北秋田市議会 > 2020-09-15 >
09月15日-03号

  • 国体(/)
ツイート シェア
  1. 北秋田市議会 2020-09-15
    09月15日-03号


    取得元: 北秋田市議会公式サイト
    最終取得日: 2023-04-03
    令和 2年  9月 定例会       令和2年 北秋田市議会9月定例会会議録                        (令和2年9月15日)第3日目 令和2年9月15日、北秋田市議会定例会は、北秋田市議会議事堂に招集された。1、出席議員は、次のとおりである。     1番  山田博康         2番  三浦倫美     3番  小笠原 寿        4番  虻川 敦     5番  杉渕一弘         6番  佐藤光子     7番  福岡由巳         8番  久留嶋範子     9番  武田浩人        10番  佐藤文信    12番  大森光信        13番  長崎克彦    14番  板垣 淳        15番  関口正則    16番  服部 壽        17番  佐藤重光    18番  中嶋洋子        19番  松橋 隆    20番  黒澤芳彦2、欠席議員は、次のとおりである。    11番  松尾秀一3、地方自治法第121条の規定により、会議事件説明のため出席した者は、次のとおりである。 市長       津谷永光   副市長      虻川広見 教育長      佐藤昭洋   総務部長     河田浩文 財務部長     佐藤 進   健康福祉部長   石橋賢一 市民生活部長   小松正彦   産業部長     金澤聡志 産業部政策監   米澤田茂   建設部長水道局長 浅村武則 教育次長     小笠原吉明  会計管理者    小坂竜也 消防長      長岐篤市   総務課長     松橋みどり 総合政策課長   三沢 聡   財政課長     佐藤栄作 市民課長     小笠原 武  福祉課長     小笠原 隆 農林課長     福田公人4、職務により議場に出席した事務局職員は、次のとおりである。 事務局長     佐藤 誠   次長       佐藤敏文 副主幹      野呂康一5、会議事件は、次のとおりである。       令和2年 北秋田市議会9月定例会議事日程                               (第3)      開議 日程第1 一般質問 質問順序            1. 7番 福岡由巳            2. 8番 久留嶋範子            3. 1番 山田博康 日程第2 議案第99号 令和2年度北秋田市一般会計補正予算(第8号) ○議長(黒澤芳彦)  おはようございます。 出席議員は定足数に達しておりますので、直ちに本日の会議を開きます。 なお、松尾秀一議員からは欠席届が出されております。 本日も新型コロナウイルス感染予防対策として、市長、副市長、教育長及び部長相当職以外の説明員は人数を減らして着席しておりますので、ご了承願います。 また、傍聴席も同様に感染防止に努める必要があることから、席の間隔を空けて着席していただくほか、マスクを着用していただきます。   (開議)                     (9時59分) ○議長(黒澤芳彦)  初めに、議会運営委員長の報告を求めます。 議会運営委員長。 ◆議会運営委員長(小笠原寿) (議会運営委員長 小笠原 寿君登壇) おはようございます。 昨日の一般質問終了後に議会運営委員会を開催いたしましたので、その経過と結果についてご報告申し上げます。 当局より説明員として総務部長、総務課長の出席を求め、追加議案について概要説明を受けております。当局より提案された議案件数は、補正予算案1件でありました。この議案につきましては、本日の日程第1、一般質問の終了後に日程第2として日程に組み入れ、議案説明、大綱質疑を行い、所管の常任委員会へ付託するものであります。 以上でございますが、議会運営につきましてはよろしくご協力のほどをお願い申し上げ、議会運営委員長の報告とさせていただきます。 ○議長(黒澤芳彦)  それでは、日程順に進めてまいります。 日程第1、一般質問。 昨日に引き続き一般質問を行います。 最初に、7番 福岡 由巳議員、無会派、ご登壇ください。 ◆7番(福岡由巳) (7番 福岡 由巳君登壇) おはようございます。 7番、無会派、福岡由巳です。 通告に沿いながら質問させていただきます。 1、令和元年度一般会計決算について。 ①成果と課題について。 1)平成30年度決算に対して監査委員が指摘した点について。 令和元年度各会計決算の認定については、決算特別委員会において審査されますが、その前に尋ねておきたいと考え、1点質問させていただきます。 平成30年度一般会計決算について監査委員は、当時、審査意見書結びで次のように述べています。 「平成28年度、29年度、そして当年度に至る決算の流れは明らかに偏重であり、その原因は膨らみ続ける経常的経費にある。その経常的経費が及ぼした2年連続の実質収支比率の赤字や各財政指標の悪化に対しては、監査の立場から警鐘を鳴らさずにはいられない思いである」と述べています。この監査委員の審査意見は厳しい内容であったと受け止めていましたが、これに対して当局は上程されている令和元年度会計においてどのように答えようとしたか、その改善点と課題についてお尋ねします。 2、コロナ禍対策について。 ①新型コロナウイルス感染症に関わる取組について。 1)世界的にいまだ新型コロナウイルス感染者が拡大している中で、ワクチン、治療法が定まっていません。依然警戒が求められます。そこで、今後とも感染拡大防止のために、一度これまでの取組を検証し、市民に、例えば新しい生活様式、感染しないための対策、発熱した場合の行動の仕方、PCR検査後の生活について、コロナ禍の中の避難所の在り方についてなど、感染拡大防止のためのマニュアルをまとめるべきと考えますが、当局の考えをお尋ねします。 2)今、全国的に感染者やその家族等に誹謗中傷や差別等があると報道されていますが、北秋田市としてはどのように対処するのかご説明ください。 3、北秋田市文化遺産指定について。 ①オオシラヒゲソウについて。 1)資料が提出されてからかなり経過していますが、北秋田市の植物としては貴重であり、市指定天然記念物に指定すべきと考えますが、現況はどうなっているかご説明ください。 ②口曲がり地蔵について。 1)鎌沢の口曲がり地蔵は史跡として貴重と考えます。市の指定文化財に指定すべきと考えますが、現況はどうなっているかご説明ください。 4、「きらり・きたあきた」の今後について。 ①副読本の在り方について。 「きらり・きたあきた」に関して6月議会で一般質問していますが、その際に当局は「きらり・きたあきた」は郷土資料集であり、旧4町の偉人・先人に関しては、「わたしたちの北秋田市」という社会科副読本DVDにて詳しく紹介しているなどと答弁されました。また、詳しくは社会科副読本で調べてみようとも答弁されました。6月議会では発行の目的が「きらり・きたあきた」に記載されていなかったために、それに関する質問を行い、ようやく明らかにされたものですが、その後、これらについて調べてきたところ、今ある旧4町の副読本は、いずれも社会科副読本と明記されていました。さらに、現在の「わたしたちの北秋田市」という社会科副読本は目にすることができず、そのDVDについても簡単に見られるものではありませんでした。また、「きらり・きたあきた」は郷土資料集とのことですが、旧4町時代は「わたしたちのたかあ」と題して郷土学習利用集と明記されていました。このように、6月議会では「きらり・きたあきた」の発行目的が不明のために質問しましたが、授業に用いる教材でありますので、きちんと明記すべきでありましたし、今回は新たに中学生も対象にするということでありますので、これにも触れるべきであったと考え、「きらり・きたあきた」の今後について改善することを求め、かつ、「わたしたちの北秋田市」の副読本を見せてもらうことができなかったということもあり、早急に発行すべきと考えることから、質問の要旨、中項目①副読本の在り方についてと題して質問させていただきます。 1)正確に記載すべきことについて。 「きらり・きたあきた」の装丁は丁寧であり、かつ、各小学校の評判は悪くないと感じました。しかし、授業に使用する教材であります。発行する教育委員会の責任は大きいはずです。その都度の修正ではなく、正誤表を示し、正確な内容にすべきではないでしょうか。 2)内容を旧町4地区の公平に活用することについて。 「きらり・きたあきた」を内容、項目ごとに見ると、旧4町の取上げ方には大変な差があります。資料の少ない地域を教授するには、教材研究の負担が多くなります。自分の住んでいる地域の紹介が少ないと感じる子供も出てくると思います。内容は旧4町に配慮した公平なものに改めるべきと考えますが、お訪ねします。 3)北秋田市の戦後史の教授について。 「復興から成長へ立ち上がる北秋田」92ページでは、昭和25年発生した鷹巣の大火が大きく取り上げられています。しかし、タイトルに掲げられている復興というのは、大火からの復興ではなく、戦後の復興を指しているのではないようでしょうか。このように編集した根拠をご説明ください。 4)未来の北秋田市を背負ってもらうためにについて。 将来、北秋田市がより発展するためには人材の充実や産業の振興なども特に重要と考えます。71ページ、72ページには、北秋田ゆかりの人々が紹介されています。ここではスポーツ選手以外の基準が分かりません。納得いくような基準で、バランスよく紹介すべきと考えます。また、産業に関しましては、林業、商工業、医療、介護、福祉、IT産業などは紹介不足と考えます。編集を工夫すべきと考えますが、お尋ねします。 5)平成19年の史実について。 平成19年には豪雨災害や秋田わか杉国体がありました。教訓は多いはずですが、なぜ記載しなかったのかお尋ねいたします。 以上、壇上からの質問にさせていただきます。 ○議長(黒澤芳彦)  当局の答弁を求めます。 市長。 ◎市長(津谷永光) (市長 津谷 永光君登壇) おはようございます。 ただいまの福岡由巳議員のご質問にお答えをしてまいりますけれども、大きな項目の3の北秋田市文化遺産指定についてと、4の「きらり・きたあきた」の今後についてのご質問は、後ほど教育長のほうから答弁いたしますので、よろしくお願いします。 初めに、大きな項目の1番です。 令和元年度一般会計決算についての①成果と課題についてとして、1)平成30年度決算に対し監査委員が指摘した点についてのご質問であります。 監査委員のご指摘のとおり、厳しい状況であると認識をいたしております。今後も大幅な歳入の増加が見込めないことから、事務事業の改善・改革による歳出削減に一層取り組んでまいります。 次に、大きな項目の2のコロナ禍対策についての①新型コロナウイルス感染症に関わる取組についてとして、1)一度検証し、感染拡大防止のマニュアルを作成すべきと考えるがというご質問でありますけれども、新型コロナウイルス感染症の情勢は日々変化をしており、手洗い、うがい、マスク着用を徹底し、3密を避け、新しい生活様式も取り入れながら、相談機関の周知、医療機関の受診方法、検査体制など随時検証し、広報やホームページにより市民に周知をしてまいります。 次に、2)市内で陽性者が発生した場合、誹謗中傷、差別等に対しどのように対処するかという御質問でありますが、昨日の三浦倫美議員からの一般質問でもお答えをしておりますが、新型コロナウイルス感染症は全ての方が罹患する可能性のある感染症ですので、感染者や家族、医療従事者のプライバシーを侵害することや、差別的な言動や誹謗中傷は決してあってはならないことであります。 新型コロナウイルス感染症への不安が募る中、根拠のないうわさに流され、日常生活まで脅かされることがないよう市民の皆様には関係者への誹謗中傷や、個人的な憶測に基づく情報の拡散等の行為は絶対に行わないでいただきたいと思います。 また、正しい情報に基づき、冷静に行動くださるように広報紙やホームページにより、状況によってはユーチューブ等を通して私からも呼びかけをしてまいります。 以上が、福岡由巳議員からのご質問に対しての私からの答弁でございます。よろしくお願いいたします。 ○議長(黒澤芳彦)  続いて、答弁を求めます。 教育長。 ◎教育長(佐藤昭洋) (教育長 佐藤 昭洋君登壇) それでは、私から福岡由巳議員のご質問にお答えしてまいります。 大きな項目の3、北秋田市文化遺産指定についての①オオシラヒゲソウについてと②口曲がり地蔵についてのご質問は関連がありますので、一括してお答えいたします。 市指定については、2009年の文化財総合モデル事業により確認しているものの中から、その価値や重要性等を考慮して市指定候補を絞り、文化財の価値を明らかにした上で市文化財保護審議会に指定の妥当性を諮問し、進めているところです。 ご指摘のオオシラヒゲソウについては、その植生箇所についても確認しておりますので、今後検討してまいります。 鎌沢の道標石、口曲がり地蔵については、本年度、教育委員会から文化財保護審議会市指定文化財として諮問する予定となっております。 次に、大きな項目の4、「きらり・きたあきた」の今後についての①副読本の在り方についてとして、1)から5)までのご質問は関連がありますので、一括してお答えいたします。 「きらり・きたあきた」は北秋田市全体をふるさととして実感し、愛着や誇りを持ってほしいという願いを込めて作成したものです。本市の子供たちが北秋田市全体をふるさとと捉え、愛着を持つことができるようふるさと教育を推進してまいります。 この郷土資料集は北秋田市の魅力をまとめたふるさとの入門テキストであり、ほかに社会科で活用する社会科副読本DVDや、教育委員会から各学校で使用できるように配付しているプレゼン資料なども活用しながら、各教科等において横断的にふるさと教育キャリア教育を推進し、未来の北秋田市を担う人材の育成を図ってまいります。 今年度初めに市内の全小中学生、議員の皆様や関係部署、図書館等に配付させていただきましたが、加除修正につきましては、増刷時に再度確認して修正するとともに、既に配付しているものにつきましては年度末に正誤表で対応してまいります。 以上が、福岡由巳議員からのご質問に対しての私からの答弁であります。 ○議長(黒澤芳彦)  これより再質問に入りますが、一問一答方式で行います。 7番 福岡 由巳議員。 ◆7番(福岡由巳)  1の1)でありますけれども、今度、特別委員会のほうで審査されますので、十分審査に当たっては当局のほうの説明も詳しくお願いしたいと思います。今、市長の説明ではあまりにも簡単過ぎたというふうな感じ否めません。そういう点では、特別委員会のほうで十分審査させていただきたいと思います。 2番の1)についてでありますが、市長も積極的にユーチューブ等で市民に発信していくというご答弁でありますので、私はやはり行政の手をお借りしないとなかなか徹底しない面があると思いますので、行政のほうの取組をよろしくお願いしたいと思います。 3番目にいきます。 ①オオシラヒゲソウについて、これは今、教育長答弁では、2009年に確認されているということで、それから11年もたっているわけであります。その後、いわゆる専門学者とか、あるいは研究者とはどのようにこの点についていろいろ問合せとか、あるいはいろいろ教えていただいたものなのか、その経過をお知らせいただきたいと思います。 ○議長(黒澤芳彦)  当局の答弁を求めます。 教育長。 ◎教育長(佐藤昭洋)  2009年の調査の段階で調べたものについて、随時審議会で諮ってきておりますので、オオシラヒゲソウについてはまだそこまで至っていなかったということでございます。先ほどの答弁でもお答えしましたとおり、この後、検討として上がっていくということになっております。 ○議長(黒澤芳彦)  7番 福岡 由巳議員。 ◆7番(福岡由巳)  話を聞きますと、私がこの質問の通告書出してから調査に行ったという話も聞いているわけでありますけれども、私はこのオオシラヒゲソウの中身については、やはりきちんと調査しておくべきであったというふうに感じます。そもそもこのオオシラヒゲソウについては、鷹巣農林高校の創立100周年記念誌に同校出身の畠山益穂先生がもうかなり早い時期に発見しているわけであります。畠山先生が発見したのに、別のは既に天然記念物として指定されているものもありますけれども、その点から言えば、私はこのオオシラヒゲソウについては軽視されていたのではないか、きちんと見ていなかったのではないかというふうに感じますけれども、教育委員会のほうの対処の仕方についてはどうであったのでしょうか。 ○議長(黒澤芳彦)  当局の答弁を求めます。 教育長。 ◎教育長(佐藤昭洋)  私も実は議員の質問が来るまでオオシラヒゲソウの存在は、恥ずかしながら分かりませんでした。そういった意味では、大変勉強させていただきました。現在、県のレッドデータに載っていることもその後の調べで分かりましたし、私も実際に植生を見てきました。植物の詳しい方に私も問合せしたら、非常に今の段階でしっかり残っているというのは、地域の人たちがよく分かって残してくれているということをそういった専門家の方は申しておりました。逆に心配されるのは、あまり指定されることによって広がることはちょっと懸念されるというふうなこともお話ししていましたので、いろいろな方々の意見も伺いながら、この後、本市としてもどういった対応をすればよいのかということを検討してまいりたいというふうに思っています。 ○議長(黒澤芳彦)  7番 福岡 由巳議員。 ◆7番(福岡由巳)  今、教育長がおっしゃるとおりの部分もありますけれども、例えば市の鳥であるクマゲラも、クマゲラどこにいるのかというので市民の方がわんやわんやと探し求めるというのは、これは自重しているわけであります。このオオシラヒゲソウも、私からすれば、場所を懇切丁寧に案内するということはやはり避けていかなければならないというふうに思います。それから、いろいろ草刈り等進めていますので、そういうのも慎重にやってもらわないと、群生が廃れてしまうということもあります。現在、このオオシラヒゲソウの北限が山形県と言われています。そういう意味では、今度のこの指定とか発見については、貴重なものであると思います。その点について、今後速やかに指定していただくということではいかがでしょうか。
    ○議長(黒澤芳彦)  当局の答弁を求めます。 教育長。 ◎教育長(佐藤昭洋)  指定については、私どもで調査した上で文化財保護審議会のほうで調査していただくということになろうかと思いますが、県の2014年のレッドデータにも載っているものでございますので、非常に慎重に取り扱っていかないとならないというふうに思っています。そういった意味で、先ほど申しましたように、地域の方々がそれを知って守っているということについてはすばらしいことだというふうに植物の専門家からは伺いました。 ○議長(黒澤芳彦)  7番 福岡 由巳議員。 ◆7番(福岡由巳)  今、教育長が答弁された点については先ほども私申し上げましたので、その点も踏まえて速やかに検討していただきたい。そのためには学術的に研究された方、あるいは市には学芸員もいらっしゃいますので、それを担当する方であるかどうか分かりませんけれども、やはりきちんとした専門的な研究をなされた上で進めていただきたいと思います。 それから、次に移らせていただきます。 口曲がり地蔵については、本年度文化財保護委員会ですか、のほうに諮問する予定であるということでありますので、これも歴史的に非常に貴重な価値のあるものだというふうに私は感じております。速やかにこれも指定されるよう希望させていただきます。 続きまして、「きらり・きたあきた」、4番のほうに進みたいと思います。 非常に簡単に答弁されましたので、何から質問していけばいいか分かりませんけれども、やはり私の質問の趣旨に沿った答弁をしていただきたかったなというふうな感じであります。 まず最初に、前段で申し上げました副読本あるいは郷土資料集ということでありますけれども、これはいわゆる旧町時代の副読本とか、それから、北秋田市の郷土資料集に関するような表現で明記されているわけです。私は公費できちんと出版するものでありますから、やはり副読本であれば副読本、それから、資料集であれば資料集というふうに明記すべきだと思いますけれども、その点についてはいかがですか。 ○議長(黒澤芳彦)  当局の答弁を求めます。 教育長。 ◎教育長(佐藤昭洋)  私、副読本と郷土資料集の違いについて少しお話させていただきますが、副読本は小学校、今現在は新しい指導要領になって、小学校3年生が社会科の授業の一つとして使う。社会科で市の勉強するわけです。3年生の教科書には、全国版ですので、福岡市の調べ方が載っています。それを福岡市ではなくて、3年生に北秋田市のことを勉強してもらう。そのための必要な副読本としてDVDを作って差し上げているといったところがまず副読本でございます。 議員からご指摘があります「きらり・きたあきた」については、これは私どもはふるさと教育キャリア教育を進める上で、これを手がかりにして、これで学ぶというより、これを使ってふるさとを好きになってもらいたいし、これを使ってふるさとの勉強をしてもらいたい。そして、やがてはこの地域を支える子供になってもらいたい。そういった願いで作っているものですので、若干色合いが違っています。 ですから、学校のほうと私どもお話ししているんですが、副読本をDVDにしているのは、毎年、市の人口とか、いろいろなところの数字が変わっているので、書物としてではなくて、DVDとして毎年更新しながら、データを更新しながら学校に配付しています。学校ではそれをもってプリントアウトして、授業で使えるようにしていると。これは、今回発行して初めての夏休み、短い夏休みでしたけれども、夏休み期間に子供がこれを見て調べ物学習して、お母さん、阿仁の資料館に行きたい、連れていってと言って、行った子供がいるという報告受けていますけれども、そういった活用であってほしい。これで学ぶというより、これをきっかけにして、いろいろなところで実際は本物を見て、足を向けて本物を見て、心の中にしみ込むようなそういったふるさと教育をしてほしいという狙いでこれを作っていますので、若干その辺のところが、副読本とこの郷土資料集を作成した狙いというのは若干違っているところがございますので、そこをご承知おき願いたいというふうに思います。 ○議長(黒澤芳彦)  7番 福岡 由巳議員。 ◆7番(福岡由巳)  先ほどちょっと言い忘れたのは、先ほど申し上げています郷土学習資料集というふうなものです。いわゆる資料集も、公費を出してきちんとした教材にしているわけでありますので、そこは明記しなければ、やはり公費を出すだけの意味がないというふうに思います。私はこの「きらり・きたあきた」の目的がはっきりしなかったから、6月議会でこの点について質問したわけであります。旧町では、今お話しされました小学校3年生、4年生の副読本と、こう明記されているのもあるわけです。ですから、そういう点では、私はこれは一介の読み物みたいな感じで子供に教えるということでは、やはりきちんと明記していかなければならないものだと思います。 それから、中身には、中学生も対象にしていると答弁ありました、6月にも。だから、そうすると、中身がまたがらっと変わってくるわけです。そういう点の配慮についても私はこの副読本という明記の中で、その点についても含めて考えていかなければならないことではないかなというふうに思いましたけれども、いかがでしょうか。 ○議長(黒澤芳彦)  答弁を求めます。 教育長。 ◎教育長(佐藤昭洋)  まず、これが郷土資料集であるということは、学校で皆さん知っております。校長先生はじめ、先生方にもこれの使い方について研修会を行っていますし、実際に学校に出向いて、うちの推進監が使い方についても説明しています。これにまだまだ収まり切れない情報もたくさんありまして、そういったのはまたデータとして送って、そして使ってもらっていますので、特別ここに副読本とか、資料集とかというふうに書かなくても、使い方については学校で周知していますし、これはまず子供たち向けに作ったものですので、そこの段階で周知できていれば私は構わないというふうに思っております。 ○議長(黒澤芳彦)  7番 福岡 由巳議員。 ◆7番(福岡由巳)  正誤表も年度末に出すということでありますけれども、かなりの誤りがあるように私は感じました。そういう点では、私は速やかに出していくべきであるし、改訂する必要があるんじゃないかなというふうに思います。 次にいきます。 2)のほうにいきます。 この「きらり・きたあきた」の編集内容を見ていきますと、ジャンルが4つありまして、その中に今度テーマがあります。そのテーマを見ていきますと、鷹巣地区は、例えば綴子の大太鼓とか、伊勢堂岱遺跡とか、胡桃館遺跡あるいは写真で見る鷹巣の歴史など、鷹巣地区だけのテーマが9つほどあります。それから、阿仁地区で言えば、マタギと伝統、阿仁鉱山、秋田内陸線など、こういうのが8つのテーマがあります。これは全て、そのテーマは非常に子供たちのためには参考になるものだと思います。しかしながら、森吉地区と合川地区には、そのテーマになるものが1つもありません。あるのは、合川のまとびの2ページだてのあれがなっていますけれども、それだけになっているわけであります。テーマだけではなくて、写真やイラストも極端に合川と森吉のところは少なくなっています。そういうので編集が、私から言うと、子供たちから見て、あれ、俺のほうはどこ見てもまずあるなとか、うちのほうは何だか少なく紹介されているなと見られてしまう可能性もあるのではないか。あるいは、先生の立場から言うと、鷹巣地区の先生方、合川を紹介するときに、合川の教材研究というのはかなりしていかなければならないものになるんじゃないかというふうなことも考えられるわけでありますけれども、こういうふうな内容について、もう一回検証してみる必要があるんじゃないですか。いかがでしょうか。 ○議長(黒澤芳彦)  答弁を求めます。 教育長。 ◎教育長(佐藤昭洋)  これを編集するに当たっては、いわゆる旧町にある公民館を中心としたそれぞれの知識人の方々にも入っていただきまして、バランスを考えて作ったつもりでございます。私どもは、その旧町の数を見てきたのではなくて、今、北秋田市を愛してもらいたい、子供たちにです。この北秋田市、そういった思いで作った資料ですので、特別、旧町でテーマが幾つあるとか、そういったところを、これを編集するに当たっては旧町からそれぞれの資料を出していただきながら編集してきたわけでありますが、子供たちには、もう合併して15年になりますので、早くこの北秋田市を愛して支えてほしいなというふうな思いでいっぱいでございます。市民歌についても、そういった意味でも儀式やいろいろな場面で子供たち歌っていますけれども、子供たちも北秋田市市民歌が自分たちの市民歌として定着してきていますので、こういった資料を使っていけば、ますます北秋田市民としての誇りや愛着を持たせることができるんじゃないかというふうに考えております。 ○議長(黒澤芳彦)  7番 福岡 由巳議員。 ◆7番(福岡由巳)  編集委員の方は公民館の方ということでありますけれども、公民館の館長さんの中には、ほとんど小学校の先生であったとか、教職の経歴の方がかなりいらっしゃいます。そういうので編集委員の方々も十分編集には慎重になされたものと感じますけれども、私はやはり北秋田市をこの「きらり・きたあきた」に編集するに当たっては、どのくらい時間かけたか分からないけれども、十分であったとは言えないような感じがいたします。というのは、最後の、例えば資料提供とか、参考文献とか見ますと、私から言えば非常に少ない。もっと調べておかなければならない参考文献がないために記されていないというようなところがあります。そういう点では、旧町時代は鷹阿の教育委員会の研究所みたいなのあったと思いますけれども、やはりきちんと体制を整えてやっていく必要があったんじゃないかというふうに思います。そういう意味で、私は極力編集についての検証を進めていただきたいと思います。 それで、次、同じところで質問しますけれども、じゃ、旧町、合川はテーマとしてなかったかということでありますけれども、私は合川地区は合川地区として、それなりのテーマにするべき行政並びに教育あるいは生活をしてきたのではないかと思います。感じるままに言います。 1つには、教育の町であった。伝習農場、県立営農大学校までのそういうふうな学校。それから、最初、県内にはほとんどない合川高校、最初は秋田短大附属高等学校というので私立が初めて合川高校というのをつくり上げてきた。あるいは、まとび学園で長期留学をいろいろ制度化してきた。あるいは、北東北子どもの詩大賞というようなことでいろいろ頑張ってきた等々、私は教育ということで考えれば、合川も含めていろいろテーマにはしていくことができたんじゃないかというふうに思います。 第2に、合川は社会福祉宣言の町ということでやってきました。現状を見ればご承知のことと思いますけれども、私は福祉ということであれば、この「きらり・きたあきた」にはあまり捉えられていません。ケアタウンも僅か1行のところで写真ありません。それから、民生協会のほうは愛生園のところ1枚の写真だけです。福祉というのはどうだかというのがこの中には書いていません。 3つ目には、農林業、大野台開発に力を入れていきます。特に圃場整備、全国で第1号というのをやってきた。あるいは、大野台の開発、これは私は故畠山義郎町政の業績によるものでないかというふうに思いますけれども、そういうのから言えば、農林業の林業でも町行造林で雇用を拡大してきたというようなことがあります。だから、農林業に関わるところは、農業については一つテーマにしていますけれども、合川のところはもう少し補充して良かったのではないかというふうにこう思います。 4つ目には、平和問題があります。平和問題は、私は例えば平和公園あるいは平和観音像あるいは憲法記念塔等、合川にはございます。それで、今、この市役所の上に掲げている非核平和都市宣言の町というような、ここに掲げられているように平和というのは、私は非常に大事なテーマだと思っているわけです。それも私は合川のほうから言えば、テーマにしていかなければならないことではないかというふうに思います。 あと、5つ目には、都市間の交流が非常に私はいろいろ頑張ってきたんじゃないかと思います。現在も国立市と交流していますけれども、合川時代から交流を進めております。あるいは、フィンランド協会といろいろな交流があり、そして今、秋田県フィンランド協会というのが継続していますように、そして、北欧の杜公園、これを完成させたように、このフィンランドとの交流。それから、県立営農大学校では、中国の遼寧省とか、黒竜江省とも、学生41人を入学させたりして、その交流をやってきました。それから、ロシアのハバロフスクとの交流もあります。韓国との高校生の交流もございます。こういうのは、今の北秋田市にとっては交流ということでも非常に大切ではないかというようなことでは、私は合川がテーマとして何もないあれから言うと、合川含めたテーマとして必要であったんじゃないか。森吉にもありますけれども、時間の関係で省略させていただきます。補充すべきでないでしょうか。そういう点についてお伺いします。 ○議長(黒澤芳彦)  当局の答弁を求めます。 教育長。 ◎教育長(佐藤昭洋)  まず、これ作るに当たって、子供たちが持って学べるような厚さ、量、こういったのも考えました。全てのことが網羅されたらどんな厚さになるのかといったことも編集委員の中で相談しながら、子供たちがかばんに入れて家に持ち帰ったり、学校へ持ってきたりしながら使ってほしいというそういった願いで作ったものですので、福岡議員のおっしゃるようにたくさんのことを入れようとすると、なかなかそれは収まらない。それで、このほかに実はデータとしてたくさんのもの持っていまして、それを学校には提供して使ってもらっています。それは地区ごとのものもございます。 合川の件についてお話しになりましたが、私は合川で育ちましたので、私の地元でございますけれども、決して少ないとは思っておりません。これはあくまでも手がかりですので、例えば国立との交流が載っていますが、そういった交流を見たときに、じゃ、これいつからやったの、それは今度は子供たちの調べ学習になっていくわけです。そういった手がかりになっていたら、これは資料集として役割を果たしていると私は考えていますので、決してどこの地区が多いとか、そういったことではなくて、そこから子供たちに学んでほしいというふうに思っております。 ○議長(黒澤芳彦)  7番 福岡 由巳議員。 ◆7番(福岡由巳)  だからと言って、こういう地区ごとの差があっていいというふうな論理には私はなってはならないというふうに考えます。 最後に、平成19年の点についてでありますけれども、答弁一切なされませんでした。なぜ抜いたんですか。 ○議長(黒澤芳彦)  答弁を求めます。 教育長。 ◎教育長(佐藤昭洋)  平成19年の洪水については、防災のページに取り上げられていることは議員もご承知のことと思います。ただ、非常に平成19年の洪水については、教訓となる出来事でもあるために年表のほうへの追記はこの後検討してまいります。 ○議長(黒澤芳彦)  7番 福岡 由巳議員。 ◆7番(福岡由巳)  あの平成19年の豪雨災害はたった1枚の写真です。これは検証全然していない。それから、わか杉国体で頑張ったのに、昭和36年の国体は写真2枚ついて説明されている。なぜこういう逆転の発想があるんですか。 ○議長(黒澤芳彦)  当局の答弁を求めます。 教育長。 ◎教育長(佐藤昭洋)  平成19年を意図して抜いたわけではございませんので、また内容については、この後、今ご指摘のことも踏まえて、うちのほうでも検討してまいります。 ○議長(黒澤芳彦)  7番 福岡 由巳議員。 ◆7番(福岡由巳)  意図して抜いたわけではないというのはどういうことですか。 ○議長(黒澤芳彦)  答弁お願いします。 教育長。 ◎教育長(佐藤昭洋)  平成19年のことを何か意図して抜いたわけではないということです。ですから、理事会の中でどういった経緯でこう抜けたかは分かりませんが、いずれ先ほどお話ししたような全体のバランスとか、全体の分量とかといったものとかで入らなかったんではないかと思いますけれども、この後、年表への追記については検討してまいりたいというふうに思っています。 ◆7番(福岡由巳)  終わります。 ○議長(黒澤芳彦)  以上をもちまして、7番 福岡 由巳議員の一般質問を終わります。 暫時休憩します。5分休憩します。   (休憩)                    (10時52分) ○議長(黒澤芳彦)  再開します。 休憩前に引き続き会議を再開いたします。 一般質問を続けます。   (再開)                    (10時56分) ○議長(黒澤芳彦)  8番 久留嶋範子議員、日本共産党議員団、ご登壇ください。 ◆8番(久留嶋範子) (8番 久留嶋範子君登壇) 8番 日本共産党議員団、久留嶋範子です。 通告に沿って2点質問いたします。 大きな1番です。今後の新型コロナウイルス感染症対策について。 ①新型コロナウイルスとインフルエンザの流行について。 日本感染症学会は、今年の冬にも新型コロナウイルスの大流行が起こることが予測されていると指摘。特に、インフルエンザの流行期と重なることにより、重大な事態になることが危惧されると警告を鳴らしております。新型コロナウイルスとインフルエンザが同時に流行した場合に備えて、厚生労働省は発熱などの症状が出た人がどちらの検査も受けられる体制を10月中に整備するよう各都道府県に通知しています。インフルエンザは新型コロナウイルスと症状が似ているため、流行すると検査を希望する人が全国で急増するとみられています。 1)番、今後の対策についてお伺いします。 高齢者や基礎疾患がある人は、インフルエンザや新型コロナウイルスによる重症化リスクが高く、秋以降に感染が同時に流行した場合、医療現場が逼迫する可能性も指摘されています。当市としてどのような対策を考えているかお伺いいたします。 2)番、インフルエンザ予防接種費用の無償化について。 65歳以上の高齢者らを対象にワクチン接種の無償化を検討できないかについては、昨日の佐藤文信議員の一般質問への答弁で、65歳以上の高齢者と18歳まで、妊婦の方への全額無償との思い切った助成に安堵いたしました。この後、追加の補正予算が提案されるとのことですので、1点だけお伺いいたします。この無償化に当たり、全市民への助成をするという考えはなかったのかお伺いいたします。 ②コロナ禍で、市主催の行事・事業が延期や中止になっています。今後どのように進めていくのかお伺いいたします。 1)番、秋のクリーンアップについて。 当市では、冬の期間に捨てられたごみが雪消えとともに目立つようになる4月と秋の2回、美しく住みよいまちづくりのため市民総参加による環境美化運動として、全市一斉にクリーンアップを実施しています。春は中止となりましたが、秋の予定をお知らせください。 2)古着・古布の無料回収は。 新型コロナウイルスの感染拡大の影響で、自宅で過ごす時間が長くなり断捨離をしたとか、片づけをした、そういう人が増えています。昨年は10月の19、20、26、27日の4日間、4会場で実施しており、3回目となる今年もぜひ回収してほしいとの要望もありましたと原稿を用意いたしましたが、今年度は10月3日、4日、10日の3日間実施するということで、こちらも安堵いたしております。 3)番、子育て支援学用品リユース事業について。 不要となった学生服や学用品などを必要とする子供たちへと、私は一般質問でも取り上げ、今年の1月から回収し、譲渡会も計画されていましたが、延期となっています。 4)番、全戸一斉訪問事業について。 例年、関係機関との連携で、社会福祉協議会の職員が地域に出向いての全戸訪問や保健センター職員の高齢者巡回訪問が行われています。こうした事業は市民生活に密着しており、コロナ禍でも工夫しながら進めるべきと考えます。今後の実施計画をお聞かせください。 大きな2番、公民館活動の在り方についてお伺いします。 公民館とは、地域住民のために社会教育に推進する拠点施設として中心的な役割を果たしています。また、公民館は、仲間同士が集う、学ぶ、結ぶことを促し、人づくり、地域づくりに貢献しています。公民館は生活の中で気軽に人々が集うことができる場所です。私は一般質問で、2016年(平成28年)3月、2018年(平成30年)3月に多くの市民が利用しやすい公民館にと質問をしてまいりました。今回で3回目となります。今回はコロナ禍での公民館活動について質問いたします。 ①コロナ禍での公民館活用について。 新型コロナウイルス感染症拡大防止対策に伴うイベントが中止・延期となり、各公民館活動にも影響が出ました。現在、新しい生活様式を取り入れて、各公民館では行事や講座などが開催されています。今後、留意すべき点は何でしょうか。 ②AEDが設置されましたが、講習会が必要ではないでしょうか。 以前から要望していたAEDが各公民館に7月に設置され、大変喜んでいます。ただ、設置されただけではいざというとき対応できないので、公民館利用者や住民の方も含め講習会を開催してはいかがでしょうか。ちなみに、沢口公民館は今月の4日に、綴子公民館は19日に講習会を実施の予定であります。 ③避難所としての利用について。 各公民館は災害時の避難所としての役割もあります。避難所も密にならないよう多くの人を受入れができない場合が出てきます。コロナ対策のマニュアルが必要ではないでしょうか。 ④公民館長不在の現状について。 任期満了に伴い、4月から2年間、各公民館長が新たに任命されましたが、いまだ不在のところがあります。この状況をどのように考えているのかお伺いいたします。 以上、壇上より質問を終わります。 ○議長(黒澤芳彦)  当局の答弁を求めます。 市長。 ◎市長(津谷永光) (市長 津谷 永光君登壇) ただいまの久留嶋紀子議員の御質問にお答えをしてまいります。 大きな項目の2番の公民館活動の在り方についての①、②、④のご質問は、後ほど教育長のほうから答弁いたしますので、よろしくお願いいたします。 初めに、大きな項目の1番、今後の新型コロナウイルス感染症対策についての①新型コロナウイルスとインフルエンザの流行についてとして、1)今後の対策についてのご質問でありますが、今後の季節性インフルエンザ流行期を見据えた新型コロナウイルス感染症への対応については、8月28日に開催された国の新型コロナウイルス感染症対策本部において取組方針が決定されたところであります。 その中では、秋冬のインフルエンザ流行期に備えた検査・医療提供体制の拡充、重症化するリスクが高い高齢者や基礎疾患がある方への感染症防止を徹底するとともに、医療資源を重症者に重点化していくなどの取組が示されております。 季節性インフルエンザの流行期では、多数の発熱患者の発生が想定されますが、季節性インフルエンザと新型コロナウイルスを臨床的に鑑別することは困難であることが指摘されております。 新型コロナウイルス感染症の流行が懸念される中、今後も県の方針が明確になり次第、保健所の指導の下、地元医師団、関係団体等と連携を密にして、しっかりと取り組んでまいります。 次に、2)のインフルエンザ予防接種費用の無償化についてのご質問であります。 昨日の佐藤文信議員のご質問でもお答えしておりますが、このたび新型コロナウイルス感染症とインフルエンザが同時に流行した場合に備え、特に重症化のおそれのある高齢者が優先的に早期に接種できるよう接種費用の全額助成を予定しております。併せて、子供と妊婦につきましても、全額助成を予定をいたしております。 次に、②のコロナ禍で市主催の行事・事業が延期や中止になっている。今後どのように進めていくのかとして、1)秋のクリーンアップのご質問でありますが、環境保全活動の一環として実施いたしております全市一斉のクリーンアップにつきましては、新型コロナウイルス感染症拡大防止のため春は中止といたしましたが、秋は10月18日に実施の予定です。 なお、例年は春に行っているどぶ上げを、今回のクリーンアップに併せて実施していただいた際には、どぶの回収も行うことといたしております。 実施に当たりましては、各自治会を通じて皆様にご案内させていただきますが、発熱・感冒症状がある方の参加自粛やマスクの着用と作業時の十分な間隔の確保、クリーンアップの前後における3密の生ずる交流の自粛など、感染防止を講じられるようお願いをいたします。 次に、2)の古着・古布の無料回収のご質問ですけれども、古着・古布の無料回収につきましては、10月3日、4日、10日の3日間、市役所本庁舎と合川・森吉・阿仁の各総合窓口センターを会場に実施を予定いたしております。 会場には消毒薬を準備した上で、密にならないよう呼びかけをしますが、ご来場いただく際には十分な感染防止策を講じていただくようにお願いをしてまいります。 次に、3)子育て支援学用品リユース事業の質問であります。 子育て支援学用品リユース事業は、ご家庭で不要となった学生服や学用品を必要な家庭へ無償で提供することにより、子育て世帯の経済的負担の軽減と資源の有効活用を目的としております。 事業を開始した令和元年度には計109点の学用品等が集まり、令和2年2月15日と16日にコムコムを会場に第1回目の譲渡会を開催したところ、35点が希望するご家庭に提供されております。 なお、第2回目の譲渡会を3月15日に予定しておりましたが、新型コロナウイルス感染症の影響により中止しておりますので、今後も引き続き市広報やホームページで学用品等の提供を呼びかけながら、時期を見極めて譲渡会に向けた準備を進めてまいりたいと考えています。 なお、開催に当たりましては、消毒液の設置や入り口での検温実施、3密を回避するなどの感染症対策に万全を期して実施したいと考えております。 次に、4)全戸一斉訪問事業について実施計画はというご質問ですが、全戸一斉訪問事業については、北秋田市社会福祉協議会の事業であり、令和元年度は6月21日から7月5日にかけて、市内全域の世帯を対象に実施しております。今年度においては、新型コロナウイルス感染症対策を講じながら、9月下旬から民生委員と連携し規模を縮小して実施する予定となっております。 次に、大きな項目の2の公民館活動の在り方についての③避難所としての利用とのご質問でありますが、公民館のうち2か所を避難所として、10か所を避難場所として指定しており、このうち避難所2か所と避難場所5か所については、非常用発電機及び食料、飲料水等を備蓄し、毎年確認を行っております。 コロナ禍において、避難所用のマスク等についてはある程度備蓄しておりますが、避難が長期に及んだ場合、不足することも予測されるため、市民の皆様にはふだんからマスクや消毒液等の衛生用品の個人備蓄に努め、避難所に持参できるようご協力をお願いするとともに、広報紙及びホームページ等により周知を図ってまいります。 また、避難所における避難者の飛沫感染を防止するため、間仕切りテントや段ボールベッドの購入も計画をしております。 以上が、久留嶋範子議員からのご質問に対しての私からの答弁でございます。よろしくお願いいたします。 ○議長(黒澤芳彦)  続いて、答弁を求めます。 教育長。 ◎教育長(佐藤昭洋) (教育長 佐藤 昭洋君登壇) それでは、私から久留嶋範子議員のご質問にお答えしてまいります。 初めに、大きな項目の2、公民館活動の在り方についてのコロナ禍での公民館活動についてのご質問でありますが、市民ふれあいプラザを含めた公民館12館の利用状況については、緊急事態宣言の下での閉館等により、昨年度と比べ利用者数は大きく減少しましたが、再開後は、5月の状況からは徐々に回復傾向にあります。 各公民館においては、貸館の人数制限や清掃時の消毒の徹底、非接触体温計等を購入し検温するなど感染症対策を万全にし、利用者の安全安心の確保に努めてまいりますので、利用者の皆様におかれましても、手の消毒やマスク着用、使用後の器具を消毒していただくなどの協力をお願いした上で、今後も活発な公民館活動となるよう運営してまいります。 次に、②AEDが設置されたが、講習会など必要ではのご質問でありますが、今年度、市内全ての公民館にAEDの設置が完了しましたので、利用者の安全安心を図るための操作講習会を順次実施してまいります。 次に、④公民館長不在の現状についてのご質問でありますが、前任館長の任期満了による後任の選考に時間がかかっております七日市公民館の活動については、公民館主事が中心となって活動しているところですが、運営会議や主事会議に生涯学習課が参加し、支援しているところであります。 以上が、久留嶋範子議員からのご質問に対しての私からの答弁であります。 ○議長(黒澤芳彦)  これより再質問に入りますが、一問一答方式で行います。 8番 久留嶋範子議員。 ◆8番(久留嶋範子)  壇上で私、大きな1番の今後の新型コロナウイルス感染症対策についての2)番のインフルエンザ予防接種費用の無償化についての中で、今回65歳以上の高齢者と今まで助成していた方への全額無料ということで良かったんですけれども、この無償化に当たって、昨日も佐藤文信議員の再質問の中でもありましたが、全市民への助成という考えは、この無償化に当たって検討したのか、まずお聞かせください。 ○議長(黒澤芳彦)  当局の答弁を求めます。 市長。 ◎市長(津谷永光)  健康福祉部長から答弁させます。 ○議長(黒澤芳彦)  健康福祉部長。 ◎健康福祉部長(石崎賢一)  お答えいたします。 接種対象者の選定につきましては、日本感染症学会のご提言が高齢者及びハイリスク群の方々が強く接種推奨されるという提言に基づきまして、厚生労働省でも接種の優先順位等、そういった部分を加味して市で65歳以上の方、それから18歳までのお子さん、それから妊婦さん等々に対象とするということで決定したものでございます。 ○議長(黒澤芳彦)  8番 久留嶋範子議員。 ◆8番(久留嶋範子)  私、昨日、佐藤文信議員質問して答弁いただきまして、本当に良かったなと思いました。インフルエンザの助成、無償化、やっぱりそういうリスクのある方にということでありますけれども、これから補正予算で予算化されますが、やはり昨日も再質問の中でしていましたけれども、やはりそういう方だけでなくて、全市民への配慮、今回1回だけの措置ということでありますので、全市民へも幾らかでも助成が必要なんじゃないかなというふうにすごく思います。その点はまず考えていなかったということなんですけれども、ご承知のように県内でいろいろ、秋田市、お隣の大館市も全市民に2,000円の助成、秋田市は1,000円ですけれども、五城目町、ここは予防接種無償化なると思います。今、9月議会で無料のクーポン券を発行するということで、その事業費、人口が8,300人ですので全然桁が違いますけれども、全町民にということで事業費3,935万円だそうですけれども、10月1日から来年2月28日までの無料クーポン券を発行するということも報道されていますが、インフルエンザはこれからですので、来年までのこういう考えは、再度、ないのかということをもう一度お聞きします。 ○議長(黒澤芳彦)  当局の答弁を求めます。 市長。 ◎市長(津谷永光)  重ねて健康福祉部長から答弁させます。 ○議長(黒澤芳彦)  健康福祉部長。 ◎健康福祉部長(石崎賢一)  お答えいたします。 今後のコロナの感染状況あるいはインフルエンザの流行度合いによりまして、そういった部分についても検討する余地があるかと思いますので、そういった状況に応じて対応してまいりたいと思います。 ○議長(黒澤芳彦)  8番 久留嶋範子議員。 ◆8番(久留嶋範子)  今後の状況を見ながらということでは、これから検討していただきたいということですが、確認なんですけれども、65歳以上、それから18歳まで、それから妊婦の方ということで、毎年予防接種助成しています、1,500円ということで、1回。この中にインフルエンザの定期接種の中で、65歳以上の方と、それから②のところで60歳から64歳の腎臓、そういう免疫機能に身体障害者手帳1級程度の障害をお持ちの方とありますが、こちらも該当するということでよろしいのでしょうか。 ○議長(黒澤芳彦)  当局の答弁を求めます。 市長。 ◎市長(津谷永光)  健康福祉部長から答弁させます。 ○議長(黒澤芳彦)  健康福祉部長。 ◎健康福祉部長(石崎賢一)  お見込みのとおり、該当するということでございます。 ○議長(黒澤芳彦)  8番 久留嶋範子議員。 ◆8番(久留嶋範子)  インフルエンザの予防接種のことですけれども、報道されまして、10月上旬から順次ということで、多分関係する医療機関、前回よりも増えると思いますけれども、まだ決まっていませんけれども、10月上旬からということでは1日から接種するということも可能ですので、直接今まで受診した、65歳以上の方、該当する方、無償化の方はどういった方法で、直接行って無料になったよというか、形ちょっとよく分からないんですけれども、決まってからはあれですけれども、今、先に10月に入って接種行かれる方にはどのように周知されるのかお伺いします。 ○議長(黒澤芳彦)  当局の答弁を求めます。 市長。 ◎市長(津谷永光)  健康福祉部長から答弁させます。 ○議長(黒澤芳彦)  健康福祉部長。 ◎健康福祉部長(石崎賢一)  無償化の事業につきましては、10月1日から実施する予定でございます。周知につきましては、今、着々と進めておるところですので、10月1日から65歳以上の方であれば全て無償になります。それで、病院に行って記入することで、料金をそこで支払わなくても、病院から直接市のほうに請求がくるという形になってございます。 ○議長(黒澤芳彦)  8番 久留嶋範子議員。 ◆8番(久留嶋範子)  分かりました。 ②のコロナ禍での市主催の行事・事業のことですが、1)番の秋のクリーンアップは10月18日に実施するということで、春に行えなかったどぶ上げも含めてやるということで、大変良かったなと思いました。なぜかといいますと、春にご承知のように毎年クリーンアップしていますが、今年熊の被害がすごい、私のところも何回も被害というか、熊が通過したとか、見たということでありまして、やはり道路、国道もそうですけれども、春にクリーンアップしていなくて、ごみが散乱していて本当心痛めたんですけれども、まず秋にはやっていただけるということで良かったなと思います。ただ、町内会がするので、やはり密にならないようにということではやっていただけるということで、良かったと思います。 2)番の古着・古布の無料回収なんですけれども、これ昨年は10月、4回やっています。10月19日から27日、日程的なもので早まったということですが、今回3日間になったという理由と、それから、時間が昨年は8時からだったんです、見たら。そこの変わった理由についてお知らせください。 ○議長(黒澤芳彦)  当局の答弁を求めます。 市長。 ◎市長(津谷永光)  市民生活部長から答弁させます。 ○議長(黒澤芳彦)  市民生活部長。 ◎市民生活部長(小松正彦)  昨年が4日間の実施と今年3日間ということなんですが、日にちとしては1日少なくなっておりますが、各地区での回数に関しては同じです。ちょっとほかの行事の関係で、職員の配置がなかなかできなかったということで3日間になっておりますが、今お話ししましたように、各地区ごとに実施する、それぞれの回数については同じとなっております。あと、時間についても、その職員の配置の関係がございまして、今回ちょっと昨年と異なっているような形になっておりますけれども、そういったところ、各市民の方々に呼びかけながら、ご協力をいただきたいと思っておりますし、実際に昨年までの実施状況から見て、おおむね、10時、昼に近い時間に多くの方々が来ていただいているといったようなことも参考にさせていただいたところです。 ○議長(黒澤芳彦)  8番 久留嶋範子議員。 ◆8番(久留嶋範子)  この周知のほうは、市の広報でお知らせするほかに、例えば防災ラジオとか、町内会とか、いろいろな形で周知するのでしょうか。今までどおりということでしょうか。 ○議長(黒澤芳彦)  当局の答弁を求めます。 市長。 ◎市長(津谷永光)  市民生活部長から答弁させます。 ○議長(黒澤芳彦)  市民生活部長。 ◎市民生活部長(小松正彦)  今までどおり広報、それからマスコミの方々のご協力、それから様々な形で周知図ってまいりたいと考えております。 ○議長(黒澤芳彦)  8番 久留嶋範子議員。 ◆8番(久留嶋範子)  3)番の子育て支援学用品リユース事業です。 春にはコロナの影響で予定が延期されていますが、先ほど壇上でも話したように、このコロナの中で家にいる時間が長くなった中で、断捨離とか片づけというのもすごく増えているんじゃないかなと思いまして、ぜひ日程を決めてやっていただきたいと思いますが、ご承知でしょうか。学用品、それから、学生服だけでなくて、鷹巣小学校ですが、実はこれは保護者の方が中心になってだと思います。スキー用品のリユース、こういう活動をしております。昨年から実施しているということで、これ、前、一般質問の中でもスキー用品とか、こういうものもぜひリユースできないかなと提案しましたら、これ鷹巣小学校だけでなくて、全部の小学校でもやはりこういう活動するべきじゃないかなと思います。この鷹巣小学校では、昨年度がスキーの板、それからスキー用ブーツ、ストック、昨年は12セットというんですか、12集まりましたけれども、今年度は全校の1割程度、33人に提供できる数を目標としていますということで、すごくいい活動だと思います。これもできれば鷹巣小学校だけでなくて、こういう活動もリユースの中に取り入れていったらいいんじゃないかと思いますけれども、その考えはないかお伺いします。 ○議長(黒澤芳彦)  当局の答弁を求めます。 市長。 ◎市長(津谷永光)  それでは、健康福祉部長から答弁させます。 ○議長(黒澤芳彦)  健康福祉部長。 ◎健康福祉部長(石崎賢一)  スキー用具につきましては、よく聞かれるのがスキーの部活に入って、そうやって下の低学年の子供たちがスキーをやりたいということでのお下がりといいますか、そういった活用の仕方をしているかと思います。我々のほうで例えばそういった回収をしたにしても、そういった利用頻度といいますか、そういったものがありませんと、それを結局廃棄処分という形になってきますので、リユースというよりは廃棄のほうに力がいってしまうということで、スキーについては検討はしてございますけれども、現在のところ取り入れるということは考えてございません。 ○議長(黒澤芳彦)  8番 久留嶋範子議員。 ◆8番(久留嶋範子)  ということは、市としてはやらないということで、直接必要な方にということで、各学校で引き続きということでと思いますが、ぜひほかの小学校でも必要なところではこういうことも、強制ではありませんけれども、お互いにこういうふうにやってとか、お下がりとかということでの活用をぜひ考えてほしいと思いますので、こちら教育委員会のほうでもぜひ検討してほしいなと思います。よろしくお願いします。 ○議長(黒澤芳彦)  答弁要りますか。 ◆8番(久留嶋範子)  いいです。 4)番、全戸一斉訪問事業について、社協さんで毎年やっておりますが、これもいろいろな形、工夫して進めていくというので、やはりコロナ禍の中でも特に高齢者の問題とかありますので、一人一人の安心安全ということ、見回りということでは引き続き進めてほしいと思っております。これも答弁要りません。 大きな2番、公民館活動のところです。 ②のAED、本当に良かったなと思いました。ただ、私、公民館にちょっと訪問、お盆過ぎだったんですけれども、行ったときに、AED各公民館につきましたよねという話したら、まず管理人さんしかいなかったんですけれども、そのまま箱に入ったままにあって、体温計もあったので、それも確認のために行ったんですけれども、公民館長いないということもありまして、管理人さんも全然分からない、管理人というか、分からない状態だったので、やはりこういうことではよくないんじゃないかなということで、講習会も何公民館かはやっておりますが、全ての公民館で1回やればいいということではありませんので、毎年そういう機会を見て、そんなに密にならないような形で何回かに分けて、ぜひこれも定例化というか、集まって、私方も習っても忘れてしまう、いざというときには使えるようなそういう取組をしてほしいと思います。全てということでは、ほかのところでは、まず2つは今月中にやりますけれども、出かけていってやるという形になるのか、年度内にできるか、そこの確認をお願いします。 ○議長(黒澤芳彦)  当局の答弁を求めます。 教育長。 ◎教育長(佐藤昭洋)  教育次長が答えます。 ○議長(黒澤芳彦)  教育次長。 ◎教育次長(小笠原吉明)  AEDの講習の関係でございますけれども、先ほど答弁のほうでも話したとおり、これから講師にお願いする消防本部とも相談しながら、順次計画していきたいなというふうに考えておりますので、よろしくお願いいたします。 ○議長(黒澤芳彦)  8番 久留嶋範子議員。 ◆8番(久留嶋範子)  そのように進めていってください。よろしくお願いします。 ④の公民館長不在の現状について、皆さんご承知だと思いますけれども、公民館長さん、本当にどこの役職でも長となる方、本当大変だし…… ○議長(黒澤芳彦)  久留嶋範子議員、3番先にやりますか。 ◆8番(久留嶋範子)  4番です。 ○議長(黒澤芳彦)  4番、3番は要らないのか。 ◆8番(久留嶋範子)  いいです。 公民館長さんの本当に任務というのは大変だと思います。今回というか、前回まで70歳までということでしていましたが、今度75歳ということで年齢も延ばしましたが、なかなかなり手がいないと本当難しいと思うんですけれども、どこが一番問題かなと。地域での公民館長さんなので、そこの自治会長さんとかいろいろな形、公募もしています。公民館だよりというのを毎月出していますけれども、そこでも公募していますということで、公民館だよりも出せないような、コロナの状況もあったんですけれども、出せないような状況で、多分書いたのは前公民館長さんだと思いますけれども、公募も考えているということなんですけれども、なかなかなり手がいないというのは一番の要因は何でしょうか。 ○議長(黒澤芳彦)  当局の答弁を求めます。 教育長。 ◎教育長(佐藤昭洋)  本当に七日市公民館については、4月から不在で申し訳なく思っております。ただ、これまで複数の人にお願いはしてきているんですけれども、なかなかお受けいただける方がおらなくて、今も進行中でございます。地域の人たちにもぜひやっていただいて、皆さんで支援していただいて公民館長やっていただければなと思いますので、この後もよろしくお願いしたいと。私どもも引き続き働きかけを進めてまいりたいというふうに考えております。 ○議長(黒澤芳彦)  8番 久留嶋範子議員。 ◆8番(久留嶋範子)  ぜひそのようにお願いしたいと思います。 平成30年のとき、たしか大阿仁公民館長さん、2か月間何か不在ということで、それは住民の方が全然知らされていなかったということ、また別問題ですけれども、ありました。今回は公民館長さん代わるよということで、本当は4月に交代するんですけれども、後任者見つからないということで、公民館行くたびに公民館長さん決まったか、決まったかと、本当に私方もこの人にやってもらったらということではあれなんですけれども、いろいろ皆さん任務を持っていますので、皆さんで本当に公民館活動を進める上でも、今回はコロナの関係で行事が幸いにもと言ったらあれですけれども、敬老式もこのようにありませんので、公民館長さんとしての役割というのかな、表に出ることはなかったんですけれども、やはりこういう不在という状況は良くないので、早期に、私方も地域の中で皆さんで支えて頑張っていきますので、ぜひ教育委員会でも何とか皆さんと一緒に頑張っていくような方向でよろしくお願いいたします。 以上で終わります。 ○議長(黒澤芳彦)  以上をもちまして、8番 久留嶋範子議員の一般質問を終わります。 昼食のため1時まで休憩いたします。   (休憩)                    (11時38分)
    ○議長(黒澤芳彦)  再開いたします。 休憩前に引き続き会議を再開いたします。 一般質問を続けます。   (再開)                    (12時59分) ○議長(黒澤芳彦)  1番 山田 博康議員、無会派、ご登壇ください。 ◆1番(山田博康) (1番 山田 博康君登壇) 一般質問を始める前に、昨日の自民党総裁選挙に当たって、今まで官房長官を務められました当県出身の菅氏が第99代の自民党総裁に選出され、明日の臨時国会において総理大臣に指名されるということは、当県人にとって大変誇りとするところであります。また、今までの人と違い…… ○議長(黒澤芳彦)  山田議員、一般質問に入ってください。 ◆1番(山田博康)  ああ、そうですか。じゃ、一般質問に入らせていただきます。せっかくこれからいいところにと思ったのに。 じゃ、まず一般質問に入らせていただきます。 今定例会最後の登壇となりますので、今まで僕がこれから質問しようと思っていることについては質問されておりますので、私はまた再質の中で当局の考え等をただしていきたいと思います。 それでは、早速一般質問に入らせていただきますけれども、1番の新型コロナウイルス感染症に係る市の緊急経済対策についてお伺いさせていただきます。 ①としまして、事業が終了しております以下の事業について、当局はいかなる評価、分析、そして、反省をしておられるのかについてお尋ねしておきます。 その1つは事業継続支援金、2つ目に宿泊者半額応援事業、3つ目に地場産品消費応援事業、4つ目にスーパープレミアムつき応援チケット、5つ目に市が誇る観光文化施設無料招待事業、6つ目に比内地鶏応援ありがとう事業、そして最後に秋田内陸線総合緊急支援事業者負担金です。 ②といたしまして、今後さらなる支援があるのかについての考えでございますけれども、これについては、今議会においてさらなる補正が出ておりますので、細部にわたっては後ほどお聞きさせていただきたいと思います。 2つ目の移住者への応援事業と新卒者の地元定住の支援策について、この件についても、昨日、板垣議員からも移住等についての質問がありましたけれども、私からは、①として移住者への支援策については、県含めて大変当市においても手厚いものがあり、これについては何の異論もないし、ぜひ進めていただきたいわけでございますけれども、市の重要課題であります人口減少を抑制する意味での地元へのUターンはじめ、そしてまた、昨日も出ておりますけれども、少子化対策の対応策として、要するに新卒者にいかにこの地域に残って頑張ってもらうかということに対しては、やっぱり大胆な政策展開が望まれるのではないかなと思いますので、その点についての当局の見解をいただきたいと思います。 ②としましては、その施策としては地元で頑張ろうとする新卒者への支援の拡充、そしてまた、大学を卒業された皆さん方が、こちら県内もしくは地元に戻ってきていただくための手厚い施策というものが考えられないかについての見解を求めて、壇上からの質問にさせていただきます。 ○議長(黒澤芳彦)  当局の答弁を求めます。 市長。 ◎市長(津谷永光) (市長 津谷 永光君登壇) 山田博康議員のご質問にお答えをしてまいります。 初めに、大きな項目の1の新型コロナウイルス感染症に係る市の緊急対策の①と②のご質問は関連がありますので、一括してお答えをさせていただきます。 各緊急経済対策事業については、昨日の三浦倫美議員、佐藤文信議員のご質問でもお答えしておりますので、評価分析についてお答えをいたします。 秋田県の休業要請に対する協力金とは別に、飲食・宿泊業をはじめ、卸・小売業など市民生活に密着している業種で売上げが大きく落ち込んだ事業者に対し支援をいたしました市独自の事業継続支援金ですが、8月下旬に実施したアンケート結果によれば、7月、8月の前年同期と比較して、観光バスを含む観光業が51%以上、飲食・宿泊業は30から50%、小売業、理美容業は11から30%の落ち込みとなっており、非常事態宣言解除後において、融資保証制度や各支援金により若干の回復は認められるものの厳しい状況が続いております。 宿泊者半額応援事業及び北秋田市が誇る観光文化施設無料招待事業については、コロナ禍の中で県内の限られた観光客をいかにして呼び込むかを第一に考え実施いたしましたが、両事業の相乗効果もあり、予想を大きく上回る観光客を北秋田市に迎え入れることができたと感じております。 続きまして、スーパープレミアムつき応援チケット事業でありますが、用意した3万5,000セットに対し2万7,743セットの販売であり、全世帯の約44%に当たる6,226世帯で1世帯当たり4.46セットの購入となりました。 参加事業者にアンケートを実施したところ、回答のあった144店舗、全ての取扱店からスーパープレミアムつき応援チケット事業に参加して良かったとの回答をいただいており、その理由として、売上げが増加した、売上げの減少が抑えられたといった売上げに関する多数の回答のほか、新規顧客が獲得できた、事業所や店舗の周知ができたという回答もあり、売上げだけではなく、事業を発展させる効果もつくり出せたことは想定を超える反響であり、将来の安定経営につながるものと期待をいたしております。 こうしたことを踏まえ、まだまだ落ち込んでいる市内消費を刺激するためにも、スーパープレミアムつき応援チケット事業と宿泊者半額応援事業を年末年始の時期に合わせて実施し、さらなる売上げの回復と消費拡大により地域経済の活性化を図ってまいりたいと考えております。 比内地鶏応援ありがとう事業については、外食需要の大きな落ち込みにより、比内地鶏の在庫が急増している状況を踏まえ、特別価格での期間限定販売を行ったものであります。 販売数量については、JA加工部との協議により1,000キログラムとし、市内5店舗において8月3日から販売を開始いたしましたが、大盛況により8月8日には全店舗で完売となったことから、地元産比内地鶏ブランドの人気の高さを再認識したところであります。 次に、6月中旬に実施しました北秋田市・仙北市のお宿に宿泊する方へのフリーきっぷプレゼントキャンペーンについては好評を博し、7月下旬で予算上限に達したことから終了しております。 秋田内陸線の利用を通じて、市内の宿泊施設や沿線の観光施設との相乗効果があったものと分析しており、更なる事業展開を図ってまいります。 次に、大きな項目の2番の移住者への応援助成事業と新卒者の地元定住への支援策についての①と②のご質問は関連がありますので、一括してお答えをさせていただきます。 現在、若者の北秋田市暮らしを応援する制度として、高校及び大学等を卒業した方々に対し、平成27年度から実施している奨学金等返還支援助成金は、奨学金の返還額の2分の1または3分の1を最大60か月助成するという非常に手厚い内容となっております。 この制度は、移住者のみならず、地元に居住して高校や大学等に通った後、卒業してからも引き続き地元に残って就職している新卒者や、県外の大学等を卒業してUターンをしてきた新卒者も対象となりますので、移住者と地元の若者を分け隔てなく支援しております。 しかしながら、これ以外の移住に関する支援制度については、地元の新卒者が対象となるものがありませんので、現在、総合計画後期基本計画策定の中で地元の若者の定住支援について検討をいたしているところでございます。 以上が、山田博康議員からのご質問に対しての私からの答弁でございます。よろしくお願いいたします。 ○議長(黒澤芳彦)  これより再質問に入りますが、一問一答方式で行います。 1番 山田 博康議員。 ◆1番(山田博康)  それでは、再質問に入らせていただきます。 まず最初に、1の事業継続支援金への対応についてお尋ねさせていただきますけれども、たまたまある方から相談を受けたわけですけれども、県の支援金を受けているんだけれども、市のほうの支援に行ったところ、支援業種にないと。こういうことで話も聞いてもらえないというご相談を受けました。担当のほうに行きまして、何でそこで、県で支援いただきながら、市でそれをはじくのかということについていろいろ取りあえずお話をしたわけですけれども、まずいろいろと検討してみるということで、本人そのものも直接お会いしているはずなんですけれども、一応検討はしてみるといったものの、それに対するその回答がいまだ何らいただいていないということなんですけれども、行政の対応としてそれはいかがなものかと思うんですけれども、この点についての対応を含めた見解をひとついただきたいと思います。 ○議長(黒澤芳彦)  当局の答弁を求めます。 市長。 ◎市長(津谷永光)  産業部政策監から答弁させます。 ○議長(黒澤芳彦)  産業部政策監。 ◎産業部政策監(米澤田茂)  ただいまのご質問についてお答えをいたします。 まず最初に、市の事業継続支援金につきましては、先ほど市長のほうからも答弁ありましたとおり、県の協力金とはまた別に、今回のコロナウイルス感染症の関係で外出自粛等で大きく事業のほうに影響を受けている業種の方々に対して、市として独自支援という形でまず支援をさせていただいたものでございます。 それで、今、議員のほうからご紹介されました方につきましては、私どものほうで面会といいますか、いらしたときに内容についてはご説明をさせていただいて、今回のは大きく影響を受けている業種の皆様をまずは対象として実施したもので、県の協力金とは別のものであるということで、県の協力金イコール市の支援金ではないということをご説明をさせていただいてございます。その後、検討するということで何の返答もないというふうなお話を今いただきましたが、市といたしましては、先日の一般質問のほうでもお答えいたしましたが、今のプレミアムチケットのアンケート結果、それから、この後、開催を予定しております経済対策会議等々でまた現状の把握をいたしながら必要な支援を検討していきたいということで考えてございます。 以上でございます。 ○議長(黒澤芳彦)  1番 山田 博康議員。 ◆1番(山田博康)  今の答弁だと、今回の市の対応というのは、県の対応とは別で市独自だという見解のようでございますけれども、要するに趣旨そのものは事業継続の支援金であって、それで、その事業体が今回市がやろうとしている、支援する事業と同じような経営状態であるとするならば、当然救済してしかるべきじゃないかなと僕は考えるんですけれども、その点についてのちょっと見解をいただけますか。 ○議長(黒澤芳彦)  当局の答弁を求めます。 市長。 ◎市長(津谷永光)  産業部政策監から答弁させます。 ○議長(黒澤芳彦)  産業部政策監。 ◎産業部政策監(米澤田茂)  ただいま議員のほうからお話しありましたとおり、これまで行ってまいりました事業支援金の対象となられた業種の方々以外にも、やはり経営状況が悪化して売上げが落ち込んでいるという方々はまだいらっしゃると思っております。そうしたことも踏まえまして、これからさらに状況を把握しながら検討していきたいということでございます。よろしくお願いいたします。 ○議長(黒澤芳彦)  1番 山田 博康議員。 ◆1番(山田博康)  ちょっとあれですけれども、今の答弁だと、それはぜひ検討していただきたいということ、まず先に申し上げて、その検討結果について、今、答弁されたような状況で、やっぱりこれは同じ市内の事業者であるから、まず支援が妥当であろうとこうなったとき、どういう手段で周知されようとしておられますか。 ○議長(黒澤芳彦)  当局の答弁を求めます。 市長。 ◎市長(津谷永光)  産業部政策監から答弁させます。 ○議長(黒澤芳彦)  産業部政策監。 ◎産業部政策監(米澤田茂)  まずは、経済対策会議等を開催した上で、その内容を取りまとめをいたしまして、例えば報道の方々にもご協力いただきながら、こうした方々へも検討しているというふうな内容であるとか、あとは、もし、業種の方々で特定できるような業種への支援が必要というふうな検討結果であれば、直接またこちらからお知らせするということも可能かと思いますので、まずは現状を把握しながら、対策のほうは検討してまいりたいと考えます。 以上でございます。 ○議長(黒澤芳彦)  1番 山田 博康議員。 ◆1番(山田博康)  ぜひそういう形で、同じ市内で業を営む人方について隔たりのない対応をしていただきたいということをお願いして、まずこの件についての質問を閉じます。 2つ目の宿泊者半額応援事業につきましては、僕自身そういう仕事している者として、今回の市の対策、対応というのは、ほかの市町村に比べてまず非常に大盤振る舞いをしていただいたということもありまして、大変な成果があったんですけれども、その反面、やっぱりこの②についてもちょっとまた再度聞きたいわけですけれども、県内に限定したというのは、これはコロナという全く分からない状況の中での判断であったとは思うんですけれども、やはり同じ事業者として、同じ宿泊者でありながら、県内の人は半額、東京だとかは別にして、東京からとかおいでになる人方は、やっぱり向こうで気を遣っていただいて、東京からなんだけれども、お泊まりできるだろうかとこういう人もいますけれども、北東北、岩手なんか、ほとんどこの事業始まったとき感染者がゼロの状況でしたとか、あと、青森、山形とか、そういうところまで全然しないで秋田県に限定したというところはどういう意図からだったんでしょうか。そこについての見解をいただけませんか。 ○議長(黒澤芳彦)  当局の答弁を求めます。 市長。 ◎市長(津谷永光)  産業部政策監から答弁させます。 ○議長(黒澤芳彦)  産業部政策監。 ◎産業部政策監(米澤田茂)  今回の宿泊者半額応援事業につきましては、まだ県外からの誘客を積極的に実施できるような状況でなかったということに配慮いたしまして、また、県内でもまだまだ県北のほうに足を伸ばしていただけていない県民の皆様も多くおりましたし、また、県のプレミアムの宿泊事業等もありましたので、併せて、県内で北秋田市においでいただきたいということで事業を展開させていただいたものでございます。 ○議長(黒澤芳彦)  1番 山田 博康議員。 ◆1番(山田博康)  その点については、まず今回の市の対応については分かりました。 続きまして、地場産品商品応援事業について質疑させていただきます。 今回、この事業につきましては、市が今進めております比内地鶏の生産拡大という状況で、コロナによる消費の落ち込みで在庫を抱え過ぎたということで、市のこういう特産品をより多くの市民に味わってもらいたいと、そういう趣旨で今回のこの事業を展開したというふうに理解しております。 先ほど市長の答弁もありましたように、当初予定したのが1,000キロ。今回これを周知するに当たって、毎戸にチラシの配布をしました。そして、ただ行ったんじゃ買えなくて、その半券というんでしょうか、それを持っていかないと…… ○議長(黒澤芳彦)  山田さん、今しゃべっているのは比内鶏応援ありがとう事業の…… ◆1番(山田博康)  僕の勘違いなのか、応援ありがとうというのは、宿泊のあれじゃないですか。 ○議長(黒澤芳彦)  違う、比内鶏の。 ◆1番(山田博康)  これ、逆。 ○議長(黒澤芳彦)  逆、地場産品はまた。 ◆1番(山田博康)  地場産品応援事業というのは、それは大変失礼しました。これは宿泊者のあれということでいいんですか。すみません。そうすれば、大変失礼しました。 この事業につきましては、何ら申し上げるところないです。申し上げるところないし、できることだったら、さらなるあれにして、これは非常にまず好評でありました。宿泊費が半額のほかに、3,000円相当のお土産までつくということで、宿泊いただいた方がやっぱりもう一回同じように来なければいけないということで来ていただいたとか、併せて、自分だけではもったいないからというので友達も連れてきていただくとかということで、大変、先ほど申し上げましたように、市としては超大盤振る舞いの対応でなかったかと思いますので、これはさらなる支援については、全部じゃなくても、抽選でやるとかいうような形で何とか継続していただければということを一応お願いしておきます。 次は、スーパープレミアムつき応援チケット事業についてお聞きさせていただきますけれども、今回、これ当初は50%のプレミアムということで、もちろん今までにないプレミアということでございまして、企画した段階でも恐らくあっという間に売り切れるんじゃないかなということで、抽選というところまでいったわけですけれども、実態まず開けてみたら半分ぐらいであったと。だけれども、やっぱり利用していただければ、そのありがたみがすばらしいということで、追加とかというような対応をさせていただき、今回補正の中でまた再度やっていただけるということは大変ありがたいことなんですけれども、今、市長のほうからお話ございましたように、事業者にとっては大変売上げ、経済対策としてプラスになったということは間違いないと思うし、また、これによって新しいお客さんが増えたとか、いろいろなメリットがあるということは承知しております。大変結構なことだったと思うんですけれども、先般の大綱質疑の中でもちょっと触れたんですけれども、やはり市民の半分以下なんですよね、利用者が。そして、事業者にとってはありがたいんですけれども、やはりこういう経済対策ですから、広く一般市民がまず活用できるようなことというのもやっぱり必要、考えるべきじゃないかなと思うんですけれども、今回補正で提案されたのは、今までの1万円はなかなか買えないものを、今度5,000円にしていただいたということもあるんですけれども、全くこういうのに無縁の人方、無縁というか、経済的にはまず所得等の関係もあるでしょうし、買えない人方に対しては何ら恩恵がないわけですよね。だから、そういうことに対する配慮なり、これを企画する段階でそういう議論というのはされたのかどうかということについてのちょっと見解をいただけませんか。 ○議長(黒澤芳彦)  当局の答弁を求めます。 市長。 ◎市長(津谷永光)  産業部政策監から答弁させます。 ○議長(黒澤芳彦)  産業部政策監。 ◎産業部政策監(米澤田茂)  今回のといいますか、夏に行ったスーパープレミアムつき応援事業につきましては、まずはこれまで市もしくは商工会さんのほうで委託を受けてやってきた商品券事業等ございますが、まずは皆さんにお知らせしたいということで、今回は全戸にこの事業の内容の紹介、それから、申請の用紙を同封して送付させていただいてございます。そして、その中でやはり必要であった方、当初申込みされた方もいらっしゃいましたし、また、これは反省点という形になりますけれども、短い時間の中で事業を進めたいということで、参加事業者の募集、登録等が並行して行われたことで、そういった商店さんを分からないまま申し込んでいただきたいというふうな形になってしまったことは、反省点として今考えているところでございます。 そうした意味で、まずは皆さんには周知できたものと考えてございますし、先ほど議員からもご発言ありましたとおり、冬、今回行う事業については、少しでもお買い求めいただきやすいようにということで、価格設定も検討させていただいたところでございます。 以上であります。 ○議長(黒澤芳彦)  1番 山田 博康議員。 ◆1番(山田博康)  まず分かりました。あとについては、②のほうでちょっと聞かせていただきます。 次は、市が誇る観光文化施設無料招待事業でございますけれども、これにつきましては、非常に僕、これを提案されたとき、ちょっとこの事業の意図するというか、ちょっと僕には納得いかなかったということで、失言だということで取り消せと言われた経緯がありますけれども、市のそれを広く知らしめるという意味では、まずその目的にかなっていると思うんですけれども、ただ、やっぱり全て無料にするということ、そして、今回のこの事業結果を見ますと、とにかく2か月間、ただ、阿仁ゴンドラにつきましては、8月の十何日以降も土日だけということで、営業ができなかったということもあって、昨年対比で220%ということです。あと、一番多いのが小又峡の遊覧船です。あれが3倍ぐらいのということで良かったんですけれども、これ、たまたまあれなんですけれども、うちに泊まったお客さん方にすれば、当然泊まって初めて無料、何か証明書とか出してもらえるんですかとこういう問合せなんです。普通の感覚として、やはりこの事業だとすれば、その事業所に対しては非常にまず大きなメリットというかありますけれども、市全体から考えて、市のお金を使っているわけです。それでいながら、市に対する経済的なメリットというのは全然広くないわけですよね。だから、例えば、僕なりに考えれば、宿泊したお客さん方はもちろん無料。あと、市内のどこかで例えば4,000円以上とか5,000円以上の購入された方には無料だとか、そういう対応であるとか、また、一つ考えようによっては、要するに次につながる方法として、例えば宿泊も半額、こういうのも半額という形にして、来ていただいた人は次来るとき、これから紅葉、そして樹氷の季節に、その人でなくてもいい、それを持ってきた人についてはさらに半額で対応させていただきますと、こういうような対応をしたほうがより経済的な面でメリットがあるし、また、我々そういう事業する者にとっては、そういうことが考えられなかったのか。やっぱりこの企画の段階でどういう議論が積み上げられたのかということ。 それと、僕いつも言うことなんですけれども、やっぱり事業者の声というか、市が考えていることと事業者の思いの間にえらいギャップがあるというのを感じるわけです。それは、こういう施策展開をするとき、事業者とのコミュニケーションというか、そういう話合いがないままに進められているというようなことを非常に強く感じるんですけれども、その点についてのまず見解を、できればまず市長からちょっといただけませんか。 ○議長(黒澤芳彦)  当局の答弁を求めます。 市長。 ◎市長(津谷永光) (市長 津谷 永光君登壇) 市が誇る観光文化施設無料ということで、非常に思い切った大盤振る舞いの事業でありました。今、山田議員がお話がありましたけれども、それが地元の経済に直に結びついてくれることを期待もしながら、というよりも、無料でありますので、ただ、人が動くことによって、その経済が動きます。あのコロナ禍においては、なかなか地元の方も含めてでありますけれども、県民の皆さん方、無論県外からのお客様は来ませんので、そういう方々がこの北秋田市に来ていただいて、そして、いろいろな観光施設や、または、もともと無料な文化施設もあるわけでありますけれども、そういうところに足を運んでいただいて、できれば、例えばお土産の一つでも買っていただく。また、動く、来る途中に、車で来る方もそうですけれども、来る途中にジュースの1本でも地元で買っていただくとか、そういうことをやっていただきたい。そして、そのことによって、先ほどお話しありましたように、短期間です。これずっと半年もやるようなことになりますと、これは市としても経済的にも大変でありますし、また、来る方々がただが当たり前のような形になってしまいますと、これはこの事業の効果は生まれません。ですから、地元の方々も行ったことがないような、そういった足を運んだことがないような方々がそういう場所に来ていただく。ただだから行きましょうというようなことで、今回2か月しかないので行きましょうという形で行っていただいて、大変このゴンドラにも乗っていただいた方がいて、私にしてみれば、大部分のゴンドラ帰ってくるの大変ですから、歩くのが。もう乗ってこなくちゃいけないんで、これは行った人方から、行ってみて、いや、すごいもう急だったとか何かとそういう苦情でもくるのかと思っておりましたら、すごく良かったという声がたくさん聞こえました。そういう方々が今度はまた紅葉の時期とか行ってみたいとか、それから、そういう意味で様々な、そのゴンドラもそうです。そして、あと、文化施設、もともと無料でありましたので、そんなに今回ただにしても来ないのかなと思いましたが、逆にそういう意味では、浜辺の歌音楽館にしても来ていただきました。そして今、あそこも地元の企業の方が頑張って、お土産もオルゴールとか考えてくれました。そういうところに行って、せっかくだから記念に買っていこうというようなことで、新たなそういう今度経済が動いてきているんです。先ほど申しましたように、人が動くことによって経済が動く。今のGoToキャンペーンなんかもそうであります。やはり人が来ることによって、直接その施設にだけ金が落ちるんではなくて、来る経過、途中でも何か食べてくれたり、地元でそういうものをやってくれたりということをまず足元から始めていっていただきたいということで、この事業を展開させていただきました。 先ほど山田議員からもいろいろありました。100%これは成功だと思っておりません。やはりいろいろな意味で、手を変えて変えていかなくちゃいけない部分がありますので、反省点は反省点として、それはやはり今後の参考にさせていただきます。あくまでもこのコロナ禍において、県外からまだ人が来ることに対するそういう拒否反応もありますし、自粛しなければいけないという状況の中で、さっきのお話もありましたように、様々な経済活動が停滞している、北秋田市の中で停滞した中でも、少しでもそういう動きをつくっていくための事業だと思っておりますので、そういう意味では、反省点は反省点として拾い上げながら、今後の対応をしていきたいと思っています。 以上です。 ○議長(黒澤芳彦)  1番 山田 博康議員。 ◆1番(山田博康)  今、市長の見解をお聞きして、市が考えた意図は分かりましたけれども、やっぱり地元で仕事をする者として、今回の土曜日、日曜日というと、もう天気が良ければ数珠つなぎに人が登ってくるんですよね。やっぱりただの魅力、ただということの受ける側のそのインパクトの強さと、何でこれをもうちょっとこううまく活用できなかったんだろうかなというようなことをまず痛切に感じます。そして、併せて、やっぱり正直言ってこの後が怖い感じ。ぼんとただで来て、今度また、例えばゴンドラだと1,800円取るということになると、だから、これは後段でまずまたお話しさせていただきますけれども、もしかなうなら、無料にしなくても、今度もう一回半額ぐらいで頑張ってもらえればありがたいなということだけ申し添えておきます。 次に、比内地鶏応援ありがとう事業についてお尋ねさせていただきます。 また、僕、先ほどちょっとその事業間違ったみたいで大変申し訳なかったんですけれども、今回のこの事業につきましては、先ほど申し上げたとおり、その生産農家の救済と併せて比内地鶏の市の特産であるそれをより多くの市民に味わっていただきたいということが今回のこの事業の趣旨であったというふうに僕は理解しておりますし、この事業につきましては、全市民に特別のPRというか、それを配布して、半券をつけて、この事業を展開したわけですけれども、先ほどお話がありますように、実は事業を始めて1週間の間にもう終わってしまったと。それで、今回のこの事業規模そのものは、1トン、1,000キロであったということで、そして、まずそれは事業費どれぐらいかということでお聞きしたら、300万円ぐらいの事業費だと、こういうことだったんですよね。まず僕としては、今回このコロナ禍の中で、やっぱり外からのお客さんの家族とかが少ないというようなこともありますけれども、少なくとも、やっぱりこれだけのPRをして事業をするからには、お盆期間中はやっぱり何とか対応できるような、対応というか、お客さんの需要に応えられるような対応をしてよかったんではないかなと思うんですけれども、当然JAさんとの協議もされたことだと思うんですけれども、1,000キロというのは1キロ、あれ1キロ以上ありますよね。だから、結局、仮に買ったとしても1,000個、これでしか対応できないわけです。そうすると、市の全体の世帯数からすると、考えられないほど少数への対応であったんではないかなと思うんですけれども、まずその辺がどういう議論をされたのかということが第1点と、それで、あと、4日か5日で売り切れた段階で、さらなる追加ということを全然考えなかったのか、そういう協議がされたのか、この2点についてのひとつ見解をいただけますか。 ○議長(黒澤芳彦)  当局の答弁を求めます。 市長。 ◎市長(津谷永光)  産業部長から答弁させます。 ○議長(黒澤芳彦)  産業部長。 ◎産業部長(金澤聡志)  比内地鶏のまず1,000キロという数量についてでございますけれども、議員のご指摘のとおり、JAと協議して決めた数量でございます。その内訳としましては、昨年度1年間の売上げの販売する7か月分に当たる数量を1か月で販売するという計画でありましたので、この計画の設定に問題はなかったのだと考えてございます。 また、追加しなかったかということにつきましては、在庫の解消につなげるということと、あと、まず安く市民の方に比内地鶏を提供しておいしさを楽しんでもらった後で、またその後の消費拡大につなげていくということがまず目標でございましたので、その所期の目的は達成されたということで、追加販売は行わなったということでございます。 ○議長(黒澤芳彦)  1番 山田 博康議員。 ◆1番(山田博康)  今、部長の答弁聞きまして、僕はちょっとやっぱり納得いかない。というのは、JAとの協議の中で、その7か月分の販売量だと、1,000キロというのは。でも、今回、その値段が、何か僕もよく分かんないけれども、聞くところによると半額以下だということで、僅か1週間もたたないうちにその量をこなしているわけです。僕、先ほど申し上げましたように、今回この事業を遂行するに当たって、立派な毎戸に配布したチラシ、あれどれぐらいかかったのか分かんないけれども、安くはない。を配って、ただやりますよじゃないんです。人によっては、買いに行ったけれども、半券がないと買えないということで戻された人もいるんですよね。それまで周知しておきながら、市民の全世帯数が何ぼなんですか。やっぱりそこら辺に見通しの甘さというものは僕は当然指摘されてしかるべきだと思います。それと、併せて、やはり1週間かそこらでものがなくなるんだったら、やっぱり間置きして追加対応するぐらいの対応というものをしていかなきゃならないんじゃないかと思う、せっかくのこういう。要は、だから、さっき僕申し上げたとおり、この事業どうしてやったのかというと、要するにコロナ禍の中で生産者が過剰在庫を抱えて、それを何ぼでも生産農家を救済し、併せて市民に広く比内地鶏の良さを味わってもらうというのが今回のこの事業趣旨だとすれば、やっていることというのは全然合わないというような感じするんですけれども、その点について。そうすべき、僕したいんですよ、それに対する見解ちょっといただければ。 ○議長(黒澤芳彦)  当局の答弁を求めます。 市長。 ◎市長(津谷永光) (市長 津谷 永光君登壇) JAとの協議の中で、JAも確かに在庫がありますけれども、JAとしては1トンでいいと。というのは、後半の部分の出すものがちゃんとまず見通しが立っているという話の中で、今回の事業に対しては1トン分でお願いしますというようなことで受けたと思って聞いております。したがいまして、先ほど見通しの甘さがありましたけれども、確かに半額以下の値段ですと、やはり皆さん方が来ます。だけれども、お盆の時期と言いながらも、なかなか帰省する方々がいらっしゃらない。それから、やはり比内地鶏というのは、私もちょっと認識が不足しておりましたけれども、どうしてもこちらの食べ方としては、きりたんぽの時期に多く消費されると。ですから、精肉でやはり出しても、なかなかふだん普通のブロイラーの鶏肉と同じような調理方法では食べないんではないかということもあったりして、でも、せっかく安く提供できるし、日頃比内地鶏を召し上がる機会がない方々も喜んで買っていただけるようにということで、そういう今回応援ありがとう事業というようなことをやっていただきました。 ただ、やはり先ほどお話しあったように、蓋を開けたらあまりの盛況で、とにかくあっという間に、お盆が来る前に売り切れてしまったということで、そういうおしかりも受けております。ただ、これはこれで今回のコロナ禍における様々な事業、担当のほうもいろいろ一生懸命知恵を働かせてくれまして、経済対策含めて、在庫解消も含めて、先ほどの観光文化の施設無料化にしてもそうでありますけれども、どれがもう正解かということはなかなかできないわけでありますけれども、やはりとにかくやってみて喜んでいただいて、そして、もしまずければ、まずい分をまずかったということをやっぱり反省点としてこれからの対策に生かしていかなければいけないと思っています。そういう意味では、いろいろおしかりも受けながら、また、いろいろ不備な点もありましたけれども、それでも多くの方々に喜んでいただけたものと思っております。 以上です。 ○議長(黒澤芳彦)  1番 山田 博康議員。 ◆1番(山田博康)  今、市長から答弁いただきました。市長も、事業ですからやってみなければ、予想外の、まず今回の場合、先ほど部長からもお話しあるように、通常の販売量の7か月分が僅か1週間もたたないうちに売れたということですから、やっぱりこれは事業ですからやってみなければ分からない。ですけれども、やっぱりこれだけ成果があって、そしてまた、今回の事業費、そうすればどれぐらいかかったんですかと聞いたところ、何か300万円ぐらいだとこういうことであったような、市の。とすれば、やっぱりせっかくこれだけの評価があるんですから、量そのものを仮に販売量を減らしたにしても、せっかくそういう多くの反響があったわけですから、やっぱり金額が増やせればなおいいんですけれども、金額が増やせないとすれば、300万円の事業費を市が出して、より多くの市民に喜んでもらえるとするならば、ぜひ再度検討してみていただきたいということを強く要望しておきたいと思っております。 あと、内陸線の、次、総合緊急支援事業というので、これは何か僕のほうの認識とちょっと幾らか違う。これもやっぱり今申し上げた事業と同じように、県と市と仙北市さんの3者で一応10月ぐらい、期間は長かったんですけれども、事前に市内に宿泊される人方については無料のということで販売されたわけですけれども、これも今のその比内地鶏と同じような形で、もうその件数そのものがあまりにも少なくて、あっという間に終わってしまったと。それも往復対応できるとかというようなことであったので、その辺もせめて片道ぐらいだとすれば、より多くの利用者に対応できたんじゃないかなと思うんですけれども、これもやっぱり企画段階での精査がちょっと甘かったんではないかなと思うんですけれども、引き続きまずこれと関連したような事業も展開しているようですけれども、今後この種の事業をするというようときは、やっぱり限られた人方だけじゃなくて、広く普及するような形のまず検討をしていただきたいということを強く望んでおきたいと思います。 次に、②のさらなる支援策についてお尋ねさせていただきますけれども、宿泊者半額については、ぜひこれから、冬期間というのは一番、一番というか、我々事業する者にとっても非常にお客が少なくなる時期でございますので、まずこれしていただくということは大変ありがたいことですし、まず各事業者ともそうだと思うんですけれども、今回ご利用いただいた人方が個別にダイレクトメールとか送るというような形での対応をまず当然していこうと思うんですけれども、市のほうとしてもそれなりのさらなる誘客につながるようなことをまず検討していただきたいなと思うんですけれども、何かそれに対する対応について考えることがあったらひとつお示しいただけないでしょうか。 ○議長(黒澤芳彦)  当局の答弁を求めます。 市長。 ◎市長(津谷永光)  産業部政策監から答弁させます。 ○議長(黒澤芳彦)  産業部政策監。 ◎産業部政策監(米澤田茂)  冬期の宿泊者半額応援事業につきましても、夏の実施のものと同様に様々な方法を活用してPRに努めてまいりたいと考えてございます。 ○議長(黒澤芳彦)  答弁、市長。 ◎市長(津谷永光) (市長 津谷 永光君登壇) いろいろな事業をやらせていただいております。中にはプレミアムチケットも高い評価もいただいておりますし、また、もう少し検討しなくちゃいけない部分もある。それから、宿泊者半額応援事業にしてもそうでありますけれども、ただ、やはり思いますのは、行政は行政でまず今、一生懸命やらせていただいています。しかしながら、時にはやはりもう少しここをこういうふうにやるべきであったなという反省点もありますし、おしかりも受けます。ただ、人が動かない中で、多くの方々が来ていただく、お泊りをしていただく、召し上がっていただく、ものを買っていただく。また、そういう施設に行っていただく。人を呼び込むことは、まず行政も今やっています。その来た方々を何とか逃げられないように、民間の方々、それから、宿泊施設の方々もそうでありますけれども、大変失礼な言い方になりますけれども、やっぱりそういうオーナーさんでもありますので、何とかそういう方々に対するサービスを含めた、そういうまた来てねというようなことをやっていただければ大変ありがたいと思っていますので、お互いに力を合わせて頑張ってまいりたいと思っておりますので、よろしくお願いします。 ○議長(黒澤芳彦)  1番 山田 博康議員。 ◆1番(山田博康)  今、市長からもお話しございましたように、やっぱり行政任せじゃなくて、事業ですから、事業主がいかに積極的に果敢に集客をするかということが一番だと思います。そういう意味でも、僕、再三言っているわけですけれども、やっぱり今回これだけの事業、そして、多くのお客さんに来ていただいています。それを一番知っているのが現場の人間です。だから、現場の声を、この間もちょっと聞いたんだけれども、一応来たとき聞いてみるとか、そういうことじゃなくて、こういう事業が終わったら、やはり政策監はじめ部長の段階で、やっぱり事業者の人方にお集まりいただいて、その検証をするというか、まずこれだけ終わりました、何か問題点とか一応要望することないかとか、やっぱりそういう情報交換の場をきちっと持っていただかないと、何かこうずれが生じてくるんです。だから、それを市長にもお願いしておきますけれども、ぜひ実現する方向で進めてもらいたいということを強く要望しておきたいと思います。 あと、もう一つなんですけれども、このプレミアム応援チケット事業については、先般のそれに関連するコピー、11月の18日から1月31日で、一般質疑の大綱の中でもお話しさせていただいていますけれども、やはり経済的に定職の人方というのは、なかなかこれを利用する機会が少ないと。地域によっては一律5,000円とかのそういう商品券を配る。今回はこの市の施策でいきますと、満額買える人は2万5,000円の助成というか、当たるわけですよね。そうすれば、全然買えない人方に対してやっぱり幾らか、せめて5,000円ぐらいでもそういう支援というかをしながら、市がしようとしている事業を利用してもらうというのも一つの方法じゃないかなと思うんですけれども、その点についてちょっと市長の見解いただければ。 ○議長(黒澤芳彦)  当局の答弁を求めます。 市長。 ◎市長(津谷永光) (市長 津谷 永光君登壇) 例えば、商店が極端に少なくて、どこにも行けない方々に対してそういうこともやっている自治体もございます。ただ、北秋田市の場合は、例えば日頃食品にしても何にしても、どうしても買わなければいけない部分があります。そういうものに対して、例えば5,000円で7,500円分のものが買えるとなりますと、これはやっぱり大きなメリットでありますので、そういうときにそういう方々はやはりこのプレミアムチケットを、金額たくさん買える方々はそれでいいわけですけれども、やはり黙っていてもやはり出ていくお金でありますので、できるだけ経済的な負担がないようにということで、このプレミアムチケット、そしてまた、これを使っていただくことによって、経済が、地元の消費ができるということでこのプレミアムチケットをやらせていただいております。すべからく多くの方々に分配をしていくというものには、これはなじまないものではないかと思っています。というのは、やはり今回コロナ禍でこれだけ経済が落ち込んでいる中で、そういう事業者も助かっていかなくちゃいけない。それを協力するために事業者に協力するというか、消費者も自分の力で、自分方の持てる力で協力できるものは協力していただきたいということで、それを行政が手助けするということで、このプレミアムチケットということをやらせていただきました。そういう意味では、またこれもいろいろなご意見もあることではあると思いますけれども、先ほどは山田議員もお話しいただきましたように、夏にやりましたプレミアムチケット、大変金額のチケットのセットのつくり方にしても、また、1万円とか5,000円とかではなくてそういうふうなことでありましたので、いろいろありましたので、その反省点を踏まえて、今回そういう仕組みをつくらせていただいておりますので、よろしくご理解をいただきたいと思います。 ○議長(黒澤芳彦)  1番 山田 博康議員。 ◆1番(山田博康)  そうすると、最後、あまり時間もないので、2のほうに移らせていただきますけれども、この件につきましては、昨日板垣議員からも発言がございました。先ほど僕お話ししている途中で一般質問に入れということで遮られましたけれども、今回、我々と同じ世代、まさに今までの首相とは全然異質のというか、地方でたたき上げして、新聞によると高校時代全く目立たない青年であったと。それが半世紀の間に日本の総理大臣まで務めるということは、まず我々同県人としては非常に誇りでありますし、彼はやっぱり政治の原点は生まれた秋田にあると。今、秋田県が抱えている少子化、そして、人口減少という問題。そして、地域が抱える様々な問題について、やっぱりこれから果敢に挑戦していただくこと期待する一人として、やっぱり市長におかれても、来年3月には任期ですけれども、菅さんが頑張るわけですから、市長もまた恐らく頑張ってくれるんだろうと思うけれども、その頑張りをみんなが応援できるようなそういう新しい人口施策に向けた、思い切った施策展開というものを強く期待して望むわけですけれども、先ほども言った、やっぱり若い人に残ってもらわないことには子供も生まれないことですし、それにやっぱり大胆な投資を期待しますけれども、市長の見解をひとついただけませんか。 ○議長(黒澤芳彦)  通告に沿った答弁をしてください。 答弁、市長。 ◎市長(津谷永光) (市長 津谷 永光君登壇) 先ほどの答弁でも申し上げました。昨日も板垣議員からも、地元出身の方で帰ってこられる方々に対する手だてといったものも必要だと。そしてまた、地元の新卒者に対しての手だてが、今回移住・定住のほうはできていますけれども、補助がありませんので、先ほど申しましたように、現在、総合計画の後期基本計画の策定の中でそれを検討させていただきたいと思っているところです。いずれにしろ、この地域をこれからつくっていくのはやっぱり若い人方ですので、そういう若い人方がいなければいけないと思っていますので、その辺は山田議員と考え方は同じです。 ◆1番(山田博康)  終わります。 ○議長(黒澤芳彦)  以上をもちまして、1番 山田 博康議員の一般質問を終わります。 ○議長(黒澤芳彦)  ここで、当局より発言の申出がありますので、これを許可します。 産業部政策監。 ◎産業部政策監(米澤田茂)  ただいま議長より発言のお許しをいただきましたので、昨日、板垣議員の一般質問にありました四季美館の観光案内所の看板の記載の撤去に関してご報告を申し上げたいと思います。 四季美館の案内看板の観光案内所の記載の撤去につきましては、現行の指定管理者ではなく、前指定管理者により2015年4月に撤去されたものと確認をいたしましたので、ここでお時間をいただいてご報告をさせていただきます。 なお、ご指摘いただきました観光案内所につきましては、今後も機能の充実に努めてまいります。よろしくお願いいたします。ありがとうございました。 ○議長(黒澤芳彦)  以上で一般質問は全て終了いたしました。 ○議長(黒澤芳彦)  次に、日程第2「議案第99号、令和2年度北秋田市一般会計補正予算(第8号)」を議題といたします。 提案理由の説明を求めます。 財務部長。 ◎財務部長(佐藤進) (財務部長 佐藤  進君登壇) それでは、ご提案申し上げます。 議案第99号、令和2年度北秋田市一般会計補正予算(第8号)。 令和2年度北秋田市一般会計補正予算(第8号)は、次に定めるところによる。 歳入歳出予算の補正。 第1条、既定の歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ3,922万1,000円を追加し、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ291億2,162万4,000円と定める。 2、歳入歳出予算の補正の款項の区分及び当該区分ごとの金額並びに補正後の歳入歳出予算の金額は、「第1表 歳入歳出予算補正」による。 令和2年9月15日提出、北秋田市長、津谷 永光。 それでは、ご説明申し上げますので、7ページのほうをお開き願います。 まず、歳出のほうからご説明申し上げます。 4款1項3目の予防費の12節委託料に予防接種委託といたしまして3,922万1,000円を計上いたしております。こちらは、今後流行期を迎えることになりますインフルエンザ予防接種に関する費用助成に要する経費となりますが、この予防接種につきましては、当初予算におきまして、高齢者及び生後6か月から18歳まで並びに妊婦を対象として、1回1,500円の助成費用を既に予算措置いたしておりましたが、今年度に限り、新型コロナウイルス感染症との同時流行により、特に高齢者などの重症化が懸念されることから、助成対象者は同じとなりますが、感染リスクの軽減を図る観点より、市内医療機関で接種した場合の費用を全額助成に変更するもので、その対象期間は10月から来年2月28日までを予定いたしております。 次に、歳入でございます。 6ページのほうになりますが、18款2項1目財政調整基金繰入金に3,922万1,000円、歳出と同額を計上いたしておりますが、こちらは歳入歳出の財源調整のために計上したものでございます。 以上が補正第8号の概要となります。よろしくご審議のほどお願い申し上げます。 ○議長(黒澤芳彦)  本議案は、所管の常任委員会に付託するものであります。 したがいまして、質疑は細部にわたらないよう大綱にとどめ、単純な質問や数字のみを求める質疑などは控えていただき、簡潔明瞭な質疑をしていただきたいと思いますので、ご協力をお願いいたします。 これより本件に対する大綱質疑を行います。 質疑ございませんか。 1番 山田 博康議員。 ◆1番(山田博康)  既に予算化されているということですけれども、1人当たりこれを接種するとすると、単純に幾らの負担になるかということ1点。 それと、10月1日から医療機関で対応、2月までということですけれども、その医療機関というのは市内の医療機関で、保険証を持っていくだけでいいのか、その2点についての見解をいただけますか。 ○議長(黒澤芳彦)  当局の答弁を求めます。 ◎市長(津谷永光)  健康福祉部長から答弁させます。 ○議長(黒澤芳彦)  健康福祉部長。 ◎健康福祉部長(石崎賢一)  お答えいたします。 まず、1点目の接種料金につきましては、医療機関である程度ばらつきはございますけれども、市内で一番高いのが3,700円程度、あとは3,600円程度となってございます。 それから、対象につきましては、市内の医療機関でありますと全額助成となりますが、市外の医療機関でありますと通常の1,500円となります。受診の際には、通常保険証、それから、記載されるものにつきまして、その場で金額の支払いは要らないということでございます。 ○議長(黒澤芳彦)  ほかに質疑ございませんか。   (「なし」の声) ○議長(黒澤芳彦)  質疑なしと認め、質疑を終結いたします。 ただいま議題となっております議案第99号は、所管の常任委員会に付託いたします。 ○議長(黒澤芳彦)  これをもちまして本日の全日程を終了しましたので、散会いたします。 ご苦労さまでございました。   (散会)                    (14時05分)...