仙北市議会 > 2017-12-11 >
12月11日-02号

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  1. 仙北市議会 2017-12-11
    12月11日-02号


    取得元: 仙北市議会公式サイト
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    平成29年 12月 定例会          平成29年第4回仙北市議会定例会会議録議事日程(第2号)                平成29年12月11日(月曜日)午前10時開議第1 一般質問---------------------------------------出席議員(16名)      1番 佐藤大成君       2番 高橋 豪君      3番 熊谷一夫君       5番 平岡裕子君      6番 田口寿宜君       7番 大石温基君      8番 阿部則比古君      9番 黒沢龍己君     11番 荒木田俊一君     12番 安藤 武君     13番 小林幸悦君      14番 伊藤邦彦君     15番 真崎寿浩君      16番 八柳良太郎君     18番 稲田 修君      19番 青柳宗五郎---------------------------------------欠席議員(2名)      4番 門脇民夫君      10番 小田嶋 忠君---------------------------------------地方自治法第121条の規定により説明のため出席した者の職氏名  市長        門脇光浩君     副市長      倉橋典夫君  教育長       熊谷 徹君     病院事業管理者  進藤英樹君  代表監査委員    戸澤正隆君     総務部長     運藤良克君  地方創生・               市民福祉部長兼            小田野直光君             冨岡 明君  総合戦略統括監             福祉事務所長                      農林部長兼  観光商工部長    平岡有介君              浅利芳宏君                      総合産業研究所長                      会計管理者兼  建設部長      武藤義彦君              伊藤一彦君                      会計課長                      医療局長兼  教育部長      渡辺久信君              高橋信次君                      医療連携政策監  危機管理監     加古信夫君     建設部次長    吉田 稔君  総務部次長兼              総務部次長兼            戸澤 浩君              大山肇浩君  総務課長                企画政策課長  市民福祉部次長兼            中村和彦君     総務部財政課長  草なぎ郁太郎君  市民生活課長---------------------------------------事務局職員出席者  議会事務局長    三浦清人君     書記       藤岡 純君  書記        堀川貴吉君--------------------------------------- △開議の宣告 ○議長(青柳宗五郎君) ただいまの出席議員は16名で会議の定足数に達していますので、これから本日の会議を開きます。 欠席の届け出は、4番、門脇民夫君、10番、小田嶋忠君です。 広報及び報道関係者の撮影を許可します。 本日の議事日程は、お手元に配付のとおりです。                             (午前10時00分)--------------------------------------- △一般質問 ○議長(青柳宗五郎君) 日程第1、一般質問を行います。--------------------------------------- △佐藤大成君 ○議長(青柳宗五郎君) 通告により発言を許します。1番、佐藤大成君。 ◆1番(佐藤大成君) おはようございます。市議会議員の佐藤大成です。12月定例会の一般質問を一番最初にいたします。 一般質問の前に、9月16日付の仙北広報の表紙に馬術競技の写真が掲載されていましたが、その数日後にですね何人かから私のほうに連絡をいただきました。馬術競技に対してしっかりと反響があるということを、しっかり報告させていただきたいと思います。恐らく任期中の一般質問は、これが最後になると思います。私にとっての最後の一般質問は締めくくりもきれいに終わりたいと思いますので、市当局からは歯切れのよい簡潔明瞭な答弁を期待いたします。それでは、通告に従って一般質問を行います。 1点目、魅力的なカントリーサインを作成せよであります。 カントリーサインとは、一般的に市境の標識のことであります。自治体間の境界を示すために設置されていますが、特に北海道などでは、その町の特産品や名所等をあらわす標識としての役割も果たしております。既に市内の市境には、市章と漢字と英語が表記された標識がありますが、全国各地には、地域のモニュメントカラーイラストを模した標識が多く設置されています。 そこでまず1点目として、カントリーサインは、秋田県内においては、その当該自治体と道路所轄の所管の部署との調整次第で、ある程度自由につくることが可能になっております。しかしながら、観光のまちである仙北市で、今まで魅力的なカントリーサインがなかったというのはもったいないことですし、残念だと思います。私の調べた限りではですね、カントリーサインのマニア、カントリーサイン好きというのは、ネットやブログを見ると結構いらっしゃいます。また、有名人や観光客、特に自転車で観光をしている人たちは、その市境でカントリーサインをバックに写真を撮って、SNSとかにもあげたりしております。そういったインフルエンサーと言いますけれども、情報発信者、拡散者に広げてもらったら、また違う角度で仙北市をアピールできたのではないかなと思っております。作成しなかったのはなぜだったのか伺います。 また、具体的には、大仙市の協和と中仙地区との間には、角館のやま行事のモニュメントや桜、岩手県と鹿角市の境には、田沢湖や温泉、北秋田市の阿仁地区との境には、紙風船やかたくり等が候補に挙がるのではないかと考えております。標識の価格もですね、再設置の場合はそれほど高いものではありません。財源捻出にはですね、カントリーサインの設置事業という形でふるさと納税を活用してもいいのではないかと思っております。少なくともですね、市の境だけはですね魅力あるカントリーサインを早急に設置していただきたいと思っているわけですけども、できないのか、まずはこの2点、最初答弁を求めます。 ○議長(青柳宗五郎君) 答弁を求めます。門脇市長。 ◎市長(門脇光浩君) おはようございます。佐藤大成議員の一般質問にお答えをいたします。 カントリーサインの事案でありますけれども、まず1点目の今まで魅力あるカントリーサインを作成しなかったのはなぜかという御質問でありますが、サインについては、国道は国土交通省、県道は県が所管し設置しているということでありました。お話のとおり市章と市名が表記されたものが大部分となっておりますけれども、秋田県内ではこのような様式のカントリーサインが大勢を占めているという現状にあるようであります。その理由としては、新たに誕生した市の名称や市章をアピールすることを優先して、観光面のアピールについて特に自治体等から要望などなかったためではないかというように推察されます。しかしながら、議員がお話した点については全く同感であります。市長会、また県と市町村の協働政策会議等で、一定のコンセンサスをつくりたいというような思いから発言をさせていただきたいと思っております。 それから、2点目の件でありますけれども、観光なまちを標榜している市としては、カントリーサインといえども特徴のあるものにすべきという意見はごもっともであります。ただ、設置者との協議、先ほどの話でありますが、協議で変更可能といえることもありますが、変更に関する経費は市が負担することになるということでありました。さらに、現在の仕様ではなくてもっと大きなものとする場合については、それ相応の経費が必要だということになりそうであります。市の観光看板は、岩手県境、それから秋田県北秋田市境には設置されております。看板に掲げられている内容も、議員の提案内容とほぼ同様のものであるというふうに思っておりますけれども、あえてカントリーサインをこの場面でリニューアルする必要があるかどうかは考えどころかと思います。そのほか、カントリーサインはあるものの観光看板が設置されていない大仙市、中仙、協和境、鹿角市境についてでありますが、特に大仙市境については、以前より観光案内がないという御指摘を受けております。この必要性、手法等を早急に検討したいと思います。 この場面からは以上であります。 ○議長(青柳宗五郎君) 1番。 ◆1番(佐藤大成君) 再質問したいと思います。 カントリーサインの、今、意義でありますとかそういう部分に関しては市長も同じような考えを持っていると思いましたので、その分に関してはよかったかなと思っております。そのカントリーサインがあるからですね、それで劇的に変わるということはもちろんないとは私も思っております。しかしながらですね、北海道のほうではカントリーサインのストラップとかグッズであるとか、カントリーサインをめぐる旅とかですね、そういったふうな形で番組等も組まれているということも、この場面でしっかりと御案内をしておきたいと思います。また、ネット上もですね、やっぱり仙北市に入ってきたときに、それが必ず目につくというものでもありますし、やっぱりネット上の評判もですね、おもしろいとか、わかりやすいとか、旅が楽しくなるという評判があるということもしっかりとお話しておきたいと思います。時期的にもですね一部のカントリーサインは変色しているところもあるので、市章の部分が、3つの色を使った市章があるわけですけども、その市章を見てもですね魅力的というか観光のアピールには余りほぼならないわけでありまして、その市章の部分だけを何か別のものと貼り替えるという手もあると思いますし、例えば岩瀬橋とかにあるところの看板、すいません、46号のほうにある看板自体の値段は、再設置料はちょっと置いておきますけども、看板の値段としては10万とかそれぐらいで私の調べでは済むようなので、そのあたりはですね、ちょっと柔軟に変えるのがいいと思いますし、ふるさと納税の形で提案させていただいたのは、ある町ではマンホールをですね、ふるさと納税の寄附によって観光のあれがわかるようにですね作成している自治体もあるので、財源に関してはですね、そういったことをやりたいというのを出していけば、事業としてある程度は集まるのではないのかなと思うので、もう少し前向きな検討、前向きな考えが持っていただきたいと思うんですけども、その部分に関してもちょっと伺いたいと思います。 ○議長(青柳宗五郎君) 門脇市長。 ◎市長(門脇光浩君) 仙北市が合併する以前は、例えば角館であれば武家屋敷であったり、田沢湖であれば田沢湖、西木であればたつこ像というような状況で、カントリーサインが結構際立ったサインがあったというふうに私も思っております。それが合併を境に、秋田県全体そうですけども、合併が進んだ県ということでありますけれども、先ほどお話のような、とにかく境に対して、ここから◯◯市、◯◯町ですよというようなことを優先して、その特性をしっかりと発言できるような、PRできるような看板になっていないということは全く同感であります。先ほど議員がふるさと納税の活用も含めてという話もありましたけれども、今まさに庁内では、仙北市の役所では、事業を行う際に財源をしっかりと見つけてから始めようじゃないかということを相当徹底させていただいている状況であります。今のお話でいくと、カントリーサインについては、例えばふるさと納税を活用しようじゃないかというような非常に理論的な話になりますので、しっかりと対応できるかというふうに思います。この後できるだけ早い時期に、このような形になったということで皆様方にしっかりと御答弁できる機会があろうかと思います。よろしくお願い申し上げます。 ○議長(青柳宗五郎君) 1番。 ◆1番(佐藤大成君) 1点お話して次の質問にいきたいなと思うんですけども、観光客、特に外国人の方というのはですね、漢字がわからない、ひらがながわからない、英語もわからない方も結構いらっしゃる中で、観光とか、もしくは仙北市に入ってきたときに目についた看板で、モニュメントとかですね、そういったもので、あっ、これはこういうものがあるのかもしれないという手がかりにされるということもあるそうなんです。浅草寺とかでいけば寺のマークが看板にあるわけですし、これも一つのいいタイミングだと思うので、例えば角館のやま行事の山車のですねモニュメントがもしもわかりやすい形で作成したのがないとすればですね、そういうのもぜひデザイン等研究していただきたいということをひとつ申し添えて、次の質問にいきたいと思います。 2点目はですね、未来をつくる人材と雇用の創出に向けてというタイトルで質問を行っていきます。 この4年間ではですね特に一般質問の中でいろんな質問をさせていただいたわけですけども、専門的なスキルを持った職員の採用でありますとか合宿誘致の強化、産業振興のあり方というのを提言し、また議論してまいりました。4年間のですね総括としてこれらの案件の進捗状況を伺いまして、新たな提言を行っていきたいと思います。 1点目です。国際都市を目指す以上、市の職員内にも外国語を話せる、外国の方と仕事ができる職員の育成・採用の必要性をずっと訴え続けてまいりました。職員の育成・採用の進捗状況はどうなっているのか伺います。 2点目、合宿誘致事業を今以上に進めていくために、仙北市にゆかりのある人材を把握する重要性というのは前回指摘しました。人材把握のネットワークは構築できたのか伺います。また、合宿誘致で成功している自治体には、ある競技指導・普及のために中途採用した著名な選手を窓口・広告塔として活用している例もあります。仙北市では昨今、社会人中途採用を行っていくという話でありましたので、仙北市でもこの先例を活用したらどうかと思います。そして、今後仙北市はですね、何の競技に特化して合宿誘致を進めていくのか。このような取り組みを進めていかないと合宿誘致、仙北市の合宿誘致はなかなか伸びていかないんじゃないかなと思っております。加えてですね、向こう5年間の合宿誘致の目標人数も伺いたいなと思っております。答弁をお願いします。 ○議長(青柳宗五郎君) 門脇市長。 ◎市長(門脇光浩君) まず1点目であります。職員の育成・採用の進捗状況についてでありますけれども、現在策定作業を進めている第2次仙北市観光振興計画の中でも、外国語対応の可能なガイドがいない等々、外国人観光客受け入れ体制の弱さをあえて明記させていただきました。この課題解決のためには、観光事業者等はもちろんでありますけれども、外国語を話せる職員の採用であったり育成であったりが必要だということについては、議員と共通した認識だということで御答弁させていただきたいと思います。 このような思いがありまして、今年度初めて社会人経験者の採用試験を実施しました。市が求める人材は、英語力等、語学力を生かした職務経験がある人、建築関係の資格を生かした職務経験がある人、司書として図書館勤務の経験がある方、ICT、これは情報通信技術でありますけども、情報通信技術の知識や経験を生かした職務経験がある方、また、地方公共団体の職員として行政運営の経験がある方、また、民間企業等において自分のスキルを生かして高い業績を上げた方等々、即戦力として活躍をいただける方々を募集したというつもりであります。社会人経験者採用試験の応募者は、市内外から66名の方に応募をいただきました。採用決定した方は5人であります。5名であります。この中には外国語を一定程度話せる方のほか、社会福祉士精神保健福祉士等、福祉関係の資格、土木施工管理技師建築施工管理技師官工事施工管理技師造園施工管理技師等々、土木関係の各資格を有する方など優秀な人材を確保することができたと思っております。来年4月にこれら資格と経験を十二分に生かせる部署に配置したいと考えております。来年度も引き続き、専門的なスキルを持った人材を求めていきたいというふうに思っております。また、今年度中に職員に簡単な観光案内ができる程度の英語の会話能力を身につけるさせるために、JTB東北から協力をいただいて英会話教室を開催することとしております。 議員は、外国の方と仕事ができる職員の育成・採用が必要であるということをずっと前から話されておりますけれども、全く同感であります。外国との交流や物産販売等は、直接やはり市職員が行うことがストレートに市の考え方が伝わるというメリットがあります。このような考え方のもとで、職員の採用・育成にあたっていきたいと思っております。 それから、2点目の合宿誘致に関してでありますけれども、この事業はちょっと複雑なんですけども少し説明させていただきますと、平成22年度から合宿誘致事業ということを進めているということがまず1点。交流人口の増加であったり、市内宿泊施設の活用を促進して地域の活性化に資することを目的に、文化活動であったり勉強等についても含めてスタートしておりました。平成22年度からそういう状況でした。その後、議会の議論をしっかりと受けて、今年度から、平成29年度からはスポーツアスリート合宿誘致のすみ分け等も行って、利用しやすい制度に見直しを行うことをしております。大変たくさんの方々に御利用いただいております。例えば人材把握のネットワークの構築についてでありますけども、リオデジャネイロオリンピックに出場もした佐々木将汰・翼選手、また、観光大使の荒木田裕子さん、青山学院大学の橋本修副学長、ラート世界チャンピオン高橋靖彦選手のほか、田沢湖マラソンでサポートをいただく日本陸連の顧問の佐々木秀幸先生、実業団、各関係団体の方々等々、現在も多様なネットワークが形成されております。さらに、先日マスコミで紹介されておりましたけれども、韓国平昌冬季オリンピックパラリンピックに出場が期待されている、仙北市出身の高村和人選手など、まだまだ多くの選手や関係の方々が周辺においでであります。ネットワークをさらに広げたいと思っております。御親交いただく皆様には以前より合宿の誘致を進めておりまして、実績も幾分かは実はあるわけでありますけども、いろいろな実は問題がありまして、受け入れ環境などでありますが、思い描くレベルには達していない状況は大変申しわけなく思っております。競技指導・普及のために中途採用した著名な選手を窓口・広告塔として活躍いただくということもあります。これについては、市内企業の数社が、秋田県のトップアスリート雇用企業等への支援事業がありまして、これを活用して社員の意識改革であったり、企業のPRをしているという状況があります。市としてもこの現状をお話をしっかりとお聞きして、既に対応が始まっているという状況に御認識をいただきたいと思っております。 合宿誘致で受けるさまざまな恩恵は、決して少ないものじゃないというふうに私も思っております。ただ、誘致をする上での課題、先ほどお話したとおり、例えばたざわ湖スキー場に隣接をする秋田県スポーツセンターは、大変私どもにとってありがたい存在でありますけれども、ただ、陸上競技場等で不具合があって、この改修に向けた働きかけを一生懸命行っております。過日は市も加わって、県に対して改修要望を行っております。また、生保内公園野球場の再整備は終えましたけれども、角館の落合野球場はこれから改修事業が始まります。クリオンのプールは整備できましたけれども、トレーニング機器を配備した施設整備にはまだ手が届いている状況にはありません。総合体育館については、基本構想業務を発注する段階であります。議員が話題とする馬場の整備も含めて、多くの皆様からハード対策の遅れが指摘されているという現状にあります。カヌーについて申し上げますと、東京オリンピックパラリンピックホストタウン登録を行ってタイスポーツ庁を窓口として協議を進めているさなかに、生保内カヌー競技場が豪雨で被災をしております。秋田県や事業主体の秋田県カヌー協会などに再整備を強くお願いしております。モーグルについてはよく御存じのとおりでありまして、もう既に合宿の話が進んでいるという状況があります。このような状況がある中でさらに合宿誘致を進めていくということでありますけども、現状でも仙北市には今話をしたような施設の不具合等については確かにこれは現実としてありますけれども、しかしながら一方では、豊かな自然があって、スキー、登山、駅伝、マラソン、それから自転車等々、屋外のフィールドを活用した合宿誘致の推進を進めることは非常に重要だというふうに考えております。他地域と比較しても仙北市で合宿する優位性の高い競技はまだまだあると思います。この点について少し突っ込んで皆さん方と議論してるという状況があるということを御認識いただきたいと思います。 いずれの競技も具体的な数値目標を示すことは大変難しいことではありますけども、議員がお話のとおり目標設定のない行為は評価もできないという場面を生み出すだけであります。観光課や教育委員会など関係部署と早急に指標づくりあたります。あわせて、地域に根差した競技となるよう、地元での次世代選手の発掘であったり育成に向けた取り組みも同時進行で進めていきたいというふうに思っております。 以上であります。 ○議長(青柳宗五郎君) 1番。 ◆1番(佐藤大成君) 再質問します。 1点目の部分はですね、取り組みに関しては4年間やってきてやっとある程度納得できるレベルまできたなというふうに非常に満足しております。その部分でさらにプラスで考えていくにはですね、例えば具体的に会話スキルが身につく講座や講習の受講料をですね、市の職員が受ける場合は減免するとか免除するとかそういうこともやってですね、やっぱり市の職員は一度採用になると40年、30年とか長期でいらっしゃる方が多いわけですので、市の職員はしっかりと育成をしていかなきゃいけないという部分ではいろいろ考えていただきたいと思っております。 2点目の部分ですけども、今市長の答弁を聞いていると、人材把握ができましたと言っておりまして、私はですね人材把握はできたということ、そういう内容を聞きたいんじゃなくて、例えばですよ大学でやられてる方がいますよね。その何かの競技とか、もしくは研究をされてる方が、じゃあどの大学院に行ったとか、どの実業団に行ったとか、そういうことをですね逐一把握できるネットワークの構築が大事だろうということをしゃべってるわけですよ。例えば私が知ってる限りでは、陸上関係の実業団のアシスタントコーチをやられた方が今年監督になったわけですよ、女子のチームのですね。そういう方はもちろん仙北市出身の方なわけです。で、設備が劣っているとか、もしくは広報部分の関係でなかなか仙北市が出遅れているのは非常によくわかっています。なので、地元にゆかりのある人を一つの広告塔、または呼び水として呼んでいくことからどんどん始めたらいいんじゃないのかっていうことを流れとしてずっとしゃべってるわけです。なので、ネットワークの構築という部分に関して言うとちょっとどうなのかなと。今の答弁の中ではそこまでできてないんじゃないのかなと思ったので、その部分はしっかりと確認したいと思いますので、その部分は答弁も求めます。もちろん合宿誘致の目標人数の設定は、市長が先ほど答弁したように目標設定のない事業というのはこちらも評価できませんし、予算に関してもどうなのかなと考えざるを得なくなることが多々多くなると思います。なので、この目標人数のですね設定もですね大体いつぐらいに示したいのか、示せるのかというのを確認したいと思いますので、1点目と2点目の部分で3点質問しますけれども、その部分の答弁を求めます。
    ○議長(青柳宗五郎君) 門脇市長。 ◎市長(門脇光浩君) 1点目のスキルをもっとさらに高めていくための人材育成等についてでありますけども、議会の方々から例えば予算等で、職員について言うと研修費も予算でお認めいただいています。そのようなこともありまして、できる限り職員の方々、さっきお話のとおり数十年ここで勤務されて、そして皆様方の事業をきっちりサポートさせていただくという人材育成が全く必要でありますので、その点については、お金をいただいてるということもあります。さらに言うと、それプラスアルファで自分で意識を持ってさまざまなスキルアップ講座に向かう職員も、自費で向かう職員も結構いらっしゃるわけであります。その方々については、どこまで公費として応援できるかということはすみ分けが必要であります。この点については慎重にさせていただきたいと思っております。 それから2点目の、改めてこの2点目のお話で、この佐藤議員の4年間の思いがしっかりとわかりました。決して私がお話しているのは、例えば人材の把握ができたのでオーケーですという話ではなくて、その方々が、さらに新しい方もいらっしゃいますけども、そういう方々が、仙北市のほとんどの方々、お会いする方々は、仙北市のためにいろんな思いを持った方々ばかりでありまして、自分が役に立ちたいというそんな思いに私たちがむしろ甘えていいんじゃないかというような場面もよくあります。そういう思いをしっかりと受けとめて、皆様方とともにその前に合宿事業を進めるというようなことが実はまだできていないというふうなレベルだというふうに私も思っております。この点については、議員のこの4年間ずっと言われ続けてきたことは形に残すようにしたいと思いますし、それがあってまた次の展開だというふうに思っております。 目標設定については、できる限り早くという話しか今できなくて大変恐縮であります。登山とか、それから今動いてるのはサイクリング事業でありますけれども、このような形についても事業の費用対効果を諮る上ではやはり目標設定は必要ですので、全ての今御提示させていただいた種目について目標設定ができるかというのは、ちょっと私も今お話を明解にすることができなくて恐縮ですけども、各種目においてその目標設定を急ぎたいというふうな思いであります。それがないと、来年度の予算等でも目標設定の際の予算の説得力が非常に薄くなるというふうな思いもありますので、予算査定の段階もしくは皆様方に当初予算を御説明させていただくときには、そのような目標設定を持った説明をさせていただきたいというような準備を進めていきたいと思います。 ○議長(青柳宗五郎君) 1番。 ◆1番(佐藤大成君) 1点目に関しては、もうそれで大丈夫です。 2点目の部分ですね、なんでこれだけ私が4年間合宿のことを言い続けてきたかというのはどっかでお話した気もしますけれども、仙北市にこれだけ宿泊施設がある中で、オンシーズン、オフシーズンの差が非常に激しい、旅館とかですねホテルさんも激しいなと非常に感じております。なので、合宿誘致というところはそういうところのオフシーズン対策の事業にもなり得るともちろん思っておりますし、そういうところで頑張っていただきたいと思っていますし、また例えば田沢湖球場、改修が終わったという話がありましたけれども、じゃあその田沢湖球場がですね仙北市の市民の団体とかスポーツの大会とかで年間はこれぐらい使えるだろうと、で、これぐらいは雪の関係、雪も逆に使えるときがあるかもしれませんけども使えないだろうと思ったら、大体年間はこれぐらいの合宿で使える日数があるだとか、そういうことの把握もしっかりできてるのかな、各施設において。そういうところはちょっと怪しいんじゃないのかなと思っております。これはまた次の段階のときに、もしくは同時進行で進めていただきたいと思っていることですけども、その部分もしっかりと指摘して次の質問にいきます。 3点目、4点目はですね、近隣の自治体に比べてですね、仙北市内の使用されていない公共施設が民間への、特に今回においては産業施設、加工場・工場への転用される率が低いなと。新聞とか隣の大仙市さんで伺う話に比べると、仙北市は転用率が低いんじゃないのかなと思っています。その10年間の実績はどれぐらいあるのかというのを伺って、今後ですね公共施設の民間への譲渡・利活用を増やすためにどのような対策を講じていくのかということ、この2点伺います。 ○議長(青柳宗五郎君) 門脇市長。 ◎市長(門脇光浩君) 3点目となりますけれども、産業振興への公共施設の転用でありますが、この10年間の間に公共施設を加工場等、工場等に転用した施設というものは、旧西明寺診療所、旧田沢湖地区コミュニティホーム、田沢湖活性化センター、これは旧田沢中学校であります。それから旧白岩駐在所、角館児童館、多世代交流施設山鳩館、西長野交流センターの7件となります。施設は健康食品等の加工販売、喫茶店、焼酎の製造等々であります。それで、この件数が決して私も満足してる件数ではないということは、議員、議会のほうにもしっかりとお話しさせていただきたいと思っております。 今後の対応でありますが、市有財産の有効な利用活用及び処分等について、これ平成21年度から仙北市市有財産等利活用等検討委員会で協議・検討しております。この委員会は、公共施設の建物だけではなくて土地についても検討対象としているものでありますけれども、御質問の使用されていない公共施設に関して言うと、民間事業者の活用の可能性のある公共施設は、利用率の多少はあるものの、今現在も市民から何らかの形で利用いただいているという施設が大部分というふうに認識しています。民間事業者が行う加工場であったり工場等の産業振興施設に転用する場合、現に利用している方々との調整はもちろん必要であります。また、代替施設が必要だという話も以前にあったことであります。 また、公共施設の民間への譲渡・利活用の促進施策として、譲渡価格であったり貸付料を減額した上で、対象施設を明示して積極的に公募している自治体もあることもよく承知していますし、私も多くの自治体が公共施設を民間が上手に転用している事例をお聞きするたびに、市の現状を振り返ると、なぜ仙北市はそれが進まないのかということで、今回も実はこの答弁にあたって担当部課等といろんなディスカッションする機会があったので、大変これもありがたかったわけでありますけども、結果としてお話をさせていただくと、利用したい市民との調整や老朽度合い等もこれも大変重要なんでありますけども、耐震基準を満たしていないということが一番大きなネックなんだなというふうな思いに至りました。安全性を確保した上で施設の利用をいただくという前提からすると、耐震化を実施した上で転用を行う必要があります。これが最大のネックだというふうに思います。都市管財事務協議会でも昨年度、研修事例として取り上げられています。貸し付けであったり譲渡を実施しているほぼ全ての市で、施設の老朽化等による修繕や改修費の負担、耐震化などの改修実施後の譲渡等の条件が相当な議論になっております。今後、議員から御指摘もありますこれも含めて、使用されていない公共施設のあり方等を十分に検討した上で個別施設の計画を策定しますけれども、ただ、耐震を行って、さあお使いくださいということになると相当市のほうでも負担があるというわけでありまして、これを財政的な側面から言うと、そういうことをしてそれでも、失礼な言い方ですけども、それでも大変効果があるというか成果が見受けられる事業等であれば、これは市の経済の活性化であったり雇用の開発であったりにつながるということもありますけども、そうでない相談も幾つかありましたので、ここはやはり検討しなければいけないのかなというふうな思いはあります。率直な思いであります。 ○議長(青柳宗五郎君) 1番。 ◆1番(佐藤大成君) できればちょっとこの質問はですね、所管とか、もしくは実際に企業さんと会話されてる職員の方とかに答えていただければなと思うんですが、やっぱり魅力的な空き施設、公共施設はですね、企業さんからしても費用の面ですとかそういった部分でメリットが大きいのかなと思っております。やっぱりこの施設の譲渡のリストっていうものがですね、こういうものがありますというのが常にあって、それがこうネット上とか、もしくは見れるような環境であれば企業さんもまたより具体的な検討ができるかなと思うので、そういったものが今現状あるのかというのをひとつお答えできるのであれば伺いたいと。 5番目の小水力発電の動向や研究というのが非常に最近大きな話題にもなっておりますし、仙北市においては産業振興につながるんじゃないかなと期待しているわけなんです。鎧畑の発電所のほうではですね、早稲田さんとか、あとは民間の企業さんでいろいろとやられている事例もあるわけですけども、市内各所でも可能だと思っております。仙北市としてですね、この小水力の発電にどのように産業振興をやっていくのかというのの今の考えてらっしゃることも伺いたいと思います。 ○議長(青柳宗五郎君) 門脇市長。 ◎市長(門脇光浩君) 先ほどの4点目の質問の続きを少しお話しさせていただきたいと思いますけども、ほかの例えば横手市であったり湯沢市であったり、多くの市町村が遊休施設の活用について大変積極的なんです。お話をお聞きすると、やはり安全対策を講じた上でということが前提になっているようであります。仙北市はそこが遅れているということがひとつの大きな要因だと思います。議員が御提案いただいたリストアップをして、例えば民間企業の方々にこういうところが使えるよというような話に私たちもしたいと思っているんです。そのために今、公共施設等総合管理計画ですみ分けをして、そして実際に民間の方々に活用いただけるものを洗い出しをして、これは年度計画でしっかりと進めますけど、個別計画で進めますけども、それが整理できて初めて多分私たちが使いますよという話にできるというような段取りをとるしかないのかなというような状況だということは、大変申しわけないですけども今ここでお話しさせていただかなければいけないと思います。 それから5点目でありますけども……。 ◆1番(佐藤大成君) そのリストはないんですか。 ◎市長(門脇光浩君) 今のところはそのような共有できるようなリストは持ち合わせていないということであります。 それから5点目でありますけれども、仙北市の例えば水力発電の状況についてお話を申し上げますと、県内の中で水力発電の出力比で約45%が仙北市内で水源活用を行っているという状況があります。私は、新エネルギーであったり再生可能エネルギーの開発が地域再生の有効策となるというふうに確信をしております。特に豊富な水資源を活用した小水力発電の開発に、私としては取り組んできたつもりであります。こういうことがあって、大仙市、美郷町の関係者と一緒に奥羽山系仙北平野水資源利用調査研究会を立ち上げたのが、これ平成24年でありました。この協議会から官民協働で小水力発電事業を行うため、仙北水力発電株式会社が創設をされております。当初計画では来年5月に小野草水力発電所、これは325キロワットの稼働と、引き続いて鶴の湯水力発電所、これ199キロワットの運用開始を目指して準備を進めておりました。もしこれが実現した場合、売電で得られた収益の中から市には年間500万円を寄附いただけるという約束もいただいておりました。しかしながら、許認可手続がほぼ完了した昨年の10月の中旬でありましたけれども、東北電力から送電設備の容量が足りないので大規模な増強工事の必要がありますと、電力の受け入れを保留したいという連絡が突然入りまして、これによって計画されていた小水力発電事業は現在中断という状況であります。連携可能となる時期は10年以上先とのことでありまして、この状況の打開ができないか、昨年12月14日には東北電力秋田支店、同26日には東北電力本社へ要望活動を行っております。さらに今年も5月16日に本社を訪問して、早期の連携受け入れについて要望しております。結論としては、仙北市は地域振興につながる小水力発電のポテンシャルは十分にありながら、東北電力の方針によりこの分野に参入できないという状況であります。小水力発電事業を推進するためには、東北電力ができるだけ早く系統連携を再開することが前提となります。今後も事業者とともに国にも働きかけをさらに強めていきたいと思っております。議員の皆様にも、この内実、内情を御理解いただいて、ぜひとも御協力をいただきたいというふうに思っております。 ○議長(青柳宗五郎君) 1番。 ◆1番(佐藤大成君) 小水力発電の部分で、先ほどの市長の答弁の中で、確信している、それが地域の部分、また今後の電力事情の部分含めて絶対正しいというか必要とされているというふうに確信があるということはおっしゃってましたけども、それは私も間違いないと思います。市長にとっては木質のあれでちょっと苦い思い出があるかもしれませんが、それはそれとして、これは例えば費用対設置料、そういう部分に関して、民間参入の部分に関してこっちのほうがより今後の時代ニーズにおいては必要と思いますので、この部分に関しては全く妥協せずやっていただきたいと思います。進捗状況を今後楽しみにしたいなと思います。 3点目、市内小中学校の統廃合について伺います。 冒頭に申し上げますが、時間の関係もありますので質問されたこと以外は答弁しないようお願いいたします。 1点目、教育委員会からは、市内小中学校の統廃合の問題は最重要課題であるという答弁を再三受けています。しかしながら、協議会での議論やこの案件に対する進捗状況の報告もないので、多くの議員・市民には課題に取り組む本気さが感じられないと思います。平成29年度はどのように本気で取り組んでいるのか伺います。 ○議長(青柳宗五郎君) 答弁、熊谷教育長。 ◎教育長(熊谷徹君) 議員の御指摘のとおり、市内小中学校の適正配置は教育委員会の再重要課題の一つと捉え、教育委員会並びに総合教育会議での議論を重ねているところでございます。平成29年度の適正配置に関する取り組みでございますが、初めに教育委員会では、平成28年度に実施いたしましたアンケート調査及び学校適正配置研究検討委員会からの提言を受けまして、学校適正配置の検討に関する基本方針を作成いたしまして4月の総務文教常任委員会のほうに提出させていただきました。そこで皆様から、議員もいらっしゃったわけでございますが、たくさん御助言をいただきまして、その御助言をもとに改めて教育委員会で協議を行いまして加筆修正を加えております。そしてその修正した基本方針をもとに、7月に市長、それから教育委員で構成される総合教育会議におきまして、仙北市の学校適正配置推進計画について協議を行い、学校適正配置検討対象校、それから今後の進め方等について協議を行っております。その後、教育委員会では、今後の適正配置の検討に関するより具体的かつ詳細な進め方について協議を重ねまして、11月の総合教育会議において、学校適正配置の検討に関する基本方針に合致した2校について、具体的な検討に入るべきかどうか、また、今後の進め方はどのようにすべきか等について、より踏み込んだ協議を行っております。まさに熟慮検討中でございます。 以上のように学校適正配置につきましては、教育委員会の最重要課題の一つと捉えまして、本気で熟議に熟議を重ねているところでございます。今後も教育委員会としまして着実に取り組み、方向が決定した時点で議会の皆様に御提示申し上げまして御意見を賜りたいと考えているところでございます。 以上でございます。 ○議長(青柳宗五郎君) 1番。 ◆1番(佐藤大成君) そのですね熟慮とか考慮した結果が報告されてないから、やってないんじゃないのと思うわけですよ。以前の一般質問でですね、荒木田議員がですね道の駅の建設の案件で、報告がなければ案件が本当に進んでるかわからないし、市が本気でやろうとするのであれば資料等の提示が、果たそうとするのであればですよ資料等の提示がなきゃ議論のしようもないし、本気度も見えないでしょうということを強くおっしゃられてましたけども、まさに私もそのとおりだなと思うわけです。例えばですね今回の教育行政報告で、わずか5行程度の報告でですよ、それでどういう議論をしたのかですね、先ほどおっしゃったように熟慮とかですね考えた結果がですね、はっきり言ってわからないわけですよ。その5行で納得しろというのは無理な話ですし、だからですね、そういう扱いがですね最重要課題の扱いなのかというのはね、本当にもうわからないし、最重要課題が10個も20個もあるのかなと思うわけですよ。どれくらいのですね頻度でやってるのかっていうのもよくわからないし、例えば会議録とかですね、その一回一回の会議でこういうこと決めました、こういうことがありましたっていう報告もですね、あったとしても結構遅かったと私は認識してますし、せめてですよ教育長、所管の委員会にですよ、例えば会議をやった後すぐにとかですね、もしくは定例会ごとにですね、このような進捗状況ですとか、こういう意見出てますと。結局、会議録だって部分部分しかネット上で議員見れないわけですから、そういうですよ報告をですよ、会議後、定例会後にですよ、やっていただきたいと思うんですけど、その部分ですね、しっかり今後報告やっていただくっていうのをね約束していただきたいと思うんですが、そういうふうにはできないですか。 ○議長(青柳宗五郎君) 熊谷教育長。 ◎教育長(熊谷徹君) 議員にそのような思いをさせましたことは大変申しわけなかったと思っておりますが、ただ私どもは、やはり教育委員会、また総合教育会議の中で、もう例えば教育委員会、それからそれ終わった後の協議会も行っております。まずかなりこういろんな議論が、いろんな思いがあるわけであります。その具体的なものそこをですね、やっぱりきちんとした方向、ある程度のところをまとまったところで皆様に御提示申し上げるのが私は筋ではないかと思っているところでございます。そのような形で、やはりきちんとした形で考えをまとめたい。そしてその上で皆様から御意見を賜りたいと。それは私のみならず、やはり委員長も含めてそういう思いでございます。また、総合教育会議の市長もそういう思いであると思っております。ですから、方向をつけましたところできちんと皆様に御提示申し上げたいと思っております。 ○議長(青柳宗五郎君) 1番。 ◆1番(佐藤大成君) 教育委員会内のですね議論がわからないと、最重要課題でありながら非常にブラックボックスの中でやってるし、公開制・オープン制がないと思います。もうこういう問題はですね何で4年間も一番時間を割いてやってきたかというとですね、私はある一つの例だけを紹介したいと思いますけども、西明寺エリアに住んでいた次男の子がですね、両親が土地をやるから家建てなよって言ったら、中学校で自分のやっていた部活をやらせられないから中仙に家を建てるといって、もう建てちゃったんですね。やっぱり小中学校をどう今後やっていくのかっていうのがですね、私は詳細な報告もなかったし、親切だったかといえば親切じゃないと思うわけで、なおさら市民の方にはですね、その小中学校問題に関して真剣に取り組んでるのかとか見えなかったと思います。そういうですね情報の部分であるとか示し方、説明の仕方に対しては特に問題はあったのだと、私は思っております。それが問題がないと、もっとちゃんと決まってから出すんだというふうにしても、時間的に例えば平成28年の冒頭から1年間しっかり考えてやりましたと言うけど、1年の時間が長いか短いか、やっぱりかなりかかり過ぎじゃなかったかなと私は思っています。その部分に関しては主に自分の考え、また一つの例をしゃべりましたけども、そういうことがあったということはしっかりと理解していただきたいと思いますし、また説明に関して私は不親切であった、これは強く感じています。 2点目、3点目の方に伺っていきたいと思っていますけれども、中学校生活においてですね、仙北市内においては中学生向けの民間のスポーツクラブとか文化クラブ、サークルがちょっと少ないので生徒の多くが部活動に所属している状態で、平成29年度のですね夏や秋の各種大会・コンクールで合同チームは全部で何チームあったのかと。 また、合同チームのメリット・デメリットというのがこの4年間いろんなことでしゃべってきたわけですけども、その中でですね、やっぱり単独で出場できない状態が数年続いたらですね、近隣中学校との統廃合を考えるというのは一つの目安だろうと。秋田県全体の小中学校の適正配置の流れを見てもそう思うわけです。そういうふうに私は思いますけれども、教育委員会の中にはですね、そのような考えはあるのか。この2点をまた伺います。 ○議長(青柳宗五郎君) 熊谷教育長。 ◎教育長(熊谷徹君) 部活動は学校教育の一環として行われておりまして、豊かな学校生活を経験する活動であるとともに体力の向上、また健康の増進等にも極めて効果的な活動であり、議員がおっしゃるとおり中学生活においては大変大切な活動の一つであるというふうに認識しております。ただ、しかしながらですね、全国的な少子化の影響によりまして、仙北市の中学においても単独のチームで組めないケースが発生してきております。運動部活動におきましては、野球、それからサッカー、それから1・2年生の新人戦ですね、新人戦のほうでも野球で1チーム、バスケット、それからバレー、サッカーで、計4チームで残念ながら単独でできなかったというふうな現状であります。なお、ただこの3チームのうちにバレーにつきましては、新年度の1年生が入学することによりまして合同チームが解消される予定であります。それから吹奏楽でございますが、単独で出場できないという規定はないんですが、1団体、西明寺中、桧木内中が合同でコンクールに出場しているという状況でございます。それで、この合同チームは決して仙北市だけではございませんで、例えば、おっしゃられましたが全県でも48チームが合同チームで大会なりに出たりなどしているところであります。 それで今議員がおっしゃいました、そのような合同チームが発生したときには近隣中との統合を積極的に考えるべきではないかという御意見も、大変非常にこう傾聴するべき御意見であるとは思います。ただ、特に練習環境ですね、それから送迎等で非常に不便、デメリットがあるのは確かでございます。ただやはり部活動というのは学校教育の一環ではあるんだけれども、やはり一つの側面であります。やっぱり部活以外にももちろん教科の授業はありますし、生徒会活動もあればいろんな各種行事もある。地域とのかかわりもございます。そのようなさまざまな側面から多面的に多角的、やっぱり総合的に判断していく、そういう必要があるのではないかというのが私ども教育委員会、総合教育会議の考え方でございます。 ○議長(青柳宗五郎君) 1番。 ◆1番(佐藤大成君) 部活動の部分に関しての話に関してはかみ合わないので、それはそれでいいんですが、ただですね練習環境ですとか送迎等のデメリットはかなり大きいというのはもちろん把握されているとは思うんですが、その解消ができる方法もなかなか思いつかないので、また子供たちにもですね、例えばバレーボールに関してはふだん2人で練習してて土日6人、5人で練習するっていう環境がいい環境なのか、大きなハテナがつきます。その分に関してもしっかりと考えていただかなければ困りますし、今後もこの部分に関しては訴える必要があるなと今感じました。 で、この1年間のまた統廃合をもちろん実施してきて、統廃問題をどのように進めていくのかという方針をですね委員会内で今年度中に示したいという話を伺いましたけども、それはいつごろ出るのか、示せるのかというのを確認します。 ○議長(青柳宗五郎君) 熊谷教育長。 ◎教育長(熊谷徹君) 今年度中に議員の皆様に御提示申し上げたいと思います。 ○議長(青柳宗五郎君) 1番。 ◆1番(佐藤大成君) 今年度中に示したいという話だったんですが、予算がかかわらない話であればそれも結構だと思います。いずれにしても今年度中に示したいという、示したい、示しますなのかわかりませんが、示しますだといいんですが、そこはですね必ず出してもらえるように私たちも訴えていきたいと思います。いずれにしてもですね、どういう方針かというのにも加えてスケジュールも示していただかないと、より具体的に考えていけないんだなと思うんですが、そのスケジュールも示すのか確認します。 ○議長(青柳宗五郎君) 熊谷教育長。 ◎教育長(熊谷徹君) スケジュールも含めまして御提示申し上げたいと思います。 ○議長(青柳宗五郎君) 1番。 ◆1番(佐藤大成君) その答弁が出たので、まずこの小中学校の統廃合の問題については、ある程度の筋道も今後見えてくるかなと思うので、ここの部分に関してはいいかなと思います。 時間もなくなってきたので、最後に門脇市長と市当局に一言述べて一般質問を終わりたいと思います。 合併して10年を迎えた仙北市でありますけれども、旧3町村のわだかまりというのもやっぱり強く、いまだに一体感の醸成は低く、一つになれていないなと思います。改善に向けた市側の努力を感じることももちろんあります。しかし、例えば統合された観光協会のですね名称に対して、角館のほうが観光ブランドがあるのに、なぜ先じゃないのかという話も聞きますし、西木にもですねいろいろな観光地があるのに、なぜ名称に加えられないんだというマイナスの声も市民から聞くとですね、仙北市は果たしていつになったら一つになるのかなというふうに不安になります。しかしながらですね、仙北市が真に一つになっていくことを諦めるわけにはいかないわけですし、市当局にも今後もちろん頑張っていただかなければいけませんし、仙北市が一つになることを希求する議員の一人として今後もしっかりと頑張っていきますので、お互いに頑張っていきましょうということを述べて一般質問を終わります。 ○議長(青柳宗五郎君) 1番、佐藤大成君の一般質問を終わります。 11時5分まで暫時休憩します。                             (午前10時55分)--------------------------------------- ○議長(青柳宗五郎君) 休憩前に引き続き会議を開きます。                             (午前11時05分)--------------------------------------- △伊藤邦彦君 ○議長(青柳宗五郎君) 通告により発言を許します。14番、伊藤邦彦君。 ◆14番(伊藤邦彦君) おはようございます。今回定例会に私5点について通告をしておりますが、当局には答弁の時間、時間的御配慮をいただきたいと思います。それでは、早速質問に移らせていただきます。 市立角館総合病院についてお伺いいたします。 開院して間もなくの今、精神科医が不在となり、入院病棟は4月から閉鎖すると至ったと聞いておりますが、多額な市民の血税を投入し、早くもここに至った原因はどこにあるのか。また、3人とものお医者さんがいなくなるということがどういう理由なのか、まずそれをお伺いしたいと思います。 それとまた、かつての管理者であります宮川先生が、1つの自治体で2つの病院経営は無理三味だと申されておりましたけれども、この忠告に対しても当局としてはどのような考え方を持って対応してきているのかをお伺いしたいと思います。 また、田沢湖病院の救急指定復活は、そこに暮らす人方や観光客の多くが強く望んでいるものだと思います。しかし、それが一向に動かない。市長の1期目のマニフェストにも再開を急ぐとうたっておりますけれども、あれから少しの相当の時間がたっておりますけども、どのような状況にあるのか、どのようなお考えであるのかをまずお伺いしたいと思います。 ○議長(青柳宗五郎君) 門脇市長。 ◎市長(門脇光浩君) 伊藤議員の一般質問にお答えをいたします。 病院の事案について3点の御質問をいただきました。私のほうから2点目の経緯、これは新たな管理者は御存じ申し上げていないことでありますので、この点については私のほうから御答弁させていただきたいと思います。1点目と3点目については、病院事業管理者として御答弁させていただきたいというふうに思います。また、先ほど御質問の中で、伊藤議員は、精神科について4月から閉鎖するというような御質問でありましたけども、閉鎖するというようなメッセージを私どもは発していないということを御理解いただきたいと思います。 2点目の御質問について御答弁をいたします。この点については、先ほどお話のとおり宮川前管理者にお越しをいただいた交渉段階からかかわってきている私からの答弁とさせていただきたいと思います。 議員が御指摘の宮川前管理者の発言内容、これは先ほどお話があった無理三昧ということでありますけれども、どこの場面でのお話か私は存じ上げておりません。少なくとも私は、そうしたお話を宮川前管理者が公の場で話をされたという記憶はありません。宮川前管理者は全国自治体病院協議会の副会長までお務めになられた方でありまして、全国的な傾向としては、一自治体で一自治体病院というのが理想という議論に照らし合わせて、そのような思いがあることから御発言がどこかの場面であったかというようなそういう推測にとどめさせていただきたいと思います。ただ、実際に仙北市の病院事業管理者として着任後、仙北市の状況を精査するにつれて、例えば広大な行政面積であったり地域特性などを御理解いただいた後は、2つの市立病院をしっかりと機能分担をして存続を図るという共通認識に立ってさまざまな課題に取り組んでいただいたということで、感謝を申し上げている次第であります。この認識のもとで答弁をさせていただきたいと思います。 そもそも自治体病院の役割は、地域において必要な医療提供体制を確保することが究極の目的であります。その立地条件などから採算をとることが困難である地域や、患者数から見て高度な医療機器・設備等を整備しても採算をとることが難しい医療など、民間の医療機関ではどうしても担うことが難しい、いわゆる不採算部門の医療についても担うという宿命を持っている、これが自治体病院の役割であります。また、広い広域的な行政区域を持つ本市としては、市民の誰もが平等に安心した暮らしができる医療環境は何としても必要であります。さらに、毎年多くの観光客が訪れる観光地にあっては、その拠点にそれぞれ位置する2つの市立病院の役割は大変に重要と考えております。 両病院とも苦しい運営を余儀なくされ、決して楽観視できる状況にはありませんけれども、2つの病院を維持するという考え方に立ち、これまでも多くの改革に取り組んできました。まず一つは、両病院の位置づけであります。基幹病院である角館総合病院を急性期医療、田沢湖病院を慢性期医療とすみ分けをして、診療所、介護施設との連携を進めています。また、診療報酬改定に対応する看護基準の見直しと適正な人事配置、病床数の削減、業務の民間委託、医療材料等の一括購入等々進めておりまして、これらが経費の削減に大変効果的だという実績も挙げております。また、平成27年3月31日に総務省から示された第2次新公立病院改革ガイドラインでは、これまでの病院簡潔型から地域簡潔型へ取り組みが求められております。両病院を含む多職種連携による地域包括ケアシステムの実現を目指していることは、議員も御承知のとおりだと思います。今後も両病院の経営改革を引き続き強力に進めて、安心して暮らせる持続可能な地域医療の確保に努めたいと強く思っております。 1点目と3点目については、管理者から答弁させていただきたいと思います。 ○議長(青柳宗五郎君) 進藤病院事業管理者。 ◎病院事業管理者(進藤英樹君) それでは、角館総合病院の精神科についてお答えをいたします。 角館総合病院は、病院の開院間もない昭和33年から精神科を開設して、長年地域の精神科医療を担ってまいりました。精神科を取り巻く状況は、入院医療中心から地域生活中心へという国の基本方針によって、慢性期の患者は支援体制を確保しながら地域生活への移行が進められております。当院におきましてもこうした流れに基づきまして、新病院の開院にあたっては病床数を従来の55床から36床に削減し、精神科急性期治療病棟として現在稼働しているところでございます。一般的に精神科は不採算部門と位置づけられておりますけども、精神科の先生方からは積極的に病院経営に参画いただき、収益向上に向けたさまざまな提案をいただいております。この4月の新病院移転後は新たな基準を取得いたしまして、収益の向上も図られておるところでございます。 このたびの精神科常勤医師3名の平成30年3月末での全員退職を希望する旨の申し出につきましては、私どももなぜこのタイミングでの退職なのかと大変当惑すると同時に、強く慰留をお願いいたしました。しかしながら退職の意思が固く、残念ながら説得が難しい状況となってございます。今回医師が退職を希望している理由は、議員御指摘の不協和音ということではなく、あくまでも一身上の都合ということでございます。また、退職した場合でも今後の外来診療には御協力していただける旨を伺ってございます。精神科の4月以降の外来診療は退職予定医師を含めた非常勤医師の対応で継続できる見込みとなっておりますが、入院につきましては、常勤医師の確保ができない場合、一旦病棟を休止せざる得ない状況となりますので、現在、市長、院長とともに、秋田大学はもちろんのことでございますが、首都圏の複数の医学部医局等へも医師の派遣要請を行うなど、入院病棟の継続に向けた常勤医師の確保に鋭意努力しているところでございます。 次に、田沢湖病院の救急についてでございますが、市立田沢湖病院では平成18年8月をもって救急告示医療機関を取り下げております。御指摘のとおり、その後、救急告示の復活ができないまま、市民の皆様に大変な御不便と御心配をおかけしている状況にございます。 取り下げの要因につきまして少しお話をさせていただきますが、大きな要因といたしましては、平成16年から始まりました新臨床研修制度があります。この制度によって多くの若い医師が、高度医療と多くの奨励を求め都会へ流出いたしました。そのため大学自体の医師が不足し、最後には大学が医療機関に派遣していた医師を引き上げるという悪循環が繰り返される状況があり、これは現在においても続いております。田沢湖病院でもその影響をまともに受けまして、救急告示を取り下げる1カ月前に多忙な勤務を理由に3名の常勤医師のうち1名の医師が退職し、残された常勤医師での救急患者搬送への対応ができなくなったことから、やむを得ず取り下げしたという経緯がございます。緊急告示を取り下げてからしばらくにつきましては日中の診療のみという状況でしたが、現在は、在宅医療を行っている患者さんや医師が必要と認めた患者につきましては、救急車での受け入れを行ってございます。さらに、毎週火曜日の夕暮れ診療と休日や夕方の時間外診療など、医師・スタッフの理解と協力を得ながら、今できる最大限の取り組みを行っているところでございます。引き続き医師の確保に努めながら、今後もこうした救急医療機能の充実に努めてまいりたいと考えております。 以上でございます。 ○議長(青柳宗五郎君) 14番。 ◆14番(伊藤邦彦君) そうすれば市長にお伺いしますけれども、市長の御答弁なんですが、これはあくまでも、そうすれば田沢湖病院を診療化病院にするとか診療所にするとかそうしたことは考えないで、今の現状のままで改革をして、幾らでもマイナス面を少なくしていくというそういうお考えなんでしょうか。 ○議長(青柳宗五郎君) 門脇市長。 ◎市長(門脇光浩君) 今、進藤管理者から御答弁があったとおり、一旦救急の告示を戻して、その後に確かに病院自体としてはさまざまな市民の方々からの御不便をおかけしなければいけない状況に陥ったわけでありますけれども、例えば去年であれば救急車は年間で14回、救急車を受け入れているという状況まで何とか改善できてきていると。さらに夕暮れ診療等で時間外についても、これまで救急指定医療病院ではないけれども、今できる医療スタッフで対応を行うという強い情熱を持って今医療を行っていただいております。この流れを決して私としてはストップするということはしたくないということがあります。これは、先ほど話したとおり、地域の方々の熱望・渇望ということに対して行政が自治体病院として存続させるという固い決意がなければできないというふうに思っております。この後も田沢湖病院はしっかりとした機能を保ちながらも、さらに医師の確保を進めて、私の今マニフェストで掲げた救急の再開ということを決して諦めないというスタンスで、医師、それから看護師、それから医療スタッフの確保にあたっていきたいという思いであります。 ○議長(青柳宗五郎君) 14番。 ◆14番(伊藤邦彦君) そうすれば、何か矛盾しているように思えるんですが、田沢湖病院の3人お医者さんがいれば救急指定は復活できるというふうに私は伺っておりますけども、市長はどこまでもお医者さんを探す探す探す探すでずるずるとこう引っ張っていくという考えなのか。あるいは見切りをつけて診療所化にするとか、あるいは救急指定も、ドクターヘリがだいぶこう仙北市が一番利用しているというようなことも聞いておりますし、そこいら辺はけじめをつけるというようなお考えはないでしょうか。 ○議長(青柳宗五郎君) 門脇市長。 ◎市長(門脇光浩君) 今の再質問で、伊藤議員からのドクターヘリの出動回数が仙北市が一番多いというこの事案について私承知しておりませんけれども、少なくとも3人の体制だから救急医療ができるということではないと、これは確信してお話しさせていただきたいと思います。以前の田沢湖病院、3人の常勤体制で本当に踏ん張って踏ん張って救急医療を引き受けていたという状況なんです。何人いれば、じゃあ救急を再開できるかというようなことではないです。例えばそれは3人かもしれないし、5人かもしれないし、7人かもしれません。その医師の方々の専門性と、それからそれを支える医療スタッフの確保がなければ、医療分野においては救急病院としての告示ということにはならないと。もう一回申し上げますけども、医師数ではないということが一つ大きな前提になります。だからこそ、その医師数を確保することが救急の入り口を開くことにつながるという思いで、この後も医療スタッフの方々を何とかここに集まっていただきたいという思いで、今これからも医師確保を進めていきたいというふうな思いであります。 ○議長(青柳宗五郎君) 14番。 ◆14番(伊藤邦彦君) 前にも私この件で質問したんですが、そのときにちょっとこう情報、あるいは調べてみたんですが、救急指定はお医者さんが3人以上いなければならないというようなことを勉強させていただいたんですが、これは私の勘違いかもわかりませんが申し上げておきたいと思います。 それと進藤管理者の御答弁のほうに移るんですが、このお三方お医者さんが一遍に辞められるという、これ一人、一人、一人、そういうことだとわからないでもないんですが、一遍に辞められるということは何かしらの待遇面、あるいは何か問題があって、そういうことでののかれるということなんですか。 ○議長(青柳宗五郎君) 進藤病院事業管理者。 ◎病院事業管理者(進藤英樹君) 私どもも一身上の都合ということでは到底納得できないわけで、その具体的な理由をいろいろお伺いをいたしました。しかし、当事者の方々からは残念ながらその具体的な理由はないと、あくまでも一身上の都合であるということでございましたので、我々も残念ながらそれ以上は、職業選択の自由もございますので、それ以上のお答えは得られていない状況でございます。 ○議長(青柳宗五郎君) 14番。 ◆14番(伊藤邦彦君) 新しい病院は、精神科病棟は1階に移しましたよね。前は5階だったんですが、そうしたことは影響がないのかというような思いもしますし、また、特別委員会でもいろいろ話が出たんですけれども、病院は建物は新しくしても中身が伴わないとこれはだめだということで、特別委員会でもちょっとストップをかけたこともあるんですよね。そのときに市長は、我々委員会には、患者のアンケートをとって中身の改善をしてから、じゃあ病院の建設に取りかかるというようなお話もあったんですよね。それで、そのことで2年ぐらい建設が遅れて、それで今度3.11の地震が起きて、それでこう資材なり人件費が上がって病院建設が莫大な金額のかかり増しになったと私記憶しておりますけれども、そこのあたりの何といいますか、病院の中の改善・改革、そうしたことは管理者として進んだと思われますか。 ○議長(青柳宗五郎君) 進藤病院事業管理者。 ◎病院事業管理者(進藤英樹君) まず、1階の精神科の病棟につきましては、それはその当時の精神科からの要望で1階に移されたと私は伺っておりますので、それに対する不満ということはちょっとあたらないのではないかなというふうに考えます。 それから、新病院の開設にあたりまして、これは従来からも継続してきたことではございますが、院内の接遇改善委員会、あるいは経営改革の推進委員会、いろんなその病院改革に必要な院内の体制を組織いたしまして、従来以上に職員としては私は頑張っているというふうに考えております。それから、あるいは収益につきましても、新たな、精神科も先ほど申し述べましたが、こういうような急性期の基準をとって従来の1万五、六千の診療単価から2万円というふうな収益向上のための努力もしてございますし、ほかのいろんな各診療科あるいは検査部門でも、収益向上につながるような施設基準の取得を具体的に目指しております。さらに今年度からは、外部のいわゆる客観的な経営分析レポートをちょうだいいたしまして、各セクションごとにそうした自分たちの置かれている状況を把握していただくような、そういう体制にも努めているところでございます。 ○議長(青柳宗五郎君) 14番。 ◆14番(伊藤邦彦君) 委員会の中では、病院は待ち時間が長くて、診察に5分で3時間待たなければならないとかそういうことも問題になったんですよね。それだけに、当局サイドは電子カルテも導入するから、時間は大幅に短縮できるはずだというようなことも申されておりましたし、そこら辺はそういうことになっています。 ○議長(青柳宗五郎君) 進藤病院事業管理者。 ◎病院事業管理者(進藤英樹君) この4月から、議員御指摘のように電子カルテでいろんなデータが把握できるようになりました。その同じ待ち時間の中でも、例えば診療までの時間であるとか、診療終わった後の会計であるとか云々まで、いろんな細い分析ができております。4月はやっぱり不慣れな状況で、かなり従来とあんまり変わらないような待ち時間がもしかして発生した場面があったかもしれませんが、それが月を追うごとにどんどん改善されてきておりまして、今では基本的に、診療前のその予約の患者と予約のない患者さんの区分もございますが、我々は通常の病院の範囲内、あるいはそれ以上の待ち時間に収まっているというふうに今は感じております。 ○議長(青柳宗五郎君) 門脇市長。 ◎市長(門脇光浩君) 伊藤議員が先ほどからお話しているその質問の状況をお聞きすると、市立角館総合病院の移転改築もしくはその病院施設のあり方がさまざまな要因となって、今回精神科の先生3人が御退任されるということに関連をお思いのようでありますけども、はっきり申し上げまして内部の話ではございません。外的要因で、この3人の方々は御退職されるということであります。しかし、その外的要因についてはここで申し上げることではありません。 以上です。 ○議長(青柳宗五郎君) 14番。 ◆14番(伊藤邦彦君) お三方の先生が残られるという、そのことはよくわかりました。 それと新しい病院の中でのことなんですが、私の友達の一つの例を申し上げますけれども、息子さんが機械で足の指先をつぶして、それで救急車を呼ぶよりも早く行かなければならないということで親父さんが自分の車で病院に運んだと。なかなか見てもらえなくて、その間に靴から血があふれてきた。何とか早く見てもらいたいんですがという訴えをしたら、早く見てもらいたかったら救急車で来た方がよかったんだよというようなことでつっぱねられたというような話もありますし、これはほんの一例で、私どもも巷では何だろうということがいっぱいこう耳に入っておりますので、どうかそこら辺は看護婦さんなり先生方に協力を求めて、皆さんが、病んでる皆さんが行くところですから御配慮をいただきたいと思います。それと、これも言われたことなんですが、新しい病院に行くと、手すりに座る椅子をおっかけておいてその手すりが使えないとか、あるいは柱が邪魔になって車椅子が通れないでおったとか、そういうこともいろいろお話をいただくんで、管理者には病院の中を散策していただいて、しっかりこう直すべきところは直していただきたいというふうにお願いをいたしたいと思います。 それでは次の質問に移らせていただきますが、市営落合球場についてお伺いをいたします。 落合球場は、田沢湖球場の改修が終わってから直ちに改修に入るという実施計画に載っておったと私は思っているんですが、なかなか進まなくて、3年遅れで今年はどのように改善するか、改革するかを、スケジュールを組んで今年からかかるというようなことで大変ありがたくも喜んでおるところですが、どこをどのように今の段階で改修をしようとしているのか、もしおわかりでしたら範囲内でお話し願いたいと思います。 ○議長(青柳宗五郎君) 門脇市長。 ◎市長(門脇光浩君) 伊藤議員から事前にいただいた通告書で御答弁をさせていただく状況になることを御理解いただきたいと思いますけれども、というのは、現状の段階、それから3年遅れたその調査費等のその状況でありますけれども、順番に少しお話しさせていただきたいと思いますけれども、落合球場は平成22年度の仙北市公園施設長寿命化計画策定調査で緊急度が中程度と診断をされておりました。生保内公園の野球場の改修の完成後に現地調査を実施したところ、当面の使用には支障がないという判断があったこと、また、当時想定をしていた施設の塗装工事等が社会資本整備総合交付金の公園施設長寿命化対策支援事業の補助金の基準に合致しないと。多分議員もよく御承知だと思います。これらが判明をして、計画年次を変更して今回というような経緯があるということであります。今年度はカウントボードであったり給水管新設工事を実施して、皆様に活用いただいております。落合球場の改修については、現在施設の調査、基本設計を実施中でありまして、施設内の不具合の状況や機能強化手法の検討等を行いたいと思います。この調査を踏まえて、平成30年度には野球関係団体であったり教育委員会等であったりとの協議を行いながら、具現化に向けた整備手法や財源確保の検討を進めて、平成31年度から改修工事に着手したいということであります。したがって、先ほど議員が御質問いただいた、どこどんなふうに直すのよということについては、まさにこの調査の結果、もしくは野球関係者方、皆様方の御要望、もしくは財源ということを総体的に勘案して行わなければいけないということで、この後、皆様方に大変御難儀かけることだというふうに思っております。 以上です。 ○議長(青柳宗五郎君) 14番。 ◆14番(伊藤邦彦君) とにかくグラウンドの中に、市長も御存じだと思いますけれども2本のコン柱がグラウンドの中に立って、それにネットが張られてるというような状況で、非常にプレー上も危険であるし邪魔だということで、関係者にそういう話が出ておりますけれども、そうすれば、あれを引き抜くとなれば莫大な経費がかかるだろうし、といってネットをそうすれば引っ張るためにもう一本どっかに立てなければならないという、財源が全てそれに投入されるんじゃないかなというような心配もしておりますけれども、そうすれば関係者の中では、あのコン柱までバックネットも前に出す、そして1塁側、3塁側も前に出す、そうしたほうが経費がかからないのではないかなというようなそういう案も話される方もおります。ただ、全体的にあのコン柱抜くために、あるいは新しいネットを張るために大変かかり増しになると思いますけれども、より安全に大会が開催できるように御配慮いただきたいと思います。 それと、この前の私一般質問でも申し上げましたけれども、スコアボードの電子化、これはまた大曲仙北で9つの公認球場があるわけですが、電子化になっておらないのは田沢湖球場と落合球場、2つだけなんですよ。私の思いとすれば、ほかの町村に勝たなくても負けたくないという、人並みのものを揃えてもらいたいなというふうな思いもしますが、そこまではどれぐらい、電子化にすることでどれぐらいかかるものなのか、そこら辺まで話は今進んでおりますか。 ○議長(青柳宗五郎君) 門脇市長。 ◎市長(門脇光浩君) 多分、多分というのは大変恐縮ですけども、今議員が御提案いただいたコン柱の移設であったり、それから電子化であったりということも含めて調査が行われるものというふうに思っております。実態としてあのコン柱を移設するということになると、経費的にはというか、球場自体のあり方を問う事業になると言わざるを得ないと思います。それだけの、補助事業としてのそれだけの対応ができるかというのは、私としては否定的な考えを持っているという現状であります。 ○議長(青柳宗五郎君) 14番。 ◆14番(伊藤邦彦君) あの落合球場をつくるときに竣工式に私も呼んでいただいて行ったんですが、あのとき高橋町長さんで、雇用促進事業の一環でこれをつくったもんだという話を伺って、西木地区にもこういう球場をつくってくれと、つくったほうがいいよとトップにお話してもらえませんかというような冗談半分でお話したことがあるんですが、やっぱりああいうものは設計屋さんがプロなのか、そういう人方に頼む、お願いすることだと思うんですけれども、ああいうコン柱がグラウンドの中に立つなんていうことは常識的には考えられないことなんで、今回その改修にあたってもそうしたプロ、あるいは野球連名、そうした知識者、そうした方々によく前の段階から御相談をして、より使いやすいような改修に向かっていただきたいと思いますが、そこをお願いしたいと思いますが、市長。 ○議長(青柳宗五郎君) 門脇市長。 ◎市長(門脇光浩君) 先ほど、野球関係者の方々、それから教育委員会主体になりますけども、そういうお話し合いがとても重要だということで御難儀かけますという話しました。まさにその状況だと思います。財源的な話をすると、果たしてその事業に、先ほど議員もお話のとおり、その事業だけに特化されたような、自体がそもそも採択できるかどうかっていうのは私は疑問なんです。疑問だけれども、それに多くの財源を使わなければいけない状況になって、ほかの安全対策をおろそかにするというようなことは、これはあってはならないのかなというふうな思いがあります。これは議員も同じお考えだと思います。まさに議論が始まらなければいけないというふうに思っております。 ○議長(青柳宗五郎君) 14番。 ◆14番(伊藤邦彦君) どうか知識人の知恵を借りながら、いい改修に向かっていただきたいということをお願いを申し上げたいと思います。 次に移りますが、6次産業と道の駅についてお伺いをいたします。 市では厳しい農家経営を支援するため、広い分野にわたり助言と助成をし、また、生産者の付加価値を高め所得の向上を図る。その努力はよく見えますけれども、しかし生産者側にすれば、生産から販売まで、さらには当局が進めている6次元の生産品をつくると、そこまでみんなが努力をしているわけですが、いかんせんその販売先を見つけるのに四苦八苦をしているわけで、生産から販売まで一貫体制が整わないと、なかなか所得の向上には結びつかないと私も思うんですが、以前から当局には請願も出ておりますし、道の駅を何とか何とかというそういうお話が出ているわけですけども、一向に当局としては動かないんですが、市長はどのようにそこら辺をお考えですか。 ○議長(青柳宗五郎君) 門脇市長。 ◎市長(門脇光浩君) 道の駅という御質問でありますけども、直売施設のお話だと受けとめて御答弁させていただきたいと思いますが、今回市長選挙で御提示をさせていただいた観光商工業と農林業の支援・拡大・連携強化には、この直売施設の実現も含んだ政策ということの思いがあるということは、あらかじめお話をした上で御答弁させていただきたいと思います。 現在、市内には既設型も含めて30近くの農産物や加工品の直売所があります。その多くは国道幹線沿いであったり、角館の町中であったり、田沢湖の周辺であったりということに散在しています。一方、市内のスーパー等では地場産コーナーの設置で地産地消の消費拡大が進んでいて、直売所の利用が年々減少傾向にあるということもあります。しかしながら、例えばむらっこ物産館であったり、JAの直売所であったり、立町朝市等々は、地域市民の台所ともなる大切な役割も担っていまして、観光客からも好評であります。地域密着型のお店として、また観光対策上もその必要性は変わりがないものというふうに考えております。先般、市内の道の駅構想を考える方々12名で、羽後町の「端縫いの郷」道の駅を訪問させていただいて、組織、経営形態、採算性、特に商品の供給体制について、運営責任者から御教授をいただいたという機会をいただきました。参加された方々の中には、仙北市内では特色のある商品揃えができるのかと、安定した供給体制を構築できるのかというような不安の声もお聞きしたという状況であります。改めて慎重に進めていく必要があるというふうに感じた方々のお声でありました。 農林産物等の使用をしたレストラン、産直・加工・販売等の6次産業化に取り組むための拠点施設の必要性は、議員と同様に深く理解しているつもりであります。大型直売所の設置による既存直売所の統合や量販は、直売所共通の課題・問題となっている、これは会員の高齢化、また新規会員の加入が難しい状況など、各直売所の取り組みを踏まえた上から現時点での道の駅としての設置にはさまざまな多くの問題があるということから、それらを一つずつ解決して進める必要があるというふうに考えているということであります。 卵が先か鶏が先かの話ではないですけれども、まず直売施設をつくることを決定すれば、農産物や商品を出してくれる会員の掘り起こしが進むのではないかというような思いも一方では持っております。また、不足する分野のほかの市町村からの、もしくは事業所からの用立てということも考えなければならない場面もあるのかもしれないというふうにも思っております。だけれども、議員が御指摘をするように市内農家の所得向上につながらなければ、この施設は意味を持たない事業になるというふうにも思います。さらに、仮に、仮にですけれども、間接民営方式だとすれば、たらればで事業を進めるわけには絶対にいかないと、慎重にならざるを得ないという理由は幾つかあります。現状の対応策としては、むらっこ物産館等それぞれの既存直売施設や地産地消を活用した店の情報提供をきめ細かく行って、車でお越しになる観光客の皆様に直売所に立ち寄る時間を多くとっていただくことが販売の促進につながるというふうに考えて、各施設の新規部門の導入であったり、また、商品開発等の拡充にかかる支援をかなり、先ほどの議員もお話のとおり、かなり厚く行っているという現状であります。また、6次化による規模拡大並びに新規部門の導入によって、商品開発を目指す方々、とりわけ女性の起業活動の応援を強化していますけれども、量産に踏み出した商品、それから地場産食材を使用した新商品など、市内のスーパーや観光施設に販路拡大がかなった話も出てきております。最近では秋田市内へ直接お品物を取引するという若いグループの方々も出てきております。まずは多様な野菜や果樹、花卉、畜産などの振興、またそれぞれの加工を進めて、主体者、担い手を育成しながら、市内はもとより首都圏での物産や商談・マッチング等々参加機会を増やしながら、ネット販売も含めて販路拡大を進めるなどして実需者の拡大を図りたいと思います。この進展具合を見て、事業振興を考えなければいけないというふうに思ってるということであります。 御質問に対する御答弁としてはかなり慎重だなというふうに思われるかもしれませんけれども、例えば直売施設を実際に建てるということになったときに、その財源の確保策というのは今はいろんなパターンがありますので、そういうことも考えながらですよ、そして同時に、実際にお店に、お店というか棚、もしくは箱にしっかりと商品、農産物を出す、出し続けるということの生産グループであったりですよ、そういう方々の顔が見える状況に今一歩足りないということで心配してるという現状があります。 ○議長(青柳宗五郎君) 14番。 ◆14番(伊藤邦彦君) 今の市長のお話を聞きますと、何か前に行かないというような思いも聞こえましたけども、かつてJAさんが道の駅をあそこら辺に、仙北市の中につくりたいという話は当局に当然行ってると思うんですが、そこでも当局の方で動きがないもんだから、あそこでは大曲の方につくってしまったというような経緯があるんですが、今、大変こう難儀をなされてるというようなお話もお伺いしますけれども、あそことはうちの方とは条件が違うと思うんですよね。観光バスもばんばんこっちの方は走りますし、向こうはなかなかそうしたバスは走らない区域だと私は思うんですよ。市長の今のお話を伺えば、ネット販売もできてる、遠くへ運んで利益を上げようとしてる方々もいるという、そういう何ていうのかな、能力のない者は去れというような感じにも聞こえるんですが、やっぱりみんなが何とか少しでもという、汗にまみれ、泥にまみれながらつくった生産品を何とか販売して収益に上げたいというそういう方々がたくさんおられるわけで、必ずしも私は道の駅経営が黒字化されなくても、そうした方々のためには若干の赤字はやむを得ないと思いますし、最初から大々的に大きくしなくてもちっちゃいところからその状況を見ながら広げていこうかというようなこともできると思いますし、何かそういう後ろ向きな考えには私ちょっとこう残念でしようがないんですが、もう一回そこら辺の御答弁をお願いします。 ○議長(青柳宗五郎君) 門脇市長。 ◎市長(門脇光浩君) 一番最初にお話いただいたJAさんの直売施設の件については、当然市の方でも何とかしたいということでさまざま活動をした時期があったんです。だけれども、結果として市内で恒常的に継続的に品物を提供する方々の数が非常に少ないという分析のもとに、できるだけ農家の方々、特に今の立地状況としては熱心な農家の方々たくさんいらっしゃる地域でありますので、そこに行かざるを得なかったというふうなお話を聞いております。決して私どものほうがやる気がなくて別に行ったということではないというふうに、私は聞いております。大変残念なことだったと思っております。それを見るにつけても、仙北市内できちんと継続して、例えば季節型という考え方もなくはないと思います。そういうふうな、それでもどれだけの方々がお出ししていただけるかと。今一番、市内で大きな動きになってるのがむらっこ物産館であり、町家館であり、それから立町であり、さまざまなところを見ますけれども、そういう方々でさえもなかなか継続して出していただける方々を確保するのが難しいと。これは高齢化だけではないと思うんです。ということがあって、運営に非常に難儀しているという現状があります。議員は先ほど赤字でもという話をいただきましたけども、私はそれではだめだと思います。直売施設は、これは商売であります。商売がしっかりと継続できるという算段を、私たちは、市役所は商売をする団体ではありませんので、そういう方々を応援するわけしかできないわけでありますけども、その応援をしていただける方々の人数であったり顔ぶれであったりは、今の段階ではなかなか難しいのかなという判断が自分の中にはあって、だけどそれで諦めるということではないということは先ほどからお話してるとおりであります。ですので、今までのとおりさまざまな事業であったりを活用していただいて、できる限り、米プラスアルファ、もしくは米よりも別の品物で農家経営ができるという状況に一刻も早くなりたいということで、さまざまな事業導入を皆様に活用いただいてるという現状にあるというふうな認識であります。あの……はいはい、了解しました。 ○議長(青柳宗五郎君) 14番。 ◆14番(伊藤邦彦君) 赤字でもというお話、私しましたけれども、赤字からスタートして徐々にプラスに持っていくというようなこともできると思いますし、ぜひこう弱い者の味方といいますか、みんなで頑張っていこうというような、当局にはその姿勢をぜひこう前向きに捉えて考えていただきたいと思います。 次の質問に移らせていただきますが、角館町の中川、高屋地区の飲料水について、これも私9月の一般質問でさせていただきましたけれども、あのときは、当局では集落に入って皆さんのお話を伺って、その結果を得て改善に向かいたいという市長から答弁をいただいたと記憶しておりますけども、それは4月頃、地域に入って、確かに市長約束のとおり市長も参加してお話を伺ったというふうに伺っておりますが、水質の検査、それに今入ってると聞きますけれども、そこら辺はどこら辺まで進んでおるんでしょうか。 ○議長(青柳宗五郎君) 門脇市長。 ◎市長(門脇光浩君) 今御指摘、御質問のあった水質悪化事案について、まさに議員から今説明をいただきましたけれども、この今年4月25日に住民の地域会館で、私も含めて市内関係者が7名、市民24名の方々の御出席のもとで、地域住民の皆様にお話をさせていただいた。むしろお話をしたというか聞いたほうであります。その際に大変切実なお話をたくさんいただきましたので、議会の皆様に補正予算をお願いして、現在、市民生活課で水質調査業務委託事業を進んでるという状況にあります。調査結果は来年1月、年明けの1月末に判明する予定というふうに聞いております。この結果を詳細に分析して対応を判断したいというふうな思いであります。 なお、仙北市水道事業では、平成27年度に仙北市水道事業基本計画を策定しておりますけれども、計画の優先順位、現在の計画の優先順位から言うと、田沢湖卒田地区完了後に角館の山谷川崎地区を実施する計画となっています。また、今年度は、山谷川崎地区の水道事業の認可を取得する業務も同時に進めているという状況で、双方にらみ合わせの上、事業は進めているという状況があります。議員は多分、なんで4月からこんな話が始まっていてですよ、そして補正予算をいただきながら時間かかってるんだというふうな御指摘もあるかもしれませんけども、地下水の状況をしっかりと分析したいということもありまして、これ天候に左右されることのないように、また、晴天時であったり雨天時であったり豪雨時であったりと、それから渇水時というようなことも全部ならして水質の確認をしなければいけないということで、今、1月までということの状況というふうに専門家の方々のお話から聞いて伺っております。 ○議長(青柳宗五郎君) 14番。 ◆14番(伊藤邦彦君) そこで暮らす人方の気持ちを思えば、水が使えない、飲料水を買って使っているというような方もおられるようですし、もうこの切実な思いをやっぱり当局としてはぜひわかってもらいたいと思いますし、今市長が申されたように4月に地域の声を聞いて、その水質の結果が出るのは年明けだという、これは今いろいろ渇水期、雨期、さまざまな場面を調査しなきゃならないというその訳もわかるんですが、何か人の痛みのわからないお役所仕事だなというような感じもしないでありませんが、どうかその地域の声を最大限早く解決してくださるように、一層の御努力をお願いしたいと思います。 最後の質問に移らさせていただきますが、市では東京オリンピックの事前合宿地として、カヌーの誘致に名乗りを上げています。しかし、このコースは、生保内のところなんですが、つくっても流され、つくっても流され、三度流されているんですね。その誘致しようとしてるコースはどこにつくろうとしているのか。また流されるのかもわかんないというような心配をしながら、うちのほうへ来てくださいという、タイ国を念頭に置いてると思うんですが、そこいら辺はどのようにお考えなんでしょうか。 ○議長(青柳宗五郎君) 門脇市長。 ◎市長(門脇光浩君) この事業の経緯を、もう一度議員をはじめ議会の皆様に御報告しますけれども、この競技場の整備については、カヌー競技の強化策の一環として秋田県の整備費補助金をいただいた秋田県カヌー協会が事業主体となってコース整備が行われてきたものというふうな経緯であります。競技場の整備では、仙北市はコースの所在地として河川占用にかかる事務を担う、こういう立場であります。これまでも再三にわたって、コース整備であったり附帯施設整備について、秋田県や秋田県カヌー協会に要望を行ってきました。御質問のとおり仙北市は、平成28年12月9日にタイ王国を相手国として、秋田県と美郷町の枠組みへ大館市とともにホストタウン登録となりました。今年の1月28日には、来県したタイスポーツ庁の部長等による表敬訪問でカヌー競技場の現地視察が行われて、タイスポーツ庁を窓口とした競技団体との受け入れ協議であったり、オリンピアンを輩出した地元でのカヌーへの関心を高める事業計画も策定し、7月にはタイスポーツ庁が主催するセミナーへ参加するなどして、事前合宿誘致等に向けたプレゼンテーションやワークショップを幾度となく行っております。今年の新年度予算では、県であったりカヌー協会さんのほうで対応できないのでということで、更衣室だったりの準備をさせていただくということの予算もいただいたということも皆様方御承知のとおりだと思います。しかしながら、現状では議員がお話のとおり、豪雨で被災をして復旧のめどが立っていないという状況であります。現在は、秋田県、仙北市、秋田県カヌー協会の三者で締結をされている玉川に設置されたカヌーコース施設の管理に関する協定書に基づいて、秋田県カヌー協会からの詳細な被害報告を待っている現状にあります。議員がお話のとおり、今年度、市の対応としても一般財源を投資して、でもそれでもカヌー競技を、それからホストタウンとしての役割を担おうということを行っているさなかでの被災でありました。私たちは大変残念であります。しかし、私たちが事業主体にはなり得ない事業でありまして、私たちが位置づけとして河川占用等にしかなかなか協力することができないという、じくじたる本当に残念な思いを持っているということであります。 ○議長(青柳宗五郎君) 14番。 ◆14番(伊藤邦彦君) 全日本のカヌーの総合コーチを務めている御夫婦が仙北市に移住してきていると。それでこの方が、カヌーコースは、これ前にも私一般質問したんですが、広久内のあそこの付近がすばらしいということで、市のほうへ要望を出していると。しかしながら、河川には障害物がつくられないということで、それがはねつけられているというふうに私、その方にお伺いしたんですが、ところが岩手県の奥州市では一級河川にカヌーコースをちゃんとできてるんですね。恐らくはタイの方もこっちで引っ張られるというような心配もしておったんですが、このことで私、今年の夏頃ですか、県の振興局へ行っていろいろその状況等をお伺いしたんですが、そしたら4人の職員の方が西木庁舎へ見えられて、それで私とその関係者と面談をしていろいろお話を伺いましたが、市のほうで動いてくれれば、それは必ずしもオーケーを出すわけじゃないけれども調査をして、そちらのほうへちゃんと御答弁を申し上げるというようなお話を伺いました。名前まで申し上げてもいいんですけれども、それは控えさせていただきますけれども。それで今回また一般質問を出させていただくにあたって、私もう一度、電話だったんですがその方へ電話を入れたら、この前にあなた方にお話したでしょうと、ボールはあなたのほうに投げてあるんだからそれを投げ返してください、それによって私どもは行動に移すというようなお話を伺っておりますけれども、そのボールを投げる、こうしてほしい、ああしてほしいというようなお願いは出す考えはありませんか。 ○議長(青柳宗五郎君) 門脇市長。 ◎市長(門脇光浩君) 記憶が違うとすれば大変恐縮なんですけども、さきに議員から広久内のという位置までしっかりとお話いただいて、その後、私どもとしては、例えば周辺にある秋田県でも屈指の観光施設との連携も非常に重要だという話もさせていただいて、県のほうにお話をしているという、私としてはそういう、ボールがもし仮に私どもにあればですよ、あればそのような発言を幾度となくしているという状況にあります。それをもって県側のほうでそのような話は聞いたことがないということであれば、これは遺憾であります。以前からカヌー関係者の方々にもお話をお聞きし、またそれを秋田県にもお伝えし、セクションは余り申し上げることはできませんけども、県のしかるべき機関、組織、部署にそのような思いもお伝えしてあります。だけれども今の話があるということについて、私は理解できません。私のほうでも調査させていただきたいと思います。 ○議長(青柳宗五郎君) 14番。 ◆14番(伊藤邦彦君) ぜひ私が今お話したことを、こういうものがいるけれどもそれ事実だかということを県のほうへお聞きしていただきたいというように思いますし、ぜひこうそれにかかわらず、いいコースをつくって観光客も呼ぶ、それから、子供たちが仙北市を訪れて、宮城県の女川小学校ですか、仙北市を訪れて一番楽しかったことは何だとアンケートをとったら、全員がカヌーに乗ったことが楽しかったというようなことも話しておりますんで、観光客の誘致にもこれ大きく関与することだと思いますので、ぜひ前向きに捉えていただきたいというふうに思います。 最後に一言申し上げておきますけれども、私もほかの議員方もいろいろこう当局には要望なり批判じみたことをお話しておりますけれども、私どもが一般社会、地域に出ていって地域の皆さんの声を聞いて、なるほどなとか、わかった、わかったとか、それは違うとか、そういったお話の中で当局へ質問させていただいているわけで、何とか当局も職員と一緒になって、こうした問題の一つ一つを改善に解決に向かっていただきたいということを申し述べて一般質問を終わります。ありがとうございました。 ○議長(青柳宗五郎君) 14番、伊藤邦彦君の一般質問を終わります。 13時まで、昼食のため休憩をいたします。                              (午後0時04分)---------------------------------------
    ○議長(青柳宗五郎君) 休憩前に引き続き会議を開きます。                              (午後1時00分)--------------------------------------- △平岡裕子君 ○議長(青柳宗五郎君) 通告により発言を許します。5番、平岡裕子さん。 ◆5番(平岡裕子君) 大変お疲れさまでございます。日本共産党の平岡裕子です。通告書に従いまして、このたびは大きく3点について質問をいたします。 まず1点目です。市長選挙投票についてであります。 10月は仙北市の市長選挙、そして突然の衆議院解散に伴う選挙が重なり、選挙事務等に携われました皆様、本当に大変御苦労さまでした。選挙の投票は自書式が常と理解をしておりますが、市長や町長、村長の投票は当日投票に限って記号式投票制度がとられることが可能であり、仙北市では条例に定められています。市民の中には、記号式投票制度について承知していない現状があります。そのあらわれとして、期日前投票した方と当日投票をした方との投票の仕方に差異があることに疑問を抱いておられる方もおります。仙北市記号式投票に関する条例は、合併前2町1村から引き継ぎ、合併後、平成17年9月20日から施行するとなっております。旧田沢湖町を例にとりますと、昭和38年7月6日から施行されております。メリットとして、疑問表が少なくできる。開票作業にかかる時間が少なくて済む。他字記載が困難である。自書式に比べて非識字者の投票権が奪われにくいなどがあります。またデメリットとして、記号式と自書式の二通りの投票用紙が準備となり、経費がかかる。投票用紙のミスプリントなどにより、選挙の信頼性が損なわれる可能性がある。最初に名前が書かれているものが有利になる順序効果が発生する可能性があるなどとあります。自書式の期日前投票が進んでいることや非識字者の減少を鑑みると、自書式にする方向を検討する時期と思いますが、市長の見解はいかがでしょうか。参考までに、県内で記号式投票を実施している自治体は、仙北市も入れて3市、そして3町1村であります。このことについてはじめにお伺いいたします。 ○議長(青柳宗五郎君) 答弁を求めます。門脇市長。 ◎市長(門脇光浩君) 平岡議員の一般質問にお答えをいたします。 期日前投票と当日投票との差異ということで、投票用紙様式に相違があった点についてでありますが、現行法令の規定上、記号式投票を適用できるのは当日投票のみに限定をされていて、御指摘の期日前投票だけではなく、不在者投票や点字投票も自書式投票となっています。このことについては、記号式投票制度をとっている以上、運用上いかんともしがたいところだという認識であります。お話のとおり、投票に際して不要な混乱を招く可能性も否定できないと思っております。 仙北市の記号式投票採用の経緯については、今議員も御指摘にありましたけれども、合併以前から田沢湖及び角館で条例化され、合併以後もそのまま引き継がれて現在に至っています。県内25市町村の採用状況を見る限り、記号式投票は仙北市を含めて7市町村にとどまっている現状であります。記号式投票の長所としては、候補者氏名がわかりやすい。誤字脱字がなく、疑問票の発生を抑制できる。自主することが不自由な方でも確実に自分で投票できる可能性が高いなどが挙げられます。一方で短所として、一般的な大きさ、12.8センチ掛ける8センチ程度であります、の投票用紙では、印刷できる候補者の人数に限度があること。万が一、選挙期日前に死亡者または辞退者等による候補者の欠員が生じた場合への対応。これは直ちに選挙期日の延期と、投開票施設や事務従事者の再手配が必要などということがあるそうでありますが、これらが困難となることなどが主なものと考えております。 議員の御指摘は私も同感であります。期日前投票の増加や非識字者の減少が進んでいて、以前に比べて記号式投票の有益性が希薄となっていると感じています。また、政治に携わる人間にとっては、有権者に選挙で自分の名前を書いてもらえるよう、日常活動をしっかりと全うする思いが強いということも事実ではないかと思います。記号式、自書式にはそれぞれ長所短所両面があり、また、県内市町村の状況等もありますけれども、議員が御質問の私の見解としては、自書式投票がよろしいのではないかと考えております。 この場面からは以上であります。 ○議長(青柳宗五郎君) 5番。 ◆5番(平岡裕子君) ただいま市長の答弁の中で、市長も自書式がいいのでないかというそういう見解をいただきました。私もやっぱりこの方向に変えていくべきだと、ぜひここで提案をしたいわけですが、この件に関しましては、ある市民の方が、投票に当日行かれた方、そして期日前に行かれた方と二通りの方が同時にこの選挙の話になって、私は名前を書いたわよって、私は丸つけたわよっていうそういう話になったときに、えっ、どうしてそこが違うのっていう、それがやっぱり市民の皆さんの率直な声だったと私はそのように捉えます。そこの中で、例えば丸をつけてくださいという用紙を渡されたときに、今回は2人の方でしたので、どちらかの方に丸をつけてくださいっていうのをそういうふうに言われたときに、えって、これってもしかしたら誘導尋問じゃないのっていうそういうふうに感じた方がおられたようです。ですからやっぱり、自分の意思で投票したい、選びたい方をしっかりとお名前を書くというそういう方向にいっていただきたいなものだなと思います。そしてまた、この記号式投票をこのまま続けていくとするならば、やっぱり事前にそういう投票になりますよというところを市民の皆さんに周知をしていただくっていうそういうことも非常に大事じゃないかなと思いますので、その辺のところはこれから、市長選挙はもう4年後になるわけなんですけれども、そういうところでの、そこまでのどういう見直しをされていくっていうか、今お話されたことを検討していくかどうかっていうところも伺いたいと思います。 ○議長(青柳宗五郎君) 門脇市長。 ◎市長(門脇光浩君) 後段のほうからの再質問の御答弁とさせていただきたいと思いますけども、有権者の皆様への記号式投票制度に関する周知不足との御指摘の点であります。これについては、制度の十分な理解に向けて努めるよう、選挙管理委員会のほうにお願いできればと思っております。また、先ほど私の見解としてということでお話しさせていただきましたけども、自書式投票がよいのではないかという私のそれは見解であります。仙北市選挙管理委員会での議論がこの後どのような形になるのかということは、私の権限上、一定の制約の中でしかお話し申し上げることができません。適切な選挙体制としていただきたいという思いで答弁させていただいたということを御理解いただきたいと思います。 ○議長(青柳宗五郎君) 5番。 ◆5番(平岡裕子君) このことが、記号式投票をやめるとなればやっぱり条例を廃止するという方向に非常に大きな問題になると思いますので、その辺のところはしっかりと論議をしていただきたいと、そのように思います。 それでは、2点目のほうに入ります。私はこれまでも子育て支援をしっかりしていくことが、この仙北市の人口もしっかりと徐々に増えていく、そのような方向に思ってますし、子育て支援がしっかりなされていれば、この地域の人材育成もしっかりされていくと、そういうふうに非常に思ってる立場から、子育て支援と小中学生の学習環境について、次の3点をお伺いいたします。 まず1点目は、子育てをしていく中で子供が健康に育ってほしいと思うのは、親としては誰しも同じことだと思います。で、季節性インフルエンザ予防接種助成についてであります。 今年もまた季節性インフルエンザ流行の時期となりました。平成29年度においては、接種助成年齢が小学校卒業まで拡大されて、今、子供たちの中からも私は今回予防接種2回受けるとか、そんな声も聞かれておりますし、保護者の方々にも大いに期待されております。私は常々、高校卒業までこれを拡大を目指すべきだと考えて、一般質問等でも何回も質問をさせていただきました。実施は可能であるかどうか、これが一番の問題かと思いますので、まずその辺のところもひとつお伺いをしたい。そしてまた、子育て支援とかかわって妊婦の方への助成実現は、これはいかがでしょうか。そのことが1点目であります。 2点目として、学校給食費の無償化または多子世帯の減額措置等の対策の進捗状況をお伺いいたします。 これまで給食費の無償化については質問をいたしておりましたが、第1子の方、第2子の方とだんだん減額をなされていく、そういうところの対策については今回初めて質問をさせていただきました。 まず、成長期における子供の食事は健康な心身をつくる上で最も大切であり、学校給食も教育の一環として見直され、学校給食の無償化に取り組む自治体も実際増えております。平成28年6月定例議会一般質問では、実施にあたり1億1,000万円の原資の確保が難しいと教育長から答弁をいただいております。また、給食費の未収金徴収に取り組みながら、これも善処しなければならない事案と考えますが、まず教育委員会もさておきですが、まず市長の見解もお伺いしたいと思います。また、多子世帯にあっては、給食費にかかる経費も家計に大きな負担となります。子育て支援の意味であっても、負担軽減のために無償化に向かって段階的な対策を講じるよう提案をいたしますが、いかがでしょうか。 そして3点目は、普通教室へのクーラー設置についてであります。 近年は異常気象により、真夏日の期間が長くなっております。暑さの中でも小中学校の生徒は学習の成果を著しく上げていることが、教育長の報告からも伺うことができました。平成28年6月定例議会一般質問では、全教室にかかる経費は2,300万円ほど、暑さは衣服の調節等で対応できる児童生徒になってほしい内容の答弁をいただいております。暑苦しい教室の中で授業を参観した親が、頭から湯気を出して子供たちは勉強していた、あれは何とかせねばと、子供の学習態度よりも気になったと話していたことを耳にしたことがあります。義務教育学校の普通教室にクーラーをつけている学校はないからではなく、先駆的な事例をこの仙北市がつくり、教師と子供たちの頑張りに応える環境づくりを早期に実現していただきたいと思いますが、教育長の見解はいかがでしょうか。 ここで市長と教育長からの答弁をお聞きしたいと思います。 ○議長(青柳宗五郎君) 門脇市長。 ◎市長(門脇光浩君) 議員が御指摘のとおり、1点目と2点目については私のほうから、3点目については教育長の御答弁とさせていただきたいと思います。 1点目であります。インフルエンザ予防接種助成等についてでありますけれども、この事業は大曲仙北医師会との契約行為に基づいて実施をされております。毎年度当初、大曲仙北医師会所属の医療機関に協力可能かどうかの調査を行い、その調査結果で可能と回答された医療機関に接種依頼をしているという現状であります。本年度は大仙市内の小児科医療機関が廃止されたことに伴い、一部医療機関では小児に限り待機状態で、仙北市の接種者については人数制限を余儀なくされているなど、厳しい現状があるという認識であります。このような中でありますけれども、大曲仙北医師会の御協力をいただいて、高校卒業まで年齢を拡大できるよう最大限の努力をしたいと思っています。 また、妊婦の方についてでありますけども、対象者がこれまでは少なかったということを理由に見送ってきた経緯がありますけれども、この助成についても医師会と協議を重ねて何とか実現できないかと考えています。 2点目であります。子育ての関係で給食費の無償化についての御提案でありますけれども、先ほど議員がお話をされていたとおり、食は人間が生きていく上での基本的な営みの一つで、健康な生活を送るために健全な食生活は欠かすことができないということであります。特に成長期にある子供たちにとって健全な食生活は、健康な心身を育み、また、将来の食習慣の形成にも大きな影響を及ぼすことから、極めて重要な行為という位置づけをしております。仙北市は現在、児童1食283円、生徒1食319円の負担をいただいておりますけれども、要保護及び準要保護児童生徒就学援助費支給制度で義務教育を受けるために必要な経費を支給し、給食費を含めた負担の軽減を図っています。平成29年度上期の準要保護児童生徒就学援助費による給食費の支給状況は、角館地区が63名で110万3,368円、田沢湖地区が21名で41万8,579円、西木地区が7名で15万3,600円という現状であります。 多子世帯への減額措置等の対策については、東京都葛飾区などで第3子以降の児童生徒を対象に実施がされております。仙北市では平成29年度現在、第3子以降の児童生徒は115名在籍しておりまして、仙北市で単純に第3子以降の無償化を実施した場合、田沢湖、角館、西木の3センターで1年間でおよそ1,000万円程度の予算が必要となります。また、先ほど議員も御指摘のとおり全世帯を対象とした給食費の無償化を実施した場合は、田沢湖、角館、西木の3センターの合計で言うと1年間でおよそ1億円少し、先ほど議員が1億1,000万とお話しましたけども、そのとおりの推計であります。 無償化や多子世帯への減額措置により多くの子育て世帯が恩恵を受けることになりますが、まずは給食費の滞納対策を最優先に取り組み、無償化や減額措置については、それによって得られる教育的・福祉的少子化対策上の効果等も十分に検討したいと思います。教育委員会や社会福祉課、子育て推進課と深く議論を行いたいと思います。 私からは以上であります。 ○議長(青柳宗五郎君) 熊谷教育長。 ◎教育長(熊谷徹君) 普通教室へのエアコン設置についてでございますけれども、現在、市内小中学校の職員室、それからパソコンルームには全てエアコンが設置されてございます。議員御指摘のとおり、近年、地球全体の温暖化とともに仙北市でも6月から9月にかけての気温の上昇、それから真夏日・猛暑日の増加があります。本当に頭から湯気を上げていると、本当に私も何回か目にしておりますけれども、子供たちの健康管理、安全面という観点から、本当に議員の気持ち本当にわかるとこではございますが、年次計画によって保健室へのまずエアコン設置を最先に取り組むと。それから、ということで今年度でまず全ての学校の保健室のほうはエアコンは設置されました。続きましては特別支援教室を優先的に整備させていただくと。それから、その後、普通教室につきましては、義務教育学校ではなかなか普通教室に入っていないところが多いのでございますが、さまざまな状況を勘案しながら十分に検討させていただきたいと思っております。 以上でございます。 ○議長(青柳宗五郎君) 5番。 ◆5番(平岡裕子君) 1点目のインフルエンザの予防接種助成について、これから高校卒業まで拡大を目指していきたいと、そのように話をされましたけれども、できればですね、今年は小学校卒業まで可能になりました。次は中学校卒業までやるという、そういうことの御答弁はいただけないものなのでしょうか。そのことをひとつと。 妊婦の方への助成の実現も目指していくという、そういうお話でした。少し前には仙北市やってるよっていうそういうお話も伺ったんですけれども、今日ここの場で、あっ、やられていなかったんだなっていうことを再度確認したわけなんですけれども、そのことについてはその答弁でよかったんですね。 2点目の学校給食費の無償化、このことについては、今市長のほうからも取り組み等について、そのことはお話を伺ったわけなんですけれども、これを給食費の滞納なさっている方とも大いに関係があるわけなんですけれども、給食費をやっぱり滞納しているっていう背景の中にはさまざまな意見とか思いが当然あるかと思うんですけども、でもその中には、やっぱり1人目の子供さん、小学生でも5,200円ですね月にしていくと、それが2人、3人となっていくとやっぱり1万5,000円以上もかかってくるとなると、やっぱり家計にすごく重く負担がかかっていく。これを次に回してしまうとまたやっぱり膨らんでいくっていう、そういう実際になっていきますので、滞納が、私前に質問したときは2,000万円ほどの滞納だったんです。それが今、今回では2,600万円にもなっている。そのところが故意に払わないんじゃなくて、払いたくてもそこのところを払えない。でも子供は学校に行くと仲間と一緒においしい給食を食べて、心も満たされ、おなかも満たされて、次の活動へのステップにだんだん踏んでいくというふうに考えると、そちらのほうの収入っていうか未収金をしっかり解消してからこちらのほうに取り組んでいくっていうのは、ますますそのことが膨らませていく、未収金を膨らませていくことにつながっていくんじゃないかなと思いますので、その辺のところをしっかり論議していただきたい。そのことが関係者の方々でしっかり論議されているものなのか、その辺のところもひとつお伺いしたいと思います。 3点目として挙げました普通教室へのクーラー設置についてでありますけれども、これは私、平成28年の6月の定例議会でも一般質問をさせていただきました。そのときの答弁内容と今日答弁いただいたことも余り大きく変わっていなかったように思うんですけれども、私そのときの質問の中で、今、小学校の校舎内の中に放課後児童クラブの教室が設けられてて、そこにもクーラーが入ってない実情があったわけなんですね。そのときに、子供たち、家庭でしっかりお世話してくださる大人がいる家庭についてはこの放課後児童クラブは利用されてなくて、夏休み期間中に自分で、各家庭では今クーラーも常備されてますので、そういう中で過ごせる。でも学校に行って親の働きを子供が応援しないといけないというそういう家庭にあっては、学校の中でとてもやっぱり環境的に暑い中でいるわけなんですね。そういうことも対処できないかっていうそういうお話をした経緯があります。そしたら、その質問の後だと思いますが、ある学校で平成28年の、昨年度ですけれども、平成28年の7月28日から9月15日までの間の気温を、日誌と一緒にその気温を調べたそういう経緯があります。それは日曜日とお盆休みの12日から16日を除いた日、その期間は39日間あります。その中で30度以上の日が23日あります。それで9月の15日まで調べたその結果では、9月に入ってからは気温がやっぱり少しずつ下がってますけれども、それでも最低気温になった日が23度の日が一度あって、28度、29度、25度とかそういう、日誌を見せてもらった結果がそういう状況でありました。そういう状況であって、これは福祉のほうの対応になりますけれども、その学校にその結果を見てですね、これは暑くて大変だっていうことでクーラーがつきました。そういうふうに善処されているっていうそういう結果を見てですね、そこにいる指導員の方も、皆さんが夏休みでいるのに自分たちがその学校に来て、あっ、今日も暑いところでいて一日暮らすんだなと思えば大変な思いをして出勤したけど、今はクーラーがついて本当に助かってます、そしてその部屋の中で子供たちも友達と遊んだり学習をしているという、そういう状況にありました。そういう意味では、学校のほうで日誌書かれるわけなんですけれども、そういう気温の調査を継続的にしていくっていうそういうことを、前に質問をしたときから教育委員会としてはそういう対応を学校のほうになさったんでしょうか、そのことをひとつ伺います。 今、3つのことを伺いました。 ○議長(青柳宗五郎君) 門脇市長。 ◎市長(門脇光浩君) 一番最初の再質問のインフルエンザ助成の件でありますけれども、先ほど御答弁した内容というのは、今の現状からさらに中学、高校まで対象者を増やしたいという自分の答弁であります。ただその答弁の中で、実際の話をするとですよ、今市が行っている行政のそのサービス、決してどれも不要なサービスはしていないわけであります。議員もちろん御承知のとおり。さらに自分は今回の選挙で、人育て、人育てがなければ次の時代の仙北市を築くことが難しいという話を各地でさせていただいて、その思いは決して社会に出るその前後の青年期の人育てだけではなくて、また社会人となっている人育てだけでなくて、当然子供たちも人育てをその場面から行っていかなければいけないという決意だったわけであります。そうするとですね、今まさに限られた財源の中で人育てにかかる経費を計上していくということになると、当然いずれかのこれまでの行政サービスを終焉させなければいけない。この選択を私はしますという話をしたわけであります。よろしいでしょうか。今ある財源の中で、この後は仙北市持続可能な自治体となっていくためには人育てが必要なので、その人育の部分にお金を使わせていただきたいと思っていますということで当選させていただいたということであります。したがって、先ほど話があったとおり、段階的かもしれませんし、もしくは中学校、高校一緒になると1,200人ぐらいいらっしゃるんですけども、そういう方々に対しても何とかインフルエンザの接種対象者としていきたいということの思いがあるということをこの場面でお話しさせていただきたいと思います。 それとあわせて妊婦助成対象者数についてでありますけども、お話のとおり私たちやろうと思ったんです。ただ、なかなか利用者がいらっしゃらなかったという実態がありまして、それでその事業が一旦縮小した、もしくは停止したというような言わざるを得ない状況であります。ちなみに平成27年度で146人、平成28年度では同じく146人で、大体3カ年平均でいくと130人ぐらいの妊婦の方々がいらっしゃるという想定であります。この想定に対して助成金をその接種が希望していただける方々の人数に合わせていくと、大体20万円程度の予算が必要だというふうにも試算もできております。あとは、その予算を獲得するためにさまざまな理論を構築していくということであります。 それから、2点目の学校給食の話ですけども、先ほど議員は未収金がますます増えていくだけではないかと、この議論しているその途上であっても、ただただ未収金が増えていくだけではないかと、そうするとますますその課題の解決に翻弄させるそういう時間を要するだけで、結果的に無償化には結びつかないのではないかという御質問だったわけでありますけども、私たちはそれを何とか改善したいということで、これは議員が先日の平成28年度の決算不認定の際にも理由としてお話しされておりましたけども、このような状況で無償化をするというのは、私は違うと思います。やはりしっかりと給食費はお支払いいただくという、今そのルールで行っておりますので、このルールをしっかり守っていただくと、親御さん方には守っていただくということがまず第一前提で、それに対して私たちはそれをできるだけ進めるための未収金の回収に向けた組織再編をするという話をしておりますので、ここがなくなって勢いで無償化ということは私はあり得ないと思います。そもそもこれまで私たちもそうでしたけれども、自分の小さいときもそうでしたけども、子供たちの給食はとても重要なもので、それを頼りに学校に行った記憶もありますけれども、そういうことに対して親御さん、御父兄の方々がそのお金を払わないという理由の幾つかは私も聞きますけども、しかしながらですよ、車に乗って、かなり自分よりも相当いい車に乗っててですよ、そしてお酒飲みにいく会場でも一緒になったりするというような状況があってですね、それで給食費を払わないということは、私は社会的にそれは許されるものではないと思います。そういうことをしっかりと皆さん方と一緒に改善をしていくという姿勢をまず持つことで、その後に無償化ということが実現できるという筋書きが社会的には最も適切な考え方ではないかというような思いを持っています。 以上です。 ○議長(青柳宗五郎君) 熊谷教育長。 ◎教育長(熊谷徹君) 今議員が御紹介ございました平成28年の放課後児童クラブの件につきましては、本当に、子育て支援課の管轄ではございますが、放課後児童クラブの場合によっては非常にこの部屋が狭い中でですね、そういうふうなことをしていただいたというのは本当にすばらしいことだったなと思っております。それで基本調査をしているかというふうなことでございましたが、私、全部の学校を回っているわけではございませんが、学校には学校日誌というものがございます。その日の天気・気温なども記入する欄もございます。恐らくその中で気温調査、調査ということではないんですが、記述はあるものと考えております。 以上であります。 ○議長(青柳宗五郎君) 5番。 ◆5番(平岡裕子君) 先日ですね、時々市長のブログを開かせていただいて、そのときに子育てフォーラムに出たその感想を市長がちょっと述べられていた。その中で、講師にいらっしゃったその先生の話の中からこんなこともヒントになったっていうことで、子供にかける、子育てに行政として応援することに、どう言うんでしょう、糸目をつけないっていうか、そういうことでもうしっかりそこにお金を子育てにかけていくんだっていう、そういうこう取り組まれていることに非常に感銘を受けたという内容でもって私は受け止めたんですけども、あっ、なるほどなっていう、でも今、この社会であってやっぱり子供たちにしっかりとそういう目を向けていくっていうそういう社会づくりにも、仙北市のほうでは向かっていただきたい。その中でも今、子供たちの健康の面についてもしっかり話されました。あるよその市町村では、季節性インフルエンザ予防接種助成についてもきちんと条例ではないけどもやっぱり要綱、規則等つくられてやっぱりやっているそういう市町村もあります。仙北市の場合は、その要綱等はできていないようにっていうか、その辺のところはちょっとまだ目にしたことはないんですけれども、だから現市長がそういう思いで立ち上げてくださって進んでいることが、また状況が変わるとそれがなくなってしまうというそういう状況ではなくて、やっぱり行政的にも連続していくものであれば、もしないとすればそういうのもきちっと位置づけていく必要があるんじゃないかなと、ひとつそのようにも考えます。 給食費のこの問題については、未収金があってどうとかっていう、それで市長のほうからも今話の中でね、給食費を滞納しながらその人は、滞納してる方が大きな車に乗って出かけてきたりとか、飲食の場で一緒になるというそういうお話も実際に今伺って、市長もこういうような答弁をなさるんだと、そういうことはひとつ思ったわけなんですけれども、このことについてはさまざまな議論をしていくところではあるかと思うんですけれども、でも先ほどの子供のしっかりした心身ともにそういう成長を願っていくならば、それもやっぱりだんだんこう給食費の問題についても無償化にだんだん向けた取り組みを仙北市でもしていくというそういう流れであってほしいものだなと思います。 あと、3点目の学校の今、日誌でしたけども、私、放課後児童クラブのところでは天気っていうところでは記入項目があったんですけども、気温までは調べる内容にはなってなかったように思います。その気温は、その担当の方がちょっとこう調べておいて記入するようにというやっぱり指示があってそれができていたという、そういうのがありました。中でも、そんなに毎日ではないですけれども、本当に暑い日だったと思います、湿度72%って、ここまでやっぱり細かく書いてたそういう記録も目にしましたので、やっぱり普通教室へのクーラー設置に向けてそういう調査も十分にしていくという、そういうのも学校のほうに、教育長が見て回っていったんでなくて、やっぱりそういう記入もやっぱりこれからはしていく必要があるんじゃないかなと、そのように強く思いましたし、そういうふうに指示を出された子育て支援課のほうに私は、あっ、そのとき早速対応して本当によかったなと、そのように思った次第でありますので、ぜひその点を教育委員会でも実施されてみたらいかがでしょうかと、ひとつ提言をいたします。 最後の質問になります。この質問については、市民の安心・安全な暮らし維持するためにと題して伺うものであります。 このことは、安全・安心な暮らしというふうになると、自然的な事象のもとで私たちが非常に不安な場面、でも人為的にそういう事象が起きて不安な場面、そういう想定が考えられます。最近市民からは、仙北市は海が遠くてよかったななど、北朝鮮を意識した声が聞かれます。日本共産党はこれまで、北朝鮮のミサイル発射、核実験に対し厳しく抗議をしてきました。軍事的な圧力ではなく経済的制裁と粘り強い対話で平和的解決を進めるべきと、各国と大使館に提言をしています。11月12日付、秋田魁新聞は一面で、「地上イージス、本県候補 政府 来月にも決定 山口にも」と報道しています。秋田県がミサイル迎撃最前線基地の候補地であるという報道は、県民の安全を守る上で看過できるものではありません。日本共産党秋田県委員会は、秋田県知事に「政府から正式な話を受けた上で検討する」と魁紙に回答をしております。詳細を聞くまでもなく、県民を危機にさらすイージス・アショアの県内配置を断るべきであると申し入れをしました。防衛に関しては国の意向に沿ってという見解を耳にしますが、このことは秋田県内全ての自治体にかかわる事象と捉えますので、市長の見解をお伺いいたします。 ○議長(青柳宗五郎君) 国防に関する問題ですので、答弁の可能な部分でお答えいただきます。門脇市長。 ◎市長(門脇光浩君) 今の御質問、安全・安心な暮らしを維持するためにということの項でありますけれども、防衛、外交、司法などに関するものについては国家の専権事項でありまして、私がお話しできる範囲というものは議員が御質問されている内容に届かないかもしれません。どうかその点は御了解いただいて、私の所見を申し上げたいということであります。 北朝鮮のミサイル発射事案についてというお話でありましたけれども、一国民としても、また市民の安心・安全を守る自治体の首長としても、国際秩序を無視した世の中を不安に陥れる許されない行為で、強い憤りを覚えております。そして議員同様、経済制裁を粘り強い対話を各国との国際協調の中でその対応を進めるべきでないかと考えております。今回のイージス・アショアの県内配備でありますけれども、これはいわゆるマスコミの報道であります。国から正式に発表されたものではないという認識であります。今は実態のない事案に対していたずらに騒ぐことなく、知事がコメントもされておりましたけれども、国の動向を引き続き注意深く見続けながら、同時に北朝鮮の今後の動向を見極める、そういう状況であります。市民の生命・財産を守る責務を負った政治家の一人として、必要な対応を冷静沈着に講じるだけであります。具体的には、私から市の危機管理部門に対し、現在の北朝鮮の情勢分析と国の動向分析の情報の整理ということで指示をしております。また、危機管理監からは逐次情報の提供等を受けて、首長として適時的確な判断ができるよう準備もさせていただいているという状況にあります。何度も申し上げて恐縮でありますけども、首長として市長としては、これからも仙北市民の生命・財産を守ることを第一義に対応をするのみであります。 以上であります。 なお、大変議員には先ほどの私の答弁が誤解を招く答弁だったのかもしれませんので、ちょっとだけ補足させていただきますと、決して大きな車に乗ることが悪いことではなくて、決して飲食をすることが悪いことではなくて、しかしながら、そのような状況にあっては子供たちの生活を守るという親としての責務・責任を自覚いただきたいという思いでの発言であります。よろしくお願い申し上げます。 ○議長(青柳宗五郎君) 5番。 ◆5番(平岡裕子君) 3点目の防衛問題について、市長の答弁の中で、このことについては平和的外交でもって解決を図るべき、そういう所見をいただきました。これをもって私の一般質問終わります。 ○議長(青柳宗五郎君) 5番、平岡裕子さんに申し上げますけれども、一般質問につきましては、会議規則第64条の規定に基づき、市の一般事務の範囲を超えないようひとつ注意を促しておきたいと思います。 これで5番、平岡裕子さんの一般質問を終わります。 14時まで暫時休憩します。                              (午後1時50分)--------------------------------------- ○議長(青柳宗五郎君) 休憩前に引き続き会議を開きます。                              (午後2時01分)--------------------------------------- △高橋豪君 ○議長(青柳宗五郎君) 通告により発言を許します。2番、高橋豪君。 ◆2番(高橋豪君) お疲れさまです。本日最後の順番になりますけれども、通告に従いまして一般質問をさせていただきたいと思います。 今日は、3期目の門脇市政が掲げる政策についてということで、大きく4点の項目の質問をさせていただきます。 今年9月の市長選挙におきまして、門脇市長は3期目の当選を果たしたわけですが、これまで2期8年間のさまざまな反省も踏まえまして、「抱えた課題と手がけた仕事に答えを出す4年間」とした公約、こういうのを出して、打ち出しているということであります。今回は、この門脇市政が市民に対し今後どのようにして答えを出していくのかということで伺ってまいります。 1点目ですけれども、この公約集の中にあります、財政健全化と政策予算の確保ということであります。 門脇市長は市政公約で、財政健全化による新たな財源の確保を掲げておりますけれども、平成28年度の一般会計の決算では、市税収入は前年度と比較してプラスの6%と若干の増ではあるものの、これは基金繰り入れの増加によるものであって、歳入決算額194.6億円のおおよそ47%を占める地方交付税は、前年比マイナス3.2%、約3億円減少しています。公債費比率、実質公債費比率はやや下がってはおりますが、公債費負担比率は16.4%ということで警戒ラインの15%を上回っており、財政構造の弾力性を示す代表的指標の一つである経常収支比率も、平成26年度の91.2%、それから平成27年度の91.7%、そして平成28年度は92.8%と、徐々に財政の硬直化が進む傾向が見受けられます。依存財源の比率が7割、70%を超える本市においては、今後も地方交付税等の減少により非常に厳しい財政運営が迫られるわけですけれども、市長の掲げるこの財政健全化により政策予算を確保するためのこの具体的手法について伺いたいと思います。 そして2点目として、その中でも市税の徴収に関してであります。 平成28年度の決算における市税収入は約26.4億円で、これは自主財源のおおよそ58%を占めています。一方で、過去から積み上がった滞納等による収入未済額や平成28年度中に不納欠損とした額を合わせると、これが約5.9億円となっており、地方交付税の減少額を大きく上回っています。自主財源の比率を高めて政策予算を確保するためには、新たな財源の確保と同時に、こうした収入未済額としている部分に対する対策が当然必要となります。本定例会の市政報告では、来年度から税の徴収強化のために現在の収納対策室を収納推進課に変更するとしておりますが、果たしてこれでどの程度の効果があるのでしょうか。新たに課とすることで、何がどのように変わるのかについてお伺いをします。さらに、既存の財源を確保するために税等の収入率の目標設定などはどのようにするのかなど、具体的取り組みについて伺います。 ちなみに参考ばかりですけれども、私が今回調べましたけれども、総務省がまとめておりますこの全国の市区町村、これは東京都も中に入るんですけども、全国の全ての市区町村の市税等の課税実績の統計というのがありますけれども、これの、これはまだ平成27年度までしか出てませんが、このデータによりますと、現年の平成27年度の徴収率の仙北市の実績値は96.3%、現年分です。滞納繰り越し分は6.1%、合計で81.3%となっておりまして、これが全体で1,742の自治体の一覧となっていますが、これがどの程度の位置ですかということになりますと、これは現年分の徴収率でいくと1,742自治体中1,723位です。ちなみに秋田県内では、25市町村中25位、東北6県で比較しても227自治体中225位です。それから、滞納繰り越し分は1,742自治体中1,716位、秋田県内では25市町村中24位、東北6県では227自治体中218位。それから、合計の徴収率は1,742自治体中の1,728位、秋田県では25市町村中、断トツ最下位25位、ちなみに24位の五城目町は87.6%です。そして東北6県では227自治体中223位というふうな状況です。こうした状況などはそもそも認識されているのかどうか。こういう状況を鑑みて、この後どうするか。まずこの大きな2点について質問をいたします。 ○議長(青柳宗五郎君) 答弁を求めます。門脇市長。 ◎市長(門脇光浩君) 高橋議員の一般質問にお答えをいたします。 まず1点目、①でありますけれども、財政健全化による政策予算を確保するための具体的手法という御質問であります。 議員お話のように、歳入総額の50%近くを占める普通交付税と特別交付税総額が、平成28年度から合併算定替えの縮減が開始されたことで、前年度から平成28年度は約3億1,000万円減額し、平成29年度は約2億6,000万円、平成30年度で2億4,000万円程度の減少となることを見込んでおります。主な一般財源である地方交付税が減少することで経常収支比率等の財政指標が悪化し、厳しい財政状況を強いられることは間違いないところだと思っております。 このような状況に対し、第1には、予算規模自体の縮小化に努めなければいけないということであります。予算自体を小さくしなければいけないということであります。持続可能な自治体を維持するために、議会、市民の御理解が不可欠であります。どうか御理解と御協力をよろしくお願い申し上げたいと思います。 第2に、市税と使用料等の徴収率向上対策の強化であります。歳入については、地方交付税の減額を補うために市税及び使用料等の各種収入金の徴収率向上に全力を尽くさなければなりません。強化に必要な組織再編では、これまでの収納対策室を税務課から切り離して新たに先ほど御指摘のとおり収納推進課、ただしこれは仮称であります、を設置します。専任の職員と嘱託の特別徴収員を配置し、市税だけではなく使用料なども徴収することで未収金対策に全力を上げて取り組みたいと思います。また、実施する事業にもよりますけれども、国・県の補助金はもちろんでありますが、民間の制度資金、クラウドファンディング制度や公募債の検討など、どのような少額収入であっても貴重な財源という認識を持って、また、あらゆる財源の洗い出しと調達手法の検討に努めたいと思います。市有財産の処分にも本腰で取り組みたいと思います。 第3に、事業の厳選であります。歳出では事務事業を精査し、一切の無駄を省きます。たとえ既定的な事業・予算であってもゼロからの積み直しと切り込みを行います。地域資源を生かした地元産業の育成強化の徹底的な取り組みと、災害を繰り返さないまちづくり、公共施設等総合管理計画に掲げた35%削減、これは床面積の話であります、35%削減という数値目標の達成に向けて、個別施設計画の策定及び具現化などを行って、仙北市にとって真に必要な施策と事業を厳選しなければなりません。 このように自主財源とあらゆる財源の確保、事務事業等の無駄を徹底排除した歳出抑制を心がけなければいけないと思っております。ただし、仙北市の将来を確かなものとする人材育成であったり、教育であったり、福祉であったり、産業振興策については、これは果敢に取り組まなければならないという覚悟を持っております。そうでなければ、税収を今年度確保できないからであります。また、施設の維持管理費抑制など複合的な取り組みを行って歳入歳出の両面から財政の健全化を図り、政策予算を確保したいと考えております。 それから、2点目であります。政策予算を確保するための徴収対策等についてでありますけれども、政策予算を確保するための徴収対策についてで、議員がこれをおっしゃるとおり自主財源である市税、その収納率を高め政策予算を確保することは、今後、地方交付税が減少する中では至上命題であります。その対策がかなりのスピードで取り組まなければいけないというふうに考えております。収納強化するために、仮称でありますけれども先ほど話をした収納推進課を設置しますが、現在、市税等の収納業務は税務課納税係が5名、徴収嘱託員が2名であたっております。収納対策室は室長以下4名ですけれども、全員が税務課との兼務になっておりました。これを改めて、収納推進課は専任職員を5名程度、徴収嘱託員も5名程度を配置したいと考えております。地区担当の張りつけも検討しております。マンパワーの充実を図ることで、市税はもちろん市税以外の収納未収金の徴収にあたりたいと考えております。 それから、収納推進課の設置でどの程度の効果が上がるかでありますけれども、現状で数値的に申し上げることはなかなか困難でありますが、しかし、人員を増やして各地区の担当者を決めるなどして滞納者へより細やかで適切な対応ができる体制を整えて、さまざまな手法を検討し実施をし、未収金対策に全力を上げたいと思っております。 また、市税の収納率の目標についてでありますけれども、新たに設置する収納推進課の稼働状況にもよります。と申しますのは、新たな組織でありますので、すぐにロケットスタートのように機能が100%発現できてのスタートということになれば、これはこれで大変ありがたいわけでありますけれども、そのための段取りということもあろうかと思います。そういうような状況でありますので、なかなか稼働状況にもよりますけれどもと申し上げるしかないわけでありますが、現在のところ想定している目標としては、平成27年度の徴収率よりも現年度課税分で、市民税1.29%アップで99.11%、金額にすると約1,100万円程度かと思います。同じく固定資産税で言うと2.55%アップで97.97%、金額にすると約3,700万円程度だと思います。これらをそれぞれ目標に徴収業務にあたりたいと思います。この数値は平成27年度県内市町村の徴収率の平均値をもとに算出した数値であります。国民健康保険税については、秋田県の運営方針のもとで94%を目標としたいと思います。税以外の収入項目については、平成28年度の収納率以上を当然考えなければならないと思っております。仙北市の現状として、市税が県内の中で最も低い状況がありまして、また、これが先ほど議員が御指摘のとおり全国市町村で最下位と同じ状況であります。これについては認識をしっかり持っております。市民税、固定資産税をまずは県の平均値に何とか引き上げたいこと、そしてこれを達成しながらさらに新たな目標を設定して、それに向かって取り組む、この繰り返しを行って収納率の確実な向上に結びつけたいというような思いであります。 この場面からは以上であります。 ○議長(青柳宗五郎君) 2番。 ◆2番(高橋豪君) 1点目の質問に対してでありますけれども、大きく予算の縮小であったりですとか、またこれは2番目の質問にも共通しますが、この徴収率を向上させるということであります。予算の縮小といいましてもさまざま必要なものがある中で行うということになると、相当な覚悟を持っておやりにならなければこれはできないのではないかなというふうに思います。第三セクターのあり方であったり、またその他いろいろこれまで課題になってきてるものについて、その歳出、支出のあり方、そしてその事業の効率性だったりとか、先ほどもちょっと触れられてましたがその将来性であったりとか、そういうものを勘案して行うべきものというふうに考えます。 また、徴収率に関しては、ただいま目標の数値は具体のところも出ましたけれども、これは県内の平均値を参考にしてるということです。現状は非常に厳しいということで、当然、現年分をいただきながらもたまっている分、収入未済額となっている部分も徴収していかないと、これが全体の数値が上がっていかないということになりますので、そのあたりも具体的にどういうふうにしていくのかと。人数は、スタッフは増えたけれども、やはりその方針についてしっかりとした強い明確なものがなければ、なかなかいただけるものもいただけないというふうになるんではないかなというふうに思います。具体的などういう姿勢で臨むのかについて、また、粛々と事務的に行っていくものとすれば、例えば滞納に関しては財産の差し押さえであったりとか、さまざまな諸手続があるというふうに思いますけれども、これは今まで大体実際どのぐらい行われているのかというあたりが非常に見えません。それがもしわかるのであれば、平成28年度でも結構ですので、どの程度行われているのか。そしてまた、来年度はどうやって臨むのかというその辺についても確認をしたいと思います。 またそれから、3点目の質問になりますけれども、市税等の滞納に伴って延滞金も同時に課せられているというはずですが、これまでの課せられている延滞金の状況についても確認をしたいと思います。答弁願います。 ○議長(青柳宗五郎君) 門脇市長。 ◎市長(門脇光浩君) 決してこれまで税の収納に対して、何というか、なおざりな状況で業務を行ってきたということではない。これはしっかりと議員の皆様、また高橋議員にもお話をしておきたいと思います。当然御指摘いただいたように、現年課税分についてはしっかりと徴収を行わなければ、たまりにたまったものに手が届かないと。逆に言うと、現年課税分をしっかりと徴収することで、その後の要するに滞納分を削減していくという手法が一番効果的だと思いますので、今回の収納推進課についても、まず現年課税分、そしてその後の何というか繰り返したまりにたまって膨らんでいくということの原因を断つということが一番大きなこれは手法になるのではないかと思っております。先ほど実は10名体制というお話をしましたけれども、今の現状でその収納、これ私が考えている収納推進課の機能が、人数が大きくなったから成果がどうなんだという話の以前にですね、いろんな業務がその税務課の中、例えば催告状であったり、例えば徴収の通知であったりということが、膨大な事業がある日常のルーティーンの中で実際の話をすると、その徴収に果たしてどれだけ時間かけることができたのかという、これは反省があるわけであります。専任でこれまで行うとなると、10人という人数だけではなくて、これまで行いたいと思っていたけれども時間の関係で、もしくはスタッフの関係で行うことができなかったということもプラスすると、10人体制はさらに大きな体制に匹敵するぐらいの役割を果たさなければいけないというような、むしろ果たせるはずだというような思いがあって、この体制づくりをしていきたいということであります。私も大変期待しておりますし、また、この課の何というか組織にあたっては、組閣というか編成にあたっては、私自身が旗を振って、そして私の思いをしっかりとお伝えしてスタートさせていきたいというふうな思いがあります。 それから、3点目、続いて3点目の話でありますけども、本当にその延滞金も課されたはずだけれども、これまでのどういう状況なのかという話がありました。これについてですけども、延滞金は納期限の翌日から納付日までの日数に応じて、税額に一定の役割を乗じた金額を納めていただくという制度であります。納期限の翌日から1カ月間が2.7%、1カ月を経過した以降の期間では9.0%という延滞金の加算がなされます。かつてでありますけども、最初の1カ月が7.3%、1カ月以降が14.6%という時代もありました。しかし、低金利が続いた現状を踏まえて国税の見直しがあって、これに伴って地方税においても同様の見直しが行われて現在に至っているという経緯があります。それで実態でありますけれども、市民税分で申し上げますと、平成17年及び平成22年、平成27年分で55件であります。固定資産税分では、平成24年及び平成26年から平成27年分で3件。軽自動車税分では、平成23年から平成27年分で12件があります。国保税については、平成21年及び平成23年から平成27年で9件あります。合計で79件という現状であります。現在は本税の収納に重点を置いて、先ほどお話のとおりであります、滞納処分、差し押さえをした場合や国民健康保険短期被保険者証または資格証発行の納税相談の際に、本税に延滞金を課して合わせて徴収しているという現状であります。 以上であります。 ○議長(青柳宗五郎君) 2番。 ◆2番(高橋豪君) 差し押さえの状況なんかについての答弁がなかったので、この後でも結構ですけれどもわかればということです。 あとそれから、今の延滞金についてですけども、ちょっと確認していきたいと思います。今いろいろ何件という数字ありましたけれども、これは税が納期までに納入されない場合というものについて延滞金が課せられるというルールでよろしいですよね。それから、課せられない場合もあるんだけれども、これについては、市税条例の規則の中に15条のところに、例えば災害であったりとか病気の場合だとか、それから事業を廃止したとかそういうケースの場合は、届け出をして延滞金が免除されるという規定がありますが、それらについては、全部延滞金がかかるという認識でよろしいですか。 ○議長(青柳宗五郎君) 門脇市長。 ◎市長(門脇光浩君) 同様の認識であります。 ○議長(青柳宗五郎君) 2番。 ◆2番(高橋豪君) ちなみにですね、平成28年度の決算のところでいきますと、この延滞金の予算額が1,000円、調定額が25万8,185円で収入済額が25万8,185円、不納欠損ゼロ、収入未済額ゼロとされています。そうすると、この調定額の根拠というものがあるはずなんですが、これが先ほど言った全部で79件と、こういうことでよろしいんですか。 ○議長(青柳宗五郎君) 運藤総務部長。 ◎総務部長(運藤良克君) お答えいたします。 延滞金でございますが、議員おっしゃるとおり平成28年度の決算額、おっしゃるとおりでございます。決算、延滞金の計算につきましては、本税が納入された時点の日数の計算の上、同時に調定して納めていただくということでありますので、不納はないというふうに理解しております。また、延滞金の計算につきましては、1,000円に満たない場合は徴収しないというルールがございます。ですので、延滞金の額が1,000円に満たない場合には、延滞金は課されないというふうに理解しております。 ○議長(青柳宗五郎君) 2番。 ◆2番(高橋豪君) ちょっとよくわからないんですけども、ちょっとじゃあ質問変えますが、平成28年度の市税のですよ調定額というのが約32億2,000万円です。うち、この滞納繰り越し分というのが5.3億円となっていますが、そのうちの収入済額というのが3,100万円です。ただいまの答弁では、その納期が遅れたものが納付された時点で延滞金が発生するんだよと、1,000円に満たないものは徴収しないけれども本来発生するんだよということになります。もう一つ前の答弁だと、1カ月までは2.7%、それ以降は9%の率で延滞金がかかるんだよという答弁でした。そうするとですよ、この3,100万円の収入済額に対する延滞金というのが必ず発生していると思うわけなんですけれども、これについては単純にですよ、ならしの9%、まあ10%だとしても、これは310万円というような300万円程度の延滞金が発生しているはずだということにはならないんですか。 ○議長(青柳宗五郎君) 運藤総務部長。 ◎総務部長(運藤良克君) お答えいたします。 先ほど市長からの答弁もありましたけれども、原則延滞金をいただくことにはなっております。現在の延滞金をいただく場合ということで本税の収納に重点を置きということで答弁しておりますけれども、滞納処分、差し押さえをした場合や国民健康保険短期被保険者証または資格者証発行の納税相談の際に、延滞金を計算して納入していただける期日が当日か、あるいは翌日かはっきりした納入期日を約束していただいたもののみ計算して納入していただいているという実情でございます。 ○議長(青柳宗五郎君) 2番。 ◆2番(高橋豪君) やっぱりね、だからそこがちょっと変だと思います。というのは、私なんでこれを聞いてるかっていうと、今再三答弁の中で延滞金はとらないと、とらないよと、本税はとるよと、まあそれはそうですね、本税は払わなきゃいけないから。だけれども、なんでこの制度が設けられてるかっていうと、当然納期までに納まった人とそうじゃない人では、やはり何らかのそういったペナルティーがないと不公平、税の公平感が保てないからこの制度があるんじゃないですか。加えて言えば、これがあるから納期まで納めるという場合も当然だけれども考えられるところですね。で、例えば税務署、国税なんかは、1日でも過ぎるときっちり延滞金も加算されて払わなければいけないという状況なんです。だから先ほど来答弁があるけれども、延滞金はもらわないんだということになれば、じゃあ納期遅れても納期内に払っても変わらないということじゃないんですか。ということになりますよね。だからそういう考え方を改めていかないといけないんじゃないかなというふうに私は思うわけですが、市長はいかが考えますか。 それから、予算額が1,000円としてるということは、これはそういうことなんだと思います。結局、年度当初の予算が幾らになるかわかんないから存置項目ということで予算額1,000円で、こうなると、それもらってももらわなくても、歳入だったりとか、その年度の歳出予算に全く関係ないことになります。そうすると、なおさら別にもらわなくてもいいっていうことになるんです。私があちこちいろいろ、まあ全国の自治体全部は調べられないんですけれども、10ぐらい、大体同じぐらいの財政規模のところを調べさせてもらったんですけども、1,000円っていうとこはひとつもないです。予算の延滞金の予算1,000円というところはなくて、大体同じぐらいの規模だったら100万単位から場合によっては1,000万単位の予算を置いてて、実際決算を見るとそれ以上に延滞金部分も徴収してるというとこがほとんどです。だから来年度の予算編成においては、こういう部分見直していくという考え方にはなりませんでしょうか。市長の答弁を求めます。 ○議長(青柳宗五郎君) 門脇市長。 ◎市長(門脇光浩君) 今、御意見、また御提案いただいている内容、半分、正直言って半分理解して半分理解できてないと思います。すいません、お時間をいただきますけども、ただニュアンスとしてしっかりと伝わってきているのは、要するに延滞金をもらわないという状況であって、仮にですよそうなったときに、納税者の方々が払わなければいけないという意識にしっかりと応えること、もしくはそういう仕組みをつくっていくことということが制度的にどっかに欠落したものがあるんじゃないかというお話だと受け止めました。今まさに収納推進課をつくろうという状況にありまして、さらに言うと、この前からずっと決算の不認定に関しても、税のあり方、それから収納のあり方が議論になっていることは私たちもよくわかっておりますので、この機会に整理し、そして市民の方々から公平感を持った税のあり方というものを理解していただけるような仕組みをつくっていきたいと思います。 それから、もう1点だけすみません。それと、先ほど答弁漏れとなっております平成28年度の差し押さえ件数であります。これについては、債権関係が24件、それから不動産関係が1件、自動車関係が1件の26件であります。 ○議長(青柳宗五郎君) 2番。 ◆2番(高橋豪君) 件数はわかりました。ちょっと私の質問もわかりづらかったかもしれませんが、要は延滞金もらわない方向だと言いながらも実際払っている人もいるわけですよね、決算で金額出てるんで。そうすると、もらったりもらわなかったり、その時点でまず不公平だし、それから納期の期限内の人とそうじゃない人のやはりそういう差というのがないと、やっぱりそれもまた、きちっと納期に納まっている人からするとまた不公平になるんじゃないですかということです。ですから、それをきちっと予算の段階から反映させるべきではないのですかという御提案を申し上げるてるところでありますので、そういう意味でした。ちなみに、先日の魁新聞に秋田市の滞納金の回収に関する記事なんかもついてて、大分ごらんになったかと思うんですが、参考になるのかなというふうに思います。大分地道な取り組みで、一度に上がるわけではないんだけれども、何年もかけて大分効果が出ているというような記事でしたので、こういった他市の事例も参考にしながらですね、ぜひやっていただきたいというふうに思います。 それから、もう1点です。市政公約の中では、財源確保の手法として公共施設のあり方を見直して、この施設を現状の35%、先ほども触れられてましたけども削減して約4億の財源を生み出すとしています。これは公共施設等総合管理計画によるものですけれども、具体的に何をどういうふうに統廃合していくかが大きな課題です。また、総論には賛成でも各個別施設の廃止や統合については、各地域住民の反対も考えられます。公共施設統合管理計画の計画期間は30年間ですが、市長任期は4年です。任期中に具体的にどのような施設をどういうふうにしていくかについて、また、そのことで実際にはどの程度の財源の確保を見込むのかについて、お答えいただきたいと思います。時間が余りないので、どうか端的に。 ○議長(青柳宗五郎君) 門脇市長。 ◎市長(門脇光浩君) 4点目の質問であります。昨年度3月に策定をした公共施設等総合管理計画でありますけれども、公共施設のライフサイクルを勘案して30年間の長期計画になっています。そのアクションプランとして実効性を担保するために、第1期個別施設計画を策定しております。公共施設の目的、性質や地域事情と合わせた計画として、総合管理計画の最初の10年間、また、第2次仙北市総合計画期間と合わせて2025年までの10年間を計画期間とする計画でありまして、現在策定を進めております。個別施設計画は第1期の10年の期間内に、通常の維持管理以外、建て替え、大規模改修、廃止、除却及び統合等を伴う、行う施設を洗い出しし、内容と実施時期などを定めるものであります。 なお、既に長寿命化計画、また、配置適正化計画が策定されている、または策定予定の施設は、当該計画を個別施設計画とみなしております。具体的には、仙北市庁舎整備基本構想、消防施設整備計画、仙北市公営住宅等長寿命化計画、仙北市学校適正配置推進計画、仙北市体育施設マスタープラン実施計画などを個別施設計画とみなすことになります。この個別施設計画について、総務省から平成32年度までの策定を求められておりますけれども、本市では今年度中に第1期計画の策定を予定しております。現在素案を策定し、部長等会議でその内容を精査・調整しております。素案の段階で解体を予定している施設は、角館庁舎、角館中町庁舎、田沢湖庁舎東側車庫、田沢湖第2庁舎、西木第2庁舎、旧田沢湖高原スキー場管理棟、角館保健センター、角館学校給食センター、西木公民館、田沢湖郷土史料館、旧角館総合病院などがあります。これらを解体する後、不要となる維持管理費は、現在の推計額では年間約1億2,000万円程度と見込んでおります。なお、これにかかる解体経費については現在試算中であります。このほかにも廃止・統合等の方針を検討している施設がありますけども、先ほど議員が御指摘のとおり住民等への影響が大きい施設については、利用者・関係者との協議をしっかりと行うという慎重な対応が必要かと考えております。 私は、将来にわたり仙北市が維持発展できる下地づくり、まちづくりのためにも、公共施設等総合管理計画に掲げた35%削減という数値目標の達成に向けて、この個別施設計画の策定にあたっては公共施設の処分等を強い決意を持って実施したいと考えております。解体等の方針を定め、着手可能な施設については、来年度当初予算に関連経費を計上します。また、実施年度、内容等詳細を調整中であるために現段階で議員の皆様に正式にお示しすることはできませんけれども、2月定例会までにはお示ししてお諮りしたいと考えております。 以上です。 ○議長(青柳宗五郎君) 2番。 ◆2番(高橋豪君) 答弁の中にもありましたけれども、やっぱり住民の方々が頻繁に使用されてる施設とかの中でもやっぱり老朽化している部分なんかもあろうかと思います。だからそういった部分については、よくよく住民の皆さんへの配慮というか説明とかそういったのを繰り返す必要があるんだろうと思いますので、慎重に進めていただきたいというふうに思います。 あとそれから、次の質問に移ります。大きな2番目です。結婚と子育て、福祉と健康、定住事業の充実ということで、市政公約の中で具体的内容はありませんでしたが、市ではこれまで、子育て支援、結婚支援、定住支援などさまざまな政策を打ち出してきたわけです。前述のとおり、先ほど述べたとおり限られた財源であるがためにですね、この政策の選択や集中が迫られている中、若い人たちが安心して住み続けられるための取り組みこそ重点的・継続的に行っていくべきではないかと考えます。若者の定住促進を図り、人口減を少しでも抑制するというためにも、現行のメニューに加えてさらなる拡充を求めるものですが、市長は任期中、どのような政策を実施していくのかについて伺いたいと思います。 それから、2番目です。地域住民の福祉と健康を守ることは自治体に課せられた責務です。市は老朽化した市立角館病院を現在地に移転新築して本年春に開業しています。市立病院経営については、医師・看護師の確保とか患者数の減少だったりとか、財政の課題であったりとかがこれまでも指摘議論されておりますが、市民の暮らしを守るためのインフラとして今後も継続していくための具体的施策についてお伺いをいたします。 それから、これは先ほどの伊藤議員の一般質問にも同様の項目がありましたけれども、角館病院の精神科についてです。一斉退職ということで、3月、来年3月で常勤の医師が退職されてしまうということでありました。それによって精神科の継続が非常に困難な状況になってるというふうに伺っています。これなぜこういう状況になったのか、具体的経緯と内容、今後の対策と方針について伺いたいと思いますという質問ですが、先ほどの答弁では、これまでの55床から36床に減じていろいろ救急、急性期なんかもやりながら対応してきたと。そして、説得をしたけれども退職の意思が変わらなかったと。理由は一身上の都合でしたと。で、4月過ぎは非常勤として外来の勤務をしていただけると。そして、しかしながら入院については、常勤の医師がいない状況であれば無理なんだというような答弁で、現在は医師確保の作業中だと、全力を尽くしてるといったようなことがありましたけれども、まず一つ理由なんですけれども、先ほどの伊藤議員への答弁では市長からも若干の外的要因というような発言もありましたが、これ理由がわからなければ次の、次もこういうことが起こり得る可能性はないのかというふうに私は心配になるんですけれども、やはりなぜこうなってるのかということをきっちり把握をした上で確保の対策、医師確保の対策だったりとかそういったものを立てる必要があるのかなというふうに思うんですが、そのあたりについて、先ほどの答弁と重複する部分は結構ですんで、そのあたりについてお伺いします。それから、また市長が先ほど外的要因と言いましたが、これはお辞めになるのは医師の皆さんの一身上の自分の理由なのか、それとも、例えば派遣元というか、紹介していただいたところなんかの派遣元の理由によるものなのかについても確認をしたいと思います。それから、常勤の医師がいないということで入院の対応ができないということなんですが、そういった場合ですと、例えば今現在も認知症の方とかそういった方々がいろいろ入院されたりしてるということなんですが、そういった患者さんに対する対応なんかはどのようにされているのかということを伺います。もう一つは、例えば病床が使えない、常勤医師がいなくて入院はできないよといった場合は、その病床はずっと空きっぱなしになっているのかどうかについても確認をしたいと思います。それから、こうした状況については、地域の医師会なんかとはどういった協議になってるのか、そのあたりも確認をします。 そして、次、大きな3番目の質問もまとめてさせていただきます。教育環境の再整備、それから人材育成事業への着手ということです。 市政公約では教育環境整備と人材育成に力を注ぐとしていますけれども、任期中、具体的にはどういった取り組みをされるのかについて伺います。また、若い人材の流出が大きな課題となっていますが、市外で働く方々やこれから進学等で市外に出ていく方が非常に多くて、そういった方々が地元に誇りを持っていただけるような教育を行うということが必要かと考えます。故郷存続を図る上で、こうした取り組みについてお伺いをします。 それから、2点目です。子供たちは無限の可能性を秘めているわけですが、学業やスポーツにおいては、家庭の経済的状況にかかわらず全ての子供たちに平等にチャンスが与えられるべきです。中でも各種スポーツにおいて市内小中学生の活躍は目覚ましく、そのポテンシャルの高さに大いに期待するところであります。行政は、こうした子供たちの成長をサポートして、さらに大きな夢の実現に向けて強力にバックアップする必要があると考えますが、子供たちのスポーツを支援する体制づくりについて伺います。また、大人も含めてスポーツができる環境整備については積極的に進めるべきものでありますが、冬期間を例にすると屋外での練習等ができない競技も多くて、室内体育施設への予約が競合するなどして十分な活動ができないケースも大きな課題になっています。中には、ほかの市町村にある施設を借りているケースもあるようですが、このようにシーズン問わず十分にスポーツに取り組めるような環境を整備するための具体的取り組みについてお伺いをします。 以上、答弁願います。 ○議長(青柳宗五郎君) 門脇市長。 ◎市長(門脇光浩君) まず1点目の話でありますけども、結婚と子育て、福祉と健康、定住事業の充実でありますが、先週、3歳から5歳児の保育料無料化について、国で閣議決定したという情報がありましたし、また、今県でも子育て支援について相当強化するということで、その状況がいまいち私どものほうには伝わっていないこともありますけども、そういうふうに動いている中での話だというふうに御理解いただきたいと思います。 子育て支援について、私の考え方を少しお話しますけれども、在宅保育事業の強化を検討しているということであります。従来から乳幼児期の保育環境は重要とされてきておりまして、ゼロ歳児の家庭内保育は特に大事というふうに言われております。これまでの施設型の保育事業に加えて、これからは子供たちに対して家庭内の保育支援をさらに充実したいというふうな方向づけで、今メニューを造成しているという状況にあります。それから、先ほどの平岡議員の御質問のときにもありましたけれども、現在実施している保育施設の利用者を対象とした子育て保育料助成事業は、これは所得の状況に応じた支援となっておりますけれども、これまでの家庭の経済負担を軽減するという考え方から、できるだけ早い時期に子供たちへの支援という考え方に改めたいと思います。所得制限の撤廃を行いたいということであります。これについては、その他の多くの政策とも連動することになりますので、議会の皆様と十分に協議を重ねたいと思っております。また、例えば放課後児童クラブでありますけれども、西明寺小学校のマロンクラブの利用者が大変増えておりまして、のびのびとした放課後生活を過ごすための施設整備も速やかに実施したいと思っております。 続いて結婚支援でありますけれども、県と市がそれぞれさまざまな事業を行っております。民間の方々も大変活発な活動をしております。秋田県の動きとしては、結婚支援サポーターが活動しております。また、あきた結婚支援センター出張センターも仙北市内で開催されております。また、市独自としては結婚サポーターとの連携でありますけれども、縁寿相談会、これは縁を取り持つ縁寿相談会というものを前期後期に分けて開催をしております。実績も上がっております。また、この年明け1月19日には、コミュニケーション能力を高めるということでコミュニケーション講座も開催いたします。また、新しい取り組みとしては、出会いイベント創出事業などについて地元若者グループとの連携も今させていただいております。それと、これは来年度新規にできるだけ行いたいと思って今準備をしていることでありますけども、幸せキューピッド隊を組織したいということで、これは以前の昔のおせっかいおじさんおばさんのような方々の誕生を組織として組織化していきたいということであります。これは民間の方々が各家庭を訪問するという御職業をされている方々等に御依頼し、委嘱状を交付して連携していきたいというような内容であります。 それから、空き家対策等について、定住対策の中で空き家対策等についても充実していきたいというふうな思いを持っております。これについては、リフォーム事業はもちろんこの後も進めていきたいというふうに考えておりますけれども、このほかにも空き家の情報を詳細にお伝えしたり、周辺の利用可能な農地であったり、また自然環境や伝統文化もセットでお伝えするという手法を考えております。そのほか、登録数が少ないということもありますので、この掘り起こしの作業も進めていきたいというふうに考えております。また、引っ越し等の経費等についての助成の検討もさせていただいております。充実していきたいと思います。 それと、2点目のほうのこれは病院の関係のお話でありますけども、管理者にお話をさせていただきますけれども、少しお待ちください。 議長、大変恐縮であります。少し御相談したいことが、休憩していただけますか。 ○議長(青柳宗五郎君) はい、暫時休憩します。                              (午後2時48分)--------------------------------------- ○議長(青柳宗五郎君) 休憩前に引き続き会議を開きます。                              (午後2時50分)--------------------------------------- ○議長(青柳宗五郎君) 進藤病院事業管理者。 ◎病院事業管理者(進藤英樹君) 角館総合病院の精神科についてお答えいたします。 ひとつ退職理由でございますが、先ほど申し上げましたようにあくまでも一身上の都合ということでございまして、ただ、議員御指摘のように、これから求める医師の方々につきまして、今我々は医局に医師派遣の要請をする際に、私たちが今までどういうことをやってきたのか、これから私たちの病院の中でどういう精神科医療が必要なのかということについての意見交換はさせていただいております。で、うちの病院はこういう長急性期をやっているので、そちらさんとは合わないかもしれませんよというようなそういうその御意見もございますので、そういう意味で、これから我々が要請する医師がまた、またというか、そういう事情の不一致でまた離れていってしまうというようなことがないような要請の仕方を今しているということでございまして、今お辞めになる方々のその理由はあくまでも一身上の都合ということでしか言えないところでございます。 それから、3番目は、入院病棟、最悪の場合4月以降休まなきゃいけないという事態、そうならないにしても、今の方々が非常に意思が固いので、病棟を4月以降継続できるとしても、今の入院患者さんにつきましては、やはり精神科の場合、市長の行政報告でもさせていただいてますが、非常に主治医と患者さんとの結びつきが深いということで、そのまま継続して入院することがなかなか難しい状況です。ですから、しかも精神科疾患の特性でありまして、非常に短い時間で患者さんを移動させるということはなかなか難しいことでございますので、先月の末、あるいは今月から本格化しておりますけども、そういう関連のところに患者さんがスムーズに転院できるように、いろんな連絡等をとってございます。それから、精神病院がない場合は、場合によっては御指摘のように認知症の方々、もし特養で対応できるような方、それから老健で対応できる方がいらっしゃるとすれば、そういう方々も含めて連携のやりとりをしているところでございます。 それから、病棟の何というんでしょうか、活用というんでしょうか、運営の仕方、もし病棟を休止せざるを得なくなった場合につきましては、残念ながらそのまま精神科の病床の認可というのは、一般病棟は別ものでございますので、相互で、精神科の病棟が空いたのでほかの病床にできるというようなことは決してございませんので、まずはそこは休止せざるを得ないということでございます。ただ、我々が今いろんな医局にお話、要請をしている際に、たまたま平成30年度からは医師の専門医の新たな研修制度が始まって、なかなか医師をそういうふうに新たなところに動かしづらいというようなお話をされております。でも、それが再来年になったら、あるいはその次になったらというような見通しがないわけではございませんので、我々とすれば、もし最悪の場合休止になったとしても、その期間ができるだけ短いような方法になるように、事態になるように、いろんな医局にお願いなり何なりをしているところでございます。 それから、医師会の対応でございますが、先ほど申しましたように先月あるいは今月から本格化しておりますが、いろんな患者さんの転院の対応をしております。その際に、医師会につきましては、こちらから文書を差し上げまして、事情を説明して理解をいただいているところでございます。 以上でございます。 ○議長(青柳宗五郎君) 熊谷教育長。 ◎教育長(熊谷徹君) 議員の……。 ◆2番(高橋豪君) 時間がないので。 ◎教育長(熊谷徹君) はい、わかりました。 はじめに、教育環境整備について述べさせていただきます。 市の未来を担う児童生徒の健全な育成を図る上で教育環境の整備は必要不可欠なものと考えております。教育委員会では、老朽化した市内小中学校の整備に向けまして学校施設の改修・改築等について検討を行ってまいります。学校給食センターにつきましては、3センターの老朽化への対応に集約することによるコスト削減を目的に、総合給食センター供用開始を、平成32年の開始でございますが現在基本設計を作成しているところでございます。適正配置につきましても、児童生徒のよりよい教育環境の整備の視点からも、現在、委員会、また総合教育会議等で議論を進めているところでございます。 次に、人材育成について述べさせていただきます。 本市の学校教育では、議員御指摘のとおり子供たちにふるさとのよさを十分に味わわせ、郷土への誇りと確かな学力を身につけさせるとともに、たくましく生きる力、自分がどこにあってもふるさととかかわりを持ち、ふるさとを支えていこうとする高い志を育成することが求められており、2本柱といたしまして確かな学力の定着とふるさと学習、これを柱といたしまして取り組んでいるところでございます。ふるさと学習につきましては、ふるさと仙北学などを通しまして、ふるさとのよさをしっかりと学ばせるように努めているところでございます。また、各学校の特色ある取り組みを支援するキャリア教育、ふるさと学習支援事業とか、また、地域人材の活用を支援する学校教育バックアップ事業など、また、科学的・論理的思考などの向上を図るドローン学習研究などの事業などを積極的に展開しているところでございます。また、今後でございますが、小中学校における農業体験、林道体験、樺細工体験、観光地案内体験などを積極的に充実させ、児童生徒に早い時期から仙北市の自然の恵み、すばらしさ、それから農業等の魅力・大切さなどに気づかせ、将来の職業選択の際の選択肢の一つになるような機会を多くつくってまいりたいと思っております。このような教育活動を通しまして、議員が御指摘のように故郷に誇りを持って、将来この地で志を立てて生きてくださるか、または、そうでなくてもやがては仙北市に戻っていきたいという思い・行動につながるような教育を試行してまいりたいと思っておるところでございます。 続きまして、子供たちのスポーツの件でございますが、本当に子供たちの活躍、私もうれしく誇らしく思っているところでございます。子供たちへのサポートでありますが、教育総務課で学校のスポーツ活動、それからスポーツ振興課で少年団、スポーツ少年団へのサポートを行っているところであります。それで総務課のほうでは、小中学校が学校教育の一環として行う対外運動競技やコンクール、発表会の出場を支援するために、派遣補助金を交付しております。それから、各種大会等で必要なバスについては、市バスが使えなかった場合はバスの賃借料で借り上げるというふうになっております。それから、スポーツ少年団のほうはスポーツ振興課で担当しておりますが、現在31単位団体584人、子供たち1,113人で約半分が活動しているという状況でございます。この後、委員会といたしましては、市のスポーツ少年団を通じて県大会・東北大会、それぞれいろんな大会等の交通費・宿泊費の派遣としてなどの支援のほかに指導者・保護者の負担軽減を図るために各単位団体に助成金を補助・助成して、活動の幅を充実していきたいと、実際しておりますけども、よりさらに充実させていきたいと思っているところでございます。 次に、スポーツ環境施設の整備でございますが、市内の施設に関しましては、建設から数十年が経過いたしまして老朽化、傷みの激しい施設が多いために補修や修繕等を行いながら御利用いただいております。快適な環境とはとても言えず、不便さの中で使用していただいていることに本当に心苦しく思っているところでございます。また、夏に屋外スポーツをしていた方々が冬期間は屋内で活動となるために、利用にあたって、日程、それから時間等の調整を行いながらお互いに譲り合っている、御協力いただいているわけで、本当にまことに申しわけなく思っておりますが、どうかよろしくお願いしたいと思っております。それから、学校開放による小中の体育館の施設のスポーツ用具の整備等の充実に努めながら、利用者の利便性等を図ってまいりたいと思っております。 いずれにいたしましても、市民の皆様に何とか快適な環境、できるだけスポーツとレクリエーションを楽しんでいただけるようさまざま取り組んでまいりたいと思いますので、どうかよろしくお願い申し上げます。 ○議長(青柳宗五郎君) 2番。 ◆2番(高橋豪君) 答弁をいただきました。それで病院のほうですけれども、どうか医師確保をできるように積極的に取り組んでいただきたいというふうに思います。 もう1点、病院のハード的な部分なんですが、新病院の使いやすさという面では、前も議論になったかもしれませんが看板とかがわかりづらいという声が多々あります。私もそう感じるときがあるんですが、道路走ってると看板が横向きになってるし、大きな看板として見えないというか認識できない状況です。これは多分感じてる人も多いと思います。それから、新しい道路もできてて、そのもっと手前の交差点だとかそういったところにも「角館病院行き」というようなそういったサインというかそういったものがないから、どこなんだろうというふうに迷ってしまう人とかもいると伺っておりますので、今後対応可能であればですね、そのような、出入りも多いので、特に入り口の部分については複数入り口があるわけですから、対応を考えていただければなというふうに思うんですが、いかがでしょうかということを確認したいと思います。 最後の質問をもう同時にします。災害対策についてということで挙げています。 これは御存じのとおり、今年は本当に7月、8月の豪雨で大変な災害がまた起きてしまったということです。その中でこれまでも議論していますが、同じ場所が何回もという内水被害に遭うというとこが、市長も御存じのとおりだと思います。それについては早急な対処が必要だというふうに思いますが、市長もこのことを市政公約に掲げているようですんで、取り組みの内容について伺いたいと思います。答弁願います。 ○議長(青柳宗五郎君) 進藤病院事業管理者。 ◎病院事業管理者(進藤英樹君) 先ほどの質問で、前段の部分、病院経営についての答弁漏れがございましたので、今お答えしてよろしいでしょうか。 ○議長(青柳宗五郎君) はい。 ◎病院事業管理者(進藤英樹君) すいません。そうすれば……。 ○議長(青柳宗五郎君) 簡潔に、簡潔に。 ◎病院事業管理者(進藤英樹君) はい。病院経営についてでございますが、2つの市立病院を継続させ市民の暮らしを守るために、今後は投資規模の適正化、あるいは整備進度の調整等に配慮し、収益、患者数の動向を踏まえた過大・過度な先行投資にならないような適切な事業運営に努めてまいります。また、医療サービスの安定的かつ継続的な提供につきましては、医師・看護師等の人材確保に努めつつ、現在の医療機関の充実を基本としながら不足する機能については他の地域との連携を図り、将来の医療需要に対応したバランスのとれた医療機能を持つ体制を目指してまいります。財政基盤の面につきましては、経営改善による財源確保に加えまして、なお不足する財源について、現在市と病院で繰り出し基準について協議しており、必要な繰入額等の検討をしているところでございます。 それから、御指摘の看板につきましては、病院内の敷地にあるもの、それから敷地外にあるもの、あるいは道路標識に類するもの、いずれにつきましてトータルで検討させていただきまして、改善すべき点を早急に改めていきたいと思っております。 ○議長(青柳宗五郎君) 門脇市長。 ◎市長(門脇光浩君) 災害、再災害防止でありますけども、要点は一つ。災害復旧対策を従来の現況復帰型、現状復帰型から再発防止強化型に変えたいということがこれは根底であります。職員の方々の配置であったり、また、あらかじめ予算を確保して、例えば自主防災組織にその予算を配分していくというようなことを、プロジェクトチームを設置してこの後実現していきたいと思います。再災害抑止・防止に対して一生懸命頑張ります。これは市政公約に述べさせていただいたとおりであります。 ○議長(青柳宗五郎君) 2番、高橋豪君の一般質問を終わります。--------------------------------------- △散会の宣告 ○議長(青柳宗五郎君) これで、本日の日程は全部終了いたしました。 本日の会議を閉じ、散会をいたします。                              (午後3時03分)...