○議長(青柳宗五郎君) お諮りをいたします。今期の定例会の会期は、ただいま
議会運営委員長報告のとおり本日から3月22日までの26日間としたいと思いますが、御異議ございませんか。 (「異議なし」と言う人あり)
○議長(青柳宗五郎君) 御異議なしと認めます。したがって、会期は本日から3月22日までの26日間と決定しました。 お諮りします。会期中の休会については、ただいま
議会運営委員長報告のとおりとすることに御異議ございませんか。 (「異議なし」と言う人あり)
○議長(青柳宗五郎君) 御異議なしと認めます。したがって、会期中の休会については、
議会運営委員長報告のとおりとすることに決定しました。
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△諸般の報告
○議長(青柳宗五郎君) 日程第3、諸般の報告を行います。 地方自治法第121条の規定により説明のため出席を求めた者は、門脇市長、倉橋副市長、熊谷教育長、
進藤病院事業管理者、
戸澤正隆代表監査委員、阿部総務部長、小田野地方創生・総合戦略統括監、中村市民福祉部長、伊藤会計管理者、戸澤浩教育部長、高橋信次医療局長、浅利農林部長、
高橋和宏観光商工部長、吉田建設部長、加古危機管理監、
石川田沢湖地域センター所長、
長松谷角館地域センター所長、
佐藤西木地域センター所長、大山総務部次長兼企画政策課長、朝水総務課長、草なぎ財政課長です。 以外につきましては、必要に応じて出席を求めることにいたします。 会議の書記には、藤岡参事、堀川係長の2名を任命します。 職務のための出席は、三浦事務局長です。
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△市政報告、施政方針
○議長(青柳宗五郎君) 市政報告及び施政方針に入ります。門脇市長。
◎市長(門脇光浩君) 改めましておはようございます。 平成31年第2回
仙北市議会定例会の開会にあたり、まず市政報告を行います。 初めに、
一般会計補正予算(第11号)及び(第12号)についてであります。 第11号の補正予算は8,000万円で、追加事業は冬期交通対策費であります。現計予算の除雪経費に不足が生じる見込となったため、委託料等の追加を2月8日付で専決処分としました。さらなる予算計上が必要な場合は、定例会最終日の対応となります。どうか御理解よろしくお願い申し上げます。 第12号の補正額は1億5,019万2,000円の減額で、補正後の額は208億5,047万4,000円であります。主な追加事業は、生活バス路線対策費、県議会議員選挙費、介護保険特別会計繰出金、生活保護事務費、国民健康保険特別会計神代診療施設勘定繰出金、病院事業会計補助金、産地パワーアップ事業費補助金、市債償還元金などであります。第2表繰越明許費補正は追加、それから第3
表債務負担行為補正は変更、第4表地方債補正は追加、変更及び廃止であります。 次に、各部局等の主要事項並びに諸般の状況を御報告申し上げます。 総務部であります。 高齢者叙勲の叙勲受章者についてであります。 2月6日、高齢者叙勲の伝達があり、元西木村議会議員の布谷政男さんが、地方自治功労により旭日単光章を受章されました。このたびの受章は、永年にわたる地方自治発展のために御尽力をいただいた功績が認められたものであります。市民の皆様とともに御労苦に感謝し、心からお祝いを申し上げます。 総合教育会議についてであります。 2月21日、今年度第4回総合教育会議を開催しました。案件は、角館東地区公民館野球場の企業施設用地活用についてであります。まずは経緯の報告を行い、その後は各委員から意見をいただく形式で会を進めました。多くの発言がありましたが、「これまで生涯スポーツの拠点として活用している施設であり、担当する教育委員会としては断腸の思いであるけれども、提案できるほかの用地の確保が困難な現状と、雇用の確保・拡大が必要であることを理解し、現球場の利用団体から確実な了承を得た上で事業を進めること。」との結論で閉会をしました。 和解金請求訴訟の経過についてであります。 株式会社渡辺佐文建築設計事務所との和解金請求訴訟の経過について、9回目の弁論準備手続が昨年12月3日に行われ、裁判所から和解についての提案がありました。その後、1月23日に第10回の弁論準備手続が行われ、次回3月5日に被告側の対応が明らかになる予定であります。その結果によっては、議会の皆様の御意見を伺いながら、市としての対応を決めることとなります。 新角館庁舎整備関係事業の進捗についてであります。 新角館庁舎建設工事発注のため、2月4日に指名審査会を開催し、入札に関する資格要件等を決定し公告をしました。入札参加形態は「特定建設工事共同企業体」とし、共同企業体の結成形態は「三社によるもの」。資格要件は「平成30年度秋田県建設業者等級格付名簿」で、建築一式工事、等級はA級、主たる営業所は仙北市、大仙市、仙北郡内としています。入札は電子入札で、入札参加資格確認申請書の提出期間は2月4日から3月4日まで、入札書の提出期間は3月5日から7日まで、開札は7日午後3時10分、落札決定通知は11日の予定となっております。 地方創生推進交付金事業についてであります。 温泉×健康によるヘルスケア推進事業では、市内のエリアごとにウォーキングコースを設定し、温泉と食事なども組み合わせて紹介する小冊子「温さんぽMAP」を作成しました。この後、全戸配付を行います。 農業IoТ・水素利用による産業創出事業では、農業IoТ関連の説明会を「稼ぐ農業経営を考える会」と題し行っております。説明会の中では、市内3カ所で実施中のセンサーを活用した実証実験の経過報告も行い、3月8日は角館地区で開催をします。 水素利用関係では、仙北市新地域エネルギービジョンの改定作業を進めております。地域特性を生かした資源別エネルギーの賦存量や利用可能量の推計を見直し、重点的に取り組むプロジェクトには、従来の再生可能エネルギーに加え、水素エネルギーの活用を盛り込みます。明日26日でありますけれども、水素エネルギーの利活用についてデモンストレーションを行う予定であります。皆様の御参加をお願い申し上げます。 国家戦略特区関連事業についてであります。 内閣府と仙北市による特区推進共同事務局の設置は、2月27日、仙北市総合戦略アドバイザーの岸博幸さんを事務局長にお迎えし、仙北市特区推進共同事務局の開所式を田沢湖庁舎で開催いたします。共同事務局で行う事業は、仙北市の固有資源を活用した地方創生事業の様々な展開や、先頃覚書を締結した MONET Technologies株式会社、ソフトバンク株式会社とトヨタ自動車株式会社の共同出資会社であります、との次世代運行サービスに係る施策等の推進などであります。ほかにも、国と共に様々な分野で地域の課題解決を目指します。 市税等の滞納繰越分収納率についてであります。 1月末現在の市税等の滞納繰越分収納率は、前年同月比で普通税が12.4%増の18.8%、収入額で2,682万6,000円の増、国民健康保険税が12.6%増の28.5%、収入額で1,779万円の増、後期高齢者医療保険料が7.3%増の30.2%、収入額で9,000円の増であります。 また、コンビニ収納実績は、1月末での納付件数が1万7,810件、納付金額が2億432万8,000円、うち電子マネー決済が74件で102万6,000円であります。クレジット納付実績は、納付件数が126件、納付金額が227万2,000円であります。引き続き収納率の向上に全力で取り組みます。 市民福祉部であります。 仙北市自殺対策計画についてであります。 平成28年3月の自殺対策基本法改正により、地域自殺対策計画の策定が全ての市区町村に義務付けられております。市内外の関係機関や団体等の代表者24人を委員に委嘱し、これまで2回の自殺対策計画策定委員会を開催し、多くの意見や提案、提言をいただきました。さらにパブリックコメントを実施し、今年度内の計画完成を目指します。 にしき園通所リハビリテーションの運営についてであります。 慢性化している介護職員の人手不足や、単年度ベースでは赤字経営が続いていることから、赤字額の大きい通所リハビリテーション事業を平成31年4月から1年間休止することにしております。通所リハビリテーション事業の再開、特別養護老人ホームへの移行並びに民営化については、来年度、にしき園運営協議会、仮称であります、を設置し、方針を検討したいと考えております。 観光商工部であります。 冬季観光イベント等の開催についてであります。 岩橋家を会場に「角館の冬がたり」を開催中であります。3月末まで毎週金曜日・土曜日・日曜日・祝日の1日2回開催で、来場者から好評をいただいております。 2月10日は、「上桧木内の紙風船上げ」が開催されました。3連休の中日ということもあり、昨年を大きく上回る1万1,000人の来場がありました。駐車場等の課題はあるものの、国内外からの観光客に幻想的な雰囲気を楽しんでもらうことができました。 2月13日と14日の両日は、角館町の小正月行事「火振りかまくら」であります。こちらも昨年を上回る5,500人の来場をいただきました。なお、これまで観光行事として実施していた13日の開催は今年が最後で、来年から各町内で行う14日のみの開催となる予定であります。 また、2月16日と17日の両日は、たざわ湖スキー場内で「田沢湖高原雪まつり」が開催されました。雪像が作られた会場で、汁腕グランプリ、花火大会、ステージパフォーマンス等が行われ、昨年を上回る1万5,000人が各イベントを楽しみました。 各行事とも天候に恵まれた中、訪日外国人観光客の来場が目立ちました。 このほか、「白岩城址燈火祭」、「松葉・相内の裸参り」、「中里のカンデッコあげ」、「なろか」などの地域行事も行われております。 「山の楽市」開催についてであります。 1月12日から14日までの3日間、横浜市の相模鉄道三ツ境駅隣接の商業施設三ツ境ライフで、観光と物産展「山の楽市」が開催されました。11事業者が出店をし、首都圏在住のふるさとサポーターの皆様の御協力で、あきたこまちをはじめ、直送した仙北市の味覚の数々を販売できました。販売額は、売り場面積の減少で4事業者が減ったことなどが要因となり、減少となりました。改善が必要だと感じております。相模鉄道株式会社をはじめグループ各社の格別な御支援には、深く感謝を申し上げます。 雇用状況についてであります。 昨年12月のハローワーク角館管内の有効求人倍率は、前月比0.11ポイント、前年比0.08ポイント増の1.74倍で、秋田県平均の1.54倍を上回っている状況にあります。 平成31年3月卒業予定の高校生に対するハローワーク大曲、これはハローワーク角館含みます、の求人受理状況は、昨年12月末現在で206事業所592人であります。前年同期の98事業所543人を上回る状況にあり、これは積極的に新規採用を検討している事業所が増えた証で、明るい兆しと受け止めております。 大曲仙北地域の高校生の昨年12月末の県内就職内定状況は、就職希望者が232人に対し216人で、内定率は94.9%、前年同期と比較して就職希望者が28人、就職内定者が30人と減少しております。この減少は、前年同期卒業者数で35人、就職希望者で49人の減少が要因と考えられております。 地域産業の活性化のためにも、一人でも多くの若者が地域に就職してくれることを期待しております。 仙北市技能功労者表彰についてであります。 2月12日、優秀な技能者を表彰する第1回の仙北市技能功労者表彰を行い、6分野6人の方々に表彰をしました。この制度は、技能者の社会的・経済的地位及び技術水準の向上を図り、本市産業の発展に資することを目的に創設したものであります。今後もそれぞれの分野において中核的な役割を担い、後継者育成にも御尽力をいただきたいと考えております。 第1回仙北地域クラウド交流会についてであります。 2月6日、起業家を応援し地域の活性化を目指す、仙北地域クラウド交流会を開催しました。起業家が事業計画を説明し、参加者からのクラウドファンディングを投票形式で募る仕組みで、秋田県内では初の開催であります。市内で整骨院やカフェ等を開業した5人が、起業までの経緯や事業内容、将来構想などをアピールして、参加者が応援したいと思った起業家に投票をし、田沢湖地区で旅行業を経営する小田島広仁さんが優勝者となっております。 農林部であります。 農山村地域を訪れる訪日外国人の増加についてであります。 農家民宿をはじめとするグリーンツーリズムの宿への宿泊者数が増加しております。平成30年の宿泊者数は2,130人と前年の1,808人を大きく上回り、平成28年と比較して2倍の実績となっております。主体団体の仙北市農山村体験推進協議会は、地域限定の旅行業を取得し、昨年12月25日に一般社団法人として新たにスタートを切りました。既にオーストラリアやタイの旅行者から現地手配業務の依頼も受けるなど、好調な滑り出しであります。 建設部であります。 市道除雪の状況についてであります。 今期は12月中旬以降からの降雪で、除雪シーズンとしては昨年より約2週間ほど遅くなりました。しかし、年末からの降雪は昨年と同様の降雪量を記録し、現時点での除雪出動日数も昨年並みとなっております。今期は初雪が遅かったことから、累加降雪量は昨年の約80%と見込んでおります。今後も降雪状況を注視し、市民生活の利便性を損なわないよう、除排雪対応に取り組みたいと思います。 角館町西長野地区の水道についてであります。 使用水量の増加及び既設水源井戸の取水量の低下傾向、さらに、老朽管の漏水が重なって、西長野配水池の水位が急激に減少する事態が2回発生しております。市は緊急に角館浄水場から給水車3台で西長野浄水場へ水を運搬し、また、専門業者による漏水調査を実施しました。調査の結果、2カ所の漏水を修理し、1月17日に事態を収束しております。埋設管の老朽対策は、今後の大きな課題と認識をしております。 続きまして、平成31年度施政方針であります。 平成31年度の市政運営の基本方針並びに主要な施策について所信を申し上げます。 第1章、政策の基本方針であります。 今年は、新天皇陛下が御即位され、元号も改まります。歴史的な変化をきっかけに、新しい何かを始めようという動きや、これまでの仕組みや体制を刷新するムードが全国的に高まるものと思います。この機を捉え、仙北市がこれまで答えを出せなかった課題の整理、具体の対策に着手する1年度とします。国家戦略特区指定に続き、SDGs未来都市の選定、さらには国との共同事務局の開設など、追い風となる要因は多数であります。しかし、平成31年度当初予算の編成は財源確保で本当に苦慮し、さらに今後数年は同様の状況が続くことを予想しております。財政状況は経験したことのない危険レベルに入ったと感じております。したがって、向こう1年度間に限らず、財源確保対策を最優先で進めます。市職員はもちろんのこと、市民の皆様とも協議を重ね、精査と工夫を怠らず、強い決意で行財政運営にあたります。特に病院事業など他会計への繰出金が、一般会計本体の窮状要因になっていることは明らかであります。各会計の体質強化と経営改善に、議会と膝詰めで議論をしたいと思っております。どうかよろしくお願い申し上げます。 さらに、これまで以上に「新しい捉え方」、「新しい活用法」、「新たな価値の創造」といったイノベーションも強く意識しながら、事業の効果を検証し、効果の少ない事業は大胆にスクラップする準備を関係団体と一緒に進めます。あらゆる方策を駆使して自主財源の確保に努め、課題となっていた新角館庁舎及び総合給食センター、仮称であります、の整備を着実に進めながら、市民にとって真に必要な施策・事業を重点的に展開します。 3年目となる総合計画の検証では、評価対象事業103事業のうち、最終年次の重要業績評価指標(KPI)に対する達成率が20%以上のA評価が60事業、10%以上のB評価が3事業、10%未満のC評価については40事業でありました。そのうち、C評価となった40事業を対象に総合政策審議会から検証・評価をいただき、今後の事業推進に対し貴重な御意見、御提案を頂戴しております。また、総合戦略についても、C評価となった32事業に対し検証・評価をいただくとともに、企業版ふるさと納税を財源とした事業、地方創生推進交付金事業についての検証と評価をいただいております。 なお、地方創生への取り組みは、平成28年に策定をした仙北市総合戦略の最終年度とし、戦略に掲げている4つの基本目標と施策の重要業績評価指標(KPI)の達成に向けた具体的事業を加速します。国家戦略特区の内閣府と立ち上げた仙北市特区推進共同事務局では、規制改革の推進を図るとともに仙北市版グローカル・イノベーションのモデル地区を目指し、産業と雇用の創出のため特区事業を継続して支援するほか、総合戦略の一つの柱でもある移住・定住対策については、交付金を活用し、移住支援策を新設します。また、SDGs未来都市として選定された各自治体との情報共有と連携を深め、全ての人が尊厳をもって幸せに生きることができる持続可能なまちづくりを推進します。 次に、平成31年度の市役所の組織再編についてであります。 市民福祉部市民生活課に「環境保全係」を新設します。これは、廃棄物処理施設の管理運営に関する事務が大曲仙北広域市町村圏組合へ移行することに伴い、環境保全センターの事務で同組合に移行しない事務を担当します。農林部農業振興課所属機関の農山村体験デザイン室は、都市農村交流・学習旅行の推進等を行っておりますが、観光事業という側面やインバウンド対策との連携が必要なことから、観光商工部国際交流推進室へ統合します。また、観光商工部観光課に「桜まちづくり係」を新設します。現在、文化財指定の桜は教育委員会文化財課が担っておりますけれども、「桜まちづくり係」は市全体の桜振興について担当をします。 第2章であります。平成31年度の重点事業と一般会計予算案の概要及び財政見通しであります。 平成31年度当初予算は、国の「新経済・財政再生計画」に基づく本格的な歳出改革への取り組みを推進する方針を受け、全ての事業をゼロベースで見直すとともに自主財源の確保に努める一方で、新角館庁舎建設事業、総合給食センター建設事業等の懸案となっていた大規模事業の実施、計画の最終年度となる「仙北市総合戦略」及び「第2次仙北市総合計画」に掲げる目標達成に向け、真に必要な施策・事業に重点を置いた編成となっております。 一般会計の総額は過去最大となる211億1,600万円で、前年度比13億3,300万円、6.7%の増であります。特別会計は10会計合わせて89億508万1,000円、企業会計は3会計合わせて68億1,723万1,000円で、当初予算の全体額は368億3,831万2,000円、前年度比11億8,788万5,000円、率にして3.3%の増であります。 歳入については、市税は家屋・償却資産の伸びによる固定資産税の増、個人住民税所得割分の増などで、前年度より6,979万6,000円増の26億2,260万8,000円を計上しております。地方交付税は、地方財政計画で1.1%の増でありますけれども、普通交付税の合併算定替えによる縮減、特別交付税の実績額増を踏まえ、総額で6,000万円の減となる85億8,000万円を見込んでおります。臨時財政対策債は3億8,000万円を計上し、地方交付税と臨時財政対策債の合計額は、前年度比1億5,000万円減の89億6,000万円を計上しております。ふるさと仙北応援寄附金は、前年度比1億円増の2億円を見込んでおります。財政調整基金繰入金は、前年度比5億180万円減の4億9,820万円で、平成31年度末の基金残高は5億3,123万1,000円を見込んでおります。また、ふるさと振興基金繰入金を3億2,180万円、ふるさと仙北応援基金繰入金を1億5,250万円、公共施設等総合管理基金繰入金も8,790万円計上しております。市債は、大規模建設事業に着手したため昨年度を16億9,500万円上回る38億5,180万円で、平成31年度末の市債残高は、前年度比18億1,363万3,000円増の228億3,210万1,000円となる見込みであります。 歳出については、新角館庁舎建設事業、総合給食センター建設事業等の大規模普通建設事業費、社会保障施策費や廃棄物処理施設の大曲仙北広域市町村圏組合への移管に伴う広域負担金の増加などがあります。地方交付税の縮減などで一般財源が減額となる見込みで、国県補助金や合併特例債、過疎債などの有効な財源を活用できる施策、特定目的基金を充当可能な事業を優先計上しております。また、地方創生事業によるIoT導入や産業創造、移住促進への取り組み、地元産業の育成強化、観光やインバウンド対策にも注力しております。 次に、今後の財政見通しについてであります。 国の平成31年度予算は、極めて厳しい地方財政の現状を踏まえ、人づくり改革の実現や地方創生の推進、防災・減災対策に対応する経費を配分する一方で、引き続き歳出全般にわたる「聖域なき徹底した見直し」を推進し、地方も国の取り組みと基調を合わせた見直しを進めることとしております。このため、国庫財源での事業は限られた規模となります。 歳入についても、地方の一般財源総額を平成30年度を下回らないように実質同水準を維持するとしていますけれども、地方交付税は合併算定替えによる段階的縮減などで減額が見込まれます。 平成31年度当初予算編成では、懸案となっていた大規模な普通建設事業へ本格的に着手したことなどにより予算規模が大きくなったことや、財政調整基金が枯渇しないよう繰入金を抑制したこともあり、施策を実施するための財源調整に本当に難儀をしております。さらに、病院事業会計の資金不足比率や健全化対策などの新たな課題があり、平成32年度以降の予算編成も財源確保は非常に厳しい状態が続く見込みであります。 そのため、あらゆる方策を講じる覚悟であります。遊休市有財産のほか維持管理費で財政を圧迫する施設等は、早急に個別施設計画等を策定し、可能なものから売却・譲渡等を行います。これには義務教育施設、文教施設等の統廃合も例外としません。また、市単独補助金など全ての事業を改めてゼロベースで見直しし、市にとって真に必要な事業以外は事業廃止も含めた見直しを行います。平成32年度の予算編成に向け、既に廃止・縮減事業等の洗い出し作業に入っております。この後、廃止縮減を考えている事業については、早々に関係者等との協議や説明をしたいと考えております。市職員はもちろん、議員の皆様、市民の皆様にも御理解をどうかよろしくお願い申し上げます。 第3章、平成31年度の各部等の事業の概要であります。 総務部であります。 新角館庁舎整備についてであります。 庁舎本体建設工事は、平成30年度末までに公告・入札を行い、工事請負契約を締結し、今年4月に着手予定であります。公用車車庫建設工事は8月、地熱利用工事は9月、第1・第2駐車場の外構工事は平成32年4月の着工を予定しております。 なお、完成予定は、公用車車庫建設工事が12月、庁舎本体建設工事、地熱利用工事、駐車場外構工事は平成32年8月を予定しております。 ふるさと納税ふるさと便事業であります。 ふるさと納税ふるさと便事業については、返礼品のメニュー充実とともに、複数のポータルサイトへの加入とPR対策を強化したところ、平成30年度の寄附額は約1億5,000万円で、平成29年度に比べ2倍以上の寄附実績となっております。今後も国の方針を遵守しながら、寄附金の使い方や事業報告など、きめ細やかな情報提供を心がけ、地域貢献が実感できるよう、また、さらに多くの皆様から寄附いただけるよう努力をします。 地域公共交通であります。 高齢化の進展に伴い、運転免許証返納の増加や集落内の店舗の消滅などにより、これまで以上に地域公共交通へのニーズが高まっております。市民バス・デマンド乗合タクシーでは、路線の変更や停留所の追加・変更などで、継続的に利便性の向上を図っております。今後も市民生活を支える足としての役割を果たし、市民バス・デマンドタクシー相互乗り継ぎなど新たな検討も行い、公共交通ネットワークの充実化を進めます。 田沢湖クニマス未来館であります。 秋田内陸縦貫鉄道を利用する外国人観光客の増加、新たに就航する秋田台湾間の定期チャーター便による来訪者の増加等を見据え、中国語・英語等の言語の展示紹介システムを導入いたします。この対応で、ツアーコースとして来館いただける可能性もさらに高まるものと思います。世界に向けて田沢湖再生の思いを発信し、環境意識の高揚を加速したいと思います。 仙北市総合戦略であります。 平成28年1月に策定をした仙北市総合戦略の事業計画は、平成31年度が最終年度となります。4つの基本目標と具体的な施策の重要業績評価指標(KPI)及び事業内容の年度ごとの評価・検証を踏まえながら、KPI及び事業目的の達成に向けた具体的事業に加速的に取り組み、国・県の動向を踏まえ事業の見直し等の改定作業を進めます。 地方創生・近未来技術実証特区であります。 地方創生への取り組みは、国家戦略特区として内閣府と連携した仙北市特区推進共同事務局の設置で、規制改革の推進を図るとともに産業と雇用の創出のため特区事業を継続して支援します。また、最先端技術による少子高齢化の課題解決や技術の集積による産業構造の変革、歴史・文化と最先端技術が共存する先進観光地の実現など、民間企業と連携しグローカル・イノベーションのモデル地区を目指します。 SDGs未来都市であります。 SDGs未来都市として選定された他自治体と連携を深めます。また、地域指定となったことで導入できる事業のフル活用で、全ての人が尊厳を持って幸せに生きることができる持続可能なまちづくりを推進します。 移住・定住対策であります。 秋田県及び県内25市町村が連携し、東京一極集中の是正及び地域の中小企業等における人手不足の解消を目的とした移住支援事業費補助金を新設します。3人の「地域おこし協力隊」は、それぞれの事業目的に沿って起業や就業を目指し活躍しております。新年度に向けて新隊員も募集しております。 地方創生推進交付金事業であります。 新規の「地域ブランディングによる観光まちづくり事業」では、外国人材を登用し、地域資源を活用した観光情報の発信や住民との交流による賑わい創出を目指します。また、起業と事業拡大及びマッチング支援、市民の健康増進とヘルスケア産業の創出、農業分野への近未来技術の導入実験と人材育成、玉川温泉水からの水素に関する生成調査研究及び水素エネルギー利用に関する啓発活動などを継続いたします。 交通・防犯であります。 平成31年度も交通指導隊をはじめ関係機関や団体との活動を展開し、交通ルールの遵守と正しい交通マナーの実践を呼びかけ、交通安全のひと声を掛け合う「ひと声運動」を実践します。平成29年3月から継続している交通死亡事故ゼロをさらに続けられるよう、特に高齢者が事故に遭わないよう、交通安全思想の普及・徹底を推進します。 防災であります。 災害の大規模化が心配される近年の気象災害に対応し、自助・共助による災害対応を充実させるため、さらなる自主防災組織の設立を目指し、平成31年度からは市内3地区で年番で防災訓練を実施し、各地域ごとの避難場所や避難経路の確認などを行いたいと思います。また、クマ対策として、森林管理署や関係機関と連携し入山規制を継続します。秋田駒ヶ岳と秋田焼山は、登山口へ注意喚起の看板を設置し、十分な装備と最新の火山情報収集を呼びかけます。 消防であります。 消防団員数は慢性的に定員に満たず、減少傾向であります。新規団員の確保に努め、現団員の結束を図りながら資機材の計画的な更新を行うなどし、警察・消防との連携で安心して暮らせるまちづくりを推進します。 市民福祉部であります。 福祉政策であります。 平成31年度から平成35年度までを計画期間とする「地域福祉計画」の策定作業を進めております。社会情勢の変化に対応しながら地域福祉の推進を図り、地域共生社会の実現を目指します。 なお、平成31年度は民生児童委員・主任児童委員の一斉改選があります。 障がい者福祉であります。 住み慣れた地域で安心して生活ができるよう、各種障がい者施策やサービスの情報を提供し、適切なサービスの利用を支援することで、障がいがあっても生きがいのある自立した生活を実現できるよう支援を続けます。 なお、4月1日からは、西木町西荒井で社会福祉法人秋田ふくしハートネットが運営する生活介護等複合型障がい福祉サービス事業(複合施設)がスタートします。 低所得者福祉であります。 低所得者が抱える問題に対応するため、生活困窮者自立支援事業の相談業務として社会福祉課に自立相談支援員を配置しているほか、市からの委託事業として、仙北市社会福祉協議会に「仙北市自立相談応援センター」を開設しています。様々な支援制度や生活保護制度との連携を通して、積極的に対象者を支援します。 子育て支援であります。 公私立認定こども園や保育園等で子供一人一人の育ちを促す幼児教育推進事業を実施するため、子育て推進課に教育・保育アドバイザーを配置します。アドバイザーは、保育園等を巡回して指導・助言を行い、各園に研修リーダーを養成します。さらに、教育委員会と連携して教育・保育体制の充実を図りながら、明日を担う子供たちに必要な環境を整え、子供の粘り強さや協調性、自信、自制心などを育み、小学校以降の教育や学習につなげていきたいと考えています。 高齢者福祉であります。 平成31年4月から、介護タクシー利用助成事業を開始したいと思います。これは、高齢や身体の障がい等で一般車両を利用して外出することが困難な要介護認定者が、介護保険制度サービス外となる医療機関への入退院等の外出支援が必要となったときに、市内事業者が提供するストレッチャーまたはリクライニング式車いすに対応した車両を利用した際、介護タクシー利用費用の助成を行うものであります。また、引き続き在宅生活の継続及び家族の負担軽減の支援を行います。 保健事業であります。 乳幼児から高齢者まで健診事業と事後指導の充実を図り、市民の健康増進と健康寿命の延伸に向けた取り組みを積極的に推進します。平成31年度は、第2期「けんこう仙北21計画」の検証と見直しの時期であります。次期計画では、生活習慣病の発症や重症化の予防、各年代に特徴的な健康課題に対する施策の実施で、健康格差の縮小を目指します。 母子保健は、新生児聴覚スクリーニング検査への助成制度を新設し、聴覚障がいの早期発見と早期治療につなげたいと思います。また、子育て世代包括支援センターに専門相談員を配置し、支援体制を強化したいと思います。さらに、仙北市自殺対策計画を踏まえ、庁内の横断的な連携を図ります。「いのち輝く仙北市の実現」に向け、誰もが自殺に追い込まれることのない地域づくりを邁進します。 廃棄物処理であります。 平成31年4月1日から、仙北市と大仙美郷環境事業組合の廃棄物処理施設は、大曲仙北広域市町村圏組合で運営をします。大曲仙北広域市町村圏域内の廃棄物処理施設を将来にわたり維持し、かつ安定的に運用することが目的であります。 なお、仙北市内の廃棄物の収集運搬に関する事業は、市がこれを継続して行いたいと思います。 観光商工部であります。 観光振興であります。 世界の中から仙北市を選んでもらえるよう、そして地域経済に寄与できるよう、素材を磨き上げ、長期滞在が可能な観光地を目指します。 昨年好評をいただいた武家屋敷通りでの桜のライトアップは、今シーズンは角館庁舎付近まで延伸し、武家屋敷通り全体をライトアップしたいと思います。夜の賑わいを演出することで観光客の滞在時間を延長し、消費行動につながるよう関係団体に協力・創意を呼びかけております。 他市町との連携事業では、従前の枠組みを継承し、市単独からエリアで売り出す広域周遊ルートの商品造成を進めます。 観光施設整備であります。 武家屋敷ポケットパーク公衆トイレの改修工事を行い、トイレの洋式化を図るほか、多機能トイレを設置します。また、刺巻湿原木道工事の継続、老朽化が進んだ黒森園地東屋及び展望台の補修工事を行います。 自然公園関係では、秋田駒ヶ岳阿弥陀池の木道・避難小屋及びシャクナゲ登山道の各改修工事、抱返り渓谷トンネル・防護柵改修工事等を行います。また、田沢湖のモヤ森自転車道も年次計画で改良が始まります。 組織再編では、観光課内に新たな係を新設し、角館落合地区・古城山、それから田沢湖下高野地区等々、市内全域の桜の維持管理を行い、桜を生かしたまちづくりを進めたいと考えております。 DMOであります。 観光庁の日本版DMO候補法人の手続を進めています。DMOは各種データ等の継続的な収集・分析、データに基づいた戦略の策定が可能となり、DMOが事業実施することで優先的に受けることができる支援メニュー等もあることから、関連団体と役割分担をしながら、これらを活用し積極的に事業展開をしたいと考えております。 インバウンド誘客促進・国際観光宣伝についてであります。 第2次観光振興計画に掲げた将来像「仙北市の魅力が国内外に浸透しまちが賑わっている」の達成に向けて、各種施策に取り組みます。 平成30年度から取り組んでいる旅行者目線のパンフレット作成については、訪日外国人旅行者の増加が見込まれる東南アジアからの誘客を進めるため、新たにタイ語のパンフレット作成に着手します。 また、平成31年度の地方創生推進交付金を活用した新事業として、台湾から外国人材を雇用し、商品造成に向けた動態調査やSNSによる情報発信に取り組みます。また、平成28年度から着手してきた二次交通網の整備でありますけれども、平成31年度は電子決済などのキャッシュレス化、オンライン予約サイトへの登録促進などにも取り組みます。 また、大仙市・美郷町との連携で行っている「インバウンドサイクリングコース活用事業」は、民営化による自主運営を目指しております。 商工業の振興であります。 市内中小企業等の経営安定化のための融資支援制度をはじめ、企業の規模拡大や新分野進出に係る支援制度、「中小企業活性化支援事業費補助金」による、市内中小企業・個人事業主の経営基盤の強化に向けた制度及び企業の相談窓口として「サテライト仙北」を継続し、地場産業の振興を推進します。 また、「産業振興基本条例」に基づき、「仙北市産業振興推進委員会」の意見を踏まえ施策立案や評価・検証を行い、商工業の振興に努めます。 雇用・労働対策であります。 雇用情勢の改善等により、求人が増加する一方で求職者が減少し、角館管内の有効求人倍率は、平成30年12月末現在で1.74倍となっています。人材不足が深刻化している業態も多く、人材の安定的な確保が喫緊の課題であります。このため、引き続き新規学卒者を対象とした事業所視察会、企業説明会、首都圏での就職移住フェアなどを開催します。 また、先頃はハローワーク、シルバー人材センター、商工会、そして商工課等で、新たな人材不足の改善対策や組織の立ち上げも視野に入れた協議を始めております。まとまり次第、年度途中であってもスタートさせたいと考えております。議会の皆様とも、現状を改善できる手法について集中的に議論したいと考えております。よろしくお願い申し上げます。 起業・創業支援であります。 仙北市が成長発展を遂げるために、市民の起業意識は大変重要であります。特に若者や女性目線は不可欠な要素となっております。そこで、創業・起業を目指す方の知識向上のため、商工会が開催する「創業塾」、空き店舗を活用した場合の家賃支援、また、起業時の設備投資費用への支援を行います。また、ビジネスマッチングや人的ネットワークの機会を提供し、起業機運を高めることで地域産業の活性化を図りたいと考えております。 企業誘致であります。 現在、複数の企業と仙北市の情報を共有し、誘致の可能性について協議を進めている企業もあります。これが単発の動きとならないよう、平成31年度には秋田県へ職員を派遣し、企業誘致のノウハウの構築や関係機関との連携、リアルタイムな企業情報収集を行いたいと考えております。現状の企業誘致に関する優遇制度を維持するだけではなく、必要に応じて制度の見直しも検討したいと思います。 農林部であります。 農業政策の対応であります。 昨年末に発効のTPP11に引き続き、2月1日には日欧EPAの発効など、経済情勢は世界規模で大きな変換期を迎え、とりわけ農業情勢は、担い手の高齢化や後継者不足等の問題も重なって大変厳しい状況であります。このような中、持続可能な地域農業を目指すために、国や県の事業を最大活用することはもちろんでありますけれども、こまめな情報提供、学習会、市単独事業との組み合わせなどで支援を重層化します。 農業支援・担い手確保対策であります。 消費者が求める高品質で安全・安心な地域の特色ある米づくりの支援を行います。一方で、回復基調の米価を維持するため、関係機関と連携し、農家の皆様に売り先のない米生産をしない意識啓発を行います。当面は、生産の目安を提示するなど、農家自らが生産量を決定できる環境づくりに注力をします。 平成31年産米の生産の目安は1万5,138トンで、昨年よりも28トンの減少であります。このことは昨年12月20日開催の仙北市地域農業再生協議会総会で決定をし、方針作成者には提示済みであります。主食用米の需要が年々減少し、農家は園芸作物など米以外の作物への転換の必要性が増しています。そこで、産地交付金等の仕組みを変えながら、仙北市重点品目、アスパラ、えだまめ、キャベツ、ほうれんそう、そらまめ、シイタケ、ネギ、山の芋、いちご、ぶどう、にんにく、花きへの取り組みを厚く支援するほか、「農業夢プラン事業」に協調助成や市の独自事業「仙北市畑作園芸等振興事業」などで、施設の整備や機械導入に支援を行います。 担い手対策は、関係機関との連携を強化し、新規就農者への支援や技術指導、営農組織の法人化、また、基盤整備事業を契機とした法人設立の支援等を厚く行います。 畜産の振興であります。 飼養農家戸数は減少しておりますけれども、大規模化を目指す若手経営者の定着で飼養頭数は増加しております。引き続き優良牛の導入や優良系統牛の増殖を図る受精卵移植事業の推進などで、飼養頭数の維持・拡大を目指します。 なお、仙北市堆肥センターは昨年9月に特殊肥料の登録申請を行い、製品としての販売が可能となりました。この春からの需要に備え、安定生産体制の維持に努力をしたいと思います。 農業農村整備の推進であります。 生保内南地区の県営基盤整備事業は、面工事が昨年で終了しております。平成31年度からは神代地区、計画では285ヘクタールであります、で面工事が始まり、平成31年度は国館地域58.6ヘクタールが対象となります。この事業とあわせ、ため池等整備事業も進めます。神代梅沢・岡崎地区の老朽ため池、森間沼、それから岡本沼の改修工事に着手するほか、継続事業の館下頭首工の改修工事は、左岸側の改修で完成となります。市が独自に支援を行う中山間地域区画整理事業は、事業要望が大きく、継続をいたします。 林業の振興であります。 森林経営計画に基づき、森林の適切な整備と保全を行い、森林の持つ多面的機能の維持・発揮に努めます。また、大沢地区森林公園は、平成31年度は歩道の開設と東屋の新設、学びの広場、誘導看板等を設置し、田沢湖クニマス未来館の隣接地を生かし、憩いの場として機能強化を図ります。 土砂流出被害対策は、県営の治山事業で継続地区4カ所であります。新規地区1カ所であります。計5カ所で事業申請中であります。 鳥獣被害対策は、これまでツキノワグマの被害対策を主体としておりましたけれども、ニホンジカやイノシシの目撃情報が増加し、農林産物被害や人身被害の恐れがあることから、この2種類を含めた鳥獣被害防止計画を策定する準備を進めております。 なお、クマ捕獲用檻の増設や、猟友会員の確保のための狩猟免許新規取得者への支援を継続します。 グリーンツーリズムの推進であります。 個人旅行型の外国人観光客の増加が予想される中で、主体となっていた仙北市農山村体験推進協議会は、一般社団法人として新たなスタートを切っております。国内旅行者の誘客についても、農山村で余暇を楽しむ旅行形態が定着をし、地域間競争が激化しているため、さらなる誘客活動に取り組む必要性を感じております。伝統野菜を活用し、JR東日本秋田支社と連携して進めている旅行商品・五感楽農ツアーに期待を寄せております。 建設部であります。 道路、河川等整備であります。 平成31年度の補助事業は、社会資本整備総合交付金事業で9路線の道路改良、道路舗装、流雪溝、橋梁補修の工事等を実施します。単独事業では、過疎対策、辺地対策、臨時地方道路整備事業で28本の改良工事等を実施します。 国道46号は刺巻線形改良の早期完成、地域高規格道路の盛岡秋田道路整備促進に向け、活動を強化します。国道105号は桁沢地区及び草峠地区が継続実施であります。現在、黒沢地区から堀内地区までの急カーブ・狭隘箇所の整備要望を行っております。大覚野峠を含む14.3キロ区間は、秋田県の技術検討委員会で検討中でありますけれども、さきの会議でトンネル工事の検討が行われているとお伺いしております。 県道は、2路線が継続実施であります。県河川改修事業は5河川が継続実施であります。砂防事業は八幡平直轄砂防事業の大和田沢砂防えん堤が完成し、5施設が継続実施であります。 なお、安心・安全道路維持整備事業、市民参加型インフラ維持整備事業、仙北市リフォーム促進事業は、継続実施をいたします。 下水道事業であります。 人口減少等で使用料収入の減少、また、施設の老朽化に伴う更新需要の増大など、下水道を取り巻く環境は厳しさを増しております。持続可能な下水道事業に向け長期的な施設状況を予測し、計画的かつ効率的な修繕・改修を実現するため、ストックマネジメント計画を策定しました。平成31年度は田沢湖浄化センターの改築更新で実施設計を計画しております。管渠の整備は角館の小勝田中川原地区で工事を実施いたします。 集落排水事業であります。 集落排水事業は、農山漁村地域整備交付金を活用し、供用開始から耐用年数の経過に伴い、老朽化した各施設の再構築と機能強化を図ります。平成31年度は最適化整備構想に基づき、桧木内クリーンセンターの処理施設及び管路施設の改修工事、それから前郷地区農業集落排水施設の全体実施設計を計画しております。 合併処理浄化槽事業であります。 生活環境の改善、河川等の水質保全のため、循環型社会形成推進交付金を活用して、下水道計画区域外及び集落排水事業区域外に居住する世帯からの申請に基づき、設置費用の一部を補助金として交付、合併処理浄化槽の設置を推進していきます。 水道事業であります。 人口減少で料金収入の減少、施設の老朽化や人材不足など下水道事業と同様の課題を抱えております。水道の基盤強化を図るため、先般の国会で水道法の一部を改正する法律が成立をしております。今後の方向性等については、国や県の動向を注視します。また、引き続き普及率及び加入率の向上に努め、水道未普及地域解消事業については、角館山谷川崎地区と田沢湖卒田地区の整備を推進します。また、角館浄水場についても電気設備の更新工事を実施します。 温泉事業であります。 温泉事業については、御存知のとおり高原温泉郷、水沢温泉郷及び休暇村乳頭温泉郷に安定した温泉を供給し、観光の一躍を担っております。引き続き温泉事業の業務の効率化を図り、健全経営に努めたいと考えております。 医療局であります。 診療体制についてであります。 角館総合病院は、西野院長が3月末で定年退職を迎えるため、常勤脳神経外科医師が1人減となる予定であります。また、懸案となっている精神科医師の確保は、秋田大学や首都圏の医学部附属病院関係者との協議を継続しております。国にもこの窮状を説明し、改善を要請中であります。秋田県からの派遣医師は、昨年同様3人の派遣が内定したほか、医師修学資金貸与者で産婦人科医師1人の赴任を予定しております。 なお、退職される西野院長については、4月以降も非常勤医師として週数回の診療をお願いしております。 田沢湖病院は、昨年同様、県職員医師1人の派遣が内定したことから、内科医師2人での診療体制が維持できる予定であります。また、佐々木院長は3月末で採用期限の満了でありますけれども、病院事情を考慮し引き続きの勤務となります。したがって、平成31年度の診療体制は常勤医師3人で、引き続き秋田大学や県内外の医療機関からの支援で医療サービスの提供を図ります。 病院事業会計当初予算の概要であります。 角館総合病院の医業収益のうち、入院収益は、精神科常勤医師の確保が難しい現状から、精神科の入院収益は見込んでいません。一般病床は病床の稼働率向上や医療機能の拡充等による診療単価の増額を図り、医業収益の向上確保に最大努めます。費用は特に人件費及び経費に係るこれまでの実績を勘案し、さらに徹底して費用削減を図ります。当初予算の収益的収支は赤字でありますけれども、費用の削減や退職引当金戻入を特別利益として計上して、平成30年度より赤字幅が縮小した内容となっております。 田沢湖病院は、人口減少などによる患者数の減少を考慮し、費用の削減を徹底した予算内容であります。収益は診療報酬算定の基準に柔軟に対応し、診療に対する算定の精度を高めるなど、経営改善につながる収益向上対策を進めたいと思います。 抜本的な病院事業会計の改革元年についてであります。 平成31年度の角館総合病院は、新院長のもと、病院改革元年と位置付けます。開設者と管理者は日常業務として情報共有と連携を強め、抜本的な経営の見直しに取り組む決意であります。まずは病院自らの主体的取り組みで一日一日改善の積み上げを行い、同時に外部コンサルタントへ改善点の洗い出し業務を委託します。できることから改善アイデアを実施します。医師や看護師、全ての病院職員が市民のための病院経営であることを肝に銘じ、改革を強力に推し進める1年度とします。 また、本市の地域医療の将来像と両病院の機能の在り方の議論を深めるとともに、持続的かつ徹底したマネジメントを担う経営企画推進室、仮称であります、を医療局内に設置し、スピード感を持って経営改革に取り組みます。 現在、2つの病院と5つの診療所を経営しておりますけれども、病病連携・病診連携なども視野に、サービス向上と経営合理化の道筋をつける議論を喚起したいと思います。議会の皆様、市民の皆様には御協力をどうかよろしくお願い申し上げます。 第4章、終わりであります。 以上、市政運営の基本方針と主要な施策の概要について申し上げました。 本定例会に提出している案件は、専決関係1件、条例関係10件、予算関係32件、その他4件の計47件であります。お諮りした案件について、慎重審議の上、全議案御可決を賜りますようお願い申し上げます。 以上であります。
○議長(青柳宗五郎君) 市政報告並びに施政方針を終わります。
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△教育行政報告
○議長(青柳宗五郎君) 次に、教育行政報告を行います。熊谷教育長。
◎教育長(熊谷徹君) おはようございます。 平成31年第2回
仙北市議会定例会の開会にあたり、主な事項について御報告させていただきます。 教育総務課であります。 仙北市育英奨学資金貸与制度検討委員会について。 2月19日、仙北市育英奨学資金貸与制度検討委員会を開催し、基金の運用、制度の見直し、収納対策、原資の確保等について御検討をいただきました。今後も健全・円滑な運用を確立するため、協議を重ねていきます。 学校適正配置について。 各地区で実施した学校適正配置に関する意見交換会、教育委員会、総合教育会議等の結果について報告いたします。 中川小学校については、平成31年度を学校間交流等の準備期間とし、平成32年4月から角館小学校と統合することとしました。11月28日の第3回中川地区住民・保護者意見交換会において、角館小学校との学校適正配置について御理解いただきました。その後、適正配置の時期等について、中川小学校の保護者の皆様の意見を集約していただきました。そして、12月19日には教育委員会協議会を、平成31年1月15日には総合教育会議を、そして同日、総合教育会議終了後に、中川小学校、角館小学校両校の保護者代表と学校代表、教育委員会委員による三者協議会を開催して議論を重ね、保護者の意向を最優先し、平成32年4月統合が望ましいとの結論に至りました。そして、2月13日、中川小学校、2月15日の角館小学校のPTA参観日の際に、両校の保護者の皆様にも説明し、理解いただきました。また、1月28日には中川小学校、角館小学校両校による学校間交流検討会を開催し、平成31年度の具体的な交流内容について協議を行い、平成31年4月から統合に向けた両校の学校間交流が円滑かつ着実に推進されるように準備に取りかかることとしました。 桧木内中学校につきましては、さきの12月議会で報告したとおり、通学時間の問題、健康面への不安、生徒や保護者の負担の大きさ、不公平感及び地域の衰退への危惧等の観点から、性急な適正配置を行わず、意見交換を継続するとともに、少人数のデメリットの軽減を図るために近隣中学校との学校間交流を積極的に行っていくこととしました。 今後は、仙北市広報3月1日号に、これまで行った各地区の意見交換会の結果等を掲載するとともに、特に中川地区・角館地区の広報にはチラシも折り込み、学校適正配置の状況等を市民全体及び地域住民、保護者への周知と理解を図るようにします。 青山学院大学との交流活動について。 2月14日から17日の4日間、青山学院大学の学生・引率者14名が仙北市を訪れ、冬季交流プログラムを行いました。この事業は平成28年に締結した包括連携協定が縁で始まったもので、今回で3年目となります。期間中、参加者はひとり暮らし高齢者宅の除雪作業、田沢湖高原雪まつりの準備作業のボランティア活動や、武家屋敷岩橋家で行われている角館の冬がたり等を見学して、雪国の暮らしぶりや風習を体験していただきました。冬季交流プログラムは、首都圏では体験することのできない雪に触れたボランティア活動等を通じ、年々市民との交流の輪が広がりを見せており、今後も様々なメニューを提供し展開することで、より一層交流を深めたいと考えております。 第19回環境美化教育優良校等表彰について。 生保内中学校が第19回環境美化教育優良校等表彰において優良校を受賞し、2月21日に伝達されました。これは、ふるさと教育と環境教育の一環としてクニマスや田沢湖白浜の鳴砂について研究するとともに、クニマスの里帰りや鳴砂の復活を目指して、地元有志の「ざっくばらんの会」と協力して行ってきた田沢湖白浜クリーンアップ大作戦などの取り組みが高く評価され、県内からは生保内中学校が唯一表彰されたものであります。 生涯学習課であります。 仙北市総合美術展について。 2月5日から17日まで、「第8回仙北市総合美術展」が角館町平福記念美術館において開催されました。日頃の生涯学習活動の発表の場として定着してきた中で、今回は新たに指定障がい福祉サービス事業所「愛仙」からの出展も含め、151人と5団体から絵画、書、写真、工芸、手芸作品など168点の出展があり、改めて生涯学習の裾野の広さを実感しました。会期中は570人の来場者があり、多岐にわたる力作を熱心に鑑賞し、出展者との交流も図られるなど、有意義な美術展となりました。 学習資料館・イベント交流館であります。 読書感想文コンクールについて。 仙北市読書感想文コンクールは、角館図書館後援会主催から引き続いて54年目となる地域に根差したコンクールとなっております。今年度は、審査委員長に田沢湖町生保内在住の鈴木勝一さんをお迎えし、市内各校から選抜された147点の応募作品から38点の入賞作品を決定しました。2月17日、総合情報センターで表彰式を行い、最優秀賞の仙北市長賞は、小学校・中学校の部では桧木内中学校2年若生美空さん、高校の部では角館高等学校1年田口芳美さん、新潮文庫賞は、桧木内中学校3年の畠山美々さんと角館高等学校3年の手代木ひかるさん、角館図書館後援会長賞は、神代小学校4年妻野輝誠さんと角館高等学校3年森永ののかさん、仙北市教育長賞は、西明寺小学校2年門脇隼男さんと角館小学校6年山田絵理さん、角館高等学校3年の浅利陽菜さんが受賞しました。 スポーツ振興課であります。 2019フリースタイルスキー秋田・田沢湖モーグル競技会について。 2月2日と3日に、たざわ湖スキー場で2019フリースタイルスキー秋田・田沢湖モーグル競技会が、男子53人、女子35人の参加のもと、良好なコースコンディションで開催されました。6年連続6回目の開催となるこの大会は、2月2日にモーグル競技、3日にデュアルモーグル競技を行い、モーグル競技で上位入賞した男子1人、女子2人には、2019FISフリースタイルスキーワールドカップ秋田たざわ湖大会への出場権が与えられ、ジュニア世界選手権派遣選考基準をクリアした男子2人には、ジュニア世界選手権の出場権が与えられました。 高雄国際マラソンへの市民ランナー派遣について。 2月17日に開催された第10回高雄国際マラソン(台湾)へ、田沢湖マラソンを完走した市民ランナー3人を派遣いたしました。フルマラソンには兜森輝美さん、鈴木裕子さん、25キロウルトラハーフマラソンには草なぎ大助さんが出場し、見事完走しました。高雄国際マラソンへの派遣は、田沢湖マラソンとの交流事業の一環として、また、相互の市民交流に向けた取り組みであり、第33回田沢湖マラソンへも高雄国際マラソンからランナーを招いており、第34回大会へも招待の予定となっております。また、高雄国際マラソンは今年が10回大会ということで、お互いのマラソン大会の友好交流を促進するため、仙北市と高雄市がさらなる友好交流を促進する旨の覚書を締結しました。 文化財課であります。 おやま囃子芸能発表会について。 2月11日に角館交流センターで「おやま囃子芸能発表会」が開催され、13団体が出演しました。この発表会は「角館のお祭り保存会」の主催で、おやま囃子の保存・継承を目的に毎年開催しており、今年で24回目の開催となりました。当日は、歴史ある伝統芸能の囃子や踊りを堪能しようと市内外から約800人の観客や参加者が会場に詰めかけ、大いに盛り上がりました。 国指定名勝桧木内川堤「サクラ」のウソ対策について。 国の名勝に指定されている桧木内川堤のサクラについて、ソメイヨシノ花芽食害防止と景観保全を目的として、今年も2月1日から3月2日までの30日間、角館猟友会に委託してウソの有害鳥獣捕獲を行っております。 平福記念美術館であります。 館蔵品・寄託品展について。 2月26日から4月9日まで、「館蔵品・寄託品展」を開催いたします。平成30年度に河正雄さんから御寄贈いただいた作品や、美術館所蔵作品、寄託作品を中心に79点の展示予定であります。平福穂庵・百穂常設展と併せてお楽しみいただくよう、皆様の御来館をお待ちしております。
○議長(青柳宗五郎君) 教育行政報告を終わります。 昼食のため、13時まで休憩します。 (午前11時55分)
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○議長(青柳宗五郎君) 休憩前に引き続き会議を開きます。 (午後0時58分)
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△教育行政方針
○議長(青柳宗五郎君) 教育行政方針に入ります。熊谷教育長。
◎教育長(熊谷徹君) 教育行政方針の前に、ただいま連絡が入りましたので報告させていただきます。 桧木内小学校が児童数54人中12人がインフルエンザで休校、休み。また、そのほかにも複数の症状を疑われる児童がいるということで、2月26日、27日の両日、学校閉鎖となりましたので御報告いたします。 平成31年第2回
仙北市議会定例会の開会にあたり、平成31年度の教育行政方針を申し上げます。 初めに、学校教育については、引き続き「ふるさとを愛し、豊かな心と健やかな体をもち、確かな学力を身に付けた仙北の子供」の育成を小・中学校共通の目標として掲げ、「ふるさと教育の一層の充実」、「思いやりの心と健やかな体を育み、命を大切にする教育の推進」、「確かな学力の向上」に取り組みます。 平成31年度からの中学校道徳の教科化、小学校においては平成32年度から、中学校においては平成33年度から完全実施となる新学習指導要領への準備・対応が強く求められております。 急速かつ激しい変化が予想されるこれからの社会を主体的・創造的に生き抜く子供の育成に向けて、知・徳・体のバランスのとれた「生きる力」を育むことを目指して、北浦教育文化研究所を中心に、教育指導等の改善の具体的な姿を市内の小・中学校に示していきます。 さらに、ユネスコの無形文化遺産へ登録された角館の曳山行事をはじめ、地域に伝わる伝統的な行事や祭典等を、学校教育の場でも児童生徒が正しく受け継いでいくよう努めていきます。 さて、本市においても急速な少子化による学校の小規模化が顕著となってきました。児童生徒が集団の中で多様な考えに触れ、認め、協力し、切磋琢磨し合うことを通じて一人一人の資質や能力を伸ばしていくためには、一定の集団規模が確保されることが望まれます。そこで、これまでに各地区において学校適正配置に関する住民・保護者意見交換会を重ねるとともに、教育委員会や総合教育会議等で議論を深めてきました。 その結果、中川小学校については、平成32年4月に角館小学校と統合することとしました。平成31年度は両校の学校間交流を推進し、当該児童や保護者の不安感等をできるだけ軽減し、期待感を高めるように積極的に取り組みます。さらに、統合準備委員会、仮称であります、を設置し、円滑な統合に向けた諸準備に全力を尽くします。 桧木内中学校については、性急な学校適正配置を行わず、今後もより良い教育環境の構築に向けた協議を継続するとともに、少人数のデメリットの軽減を図るため、近隣の中学校との学校間交流を推進していきます。 教育総務課であります。 学校施設の充実等について。 子供たちが一日の大半を過ごす学校は、学習や生活の場であり、豊かな人間性を育む教育環境として重要な施設であります。災害時には避難所などとしての役割も担っております。子供たちの望ましい教育環境の構築の一環として、冷房設備の設置に取り組みます。また、災害時の利用も考慮した各学校施設の諸工事や維持修繕等について、その必要性や緊急性を勘案しながら計画的に進めていきます。 さらに、遠距離通学児童生徒の利便性と登下校時の安全・安心な通学環境を確保するために、通学路点検やスクールバスの運行、各部署との連携等、より良い通学環境の整備に努めます。 学校教育の充実について。 児童生徒の生命・身体の安全と心の健康の確保を最優先事項とし、命を守るための防災・安全教育の充実、いじめ・不登校対策、体罰の絶無、学力向上に重点的に取り組み、学校教育の一層の充実に努めます。特に、いじめ・不登校問題、ネットトラブル等の情報モラルを含む生徒指導上の諸問題については、「仙北市いじめ防止等のための基本方針」のもと、学校及び関係機関等との連携・協力を一層推進し、引き続きその施策の充実に取り組んでいきます。 学力向上について、4月に実施される全国学力・学習状況調査、12月に実施される秋田県学習状況調査を活用し、その結果から本市の児童生徒に求められる思考力・判断力・表現力に係る各小・中学校の課題を明確にして、その克服に努めていきます。 以上の健康・安全の確保、いじめ・不登校問題の未然防止と適切な対応、学力向上等については、引き続き北浦教育文化研究所を中心に、市内小・中学校教員の研修や資質向上のための指導・助言を一層推進していきます。 平成31年度の小・中学校の新入学児童生徒数については、小学校が143人、前年度比36人の減、平成30年度小学校179人、中学校が215人、前年度比34人の増、平成30年度中学校181人、が予定されております。 複式学級は、引き続き中川小学校と桧木内小学校での発生が予想されます。中川小学校では、1・2年生、3・4年生、5・6年生の3つの複式学級が発生し、桧木内小学校では、3・4年生と5・6年生と2つの複式学級が発生することが予想されます。複式学級については、複式学級指導支援員を配置し、複式授業のデメリットの軽減に努めます。 北浦教育文化研究所であります。 北浦教育文化研究所は、秋田県教育庁南教育事務所並びに仙北出張所の指導主事と連携・協力しながら、市内小・中学校の児童生徒の学力向上に向けた授業改善と教職員の資質向上に向けた指導・助言を進めていきます。市内の小・中学校を訪問して行う授業研究会における指導・助言のほか、仙北市内の教職員による各種研修会を開催し、市内小・中学校の教育目標の具現化と教育の質の向上に努めていきます。 また、不登校児童生徒への支援を行う適応指導教室「さくら教室」を運営し、2人の指導員を中心に、不登校児童生徒への対応や相談活動の充実、併せて市民や児童生徒、保護者からのいじめ事案等の相談に対しても、しっかりと対応します。さらに、いじめや児童虐待等の悩みを抱えている児童生徒を見逃すことなく、その指導と支援を充実させるため、学校、市民福祉部、児童相談所等の関係機関との連携をより充実させ、迅速かつ適切に対応します。 平成32年度から全面実施となる3・4年生の外国語活動及び5・6年生の外国語の授業の充実に向けた支援として、小学校外国語活動指導助手を1人増員し、外国語の音声や基本的な表現等に慣れ親しませ、外国語を用いたコミュニケーション能力のさらなる向上を図ります。 学校給食センターであります。 学校給食は、学校給食法に基づいて学校教育の一環として位置付けられており、児童生徒の心身の健全な発達を図るとともに、生涯を通じた健全な食生活の実現や食文化の継承のほか、食についての習慣や知識を楽しく身に付けるための学習の場であります。学校給食センターは、保護者や学校との連携を密にしながら児童生徒の偏食の改善や食事マナーの向上、食文化等についての理解の深化につながる取り組みを推進し、「家族とともに歩む学校給食」を目指します。 主食の米飯は全て仙北市産のあきたこまちを提供し、副食食材についても地場産物や郷土料理などを取り入れ、児童生徒が郷土の文化を大切にする心を育むよう、「地域と結ぶ学校給食」の推進に努めます。 現在建設中の仙北市総合給食センター(仮称)の施設の特長として、連続炊飯システムを導入し、仙北市内の児童生徒に温かい御飯を提供できるようになります。ほかにも、アレルギーを持っている児童生徒への配慮としてアレルギー調理室を設置し、より安心して食べられる給食を提供できるようになります。また、HACCP認証などにより一層厳しい衛生基準に対応し、安全で安心な心のこもった学校給食を提供できるよう、平成32年4月稼働に向けて万全の準備を進めていきます。 生涯学習課であります。 「第3次社会教育中期計画」の初年度にあたる平成30年度は、向こう5年間を実施期間とする「年次計画」を設定し、「社会教育推進体制の整備」や「地域に根ざした生涯学習」など基本目標となる各施策の推進に取り組んできました。平成31年度も引き続き、生涯学習機関の年間事業計画や各種サークルや団体の活動を広く市民へ発信するとともに、市民一人一人の学びを支援し、互いに教え合い学び合う知の循環型社会の構築と、生きがいに満ちた生涯学習の啓発に努めていきます。 地域と学校の連携強化では、現在、角館小学校と中川小学校の2校が「地域学校協働本部事業」に取り組んでおります。平成31年度からは、各地区の高齢者や保護者、PTA、NPO、民間企業など、幅広い地域住民等からの参画を得て、学校支援活動をはじめとする地域学校協働活動を一体的に推進し、市内全域に「地域学校協働本部」の設置を目指します。 子供の発達段階に応じ読書に親しむことのできる環境の整備と、家庭・地域・学校・図書館等が連携して読書活動を推進することを基本目標とする「仙北市子ども読書活動推進計画」が平成31年度で終了することから、平成31年度は、平成32年度から5年間を実施期間とする「第2次仙北市子ども読書活動推進計画」策定の年度にあたります。子供にとっての読書は必要な知識や教養を身に付ける重要な知的活動の一つでもあり、子供が本に触れ合うことの重要さを常に意識し、子供の読書活動を社会全体で支援できるよう、関係各機関と協議を重ね進めていきます。 花いっぱい運動推進事業の一環として取り組んでいる「にしきのフラワーロード105」の一斉植栽並びに「花苗配布」につきましては、例年、地域の市民や関係者等から協力をいただいて実施しており、平成31年度も継続して行います。 平成30年度から始めた「子ども演劇体験事業」については、学校と十分な連携を図りながら、平成31年度も継続して行います。 公民館であります。 中央公民館設置に向けて、平成29年度策定の第3次社会教育中期計画に基づき、公民館の将来の在り方や役割などを関係機関と協議を重ねながら、3館合同事業の拡充や一本化などを積極的に行います。今後も、多様化する市民の学習ニーズを把握し、効率的な運営を行い、公民館活動を通じた地域づくりを目指します。また、人気のある講座は継続しつつ、新規講座開設に向けて、社会教育における「行動人」を発掘・育成します。併せて地域と公民館が連携して子供達を育てる取り組みである、学校と地域の連携・協働体制のさらなる充実を目指し、市内の認定こども園、各小・中学校、高等学校、大曲支援学校せんぼく校との連携強化に取り組みます。 平成31年度は、第59回秋田県仙北地域公民館大会及び第42回大仙仙北地区生涯学習推進研究大会が仙北市西木町で開催されます。本市の公民館活動を発信する絶好の機会でもあり、大会成功に向けて関係職員が一体になって取り組みます。 市民会館であります。 市民会館自主事業は、好評を得ております自衛隊音楽隊コンサートやロビーコンサート等を引き続き開催していきます。また、市民の活発な文化活動を促し、市民誰もが気軽に足を運んでくれる会館となるよう努めます。 施設管理については、老朽化が著しいことから、順次改修を進め、施設を訪れる全ての方々に、安全かつ快適に利用していただけるよう、適切な管理に取り組んでいきます。 田沢湖図書館であります。 図書館サービスの重要な要素である資料につきましては、利用者のニーズや時代にマッチした選書に努め、より魅力ある蔵書構成を心がけていきます。 事業運営については、市民のニーズに幅広く応えられる資料の迅速な提供と、あらゆる年代の利用者に図書館の楽しさや役割を周知し、読書普及を図っていきます。「おはなし玉手箱」、「とことこタイム」、「朗読コンサート」に加え、“本“だけではない図書館の新しい魅力を積極的に発信していきます。 学習資料館・イベント交流館であります。 学習資料館は、地域の皆様が自由に様々な図書に親しむことができるような環境づくりを進めます。乳幼児の保護者等の来訪者にも気軽に施設を御利用いただけるような工夫に努めます。地域の歴史文化を伝える郷土資料や地域に縁が深い作品、話題の図書ほか、図書資料のさらなる充実を図ります。 市内の小・中学校と連携して、それぞれ特色ある学校図書館の環境を整備し、教材となる図書資料の準備や利用を支援します。 イベント交流館に常設の新潮社記念文学館では、「矢来町のたからもの展」を計画して太宰治他著名な文学者の直筆資料を展示する予定です。ほかにも「塩野米松中国の職人展」、「ファーブル昆虫記を訳した椎名其二展」を企画し、常設展示では「高井有一書斎」ほか、館内の展示内容の充実に努めます。 スポーツ振興課であります。 34回目の開催となる田沢湖マラソンについて、毎年全国各地から約5,000人の参加を得て開催しており、ここ数年は海外からの参加者も増えてきています。台湾高雄市との友好交流も充実させ、国際的なマラソン大会を目指していきます。 課題となっていたフルマラソンの制限時間延長につきましても、関係機関との協議を経て、34回大会から5時間から6時間へ延長することで実行委員会の了承を得ています。今後も関係機関・団体と協議を重ね、景色は素晴らしいけれども国内屈指の難コースと言われる田沢湖マラソンに、多くの方々にチャレンジしていただきたいと考えております。 東京オリンピック・パラリンピックホストタウン事業については、カヌー競技の誘致は難しくなっている現状ではありますが、オリンピック・パラリンピックをひとつの契機として捉え、競技種目にとらわれることなく、幅広く人的・文化的相互交流が図られるよう事業展開をしていきます。また、聖火リレーの誘致、実現に向けても努力していきます。 フリースタイルスキーワールドカップモーグル競技については、昨年度から秋田県と共催で実施しているジュニアキャンプを引き続き開催し、次世代選手の発掘、育成に力を入れながら競技への関心を高めていきます。今後も、たざわ湖スキー場をモーグルの聖地にするべくワールドカップ開催を働きかけていくとともに、多くのチームへキャンプ、合宿誘致を働きかけていきます。 総合体育施設の整備については、昨年度策定した建設基本計画を踏まえ、民間活力の導入を含め、建設財源や管理運営方法等、総合的な観点から調査・検討を行います。 市民の健康づくりを進めるため、日常的なスポーツの習慣化に向けたきっかけづくりやスポーツを楽しむ機会を提供するため、スポーツ推進委員の指導・助言を得ながら、生涯学習、健康づくり事業との連携を図り、市民スポーツの向上を図っていきます。 文化財課であります。 平成27年度から年次計画により実施している伝統的建造物群保存地区防災施設整備事業については、平成31年度は角館樺細工伝承館向かい側の旧角館小学校跡地から南側のFブロックのエリア整備を行います。重要伝統的建造物群保存地区保存整備事業では、平成29年度から継続している河原田家の修理工事において、年次計画により外構整備工事を行います。また、石黒家では単年度事業による主屋茅屋根修理を予定しております。 仙北市の花「サクラ」については、天然記念物・角館のシダレザクラと名勝桧木内川堤等のサクラの適正な樹木管理のため、角館のサクラ保存管理協議会を開催し、関係部署と連携の上、継続して取り組みます。 「角館祭りのやま行事」については、昨年10月5日に、「山・鉾・屋台行事」ユネスコ無形文化遺産として登録された東北の4団体、八戸三社大祭の山車行事、新庄まつりの山車行事、花輪祭の屋台行事、土崎神明社祭の曳山行事と角館祭りのやま行事の関係者が出席し、東北山・鉾・屋台協議会の設立総会を開催いたしました。今後は5団体で情報交換を行うとともに、連携して情報発信を行っていきます。 また、5月に秋田市で開催される「食と芸能大祭典」への出演については、東北山・鉾・屋台協議会が設立されたことから、「ユネスコ無形文化遺産魅力発信事業」として文化財課で担当することになりました。 今後も角館のお祭り保存会を中心に、伝統文化の継承と保存に取り組み、安全で格式のあるお祭りを目指し、関係者や市民の皆様とともに取り組んでいきます。また、市民の皆様に北浦地方の悠久の歴史を御理解いただけるよう、歴史関連事業等を積極的に展開してまいります。 角館町平福記念美術館であります。 平福記念美術館は開館31年を迎えますが、平成から新しい元号となる年に、仙北市民をはじめ多くの方々に広く親しんでいただける企画展を計画いたします。4月中旬から6月にかけて開催する「名品と出会う企業コレクションによる日本近代洋画展」では、日本の著名画家による洋画作品約60点を公開いたします。また、7月から8月は、地元仙北市出身の写真家である「草なぎ裕写真展」を、9月から10月中旬には、秋田県小坂町出身の画家「福田豊四郎日本画展」を、10月下旬から11月中旬は、「はんぽの会日本画展」を開催する予定であります。12月から翌年1月までは、開催42回を迎える「児童生徒県南美術展」を、2月から4月上旬は、「第9回仙北市総合美術展」、「館蔵品、寄託品展」を開催する予定であります。 今後も美術館においては、仙北市にゆかりのある作家を中心とした企画展を行い、多くの方々から気軽に芸術作品を鑑賞していただけるよう、創意工夫に努めていきます。 以上、平成31年度の教育行政の基本方針及び主要な施策の概要について申し上げましたが、本定例会に提案しております教育関係議案につきまして、慎重審議の上、御可決賜りますようお願い申し上げます。
○議長(青柳宗五郎君) 教育行政方針を終わります。 議会動静報告並びに監査報告は、別に配付のとおりであります。
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△議案第2号の上程、説明、質疑、討論、採決
○議長(青柳宗五郎君) 日程第4、議案第2号 専決処分の承認についてを議題とします。 説明を求めます。阿部総務部長。
◎総務部長(阿部慶太君) 議案第2号の提案理由を御説明いたします。 平成31年第2回
仙北市議会定例会議案綴り5ページをごらんください。 議案第2号 専決処分の承認について。 地方自治法第179条第1項の規定により、平成30年度仙北市
一般会計補正予算(第11号)について別紙のとおり専決処分したので、同条第3項の規定により、これを報告し、承認を求めるものです。 平成30年度
一般会計補正予算綴り1ページをごらんください。 専決処分第1号。 平成30年度仙北市
一般会計補正予算(第11号)は、次に定めるところによるものです。 第1条、歳入歳出予算の補正は、歳入歳出それぞれ8,000万円を追加し、歳入歳出予算の総額を210億66万6,000円とするものです。 専決処分の期日は、平成31年2月8日です。 この補正予算は、冬季交通対策費の除雪経費となっております。今年の降雪量は例年と比べると少ないと感じていますが、除雪出動回数はほぼ昨年並みとなり、2月8日以降に委託料等の不足が見込まれることより専決を行ったものです。 4ページの事項別明細書で御説明いたします。 歳入は、9款1項1目の説明欄、普通交付税に6,390万3,000円の追加。18款1項1目説明欄、前年度繰越金が1,609万7,000円の追加です。 歳出は、8款2項2目の説明欄、冬季交通対策費に8,000万円の追加。内訳として、委託料に6,600万円、使用料及び賃借料に850万円などとなっております。 以上で提案理由の説明を終わります。御審議よろしくお願い申し上げます。
○議長(青柳宗五郎君) これから質疑を行います。質疑ありませんか。16番。
◆16番(高久昭二君) 今回の冬季交通対策での建設部建設課並びに各3地域センターの担当の方々、本当に御苦労様でございました。2点だけ簡潔にお聞きしますので、どうかよろしくお願いしたいと思います。 今回の平成30年度
一般会計補正予算(第11号)の中での8,000万円の補正になったというその具体的な回数ですね、除雪回数。去年に比べてほぼ同じような回数になったというふうなことが聞こえてきましたけども、それは正月明け1月から急激に増えたのか、その点について確認したいと思います。 それから2点目は、私、JR田沢湖駅からずっと歩いてみまして、西木町の方も回ってみて感じるんですが、角館町はどうしても町並みが非常に混み合ってまして、道路も狭隘であり、除雪が非常に難儀されると思うんですが、非常に田沢湖生保内地区の除雪がきちんとなされているなというふうなことを常に感じておるんですけども、これは技術の差の、オペレーターの技術の差も多少あり得るものでしょうか。まあそういうのは全く関係ないっていえば関係ないのかもしれませんが、その点。 3点目は、角館町の内川橋の歩道の除雪なんですけども、これはどこの橋もそうですけども、やっぱりあそこは小・中学校の登下校の通学路になってございますし、また、角館病院に通院なさる方々のお年寄りや障がいのある方々もあそこを通りますので、そこをもうちょっとこう何とかできないものかと。まあ内川橋も今回は当初予算には全くついておりませんが、あのままだと非常に危険な状態が今後も続くんじゃないかなと思うんですけども、その点についてもあわせて簡潔な御答弁をお願いしたいと思います。 以上です。
○議長(青柳宗五郎君) 阿部総務部長。
◎総務部長(阿部慶太君) 8,000万円の補正につきましては、建設部と打ち合わせしまして2月8日以前までの回数で約20回ほどの出動回数があったと確認してございます。今回の補正については、それ以降、例えば9日、それから紙風船前後、出動回数もありますので、それらに対しての委託料として活用できると思います。 また、地域の除雪技術差ではございますけども、これは建設部長のほうからお願いしたいと思っております。 内川橋の歩道の除雪については、当初のほうに若干もっていないというところもございますけども、まあ通常どおり補正等でやっていくつもりでございますので、どうかよろしくお願いいたします。
○議長(青柳宗五郎君) 吉田建設部長。
◎建設部長(吉田稔君) 角館地区の除雪についてですけれども、業者の技術によるものもございますけども、やはり町中が狭いと、雪を運ぶ場所がないという状況もございますので、その辺を考えますと田沢湖、西木地区とは町中はちょっと除雪の仕方が業者によって若干差はあるものと思われます。 あと、内川橋の歩道の除雪につきましては、普段やってますけれども、状況によっては見てその都度対応していきたいと思っております。
○議長(青柳宗五郎君) 回数について分かる、回数、何回出たかっていうの。
◎建設部長(吉田稔君) 回数につきましては、先ほど総務部長がおっしゃられましたとおり20回ということでその時点では申し上げておりましたけれども、出動回数、雪の降った10センチ以上の回数は20回。今年度1月になってから全体の出動回数は全地区で24回から26回出動してございます。
○議長(青柳宗五郎君) 16番。
◆16番(高久昭二君) 1点だけお願いしたいと思います。 今回、特に色々その除雪機械のですね何といいますか、経費といいますか、とりわけ重機の使う燃料代、恐らく油の高騰で上がってるんじゃないかなと思うんですけども、今回のこの中での11節の需用費400万円なんですけども、前年比に比べてやっぱり需用費が燃料代等は上がっているものでしょうか。その点だけ確認しておきます。
○議長(青柳宗五郎君) 吉田建設部長。
◎建設部長(吉田稔君) 除雪の経費につきましては、秋田県の冬季除雪機械運転単価を基に算出してございます。その中で今回労務費とやはり燃料代が若干アップになってございまして、委託料につきましても500円から1,000円ほどアップになってございます。当然直営の除雪の燃料費も昨年よりは割高になってるところでございます。
○議長(青柳宗五郎君) 16番高久昭二君の質疑を終わります。 他にありませんか。 (「なし」と言う人あり)
○議長(青柳宗五郎君) 質疑なしと認めます。 お諮りいたします。ただいま議題となっております議案第2号については、会議規則第39条第3項の規定により委員会への付託を省略したいと思いますが、御異議ありませんか。 (「異議なし」と言う人あり)
○議長(青柳宗五郎君) 御異議なしと認めます。したがって、議案第2号は、委員会への付託を省略することに決定しました。 これから討論を行います。討論ありませんか。 (「なし」と言う人あり)
○議長(青柳宗五郎君) 討論なしと認めます。 これから議案第2号 専決処分の承認についてを採決します。この採決は起立によって行います。本案は、承認することに賛成の方の起立を願います。 (賛成者起立)
○議長(青柳宗五郎君) 起立多数です。したがって、本案は承認することに決定をいたしました。
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△議案第3号~議案第48号の上程、説明
○議長(青柳宗五郎君) 日程第5、議案第3号 仙北市職員の勤務時間、休日、休暇等に関する条例の一部を改正する条例制定についてから日程第50、議案第48号 市有財産の無償譲渡についてまでの各案を一括して議題とします。 それぞれ提案理由の説明を求めます。 議案第3号から議案第7号まで、阿部総務部長。
◎総務部長(阿部慶太君) 議案第3号の提案理由を御説明いたします。 議案綴りの6ページをごらんください。 議案第3号 仙北市職員の勤務時間、休日、休暇等に関する条例の一部を改正する条例制定について。 仙北市職員の勤務時間、休日、休暇等に関する条例の一部を改正する条例を別紙のとおり制定するものです。 この改正は、働き方改革を推進するため、関係法律の整備に関する法律の施行に伴い、超過勤務命令上限等を規定する規則を定めるためのものです。 また、平成31年4月1日から施行するものです。 次に、議案第4号の提案理由を御説明いたします。 議案綴りの8ページをごらんください。 議案第4号 仙北市職員の自己啓発等休業に関する条例の一部を改正する条例制定について。 仙北市職員の自己啓発等休業に関する条例の一部を改正する条例を別紙のとおり制定するものです。 この改正は、学校教育法の一部を改正する法律の施行に伴い、字句を整理するためのものです。 また、平成31年4月1日から施行するものです。 次に、議案第5号の提案理由を御説明いたします。 議案綴りの10ページをごらんください。 議案第5号 仙北市特別職の職員の給与及び旅費に関する条例の一部を改正する条例制定について。 仙北市特別職の職員の給与及び旅費に関する条例の一部を改正する条例を別紙のとおり制定するものです。 改正条文は次のページです。 改正内容は、平成31年度分の市長、副市長、教育長の給料を減額するものです。市長の給料月額を17万円減額して68万円に、副市長の給料月額を8万3,000円減額して55万5,000円に、教育長の給料月額を4万7,000円減額して53万1,000円とするものです。 これは、厳しい財政状況を勘案し、一定割合の額を減ずる措置が必要との市長等の判断により、1月30日に特別職報酬等審議会を開催してございます。諮問事項につきましては、市長、副市長、教育長の給料の減額割合と期間についてです。減額割合は改正条例中の額を、期間は現市長在職中と提案しました。審議会委員には、仙北市内の金融関係、観光関係、商工関係、企業関係などの各団体から推薦をいただいた方々8人で、男性7人、女性1人です。 審議の結果、条例本則による給料月額については妥当であり、厳しい財政状況を勘案すれば、減少額、減少割合に異議はない。しかし、減額措置の期間については、平成31年4月1日から平成32年3月31日までとすることに決定した。なお、財政状況の健全化に向け、より一層仕事に励んでいただくよう期待を込めるものであることを申し添える。この答申を受けまして、特別職報酬等の改正を行うものです。 また、平成31年4月1日から施行するものです。 次に、議案第6号の提案理由を御説明いたします。 議案綴りの12ページをごらんください。 議案第6号 仙北市基金条例の一部を改正する条例制定について。 仙北市基金条例の一部を改正する条例を別紙のとおり制定するものです。 改正条文は次のページです。 改正内容は、仙北市育英奨学基金の積立額「2億9,853万円」を「2億9,868万円」に改めるもので、寄附金追加による積立額の変更です。また、国民健康保険制度の改正に伴い、字句を改めるものです。 この条例は、公布の日から施行するものです。 次に、議案第7号の提案理由を御説明いたします。 議案綴りの14ページをごらんください。 議案第7号 仙北市市税条例の一部を改正する条例制定について。 仙北市市税条例の一部を改正する条例を別紙のとおり制定するものです。 改正条文は次のページです。 改正内容は、法人市民税の減免を受けている認可支援団体及び特定非営利活動法人が要件を満たす場合に、減免申請の手続を省略できるようにするものです。 また、この条例は公布の日から施行するものです。 以上で提案理由の御説明を終わります。御審議よろしくお願いいたします。
○議長(青柳宗五郎君) 議案第8号及び議案第9号について、中村市民福祉部長。
◎市民福祉部長兼福祉事務所長(中村和彦君) それでは、議案第8号 仙北市
放課後児童健全育成事業の設備及び運営に関する基準を定める条例の一部を改正する条例制定についての提案理由を説明します。 議案綴りの16ページをごらんください。 仙北市
放課後児童健全育成事業の設備及び運営に関する基準を定める条例の一部を改正する条例を別紙のとおり制定するものでございます。 17ページが改正条例条文となっております。 今回の条例につきましては、平成31年4月1日より、学校教育法の改正により専門職業人の養成を目的とする新たな高等教育機関として専門職大学の制度が設けられ、専門職大学は前期・後期課程を区分することができることとされました。この専門職大学の前期課程の修了者は短期大学卒業者と同等の教育水準を達成することとし、短期大学学士相当の文部科学大臣の定める学位が授与されることにより、今回の条例の一部を改正するものでございます。 続きまして、議案第9号 仙北市廃棄物の処理及び清掃に関する条例の一部を改正する条例制定についての提案理由を説明します。 議案綴りの18ページをごらんください。 仙北市廃棄物の処理及び清掃に関する条例の一部を改正する条例を別紙のとおり制定するものでございます。 19ページ、20ページが改正条例の条文となっております。 今回の条例改正につきましては、平成31年4月1日より、廃棄物処理の広域化により廃棄物処理施設の管理運営は大曲仙北広域市町村圏組合が条例を制定し行うこととなりました。これに伴い、仙北市条例から大曲仙北広域市町村圏組合の条例に移行するごみ処理施設、し尿処理施設、一般廃棄物最終処分場の設置及び使用料に関すること並びに
一般廃棄物処理施設に置く技術管理者の資格に関することを除くものでございます。 以上、簡単でございますが説明を終わります。御審議のほどよろしくお願いいたします。
○議長(青柳宗五郎君) 議案第10号について、吉田建設部長。
◎建設部長(吉田稔君) それでは、議案第10号について提案理由を御説明申し上げます。 議案綴りの21ページをお開き願います。 議案第10号 仙北市布設工事監督者の配置基準及び資格基準並びに水道技術管理者の資格基準に関する条例の一部を改正する条例制定について。 仙北市布設工事監督者の配置基準及び資格基準並びに水道技術管理者の資格基準に関する条例の一部を改正する条例を別紙のとおり制定するものとし、議会の議決をお願いするものでございます。 次のページが改正条文となってございます。 今回の条例改正につきましては、議案第8号でも説明がありましたとおり、平成31年4月1日より、学校教育法の改正により専門職業人の養成を目的とする新たな高等教育機関として専門職大学及び専門職短期大学の制度が新たに設けられたことにより、水道法が改正されました。また、技術士法施行規則において、技術試験の選択科目のうち水道環境が上水道及び工業用水に統合されたことによって水道法施行規則が改正となったことに伴い、所要の改正を行うものでございます。 具体的な内容といたしましては、水道布設工事監督者と水道技術管理者になることができる要件の中に大学などの卒業者の実務従事期間に関する規定があり、専門職大学の前期課程を修了した者は短期大学を卒業した者と満たすことから、その文言を追加するものでございます。また、技術士法の規定による選択科目の中から水道環境の文言がなくなることから、条文からその文言を削除するものでございます。 この条例は、平成31年4月1日から施行するものでございます。 以上で議案の提案理由の説明を終わります。よろしく御審議賜りますようお願いいたします。
○議長(青柳宗五郎君) 議案第11号について、中村市民福祉部長。
◎市民福祉部長兼福祉事務所長(中村和彦君) 議案第11号 仙北市が設置する
一般廃棄物処理施設に係る生活環境影響調査結果の縦覧等の手続に関する条例を廃止する条例制定についての提案理由を説明いたします。 議案綴りの23ページをごらんください。 仙北市が設置する
一般廃棄物処理施設に係る生活環境影響調査結果の縦覧等の手続に関する条例を廃止する条例を別紙のとおり制定するものでございます。 24ページが廃止条例となっております。 この条例は、廃棄物処理施設の設置や変更のときに調査する生活環境影響調査について、利害関係者による縦覧や意見書の提出等の手続を定めるものですが、平成31年4月1日からの広域化により、同じ条例を大曲仙北広域市町村圏組合で制定するために廃止するものでございます。 以上、簡単ですが説明を終わります。御審議のほどよろしくお願いします。
○議長(青柳宗五郎君) 議案第12号から議案第15号まで、吉田建設部長。
◎建設部長(吉田稔君) 議案第12号について提案理由を御説明申し上げます。 議案綴りの25ページをお開き願います。 議案第12号 西木村
トイレ水洗化改造等資金貸付基金条例を廃止する条例制定について。 西木村
トイレ水洗化改造等資金貸付基金条例を廃止する条例を別紙のとおり制定するものとし、議会の議決をお願いするものでございます。 次のページをお開き願います。 西木村
トイレ水洗化改造等資金貸付基金条例は廃止するものとし、附則により、この条例の施行日を平成31年3月29日と定めるものでございます。 この条例につきましては、平成14年、旧西木村において、水洗トイレの普及と環境衛生向上を目的とし、既設のトイレを水洗トイレに改造するために要する資金の貸し付けを行うための基金として設置されてございます。以降、平成22年度まで、貸付件数144件、貸付金額9,587万6,000円の貸付を行い、平成29年1月で全て償還済みとなってございます。5年間の暫定施行であったこと、また、仙北市水洗便所等改造資金融資斡旋に一本化するために廃止するものでございます。 また、廃止後の基金8,027万5,000円につきましては、集落排水事業債償還基金へ繰り入れまして農業集落排水事業の元金償還へ充当することとしております。 なお、本定例会には、この案件に関連します補正予算、また当初予算案におきまして計上してございます。あわせまして審議賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。 以上で提案理由の説明を終わります。よろしく御審議を賜りますようお願いします。 引き続き、次に議案第13号についての提案理由を説明申し上げます。 議案綴りの27ページをお開き願います。 平成31年度仙北市
下水道事業特別会計への繰入れについて。 平成31年度仙北市
下水道事業特別会計は、公共下水道事業のため、平成31年度仙北市一般会計から4億4,142万1,000円以内の繰り入れをお願いするものでございます。 次に、議案第14号について御説明申し上げます。 28ページをお開き願います。 平成31年度仙北市
集落排水事業特別会計への繰入れについて。 平成31年度仙北市
集落排水事業特別会計は、集落排水事業のため、平成31年度仙北市一般会計から2億1,964万9,000円以内の繰り入れをお願いするものでございます。 次に、議案第15号について御説明申し上げます。 29ページをお開き願います。 平成31年度仙北市
浄化槽事業特別会計への繰入れについて。 平成31年度仙北市
浄化槽事業特別会計は、浄化槽事業のため、平成31年度仙北市一般会計から6,545万9,000円以内の繰り入れをお願いするものでございます。 以上で議案の提案説明を終わります。よろしく御審議賜りますようお願い申し上げます。
○議長(青柳宗五郎君) 次に、議案第16号及び議案第17号について、阿部総務部長。
◎総務部長(阿部慶太君) 議案第16号を御説明いたします。 平成31年度仙北市各会計予算書の3ページをごらんください。 議案第16号 平成31年度仙北市一般会計予算、次に定めるところによるものです。 第1条、歳入歳出予算の総額は、歳入歳出それぞれ211億1,600万円と定め、歳入歳出予算の款項の区分及び当該区分ごとの金額は、第1表歳入歳出予算によるものです。 第2条、地方自治法第214条の規定により債務を負担する行為をすることができる事項、期間及び限度額は、第2表債務負担行為によるものです。 第3条、地方自治法第230条第1項の規定により起こすことができる地方債の起債の目的、限度額、起債の方法、利率及び償還の方法は、第3表地方債によるものです。 第4条、地方自治法第235条の3第2項の規定による一時借入金の最高額を50億円と定めるものです。 第5条、地方自治法第220条第2項ただし書の規定により歳出予算の各項の経費の金額を流用することができる場合は、次のとおりと定めるものです。 (1)各項に計上した給料、職員手当及び共済費に係る予算額に過不足を生じた場合における同一款項内でのこれらの経費の各項の間の流用。 10ページの第2表債務負担行為は、田沢・生保内地区農林業振興資金利子補給から外町交流広場管理運営業務委託までの18件について、期間と限度額を定めるものです。 11ページから12ページ、第3表地方債は、18件の地方債の発行について、起債の目的、限度額、起債の方法、利率及び償還の方法を定めるものです。 15ページから事項別明細書ですが、概要については別冊の平成31年度当初予算案の概要で御説明いたします。 1ページをごらんください。 中段の2、平成31年度当初予算の規模は、(1)一般会計が211億1,600万円で、前年度当初予算比較で13億3,300万円、6.7%の増となっています。 4ページの4、平成31年度当初予算の状況をごらんください。 歳入では、1款市税は26億2,260万8,000円で、前年度比6,979万6,000円、2.7%の増で、個人市民税、固定資産税の増によるものです。 6款地方消費税交付金は5億2,500万円で、前年度比6,000万円、12.9%の増で、10月からの消費増税による増です。 8款環境性能割交付金は700万円で、消費税率引き上げに伴う需要の平準化のため、自動車及び軽自動車環境性能割の臨時的軽減分に係る特例交付金として新設されたものです。 9款地方特例交付金は2,300万円で、前年度比1,730万円、303.5%の増で、自動車及び軽自動車環境性能割の臨時的軽減の減収分を補填されることによるものです。 10款地方交付税は85億8,000万円で、前年度比6,000万円、0.7%減を見込んでいます。これは、国の平成31年度地方財政対策合併算定替えの縮減等に基づく推計によるものです。 14款国庫支出金は18億613万9,000円で、前年度比1億4,376万6,000円、7.4%の減、二酸化炭素排出抑制対策事業費交付金、東北観光復興対策交付金、児童手当交付金、生活保護費負担金などの減によるものです。 15款県支出金は10億8,762万2,000円で、前年度比5,799万4,000円、5.1%の減、農業夢プラン実現事業費補助金、元気な中山間資源を活かす生産体制整備事業費補助金、強い農業づくり交付金事業費補助金などの減によるものです。 17款寄附金は2億100万2,000円で、前年度比9,906万2,000円、97.2%増となっています。これは、楽天等の新規サイト開設により、ふるさと納税のふるさと仙北応援寄附額が平成30年度から大幅に増えていることによるものです。 18款繰入金は10億8,029万9,000円で、前年度比3億2,202万1,000円、23.0%減となっています。このうち財政調整基金繰入金は5億180万円減の4億9,820万円、ふるさと仙北応援基金繰入金は1億890万円増の1億5,250万円、ふるさと振興基金繰入金は1,360万円減の3億2,180万円、公共施設等総合管理基金繰入金は8,790万円となっています。 21款市債は38億5,180万円で、前年度比16億9,500万円、78.6%の増、総合給食センター建設事業債、庁舎整備事業債などで大きく増となっています。 なお、臨時財政対策債は9,000万円減の3億8,000万円となっています。 5ページになります。 歳出では、人件費は29億3,692万7,000円で、前年度比5,790万円、1.9%の減、職員数の減少によるものです。 物件費は28億2,840万9,000円で、前年度比6億8,032万円、19.4%の減、廃棄物処理施設の大曲仙北広域市町村圏組合への移管に伴う運営費及び公共施設マネジメント事業費に係る需用費の減などによるものです。 維持補修費は1億1,003万1,000円で、前年度比3億2,465万5,000円、74.7%の減で、冬季交通対策費の減などによるものです。 補助費等は36億394万円で、前年度比9億3,759万円、35.2%の増で、大曲仙北広域市町村圏組合への廃棄物処理負担金、消防費負担金の増などによるものです。 普通建設事業費は40億1,026万3,000円で、前年度比13億6,047万7,000円、51.3%の増で、庁舎整備事業費、総合給食センター建設事業費、小学校施設大規模改造事業費の増などによるものです。 積立金は3億8,271万5,000円で、前年度比9,968万9,000円、35.2%の増で、ふるさと仙北応援基金積立金の増などによるものです。 8ページから10ページがふるさと仙北応援基金充当事業の一覧です。ふるさと納税寄附金の充当先で①田沢湖再生クニマス里帰りプロジェクト事業から⑥の自治体におまかせまで、66事業で合計1億5,250万円です。 10ページと11ページをごらんください。 ふるさと振興基金充当事業一覧です。これは市町村合併に伴う特例措置で、ソフト事業などに充当できる基金で、その基金を取り崩して記載の23事業に3億2,180万円を充当しています。 11ページ、公共施設等総合管理基金充当事業一覧です。これは、公共施設等の更新、統廃合、大規模改修、除却等に充当できる基金で、その基金を取り崩して記載の8事業に8,790万円を予定しています。 12ページと13ページ、平成31年度の主な事業で、1つ目が豊かな農林業振興関連事業、農業夢プラン型戦略作物等生産基盤拡大事業費から中山間地域区画整理事業費補助金までの7事業。2つ目が創造性ある観光商工業振興関連事業で、新規事業の桜まちづくり事業費、地域ブランディングによる観光まちづくり事業費など5事業。3つ目が災害に強いまちづくり関連事業で、地域振興事業費など3事業。4つ目が優しさにあふれる福祉・子育て関連事業に3事業。5つ目が個性豊かな教育推進関連事業に、新規事業の小学校外国語活動支援員派遣事業費など3事業。6つ目がふるさとを元気にする定住関連事業で、新規事業、移住支援事業費補助金など4事業。7つ目が新たな創造特区関連事業で、新規事業、農業IoT・水素利用による産業創造事業費など5事業。8つ目がその他で、庁舎整備事業費など4事業です。 14ページは、総合計画の基本目標ごとに事業費をまとめたものです。 15ページ以降は、款項目順に各事業の概要等を記載していますので御参照ください。 議案第16号の説明は以上です。 次に、議案第17号を御説明いたします。 予算書の99ページをごらんください。 議案第17号 平成31年度仙北市
集中管理特別会計予算は、次に定めるところによるものです。 第1条、歳入歳出予算の総額をそれぞれ34億540万2,000円と定めるものです。前年度比較では1億5,361万7,000円、4.3%の減となっています。これは、職員の減少と、大曲仙北広域市町村圏組合への廃棄物処理施設の移譲に伴う燃料費等の減によるものです。 104ページ、105ページをごらんください。 事項別明細書で内容を御説明いたします。 歳入歳出とも同じ内容になっています。 1款は物品収入と物品費で、コピー機等の使用に関します経費をそれぞれ1,604万2,000円計上しています。前年度とほぼ同様と見込んでいます。 2款は集合支払収入と集合支払費です。一般会計、特別会計に属する職員の給与と光熱水費からコンビニ収納事務手数料までの各種の使用料、保険料等、合計で33億8,936万円を計上しています。 107ページをごらんください。 2、一般職の(1)総括の給料は14億7,108万5,000円で、前年度より4,251万5,000円の減、職員手当は10億1,263万円で、前年度より1,151万1,000円の減を見込んでおります。 以上で説明を終わります。御審議よろしくお願いいたします。
○議長(青柳宗五郎君) 議案第18号から議案第20号まで、吉田建設部長。
◎建設部長(吉田稔君) それでは、議案第18号について提案理由を御説明申し上げます。 予算書綴りの113ページをお開き願います。 平成31年度仙北市
下水道事業特別会計について御説明申し上げます。 平成31年度仙北市
下水道事業特別会計の予算は、次に定めるところによるものです。 第1条、歳入歳出予算の総額は、歳入歳出それぞれ7億771万7,000円と定めるものでございます。 第2条は債務負担行為、第3条は地方債となってございます。 第4条ですが一時借入金でございます。最高額を5億円と定めるものでございます。 次に、116ページをお開き願います。 第2表の債務負担行為は水洗便所等改造資金利子補給金、限度額12万円でございます。 117ページの第3表地方債につきましては、起債の目的、限度額、起債の方法、利率、償還の方法につきましては、記載のとおりとなってございます。 次に、事項別明細書で御説明申し上げます。 120ページをお開き願います。 歳入の主なものについて御説明申し上げます。 1款1項1目下水道事業受益者負担金は183万2,000円、2款1項1目下水道使用料は1億2,243万円を見込んでございます。 3款1項1目国庫補助金は、社会資本総合整備交付金としまして田沢湖地区ストックマネジメントの補助金330万円を計上してございます。 5款1項1目一般会計繰入金は、議案第13号でお願いしました4億4,142万1,000円を計上してございます。 121ページ、8款1項市債は、1目の公共下水道事業債、2目の特定環境保全公共下水道事業債で1億3,910万円を見込んでございます。 次に、歳出について御説明いたします。 122ページをお開き願います。 1款1項総務管理費のうち1目の一般管理費については、説明欄、職員給与費、管渠維持管理費、流域下水道維持管理負担金、流域下水道大曲処理区汚泥炭化負担金でございます。 管渠維持管理費につきましては、マンホールポンプの電気代、マンホール等の修繕料、下水道台帳の補整業務委託、使用料の徴収業務委託が主なものとなってございます。 流域下水道維持管理負担金につきましては、角館地区公共下水道の汚水を大曲処理区へ流すための処理負担金となってございます。 次に、2目の浄化センター費は、田沢湖浄化センターの運転管理に要する費用が主なもので、修繕料、電気代、運転管理業務委託、水質分析となってございます。 次に、123ページになります。 2款1項1目、説明欄、公共下水道事業費は、小勝田字中川地区の管渠工事ほか公共枡設置工事、委託料は、実施設計業務委託ほかストックマネジメントに伴う田沢湖浄化センター実施設計業務委託が主なものでございます。 公営企業会計適用事業費856万2,000円、それから流域下水道大曲処理区負担金295万1,000円でございます。 次に、2款2項特定環境保全公共下水道事業費の委託料も公営企業適用事業費です。 次に、3款1項公債費ですが、説明欄記載のとおりとなってございます。 次に、議案第19号について提案理由を御説明申し上げます。 133ページをお開き願います。 平成31年度仙北市
集落排水事業特別会計について御説明申し上げます。 第1条、歳入歳出予算の総額は、歳入歳出それぞれ7億4,798万6,000円と定めるものでございます。 第2条が債務負担行為、第3条地方債でございます。 第4条は一時借入金ですが、最高額を5,000万円と定めるものでございます。 次に、136ページをお開き願います。 第2表の債務負担行為は水洗便所等改造資金利子補給金、限度額12万円となってございます。 137ページ、第3表地方債につきましては、起債の目的、限度額、起債の方法、利率、償還につきましては、記載のとおりでございます。 次に、事項別明細書で御説明いたします。 140ページをお開き願います。 歳入の主なものについて御説明いたします。 2款1項1目集落排水使用料は、4,110万4,000円を見込んでおります。 3款1項1目は農業集落排水事業費県補助金としまして、2億1,310万円を計上してございます。 5款1項1目一般会計繰入金は、議案第14号でお願いしました2億1,964万9,000円を計上してございます。 次に、5款2項1目農業集落排水事業債償還基金繰入金2,000万円につきましては、先ほどの議案第12号でお願いしました西木村トイレ水洗化改造資金貸付基金条例廃止に伴い繰り入れるものでございます。 次に、141ページ、8款1項でございます市債は、1目の農業集落排水事業債と2目の林業集落排水事業債で2億5,410万円を見込んでございます。 次に、歳出について御説明いたします。 142ページをお開き願います。 1款1項総務管理費は、説明欄、職員給与費、一般管理費、各種負担金でございます。一般管理費は27節の公課費が主なものとなってございます。 次に、1款1項2目の農業集落排水施設管理費は、西明寺クリーンセンターほか6処理施設の管理委託ほか電気料、修繕料が主なものとなってございます。 3目の林業集落排水施設管理費も、中里、相内潟、2処理施設の管理委託費が主なものでございます。 次に、2款1項農業集落排水事業費は、農山漁村地域整備交付金を活用しました最適化整備構想に基づき平成29年度から機能診断を行ってきました桧木内クリーンセンターの処理施設及び管路の再構築と、それから前郷地区処理施設の全体実施設計を行います。4億2,720万円を予定してございます。 公営企業会計適用事業費は1,000万円でございます。 143ページをお願いします。 2款2項林業集落排水事業費の委託料は、公営企業会計適用事業費の100万円となってございます。 次に、議案第20号について提案理由を御説明申し上げます。 あっ、すいません。先ほどの3款1項公債費が抜けてございました。元に戻りまして、3款1項公債費元利償還は、説明欄記載のとおりでございます。 続きまして、議案第20号について提案理由を御説明申し上げます。 153ページをお開き願います。 平成31年度仙北市
浄化槽事業特別会計について御説明申し上げます。 第1条、歳入歳出予算の総額は、歳入歳出それぞれ1億11万1,000円と定めるものでございます。 第2条地方債です。 第3条一時借入金が、最高額6,000万円と定めるものでございます。 次に、156ページをお開き願います。 第2表の地方債につきましては、限度額を350万円、ほか記載のとおりでございます。 次に、事項別明細書で御説明申し上げます。 159ページをお開き願います。 歳入の主なものについて御説明申し上げます。 1款1項1目浄化槽使用料は、3,115万円を見込んでおります。 2款1項1目一般会計繰入金は、議案第15号でお願いしました6,545万9,000円を計上してございます。 4款1項市債は、公営企業会計適用債350万円を予定してございます。 次に、歳出について御説明申し上げます。 161ページをお開き願います。 1款1項総務管理費、説明欄、一般管理費、職員給与費、各種負担金です。一般管理費は27節の公課費でございます。 次に、1款1項2目の維持管理費は、今まで設置されました市町村設置浄化槽766基分の法定検査手数料と浄化槽の維持管理委託料が主なものとなってございます。 2款1項と2款2項の委託料は、公営企業会計適用事業の350万円です。 次の162ページでございます。 3款1項公債費ですが、説明欄記載のとおりでございます。 以上で議案の提案理由の説明を終わります。御審議よろしくお願い申し上げます。
○議長(青柳宗五郎君) 14時25分まで暫時休憩します。 (午後2時11分)
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○議長(青柳宗五郎君) 休憩前に引き続き会議を開きます。 (午後2時25分)
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○議長(青柳宗五郎君) 議案第21号から議案第23号まで、中村市民福祉部長。
◎市民福祉部長兼福祉事務所長(中村和彦君) それでは、議案第21号 平成31年度仙北市
国民健康保険特別会計予算について提案の理由を説明いたします。 平成31年度仙北市各会計予算書の171ページをごらんください。 平成31年度仙北市の国民健康保険特別会計の予算は、次に定めるところによります。 第1条、歳入歳出予算。歳入歳出予算の総額をそれぞれ、事業勘定は29億5,162万1,000円、田沢診療施設勘定は944万6,000円、神代診療施設勘定は9,108万4,000円と定めるものでございます。 第2条、一時借入金。一時借入金の最高額を、事業勘定は1億3,000万円、田沢診療施設勘定は1,000万円、神代診療施設勘定は2,000万円に定めるものでございます。 第3条、歳出予算の流用につきましてでございます。保険給付費の予算額に過不足が生じた場合、同一
款内で流用することができると定めております。 予算の内容につきましては、事項別明細書により歳入歳出の主なものについて説明いたします。 177ページをごらんください。 初めに歳入でございます。 1款国民健康保険税は4億8,971万8,000円で、被保険者数の減少により対前年度比で1,402万5,000円の減となっております。 なお、現年度分の予定収納率につきましては、一般分91.6%、昨年は90%でございました。退職者分は97%を見込んでおります。 178ページの4款県支出金は、県からの交付金で20億2,703万円で、対前年度対比で9,463万8,000円の減額となっております。 なお、特別交付金は、国・県の努力目標に対して積極的に取り組むことで、前年度対比2,901万6,000円の増額となっております。 6款繰入金につきましては、1項、2項合計で2億5,451万2,000円で、対前年度比で2,927万7,000円の減となっております。 179ページ、7款繰越金につきましては、平成30年度からの繰越金で1億8,000万円で、対前年比3,000万円の増を見込んでおります。 以上、歳入の合計は当初予算29億5,162万1,000円で、前年度予算額に対しまして1億794万円の減となります。 続きまして、歳出でございます。 182、183ページをごらんください。 2款保険給付費につきましては、1項療養諸費から5項葬祭費までの合計が21億3,291万3,000円で、対前年度比で4,985万8,000円の増となっております。主に療養給付費の18億1,835万5,000円で、対前年比631万9,000円の増でございます。被保険者数は減少しておりますが、高齢化によりまして1人当たりの医療費が増加することを見込んでおります。また、高額療養費は当初予算3億636万3,000円で、前年度予算額に対し4,497万円の増となっております。これは、平成30年度の実績から自己負担限度額を超える高額な医療費が増加するものと見込んでおります。 183ページ下段から184ページにかけましての3款国民健康保険事業費納付金は、当初予算6億6,385万2,000円で、前年度予算に対しまして132万1,000円の減となっております。その中の医療費給付金につきましては4億3,572万7,000円で、対前年比1,841万8,000円の減となっておりますが、後期高齢者支援金分等は後期高齢者の増加に伴い1億6,388万7,000円と、対前年比に対して1,604万5,000円の増となっております。また、介護納付金も当初予算6,423万8,000円で、前年度予算に対しまして105万2,000円の増となっております。 186ページをごらんください。 9款予備費は9,925万9,000円で、前年度予算に対しまして1億5,659万5,000円の減額となっております。 以上、歳出の合計は予算額29億5,162万1,000円で、前年度比に対しまして1億794万円の減となっております。 続きまして、田沢診療施設勘定について説明いたします。 事項別明細書の191ページの歳入及び192ページの歳出をあわせてごらんください。 歳入歳出それぞれ総額944万6,000円で、対前年度比で1,366万6,000円の減となっております。 平成31年度当初予算は、患者数の減少等により平成30年度まで毎週火曜日の午前中の診療でございましたが、平成31年度につきましては、第1・第3火曜日の午前中の診療となります。前年度同様、診療収入と一般会計からの繰入金が主になっております。 次に、神代診療施設勘定について説明いたします。 事項別明細書の199ページの歳入及び200ページの歳出をあわせてごらんください。 歳入歳出それぞれ総額9,108万4,000円で、対前年度比81万7,000円の増となっております。 歳入では、患者数の減少傾向が続いていることなどにより診療収入が減少しております。今年度も診療収入と一般会計からの繰り入れが主なものとなっており、繰入金の増により総額で0.9%ほどの伸びとなっております。 歳出につきましては、ほぼ経常的な内容となっております。 なお、国民健康保険特別会計当初予算につきましては、平成31年2月8日開催の国民健康保険事業の運営に関する協議会に諮問いたしまして、了承する旨の答申をいただいております。 以上で議案第21号 平成31年度国民健康保険特別会計事業勘定及び施設勘定の提案の説明を終わります。 続きまして、議案第22号 平成31年度仙北市
後期高齢者医療特別会計予算について提案理由を説明いたします。 予算書の213ページをごらんください。 平成31年度仙北市後期高齢者医療特別会計の予算は、次に定めるところによる。 第1条、歳入歳出予算の総額は、歳入歳出それぞれ3億923万5,000円と定めるものです。 予算規模は、対前年比で8万円の微増となっております。 主な内容につきましては事項別明細書で説明いたしますので、216ページ及び217ページをごらんください。 歳入では、1款後期高齢者医療保険料が1億9,940万円で、対前年比5.7%の増。 3款繰入金が1億925万6,000円で、対前年比7.2%の減となっております。 歳出につきましては、2款後期高齢者医療広域連合納付金が3億260万2,000円で、対前年比0.6%の増となっています。 なお、本予算は後期高齢者広域連合で協議・調整された数字を基に編成された内容となっております。 以上で議案第22号 平成31年度仙北市
後期高齢者医療特別会計予算についての説明を終わります。 続きまして、議案第23号 平成31年度仙北市
介護保険特別会計予算につきまして提案の理由を説明します。 予算書の221ページをごらんください。 平成31年度仙北市の
介護保険特別会計予算は、次に定めるところによる。 第1条、歳入歳出予算の総額は、歳入歳出それぞれ4億5,598万5,000円と定めるものです。 予算の内容につきましては、事項別明細書により説明いたします。 224ページと225ページをごらんください。 本年度予算額は4億5,598万5,000円です。前年度と比較いたしまして1,133万円、2.5%の増となっております。 226ページをごらんください。 歳入につきましては、1款サービス収入のうち1項、2項、3項を合わせました合計で3億3,967万2,000円となっております。前年度より4,451万4,000円、11.5%の減でございます。 これの主な理由といたしまして、居宅介護サービス費の収入、施設介護サービス費収入の減、通所介護サービスの休止によるものでございます。 次に、227ページ、5款繰入金は7,978万8,000円で、前年度より5,993万4,000円の増となっております。 内訳といたしましては、旧特別養護老人ホーム角館さくら苑の市債に係る元利償還分で、この償還金は平成31年度で償還が終了となります。また、老健にしき園の屋根改修工事等に対応するための繰入金でございます。 次に、歳出でございます。 229ページをごらんください。 1款総務費は3億3,895万7,000円で、前年度よりも1,531万1,000円の増となっております。 内訳といたしましては、工事請負費の増によるものでございます。 次に、2款のサービス事業です。1項、2項合計で6,991万6,000円で、前年度より398万円の減となっております。 続きまして、3款公債費です。市債の元利償還金といたしまして4,661万2,000円でございます。 次に、4款予備費といたしまして前年度同様の50万円となっております。 以上で議案第23号 平成31年度仙北市
介護保険特別会計予算についての説明を終わります。 御審議のほどよろしくお願い申し上げます。
○議長(青柳宗五郎君) 議案第24号及び議案第25号について、
石川田沢湖地域センター所長。
◎
田沢湖地域センター所長(石川一幸君) 議案第24号の提案理由を説明いたします。 予算書の239ページをごらんください。 議案第24号 平成31年度仙北市生保内財産区特別会計予算は、次に定めるところによるものです。 第1条、歳入歳出予算の総額は、歳入歳出それぞれ7,559万1,000円と定めるものです。前年度比較では859万1,000円、12.8%の増となっております。 内容について事項別明細書で説明いたします。 244ページをごらんください。 歳入は、3款1項1目農林業振興資金預託金元利収入に4,000万6,000円を計上しております。前年度比1,000万円の増となっています。これ以外の事項は、例年と同様の内容となっています。 次に、議案第25号の提案理由を説明いたします。 予算書の257ページをごらんください。 議案第25号 平成31年度仙北市田沢財産区特別会計予算は、次に定めるところによるものです。 第1条、歳入歳出予算の総額は、歳入歳出それぞれ4,714万1,000円と定めるものです。前年度比較では1,201万8,000円、34.2%の増となっております。 内容について、260ページからの事項別明細書で説明いたします。 歳入は262ページ、3款2項1目の森林整備センター受託造林事業収入1,855万円で、875万6,000円の増額。 4款1項1目説明欄、田沢財産区振興基金繰入金400万2,000円、これは田沢地区ライスセンター機械更新補助金分を一般会計に繰り出すための財源です。これ以外の事項は、例年と同様の内容となっております。 以上で説明を終わります。御審議よろしくお願いします。
○議長(青柳宗五郎君) 議案第26号について、
長松谷角館地域センター所長。
◎
角館地域センター所長(長松谷光君) 議案第26号の提案理由を説明します。 予算書の267ページをごらんください。 議案第26号 平成31年度仙北市雲沢財産区特別会計予算は、次に定めるところによるものです。 第1条、歳入歳出予算の総額は、歳入歳出それぞれ376万2,000円と定めるものです。前年度比較では35万1,000円、10.3%の増となっています。 内容については、272ページからの事項別明細書にありますが、例年と同様の内容となっています。 以上で説明を終わります。御審議よろしくお願いいたします。
○議長(青柳宗五郎君) 議案第27号について、高橋医療局長。
◎医療局長兼医療連携政策監(高橋信次君) お疲れ様です。 それでは、議案第27号 平成31年度仙北市
病院事業会計予算の内容について御説明いたします。 予算書の277ページをお開きいただきたいと思います。 第1条、平成31年度仙北市病院事業会計の予算は、次に定めるものでございます。 病院事業全体の当初予算規模は55億5,480万1,000円で、前年度当初予算額59億123万6,000円との比較で3億4,643万5,000円、約5.9%の減額予算となっております。これは、両病院とも今年度の患者数の実績見込みを勘案し、医業収益を縮小したことが要因となってございます。 第2条の業務の予定量ですが、平成30年度との比較では、(1)の病床数につきましては、両病院とも変更はなく、合計で266床になっていますが、角館総合病院の精神科病床36床については、入院病棟の再開が見込めないため、入院収益を見込まない予算を計上しております。 次に(2)年間の患者数、(3)の1日平均患者数についてでありますが、本年度の実績見込みを勘案し、年間入院患者数を7万6,787人、前年度比9,864人の減、外来患者数は14万7,600人で、前年度比1万4,904人を減少した内容になっております。1日平均患者数では、前年度比で入院患者数が27.6人の減、また、外来患者数で51人の減少を見込んでおります。 次の(4)主要な建設改良事業の有形固定資産購入費は、角館総合病院の医療用機械備品等の購入予定額を計上しております。 次のページをごらんいただきたいと思います。 第3条、収益的収入及び支出の予定額は、次のとおり定めるものでございます。 収益的収入の合計は48億7,572万7,000円で、前年度比2億1,257万7,000円の減額としております。内訳といたしましては、田沢湖病院が9億9,706万3,000円で前年度比2,929万9,000円の減額、角館総合病院が38億7,866万4,000円で前年度比1億8,327万8,000円の減額となっております。 次に、収益的支出でありますが、合計額が50億6,152万9,000円で、前年度比3億4,536万円の減額予算を計上しております。内訳では、田沢湖病院が391万円の減額、角館総合病院が3億4,145万円の減額となっております。 次に、279ページをごらんいただきたいと思います。 第4条、資本的収入及び支出になります。 資本的収入及び支出の予定額は次のとおり定めるもので、資本的収入額が資本的支出額に対し不足する額1億9,326万6,000円は、当年度損益勘定留保資金1億9,326万6,000円で補填するものでございます。 資本的収入の合計額は3億6,000円で、前年度比2,655万7,000円の増額になっておりますが、企業債償還金の増額に伴う一般会計出資金の増額によるものでございます。 資本的支出の合計額は4億9,327万2,000円で、前年度比107万5,000円の減額となっております。 次に、280ページをお開きください。 第5条、企業債です。 角館総合病院の医療機械整備のために限度額を2,000万円とするものでございます。起債の方法等につきましては、表内に示しているとおりとなってございます。 第6条、一時借入金の限度額ですが、表内に示しているとおり、前年度と同額とするものでございます。 第7条、予定支出の各項の経費の金額を流用することができる場合といたしましては、医業費用と定めるものです。 次に、281ページ、第8条、議会の議決を経なければ流用することができない経費として職員給与費と交際費と定めるもので、金額については記載してる内容のとおりでございます。 第9条、他会計からの補助金になります。 これは収益的支出に充てるため、一般会計補助金の額を2億4,454万1,000円とするもので、前年度比354万4,000円の減額となっております。 第10条、たな卸資産の購入限度額については、7億2,680万円とするものです。 ただいま御説明した内容の詳細につきましては、282ページからの予算実施計画等に記載しておりますので、ごらんになっていただきたいと思います。 以上、議案第27号の提案理由についての説明を終わります。よろしく御理解のほどお願い申し上げます。
○議長(青柳宗五郎君) 議案第28号及び議案第29号について、吉田建設部長。
◎建設部長(吉田稔君) それでは、議案第28号について提案理由を御説明申し上げます。 予算書綴りの321ページをお開き願います。 平成31年度仙北市温泉事業会計について御説明申し上げます。 第1条、総則といたしまして、平成31年度仙北市
温泉事業会計予算は次に定めるものでございます。 第2条、業務の予定量でございます。 給湯戸数は47戸で、前年度比1戸の減となっております。温泉の供給量は146口、1日当たり1,314キロリットル、前年度比9キロリットルの減、増減比マイナス0.7%となっております。 第3条、収益的収入及び支出でございます。 予定額は、収入支出それぞれ6,708万3,000円を予定してございます。前年度比マイナス6%でございます。 収入の1款温泉事業収益でございますが、温泉供給料金、一般会計補助金が主なものとなっております。 次に、支出でございます。 温泉事業費用でございますが、営業費用で施設の維持管理費、温泉の購入料が主なものでございます。 次のページをお開き願います。 第4条、資本的収入及び支出でございます。 初めに収入です。 1款1項出資金2,256万2,000円は、一般会計からの出資金でございます。 支出の1款1項は建設改良費550万1,000円、1款2項は企業債償還金1,762万円が主なものとなってございます。 条文のほうに戻っていただきまして、括弧書きのところでございますけれども、資本的収入が資本的支出に対し不足する額、これは過年度分損益勘定留保資金及び消費税及び地方消費税資本的収支調整額で補填するものでございます。ここに記載のとおりとなってございます。 次に、第5条、一時借入金の限度額は3,000万円と定めるものでございます。 第6条、予定支出の各項の経費の金額を流用できる額は、営業費用と営業外費用の相互間と定めるものでございます。 第7条、議会の議決を経なければ流用することができない経費でございます。交際費といたしまして1万円とするものでございます。 第8条、他会計からの補助金でございますが、一般会計からこの会計へ補助を受ける金額は2,952万円と定めるものでございます。 第9条、たな卸資産の購入限度額は50万円と定めるものでございます。 次のページ以降に実施計画、キャッシュ・フロー計算書、財務諸表を添付しておりますので、御参照いただきたいと思います。 以上で議案第28号についての提案理由の説明を終わります。 次に、議案第29号について提案理由を御説明いたします。 予算書綴りの333ページをお開き願います。 平成31年度仙北市
水道事業会計予算について御説明申し上げます。 第1条、総則といたしまして、平成31年度仙北市
水道事業会計予算は次に定めるものです。 第2条、業務の予定量でございます。 給水戸数は7,119戸で、前年度比133戸の減で、これは人口減少によるものでございます。総給水量は183万6,663立方メートルで、前年度比8,076立方メートルの増でございます。平均給水量は1日当たり5,032立方メートルで、前年度比22立方メートルの増となっております。 第3条、収益的収入及び支出でございます。 収益的収入の予定額は5億4,126万2,000円を予定してございます。前年度比1,192万円の増となっております。水道事業収益でございますが、営業収益の利用料金、営業外収益の一般会計補助金繰入金が主なものとなってございます。 次に、支出でございます。 収益的支出の予定額は6億1,126万2,000円を予定してございます。前年度比1,192万円の増となっております。水道事業費用でございますが、営業費用の浄水場、配水池及び配水管等の維持管理が主なものとなってございます。 次のページになります。 第4条、資本的収入及び支出でございます。 条文の括弧書きの部分でございますが、資本的収入額が資本的支出額に対し不足する額を過年度分損益勘定留保資金、当年度分の消費税及び地方消費税資本的収支調整額で補填するものでございます。ここに書かれた金額で補填いたします。 初めに収入でございます。 資本的収入4億1,469万6,000円のうち、第1項でございます企業債は、角館浄水場電気計装盤更新工事、それから水道未普及地域解消事業といたしまして、卒田地区、山谷川崎地区、それから配水管工事といたしまして、下高野地区、田沢配水池改良工事等に係るものでございます。 第2項国庫補助金でございます。山谷川崎水道未普及事業にかかわる補助金でございます。 3項出資金は、企業債償還元金に対する一般会計からの出資金になります。 第4項でございます。工事負担金は、太田沢橋架け替えに伴う県負担金でございます。 次に、支出でございます。 資本的支出5億6,122万円のうち、第1項でございます建設改良費は、水道未普及解消事業でございまして、山谷川崎地区工事費、卒田地区の調査費、それから配水管工事は、下高野地区、田沢配水管工事、そのほか角館浄水場電気計装盤更新工事等にかかわるものでございます。 第2項でございます。企業債償還金は、元金の償還となってございます。 第5条、債務負担行為でございます。 債務負担行為の事項は水道料金賦課徴収業務委託で、期間、限度額は記載のとおりとなってございます。 次のページをごらんいただきたいと思います。 第6条、企業債でございます。 起債の目的は水道施設整備事業、限度額を1億6,650万円とし、起債の方法、利率、償還につきましては、記載のとおりとなってございます。 第7条、一時借入金の限度額は3億円と定めるものでございます。 第8条、予定支出の各項目の経費の金額を流用できる場合は、営業費用と営業外費用の相互間と定めるものでございます。 第9条、議会の議決を経なければ流用することができない経費でございます。 職員給与費といたしまして4,578万6,000円、交際費としまして6万円とするものでございます。 第10条、他会計からの補助金でございますが、収益的支出の一部に充てるため、一般会計からこの会計へ補助を受ける金額は2,583万5,000円とするものでございます。 次のページになります。 第11条、たな卸資産の購入限度額は1,631万6,000円と定めるものでございます。 次のページ以降には実施計画書、キャッシュ・フロー計算書、財務諸表を添付しておりますので、後で御参照いただきたいと思います。 以上で温泉事業、水道事業の提案理由の説明を終わります。よろしく御審議賜りますようお願い申し上げます。
○議長(青柳宗五郎君) 議案第30号及び議案第31号について、阿部総務部長。
◎総務部長(阿部慶太君) 議案第30号の提案理由を御説明いたします。 別冊の平成30年度仙北市
一般会計補正予算の1ページをごらんください。 議案第30号 平成30年度仙北市
一般会計補正予算(第12号)は、次に定めるところによるものです。 第1条の歳入歳出予算の補正は、歳入歳出予算の総額から歳入歳出それぞれ1億5,019万2,000円を減額し、総額をそれぞれ208億5,047万4,000円とするものです。 第2条は、繰越明許費の補正です。 第3条は、債務負担行為の補正です。 第4条は、地方債の補正です。 7ページをごらんください。 第2表繰越明許費補正です。記載の13事業を国の補正予算などの関係で年度内の事業完了が見込めないことから、それぞれ事業を繰り越すものです。 8ページの第3
表債務負担行為補正です。記載の3事業について、実績見込みと消費増税により変更を行うものです。 9ページから10ページの第4表地方債補正の追加は、桧木内小学校大規模改造事業に係る石綿対策分及び5月の豪雨による林道の単独災害分です。変更及び廃止は、事業の確定等によるものです。 13ページ、事項別明細書で内容を御説明いたします。 本補正予算は、事業の確定または精算見込みによるものが大半ですが、主なものについて御説明をいたします。 歳入では、13ページの9款1項1目の説明欄、普通交付税5,100万3,000円は、補正財源として追加するものです。 14ページの13款1項1目2節の説明欄、特定教育・保育施設給付費負担金1,235万2,000円は、実績見込みによる追加。同じく3節の説明欄、生活保護費負担金2,250万円は、実績見込みに伴う減額です。 15ページの13款2項5目の説明欄、社会資本整備総合交付金1億6,981万円は、補助要望に対する交付額の決定に伴う減額です。 17ページ、14款2項4目1節の説明欄、農業夢プラン応援事業費補助金1,485万6,000円の減額は、事業費の確定見込みによるもので、中段の強い農業づくり交付金事業1億2,186万円の追加は、国補正による産地パワーアップ事業費補助金の追加によるもの。下段の元気な中山間資源を活かす生産体制整備事業費補助金1,322万2,000円は、事業確定見込みに伴う減額です。 18ページの16款1項2目の説明欄、ふるさと仙北応援寄附金4,624万7,000円の減額は、実績見込みによるものです。 17款1項1目の説明欄、財政調整基金繰入金1億3,660万円の追加は、補正財源です。 20ページの19款5項6目の説明欄、下段になります。後期高齢者医療療養給付費負担金返還金4,712万9,000円の追加は、平成29年度負担金の精算による返還分です。 20款1項6目の説明欄、道路橋梁整備事業債5,910万円、21ページの11目の説明欄、過疎対策債1億1,920万円は、実績見込みによる減額。13目の単独公共土木施設災害復旧事業債2,240万円は、実績見込みによる追加です。 次に、歳出の主なものについて御説明いたします。 23ページになります。2款1項6目の説明欄、中段、ふるさと納税ふるさと便事業費2,167万3,000円及び下段のふるさと仙北応援基金積立金4,722万2,000円の減額は、事業の精算見込みによるものです。 26ページの3款1項3目の説明欄、下段の介護保険特別会計繰出金3,550万6,000円、これは、にしき園の通所介護サービス収入、施設介護サービス収入の減に伴う収支不足見込額に係る繰出金の追加です。 28ページ、3款2項3目の説明欄、教育・保育施設給付費1,165万6,000円は、はなさき仙北等への入所実績見込みによる追加です。 3款3項1目の説明欄、生活保護事務費3,730万6,000円の追加は、平成29年度生活困窮者就労準備支援事業等の確定による国庫補助金返還分です。同じく2目生活保護費3,000万円の減額は、実績見込みによるものです。 29ページの4款3項1目の説明欄、病院事業会計補助金3億2,344万5,000円の追加は、病院事業の経営健全化のための増額です。 30ページの6款1項3目農業夢プラン型戦略作物等生産基盤拡大事業費1,931万4,000円の減額は、実績見込みによるものです。 31ページの上段、産地パワーアップ事業費補助金1億4,627万円の追加は、国の補正予算分で、生保内南地区に建設するライスセンター整備費に対する補助金です。 33ページになります。8款2項1目の説明欄、雪寒地域建設機械整備費4,488万円の減額は、国の補助不採択による除雪ドーザ購入費分です。同じく3目社会資本整備総合交付金事業費2億2,267万6,000円の減額は、神代中央線等事業費の補助要望に対する交付額の決定に伴う減額です。 議案第30号の説明は以上です。 次に、議案第31号の提案理由を御説明いたします。 別冊の平成30年度仙北市
特別会計補正予算綴りの1ページをごらんください。 議案第31号 平成30年度仙北市
集中管理特別会計補正予算(第3号)は、次に定めるところによるものです。 第1条の歳入歳出予算の補正は、歳入歳出それぞれ133万9,000円を追加し、総額を歳入歳出それぞれ36億613万8,000円とするものです。 4ページが事項別明細書です。 歳入歳出とも同額で、1款のコピー機等の使用、2款の集合支払関係の補正で、各費目の精算見込みによるものです。 以上で提案理由の説明を終わります。御審議よろしくお願いいたします。
○議長(青柳宗五郎君) 議案第32号から議案第34号まで、吉田建設部長。
◎建設部長(吉田稔君) それでは、議案第32号について提案理由を御説明申し上げます。
特別会計補正予算書の11ページをお開き願います。 議案第32号 平成30年度仙北市
下水道事業特別会計補正予算(第2号)でございます。 平成30年度仙北市
下水道事業特別会計補正予算(第2号)は、次に定めるところによるものでございます。 第1条、歳入歳出予算の総額から歳入歳出それぞれ2,012万9,000円を減額し、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ7億3,870万3,000円とするものでございます。 第2条、繰越明許費、第3条、債務負担行為の補正、第4条、地方債の補正となってございます。 14ページをお開き願います。 第2表繰越明許費ですが、流域下水道大曲処理区負担金につきまして、大曲幹線の土質ボーリングを行ったところ予期せぬコンクリートが出現したため、重要構造物かどうか確認に不測の日数を要したため、繰り越しをお願いするものでございます。 第3
表債務負担行為補正ですが、水洗便所等改造資金利子補給の利用者がいなかったため、廃止するものでございます。 15ページでございます。 第4表地方債の補正でございます。 公共下水道事業費は、事業費確定に伴い限度額を1億3,740万円に変更するものでございます。 次に、事項別明細書で御説明を申し上げます。 初めに歳入でございます。 17ページをお開き願います。 1款1項1目下水道事業受益者負担金は、見込みにより114万5,000円の追加と、2款1項1目下水道使用料も、見込みにより41万3,000円を追加補正するものでございます。 3款1項1目下水道事業費国庫補助金は、社会資本整備交付金の事業費確定による減額補正でございます。 5款1項1目一般会計繰入金は、精算見込みにより1,922万8,000円を減額するものでございます。大きな減額は、管渠維持管理費と浄化センター費が主な減額となってございます。 18ページをお開き願います。 8款1項市債は、流域下水道事業債の減額によるものでございます。 次に、歳出について御説明申し上げます。 19ページをお開き願います。 1款1項総務管理費のうち1目の一般管理費説明欄、管渠維持管理費613万8,000円と流域下水道維持管理費負担金500万円が主な減額になってございます。 2目の浄化センター費は、田沢湖浄化センターの運転管理費精算見込みによる減額となってございます。 2款1項1目公共下水道事業は、説明欄、流域下水道大曲処理区負担金の減額によるものでございます。 次に、20ページをお開き願います。 3款1項公債費ですが、説明欄記載のとおりとなってございます。 次に、議案第33号について提案理由を御説明申し上げます。 29ページをお開き願います。 議案第33号 平成30年度仙北市
集落排水事業特別会計補正予算(第2号)。 平成30年度仙北市の
集落排水事業特別会計補正予算(第2号)は、次に定めることによるものです。 第1条、歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ7,333万2,000円を追加し、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ4億5,851万円とするものでございます。 第2条、債務負担行為の補正、第3条は地方債の補正でございます。 32ページをお開き願います。 第2
表債務負担行為補正ですが、水洗便所等改造資金利子補給の利用者がいなかったため廃止するものでございます。 第3表地方債の補正につきましては、限度額を3,890万円に変更するものでございます。 次に、事項別明細書で御説明申し上げます。 34ページをお開き願います。 初めに歳入でございます。 歳入の2款1項1目集落排水使用料は、見込みにより17万2,000円を追加いたします。 3款1項1目農業集落排水事業費県補助金は、当初内示が1,650万円であったため、今回追加補正するものでございます。 5款1項1目一般会計繰入金は、精算見込みにより641万4,000円を減額するものでございます。 次に、5款2項2目西木村トイレ水洗化改造等資金貸付基金繰入金8,027万5,000円の追加は、議案第12号でお願いしました基金条例廃止に伴い、農業
集落排水事業特別会計へ繰り入れるものでございます。 8款1項市債は、農業集落排水事業費の確定により120万円を減額するものです。 次に、歳出について説明いたします。 35ページをお開き願います。 1款1項総務管理費のうち1目の一般管理費説明欄、農業集落排水事業債償還基金積立金8,027万4,000円は、先ほど歳入で
集落排水事業特別会計へ繰り入れました基金を積立金とするものでございます。 なお、1,000円の誤差につきましては、存置によるものです。 2目の農業集落排水施設管理費、3目の林業集落排水施設管理費につきましては、各処理施設の電気料等の追加など精算見込みによるものが主なものとなってございます。 次に、2款1項1目農業集落排水事業は、精算見込みにより102万5,000円を減額するものでございます。 3款1項公債費ですが、説明欄記載のとおりとなってございます。 次に、議案第34号について提案理由を御説明申し上げます。 43ページをお開き願います。 議案第34号 平成30年度仙北市
浄化槽事業特別会計補正予算(第2号)。 平成30年度仙北市の
浄化槽事業特別会計補正予算(第2号)は、次に定めるところによるものです。 第1条、歳入歳出予算の総額から歳入歳出それぞれ29万5,000円を減額し、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ1億127万円とするものでございます。 次に、事項別明細書で説明いたします。 46ページをお開き願います。 初めに歳入でございます。 3款1項1目一般会計繰入金でございます。精算見込みにより29万5,000円を減額するものです。 次に、歳出でございます。 1款1項2目浄化槽管理費は、使用料等の精算見込みによる減額でございます。 3款1項公債費ですが、説明欄記載のとおりとなってございます。 以上で議案の提案理由の説明を終わります。よろしく御審議賜りますようお願い申し上げます。
○議長(青柳宗五郎君) 議案第35号から議案第37号まで、中村市民福祉部長。
◎市民福祉部長兼福祉事務所長(中村和彦君) それでは、議案第35号 平成30年度仙北市
国民健康保険特別会計補正予算(第3号)につきまして御説明いたします。 平成30年度仙北市
特別会計補正予算説明書の53ページをお開きください。 平成30年度仙北市の
国民健康保険特別会計補正予算(第3号)は、次に定めるところによるものでございます。 第1条、事業勘定の歳入歳出予算の総額から歳入歳出それぞれ285万3,000円を減額し、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ30億3,713万7,000円とするものでございます。 2、田沢診療施設勘定の歳入歳出予算の総額から歳入歳出それぞれ231万円を減額し、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ1,341万円とするものでございます。 3、神代診療施設勘定の歳入歳出予算の総額から歳入歳出それぞれ48万6,000円を減額し、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ9,226万7,000円とするものでございます。 歳入歳出補正予算事項別明細書の57ページをお開き願います。 歳入の内訳としましては、大きいところで言えば繰入金、6款1項1目一般会計繰入金でございます。国民健康保険基盤安定負担金額の確定、財政安定化支援事業金額の確定等により864万9,000円の減額となっております。 58ページの諸収入です。収入実績に伴う補正で、583万1,000円の増となっております。主に一般被保険者延滞金でございます。 続きまして、歳出の内訳です。 59ページの2款保険給付費でございます。出産一時金は、実績から減少する見込みにより126万円の減額。葬祭費は、増加の実績見込みにより45万円の増額となり、総額で81万円の減額補正となります。 60ページ、5款保険事業費各種健診負担金です。決算見込みにより158万8,000円の減額補正となります。 9款予備費は、歳入歳出の差額に係る補正により103万8,000円の減額となっております。 次に、62ページをお開き願います。 田沢診療施設勘定であります。 歳入歳出それぞれ231万円の減額補正です。これは主に診療収入と医業費の減に伴う補正でございます。 次に、66ページをお開き願います。 神代診療施設勘定でございます。 歳入歳出それぞれ48万6,000円の減額補正です。これにつきましても、診療収入と医業費の減に伴う補正でございます。 以上で議案第35号 平成30年度仙北市
国民健康保険特別会計補正予算(第3号)の説明を終わります。 続きまして、議案第36号 平成30年度仙北市
後期高齢者医療特別会計補正予算(第1号)につきまして御説明いたします。 平成30年度仙北市
特別会計補正予算説明書の75ページをお開き願います。 平成30年度仙北市の
後期高齢者医療特別会計補正予算(第1号)は、次に定めるところによります。 第1条、歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ693万2,000円を追加し、歳入歳出の予算の総額を歳入歳出それぞれ3億1,608万7,000円とするものでございます。 歳入歳出補正予算事項別明細書の78ページをお開き願います。 歳入の内訳といたしましては、1款後期高齢者医療保険料は859万3,000円の増額補正でございます。これは、秋田県後期高齢者医療広域連合により当初見込額と精算見込額との差額を補正するものでございます。 3款繰入金は217万3,000円の減額補正です。これは、低所得者等の保険料軽減分を公費で補填する保険基盤安定制度に基づき、繰入金において秋田県後期高齢者医療広域連合による当初推計値と確定実績値の差額による補正でございます。 次に、歳出の内訳としましては、2款後期高齢者医療広域連合納付金で700万5,000円の増額補正です。これは歳入の増額補正分が後期高齢者医療に係る保険料収入であることから、秋田県後期高齢者医療広域連合に納付するための増額補正でございます。 以上で議案第36号 平成30年度仙北市
後期高齢者医療特別会計補正予算(第1号)の説明を終わります。 続きまして、議案第37号 平成30年度仙北市
介護保険特別会計補正予算(第2号)につきまして御説明いたします。 平成30年度仙北市
特別会計補正予算説明書の79ページをお開き願います。 平成30年度仙北市の
介護保険特別会計補正予算(第2号)は、次に定めるところによります。 第1条、歳入歳出予算の総額から歳入歳出それぞれ926万6,000円を減額し、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ4億3,576万6,000円とするものでございます。 歳入歳出補正予算事項別明細書の81ページをお開き願います。 歳入の内訳としましては、1款サービス収入です。4,477万2,000円の減額補正です。これは介護保険制度の改正に伴い、在宅復帰、病状安定等の入所条件に適合した申請者の減少及び通所介護サービスではリハビリ効果のある回復期の申請者の減少によるものと推計されます。 歳出の内訳としましては、1款総務費でございます。451万6,000円の減額補正です。これは職員給与費の減額です。 2款サービス事業費です。475万円の減額です。これは利用者サービスに係る精算見込みによる減額でございます。 以上、議案第37号 平成30年度仙北市
介護保険特別会計補正予算(第2号)の説明を終わります。 以上、御審議のほどよろしくお願いいたします。
○議長(青柳宗五郎君) 15時35分まで暫時休憩します。 (午後3時22分)
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○議長(青柳宗五郎君) 休憩前に引き続き会議を開きます。 (午後3時34分)
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○議長(青柳宗五郎君) 議案第38号及び議案第39号について、
石川田沢湖地域センター所長。
◎
田沢湖地域センター所長(石川一幸君) 議案第38号の提案理由を説明いたします。
特別会計補正予算書綴りの91ページをごらんください。 議案第38号 平成30年度仙北市生保内財産区
特別会計補正予算(第3号)は、次に定めるものです。 第1条、歳入歳出予算の総額にそれぞれ2,331万9,000円を追加し、総額を歳入歳出それぞれ1億2,029万6,000円とするものです。 第2条は、地方自治法第213条第1項の規定による繰越明許費を設定するものです。 94ページ、第2表繰越明許費は、3款2項の森林整備センター造林保育費554万円を翌年度に繰り越すものです。 95ページから事項別明細書です。 歳入歳出ともに事業の確定または精算見込みによる補正ですが、歳入では2款の説明欄、前年度繰越金2,124万4,000円を追加し、歳出では4款の諸支出金の生保内財産区地域振興基金積立金に2,000万8,000円を積み立て、5款の予備費に1,036万8,000円を追加しています。 次に、105ページをごらんください。 議案第39号 平成30年度仙北市田沢財産区
特別会計補正予算(第2号)は、次に定めるものです。 第1条、歳入歳出予算の総額にそれぞれ1,142万3,000円を追加し、総額を歳入歳出それぞれ5,541万2,000円とするものです。 第2条は、地方自治法第213条第1項の規定による繰越明許費を設定するものです。 108ページの第2表繰越明許費は、3款2項の森林総合整備センター造林保育費1,137万9,000円を翌年度に繰り越すものです。 109ページから事項別明細書です。 歳入歳出ともに事業の確定または精算見込みによる補正ですが、歳入では2款の説明欄、前年度繰越金1,249万8,000円を追加し、歳出では4款の諸支出金、田沢財産区地域振興基金積立金に1,000万円を積み立てし、5款の予備費に656万3,000円を追加しています。 以上で説明を終わります。御審議よろしくお願いいたします。
○議長(青柳宗五郎君) 議案第40号について、
長松谷角館地域センター所長。
◎
角館地域センター所長(長松谷光君) 議案第40号の提案理由について御説明をいたします。 平成30年度
特別会計補正予算113ページをごらんください。 議案第40号 平成30年度仙北市雲沢財産区
特別会計補正予算(第1号)は、次に定めるところによるものです。 第1条、歳入歳出予算の総額にそれぞれ205万1,000円を追加し、総額を歳入歳出それぞれ546万2,000円とするものです。 116ページの事項別明細書をごらんください。 歳入歳出ともに事業の確定または精算見込みによる補正ですが、歳入では1款の説明欄、雲沢財産区造林基金利子1,000円を、2款の説明欄、前年度繰越金205万円を追加し、歳出では4款1項1目の説明欄、雲沢財産区造林基金積立金に205万1,000円を追加するものです。 以上で提案理由の説明を終わります。御審議よろしくお願いいたします。
○議長(青柳宗五郎君) 議案第41号について、高橋医療局長。
◎医療局長兼医療連携政策監(高橋信次君) お疲れ様です。 それでは、議案第41号 平成30年度仙北市
病院事業会計補正予算(第2号)について御説明いたします。 補正予算書をごらんいただきたいと思います。 補正予算書1ページ、第1条、平成30年度仙北市病院事業会計の補正予算(第2号)は、次に定めるところによるものです。 第2条、業務の予定量です。 既決予定額を下段の補正予定額に改めるもので、(2)の年間患者数では、入院患者数1万3,870人、外来患者数1万7,812人を、これまでの実績見込みを勘案し、それぞれ減少とするものでございます。 (3)1日平均患者数では、入院が38人、外来で73人の減少としております。 (4)建設改良事業ですが、角館総合病院の医療機械等購入費の精算見込みによる内容となってございます。 次の2ページをお開きいただきたいと思います。 第3条、収益的収入及び支出になります。 初めに田沢湖病院ですが、これは先ほど説明いたしました業務量の縮小に伴うもので、事業収益5,388万5,000円を、事業費用で2,248万9,000円をそれぞれ減額するものでございます。 次に角館総合病院ですが、これも同様に業務量の縮小に伴うものでありますが、入院患者数で1万2,775人の減、外来患者数で1万4,884人の減少を見込む状況となってございます。この要因といたしましては、精神科の病床が休床をしている状況もありますが、全体的な患者数の減少が顕著になっている状況があり、このことから医業収益で2億9,340万9,000円の減額となっております。 現在、病院事業会計としましては既に資金不足が発生しており、今般の医業収益の落ち込みからして今年度末には資金不足比率が20%を超える状況が見込まれております。一般会計からの繰出金については、基本的に年度始めには概算で、年度末の実績見込みにより精算する流れになっておりますが、これとは別に病院事業からの要望といたしまして、昨年8月に普通財産に移管した旧病院建物敷地等の起債償還残高に対する補填等、普通財産への移管に伴う固定資産除却損の一部補填などについて要望を行い、追加繰り出しとして2億3,482万7,000円をお願いするものでございます。 医業費用につきましては、職員給与費を1億595万8,000円を減額するものです。また、特別損失として、昨年8月に旧病院土地・建物等を普通財産に移管した除却損6億9,947万4,000円を計上しております。 次に、5ページに続きますが、第4条、資本的収入及び支出についてであります。 予算第4条本文括弧書中、資本的収入額が資本的支出額に対し不足する額「2億2,089万8,000円」を「1億9,470万円」に、当年度分損益勘定留保資金「2億2,089万8,000円」を「1億9,470万円」に改めるもので、内容としましては、角館総合病院の医療機械等の精算見込みによる内容となっております。 第5条、企業債についてでですが、角館総合病院の医療機械等の精算見込みにより補正予定額に改めるものでございます。 第6条につきましては、職員給与費を記載のとおりそれぞれ減額するものです。 第7条、他会計からの補助金についてでありますが、予算第9条中「2億4,808万5,000円」を「4億6,581万9,000円」に改めるもので、これは先ほど収益的収支の際に触れさせていただいた内容から、同条表中の既決予定額に補正予定額を追加した内容とするものでございます。 最後に、第8条、債務負担行為ですが、業務量の予定量で御説明いたしましたが、両病院とも入院・外来の患者数が減少している状況について御説明してまいりました。特に角館総合病院については、全体的な患者数の減少と精神科病床の休床状況もあり、非常に厳しい状況となっております。そのため、スピード感を持って経営改革に取り組む必要があり、今回これまでの病院自らの主体的な取り組みと合わせ、外部の専門家から診断・指導等を受ける経営コンサルタント業務委託料を債務負担行為として計上するものでございます。 5ページ以降につきましては、補正予算実施計画等、詳細な内容について記載しております。 以上で議案第41号の説明を終わりますが、よろしく御理解賜りますようお願い申し上げまして説明を終わります。
○議長(青柳宗五郎君) 議案第42号及び議案第43号について、吉田建設部長。
◎建設部長(吉田稔君) 議案第42号の提案理由を御説明申し上げます。 平成30年度
温泉事業会計補正予算書(第1号)をごらんいただきたいと思います。 議案第42号 平成30年度仙北市
温泉事業会計補正予算(第1号)でございます。 第1条、総則、平成30年度仙北市
温泉事業会計補正予算(第1号)は、次に定めるところによるものでございます。 第2条、業務の予定量でございます。 給湯戸数を48戸から1戸減の47戸とするものでございます。温泉の供給量は、1日当たり1,323キロリットルから9キロリットル減の1,314キロリットルとするものでございます。 第3条、収益的収入及び支出でございます。 初めに収入でございます。 1款1項1目営業収益は、新規1件、廃止1件の普通供給量と特別供給量で23万円を増額し、1款2項営業外収益は、他会計補助金として5万1,000円を増額、合計28万1,000円を補正しまして、温泉事業収益の総額を7,165万2,000円とするものでございます。 次に、支出でございます。 1款1項営業費用は、温泉使用料、特別供給量等80万1,000円の増額と、1款2項営業外費用は、消費税及び地方消費税の精算見込みによる52万円の減額で、合計28万1,000円を補正しまして、温泉事業費用の総額を7,165万円とするものでございます。 次のページをお開き願います。 第4条、他会計からの補助金でございます。 予算第8条中「3,172万5,000円」を「3,177万6,000円」に改めるものでございます。 4ページ以降からはキャッシュ・フロー計算書、貸借対照表を添付してございますので御参照いただきたいと思います。 以上で議案第42号の提案理由を終わります。 次に、議案第43号の提案理由を御説明申し上げます。 平成30年度
水道事業会計補正予算書(第3号)をごらん願います。 議案第43号 平成30年度仙北市
水道事業会計補正予算(第3号)。 第1条、総則でございます。 平成30年度仙北市
水道事業会計補正予算(第3号)は、次に定めるところによるものです。 第2条、資本的収入及び支出でございます。 予算第4条に定めた資本的収入及び支出の予定額を次のとおり補正するものです。本文括弧中、資本的収入が資本的支出に対し不足する額「1億1,674万5,000円」を「1億1,851万7,000円」に、過年度分損益勘定留保資金「1億155万5,000円」を「1億637万3,000円」に、当年度分消費税及び地方消費税資本的収支調整額「1,519万円」を「1,214万4,000円」に改めるものでございます。 3ページをお開き願います。 初めに資本的収入でございます。 1款1項企業債8,560万円の減額は、備考欄、水道未普及解消事業で4,360万円、それから配水管整備事業費等3,770万円が主なものとなっています。次に、1款4項工事負担金1,247万9,000円の減額は、太田沢橋、県の負担金の減額によるものでございます。合計9,879万円を減額し、水道資本的収入の合計を、総額を2億4,767万5,000円とするものでございます。 次に、資本的支出でございます。 1款1項建設改良費8,366万7,000円の減額は、備考欄、水道未普及解消事業で3,442万円、主な減額は、山谷川崎地区排水池の用地費の減額と卒田地区の関係費の減額によるものです。その他改良事業費4,924万7,000円の減額は、主に下高野地区配水管更新工事と田沢排水池の入札不調によるものでございます。また、太田沢橋県負担金の減額によるものが主なものでございます。次に、1款1項4目営業設備費1,264万円の減額で、合計9,630万7,000円を減額し、水道資本的支出の総額を3億6,619万2,000円とするものでございます。 2ページに戻っていただきまして、3条、企業債でございます。 予算第5条の表を次のとおり改めるものでございます。起債の限度額を「1億6,700万円」から「8,140万円」に改め、起債の方法、利率、償還の方法につきましては、補正前に同じでございます。 4ページ以降からは、キャッシュフロー計算書、貸借対照表を添付してございます。 以上で議案第43号の提案理由を終わります。よろしく御審議のほどお願い申し上げます。
○議長(青柳宗五郎君) 議案第44号について、高橋医療局長。
◎医療局長兼医療連携政策監(高橋信次君) それでは、議案綴りの30ページをお開きいただきたいと思います。 議案第44号 平成30年度仙北市
病院事業会計資本金の額の減少について御説明いたします。 平成30年度仙北市
病院事業会計資本金34億1,420万1,688円のうち6億7,285万2,155円を減少し、繰越欠損金を補填することについて、地方公営企業法第32条第4項、資本金の額は議会の議決を経て減少することができるの規定により、議会の議決を求めるものでございます。 減資の理由ですが、旧角館総合病院の土地・建物等について、昨年8月、普通財産へ移管したことから、会計上、固定資産除却損が発生し、特別損失を計上することになります。そのため繰越欠損金への資本金の減資を行い、これを補填する内容となっております。 以上、簡単ですが説明を終わります。よろしく御審議をお願いいたします。
○議長(青柳宗五郎君) 議案第45号から議案第47号まで、吉田建設部長。
◎建設部長(吉田稔君) それでは、議案第45号について提案理由を御説明申し上げます。 議案綴りの31ページをお開き願います。 議案第45号 市道の廃止について。 道路法第10条第1項の規定に基づき次の路線を廃止するので、同法第8条第2項の規定に基づき議会の議決をお願いするものでございます。 次のページから廃止調書と位置図をごらんいただきたいと思います。 田沢湖地区になってございます。戸伏松原2号線から4号線までの3路線でございます。この路線につきましては、圃場整備事業に組まれていた道路でございまして、現道がなくなってございます。今回廃止するものでございます。 続きまして、議案第46号について提案理由を御説明申し上げます。 議案綴りの36ページをお開き願います。 議案第46号 市道の変更認定について。 道路法第10条第2項の規定に基づき次の路線を変更認定するので、同法第8条第2項の規定に基づき議会の議決をお願いするものでございます。 次のページから変更認定調書と位置図をごらんいただきたいと思います。 角館地区は大町通線ほか4路線、田沢湖地区は神代中央線ほか4路線、西木地区は2路線の合計12路線を変更認定するものでございます。角館地区の路線番号51番、53番、それから101019の3路線につきましては、角館地区の都市計画道路大町通線、横町菅沢線の変更に伴い市道を変更するものでございます。 それでは、40ページをお開きください。図面番号1番、変更後の路線は緑色で表示しておりますのでよろしくお願いします。大町通線は、起点を上新町丸山公園から岩瀬下夕野、旧病院付近まで、延長を1,213.6メーターに短縮し変更認定するものでございます。 次のページでございます。図面番号2番、花場菅沢線につきましては、起点は同じく水ノ目沢、羽後交通角館営業所から終点を横町の元ローソン前まで延伸しまして、575.5メーターに変更認定するものでございます。 次のページでございます。図面番号3番、山根町線の起点は同じく細越町の元藤原スタンドから終点を横町の元ローソン向かいまで延伸しまして、924.1メーターに変更認定するものでございます。 今までの3路線につきましては、先ほど言いました都市計画道路の変更に伴う変更認定となってございます。 次のページ、図面番号4番、中菅沢線につきましては、起点を同じく下菅沢で田鉄産業隣接から終点を中菅沢から下菅沢、83.6メーターに変更認定するものでございます。 次のページ、図面番号5番、上中川原2号線につきましては、圃場整備により組み込まれた部分を削除しまして、終点は変更ありませんが延長を490.6メーターに変更するものでございます。 次は田沢湖地区になります。45ページをお開き願います。図面番号6番、神代中央線でございますが、起終点に変更はありませんが、現在工事計画しておりますルートに変更し認定するものでございます。延長は4,501.4メーターでございます。 次のページ、図面番号7番、戸狩野白籏線から図面番号10番の街道北線までの4路線は、圃場整備に組まれた路線でございます。図面のとおり変更認定するものでございます。 次は西木地区になります。50ページの図面番号11番、それから大野関上門屋線、次のページの上門屋線につきましては、桧木内川県河川改修に伴うもので、延長を短縮し図面のように変更認定するものでございます。 続きまして、議案第47号について提案理由を御説明申し上げます。 議案綴りの52ページをお開き願います。 議案第47号 市道の認定について。 道路法第8条第1項の規定に基づき次の路線を認定するので、同法第8条第2項の規定に基づき議会の議決をお願いするものでございます。 次のページからの認定調書と位置図をごらんいただきたいと思います。 角館地区は2路線、田沢湖地区は春山6号線ほか3路線、西木地区2路線、計8路線を認定するものでございます。 54ページをお開き願います。図面番号1番、田町山1号線ですが、仙北市立角館こども園の前です。新角館庁舎整備の一環に伴い、今回新たに認定するものでございます。 次のページになります。図面番号2番、大勝田間野3号線は、民間の宅地造成に伴い、道路敷を市に寄附されてございます。事務処理も完了してございまして、住宅が張り付くことから今回新たに認定するものでございます。 次のページになります。田沢湖地区でございます。図面番号3番、春山6号線は、特別養護老人ホームたざわこ清眺苑に通ずる道路でございます。田沢財産区からの寄附採納により今回新たに認定するものでございます。 次のページ、図面番号4番、古館野六丁野線と図面番号5番、六丁野3号線は、現在工事を行っております神代中央線の旧道敷になります。現在も現道として利用していることから、新たな名称をつけまして認定を行うものでございます。 次のページ、図面番号6番、柏林3号線は、圃場整備に伴い今回認定を行います。 次に西木地区になります。60ページ、図面番号7番、上門屋西線と図面番号8番、上門屋南2号線は、桧木内川県河川改修に伴うもので、門屋橋に通じる生活道路として利用していることから今回新たに認定するものでございます。 以上で議案の提案理由の説明を終わります。よろしく御審議賜りますようお願い申し上げます。
○議長(青柳宗五郎君) 議案第48号について、中村市民福祉部長。
◎市民福祉部長兼福祉事務所長(中村和彦君) それでは、議案第48号 市有財産の無償譲渡についての提案理由を説明します。 議案綴りの62ページをごらんください。 市有財産の無償譲渡することについて、地方自治法第96条1項第6号の規定により、議会の議決を求めるものでございます。 譲渡財産につきましては、仙北市ごみ処理施設及び粗大ごみ処理施設、仙北市汚泥再生処理センター、仙北市角館一般廃棄物最終処分場、仙北市西木一般廃棄物最終処分場、仙北市田沢湖一般廃棄物最終処分場でございます。 詳細につきましては、63ページから66ページに記載しております。 譲渡の相手先につきましては、秋田県大仙市大曲栄町13番47号、大曲仙北広域市町村圏組合、管理者 老松博行でございます。 今回の譲渡の理由につきましては、廃棄物の処理広域化のためでございます。譲渡の時期は、平成31年4月1日でございます。 以上、簡単でございますが説明を終わります。御審議のほどよろしくお願いします。
○議長(青柳宗五郎君) 以上で、日程第5、議案第3号 仙北市職員の勤務時間、休日、休暇等に関する条例の一部を改正する条例制定についてから日程第50、議案第48号 市有財産の無償譲渡についてまでの各案の説明を終わります。
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△散会の宣告
○議長(青柳宗五郎君) これで、本日の日程は全部終了いたしました。 以上で本日の会議を閉じ、散会をいたします。 (午後4時04分)...