△
議会運営委員長報告
○議長(
佐藤峯夫君) 延々と
議会運営委員会を開会いたしましたが、その結果を委員長より報告をいたさせます。
議会運営委員長。 20番、登壇。
◆20番(
荒木田俊一君) 先ほどというより午前中から談話室において
議会運営委員会を開催いたしました。その経過と結果について報告申し上げます。 委員会には
武藤昭男委員を除く8名、議長、副議長が出席しております。また参与出席として教育長、
教育委員長が出席しております。また
職務出席として
大山事務局長、書記として三浦係長が出席しております。 その内容についてでございますが、2月24日付で、いわゆる
仙北市議会議長、
佐藤峯夫議長あてに47番、
細川俊雄議員より、
統合小学校の
建設事業のために係る
公式文書の請求についてありました。議長より当該の
教育委員会に資料の提出を要求いたしましたところ、本日の開会までに出ていなかったと。その理由についても何も説明がなかったということで、
議会運営委員会を開催いたしまして
教育委員会にその理由について説明を求めたところ、文書によって提出ということで午前中、休会に入ったわけです。 そして、午後までにその理由書の提出をいただきました。いただきました理由書の中に一部記載漏れがあるということで、改めて文書の提出をしていただきまして、ただいまの時間までになったところであります。理由書はみんな後で使うから配るのか。
○議長(
佐藤峯夫君) 配ってもいいですよ。読んでくれてもいいです。
◆20番(
荒木田俊一君) そうすれば、改めてその理由書を読み上げ、報告といたします。
仙北市議会議長、
佐藤峯夫殿。仙北市
教育委員会、教育長、
小林一雄。提出月日は本日の日付でございます。
統合小学校建設事業に係る
公式文書の請求について、提出しなかった理由書。 理由。この
教育財産の取得に係る件については旧角館
町教育委員会が旧角館町長に既に申し出た事項であり、新市になって継承されておる事項と認識しています。なお、18年度分については
予算要求資料をもって申し出たものと認識しておりましたので、公文書は存在しておりません。
上記理由により、資料提出を行わなかったものでございます。という理由書が出ております。 以上が、これまでの
運営委員会の経過と結果でございます。 これで報告を終わります。
○議長(
佐藤峯夫君) 長い
運営委員会の会議でありましたので、
委員長報告に対して質問があれば承りたいと思いますが、いかがですか。 ございませんか。 (「なし」と言う人あり)
○議長(
佐藤峯夫君) なしと認めます。 報告を終わります。 当局より議案の訂正についての発言の要請がありますので、これを許可します。 説明を求めます。
企業局長。 (発言する人あり)
○議長(
佐藤峯夫君) 要請があれば配ります。 暫時休憩します。 (午後2時30分)
---------------------------------------
○議長(
佐藤峯夫君) 休憩前に引き続き会議を開きます。 (午後2時36分)
---------------------------------------
△議案の訂正
○議長(
佐藤峯夫君) 当局の議案の訂正についての発言がありますので、これを許可いたします。 田口
企業局長。
◎
企業局長(田口良弘君) 議案第64号 平成17年度仙北市
水道事業会計補正予算(第3号)に誤りがありますので、おわびして訂正をお願いするものでございます。 訂正をお願いする箇所は、補正予算の3ページの第5条企業債の借り入れ限度額でございます。補正前の額が8,133万6,000円でありましたものが、事業確定により6,280万円に減額になるところでございますが、誤って補正後の限度額を減額する1,853万6,000円と記載したものでございますので、訂正方よろしくお願いいたします。 (「もう一回」と呼ぶ者あり)
○議長(
佐藤峯夫君) もう一度、説明。
◎
企業局長(田口良弘君) それでは、もう一度、ご説明いたします。 訂正をお願いする箇所は、
水道事業会計補正予算(第3号)でございます。第3号の3ページでございます。全部で7ページ、枚数4枚物の補正予算でございます。 (「議案の第何号ですか」と呼ぶ者あり)
◎
企業局長(田口良弘君) 議案第64号でございます。 訂正をお願いする箇所は、3ページの第5条起債の限度額についてでございます。補正前の起債の限度額が8,133万6,000円となっておりましたが、これが事業確定によりまして減額になります。補正後の限度額が6,280万円とするところを誤って減額になる金額1,853万6,000円と記載したものでございます。訂正方ひとつよろしくお願いいたします。 6,280万が正しい数字になります。 (「今、配ります」と呼ぶ者あり)
○議長(
佐藤峯夫君) いいですな。 (「はい」と呼ぶ者あり)
○議長(
佐藤峯夫君) ただいま当局より申し出がありました議案の訂正については、これを許可し、直ちに訂正後の議案を配付することにいたしたいと思いますが、御異議ありませんでしょうか。 (「異議なし」と言う人あり)
○議長(
佐藤峯夫君) 御異議なしと認め、議案の訂正を許可することに決定いたしました。 暫時休憩し、訂正議案の配付をいたします。 (午後2時39分)
---------------------------------------
○議長(
佐藤峯夫君) 休憩前に引き続き会議を開きます。 (午後2時43分)
---------------------------------------
△議案第1号~議案第33号の質疑
○議長(
佐藤峯夫君) 日程第1、議案第1号 平成17年度田沢湖
町一般会計歳入歳出決算認定についてから日程第33、議案第33号 平成17年度角館
町外二か
町村公衆衛生施設組合会計歳入歳出決算認定についてまで、以上の各案を一括議題といたします。 これより質疑を行いますが、通告がありませんので、これで質疑を終了いたします。
---------------------------------------
△議案第34号の質疑
○議長(
佐藤峯夫君) 日程第34、議案第34号 平成18年度仙北市
一般会計予算を議題といたします。 これより質疑を行います。 通告により発言を許します。 藤井義廣君。 9番。
◆9番(藤井義廣君) それでは、質問をしたいと思います。 私は第6款の農林水産業費についての質問であります。 最初に、19年度から始まる品目横断的経営安定対策、いわゆる農業大綱のことについて、一般質問でも皆さん方からいろいろ御質問がありました。しかし、私もその中の、これから始まる集落営農のことについての質問であります。 これは、これから農業を経営していく私たちにとっては非常に大切なことでありまして、これの説明等あるいはこれから私たち農業者にとっての説明、あるいはその立ち上げについて、いろいろこれから農協と共同作業というような形でやっていただかなければというようには思っています。ただ、その中で、農協サイドからの予算要求にたしかあったと思って私は考えていますけれども、いわゆる集落営農の立ち上げ支援対策について、この項の中にあるか否かということが、私はこの予算書を見ましたけれども、ちょっと自分では探すことができませんでしたので、その支援対策の項目あるいは金額と、これからどういう形で集落営農組織を立ち上げさせるのか、そのことが第1点であります。 次に、今言いましたように、これから農業を営む者にして合併前は認定農業者協議会というような会が組織されておりました。ただ、合併によってそれがどうなるものかなというようなことが、私、心配しているところであります。この農業者協議会というのは、認定農業者が会を組織しまして、これからの農業のあり方について、あるいは先進地を視察して、地域のリーダーとしていろいろそういう場の活用のために組織して、今までやってきたつもりの会だと私は考えておりますけれども、その農業者協議会が合併によって4月からどういう形になって、どういう指導あるいはどういう会があって、農林課としてはどういう支援をしながら立ち上げさせていくのか、継続させていくのか、そのことであります。 次に、家畜防疫事業のことでありますけれども、御承知のとおり家畜の伝染病防止のためのいろいろな施策を講じていただいておりますけれども、いざ発生した場合には非常に地域の畜産に対して不評が出たり、いろいろなことが起こると考えられております。この家畜防疫事業の補助金というのがあります。この内訳といいますか、例えば牛のこの面にこのぐらい、豚のこの面にこのぐらい、あとはほかの家畜に対してこのぐらいというような計画があろうかと思いますので、その内訳をお願いしたいというふうに思います。 それと同様ですけれども、家畜導入事業もあります。これは名題のとおり、家畜を導入する者への助成であります。これから我が仙北市の牛、豚の導入によって畜産がよくなる方向へということで導入事業、牛で言えば仙北市の銘柄牛といいますか、よい牛を導入していただいて、農家の所得向上につなげていくというようなことであると思いますけれども、この事業も同じく頭数にしてどのぐらいの導入補助を予定しているのか、管内では非常に年々頭数が減っていると伺っておりますので、この家畜農家のこれ以上の減少を食いとめるためにも、私は非常にありがたい事業だとは思っておりますけれども、その内容についてお伺いしたいと思います。 以上4点であります。
○議長(
佐藤峯夫君) 布谷農林課長。 いないか。
◎農林課長(
布谷毅久雄君) おります。 それでは、ただいまの御質問に対しまして御説明を申し上げます。 まず最初に、平成19年度の経営安定対策についてでございますけれども、この集落営農の関係につきましては、確かにJAの方からも要望等ございました。ただ、このたびの予算編成の中で新規事業の抑制ということで、市単独のそういった補助事業につきましては今回見送りをさせていただいてございます。ただ、取り組み体制でございますけれども、前回の一般質問の説明の中でも市長が申し上げておりますように、県の仙北地域振興局農林部では、大曲仙北地域の独自の農業振興を図ると、そういったことからチャレンジプラン推進班を設定いたしまして、仙北農業の生き残りを図っていくと、そういうふうになってございます。 そういうようなことから、JA、市町村が一緒になって推進していくということで、当市からも職員の派遣を現在検討しておるところでございまして、そういった関係でJA並びに県の方とも情報を共有しながら取り組んでいくと。 一方、経費関係につきましては、確かに先ほど申し上げましたように経営安定対策なり、そういった集落営農の項目はございませんけれども、既存の水田農業構造改革対策の推進費、それから農業構造政策の推進事業費等の事業費を活用しながら、この後集落座談会、それから説明会等を重ねまして、次期対策への浸透に努めてまいりたいと、そういったことでございます。 いずれにいたしましても、これから推進する体制につきましては、生産者みずからが取り組む対策と、そういったような位置づけが非常に高まってございますので、今まで以上にJAと連携をとりながら周知及び集落営農の組織化に努めてまいりたいと、そういうふうに考えてございます。 次に、農業者会議、いわゆる認定農業者の補助金でございますけれども、これにつきましては4月に合併いたします仙北市認定農業者協議会というようなことで、その協議会に対しまして活動助成金として25万円ほど出させていただいでございます。ただ、項目につきましては認定農業者等経営改善支援費と、その中から補助金を25万円まず支出と、そういった内容でございます。 次に、家畜防疫事業の補助金の内訳でございます。これにつきましては家畜法定伝染病、そういったものを未然に防止するための予防注射、薬剤費等の経費に補助するというようなことで、総枠で95万ほど予算をいただいてございます。この使い方につきましては、当初うちの方の積算と若干ずれがございましたので、この後部会、そういったところといかにすれば有効に使えるかというようなことで、いろいろ御意見をいただきながら、この95万円の有効な使い道につきまして検討してまいりたいというふうに思っております。 次に、家畜導入事業費の補助金でございますけれども、一応総額で425万円ほど計上してございます。内訳でございますが、和牛につきましては優良雌牛導入5万円、一応積算では30頭、それから、自家保留の場合は3万円で20頭、乳牛の場合は優良雌牛導入が4万円の10頭、それから、肥育牛につきましては肥育の雌牛導入、これにつきましては5万円の15頭、それから、豚につきましては優良種豚導入8万円の5頭、繁殖雌豚導入、これにつきましては3万円の20頭ということで予算を計上させていただいてございます。 以上です。
○議長(
佐藤峯夫君) 9番。
◆9番(藤井義廣君) 最初の農業大綱のことですけれども、これからいろいろ農協と協働で集落に周知のための座談会というようなことでしたけれども、これも開催時期としてはできるだけ早い機会に開催していただいていかなければ、19年度にはもう間に合わなくなってしまうと考えますので、いつごろからやる予定なのかというようなこと。それが1つです。 それと、集落営農の立ち上げには、今言われたとおり農家が主体となって進めていくものに対してというようなことの定義だろうと考えますけれども、実際にこの集落営農を立ち上げるためにいろいろな、まず経営面からのしっかりしたものが、といいますか我々農家だけのぼんくら頭ではとても立ち上げが非常に難しいというのを私考えています。 そこで、例えば農協のOB、あるいは役場のOBというような方々からそういう事務的なことの指導、協力をいただかなければなというふうに私は考えています。そういう指導者、ただ市役所と農協だけの農家への指導も必要でしょうけれども、そういう人への支援あるいは人の紹介というようなことも非常に、そっちの方が大事だと私は思いますけれども、その辺の指導者育成といいますか、そういうものについてはどういうふうなお考えでしょうか。
○議長(
佐藤峯夫君) 布谷農林課長。
◎農林課長(
布谷毅久雄君) まず、座談会の件でございますけれども、あしたから1週間ほどの日程を組んでございます。ただ、この場合は一応通り一遍と言えば語弊ございますけれども、まず一応資料に基づいた説明ということでございまして、その後希望のある集落につきましては、夜でもJAなり県の方と一緒に集落に入って相談に応じてまいりたいと、そういうような考えでございます。 それから、推進体制でございますが、先ほども申し上げましたようにJA、県と一体になって進めていくというふうになってございます。そういうようなことで、県の方ではチャレンジプランのほかに担い手班ということで経営なり、そういったものの専門的な人方をまず3人ほど配置すると。それから、JAの方でも担い手班ということで専門の人を経営なり税関係なり、そういった方面に詳しい人を3人ほど配置して、いろいろな対応に当たってまいりたいと、そういうふうに申してございますので、我々もそういった体制の中で一体となって進めてまいりたいと、そういうふうに考えてございます。
○議長(
佐藤峯夫君) 9番。
◆9番(藤井義廣君) 終わります。
○議長(
佐藤峯夫君) 藤井義廣君の質疑を終わります。 次に、
熊谷佳穹君。
◆44番(
熊谷佳穹君) 予算書の24ページ、国庫支出金の13款なんですが、合併市町村補助金3,900万というふうに記載されております。これについての説明をお願いするわけなんですが、従来から合併に対しては5つの項目をもって合併市町村を支援するという内容の財源配分がございました。これらも含めて我々が知り得た当初の合併支援交付金、合併処置分、合併包括処置分、あるいは町村支援補助金、こういうものに対して当初の国の試算、あるいは県の試算は変わりないのかどうか、これもあわせて御説明願いたいと思います。
○議長(
佐藤峯夫君) 田口財政課長。
◎財政課長(田口総一君) それでは、お答えいたします。 国庫支出金の合併市町村補助金3,900万円でございますけれども、総務省、財務省との関係の話し合いで、17年度末までに合併したものについては3年間で3億9,000万というような形になっていましたんですけれども、それを10年間平均して交付するというような協議が調いまして、それで年間3,900万円の補助金を計上したものでございます。 あと、それから、合併による財政支援でございますけれども、18年度予算では先ほどの合併市町村補助金3,900万円と県支出金でございます合併市町村特例交付金1億2,000万。それに市債でございますけれども、ふるさと振興基金積立金ということで1億2,560万円。これは合併特例債でございます。それから、事業でございますけれども、再処理汚泥センターの
建設事業費が今回は業務委託料というような形で、今年度からスタートするわけでございますけれども、これも合併特例債を活用させていただきまして1,140万円ほど計上してございます。 前の合併に関する包括的とかそういうものについては、今回の予算には計上されてございません。 以上でございます。
○議長(
佐藤峯夫君) 44番。
◆44番(
熊谷佳穹君) 余り余計な答弁してくれなくてもいいけど、特例債等について私質問から外しております。当然合併をしたときにそれぞれいただけるものがあったと。そのものは総額で仙北市に特例債は関係なく13億円ほど入ってくる予定になっておりました。これらが予定どおり入ってくるかどうかというのが尋ねたかった一番のポイントでありますが、今お話によりますと3年で入ってくるべきものが10年に延ばされたと。そのほかにもまだまだあるわけですが、これらも当初の国・県の約束と違うような支出金内容になっているかどうか、これは5年のものが3つ、3年のものが2つ。こういうふうに、新規についてははっきりとしためどを持って私どもが受け入れてきたわけですが、今のお話によりますと3年で入ってくる市町村補助金が10年に延びたと。大変心配があるわけであります。果たして財政当局がこういうような交付金形態をとって、財政運営が可能になるかどうか。私は大変こういうような県との約束は県の約束でありますので、しっかりと皆さんで県との交渉をして、やはり3年のものは3年でもらうというような方向で努力してもらいたいなと思っておりますが、10年になったことで財政シミュレーションに大きな狂いはないのかどうか。
○議長(
佐藤峯夫君) 田口財政課長。
◎財政課長(田口総一君) その件につきましては、県の方の特例交付金につきましては3年間、それぞれ1億2,000万ということは変わってございません。5年間。 (「そこ聞いてらんでね。今、予算を聞いたんで」と呼ぶ者あり)
◎財政課長(田口総一君) 国の方のそれが10年に引き延ばされたというようなことで、一応これから総合発展計画、実施計画に向けまして財政シミュレーションを作成していくわけですけれども、それらを十分吟味しながら作成に向かっていきたいと思ってございます。
○議長(
佐藤峯夫君) 44番。
◆44番(
熊谷佳穹君) あなたのまじめなのはわかるのですよ、私は本当に今目の前にあることを聞いているわけですよ。我々も財政シミュレーションを見せられて、シミュレーションだからなと。やがて本予算になったときには多少の変化はあるだろうなというのは予測して議会に参画しているんですが、一つ、従来の方針どおり、国・県と折衝しながら交付金をいただくべきだというのが、まず私の一番の課長さんに申し入れる大きな話なんですよ。特に平成27年までの10年間で市の財政規模を115億円減ずるというふうなのが、財政シミュレーションの大きな柱になっております。こういうふうなことから見ますと、1年間の歳入における危機感と歳出における危機感がなければ、これは到達しないという大きな額であるわけであります。 そのような背景からして、やはりもらうべきものはもらうと、こういうしっかりとした考えに立って財政に取り組んでいただかないと、私もあのとき何の説明を受けたんだろうなと、こういうような合併特典があるよということをずっと見せ並べられて、「あ、それでは合併するべきだ」というふうに思った議員も多かったでしょうし、あるいは合併することによって、また別の効果を期待した議員もおっただろうと思います。しかしながら、現実の問題としては数字を出された以上は、我々もそれに食いついたということも一方ではあるわけであります。何とか3年のものが10年になった、また、来年の当初予算のときに5年のものが10年になったというようなことでは、国の財政の将来を考えても、我が仙北市の財政を考えても、確かな予算構成はできないものと、こういうふうに考えておりますので、どうかひとつ財政当局には約束事は約束事だという勇気を持って予算に当たっていただきたい。これは私の最後の要望になるんですが、どうかひとつ、今ちょっと合併特例債のお話もありましたが、合併特例債はまたこれは別途、議会で予算を議決していくという問題ですが、いただける約束のあったものに対してはしっかりとした方針を持って当たってほしいなというふうにお願いするわけであります。 特に、人件費の削減等について、今後常に話題になる問題だと思います。皆さん方が歳出を減ずるといっても、これは市民生活に及ぼす大きな影響になるわけでありますので、とにかくスリム化をした小さな行政、これを目指して頑張ってもらいたいということで、私、3,900万円の説明はわかりましたので、どうかよろしくお願いします。
○議長(
佐藤峯夫君)
熊谷佳穹君の質疑を終わります。 次に、
草なぎ稲太郎君。 15番。
◆15番(
草なぎ稲太郎君) 5点を出しましたけれども、2つは所属委員会のことですので、3点についてお願いします。 1つは、冬期の交通関係、いわゆる除雪費関係であります。 多分ですけれども、補正を前提に前例によりまして積算した金額がいわゆる7,470万という金額だと思います。ページ66、8款2項2目だと思います。これは、もしこの積算が、いや、そうじゃないと、もっと積算の詳細な根拠があってそういうふうにしたんだというのであれば、その根拠をお聞きしたい。8款2項3目に関連して委託料でしょう、多分。豪雪対策費というのが3,000万円あります。これはどういうものか、豪雪とありますので、それをお聞きしたい。 それで、いわゆる記録的な豪雪と、そういうふうに言われていますけれども、その記録的というのは、実際は6日間、12月23、24、25、26で大体3メートル、そして、1月4日、5日、大体2メートル。そういうことであります。その他の日は私が調べたところ、大体例年並みあるいは少ないかもしれません。現在までそういうところであります。多くの市民から苦情が寄せられましたということは、もうたくさん聞きました。そういう苦情というのは、いわゆる今のどか雪に対する、どか雪という緊急事態といいますか、それに対する危機管理と危機管理における情報管理に集約されると、そのように思います。 今、市民からの苦情だということを2回も言いましたけれども、この議会の名誉のために言っておきますけれども、いわゆるこの陣頭指揮に立った市役所の方々のトップのうちの周辺は、まさにこの豪雪地帯ほとんど手つかずにおりました。そういう状態からすれば、トップの方々は多分この除雪関係に精励したものと推察しております。さらにグループによる奉仕活動が出てきまして、よし、あの人を助けてやろうかと、よし、頑張らなければだめだなと、そういう声が上がりまして、市役所の方もやったと聞いておりますけれども、それ以外の方のグループもいわゆるボランティアで頑張っているという実情を聞きまして感動しました。 さらには、ひとり暮らしとか、いわゆる弱者の方へ近所の人方が支援したと、そういう例を枚挙にいとまがないと言えばオーバーですけれども、かなりの例をお聞きしました。そして、実際に来ない、来ないと言って文句を言った、いわゆる大型機械のオペレーター、その人方が本当に真剣に作業をしている姿も何度か見ました。機械そのものを落として、それを上げるために苦労している姿も見ました。そういうことで、決してサボっていたわけではないと。いわゆるどか雪に対する対策だと、そういうことであります。それに対することがしっかりしなければだめだということであります。 ただ、一般の市民からいいますと、そうはいっても、いつ除雪車来るんだべなと、そういうふうな感覚は不安の最大のものであります。それが解消される、例えば一、二回防災無線で、ただいま、こういう事情で遅れておりますと、もうしばらく我慢してくださいという放送がありましたけれども、あれだけでも、もうずっと安心する。そういうことが必要だということであります。 ということであれば、今回の場合は、委託分も含めまして除雪作業の情報管理、つまり作業進行状況の詳細な把握及びその把握したものを市民に教えると。そういうことが万全でなかったということに尽きると思います。万全にするためにはお金が必要です。情報を市民に教える、そのための予算も必要だと思います。そういうものが配慮されたか否かということが第1点であります。 2点。ページ72、10款1項2目、角館の定時制と角館高校に補助金が出ています。28万と20万。ついでに、もし申し出ていなかったですけれども、仙教研というんですかこれ、大曲仙北教育研究会55万9,000円とありますけれども、多分教育長はよくおわかりだと思いますけれども、これが普通の日に行われまして、生徒がうるうる遊んで、「きょう何だ」って言えば、「先生方何かやっている」と、そういうふうなことで、大曲、仙北の生徒が丸一日先生方から離れると、月曜日から金曜日までの間に。これを、補助金出すのは結構ですけれども、いわゆるウイークデー以外にできないものかということを、もし今の時点でできればであります。できなければ結構です。通告してありませんでしたので。 さて、それで、補助金の関係でありますけれども、この角館高校は場合、一括して言います、後援会補助金という名目になっていましたけれども、この後援会補助金というものの内容はいかに。それを聞いてから言おうと思いましたけれども、市長はいつも言っております。角館高校さんと角館南高校さんは両立して、しばしの間やっていきたいものだと、そういう願望を述べておりますし、昭和3年に創立された角館南高校、いわゆる角館
町、そしてその近辺の人方の教育に対する思いが凝集されております。プライドだったと思います。1つの
町に2つの高校。それを残すとするならば、こうこう、こういうというその理由が今出てくるかもしれません。残すとするならば、やはりこの仙北市では角館南高校に対してもこういうふうに支援しているんだという姿勢を示して、だから、県でも残せと、そういうふうな論法が私はいいと思う。 ということで、学校の方では教材備品、教材に対するお金というのはいつも不足しています。県立高校は特に不足しています。そういうことで、そういうものは欲しいのは十分私も経験ありますので、そういうことであります。そういうことに関しては、予算は補正でもいい、何でもいいけれども、あるいはこれからでもいい。そういうことを考えるべきじゃないかということであります。 3点目、73ページ、これも一括して言います。 3回質問できることになっていますけれども、まず需用費の関係ですけれども、学校管理費とそれから教育振興費に需用費があります。中学校にも小学校にもあります。これの内容。それから、備品購入費というのがありますけれども、小学校のを見ますと、備品購入費は教材購入費、これが多分備品購入費のところにほとんど該当するような感じになります。中学校関係を見ますと、教材購入費は500万ですから、備品購入費プラス需用費になるような感じです。この教材購入費の内容もお聞きしたい。 本当は、ここで答えが出てからということですけれども、一括して。 一般に教員が教育活動に熱中しているときは、需用費とかそういうことは余り考えない。とにかく教育活動に熱中していると。そういうのが普通であります。それで、例えば教育に熱心なもんですから、ブラバンの得意な先生が来れば、私はこういうふうな楽器を買っていただきたいと。そういうときは楽器を買う。あるいは、理科の熱心な先生が来れば、物理、化学、生物、地学と、そういう分野別の得意な、それのどこかを専攻しているわけですから、それの得意な分野のこういう教材が必要だ、教具が必要だということで購入する。 ところが、そういう先生がいなくなると、それが忘れられてしまう。そういう傾向が多分にあります。ということで、近年、生徒数の減少で教室がだんだんあいてきました。ということは、そのとき必要だった暖房器具もだんだんいらなくなってどこかにしまわれるということだと思います。暖房器具の修理にもかなりお金がかかるということを調べてわかりましたけれども、いずれ、とにかくそういう買った物が、適正に使われるように管理されていることを配慮した予算になっているかどうかということであります。簡単に言いますと、一つの例は、例えばストーブでもいいです、ストーブを買った。それが個数が余っている。修理をちゃんとして必要な個数いつでも使えるか、ということであります。使ってくださいということであります。買ったものを丁寧に使ってくださいということであります。 以上、3点についてお願いします。
○議長(
佐藤峯夫君) 小林教育長。
◎教育長(
小林一雄君) 後ろの方を2つお答えしたいと思います。 仙教研、先生方の研究会、これは大曲、仙北のすべての教師が加入をし、そして教科と教科外の2つの分類に大きな分かれになっておりまして、毎年実施をしている研究会でございます。それぞれ持ち回りで会場を持って、御指摘のようにウイークデーに年2回の日にちをもって開催している研究会でございます。教職員の研修の大切さという観点からそういうふうにしているところでありますが、今、学校5日制、そして授業時間の確保、そういう観点からして、やはり年2日のウイークデーの研修ということについては、いろいろなところから意見が出ているところであります。 そういう観点から、まだ改革のはっきりしためどは出ておりませんけれども、先生方、夏休みは勤務を要する日でありまして、さまざまな研修が行われております。そういう一環の中で実施できればいいかなというふうに思っているところでございます。 それから、3つ目の教材購入費にかかわって、特に教育活動がそのときのスタッフの構成、熱心な先生方の構成によって賄われた、あるいは準備されたものが効率的に使われているのかということと、ストーブ等の問題ございますが、確かに、今、児童・生徒数が減少している関係でいろいろそういう点での資材のゆとりといいますか、余裕といいますか、そういうものは出てまいります。しかし、一度買った楽器等も5年、6年とたちますと、かなり老朽化をしてまいります。そういう観点で、できればその学校にそういう備品が整えられているとすれば、その次に人事異動の中で、そういう活動を引き継ぐ教師の配置等で工夫をしているところでございます。できるだけ持っている資材を有効に活用するというような人事配置を工夫してまいっていると、こういうことでございます。 それから、暖房器具等につきましてはいろいろ問題、課題がございます。やはり暖房器具も6年ぐらいたちますと、部品の製造ということがストップされるというようなことから、現有器具、修理をしながらでありますが、ときにはある部品を交換、今まで買ったものの中からはずして、今使わなければならないところに充用するというようなこともございまして、必ずしも買った暖房機がすべて修理されて賄われているという状況にないというのが現状でございます。 そういう意味では工夫をして運用していくということでございますので、御理解いただきたいと思います。
○議長(
佐藤峯夫君) 田口建設部長。
◎建設部長(田口陽一君) 冬期交通対策費につきまして御説明申し上げます。 御指摘のとおり、冬期交通対策費につきましては7,470万ほどついておりまして、これについては現在見積もりの段階では2億2,000万程度の経費が必要なわけでございまして、財政的な事情がございまして、このような予算提案となったものでございます。 それから、豪雪対策費につきましては、これは豪雪対策事業ということで道路改良を実施する分でございまして、道路維持とはまた別の問題でございます。 それから、もう一つの、さまざまな除雪の情報を地域の皆さんに提供する内容が盛られているかということでございますけれども、これについては、今年度の除雪について非常に気象状況の厳しい中での除雪でございました。そういう中で、やはりこういう気象状況もあるというもとに除雪体制の構築をしなければならないということで、私どもも考えているところでございます。当然本課である建設課と地域センターとの連携、そういうものを密にしながら、出動体制のパトロールの強化、またはそういう気象状況の的確な把握、そういうものを踏まえた中での指示というものが今回欠けていた面もあったというふうに思いますし、今後こういう気象条件の中で除雪体制を進めていく段階で、そういうことに留意しながら本課と地域センターの連携を密にしていくと。 それから、委託業者につきましてもさまざまな問題がございましたけれども、除雪稼働能力の現状把握といいますか、除雪援助の適正化とか、それから、オペレーターの運転習熟度の向上とか、そういうものを業者に今後強くお願いしていくというようなもの。また町民の皆様についても、それぞれこういう多量の降雪の中で地域一体となった助け合いなりをしていただいて、厳しい除雪体制をサポートしていただくようなお願い、そういうような協力体制の構築というものを今後ことしの、まだ終わっておりませんけれども、検証した中で進めてまいりたいというふうに考えております。 そういう中で、今回この2億2,000万程度の要求をいたしましたけれども、現状の財政状況の中で今回の提案となったということでございます。
○議長(
佐藤峯夫君) 大澤
市民福祉部長。 市民バスと弱者のところ。 (「それは、担当だから」と呼ぶ者あり)
○議長(
佐藤峯夫君) 市長。
◎市長(石黒直次君) 高等学校に対する補助金関係、私の方から答弁させていただきます。 角館高等
学校教育後援会補助金、それから、角館高等学校定時制課程教育振興会の補助金、両方ともほぼここ数年の実績と、3町村合わせた合計額の実績とほぼ同額の予算を置いております。これは、長い間継続してきた補助金でありますけれども、高等学校の教育後援会という方の事業内容としては、先ほど草なぎ議員からもお話があったように、学校で整備できない部分、それを補完するという意味合いも含めていまして、例えば生徒の最近は保護者による送迎があって、その待合場所として暗い中で足元も悪い場所、そういったところで親の来るのを待っていた、そういったこともあった中で、学校の方で1名は確保したけれども、その舗装であるとかそこの照明装置、こういったことの補助。こういった中に使っていると。また高等学校の野球部の練習用のバッティングマシンの購入であるとか、そういったことにも充当させています。 総額としては234万程度の年間予算を持っておりまして、と申しますのは行政からの補助金が20万ですので、ほかはどこから出るかというと大部分が生徒の保護者の、要するに、生徒1人当たりの拠出によってこの後援会というものが成り立っていて、その中に行政も支援しているという形です。 それから、定時制の方の教育振興会につきましては、中学校訪問であるとか、それから、職場訪問、生徒たちが社会にこれから出ていき、また定時制に入るに当たって必要な先生たち、または関係者が家庭訪問をしたり、角館のお祭りのときに巡回巡視をしたり、そういったことの費用として使っているというふうに私は把握しております。こちらについては28万の補助金予算を置いていますけれども、総額としては150万ということで、こちらについても生徒の保護者からの部分もかなり含まれていると。 それから、市町村の補助金のあり方として、これは定時制に生徒を送り出している数、これによって1人当たり幾らというような形での割り当てがなされておりまして、旧角館、田沢湖、西木以外にも大曲市、旧中仙
町とかいう単位で、たしかこれは補助が出されていたというふうに記憶しております。それで、議員の御質問の南校に対してもというお話ですけれども、これについては、南校はこういったことを今までやっていなかったわけですけれども、角館高校、南高校を地元として県に完全に頼り切ることなくやっていくという中で、今後学校と話し合いをして、そういったものが必要かどうかということを十分協議した上で考えていきたいというふうに思っております。
○議長(
佐藤峯夫君) 15番。
◆15番(
草なぎ稲太郎君) 大変丁寧な説明ありがとうございました。 1番目のいわゆる雪の問題に対してですけれども、やはり万全を期するということは不可能でしょうけれども、どか雪に対して万全に近いことをすると。そのためには、どうしても必要なところにはお金を使わなければだめだと、新規の分は抑制すると、それはもう非常にいい姿勢ですけれども、何でも抑制すればいいというもんじゃない。使うときにはどかっと使う。そういう姿勢も重要です。今、いわゆる情報収集するためには、たしか前のときに携帯電話2台とか何とかかんとかと言いましたけれども、そういうちゃちな問題でなくて、もっとずっと集められるようなシステムづくり、必要だったら携帯電話10個でも20個でもいいですから、そういうこと。 それから、全体に教えるという場合に田沢湖と西木には防災無線というのがありますから、一言言えばできますけれども、角館にございますか。 (発言する人あり)
◆15番(
草なぎ稲太郎君) ありませんか。そういう場合には、やはり全市に教えるとなればそういう予算を早目にとって、つけなければだめです。そういう姿勢が重要だと思います。 それから、今言ったのは、どか雪だけじゃないです。自然災害もあれば、人為的な災害もあります。特に、人為的な災害に関しては、防災無線の威力というのはもう最高です。これなくしてはできないくらい重要なものですから、そういう対応はしなければだめだと思います。 それから、補助金の関係では本当にありがとうございました。かつて自分の経験から申しますと、何十周年記念ということで片や1つの学校には50万が出ると。私が担当した学校には20万が出る。そんなばかなことはあるかと。同じ市内じゃないかということで働きかけまして、同じ額にしてもらったことがありますけれども、やはりそういう姿勢は必要だと思います。 それから、教育長が丁寧に答弁されまして、そのとおりで結構です。いわゆる備品管理の備品台帳、そういうものをしっかりされて管理されていたらいいというふうに思います。 以上、ありがとうございました。
○議長(
佐藤峯夫君) 以上で、
草なぎ稲太郎君の質疑を終わります。 暫時休憩します。 15時45分まで。 (午後3時33分)
---------------------------------------
○議長(
佐藤峯夫君) 休憩前に引き続き会議を開きます。 (午後3時45分)
---------------------------------------
○議長(
佐藤峯夫君) 26番、信田幸雄君。
◆26番(信田幸雄君) 5点ほど私の意見も含めて述べさせていただきます。 1点目は、40ページの秋田内陸線運営補助金の関係であります。このことについては一般質問、そして市長の答弁等がありましたし、いろいろそういう形が進んでいくということについては理解をしていますけれども、何といっても乗降客を多くしなければどうにもならないというのが現状だと思います。これは第三セクター全体に言えることですけれども、何年後、来年は来年、これぐらいの人を受け入れたい、乗らせたいということになっていますけれども、なかなかそれが実現できなくて、結果として経営が苦しくなっているのが残念ながら内陸線もそういう状況であります。 私は、やはり再建の方法、いろいろ討議され、やり直しをしながら、再建計画を立てたわけですけれども、本当にそれが実施に移されて、そういう形で3年半後になるのかと言えば、なかなかだれもそういう状況になるというのはなかなか難しいんじゃないかというふうに思っているんじゃないかと、実は思って心配しているわけであります。といいますのは、今言ったようにきちんとした裏付けといいますか、こういう施策をこうやっていって1年目にはこうする、2年目にはこうするというのがほとんど出されていないということです。といいますのは、過去にもいろいろな施策をしました。 特に昨年なんかは角館駅からいわゆる車で来た人については内陸線に乗っていただいて、目的地まで会社の方で車を届けるというような施策などを講じましたけれども、そのほとんどがどうやられて、どれほどの利用者があって、どれほどの成果があったのかと、どれほどの収入があったのかと、どれほどの計画があったのかということ、ほとんど我々自身わからないわけ。その中で、当然私は経営というものは成り立っていかないというふうに、やはり一つ一つの施策した項目について、やった後に経過をきちんと把握をして、その上によかったといえばよかったというふうにして、悪かったといえば悪かった点として、次に続けていく運動といいますか、行動をしなければならないと思いますけれども、そこら辺、さっきも言ったように第三セクターにも言えることですけれども、私はどうやっていくのかということは、ちなみに来年度、といっても今年度最後にまた収支決算出るわけですけれども、今言った内容で、経営の中身の中で改善にならなかった場合には当然各市町村、といってもここはもう2つの市しかありませんけれども、その補てんを要望されると思いますけれども、そこら辺についてはどうなっているのか、ぜひお聞かせを願いたいと思います。 といいますのは、私は3年ほど前、この内陸線の会議に出席をさせていただきました。実は、その中でいろいろ討論をしました。ただ、あのときは、当時まだ合併前でありましたので多くの市町村長ないし議長さん、それに職員の方も見えて、県からも見えていました。もちろん私もそうでありましたけれども、あのとき阿仁でありましたけれども、列車で行った方は一人もいなかったという話なんです。やはり私はそういった会合のときについては、やはり列車で行ってみると、そのことをどこの駅でも結構ですので魁新聞を呼んでいただいて、会議にこう行って各市長さんが列車で来ましたよということで、いわゆる写真入りで、広告ではないですけれども記事にしてもらうと。そういったものなどもやりながら、乗降客をふやしていくということにつなげていく、私、一つの手段だろうというふうにあえて言いましたけれども、なかなかそれが実施に移され……、聞きますと、市長はこの前行ったそうですけれども、そういうことに、そういったものも含めて検討の材料になるんでないかというふうに思いますので、ぜひ御検討方お願いしたいなと思います。 2つ目は、53ページの衛生費の簡易水道の関係であります。 実は、17年度の田沢湖
町の予算の中には神代地区の簡易水道、いわゆる水源調査ということで600万のっておりました。17年度の決算ではそれが全然使われないでおります。17年の新市の補正、私持ってきませんのでどうなっているのかちょっとわかりませんけれども、18年度予算には神代地区の簡水のそれらについての予算はのっていません。いろいろ話は聞いていますけれども、実際、水源は確保できて、18年度はそういう調査等はいらないのか、それともあえてはずしたのか、ぜひお聞かせを願いたいと思う。私はもう水源の確保できたので、今回は予算にのらないみたいなんですけれども、そのとおりなのかどうか、ぜひお聞かせを願いたいとふうに思います。 3つ目は、55ページの労働費の関係です。 実は、これはこの前、一般質問させていただきました。見てもわかるとおり5,600万の予算です。そのうち4,000万が、私の方で間違えても労働金庫への預託金だと思うんです。そのほか出稼ぎに対して200万、シルバー人材センターに1,600万、計、労働金庫への貯金を含めて5,600万、ちょっとごめんなさい4,600万ですか、ということで私はこの前言ったとおり、本来的に労働費というやつは、今現在、夜ももちろん昼も働いている人が市内にいっぱいいますけれども、その人方、いわゆる正規に働いている人方ないしパートで働いている人方の労働に対する、福祉も含めた
町のアドバイスをしていく立場での労働費だと思うんですけれども、本来的な労働費にほとんど使われないで、今言ったような形にされているのは、私が前に質問したときには田沢湖
町の町長は、「いやいや、ほかも、どこもそうだ」なんて話をされましたけれども、そうではなくて、そこら辺どんなお考えでこういうような予算編成になったか、ぜひお聞かせを願いたいと思います。 あと、57ページの労働振興費の関係です。 実は、私自身、今まで
町の予算のときには、各項目についてちょっとわからないとろは全部予算の説明のときに項目ごとに説明していただきました。だから、余り気にしないで聞いていましたけれども、今回の予算説明の中には一括で一切項目については説明がなかったので、全然わからない点が7つほどあったんですけれども、いろいろ聞いてわかったのがあります。しかし、わからなかった点について2つほどお聞かせを願いたいと思います。 1つは、地域でつくる水田農業の支援事業費。ちょっと私わからないんで、これはどういうことなのか、ぜひお聞かせを願いたいと。 それから、ひでこ荘周辺の整備用地取得事業費ということで、恐らくひでこ荘というのは私の理解からすれば花葉館だと思うんですけれども、あの周辺に何をつくろうと、公園かと思いますけれども、どうしているのか、ぜひお聞かせを願いたいというふうに思います。 それから、5つ目は、39ページから81ページまで。 土地開発公社分ということでたくさんの用地取得の項が盛られています。これは前から取得しているのを払っていくということは理解をしましたけれども、1つは、債務負担行為、88ページ以降のところに載っている借入金損失補償というのは、私、田沢湖
町にいたとき、
町の予算の中にはこういう項というのはなかったんで、14%云々となっていますけれども、これは実際どういうことなのか、ぜひ説明をお願いしたいと思います。 それから、秋田県の開発公社を通じていろいろな土地が買われ、旧田沢湖
町にも買われています。ところが、それが全部目的に沿って利用されているのかどうかというのが非常に不安な面がありますので、そこら辺遊んでいる土地がないのかどうか、ぜひお聞かせを願いたいというふうに。 以上であります。
○議長(
佐藤峯夫君) 内陸と神代地域の水源確保については市長だな、これはな。内陸はな。企画課長か、はい。 倉橋
企画政策課長。
◎
企画政策課長(倉橋典夫君) 内陸線についてお答えいたします。 内陸線については一般質問にも取り上げられまして、市長からも答弁ありましたけれども、再生計画の目標達成に向けてこれから取り組むということであります。 5年の計画で平成22年に現在50万人台の乗車人員を82万人台にまで持っていきたいと。それによって経常損失の額を1億5,000万円台に圧縮するという、そういう目標を立てております。ただいま信田議員御指摘のとおり、この実現のハードルは非常に厳しいものがあると思っております。そのために、仙北市として当面今回の3月号の広報から3回程度スペースをいただきまして、広く市民の皆様に内陸線の現状と乗車促進を呼びかけてまいりたいと思っております。また、新年度には北秋田市と協議いたしまして、仙北市は仙北市として南側の具体的な行動計画を策定しまして、できれば市役所内にプロジェクトチーム的なもの、特別チーム等の編成によりまして、全市を挙げての乗車運動を展開してまいりたいと考えているところでございます。 先ほど御指摘がございましたけれども、この再生計画の策定に当たって市長も出席する協議会が2回、私どもが出席します幹事会が5回、それから、事務方の策定チームによります会議が6回程度開催されております。市長からの提案もございまして、会議はほとんど北秋田市の阿仁支所で開催されておりますけれども、その際、我々もできるだけ内陸線を利用して会議に出席するようにしております。それまで私も余り内陸線を利用したことがなかったわけですけれども、実際、利用してみますとほぼ時間どおりに…… (「余り無理するな」と呼ぶ者あり)
◎
企画政策課長(倉橋典夫君) 列車が参り、午後の会議ですとちょうど松葉駅から、松葉駅は急行が停車しますけれども、急行に乗って、帰りも急行列車がちょうど3時ごろのがございまして、帰ってくるという。それぞれの車両にサロンのスペースもございまして、非常に快適なひとときを過ごすことができるということで、1回乗ってみますと、非常に身近に感じるので、これは1世帯1人乗車運動というのを進めてまいりたいと思っていますけれども、西木地区のみならず田沢湖地区、角館地区の皆さんにもぜひ利用していただきたいと思っております。 この実行に当たって、何よりも北秋田市との連携が不可欠であると思っておりますので、随時情報交換を行いまして、乗車促進運動の進捗状況を検証して、その実効を高めてまいりたいと思っております。 いずれにいたしましても、観光客の皆さんの誘致も必要でございますけれども、仙北市民の利用が第一であろうかと思います。市議会の皆様もこれから市内各所を歩かれる機会が多いかと思います。どうか内陸線の乗車運動についても御協力いただきたいと、御理解と御協力をお願いいたしまして答弁といたします。 以上です。
○議長(
佐藤峯夫君)
企業局長。
◎
企業局長(田口良弘君) 神代地区の水源確保の現状ということでございましたが、神代地区の水道を普及するために、これまで神代、抱返り方面での井戸による地下水の調査、これをやってきました。この結果、神代全域をカバーするには少なかったわけですが、神代地区の荒
町、森腰、卒田、この密集している区域への普及には水量的には問題ないと。ただ、地下水の動向等の関係上、どうしても井戸は3本以上掘らなければならないということで、水量は問題ないということでしたが、水質、これが粘土層の関係で濁るということから、この除去装置が今後必要になってくるということでございました。 それと、地下水だけでなく、それでは旧田沢湖の上水道の余っている水を持っていけないかということも検討してきました。これも詳しい数字、ちょっと忘れましたけれども、2月の渇水期で上水道の水はたしか1,200立米ぐらいが余っているということで、これもいわゆる先ほど言った神代の密集地域には持っていくことは可能だと。ただ、神代まで持っていく国道沿線の約16キロ、ここに管を布設していく場所があるかないかというのが問題になります。その後、17年度も地下水の調査ということで予算をいただいておりましたけれども、合併ということによりまして、水道の管理者は1人になったわけですので、角館の上水道の余っている水を融通していただくことができないかということで現在は検討しております。 それで、この前、市長も報告しておりますが、角館の上水道には現在水利権の取得があり、1日7,600立米の水利権の設定をしております。ただ、このうち、現在浄水している水は6,000でございます。ですから、まだ手つかずの水といいますか原水のままが1,600あると。この1,600ありますと神代のほぼ全域には可能となるということで、これは数量的には可能でございますが、現在の浄水場あるいは配水池にろ過装置の設置、あるいは配水池の増設、これらが可能かどうかというのをこれから雪消え後調査したいと、このように思っています。 そして、角館の水を分けてもらう、融通することが可能だ、オーケーだ、みんなもよしということになると、まず最初に手をかけなければならないのは、旧角館
町の上水道の給水区域の変更、いわゆる変更認可申請、これが最初になります。ですから、そちらを進めてから実際の調査設計なりに入ってくると。ただ、この水源を決定していただくことが、まず第一だと思っています。それがなければ、次の段階には進めないというのが現状でございます。 以上です。
○議長(
佐藤峯夫君) 野中
産業観光部長。
◎
産業観光部長(野中秀人君) 続いて、労働費について御説明申し上げます。 この労働費の予算項目中でございますが、勤労雇用対策費13万8,000円につきましては、求人情報や高校生の企業視察等の経費でございます。 それから、勤労者の対策事業費補助金につきましては、企業で実施しております職員の研修。もう一つ、雇用対策事業費の補助金につきましては、個人の方々が資格取得をするための経費として上げております。それで、先ほど話がありましたように、勤労者の福祉資金の預託金でございますが、4,000万円ですが、これは福祉資金の原資となっておるものでございます。それから、この中に出稼ぎ対策費の200万ございますが、これは出稼ぎ者の健康診断等、そういう経費でございます。 いずれにいたしましても、市内の労働者を対象にした経費ということで計上しておるものでございます。
○議長(
佐藤峯夫君) 布谷農林課長。
◎農林課長(
布谷毅久雄君) 農業振興費の中の事業についてでありますけれども、1つ目の地域でつくる水田農業の支援事業でございますが、これは県独自の事業でございます。中身といたしましては水田農業推進協議会が策定した地域水田ビジョンに基づいて実践する協働活動への支援と、そういうようなことで具体的には山の楽市、それから、首都圏でのVSホウレンソウの販売会、北海道への米のPRと、そういったような活動に使用されている事業でございます。 それから、ひでこ荘周辺の用地取得事業の関係でございますが、これは花葉館の用地取得、それから、造成事業費に対する償還金でございます。 以上でございます。
○議長(
佐藤峯夫君) 高田総務部長。
◎総務部長(高田光一君) 土地開発公社の債務負担の件でございます。 市町村が土地開発公社に委託して用地取得事業を行う場合に、公社が金融機関から融資を受けて行うわけでございますが、その際に、3者できちっと公社と金融機関と損失補償契約を結ぶわけでございます。というのは、公社が償還できなくなった場合には、市がその金融機関に対して損失の補償を行うというための債務負担行為でございます。 この考え方といたしましては債務負担行為の調書にありますけれども、限度額の表示が困難なものについては、当該欄に文言で記載してもよいというふうなことで、債務負担行為に記載してございます。ただ、見慣れないということでございましたけれども、旧西木、田沢湖では、この限度額というのは、損失補償の債務負担の限度額を超えるということは、一般的にはあり得ないということで省略してございました。ただ、角館さんがあったということで、継続している予算ということで、のせていただいたところでございます。 それともう一つ、遊休地という御指摘でございましたけれども、遊休地ということでなくて、まだ未利用地ということで、今後目的に沿った活用を考えてまいりたいと思います。
○議長(
佐藤峯夫君) 26番。
◆26番(信田幸雄君) 1つ、内陸線の関係です。さっき質問したのは、18年度予定ほど収入が上がらなくて、結果として今の補助だけで間に合わないという状況がもしあった場合どうするかということが1つです。やらなければならないのか、それとも、やらなくていいのかのところを含めてお聞きをしたい。 もう一つ、今、土地開発公社がありましたけれども、これから使うという話になっていますけれども、確かに開発公社分でないにしても旧田沢湖
町も見るとおり、かなり遊んでいる土地、言ってみれば利用されないで、数年どころでなく放置されている土地があるし、ましては中にはJRから頼まれて買ったというような話になっているんですけれども、全く使用目的さえない中で購入した実態も実際問題であるわけです。そういったものをこのまま放っておくんではなくて、何らかの形でやはりきちんと利用していくということがなければならないと思うんで、ぜひそこら辺だけでもお聞きをしておきたい。
○議長(
佐藤峯夫君) 倉橋
企画政策課長。
◎
企画政策課長(倉橋典夫君) 損失の額が目標を達成されなかった場合どうなるかという御質問だと思いますけれども、今回の再生計画を策定いたしまして、経常損失の補てんについて秋田県、また関係市村では、毎年、18年度の補てんの額をこれまで3億円を上限としておりまして、それを超える部分については基金の取り崩しによって対応してまいりました。18年度からはこれを10%ずつ減額し、平成22年度には1億5,000万円の経常損失の額を想定して、それに対してそれぞれ補てんするということであります。 したがいまして、18年度の予算につきましては3億円から10%、3,000万円を減額して、2億7,000万円を上限として経常損失補てんの補助金の額を決定しております。それで、仙北市としては2億7,000万円の半分は秋田県が負担するということで、残りの割合が39.4%ということで5,319万円という額を予算に計上させていただいたところであります。暫時19年度以降3,000万円ずつ補てんの上限額を減じていって予算化していくと。それを超えた場合は、基金によって対応するということを幹事会で申し合わせております。 いずれにいたしましても、その目標を達成できるように頑張ってまいりたいということであります。 以上です。
○議長(
佐藤峯夫君) 高田総務部長。 土地開発。
◎総務部長(高田光一君) 先ほども御答弁申し上げましたように、積極的に有効に活用してまいりたいと思います。
○議長(
佐藤峯夫君) 26番。
◆26番(信田幸雄君) 内陸線だけでなくて、これは第三セクターにも言えることなんですね。ともすれば、「何とかなるんでないか」というような感じでの試算といいますか、目標といいますか、経営といいますか、そういうのがこの場にあるんでないかな。やはりこれは民間ですと、もしそれが達成できなければ、経営している人はやめざるを得ない、やめざるを得ないという言葉はちょっと悪いんですけれども、やめざるを得ないくらいの本当の意気込みを持ってやっていかなければならないし、我々もそれに参画している部分で、乗車運動も含めてしていかなければならないのじゃないかなということをつくづく感じますので、そういったことも含めて申し上げながら終わりたいと思います。
○議長(
佐藤峯夫君) 信田幸雄君の質疑を終わります。
---------------------------------------
△延会の宣告
○議長(
佐藤峯夫君) 30番、田口喜義君以下の議員各位の質疑を明日の日程に回すことに御異議ありませんか。 (「異議なし」と言う人あり)
○議長(
佐藤峯夫君) ないようでございますので、本日はこれにて延会をいたします。 (午後4時13分)...