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02月26日-02号

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  1. 仙北市議会 2018-02-26
    02月26日-02号


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    平成30年  3月 定例会          平成30年第1回仙北市議会定例会会議録議事日程(第2号)                 平成30年2月26日(月曜日)午前10時開議第1 一般質問---------------------------------------出席議員(16名)      1番 佐藤大成君       2番 高橋 豪君      3番 熊谷一夫君       4番 門脇民夫君      5番 平岡裕子君       6番 田口寿宜君      7番 大石温基君       8番 阿部則比古君      9番 黒沢龍己君      11番 荒木田俊一君     12番 安藤 武君      13番 小林幸悦君     14番 伊藤邦彦君      15番 真崎寿浩君     16番 八柳良太郎君     18番 稲田 修君     19番 青柳宗五郎---------------------------------------欠席議員(1名)     10番 小田嶋 忠君---------------------------------------地方自治法第121条の規定により説明のため出席した者の職氏名  市長        門脇光浩君     副市長       倉橋典夫君  教育長       熊谷 徹君     病院事業管理者   進藤英樹君  代表監査委員    戸澤正隆君     総務部長      運藤良克君  地方創生・               市民福祉部長兼            小田野直光君              冨岡 明君  総合戦略統括監             福祉事務所長                      農林部長兼  観光商工部長    平岡有介君               浅利芳宏君                      総合産業研究所長  建設部長兼               会計管理者兼            佐藤龍喜君               伊藤一彦君  建設課長                会計課長                      医療局長兼  教育部長      渡辺久信君               高橋信次君                      医療連携政策監  危機管理監     加古信夫君     建設部次長     吉田 稔君  総務部次長兼              総務部次長兼            戸澤 浩君               大山肇浩君  総務課長                企画政策課長  市民福祉部次長兼            中村和彦君     総務部財政課長   草なぎ郁太郎君  市民生活課長  田沢湖クニマス未来館長 大竹 敦君---------------------------------------事務局職員出席者  議会事務局長    三浦清人君     書記        藤岡 純君  書記        堀川貴吉君--------------------------------------- △開議の宣告 ○議長(青柳宗五郎君) ただいまの出席議員は16名で会議の定足数に達していますので、これから本日の会議を開きます。 欠席の届け出は、10番、小田嶋忠君、遅刻の届け出は、6番、田口寿宜君です。 説明のため、本日更に出席を求めた者は、大竹田沢湖クニマス未来館館長です。 広報及び報道関係者の撮影を許可します。 本日の議事日程は、お手元に配付のとおりです。                             (午前10時00分)---------------------------------------一般質問 ○議長(青柳宗五郎君) 日程第1、一般質問を行います。---------------------------------------荒木田俊一君 ○議長(青柳宗五郎君) 通告により発言を許します。11番、荒木田俊一君。 ◆11番(荒木田俊一君) おはようございます。平成30年2月定例会、一般質問にあたり、質問させていただきます。私どもも任期末を迎えて、これが一般質問の最後になろうかと、そういう意味では、門脇市政を検証する上で非常に大きな課題であるというふうに認識しながら質問させていただきます。 質問の最初は、3期目にかける市長の思いと言いますか、この平成30年度の予算編成を終えて、いわゆる市長は昨年の10月に大差をもって当選されたというそういう中では、非常にそろそろ3期12年目を迎える入り口としては非常に大事なところであるのかなということでございますけども、私が考えるに非常に重い課題が数多く、そういう中で一つ質問させていただきます。 まず最初にですね、この2期8年をやった中で、そろそろいろんな形で市民に向けて実を結ぶことが必要とされるこの時期にですね、重点課題と言いますか、重点課題というと三つも四つも挙げられると大変ですので、市がですね、市長が本当にこれは大事だというような重点事項はどういうことなのかということでございます。 そして質問の二つ目ですが、市長の評価と住民の評価というのは、これはかなりかけ離れているのかなという思いがします。というのは、私どもやっぱり市民と触れ合う中で不満の意見が数多く聞かされるわけですけども、そういう中でですね、私は市長の選挙の投票状況を見てショックを受けたことがあります。それは何かというと、無効票の多さでございます。これは何をあらわすのか、市長がどう感じるのかわかりませんけども、市長が1期目のときは135票の無効票だったんですよ。2期目にですがね、これは当然選挙がなかったわけですから、ないわけですけども、3期目に人口が減っている中でこの無効票が326票もあったと。せっかく投票所に行きながら、何も書かなかったのか、あるいは書いたのか、それでも無効になったと。私はこれ非常に、捉え方としては人それぞれだと思います。私はやっぱりこれは一つの市政に対する信任がちょっと薄くなってきたのかなと。たかが300票だべって言われるかもしれませんけどもね、私はやっぱりこれは、私どもも選挙をやってもね、これほどの無効票は出ないわけですよね。私どもが前回やった時もですね137票なんです。無効票は。2人しか出ないときにですね、こんなに多くの無効票が出るものなのかなと。これ、衆議院とかなれば別なんですけども、投票の行為がいろいろあってね、煩わしさあるわけですけども、そういう中でですね、これだけの無効票出ている中で、市長としてはどのように捉えてですね、どのように評価をなさっているのか、感じているのかということでございます。 三つ目としてですね、企業誘致のためにつくった、工業団地がなければだめだということで、我々は工業団地をつくることを認めました。しかし、残念ながらそれは未だに実を結んでいない。考えてみれば、あそこに工業団地という話は、私ども改選する前の、その前の任期のときから出ているんですよ。そして造成された。そしてこの4年間で何もなかった。結論から言えばですね。市長から言えば、いやいやいろいろ取り組んできたと、交渉してきたというふうにお話されるかもしれませんけどもね、わかりやすく言えばですね、営業マンがですよ、私は一杯見積書上げてますって、交渉してます、もうちょっと待ってけれ、しかし営業マンの評価はね、ここに契約書を持ってきてなんぼの評価なんですよ。ここに実際の姿を見せて営業マンの評価って出るんですけども、仙北市はね、これまで、いや、まだ発表できる段階ではない、今交渉中だ、しかしその実態は何も我々のところには見えてこないわけですよ。報告すら受けていない。これは私どもはそうすれば何を捉えて今進めていると言って答えて住民に説明したらいいのかですね、やっぱりこれははっきり、我々思えば、もしかすると市長は片思いで一生懸命企業を訪れているかもしれませんけども、いろいろな間口での向こうでは対応をとっていただいているかもしれませんけども、本当に進出する可能性があるところに向かっているのか向かっていないのか、それすら感じ取れない。これをやっぱり早めに有効に活用しないとですね、塩漬けの土地なんですよ、逆に言うと。黙ってでお金を生み出す土地でもないんです。利用してこそ初めて価値ある。あるいは市長の思いで、工業団地がなければ企業誘致もままならないという思いでつくったものがですね、やっぱり実を結んでいない。そこにね、草刈りやいろんな管理費を投じながら、ずっといつまでどういう形でいくんですかということをお尋ねしたい。 四つ目にはですね角館病院の問題です。いろいろ意見はありながら、多額の工事費もオーバーしながらですね、早い話は、大難儀してあそこにつくったわけですよ。そして開設して1年もたたないうちにですね、精神科の診療科の先生方みんなお辞めになる。それはいろいろな都合でお辞めになるかもしれません。でも、私たちから見ればですね、本当にそうすればあの病院って何だったのと。例えば、ああいった病床がほかの一般病床にも変えれるわけもないし、そういう現実の中で平成30年の予算を見るとですね、いわゆる医業収入が落ち込む。それをどうするかといえば、早い話がほかの一般財源を持ってきて補てんでしょう。これから償還始まっていくときにそんなことやっていたら、病院もたなくなりますよ。 また、市民から言えばですね、患者の立場から言えば、これは医者に見放されたと受けとめていますよ。入院病床もない。それは日替わりで診察もしていただけると答えるかもしれませんけどもですね、一つの科のお医者さんがいなくなる。これは市民が見放されるということはですね、いわゆる門脇市政が病院に対しては見放されたという、同じことじゃないですか。私はあえて質問書に角館病院と書きました、総合病院と書きません。その意図はですね、こういうことが続けていくと、木の葉欠けたようにどんどん診療科目がなくなっていくっていう市民はそういう心配あるわけですよ。まだここまでだ、まだここまでだって言ってるうちにね、どんどん経営が悪化してって、あるいは本当に総合病院という体裁が保てるのか、これは非常に心配するわけです。この後、一般資産に変える病院の解体とかいろいろな課題が出てくる中で、少なくとも建てた病院はね、きっちり業務を行って、私は黒字にしなさいとは言いませんよ、あえて言えば。でも、市民があそこに病院を建てたことによって、我々の命、健康が守られる、あるいはここに住む安心感を生み出す、それが最低限必要な使命なのに、それすら守れないこの角館病院をどうするかということをお聞きしたいというふうに思います。 ○議長(青柳宗五郎君) 答弁を求めます。門脇市長。 ◎市長(門脇光浩君) おはようございます。荒木田議員一般質問にお答えをいたします。 大項目1点目の4までということで、この場で御答弁させていただきたいと思います。 1番であります。取り組みの重点事項はということでありますけども、大きく言うと産業の育成と、それから人口減少対策に尽きるかと思いますが、多くの施策を実施していきたいと思っております。そういうこともありまして、平成30年度の当初予算は施政方針でもお話をしたように、内政重視型となっております。 平成28年度決算の不認定で、その大きな要因となった未収金対策の強化、また、市長選挙で公約をさせていただいた転換する米政策への緊急対応、産業と雇用を生み出す諸施策、再災害防止対策事業、人育ての教育費の充実、公共施設等マネジメント事業では、不要施設の除去、除却、また、健康増進や女性の活躍の場づくり、新たな地域社会づくり、先ほど話をした人口減少に立ち向かう移住・定住対策、どれもが大変重要な事案であります。 また、予算化に向けて準備を進めている新角館庁舎や各庁舎整備事業など、これは市民生活に直結する大変重要な事案であります。これら以外にもたくさんありますけれども、重要施策と捉えております。 2期8年の実績等についてということでありますが、これまでもお話をしてきた内容かと思いますが、評価はさまざまな手法で検証し、議会の皆様であったり、また、市民の方々に報告をさせていただいております。成果が上がったものもあれば、未だ納得のいく状況になっていないというものもあります。私は常に仙北市が現状で手にしている以上の一段上を目標に設定をして市政を運営しているつもりであります。これは政治に携わる私の矜持と言えるのかもしれません。それらも含めて昨年の選挙結果だったと受けとめております。 市民の思いは、まいた種に花を咲かせて、そして果実を市民に示しなさいというものであったと思っております。自己評価で満足するようなトップは必要ないと思っております。当然私も自己評価は、からい点数であります。 先ほど議員が御指摘になった無効票の多さに加えて投票率の低さについても、私の市政運営に対する評価の一端ではなかったかと受けとめております。 それから、3点目の企業誘致等でありますけれども、企業誘致に向けた協議を進めている企業は、全国規模の植物工場を計画している企業で、市も植物工場の誘致に向けてお願いをし、会社訪問や企業側から訪問をいただいて進出に向けた諸条件に関し具体の話し合いを行ってきております。企業からは、国の補助金を活用し、早期に建設に取りかかりたいというお話をいただいておりますけれども、補助金の枠が狭まり、建設に向けたハードルが一段高くなったお話、これは昨年8月の第3回定例会で御報告をしております。その後も本社訪問であったり、企業側から訪問をいただき、企業誘致の協議を進めております。今年に入って1月29日にも企業側の責任者に来庁いただいて協議を行っております。その中で企業側が課題とした一つ、国の補助金の確保の問題解決が進まないことなどを要因に、以前から検討してきた進出の形態を改めて現地法人を設立した上での建設を望んでいるというお話を受けております。現在はその対応も含め、関係機関と協議をしております。この法人の設立には、地元企業の参画であったり運営組織の課題等があります。今時点で、いつごろめどが立つかという質問に明確な御答弁ができない状況であります。今後とも雇用創出と市民経済の向上、工業用地の有効活用などを進めるために、県や関係機関の御協力をいただきながら継続して誘致に向けて最大限努力を傾注いたします。 また、同時進行的に、同企業のほか、仙北市への進出を考えている企業等の情報の分析であったり収集であったりに取り組んでいきたいと思います。 それで、ほかの幾つかの実は課題もあります。これは以前からお話をしていた案件でありますけども、市を取り巻く地勢、特に運輸、要するに製品等の運輸をしっかりと対応できる環境がなかなか仙北市の場合は、今まだ脆弱であるという御指摘もいただいております。これまで仙北市が取り組んできた企業は、ここで生産をして、そしてそれを出荷していくための高速交通体系の脆弱さというものが各企業から御指摘をいただいておりますけれども、この問題、課題を市のみで解決するということは当然なかなか困難なことでありますし、時間のかかることだというふうに思っております。ということは、これまでの企業誘致の考え方、製品をつくって、もしくは製造をして生産をして、それを運び出すという、もしくは外部から材料を供給するというそういう状況の企業誘致のあり方というもの自体の方向の見直し等が必要ではないのかというような思いを持っております。したがって、これ以降、先ほど話をしたように、企業誘致を望む企業の皆様に対しては、どのような運輸形態が必要なのかどうかという一番の条件、ここを最初にしっかりと協議をしていくという方向づけをしなければいけないというふうな思いを持っているということであります。 4点目の角館病院についてでありますけれども、昨年3月の竣工式には多くの皆様がお祝いに駆けつけてくれました。秋田大学の山本文雄学長からは、1分1秒が命を左右する救急医療にあって、今病院は非常に重要な役割を担う、まさに市民の命綱になるであろうという祝辞をいただいております。 平成24年3月に病院の建てかえ準備を本格化してから、既にその当時で5年が経過しておりました。その間、東日本大震災の発災、東京オリンピック・パラリンピックの招致決定など建設事情は激変し、資材高騰や人員確保など多くの困難がありました。そして宮川信前病院事業管理者の御逝去であります。さまざまな局面を乗り越えることができたのは、市民の皆様の命と健康を仙北市という地方公共団体が今後も守り続けるという決意、そして市民の皆様の新病院にかける期待感であったと受けとめております。 私は、新病院の定礎に次のような言葉を刻みました。正面玄関の横、隅っこのほうにありますので、ごらんなっている方々もいらっしゃるかと思いますけども、「訪れる皆さんに長く支持され厚く信頼される、そんな病院になりたい。健康を守り、日常に寄り添って、生きる力になりたい。」開設者の思いであります。この思いを何とかかなえようということで一生懸命努力をして開院して、もうすぐ1年になろうというそういう段階であります。定礎に刻んだ理想に到達できていない現状にがあります。今後とも市民の期待にこたえるよう、最大限の努力を続けたいと思います。 なお、現状等、またさまざまな状況の変化等については、進藤病院事業管理者から答弁をさせたいと思います。 私からは以上であります。 ○議長(青柳宗五郎君) 進藤病院事業管理者。 ◎病院事業管理者(進藤英樹君) 角館総合病院の現状についてお答えをさせていただきます。 昨年4月の新病院での診療開始当初におきましては、移転作業や職員の習熟等もあって入院患者の受け入れを一定程度抑制させていただきましたが、5月以降、一般病床の利用率はおおむね90%を超える非常に高い数値を維持しております。直近では100%近い状況となっており、田沢湖病院とも連携しながら入院患者の受け入れを行っているところでございます。 施設設備につきましては、老朽化や狭隘の問題は解消されましたが、運用面で幾つかの御指摘がありました。その都度、院内で協議しながら問題の解決に迅速に取り組んでまいりました。住民の皆様の期待にこたえ、患者さんに安全・安心で質も高く手厚い医療サービスを提供するためには、常勤医師はもちろんのこと、看護師初め医療従事者の充足と質の向上が極めて重要でありますので、人材及び人材面での医療従事者の充実を図るとともに資質の向上についても現在さまざまな研修会等に参加し、専門的な知識の習得に努めておりますが、今後はさらなる専門的知識を要する職員を確保、育成し、医療機能の維持向上に努めてまいります。 なお、精神科の入院機能の継続につきましては、市長が施政方針でも触れましたように、現在、首都圏の医学部附属病院と医師派遣の具体的な協議を継続しておりますので、今しばらくお時間をいただきたいと思っております。 以上でございます。 ○議長(青柳宗五郎君) 11番。 ◆11番(荒木田俊一君) 質問の大きい三つ目の企業誘致についてでございますけども、前段にあった報告は受けています。ただ、我々心配するのはですね、前の件もそうなんですよ。今やってる、今やってるって、最後は来ませんなんですよね。今、案件の二つ目に取り組んでいることも、いや、まだ名前も公表できない。いろいろな課題がある。今おっしゃったように国の補助事業の場合は、我々だけの、仙北市の努力ではなんともならない案件もある。また、後に挙げられた課題もあるわけです。いわゆる高速道路の問題にしてもね、これはやっぱり一朝一夕に解決できる問題ではないし、それは我々も十分認識しながらですね、やっぱり議会としても国交省にお願いに行ったりいろんな形で動いているわけですけども、それが今すぐ解決できるとは市長おっしゃるとおり、我々も誰も思っていないですよ。それが解決しなければ企業が来ないというのであれば、じゃあ何のためにあの造成したかと。そういう部分は我々も十分認識しながらですね、やっぱり今、そこに来ていただけるものをやらなければならない。これ、高速道路こいばでぎるべ、あれこればでぎるべって、そうやってるうちに、ほかの方はもっといい条件がなっていってますよ。今の自動車産業だって北上まで来た。次、横手まで来た。じゃあそれらを形成するために、やっぱり周りにみんな張り付いていくわけですよ。ですから、今、食品産業と言いながらもですね、私は産業の種類はどうのこうのって言いませんけども、やっぱりここに張り付いて、ここで雇用を生む産業、あるいは地域に対してその企業が来ることによって地域がそれにかかわってですね大きく膨らんでいける要素があるものを期待しているわけですけども、まだ姿も見えない、これも見えないと。じゃあそれはいつなんですかと。いっつも、まだ公表できない、まだ公表できない、それじゃあ我々も市民も、じゃあどうやって市長がそれにこたえているってお伝えすることができますか。今交渉中だ。今度は進出する業務形態変える。地元法人を立ち上げる。多分その地元法人も立ち上げるっていうのは、恐らくその企業だけでなく地域内のいろんな企業も巻き込んだ中での立ち上げるっていうお話でしょうけれどもですね、そこら辺というのは、じゃあ具体的にですね、本当に最後決まったときしか報告できないっていうのも、これもおかしな話なんですよ。結果としてこう決まっただけでいいのかというのは、やっぱりそれは違うと思いますよ、私は。そこをもう一つお答え願いたいと思います。 あと、角館病院の問題ですけども、進藤管理者言った、努力はしてる、良くはなってきた。でもね、患者たちから聞く、あるいは私も肉親、角館病院にも入院してますし、大曲にも入院してます。言ってみれば、全く対応違いますよ。じゃあどこがって言えば、入り口からっていうか、いわゆる人のタッチしたソフト面、あたりから医療まで、入る前の段段のとこで、受けとめ方やっぱり人は違うんですよね。これは医療技術は、どっちがいいかは私はわかりませんけども、やっぱり改良している。ただ、現実的にですね、それはそれとしながらも、医師が抜けていくっていうことは、いろんな理由があるにしろ新しい病院を建ててですね、施設を新しくして、そっから人がいなくなるっていうことは、これはやっぱり非常に我々としては大きな心配なわけですよ。じゃあ医師からどういうふうに聞いたのかわかりませんけども、どういう理由なのかわかりませんけどもですね、せっかく建てて、そういうふうにあてめたものが医者がいなくなるということは、要は未利用、使わないところをつくってきたという思いがあるわけですよ。今、確かにおっしゃったように、今、大学病院と交渉している、あそこと。これも企業誘致と全く同じなんですよ。みんなどこも足りなくて、いっぱい頭を下げて、いろんなことをやっているわけですよ。でも、いろいろな課題がありながら、例えば神代の診療所の先生、ほかへ行ってあたたかく迎え入れてもらってこうやってやってますよと、病院、診察ね、診療所でやってますよっていうものを見てると、へば我々はお医者さんを本当に大事にしてきたのか、この方々に我々を、市民を救う手だてとして助けていただけるように我々は本当に配慮してきたのか、いろんなことが考えられるわけですよ。本当に廃業したとか何かだば、やっぱり歳で廃業したんだば仕方ねどが、そういう思いはありますけど、ほかにいて元気にやっていますっていう新聞に出てくるじゃないですか、いろんな部分で。そうすれば、仙北市というのは本当に病院に関して、お医者さんに対して、どういう態度で臨んで、どういうバックアップをしながら、どういうことをやってきたのかと。我々患者とすれば、自分のかかっている先生がいなくなるということは、やっぱりへばおらだどご見放されたのかなと、この地区にいだってなんもいいごどねえがらほかへ行ってやるよっていうことなのかな、私はずっと見てきていますよ。斉藤先生だって、隣の岩手へ行って、こっちから勤めている職員まで一緒に行って向こうで、患者もこっちから行ってますよ。いろんなものを見ているとね、本当にこの病院って建てて、おらがだいがったのが、味わえる、そういう日はあるのがって、ずっと答弁聞いてくと、何でも利益出ない、今検討中、取り組み中、それで結果出てこいばいいっすよ。結果出でこいば、私は、あああのとき文句言ってすいませんって謝りますよ、いつでも。でも、いっつも結果出てこないじゃないですか。ずっと後退していく一方ですよ。ですから、そこは本当に真剣にやってるよって言いながらもですね、我々はもっと具体性を求めたいわけですよ。みんな秋田県、どこも多分お医者さんいなくなって、鹿角の病院も産婦人科いなくなって大館のほうでも、これどんどん病院縮小されていく現状を見てみると、やっぱり我々は東京の秋田県の入り口と言いながらも逆からいけば抜け道なわけですよね。そういう中で、本当にここで我々が暮らしていく手段として、健康を守る手段として、病院は本当にきちっとこれからも守っていきますか。市長、改めて答弁をお願いします。 ○議長(青柳宗五郎君) 門脇市長。 ◎市長(門脇光浩君) 2つ今、再質問をいただいたので、1点目のほうの企業誘致の関係でありますけども、まさに課題がありながら進んでいるという状況です。荒木田議員に限らず議員の方々、もしくは市民の方々も、よく自分の性分はわかっていただいていると思いますけども、話したがり屋のほうです。情報開示型だというふうに自分は思っていますけども、相手方がある状況で、しかも相手方の不利益にならない、それを前提としなければ、誘致もそうですし招致もそうですけども、それは気をつけなければいけないことだというふうなことは、前々回からの企業誘致の際に教訓として学んでいることであります。できるだけその状況を改善していきたいというふうには思ってはおりますけども課題はたくさんあります。特に組織の、例えば運営していく、地元で設立をした企業、もしくはそれを運営していく組織というものは、先方様のお話が決まらなければそれは徒労に伏してしまうという状況ですので、そこの確認が必ず必要だと、それが一番先だというふうに思っています。これはできるだけ早く進めていきたいというふうに思っているということであります。 それから2点目の病院に関して言うと、今、進藤管理者も話しましたけども、さまざまな状況はありますが、自治体病院として、今、全国の中で自治体病院が大変困難な状況になっていることはよく御承知のとおりと思いますけども、自治体として住民の方々の命と健康を守るという決意がなければ、今回の新病院の建設に踏み込まなかったでしょうし、皆様方のその思いがあったからこそ現状になってきたということだと思います。しかしながら、それは完全ではあります。私は議員がお話した以上に、たくさんの方々からたくさんの御意見もいただいているつもりもあります。そういう思いもあります。ここは踏ん張りどころだというふうに考えております。いずれにしても病院は守るという決意のもとに病院運営にあたらなければいけないというふうに思っております。 以上です。 ○議長(青柳宗五郎君) 11番。 ◆11番(荒木田俊一君) この二つの問題はですね、やっぱり今後、仙北市の中ではね本当に大きなウエイト、当然先ほど市長がおっしゃったように重点事項の中に含まれるものだと私は思っています。ただ、これは水掛け論になるわけですけどもね、相手があるから公表できないとか、それは十分我々も承知します。しかしですね、我々も、市長あなたもですね、限られた任期の中でいろいろやっぱり計画を立てながら、そして公約もしながらですねやっているわけですから、これをですねやみくもに次がある次があるというものでは私は理解できないものだと思いますよ。これが市長が初めて取り組むんであれば、それはそうと理解しますけども、十分にわかりながらやってきてる中でですね、急いでもいい結果出ないかもしれないけども、やっぱりそういう中でですね、やっぱりきちっと我々は任期中にある程度の結果を示す、あるいは方向性を示すということがやっぱり必要だと思うんですよ。それは今後、市政の中できっちりやっていただきたいというふうに思います。 そうすればですね、1の5項目め、私なぜここ飛ばしたかと、やっぱり市長の考え方聞いてからでないと、五つ目はなかなか質問に入りづらいという問題があります。というのはですね、合併後、この地域の壁が本当に取り払われたのかなと、私は回るたびに、その壁が未だにあると思うわけですよ。私たち行政と言いますか、これはやっぱり地域の隅々までですね、やっぱり光を当てるのがやっぱり大きな仕事だと思うんです。それがやっぱりこの12年以上経過した中で、まだまだ不協和音が残念ながら聞こえる場面があるわけですよ。形としては、例えば観光協会の合併とかですね、いろんな形で一本化は進んでいるように見えます。しかしながら、まだまだこのわだかまりって言いますか、不満って言いますか、それらがあるわけです。これは市長おっしゃるとおり、行政の効率化も当然必要ですし、いろんな効率化を求めていく。しかし、その反面でですね、やっぱり先ほど言ったように、やっぱり地域の均衡ある発展というものは、これも欠かせない問題だと思うんですよ。どんどん山際が寂れてくると、それが里に来、それが里がどんどん、簡単にいけば少子化の問題も何も、要は田沢から人口がいなくなり、生保内から人口がいなくなり、それがどんどん流れてくると、現実的に秋田県そのものが人口減少になっていく。それをどういう形で歯どめをかけるかというと、やっぱりこれは行政の本当に最大の責任事項だと思うんですよ。それがですね、やっぱり我々いろんな地域でお話すると、やっぱりこの不満というものはですね、いろんな形で不安と不満があるからこういう言葉が出るのかなというふうに思います。 例えば庁舎の問題にしても、分庁舎でいくということは決まっているから、これは私は何も言わないです。ただ、その中でですね、どういう配置にするとか、いろんな中でやっぱり住民は不安に感じているわけですよ。それは何を意味するかというと、やっぱり地域がこれだけ現実的にですね、日々、年々、活力を失っていくからなんですよ。これをどこでどういう形でとめるか、これをやっぱり課題解決しない限りですね、このなかなか不満というものはなくせない。 市長は効率化を求めている。いや、青森とかコンパクトシティとかいろんな形でやっていくところも、それはそれでいいわけですけども、この仙北市1,000平方キロある中でですね、住むところ確かに広いですよ。広範囲ですよ。いろんな地域要素もある。そういう中でですね、どういうふうに地域をもっていくかという具体的なね考えがやっぱり住民に浸透しない。あるいは我々にストーンと胸に落ちるようなことがない。そういう中でですね、やっぱりこの地域の不満、不平、あるいはなかなか地域の壁がなくならないという意味になろうかと思うんですけれども、そこら辺はどうなんですか。 ○議長(青柳宗五郎君) 門脇市長。 ◎市長(門脇光浩君) 仙北市にはいろんな地域があって、それは特性だというふうに思ってます。それを壁というかどうか、受けとめ方であったり、感性の違いだとかあるのかなというふうに今思ってお話を聞いておりました。 重要なことは、特性をお互いが理解して、お互いを認め合って、お互いが力を合わせて、そのために必要な環境づくりを行政が提供できてきたかどうかと、行政課題だとすればですよ、そういうような感情論ではない理論的な話にならなければいけないというふうにまず思っていることが一つ、例えば仙北市商工会、これは仙北市が誕生する5カ月前に組織を統合しています。商工業の維持発展、また、経済活動の推進などの目的が合ったというお話を聞いております。また、今お話のとおり4月には観光協会が一本化します。これは市の観光振興という命題を背負っての船出であります。 仮に、仮に仙北市、合併後も地域に壁があるということだとすれば、それは仙北市をみんなで創ろう、市民参加でまちづくりを進めようという共通のビジョン、これが市民の中に共有できていない、だからばらばら、もしくは向かう目的が見えない状況の中なので不安を抱えて、それが不満になっているというような状況ではないかということが考えられます。これは明らかに行政課題になります。 そもそも仙北市、市民協働のまちづくりを政策の基盤としておりまして、私の政治手法も含めてそうですけども、だとすればその共通のビジョンを皆様方にしっかりとお伝えしていくというそういう作業が未熟であった、もしくは目的自体が市民の望むものではなかったということの大前提に立ち返らなければいけないと思います。結果としては、目標を掲げてそれに2万7,000人の市民の方々がそこさ向かって進んでいくというその力が、今、分散状況だということ、これが行政の課題だとすればですよ、その見直し、やり直しをしなければいけないという状況ではないかと思います。
    ○議長(青柳宗五郎君) 11番。 ◆11番(荒木田俊一君) 時間もだんだん減ってきていますので、改めて質問というよりは意見を申し上げます。 やっぱりこれを壁と捉えるか課題と捉えるかはそれぞれですけれども、やっぱり行政の最大の課題としては、やっぱり市民が一丸となって、あるいはこれだばおらも、悪いけども我慢しながらやっていけるというものを、方向性なり、いわゆる事業なり、いろんなものを出していかないと、これはどんどん膨らんでいくと。やっぱりこの12年間の中で、私改めて聞けばですね、むしろ合併な、しねほういがったという強固な意見をお話する方々もいるんですよ、実際に。なんもいぐなんねって、なんだのよっておっしゃる方もいるわけですよ。この現実の言葉を我々やっぱり受けとめていかなければならないし、当然これ、市としてもですね、やっぱり課題としてですね今おっしゃったように、それはやっぱり不安をなくす、不安をなくすことが不満をなくすことだと思います。それをきっちり今後やっていただきたいという御意見を申し上げておきます。 大項目の質問の2つ目に入らせていただきます。 市がですね賃貸等で利用している土地がどれぐらいあるのかなと、民有地。これは利用目的は公園であったり、駐車場であったり、さまざまな形態であると思いますけどもですね、この目的の内訳を伺いたい。 そして3つ目にですよね、有償無償の比率と言いますか、支払っているこの賃貸料、総額は幾らなのか。 そして、これらがですね、やっぱり財政に与える影響ってないのか。最初借りたときは1件だけ、あるいはこれ1件だけって2件とかくるけども、これ、のどに刺さったことぎであったものがですね、長い間にかなり私は負担になってきている可能性がある。そして、この後、いろいろ議論される公共的な建物も見直していくというけども、これらは1回契約すると年数が結構長いものだと思うんですよ。そうすると、それを見直す機会というのは本当にあったのか、ないのか、このままでいいのか。むしろ買ってしまったほうがとっくに安くなっている場所もあったと思いますよ。見直さないでずっと借りてきて、もう買った以上に何倍も支払っている物件があると思います。そこら辺はどうなんですか。全然財政に与える影響はないのか。そして今後これら、建物とか何かっては見える形ですけども、我々なかなかこの賃貸している物件というのは見えないわけです。何年契約も、どこさも出てこないんですよ、議会の中には。これらっていうのは一体どうなっているんですか。そこら辺をお願いします。 ○議長(青柳宗五郎君) 門脇市長。 ◎市長(門脇光浩君) 時間が押し迫っておりますので、ちょっと早口で恐縮でありますが、まず1点目であります。市が賃貸等で、賃借等で利用している民有地は119万9,615平方メートルで、契約件数でいくと277件であります。 目的であります。利用目的別の内訳では、面積の大きい順にいきます。べにやまザクラ等の植栽地が70万1,996平方メートル、田沢湖キャンプ場、乳頭ミズバショウ群生地敷地などの観光、レクリエーション施設用地が23万7,691平方メートル、公園用地が13万1,080平方メートル、桜まつり駐車場などの駐車場用地が4万3,546平方メートル、馬術場、体育館などのスポーツ施設用地が2万3,566平方メートル、中川コミュニティ広場などの集会文化施設用地が1万4,569平方メートル、市営住宅用地が1万3,055平方メートル、以下、社会教育施設、消防施設、ごみ処理施設、倉庫、資材置き場、保育園、保育所、上下水道、学校教育施設ほかの用地となっております。 3点目であります。有償無償の比率と支払いの金額であります。借り入れしている用地で有償のものは、全面積、これは先ほど話をした119万9,615平方メートルでありますけれども、このうちの111万5,784平方メートルで、契約件数261件分であります。93%であります。 賃借をする金額の総額でありますけども、年間で3,228万9,806円であります。無償の借入地は8万3,831平方メートル、契約件数16件分であります。7%であります。無償借り入れの相手方は生保内財産区15件、田沢財産区1件であります。 今後の影響等であります。それから5番の今後についてであります。財産区も含めた民有地の借入額は年間で3,228万9,806円と高額であります。毎年これだけの賃借料を支出することは、現在の財政状況、今後の見込みからも財政に与える影響は少なくない、少なくありません。改善する必要があると以前から強く感じておりました。借り入れしている用地には取得不能な土地もありますけれども、仮に借入用地を全て購入するとなれば、土地の評価額等から算出した概算額でありますけども、約16億円となります。このほか用地測量や登記等の費用など、かなりの額になると思います。 これまでは従前からの契約に基づき土地の借り入れを続けてきましたけれども、財政状況や行政の継続性などを考慮し、個々の借入地について精査を行い、財政事情を勘案しながら恒久的に必要な土地は相手方と取得へ向けて協議を行いたいと思います。実際そのような場所があることも御存じだと思います。また、借り入れする意義が薄れている用地については、契約の解除も行います。同時に、従前の手法では賃借料を相手方との協議で決めてきたわけでありますけども、必要以上に高額な賃借料が将来の財政を圧迫することがないよう、市が借り入れする土地等に係る賃借料の算定基準を策定し、ルールに基づいた借入契約等に切りかえる、そういうふうな思いを持っております。 ○議長(青柳宗五郎君) 11番。 ◆11番(荒木田俊一君) 答弁は市長のとおりだと思いますけども、私はやっぱりびっくりするんですよ。住宅を建てるところをね賃借するっていう、そこしかねえのがって。1回市営住宅とか建てたら、20年とか何年って使うでしょう、長期に。そういうところね借地で済ますっていうその発想なんていうのは、本当、個人でだばもだねすべ。簡単にいけばアパートずっと借りっぱなしで、6万円の家賃払って30年も入ったら、そいならとっくに家建てたほういがったっていう話と同じですよ。ですから、1回借りてしまえば、そういうことをずっと繰り返していかなければならない。今ごろなってから見直さなければならない。もっと本当私はずっと前からそういう取り組みをしながら、必要でないとこは戻しながら、必要なとこは買い入れする、10何億もかかるって、一度に買えって言ってませんけども、本当に必要なものは何かっていう精査から始めていかないと、これが今まで私考えるに、私はそういう折に触れたことがない。正直申し上げ。よくここまで黙ってきたなって、私はそういう思いもしますけども、やっぱりこれは早急に手をかけるべきだという思いで意見を申し上げて次に移ります。 3つ目の職員の年次有給休暇についてでございます。 私はこれは別に働き方改革とかうんぬんというつもりはございません。ただ、本当にこれでいいのかなとすごい疑問に思うんです。やっぱり私は職員というのは一番の財産、市における一番の財産だと思います。そういう方々がいろんな健康の問題もあります。あるいは有給を使いながら自己研鑚をする。あるいは家族サービスをする。学校行事に出る。いろんな活動を行っているのか、すごい心配というか、私から見ると何もやってないんじゃないかというくらいの有給の使い方なんですね。平成28年で7.4日ですか。すごいんですよ、秋田県警より稼ぐんですから、仙北市の職員。秋田県警も忙しいはずなんですけどもね、それでも警策本部が8.7日、県庁の知事部局がね11.2日なんですよ。これも決して高いと言えない。私も一時公務員やったけども、私のいたところは休みはきっちり使ってくださいと、そして有効に使ってくださいと。それをまた使わせるのが上司の役目ということで、ちょっとでも休みが残っていると、いつ休むんだって聞かれました。ここにいる管理者の皆さんは、自分も働いているからいいかもしれね。民間会社に行くと、皆さんの評価は逆に下がりますよ。有給を与えれない上司っていうのは、逆に今、社会から評価を受けていませんよ、実際問題として。そういう中でですね、やっぱりこの現状をどう捉えているのか。仙北市、行事やイベントが多くてね、代休等多く与えられているということも認識しています。でもね、この数字っていうのは本当にこれでいいのかなと。取得できないでいるのかなと。まさかここにいる方々が期日変更権を行使しているわけではないと思うので、職員から要求がないから、そういうことなのかどういうことなのか。やっぱりこの実態をどう改善するか。やっぱり人間、多様なやっぱり意見を持ちながら、いろんな経験をしながらですねやっていくことが私は非常に大事だと。今、たまたま制度があるから、地域おこしの協力隊とか借りてきてます。借りてきてるはおかしいけども、来ていただいて、仙北市の市民の力になっていただいている。本来はこれ、多様な職員がいればね、私はこれで対応できると思うんですよ。要は同じですから、総務省から来るお金と市から持ち出しするお金と使ってますからね、無償でやっているわけでない。これを見るとですね、例えばですね、仙北市の職員で観光課にいるかいないかわからないけども、スキー場も行ったことない、あるいは地域行事にも出ない、パンフレットでは十分知っているけども、その場所へ行ったことがあるのかないのか本当に疑問ですよ、七日ぐらいしか休み取ってないということは。こういう実態をですね、やっぱり私は変えていく必要ある。やっぱり、かつてはやっぱり阪神の大震災のときは、仙北市の職員がボランティア活動に行った。いろんな活動をしてきた経過もあります。でも、今、この皆さんの休みの使い方を見るとですね、仙北市が本当にこれから輝くための人つくるためには何もやってないのかなと、そういう心配があるので質問しているわけですよ。これ、同じ自治体でも大仙市よりも低い、鹿角市よりも低い、秋田市も11.3日なんですよ。市はそういうとこまで見ているのか見ていないのかわかりませんけどもですね、やっぱりそこがね、やっぱり大事じゃないのか。市が、この前、広報で帰ってこいよって声をかけようと、私はその中で、あの農業新聞のあの記事も私も取っているのでいつも読ませていただいています。自然がすばらしいとか、それは確かに理由あるんです。その前にですね前提があるんですよ。そこに住んでいる私たちが輝いているか、いきいきしているか、それらがないと、ただ自然がすばらしくてもね何もあそこに行ってやってみたいとか、暮らしてみたいという思いはわかないと思いますよ。いくら景色がすばらしくても。そういう意味では、一番最初にいろんな方々に対応している市の職員がやっぱり生き生きとして、死んだ目でなく、いきいきとして輝いて、あるいはいろんなことに活動しているのか、そこら辺がね非常に大事なものではないかと思いますけども、この点について伺いたいと思います。 ○議長(青柳宗五郎君) 門脇市長。 ◎市長(門脇光浩君) 4点ありますので順番にいきます。 年次休暇でありますけども、有給休暇でありますけども、御承知のとおり年間20日間取得できることになっています。職員によっては取得日数は異なりますけども、仙北市全体の平均取得日数は7.4日、先ほど議員が御指摘のとおりであります。市長部局の職員は9.3日となっております。取得日数は、この10年間、ほぼ横ばいの状況であります。特に病院事業職員は勤務形態が市長部局の職員と違うこともあって取得率が低い現状であります。人員の確保など改善が課題と捉えています。 取得日数の半分も取得できていない理由の多くでありますけども、仕事が忙しいということがあります。これは推察できます。中には休暇を取るべき事由がないということから取得していない職員もいるようであります。職員には休暇を取りやすい環境を整えて、できる限り休暇を取って日ごろの疲れをいやす、趣味や地域活動のために時間を充てて人生を豊かに過ごしてほしいという願いは共通であります。 2点目であります。イベント等の多くは土曜日、日曜日、祝日の開催となっておりまして、これには時間外勤務手当の支給や振替休日で対応しております。振替休日は、土曜日、日曜日の週休日、あるいは祝日、年末年始の休日に勤務した場合、その勤務した時間に応じて通常の勤務日に休んでもらう仕掛けであります。1カ月の休日勤務総日数の一日までを振替休日として、それを超える休日勤務には振替休日、または時間勤務手当の支給、どちらかを選択することができます。 イベント、行事等の数自体はふえていない現状にあります。ただ、職員の数が減ってきたことで個々の職員、特にイベントに従事する若手職員にそのしわ寄せがあるというふうに受けとめております。こうした状況をいくらかでも改善するために、例えば角館のさくら祭りなどは多くの職員が出ますけれども、警備員の増強などで外部委託に切りかえれるものは切りかえて職員の負担を軽減させている現状にあります。 また、振替休日の取得が優先することが年次休暇を取得しない職員もいるために、これが取得日数の上がらない一因になっているというふうにも分析しております。 県内の状況でありますけども、県内市町村の有給休暇取得状況は、他自治体は首長部局だけのデータしか公表していないことがあります。また、市町村立病院等がない自治体もありますから、同列比較のために市長部局職員の有給休暇について御答弁させていただきます。 市長部局職員の平均取得日数は、最も多い自治体で15.1日、最も少ない自治体で6.7日であります。近接市町では大仙市が9.9日、横手市10.0日、美郷町10.1日であります。この数字から見ると仙北市9.3日ありますけども、極端に取得日数が少ないというわけではないようであります。 平成28年に策定した仙北市特定事業種行動計画では、年次有給休暇の取得日数の平成32年度以降の目標を、市長部局にあっては12日以上、角館総合病院では5日以上、田沢湖病院では7日以上に定めて、毎月年次休暇取得計画の策定を進めています。 民間ではこのような事例がありまして、全て消化しなさいということがあります。どのような形で消化ができているのかということは、十分研究したいと思います。 その次で4点目でありますけども、これは議員が御指摘のとおりであります。私も全くそのように思います。私が心配しているのは、議員とこれも同様ですけども、毎日仕事に没頭して、時間外勤務をして、休暇も取れない、悩みを抱えているという状況が続くことで心身に支障を来す職員が出てくることであります。これは本人だけでなくて、職場や家庭にも大きな影響を及ぼします。政府は、それこそ先ほどお話のとおり働き方改革をしておりますけども、その一つとして仙北市の国家戦略特区では、平成28年7月に労働時間の貯蓄制度の一般化というものを提案しております。このようなことが重なっていくと、皆様方、職員の方々も自分の時間を活用して豊かな人生を過ごせるという職場に少しずつは変革ができるかというふうに思っております。 ○議長(青柳宗五郎君) 11番。 ◆11番(荒木田俊一君) 私、非常にショック受けたのは、休む目的がないからって。すごいなって、仙北市一筋なのかなって。そんなわけでないの。私は目的意識がないからだと。必ず市の職員だから、今やってる事業でなければ、ほかの勉強したって意味ないっていう思いなのかどういう意味なのかわかりませんけどもですね、仙北市がいくら条例をつくって子育てしやすい環境、こうですよって言いながらですね、こういう実態を見ると、あそこはそんなに進んでる地域じゃないという明らかに評価を受けるわけですよ。じゃああそこに行って暮らしてみたいってことはない。これはほかの企業なんですけども、NTTドコモの営業職の女性の方々、今、アグリガールという名前で活動している方々が全国で100人以上いる。営業職なんです。ところが、この方々は自分たちで、最後は何かに生きるだろうということで、農家に出入りしたりしてGGAPの取得の指導員取ったり、いろんな今、特区で新潟の水田生産とかもやっている、そういうものに携わっている。もう田んぼに入って、草取りから何からいろんなことをやっている方々がいます。いわゆる今やっている仕事が、これがいい、それだけやってればいいっていう思いなのか、やっぱりこれから自分の人生の中で、あるいは仕事の中で、どういう生きがいを見つけるかっていうのは非常に大事なことだと思うんですよ。目的がないというのは本当ショック受けますし、いわゆる仙北市の職員に採用なって3年もたてば年次休暇はあと切り捨てているこの実態はですね、やっぱり何もいいことないと思います。やっぱりいろんな目的意識を持ちながら事業にも参画、あるいはいろんな行事にも参画しながらですねやっていくことが、やっぱり私は仙北市の一番の財産になるだろう、そういう思いからこの質問させていただきましたので、今後十分いろんな考えを持ちながらやっていただきたい。 最後、せっかく通告しておいて時間切れで質問しないのも、これも失礼な話かなと思いまして、あと3分しかないですけども。農政についてです。 米の直接支払交付金がなくなるわけですけども、これがですね農家や地域に与える影響をどう捉えているのか。そして、これに代わるものはないのか。この前まで聞いた中では、ないという、あっさり答えればそうかもしれないけども、本当にそれで仙北市、地域の経済が潤うのかということです。 あともう1点はですね、この仙北市、中山間の生産基盤の維持にはですね、中山間地事業の直接支払いや多面的機能の支払いの交付金が有効と捉えております、私は。この対象となる農地のうちに、どういうふうな取り組みをされているのか、なぜ取り組まれないのか。というのはですね、いわばこれの大半は仙北市の財源を必要としない事業なわけですよ。しかし、これを有効に活用することによって仙北市の農地は守れていく。これを活用することによって地域に及ぼす、いわゆる経済も少なからずいろんな波及がある、そういう思いでございます。これらについて、今、市長はどういう認識でおられるのか、お答えをいただきたいというふうに思います。 ○議長(青柳宗五郎君) 門脇市長、簡潔にお願いします。 ◎市長(門脇光浩君) 1点目であります。交付金の廃止、大変厳しいものと認識しております。ちなみに昨年は、米の直接支払交付金として農家が受けた交付金の総額でありますが、1億7,964万5,000円ありました。これが廃止となることで農家所得の減少が心配されます。そのことで農業関連の設備投資であったり、購買意欲の減退など、地域経済に少なからず悪影響があります。農家の農村部が疲弊していくと町部の消費が格段に落ちるという統計がありますので、大変心配しているという状況であります。 国では、平成30年から転作を前年より拡大した場合には、直接支払交付金に代わるものをつくりたいという話をしておりますけども定かではありません。そしてこれが今の直接支払交付金に代わるものではないというふうに私たちは思っております。 2点目であります。実態でありますけども、最初の中山間地域等の直接支払交付金制度でありますが、この事業の対象地域は仙北市全体が地域となっています。そのうち事業対象としているのは、農地で一団の急緩傾斜農地であります。促進計画に基づいて50分の1、この勾配以上の農地が対象であります。これは議員がよく御存じのとおりであると思います。市内での取り組み状況は、現在、13集落協定を結んで活動しております。取り組み面積は107.5ヘクタールであります。 次に、多面的機能支払交付金でありますけども、仙北市全体の農地4,890ヘクタールが対象の農地となっております。事業の対象は、水路、農道等施設と一体となって効果的に保全が図られる農用地が対象であります。現在51組織で活動しております。事業面積は3,263ヘクタールで、仙北市全体の66.7%であります。 これが取り組みがない要因は何かということでありますけども、中山間地域特定支払制度や多面的機能支払交付金事業に取り組みたくても、実は取り組めない状況があるということをお聞きしております。それは、経理や活動記録の整理等の事務を行える人がいない、また、人材を確保することが困難な状況があるという地域があるということであります。これは事実であったようであります。 しかしながら、事業創設以降は、年々事務の簡素化が進んでおります。また、活動組織が行う経理や活動記録の整理等の事務には、JAであったり土地改良区であったり農業生産法人以外の団体であったりも認められるようになりました。この点を少し皆様方に御理解いただきながら進めていきたいというふうに考えております。 ○議長(青柳宗五郎君) 11番、荒木田俊一君の一般質問を終わります。 11時10分まで暫時休憩します。                             (午前11時01分)--------------------------------------- ○議長(青柳宗五郎君) 休憩前に引き続き会議を開きます。                             (午前11時10分)--------------------------------------- △大石温基君 ○議長(青柳宗五郎君) 通告により発言を許します。7番、大石温基君。 ◆7番(大石温基君) それでは、通告により質問させていただきます。 まず最初に、クニマスについて。 まず、最初は、絶滅と言われたクニマス、幻のクニマス、それがまず西湖に生息していたということで、まず仙北市にも大変喜んだことだったと思います。仙北市にとっては、本当に希望の魚だと思います。まずそのクニマスが、まずふだんは深いところに棲んでいると聞いてます。田沢湖では50メートルとか200メートルって書いてあったと思います。西湖では水深70メートルぐらいのところに棲んでいると聞きました。ふだん深いところにいる魚がクニマス館の水槽では浅いんではないかなと思います。まず、クニマスが何で深いところにいるのかなというのも思いますが、クニマスの未来館からもらったというかあの本によりますと、クニマスは産卵場所は4度Cのところ、それから、稚魚は日光を嫌い、わずかな振動や水温上昇によって死ぬことがあったとあります。成魚になれば大分何ていうんだ、体力がついてというか違ってくると思います。環境の変化にも大分強くなってくるかなと思いますが、山梨の試験場でもほかの魚に比べてクニマスは餌の食いが悪いと聞きました。湖では元気に棲んでいると思いますが、水槽の中ではそういう状態だと。今、科学的にも大分発達し、未来館の水槽も本当に湖に近いような状態に管理されているかとは思いますが、本当にただ計算上というか、ではそうなっているけれどもということで、本当にそれでクニマスに対してのストレスはないものなのかなと思います。 まず最初に、水槽の状態というか、中にいろんな石とか何か入れてとか、あとその深さ、一番思うのは深さを自分では本当にいいのかなと思います。それとあと明るさ、未来館の中の部屋の中にある水槽ですので、それぐらいの明るさかなとは思いますが、そこいら辺も聞きたいです。水温は、多分管理された水温だと思いますので、いいかなと思いますが何度Cぐらいになっているのか。餌はどんな状態なのかなと。湖の中では、どんな餌を食べているかわかりませんが、多分そのペレット状とかそういう乾燥したとかって、そういう餌なのかなと思いますので、そこいら辺を聞きたいと思います。よろしくお願いします。 ○議長(青柳宗五郎君) 答弁、門脇市長。 ◎市長(門脇光浩君) 大石議員の一般質問にお答えいたします。 本日は、大竹田沢湖クニマス未来館館長が議会参与をさせていただいておりまして、私が答弁する内容では足りない部分があろうかと思います。大竹館長から補足対応させていただきたいと思います。 それで私からの答弁でありますけれども、田沢湖クニマス未来館で飼育展示しているクニマス水槽の水深は76センチで水温は11.5度Cで管理しています。クニマスは、かつて田沢湖で深い湖底で産卵していたとの報告もありますが、生育環境で重要なポイントは水深、水圧よりも水温と承知をしております。飼育水温の設定は県水産振興センターや山梨県水産技術センターの研究員からアドバイスをいただいて管理をしております。 また、クニマスは明るい場所よりも暗い場所を好むようであります。そこで、天井ライトの照射方向を適宜調整し、入館者側からの視点も考慮しております。入館者にはフラッシュ撮影等を禁止し、ストレスを与えないよう配慮をお願いしております。 餌は、マス用、マスリ用の配合餌料、餌を与えております。県の内水面試験池で使用している餌料と同じものであります。 昨年10月に変死した固体はメスで、ある程度まで成熟した卵を保有しておりました。未来館の施設設備、展示水槽においてクニマスが成熟に至ったことは、かつての田沢湖の自然環境との比較は困難でありますけれども、展示施設としては良好な飼育環境が確保されているものと思います。 以下のほかの点については、大竹館長から御答弁させていただきたいと思います。 ○議長(青柳宗五郎君) 大竹田沢湖クニマス未来館館長。 ◎田沢湖クニマス未来館長(大竹敦君) 御質問にありました水温ですが、今、11.5度で管理しています。クーラーが入っておりますので、それで管理しています。プラスマイナス1.0度くらいで推移しているものと思っております。クニマスにとっては、かつての田沢湖は水深の深いところは4度から6度という水温でしたので、現在もそうですけれども、クニマスにとってはちょっとあったかいのかなという感じはしますが、冷却すると成熟の可能性が出てきます。成熟するということは、サケ・マスの類なので寿命を迎えるということですので、成熟よりは長期飼育を目指した飼育方法をとっております。これは市長答弁ありましたとおり、山梨県水産技術センターとか水産振興センターと相談して決めていることであります。 以上です。 ○議長(青柳宗五郎君) 7番。 ◆7番(大石温基君) 最初の水圧よりは水温ということですが、まずそれではその水圧は、何というんだ、関係ないと言えばちょっと言い方悪いですが、まず本当に大丈夫なのかなというか、やっぱりクニマスにとっては水槽の中は、まず災害時の仮設住宅みたいな感じだと思います。あれも、これでまず大丈夫だっていう形でつくられている施設だと思いますので、まずそういう中で湖の中ではそういうところにいるのに水圧は、関係ないとは言いませんが、それよりはただ水温があればいいっていうのでは、ちょっと何ていうんだ、納得できないというか、やっぱりいろいろやっても計算上はこうですよ、計算上でもう大丈夫、大丈夫って言われても、やっぱりいざそういうことをやってみれば、それではやっぱり足りないとこがいっぱいあったりする、そういうことがあります。だから、まずそのクニマスの本当に水圧は必要ないのかというか、まずそういうのをちょっと聞きたいと思います。 ○議長(青柳宗五郎君) 大竹田沢湖クニマス未来館館長。 ◎田沢湖クニマス未来館長(大竹敦君) 水圧がまるっきり関係ないっていうことはないかもしれませんが、水圧よりはやっぱり水温だというふうに思います。あそこのクニマス館のクニマス専用水槽、約2トンあります。2トンの、2立米の水に5匹を、大体300グラムくらいの今、成長していますが、が5尾ですので、密度からいっても相当だと思います。生息環境、天然の湖のほうが当然いいわけですけれども、人工飼育下ではいたしかたないかと思います。 ちなみに、山梨県の展示館においても10度、11度の水で管理していますので、大丈夫だと思っております。 ○議長(青柳宗五郎君) 7番。 ◆7番(大石温基君) いずれその水圧にはそうだ、それでもまず自分は本当にクニマスのためには、ある程度の水圧も与えてやったほうがいいんではないかなと思いますが、まずそれはそれで。 あと、まず明るさも多分あそこの館内であれば、ある程度深いところの明るさかなと思います。まずそういう面ではいいのかなと思いますが、その明るさと、あと、餌、それはマスの餌、まず本当にクニマス、何ていうんだ、それが食いやすいのかな、まずほかの魚のように、魚に食わせるようにできた餌かなと思いますので、そこいら辺やっぱりクニマスはクニマスの専用に何かそういう餌ができないものかなと。まずやっぱり仙北市にとっては、いっぱい繁殖してほしい魚ですので、何とかそちらのほうに向けてやってもらえるように本当にお願いしたいところですが、まずいずれ自分ではやっぱりその、今の、少しでもふやせる、そういうことをやってもらわなければというか、やってもらいたいと思いますので、何とかもう少しクニマスの何ていうか棲みよい環境を、まず今はこれで十分だって言われていますが、本当にそれなのかなって、もう一度お願いします。 ○議長(青柳宗五郎君) 大竹田沢湖クニマス未来館館長。 ◎田沢湖クニマス未来館長(大竹敦君) まず明るさの観点ですが、暗くしてやったほうが当然クニマスにとってはいいかと思いますが、暗くすると入館者側から見えないということになりますので、その辺は調整しながらやっています。天井にちょっと塩ビのちょっと暗がりをつくるようなひさしをつくりまして、そこに入ったりはしています。ですから、あんまり暗くして見えなければ入館者にクニマスどこにいるんだと言われますので、その辺は調整しながら、展示しながら飼育するという観点からやっております。 それから、餌の観点では、市長答弁ありましたように、県の内水面試験池でクニマス、残り飼育していますが、そちらで使っている餌と同じ餌を、粒の大きさが違うのを何種類か試験してもらって、一番いいのを、情報を、同じ餌をこちらにもらって、購入して与えていますので、好き嫌いはクニマスにとってあるのかもしれませんけど、十分だと思います。今5匹おりますが、5匹ごと、各個体ごとの餌の食べぐあいは毎日観察していますので、心配ないかと思っております。 ○議長(青柳宗五郎君) 7番。 ◆7番(大石温基君) いずれクニマス、展示は今3匹ですか、あとは休憩というか、ほかの水槽で休んでいるような状態だと思います。まずいずれその水槽で休んでるっていうか、そちらのほうの水槽も、保養水槽もきっちりと、本当に水圧でも何でも近づけてもらって、まず休ませて展示っていうような形になろうかなと思いますので、何とかそちらのほうは、いくらでもクニマスのストレスがないようにやっていただきたいと思います。 クニマスのほうはこれで終わります。 次、道の駅についてですが、道の駅はいろいろ、質問がいっぱいあったと思います。先回、阿部議員の質問の請願の中で46号線沿いの適地に道の駅をの請願については、今後の動向、方向性の検討であったり、また、先進地視察の調査などを実施とありますが、道の駅の整備は今はどのぐらいまで進んでいるのか。先進地視察も、ただ1回、2回行っただけなのか、いや違う、積極的に足を運んで行ってるっていう形なのか。それから、まずつくるとすれば規模はどれぐらいを考えているのかなと思います。我々も道の駅、いくらか視察して歩いてます。だけどその中ではやっぱり中途半端なっていうか道の駅がすごく多いんではないかなと、自分ではできないというか、小さな道の駅であれば直売所の少し大きくなったような道の駅とか、それでなかったら本当に大きくつくって、そこに行けば何でもあるようなそういう、観光バスが入ってくるようなそういう道の駅、あと、中途半端ではにっちもさっちもいかなくなるんではないかなというような感じします。確か20年ぐらい前だったと思います。米沢に遊びに行ったとき、帰りに物産館がありました。入ってみると、当時としてはすごく大きくて、そこに行けばお土産から何から生活品から何でもあるように思いました。今はそれがどうなっているかわかりませんが、まずだから本当に大きくつくるなら、それぐらい、それ以上というか、それぐらいのやつをつくらなければそれこそ採算が合わない、ながら半端だっていうような形になるんではないかなと思いますので、まず、いずれ今どれぐらいまで進んでいるのか、また、どんなのをつくるのか、どのぐらいの道の駅にするのか聞きたいと思いますので、よろしくお願いします。 ○議長(青柳宗五郎君) 門脇市長。 ◎市長(門脇光浩君) 2点目の道の駅についての御答弁とさせていただきますけども、その前に先ほど議員が1点目のクニマスの案件で、田沢湖クニマス未来館、3匹とおっしゃいましたが、今5匹に充てんしていただいておりますので、当初からそこに展示しているのは3匹ですけれども、その後、変死等に対応するために2匹は県のほうからの、内水試験池のほうから移転していただいておりますので、計5匹であります。 ということで道の駅でありますけども、農産物等の直売施設に対する考え方という御質問と受けとめて御答弁させていただきたいと思います。 また、この市議会での御答弁、さきに伊藤邦彦議員からの質問もありましたけども、答弁と重複する部分がありますので、どうかこれは御理解いただきたいと思います。 市内の直売施設は、規模の大小を問わず、また、季節型を含めて30前後の施設が運営されております。その多くが幹線沿いや主要駅付近、角館の町中や田沢湖周辺などの観光動線上に存在をし、観光客はもちろんでありますけれども、それぞれの施設の付近住民、特に高齢者にとっての新鮮な食材が手に入る施設という役割を担うとともに生産者の農業所得向上の一助になっております。一方で、会員の高齢化であったり、新規会員の加入が進んでいないという課題も持ち合わせております。 直売所を運営する上で課題になるであろう点についてでありますけども、本市と同様のことが県内他市町村からも伺える状況であります。農業生産の量や種類が落ちこむ冬季の経営が相当困難で、また、夏場においてもある程度の売上げを維持するには、果樹など収益性の高い農産物を充実させたり加工品の品ぞろえを難儀している声が届いております。畜産品に関しても安全・安心、希少価値だけでは、なかなか手に取ってもらえない状況にあるというふうに伺っております。 直売所について私の思いでありますけども、何よりも生産者の所得向上に資するものでなければならないということが一義的にあります。また、農業者にとっても来訪者にとっても魅力的な施設でなければならないと思っております。そのためには、一定の規模があって、清潔で、多くの市民や観光客など老若男女を問わず気軽に足を運んでくれて、いつでも充実した品ぞろえの中で買い物ができたり、さまざまなイベントなどを見たり、そこを訪れることで多くの情報を手にすることができたり、聞いたり、参加したり、さらにはそこに行くだけで健康になったり、元気になったり、新たな出会いや人生のパートナーにめぐり会えるような、そんな直売所を夢に描いております。 また、後発の強みを生かすということであれば、専門性を追求した品ぞろえやサービスの提供という考え方もあろうかと思います。 また、公共が施設を整備し、民間団体が経営を担うタイプだけではなくて、さまざまな手法がある情報も精査をしております。多くの点で整理が必要だというふうに思っております。 このような現状でありますので、平成30年度は、市内の農業者や加工事業者、現直売所関係者などから、より多くの意見を伺い、仙北市の特色を発揮しながら経営の維持安定が可能か、また、現直売所との共存の可能性、共栄の可能性など複眼的に研究を重ねたいと思っております。さまざまな課題の洗い出しに取り組む平成30年度としたいと思っております。 ○議長(青柳宗五郎君) 7番。 ◆7番(大石温基君) 今の答弁を聞いていますと、やるんだなというふうに思いました。ですが、やるんならやるで、もう少しスピードをアップしてもらいたいと思います。まずいずれ今までいろいろありましたが、道の駅も調査、精査したば、やっぱりでぎねがったど。最後こうなるんであれば、やっぱり早めに経過というかを出してもらいたいと思いますが、まず今はやるんだっていうふうに自分では取りましたので、もう一度その、やるっていう力強い意見をお願いしたいんですが。 ○議長(青柳宗五郎君) 門脇市長。 ◎市長(門脇光浩君) やりたいという思いは皆様と同様にあるということでありますけども、それを実現するためにさまざまな環境づくりがまだ進んでいないということがあります。よく実はお話をいただく中で、こういう話がありました。直売施設をつくってくれたら自分のところでつくった農産物を出荷できる、そして金に換えることができる、だからやってくれっていう話をよく聞いております。私たちとしては、それをどこが事業主体となって行うかということはもちろんそうでありますけども、1年、2年でそれがピークを迎えるというような運営ではなくて、その後もしっかりと地域の方々に指示されて、そして農家所得の向上につながるという仕掛けをつくらなければいけないということが第一歩の私たちの不安です。今、皆様方からいろんなお話をお聞きする中で、例えば売れ残りの商品、農産物を引き取ってほしいと、要するに直売施設から各生産農家のほうに引き取ってほしいというような話が、これは秋田県内で幾つもの実は直売所で抱えている困難ですけども、届けに行くのにも大変だど。一つの直売施設に周辺の農家の方々が朝それを持ち込むときに、それだけでも大変なのに、また取りに戻ってくれとは非常に困難だ、条件の一つだというふうに言われております。仮に売れ残ったものを、どのような形で、例えば給食センターとかでしっかりとそれを地元食材として活用できるというような、そういう仕掛けをつくれるのかどうか、それから、実態として今、困窮を極めている直売所の話を聞くと、品ぞろえが当初は頑張っていただいたけれども、飽きられたというような話で直売者の方が、直売所にそれを持ち込む方々の数が激減してしまったと。そうすると、その棚を埋めることができずに、下りものって言いましょうか、ほかの市町村からの生産物をあてがっているというような状況も、これも実は非常に多く状況あります。これでは仙北市が仮に事業主体となって直売所を開設するという大きな目的の一つの大変なその要素を失ってしまうことになる。そういうことを何とか見きわめたいというふうな思いが正直なところであります。この話をすると、直売所をつくりたいという方々は、おらだはながなが難しいかもしれねども、おらだのほかの人たちは頑張るという話をいただいて、そのほかの人たちはどこにいるんですかという話を、いつもここの何というか意見のやりくりで皆様方からなかなか御指示いただける内容になっていないというような状況があります。ほしいという気持ちは皆さんと同じであります。だけども、それを安定的に、ほかの自治体と比較するのは大変恐縮なんですけども、失敗しない、後発だからこそ失敗しないというような仕掛けづくりがやはり必要ではないかというふうに思っていて、それを確立したいという思いであります。 ○議長(青柳宗五郎君) 7番。 ◆7番(大石温基君) 確かにここの仙北市の農産物云々等は、夏場にとれて、あと冬はほとんどないというような状態で、その点ではそういう生産物の面では道の駅もかなり厳しい面があるかなとは思います。 確かですが、10年ぐらいなるかと思います。確か道の駅の調査をしてもらったと思います。まずそのときは確か道の駅をつくっても合うというような調査結果が出ていたと思いましたが、それがちょっと違えば違うかもしれませんが、もしわかればそれもちょっと教えていただきたいと思いますし、今、十文字さんのほうでも、確か駅長さんが変わったかなと。これからどのような道の駅になっていくかな、そういうことも思いますし。そして、これを成功したとこでは、やっぱりそこからブランド品を出してというか開発していくとか、やっぱりそういう大きな動きもありますし、また、その地域の拠点になっているというところもあります。まずそういう中で、今、市長言われたように大変いろんな問題があろうかと思いますが、本当にまず向かっていくんであればあるように、やっぱりある程度スピードを上げていただき、まずやっぱり市民の皆さんも、希望している皆さんも、いつからやるべ、いつからやるべって、最後、だからさっきも言ったように最後だめでしたではないように、なんとかもう一度お願いします。 ○議長(青柳宗五郎君) 門脇市長。 ◎市長(門脇光浩君) あのときのアンケート調査、それから聞き取り調査では、自分の記憶では、あったほうがいいというお声のほうが多かったというような調査結果だったと思います。そこのですね調査費を見ると、積極的にぜひこれを活用して農業生産を所得に換えていきたいという御意見だけでなくてですね、あれば出したいというような人たちの意見も相当あったようで、少しそこの点が不安なところは確かにあります。 それから、十文字の小川駅長の話ですけども、あそこは駅だけで販売しているのではなくて、秋田市内だったり仙台であったり直売するそのポイントをもってオールシーズン営業を行って、そしてこちらから荷物を持って直売しているというそういう仕掛けで、それがかなりのシェアになっています。この話は実は西木町で夏場に運営しているむらっこ物産館もそうなんですけども、生産者の方々からいただいた農産物を宅配でまとめて首都圏の必要な方々に送るという事業をずっと続けておりまして、それが経営の安定に大きく寄与したというような、そういう実績もありました。ただ、これも高齢の方々が多くなって、山歩きすることが難しくなったことで山菜もなかなか出なくなってきているというような困難、課題を持っているようであります。 いずれにしても、あれば、あれば出すっていう考え方でいくと、じゃあつくりましょう。ところが、つくった後に出してくれない方々がふえてしまうと、というところを心配しているということですので、その仕掛けづくりがやはり急務だというふうに思っています。 ○議長(青柳宗五郎君) 7番。 ◆7番(大石温基君) 確かにこの道の駅、いろんな問題があろうかと思います。まずいずれやっぱり市民は期待している人もたくさんおりますので、やっぱり何回も言いますが、早めに進めていただいて、やっぱり何としてもだめだとなれば、これはそれなりの理由で市民の方々に伝えてほしいと、伝えてもらわなければいけないのではないかなと思います。まずそういうことで、まずこの道の駅は終わります。 あと、陳情、請願、要望書、まずこれ、どのぐらい陳情、請願、いろんな陳情、請願、要望書等あると思います。中にはやっぱりこれは必要だな、また、中にはそんなに必要ではないんじゃないかなとか、また、急ぐもの、そんなに急がないものとかいろいろあろうかと思います。まずその中で市長もそれを見きわめ、やっぱり必要なのはすぐやってもらったりしているかと思います。まず、年にというか、そういう要望書なり陳情書にどのぐらい応えているのかなということが一つと、あと何年保存って書いてます。保存っていうか、何年間とっておいて、ただとっておくだけなのか、というか、やらなかったっていうか、要望にまだ応えていないその陳情書なりは、ただとっておいてあと終わりなのか、それともやっぱり何年間かとっておいて毎年精査して、やっぱりこれはまだ早いとか、やらねねとか、そういうことはいつごろまでどうあるのか。それから、まずその要望書、陳情書、多分建設部なんかは山のようにもしあれなばあるのかなと思います。そういうのがどのぐらいあるのか教えていただきたいと思います。 ○議長(青柳宗五郎君) 門脇市長。 ◎市長(門脇光浩君) 初めに、文書の保存年限について御答弁をします。 保存年限は、文書取扱規定で文書の重要度等により決まっています。議会への請願については、議会に係るほかの文書のほとんどが永年保存となっているために、請願書についても永年保存としています。 市長の宛ての要望、陳情書等については、総務課で全てを受付し、所管課に送付をし、要望内容の検討、対応をしています。保存年限は行政事務の重要施策に関する文書ということで永年保存としております。 担当部署では、要望内容の検討、事業計画搭載の有無等、事業実施の見きわめするまでその対応が続いているということであります。 次に、受理件数でありますけども、議会への請願は合併から平成29年まで13年間で43件であります。市長への要望、陳情等は、平成17年から同じく平成29年の13年間で812件であります。要望書等の内容は、道路、河川等の整備、除排雪、庁舎建設、補助金に関するものなど多岐にわたっております。 どれくらい応えているんですかという御質問でありますけども、市民の皆様からの御要望等には、できる限り実施する方向で検討を行って、多くの要望にお応えしている現状があります。市単独で実施できるハード事業等については、国・県補助金の配分状況、市の財政状況等を考慮し、実施計画に搭載して順次実行に移していると。皆様方のごらんになっているあの計画書は、あのような形で、そのような前提があっての計画となっているということであります。 少し例を挙げてお話させていただきますけれども、私が市長に就任してから今日まで、議会に提出されたハード事業に関する請願のうち、採択されたものが12件ありました。このうち10件が事業着手、完成、あるいは今後着手予定が決定しているというものであります。残り2件は県事業のため、秋田県に要望しているもの、他事業との調整が必要なもの等で、期間を要するものであります。 10件の内訳をお話をしますと、平成22年度、雲沢地区の水害予防措置について、これは平成23年度より部分的な対策を実施しています。国土交通省へバイパス関連事業としてお願いした経緯もあります。継続しておりました。平成22年度は、日三市線の側溝改良の請願、これは平成23年度から事業を継続して行っております。平成22年度、潟野集落幹線用水路の溢水による水害に係る請願書、これは平成24年度から平成29年度までに実施して完成しております。平成25年度は、刺巻沢川下流域の護岸工事に関する請願、これは平成28年度、測量設計が完了しておりまして、平成29年度の工事発注を準備している最中であります。平成26年度、市道造道石神線、造道町内の歩道に関する請願、これは平成29年度、測量計画、設計をし、委託発注をしております。これは継続事業として進めております。平成27年度は、碇沢川排水対策に関する請願、これは平成28年度河道整正の実施を行っております。平成29年度も予定しております。地域全体の内水対策は農林部で対応しておりまして、継続しております。平成27年度、伝建群の保存整備地区の火除け木戸門復元の早期実現を求める請願、これについては平成29年度から検討委員会で検討が始まっております。継続事業であります。平成28年度は、国道46号沿いの適地に道の駅を建設することについてと、これは先ほどの話のとおりであります。平成29年度、請願書を交えて今後の方向性の検討や先進地視察等を実施し、この後も継続事業ということであります。平成29年度は、市道小倉山校線の電柱移設に係る請願でありますが、これは平成30年度の実施を予定しております。また、平成29年度の武蔵野下5町内地域一部の側溝設置と舗装に関する請願、これは平成31年度の予算への要求として計画を盛り込んでいるということであります。 未着手2件の内訳でありますけども、平成24年度にいただきましたもので、県道広久内角館停車場線の菅沢踏切付近における道路改良について、これは仙北地域振興局へ要望しておりまして、毎年要望活動を行っているという状況です。 また、平成28年度市道神代西明寺線道路改良工事に関する請願でありますけども、これは防護さく、側溝改良は年次計画で整備をしております。平成30年度採択予定の基盤整備事業との調整が必要だということで、調整作業、これは議員もよく御承知のとおりと思います。 請願、要望、陳情の中には、大規模施設の整備等財政負担が大きなもの、多くの課題をクリアしなければならないものもあって、すぐに実行に移せない場合もあります。お話のとおりであります。 このほか市の構想、政策等に大きく相違する要望にはお応えができません。その理由等を回答して御理解をいただくように努めております。 国・県の事業は、関係機関に絶え間なく要望活動を行って、複数の自治体にまたがる事業等については、市長会等を通じて要望活動を毎年行っています。時間はかかりますけれども、今お話のとおり、その成果は着実に出てきているというふうに思っておりますので、請願、陳情、要望等については、しっかり対応させていただいているという現状にあります。 以上です。 ○議長(青柳宗五郎君) 7番。 ◆7番(大石温基君) すいません、自分で耳が悪くて、請願、陳情、いずれ期限、年限がある。いずれそうすればその、また切れたのは、もう一度上げなさいっていうことになるのか、要するに何というんだ、そのときはまず、まだまだ時間がかかりますとか、今は必要ではないとかってあるかと思いますが、またその新たにその必要なったときにまた上げるべきかという。 ○議長(青柳宗五郎君) 門脇市長。 ◎市長(門脇光浩君) 議会で請願の・・・          (「陳情の」と言う人あり) ◎市長(門脇光浩君) 陳情等について、例えば議会でそれが皆様方の御判断で採択されたというような状況があったり、また、請願、要望等いろんなパターンがありますけれども、そのような形で皆様方がぜひ進めるべきだ、着手するべきだというものについては、議会の皆様方の任期にかかわらず、それは継続されて行われていくというふうに認識していますし、その時点で私どもは毎年見直しをする事業年次計画に盛り込んでいってますので、その計画が財源がつき次第着手できるというような事業になっていくというような流れというふうに御理解いただきたいと思います。 ○議長(青柳宗五郎君) 7番。 ◆7番(大石温基君) いずれ請願、陳情、要望書であれ、まず地域の皆様にとっては大変必要なというか要望だと思いますので、何とかそこは酌んで、やっぱり政策に取り入れていただかなければならないことだと思いますので。 あと、次、神代中央線、東田鎌川線の完成は。いずれ中央線も鎌川線も大分10年以上の年月がたっています。中央線はそれなりに大きな事業かと思いますが、鎌川線がへばちっちぇがってば、それそうではありませんが、まず大きな事業でやられて、いろいろ何ていうんだ、問題ではありませんが、いろんな補助がつかなかったりどうのこうのってあろうかと思いますが、やっぱり中央線なり東田線は、それこそ何キロもないかと思いますが、最初のころは工事、順調に進んだかなと思いましたが、その後ぱったりで、きょねんだかおっとしは30メートルとか、まずそれぐらいしかできないということでありましたが、本当に進んでやっていただけているのかなというような思いも出てきます。まずそういうことで、やっぱり我々にとっては大事な道路ですので、何とか早めに完成を目指してほしいということを思いを込めて市長に答えをいただきたいと思います。 ○議長(青柳宗五郎君) 門脇市長。 ◎市長(門脇光浩君) この2路線に限らず、また、大石議員の思いに限らず、重要な路線だというふうに認識しています。 その財源で社会資本整備総合交付金を活用して整備を進めてきましたけれども、この交付金事業は道路改良、改築のほかに国の重要施策としている橋梁等の長寿命化修繕事業なども含まれているものであります。しかしながら、近年の国の交付金配分は、要望額を大幅に下回っているのが現実でして、平成29年度、今年度の配分率では要望額に対して約4割でありました。半分にいっていないという状況であります。 神代中央線は計画延長が2,506メートル、平成29年度施工の才津川左岸の道路改良工事130メートルを含めて施工済み延長が1,822メートル、延長ベースでの進捗率は72.7%であります。 事業が長期化している理由でありますけども、今お話をした交付金の低配分、それから、黒倉堰地区県営ほ場整備事業の換地処分のおくれで用地買収に遅延をきたしたことなどが考えられます。市民の皆様には、御迷惑をおかけして大変申し訳なく思っております。 今後の見通しでありますけども、平成30年度予定の用地取得、道路改良工事120メートルを含めた才津川右岸から神代中学校線までの684メートル区間の用地取得、また、才津川に架かる橋長、これ27メートルありますけども、橋梁架設工事を含めた道路改良工事を予定しております。しかし、これも交付金の配分にかかっていると言わざるを得ない状況であります。 東田鎌川線は、計画延長が1,453メートル、平成29年度までの施工済み延長は908メートル、延長ベースでの進捗率は62.5%であります。 この路線についても交付金の低配分で事業が長期化し、市民の皆様には御迷惑をおかけしていること大変申し訳なく思っている、そんな現状があります。 今後の見通しでありますけども、平成30年度は未着手区間、延長545メートルの道路改良工事を予定しております。交付金が予定の額となれば平成30年度に完了することができます。 ○議長(青柳宗五郎君) 7番。 ◆7番(大石温基君) いずれ中央線のほうは、橋があるということで大分これからも苦労するというような話をちょっと聞いたように思います。 それとあと、東田鎌川線のほう、全部くれば今年度にっていうことですが、さっき言われたように40%ぐらいしか来ないってなれば、やっぱりそうすればまたその40%の中で、せば今年度の分の4割ぐらいは進むのかな、そうではないのか、そこいら辺ちょっと。 ○議長(青柳宗五郎君) 門脇市長。 ◎市長(門脇光浩君) 継続事業ですので、できるだけこの年度は休みということを私たちもしたくないんです。そうすると、やはり交付金事業ということで要望していくときに、休んだというようなそういう実態が仮に、あんまり緊急性とか、あまり重要性が低いとかっていうふうに思われるのは嫌なので、できるだけ、少しずつでも手をかけていくということしか、今のところ私たちは手法を持っていないです。毎年毎年、議員も御承知のとおり要望活動を行っておりますけれども、国の配分がそのような状況だとするとですよ、この後、私たちは休むことなく続けていくということをまず一義的にやっていくしかないわけで、この状況を改善する手法というのは、今、私たちの手の中には、なかなかない状況があります。 ○議長(青柳宗五郎君) 7番。 ◆7番(大石温基君) 今、休むことなくっていう言葉がありましたが、本当にいつかの年は、前に、確か60メーターだったかな、30メーター、60メーターだったかな、いずれそういう工事がありました。その工事の中には、だって何百メーターやろうが何十メーターやろうが、ある程度機械を動かしたりいらない経費がかかるのではないかなという、あのときはまず、せば休んで来年それさ足してやってくださいって、こう言った記憶がありますが、だからそういう何ていうんだ、むだな運送費なり何なり出てくるのではないかなと、だから本当に1回に終われば、その運送費も1回で終わるっていうような、これは自分の都合ですが、まず思いがあります。緊急度云々も、我々にとっては緊急性がありますので、まず頑張ってもらうことを要望いたします。 それとあと最後、市長の想うこれからの農村はと。 今、我々も基盤整備に向かっています。多分きれいな田んぼができることを夢見ています。あとやっぱり自分では思うのは、昔話というか、に出るような、むかしむかしの田んぼの風景がすごくきれいかなと思います。しかし、やっぱりそこに住む農民というか人方にとっては、やっぱりあれでは今、暮らせない状態だと思います。暮らせないというか、暮らしづらい状態だと思います。だから市長はそうすれば、どういう農村を描いているのかなと、それを聞きたいと思いますので。 ○議長(青柳宗五郎君) 門脇市長。 ◎市長(門脇光浩君) 仙北市に限らず広く国土全体に言えることだと思いますが、農村は日本文化の源流ということができると思います。国の礎は農にありだというふうに思っています。 食料生産の場という経済活動はもちろんですけども、これを支えるバックヤードとして自然環境の保全、また、東日本大震災で世界から賞賛された国民性のルーツ、精神も農村から発祥しています。日本が今後も尊敬に値する国として発展していくために、地方、特に農村の維持は政府でも重要課題だというふうに私どもは受けとめております。 しかし、その重要性とは全く相違した現実が今、周辺に広がっています。少子高齢化に伴う人口減少で農業の担い手が減少し、農地の荒廃を食いとめることもままならない現状があります。国の農地を高度利用する仕組みづくりがおくれたこともあって、農村部は他者を排除するイメージが先行してきました。実際は農村部こそ多くの価値観を生み出し、受け入れ、それを許容する懐の深さをもっている場所であります。 最近、海外からの観光客のトレンドに変化が起きておりますけども、国内の大都市部に集中した旅行企画は、個人旅行者の増加もあって、どんどん地方都市、あるいは周辺の農村部に足が向いています。これは観光立国を宣言した当初から想定されていたことではありますが、その流れは推測よりもさらに速いペースで進んでいます。米政策の大転換という歴史的な局面を目前に、改めて農村の価値と再生を真っ正面から捉え、インバウンドなど国際視野に立って英知を結集し、今だからこそ農村部から町を、地域を変える、国を変えるムーヴメントが起こるかというような予感を感じております。いき過ぎた経済活動から価値観が大きく変質している現在、四季折々の営みを楽しみ、健康を整え、自分らしく生きる、そんな人生設計を優先する国民が急速にふえています。農村部の可能性は、決して少なくないものと考えています。そのために必要な政策の一部は、平成30年度の当初予算にも計上しております。 まず、農業の地域の担い手を確保するプレイヤーの人育てを進めたいと思います。同時に、大規模ほ場整備事業などで区画整理や農地集積、農業用無人マルチコプターの導入を推進し、農作業の効率化を図り、主力である稲作のほかに農業所得の確実な向上を目指して収益性の高い作物の導入を推進し、農業の6次産業化と農商工連携に取り組みたいと考えております。 国家戦略特区指定の自治体であるからこそできることも多数あります。特に特区は農業者に活用をいただきたいという、そういう場面がたくさんあります。 また、東北でもトップクラスの豊富な観光資源を生かし、歴史と文化の保全や新たな素材の掘り起こしを行って、グリーンツーリズムの一層の推進を図って都市農村交流に取り組みたいと思っております。これは移住・定住対策に連動しています。 JR東日本との連携事業もスタートさせたいと思っております。 このほか、総合計画の理念である小さな国際文化都市の実現に向けて多くの施策を実施します。もちろん農村部の所得向上が実現できなければ意味のない取り組みになります。一番大切なことは、農業者がそこに住んで、農業者の方々がそれこそ自分たちの生きる場所を農村部としてしっかりと見据えた農業経営、それから地域運営ができる、その対応を行政として真っ向から取り組んでいくという覚悟を持っています。 就任以来取り組んでいる各地域運営体事業であったり、同交付金事業であったり、これも活性化に大きな役割を担っているというふうに感じております。地域の特性を生かした事業が展開されて特産品の開発や販路拡大などの産業振興のほか、地域文化の継承事業や福祉パワーの育成事業で着実に地域コミュニティの強化が図られてきています。大変皆様には御難儀をおかけしておりますけれども、なくてはならない団体となってきているという、活動となってきているというふうに思っております。この後も農村部の活性化が地域、もしくは仙北市全体の活力の源という思いで農村の活性化に向けて努力をしていきたいと思っております。 以上です。 ○議長(青柳宗五郎君) 7番。 ◆7番(大石温基君) 今言われたように、担い手が減少、これはやっぱり何が悪いのかなっていう思いがあります。まずやっぱりそれだけ農業に魅力がないのかなという思いがあります。やっぱり農家がというか、人が少なくなれば、今、市長の言われた農村というのも、なかなかつくりづらいかなと思います。まずやっぱり市長の想いのある農村ができるように要望して質問を終わります。 ○議長(青柳宗五郎君) 以上で、7番、大石温基君の一般質問を終わります。 13時まで、昼食のため休憩します。                              (午後0時03分)--------------------------------------- ○議長(青柳宗五郎君) 休憩前に引き続き会議を開きます。                              (午後0時59分)--------------------------------------- △小林幸悦君 ○議長(青柳宗五郎君) 通告により発言を許します。13番、小林幸悦君。 ◆13番(小林幸悦君) 創生会の小林でございます。通告に従いまして質問をさせていただきます。 1番目の除雪対策についての質問の前に、先週もちょっと雪の事故で亡くなられた方ございます。この冬に雪の事故で亡くなられました方々に、この場を借りてお悔やみ申し上げます。また、けがをされた方々についてもお見舞い申し上げます。この先お互い気をつけまして、雪の事故でけがのないよう春を迎えられればというふうに思っているところであります。 それでは、質問をさせていただきます。 除雪に対する多くの苦情や要望は、市長初め職員の皆さんは聞かされていると思いますので、ここで私がさらにくどくど言うつもりはございません。通告していますように、町の中心部では、流雪溝が整備されているところと整備されていないところがあるわけでありますが、特に流雪溝が整備されていない、道路が狭く排雪の場所にも困るという方々にとっては、本当に深刻な問題であります。これまで高齢者が住む住宅の玄関先などの除雪を手伝っていたという方も、自分も今度は高齢者になり、だんだんに手伝えなくなってしまうというような声も聞いております。流雪溝そのものの延伸というのは、なかなか難しいものだと思われますので、大仙市や美郷町の一部で実施しております地下水を道路に散水して消雪をする方法が効果的ではないかとは思いますけれども、それには豊富な水というのが、地下水が必要でございますので、今後の除雪対策に向けた水源の調査を検討してみたらどうかなということで思いますが、ちょっと考えをお伺いしたいと思います。まずは。 ○議長(青柳宗五郎君) 答弁を求めます。門脇市長。 ◎市長(門脇光浩君) 小林議員の一般質問にお答えいたします。 一番最初の除雪対策、流雪溝の整備等の案件でありますが、これにお答えする前に皆様、一般質問の場面をお借りして小林議員に御答弁という形で御報告をいたします。 先週金曜日の午前中に角館町内の流雪溝に水を送るポンプにふぐあいが発生をしております。ここ、上新町から東側の方、菅沢にかけての370世帯ですけれども、11班から33班まで23班の方々でありますが、この事案を受けて金曜日に全ての班長さんのほうに連絡をさせていただきました。水、流せないという。各世帯に連絡をしていただいているという状況にありますけども、土曜日・日曜日に排雪の作業を行っております。今のところ手だてがそれしかないということで排雪作業を行って、きょうはまたチラシを出させていただきたいと思いますし、また、代替できるポンプを探している現状にあります。口径が30センチメートルという大型のポンプで、なかなか見つかっていない状況であります。修繕もあわせて今、行いたいということで多くの手はずを進めている最中であります。きょう、議会終了後には雪害対策部を開催して、その対策を今度は市全体で取り組むという形になりたいというふうな思いで作業を進めさせていただきたいと思います。 それで、流雪溝の設置についてでありますけども、総延長で27キロメートルあります。現在は社会資本整備総合交付金を活用して角館地域の既存流雪溝のふぐあいを解消しながら改修の整備等を進めているという現状にあります。流雪溝の延伸については、御存じのとおり水源、また、排水先の関係から非常に難しい課題も幾つかあります。また、角館地域は、現在、町内で60班、先ほどの話であります60班体制で利用体制をとっていただいておりますけども、これに新たな路線、または班の追加となると、現在1班あたり25分という短い投雪時間がさらに短縮される可能性もあって、排雪作業に逆に支障を来す心配もしております。除雪対策として地下水を利用した融雪方式は、確かに効果的な手段の一つと考えております。地下水を利用した融雪装置には、消雪パイプや無散水融雪による方法等があるという話をお聞きしております。消雪パイプは、水が舗装面を流れる際に舗装面が相当均一でないとその効果がなかなか期待できないということでありました。アスファルトの舗装では、夏の暑い時期に熱により形状が変化するために消雪パイプ設置路線はコンクリート舗装とするのがよいのかというふうな話を今しております。近接の市町村では、アスファルト舗装での施工箇所もありますけども、聞き取りをしたところ、やはり舗装面の均一性が保てずに道路上に雪だまりが残ることで段差が生じ、その雪だまりを取り除く作業がさらに必要とのことでありました。また、ポンプ稼働等のランニングコストと合わせると、除雪コストと比較しても割高となっているようであります。 現在、仙北市では、消雪パイプ設置の指導はありません。以前、田沢湖の市道生保内街道線に消雪パイプが設置去れていたようでありますが、車両通行の際に水が民地側に跳ねて、それが凍結して困るというようなふぐあいがあって廃止になったというふうにお聞きしております。また、無散水融雪には地下水を利用して熱交換を図り、舗装面下に設置したパイプ等の不凍液を循環させることで舗装面上の融雪を図る方式と直接地下水を循環させる方式があります。仙北市内では、前者が角館町横町線の歩道に設置されております。後者は、田沢湖駅前広場の歩道に設置されております。どちらも舗装面下へのパイプ設置が必要で、荷重制限の関係から車道への設置が不適切というふうに言われております。したがいまして、当面はきめ細やかな除排雪で対応すること、また、地下水の水源、側溝等を含めた排水路の整備、また、舗装面の均一性の保持、また、交付金の対象事業とならないことによる財源の確保など、さまざまな課題の解消が必要だというふうに考えております。 しかし、例えば店舗などが密集することで通常の除雪が厳しい、難しい狭隘な路線があります。試験的に融雪装置の設置と管理手法について検討していきたいというふうに思っております。 この場面からは以上であります。 ○議長(青柳宗五郎君) 13番。 ◆13番(小林幸悦君) 今、市長言われたことは私もいろいろ聞いておりまして、広い道路にはやはりこれは適さないと。私が質問したのは、やはり道幅が狭くて排雪する場所もない、大変困っているという、そういう場所には、例えば横町のあの歩道のことを言われましたけれども、そういうところは本当に車の交通量も少ない、大きな車は通れない、そういう場所に何とか検討してもらえないかということであります。 さっき説明ありましたように無散水の地下水を利用したコンクリートの下を循環させて消すという方法、あれは本当に大変一番いい方法ではないかなと思いますが、それにはかなりの経費がかかるんだろうということで、地下水があればの話なんですが、散水方式がいいのではないかということでありましたので、決して大きな道路に水をということではありませんので、そこは何とかお願いします。 この質問は、余り長くはするつもりありませんけども、最近は流雪溝のふたの開け閉めも困るというくらい高齢化も進んでおります。除雪、排雪では、オペレーターの方や職員の方々、大変苦労されておるというふうに思っております。全体的にはよくやっていただいているというふうに思いますが、苦情や要望があることも事実でありますので、何とか少しでも暮らしやすい環境を整えるための努力をお願いしたいということで、この質問は終わります。 2番目の質問であります。これ仮称でありますけれども、お祭り会館の建設についてでありますが、角館祭りのやま行事が平成28年12月にユネスコの無形文化遺産に登録されました。そのときの議会でもお祭り会館についての一般質問させていただきました。その際の答弁では、今回の登録をチャンスに捉え、事業を進めるための予算を計上するという市長の答弁でありましたけれども、その後、関係団体の方々と協議を進めているところだと思います。当初、祭りの関係者の話によりますと、ユネスコに登録なったときには市長も大変喜んでくれて、すぐにでも建設に取りかかるのではないのかなというふうに大変期待したそうであります。角館と同じくユネスコに登録された花輪には、前から展示場ございますし、土崎でも今年度中にはその施設が完成するということを聞いております。角館も、そろそろ計画をまとめる時期ではないかなというふうに思います。 私は、お祭り会館を建設するにあたっては、角館のお祭りだけでなく仙北市全体のお祭りを紹介できるような施設にしたほうがよいのではないかというふうに思っているところであります。祭りの山車を動かすにも、囃子や踊りにしても、田沢湖、西木地区の方々と一緒になって盛り上げていることも事実でありますし、仙北市には角館のお祭り以外にも貴重なお祭りが多くありますので、これらを紹介することで仙北市の宣伝効果も出てくるというふうにも、そんなことも思っているところであります。 いずれ決定するのは当局とお祭り実行委員会を初めとする関係者が協議した上でのことと思いますが、今現在、市長が考えている今後のスケジュールと、どんな構想をお持ちなのか、考えがあったらお聞かせ願いたいと思います。 ○議長(青柳宗五郎君) 門脇市長。 ◎市長(門脇光浩君) お祭り会館の建設、仮称であります、建設については、昨年6月15日に曳山公開展示施設整備検討委員会を設置いただいて、今年度はこれまで4回の検討会を開催しております。委員は、角館祭りのやま行事関係者10名の方々であります。委員長には、角館のお祭り保存会会長の今野則夫さん、副委員長には角館町観光協会の安藤大輔さんが選出されております。 私から曳山公開展示施設整備検討委員会の皆様、一番最初の会でお願いを幾つかしております。それは、できる限り早期に開館をしたいこと。その上で次の点に考慮をお願いしたいということでありまして、その次の点というのが3つありまして、1つは、公共、民間施設問わず既存施設の活用を検討いただきたいということ。2つ目は、観光客等が外町に回遊できる形が理想であるということ。3つ目は、施設規模については財政面の考慮も必要となりますよということ、この3つをお話し、これらを踏まえて委員会の方々に協議をこれまで行っていただいたという経緯があります。 検討委員会では、市の意向を踏まえていただいて、設置場所は旧北都銀行、西宮家米蔵、町内商家の米蔵など6カ所を精査いただき、西宮家米蔵と外町交流広場の併用で意見がまとまっております。さらに委員の皆様からは、たたき台が必要との意見をいただいておりまして、西宮家米蔵の中へ曳山と関係資料を展示、中2階部分は関係者の打合せ場所としての案や交流広場へ展示施設を設置する案を出していますけれども、いずれも鑑賞スペースが狭いなどの問題点、また、簡単な設計図の要望等がありました。そこで、平成30年度は建築の専門知識を持った方に参画をいただき、検討をすることとなっております。 当初から検討委員会での意見集約が最も重要という認識で皆様方と対応をしております。私も先ほど話のとおり、何回か検討会に参加をしております。今後、意見の集約がなされて、委員会からの答申があった場合、速やかに実現に向けて整備の段取りに入らせていただきたいと思います。その際は、どうか議員の方々にも御協力をよろしくお願い申し上げたいと思います。 以上であります。 ○議長(青柳宗五郎君) 13番。 ◆13番(小林幸悦君) 市長からちょっと曳山なんとかって、曳山会館というようなそういう名称であればですね、それはやっぱり角館のお祭り行事だけのというふうに思われがちなんですが、私今言いましたように、この仙北市全体のお祭りを紹介できるような施設もいいのではないかなと思いますが、そこら辺、市長はどういうお考えですか。 ○議長(青柳宗五郎君) 門脇市長。 ◎市長(門脇光浩君) 先ほど議員がお話の中にあったように、土崎も間もなく、花輪は今ちょっといろんな状況があって、そのまま活用するかどうかっていう議論もありますけども、少なくともユネスコに一緒に登録をした県内3つの曳山展示、山車の展示は、近いうちにかなえなければいけないということで、これは秋田県の観光戦略上も大変重要だという話を県からいただいておりまして、私としては、まずできる限り早い時期に会館を設置するということが必要ではないかと思っております。そのために今、各委員の方々にお集まりをいただいて、その委員の会の名称が曳山公開展示施設整備検討委員会ということでスタートをしておりますので、目下の作業としては曳山の展示、それから文化の継承、角館祭りのやま行事に関するものという考え方で進めさせていただいているという現状があります。 ○議長(青柳宗五郎君) 13番。 ◆13番(小林幸悦君) いずれこれから協議を進めて、早いうちに決定していただきたいと思いますけれども、今この調査整備が計画されておりまして、その計画どおり進めば現在の角館庁舎というのは2020年に解体されるわけでありますが、今、角館の西側庁舎では、お祭りのお囃子の練習なんかも盛んに行われておりますので、もし庁舎の解体までにこういう会館ができなければ練習の場所にも困るというような話もされておりますので、何とかその辺も考慮していただきまして、ユネスコに登録というか、みんなの喜びの声が、熱が冷めないうちに実現していただきたいというふうに思います。よろしくお願いします。 3番目の質問にいきます。花葉館のグランドゴルフ場の近くにあります通称ロッジの整備についてということでありますが、御存じのように花葉館に整備しているグランドゴルフ場は、交通の便や周りの環境もよく、利用者からも好評のようで、年間9,000人ほどの利用者がプレーを楽しんでいるということであります。 ただ、休憩所として利用されている通称ロッジが大分老朽化しており、中でも特にトイレを利用した方から不評の声が多く聞かれます。昨年、女性用に洋式トイレを設置していただいたようですが、あそこは簡易水洗方式であり、建物も老朽化しているということで、なかなか快適に利用していただくような環境を整えるのは、管理も思うようにいかないようであります。ロッジ全体の改修とまではいきませんが、浄化槽を設置したトイレの改修工事の検討をできないか、それを伺います。 ○議長(青柳宗五郎君) 門脇市長。 ◎市長(門脇光浩君) 総合案内センター休憩所、これが通称で花葉館ロッジという、正式名称がセンター休憩所ということになりますけども、これは昭和63年度に建設をしているものでありまして、築30年が経過したという老朽施設であります。指定管理者の株式会社花葉館が施設の有効活用を図るために数多くのグラウンドゴルフ大会であったり、また、ゲートボール大会の招致を行っていただいて、大会参加者や愛好者の増加に伴い、施設の利用客も増加しているという現状にあります。 このため、今、議員もお話をいただきましたけれども、平成28年度にロッジの床改修と女子トイレの洋式化、平成29年度、今年度でありますけれども、屋根塗装と雨どいの改修工事を行っております。今後も施設を安心して利用いただけるように年次計画で改修は進めていきたいと考えております。 御質問に関連するトイレの改修でありますけれども、今度は平成30年度でありますけども、男子トイレの洋式化を行いたいということで準備を進めさせていただいております。 また、浄化槽を設置してとの御提案でありますけれども、このロッジは利用時期が夏場に相当集中しているということを考えると、使用頻度が激減する降雪期、冬期の維持管理が問題になってくるだろうということを懸念しております。したがって、浄化槽設置ということが、この懸念をどのように払拭できるかということについては、花葉館、また、私のほうの担当部のほうとの協議を行いたいということで、この後再度進めさせていただきたいと思います。 ○議長(青柳宗五郎君) 13番。 ◆13番(小林幸悦君) 確かにここの施設は冬場は余り利用されていないわけでありますけれども、実は私もちょっと知り合いの方にトイレのことを言われまして、冬場はほとんど使っていないのでというようなことを私のほうから話しましたら、いやあ河川公園やそこら辺にあるトイレだって同じじゃないのって、あそこだってほとんど冬は使ってないのに、ちゃんとした水洗トイレありますよなんて、そんなことも言われたわけでありまして、なかなか利用者の方はそこまでは考えてくれていないというようなこともございます。 そこで、あそこのグランドゴルフを楽しんだ後にですね、女性の方に、その方に言われたんですが、トイレの改修を望むというのは地元の方より、ほかから来ていただいた人、女性が特に多いということであります。そういう方々は、いろんなところでグランドゴルフを楽しんできているようです。地元ではないですが、角館の方なんですが、友だちを誘って花葉館のグランドゴルフを楽しんだ後に、またやりましょうねという話をしたら、いや、コースもいいし、環境もいいんだけど、トイレがちょっとねということを言われて、ちょっと恥ずかしい思いをしたという話をされていました。 私はこれまでトイレの改修について何回か提言してきましたけれども、トイレの改修というのは大変費用もかかるわけで、大変なことは重々承知しております。ただ、トイレを快適に利用できるかできないかで、その施設のイメージというのは全然違ってくるわけであります。花葉館の場合、グランドゴルフを楽しんだ後に温泉に入る方や食事をされる方も当然いるわけでありますので、そういう改修ということで利用者を多くする手段としても効果があるんではないかと思いますので、何とか快適なトイレを利用できるような、今後とも検討していただきたいと、そんなふうに考えます。 それで、次に4番目でありますけれども、これは花葉館が運行しておりますシャトルバスを地域住民が利用できるような協議をしていただきたいという質問であります。 角館の市民バスの運行は、雲沢地区と中川地区で運行されております。西長野地区の一部の方も利用できますけれども、国道46号線では羽後交通の運行路線と競合できないという当初の約束だと思いますが、その方々が利用できない状況にあります。この市民バスの運行が始まった当初から、この地域の方々からも利用されたいという声が多くありました。市長もこの要望は聞いておるというふうに思います。 近年、高齢者の運転免許の返納ということで、高齢者の交通弱者が増加しております。それに伴いまして、今度、自転車を利用する高齢者が多くなったという声が聞かれるようになりました。これは大変交通事故の心配もされるところであります。 花葉館では宿泊客などの送迎のため、角館駅までJRの運行時間に合わせてシャトルバスを運行しております。地域の方々から、このバスを利用したいということがよくあるそうなんですが、お願いされるそうなんですが、現行では乗せることはできませんので、大変気の毒ではあるが、お断りしているとのことでした。花葉館では協議した上で許可を得ることができれば、利用は構わないとの考えのようでもあります。何とかシャトルバスを、あの地域住民が利用できるような協議をしていただきたいと思いますが、いかがでしょうか。 ○議長(青柳宗五郎君) 門脇市長。 ◎市長(門脇光浩君) 現在は、角館エリアを運行している市民バスは雲沢、中川、下延の3地区でありまして、お話のとおり西長野地内の野田集落までが運行範囲で、国道は民間の運送旅客業をお持ちのバスが走っているという状況であります。 花葉館のシャトルバスは、施設と角館駅の間で運行されておりますけれども、施設利用者の送迎用として運行を担っているもので、現状では不特定多数の市民の利用について、道路運送法第4条の許可を受けていないことであったり、また、安全管理への配慮からお断りしているということも先ほど議員からお聞きいたしました。 また、確かに最近の傾向として、高齢者の免許返納が増加しています。制度開始後の申請人数は、2月21日現在100人おりまして、そのうち西長野地区の申請人数は9人でありました。全国的な高齢化の進展で地域公共交通への需要の高まりに対しまして、国でも規制緩和を進めて、例えば貨客、貨物であったりお客様であったりを混載することであったり、また、スクールバス等の路線バスへの統合であったり、混乗を目的とした自家用有償運送などへの転換などなど、地域の実情に応じた役割分担を行って持続可能な移動手段の確保や維持を促しているという現状もありますので、この提案については市の公共交通会議を初め関係各機関と早速協議を行いたいというふうに思います。 以上です。 ○議長(青柳宗五郎君) 13番。 ◆13番(小林幸悦君) 市民バスが国道沿いの運行というのができないというのは、その理由というのは、地域住民の方は十分承知しているんですよ。それでもやっぱり羽後交通の便数が少ないとか、それと市民バスの運賃は一律200円なんですが、遠いところだと羽後交通の場合は当然運賃が高くなりますので、これを往復利用するとなると結構な負担に、高齢者の方には負担になるということでありまして、何とかできないかということをずっとずっと言われてきて、さっき言ったように市長にもその声が届いているわけでありますので、何とかこの地域住民の願いをかなえていただくよう協議を進めて、実現に向けた協議を何とかしていただくように努力してくださることをお願いします。 5番目の質問であります。市長の政治市政についてという、ちょっと大げさな見出しになりましたけれども、この質問は途中でやめようかなとも思ったんですが、私も今回の任期満了によりまして次の選挙如何によっては、これが最後の一般質問になるかもしれませんということで、一言市長に申し上げておきたい、お聞きしたいということで取り上げさせていただきました。 平成28年度の一般会計が大変残念なことに不認定となりました。これは我々議会も当初予算当時、慎重審査をし、可決したわけでありますので、これは議会にも大きな責任があるというふうに私は考えます。不認定の理由は、税金等の滞納額が増加していることなどでありますが、今年度の決算審査の中で大変厳しい意見や指摘があり、その際、今回の施政方針にあるような収納推進課を新設し、未収金対策を強化するなどの改善策を示したにもかかわらず不認定となった背景には、これまで多くの議員から未収金対策の質問があり、その都度改善策を示してきましたけれども、なかなか功を奏することなくここまで来てしまったことが大きな要因だというふうに思っております。 私は常々、市長の答弁能力というのは大変すばらしいなというふうに感じてきております。ただ、答弁が上手過ぎるのか、話をしたことが実現できなかった場合、期待していたことが、それが大きなギャップになってくるというふうに思うんです。いずれとしてですが、平成27年12月議会の一般質問で大石議員から滞納問題についての質問がありました。市長の答弁の一部でありますが、これまで以上に厳格に努めたいと言われても公平性を重視し、覚悟をもって滞納対策と債権の回収に取り組むことをここに誓いますという、そういう答弁をしているんです。これだけ言われれば誰もが期待しますよ。今度は市長も本気で取り組むだろうという、私自身も期待していた一人であります。それをもって平成28年度当初には、今回示したような組織を立ち上げるだろうというふうに思っておりました。また、百歩譲っても準備期間が必要だったという、そういう理由があるとしてもですよ、今年度には、平成29年度には、これを実施しなければならなかったというふうに思うんです。議会で誓ったことは市民に誓ったことでもありますので、その成果が見えてこないことが、言い過ぎかもしれませんが市長への不信感が広がって当局が本気にならないのならとした思いが不認定という思いの結果につながったと思いますが、その市長の思いを伺わせていただきたいと思います。 ○議長(青柳宗五郎君) 門脇市長。 ◎市長(門脇光浩君) まず最初に、平成29年度に、例えば今回のような対応、平成30年度からの対応ができなかったということに対しては大変申しわけなく思っておりますし、皆様方におわびしなければいけないと思います。 決して、ただ、平成28年度答弁のときにさまざまな事象は当然想定しての発言だったわけでありますけども、それを棚上げしていたということではないことは、どうか御理解をいただきたいと思っております。 平成28年度一般会計決算の不認定になった大きな要因は、確かに今、議員が御指摘のとおり市税等の未収金の増加によるもの、これが大きな要因だったというふうに捉えております。これまで市税等の未収金対策として収納対策室による効率的な収納や滞納整理、債権管理マニュアルの作成、秋田県滞納整理機構との連携、また、給与等の債権、動産・不動産の調査、また、差し押さえ等実施しておりますけれども、景気の低迷等が続いていることもあります。また、法人等の倒産等もあります。滞納額が増加して現状を打開できるような状況に至っていないことも事実であります。このような中での不認定でありました。 この議会の決定をとても重く受けとめなければいけないのは、従前からお話のとおりであります。来年度、新たに設置する収納推進課が中心となって現状打開にあたりますけれども、市役所全体で未収金の改善に取り組むことをしなければいけないというふうに新たな思いに至っております。 なお、議員は改善策を提示したが、なかなか功を奏することができないでここまで来たという御指摘もありましたけれども、議会の皆様から御提案をいただいた幾つかについては、議員も御承知のとおり対策が実現していることがあります。特にこの収納対策について言えば、コンビニエンスストアでの市税等の納付が来年度から、この4月から可能となります。これに限らず御提言を市政の運営上の反映作業はずっと続けているということは御理解いただきたいと思います。 昨年、地方自治法の改正に伴いまして、決算不認定の判断があった場合、首長が当該不認定を踏まえて行った改善措置を議会に報告する行為が定められております。これはまだ運用ができておりませんけども、確か平成32年からだったと思いますけども、これは不認定の原因をそのままにすることなく対応するように求めたものであります。この改正にかかわらず、もとより議会と当局はしっかりと対応をし合う関係でなければならないと思っております。そのような思いからも来年度は収納に関する状況など、四半期ごとに議会へ報告をし、協議をいただくような新たな場面づくりも実現したいというふうに考えております。 ○議長(青柳宗五郎君) 13番。 ◆13番(小林幸悦君) 大石議員の一般質問では、確かにいつからやるとまでは明言しておりませんが、市長の話し方だと、本当に今すぐやるのではないかというように我々受けとめてしまいます。先ほどの大石議員の一般質問でも道の駅についての答弁で、最初の答弁を聞いていて、これ、道の駅をやるのかなというふうに私もそう思いました。大石議員の一般質問で、そこまではいかないというような、そんなふうに感じ取ったわけであります。 私は、これまで事件性のあるものや不適正な予算執行があったもの以外、不認定には慎重な立場をとってきました。市長が市政方針で示した事業計画や一般質問などで約束したことは、現実に向けて最大限の努力をしていかなければいけないと思います。もし何らかの理由で実行できなかった場合は、その理由を説明し、議論を重ねて、その上でお互いが理解し合えば当局との議会の信頼関係が、よりよいものになっていきますので、今後そうした配慮もお願いしたいと思いますが、市長何かありましたら。 ○議長(青柳宗五郎君) 門脇市長。 ◎市長(門脇光浩君) 私のほうで議会の皆様方に対する情報の開示というか共有というか、例えば状況が変わったときに、それを皆様方にお知らせをせずに次の展開をしようということはできませんし、それはあり得ません。なおさら自分の性格からいくと、できるだけその、重荷を一人で背負いたくないという思いもありますので、皆様方に解決の糸口をぜひ議論していただきたいという性格ですのでお話をしてきたつもりでありますけども、さらにそれに加えて、そのような状況をつくりなさいと、つくったほうがいいですよという御提案というか御指導であります。十分に受けとめたいと思います。 ○議長(青柳宗五郎君) 13番。 ◆13番(小林幸悦君) 市長も昨年10月に再選されて、これからますますこうした問題なども多く、いろんな問題も多く出てくると思いますので、何とかさっきの荒木田議員の質問ではありませんが、大差で当選したということでありますので、何とか自信を持って行政を運営していただきたいと思いますし、何か市長、最近、当初より発言が何か慎重なのか、声も小さくなってちょっと元気がないようなことも心配されます。そういうことのないように頑張っていただきたいというふうに思います。 以上、一般質問を終わります。 ○議長(青柳宗五郎君) 以上で、13番、小林幸悦君の一般質問を終わります。 14時まで暫時休憩します。                              (午後1時43分)--------------------------------------- ○議長(青柳宗五郎君) 休憩前に引き続き会議を開きます。                              (午後1時59分)--------------------------------------- △門脇民夫君
    ○議長(青柳宗五郎君) 通告により発言を許します。4番、門脇民夫君。 ◆4番(門脇民夫君) 一般質問初日の最終、私にとって最後の一般質問をさせていただきます。 最初に、防災についてであります。 昨年7月、8月、連続して本市を襲った豪雨災害に関して、9月議会、12月議会において各議員の方々が多くの質問をされております。それが新年度予算にどのように反映され、市民の安心・安全を高めるために実施されるかについてお伺いいたします。 防災に関しては1点から5点までまとめて質問して、後から答弁をもらうような形にしたいと思いますので、お願いいたします。 最初に、再災害防止対策事業についてであります。 これまでの災害復旧工事は、災害前の現況状態に復旧するだけの工事であったため、同じ場所が再び災害が発生し、大きな被害が繰り返されてきました。昨年の9月議会、12月議会で議員の一般質問に市長は、今後、災害復旧対策は従来の現況復旧型から再発生防止強化型に変更すると答弁をしてきました。そして、新年度事業として再災害防止対策事業費が計上されております。その事業内容について伺います。 2点目として、川や沢の流木による被害の防止についてであります。 昨年の九州北部豪雨では、山の土砂崩れによる川への流木が橋の橋脚等にとまり、川をせきとめ、川の流れを変え、住宅地に濁流が流れ込み、被害を拡大させました。きょねんの本市の豪雨においても西木町小渕野地区を流れる小白川川は、流木が用水路の頭首工にとまり、流れをせきとめたため、川の水が堤防を越え住宅地に流れ込み、被害を大きくしました。ここ以外にも、やはり桧木内地区においては、沢、あるいは川に流木が流れたり、あるいは護岸の木が倒れたりして多くの流木が見られます。今後再び大雨となれば、流れ出てきて九州北部豪雨や小白川川と同じように川をせきとめ、川の流れを変え、住宅地に濁流が流れ込み、住宅の被害が発生する恐れがあります。その防止策について伺います。 3点目として、山林の作業道についてであります。 山林の作業道は、木材搬出後、放置されることが多く、豪雨の際、のり面が山腹崩落の原因となり、その土砂が土石流の発生原因となっております。市有林以外は市の権限の及ばないことと思いますが、土石流が発生し、住宅地に流れ込めば、被害を受けるのは市民であります。市民の安心・安全のためにも、その防止策について伺います。 4点目として、防災無線であります。 田沢湖、西木地区の防災無線は、設置から年数が経過して故障が多くなってきております。災害への不安が市民から聞こえます。台風、豪雨等により災害が発生する恐れがある際の気象情報の広報や避難勧告、避難指示等が、風や雨の音があっても市民に周知できる戸別型デジタル方式に更新する時期と思いますが、市長の考えを伺います。 以上、防災に関しての答弁をお願いいたします。 ○議長(青柳宗五郎君) 答弁を求めます。門脇市長。 ◎市長(門脇光浩君) 門脇議員の一般質問にお答えをいたします。 1点目、防災についてでありますけども、4点ありますので順に御答弁させていただきたいと思います。 まず1点目、再災害防止対策事業についてであります。 これまで災害復旧事業の定義は、被災した施設を原形に復旧することを目的としておりました。また、原形に復旧することが不可能な場合においては、当該施設の従前の効用を復旧させることを含むとされております。この点を改めて市は単独事業を立ち上げ、被災箇所の災害復旧事業のみでは再度の災害の防止が十分ではないと判断した場合に、改良復旧事業として被災していない箇所を含む一連区間において施設機能の強化等を図り、再災害を防止することとしました。ただ、国・県の災害対応は従前のとおりであります。今後、再発防止強化型の改良復旧事業を条件の緩和などで進めることができるよう継続して働きかけを行いたいと思います。 2点目であります。流木による被害防止等についての質問でありますが、初めに、河川にかかわる被害防止について御答弁をさせていただきます。 仙北市内の河川で流木による阻害が発生する河川は、そのほとんどが県管理河川であります。県の河川改修工事は、現在、5河川が継続中で、また、国の直轄砂防事業も市内で砂防堰堤工事6施設が継続中であります。今年度中に完成予定の北桧木内川第1砂防堰堤直轄砂防事業は、鋼製スリットを採用した工法で、水は通すけれども流木等の阻害物はとめるという構造になっております。この堰堤は、産業建設常任委員会の方々には、昨年11月に開催をした八幡平直轄砂防事業促進期成同盟会の議員研修会で現場視察をしていただいております。今後も同様の工法で取り組みをいただけるよう、県・国へは強く要望活動を続けたいと思います。 しかしながら、全ての防止対策を早急に施すことは困難であります。市では、豪雨時の河川パトロールの強化を図りながら関係機関との連携体制を確認し合い、早期対応できるように努めてまいります。 次に、治山にかかわる被害防止についてであります。 近年、森林の持つ保水能力を大幅に上回る量の雨が降り、山肌が崩れるなどで発生した流木を要因にして下流域で大きな水害が発生しております。このため、治山事業、治山堰堤の築堤などであります、や、局所防災事業、山腹崩落防止等であります、を各地区で事業導入を進めて被害の防止に努めています。 施政方針でもお話をさせていただきましたけれども、平成30年度は継続事業、新規事業、合わせて14カ所で計画を持っております。平成30年度から新設する治山堰堤、ダムの事業でありますが、流木防止策、流木捕捉工と申します。これを設置する工法で施工することが決定をしております。効果のある工法でありますので、流木災害の軽減が図られるものと期待をしております。 3点目であります。山林の作業道についてでありますが、山林作業道は森林伐採の際に開設される搬出路網であります。民有林での搬出路開設は森林整備計画に基づき土砂流出防止の措置をとる等の配慮すべき事項が定められております。施工者も土砂災害等に配慮しながら開設しているとは思いますけれども、近年は山林の保水能力を上回る先ほどのお話のとおり、大雨がたびたび降って土砂災害が多発している現状がありますので、搬出路の開設にあたっては、今一度各基準に基づき土砂災害に最大配慮した工法で進めるよう指導をさらに強化してまいります。 4点目であります。防災無線であります。 まず、仙北市の防災行政無線の現状を少しお話させていただきたいと思います。 仙北市は、新市建設計画や仙北市総合計画で示す自然災害等への防災体制の整備方針を踏まえ、平成元年に整備された旧田沢湖町の防災行政無線、これはアナログ波であります。平成10年に整備された旧西木村の行政無線、これもアナログ波であります。そして、平成25年度に新規運用が開始された角館町の防災行政無線、これはデジタル波であります。で、現在は市内の防災行政無線システムを構築しております。アナログ、アナログ、デジタルです。一番新しい防災行政無線でも角館の防災行政無線が5年、田沢湖では30年、西木では20年が経過して、同システムの老朽化が進んでいるため、さまざまなメンテナンスも増加している現状にあります。 対応では、システムの保守点検、整備を毎年確実に実施し、屋外スピーカーの音量や向きの修正、個別機器の修理、増設、受信アンテナの補修など多様な補修工事等を行っております。あわせて平成34年の完全デジタル化に向け、現在は整備計画を検討中であります。少しこの検討内容の方向性を御紹介しますと、情報伝達のあり方については、引き続き現在の防災行政無線のデジタル化を進め、戸別型受信機の設置も含めて秋田県情報管理システムの活用、これは避難勧告等を入力するとテレビに自動的にテロップが流れるというシステムであります、や、今、普及を進めている市の安心安全メール、広報車や消防団による直接的な情報伝達など、複合的な手法で皆様へ情報伝達能力を高めるということで強化を進めているという現状にあります。 さらにJアラート、全国瞬時警報システムのシステム更新が平成30年度であります。国の整備方針に基づいて来年度、平成30年度は関連予算を計上しております。 観光客をオールシーズンお迎えしている町の特性もありまして、外部スピーカーによる一斉送信は人命にかかわる事案であります。市民の皆様には、多くのお話をいただいている外部スピーカー等の音量であったり方向であったりということで、いろんな御指摘もいただいておりますけれども、これも大変重要なツールでありまして、防災行政無線の重要性を市民の方々には、さらに御理解いただくそのような活動もしていかなければいけないというふうに思っております。 この場面からは以上であります。 ○議長(青柳宗五郎君) 4番。 ◆4番(門脇民夫君) 最初に再災害防止事業についてでありますけれども、市長は今までのように災害前の現況状態じゃなくて、質を上げて工事するというようなお話でありましたけれども、具体的にどこそこの土手の高さを高くする、あるいはどこそこの土手ののり面の幅を広くするとか、そういうような内容が伴った私は予算だというように解釈しておりましたけれども、この点については具体的に例えば生保内のどこそこの用水路、あるいは堰を深くするとか、土手を高くするとかって、そういう形の中での予算編成が行われたのかどうか、具体的な内容を伴った予算編成になっているのかどうか、その辺のところを私はちょっと聞きたいなということで一般質問にしたんですが、そのあたりはどうなっているんでしょうか。 ○議長(青柳宗五郎君) 門脇市長。 ◎市長(門脇光浩君) 門脇議員が御指摘のとおり、例えば築堤の際の、これまでいつも溢水している場所が同じだというようなところにあっては、かさ上げを行ったり、もしくはその場所だけでは済まされない部分を一連として工法を整えて実施するということであったりということで、これまで平成23年度に内水対策のピックアップ事業を行っておりますけれども、その時点の部分と、それから平成23年以降、各地で起きている再災害と私たちが認識している部分、合わせて25事業を今、議員のイメージのような内容で着手したいということであります。 ○議長(青柳宗五郎君) 4番。 ◆4番(門脇民夫君) そうすれば、市長、25事業というような内容のお話が出ました。これ、地区ごとに、例えば西木地区、角館地区、田沢湖地区、何カ所というような具体的な内容を伴ったための予算だと思うんですけれども、このあたりのところはどうなってますでしょうか。 ○議長(青柳宗五郎君) 門脇市長。 ◎市長(門脇光浩君) これまでの対応では、議員お話のとおり原形に復するということで、そのレベルで終えていた事業を、次の災害を招かないという視点で行う、その対象事業が25カ所あるということであります。各地区の事業を少しお話をさせていただきたいと思います。 議長、ちょっとお待ちいただいてよろしいでしょうか。 ○議長(青柳宗五郎君) 暫時休憩します。                              (午後2時17分)--------------------------------------- ○議長(青柳宗五郎君) 休憩前に引き続き会議を開きます。                              (午後2時19分)--------------------------------------- ○議長(青柳宗五郎君) 答弁、門脇市長。 ◎市長(門脇光浩君) 先ほど25カ所と申し上げましたけども、箇所数でいくと26カ所となります。 各地区にまたがっておりますので、新規、それから継続事業等々ありますので、ちょっと読み上げたいと思いますけれども、鰍瀬川の河川改修、これは角館小勝田、継続であります。久保川河川改修、これは田沢湖生保内であります。また、刺巻沢川河川改修工事、これも継続、いずれも継続であります。これは田沢湖刺巻であります。新規としては、山根川河川改修、これは生保内であります。また、新規として下高野川、これも生保内であります。さらに新規として、大羅迦内沢川、これは西木小山田地区であります。それから供養佛冠水対策工事、これは継続であります。これは田沢湖先達であります。神代西明寺冠水対策工事、これは西木地区上荒井であります。高森線冠水対策工事、これは角館西長野であります。太田線の冠水対策工事、これは田沢湖角館東前郷であります。西長野中泊2号線冠水対策、また、高野地区冠水対策、いずれも角館であります。これらは継続事業となっております。要するに、今までは原形復旧だったというものに対して、さらにかさ上げだったり施工方式を変えていくということで継続というふうに考えているということであります。 新規としてさらに言うと、道目木屋敷田線の冠水対策、これは西木地区であります。桁沢線冠水対策工事、これも西木地区です。それから小杉沢川の河川改修、畑中1号線の冠水対策、いずれも西木の桧木内であります。それから、日三市線の冠水対策、これは先ほどお話をしましたけども新規であります。これは西長野であります。大覚野冠水対策工事、これは上桧木内であります。赤川第2都市水路水門改修、これは角館であります。下夕野地区冠水対策工事、これも角館であります。これらは全部新規であります。街道ノ上3号線の冠水対策、これは生保内であります。それから、角館東地区の冠水対策、これは上菅沢であります。これも新規であります。それから、アンダーパス冠水表示工事、これは新規に角館地区であります。また、神代抱返り線冠水対策で、これは継続でありますけども冠水対策工事、これは神代の黒倉であります。今お話したので多分26カ所なっていると思います。ちょっともう少しお時間、ちょっとお時間をいただきだいと思います。 ○議長(青柳宗五郎君) 暫時休憩します。                              (午後2時22分)--------------------------------------- ○議長(青柳宗五郎君) 休憩前に引き続き会議を開きます。                              (午後2時23分)--------------------------------------- ○議長(青柳宗五郎君) 門脇市長。 ◎市長(門脇光浩君) 門脇議員、大変申しわけありません。今、実は、あしたの議員の質問に対する答弁の内容の箇所数と、それから、今、議員から御指摘をいただいてこちらのほうから御答弁させていただいた箇所数が1カ所ちょっとずれがあるみたいで、完成しているのか、それとも今年度完成するということで進めているのか、この精査が必要でありまして、その1カ所について、ちょっと今お話した内容がもしかすると重複箇所になるかもしれないので、そこはどうかまた少しお時間いただいて精査させていただきたいと思いますので、よろしくお願い申し上げたいと思います。 ○議長(青柳宗五郎君) 4番。 ◆4番(門脇民夫君) どうか、あした高橋豪議員も質問するようですので、よろしくお願いしたいと思いますし、また、市長がいつもお話していますように、答弁していますように、この再発生防止強化型に変更した工事箇所が、またこの箇所から災害が発生したということがないように、ひとつよろしくお願いしたいと思います。 それから、2点目で質問いたしました川や沢の流木による被害防止ということについて、市長のほうから、今、ダムというのは土砂をせきとめるというだけでなくて、流木対策という形でスリットダム、土砂は流れるが流木はダムに引っかかって流れないというようなダムにするというようなお話をお伺いしました。 それで、大きい、流域面積の広い川、あるいは沢になりますと、県、あるいは国の管理になるというようなお話も伺っていました、今。それで、きょねんの7月、8月の災害の後に市内の各地の川あるいは沢に流木等がたまっている箇所がないか、あるいは大きな木が沢、川に倒れて、これが流れてくればいろいろなところに引っかかって北九州の豪雨災害みたいになるなというような形で、職員もいないところで大変だと思いますけど、この調査がされたかどうか、あるいは県の職員と一緒に行って調査がなされたかどうか、このあたりのところをわかっている範囲でいいんですけども、お願いします。 ○議長(青柳宗五郎君) 門脇市長。 ◎市長(門脇光浩君) もちろん7月、8月の豪雨災害の後には、全ての現場、これは補助災害に採択いただけるかどうかという、そういう視点も含めてですけどもパトロールしております。これは市の職員に限らず県の職員も出ておりますし、多くの方々の目で確認作業を行っております。ただ、これも100%全て見たかということになると、自信を持って100%見ましたとは言えない状況があります。というのは、その後、パトロールした後に市民の方々が入山されて発見してきたという情報もいただいておりまして、その情報が私たちが持っているリストでなかった部分というのが何箇所かありましたので、100%ということはなかなか言えないというふうに正直な気持ちを持っております。しかしながら、見て回っているということは間違いありません。 それで、例えば今までは砂防堰堤は土砂を下流域に流出させないということで、水は流せるけれども土砂は流さないということの工法が主なものでありましたけれども、先ほどから話しているとおり、北九州での事案も踏まえて、この後の治山堰堤等については平成30年度以降でありますけども、流木を流さないというような視点での工法を行うということで、これは国の方からもお話いただいていますので、その状況で進めるものというふうに思っております。 ○議長(青柳宗五郎君) 4番。 ◆4番(門脇民夫君) どうか先ほど市長がお話したように、職員も少なくなって、見れる範囲というのは決まって、限定されてくると思いますので、どうか市民のほうから大きな木が沢の中に倒れているというような情報があったら、速やかに現場に行って調査していただけるよう、よろしくお願いしたいと思います。 それから、3点目の山林の作業道についてでありますけれども、これ、今、先ほど市長が話したように、民間のところについてはなかなか手が及ばないと思いますが、市有林について、市の所有する山林についても、これ終わった後に作業道等をどのようになっているかと、ちゃんと土石流の発生しないようなのり面とかそういうのをちゃんと戻しているかどうかと、そういうような調査等が行われているのかどうか。 それからもう一つ、今、市長がお話したように民有林は市が及ばないところと言いましたけども、これ、森林組合等に山林は、多くは森林組合のほうが元請けになって作業道等つくると思いますけれども、森林組合等に作業終わった後の作業道が土砂崩れの、あるいは土石流の発生理由とならないように、埋め戻し等施工するように、お願い等のお話等をしたことがあるかどうか、この点のところもお願いいたします。 ○議長(青柳宗五郎君) 門脇市長。 ◎市長(門脇光浩君) 私から答弁した後に農林部長のほうに補足をしていただきたいと思いますけども、自分の認識では、作業道は林道とは違って、例えば植林事業であったり間伐、枝打ち、もしくは搬出が一定の作業が終えた段階で、その作業道は要するに山に戻るというような基準で作業道を開設してあったというふうに自分は捉えています。以前そのような業務をしていた経験からも、そのような感覚なんです。なので、実際にまだ山の中で作業が進んでいるという現状にあっては、もちろん安全対策をしなければいけないということはもちろんそうですし、その作業道開設するときの開設基準というのもありますので、それは厳格に守っていただかなければいけない。けれども、その林地内での作業が終了した後に、それをまた保全をしていくというような基準だったかどうか私、今明確に持ってなくて、覚えていなくて、私の認識では一旦終了した作業、施業が終わった後は山に戻っていくというような簡易的な道路というふうな考え方を実は持っておりましたので、ちょっと十分な答弁ではないと思いますので、農林部長に答弁をお願いしたいと思っております。 ○議長(青柳宗五郎君) 浅利農林部長。 ◎農林部長兼総合産業研究所長(浅利芳宏君) 搬出路のことについてだと思いますけれども、今、市長が話したとおり使った後につきましては、萌芽更新ということで自然の植栽に任せるというような工法になっています。ただ、作業道をつけるにあたっては、森林の伐採、その届け出が必要です。届け出の中には、市の森林整備計画に基づいてやりますよというようなことでの届け出になっています。それに基づいて許可というか、そちらのほうを出していますので、私のほうとしましては、それに基づいて搬出路をつくっているものと理解をしております。 ただ、搬出路をつけるにつきましては、なかなか費用がかかるものです。そこら辺につきましては、この後、伐採届けが来た段階で、そこら辺十分注意しながらやっていくようにというように進めていきたいと思っています。 以上です。 ○議長(青柳宗五郎君) 4番。 ◆4番(門脇民夫君) いろいろるる御答弁いただきました。何とか作業道、搬出路開設、平坦地ではそういう土石流となる土砂崩れないんですけれども、今は斜面のきついところもやっぱり作業道、バックホー、機械ありますので掘って、掘削して作業道をつくっております。問題はそのきつい斜面のところを掘っていったのが崩れてくるということですので、やはりそういう土石流発生の原因とならないように、ひとつ森林組合等ともお話をしながら土石流の発生しないような作業道にしてもらいたいと思いますので、その点よろしくお願いしたいと思います。 そうすれば、防災の4点目でありますけれども、そうすれば先ほど市長が平成34年度に完全デジタル化を目指して計画されているということでありましたけれども、具体的にそうすれば、田沢湖地区は何年度、あるいは西木地区は何年度を防災無線のデジタル化にする市の計画だというのが決まっておるとすれば、そこら辺のところをお話していただければありがたいと思いますけども。 ○議長(青柳宗五郎君) 門脇市長。 ◎市長(門脇光浩君) 平成34年度の完全デジタル化、完全というのは今アナログ波とデジタル波の混在した防災行政無線の形態をとっておりますので、平成34年度の完全にデジタル化に向けて、今、整備計画を検討中だというのが先ほどの答弁でありました。この検討している中で何年時にデジタル化に向けて田沢湖、もしくは西木をどの年度で行うかということは、まだこの後の協議となります。というのは、範囲であったり、また、先ほど議員がお話していただいたように戸別受信機の難視聴のエリアのボリュームであったりというものを今収集しておりますけれども、できるだけ早い時期にタイミングを見て、その地域全体がデジタル化できるようにするには、どこの地域を先に手をかけるものなのかというような各個別のイメージングを今している最中ですので、それを見てからということになろうかと思います。 先ほど議員が全ての世帯にデジタル戸別受信機をという話をしておりますけれども、それも含めて計画に盛り込みたいという答弁をさせていただいております。ただ、実態としては、もう既に電波受信の状況等を調査しているんですけども、電波状況によっては対応できないところがあるということもお聞きしております。そういう方々に対してどのようなサポートをするのかということも、この計画の中で話を進めていかなければいけないというふうに思っています。 ○議長(青柳宗五郎君) 4番。 ◆4番(門脇民夫君) いろいろ財政的な面もあって更新年度がはっきり決まらないというようなお話でありました。私としては、市民の安心・安全を高めるためにも、ぜひ更新時期を早めて設置していただきたいということと、そうすればこの平成34年、計画では平成34年というと、もう4年後であります。先ほど話したように、田沢湖地区は30年、西木地区は20年、かなり古しくなっておりますので、屋外の拡声器、あるいは屋外の戸別受信機の不備が発生した場合は、速やかに整備や交換ということがなされるということを、まず確認させてください。 ○議長(青柳宗五郎君) 門脇市長。 ◎市長(門脇光浩君) 外部スピーカーでの広報については、先ほどお話のとおり毎年その電波状況の確認だったり、スピーカーの方向性だったり、音量調節だったり、細かなことをやらせてもらっています。それとは別に戸別受信機のふぐあいがあったところには受信機の入れ替えということも、全てその年度で満たせるかということなかなかできない状況があったので、次年度に回していくとかということで少し待ってもらうとかっていうことはありますけども、年度ごとに対応させていただいているという現状があります。 ○議長(青柳宗五郎君) 4番。 ◆4番(門脇民夫君) どうかひとつ市民の安心・安全のためでございますので、早急に不備の点は是正していただくよう、よろしくお願いいたします。 次に、大きな項目の健康寿命の延伸策について伺います。 健康を崩した私が健康寿命について質問するのは奇異に聞こえるかもしれませんけれども、私を反面教師として市民の皆さんの健康寿命の延伸を図っていただきたいとの思いから質問をさせていただきます。 健康寿命というのは、自分自身でつくる時代になったと言われておりますが、高齢化が進む仙北市においては、団塊世代の方々が75歳以上となったときに、介護保険、後期高齢者医療等の財政的圧迫が予想されております。しかし、健康寿命の延伸により、それは緩和されるとしております。 健康寿命の延伸は、各種検診の向上によりもたらされることがデータで示されております。市は昨年の3月、データヘルス計画を作成し、各種検診率を向上させ、市民の健康寿命の延伸を図るとしておりますが、次の各種健康診断の受診率と、その向上策について伺います。 1点目は、一般健診、特定健診、後期高齢者健診の受診率であります。国保以外の方の特定健診受診率についても把握しているのであれば、あわせてお願いいたします。 2点目以降の検診は、大腸がん、それから肺がん、胃がん、乳がん、子宮がん、それから肺炎防止のためにも肺炎球菌ワクチンの接種率、そして最後に前立腺がんの検診率等であります。答弁お願いします。 ○議長(青柳宗五郎君) 門脇市長。 ◎市長(門脇光浩君) 大きな項目2点目のうちの1点目について御答弁を申し上げます。 健康寿命の延伸、これはいまや国家的、国民的な課題となっております。秋田県でも健康寿命日本一を掲げて健康づくり県民運動推進協議会が設立されております。仙北市では、平成27年3月に健康せんぼく21を策定し、現在はこのアクションプランに基づいて重点的に積極的に取り組みを行っております。 御質問の各種健診の健診率でありますけども、平成28年度の法定報告でどうか御勘弁いただきたいんですが、まず①一般健診は5.3%、特定健診36.9%、後期高齢者健診18.4%であります。 なお、国保以外の方の特定健診受診率等については、保険者が実施主体となっておりますので、市でデータを持ち合わせていない状況であります。 2番目であります。大腸がん検診20.6%、③肺がん検診が17.2%、④胃がん検診が7.6%、⑤乳がん検診4.8%、⑥子宮がん検診が4.3%、⑦肺炎球菌ワクチン接種率が43.8%、⑧前立腺がん検診が17.0%であります。 国の受診率と比較して高い数値ではありますけれども、まだまだ向上の余地はあるというふうに考えております。その方策としてでありますが、大曲仙北医師会の御協力をいただいて、これまで集団健診方式に加えて圏域の医療機関で受診可能な体制を整えております。また、40歳代の方々を対象に受診勧奨通知を発送しております。また、市広報やホームページでの勧奨、また、後期年齢層には個別通知など、一応考え得る範囲での手法を活用させていただいて受診者への掘り起こし等を行っているという現状があります。まだまだ伸びる可能性を否定できない、否定してはいけないと思っておりまして、努力している現状にあります。 以上です。 ○議長(青柳宗五郎君) 4番。 ◆4番(門脇民夫君) ちょっと私聞き間違えたかなと思ったのは、一般健診が5.3%でしょうか。二桁でなく一桁、一桁の受診率、これ一般健診の国保の方を対象の健診ですよね。5.3%しか受診していないと、これ全国的に統計取って高い数字って今市長がお話しましたけども、この数字っていうのはちょっと私・・・。ええ、すいません、へばわかりました。そうすれば、これ、私の感覚としては、この健診率が二桁の健診率はなるほどって納得できるんですけれども、一桁の健診率というのは、これ、胃がん7.6%、乳がん4.8%、子宮がん4.3%の受診率というの、やっぱりこれ、本人の自覚症状がなければ、やろうという気持ちがなければ受診されないわけなんですけれども・・・。私、毎年、市で行う一般健診は毎年受診しているんですけれども、かなりの人が受診しているって思っているんですけども・・・。 ○議長(青柳宗五郎君) 答弁、門脇市長。 ◎市長(門脇光浩君) 今、一般健診5.3%の受診率は、低いのじゃないかという質問でありました。それで、今、担当部のほうでその数値の内容を今聞いております。まとまり次第、部長のほうから御答弁させていただきたいと思います。少しお待ちいただきたいと思います。 ○議長(青柳宗五郎君) 暫時休憩します。                              (午後2時45分)--------------------------------------- ○議長(青柳宗五郎君) 休憩前に引き続き会議を開きます。                              (午後2時45分)--------------------------------------- ○議長(青柳宗五郎君) 答弁、門脇市長。 ◎市長(門脇光浩君) 大変申しわけございません。 一般健診5.3%の内容であります。今、担当部のほうで精査をしております。5.3%が低いのではないかというお話でありましたけども、その点について部長から答弁させていただきたいと思います。 ○議長(青柳宗五郎君) 冨岡市民福祉部長。 ◎市民福祉部長福祉事務所長(冨岡明君) 生保の5.3%ということですが、この方々の生活保護の対象者でございまして、それで受診率が低いということでございます。 ○議長(青柳宗五郎君) 4番。 ◆4番(門脇民夫君) 一般健診、ちょっと私も勉強不足でちょっと申しわけないんですけれども、一般健診というのは国保に入っている方々が受ける健康診断だと私認識していますけれども、それは違うがったんでしょうか。 ○議長(青柳宗五郎君) 冨岡市民福祉部長。 ◎市民福祉部長福祉事務所長(冨岡明君) 今一度精査しておりまして、ちょっとお時間いただきたいと思います。 ○議長(青柳宗五郎君) 15時まで暫時休憩します。                              (午後2時47分)--------------------------------------- ○議長(青柳宗五郎君) 休憩前に引き続き会議を開きます。                              (午後3時00分)--------------------------------------- ○議長(青柳宗五郎君) 答弁、冨岡市民福祉部長。 ◎市民福祉部長福祉事務所長(冨岡明君) 先ほどの門脇議員の御質問でございますけれども、最初ちょっと説明が間違っておりまして、健診の受診率ですが、一般と特定と後期と3つ分けて御説明しましたが、このトータルが健診の受診率でありまして、60.6%が受診率ということでございまして、個々に分けますと一般で、保険的な感じで申しますと、一般というのは生保や非課税世帯の方々、特定健診というのは普通我々のということで、あとは後期高齢ということで、健診率としては仙北市の健診率は60.6%ということで、分けますとこの3つの数字になるということでございます。 ○議長(青柳宗五郎君) 門脇市長。 ◎市長(門脇光浩君) 大変申しわけありませんでした。今、部長から御答弁させていただきましたけれども、トータルとしての受診率を先にお話するべきでありました。その分の区分としては3区分あるということで、皆様には誤解を招いてしまいまして誠に恐縮でした。 またあわせて、受診率の件につきまして表にまとめたものを後日皆様方のほうに資料として提出させていただきたいと思いますので、少し時間をいただきたいと思います。 ○議長(青柳宗五郎君) 4番、皆さんに表を渡すということでいいですか。 ◆4番(門脇民夫君) はい。 ○議長(青柳宗五郎君) 4番。 ◆4番(門脇民夫君) 私ちょっと把握というか、私のほうもちょっと勉強不足なところがあって、私たちが、私は国民健康保険なんですけども、国民健康保険の方が健康診断を受けるのが一般健診というふうに捉えておりましたが、そこのところの認識の違いがあったのかなというようなことで感じております。 この受診率、全体として60.6%とすれば、私たちが受診している人数とか見れば納得できるわけなんですけれども、あと、この下のほうの胃がんとか乳がん、子宮がん健診等に一桁台の健診率になっていますけど、この個別にはがき等を出しているというようなお話でしたけれども、この一桁台の受診率の向上策というのは策定されているのかどうか。このあたりのところどうでしょうか。 ○議長(青柳宗五郎君) 門脇市長。 ◎市長(門脇光浩君) この健診の後に要精検となった場合については、また手続というか皆様方に再受診いただきたいということをやりますけども、やはり議員の御指摘のとおり体調に異変を感じるとか、初期的な段階で自分の身体に何らかの異状を感じるということの要因がないと、なかなか受診いただけないということが実際にあるようであります。秋田県でも健康寿命日本一ということで今たくさんの制度的なものも運用したいという話もお聞きしておりますので、仙北市もそれに倣いながら、皆様方にまず健診を受けていただくということに努力していきたいというふうに思います。 ○議長(青柳宗五郎君) 4番。 ◆4番(門脇民夫君) それでは次に進みたいと思います。 健康診断の結果、要精検となった方の病院に行きまして受診してくださいということで要精検になった方に通知が来るんですけれども、この要精検となった方の受診率と、それから、メタボになった方、いろいろ保健指導なんかも実施されているようですけれども、この保健指導の実施率とその向上策について伺います。 ○議長(青柳宗五郎君) 門脇市長。 ◎市長(門脇光浩君) (2)に対する御答弁であります。要精検となった方への追跡調査、これは随時行っております。健診結果送付時に精密検査結果報告用の目隠しシール付きのはがきを同封しております。また、年度末には要精検検査未受診者に対して直接電話確認を行わせていただいておりまして、未受診の場合は再度受診してくださいということで勧奨活動を行っているという現状にあります。 特定健診についてでありますけれども、結果により指導の必要な方に半年の間に面談による栄養、運動、生活指導が受けられるように通知をし、返信はがきにて参加者を募っているという、そういうやり方であります。 また、電話であったり訪問等で生活習慣病予防教室等への参加も皆様方にこちらのほうから積極的に声かけさせていただいているという現状であります。 ○議長(青柳宗五郎君) いいですか。門脇市長。 ◎市長(門脇光浩君) すいません、答弁漏れでありました。先ほど、要精検となった後の受診率でありますけれども、皆様方にそのような対応をさせていただいて、92.8%の高率の受診をいただいているという状況であります。 ○議長(青柳宗五郎君) 4番。 ◆4番(門脇民夫君) そうすれば、かなり高い再受診というか要精検となった方、自覚症状なくても、やっぱり通知が来れば出くというような形になっておりますので、これは高い数字です。私が言ったメタボというか、保健課のほうで指導する、メタボの受診、はがきが私にも来ました。胴回り80センチメートル以上、超えた方にはメタボ検診、栄養指導というか健康指導ですな、これの受診率、はがきいったときに返ってくる受診率はどうだったでしょう。 ○議長(青柳宗五郎君) 門脇市長。 ◎市長(門脇光浩君) 申しわけございません。そのメタボの通知をいただいた方々が、どれくらいの割合で生活習慣病の予防教室に参加をいただいているかという御質問でありますけども、今、手元にその数値がございません。後ほど御答弁させていただきたいと思います。誠に申しわけございません。 ○議長(青柳宗五郎君) 4番。 ◆4番(門脇民夫君) 3番のほうにいきます。平成21年度から大腸がんの研究事業が行われておりますけれども、事業の途中でありますけれども、検診による大腸がんの早期発見症例等があるとすれば、どれくらい、何件ぐらいこの検診によって大腸がんの早期発見が図られたかというようなところがあるとすればお知らせをお願いいたします。 ○議長(青柳宗五郎君) 門脇市長。 ◎市長(門脇光浩君) 大腸がん研究事業でありますけれども、これはあくまでも市民の方々、今は大仙市の方々も含めてそうでありますのでなおさらそうなんですが、実証の場という設定であります。検診結果等のデータが、全て国立がんセンターの研究事務所に送付され、徹底したプライバシー管理されているという現状にあります。 そもそも比較試験という研究の位置づけでスタートしておりまして、データは研究成果、結果が公表されるまで開示しないという原則をもっておりました。したがいまして、現段階における早期の発見症例等にお答えすることが困難な状況であります。 なお、当該事業は本年度から新規の参加者は募集していません。研究事業としては、平成37年度まで継続することになっております。ということもありますので、公表の時期、今、議員が注目されている早期の発見症例等が研究成果として発表、公表できるのは平成38年度以降ということになろうかと思います。 ○議長(青柳宗五郎君) 4番。 ◆4番(門脇民夫君) ひとつよい成果が出るように研究等重ねていただきたいと思います。 それでは最後に通告してありました健康の駅について伺います。 先ほど話しましたように、生涯健康で暮らしたいと、これは全ての市民の願いであります。健康を増進させ、健康な体力づくりをする住民のサポートをするため、全国各地の市町村では、各種の道の駅を設置して、生活習慣病を予防するとともに住民の健康づくりを促進して健康寿命の延伸を目指しております。先ほど市長がお話したとおり、秋田県においても健康寿命日本一を目指すとして平成30年度から健康福祉部内に健康づくり推進課を設置すると伺っております。県内においても横手市では、トレーニング機器を設置した大規模健康の駅、公民館・コミュニティセンターを中心とした中規模道の駅、町内会館を活用した小規模道の駅を市内各地に設置しまして、市内全域、あるいは各年齢層等の市民のニーズにあわせた健康交流施設の健康の駅を設置して生活習慣病を予防し、市民の健康づくりの促進と健康寿命の延伸を図る活動を平成16年の合併前の旧横手市から行っております。最初は6カ所の小規模な健康の駅から始めております。この活動が認められまして、平成24年、厚生労働省から第1回健康寿命を伸ばそうアワード自治体部門の優良賞を受賞しております。本市においても各町内会館等におきまして健康推進委員と保健師による町内会館を使用した健康診断や健康相談による健康の駅、あるいは公民館、コミュニティセンターを活用した太極拳やエアロビクス等有酸素運動をスポーツ指導員等による太極拳やエアロビクス等を利用した健康の駅、そして総合型スポーツクラブ員、あるいはスポーツ指導員等を活用した市内各地域による体育館を利用した道の駅等への活動を年次ごとに拡大させて、県民の健康づくりの促進と健康寿命を図るべきでないかを伺います。 ○議長(青柳宗五郎君) 門脇市長。 ◎市長(門脇光浩君) 議員、大変恐縮でありました。この項の前の項でメタボの改善に返信用はがきを同封して皆様方に呼びかけておりますけれども、実態としては9.8%の方々の御参加をいただいている参加率でありました。まだまだ改善が必要というふうに思います。 それから、今の御質問でありますけども、健康の駅等、健康づくりの拠点施設は、市民の健康増進と健康寿命の延伸を考えた場合、ぜひとも必要な施設というふうに私どもも考えております。 仙北市で命の貯蓄体操や呼吸レッスン、太極拳など、さまざまな教室が既に開催をされているものの体系立てた健康の駅というようなイメージを持った行政施策がこれまでできておりませんでした。今のこの仙北市の状況、これをさらに充実、発展させるためには、保健事業との垣根をまず取り払うということ、それから、活動可能な施設の検討、洗い出しを行うこと、また、市の健康課題や現状の分析、これは先ほど議員が御指摘になったさまざまな受診等もそうであります。これらをしっかりと横と縦を結んで明確化しなければいけないと思います。その方向づけ、方針、これについては、来年度、平成30年度中に皆様に骨子をお示しできるかと思っております。そのような作業を進めさせていただいております。少しお時間をいただきたいと思います。 ○議長(青柳宗五郎君) 4番。 ◆4番(門脇民夫君) これで私の議員としての最後の質問になりました。 市長におかれましては、誰もが住みたい、住んでみたいと思える仙北市となるよう、市政をお願いいたしまして、一般質問を終わらせていただきます。ありがとうございました。 ○議長(青柳宗五郎君) 以上で、4番、門脇民夫君の一般質問を終わります。--------------------------------------- △散会の宣告 ○議長(青柳宗五郎君) これで、本日の日程は全部終了いたしました。 本日の会議を閉じ、散会をいたします。                              (午後3時15分)...