 ○議長(青柳宗五郎君) 門脇市長。 ◎市長(門脇光浩君) 議員が御指摘のとおり、入湯税というのは申告納付での特別徴収で納付する制度でありますから、基本的には未納というのは発生しないというのが基本的な考え方であります。ただ、実際には未納額が発生している現状があります。これは、過年度分、例えば平成24年度から平成28年度として繰り越された税額だったりします。税の性質から、入湯客からの預かり金は、これは遅滞なく納付されるべきものでありまして、議員が御指摘の点については全く同感であります。一方で特別徴収義務者、先ほどお話の事業者であります、には、これまで以上にその税の目的、制度を周知徹底しなければいけないと思っております。未納額が発生しないように指導して、税務課、収納推進課が連携して納税強化を図るというのは、これはもっともな話であります。そのときの特別徴収義務者に対する指導の方法を強化していくというその強化の内容については、今まさに検討をしておりますので、少しお待ちいただきたいと思います。 なおでありますけども、平成30年度入湯税というのは、調定額が1億2,666万7,000円であります。収入済額は1億1,769万4,000円で、額として未納額は897万3,000円となります。うち現年度課税分については、調定額及び収入済額は同額の1億1,714万7,000円ですから、収納率は100%であります。滞納繰越分調定額は952万円、収入済額が54万7,000円で、未済額が897万3,000円という現状であります。この滞納繰越分でありますけれども、3事業所。平成24年度から平成28年度で897万3,000円ありましたけれども、この3社の未納額でありますが、このうち2社からは分納され、滞納額は減少しているというまあ年を迎えております。先ほど最初に話をしたとおり、預かり金ですよというお話をしっかりさせていただき、また、様々な、少し言葉が変ですけども、御協力の仕方を考えてくださいというような話をさせていただきながら改善が進んでるというふうに御理解いただきたいと思っております。 後段のほうで少し公認会計士等の役割も活用したらどうかというお話をいただきましたけれども、私の認識、まあ甘えと言われればそれまでかもしれません。必要な財産調査等実施したその後で、財産がない場合や生活が著しく困窮させる、窮迫させる等の場合は、適切な手続を経て、不納欠損の手続を行っているという現状もあります。現在のところで申し上げますと、さらに費用と時間を費やして公認会計士の方々への整理をお願いするということに対しては、慎重にならざるを得ないという現状があります。 また、さらに後段のほうで、その納税者に対する公平感を維持するためにも、例えば今、過年度分がたまりにたまっていて、それを例えば時効で処理させるという考え方、誰だってそれは公平だとは思わない姿だと思います。少なくとも私たちは、今行っていることは、過年度分は先ほども話したように分納していただくというような方法もありますけども、まず現年分で滞納をさせないようにするというその、積もっていかないという状況を何とかつくるということをやはり優先しなければいけないのかなというような思いで、数少ない人員でありますけどもしっかりとした、皆様方がしっかりと対応してるということの信頼関係は少しずつ市民の方々に構築できてると思いますので、これをぜひ応援していただきたいと思っております。 ○議長(青柳宗五郎君) 15番。 ◆15番(八柳良太郎君) 入湯税については、実は平成23年に515万円、平成27年に67万円、平成29年に2,494万円、合計で3,077万1,777円が不納欠損になっております。これも本来やはり市にね入るべきものだったはずです。そういう意味で、事業者の方に対しては、やはりそういう市の財源としてみておるやつですから、やっぱり納めていただきたいということを今後もっと強力にひとつやっていただきたいということが1点要望する。それから、もう1点は、市のほうの弁護士さんがいるわけですから、弁護士さんといってもどの分野が専門ということで得手不得手はもちろんあると思います。あると思いますが、やっぱり税外収入とか、それから給食費等、それらについてもきちんとやはり弁護士さんに協力を仰いで、やはりそういうそのことが前進するように、ひとつ頑張って取り組んでいただき、それから、あとやっぱり市の収入が大きく入るような形でいろんなことに頑張っていただきたいということを御要望申し上げて終わりにします。 ○議長(青柳宗五郎君) 以上で15番、八柳良太郎君の一般質問を終わります。--------------------------------------- △事件の訂正について ○議長(青柳宗五郎君) 日程第2、事件の訂正についてを議題とします。 理由の説明を求めます。門脇市長。 ◎市長(門脇光浩君) 本議会に提出をさせていただいた補正予算書についての訂正のお願いであります。 議案第80号、令和元年度仙北市一般会計補正予算(第2号)の附属資料となります事項別明細書に誤りがありました。補正予算書の17ページ、7款1項2目商業振興費説明欄の上から3つ目、中小企業活性化支援事業費補助金150万円となっておりますけれども、この「150万円」は誤りで、正しくは「300万円」であります。歳入歳出の補正額、補正後の予算総額等の議案となる部分に誤りはなく、説明欄中の金額のみの誤りであります。 予算書調整後に当該事項の補正額を変更しましたが、その後のシステム処理手順にミスがあって、説明欄の額がそのまま当初の状況となってしまっています。チェックでも誤りを見逃してしまったことによるものであります。このことについて、9月9日付で事件の訂正についての申出書を議長宛てに提出をし、昨日、議会運営委員会及び会派代表者へ説明をさせていただきました。関係職員には厳重に注意をするとともに、チェック体制を強化するよう指示をしました。 提出した補正予算の附属書類に誤りがありましたことをお詫びを申し上げまして、どうか訂正をよろしくお願い申し上げます。 以上であります。 ○議長(青柳宗五郎君) お諮りをします。ただいま議題となっています事件の訂正について、これを承認することに御異議ございませんか。16番。 ◆16番(高久昭二君) ただいま門脇市長から詳しく説明いただきまして、よく内容は分かりましたけれども、今まではですねタブレットではなくて、つまりペーパーでやってましたので、我々に届いてからこうチェック入れながら、どうもこれ数字合わないんでないかなと気がつく場面も全くなきにしもあらずだったんですけども、我々もこういうふうにタブレットになってからは、出されてきたやつを、ずっとこう何回か見たり、また戻したりはできますけども、固定化したものでずっと見ることができないもんですから、そういう点で、最終的に機械に、タブレットに入力するのはどこの課で、そして会社に頼んでおるのかどうか。担当課の専門員がこの機械をコンピューターで入力してるのかどうか。その辺のあたりですね、ちょっと私、機械に、コンピューターに非常に不得手なもんですから、ちょっと教えていただけないものでしょうか。よろしくお願いします。 ○議長(青柳宗五郎君) 門脇市長。 ◎市長(門脇光浩君) まず、今回の間違いの場所が説明欄であったということで、予算書ごらんいただくと分かりますけれども、説明欄は主要な項目の説明欄ということになっておりますので、その部分を集計しても、節、細節の金額にならなかったりすることがよくあります。したがいまして、議員の皆様が今送信をさせていただいたタブレットでおかしくないかというような思いで電卓を打っても、なかなかチェックが厳しい状況の性質のものです。これはあくまでも担当課、私どものほうの担当課でタブレットにこれをアップして皆様方に送信してるという作業を行っておりますので、どこの業者も入らずに、私どものチェックが行き届いていれば、皆様方に間違った事業の説明、細節説明を送信することはなかった事案であります。今回は既に皆様方に、議会が始まって、そして皆様方に送信をして、さらに今回9月から完全にタブレットでの議会となっておりますので、これを甘く見るわけにはいかないという私どもの思い、それから議長の御判断がありまして、このような手続となっているということであります。改めてお詫びを申し上げたいと思います。 ○議長(青柳宗五郎君) 16番。 ◆16番(高久昭二君) ちょっと細かい点で大変失礼ですけども、そうすれば具体的には、総務部の財政課のほうの担当、専門職員の方が、この我々も含めた、もちろん部課長の方々もこれを手にお持ちになっておるわけですので、入力なさっているものでしょうか。予算に限らず決算、その他のいろんな議案なり、全てそういうふうな方が専門に1人でやってるということなんでしょうか。その点、部課長とかもチェックなさっているのかどうか。全く1人にお任せしてるのか、その点だけ確認しておきたいと思います。 ○議長(青柳宗五郎君) 門脇市長。 ◎市長(門脇光浩君) 今の御質問にお答えするとすると、例えば今回の予算書については財政課です。今回初めてタブレットで皆様方に配信したという本格的な運用が始まったということでありますけども、それ以前にもこちらのほうに配信させていただいておりますけれども、1人が専門に行うということではなくて、手分けして行っているという現状だというふうにお聞きしております。また、例えば条例とかいろんな規則事とかというものもタブレットのほうに送信させていただいておりますけども、基本的にこれは総務課のほうで対応しております。ですので、複数の職員が送信をしアップをしているという現状もあって、皆さんの目が複数なるはずだわけでありまして、間違いが起こらないということが前提なんでありますけども、今回このような事案が起こってしまったということで、私どもにとっても大変ショックでありますけども、再度チェック体制を改めなければいけないと思っております。 ○議長(青柳宗五郎君) それで今、質問があったわけでございますけれども、それでは採決をいたしたいと思います。事件訂正について、承認を与えることに賛成の方の起立を願います。          (賛成者起立) ○議長(青柳宗五郎君) 起立多数です。したがって、日程第2、事件訂正については、承認することに決定をいたしました。 それで、この次から随時チェック体制を行っていただきますよう、よろしくお願いします。--------------------------------------- △散会の宣告 ○議長(青柳宗五郎君) これで、本日の日程は全部終了をいたしました。 本日の会議を閉じ、散会をいたします。                              (午後3時19分)...