○議長(佐藤峯夫君) 日程第3、諸般の報告をいたします。 地方自治法第121条の規定により、説明のため出席を求めた者は、門脇市長、石山副市長、
熊谷徹教育長、
倉橋総務部長、
高橋俊一市民生活部長、高田紀市
福祉保健部長、
太田観光商工部長、
高田秀市農林部長、
佐藤秋夫建設部長、
橋本教育部長、
黒沢会計管理者、
下総企業局長、
佐藤秀夫医療局長、
高橋新子総合産業研究所長、
布谷監査委員事務局長、
佐々木所得税還付等調査局長、
熊谷直人選挙管理委員会事務局長、
藤原農業委員会事務局長、
田中総務部次長、
伊藤総務部次長、
羽川市民生活部次長であります。 以外につきましては、必要に応じて参与を求めることといたします。 会議の書記は、三浦、藤岡の2名を任命いたします。 職務のための出席は、
藤村議会事務局長であります。
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△市政報告
○議長(佐藤峯夫君) 次に、市政報告に入ります。 門脇市長。
◎市長(門脇光浩君) おはようございます。 平成23年第4回
仙北市議会定例会の開会に当たり、主要事項について御報告します。 その前に、先ほど
議会運営委員長からもお話がありましたが、本日出席の職員、クールビズ、それから節電運動の一環ということで、ネクタイの着用をしていないことも御了解いただきたいと思います。 初めに、
所得税還付等調査について報告します。 5月11日に第1回
所得税還付等調査市民検証委員会を開催し、これまでの調査状況及び今後の調査方針を報告、委員の皆様から検証をいただきました。皆様からは「調査対象を限定せず、不正がいつから行われ、現在は行われていないことをきちんと説明できなければ市民は納得しない」などの意見が出されました。 また、5月27日に第4回
所得税還付等調査委員会、その後、6月7日に第2回
所得税還付等調査市民検証委員会を開催し、市県民税等の決算額と調定額の乖離に関する調査について検証していただきました。これまでの調査により、乖離している額は1,246万8,634円、このうち県民税の払い込みが不足している額は393万2,787円と認められます。今後、この原因等の解明に向けてさらに調査を進めます。市の調査結果に基づき、平成23年3月31日付で財務会計の調定額を変更しました。これにより4月1日現在の
財務管理システムの調定額と
税管理システムの調定額は一致しています。今後、議会の同意を得て県民税の精算事務を行う方向で県当局と協議する予定です。
所得税還付金の調査については、関係機関から情報をいただき、順次調査を進めています。並行して、事実確認した内容をもとに再度関係職員の聞き取り調査を行う予定です。 今後のスケジュールは、7月22日に第5回
所得税還付等調査委員会を開催し、また、第3回
所得税還付等市民検証委員会を開催する予定です。 5月28日付の一部新聞報道に、明らかに事実と異なり、推測と予断に基づいた記事があり、掲載したマスコミに対し、市民に誤解を与える表現は遺憾であると抗議文を持参し、抗議を行ってきました。 次に、
東日本大震災支援本部の活動についてです。 4月10日から5月31日まで支援本部の現地連絡所を岩手県山田
町に設置しました。主な業務として、各被災自治体(主に宮古市、山田
町、大槌
町)からの要望事項の取りまとめと調整、
炊き出しボランティア団体の被災地活動の支援、
ボランティアセンターの支援などを行いました。 5月6日、宮城県女川から55世帯108人の被災者を受け入れています。翌日には、保健・福祉・
教育関係職員等による訪問相談を実施したほか、その後も定期的に巡回訪問を行っています。また、5月10日からは、
生保内小学校へ5人、中学校に4人の通学が始まり、通学の送迎を行っているほか、被災者で病院の診察が必要な方には、田沢湖病院へ週1回通院バスを運行しています。 4月29日から5月25日まで、避難者への夏物衣料等を募集したところ、市民及び団体等から約70件が寄せられ、早速、避難されてきている方々に提供をしています。皆様の御協力に感謝を申し上げます。 なお、6月7日現在の避難者の
受け入れ状況は、県別では、福島県48人、宮城県173人、岩手県11人の計232人となっており、避難先別では、市有施設2人、宿泊施設182人、家族知人宅14人、
雇用促進住宅27人、その他7人となっています。 民間の皆様による被災地への炊き出し等については、3月13日の岩手県大船渡市を初めとして、宮古市、山田
町、大槌
町、仙台市などへ延べ22回、これは5月31日現在の実績であります。延べ22回にわたり、職員が同行して行われています。多くの皆様の献身的な活動に重ねて感謝を申し上げますとともに、今後とも御協力をよろしくお願いいたします。 次に、平成22年度の
一般会計決算見込みについてです。 歳入総額は187億8,041万3,000円、歳出総額は183億8,236万3,000円、
歳入歳出差し引き額が3億9,805万円を見込んでいます。
歳入歳出差し引き額から平成23年度へ繰り越すべき財源の総額6,369万円を差し引いた実質収支額は、3億3,436万円の黒字となる見込みです。 次に、
一般会計補正予算についてです。 補正額は8,681万4,000円で、これに既定予算を加えますと補正後の額は、180億2,513万8,000円となります。 主な事業は、地域支え合い
体制づくり事業費、
緊急雇用対策事業費、
観光施設整備事業費、
特別支援教育就学奨励費等です。 また、
震災関連事業として、
東日本大震災義援金、
中小企業災害復旧資金利子補給金、
市民元気創出事業費、
教育旅行サポート事業費等を御審議いただきたいと思います。 次に、各部局等の主要事項並びに諸般の状況を報告します。 総務部です。 協働による
まちづくり基本条例(仮称)(案)の説明会の開催について。 市民みずからが主体者となり、市民が身近な課題解決に市と協働して取り組む役割を明確化した「協働による
まちづくり基本条例(仮称)」(案)について、6月23日から7月8日までの間に、市内9カ所を会場に説明会を行う予定としています。6月15日号の広報並びに仙北市ホームページに掲載して周知を図ります。 仙北市
安全安心メールについて。 昨年の7月から8月の豪雨災害をきっかけに、仙北市では緊急情報の
発信システムを検討してきました。また、ことし3月に発生した
東日本大震災の教訓から、停電時にも機動力の高い仕組みが必要と考え、作業を進めています。今回、その一つとして、携帯電話にも対応した仙北市
安全安心メールをスタートしました。市民の皆様に有益な情報を、緊急時、平常時にかかわらずお届けするものであります。まずは、より多くの方々に配信先として御登録をいただくよう周知を図っているところであります。
JA秋田おばこの
クニマス里帰り応援について。
JA秋田おばこが地域貢献の一つとして本年2月から取り扱いを始めた「復活!
クニマス里帰り応援定期」の
取り扱い期間が終了し、5月24日、
JA秋田おばこ藤村正喜代表理事組合長から、貯金総額の0.02%に当たる35万円を贈呈していただきました。 応援定期は、日本一深い田沢湖の水深423メートルにちなみ、金利を年0.423%に設定するなど、
クニマス里帰りに関する事業への応援を募ったもので、今回の
JA秋田おばこの取り組みにより、田沢湖や
クニマス里帰りへの関心が地元以外への広がりを見せる機会になったと思います。 贈呈していただいた応援金については、今回の取り組みの趣旨を踏まえた上で、有効活用したいと思っています。これを機にさらに関係機関が連携して、クニマスの里帰り事業を進めたいと考えています。 山梨県富士河口湖
町議会議員行政視察について。 山梨県富士河口湖
町議会議員団一行20名が、5月25日に「議会の活性化」と「クニマス」をテーマに行政視察に訪れました。 テーマの一つであるクニマスについては、地元西湖を中心に住民の関心が高まっていることなどについての報告があり、本市からは、
クニマス里帰りプロジェクトへの協力や、
クニマス発見を機会とした友好提携などについて説明し、今後、相互連携を強化していくことを確認しました。 なお、6月19日に開催される
西湖ロードレースの開会式に私も出席を予定しています。 仙北市
男女共同参画推進委員会の開催について。 仙北市における
男女共同参画社会の形成と、市民意識の啓発並びに行政施策の推進に資することを目的に設置した「仙北市
男女共同参画推進委員会」第1回委員会を5月16日に開催し、新しい12名の委員に委嘱状を交付させていただきました。 第1回委員会では、平成23年度の事業計画と第2次仙北市
男女共同参画計画の策定について協議を行っています。
地域公共交通の再構築について。 市民生活の足として重要な役割を担っている路線バスは、利用者の減少等により経営環境は大変厳しい状況となっていて、近年、路線の廃止や減便が余儀なくされています。 こうした中、昨年度実施した
高齢者生活実態調査によると、利用目的の多くは通院と買い物で、地域によっては乗降場所が遠いなどの理由により不便を来しているという結果も報告されています。 他方、平成19年度から導入している
デマンド型乗合タクシーは、利便性の向上とともに低コスト運営が可能な新しい
公共交通システムとして定着をしてきています。 地域の実情を考慮すれば、西木地域と神代地域においては、
路線バス方式よりも
デマンド型乗合タクシー方式が有効と考えて、今後、地域住民との意見交換を行いながらその検討を進めていきたいと考えています。 秋田内陸線について。
秋田内陸縦貫鉄道株式会社、秋田県及び北秋田市とともに持続的な運行を目指した4者合意に基づき、平成24年度までに赤字額を2億円以内とする目標に向けて鋭意取り組んでいます。 こうした中、
東日本大震災の影響により、それまで増加傾向にあった観光需要が激減するなど極めて厳しい経営環境となっています。 今後、当地域及び内陸線等の交通網は安全かつ元気であることをアピールするとともに、今後実施される
JRデスティネーション・キャンペーンを契機として、角館と弘前間の直通運行を行うなど戦略的な誘客策を検討しています。 あわせて、沿線地域の
マイレール運動の啓発に向けて、会社とともに地域住民との懇談会も考えています。 市税関係について。 課税関係では、5月に固定資産税、
軽自動車税の納税通知書を発送し、6月の市県民税、7月には
国民健康保険税を予定しています。 収納関係では、出納閉鎖の結果、平成22年度現年度分の各税目の収納状況は、市民税97.4%、固定資産税93.4%、
軽自動車税96.9%、たばこ税100%、入湯税92.8%、
国民健康保険税90.4%となりました。 今後とも適正な課税と公平負担の原則を遵守し、市の歳入確保に努めます。
節電対策推進運動の実施について。
東日本大震災の影響により、夏場の電力不足が懸念されていることから、節電対策が喫緊の課題となっています。このため7月1日から9月30日までの期間、市内事業者及び一般家庭の協力のもとに「仙北市
節電対策推進運動」を展開することにしました。 照明のこまめな消灯やエアコンの適正な温度管理など、身近にできる節電運動を強力に展開し、政府が示している消費電力の15%削減を目指します。なお、市庁舎を初めとする公共施設については20%以上の削減を目標とし、別途行動計画を策定の上、取り組むことにしています。 市民生活部です。
国民健康保険事業について。
国民健康保険財政は、医療の高度化や加入者の高齢化による医療費の増加、景気低迷による被保険者所得の落ち込み等により厳しい状況に置かれています。 こうした現状を踏まえ、市民が将来にわたり安心して
医療サービスを受けることができる環境の整備を目的として、「仙北市
国民健康保険事業安定化計画」を策定し、一般会計からの基準外繰り入れに係る予算を御可決いただいているところですが、今後も厳しい状況が続くと予想されることから、保険税率の改正案を、5月30日「仙北市国民健康保険運営協議会」に諮問し、承認を得ました。 これに基づき、
国民健康保険税条例の一部を改正する条例改正案を本定例会に提案していますので、御審議をよろしくお願いいたします。 地震被害について。 5月27日22時33分ごろ、秋田県内陸南部白岩岳付近を震源とする地震があり、秋田地方気象台の発表では、仙北市において角館
町東勝楽丁ほかで震度4が観測されました。 情報等の受理伝達、関係機関との連絡調整のため、同日22時33分、角館庁舎に仙北市災害警戒部を設置しました。 市の初動体制としては、2人3班体制で市内(角館地区、神代地区、西明寺地区)の巡回を実施しました。 被害状況については、田沢湖卒田出口、柴倉地区で28件の停電がありましたが、翌日2時41分ごろ復旧をしています。 また、市道夏瀬線で若干落石があり、通行に支障を来す状況ではありませんでしたが、すぐに除去をしました。 そのほか、施設及び人的な被害の報告はありませんでした。 そのような結果を踏まえて、5月28日正午に仙北市災害警戒部を廃止しています。 これからも、緊急時の防災体制を強化していきます。 火災発生について。 4月14日の深夜、田沢湖生保内で火災が発生しました。 木材工場(鉄筋一部木造平屋建て)の半焼で、原因については、現在調査中です。消防署や消防団の迅速な出動により、延焼や負傷者はいませんでした。 今後とも火災予防啓発に努めていきます。 交通事故、死亡事故について。 平成23年5月11日から5月20日までの10日間、「春の全国交通安全運動」が行われました。 しかしながら、運動期間中の5月14日深夜、西木
町桧木内の県道で死亡事故が発生し、2名の若者が亡くなるという大変痛ましい事故が発生しています。 今後、関係各位の協力を得ながら、市民の財産生命の安全を図り、交通事故のないまちを目指して一層努力していきます。 福祉保健部です。 地域支え合い体制づくり事業について。 この事業は平成22年度、厚生労働省から各県に対して交付された「介護基盤整備等臨時特例基金」を財源に、実施市町村に対して100%の県補助で行う事業で、高齢者や障害者等の社会的弱者を地域社会が見守りしていく体制づくりを目的としています。 事業内容が地域との協働事業であり、仙北市全体で計画を進めることによってよりよい効果が期待されることから、本事業に取り組むこととしました。各課及びNPOや社会福祉法人から提案をいただき、協働で社会的弱者の見守り体制づくりを構築し、福祉の向上につなげていきたいと思います。本定例会に関連予算を計上しておりますので、御審議をよろしくお願いします。 観光商工部です。 大変申しわけありませんけれども、表題、また文中にある「角館の桜まつり」という表記を今回、震災の関係で「がんばろう!東北 角館の桜」としておりますので、大変恐縮ですが、申しわけありませんが訂正をさせていただきたいと思います。おわびを申し上げます。 がんばろう!東北 角館の桜、刺巻湿原ミズバショウまつり、カタクリ群生地等の人出について。
東日本大震災の影響を受けて、人出は、減少の大きなところで対前年比34%の水準まで落ち込んでいます。 がんばろう!東北 角館の桜は、4月22日にスタートしましたが、低温が続いて開花がおくれ、見ごろがゴールデンウイークにずれ込んだことから、実行委員会の判断で会期を5月8日まで延長しました。人出については、昨年より88万600人少ない68万400人の人出となりました。 刺巻湿原ミズバショウまつりも会期を2日延長して、4月16日から5月7日まで開催されました。4月中旬に見ごろを迎えましたが、昨年より9万100人少ない4万6,900人の人出となりました。 また、八津・鎌足のカタクリ群生地は、4月22日から5月5日まで開園しました。手前のほうが4月24日に見ごろを迎え、昨年より7,918人少ない1万724人の人出となりました。
東日本大震災に伴う緊急の市内経済支援対策について。 4月の臨時会で、内需拡大策として補正予算を議決いただきました、市内全世帯及び仙北市に避難された震災避難者に、400円の温泉入浴券2枚つづりの配布を終えています。5月31日現在までの使用枚数は1,204枚となっています。 また、市内の宿泊施設を利用する秋田県民を対象に、1人当たり2,000円の宿泊クーポン券を抽せんで1,000人にプレゼントの第1弾は、4月25日に当選者へはがきを送付しました。5月31日までの利用枚数が205枚です。 第2弾の締め切りが5月25日で、800人を超える応募があり、当選者に5月27日にはがきを送付しました。当選された皆様の積極的な御利用を期待しています。 なお、大変好評である宿泊クーポン券プレゼントの第3弾として、2人以上ファミリー宿泊クーポン券プレゼントの補正予算を本定例会へ計上しています。御審議をよろしくお願いいたします。 東北地方太平洋沖地震復旧支援資金融資申し込み状況について。 秋田県が創設をした「東北地方太平洋沖地震復旧支援資金」の仙北市内事業所の融資申し込み状況は5月31日現在、件数113件、融資額15億6,700万円となっています。なお、さきの臨時会において想定した融資額は16億円でしたが、融資額を20億円と見直し、本定例会に増額した利子補給額の補正予算を計上しています。御審議をよろしくお願いします。 プレミアム付き商品券発行事業について。 仙北市商工会と連携した、1億円に1割のプレミアムをつけた商品券発行事業は、「仙北市げんき商品券」として、1,000円の商品券11枚つづりを1万円で販売するものです。商品券販売場所は、商工会本所・各支所及び市内指定販売所7カ所で、6月8日より発売を開始しています。9月30日までの使用期限とし、商品券の取扱加盟店で使用できます。市民は1人20セットまで、市民以外の購入希望者は1人10セットまで購入できます。 田沢湖・角館観光連盟の設立について。 3観光協会の連携による「田沢湖・角館観光連盟」について、6月25日に設立総会の開催を予定しています。設立後は、3観光協会が協働で実施する事業を強力にバックアップしたいと考えています。また、設立事務と同時進行で、
東日本大震災で低迷している観光産業、地域経済の支援のための新たな経済対策も検討をいただいています。いずれ具体の政策については計画がまとまり次第、予算等について議会にお諮りしたいと考えておりますので、よろしくお願いします。 農林部です。 仙北市地域農業再生協議会について。 6月1日に仙北市水田農業推進協議会、仙北市担い手育成総合支援協議会と仙北市耕作放棄地対策協議会の3協議会が機能統合し、新たに「仙北市地域農業再生協議会」としてスタートをしました。 この協議会は、本年度から本格実施される農業者戸別所得補償制度を踏まえ、戦略作物の生産振興を初め、その作物を生産する担い手の課題、農地の課題など、関係者が一丸となって方向づけを行っていこうというものであります。 また、農業者戸別所得補償制度では、所得補償交付金交付申請書の提出が6月末日となっていることから、現在、集落農政推進員を通じて申請書を農家へ配布中で、JAや米集荷業者を通じて再生協議会で申請を取りまとめることとし、申請漏れのないよう注意を図っていきます。 稲の生育状況等について。 春先からの天候不順により、農作業への影響が心配されましたが、田植え作業については5日程度のおくれで、現在はほぼ終了しています。移植後に気温の低い日があり、当初、生育のおくれが心配されましたけれども、その後の気温が平年並みか高い日が続いたため、生育のおくれは取り戻しつつあると考えています。 また、平成23年産米の生産数量目標については、平成22年12月27日に数量目標の配分を受けていますが、このたびの
東日本大震災の影響による県間調整に取り組んだ結果、仙北市における23年産米の生産数量目標が1万6,457トンとなり、既に配分を受けた数量より70トンふえました。したがって、作付可能面積も12.68ヘクタールの増加となり、2,981.34ヘクタールとなっています。 秋田スギバイオエネルギーセンターについて。 バイオマス施設の稼動が計画どおりとなっていないため、受注者の月島機械株式会社から改造計画の提案が昨年度末にありました。 その計画案について、これまで月島機械株式会社と協議を重ねてきました。この改造の基本計画及び工事期間については、秋田県農林水産部林業木材産業課の指導も受け、適切である旨の方向性が導き出されたところであります。 今後は、改造設計図とエネルギーバランス計画書が月島機械株式会社から提示される予定で、これを受けて秋田県に事業変更申請書を提出し、承認後、速やかに改造工事に着手し、所定の性能が発揮できるよう努力をいたします。 県南地区「国際森林年森づくりフォーラム」等について。 2011年は、国連で定める「国際森林年」です。県では、森林・林業や環境問題に関心を持っていただく絶好の機会ととらえ、県内3地区で「国際森林年森づくりフォーラム」を開催することにしています。県南地区では、8月6日に仙北市を会場に「みんなで美しい里山づくりを」をテーマに、クリオンでの基調講演及び潟前山森林公園において広葉樹の枝切りなどの作業体験を行う計画です。あわせて地元特産物などのテント村も開設し、当市に震災により避難されている皆さんの招待も予定しています。 なお、平成12年から森林作業体験を通じて都市住民との交流を行ってきた「緑の交流支援事業」、並びに地元住民及び市内小学生を対象に実施してきた「森を楽しむ体験事業」は、首都圏からの参加者の高齢化対策並びに体験事業メニューの見直しなどが必要なことから今年度は中止とし、来年度から一新した事業としてスタートすることにしました。また、さきに申し上げた国際森林年森づくりフォーラムにも、これまでの事業の目的や内容が一部盛り込まれています。ぜひ多くの皆さんに参加をいただきたいと思います。 仙北型グリーンツーリズムの推進。 今年度の組織機構改革により、総合産業研究所内に農山村体験デザイン室を新設しました。1年目となる本年は、一元化した教育旅行窓口機能を充実させる一方、被災地と受け入れ地の双方支援につながる教育旅行の展開を図ります。また、県の子ども双方向交流プロジェクトを活用した中川小学校と都市部との交流を支援するほか、豊かな資源を連携させた環境教育プログラムづくりに取り組み、来年度以降は、教育旅行のみならず企業向け社員研修などの受け入れを目指します。 また、個人客向けについては、特に市内、県外向けのPR、交流活動を充実させ、身近なグリーンツーリズムファンの増加を目指すため、受け入れ母体となる仙北市農山村体験推進協議会の構成・機能の見直しや新たな受け入れ地域の育成を図るほか、子育て世代や震災避難者との体験交流の実施、ブログ・ツイッター等の活用を促進し、農家民宿等への講習会やモニターツアー等を計画しています。 さらに、受け入れ地域のインフラ整備支援を行い、農家民宿等が地域における安全・安心の提供と情報拠点体制づくりに取り組みます。 これらの活動に要する事業費について、本定例会に補正予算を計上しています。御審議をよろしくお願いします。 地域雇用創造実現事業について。 平成23年4月より4人の専任職員を採用し、地域ブランド開発や地域特産品の販路拡大を目指し、業務を開始しています。 地域ブランド品の開発に関しては、仙北市内生産者・団体7件と花豆の栽培委託契約を締結し、地域独自の特産品開発に取り組みます。販路拡大に関しては、今年10月のネットショップ開店に向けて、地域直売所及び農家との連絡協議会の立ち上げ、集出荷システムの構築を行っています。また、「がんばろう!東北 角館の桜」期間中にアンケート調査を実施し、約400名の方から回答をいただきました。今後の商品開発、販路拡大に活用していきたいと考えています。 スマイル通信の発行について。 2年目を迎えた総合産業研究所では、研究所における活動を市民の皆さんに広く周知することを目的に「スマイル通信」を毎月1回発行することにしました。スマイル通信では、市民の方々の得意分野を生かし、連携して商品化を目指す活動を展開していきます。その一歩として、5月16日発行のスマイル通信で「花豆栽培」の募集を行いました。今後は、10月上旬の収穫に向け、加工品の試作品づくりに参画してくださる方を募集することにしています。 スマイル通信のほか、市内におけるミニ商談会や活動成果発表会の開催などを通じて広報活動に取り組んでいきます。 建設部です。 仙北市発注の道路舗装工事に伴う道路使用許可の未取得について。 仙北市発注の市道上荒井西野線の道路舗装工事を受注した市内の業者が、道路交通法で定められた道路使用許可を取得せず、道路を通行どめして工事を行っていたことが、通行人からの通報で判明し、一部報道機関でも取り上げられました。 この業者は「短期間で終わる工事ということで甘く見ていた。軽率なことをして申しわけない」と反省をしておりますが、今後このようなことが起こらないよう、市として指導を徹底します。 企業局です。 水道事業会計及び温泉事業会計の平成22年度決算の概要等について報告します。 水道事業は、総収益3億3,730万4,631円、総費用3億2,477万2,059円であり、当年度純利益が1,253万2,572円で、期中純利益が前年度に比べ895万7,283円の増となっています。 給水人口の減少、節水器具の普及等により給水収益の伸びが期待できない状況ですが、経営の効率化を図り、健全な財政状態の維持に努めます。 現在、水道料金の改定作業を進めていますが、昨今の社会情勢にかんがみ、利用者の負担を抑えつつ公平性が保てる料金体系を検討しているところです。 温泉事業については、総収益4,287万3,734円、総費用3,204万7,254円であり、当年度純利益が1,082万6,480円となっています。 源泉施設及び給湯施設の維持管理に細心の注意を払い、温泉の安定供給に努めていますが、老朽化が著しいカラ吹き2号井の代替井戸の掘削が急務であり、現在、関係者と協議をしています。温泉掘削が実施できる条件が整い次第、予算案を議会に提出したいと考えていますので、よろしくお願いします。 市立病院です。 医療局業務について。 4月1日付で宮川信医師が仙北市病院事業管理者として着任しました。この間、秋田大学医学部附属病院を初め関連機関を訪問し、県内の医療体制や市立病院の現状を把握していただきました。医師不足に起因する病院経営の課題解決のため、経費の削減はもちろんのこと、医療スタッフの確保を第一に、施設基準の検討を行いながら、収入の確保に努めていきます。 4月の人事異動で、管理者のほか医療局長を配置し、総務部政策推進課より病院・医療改革推進班の職員3名を併任させたところです。医療局では、平成21年3月に策定された「仙北市病院等改革推進計画」にのっとり、2つの市立病院の業務形態を見直し、給与事務と出納事務の統合を図ることで資金効率の改善に努め、また、一部委託業務等の見直しを行う傍ら、薬品購入や診療材料等の価格交渉を実施する予定です。一元化管理による経営の効率化を図りながら、市民に安全・安心を担保し得る積極的な医療施策を講じます。 なお、市立角館総合病院の建設事業については、建設用地選定委員会の設置要綱を策定し、今月より本格的な議論に入る予定です。 市立田沢湖病院について。 平成22年度の決算状況は、平成20年度に導入している「障害者施設等一般病棟」を継続し、入院患者の増加を図りながら経営改善に努め、一定の医業収益を上げることができました。しかし、医業費用において、経費の削減等、経営の合理化に努めましたが、原油製品の値上がりによる光熱水費や燃料費の増加、
東日本大震災による停電などにより8,795万円の純損失を計上することとなりました。 4月からは、副院長の退職後、後任として自治医科大学出身の医師が就任しました。現在、3名の常勤医に加え、秋田大学、岩手医科大学、県立脳血管研究センター、秋田赤十字病院などほかの自治体病院等から応援をいただき、外来診療の充実を図っています。また、本年度は横浜市みなとみらいのけいゆう病院から4名の研修医師派遣事業が決定しており、今月からスタートしています。市立角館総合病院の研修医と連携のもと、協力型医療機関として地域医療のカリキュラムを担うこととなっています。 少ない医療スタッフの現状下ではありますが、
医療サービスの向上を図りながら、地域の医療ニーズにこたえるべく、なお一層の努力をしていきます。 市立角館総合病院について。 平成22年度の決算状況は、906万7,000円の純損失を計上することとなりましたが、昨年度と比較し1億2,395万7,000円減と、大幅な赤字額の減少となりました。この主な要因は、事業収益において入院収益は減少したものの外来収益が増加し、さらに国の交付税措置額による他会計からの繰入金が大きく伸びた一方で、事業費用における職員給与費及び材料費等、経費が減少したことによるものであります。 患者の動態では、入院延べ患者数が9万6,186人、外来延べ患者数が14万8,437人と減少傾向にありますが、診療単価は若干ながら増加をしています。 今後も健全な経営改善に努め、市民への充実した
医療サービスを提供できるよう、なお一層の努力をしていきます。 なお、常勤医師確保のため、さきの定例会で仙北市病院事業医師等修学資金貸与条例の一部を改正させていただいたところ、申し込みが多く、本定例会に修学資金貸付金の補正予算を計上しています。御審議をよろしくお願いいたします。 以上、主要事項並びに諸般の報告を申し上げましたが、本定例会に提案している案件は、報告3件、条例関係5件、補正予算7件、その他2件、諮問関係1件の計18件です。 慎重審議の上、全議案について御可決を賜りますようお願い申し上げ、市政報告といたします。
○議長(佐藤峯夫君) 市長の市政報告を終わります。
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△
教育行政報告
○議長(佐藤峯夫君) 次に、教育委員会の
教育行政報告に入ります。
熊谷徹教育長。
◎教育長(熊谷徹君) おはようございます。 平成23年第4回仙北市議会の開会に当たり、主な事項について御報告をさせていただきます。 大変申しわけございませんが、お手元の原稿の訂正をお願いいたします。1ページ目、下から6行目であります。括弧の中「男児3名、女児8名」となっておりますが、女児6名でございますので、どうかよろしくお願いいたします。大変申しわけございませんでした。 西明寺中学校野球場落成記念セレモニー。 昨年12月に竣工しました西明寺中学校野球場の落成記念セレモニーを5月21日に行っております。当日はあいにくの雨で、野球場での開催はかないませんでしたが、西明寺中学校の体育館で、市長初め市議会議員、建設に御尽力いただきました関係者、横手清陵学院中学校、生保内中学校、桧木内中学校、西明寺中学校の野球部員と野球関係者等160人ほどの参列のもとで行われました。今後は、地域の野球場として多くの方に利用されることが期待されているところであります。 なお、セレモニーの後に新設の野球場で開催を予定しておりました「第26回西明寺中学校招待野球大会」は、雨のため中止となりました。 被災地からの小中学校等転入児童生徒。 被災地から市内小中学校への転入児童生徒は、現在9名となっております。 5月10日付で宮城県女川
町から9名の小中学生がおいでになり、一時15名となりましたが、その後、1名が茨城県に2次避難し、5名が女川
町へ帰り、現在の人数となりました。 学校別の内訳は、
生保内小学校4名、生保内中学校1名、角館小学校2名、神代小学校1名、西明寺小学校1名、男児が3名、女児が6名であります。そして、内訳は、宮城県から5名、福島県から4名となっております。 なお、幼稚園につきましては、神代幼稚園に福島県から4名が入園しております。 次に、仙北市小中学生宿泊体験活動支援事業であります。 仙北市内の小学校と中学校の課外授業やPTA活動における宿泊体験活動の実施を支援することにより、市内の自然や文化財等に触れ、ふるさとへの愛着心や集団活動を通して自立心や公共心等を養うことを目的とする「仙北市小中学生宿泊体験活動支援事業」を計画しております。仙北市内の宿泊施設を利用する場合に、1泊につき2,000円を補助するもので、このたびの震災による観光客等来訪者の激減への影響を少しでも改善できないかとの市当局の要請により、宿泊を伴う学校行事等で市内旅館・ホテル等の宿泊施設への利用促進も図るものであります。 次に、仙北市特別支援教育就学奨励費支給事業であります。 市内小中学校の特別支援教育学級に在籍している児童生徒の保護者の皆さんの経済的な負担を軽減するために、本年度から新たに特別支援教育就学奨励費支給事業を実施したく、現在準備を進めております。この事業費の2分の1は、国の補助が見込まれるものであります。 現在のところ就学費の支援に関する制度としましては、生活保護法による教育扶助と仙北市就学援助費支給要綱に基づく就学援助がありますが、このたび、保護者の皆さんの要望等を踏まえ、学校給食費や通学用品費等について、一定の収入要件に該当する方々に対する支援の拡大を図るものであります。 次に、がんばろう!東北 せんぼくアートプロジェクト推進事業であります。 新規事業の「がんばろう!東北 せんぼくアートプロジェクト推進事業」は、アーティスト等が創作活動や発表・展示などのイベントを開催し、市内ににぎわいを創出することを目的としております。 これまで2件の提案があり、採択しております。今後も、広報やホームページ等で周知し、さらに事業活用を促進してまいります。 次に、花いっぱい運動推進事業であります。 国道105号沿道にマリーゴールドを植栽する「花いっぱい運動推進事業」を、例年同様7月第1日曜日の一斉植栽に向け準備を進めております。5月2日に、2農家に約9万本の育苗を委託しております。 次の放課後児童クラブであります。 放課後児童クラブにつきましては、新設した白岩小学校を含め、市内に5つのクラブができ、小学1年生から3年生までの109人が利用しております。 なお、神代小学校のポプラ学園、定員34名であります。これが定員に達しております。 次に、角館公民大学でございます。 角館公民館事業の「角館公民大学」につきましては、4月22日に角館交流センターで入学式を挙行し、新規入学者7名を含む学生総数164名が、郷土研究、園芸、書道、陶芸、社会学科の学習を開始しております。 なお、陶芸学科の陶芸教室は、現在、勤労青少年ホームの施設内のプレハブで実施しておりますが、建物の老朽化、排水のふぐあい等を解消し作業の効率化を図るため、活動拠点を角館東地区公民館に移す予定で、そのための工事は6月中に発注し、8月上旬の完成を目指し進めております。 次に、学校図書館環境整備事業でございます。 学習資料館では田沢湖図書館と連携し、公共図書館と小中学校図書館の連携を進める「学校図書館環境整備事業」に着手しております。「仙北市小中学校図書管理システム」及び「公共図書館と学校図書館の横断検索システム」構築につきましては、9月30日に完成の予定で進めております。 また、各学校の蔵書データ入力作業につきましては、6月10日の角館小学校を手始めに、12月中にすべての学校の作業を終了し、システム導入後の完全運用を来年1月に予定しております。今後も関係機関と連携を密にし、事業の円滑な推進に努めてまいります。 次に、作家千葉治平と田沢湖物語展であります。 新潮社記念文学館で4月2日から6月5日まで開催した
クニマス発見記念「作家千葉治平と田沢湖物語」展におきましては、彼がこよなく愛した田沢湖周辺の伝説、民話とともにクニマスに寄せる関心の深さを詩情豊かに表現した展示に、多くの方々から共感いただいております。 また、5月19日に情報センター・ラウンジを会場に開催されました、文学館ボランティア「やさいの花」の皆さんによる2回目の朗読の会「走れメロス」は、大勢の皆さんに朗読のよさ、楽しさを堪能いただきました。 次に、チャレンジデー2011でございます。 住民総参加型スポーツイベント「チャレンジデー2011」が5月25日全国一斉に開催され、仙北市が初挑戦いたしました。 チャレンジデー当日は、長崎宏子さんがチャレンジデー大使として仙北市に特別訪問され、グラウンドゴルフ交流会や文化施設ウォーク、くにますの故郷田沢湖畔ウォークなど、スポーツイベント会場を移動しながら参加者を応援していただきました。 また、ふれあいプラザクリオンの会場では、水泳教室を通して実技指導やスポーツの楽しさについての講義をしていただきました。参加した子供たちにとっては、貴重な体験ができたことと思います。 このチャレンジデーは、住民の参加率を競ったスポーツイベントでしたが、市内で1万3,751人が参加し、参加率45.4%と30%を超えたため、初挑戦ながら大健闘し、銀メダル認定書を授与されることとなりました。なお、対戦相手の岡山県赤磐市は、1万5,258人の方が参加され、参加率は33.8%でありました。 今後、実行委員会において今回の実施方法等を十分に検証し、来年度に向け、さらに住民の健康に対する意識を高めるきっかけづくりを推進するとともに、元気な仙北市の実現を目指しスポーツ振興に努めてまいります。 次に、全国高等学校総合体育大会でございます。 全国高等学校総合体育大会は、7月28日から8月20日までの日程で、北東北3県と宮城県加美
町で開催されます。仙北市においては、8月12日に田沢湖周回特設ロードコースの95.2キロメートル間で自転車ロード競技が行われます。 3月11日に発生した
東日本大震災の影響で開催が危ぶまれておりましたが、4月12日に全国高等学校体育連盟が本大会の開催を決定し、経費を削減しながらも国民に元気と勇気を提供できるような大会運営方針で実施されることになりました。 当日は、全国の予選を勝ち抜いた140名の高校生が、日本一を競います。特設コースは公道を使用するため、道路整備や交通規制の調整など関係機関の御協力や、地元の皆さんからの御理解をいただきながら、最高の舞台で競技が展開できるよう諸準備を進めております。 次に、桜の開花状況であります。 ことしの桜は、平均気温が3月に例年より1度1分、4月に1度4分低かったため開花がおくれ、武家屋敷通りのシダレザクラは、例年より5日遅い4月28日の開花日となり、満開は5月4日でありました。 なお、桧木内川堤のソメイヨシノは、例年より6日遅い5月1日の開花日となり、満開は5月5日でありました。 次に、平福記念美術館であります。 平福記念美術館で展示し、
東日本大震災のため返却がおくれておりました河正雄さんのコレクション作品を、5月6日に駐日韓国大使館韓国文化院に搬入し、河さんの立ち会いのもと点検していただき、無事返却いたしました。 なお、返却した作品の一部は「韓国文化院開院30周年特別展」に展示され、大変好評だったようであります。 平福記念美術館における桜祭り期間中の入館者は、
東日本大震災の影響と桜の開花が遅かったこともあり、2,117人で、前年と比べ約2,000人減っております。また、昨年に引き続き期間中に行われました「Oto(音)を楽しむ会」主催の「樺細工のピアノコンサート」は、本年も大変好評を博しました。 4月17日から5月31日まで開催した「細川良治日本画展」は、3,235人の御来場をいただき、盛会裏に終えることができました。 細川さんから、テノール歌手の本田武久さんと樺細工のピアノを描いた作品「若葉」1点を寄贈していただきましたので、市民の財産として活用させていただきます。 また、会期中にそれぞれの芸術を鑑賞した方や主催者等の多くの方々から、被災地への義援金が寄せられました。 6月6日から、現代絵画を中心とした企画展「秋田国展2011in角館展」を開催しておりますので、ぜひごらんいただきたいと思います。 以上、教育行政に関する報告を終わりますが、本議会に提案しております教育関係議案につきましても、御可決賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。
○議長(佐藤峯夫君) 教育長の
教育行政報告を終わります。
議会動静報告、監査委員の報告については、別に配付のとおりであります。 11時20分まで休憩いたします。 (午前11時07分)
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○議長(佐藤峯夫君) 休憩前に引き続き会議を開きます。 (午前11時21分)
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△報告第5号~報告第7号の上程、説明
○議長(佐藤峯夫君) 日程第4、報告第5号 繰越明許費の報告についてから日程第6、報告第7号 事故繰越しの報告についてまでの報告の時間といたします。 報告第5号について、
倉橋総務部長。
◎総務部長(倉橋典夫君) 報告第5号 繰越明許費の報告について。 平成22年度仙北市一般会計において、繰越明許費に係る歳出予算の経費を別紙繰越明許費繰越計算書のとおり翌年度に繰り越したから、地方自治法施行令第146条第2項の規定により報告する。 繰越計算書につきましては、5ページから7ページまでになっております。 今回繰り越すものは、事項では33件になっておりますが、最後の公共土木施設災害復旧費につきましては2つの事業が入っておりますので、事業としては34件になります。 内訳としては、光をそそぐ交付金関係の事業が4件、金額にして3,519万5,000円、それから、きめ細かな交付金事業に係るものが11件、2億4,649万9,000円、
東日本大震災による工事のおくれ等による追加分が12件で2,422万8,000円、それから、通常の事業として繰り越したものが7件、3億4,897万7,000円になっております。合計で、繰り越した額につきましては6億5,489万9,000円となっております。 以上、報告を終わります。
○議長(佐藤峯夫君) 報告第6号について、
佐藤秋夫建設部長。
◎建設部長(佐藤秋夫君) 報告第6号 繰越明許費の報告について御説明いたします。 平成22年度仙北市下水道事業特別会計において、繰越明許費に係る歳出予算の経費を別紙繰越明許費繰越計算書のとおり翌年度に繰り越ししたから、地方自治法施行令第146号第2項の規定により報告するものでございます。 次のページをお開き願います。 2款1項公共下水道事業費、繰り越し額6,800万8,000円でございます。これは、
東日本大震災に伴う資材--燃料、舗装部材等でございますけれども--の入手が難しくなったため、年度内完成が困難になったためのものでございます。その後、資材が順調に入荷したため、4月中にはすべての工事が完成してございます。 次に、2款1項公共下水道事業費185万3,000円のうち、繰り越し額61万3,000円でございます。これは、流域下水道大曲処理区の負担金ですが、設計変更があり、年度内完成が困難となったためのもので、工期は11月までとなっております。現在の進捗率は60%となっております。 以上、説明を終わります。よろしくお願い申し上げます。
○議長(佐藤峯夫君) 次に、報告第7号について、
高橋俊一市民生活部長。
◎
市民生活部長(高橋俊一君) 報告第7号 事故繰越しについて御報告いたします。 議案つづりの10ページをお開きいただきたいと思います。 平成22年度仙北市一般会計において、歳出予算の経費を別紙事故繰越し繰越計算書のとおり翌年度に繰り越しましたので、地方自治法施行令第150条第3項の規定により報告するものでございます。 11ページの平成22年度仙北市一般会計事故繰越し繰越計算書で御説明させていただきます。 9款1項常備消防費の防災情報通信設備整備事業費947万円を事故繰越したものでございます。繰り越し理由は、
東日本大震災の発生に伴いまして、工事請負業者が被災地の復旧作業に当たらなければならなくなったことによりまして作業員の確保が困難となったことなどから、事故繰越せざるを得なくなったものでございます。 繰り越し後の工期は5月31日で、工事は完了しております。 以上でございます。よろしくお願い申し上げます。
○議長(佐藤峯夫君) 以上で報告を終わります。
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△議案第69号~議案第82号の上程、説明
○議長(佐藤峯夫君) 日程第7、議案第69号 仙北市
市民読書条例制定についてから日程第20、議案第82号 辺地に係る公共的施設の
総合整備計画の変更についてまでを議題といたします。 提案理由の説明をそれぞれ求めます。 議案第69号及び議案第70号について、
倉橋総務部長。
◎総務部長(倉橋典夫君) 議案第69号 仙北市
市民読書条例制定について、提案理由の説明を申し上げます。 仙北市市民読書条例を別紙のとおり制定するものでございます。 条例の内容につきましては、13ページをお開きください。 第1条の目的でございます。市民の読書に関し基本理念を定めること、それから市の責務を明らかにすること、そして市民の読書を促進するための措置に関する基本的な事項を定めることによりまして、心豊かな人々の多い元気なまち仙北市を目的とするものでございます。 第2条の基本理念ですが、子供にあっては、生活に必要な日本語を正しく理解すること、表現力を高め創造力を豊かにすること、多様な人生を間接的に体験できるものである。そして、みずから学ぶことを通して得た知識を学習の場で活用することにも寄与するものである。大人にあっては、知識や教養を高め、人生をよりよく生きるための指針を得るものであると。 それから、第3条は市の責務でございます。 1つには、市立図書館等の蔵書の充実及び情報の提供に関すること。 (2)として、市立図書館、小中学校図書館、公民館等の相互の資料活用を図るためのネットワーク化の構築に関すること。 (3)児童生徒の読書の促進及び学習支援の推進に関すること。 (4)は、その他市民の読書の促進に必要な事業でございます。 第4条の財政上の措置としては、読書の促進に関する事業を実施するために必要な財政上の措置その他の措置を講ずるものとすると定めております。 附則として、この条例は平成23年7月1日から施行することにしております。 今回の条例制定につきましては、市長のマニフェストに基づき、読書環境再編計画による公共図書館や学校図書館の連携システムの導入等を進めておりますが、子供たちを中心とする市民が読書に親しむ環境整備をより一層推進するために、市の責務等を明確に位置づけるものであります。 制定に当たりましては、所管の学習資料館等と協議したほか、5月2日から5月16日までの期間、パブリックコメントを実施いたしましたところ、3名の方から御意見が寄せられており、そうした意見も参考にしながら内容を精査し、今回、条例案を提出するものでございます。 以上、議案第69号の説明を終わります。 続きまして、議案第70号 仙北市市税条例の一部を改正する条例制定について、提案理由の御説明を申し上げます。 仙北市市税条例の一部を改正する条例を別紙のとおり制定するものでございます。 条例改正の内容につきましては、15ページから18ページまでになっておりますが、今回の改正につきましては、
東日本大震災により被災された方に対し、法令等で緊急の対応としての措置が講じられておりまして、それに伴う改正でございます。 市税条例の条文改正が必要な部分について、附則として3つの条文をつけ加えたものでございます。 議案第70号の説明資料を配付しておりますので、あわせてごらんいただきたいと思います。 つけ加えた3条のうち第24条につきましては、雑損控除等の特例について定めております。説明資料の個人住民税関係の雑損控除の特例にありますように、住宅や家財等に係る損失の雑損控除を、本来でありますと火災等の場合、翌年度の申告から適用になるものでございますけれども、特例として平成23年度の住民税での適用を可能といたしまして、さらに、控除額が多い場合は繰り越し可能期間を3年から5年とするものでございます。 第25条については、住宅借入金等特別税額控除の適用期限の特例について定めておりまして、説明資料の中の個人住民税関係の住宅ローン減税の適用の特例にありますように、住宅ローン控除の適用住宅が大震災で滅失等しても、平成25年度分住民税以降の残存期間の継続適用を可能とするということで、住宅がなくなっても住宅ローン控除が適用されるという特例でございます。 第26条につきましては、固定資産税の特例の適用を受けようとする者がすべき申告等について定めておりますが、説明資料の固定資産税の項目にありますように、津波により甚大な被害を受けた区域として市町村長が指定する区域内に所在する土地及び家屋について、平成23年度分の課税を免除し、被災住宅用地、被災代替住宅用地等の特例措置を講じ、税額を軽減するものでございます。この条文では、この特例措置のための申告書の記載事項等を定めたものでございます。 附則として、この条例は公布の日から施行しますが、第25条については平成24年1月1日から施行することにしております。 なお、説明資料の中の個人住民税関係の被災事業用資産の損失の特例及び軽自動車税の項目につきましては、今回の市税条例の改正には触れておりませんけれども、地方税法等の改正に伴い、あわせて特例措置が講じられるというもので、資料の中につけ加えたものでございます。 なお、
軽自動車税につきましては、被災地において被害を受けた仙北市民所有の軽自動車がございまして、非課税扱いになった件数が2件あるという報告を受けておりますが、今回の法改正に該当する特例措置につきましては、現段階では仙北市民への適用はないものと思っております。今後、被災された方が仙北市に住民登録をした場合は、今回の特例措置の対象になるものと考えております。 以上、議案第70号の説明を終わります。よろしく御審議いただきますようお願い申し上げます。
○議長(佐藤峯夫君) 議案第71号について、
高橋俊一市民生活部長。
◎
市民生活部長(高橋俊一君) 議案第71号について御説明申し上げます。 議案つづりの10ページをお開きいただきたいと思います。 仙北市
国民健康保険税条例の一部を改正する条例制定について。 仙北市
国民健康保険税条例の一部を改正する条例を、別紙のとおり制定をお願いするものでございます。 今回の一部改正の内容を御説明する前に、改正案作成までの背景、要因及び考え方などにつきまして申し述べたいと思います。 本市では、平成20年度及び21年度と国保税の税率を据え置いて運営してまいりましたが、平成22年度の予算編成において、基金から1億円を取り崩してもなお厳しい財源不足を補うため、平成22年度に税率を改正し、1人当たりの課税額で6,391円、世帯当たりの課税額で1万3,686円に引き上げさせていただきました。 また、財政調整基金の現在高が870万円程度となるなど厳しい国保財政を、安定的な経営が持続可能となる財政基盤を形成するため、本年の2月に計画期間を5年間とする仙北市
国民健康保険事業安定化計画を策定し、一般会計から5年間1億円の基準外繰り入れをお願いし、財政調整基金への増資を図るとともに、医療費の上昇に伴う急激な税負担の緩和を図ることとしております。 平成22年度も単年度収支では約9,000万円の赤字決算を見込んでおりましたが、国の調整交付金の追加交付や国保税の過年度分歳入の伸び、医療給付費が抑制されたことなどにより、合併後初めて単年度黒字決算となる見込みでございます。 今回の改正案を作成するに当たりまして、次の事項を考慮いたしました。
国民健康保険事業安定化計画に定めた財政運営の基本方針を遵守した安定化計画を推進すること。平成22年度黒字決算が見込まれる要因の特別な要素は、後年度の負担軽減を図るため、国保税負担の平準化や基盤強化のための財源とすること。地域の経済情勢が非常に厳しい状況に置かれていることから、できるだけ被保険者の負担増を抑制することなどを主眼に置いて検討しました結果を改正案として、5月30日、国民健康保険運営協議会へ諮問いたしまして、御承認いただいたところでございます。 それでは、具体的な改正内容について、配付いたしました説明資料で御説明申し上げますので、ごらんいただきたいと思います。 国保税の税率改正の内容でございますが、条例第3条から第5条2の医療保険分の税率につきましては、所得割6.7%を7.3%に0.6%の引き上げ、均等割2万5,200円を2万4,800円に400円の減額、平等割2万4,000円を2万3,000円に1,000円の減額、特定世帯は、平等割の2分の1で、1万2,000円を1万1,500円、500円の減額に改正するものでございます。特定世帯につきましては、備考欄に記入しておりますとおりでございます。 条例第6条から第7条の3、後期高齢者支援分の税率につきましては、所得割2.9%を3.2%に0.3%の引き上げ、均等割1万800円を1万600円に200円の減額、平等割8,400円を8,200円に200円の減額、特定世帯4,200円を4,100円に100円の減額に改正するものでございます。 条例第8条から第9条の3、介護保険分の税率につきましては、所得割2.0%を2.3%に0.3%の引き上げ、均等割9,000円を8,500円に500円の減額、平等割5,400円を5,000円に400円の減額に改正するものでございます。 条例第21条1項の1号から3号まで、
国民健康保険税の減額につきましては、この改正に伴いまして、平等割、均等割の7割・5割・2割軽減額もそれぞれ連動して減額変更になるものでございます。 なお、今回の改正で資産割の改正はございません。 平成22年度と比較して1人当たりの課税額では、ほぼ横ばいの2円の増となっておりますが、応能、応益の負担割合を見直したことによりまして、平等割、均等割部分は前年度より引き下げられておりますので、低所得階層の世帯につきましては、前年度より負担が軽減される内容になっております。 また、附則の部分でございますが、施行は公布の日とし、平成23年4月1日からの適用となるものでございます。 以上でございます。よろしくお願い申し上げます。
○議長(佐藤峯夫君) 議案第72号について、
高田秀市農林部長。
◎農林部長(高田秀市君) 議案つづりの22ページをお開き願います。 議案第72号 仙北市農村公園及び広場条例の一部を改正する条例制定について、提案理由の御説明をいたします。 仙北市農村公園及び広場条例の一部を改正する条例を別紙のとおり制定するものでございます。 現在、本市では、農業者など地域住民の健康増進及び休養の場として供するために、14カ所の農村公園及び農村広場がございます。14カ所の内訳でございますけれども、角館地区が2カ所、田沢湖地区が7カ所、西木地区が5カ所となってございます。これらの農村公園等につきましては、各地域の公園等周辺施設の設置状況、それから公園を利用していただく際の利便性、あるいは管理の効率性を考慮した場合に、指定管理者による管理が適切と判断された場合には、地方自治法第244条の2第3項の規定に基づきまして、指定管理者による施設の管理を行うことができるよう、条例の改正をお願いいたすものでございます。 23ページをお開き願います。 改正の内容でございますが、第4条の見出しを、「(使用期間及び時間)」、これを「(使用時間)」に改め、第9条を第11条とし、それから第8条を第10条、第7条を第9条として、6条の次に第7条の指定管理者による管理、それから第8条の指定管理者の業務、第9条の原状回復義務に第2項を加えるものでございます。 附則としては、この条例は公布の日から施行するものでございます。 以上、よろしく御審議くださいますようお願い申し上げます。
○議長(佐藤峯夫君) 議案第73号について、
佐藤秀夫医療局長。
◎医療局長(佐藤秀夫君) 議案第73号 仙北市病院事業の設置等に関する条例の一部を改正する条例制定について。 仙北市病院事業の設置等に関する条例の一部を改正する条例を、別紙のとおり制定をお願いいたすものでございます。 26ページであります。 今回改正をお願いいたしますのは、市立角館総合病院の病床数の変更でございます。一般病床を238から230床に、精神病床を80床から65床に変更いたすものであります。合計318床から295床に変更をお願いいたすものでございます。 なお、この変更につきましては、平成16年6月、平成18年6月、平成21年6月に続き4回目の変更となります。 附則といたしまして、この条例は公布の日から施行をお願いいたすものであります。 以上であります。よろしくお願いします。
○議長(佐藤峯夫君) 議案第74号について、
佐藤秋夫建設部長。
◎建設部長(佐藤秋夫君) 議案つづり27ページをお開きください。 議案第74号 平成23年度仙北市
集落排水事業特別会計への繰入れ額の変更について、提案理由の説明をいたします。 平成23年度仙北市
集落排水事業特別会計は、集落排水事業のため、平成23年度仙北市一般会計からの繰り入れ額を2億5,433万1,000円以内から2億5,669万1,000円以内に変更するものでございます。 これは、田沢地区の農業集落排水事業で新たに宅内マンホールポンプの設置が必要となったため、その費用236万円の繰り入れをお願いするものでございます。 よろしく御審議くださいますようお願い申し上げます。
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△請願の緊急性について
○議長(佐藤峯夫君) 皆さんにお諮りいたしますが、冒頭、
議会運営委員長から請願1本についての説明がありました。先ほど
議会運営委員長と協議した結果、この緊急性の是非を問うために13時から
議会運営委員会を開きたいと思います。 したがって、本会議は13時30分から再開をいたしますので、それまで休憩いたします。 (午前11時49分)
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○議長(佐藤峯夫君) 休憩前に引き続き会議を開きます。 (午後1時32分)
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△
議会運営委員長報告
○議長(佐藤峯夫君) 請願に対する緊急性の是非を問うための
議会運営委員会を開いておりますので、
議会運営委員長の報告を求めます。 17番。
◆17番(田口喜義君) 先ほど議長の要請によりまして
議会運営委員会を開催いたしましたので、その経過と結果について御報告をいたします。 協議した内容は、請願の取り扱い並びに、先ほど20番からの御質問がありました所得税問題及び木質バイオマス事業の中間報告等、仙北市の課題事業等についてであります。 初めに、請願の取り扱いでありますが、6月2日付で「
大曲養護学校児童生徒の
放課後生活支援サービス等」及び「
大曲養護学校仙北分教室開設までの
暫定分教室設置」を求める請願書が提出され、同日付、緊急とする理由書の提出がありました。 請願の取り扱いは、
議会運営委員会が開催された6月2日の前々日までに受理したものについて、定例会に付議される例としておりますが、
議会運営委員会では、
仙北市議会運用例、請願の処理により、緊急性を要すると認め今定例会に付議することを承認したところであります。 なお、審査日程については、本市議会の意向により県議会にも影響するため、極めて緊急性が高いことから、本日の議事日程に追加し、本日の日程終了後に本会議での審査を議長に要請することを確認しております。 次に、所得税及び木質バイオマス事業等、いわゆる主な仙北市の課題事業等の中間報告については、本市議会が会派制を採用していることにかんがみ、会派代表者会議で協議していただくため、議長に申し入れをしたことを報告いたします。 以上、議会運営につきましては特段の御理解と御協力をお願い申し上げ、
議会運営委員会の報告といたします。 以上であります。
○議長(佐藤峯夫君)
議会運営委員長の報告が終わりました。
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△日程の追加
○議長(佐藤峯夫君) 本請願は、
議会運営委員長報告のとおり、極めて高い緊急性が見られることから、本日の議事日程に追加し審議することに御異議ありませんか。 (「異議なし」と言う人あり)
○議長(佐藤峯夫君) 御異議なしと認めます。 よって、本請願は本日の議事日程に追加し、審議することに決定いたしました。
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○議長(佐藤峯夫君) 議案説明に入ります。 議案第75号について、
倉橋総務部長。
◎総務部長(倉橋典夫君) 議案第75号 平成23年度仙北市
一般会計補正予算(第3号)について御説明申し上げます。 平成23年度仙北市の
一般会計補正予算(第3号)は、次に定めるところによる。 歳入歳出予算の補正でございますけれども、歳入歳出それぞれ8,681万4,000円を追加し、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ180億2,513万8,000円とするものでございます。 債務負担行為の補正につきましては、第2表の債務負担行為補正によるものでございます。 地方債の補正につきましては、第3表地方債の補正によるものでございます。 歳入歳出の内容について御説明申し上げます。 10ページの歳入から御説明申し上げます。主な事項のみ御説明とさせていただくことを御了解願います。 13款の国庫支出金でございます。 3目の衛生費国庫補助金、疾病予防対策事業費等補助金45万2,000円につきましては、2分の1の補助事業で、大腸がんの検診の推進事業に充当するものでございます。 5目の教育費国庫補助金につきましては、85万6,000円で、特別支援教育就学奨励費補助金、これも2分の1の助成でございます。内容につきましては、
教育行政報告の中にあったとおりでございます。 それから、14款の県支出金でございます。 2目の民生費県補助金、地域支え合い
体制づくり事業費補助金1,086万5,000円、これは100%の助成事業で、市政報告でありましたように、国の補助事業により10の事業を予定しております。 それから、児童虐待防止対策緊急強化事業費補助金157万1,000円、これにつきましても、国の追加の経済対策の中で交付される補助金で、100%の補助金でございます。 4目の労働費県補助金では、緊急雇用創出事業費交付金784万2,000円でございます。 5目の農林水産業費県補助金では、秋田発の子ども双方向交流プロジェクト支援事業費補助金52万円、これは、中川小学校の取り組みに対する補助金でございます。 それから、2節の林業費のほうですけれども、針広混交林促進事業費補助金127万円、県の水と緑の森づくり税を活用した補助金でございます。 それから、17款の繰入金でございます。生保内財産区の特別会計からの繰入金13万9,000円、これは生保内地区の会館の水洗化事業に補助金として出すものでございます。 18款の繰越金、前年度繰越金でございます。4,387万1,000円を今回の補正財源としております。 先ほど市政報告の中で22年度の決算について報告がありましたけれども、実質収支の繰り越し額が3億3,436万円と、このうちの半分の1億6,718万円は財政調整基金に積み増しするものでございます。そして、半分の同じ1億6,718万円が前年度の繰越金の総額となるものでございますので、まだ6,900万円ほど、繰越金は予算計上されない分が残っております。 また、今回、財政調整基金に充当する分がある程度確定しておりますので、23年度末の財政調整基金の見込み額につきましては、今年度当初予算の取り崩し額をそのまま当てはめますと18億6,000万円ほどになる見込みでございます。ただ、今後の財政状況、国の動向も非常に不透明な部分がございますので、それによっては財政調整基金の額が変更することもあり得るということを御承知願いたいと思います。 19款の諸収入でございますけれども、建物災害共済金186万9,000円につきましては、先達文化センターと田沢湖の保健センターが雪害によって災害を受けた分の共済金でございます。 公共スポーツ施設等活性化助成金につきましては、100万円ですけれども、財団法人地域活性化センターからの助成金でございます。 20款の市債につきましては、辺地対策債が1,180万円、過疎対策債が480万円となっております。 続きまして、歳出でございます。 12ページをお開きください。 2款総務費、1目の一般管理費でございます。職員研修費につきましては、仙北市から県等に派遣した職員の研修費240万円でございます。 派遣職員人件費負担金417万3,000円につきましては、県から仙北市に派遣されている職員の負担金でございます。 それから、5目の財産管理費、本庁舎等維持管理費92万5,000円でございますけれども、このたび清眺苑の解体に伴いまして、清眺苑で使っていたエアコンが何台か再利用できるということで、本庁舎の3階に5台を設置することにしております。今のところ予定では、第1会議室、それから第4・5会議室、それから議員控室に設置を予定しております。 普通財産等管理費の128万2,000円につきましては、先ほど申し上げた先達文化センターの屋根の修繕でございます。 6目企画費でございます。第3セクター経営改革推進費につきましては、今年度中に第3セクターの方向性を見出そうということで、アロマ田沢湖、西木村総合公社、花葉館、西宮家の4つの第3セクターについて経営コンサルティング業務を行うという、その委託料でございます。 それから、11目の諸費でございます。
所得税還付等調査費につきましては、調査局の旅費、通信費等の事務費17万7,000円でございます。 集落集会所建設事業費補助金81万9,000円につきましては、1つには、中川地区の川原部落会館の修繕について38万円、それから生保内地区の宿生活総合センターの水洗化工事に43万9,000円を補助するものでございます。
東日本大震災義援金517万円につきましては、がんばろう!東北 角館の桜の際の駐車場収入を義援金として被災地に送るということで、1,292万4,000円の40%、516万9,600円を義援金として出すものでございます。 3款の民生費でございます。 3目の老人福祉費の中の高齢者等安否確認システム構築事業費から、「(地域支え合い)」と書いてありますけれども、先ほど申し上げました地域支え合い事業、10の事業を計上しております。 高齢者等安否確認システム構築事業につきましては、NPOの地域サポート仙北が行う事業17万円でございます。 それから、市内生活にお手伝いお店ネット立ち上げ事業につきましては、NPOきたうら花ねっとが行う事業108万6,000円でございます。 地域支え合い体制構築事業499万8,000円につきましては、地図システムにより見守りのネットワークを構築する事業でございます。 農家民宿高齢者支え合い拠点作り事業につきましては、農山村体験デザイン室とNPOふるさとふれあい協議会の協働により、農家民宿にAEDを設置するという事業でございます。 多世代交流施設厨房設備整備事業は、総合産業研究所で行う事業ですけれども、桧木内の山鳩館の厨房を改修しまして、郷土料理の研究、生きがいづくりの拠点をつくるという事業でございます。 それから、中川地区高齢者等憩いの場づくり整備事業、それから雲沢地区、白岩地区と同じですけれども、集落センターの玄関等のスロープの設置を行う事業でございます。 それから、地域支え合い連絡会準備事業は、関係団体のネットワーク会議のための準備経費50万円でございます。 高齢者憩いの場整備推進準備事業につきましても、事業推進のため、調査研究のために協議会等を設置する事業45万4,000円でございます。 続きまして、3款の2項でございます。 児童福祉総務費の児童虐待防止対策緊急強化事業158万6,000円は、補助事業により児童虐待の事前防止と発生後の早期対応を図るものでございます。 3目の児童福祉施設費、認可保育園管理費433万7,000円につきましては、神代保育園の床暖房の配管の修繕工事、それから桧木内保育園の側溝整備工事等の経費でございます。 続きまして、14ページをお開き願います。 4款の衛生費でございます。 2目の予防費、健康増進事業費につきましては、保健課の栄養士の産休代替の経費でございます。159万2,000円。 それから、大腸がん検診推進事業につきましては、国庫補助事業による検診の委託料90万5,000円でございます。 4目の保健センター費、保健センター管理運営費79万8,000円につきましては、田沢湖保健センターの雪害による外壁の修繕工事でございます。 4款の3項1目の病院費、病院事業会計の補助金480万につきましては、修学資金の新規貸し付けに対する病院事業会計への補助金でございます。2名分でございます。 5款労働費でございますけれども、環境教育プログラム作成事業費、緊急雇用対策事業でございますけれども、農山村体験デザイン室で環境教育プログラムの作成の委託業務を行う事業でございます。 それから、6款農林水産業費の2目の農業総務費、震災被災地域農林業ニーズ調査費12万2,000円、震災の被災地の農林業のニーズを調査しようとするもので、旅費等が主な経費でございます。 3目の農業振興費でございます。グリーンツーリズム推進事業につきましては、農山村体験デザイン室で農家民宿のモニター事業等を行う事業費でございます。 秋田発・子ども双方向交流プロジェクト支援事業65万8,000円につきましては、中川小学校が首都圏でいろいろな体験をするという事業でございます。 15ページのほうに入って、5目の農地費でございます。
集落排水事業特別会計繰出金につきましては、先ほど繰出金の議案で御説明がありました236万円で、田沢地区の農業集落排水事業の工事費に充当するものでございます。 6目の農業施設費の中の花葉館施設整備事業費につきましては、震災による影響で消防設備の不良箇所を修繕するもので、97万円を計上しております。 6款の2項の2目林業振興費、針広混交林促進事業費につきましては、先ほど歳入で申し上げました、県からの補助金によりまして、生保内の下高野地区の仙北市の市有林5.2ヘクタールにおいて針広混交林の促進事業を行うもので、127万円を計上しております。 7款商工費でございます。 2目の商工業振興費、西宮家の管理運営費につきましては、震災により外壁等に亀裂が入ったことによる工事請負費140万7,000円でございます。 それから、仙北市
中小企業災害復旧資金利子補給金225万円につきましては、融資枠を16億から20億にしたことによる追加の利子補給金でございます。 3目の観光費の中の
観光施設整備事業費につきましては、田沢湖の春山桟橋の整備事業につきまして、市の負担20%分、1,188万円を負担金に計上しております。 がんばろう東北仙北市民元気創出事業につきましては、宿泊クーポン券の第3弾でございます。ファミリー券5,000円を500組、それから外れた方に500円の利用券を100組に、合わせて258万円を計上しております。 それから、がんばろう東北教育旅行サポート事業費120万8,000円につきましては、農山村体験デザイン室のほうで行う事業ですけれども、被災地の学校の教育旅行に対して2,000円の割引を行おうというもので、2,000円掛ける100人掛ける5校となっております。 続きまして、16ページをお開き願います。 8款土木費、2目の河川維持費でございます。河川維持補修費200万円につきましては、角館病院横の水路の流雪溝ポンプの移設工事の追加分でございます。 それから、8款4項1目都市計画総務費の一般都市計画総務費30万円につきましては、地震防災マップの増刷3,000部の印刷費でございます。 それから、5項住宅費の1目住宅管理費、市営住宅管理運営費150万円につきましては、さくらぎの里ニュータウン塚野腰菅沢住宅の給湯器等の交換の修繕費でございます。 それから、10款の教育費、2目の事務局費でございます。仙北市小中学生宿泊体験活動支援事業費補助金30万円につきましては、市内の小中学校の市内の宿泊施設への体験活動に対して2,000円を補助金として出すものでございます。 3目の教育奨励費につきましては、特別支援教育就学援助費171万3,000円、特別支援学級に在籍する児童生徒に対する就学援助費でございます。 それから、10款2項1目からは、すみません、17ページのほうに飛びまして、10款6項1目の保健体育総務費の公共スポーツ施設等活性化事業費103万7,000円でございます。これは、先ほど歳入で申し上げました地域活性化センターからの助成金100万円を活用して、角館の玉川河川公園の利用促進を図るため、サッカー教室やグラウンドゴルフの教室、大会等を開催する経費でございます。 3目の学校給食費、給食センター管理運営費につきましては、田沢湖給食センターの臨時職員の賃金でございます。 続きまして、5ページをお開き願います。 債務負担行為の補正でございます。5ページは追加分でございます。 ここに10項目上がっておりますけれども、いずれも23年度いっぱいで指定管理の期間が終了する施設でございまして、新たに24年度から5年間指定管理を行うための債務負担行為の設定でございます。 いずれも継続して指定管理を行うものでございますけれども、このうち下延コミュニティセンターについては、今回、議案で農村公園の条例改正を出しておりますけれども、新しく下延農村公園の委託もあわせて行いたいということで、委託費の中にその分も含まれた限度額になっております。 6ページのほうは、変更の分でございます。 中小企業の災害復旧資金利子補給金ということで、融資枠が16億円から20億円になったことから、限度額を5,000万円に変更するものでございます。期間は同じでございます。10年間でございます。 それから、7ページの地方債の補正でございます。 変更ですけれども、1つは、辺地対策事業ということで、新たに田沢湖の春山の桟橋の整備を行うため、1,180万円を追加しております。 過疎対策事業費につきましては、病院事業会計の補助金、医師の修学資金の追加分を辺地債で見ておるということで、480万円を追加しております。
一般会計補正予算の説明は以上でございますが、先ほどの発生した地震の速報が入っておりますので、私から御報告申し上げます。 震源地は秋田県内陸南部で、マグニチュード3.4、仙北市での震度は震度3という情報が入っておりますので、御報告申し上げます。 以上で
一般会計補正予算の説明を終わります。よろしく御審議をお願いいたします。
○議長(佐藤峯夫君) 続いて、議案第76号について、
佐藤秋夫建設部長。
◎建設部長(佐藤秋夫君) 議案第76号 平成23年度仙北市
集落排水事業特別会計補正予算(第1号)について御説明いたします。 21ページをお開きください。 平成23年度仙北市の
集落排水事業特別会計補正予算(第1号)は、次に定めるところによる。 歳入歳出予算の補正。 第1条、歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ236万円を追加し、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ3億4,596万円とするものでございます。 歳入歳出予算の補正の款項の区分及び当該区分ごとの金額並びに補正後の歳入歳出予算の金額は、第1表歳入歳出予算補正によるものでございます。 24ページをお開き願います。 歳入は、一般会計からの繰入金でございます。 歳出は、宅内マンホールポンプ設置のための工事請負費でございます。 よろしくお願い御審議くださいますようお願い申し上げます。
○議長(佐藤峯夫君) 議案第77号について、
高橋俊一市民生活部長。
◎
市民生活部長(高橋俊一君) 議案第77号について御説明申し上げます。 一般・
特別会計補正予算書の25ページをお開きいただきたいと思います。 平成23年度仙北市
後期高齢者医療特別会計補正予算(第1号)は、次に定めるところによるものでございます。 歳入歳出予算の補正は、歳入歳出予算の総額にそれぞれ8万9,000円を追加し、歳入歳出予算の総額をそれぞれ2億7,558万9,000円とするものでございます。 内訳を事項別明細書で御説明申し上げます。 28ページをお開きいただきたいと思います。 歳入は、5款2項1目の保険料還付金に8万1,000円、2目の還付加算金へ8,000円を、歳出は、3款1項1目の保険料還付金に8万1,000円、2目の還付加算金へ8,000円の歳入と同額を補正するものでございます。 補正の内容は、過年度分の還付未済者や所得構成による保険料の遡及変更等により、保険料の還付金が発生した方へ還付する予算が、当初、昨年度同程度の見込みでおりましたが、年度早々に遡及変更などのケースが出てきたことにより不足することから、今後の所要見込みも含めまして補正予算をお願いするものでございます。還付金の財源は、すべて後期高齢者医療広域連合会へ納めている負担金の返還金が充てられるものでございます。 以上でございます。よろしくお願いいたします。
○議長(佐藤峯夫君) 議案第78号について、
倉橋総務部長。
◎総務部長(倉橋典夫君) 議案第78号 平成23年度仙北市生保内財産区
特別会計補正予算(第1号)について御説明申し上げます。 歳入歳出予算の補正でございます。 歳入歳出予算の補正の款項の区分及び当該区分ごとの金額は、第1表歳出予算補正によるということで、補正額はゼロでございます。 32ページをお開き願いたいと思います。 歳出でございます。 4款諸支出金の繰出金、一般会計繰出金でございますけれども、13万9,000円。これにつきましては、生保内地区の宿生活センターの水洗工事に対し、財産区の補助金要綱によりまして一般会計へ繰り出すものでございます。予備費を13万、同じ額を減額して歳入歳出ゼロということで予算を計上しております。 以上でございます。よろしく御審議願います。
○議長(佐藤峯夫君) 議案第79号について、
佐藤秀夫医療局長。
◎医療局長(佐藤秀夫君) 議案第79号 平成23年度仙北市
病院事業会計補正予算(第1号)でございます。 今回、補正予算をお願いいたしますのは、資本的収入及び支出でございます。収入に480万円、支出に480万円の補正をお願いし、合計を収入の部分が1億9,528万2,000円、支出の部分が2億7,774万2,000円にお願いをいたすものであります。 2ページであります。 収入につきましては、一般会計からの負担金をもって充てます。一方、支出につきましては、修学資金貸付金ということで、今回新たに480万円の追加をお願いいたすものでございます。内容につきましては、市政報告で申し上げたとおりでありまして、修学資金貸し付けに当たり予算に不足を生じることから、今回補正をお願いいたすものでございます。 以上でございます。よろしくお願いをいたします。
○議長(佐藤峯夫君) 議案第80号について、
下総企業局長。
◎企業局長(下総芳則君) 議案第80号 仙北市
水道事業会計補正予算について御説明申し上げます。 今回補正をお願いする理由でございますけれども、現在の角館バイパスの工事、雲然地区内の工事に伴って、井戸水が枯渇するという事例が発生しております。これの補償について国土交通省が手当てするに当たり、市の水道を引水し、この決着を図ったものであり、その工事を当市にお願いされ、これを受けたものであります。その費用については、国土交通省からすべて負担金として市に手当てされるということでの補正でございます。 上水道の資本的収入に1,347万4,000円を追加し、総額4,207万9,000円とするものであります。 資本的支出につきましては、建設改良費に同額を追加し、総額1億4,391万円とするものであります。 次のページの実施計画でございます。 歳入歳出とも、いずれ同じでございます。 事業内容については、9戸の方に引水するというものでありまして、路線数は4路線でございます。 3ページからは、資金計画及び23年度の予定、貸借対照表を記載してございますので、ごらんいただきますようお願い申し上げ、説明を終わります。 よろしく御審議賜りますようお願いいたします。
○議長(佐藤峯夫君) 次に、議案第81号について、
高橋俊一市民生活部長。
◎
市民生活部長(高橋俊一君) 説明に先立ちまして、大変申しわけございませんが、配付いたしました説明資料の見出しに誤りがございましたので、おわびして訂正させていただきたいと思います。説明資料の最初の平成23年度とありますけれども、これは誤りで、正しくは平成23年でありますので、御訂正方お願いいたしたいと思います。申しわけございませんでした。 それでは、議案第81号について御説明申し上げます。 議案つづりの28ページをお開きいただきたいと思います。 平成23年度仙北市
ごみ処理施設大
規模改修工事請負契約を次のとおり締結させていただきたいので、仙北市議会の議決に付すべき契約及び財産の取得又は処分に関する条例第2条の規定によりまして議会の議決をお願いするものでございます。 契約の目的としましては、仙北市
ごみ処理施設の大規模改修工事の請負契約でございますが、この大規模改修は、3カ年計画で行っている大規模改修の最終年次に当たるものでございます。 契約金額は、1億8,900万円でございます。 契約の方法は、昨年と同様、契約の性質または目的が競争入札に適さないという判断によりまして、地方自治法施行令第167条の2第1項第2号の規定に基づく随意契約でございます。 契約の相手方は、株式会社IHI環境エンジニアリング東北事業所所長高橋郎でございます。 なお、契約の性質または目的が競争入札に適さないという判断の主な理由としましては、
ごみ処理施設を稼動させながら大規模改修を行わなければならないこと、機械設備の大部分が、オーダーメード、受注生産品やパテントを持つシステムなどで構成されていること、処理施設全体に習熟している者が施工しないと、施工や工程の計画、管理に困難を来すことが予想されることなどでございます。 具体的な改修の工事内容につきましては、配付いたしました説明資料の1枚目の後段に、工事内容といたしまして、1、焼却炉耐火材補修、二次焼却部耐火材更新、炉天井部耐火材更新(1炉)から9つ目の排水処理装置更新、ポンプ、ブロワ、接続配管等の更新1基の9項目となっております。 資料の2枚目でございますけれども、処理施設のフロー図に、先ほど申しました項目の番号を振りました、吹き出しで示した箇所が修繕部分でございます。 仮契約は6月1日に結んでおります。 なお、工期につきましては、議決をいただいた日から翌年の3月31日とするものでございます。 以上でございます。よろしくお願いいたします。
○議長(佐藤峯夫君) 議案第82号について、
倉橋総務部長。
◎総務部長(倉橋典夫君) 議案第82号 辺地に係る公共的施設の
総合整備計画の変更について、提案理由の説明を申し上げます。 辺地に係る公共的施設の総合整備のための財政上の特別措置等に関する法律第3条第5項において準用する同条第1項の規定に基づき、別紙のとおり、春山辺地に係る公共的施設の
総合整備計画を変更するものです。 30ページの
総合整備計画表をお開き願います。 辺地の概況でございます。 辺地を構成する
町または字の名称につきましては、田沢湖田沢字潟前、春山でございます。地域の中心の位置は、田沢湖田沢字春山でございます。辺地度点数は78点となっています。 公共的施設の整備を必要とする事情でございますけれども、当該地は、田沢湖抱返り県立公園地内の田沢湖畔東岸に位置し、観光地を抱える集落であるが、集落内の道路整備がおくれており、幹線道路と接続する道路整備を急ぐ必要がある。また、老朽化している田沢湖畔の桟橋についても、当該地区の観光スポットとして多大なる誘客、経済効果を担っていることから、早急に改修を行う必要があると。 整備計画の期間は、平成22年度から26年度までの5年間となっています。 事業内容の表になっておりますけれども、今回、春山桟橋改修事業を新たに整備計画の中に含むための変更でございます。事業費が1,188万円ですけれども、これは、県が事業主体となって行います春山桟橋改修事業費の20%を仙北市が負担するための事業費でございます。辺地対策債を活用して事業を行うものでございます。 以上で説明を終わります。よろしく御審議をお願い申し上げます。
○議長(佐藤峯夫君) 日程第7、議案第69号 仙北市
市民読書条例制定についてから日程第20、議案第82号 辺地に係る公共的施設の
総合整備計画の変更についてまでの提案理由の説明を終わります。
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△諮問第2号の上程、説明、質疑、採決
○議長(佐藤峯夫君) 次に、日程第21、諮問第2号
人権擁護委員の推薦につき意見を求めることについてを議題といたします。 提案理由の説明を求めます。 門脇市長。
◎市長(門脇光浩君) 諮問第2号
人権擁護委員の推薦につき意見を求めることについて。 次の者を
人権擁護委員として推薦したいので、
人権擁護委員法第6条第3項の規定により議会の意見を求めます。 住所、仙北市田沢湖卒田字上清水54番地1、氏名、清水力、生年月日、昭和26年2月10日生まれの60歳であります。 次のページには履歴書をつけておりますが、清水力さんは、田沢湖卒田字上清水54番地の1にお住まいの方です。ことし3月に退職をするまで旧田沢湖
町役場の職員、合併後は仙北市職員として御公務をいただいております。温厚篤実な人柄で、地域の信望も厚い方であり、就任をぜひお願いしたいと考えております。よろしくお願い申し上げます。
○議長(佐藤峯夫君) これより質疑を行います。 質疑ありませんか。 (「なし」と言う人あり)
○議長(佐藤峯夫君) 質疑なしと認めます。 お諮りいたします。 ただいま議題となっております日程第21、諮問第2号
人権擁護委員の推薦につき意見を求めることについては、会議規則第39条第3項の規定により委員会への付託を省略し、討論も省略いたしたいと思いますが、これに御異議ありませんか。 (「異議なし」と言う人あり)
○議長(佐藤峯夫君) 御異議なしと認めます。 よって、諮問第2号は、委員会への付託を省略し、討論も省略することに決定いたしました。 これより採決を行います。 諮問第2号は原案のとおり答申することに御異議ありませんか。 (「異議なし」と言う人あり)
○議長(佐藤峯夫君) 御異議なしと認めます。 よって、諮問第2号
人権擁護委員の推薦につき意見を求めることについては、原案のとおり答申することに決定いたしました。 暫時休憩いたします。 (午後2時17分)
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○議長(佐藤峯夫君) 休憩前に引き続き会議を開きます。 (午後2時19分)
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△請願第2号の上程、説明、質疑、討論、採決
○議長(佐藤峯夫君) 追加日程第1、請願第2号 「
大曲養護学校児童生徒の
放課後生活支援サービス等」及び「
大曲養護学校仙北分教室開設までの
暫定分教室設置」を求める請願書を議題といたします。 提案理由の説明を紹介議員から求めます。 6番、田口寿宜君。
◆6番(田口寿宜君) それでは、ただいま議題となっております請願第2号 「
大曲養護学校児童生徒の
放課後生活支援サービス等」及び「
大曲養護学校仙北分教室開設までの
暫定分教室設置」を求める請願書について御説明申し上げます。 紹介議員は、黒沢龍己議員、そして私、田口寿宜でございます。 請願者は、大曲養護学校をささえる会代表
辻久男氏、そして大曲養護学校PTA向平孝子氏でございます。 請願事項につきましては、1つ目といたしまして、角館地区(かくのだて児童館等)での
放課後生活支援サービス等を早期に実現してください。 2つ目といたしまして、現角館南高校敷地に大曲養護学校仙北分教室が設置されるまでの間、仙北市角館地区に暫定の分教室を設置してくださいという2つでございます。 請願理由といたしましては、大曲養護学校では平成23年度現在、仙北市に在住する26名の児童生徒がスクールバスと仙北市の御厚意により仙北市公用車を利用して通学をしております。これらにより、仙北市から本校に通学する児童生徒の保護者の負担は徐々に緩和されてきております。 しかしながら、仙北市児童生徒の通学時間は、現在も片道平均73分であり、生保内地区や桧木内地区の児童生徒においては、片道2時間余りとなっております。同地区において冬期間は、片道2時間30分を超え、登下校に費やす時間は1日で5時間にもなります。 また、家庭の事情で放課後生活支援サービスを望む児童生徒が平成23年4月現在で15名おり、仙北市西木地区にある「愛仙にじ」において3名が日中一時支援サービスを受けていますが、それ以外の保護者も角館地区での同様のサービスを一日も早く受けたいと望む声が上がっております。 このような状況にかんがみ、少しでも早く仙北市に在住する児童生徒の生活を充実させ、負担を軽減するために「
放課後生活支援サービス等の実現」と「通学時間の短縮のための暫定分教室の設置」が早急に必要であります。 第六次秋田県高等学校
総合整備計画には「現角館南高校敷地に大曲養護学校の分教室を併設することを検討する」と盛り込まれましたが、私たちは、仙北市に一日でも早く分教室が設置されることを切実に願い、速やかに実現されるよう請願いたします。 という理由内容でございます。 本請願につきましては、6月定例県議会のほうにも、きのう8日付で同様の請願書が出されております。そして、かつ、子供たち、そして父兄の方々のこういった思いというものをどうか皆さんに酌み取っていただきまして、御理解、そして御協力を得ながら、皆さんの熱い気持ちを一致団結してこの請願をどうか採択していただきたいと思いますので、皆様の御理解、御協力、どうかよろしくお願いいたします。 そしてまた、議長を初め運営委員の皆様方、そして議員各位の皆様には、きょう、このような形でこの請願を本会議において上程させていただきました御配慮に対しまして、請願紹介議員を代表いたしまして一言お礼を申し上げまして、説明とさせていただきます。 以上でございます。
○議長(佐藤峯夫君) 請願理由の説明が終わりました。 これより質疑に入ります。 質疑ありませんか。 19番。
◆19番(高久昭二君) 大曲養護学校のこの分教室は、やはり以前から非常に必要であるということが、関係父兄の方々から切実な声が私どもにも寄せられてございました。そういう点では非常に大切な請願であり、ぜひともその方向に向けていただきたいと思うわけですが、二、三、ちょっとお聞きしたいことがあります。 1つは、県立角館高校と南高校の統合が平成26、7年ごろと言われておりますけれども、仮に27年となれば、今23年、この分教室が、仮に来年の4月からですよ、もし分室が開校になったとすれば、2年から3年ぐらいここで学ばなければならないわけですが、その場合に、それは県議会、そして県の教育委員会がお考えになることであろうかと思いますけれども、やっぱりスロープの設置なり、冬期間も当然あるわけですので、いろんな除雪の件、そしてあそこは旧角館保育園でございましたので、非常に車のロータリーの悪い場所なわけですね。私、角館の人間なので詳しくわかっていますけれども、そういう点の配慮といいますか、相手の方は身体的な障害の方もあるかもしれませんので、そういう点について、きめ細かくやっぱり検討される必要があるんじゃないかなと思うんですが、その点について、どのようなお考えが、もしあるとすれば、親、ささえる会なり、またはPTAのほうで、同窓会、PTAのほうではそういうふうな御意見があるとすれば、ちょっとお聞きしたいと思うんですけれども。
○議長(佐藤峯夫君) 6番。
◆6番(田口寿宜君) ただいま高久議員から御指摘がありました件につきましては、請願された方々も非常に考えておられることであると思います。私自身もこれは、そういったこの今御指摘を受けました件につきましては、ぜひそういった配慮をしていただきながら、この事業について進めていただきたいなというふうな考えを持っております。 以上でございます。
○議長(佐藤峯夫君) 19番。
◆19番(高久昭二君) すみません、ちょっと先ほど追加して話をすればよかったんですけれども、
議会運営委員会で狐崎捷琅委員もちょっとおっしゃっていましたけれども、あそこの、今、放課後児童のための児童館のわきですが、早い子供さんであれば午後2時ごろから、低学年の方はあそこに放課後の学び、遊びのために来るわけですけれども、そういう子供さん方との触れ合いも大切でしょうけれども、やっぱり学校の分教室ですから、勉学、授業が中心でしょうから、その点のすみ分けとか、そういう、当然、我々ごとき者が言わなくても専門家の県教育委員会はわかっておるんでしょうけれども、そこあたりについても、仙北市教育委員会、それから関係者の人方も、利用者、保護者の方々ともやっぱり意見交換を事前にする必要はあるんじゃないかなと思うんですが、その点はいかがなものでしょうか。
○議長(佐藤峯夫君) 紹介議員、6番。
◆6番(田口寿宜君) ただいまの高久議員の御質問、御指摘のとおり、私もそのように考えております。ですので、ぜひ教育委員会サイド、そして私自身、紹介議員といたしましても、そういった方向に持っていけるような形で協議をしてまいりたいと思いますし、そのような方向で御理解を十分得ながら進めていけるような施設になっていくよう努力してまいりたいというふうなことを思っております。 そしてまた、現在、放課後児童クラブでございますけれども、放課後クラブ1室利用しているということでございます。そして、現在、その養護学校のほうで考えておられます構想といいますのは、使う予定のクラス、3クラスの教室を使っていきたいというようなことも検討し、かつ、児童館サイド、そして教育委員会のほうともそういった流れで話を進めていくというようなことでございますので、そういったところを申し添えまして答弁とさせていただきます。 以上でございます。
○議長(佐藤峯夫君) 他にありませんか。 (「なし」と言う人あり)
○議長(佐藤峯夫君) これをもって質疑を終わります。 お諮りいたします。 ただいま議題となっております追加日程第1、請願第2号は、会議規則第135条ただし書きの規定により、委員会への付託を省略いたしたいと思いますが、御異議ありませんか。 (「異議なし」と言う人あり)
○議長(佐藤峯夫君) 御異議なしと認めます。 よって、本請願は委員会の付託を省略することに決定いたしました。 これより討論を行います。 討論ございませんか。 (「なし」と言う人あり)
○議長(佐藤峯夫君) 討論なしと認めます。 これより採決を行います。 本請願は採択することに御異議ありませんか。 (「異議なし」と言う人あり)
○議長(佐藤峯夫君) 御異議なしと認めます。 よって、請願第2号は採択することに決定いたしました。
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△散会の宣告
○議長(佐藤峯夫君) 以上をもって、本日の日程は全部終了いたしました。 本日はこれにて散会いたします。 御苦労さまでした。 (午後2時39分)...