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03月06日-02号

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  1. 仙北市議会 2019-03-06
    03月06日-02号


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    平成31年  3月 定例会          平成31年第2回仙北市議会定例会会議録議事日程(第2号)                  平成31年3月6日(水曜日)午前10時開議第1 一般質問---------------------------------------出席議員(16名)      1番 門脇晃幸君       2番 武藤義彦君      3番 高橋輝彦君       4番 小木田 隆君      5番 高橋 豪君       6番 熊谷一夫君      7番 平岡裕子君       8番 田口寿宜君     10番 黒沢龍己君      11番 荒木田俊一君     12番 小林幸悦君      13番 伊藤邦彦君     14番 真崎寿浩君      16番 高久昭二君     17番 稲田 修君      18番 青柳宗五郎---------------------------------------欠席議員(2名)      9番 阿部則比古 君    15番 八柳良太郎---------------------------------------地方自治法第121条の規定により説明のため出席した者の職氏名  市長        門脇光浩君     副市長       倉橋典夫君  教育長       熊谷 徹君     病院事業管理者   進藤英樹君  代表監査委員    戸澤正隆君     総務部長      阿部慶太君  地方創生・               市民福祉部長兼            小田野直光君              中村和彦君  総合戦略統括監             福祉事務所長  観光商工部長    高橋和宏君     農林部長      浅利芳宏君  建設部長      吉田 稔君     教育部長      戸澤 浩君  医療局長兼               総務部次長兼            高橋信次君               大山肇浩君  医療連携政策監             企画政策課長  危機管理監     加古信夫君     田沢湖地域センター所長                                石川一幸君  角館地域センター所長          西木地域センター所長            長松谷 光君              佐藤人志君  総務課長兼            朝水勝巳君     総務部財政課長   草なぎ郁太郎君  事務事業移転室長---------------------------------------事務局職員出席者  議会事務局長    三浦清人君     書記        藤岡 純君  書記        堀川貴吉君--------------------------------------- △開議の宣告 ○議長(青柳宗五郎君) ただいまの出席議員は16名で会議の定足数に達していますので、これから本日の会議を開きます。 欠席の届け出は、9番、阿部則比古君、15番、八柳良太郎君です。 本定例会において出席を求めた者のうち、伊藤会計管理者は本日欠席であります。 広報及び報道関係者の撮影を許可します。 本日の議事日程は、お手元に配付のとおりです。                             (午前10時00分)--------------------------------------- △一般質問 ○議長(青柳宗五郎君) 日程第1、一般質問を行います。--------------------------------------- △黒沢龍己君 ○議長(青柳宗五郎君) 通告により発言を許します。10番、黒沢龍己君。 ◆10番(黒沢龍己君) おはようございます。 通告に従いまして、蒼生会、黒沢龍己が一般質問させていただきます。初日なのでちょっと緊張していますが、お願いします。 通告は3点ほど、大きいくくりで3点ほど通告しております。1つ目は運営体について。そして、2つ目は中川小学校の統合、閉校について。そしてあとは、国土調査について通告しておりますので、順番のとおり質問させていただきます。 まず、運営体について。 市長初当選して以来、この運営体事業というのは、今日まで1年も休むことなく活動した。そしてまた地域にとっては、最初こう難儀した地域もありますが、今は慣れて、だいぶこう運営体の事業にも幅広い活動をしていることであるし、また、各地域の活性化のためには、すごく運営体の活動に対して喜んでいることと思います。しかしながら、いいことの陰にはまたちょっと反省する点とか、いろんた見直しする点も多々あると思いますので、その点について、私、今日ここに5点ほど、運営体の事業について再確認っていうかそういう形で質問したいと思いますし、そしてまた、見直すところ、見直さなければならない点も、市長ももしあればそういうところも含めながら質問したいと思いますので、よろしくお願いします。 まず1点目の地域特性を生かした振興事業の内容について、一問一答でいきますので、市長、どうかひとつ1番から順序に、それに対して私も再質問させていただきますので、よろしくお願いします。 以上でまず。 ○議長(青柳宗五郎君) 答弁求めます。門脇市長。 ◎市長(門脇光浩君) おはようございます。 黒沢議員の一般質問にお答えいたします。 1点目の地域運営体であります。 この5つの御質問の中の1点目ということで、地域の特性を生かした産業振興事業の内容について、9地区の平成30年度事業内容についてということでありますので、平成30年度事業をピックアップしたものとして答弁をさせていただきたいと思います。 田沢地域運営体で実施している伝統野菜、田沢長芋技術伝承生産拡大事業、むらの喫茶店たざわの運営事業神代地域運営体で実施している農家6次産業育成事業、いぶりがっこ真空パック等であります。角館まちづくり地域運営体で実施しているもの、外町活性化支援事業、また、白岩地域運営体で実施している原木まいたけ栽培事業、雲沢地域運営体で実施している特養林産物栽培研究事業西明寺地域運営体で実施しているさつまいも栽培加工事業桧木内地域運営体で実施をしている山鳩加工所運営事業、これわくわくマーケット会員等の皆様と一緒になっての真空パックや漬物製造、様々な樹木等の果実等の内容であります。などが平成30年度は主な事業として取り組みをいただいた内容であります。 この場面からは以上であります。 ○議長(青柳宗五郎君) 10番。 ◆10番(黒沢龍己君) ただいま市長から、1番目の事業地域特性を生かした産業振興について、9地区の、1地区ちょっと欠けてっていうか、そんなに取り組んでいないっていうこと、私も確認しておりますが、この点についての、私は今、今回、今、市長からは各地区の取り組みについて説明を受けましたが、私からは、あの地区でこれに対してこうだとかっていうこと言わないで、あくまでも今、この地区の説明の中で、例えばさつまいも加工についてのちょっとした疑問っていうか、そういうことに触れながら、できれば答えてもらいたいと思います。 それで、皆さん、先ほども言ったように各地域工夫を生かして活動してるんだども、今、さつまいもの加工のことについて今一番先に言わなくてもいいんだども、またはいろんたことの加工施設やってる中で、やはり何ちゅう、この農林部と結合というか混合する、例えばそういうさつまいもを加工する、またはさつまいも以外の加工する商品で、例えば夢プランとか、それから加工の、今回も概要にも入ってるんだけれども、そういう予算は予算で取っている中で、それでまず運営体でこういうものを買うとすれば、100%、20万、30万、金額は別としていいんだども、やっぱり農林部で例えば農家で加工に取り組みたい、例えば乾燥野菜、今、道の駅とかで売ってる乾燥野菜とかに取り組みたい。そのときに、やはりその機械の金額も小さいものもあれば大きいものもある。やっぱり四、五十万とかって買うとすれば、やっぱり国・県の補助金というのは、良くて2分の1、悪ければ3分の1、4分の1とかなるのが普通の農林部の我々農家に取り組む補助金制度だども、こういうもので加工やる場合は、例えば運営体を利用することによって、金額は別として、100%補助金を使わなくても、まずその物事を地域の活性化のためにいいことなんだども、何かそのあたりの兼ね合いっていうかよ、何か、へば運営体でそういうのを買ったほうがということの、やっぱりその地域での考え方も出てくると思う。その点について、市長はどう思ってるのか。 ○議長(青柳宗五郎君) 門脇市長。 ◎市長(門脇光浩君) 運営体の優位性というものと、それから市もしくは県・国で提供させていただいている様々な助成事業、補助事業というものとの距離感は、時間的な時間軸で見ると早いのは運営体です。運営体の皆様の総会の中で、この事業についてやっていこうという総意をいただくことができれば、着手することは非常に時間的には早いですし、そういう方々の、地域の中にそういう方々がいらっしゃるわけですから、誰が行うかということもしっかりと明確な事業として運営体で、それを事業を認められればですよ、認められたらとても早いタイミングで事業実施ができると。しかも、事業体としては、そのやりたいと言ってる方々からすると、ほぼ運営体の方々の協力・理解が得られれば、その助成の額はもちろんありますけれども、余り自分自身でお金を御負担することなく事業を行うことができる。ただ、これはですね一番忘れてはいけないのは、それが地域にとって重要だというような判断が運営体の方々があるということが前提なんです。それはどういうことかというと、地域でそれが生産作業になっていて経済的な活動に結び付くという、当然そういう検討がなされてのゴーサインが出るわけですから、地域がみんな巻き込んでというか、地域の方々の御協力があってできる事業というのが前提ですから、個々人で、例えば個々人で事業をやっていくというような商売としてスタートしていくということは若干違うと。これは、国・県の考え方からいくと、個々人の事業を応援するという前提とまた違うところになりますので、集合体としての力を結集することが、もともと俎上があるというのは運営体のここの事業です。それから、もう一つ切り分けとしては、その圃場の整備であったり、圃場の提供であったりというのは、農林部だったり農業委員会だったりが提供するということになります。その担い手の一番顔が見える地域運営体が、その何というか実行力として、例えば機材の購入とかということをするということの基盤と、それから実際に動くときに必要な備品というものの、ここの連携がとても重要だというふうに認識しています。うまくいかなければ、なかなか長続きしないのかなというふうな心配はあります。 ○議長(青柳宗五郎君) 10番。 ◆10番(黒沢龍己君) 市長の答弁も理解できないわけでない、わかるす。ただ、何ちゅう、やはりこの6次産業さ向かっている農家もいるし、また今市長は、地域、その地域を重点に話してるども、やっぱり今、農家もやっぱり一人で加工やってる人も中にはいるんだども、やっぱりその地域で加工食品作ってる人いっぱいいるんだ。だからその人方に対して、ちょっと、ちょっというか、その何ちゅう、農政の補助金を利用してそういうものを買えないかとか、そういう申請して買ってる農家も多分今現在もいるし、また今年度も何人かいると思うども、そうでない人方がこういう形で、そしてどんどんっていうか、言葉適切でねえべども、そういうような形で買えるとなれば、こうあんまり審査もないしっちゅうか、審査はあるんだども、審査はあるんだども、そうかたくねぐ、そのものを用すことができるような私感じするのよ。だからその点については、ダブルっていうわけでねえども、二重的なその市からのお金も、当然補助金になって一部は市から出るし、県からの補助金、国の補助金使うとなれば3つの補助金でそのものは買えるんだども、やはりそのあたりの何ちゅう、私自身ばりだかもしれねえどもちょっと疑問のとこがあるので、そのあたりはやはり何ちゅう、今財政も厳しい中ではあるけども、もっときちっとした精査した上で、悪いっていうわけでねえんだ、この運営体には、さっきも何回も言ってるども、活動してることはおら喜んでいるし、そこの地域が良くなることだから悪いことでねえんだども、やっぱりそのあたりのこうちょっともうちょっと配慮っちゅうかな、その点について市長からもう一度答弁お願いします。 ○議長(青柳宗五郎君) 門脇市長。 ◎市長(門脇光浩君) 議員の御質問の内容、よく分かりました。要するに、地域で行うという事業と、自分たちでは地域運営体ですので、地域運営体がオッケーだと言ってる事業は地域がオッケーだという考え方ですので、許認可というのは変な言い方ですけども、その事業を進めましょうと言っていただいたのは地域です。市とか国とか県とかっていうのは、事業認可をするというまた別の団体ですので、ここの持っている補助制度が重複したりすると不公平感が出てくるという可能性もあるし、有効に活用、お金を活用するということに対してもブレーキかかる可能性があるよという御指摘だったと思います。 今日まさに運営体の皆様もお出でいただいてます。この議論はしっかりとしていく。そして、市が、まあこの財政状況だという話もありましたけども、市が皆様方にその提供することなく、国・県の事業として導入できるという道筋をしっかりと作ることができるのであれば、それはそれで安心感がありますので、そのような切り分け、整理というものもこの後議論していかなければいけないと思います。たださっきも言ったとおり、地域でこの事業が有効だということで地域がゴーサインを出すということになりますので、それはやはり地域のコンセンサスを、私たちは、市としては重要視してるという考え方にこれは変わりありません。 ○議長(青柳宗五郎君) 10番。 ◆10番(黒沢龍己君) それでは、もう一つ、ここの1番のうちの確認ですけれども、やっぱりあとこの何ちゅう、加工とか販売とかなれば、やはりそこには所得っちゅうか生まれる。そういうものについては、その地域で活動してるんだから何ちゅう、問題ないと思うが、そういうとこの地域で活発に活動してる中での売り上げとかそういうものは、市で確認してるもんだすか。その点について。
    ○議長(青柳宗五郎君) 門脇市長。 ◎市長(門脇光浩君) 具体に言うと、例えば田沢のむらの喫茶とかの収益もありますので、確認できています。私たちはですよ、これは国の制度と若干違うところがそうなんですけども、私たちは儲けてもらいたい。地域に6次産業を進めていくその理由は、地域に経済活動を起こしてもらいたい。所得をアップしてもらいたいということで、この事業を継続してるというつもりですので、どんどんどんどん成功事例を作っていただきたいというふうに思ってるんです。成功事例ができた段階になると、その経費、私たちが応援するということなく、今度は自力走行でできていくというような転換をどんどんしていきたいというふうに思っていて、実際幾つかそういう事例あったんですけども、なかなか長く続かないということもあります。やはりまた支えなければいけないということもあります。だけども、基本的には、ぜひ地域で皆さんで所得をアップして欲しいと、それが定住に繋がるという思いですので、応援をしていきたいというふうに思っています。 ○議長(青柳宗五郎君) 10番。 ◆10番(黒沢龍己君) それでは、この1点目の事業地域特性を生かした産業振興事業についての質疑を終わります。質問を終わります。 2番目に、事業環境型、美化事業について、どのようなことを行っているか、市長お願いします。 ○議長(青柳宗五郎君) 門脇市長。 ◎市長(門脇光浩君) 環境保全、美化事業の内容ですけども、田沢地域運営体で実施している花と果実の里づくり事業生保内地域運営体で実施している刺巻地区のライトアップと花・木の植栽、花木の植栽です。それから、大沢地区、ひまわり造園事業。それから、角館まちづくり地域運営体で実施している花で彩るまちづくり事業白岩地域運営体で実施している抱返り地区不法投棄防止フェンス設置及び周辺整備事業雲沢地域運営体で実施をしている桜の里づくり事業中川地域運営体で実施している清水環境整備事業西明寺地域運営体で実施している袖野地区景観維持事業桧木内地域運営体で実施をしている岩屋洞歩道整備補修事業などが平成30年度の主な事業ということで認識をしております。 ○議長(青柳宗五郎君) 10番。 ◆10番(黒沢龍己君) この環境保全型美化事業についてでも、何ちゅう、集落施設補修事業とかってやってる地域もあるしよ、この恐らく集落ってば会館または集会所のことだと思いますが、これ、市でも新築の場合は、今金額ちょっと俺はっきり言えねえども、新築で会館建てるってば150万の補助とか、それからリフォーム、何かリフォームすれば上限80万かかっても90万かかっても50万は補助しますとかって、事業も既に独自で行っていると思う。今もある。だからそういう面で、この集会施設補修事業ってばどういうことやったか別として、ここにもまだやっぱし何か、俺の思いだども、補助金よりもやっぱり簡単申請なんっつうものはこう、あれ総務だっけかな担当が、集会所のな。そういうもので色々書類も書かねねし、色々やらねねんだども、こういうこの集会所の補修ということで、そっちの今言ったように補助金は抜きにしてこうやって使うにいいという、結構金額も多い金額だっけおんな。その点についても、やっぱり何かこう、すっと素早くできるのが、さっき市長の答弁のとおりだし、運営体のほうがいいんだけれども、何かやっぱり私にとってはダブってっていうか、二重的なあれが見えるのでよ、そのあたりもやっぱりこうしっかり精査して、これを決定したとこだと思いますので、その点について市長、どういうお考えかお聞きします。 ○議長(青柳宗五郎君) 門脇市長。 ◎市長(門脇光浩君) 正直な話すると、運営体事業が始まった当初は、その整理がなかなかできなくてですよ、本来は行政が行わなければいけない、要するに市の財産として台帳に登録しているものがあって、それの老朽化に対して地域運営体の方々がやっぱり利活用するにとても不便だということで、やらせて欲しいということで、私たちの整理が進まないうちにその事業に着手したという前提が実はあるんですよ。そういうのをずっと見直しして、ハード事業に対しては地域運営体の皆様、まあ金額がかさむということもありますけれども、それはやっぱり市が行うべき事業という切り分けをしました。そしてソフト事業等を中心に、運営体のほうで取り組みをしていただければありがたいということでの事業の整理をさせていただきました。一部最近になって、例えば会館の前の舗装事業というものも実はあったんです。それは何かというと、そこで産業まつり、まあお祭りを開催するときに、あんまりぐちゃぐちゃなもんだから皆さんに来てくれっていうのが申し訳ないということで、早急にやりたいということ。それは致し方ないだろうという話。それから、集落の会館の中に、例えばこれは白岩地域運営体ですけども、白岩ささら、このささらとかのかしらをきちんと保全管理しておくという棚を作らなければいけないとかっていうような、一部手をかけるというようなことに対しては、必要な事業ということでお認めさせていただいてると。大きく区分すると、ハード事業というものはやはり市が行うべき事業で、特にそれに対して早急に行わなければいけないという事業効果等が考えられる場合は、協議ということで、市の関係の機関との協議ということが前提になってるという現状です。言うとおり、やはり同じような補助事業が市でもあって、そちらのほうにやはりお任せしたほうがいいという判断は当然ありますので、その事業の整理というものは進めていかなければいけないと思います。現状では、できる限りそれは進めてるというふうな思いがありますけども、まだまだもしかしたら細やかなもので対応ができていない部分があるかもしれません。 ○議長(青柳宗五郎君) 10番。 ◆10番(黒沢龍己君) 今市長の答弁も分かりますが、私の本当に言いたいのは、そこの棲み分けをよしっかりしねば、何かこう運営体でやってることは何も地域にとってはいいことでいいんだども、それと同じように今度、諮問のとおり予算も集落改修予算とかそういうものもあがってきてでよ、それで、これ運営体なってからで、集落の会館の補修費とか補修件数とかってちょっとわかるすか、数、去年度の。何々集落から会館の修理で何件来てらとか、そういうことでへば何ちゅう、やっぱりこの運営体も、最後に俺話しするつもりでいますのでまだあれだども、まずこういうのでこう自分としては重なった事業が結構行われてるんでねえがっていうことで、やはり運営体を絞るっていうよりも、そっちのほう、当局の予算のほうもやっぱりしっかり、ただ毎年あげてたからでねぐ、減額は思い切ってやるとか、こっちのほうを使ってくださいとかって、そういうふうにしてこう運営していけば、同じぐらいでこっちで、だども地域としては簡単に修理できる、または集落で必要なものを買える、そういうもののその何ちゅう、棲み分けをもっとこう分かりやすくっていうか、こう何かこう納得いかないようなことが何かこう見え隠れしないのでよ、その点よろしく。 それと、せば3番目の第3事業について質問させていただきます。地域文化の継承事業について伺います。 ○議長(青柳宗五郎君) 門脇市長。 ◎市長(門脇光浩君) 3点目の地域文化の継承事業ですけども、田沢地域運営体で実施をしている歳末チャリティー村民文化祭開催事業生保内地域運営体で実施をしている田沢湖歴史再発見塾、神代地域運営体で実施しているのが抱返り紅葉祭連携事業神代伝統芸能発表事業角館まちづくり地域運営体で実施をしている燈籠流し支援事業白岩地域運営体で実施をしている白岩燈火祭の共催事業、それから白岩焼き歴史調査事業、それから雲沢地域運営体で実施している熊野堂番楽装飾品収集保全事業中川地域運営体で実施をしている山谷薬師散策路補修整備支援事業西明寺地域運営体で実施している踊りの伝承事業、桧木内地域運営体で実施をしている裸参り活動事業等が主な内容であります。 ○議長(青柳宗五郎君) 10番。 ◆10番(黒沢龍己君) この事業についても活発に各地域が行っていると思っておりますが、ここで一つ聞きたいのは、これ教育長になるのかな。このスポーツ、総合型スポーツクラブ事業っていうことで1地区やってるすよな。それで、これもやっぱしスポーツ型地域スポーツクラブっちゅうのは教育委員会でもそれなりの補助金とか、そのスポーツクラブは今、神代さもあるかな。神代、そういうのさは幾らか補助してるのは、今突然の質問だからあれだべども、このスポーツクラブについての補助金は出してるものですか。 ○議長(青柳宗五郎君) 熊谷教育長。 ◎教育長(熊谷徹君) ただいまの議員の御質問ですが、総合型スポーツクラブに関しましては、totoのほうから創設期の2年間と、それから自立期の5年間ということで補助を、お金を支援していただいてると。それで、市のほうからの支援というか補助という形はとっておりません。 ○議長(青柳宗五郎君) 10番。 ◆10番(黒沢龍己君) 今、この文化継承のことでの質問は、この9地区、様々な継承をしていることで、このことについてはいわゆる今、人口が減ってすごく神社とかそういうもの、神社・仏閣の維持するためには非常に大変な状況の中での活動だと思います。これは……この抱返り渓谷の不法投棄で使ってでやってるとこもあるども、市民課のほうでも不法投棄の監視員とか、または不法投棄あった場合は回収とか、福祉のほうでもこの事業をやってるども、この抱返りのこの何ちゅう、どこだっけ……抱返り、そうそうそう、抱返り渓谷紅葉連携事業という、このことについての市長、さっき説明……これはあれだっけ、不法投棄のことではねがったすかな。これ、環境、んだな。間違いました。これちょっと、うん。 ごめん、間違いました。この抱返り地区不法投棄防止フェンス設置及び周辺の整備っちゅうことで、これはあれだすか、今言ったように不法投棄を防ぐためっていうか、不法投棄されたのを防ぐためやった事業なのかな、その点についてちょっと分かっていたら説明お願いします。 ○議長(青柳宗五郎君) 門脇市長。 ◎市長(門脇光浩君) その話の前に、先ほどで会館の話でしたけども、雲沢地域運営体で地域内の会館8カ所の補修等行ってるという事業に対して、整備要綱を定めた上で予算額10万円ということで行ってるという実績があるということでした。100万円で実施してるということの実績があるということでした。 それから、2つ目の神社等のって話もあったんですけども、実はそこは自分悩んでるとこなんです。というのは、行政が神社、どこの地域でも今大変なんですけども、神社・仏閣の老朽化とか、氏子さん方とか総代さん方とかも大変難儀してることもあってて、それ何とか応援することできないかっていう話は相談を実は幾つも受けてる。今回実は、裸参り応援している桧木内地域運営体の裸参り見に行ったときに、やっぱり裸参り、参道の鳥居が非常にゆるくない状況になってあったりしてて、これ何とかならないかって話もあったんです。行政が神社・仏閣の補修をするっていうのは、基本的にこれしてはいけない、手を出してはいけないテリトリー、カテゴリーの中にあるんですけども、地域の、これの補修の第一の責任者というのは氏子さんだったり、その檀家さんだったりということになるわけで、そこはやはり宗教的な状況なので、地域運営体の方々の補助事業ということで行うのはなかなか難しいんじゃないかと、限界があるんじゃないかなと思っております。多分こういう事業どうでしょうかっていうときに、必ずその運営体の方々との事業の計画の際のやりとりの会議があるんですけども、それはなかなか難しいと思いますっていう話をせざるを得ないと。そこから発生している地域の伝統的なお祭り、伝統芸能に起因する様々なその何というか、イベントっていうか、こういう行事を支えるっていうことでもまさに必要ではないかと思うわけですよ。ここの何ていうか、区切りというか区分はなかなか難しいところだなというのが自分の今の悩みの一つです。 それから、さっき話しした不法投棄に関して言うと、フェンスとかっていうのは安全対策も含めてのフェンスだというふうに理解してます。ただ、実際に市民福祉部のほうでも不法投棄をさせたくない、環境美化を進めていきたいという思いから、当然監視員が巡回監視してます。だけど、それは行政として行うということなので、自分の中ではそういう区分があったんです。だけども今議員のお話は、いや、それも市民の、地域の方々がやってることで、重なり合う部分じゃないかという御指摘、これは今お受けしました。どちらが適切かという話をしなくてもいいのかもしれない。もしくは、二者が、地域と市が一緒になって不法投棄撲滅運動を行うということが効果があるのかもしれない。この議論は、ぜひ運営体の方々とこの後させていただきたいというふうに思います。 ○議長(青柳宗五郎君) 10番。 ◆10番(黒沢龍己君) 時間もないようですから、ちょっとスピードをちょっと上げて。4番の福祉マンパワー、地域運営体の必要と認める事業ということで、これちょっと自分もこれ資料あるんで、ちょっとこの部分で聞きたいのが、私の1点目は敬老会または長寿を祝う会ってあるすよな。それで、この旧地域で7地域ほどこれ、結構活発にこの祝いをやっております。それで、今回の概要、当初予算にも390何万、400万近い敬老会の予算あってすよ、この人方の7地区で結構数字見れば260何万使ってるものな。それで、恐らくこの市の概要では、敬老祝いに例えば敬老会または老人クラブ、老人クラブさ何十組とか仙北市であると思うんだ、老人クラブ。それに対しての1人当たり何百円だかで補助金出してるはずな、その老人クラブに対して。そのお金がこの390、約400万のやつもその分さ俺入ってるんでねえがなって自分で思ってるども、その点の確認で、それで結構この運営体の事業で、この金額が結構多いので、その点についても、それこそ今のやりとりの中でダブってるんでねえがっていうような、そこにある。7地区で265万ぐれえの合計なる部分っていうことの市の予算、いわゆる老人クラブの会費で何百万とかって払ってるかもしれねえども、ダブってもしやってるんだば、これもあんまり全部で600、700万まではいがねえども、650万ぐらいの予算を敬老会さもあれして、別にこれ悪いことでねえし、老人を祝う会だから、決してやめては困るし、そのあたりの内訳ちょっとわかれば説明お願いします。 ○議長(青柳宗五郎君) 門脇市長。 ◎市長(門脇光浩君) 合併前に、仙北市の中でも田沢湖、角館、西木の中で敬老会やってきてる町村と、敬老会をその前にやめている町村があって、ばらつきがあったという話を聞いてます。それ以降、合併してから仙北市で敬老会、高齢の方々をお祝いする会ということをやってできていなかったということがあって、ずっといろんなところで御指摘があったわけですけども、地域運営体制度が発足して以降、一番自分が早いと思ったのは確か神代地域運営体だったと思うんですが、地域の方々のお声かけをさせていただいて敬老者の方々のお祝いの会を始めました。このとき、神代出張所の職員だったり、うちのほうの市民福祉部の関係のセクションで、いろんな実は御支援をさせていただいた。というのは、個人情報保護条例がスタートしておりましたので、地域運営体の方々が地域運営体として直接高齢者の方々をお祝いするための敬老式の差し出し先、御案内先を、情報を市から譲られて、地域運営体で発信するということができなくなってしまったんです。やっぱり行政が個人情報をしっかりと守らなければいけないということで、その点について市のほうでは、地域運営体の方々と一緒になって発信先のお手伝いをしたりというような共同作業がずっと行われてました。こういう仕組みは、結構皆さんのところの地域運営体の総会なるといろんな情報共有ができますので、うちのほうもやりましょう、うちのほうもやりましょうっていうことで今増えてきたということです。その経費は、地域運営体の方々の地域活動ということで、その敬老お祝いするということの会を催すための、例えば会費は基本的にいただいて参加させていただいてるので、あとはイベントというか、歌を歌ったり、出演者だったり、会場の様々な装飾だったり、もしくは写真撮影だったり、いろんなとこでお使いなられてるというのがその金額になります。今議員が御指摘いただいた一般会計の中にある高齢者の方々に対する祝い金とかっていうのは、これはまた別の予算になっておりまして、当然別の予算になってまして、さらに言うと、老人クラブの方々への補助金等の金額は、またそれとは別のところに予算項目がなってるというふうに認識してます。 ○議長(青柳宗五郎君) 10番。 ◆10番(黒沢龍己君) 今市長から説明受けたども、ちょっとまだ納得いってないっていうか、何か、そうすれば今のこっちの一般会計の予算とは今完全に別だということで、各地区の老人会さは、あくまでも運営体のお金でいろんた踊りの費用とかいろんた費用を使ってるっちゅう意味なんすな。 ○議長(青柳宗五郎君) 門脇市長。 ◎市長(門脇光浩君) 敬老祝金の項目、一般会計の中に敬老祝金の項目があります。その敬老祝金の項目の金額と、それから老人クラブ連合会の補助金、これは老人クラブに参画をしている会員数を根拠とした計数で算出される予算ですけども、この2つの項目で予算措置されてるというふうな状況です。この金額というのは、先ほど話があったとおり、議員が御指摘の地域運営体とはまた違う話ですので、先ほど話があったように重複しているというような活動に対して支払いがあるのかもしれないという、まあそういう御疑問だったと思います。老人クラブは老人クラブの活動として行われているものが別にあって、敬老祝金は敬老祝金で市から先輩の方々に対するお祝いですので、性格が違うわけでありまして、地域運営体が行っている敬老のお祝いは、地域として諸先輩の方々に対する尊敬と感謝の思いの会ということですので、これは地域の活動というふうになります。今のところ仙北市では、全体の敬老会ということができる状況ではなくてですね、というのは、敬老対象となる敬老者の方々の人数が非常に増えてきてるという現状がありますので、なかなか会場の関係だったりサポートの関係が難しくて、1カ所で市を挙げてということはなかなか難しいと。私どもとしては非常に地域運営体で活動を行っていただいてることには感謝をしたいという気持ちでいます。 ○議長(青柳宗五郎君) 10番。 ◆10番(黒沢龍己君) ちょっと分かりましたっちゅうか、今市長の答弁聞いて。それで、この運営体についてのもう一つまとめみたいな質問なる。この運営体事業っちゅうのは、9地区で協議会作ってると思います。その協議会の中で、当然当局でも入ってると思うし、そしてこれが実施されてると思うんだども、やはりこれ全て協議会の9地区の代表が集まってこういう予算、お互いに各地区の予算を計上して、そして市でも計上したものに対して、これはうまくねえ、これはうまくねえとかって弾いたやつがまず平成30年度の予算で360、平成30年度で348万、2万円ぐれえだものな、48万、40でねえ、3,000、3,000、3,481万1,000円ぐらいだども、その点について、その決定したときの市職員または市長、副市長とか行って協議したもんであるかないかをちょっと伺いたいと思います、最後。 ○議長(青柳宗五郎君) 門脇市長。 ◎市長(門脇光浩君) 各地域運営体には、サポートするセンターとして各地域の職員が張り付いていると、事務事業、事業を行う際のサポートとして職員がそこにしっかりと存在してます。その職員を通じて予算の内容、事業と内容について整理が進むということが第一段階であります。そして企画のほうでさらにそれを集計整理をして行って、例えば協議会の皆様にその状況を御説明する際には、整理が進んだものとして皆様に協議会で共有するというような状況の会が、基本的に年2回あるということになります。それで、先ほど議員が御指摘のとおり、角館、中川、生保内、雲沢、西明寺、神代、桧木内、白岩、田沢含め全部で3,481万8,000円が平成30年度の予算として計上されてるということになります。さらに、この5点目の話をすると、その中には事務費が当然ありますけども、このように各地域では各個に地域運営体の活動の報告、それから、こんな事業がありますという御周知ということを積極的に展開が行われております。こういうことでまた、地域運営体の何ていうか、活動を知る方々が増えてるという状況があります。 ○議長(青柳宗五郎君) 10番。 ◆10番(黒沢龍己君) ちょっと時間ないので、この1番終わりまして2番の中川小学校の統合、閉校についてを質問させていただきます。 これは教育長も分かるとおり、もう中川地域さもこういう流れでいくっていうことをもう文書で流れておりますし、この閉校については、地域そのものもおおむねっていうか、おおむね以上に理解している、統合について思ってると思いますので、この1点目の今の状況ちゅうものも、俺もある程度資料もありますので分かりますが、今の本当の現状っちゅうか、こうこうこういう流れでいくっていうことをもし、それに対して再質問はしないけれども、皆さんも聞きたいと思いますので、平成32年度に向かってのその流れをちょっと報告お願いします。 ○議長(青柳宗五郎君) 熊谷教育長。 ◎教育長(熊谷徹君) それでは、御質問にお答え申し上げます。 中川小学校の今後の統合、閉校に向けて、現在の教育委員会の考え方、状況について説明させていただきます。 議会初日の教育行政方針等でも説明しましたが、中川小学校につきましては、保護者、住民との意見交換会及び教育委員会協議会、総合教育会議等でも議論を重ね、平成32年4月から角館小学校と統合することとさせていただきました。それで、中川小学校は創立143年を迎える歴史ある、歴史と伝統のある学校であります。地域に愛され、地域と一体となった教育活動を展開し、学校支援地域本部事業の活動では文部科学大臣表彰を受賞するなど、中川地区の拠点となる大切な存在であります。今回の学校適正配置に対して御理解を賜りましたのは、これもひとえに中川地区の子供たちのより良い成長を最優先するための苦渋の決断ではなかったかと思ってるところであります。 教育委員会といたしましては、このような保護者、住民の方々の思いや決断を重く受けとめ、平成32年4月の統合に向けて、平成31年度は両校による学校間交流を行うとともに、中川小学校・角館小学校統合準備委員会、仮称でありますが、これを設置いたしまして統合に向けた諸準備を着実に推進していきます。学校間交流につきましては、1月の28日に中川小学校、角館小学校両校による学校間交流検討会を開催いたしました。平成31年度の具体的な交流内容について協議させていただいております。その結果、主に各学年の社会科見学や総合的な学習の時間、宿泊体験学習などを中心に交流を進めることとなりました。平成31年4月から両校の学校間交流を円滑かつ着実に推進し、統合に対する児童や保護者の不安感を軽減し、新しい環境に対する期待感が高められるよう全力で取り組みます。また、中川小学校・角館小学校統合準備委員会、仮称であります、につきましては、地域代表者、保護者代表者、学識経験者、学校代表等を委員といたしまして、主に校名、校章等に関すること、教育課程や学校行事等に関すること、通学方法に関すること、PTA組織に関することなどについて調査・検討し、円滑な統合に向けて着実に準備を進めてまいります。特に心配されている通学方法につきましては、保護者、住民の皆様の御意見を十分に受けとめ、市長部局とも協議しながら、より良い通学環境の構築に全力で取り組みます。また、閉校にあたりましては、歴史と伝統のある中川小学校にふさわしい閉校記念式典を開催するとともに、記念発行誌等の記念事業に対してもしっかりと支援等を行ってまいるつもりでございます。どうかよろしくお願い申し上げます。 ○議長(青柳宗五郎君) 10番。 ◆10番(黒沢龍己君) 今教育長の説明でよく理解っていうか、分かりました。それでちょっと2点ほどお願いあります。1点目は、父兄からのやっぱり声で、中川児童クラブ、統合した後でもやはり、角館児童クラブも今バス送迎してるんだども、中川児童クラブはぜひ残してもらいたい。それにはやっぱし父さん母さんが帰り迎えに行くとき、中川で待機してるっちゅうことは非常にまちの田町まで行かねくてもいいので、それをぜひできれば残してもらいたいっちゅうお話もありましたので、それを強く要望してっちゅうか、しておきます。それで1点、あと統合に向けての今色々話ありましたが、その学校統合に、今まで中川小学校ちゅうのは地域ぐるみの学校で今まで育ってきたので、それでちょうど中川には中川コミュニティー連絡協議会っちゅう協議会があって、そして中川の子供方と一緒になって今まで活動してきた経緯があります。それが今年で50年になります。これも一つの半世紀の節目です、このコミュニティー連絡協議会っちゅうのは。今まで運動会でも秋の大会でもいろんたことは全てこの協議会がタッチして、そして今までやってきたので、これから先、教育長もコミュニティー連絡協議会、これ運動会来たときも分かりますが、その人方とよく話しして、ここには今言えば中川小学校のPTA会長、それから中川保育園の親の会の会長、老人クラブの寿会、中川交通安全協会、大平クラブ、懇話会で、その団体でやってますので、どうかひとつこの人方と相談しながら、そしてその閉校に向かって、そしていろんた事業に向かっていってもらいたいことをお願いして、この点については終わります。 それから2番目についての質問で、ちょっと俺も勘違いして質問しましたが、これ逆に私、山林、山のことについて、できればっちゅう思いもあって、どこの学校にも学校林ってあるんだけれども、この活用するにはかなりやっぱりリスクがあるっちゅうことで、それで私も森林組合にちょっと話しすれば、中川の学校林2カ所、雫田と若神子さあるんだども、それで俺はできれば今の国の事業の間伐することによって補助金、1反歩3万円ぐらいもらえるから、1町歩あれば30万はもらって、そのほかに木代金入れば五、六十万の経費出るんでねえがっていう簡単な思いでやった、聞きました、話しすると思いましたが、森林組合さ聞いたば、中川財産区は放棄しちゃって解散したので、今、市に譲渡した。そうなれば、国の今の補助制度は市には補助金は出されない。いわゆる財産区のものであればいいし、個人の山であればそういう補助制度は使えるども、だから中川小学校で補助金もらって今のそれさはちょっと向かないようですので、ただ一つ言っておきたいのは、これから色々統合出てきたときに、この将来、この学校林っちゅうのの在り方っちゅうの、俺、教育委員会でもちょっと話ししてもらいたい。今後どうすればいいのか。これは目的は何のために学校林っちゅうのは、これはあの当時、今から五、六十年前に親の会の人方が植えたっちゅうことは、学校が古しくなって改築する、新しく学校建てる、そのときの材料を何ぼでも木を使ってそして建てるべっちゅうことで、あちこちっちゅうか、学校林っちゅうのは。ただ売る目的でやった学校林でねえ。あとは増築する。学校が、子供が多くなって改築するときに、ただ今思えば、もう木材で学校というよりも、基本的に土台は鉄とか鉄筋コンクリートになると思うから、この学校林については、これから先どのような形でしていくのかっていうものをやっぱりある程度頭さ入れておかなければ、俺はならないかなと思って、ただあるだけでは意味もないので、ある時期には一斉に何とかするとか、そういうこともこれから考えておかなければならないと思うし、まずそれは答弁いりません。 あと、3番目の学校活用は、これ市長の分野だと思いますから、まずこれも今まだ閉校もしないうちにまだ進めてはいないと思いますので、このことについても閉校の後または今でも何か利活用できるものであれば、何ちゅう、前さ進むような形でしてもらいたいということで、お願いっていうわけでねえども、そういうのも検討していただきたいということを話しします。 あと、ちょっと時間ないので、最後にいきます。3番、国土調査の状況についてということで、1、2、3言いますので、これまとめて聞きたいと思います。 1番の今の3地区の国土調査の状況についてと、(2)はどのぐらいの面積行っているのか、そしてあと、この中川地区の一部で調査がされてない地域がある。これ市長も分かってると思います。早急に調査を望んでいるものであって、最終的に4番目には、仙北市全体の終了時期は何年になるのかということで、それでこの3番目についてちょっと若干補足すれば、この中川エリアはほとんど国土調査を行って、この一部っちゅうのは、平成10年に川原地区の基盤整備事業をやるというときに、約70ヘクタール、そしてこのやるときにちょうど国調が入ってて、この今田んぼの形状がどうなるかわからないということで、ちょっとここを抜かしていきましょうっちゅうことで除けて中川全部終了しております。そして今、西長野さ行ってると思いますが、そうした中で、その残されたエリアで再三やっぱし今国土調査、おらほいつ来るべ、いつ来るべっていう話が常にこう出てくるとこで、それが市長もある会合のときに聞いてるかもしれねえども、安久戸地区、八卦、若神子、赤平、この3地区の住宅の国土調査が全然行われておりませんので、その点について、ある地域の人方からそれは強く話ししながら確認、いつごろ来るっちゅうか、確認してくださいっちゅうことも言われましたので、まずこれ取り上げましたので、どうかその点、まだ5分あるから答弁お願いします。 ○議長(青柳宗五郎君) 門脇市長。 ◎市長(門脇光浩君) 1点目の御質問に対する答弁でありますけども、現状でありますが、西木地区の地籍調査は、山林を含め進捗率96.26%で、平成6年度で完了しております。田沢湖地区は、農地、宅地等を実施し、平成12年に完了しております。角館地区は、農地、宅地等を平成4年度から実施をし、現在調査中であります。進捗率は平成30年度末で28.35%であります。 2点目であります。どれくらいの面積を行っているのかということですけども、平成30年度は、角館町雲然田中、八割、それから八割下川原の各一部、0.34平方キロメートル、1,079筆であります。平成31年度は、八割坂ノ下、伊勢堂、雷、西ヶ沢、内山の各一部、0.36平方キロメートル、896筆であります。を実施予定であります。地籍調査事業費の額ですけども、平成31年度が1,692万5,000円という予定をしておりまして、平成30年度は1,600万程度であります。予算額であります。 それから、3点目、先ほどのお話でありますけれども、中川地区での未調査地域は、川原下袋、それから中川原、若神子、太田、舘下、西沢一ツ森及び赤平の各一部であります。0.26平方キロメートルであります。当該地域の地籍調査は、平成31年度策定予定の第7次国土調査事業十箇年計画に組み込まれておりまして、平成32年度の実施を予定しております。 それから、4点目でありますけれども、今後、農地、宅地等を同規模で実施した場合、同規模というのは0.35平方キロメートル、年間であります、した場合は20年ぐらいかかるという状況が見込まれます。山林をどうしようかということが非常に悩ましいところであります。山林を全て含むとなると、これは相当な年数になりまして、またさらに大きな金額を要することになります。これは検討が必要だと思っております。 以上です。 ○議長(青柳宗五郎君) 10番。 ◆10番(黒沢龍己君) 今、3番の質問の市長から答弁いただきました。まだまだ全面積やるには20年ぐらいかかるということですので、今、市長も山林のことも言いましたが、今年から山林、新しく環境税っちゅうのをできて、それには市にも平成31年からかな、2,000万近い補助金が入ると思います。これ5年間。そしてまた、その後5年以降には今度個人、我々が固定資産税に賦課されて毎年1,000円ずつ取られるっていう、そういう事業が今これから出ますので、山林も俺今ちょっと山林のことをしゃべれば、すごく盗伐があって、いわゆる何ちゅう、誰も住んでない、そして山は特に分からない、常に住んでるとか、ここまでおらえの屋敷だっていうこと分かるども、山林については本当の都会さ行って、あとは見る人も管理する人もいないっちゅうことで、それで今、結構盗伐が流行ってるそうです。山の詳しい人が、何もここはあと誰も来ねえがら、おらえと一緒に切ってけれとかって、そういうものもこれから多々あるようなっちゅうか増えてるような感じですので、これ全国的にだそうです。そういうことも踏まえながら、国土調査っちゅうのは非常に大切だと私は思っておりますので、どうかひとつ予算のないことも踏まえながら、特にまず宅地についての国土調査をスピードアップさせていただきたいということを申し上げながら、私の一般質問を終わります。 ○議長(青柳宗五郎君) 以上で10番、黒沢龍己君の一般質問を終わります。 11時10分まで暫時休憩します。                             (午前10時59分)--------------------------------------- ○議長(青柳宗五郎君) 休憩前に引き続き会議を開きます。                             (午前11時10分)--------------------------------------- △田口寿宜君 ○議長(青柳宗五郎君) 通告により発言を許します。8番、田口寿宜君。 ◆8番(田口寿宜君) おはようございます。蒼生会の田口寿宜です。 2月定例会、通告に従いまして一般質問をいたします。 はじめに、教育委員会に問うというテーマのもと、2点についてお伺いをいたします。一問一答でお願いいたします。 1点目です。解体されました田沢湖郷土史料館に展示されておりました歴史的物品及び田沢交流センターに保管されております同様の物品について、寄贈されました方々のそれぞれの思いをしっかりと酌み取り、関係する文化団体の方々とともに、時間はかかるかもしれませんがしっかりと整理をし、しかるべき展示をしていかなければと私は考えております。特別に展示スペースを作れという話ではございません。例えば教室の間取りを活用しまして、展示の仕方を工夫し、多くの方々に見ていただき、田沢湖の歴史を知っていただく空間を作り出すだけでも私はいいと思っております。このことにつきまして、教育委員会の御所見をお伺いいたします。 ○議長(青柳宗五郎君) 答弁を求めます。熊谷教育長、登壇。 ◎教育長(熊谷徹君) 議員の質問にお答え申し上げます。 田沢湖郷土史料館で収蔵しておりました資料につきましては、田沢湖クニマス未来館へ貸し出しした資料、それから田沢湖駅2階の森と遺跡の展示室で公開している黒倉潟前遺跡関係の土器類以外の農具・民具等の資料につきまして、郷土史料館から田沢湖活性化センター、旧の田沢湖中学校でございます、に全て、失礼しました、旧田沢中学校でございます、に全て移転して保管しております。一部の資料につきましては、寄贈されてからかなりの時間が経過していたために展示に耐えられるかどうかちょっと心配なものもございます。ただ、これを、資料の状態をもう一度しっかりと確認して整理を行いながら、現在、田沢交流センターのほうですね、のほうでも保管しておりますが、その資料と併せて貴重な資料が決して散在しないよう、地元の北浦史談会をはじめとする関係団体会員の皆様から整理や展示内容につきまして御指導、御協力をいただきながら、適切に管理・保管をできるように努めてまいりたいと考えておりますので、どうかよろしくお願い申し上げます。 ○議長(青柳宗五郎君) 8番。 ◆8番(田口寿宜君) ただいま御答弁いただきましたけれども、私がこの件について一般質問してからかなりの時間が経過したわけでございますけれども、その時間の中でどうするかっていう御相談、まあ北浦史談会なり、そういった関係団体の方々と打ち合わせ、御相談等はあったのかなかったのか。そこちょっと確認したいと思います。 ○議長(青柳宗五郎君) 熊谷教育長。 ◎教育長(熊谷徹君) やはり御指摘のように長い時間が掛かってしまってるということは、本当にお詫び申し上げたいと思います。いずれこれにつきましては、何といいますか、公式にですね、きちんとした対面した形で史談会の皆さんから話し合い、協議していただいたということではございませんが、まず個人的な形ではいろんな場で御意見を、御指導を賜っているという状況であります。これは設置につきましては、やっぱり市長部局との相談もありますので、まあこのような状態になってるわけでありますが、できるだけ速やかに取り掛かれるようにしてまいりたいと思いますので、どうかよろしくお願い申し上げます。 ○議長(青柳宗五郎君) 8番。 ◆8番(田口寿宜君) その今までの流れ、経緯分かりましたけれども、色々業務等々忙しい面、いろんな業務重なって忙しい面があって、その個人的な形でいろんなお話をしてきたというところでございますけれども、やっぱりこういう貴重なものがたくさんあるとして、それを貴重なものを寄贈したりお貸しくださった方々、たくさんの方々の思いっていうのはすごい強いわけであります。そこを酌み取りますと、やっぱりこれはしかるべき時期、早い時期に早い段階にそういった方々と対面した形でお話し合いをする、あるいは市長部局でもしっかりと連携をしてそういうことをしていくという手立ては取り組めるはずだというふうに思うんですけれども、その取り組めなかったことについて私は非常に何といいますか、残念な思い、そしてちょっと怒りの思いもあります。こういう話、史談会の関係する方々からもお話はいただいておりました。どうなってるんだっていう。いや、あの場面ではそういう話をしたんだけれども、何かアクションはなかったかと聞いても、ないと。やっぱりここはですね、きっちりと対応していただくというところを、教育委員会内部、あるいは市長部局と連携して取り組むことをこれからやっていかないといけないと思うんですけれども、そのあたりこれからどうするか、改めてお考えをお伺いしたいと思います。 ○議長(青柳宗五郎君) 熊谷教育長。 ◎教育長(熊谷徹君) 全く御指摘のとおりでございます。いずれ市長部局と十分に連携しながら、速やかに北浦史談会等皆様の御意見賜ると、また御指導賜るという形で、きちんとした活用をですね、非常に貴重なものがございます。これがですね子供たちの教育という面でも非常に大切と捉えておりますので、しっかりと取り組んでまいりたいと思いますので、どうかよろしくお願い申し上げます。 ○議長(青柳宗五郎君) 8番。 ◆8番(田口寿宜君) これだけじゃない、これからいろんな場面でいろんな機関のそういった連携をするなり取り組みが出てくると思いますので、しかるべき時期、ちゃんとした対処していく、早急に取り組んでいくということを肝に銘じていただきたいというふうに思います。 次、2点目です。教員の働き方改革の一環としまして、文部科学省は、中学校の部活動に携わる部活動指導員の拡充を図っております。2017年度に制度化しまして、全国で配置が進められている状況です。県のほうでも、2019年度は一部の中学校を対象に配置する方針で、秋田市と由利本荘市の公立中学校に計21人配置し、今後も各市町村も含め増員する考えを県議会教育公安委員会で示しました。大曲仙北郡内でも今後の部活動の在り方に関する方針が示されまして、4月1日から実施されるようです。こうした流れから、今後は部活動指導員の配置が加速度的に進むものと推察されます。地域との結び付きを重要視しております教育委員会のスタンスからしますと、地域の貴重な人材を部活動指導員に配置することが望ましいものと私は考えておりますが、教育委員会の御所見をお伺いいたします。 ○議長(青柳宗五郎君) 熊谷教育長。 ◎教育長(熊谷徹君) 新しい時代の教育に向けた持続可能な学校の指導運営体制の構築のため、学校や教員が担う業務の明確化・適正化が求められているところでございます。仙北市におきましても、教員の業務改善、多忙化防止が課題となり、平成30年7月に教職員の業務改善推進計画を策定いたしまして、今年度から8月13から15日、3日間でありますが、学校閉庁日としたり、また、各学校ごとにノー残業デイ、それから最終退校時刻を制定したりいたしまして、教員の長時間勤務の軽減に取り組んでいるところでございます。また、部活動指導につきましても、教員の長時間労働の主な要因となっておりまして、大曲仙北全体で学校における部活動の休養日と活動時間について定め、部活動の適正化を目指して、今議員御指摘のように平成31年4月より運用される予定でございます。学校の部活動は、学校教育の一環として体力や技能の向上のほか、好ましい人間関係の構築、責任感や自己肯定感の醸成、学習意欲の喚起等に大きな役割を果たしております。このような役割と教員の長時間労働の軽減や、多くの教員が競技経験のない部活動を指導している状況を改善するためには、部活動、ただいまお話しありました部活動指導員の導入が今後本当に不可欠であると考えているとこでございます。 部活動指導員は、議員が御指摘のとおり2017年に制度化されました。中学校におけるスポーツ、文化、科学等における教育活動である部活動において、校長の監督を受け、技術的な指導に従事する非常勤職員となります。2019年度から県内の一部の中学校を対象に配置される予定でございます。部活指導員の配置によりまして、教員の働き方改革や部活動の資質的な向上が期待される反面、限られた地域の中で必要な指導員を十分に確保できるか、また、技術指導、それから勝利至上主義が行き過ぎたりしないための教育面での研修の必要性、また、大きな責任を伴いながらも残念でありますが限られた報酬であると、その待遇面の問題もありまして、またそれから財政面での課題というのもあるとこでございます。このように部活指導員の導入につきましては、来年度は秋田市と本荘由利でございますが、今後ですね国や県、それから近隣市町村の動向等注視いたしまして、引き続き前向きに検討してまいりたいと思っているとこでございます。 ○議長(青柳宗五郎君) 8番。 ◆8番(田口寿宜君) 今後、近隣市町村の動向等見極めながらということでございましたけれども、県のほうでも随時こういう方向性でいくというのは示されてますので、各市町村に出向いて説明をするようなことも新聞報道にも書かれておりました。 指導員については、こう待遇面とか諸々の面がちょっと課題になるかなというお話しでしたけれども、待遇面についてはそんなにそんな、私はあれかな、必要っちゅうかですね、出さなくても頑張ってくれるのかなというふうな思いもあります。やっぱりその部活に携わる人っていうのは、報酬はその面で考えてのことではなく、子供たちをどうしてやっていくか、育てていくかっていう面に重きを置いて指導してると思うので、その部分についてはそんなにそんな気にしなくてもいいのかなというふうには思うんですけれども、いずれ指導するにあたっては部員一人一人の様子をしっかりと把握しておくのが必要になってくるかなと思ってます。その学校との連携、指導員と学校との連携も重要になってくると思われますけれども、その面について県の教育委員会の考え方もあるかとは思いますが、市教委としてのスタンスを今からしっかりと持ち合わせていなければいけないのかなというふうに私は考えておりますけれども、そのことについて現時点で何かこうお考え、スタンスがありましたらばお示しいただきたいというふうに思います。 ○議長(青柳宗五郎君) 熊谷教育長。 ◎教育長(熊谷徹君) 部活指導員、議員にも本当に御難儀をかけて、この場を借りて御礼申し上げますが、やはり部活の指導にあたっていらっしゃる皆様は、報酬云々というよりも、本当に情熱をもって地域の子供たちのためにと頑張ってくださってると、本当にそう思っておるところであります。ですから、その今ですね部活の指導員、何人か、まあ指導員という名前は入りませんけれども、やっぱり色々支援いただいているわけでありますが、今度、この形の部活指導員という名前になりますと、まず引率も含めて学校職員という立場になります。ですから、責任も伴うわけでございます。ですから、そこら辺のところもお話し申し上げながら、まずできるだけ多くの皆様にですね学校に入っていただいて、先生方とともにこの地域の子供たち、非常にいろんな面で力を持っている子供たちがたくさんいらっしゃいますので、それを伸ばしていけるようにですね、私たちも本当にこういろんな方々にお声をかけて入っていただくという気持ちでいるところでございます。 ○議長(青柳宗五郎君) 8番。 ◆8番(田口寿宜君) 分かりました。この大曲仙北郡内でも、先ほど触れました今後の部活動の在り方に関する方針が示されたんですけれども、県内では大曲仙北地区が最後の方であるというような感じで話を伺っております。この中身を見てみますと、各学校の校長の裁量にまず任されているという部分が多くあったなというふうに見受けますけれども、ということは、ある意味抜け道があるのかなというふうにも感じ取ったところです。この方針は毎年やっていくために年度ごとに改正されるようなんですけれども、子供たちが正々堂々と部活動を通じて戦っていける精神、心身ともに成長していく環境を作るためには、この抜け道を通らないような環境を作らなければいけない。そういう認識を共有する環境を作っておくべきだと私は考えるんですけれども、その辺について教育委員会のお考えがありましたらばお伺いしたいと思います。 ○議長(青柳宗五郎君) 熊谷教育長。 ◎教育長(熊谷徹君) 本当に議員の御心配のとおりだと思っております。実は昨年でありますが、平成30年12月20日付で校長会、また部活指導者、中体連と私たちは言っておりますが、中体連の委員、役員、それから私どもも含めまして、まず学校における大曲仙北における部活動の休業日、それから活動時間について話し合い、その20日付で各小中学校に通知、通知といいましょうか、お願いしているとこでございます。それでは、それによりますと、まず週に原則として2日休むと。ですから、土日休めなかったら、その分、平日であっても休むとか、まず原則として2日と。ただ、それを強制できるまでに、今御心配のとおり抜け道になる可能性もあるんですが、やっぱり強制できないというところがちょっと本当にちょっと悩ましいところでありますけれども、やっぱり基本的にはこの線で校長先生方、また私たち教育長部会の方でもいこうというふうに強く話し合っておりますので、何とかですね、この線をしっかり担当の先生方に、実際に指導してくださるのは先生方でありますので御理解いただいてですね、抜け道等で余り頻繁に活用したりしないように、この原則を守ってくださるようにお願いしてまいりたいというように考えているとこでございます。 ○議長(青柳宗五郎君) 8番。 ◆8番(田口寿宜君) いずれ大規模校、小規模校、仙北郡内には色々あるんですけれども、強いところは、大きいとこは強い、小さいところはまあそんなにそんな大変な状況だというところで、やっぱりその格差が出ないような形でこの方針を進めていかないといけないなというふうに考えておりますし、また、そういったことも各PTAの中での話を聞いてるとそういう心配事も多々あるということもありますので、そこはしっかりそういった部会なり会なりで確認をし合いながら進めていっていただければなというふうに思っております。 次に進みます。地域運営体についてお伺いいたしますけれども、先ほど来いろんな議論聞いておりまして、この地域運営体の必要性、そしてまちづくりのパートナーとしては欠かせない存在の一つだなというふうに改めて実感したとこでありました。そしてまた、1月13日に開催されました神代地区の新春懇談会の際に、細川甚孝先生の御講演拝聴しましたけれども、その際も改めて地域運営体の必要性を実感したところでありました。こんなこと言ったら大変怒られるかもしれませんけれども、現状はそれぞれ、それぞれそれぞれ交付金交付された感じで予算を出しておりますけれども、その予算をどうやって活用していくかも含めまして、その制度的な部分で制度的な疲労が若干発生してるのかなというふうに感じ取ってるのは私だけではないのかなというふうに感じております。地域運営体を中心に共同で地域づくりに真剣にこれからも取り組んでいくのであるならば、財政状況を鑑みながらも、地域運営体のさらなる飛躍を促す上で、現在の補助体制を、今すぐにではなく、徐々に徐々に少しずつ見直していく時期に今実は来てるんではないのかなというふうに私は考えるものであります。 先ほどの黒沢代表、蒼生会の黒沢代表の一般質問の中でも、各種事業、たくさん事業をされていることを改めてお伺いしたんですけれども、様々な事業がある中でも最低限の活動に必要な経費は補助するにしましても、地域を元気にする、あるいは地域の魅力を引き出す事業に関しましては、この総枠、予算の総枠を決めて、手挙げ方式で進めていくのがこれからはもっともっと良くなっていくんじゃないかなというふうに私は考えておるものであります。例えばその総枠の中には、協働によるまちづくり、提案型補助金、これも組み入れることによりまして、運営体の各種団体がコラボをしてともに事業を行って地域の活性化に邁進することも、これは可能になってくるんじゃないかなというふうに思いますし、また、クラウドファンディングを活用した事業を行うことも、地域の魅力、頑張りを発信すると同時に改めてその地域のことを真剣に考える機会になるんじゃないかなというふうにも考えております。極度に厳しい財政状況にありましても、御理解をいただきながら一定の財源を確保されてる状況ではありますが、運営体の今後の進むべき方向を考えますと、先に述べたような方式に進むのが、この先、この先考えたときに良くなってくるのかなというふうに考えるところでありますけれども、当局の御所見をお伺いいたします。 ○議長(青柳宗五郎君) 答弁を求めます。門脇市長。 ◎市長(門脇光浩君) 田口議員の質問の2点目であります。地域運営体でありますけども、この交付金については、私が着任以来、重要な施策ということで議会の御理解もいただきながら事業継続がかなっている状況があります。議員御指摘のとおり、大規模事業の実施であったり、少子高齢化であったり、また、生産年齢人口の減少等々がありまして、今後の財源確保は大変厳しい状況が続くということを予測しております。だからこそであります。改めて市民団体、市民協働、市民主体、市民の方々、それから個人はもちろん団体の方々、市民協働の行政を加速するという必要があるというふうに考えております。その一つの、全く一つの手法の例として少しお話をさせていただくとすると、例えば市内各地の公共施設等々たくさんありますけれども、これを地域で維持管理したり企画運営、いわゆるマネジメントを行うというような仕組みづくりが一刻も早く必要ではないかと思っておりまして、そういう観点からいくと、まずまちづくりのパートナーということでこれまで一緒に歩みを進めてきた地域運営体の方々にお話をしてみたいなというふうな気持ちがあります。5月の総会ありますので、そのときにまたこのようなお話もしながら、地域運営体の役割というものについての皆様方のお考えをぜひお聞きする機会としたいと思っております。 それから、交付金事業の手挙げ方式の導入でありますけれども、平成26年度から地域運営体提案型特別交付金という枠をつくりまして、この枠配分で予算を確保してきたと。500万円上限だったというところを、その9地区ありますので100万円寄せて、四九、3,600万円にして、残り900万円を枠配分ということで手を挙げていただいて活用いただくというような制度を創設し、今まで行っておりましたけれども、地域運営体で今年度まで実際に取り組みがあったのが3運営体で10事業ということで、これを多いと見るのか少ないと見るのかと色々ありますけども、限定的な活動になってしまったかなという反省はあります。こんな思いもありまして、平成31年度の当初予算では提案型特別交付金の予算計上を見送ったというのが現状であります。地域運営体交付金の基本的な部分、先ほど議員もお話しした基本的な部分、これについては、当初はその上限額の無条件交付でないかというような誤解も確かにあることはあったんですが、運営体の皆さんの活動、それからサポートセンター等行政の連携、それから市民の方々の理解が深まるにつれて事業の整理が進んで、交付金はコミュニティーの維持にとって欠かすことができない財源というふうに、の運用となってるというふうに認識をしています。ただ、まだ自立走行、自立歩行というか自走できるようなコミュニティー活動にまでは、まだまだ至っていないという認識も持っております。とっても一生懸命頑張って地域運営体活動していただける地域があったり、もしくは、様々な条件があって地域運営体活動がなかなか思うように進まないというお悩みの団体があったりという、幾つかのばらつきがあるような状況が現在あるというふうに認識しています。私としては、市内全域の地域力をボトムアップすることが何よりも先だというような思いがありまして、基本部分の交付金は前年度ベースを維持したいというふうな思いを持っております。ただ、交付金のその取り組みという形にしてはどうかという御提案は、これ重要な意見でありますので、この後の総会で運営体の方々との意見交換の一つのテーマとして取り上げて、皆様から様々な御意見いただきたいと思っております。 以上です。 ○議長(青柳宗五郎君) 8番。 ◆8番(田口寿宜君) その特別枠900万円でしたっけ、これがそういった事情で廃止されたというお話、廃止というか、今年度は、あ、来年度はないという話ですけれども、いずれ意外にこれは重要なものだったのかなというふうに認識しております。また、かつちょっと話それますけれども、先ほどの一般質問を聞いてまして、地域運営体についての位置付けとかそういうものをもう一回再確認する時期に今来てるのかなというふうに思ったんです。そのスタートして今までずっとやってきた中で、果たしてその運営体っていうのは何をやるところなのっていうところが、まだ微妙にその市民の方々の中にはある要素なんです。ていうことは、それをこうしっかり整理して確認していかないと、いつまでも自立走行できないままに、この交付金をもらったままでこの交付金をどう活用してどうやっていこうかっていうそのレベルでずっとこの先もいってしまうような危険性があるなというふうに私は思ってのこの質問なんですけれども、いずれもう一回、運営体って何だった、何だっていうのを再確認する場面が今来てると思いますが、そのあたり市長どうお考えでしょうかね。 ○議長(青柳宗五郎君) 門脇市長。 ◎市長(門脇光浩君) 再確認は毎年毎年してます。毎年毎年、地域の方々、運営体の方々にお集まりいただいて、いろんな議論を実はいただいております。その議論の中で、まだまだ私たちが整理ができていないという課題が幾つもあるということに対しては申し訳ないことがいっぱい思いがあります。ただ、今現状として地域運営体の方々は、前に進むという思いを明確なその情熱を持って取り組みされてる方々ばかりですので、この方々の思いを何とか大切にしたいということはあります。しかし、先ほどお話ししたとおり、見直しをしなければいけない場面も幾つもあります。私ども行政の都合でその見直しをするんだということではなくて、地域運営体の方々の内部での意見の集約がとても重要だと思います。これは、言い換えると地域の意見の集約となりますので、その地域の意見の集約を図った上で行政がじゃあどのように制度変革が必要なのかという議論は、これはこの後もしていかなければいけないと思います。地域運営体の存在の意義というのは、これまで議会の方々とたくさん議論してきたのであえてここでする必要はないと思いますけども、だけども時代が変わって人口減少がさらに加速して、地域内での地域を担うその存在が非常に薄くなってるという状況が今もう既に出てますので、なおさらその議論は必要な行動、行為じゃないかという思いは十分に持ってます。 ○議長(青柳宗五郎君) 8番。 ◆8番(田口寿宜君) 運営体については、そういう考え方で進んでいくというような思いは非常に良く分かったわけですけれども、この間、それこそ先ほどの前段で触れました細川先生のお話を聞いたときにですね、人を育てる、団体を育てる、地域を育てるという観点から、バックキャストとフォアキャストの行き来をしっかりして、そういうのを確認した上で地域の中で議論をして実験して成果を出して、その成果を確認することが今必要だというふうなお話もありましたけれども、そういった行動も地域運営体、各地でしっかりとやっていかなければいけないと思いますし、また、その運営体がこれからさあそれぞれの地区をどうやってもっていくか、どうしていこうかっていうのをしっかりと見出すこともしていかなければいけないというふうに思うんです。そのために、やっぱりその内部でただ議論するだけじゃなくて、いつかの一般質問の際もちょっとお話ししましたけど、フューチャーデザインという手法をしっかりと取り入れた中でお話し合いをして、そういったことを進んでいかないと、これからの人口減少になってく時代で地域をどうやっていこうかっていうところを見出せないんじゃないかと。見出すためには、その手法をとっていかなければいけないんじゃないかと私は思うんですけれども、市長のお考えをお聞かせください。 ○議長(青柳宗五郎君) 門脇市長。 ◎市長(門脇光浩君) これはこの間の細川先生が、まさに自分の中ではフューチャーデザインの一つの形だというふうにしてお話をお聞きさせていただきました。今議員が御指摘のとおり、地域内での議論というのはもちろん最重要視すべきでありますけども、地域内の議論というのは結果としては仙北市内の議論と私は同じレベルでも行われているというふうに認識をしてます。というのは、例えば議員がお住まいの生保内地域運営体の議論は、仙北市全体の様々な課題を議論してるということと同様な場面が幾つもあります。地域運営体の議論は地域運営体内部に留まることではなくて、それが仙北市全体に波及していくというような認識は皆さん十分に持っておられますので、ここの議論の活発化というのは、さっき話したように重要視しなければいけないという思いなんですよ。持論ですけども、地域が良くなるためには、もう一回り大きい地域の問題意識を共有しなければいけない。さらにもう一回りの広い地域を認識しなければいけないというこの繰り返しだと思っていて、それが一番の核になるそのスタート地点にコミュニティー団体としてこの後も地域運営体には活動してもらいたい、活躍してもらいたいと思ってるということです。 ○議長(青柳宗五郎君) 8番。 ◆8番(田口寿宜君) 予算的なところについては、これ以上私のほうからお話はしませんけれども、いずれその運営体の役割、果たすべき使命等々は、もう本当に重要になってる、必要になってるというのは重々私も認識をしておりますし、これは人口減少時代、人がいなくなってる時代にも本当に必要な組織・団体だなというふうに思ってます。その中でも一番重要なのは、その移住・定住とかっていう面で多々取り組みなさっておりますけれども、その移住・定住の部分で一番必要な部分、大事な部分っていうのは、仕事とか子育てとかそういうところも必要なんですが、一番大事なのは社会的なところ、社会的な関わり方が最大のところだというふうに私は思ってます。その社会的な関わりをしっかりともってける、作れる組織というのは、私は地域運営体ではないのかなと。移住・定住にもしっかりと役割を果たせる、助けてもらえる、協働でやれる団体がしっかりあるっていうふうに認識しております。そういった部分を含めまして、その社会的支援について運営体と協働でこれからしっかりと取り組んでいくべきだというふうに思うんですけれども、最後に、この項の最後に市長の考えをお伺いいたします。 ○議長(青柳宗五郎君) 門脇市長。 ◎市長(門脇光浩君) まだ10年経っていない団体の方々が、ここまで地域デザイン、フューチャーデザインをしているという状況は、とても自分としては、当時を考えるとものすごく大きな力になってるということを改めて思い知ってます。しかし、それで完結ではないということはもちろんそうです。この後、産業振興であったり、定住・移住対策であったりということは、行政はいろんな政策は打ち出しはしますけども、その最前線でそのプランニングだったり、その事業の何ていうか実現をする地域の存在というのは、やっぱり運営体が大きいのかなというふうに思います。だけど、運営体は9つありますけれども、だけどもほかの団体もたくさんあるわけです。この団体の方々と地域運営体は、さらにこの後、様々な場面で協働が始まるというふうに思います。そうしなければいけないというふうに思います。その橋渡し役も当然行政は関わっていくというふうな思いを持ってます。 ○議長(青柳宗五郎君) 8番。 ◆8番(田口寿宜君) いずれ運営体その他諸々の関係団体、いろんな団体がいますけども、そういったのがしっかりと、わやわやじゃなくて、きっちりとした形で連携をとれる仕組み作りもこれからはやっていかなきゃいけないと思いますし、また、その行政が打ち出す施策とその受け手側といいますか、それを受けてしっかり進んでいこうっていう団体の方々とのマッチングっていうのも必要になってくるのかなと。行政サイドがこうやりますって言ったのが実はちょっと待てよというようなミスマッチ、絶対起きてはならない時代だと思ってますので、ぜひマッチングできるような形で進んでいただければなというふうに思います。 次に進みます。病院事業についてお伺いをいたします。 医師確保が進んでも、医師不足が解消されない新聞報道を目にしました。このことにつきましては、先に開催されました議会全員協議会の際にも市長から発言がありました。本市におきましても医師確保につきましてはかなりの努力をされておりますが、なかなか実にならないのが現実ではないのかなというふうに感じております。そのような中で、さらに財政的な面でかなり厳しい現実を突き付けられました。このままでは、一般会計に及ぼす影響が計り知れないものになると察するものであります。施政方針でも強い決意が示されましたが、この状況を打破するには、時として思い切った決断をしなければならないことが発生するとともに、相当のエネルギーが費やされるものと感じます。抜本的な病院事業会計の改革元年と位置付けられた平成31年度。強力なリーダーシップが求められるものと思いますが、改めて開設者及び管理者の決意のほどをお伺いいたします。 ○議長(青柳宗五郎君) 門脇市長。 ◎市長(門脇光浩君) 仙北市の病院事業の運営状況は、議員が御指摘のとおり非常に厳しくて、一般会計に及ぼす影響が大きくなってると、これは否めない事実であります。現状のままでの運営を継続するということは無理があると言わざるを得ない状況であります。着任以来、何とか合併前からの医療資源を維持し続けてきましたけれども、人口減少の加速と医師不足、病院の移転改築による環境の変化などで、再度リセットして仙北市医療の現状対応の在り方や将来像を描き直す必要があります。この危機感があったために、施政方針では、議会と膝詰めで議論をしたいというお話をさせてもらいました。補正予算で病院への繰り出しをお願いしておりますけども、これをお認めいただかなければ今年度決算で資金不足比率が20%を超えていると、超えるという大変危機的な状況であります。しかし、私は資金不足比率の20%超えというものを回避するかしないか、回避しないという選択肢、つまり補正予算を提案するということに対して躊躇したということの実は思いがあります。これは最終局面まで検討していた内容であります。20%を超えると、県・国から健全化計画の提出を求められたり、これは経営改善は相当なスピードもしくはパワーで進むということは予測されますけれども、しかし、それで、その手法でいくと、市民の思いを反映させる余白というか、仙北市独自のその環境というか、そういうものが反映させることが極端に難しくなって、医師であったり看護師等のモチベーションも低下してしまうということも同時に懸念しました。それで、たくさんの方々と協議を重ねて議会に補正予算をお願いして、お願いし、しかし私たち自身は、20%超えたと、既に超えたという心持ちでこの1年間がむしゃらに経営改善に取り組む手法、これを選択したということです。短期的に1年間の改善できることと、今後数年かけて改善しなければいけないことと、幾つかテーマが別々にあります。ありますけども、前段で話をした短期的、来年度のうちに改善できることを徹底してやるというそういうまあ手法であります。こういう思いでありますから、半端な迷いで、があってこのような選択をしたということではないということは御理解いただきたいと思います。 病院自らが主体的に改革に取り組み、今できる改善策の積み重ねを行って、同時進行で専門家に改善点の洗い出し業務等を委託し、これまでなし得なかった内部改革を管理者をトップに病院職員全員が最大の危機感をもって取り組むということであります。当然開設者である私も、管理者と同時に、同様に強力かつ早急な経営改善・改革を推し進める決意であります。また、この機を逃さず、目前の課題解決策の実行はもちろんでありますけども、先ほど話をした中長期的な視点で医療の在り方を描き直ししたいと思います。昨日は厚生労働省を進藤管理者と訪ね、様々な御指導もいただきました。 繰り返して恐縮でありますけども、実質的には病院経営は非常に危機的な状況だという認識を持って対応にあたるということであります。議会の皆様の御議論も重ねてお願いしたいと思います。 ○議長(青柳宗五郎君) 進藤病院事業管理者。 ◎病院事業管理者(進藤英樹君) お答えいたします。 市民の方が必要とする医療を提供できる健康福祉の基盤があって初めて、持続的な地域の維持発展が可能であります。しかしながら、その前提としては経営の安定が必須であって、市立病院の経営改革への早急な取り組みは待ったなしの状況であると考えております。従来のままの病院運営を継続するには無理があると考えざるを得ないとの市長の認識は私も全く同じでございます。今ここで病院運営の構造的な問題を洗い出し、必要な改革を大胆に実行する必要がございます。まずは病院自らが主体的に経営改革に取り組むことはもちろんでありますが、特に角館総合病院の経営改革につきましては、外部コンサルタント業務の支援を受け、スピード感と危機意識を持った経営改革を進め、これ以上の資金不足の増大を止めなければなりません。一方で、本市におきまして真に必要な地域医療の将来像を模索することも大変重要でございます。その過程において、両病院の機能の在り方も議論する必要があります。このため、これらの議論を先導するとともに、喫緊の課題である経営改善を継続的に担う経営企画推進室、仮称でありますが、これを今年度内に医療局に立ち上げ、まずは今できる改善策、並行して全ての部門が経営を担っているという職員の意識改革、さらには中長期的な観点から進める経営改革を集中的に進めることとし、開設者である市長と緊密な連携を取りながら、私が先頭に立って全力で取り組んでまいります。 ○議長(青柳宗五郎君) 8番。 ◆8番(田口寿宜君) 開設者及び管理者の強い決意のほどをお伺いした、本当に非常に危険な状態だというふうに私も認識をしておりますけれども、民間企業でも、ここまでではありませんが、かなり厳しい状況から社員の皆さんと一緒に頑張って危機を脱したと、時間をかけても危機を脱したという事例があります。そういった方々っていうのは、その会社自体の理念、しっかりした理念のもとに克服してきたというようなお話も私聞いておりますけれども、その本市の病院経営の理念っていうのはどういったものなのかなっていう、改めて聞きたいんですけれども、その理念をしっかりとその病院事業に携わる方々が共有して、これからこの危機を乗り越えていこうっていう気持ちになってるのかどうか、そういった2点についてちょっとお伺いしたいと思います。 ○議長(青柳宗五郎君) 門脇市長。 ◎市長(門脇光浩君) 移転改築をした角館総合病院がこんな病院になって欲しいという理念、こんな病院を目指すんだという理念、これは病院の玄関の横に、余り目に触れないところに定礎がありまして、そこに私書かせてもらっております。市民に寄り添える病院なんだと。市民の人たちが不安を感じない病院なんだと。そういう病院を目指したい。みんなの病院ですっていう話を定礎に書かせてもらったんですけど、まだまだその状況には至っておりません。もしこれまでの病院運営に携わる方々のお心にざわつき感があったら恐縮ではありますけども、まだまだ努力が足りないということ、開設者の私としては理念に一歩でも近付いていただきたいという思いからエールとしてお話しさせていただきたいという思いであります。 ○議長(青柳宗五郎君) 8番。 ◆8番(田口寿宜君) そういった理念が余り共有されていなかったと、残念ながら。でも、これからしっかり普及してやっていくんだというお話しでしたけれども、元々の、まあどっちの病院にもそういう経営理念ありますけども、その角館病院に関して、元々の新しくなる前からも当然その理念のもとにやってきたことだろうと思いますけれども、その理念が果たして本当に共有されてきた中でこれまでやってきたのか、いささか疑問に感じるところです。本当にその理念のもとにしっかりやってきてるのであれば、こういう状況は生まなかったと。少なからず生まなかったというふうに私は感じておりますけれども、いずれこれまでの病院経営の事業の流れを見ましても、正直、田沢湖病院の経営状況だけがクローズアップされてきた、着目されてきた現実がありますけれども、実は今般、その角館病院もかなりの経営難に陥っていたということを知ったわけです。それも紛れもない事実であると。まあこのたび議案等で示されましたけれども、入院患者、外来患者の数も激減したというお話しでした。そして、これはもう精神科の常勤医の先生がいなくなったのも原因かもしれませんし、人口が減少してきたのも原因かもしれませんけれども、これまで病院に対しての市民の皆様方の不満、そして患者様方のいろんな不満、その蓄積されてきた不満が一気に爆発して出た数字がこの数字かなというふうに私は感じておりました。建物自体、素晴らしい新しい医療機関になりましたけれども、中身が変わらないと意味がないというような話、これはたくさんの方々もお話受けましたし、また、いろんな議論の中でもこれに似たようなお話も出たように記憶はしております。 債務負担行為、今回起こしまして、経営コンサルタントの先生を入れてしっかりと改革をしていくと。もう洗い出して全部改善点を見出して克服するというような意気込みを感じ取ったわけですけれども、相当以上の覚悟を持って相当以上の努力をしなければならないと、私自身強く感じております。この債務負担を起こした意義、そして資金不足比率を少しずつでも下げていく上でも、病院に携わる全ての方々がこの相当の覚悟、相当の努力を持ち合わせて一致団結してこれ取り組んでいかないと意味がないと私は思うんですけれども、現状、内部はそういう状況になってるのかどうか確認したいと思います。 ○議長(青柳宗五郎君) 進藤病院事業管理者
    病院事業管理者(進藤英樹君) まず今回、債務負担行為設定をお願いしておりますのは、まずこういう危機意識を、議員おっしゃるとおり院内に改めて徹底して、4月1日を待たずに今年度内にうちからこれにもう着手しなけりゃいけないんだという職員への危機喚起、一環でもございます。実際の業務を4月1日から契約をしていてはどんどんどんどん先送りになってしまいますので、そういう実務的な面も含めて設定したところです。今回のこの件の病院の経営危機につきましては、昨年の暮れから管理会議で事あるごとに病院の幹部の方々には説明をし、それぞれ危機意識を醸成していただいております。このたび今年度いっぱいで責任者の、現場の責任者の西野院長が退職されるわけでありますけども、新しい院長も代わりますので、そういう意味でも心機一転、この計画に取り組まなければいけないということを改めて全職員で確認し、取り組んでいくこととしております。 ○議長(青柳宗五郎君) 8番。 ◆8番(田口寿宜君) この病院事業については、この後も議案質疑等々たくさんの議員も質問すると思いますし、また常任委員会等でもさらに議論されると思います。いずれ危機的状況を脱しなければ意味がありませんので、脱しなければ意味がありません。危機的状況がさらに危機的状況に進むことがないように、我々もしっかり取り組んでいかなければというふうに思ったところであります。 次に、産業振興についてお伺いいたします。 本市は、この産業振興基本条例のもとに強力に産業振興を図ることがとっても重要であると私は感じております。中小零細企業が多い本市におきまして、補助金や助成金を出すことも時には必要であるとは思いますが、真に地元で稼げる企業を育成することも大切な視点であるというふうに私は考えます。子育て支援等も重要な施策ではありますけれども、「仕事・稼ぐ」ということがあるからこそ、子育てや福祉面につながるものと私は考えております。仙北市内、働く場所はたくさんあります。地元企業を育成する上で、関係団体とのさらなる協働、コラボレーションが必要と考えますが、御所見をお伺いいたします。 ○議長(青柳宗五郎君) 門脇市長。 ◎市長(門脇光浩君) 地元産業振興を図ることについて、関係団体である商工会や観光協会等の団体の役割、市民の理解と協力で地域全体が一丸となって取り組むことが大切との思いで、これまでの事業や財政上の措置を講じてきたつもりであります。中小企業の皆様、地域の経済を支える大きな存在、大切な存在であります。消費活動が増えて地場の景気が上向きに乗るかどうかは、中小企業の経営状況によるところが大きいと思います。しかしながら、自らの力で競争力を高める経営に変わらなければ、企業の持続的な成長は望めないと、これも明らかであります。重要なのは、中小企業が自ら成長するのを支える環境作りだと思っております。最近よくお話をしているとおり、自分たちは土になるという話は、まさにこの点であります。また、新たな企業が次々に生まれることが産業の新陳代謝を促すことから、起業に関心を持たせる工夫をするなど、起業が当たり前になる環境を多面的に作っていくという必要も感じております。こうした環境作りのためには、皆様様々な分野の方々との連携に加えて、行政と商工会、観光協会、企業等連絡協議会、中小企業家同友会等々、関係団体が協働することによりまして、情報の複層化が叶って個別では解決困難な課題を解決する仕組みの構築であったり、制度創設につながっていくというふうに考えています。 ただ、現状で言うと、私の認識で言うとですね、さらに大きな課題は人手不足です。働く場所は確かに議員おっしゃるとおりあるんですけども、働き手を確保できない事業所が急速に増えているという現状も確かな今実態であります。そこで、先般、市内企業の労働力の円滑化と求職者の就職を促進すること等を目的として、市であったり、ハローワークであったり、商工会であったり、シルバー人材センター等々で構成する雇用確保対策連絡協議会、仮称であります、の立ち上げに向けた協議を始めております。働き手の確保は待ったなしの最重要課題と捉えております。関係機関と協調し、協働を進めるとともに、現在地場企業が求めているニーズは何で、課題解決への障害は何かという視点を常に持って情報交流し、機動的に行動するという体制、仕組み作りを質的に向上・改善するという動きを加速したいというふうに思っております。これがなければ、本市産業振興をなし得るということが不可能ではないかと思っております。 ○議長(青柳宗五郎君) 8番。 ◆8番(田口寿宜君) 新たな組織を立ち上げ、人手不足を克服していくような流れ、動きになってるようですけれども、企業側から見たところもありますが、その企業さんで働く側からの視点からしていくと、やっぱりお給料が上がればなおさらいいと。じゃあ、そのお給料を上げるためには労働分配率をしっかりと確保して上げていかなければいけない。その労働分配率を確保するためには、企業側もそれ相応の頑張りをしなければいけない。その頑張りをするための環境を自らでも企業側がしっかりとやっていくっていう度量もありますけれども、行政サイドの施策的なところでもそういう環境を作っていかなければいけないという、そういう下からの視点をしっかりと持ち合わせて議論をしていかなければいけないのかなというふうに若干思いました。そして併せて、その人手不足については、もう随分と前からいろんな話ありますけれども、今、今からやる人、いない人、都会に出てって戻ってきてやりましょうよっていう作戦も十分あると思いますし、今この仙北市内に住んでる子供たちも、1回出るけれどもいずれ帰ってきてここで仕事をして欲しいというような環境を作るためには何をしなきゃいけないかっていうのを、実は昨年の7月に、地方創生関係の講演で開発センターで、榎田先生でしたかな、お話聞いたんです。もうそのとき、地元の小・中・高校生に職場体験のちょっとしたバージョンアップで、その企業の紹介ビデオをみんなで作ろうよっていうことが企画をやったんです。その企画で子供たちがやって、その撮ったビデオをユーチューブでも何でもこうプレゼンしてみんなで見たときに、このまちにはこんなにいい企業がたくさんあるんだっていう気付きになったそうです。そういう取材体験を受けた企業側も、あっ、自分たちの企業ってこうなんだっていう気付きがあったそうです。その気付きをPRしてやった結果、子供たちが出でっても帰ってくるっていう、そういうスタイルがちょっとずつできてきてるそうなんです。いずれ教育とも関連するんですけれども、そういった取り組み、もうお金をかけるとかじゃなくて、それはビデオカメラもそういうのがあればできる話ですので、人的パワー、協力をもらいながら、そういう取り組みもしていくべきだなって、これからのこと考えると思うんですけれども、そのあたりいかがでしょうかね。 ○議長(青柳宗五郎君) 門脇市長。 ◎市長(門脇光浩君) 去年おととしになりますか、魁新聞さんが中学生、市内中学生の子供たちに、企業、地元の企業とのコラボレーションで新たなビジネスのシーズをみんなでこう議論するというコンテストをやって、とても良かったという話はですね学校側のほうにもありましたけども、お話のとおり企業側のほうにもたくさんありまして、既にそういうような具体のビジネスとしてそれを展開できないかという話をした方々がいらっしゃったという話もお聞きしました。それから、榎田先生の話ももちろんそのとおりで、雫石で展開した事例を色々お聞きしますと、やはり効果があったと。教育委員会とのそれこそコラボレーションになりますけれども、地域の企業活性化が実は子供たちが大きな役割を担うというヒントがいろんなところから聞こえてきますので、これは私のほうでお話しさせていただく、それと総合教育会議等でテーマとして取り上げて教育委員会と議論してみたいというふうに思います。 ○議長(青柳宗五郎君) 8番。 ◆8番(田口寿宜君) いずれ仙北市、非常に大変な状況にありますけれども、大変な状況を大変な状況のままにしないでしっかりと乗り越えると。乗り越えて、きっちりとした仙北市を作り上げていく、時代に繋いでいく、そういったことをこの平成31年度、しっかり取り組めるような年にできればなというふうな希望を持ちまして、私の一般質問を終わります。 ○議長(青柳宗五郎君) 以上で8番、田口寿宜君の一般質問を終わります。 13時15分まで昼食のため休憩します。                              (午後0時08分)--------------------------------------- ○議長(青柳宗五郎君) 休憩前に引き続き会議を開きます。                              (午後1時14分)--------------------------------------- △小木田隆君 ○議長(青柳宗五郎君) 通告により発言を許します。4番、小木田隆君。 ◆4番(小木田隆君) 無会派の小木田です。どうかよろしくお願いします。 まず質問の第1点目ですが、工業団地ということで小松字城廻の官有地を買収してはどうかという話なんです。これは、私、30年以上前に角館町の商工労政にいたときに、県の工業団地を誘致する時点で、角館町には土地がありませんでした。20町歩以上っていうことで。この場所がすごいいいなと思って考えてたんですが、何しろ田沢湖町の地番ということで断念してしまったわけでございます。今、あそこ開発するとしても、営林局の土地ということで、話によれば1反歩3万円ぐらいで買えるんではないかという話を聞いてございます。あそこに工業団地を造成すれば、これは営林局のほうに払い下げの申請を出すときには、工業団地を造成するってことであれば簡単に営林局のほうでは許可が出ると思います。これは私の想像ですが。まああそことしては46号と105号線、ちょうど交わるところでして、交通アクセス等ではすごく便利なところだと思います。 まず最初に市長、あそこを開発する気がないかどうかをお伺いします。 ○議長(青柳宗五郎君) 門脇市長。 ◎市長(門脇光浩君) 小木田議員の1点目の質問、御答弁をさせていただきたいと思います。 議員のおっしゃる小松城廻地区の官有地買収による団地造成の御提案であります。今後の企業ニーズを踏まえて、候補地の一弾として県や関係機関と連携し、情報収集を行いたいと思います。 以上です。 ○議長(青柳宗五郎君) 4番。 ◆4番(小木田隆君) あそこを買収して105号線にまっすぐ元町橋までバイパスを造ってもらえば、角館高校の今現在、朝渋滞している渋滞解消にもなると思いますので、あそこの場合は30町歩ぐらいありますんで、もしあれだとすれば12月に伊藤議員が道の駅っていう話をしましたんで、市長があのときに民設民営っていうことを話ししてます。ですから、そこの場所にも道の駅としてもいい場所だと思うんで、ぜひとも実現できるようにお願いしたいと思います。 次に、2番目でございます。仙北市の財政に対する考え方でございます。 今回の予算を見ますと、非常に苦労して立てた予算だと見受けられます。 まず一番最初に、市長としてはどこを、今回見直しをしているということでしたので、どこを重点として見直ししたかお知らせください。 ○議長(青柳宗五郎君) 門脇市長。 ◎市長(門脇光浩君) 議員が御指摘のとおり、平成31年度、来年度の予算編成、大変難儀しました。一般財源の確保も難しかったわけでありますけども、一番の重要課題として、これまで議会の方々、市民の方々と議論してきた公共施設、特に新角館庁舎の建築、また、総合給食センターの建築が始まるという年度に、あっ、本格化する年度ということもありまして、その事業費を何とか死守したいということで頑張らせていただいたということがあります。その財源を確保するということは、起債であったり、補助金であったりということの特定財源もはめることができる事業でありますけども、当然それに対応する一般財源も必要になるわけでありまして、その一般財源の確保に難儀したということであります。 今回難儀したところというのは、見直しをもう平成30年、平成30年度があっての平成31年度、平成31年度があっての平成32年度という考え方からいくと、平成31年度の事業の計画が予算ですので、平成30年度のまず洗い出しを全部させていただいたと。要するに今動いている予算の洗い出しをした上で、平成31年度も予算について、できるだけ圧縮傾向にしたいという思いがあって行ったということであります。ですので、市単独補助金等々について言うと25事業ぐらい圧縮されてると思いますし、また、各事業、小さい事業から大きな事業も含めてありますけども、全て予算査定、市長査定のテーブルに乗せたということで、一つ一つの事業を精査したということが特徴ではないかと思います。 以上です。 ○議長(青柳宗五郎君) 4番。 ◆4番(小木田隆君) 確かにすごい難儀したような予算でございます。今当局だけのそれをやらせるんじゃなくて、議会としてもそれに参加して、お互いにこの事業の見直し等という機会を設けてもらえないかという、これはいかがですか。 ○議長(青柳宗五郎君) 門脇市長。 ◎市長(門脇光浩君) 私の何というか経験ではですね、そのような形で、要するに予算編成に関して編成権はもちろん執行部側にありますから、それを御許可いただけるかどうかっていうのは議会の権限であります。その2つの責任を全うするというその姿勢を保ちながらも、そのような形で予算を編成していくという作業は必要だと思います。実際に経験っていうのは、実際に例えば県議会とかではですね、各会派が様々な予算に対する思いを予算編成者側のほうに色々と御意見をいただくという場面が幾つかあります。やっぱりそういうような、これがちょっと口幅った言い方で恐縮ですけども、そういうような在り方というか議会と当局の在り方という一つの形ではないかと思いまして、それがその予算編成に対しても反映されるということは必要ではないかと、私個人は思っております。ただ制度的にそれがどうかという話になると、ちょっと自信がないところはあります。 ○議長(青柳宗五郎君) 4番。 ◆4番(小木田隆君) まあ最初にそれをやってしまえば事前審査ということになるかもしれませんけども、ただ、一応の話し合いっていいますか、議会との前もって、まあ予算審議そのものが3日しかないので、これ全て予算審議を終えろっていうことは無理な話なんで、ですからその前段で、前段で議会と市と両方で、これはどうするんだとか事業の見直しとか、そういうことを話し合う機会ができればと思いますけども、これは議会ともあるし、当局ともあると思いますので、その機会っていうのももしできるとすれば思い切っていただければなと思います。 ○議長(青柳宗五郎君) 門脇市長。 ◎市長(門脇光浩君) 今議員がお話のとおり、議会としての在り方、これは議会の皆様の問題でありまして、私としては先ほどというか、むしろ施政方針でお話ししたとおり、例えば病院に関して言うと膝詰めで皆様方と議論を交わしたいという思いを既に表明させていただいております。先ほどの議員のお話になった事前審査という考え方は、それは予算編成が一定の予算編成の案が構築された後の審査は予算の事前審査にあたる可能性は十分あります。しかしながらそうではなくて、日常的にですよ、年間日常的に議会の皆様とのやりとりは当然必要であります。そこの中で、こういう予算の執行はいかがなものか、もしくはこういうような制度はもう時代に合わないのではないかというような議論は、日常的に行うということが私は必要だというふうな思いがあるということであります。 ○議長(青柳宗五郎君) 4番。 ◆4番(小木田隆君) ぜひともその機会を議長なり市長なりに設けていただけるようにお願いしたいと思います。 あと、今一般会計のことを申しましたけども、特別会計、それなどもほとんど資金ショートする、まあ繰出金がなければですね、資金ショートする。特に病院会計なんてのは、もう大変な時代だと思います。 それで、病院、先ほどコンサルタントを頼んで経営診断してもらうということしてましたけども、前に角館病院の時点では病院運営審議会っていうこともありました。各階層から公募して、議会からも2人とか3人とか出て、そういう会ももしかすれば必要なんではないかなと思いますけども、市長いかがですか。 ○議長(青柳宗五郎君) 門脇市長。 ◎市長(門脇光浩君) 私が知り得る部分での話に若干不安があります。もし議員よろしければ、管理者が、進藤管理者がいらっしゃいますので、もし御答弁させていただけるとすれば議長から御許可いただいた後に御答弁させていただきたいと思いますけども。 ○議長(青柳宗五郎君) 進藤病院事業管理者。 ◎病院事業管理者(進藤英樹君) 今回の病院改革につきましては、いろんな場面で市民の皆さん、あるいは議員の皆さんから御意見をちょうだいしながら進めていかなければ実効性のあるものにならないと考えておりますので、形は色々あろうかと思います。病院単体のそういうその運営協議会が適切なのか、あるいは、今実際に持っております2病院と5つの診療所を合わせた地域医療計画策定委員会なるものも今ありますけども、まあそういうものを改編していく方法がトータルのものが見れるかというような場面もございますので、やり方についてはちょっとこれから色々検討していきたいと思いますが、いずれ皆さんからの意見は逐一頂戴したいと思っております。 ○議長(青柳宗五郎君) 4番。 ◆4番(小木田隆君) ぜひともお願いしたいと思います。市民の意見そのものが大切だと思いますので、ぜひとも市民の声を聞けるような委員会を作っていだきたいと思います。 それとですが、お金がない話で内川橋の話をするのはどうも恐縮なんですが、皆さん見てのとおり、今現在雪がないのではっきり分かりますが、上のコンクリートが剥離して鉄筋が出ている状況が見受けられます。これは小・中学校の要するに通学路のため、非常に危険な状態があります。市長がいつも言ってるように市民の安全・安心を守るっていうことからすれば、これが一丁目一番地のことだと思うんですが、私とすればですね。これをまあ今お金がないから平成33年度からとかっていうよりも、とにかく早く行動を起こしていただいて、もし早くできるのであれば早く改修していただきたいと思うんですが、いかがですか。 ○議長(青柳宗五郎君) 門脇市長。 ◎市長(門脇光浩君) これも私だけではなくて、議会の皆様との協議がこれまでの蓄積として整った結果、先ほど話したとおり平成31年度の大型プロジェクトとしては角館新庁舎だという話をさせていただいたと。内川橋の着工という形になると、先ほど議員がお話のとおり、角館庁舎であったり給食センターの建設事業が終了する2021年度に実施設計に着手したいというお話をしているということであります。財源等を県へ相談している今現状にありまして、横町橋はその後になるという考え方です。ですので、この順番が適切かどうかという議員の御指摘だったと思いますけども、今までの議論ではそのような年度で事業を進めていきたいということで皆様に御理解をいただきたいと思ってるということで、実際来年度からは始まるということであります。 なおでありますけども、施政方針でもお示しをしましたけれども、この後、財源確保対策を一生懸命に本当に一生懸命進めますけれども、一方で人口減少という大きな大きな課題がありまして、これに歯止めがかからずに、この後も東京一極集中が続いて地方の過疎化がますます進むみたいなその人口統計がもう出ているわけであります。この現状で特効薬のような、市が財源を確保できるような法律の改正であったり政策というのが果たしてできるかどうかっていうと、国・県でプレゼントしてくれそうなものは多分ないというのが、まずここ理解、自覚しなければいけない、認識しなければいけないという思いを強く持っております。そのようなことが仮にあるとすればですよ、まだまだ社会全体として拡大基調を維持することができるかもしれませんけども、実際はそれはもう本当に無理だと私思ってます。ですので、社会全体が縮小傾向、ダウンサイジングの方向に向かってるということを、議会の方々、市民の方々、執行部はもちろん、そこから政策を生み出していくというその出発点の土台をもう一度確認し合うというような議論が必要ではないかと思います。 駄弁ですけど、私、一番最初に市長に出馬させていただいたときに、そのマニフェストの中に、もう完全に社会の拡大基調はあと終わってるというふうに私言わせてもらった思いがあります。今まさにその状況が、自分が着任させていただいて10年を見ると、その縮小傾向は歯止めがかからない状況で、私たち行政、議会の政策のその熟度の話もあるかもしれませんけども、社会全体、日本全体がその中で果たして地域を守っていくというその、例えば様々さっきお話しした内川橋とか横町橋とかの事業をきちんと財源を確保するという手法の根底のスタート地点は、拡大基調ではなくて縮小基調の中で考えなければいけないというような転換をしなければいけないということ、私自身は思ってます。市民の方々もその何というか土台の上で議論していくということが、この後必要ではないかと思います。 ○議長(青柳宗五郎君) 4番。 ◆4番(小木田隆君) 確かに市長の言うとおりです。とすれば、3つの庁舎はいらなくなるんじゃないかとも、そこにもまた話がいきますんで、それはいいとして、今、角館庁舎やってますので。まあ先般、県では30年代の橋を架け替えると、重点的に架け替えるという話をしてますんで、ここら辺も県と相談して、何とかうまくできるような話をしていただければと思います。 次に、3番目でございます。現在、私のほうにもマタギさんがいますけども、猟友会員さんがいますけども、最近のイノシシ、ニホンジカ、これがすごい出てるということで、非常に危ないなと。イノシシの場合は人に危害を加えるし、クマと同じで人に危害を加えるということで、見つけた場合には有害で多分やると思いますが、ただ、いかんせん人がいないっていうことで、角館地区では猟友会員が17名しかおらないという話を聞きました。これ何とかならないかと。消防署員も少なくて、役場職員でも消防署員になってる、消防になってる方々もおりますんで、もしできれば仙北市で一番若い人たちが多い市役所の中から、この猟友会っていうか有害駆除をできるような職員を養成していただけないかということで質問します。 ○議長(青柳宗五郎君) 門脇市長。 ◎市長(門脇光浩君) この質問をいただいて、私、幾つか自分の中で無知だったことが理解できたことがあって、ちょっとそこ少しお話ししていきたいと思いますけども、今議員が御指摘のとおり、近年、ツキノワグマの目撃情報のほか、ニホンジカ、イノシシの目撃情報が多数寄せられているという現状があります。このため、施政方針でもお話をさせていただいたとおり、来年度からニホンジカ、イノシシを含めた鳥獣被害防止計画を策定することにしました。これまではツキノワグマ以外の鳥獣被害については、猟友会に捕獲等の依頼、お願いをして対処をしてきましたけれども、新たな計画が認められた後は、ツキノワグマの被害対策と同じように市の指示で鳥獣被害対策実施隊、猟友会の方々です、が行動、捕獲することです、に移ることができると。かなり早い対応が可能となるということであります。一方で、実施隊の隊員、猟友会の方々です、の高齢化が進んでいますけども、猟友免許の取得の補助制度をスタートした後では新規の隊員が数名加入したことなども見ると、やはり制度が後押ししているなというふうな思いがあります。市役所の職員に猟友免許の、狩猟免許の取得を御提案いただきましたけれども、現在、市役所内には2人の狩猟免許保持者が在職しております。それぞれの地域の実施隊に加入をして、市役所の業務に支障のない範囲で活動してもらってるという現状です。通常の業務時間内で市役所の職員がこれ以上隊員として活動するということになりますと、今持っている御自身の仕事をどちらかの方に一回お渡しをしてその隊の活動に入らなければいけないということがありまして、今の職員数を見る限りでは渡す方も渡された方も大変な業務量でありますので、厳しいまあ御提案ではないかというふうな思いを持っております。 議員の御心配が実施隊員の地域偏在から実は起きているということを、先ほど私知らなかったです。その地域の偏在があって、地域の安全・安心に偏りがあるということの是正対策を提案されたこれは一般質問だったと受け止めております。まずやらなければ、私たちがやらなければいけないことの一つは、市内の3実施隊が各々の地域での活動にとどまっている現状を改めることが有効策の一つではないかというような思いを持っております。組織の内部の、まあ課内ということにもなりますけれども、広域活動をしやすい体制の構築ができないかということで、各団体に説明とお願い、私がしたいというふうな思いに至っております。先ほど議員は角館17名とおっしゃいましたけども、私は16名と実は聞いてるんですけども、西木が48名、田沢湖が33名で、私が手持ちで持っている資料としては97人の実施隊員がいらっしゃると。だけれども、その実施隊員の方々は各地区のお仕事を対象としてるということがありまして、隣の地区の山の中で起きてる出来事に対応することができないという状況があるみたいで、それを何とか改善するということをまず実施隊の方々、猟友会の方々に私自身で御相談していきたいというような思いを持っております。併せて新規隊員の確保のために、県や市による狩猟免許取得の支援、それから銃器購入等の支援、これも行います。実施隊と連携を強化して隊員の確保に努めたいと思っておりますけども、先ほどの御提案の職員はどうかという御提案に対しては、今のこのメンバーの中での専従的な責任のある対応をするということがなかなか困難であるということは御答弁しなければいけない状況であります。 以上です。 ○議長(青柳宗五郎君) 4番。 ◆4番(小木田隆君) 確かに市役所の職員の仕事に関しては大変だと思います。それは私も分かります。ただ、速やかに行動できること自体が、市役所の職員が一番速やかに行動できると思うんで、こういう提案したんです。今のお年寄りの方々から習える時点で、早めに若い人に狩猟免許持たせたいなという思いからとりあえずは市役所ということでしましたけども、市長の考えで、まあいろんな宣伝をして、猟友会員の募集に何とか努めていただきたいと思います。 以上です。 ○議長(青柳宗五郎君) 以上で4番、小木田隆君の一般質問を終わります。 休憩しますか。          (「はい」と言う人あり) ○議長(青柳宗五郎君) それじゃあ、13時50分まで暫時休憩します。                              (午後1時37分)--------------------------------------- ○議長(青柳宗五郎君) 休憩前に引き続き会議を開きます。                              (午後1時50分)--------------------------------------- ○議長(青柳宗五郎君) 門脇市長より発言の要請がありますので、これを許可します。門脇市長。 ◎市長(門脇光浩君) 一般質問中に大変恐縮であります。火災の報告が入っておりますので、皆様方にお知らせをします。 西木町小渕野字後川地内、火災の一報が入ったのが13時04分であります。火災先は、市の農業委員会の会長さんをお務めになっております藤村隆清さん宅です。御自宅です。消火活動中とのことであります。さらに情報では、本人と接触ができていて、けが人がないという状況だという一報でありました。 この場面をお借りして以上であります。--------------------------------------- △熊谷一夫君 ○議長(青柳宗五郎君) 通告により発言を許します。6番、熊谷一夫君。 ◆6番(熊谷一夫君) 御苦労さまでございます。公明党の熊谷一夫でございます。 質問通告しておりましたけれども、非常に多岐にわたりますので、できるだけ簡潔に御答弁お願いしたいと思います。大きいくくりで4つに質問通告をしておりますので、では最初からしていきたいと思いますのでよろしくお願いします。 はじめに、平成31年度の当初予算の財政運営は維持できるかということでございます。 当初予算は一般会計で211億1,600万円と、仙北市合併以来の大型予算でございますけれども、財政状況は決していいものではありません。自主財源構成比率は、昨年の決算時25.9%だったのが、23.5%、マイナス2.4%に下がり、頼みの地方交付税、国庫支出金、県支出金も合計2億6,000万円以上も減額。さらに、庁舎等の箱物事業を市債で補っているという厳しい財政状況でございます。これは施政報告でもなされたとおりでございます。ふるさと納税の1億円増と収納推進課による収納率の伸びとが頼みの綱と、こういったところでございます。昨年の決算における地方自治体、いわゆる地方債の自治体の借金については、一般・特別会計の現在高で279億円を超えており、さらに38億5,000万円の市債、いわゆる借金の追加でございます。今後の財政運営・事業遂行ができるのかと、市民からも不安の声が上がっております。 そこで、当局の見解を伺います。 全ての事業をゼロベースで見直したとしておりますけれども、その主な事業は何であるか。所得をアップする事業はどれなのか。 私は、市長のマニフェストで「所得を生む玉手箱」というフレーズが大好きでございましたけれども、これは一体どこへ行ったんでしょうか。まずこの点について伺います。 ○議長(青柳宗五郎君) 答弁を求めます。門脇市長。 ◎市長(門脇光浩君) 熊谷議員の一般質問にお答えいたします。 議員は内容非常にたくさんでありまして、しかも重要なお話ばかりでありますので、多少早口になることをお許しいただきたいと思います。 まず1点目であります。平成31年度当初予算の編成作業に入る前から、これまで議会との議論で方向付けがなされた大型事業の予算化を行う年度がいよいよ到来するという緊張感を持っておりました。この緊張感は、予算編成作業中も、また今も同様に持っております。 御質問の見直し事業でありますけども、補助金関係で代表的なものは地域運営体推進交付金、提案型交付金、田沢湖・角館観光協会補助金、市商工会補助金、納税奨励費補助金、伝承館誘客促進事業費補助金、秋田内陸線活性化利活用事業費補助金などで、25事業、約3,800万円の削減を行っております。 なお、当たり前の話でありますけれども、新角館庁舎や総合給食センター建設事業も含めて、田沢湖庁舎耐震補強工事、桧木内小学校体育館大規模改修工事などの大きな事業から田沢湖保健センターの煙感知器補修修繕など細やかな事業まで、施設維持改良・改修等について247事業項目を市長査定時にリスト化し、各事業の予算化、先送り、未実施等、年次計画を念頭に負担額平準化作業も行っております。併せて、事務補助等の臨時職員賃金についても一元化・一覧化し、現員数・要求数の全体を把握し、特別会計も含め、現状人員を上回らないようにするなどの作業・査定も行っております。 一方で、所得アップを推進する事業は、農業IoT水素利用による産業創造事業、農業夢プラン型戦略作物等生産基盤拡大事業、仙北市畑作園芸等振興事業、農地集積加速化基盤整備事業、中小企業活性化支援事業、それから地域ブランディングによる観光まちづくり事業等々、農業、商工業、観光業分野での26事業、約3億5,600万円を計上しております。 以上であります。 ○議長(青柳宗五郎君) 6番。 ◆6番(熊谷一夫君) だいぶ苦労して難儀して作った当初予算ではなかったかなと思いますけれども、この中で所得をアップする事業ということで、農業IoTとか、それから農業夢プランとかいろんな事業ありますけれども、今年の目玉はこれであるというものが二つ三つ挙げられるとすれば、どれとどれとどれが所得をアップして何とか市のプラスになる、これからのビジョンを考えたときにプラスになる事業だと、また利益を生む事業であるということが考えられるのか、その点だけ伺いたいと思います。 ○議長(青柳宗五郎君) 門脇市長。 ◎市長(門脇光浩君) 幾つもありますので、どれが一番自分が思い入れがあるかという話は控えさせていただきたいと思いますけども、農業関係で言うと、やはり補助事業を、国・県の補助事業を導入しながら、私どもの一般財源もかさ上げするという事業もほかにあります。またそれから、観光業でいくと、ここにあるようなブランディングによる観光推進事業であったり、またもしくは、皆様方のお手元にも配付させていただいております。観光振興で例えば桜まつりのライトアップ、ライティング事業の倍増化であったりと、それから商工関係で言うと、新たな起業者を育成支援していく事業であったりというような幾つも持っておりますけども、どれが自分の中でという話は、ここの場面では控えさせていただきたいと思います。 ○議長(青柳宗五郎君) 6番。 ◆6番(熊谷一夫君) 分かりました。 次に、合併特例債の現時点での発行額、また今後の発行予定事業、さらに合併特例債事業の、特に市単独事業の増加による起債増というものが財政の規律性を乱し、逼迫化、財政破綻に近づく要因であるとの指摘もありますけれども、今現在、自治体で安易に特例債発行を行い、財政が逼迫しているという自治体がかなり多く見受けられます。その点も含めましてどう考えるか伺いたいと思います。 ○議長(青柳宗五郎君) 門脇市長。 ◎市長(門脇光浩君) この点については、私どもも簡単に合併特例債を発行するということに適切性を感じておりません。しかし、適切性があるものについては、やはりしっかりと財源措置をしていくというスタンスであります。これを前提にお話しさせていただきたいと思います。 平成18年度から平成29年度までに合併特例債を充当して実施した事業発行額は、交通基盤整備事業18億3,840万円、角館統合小学校建設事業13億580万円、汚泥再生処理センター建設事業11億2,530万円、神代小学校建設事業5億7,030万円、消防庁舎建設事業費負担金4億1,320万円、角館周辺地区都市再生整備事業が3億7,450万円等々でありまして、18事業あります。これで発行済額は64億1,240万円となっております。発行可能額は137億6,360万円でありまして、これから平成29年度までの発行済額64億1,240万円を差し引くと、発行可能残額としては73億5,120万円となる見込みであります。 なお、今後の発行予定事業でありますけども、新角館庁舎建設事業費16億2,270万円、総合給食センター建設事業費11億9,950万円、交通基盤整備事業2億9,810万円、消防庁舎建設事業費負担金、これが2億7,410万円、かわ舟の里角間川建設事業費補助金2億4,260万円、田沢湖庁舎耐震化事業8,960万円、田沢湖庁舎外壁塗装・屋根防水工事8,710万円等々でありまして、平成30年度から平成32年度までに21事業、47億9,920万円を見込んでおります。平成32年度末での発行予定額は112億1,160万円で、発行可能額の残額は25億5,200万円となります。 合併特例債は、充当率95%、元利償還額に対して70%が交付税措置される有利な起債ということもありまして、市にとって真に必要な事業で充当可能であれば、発行は適切と考えております。ただ、いかに有利とはいえ地方債でありますから、借金に変わりはありません。合併当初は発行可能額の80%程度、約109億円台に制限していこうという経緯もあったようであります。現在、また後年度の財政状況を考えた場合、なるべく発行額を抑える必要があるというのは議員と私と意見は一致しております。市の総合計画など多数の将来ビジョンを策定する時点では、統合庁舎の建設を想定した財政フレームでありました。現状とは相違しております。まずは市民の安心・安全を最優先事業として絶えず計画の見直しを行い、我慢できることは我慢する基本的な行財政運営を徹底しなければいけないと思っております。今後の議会の皆様との議論の深め合いなど、どうかよろしくお願い申し上げたいと思います。重ねて先ほどお示しした事業費等発行額等については、今お話ししたように現時点の見込みであるということをどうか御理解いただきたいと思います。 以上であります。 ○議長(青柳宗五郎君) 6番。 ◆6番(熊谷一夫君) とすればですね、もう112億円はもう使い道が決まっているというようなまず状況なわけです。先ほどお示したようにですね、もう地方債の状況が非常に厳しい状況である。もう279億超えてもう300億超えてるわけですね。さらにまた借金を重ねると。これは今まででしたら国の要するに交付税、それから補助金等が潤沢とは言われないまでも、ある程度、例えば2分の1交付金、もしくは3分の1補助とかですね、そういった形でのものが、国の交付金等も少なくなり、また、県の補助金等も少なくなり、したがって、じゃあ市単独で今の合併特例債があるうちにやらなければいけないと。市単独で発行する。さらに、それに伴って必ず後で借金が付いてくると、債権自体が合併特例債といえども借金でありますので、それが付いてくるというような状況なわけでありますので、このそうすれば112億円は、もうある程度先を見据えてこれは計画内にあるということを理解してよろしいでしょうか。 ○議長(青柳宗五郎君) 門脇市長。 ◎市長(門脇光浩君) 制度上、特例債が有利な資金であるということについては、これは御異論がないところだと思います。今までの皆様方との協議の中で、事業計画は当然合併特例債も含めて建設事業計画はお示ししておりますので、今現在の予定ではこのような形になると、先ほども念を押してお話ししたとおりであります。しかしながら、先ほどから言ってるとおり、仮に合併当初時代ですよ、大体110億円ぐらいでおさめましょうと言ってる話が、もう10億円以上オーバーしてるという状況があります。このままで発行するとすればですよ。それは私は危険だと思っております。ですので、今ある事業計画も見直しが必要だという話を先ほどからさせていただいてるという状況であります。 ○議長(青柳宗五郎君) 6番。 ◆6番(熊谷一夫君) 何とか特例債発行しないでですね、できれば抑えた形で国からもしくは県から交付金なり補助金なりをやっぱり引っ張り出してくると。いろんな政策、色々なことからですね引っ張り出してきた上で、さらに足りないところを特例債を使うというような形でできないものかどうか、そこら辺の考え方、もしくは持って行き方を伺いたいと思います。 ○議長(青柳宗五郎君) 門脇市長。 ◎市長(門脇光浩君) これまでも市が行ってきた事業は、基本的に国庫の補助金を探しております。国庫補助を探して、その補助裏で財源措置をするために合併特例債という考え方が一般的ではないかと思います。したがって、補助に該当しない、もしくは仙北市独自の固有の様々な要件があって、これが国庫補助事業の制度にのらないというものであれば、合併特例債が全面に出ていかなければいけないということはあるかもしれませんけども、私ども財政運営上、財政規律上の考え方としては、国庫補助、補助裏に合併特例債という考え方が基本であります。 ○議長(青柳宗五郎君) 6番。 ◆6番(熊谷一夫君) とすれば、まあそういう形で何とか進めていっていただきたいと思います。合併特例債にあまり頼ることのない財政運営をお願いしたいものだと、このように思います。 3点目に、今後、市民に負担を負わせることなく予算が組めるのか。多くの市民が望むインフラ整備、先ほどの一般質問でもありましたように、小木田議員もありましたように、危険な橋、また道路、上下水道、河川改修等の市民が望むインフラ整備の予算等の確保はできたと思っているのかどうか。一例を挙げれば、昨年3億5,000万円かかった冬期交通対策費、いわゆる除雪費でございますけれども、今回の当初予算では2,982万円しか盛り込んでおりません。これは後ほどまた補正予算で出てくるものと、このように思われますけれども、その点も含めて答弁をお願いしたいと思います。 ○議長(青柳宗五郎君) 門脇市長。 ◎市長(門脇光浩君) 平成31年度のインフラ整備予算でありますけれども、道路、橋梁、河川、歩道関係の社会資本整備交付金事業費5億5,439万6,000円で、前年度比1億2,630万6,000円の増であります。臨時地方道整備事業費7,450万円で、1,170万円の増であります。辺地対策事業費4,370万円で、これは460万円の減となります。道路維持補修費3,540万3,000円で、432万5,000円の増であります。過疎対策事業は1,700万円の同額であります。等々でありまして、総額で前年度を上回る予算を計上できております。また、各地域センターで地域住民の要望等、災害等に迅速に対応する地域振興事業費も300万円増の合計額で900万円を計上できております。また、水道事業会計で少しお話しさせていただきますと、山谷川崎と卒田地区の水道未普及地域解消事業として1億9,081万2,000円、前年度比で1億824万8,000円の増であります。等々インフラ整備については一定の予算規模を確保できたかと思っております。 ただ、災害防止、再災害防止事業、これは1,900万円と、前年度比9,755万円の減となっております。これは、平成30年度予算を7,500万円ほど繰越明許する見込みであるため、平成31年度の実施事業規模を勘案した縮小した予算というふうに捉えていただきたいと思います。 なお、先ほどお話があったとおり、冬期交通対策費でありますけども、平成29年度と平成30年度とのこの2年間、2年度間だけ実は当初予算に予算を計上できたというそういう年度でありました。そのほかは、これまで当初予算で冬期交通対策費を予算化できなかったという状況があります。財政調整基金の繰り入れを抑えるために、普通交付税額が確定をし、補正財源とすることができる9月補正時までに必要と見込まれる額をあげたいと。そこまでには何とか2,982万円にとどめたいというふうなそういう予算となっております。平成31年度は、予算執行でも財政確保、財源確保に配慮し、極力今後の市民負担とならないよう財政調整基金の繰り入れを抑えるなど努めたいと思っています。併せて、財政調整基金は積み戻ししたいと思っております。 ○議長(青柳宗五郎君) 6番。 ◆6番(熊谷一夫君) 非常に、まあいわゆるインフラ整備も幾らか増になったということで、市民にとってもプラスにはなるのでないかというようなお話でございますけれども、やっぱり冬期交通対策費もある程度その当初予算に組めるような、こういった予算の組み方を何とか、来年度はまたあれですけれども、今回また補正予算でどのぐらいの予算が出てくるか、これも疑問でありますけれども、当初でできれば毎年しっかりとした予算を組めるようなそういった当初予算の組み方をお願いしたいものだなと、このように思います。 時間もありませんので、4点目と5点目は一緒に質問したいと思います。 はじめに、一般・特別会計の地方債のほかに病院事業の負債128億円を抱えて、財政再建の方途はあるのか、方法は見つけたのか、まず第4点目に伺います。 それから5点目には、人口減少対策と出生数の現状と、今後の具体的な施策について伺います。これは2035年に本市の人口が2万人を割り込むというような推計でございます。その具体的な政策を当初予算に盛り込んでいるかどうか、この点についても併せて伺いたいと思います。 ○議長(青柳宗五郎君) 門脇市長。 ◎市長(門脇光浩君) 4点目と5点目を併せて御答弁させていただきます。 一般会計の平成31年度末地方債現在高見込額でありますけども、前年度から18億1,363万3,000円増の228億3,210万1,000円、下水道事業特別会計、集落排水事業特別会計、浄化槽事業特別会計、国民健康保険特別会計、それは神代診療施設勘定であります。及び介護保険特別会計を合わせた現在高は、15億3,534万5,000円増の296億9,311万3,000円となる見込みであります。一般会計は、新角館庁舎建設事業等への着手による地方債発行の増で現在高が増えます。特別会計は、集落排水事業特別会計以外は起債発行額を抑えているために、現在高は減額の見込みとなっております。企業会計では、病院事業会計と水道事業会計は収益的収支が赤字予算となっておりますけれども、平成31年度末負債額は前年度末よりも減額縮小されております。 しかし、市の現状で人口減少に歯止めがかからず、将来予測がさらに落ち込む推計に対し、これを覆すだけの政策を準備できないという想定のもとで話をします。したら、現状よりも思い切ってさらにダウンサイジングをした自治体と変身が必要だというふうな思いを強くしております。何を残して何を潰すかという選択は、本当に待ったなしという状況だということであります。これは間違いなく、議会、市民、職員の協働作業を経なければ実現できるものではないと思っております。私は既に昨年から、この数年先の市の財政状況を伝え、職員間にもこれまでにない節約・節制の動きが現れております。これをさらに徹底します。また、遊休財産のほか施設等についても、可能なものから売却・譲渡を実施します。単独補助金などは全てゼロベースで、先ほどお話しのとおり見直しをかけます。ふるさと納税の強化対策も含めて、あらゆる方策を検討し実施します。また、事業会計などへの一般会計からの繰り出しが多額に及ぶ現状であります。例えば水道事業会計の配水管整備、下水道特別会計の管渠整備などについては、これまで給水人口の拡大、普及率アップに向けた事業を展開してきておりますけれども、今後見込まれる人口減少、会計収支見込み等に対応した事業量への変更など、計画の見直しを行いたいと思います。他の会計、特別会計等についても同様であります。 病院事業は最大の定住対策、人口減少対策だと私は考えております。これまで懸命に取り組んできております。今、まさにこの今議会では多くの議論が交わされておりますけれども、市でできることはもちろん最大級の危機意識で管理者とともに対応したいと思います。国や県の支援もお願いしております。抜本的な病院事業会計の改革元年としたいというふうな思いであります。 なお、もし管理者からも御発言、御要望あれば、議長に御相談させていただきたいと思います。 5点目でありますけれども、出生数の現状は平成25年の125人から5年間の推移を見ると、平成26年は133人、平成27年は147人と一時増加はしたものの、平成28年度からは126人、平成29年は123人、平成30年は94人と2桁に急減しております。この間の年間死亡者数の推移を見ると、死亡者数が年間456人から494人と、出生数と比較して自然減の減少率も高くなっている現状にあります。 人口減少対策の今後の具体的な施策について、平成31年の新規事業を幾つか御紹介したいと思います。1つは幼児教育推進事業でありますけれども、幼児教育推進体制を構築するため、教育・保育アドバイザーを子育て推進課に設置をし、保育園を巡回して子供一人一人の育ちを促す幼児教育を推進して、小学校以降の教育や学習に繋げたいと思っております。2つ目、保健事業でありますけれども、乳幼児から高齢者までの健康増進と健康寿命の延伸に向けた第2期健康せんぼく21計画の見直しと検証で、次期計画では健康格差の縮小を目指したいと思います。3点目は移住支援関係でありますけども、東京一極集中の是正及び中小企業等における人手不足の解消を目的とした移住支援事業費補助金を新設します。さらに観光分野でいくと、例えばJRさんと協力して行ってる五感楽農事業などが移住・定住事業として、外部、民間の皆様からも御協力をいただいた、企業から御協力をいただいた事業も幾つか用意しております。 先ほどの話の中で一つお話を忘れましたけれども、果たして財政再建は可能なのかというお話がありましたけども、いや無理ですという話は絶対にできません。仙北市が仙北市として自治体としてこの後も市民の方々を支えていくという役割を放棄することに繋がるからです。私たちは徹底して仙北市の経営に対して、今までうまくいかなかったことも含めて総ざらいします。総棚卸しをして事業の反省をします。さらにそれでもですよ間に合わないということが幾つかあります。というのは、今の組織の関係から物理的になかなか難しいということがあるからです。これはできればと思ってますけども、年度が、新しい年度が始まったときには各部内に再建チームという塊を各部ごとに設置していくと。その集約をしていくというのが総務部門だというような形に変更していかなければいけないと。組織上の問題もあります。これを検討中です。もう一つは、人口減少に歯止めをかけるという政策をいつまでも続けているという、無作為に続けていくということを、いつの時点でか別の方向立てをしていくということに、そちらのほうにボリュームを上げなければいけないということも考えてます。というのは、人口減少対策にお金をかけていくという話が行う一方で、同時進行で、その人口減少に見合った社会を作っていくという考え方をぜひ皆様方と議論していきたいというような思いであります。 以上です。 ○議長(青柳宗五郎君) 6番。 ◆6番(熊谷一夫君) ぜひとも、今までの事業を総ざらいしてという市長の覚悟でございますけれども、何とかその選択とやっぱり集中が大事だと思いますので、そこら辺を間違わないように、何とか市民のための選択であり集中であったと後々言われるような、また、未来に繋がるような、未来に禍根を残さない政策づくりをお願いしたい、これを提案して次の質問に移りたいと思います。 大きな2つ目は、まちづくりの起点となる公共施設マネジメントの具体策を早急にと。 仙北市公共施設等総合管理計画が平成29年3月に策定されてから丸2年を経過して、ようやく今当初予算に事業費が盛り込まれました。以前から大仙市や美郷町の例や利用者との合意形成、総論賛成・各論反対をどうするか、また、施設更新の財源確保はどうするか、指定管理者の意識改革、これは掛川市の例などを通して2017年の12月に議案質疑いたしましたけれども、そういった等々の意見を述べてまいりましたけれども、動いていただけませんでした。その間、公共施設の老朽化、また劣化、それから機能低下はどんどん進みまして、修繕費・改修費は年々増加してしまいました。首長の役割は「『行政の長』としてだけではなく、『まちの経営者』である。」と言った方がおりますけれども、公共施設を経営上の負担と決めつけないで「稼ぐインフラ」とした岩手県の紫波町の例を引けば、10年以上塩漬けにされた町有地を、サッカー場、図書館、産直プラザ、飲食店等で年間数百万円の純利益を得ております。こういったことで伺いたいと思います。 まず1点目は、公共施設のマネジメント計画事業はどのように行うのか。この2年間どういった施策をしてきたのか。具体化されるのは一体何年後であるか。また、委託ではなく、「私たちのまちづくりは私たちの手で」とのいわゆるボトムアップの意識を持ちながらチームでつくり上げるという考えはないのかどうか伺いたいと思います。 ○議長(青柳宗五郎君) 門脇市長。 ◎市長(門脇光浩君) この御指摘について私は同感であります。まずそれをお話しします。 議員は少し誤解されてるようでありますので、そこをお話ししますけれども、公共施設等マネジメント事業は、平成29年3月に策定した仙北市公共施設等総合管理計画に基づいて昨年度、これは平成29年度です、は、建築系公共施設の個別施設計画の策定と、さらに旧角館老人福祉センター、東前郷児童館、総合技能センターの3施設を解体しております。もう着手は始まっているとこです。平成30年度、今年度でありますけども、下水道系、下水道事業のストックマネジメント計画の策定と建築系の施設、これ8施設であります。角館中学校プール、角館東小学校プール、西長野プール、上桧木内小学校プール、角館保健センター、田沢湖郷土史料館、にこにこ幼稚園、たざわ湖高原スキー場管理棟の8施設を解体しております。事業はもう着々と動いております。 私も、先ほどの話ですけども、私も私たちのまちづくりは私たちの手で行うという、これがまちづくりの根幹だと思っております。作業ボリュームであったり、作業の策定のスケジュールの関係等もあって、公共施設等総合管理計画と下水道事業ストックマネジメント計画の策定支援は確かに外部に委託しておりますけれども、建築系施設の公共施設等総合管理計画、第1期個別施設計画等については、議員の言われるように職員チームで作成しております。また、学校施設個別施設計画やインフラ系施設のマネジメント計画等の個別計画は、平成32年度までに策定・公表する予定となっております。できる限り私たちの手でやりたいと思っております。 ○議長(青柳宗五郎君) 6番。 ◆6番(熊谷一夫君) できる限りですね、まちづくりをやっぱり市民と一緒になって行っていっていただきたいと、このように思いますし、もう着手して昨年度、また今年度も始まってるというような状況でございます。非常にそのまんま進めていただきたいと思いますけれども、2点目の行政とまちの経営者である民間の知恵の融合からの発想の転換、これがまちづくりと公共施設を生かしていくと思いますけれども、具体的なクラウドファンデングやPPP、またPFI方式の活用等についてはどうなのか伺いたいと思います。 ○議長(青柳宗五郎君) 門脇市長。 ◎市長(門脇光浩君) PPPは官民連携でありますけども、行政が行うサービスを行政と民間が連携して、民間の持つノウハウや技術を活用することで住民サービスの向上、コスト削減を図るという手法であります。このPPPには様々な手法がありまして、指定管理者制度や民設公営など幅がたくさん、いろんな手法があります。PFIもこの手法の一つだと捉えております。施設を新しく建設する場合、資金調達から設計、建設、管理運営の全部または一部を民間が行うというものであります。財源の減少、人口や人材の減少の中で今後も公共施設を含め安定して公共サービスを提供し続けるためには、民間との連携がキーワードになるということは間違いないと思っております。駄弁ですけども、市が要するに事業費を確保できない、一般財源を確保できない、いろんな都合がありますけれども、だけれども公共サービスをストップするということはあってはならない。それは自治体が自治体を否定することになりますから。そうするとどうするかというと、一番分かりやすい方法としては、民間の皆様の資金を活用して公共のサービスを行っていくというそういう体質の改善がとても重要ではないかという、議員のこれ御指摘、私ももっともだと思っております。したがいまして、議員が提案されるように現在導入している指定管理者制度や新たな事業展開の際は、PFI方式の導入要件をまず検討するスタンスを持ちたいと思います。 クラウドファンディングについては、公共施設への導入に限らず、様々な取り組みに活用できるものと私自身も前から着目をしておりました。市内で開催のイベントなどで既に実績経験もあります。その効果からも大いに期待をしております。ただ、タイプがありまして、いろんなタイプがありまして、規制の法律や関連法が別々、タイプごとに違うという厄介なことがありまして、地方自治体が取り組む際の導入条件などは急いで情報収集をしたいと思っております。 以上です。 ○議長(青柳宗五郎君) 6番。 ◆6番(熊谷一夫君) 民間の連携やその体質の改善を行うと、また指定管理者についてもPFI方式への転換を図っていくというようなお話でございましたので、ぜひとも前へ進めていっていただきたいなと思います。これは都会のほうというか首都圏のほうでは、2日で5,000万集まったとかですね、非常にクラウドファンディングが今、逆に民間投資者にとっては待ち望んでいるものだというようなお話もございましたけれども、なかなかこの地方ではこのクラウドファンディングがまだ一般に知られていないというか、資金をじゃあこういう形で出そうというような投資家の方々も少ないように見受けられますので、やっぱりそこはできるだけ商工会とか、もしくは観光協会とか、いろんな形で連携し合いながら進めていくべきであると、このように思いますけども、この点だけ1点だけ。 ○議長(青柳宗五郎君) 門脇市長。 ◎市長(門脇光浩君) 先日、角館交流センターでクラウド交流会が開催されました。議員もよく御承知のとおり。あのときに提案した、事業提案をした5人の方々、御1名の方が優勝されたんですけども、会場からたくさんの応援をいただいたということなんですけども、あの会場、来場者の中に金融機関、それからクラウドファンディングの専門家、何よりも私たちが一番着目したのは、その事業がサイボウズという非常に大手の、まあ仙北市にも御縁がある企業でありますけども、そういう方々が仙北市を応援するというようなそういう立場、しっかりと表明されているということがあります。この後も、インターネット上のクラウドファンディングに限らず、そういうようなリアルタイムで実際に事業、起業したいという方と、それから出資をしたいという方々のフェース・トゥ・フェースが可能なクラウド交流会など続けていくことが必要じゃないかと思っております。 ○議長(青柳宗五郎君) 6番。 ◆6番(熊谷一夫君) これ実際に小さいことなんですけれども、四万十町の道の駅を外された指定管理者の方がクラウドファンディングで何とか立ち直っていきたいというようなことで出したところ、1週間何とか500万だけ集まればいいということで1週間500万集まってですね、今、逆に道の駅のほうが大変だったというような状況になっておりますけれども、そういった例もございますので、ぜひとも進めていくことがやっぱり行政とその民間の知恵をやっぱり融合させていくっていうのが一番大事な点ではないかなと思いますので、この点進めて、推進していっていただきたいと思います。 それから次に3点目、黒沢工業団地への企業誘致の進捗と、公有地、また公共施設の売却・賃借等の状況。それから、旧病院の解体費はどうなのか。また、跡地の活用計画について伺いたいと思います。 併せて、4点目、5点目、6点目、ちょっと時間の関係上続けていきたいと思います。 学校が廃校と決まったときから商工会や企業等へ動き出して、民間へ売却等していた自治体もございます。そうした迅速な動きはあるのかどうか。また、当市の廃校舎、また、今回3つの給食センターが停止になるわけですけれども、そういったときに3つの給食センターの施設や各庁舎の空き地などの具体的なその売却とか等々の計画はあるのかどうかお聞きします。 それから5点目に、指定管理者の33施設21管理者の「自分たちで稼ぐ」という、指定管理料ゼロでもいいという、前にお話ししました掛川市のような例で、意識改革のその方向性はどうなのか。 それから6点目に、職員の高い事務遂行能力とそれを引き出す首長の指導性、それから実行力と覚悟が公共施設マネジメントを具体的に進めることとなると考えますけれども、所感を伺いたいと思います。 ○議長(青柳宗五郎君) 門脇市長。 ◎市長(門脇光浩君) 4点目の質問にお答えします。 小中学校の統廃合や公共施設の廃止にあたって、これまでの取り扱いは教育委員会等の所管部局が廃止当日まで管理をし、市長部局等へ移管されています。廃止後の利活用については、双方で協議・決定する場面が少なかったというのが実情ではないかと思います。法改正で総合教育会議が設置されておりますので、教育委員会との連携、情報共有が密になるということが必須であります。 来年4月に予定されている総合給食センターの稼働に伴い廃止される3カ所の学校給食センターは、その利活用について、総合教育会議での協議に先駆け、所管部署だけでなく検討協議を始めております。例えば比較的新しい田沢湖学校給食センターと西木学校給食センターは、建物つき土地として売却し、老朽化が著しい角館学校給食センターは、建物の解体費を控除して売却する方法も考えられております。考えております。 また、新角館庁舎建設に伴い田沢湖庁舎、角館庁舎、西木庁舎の新しい役割等については、新角館庁舎建設にあたってお示しした方針に現在のところ変わりはありません。田沢湖庁舎については、隣接する田沢湖保健センター、田沢湖総合開発センター、田沢湖第2庁舎を一体として捉えて利活用計画を策定し、改修等の設計費を平成31年度予算に計上しています。 5点目であります。稼ぐ、自分たちで稼ぐという意識改革でありますけども、平成29年度の指定管理者の経営状況でありますけども、21管理者のうち、単年度収支で黒字となっている管理者が15、赤字となっている管理者が6であります。この黒字15管理者のうち、指定管理料の支払いがないのが3管理者であります。指定管理施設の多くは利用料金を収入源としておりますけども、その収入だけでは管理運営、事業の実施が難しくて、市からの指定管理料がなければ成り立たないという現状もあります。しかし、収入の確保については、指定管理者は最大の努力をすることは当然であります。不足した部分は市が面倒見てくれるみたいな考えは、経営者としては失格であります。このような指定管理者を選定する側の責任も問われることとなります。したがって、まず市の意識改革が必要ではないかというふうに思っております。民と官が連携するという原点に立ち返り、その上で収入を増やす方策、適切な管理運営をして管理者と一緒に考える、そんな本来の姿を今一度確認し合いたいと思います。そういう平成31年度にしたいと思います。 また、第三セクターが指定管理者として宿泊、温泉、観光施設等の管理運営を行っておりますけれども、管理経営状況や人材不足等、早急に解決しなければならない課題を幾つか抱えております。以前一度取り組んで結実しなかった反省もあります。来年度、平成31年度は、事務事業移転室がこの課題解決に真っ正面から取り組みます。 6点目であります。マネジメント、具体的に進めるということが必要ではないかという御指摘でありますけども、全くそのとおりであります。現状では、先ほどからお話ししているように公共施設の遊休財産や不要財産の除却・売却等に既に取り組んでいる現状があります。今後は、利用の少ない財産や稼働率の低い施設の取り扱いをどうするかという課題であります。公共施設等のマネジメントは、除却や売却だけでなく、集約化や複合化など複数の選択視があると考えております。施設を所管管理し使用許可等の権限を有する職員が、当該施設の利用状況や老朽化等々を最も詳しく把握しているはずであります。この職員が、高い識見で市と市民にとって最良の判断を下す重要要素であります。結果として、除却や売却では反対意見が出ることも想像にかたくありませんけども、これはしっかりとした丁寧な説明とリーダーシップで対応させていただきたいと思っております。議会の方々の支えが必要であります。よろしくお願い申し上げます。 すみませんでした。黒沢工業団地でした。田沢湖黒沢工業団地への企業誘致状況についてでありますけども、関係機関などを通じて引き続き誘致協議、継続企業、企業へのほか、新たな進出企業を含めた企業誘致に向けて最大の努力をいただきながら、私たちも各方面へ働きかけなど一生懸命行っております。以前より誘致協議を進めている企業とは、現在も継続して協議を進めております。こうした中で、食物工場進出に係る現地法人の設立に興味を示している企業が、来年度の国庫補助事業へエントリーをする準備を進めているという現状であります。動き出したというふうに捉えております。 次に、公有地、公共施設の売却・賃借等の状況と、病院解体跡地の活用でありますけども、市有財産の売却については、用途廃止された法定外公共物や県などの公共事業に係る買収のほかは、旧西木教員住宅の建物・土地、旧神代診療所の土地などがあります。賃貸については、本年度、平成30年度でありますが、有償で貸付使用許可しているものは66カ所、4万2,221平方メートル、貸付料及び使用料は665万5,728円となっております。 旧市立角館総合病院の解体についてでありますけども、現在実施設計業務を委託しております。アスベスト、PCB、土壌汚染状況等の分析調査結果によっては、解体費に相当の変動が予想されると聞いておりますので、今具体の金額をお話しすることは差し控えたいと思います。 なお、実施設計業務において、先に述べた理由などから繰越明許で平成31年7月末に履行期限をセットしたいと考えております。関連の補正予算を提案しておりますので、よろしく御協議をお願い申し上げたいと思います。 跡地利用については、現時点では利活用方法等を提案いただく公募型プロポーザル方式の売却も一つの手法と考えております。 以上であります。 ○議長(青柳宗五郎君) 6番。 ◆6番(熊谷一夫君) やっぱり利用が少ない施設等をどうするかっていうのは一番大変な状況だと思いますけれども、それをやっぱりきちっと整理する、また解体する、または他の企業等へ売却もしくは賃貸するというふうなことが大事なものではないかなと思います。非常に事務事業移転室っていうのは大変でしょうけれども、期待するものであります。 それから、次に3点目の幼児教育・保育の無償化について質問させていただきます。 我が党の強力な推進で、今年10月からスタートする幼児教育・保育の無償化につきましては、3歳から5歳児の全所帯、また、ゼロから2歳児の住民税非課税所帯を対象としており、さらに、給食費のうち、おかずなどの副食費の免除対象を、現在の生活保護世帯等から年収360万円未満の世帯まで広げることとなります。20から30歳代の子育て世代へのアンケート調査で、理想の子供の数を持たない理由として最も多かったのは「子育てや教育にお金がかかるから」だったそうで、「幼児教育・保育の無償化をはじめとする教育費の負担軽減は、重要な少子化対策の一つです。」と、宮腰少子化対策担当大臣が国会で述べておりました。無償化に必要な費用は、10月から半年間、国が全額負担をいたします。またさらに、本市の準備状況と対象世帯数、また、こういった形での取り組みについて伺いたいと思います。平成20年4月以降は、地方自治体も負担し、認可外や預かり保育では県と市町村の負担割合は4分の1ずつに抑えるという形に変わっていきますけれども、こういった状況の中で本市の取り組み状況を伺いたいと思います。 ○議長(青柳宗五郎君) 門脇市長。 ◎市長(門脇光浩君) 総合的な少子化対策を推進する一環として、子育てを行う家庭の経済的負担の軽減を図るために、平成31年2月12日、幼児教育・保育無償化のための子ども・子育て支援法改正案が閣議決定されております。仙北市では、来年度入園予定者のうち、ゼロから2歳までの乳幼児は228人、3歳から5歳までの幼児は405人で、このうち10月からの無償化の対象は430人程度となる見込みであります。来年度当初予算案では、従来どおりの予算をお願いしております。ただし、無償化に対応するための子育て支援システムの改修については、契約から相当の時間を要するために140万4,000円を計上している現状があります。このシステム改修委託を4月に発注し、6月には条例改正並びに補正予算案の提案、それと保護者への周知を行いたいと思っています。9月には保育料の決定通知を発送したいという考えであります。 なお、仙北市では3歳児以降の現行の保育料に副食費及び行事費も含まれていたわけでありますけれども、国の指針では副食費、それから行事費については、生活保護世帯などの免除対象者を除いて保護者が負担することを基本としております。こういう考え方であります。市としてこれまで実施してきた独自助成もあります。これらも含めて、今後検討・研究を重ねて、不公平感のないように、また、仙北市がこれまで行ってきた事業についての皆様方からの評価も高いものもありますので、これを生かすという手法をぜひ一つの形として皆様方に御提案させていただきたいと思います。
    ○議長(青柳宗五郎君) 6番。 ◆6番(熊谷一夫君) 非常に子育て世帯もですね、世代も、今回の無償化なるということで非常に喜んでおりますので、ぜひとも10月1日に間に合うように進めていただきたいものだと、このように思います。 では、最後の質問に入りたいと思います。消費税引き上げに伴う経済減少対策の準備をということでございます。 国では、10月の消費税率10%への引き上げに伴う反動減対策として、3つの消費活性化策を実施することとしております。2019年度中には、1つはプレミアム付商品券事業、2つ目にはクレジットカードなどのキャッシュレス手段による買い物に対するポイント還元事業、さらに2020年度には、マイナンバーカードを活用した消費活性化策、いわゆるマイキープラットフォーム構想が実施される予定でございます。これらの施策に関する準備状況、情報収集についてはいかがか伺います。現在の当市における取り組み状況について伺いたいと思います。特にマイキープラットフォーム等を活用した消費活性化策は、2017年度から事業がスタートしており、2019年度以降、総務省から事業参加の呼びかけがあったかと思いますけれども、本市における取り組み状況はいかがか伺いたいと思います。 ○議長(青柳宗五郎君) 門脇市長。 ◎市長(門脇光浩君) プレミアム付商品券事業でありますけれども、消費税率引き上げが低所得者、子育て世帯の消費に与える影響を緩和し、地域の消費喚起と下支えをするために、低所得者、子育て世帯主向けにプレミアム付商品券の発行を実施したいと思います。商品券の利用可能額は2万5,000円であります。購入額を2万円として、25%のプレミアムが付くということになります。今回は低所得者に配慮した分割販売を実施しますけれども、販売単価を利用可能額5,000円、購入額4,000円をワンセットとして、購入限度額の5セットまで購入できるようにするほか、実情に応じ利用しやすい額とするため、商品券1枚当たりの額面を前回の1,000円から下げる方向で検討しています。 大まかなスケジュールであります。住民税非課税世帯に対して6月より広報活動の実施を行い、実施をし、7月より購入希望申し込みの受け付け、9月より購入引換券の送付を予定しております。子育て世帯に対しては、9月より6月1日を基準日として3歳児未満児子育て世帯主に対し、購入引換券を送付し、10月より商品券の購入、翌年2月までの使用期間ということで検討したいと思います。 クレジットカードなど等のキャッシュレスの話ですけども、買い物に対するポイント還元事業についてですが、キャッシュレス決済で買い物をする際に消費者に対しポイントを還元する新たな制度であります。今年の10月から来年6月までの9カ月間の期間で実施されます。具体的には、中小小売店や飲食店などで買い物をする際に、クレジットカードや電子マネーなどで決済をした場合に5%、大手企業店では2%分のポイントが付与される、そういう仕組みであります。 このポイント還元制度の導入にあたり、市内でより多くの店舗でキャッシュレス決済ができる仕組みを整えることが何よりも重要と考えて、ここがなければ何もうまみがないわけであります。このため、現在、商工会と連携し行っているカード決済導入説明会開催の回数を増やして、キャッシュレス決済に必要な端末の導入費用や決済事業者に支払う加盟店手数料に係る国の支援を活用し、導入件数の拡大を図っていきたいと考えています。 それから、マイキープラットフォーム構想でありますけども、これはマイナンバーカードを活用して公共施設などの利用者カードとしたり、各自治体のボランティアポイントや健康ポイントをクラウド化したり、クレジットカードなどポイントを地域経済応援ポイントとすることで住民の公益活動の支援や地域の消費拡大に繋げることを目的とした事業でありまして、私も実は、この議員からの御質問を受けて初めてこの制度について勉強させていただいたという状況があり、大変恐縮であります。 国では、平成29年9月からシステムを稼働し、実証事業として先行自治体により住民向けサービス提供が既にスタートしていると、議員御指摘のとおりであります。しかしながら、現在このシステムを活用し実際に運用している自治体というのは、全国で25市町村のみであります。県内での運用自治体はありません。仙北市でも導入の取り組みは現在しておりません。また、これは本格的なシステムの運用に至っていない現状だと受けとめざるを得ない状況がありまして、というのは、このシステムを導入してうまみを出すためには、マイナンバーカードの普及向上が何としても必要であります。ポイント制度の導入、市内商店のキャッシュレス対応など改善が必要な課題がまだまだ、まだまだ多いというのが私としては実感であります。ちなみに、現在仙北市の普及率、マイナンバーカード普及率は8.9%であります。全国12.2%でありますので、これは昨年の12月1日現在の数値でありますので、まだまだだという状況だと認識しております。 以上です。 ○議長(青柳宗五郎君) 6番。 ◆6番(熊谷一夫君) まず一つはプレミアム付きの商品券につきましては、これは皆さん御存知のようにしっかりと購入対象者、また制度概要もおわかりだと思いますので省きますけれども、2点目のこのクレジットカード等のキャッシュレス化っていうのは非常にやっぱり大事な視点であるし、特にやっぱり観光でいわゆる収入を得ている当市にとっては、非常に重要なキャッシュレス化の進めていくという点にとっては重要な案件ではないかなと、このように思われますので、しっかりと取り組んでいただきたいなと思います。 国としては、本事業の効果も含めて、2025年までに年間最終消費支出に占めるキャッシュレス決済比率を40%を実現するということを目標にしておりますけれども、そういった点に関してはどうなのか。 それからもう1点は、マイキープラットフォームですけれども、これはプレミアムポイントの利用にあたって、マイナンバーカードを住民の方々に取得していただくと、またさらに健康保険証として利用することも決まっておりますので、こういったことを含めましてですね、より円滑にマイナンバーカードを発行する必要があると、このように考えております。何とかその2点の部分だけ答弁をお願いしたいと思います。 ○議長(青柳宗五郎君) 門脇市長。 ◎市長(門脇光浩君) 3点目のほうのマイナンバーカードの普及については、私どももやられることをやらなければいけないと思っておりますし、何よりもその後の展開が色々と国のほうで出ておりますので、そのうまみを活用するという方法を考えていくとすると、原則的にはカードを持たなければ始まらないということであります。その点については普及拡大に向けた様々な政策を考えていかなければいけないというふうに思っております。 それから、キャッシュレスは今まさに議論になっているDMOの関係の皆様も大変着目しておりまして、過日行われた激論のそのあのときはいろんな方々が御参加されて、特に経済、中小企業同友会の方々、一生懸命やられておったんですけども、やっぱりキャッシュレスを進めていくということの環境を作っていくということで、皆さん方でその期待があるということでありました。 以上であります。 ◆6番(熊谷一夫君) 終わります。 ○議長(青柳宗五郎君) 以上で6番、熊谷一夫君の一般質問を終わります。--------------------------------------- △散会の宣告 ○議長(青柳宗五郎君) これで、本日の日程は全部終了をいたしました。 本日の会議を閉じ、散会をいたします。                              (午後2時51分)...