北秋田市議会 > 2020-12-22 >
12月22日-04号

ツイート シェア
  1. 北秋田市議会 2020-12-22
    12月22日-04号


    取得元: 北秋田市議会公式サイト
    最終取得日: 2023-04-03
    令和 2年 12月 定例会       令和2年 北秋田市議会12月定例会会議録                       (令和2年12月22日)第4日目 令和2年12月22日、北秋田市議会定例会は、北秋田市議会議事堂に招集された。1、出席議員は、次のとおりである。     1番  山田博康         2番  三浦倫美     3番  小笠原 寿        4番  虻川 敬     5番  杉渕一弘         6番  佐藤光子     7番  福岡由巳         8番  久留嶋範子     9番  武田浩人        10番  佐藤文信    12番  大森光信        13番  長崎克彦    14番  板垣 淳        15番  関口正則    16番  堀部 壽        17番  佐藤重光    18番  中嶋洋子        19番  松橋 隆    20番  黒澤芳彦2、欠席議員は、次のとおりである。    11番  松尾秀一3、地方自治法第121条の規定により、会議事件説明のため出席した者は、次のとおりである。 市長       津谷永光   副市長      虻川広見 教育長      佐藤昭洋   総務部長     河田浩文 財務部長     佐藤 進   健康福祉部長   石崎賢一 市民生活部長   小松正彦   産業部長     金澤聡志 産業部政策監   米澤田茂   建設部長水道局長 浅村武則 教育次長     小笠原吉明  消防長      長岐篤市 総務課長     松橋みどり  総合政策課長   三沢 聡 財政課長     佐藤栄作4、職務により議場に出席した事務局職員は、次のとおりである。 事務局長     佐藤 誠   次長       佐藤敏文 副主幹      野呂康一5、会議事件は、次のとおりである。       令和2年 北秋田市議会12月定例会議事日程                               (第4)      開議 日程第1 総務文教常任委員長報告 日程第2 議案第102号 北秋田市国民健康保険税条例の一部を改正する条例の制定について 日程第3 議案第103号 北秋田市諸収入金に係る督促手数料及び延滞金の徴収に関する条例等の一部を改正する条例の制定について 日程第4 議案第113号 秋田県市町村総合事務組合規約の一部変更について 日程第5 陳情第36号 地方たばこ税を活用した分煙環境整備に関する陳情書 日程第6 市民福祉常任委員長報告 日程第7 議案第104号 北秋田市介護予防・地域支え合い事業利用者負担金徴収条例の一部を改正する条例の一部を改正する条例の制定について 日程第8 議案第106号 令和2年度北秋田市国民健康保険特別会計補正予算(第4号) 日程第9 議案第107号 令和2年度北秋田市国民健康保険合川診療所特別会計補正予算(第2号) 日程第10 議案第108号 令和2年度北秋田市介護保険特別会計補正予算(第3号) 日程第11 議案第109号 令和2年度北秋田市立阿仁診療所特別会計補正予算(第3号) 日程第12 議案第110号 令和2年度北秋田市立米内沢診療所特別会計補正予算(第2号) 日程第13 議案第114号 北秋田市荒瀬地区コミュニティセンター指定管理者の指定について 日程第14 陳情第32号 安全・安心の医療・介護の実現と、国民のいのちと健康を守るため、国に意見書提出を求める陳情 日程第15 意見書案第6号 安全・安心の医療・介護の実現と、国民のいのちと健康を守るための意見書 日程第16 陳情第33号 「新型コロナ対策を強化し、安心して介護を継続できるようにするために介護施設の改善を国に求める」意見書提出の陳情 日程第17 意見書案第7号 「新型コロナ対策を強化し、安心して介護を継続できるようにするため介護保険制度の抜本改善を求める」意見書 日程第18 陳情第34号 75歳以上医療費窓口負担2割化の中止を求める国への意見書提出の陳情 日程第19 陳情第35号 「新型コロナウイルス感染症を教訓に感染症対策を含めた地域医療構想に見直しすること」を国に求める意見書提出の陳情 日程第20 意見書案第8号 「新型コロナウイルス感染症を教訓に感染症対策を含めた地域医療構想に見直しすること」を国に求める意見書 日程第21 陳情第37号 加齢性難聴者補聴器購入に対する公的補助制度の創設を求める陳情 日程第22 意見書案第9号 加齢性難聴者補聴器購入に対する公的補助制度の創設を求める意見書 日程第23 産業建設常任委員長報告 日程第24 議案第111号 令和2年度北秋田市水道事業会計補正予算(第3号) 日程第25 議案第112号 令和2年度北秋田市下水道事業会計補正予算(第2号) 日程第26 議案第115号 北秋田市営森吉山阿仁スキー場指定管理者の指定について 日程第27 議案第105号 令和2年度北秋田市一般会計補正予算(第9号) 日程第28 議案第116号 令和2年度北秋田市一般会計補正予算(第10号) 日程第29 総務文教常任委員会の閉会中の所管事務調査報告 日程第30 市民福祉常任委員会の閉会中の所管事務調査報告 日程第31 産業建設常任委員会の閉会中の所管事務調査報告 日程第32 発議案第15号 総務文教常任委員会所管事務調査について 日程第33 発議案第16号 市民福祉常任委員会所管事務調査について 日程第34 発議案第17号 産業建設常任委員会所管事務調査について 日程第35 発議案第18号 議会運営委員会所管事務調査について       閉会 ○議長(黒澤芳彦)  おはようございます。 これより令和2年北秋田市議会12月定例会を開会いたします。 ただいまの出席議員数は定足数に達しておりますので、直ちに本日の会議を開きます。 なお、11番 松尾 秀一議員からは欠席届が提出されております。   (開議)                    (10時00分) ○議長(黒澤芳彦)  初めに、産業部政策監より発言の申出がありますので、これを許可いたします。 産業部政策監。 ◎産業部政策監(米澤田茂)  おはようございます。 議長より発言のお許しをいただきましたので、このたび北秋田市営森吉山阿仁スキー場での指定管理者職員の死亡事故について、ご報告を申し上げます。 北秋田市営森吉山阿仁スキー場は、特定非営利活動法人森吉山指定管理者として管理運営を委託している施設でございます。 事故の概要でありますが、令和2年12月18日、金曜日、午後1時30分頃、指定管理者作業員3名が、コースオープンに向けゲレンデの整備のため、圧雪車2台に同乗して資材を運搬中、作業員1人が荷台から転落し、キャタピラーに足を挟まれ、直ちに北秋田市民病院に搬送されましたが、その後、死亡が確認されたというものでございます。 今回の事故により亡くなられた職員のご冥福をお祈り申し上げますとともに、ご家族の方々には心からお悔やみを申し上げるものでございます。 事故原因につきましては、現在、北秋田警察署が捜査中でありますが、指定管理者から、この事故を受けての安全対策として、圧雪車やスノーモービル等の運行に関し、従事者に対し細部にわたり安全指導を徹底するとともに、今後、運行マニュアル等の点検、見直しを行い、安全管理に万全を期する旨、報告を受けてございます。 また、市といたしましても、このような事故が二度と起こらないよう、指定管理者と連携して一層の安全対策を講じてまいります。 以上、ご報告申し上げます。 ○議長(黒澤芳彦)  次に、議会運営委員長の報告を求めます。 議会運営委員長。 ◆議会運営委員長(小笠原寿) (議会運営委員長 小笠原 寿君登壇) おはようございます。 本日9時から議会運営委員会を開催しましたので、その経過と結果についてご報告申し上げます。 当局からは、説明員として総務部長総務課長の出席を求め、議事日程や採決方法などについて確認をいたしました。 協議の結果、議事日程及び議案等の採決方法については、お配りしました議事日程(案)及び別紙採決方法資料(案)のとおりとさせていただきたいと思います。 そして、本日も新型コロナウイルス感染防止のため、議員はマスクを着用し発言することとし、説明員には、市長、副市長、教育長のほかは部長相当職総務課長、財政課長及び総合政策課長のみの着席としております。 また、傍聴席も同様に感染防止に努める必要があることから、席の間隔を空けて着席していただくほか、マスクを着用していただきます。 以上でございますが、議会運営につきましては、よろしくご協力のほどをお願い申し上げ、議会運営委員長の報告とさせていただきます。 ○議長(黒澤芳彦)  議会運営委員長の報告が終わりました。 これより日程順に沿って、各常任委員会報告を行います。 付託事件については、各委員会の審査の経過と結果の報告を求めるものでありますが、「議案第105号、令和2年度北秋田市一般会計補正予算(第9号)」、「議案第116号、令和2年度北秋田市一般会計補正予算(第10号)」については、各常任委員長から所管分の報告と委員長に対する質疑まで行い、採決は日程第27、日程第28で行いますので、あらかじめ申し上げます。 それでは、日程に入ります。 ○議長(黒澤芳彦)  日程第1「総務文教常任委員長報告」を求めます。 総務文教常任委員長。 ◆総務文教常任委員長大森光信) (総務文教常任委員長 大森 光信君登壇) 総務文教常任委員会に付託されました事件について、その審査の経過と結果についてご報告を申し上げます。 本委員会に付託されました事件は、条例案2件、予算案2件、単行議案1件、陳情1件の計6件であります。 これらの事件について、去る12月16日に審査した結果、次のとおり決定いたしましたので、会議規則第110条の規定によりご報告を申し上げます。 初めに、条例案について報告いたします。 「議案第102号、北秋田市国民健康保険税条例の一部を改正する条例の制定について」、「議案第103号、北秋田市諸収入金に係る督促手数料及び延滞金の徴収に関する条例等の一部を改正する条例の制定について」、以上2件は、いずれも全会一致で原案のとおり可決すべきものと決しました。 次に、予算案について報告いたします。 「議案第105号、令和2年度北秋田市一般会計補正予算(第9号)≪所管分≫」については、主に新型コロナウイルス感染症の感染拡大に伴い、研修、会議、イベント等の中止による減額補正、また、給与条例の改正による職員手当等の減額が主なものでありました。 それでは、総務課関係から、補助金について、委員から、今までも駅伝大会の補助金は総務費で計上しているが、スポーツ振興ということからいえば保健体育費等ではないか。また、今後、駅伝以外にも要望があった場合は対応するのか、対応できるのかとの質疑に、当局から、駅伝大会の補助金を総務費で措置している理由の一つとして、駅伝大会がテレビ等に報道をされて、広く北秋田市のPRにつながっているという視点から、市として補助金を出しているという部分がある。また、補助金の申請もしくは要望があった場合は、いかなる場合であっても検討するが、県立高校ということで市の行政と所管が違っていることもあり、市にとってメリットや市民に恩恵があるのかというような側面を踏まえて判断することになるとの答弁がありました。 また、職員研修実施委託について、委員から、外部講師を招聘しての研修ということで、職員の資質向上、全職員が直面している課題等、共通認識を持つという意味ではこれからますます必要だと思うが、職員の参加については自主参加というような方向でやるのか、全員に出席を要請するのかとの質疑があり、当局からは、職員研修については、毎年度、市長会、東北自治研修という中で役職に応じた研修があり、職員が出向いて研修を受けているが、今回はコロナウイルスの感染拡大の防止を図る観点から、外部講師を招聘し、職員を対象に2回の研修を実施したいと考えているため、職員研修負担金を40万円減額し、職員研修実施委託に組替えをするものである。予定している研修は、管理職を対象とした人事評価制度評価者研修、全職員を対象とした自殺防止対策心理ケア研修を予定しており、来年度以降も機会を設けて数多くの職員に受けていただきたいと考えているとの答弁がありました。 次に、総合政策課関係から、生活バス路線維持費等補助金について、委員から、今回の補正を含めて1億円を超す補助になる。今後の見通しはとの質疑に、生活バス路線は、大きく国庫補助路線、県単補助路線、市単独路線とある。次年度以降についても現在走るルートに変更はないため、その路線がベースとなり、補助をすることになる。例年であれば8,000万円程度の赤字補填を見込んでおり、コロナが終息すれば元に戻るのではないか。見通しについてはコロナ次第であるとの答弁がありました。 また、委員から、ふるさと納税返礼品について、ふるさと寄附金返礼品発注業務委託についての質疑があり、当局からは、寄附額が急増したことによる、返礼品が品薄になるなどの不都合については一番注意するべき点であり、在庫の状況については、その都度確認をし、寄附の申込みをいただいて返礼品が届かない等のトラブルはない。また、委託について、この事業の中間事業者として、観光物産協会のほか、民間の2社に委託をしており、観光物産協会には1件当たり900円程度を単価とし、その他については寄附額の5%前後を経費としている。委託の内容は、受注を受けた返礼品の取扱事業者へ連絡し、発送させ、送料や返礼品の料金を取りまとめ、市に請求するという流れになるとの答弁がありました。 以上のような審査を踏まえ、全会一致で原案のとおり可決すべきものと決しました。 次に、「議案第116号、令和2年度北秋田市一般会計補正予算(第10号)≪所管分≫」については、審査の結果、全会一致で原案のとおり可決すべきものと決しました。 次に、単行議案についてご報告いたします。 「議案第113号、秋田県市町村総合事務組合規約の一部変更について」は、審査の結果、全会一致で原案のとおり可決すべきものと決しました。 最後に、陳情についてご報告いたします。 「陳情第36号、地方たばこ税を活用した分煙環境整備に関する陳情書」については、反対、賛成の意見のほか、陳情項目2と3については賛成という意見があり、採決に当たっては、一部採択について反対の立場から、健康を重視する立場から、この陳情に反対し、一部採択は反対である。また、賛成の立場から、分煙社会の実現というのは大事だが、積極的に喫煙場所の増設という部分に関しては賛成できないが、陳情項目の2と3の喫煙場所の整備について、地方たばこ税の一部を活用したり、国に対し全国的な制度の整備を要望していくことに関しては賛成であるとの討論がありました。 採決の結果、賛成多数で一部採択と決しました。 以上が総務文教常任委員会に付託されました事件についての報告であります。よろしくお願いいたします。 ○議長(黒澤芳彦)  これより総務文教常任委員長報告に対する質疑を行います。 なお、質疑される場合、議案番号の特定をされるようお願いいたします。 質疑ございませんか。 14番 板垣  淳議員。 ◆14番(板垣淳)  たばこの陳情について、お聞きします。 まず、確認ですが、この陳情項目3つありますが、今の委員長の報告、はっきり言いませんでしたので確認したいんですが、委員長の報告を私なりに解釈すると、1番が不採択、2番は採択、3番も採択かなということでまずいいのかどうか、その確認をまずお願いします。 ○議長(黒澤芳彦)  委員長。 ◆総務文教常任委員長大森光信)  議員おっしゃるとおり、陳情内容の2番、そして3番のみ採択ということになっております。 ○議長(黒澤芳彦)  14番 板垣  淳議員。 ◆14番(板垣淳)  そうすると、1番は、たばこを吸うところをつくってくださいという中身、2番は、その際はたばこ税を活用してくださいという中身、連動しているものなので、1番も2番もどちらも採択、あるいはどちらも不採択ということであれば分かりますが、片方を採択して、片方を不採択というのは、私には理解できないんです。どういう意見があってこういう形になったのか、その委員会の中での意見を教えてください。 それから、たばこ税は、御存じのように一般財源なわけです。この普通税を、あたかも目的税のように使えと。つまり、たばこ税を活用してというのはそういうことですよね。目的税のように使えというふうに、我々議員が当局に迫っていいものでしょうか。私は駄目だと思いますが。この点についての、これ税法上の関係になりますが、この点について委員から何か意見はなかったものでしょうか。 それから、3番についてですが、国に対し既自治体としていうふうに書いています。つまり、議会としてでなくて、北秋田市としてということですね。北秋田市として国に税制変更を要望してくださいなという、そういう内容ですけれども、津谷市長は、公共の施設、敷地から喫煙所をなくした方です。おかげで私もたばこをやめることができて大変感謝しておりますが、その人に向かって、たばこ税を使って公共の喫煙所をつくれるように国に要望させなさい、要望せよと迫るなんて、随分失礼な話でないかというふうに私は思うんですが、そういう観点での意見というものはなかったのでしょうか。 以上、お願いします。 ○議長(黒澤芳彦)  総務文教常任委員長、答弁。 前のほうでお願いします。 ◆総務文教常任委員長大森光信) (総務文教常任委員長 大森 光信君登壇) まず、1番に関しての理由ということでありますが、1番はなぜ採択されなかったかというご質問だったと思いますが、意見の内容として、積極的に進める部分に関しては、少し違和感を覚えるというような意見でございました。 それから、2番と3番につきましては、特に意見は出なかったように記憶しております。 ○議長(黒澤芳彦)  14番 板垣  淳議員。 ◆14番(板垣淳)  2番、3番、意見がなかったということなんで、それ以上その点については聞くことはできませんが、1番最初の点については、ちょっと意味が分からないんですけれども、もう少し分かるように丁寧に説明していただけませんか。 付け加えて言うと、百歩譲って、1を採択して、2を不採択というのは、これはあり得るかなというふうに思うんですが、1を不採択にして、2を採択ということは、ぶっちゃけて言うと、たばこ吸うところをつくれば駄目です、たばこ税を使ってつくってくださいと、全く日本語として成り立たないんです。どうも私は理解できない。委員の人方、どういう理解でこれ1と2をこういうふうにしたのか、もう一度分かるように説明をお願いします。 ○議長(黒澤芳彦)  総務文教常任委員長、答弁。
    総務文教常任委員長大森光信) (総務文教常任委員長 大森 光信君登壇) 私から申し上げられることは、今、議事録を読み返しているところでありますが、議員がご質問いただいている内容につきましては、言わば積極的に喫煙場所を増設するということは理解できないというようなご意見だったと承知しております。 ○議長(黒澤芳彦)  ほかに質疑ございませんか。   (「なし」の声) ○議長(黒澤芳彦)  質疑なしと認め、質疑を終結いたします。 以上で総務文教常任委員長報告を終わります。 ○議長(黒澤芳彦)  これより付託されました事件について採決を行います。 ○議長(黒澤芳彦)  最初に、日程第2「議案第102号、北秋田市国民健康保険税条例の一部を改正する条例の制定について」、日程第3「議案第103号、北秋田市諸収入金に係る督促手数料及び延滞金の徴収に関する条例等の一部を改正する条例の制定について」以上2件を一括して採決いたします。 委員長の報告は、いずれも全会一致による原案可決であります。 採決の方法は簡易採決としたいと思いますが、これにご異議ございませんか。   (「異議なし」の声) ○議長(黒澤芳彦)  ご異議なしと認め、採決の方法は簡易採決と決定いたします。 お諮りいたします。 委員長報告のとおり決するにご異議ございませんか。   (「異議なし」の声) ○議長(黒澤芳彦)  ご異議なしと認めます。 よって、議案第102号、議案第103号は原案のとおり可決することに決定いたしました。 ○議長(黒澤芳彦)  次に、日程第4「議案第113号、秋田県市町村総合事務組合規約の一部変更について」を採決いたします。 委員長の報告は、全会一致による原案可決であります。 採決の方法は簡易採決としたいと思いますが、これにご異議ございませんか。   (「異議なし」の声) ○議長(黒澤芳彦)  ご異議なしと認め、採決の方法は簡易採決と決定いたします。 お諮りいたします。 委員長報告のとおり決するにご異議ございませんか。   (「異議なし」の声) ○議長(黒澤芳彦)  ご異議なしと認めます。 よって、議案第113号は原案のとおり可決することに決定いたしました。 ○議長(黒澤芳彦)  次に、日程第5「陳情第36号、地方たばこ税を活用した分煙環境整備に関する陳情書」について採決いたします。 委員長の報告は、賛成多数による一部採択であります。 これより本件に対する討論を行います。 初めに、委員長報告に反対の討論、つまり一部採択に反対の討論から行います。 討論ございませんか。 14番 板垣  淳議員。 ◆14番(板垣淳) (14番 板垣  淳君登壇) 陳情第36号を不採択にすることを求めて討論します。 2点述べます。 1、委員長報告のとおり、陳情項目1を不採択、2を採択にすると、こうなります。喫煙所をつくるの反対、たばこ税を使って喫煙所をつくるの賛成、こういうことになります。これでは矛盾していると言われてしまいますので、最低限こういう結論にするのだけはやめるべきではないでしょうか。 2つ目、当市議会では、これまで3人の方がたばこについて一般質問しました。共通して述べられましたのは、たばこの害についてです。ある方は、たばこを吸った後も、その人の息からは有害物質が出ている、衣類にもついている、部屋の中に喫煙者がいれば、その部屋は汚染されているとまで言いました。そういう人が分煙を認めるのは矛盾していますし、津谷市長は、それらの一般質問も参考にして禁煙に踏み切ったわけです。今は、公共の施設、敷地は全て禁煙というのが当たり前の時代です。北秋田市議会は時代遅れ、常識がないと言われないように、この陳情項目1から3、いずれも不採択にすべきです。 ご賛同をお願いして、討論を終わります。 ○議長(黒澤芳彦)  次に、委員長報告に賛成、つまり一部採択に賛成の討論を行います。 討論ございませんか。 6番 佐藤 光子議員。 ◆6番(佐藤光子) (6番 佐藤 光子君登壇) 6番 佐藤 光子です。 陳情第36号、地方たばこ税を活用した分煙環境の整備に関する陳情の一部採択について、賛成の立場から討論させていただきます。 北秋田市では、けんこう北秋田21計画に喫煙についての計画を掲げており、受動喫煙防止やたばこを吸う人の割合の減少を目指しています。そのため、喫煙については、喫煙者だけでなく周囲の人の健康にも悪影響を与えることから、この陳情書の3つの要望事項のうち、1つ目については喫煙場所の積極的な増設を求めており、それは喫煙を助長することになるため、その項目については採択できませんが、残り2項目については、次の理由により採択すべきと考えます。 あくまでもたばこを吸う人、吸わない人が共存できるような社会を目指す、つまりは望まない受動喫煙の防止のための分煙の徹底が重要になってくると思っています。そこで、どちらの権利も尊重するためには、喫煙者が負担する地方たばこ税の一部を受動喫煙防止事業の推進を目的とした分煙環境の整備費用、つまりは積極的な増設ではなく、必要な場所に整備したり、補修したりすることに活用できるようにするというような内容の2項目については、採択すべきと考えます。 よって、この陳情第36号に対して、一部採択すべきとして賛成討論とさせていただきます。 以上です。 ○議長(黒澤芳彦)  ほかに討論ございませんか。   (「なし」の声) ○議長(黒澤芳彦)  討論なしと認め、討論を終結いたします。 これより採決を行います。 採決の方法は、起立採決といたします。 委員長の報告は、賛成多数による一部採択であります。 お諮りいたします。 一部採択に賛成の議員の起立を求めます。   (起立多数) ○議長(黒澤芳彦)  ご着席ください。 起立多数であります。 よって、陳情第36号は一部採択することに決定いたします。 ○議長(黒澤芳彦)  次に、日程第6「市民福祉常任委員長報告」を求めます。 市民福祉常任委員長。 ◆市民福祉常任委員長(佐藤文信) (市民福祉常任委員長 佐藤 文信君登壇) おはようございます。 それでは、市民福祉常任委員会に付託されました事件について、その審査の経過と結果についてご報告申し上げます。 本委員会に付託されました事件は、条例案1件、予算案7件、単行議案1件、陳情5件の計14件であります。 これらの事件について、去る12月16日に審査した結果、次のとおり決定いたしましたので、会議規則第110条の規定によりご報告申し上げます。 初めに、条例案についてご報告いたします。 「議案第104号、北秋田市介護予防・地域支え合い事業利用者負担金徴収条例の一部を改正する条例の一部を改正する条例の制定について」、これにつきましては、当局から、今年3月に、事業の継続、外出支援サービス利用負担金の公平性と明確な料金体系の設定を目的に定額制から距離制に改正し、2年間の経過措置期間を設けるということで可決いただいておりましたが、このほど新型コロナウイルス感染症の拡大による地域経済の停滞と利用者の感染症対策等に関する経済的負担が増していることに鑑み、令和3年度は令和2年度と同様とし、以後1年ずつ先送りするというものであり、完全実施は令和5年度からしたいとの説明がありました。委員から、期間について、1年だけでよいのか疑問を感じます。1年先送りするということではなく、利用者の負担を考えれば当面の間とする考えはないのかとの質疑がありました。当局からは、今回のコロナは、一頃は下火になったものの、今の段階では1年の延長が適切だと考えますとの答弁がありました。 また、委員から、3月の提案の際にも対象者の方々の意見を聞かない状態で提案された報告だったと思うが、今回の件について十分検討されたのかとの質疑に対して、当局からは、この事業については、北秋田市福祉有償運送等運営協議会に諮って進めることとなっており、3月の改正の際にも、利用者、障害者の方を含むこの運営協議会の中で議論を重ねて、承認をいただいております。今回の1年先送りについても、同様に運営協議会に諮り、了解を得ての提案となっていますとの答弁がありました。 以上のような審査を踏まえ、全会一致で原案のとおり可決すべきものと決しました。 続きまして、予算案についてご報告いたします。 「議案第105号、令和2年度北秋田市一般会計補正予算(第9号)≪所管分≫」につきましては、健康福祉部医療健康課関係の予算につきまして、委員から、検診については、今年のコロナの影響で、県内のがん検診の受診者が減っているということで、集団検診も各自治体によって中止とか、一部中止というところもありますが、北秋田市の現状はどうかとの質疑がありました。当局からは、北秋田市については中止等もありましたが、振替日程を設定し、各地区、昨年と同様に回れるように日程調整をしました。12月末での医療機関方式もあり、周知を行っているところでありますが、大体2割ぐらいの減が見込まれますとの答弁がありました。 以上のような審査を踏まえ、全会一致で原案のとおり可決すべきものと決しました。 次に、「議案第106号、令和2年度北秋田市国民健康保険特別会計補正予算(第4号)」、「議案第107号、令和2年度北秋田市国民健康保険合川診療所特別会計補正予算(第2号)」、以上の2件につきましては、審査の結果、いずれも全会一致で原案のとおり可決すべきものと決しました。 次に、「議案第108号、令和2年度北秋田市介護保険特別会計補正予算(第3号)」につきましては、当局から、高額介護サービス費について、昨年10月の消費税率引上げに伴い介護報酬も改定されたことにより不足が見込まれるため、実績を見込んでの増額となります。歳入も、高額介護サービス費の負担割合により計上していますとの説明に対し、委員から、高額介護サービス費ということで歳入が計上されていますが、どういう状況で歳入が多くなっているのかとの質疑がありました。当局からは、介護保険の財源は、国、県、市町村、調整交付金といって、第2号被保険者、支払基金、第1号被保険者で賄っておりますが、それぞれの負担割合が定められており、その率で算出の300万円を振り分けした額になっておりますとの答弁がありました。 以上のような審査を踏まえまして、全会一致で原案のとおり可決すべきものと決しました。 次に、「議案第109号、令和2年度北秋田市立阿仁診療所特別会計補正予算(第3号)」、「議案第110号、令和2年度北秋田市立米内沢診療所特別会計補正予算(第2号)」、「議案第116号、令和2年度北秋田市一般会計補正予算(第10号)≪所管分≫」、以上の3件につきましては、審査の結果、いずれも全会一致で原案のとおり可決すべきものと決しました。 続きまして、単行議案についてご報告いたします。 「議案第114号、北秋田市荒瀬地区コミュニティセンター指定管理者の指定について」は、審査の結果、全会一致で原案のとおり可決すべきものと決しました。 最後に、陳情についてご報告いたします。 「陳情第32号、安全・安心の医療・介護の実現と、国民のいのちと健康を守るため、国に意見書提出を求める陳情」、「陳情第33号、「新型コロナ対策を強化し、安心して介護を継続できるようにするために介護施設の改善を国に求める」意見書提出の陳情」、以上2件につきましては、審査の結果、いずれも全会一致で採択すべきものと決し、意見書を提出することに決しました。 「陳情第34号、75歳以上医療費窓口負担2割化の中止を求める国への意見書提出の陳情」につきましては、審査に当たり、委員から、高齢者の暮らしで2割にしないでくださいというのは分かりますが、若い人たちの負担については書かれていません。国のほうでも決まったようですといった意見や、国会では医療費の2割負担が決まったが、やはりコロナの中で、高齢者の負担を考えて引き上げるべきではない。これは国に対し陳情すべきだという意見が出されました。採決に当たり、反対の立場から、この陳情には75歳以上の後期高齢者の負担のことは書いてありますが、若い人たちの負担については書かれていません。また、国のほうでもめどがついたようでありますので、若い人たちになるべく借金を残さないように反対をしたいとの討論がありました。また、賛成の立場から、高齢者の生活は、消費税10%に引き上げられた中でますます苦しくなっております。そして、コロナの影響や、この引上げによって受診控えが懸念されますので、75歳以上の医療費の窓口負担は2割にしないという意見書を上げるべきとの討論がありました。 以上のような審査を踏まえ、賛成少数で不採択にすべきものと決しました。 「陳情第35号、「新型コロナウイルス感染症を教訓に感染症対策を含めた地域医療構想に見直しすること」を国に求める意見書提出の陳情」、「陳情第37号、加齢性難聴者補聴器購入に対する公的補助制度の創設を求める陳情」、以上の2件につきましては、審査の結果、いずれも全会一致で採択すべきものと決し、意見書を提出することに決定いたしました。 以上が市民福祉常任委員会に付託されました事件についての報告であります。よろしくお願い申し上げます。 ○議長(黒澤芳彦)  これより市民福祉常任委員長報告に対する質疑を行います。 なお、質疑される場合、議案番号を特定されるようお願いいたします。 質疑ございませんか。 14番 板垣  淳議員。 ◆14番(板垣淳)  陳情第34号、75歳の2割化についてお聞きしますというか、今、委員長が報告した言葉、私、聞き漏らしたのかな、聞き間違いかなと思ったところがありますので、その事実確認だけお願いしたいんですが、委員長の報告の中で、この2割化が国会で決まっただか、国のほうで決まっただかという表現があったかと思いますが、そういうふうに言いましたか。その確認だけ。 ○議長(黒澤芳彦)  市民福祉常任委員長、答弁。 ◆市民福祉常任委員長(佐藤文信) (市民福祉常任委員長 佐藤 文信君登壇) 委員会の審査においては、そのような発言でありました。 以上であります。 ○議長(黒澤芳彦)  14番 板垣  淳議員。 ◆14番(板垣淳)  そうすれば、事実だけ申し上げますと、それは間違いです。まだ国会にも出ていないので。菅さんと山口代表が会って、話ししてというのが大きく報道されましたが、まだ国会にも上程もされていない段階ですので、国会で決まったという過去形ではないということだけ述べたいと思います。間違ったことをそのままになってしまえば困るので。 以上です。 ○議長(黒澤芳彦)  ほかに質疑ございませんか。   (「なし」の声) ○議長(黒澤芳彦)  質疑なしと認め、質疑を終結いたします。 以上で市民福祉常任委員長報告を終わります。 ○議長(黒澤芳彦)  これより付託されました事件について採決を行います。 最初に、日程第7「議案第104号、北秋田市介護予防・地域支え合い事業利用者負担金徴収条例の一部を改正する条例の一部を改正する条例の制定について」を採決いたします。 委員長の報告は、全会一致による原案可決であります。 採決の方法は簡易採決としたいと思いますが、これにご異議ございませんか。   (「異議なし」の声) ○議長(黒澤芳彦)  ご異議なしと認め、採決の方法は簡易採決と決定いたします。 お諮りいたします。 委員長報告のとおり決するにご異議ございませんか。   (「異議なし」の声) ○議長(黒澤芳彦)  ご異議なしと認めます。 よって、議案第104号は原案のとおり可決することに決定いたしました。 ○議長(黒澤芳彦)  次に、日程第8「議案第106号、令和2年度北秋田市国民健康保険特別会計補正予算(第4号)」、日程第9「議案第107号、令和2年度北秋田市国民健康保険合川診療所特別会計補正予算(第2号)」、日程第10「議案第108号、令和2年度北秋田市介護保険特別会計補正予算(第3号)」、日程第11「議案第109号、令和2年度北秋田市立阿仁診療所特別会計補正予算(第3号)」、日程第12「議案第110号、令和2年度北秋田市立米内沢診療所特別会計補正予算(第2号)」、以上5件を一括して採決いたします。 委員長の報告は、いずれも全会一致による原案可決であります。 採決の方法は簡易採決としたいと思いますが、これにご異議ございませんか。   (「異議なし」の声) ○議長(黒澤芳彦)  ご異議なしと認め、採決の方法は簡易採決と決定いたします。 お諮りいたします。 委員長報告のとおり決するにご異議ございませんか。   (「異議なし」の声) ○議長(黒澤芳彦)  ご異議なしと認めます。 よって、議案第106号から議案第110号までの5件は原案のとおり可決することに決定いたしました。 ○議長(黒澤芳彦)  次に、日程第13「議案第114号、北秋田市荒瀬地区コミュニティセンター指定管理者の指定について」を採決いたします。 委員長の報告は、全会一致による原案可決であります。 採決の方法は簡易採決としたいと思いますが、これにご異議ございませんか。   (「異議なし」の声) ○議長(黒澤芳彦)  ご異議なしと認め、採決の方法は簡易採決と決定いたします。 お諮りいたします。 委員長の報告のとおり決するにご異議ございませんか。   (「異議なし」の声) ○議長(黒澤芳彦)  ご異議なしと認めます。 よって、議案第114号は原案のとおり可決することに決定いたしました。 ○議長(黒澤芳彦)  次に、日程第14「陳情第32号、安全・安心の医療・介護の実現と、国民のいのちと健康を守るため、国に意見書提出を求める陳情」、日程第15「意見書案第6号、安全・安心の医療・介護の実現と、国民のいのちと健康を守るための意見書」、日程第16「陳情第33号、「新型コロナ対策を強化し、安心して介護を継続できるようにするために介護施設の改善を国に求める」意見書提出の陳情」、日程第17「意見書案第7号、「新型コロナ対策を強化し、安心して介護を継続できるようするにため介護保険制度の抜本改善を求める」意見書」の4件を一括して採決いたします。 委員長の報告は、いずれも全会一致により陳情は採択、意見書案は意見書の提出であります。 採決の方法は簡易採決としたいと思いますが、これにご異議ございませんか。   (「異議なし」の声) ○議長(黒澤芳彦)  ご異議なしと認め、採決の方法は簡易採決と決定いたします。 お諮りします。 委員長報告のとおり決するにご異議ございませんか。   (「異議なし」の声) ○議長(黒澤芳彦)  ご異議なしと認めます。 よって、陳情第32号、陳情第33号は採択、意見書案第6号、意見書案第7号は意見書を提出することに決定いたしました。 ○議長(黒澤芳彦)  次に、日程第18「陳情第34号、75歳以上医療費窓口負担2割化の中止を求める国への意見書提出の陳情」について採決いたします。 委員長の報告は、賛成少数により不採択であります。 これより本件に対する討論を行います。 初めに、委員長報告に反対の討論、つまり不採択に反対の討論から行います。 討論ございませんか。   (発言の声) ○議長(黒澤芳彦)  8番の久留嶋範子議員。 ◆8番(久留嶋範子) (8番 久留嶋範子君登壇) 陳情第34号、75歳以上医療費窓口負担2割化の中止を求める国への意見書提出の陳情に賛成の討論を行います。 現在、原則1割となっている75歳以上の高齢者の医療費窓口負担をめぐり、菅首相と公明党の山口代表が、年収200万円以上の人の負担を2割に引き上げることで合意し、負担押しつけの具体化に走り出しました。負担増の対象人数は約370万人で、高齢者の厳しい生活にコロナ化の下で追い打ちをかけるものです。 日本医師会の中川会長は、9日の会見で、新型コロナの感染拡大で受診控えによる健康への影響が懸念される中、負担割合の引上げはさらなる受診控えを生じさせかねないと指摘し、高齢者に追い打ちをかけるべきではない、現行の原則1割から倍にする議論をすること自体がそもそも問題だと厳しく指摘しております。 菅政権は、2割負担の最大の口実に、若い世代の保険料上昇を少しでも減らすことを上げていますが、議論のすり替えであり、政府の責任放棄です。高齢者の医療費を若い世代に肩代わりさせる後期高齢者医療制度の仕組みをつくったのは、自公政権であります。高齢者の医療費に占める国庫負担分は、老人保健制度が始まった1983年の45%から35%に減少しました。公費負担を減らすため、75歳以上を無理やり一つの独立した制度に押し込んだ、年齢で差別する後期高齢者医療制度の害悪は明白であります。若い世代の負担軽減というなら、少なくとも国庫負担を45%に戻し、国としての公的役割を果たすべきです。 高齢者の多くは年金が目減りし、消費税の連続増税や相次ぐ医療・介護の負担増の中、貯金を切り崩し、必要消費を切り詰めて生計を維持しているのが実態です。その上、2割負担となれば、高齢者の命と健康に大きな影響が及ぼすことは明らかです。75歳以上の高齢者は、原則1割負担の現在でも、年収に対する窓口負担が占める割合で現役世代の数倍の負担をしています。 本来は、負担引下げの議論こそ行うべきです。2割負担を導入しても、現役世代の保険料抑制額は年間2,000円にもなりません。一方、2割負担は、高齢者だけでなく、高齢親族の生計を支える現役世代にも打撃となります。 疾病は、早期の発見、治療が何より重要です。応能負担は、受診抑制をもたらす窓口負担ではなく、保険料を税金でこそ求めるべきです。これまでの減税の恩恵を受けてきた大企業や金融資産家、高額所得者に率先して負担してもらうべきではないでしょうか。 当市では、2年前の12月議会で、今回と同様な75歳以上の後期高齢者医療自己負担を2割にしないことを国に求める陳情書を全会一致で採択し、国への意見書を提出しております。今回の陳情に反対というのは矛盾しております。 以上の理由から、この意見書は国に提出すべきとし、賛成いたします。議員の皆さんの賛同を求めて、討論を終わります。 ○議長(黒澤芳彦)  次に、委員長報告に賛成、つまり不採択に賛成の討論を行います。 討論ございませんか。 18番 中嶋 洋子議員。 ◆18番(中嶋洋子) (18番 中嶋 洋子君登壇) 18番 中嶋 洋子です。 私は、陳情第34号、75歳以上医療費窓口負担2割化の中止を求める国への意見書提出の陳情に反対、すなわち不採択に賛成の立場から討論させていただきます。 この陳情で、高齢者の生活がますます苦しくなっていくことは理解できますが、現役世代への負担の視点が抜けていることは看過できません。 高齢者の医療費が拡大する中、増大する中、現役世代と高齢者世代の負担を明確化し、公平で分かりやすい制度とするために、従来の老人保健制度に代わり、後期高齢者医療制度が創設されました。この制度は、75歳以上の高齢者を対象に、その心身の特性や生活実態などを踏まえて、高齢者にふさわしい医療が受けられるように制度設計されています。 政府の最終報告も、全世代型社会保障改革の方針としてまとめ、今後の医療改革と少子化対策の方向性を示しました。給付は高齢者中心、負担は現役世代中心という、これまでの社会保障の構造を見直し、切れ目なく全ての世代を対象とすると明記しております。窓口負担の1割から2割への引上げについては、2022年度後半から実施する。対象は約370万人で、現役世代の負担は、年700億円から800億円程度軽減されるようです。 どうぞ皆様のご賛同をよろしくお願い申し上げます。 ○議長(黒澤芳彦)  ほかに討論ございませんか。 7番 福岡 由巳議員。 ◆7番(福岡由巳) (7番 福岡 由巳君登壇) 7番 福岡 由巳です。 陳情第34号に賛成の立場で討論をさせていただきます。 ご承知のように、政府与党において、75歳以上の医療費窓口負担、1割から2割へ引き上げる制度改革に向けて、急ピッチで進められています。これが一旦制度化されますと、最低年収額が次第に下がり、対象者が多くなることが懸念されます。 陳情にも記載されていますように、社会保障のためとの理由から消費税を10%にまで引き上げたにもかかわらず、新たな負担を高齢者に押しつけようとしています。高齢者の年金は減らされ続け、2020年には、2013年度比で実質支給額は6.4%も減り、貧困化が深まっています。 また、今回も政府は、医療・介護など社会保障の持続可能な制度構築に向けた財源論は避け続けています。この財源論が出されない中でのこの問題点について、私たちはこの社会保障費の基本政策、これをきちんと示すべきと考えるわけであります。 今、議論されています若い世代の問題でありますが、問題になりますのは、昨日閣議決定されました来年度予算と第三次補正予算の、いわゆる15か月予算の総額が122兆円となり、前年度比約16兆円増となり、国債の借金だけで990兆円と、この借金が次世代、若い世代に引き継がれていくのが深刻な問題であります。これにおいても健全な財政論がまず提起されるのが急務であると思います。 以上のことから、この陳情第34号に賛成の立場で討論をさせていただきました。皆さんのご賛同をよろしくお願いいたします。 ○議長(黒澤芳彦)  ほかに討論ございませんか。 5番 杉渕 一弘議員。 ◆5番(杉渕一弘) (5番 杉渕 一弘君登壇) 5番 杉渕 一弘です。 陳情第34号に反対の立場で討論をいたします。 75歳以上を対象とする後期高齢者医療制度は、患者の窓口負担を除いて、財源の4割が会社員から加入する健康保険組合からの支援金で賄われております。しかし、高齢化が進み、医療費が増加しているのに伴って、健康保険組合の財源を圧迫してきており、現役世代の負担軽減を求める声が非常に高まっております。 このような中で、政府は、世代間の公平性を図りながら制度を維持していくため、団塊の世代が75歳になり始める2022年までに、年齢ではなく、所得などに応じた負担を求める方針を示しておりました。そこで、自民党、公明党が歩み寄り、年金収入200万円以上、約370万人の方に、75歳以上の後期高齢者の医療費窓口負担を1割から2割に引き上げ、2022年後半に実施すると合意をしております。 これにより生活への影響を少しでも抑えるという配慮があり、この意見書提出には反対をするものでございます。議員皆様方の賛同をよろしくお願いいたします。 ○議長(黒澤芳彦)  ほかに討論ございませんか。   (「なし」の声) ○議長(黒澤芳彦)  討論なしと認め、討論を終結いたします。 これより採決を行います。 採決の方法は、起立採決といたします。 それでは、陳情についてお諮りいたします。 陳情第34号に賛成の議員の起立を求めます。   (起立少数) ○議長(黒澤芳彦)  ご着席ください。 起立少数であります。 よって、陳情第34号は不採択と決定いたしました。 ○議長(黒澤芳彦)  次に、日程第19「陳情第35号、「新型コロナウイルス感染症を教訓に感染症対策を含めた地域医療構想に見直しすること」を国に求める意見書提出の陳情」、日程第20「意見書案第8号、「新型コロナウイルス感染症を教訓に感染症対策を含めた地域医療構想に見直しすること」を国に求める意見書」、日程第21「陳情第37号、加齢性難聴者補聴器購入に対する公的補助制度の創設を求める陳情」、日程第22「意見書案第9号、加齢性難聴者補聴器購入に対する公的補助制度の創設を求める意見書」の4件を一括して採決いたします。 委員長の報告は、いずれも全会一致により陳情は採択、意見書案は意見書の提出であります。 採決の方法は簡易採決としたいと思いますが、これにご異議ございませんか。   (「異議なし」の声) ○議長(黒澤芳彦)  ご異議なしと認め、採決の方法は簡易採決と決定いたします。 お諮りいたします。 委員長報告のとおり決するにご異議ございませんか。   (「異議なし」の声) ○議長(黒澤芳彦)  ご異議なしと認めます。 よって、陳情第35号、陳情第37号は採択、意見書案第8号、意見書案第9号は意見書を提出することに決定いたします。 ここで産業建設委員会を開催しますので、暫時休憩いたします。   (休憩)                    (11時06分) ○議長(黒澤芳彦)  休憩前に引き続き、会議を再開いたします。   (再開)                    (11時25分) ○議長(黒澤芳彦)  次に、日程第23「産業建設常任委員長報告」を求めます。 産業建設常任委員長。 ◆産業建設常任委員長(堀部壽) (産業建設常任委員長 堀部  壽君登壇) 産業建設常任委員会に付託されました事件について、その審査の経過と結果についてご報告申し上げます。 本委員会に付託されました事件は、予算案3件、単行議案1件の計4件であります。 これらの事件について、去る12月16日に審査した結果、次のとおり決定いたしましたので、会議規則第110条の規定によりご報告いたします。 初めに、予算案について報告いたします。 「議案第105号、令和2年度北秋田市一般会計補正予算(第9号)≪所管分≫」の主な審査内容について、農林課関係では、新規狩猟免許取得者確保対策事業費補助金について、委員からは、今年度の申請は何人で、北秋田市の狩猟免許所持者数の状況はどのようになっているのかとの質疑があり、当局からは、今年度の申請は、1種が4人、わなが3人の計7人。狩猟免許取得者は、少しずつだが増えている状況との答弁がありました。 商工観光課関係では、湯ノ岱温泉ポンプ取替えに係る工事請負費について、委員からは、ポンプは何年程度稼働できるものか。また、利用者数の状況はどのくらいかとの質疑があり、当局からは、今回故障したポンプは平成17年に導入したもので、約15年稼働していたため、それ相当の年数は稼働すると思っている。利用者数は、昨年度で約1万4,200人、平成28年度では約1万5,600人であり、減少が続いている状況との答弁がありました。また、委員からは、料金はどのくらいか。また、維持管理料や委託料など経費から利用料金を差し引くと、市はどのくらい負担しているのかとの質疑があり、当局からは、料金は320円で、昨年度、市の持ち出しが約600万円となっているとの答弁がありました。 以上のような審査を踏まえ、全会一致で原案のとおり可決すべきものと決しました。 「議案第111号、令和2年度北秋田市水道事業会計補正予算(第3号)」、「議案第112号、令和2年度北秋田市下水道事業会計補正予算(第2号)」、以上2件については、全て全会一致で原案のとおり可決すべきものと決しました。 次に、単行議案について報告いたします。 「議案第115号、北秋田市営森吉山阿仁スキー場指定管理者の指定について」、委員からは、申請書添付資料の収支計画が、令和3年度から令和7年度まで全く一緒である。このような計画では安定運営につながらないと思うが、市で指導はできないものかとの質疑があり、当局からは、法人として年間4万9,000人の利用者を見込み、収支計画を立てて提出しているため、5年間一緒でもやむを得ないと考えているとの答弁がありました。また、委員からは、森吉山のゴンドラは、北秋田市の中でも目玉になる観光施設である。事後報告の協議ではなく、市からも事前の段階から話合いをとってもらいたいが可能かとの質疑があり、当局からは、事業者と一緒に改善していけるように常に話合いを行っていきたいとの答弁がありました。 以上のような審査を踏まえ、全会一致で原案のとおり可決すべきものと決しました。 なお、今回の死亡事故が発生した件に関して、徹底した安全対策を指定管理者に指導するよう求めて報告といたします。 以上が産業建設常任委員会に付託されました4事件についての報告であります。よろしくお願い申し上げます。 ○議長(黒澤芳彦)  これより産業建設常任委員長報告に対する質疑を行います。 なお、質疑される場合、議案番号を特定されるようお願いいたします。 質疑ございませんか。   (「なし」の声) ○議長(黒澤芳彦)  質疑なしと認め、質疑を終結いたします。 以上をもって産業建設常任委員長報告を終わります。 ○議長(黒澤芳彦)  これより付託されました事件について採決を行います。 ○議長(黒澤芳彦)  最初に、日程第24「議案第111号、令和2年度北秋田市水道事業会計補正予算(第3号)」、日程第25「議案第112号、令和2年度北秋田市下水道事業会計補正予算(第2号)」の2件を一括して採決いたします。 委員長の報告は、いずれも全会一致による原案可決であります。 採決の方法は簡易採決としたいと思いますが、これにご異議ございませんか。   (「異議なし」の声) ○議長(黒澤芳彦)  ご異議なしと認め、採決の方法は簡易採決と決定いたします。 お諮りいたします。 委員長の報告のとおり決するにご異議ございませんか。   (「異議なし」の声) ○議長(黒澤芳彦)  ご異議なしと認めます。 よって、議案第111号、議案第112号は原案のとおり可決することに決定いたしました。 ○議長(黒澤芳彦)  次に、日程第26「議案第115号、北秋田市営森吉山阿仁スキー場指定管理者の指定について」を採決いたします。 委員長の報告は、全会一致による原案可決であります。 採決の方法は簡易採決としたいと思いますが、これにご異議ございませんか。 12番 大森 光信議員。 ◆12番(大森光信)  採決方法に関しましてですが、議会運営委員会簡易採決ですのでという話でありましたが、政策監の説明を受けて、状況が変わっているという私の認識ですので、ぜひ起立採決でお願いしたいと思います。 ○議長(黒澤芳彦)  ほかにございませんか。   (「なし」の声) ○議長(黒澤芳彦)  なければ、採決の方法は起立採決としたいと思いますが、これにご異議ございませんか。   (「異議なし」の声) ○議長(黒澤芳彦)  それでは、起立採決といたします。 委員長報告に反対の方の討論ありませんか。 12番 大森 光信議員。 ◆12番(大森光信) (12番 大森 光信君登壇) 議案第115号の北秋田市営森吉山阿仁スキー場指定管理者の指定について、反対の立場から討論をさせていただきます。 指定管理者に申請された方は、私も適当であると、その当時は認識をしておりました。その後、まだ警察のほうで事故調査がされていないということ。それから、やはり重大な事故でありますので、再発防止を促すだけではなくて、しっかりとした再発防止策を市に示してから、また再度上程するべきではないかと思っております。 本当に亡くなられた方、私も親しくさせていただいておりましたが、気さくで、本当に面倒見のいい方でございました。この場を借りましてお悔やみ申し上げたいというふうに思います。 どうか私の意見に賛同してくださいまして、二度とこういうことが起きないような方策を市議会全体で考える時期ではないでしょうか。ご賛同をよろしくお願いいたします。 ○議長(黒澤芳彦)  次に、委員長報告に賛成の方の討論ございませんか。 1番 山田 博康議員。 ◆1番(山田博康) (1番 山田 博康君登壇) 賛成の立場で討論をさせていただきます。 森吉山阿仁スキー場は、当市の観光の目玉であります。そして、今回の指定管理に当たりまして、4施設のうち1施設だけ応募がありまして、採択という状況でございます。 先ほど反対討論にもありましたけれども、事故というのは、やっぱり事業を継続する上であってはならないことですけれども、これやっぱり絶対ないということはできないのでありまして、議会人としては、当然今回の事故を受託者が重く受け止め、そして、再発防止等について、さらなる周知を当局並びに議会に求めることとして、私はぜひ今までどおり事業継続をして頑張っていただきたいという立場で賛成の討論をさせていただきます。どうか賛同をよろしくお願いいたします。 ○議長(黒澤芳彦)  次に、委員長報告に反対の討論ございませんか。 ほかに討論ございませんか。   (「なし」の声) ○議長(黒澤芳彦)  討論なしと認めます。 討論を終結いたします。 これより議案第115号に対し採決いたします。 それでは、委員長報告のとおり賛成の方の起立を求めます。   (起立多数) ○議長(黒澤芳彦)  賛成多数でございます。 着席ください。 よって、議案第115号は賛成多数により原案のとおり可決することに決定いたしました。 ○議長(黒澤芳彦)  次に、日程第27「議案第105号、令和2年度北秋田市一般会計補正予算(第9号)」、日程第28「議案第116号、令和2年度北秋田市一般会計補正予算(第10号)」、以上2件を一括して採決いたします。 所管の各委員長の報告は、いずれも全会一致による原案可決であります。 採決の方法は簡易採決としたいと思いますが、これにご異議ございませんか。   (「異議なし」の声) ○議長(黒澤芳彦)  ご異議なしと認め、採決の方法は簡易採決と決定いたします。 お諮りいたします。 各委員長報告のとおり決するにご異議ございませんか。   (「異議なし」の声) ○議長(黒澤芳彦)  ご異議なしと認めます。 よって、議案第105号、議案第116号は原案のとおり可決することに決定いたしました。 ○議長(黒澤芳彦)  次に、日程第29「総務文教常任委員会の閉会中の所管事務調査報告」について報告を求めます。 総務文教常任委員長。 ◆総務文教常任委員長大森光信) (総務文教常任委員長 大森 光信君登壇) 総務文教常任委員会の閉会中の所管事務調査は、外国青年招致事業について、移住定住対策についてとし、11月17日に行いました。 外国青年招致事業について、当局から、現在、本市では6名の外国語指導助手、以降、ALTと申し上げます、が各校に派遣されており、また、ALTをサポートするコーディネーター1名が配置されている。ALTがなぜ配置されるのかというところの根拠になる部分だが、学習指導要領には、指導計画の作成や授業の実施に当たっては、ネーティブスピーカーや英語が堪能な地域人材などの協力を得る等、指導体制の充実を図るとともに、指導方法の工夫を行うことと記載されており、ネーティブスピーカーとのやり取りをしていくことによってコミュニケーション能力を高める、違う文化に触れる、そのようなところがALTが配置されるよさである。また、文部科学省が一般的に考えるALTとのティーム・ティーチングにおけるALTの役割は、基本的には担当教員の指導の下、担当教員が行う授業に係る補助をする、これがALTの役割であるとの説明がありました。 説明の後、鷹巣中学校の1年生と3年生の外国語の授業を視察。実際に行われている担当教員とALTとのティーム・ティーチングの様子を把握することができました。 視察後の質疑では、委員から、数年前にも英語の授業を見させてもらっているが、すばらしかった。これは、ALTの充実なのか、学習指導要領の影響なのかとの質疑があり、これについては両方の面があり、まずはグローバル社会に伴い学習指導要領が変わったこと。それから、ALTの配置について、本市は県内でも充実した環境にあることとの答弁がありました。 また、担当教員とALTが連携し、分かりやすく授業を進めていると感じた。事前に打合せ等は行われているのかとの質疑に、事前打合せは各校で行っており、何をするのか、何を指示するのかをしっかりと確認している。また、県内のALTが参加する研修やALTと教員との研修もあり、同じ方向に進んでいるかを確認することができているとの答弁がありました。 次に、移住定住対策については、当局から、若者、子育て世代をターゲットに各種施策を進めており、平成27年度の調査以来、年々移住者は増加している。令和元年度は、46世帯、64人の方が移住され、その中でも北秋田市にゆかりのないIターンが多い比率となっている。平成27年度から年代別内訳を見ると、20代が46%、30代が22%ということで、20代、30代が68%を占めている。移住前の居住地域は、東北が最も多く、次いで、関東、北海道からの移住が多くなっており、移住後の居住地については、鷹巣地区が最も多く、合川、森吉、阿仁地区については同等だが、近年は、マタギ文化の影響もあり、阿仁地区への移住が年々多くなっている。今回は、新型コロナウイルス感染症の感染拡大による移動制限等により新たな取組を展開し、コロナ禍においても北秋田市を発信しようと、コミュニケーションアプリのLINE、ウェブ会議用のアプリを導入し、オンラインを活用した移住相談での対応を展開しているとの説明がありました。 今回の調査においては、現在活動中の5名の地域おこし協力隊の皆さんにもご出席いただき、活動状況や今後の抱負など紹介していただきました。委員からは、非常にすばらしい方々に来ていただいた。協力隊の皆さんの活動をしっかりと支えながら移住を促進するという一面と、いろんな機会で地域住民と意見交換ができるような場を設けるというのも必要ではないか。地域発展や情報発信につながることなので、ぜひ検討していただきたいとの質疑があり、協力隊の皆さんは、それぞれ個性があり、目標を持っている。しっかりと一緒に進めていきたいとの答弁がありました。 以上が総務文教常任委員会の閉会中の所管事務調査報告であります。 ○議長(黒澤芳彦)  次に、日程第30「市民福祉常任委員会の閉会中の所管事務調査報告」について報告を求めます。 市民福祉常任委員長。 ◆市民福祉常任委員長(佐藤文信) (市民福祉常任委員長 佐藤 文信君登壇) それでは、市民福祉常任委員会の閉会中の所管事務調査について、去る10月27日に、災害廃棄物処理計画についてと介護保険事業計画についてをテーマといたしまして、本庁舎委員会室にて実施いたしましたので、その主な内容についてご報告申し上げます。 最初に、災害廃棄物処理計画についての概要説明では、北秋田市災害廃棄物処理計画は、平成20年3月に策定された北秋田市地域防災計画を補い、想定される災害に対する事前の体制整備を行い、市民、民間事業者、行政の3者の連携により廃棄物の円滑な処理を推進するために策定するもので、災害廃棄物対策、災害廃棄物処理行動が示されております。 災害廃棄物処理行動は、各担当に求められる業務内容と業務開始目標時間などが具体的に示されており、時間の経過とともに必要な業務を進めていくことになりますとの説明がありました。 質疑応答では、委員から、災害が発生した場合、この計画に沿って業務を行うために訓練などは行っているのか。また、災害が起きたときにはボランティアの活躍は大事になってくると思うが、ボランティアの体制はどうかとの質疑がありました。当局からは、訓練について、昨年、宮城の被災地のほうへ職員を1名派遣をしました。そこでの実務的な経験を踏まえまして、伝達訓練を行いたいと考えております。また、ボランティアについては、窓口は災害対策本部になりますが、他市町村からの支援及びボランティアの収集運搬等の業務となっております。指揮担当である市民生活部長や庶務担当である生活課長が災害の状況等を把握し、どのような産業廃棄物が出てくるのかをある程度想定した上で、収集運搬担当へ指示を行いたいとの答弁がありました。 また、委員から、災害が起きたとき、被災者は片づけることで精いっぱいで、ごみ指定の集積所に運ぶことは難しいと思う。また、田んぼや畑にコンクリートや瓦礫が流れてきた場合、個人でその撤去を行うのはかなり厳しい。それを考慮した計画の見直しはできないのかとの質疑につきましては、この計画は、市民生活をいかに早く復旧するかということを主とした目的になっております。災害が起きた場合は、全体の被害の状況を把握した上で災害廃棄物処理実行計画を策定することになりますので、それぞれの所管課と連携をしながら業務を進めていくことになります。また、被害に遭われた家庭では、片づけやごみの運搬等を全てその家庭で行うことは困難だろうと承知をしております。ボランティアやお手伝いいただける方に情報提供を行うため、初動の段階で状況把握に努め、対応できるようにしていきたいとの答弁がありました。 次に、介護保険事業計画についての概要説明では、第7期介護保険事業計画は、人口の減少が続く一方、高齢者人口は増加傾向が続き、高齢化率の急激な上昇が見込まれる中で、いわゆる団塊の世代が75歳以上を迎える2025年を見据え、平成30年から令和2年度の3か年の計画期間の中で、生涯にわたって生きがいや楽しみのある生活を送り、介護が必要になっても尊厳を持ち続けられるまちづくりを進めるために策定され、今年度が計画の最終年度であります。第8期介護保険事業計画策定に当たっては、国の方向性を踏まえつつ、人生100年時代に対応した、高齢者が元気に安心して暮らし続けられる北秋田市をつくっていくことが重要な課題であることから、地域共生社会の実現とともに地域包括ケアシステムの維持と機能強化を目指し、令和3年度から令和5年度までの3か年の計画を策定するとの説明がありました。 質疑応答では、委員から、災害があった場合に、要介護者や介護施設の利用者を避難させるために、どのような方法を考えているのかとの質疑がありました。当局からは、福祉避難所ということで、各施設に協力の申入れをしております。また、第8期計画では、災害や感染症対策に関わる体制整備ということで、近年の災害発生状況や新型コロナウイルス感染症の流行を踏まえた、これらの整備への重要性についても盛り込むことになっておりますとの答弁がありました。 また、委員から、第8期の介護保険料の見直しや新たなサービスの提供などはあるのかとの質疑に対しては、当局からは、額はともかくとして、介護保険料は上げなければならないと予想している。事業所の整備方針については、計画策定に当たり事業所に意向調査を行っており、短期入所、グループホーム等の要望はある。個別に行った調査結果では、ショートステイと通所介護のニーズが高いようだが、事業所整備は保険料に影響する。ニーズ調査でも、保険料を上げてほしくないという意向もありますので、その旨を十分検討した結果、委員会に提案をして保険料を決めたいとの答弁がありました。 廃棄物処理計画の有効な活用と、よりよい第8期介護保険事業計画策定に期待をし、所管事務調査を終えました。 以上が市民福祉常任委員会の閉会中の所管事務調査の内容であります。よろしくお願いいたします。 ○議長(黒澤芳彦)  次に、日程第31「産業建設常任委員会の閉会中の所管事務調査報告」について報告を求めます。 産業建設常任委員長。 ◆産業建設常任委員長(堀部壽) (産業建設常任委員長 堀部  壽君登壇) 産業建設常任委員会の閉会中の所管事務調査は下水道事業についてとし、10月21日に行い、初めに、当局から資料に基づき下水事業について説明を受けました。 当局から、人口減少などへの対応を見据え平成28年に策定した北秋田市生活排水処理整備構想に基づき、公共下水道と農業集落排水処理施設の統廃合や、し尿処理施設の汚水処理を下水処理場に集約をしている。公共下水道事業の整備状況については、鷹巣処理区が現在も面整備を進め、区域を広げている。ほかの合川処理区、米内沢処理区、阿仁合処理区については、既に面整備は完了しているとの概要説明がありました。 委員からは、鷹巣の場合は、面整備が途中なので水洗化率が60%だが、阿仁は62%と低いのはどういう理由なのかとの質疑があり、当局からは、単身の高齢者の方々については、自分たちがいなくなった後、誰も家にいなくなるため設置に後ろ向きである。また、経済的な理由で、なかなか加入に至らないということもあるとの答弁がありました。 また、委員からは、使用料負担の見直しが必要になってくるという説明があったが、見直しに当たり、住民の理解を得るための住民説明会などは考えているのかとの質疑があり、当局からは、ここ二、三年の間にご相談するということになると思うが、その際は住民説明会を各地区で開催し、丁寧に説明するとの答弁がありました。 他の委員からは、移住者が古い家を借りたり、譲り受けたりしているが、住宅リフォーム補助金が該当するかとの質疑があり、当局からは、住宅リフォーム支援事業では、一般の方で10万円、移住者につきましては、さらにかさ上げがある。また、リフォームだけではなく、中高住宅を買った場合についても、購入や改修に対する加算というのを設けている。補助によっては下水道も含めたリフォームを行えるところを、今後もう少しPRしていきたいとの答弁がありました。 最後に、鷹巣浄化センターを現場視察し、今回の所管事務調査を終えました。 以上が産業建設常任委員会の閉会中の所管事務調査報告であります。ありがとうございました。 ○議長(黒澤芳彦)  以上で各常任委員会の閉会中の所管事務調査報告を終了いたしました。 ○議長(黒澤芳彦)  次に、日程第32「発議案第15号、総務文教常任委員会所管事務調査について」、日程第33「発議案第16号、市民福祉常任委員会所管事務調査について」、日程第34「発議案第17号、産業建設常任委員会所管事務調査について」、日程第35「発議案第18号、議会運営委員会所管事務調査について」、以上4件を一括して採決いたします。 なお、本件については議案に記載の内容となっておりますので、ご確認お願いいたします。 採決の方法は簡易採決としたいと思いますが、これにご異議ございませんか。   (「異議なし」の声) ○議長(黒澤芳彦)  ご異議なしと認め、採決の方法は簡易採決と決定いたします。 それでは、お諮りします。 本件はいずれも原案のとおり決するにご異議ございませんか。   (「異議なし」の声) ○議長(黒澤芳彦)  ご異議なしと認めます。 よって、発議案第15号から発議案第18号までの4件は、いずれも原案のとおり可決することに決定いたしました。 ○議長(黒澤芳彦)  以上で本日の日程は全て終了いたしました。 同時に、本定例会に付議されました事件は全て終了いたしました。 これをもちまして、令和2年北秋田市議会12月定例会を閉会いたします。 ご苦労さまでございます。   (閉会)                    (12時01分)右会議の次第内容は、正確であることを証するために、ここに署名する。  令和2年12月22日      北秋田市議会          議長     黒澤芳彦      署名議員          14番    板垣 淳          15番    関口正則          18番    中嶋洋子...