北秋田市議会 > 2022-06-21 >
06月21日-03号

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  1. 北秋田市議会 2022-06-21
    06月21日-03号


    取得元: 北秋田市議会公式サイト
    最終取得日: 2023-04-03
    令和 4年  6月 定例会       令和4年 北秋田市議会6月定例会会議録                        (令和4年6月21日)第3日目 令和4年6月21日、北秋田市議会定例会は、北秋田市議会議事堂に招集された。1、出席議員は、次のとおりである。     1番  福田牧子         2番  三浦倫美     3番  虻川 敬         4番  永井昌孝     5番  佐々木正史        6番  松橋久敏     7番  福岡由巳         8番  久留嶋範子     9番  杉渕一弘        10番  五代儀義富    11番  堀部 壽        12番  中嶋洋子    13番  板垣 淳        15番  佐藤文信    16番  佐藤光子        17番  長崎克彦    18番  小笠原 寿2、欠席議員は、次のとおりである。    14番  佐藤重光3、地方自治法第121条の規定により、会議事件説明のため出席した者は、次のとおりである。 市長       津谷永光   副市長      虻川広見 教育長      佐藤昭洋   総務部長     小松正彦 財務部長     佐藤 進   市民生活部長   水木正範 健康福祉部長   三沢 聡   産業部長     佐藤栄作 産業部政策監   金澤 誠   建設部長水道局長 西根弘樹 教育次長     小坂竜也   会計管理者    宮腰正樹 消防長      長岐篤市   総務課長     金 英則 総合政策課長   長岐孝生   財政課長     加賀光也 市民課長     小笠原 武  福祉課長     山本明美 高齢福祉課長   鈴木雅昭   商工観光課長   佐藤義隆 都市計画課長   高橋将樹   建設課長     藤原甚英 生涯学習課長   小塚重光4、職務により議場に出席した事務局職員は、次のとおりである。 事務局長     米澤田茂   次長       石上和彦 副主幹      松岡繁広5、会議事件は、次のとおりである。       令和4年 北秋田市議会6月定例会議事日程                               (第3)      開議 日程第1 一般質問 質問順序            1. 2番 三浦倫美            2.17番 長崎克彦            3.13番 板垣 淳            4. 7番 福岡由巳 ○議長(堀部壽)  おはようございます。 ただいまの出席議員は定足数に達しておりますので、直ちに本日の会議を開きます。   (開議)                    (10時00分) ○議長(堀部壽)  なお、14番 佐藤 重光議員からは欠席届が提出されております。 日程に入る前に、1番 福田 牧子議員から発言の申出がありますので、これを許可します。 1番 福田 牧子議員。 ◆1番(福田牧子)  議長より発言の許可をいただきましたので、昨日の一般質問で発言いたしましたNPO法人の名称及びカフェの名称の発言を取消ししたく申出いたします。どうかよろしくお願いいたします。 ○議長(堀部壽)  ただいま福田 牧子議員から申出がありました発言の取消しについて、これを許可することにご異議ございませんか。   (「異議なし」の声) ○議長(堀部壽)  ご異議なしと認めます。 よって、福田 牧子議員からの発言の一部取消しの申出は許可することに決定いたしました。 ○議長(堀部壽)  それでは、日程順に進めてまいります。 あらかじめ申し上げます。 本日も登壇にて発言の場合はマスクを外して発言いただき、それ以外はマスク着用のまま発言されるようお願いいたします。また、傍聴席もマスクの着用をお願いいたします。 日程第1、一般質問。 一般質問を行います。本日も質問者全員が一問一答方式を選択しております。質問時間は1人30分以内とし、再質問の回数制限はありません。ただし、遡りの質問や通告外の質問の波及は認めませんので、通告項目に沿って質問されるようよろしくご協力をお願いします。 また、当局の答弁の時間は特に設けておりませんが、簡潔明瞭な答弁を望みます。 なお、市長には議長の許可を得て反問を認めておりますので、ご了承願います。 質問事項は事前に通告を受けておりますので、順次発言を許可します。 最初に、2番 三浦 倫美議員日本共産党議員団、ご登壇ください。 2番 三浦 倫美議員。 ◆2番(三浦倫美) (2番 三浦 倫美君登壇) 2番 日本共産党議員団、三浦 倫美です。 一般質問を行います。 1、公共交通の拡充を。 ①公共交通利用促進の取り組みについて。 1)北秋田市路線バススーパーマル得定期券「じょうもんパス」及び公共交通拡充の取り組みの成果と課題は。 公共交通の拡充へ。乗って残す、使いながらよくしていく利用促進の取組は大変重要であると思います。とりわけ今年度4月から新たに実施されている北秋田市路線バススーパーマル得定期券「じょうもんパス」は、北秋田市内だけでなく、上小阿仁村、大館、鹿角、能代エリアでも秋北バス路線で乗り降り自由の定期券に市が助成し、乗れば乗るほどお得なフリーパスで、当初予算で376万6,000円計上されています。これは当局とバス事業者と市民が積極的に関わり合って、乗って活用して、かけがえのないバス路線を継続させていこうという当市にとって活気的な取組であり、今後、公共交通拡充前進への大きな一歩であると思います。住民の方からもとても助かる、光が差したと、公共交通拡充への希望の声も寄せられています。 4月から始まったばかりではありますが、現時点での「じょうもんパス」の成果と課題及び公共交通の取組の成果と課題についてお聞きします。 ②交通弱者への対策強化を。 1)交通弱者の要望に寄りそった対策強化をすべきと考えるがいかがか。 市内の公共交通は地域によっては、既にバス路線が廃止されていたり、通院や買物、用足しなど、生活を支える公共の移動手段が不十分であり、住民の方々から陸の孤島だ、暮らしていかれないなどの声が多数寄せられます。 また、個々の集落ごとの不便さも一様ではなく、それぞれに違いがあります。不便な地域よりも、さらにもっともっと不便な地域もあり、格差も拡大しています。多様な不便さをどう改善していくか、住民要望を十分把握し、最善の対策を共に考え合っていく、住民と双方向の取組が重要です。交通弱者の要望に寄り添った対策強化をどのように考えているかお聞きします。 2、「水田活用の直接支払交付金」の見直しを中止するよう国に要請を。 農家の方から必死の訴えが寄せられました。水田活用の直接支払交付金の見直しがされたら、農業を続けていかれなくなる、耕作放棄地が増えるだけだ。農家の方々は、これまでも目まぐるしく変わる農政の中でも転作にも協力し、気候の変化の影響にも大変な努力を重ねて、踏ん張って農業を続け、私たちの食を支え、地域経済を支えてこられているのに、この見直しによってさらなる苦難に直面しています。農家の方々の苦悩に接し、私は地域の土台が足元から崩れていくような危機感を感じました。この苦難を何とか食い止めることはできないかという思いから、次の2点についてお聞きします。 ①「水田活用の直接支払交付金」の見直しによる農家や地域への影響をどのように認識していますか。 ②「水田活用の直接支払交付金」の見直しを中止するよう国に要請すべきと考えますが、市の対応についてお聞きします。 3、危険空家対策の拡充を。 ①危険空家対策の現状と今後の方針は。 1)大雪による倒壊等も含め、危険な空家の把握の状況は。 管理されないまま劣化し、危険な状態になっている空き家は地域の悩みでもあり、社会問題となっています。特に今年の大雪は、空き家への大きなダメージとなり、劣化を加速させたことと思われます。大雪による倒壊なども含め、危険な空き家の把握の状況をお知らせください。 2)「特定空家等解体撤去補助事業」の予算の拡充と早期解決への改善策は。 空き家の解体撤去には、多額な費用がかかることから、所有者の方も解体したい気持ちはあっても費用面でなかなか実行できず、悩んでおられる現状があります。 私は、平成28年12月議会と平成29年6月議会の一般質問で、危険空き家解体補助制度の実現をと繰り返し提案させていただき、また当局も制度の研究、検討を重ねられ、その後、特定空家等解体撤去補助事業が実施されています。補助率は補助対象経費の2分の1、上限50万円、年間予算として4件分を見込み、200万円となっています。予算については対象件数が多い場合など、拡充させる必要があるのではないでしょうか。また、一刻も早く地域の安全を確保するために、早期解決への改善策が必要ではないでしょうか。 現在、対象となる特定空家等の認定など、年度単位で手続を進め、事業が行われているように認識しておりますが、対象家屋の危険度から見ると、今すぐにでも解決をと願いつつ、もどかしさも否めません。様々な手続、関係者の方々との話合い、段取りなど、大事なプロセスが必要な事業であることは承知しておりますが、可能な限り早期解決ができるよう改善策が考えられないかお聞きします。 以上、壇上からの質問を終わります。 ○議長(堀部壽)  当局の答弁を求めます。 市長。 ◎市長(津谷永光) (市長 津谷 永光君登壇) おはようございます。 ただいまの三浦 倫美議員のご質問にお答えをしてまいります。 初めに、大きな項目の1です。 公共交通の拡充をの①公共交通利用促進の取り組みについてとして、1)と②の交通弱者への対策強化をとして、1)のご質問につきましては、関連がございますので一連、一括して答弁をさせていただきます。 まず、「じょうもんパス」、これにつきましては、全市民を対象に利便性の向上と利用者の負担軽減を図ることを目的としたほか、これまでのバス事業者に対する運行費支援にとどまることなく、市民、事業者、市が一体となってバス路線を維持することを狙いとした取組であります。 5月末日現在の「じょうもんパス」購入者は、延べ人数で65歳以上が32人、65歳未満が38人となっておりまして、1か月定期購入者においては高いリピート率で、3か月定期への移行もあるなど、順調に推移をいたしております。 この「じょうもんパス」の導入により、利用者の負担軽減と行動範囲が広がり利便性の向上が図られているものの、福祉輸送等仕組みの異なる交通手段との整合性など課題もあることから、昨日の福田 牧子議員にも答弁をさせていただきましたとおり、高齢者等交通弱者の多様なニーズに対応するため、バス事業者との協議を進めるほか、新たな地域公共交通計画の策定において検討してまいります。 次に、大きな項目の2の「水田活用の直接支払交付金」の見直しを中止するよう国に要請をの①「水田活用の直接支払交付金」の見直しによる農家や地域への影響をどのように認識しているかというご質問でありますけれども、今般、国から水田活用の直接支払交付金の見直しが発表され、今後5年間に一度も水張りが行われていない農地は交付対象水田にしないなどの方針が示されたところであります。 見直しが実施された場合、交付金を受けるには水稲と畑作物のブロックローテーションなどの対応が必要となるため、地域において産地形成をどのように図っていくのか検討が必要となるほか、条件不利地においては、耕作放棄地の拡大や離農者の増加を懸念をいたしております。 次に、②「水田活用の直接支払交付金」の見直しを中止するよう国に要請すべきと考えるが、市の対応はのご質問であります。 JA秋田たかのすから、生産者が将来にわたって意欲を持って営農できるように、実態を踏まえた制度設計となるよう国への働きかけの要請を受けております。 秋田県市長会においても、制度の見直しを国に対して要望しており、生産現場の実情を踏まえた適切な制度が設計されるよう働きかけてまいります。 また、県では、交付金の現状や課題を整理した上で、生産現場に寄り添った施策を国へ要望することとしており、当市においては、影響が大きいと予想される大豆、ソバに取り組んでいる経営体に対しまして、基礎資料となるアンケート調査を6月末の回収をめどに実施をいたしております。 次に、大きな項目の3です。 危険空家対策の拡充をの①危険空家対策の現状と今後の方針はとして、1)の大雪による倒壊等も含め、危険な空家の把握の状況はとのご質問であります。 危険な空き家の状況につきましては、平成30年度に市内全域を対象とした実態調査により一定の把握を行っておりまして、その分析結果を、昨年度、作成いたしました北秋田市空家等対策計画に記載をしております。 実態調査以降は、自治会等に対し空き家の倒壊や破損などの状況変化に関する情報提供の呼びかけを行っているほか、大雪による倒壊等も含めまして、随時現地確認を行い、危険空き家の現状把握に努めております。 また、苦情等があった空き家につきましては、当該所有者等に対し適切に管理、対処するよう助言や指導を行っており、今後も引き続き対応をしてまいります。 次に、2)の「特定空家等解体撤去補助事業」の予算の拡充と早期解決への改善策はというご質問であります。 議員ご承知のとおり、空き家は私有財産でありますので、原則として所有者等が自らの責任において適切に管理する義務があることから、市といたしましては、助言や指導に努めるとともに、予算の拡充も視野に入れながら、特定空家の所有者等に対して特定空家等解体撤去補助事業の説明を行い、早期解決に向けて取り組んでまいります。 また、空き家問題については、相談内容が複雑化、難解化し、幅広い知識や専門性が必要となってきていることから、県が中心となって、専門知識を持った職員が対応するワンストップ相談窓口を、令和5年度中に開設することが計画されておりまして、空き家の抑制や利活用の推進に向けて、連携して取り組んでまいりたいと考えています。 以上が、三浦 倫美議員からのご質問に対しての私からの答弁でございます。よろしくお願いします。 ○議長(堀部壽)  これより再質問に入りますが、一問一答方式で行います。 2番 三浦 倫美議員。 ◆2番(三浦倫美)  それでは、再質問いたします。 1の公共交通拡充をの①につきまして、公共交通利用促進の取組についてですが、今ある既存の交通機関を「じょうもんパス」も含めて使って残していくと、よくしていくということで、方針としていいなと思っておりますが、もったいないのが周知の課題があるのかなと思っています。「じょうもんパス」につきましても、今年度広報ですとかチラシとか、多数配布されていまして、周知に努めておられるという、私は意識して見ておりますので、目につきますので、分かるんですけれども、よくバスを利用するという住民の方にお話を聞きましたら、知っておられてもう心待ちにして買われたという方もおられる一方で、よくバスを利用しているにもかかわらず、まだこのことを知らない方もおられまして、周知というのは本当に難しいことだなと思うんですけれども、私たちからも言葉で言ったり、いろんな紙の媒体ですとか、様々な工夫が必要だと思いますが、その点について当局としてはどのように考えているかお聞きします。 ○議長(堀部壽)  当局の答弁を求めます。 市長。 ◎市長(津谷永光)  それでは、総合政策課長から答弁させます。 ○議長(堀部壽)  総合政策課長。 ◎総合政策課長(長岐孝生)  お答えいたします。 周知に関しましては、議員ご指摘のとおり、広報に2回とチラシをつくって周知してございます。また、バス事業者の協力もいただいておりまして、バスの中にも掲示させていただいております。でも、まだまだ確かに周知が不足している感は否めないかもしれないので、広報を使いまして、そのほかにSNSなどを使って、さらなる周知に努めてまいりたいというふうに思っています。よろしくお願いいたします。 ○議長(堀部壽)  2番 三浦 倫美議員。 ◆2番(三浦倫美)  周知についてもう一点ですけれども、今のはバスのことでした。デマンドタクシーについても思い込みといいますか、があったんですが、合川地区におきましては、数年前に残念ながら合川地区で経営されていたタクシー会社さんが廃業されたということで、その際にデマンドタクシーもなくなってしまったものだと思い込んでおられる住民の方々が複数おられまして、私のほうからもチラシを持っていって継続していますよと、鷹巣や米内沢のタクシー会社さんが連携して、引き継いでやっておられますよということをお一人お一人気がついたところでお話はしたりしているんですけれども、ここ数年のコロナ禍もあり、住民の方々がそれぞれ孤立化していて、いろんな情報、暮らしの必要な情報共有がなかなかできていなかったりとか、こちらからは、お知らせする側からは一生懸命発信しているけれども、なかなかキャッチされていないということが見受けられるなと。これは大変もったいないなと、せっかくある公共交通も利用されていないということは大変もったいないことですので、この点について、先ほど答弁されたほかにも例えば自治会の方とか高齢者の方の集まりですとか、いろんなご婦人の方の集まり、様々な地域のそういう集まりの中でも機会を捉えて、繰り返し周知していただけるような働きかけというのは考えられないでしょうか。 ○議長(堀部壽)  いいですか。 答弁、市長。 ◎市長(津谷永光) (市長 津谷 永光君登壇) 三浦議員からはデマンドタクシーについて、住民の方々に教えていただいたりしているということに対しまして、心から感謝申し上げます。 先ほどの総合政策課長が述べましたように、この「じょうもんパス」につきましても、デマンドタクシーにしても、周知がやはり少し不足していると考えています。先般、バス事業者ともいろいろ話をさせていただいて、この「じょうもんパス」をどうしたらもう少し知ってもらう方法があるのかなという中で、もちろんバス事業者も努力していただく必要はあるわけでありますが、私どもといたしましても、先ほど課長が述べましたように、広報とか様々な機会を通じて周知するような方策を考えながら、また今、議員からもご指摘がありましたように、例えば高齢者の方々に対しては、例えば自治会の集まりとか、それからあと高鷹大学とか、そういう高齢者の方々の学習する機会があるわけでありますので、そういう際に活用してもらうような働きかけもやはり必要なのかなというような感じがいたしております。 ともあれ、市もそうですし、バス事業者も今一生懸命取り組んでいるわけであります。何よりも市民の方々の足をしっかり確保していかなくちゃいけないというこの事業でありますので、何とかそういう取組をしてまいりたいと思っていますので、よろしくお願いいたします。 以上です。
    ○議長(堀部壽)  2番 三浦 倫美議員。 ◆2番(三浦倫美)  当局の努力として分かりました。 私たちも気がついたところで口コミでどんどん知らせていくという、それぞれの努力も大事だなということも感じました。 そして、②の交通弱者への対策強化ということで、以前質問させていただいたときに住民アンケートを取ったりだとか、住民説明会とかという方法を用いて、住民の方々の実態を把握してより寄り添っていくという答弁いただいたと思うんですが、それは今後どのように実施される計画がありますか。 ○議長(堀部壽)  答弁を求めます。 市長。 ◎市長(津谷永光)  総合政策課長から。 ○議長(堀部壽)  総合政策課長。 ◎総合政策課長(長岐孝生)  お答えいたします。 住民、課題の洗い出しということで、アンケート住民説明会ということで、以前答弁したところでございます。先ほど市長から答弁があったとおり、地域公共交通網形成計画が今年度をもって満了いたします。それで、新たな地域公共交通を策定する年度となってございますので、その機会にアンケート住民説明会を開きまして、声を拾い上げていきたいというふうに考えてございます。 ○議長(堀部壽)  2番 三浦 倫美議員。 ◆2番(三浦倫美)  ぜひ実施をされていただきたいと思います。 そして、先ほど壇上からも申し上げましたが、この不便さの中にも、さらに多様化していて、地域によって大変違うんですね。集落によって、その集落のある場所により、地形により、大変違います。ですので、その住んでいる方の要望も個々に様々であるということは、当局のほうも認識されているということですので、これに対して最大限どのように解決していくかということでは、常に流動的に双方向で実施しながら、実証しながら、またよくしていくというこの繰り返しではないかなと思います。 大事なのがやはり何をどうするかということもそうなんですが、どのようなプロセスで住民の方々の納得を得て、最大限行政としても力を尽くしていくかということで、双方向という形が大事だということでは、先ほどの「じょうもんパス」とも共通するんですが、これは公共交通については生きたものであるし、住民が生きる日々の買物、病院にしても、用事を足すことにしても、命をつなぐ大事な足ですので、これは命をつなぐことでもあるし、取組そのものが生のもので常に変わっていくものだと思いますので、そこを柔軟に今後も検討されていただきたいと思いますので、再度、最後にその決意のほうをお願いいたします。 ○議長(堀部壽)  市長。 ◎市長(津谷永光) (市長 津谷 永光君登壇) 先ほど総合政策課長が述べましたように、市民の方々のニーズとかアンケートなど、そういう機会を通じて吸い上げていきながら、いろいろまたその局面によって変わってくる場合もあるわけでありますので、柔軟に対応してまいりたいなと思っています。 以上です。 ○議長(堀部壽)  2番 三浦 倫美議員。 ◆2番(三浦倫美)  これで終わります。 ○議長(堀部壽)  以上をもちまして、2番 三浦 倫美議員一般質問を終わります。 ○議長(堀部壽)  次に、17番 長崎 克彦議員、清明会、ご登壇ください。 17番 長崎 克彦議員。 ◆17番(長崎克彦) (17番 長崎 克彦君登壇) 17番 長崎 克彦、通告した順に沿って質問をいたします。 まず、第1番として、伊勢堂岱遺跡についてでありますが、伊勢堂岱遺跡は北海道・北東北縄文遺跡群として昨年7月に世界文化遺産に登録されました。これまで関係されたワーキンググループ、そしてジュニアガイドなど、関係された多くの皆様に感謝を申し上げたいと思います。 遺跡の見学者は観光として、あるいは歴史社会学習の場として、それぞれ目標を掲げて見学に訪れていると思います。最近は県内外から、そして歴史学習のため、修学旅行など団体客も見学に来ています。また、遺跡の場所はアクセスの面で大変優れている場所でもあります。 そこで、地域活性化、経済、観光、歴史文化としてどう活用するのか、見学者、研究者などの交流人口を今後どう拡大させるのかを伺いたいと思います。 また、冬期間の来場者への対応はどのようにするのか伺いたいと思います。 そして、体験などの考えは、あるいはまた駐車場、トイレなど、縄文館そのものの建物は十分と考えているのか伺います。 未来にしっかりと引き継ぎ、当市の宝物として残していくことが大変重要と考えております。 次、2番目に、大館能代空港についてでありますが、大館能代空港の羽田3便化は国交省の地方路線活性化のコンテストにおいて、20年5月に応募、7空港のうち4番目の得点で3便化の枠を獲得しました。20年10月に予定されていた増便は、コロナ感染拡大と航空需要の落ち込みなどで、今年4月までずれ込んでしまいました。国交省は来春、成果検証を行い、3往復運航継続の可否を判断するという。 そこで、大館能代空港利用促進協議会での対策と計画について伺いたいと思います。 また、当市は助成も出して実施をしておりますが、搭乗者を今後どう拡大していくのかについてのその取組についても伺いたいと思います。 最後、3つ目、マイナンバーカードの普及促進対策についてでありますが、普及促進については国を挙げて、現在、進められております。住民に対し何がメリットなのか、国・県などが自治体にどう指導しているのか、また当市では、今年度人口の何%を目標にしているのかを伺いたいと思います。 以上、壇上からの質問といたします。 ○議長(堀部壽)  当局の答弁を求めます。 市長。 ◎市長(津谷永光) (市長 津谷 永光君登壇) ただいまの長崎 克彦議員のご質問にお答えをしてまいりますが、大きな項目の1の伊勢堂岱遺跡についての①の遺跡全体の保存活用と今後の在り方についてと②の見学者への対応策はについてのご質問につきましては、後ほど教育長が答弁をいたしますので、よろしくお願いいたします。 初めに、大きな項目の2です。 大館能代空港についての①羽田三便化を定着するための対策についてとして、1)大館能代空港利用促進協議会での対策はというご質問でありますけれども、大館能代空港利用促進協議会では、SNSなどを活用した広報活動をはじめ修学旅行への助成や圏域の翼のほか、新規会員の加入促進や空港ファンクラブ加盟の個人、企業会員への積極的な働きかけなど、より多くの利用者獲得に向けた取組が継続的に進められております。 また、新規事業といたしまして、空港圏域のDMOとの連携のほか、3便化による地方空港からの乗り継ぎのメリットを生かした商品の造成や、圏域住民が飛行機の旅行に目を向けていただくよう旅行教室の実施などが計画をされております。 次に、2)当市での取り組みはというご質問でありますけれども、当市におきましては、議員からもご指摘のとおり市民の利用者に対しての運賃助成や、大館能代空港を利用し市内に宿泊する旅行商品を販売する県外の旅行業者などへ支援を行い、利用促進に努めているところであります。 今年度は、首都圏で伊勢堂岱遺跡のプロモーション活動を予定しており、その機会を捉えるとともに、森吉山や周辺の観光資源のPRをはじめ、県、関係機関と連携し、観光客や交流人口の増加に努めてまいります。 また、市民の利用を促進するため、大館能代空港利用の優位性と助成制度の周知を図るほか、都市交流やふるさと大使など、市が行う事業や行事と連動させた取組を、利用促進協議会と歩調を合わせて進めてまいります。 次に、大きな項目の3、マイナンバーカードについての①マイナンバーカード普及促進対策についてとして、1)カードのメリットをどう考えているかと2)の市内人口の何%まで、今年度の目標としているのかというご質問につきまして、関連がありますので一括して答弁をさせていただきます。 当市では、令和2年2月からマイナンバーカードを活用したコンビニ交付サービスを開始しており、住民票の写しをはじめ各種証明書がコンビニエンスストアに設置しているマルチコピー機から取得可能となっております。 マイナンバーカードのメリットとして、市役所へ足を運ぶ必要がなく、最寄りのコンビニエンスストアで各種証明書を取得できるという利便さから、交付実績は、令和2年度は584件、令和3年度は1,256件と、利用する方が増加傾向にあり、このことにより窓口の混雑緩和にも寄与しているものと考えます。 また、国税の電子申告や健康保険証利用など利活用の場が広がっており、利便性はより高まるものと期待をいたしております。 なお、当市における令和4年5月1日現在のマイナンバーカードの交付状況につきましては、交付枚数1万1,262枚、交付率は36.5%となっており、県平均の41%に対し、4.5%ほど低くなっております。 マイナンバーカードの普及を促進するため、従来から取り組んでおります事業所や自治会などへの出張申請受付を継続するほか、土日、夜間窓口の開設や、県が行う高齢者向けスマホ体験事業と共同した申請受付を実施するなど、あらゆる年齢層への啓発に努め、年度末には県平均を上回るように取り組んでまいりたいと考えております。 以上が、長崎 克彦議員からのご質問に対しての私からの答弁でございます。よろしくお願いいたします。 ○議長(堀部壽)  続いて、答弁を求めます。 教育長。 ◎教育長(佐藤昭洋) (教育長 佐藤 昭洋君登壇) それでは、私から長崎 克彦議員のご質問にお答えしてまいります。 大きな項目の1、伊勢堂岱遺跡についての①遺跡全体の保存活用と今後の在り方についてとして、1)地域活性化と交流人口拡大についての考えはとのご質問でありますが、伊勢堂岱遺跡を含む北海道・北東北の縄文遺跡群がユネスコ世界文化遺産に登録されてから、間もなく1年となります。伊勢堂岱縄文館の令和3年度入館者数は過去最高を記録しました。 現在、コロナ禍が落ち着いてきたこともあり、伊勢堂岱遺跡ワーキンググループなどもガイド活動を再開したことで、修学旅行などの教育旅行や、首都圏からの縄文遺跡群ツアーが増加傾向にあります。 伊勢堂岱遺跡の保存については、世界文化遺産の価値を損ねないように努めてまいります。 活用については、県と連携した記念事業や県主催イベントにも積極的に協力するとともに、第20回北秋田市縄文まつりの開催や公民館事業として大湯環状列石と伊勢堂岱遺跡を含めた学習会を実施してまいります。また、地域おこし協力隊を募集することで様々な視点からの魅力を発信してまいります。 さらに、民間団体でも「土偶チョコ 発掘スイーツ」や内陸線田んぼアートなど遺跡を活用した動きがあり、これらの市内事業者の取組を縄文館で紹介し、市での滞在を促進し地域活性化につなげていきたいと考えております。 今年度は首都圏でのプロモーション活動も予定しておりますほか、イギリスのストーンヘンジビジターセンターでの特別展にも縄文館展示品の貸出しを予定しております。このような機会を生かし、交流人口拡大を図り、引き続き伊勢堂岱遺跡の価値を世界に発信してまいりたいと考えております。 また、国内及び再開されるインバウンドの受入れに向けて、県北地域の世界遺産である自然遺産の白神山地、文化遺産の大湯環状列石と併せたPRを含めまして、秋田県及び関係市町村と連携してまいります。 次に、②見学者への対応策はとして、1)冬期間の来場者に対する対応と、体験などの考えはとのご質問でありますが、環状列石の石の保護の観点から、冬期間の遺跡公開は難しいと考えております。その対策として、伊勢堂岱縄文館ではガイダンス映像の中に空中から撮影した映像を放映しておりますが、様々な要望に対応するため、タッチパネル上であたかも遺跡を歩いて環状列石を見学しているかのような360度VR鑑賞システムなどを導入いたします。国のデジタル田園都市国家構想推進交付金に採択された世界遺産「伊勢堂岱遺跡のXR化」事業として、デジタル技術を活用した遺跡の魅力を発信してまいりたいと考えております。 また、体験につきましても、来館者からの短時間で体験できるもの、伊勢堂岱遺跡でしか体験できないものという要望に応え、伊勢堂岱遺跡を象徴する板状土偶のペーパークラフトを検討しております。 これらの事業により、来場者の増加が見込まれますが、今年度の予約状況であれば、現在の施設で対応できるものと考えております。 以上が、長崎 克彦議員からのご質問に対する私からの答弁であります。 ○議長(堀部壽)  これより再質問に入りますが、一問一答方式で行います。 17番 長崎 克彦議員。 ◆17番(長崎克彦)  まず、県内2つ、大湯とあるわけで、もうお互いに情報交換しながらやるということで、それも一つ再質問にしてきましたけれども、ここでやるということですから、それはそれで結構なことだと思います。 七戸町の二ツ森貝塚というところはあるわけなんですけれども、ここではコマーシャルにテレビ放映をやっておるわけなんですけれども、それについては、さらに多くしながら…… ○議長(堀部壽)  長崎議員、マスクをお願いします。 ◆17番(長崎克彦)  ごめん、ごめん。もう一回。 ○議長(堀部壽)  続けてください。 ◆17番(長崎克彦)  二ツ森貝塚、そこでは女性がテレビ放映やって、コマーシャルやっているのを見ます。そういった構想というか、考え方ありますかどうか、そこら辺、教えてください。 ○議長(堀部壽)  答弁を求めます。 教育長。 ◎教育長(佐藤昭洋)  生涯学習課長からお答えします。 ○議長(堀部壽)  生涯学習課長。 ◎生涯学習課長(小塚重光)  お答えいたします。 今現在、テレビコマーシャルといったことの考えはございませんけれども、伊勢堂岱遺跡のほうに取材依頼といったものが大変多く来てございますので、そちらのほうには積極的に協力してございますほか、先ほどの教育長の答弁にもございましたけれども、首都圏のほうでプロモーション活動をしていくといったことは今年度の予定に入ってございます。 以上でございます。 ○議長(堀部壽)  17番 長崎 克彦議員。 ◆17番(長崎克彦)  さっきも答弁ありましたが、大変最近多くなっているということで、4月29日、5月8日、大型連休では、昨年の2.3倍、1,734名ほどが訪れていますという報道がありました。大変結構なことだと思いますが、それはそれでよいとして、さらにまず外から来るのも結構なことなんですけれども、地元の人が何か3%ぐらいよりまだ知らないよというふうな声もあるんですが、どのようにそこら辺、把握していますか。 ○議長(堀部壽)  答弁を求めます。 教育長。 ◎教育長(佐藤昭洋)  重ねて生涯学習課長がお答えします。 ○議長(堀部壽)  生涯学習課長。 ◎生涯学習課長(小塚重光)  お答えいたします。 令和3年度の市民意識調査、こちらによりますと、伊勢堂岱遺跡を見学したことがありますかといった質問がありまして、そちらによると31.9%の方が伊勢堂岱遺跡を見学したことがあるといったことをお答えいただいてございます。決して高い数値だとは捉えていませんので、今後も引き続き先ほども答弁あったとおり、伊勢堂岱遺跡と、あと鹿角の大湯ストーンサークル、こちらを組み合わせた事業等を実施いたしまして、地元の方にもより多く足を運んでいただけるようなことを考えていきたいと思います。 以上です。 ○議長(堀部壽)  17番 長崎 克彦議員。 ◆17番(長崎克彦)  そういうふうな形で、もうちょいいろんな団体に呼びかけをしていけばいいのかなと思って、実はうちのほう、今25日に何だか町内会のサロンというのをやっていまして、そこに募集、公民館の活動で募集して見学するというふうな行事やったりしておりますので、各団体に広くまだ市内でも呼びかけすれば見てもらえるし、実際の目でやっぱり見て説明を受けるというのが非常に大事だと思いますので、それを継続して頑張ってくださればいいのかなと思っています。 それで、一番国指定になって、そして世界遺産になったわけですので、いろんな制約があると思うんですが、この間も大館の高校生、バス5台ぐらいで入ったというふうなことも聞いておりましたし、そこで、例えば一般の方でもいいんですが、障害のある方が実際A、B、C、Dまで、4個の遺跡を見たいといった場合に、車椅子は館内に1個ありましたけれども、そういったA、B、C、D、4つを見るといった場合の車椅子、例えば、でないと行けないというふうな見学者が来た場合の対応はどのように考えておるものですか。 ○議長(堀部壽)  答弁を求めます。 教育長。 ◎教育長(佐藤昭洋)  生涯学習課長が重ねて申し述べます。 ○議長(堀部壽)  生涯学習課長。 ◎生涯学習課長(小塚重光)  お答えいたします。 先ほど質問にもあったとおり、世界遺産にもなりましたし、その前から国の史跡という指定がかかってございますので、湯車川を越えて西側約15ヘクタールほどは、いわゆる保存保護区域というものでございます。なので、少しでも手をかけるといったことであれば、遺跡への影響調査といったものを行ってからじゃないと、ちょっと手かけられないといったところでございます。 車椅子でといったお話でございましたが、残念ながら湯車川を越えてからストーンサークルある辺りまで、結構な急な坂道でございますので、現実的には無理であろうなというふうに考えてございますが、ご相談いただければ、ワゴン車クラスの車両であれば、少し上のほうまで上がることができますので、ちょっと規制等かけながら、対応していきたいなというふうに考えてございます。 なお、今のところ縄文館のほうでは、車椅子でといった要望のほうは来ていないというふうに捉えております。 以上です。 ○議長(堀部壽)  17番 長崎 克彦議員。 ◆17番(長崎克彦)  やはり規定が規定で、それこそ世界遺産ですので、簡単には、こちらの意向だけではもう進めないということですので、まずできるだけいろんな方法を使って、そういうふうな方が見学に来ても実際見てもらえると、こういうふうなのを時間多少かかってもやってほしいなと思います。 それで、冬期間はやはり風化などの関係もあって、シートで覆ってしまう、もちろん雪が降る、積もるわけですので、それ以外の保存方法というのはないものですか、よく考えますけれども。あのシートで全部覆ってしまっては、もうそれが定番のパターンだというふうにしか理解、今のところはできませんが、1か所でも見えるような形とかというのはできないものですか。 ○議長(堀部壽)  答弁、教育長。 ◎教育長(佐藤昭洋)  これ、シートかける前に薬品処理もしておりまして、薬品処理をした石の上にシートをかけて雨水が入っていかないように、雪解け水が入っていかないような形をしております。私は、この方法が大変功を奏して石を守っているというふうに認識しております。ほかの遺跡のほうも併せていろんな情報は聞いているわけですけれども、今現在、開発されている保存方法としては、非常に優れた方法であるというふうに認識しております。 ○議長(堀部壽)  17番 長崎 克彦議員。 ◆17番(長崎克彦)  あと、館内はまだぴかぴか、建ててそんなに時間が経過しておりませんので、ぴかぴかでありましたし、トイレなども見てきました。バス、大型バスが3台、5台入っても窮屈じゃないのと言ったら、何もそんなにまたということでありましたので、まあよかったなということで、答えは特になかったけれども、縄文館そのものは今の状況で推移していけるのではないのかなと思っています。 ただ、自分としては世界遺産になったわけですので、北秋田市を売り込みする場合というか、これも一つの手法だと思いますので、大いに売り込みをして、さっき言ったように空港からも近い、小ヶ田内陸線駅からも近い、日沿道も様々利点がありますので、そういったものを大いに利用して、やはり誘客の方々、それからこれから考古学含めて研究される皆さんも含めて、全国からやはり多数集まるようなコマーシャルをしながら頑張っていただければなと思っています。 以上で1番のほうを終わりにしたいと思います。 次は空港のことなんですが、3便化、コロナ禍を含めてせっかく7つが応募して4つ目に入って、動こうとした矢先にコロナ等で20年からもうお休みになったというので、ゴールデンウイークのときは金土日、何日か続いたわけですが、今また元さ戻って、その後に今度は空港会社のほうで7月、8月は予定どおり3便化でいきますよと、こういうことにしているようですが、市では市として、まず大館北秋田のほうの協議会として、このエリア、一部青森も入っていますし、岩手のほうも入っていますが、エリアの人口はどのぐらいを想定していますか。 ○議長(堀部壽)  答弁を求めます。 市長。 ◎市長(津谷永光)  総合政策課長から。 ○議長(堀部壽)  総合政策課長。 ◎総合政策課長(長岐孝生)  お答えいたします。 議員ご指摘のとおり、青森の団体も増えてございます。エリア全体で52万2,000人ほどというふうに想定してございます。 ○議長(堀部壽)  17番 長崎 克彦議員。 ◆17番(長崎克彦)  コロナ禍で休んだときはともかくとして、3便化を定着させるために、大きなメリットがあると思うんですが、そのメリットについては当局はどのような形で考えていますか。 ○議長(堀部壽)  答弁を求めます。 市長。 ◎市長(津谷永光)  総合政策課長から。 ○議長(堀部壽)  総合政策課長。 ◎総合政策課長(長岐孝生)  お答えいたします。 圏域全体で北東北を考えたときに大館能代空港の位置、ここにおいては青森空港と秋田空港の中心にありますので、インとアウトどちらもできますし、周辺の観光等、資源がたくさんあり、議員がご指摘いただいたとおり、日沿道等の近くにあるということで、非常に利便性の高い空港であるというふうに考えてございます。 ○議長(堀部壽)  17番 長崎 克彦議員。 ◆17番(長崎克彦)  3便化することによって、羽田から西日本への引継ぎが非常に大きいというふうなのがある学者がコメントしておりました。そういうことも含めて3便化するかしないかでは、かなり違うと思うんですが、それはそれとして皆さんご存じだと思います。 ただ、各種団体、今現在もチャーター便なんかやったり、飛ばしたりしていますが、発着しています。こういったものも行政も団体等に働きかけをしながら、チャーター便をできるだけ多く飛ばすというふうな、発着できるような体制なども取る考えありますか、そこら辺、教えてください。 ○議長(堀部壽)  答弁を求めます。 市長。 ◎市長(津谷永光) (市長 津谷 永光君登壇) 空港の3便化のメリット、先ほどの私のほうの答弁からも申し上げましたように、議員からもお話ありました。圏域が広いということと、それから北日本全体に対してお客さんを呼び込めると。そして、羽田空港での今のタイムスケジュールからいきますと、ANAが羽田から飛んでくる、ここまで飛んでくるわけですけれども、羽田まで西日本のほうから九州含めて飛んできていたり、そこで乗り継ぎ時間を短縮しながらすぐ大館能代空港に来れる、また逆のケースもあるわけでありまして、そういうメリットが考えられます。また、もしかすると、羽田まで国際線で、今度コロナが明けてから国際線で来た方々が、今度は北海道も含めた北東北、先ほどの縄文遺跡もそうですけれども、そういうところに来ていただくために、非常に便利な空港という形になると思います。 そして、今お話しにありましたように、この空港をどうやって生かしていくかということでチャーター便のお話もありました。今、民間のFDAがチャーター便を時々飛ばしていただいておりますけれども、この空港をさらにそういう意味で、チャーター便も西日本含めて九州のほうからも近い空港だということを空港利用促進協議会を通じながら、その中でPRしていきたいなと思っております。 以上です。 ○議長(堀部壽)  17番 長崎 克彦議員。 ◆17番(長崎克彦)  この間の大館能代空港利用促進協議会では、年間22万ぐらいのいわゆる搭乗させると、こういう目標、端数若干少なくなったわけで、19万8,000ぐらいであったと思うんですが、まず22万、そして今まで最高の搭乗者は14万人弱ぐらいであったので、かなりけっぱらないと、22万人に到着しない。あるいは、空港会社は稼働率というか、定員の60%が採算の分かれ目だというふうに、こういうふうに耳にするわけですが、そこら辺をぜひクリアして、せっかくのさっき言った縄文も含めて、空港も含めて頑張れば、かなり北秋田市もいいところだなと。逆に言えば、やっぱり住みたくなるようなまちになるなというふうなことを併せて自分なりに考えておりますので、今、年間を通して市では助成金を出しておりますが、これはまた継続していくという、あるいはまた増額するなどという考え、そのような考えはいかがですか、現状のままでいくというふうな認識でよろしいですか。 ○議長(堀部壽)  答弁を求めます。 市長。 ◎市長(津谷永光)  総合政策課長から。 ○議長(堀部壽)  総合政策課長。 ◎総合政策課長(長岐孝生)  お答えいたします。 市の助成につきましては、議員ご指摘のとおり、通年で、昨年はコロナということでやってございます。今年は3便化ということでも合わせて通年、片道2,500円でございます。冬期におきましては、片道5,000円というふうに増額する予算を措置させていただいているところです。 これにつきましては、今年度状況を見ながら増額も考えていく必要があるのかなというふうには考えてございます。また、次年度以降につきましても、この3便化に定着を目指して継続できればというふうに考えてございます。 以上でございます。 ○議長(堀部壽)  17番 長崎 克彦議員。 ◆17番(長崎克彦)  まず、みんなで力を合わせて利用することが第一条件だと思いますので、その目標に向かって頑張っていければなと思います。 最後の質問に入るわけですが、マイナンバーカードについてなんですが、さっき市長が言ったように、行政報告にも載っておりましたが、若干名増えてきております。そういうことで、この間報道もされておりましたが、いろんな団体、自治会などに言って手続して、もう普及させたいと、こういうふうなこともあります。そして、行政のデジタル化の鍵はマイナンバーカードだというふうなでっかいことを言うというか、僕はよく分からないんですが、そういうふうな学者もおるんですが、これからはそういう時代に入ってくるんだなと、こう思っています。 それと、今ポイントがついているんですね。これについてのお考えはどういうふうに考えていますか。カードをつくることによって、たしか5,000ポイントかな。それから、あとは保険証が7,500ポイントとか、合計2万ポイントたしかついているはずなんですが、それについてのお考えをどういうふうに認識していますか。 ○議長(堀部壽)  当局の答弁を求めます。 市長。 ◎市長(津谷永光)  市民生活部長から。 ○議長(堀部壽)  市民生活部長。 ◎市民生活部長(水木正範)  お答えいたします。 ご指摘のとおり、マイナポイント、通常の申請のとき5,000円、それと健康保険証との連携で7,500、それと口座との連携で7,500の合わせて2万ポイントのポイントが付与されるというふうになってございますので、マイナンバーカード持っていない方は早急の申請と、それと持っておられる方は、なるべく健康保険証等との連携をされて、より便利な使い道を選んでいただいて、ポイントのほうも獲得していただければというふうに考えております。 以上です。 ○議長(堀部壽)  17番 長崎 克彦議員。 ◆17番(長崎克彦)  いずれ、そういう時代になってきていますので、これはいや応なしに、さっき市長が言ったようにコンビニでも手続したり、金を払ったり、様々なことをやりますので、あるいは税金の申告などもできますので、PRを各団体などにもっとやれば、まだまだ上がっていけるんではないのかなと。国では、もうかなり力を入れて、現在300の市町、出先に300ぐらいあるのを200追加して、500にして今年頑張るというふうなのがこの間の国会論戦であったわけですが、いずれそれも含めて、ぜひ頑張ってほしいものだなと、こう思います。 ただ、もう隣の大館は40%超えていましたので、こちらのほうも頑張って、国の目標はたしか44.5%が今年度の目標だそうです、政府の目標。ということで、目標に近づけるように頑張っていただければなと思います。 あとは終わりにしたいと思いますので、いずれ最近いいことが多くなってきておりますので、答弁は求めませんが、それを大いに活用して、これは行政だけではできるものでもないし、各種団体とか、議員の皆さんとかも含めて、みんなで総ぐるみになって、せっかくのいいものを逃がさないように頑張っていく北秋田市、本当に雪は多くて雪害対策、今までも今日もありましたけれども、それはそれとして雪は降れば消えます。ただ、被害も被ったところもあると思うんですが、いずれいいのを利用して北秋田市に住むと。人口減少時代ですので、そういうことを合わせてみんなで考えながら、住みたくなるような北秋田市の建設に向かって頑張っていきたいと思いますので、よろしくお願いして、答弁は求めません。 これで私の質問を終わります。ありがとうございました。 ○議長(堀部壽)  以上をもちまして、17番 長崎 克彦議員一般質問を終わります。 ○議長(堀部壽)  一般質問を続けます。 次に、13番 板垣  淳議員、日本共産党議員団、ご登壇ください。 ◆13番(板垣淳) (13番 板垣  淳君登壇) できれば、お昼にかからないように、ゆうべ徹夜で書いてきた原稿をはしょって質問したいと思いますが、質問に入る前にどうしても言いたいことがあります。 当市議会は、さきにロシアへの抗議決議を上げたところですが、ウクライナ危機に乗じて、日本では、核共有とか憲法改定とか軍備増強論が高まっています。しかし、我が北秋田市は、非核平和宣言をした自治体です。また、憲法99条では、市長や我々議員に憲法を守ることが義務づけられています。こういうご時世だからこそ、このことをいま一度確認をしたいと思います。 それでは、質問に入ります。 初めは、森吉山荘の再開についてです。 4月から森吉山荘が休止されましたが、観光面はもちろんのこと、地域の活性化やアウトドア客の利便性など、どの点を取ってみても休止したことがマイナスに作用しています。 2020年度の宿泊客数は約5,000人もいました。ほかに日帰り入浴客もたくさんいました。このようにコロナ禍にあっても多く利用されてきましたし、今後コロナが収束すれば、ますますこの施設の必要性が高まってくるのは明らかです。もし市外、県外から観光客が戻ってくるそのときに、この観光拠点は閉鎖しましたと言わなければならないとしたら、それは北秋田市の大きな損失であり、イメージダウンです。今、新緑の観光シーズンを迎え、再開を求める声がますます大きくなっています。市は、この声に応えるべきです。答弁を求めます。 2つ目、ヤングケアラー対策についてです。 昨年6月議会で実態調査をし、対策を取るように一般質問しました。その後の1年間、NHK「クローズアップ現代」など、多くのメディアがこのヤングケアラー問題に注目し、私どもが発行している赤旗日曜版の先月29日号でも北秋田市にとって大変参考になる特集が組まれておりました。それも踏まえ、以下、質問します。 ①ヤングケアラーへの支援は進んでいるか。 昨年6月議会の当局答弁は、調査については検討するとし、対策については、まずは福祉、介護、医療、教育関係、民生委員を含め、研修など学ぶ機会を設けるということでした。これらは実施されたのかご答弁ください。 ②支援するうえでの障害は何か。 社会問題になるということは、なかなか解決できないという裏返しでもあるのですが、当市において対策や支援をする上で、障害となっているものは何なのか答弁を求めます。 3つ目、学校統合について。 ①前田小と米内沢小の統合計画については住民との意見交換をもっと行うべきでないか。 学校は教育の場であると同時に、地域のコミュニティーにとってとても大きな存在であり、また防災など、様々な機能も併せ持つ施設です。ですから、統合して数を減らすということは、地域の活力を低下させるということでもあります。よって、学校統合については地域住民と旺盛な意見交換をし、合意を得てから進めることが大切だと思います。その点、今回の前田小と米内沢小の統合は、この論議が少ないように感じます。十分話し合って、将来に禍根を残さないようにする必要があるのではないでしょうか、見解を求めます。 ②義務教育学校阿仁学園の生徒数が少ないことへの認識と対応をどのように考えているか。 阿仁学園が開校しても7年生、8年生、9年生は、それぞれ1学年10人以下です。統合する最大の理由は、人数が少ないからというものですが、統合してもこの問題は解決されません。どのような対策を考えているのかお示しください。 最後、4番です。 職員の労働環境について。 市内の中学校教諭が生徒の成績や職員会議の資料が入ったUSBメモリを持ち帰り、紛失したという事件に関連して質問しますが、その教諭の責任を問う質問ではありません。なぜなら、これは個人の問題ではなく、持ち帰らなければ仕事が終わらないという労働環境の問題、組織の問題だからです。したがって、組織として問題解決のために対応しなければなりませんが、市並びに市教育委員会としては、改善すべき課題はどういうものがあって、それをどのように解決することにしているのか質問します。 以上です。 ○議長(堀部壽)  当局の答弁を求めます。 市長。 ◎市長(津谷永光) (市長 津谷 永光君登壇) それでは、ただいまの板垣  淳議員のご質問にお答えをしてまいりますけれども、大きな項目の2のヤングケアラー対策の学校関係と3の学校統合について及び4の職員の労働環境についてとして、①ゆとりを持ち、なおかつ責任をしっかり果たす労働環境となっているかの教職員関係についてのご質問につきましては、後ほど教育長のほうから答弁いたしますので、よろしくお願いいたします。 初めに、大きな項目の1です。 森吉山荘の再開についてであります。 ①森吉山荘の再開の見通しはというご質問でありますが、森吉山荘につきましては、市として施設運営を継続することは難しいと判断をし、本年4月1日から休館とさせていただいております。 3月定例会においてもお答えをいたしましたとおり、民間譲渡を含めた施設運営の在り方を探っているところであります。現在は地権者の方々へ経緯を説明し、用地交渉を行っておりますが、今後も粘り強く交渉をし、年内には一定の方向性を示したいと考えております。 次に、大きな項目の2のヤングケアラー対策の①ヤングケアラーへの支援は進んでいるのかと②の支援するうえでの障害は何かというご質問につきましては、関連がありますので一括して答弁をさせていただきます。 市の高齢福祉課では、昨年6月に市内の居宅介護支援事業所等に対しまして、ヤングケアラーの事例を把握または見聞きしたことがあるかについての調査を行っており、ヤングケアラーと考えるケースが1件ありましたが、要因そのものが解消したことを確認をいたしております。 ヤングケアラーは、家庭内のデリケートな問題であるため表面化しにくく、情報が少ないことに加え、子供自身が声を上げることが難しく実態を把握しづらいため、経済的困窮、疾病、介護など複合的な課題を抱えながら、周囲から孤立していることも考えられます。 市といたしましては、ヤングケアラーへの適切な支援を行うため、担当職員が各種研修会等を受講したほか、今年度においては市職員を対象とした研修会の開催や市広報への掲載、児童生徒へのリーフレットの配布などを行い、周知を図ってまいりたいと考えております。 また、周囲の大人の意識を高め、早期の気づきにつながるよう関係団体等の会議を通じて、啓発活動にも取り組んでまいりたいと考えております。 次に、大きな項目の4、職員の労働環境についての①ゆとりを持ち、なおかつ責任をしっかり果たす労働環境となっているかの市職員の労働環境についてのご質問であります。 市職員の労働環境につきましては、仕事と生活の調和の推進、安心して子育てができる職場環境の整備と女性職員の活躍推進の取組をより一層一体的に進めていくため、令和4年3月北秋田市特定事業主行動計画を策定をしたところであり、現状把握と分析に努めるとともに、職員の育児休業取得、時間外の縮減や年次休暇の取得促進に積極的に取り組んでおります。 以上が、板垣  淳議員からのご質問に対しての私からの答弁でございます。よろしくお願いいたします。 ○議長(堀部壽)  続いて、答弁を求めます。 教育長。 ◎教育長(佐藤昭洋) (教育長 佐藤 昭洋君登壇) それでは、私から板垣  淳議員のご質問にお答えしてまいります。 初めに、大きな項目の2、ヤングケアラー対策の①ヤングケアラーへの支援は進んでいるかと②支援するうえでの障害は何かの学校関係については、関連がありますので一括して答弁いたします。 各学校では、大人が担うべき家族のケアを児童生徒が日常的に行うことによって、遅刻や欠席などの不登校傾向が見られたり、部活動を休みがちになったり、今までと違う変化が見られたりするなど、家族のケアを担うことにより学校生活に支障が出ていることが疑われる児童生徒については、学級担任や養護教諭等の教職員による声かけ、個別相談など、当該児童生徒に関わる教職員の情報収集と、得た情報の共有に努めております。 次に、大きな項目の3、学校統合についての①前田小と米内沢小の統合計画については住民との意見交換をもっと行うべきでないかとのご質問でありますが、森吉地区の再編計画については、これまで森吉地区や前田地区の保護者や地域の方々から、阿仁地区の学校統合との関連の中で4回にわたり意見を伺ってまいりました。さらに、令和4年3月18日には森吉地区の再編計画について、保護者も含めた地域の方々との意見交換会を開催しており、4月16日に行われた米内沢小学校と前田小学校のPTA全体会においても、時間をいただいて統合の方向性について説明したところです。 今後は、米内沢小学校への統合を予定している前田小学校区に住む地域の方々への説明会を開催し、意見を伺いながら統合計画を策定してまいりたいと考えております。 次に、②義務教育学校阿仁学園の生徒数が少ないことへの認識と対応をどのように考えているかとのご質問でありますが、義務教育学校阿仁学園の全ての学年で10人以下になるのは、令和8年度からと認識しております。 人数が少ない中で阿仁学園を創設することの意義は、少人数による個に応じたきめ細かい指導ができること、充実した小中一貫教育を展開できること、そしてふるさと教育、キャリア教育により学校と地域のつながりを強固にし、地域の活性化に寄与する学校づくりができることの3点であります。この3点を義務教育学校阿仁学園の強みと考え、新たな学校づくりを進めてまいります。 次に、大きな項目の4、職員の労働環境についての①ゆとりを持ち、なおかつ責任をしっかり果たす労働環境となっているかとして、教職員の労働環境についてのご質問でありますが、現在、市内全ての小中学校で働き方改革に取り組んでおります。 各校の取組に共通する内容としては、最終退校時刻の明示、ノー残業デーや一斉退校日の設定、会議や行事、業務の精選、外部人材の活用、1人1台端末によるICTや校務支援システムの活用による作業の効率化、出退勤システムによる一人一人の時間外在校等時間の把握などを行っております。 各校の教職員の実態、児童生徒の状況及び地域の実情を合わせながら、校長がリーダーシップを発揮して取り組んでいるところです。働き方改革の一つ一つの取組や組織としての取組により、持ち帰り仕事の解消にもつながっていくものと考えております。 市教育委員会としては、校長の学校経営方針を尊重しながらも、各校の教職員の時間外在校等時間を把握の上、校長会等を通して教職員の働き方改革を進めていきたいと考えております。そのための一つの指針として、5月定例の教育委員会会議において北秋田市立学校教育職員の業務量の適切な管理等に関する規則を制定し、各校の働き方改革の取組を一層進めるよう通知したところであります。 以上が、板垣  淳議員からのご質問に対する私からの答弁であります。 ○議長(堀部壽)  これより再質問に入りますが、一問一答方式で行います。 13番 板垣  淳議員。 ◆13番(板垣淳)  再質問します。 まず、森吉山荘から、市として継続するのは難しいという答弁でありました。どうしてですか。 ○議長(堀部壽)  答弁を求めます。 市長。 ◎市長(津谷永光)  産業部政策監から答弁させます。 ○議長(堀部壽)  産業部政策監。 ◎産業部政策監(金澤誠)  お答えいたします。 まず、1つは、総湯量が不安定で、特に冬期の場合は激減するというところでございます。それから、源泉から森吉山荘までの配管が詰まりが生じていて、そちらのほうの修繕、そういったものにも経費のほうがかかるというところでございます。 それから、施設の老朽化によりまして、配管あるいは空調設備、そちらのほうがかなり老朽化によって経費のほうもかかってくるということもございまして、市のほうとしては、運営のほうをできないということで判断したところでございます。 ○議長(堀部壽)  13番 板垣  淳議員。 ◆13番(板垣淳)  湯が少ないとか老朽化しているとかというのは、市でやろうとしても民間でやろうとしても、これ条件は同じです。問題は、やる気があるかどうかなんです、これ。やる気さえあれば、今言ったような老朽化の問題なんかは改善できます。事務方と私、細かい話はするつもりないです。一般質問ですので、市長と政策論議をぜひやりたいんですけれども、一つ例を言います。 ケアタウン、老朽化したのを市のお金で直して備品も買った。ベッドなんて110台全部入れ替えた。とにかく至れり尽くせり、全部直して借金も全部一括で返し上げた。全部で10億円以上かけました。やろうと思えばできるんですよ。どうして森吉山荘については、前の質問で1億円ぐらいの修繕費がかかりそうだという答弁でしたけれども、ケアタウンと比べて、たった1億円ですよ。どうしてこれができないのか、私は不思議でなりません。経営的に全くもうからなくて、大赤字こいている施設だったら、これまたちょっと話別ですけれども、ほかの市がやっている温泉施設と比べても経営的には、良好とはちょっと言えないけれども、まずまずじゃないですか。20年度の収入、あそこ6,000万円ありましたよ。クウィンスは、その半分しか収入がなかった、同じ人がやってだよ、あのとき同じ指定管理者でしたから。指定管理料は、森吉山荘は当然100万円、クウィンスは今1,500万円じゃないですか。そんなにもうかって喜ぶ施設ではないかもしれないけれども、そんなにひどい施設でもない。それどころか、アウトドア人気もあって、しかも今コロナが終われば、あそこはやっぱり大いにアピールして活性化につなげると、そういうためにこそ、あそこを生かすべきなんですけれども、全く市のほうではなからやる気がないようにしか私には聞こえないんです。私、それだと駄目だと思うんですよ。市長、お願いします。 ○議長(堀部壽)  答弁を求めます。 市長。 ◎市長(津谷永光) (市長 津谷 永光君登壇) 市にやる気がないんではないかという大変きついお話でありました。 市がやる気があって、まずこれまで指定管理やって、2か年公募いたしました。議員ご存じのとおり、応募する方がなくて、じゃ、どうしようかということで市がまずあそこをやろうかということにもなったわけであります。そのために、いろいろもう今日傍聴席にもたくさんの方がいらっしゃいますから、皆さんもご案内だと思います。まず、敷地は借り物です。人の屋敷です。そしてまた、温泉もよそから引っ張ってこなければ温泉がありません。あそこが温泉が開いているわけじゃないわけであります。また、そういう意味で、自分で確保できない、それから借地である、そういうところに建物だけあって、あのときジャンボリーがあったりということで県が建てたわけでありますけれども、そういうことでやってきました。今、議員がこれからこの先、もうどんどんアウトドアだと。アウトドアを好む方々も確かにそういう方もいらっしゃいます。これまで長い間に森吉山荘、あそこしかなかったわけでありますので、そういう意味では、たくさんの愛好家もいました。 ところが、先ほどお話がありましたように、1億円、いや、もしくはそれ以上にかかるかも分かりません。改修費、先般3月の議会のときに政策監が建物の配管の話だけをしたようでありますが、実際、借地の上に建っている本体そのものをかなりもう老朽化しています。あれをやる気があればという話がありましたけれども、先ほどほかのところの三セクのお話がありました。ほかのところの三セクももっともっと条件がいいところの中で、やはりこういう温泉施設、今の時代になかなかそぐわないものになってきております。小さくまとまって、そしてよっぽど、例えば料理がおいしいとか、それから多少不便でも少人数の方が行って、そこでゆっくりできるようなことができるようなところであれば、もしかすると、それはできるかも分かりません。ただ、それはやはり今民間の方々もやっていらっしゃるわけでありますので、行政として、この温泉施設、昔、ふるさと創生1億円のときにいろんなところで温泉掘りました。それで失敗したところもたくさんあります。今、温泉があれば、そこで人が来るといったような状況で私はないと思います。やはりこれはいろんな意味でのやり方がある。それから、クウィンス森吉だってあれだけやります。近いところに温泉あります。民宿の方々も今一生懸命頑張っています。そのために、ここに森吉山荘というものを何で残さなくちゃいけないかということを今しっかり私ども考えていく、そして、そのために先ほどの土地、どういうことをしていくのかということを含めて、土地所有者の方々にその土地を、じゃ、譲っていただけるのかどうか、仮に誰かがやっていただくにしても、人の屋敷ですと、なかなかそういうことはできないと思います。 ですから、そういうことも含めて私どもそこの3月の議会にお話ししたとおり、今そういう交渉もさせていただいております。それを得て、この年度内に我々は方針を立てたいなと思っています。できれば、先ほど議員が言われていましたように、やれるものであれば私ども残したいところはやまやまでありますが、いろんな物理的な面からもいって、なかなか難しいものがございます。もちろん、地元の人がこの森吉山荘に対する愛着、また思い、強いのは十分分かっております。そういう方々の思いも分かっておりますが、しかしながら、先ほど、今もおっしゃいましたように、様々な理由からなかなか市としてこれを引き続いていくというのは無理だというふうな、今の段階では、何とか、じゃ、別の方法がないかということで、今そういう探っているところでありますので、ご理解をいただければありがたいと思っています。よろしくお願いします。 ○議長(堀部壽)  13番 板垣  淳議員。 ◆13番(板垣淳)  前の定例議会、2月の定例議会のときに前田地区の活性化推進協議会、それから商店会、それと商業会、それから花火の村おこし会の4団体から存続してほしいという要望書が出ました。前田地区の皆さん方のもうたっての願いなんですよ。 先週は、新聞報道によりますと、森吉地区の自治会長会が要望したという報道がありました。自治会長会というのは、ご存じのとおり、森吉町の自治会長全員入っている、言わば森吉町の全ての自治会の会議なんです。森吉町挙げて存続してけれというお願いをしているんです。市長、この住民の願いに応えましょうよ。これ、応えるという前向きな姿勢があれば、さっき言ったようないろんな条件は何とかかんとか頑張って、お金かかりますが、解決できます。頑張ってやりましょう。 ○議長(堀部壽)  市長、答弁。 ◎市長(津谷永光) (市長 津谷 永光君登壇) 先ほども申し上げましたように、我々で継続、行政として、これ存続できるんであれば、どういう方法があるかということで、先ほどお話ししましたように、問題点をまず申し上げました。その中で、先ほど申し上げましたように、今休止している間に、そういうことを解決する道筋がないかということを今詰めているところであります。はなから、頭から、これやらないというようなことではなくて、3月の議会にも申し上げましたように、先ほど申し上げましたように、問題点というのは地元の方々を含めて、北秋田市民の方々含めて、この森吉山荘の置かれている立場というか、置かれている、そういう様々な問題点も、議員からも毎回こういうふうな質問されていますので、議員の皆さんは十分分かっておりますけれども、地元の方々がその辺分かっていない部分がある、北秋田市民の方々でも分かっていない部分があるわけです。 したがいまして、そういう問題点をあぶり出しながら、それをどうやって解決できるかといった方向性を今、年度内に出したいなと思っているところでありますので、決してそういう地元の方々の要望をむげにしているわけではない。皆さん、本当に前田地区の方々を含めてでありますけれども、地域のために頑張っていらっしゃる方々でありますし、私ども行政といたしましても、例えばクウィンスの存続に、クウィンス森吉にしてもポンプが壊れれば、まず一生懸命頑張っていくというようなこともやっておりましたし、そういう意味での気持ちは一緒でございますので、ご理解をいただきたいと思います。よろしくお願いいたします。 ○議長(堀部壽)  13番 板垣  淳議員。 ◆13番(板垣淳)  次のヤングケアラーについてお聞きします。 先ほどの市長の答弁で、ちょっと私、聞き漏らしたのか、分からないところありましたので、確認の意味でお尋ねします。 私、昨年の6月議会に、まず実態調査しましょうという提案をしました。この実態調査はされたのか、まだされていないのか、答弁をお願いします。 ○議長(堀部壽)  答弁を求めます。 市長。 ◎市長(津谷永光)  高齢福祉課長から。
    ○議長(堀部壽)  高齢福祉課長。 ◎高齢福祉課長(鈴木雅昭)  お答えいたします。 全体的な実態調査ということではございませんでしたけれども、当課において市長の答弁にございましたとおり、居宅介護支援事業所等に対して、その状況あるかということで確認調査をいたしました。その結果、答弁のとおり、ヤングケアラーと考えられるケースが1件あったということでございます。 以上です。 ○議長(堀部壽)  13番 板垣  淳議員。 ◆13番(板垣淳)  昨年の6月議会に当局から答弁があったもう一つは、福祉、介護、医療、教育機関、民生委員も含め、研修など学ぶ機会を設けるという答弁でした。そういう機会は設けたのですか。 ○議長(堀部壽)  答弁お願いします。 市長。 ◎市長(津谷永光)  それでは、福祉課長から。 ○議長(堀部壽)  福祉課長。 ◎福祉課長(山本明美)  お答えいたします。 こちらが研修を設けたというよりは、県のほうとかで開催しました研修のほうに担当職員が参加したという状態です。 以上です。 ○議長(堀部壽)  13番 板垣  淳議員。 ◆13番(板垣淳)  さっき言ったように、答弁は市としてそういう研修会をやるということであったので、1つ目の実態調査も含めて、1年たったけれども、やられていないということなんです。でも、私、怒りません、優しいので。これから頑張りましょうよ。 1年前に厚労省が調査をして発表しました。1年後の今年の4月には、厚労省と文科省が共同で調査をして、その結果を発表しました。 ちょっと余談になりますが、こども家庭庁なんていうのは何もつくらなくても、厚労省と文科省が協力、共同してやれば済む話なんですよね、そのいい見本だなと思って、私、眺めておりますけれども。いずれ、昨年の調査でも今年の調査でも小中高、平べったく言うと、大体6%ぐらいがヤングケアラーだという調査結果が出ています。6%というのは、16人に1人ぐらいということは、クラスに1人か2人はいるということなんですよ。だからこそ、これ実態調査必要なんです。1人それらしき人がいるなんていう、そういうことでは私ないと思いますよ。 実は、ちょっと今日時間もうあまりなくて、やり取りできるかどうか分かりませんが、学校の先生すごく忙しくて、ただ普通に見ているだけでは、なかなか把握できづらいらしいんですよ。それから、児童生徒のほうからも能動的に私ヤングケアラーですなんてしゃべる人もほとんどいない。それどころか自覚している人もいないということです。先生が問題意識を持って見ていればいいんですけれども、忙しくてばたばたしていると、ついつい見逃すというケースが結構あるということが言われていて、例えば宿題してこないとか、遅刻しがちだとか、授業中に寝てしまうとか、何か私の中学校のときのことをしゃべられているような気もしないでもないですけれども、そういう実態があっても、なおかつ先生が支援の手を差し伸べないと、問題意識持っていないからなんですよ。だから、私さっき言ったような研修が必要だと。この問題、非常に根が深い。私も勉強しつつある途上ですので、十分まだ分かっていないんですけれども、非常に問題大きいので、ぜひこれから市として取り組んでいただきたい。 私、1年前にやって、今回2回目ですので、市長に一言求めますけれども、市長として職員に指示を出して、この問題に取り組もうという指示を出すようにお願いしたいんですが、いかがでしょう。 ○議長(堀部壽)  市長、答弁。 ◎市長(津谷永光) (市長 津谷 永光君登壇) 先ほどの答弁でも申し上げました。議員が令和3年6月の定例会一般質問で、その研修を職員に向けての研修含めてやるようにというふうな話でありまして、それを受けまして、今年度においては、市の職員を対象にした、そういう研修会とか、そういうものを開催して周知を図ってまいりたいという、そういう予定をしております。 さらに、先ほどお話ありましたように、これは大変重要な問題です。先ほどお話ありましたように、小学校6年生の15人に1人がヤングケアラーだというふうな話であります。また、学校も含めて、隣近所の方々がそこの家の家庭をしっかり見守ってくれればいいわけでありますけれども、なかなかやっぱりちょっと今最近では、外見から分からない方がいらっしゃいます。例えば、学校に行くと先生方は、その子の例えば服装、そしてまたこの夏ですと、汗かくと、汗が非常に臭いがするとか、洗濯しているんだろうかとか、そういうふうなこと、それと周りの大人です。やっぱり我々含めて、子供さんたちがどういう家庭状況にあるのか。また、子供は親の手伝いをする、親の面倒を見るのが当たり前だという、そういうアンコンシャスバイアスというか、我々の思い込みというか、そういうものをやっぱり払拭しなければ、このヤングケアラー問題というのは解決できないと思っていますので、我々市職員も研修もさせていただきながら、しっかりやっていきたいと思っていますので、よろしくお願いします。 ○議長(堀部壽)  13番 板垣  淳議員。 ◆13番(板垣淳)  よろしくお願いします。 次、前田小学校の統合についてです。 先ほどの答弁では、阿仁小との関係で4回やったと言いましたけれども、それ前の話でしょう。今の前田小と米内沢小の話に限っていけば、これもさっき答弁ありましたが、3月18日に意見交換会やったという、その1回ではないかというふうに思います、地域住民に対しては。 そこで、まずそのことについて伺いますが、その3月18日の意見交換会というのは何人参加をして、そのうち教職員やPTAでない、いわゆる地域の住民の人は何人参加したでしょうか。 ○議長(堀部壽)  答弁を求めます。 教育長。 ◎教育長(佐藤昭洋)  3月18日の意見交換会が、これを森吉のコミュニティセンターで行ったわけですが、学校関係者も含めて全部で15人というふうに私どもで把握しております。その中で、地域住民の方は3人というふうに認識しております。 ○議長(堀部壽)  13番 板垣  淳議員。 ◆13番(板垣淳)  つまり、私が言いたかったのは、地域の住民は参加者がえらい少なかったということなんです。あのときまだ3月で寒かったということもあるし、だから、こういうのはできるだけ多くやってほしいというのが私の今回の質問の趣旨ですので、そのことをぜひ酌んでいただければありがたいと思います。 それで、私もついつい統合という言葉を使っておりますけれども、中身を聞くと、統合というよりも前田小学校の廃校と言うほうが正確な表現でないかというふうに思います。前田小学校をなくして、子供方は米内沢小学校さ行けと。米内沢小学校はもちろん建物もあのまんま使うでしょうし、学校の名前も米内沢小学校だし、校歌もそのまんまだと思うんです。 つまり、統合というのは辞書を引けば、2つ以上のものを1つに対等に合わせることが統合ですので、今回の場合は統合ではなくて、前田小学校の廃校ということだというふうに私は認識しているんですが、それでいいでしょうか。 ○議長(堀部壽)  教育長、答弁。 ◎教育長(佐藤昭洋)  先ほど3月18日以前の協議について、阿仁地区の話だというお話でございましたが、そうではなくて、森吉地区の前田小にもやっておりますし、それは阿仁地区との関連の中で森吉地区の在り方も話し合ってきたところでございます。その中で、保護者の意見として、米内沢小学校への統合という言葉をその場では使っておりましたけれども、統合を希望するといった意見が出されてきた、それを基にしながら、今度はまた地域全体というふうな会も催してきたということでございます。 ですから、ただ、議員がおっしゃるように、結論申しますと、今の形態として、私どもが提案して説明会で説明させていただいたのは廃校です。前田小学校の廃校による統合、こういった形になります。 ○議長(堀部壽)  13番 板垣  淳議員。 ◆13番(板垣淳)  あそこは学校があって、学童保育があって、保育園があって、建物つながっています。それから、2か月ほど前に市から防災マップ、立派なやつ各家庭に配っていただきまして、大変いいものでした。ありがとうございました。 あれを見ると、緊急避難所にも指定されています。学童、保育園、緊急避難所、この扱いはどうするのでしょうか。 ○議長(堀部壽)  教育長。 ◎教育長(佐藤昭洋)  先ほども答弁でお答えしましたとおり、これはまだ教育委員会で決定したわけではございません。今、私どものほう事務局としての案を地域の方々に提案させていただいているというのが現状でございます。ですから、校舎の利活用も含めまして、この後、また地域の方々とお話しする、今度は前田小学校地域に限定して地域の方々とお話しする場面をつくりたいと、つくる予定で今計画しております。 ○議長(堀部壽)  13番 板垣  淳議員。 ◆13番(板垣淳)  その際に、先ほど本題でも述べましたが、学校というのは教育の場が一番ですけれども、地域の人たちにとって欠かせない施設でありますので、その避難所どうするんだべかと。前田小学校に代わる避難所、私はちょっと思い浮かばないんです。それ、どうするかとかというのは非常に住民にとっては大きい話なんです。2007年だったね、たしか、あの前田の豪雨災害、あれを経験した地域なんですよ。これは前田小学校、ただ単にこうしますだけでなくて、やっぱり一緒になって、ワンセットで地域づくりというものをやっぱり提示しないと、学校人数少ないから米小さ行くだけでは済まない話ですので、ぜひその点も酌んでいただいて、検討をお願いしたいと思います。 中学校のほうの話です。 私さっき阿仁学園の7年生、8年生、9年生のことを言いました。かつて、これ前の三澤教育長のときからですけれども、中学校の統合ということも決まった、もちろん何も決まってはいないんですけれども、そういうのも検討の材料の一つとして話が出てきたことがあります。必ず言われたのが部活動もできないんだよということなんです。ところが、今回、阿仁学園ができる、部活動もそれこそまともにできない。小学校の場合は人数少ないにしても、阿仁合小と大阿仁小が2つが1つになったから、その分、少しは人数増える。だけれども、中学校は全く人数変わらないじゃないですか。部活動もできないというふうに教育委員会としてこれまでしゃべってきたわけなんですけれども、阿仁学園ができてもその状況、何も変わらないので、それからあわせて森吉中学校、そうすればどうするんだということも当然これ住民にとっては心配になるところなんです。現時点で教育委員会は、このことについてどういう考えを持っているか答弁をお願いします。 ○議長(堀部壽)  答弁を求めます。 教育長。 ◎教育長(佐藤昭洋)  森吉中学校のこの後の方向性についても、実は森吉地区の学校、これまで森吉地区の方々と話し合ってきたのは前田小の統合の話だけではなく、小学校の統合だけではなくて、森吉地区の学校そのもの、全体をどうしていったらよろしいのかといったことも含めて話合いをしてきたつもりでございます。 その中で、実はアンケートを学校で取ったことがございまして、その中では、森吉中学校と合川中学校を統合するとか、そういったいろんな方向性の中では、森吉中学校も森吉地区の小中一貫教育として残してほしいという数字が選択肢の中では多くなっておりました。 先ほど議員が部活動のことをお話ししましたけれども、実際部活動が野球部もできなくなって、合同チームになって参加しているといった実態がございます。これは承知しておりますが、部活動はまた一つ切り離して、私は考えていきたいと思って今おります。これは今、国のほうでも動いている、地域の部活動として今国が動いているわけなんでけれども、例えば合同で学校が、人数の少ない学校同士が合同していろんな種目の部活動ができないかといった、そういった方向も今のこの統廃合と併せながら考えておりますので、まだこれは全く今スタートしたばかりですけれども、方向としては森吉中学校の統合については、今の段階では考えておりません。 ○議長(堀部壽)  13番 板垣  淳議員。 ◆13番(板垣淳)  これの最後にいきたいと思いますが、実は前の三澤教育長の時代に、私、ちょっと小さくて見えないかもしれませんが、「小さいけれど、笑顔はでっかい」という、山梨県の早川町の教育委員会のこれ新聞の広告なんです。これを取り上げて質問したことがありました。 ここの早川町の面積って、今の大阿仁小学校学区と同じ面積で、人口もほぼ同じ、何でかというと、ここアルプスの麓で山の中なんです。そこに小学校2つあるんですよ、驚くことに。今、北秋田市は一つもなくしようとしている、大阿仁地区から今学校なくするんだから。ここは2つ、ここの教育委員会は何たって2つ維持していくと、今頑張っているんです。 それの鍵が子育て支援充実、空き家に若い家族呼ぶ、空き家を使って若い人方、もちろん子供いる人方、来てくださいと。家賃ただ、そのほかもろもろ至れり尽くせりというか、ちょっと大げさだから、とにかく来てけれと。来て、子供の数増えているんですよ。だから、私が一番言いたいことは、北秋田市において子供の数が減ってきました、はい、イコール学校統合します、ますます少子化になって、ますますと。その負の悪循環をどんどん繰り返しているのが今なんですよ。そうではなくて、こういうこともやっぱり考えて、いかに子供を増やして学校を存続させていくかということ、これ教育委員会だけの仕事ではもちろんありません。市全体も、もちろん我々議員も市民も含めてですけれども、みんなで考えていくと、そういうことにぜひ挑戦したいと思いますが、これは市長、いかがでしょうか。 ○議長(堀部壽)  答弁求めます。 市長。 ◎市長(津谷永光) (市長 津谷 永光君登壇) 学校も含めて、地域も含めて、今こういうご時世の中で、確かに今どんどん人口減少が進んでいます。それを何とか克服したいということで、市も移住定住、交流人口の増加ということで頑張っております。その行き着く先がどうなっていくのかというのは、まだ見当たりませんけれども、何とかそういう交流を進めながら少しでも地域の人口を増やしていく、一番はやっぱりコミュニティーが存続できる状況にしていかなければいけないと思っていますので、それを目指して頑張っていきたいと思っています。 以上です。 ○議長(堀部壽)  13番 板垣  淳議員。 ◆13番(板垣淳)  4番の職員の労働環境についてですけれども、先ほど教育長から縷々答弁がありました。こういうふうにして頑張っているということ、その結果、例のUSB問題なんですよ。だから、それをいかにしてこういう問題を起こさないかということを、これ以上答弁は求めませんけれども、さっき言っただけでは、私、不十分だと思います。だって、先生方、学校では仕事終わらないもの、それが間違いなんですよ。いかに学校の中で仕事を終わらせるか。もちろん、これは人を配置することも含めてなんですけれども、ぜひそのことについて頑張っていただきたい。でないな、これはもう義務だな。 それから、これに関連して、私、非常に気になったニュースがあるんですけれども、市の職員、水道課だっけか、公金を支払うのが期限までに支払わないということがありました。何問題、私が気になったかというと、これ、ある新聞がこういうふうに書いています。市の聞き取りに対し、仕事が立て込んでいたと話しているという。だって、これ仕事が立て込んでいたから公金を払うのが遅くなったなんて全く理由にならないし、これは私、もちろんどの職員だか全く知りませんけれども、これ個人の問題ではなくて、やっぱりこれも体制の問題だと思いますよ。この問題と、さっきのUSBの問題立て続けに出てきましたけれども、根っこは同じなんじゃないかなというふうに私は見ています。ぜひこの再発防止に向けて頑張っていただきたい。 最後に、これに関連してですけれども、よく何か不祥事あったときに、議会の冒頭に市長がここさ出て陳謝します。私、このUSBと水道の2件で臨時議会のときにあるのかなというふうに思っていたらなかったんですが、聞きたいのは議会とかに、あるいは市民に陳謝する基準ってあるんでしょうか。 ○議長(堀部壽)  答弁を求めます。いいですか。 市長。 ◎市長(津谷永光) (市長 津谷 永光君登壇) その基準そのものに関しては、この議会の場で公表するというような基準に関して、私はちょっとあずかりは知りませんけれども、ただ、これまでも今、議員が言われたように、大変重大な過失とか、そういうことがあったことに関しましては、私がこの壇上で陳謝をさせていただいております。できるだけそういうケースがないように努めていかなければいけないと思っているところでありますし、決してそういう事件を議会のほうにお示ししないというわけでもありませんので、この辺に関しては、もう少し検証させていただきながら検討してまいりたいと思っていますので、よろしくお願いいたします。 ○議長(堀部壽)  13番 板垣  淳議員。 ◆13番(板垣淳)  今日は全体を通じて、私から提言のようなつもりで言いました。最後のちょっと余計であったなという、自分でそういう気がしないでもないですが、全体として市をよくするための提言というふうに捉えて、市として前向きに検討していただければありがたいと思います。 終わります。 ○議長(堀部壽)  以上をもちまして、13番 板垣  淳議員の一般質問を終わります。 ここで、昼食のため午後1時10分まで休憩いたします。   (休憩)                    (12時07分) ○議長(堀部壽)  休憩以前に引き続き、会議を再開いたします。   (再開)                    (13時10分) ○議長(堀部壽)  一般質問を続けます。 7番 福岡 由巳議員、無会派、ご登壇ください。 福岡議員。 ◆7番(福岡由巳) (7番 福岡 由巳君登壇) 7番 無会派、福岡 由巳であります。 通告に沿って質問をさせていただきます。 1、奥森吉観光振興について。 ①森吉山荘休館後の新たな振興策はどのようなものか。 森吉山を中心とした観光振興策は本市の中心課題であります。その具体策の一つとして、奥森吉の太平湖、小又峡やノロ川、桃洞の滝などの観光振興は、市長の施政方針でも、森吉山を中心とした滞留型観光の推進として、森吉山の自然のすばらしさを生かしていくとしています。 しかし、奥森吉に魅力を感じながらも、このたびの森吉山荘の休止により、滞留型観光の推進と掲げつつも、観光客が増えるのか疑問が残ります。森吉山荘があってこそ、プランを充実させることができると考えますが、休止としての振興策は難しいものになると考えられます。 そこで、森吉山荘の再開はないのかを含めて、新たな具体的な観光振興策はどのようなものか説明を求めます。 ②防災マニュアルについて。 1)今回、知床半島沖で起こった観光船の沈没事故は、間もなく2か月になろうとしていますが、お亡くなりになられた方々には、謹んで哀悼の意を申し上げますとともに、行方不明の皆さんには、一日も早く発見されますようお見舞い申し上げます。 この事故が起こったことからも、太平湖遊覧船にはより徹底した安全運航が求められると考えますが、このたびの知床の事故から教訓となる点があるか、あれば説明を求めます。 2)これまで小又峡では、ベテランガイドや観光客の死亡事故が起こっています。また、今シーズンからは、森吉山荘の休止の中での新たな災害対策が必要と考えます。防災マニュアルはどのようになっているか説明を求めます。 ③太平湖遊覧船の2そう化について。 1)現在進行中の森吉丸は、老朽化が激しいと聞いております。また、格納庫に置かれている故障中の太平丸は、放置されたままのため、支障を来しているとの話を聞きます。太平丸については処分を急ぐべきと考えますが、できない理由は何か説明を求めます。 2)現在、老朽化で心配な森吉丸1そうでは、僅かなトラブルでも定期運航ができなくなる心配があります。2そう目の遊覧船を早期に購入すべきと考えますが、ご答弁ください。 ④太平湖及びその周辺の環境改善について。 1)太平湖湖畔には民間の船が多く放置されていると聞きます。また、市保有の船庫があると聞きますが、遊覧船の安全運航、ダム湖の環境保全にとって、放任してよい問題ではありません。早急に環境改善に努めるべきではないでしょうか、ご答弁ください。 2)船着場、遊歩道、グリーンハウス等について、多くの人から整備してほしいとの声を聞きます。早急に取り組むべきと考えますが、当局の計画はあるかご説明ください。 ⑤関係者の連携強化のために協議会の実施を。 1)このたびの森吉山荘の休止や小又峡における遭難事故など大きな問題が起こっていますが、奥森吉の観光振興、災害防止などのために、情報交換や意見交流などのために関係者が協議を重ねる機会を設けるべきと考えますが、ご答弁ください。 大きい2番、地域公共交通について。 ①本市の地域公共交通計画について。 1)これまで、北秋田市地域公共交通網形成計画、北秋田市地域公共交通利便増進実施計画を策定していますが、昨年12月議会の私の質問に対して、計画は事業の大枠を示して、具体策までには至っていないと答弁し、市民へ説明できるまでには至っていないとのことでありました。今後のスケジュールはどうなっているか説明を求めます。 大きい3番、オオシラヒゲソウのその後について。 ①早期に北秋田市天然記念物の指定を。 1)令和2年9月定例会の私の一般質問に対して、オオシラヒゲソウについて、その存在を知らなかったと答弁されておりました。早期に市指定天然記念物に指定すべきと考えますが、その後どうなっているかご答弁ください。 大きい4、ハローキティについて。 ①ハローキティの総括はどのようになっているか。 1)世論を二分する中でのハローキティ事業でありましたが、突然の撤去もあり、市民からは様々な批判があります。総括はどのようになされているか説明を求めます。 以上、壇上からの質問を終わらせていただきます。 ○議長(堀部壽)  当局の答弁を求めます。 市長。 ◎市長(津谷永光) (市長 津谷 永光君登壇) ただいまの福岡 由巳議員のご質問にお答えをしてまいりますけれども、大きな項目の3のオオシラヒゲソウについての①の早期に北秋田市天然記念物の指定をとしてのご質問は、後ほど教育長が答弁いたしますので、よろしくお願いします。 初めに、大きな項目の1です。奥森吉の観光振興についての①森吉山荘休館後の新たな振興策についてとして、1)のご質問でありますが、森吉山を中心とする観光振興につきましては、森吉山の自然のすばらしさを内外に発信するとともに、景観と調和を図りながら自然に触れられる環境整備を進めており、昨年度は、観光庁の補助事業を活用し、国内外の様々な観光客が一年を通じて楽しめる森吉山を中心とした観光エリアとなるよう地域の観光事業者と共に取り組んでまいりました。今後につきましても、観光客を魅了し続ける競争力のある観光エリアを目指してまいりたいと考えております。 なお、森吉山荘の再開につきましては、午前中の板垣議員のご質問にお答えしましたとおり、4月から休館とさせていただいておりますが、年内には一定の方向性を示したいと考えております。 次に、②の防災マニュアルについてとして、1)と2)のご質問でありますが、関連がありますので一括して答弁いたします。 議員ご案内のとおり、6月1日に遊覧船運航事業者のぶなの郷あきた株式会社による太平湖湖水開き及び安全祈願祭が開催されております。これに先立ち、東北運輸局による船舶を運航するための検査を5月31日に受検しており、また、先般の事故を受け、市といたしましても、船舶の状態や安全管理規定等について確認を行ったところであります。 奥森吉観光の安全対策につきましては、運航中の船舶に係る事故処理基準に基づき対応することとなりますが、事故等が発生した場合は、遊覧船からグリーンハウスへ無線により通報を受け、グリーンハウスから運航事業者の代表へ衛星携帯電話での報告の後、市や関係機関に連絡が入る体制となっております。 また、事故や遭難等の事案が発生した場合は、遭難捜索に係る要綱等に準じて、必要に応じた現地本部等を立ち上げ捜索に当たるなど、消防、警察等の関係機関と連携しながら対応することとしております。 次に、③の太平湖遊覧船の2そう化についてと④太平湖及びその周辺の環境整備についてのご質問でありますが、関連がありますので一括して答弁をいたします。 格納庫は、ご指摘の太平丸と現在運航している森吉丸の2そうの格納が可能であり、格納スペースを確保できていることから、船舶の維持管理上支障がないものと考えております。 太平丸の処分につきましては、今後の状況を見極めて対応してまいりますが、現在、1そうの運航で支障なく利用されておりますので、2そうでの運航は考えておりません。 民間の船が放置されているとの情報につきましては、市でも把握しておりますが、県立自然公園並びに太平湖の管理者である県と連携し、情報を共有しながら環境改善に努める必要があると考えております。 関係施設の整備といたしましては、船着場については、令和元年と令和2年に浮き桟橋を整備し、グリーンハウスについては、平成28年に内装と電気設備の改修を行っております。 また、遊歩道につきましては、桟橋から駐車場までの高低差が大きく急勾配となっておりますので、県立自然公園内という制限がある中で、可能性を模索してまいりたいと考えております。 次に、⑤関係者の連携強化のために定期的な協議の実施をとして、1)についてのご質問でありますが、奥森吉地区の観光振興及び災害防止につきましては、森吉山野生鳥獣センターを所管する環境省や森吉山ダム広報館を所管する国土交通省、県立自然公園を所管する県等の関係機関と連携し、様々な機会を捉えて情報共有を図っているところです。 次に、大きな項目の2の地域公共交通についての①本市の地域公共交通計画についてとして、1)のご質問でありますが、北秋田市地域公共交通利便増進実施計画における実施事業スケジュールでは、令和5年度から実施予定の事業を掲載しており、今年度が事業を具体化し、住民説明会の開催等の準備をする年となりますが、これまで議論してきた中で、事業内容や実施時期について再検討を要するものと判断しております。そのため、今年度をもって終了する北秋田市地域公共交通網形成計画に北秋田市地域公共交通利便増進実施計画を包括し、新たに地域公共交通計画の策定を予定しておりますので、実施時期についても再検討してまいります。 次に、大きな項目の4、ハローキティについての①ハローキティ事業の総括はどうなっているのかとして、1)のご質問でありますが、平成30年度から4年間、事業を展開したことにより、北秋田市のイメージ、価値観は高まったものと認識いたしております。一例ではありますが、ハローキティは海外において知名度も高く、インバウンドによる当市への訪問のきっかけや秋田内陸線利用客の増加につながったものと考えております。 3年目となった令和2年度は、より多くの市民へ事業の恩恵をお届けできるよう市民向けの事業を展開していく予定としておりましたが、コロナ禍により多くの事業を中止せざるを得ない状況となりました。4年目となった令和3年度には、新型コロナ感染症の終息を見据え、事業の再開に向け準備を進めてまいりましたが、終息が見通せない上、終息後においてもコロナ禍前の人流や経済の回復には時間を要すると見込まれたことから、事業による効果を得ることが困難な状況下での事業継続は、市民の理解を得難いものと判断し、中止を決断したものであります。 議員がご指摘の世論を二分していたとまでは考えておりませんが、事業の有効性を説明し、ご理解をいただいて進めてきた中で、市のイメージがよくなった、子供たちに夢を与えてくれる、子供たちも喜んでいるとの声も多く聞かれましたので、その効果はあったものと総括しております。 以上が、福岡 由巳議員からのご質問に対しての私からの答弁でございます。よろしくお願いします。 ○議長(堀部壽)  続いて、答弁を求めます。 教育長。 ◎教育長(佐藤昭洋) (教育長 佐藤 昭洋君登壇) それでは、私から、福岡 由巳議員のご質問にお答えしてまいります。 大きな項目の3、オオシラヒゲソウについての①早期に北秋田市天然記念物の指定をとして、1)のご質問でありますが、令和2年9月定例会にご質問いただいてから令和4年5月26日まで5回にわたり、主に花をつける時期、9月上旬から10月中旬に自生している群生地を確認しております。令和3年1月に開催した市文化財保護審議会においては、確認した植生などについて口頭で報告しております。 今年度は、種の確認と周辺の生育環境を確認するため、秋田県立博物館に問い合わせたところ、詳しい方をご紹介いただきまして、その方からオオシラヒゲソウについてまとめた資料を頂戴しております。その資料は、5月31日に開催された市文化財保護審議会において参考資料として配付し、その希少性を確認しているところでございます。市指定については、引き続き調査研究を進めてまいります。 以上が、福岡 由巳議員からのご質問に対する私からの答弁であります。 ○議長(堀部壽)  これより再質問に入りますが、一問一答方式で行います。 7番 福岡 由巳議員。 ◆7番(福岡由巳)  大きい1番、①からご質問させていただきます。 まず申し上げさせていただきたいのは、森吉山荘の休止についてでありますけれども、いわゆる当局のほうの答弁では、休止になる理由として、湯量の問題、それから老朽化、老朽化の中には配管も含まれています、そして借地という3点でありますけれども、先ほど板垣議員も質問されていましたが、これはやろうと思えば私はできるものだと思います。 特に配管の問題も含めての老朽化は、これは財政的にどうであるかというのを前向きに検討しなきゃならないと思いますけれども、それから借地については、まだ私、昨年の決算より見ていませんけれども、借地はまだたくさんあるんじゃないですか。ここに人様のを借りているからというのは、ほかのほうも考えれば、私はそれは当てはまらない問題だと思っております。そういう点から、私はやはりやる気の問題ではないかというふうに思います。 特に湯量の問題は、3月の定例会で、答弁の中に、湯の供給が不安定、あるいは湯量が安定的でない、あるいは安定供給もままならないなどという答弁がなされていまして、私は営業されている方に迷惑かかるような答弁であったんじゃないかなというふうに感じております。この点についても、私は、業者とやはりきちんと説明をしていく必要があるんじゃないかということを申し上げておきたいと思います。 そこで質問に入ります。 市長は施政方針において、森吉山を中心とした滞留型観光の推進についてということで、森吉山の自然のすばらしさを生かした情報発信に取り組むということで方針を掲げております。この熱意は変わりませんか。 ○議長(堀部壽)  答弁を求めます。 市長。 ◎市長(津谷永光) (市長 津谷 永光君登壇) 政治に携わって、県議会議員の時代から、この我々のふるさと北秋田市、当時は北秋田市というよりも、まだ合併しておりませんでしたけれども、市長になってからも、この森吉山は、やはり我々この地域の大事な観光資源だと思っております。ゆえに、例えば、未来づくりプロジェクト、市長になって、県の未来づくりプロジェクトでいろいろ、ゴンドラの駅を、山頂駅を整備したり、そういうこともさせていただきましたし、また、内陸線を使ってたくさんのお客さんに来ていただけるような、そういうPRもしました。また、台湾とかに知事とも一緒に行きまして、外国に向けて、この森吉山、あと奥森吉も含めた魅力を発信してきました。この思いはいつも変わってはおりません。 以上です。 ○議長(堀部壽)  福岡議員。 ◆7番(福岡由巳)  変わっていないという答弁でありました。ぜひその方向で進めていただきたいと思います。 ところで、森吉山荘が休止された現在、誘客には非常に厳しいものがあると考えられますけれども、市長はこれまで以上に誘客を増やす特別な構想はおありでしょうか、ありましたら披瀝をお願いしたいと思います。 ○議長(堀部壽)  答弁、市長。 ◎市長(津谷永光) (市長 津谷 永光君登壇) 森吉山荘が休止している、また、この数年のコロナ禍によって、インバウンドを含めて、また、県外からもたくさんのお客さんが入ってこられるはずの人たちが入ってこられなくなりました。また、今、大館能代空港3便化に向けても力を入れておりますし、また、地域のDMOを含めて様々な皆さん方と協力し合いながら、森吉山に限らずです、この北秋田市全体にたくさんの、伊勢堂岱遺跡もございますし、様々な魅力、観光資源もあります。そういうものを活用していただくために、やはりたくさんのお客様に来ていただけるような、いろんなそういう誘致策含めた今活動をやらせていただいているところであります。 したがいまして、このコロナ、アフターコロナ、ウィズコロナという段階の中で、この北秋田市に、様々な手段を通じながら、先ほど申しましたように、例えば、国立との交流もそうでありますし、また、ふるさと大使もそうであります。いろんなものを使いながら、この地域にお客さんを呼び込む努力をしていかなくちゃいけないと思っていますし、また、様々なメディア、例えば、有名な山岳の雑誌に森吉山を含めた北秋田市の魅力も出しておりますし、今、国立市の広報にも北秋田市の魅力も発信していただいております。ありとあらゆる手段を使いながら、媒体を使いながら、この北秋田市の観光の魅力といったものを一生懸命発信していきたいなと思っております。 以上です。 ○議長(堀部壽)  福岡議員。 ◆7番(福岡由巳)  私が質問しているのは、奥森吉に特定して質問しているわけであります。それの構想についてどうであるか、もう一度ご答弁ください。 ○議長(堀部壽)  市長、答弁。 ◎市長(津谷永光) (市長 津谷 永光君登壇) 大変失礼しました。 奥森吉、もちろんこの奥森吉地区、前田から始まりまして、四季美湖まであります。また、奥、太平湖もございます。また、桃洞の滝、野生鳥獣センター含めて、様々、その会議でも私どもこの地域の誘客を図っておるところであります。そういう意味で、これまで以上にそういう意味でのPRはしていく必要があると思います。 ただ、宿泊施設があるなしにかかわらず、こういうここに来る方々はいろいろプランを練って来る方々でありますので、そういう方々にそういう情報も提供していかなければいけないと思っています。これまでは、ただ来てくれ来てくれと、大人数の方々に来てくれ、泊まってくれというようなことでは成り立たないわけでありますので、今後は、この地域に合ったプラン、例えば、このコロナ禍で、もう議員もご案内のとおり、たくさんの方々が固まって旅行するという時代ではなくなってしまいました。したがいまして、こういう方々を、いろんな場所に行っていただける、例えば四季美湖まつりなんかにしてもそうでありますけれども、あれをやっていただいている四季美湖を守る会の方々の活動、そういう方々の活動を含めて、例えばマウンテンバイクを使った、そういう遊びもあるでしょうし、様々な遊びを提供できるようなことをやっていかなくちゃいけないと思っていますので、奥森吉のアウトドアの、その自然含めたそういう観光の見せ方、また楽しみ方といったものに力を入れていかなければいけないと思っています。 以上です。 ○議長(堀部壽)  福岡議員。 ◆7番(福岡由巳)  今の答弁聞きますと、構想についてはきちんと整理されていないような感じを受けます。やはり状況が変わっていますので、それなりの構想というものを打ち立てていく必要があると思います。 それで、特にこの奥森吉ツアーとして当局が描いている模範的なコースというのはどのようなものですか、考えていらっしゃるのであればお示しいただきたいと思います。 ○議長(堀部壽)  市長、答弁。 ◎市長(津谷永光)  商工観光課長から。 ○議長(堀部壽)  商工観光課長、答弁お願いします。 ◎商工観光課長(佐藤義隆)  観光のコースについてお答えいたします。 観光のコースにいたしましては、議員ご案内のとおり、桃洞の滝、それから太平湖、いろんなものが存在をしております。その中で、訪れるお客様が自分で探して、そして自分で観光に取り組む、来ていただけるというふうなものになっているというふうなものでございます。 先ほどからのお話の中で、我々も、市長もお話ししましたが、アクティビティーだったり、それからイベント等の開催であったりというふうなことも、いろんなことを模索しながら考えているところでございます。 ○議長(堀部壽)  福岡議員。 ◆7番(福岡由巳)  これまでは、森吉山荘が頑張っていらっしゃった当時は、東京、首都圏から、6時頃家を出て、阿仁前田の駅前には、これ大館能代空港も含めてのあれですけれども、12時半頃着いて、そして小又峡には1時半頃から4時頃まで、そして森吉山荘に泊まっていただくか、どこかでするかという、そういうモデル的なところがございました。私は、森吉山荘が休止になったということについては、やはり当局は、そういうプランも考えながら、やはりいろいろなところで提示していかなきゃならないことだと私は思っていますけれども、それはどのように考えていますか。 ○議長(堀部壽)  市長。 ◎市長(津谷永光) (市長 津谷 永光君登壇) 私の身内の者でも、東京にいる身内の者が、何年か継続してこの奥森吉、先ほどお話にありました桃洞の滝含めてでありますけれども、小又峡も含めて、そういう東京でツアー客を募って、そういう山歩きをしてこられる方々のツアーで来ております。恐らく先ほど議員がお話しされたそういう方々も、そういうツアーで来られた方々だと思っております。 ところが、そういう方々のツアーの形態というのは今変わっておりまして、例えば、この奥森吉に来て、そしてそこから今度はよそに、そこへ泊まっていくというのではなくて、田沢湖に行って、田沢湖を足がかりとして、そこからバスで来て、森吉山に行ってもらって、そこを見て、また戻ってきて田沢湖に泊まるとか、それからあと岩木山に行くとか、それからほかの山に行くとかというような、そういうツアー形態になってきております。 そういう意味で、旅行会社そのものも、この奥森吉の魅力は感じていながら、やっぱり様々、時間的な制約がありますし、様々な意味で、その魅力をもっともっと我々も売り出したいところでありますが、そういうメニューをしっかりこさえていかなければいけないものだと思っております。 私が会長をやっております野生鳥獣センターの会合におきましても、例えば、そこで木材を説明してくれる方とか森林を案内してくれる方とか、年に数回かそういうツアーをやっていただいております。そういう意味で、そういうものの中で、例えば、よそからまた人を呼び込めるとか、また、さっきアクティビティーの話がありましたけれども、そういうアクティビティーを絡めたそういうツアーが組めるかどうかといったものは、やはりこれからの奥森吉を楽しんでいただけるために、外に売り出していくためのそういうことの模索も必要なのかなと思っております。 とにかく様々な体験ができる場所でありますので、昔のようにと申しますと変でありますけれども、大勢で来て、ばっと泊まって云々というような場所ではないのではないかなと思っております。 以上です。 ○議長(堀部壽)  福岡議員。 ◆7番(福岡由巳)  20人以上の団体のツアーというのは、森吉山荘が休止になることによって非常に厳しくなっております。私は以前から、アドベンチャーツーリズムとか、様々な個人的なそういう旅行というのをいろいろ提起してきたことがありますけれども、やはりそれも含めて、私は、今状況が変わったんですから、やはりその点は、今、やはり当局としても緻密に計画を立てていく必要があると私は感じます。 それで、太平湖、小又峡の新しいパンフレットができていません。これ休止のときでも、まだ森吉山荘が入っているんですよ。それはいわゆる委託されたほうで作成することだと思いますけれども、当局のほうでやはり援助してあげないとできないんじゃないですか、この点についていかがでしょうか。 ○議長(堀部壽)  市長、答弁。 ◎市長(津谷永光)  産業部政策監から。 ○議長(堀部壽)  産業部政策監。 ◎産業部政策監(金澤誠)  お答えいたします。 確かに、今は多分、在庫のものをそのまま使っている形だと思いますけれども、今後、森吉山荘がしっかり再開になる、あるいは廃止になる、そういったものも含めて、今年度、今年中に方針のほう出したいと思っていますので、そういったところも含めながら、新しいパンフレット、そういったものを作成するに当たって、助成するなり市のほうで印刷するなりしてまいりたいと、考えていきたいと思っております。 以上です。 ○議長(堀部壽)  福岡議員。 ◆7番(福岡由巳)  大体シーズン始まって、それでなおかつパンフレットができていないなんていうのはおかしいんじゃないですか。それもまだ森吉山荘が入っているんですよ。担当者は、全部処分する、回収するということでされているようですけれども、やはりそういうのからいうと、私は、奥森吉の観光振興と訴えながら、あまり具体的にやっていないというふうな感じを受けるんですよ。やはりその点について、もう少しスピーディー、スピード感を持ったような感じで対処していかなければならないんじゃないかというふうに感じます。よろしくお願いします。 次に、防災マニュアルについてであります。 先ほどご答弁ありましたけれども、現地本部はどうなされるんでしょうか。 ○議長(堀部壽)  答弁を求めます。 市長。 ◎市長(津谷永光)  商工観光課長から。 ○議長(堀部壽)  商工観光課長。 ◎商工観光課長(佐藤義隆)  お答えをいたします。 災害が発生した場合につきましては、市長が答弁しましたとおり、遭難等の要綱等に基づいて実施をさせていただきたいなという、参考に、準じて進めさせていただきたいなというふうに思っております。 現地本部等については、今のところ、ダム広報館がいいのではないかというふうなことで観光事業者のほうとお話をしているところでございます。 以上です。 ○議長(堀部壽)  福岡議員。 ◆7番(福岡由巳)  いや、ダム広報館でいいんですか。それで、ダム広報館の体制としては、あれですか、寝泊まりとかそういうのは、テント張ったりなんだりするのかどうか分かりませんけれども、食事の手配とかそういうような形で、森吉山ダム広報館の場所というのは距離的にも離れていますし、そしてそういう対処の仕方についてもかなり難しいんじゃないかと思いますけれども、準備できているんですか。 ○議長(堀部壽)  答弁、市長。 ◎市長(津谷永光)  商工観光課長から。 ○議長(堀部壽)  商工観光課長。 ◎商工観光課長(佐藤義隆)  今、6月1日から遊覧船のほうが始まりました。今、新しく衛星の携帯電話を準備したりとかということで事業が始まっておりますが、今のお話ししましたダム広報館、それから妖精の森、いろんなところが使われるであろうというふうなことで、観光事業者と詰めていくというふうなことにしているところでございます。 ○議長(堀部壽)  福岡議員。 ◆7番(福岡由巳)  まず、非常に貴重な観光地とすれば、太平湖、小又峡、それから野生鳥獣センターから入っていく桃洞の滝、それからその上のほうが非常に考えられ、そして2019年に起こった小又峡での非常に経験豊かなガイドの方も遭難したように、遭難をできるだけ速やかに解決するということでは、私は、結局、元の森吉山荘近くのところが非常に妥当なところでないかというふうに思っているんですけれども、この点についてはいかがですか。どうしても広報館ですか。 ○議長(堀部壽)  市長。 ◎市長(津谷永光)  商工観光課長から。 ○議長(堀部壽)  商工観光課長。 ◎商工観光課長(佐藤義隆)  今現在ある施設としてはダム広報館が有力だというふうなことを考えておりますが、先方支援というふうな形で、ダム広報館のほかにグリーンハウスというものもございます。そのグリーンハウスというものが先方支援ということで、必要な場合については活用させていただきたいというふうに思っております。 ○議長(堀部壽)  福岡議員。 ◆7番(福岡由巳)  グリーンハウスは、グリーンハウスの館内ご存じですか。かつてマタギの里観光開発が指定管理を受けていたときに、いわゆる煙突から水漏れさせて、3階の畳全部黒カビを生やさせて、そして処分しなければならないというときがありました。それ以来、現在も3階は使用されていません。それから、発電機そのものも自前で弱いのを使っていましたが、電気がないんですよ。そういう状態でやれるかどうか、そこ検討はなされましたか。 ○議長(堀部壽)  市長。 ◎市長(津谷永光)  重ねて、商工観光課長から。 ○議長(堀部壽)  商工観光課長。 ◎商工観光課長(佐藤義隆)  お話ししましたとおり、現地本部につきましては、やっぱりそれは適切ではないというふうなことを思っておりますので、先方支援という形でお話をさせていただきました。本当の現場に近いところと、それで対策を打つところと、そういうふうなところを分けて、先方支援という形の中でグリーンハウスを使わせていただきたいというふうなことを思っています。 ○議長(堀部壽)  福岡議員。 ◆7番(福岡由巳)  防災マニュアルはきちんと作成はされていないということになろうかと思います。ただ、これは北秋田市だけの問題でなくて、小又峡は県立自然公園ですので、やはり県と市との連携が必要になろうかと思います。これはどういうふうに準備されておられるでしょうか。
    ○議長(堀部壽)  答弁を求めます。 市長。 ◎市長(津谷永光)  産業部政策監から。 ○議長(堀部壽)  産業部政策監。 ◎産業部政策監(金澤誠)  お答えいたします。 県のほうの自然保護課のほうにも確認いたしましたけれども、まず県立自然公園としての防災マニュアル、そういったものについては策定していないということでございます。また、奥森吉観光の防災マニュアルについては、今現在は策定されていないという状況にございますけれども、市長が答弁いたしました事故や遭難の事案が発生した場合の遭難捜索に係る要綱等に準じて、その都度対応するということになってございます。 以上でございます。 ○議長(堀部壽)  福岡議員。 ◆7番(福岡由巳)  もう森吉山荘が休止になっているという時点からすれば、私は、この防災についてのシミュレーションも含めて、あるいは訓練も含めて、やはりやっていかなきゃならないことだと私は感じております。 それで、森吉山荘は、防災の観点からもどうしても必要だと思うんですよね。かつては、かつてというのは3月までは、職員、従業員が8人いらっしゃって、その方も、2019年のときには、被災者の家族の方に対する対応とか、食事のこととか、あるいは報道関係者に対する対応とか、そういうのを従業員の方もやられてあったと。しかし、今度はそういうのを一から考えなきゃならないという事態なわけであります。ですから、今度はグリーンハウスで、グリーンハウスを、そこも使うとか、森吉山ダム広報館を使うとかとしても、職員をどうするのかというような問題も絡んでくるわけです。 したがいまして、私は、この森吉山荘というのは、災害の観点からもどうしても欠かせない地域だと私は思うんですよ。特に、私は、この防災の観点からいうと、いわゆる人命尊重、それから人道的な基地、いわゆる1人亡くなるかどうなるかというふうな、そういう災害についてを考えれば、私は、森吉山荘のあの場所は、野生鳥獣センターと小又峡、そして今度、比内のほうも含めると、あそこは中継点としてどうしても必要なところだと思うんですよ。それをないことで想定すると、防災については非常に困難を来すと私は考えます。この点について市長はいかがですか。 ○議長(堀部壽)  市長、答弁。 ◎市長(津谷永光) (市長 津谷 永光君登壇) 福岡議員の森吉山荘に対する思いというよりも、何かあったときに森吉山荘がないと危ないという、しかしながら、我々、森吉山荘とか含めてでありますけれども、先ほど話がありましたけれども、災害が起きたときにどういう対応をするかというのは、やはり非常時でありますので、ある施設を代用できるものは代用していくということです。当然、広報館もありますし、あそこにはダムの事務所もあります。様々、そういう意味では野生鳥獣センターもあります。ただ、そこに人が常駐しているわけではないわけでありますが、いつ起こるか分からない災害のために、いつもそこに複数の人間を、何十人もの人間を常備しているような施設というのは、なかなかそれは無理です。ですから、したがいまして、今ある施設を、先ほど話がありましたけれども、災害が起きたときに速やかに対応できる、そういう体制を取っていくこと、そしてまた、そこで連絡取れるような手段をつくっていかなければいけない。それはやっぱりこれから構築していかなければいけないものだと思っています。 したがいまして、森吉山荘があるから、すべからく災害が起きないとか、災害が起きたときには森吉山荘が全てそれをカバーしてくれるというようなことではなく、やはり起きたときにきちんと対応できる、そのための施設そのものも含めたそういうことを我々が工夫していかなければいけないものだと思っています。 以上です。 ○議長(堀部壽)  福岡議員。 ◆7番(福岡由巳)  残念なのは、私の質問に対する答弁というような形で、私は災害に対応するような市の防災についてどう準備しているかということで質問しているわけなんですよ。だから、非常に今の答弁からいっても、私は残念な答弁であります。早急にその点については計画を立てていくべきだと思います。 ③のほうに入ります。 ○議長(堀部壽)  福岡議員、市長が答弁したいということですが、答弁要りますか。 ◆7番(福岡由巳)  私は求めていません。 ○議長(堀部壽)  分かりました。続けてください。 ◆7番(福岡由巳)  ③のほうに入っていきたいと思います。 太平丸の処分について、どういうふうに計画を立てているんですか。 ○議長(堀部壽)  市長、答弁。 ◎市長(津谷永光)  産業部政策監から。 ○議長(堀部壽)  産業部政策監。 ◎産業部政策監(金澤誠)  確かに、現在、今、太平丸のほうは運航しないで格納庫にしまったままとなっておりますけれども、実際にこれから運航することは考えにくいと思いますので、この後、処分について検討してまいりたいと考えております。 ○議長(堀部壽)  福岡議員。 ◆7番(福岡由巳)  これも遅いですね。私は、この太平丸の、いわゆる格納庫に現在あるということで、ほかの船を格納することができない。いわゆる今の森吉丸より格納することができない。こういうふうな状態であれば、やはり今後に支障を来すので、早期にやはり処分をしていく必要があると考えます。この点についてもう一度ご答弁ください。 ○議長(堀部壽)  市長、答弁。 ◎市長(津谷永光)  再度、産業部政策監から。 ○議長(堀部壽)  産業部政策監。 ◎産業部政策監(金澤誠)  市長からの答弁もございましたけれども、太平丸の処分につきましては、今後の状況を見極めて対応してまいりたいと考えてございますし、現在、森吉丸の1そうの運航で支障なく利用されてございますので、今のところ、2そうでの運航は考えていないというところでございます。 以上です。 ○議長(堀部壽)  福岡議員。 ◆7番(福岡由巳)  ちなみに、森吉丸の進水されたのは昭和何年ですか。 ○議長(堀部壽)  市長、答弁。 ◎市長(津谷永光)  産業部政策監から。 ○議長(堀部壽)  産業部政策監。 ◎産業部政策監(金澤誠)  進水年月は昭和57年6月でございます。 ○議長(堀部壽)  福岡議員。 ◆7番(福岡由巳)  やはり40年経過していることですよね。その点については、やはり年何回か故障等で休む場合があるようであります。そういう点では、やはり今後のことについて早急に計画を立てていく必要があろうかと思います。そのことから、やはり太平丸の処分について早急に行うべきだと私は考えます。 続きまして、④の環境改善について質問したいと思います。 市保有の船庫は何箇所ありますか。また、森吉丸、太平丸のほかに市保有の船はありますか。 ○議長(堀部壽)  市長、答弁。 ◎市長(津谷永光)  産業部政策監から。 ○議長(堀部壽)  産業部政策監。 ◎産業部政策監(金澤誠)  格納庫としては、現在、先ほどの太平丸を格納していた、あるいは冬期に森吉丸を格納していた格納庫1つだと私は記憶してございます。それから、そのほかに、現在使われておりませんけれども、砂子丸という船がございます。 以上です。 ○議長(堀部壽)  福岡議員。 ◆7番(福岡由巳)  市長、やはり太平湖の湖畔も含めて、私は職員の方々もきちんと調査に入っていないと思いますよ。船庫もほかにあります。それから、今、砂子丸というお話されましたか。私、別の名称で聞いていましたけれども、ほかの一般の船も、砂に埋まった、土に埋まったというふうな場所を紹介していただきました。それから、市の船庫はほかにもあります。そこも見させていただきました。しかし、そういうのを調査されていないと、私は、環境破壊にもつながるんですよ。粗大ごみの不法投棄というのは、皆さん方が強く言っているんじゃないですか。しかしながら、自らがやっているんじゃないですか。これ早速調査すべきでありますし、湖畔も含めてどういうふうに整備していくか、これまずお答えいただきたいと思います。 ○議長(堀部壽)  市長、答弁。 ◎市長(津谷永光)  産業部政策監から。 ○議長(堀部壽)  産業部政策監。 ◎産業部政策監(金澤誠)  確かにそうです。私も現地のほうで民間の船、実際に見たことがございませんでしたので、この後、現場のほうを訪れまして、しっかり確認させていただきたいと思います。 ○議長(堀部壽)  福岡議員。 ◆7番(福岡由巳)  早急にやっていくべきだと思います。民間の船については、まず私は申し上げませんけれども、やはり何らかの形で指導とかそういうのは必要じゃないかなというふうに思います。 遊歩道であります。この遊歩道、私、6月1日の湖水開きにも参加させて、三階の滝まで行って戻って、若い人たちと一緒に休まないようにして登っていったら、やっぱり途中で息切れてきました。あそこ何とかならないものでしょうか。 ○議長(堀部壽)  答弁を求めます。 市長。 ◎市長(津谷永光)  商工観光課長から。 ○議長(堀部壽)  商工観光課長。 ◎商工観光課長(佐藤義隆)  答弁いたします。 これまでも動く歩道などの案というふうなものはありました。それと、出航場所を含め、改善に向けて検討してまいりましたけれども、費用の関係、例えば、遊覧船の案内所の設置の場所だったり、駐車場だったり、桟橋の設置だったりというふうなことや、そういうもの、もろもろの維持管理などの問題もありまして、現在には至っていないというふうなことでございます。 県立公園というふうなことで、なかなか制限のある場所でありますので、ただ、観光客の安全というふうなことも考えながら、可能性を考えていきたい、模索していきたいというふうに考えております。 ○議長(堀部壽)  福岡議員。 ◆7番(福岡由巳)  やはり財政の問題でやる気ないというふうに聞こえてくるんですよね。私は、奥森吉の観光振興で、太平湖、小又峡というのは、最後の秘境とうたっているように、ああいうのをどんどん進めるべきだと思いますけれども、我々高齢者からいえば、行けないんですよ。だから、お話聞きますと、あそこを緩やかなカーブにすれば、これはできるんじゃないかと、展望台もできるんじゃないかと、こういうふうな話もあるんですけれども、やる気ないんですか。市長、できたらお願いします。 ○議長(堀部壽)  市長、答弁。 ◎市長(津谷永光) (市長 津谷 永光君登壇) この遊歩道の問題は、大変歴史的にも長い問題であります。もうご案内のとおり、昭和60年代からこの問題が、当時、森吉町含めてこういうお話がありました。また、県でも、県議会の本会議においても、この遊歩道を何とかできないかというような議論がありました。しかしながら、やっぱり県立自然公園の中であるので、むやみやたらと高速道路みたいなものは通せないだろうし、エレベーター、エスカレーターみたいなものも造れないでしょうしというようなこと、それと、やはり山に来る自然を見る方々の中には、あまり人工的なものに、手を付け加えるのに対して非常に反対する方もいらっしゃるとか、そういう中でもいろんな議論があった中で、まだまだこういう状況が続いてきております。 当時の議論を今しみじみと振り返っておりますけれども、なかなか、やっぱり我々にしてみても、さっき福岡議員が6月1日に行っていただいて大変だったという話ありました。私自身もそろそろ足にがたもきていますので、やっぱり途中で休まなければいけない状況になってくるかも分かりませんので、できればやっぱり楽に歩いていただけるような歩道ができればなというふうな感じはいたします。県のほうともいろいろ協議もさせていただきながら、どういう形がいいのか、市としてもこれまでも、例えば、桟橋、船着場の位置をどうしようかとかこうしようかとかというような議論もあったわけでありますが、これはやはりいろんな多くの方々に来ていただく、そういう方々にも、やっぱりいろんな立場の方々にも見ていただけるような、そういう状況をつくっていきたいのはやまやまでありますので、我々、県を含めていろんなところとも少し情報共有しながら研究してまいりたいなと思っています。 以上です。 ○議長(堀部壽)  福岡議員。 ◆7番(福岡由巳)  今お話では、昭和60年から問題になっているということなんですよ、37年経過。37年も改善できないできたというのは、私はもう少しいろいろ慎重に検討しながら進めるべきであったんじゃないかというふうに思います。最低、本来であればやはり緩やかにするのを考えていくべきだと思いますけれども、手すりもないんですよね。だから、皆さん方は、やっぱり市のほうから県にきちんと要望事項を上げて、そして県でそこのところを実現させるというのは私は必要だと思います。やはり検討いただきたいと思います。 あと、グリーンハウスについては、先ほども申し上げましたけれども、グリーンハウスのところと、隣に県の施設がありますね。この県の施設を譲り受けて、そこのところも活用するという、隣トイレになっているんですけれども、そうすると、私の案ですよ、皆さん方どう考えるか分かりませんけれども、例えば太陽光発電とかで発電の施設を考えるとか、そういうようなことで、グリーンハウスの3階のところの改善、それから隣の県の施設、これをいろいろ当局のほうで改善するように考えられないか、ちょっとご答弁いただきたいと思います。 ○議長(堀部壽)  市長。 ◎市長(津谷永光)  産業部政策監から。 ○議長(堀部壽)  産業部政策監。 ◎産業部政策監(金澤誠)  ただいまご提案いただいたことも含めまして、県のほうと今年また、例えば立木の処理だとかそういったことで協議の場を持つこととしてございますので、そういった中で議題に上げさせていただければなと思います。 以上です。 ○議長(堀部壽)  福岡議員。 ◆7番(福岡由巳)  時間が来ていますので、2番に移ります。 地域公共交通については、計画が、これから整備するということでありますけれども、これを速やかにやって、住民の意見を聞くような機会を多く設けていただきたいと。これも要望であります。 大きい3番であります。 オオシラヒゲソウの天然記念物でありますけれども、2年たってまだそういうふうな状態というのは、私は遅過ぎると思います。これ早急にやるべきじゃないですか。指定していただけるんじゃないかと思いますけれども、いかがでしょうか。 ○議長(堀部壽)  答弁を求めます。 教育長。 ◎教育長(佐藤昭洋)  生涯学習課長から答えます。 ○議長(堀部壽)  生涯学習課長。 ◎生涯学習課長(小塚重光)  ちょっとスピード感がないといったお話でしたけれども、着実に一歩ずつ進んでおりまして、指定に向けて進めてまいりたいと思います。 以上です。 ○議長(堀部壽)  福岡議員。 ◆7番(福岡由巳)  今年中には結論を出すように要望します。 4番でありますけれども、いろいろ市民の方からいいますと、今回の補助金10%一律カットというのは、7,000万円でこういうふうになったのかと怒っているわけであります。 ○議長(堀部壽)  時間です。 ◆7番(福岡由巳)  この点について私は総括をきちんとやるように要望して、質問を終わります。 ○議長(堀部壽)  以上をもちまして、7番 福岡 由巳議員の一般質問を終わります。 ○議長(堀部壽)  以上で本日の一般質問は全て終了いたしました。 同時に本日の全日程を終了いたしましたので、これをもちまして散会いたします。 ご苦労さまでした。   (散会)                    (14時13分)...