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03月12日-05号

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  1. 北秋田市議会 2020-03-12
    03月12日-05号


    取得元: 北秋田市議会公式サイト
    最終取得日: 2023-04-03
    令和 2年  3月 定例会       令和2年 北秋田市議会3月定例会会議録                        (令和2年3月12日)第5日目 令和2年3月12日、北秋田市議会定例会は、北秋田市議会議事堂に招集された。1、出席議員は、次のとおりである。     1番  山田博康         2番  三浦倫美     3番  小笠原 寿        4番  虻川 敬     5番  杉渕一弘         6番  佐藤光子     7番  福岡由巳         8番  久留嶋範子     9番  武田浩人        10番  佐藤文信    11番  松尾秀一        12番  大森光信    13番  長崎克彦        14番  板垣 淳    16番  堀部 壽        17番  佐藤重光    18番  中嶋洋子        19番  松橋 隆    20番  黒澤芳彦2、欠席議員は、次のとおりである。    15番  関口正則3、地方自治法第121条の規定により、会議事件説明のため出席したは、次のとおりである。 市長       津谷永光   副市長      虻川広見 教育長      佐藤昭洋   総務部長     河田浩文 市民生活部長   小松正彦   健康福祉部長   齊藤 修 産業部長     金澤聡志   産業部政策監   石崎賢一 建設部長     浅村武則   教育次長     小笠原吉明 会計管理者    木村元紀   消防長      中嶋 誠 総務課長     小坂竜也   総合政策課長   三沢 聡 財政課長     金澤 誠   市民課長     小笠原 武 福祉課長     佐藤栄作   医療健康課長   石上和彦 農林課長     福田公人   建設課長     西根弘樹 教委総務課長   金田浩樹   上下水道課長   水木正範4、職務により議場に出席した事務局職員は、次のとおりである。 事務局長     佐藤 誠   次長       佐藤敏文 副主幹      野呂康一5、会議事件は、次のとおりである。       令和2年 北秋田市議会3月定例会議事日程                               (第5)      開議 日程第1 総務文教常任委員長報告 日程第2 議案第1号 地方自治法等の一部を改正する法律の施行に伴う関係条例の整理に関する条例の制定について 日程第3 議案第4号 北秋田市固定資産評価審査委員会条例の一部を改正する条例の制定について 日程第4 議案第6号 北秋田市災害弔慰金の支給等に関する条例の一部を改正する条例の制定について 日程第5 議案第15号 北秋田市体育施設条例の一部を改正する条例の制定について 日程第6 議案第24号 令和2年度北秋田市坊沢財産区特別会計予算 日程第7 議案第25号 令和2年度北秋田市綴子財産区特別会計予算 日程第8 議案第26号 令和2年度北秋田市栄財産区特別会計予算 日程第9 議案第27号 令和2年度北秋田市沢口財産区特別会計予算 日程第10 議案第28号 令和2年度北秋田市七日市財産区特別会計予算 日程第11 議案第29号 令和2年度北秋田市米内沢財産区特別会計予算 日程第12 議案第30号 令和2年度北秋田市前田財産区特別会計予算 日程第13 議案第31号 令和2年度北秋田市阿仁合財産区特別会計予算 日程第14 議案第32号 令和2年度北秋田市大阿仁財産区特別会計予算 日程第15 議案第45号 令和元年度北秋田市坊沢財産区特別会計補正予算(第1号) 日程第16 議案第46号 令和元年度北秋田市綴子財産区特別会計補正予算(第2号) 日程第17 議案第47号 令和元年度北秋田市米内沢財産区特別会計補正予算(第1号) 日程第18 議案第48号 令和元年度北秋田市前田財産区特別会計補正予算(第2号) 日程第19 議案第49号 令和元年度北秋田市阿仁合財産区特別会計補正予算(第1号) 日程第20 議案第50号 令和元年度北秋田市大阿仁財産区特別会計補正予算(第1号) 日程第21 議案第53号 新市建設計画新市まちづくり計画)の変更について 日程第22 議案第54号 辺地に係る公共的施設の総合整備計画の策定について 日程第23 議案第55号 北秋田市過疎地域自立促進計画の変更について 日程第24 議案第59号 北秋田市営薬師山スキー場指定管理者指定について 日程第25 議案第60号 北秋田市市民プールの指定管理者指定について 日程第26 陳情第26号 最低賃金の改善と全国一律制にすることを求める陳情について 日程第27 陳情第27号 公立学校に「1年単位の変形労働時間制」を導入する条例制定に反対する陳情について 日程第28 継審陳情第18号 市議会として、秋田市新屋への地上イージス配備反対の意思表明を求める陳情について 日程第29 市民福祉常任委員長報告 日程第30 議案第2号 北秋田市印鑑条例の一部を改正する条例の制定について 日程第31 議案第3号 米代流域衛生センター解体撤去事業基金条例の制定について 日程第32 議案第7号 北秋田市ひとり親家庭就学祝金の支給に関する条例の一部を改正する条例の制定について 日程第33 議案第8号 げんきワールド条例を廃止する条例の制定について 日程第34 議案第9号 北秋田市介護予防・地域支え合い事業利用負担金徴収条例の一部を改正する条例の制定について 日程第35 議案第17号 令和2年度北秋田市国民健康保険特別会計予算 日程第36 議案第18号 令和2年度北秋田市国民健康保険合川診療所特別会計予算 日程第37 議案第19号 令和2年度北秋田市介護保険特別会計予算 日程第38 議案第20号 令和2年度北秋田市介護サービス事業特別会計予算 日程第39 議案第21号 令和2年度北秋田市後期高齢医療特別会計予算 日程第40 議案第22号 令和2年度北秋田市立阿仁診療所特別会計予算 日程第41 議案第23号 令和2年度北秋田市立米内沢診療所特別会計予算 日程第42 議案第33号 令和2年度北秋田市病院事業会計予算 日程第43 議案第37号 令和元年度北秋田市国民健康保険特別会計補正予算(第4号) 日程第44 議案第38号 令和元年度北秋田市国民健康保険合川診療所特別会計補正予算(第3号) 日程第45 議案第39号 令和元年度北秋田市介護保険特別会計補正予算(第4号) 日程第46 議案第42号 令和元年度北秋田市後期高齢医療特別会計補正予算(第2号) 日程第47 議案第43号 令和元年度北秋田市立阿仁診療所特別会計補正予算(第3号) 日程第48 議案第44号 令和元年度北秋田市立米内沢診療所特別会計補正予算(第3号) 日程第49 議案第51号 令和元年度北秋田市病院事業会計補正予算(第2号) 日程第50 議案第56号 米内沢本郷会館指定管理者指定について 日程第51 産業建設常任委員長報告 日程第52 議案第5号 北秋田市手数料条例の一部を改正する条例の制定について 日程第53 議案第10号 北秋田市こめつが山荘条例の制定について 日程第54 議案第11号 北秋田市市道の構造の技術的基準等を定める条例の一部を改正する条例の制定について 日程第55 議案第12号 北秋田市道路占用料徴収条例の一部を改正する条例の制定について 日程第56 議案第13号 北秋田市営住宅条例の一部を改正する条例の制定について 日程第57 議案第14号 北秋田市特定公共賃貸住宅条例の一部を改正する条例の制定について 日程第58 議案第34号 令和2年度北秋田市水道事業会計予算 日程第59 議案第35号 令和2年度北秋田市下水道事業会計予算 日程第60 議案第40号 令和元年度北秋田市農業集落排水事業特別会計補正予算(第3号) 日程第61 議案第41号 令和元年度北秋田市下水道事業特別会計補正予算(第4号) 日程第62 議案第52号 令和元年度北秋田市水道事業会計補正予算(第4号) 日程第63 議案第57号 今泉交流センター指定管理者指定について 日程第64 議案第58号 浦田交流センター指定管理者指定について 日程第65 陳情第25号 市道ブナ森線の早期復旧・全線開通と県道昇格の実現を求める陳情について 日程第66 意見書案第1号 市道ブナ森線の早期復旧・全線開通と県道昇格の実現を求める意見書の提出について 日程第67 議案第16号 令和2年度北秋田市一般会計予算 日程第68 議案第36号 令和元年度北秋田市一般会計補正予算(第5号) 日程第69 同意第1号 北秋田市教育委員会教育長の任命について 日程第70 同意第2号 北秋田市教育委員会委員の任命について 日程第71 同意第3号 北秋田市固定資産評価審査委員会委員の選任について 日程第72 同意第4号 人権擁護委員候補の推薦について 日程第73 決議案第1号 市道ブナ森線の早期復旧・全線開通と県道昇格の実現を求める決議について 日程第74 発議案第1号 北秋田市議会委員会条例の一部を改正する条例の制定について 日程第75 総務文教常任委員会の閉会中の所管事務調査報告 日程第76 市民福祉常任委員会の閉会中の所管事務調査報告 日程第77 産業建設常任委員会の閉会中の所管事務調査報告 日程第78 総務文教常任委員会所管事務調査報告 日程第79 発議案第2号 総務文教常任委員会所管事務調査について 日程第80 発議案第3号 市民福祉常任委員会所管事務調査について 日程第81 発議案第4号 産業建設常任委員会所管事務調査について 日程第82 発議案第5号 議会運営委員会所管事務調査について       閉会 ○議長(黒澤芳彦)  おはようございます。 ただいまの出席議員は定足数に達しておりますので、直ちに本日の会議を開きます。 なお、15番 関口 正則議員からは欠席届が提出されております。   (開議)                     (9時59分) ○議長(黒澤芳彦)  市長から発言の申出がありますので、これを許可いたします。 市長。 ◎市長(津谷永光) (市長 津谷 永光君登壇) おはようございます。 議長からお許しをいただきまして、新型コロナウイルス感染症に係る北秋田市対策本部の発足についてご報告いたします。 新型コロナウイルス感染症に係る市の対応については、国内外での感染拡大を受け、2月10日に警戒室を立ち上げ、2月17日には警戒部に改組するとともに、3月2日には市主催の集会等に関する基本方針などを定めるなど、国・県と連携しながら感染拡大防止に取り組んでまいりましたが、3月6日、初めて県内で感染が確認されたことから、去る3月9日に北秋田市新型コロナウイルス感染症対策本部を発足させ、第1回本部会議を行いました。本部会議では、市民の安心・安全を第一とすることとし、県内感染の概要と感染拡大を踏まえた各部の対応について報告を行ったほか、臨時休業中の児童・生徒へのケア、イベントの自粛や行政活動の縮小に伴う市民生活や、地域経済への影響などについて情報共有と意見交換を行っております。 また、今週末にも成立が見込まれる改正新型インフルエンザ等対策特別措置法の施行を見据え、施行後の市の体制や特別措置法の適用に伴う市民生活への影響についても確認を行いました。今後も随時本部会議を開催する予定といたしております。 最後に、日々刻々と状況は変化しておりますが、今後も正しい情報を市民に提供し、過度に恐れることなく、適切かつ機敏な対応を行うことでこの難局を乗り切る所存でございます。 以上で報告を終わらせていただきます。 ○議長(黒澤芳彦)  初めに、議会運営委員長の報告を求めます。 議会運営委員長。 ◆議会運営委員長(小笠原寿) (議会運営委員長 小笠原 寿君登壇) おはようございます。 3月3日の一般質問終了後及び本日9時から議会運営委員会を開催いたしましたので、その経過と結果についてご報告申し上げます。 両日とも当局から説明員として総務部長、総務課長の出席を求め、3月3日の議会運営委員会では、本日追加提案をする4件の人事案件の内示を受けております。 本日の議会運営委員会では、北秋田市教育委員会教育長の任命について、北秋田市教育委員会委員の任命について、北秋田市固定資産評価審査委員の任命について、人権擁護委員候補の推薦についての4件の人事案件について追加提案の説明を受けたほか、決議案として市道ブナ森線の早期復旧・全線開通と県道昇格の実現を求める決議について、また、議員発議として、北秋田市議会委員会条例の一部を改正する条例の制定についてを日程に追加することとし、議事日程や採決方法などについて確認をいたしました。 協議の結果、議事日程及び議案等の採決方法については、お配りしました議事日程(案)及び別紙採決方法資料(案)のとおりとさせていただきたいと思います。 以上でございますが、議会運営につきましてはよろしくご協力のほどをお願い申し上げ、議会運営委員長の報告とさせていただきます。 ○議長(黒澤芳彦)  これより日程順に沿って各常任委員長報告を行います。 付託事件については、各委員会の審査の経過と結果の報告を求めるものでありますが、「議案第16号、令和2年度北秋田市一般会計予算」及び「議案第36号、令和元年度北秋田市一般会計補正予算(第5号)」については、各常任委員長から所管分の報告と委員長に対する質疑まで行い、採決は日程67と日程68で行いますので、あらかじめ申し上げます。 それでは、日程に入ります。 ○議長(黒澤芳彦)  日程第1「総務文教常任委員長報告」を求めます。 総務文教常任委員長。 ◆総務文教常任委員長(大森光信) (総務文教常任委員長 大森 光信君登壇) それでは、総務文教委員会に付託されました事件について、その審査の経過と結果についてご報告を申し上げます。 本委員会に付託されました事件は、条例案4件、予算案17件、単行議案5件、継審陳情1件、陳情2件の計29件であります。 これらの事件について、去る3月4日から3月6日に審査した結果、次のとおり決定いたしましたので、会議規則第110条の規定によりご報告を申し上げます。 初めに、条例案についてご報告いたします。 「議案第1号、地方自治法等の一部を改正する法律の施行に伴う関係条例の整理に関する条例の制定について」、「議案第4号、北秋田市固定資産評価審査委員会条例の一部を改正する条例の制定について」の以上2件は、いずれも全会一致で原案のとおり可決すべきものと決しました。 次に、「議案第6号、北秋田市災害弔慰金の支給等に関する条例の一部を改正する条例の制定について」は、委員から、財源は何を充当しているのかとの質疑があり、当局からは、原資となるのは国から3分の2、県から3分の1をもって貸付けの費用としているとの答弁がありました。 また、市としては財源がなく、災害援護資金を貸付けするわけだが、支払いが延滞された場合の対応はとの質疑に、当局からは、県(国)への支払いは市が返還し、残りの分については納付相談の上、分割でお支払いいただいているとの答弁がありました。 以上のような審査を踏まえ、全会一致で原案のとおり可決すべきものと決しました。 次に、「議案第15号、北秋田市体育施設条例の一部を改正する条例の制定について」、委員から、バックネットやフェンスが老朽化しているが、万が一ことを考えて撤去するという考えはないか、また、堤防横と野球場裏手の2か所にトイレがあるが、それらについてはどうするのかとの質疑に、当局からは、体育施設条例の一部改正後は都市計画課が管理することになるので、都市計画課と協議したいとの答弁がありました。 以上の審査を踏まえ、全会一致で原案のとおり可決すべきものと決しました。 次に、予算案について報告いたします。 「議案第16号、令和2年度北秋田市一般会計予算≪所管分≫」について、総務部関係では特定空家等解体撤去事業補助金について200万円の経費計上というのは妥当なのか、予算計上に至った経緯はとの質疑に対し、当局からは、空き家の危険度が増している物件に対して、空家等対策協議会で協議いただき、特定空家と認定した上で助成の対象としている。その他の物件に対しては、その都度、所有管理者に対して適切に管理していただくよう周知しているとの答弁がありました。 また、秋田内陸線保育園利用拡大事業ふるさと教育補助金については、予算が減額となっていることについて、内陸線の利用拡大になる良い補助金だが、利用されていない。どうしたら使われるか検討し、違う形で予算を計上したらどうかとの質疑に、当局からは、対策としては親子レクも対象とする拡充措置を取ったが、結果、予算額には至らず減額となった。PR活動は行っているが、手を挙げる保育施設は少なく、減額となった令和2年度も手を尽くし、不足した場合は補正し対応することを考えていくとの答弁がありました。 また、キャラクターデザイン制作委託について、今まで2年間やってきたが、新年度新たに制作する計画なのか、また、今回の代表質問を通して、いろいろと検討する課題があると思うが、今後はどのように予算化し、検討していくかなどの質疑に対し、当局からは、新たなというものというよりも、デザインを加工して使っていくということで予算計上しているもの、また、この事業の狙いはハローキティを宣伝しているわけではなく、絶大な発信力をまず利用して、北秋田をどんどん発信をしていきたいということに変わりはなく、この後の展開については、東北で一つだけの取組ということで、観光や、これから世界遺産に向けていく伊勢堂岱遺跡、さらに、取組を進めているマタギの日本遺産などを利用してどんどん発信をしていきたいとの答弁がありました。 次に、財務部関係では電算費について、セキュリティーについては、他市で情報漏えいなど問題も発生しているが、十分なセキュリティー管理がされているのかとの質疑に対し、当局からは、サーバー室については鍵がかかっており、入退室について指紋認証し、権限がある職員しかアクセスできないというところまでのセキュリティーは確立しているとの答弁がありました。 次に、教育委員会関係では学校建設費の工事請負費について、今後子供が増えるということが予想されなければ2階だけで十分ではないか、改造規模は検討したのかとの質疑があり、当局からは、交付金は内部の全体面積の50%以上を改造していなければ採択要件が満たされず、現在の設計で50%となっている。また、特別支援学級も各階に設けており、今後はその年の児童数によって教室は変更していくこともある。また、学級数で校舎は造っていくため、統合小学校の学級数は通常の学級が7クラス、特別支援学級が2クラス、合計9クラスと想定され、当時の鷹巣南中学校の学級数と新しくなった統合小学校の学級数を考えると2階で収まることにはならないとの答弁がありました。 また、教育センター費の委託料について、昨年は郷土資料集作成の委託費が計上されていたが、現在の進捗状況は、また、郷土資料集について、欲しい方に販売するという考え方はないのかとの質疑があり、当局からは、郷土資料集については、編集作業が終わり印刷作業に入っており、1冊120ページの内容となっている。本年度は2,400部の印刷としており、小・中学生、教員、議員、図書館、県内各市町村教育委員会などに配付予定である。翌年度以降は新1年生分のみ増刷していく流れになる。販売については、著作権の問題があり困難である。使用している写真などは学習資料ということで無償提供をしてもらっているとの答弁がございました。 採決に当たっては、反対の対場から、キャラクターを活用したプロモーション事業を3年目も実施するという必然性は市民生活の立場からは見えません。キャラクターを活用したプロモーション事業を含んだ一般会計予算には反対であるとの討論がありました。 以上のような審査を踏まえ、賛成多数で原案のとおり可決すべきものと決しました。 次に、「議案第24号、令和2年度北秋田市坊沢財産区特別会計予算」、「議案第25号、令和2年度北秋田市綴子財産区特別会計予算」、「議案第26号、令和2年度北秋田市栄財産区特別会計予算」、「議案第27号、令和2年度北秋田市沢口財産区特別会計予算」、「議案第28号、令和2年度北秋田市七日市財産区特別会計予算」、「議案第29号、令和2年度北秋田市米内沢財産区特別会計予算」、「議案第30号、令和2年度北秋田市前田財産区特別会計予算」、「議案第31号、令和2年度北秋田市阿仁合財産区特別会計予算」、「議案第32号、令和2年度北秋田市大阿仁財産区特別会計予算」、以上の9件は、いずれも全会一致で原案のとおり可決すべきものと決しました。 次に、「議案第36号、令和元年度北秋田市一般会計補正予算(第5号)≪所管分≫」について、教育委員会関係では、保健体育施設費の工事請負費について、森吉野球場の工事請負費が約半額になったとのことだが、当初の設計に誤りがあったのかとの質疑に対し、当局からは、当初は工事によってグラウンドの暗渠などに負担をかけないように、外側に足場を組んで人手で解体する方針で設計していたが、実施段階で確認したところ、鉄板を重ねて敷くことでクレーンでの作業ができると分かり、費用を抑えることができたものとの答弁がございました。 以上のような審査を踏まえ、全会一致で原案のとおり可決すべきものと決しました。 次に、「議案第45号、令和元年度北秋田市坊沢財産区特別会計補正予算(第1号)」、「議案第46号、令和元年度北秋田市綴子財産区特別会計補正予算(第2号)」、「議案第47号、令和元年度北秋田市米内沢財産区特別会計補正予算(第1号)」、「議案第47号、令和元年度北秋田市前田財産区特別会計補正予算(第2号)」、「議案第49号、令和元年度北秋田市阿仁合財産区特別会計補正予算(第1号)」、「議案第50号、令和元年度北秋田市大阿仁財産区特別会計補正予算(第1号)」、以上の6件はいずれも全会一致で原案のとおり可決すべきものと決しました。 次に、単行議案についてご報告いたします。 「議案第53号、新市建設計画新市まちづくり計画)の変更について」、「議案第54号、辺地に係る公共的施設の総合整備計画の策定について」、「議案第55号、北秋田市過疎地域自立促進計画の変更について」、「議案第59号、北秋田市営薬師山スキー場指定管理者指定について」、「議案第60号、北秋田市民プール指定管理者指定について」、以上の5件は、いずれも全会一致で原案のとおり可決すべきものと決しました。 なお、議案第59号、議案第60号については、申請書の中で申請住所の記載漏れがあったことから、以後、申請書受理時の確認を怠らないように指摘をしております。 最後に、陳情について報告いたします。 「継審陳情第18号、市議会として、秋田市新屋への地上イージス配備反対の意思表明を求める陳情については、賛成の立場から、陳情の趣旨に同意し、住民の不安な気持ちに寄り添い、北秋田市議会としても賛成すべき、また、秋田県知事、秋田市長の発言等、そして、秋田市議会の判断からも、住宅密集地である今の新屋には反対だという意思だと捉え、状況の変化を感じた。地域の実情を優先しなければという立場から採択すべきとの討論がありました。 採決の結果、全会一致で採択することと決しました。 次に、「陳情第26号、最低賃金の改善と全国一律制にすることを求める陳情について」は、反対の立場から、地域間格差がある中で実施するのは現実的に大変無理がある。現実的にそぐわない。賛成の立場からは、最低賃金を大幅に引上げ、地域間格差をなくして、中小企業支援策の拡充の実現を求める陳情の趣旨に賛同する。 また、陳情の趣旨の一部について賛成の立場から、陳情の趣旨のうち、現状にそぐわないと思われる1番、2番を削除し、3番について賛成を求めるとの討論がありました。 採決に当たっては、まず、一部採択について採決し、賛成多数で一部採択とすることに決しました。 また、意見書提出については、採決の結果、意見書を提出しないことと決しました。 次に、「陳情第27号、公立学校に「1年単位の変形道路時間制」を導入する条例制定に反対する陳情について」は、反対の立場から、今後いろいろ県からの指導もあり、条例化するという流れがある中で反対するということは、流れとして違うのではないか。 また、賛成の立場から、長時間労働を改善するためには、少人数学級の充実や教職員定数の抜本的改善によって人を増やし、1人当たりの業務量を縮減することが不可欠であり、この陳情に賛同するとの答弁がありました。 採決の結果、賛成多数により不採択とすることに決しました。 以上が総務文教常任委員会に付託されました事件についてのご報告であります。よろしくお願いいたします。 先ほど陳情第27号の中で、採決の結果、賛成多数によりと申し上げましたが、賛成少数により不採択とすることと決しましたとのことです。申し訳ありませんでした。 ○議長(黒澤芳彦)  これより総務文教常任委員長報告に対する質疑を行います。 なお、質疑される場合、議案番号を特定されるようお願いいたします。 質疑ございませんか。   (「なし」の声) ○議長(黒澤芳彦)  質疑なしと認め、質疑を終結いたします。 以上で総務文教常任委員長報告を終わります。 ○議長(黒澤芳彦)  これより付託されました事件について採決を行います。 最初に、日程第2「議案第1号、地方自治法等の一部を改正する法律の施行に伴う関係条例の整理に関する条例の制定について」、日程第3「議案第4号、北秋田市固定資産評価審査委員会条例の一部を改正する条例の制定について」、日程第4「議案第6号、北秋田市災害弔慰金の支給等に関する条例の一部を改正する条例の制定について」、日程第5「議案第15号、北秋田市体育施設条例の一部を改正する条例の制定について」の4件を一括して採決いたします。 委員長の報告はいずれも全会一致による原案可決であります。 採決の方法は簡易採決としたいと思いますが、これにご異議ございませんか。   (「異議なし」の声) ○議長(黒澤芳彦)  ご異議なしと認め、採決の方法は簡易採決と決定いたします。 お諮りします。 委員長報告のとおり決するにご異議ございませんか。   (「異議なし」の声) ○議長(黒澤芳彦)  ご異議なしと認めます。 よって、議案第1号、議案第4号、議案第6号、議案第15号は原案のとおり可決することに決定いたしました。 ○議長(黒澤芳彦)  次に、日程第6「議案第24号、令和2年度北秋田市坊沢財産区特別会計予算」、日程第7「議案第25号、令和2年度北秋田市綴子財産区特別会計予算」、日程第8「議案第26号、令和2年度北秋田市栄財産区特別会計予算」、日程第9「議案第27号、令和2年度北秋田市沢口財産区特別会計予算」、日程第10「議案第28号、令和2年度北秋田市七日市財産区特別会計予算」、日程第11「議案第29号、令和2年度北秋田市米内沢財産区特別会計予算」、日程第12「議案第30号、令和2年度北秋田市前沢財産区特別会計予算」、日程第13「議案第31号、令和2年度北秋田市阿仁合財産区特別会計予算」、日程第14「議案第32号、令和2年度北秋田市大阿仁財産区特別会計予算」の9件を一括して採決いたします。 委員長の報告はいずれも全会一致による原案可決であります。 採決の方法は簡易採決としたいと思いますが、これにご異議ございませんか。   (「異議なし」の声) ○議長(黒澤芳彦)  ご異議なしと認め、採決の方法は簡易採決と決定いたします。 お諮りします。 委員長報告のとおり決するにご異議ございませんか。   (「異議なし」の声) ○議長(黒澤芳彦)  ご異議なしと認めます。 よって、議案第24号から議案第32号までの9件は原案のとおり可決することに決定いたしました。 ○議長(黒澤芳彦)  次に、日程第15「議案第45号、令和元年度北秋田市坊沢財産区特別会計補正予算(第1号)」、日程第16「議案第46号、令和元年度北秋田市綴子財産区特別会計補正予算(第2号)」、日程第17「議案第47号、令和元年度北秋田市米内沢財産区特別会計補正予算(第1号)」、日程第18「議案第48号、令和元年度北秋田市前田財産区特別会計補正予算(第2号)」、日程第19「議案第49号、令和元年度北秋田市阿仁合財産区特別会計補正予算(第1号)」、日程第20「議案第50号、令和元年度北秋田市大阿仁財産区特別会計補正予算(第1号)」の6件を一括して採決いたします。 委員長の報告はいずれも全会一致による原案可決であります。 採決の方法は簡易採決としたいと思いますが、これにご異議ございませんか。   (「異議なし」の声) ○議長(黒澤芳彦)  ご異議なしと認め、採決の方法は簡易採決と決定いたします。 お諮りします。 委員長報告のとおり決するにご異議ございませんか。   (「異議なし」の声) ○議長(黒澤芳彦)  ご異議なしと認めます。 よって、議案第45号から議案第50号までの6件は原案のとおり可決することに決定いたしました。
    ○議長(黒澤芳彦)  次に、日程第21「議案第53号、新市建設計画新市まちづくり計画)の変更について」、日程第22「議案第54号、辺地に係る公共的施設の総合整備計画の策定について」、日程第23「議案第55号、北秋田市過疎地域自立促進計画の変更について」の3件を一括して採決いたします。 委員長の報告はいずれも全会一致による原案可決であります。 採決の方法は簡易採決としたいと思いますが、これにご異議ございませんか。   (「異議なし」の声) ○議長(黒澤芳彦)  ご異議なしと認め、採決の方法は簡易採決と決定いたします。 お諮りします。 委員長報告のとおり決するにご異議ございませんか。   (「異議なし」の声) ○議長(黒澤芳彦)  ご異議なしと認めます。 よって、議案第53号、議案第54号、議案第55号は原案のとおり可決することに決定いたしました。 ○議長(黒澤芳彦)  次に、日程第24「議案第59号、北秋田市営薬師山スキー場指定管理者指定について」、日程第25「議案第60号、北秋田市民プール指定管理者指定について」の2件を一括して採決いたします。 委員長の報告はいずれも全会一致による原案可決であります。 採決の方法は簡易採決としたいと思いますが、これにご異議ございませんか。   (「異議なし」の声) ○議長(黒澤芳彦)  ご異議なしと認め、採決の方法は簡易採決と決定いたします。 お諮りします。 委員長報告のとおり決するにご異議ございませんか。   (「異議なし」の声) ○議長(黒澤芳彦)  ご異議なしと認めます。 よって、議案第59号、議案第60号は原案のとおり可決することに決定いたしました。 ○議長(黒澤芳彦)  次に、日程第26「陳情第26号、最低賃金の改善と全国一律制にすることを求める陳情について」を採決いたします。 委員長の報告は賛成多数による一部採択であります。 これより本件に対する討論を行います。 初めに、委員長報告に反対の討論、つまり一部採択に反対の討論から行います。 討論ございませんか。 三浦 倫美議員。 ◆2番(三浦倫美) (2番 三浦 倫美君登壇) 陳情第26号、最低賃金の改善と全国一律制にすることを求める陳情に賛成の立場で討論をいたします。 一部採択でなく、採択し意見書を上げるべきと考えます。地方では賃金が低く、憲法が保障する健康で文化的な最低限度の生活ができません。地元に残りたくても残れない。地方の労働力が都市部への流出が止まりません。賃金の地域間格差が地方の人口減少、高齢化、地域経済の疲弊への原因となっています。これを改善するため、この陳情内容の1、2、3を同時に採択すべきであり、どれか一つだけではよくならないと考えます。 以上、陳情への賛成討論といたします。皆様のご賛同をお願いいたします。 ○議長(黒澤芳彦)  次に、委員長報告に反対の賛成の討論、つまり一部採択に賛成の討論を行います。 討論ございませんか。 9番 武田 浩人議員。 ◆9番(武田浩人) (9番 武田 浩人君登壇) 陳情第26号、最低賃金の改善と全国一律制にすることを求める陳情の一部採択に賛成の討論を行います。 陳情内容の3項目のうち、1、すべての働く人に人間らしい生活を保障するため、最低賃金を大幅に引き上げること。2、最低賃金法を改正し、生計費原則に基づく「全国一律最賃制度」実現することについては、大幅に引き上げること、また、全国一律最賃制度実現などは現状にそぐわない無理がある内容だと思います。働く立場とすれば、賃金は高いにこしたことはありません。人材確保の観点からもそのほうが良いに決まっています。 しかし、一方、雇用する側からは、陳情内容はとんでもないことである。経営を維持することができないなどという声を耳にいたします。そのため、国に制度の改正を求める内容ではありますが、大変難しいのではないかと思います。しかしながら、改善されるよう期待を込めて、3つ目の陳情内容の最低賃金の引上げを円滑に実現するため、中小企業・小規模事業所への補助制度を行うとともに、原材料と人件費が価格に適正に反映される仕組みを総合的に整備することのみを採択することに賛成いたします。 以上、討論といたします。皆様のご賛同をよろしくお願いいたします。 ○議長(黒澤芳彦)  次に、一部採択に反対の討論ございませんか。 7番 福岡 由巳議員。 ◆7番(福岡由巳) (7番 福岡 由巳君登壇) 7番 無会派 福岡 由巳です。 陳情第26号、最低賃金の改善と全国一律制にすることを求める陳情、一部採択に反対し、3項目全部採択される陳情に賛成する立場で討論させていただきます。 陳情書で触れていますように、現行の地域別最低賃金制度では、秋田県内で働く人の多くは憲法が保障する健康で文化的な最低限度の生活ができないとしています。これを抜本的に改善するために最低賃金法を改正し、全国一律最低賃金制度の創設を求めているものでありますが、そのために、この地域においては欠かせない中小・零細企業への助成や融資、仕事興しや単価改善につながる施策の拡充、これも求めていく必要があると思います。健康で文化的な生活を営むためには、地域経済を底上げしようとするこの陳情に出されている内容を理解するものであります。 以上、県内においては重要な課題であり、3点がセットであることを理解して前に進めることにぜひこの陳情を採択すべきと考え、賛成いたします。皆さんのご賛同よろしくお願いいたします。 ○議長(黒澤芳彦)  ほかに討論ございませんか。   (「なし」の声) ○議長(黒澤芳彦)  討論なしと認め、討論を終結いたします。 これより採決を行います。 この採決は起立をもって行います。 委員長の報告は賛成多数による一部採択であります。 それでは、陳情についてお諮りします。 一部採択に賛成の議員の起立を求めます。   (起立多数) ○議長(黒澤芳彦)  着席ください。 起立多数であります。 よって、陳情第26号は一部採択と決定いたしました。 ○議長(黒澤芳彦)  次に、日程第27「陳情第27号、公立学校に「1年単位の変形労働時間制」を導入する条例制定に反対する陳情について」を採決いたします。 委員長の報告は賛成少数による不採択であります。 これより本件に対する討論を行います。 初めに、委員長報告に反対の討論、つまり陳情に賛成の討論を行います。 討論ございませんか。 三浦 倫美議員。 ◆2番(三浦倫美) (2番 三浦 倫美君登壇) 陳情第27号、公立学校に「1年単位の変形労働時間制」を導入する条例制定に反対する陳情について、賛成の立場で討論いたします。 人間誰しも心身の健康を保ちつつ、働き続けられる適正な1日の労働時間はあると思います。際限なく働いて、毎日の健康が保てるものではありません。日々の疲れは日々回復させないと、働き過ぎてたまった疲れが後でまとめて回復できるわけではありません。まして、教職員が過労により心身の健康を害してしまっては、ゆとりを持って子供と向き合い、時間をかけて授業の準備を行うことが一層困難となり、行き届いた教育を進めることが難しくなります。今でさえ恒常的に時間外勤務が生じている学校職場に1年単位の変形時間労働時間制を導入することは、時間外勤務の実態を覆い隠し、緊急、最重要の課題である長時間過密労働の解消に逆行するものです。今、学校には、教材研究ができなく子供たちに申し訳ない、あしたの授業準備さえままならないなど、教職員の悲痛な声があふれています。長時間過密労働を解消するためには、少人数学級の充実や教職員定数の抜本的改善によって人を増やし、1人当たりの業務量を縮減することが不可欠です。仙北市の門脇市長も教育現場を心配し、この制度には明確に反対を表明しています。教職員の命と健康を守り、行き届いた教育を進めるため、公立学校に1年単位の変更労働時間制を導入するための条例制定を行わないことを求めるこの陳情への賛成討論といたします。 皆様の賛同をお願いいたします。 ○議長(黒澤芳彦)  次に、委員長の報告に賛成の討論、つまり陳情に反対の討論を行います。 討論ございませんか。 9番 武田 浩人議員。 ◆9番(武田浩人) (9番 武田 浩人君登壇) 陳情第27号、公立学校に「1年単位の変形労働時間制」を導入する条例制定に反対する陳情について、反対の立場から討論をさせていただきます。 2019年秋の臨時国会において、教員の勤務時間を年単位で管理する変形労働時間制の導入を柱とする教職員給与特別措置法改正案を自民・公明・日本維新の会などの賛成多数で可決されました。この法案は、教員の働き方改革の一環として1年単位の変形労働時間制を導入して、繁忙期とそうでない夏休み期間中などに休日をまとめ取りできるようにするものであります。 ご存じの方が多いと思いますが、この1年単位の変形労働時間制は多くの業種、企業が導入しています。北海道・東北などの雪が降り積もる地域では、夏の仕事量を増やし、冬を少なくする。逆に、暑い南の地方では、夏の仕事を少なくし、冬の仕事を多くするなど、繁忙期、閑散期がある場合は労働時間を増やさないように、また、休暇が取りやすいようにとの理由によってであります。学期中に比べて、授業のない長期休業期間は総体的にゆとりがあり、繁忙期と閑散期を区別した上で、1年間を通して労働時間を調整しようとする新制度は、学校の働き方に適合的であると思います。 今後、各自治体の判断で、2021年4月から年単位の変形労働時間制を導入できるようになるわけですが、本案に対しては、一部の現職教員などから反対論が出ているのは事実です。しかしながら、現状の教職員の残業や過度の勤務体制を改善するには、抜本的な働き方改革を推進していかなければならないと考えます。また、これまでの1年単位の変形労働時間制は労使協定の締結の下で1年ごとの申請を行いますので、各自治体は勤務実態を調べ、毎年見直しを検討することも可能であります。 以上、反対の討論といたします。皆様のご賛同をよろしくお願いいたします。 ○議長(黒澤芳彦)  次に、陳情に賛成の討論を行います。 討論ございませんか。 7番 福岡 由巳議員。 ◆7番(福岡由巳) (7番 福岡 由巳君登壇) 陳情第27号に賛成の立場で討論をさせていただきます。 昨年秋の臨時国会において、給特法一部改正法が可決されました。今後、各自治体においても提案されて、条例案が提案されてくるものと予想されます。 陳情書から放置できない問題点、いわゆる変形労働時間制を条例によって導入可能というこの問題があります。労働条件は、本来、労使協定によるものと労働基準法に明記されているものであり、条例により決められるものではありません。現行の給特法は4%の教職調整額の支給と引換えに、労働基準法第37条の割増し賃金規定を適用除外し、残業代を支給しないとしています。これが教員から時間外労働を規制する手段を奪い、際限のない長時間勤務の実態を引き起こしてきております。 今回の給特法一部改正法は、教員の長時間勤務をさらに複雑に、厳しいものにすることが予想されます。長時間労働の改善のためには労働基準法第37条の適用除外をやめて、残業代を支給しないという規定を削除する抜本的な改正が必要であり、条例により一方的に決定しようとすることはぜひとも避けなければならないことであると考えます。 以上から、この陳情に賛成をいたします。皆さんのご賛同をよろしくお願いいたします。 ○議長(黒澤芳彦)  ほかに討論ございませんか。   (「なし」の声) ○議長(黒澤芳彦)  討論なしと認め、討論を終結いたします。 これより採決を行います。 この採決は起立をもって行います。 委員長の報告は賛成少数による不採択であります。 それでは、陳情についてお諮りいたします。 陳情の不採択に賛成の議員の起立を求めます。 委員長の報告が不採択ですので、不採択に賛成の議員の起立を求めます。陳情は不採択ですので、陳情の不採択ということで賛成の議員の起立を求めます。   (起立多数) ○議長(黒澤芳彦)  ご着席ください。 起立多数であります。 よって、陳情第27号は不採択と決定いたしました。 ○議長(黒澤芳彦)  次に、日程第28「継審陳情第18号、市議会として、秋田市新屋への地上イージス配備反対の意思表明を求める陳情について」を採決いたします。 委員長の報告は全会一致による採択であります。 採決の方法は簡易採決としたいと思いますが、これにご異議ございませんか。   (「異議なし」の声) ○議長(黒澤芳彦)  ご異議なしと認め、採決の方法は簡易採決と決定いたします。 お諮りします。 委員長の報告のとおり決するにご異議ございませんか。   (「異議なし」の声) ○議長(黒澤芳彦)  ご異議なしと認めます。 よって、継審陳情第18号は採択とすることに決定いたしました。 ○議長(黒澤芳彦)  次に、日程第29「市民福祉常任委員長報告」を求めます。 市民福祉常任委員長。 ◆市民福祉常任委員長(佐藤文信) (市民福祉常任委員長 佐藤 文信君登壇) おはようございます。 それでは、市民福祉常任委員会に付託されました事件について、その審査の経過と結果についてご報告申し上げます。 本委員会に付託されました事件は、条例案5件、予算案17件、単行議案1件の計23件であります。 これらの事件について、去る3月4日から6日までに審査をしました結果、次のとおり決定いたしましたので、会議規則第110条の規定によりご報告申し上げます。 初めに、条例案についてご報告いたします。 「議案第2号、北秋田市印鑑条例の一部を改正する条例の制定について」、「議案第3号、米代流域衛生センター解体撤去事業基金条例の制定について」、「議案第7号、北秋田市ひとり親家庭就学祝金の支給に関する条例の一部を改正する条例の制定について」、「議案第8号、げんきワールド条例を廃止する条例の制定について」、以上の4件につきましては、審査の結果、いずれも全会一致で原案のとおり可決すべきものと決しました。 次に、「議案第9号、北秋田市介護予防・地域支え合い事業利用負担金徴収条例の一部を改正する条例の制定について」につきましては、大綱質疑でもありましたが、委員から、パブリックコメントがなかったということでありますが、利用している方からの直接の声は聞いたのかとの質疑がありました。 当局からは、パブリックコメントのほか、窓口やこの事業を運行している業者を通しての話も届いていないとの答弁がありました。 また、委員から、このサービスの利用は介護度4や5といった自力で歩行が困難な方であり、この広大な北秋田市で距離だけで料金を決めていいのか疑問に思うのだが、もう少し何か手だては考えられなかったのかとの質疑がありました。 当局からは、国のガイドラインではタクシー料金の半分程度の料金となっていますが、当市ではさらに下げて2割程度の料金を設定しており、このことが利用の方を市全体で支えていくという姿勢の現れになっている。また、利用回数の制限もない。利用していない方にも理解をしていただけるという意味でも、距離制での料金設定が一番明確と考えるとの答弁がありました。 なお、討論では、反対討論として、4年前の値上げの際にも反対をした。今回の改正は、旧町間の定額制から走行距離を基にした負担金に改正するものだが、現行から大幅に増額となる地域もあり、介護度4、5の利用にとっては負担増となり、福祉サービスの低下につながる。市長が掲げた介護が必要になっても誰もが住み慣れた地域で安心して暮らし続けられる施政方針とは逆行しているため反対をする。 また、提案の趣旨でもある距離制料金は進めていいと思うが、今回の市内の料金があまりにも高額になっており、利用数が増えていくかという点について疑問を感じる。段階的に値上げをしていくということだが、最終的な値上げ幅ではなく、途中の段階の金額であれば議論の余地もあるが、全体的な計画を見ると大幅値上げにつながっていると考えざるを得ない。また、協議会では協議されておりますが、利用との意見交換は少ないままの提案は性急過ぎると考える。料金の値上げについてもう少し検討すべきであったのではないかということで反対をするという討論がありました。 また、賛成討論としましては、利用負担については、平成28年に一律200円ずつ上げておりますが、運営協議会の中で安過ぎるという意見があった。そこで、負担金の公平性、経過措置を設けること、事業の継続性を維持していくこと、利用していない人のことも考えていくことといった4項目について協議をされ、その場で賛成されました。利用の応分の負担ということで、これまでと同じく3対7という、利用に3の部分をお願いをしたということのため賛成をする。また、段階的に行うことになっておりますが、途中で見直すところは見直すということができればと思い、賛成をするという討論がありました。 以上のような審査を踏まえ、賛成多数で原案のとおり可決すべきものと決しました。 続きまして、予算案についてご報告いたします。 「議案第16号、令和2年度北秋田市一般会計予算≪所管分≫」についての主な内容について、消防本部関係では、大綱質疑でもありました合川・森吉の統合分署の建設について、委員から、今後のスケジュールや人員配置についての質疑がありました。 当局からは、統合分署の建設工事については、単年度では難しいと考えており、令和5年度までずれ込むこととなる。阿仁分署の工事については、令和5年度に設計をし、令和6年度の完成を目指したい。消防本部の移転については、県の消防の統合、広域化の件もあり、財政的な問題もあるため時期については明示できない。人員配置については、現在、合川、森吉分署ともに13名の勤務でありますが、25名を予定をしている。緊急時には統合することによって機能を下げることなく、車両2台を運用し、しっかりした人員配置を考えているとの答弁がありました。 健康福祉部関係では、大綱質疑でもありました第一子ハッピーアニバーサリー事業に関して、委員から、事業の該当と購入法についての質疑がありました。 当局からは、新規事業のため、4月1日以降に生まれた子供を対象とし、始まった当初は福祉課で出生届を確認して行いますが、今後は保健センターと連携をし、後期のマタニティ教室の中で説明をします。当初は生まれてからの購入となるが、マタニティ教室でカタログを渡した場合、生まれる前に哺乳瓶や生後数か月用の服など、様々な品が選べることになります。また、購入は6万円分を1回で選んでもらうことになりますとの答弁がありました。 また、大綱質疑でもありました北秋田市民病院負担金に関しましては、委員から、医師の人数が100%を超え、医療体制は整いつつあるはずだが、厚生連側の収入が分からないため、負担金が高止まりになっていると感じている。この額はもう少し何とかならないのかなどの質疑がありました。 当局からは、医療体制の充足率は、前年度の患者の受診数に左右される部分があり、100%を超えたから安心できるものではない。我々も病院側と月に何度となく協議をしていますが、昨年秋から入院患者が減っており、経営や人員配置に関する積上げを行っているところであります。看護体制が現在の10対1から7対1に充実し、高いレベルでの配置ができればメリットもあると思いますが、募集しても応募が来ないこともあり、現在の支出はやむを得ないと考えておるとの答弁がありました。 さらに、委員から、新規事業である子育て包括支援センターについて、職員の配置や相談内容についての質疑がありました。 当局からは、専任として週1回助産師をお願いするほか、兼務として保健師2名が配置となる。相談内容は多岐にわたって受けることになりますが、虐待等の専門的な部分については、こども福祉係に相談員が配置されているため、連携を取って進めていくことになりますとの答弁がありました。 市民生活部関係では、委員から、新規事業である防犯街灯電気料補助金について、どういった手順で支払うのかとの質疑がありました。 当局からは、自治会のほうに事前に周知し、申請を受ける形となる。平成29年度の防犯街灯調査において回答いただいた数値より推計をして、市全体で4,250灯を見込んでおります。1灯当たり月250円程度の電気料を想定し、4分の1を補助する仕組みでありますとの答弁がありました。 なお、討論では、反対討論として、今回の予算は第一子誕生ハッピーアニバーサリー事業や子育て世代包括支援センター事業など、子育て応援の新規事業も取り組まれることになっておりますが、介護予防・地域支え事業の利用負担増の条例に関する予算も含まれております。市民から批判の声が上がっているハローキティ事業より介護予防・地域支え合い事業にお金を回すべきではないかという理由から反対をする。 また、市民病院の負担金に関して、負担金が7億3,000万円台であり、これまでもずっと続いて7億円台を超えている。指定管理料の在り方について基本協定の見直しを求めてきましたが、今回も当局は頑張っているようですが、なかなか前に進まない。本来であれば、指定管理者制度の在り方から、この基本協定は改善していかなければならない問題だと思うが、依然変わっていないことから反対をするなどの討論がありました。 一方、賛成討論として、令和2年度は第2次市の総合計画の前期計画の最終年度であり、津谷市長の3期目最後の1年を迎える年である。津谷市長が選挙公約に掲げた市民ファーストなど7項目の総仕上げという予算編成になっており、特に今回は子育て世代への支援と、安心・安全を意識した予算になっているため賛成をするとの討論がありました。 以上のような審査を踏まえ、採決の結果、賛成多数で原案のとおり可決すべきものと決しました。 次に、「議案第17号、令和2年度北秋田市国民健康保険特別会計予算」につきましては、大綱質疑でもありました国保連の算定誤りによる過年度返還金に関して、委員から、国保連からの説明の経緯と職員に対する罰則についてなどの質疑がありました。 当局からは、昨年の10月から担当会議で年3回、担当のワーキンググループにおいても、県及び国保連から説明があり、ほかの市町村からも様々な意見が出ておりました。このほか、国保連が直接当市を訪問し、その際にも説明を受けております。職員に対する罰則については、一番重い方で減給10分の2であり、懲戒処分については、国保連の理事長の専権事項のため、詳細は知らされておらないとの答弁がありました。 以上のような審査を踏まえ、全会一致で原案のとおり可決すべきものと決しました。 次に、「議案第18号、令和2年度北秋田市国民健康保険合川診療所特別会計予算」につきましては、審査の結果、全会一致で原案のとおり可決すべきものと決しました。 次に、「議案第19号、令和2年度北秋田市介護保険特別会計予算」につきましては、委員から、日常生活圏域ニーズ調査事業委託とありますが、調査のやり方や内容はどういったものなのかとの質疑がありました。 当局からは、現在、生活日常圏域として市内を3地域に分けており、その3地区ごとの人口割で1,500人を無作為に抽出し、アンケートをお願いをします。調査内容は、国から示されている基本チェックリストのほか、認知症に関わる部分が新しく増えて、市の相談窓口などの周知の具合も図られる内容になっておりますとの答弁がありました。 以上のような審査を踏まえ、採決の結果、全会一致で原案のとおり可決すべきものと決しました。 次に、「議案第20号、令和2年度北秋田市介護サービス事業特別会計予算」、「議案第21号、令和2年度北秋田市後期高齢医療特別会計予算」、「議案第22号、令和2年度北秋田市立阿仁診療所特別会計予算」、「議案第23号、令和2年度北秋田市立米内沢診療所特別会計予算」、以上の4件につきましては、審査の結果、いずれも全会一致で原案のとおり可決すべきものと決しました。 次に、「議案第33号、令和2年度北秋田市病院事業会計予算」につきましては、委員から、補正予算のほうでも関連するが、基本協定により債務負担行為も指定管理料も決められている。本来であれば、入院、外来ともに患者が減ってきている現状をきちっと捉え、精査しながら予算を決めていかなければならないが、その点は病院側とどういった話をされているのかとの質疑がありました。 当局からは、患者確保について、現在、ダブル主治医制について市民病院の医師に宣伝をしていただいております。また、病院選びは患者や家族の希望、医師のつながりと様々な事情がありますが、市外の病院などは距離が遠くて通いづらいために、状況が落ち着いたところで地元の病院に戻ってこられる対策など、二次的な受入れに関しても検討しているとの答弁がありました。 また、委員から、2月の報道で、医師の少数県に秋田県も入っており、二次医療圏では北秋田市は全国最下位との見出しもつけられた。医師数は100%を超えていると宣伝をしていますが、医師の数は足りていないと感じている。二次的な受入れをするに当たっても、医師の体制が大事であり、手術の際にも医師が足りていないと思うが、現在、緊急で搬送された場合に市民病院内で手術ができる科は幾つあるのかとの質疑がありました。 当局からは、医師数は全ての科が充足しているわけではない。手術に関しては、大綱質疑でも話がありましたが、脳外科の医師が開業をされてから空白となっているため、特に必要であると市民病院側とも考えている。また、現時点で麻酔医が常時していないため、手術のできる、できないが左右されることもあり、非常に厳しいとの答弁がありました。 なお、討論では、反対討論として、入院患者数の減少などにより市の負担が大きくなっている。病院と経営改善に向けての協議が必要であり、安心して病院にかかるためにも、医師確保に向けての取組は喫緊の課題でありますが、その努力が不十分であるため反対をする。 また、現行の基本協定は、当初予算は赤字にならないような予算で編成されていると思うが、入院、外来患者数が減った提案となっており、病院、当局の努力項目となっている。緊急搬送しても対応できない医師数になっていることから、他の医療機関へ転送しなければならない問題が多く、市民の側からいえば信頼感が欠けている。医師の増員など、看護師の体制についても改善を努力すべきである。また、市外に行く患者が4割以上ということで、いかにして地元に通院できるような信頼を得ていくかが問題であり、より努力をしていただきたいということを求めて反対をするとの討論がありました。 以上のような審査を踏まえ、採決の結果、賛成多数で原案のとおり可決すべきものと決しました。 次に、「議案第36号、令和元年度北秋田市一般会計補正予算(第5号)≪所管分≫」についての主な内容につきましては、健康福祉部関係では、大綱質疑でもありましたプレミアム付商品券事業については、委員から、全国的にあまりにも利用率が良くないということだが、何が問題となって活用されなかったのか、現時点での分析はされているのかとの質疑がありました。 当局からは、今回の事業は低所得を対象にしたものであり、過去に行った事業では年金に上乗せしたような形で行われていましたが、今回初めて申請をして購入してから使う形になった。2万円購入して、プレミア分が5,000円、率にして25%であり、そのやり方が今後またこういうことがあった際に検討する必要があり、材料になったと思われるとの答弁がありました。 市民生活部関係では、委員から、市民提案型まちづくり事業補助金の減額について、この予算が生かされなかったように感じるが、申請状況、そして、減額になった理由は何かとの質疑がありました。 当局からは、申請は6団体、採択は5団体であり、1団体については市の事業と調整をした。減額についての分析は難しいが、各団体の事業内容により、その年によって増減する傾向がある。今後も多くの団体、地域の方々に事業を活用していただくよう周知に努めていきたいとの答弁がありました。 なお、討論では、反対討論として、市民病院の指定管理料5,000万円が計上されており、11月からの患者数が減ったという説明でありましたが、この5,000万円という額はあまりにも大き過ぎる。また、病院側の決算ではかなりの額が返還されることになっており、会計の仕組みを改善すれば、この5,000万円の計上がなくてもいい形になったのではないかと思う。会計の仕組みを検討していく必要もあり、反対をするとの討論がありました。 以上のような審査を踏まえ、賛成多数で原案のとおり可決すべきものと決しました。 次に、「議案第37号、令和元年度北秋田市国民健康保険特別会計補正予算(第4号)」、「議案第38号、令和元年度北秋田市国民健康保険合川診療所特別会計補正予算(第3号)」、「議案第39号、令和元年度北秋田市介護保険特別会計補正予算(第4号)」、「議案第42号、令和元年度北秋田市後期高齢医療特別会計補正予算(第2号)」、「議案第43号、令和元年度北秋田市立阿仁診療所特別会計補正予算(第3号)」、「議案第44号、令和元年度北秋田市立米内沢診療所特別会計補正予算(第3号)」、以上の4件につきましては、審査の結果、いずれも全会一致で原案のとおり可決すべきものと決しました。 「議案第51号、令和元年度北秋田市病院事業会計補正予算(第2号)」につきましては、反対討論として、議案第36号に関連することから反対をするとの討論がありました。 以上のような審査を踏まえ、賛成多数で原案のとおり可決すべきものと決しました。 最後に、単行議案についてご報告いたします。 「議案第56号、米内沢本郷会館指定管理者指定について」は、審査の結果、全会一致で原案のとおり可決すべきものと決しました。 以上が市民福祉常任委員会に付託されました事件についての報告であります。よろしくお願いをいたします。 ○議長(黒澤芳彦)  これより市民福祉常任委員長報告に対する質疑を行います。 なお、質疑される場合、議案番号を特定されるようお願いいたします。 質疑ございませんか。   (「なし」の声) ○議長(黒澤芳彦)  質疑なしと認め、質疑を終結いたします。 以上で市民福祉常任委員長報告を終わります。 ○議長(黒澤芳彦)  これより付託されました事件について採決を行います。 最初に、日程第30「議案第2号、北秋田市印鑑条例の一部を改正する条例の制定について」、日程第31「議案第3号、米代流域衛生センター解体撤去事業基金条例の制定について」、日程第32「議案第7号、北秋田市ひとり親家庭就学祝金の支給に関する条例の一部を改正する条例の制定について」、日程第33「議案第8号、げんきワールド条例を廃止する条例の制定について」の4件を一括して採決いたします。 委員長の報告はいずれも全会一致による原案可決であります。 採決の方法は簡易採決としたいと思いますが、これにご異議ございませんか。   (「異議なし」の声) ○議長(黒澤芳彦)  ご異議なしと認め、採決の方法は簡易採決と決定いたします。 お諮りします。 委員長報告のとおり決するにご異議ございませんか。   (「異議なし」の声) ○議長(黒澤芳彦)  ご異議なしと認めます。 よって、議案第2号、議案第3号、議案第7号、議案第8号は原案のとおり可決することに決定いたしました。 ○議長(黒澤芳彦)  次に、日程第34「議案第9号、北秋田市介護予防・地域支え合い事業利用負担金徴収条例の一部を改正する条例の制定について」を採決いたします。 委員長の報告は賛成多数による原案可決であります。 これより本件に対する討論を行います。 委員長報告に反対の討論から行います。 討論ございませんか。 14番 板垣  淳議員。 ◆14番(板垣淳) (14番 板垣  淳君登壇) 議案第9号に反対討論をします。 3点述べます。 1つ目、市は料金改定の理由として、平等を図るためと説明しました。営利を目的とするタクシーであれば、距離に応じた料金設定を平等といいます。しかし、行政がいう平等というのは意味が違います。合併してから、中心市街地から遠い地域は商店が潰れるなど寂れ、不便になる一方です。そういう中で、どこに住んでいてもひとしく行政サービスを受けられる。住んでいる場所によって行政の料金に違いがない。これが行政のいう平等です。 市民病院からの料金を具体的に見てみますと、合川駅前だとこれまでと変わりませんが、遠いところ、例えば増沢であれば800円となって、300円の値上げ。杉山田は1,300円となって、800円の値上げです。旧森吉町でいうと、米内沢は200円の値上げで済むのに比べ、前田は700円の値上げになります。旧阿仁町に至っては、阿仁合駅前が現行900円の2倍、比立内は2.5倍、打当は3倍です。遠いところに住んでいる人の負担を重くし、格差を広げる今回のやり方は賛成することができません。 2つ目、値上げの合計額は年75万円とのことであります。経過措置があり、初年度は3割の23万円です。会派代表質問でも言いましたが、新年度にハローキティに1,500万円も使う市が、どうして僅か23万円を出せないのでしょうか。社会的弱者に冷た過ぎます。 3つ目、一昨年12月議会で、障害支援の拡充を求める請願を全会一致で採択しました。そこでは具体的に6項目の支援拡充を求めており、そのうちの1つが外出支援事業の拡充でした。そのことを全会一致で採択しておいて、今回逆の議案を可決するのはあり得ないと思います。 議員各位の懸命な判断をお願いして討論を終わります。 ○議長(黒澤芳彦)  次に、委員長報告に賛成の討論を行います。 討論ございませんか。 5番 杉渕 一弘議員。 ◆5番(杉渕一弘) (5番 杉渕 一弘君登壇) 議案第9号、北秋田市介護予防・地域支え合い事業利用負担金徴収条例の一部を改正する条例の制定について、賛成の立場で討論をいたします。 先ほど委員長からの報告にもあったとおりでありますけれども、利用負担金については平成28年、つまり4年前に一律200円上げております。それでも安過ぎるという意見が出ております。特に9名の有償運送運営委員の意見としては、1つ目が負担の公平性を図る、2つ目として経過措置を設ける、3つ目が事業の継続性を維持する、4つ目が利用していない人の理解も得られるとの結論であります。 また、令和4年度完全実施には、市の負担金も90万円ほど増になる予定でございます。利用からも応分の負担をいただくということで、これまでの3対7、いわゆる利用が3割負担と。それを基本に置いて、市当局ではお願いしたいということでございます。 高齢福祉課の県内13市の状況調査によると、助成なしが秋田市を含め4市、ほか9市は助成がありますが、条件が非常に厳しいという現状でございます。中でも能代市、由利本荘市、にかほ市は、利用がいずれも10名以下ということで、ここの市は利用負担はございません。ほかの6市の中では、今回改正しても北秋田市が一番安いという結果であります。よって、この改正に賛成するものでございます。 皆様方のご賛同よろしくお願いいたします。 ○議長(黒澤芳彦)  次に、反対の討論を行います。 討論ございませんか。 7番 福岡 由巳議員。 ◆7番(福岡由巳) (7番 福岡 由巳君登壇) 議案第9号に反対の立場で討論をさせていただきます。 今回の議案は、負担金があまりにも引上げ幅が大きく、市内の病院行きの利用などは通院回数も減らさざるを得ない、そういう内容になっております。資料を見ますと、これまでの利用の多くは、市民病院までや鷹巣方面の買物などであり、特徴的な例として、阿仁地区から鷹巣方面あるいは市民病院に来られる方は、900円が2,600円になったり、600円が1,600円になるなど3倍近い引上げになる場合も出てきまして、外出支援すべき市民にとっては、大幅負担増を市民に求めるものであり、許されるものではないと思います。 一方、市外に行く利用は多くありませんでしたが、この部分が大幅に引下げになっています。健康寿命を延ばす視点から、外出の機会を多くするなど利用を増やしたいとする考えには逆行するものであり、大いに疑問を感じます。距離割料金制としても改善とは言えるものでありません。当局が負担増することも考えて再検討すべきと考えます。そして、大幅の引上げ増でありながら、利用から意見をほとんど聞いていなかったこともあってはならないことであり、提案はひとまず撤回して再検討すべきと考え、この議案に反対します。 皆さんのご賛同よろしくお願いいたします。 ○議長(黒澤芳彦)  ほかに討論ございませんか。   (「なし」の声) ○議長(黒澤芳彦)  討論なしと認め、討論を終結いたします。 これより採決を行います。 採決の方法は起立採決といたします。 委員長の報告は賛成多数による原案可決であります。 お諮りします。 委員長報告のとおり決するに賛成の議員の起立を求めます。   (起立多数) ○議長(黒澤芳彦)  ご着席ください。 起立多数であります。 よって、議案第9号は原案のとおり可決することに決定いたしました。 ○議長(黒澤芳彦)  次に、日程第35「議案第17号、令和2年度北秋田市国民健康保険特別会計予算」、日程第36「議案第18号、令和2年度北秋田市国民健康保険合川診療所特別会計予算」、日程第37「議案第19号、令和2年度北秋田市介護保険特別会計予算」、日程第38「議案第20号、令和2年度北秋田市介護サービス事業特別会計予算」、日程第39「議案第21号、令和2年度北秋田市後期高齢医療特別会計予算」、日程第40「議案第22号、令和2年度北秋田市立阿仁診療所特別会計予算」、日程第41「議案第23号、令和2年度北秋田市立米内沢診療所特別会計予算」の7件を一括して採決いたします。 委員長の報告はいずれも全会一致による原案可決であります。 採決の方法は簡易採決としたいと思いますが、これにご異議ございませんか。   (「異議なし」の声) ○議長(黒澤芳彦)  ご異議なしと認め、採決の方法は簡易採決と決定いたします。 お諮りします。 委員長報告のとおり決するにご異議ございませんか。   (「異議なし」の声) ○議長(黒澤芳彦)  ご異議なしと認めます。 よって、議案第17号から議案第23号までの7件は原案のとおり可決することに決定いたしました。 ○議長(黒澤芳彦)  次に、日程第42「議案第33号、令和2年度北秋田市病院事業会計予算」を採決いたします。 委員長の報告は賛成多数による原案可決であります。 これより本件に対する討論を行います。 委員長報告に反対の討論から行います。 討論ございませんか。 8番 久留嶋範子議員。 ◆8番(久留嶋範子) (8番 久留嶋範子君登壇) 議案第33号、令和2年度北秋田市病院事業会計予算に反対討論いたします。 入院患者数の減少などにより、依然として厳しい病院経営になっています。県内にある9つの厚生連病院には、地元の自治体からも補助金が出されていますが、せいぜい1億円から2億円です。当市の負担金は7億円から8億円とあまりにも額が違います。このことが市財政にも大きく影響しております。厚生連との協議内容を見直し、負担金の是正に努力すべきです。開業10年を迎える市民病院が安心して利用できる本来の市民のための病院となるよう、医師確保を含め待遇改善など、なお一層の努力が必要であり、本予算に反対いたします。 皆さんの賛同を求めます。 ○議長(黒澤芳彦)  次に、委員長報告に賛成の討論を行います。 討論ございませんか。   (「なし」の声) ○議長(黒澤芳彦)  次に、委員長報告に反対の討論を行います。 討論ございませんか。 7番 福岡 由巳議員。 ◆7番(福岡由巳) (7番 福岡 由巳君登壇) 議案第33号に反対の立場で討論させていただきます。 現行の基本協定により当初予算を赤字にならないような負担金を一般会計から繰入れしながら財政運営がなされていますが、相変わらず7億円台の高止まりであります。病院側は救急患者の転送を少なくするための医師の増員、10対1から7対1への看護体制の充実、圏域外へ4割以上流出している入院患者を呼び戻すことなどを努力し、二次医療圏の体制を充実させながら7億円を超える繰入金を削減していく努力を求め反対させていただきます。 皆さんのご賛同よろしくお願いいたします。 ○議長(黒澤芳彦)  ほかに討論ございませんか。   (「なし」の声) ○議長(黒澤芳彦)  討論なしと認め、討論を終結いたします。 これより採決を行います。 採決の方法は起立採決といたします。 委員長の報告は賛成多数による原案可決であります。 お諮りします。 委員長報告のとおり決するに賛成の議員の起立を求めます。   (起立多数) ○議長(黒澤芳彦)  ご着席ください。 起立多数であります。 よって、議案第33号は原案のとおり可決することに決定いたしました。 ○議長(黒澤芳彦)  次に、日程第43「議案第37号、令和元年度北秋田市国民健康保険特別会計補正予算(第4号)」、日程第44「議案第38号、令和元年度北秋田市国民健康保険合川診療所特別会計補正予算(第3号)」、日程第45「議案第39号、令和元年度北秋田市介護保険特別会計補正予算(第4号)」、日程第46「議案第42号、令和元年度北秋田市後期高齢医療特別会計補正予算(第2号)」、日程第47「議案第43号、令和元年度北秋田市立阿仁診療所特別会計補正予算(第3号)」、日程第48「議案第44号、令和元年度北秋田市立米内沢診療所特別会計補正予算(第3号)」の6件を一括して採決いたします。 委員長の報告はいずれも全会一致による原案可決であります。 採決の方法は簡易採決としたいと思いますが、これにご異議ございませんか。   (「異議なし」の声) ○議長(黒澤芳彦)  ご異議なしと認め、採決の方法は簡易採決と決定いたします。 お諮りします。 委員長報告のとおり決するにご異議ございませんか。   (「異議なし」の声) ○議長(黒澤芳彦)  ご異議なしと認めます。 よって、議案第37号、議案第38号、議案第39号、議案第42号、議案第43号、議案第44号は原案のとおり可決することに決定いたしました。 ○議長(黒澤芳彦)  次に、日程第49「議案第51号、令和元年度北秋田市病院事業会計補正予算(第2号)」を採決いたします。 委員長の報告は賛成多数による原案可決であります。 これより本件に対する討論を行います。 委員長報告に反対の討論から行います。 討論ございませんか。   (「なし」の声) ○議長(黒澤芳彦)  賛成の討論ございませんか。   (「なし」の声) ○議長(黒澤芳彦)  討論なしと認め、討論を終結いたします。 これより採決いたします。 採決の方法は起立採決といたします。 委員長の報告は賛成多数による原案可決であります。 お諮りします。 委員長の報告のとおり決するに賛成の議員の起立を求めます。   (起立多数) ○議長(黒澤芳彦)  ご着席ください。 起立多数であります。 よって、議案第51号は原案のとおり可決することに決定いたしました。 ○議長(黒澤芳彦)  次に、日程第50「議案第56号、米内沢本郷会館指定管理者指定について」を採決いたします。 委員長の報告は全会一致による原案可決であります。 採決の方法は簡易採決としたいと思いますが、これにご異議ございませんか。   (「異議なし」の声) ○議長(黒澤芳彦)  ご異議なしと認め、採決の方法は簡易採決と決定いたします。 お諮りします。 委員長の報告のとおり決するにご異議ございませんか。   (「異議なし」の声) ○議長(黒澤芳彦)  ご異議なしと認めます。 よって、議案第56は原案のとおり可決することに決定いたしました。 ○議長(黒澤芳彦)  次に、日程第51「産業建設常任委員長報告」を求めます。 産業建設常任委員長。 ◆産業建設常任委員長(堀部壽) (産業建設常任委員長 堀部  壽君登壇) 産業建設常任委員会に付託されました事件について、その審査の経過と結果についてご報告申し上げます。 本委員会に付託されました事件は、条例案6件、予算案7件、単行議案2件、陳情1件の計16件であります。 これらの事件について、去る3月4日、5日、6日の3日間において審査した結果、次のとおり決定いたしましたので、会議規則第110条の規定によりご報告いたします。 初めに、条例案について報告いたします。 「議案第5号、北秋田市手数料条例の一部を改正する条例の制定について」は、当局から、令和2年度から採石法及び砂利採取法の認可の申請に対する事務について県から移譲を受けることになり、岩石採取計画の認可申請手数料1件5万2,000円、変更認可申請手数料1件3万3,000円。砂利採取計画の認可申請手数料1件3万3,900円、変更認可申請手数料1件1万5,000円とする。この手数料の金額は県条例に準じた金額となっている。また、移譲を受けることにより、県を通す手続が省略され、処理手続を要する日数が格段に短縮されるため、事業への負担軽減につながるとの説明がありました。 委員からは、後から県のほうに何らかの形で手数料を支払うことはなく、単純に市の手数料収入が入るという認識でよいかと質疑があり、当局から、手数料条例で定める金額は市の一般財源となる。また、手数料以外に県からは権限移譲事務交付金が入る。例えば採取計画の認可は1件3万4,024円が交付されるとの答弁がありました。 以上のような審査を踏まえ、全会一致で原案のとおり可決すべきものと決しました。 次に、「議案第10号、北秋田市こめつが山荘条例の制定について」は、当局から、これまで、こめつが山荘の管理は県との維持管理協定に基づき、市で管理を行ってきたが、今回譲渡を受けることになった。市へ移譲になっても管理の仕方についても同様とする。活用については、森吉山の登山コースである、こめつがコースの出発点となっているため、休憩所や避難小屋的な活用になる。管理費については、昨年度と同程度を予測しているとの説明がありました。 委員からは、建設から年数がたっているが、修繕等必要ないのか。コスト的な観点から、リスクでしかない。なぜ市で引き受けなければいけないのかなどの質疑があり、当局から、平成21年に屋根、外壁等の修繕を行っているため、そのまま使用できる状態と認識している。また、引受けの経緯については、平成19年に県北山岳協議会と北秋田市山岳協会より、宿泊、休憩施設の継続と北秋田市への施設譲渡という要望書が提出されたから今回の譲渡に至ったとの答弁がありました。 以上のような審査を踏まえ、全会一致で原案のとおり可決すべきものと決しました。 次に、「議案第11号、北秋田市市道の構造の技術的基準等を定める条例の一部を改正する条例の制定について」は、当局から、自動車の速度が高い道路において、自動車対自転車の事故が多くなる傾向があることを踏まえ、設計時速60キロ以上の道路について、自転車道を設けるとの説明がありました。 委員からは、管内の時速60キロ以上で車が走行できるところを全てに自転車道を造るということかと質疑があり、当局から、今後、設計速度60キロ以上で設計する道路に関して、自転車道をつけなければならないという条件としたとの答弁がありました。 以上のような審査を踏まえ、全会一致で原案のとおり可決すべきものと決しました。 次に、「議案第12号、北秋田市道路占用料徴収条例の一部を改正する条例の制定について」、「議案第13号、北秋田市営住宅条例の一部を改正する条例の制定について」、「議案第14号、北秋田市特定公共賃貸住宅条例の一部を改正する条例の制定について」の以上3件については、全て全会一致で原案のとおり可決すべきものと決しました。 次に、予算案について報告いたします。 「議案第16号、令和2年度北秋田市一般会計予算≪所管分≫」について、農林課関係では、農業振興費について、当局から、農業振興費の概要としては、国、県の補助事業、市の単独補助事業で、18節の負担金補助及び交付金が主なものとなる。新規の市単独事業としては、大豆・そばの作付面積の拡大に伴い、JAで購入を計画している収穫用コンバインの導入経費に2分の1を補助する大豆・そば刈取り強化事業費補助金と、青果物の振興強化を図るためJAの所有するキュウリの共同選果機の改修の費用の3分の1を補助する青果物集荷体制支援事業費補助金を新設したなどの説明がありました。 委員からは、前年と比べると農業振興費全体で7,500万円ぐらいも予算が減っているが、理由は何かと質疑があり、当局からは、大きいところで産地パワーアップ事業が約3,800万円の減、夢プラン応援事業が約1,400万円の減。これは施設建設や農機具購入などにより大きく変動した。また、シイタケ生産について県の販売三冠王獲得事業が終わり、約1,000万円の減となっているとの答弁がありました。 続いて、有害鳥獣駆除補助金については、委員から、ニホンジカやイノシシがかなり増えてきているが、それを見通しての予算かと質疑があり、当局からは、ニホンザル、ニホンジカ、イノシシを各1件、ツキノワグマが47件、合計50件を想定している。なお、平成25年から令和元年までの7年間で目撃件数が年平均で81件、これのうち有害鳥獣申請が53件、捕獲が45頭となっている。このようなものを参考に予算計上しているとの答弁がありました。 続いて、ため池ハザードマップ作成委託については、委員からは、ハザードマップ作成のスケジュールと、ため池の補修が必要な場合はどのように進めるのかと質疑があり、当局からは、令和2年度で作成を終える予定である。ため池の補修が必要な場合は所有が直すことになるが、補修の補助事業があるとの答弁がありました。 続いて、森林環境譲与税については、委員からは、国が前倒しで予算化し、各自治体に配付している。2倍3倍と予算をつけて、早めに実施し、整備することはできないかと質疑があり、当局からは、市としても主要は整備だと認識はしているが、意向調査を増やしても、その後の施工管理する業者が増えるわけでない。森林環境譲与税を使えるのは森林環境、木育、啓発活動などであり、林業全体を大きくスパンで回すことを考えて予算計上しているとの答弁がありました。 次に、商工観光課関係では、移住・就業支援事業費補助金に関して、委員から、令和元年度、申請が1件もなかったことから、新年度はこの教訓も踏まえてどのようにしていくのかとの質疑があり、当局から、この補助金については、全県的に補助申請が少ないこともあり、県で令和2年1月に要綱改正を行い、条件を緩和させている。また、首都圏でアピールする機会を設け、情報発信に努めていきたいとの答弁がありました。 また、宿泊施設パワーアップ事業補助金に関して、委員から、補助金の内容が市民のほうのニーズとずれているのではないか。また、水回りの補修等により約20%の収容人数の増が見込めるのは、ハードルが高いように思えるがどうかとの質疑があり、当局から、過去の実績では収容人員20%増という例があった。この補助金は当初、下水道への接続工事するための施設整備などを想定し、作成している。また、宿泊業者のニーズにも対応できるような形で順次、制度内容を検討していきたいとの答弁がありました。 また、地域連携DMO秋田犬ツーリズムによる観光振興事業負担金に関して、委員から、負担金が4,000万円以上であるが、新年度どのような事業を行うのかとの質疑があり、当局から、今年度からの継続分も多いが、マタギのブランド化のため、海外プロモーションをマタギと秋田犬の二本立てで行う予定。また、タクシーの事前予約・決済システムやマタギ体験を行う予定であるとの答弁がありました。 また、北秋田市おもてなし宿泊事業補助金に関して、委員から、集客増につながっているのか検証が非常に見えてこない。単純に低料金で宿泊喚起に感じる。この事業の内容を精査して進めないと、効果につながらないと思うがとの質疑があり、当局から、集客の純増は当初から課題としていたが、ただ単に安売りをせず、おもてなしを事業に追加していただく条件としている。最近の実績を見ると、新たなお客が増え、効果が出てきている。引き続き事業と相談しながら、効率的に予算を使えるよう考えていきたいとの答弁がありました。 次に、都市計画課関係では、住宅リフォーム支援事業補助金に関して、委員から、年々ニーズが減ってきているとのことだが、一度利用した人が再び利用できないためだと思われる。一度利用した人がまた使えるような補助金に改正することは検討しているか、また、他の委員から、この補助金の目的は、地域経済活性化であるため、上限10万円ではなく20万円に戻す、あるいは30万円に増やすということを考えたほうがいいのではないかとの質疑があり、当局から、今年度は一般のリフォームの上限を10万円としているが、トータルで20万円まで使える。例えば昨年度1回目10万円を使ったは、残りの10万円分を今年度使うことができる。また、昨年度までは事業費50万円以上が該当になったが、今年度は30万円まで引き下げ、より小規模なリフォームや下水道の接続工事にも対応できるようにしたとの答弁がありました。 次に、建設課関係では、防災対策事業費について、委員から、橋の老朽化について調査し、安全な橋から危険な橋まで4段階で区分していると思うが、北秋田市の状況はどうか。また、橋の調査・点検を職員ができないかとの質疑があり、当局から、令和元年度当初時点で通行できない橋はゼロ、その一歩手前が102橋ある。令和元年度は約25橋の補修工事に着手している。また、3メートル以下の橋の点検は職員で行っているとの答弁がありました。 以上のような審査をした結果、一部で意見の一致を見ることができず、討論では、反対の立場から、改修が必要な橋が102橋残っている。また、道路の改修については、2年前の予算が約1億1,000万円であったのが去年は約6,000万円、今年は約3,000万円と下がっている。さらに住宅リフォーム支援事業補助金は補助上限20万円から10万円に減ったこともあり、対前年度当初比で数百万円下がっている。一方で、当所管についても、ハローキティの事業に対しての予算があり、これは無駄遣いだと思う。橋、道路のような市民の安全のための予算や住宅リフォームのような地域経済を活性化する予算をもっと厚くするべきとの反対討論がありました。 また、賛成の立場から、おおむね昨年度の反省を踏まえ、適正な予算措置であったと感じる。ハローキティに関しては、市長の本会議での答弁で今回3年目ということで、やめるか続けるかは検討しながら見極めたいとのことであった。予算は全体的に適正であると思うとの賛成討論がありました。 採決の結果、賛成多数で原案のとおり可決すべきものと決しました。 次に、「議案第34号、令和2年度北秋田市水道事業会計予算」については、委員からは、4月から民間委託したお客様窓口センターとなるが、スムーズに移行できそうか。また、この委託について1年単位で見ると約5,000万円ぐらいの委託費だが、今までの委託しなかったときと比べると経費は安くなるのかと質疑があり、委託業者が決まってから水道課にお客様窓口センターの職員を配置し業務を教えている。この3月には、ほぼ1人でも業務をこなせるようになっている。また、検針員については全員に希望を取り、続けたいと希望した方を継続してもらうことになっている。経費については5年間で考えていた場合は、業務委託したほうが安くなる計画を組んでいるとの答弁がありました。 以上のような審査を踏まえ、全会一致で原案のとおり可決すべきものと決しました。 次に、「議案第35号、令和2年度北秋田市下水道事業会計予算」、「議案第36号、令和元年度北秋田市一般会計補正予算(第5号)」、「議案第40号、令和元年度北秋田市農業集落排水事業特別会計補正予算(第3号)」、「議案第41号、令和元年度北秋田市下水道事業特別会計補正予算(第4号)」、「議案第52号、令和元年度北秋田市水道事業会計補正予算(第4号)」の以上5件については、全て全会一致で原案のとおり可決すべきものと決しました。 次に、単行議案について報告いたします。 「議案第57号、今泉交流センター指定管理者指定について」、「議案第58号、浦田交流センター指定管理者指定について」の以上2件については、全て全会一致で原案のとおり可決すべきものと決しました。 次に、陳情について報告いたします。 「陳情第25号、市道ブナ森線の早期復旧・全線開通と県道昇格の実現を求める陳情について」は、全会一致で採択すべきものと決し、意見書については地方自治法第99条に基づき、市長への提出はなじまないため、意見書は秋田県知事へのみ提出し、委員会としては決議案を提出することと決しました。 以上が産業建設常任委員会に付託されました16事件についての報告であります。よろしくお願いいたします。 ○議長(黒澤芳彦)  これより産業建設常任委員長報告に対する質疑を行います。 なお、質疑される場合、議案番号等を特定されるようお願いいたします。 質疑ございませんか。   (「なし」の声) ○議長(黒澤芳彦)  質疑なしと認め、質疑を終結いたします。 以上をもって産業建設常任委員長報告を終わります。 ○議長(黒澤芳彦)  これより付託されました事件について採決を行います。 日程第52「議案第5号、北秋田市手数料条例の一部を改正する条例の制定について」、日程第53「議案第10号、北秋田市こめつが山荘条例の制定について」、日程第54「議案第11号、北秋田市市道の構造の技術的基準等を定める条例の一部を改正する条例の制定について」、日程第55「議案第12号、北秋田市道路占用料徴収条例の一部を改正する条例の制定について」、日程第56「議案第13号、北秋田市営住宅条例の一部を改正する条例の制定について」、日程第57「議案第14号、北秋田市特定公共賃貸住宅条例の一部を改正する条例の制定について」の6件を一括して採決いたします。 委員長の報告はいずれも全会一致による原案可決であります。 採決の方法は簡易採決としたいと思いますが、これにご異議ございませんか。   (「異議なし」の声) ○議長(黒澤芳彦)  ご異議なしと認め、採決の方法は簡易採決と決定いたします。 お諮りします。 委員長の報告のとおり決するにご異議ございませんか。   (「異議なし」の声) ○議長(黒澤芳彦)  ご異議なしと認めます。 よって、議案第5号、議案第10号から議案第14号までの5件は原案のとおり可決することに決定いたしました。 ○議長(黒澤芳彦)  次に、日程第58「議案第34号、令和2年度北秋田市水道事業会計予算」、日程第59「議案第35号、令和2年度北秋田市下水道事業会計予算」の2件を一括して採決いたします。 委員長の報告はいずれも全会一致による原案可決であります。 採決の方法は簡易採決としたいと思いますが、これにご異議ございませんか。   (「異議なし」の声) ○議長(黒澤芳彦)  ご異議なしと認め、採決の方法は簡易採決と決定いたします。 お諮りします。 委員長報告のとおり決するにご異議ございませんか。   (「異議なし」の声) ○議長(黒澤芳彦)  ご異議なしと認めます。 よって、議案第34号、議案第35号は原案のとおり可決することに決定いたしました。 ○議長(黒澤芳彦)  次に、日程第60「議案第40号、令和元年度北秋田市農業集落排水事業特別会計補正予算(第3号)」、日程第61「議案第41号、令和元年度北秋田市下水道事業特別会計補正予算(第4号)」、日程第62「議案第52号、令和元年度北秋田市水道事業会計補正予算(第4号)」の3件を一括して採決いたします。 委員長の報告はいずれも全会一致による原案可決であります。 採決の方法は簡易採決としたいと思いますが、これにご異議ございませんか。   (「異議なし」の声) ○議長(黒澤芳彦)  ご異議なしと認め、採決の方法は簡易採決と決定いたします。 お諮りします。 委員長報告のとおり決するにご異議ございませんか。   (「異議なし」の声) ○議長(黒澤芳彦)  ご異議なしと認めます。 よって、議案第40号、議案第41号、議案第52号は原案のとおり可決することに決定いたしました。 ○議長(黒澤芳彦)  次に、日程第63「議案第57号、今泉交流センター指定管理者指定について」、日程第64「議案第58号、浦田交流センター指定管理者指定について」の2件を一括して採決いたします。 委員長の報告はいずれも全会一致による原案可決であります。 採決の方法は簡易採決としたいと思いますが、これにご異議ございませんか。   (「異議なし」の声) ○議長(黒澤芳彦)  ご異議なしと認め、採決の方法は簡易採決と決定いたします。 お諮りします。 委員長の報告のとおり決するにご異議ございませんか。   (「異議なし」の声) ○議長(黒澤芳彦)  ご異議なしと認めます。 よって、議案第57号、議案第58号は原案のとおり可決することに決定いたしました。 ○議長(黒澤芳彦)  次に、日程第65「陳情第25号、市道ブナ森線の早期復旧・全線開通と県道昇格の実現を求める陳情について」、日程第66「意見書案第1号、市道ブナ森線の早期復旧・全線開通と県道昇格の実現を求める意見書の提出について」の2件を一括して採決いたします。 委員長の報告はいずれも全会一致による陳情は採択、意見書案は意見書の提出であります。 採決の方法は簡易採決としたいと思いますが、これにご異議ございませんか。   (「異議なし」の声) ○議長(黒澤芳彦)  ご異議なしと認め、採決の方法は簡易採決と決定いたします。 お諮りします。 委員長の報告のとおり決するにご異議ございませんか。   (「異議なし」の声) ○議長(黒澤芳彦)  ご異議なしと認めます。 よって、陳情第25号は採択、意見書案第1号は意見書の提出と決定いたします。 ○議長(黒澤芳彦)  以上で1時10分まで、昼食のため暫時休憩いたします。   (休憩)                    (12時10分) ○議長(黒澤芳彦)  休憩前に引き続き、会議を再開いたします。   (再開)                    (13時10分) ○議長(黒澤芳彦)  日程第67「議案第16号、令和2年度北秋田市一般会計予算」を採決いたします。 総務文教常任委員長、市民福祉常任委員長、産業経済常任委員長の報告はいずれも賛成多数による原案可決であります。 これより本件に対する討論を行います。 委員長報告に反対の討論から行います。 討論ございませんか。 8番 久留嶋範子議員。 ◆8番(久留嶋範子) (8番 久留嶋範子君登壇) 議案第16号、令和2年度北秋田市一般会計予算に反対討論いたします。 市の財政は、普通交付税は合併による特例期間が終了し、対前年度比で減少が見込まれ、市税収入も大幅に減少し、厳しい財政状況にあります。昨年の決算審査においても、監査委員から財政状況は驚くほど悪化していると指摘されており、改善に向けての取組が求められていました。そういう中で市民から税金の無駄遣いと批判の声が上がっているハローキティ事業に1,500万円を使おうとしています。 本予算案には、介護予防・地域支え合い事業、利用負担増の条例も含まれており、市長が掲げた「介護が必要になっても、だれもが住み慣れた地域で安心して暮らし続けられる」施政方針と逆行していると思います。財政が厳しいときだからこそ、無駄遣いをやめて、市民が安心・安全に暮らせる予算にすべきです。 以上の理由から、反対いたします。皆さんの賛同を求めます。 ○議長(黒澤芳彦)  次に、委員長報告に賛成の討論を行います。 討論ございませんか。 5番 杉渕 一弘議員。 ◆5番(杉渕一弘) (5番 杉渕 一弘君登壇) 議案第16号、令和2年度北秋田市一般会計予算に賛成の討論をいたします。 令和2年度は、第2次市総合計画、いわゆる前期計画の最終年度でありますし、及び津谷市長の3期目最後の1年であります。選挙公約に掲げた市民ファーストなど7項目の総仕上げの予算編成となっており、市民注目されるのは統合小校の校舎大規模改修あるいは阿仁地区への防災ラジオ整備、小中へのエアコン設置等であります。 特に所管であります市民福祉の民生費については、前年比伸び率が5.7%であり、老人福祉費、障害福祉費、児童措置費など増となっております。中でも、新たに第1子誕生記念事業ということで、子育て支援が多く見受けられます。つまり安全・安心を意識した予算になっているため、賛成するものでございます。皆様方のご賛同よろしくお願いいたします。 ○議長(黒澤芳彦)  次に、反対の討論を行います。 討論ございませんか。 7番 福岡 由巳議員。 ◆7番(福岡由巳) (7番 福岡 由巳君登壇) 議案第16号、令和2年度北秋田市一般会計予算に反対の立場で討論をいたします。 津谷市長の任期があと1年となりました。任期最後の年になり、市長は人口減少時代への挑戦をテーマに各事業の推進に鋭意邁進すると施政方針において決意されています。 そこで、令和2年度一般会計予算案を見ますと、前年度比7億5,000万円減少し、約232億円の予算でどのように市民のための政策を打ち出していくか注目するところであります。 予算案で、まず危惧されるのは平成30年度一般会計決算の監査委員から指摘されました、財政向上の弾力性を示す経常収支比率についてでありますが、分母である普通交付税の落ち込み、市税の減収などが予想される一方、分子では人件費などが含まれる義務的経費の5億円増により、比率がスタートから高くなるのではないかという心配される点があります。緊張感を持った財政運営が求められると考えます。経常収支比率も決算の結果としてどうなるかということでありますので、今後、市長の行政執行により弾力化されるよう望みたいと思います。 さて、市長が3期目就任に当たって述べられたのは、任期中、最優先に取り組む施策として、高齢が移動の手段がなく不自由している。そうした地域をあぶり出し、優先順位をつけて、公共交通体系の整備を進めていきたい。1年では難しいかもしれないが、スピードを上げて取り組みたいということでありました。この点をあと1年という現時点で見ていきますと、市民病院行きのバスや鷹巣地域の循環バスは運行されましたが、他の地域はほとんど改善されていません。空白地域をなくし、高齢の外出の機会を増やすために料金を循環バス料金並みにしたり、市街地と結ぶ路線の見直しなど課題はいろいろあるものと考えます。しかし、予算はほぼ前年度並みで改善できるものにはなっていません。市長の今後の手腕を注視したいと考えます。 第2に、これと関連して、市長は高齢にも優しい医療と福祉の充実を重点項目の一つとして掲げていますが、このたびの介護予防・地域支え合い事業負担金徴収条例の一部改正に伴う問題は、要介護4ないし5段階の健康寿命を延ばす、あるいは外出支援を強化する観点から考えると、高齢にも優しいとは言えず、逆に大幅値上げにより外出の機会を少なくする懸念から、ひとまず撤回して検討し直すべきと考えます。 第3は、市民病院の負担金の問題であります。 相変わらず医師不足は解消できず、4割を超える入院患者が市外に流出していたり、また、このたびの厚労省が発表した医師の充足状況を判断するための医師偏在指標においては、二次医療圏の全国平均が238.3であるのに対し、北秋田医療圏は69.6と全国最下位となっています。よって、全国各地で医師不足でありながらも、医師確保にはさらに努力しなければならないと考えます。市民病院負担金は高過ぎますが、高止まりの予算を通すことであれば、医師確保等をそれなりの実績を残すべきと考えます。 第4は、農林水産業予算についてであります。 全体で前年度比約7,500万円増となっていますが、農業予算だけを見ますと減少しています。市長は産業振興をうたいつつも、農業に関しては稲作以外の畑作、果樹、酪農等については政策がよく見えません。北秋田市の基幹産業として、さらに力を入れるよう訴えます。 第5は、このたび議会提案で解決しました政務活動費交付金についてであります。 私は、条例に時期尚早の理由で反対していますので、予算にも反対いたします。市民からは、昨年10月13日、議会主催の報告会を開いた際に、なぜ説明しなかったのか。当局はいろいろ説明会を行っているのに、議会は説明会を行わず、一方的ではないかとの指摘もあり、採決は性急であったことを付け加えます。 以上、当局が市民の命と暮らしを守るための行政を一層進められることを求めて、反対討論といたします。皆さんのご賛同得られますよう、よろしくお願いいたします。 ○議長(黒澤芳彦)  ほかに討論ございませんか。   (「なし」の声) ○議長(黒澤芳彦)  討論なしと認め、討論を終結いたします。 これより採決を行います。 採決の方法は起立採決といたします。 委員長報告は賛成多数による原案可決であります。 お諮りします。 委員長報告のとおり決するに賛成の議員の起立を求めます。   (起立多数) ○議長(黒澤芳彦)  ご着席ください。 起立多数であります。 よって、議案第16号は原案のとおり可決することに決定いたしました。 ○議長(黒澤芳彦)  次に、日程第68「議案第36号、令和元年度北秋田市一般会計補正予算(第5号)」を採決いたします。 総務文教常任委員長、産業経済常任委員長の報告はいずれも全会一致による原案可決、市民福祉常任委員長の報告は賛成多数による原案可決であります。 これより本件に対する討論を行います。 委員長報告に反対の討論から行います。 討論ございませんか。 7番 福岡 由巳議員。 ◆7番(福岡由巳) (7番 福岡 由巳君登壇) 議案第36号に反対の立場で討論をさせていただきます。 今回の市民病院負担金5,271万4,000円、その他も計上した提案理由が、11月から入院患者が減少するとのことでありますが、ちなみに最近の年度ごとの入院患者数を見てみますと、平成29年度が飛躍的な成果を上げてはいるものの年度ごとの入院患者数を並べてみますと、平成29年度は7万886人であります。平成30年度は6万5,670人であります。つまりこの平成29年度が飛躍的な成果を上げているものの年度ごとの入院患者数を並べてみますと、6万5,000人前後で推移しています。6万人の年度もありました。暖冬小雪の影響で11月から入院患者が減少するからといって、指定管理料を減額しなければならないという理由にはならないと考えます。問われるのは、平成29年度に7万人になった成果と教訓は何か。そして翌年なぜ5,000人も減少したのか。その教訓と課題は何か。その検証こそ生かされていなければならなかったはずであります。 ところで、再三申し上げていることでありますが、指定管理料に関する基本協定は年度初めに年間収支計画書の不足額満額を計上することにしています。本来であれば、これで十分手当てしているはずであります。あとは厚生連の企業努力だと考えます。しかし、それで赤字になればどうするかということでありますが、協定には年度精算という事項があり、黒字になれば納付する、赤字になれば、いわゆる不足額が生じた場合は追加措置するものとされています。これが今回の補正予算に不足額として計上されたものと理解いたしますが、この点から申し上げますと、赤字補填も保障されるということでありますから、年度精算制度は市の負担が増大することも危惧されることから、この点は早期に改めるべきと考えます。 また、減価償却費相当額プラス利子の2分の1については、当面免除するというふうにあったのが、来年10周年を迎えますが、いまだ免除が続いている状況であります。これらは市民病院の将来を不安にさせていることであり、市の財政も危惧されることになります。病院経営改善は基本的には医師確保であり、市民病院としては当面、看護師の7対1の確保、圏域外に流出している入院患者を呼び戻すこと、より信頼を得るように努めることなどを申し上げ、反対討論とさせていただきます。皆さんのご賛同よろしくお願いいたします。 ○議長(黒澤芳彦)  次に、委員長報告に賛成の討論を行います。 討論ございませんか。   (「なし」の声) ○議長(黒澤芳彦)  反対の討論ございませんか。   (「なし」の声) ○議長(黒澤芳彦)  討論なしと認め、討論を終結いたします。 採決の方法は起立採決といたします。 委員長の報告は賛成多数による原案可決であります。 お諮りします。 委員長報告のとおり決するに賛成の議員の起立を求めます。   (起立多数) ○議長(黒澤芳彦)  ご着席ください。 起立多数であります。 よって、議案第36号は原案のとおり可決することに決定いたしました。
    ○議長(黒澤芳彦)  暫時休憩いたします。   (休憩)                    (13時30分) ○議長(黒澤芳彦)  再開いたします。   (再開)                    (13時30分) ○議長(黒澤芳彦)  日程第69「同意第1号、北秋田市教育委員会教育長の任命について」を議題といたします。 提案理由の説明を求めます。 市長。 ◎市長(津谷永光) (市長 津谷 永光君登壇) それでは、提案理由の説明をさせていただきます。 同意第1号、北秋田市教育委員会教育長の任命について。 北秋田市教育委員会教育長に下記のを任命したいので、地方教育行政の組織及び運営に関する法律第4条第1項の規定に基づき議会の同意を求める。 北秋田市木戸石字屋布岱92番地、佐藤 昭洋、61歳。 令和2年3月12日提出。北秋田市長 津谷 永光。 提案理由です。 北秋田市教育委員会教育長佐藤 昭洋の任期が令和2年4月30日をもって満了するため、任命について提案するものである。 以上、よろしくお願いいたします。 ○議長(黒澤芳彦)  お諮りします。 本件は人事案件でありますから、委員会付託、質疑及び討論を省略し、直ちに採決したいと思いますが、これにご異議ございませんか。   (「異議なし」の声) ○議長(黒澤芳彦)  ご異議なしと認め、直ちに採決を行います。 採決の方法は無記名投票をもって行いたいと思いますが、これにご異議ございませんか。   (「異議なし」の声) ○議長(黒澤芳彦)  ご異議なしと認め、採決の方法は無記名投票と決定いたします。 議場の閉鎖を命じます。   (議場閉鎖) ○議長(黒澤芳彦)  ただいまの出席議員は私を除いて18名であります。 立会人を指名いたします。会議規則第31条第2項の規定により、立会人に、4番 虻川  敬議員、6番 佐藤 光子議員、7番 福岡 由巳議員の3議員を指名いたします。 投票用紙を配付させます。   (投票用紙配付) ○議長(黒澤芳彦)  配付漏れはありませんか。   (「なし」の声) ○議長(黒澤芳彦)  配付漏れなしと認めます。 投票箱を点検させます。   (異状なし) ○議長(黒澤芳彦)  異状なしと認めます。 ただいまから投票を行います。 念のため申し上げます。本件を可とする議員は賛成、否とする議員は反対と記入の上、点呼に応じて順次投票願います。 なお、白紙及び多事記載は反対、つまり否として取り扱います。 それでは、点呼を求めます。 事務局長。   (事務局長の点呼に応じて順次投票) ○議長(黒澤芳彦)  投票漏れはありませんか。   (「なし」の声) ○議長(黒澤芳彦)  投票漏れなしと認めます。 投票を終了いたします。 議場の閉鎖を解きます。   (議場開鎖) ○議長(黒澤芳彦)  これより開票を行います。立会人の立会いをお願いいたします。   (開票) ○議長(黒澤芳彦)  開票の結果を事務局長から報告させます。 事務局長。 ◎事務局長(佐藤誠)  開票結果を報告いたします。     投票総数       18票       賛成       16票       反対        2票 以上です。 ○議長(黒澤芳彦)  開票結果は、事務局長からの報告のあったとおりであります。 よって、同意第1号は同意することに決定いたします。 ○議長(黒澤芳彦)  休憩いたします。   (休憩)                    (13時40分) ○議長(黒澤芳彦)  再開いたします。   (再開)                    (13時41分) ○議長(黒澤芳彦)  教育長から発言の申出がありますので、これを許可いたします。 教育長。 ◎教育長(佐藤昭洋) (教育長 佐藤 昭洋君登壇) ただいま教育長の任命案に多くの議員の皆様からご同意頂きましたことに心より感謝申し上げます。職責の重さを改めて感じておりまして、身の引き締まる思いでございます。 就任当初に皆様からご指導頂き、手がけてまいりました郷土資料集が間もなく完成し、来年度は市内全ての小中学校で学校運営協議会も立ち上がる予定です。本市のよさを子供たちに学ばせて、地域の皆様の協力も頂きながら、将来この地域を支える子供たちを育成することと併せ、本市の教育環境が一層充実するよう取り組む所存でございます。 議員、そして市民の皆様から今後もご指導、お力添えを頂きますようお願い申し上げまして、ご挨拶とさせていただきます。 ○議長(黒澤芳彦)  次に、日程第70「同意第2号、北秋田市教育委員会委員の任命について」を議題といたします。 提案理由の説明を求めます。 市長。 ◎市長(津谷永光) (市長 津谷 永光君登壇) それでは、ご説明申し上げます。 同意第2号、北秋田市教育委員会委員の任命について。 北秋田市教育委員会委員に下記のを任命したいので、地方教育行政の組織及び運営に関する法律第4条第2項の規定に基づき議会の同意を求める。 北秋田市阿仁根子字根子又167番地、佐藤 正俊、73歳。 令和2年3月12日提出。北秋田市長 津谷 永光。 提案理由です。 北秋田市教育委員会委員佐藤 正俊の任期が令和2年5月13日をもって満了するため、任命について提案するものである。 以上、よろしくお願いいたします。 ○議長(黒澤芳彦)  お諮りします。 本件は人事案件でありますから、委員会付託、質疑及び討論を省略し、直ちに採決したいと思いますが、これにご異議ございませんか。   (「異議なし」の声) ○議長(黒澤芳彦)  ご異議なしと認め、直ちに採決を行います。 採決の方法は簡易採決をもって行いたいと思いますが、これにご異議ございませんか。   (「異議なし」の声) ○議長(黒澤芳彦)  異議なしと認めます。 採決の方法は簡易採決と決定いたします。 直ちに採決をいたします。 原案のとおり承認することにご異議ございませんか。   (「異議なし」の声) ○議長(黒澤芳彦)  異議なしと認めます。 よって、同意第2号は同意することに決定いたしました。 ○議長(黒澤芳彦)  次に、日程第71「同意第3号、北秋田市固定資産評価審査委員会委員の選任について」を議題といたします。 提案理由の説明を求めます。 市長。 ◎市長(津谷永光) (市長 津谷 永光君登壇) ご説明申し上げます。 同意第3号、北秋田市固定資産評価審査委員会委員の選任について。 北秋田市固定資産評価審査委員会委員に下記のを選任したいので、地方税法第423条第3項の規定に基づき議会の同意を求める。 北秋田市坊沢字屋敷2番地、嶺脇 裕徳、65歳。 北秋田市木戸石字屋布岱188番地、佐藤 隆男、69歳。 令和2年3月12日提出。北秋田市長 津谷 永光。 提案理由です。 北秋田市固定資産評価審査委員会委員堀内  一及び木村 知剛の任期が令和2年5月15日をもって満了するため、選任について提案するものでございます。 以上、よろしくお願いします。 ○議長(黒澤芳彦)  お諮りいたします。 本件は人事案件でありますから、委員会付託、質疑及び討論を省略し、直ちに採決したいと思いますが、これにご異議ございませんか。   (「異議なし」の声) ○議長(黒澤芳彦)  ご異議なしと認め、直ちに採決を行います。 採決の方法は簡易採決としたいと思いますが、これにご異議ございませんか。   (「異議なし」の声) ○議長(黒澤芳彦)  ご異議なしと認め、採決の方法は簡易採決と決定いたしました。 それでは、採決いたします。 本件について同意することにご異議ございませんか。   (「異議なし」の声) ○議長(黒澤芳彦)  ご異議なしと認め、同意第3号は同意することに決定いたしました。 ○議長(黒澤芳彦)  次に、日程第72「同意第4号、人権擁護委員候補の推薦について」を議題といたします。 提案理由の説明を求めます。 市長。 ◎市長(津谷永光) (市長 津谷 永光君登壇) ご説明申し上げます。 同意第4号、人権擁護委員候補の推薦について。 人権擁護委員候補に下記のを推薦したいので、人権擁護委員法第6条第3項の規定に基づき議会の同意を求める。 北秋田市七日市字山ノ上110番地、長岐 直介、71歳。 北秋田市浦田字上岱26番地、片岡  正、62歳。 令和2年3月12日提出。北秋田市長 津谷 永光。 提案理由です。 人権擁護委員白沢 俊孝が令和元年12月31日をもって退任し、長岐 直介が令和2年6月30日をもって任期満了となることから、秋田地方法務局の候補推薦依頼を受け、その推薦について提案するものでございます。 以上、よろしくお願いいたします。 ○議長(黒澤芳彦)  お諮りいたします。 本件は人事案件でありますから、委員会付託、質疑及び討論を省略し、直ちに採決したいと思いますが、これにご異議ございませんか。   (「異議なし」の声) ○議長(黒澤芳彦)  ご異議なしと認め、直ちに採決を行います。 採決の方法は簡易採決としたいと思いますが、これにご異議ございませんか。   (「異議なし」の声) ○議長(黒澤芳彦)  ご異議なしと認め、採決の方法は簡易採決と決定いたします。 それでは、採決いたします。 本件について同意することにご異議ございませんか。   (「異議なし」の声) ○議長(黒澤芳彦)  ご異議なしと認め、同意第4号は同意することに決定いたしました。 ○議長(黒澤芳彦)  次に、日程第73「決議案第1号、市道ブナ森線の早期復旧・全線開通と県道昇格の実現を求める決議について」を議題といたします。 提案理由の説明を求めます。 産業建設常任委員長。 ◆産業建設常任委員長(堀部壽) (産業建設常任委員長 堀部  壽君登壇) 決議案第1号、提案いたします。 令和2年3月12日。北秋田市議会議長 黒澤 芳彦様。 提出北秋田市議会産業建設常任委員長 堀部  壽。賛成北秋田市議会産業建設常任委員 虻川  敬、同じく、松尾 秀一、同じく、長崎 克彦、同じく、板垣  淳、同じく、松橋  隆。 市道ブナ森線の早期復旧・全線開通と県道昇格の実現を求める決議について。 上記の議案を別紙のとおり議会規則第14条第2項の規定により提出します。 提出の理由。 市道ブナ森線の早期復旧による全線開通と県道への昇格によって、北秋田市、仙北市の広域観光、広くは秋田県、北東北の観光連携に大きく寄与することから決議するものである。 決議案については、別紙のとおりであります。 皆さんのご賛同を頂き、全会一致で決議されますよう、よろしくお願いいたします。 ○議長(黒澤芳彦)  これより決議案に対する質疑を行います。 質疑ございませんか。   (「なし」の声) ○議長(黒澤芳彦)  質疑なしと認め、これをもって質疑を終結いたします。 本件は、委員会付託及び討論を省略し、直ちに採決したいと思いますが、これにご異議ございませんか。   (「異議なし」の声) ○議長(黒澤芳彦)  ご異議なしと認めます。 本件の採決の方法は起立採決といたします。 それでは、採決いたします。 決議案第1号に賛成の議員の起立を求めます。   (起立多数) ○議長(黒澤芳彦)  ご着席ください。 起立多数、全会一致であります。 よって、決議案第1号は原案のとおり可決することに決定いたしました。 ○議長(黒澤芳彦)  次に、日程第74「発議案第1号、北秋田市議会委員会条例の一部を改正する条例の制定について」を議題といたします。 提案理由の説明を求めます。 議会運営委員長。 ◆議会運営委員長(小笠原寿) (議会運営委員長 小笠原 寿君登壇) 発議案第1号、令和2年3月12日。 北秋田市議会議長 黒澤 芳彦様。 提出北秋田市議会議会運営委員長 小笠原 寿。賛成北秋田市議会議会運営委員 佐藤 光子、同じく、久留嶋範子、同じく、佐藤 文信、同じく、松尾 秀一、同じく、中嶋 洋子。 北秋田市議会委員会条例の一部を改正する条例の制定について。 上記の議案を別紙のとおり地方自治法第112条第2項及び北秋田市議会会議規則第14条第2項の規定により提出する。 提出の理由。 令和2年4月1日から北秋田市水道事業に水道局が設置されることに伴い、産業建設常任委員会の所管事項について、所要の規定の整備を行うものである。 新旧対照表をご覧ください。 北秋田市議会委員会条例産業建設常任委員会の項目、第2条第2項第3号のウの中にあります「公営企業の組織を含む。」を削り、同号に「エ 水道局の所管に属する事項」を加えるものであります。 なお、附則は、この条例は令和2年4月1日から施行する。 以上でございます。よろしくお願いいたします。 ○議長(黒澤芳彦)  これより質疑を行います。 質疑ございませんか。   (「なし」の声) ○議長(黒澤芳彦)  質疑なしと認め、これをもって質疑を終結いたします。 これより採決を行います。 採決の方法は簡易採決としたいと思いますが、これにご異議ございませんか。   (「異議なし」の声) ○議長(黒澤芳彦)  ご異議なしと認め、採決の方法は簡易採決と決定いたします。 それでは、採決いたします。 お諮りします。 本件について原案のとおり決するにご異議ございませんか。   (「異議なし」の声) ○議長(黒澤芳彦)  ご異議なしと認め、発議案第1号は原案のとおり可決することに決定いたしました。 ○議長(黒澤芳彦)  次に、日程第75「総務文教常任委員会の閉会中の所管事務調査報告」について、委員長から報告を求めます。 総務文教常任委員長。 ◆総務文教常任委員長(大森光信) (総務文教常任委員長 大森 光信君登壇) 総務文教常任委員会の閉会中の所管事務調査は、会計年度任用職員制度について、小中学校適正規模・配置再編プラン及び学校施設の長寿命化計画についてとし、2月6日に行いました。 会計年度任用職員制度については、12月末現在の北秋田市の非常勤職員数は、市長部局が123名、教育委員会が148名任用されており、各部課の詳細、年齢、性別、勤務時間、週勤務日数、所属部署、業務内容等については、資料に基づき説明がございました。 委員からは、非常勤職員への説明はいつ行って、どのような質問等があったのか、また、それに対する回答はとの質疑があり、当局からは、12月26日に説明会を行った。質問事項については、給与や期末手当、勤務時間、人事評価、継続雇用などの質問があり、それに対する回答として、給与などの勤務条件については、担当を通じてお示しをし、期末手当については、常勤職員と同じ6月30日、12月10日に支給。支給率も同じく1.25月である。人事評価については、公務員法上の規律やルールを守っていただいて、職務上の命令を的確に果たしているか、仕事の能力など適切に持たれているかということを確認させていただくためで、正職員のような数値目標、絶対的な評価は行うものではない。また、継続雇用については、会計年度任用職員は1年ごと、毎年4月1日から3月31日までの間で、原則公募、ハローワーク、ホームページなどを通じて幅広く多くの方に自治体の職員として働く機会をなるべく提供しなければならないといった大原則があるが、その方の果たされている仕事が次年度に同じ職があり、人事評価結果が適切に業務を果たしているということなどが認められれば、経験値も踏まえた上で再度更新を受けることができる。ただし、更新9回までは適任であれば、再度の任用をできるよう今回の制度導入に当たり、考えているなどの回答をさせていただいたとの答弁がございました。 また、こういう制度に伴う財政支出が膨らんでくる。そこについては国の配慮があるのかとの質疑に対し、当局からは、期末手当については、国の予算が計上されると国から示されているとの答弁がありました。 次に、小中学校適正規模・配置再編プランについて、阿仁地区・森吉地区の適正規模・配置再編プランについては、現段階未定だが、この3月までの期間の3年間をめどに統合の可否、妥当性、在り方、方向性等について、様々な視点から保護や地域住民と話合いをして決定するとしており、これまで保護や地域住民との説明会等を行い、様々な意見を伺った。これらの意見等を参考にしながら教育委員会の原案を3月には旧阿仁町の住民の方々に対して提案する予定で、今年度中、教育委員会として統合するか否かも含めた方向性を決定したいとの説明がありました。 また、学校施設の長寿命化計画については、教室環境調査の結果、夏季休業中以外でも環境衛生基準(温度28度、湿度80%ということでございます)を超える日が多いことを踏まえ、全ての学校に設置する。しかし、使用電力を推計すると、中学校では現在の能力で賄えるが、小学校では全ての学校で電力量が不足する見込みで、キュービクル、これは電圧を変換する機器であるそうですが、の能力を上げる必要があるため、交換工事が必要である。新たに設置するキュービクルの容量は、現在の幹線全て交換も必要になることも考えられ、専門的調査が必要になる。中学校への設置を先行し、小学校は専門的な調査設計を実施して、令和3年の夏までに全ての学校で学級にエアコンが稼働できるように進めたいと考えているとの説明がありました。 以上が総務文教常任委員会の閉会中の所管事務調査報告であります。よろしくお願いします。 ○議長(黒澤芳彦)  次に、日程第76「市民福祉常任委員会の閉会中の所管事務調査報告」について、委員長から報告を求めます。 市民福祉常任委員長。 ◆市民福祉常任委員長(佐藤文信) (市民福祉常任委員長 佐藤 文信君登壇) ご報告申し上げます。 市民福祉常任委員会の閉会中の所管事務調査は、去る2月6日に、北秋田市クリーンリサイクルセンターについてと、北秋田市立阿仁診療所についてをテーマといたしまして、調査を実施いたしましたので、その内容についてご報告申し上げます。 初めに、北秋田市クリーンリサイクルセンターについては、調査を行いました。現地にて概要説明を受け、質疑応答の後、建物内の視察も行っております。 概要説明においては、本施設は平成30年度に1日50トンの都市ごみと汚泥の混焼処理ができる施設としまして建設されました。使用されている燃焼炉は低空気比で高温燃焼を安定して継続できるため、環境負荷の低い施設を実現したほか、ごみ燃焼に伴って発生する熱エネルギーを回収して、施設内の給湯や暖房に利用するなど、衛生的、安定的かつ経済的なごみの燃焼処理ができる施設として供用を開始しております。 年間のごみ搬入量は、人口減により平成29年度と平成30年度を比較しますと48トン減少いたしております。現在の施設完成後は、ごみの受入れ基準の拡充が図られ、直接搬入ごみが大きく増え、1人1日当たりのごみの排出量は前年度より15グラム増加いたしましたが、全国平均及び秋田県平均を下回る状況が続いております。今後も集積所に排出されるごみは減少すると考えられますが、直接搬入ごみは増加することが予想されておりますとの説明がありました。 質疑応答では、委員から、熱エネルギーの活用方法についての質疑がありました。当局からは、ごみ焼却時に発生する熱エネルギーの10%を施設内で利用しております。市民の方々から、植物の栽培等に利用できないかという話もありましたが、設備投資に対する熱量が小さ過ぎるため、実現はしていない。また、現在の10%の回収率を増やす場合は、さらに数十億円の設備投資が必要となるため、難しいとの答弁がありました。 また、委員から、燃えるごみの中に不燃物やペットボトル等の資源ごみが混ざってくるということだが、どのくらいの割合かとの質疑がありました。当局からは、燃えるごみの袋の中に資源ごみ等が混ざっていても、そのまま燃焼されるため、具体的な数字はつかみづらい。ペットボトルやプラスチックは資源となるため、分別を徹底できるように呼びかけをしていきたいとの答弁がありました。 さらに、委員から、資源ごみの収益はどの程度ありますかとの質疑がありまして、当局からは、古紙の部分としては年間700万円強。缶やペットボトルに関しては年間200万円程度であるとの答弁がありました。 また、委員から、良い施設ができて、何でも燃えるごみとして捨てればいいと勘違いをしている場合もあるため、分別についての呼びかけをしっかり行っていただきたいとの意見も出されました。 次に、北秋田市立阿仁診療所についての調査を行いました。 最初に、概要説明を受け、質疑応答を行った後、現地調査をして、昨年12月に完成しました新診療所の視察も行っております。 新診療所は、市内で最も豪雪寒冷地帯ということで、シンプルであることを基本とし、完成後のメンテナンスの容易さを考慮した設計となっております。除雪スペースや現診療所の解体後の駐車場スペース、北側の住民の通行等を考慮した配置となっております。高齢に優しい平屋建てとなっております。また、バリアフリーの面では風除室、待合室に手すりを設置し、段差もなくしております。各診療室の出入口は、車椅子等を考慮し、有効開口幅を1メートル以上としております。 今後のスケジュールは、更新する機器の搬入、取付けを3月中旬までに完了する予定となっており、その後、3月27日から3月31日の間に移転作業を行い、4月1日から新診療所での業務開始を予定しております。来年度の事業計画については、現診療所の解体工事を進めながら、リハビリ棟の改修工事を行い、解体完了後に駐車場整備等の工事を行う予定でありますとの説明を受けました。 質疑応答では、委員から、感染症の患者の受入れ態勢についての質疑がありました。当局からは、複雑な検査等については外注発注となり、その場で結果が出ることにはならないですが、インフルエンザを例にすると、血液検査やレントゲン等の結果、入院が必要となった場合は転院搬送となります。そうでない場合は在宅で療養し、状況を見ながら、必要であれば再度診察をするという判断を行います。その判断ができるまでの間、感染症患者用の通用口の両サイドに設けられた個室にて待機していだたくことにもなりますとの答弁がありました。 また、委員から、午後から訪問診療等で医師が不在となる場合の対応についての質疑がありました。当局からは、内科と外科の両方の医師が不在となることはないため、病院におられた医師が対応するか、場合によっては帰ってくるまで待ってもらうことになりますとの答弁がありました。 現地視察では、患者の方が利用しやすいように考慮されているほか、医師や看護師、職員にとっても働きやすい環境になっていることを確認し、地域医療への貢献に期待をして、所管事務調査を終えました。 以上が市民福祉常任委員会の閉会中の所管事務調査の報告であります。よろしくお願いいたします。 ○議長(黒澤芳彦)  次に、日程第77「産業建設常任委員会の閉会中の所管事務調査報告」について、委員長から報告を求めます。 産業建設常任委員長。 ◆産業建設常任委員長(堀部壽) (産業建設常任委員長 堀部  壽君登壇) 産業建設常任委員会の閉会中の所管事務調査は、農業振興についてとし、2月6日に行い、農業振興費の市単独補助事業について、資料に基づき説明を受けました。 推奨品目等販売促進事業費補助金については、当局から、本市農業の育成に当たり、農業分野の競争に打ち勝つために本市農業をリードする経営体の育成が急務であるため、本市農業の販売体制の確立と販路拡大に向けた取組を行う農業協同組合及び自らが生産し販路開拓等に取り組む農業法人について、総合的に推進することを目的とし、米、大豆、野菜、果樹、花卉、肉用牛、乳用牛等の品目及び市長が特に認めた品目について、販売体制の確立と販路拡大を支援する。補助額は税抜き事業費総額の2分の1以内で、上限は農業協同組合200万円、農業法人30万円までとしているとの説明がありました。 委員からは、法人に対しては満額30万円までと決められているが、大きいイベントでは出展料だけでも60万円から80万円が当たり前の状況で、すごくコストがかかる。年1回商談会に行くだけでも30万円の補助だと厳しくないか。北秋田市の基幹産業は農業だと思うので、ある程度農業に対しての補助に関しては他と一緒、過去と一緒ではなくて、ニーズに即した形で変更していかなければならないのではとの意見がありました。 また、多様な農業経営応援事業費補助金については、当局から、農業経営が多様化する中、国、県及び現在の市単独補助事業では対応できない農業施設等の投資に支援し、多様な農業経営体への支援により経営安定を図ることを目的とし、汎用性の高い機械・施設や直接販売のための施設等、国、県及び市の実施する事業対象とならない機械・施設等の導入に対して助成する。高付加価値化に必要な機械・施設等の導入については、税抜き事業費の2分の1以内、合理化・省力化を可能とする機械・施設等の導入については税抜き事業の3分の1以内とし、どちらも上限は100万円までとしていると説明がありました。 委員からは、メーカーが新たな機械を販売したら、すぐ補助対象にするような体制を取ってほしい。例えばスマート農業で価格も高いが、田植機やコンバインも無人化の機械ができている。高齢化や後継不足への対策にもなる。市販されたら、もう北秋田市では補助金を出すから申請してくださいというように敏感に動いてほしいとの意見がありました。 続いて、今年度、大豆・そば乾燥調整施設強化費補助金を利用して機械を導入した秋田たかのす農業協同組合の施設を視察して、今回の所管事務調査を終えました。 以上が産業建設常任委員会の閉会中の所管事務調査であります。ありがとうございました。 ○議長(黒澤芳彦)  次に、日程第78「総務文教常任委員会所管事務調査報告」について、委員長から報告を求めます。 総務文教常任委員長。 ◆総務文教常任委員長(大森光信) (総務文教常任委員長 大森 光信君登壇) 総務文教常任委員会では、このたび発生しました新型コロナウイルスに伴う教育委員会の対応について調査が必要と判断し、3月6日に行いました。 新型コロナウイルスに伴う教育委員会の対応については、これまでの経緯について資料に基づき、次のような報告がありました。時系列で申し上げたいと思います。 2月27日、教育委員会内で課長会議を実施し、新型コロナウイルス感染症に係る各課の対応について話合いを実施しました。その後、内閣総理大臣の要請を受け、再度対応について協議いたしました。 内容としては、1、3月2日から3月19日まで市内の全小中学校の臨時休業とすること。2、2月27日中に、全小中学校長に対して臨時休業の決定を連絡するとともに、翌2月28日が3学期の最終日となることから、市教委の指示を基に各校で対応を考え、保護へメール等で伝えるように電話連絡をすること。3、3月19日までに予定している教育委員会のイベントについては、中止の方向で調整をすること。4、体育施設については閉館し、学校施設の一般開放についても3月19日までは中止することを検討することなど、この段階で決定したそうでございます。 2月28日、秋田県知事から、秋田県教育委員会教育長に対して、次のような要請があった旨を伝えられました。 1、県内全ての小中学校、特別支援学校を3月2日から春季休業までの間に臨時休業とすること。2、卒業式については、万全の感染防止を実施の上、参加を卒業生、学校関係職員、そして少数の在校生とすること。前日に検討した臨時休業と卒業式の対応案に加えて、秋田県知事からの要請をもって、市長、副市長、総務部長、教育長、教育次長、学校教育課長とで検討し、卒業式の参加や式の進め方については、当日予定していた臨時小中学校長会議に教育委員会の案を提案し検討の上、決定することとしました。それを経て、3月議会の本会議の冒頭で教育長から議会に対し報告したということであります。その後、第1回の臨時教育委員会で教育委員の方々に報告しました。 臨時教育委員会が終わった直後に、臨時の小中学校長会議を開催し、内容については、1、3月2日から19日までを臨時休業とすること。2、卒業式は卒業生と教職員、式典で役割のある若干の在校生で、式の時間をできるだけ短くして行う。また、全ての小中学校で保護が参加できないことから、卒業生一人一人に校長から卒業証書を手交している場面を職員が写真撮影するとともに式の映像を録画して、それらのデータについては保護代表に提供するということを全小中学校で実施。3、鷹巣南中学校の閉校式については、時期未定のまま延期とする。4、部活動については、臨時休業中は中止とする。スポーツ少年団についても同様とする。5、学校生活サポート員、非常勤講師、ALTについては、3月2日以降も勤務日とし、必要に応じて年次休暇等を取る。6、放課後児童クラブについては、7時半から最長19時まで利用可能であり、これを実施する。 以上6点について、校長会での協議を経て了承を得ました。 3月2日、各小中学校で学校の実情に合わせて、臨時休業の対応が始まりました。その後、県費負担教職員については、臨時休業によって、子供の養育が生じたと所属長が認めた場合は職務免除とし、市職員については特別休暇とすると決定しました。 以上、時系列に沿って、報告を受けております。 報告に対し、委員からは、卒業式に出られなく残念だという声もあったが、他地区の学校では保護も参加している学校もあるということについて、教育委員会としてどう捉えているかとの質疑があり、当局からは、子供の命を守るというところが教育委員会であり、保護の気持ちも十分理解しているが、感染のリスクを考えると、やはり教育委員会としては卒業生、教職員、一部の在校生でとどめようということ。現段階でも決定の状況を変えてはいないのはそのようなことからです。また、当初、県からは卒業証書の授与についても、代表にというのが原案でしたが、保護が見られないのだから、一人一人に校長から手渡して、せめて写真を撮って、一人一人の子供の保護にあげられるようにと、校長の側から話があり、教育委員会としても、それなら感染症の防止という観点からも問題がなく、何よりもそれをもらった子供や親の記念になるということで全小中学校で実施することにしました。録画映像についても、撮影したものをコピーしてお渡しすることにしておりますとの答弁がありました。 このたびの新型コロナウイルスに対しては、限られた時間の中での対応、そして、現時点での状況を踏まえ、今後も迅速な対応をしていただくことを願い、今回の所管事務調査を終えました。 以上が総務文教常任委員会所管事務調査報告であります。よろしくお願いします。 ○議長(黒澤芳彦)  次に、日程第79「発議案第2号、総務文教常任委員会所管事務調査について」、日程第80「発議案第3号、市民福祉常任委員会所管事務調査について」、日程第81「発議案第4号、産業建設常任委員会所管事務調査について」、日程第82「発議案第5号、議会運営委員会所管事務調査について」の4件を一括して採決いたします。 なお、本件については議案に記載の内容となっておりますので、ご確認をお願いいたします。 それでは、採決いたします。 本件は原案のとおり決するにご異議ございませんか。   (「異議なし」の声) ○議長(黒澤芳彦)  ご異議なしと認めます。 よって、発議案第2号から発議案第5号までの4件は原案のとおり可決することに決定いたしました。 ○議長(黒澤芳彦)  以上で本日の日程は全て終了いたしました。 同時に、本定例会に付託されました事件は全て終了いたしました。 これをもちまして、令和2年北秋田市議会3月定例会を閉会いたします。   (閉会)                    (14時24分)右会議の次第内容は、正確であることを証するために、ここに署名する。  令和2年3月12日      北秋田市議会          議長     黒澤芳彦      署名議員          8番     久留嶋範子          9番     武田浩人         10番     佐藤文信...