仙北市議会 > 2006-02-24 >
02月24日-05号

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  1. 仙北市議会 2006-02-24
    02月24日-05号


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    平成18年  2月 定例会          平成18年第1回仙北市議会定例会会議録議事日程(第5号)                 平成18年2月24日(金曜日)午前10時開議第1 一般質問---------------------------------------出席議員(52名)      1番   均君       2番 佐藤直樹君      3番 黒沢龍己君       4番 小田嶋 忠君      5番 小野マサ君       6番 狐崎捷琅君      7番 新山昌樹君       8番 大石温基君      9番 藤井義廣君      10番 阿部則比古君     11番 安藤 武君      12番 沢山純一君     13番 門脇健郎君      14番 浦山敏雄君     15番 草なぎ稲太郎君    16番 小林幸悦君     17番 渡辺英綱君      18番 辻谷久晃君     19番 高橋秋夫君      20番 荒木田俊一君     21番 門脇良一君      22番 佐藤生治君     23番 石川貞一君      24番 橋本左武郎君     26番 信田幸雄君      27番 八柳良太郎君     29番 真崎寿浩君      30番 田口喜義君     31番 伊藤邦彦君      32番 門脇彰一君     33番 藤原助一君      34番 角野浩民君     35番 千葉耕滋君      36番 沢田信男君     37番 浅利則夫君      38番 佐藤宗善君     39番 田口達生君      40番 武藤耕三君     41番 高久昭二君      42番 藤原万正君     43番 雲雀俊作君      44番 熊谷佳穹君     45番 稲田 修君      46番 平岡 均君     47番 細川俊雄君      48番 山岡洋悦君     49番 戸沢 清君      50番 相馬正志君     51番 門脇兵一君      52番 藤原重雄君     53番 藤原貫一君      55番 佐藤峯夫君---------------------------------------欠席議員(2名)     25番 門脇光郎君      54番 武藤昭男---------------------------------------地方自治法第121条の規定により説明のため出席した者の職氏名  市長      石黒直次君     教育委員長   黒坂源悦君  教育長     小林一雄君     総務部長    高田光一君  市民福祉部長  大澤 隆君     産業観光部長  野中秀人君                    田沢湖地域  建設部長    田口陽一君             浦山清悦君                    センター長  角館地域              西木地域          西根博和君             門脇主彦君  センター長             センター長  田沢湖病院             角館総合病院          千葉継太郎君            佐藤秀夫君  事務長               事務長                    市民福祉部次長  企業局長    田口良弘君             加藤義規君                    兼福祉事務所長  総務課長    高橋正市君     企画政策課長  倉橋典夫君  財政課長    田口総一君     教育総務課長  浅利武久君---------------------------------------事務局職員出席者  議会事務局長  大山 誠君     係長      三浦正紀君  書記      田口貴代子君    書記      大山肇浩君  書記      能美正俊君--------------------------------------- △開議の宣告 ○副議長(戸沢清君) おはようございます。 佐藤議長が、歯の治療のために欠席でありますので、したがってよろしくお願いします。 ただいま出席議員が47名で、会議の定足数に達しておりますので、これより本日の会議を開きます。 欠席届は、門脇光郎君、武藤昭男君であります。 本日の議事日程は、お手元に配付のとおりであります。 参与の農林課長は、本日、公務出張のため欠席です。                             (午前10時00分)---------------------------------------一般質問 ○副議長(戸沢清君) 日程第1、一般質問を行います。 通告により、発言を許します。---------------------------------------熊谷佳穹君 ○副議長(戸沢清君) 44番、熊谷佳穹君。     (「最後の一般質問、頑張れよ」と言う人あり) ◆44番(熊谷佳穹君) 貴重な時間をいただきまして、私の考え方を申し述べ、当局から御返答をいただきたい、こういうふうに思います。 最後の一般質問という、何かやじがありましたが、私は決してそうではないので、引き続き皆さんとともに頑張っていきたいなというふうにも考えております。 実は、質問を用意してきたわけですが、けさ、6時12分ですか、荒川静香さんのあの華麗な舞いを見て、きょうの質問を忘れたなと、こういうふうにして、今、少し見過ぎたことに対して強く反省を覚えております。質問があちこち行くと思いますが、どうか議員各位におかれましては、1時間の間、おつき合い願いたいと思います。 それでは、私から大きなテーマで2点をお願いしておりますが、どうかひとつ、私にとっては喫緊な案件というふうな認識で御質問申し上げましたので、御答弁の方も、私の考えに沿う発言、あるいはそうでない御指摘がありましたら、ひとつ積極的に御答弁願いたい、こういうふうに思います。 もともと私はこうしたような合併に伴うところの在任特例には反対であった一人であります。しかしながら、それぞれの議会が決定したこの在任特例7カ月間、やはり自分なりにその7カ月間における役割というものを分析したときに、どうしても次のステップへの確かな足がかりの一つにならなければならない、こういうふうに思いましたので、甘んじてこうして皆さんにお話しできる機会をいただいております。 さて、きょうの私の大きなテーマは、平成の大合併において全国津々浦々にいろいろな騒動を巻き起こしながら、行政改革という旗印のもとに合併が進んでまいりました。その中にあって、この仙北市も、やはりそれなりの試案がありながら合併という道へ入ったわけでありますが、合併した以上は、全国に誇れる合併を成功させた先進地事例という仙北市の名前がさん然と輝くような仙北市を構築していきたい、するべきだというふうに私は考えております。決して失敗の例にしてはならないというふうに思っておりますので、この点については皆さんと同じ考えであろうかと思います。 さて、そうしたものをつくっていくためには、やはり、費用対効果をいかに分析して行政に取り組むかということになろうかと思います。この費用対効果というのは、非常に短い言葉で表現するわけですが、大変、行政当局におかれましては、永遠のテーマでもあるわけであります。しかしながら、そのとき折、苦しい財政のやりくりをしながら、どうにか市民サービスを続けているのが旧3町村の現状であったと思います。それは、やはり英断がなくして費用対効果の実は実らないというふうに思っております。特に、機構の改革、あるいは組織の改編、これらが大きく作用することは申すまでもありません。これに英断をもってやれるかやれないかで決まってくるわけであります。 そういうような私の考え方からして、きょうの質問のトップになりましたのは、行政機構の問題点はないのかということになったわけであります。特に、人事管理組織管理については、大きなウエートが置かれているわけであります。もちろん、その結果において事業管理がなり、そして、建設管理がそこに派生してくるわけでありますが、まずもって人事管理組織管理をしっかりと構築していきたい、いかなければならないというのが私の視点であります。 この点からお話を申し上げますと、どうしても3町村の職員の方々、それぞれ長い間、その地域において、それぞれの習慣、あるいは経験、あるいは見識、こういうものをそれぞれの地域で醸成されてきた人たちが1カ所に集まってお仕事をされるということになりますと、そこには融合性が図られるまでには、相当な期間がたつのではないか、こう思います。これは、隣のうちと一緒に生活するという窮屈さはありますが、しかしながら市民サービスのために一日も早くそうしたこれまでの慣習から抜け出し、そして、融合、統一された組織を運営していくというのが御当局に課せられた大きな仕事ではないのか、こういうふうに思います。 一つ一つ、私も事例はわかりませんが、必ずしも現在、その職員間における過去の経験に矛盾を感じているというような職員の声を聞くときに、それはそれとして、行政当局の指導者の方は、やはりはっきりした目標を与えていく、そういうような仕事が今の御当局の大きな仕事ではないか、こういうふうに思っております。どうかひとつこの点を前置きの言葉といたしまして、これから各論に入っていきたいわけでありますが、御当局の御誠意ある御答弁を求めたいと思います。 まず第1点、質問書を御提示しておりますのは、地域センターの機能についてであります。 地域センターは、住民と市政を結ぶ必要欠かざる施設だというふうに私どもは説明を受けてまいりました。多くの期待も込め、そして、住民サービスの窓口としてその活躍を期待していたわけでありますが、現在の住民センターのありようについては、私どもが説明を受けたものとはかなり大きな隔たりがあるんではないか、こういうふうに思っております。 市民の心配事、あるいは相談事を窓口でお聞きすることはできるんですが、それを具体的に御回答するというところになりますと、窓口には何らの権限も存在しない。予算権もない。裁量権もない。ましてや、予算がないので決裁権もないわけであります。人の悩み事を聞くというんであれば、私はそこに悩みを解消してやるという道があるというふうに理解するのは当たり前の話でありますが、そこにお伺いする。そして、この件については後日御返事しましょうと、こういうのでは地域センターの機能と言えるんでしょうか。私は決して言えないのではないか、こういうふうに思います。 それこそ、私が一番嫌う間接行政サービスというのがこれであります。間接行政サービスをやっているは、今ございません。すべて直接行政サービスが今の時代であります。これを円滑に推し進めてこそ、初めて費用対効果の上がるづくりへ進むわけでありますが、こうしたようなことをいつまでやっているのか。型を変えるべきではないか。大変、不見識な話をするわけですが、ほかの角館分庁舎に置かれております地域センターセンター長は、最高給をいただいている人です。決済権100万円まである人であります。しかしながら、彼には決済する何物もない。少なくとも、そういう方が窓口にいるならば、やはり即断即答の回答をして決裁を与えるぐらいの、そういう幅を持たせた地域センターにしていくべきではないかなというふうに私は考えますが、この点について御当局の見解を賜り、過去の問題点がありましたら、それらに対するお考えもお示し願いたい。 ちなみに、申しおくれましたが、大仙市では、合併後しばらく我がと同じような流れの中でセンターが機能しておりましたが、ようやく各センターに予算をつけたというような話を聞いております。これは地域住民にとっては大変ありがたい結果をもたらすんではないか、こういうふうに思っております。 次に、行政組織機構が円滑に運営されているかというお話になります。これは、私自身も大変自信のない質問になるわけですが、しかしながら自分の感想を込めてお話を申し上げたいと思います。 まず一つは、行政を組織している職員、あるいは大きな意味でブロックでいいますと組織ということになりますが、これらの方々はすべて市民の奉仕者であります。行政のプロであります。こういう方々がその職務執行に当たり、自分の置かれている、あるいは期待をかけられているその役職にどれほど自覚を持って仕事をなされているかという、このことについては、私は、むしろ私どももそうでありますが、市会議員もそのように住民からの期待を寄せられているということもあるんですが、どちらかというと自覚が足りないという、私自身はちょっとその自覚が足りなかったなというふうに、今、反省をしておりますが、職員の方も、行政のプロという期待を込められていることに、果たして自覚を持っているかどうか。こういうことに少し考えが及ぶときに、必ずしもそうではないんではないかな。なぜかといいますと、行政の目標はできます。しかし、その広がりが、最終的には報告書とか、あるいは庁内へのお知らせでそれらの方針をお伝えするということだけでは、私は行政のプロでなくても、これは学者ができることだ。行政のプロは一人一人の息遣いとともに、自分も一緒に息遣いをして、相手に自分を理解してもらうという努力があったときに、本当の行政のプロといえるんではないか、こういうふうに思っております。 また、そうしたような職員を動かすためにも、それらを統括している執行職員の方に、果たしてその人事組織、あるいは組織を動かすだけの知識があるのか。いわゆる人の知恵、人の和であります。これらについて私は疑問を持ちながら、市長が一つの問題を提起し、それを行政方針としたときに、円滑に動くことが費用対効果を高める市政のいい例でありますが、もし市長の考え方をうのみにするような職員がいたとしたら、これは、仙北市は一歩も前に行かないということになるんじゃないか、こういうふうに思います。そういう意味で、組織管理人事管理にどのような方針を定めながら職員指導しているのか、こういうことが大変気がかりになりましたので、この点についてお尋ねをしたわけであります。 具体的には、先日、市長の答弁にも庁内プロジェクトの紹介がありました。私は、プロジェクトという言葉を使う以上、大変大きな変革をもたらす、変革に向かって組織の見直しをしているんだというふうに私は理解していたわけでありますが、事務分掌、あるいは組織の見直し、そして中級幹部の職員にそれらを精査させているということになりますと、これは市長の責任で行われるんじゃなくて、今の組織、どこかあんばい悪いところはないですかという程度のお茶を濁すプロジェクトではないのかな。私どもは、議会に示される各種の政策等については、仙北市の道筋に大きな改革と方針を示すものだというふうに思って、ここに座って聞いておるんですが、どうも今回の庁内プロジェクトにあっては、微々たる微調整をするプロジェクトではないのか、こう思いながら、これが果たして対外的な大きな仙北市の指針として言えるだけの内容を兼ね備えていないんではないかなというふうに私は危惧をして、今、質問をしているんですが、いや、そうではないよ、これだけの大きな効果があるよ、最終的にはこういう効果を狙ってプロジェクトを立ち上げたよということをはっきりとお示しいただければ、大変ありがたいと思います。その上で、私のそうした認識も大きく変わってくるんですが、現状のところ、微調整に終わる可能性のあるプロジェクトだな、こういうふうに思っております。そういうことについて、ひとつ御答弁を願いたいと思います。 この中で特にもう一つの点については、三位一体の改革ということで、小泉政権のかけ声とともに全国の自治体は右往左往しているわけですが、仙北市になってから、当仙北市では、県の事務移管を7項目権限移譲をされております。あるところによりますと20項目以上権限移譲をされている市もありますが、仙北市としては7項目、これは何々の項目か、私はまだ紹介がありませんのでわかりませんが、7項目を必要としたというその理由について、そしてそれに係る県からの事務費の県支出金ですか、それにかかわる財源の移動などはどのようになっているのか、これをお聞きしたい。 せっかく仙北市がひとり歩きするんです。県内では、権限の移譲を20以上受けたところが6つぐらいあったなというふうに認識しておりますが、仙北市はなぜ7項目であったのか、お話を願いたいと思います。 また、質の高い行政サービスというのは、私が再三言いますように、最少の経費で最大の効果を上げるということに尽きていくわけですが、質の高い行政サービスを提供するために庁内ではこういうことをしているんだよ、こういう人事組織をしているんだよということを御紹介願いたい。 私は、合併に当たって組織機構の勉強会も開かせていただきました。言葉ではわかるんですが、果たしてその庁内の歯車が円滑に動いているのかどうかというところの見定めがまだ私にはできておりませんので、質の高い行政サービスのためにこういう機構をつくっていますというものがありましたら御紹介願いたい、こういうふうに思います。 次に、職員の勤務意欲と自覚についてであります。 職員の資質は将来の市民サービスに大きく反映してきます。資質こそが仙北市を高める大きな能力であります。そういうところには職員の不祥事は起きませんが、新聞紙上では、今、大変公務員の不祥事が叫ばれております。仙北市にはまだそうしたようなことはないと思いますが、職員の資質を向上することが、これから不祥事を起こさない大きな教育の一環だと思いますので、意欲あるいは自覚について、どのように今、庁舎内で職員指導への方向づけがされているのか、お話をいただければありがたいと思います。 特に、私の心配は、これまで定期異動ではない異動が4回ほど発令されております。通常、議員には政策をもって推薦、議会の提言を受けてそれにかかるときに、ややもすると人事異動が発令されることがありました。しかし、私どもは異動についてはファクス1枚で承知しているわけでありますが、何の目的があって、あるいは何を構築するためにこの人事異動があったのか、ぜひともこの機会にお知らせ願いたい、こういうふうに思います。 公務員の自覚、職務の意欲というものは、それぞれ職員一人一人が法律や条例を遵守しているときに、私どもの心配している不祥事は一切起きないことになっておりますが、こうしたような理解がなかったのではないか。あるいは、そうではないんだよ、こういう方向で市政を進めるために必要な人事だったよなというふうにお話があろうかと思いますので、その目的について発令者からお話を伺いたいと思います。 次に、内陸線については、多くの皆さんが御心配をして質問されております。私の後にも門脇彰一君が質問するわけでありますが、私の考え方を少しお話をして当局の御見解を願いたいというのは、実は、旧角館議会の当時、内陸線への将来見通しのお話やら、一自治体の株主と言いながらもどこまでおつき合いができるんだ、市民の生活の足として大事な路線であるということも理解しながら、経営者の経営方針や努力に不満も不安もあったわけであります。 そこで、一つの結論としては、二、三年かけて、第三セクターから角館は財政事情が悪いから脱退しようや、皆さんどうですかというお話し合いを角館議会ではいたしました。セクターから抜けることについては大きな問題もなく、そのかわり上戸沢までの住民に対する交通手段のありようについてはっきり方針が示されたときに、初めてこのセクターからの退会もあるんじゃないかということで、基本的には退会が多くの皆さんの御同意を得ておりました。条件として、桧木内地区の沿線の皆さんの悲願を達成しつつ、みずからまたその旗振りをやめるのはおかしい、したがって、代替交通手段を考えたらどうか、そういうようなお話で終わっておりますが、しかしながら、運営補助金を出し、そして、次の補正予算では赤字補てんをしなければならないという繰り返しをされております。 石黒市長も協議会に出席した模様を、お話ししておりますが、とても一株主が、これはこうだよと言えるような空気の会議にはなっていないんです。私も数回出席しておりますが、3年頑張る、再生の3年、すべて3年の計画を立て続けに出してきます。内陸線の存続は、まさしく経営者の手腕にかかっているわけですが、しかしながら、経営者の視点は私どもが知らないところをも見ているわけであります。というのは、仙北市の範囲の路線については、今後、20年、30年間の保障はあるわけでありますが、昔で言う鷹角線の北線と言われております、今は北秋田市になっておりますが、こちらの方の路盤や、橋梁はがたがたであります。まもなく大きな改善が安全運行のために求められてきます。そのときに各市に来る負担金というのは、はかり知れない経費の負担が入ってくるわけであります。こういうものをよく精査したときに、多くの金をかけても代替運輸手段を考えた方が、仙北市のための将来としては大きな利益につながるんではないか、こういうふうに思います。決して内陸線をやめろというだけではなくて、代替交通手段を考えてやるべきではないか、こういうふうに思います。 私は、そのためにもこれから数回となく市長は内陸線の株主総会に出られると思いますが、しかしながら、そろそろ仙北市議会の総意を酌み上げながら、将来の方向づけに対する議員各位のお考えをまとめる時期ではないのですか。まとめるべきだと私は思います。そして、今以上に、いわゆる住民の交通の便に不自由をかけないで、しかも、別の方法で市民の市政に対する理解を求めていくという方向を模索するのが一番の政治ではないかなと思いますが、これについて市長の御見解を伺い、私の質問といたします。 さらに、再質問も用意しておりますので、どうかひとつ慎重、御丁寧なる御発言をお願いしたいと思います。 どうもありがとうございました。 ○副議長(戸沢清君) 答弁の時間といたします。 石黒市長。 ◎市長(石黒直次君) おはようございます。 44番、熊谷議員の御質問にお答えをいたします。 合併した後の、現在5カ月経過をしたところでありますけれども、その時点で、特に行政機構について御質問があったわけです。 まず、地域センターについてでありますけれども、合併協議の中でどのような組織機構にしようか、また、それ以前に庁舎をどのようにしようかということで、協議を長年にわたって時間をかけて3町村でしてきた結果、分庁舎方式、そして、その結果として行政サービスを落とさない、市民、住民に不便をかけない方式として、各庁舎に地域センターを置くという方式でスタートをいたしまして、今、その当初の決定に従った組織機構で進んでいるところであります。 地域センターですけれども、間接行政サービスをやっているんではないかという御指摘ございましたけれども、あくまでも市の、市役所の組織としては1本であります。つまり市民福祉部は一つの組織であり、そして産業観光部も一つの組織として、しかし各組織の中で住民と深くかかわりのある、また住民が窓口を訪れ、市役所とコンタクトをとる機会の多い業務、これを本課のある場所に、この広い、1,000平方キロを超える全地域の住民が1カ所に来るということによる不便、これを解消しようということで地域センターが生まれたわけで、これは、今さら私が申し上げるまでもないことかもしれませんが、ただその中で、先ほどの間接行政サービスということで非常に気になったわけですが、例えば、角館庁舎でいえば市民福祉部があって、そこには地域センターはありますけれども、市民課であるとか、そういう市民福祉部に関係する窓口は地域センターの中にはないわけであります。逆に言えば、田沢湖地区だとか西木地区で、市民福祉にかかわることで市民が訪れたときに、その受け付けをし、それを処理するという意味で、本課のないところに置いたのが地域センターであり、その地域センターの中にある取り扱い業務というのは、3つの庁舎でそれぞれ違っております。したがって、決して間接行政サービス、二重構造の行政機構だということではないということをひとつ御理解をいただきたいというふうに思います。 次に、プロジェクトチームのことについて御指摘ございました。 現在、プロジェクトチーム、昨年の12月からスタートをして業務をしていただいておりますけれども、やっていることが非常に微調整、軽微な事務事業の見直しのみであれば意味がないんではないかという御指摘でありました。この件に関しましては、プロジェクトチームそのものはというよりも、行政改革は永遠の課題だというふうに思っております。したがって、プロジェクトチームが今、いつまででなくなる、それをやめるというつもりはございません。先刻来申し上げていますように、仙北市として一体化になった年度としてのスタートは、この4月1日であります。4月1日に向けて、いろいろ御指摘もありました組織の問題、人員配置の問題、そういったものをどのようにするかという喫緊の課題について、まずプロジェクトチームの中で、現在、取り上げてもらっているということでありますので、そこで出た結論を、部長級を入れた合理化の委員会構成の中で、プロジェクトチームからの答申を受けて、それを加味しながら新年度の組織及び人員配置、また事務事業、こういったことを組み立てていきたいということでありますので、これについてもひとつ御理解をいただきたいというふうに思います。 常に計画を立て、そして実行し、それを反省、見直しをして、さらにまたアクションを起こす。PDCAというこのサイクル、これはこの行政の中においても常に必要だというふうに思っておりますので、このプロジェクトチームを核として、今後も継続して行政の見直しはしていきたいというふうに思っております。 次に、職員の勤務意欲、自覚についての御質問ございましたけれども、3つの町村の職員が一緒になってスタートをし、そして、その数の入りまじり方は部署部署によってさまざまですけれども、多かれ少なかれ3つの地区からの職員たちが同じ職場で一生懸命、今、業務に専念をしております。その中で業務に慣れる。また人に慣れる。それから、今まで何十年、それが一つの決まりだということでやってきた自分の地域のやり方と違ったやり方に触れて、それをどう改善していくか。そういったことを戸惑いながら、また学習しながら、今、前向きに進んでいるところであります。そういった中で、私は、職員は自覚を持って、そして前向きに進めているものと思っておりますけれども、個々において、先ほど熊谷議員御指摘のような、何か目にとまるようなことがあるとすれば、それは個々にまた御指摘いただいた中で改善をし、そして意識づけ、場合によっては研修を含めたレベルアップを図っていくということをしていく必要があるというふうに思っております。 それで、4度の人事異動を合併後行っているけれども、これは定時でもないのに、どういう意味合いがあったのであろうかということでございましたけれども、合併直後であるからこそ、業務スタートして非効率的な配置、仕事の割り振り、それから仕事の繁閑の見誤り、そういったことは随所でありました。正式には定期人事異動のときに、組織機構の見直しと同時に、それに見合ったこれから平成18年度の重点施策といいますか、重点事業、こういったところへの人員の重点配置も含めて、例えて申しますと、昨日も申し上げました国体関連等は、平成18年度については、今以上に人員投入も必要な部署でありますが、そういったことも含めて変えていくわけですが、その場面で異動が必要だと判断したものについて行ったものであります。 例えば、11月の初めに第1回目の人事異動を行っておりますけれども、これは公用車の運転手のローテーションであります。効率的な使用をする公用車と、それを扱う運転者の場所、それから、それを利用するケース、こういったことを考えたときに、最初の状態だと非常にむだな運行があるということから変えた一つの例であります。その他、福祉関係の窓口が非常に煩雑で、住民に迷惑をかけているとか、そういったことがやはりそのときそのときの判断材料であります。また職員自身が職場で協力し、そして意欲を持ってできるような、そういうことも配慮しながら人事異動は行っていくわけでございますけれども、目下のところ、今、やはり税の収入率をまだまだもっと上げなければいけないという状況の中にあって、税務課の要員数をこのたびふやしたということもございます。 いずれにしましても、最終的には4月、平成18年度仙北市としての年度として、通年の最初のスタートであるそのときに、ひとつはっきりした人事組織をつくり、それでスタートをしたいというふうに思っております。 大きい2点目として、内陸線でありますけれども、内陸線に関しましては、ここ数年、経営状態が思わしくなく、赤字の額もトータルで3億円を超えるというような年も出て、平成17年度においては3億円を若干切った状況にはありますけれども、非常に心配といいますか、これではいけないという状況であります。 これに対しまして、熊谷議員、お話にありましたように、頑張る3年間とか、いろいろなことでこの再生を、この仙北3町村のみならず沿線8町村で協議してきたわけですけれども、なかなか改善されてきていない。その中で一つの目安として、赤字額が1億5,000万円以内であれば、先ほど熊谷議員からお話のありましたこの地域、内陸線沿線で、かわりの交通手段で市民、住民の足を確保しようというときにかかる費用として1億5,000万円という数字が、県及び沿線で試算された経緯があると私は報告を受けております。この数字をベースにして、それ以下になるように本当にできないものだろうかということで、昨年以降検討してまいりまして、その対応策として、1月に入りましてその改善策、つまりは乗降客数をふやすということについて、具体的な単なる希望の数字としてではなく、こういう手段で、こういう人たちで何人ふやして、幾らの売り上げということの積み上げの中で、現在50万ちょっとですけれども、82万という数字を、今、目標として掲げております。これを達成すべく、仙北市、そして北秋田市、職員はもちろんのこと、沿線の商工会、それから観光協会、その他の団体でこの具体策を達成するようにこれから動こうということで、今、取り組んでいるところであります。 住民の足であると同時に、秋田県全体の、やはり内陸観光の一つの大事な交通手段でもあるということもあり、経営面から言うと非常に苦しいところでありますけれども、このたび出た82万という数字を達成して、何とかこれを残す方向に努力を続けたいというのが現状であります。 仙北市の中で、合併前の角館、田沢湖、そして西木村、全部で駅が十あります。この十の中でも、やはり合併前の3つの町村で内陸線に対する考え方、いろいろ温度差はあったと伺っております。しかしながら、仙北市として内陸部の一つの住民の足、それからさらに市という境界を越えて、上小阿仁、さらには北秋田市を含めた全体の内陸観光を進めるためにも、ここはもう一踏ん張り頑張るべきであるという判断で、今、とらえております。 さらに、御指摘ありましたように、これを維持するために、線路の取りかえとか、ほかにさらに費用が生じてくるという面もあるやに伺っておりますけれども、これは調査した上で、また数字が明らかにされてくるということでしょうから、それは場所によっての負担の割合とか、そういう問題も含めて、今後全体で協議をしていきたいというふうに思っております。 以上です。 ○副議長(戸沢清君) 44番、再質問。 ◆44番(熊谷佳穹君) 余り御丁寧な答弁いただいて時間がなくなりましたので、全部にわたっての再質問は控えておきたいと思いますが、最後に御答弁いただきました内陸線については、ぜひ市議会の中で、ひとつ内陸線をテーマにしたお話し合いをするように、その会議を開くように要望しておきたいと思います。 それから、余り職員に心配ないよというような、何か意味合いの御答弁がありましたが、やはり真剣に質の高い行政をどうサービスするかというふうになりますと、これは住民への仙北市の飛躍の約束を果たすことの前提になりますんで、どうか質の高い行政とは何ぞやという研究をひとつやってもらいたい。今、ここで時間がありましたら、質の高い行政の定義について、一つ、二つ、お話をしたかったんですが、時間がありませんので、私の要望だけにさせていただきます。 特に、人事異動について、今、市長からるるお話しありましたが、一つだけ、私は、教育委員会絡みのいわゆる勤務状況は非常に最悪ではないか、こういうふうに思っております。 組織が発動されてから次長がやめられ、学校教育課長が病気で休まれ、そして、文化財課長が今、税務の関係というお話でありましたが、税務課の方、総務課の方に転属になった。こんなことをただぼんやり見ている教育行政でいいのかということが、私は一番大きな問題にしたわけです。もう新学期が始まろうとしているのに、そういうようなことに対して教育委員会にプライドはないのですかということを強く求めたいと思います。 特に、人事管理のことについては、やはり処分をしたというふうに私は情報で聞いておりますが、この文化財課長が1カ月10分の1の減給処分を受けて転属になったというお話がありました。私は、これはまさしく議会に諮るべき、報告すべき事案だと思います。私どもの税金で職員の生活を安定させているということになりますと、こういうものを右左自由にやって、知らなければいいやということにはならない。すべからく議会に報告義務があるものは、絶対、近々開かれる議会で御報告すべきだと私はそう思いますが、この点については、いつごろ処分の内容を発表されるのかお知らせ願いたい。これだけについては簡単なことですので、いつごろ市長が懲戒処分をしたことに対する発表を、本当はきょうでも、いつでもやってほしいんですが、これらを袋の中に入れたままで時を過ごさせることは、議会の名誉にかけて許されない、私はこういうふうに思って御質問申し上げました。 どうかひとつこの2点について、まだまだありましたが、大体、石黒市長も私の腹を読み取り、丁寧に答弁しておりましたんで、今後の課題にしたいと思いますが、この2点については、はっきりとお答え願いたい。 さらに、教育長の教育行政に、今、支障はないのかということを、時間がありませんので、簡単にイエスかノーかでお答え願えれば、この次の機会の質問にしていきたいと思います。 ○副議長(戸沢清君) 答弁。石黒市長。 ◎市長(石黒直次君) 内陸線の件に関しましては、今後の進展、当然、議会の方にもまたお諮りをして、そして、かつて西木村には内陸線の特別委員会もあったというふうに、私の記憶違いでなければ、そういうふうにもお聞きしていますので、今、特別委員会をつくる云々ということではなく、議会の皆さんに十分御協議していただきたいというふうに思っております。 それから、職員の処分というお話でございましたけれども、これにつきましては、合併3町村で扱いがそれぞれ違っておったというふうに私は聞いております。そういった中で、人事の異動につきましては、皆さんにお知らせはするようにしておりますけれども、賞罰、ここをどの範囲までどうするかということについては、一度内部で検討し、そして議会の方にも、議長なり運営委員会に御相談をして今後の進め方を決めていきたいというふうに思ってはおります。 ○副議長(戸沢清君) 教育長。体制の気構え。 ◎教育長(小林一雄君) 御心配をおかけしております。御指摘のように、12月末日で教育次長、そして、1月1日から学校教育課長が病気で休まれております。先日は文化財課長の異動、こういうことで教育委員会としては、人事配置については大変苦慮しているところでありますが、私どもは3月末の定期異動でそれらの解消ができていくという期待のもとに、今、一生懸命やっているところであります。また、学校教育課長が昨日から職務に復帰しておりまして、これまたほっとしているところでありますが、なお業務を進める上では、職員が本当に一丸となってこの部分を乗り切らなければいけないという自覚のもとに、3月末に向けて、今、努力しているところでございますので、よろしくお願い申し上げます。 ○副議長(戸沢清君) 熊谷佳穹君。 ◆44番(熊谷佳穹君) 私は、今回は教育委員会に質問してなかったから、皆さん、ぼんやりして聞いていたかもしれないけれども、やっぱり質の高い行政というのは、教育委員会にも言葉を向けてしゃべっているつもりだから、こういうことでは安閑としていられないんですよ。たくさんの教育に対する心配があるもんで、私も皆さんの御質問は納得して聞いているわけですよ。何とかひとつ、いなくなったものは仕方がないんじゃなくて、教育長は拒否権もあるんですよ。首長に対して人事権を持っている。いや、これは今、教育行政から離せない人だという拒否権もあなたにはあるんだから、やるべきだと思いますよ。それはひとつ私から申し上げておきます。 今、ちょっと市長の話で気になるのですが、3町村それぞれの考え方がまぜ合わさって、今、市政が動いているというのも、我々は条例を先決しているんです。3カ町村の条例を違うところは調整しながらひとつやっていくから、仙北市には事故審査会というのはないんですか。職員の事故に当たっての審査会。市長が勝手に、これ気に入らないから異動するとか自由にできないんですよ。だからそういうことで、私は事故審査会というものを確立されていると思ったわけですよ。だけれども何もそういうものがないというのは、総務部長、あなたが今、ナンバーツーになっているけれども、これに対しては、あなた、どういう考え方を持っているんですか。やっぱりそういう組織で、組織を動かしていかなければいけないんです。個人が組織を動かしているんじゃないんですよね。このことに対する考え方は、大変危険だと思うんですよ、今の状況は。事故審査会、ありますか。ないですか。 ○副議長(戸沢清君) 石黒市長。 ◎市長(石黒直次君) 私の方からの先ほどの答弁で、事故審査会のことを否定した発言をしたつもりはございません。事故審査会はございます。職員の行動に対して判断が必要な場合は事故審査会を開催し、そして、そこで事故審査会の規定に従って判断を下しております。
    ○副議長(戸沢清君) 44番。 ◆44番(熊谷佳穹君) 地方公務員法の33条か34条に職員の服務規程という9カ条があるわけですよ。これに違反したときはすべて事故審査会だと私は認識しているんですよ、そうでないという人もいるかもしれないけれども。その結果は必ず議会に報告しなければならないとなっているわけですよ。こういうような条例の定めるところに従って行政が動いてもらわねば、議会はいつもつんぼ桟敷ですよ。何だか、そういうような環境はできるだけ早く絶って、議会と当局と良好な環境を築き上げねば、私のさっき言う合併に成功した先進事例という仙北市を輝けるものにしていくには、なかなか困難ではないか、こういうふうに思いますので、どうかひとつ最少の経費で最大の効果を上げる、さらには費用対効果をよく行政の中心に据えて頑張る、こういうことでひとつ職員の信頼関係こそがやはり高い行政を提供し、資質を高めるための一番大事なことだということをお話しして、質問を終わります。 ○副議長(戸沢清君) 44番、熊谷佳穹君一般質問を終わります。 7分間休憩いたします。                             (午前10時58分)--------------------------------------- ○副議長(戸沢清君) 休憩前に引き続き会議を開きます。                             (午前11時10分)--------------------------------------- △高久昭二君 ○副議長(戸沢清君) 通告により、41番、高久昭二君の一般質問の時間といたします。 高久昭二君。 ◆41番(高久昭二君) おはようございます。 きょう、最終日の一般質問でございますので、私も今任期、在任特例中の最後の定例会での一般質問となりますので、どうか市当局におかれましては誠意ある的確な答弁をよろしくお願いしたいと思います。 それでは、質問させていただきます。 まず初めに、市民生活を守るために質問させていただきます。 初めに、一つは、雪害対策と市民生活を守るために御質問します。 雪害対策及び生活支援についてお尋ねします。このたびの記録的な豪雪は、仙北市民にさまざまな影響、被害をもたらしました。今は道路の雪も解け、アスファルトの舗装も見え始め、除雪作業も含め、今回の除雪・雪害対策に対する総括をし、その教訓のもとに来年度に備えるべきではないでしょうか。 そこでお尋ねをいたします。 第1に、仙北市は、西木を含め、このたび直営部分を除いて、すべて民間業者委託をしましたが、記録的な豪雪や諸般の事情が重なり、市民から苦情や注文が殺到しました。特に、一夜にして大雪となったため、除雪車がフル稼働しても隅々まで回り切れず、出勤、登校等に支障を来す集落も発生してしまいました。そのため、来年度のことも踏まえ、民間業者委託のみの手法を一部見直しを図り、合併前の西木のように直営部門も多く取り入れることなども視野に入れ、検討すべきではないでしょうか。また、角館・田沢湖・西木地域センター内に直営のオペレーター職員を何名ずつ配置し、大雪の際、日中でも何回出動させたのか、当時の状況も踏まえ、お答え願いたいと思います。 2つ目に、このたびの大雪で、仙北市民は雪おろし作業や除雪作業等に多大な出費を強いられました。美郷六郷地区では、独自の助成制度をこれまでも設けて対応してまいっております。仙北市としても毎年のことであり、今後、前向きに助成制度を検討すべきではないでしょうか。また県内税務署では、これらの費用等につき5万円以上を雑損控除の対象に認めており、確定申告や申告相談の今の時期に合わせ、なぜ市の広報やお知らせナビ等で仙北市民に周知徹底を図らないのか、お尋ねしたいと思います。 第3に、秋田県では、このたびの豪雪による被害農家の融資申し込み時、利子補給を実施することにしております。仙北市としてはどのような方策をお考えか、さらにお尋ねしたいと思います。 2つ目に、市民生活を守るための雪害被害の対応についてお尋ねしたいと思います。 このたびの冬は昭和48年の豪雪をはるかに上回る大雪となり、秋田新幹線こまちが2度も運休し、さらに2月10日、乳頭温泉郷鶴の湯温泉で表層雪崩が発生し、露天ぶろの木製といの修復作業中の角館在住20歳の男性が巻き込まれ、大変痛ましい犠牲者を出してしまいました。さらに、韓国人観光客6名を含め15名の負傷者が出てしまいました。 そこで、石黒市長並びに市当局にお尋ねしたいと思います。 第1に、2月10日発生した乳頭温泉郷鶴の湯温泉雪崩事故に対し、田沢湖庁舎内に緊急に対策本部を設置され、約40名の職員を現地に派遣し救助作業に当たらせたと聞いております。石黒市長は、これまでの雪害対策本部長の立場上、どのような方法で指揮監督に当たられたのか、お尋ねしたいと思います。 第2に、石黒市長は、本来、雪害対策本部長の立場にありながら、当日は鶴の湯温泉雪崩事故現場には急行せず、その後1週間たった2月17日になってから、ようやく現場視察されたと伺っております。なぜ1週間もたたなければ事故現場に行けなかったのか、それだけ市長公務に抹殺されておるのかどうか、理由、事情等について明らかにしていただきたいと思います。 第3に、国ではこのたび豪雪災害犠牲者に対する豪雪災害犠牲者の見舞金の制度を発足しました。仙北市においてこのような痛ましい事故が発生したにもかかわらず、今定例会において同予算が計上されておりません。なぜ、積極的かつ前向きな対応ができないのか、石黒市長の答弁を求めます。 2つ目の質問として、次に、国民健康保険事業、介護保険事業についてお伺いしたいと思います。 初めに、国民健康保険事業についてお尋ねします。 第1に、さきに藤原貫一議員が質問されたとおり、平成18年度国保会計予算を組むに当たり、一部基金を取り崩し、国保税率は、旧角館は若干下がる部分があるものの、旧田沢湖は資産割が17%から23%へ、平等割が2万8,500円から3万円へ、均等割が2万2,800円から2万3,500円と引き上げられました。また、旧西木村は、所得割が6.80%から8.0%へ、均等割が2万2,000円から2万3,500円と引き上がっております。合併前は、合併メリットとして住民サービスは高い方に、負担は低い方に設定されると説明されておりましたが、これではさらに滞納者がふえ、滞納額も膨らむ危険性があるのではないでしょうか。この決定に当たり、仙北市国保運営協議会ではどのような意見が出されたのか、その経過と結果について説明を求めたいと思います。 第2に、仙北市内でも、長引く不況の中、自営業者も経営難に陥り、また農家も減反と生産者米価が引き下げられ、さらに、年金の生活者も厳しい生活を余儀なくされております。そのため、収納率向上もなかなかこのままでは多くは期待できません。そのため今後、基金の取り崩しのほかに、一般会計から一部繰り入れを実施し、少しでも国保税率の引き下げを図り、税負担を軽減し、さらに収納率の向上に努めるべきではないでしょうか。石黒市長並びに市当局の見解を求めたいと思います。 3番目に、国の指導のもとにペナルティーとしてこれまで実施しております短期保険証、資格証明書発行についてお伺いしたいと思います。 特に、資格証明書は病院、診療所等に受診した際、全額窓口で自費払いしなければならず、その結果、極力受診を抑えるため病気を悪化させるなど、今は社会問題にもなっております。仙北市は、平成18年2月1日現在、短期被保険者証発行世帯380世帯、資格証明書交付世帯55世帯と言われております。これら発行について、具体的にどういう基準のもとに発行しているのか、さらに具体的に悪質なケースは何世帯あるのか、また発行して、その後、滞納整理につながったケースは何件あるのか、お答え願いたいと思います。 2つ目に、介護保険関連事業についてお伺いしたいと思います。 小泉内閣は平成17年10月、介護保険法改正で、食費、居住費、ホテルコストの自己負担化、軽度の要介護者へのサービス切り捨てなどの改悪を実施しました。 第1にお尋ねしたいと思います。平成18年度国の予算として介護予防サービスを提供し、効果的な介護予防システムを確立するとともに、地域支援事業交付金を創設しました。また国は、市町村の介護サービス提供体制を整備していくため、地域介護・福祉空間整備等交付金を支給することにしておりますが、これに呼応して新年度、仙北市としてはどのような事業を展開するお考えか、お尋ねしたいと思います。 2つ目に、昨日、40番、武藤議員さんも質問されましたが、西木のひとり暮らしのお年寄りの特集記事を読み、身につまされる思いがしました。仙北市内でもひとり暮らしの高齢者世帯がかなりの数に上っておると思います。特に、冬期間、隣近所づき合いも少なく、一日じゅうテレビとの対話で生活している方々も多数おられると思います。ホームヘルプサービスの充実を図るとともに、悩み事や相談事にも対応できる専門職員の定期巡回や、生活健康援助ができるようなシステムを構築するように、さらに冬期間高齢者共同生活を含め、仙北市として独自の制度を立ち上げるお考えはないでしょうか、石黒市長並びに市当局の前向きな答弁を期待したいと思います。 2つ目の大きな質問として、スポーツ施設の充実についてお尋ねしたいと思います。 1つ目は、仙北市内小・中学校プール施設充実と開放についてお伺いしたいと思います。 昨年、8月28日、恒例の第29回北浦水泳大会が角館西小学校プールの会場で開催されました。同大会には、小学校から一般まで11チーム、159名が参加され、最優秀団体賞には桧木内ヘンキンズ、優秀団体賞には生保内ドルフィンス、グッドマナー賞には北浦アクアスポーツ少年団と、それぞれ受賞されております。昔から仙北市は、水泳技術の伝統があり、少年時代、桧木内川、玉川が水泳講習、体育授業の場として活用されてまいりました。しかし、現在では諸般の事情によりプールしか使用できません。 そこでお尋ねします。 仙北市立角館中学校プールは、市当局も御承知のとおり欠陥箇所があり、7年間も使用できないまま現在に至っております。そのため大会等に向け、当校中学生は、練習時には大仙市、旧太田仏沢にある当市の施設を使用させていただいております。今日、合併し仙北市となった角館中学校に自前のプールを使用できないまま放置すれば、それこそ合併効果が損なわれ、仙北市の名誉にもかかわるのではないでしょうか。一日も早く県教育委員会や関係機関とも協議をされ、例えば、教育債等の利用も視野に入れて前向きに検討し、早期修復を図り、市民にも一定の条件のもと、開放すべきではないでしょうか。石黒市長並びに教育長の前向きな答弁を求めます。 最後に、平成19年国体施設の活用とスポーツ施設の充実についてお伺いしたいと思います。 仙北市は平成19年国体軟式野球、カヌー競技、馬術競技、冬季スキー大会アルペン競技の会場地となっております。それに合わせて平成18年度、わか杉国体リハーサル大会が行われますが、県補助を含め、国民大会費として7億6,030万3,000円、当初予算措置されております。 そこでお尋ねします。 第1に、馬術競技は、河川敷改修が実施されている角館玉川河川敷特設馬術会場で行われます。馬術会場整備に伴う設計委託、土地賃借料、会場整備費、支障木伐採補償費等、合計6億4,470万円支出の予定でございます。平成18年度だけを見ても、これだけの費用をかけても、平成19年国体終了後には、この仮設建築物は河川敷内にあるため取り壊ししなければなりません。ただいま設計委託している段階と思われますが、貴重な税金がその後、むだにならないように、今後、角館馬術競技場雇用促進住宅の奥等に解体、移設し、再利用できるよう設計委託内容を一部変更すべきと思いますが、石黒市長並びに市当局の見解を求めたいと思います。 2つ目に、玉川河川敷馬術競技場を国体終了後、市内スポーツ少年団や青少年、熟年者等のためのスポーツ練習場、スポーツ施設システムの再活用を図る、今後、検討すべきではないでしょうか、前向きな答弁をお願いします。 第3に、平成19年カヌー競技は、生保内発電所下流で行われますが、今後、角館カヌー協会等の御協力のもと、桧木内川とともに玉川馬術競技場、岩瀬橋付近も含め、カヌーと川下りの行事等のため使用することを検討すべきではないでしょうか。石黒市長並びに市当局の見解を求めたいと思います。 答弁次第により、再質問、再々質問もさせていただきますので、どうかよろしくお願いいたします。 ○副議長(戸沢清君) 41番に対する答弁。石黒市長。 ◎市長(石黒直次君) 41番、高久議員の御質問にお答えいたします。 まず、雪害対策の関係でありますけれども、ことしの雪の状況にかんがみて、今後のあり方、つまりは仙北市合併した結果、直営部分も含めて委託方式に変えてきた、それを直営にすべきではないか、その部分をふやしてはどうかという御意見でございました。この件に関しましては、ことしの降り方が、本当に極端な降り方ということもあり、また直営から委託に変えたという直後でもあって、本当に住民の皆様には大変な御不便、おかけしました。これは改めておわび申し上げます。今後のあり方については、再度詳細には検討いたしますけれども、現在の考え方といたしましては、経費の削減も含め、職員の定数のあり方も含め、やはり除雪については委託を中心に考えたいというふうに思っております。ただ委託の仕方の中で、夜を中心に除雪をしてまいりましたけれども、もちろんことしのように、日中かなりの量が降るということもございます。そういった場合の対応の仕方、これには職員のオペレーター資格のある者を、この養成等も含め、対応の方法を検討をしてまいりたいというふうには思っておりますけれども、基本的な方式としては、委託を中心に進めたいというふうに思っております。 また、いろいろな雪による被害、それから、かかり増しになった経費等につきましては、広報等で知らせることができなかったのかというお話しございましたけれども、これにつきましては、一つには、雑損控除の対象になったり、それから災害減免法、これの適用になる。いずれも税金絡みの話でございまして、ちょうど確定申告の時期でもございましたので、確定申告の会場において、この説明書を皆さんに、必要な方はとっていただくようにし、そして対応する係員が、こういうことに該当をしませんかということで、面接の中でこの制度のあることを皆さんにお話ししながら進めてまいりました。今後、広報、ナビ等、そういったこともあわせて、こういう助成制度の市民への徹底は方法を再検討してまいりたいというふうに思います。 また、独自の助成の制度というお話もございましたけれども、この雑損控除にしろ、災害減免にしろ、雪崩または雪害のみならず、夏の風だとか水害、要するに天災を中心とした思いがけない災害に対する対応策として決められておるものでございまして、これに対して、地域としてかさ上げ的に制度は現在持っておりません。しかしながら、特にひとり暮らしの方であるとか、お年寄りの方とか、そういった方たちを中心に、社協とも一緒になって、また民生委員の方にもお力をいただいて状況の把握、そしてそこへの除雪支援とか、要するに支援金という形ではない方法によりますけれども、そういう雪に対する支援は行ってきたところでありますし、今後についてもそういう方法を、市民ボランティアをさらにふやした形で対応をしていきたいというふうに思っております。 さらに、鶴の湯温泉での雪崩、2月10日発生した後、市長のとってきた行動がどうかという御質問でございました。私、第一報を受けましたのは、2月10日の12時少し前であります。そして当日、大曲で広域市町村圏組合の定例議会がございましたので、2時からの会議にそのまま向かいましたけれども、電話で連絡をとりながら、1時には対策本部を立ち上げるよう指示をし、そして本部に市民福祉部長総務部長、そして田沢湖地域センター長を置いて、雪崩現場には、現地キャップ、地域センターの課長を派遣をし、そして職員を派遣する中で進めてきたところであります。 先ほどお話しありましたように、さまざまな行事、結局は私の優先順位の判断ということになりますが、結果的に鶴の湯温泉の現場に参りましたのは2月17日の朝であります。その間、状況の把握、判断というのは、現地とは電話、また行った人間の報告、こういったものを聞きながら、本部のとるべき行動、対策、こういったことを指示してまいったところであります。 当然ながら、電話では鶴の湯温泉とは早い機会にお話しをし、お見舞いも申し上げ、さらには観光協会長として観光関連施設に注意を呼びかける運動、チラシを配布したりということに対しまして感謝を申し上げたところであります。 また関連しまして、これは田沢湖のみならず、角館の観光協会においても、樹木からの落雪等による雪害ということの防止も含めて協力をお願いし、角館地区は角館地区で、角館の観光協会が各施設にチラシ配布、注意喚起を呼びかけてまいったところであります。 先ほど高久議員がおっしゃったように、2月10日発生、そして2月17日まで行かなかった、行けなかったというのは、御指摘のとおりでございます。 次に、2点目として、国保また介護保険関係のお話でありますけれども、1点目の合併した後の調整、決め方について、国保審議会の経過と結果というお話でございましたけれども、これにつきましては担当の方から答弁させていただきます。 2点目の国保の税率を決めるに当たって、基金の取り崩し以外に、予備費なり一般財源からの投入によって、もっと下げることを工夫できないかというお話に対しましては、これは高久議員さんには、角館町議会のときから再三申し上げていますように、予備費については、特にやはり国民健康保険という性格上、いつ、大量の医療費の発生があるかわからない、それに対する一つの備えでありますので、必要な額はやはり持っておかなければいけないという考えのもとに、現在の考え方で進めてきておるところであります。 それから、介護保険関連について、仙北市独自の制度をつくるつもりはないかというお話でございますけれども、高久議員、恐らく御存じだと思いますけれども、平成18年度から地域支援事業というものがございます。これにつきましては大曲仙北広域市町村圏組合で行うものでございまして、この支援事業を構成している大仙市、それから仙北市、美郷に委託をして進めていくものでありまして、これを仙北市としては、平成18年度からのものとして考えております。ほかに地域介護・福祉空間整備等交付金というものがございますけれども、こちらの方は市町村が独自に行うものでありますけれども、小規模な特別養護老人ホームだとか、それから、小規模な老健施設などで、日常生活圏域で利用されるサービス拠点を整備するための交付金、そういう性格のものであります。現在、仙北市におきましては、老健、特養とも整っておるという判断のもとに、現在のところ、この地域介護・福祉空間整備等交付金というものについては、実施する予定は持っておりませんけれども、いずれにいたしましても大曲仙北の市町村圏組合の介護保険との関連がありますので、こことも連携をとりながら進めてまいりたいというふうに思います。 次に、大きい2番といたしまして、その中の角館中学校のプールということでございますが、これは合併前の経緯を見ますと、角館といたしまして、角館中学校のプールは大規模改修をしたにもかかわらず、やはり使っている水とか設備の老朽化によって、平成11年から使用を廃止しているという状況であります。その一方、各学校にプールを整備していくという考え方に対して、市民プールをつくって、そこを学校開放しようという考え方も生まれてきた中で、合併に当たっての角館の計画事業の中に、市民プールの計画がのっております。また、仙北市としては、西木村から出ておりますクリオンの温泉にありましたプールの改修といいますか、別の場所にやはり温水プールをつくるという計画がのっております。こういったことを勘案して、これからの総合的な計画の中で、仙北市として市民の体力増進、健康維持、そして小・中学生の体育教育の一環としてプールがどういう位置に、どうあればいいかということを早急に検討して事業計画を進めていきたいというふうに思います。 さらに、平成19年国体の施設の関係でありますけれども、これにつきましては原則的にと申しますか、国体の施設整備は国体用につくり、そして終わったら撤去し、原状復帰するというのが原則の中で来ております。これは馬術についても同様でありますし、カヌーについても恒久施設としての整備ではないというのは、以前から皆さんにもお話をしというか、伝わっているとおりであります。 そういった中で、せっかくつくった施設をむだにせずに有効にできる部分は何とか有効にできないかということで、私どもも県の方といろいろ話はしております。可能な限りそれが有効にできるように、先ほど御指摘ありました馬術関係の施設であるとか、それから国体馬場として使った後の市民が活用できる広場のあり方、こういったことについてさらに検討、協議を重ねてまいりたいというふうに思っております。 また、カヌーにつきましては、同様、やはり国体用ということにはなりますけれども、御存じのように、水中、川の中での競技ですのでほかへの影響もあり、元へ戻すというのが原則として強く求められておるというふうに聞いております。またさらには水の流れの中で、どうしても形は変わっていってしまうということで、そこを国体開催時と同じような状況で今後も使うということについては無理ではないかというふうには思いますが、カヌー愛好者なり、カヌーの簡単な練習だとか、初心者のカヌーに最初になじむ場所として適したところ、こういったところは今後についても必要だと思いますので、そういった観点からも、今回の国体使用施設の後の利用については、再度、検討、協議を続けてまいりたいというふうに思います。 以上で、答弁を終わります。 ○副議長(戸沢清君) 大澤市民福祉部長。 ◎市民福祉部長(大澤隆君) 高久議員さんにお答え申し上げます。 先ほどの国保運営審議会の内容はどうだったかという御質問でございますが、去る2月8日に開催いたしました。もちろん新市になってから初めての協議会でございますので、委嘱状の交付の後に案件の審査に入りました。案件の内容につきましては、今、議会に提起してございます平成18年度の国保会計の予算案についてでございます。内容につきまして、歳出の方から係が詳細に説明を申し上げ、また合併の経緯から、平成18年度においては、6月議会になりますが、税の3町村のこれまでの税率に余り差異を生じない方法をとった旨の説明を強く申し上げまして、委員全員から原案について了とする旨の答申をいただいてございます。 ○副議長(戸沢清君) 答弁漏れもあったので、教育長。 ◎教育長(小林一雄君) プール問題につきまして、教育委員会の方からお答えいたします。 現在、市内にある中学校の水泳プールは、生保内中学校と角館中学校の2校のみでございまして、角館中学校のプールは、先ほど市長答弁でありましたように、築三十四、五年になった関係で、もう機能を果たせないということから終息してございますが、教育委員会としましては、今、中学校のプール使用ニーズというのは、体育授業の時間の削減あるいは選択の方向ということもありまして、非常に少なくなっています。しかし、全県的に活躍している水泳の選手等もおりまして、やはり必要な部分があるというふうに認識しておりますが、学校プールだけでは、やはり整備するというわけにはいかない、市民プールの性格をあわせたプールがぜひとも必要であるという認識を持っております。 そういう観点で、旧角館の場合では、やはり市民プールとしての性格を持つならば、25メートルのプールでいいだろう。しかし屋根をかけた室内の部分であれば、期間が長く、そしてさらには、小学校のプールがもし万が一使えない部分が出てきた場合でも、小学校の子供たちにその場を提供して、天候にかかわらず使えるプールというものがあるのではないか、そういう観点での計画が一応のってございました。 しかし今、先ほどのお話のように、年間通した市民プールのニーズもあるようでございます。そういう観点からして、学校プールと市民プールとその両方の性格をどのように組み合わせていくのかということにつきまして、教育委員会でもプールのあり方を検討して、市の方の建設計画の方に反映してまいりたいなと思っているところでございます。 ○副議長(戸沢清君) 41番。 ◆41番(高久昭二君) 答弁が漏れているので、石黒市長にもう一回再質問させていただきますけれども、全部、詳しく答えてください。 一つとして、先ほども聞いて答弁しておりませんので、角館、田沢湖、西木、各地域センター内に直営のオペレーターを何名配置されているのか。さらに大雪の際の日中ですよ、夜じゃなくて。何回出動されたか。ということは浦山議員さんも御質問しておりましたけれども、日中機械が遊んでいる。運転手がいなければそれは遊ばせるしかないわけだけれども、そういうことを市民が見ておるわけですよ。運転手がいれば動かすことできるわけですよ。それは油はかかりますよ。かかるけれども、そういうふうなことをなぜ機敏に対応できないのかというふうな不満が市民からもあるから、どういうふうな状態になっているかということを答えてくださいと、先ほど私質問しているでしょう。全然聞いていませんよ、私の質問を。そういったことをまず答えてください。全部もう一回、聞きます。 それから、私はすべて直営にしろと言っているんではないんですよ。石黒市長も角館助役時代にもよくわかっているとおり、民間業者の場合は今、公共事業も非常に先細りしており、昼間遊ばされているオペレーターはできないわけですね、現実問題として。そうすれば、どうしても夜間に働かせて、また朝から働いてもらう、稼働してもらうというふうなことで、どうしても時間内にその指定されたコースを終わらなければならないということで、まあ、悪い言葉を使えば、中には粗雑な仕事になるという場合もあるし、この前も何回もお聞きしているとおり、田沢湖地区におきましては、残念ながらこれまでの熟練した建設業者さんが倒産されて急にかわったとか、いろいろなことがありました、確かに。ですからそういうふうなことをかんがみて、すべて直営にしろというのではなくて、機械は貸与しているわけだから、その民間のオペレーターを市が雇う。臨時に雇用するという方法も当然あるわけですよ。それは助役時代にちゃんと聞いているでしょう。委員会なり、産業建設委員会、いろいろなところで。ちゃんとわかっているはずですよ、市長は。だから、そういうふうなことをちゃんと答えてください。 それから次に、鶴の湯温泉の関連でございますけれども、石黒市長は公務で大変忙しくて、当日もまた次の日も、また日曜日にも行けなかった。13日はこういうふうに、定例会の本会議が初回で始まりましたというふうな結果的なことなんだけれども、具体的に申し上げれば、10日の14時、つまり石黒市長が答弁された午後2時、この大曲仙北広域市町村圏組合の臨時議会に、必ず市長が行かなければこの会議が開けなかったんですか。例えば代理の方おるでしょう。職員の方、幹部職員、たくさん。石黒市長は雪害対策本部長を最初から務めたでしょう、1月6日に発足して。雪害対策本部の本部長でしょう。真っ先に、とるものもとりあえず本当は行かなければならない。非常に厳しい言い方をすると言われるかもしれないけれども、そういう立場に置かされている方なんですよ。そこを認識できないでしょうかね、その点。 それで2月22日の、秋田県内紙の地方点描のコラムに、当事者意識が欠けているんでないですかという意味のことが書かれているんですよ、お読みになっていると思いますが。それについてはどのように思いますか。 もう少し細かく聞けば、例えば2月11日の土曜日、夕方6時からは、田沢湖のJRのファミリーオで、田沢湖十勝ワイン友の会に出席されております。それは別に出席するなと我々が言う筋合いものではないけれども、田沢湖にいるんだったら、その前に時間をやりくりして、ちょっとでも行く気があれば--人が死んでいるんですよ、あそこで。もと角館の町民の方、今は仙北市民だけれども、20歳の前途ある人が。いや、それは市役所とは関係ないと言いたいかもしれないけれども、幾ら民間施設であっても、北東北の観光拠点都市とすると、石黒市長は大命題を掲げて合併を成就したいと言ったからには、やっぱり雪崩事故が起きて、これは観光にさわるなと、冬期観光に大変なことになるんだと思うんであれば、私は当然行かなければならないと思うんですよ。民間の感覚を生かした仙北市の姿勢を売りにしたいということをみずから表明しておきながら、これは何か民間の感覚、生かされていますか。全くお役所仕事じゃないですか、おたくのやり方は。何ですか、このやり方は。 その後に、2月12日には、午前11時半から田沢湖地区、田沢湖野球場の向かいの大杉沢団地新春座談会に石黒市長が出席されております。これくらいの時間があって、生保内の仙岩峠の手前まで来ていた。何で行かれないんですか。そういうふうなことを、全部自分のことは忙しい忙しいということで棚上げして、確かに助役さんいないから大変だということはわかりますよ。それこそ行かなければならないときになぜ行かないかということがはっきり明らかにならなければ、市民から当然、批判の声が出てきますよ、幾ら市長であっても。もし、例えが大変失礼だけれども、御本人の、御自分の、市長御自身の肉親の方がこういうふうな不幸に遭われたら、それこそとるものもとりあえず、茶碗とはしを置いてでも走っていくでしょう。私は、自分はそうします。その点はどういうふうにお考えなんですか。もうちょっとわかりやすく答弁してください、具体的に。 それから、国がせっかく雪害の災害被害者に対する見舞金制度を設けておきながら、そういうのをなるべく早く、それは確かにお金を、弔慰金を支給しても、亡くなった方は帰ってはきませんけれども、遺族に対するやはりそれは誠意だと思うんですよ。最高責任者ですから、おたくは。そういう点を、なぜ今議会に出さないのか。専決でやるのか、または場合によっては臨時会を開くのか。そういうことこそ行政が率先してできることはできるだけ最大限やる。そういうことをやらなければ市民は市長を信用しませんよ、それでは。その点をもう一回答えてください。 それから、もう一つは国保関係でございます。恐らく旧田沢湖町民の方は、この税率のお知らせをいただくと、お怒りになる方もおるんじゃないかと思います。何も言わない人もいるかもしれないけれども。誰しも今、この不況の中で、上がることを喜んで手をたたく人はおりませんよ、恐らく。旧田沢湖御出身の議員の方もいろいろなことで回られていると思いますので、そういうことも含めて、少しでもやはり田沢湖の方もなるべく上げないというふうなことで、もう少し何とかそういうふうな会計上の工夫、予算上の工夫を、やはりすべきではないですか。お互い平等ですから、市民は。その点はどういうふうに考えているんですか。 それから、先ほどの質問に対する答弁が全くなかったので、また同じことを繰り返しますけれども、悪質なケースは何件あるんですか。これはペナルティーを科すことがきるというふうな国の制度です。法律、もちろん市長御存じでしょうけれども。そうなれば、果たして資格証明書を発行した、それから短期保険証を発行して、それでもって税金を納めさせてくださいというふうに走ってきた方、または納税相談の結果、じゃ、こういうふうな形で分割納付しますというふうなことで、前向きに収納率のプラスになったというケースは何件あるんですか。それから、さっき言ったように、具体的にどういう基準でもって短期保険証、それから資格証明書の発行をされているのか、それについてもひとつ答えてください。先ほど答弁ありませんので。 それから、先ほど仙北市独自の高齢者福祉のため、ひとり暮らしの高齢者の立場に立った、介護保険の制度の枠内にかかわらず、それは介護保険の市町村圏組合でやっているということはわかりますよ。私言いたいのは、その枠にとどまらず、やはり市独自の助成、またはかさ上げ的なものを一つでも実施できないのか。石黒市長になったら変わったなと、前よりよくなったなと、やはり当然、市長自身も言われたいでしょうし、そのことは前向きにひとつ検討してみていただけませんか。 それから次に、スポーツ施設の充実について再度お伺いしたいわけです。角中の生徒というか、中学生は御存じのとおり体力も精神的にも成長が非常に著しい、言うならば育ち盛りの時期です。そういうときに水に親しむことができないままに中学校を卒業され、高校なり、いろいろなところへ行く。泳ぎたい方は、どこかに行けばいいんじゃないかとか、スイミングクラブがあるんじゃないかという意見の方もいるかもしれないけれども、最低、中学校のそれを整備して、先ほど小林教育長おっしゃったように、開放も含めるという考え方を進めるのか。または別の近いところに設けるのか。その辺をいつまでに結論を出すのか。ただ、検討します、前向きにこれから調べてみますなんていうのはお役所仕事の答弁なんですよ、はっきり言わせてもらえば。私たちは任期だから、それ以上言わない方がいいと思っているかもしれないけれども、やはりその点ははっきり答えてください。いつまでやりたいというふうに考えているのか、小林教育長。 それから、馬術競技の関係について、私言いたいのは、事情をよくわかりますよ。私も前から議員やっているもんだから、角館町議会においても。馬術の関係。だけれども、こういうふうな形で、具体的に言えば工事請負費が4億7,975万6,000円。これがお金かかるんです。仮設関係やらいろいろなもの、工事そのものも含めて。それが結果的には、ほとんど使われないで壊さなければならないわけでしょう。どれを使えるんですか、具体的におっしゃってください、もし使えるんであれば。このお金が4億幾らもあったら、もう大変なことですよ。これは全部税金ですよ、個人の金じゃないですよ。こういうのを使うことは、もう少し何とか県と再協議するなりして、県だってやはり県民の税金を使っているわけですから、もう少し誠意を持って、忍耐力を持って対応すべきじゃないですか。その点について、再度、質問に対する答弁をお願いしたいと思います。 ○副議長(戸沢清君) オペレーターについては、建設部長。それから、あと鶴の湯見舞金制度、石黒市長。 ◎市長(石黒直次君) 除雪のオペレーターに関しまして答弁いたします。 オペレーターは、オペレーターとして置いておるわけではありませんけれども、オペレーター資格のある、オペレートできる人数を申し上げます。 まず、西木地域ですけれども3名、それから角館庁舎には4名、田沢湖庁舎には4名おります。 それから、鶴の湯の件ですけれども、いろいろ私の予定というか、行事をお調べになっておられるようですけれども、確かにおっしゃるとおり間違いありません。私自身、亡くなった方は、もう亡くなったから仕方がないというふうに考えているわけでは決してございません。しかしながら、市のやるべきこととして、これからのことと、それから、確かに残念ながら死亡事故になりました。しかし、雪崩そのものの処置をどうしたのか、どのような形で今進んでいるか、そして、今後も危険性があるかというようなことについては、先ほどの本部の中で連絡をとりながら、情報を得ながら指示をしてきたつもりであります。今後につながる予定行事が組まれていたものとの優先順位ということの中の判断で、私は行動をしたつもりでございます。確かに、湖畔でありました。これについても、北海道の池田の前の町長も来ておられ、今後の発展についてもお話をし、仙北市としてあるべき姿を探りたいという思いもございますので、一つ一つにはそういう私なりの理由がございますので、御理解いただきたいというふうに思います。 それから、災害に対する見舞金の件ですけれども、現在、この事故に対する労災が適用になるかどうかについて、まだ判断が出たというふうに報告をもらっておりません。死亡弔慰金については仙北市にも規定がございますので、その心づもりはしておりますが、ただ、死亡弔慰金が出る場合は、労災等の適用になった場合は除外されるということになっておりますので、まだ実行まで至っていないということであります。 それから国保税その他、確かに調整するということは、払うお金は低い方がいいというのは、これは人間の心理であります。できればそうしたい。しかし皆さん、高久議員も御承知のように、厳しい財政の中で、調整の中には激変を避けた3町村の平均的な考え方の調整ということが当然あるわけです。これは合併協議の中でもそういう方向でうたってきたことで、低い方に調整するということが確約された事項ではなかったというふうに私はとらえております。 それから、資格証明等の悪質なケース、これについては市民福祉部長の方から答弁させます。 またプールについて、いつ結論を出すのかと、今、厳しい御指摘でございましたけれども、これは合併前の各町村でこの問題も抱え、角館でも、先ほど申し上げましたように前からの課題として来たものであり、ここで一体となって、プールで言えばクリオンのプールの件も含め、全体的にどうしようかということを総合計画なりの中で、協議というか、検討をして、方向性、またその計画をつくり上げていくということですので、今の時点でその結論が出ていないということでお叱りを受けましても、これはもう少しお時間をいただきたいということを申し上げるしかないと思っております。 ○副議長(戸沢清君) 大澤市民福祉部長。国保関係。 ◎市民福祉部長(大澤隆君) 国保の短期被保険者証の発行世帯、あるいは資格証明交付世帯についてお答えを申し上げます。 やはり、この取り扱いについては、慎重に当たらなければならないということは、私も高久議員さんと同様の考えでございます。 旧角館の事例でございますけれども、この対象者の選定といいますか、交付に当たりましては、税務課長、それから国保担当の町民サービス課長、民生主幹、総務主幹がその審査に当たりまして、係からるるその納付内容の説明を受けまして、このような形で税の公平の見地から、やむを得ず交付をしているものでございます。 それから、お尋ねの滞納処分とか納付については、詳細なものは今、持ち合わせておりませんが、10月1日現在の発行数と2月1日現在の発行数が同じ数なので、納付により解消になったというのは、1件か2件はあるかもしれませんが、まことに不確かな答弁で申しわけありませんが、そのような状況でございますので、何分格段の御理解をお願い申し上げます。 ○副議長(戸沢清君) 馬術場に対する考え方を、市長。 ◎市長(石黒直次君) 再三の答弁漏れで申しわけございません。 馬術場を含めて、国体の施設の活用についてでありますけれども、これは御承知のように、また先ほども申し上げましたように、国体用の仮設ということが原則になっておりまして、そういった意味から、経費は全部県の負担ということになっております。市としてこれを残して使うとなれば、市の事業として、最初から馬術場の整備が必要なのでこれこれの予算をかけてやろうという考えに立っていかないと残らない。これはほかの競技についても同じことだというふうに思っております。 ○副議長(戸沢清君) 41番。 ◆41番(高久昭二君) 時間がないので2つだけ聞きますけれども、2月17日の金曜日、10時半からの市町村共済組合の短期給付部会の、これは市町村会館、つまり秋田市でありますけれども、これには市長、欠席されております。それで欠席して、午後1時半からの仙北市合併記念式典前に、つまり鶴の湯温泉、乳頭温泉郷に行かれております。ですから必ず市長が出席しなければ、その会議は開けないということはないはずですよ、はっきり言わせてもらうと。我々外部の者でもわかりますよ。だから行く気であれば、大曲の市町村圏組合など、またはその他の会議等も--人の命を大切にするのか、それとも、優先順位、優先順位とさっき市長はおっしゃいましたけれども、命より優先するものがあるんですか、それをはっきり答えてください。納得できるように、人間として。 ○副議長(戸沢清君) 市長。 ◎市長(石黒直次君) 10日の市町村圏組合の議会、これは定例会でありますけれども……     (「臨時会ですよ。ちゃんと書いてあります」と言う人あり) ◎市長(石黒直次君) いや、10日の日の議会であります。     (「臨時議会です。大仙市。つまり大曲で。ちゃんと書いてありますよ」と言う人あり) ◎市長(石黒直次君) 失礼しました。私の記憶違い……、いずれにしろ議会でございます。私もちょっと言われると、すぐおたおたとなるんですが。 まあ、それは抜きにして、現在、構成メンバーは、町村合併の結果、大仙市、仙北市、美郷の3町村だけであります。その中で、やはりその構成メンバーが1人でも欠けるということは支障もあるということから、極力、私はそれには欠席しないようにしておりますし、副管理者という立場でもありますので、この10日の会議は行くことを優先したわけであります。 ○副議長(戸沢清君) 41番。 ◆41番(高久昭二君) 今後のことも、恐らくいろいろな災害がなければ、それにこしたことはもちろんないわけですが、こういう不測の事態がある可能性は絶対ないという保障はありませんので、そういうときに、やはり市長が最高責任者なんだと、災害対策本部の本部長だというふうな自覚を持っていただいて、この地方点描、当事者意識等に書かれないように、ひとつ努力をしていただきたいと思います。そういうふうなことの意見を言わせてもらって、私の質問を終わらせていただきます。 ○副議長(戸沢清君) 41番、高久昭二君の一般質問を終わります。 昼食のため午後1時まで休憩いたします。                              (午後0時10分)--------------------------------------- ○議長(佐藤峯夫君) 休憩前に引き続き会議を開きます。                              (午後1時00分)--------------------------------------- △市長の報告 ○議長(佐藤峯夫君) 日程に入る前に、市長より雪崩があり、その報告をしたい旨、申し入れがありましたので、暫時、市長より説明を求めます。 市長。 ◎市長(石黒直次君) 貴重な時間をちょうだいいたしますけれども、本日、午前中発生しました雪崩の状況を御報告いたします。 国道341号線で起きております。発生時刻としては、本日午前10時ごろと推定されますけれども、発生場所は、田沢湖玉川字蒲谷地地内畑ノ沢橋付近ということで、宝仙湖のちょうど中央あたり、こちらから北へ向かって左側になります。雪崩の規模としては、幅50メートル、高さ30メートルにわたって道路に崩落をいたしまして、雪の厚さが深いところで約2メートル、道路の反対側で50センチ程度、そういう状況でありました。現在の状況につきましては、排雪は完了しております。警察とそれから地域振興局、消防が協議をして、12時50分に現場を通行どめにしております。ただ、どうしてもここを通るという車両があった場合には、振興局の委託業者である佐藤建設の担当者が現場におりますので、安全確認をしながら誘導して対応するということになっております。 仙北市としては、昼直後、情報を受けて、田沢湖地域センターの方から職員が2名、現場へ行っております。それから産業観光部の次長、今出発して現地へ着くころかと思います。現地へ行きました次長を、こちらの連絡最終窓口として、他の振興局とか警察とかと協議をして、市としての対応をしてまいりたいということでございます。 以上です。 ○議長(佐藤峯夫君) 以上をもって市長の報告を終わります。 日程に入ります。 通告により、発言を許可いたします。---------------------------------------門脇彰一君 ○議長(佐藤峯夫君) 32番、門脇彰一君。 ◆32番(門脇彰一君) 私から今定例議会で4点について御質問させていただきます。 最初に、税関係でございますけれども、最近、いろいろな講習や、いろいろな私どもに配付になる資料によりますと、行財政の改善というのは、その体質を改善しなければならない時代に来ましたよと。よく見ますと、何のことはない、当たり前のことですけれども、歳出を歳入に見合ったように変えなさい。要するに入ってくるものを考えて、出るものを考えろと。あんな長ったらしい1冊を見て、結論がそういうことなのかと思うわけですけれども、考えてみれば、やはり財源の確保というのは重要なこれからの課題であると認識しました。 その意味から、まず限りある歳入、限りのある歳入というのはその確保。その一つは、やはり市税等の完納であると思われます。時節柄余りこのことには触れとうございませんけれども、避けて通れないと思いまして、二、三点、御質問します。 まず調定額に対しての、9月16日までですけれども、市税がおよそ11億1,900万円ぐらい。国保では8億5,900万円ぐらい。その後、市長の報告によると、90何%まで納入になっているそうでございますけれども、この観点から見ますと、納税者の意識が一番問題ではないかと思います。 各旧市町村の中でも、我々同僚議員も当局も、一生懸命頑張って税の完納に立ち向かいました。しかしながら、現実は滞納の繰り越し、過年度分の未収金すらあるのが現実であります。これはやはりその分析の上で、どうしたらいいのかということを真剣に検討する、そして分析する時代に入ったのではないかと思われます。 その一つとして、これは税の基礎となるのは、もちろん所得の状況等によって一般税が確定しないと課税ができないわけですが、こういうことをいつまでも考えていると、いつまでたってもこの状況が続くような気がします。例えば国保税でも6期、12月28日というのは、実際私どもでもきつうございます。しかしながら、現実はその6期、12月28日に設定しないと作業が追いつかない。他の方でも、財政規則とか地方税法に示された納期について、きちんとやっているわけです。それでもこれだけの滞納者あるいは収入未済額があるということは、やはり、これはかなり研究というよりも論議が必要と思われます。 その中で、一律固定しない納期、納税者に納期を選択させることができないのか提案をしながらお聞きをします。例えば人によって、毎月納めていった方が納めやすいという人もあると思います。このようなことをしていますと、昔は欠陥予算とか、ごそっと3月31日に全部納めてもらうとか、そうなれば財政が苦しいとかと、いろいろなことがあると思いますけれども、そういうことではないと思います。 それから、滞納者対策として一番肝心なのは、税の公平をきちっと何らかの形で示すことだと思います。要するに、課税している方にはそれなりの、何というか担税力があるから課税しているわけで、そしてそれも公平に課税しているわけでございますので、課税の原点から見ると、みんなが苦しくてもその税は納められる状況だということで課税しているわけです。それが回収できないということ自体が問題あるわけですけれども、実際、現実に聞きますと、税金の方は後にして、まずこちらの方を払わねばならないよというような人もおるようです。そういう意味で滞納者の対策、それから納税意識の向上だと思います。 これを、どういう形かはともかくとして、いずれどんどん滞納額もふえ、滞納者もふえていく中で、まず、今まであったことは仕方ないとは言いません。しかしながら、現年の分についてはもうゼロだ、滞納者が1人もいないという形の対策を練らないと大変です。この意味では、既に平成17年9月19日現在で、負担金、それから手数料、そういうものにも影響してくると思います。負担金で2,900万円ぐらいですか。それから水道料とかいろいろなのでも何百万と。こういう税金のみならず、そういうものまで納めなくてもいいのかなというような形になられると困ります。 それで、何をお聞きしたいかというと、この納税意識の向上、市税等自主財源確保対策は歳入の基本であります。私は、広報等による向上対策はと言っていますが、広報ごときではできないかもしれませんが、この税について3点をお伺いいたします。 次に、指定管理制度の導入について。 このことにつきましては、きのう、先輩議員が質問しました。そして、きょうの新聞紙上で詳しく市長の答弁がなされていますので、全く私の通告のとおり市長が答えていますので質問はないわけですけれども、今後の予算の関係を質問する関係、ここですべて理解したと言うと、私、この後の予算質問ができませんので……     (「別の角度でやれ」と言う人あり) ◆32番(門脇彰一君) はい、わかりました。別の角度でやります。 それで、きのう、市長が指定管理制度のよさを生かすという答弁をしていましたので、この項目では、指定管理制度のよさというものは何か、これをお尋ねいたします。 次に、秋田内陸線についてお尋ねをいたします。 これは、先ほど熊谷先輩議員が質問されました。まさに所見とその認識については、少なくとも私も理解できるところでありまして、非常に質問しにくいわけですが、私はあくまでも秋田内陸線再生協議会において、その再生計画が示された。少なくともそのメンバーの一人として仙北市が入っているわけです。頑張る3年について、やはり一生懸命やって、荒川のように金メダルをとるようにするためには、やはり3年間一生懸命頑張ってみないとだめなわけです。 これも北秋田市の岸部市長が内陸線PRを検討というので、きょうの新聞に出ていました。内陸線については、ホームページやいろいろなところを見ましたところ、とにかく、私の不認識に恥ずかしい思いをしました。パンフレットとかホームページ、いろいろな増収策をしてございました。特に私の好きな清流、阿仁川と桧木内川をとことこと走る電車をしてみたり、今は雪見号列車、雪見酒じゃありません、雪見号列車です。それから、キャンドルスノーマンをつくったり、ジャズライブをつくってみたり、お座敷列車はもちろん、これは私も覚えていますが、土、日は、一日乗り放題、Aタイプ鷹巣-松葉間1,000円、こういうようなイベントもしていました。それから沿線の温泉8カ所と提携しまして、往復運賃が半額。温泉割引もする。泊まるとチェックインが12時、チェックアウトが次の日12時、こういうようないろいろなこともやっていました。それから昔話の語り部。これは今も走っているようでございます。それから津軽三味線と秋田三味線の三味線の演奏とか、いろいろな秋田内陸線、努力をしてございます。そういう意味で、新市のこの再生計画をして、市民を巻き込んだ運動の詳細計画がございましたら、お示しをいただきたいと思います。もちろん内陸線についての最初のメリットと申しますか、バス路線もいろいろ考えましたけれども、鉄道は時間がきちっと守られるということでございました。高校生とか、いろいろな通学の人方の時間が確保できる、確実に確保できるということで、これも当初の計画のうちの一つでございましたが、いずれそういうことも含めまして、ここのところの詳細をお願いしたいと思います。 最後になります。なお一言わせていただきます、この内陸線にとって。「乗って残そう内陸線」、これは紙風船のことし上げたテーマです。市長も上げていました。私、そばで見ていましたけれども。これが今回の紙風船で、内陸線が来ない。こまちがとまった。あの人数というのは本当に哀れでございました。しかしながら「乗って残そう内陸線」の風船が上がりまして、内陸線のありがたさというのを、あのときにしみじみと感じたわけです。 最後になります。 小規模修繕契約希望者登録制度について。通告はこうしましたが、当初、私がこの通告する前に、考えてというより、いろいろな人の問い合わせがありまして、昔から、昔というより旧町村単位のときに、角館と田沢湖は内容がわかりませんでしたので通告書に出せませんでした。西木の場合は、小規模な、5万円とか3万円とか2万円とか1万円の、商店の人方が役場の方に物を買ってもらうときにどうしたかといいますと、商工会にお話をして登録して、おれが担当したのは、好きなところから、商店からすぐ買ったりしないで、商工会に一括してお願いして旧西木村ではやっていました。これが田沢湖、角館の関係がわからなかったので、通告書には出していませんでしたが、幸いにして、秋田市と大曲市で、これが秋田市の方です。大曲市の方で、この市が発注する小規模な修繕契約のうち、競争入札参加資格審査請求による有資格名簿に登録されていない方々でも契約することができる制度、要するに50万円以下ですけれども、いろいろな建築業とか、いろいろな一人親方、一人社長、それから法人もありますけれども、そういう50万円以下の方々は、あらかじめ秋田市、それから大仙市でこれを発動していましたので、そこに登録しておいて、そして50万円以下の小規模の工事をさせていただく、そういうようなことがありましたので、このことについては石黒市長発足のときからクリーンで公平な市長だということでしたので、さらにそのイメージアップにもなると思いますので、ぜひ御検討をお願いしたいと存じます。 終わります。 ○議長(佐藤峯夫君) 答弁を行います。 市長、石黒直次君。 ◎市長(石黒直次君) 32番、門脇議員の質問にお答えいたします。 初めに市の財政、また運営に当たっての根幹は税金、要するに財布に応じたことしかできないんだという観点から、その税の収納を高めるために御提案含めた御質問ございました。 現在、未納の税金類、確かにありまして、これは合併前であれ、各町村ともその対応に苦慮してきたところであります。滞納者の原因を考えてみますと、本人及び家族の病気、けが、それから職を含めた収入の減少とか失業、そういったことから来る長期の担税能力の低下ということから来るわけでございますけれども、御提案のありました、いろいろなことをやったけれども、例えば納期をその人個人の事情に合わせてもっとフレキシブルにできないかということでありますが、現在、地方税法では税目ごとに納期を設定しておりまして、特別な事情のない限り、その納期に納入していただくということになっております。ただ、上がらない収納率を上げるために今までやっていないことでもしなければいけないんではないかという、本当に前向きな御提言だと思います。この辺の趣旨を踏まえ、いろいろなことを、また当局としても考えていきたいと思います。 滞納者に対する催告、そして、警告、それに応じて納税相談があります。そういったときに、事情に応じて分納、そういったことは既に応じている部分ありますので、その延長としてどういった方法があるかということを前向きに検討をしていきたいというふうに思っております。 また、納税意識の向上ということでありますけれども、やはりこれは今年度も、2月16日付で過年度滞納者とそれから現年度の未納者に対し、催告状を発送したところでありますけれども、それに対して納税相談がかなりの数あるということは、やはり納税意識をお持ちの方が未納者の中にもある。それなりの事情を抱えてのことだというふうにとらえております。 先ほど申しましたように、個々の事情に応じて対応をしていきたいというふうには思いますが、全般的には、やはり税によってこの市が成り立っている。お互いにその負担を、公平な負担の中でやっていかなければいけないということを粘り強く、根気強く、今後も訴える。その手段として、現在350、納税貯蓄組合ございますけれども、この組織を通じたり、また、強調月間には小・中学生に習字で納税という文字を書いてもらって、コンクールというか、そういったこともやっております。また当然のことですけれども、市の広報、こういうものは当然の手段として使って、市民に納税意識の高揚を粘り強く働きかけていきたいというふうに思っております。 次に、指定管理者制度の件でありますけれども、指定管理者制度のよさは何かという御質問でありますけれども、一口に言って、行政主導でやってきた公の施設の管理に民間事業者の持っているノウハウというんですか、感覚、こういうものを取り入れることによって住民サービスの向上を図るとともに、管理運営の費用の縮減を図ること、これが最大の目的ではないかというふうに思っております。指定管理者に移行するに当たりましては、当然、協定を結ぶわけですけれども、協定の条件項目について、きっちりと委託する側も認識を持って、漫然と管理者にしたから自然とそうなるということではなくて、内容に十分配慮しながら、今後も公の施設の運営に当たっていくつもりであります。 3点目、内陸線でありますけれども、いろいろなことをやってきたけれども、このたびの中身についての詳細計画ということでありますけれども、本当に細かいことの積み重ねになるんですが、一つには通学、通勤の定期客の利用促進ということを上げております。 それから、2つ目として、生涯学習活動とリンクした老人クラブ等の利用促進。さらには、幼児や小・中学生の野外活動時の利用促進。それから、観光施設や観光行事とタイアップした企画列車や臨時列車の運行。こういった今までもやってきたもの、これは当然もっと力を入れてやっていくということであります。 それから、県北地域の観光地と、角館、田沢湖等の南側の観光地の一体化、これを結ぶ周遊ルートの設定によって、観光客を誘導して乗客増を図る。また沿線地域の各種団体の利用促進や一世帯一人乗車運動とか、要するに沿線住民のみずからの問題であるということで、こういう乗車運動の展開も必要なことであろうというふうに思っております。 また、仙北市と北秋田市の職員の交流、共同作業でこの100キロに近い秋田内陸縦貫鉄道の利用の促進を図るということ、これは北側の問題であるとか、南だけの問題だということでなく、両者、手を取り合ってやっていくということで、昨日、北秋田市でも、岸部市長が一般質問に答弁されているようでありますけれども、ここは認識は一緒だというふうに思っております。 以上のような、地道ではありますけれども、それを確実に実行することによって乗客数の増加を図っていきたいというふうに思っております。 最後に、小規模修繕契約希望者の登録についてということでありますけれども、通告いただきましたこの件につきましては、実は、仙北市として、この4月から仙北市小規模修繕等契約希望者登録要綱というものを定めまして、これに基づいて運営をしていく予定にしております。これは、該当するのは土木一式、建築、大工、左官、屋根、板金、ガラス、その他いろいろ小規模修繕にかかわる業種、こういったことを、先ほど門脇議員言われた一人親方とか、小規模でやっているそういった業者の方が、あらかじめ自分のところではこういうことができるよということを知らしておいていただいて、30万円以下の小規模修繕工事のときには、そういった登録された内容をこちら側の参考情報として、そういった中から業者を選定していくという方法をとりたいというふうに思っております。 また、この要綱として、これは小規模修繕ということに限定いたしますけれども、情報さえ寄せていただければ、少額の備品類の取り扱い業者がどういったところがあるかとか、そういったことをあらかじめ市役所側で把握しておくと、いざというときには非常に役に立つというふうに考えております。 以上で、答弁を終わります。 ○議長(佐藤峯夫君) 32番。 ◆32番(門脇彰一君) 内陸線の32万の乗客増、これにつきましてはお答えの趣旨はわかりましたけれども、やはり市の方で今のある部分、例えばいろいろなイベントを組む段階で、先ほど申し上げました職員のいろいろな交流とか、老人クラブの、例えば向こうの老人クラブとこちらの老人クラブの交流とか、グラウンドゴルフでも結構ですけれども、やはりある程度32万にするには、32人でなくて32万にするには、大きく団体を組んだような、イベントを組んだような乗車運動をしなければならないと思いますけれども、私が逆に詳細と言いましたので、そういう大ざっぱなこれも、要望しておきます、質問じゃなく。 それから、一つだけ。指定管理者制度で市長も答えていましたとおり、行政がやっていましたことを民間手法でというので、最終的には経費の圧縮だと思うんです。きのうの新聞でしたか、北秋の方で、それによる雇用の問題が出てこないかということでしたけれども、きのうの答えの中には、そういう心配はないということでしたが、やはり将来的にそういう心配が出てくると思います。そして市長は、その団体とよく話し合うというお答えでした。その話し合いの中で、質問の内容は今ある指定される団体に、それにくっつけるものがないかとか、例えば観光協会だと3つ観光協会があるわけですけれども、駐車場をくっつけて、何とか指定管理者になっても経営が成り立つように市の方で工夫して、その団体にさらに収益になるようなものをくっつけて指定管理者にする気はないか。この1点をお尋ねします。 ○議長(佐藤峯夫君) 石黒市長。 ◎市長(石黒直次君) 門脇議員の再質問にお答えいたします。 最後に御質問あった指定管理者制度のときに、雇用の問題に絡んで、また受けた方が成り立つような配慮ということでございましたけれども、その辺につきましては、まずは現状の施設を、現状やっていただいている業者に、いわゆる制度を移行するに当たっての趣旨、メリットを生かすような方向での約束をしながらやってもらう。それによってスタートラインに立ったときの雇用の問題については、大きな支障は残さないだろうと思います。しかし2年7カ月後、もう一度公募という形で新しく指定管理者を選考する機会、こういったものが出てくる予定になっています。その間に現在、引き受けていただく方も、世の中一般の他の手を上げそうな、またそれだけの力を持ったところと対等に競争できるような、そういう研究と実力をつけるという前向きな姿勢のあるところであってほしい。したがって、急にかえるよということではなくて、現状お願いするところと、常にその辺の状況、情報交換はするし、再度公募するときには、その条件として、今、申し上げたようなことも提示をしながら、それに応じていただくような形でしたいと思います。 また、受けた方が成り立つように何かをひっつけるということについては、場合によっては起こり得るかと思います。そういったことがなくて引き受けることが非常にリスキーなそういった件に関しては、それなりに委託するに当たってのこちらの条件提示、こういったものも出てくるかと思います。いわゆるケース・バイ・ケースでやっていきたいと思っております。 ○議長(佐藤峯夫君) 32番。 ◆32番(門脇彰一君) 再々質問、ありません。これで終わります。 ○議長(佐藤峯夫君) 32番、門脇彰一君の一般質問を終わります。---------------------------------------真崎寿浩君 ○議長(佐藤峯夫君) 通告により、29番、真崎寿浩君の発言を許します。 29番。 ◆29番(真崎寿浩君) 午後のちょうど眠くなる時間帯に質問ということで、眠くならないように大きな声で質問をしたいと思います。内容は伴わないかもしれませんが、声だけは大きくしていきたいと思います。 このたびの質問では、元気のある住みよい地域づくりをするためにということで、3つの項目について質問を行いたいと思います。 平成17年9月20日、仙北市が誕生しました。私は、現在43歳でありますけれども、私にとって歴史的な節目のそのとき、その方向性を定める中において、議員という立場において少しでも携われたことは喜びに感じております。しかし、合併して5カ月がたちました今、私自身、多くの不安と期待とが交錯し、町村合併の意義とは何だったのかなと自問自答しております。ただ単に経費節減のための町村合併では、明るい未来は展望できないと思います。 ちょっとすみません。資料を探している段階で……。新日本地図、魁新聞さんが、いつですか、2005年、平成17年4月10日、つくられたものです。物すごく大切にしているものの一つです。本当に見ると全然知らない名前の市町村が存在したりして、なかなか興味深く見れるものです。本当にありがとうございます。このように、この見出しにもあります平成の大合併。手厚い財政支援を受けられる合併特例法のこのもとにというふうにこの新聞にも書いてあります。 すべての住民が、町村合併による多面的なそれぞれの効果を少しでも感じ取ることができればよいと思うのですが、現在は感じ取るものがない。マイナスの面は、前回の一般質問のときもお話ししましたけれども、除雪が悪いのも合併のせい、そのようにも私は言われております。マイナス面では、多方にわたって感じているのが現状と思います。それプラス我田引水のことわざではありませんが、住民にとって地域エゴは少なからずあると思います。すべての住民が大局的な見地から仙北市全体を見据え、議論をするのであればよいのですが、現在ではそれはできていないと思います。住民がこの場所に住んで、この場所で生まれて、そのことによる満足感が味わえなければ地域の魅力は生まれてこないと思います。 新市の将来像としては、観光産業を生かした北東北の拠点都市づくりと掲げてはおりますが、前回もまたこのこともちょっとお話ししましたけれども、住んでいる住民が地域に対して不満、不平ばかり漏らしているようなところには、ほかからは観光客などは来てくれない。魅力は感じられないものだと私は思います。そこに湖の田沢湖があるとか、そこに武家屋敷がある。そこにカタクリの花があるとか、ただそれだけでは一過性の観光で終わってしまい、次に続くものはないと思います。本当の意味の地域づくり、その基本となるものは人づくりと私は考えます。地域づくりのための人づくり、人づくりのための地域づくり、これはどっちが先か私もよくわかりませんが、元気のある住みよい地域づくりをしなければ、何も新しいものは生まれてこないと思います。 新市の本格的なスタートは、平成18年度からかもしれませんが、施政方針の中では、9月を目途に新しい総合計画を策定する予定となっておりますが、住民にとっては仙北市の進むべき道筋の地域づくりの基本となる部分、それだけでも早急に示すべきと考えますが、最初に総体的な見地から御所見をお伺いいたします。 前段の方が大変長くなってしまいました。次からは、具体的な項目、3つ上げておりますが、1つ目の項目の子育て環境の支援についてです。仙北市、合併してからにおいても、旧町村の施策を引き継ぐ形で子育て支援センターの設置や、どこの市町村、自治体でもやられている乳幼児の医療制度、通称マル福といいます。また、児童手当の支給など、多くの支援が継続してなされております。私も子供4人いまして、大変お世話になっている制度であります。本当にありがたいと思っております。 児童手当の支給については、平成18年度から、国の法改正により小学校3年生終了までの支給が、小学校終了前、6年生終わるまでというふうに改められるとのことで、子育ての支援は幾らかは手厚くなったと認識はしております。本当に助かると私自身も思っております。 国・県の制度上の横並びの施策の中で、我が仙北市においても、横並びのその中のもののみで、仙北市として独自のものが、所得制限が少し緩和になっているとか所得制限がかかっていないとか、ごく一部はありましたけれども、なかなか見当たらない。仙北市独自のものが見当たらないのが現状と認識しております。近隣の大仙市や美郷における、隣ですのでよく比較されております。例えば、大仙市におけるマル福については、ゼロ歳から6年生が終わるまでというふうに、やはりそういう話を聞くと、何か金銭的なことは余り言いたくないんですけれども、やっぱり子供、もう一人あれかなとかなんて、そういうふうに思うのが常かと思います。さらに、仙北市独自の支援体制を充実させ、子育ての環境を充実させながら、少子化に歯どめをかけるべきと思いますが、現状において、仙北市独自のものがあれば、それをお示ししていただきながら今後のことについて、その考え方をお伺いしたいと思います。どなたかの質問にもありましたが、子供は成長すればするほどお金がかかっていくものであります。できれば、その辺も含めての子育て支援という部分での今後の仙北市の考え方、お伺いしたいと思います。 2つ目の項目、特色ある教育環境についてであります。 仙北市は旧3町村それぞれにおいても、先人の築いた文化、歴史、これは大変重きものと思います。ほかの地域よりもそう思います。認識しております。その文教の地、仙北市においても、明日を担う、次の世代を担う子供たちは地域にとって宝だと思います。しかしながら、現在、不安な気持ちを持ったまま子供たちが学校に通っています。昨年12月の定例会においても、また今回も多数の議員より質問が出されております神代小学校改築の件であります。耐震調査、その判定委員会の結果、2月いっぱいにその結果は出るとお聞きしております。2月ももうあと何日かしかありません。そういう中で、まだ公表されないものなのかなと。公表できない理由でも何かあるのかなと。できるのであれば、この場で示していただきたいものであります。早急に、神代小学校が改築されるということを前提に、質問をいたします。 教育長さんにお伺いいたしますが、緊急度の高い危険校舎での子供たちの営み、全くのマイナス効果と比較にならないかもしれませんが、角館の東小学校、西小学校の学校統合、これによる効果、大変聞きにくいことではありますが、どちらについて優先的に考えるのがよいか。また、そのようなことをお考えになったことがあるのか。失礼な言い方ですけれども、子供たちの安全ではないという事実に対する認識はおありですか。御見解をお伺いいたします。 12月定例会において、伊藤議員の一般質問、その内容について、その部分が具体的に新聞の記事になったこともあり、私の友人、知人、私も中学校に子供を通わせている親の1人、その親の仲間、いろいろな人から神代中学校、なくなるのかとか、神代中学校の建物、今度、市役所になるのかとかといういろいろな質問がされました。また、それと同時におしかりも受けました。たまたまその質問については、例えての質問だったと、その人には返答をしておりましたが、現実の問題として、多くの父兄が、また神代地区の住民が危機管理を持ったのも事実と受けとめております。 少子化が進む中、神代小学校の改築とあわせて、神代地区の住民は、神代地区の教育環境について関心を持ち、将来について心配しているのが実情です。 教育行政方針にある幼保、小・中・高のつながりを重視した取り組みという文書がありますが、一歩踏み込み、この際、小中一貫校を設立し、独自の特色ある教育環境づくりを目指してはどうでしょうか。細川議員からも質問があったように、その効果は十分に魅力ある地域づくりに結びつくと考えております。     (発言する人あり) ◆29番(真崎寿浩君) その資料は、大変よいことが書いてありました。 先般、神代地区、私の家の裏側で行われましたイベント。おらほの雪遊びという名前でイベントを行いました。仙北市として後援をしていただきました。このイベントの実行委員の一人として、まずこの場をかりて感謝申し上げますが、その場での光景を紹介させていただきたいと思います。 当日は、中学生の子供。身長は私くらい大きい子もいっぱいいました。その中学生と一緒に小学校の低学年、まだ何人かは保育所、幼稚園の子供もおりました。この子供たちが一緒に雪で遊んだ。やっぱりそういう光景を目の当たりにしたときに、いや、これはすごくいいことだな、子供たちが子供たちをはぐくむ。このことは子供たちの発達の過程で、発育の過程で、また大人になってからも絶対にマイナスにはならないことだと思います。私たちの幼少のころの記憶、実体験そのもので、これが本来の子供たちの姿で、よさなんだなとしみじみ思いました。 今、中学校1年と聞いておりますが、不登校の子供がいると聞いております。詳しい理由は定かではありませんが、小学校と中学校のギャップに戸惑いを感じているのも事実と、私は受けとめております。今までも、多くの機会に、この小中一貫校の設置については論じられてきているところでありますが、近年中には行われるであろう神代小学校の改築、これが行われようとしている今だからこそ、神代地区の教育エリアのビジョンを策定し、改築とあわせて議論すべきもの、進めるべきことと考えますが、教育長さんに御所見をお伺いするものであります。 また、関連して、スクールカウンセラーの配置についてお伺いをいたします。 合併する前の旧田沢湖時代には、神代中学校を拠点に配置になっておりました。大変好評で、このような活用、実践とかというものが資料としてもらっているのは私だけですかね。本当に、その子供、お世話になったというお父さん、私の友達だったり、いろいろな部分でそのようなことで、大変ありがたかったという声も聞いております。全的に見てもそうでしたし、神代に限らず全的にも、またスクールカウンセラーが配置になっていなかった旧西木村からの利用もあったと聞いて、地域においても十分な成果はあったと認識しております。合併した今、新しい年度が始まろうとしている平成18年度は、そうすればその配置は、またその方向性など、その部分についてお尋ねするものであります。 あわせてALT、英語助手の配置、この件につきましてもその方向性を示していただきたいものであります。私の3番目の子供は今小学校5年生です。女の子です。この英語の助手の外人さんから英語のお手紙をもらっておりました。なかなか感動しておりましたが、やはり少しずつでも英語に触れる機会というものは大変重要だと思います。今後の方向性についてお伺いするものであります。 3つ目の項目、均衡のとれた社会資本の整備ということについてです。 合併した当初は、各町村の陳情や要望、数多く残っていることでした。大石議員も質問されておりましたが、そのすべてを受け入れることは、財政的に完了するまでは何年かかるかはかり知れない年数がかかるだろう、そういうふうに思われます。決して切り捨てろという意味ではありませんが、全体的な改良計画、市全体の道路整備計画を明示し、バランスのとれた全体像を早急に示す必要があると思われます。新しい年度としての平成18年度、このときが一番いい機会と私は思いますが、御所見をお伺いいたします。 もう一点、下水道整備についてであります。 あえて、上水道については今回は質問いたしません。その理由として、ある都会からこの地、神代にですけれども、移り住んだ方に言われたことがありました。この井戸水、おいしいど。いや、その人はなまってはいませんが、おいしいと。せっかくこっちへ来て、今度水道が整備になれば薬臭い水、それは、せっかくここで住んでいて、そういうのは飲みたくないな、そういうふうなことを言われておりました。長らく住んでいる私たちが気づかないこと、何か示してくれたように思った場面でありました。確かに、私が住んでいる神代の卒田地区、ここは地下水が高く、私の家の井戸もたった3メートルです。しかし、保健所できちんと検査してお墨つきはもらって大丈夫な水です。本当においしい水です、本当です。ただそのおいしい分、汚染される確率も高い。そのことも事実であります。また同じ神代地区においても、その水について不自由に感じている地域もあることも事実であります。そのことについては答弁は要りませんが、要望するものでありますが、早急な整備をお願いするものであります。 水は高いところから低いところに流れていくのが常でありますが、上流部に住む者の務めとして、排水に対する意識について、いま一度考え直す時期に来ていると思います。 合併浄化槽による処理は、排水を水量の多い河川に放出して初めてその効果が出ると私は認識しております。地域全体で合併浄化槽を整備した二ツ井での事例、地域内に異臭が漂い困っている。そのように聞いております。 下水道事業、集落排水事業、どちらの整備でもよいことではありますが、神代地区においても事業を早急に進めるべきであると思いますが、その整備について御見解をお伺いするものであります。 以前、合併する前でしたか、ちょっとお伺いというか、説明を受けたときには、上水道か簡易水道を整備することが必須であるとお聞きしたように思いましたが、流水に使う水を確保する方法として別の手法ではできないのか、その技術的に可能なのかもあわせてお伺いしたいと思います。 3つの項目で質問でしたが、表題にある元気のある住みよい地域づくり、特色のある地域づくりを目指さなければ仙北市の発展はないと考えますので、住民が合併の効果によってもたらされる事柄について前向きな考えを持てるような答弁を期待して、質問を終わります。 ○議長(佐藤峯夫君) 14時10分まで休憩いたします。 29番議員、御了承ください。                              (午後1時59分)--------------------------------------- ○議長(佐藤峯夫君) 休憩前に引き続き会議を開きます。                              (午後2時10分)--------------------------------------- ○議長(佐藤峯夫君) 29番、真崎寿浩君の答弁を行います。 市長、石黒直次君。 ◎市長(石黒直次君) 29番、真崎議員の御質問にお答えいたします。 元気のある住みよい地域づくりということで、前段に地域づくりは人づくりということでお考えを拝聴いたしました。全く私もそのとおりだと思っております。いろいろな形での人づくりへの関与の仕方、あると思いますけれども、これも先ほど言われましたように、観光産業を生かした北東北の拠点都市という中で、やはり住民が自分のところを誇れる地域でなければ、よそにも胸を張ってそれを紹介することができない。これは、農業を初めいろいろな産業、産物についても同じことではないかというふうに私自身も常日ごろ思っておりまして、今までも何回か口にしたことがございます。そういった人づくりの中で、子育て環境の支援ということでありましたけれども、子育て支援に関しましては、基本的にはこれまでの3町村の取り組みを引き継いでまいりたいというふうに思っております。 今回の定例会の一般質問の中でも類似の御質問ございましたので、繰り返すことにはなりますけれども、保育事業につきましては、保育園の数が1つふえます。また、子育ての支援センター、これも1つふえた形で、保育園に通園されている方のみならず、在宅で子育てをし、いろいろなお悩みを持っておられる方、こういった方の相談に乗りながら子育てへ支援をしていきたいというふうに思っております。 また、平成18年から内部的に変わる制度として児童手当制度、これも真崎議員、触れられましたけれども、豊かで活力ある社会を将来にわたって維持していくために、これからの未来を支える子供が、心も体も健やかに育ち幸せになるために、その費用の一部を児童手当として支給するものでありますが、子供と暮らし、子供を養い、そして守り、育てる方の生活を安定させ、生活の質が高まるよう支援するための制度でございます。 第一子、第二子、月額5,000円。第三子は1万円ということですが、この制度が平成18年に法が改正になります。その結果として、これも真崎議員みずから触れられたと思いますが、今まで小学校第3学年修了前の子供を養育している方に支給されていたものが、この平成18年の改正によりまして、小学校修了前の子供を養育している方にまで範囲が広がることになります。 また、もう一点、所得制限の制限額の変更があります。引き上げになります。このことによりまして対象となる児童数はふえることになります。この財源は国が3分の2、県が6分の1、そして市が6分の1という従来の負担から、国、県、市ともに3分の1という負担になりまして、市としては財政的に負担がふえることになります。しかしながら、市としては子育て支援の一つの大きい柱として、この新しい制度で子育てをバックアップしていきたいというふうに思っております。 2点目の教育環境関係のことにつきましては、教育委員会から答弁していただきます。 3点目の均衡のとれた社会資本整備という中にありまして、第1日目の大石議員の御質問にもありましたように、またそれにお答えしましたように、道路、下水、こういったものについて均衡ある整備ということを主眼に、しかし、今までの継続した要望、そして合併したがために新しく必要性を増してきたもの、そういったものを勘案しながら、緊急度の高い、そして重要性のあるものという観点から優先度をつけ、逐次進めてまいりたいというふうに思っております。 その中で、下水に関しましては、これまた大石議員の一般質問のときにお答えしましたけれども、旧田沢湖地区におきまして、田沢地区で農業集落排水の事業が平成17年度に調査計画が行われておりまして、平成18年から工事着手の予定であります。当初の田沢湖での予定といたしまして、これが平成21年度に終わった後、森腰・神代地区、こちらの方の計画に着手予定だということで、現在のところその路線の中で考えていきたいというふうに思っております。 下水の処理の方法につきましては、合併処理浄化槽、この中にも、浄化槽整備の中で市町村設置型と個人設置型といういろいろな方式、それは先ほど御質問の中にあったように浄化された後処理する、水のあるなし、その地域の特性にあった方式を選びながら整備を進めていきたいというふうに思っておりますが、先ほど申し上げましたように、現在、着手しておる工事、それから、仙北市全体の中でのいわゆる格差のないバランスのとれた社会資本の整備という考え方の中で、着手順序、優先度を考えながら、計画を練り上げていきたいと思います。また、そういう計画が固まった段階で、議会の方にもお諮りしながら進めてまいりたいというふうに思っております。 以上です。 ○議長(佐藤峯夫君) 小林教育長。 ◎教育長(小林一雄君) 真崎議員の御質問、4点ほどあったと思いますので、私の方からお答えいたします。 第1点の神代小学校の改築につきましてですが、危険な校舎という点では認識してございますけれども、この角館の統合小学校と神代小学校の改築につきましての手法が基本的に異なってございます。 角館の場合は、6年ほど前から学校のあるべき姿ということで研究会を持ち、そしてその中で西小学校の耐力度の問題が上がり、そして、耐力度調査を実施し、そして危険校舎の認定を受けた。そのことを受けて、あるべき学校の姿ということで統合小学校構想をまとめて、御理解を得て、統合小学校へのいわゆるスタートを切って、基本設計、そして実施設計、そしてことしというふうに進んできたという経緯でございます。 耐震度調査の神代小学校は、耐震度調査をしますと、その震度の状況に合わせて、それをどう補強するかという設計が、必ずその設計の方に進まなければいけない道筋がございます。そういう観点で、このたびの耐震度の補強設計につきまして業者に依頼をし、その設計を判定委員会にかけて、その判定委員会の結果をこの2月末にいただく、こういうことでございます。2月には2回ほど判定委員会が実施され、その結果と、その結果に対する意見書をまとめている最中だそうでございますので、間もなく2月末ということでございますが、その結果、判定書意見書が出てくる、こういうことでございます。 いずれにしろ、この工事は早めなければならないし、危険な状態ということでありますので、一日も早いということが望まれておりますので、その方向に向けて進みたいということでございますので、角館と神代の優先度というよりも、これまでの手法の違いによって、若干、日時といいますか、取りかかる年度が違っているという御認識をいただきたいと思います。 2つ目の神代地区の教育環境ということでございます。 特色ある教育環境ということでございますが、私は、地域の子供が一つの流れの中で、共通意識の中で育てるということは大変大事なことだと思っております。特に、神代地区の場合は、就学前の幼保の統合施設といいますか、接近施設といいますか、それと小学校と中学校がこれほど接近している、そして連携が保ちやすい地区というのは、この仙北市内でもございません。この特徴を、やはりしっかりと生かした教育環境整備ということが要求されてくる、こういうふうに考えているところでございます。 まず、対策としまして、今、神代小学校の改築の問題については触れましたけれども、この判定の意見書を受けて、やはり、いずれにしても幼保と小学校と中学校の近接関係といいますか、連携がとれる距離関係、これはしっかり守られなければならない、守っていくべきだ、こういうふうに考えております。といいますのは、やはり今、幼保とそれから小学校の連携というものが大きな課題になってございます。秋田県でも幼保の推進課で、平成18年度から幼保の先生と小学校の先生が相互交流をするという事業がございます。その事業に私ども手を上げてございます。これは、幼稚園、保育園の先生方が自分たちの教えた子供たちが小学校でどんな活動しているのか。そして行く場合に、小学校ではどう受けとめて、どういう課題を感じているのか。そして、先生方はどういう苦労をしながら取り組んでいるのかということで、幼保の側からそういう問題を考える。さらには、小学校の先生が、幼保の実際の場に出向いて研修を積む。自分たちが受け入れる子供たちが、入学前にどんな活動をしてきているのか。それで、どんな悩みを持ちながら先生方が活動しているのかというようなことと、自分たちが学校で抱えている課題を交流する。そういうことでございます。これは何名かの先生でございますけれども、ぜひ神代地区にその研究に当たる先生方をお願いしたいなと思っているところでございます。 それから、小学校と中学校の関係でございます。 先日、細川議員の方から、品川区の特区のお話ございました。大変、魅力のあるお話でございましたが、実は、神代地区でも、小・中の連携といいますか、そういうものを少し始めてございます。 先ほど、ALTからお子さんがお手紙をいただいたということのお話ございましたけれども、実は英語の授業に、中学校のALTの先生、それから英語の先生が、小学校の方に出向いて小学校の英語指導に支援をする。そういう形でございます。 しかし、これはひとつ英語だけに限らずに、実はこの後、他教科に拡大できないか。特に神代地区の場合、中学校の先生が、あいている時間があれば小学校にすぐ行ける状況でございます。特に私、考えているのは、音楽、美術、体育などの専門性の高いもの、理科なんかも専門性が高いわけですが、そういうものが小学校、中学校、特に中学校の教師が小学校の方のお手伝いできないか。行く行くは、小学校でも教科担任制が導入される動きがございます。そういう先鞭をつける意味でも、そういう中学校の専門性の高い先生が小学校の指導に当たる。あるいは先生方の指導に助言をする、支援をするというような形が、神代地区の場合は、今後、進められるのではないか、こう思っているところであります。 いずれにしろ、そういう中を通して、品川区で実践しております小・中一貫、小学校1年生から9年生までという考え方のようでございますが、その中で、特に5年生、6年生、7年生の連携というのが品川区でも大事にしているようでありますが、私も小学校の5・6年から中1にかけての、そこの連携があることによって中学校の活動に大きな意味が、あるいは豊かな活動を生み出すことにつながるんではないか、こう考えているところでありますので、神代地区をその一つの幼・小・中の連携校の実践地区として位置づけていきたい、こういうふうに考えてございます。 そういう観点で見ますと、校舎改築ということを考えた場合でも、あの地区の中で具体的に進めていくということを基本にして、この答申結果を待って取り組みたい、こう思っているところであります。 スクールカウンセラーにつきましては、これまた細川議員の方から資料がございました。神代地区の取り組みについては、非常に高い成果を上げていることについては、かなり広く知られているところでございます。浅沼先生という方を軸にしまして、長い間の取り組みで大きな成果を上げているところであります。今年度の予算措置では残念ながらつきませんでしたけれども、今回は、秋田県のスクールカウンセラー配置事業に手を上げてございます。その方から配置をいただくこと、さらには、先日の一般質問でもお答えしてございますが、市の中に教育研究所指導主事を置き、教育研究所を設立する予定でございます。その中でも教育相談部門、さらには市立総合病院の臨床心理士である星出先生は、スクールカウンセラーの大曲、仙北の草分け的存在でもございます。そういう意味で、星出先生等のお力、御意見等も取り入れながら、市全体のスクールカウンセラーのあり方について工夫をしてまいりたい、こう思っております。 いずれにしろ、各校に、特に、中学校中心に県の派遣でありますスクールカウンセラーを要請しながら、市としてのいろいろな工夫を組み立てて進めてまいりたいと思っております。 ALTにつきまして、先ほどお話ししたように、ALTは中学校の英語の指導助手として来ているわけでありますが、小学校はもちろんでありますが、地域の英語力の向上にも御尽力いただくということでお願いをしてございますので、そういう点で、特に小学校の英語教育につきまして、特段のお力添えをいただくようにお願いしているところでございますので、よろしくお願い申し上げます。 ○議長(佐藤峯夫君) 29番。 ◆29番(真崎寿浩君) 合併してたった5カ月でその合併の効果を望むという方が実際は無理かもしれません。ただ、そういう中においては、やはり何か予定と違ったことがあれば、合併のせいだとか、原因は、今、町村合併したからだなとかという声は本当によく聞こえてきます。さっきもお話ししましたように、空から降ってくるもの、それさえも、雪でさえも、すぐ積もるのは合併したせいで、雪寄せ・除雪体制が悪い、そのように言われるような状況であります。 ただ、そういう中で、私たち住民というか、先ほど私、申し上げたとおり、人づくりという部分では、それぞれの地域を愛する気持ちをもっと強く住民が持っていけるような体制をとっていただければなと思います。やはりそれぞれの地域が光り輝いて、それが集合体になった仙北市だったらこその魅力ある仙北市になるのかなと思いますので、そのように私は考えております。平成18年度、今、新たな仕切り直しのスタートととらえまして、その辺の見解をお聞きしたいと思います。 また、教育長におかれましては、本当に中身の濃い答弁ありがとうございました。ただ、ちょっと私も勉強不足な部分がありまして、先ほど休憩時間に統合小学校の分、具体的に旧角館議会でも特別委員会を設けたりしていたという部分を先ほどお聞きしたところでありました。その点は私ちょっと勉強不足でした。まして今、説明をいただきました6年前という部分も、私のちょっと認識不足でありました。 ただ、教育長、言われたとおり、神代小学校、危険校舎だという認識は、教育委員会では持っておられることと思います。そういう点で、今月中にはその判定委員会の結論が出ることと聞きましたけれども、いち早く対応していただきますように、多分、判定委員会で補強するとかという場合には、今ある鉄筋の、鉄筋というか柱にまた巻くような形での、かえって子供たちにとって危険が増すような、例えば、廊下に出っ張った柱ができるとかなるやに思います。実際は何となるかわかりません。教室の真ん中に柱が1本、また別に立つかもしれません。それはわかりませんけれども、決して、そういう状況で子供たちは、そういう環境では中身はよくなってこないのかなと思いますので、その辺はいち早く対応していただくことを要望しておきます。 市長にだけ再質問。平成18年度の方向性について、まず人づくりという部分で、そのことについて。 ○議長(佐藤峯夫君) 石黒市長。 ◎市長(石黒直次君) 地域づくりのための人づくりということで再質問ございましたけれども、具体的に、こうやって人をつくるんだという施策をこのたびの4月からの平成18年度事業として取り上げたものは、残念ながらございません。ただ、やはり何をするにも人だということの中で、職員の意識改革もそうですし、それから、地域のことは地域で、自分たちでできることは自分たちでという、そういう言ってみれば意識の持ち方、これが最終的には人というものにつながっていくものだと、私は思っております。したがってあらゆる場面でそのような考え方を持った地域を大事にする、そういう方向性で進めてまいりたいというふうに思っております。 角館高校、県立高校の統合問題が出ておりますけれども、これにしても80年前、県立の第5番目の中学校として角館につくったときに、地域の人たちが、やはり人づくりのためにあれだけの努力をしたというふうに思っております。今までの80年間が丸々だめだったということは決して言いませんけれども、いつの間にか教育についても、特に義務教育を終わった後の地域を担う若い世代の人づくりについて、人任せというか、他人事のような時代が続いたと思います。そういった意味で、高校教育のあり方についても、県の方にも強く意見を申し入れながら進めていきたいというふうに思っております。 ○議長(佐藤峯夫君) 29番。 ◆29番(真崎寿浩君) ちょっと、答弁をいただいていない部分を発見、発見というか、先ほど下水道事業のことで推進を急いでくださいというような要望も含めてのお話をしておりますけれども、その技術的な部分、私、説明聞いたときには、たしか上水道が、簡易水道でも、その流水を確保しなければ下水道の事業はできないというような説明を受けた記憶があるんですが、その手法についてという部分で、技術的な部分、例えば……     (発言する人あり) ◆29番(真崎寿浩君) 市長に……。担当の部長さんから、ひとつその部分、技術的な部分、もし……。よろしくお願いします。 ○議長(佐藤峯夫君) 田口建設部長。 ◎建設部長(田口陽一君) お答え申し上げます。 現在の下水道の整備でございますけれども、個別処理と集合処理ございまして、現在の技術では、それぞれ井戸の水であっても集合処理、それから単独処理に実施するには問題ございません。したがいまして神代地区の場合、密集地については集合処理で対応する。それから、それぞれの家屋が離れております集落については、合併浄化槽処理という形の中で推進してまいりたいというふうに考えております。 ただ、先ほど市長が申し上げたとおり、神代地区の場合については、常時排水路、その他に水が流れていないという、そういう特殊な事情がございますので、そういう特殊性を勘案した上で、今後の事業の決定なりをしてまいりたいというふうに考えておりますので、よろしくお願いしたいと思います。 ○議長(佐藤峯夫君) 29番。 ◆29番(真崎寿浩君) そうすれば、まず人づくりの大切さというような部分で、私、申し上げたかったこと、言うことは言いましたつもりです。 そういう点で、仙北市が、平成18年度、新たなスタートということで、輝ける仙北市になるよう御期待申し上げて、一般質問を終わります。 ○議長(佐藤峯夫君) 以上で、29番、真崎寿浩君の一般質問を終わります。---------------------------------------狐崎捷琅君 ○議長(佐藤峯夫君) 通告により、6番、狐崎捷琅君の発言を許します。 6番。 ◆6番(狐崎捷琅君) しんがりを務めます。できるだけ早く終えたいと思いますので、市長の明快な答弁をお願いしたいと思います。 何回かこの場で、旧角館、それからこの場でも話したと思いますが、私は、今、文部科学省でやって、平成13年から平成22年まで立ち上げなければならない総合型地域スポーツクラブというのを、今、民間で、昔の小学校の体育館が倉庫になったのを改造しまして、体育館に7台ぐらいの卓球台を置いて秋田県で民間の最初のスポーツハウスをやっています。ただし経費がないので、そこにはお母さん方が週2回、子供を抱いて事務をやるのに2人1組でボランティアで来ていただいています。その当番以外のときに、お母さんたちも一緒になって、ぞろぞろとやってきます。あながち体育館が無認可保育所みたいな形態になっているんですが、そういう関係でお母さん方といろいろお話しする機会がございます。そういう中で、お母さん方は非常に元気のいいお母さん方で、そのお母さん方のいろいろなお話、こうしてもらいたいというようなことを私はここで述べたいというふうに思っています。 まず1つ目は、行政とお母さんたちと、イベント、子育て企画や、講演会を協同で行う方法を考えられないか。従来は、行政の方で知らせて集まるという感じですが、お母さんたちも一緒にやりたいわけです。そして、本当のこういうことをやりたいという企画は、子育ての私たちがわかるんじゃないかという、本当にやりたいものは私たちがやるというようなことで、企画は自分たちがやる。そして場所とか事務的なものは行政、それから公的な線では行政でやる。そして、実際の運営は両方でやる。後片づけは両方でやる。手配りのチラシはお母さんたちがやる。そういう方法ができないか。やりたがってうずうずしているわけです。そういうお母さん方。また、この運動に参加してください、こういう企画に参加してくださいという中で、お母さん方を集めることができるんじゃないかというようなことなわけです。 このグループのお母さん、集まってくるお母さんたちの中では、県外から角館にお嫁さんに来て、だんなさんは仕事に出ていて、子供が泣くときにどうすればいいかわからなくなって、その子供をたたいてやりたいとか、置いたままどこかへ行きたい、そういうふうに思うことが多々ある。私はそういうことを頭に浮かべながらこの通告書を書いているときに痛ましい事件が、保育園児が2人殺されるというようなこと、やっぱり、あれも悩みだと思うんですね。 2番目は、お母さんたちがそういう悩みをどこにぶつければいいかということで、悩みをどこに相談したらいいかと。例えば、いろいろお母さんたちが子育てで悩むわけです。そうすると、健康センターの方に悩むところありますよと、お母さん方が例えば行きます。健康センターの方に行くと、私たちは、子供の発育とか、そういうところの相談には乗るけれども、そういうようなことを言うと、そのうちまあいいかということで、だから、本当に悩みはどこに相談すればいいかというようなことで悩んでいるというのが第1点。 それから、ここのところは私はしっかりとまだ調査しなくて、非常に申しわけないんですが、そのお母さんたちが言うには、保育園に保護者会があれば保護者会で相談することができると。でも西木とか、田沢湖の方には保護者会があるんですが、角館の場合は、保護者会があるところと、ないところがあるようだというふうなことを言っていますが、そこのあたり、本当にそういうことがあるかどうか、全部に保護者会があるか、あるいはないのか、そこのあたりもあわせて質問したいと思います。 2番目は、平成19年秋田国体は、北東北の観光拠点都市としての仙北市を売り出す非常によい機会だと思います。全国からたくさんの国体関係者が来ますし、この担当のカヌーとか、野球とか、とりあえずあるそれ以外に、やはり、秋田県に来た国体の関係者が帰りに寄るということも、当然、たくさんの方が来られるというふうに私は考えます。そうした場合に、ホテルがないとか、そういうことではいけないし、前の国体のときは、秋田は民宿でした。ですから、やはり、この機会に、今はグリーンツーリズムとかエコツーリズムとか、そういう言葉でいろいろ出ていますが、そういうホームステイというか、そういうものをきちんと今からつくっていく必要があるんじゃないか。特に、今は農家民宿の必要性とか、観光と農業と結びつくのは農家民宿だというふうに言われています。でも、みんなグリーンツーリズム必要だと。県会議員も選挙に立つときはグリーンツーリズム必要だと言います。我々議員なども、皆グリーンツーリズム必要だと言います。じゃ、具体的にどのように立ち上げるかということになると、はたととまってしまいます。先日の一般質問で私が話した税金をNPOに免除する制度とか、いろいろなことをクリアしなければNPOではやっていけないし、そういうことを一つ一つクリアしていかなきゃならないので、一体、石黒市長も、グリーンツーリズムを言っていますが、どのようにして、例えば、行政とか観光協会とかNPOとか農協団体とか、株式会社とか、全国的にはいろいろなところでやっていますが、どこで一体やりたいのか。そこのところをお聞きしたいなというふうに、これが第2点目です。 第3点目は、市長は民間の出身の市長ですので、会社の時代にはQC運動、ちょっと発音が悪いんですが、QC運動というのは、クオリティーコントロール、品質改良ですね。そういう運動があったはずです。これの仙北市版みたいなものをつくられないか。これを、合併に伴う合併効果を上げるために職員の士気を高める方法がないかということで全国の例を調べてみました。そうしたら、たまたま角館の姉妹都市の大村市、今は仙北市の姉妹都市の大村市でこの制度をもう立ち上げています。その制度を御紹介して、二番せんじになるか盗作になるか、ちょっとあれですが、いいものはまねてもいいわけですが、そのことをお伺いして、私の3番目の質問にしたいと思います。 職員の提案制度導入をと、職員の資質向上はいつの時代にあっても必要な対策であります。特に、最近のように財政難、地方分権、リストラ職員の削減という時代にあっては、まず第一に取り組むべき課題であると思います。 こうした観点から、仙北市の姉妹都市である大村市では、職員から施策提言を受け付ける職員提案制度と、職員グループの研究を支援する自主研究グループ活動育成制度を創設したと伝えられています。職員提案制度は、行政運営の改善、事務能率の向上、経費節減などのあり方について、職員に建設的な提案をしてもらうもので、審査会で審査し、優秀なものは市長が表彰するものです。職員の潜在能力を開発、再発見するために、本市でも職員の提案制度を導入すべきと考えますが、市長のお考えをお聞きします。 もう一つの大村市の取り組みは、自主研究グループの活動育成制度の問題であります。職員の政策立案能力を高めるために、2人以上のグループが行政運営の効率化や地方自治に関する課題などの研究に取り組むための提言です。この職員政策立案能力というのは、最近では議会でも議員が政策立案能力を高めなければならない。議員提案条例とかもこれからはつくっていく時代だということで、私たちも勉強しなければならない時代に入っていると思いますが、今、この場合は、職員の政策立案を高めるためにこういうことをやったらどうだということなんです。これは事前審査をして、長期の課題に取り組む研究グループに、大村市の場合は5万円を上限に研究経費を支給し、研究成果は市長に報告するということで、職員のやる気を助長するのには適切な方策であると考えます。この自主研究グループの活動を育成することについては、いかがお考えでしょうか。以上、この点について質問します。 以上で、私の質問を終わります。 ○議長(佐藤峯夫君) 答弁を行います。 市長、石黒直次君。 ◎市長(石黒直次君) 6番、狐崎議員の一般質問にお答えいたします。 3点あったわけですけれども、1点目の子育て支援の関係でありますが、具体的な提案として、行政とお母さんたちとでイベント、子育て企画や、講演会等を協同で行う方法が考えられないかという御質問でございました。 子育て支援に関しましては、本定例会一般質問の中でも何度か取り上げました。市としてもさまざまな支援策は、まあ、さまざまと言えるほど数多くはありませんけれども、申し述べさせていただきましたが、その中の子育て支援センター、この役割として何があるかということを申し上げますと、育児相談、また、育児講座・講演会、体験活動、交流活動、育児サークルの育成と、育児サークルへの援助、また、園の開放というようなことが挙げられております。まさに今、狐崎議員が御提案になったものにぴったり当てはまるものだと思っております。こういったことが子育て支援センターの事業としてやられているということのPR不足も感じますので、市としてもこういったことを、とりあえずは、今、そういう要望のあった方には直接お話をする方法を考えるとして、全体的にわかっていただけるような努力をしたいというふうに思います。 また、先ほど保健センターで御相談されて、うちとは違うよということで、いわばそこで途切れてしまったということがあったようですけれども、これについても、全職員再度、物を尋ねられたときには、そこで自分のところとは違うという対応だけではなくて、相手が何を期待し、何を要望するかということを理解する能力、これは就任のときに職員全員にお願いした件でございますけれども、そういったことをさらに高めて、そして、たらい回しではなくて、本当に必要とするところを紹介してあげられるような職員の体質づくりをしていく必要があるというふうに痛感をいたしました。 それから、悩み事の御相談ということでありますけれども、これについても、同様、子育て支援センターで御相談をいただければ対応できると考えております。お話の内容によっては、専門的な知識を持ったどなたかをまた御紹介したりしていただいて対応しなければいけない件も出てくるかと思いますが、市の一つの、今、お話しありました悩み事相談の、子育てに関する悩み事相談については子育て支援センターの方で対応いたしますので、ぜひよろしくお願いします。 また、それに関連して、各保育園の中で保護者会が全部にあるのかどうかというお話がありましたけれども、仙北市内の各保育園には、すべて保護者会はございます。つくられております。ただ、保育園の性格上、保育に欠けるということで、保護者の方が日中必要なときに常に集まれる状態かというと、これは必ずしもそうじゃないケースが多いかと思いますので、その保護者会でどのようなことを御期待になっているか、先ほどの御質問の中では、ちょっとわかりかねたんですが、いずれ保護者会はございますので、保育園の方を通して、また保護者会の役割を十分に生かすようにしていただければと思います。 それから、2点目のグリーンツーリズムの件でありますが、これを口では言うけれども実際どうやって推進していくのかということでありますが、仙北市の中では既にグリーンツーリズム活動といいますか、実際に実行している団体なりグループ、こういったものが数多くあります。例えて言えば、NPO法人田沢湖ふるさとふれあい協議会、それから、たざわこ芸術村、また西木村グリーンツーリズム研究会、こういったところで、既に実施しているわけでございまして、県内の農家体験の約3分の2をこの地区で引き受けているというふうに聞いております。こういった先進的に進めている人たちを核にして、これからやってみようという方たちにも、ぜひそういった先進者の意見というか、経験を取り入れていただき、今後、ふえることを期待したいというふうに思います。 学校、いわゆる修学旅行の延長として、グリーンツーリズムというものが考えられた部分もありますが、これからは家族でゆっくりと農家体験をしていただくというのも、この地域の一つの行き方だというふうに思います。そういう流れに対応するのも、このグリーンツーリズムの受け入れの一つではないかというふうに思っておりますので、各団体と連携をとりながら、情報を一元化して、そして、この地域での滞在をぜひ長く持ってもらえるように行政としても努力をしたいというふうに思います。 それから、職員の資質向上のための対策として、大村市でやっているということの提案制度、自主研究グループということについてでありますが、大村市でこのような取り組みをしているということについては、私自身も勉強不足で、そこまで知りませんでした。これについては、よく大村市の内容を私自身も勉強いたしまして、本市として取り入れられる内容については、前向きに取り入れていきたいというふうに思っております。 提案制度については、これは今、新しく出たやり方ということよりも、古くから繰り返し繰り返し、されてきたことで、その中からいい提案が採用され、現在の職務の進め方に生き残っているものもあると思っております。 1つだけ旧角館の例を言いますと、平成14年1月ごろに、行政に対する職員提案を募って、3つのテーマ、事務改善、それから市街地活性化対策、雇用対策、こういうテーマに対して、トータルで225の職員からの提案を得て、優秀なものは町長が表彰し、そして、実際の仕事にそれを反映させたということを聞いております。同じやり方というのはどうしてもマンネリ化しますので、それがずっと継続してはおりませんけれども、また今、合併した仙北市の中で、職員意識の向上、資質の向上ということの方策としてこの提案制度、それから自主研究グループの活動、こういったことを、ぜひ大村の例も参考にしながら、先ほどの人づくりということ、ございましたけれども、そういった方向へ向けて役立てていきたいというふうに思っております。 以上で、答弁を終わります。 ○議長(佐藤峯夫君) 6番。 ◆6番(狐崎捷琅君) これは答弁は要りませんが、健康センターの職員によく話しておくと言っておりましたが、非常にやさしいし、応対もいいし、そういうことは必要ないんで、私はそういうことを言ったのではなくて、接遇を言ったのではなくて、どこに相談すればいいかということが、お母さんがわからなかったということなので、今子育て支援センターでというふうに答えてくださったので、これをもっとお母さん方に、悩みは子育て支援センターに行ってくださいというふうにもっと宣伝していただきたい。くれぐれも、このセンターの方の職員をしからないでください。よろしくお願いします。 もう一つは、私は、田んぼがないのでグリーンツーリズムではないんですが、エコツーリズムというのをやっています。ホームステイ村というのをインターネットで立ち上げて、ホームステイ村、主に外人の方が多く、いろいろな世界各国から泊まりに来ますが、これがもっといろいろなところに広がっていけばいいなと思います。 でも、市長がおっしゃったのは、個々の団体の方が団体に広がっていくと、これではやっぱり広がらないと思います、私は。やっぱり行政がもっとタッチして、本腰を入れてグリーンツーリズムを広げていって、そして、たとえ民間でやるにしても、そのテイクオフをやっぱりきちっと、ランディングして、テイクオフしたら、後、放してもいいですから、そういうことをやっていかないと、私は、これは民間はほうりっ放しと、よく民間でということを言いますが、民間でということは、ほうりっ放しということではないわけですから、やはり行政がきちんと対応して、そして行政から離れていってテイクオフできる、ひとり立ちできるということが大切なことなんじゃないかなと思います。 例えば、NPO法人田沢湖とかのグリーンツーリズムにもいろいろ問題点が、自分のところに回ってこないとか、会員の人はいろいろな問題点もたくさんあるようです。やっぱり、もっとたくさんいろいろなものが、このグリーンツーリズムの団体があって、これが発展していくんじゃないかなと思いますので、そういう方面の対策をぜひお願いしたいということで、答弁は要りませんので、お願いして私の質問を終わります。 ○議長(佐藤峯夫君) 以上で、狐崎捷琅君一般質問を終わります。--------------------------------------- △散会の宣告 ○議長(佐藤峯夫君) 本日の日程は全部終了いたしました。 なお、今定例会の一般質問も全部終了いたしました。 よって、本日はこれにて散会いたします。 市長、お疲れさまでした。                              (午後3時04分)...