◆
総務文教常任委員長(
大森光信) (
総務文教常任委員長 大森 光信君登壇) 私から申し上げられることは、今、議事録を読み返しているところでありますが、議員がご質問いただいている内容につきましては、言わば積極的に
喫煙場所を増設するということは理解できないというようなご意見だったと承知しております。
○議長(
黒澤芳彦) ほかに質疑ございませんか。 (「なし」の声)
○議長(
黒澤芳彦) 質疑なしと認め、質疑を終結いたします。 以上で
総務文教常任委員長報告を終わります。
○議長(
黒澤芳彦) これより付託されました事件について採決を行います。
○議長(
黒澤芳彦) 最初に、日程第2「議案第102号、北秋田市
国民健康保険税条例の一部を改正する条例の制定について」、日程第3「議案第103号、北秋田市諸収入金に係る
督促手数料及び延滞金の徴収に関する条例等の一部を改正する条例の制定について」以上2件を一括して採決いたします。 委員長の報告は、いずれも
全会一致による
原案可決であります。 採決の方法は
簡易採決としたいと思いますが、これにご異議ございませんか。 (「異議なし」の声)
○議長(
黒澤芳彦) ご異議なしと認め、採決の方法は
簡易採決と決定いたします。 お諮りいたします。
委員長報告のとおり決するにご異議ございませんか。 (「異議なし」の声)
○議長(
黒澤芳彦) ご異議なしと認めます。 よって、議案第102号、議案第103号は原案のとおり可決することに決定いたしました。
○議長(
黒澤芳彦) 次に、日程第4「議案第113号、秋田県
市町村総合事務組合規約の一部変更について」を採決いたします。 委員長の報告は、
全会一致による
原案可決であります。 採決の方法は
簡易採決としたいと思いますが、これにご異議ございませんか。 (「異議なし」の声)
○議長(
黒澤芳彦) ご異議なしと認め、採決の方法は
簡易採決と決定いたします。 お諮りいたします。
委員長報告のとおり決するにご異議ございませんか。 (「異議なし」の声)
○議長(
黒澤芳彦) ご異議なしと認めます。 よって、議案第113号は原案のとおり可決することに決定いたしました。
○議長(
黒澤芳彦) 次に、日程第5「陳情第36号、
地方たばこ税を活用した
分煙環境整備に関する陳情書」について採決いたします。 委員長の報告は、賛成多数による一部採択であります。 これより本件に対する討論を行います。 初めに、
委員長報告に反対の討論、つまり一部採択に反対の討論から行います。 討論ございませんか。 14番 板垣 淳議員。
◆14番(板垣淳) (14番 板垣 淳君登壇) 陳情第36号を不採択にすることを求めて討論します。 2点述べます。 1、
委員長報告のとおり、
陳情項目1を不採択、2を採択にすると、こうなります。喫煙所をつくるの反対、
たばこ税を使って喫煙所をつくるの賛成、こういうことになります。これでは矛盾していると言われてしまいますので、最低限こういう結論にするのだけはやめるべきではないでしょうか。 2つ目、当市議会では、これまで3人の方がたばこについて
一般質問しました。共通して述べられましたのは、たばこの害についてです。ある方は、たばこを吸った後も、その人の息からは有害物質が出ている、衣類にもついている、部屋の中に喫煙者がいれば、その部屋は汚染されているとまで言いました。そういう人が分煙を認めるのは矛盾していますし、
津谷市長は、それらの
一般質問も参考にして禁煙に踏み切ったわけです。今は、公共の施設、敷地は全て禁煙というのが当たり前の時代です。
北秋田市議会は時代遅れ、常識がないと言われないように、この
陳情項目1から3、いずれも不採択にすべきです。 ご賛同をお願いして、討論を終わります。
○議長(
黒澤芳彦) 次に、
委員長報告に賛成、つまり一部採択に賛成の討論を行います。 討論ございませんか。 6番 佐藤
光子議員。
◆6番(
佐藤光子) (6番 佐藤 光子君登壇) 6番 佐藤 光子です。 陳情第36号、
地方たばこ税を活用した
分煙環境の整備に関する陳情の一部採択について、賛成の立場から討論させていただきます。 北秋田市では、
けんこう北秋田21計画に喫煙についての計画を掲げており、
受動喫煙防止やたばこを吸う人の割合の減少を目指しています。そのため、喫煙については、喫煙者だけでなく周囲の人の健康にも悪影響を与えることから、この陳情書の3つの要望事項のうち、1つ目については
喫煙場所の積極的な増設を求めており、それは喫煙を助長することになるため、その項目については採択できませんが、残り2項目については、次の理由により採択すべきと考えます。 あくまでもたばこを吸う人、吸わない人が共存できるような
社会を目指す、つまりは望まない受動喫煙の防止のための分煙の徹底が重要になってくると思っています。そこで、どちらの権利も尊重するためには、喫煙者が負担する
地方たばこ税の一部を
受動喫煙防止事業の推進を目的とした
分煙環境の整備費用、つまりは積極的な増設ではなく、必要な場所に整備したり、補修したりすることに活用できるようにするというような内容の2項目については、採択すべきと考えます。 よって、この陳情第36号に対して、一部採択すべきとして賛成討論とさせていただきます。 以上です。
○議長(
黒澤芳彦) ほかに討論ございませんか。 (「なし」の声)
○議長(
黒澤芳彦) 討論なしと認め、討論を終結いたします。 これより採決を行います。 採決の方法は、起立採決といたします。 委員長の報告は、賛成多数による一部採択であります。 お諮りいたします。 一部採択に賛成の議員の起立を求めます。 (起立多数)
○議長(
黒澤芳彦) ご着席ください。 起立多数であります。 よって、陳情第36号は一部採択することに決定いたします。
○議長(
黒澤芳彦) 次に、日程第6「
市民福祉常任委員長報告」を求めます。 市民福祉
常任委員長。
◆市民福祉
常任委員長(
佐藤文信) (市民福祉
常任委員長 佐藤 文信君登壇) おはようございます。 それでは、
市民福祉常任委員会に付託されました事件について、その審査の経過と結果についてご報告申し上げます。 本委員会に付託されました事件は、条例案1件、予算案7件、
単行議案1件、陳情5件の計14件であります。 これらの事件について、去る12月16日に審査した結果、次のとおり決定いたしましたので、
会議規則第110条の規定によりご報告申し上げます。 初めに、条例案についてご報告いたします。 「議案第104号、北秋田市
介護予防・地域支え合い
事業利用者負担金徴収条例の一部を改正する条例の一部を改正する条例の制定について」、これにつきましては、当局から、今年3月に、事業の継続、外出支援サービス利用負担金の公平性と明確な料金体系の設定を目的に定額制から距離制に改正し、2年間の経過措置期間を設けるということで可決いただいておりましたが、このほど
新型コロナウイルス感染症の拡大による地域経済の停滞と利用者の
感染症対策等に関する経済的負担が増していることに鑑み、令和3年度は令和2年度と同様とし、以後1年ずつ先送りするというものであり、完全実施は令和5年度からしたいとの説明がありました。委員から、期間について、1年だけでよいのか疑問を感じます。1年先送りするということではなく、利用者の負担を考えれば当面の間とする考えはないのかとの質疑がありました。当局からは、今回のコロナは、一頃は下火になったものの、今の段階では1年の延長が適切だと考えますとの答弁がありました。 また、委員から、3月の提案の際にも対象者の方々の意見を聞かない状態で提案された報告だったと思うが、今回の件について十分検討されたのかとの質疑に対して、当局からは、この事業については、北秋田市福祉有償運送等運営協議会に諮って進めることとなっており、3月の改正の際にも、利用者、障害者の方を含むこの運営協議会の中で議論を重ねて、承認をいただいております。今回の1年先送りについても、同様に運営協議会に諮り、了解を得ての提案となっていますとの答弁がありました。 以上のような審査を踏まえ、
全会一致で原案のとおり可決すべきものと決しました。 続きまして、予算案についてご報告いたします。 「議案第105号、令和2年度北秋田市
一般会計補正予算(第9号)
≪所管分≫」につきましては、健康福祉部医療健康課関係の予算につきまして、委員から、検診については、今年のコロナの影響で、県内のがん検診の受診者が減っているということで、集団検診も各自治体によって中止とか、一部中止というところもありますが、北秋田市の現状はどうかとの質疑がありました。当局からは、北秋田市については中止等もありましたが、振替日程を設定し、各地区、昨年と同様に回れるように日程調整をしました。12月末での医療機関方式もあり、周知を行っているところでありますが、大体2割ぐらいの減が見込まれますとの答弁がありました。 以上のような審査を踏まえ、
全会一致で原案のとおり可決すべきものと決しました。 次に、「議案第106号、令和2年度北秋田市
国民健康保険特別会計補正予算(第4号)」、「議案第107号、令和2年度北秋田市
国民健康保険合川診療所特別会計補正予算(第2号)」、以上の2件につきましては、審査の結果、いずれも
全会一致で原案のとおり可決すべきものと決しました。 次に、「議案第108号、令和2年度北秋田市
介護保険特別会計補正予算(第3号)」につきましては、当局から、高額介護サービス費について、昨年10月の消費税率引上げに伴い介護報酬も改定されたことにより不足が見込まれるため、実績を見込んでの増額となります。歳入も、高額介護サービス費の負担割合により計上していますとの説明に対し、委員から、高額介護サービス費ということで歳入が計上されていますが、どういう状況で歳入が多くなっているのかとの質疑がありました。当局からは、
介護保険の財源は、国、県、市町村、調整交付金といって、第2号被保険者、支払基金、第1号被保険者で賄っておりますが、それぞれの負担割合が定められており、その率で算出の300万円を振り分けした額になっておりますとの答弁がありました。 以上のような審査を踏まえまして、
全会一致で原案のとおり可決すべきものと決しました。 次に、「議案第109号、令和2年度
北秋田市立阿仁診療所特別会計補正予算(第3号)」、「議案第110号、令和2年度
北秋田市立米内沢診療所特別会計補正予算(第2号)」、「議案第116号、令和2年度北秋田市
一般会計補正予算(第10号)
≪所管分≫」、以上の3件につきましては、審査の結果、いずれも
全会一致で原案のとおり可決すべきものと決しました。 続きまして、
単行議案についてご報告いたします。 「議案第114号、北秋田市
荒瀬地区コミュニティセンターの
指定管理者の指定について」は、審査の結果、
全会一致で原案のとおり可決すべきものと決しました。 最後に、陳情についてご報告いたします。 「陳情第32号、安全・安心の医療・介護の実現と、国民のいのちと健康を守るため、国に
意見書提出を求める陳情」、「陳情第33号、「
新型コロナ対策を強化し、安心して介護を継続できるようにするために
介護施設の改善を国に求める」
意見書提出の陳情」、以上2件につきましては、審査の結果、いずれも
全会一致で採択すべきものと決し、意見書を提出することに決しました。 「陳情第34号、75歳以上
医療費窓口負担2割化の中止を求める国への
意見書提出の陳情」につきましては、審査に当たり、委員から、高齢者の暮らしで2割にしないでくださいというのは分かりますが、若い人たちの負担については書かれていません。国のほうでも決まったようですといった意見や、国会では医療費の2割負担が決まったが、やはりコロナの中で、高齢者の負担を考えて引き上げるべきではない。これは国に対し陳情すべきだという意見が出されました。採決に当たり、反対の立場から、この陳情には75歳以上の後期高齢者の負担のことは書いてありますが、若い人たちの負担については書かれていません。また、国のほうでもめどがついたようでありますので、若い人たちになるべく借金を残さないように反対をしたいとの討論がありました。また、賛成の立場から、高齢者の生活は、消費税10%に引き上げられた中でますます苦しくなっております。そして、コロナの影響や、この引上げによって受診控えが懸念されますので、75歳以上の医療費の窓口負担は2割にしないという意見書を上げるべきとの討論がありました。 以上のような審査を踏まえ、賛成少数で不採択にすべきものと決しました。 「陳情第35号、「
新型コロナウイルス感染症を教訓に
感染症対策を含めた
地域医療構想に見直しすること」を国に求める
意見書提出の陳情」、「陳情第37号、
加齢性難聴者の
補聴器購入に対する
公的補助制度の創設を求める陳情」、以上の2件につきましては、審査の結果、いずれも
全会一致で採択すべきものと決し、意見書を提出することに決定いたしました。 以上が
市民福祉常任委員会に付託されました事件についての報告であります。よろしくお願い申し上げます。
○議長(
黒澤芳彦) これより
市民福祉常任委員長報告に対する質疑を行います。 なお、質疑される場合、
議案番号を特定されるようお願いいたします。 質疑ございませんか。 14番 板垣 淳議員。
◆14番(板垣淳) 陳情第34号、75歳の2割化についてお聞きしますというか、今、委員長が報告した言葉、私、聞き漏らしたのかな、聞き間違いかなと思ったところがありますので、その事実確認だけお願いしたいんですが、委員長の報告の中で、この2割化が国会で決まっただか、国のほうで決まっただかという表現があったかと思いますが、そういうふうに言いましたか。その確認だけ。
○議長(
黒澤芳彦) 市民福祉
常任委員長、答弁。
◆市民福祉
常任委員長(
佐藤文信) (市民福祉
常任委員長 佐藤 文信君登壇) 委員会の審査においては、そのような発言でありました。 以上であります。
○議長(
黒澤芳彦) 14番 板垣 淳議員。
◆14番(板垣淳) そうすれば、事実だけ申し上げますと、それは間違いです。まだ国会にも出ていないので。菅さんと山口代表が会って、話ししてというのが大きく報道されましたが、まだ国会にも上程もされていない段階ですので、国会で決まったという過去形ではないということだけ述べたいと思います。間違ったことをそのままになってしまえば困るので。 以上です。
○議長(
黒澤芳彦) ほかに質疑ございませんか。 (「なし」の声)
○議長(
黒澤芳彦) 質疑なしと認め、質疑を終結いたします。 以上で
市民福祉常任委員長報告を終わります。
○議長(
黒澤芳彦) これより付託されました事件について採決を行います。 最初に、日程第7「議案第104号、北秋田市
介護予防・地域支え合い
事業利用者負担金徴収条例の一部を改正する条例の一部を改正する条例の制定について」を採決いたします。 委員長の報告は、
全会一致による
原案可決であります。 採決の方法は
簡易採決としたいと思いますが、これにご異議ございませんか。 (「異議なし」の声)
○議長(
黒澤芳彦) ご異議なしと認め、採決の方法は
簡易採決と決定いたします。 お諮りいたします。
委員長報告のとおり決するにご異議ございませんか。 (「異議なし」の声)
○議長(
黒澤芳彦) ご異議なしと認めます。 よって、議案第104号は原案のとおり可決することに決定いたしました。
○議長(
黒澤芳彦) 次に、日程第8「議案第106号、令和2年度北秋田市
国民健康保険特別会計補正予算(第4号)」、日程第9「議案第107号、令和2年度北秋田市
国民健康保険合川診療所特別会計補正予算(第2号)」、日程第10「議案第108号、令和2年度北秋田市
介護保険特別会計補正予算(第3号)」、日程第11「議案第109号、令和2年度
北秋田市立阿仁診療所特別会計補正予算(第3号)」、日程第12「議案第110号、令和2年度
北秋田市立米内沢診療所特別会計補正予算(第2号)」、以上5件を一括して採決いたします。 委員長の報告は、いずれも
全会一致による
原案可決であります。 採決の方法は
簡易採決としたいと思いますが、これにご異議ございませんか。 (「異議なし」の声)
○議長(
黒澤芳彦) ご異議なしと認め、採決の方法は
簡易採決と決定いたします。 お諮りいたします。
委員長報告のとおり決するにご異議ございませんか。 (「異議なし」の声)
○議長(
黒澤芳彦) ご異議なしと認めます。 よって、議案第106号から議案第110号までの5件は原案のとおり可決することに決定いたしました。
○議長(
黒澤芳彦) 次に、日程第13「議案第114号、北秋田市
荒瀬地区コミュニティセンターの
指定管理者の指定について」を採決いたします。 委員長の報告は、
全会一致による
原案可決であります。 採決の方法は
簡易採決としたいと思いますが、これにご異議ございませんか。 (「異議なし」の声)
○議長(
黒澤芳彦) ご異議なしと認め、採決の方法は
簡易採決と決定いたします。 お諮りいたします。 委員長の報告のとおり決するにご異議ございませんか。 (「異議なし」の声)
○議長(
黒澤芳彦) ご異議なしと認めます。 よって、議案第114号は原案のとおり可決することに決定いたしました。
○議長(
黒澤芳彦) 次に、日程第14「陳情第32号、安全・安心の医療・介護の実現と、国民のいのちと健康を守るため、国に
意見書提出を求める陳情」、日程第15「
意見書案第6号、安全・安心の医療・介護の実現と、国民のいのちと健康を守るための意見書」、日程第16「陳情第33号、「
新型コロナ対策を強化し、安心して介護を継続できるようにするために
介護施設の改善を国に求める」
意見書提出の陳情」、日程第17「
意見書案第7号、「
新型コロナ対策を強化し、安心して介護を継続できるようするにため
介護保険制度の抜本改善を求める」意見書」の4件を一括して採決いたします。 委員長の報告は、いずれも
全会一致により陳情は採択、
意見書案は意見書の提出であります。 採決の方法は
簡易採決としたいと思いますが、これにご異議ございませんか。 (「異議なし」の声)
○議長(
黒澤芳彦) ご異議なしと認め、採決の方法は
簡易採決と決定いたします。 お諮りします。
委員長報告のとおり決するにご異議ございませんか。 (「異議なし」の声)
○議長(
黒澤芳彦) ご異議なしと認めます。 よって、陳情第32号、陳情第33号は採択、
意見書案第6号、
意見書案第7号は意見書を提出することに決定いたしました。
○議長(
黒澤芳彦) 次に、日程第18「陳情第34号、75歳以上
医療費窓口負担2割化の中止を求める国への
意見書提出の陳情」について採決いたします。 委員長の報告は、賛成少数により不採択であります。 これより本件に対する討論を行います。 初めに、
委員長報告に反対の討論、つまり不採択に反対の討論から行います。 討論ございませんか。 (発言の声)
○議長(
黒澤芳彦) 8番の
久留嶋範子議員。
◆8番(
久留嶋範子) (8番
久留嶋範子君登壇) 陳情第34号、75歳以上
医療費窓口負担2割化の中止を求める国への
意見書提出の陳情に賛成の討論を行います。 現在、原則1割となっている75歳以上の高齢者の
医療費窓口負担をめぐり、菅首相と公明党の山口代表が、年収200万円以上の人の負担を2割に引き上げることで合意し、負担押しつけの具体化に走り出しました。負担増の対象人数は約370万人で、高齢者の厳しい生活にコロナ化の下で追い打ちをかけるものです。 日本医師会の中川会長は、9日の会見で、新型コロナの
感染拡大で受診控えによる健康への影響が懸念される中、負担割合の引上げはさらなる受診控えを生じさせかねないと指摘し、高齢者に追い打ちをかけるべきではない、現行の原則1割から倍にする議論をすること自体がそもそも問題だと厳しく指摘しております。 菅政権は、2割負担の最大の口実に、若い世代の保険料上昇を少しでも減らすことを上げていますが、議論のすり替えであり、政府の責任放棄です。高齢者の医療費を若い世代に肩代わりさせる後期高齢者医療
制度の仕組みをつくったのは、自公政権であります。高齢者の医療費に占める国庫負担分は、老人保健
制度が始まった1983年の45%から35%に減少しました。公費負担を減らすため、75歳以上を無理やり一つの独立した
制度に押し込んだ、年齢で差別する後期高齢者医療
制度の害悪は明白であります。若い世代の負担軽減というなら、少なくとも国庫負担を45%に戻し、国としての公的役割を果たすべきです。 高齢者の多くは年金が目減りし、消費税の連続増税や相次ぐ医療・介護の負担増の中、貯金を切り崩し、必要消費を切り詰めて生計を維持しているのが実態です。その上、2割負担となれば、高齢者の命と健康に大きな影響が及ぼすことは明らかです。75歳以上の高齢者は、原則1割負担の現在でも、年収に対する窓口負担が占める割合で現役世代の数倍の負担をしています。 本来は、負担引下げの議論こそ行うべきです。2割負担を導入しても、現役世代の保険料抑制額は年間2,000円にもなりません。一方、2割負担は、高齢者だけでなく、高齢親族の生計を支える現役世代にも打撃となります。 疾病は、早期の発見、治療が何より重要です。応能負担は、受診抑制をもたらす窓口負担ではなく、保険料を税金でこそ求めるべきです。これまでの減税の恩恵を受けてきた大企業や金融資産家、高額所得者に率先して負担してもらうべきではないでしょうか。 当市では、2年前の12月議会で、今回と同様な75歳以上の後期高齢者医療自己負担を2割にしないことを国に求める陳情書を
全会一致で採択し、国への意見書を提出しております。今回の陳情に反対というのは矛盾しております。 以上の理由から、この意見書は国に提出すべきとし、賛成いたします。議員の皆さんの賛同を求めて、討論を終わります。
○議長(
黒澤芳彦) 次に、
委員長報告に賛成、つまり不採択に賛成の討論を行います。 討論ございませんか。 18番 中嶋 洋子議員。
◆18番(中嶋洋子) (18番 中嶋 洋子君登壇) 18番 中嶋 洋子です。 私は、陳情第34号、75歳以上
医療費窓口負担2割化の中止を求める国への
意見書提出の陳情に反対、すなわち不採択に賛成の立場から討論させていただきます。 この陳情で、高齢者の生活がますます苦しくなっていくことは理解できますが、現役世代への負担の視点が抜けていることは看過できません。 高齢者の医療費が拡大する中、増大する中、現役世代と高齢者世代の負担を明確化し、公平で分かりやすい
制度とするために、従来の老人保健
制度に代わり、後期高齢者医療
制度が創設されました。この
制度は、75歳以上の高齢者を対象に、その心身の特性や生活実態などを踏まえて、高齢者にふさわしい医療が受けられるように
制度設計されています。 政府の最終報告も、全世代型
社会保障改革の方針としてまとめ、今後の医療改革と少子化対策の方向性を示しました。給付は高齢者中心、負担は現役世代中心という、これまでの
社会保障の構造を見直し、切れ目なく全ての世代を対象とすると明記しております。窓口負担の1割から2割への引上げについては、2022年度後半から実施する。対象は約370万人で、現役世代の負担は、年700億円から800億円程度軽減されるようです。 どうぞ皆様のご賛同をよろしくお願い申し上げます。
○議長(
黒澤芳彦) ほかに討論ございませんか。 7番 福岡 由巳議員。
◆7番(福岡由巳) (7番 福岡 由巳君登壇) 7番 福岡 由巳です。 陳情第34号に賛成の立場で討論をさせていただきます。 ご承知のように、政府与党において、75歳以上の
医療費窓口負担、1割から2割へ引き上げる
制度改革に向けて、急ピッチで進められています。これが一旦
制度化されますと、最低年収額が次第に下がり、対象者が多くなることが懸念されます。 陳情にも記載されていますように、
社会保障のためとの理由から消費税を10%にまで引き上げたにもかかわらず、新たな負担を高齢者に押しつけようとしています。高齢者の年金は減らされ続け、2020年には、2013年度比で実質支給額は6.4%も減り、貧困化が深まっています。 また、今回も政府は、医療・介護など
社会保障の持続可能な
制度構築に向けた財源論は避け続けています。この財源論が出されない中でのこの問題点について、私たちはこの
社会保障費の基本政策、これをきちんと示すべきと考えるわけであります。 今、議論されています若い世代の問題でありますが、問題になりますのは、昨日閣議決定されました来年度予算と第三次補正予算の、いわゆる15か月予算の総額が122兆円となり、前年度比約16兆円増となり、国債の借金だけで990兆円と、この借金が次世代、若い世代に引き継がれていくのが深刻な問題であります。これにおいても健全な財政論がまず提起されるのが急務であると思います。 以上のことから、この陳情第34号に賛成の立場で討論をさせていただきました。皆さんのご賛同をよろしくお願いいたします。
○議長(
黒澤芳彦) ほかに討論ございませんか。 5番 杉渕 一弘議員。
◆5番(杉渕一弘) (5番 杉渕 一弘君登壇) 5番 杉渕 一弘です。 陳情第34号に反対の立場で討論をいたします。 75歳以上を対象とする後期高齢者医療
制度は、患者の窓口負担を除いて、財源の4割が会社員から加入する健康保険組合からの支援金で賄われております。しかし、高齢化が進み、医療費が増加しているのに伴って、健康保険組合の財源を圧迫してきており、現役世代の負担軽減を求める声が非常に高まっております。 このような中で、政府は、世代間の公平性を図りながら
制度を維持していくため、団塊の世代が75歳になり始める2022年までに、年齢ではなく、所得などに応じた負担を求める方針を示しておりました。そこで、自民党、公明党が歩み寄り、年金収入200万円以上、約370万人の方に、75歳以上の後期高齢者の
医療費窓口負担を1割から2割に引き上げ、2022年後半に実施すると合意をしております。 これにより生活への影響を少しでも抑えるという配慮があり、この
意見書提出には反対をするものでございます。議員皆様方の賛同をよろしくお願いいたします。
○議長(
黒澤芳彦) ほかに討論ございませんか。 (「なし」の声)
○議長(
黒澤芳彦) 討論なしと認め、討論を終結いたします。 これより採決を行います。 採決の方法は、起立採決といたします。 それでは、陳情についてお諮りいたします。 陳情第34号に賛成の議員の起立を求めます。 (起立少数)
○議長(
黒澤芳彦) ご着席ください。 起立少数であります。 よって、陳情第34号は不採択と決定いたしました。
○議長(
黒澤芳彦) 次に、日程第19「陳情第35号、「
新型コロナウイルス感染症を教訓に
感染症対策を含めた
地域医療構想に見直しすること」を国に求める
意見書提出の陳情」、日程第20「
意見書案第8号、「
新型コロナウイルス感染症を教訓に
感染症対策を含めた
地域医療構想に見直しすること」を国に求める意見書」、日程第21「陳情第37号、
加齢性難聴者の
補聴器購入に対する
公的補助制度の創設を求める陳情」、日程第22「
意見書案第9号、
加齢性難聴者の
補聴器購入に対する
公的補助制度の創設を求める意見書」の4件を一括して採決いたします。 委員長の報告は、いずれも
全会一致により陳情は採択、
意見書案は意見書の提出であります。 採決の方法は
簡易採決としたいと思いますが、これにご異議ございませんか。 (「異議なし」の声)
○議長(
黒澤芳彦) ご異議なしと認め、採決の方法は
簡易採決と決定いたします。 お諮りいたします。
委員長報告のとおり決するにご異議ございませんか。 (「異議なし」の声)
○議長(
黒澤芳彦) ご異議なしと認めます。 よって、陳情第35号、陳情第37号は採択、
意見書案第8号、
意見書案第9号は意見書を提出することに決定いたします。 ここで産業建設委員会を開催しますので、暫時休憩いたします。 (休憩) (11時06分)
○議長(
黒澤芳彦) 休憩前に引き続き、会議を再開いたします。 (再開) (11時25分)
○議長(
黒澤芳彦) 次に、日程第23「
産業建設常任委員長報告」を求めます。 産業建設
常任委員長。
◆産業建設
常任委員長(堀部壽) (産業建設
常任委員長 堀部 壽君登壇)
産業建設常任委員会に付託されました事件について、その審査の経過と結果についてご報告申し上げます。 本委員会に付託されました事件は、予算案3件、
単行議案1件の計4件であります。 これらの事件について、去る12月16日に審査した結果、次のとおり決定いたしましたので、
会議規則第110条の規定によりご報告いたします。 初めに、予算案について報告いたします。 「議案第105号、令和2年度北秋田市
一般会計補正予算(第9号)
≪所管分≫」の主な審査内容について、農林課関係では、新規狩猟免許取得者確保対策事業費補助金について、委員からは、今年度の申請は何人で、北秋田市の狩猟免許所持者数の状況はどのようになっているのかとの質疑があり、当局からは、今年度の申請は、1種が4人、わなが3人の計7人。狩猟免許取得者は、少しずつだが増えている状況との答弁がありました。 商工観光課関係では、湯ノ岱温泉ポンプ取替えに係る工事請負費について、委員からは、ポンプは何年程度稼働できるものか。また、利用者数の状況はどのくらいかとの質疑があり、当局からは、今回故障したポンプは平成17年に導入したもので、約15年稼働していたため、それ相当の年数は稼働すると思っている。利用者数は、昨年度で約1万4,200人、平成28年度では約1万5,600人であり、減少が続いている状況との答弁がありました。また、委員からは、料金はどのくらいか。また、維持管理料や委託料など経費から利用料金を差し引くと、市はどのくらい負担しているのかとの質疑があり、当局からは、料金は320円で、昨年度、市の持ち出しが約600万円となっているとの答弁がありました。 以上のような審査を踏まえ、
全会一致で原案のとおり可決すべきものと決しました。 「議案第111号、令和2年度北秋田市
水道事業会計補正予算(第3号)」、「議案第112号、令和2年度北秋田市
下水道事業会計補正予算(第2号)」、以上2件については、全て
全会一致で原案のとおり可決すべきものと決しました。 次に、
単行議案について報告いたします。 「議案第115号、
北秋田市営森吉山阿仁スキー場の
指定管理者の指定について」、委員からは、申請書添付資料の収支計画が、令和3年度から令和7年度まで全く一緒である。このような計画では安定運営につながらないと思うが、市で指導はできないものかとの質疑があり、当局からは、法人として年間4万9,000人の利用者を見込み、収支計画を立てて提出しているため、5年間一緒でもやむを得ないと考えているとの答弁がありました。また、委員からは、森吉山のゴンドラは、北秋田市の中でも目玉になる観光施設である。事後報告の協議ではなく、市からも事前の段階から話合いをとってもらいたいが可能かとの質疑があり、当局からは、事業者と一緒に改善していけるように常に話合いを行っていきたいとの答弁がありました。 以上のような審査を踏まえ、
全会一致で原案のとおり可決すべきものと決しました。 なお、今回の
死亡事故が発生した件に関して、徹底した
安全対策を
指定管理者に指導するよう求めて報告といたします。 以上が
産業建設常任委員会に付託されました4事件についての報告であります。よろしくお願い申し上げます。
○議長(
黒澤芳彦) これより
産業建設常任委員長報告に対する質疑を行います。 なお、質疑される場合、
議案番号を特定されるようお願いいたします。 質疑ございませんか。 (「なし」の声)
○議長(
黒澤芳彦) 質疑なしと認め、質疑を終結いたします。 以上をもって
産業建設常任委員長報告を終わります。
○議長(
黒澤芳彦) これより付託されました事件について採決を行います。
○議長(
黒澤芳彦) 最初に、日程第24「議案第111号、令和2年度北秋田市
水道事業会計補正予算(第3号)」、日程第25「議案第112号、令和2年度北秋田市
下水道事業会計補正予算(第2号)」の2件を一括して採決いたします。 委員長の報告は、いずれも
全会一致による
原案可決であります。 採決の方法は
簡易採決としたいと思いますが、これにご異議ございませんか。 (「異議なし」の声)
○議長(
黒澤芳彦) ご異議なしと認め、採決の方法は
簡易採決と決定いたします。 お諮りいたします。 委員長の報告のとおり決するにご異議ございませんか。 (「異議なし」の声)
○議長(
黒澤芳彦) ご異議なしと認めます。 よって、議案第111号、議案第112号は原案のとおり可決することに決定いたしました。
○議長(
黒澤芳彦) 次に、日程第26「議案第115号、
北秋田市営森吉山阿仁スキー場の
指定管理者の指定について」を採決いたします。 委員長の報告は、
全会一致による
原案可決であります。 採決の方法は
簡易採決としたいと思いますが、これにご異議ございませんか。 12番 大森 光信議員。
◆12番(
大森光信)
採決方法に関しましてですが、
議会運営委員会で
簡易採決ですのでという話でありましたが、政策監の説明を受けて、状況が変わっているという私の認識ですので、ぜひ起立採決でお願いしたいと思います。
○議長(
黒澤芳彦) ほかにございませんか。 (「なし」の声)
○議長(
黒澤芳彦) なければ、採決の方法は起立採決としたいと思いますが、これにご異議ございませんか。 (「異議なし」の声)
○議長(
黒澤芳彦) それでは、起立採決といたします。
委員長報告に反対の方の討論ありませんか。 12番 大森 光信議員。
◆12番(
大森光信) (12番 大森 光信君登壇) 議案第115号の
北秋田市営森吉山阿仁スキー場の
指定管理者の指定について、反対の立場から討論をさせていただきます。
指定管理者に申請された方は、私も適当であると、その当時は認識をしておりました。その後、まだ警察のほうで事故調査がされていないということ。それから、やはり重大な事故でありますので、再発防止を促すだけではなくて、しっかりとした再発防止策を市に示してから、また再度上程するべきではないかと思っております。 本当に亡くなられた方、私も親しくさせていただいておりましたが、気さくで、本当に面倒見のいい方でございました。この場を借りましてお悔やみ申し上げたいというふうに思います。 どうか私の意見に賛同してくださいまして、二度とこういうことが起きないような方策を市議会全体で考える時期ではないでしょうか。ご賛同をよろしくお願いいたします。
○議長(
黒澤芳彦) 次に、
委員長報告に賛成の方の討論ございませんか。 1番 山田 博康議員。
◆1番(山田博康) (1番 山田 博康君登壇) 賛成の立場で討論をさせていただきます。 森吉山阿仁スキー場は、当市の観光の目玉であります。そして、今回の指定管理に当たりまして、4施設のうち1施設だけ応募がありまして、採択という状況でございます。 先ほど反対討論にもありましたけれども、事故というのは、やっぱり事業を継続する上であってはならないことですけれども、これやっぱり絶対ないということはできないのでありまして、議会人としては、当然今回の事故を受託者が重く受け止め、そして、再発防止等について、さらなる周知を当局並びに議会に求めることとして、私はぜひ今までどおり事業継続をして頑張っていただきたいという立場で賛成の討論をさせていただきます。どうか賛同をよろしくお願いいたします。
○議長(
黒澤芳彦) 次に、
委員長報告に反対の討論ございませんか。 ほかに討論ございませんか。 (「なし」の声)
○議長(
黒澤芳彦) 討論なしと認めます。 討論を終結いたします。 これより議案第115号に対し採決いたします。 それでは、
委員長報告のとおり賛成の方の起立を求めます。 (起立多数)
○議長(
黒澤芳彦) 賛成多数でございます。 着席ください。 よって、議案第115号は賛成多数により原案のとおり可決することに決定いたしました。
○議長(
黒澤芳彦) 次に、日程第27「議案第105号、令和2年度北秋田市
一般会計補正予算(第9号)」、日程第28「議案第116号、令和2年度北秋田市
一般会計補正予算(第10号)」、以上2件を一括して採決いたします。 所管の各委員長の報告は、いずれも
全会一致による
原案可決であります。 採決の方法は
簡易採決としたいと思いますが、これにご異議ございませんか。 (「異議なし」の声)
○議長(
黒澤芳彦) ご異議なしと認め、採決の方法は
簡易採決と決定いたします。 お諮りいたします。 各
委員長報告のとおり決するにご異議ございませんか。 (「異議なし」の声)
○議長(
黒澤芳彦) ご異議なしと認めます。 よって、議案第105号、議案第116号は原案のとおり可決することに決定いたしました。
○議長(
黒澤芳彦) 次に、日程第29「
総務文教常任委員会の閉会中の
所管事務調査報告」について報告を求めます。
総務文教常任委員長。
◆
総務文教常任委員長(
大森光信) (
総務文教常任委員長 大森 光信君登壇)
総務文教常任委員会の閉会中の
所管事務調査は、外国青年招致事業について、移住定住対策についてとし、11月17日に行いました。 外国青年招致事業について、当局から、現在、本市では6名の外国語指導助手、以降、ALTと申し上げます、が各校に派遣されており、また、ALTをサポートするコーディネーター1名が配置されている。ALTがなぜ配置されるのかというところの根拠になる部分だが、学習指導要領には、指導計画の作成や授業の実施に当たっては、ネーティブスピーカーや英語が堪能な地域人材などの協力を得る等、指導体制の充実を図るとともに、指導方法の工夫を行うことと記載されており、ネーティブスピーカーとのやり取りをしていくことによってコミュニケーション能力を高める、違う文化に触れる、そのようなところがALTが配置されるよさである。また、文部科学省が一般的に考えるALTとのティーム・ティーチングにおけるALTの役割は、基本的には担当教員の指導の下、担当教員が行う授業に係る補助をする、これがALTの役割であるとの説明がありました。 説明の後、鷹巣中学校の1年生と3年生の外国語の授業を視察。実際に行われている担当教員とALTとのティーム・ティーチングの様子を把握することができました。 視察後の質疑では、委員から、数年前にも英語の授業を見させてもらっているが、すばらしかった。これは、ALTの充実なのか、学習指導要領の影響なのかとの質疑があり、これについては両方の面があり、まずはグローバル
社会に伴い学習指導要領が変わったこと。それから、ALTの配置について、本市は県内でも充実した環境にあることとの答弁がありました。 また、担当教員とALTが連携し、分かりやすく授業を進めていると感じた。事前に打合せ等は行われているのかとの質疑に、事前打合せは各校で行っており、何をするのか、何を指示するのかをしっかりと確認している。また、県内のALTが参加する研修やALTと教員との研修もあり、同じ方向に進んでいるかを確認することができているとの答弁がありました。 次に、移住定住対策については、当局から、若者、子育て世代をターゲットに各種施策を進めており、平成27年度の調査以来、年々移住者は増加している。令和元年度は、46世帯、64人の方が移住され、その中でも北秋田市にゆかりのないIターンが多い比率となっている。平成27年度から年代別内訳を見ると、20代が46%、30代が22%ということで、20代、30代が68%を占めている。移住前の居住地域は、東北が最も多く、次いで、関東、北海道からの移住が多くなっており、移住後の居住地については、鷹巣地区が最も多く、合川、森吉、阿仁地区については同等だが、近年は、マタギ文化の影響もあり、阿仁地区への移住が年々多くなっている。今回は、
新型コロナウイルス感染症の
感染拡大による移動制限等により新たな取組を展開し、コロナ禍においても北秋田市を発信しようと、コミュニケーションアプリのLINE、ウェブ会議用のアプリを導入し、オンラインを活用した移住相談での対応を展開しているとの説明がありました。 今回の調査においては、現在活動中の5名の地域おこし協力隊の皆さんにもご出席いただき、活動状況や今後の抱負など紹介していただきました。委員からは、非常にすばらしい方々に来ていただいた。協力隊の皆さんの活動をしっかりと支えながら移住を促進するという一面と、いろんな機会で地域住民と意見交換ができるような場を設けるというのも必要ではないか。地域発展や情報発信につながることなので、ぜひ検討していただきたいとの質疑があり、協力隊の皆さんは、それぞれ個性があり、目標を持っている。しっかりと一緒に進めていきたいとの答弁がありました。 以上が
総務文教常任委員会の閉会中の
所管事務調査報告であります。
○議長(
黒澤芳彦) 次に、日程第30「
市民福祉常任委員会の閉会中の
所管事務調査報告」について報告を求めます。 市民福祉
常任委員長。
◆市民福祉
常任委員長(
佐藤文信) (市民福祉
常任委員長 佐藤 文信君登壇) それでは、
市民福祉常任委員会の閉会中の
所管事務調査について、去る10月27日に、災害廃棄物処理計画についてと
介護保険事業計画についてをテーマといたしまして、本庁舎委員会室にて実施いたしましたので、その主な内容についてご報告申し上げます。 最初に、災害廃棄物処理計画についての概要説明では、北秋田市災害廃棄物処理計画は、平成20年3月に策定された北秋田市地域防災計画を補い、想定される災害に対する事前の体制整備を行い、市民、民間事業者、行政の3者の連携により廃棄物の円滑な処理を推進するために策定するもので、災害廃棄物対策、災害廃棄物処理行動が示されております。 災害廃棄物処理行動は、各担当に求められる業務内容と業務開始目標時間などが具体的に示されており、時間の経過とともに必要な業務を進めていくことになりますとの説明がありました。 質疑応答では、委員から、災害が発生した場合、この計画に沿って業務を行うために訓練などは行っているのか。また、災害が起きたときにはボランティアの活躍は大事になってくると思うが、ボランティアの体制はどうかとの質疑がありました。当局からは、訓練について、昨年、宮城の被災地のほうへ職員を1名派遣をしました。そこでの実務的な経験を踏まえまして、伝達訓練を行いたいと考えております。また、ボランティアについては、窓口は災害対策本部になりますが、他市町村からの支援及びボランティアの収集運搬等の業務となっております。指揮担当である
市民生活部長や庶務担当である生活課長が災害の状況等を把握し、どのような産業廃棄物が出てくるのかをある程度想定した上で、収集運搬担当へ指示を行いたいとの答弁がありました。 また、委員から、災害が起きたとき、被災者は片づけることで精いっぱいで、ごみ指定の集積所に運ぶことは難しいと思う。また、田んぼや畑にコンクリートや瓦礫が流れてきた場合、個人でその撤去を行うのはかなり厳しい。それを考慮した計画の見直しはできないのかとの質疑につきましては、この計画は、市民生活をいかに早く復旧するかということを主とした目的になっております。災害が起きた場合は、全体の被害の状況を把握した上で災害廃棄物処理実行計画を策定することになりますので、それぞれの所管課と連携をしながら業務を進めていくことになります。また、被害に遭われた家庭では、片づけやごみの運搬等を全てその家庭で行うことは困難だろうと承知をしております。ボランティアやお手伝いいただける方に情報提供を行うため、初動の段階で状況把握に努め、対応できるようにしていきたいとの答弁がありました。 次に、
介護保険事業計画についての概要説明では、第7期
介護保険事業計画は、人口の減少が続く一方、高齢者人口は増加傾向が続き、高齢化率の急激な上昇が見込まれる中で、いわゆる団塊の世代が75歳以上を迎える2025年を見据え、平成30年から令和2年度の3か年の計画期間の中で、生涯にわたって生きがいや楽しみのある生活を送り、介護が必要になっても尊厳を持ち続けられるまちづくりを進めるために策定され、今年度が計画の最終年度であります。第8期
介護保険事業計画策定に当たっては、国の方向性を踏まえつつ、人生100年時代に対応した、高齢者が元気に安心して暮らし続けられる北秋田市をつくっていくことが重要な課題であることから、地域共生
社会の実現とともに地域包括ケアシステムの維持と機能強化を目指し、令和3年度から令和5年度までの3か年の計画を策定するとの説明がありました。 質疑応答では、委員から、災害があった場合に、要介護者や
介護施設の利用者を避難させるために、どのような方法を考えているのかとの質疑がありました。当局からは、福祉避難所ということで、各施設に協力の申入れをしております。また、第8期計画では、災害や
感染症対策に関わる体制整備ということで、近年の災害発生状況や
新型コロナウイルス感染症の流行を踏まえた、これらの整備への重要性についても盛り込むことになっておりますとの答弁がありました。 また、委員から、第8期の
介護保険料の見直しや新たなサービスの提供などはあるのかとの質疑に対しては、当局からは、額はともかくとして、
介護保険料は上げなければならないと予想している。事業所の整備方針については、計画策定に当たり事業所に意向調査を行っており、短期入所、グループホーム等の要望はある。個別に行った調査結果では、ショートステイと通所介護のニーズが高いようだが、事業所整備は保険料に影響する。ニーズ調査でも、保険料を上げてほしくないという意向もありますので、その旨を十分検討した結果、委員会に提案をして保険料を決めたいとの答弁がありました。 廃棄物処理計画の有効な活用と、よりよい第8期
介護保険事業計画策定に期待をし、
所管事務調査を終えました。 以上が
市民福祉常任委員会の閉会中の
所管事務調査の内容であります。よろしくお願いいたします。
○議長(
黒澤芳彦) 次に、日程第31「
産業建設常任委員会の閉会中の
所管事務調査報告」について報告を求めます。 産業建設
常任委員長。
◆産業建設
常任委員長(堀部壽) (産業建設
常任委員長 堀部 壽君登壇)
産業建設常任委員会の閉会中の
所管事務調査は下水道事業についてとし、10月21日に行い、初めに、当局から資料に基づき下水事業について説明を受けました。 当局から、人口減少などへの対応を見据え平成28年に策定した北秋田市生活排水処理整備構想に基づき、公共下水道と農業集落排水処理施設の統廃合や、し尿処理施設の汚水処理を下水処理場に集約をしている。公共下水道事業の整備状況については、鷹巣処理区が現在も面整備を進め、区域を広げている。ほかの合川処理区、米内沢処理区、阿仁合処理区については、既に面整備は完了しているとの概要説明がありました。 委員からは、鷹巣の場合は、面整備が途中なので水洗化率が60%だが、阿仁は62%と低いのはどういう理由なのかとの質疑があり、当局からは、単身の高齢者の方々については、自分たちがいなくなった後、誰も家にいなくなるため設置に後ろ向きである。また、経済的な理由で、なかなか加入に至らないということもあるとの答弁がありました。 また、委員からは、使用料負担の見直しが必要になってくるという説明があったが、見直しに当たり、住民の理解を得るための住民説明会などは考えているのかとの質疑があり、当局からは、ここ二、三年の間にご相談するということになると思うが、その際は住民説明会を各地区で開催し、丁寧に説明するとの答弁がありました。 他の委員からは、移住者が古い家を借りたり、譲り受けたりしているが、住宅リフォーム補助金が該当するかとの質疑があり、当局からは、住宅リフォーム支援事業では、一般の方で10万円、移住者につきましては、さらにかさ上げがある。また、リフォームだけではなく、中高住宅を買った場合についても、購入や改修に対する加算というのを設けている。補助によっては下水道も含めたリフォームを行えるところを、今後もう少しPRしていきたいとの答弁がありました。 最後に、鷹巣浄化センターを現場視察し、今回の
所管事務調査を終えました。 以上が
産業建設常任委員会の閉会中の
所管事務調査報告であります。ありがとうございました。
○議長(
黒澤芳彦) 以上で各常任委員会の閉会中の
所管事務調査報告を終了いたしました。
○議長(
黒澤芳彦) 次に、日程第32「発議案第15号、
総務文教常任委員会の
所管事務調査について」、日程第33「発議案第16号、
市民福祉常任委員会の
所管事務調査について」、日程第34「発議案第17号、
産業建設常任委員会の
所管事務調査について」、日程第35「発議案第18号、
議会運営委員会の
所管事務調査について」、以上4件を一括して採決いたします。 なお、本件については議案に記載の内容となっておりますので、ご確認お願いいたします。 採決の方法は
簡易採決としたいと思いますが、これにご異議ございませんか。 (「異議なし」の声)
○議長(
黒澤芳彦) ご異議なしと認め、採決の方法は
簡易採決と決定いたします。 それでは、お諮りします。 本件はいずれも原案のとおり決するにご異議ございませんか。 (「異議なし」の声)
○議長(
黒澤芳彦) ご異議なしと認めます。 よって、発議案第15号から発議案第18号までの4件は、いずれも原案のとおり可決することに決定いたしました。
○議長(
黒澤芳彦) 以上で本日の日程は全て終了いたしました。 同時に、本定例会に付議されました事件は全て終了いたしました。 これをもちまして、令和2年
北秋田市議会12
月定例会を閉会いたします。 ご苦労さまでございます。 (閉会) (12時01分)右会議の次第内容は、正確であることを証するために、ここに署名する。 令和2年12月22日
北秋田市議会 議長
黒澤芳彦 署名議員 14番 板垣 淳 15番 関口正則 18番 中嶋洋子...