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09月11日-02号

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  1. 仙北市議会 2019-09-11
    09月11日-02号


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    令和 1年  9月 定例会          令和元年第5回仙北市議会定例会会議録議事日程(第2号)                令和元年9月11日(水曜日)午前9時59分開議第1 一般質問---------------------------------------出席議員(18名)      1番 門脇晃幸君       2番 武藤義彦君      3番 高橋輝彦君       4番 小木田 隆君      5番 高橋 豪君       6番 熊谷一夫君      7番 平岡裕子君       8番 田口寿宜君      9番 阿部則比古君     10番 黒沢龍己君     11番 荒木田俊一君     12番 小林幸悦君     13番 伊藤邦彦君      14番 真崎寿浩君     15番 八柳良太郎君     16番 高久昭二君     17番 稲田 修君      18番 青柳宗五郎---------------------------------------欠席議員(なし)---------------------------------------地方自治法第121条の規定により説明のため出席した者の職氏名  市長        門脇光浩君     副市長       倉橋典夫君  教育長       熊谷 徹君     病院事業管理者   進藤英樹君                      地方創生・  総務部長      阿部慶太君               小田野直光君                      総合戦略統括監  市民福祉部長兼            浅利和磨君     観光商工部長    細川秀清君  福祉事務所長  農林部長      八柳 司君     建設部長      草なぎ雅人君                      医療局長兼  教育部長      戸澤 浩君               菅原貞男君                      医療連携政策監  総務部次長兼            大山肇浩君     危機管理監     高橋宏和君  企画政策課長  田沢湖地域センター所長         角館地域センター所長            石川一幸君               茂木博巳君  西木地域センター所長          総務部総務課長   朝水勝巳君            山田且也君  総務部財政課長   草なぎ郁太郎---------------------------------------事務局職員出席者  議会事務局長    三浦清人君     議会事務局次長   高階栄子君  書記        堀川貴吉君     書記        高橋繁幸君--------------------------------------- △開議の宣告 ○議長(青柳宗五郎君) ただいまの出席議員は18名で会議の定足数に達していますので、これから本日の会議を開きます。 本定例会において出席を求めた者のうち、戸澤代表監査委員及び長松谷会計管理者は、本日欠席であります。 広報及び報道関係者の撮影を許可します。 本日の議事日程は、タブレット掲載のとおりです。                              (午前9時59分)---------------------------------------事件訂正発言 ○議長(青柳宗五郎君) 門脇市長。 ◎市長(門脇光浩君) おはようございます。過日、皆様方に御提案をさせていただいていた一般会計補正予算の説明欄の中に間違いを発見しております。この対応について、どうか議長、御配慮をよろしくお願い申し上げたいと思います。 以上であります。 ○議長(青柳宗五郎君) 市長からただいま発言がありました。皆様方、タブレットのほうに、ただいま9月9日付で事件の訂正について申し出がありました。この取り扱いを協議するため、本日の本会議終了後に議会運営委員会会派代表者会議との合同会議を開催しますので、あらかじめ御了承をお願い申し上げます。--------------------------------------- △一般質問 ○議長(青柳宗五郎君) 日程第1、一般質問を行います。--------------------------------------- △黒沢龍己君 ○議長(青柳宗五郎君) 通告により発言を許します。10番、黒沢龍己君。 ◆10番(黒沢龍己君) おはようございます。蒼生会のトップを切って一般質問をさせていただきます。よろしくお願いします。 今回、私は大きい1、2の中で先回も質問しました中川小学校の閉校の進捗状況についてということで、2番の中川保育園の今後の計画についてということで、この1番を質問しながら2番にもちょっと関連するときは、市長にもちょっと答弁お願いすることがありますので、議長、どうかその点の御配慮をお願いします。 それでは質問に入ります。 1番の中川小学校統合、閉校の進捗状況について、1番、2番、3番、4番、5つ質問しておりますが、まずもって中川小学校もいよいよ5カ月を切りました。来年の2月9日が閉校式で144年の小学校にもピリオドを打たれるということで、その間の沿革概要を見れば、かなりやはりこの中川小学校も歴史のある学校であったなということは証明されると思って自分はおりますし、教育長もこの中川小学校に対しての十分歴史を御認識だと思っております。ちょっとこの概要を説明すれば、明治8年1月に小勝田二番地の吉原学校から始まって、そして明治37年5月25日には校舎全焼というそういう不幸もあって、今の中川の満福寺のお寺に一時学校、仮校舎に入っております。その後、明治終わって大正12年には中川尋常小学校中川尋常高等小学校という改名になっております。その後ずっと昭和に入ってからは、昭和30年の町村合併によって角館町立小学校となり、そしてずっと飛んで昭和40年には三省小学校設立80周年記念ということで、この三省小学校が中川小学校の最初の学校の名称になっております。それが今までも残っている、市長も分かるとおり三省祭りといって、今回最後の三省祭りが9月22日に盛大に地域住民の総出でいろんなイベントがあるし、それは市長も、また教育長も分かって、御案内いってると思いますので、そういう流れで至っているということで、そして平成に入ってから平成6年3月に今の新しい学校が改築されております。そして今、令和元年ですけれども、平成に数えれば31年、いわゆる中川小学校、新しい校舎で子ども方が歩んだ年数は25年間ということで今の校舎が25年でまず閉校する、そういう流れになっているので、いろんな思いのある人、自分は正直言ってそこの学校さ入っていないのでちょっとあれだども、まず地域の人方はすごいやっぱり熱意あって、先回の質問にも私が話をしたことによれば、父兄よりも地域のOBというか先輩の人方がこの学校を残したい、なくしてはならないということ、しかしながら今30人の父兄、父さん、母さんの気持ちを汲むと、やっぱしこれは統合はしなければならない、そういう流れで教育長も順調という言葉は適切でないかもしれないけど、まず統合に向かっては大変だというよりも順調に今現段階でも進んでいると思いますので、そこら辺も含めて後で答弁もらいたいと思いますのでよろしくお願いします。 1番の通学手段ということで、今、統合に向けて色々父兄の人方と統合したときの交通手段を今、教育委員会からも父兄に対してこういう形はどうだと、こういう路線ではどうだと、いろんな話は出ていると思うし、その点について、まず今、中川にはスマイルバスって運行されているので、それを使うのか、それとも新たに子ども方の安全・安心のための通学路線の送り迎えをやるのか、そこら辺の今の進んでいる現段階で、先ほど言ったあと5カ月といえば、ほんとあっという間に過ぎてしまうので、やっぱりいろんな情報は早目に父兄、または地域住民に報告してもらうのがやっぱりいいのではないかと自分の思いもありますので、まずその交通手段についての答弁をお願いします。 ○議長(青柳宗五郎君) 熊谷教育長。 ◎教育長(熊谷徹君) おはようございます。ただいまの黒沢議員の御質問にお答え申し上げます。 議員もお話ございましたが、本当に144年の長きにわたって本当に伝統のある素晴らしい学校、また、色々な取り組みなども本当に全県規模で評価のされた学校でございます。地域の皆様、また、保護者の皆様、たくさんの皆様の思いをしっかりと受け止めて私どもも教育委員会も本当に何といいましょうか、有終の美を飾るといいましょうか、本当に最後の年にふさわしい取り組み、しっかりと行って、最後の閉校に向かいたいと思っているところでございます。 それでは、早速でございますが、ただいま御質問いただきました通学手段についてお答え申し上げます。 令和2年4月の中川小学校角館小学校統合後の中川地区児童の通学手段に関しましては、現在、統合準備委員会で検討中であります。登校時につきましては、7月3日に開催いたしました第2回統合準備委員会に、スクールバス運行形態、経路について、3つの原案を示し、統合準備委員会から意見をいただきました。その後、7月18日の中川小学校PTA全体会におきましてスクールバス運行に係る原案について、それぞれのメリット及びデメリットについてと運行形態、経路決定までの流れについて説明をさせていただきました。7月31日には、中川小学校PTA正副会長と教育委員会スクールバス運行に関する保護者の意向を確認するためのアンケート内容を協議、決定。夏休み中に保護者対象の悉皆調査を実施し、現在、アンケートの集計及び分析中でございます。この後、分析結果を受けまして、保護者の意向に沿った原案を作成し、10月上旬に開催予定の第3回統合準備委員会で提案、協議し、具体的な通学手段の決定に向かう予定でございます。 なお、下校方法につきましては、次年度以降の中川地区放課後児童クラブの在り方が確定後に協議、決定する運びとなっております。 今後も慎重な議論を重ね、中川地区児童の通学に伴う負担を、可能な限り軽減できる環境の整備に一生懸命努めてまいりたいと思っているところでございます。 この場からのお答えはここまでとさせていただきます。 ○議長(青柳宗五郎君) 10番。 ◆10番(黒沢龍己君) 今の1番の答弁では、最終的に10月上旬には下校までのスケジュールで決定したいということの答弁でございました。 このスクールバスの今の下校についてですが、やはり部活、バスケ、それから野球、そのものも、今は放課後児童クラブ教育委員会から配慮をしてもらって3時20分頃かな、学校の授業終わってから角館小学校まで連れてきてもらっておりますが、今度統合することによって、やはり子ども方も7時半頃まで、それから父兄の方々が下校へ迎えに行ってるんだども、ただ、市としてはこういう考え方があるかないかをちょっと聞きたいと思います。美郷町の場合、中学校、小学校、小学校は統合しない、中学校の場合なんか、やはり登校のときも送迎、当然しているし、美郷の場合、中学校1つになっているし、やはり部活の終了も完全に安全・安心のためにバスで下校している、各部、野球部、バスケ部とか様々、テニス部もある中で、そういうことも考えられるのか、それともあくまでも下校はそのような形に考えているのかについて、もしお分かりであれば教育長、答弁お願いします。 ○議長(青柳宗五郎君) 熊谷教育長。 ◎教育長(熊谷徹君) 今、議員が御発言のように、美郷町につきましては、中学校でございますけれども、やはり放課後、部活後の送迎と、それから自宅へ送ると、そういうふうな形態で進んでおります。それで、その話もこれまでのお話の中でございました。それで、今、次年度以降の中川地区の、今お話の中にございました放課後児童クラブの在り方もですね、それとの関連もありますので、その確定後に子どもたち、野球等で本当に頑張っている子どもたちの送迎につきましても、何とか皆さんの御希望に沿えるように進んでまいりたいとまず思っているところでありますが、まずその放課後児童クラブの確定ですね、それと一緒にクラブの子どもたちの放課後の家へ送る部分ですね、その部分がしっかり思いに添って話し合ってまいりたいというふうに考えているところでございます。 ○議長(青柳宗五郎君) 10番。 ◆10番(黒沢龍己君) 今の答弁で、今、私が2番にしている放課後児童クラブについて、現中川っ子クラブということで、これ重なる部分も多々というか多いと思いますので、まず今度、1番から2番にちょっと移らさせていただきます。 今言ったように、この児童クラブを統合した場合に中川の父兄の方々は、色々な多様な仕事に行っている場合、もし中川のこの児童クラブを廃止するようなことがあれば、今の田町の角館の児童クラブに今度学校終わってから預ける子どももいるかと思いますが、ただ、今この中川で児童クラブを父兄の方々は非常にこの部分心配していて、できれば残してもらいたい、中川の児童クラブを。いわゆる帰宅、勤めている人方の父さん、母さん含めて帰宅する場合、やはり中川の児童クラブあることによってスムーズに帰宅できるし、これがまた町の中心部ではないけども、まず田町まで迎えに行くといえば、非常にやっぱり冬期間とか非常に不便だと。交通アクセスというか、そういう面でも。やっぱり中川の今の現児童クラブを、場所は多少校舎の中に移動することはあるかもしれませんが、いずれ中川さも児童クラブを残してもらいたいという父兄の思いもあるようですので、そういうもし可能であれば教育長、教育委員会は、どのように考えているものか、ちょっと答弁お願いします。
    ○議長(青柳宗五郎君) 門脇市長。 ◎市長(門脇光浩君) おはようございます。この案件については、市民福祉部の対応でありますので、私のほうから御答弁させていただきたいと思います。 放課後児童クラブ中川っ子は、現在、中川小学校で19名の子どもたちが放課後を過ごしているという現状にあります。小学校統合後についてでありますけれども、学校の放課後児童クラブアンケート調査の結果によると、現在19名の皆様方、活用されている方々の中の12名の皆様の保護者が中川っ子を希望している現状です。内容的には、ぜひ地域で、また、児童クラブを継続して欲しいというような、そういうお答えが12名の保護者からあったということであります。 この後でありますけれども、確かに今お話のとおり、教育長も答弁されているとおり、様々子どもたちの放課後の過ごし方は違ってくると思いますけれども、例えばスポーツ少年団の活動であったり、塾など、児童の放課後の過ごし方が変化するということを想定しながらも、現在希望する保護者の方々に安心して仕事をしてもらえるような環境づくりを進めていこうという考え方のもとで、引き続き中川っ子を地域で運営していきたいというふうな思いをもっているというのが私どもの現在の考え方であります。この後、また具体の様々な意見交換もしたいと思っておりますけども、現状ではそのような考え方を持っているということで御答弁させていただきたいと思います。 ○議長(青柳宗五郎君) 10番。 ◆10番(黒沢龍己君) 今、市長の答弁をお聞きしまして、あくまでも父兄の希望を優先して、そういう19名中12名がそういう考えがあるとすれば、何とかそういう形のほうさもっていくように、早目の結論、そして検討して、良い方向にいくようお願い、実施してもらいたい。 それでは3番目にいきます。学校施設の利活用、これ続けて、先回も教育長に質問して、私がなしてこれしつこくというかすぐあれだかというと、やっぱりあの学校の良さと、それから建物にはやっぱり人が入っていれば、やっぱりその建物の老朽化、それからいろんたことで人間が住んでいる家ちゅうのは、やはり何十年たってもなかなか悪いところは出てくるんだども、ただ、ともすれば閉校であとはその後の活用がうまくいかないと、やっぱり寂しいというよりも学校そのものが本当に傷んでしまうので、私はこの中川小学校のみならず、いろんなこれから学校の閉校も考えられるとこもあると思いますが、とにかくこの中川小学校だけに固執したわけでない、この活用性はやっぱり十分にスピード感を持って、そして今、これがちょっと一般の市長のほうさも関連あるかもしれませんので、閉校した後のスピード感でどういう形、そして、ここでは教育長にお願いしたいというのは、やはり早目に、その閉校はもう決まったんだから、早目に住民にアンケート、この学校をどういう形でしたら住民の人方が望んでいるのか、そういう面では私は早急にアンケートを取っていただいて、その後に説明会を開いてもらうという、そういう流れを早く作ってもらいたいので私、今続けてこの問題について質問させていただきましたので、その点について教育委員会、または市長の考え方、ちょっとお聞きしたいと思います。 ○議長(青柳宗五郎君) 最初に門脇市長。 ◎市長(門脇光浩君) それでは、私のほうから先に御答弁させていただきたいと思います。というのも、統合後の学校の運営については、市としても大変大きな事案でありますし、また、地域の元気をしっかりと維持していくという観点からも、私どもの発言もぜひお聞きいただきたいと思っております。 議員が一番よく御承知のとおり、小学校に入ると、すぐに教室のそばに大きなホールがあったりで、非常に活動しやすい環境が整っている素晴らしい学校です。昨年8月の学校適正配置に関する意見交換会の際にも地域の方々からいろんな要望もいただいております。例えば一部を保育園に活用できないかとか、例えば地域の活動拠点とすることができないかとか、色々な御提案をいただいております。地域の方々の御提案、御要望について、この後、できるだけ早く、9月議会が終了してすぐぐらいの思いですけども、10月に入ったらすぐにというふうな思いもあります。日程調整、今まさにその過程にありますが、改めて御要望についての本格的な検討会を地域の方々と開催したいということで準備をさせていただこうかと思っております。ここまで地域の方々の御理解、御配慮があって進めることができた事案であります。その思いにしっかりと報いるような御提案、御要望について私どもも対応していきたいというふうに思っておりますので、議員もどうかよろしく御理解お願い申し上げたいと思います。 私から以上です。 ○議長(青柳宗五郎君) 熊谷教育長。 ◎教育長(熊谷徹君) ただいま市長が申し上げたとおりでございますが、この次、10月上旬に私たちもこの準備委員会が開催されますので、その中でもアンケートのですね、市長がおっしゃいましたように、やはり皆さんの思い、本当に本音の部分を聞かせてもらいたいというところもありますし、そういうふうなまず私たちも心づもりで取り組んでいるところでございます。 ○議長(青柳宗五郎君) 10番。 ◆10番(黒沢龍己君) 今、市長、それから教育長から答弁いただきました。本当に中川小学校に入れば、すごくミニ集会はすぐできるし、そして体育館を利用さねくても、ちょっとしたことにもすぐ使えるような形状になっているということで、それで、今この2番の質問にも関連するけれども、やはり今の集落センターも最初建てたときは非常に良い施設で地域の人方喜んで利用したんだども、やはり財政が悪いのか、やはり老朽化して、水はようやく出る、ようやくというか出るように、上水きてるんだども、やっぱり後のものとしては、今、地域の方々が利用するにはガスも、昔は料理教室とかいろんたのでぎだったども、今はガスもないし、そういうものも全然集落センター、当時の集落センターの機能は、ただ今言ったように電気と水出るだけで、本当に地域の人方も集落センターに対する思いちゅうか、今だから市長答弁したように、むしろ中川小学校を活用可能であれば、そっちのほうがいいのではないかという声が多いと私も認識しておりますので、その点について早目に、この今の議会が終わったら、今10月にやるてはいったども、やっぱり地域の方々との話し合いで、スピード感を持って実施してもらいたいということを強く要望しておきます。 それで、今度4番に入ります。グリーンパークの活用についてということで、教育長も分かるとおり、学校の正門をくぐったときに、素晴らしいというか自分でほめればあまりよくないですけども、素晴らしいグリーンパーク、約5,000平米、6,000平米ぐらいあるのかな、ちょっと俺そこ詳しく記憶していませんが、そして今の中川小学校の用務員の方がすごく丁寧に本当に芝を刈ってけで、土足というか汚い長靴で入ったりするのはもってねぐらいのあのグリーンパークです。ちょっと俺、体協の人からもちょっと話を聞いて、岩瀬にサッカー場も公認サッカー場というか一般の人もできるサッカー場もあるし、ただ、中川の今のグリーンパークをいろんた形でそれも来年度から活用できればなということで体協のある人から聞いた話では、やはり中学校、一般は無理だというものな、あの面積では。しかし、小学校のサッカーは可能ではないかという話。それと、やっぱりサッカーというのはサブグラウンドが必要だということで、必ずやっぱし練習する、次の試合さ臨むにはサブグラウンドも必要だということで、それは中川のグラウンドもあるし、センター、ライト方面にも練習そのものは可能でないかなというその体協の話もしておりましたので、その点について教育委員会からはスポ少のほうからとか、サッカーのほうから、貸してもらいたいとか借りたいとかって話はきているかいないかということが一点と、それとあと、あのグリーンパークの広さでは中川のみならずグランドゴルフの方々も、あそこ貸してもらえれば、あっこは非常に良いグランドゴルフ場までいがねどもグランドゴルフの練習ができるんでないかという話も聞いております。ぜひ貸してもらえればということも耳に届いておりますので、その点についても芝生の一旦伸びて管理しなくなれば、あとぼうぼうなっちゃって、本当に取り返し、すぐ芝生は雑草が生えるのが基本ですので、そうなれば誰も借りるも何もしなくなるので、グリーンパークの活用についての教育委員会のお考えとして、そういうスポーツ団体が借りるんであれば、来年度からそういう利用できるような形をできるのかできないのかについて伺いたいと思います。 ○議長(青柳宗五郎君) 熊谷教育長。 ◎教育長(熊谷徹君) ただいま2点御質問いただきましたけれども、まず小学校のグリーンパークは本当にきれいで、私も訪問させていただいくと、子どもたちが本当によく活用していただいていると。大変良い施設だなと思っております。 それで、現在体協のほうでですけれども、体協関係では、やっぱり今、議員がおっしゃったように小学校のまずサッカー、ミニサッカーといいましょうか、それはできるけれども、やっぱり中学校以上の場合となりますと、やっぱり相当の広さが必要ですので、ただ、そういうふうな形で使いたいという希望は現在のところは受けておりません。ただ、この後、使用可能となれば来るのではないかなというふうなことも予想されます。 いずれ小学校の子どもたちにとっては、非常に良い練習場になるのではないかなと私も同感でございます。 2点目のグランドゴルフでありますけれども、これも本当にグランドゴルフの人口は、仙北市で大変多いし、中川のですね、そちらも大変盛んでありますので、ぜひ活用の方向で色々検討、これからのまず検討課題でありますけれども、十分に検討してまいりたいと思っているところでございます。 ○議長(青柳宗五郎君) 教育部長、それ、条例とか何かあるんだか。ここさ貸せるとか貸さいねんだがって。戸澤教育部長。 ◎教育部長(戸澤浩君) 学校施設、野球場、グラウンドにつきましては、現在、教育委員会が管理しておりますけれども、条例上は農林のほうとなっております。そこに条例が制定されております。 以上です。 ○議長(青柳宗五郎君) それで、貸すことは可能なの。 ◎教育部長(戸澤浩君) それは貸すことは可能でございます。 ○議長(青柳宗五郎君) 門脇市長。 ◎市長(門脇光浩君) 条例上の管理ということで、私のほうからも一つお話させていただきたいと思いますけども、地域の方々から議員と同じような御発言をいただいております。ピクニックコートとか、それから公園が仙北市は少ないので、芝生広場ということで子どもたちがただ走り回るだけでもうれしいという話も聞きました。一生懸命、この後の話ということで恐縮ですけども、私ども先ほど話したとおり10月には統合後の校舎の活用の仕方と併せてこのグリーンパークの使い方も一緒に地域の方々から御意見をいただきたいというふうな思いであります。大変今までの中川小学校の学校の特徴として大きかったグリーンパークでありますので、実は維持費がすごいかかっているという話も聞いてるんですけども、それに勝る活用策を皆さんからぜひ練り出していただきたいという思いで御相談させていただきたいと思います。 ○議長(青柳宗五郎君) 10番。 ◆10番(黒沢龍己君) ぜひこれも休まず、地域住民、またはサッカーの人方含めて、ほかのスポーツ含めて、有効に使うよう、何とか市長から、または教育委員会からも、私もそういう今の答弁を聞いて、利用は可能だということの答弁聞きましたので、自分からもそういう積極的に、あのグリーンパークは本当、他の学校は駄目だとかそういう意味でなく、珍しい玄関というかなってるんだな。学校さ入る前に、あのぐらいのきれいな芝生の庭、庭というか、そういうことでグラウンドまで行かなくても子ども方があそこでちょっとした運動は十分できて、今も張りきって運動している状況ですので、しかも芝生の状態で土でありながらも非常に手入れもいいし、何とかそういう形で地域住民、またはそういうスポーツ団にもお願いがあったら貸し付けるようなことをしていただくようにお願いします。 ○議長(青柳宗五郎君) 教育部長。 ◎教育部長(戸澤浩君) 条例の関係ですけれども、少し勘違いしておりまして、条例上は、農林の条例につきましては野球場、それで教育委員会、学校施設は、そのグリーンパークは学校施設に入ってございます。それで、いずれにしましても学校開放として教育委員会に申請していただければ、開放というか使用は可能でございます。 以上です。 ○議長(青柳宗五郎君) 10番。 ◆10番(黒沢龍己君) どうかそういうことで市民のために利用できることをお願いいたします。 それで5番の起債はまだ残っているのかについてと、これ今25年だから、恐らく残ってるんでねが、それでもしできれば金額的なもの分かれば答弁お願いします。 ○議長(青柳宗五郎君) 門脇市長。 ◎市長(門脇光浩君) この質問は、起債ということで義務教育施設整備事業の起債でありますので、私のほうから御説明させていただきたいと思います。 当時、中川小学校の建設の際、4つの事業に区分して起債をしておりまして、小学校の建設で1億2,300万円、屋内体育館の建設で4,000万円、クラブハウス建設で2,030万円、これを平成5年度に、また、屋外の運動場の整備ということで1,320万円を、これを平成6年度にそれぞれ借り入れしています。全部償還は終わっております。地方債の据え置き期間も過ぎ、償還期間も過ぎ、全て残債ないという状況であります。 ○議長(青柳宗五郎君) 10番。 ◆10番(黒沢龍己君) 私心配したのは、教育財産であって起債があれば、もし行政財産に移す場合もやはり結構時間もかかって制約されるのではないかってすごく心配しておりましたので、今の市長の答弁を聞いて全て返済が終わっているということなれば、先ほど言ったように仙北市の住民が使うためにも何するためにもスムーズに移行することができると思いますので、まずこの点は分かりました。 それでは、大きい2番に入ります。中川保育園の今後の計画についてということで、これも2年ぐらい前かな、一般質問して、市長の答弁は閉園なるのかという質問に対しては、できる限り残したい、残して、そして建て替えもやはりできればしたい、あそこの場所でなく、今の中川小学校、グラウンド、あっこは今言った農林部だが、多目的グラウンドの空き地を保育園に移行したいというような話もあったし、あとは中川小学校の閉校後の活用として保育園は残したいという、当時、2年ぐらい前かな、市長としたとき、今もその考えでいるのかいないのか、この1番に老朽化した保育園の建て替えについてということで、この1番で市長に、今現状の考え方について伺いたいと思います。保育園についての。 ○議長(青柳宗五郎君) 門脇市長。 ◎市長(門脇光浩君) 中川保育園は、昭和58年に建築をし36年経過している園であります。同等程度の古い建物として現在も白岩小百合保育園、築39年です。角館西保育園が38年たっているそうであります。どの園も修繕が必要な箇所が幾つも、毎年増えているという現状です。 保育園の建て替えを考える際には、子どもたちの育ちを支える施設整備ということは、これは大前提、目的であります。この目的を達成するための幾つかの周辺環境を考えなければいけない状況にあります。今回の議会の初日冒頭でお話をしたとおり、出生数が100人を切ったという状況があったり、また、高齢化比率が41%を超えたという状況等がありということで、2年前の私どもの計画も議員御存知のとおり総合戦略に対しても、1年しっかりと見直しをかけなければいけない状況だという話もしておりますけれども、それぐらい世の中の情勢が変わってきているということも、これもまた受けとめていかなけばいけない、判断材料にしなければいけないというふうな思いもありますし、保育士の確保であったり、色々状況が見えてきている部分がありますので、こういうことも考え合わせ、さらに先ほど話をした白岩小百合保育園、在り方、また、角館西保育園、この老朽化した園をどうするんだということも、中川保育園だけの考え方ではない部分で考えていかなければいけないというふうな、そういう現状があるということは認識しております。 現在、中川保育園の子どもたち17名のうち4歳児が1名、5歳児が3名であります。保護者の皆様のお話を聞くと、コンパクトな園でみとどりがとてもきいて安心できるという方々もいらっしゃいますし、また、できたらもう少し大きな集団の中で子どもの育ちを支援して欲しいというお話をする方もいたりします。そちらの後者のほうの方々に対しては、例えば先ほど話をした3つの園が連携して、小さな人数ではできない保育に対してメニューが不足するというのは、子どもたちに申し訳ないのでということもあって、人形劇の鑑賞とか、それからサッカー教室なんかは合同でやっているという状況もあります。同年代の幼児教育と小学校の就学につなげる指導がもう始まっているという段階ですので、少人数でいいところと、それから少人数でよろしくないところというのを改善を進めていくということが、まずしっかりと対応なければいけないというふうな思いがあります。ですので、保育園建て替え、もしくは保育園の移築等についてでありますけれども、10月の意見交換会のときに、これ大きな実は議論になるものというふうに思いますし、また、私どもから議論させていただかなければいけない事案だというふうにも考えております。今ちょうどそういう変化が起きているときでありまして、その変化をしっかりと捉えた、将来も保育を劣化させないというような最善の策を生み出していきたいというふうな思いを持っているということであります。 ○議長(青柳宗五郎君) 10番。 ◆10番(黒沢龍己君) 今の市長の答弁では、建て替え、または閉園という、なくすという意味の解釈ではないと捉えましたし、今言ったように児童が減っているので、西保育園、それから白百合保育園とか、そして中川も当然こういう形になって、今17名、前、盛りというか、当時一番いたときは50名超えるぐらいの生徒がいだった、子ども方が入園してだども、まず今はそういう状況で、逆に今言ったように立地条件も決して良い状況でなくて、市長も保育園分かるとおり、今は芝浦電子の影なって保育園がどこさあるのか分からない状況みたいなとこさ保育園があるし、本当に逆にいえば地元からも角館保育園さ行ってる人が数名おります。本当はこの人数、17名でないはずです。もっといることいるんだども、やはりいろんたことの、そしてまた小学校統合が決まった、これがなるということで、そうすれば最初から角館保育園さ入れたほうが子どももなじむのではないかということで、既にもう数名は行っておりますので、その点も非常に当局側としても、このままなくなるというか、子ども方が少なくなるということは今言ったように3園のいわゆる交流を含めていろんな形で父兄方と意見交換しなければ前に進まないと思いますので、どうかひとつその点も、そういう形にしていただきたいということで、まずこの2番の児童数も聞いた、閉園も聞いた。そこで自分でちょっと調査してみました。この中川保育園を何とかして存続したい、残したいという気持ちも、私も全てなくなるのも残念だし、それで市長にもお願いという形というか、こういうことをしてもらえれば可能なのではないかということで、私、実は芝浦電子に行って責任者とちょっと話をしてきました。芝浦電子は、今、市長も分かるとおり、今年の8月23日に車載温度センサー増産ということで今作ってるすものな、2億円かけて。そして50人を採用する、来年の2月完成で50人採用するということで、それで俺、前もその芝浦電子さんの責任者とちょっとこう、いろんた懇談することがあって話したこともありますし、それで、芝浦電子さんは今後非常に伸びしろのある会社で、今、中川に200人おります。そして今後50人、その50人の内容は、仙北市から約半分、そして大仙市、ほとんどやっぱり仙北市の人方も多いんだけれども、やっぱり200人という人数見れば、大仙市のほうからも来てるということで、それでまず一番先に芝浦電子が腰を下ろしたのは田沢湖に腰を下ろして、それの分所みたいになってるのが、今もう田沢湖を逆転して、田沢湖には約100人ぐらい、そして今言ったように中川は200人、そして2月には250人、そしてこの芝浦電子は今私が言った伸びしろがあるというか伸びるということは、今の電気自動車、全ての部品を自社開発しております。そして特にトヨタ、トヨタは全量その電気自動車の温度センサーするのは全て芝浦電子から全量いってるということ。そしてあと日産、ホンダ、そして外国にもいっております。外国はタイ、上海。それで、その責任者との色々な会話の中で2035年までは今のこの電気自動車が下火なければ、上昇さのっていけば、2035年までは安定しているそうです。2035年まで。もう約15年。それで、その中で芝浦電子さんでも200人、今いる中でほとんど女性だすものな。ほとんど。しかも若い女性も多い、結婚している人も多い。その中で会社の中では従業員に託児所を作ってもらいたいっていう要望があったそうです。その自分の子どもを預けたいからというか、託児所あればたいした助かるということで託児所を作ってもらいたいと。だども計算したば、やはり芝浦電子も合わないというか、その場所も新たに、そして託児所を作るとなれば何人の子どもがなるか別として、やはり1人、2人は欲しいということで。それで、今後最終的には400人ぐらいになるそうです。芝浦電子の今の電気自動車がこのまま発展していけば。だから、今、中川保育園がああいう場所で、しかもその方と話したっきゃ、やはり、もし仙北市でそういう今200人いた従業員の中から保育園を改築、または近所さやることによって、子ども方を入れてけるか、入るか入らないかのアンケートを取ったらどうだべという、逆に向こうのほうから言われて、もしそうであれば、アンケートは市のお願いであれば自分のほうからはいわゆる託児所もできないので、もし今言ったように市側からお願いがあればアンケートは取ってみたい、どのぐらいが入るのかっていうのを取ってみたいという話もその責任者が言っていましたので、その点について市長、今言ったように芝浦電子のこれからの結構安定した産業でもあるので、そういうことも会社側さ話し合いをして、もしできればアンケートを取ってみて、何人ぐらい預けてもらえるのかという、それも一つの子ども方を増やす一つのきっかけになるんではないかということで今質問させていただきましたので、その点について市長の考え方お願いします。 ○議長(青柳宗五郎君) 門脇市長。 ◎市長(門脇光浩君) 今後の中川保育園の園児数を想定していくと、なかなか保育園として園児数を増員するということは、なかなか難しいというような思いをしておりました。先ほど私が議員に3園連携の事業をお話したその理由というのは、例えば少子化や各園の老朽化などでいろんな問題がもう見えてきていて、この後も仙北市で生まれ育つ子どもたちをしっかりとやっぱり守っていこうという気持ちが一方にあって、それをどうやって政策として皆様方に御提示するかということに日々実は研究をしているという現状があるわけです。それで、何らかのこの改善策でいこうというような有効策を見出す、もしくはそういうことを議論するタイミングが今きてるというふうに私思っておりまして、このタイミングはどういう意味をもつかというと、例えば中川保育園もそうですし、白岩小百合保育園もそうですし、角館西保育園もそうですけども、どの園についても現状の変化を考えるときに、老朽化しているこの今の園舎を手を加えなければいけないことは明らかで、それは結果的には建て替えの、もしくは移設の議論と同様に、どんどん園についても閉園というか、ということの議論もテーブルに上げなければいけないということだという意味です。先ほど話をしているのは、できるだけ頑張って各地域に園を残したいという気持ちは、もちろんそれは議員もそうですし、市民の方々もそうですけども、それよりもさらに有効な子育ての環境作りをするということが必要になっている現在で、しかもその議論をしなければいけないタイミングがあったときには、園を継続していくという考え方と同時に、それでは閉園したらどうなるのかということも考えなければいけないと、両方があるということです。その中で今、議員がまさに私どもと同じ思いで民間企業の方々とお話をしているということで、大変驚いております。茨城県の取手市は既に官と民が連携した保育園を運営しているという実態もありまして、その連携の意味合いは様々あります。官が園をつくり、民が運営する、もしくは民がつくり、官が保育士さんを派遣する、いろんな考え方があります。方法があります。しかしながら、先ほど議員がお話をしたその提案というものは大変重要な提案でありまして、私どもも一部その考え方に対して、どのようなこの後、方法で実現できるのかどうかということを精査しなければいけないという段階だというふうに思っておりまして、そこに今アンケートという話もありましたけど、私どもとしては、皆様方からそのようなアンケートの提案があるという場合には、形はちょっと今はっきりいうことはできませんけども、大変興味のある手法だというふうに思いますし、皆様方から御意見いただきたいと思っております。 議員御存知のとおり、芝浦電子は若い方々が多い会社で、この子育てに関しては最も地域では、今の保育をしていただく方々、もしくは保護者の方々と同等以上の興味を持っている方々がたくさんいるというお話もお聞きしております。この会社と市の連携ということで、新しい取り組みが地域に実現する可能性は、私はあるというふうな思いを持っています。ぜひ議員には、様々な点から御協力をいただきたいというふうに思っております。 ○議長(青柳宗五郎君) 10番。 ◆10番(黒沢龍己君) 今、市長から前向きなお言葉いただきました。ぜひ芝浦さんとも話をしながら、可能であれば先ほど言った民官と協働した作業もあり得るのではないかと、これからは、そういうことも私はその責任者と話したときは、非常に将来、今15年間は絶対大丈夫だという確信をもった話も聞きましたし、その後も今まだ建物の1階が作業場で、2階が開発、独自開発している会社だすものな、芝浦電子って。だから、結構かなりの、何ていう、自動車会社からは脚光を浴びてるというか、芝浦電子さんのことに対して非常に将来が明るいような話もされました。それで、今も正直いって、この従業員が増えてて、市長も分かるとおり、先ほどさまた戻るんだども、今の集落センター、一部、3分の2ぐらい駐車場借りていて、我々一般市民が、土日休むから、まずそったに弊害はねんだども、もし災害起きたときはあそこも避難場所になっているとこが、芝浦電子の駐車場にもなってて、だから、今言ったように学校の活用を市民に説明することによって、芝浦電子さんはできればあそこの今の駐車場は、ずっとこう、市でよければという話もちょっと伺いましたし、建物そのものも物置というか作業所もそういうのも外部さ置いてるという話もしました。いろんたことでお互いに、市も民も良い方向で、うまくこう何ていう、回るのではないかという感じもしておりますので、それにはやっぱし住民の納得した説明、そして納得した進め方していかなければならないのが一番重要だと思っていますので、その点やはりまず芝浦さんでは、市長言ってるように若い人方がすごい多いすものな。それで、アンケートは取ったほうがいいんでないかという、逆に勧めるような感じの責任者だったので、ぜひその当局側は、そういうふうな方向にも働きかけるようにお願いしたいと思います。その点についてもう一回答弁していただければ。 ○議長(青柳宗五郎君) 門脇市長。 ◎市長(門脇光浩君) 今回の中川小学校と角館小学校の統合に関してお話を市民の方々、地域の方々としていく中で、今回のその統合が中川地区を元気にすることができる可能性をいくつも持っていると。後ろ向きな話をする方はほとんどいなくて、こうしたほうがいいんじゃないか、ああしたほうがいいんじゃないかという話をたくさんいただいております。今の集落センターの話も、老朽化して実はなかなか手に負えない部分もあったわけでありますけれども、例えば地域のコミュニティセンターが小学校の機能として実現することができれば、同じような施設として維持していく必要はないわけでありまして、そのような整理統合も進み、さらに活用できる土地を生み出し、例えば今の中川保育園の課題が解決できるというような一つも二つも重なった恩恵が生まれるかもしれないという可能性があります。アンケート調査も含めて前向きな議論をこの後もしていきたいと思っておりますし、地域の方々にどうか御参画をよろしくお願い申し上げたいと思います。 ○議長(青柳宗五郎君) 10番。 ◆10番(黒沢龍己君) すいません、もう1つ、これは答弁いりません。今の中川集落センター含めて、今の県道250号線と、それと今、通称我々中道といってるんだども、あそこがやはり芝浦電子もこういうふうな大規模になれば、狭隘な道路、いわゆる市長分かるとおり寺沢から、あれは県道で、私も県には言ってるども、今残っているのが一番金かかるとこ、民家が左右寄せなければならないという、それは県のお仕事だども、あと中道っていう安久戸のあの十字路から中川小学校、または芝浦電子の丁字路さぶつかるところ、あそこ4メーターあるかなしの道路で、それで今、4トン車のロングとか今度またさらに走るようになるという芝浦電子のお話もあります。そして、一番のあれは、藤原養鶏さんが青森から25メーター以内の牽引が毎日、毎日来てるすものな。飼料が毎日補給しなければ間に合わないということで、そういうことを含めれば、これは答弁いりませんが、あの現状、いわゆる先ほど市長も言ったように、結構中川もこれからそういう企業、頑張っているので、やっぱり狭隘なとこはやはり見て、必ず道路もあそこは交差できないので、誰かが譲り合いの気持ちなければ通られなくなっておりますので、その点も覚えているべども再度伝えておきたいと思います。これで私の一般質問を終わります。 ○議長(青柳宗五郎君) 以上で10番、黒沢龍己君の一般質問を終わります。 11時10分まで暫時休憩します。                             (午前10時58分)--------------------------------------- ○議長(青柳宗五郎君) 休憩前に引き続き会議を開きます。                             (午前11時10分)--------------------------------------- △田口寿宜君 ○議長(青柳宗五郎君) 通告により発言を許します。8番、田口寿宜君。 ◆8番(田口寿宜君) おはようございます。蒼生会の田口寿宜でございます。9月定例会、2番手、一般質問をさせていただきます。 今回通告してあります内容は、どれも非常にストレートな短い内容になっております。質問の原稿のほうも、今回はあえて色々な付け加えをせずに、ストレートに質問をしていく原稿にしてまいりました。短い時間になってしまうかどうか分かりませんけれども、しっかりと議論していくように頑張っていきたいと思いますので、よろしくお願い申し上げます。 それでは、通告に従いまして一般質問をいたします。 初めに、大きなテーマ、1つ目でございます。田沢湖再生についてお伺いをいたしてまいります。 田沢湖再生に向けまして、各種団体、行政が連携を図りながら様々な活動が展開されております。昔の田沢湖に戻すには、容易ではなく、相当の覚悟をもって長い年月を費やしていかなければならないことは重々承知をしておりますが、田沢湖にクニマスが生息し、活気に満ちた様子を取り戻すことを誰しもが待ち望んでいることは確かであります。再生に向けての今後の取り組みに関し、次の3点についてお伺いをいたします。 一問一答でお願いいたします。 1点目であります。2015年に行われました田沢湖湖底調査、調査結果からも再生に向けては難題が多過ぎるものと察しました。しかし、かなりの覚悟をもってこの調査を行ったものと私は思っております。湖底調査の結果を踏まえ、これまで田沢湖再生に向け、検討会やクリーンアップ等以外に、どのような行動をしてこられたのかお伺いをいたします。 ○議長(青柳宗五郎君) 門脇市長。 ◎市長(門脇光浩君) 田口議員の一般質問にお答えいたします。 1点目の田沢湖再生の(1)の湖底調査以降の様々な活動についてであります。 田沢湖再生に向けた意識の高揚、これは何としても必要だということで、環境学習をテーマとした修学旅行であったり、団体などの招致を行っておりまして、平成29年度には1,152人、平成30年度には1,294人が田沢湖の環境や歴史について、田沢湖クニマス未来館で学習をしております。また、平成29年10月には日本ペン倶楽部との合同イベントで、これは「クニマスにかける夢 自然保護と開発」というテーマでパネルディスカッションを開催しました。平成30年7月には館の開館1周年記念ということで西木正明氏による「さまよえるクニマス」と題した講演会を開催しております。また、今後の予定としては、この10月中に、かつて旧建設省の職員として、また、その後は国土交通省の職員として、さらに玉川の中和処理施設の建設を担当され、現在は参議院議員となられた方をお迎えしての勉強会を開催する計画で準備を進めております。そのほか様々な方々が田沢湖再生に向けた研究をしております。大学の研究機関、民間の研究機関、様々な方々の着目をいただきながら、一歩一歩前進しているものというふうに思っております。皆様方には心から感謝を申し上げたいと思っております。 この場面からは以上であります。 ○議長(青柳宗五郎君) 8番。 ◆8番(田口寿宜君) 意識の醸成等と意識的な部分での土台づくりを着実に進めていっているという点、非常に大事な点をしっかりやっていただいているなというふうに思っております。 また、そこから一歩出たところの研究、様々な大学の皆様方、研究機関の方々の研究でも、いろんな御協力をいただいているという答弁でありましたけれども、例えばその研究機関、研究された方々とは、その研究の途中経過でも結果なりでも色々情報交換しながら、さすればこの先どういう展開をしていこうかというような御議論、お話というのはされているのかどうかお伺いしたいと思います。 ○議長(青柳宗五郎君) 門脇市長。 ◎市長(門脇光浩君) 個々の研究者の方々の研究はもちろん大変重要な取り組みでありますけれども、仙北市としては全国の方々が御自身の思いで研究に携わっているという状況に甘えるわけにはいかないという思いもありまして、去年、今年と国、また、政府の様々な皆様に研究を統括して最も有効と思われる手法、田沢湖再生の手法について方向付けをするというようなそういう集合体、組織が必要ではないかという御相談をかけている中にあります。そのような形の中で、また新たな展開が始まってくることも期待をしております。今は、先ほど議員がお話のとおり、皆様方が自主的に行っていただいている活動に大変御難儀をおかけしているという現状であります。 ○議長(青柳宗五郎君) 8番 ◆8番(田口寿宜君) それぞれ個々に皆さん、田沢湖に興味を持っていただいて活動をしていただいているという状況、その中でもやっぱり甘えちゃいけないっていう気持ちも十分分かりますし、市としても仕組みを持っていきたいという気持ちも分かるんですけれども、あえていうならば、どういう研究をしているかぐらいの情報はしっかりと把握した上で、さすれば今後の展開をどうしようかということを考えていかなきゃいけないのかなって思うんですけれども、そのあたり何かあれば教えていただきたいと思います。 ○議長(青柳宗五郎君) 門脇市長。 ◎市長(門脇光浩君) 皆様方の御記憶にあるとおり、田沢湖の湖底調査をする際に、当時まだ仙北市の職員ということではありませんでしたけれども、研究チームを率いた小田野さんがその後、地方創生・総合統括監ということで着任しておりますので、その流れがずっと今続いております。現状等について小田野から御報告させていただきたいと思います。議長、よろしくお願いいたします。 ○議長(青柳宗五郎君) 小田野地方創生・総合戦略統括監。 ◎地方創生・総合戦略統括監(小田野直光君) 田口議員の御質問にお答えいたします。 市長が申し上げたとおり、現在、田沢湖については色々な大学の先生方が調査に入っていらっしゃいまして、その例を幾つか御紹介させていただきたいと思います。 まず一つは、信州大学の先生方が、これは大曲農業高校と連携してやっている調査ですけれども、今、田沢湖に生息しているウグイの中にですね、どういう食べ物を食べているのかとか、そういう調査をされております。 また、北海道大学の先生たちは、田沢湖の水質調査ということで、これは北海道大学だけではなくて日本大学とか秋田大学との連携でやっている調査というふうに聞いておりますけれども、少し大きく捉えて地球温暖化現象の一環として、田沢湖もその地球温暖化の影響を受けているんじゃないかという観点から、田沢湖の水質のデータを非常に毎日そのデータを取って、それは湖底に装置を設置しているんですけれども、そういう調査をされて、どういう状況にあるかというような情報はいただいております。 ただ、いずれもあくまでも田沢湖が現状どういう状況であるかという調査にとどまっていまして、それが将来的にどのような形で田沢湖再生に関わっていくかというところまでは、まだ進んでいませんけれども、当然我々としてはそういうネットワークを活用しながら、我々の目標とする田沢湖再生にいくらかでもつなげていければというふうに思っているところです。 以上でございます。 ○議長(青柳宗五郎君) 8番。 ◆8番(田口寿宜君) 分かりました。今、水質調査、あるいはウグイが何を食べて生きているか等々、様々な研究、調査を行っているということでしたので、それを踏まえまして次の2点目に移りたいと思いますけれども、平成29年度以降のphですが、これは5.4まで回復したものの、水質管理基準であります6.0までには到達していないという状況であります。 クニマスを含む生態系が生息するには、えさとなります水中のプランクトンや虫が生息できる環境をつくり出すことが求められるものと考えております。この状況に適したphは、目標値である6.0及び6.4~7.0までもっていくことが必要があります。目標値のph6.0に到達できない原因をどのように捉えておられるのか、お伺いをいたします。 ○議長(青柳宗五郎君) 門脇市長。 ◎市長(門脇光浩君) 平成30年の田沢湖のphは5.4で、目標値ph6.0を達成しておりません。直接的な原因としてということでありますけれども、玉川温泉大噴の酸度が平成14年ごろから急激に上昇したことが挙げられます。大噴の酸度が急激に上昇した理由については定かではございません。玉川酸性水処理施設が平成3年から本格稼働したことで、田沢湖の湖心のphは平成10年には5.7に回復をしております。平成13年以降は、大噴の酸度は4,500ミリグラムパーリットル程度で、使用される石灰石の量は年間1万トン程度で推移をしておりました。しかし、その後、酸度が急上昇し、平成16年度には7,430ミリグラムパーリットルに達しております。このため、平成15年以降は石灰石の量が1万6,000トン前後の使用量で推移をしているという現状にありますけれども、それでも目標値に達していないというのは、やはりこれは素人考えで恐縮ですけれども、酸度の上昇が主要因、主原因だというふうに思わざるを得ないと思っております。 以上です。 ○議長(青柳宗五郎君) 8番。 ◆8番(田口寿宜君) 酸の上昇が主要因ということでありますけれども、その酸を中和するために石灰を使って中和しています。1万5,000から1万6,000トンとかなりの量、増えてきている状況ですけれども、まず1つ目が、石灰を使うことも、これは非常に有効な手だてだと思いますけれども、例えばの話をすれば、ここでは恐縮なんですが、ホタテの貝殻等々そういったものも海沿いに行けば廃棄なるようなものも実はこの中和処理には適したものだという話も私実は聞いたことがありまして、そういったホタテの殻等々の活用策というものも関係機関なりと協議をして進めるお考えを持ったほうがいいのではないかと感ずるんですが、そのあたりの考え方をお聞かせいただきたいと思います。 ○議長(青柳宗五郎君) 門脇市長。 ◎市長(門脇光浩君) 酸度の上昇で現状があるという話を今しましたけれども、その対応としてということだと思いますが、国土交通省のお考えだと、玉川ダムの堤体の酸化を防ぐという目的を主要因として玉川中和処理施設が稼働しているという関係がありますので、田沢湖のphが現状このような状況でありますけれども、今現在、国としての考え方としては、玉川ダム堤体に大きな影響を及ぼす状況じゃない状況であればよろしいわけであります。国と県が石灰石等の持ち出しをしながら毎年日常的に対応していただいておりますけれども、またそこに新たな手法としてホタテの貝殻というものはどうなのかということについて、私どもの仙北市としての提案とするのか、例えば田沢湖再生協議会の提案とするのかというところは色々あると思います。もちろんその場面をもちながら、国・県には現状のお話と、それから提案の理由についてもお話を申し上げたいというふうに思っております。今のところ市が独自でホタテの貝殻を活用するというような要因をもった提案をしていくということではないということは御理解いただきたいと思います。 ○議長(青柳宗五郎君) 8番。 ◆8番(田口寿宜君) 分かりました。玉川ダムの堤体を守るための中和処理であるということですけれども、それはそれで必要なことですが、田沢湖の酸性化を中和するような状況にもっていくためには、やはりそれ用の中和処理施設をもう一個作るというのも、これはちょっと厳しいような話になるのかもしれませんが、そういう声も実はいろんな場面でお話を聞きますと出ているような状況にもあります。いずれどういう流れになるかは、これからの見方次第ですけれども、そういったことも少し頭の中に入れつつの行動をしていくことも求められてくるのではないかと思うんですが、そのあたりのお考えをお聞かせいただければと思います。 ○議長(青柳宗五郎君) 門脇市長。 ◎市長(門脇光浩君) お話のとおりだと思います。今、中和処理施設を管理している機関、国であったり、また、県の皆様であれば地域振興局との行政懇談会等であったりにも同様の話をさせていただいておりまして、中和処理施設の中和能力の向上のためにどのような手法があるのかということは、県も検討をしているという現状にあります。 また、中和処理施設に玉川温泉水を導入する経路についての議論もあるようにお聞きしております。たくさんの方々が関わっている対策でありますけれども、仙北市としては、市民の方々のお話、お声をしっかりとお届けするということはもちろん、一歩も二歩も踏み出した関わり方をしたいということで申し上げさせていただいているという現状にあります。 ○議長(青柳宗五郎君) 8番。 ◆8番(田口寿宜君) 分かりました。 3点目に移りますけれども、このph目標到達に向けての調査、研究、今現在も国、県なり、色々な検討をされているということですけれども、さらに前にいくような形で調査、研究をしていく必要があるのかなというふうに考えます。 先般、豊かな海づくり大会で環境大臣が田沢湖に来られまして、田沢湖について様々お話をしたという市長のブログを拝見いたしましたけれども、今、内閣改造真っ最中で、次の環境大臣の名前も挙がっておりますが、いろんな面で期待できるような方なのかなというふうにちょっと期待を寄せているんですけれども、市としていろんな方向を打ち出していますが、やはり国と県とあらゆる面で協力して、こういう調査、研究を進めていった上で、その研究結果、調査結果をもとに、しからばどういう方策を講じていこうかというところを考えていかなければいけないステージにもう少しでいくのかなというふうに感じているんですが、そのあたりの市長の御所見をお伺いしたいと思います。 ○議長(青柳宗五郎君) 門脇市長。 ◎市長(門脇光浩君) 酸性水中和処理施設が稼働して30年近く経過をしております。先ほど答弁のとおり、現実的にはphは6.0をクリアできない現状があります。しかし、クニマスの里帰り、田沢湖再生を実現するためには、ph6.0に満足してはいけなくて、次のステップを目指していく必要があるということになります。 田沢湖を含む玉川水系の水質に関する調査、研究は、県の環境部局が担当しておりますけれども、ほかにも様々な機関がそれぞれの立場で田沢湖の管理に関わっています。このため、今後は関係する機関が認識を共有できる場、最善の手法を総合的に判断する学術機関などが必要と考えております。昨年は内閣にその思いをお伝えをし、過日は全国豊かな海づくり大会で御来県をいただいた原田環境大臣にも御相談させていただく場面をいただきました。政治の場面での働きかけをさらに進めなければいけないと思っております。今、議員がお話をされた昨日、今日の報道で新たな環境大臣に小泉進次郎衆議院議員の名前が挙がっておりますけれども、小泉議員は特区の事案で仙北市にもお越しをいただいたことがありまして、現状の御認識をお持ちの方であります。報道のとおりに大臣に着任となった際でありますけども、ぜひお尋ねをしてお力をお貸しいただけるようにお願いはしたいというふうには考えております。 ○議長(青柳宗五郎君) 8番。 ◆8番(田口寿宜君) 分かりました。いずれこの田沢湖再生検討会も17回を数える会議を開催しております。毎回毎回会議ばっかりやってるのも情報共有するには大事なことですが、この検討会の皆様方と一致団結した中で関係機関に対して色々御要望していくという場面も、そろそろ作っていかなきゃいけないのかなというふうに思っているところです。行政の皆さんが国、県、市、様々な立場の中で色々頑張っていられるということは十分認識をしましたし、その中でやはり民間の人たちも、もっともっと声を上げるといいますか、行動を起こしていく場面を作っていかなきゃなというふうに、今色々お話を聞いてそう思ったところでありました。 いずれにしましても田沢湖再生には本当に長い時間がかかりますけれども、何とか関係機関、そして市民の皆さん、全ての皆さんが協力をして、少しずつ、少しずつ前に進み、かつ我々の時代ではなし得ないことだとはもう十分認識をしておりますので、そのなし得なかったことをしっかりとなし得るように、次の世代にバトンタッチしていくような、そういった行動もこれからとっていかなければというふうに思っております。ぜひ長い年月かかりますが、皆さんの御協力のもとでこの田沢湖再生、進めていっていただきたいというふうに思います。 次に移ります。仙北市総合戦略についてお伺いをしてまいります。 第1期仙北市総合戦略の推進期間が本年度で一区切りがつきます。本市の総合戦略の視点は、国、県の総合戦略の方向性を勘案し、「仙北市外への人口流出に歯止めをかける」「仙北市への人の流れをつくる」「若い世代の結婚、出産、子育ての希望をかなえる」「地域活力の向上と暮らしの安全を守る」の4つの視点から沿った取り組みを進めることとしておりました。この基本視点に沿い、「産業振興による仕事づくり」「移住・定住対策」「少子化対策」「新たな地域社会の形成」の4つの基本目標を設定しまして、総合計画との整合性を図りながら具体的な取り組みを推進しているものとお察しします。 議会でも地方創生特別委員会を設置しまして、総合戦略の策定にともに汗を流した経緯がございます。第1期が終了する今年度、本市の状況はどのようになっているのか、次の3点についてお伺いをいたします。 1点目です。4つの基本目標に掲げた数値目標及び具体的な施策に掲げました重要業績評価指数(KPI)の状況は、どのように推移をしているのか、お伺いをいたします。 また、併せまして市政報告にもありました出生数が年間100人を切る状況下になりました。今年度に対しましては、もっと大変な数字、現実的な数字を聞きましたけれども、50人を下回っているような状況であります。その状況の中で大規模な方向転換が必要との見解が市政報告でも述べられておりましたけれども、私が考えますに、子育て支援のメニューは、本市は実は案外あるのかなというふうには認識をしております。しかしながら、この状況の中で、どうしてこのような結果が生まれてきてしまっているのかという点、どう捉えているのかも併せましてお伺いをしたいと思います。 ○議長(青柳宗五郎君) 門脇市長。 ◎市長(門脇光浩君) この項の1点目の御質問に対する答弁をさせていただきたいと思います。 それぞれ設定したKPIは、そのほとんどが右肩上がりの経済成長を切望したかのごとくの高いハードルであります。客観的に見ても相当難易度の高い比例数値を設定しております。当時の国や県の計画を勘案しての策定ではありましたけれども、そのスタンスでKPIを設定するということが適当かどうか、現状で振り返ると疑問の余地は多々あります。 その前提に基づいてのお話ということで、どうかお聞きいただきたいと思いますけれども、例えば基本目標を少しお話をさせていただいて、一例としてお話を進めていくということで御了解いただきたいと思います。 目標の1の産業振興による仕事づくりについてでありますけれども、目標を既に達成している事業として仙北ツーリズムの創出と推進におけるKPI、外国人観光客宿泊数では、最終年度平成31年度、令和元年度の目標値を3万2,000人としておりましたけれども、平成28年度実績が2万975人、平成29年度実績が3万2,496人、平成30年度実績が3万8,612人と133.1%の達成率を示しております。この達成率が産業振興や仕事づくり、経済効果に結び付いているかどうかという単純な検証を行ってみました。外国人観光客の宿泊者数から見る仙北市のグリーンツーリズム関連の数値であります。平成27年度数値を基準に外国人宿泊料を概算ですけれども比較してみると、平成28年には169万円の増、平成29年には654万円の増、平成30年には970万円の増と、これは農家民宿等への経済効果が顕在化してきたということは確かであります。この現象は、インバウンド政策にも含まれる成果でありますけれども、仙北市で農家民宿など人とのふれ合いを大事にする風習や仙北市でしか味わえない食文化、温泉、体験民謡などの魅力が外国人観光客を引き寄せているに違いないということは確認できました。 一方で、目標達成が厳しいという事業としては、自然と歴史、景観に息づく人にやさしい観光地づくりと受け入れ体制の整備におけるKPI、これは観光客の入れ込み客数でありますけれども、目標数値を600万人としておりますけれども、平成28年度実績が509万9,504人、平成29年度実績が513万322人、平成30年度実績が499万4,156人と減少傾向にあります。もちろんこれは様々な国内外の情勢であったり、また、気象状況等の変化等もあります。けれども、減少状況であります。確かにこれ、人口減少と高齢化社会の進展で何らかの要因が働いていたと考えざるを得ませんけども、受け皿の整備が遅れたということも減少要因だと考えたほうがよいというふうに私どもは考えております。 そこで今後の観光戦略は、DMO候補法人一般社団法人、田沢湖・角館観光協会が中心となって、さらに広域的に多分野で取り組まなければいけないというふうな結論が出てくるというようなことであります。 例えば基本目標2の先ほど話をされた移住定住対策でありますけども、目標を既に達成している事業として移住者、若者の市内定着の促進におけるKPI、これは新婚世帯家賃助成事業、この件数でいくと目標値30件に対して平成28年度実績が29件、平成29年度実績が50件、平成30年度実績が56件、上回ってきています。人口減少、少子化の状況にあっても、このような形でニーズは高いということであります。 この制度は、新婚世帯を対象として、アパートなどの賃貸料、賃借の一部を助成するものでありますけども、平成30年度申請件数56件のうち、夫婦いずれかが他市町村、または夫婦とも他市町村が27件と、約半数が市外から仙北市の有利な制度を利用して定住したということが見えてきております。新婚世帯が住居を市内に構えることで、その後に想定される出産、子育ての切れ目ない施策にバトンタッチすることで定住につながる可能性は高いと見ています。 また、情報発信の強化と移住環境の充実におけるKPI、これは移住相談件数でありますけれども、目標値200件に対して平成28年度が60件、平成29年度が120件、平成30年度が168件と、これも増加傾向にあります。やっと今までの施策の効果が出てきているのかなという具合の数値であります。例えばということで目標の話をさせていただきましたけども、このような状況であります。 世の中は確かに社会的には縮小傾向、少子高齢化が進んでいるという現状にあって、先ほど議員がお話したとおり、仙北市の出生者数は100人を切って、平成30年度で98人、先ほど50人と申されましたけれども、現状であります。多分70人台には何とかなるのかなという推測は持っておりますけども、そのような状況であります。 こういう状況の中で有効な施策とは何か、KPIとは何か、その意味は何かということを、私どもはもう一度考え直さなければいけないというふうな思いがあるということは、これは正直なところであります。今まで右肩上がりの経済成長だとか、今まで拡大社会だとかと言われている日本が、もう10年前に終わっているということを自覚しなければいけないというような思いを強く持っております。そういう観点からすると、多少お時間はいただくことにはなりますけども、この後の10年、20年の仙北市の在り方というもの、戦略というものに対して、じっくりと腰を据えて、地味だかもしれないけれども打ち出さなければいけない施策を勇気を持って打ち出すということが必要ではないかというふうな思いがあります。 以上です。 ○議長(青柳宗五郎君) 8番。 ◆8番(田口寿宜君) 良かった事業、悪かった事業、様々ありましたけれども、いずれこれを策定した時代がそういうちょっと経済的な良いような状況だったと思うんですが、私はそんな良かったかな、時代だったかなっては思ってませんが、いずれそういう状況の中でとてつもない数字といいますか、KPI数値、目標設定してきたと、今、市長の答弁を聞きまして、これはちょっとあれだったというような思い聞きました。いずれもうこれから戦略というのは、もう現実的なところでもっていかないといけないのかなと。つまりは、理想的な部分は理想的なところとして持たなければいけませんけれども、しかし、もう現実というふうなところにもっていかなきゃいけないのかというところをしっかりと把握していかないといけないのかなというふうに思います。そういう点も踏まえまして2点目いくんですけれども、PDCAサイクル、これもやるというような話でいきましたけど、これはしっかりと機能しているのかどうかということを伺いたいと思います。また、この総合戦略は、より実効性及び実現性の高い総合戦略に随時改定されながら常に進化する総合戦略になっていくというような当時の総合戦略の書物にはそう書かれてありますけれども、果たして実際、そのようなことになっていったのかどうか、つまりは現実を捉えるときに改定されたのもありだったのかなというふうに思ったわけです。そして、この時期にSDGsやスマートシティといった新たな事業も、事業といいますか方法も打ち出されて進んできたわけですけども、これもある意味総合戦略の中で入れてやっていけばこそ、随時改定された新たな実効性のある総合戦略になっていったのかなというふうに、今、自分はそう思ったんですが、そのあたりも含めましての御見解をお伺いしたいと思います。 ○議長(青柳宗五郎君) 門脇市長。 ◎市長(門脇光浩君) PDCAサイクルについては、各事業担当部局等で事業ごとに取り組み内容(プラン)、どのような施策を実施したのか(ドゥ)、結果をどう分析したのかということでチェック、どうすれば、より効果が得られるのかってアクションについて、循環分析をして、事業の効果の検証や事業改善の検討を実証し、PDCAサイクルを回しているという現状はあります。結果は総合政策審議会にお諮りをして事業検証を行っております。 各委員からでありますけども、事業改善等についていただいた御意見等について、これは全職員に回覧をして情報を共有し、この後の取り組みの参考としているという循環も、ここでもあります。 総合戦略は、必要な場合に改定をすることとしております。ここ5年間は現行の計画をしっかりと見据えて総合戦略に掲げる各事業についてPDCAサイクルで事業改善を行いながら数値目標、KPIの達成に向けて努力をすべきだとして、戦略本文の改定は行っていなかったということであります。 しかし、先ほど議員が御指摘のとおり、SDGsであったりスマートシティ先行モデル事業であったりという新たなパーツを手にすることができましたので、その点の進行、進捗というものは、文章として戦略には乗っていないながらも進行していることは御存知のとおりであります。ただ、この後の総合計画、後期計画等を考えていくと、それらもしっかりと取り込んで明文化していかなければ、市民の方々にお示しするときの説明としては力不足だろうという思いもありまして、盛り込むというふうにしていきたいというような思いで作業を進めさせていただきたいと思っております。 ○議長(青柳宗五郎君) 8番。 ◆8番(田口寿宜君) 分かりました。3点目にいきたいと思いますけれども、いずれ実現に至らなかった施策、目標値に達しない政策もあったわけですけれども、その原因と反省を踏まえまして、今後策定されます次の総合戦略、そして第2次総合計画の後期計画等のこの整合性を図りながら、どのように本市を創生していくのか御所見をお伺いいたします。 ○議長(青柳宗五郎君) 門脇市長。 ◎市長(門脇光浩君) 当初の総合戦略の計画策定では、出生数の回復などのうち、自然減の抑制、若年層の市外流出の改善などに社会減の改善、地域経済の発展など、3、地場産業の振興と活力ある地域社会づくりの3つを重点に置いた取り組みを進めることで、まち・ひと・しごとの好循環の確立を目指すということで、国や県の方針を先ほどのとおり勘案して計画を策定しておりました。 総合戦略の5年目を迎える市の現状は、先ほど来話題に上がっているとおり41%を超える超高齢化社会の到来、出生者数が100人を切る少子化という大問題に直面をしておりまして、少子高齢社会の最先端をいく現状となっております。率直に正直に申し上げますと、地方の自治体が国と同じ方向付けだけをしていれば何とかなった時代は、もう終わっております。今後、社会の縮小化は避けられないということを市民の方々、もちろん議会の皆様と思いを一つにしていかなければいけない。地域課題をさらに特定して、その課題を解決するための地道な独自の、ここだからこそ生み出されたという戦略を立案することが必要で、全国に耳に聞こえのいい施策は意味はなさないという思いに立っております。今年度は、総合戦略の準備期間と位置付けて、来年度、第2次総合計画の後期計画の策定時に整合性を図ることはもちろんであります。これまでの事業検証を踏まえて抜本的に大規模な方向転換を行い、地域課題を着実に解決できるようなまちづくり、人口減少の中で地域コミュニティを維持し、市民の皆さんが少しでも豊かにいきいきと暮らせるようなまちを目指さなければいけないと思います。多くの痛みを伴う作業がこの後、どこの領域でも始まります。特に議会の皆様には、御理解をよろしくお願い申し上げたいと思っております。 以上です。 ○議長(青柳宗五郎君) 8番。 ◆8番(田口寿宜君) 本市独自の路線をしっかりと打ち出すというようなお話でしたけれども、ちょっと子どもの数にこだわるのもあれですが、申し訳ないですけども、100人切った時代、これからプラスして70人、80人ぐらいを見据えているという時代、その方たちが、もう五、六年後には小学校1年生になって、やがては中学校に行き、高校に行き、大学に行ったりなんなりすると、もしかすればその子たちが、がっぱりこのまちからいなくなる可能性も十分にある時代に入ってしまったんです。そこを見たときに、何でそういうふうな状況になったのかなと、ふと考えた場合、正直言えば結婚しても子どもはもちますけれども、頑張っても2人までかなというのは現実なんです。その現実というのは、やっぱり経済的なことを考えてしまう、将来子どもにかかるお金、自分たちにかかるお金、家にかかるお金等々を考えてしまうと、やっぱり2人が限界なんです。もう1人頑張ろうっていうふうになるには、やっぱりある程度の稼ぎを持ってこないと頑張っていけない。つまりは何に結び付くかといえば仕事、産業振興に結び付く話、産業振興と子育て支援、そういうのは全部リンクしているっていうのを頭の片隅に入れていただきたいなと。その中で、じゃあこれからどう現実を捉えて、どう進んでいくかというのを真剣に考えていかなきゃいけないなと思うんですけれども、そのあたりどういうお考えをお持ちなのかお伺いしたいと思います。 ○議長(青柳宗五郎君) 門脇市長。 ◎市長(門脇光浩君) このテーマについては、議員ともうほんとここ何年も実は議論してきたことでありまして、私との認識は共有できているものというふうな思いでお話させていただきますけれども、定住の法則ということをずっと議員と議論してきました。定住の法則の一番の始まり、これは定住をしていて飯が食える状況じゃなければいけないということで、やはり仕事づくり、職場づくりだろうと。定住の法則の第1番目が子育てではない理由は、ここで飯を食って生活ができて、初めて子どもたちに対する目配せ、気配せができる状況になるだろうということであります。この議論は、もうずっと今までしてきているので、議員も御同様のお考えだということも御承知しております。ですから、あえて今認識をもってということを言われたとすれば、忘れているように見えたと思ったのかもしれませんので、私もお話させていただきますけれども、そこがやはりスタートです。行政のスタートはそこだと思います。地域の方々が飯が食えるようにと、言葉悪いですけども、それを何とか支えなければいけないというのが行政の仕事ではないかと思います。民間の方々は、御自身の生業を前進させて、そして雇用していただく。税金を納金いただくという、全市民的な活動の一番最初の取り組みは、定住の法則の1にある職場づくり、仕事づくりだというふうに思っているということについては、揺るぎないものをもっているというふうに私は思っております。 ○議長(青柳宗五郎君) 8番。 ◆8番(田口寿宜君) 分かりました。その思い、改めて全ての皆さんと共有した上で次の戦略、計画なりを策定していくということを求めていきたいというふうに思います。 いずれ最後になりますけれども、地方創生、全国各地で繰り広げられまして、良い結果が出たところもあれば、あまりよろしくない結果も出たところありますけれども、この地方創生自体があまりうまくいかなかった原因というのは、どっかにあるはずだと思うんです。色々調べました結果、この地方創生自体が自治体を消滅させないために定住者なり、移住者なりを増やしていこうというようなスタンスで動き始めたこと自体が、これがおかしかったんじゃないかと、理論的に矛盾しているんじゃないかという。つまりは、その自治体自体が、自治体という組織が、この組織を維持するために住民の人方がいるというような意識が少なからずあった中で進んだ地方創生だったのかなと。そのためにこういう状況が生まれてしまったというふうに私は認識をしております。しっかりと総合戦略がこの後新たな戦略として進んでいく場合には、やっぱりそういった状況を脱却してですね、住民、定住者、定住しようとしてくる方の目線、スタンスに立って、じゃあこれからどうしようということも考えていかなきゃいけないのかなというふうに思います。いずれそういう住んでいる方々が初めていて自治体が成り立つという、ちょっと逆のスタンスから物事を考えていくということも必要なのかなというふうに私は思いました。ぜひそういったことも頭の片隅に入れていただきたいなと思うんですが、何かこの件に御所見とかお話があれば伺って一般質問を終わりたいと思います。 ○議長(青柳宗五郎君) 門脇市長。 ◎市長(門脇光浩君) 地方創生のお話をいただいたので、私も思うところを少し御答弁という形でさせていただきたいと思いますけれども、全国の地方創生に取り組む1,800の自治体全て皆様方、地方創生という思いで、その思いの対象者は市町村民の方々が、この地で安寧として暮らしていけるというようなそういうまちを目指したい、村を目指したいという思いで、これは一致していると思います。そこに仮に差が出てくるとどうなるかということであります。仙北市の場合は、様々な制度を活用させていただいて、まだこの状況でいれるという現状ではないかと思います。失敗事例、成功事例たくさんありますけれども、それにしてもまだこの状況でいれるという状況が、私の思いではなくてほかの自治体からの目ではそういうような思いで見ている方々が多いということを過日お聞きしました。 今、過疎法が令和3年で現過疎法が切れて、令和元年4月から新しい過疎法に切り替わるかどうかという大変重要な時期であります。これまで三度、今四度目ですので、の過疎法の改定が行われてきて、御存知の10年で時限立法ですけれども、毎回毎回過疎の見方、指定の仕方が変わってきているということも御認識だと思います。その過疎の議論の中で総務省の審議会の方々がどんな話をしているかとちょっとお聞きしたんですけども、今までの過疎対策で成果が上がってきたものに対して、これはシビアに、やはりその成果を認めてあげて、この成果を全国展開するという考え方ではなくて、次の過疎ではそういう成功、過疎に指定していただいたもので成功したものを認めながらも、次の過疎はこれまでどおりじゃないんだぞということをいわなければいけないという話をしていた、非常に複雑な言い方ですけども。そうすると、この後の地方創生も今まで様々な手当をして成功事例、失敗事例ありますけども、次の地方創生は成功事例、失敗事例、こだわらずに、そういうものでないものを目指さなければいけないというような、これは国の財政の関係がありますので、それは理解できますけども、そういう状況だということであります。 私たちは今一生懸命新過疎法を国会の皆様にお認めいただけるように活動を始めますけれども、ぜひ議員の皆様にもお願いしたいところなんですけれども、それは結果的には地域を守り支えることになって、結果的には日本の国を守ることだというような大きな意味合いを持つものだというふうに理解していただきたいと思っております。 先ほど私が成功事例のごとくお話をした案件で、実はそれは成功なのかどうかということが疑問だというふうな思いを持ちながらの答弁が一つあって、それは子育て・少子対策で、新婚家族の方々に対する助成で、半数ぐらいが市外から市内においでの方々ですという話をしたんですけども、ということは、市外から来た方々、これまで住んでいた地域から離れて仙北市に来ていただいたと。仙北市としてはありがたいけれども、そこを出られてきた方々の自治体が当然あるわけであります。そういうような人口のやり取りというのは、この後考えなければいけないのではないかというような思いを率直に持っております。これは国内全て同じ考え方だと思います。だとすれば、外国人の皆様方を就業者としてお迎えしようという国の動きは、また片手落ちで、しっかりと外国人の移住に対して、日本の国はこういう制度を提案できますよということを早くお知らせしなければいけない、そうならないと就業での雇用の開発だとか地域での賑わいの創出だとかということを、中のパイだけでやり取りしているという時代ではもう済まなくなっているというような、改善策にならないというような思いを持っているということで、先ほど地方創生の話いただきましたので所感を申し述べさせていただきました。 ◆8番(田口寿宜君) 終わります。 ○議長(青柳宗五郎君) 以上で8番、田口寿宜君の一般質問を終わります。 昼食のため13時まで休憩いたします。                              (午後0時01分)--------------------------------------- ○議長(青柳宗五郎君) 休憩前に引き続き会議を開きます。                              (午後0時59分)--------------------------------------- △荒木田俊一君 ○議長(青柳宗五郎君) 通告により発言を許します。11番、荒木田俊一君。 ◆11番(荒木田俊一君) 暑くなれば大変ですので、上着を脱がさせていただきまして質問させていただきます。 9月定例会にあたり質問いたします市民クラブの荒木田です。質問項目は4項目です。この中には、先の一般質問した田口議員が質問した項目も含まれていますけども、させていただきます。 大きな項目でいきますと仙北市における自殺対策、2つ目は、小・中学校のエアコンの設置についてです。3つ目は、働く場の確保と経済活動の底上げについて、4つ目は、新角館庁舎建設工事についてであります。 まず、最初の質問に入ります。 先般、市において将来ある若者が自殺という案件が2件続けて起きてしまいました。1件は、生きる力を育む教育の場所で起こったという非常にショッキングな出来事は皆さん御存知だと思います。仙北市では、この3月に仙北市自殺対策計画なるものを発行していますが、これは策定が義務付けられたから策定したかどうかではなくて、より実効性のあるものを作り、どうするかが大きな課題であるというように私は認識しております。各種情報の収集や分析は行政が得意とする分野でありますが、課題に対する取り組みは、いかに民間と連動しながら密接に取り組めるかが大きな成果を生むものというふうに思っております。今の段階では、私の認識では、まだ紙ベースの段階から抜け切れていないのかなというように思いますが、どうでしょうか。 そして、2つ目としては、計画の策定後の、これはやっぱり前の段階と同じですが、周知や取り組みがどのように末端まで行き届いているのでしょうか。自殺対策の推進体制を見ました。これでどうにかなるんでしょうか。自殺対策策定委員会の構成メンバーは、各機関の団体の長ばかりです。実際に課題を抱えそうな方々の声は、どこから聞こえてきて、どうやって盛り込まれるんでしょうか。大げさにいえばですね、この長たちは課題を抱えるというよりは反対の立場で、怒られる言い方かもしれませんけども、いわゆる権限の持った方々なんですよ。そうするとですね、反対側の立場の方々の声は、どういう形で吸い上げるというふうにできるでしょうか。どのような充実した取り組みが行えるか伺いたいと思います。 3点目はですね、この亡くなった方の関係者や家族というののフォローの対策がないように思います。22ページを見ました。残された人への支援の項目はありますが、あまりにも薄いというか、どうにかしなければならないという思いが全く感じられない。本当にこれで仙北市としての対策が可能になるんでしょうか。答弁をお願いいたします。 ○議長(青柳宗五郎君) 門脇市長。
    ◎市長(門脇光浩君) 荒木田議員の一般質問にお答えをいたします。 今回の質問、第1の項目、自殺対策でありまして、皆様にも配付させていただきました自殺対策計画であります。平成18年に自殺対策基本法ができましたけれども、なかなか実効性が伴わない法律ではないかという話があって、平成28年に基本法の改正が行われ、平成29年に今度は閣議で全市町村のほうにしっかりと計画を立ててもらおうということがあって、平成31年3月に仙北市でも計画を作ることができたという流れであります。 1点目であります。実効性のある取り組みがなされているのかという御質問でありますが、議員が一番最初にお話になったとおり大変悲しい事案が起きておりまして、私の周辺にも起きておりまして、そのたびごとに私たちが本当にできることをしてきたのかという反省とか複雑な思いを持っております。自殺対策を推進する上でのキーワードは、ネットワークの強化と関係機関の連携、これは最低限必要だというふうな認識を持っております。行政だけではなくて、保健、医療、福祉関係のほか、各種団体の代表者や公安、教育等、考え得る全ての組織で策定した計画であります。現在は計画に基づいたアクションを着実に実施しております。確かに計画自体は紙ベースではありますけれども、具体の取り組みは現場で、また、ルーティン業務の中で日々実践しております。このような状況は、3月以降の様々な動きもありますけれども、部長からも少し補足していただきたいと思っております。 市民の方々から様々な相談、実際に生じた困難なケース、あるいは生じるかもしれないケースでは、必要に応じて関係機関と連携して協力し合って取り組みを行っている現状があります。それぞれ個別検証と情報の共有等、対策について定期的な協議の場も設けながら広角的な見地から自殺予防に努めているという現状はあります。ただ、議員が御指摘のとおり、実は一番最後のページに策定委員の名簿があって、そこにやはり団体の長の方々のお名前等もあるわけでありますけども、計画策定する時点で既に議員のそういうお話も出ておりまして、現場から本当に困ったことを、事案を持ってこようということで、長の方ではありますけれども実際にそういうような雰囲気の中で策定が進んだというふうに御理解いただきたいと思います。 2点目であります。計画策定後の周知、また、取り組みが末端まで本当に下りているのか、知ってもらっているのかという御指摘でありますけれども、私自身、正直その不安を持っておりまして、自信を持ってその答弁ができるという状況で実はないということも素直な話であります。 そもそも自殺というのは、人間の心理を考えると、ネガティブな領域とでもいうのでしょうか。アンケートの結果からもそれは見て取れることができました。ただ、先にお話したとおり、幅広いネットワークを駆使して対策を講じなければ自殺のないまちづくりの実現は不可能だという思いは、これは確かなところであります。 自殺予防のトップリーダーは市町村の長であります。機会あるごとに周知と啓発を行って、何とか自殺のない仙北市を実現していきたいという思いであります。 3点目の亡くなった方の関係者とか御遺族の方々に対してのフォローアップについてでありますけども、基本政策の4、先ほど議員が御指摘のとおり、この計画でいきますと22ページのほうに書かれてある内容でありますけれども、残された人への支援として明文化はさせていただきました。項目としては挙げさせていただきました。 市民の意識調査で明らかになっておりますけれども、自死遺族への対応等に関する知識の普及と啓発は確かに必要であるけれども、安易な励まし、声のかけ方は、逆に御遺族の方々の心情をさらに傷つける場面もたくさんあったという反省も持っております。相談があった場合に支援ができるようなという体制の基本的な考え方を示させていただきました。 いずれ現状の対応に、もちろん甘んじる状況ではないということもよく承知をしております。今後とも関係の機関、団体の皆様方から御協力をいただきながら、お力をお借りしながら、一層の充実に努めて、仙北市から自殺がない、そんな日を実現していきたいというような思いであります。 この場面からは以上であります。 ○議長(青柳宗五郎君) 浅利市民福祉部長。 ◎市民福祉部長福祉事務所長(浅利和磨君) 策定委員の方々は議員のおっしゃるとおり、やはり代表の方という形で来ていただいています。先ほど市長からも答弁ございましたが、まず現場の確認をしていただきながら参加していただくということで、そこはお願いしてございます。日常的なところとかそういったところにつきましてですが、少々付け加えさせていただきますが、例えば警察ですとか消防ですとか、消防署ですとか、そういった機関に関しましては、本当に日常的に連携を取っております。あとはまた、例えば郵便局ですね。郵便局さんでは、例えば新聞がいっぱい詰まっていたりとか、あとは行ってもなかなか出てきてくださらなかったりということで、やっぱり郵便局さんとは提携も結んでおりますけれども、そういった見守りだったりお願いしていることがございます。あとは新聞配達の方も、そういったことで御協力をいただいて、まずは見守り活動をしていただきながら、ちょっと今までと違うなということがあれば即座に市民福祉部のほうに御連絡をいただく、保健課だったり包括支援センターだったり社会福祉課だったりということで連絡をいただくことになってございます。それはもう日常的に本当に結構あります。ただ、心配されるのが、顕在的な方々はいいんですけれども、やはり自殺をなさる方については、どうしても潜在的な方、おもてに出てこない方が主ですので、そういった方々には地域のやはり民生委員さんでしたり、あとは隣近所のお付き合いの中で、ちょっとこの人、なかなか町内会にも出てこないし、いるのかいないのかも何か分からないしということとか、あとは夜間、電気がついたりつかなかったりということが、夜一番そういったことも見守りにつながってきますので、そういったことの電気つくかつかないかについても見守っていただきながら各民生委員さんだったり地域の方から連絡をいただいて取り組みを進めております。 ただ、そういった中でも、例えば御本人とお会いしたくても戸を開けてくれなかったりというケースが結構ありますので、そういった方には健康診断というか、例えば血圧計を持っていったり、いろんな意味で無理のない程度に、御本人の気分を害しない程度に何度か足を運ばせていただきながら、少しでも関係性が改善できるような形で進めさせていただいているというのが現状でございます。 ちなみに、自殺なさった方々なんですが、当初私どもも高齢者の方が多いのかなと思っていたんですが、そうでもなくて、結構働いている方々も多いということもありますので今後はやはり企業の方々とも連携を持ちながら、きちんとした形で健康、体の健康だけではなく心の健康もきちんと進めていかなければいけないのかなと思っております。 それから、周知の方法なんですけれども、パンフレットとかリーフレットとか、あとは広報とかでもお知らせはしておりますが、ただ、そういったことを見れる方よりも、見ていただいてない方のほうが非常に不安な材料が多いですので、そういった方々については先ほども申しましたように地域の方でしたり婦人会の方でしたり、そういった方々、やっぱりどうしても地域での見守り、これが何といっても一番ですので、そういった方々に御協力をいただきながら、その啓発としましては例えばスーパーとかそういったところで街頭で宣伝をさせていただいたりといったことも実際に実施させていただいているところでございます。そんなところで機関とかというよりは、より地域の方々と密接な関係づくりをしながら進めさせていただいているという現状がございます。 以上でございます。 ○議長(青柳宗五郎君) 11番。 ◆11番(荒木田俊一君) この自殺の原因はですね100人いれば100様かもしれないです。なかなか分からない、原因が分からない部分が多いということです。私自身も自分のいとこが、なぜ急にという事象がありました。そういう中で、やっぱりいろんな対策、方法もあるんですけれども、やっぱりこれも病気の一つでですね、重くなる前のその入り口といったらいいか、前の前段のところでやっぱりある程度の歯止めをかける方法というのを、やっぱり考えていかなければならない。そういう中ではですね、やっぱりこう考えると、地域のコミュニケーションがとれてない、あるいは薄い方において、往々にしてそういう事象があるのではないのかなと。いわゆる今、あまりはまると、何だって嫌だってと思われることもあるかもしれないけども、やっぱり一番はやっぱり地域のそのいろんなつながりとかコミュニケーション、あるいは職場の中においてもやっぱり友人であったり、色々話ができる関係が構築できていくと、いろんなところでその要素というのはいくらかでも薄めることができるのかなと。そういう中では、やっぱりこの何ていう、策定も大事なんだけども、こういうのがですね地域や職場やいろんな場面場面でね、やっぱりその何ていう、他人事でなく、どうやって身近な課題として捉えて認識していただくかというこの方法をやっぱり詰めていかないと、なかなか私、口悪くて紙ベースって言ってしまいましたけどもね、やっぱりそれが老人クラブでもいいですし、いろんな形の中でコミュニケーションとれているところは割りと、地域もそのものもうまくいってると思うし、やっぱりそういう部分を強化していくというのがね、やっぱりより大事なのかなという思いがします。そういう中で、そういっちゃうと総合政策みたいになっちゃうんですけども、やっぱり福祉の力の中でですね、そういう何ていう地域のコミュニケーションも大事にする、そういう方法をですね、もっともっと仕組んでいかないと、人口が減って件数も減っていってるように見えますけど、やっぱり自殺の比率というのはそんなに下がっていかないというか、そこら辺を今後どうするかですね、もう一度伺いたいと思います。 ○議長(青柳宗五郎君) 門脇市長。 ◎市長(門脇光浩君) 特に市民福祉部のほうでは、地域に入って健康づくりの勉強会だったり、ミニデイだったり、高齢の方々の福祉のお話し合いだったりというのが頻繁に行われていて、保健課とかで保健師さん方が本当によく出て歩いていろんな話をしていただいている場面がよくあるんですけども、そういう場面を活用しながらも、さらにこの後は市として自殺をする方、自死をする方をゼロにしていくんだという目標をしっかりと持ったということと、そのために地域の方々からいろんな御協力をいただきたい、御協力というのは行政的な御協力ということよりは、地域の中で話し合いができる関係、コミュニケーションをつくるというような形での御協力の仕方というものを何とか作り込むということに対して時間と、それから手間をどうか惜しまないで欲しいという御相談をしながら、できる限りの回数と、それからできる限りの参加の呼びかけをして皆さんに認識していただくということを、今まで以上に何倍にもかけてやらなければいけないとやっぱり思います。地域にあっては、先ほど部長も話しましたけども、関係性が薄れてしまったがゆえに自殺までは至らないけれども、実は移住してきた方がまた別へ行かれたという事案も何件も実は見てきているわけですので、その一番の要因は何かという話を聞いたときに、地域の関係性をまずつくることができなかったということがどうもあったらしいというのを後で地域の方々が反省しているというような状況もあったと、そういう痛ましい、もったいないという言い方は失礼ですけれども、そういうことのないように、地域での人間関係、コミュニケーションをしっかりとるというような、そういうちょっと、少し昔のイメージの地域づくりがやっぱり必要ではないかというふうな思いがあります。どういうことができるか、しっかりと皆さんと一緒に御議論していきたいと思います。 ○議長(青柳宗五郎君) 11番。 ◆11番(荒木田俊一君) 当市ではないんですけれども、先般、新聞見てて、ある生徒が3回も自殺未遂して、3回目にようやくやっと学校がいじめが原因だったというような、それを認めたという事案がありました。やっぱり何という、我々大人の社会がきっちりやっぱりそういうのを受け止める環境をやっぱり作っていかなければなというふうに思いますし、やっぱり先ほど残された方への支援というのがあるわけですけども、この中でやっぱり私は何といいますか、なかなか触れにくい部分はあるんですけれども、相談をかけられやすい環境というんですか、相談しやすい環境、あるいは相談をかけられやすい環境の構築がやっぱりこの残された方々への支援策としては必要なのかなと。これらも今後検討していただくということをお伝えしたいと思いますけど、いかがでしょうか。 ○議長(青柳宗五郎君) 浅利市民福祉部長。 ◎市民福祉部長福祉事務所長(浅利和磨君) 先ほど大事なことを話しないでしまって大変恐縮ですが、今、保健課でですが進めている事業なんですが、ゲートキーパーということで、ゲートキーパーの養成講座を開催してございます。このゲートキーパーの養成講座なんですが、市民の方はもちろんなんですが、今週の12日には市の職員を対象としましてゲートキーパーの養成講座を開催します。このゲートキーパーですが、こちらは議員がおっしゃったような形のことでして、命の門番ということで、「気づき」、家族や仲間の変化に気づいてもらう方、それから「傾聴」ということで話を聞く方、それから「つなぎ」ということで、先ほどお話あったように早期発見、早期つなぐという形、それから「見守り」、近くにいて見守るということで、こういったゲートキーパーを今後どんどん養成していくということで、まず保健課が中心になって進めてございますので、そちらも周知しながら多くの方にゲートキーパーになっていただくような形を進めたいと思っております。 以上でございます。 ○議長(青柳宗五郎君) 11番。 ◆11番(荒木田俊一君) これは行政だけの問題でなく、我々市民も、私たちもそれぞれ一人一人ができる役割というものはあると思います。仙北市から不幸なことをなくすためにも、やっぱりお互いにしっかり認識して、それぞれの立場で頑張ってもらいたいというふうに思います。 質問の2つ目に入ります。市内の小・中学校にエアコンが設置されました。9月に入っても、このように猛暑というよりは酷暑で、非常に今年なんかは、この成果も期待されるわけですけれども、まずこの最初にですね設置する教室、あるいはそれらの基準がですね、補助事業なので定められたものとは思いますがですね、これどういう基準で今回設置されたのかです。あるいは、それぞれの学校からですね、要望等聞き取りとかいろんな調査を現場とね意見交換をしたのか。また、あるいは要望は受けたけれども基準に沿わないものは、市で対応できるものはなかったのか。通級教室はこれ、私勉強不足なんですけども、特別教室にあたるのかですね、なぜ設置されなかったのか。この4つの点について伺います。 ○議長(青柳宗五郎君) 熊谷教育長。 ◎教育長(熊谷徹君) 荒木田議員の小・中学校のエアコン設置につきましては、設置の指揮を執りました戸澤教育部長のほうから御説明させていただきたいと思いますが、よろしいでしょうか。 ○議長(青柳宗五郎君) 戸澤教育部長。 ◎教育部長(戸澤浩君) それでは、荒木田議員のエアコンの設置についての御質問にお答えをいたします。 1点目の設置する教室の基準についてでございます。 冷房設備対応臨時特例交付金事業につきましては、災害ともいえる猛暑を受けまして、児童生徒等に健康被害を及ぼさないようにと、熱中症対策として各学級に冷房設備を整備することを趣旨に、昨年度のみ設けられた補助制度となってございます。 設置する教室は普通教室、これは小学校であれば1年生から6年生までの教室、それと特別教室、理科、家庭科、美術室、特別支援学級、これが対象となってございます。 職員室、校長室、保健室、体育館等は対象外となってございます。保健室については、全ての学校で設置済みとなってございます。 設置基準についてでございますけれども、対象となる機種については吊り型または埋め込み型で、よく家庭にあります家庭型、このような容易に取り外しができるものは対象外となってございます。今回の事業で小・中学校に設置したエアコンは、全て吊り型となってございます。 2点目の学校から要望等を聞き取り調査をしたのかということでございますけども、1月中旬から下旬にかけまして約2週間でございます。各学校と協議をしまして、設置を希望する普通教室、特別教室の選定をしていただきまして、図面に落としまして情報共有の上、了解を得て進めてきたところでございます。 3番目の基準に合わないものについて、市独自で設置できないかということでございますけれども、これまでも年次計画で各学校の希望を聞き、保健室、音楽室などに設置をしてきました。この補助事業に関しましては、設置教室、機種の形式が決められておりましたが、市単独事業であればエアコンの増設は可能と考えております。 4点目でございますけれども、通級指導教室は特別教室にあたるのかということでございますけれども、普通教室以外、通級教室は特別教室というふうに分類してございます。小学校は角館小学校、生保内小学校に通級指導教室がありまして、児童の中には通常授業とは別に通級指導教室で指導を受ける児童がいます。また、他の学校から角館小学校の通級指導教室に通っている児童もおりまして、各小学校にある特別支援学級は今回、冷房の設置教室となってございます。 中学校におきましては、市内で角館中学校1校に通級指導教室がございます。通常授業をぬけて、指導を受けたり、週何回か放課後等に指導を受ける体制となってございます。角館中学校にある特別支援学級についても冷房を今回設置してございます。 通級指導教室につきましては、学校からの要望を聞いた際、夏季利用時には冷房設置済教室を使用するとの回答を得ましたので、今回この事業では設置はしてございません。 各学校との協議の際、特別教室でも利用頻度や他の冷房設置教室でも代用できるなど、必要性を考慮しまして設置しない教室がほかにもたくさんあります。例えば理科とか音楽室とかそれらの準備室、これはほとんど設置してございません。 以上です。 ○議長(青柳宗五郎君) 11番。 ◆11番(荒木田俊一君) 今の答弁聞くとですね、学校から聞き取りしたので通級教室には設置しないという答弁でしたけれども、それってどういう形で行ったんですか。校長ですか。現場と校長が話し合いを持ったのか、どういう過程でですねやったのかですね。そこら辺もう一度改めて確認をしたいと思います。 ○議長(青柳宗五郎君) 戸澤教育部長。 ◎教育部長(戸澤浩君) 設計発注後に、すぐ設計業者、また、教育委員会の担当職員がこちら発注者側というか、こちら側から出まして、学校側からは学校の代表者である校長、もしくは教頭が協議しております。ただ、ほかの先生方のそういう意向をくんだかは、それを前提で私どもは校長、あるいは教頭と協議をしたということでございます。 以上です。 ○議長(青柳宗五郎君) 11番。 ◆11番(荒木田俊一君) 今、設計発注した後、聞き取りしたんですか。そんな事業ってあるの。普通はですね、必要なものを洗い出しするために要望を聞いたり、いろんな意見交換をして、その後に設計出すんですよ。じゃないですか。設計してしまったら、ここ付けてくれったって、いやあと設計終わってますっていうそういう話になっちゃうじゃないですか。そういう聞き取りってないじゃない、まず、まず1点ね。 今の話を聞いて非常に私は教育委員会と学校の風通しがあまりよくないという印象を受けましたね。私のところには、非常に不満の声を寄せられています。真っすぐしゃべれば角館小学校、角館中学校。学校っていうのは不公平を教えるとこですかって、これでは不公平感あるじゃないですかって、どうしてなんですかって。いや、私に聞かれても私分かりませんけども、どういう過程でそういう状況になったのか私は分かりませんけども、逆に見ればですね、通級教室っていうのは非常に大事な教室ですよね。自分の教室でなかなか勉強になじめなかったり、いろんな理由があってですね、それでも学校を休まないで一生懸命行く子どもたちのところにですね、必要ないとか、付けないっていう意味が分からないんですよ、私は。そこどうなんですか。 ○議長(青柳宗五郎君) 戸澤教育部長。 ◎教育部長(戸澤浩君) 補助事業に関しましては、特別教室、その先ほども申し上げましたけども、利用頻度、その教室は本当に大事なことは分かっています。ただ、不公平といわれるかもしれませんけれども、角館中学校では実質7名の方が教室に行ってると。その中で一日2時間ということで、夏季については冷房の付いた教室を使用してもらうと、そういうふうなことの協議になったということで、その夏季については不公平感はないような感じはしますけれども、こちらとしてはそういうふうに感じ取って、そういうふうに定めたということでございます。 以上です。 ○議長(青柳宗五郎君) 11番。 ◆11番(荒木田俊一君) 議長、ちょっと30秒時間ください。市長にこの時間割を見ていただきたい。 ○議長(青柳宗五郎君) 暫時休憩します。                              (午後1時30分)--------------------------------------- ○議長(青柳宗五郎君) 休憩前に引き続き会議を開きます。                              (午後1時30分)--------------------------------------- ○議長(青柳宗五郎君) 11番。 ◆11番(荒木田俊一君) 今まで教育委員会とやり取りしましたけれども、私非常に強い不信を持ちましたので、今、市長に渡したのは角館小学校と中学校の時間割でございます。これみんなに見てもらいたいんですけども、何年生、名前は入ってないんだけども、A君とかB君とかって、ちょっと差し障りあれば困るなと思って市長には渡したんですけども、7名か何名かじゃなくて、このようにですね7時間目以降も使っているんですよ。夏季はどうかじゃなくて、一生懸命頑張って教室で勉強しようという子どもたちにですね、そういうものが必要ないのか、付けれないのか分かりませんけども、私から見ると、こういう子どもたちのところにね、私は応援するのが行政の仕事だというふうに認識しています。何名かじゃないんですよ。時間割見てるでしょ、教育長も。一日のうちに使われない日ってあるんですか。ないですよね。結構過密な中で、一人一人かもしれませんけども、その教室は間違いなく使われているんですよ。私が伺ったところは、これっておがしんでねって、ほかの子どもたちは別の教室で勉強してるときに、この子どもたちは通級教室に行ってるときに、こっちはエアコン効いて、こっちはエアコン効いてないっていうのはどういうことなんですか。不公平とか、大げさにいえば差別みたいなもんでしょ。学校の中の。違うんですか。改めて教育委員会より私は市長から答弁を求めたいと思いますけども、いかがでしょうか。 ○議長(青柳宗五郎君) ちょっと、先ほどの学校と話し合った中できちっと決めてるっていうのは、へばうそなの。ちょっと待て。まず門脇市長。 ◎市長(門脇光浩君) 今、資料を見せていただきました。角館小学校、それから角館中学校、議員がお話のとおり、月曜日から金曜日まで、しかもほぼ毎時間、もちろんお休みの日がないという状況で通級指導教室は動いているというのは、この時間割でも明らかであります。この後の御答弁は教育委員会がすると思いますけれども、教育委員会のお話を私どもは予算化をしていくという係でありまして、さらにそのときには一生懸命議論もさせていただくという状況があります。そのときの議論の中には、不公平感を感じるような議論ではなかったので、その点について私たちは認識をしておりません。 以上です。 ○議長(青柳宗五郎君) ちょっと教育委員会のほうで再度確認するんだども、先ほど学校と話し合って決めてるっつったね。そういってる中で今質問の荒木田さんからは、学校の中からそういう問題出でるね。だからそこをきちっと答えて。熊谷教育長。 ◎教育長(熊谷徹君) 議員の質問にお答え申し上げます。 設置にあたっての指揮は、部長が執りましたけれども、私ももちろん関わっておりますし、それから、通級教室の大切さというのは、もう議員がおっしゃいましたように本当に極めて本当に大切にしていかなければならないし、私どももそれは大切にしているつもりでございます。いろんな面でちょっとこう、集団の中になじめなかったり、それからどうもやっぱり個別指導のほうが得意だというふうな子どもさん、そういうふうな子どもさんたちに対して、私たち何とか手厚く指導をしていかなければと思いながらやっているところでございます。 ただ、恐らくちょっといろいろあるんですが、恐らく話し合いの中で、まず私どもはどうしても管理職との話し合いが中心になって、まず管理職を中心に学校の要望をまとめられていると思います。そうした通級担当者との話し合いもした上でのことであろうと私たちの捉え方でこういうふうな形になっているわけで、先ほど来、自殺の件からもお話ございましたが、やはり風通しの良い職場の中でしっかりみんなの声を吸い上げての、その管理職との対応というのを、もしかすれば私たちがその部分で欠けていたのかなと今お話を伺いながら思ったところであります。いずれまだこれから御議論あると思いますが、もっともっとやっぱりきちんと話し合わなければならないと思っていたところでございます。 まず現在は以上であります。 ○議長(青柳宗五郎君) 11番。 ◆11番(荒木田俊一君) 我々議会はですね、真っすぐしゃべれば、今統合する中川小学校も、これは子どもたちのせいでないって。今1年後に無くなるかもしれないけども、これは付けるべきだということを全員賛成していますよ。今の問題は、何という、管理者がとか、誰がとか、私は悪い人は作りたくないけども、私のところに、私がこれ探したわけでなくて、向こうからこういう不公平があるのでおかしいんじゃないですかって聞かれて、私も色々調べて、非合法に集めた資料じゃありません。この時間割も。じゃあ時間割はどうなっているんでしょうか。使われ方どうなっていますかということで教えていただきました。何とかならないかということですね。 今は答弁は、いやいやちゃんと話し合ってるよっていう、これ今さらどうのこうのいったって、なかなか私も当事者でないし、立ち会っているわけでないけれども、問題は、じゃあどうするんですかって。じゃあどうするんですかって。今の答弁聞いてると、全然、いや私たちに落ち度はねって、なんも間違ってねって。次の答弁がないじゃないですか。私たちはちゃんと聞き取り調査して、必要なとこに付けたっていう答弁でしょ、今までの答弁は。それでいいんですかって。違うでしょうって。やっぱり一番最初の自殺の問題じゃないですけどもね、やったやったって長たち集めればそういう話になるんですよ。やっぱりあなた方もね、教育長忙しいから部長も現場に行って、やっぱりむしろこういう教室の担当者なり、いろんな方々からね話を聞いたっていいじゃないですか。それがあなた方の仕事だもの。机の中さ、あるいはね、ただ机に座ってでは、それこそ人工知能に負けてしまいますよ。やっぱり我々は生きている人間だから、現場に足を運んで、課題なりいろんな問題を話し合って、きっちり対応をしていくというのが我々の任務でしょう。ですから、今後どうしますかっていうとこまで私があえて聞かなくてもね答弁に出てくるのが普通なんですよ、私はそう認識しています。問題だと思えばね。問題でないからそういう答弁が返ってこないんじゃないですか。どうですか。 ○議長(青柳宗五郎君) 熊谷教育長。 ◎教育長(熊谷徹君) 担当の先生からそういうふうなお話が議員のほうにあったということであれば、本当にそれは私ども何といいますか、本当に落ち度といいますか、やはりその声をきっちり聞くことができなかった、まずは私どもとしても管理職との話し合い、または事務の先生とか、管理職との話し合いが中心になってしまいますので、全くそこの点については私は我々の落ち度であったと思っております。それで、ただ、角館小学校につきましては、エアコン設置は今できているはずでございますが、角館中学校は残念ながら議員、全くおっしゃるとおりでございます。そただそれで管理職との話し合いの中では、夏季は要するに教室を移動して、例えばいろんな教科のところで使っている部屋がありますので、そういうところで使いながらやりますからというようなお話でありましたのでこういうふうになったんですが、やはりそこは私どもの皆さんから、担当者からの声が聞こえなかったというか、聞かなかったという、やっぱり全くそのとおりであると思います。ですから、この後、この後でありますが、管理職のみならず担当の皆様、担当の先生方、そういうふうなスタッフの皆様ともきちんと膝を交えて議論しながら御希望をお聞きして、よりベターな方法をきちんと探ってまいりたいと、そういうふうに思っております。 ○議長(青柳宗五郎君) 11番。 ◆11番(荒木田俊一君) かつてはね、角中も非常に先生方多いんですけどもね、今、どこの学校へ行ったって少ないんですよ、先生方。大変苦労していますよ、少ない中で。こういう少ない中で一人一人聞けというのも無理かもしれませんけどもですね、これはやっぱりそういう日常的にですねいろんな課題を話し合う環境を作っていくことが、やっぱり教育委員会として必要ですし、やっぱりそういうものにできるだけ速やかに対応するというのが、あなた方の課せられた任務と私は思いますので、ぜひこの問題についてはですね、私に答弁はいりませんけれども、現場に行ってですね、どういう考え方でどうするかということは、改めてきっちり対応していただきたい、そのように思いますし、今後いろんな課題にあたってもですね、真摯に向かっていると思いますけれども、より一層真摯に向かうことを希望いたします。 ○議長(青柳宗五郎君) 熊谷教育長。 ◎教育長(熊谷徹君) 速やかに先生方と話し合いを持ちたいと思います。 ○議長(青柳宗五郎君) 11番。 ◆11番(荒木田俊一君) いつにいたったって設置するという声は、これ聞かずじまいで終わりかもしれませんけども、まず一応私はこの後もずっと追跡しますので。 時間も限られてきましたので3つ目の質問に入ります。 市長は市政報告で総合戦略の改定を1年延長の考えを述べました。その要因について、出生数の減少等挙げられました。ここの質問の事項は、田口議員とかぶるかもしれませんけども。今、仙北市においてですね、計画の策定はもちろんのことですが、これは市長も認識しているという答弁をいただきましたが、働く場の確保と経済活動の底上げが、やっぱりこれ、大きな課題だと思います。そこでですね、塩漬けになっている黒沢の工業団地の造成の活用は、どういうふうになっているか。私は質問する機会を設けられるとき、大体質問しています。というのはですね、昔話なんですけども、私が産業建設常任委員長のときにこの話が出て、いろんな現場にも行ったし、我々議会としても、ここに工場を誘致するということを認めたわけですよね。これを何年も塩漬けにしているということは、まさに市政の怠慢。我々に提案するものはないんです。我々は提案されたものを審議はしていますけども。逃げるわけではないけども、やっぱりこれは市民にですね、この目途はやっぱり早急に示していただきたいというふうに思います。 2つ目はですね、地場産業の育成のための地域の商工業、あるいは農業の底上げを図る専門部署が必要ではないか。今、9月議会にもですね、ふるさと納税が非常に好調で補正の予算が出ています。この使途については、いろんな形で注文もつけられているかもしれませんけども、今、非常に財政の厳しい中でね、これらの財源を有効に活用してですね、今これらに向かっていかなければならないし、やっぱり少子化の問題もですね、市長一生懸命答弁していますけど、来る人がいっぱいいても、こっちから出ていく人がいれば、いつなったって同じなんですよね。例えばそういう問題と、生まれた子どもを育てる支援はしていく。その前の結婚の問題が、なかなかこれ手ついてこねんだすな。日本ですので、大体結婚しねば子ども産まねすよな。やっぱりそこの入り口からどうするかっていう、このいろんな考えを整理していかなければならないし、そういう段階でですね、このふるさと納税の活用を考えたりして、こういう対応が取れないのか。 3つ目はですね、特区における雇用が生まれる事業展開は望めるのかな。色々ニュースソースにはなるんですよ。そっからどうなのと。これ、企業誘致とも関係あるんですけども、私もずっと仕事する場を作れ作れって。でも、こんなに長く企業が来ないうちに、その企業ってもしかすると何という、古い企業、今の子どもたち、小・中学生が高校生になった、将来を選ぶときに、そこで働きたいと思うような企業なのかなと。ある意味先端産業とか、そういう子どもたちがですね、あそこに行きたいと思うようなこの企業誘致を考えていかなければですね、普通の何ていう、職業でいいのかなって私はこのごろ思ってるんです。やっぱり今ある子どもたちが、いろんな勉強をしたり、あそこに行きたいという努力する結果を生む企業、先端産業であったり、いろんなそれはいろんな形あると思いますけども、そういう働きもしていかなければならないし、その中ではやっぱりこの特区というものはどういう位置付けなのか、事業展開としてどうなるのか、この3つについて伺いたいというふうに思います。 ○議長(青柳宗五郎君) 門脇市長。 ◎市長(門脇光浩君) 1点目であります。田沢湖の黒沢工業団地の件でありますけれども、現在、現地法人を設立し、水耕栽培による植物工場を計画している企業が建設用地として同団地での来年度国庫補助事業への採択を受ける準備を進めているという現状であります。国庫補助事業申請については、県担当の本課及び地域振興局と情報共有をしながら協議を進めております。また、市役所内でも部課を横断したプロジェクト態勢を敷いて対応をさせていただいております。まずこの案件をしっかりと形にすることに最大意を配しながら、まだ用地としては活用できる部分が半分ありますので、その用地の活用についても様々なチャンネルを通じて仙北市の働く場の確保、向上につながるような企業誘致、もしくは事業所等について、この後も進めていきたいと思っております。 前段のほうでお話をさせていただいた最先端の植物工場については、この一、二年の間に形が見えるものというふうに思っております。 2点目であります。地域の商業、農業の底上げを図る専門部署が必要ではないかということでありますけれども、議員もよくお話されておりますので全く同じ思いであります。農業であれば、例えば受け継ぐ人がいなければ廃業となりますし、事業所も同様であります。人材の確保が何よりも大切な重要な課題であります。 商工業、サービス業の人手不足も大変深刻でありまして、人口減少、高齢化という現状で、なおその厳しさを増していくというのが今であります。深刻な人手不足の改善に向けて対策を講じておりますけれども、今、期待している議論は、仙北市雇用確保対策連絡協議会の立ち上げの協議、内容であります。委員は建設業界、観光・宿泊業界、製造業界、介護福祉関係業界の代表であったり、ハローワーク、シルバー人材センターであったり商工会、起業等連絡協議会、学校関係者、秋田県の皆様にも参画をいただいております。非常に興味深い議論が幾つかあります。そこだけ説明させていただきたいと思います。 会合では、現状共有をまずして、この苦境を乗り越える徹底議論をいただき、有効策と思われる多くのアイデアを既に提案いただいております。例えば、若年層向け人材センターや派遣会社を設立するということ。また、各業界の繁閑、忙しいときとか暇なときとかを利用した働き手のローテーションシステムの導入、また、短時間労働者への情報伝達システムの構築などが挙げられております。会議まだ続きますけれども、できる限り即効的な効果を目指すことができる対策については、そのときどきに対して予算化をお願いし、すぐにでも着手していきたいというようなスピード感で進めていきたいと考えております。 農業分野についても実は色々な対応が始まっておりますけども、自然が相手だということで今まで様々なノウハウの継承が難しかったということがありますけれども、議員も取り組んでおられますけれども、スマート農業をぜひこの後も推進していきたいというふうに考えております。このスマート農業は、若い方々、特に首都圏にお住まいの若い方々に非常に興味を持っていただいておりまして、Uターンの可能性も秘めているというふうに考えております。 新しい仕掛け、組織が必要ではないかという議員の御指摘でありますが、以前組織をした総合産業研究所がそのような機能を果たし得るというふうに確信して皆様方に御提案させていただき、数年その機能を果たしたわけでありますけれども、私の力量不足から廃止せざるを得ない状況となっております。今でも残念に思っております。その当時の雰囲気としては、市役所らしからぬ部署だったということもあって、どうもあまりうまく機能がしなかったのかなというふうな反省が多々あります。しかし、この際の課題の継承もできておりますし、また現在引き継いでいる様々セクションの中でも総合型のプランニングとしては戦略室が稼働しておりますので、一定のその役割を果たすことが可能ではないかと思っております。各部担当が今まさに取り組んでいる最中でありまして、各部門の情報の共有だったり意識の共有を図っていくということが、まず今行わなければいけないものだというふうに思っております。 3点目の特区における雇用でありますけども、これ実は色々御答弁一応書いたんですけども、議員のお話の真っすぐなスタイルのお話、よく分かりました。今既に実は新しく設立になった企業等で雇用が生まれていることはよく御存知のとおりであります。しかしながら、その直接雇用もさることながら、先ほど話があったとおり、今の産業の構造ではない次の時代の産業構造にしっかりとアタッチメントできるような、そういうような企業の創出がやはり特区としては必要な手法ではないかと思っております。今、最近の事例を少し思い起こすと、仙北市の職員採用試験で手を挙げていただけている方々、特に社会人選抜の方々などは全国からおいでですけれども、そういう方々はやはり特区について非常に魅力を感じてきているということがあります。また、高校生からお話をお聞きすると、そういうまちだからこんなことができるはずだというような希望もたくさん持っておりました。そういうような方々の思いをしっかりと形にできて、しかもそこで飯が食えるというようなまちづくりは、この後絶対に必要な姿ではないかと思っております。 以上です。 ○議長(青柳宗五郎君) 11番。 ◆11番(荒木田俊一君) 黒沢の工業団地については、まだはっきり名前は出せないけれどもという話ですけども、来年度の国庫補助というと11月、12月に手を挙げるでしょうし、やっぱり一日も早くですね、市民に公表できる機会をつくると、一日も早く魁さんに書いていただいて、みんなに、仙北市に企業が来るという環境を作って、ようやくやっとあそこが使われるのかなという安心できるし、やっぱり子どもを持つ親も、やっぱりこれからどうするかっていうことを子どもたちと話し合う機会ができる。とりわけ今、県内の高校生はですね、やっぱり県内の就職率も非常に高いわけですし、そこら辺はしっかりと対応していかないと、さっきの田口議員の答弁のときあったんですけど、人がいない分、隣の町村から取ってきたり、あっちから取ってきたって、お互いにいじめあってるだけなので、そこはやっぱり企業の持つ力としていろんなとっから、分野から人を呼びつける力を持っていただくことがいいのかなと思っていますし、ここの部分については、もう少しきっちりとした対応をお願いしたいと思います。 時間がないので最後の質問に入ります。 新角館庁舎の建設について。 なかなか我々の前には、その工程というのが見えないし、第一に。そして、今の進捗から考えるとですね、これは冬季間にもコンクリートを打たないと間に合わないというか、思うんです。私は寒い期間のコンクリートはね、やめたほういいんですよ。というのはですね、いろんな薬とか何かあっても、多分市長辞めた後、タイル剥がれてくるんですよ。5年、10年たった後にね、弱いところがどんどん出てくるんですよ、コンクリートは。この厳冬期に本当にこれでいいのかと。業者さんに聞くとね、駄目だという人はいないですよ。でも、セメントを打っている人は、やっぱり冬なやめだほういいって言ってるすよ。実際の話。ですから、オープンの進捗の過程もあるけどもね、やっぱりここはほんと冗談でなくて真剣に考えていただきたい。 それともう一点、これも工程と関係ある。地中熱の設備工事と建物が、これ被さっていますよね。たまたまJVを組んだ2企業がどっちにも参加しているからあんべいぐいぐかもしれないけどもね、これ実際大変だと思いますよ。地中熱は外のほうだけども、中のものが全部終わらないと、建物の工程が終わらないと地中熱に入っていけないでしょ。そういう中で、これほんとに請け負ったとこはやるってやって請け負ったんでしょうけども、我々のとこには何も工程見えてないので本当に大丈夫なのかと。これどうですか。 ○議長(青柳宗五郎君) 門脇市長。 ◎市長(門脇光浩君) 3点ありますので、少し足早に、恐縮でありますけども、基本的には工程については、やっぱり市議会の皆様と認識を共有しなければいけないと思いますので、工程表を何らかの形の場面で皆さん方にまたお示ししたいというふうに思っております。この場面からは、一順の流れをお話したいと思います。 まず、工程はどうなっているのかという1点目でありますけども、工事については仮囲いなどの準備工事を終えて、現在、建物基礎工事の段階に入っております。12月半ばからはコンクリート打設、先ほどお話のとおり打設が始まる予定であります。来年度に入ると、令和2年5月末までに屋根、防水工事を終える予定であります。その後は建物内部の工事を進め、10月末の完成を目指していると、大きな流れであります。 進捗率としてでありますけれども、9月末の現在の進捗率とすれば2.6%、今年度末の3月末では38.8%の進捗を予定しております。令和2年7月末には進捗率78.2%に達する見込みであります。契約工期である10月末までの完成については、想定外の事案の発生などがなければ問題なく進む工程だと見込んでいるということであります。 2点目であります。コンクリート打設は冬期間、これは避けるべきじゃないかという御指摘であります。御指摘のとおり入札不調の影響もあって、今この状況の工程になっているということもありますけども、3回目の入札公告を行う時点で設計事務所の見解を踏まえて検討も行っております。その結果、コンクリート品質の確保に必要な採熱養生、具体的にはジェットヒーターであったり、ビニールシートで養生を行って温度を保つということであります。議員よく御承知の手法であります。コンクリート品質に影響が出る温度にならないように対応をしていこうということであります。 市が過去に発注した大型の工事の例でも同じようなことがありまして、この点でも頑張っていただいたという例を聞いております。しかし、御指摘の点については、問題が発生するかしないかという大変私も心配をしている現状があります。工事管理者、施工者との打ち合わせを十二分にさらに行いたいと思います。 3点目であります。地中熱工事と本体工事とダブってしまうという影響でありますけども、地中熱利用設備工事で行うボアホールの工事は、建物正面と裏側の2カ所、計59本の垂直の穴を掘削するということでありまして、御指摘のとおり、これ基本的に、物理的に工事と箇所が重なります。この点について対応策で重要なことでありますけども、厳密な工事工程の、双方の工事工程の管理の実施ということに尽きます。本体工事、地中熱利用設備工事のどちらにも支障が出ないように、工事管理者がそれぞれの工程表を綿密に検討し、総合的な全体工程表を作成するように強く指示を出させていただいております。また、原則隔週でありますけども行われている打ち合わせ、これは現場定例会です、においても本体工事、地中熱利用設備工事、それぞれ行うことではなくて、併せて行うことということで意思の疎通を図れるように体制を組ませていただくということでお願いしております。 いずれ細心の注意を払う業務だということであります。徹底した指示出しを担当からさせておりますし、私もことあるたびにお願いさせていただいているという現状にあります。 以上であります。 ○議長(青柳宗五郎君) 11番。 ◆11番(荒木田俊一君) 時間がないのであれですけども、市長は非常に人を信じるのがうまいというか、懲りないというか、これだけ難儀した設計業者のいう言葉を全部鵜のみにするんですね。やっぱり実際、今までこのところで、誰もこういうふうになるって説明した設計業者おりませんし、施工業者もおりません。でも現実的にはですね、やっぱり経年劣化する前に、やっぱり厳冬期のコンクリートでいろんな症状が出てるんですよ。それらを起こさないために、やっぱりきちっとした対応をとることを、改めて工程のときにまたいいますけども、御忠告申し上げて私の質問を終わります。 ○議長(青柳宗五郎君) 以上で11番、荒木田俊一君の一般質問を終わります。 14時10分まで暫時休憩します。                              (午後1時59分)--------------------------------------- ○議長(青柳宗五郎君) 休憩前に引き続き会議を開きます。                              (午後2時10分)--------------------------------------- △高久昭二君 ○議長(青柳宗五郎君) 通告により発言を許します。16番、高久昭二君。 ◆16番(高久昭二君) どうもお久しぶりでございます。一般質問が1年に2回しかございませんので、なかなか質問する機会が得られませんので、皆さんも大変忘れられてしまっているかもしれませんけども、なるべく限られた時間内でございますから、簡潔な御答弁をよろしくお願いしたいと思います。 10月1日から御承知のとおり消費税が10%になり、市民生活の負担が増す中で、少子高齢化が急速に進むこの仙北市におきまして、少しでも希望の持てる仙北市政についてお尋ねをしたいと思います。 それでは、第1点目の質問でございます。地上型のイージス・アショアの配備については、これは政党政派、どの党とかどの政治団体とかということにかかわらず、秋田県民全体にやっぱり課せられた重要な課題であったし、また、今後もあり続けるのではないかというふうに考える次第でございます。そういう意味で質問を取り上げてみました。 防衛省、新屋地区地上型イージス・アショア配備計画と仙北市に与える影響について、門脇市長にお伺いしたいと思います。 同問題は、国政、県政レベルの問題だけにかかわらず、仙北市としてもあまりなじまないと思う方もおられるかもしれませんが、次の点について質問いたします。 質問の1点目、最近の新聞報道によれば、岩屋防衛大臣は、現時点でも改めて日本海側では秋田県新屋地区がイージス・アショア建設の予定地としての考え方があることを公表されております。先の参議院議員選挙においては、イージス・アショア配備断念を求める女性候補者が参議院選挙の秋田地方区で当選され、県民の多くのこのイージス・アショア配備に対する反対世論があることが証明されてございます。その結果を踏まえ、今回の9月定例議会におきましても八峰町議会はじめ、さらには美郷町議会、そして岩手市議会でもこの各担当委員会や本会議においてイージス・アショア配備に反対する陳情を取り上げていただきたいということを、これを採択したわけでございます。仙北市議会にも出されておりますけれども、何か議会運営委員会までには間に合わないということで、12月議会に回されておるようでございますけれども、これも前回の6月議会でも同じような請願の提案議員もおられましたけども、最終的には継続審査ということの結果になっております。提案議員の方も継続に賛成をされたという、非常に不思議なことがありましたので、私もそれが記憶に残ってございます。 アメリカは、どうしてこのイージス・アショアにこだわるのか、そして、秋田県にこだわるのかということをある専門家から言わせれば、日本がアメリカの盾となり、防波堤ですよね。そして北朝鮮なり、または関係国が弾道ミサイルを発射した際の盾となって、それを防ぐためであると同時に、それがどこまで最終的に飛ぶ可能性があるとかすれば、秋田県からアメリカのハワイのホノルルの米軍基地に飛んでいくという、そこが最終標的であるというふうに聞いております。今、北朝鮮は頻繁にミサイルの試射実験を行っております。これは新聞、マスコミでも御承知のことと思います。この試射を常に繰り返しており、今まではあっちから飛んでくれば数分後には日本列島に達するということも分かって、それを迎えるわけでございますけども、途中から軌道修正したり、進路変更したり、また、あらゆる角度から撃ってくれば、やっぱり撃ち逃す場合もあるわけですよね。それがどこに飛んでくるかといえば、真っすぐくれば仙北市に飛んでくる危険性があるわけでございます。何かとんでもない話をしている男だと思われるかもしれませんけれども、そういう点では、このイージス・アショアの問題は、仙北市、そして市民にとっても全く無関係には置かれてはならないというふうに思います。今、アメリカの大統領にしろ、北朝鮮の国家主席にしても、お互いに密約しているように見えますけども、一線触発でございます。今後、いつ何あるか分からないような今、世の中でございます。明日のことがはっきりと予測できないことも起こり得る、そういうふうな時代でございますので、戦争をやらせないようにするのが一番の大切な方法であるし、それが人類にとっても一番の有能な方法だと思いますけども、それらも含めて門脇市長の御見解をお願いしたいと思います。 以上、1つの質問をこれで終わります。 ○議長(青柳宗五郎君) 門脇市長。 ◎市長(門脇光浩君) 高久議員の一般質問にお答えをいたします。 現在、防衛省では、地上配備型イージスシステム、イージス・アショアであります。2基の配備候補地の一つとして秋田県の陸上自衛隊新屋演習場を選定しているという現実があります。しかし、調査等に不適切な対応があったとして、現在は再調査を実施するとしている報道をお聞きしております。これまでの調査や報道では、仙北市への影響など明確な情報を私聞いておりません。実は今日開会をした秋田県議会で佐竹知事も周辺にどのような影響があるのか明らかになっていないという発言をされたと、先ほどお昼にお聞きをしました。影響を前提としての見解を口にすることは現時点では困難であります。防衛、外交、司法などに関する質問は、国家の専権事項であります。私から申し上げることは、今回この調査を注視するということ、さらに議員が後段のほうで戦争は絶対にしないと、これは全く同感であります。それについての考え方を問われましたので、私の信条としては、武器を持たなければ平和が維持できないというような平和の在り方には疑問を感じているというものであります。 以上です。 ○議長(青柳宗五郎君) 16番。 ◆16番(高久昭二君) 1点だけ、確かにこれは国政に関わる問題でございますので、それはよく分かりますけれども、しかし、県民の方々は非常に関心を持っているということは、仙北市民も同じく県民であります。私も仙北市民の県民の方から何人かからは、この件について個人的にですよ、もちろん、色々意見を求められたり、または聞かれたりしていることが多々あるわけでございます。それがさっき私申し上げたとおり、参議院選挙にその結果が出たわけでございますので、それらをやっぱりもう少し真剣に受け止めてですね、戦争になる前の段階だからというふうなことでなくて、そういうふうな配備をすれば、やはり向こうだってやっぱりばかでないから、ちゃんとどこにあるか分かってるんですよ。その障害物が。そこが最初に狙われるというのは当たり前でございますので、そこに置かれれば当然秋田県が危険になるし、秋田県が危険になれば仙北市も危険になると、秋田県は岩手県ではございませんので、山を越えていかれませんので、その点についてはいかがなものでしょうか。その点だけお答え願いたいと思います。 ○議長(青柳宗五郎君) 門脇市長。 ◎市長(門脇光浩君) 先ほど私は、私の信条として武器を持たなければ平和が維持できないというような平和の在り方とはいかがなものかというお話をさせていただきました。信条であります。しかし、政治の仕事というものは、理想論を戦わせるだけではなくて、現実対応の手法を打ち出すことが何よりも重要なことではないかと思っております。北朝鮮は確かに脅威であります。世界中で日本と対話のできない国、また、危険な思想で行動を起こす組織も実際に存在をしております。これらの脅威から国民を守るのは国家の責務であります。県民に対する説明の仕方や担当者の態度など、防衛省は国の存亡を担う組織としての矜持を全く感じることができないような醜態がありましたけれども、再調査の結果が、また国民の命を救うという手法がイージスの配備だと、それが秋田が最も効果的だという結論がなされた場合は、配備先となる秋田県、また、実際の場面となる秋田市の判断をやはり優先しなければいけない。繰り返しになりますけれども、私の判断を求められても周辺への影響が今まだ明らかになっていない時点では、判断材料がないわけでありまして、明確なお答えをすることが困難だということであります。 議員が御指摘のとおり、議員も県民であり、市民であります。私も県民であり、市民であります。県民、市民の命を守るということは、当然私たちの仕事であります。 以上です。 ○議長(青柳宗五郎君) 16番。 ◆16番(高久昭二君) それでは、次の質問に入らせていただきます。 質問の大きな2つ目として、仙北市の子育て支援と仙北市の児童生徒の通学上の安全対策等についてお伺いしたいと思います。 質問の1点目は、仙北市の学校給食の無償化推進を求めることと、副食の無料提供についての考え方についてお伺いしたいと思います。 秋田県内でも日本国憲法における教育の無償、そして教育基本法における食育教育の推進等の学校給食の無償化が今進めている自治体が日に日に増えてございます。今9月定例会におきましても、横手市議会も副食費の無償化を打ち出し、市長が今回そのための補正予算を9月定例横手市議会に提案されてございます。 仙北市の財政は、他の議員の皆さん方にも御指摘されておりますとおり、極めて厳しい事情にはございますけれども、学校給食の無償化を進めるための第1段階として副食費を無償化して、また、色々とこれまでも長い間問題となっている給食費の滞納の減少にも向けて、少しでも取り組むことが、将来の次代を担う子どもさん方のためにも、保護者のためにも、また、仙北市に少しでも希望の持てる、そういうまちづくりを進めていく上でも私は必要ではないかと思いますが、その前向きな取り組みを検討するという、できれば御答弁をお願いして質問をさせていただきます。 ○議長(青柳宗五郎君) 門脇市長。 ◎市長(門脇光浩君) 最初に私のほうから副食の無料提供等について御答弁させていただきたいと思います。 保育所等では、10月1日から幼児教育・保育の無償化を実施します。これは消費税引き上げによる財源を活用して、子育てを行う家庭の経済的な負担の軽減を図るということが目的となっております。現在、市内の保育園、認定こども園等を利用している満3歳以上の園児は409名であります。その中で副食費が国の無償化の対象となると見込まれる園児数は191名であります。副食費有償の対象園児は218名となりますけれども、市では県のすこやか子育て支援事業による助成に、さらに上乗せをして全額助成をすることとさせていただきたいと思います。少子化が加速する中で、今後も子育て世代を応援して保護者の負担が軽減できるように、様々な分野から応援、支援を厚くしていきたいというふうな思いであります。 私からは以上であります。 ○議長(青柳宗五郎君) 熊谷教育長。 ◎教育長(熊谷徹君) 議員の質問にお答え申し上げます。 仙北市の小・中学校の場合でありますが、1食の給食費単価は小学校が283円、中学校が319円となっておりまして、年間の給食日数が小学校190日、中学校185日で、これに児童生徒数、小学校が1,023人、中学校が590人を乗じますと、給食費は小学校が5,500万円程度、中学校が3,500万円程度となって、合計で9,000万円程度と見込まれているところであります。 それから、今、議員のほうから色々お話ございましたが、現在、秋田県におきまして学校給食の無償化を行っていますのは、私どもも調べておりますが、八郎潟町、東成瀬村、上小阿仁村、補助対象としているのは小坂町、八峰町が半額補助、三種町では第1・第2子までが半額補助、第3子以降は全額補助となっております。 仙北市の急速に進む少子化、また、若者の移住定住対策、出生率の向上等対策などの一環としての給食費の無償化、副食の無料提供、補助対応等を実施することは、大変大きな効果があると考えているところでございますが、財源の確保等、市の財政状況等を考慮しながら、市長部局とも十分に相談しながら検討させていただきたいと思っているところでございます。 ○議長(青柳宗五郎君) 16番。 ◆16番(高久昭二君) 2点お伺いします。 教育委員会のほうにお聞きしますけども、今回、保育園、幼稚園の子どもさん方の無償化については、これは国がかなり力を入れ、また、県のほうでも力を入れて、それに上乗せする形で仙北市も無償化をするということは非常に結構なことであります。がしかし、必ず園児の方々も1年、1年成長すれば小学校に入学するわけでございますので、その小学校がですね現時点で10月1日からの消費税の値上げでは、全く副食費も含めて影響がないのかどうか。それは消費税の対象外に置かれているから関係ないといえばそれまでですけども、メフォスなり、食材供給業者に委託しているわけでございますので、その会社が身銭を切ってまで安くするということは間違ってもあり得ないわけです。営利会社ですから。そういう点はどうなのかというのが第1点。 2つ目には、先ほど教育長が約9,000万円ほど、県内でもあちこちで八峰町、東成瀬村、小坂町、三種町なり、半額免除もありますけれども、力を注いでいる中で、年間約9,000万円の予算が必要であるというふうに今述べられましたけれども、これを例えば半額補助をする場合は、2で割れば分かるとおり約4,500万円を何とか市のほうで、いろんな財源の厳しい中ではあるけども、それを認めていただくようにできないのかということを再三にわたって当初予算の査定なりいろんな補正予算なりの形で予算要求されたことは、いつ、また、具体的にどのような形であったのかもお示し願いたいと思います。 以上です。 ○議長(青柳宗五郎君) 戸澤教育部長。 ◎教育部長(戸澤浩君) 給食費の消費税の関係ですけども、給食費については低減税率の対象となるということで8%なんですけれども、ただ、その業者さんを通すれば10%になると。その取り扱い、来月のことなんですけれども、関係機関にちょっと確認をしている最中でございます。直接払う分については8%は適用になるということでございます。 ○議長(青柳宗五郎君) 熊谷教育長。 ◎教育長(熊谷徹君) 教育委員会の中でも無償化の話といいましょうか、話題になることもあるのですが、何としても財政状況と関わってくるものでありますので、私たち教育委員会だけの中ではどうにもまず現在のところ、希望はするんだけれどもできないという現状があります。いろんな機会、いつというふうなことではお答えできないのは大変恐縮でございますが、いろんな場面を捉えて給食費の無償化なり、まず半額補助なりをお考えいただけないかというようなお話は市長部局、財政のほうにもお話している現在の状況でございます。 ○議長(青柳宗五郎君) 門脇市長。 ◎市長(門脇光浩君) 予算編成を担当している組織の長としての答弁ということでお聞きいただきたいと思いますけれども、毎年教育委員会のほうに私どものほうからも学校給食費の無料化にした際の金額について照会させていただいております。当然、生徒数、児童数、変わるものですから、それについて確認をさせていただくということで、今、教育長が御答弁のとおり、毎年予算査定のテーブルに乗せていただいているという現状があります。さらに毎年のごとく何とかならないかということを教育委員会、また、財政当局も本当に真剣になって議論させていただいています。特に今年の予算などは、議員よく御承知のとおり一般財源の確保で大変難儀をしているという現状があって、子どもたち、もしくは子どもたちの保護者、もしくは地域の方々に残念な思いをさせてしまっている場面がたくさんありますけども、教育的な見地からも必要ではないかと。いつ踏み込むことができるのかということが、私たちの目下の大変な興味の的であります。少しお時間いただきたいと思っております。 ○議長(青柳宗五郎君) 16番。 ◆16番(高久昭二君) 門脇市長が先ほど答弁されましたので、もう一回再度お聞きしますけれども、もし仮にですよ、数字の、机上のプランだけでは、それは計りきれないわけでございますけれども、半額でなくても3分の1補助をしても約3,000万ですね、3で割れば。そうすれば、そういう金額であれば何とかかんとかしてかき集めて捻出できるんじゃないですか、門脇市長の有能な能力からすれば、私はそう思うんですが、それは全くの誤解でしょうか。お答え願いたいと思います。 これは教育委員会にお聞きしますけども、食育という問題をよく捉えておるわけでございますが、食事を通した教育ですね、これはやっぱり食育というのは、つまり全生徒対象に給食を提供していますから、やっぱり滞納している子どもさんがあれば、いろんな事情で納めきれないという方もおるわけでございますが、保護者が悪いといってしまえばそれまでですけども、子どもには何も罪はないわけですよ。子どもは働いているわけでないので。財布のひもは父さんとか母さんが握ってますから。そういう点での食育の点をこれから進めていく点での学校給食というものをどのように捉えているのか、簡潔で結構ですのでお答え願いたいと思います。 ○議長(青柳宗五郎君) 門脇市長。 ◎市長(門脇光浩君) 能力の程度は別にしても、そういう議論が毎回行われているということに対しては、教育委員会の皆様、また、教育行政に携わっている職員が精査して積算して本当にもってきてくれるわけですから、大変な御労苦をかけているということについては誠に申し訳ないなという思いがあります。先ほど御答弁させていただいたとおり、いつその例えば半額、例えば3分の1、もしくはまた別の割合があるのかもしれません。そのような形で市民の方々、保護者の方々に喜んでいただけるような状況を作れるのかということは、まさに財源の確保の状況いかんにかかっています。その状況を作るために毎年頑張っているというのは事実であります。 ○議長(青柳宗五郎君) 熊谷教育長。 ◎教育長(熊谷徹君) ただいま議員からお話ございました食育につきましては、学校給食法に明記されている大変大切な教育の一つであるというふうに私どもも捉えております。まず滞納されている方もいらっしゃるわけですが、そういう御家庭、そういうふうなことを一切なくですね、やはりこれに関しましては平等でもちろんなければならないわけでありまして、平等にどのような御家庭の子どもさんであっても、しっかりと食育、心身ともに健全な発達のためにも、また、将来のためにも、しっかりと食育は取り組んでいるところでございます。 ○議長(青柳宗五郎君) 16番。 ◆16番(高久昭二君) それでは、時間の関係上、次の質問に入らせていただきます。 今回の通学路、児童生徒の安全対策でございます。 毎日登下校されております、通学しております角館小・中学校の児童生徒が、桧木内川の内川橋を通り、歩道を通り登校、そして下校していることは、私は日夜目にしておるわけでございます。そういう中で桧木内川の内川橋、これは県道の関係もございまして、県とも重要な密接な関係がございますけれども、新しい橋を建設する工事計画の促進の方向についてお伺いしたいと思います。 先の6月定例市議会の一般質問で小木田隆議員が質問をなされ、門脇市長は、重要性、優先度の高いところから予算化をして、つまり予算を付けていく、そういう点では新角館庁舎が最も優先度が高いということでございましたので、それでもって今回、工事を予算化し発注したというふうな答弁をなさってございますけども、そうすれば新角館庁舎を今後、来年の令和2年10月末に完成を控えてございますので、それが終われば、また目途が立てば、新桧木内川新内川橋の老朽化の架け替えなり、事業計画を着手する、または計画を立ててこれから基本設計なりを進めていくというふうなことをお考えになっているのかどうか第1点。 2つ目は、これまで県と仙北地方振興局の建設部にあたると思いますけれども、実際は、具体的にいつどのような協議をなさって、県からどの様な見解が求められているのか、2点目。 3点目、私はしょっちゅうあそこを通って見ているんですが、市長はほとんど車で通過されると思うんですけども、下流側、つまり落合側のほうから見ればよく分かるんですが、橋台を支えている、つまり梁ですね、梁にあたる鉄骨のそれを支えるさらに支柱の支えるコンクリートが劣化して、その下の下部のところの付け根が全部もろにむき出しになっているんですよ。そしてまた、劣化とともに雨水の影響もあり、その鉄筋が腐食しているんです。我々素人から見ても。そういう点で、危険性はないと言い切ってしまえばそれまでですけれども、もし万が一ですよ、それはどこに何があるか分からないわけですけども、直下型地震なり、大型地震がくれば、破損する危険性はないというふうに言い切っていいのかどうか。具体的にですね聞きますけども、内川橋の歩道の幅員は、実際に測ってみれば分かるんですが、上流の横町橋の歩道は、横町橋はもっと後から造られましたからそれはやむを得ないんですが、約1メーター近く狭いんですよ。内川橋のほうが。ですから、冬期間のあそこを交差するのは非常に大変なんです。お年寄りの方も通れば、なおかつスーパーのよねやに買い物に行かれる方もあれば、子どもさんを連れた保護者の方もいれば、さらには乳母車を押した若い奥さんもいれば、犬を散歩させている方もしょっちゅういるんです。そういう中での安全を、やっぱり交差できないと大変ですからね、そういう点をどのようにして今後それを、交差の安全な対策を講じるのかどうか、もう少し具体的に答弁をお願いしたいと思います。まず大きくいえば以上3点お願いします。 ○議長(青柳宗五郎君) 門脇市長。 ◎市長(門脇光浩君) 詳細等について建設部長のほうからも補足をさせていただきたいと思いますけれども、まず1点目、2点目について私のほうから御答弁させていただきたいと思います。 小木田議員、また、高橋輝彦議員等からの御質問も今までありましたし、今まで御答弁させていただいたとおりであります。 また、今、高久議員が確認の意味で年度もお話されましたけれども、そのとおりでありまして、令和3年度に実施設計、令和4年度に工事着手をしていきたいというような思いをもっております。 国庫補助事業の導入を何よりも考えなければいけないという前提もありますし、その国庫補助事業がほかの事業へどれだけ配分されるのか、配分率ということも確かにあるわけでありますけれども、現時点でのタイムスケジュールとしては、そのような思いをもっているということであります。 一方で老朽化対策の件でありますけれども、橋梁補修についてでありますが、内川橋は平成28年度に橋梁点検を行っております。これは市町村橋梁等長寿命化連絡協議会へ包括発注をしております。この包括発注の相手先というのは、協和コンサルタンツ・柴田工事調査共同企業体がこれを受注し、点検を実施したものでありまして、全く専門家による状況の確認ということがなされたという事案であります。 国の道路法改正で橋梁、トンネル等においては、5年ごとの点検がもう義務付けられておりまして、それの義務を果たしながらも工事等の着手について、その数値が非常に有効だというような、そういう状況があります。 点検結果として健全度4段階に分けて診断します。少し御説明しますと、4段階の1というのは、健全で構造物の機能に支障が生じていない状況をいいます。2は、予防保全段階で構造物の機能に生じていない、機能に障害が生じていないけれども予防保全の観点から措置を講ずることが望ましい状況。3区分としては、早期措置段階で構造物の機能に支障が生じる可能性があって、早期に措置を講ずるべき状況であるということ。4点目の4区分は、緊急措置段階で構造物の機能に支障を生じている、現に生じていると、または生じる可能性が著しく高くて緊急に措置を講ずるべき状況だということの4区分に分かれております。結果的に内川橋は、この基準の区分の2という結果が出ております。2というのは、予防保全段階で構造物の機能に障害が生じていないけれども予防保全の観点から措置を講ずることが望ましい状況と、私どもも実は外見を議員御覧になると分かるとおり、これで区分2かなというような思いもあるんですけども、専門家の見地をいただくとそのような状況だということであります。ですので、優先順位としては、早急な補修が必要だという区分ということにはならなかったわけであります。しかしながら、新しい橋の架け替え等の事業が、先ほど話したとおり予定されておりますので、国庫交付金を活用した全体的な補修は、その他の国庫補助金を活用した事業等はあてめてはおりません。しかし、児童通学路であることも深く重く受け止めておりまして、児童生徒の安全のための不具合が認められるような場合は、部分的な補修はもちろんさせていただかなければいけないということで現在対応しているという現状にあります。 1点目と2点目は以上であります。 ○議長(青柳宗五郎君) 草なぎ建設部長。 ◎建設部長(草なぎ雅人君) 先ほど高久議員から3点御質問ありました。今、市長が計画の見通しについて、あとは道路橋点検の結果について今御説明しました。 それとあと2点あります。県との協議の内容ということで私のほうからお話させていただきます。 県との協議はどのように行われているかという御質問でしたけれども、現在までに県との協議については2回ほど行ってございます。1回目は平成29年に行われております。協議の相手方は、県の都市計画課となってございます。相談の内容といたしましては、内川橋の架け替えについてということで、現在の内川橋は都市計画街路田町荒屋敷線という都市計画街路でございますので、都市計画街路事業での整備を考えているけれどもいかがなものかということで御相談差し上げているところでございます。このときの県との話し合いの中では、都市計画街路事業の補助金の配分率が低調だということで、なかなかまとまった予算の獲得は厳しいんじゃないかという感触だったということでございます。 2回目の県との協議でございます。これは昨年11月に行われております。相手方は県の道路課、そして県の都市計画課、この2課と一緒に協議しております。協議内容は1回目と同じ、内川橋の架け替えについてということでございます。はじめに県の都市計画課のほうに前回の打ち合わせの内容について状況を再確認したところ、前回同様、都市計画街路事業ではなかなか配分が厳しい状況ということでございました。道路局所管事業であります、所管事業の架け替えについてということで、県道路課のほうに話をしたところ、県の道路課のほうからは今ある橋を補修して長寿命化を図り活用し、幅員の足りない分、片側部分を新たに掛け替えればコスト削減につながるのではないかというアドバイスを受けております。 この打ち合わせ結果を基に市のほうで今考えていることでございますけれども、既存の橋の橋梁点検の結果が区分2でございます。予防保全段階という状況でございます。この2の場合ですと、例えば社会資本整備総合交付金の場合、大規模な修繕を行う場合、これは1億円以上の事業を対象としておりますけれども、区分3以上が補助対象ということでございます。ですので、この大規模修繕を補助を受けて長寿命化を図るということは、補助対象にならないということでございます。 それともう一点、既存の橋と別にもう一橋架けるということになった場合、現地の用地的に厳しいという状況がございます。この2点の状況から、現在私方考えているのは、現在ある橋を取り壊して、そこに新たな橋を掛け替えるというそういう方法が有力ではないかというふうに考えてございます。いずれ国の交付金、補助金関係、配分率が低調な状況がございますけれども、今後とも社会資本整備総合交付金や都市計画街路事業の補助金、また、橋梁整備に特化した補助金等も含めて、財源のほうについて今後も検討していきたいというふうに思っております。 次に、3点目でございます。内川橋の橋梁の劣化の状況ということでお話がありました。それで、平成28年度に道路橋の法定点検を行っております。このときの結果を若干お話させていただきますと、この橋梁点検では、各部材単位で判定を受けております。この各部材といいますと、上部工、例えば主桁、横桁、床版、そして下部構造としては橋台、橋脚、そして支承部、その他という区分に応じて、それぞれに判定を受けているところでございます。この判定結果でございますけれども、上部工、主桁につきましては、ひび割りが若干見られるが判定としては2であると。横桁につきましては、剥離、鉄筋の露出が見られるが、これも判定は2であると。床版につきましては、漏水、遊離石灰が見られるが、これも判定が2であるという状況でございます。下部構造につきましては、ひび割り、先ほど議員からも御指摘がありましたひび割れ等見られるという状況でございますが、これも判定的には2でございます。支承部でございます。橋台と桁を支える部分に置かれているものでございますけれども、これにつきましては判定は1でございます。その他の部分、地覆等そういう附属部分でございますけれども、これにつきましてもコンクリートの剥離、鉄筋露出が見られますが判定は2という結果になっております。このことから総合評価が区分2という状況でございます。 それと、内川橋の歩道の幅員が狭いというお話でしたけれども、新たに橋を架け替える場合は、それぞれの道路構造令に基づきまして架け替えしますので、今の基準に合った歩道の形で橋が架け替えられるというふうに考えております。 以上でございます。 ○議長(青柳宗五郎君) 16番。 ◆16番(高久昭二君) 非常に御丁寧に細部にわたって答弁いただきました草なぎ建設部長に対してですが、もう一点だけお伺いしたいと思います。 一つはですね、大型重機を積んだトレーラーなり重量の大きい車両が通れば揺れるというのは、あれ何ででしょうか。別にそれは心配しなくてもいいんだと、全く取り越し苦労だというふうに考えていいんでしょうか。 それからさらにですね、御承知のとおり内川橋を通じまして水道管の本管、またはNTTのいろんな例えば電話線なり、また色々、パソコンなりインターネットをつなぐための、あれが全部共架されているんですが、ああいうのには全く影響は与えていないのかどうか。また、たいした揺れがあっても危険性はないのかというふうに断言していいのかどうか、その点をお伺いしたいと思います。 最後に教育委員会にお尋ねしますけども、この前に北浦研究所のほうにお伺いしたところ、今回は毎年1年に1回、教育委員会、小・中学校の学校の責任者、担当者、そして仙北警察署の担当の警察官と一緒に、小・中学校児童生徒の通学路の安全対策の見回り調査をなさってございますけれども、このたび今回は角館小学校、中学校は対象にならなかったといってますけども、これ、いつ、どこで、どのような形でこういうふうに決められたんですか。さっきも私述べさせていただいたとおり、新たにコンビニエンスストアができて、新角館総合病院も建設され、ますます通学する児童生徒も増え、また、車両も増えておると思うんですが、その点、誰がいつどのような形で決めたかを明解にお答え願いたいと思います。 以上です。 ○議長(青柳宗五郎君) 草なぎ建設部長。 ◎建設部長(草なぎ雅人君) 大型重量物が橋の上を通ると揺れるというお話でございました。橋のような構造物につきましては、振れ幅をとっております。要は、カチッと造りすぎないというか、動き、多少の動き、衝撃を吸収するスペースを設ける形で造られておりますので、逆に揺れない橋というのは、そういう重量物が走って揺れない橋というのは、逆におかしいもので、普通それが揺れが発生して吸収されているというものでございますので、揺れが安全性に影響するということはございません。 以上でございます。 ○議長(青柳宗五郎君) 戸澤教育部長。 ◎教育部長(戸澤浩君) 先ほどの通学路安全点検でございますけれども、議員おっしゃるとおり安全推進協議会という協議会がございまして、そのメンバーが教育委員会、総合防災課、警察署、国交省、あと建設部、そうした方々にご参加いただきまして点検をしてございます。角館地区におきましては、今年度は冬期に点検をするという、年に1回、夏と冬に分けて交互に実施するということでございまして、今回は冬期間実施する予定でございます。 以上です。 ○議長(青柳宗五郎君) 16番。 ◆16番(高久昭二君) 草なぎ建設部長、ちょっと答弁で触れてございませんので再度1点だけ、上水道の本管が入っているんですよ。内川橋の下のほうを見れば分かるけども。それからNTTの電話線なり、または色々なコンピューター、パソコン等に使うためのケーブルも入っているはずなんですが、ああいうのは全く問題心配ないのかどうか、もし分からなければ分からないで結構ですので。 それから、教育委員会のほうの教育部長にもう一回聞きますけども、この前に私、問い合わせしたら文書でファクスをいただいたんですが、今年はやらないというふうに書いてあったんですが、今、答弁は冬にやるというようなことは、今、教育部長の答弁が正確なんでしょうか。その点もう一回再確認します。 ○議長(青柳宗五郎君) 草なぎ建設部長。 ◎建設部長(草なぎ雅人君) 橋への添架物ということでございますけども、現在、内川橋には水道、下水道、NTTの管が添架されております。橋自体そういう構造でございますので、それら添架物に関しても影響はないというふうに考えております。
    ○議長(青柳宗五郎君) 戸澤教育部長。 ◎教育部長(戸澤浩君) 安全点検でございますけれども、各小学校を第1グループと第2グループと二グループに分けてございます。第1グループにつきましては、角館、中川、白岩、神代、第2グループにつきましては、生保内、西明寺、桧木内、こういう2つのグループに分けまして、第1グループは奇数年度は冬期に実施すると。第2グループは奇数年度、今年度ですね、夏季に実施すると、そういうふう交互に夏・冬分けております。多分今年じゃなくて年度単位なので、年を越して来年という、次長がそうお話したと思っております。 以上です。 ○議長(青柳宗五郎君) 16番。 ◆16番(高久昭二君) それでは、次の質問に入らせていただきます。 門脇市長一行の台湾訪問の意義とインバウンド観光を目指すための今回の費用対効果等についてお伺いをしたいと思います。 このたび門脇市長は、8月21日から24日の間までの4日間、佐竹知事が主として県内の首長方に呼びかけて台湾も訪問されました。新聞報道にもございますとおり、途中から佐竹知事は訪問先の台湾からさらに次の訪問国であるタイに向かわれてございます。インバウンドのための外交だというふうに伺っております。 市長の市政報告では、仙北市は独自ミッションに基づき、その後に佐竹知事と別れてからですね、民間企業の相互進出のサポートのために、宜蘭県の2カ所、観光工場を訪れ、経済交流の可能性なども協議されたというふうに市長の市政報告に触れてございます。 門脇市長は、今回5名の方々、御自分も含めて、議長ももちろんですけれども、去年もそのようになさったようですが、台湾を毎年こういうふうな形で訪問されるということは、当然これは費用がかかっている、私費で行くわけでないので、自分の財布は出しませんから、原則。全て、旅費、日当、宿泊費、それに基づくお土産品代なりいろんなものがかかって、約100万円以上私は今回かかっているんじゃないかなと思うんですが、どのくらい費用を使われたのかどうか、その点第1点。 それからですね、議長も必ず行かなければならないというふうに決められているのも、これは門脇市長御自身なんでしょうか。 それから、同じ仙北市の職員で議会事務局の職員であれ、または総務課の秘書係の方であれ、それから対外戦略、何ていいますか、いろんなその交流に当たる推進室の担当者でなくても、同じ行政職ですからお互いに補完したりで、お手伝いを私はできるんじゃないかなと思うんですよね。特殊な行政職や技能で雇われている方は別ですけれども。そういうことは全く縦割り行政なんで、私は言われたことをやればいいというふうに実際は、実態はやっぱりなっているものでしょうか。 それから、さっきも私触れました、この民間企業との相互サポートのための、進出のための宜蘭県2カ所、これ訪問されたのは、経済交流の可能性について協議されたというふうなことを述べられていますが、もう少し具体的にひとつ答弁を、私、行ったわけでないのでよく分かりませんので、簡潔な答弁をお願いします。 以上です。 ○議長(青柳宗五郎君) 門脇市長。 ◎市長(門脇光浩君) まず最初にお話をさせていただきたいことは、県知事をはじめ全県の首長さんたち、もしくは議長さんたちの総称でトップセールスというふうにいっています。各市町村が個別にその町をPRするという時代ではなくて、広域で、できれば秋田県全体で、今回の場合は台湾ですけども、にトップセールをかけて多くの方々に御来訪をいただきたいというのが目的であります。そういう意味がありますので、知事部局と私のほうの執行部側、市長部局側での対応が主だというふうに思われるかもしれませんけども、先ほど議員もお話のとおり、効果を発現するために、議長にも何とか御同行をお願いしたいということで、私のほうから同行依頼を出させていただいて、議長が日程を調整していただいたということであります。 それから、日程で話を申し上げますと、8月21日から24日まででありますけども、この4日間の間で宜蘭県のほうへも行かせていただいたということで、大変日程が窮屈だった状況もあります。知事はその後、タイの方に渡られてということがあって、タイでのトップセールスも行っておりますけども、私たちは秋田県が行うトップセールスの台湾分だけで、しかも県のミッションと、それから誠に恐縮でしたけれども、市のミッションと同時並行で行わせていただいたことがあって、議長はじめ随行いただいた方々には大変御難儀をおかけしたというのが実態であります。 経費でありますけれども、秋田-羽田、羽田-台北、今回松山空港でしたけれども、国内の往復と国際線の往復で最大早割を活用しておりまして、もちろんエコノミークラスでありますので、窮屈な思いをさせた、これも申し訳なかったんですが、空港諸税込みで私の場合は12万4,000円であります。さらにこれに台湾の国内での新幹線代等も含めて、それから宿泊するホテル等も含めて、私の場合でいくと18万2,990円が私のかかった経費であります。先ほど議員が御指摘のとおり5名でうかがっておりますので、全体の総計で91万950円となります。さらに訪問先、もしくは私どもの御用命をお聞きいただいた企業の方々への御礼の意を込めて様々なお土産品を持って行っております。多くの場合は白岩焼きであったり、多くの場合は樺細工であったりということであります。例えばということで御説明させていただきますと、経済界の代表の方には白岩焼きが1万2,000円、それからJTPOと申しまして日本と台湾の経済ミッションのオフィス、窓口となっているところに樺細工のトレーで1万2,960円、それから、長くそれこそお付き合いいただいている自来水公司、水道局であります。経済局の水道局でありますけども、この皆様には器、9,720円、また同じくその器と、それから樺細工で4,800円、それから北投温泉の発展協会のほうにも器を持って行っておりまして、白岩焼きでありますけれども、6,480円、それからそのほか関係の方々に細かなもので恐縮でしたけれども、もろこし、それから樺細工のコースターなどをお持ちしております。全体で7万円少しの市のほうとしてのお土産代はなっております。これが経費であります。 そして3点目でありますけれども、5人が行ったということで、5人行かなければいけなかったかということでありますけども、ほかの市町村の例をいうのも大変恐縮でありますけども、観光セクション、商工セクション、それから議会から行かれている市町村は市町村ということで、相当人数を派遣している市町村と比べると、仙北市の場合は少しコンパクトかなというような思いも持っております。それだけ皆さんには御負担をかけたということであります。 なお、その目指すところ、訪問の意義及び費用対効果等について、市長はどんなふうな思いがあるかということでありますけども、人口減少が進んでしまっている日本国内のお客様は、数的にもちろん減っているわけでありまして、その部分を仙北市が持つ世界的な資産を活用しての経済活動を行うということでインバウンド対策というのは大変重要なものというふうに思っております。実態としてでありますけれども、台湾の皆様は秋田県内で一番多くいただいているのは仙北市でありまして、もちろんインバウンドの中の外国人の中でも一番台湾の皆様が多いという状況があります。これやっとこういう状況になりました。県のインバウンド対策も構想しておりますし、仙北市のこれまでの歴史的な背景もあってこのような形になることができたというふうに思っております。この流れを決して足止めしてはいけないというふうな思いがあります。例えばでありますけれども、台湾からの宿泊者数でありますと、平成28年が1万684人、平成29年が1万3,571人、平成30年が1万5,280人でありまして、毎年伸びているという状況があります。これをさらに加速していくことが仙北市の経済活動にとって非常に有意義だというふうに思っております。ですので、毎年90万いくらかかかっておりますけれども、費用対効果は高いものだというふうに考えております。 それから、もう一つの視点からいって、宜蘭県の話もいただきましたけども、今回宜蘭県には観光工場という、これはもしかして日本の皆さんは普通に思っていらっしゃる、例えば仙北市内にももろこしの製造工場が工場として御覧いただけるような状況を持っている民間企業もありますけれども、まさに今、世界的に工場見学ということが注目されているということを感じた今回視察ができました。宜蘭県で2社、一つはお米を加工してそれを販売するという工場、それからもう一つは、豆とか、いずれにしても第1次の農業製品からそれを加工していくというような工場2つを紹介いただいて拝見させていただきました。宜蘭県はもともと観光が非常に盛んな県で美しい街なんですけども、このような展開は最近始まったということをお聞きしております。私今回強く思ったことは、今回の2社の企業訪問で私、または議長のように組織のトップがそこに行って社員だったり社長だったりから話を聞くというのは大変これは意義の深いことなんですけれども、もう一つ視点を変えてみると、仙北市の若手起業者だったり、もしくは若手農業者、若手というのは恐縮ですけども、そういうふうにこの後様々な事業展開していこうと思っている民間の方々の同行があれば、さらにその意義は高まっていくのかなということを強く感じております。来年どのような形になるのかは今のところ定かなことをお話することはできませんけれども、そういうような視点で仙北市が名実共に台湾との交流、それは市民交流、民間交流も含めた経済交流に発展していくということを考えると、やはり市民の方々、民間経営者の方々の御同行が一番力になるのかなというふうな思いを持って帰ってきました。大変意義の高い、また、忙しい過酷なトップセールスでありましたけども、意味はあったと思っております。 ○議長(青柳宗五郎君) 16番。 ◆16番(高久昭二君) ちょっと細かい点について数点お伺いしますけれども、先ほど門脇市長が言われました5名で91万950円、お土産品代が約7万円、総額ですね。このお土産品代は、主にどこから白岩焼きなり樺細工の製品なりを購入なさったんですか。その点第1点。 まとめて聞きます。 さっき観光工場2カ所、宜蘭県で見学なさったわけでございますけれども、首長さん、市長さんが行かれるというのは非常に特異的なことなので、向こうでも大変歓迎なさったとは思いますけれども、若手起業者なり、若手事業者なりにも行ってもらえれば非常にいいというふうにさっき市長が答弁で最後に述べてございますが、私は必ず今後もですね、市長は行かなければ話は通じないのかどうか、通訳がいればちゃんと話は通ずるはずですよ。ですから、職員の若手をですね派遣して、やっぱり育てていくというふうなことも、何でも市長だと。そうなったら体がいくつあっても足りないし、4日間市長がいなければ、何かあったとき、立派な副市長さんもおるんですが、本当に市長の決裁を仰がなければならない場合もあるはずなんですよ。常に携帯、海外と、スマートフォンなりで連絡取り合っているから何も心配ないとおっしゃるかもしれませんけれども、市長も不在、議長も不在の仙北市で何か重大なことがあった場合は、それは置かれた人方の責任だといってしまえばそれまでですけども、どのように常に考えておるんでしょうか。 それとですね、今後の問題ですけども、台湾にだけ私はあまりにも市長が固執しすぎているんじゃないかと。台湾だけが何か知らない人見れば、外国としか思ってないんじゃないかなと思うんですが、来年1月の総統選も控えており、国政が変わればまた考え方も変わってくるんですよ、外国ですから。その点を頭のやっぱり隅に入れておいたほうがいいと思うんですが、いかがなもんでしょうか。 ○議長(青柳宗五郎君) 門脇市長。 ◎市長(門脇光浩君) まずお土産の全ては市内の各店舗、企業で購入させていただいているということが一点、それから、確かに職員が行くとお話は通訳の方がいるとお話は通じるよという話は、それは実態はそうなんですけども、その場面で判断を求められる事案が日常的にその会合で続きます。その時点で、分かりました、やりましょうという話ができるかできないか、これ大変大きな判断のロスになる可能性がありますので、責任のある者が行くというのがトップセールスのスピード感だというふうに思っております。 それから、4日不在ということの功罪は確かにあると思います。しかし、議員も御指摘のとおり、その留守を守っていただける例えば執行部側では副市長、また、議会では副議長、皆様方がおいでであります。何かあったときにはすぐに帰ってくるという段取りも済ませて海を渡っていることがありますので、何かあったときにはその対応がしっかりと起動するということになろうかと思います。 最後の4点目の台湾の国政でありますけども、来年春早々、総統選挙があります。現在は民進党の蔡総統が政府をつくっておりますけれども、国民党の皆様方の高い支持によって高雄市での様々な動きがあります。また、今、実際の話をすると、台北市の柯文哲市長もその選挙戦に臨むという話もございます。そのような状況の中でも仙北市と台湾は政府の違いはあるかもしれませんけれども、長く交流できる友好的な国だというような思いでこの後もお付き合いをさせていただきたいと思っております。 以上です。 ○議長(青柳宗五郎君) 以上で16番、高久昭二君の一般質問を終わります。--------------------------------------- △散会の宣告 ○議長(青柳宗五郎君) これで、本日の日程は全部終了をいたしました。 本日の会議を閉じ、散会をします。                              (午後3時11分)...