北秋田市議会 > 2020-03-03 >
03月03日-04号

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  1. 北秋田市議会 2020-03-03
    03月03日-04号


    取得元: 北秋田市議会公式サイト
    最終取得日: 2023-04-03
    令和 2年  3月 定例会       令和2年 北秋田市議会3月定例会会議録                         (令和2年3月3日)第4日目 令和2年3月3日、北秋田市議会定例会は、北秋田市議会議事堂に招集された。1、出席議員は、次のとおりである。     1番  山田博康         2番  三浦倫美     3番  小笠原 寿        4番  虻川 敬     5番  杉渕一弘         6番  佐藤光子     7番  福岡由巳         8番  久留嶋範子     9番  武田浩人        10番  佐藤文信    11番  松尾秀一        12番  大森光信    13番  長崎克彦        14番  板垣 淳    16番  堀部 壽        17番  佐藤重光    18番  中嶋洋子        19番  松橋 隆    20番  黒澤芳彦2、欠席議員は、次のとおりである。    15番  関口正則3、地方自治法第121条の規定により、会議事件説明のため出席したは、次のとおりである。 市長       津谷永光   副市長      虻川広見 教育長      佐藤昭洋   総務部長     河田浩文 財務部長     佐藤 進   健康福祉部長   齊藤 修 市民生活部長   小松正彦   産業部長     金澤聡志 産業部政策監   石崎賢一   建設部長     浅村武則 教育次長     小笠原吉明  会計管理者    木村元紀 消防長      中嶋 誠   総務課長     小坂竜也 総合政策課長   三沢 聡   財政課長     金澤 誠 市民課長     小笠原 武  福祉課長     佐藤栄作 医療健康課長   石上和彦   農林課長     福田公人 上下水道課長   水木正範   教委総務課長   金田浩樹 建設課長     西根弘樹4、職務により議場に出席した事務局職員は、次のとおりである。 事務局長     佐藤 誠   次長       佐藤敏文 主査       佐藤 敦5、会議事件は、次のとおりである。       令和2年 北秋田市議会3月定例会議事日程                               (第4)      開議 日程第1 一般質問(個人) 質問順序                1. 7番 福岡由巳                2. 2番 三浦倫美                3.14番 板垣 淳 ○議長(黒澤芳彦)  おはようございます。 ただいまの出席議員数は定足数に達しておりますので、直ちに本日の会議を開きます。 なお、15番 関口 正則議員からは欠席届が提出されております。   (開会)                     (9時59分) ○議長(黒澤芳彦)  それでは、日程順に進めてまいります。 日程第1、一般質問。 昨日に引き続き個人質問を行います。本日も全員が一問一答方式を選択しております。 最初に、7番 福岡 由巳議員、無会派、ご登壇ください。 ◆7番(福岡由巳) (7番 福岡 由巳君登壇) おはようございます。7番、無会派、福岡 由巳でございます。よろしくお願いします。 通告に沿いながら、質問を始めさせていただきます。 津谷市長の任期があと1年余りとなり、残された期間の中で、市民の願いが1つでも多く前進したいものと思い、質問いたします。 1、地域公共交通について。 ①買い物、外出困難対策について。 平成29年3月、北秋田市地域公共交通網形成計画が発表され、鷹巣地区内の循環バス運行や、森吉山までの乗り合いタクシーの充実など、前進が見られます。 しかし、高齢の買物、外出などに対する改善は、道半ばと考えます。 市長が3年前、3選の就任時、市民ファーストを掲げ、公共交通体系の整備はスピードを上げてやっていきたいとも述べられていました。この点については、住民からいろいろな意見や要望を聞くことができます。市長は、残された1年の任期期間中に北秋田市一体として改善していくべきと考えますが、どのように具体化していくかということから、3点について質問いたします。 1)計画に健康寿命の観点の重視を。 公共交通機関の利用数は、全体的にも、また、利用の主流である高齢に限っても最近は多くありません。最近、高齢化率が高くなっていることと、平均寿命が高くなっている状況の中で、健康寿命についても高くする必要があると議論されるようになっています。 高齢が外出して人と接する、買物をするなどして健康を維持していくという健康寿命の観点を導入して公共交通網の計画をさらに充実する必要があると考えますが、市長の見解を求めます。 2)阿仁部にも循環バスの運行を。 市内において、鷹巣地区内の公共交通網に阿仁部と比較すれば、整備が進んでいると考えられますが、現在運行されている循環バスも1つの例でありまして、この循環バスは阿仁部にも切実であると考えます。 早急に実証運行すべきと考えますが、市長の見解を求めます。 3)デマンドタクシーの充実について。 現在、市民病院へのデマンドタクシーは、利用から歓迎の声が聞かれます。 その理由は、自宅前までの送迎と料金の安さのようであります。買物困難などへ拡充すべきと考えますが、市長の見解を求めます。 2、市史編さん記念誌発行計画について。 ①早急に記念誌発行を。 北秋田市は、3月22日をもって市制15周年を迎えます。私は、これまで15周年を大きな節目と考え、記念誌発行を提案してまいりました。節目の5周年や10周年において発行してこなかったために、15周年は適当であったと考えたところであります。 しかし、当局は15周年でも発行しないということであります。北秋田市の歩みを一度は早急にまとめるべきと考えますが、発行する計画があるのかどうか、しないのか、ご説明いただきたいと思います。 ②市史編さんの計画について。 北秋田市史編さんは急がれます。 理由は、旧4町史も整理されておりません。また、編さん委員のメンバーや時間は多く要するものと考えますが、なぜ急ごうとしないのか、計画はどうなっているのかご説明ください。 3、合川地区まちづくりについて。 ①合川駅前地域まちづくりについて。 1)合川駅前地域の再生について。 旧合川町は、合併以降、公共施設公的施設をはじめとして、多くが廃止、合併統合、廃業されています。特に、合川駅前地域は目立つようになり、地域及び地域経済の衰退は厳しいものがあります。 市長は、この合川地区の要であった合川駅前地域をどのようにしていこうとしているのかご説明ください。 また、合川庁舎の耐震化を急ぐべきと考えますが、なぜ計画されないのか、その理由もご説明ください。 ②孫七沢、雪田沢両林道の早期整備について。 孫七沢林道市道雪田沢併用の林道に関係する整備について、該当する各自治会から要望書が提出されていますが、いずれも早急に解決すべき課題であると考えます。 令和2年度の計画と予算はどのようになっているかご説明ください。 ③あじさい公園の整備について。 1)案内板の正誤について。 12月議会で一般質問した翠雲公園案内図の正誤はどうであったのかご報告ください。 2)あじさい公園の整備について。 あじさい公園の整備については、委託業者が努力されているものと考えますが、当局におかれても、誘客増を図るために環境整備を強化すべきと考えますが、市長の見解を求めます。 4、防災・減災計画の充実について。 ①避難所について。 1)候補地の早期確定を。 市防災計画は、令和2年度に改定すると答弁をされていますが、最近の異常気象の多発から災害が増えています。備えを怠ることなく、緊急指定避難場所については、すぐにでも内定しておくべきと考えますが答弁を求めます。 2)人員配置の充実を。 災害の状況にもよりますが、職員の配置では不足する場合が想定されます。市民の協力を得るために、特に集落自治会と前もって協議を重ねていくべきと考えますが、答弁を求めます。 5、令和2年度一般会計予算(案)について。 ①決算時の監査委員の意見について。 平成30年度一般会計決算について、監査委員から特に実質単年度収支経常収支比率について問題あることが指摘されたところでありますが、本予算案ではどのように改善されているのか、説明を求めます。 以上で壇上からの質問を終わります。 ○議長(黒澤芳彦)  当局の答弁を求めます。 市長。 ◎市長(津谷永光)  おはようございます。 ただいまの福岡 由巳議員のご質問にお答えをしてまいりますが、初めに、大きな項目の1番の地域公共交通についての①買い物、外出困難対策についてとして、1)から3)のご質問をいただいておりますけれども、関連がありますので、一括してお答えをさせていただきます。 地域公共交通再編実施計画につきましては、先日の会派代表質問の一部繰り返しになりますが、当市にとってよりよい地域公共交通システムの方向づけをして実行していく計画として策定するわけですが、策定に際しては、利用交通事業等とも十分意見交換をしながら、その上で、利用しやすく、そして運営面でも持続可能な公共交通の方向性を見極める想定としております。 したがいまして、現在より利用しやすい公共交通を目指すことで、交通弱の外出機会を創出し、運動やほかの人と関わることで健康寿命の延伸にも寄与するものと考えます。 また、阿仁部地域への循環バスにつきましては、各地域の診療所バスが類似のシステムとして既に稼働している実態にありますので、診療所バスの整理統合なども視野に入れ検討すべきと考えておりますほか、デマンドタクシーにつきましては、利用対象地区の住民において事前の登録が必要となりますが登録をしていただければどなたでも利用が可能となりますことと、運行ルート内には駅や商店での乗降が可能な市民病院・増沢線や市民病院西線もございますので、引き続きご利用いただきたいと思っております。 なお、公共交通の利用は健常な方を想定したものでありますので、例えば障害をお持ちで外出が困難な方については、介護サービスによる外出支援や障害移送サービス等の福祉系のサービスを利用していただく選択肢もあると考えています。 次に、大きな項目の2の市史編さん記念誌発行計画についての①早急に記念誌発行をと②市史編さんの計画についてのご質問は、これも関連がありますので、一括してお答えをさせていただきます。 昨年9月定例会における一般質問でも答弁いたしましたが、記念誌発行の構想は現在も持ち合わせておりません。 北秋田市の歩みについて、広報3月号に特集記事を掲載しましたので、当市の来し方とともに今後の当市の在り方などについて考える機会にしていただければありがたく思います。 なお、市史編さんにつきましては、その重要性は十分に認識しておりますので、現在、準備段階として旧4町の町史、記念誌等の確認作業を行っているところであり、市史編さんの体制や編さん時期を検討し、計画的に進めてまいります。 次に、大きな項目の3、合川地区まちづくりについての①合川駅前地域まちづくりについてとして、1)合川駅前地域の再生についてのご質問であります。 福岡議員もご案内のとおり、駅前の衰退は、自家用車の普及が影響しているものと考えておりますが、合川駅前に限らず、旧町それぞれの商店街もかつての勢いをなくし、憂慮すべき事態であると認識をいたしております。 現在、合川公民館リニューアル構想を進めておりますので、合川庁舎も含めどのような形が望ましいのか、公民館リニューアルが終わったタイミングで地域の皆様と十分な協議と意見交換をして見極めたいと考えています。 また、合川庁舎につきましては、平成29年の耐震診断耐震補強が必要という結果でありましたが、消防再建計画等もありましたので、小規模修繕を施しながら管理してまいりました。 今後も防災や地域の拠点としての役割も持っておりますので、合川駅前地域に必要な施設として、庁舎全体の利活用も含め検討してまいりたいと考えております。 次に②の孫七沢、雪田沢両林道の早期整備についてとして、1)具体的計画についてのご質問でありますが、林道孫七沢線につきましては、昨年9月中旬に県との協議が調い、令和2年度の事業採択に向け、9月30日付で林道改良事業実施計画を県に申請しておりまして、令和2年度の当初予算に測量設計業務委託費322万1,000円、工事請負費2,764万1,000円を計上し、年度内の完成を予定しております。 また、林道雪田沢線につきましては、路面等の状況を確認した上で、他の林道と同様の維持管理に努めてまいります。 次に、③あじさい公園の整備についてとして、1)案内板の正誤についてのご質問でありますが、案内板の用途は、見る方に情報を与えるためのツールであり、分かりやすく情報を伝えることが大切であると考えております。 ご指摘の案内板は、文字や色、イラスト等を使いながら伝えたい情報を的確に伝えることができており、案内板としての機能は十分に果たしているものと考えています。 次に2)あじさい公園の整備についてのご質問でありますが、施設の整備につきましては、令和2年度予算において、公園機能の充実を図るため管理業務委託費を増額計上しておりますし、近年生育状況が芳しくなかったあじさいの花につきましては、生育調査を実施し、診断結果に基づき生育管理を実施したいと考えております。 また、SNS等の活用により、あじさいを主体とした情報を広く発信するように努めてまいります。 次に、大きな項目の4です。防災・減災計画の充実についての①避難所についてとして、1)候補地の早期確定をのご質問であります。 指定緊急避難所につきましては、切迫した危険から市民の生命・身体の安全を守るため指定するものです。 さらには、住居等が被災した場合に、一時的に生活するための施設として指定避難所が開設されます。 このことを踏まえ、浸水想定区域土砂災害警戒区域の見直しや施設の利用状況の変更等に応じて適時対応してまいります。 次に、2)人員配置の充実をのご質問でありますが、避難所においては、おおむね3日以上に及ぶ避難と判断した場合、避難場所開設避難所運営マニュアルに基づき、避難、地域団体施設職員、市職員による避難所運営委員会を立ち上げ、委員長、副委員長、各班長、地域の団体、市の避難所担当職員施設職員管理者で運営をすることとしております。 避難所のニーズには、男女の違いもあるため、意見が避難所運営に反映されるよう女性も入れて意見の反映を行うことといたしています。 次に、大きな項目の5番です。 令和2年度一般会計予算(案)についての①決算時の監査委員の意見についてのご質問がありますが、実質単年度収支については、新年度の予算上、財源調整として取り崩した財政調整基金相当分が実質単年度収支としてマイナスになるものであります。 また、経常収支比率については、決算の際に性質や経常・臨時などの区分の精査を行い導き出していることから、残念ながら、現段階では比率をお示しすることができません。 なお、新年度の予算編成に当たっては、限られた財源の中、前例踏襲ではなく、制度や施策の根本に立ち返ってゼロからの積み上げを行うことや、特に経常経費については、人件費、公債費、扶助費及び法令に基づく経費などの独自の判断や裁量が及ばない経費を除き、徹底した見直しをすることを基本として、予算編成を行ったところであります。 以上が、福岡 由巳議員からのご質問に対しましての私からの答弁でございます。よろしくお願いいたします。 ○議長(黒澤芳彦)  これより再質問に入ります。 7番 福岡 由巳議員。 ◆7番(福岡由巳)  今、市長からご答弁いただきましたが、1番についても一括してご答弁ということでありますので、非常に再質問やりにくいわけなんですけれども、まず、順番を追って質問させていただきたいと思います。 最初に、健康寿命の観点の重視ということでは、市長は3選の就任時に、高齢が移動の手段がなく不自由していると、そうした地域をあぶり出し優先順位をつけて公共交通体系の整備を進めていきたいというふうに述べられて、今、私が提起した問題点と関連してやる、記者会見等で述べられているんじゃないかというふうに思います。そういうことから、交通網形成計画の中で、あるいは、次の再編実施計画の中で具体化するようにぜひ進めていただきたいということを申し上げておきたいと思います。 2)循環バスの運行についてでありますけれども、今回、この周辺の自治体をいろいろ回ってお話を聞く機会がありました。基本的にはどこの地域も循環バスとか、あるいは地域を広くして巡回バスとか、あるいは地域の中心地のところを運行してそれに枝線をつけていくとか、そういうのがほとんどでありました。 一番まず共通していることは、料金を安くするということにありました。枝線の接続をきちんとやるということと、料金を安くする、それから、本数を増やすという狙いでほとんど本年4月実施の方向で非常にスピード感をもって各自治体進めているような感じを受けました。 料金は大体200円です。潟上市は4月から100円でやるということをいっていました。路線バスも走っていますので、路線バスも共通して割引券というのを市から発行して、それで100円で、どこも1回100円でやっていくと、そういうふうな例もありました。男鹿市も地域を中心地から旧若美町のほうとか何とかいろいろ距離があるわけですけれども、そういうのも全部200円ということでありました。非常に料金については、高齢も利用しやすいような状況になっていました。 この料金の点については非常に重要だと思いますけれども、この点について、市長の考えはいかがでしょうか。 ○議長(黒澤芳彦)  当局の答弁を求めます。 市長。 ◎市長(津谷永光)  もちろん、利用される方にとっては、料金は安ければそれは大変ありがたいことだと思っています。 そういう意味では、他自治体で今、先行的にやられているところを含めて、そういうところも少し研究をさせていただきながら、阿仁部地域のようなところは、先ほど申し上げましたように阿仁部の場合はまた、鷹巣地域巡回バスを回しておりますけれども、阿仁部のほうには先ほど言ったように診療所へのバスもあるわけでありますので、そういうところをどうしていくかといったこと、それから、そういう意味での公共交通の在り方といったものは、これからやっぱり検討課題だと思っています。 ○議長(黒澤芳彦)  7番 福岡 由巳議員。 ◆7番(福岡由巳)  診療所のバスを利用するとなれば、ただになりますので、ぜひその検討も必要だと思います。 いわゆる本市の場合は、鷹巣の循環バスも枝線とどういうふうに結びついているかというと、なかなかそこの点については不明な点があるんじゃないかと。今後改善する必要があるんじゃないかなというふうに感じています。 特に、阿仁部のほうに行きますと、それが枝線のところがほとんどばらばらになって、核になるところにつながっていないというふうな状況があると思います。その点については、今後検討されてしかるべきではないかなというふうに感じております。 それで、循環バスの本数もそうでありますけれども、今、申し上げた料金のことについて申し上げますと、私の住んでいる杉山田から大型店舗のところまでは、循環バスは利用できないわけですけれども、片道910円、往復1,820円ということで、いわゆる1回200円との差があまりにも大きいので、住民からなして鷹巣だけやというふうな、そういう声が出てくるわけです。そういうことから、やはり改善は早急にやっていただきたいものであるということであります。 この料金について、地域のほうをどういうふうに考えるかということ、現時点で何か考えがあったら報告をお願いしたいと思います。 ○議長(黒澤芳彦)  当局の答弁を求めます。 総合政策課長。 ◎総合政策課長(三沢聡)  今お話いただきましたのは、バス路線の料金のお話だと思いますけれども、現行でいきますと距離に応じて、バスですとどうしても料金に差が出てまいります。 今お話いただいたところは、中心部まで大変距離もありますので、そういう料金体系になっているということでございますけれども、これにつきましては、次年度再編実施計画もその中で検討してみたいと思っておりますのは、高齢交通弱者対策ということで、どこまでそういった方策が打てるかということになりますけれども、その中で検討してみたいと思っているところでございます。 以上でございます。 ○議長(黒澤芳彦)  7番 福岡 由巳議員。 ◆7番(福岡由巳)  スピード感をもってやっていっていただきたいなと思うわけです。 例えば、料金が高いというようなことは、実際に路線バス等考えれば高くなるというそういう想定もあるわけですけれども、大館市は、大館市独自の得とく定期券というので、高齢65歳以上の場合は3,000円、1か月3,000円で何回乗っても3,000円と。そういう制度もできているわけでありますので、北秋田市の場合はもう少し進めて具体化していく必要があるんじゃないかというふうに思いますので、ぜひとも早めに住民に提起していただきたいと思います。 デマンドタクシーについてであります。 先ほどの市長答弁で、市民病院以外のところも利用できるというようなお話でありましたので、この点についてはぜひ前に進めていただきたいものと思います。 私が回ったところでは、鹿角市で2路線、小坂で2路線、特に小坂は十和田湖の大川岱へとか休屋とか非常に遠いところありますので、そういうのをデマンドタクシーでやっていると。それから、男鹿市は1路線、この場合はバスでなかなかそこの地域まで入っていけないので、停留所のところまでデマンドタクシーでやるということからいえば、北秋田市の場合どういうふうになるか分かりませんけれども、やはり買物、あるいは外出も含めての点について、早めに具体化進めて改善していただければありがたいと思います。 答弁ございますでしょうか。よろしいですか。 ○議長(黒澤芳彦)  当局の答弁を求めます。 市長。 ◎市長(津谷永光)  ありがとうございます。 今、議員からもご指摘あった点を踏まえて、先ほど総合政策課長が話をしましたように、再編計画に当たっては、十分利用の方々の意見を聞いたり、また事業の意見も聞かなければいけませんので、当市に合ったような、スピードを上げてという話がありましたけれども、恐らく今のバスの動きのようなスピードなのか分かりませんが、できるだけ早い段階に方向性が出せればなと思っております。 以上です。 ○議長(黒澤芳彦)  7番 福岡由巳議員。 ◆7番(福岡由巳)  市長があと1年余りでスピード感ということでおっしゃっていますので、ぜひともお願いしたいと思います。 続きまして、大きい2番についてであります。記念誌発行であります。 今回、広報きたあきたの3月号の中に、15年の歩みということで6ページにわたって記載されています。これはまず1つ非常に参考になるものだと思います。できれば、私はこのくらいやれるのであったんだから、早めにもう少し充実させたものをつくってよかったんじゃないかと思いますけれども、6ページでかけているところもあるように思いますので、例えば全国植樹祭とか、ねんりんピックとか、あるいは国体とか、あるいは19年の豪雨災害とかそういうのを振り返れば、もう我々の記憶から薄らいできているところもありますので、やっていただきたかったなというふうに思いますけれども、次回の計画をぜひ早めに立てていただきたいと思います。 ②の市史編さんの計画についてであります。 横手市史は、平成13年度から始まって平成23年まで10年間で刊行いたしました。10冊刊行です。鹿角市は、全5巻、昭和57年から平成9年まで15年間かかりました。大館市史は18年間、能代市史は28年間。やはり各自治体とも非常に長い時間を費やしながら苦労して完成させているわけであります。 したがいまして、私は、発行はどうであれまず編集をいろいろ重ねていくということからいうと、計画をまず立てなければならないと思うんです。これがなければ前に進まないということを申し上げて、私は、ぜひとも早めに計画を立てていただきたいということを要望しておきたいと思います。 具体的に申し上げますと、伊勢堂岱遺跡が世界遺産、あるいは阿仁マタギは日本遺産等々の我々はそういうところを目指しているわけでありますけれども、やはり史実をきちんと整理しながら、市民が共通の土俵に立って、いろいろ話題にできるようなそういう作業を進めていかなければならない問題だと思っております。そういう点で、私は早く計画を立てていくべきであるということであります。 市長のお考えをお尋ねします。
    ○議長(黒澤芳彦)  当局の答弁を求めます。 市長。 ◎市長(津谷永光)  まず教育長から。 ○議長(黒澤芳彦)  教育長。 ◎教育長(佐藤昭洋)  先ほど、市長からの答弁でもありましたように、現段階からすると、確認作業ということで行っている状況でございます。今後、体制や編さん時期を検討してまいりたいというふうに思っております。 ○議長(黒澤芳彦)  7番 福岡 由巳議員。 ◆7番(福岡由巳)  私は、もう教育委員会から離れた形で作業すべきだというのは前に述べていますので、この点については、まず今の答弁を承っておきたいと思います。 大きい3番、合川地区まちづくりについてであります。 ①合川駅前地域まちづくり1)であります。合川町時代、職員は100人以上おりました。今は窓口センター職員が10人未満であります。また、町会議員とか各種委員会の委員など、合川を拠点とされていた方々、これは鷹巣中心の活動となりまして、日中の人口が急減したことが、地域経済にかなりの影響を与えたと感じております。 そして、平成23年の合川高校が廃校になったと。これの大多数の生徒、職員、これがいなくなってスーパー、駅前商店が全く様変わりしたというような実態があります。最近は商工会の移転や、JAの統合、そして昨年はタクシー会社の廃業など、最近までずっと尾を引いて衰退を続けております。 これをどういうふうに再生していくかということからいうと、私は、どうも市長の政策が見えてきません。だから、またこれからいろいろ公民館の設置とか何とか、建て替えとかそういうのあってからまず考えたいということでありますけれども、私は、人、もりのまちということからいうと、もう早めにこういう計画というのは進めなきゃならないんじゃないかというふうに思いますけれども、市長は今の考えを変えるおつもりはございませんでしょうか。 ○議長(黒澤芳彦)  当局の答弁を求めます。 市長。 ◎市長(津谷永光)  駅前を中心とした町の発展というのは、確かに私が子供時代、鷹巣町でもそうでありましたけれども、やはり当時、車を持っている方々が少なく、移動の手段というのは、当時の阿仁合線とかまた国鉄もありまして、駅前のにぎわいというのは、そういう方々で持っておったと思いました。 ですから、そういう意味では駅前に商店街が張り付いたり、にぎわいがありましたけれども、交通の形態が変わってまいりまして、どういう方でもというと変でありますけれども、若い方も含めて時代とともに、自動車を買うことができて、また免許証を持つのもできることになりまして、そういう方々に合わせて今度は郊外型の商店ができてきたりということがありました。それとともに、町の中に、ですから、昔はほとんどの方々が車で買物に来なかったわけでありますので、店の前に駐車スペースをつくる必要もなかった、駐車場が必要なかったわけです。ところが、モータリゼーションが発達しますと、どうしても郊外型の商店が出来てくるということで、どんどん人が郊外に出てくるようになった。それがやっぱり今の鷹巣町の駅前の商店街も含めてでもありますけれども、合川町含めて、駅前の商店街の衰退につながってきております。 今、議員からお話ありましたように、確かに合併によって合川が当時の合川庁舎の人数も減ったということも事実でありますし、しかしながら現在商店で残っている商店の方々でも駅前の商店の方々も一生懸命春と秋に祭りをやったり、頑張って地域に人を集めるというようなことを大変努力をされております。 したがって、そういう方々が頑張っている地域に対して私どもも一生懸命応援していかなければいけないと思っています。公民館の話、先ほどされましたので、公民館は今、リニューアルに向けて地域の方々から意見を聞いてやっております。それと今、今後、では駅前のにぎわいをどうするかということも含めて、今後の合川駅前の公民館の在り方といったものとか、それから、また避難所、合川庁舎の在り方といったものを今後地域の方々とも十分意見を交換しながら進めていかなければいけないものと思っています。 したがいまして、こういう状況の中で、決してまちづくりに北秋田市が駅前を中心としたというかのではなくて、そこに昔と違って商店やそれから購買をする方々が少なくなってまいりましたが、できれば、そういう方々の代わりに、今度は住んでいる方がいらっしゃるわけでありますので、そういう方々が地元で消費をしていただけるようなことを考えていかなくちゃいけない。 それは、実際、合川の商店街の方々、商工会も含めて、その努力を大変されております。毎年のようにやられているノレソレの大抽せん会なんか見ておりますと、やはり商店主が自ら消費の方々と顔を合わせてそういう抽せん会をやったりします。普通、抽せん会、福引みたいなものは、誰かアルバイトの人間がいて、券を持ってきた人がそれをただくじ引して、ただそこで商品を渡すという形ですが、合川の場合は違います。商店主の方々と消費の方々がそこに集まって、そしてお互いに声を掛け合いながら、言葉を交わし合いながらそういうくじ引をやって一喜一憂して、それが一つのイベントになってきている。ですから、それだけの頑張れる力を持っている合川の商店街の方々がおりますので、そういう方々と一緒になりながら駅前の地域まちづくりも含めてでありますけれども、そういうこともやっぱり意見交換をしていかなければいけないものだと思っております。 以上です。 ○議長(黒澤芳彦)  7番 福岡 由巳議員。 ◆7番(福岡由巳)  住民の皆さん方は非常に頑張っていらっしゃいます。 ただ、私は、ここ15年間の中で、合川駅前に行政の手がどういうふうに加えられたかということでは、ほとんどなかったんじゃないかということなわけです。 私は、今、残っているのはあとは公認合川野球場でありますけれども、合川球場も去年も今年も予算つかなかったために、スタンドはもういかれてしまって、立派なトイレできましたけれども、非常に合川の球場も非常にどうなるか、先行き不安であります。 この合川駅前全体が、私は、行政の手を具体的に何らかの形で加えていくべきであると考えております。例えば観光とか、いろいろ北秋田市内でやっております。あるいは中心市街地ということで、別のほうでやっております。しかし、合川は農林業が中心で、そういう地に対してどういうふうにやっていくかということになれば、駅前のところは、皆さん方の行政の手をやはり加えていただかなければ、再生にはつながらないんじゃないかということを申し上げておきたいと思います。 続きまして、孫七沢、雪田沢林道の早期整備について。 今、ご答弁されましたように、県のほうについては、いろいろ努力されて要望に応えようと頑張っていると思います。あるいは、国のほうの森林監督所のほうについても、頑張ってくださっていると思います。ただ、市当局に要望書を出して、杉山田のほうでありますけれども、回答書が出てこないということであれば、やはり市のほうもそれなりの気持ちを届けてしかるべきじゃないかというふうに思っております。 よろしくお願いします。 続きまして、あじさい公園の整備について。これは、正誤についてということで、正誤については答えていただけませんでしたが、いわゆる市民の方が見て、なんだこれというようなことで言われて、私もそれで見させていただいて、やはりおかしいんじゃないかということであったわけです。この点については、私はそれなりに検討するべきではないかというふうに思っております。答弁は変えないと思いますので、私は要望だけしておきたいと思います。 次の整備についてでありますけれども、この整備では、やはり当局のほうから言えば、立木の整備とかトイレとか、公園の周囲のところの整備とかについては、十分検討していく必要があるんじゃないかと思います。 それで、具体的に1つだけお尋ねします。今回、枯れた松の伐採が行われました。黄色のビニールが巻かれてあったのが伐採されたと思いますけれども、巻かれていないのも伐採されていました。これは、入札にあったと思いますけれども、入札の対象はどうであったのか教えていただきたいと思います。 ○議長(黒澤芳彦)  当局の答弁を求めます。 市長。 ◎市長(津谷永光)  産業部長から答弁させます。 ○議長(黒澤芳彦)  産業部長。 ◎産業部長(金澤聡志)  ただいまのご質問ですけれども、アカマツにつきましては、委託業務の発注する段階で13本だったのを1本につきまして、企業のほうで努力の形で切ってくださったというのが現状でございます。合計14本、松のほうは伐採してございます。 ○議長(黒澤芳彦)  7番 福岡 由巳議員。 ◆7番(福岡由巳)  入札のときはどうであったんですか。 それで、なぜ13本から14本になったんですか。 ○議長(黒澤芳彦)  当局の答弁を求めます 市長。 ◎市長(津谷永光)  再度、産業部長。 ○議長(黒澤芳彦)  産業部長。 ◎産業部長(金澤聡志)  入札は、担当課での入札であったと思います。 それで、現地に入って作業する段階でこの1本も倒れる危険があるんじゃないかと、危ないということで、では切って差し上げるということをやりましたので、まずそれはお願いして切っていただいたという形でございます。 ○議長(黒澤芳彦)  7番 福岡 由巳議員。 ◆7番(福岡由巳)  案内板も同じでありますけれども、今回のこの伐採の件も、これは現場をよく見ていないので、13が14になったというのがあり得ることなんです。 だけれども、伐採すべき対象の松はまだたくさんあるわけです。それを1本だけ切るというのはおかしいんじゃないですか。ほかにどのくらいありますか、本数。なぜ1本だけやらなきゃならなかったのかということでは、私は入札のかけ方そのもの、13から14にしたやり方、手続は非常に問題があると思います。 ○議長(黒澤芳彦)  当局の答弁を求めます。 市長。 ◎市長(津谷永光)  重ねて、産業部長。 ○議長(黒澤芳彦)  産業部長。 ◎産業部長(金澤聡志)  園内には、松くいの症状が出かけている松も確かにございますけれども、今回実施したのは完全に枯れた松の伐採でございますので、枯れて倒れる危険があるというものを対象に伐採しておりますので、その結果がその本数になったということでございます。 ○議長(黒澤芳彦)  7番 福岡 由巳議員。 ◆7番(福岡由巳)  危険な松はほかにもあるんです。通行人に支障を来すような。 それから、皆さん方が事前に見にいかないで、テープを本当は巻くべきところを巻いていなかったということなんです。もう少しきちんとやるべきだと思います。 続きまして、4番の①避難所についてであります。 今回、豪雨災害の被害とか、そういうの全国的に起こっておりますけれども、合川駅前地域の避難所は全部なくなりました。それから、木戸石もありません。それから、李岱もありません。これは、即刻避難所を内定しておくべきだと思うんですけれども、これをやれないですか。 ○議長(黒澤芳彦)  当局の答弁を求めます。 市長。 ◎市長(津谷永光)  それでは、総務課長から答弁させます。 ○議長(黒澤芳彦)  総務課長。 ◎総務課長(小坂竜也)  合川駅前地区の避難所ということについてでありますが、今、指定されております合川駅前公民館に変わりまして、今後セントラル合川を指定する方向で検討しております。 ○議長(黒澤芳彦)  7番 福岡 由巳議員。 ◆7番(福岡由巳)  避難所は、合川全体で今述べました。それから、セントラル合川も狭い。2階をどういうふうに活用するか分かりませんけれども、これは早急に検討していただきたいと思います、答弁はそれ以上出てこないと思いますので。 特に、合川駅前自治会は今回506名の署名の嘆願書を出しました。これの回答書を出していないというのはどういうことですか。 ○議長(黒澤芳彦)  福岡 由巳議員、何の嘆願書ですか。 ◆7番(福岡由巳)  避難所の。 ○議長(黒澤芳彦)  当局の答弁を求めます。 市長。 ◎市長(津谷永光)  自治会長の方々にお出でいただきました。嘆願書もいただきましたが、その場合の回答は求められておりませんでした。いずれ、自治会長会がございますので、そういうときに多分その話がまた出てくるものと思っています。 以上です。 ○議長(黒澤芳彦)  7番 福岡 由巳議員。 ◆7番(福岡由巳)  あと11秒ですけれども、今回、自治会長会の総会も1月にやりました。タウンミーティング、昨年はやりませんでした。なぜ市長が来てくれないかということがありました。そういうので、私はもう少し当局が親身になってきていただければまた話が進むんじゃないかと思いますので、その点を含めまして、私の質問を終わります。 ○議長(黒澤芳彦)  以上をもちまして、7番 福岡 由巳議員個人質問を終わります。 ○議長(黒澤芳彦)  次に、2番 三浦 倫美議員、日本共産党議員団、ご登壇ください。 ◆2番(三浦倫美) (2番 三浦 倫美君登壇) 2番、日本共産党議員団、三浦 倫美です。 一般質問を行います。 1、ひきこもり支援について。 ①1月27日、秋田こころのネットワーク主催、北秋田市共催で開催された北秋田市若者の生きる支援研修会テーマ、ひきこもりについて。 私自身、様々な社会的ストレスなどから、ときにはひきこもりがちになることもあり、引きこもる状態の自分自身と重ね合わせ、この研修会に参加させていただきました。当日の特別講演、講師、精神科医の斎藤環氏によるひきこもりの対話的支援の講演内容に大変感銘を受け、心が救われるような気がしました。 講演の中では、引きこもっている人は、たまたま困難な状況にあるまともな人、ひきこもりからの出口とは、必ずしも就労や就学ではなく自分自身の状態を肯定的に受け入れられるようになること、また、ひきこもりの状態の人に対しては、説得や叱咤激励ではなく、あなたのことをもっと知りたいと相手に対する肯定的な態度での対話、声を出して言葉を交わすことの大切さが語られていました。 引きこもっている人に対してこのような視点で社会が受け止めてくれるようになるならば、ひきこもりの状態にある人や、悩んでいる家族の方々の不安感、孤立感が幾らかでも緩和されていくのではないかと思いました。 この研修会には、市内外から多数の方々が参加されており、ひきこもりのテーマについて真剣に聞き入る文化会館いっぱいの皆さんと時間を共有できたことも私自身感慨深く心強い思いを抱きました。 開催に当たった関係の方々に感謝を申し上げるとともに、ご尽力に敬意を表し、次の2点について質問いたします。 1)市内外から多数の方々の参加が実現しました。共催に当たり、市が大事にしたこと、各関係とどのような連携を行ったか、お聞かせください。 2)特別講演ひきこもりの対話的支援、講師、斎藤環氏の講演内容に大変感銘を受けました。この視点での支援が大切だと思いますが、当市は、ひきこもり支援についてどのように考えますか。 質問の2、合川駅前公民館解体と解体後の方針について。 昨年8月に開催された合川駅前公民館、合川公民館の解体及び建て替え等に関する住民説明会において、合川公民館は、解体後建て替えるが、合川駅前公民館は解体後建て替えしないとの方針が示され、駅前住民に不安が広がりました。合川駅前自治会では、506人の署名を集め、市に対し合川駅前公民館解体後緊急避難場所として、地域住民の安心、安全を守り、地域住民の交流の場としての代替施設建設の要望活動などを行ってきています。 ①合川駅前公民館解体と解体後の方針について。 合川駅前住民は、合意形成が不十分であると認識しており、改めて丁寧な合意形成を行うため、意見交換を行うべきではないでしょうか。公民館所管の教育委員会生涯学習課だけでなく、総務課危機管理係、市民生活課等も交えた総合的な意見交換の場が必要だと思います。旧町時代には、町の中心としての機能が集中しにぎわっていた合川駅前地区ですが、年々町が衰退していくことによる生活の不便、今後への心配が募る中で、老朽化による合川駅前公民館解体でさらに交流の場、緊急避難場所がなくなることで、ますます疎外された地域という印象を受け、不安感を深めているとのことであります。 住民全体の高齢化が進み、これまでまちづくりに貢献されてきた世代の方々が、日々の暮らしの不便さが増し、目に見えて衰退していく町の姿に心を痛めています。 市の施設の在り方をめぐって住民と行政が十分に意見交換をし、合意形成を積み上げていくプロセスの中で、暮らしやすい町の姿が明確になり、住民の安心感、意欲も充実していくのではないでしょうか。これからのまちづくりにはどうしても必要なプロセスだと思います。この実現を願い、質問といたします。 以上、壇上からの質問を終わります。 ○議長(黒澤芳彦)  当局の答弁を求めます。 市長。 ◎市長(津谷永光)  それでは、ただいまの三浦 倫美議員のご質問にお答えをしてまいります。 初めに、大きな項目の1番です。 ひきこもり支援についての①1月27日、秋田こころのネットワーク主催、北秋田市共催で開催された北秋田市若者の生きる支援研修会、テーマ、ひきこもりについてとして1)共催に当たり、市が大事にしたことについてのご質問であります。 当市では、平成30年度北秋田市いのち支える自殺対策計画を策定し、自殺総合対策大綱の基本方針の1つである生きることの包括的な支援として推進するにある、生きることの促進要因となる自己肯定感や信頼できる人間関係、危機回避能力の向上に焦点をあて、ひきこもり診療の第一人である斎藤環先生にご講演をいただこうと、秋田こころのネットワークに相談し、今回の研修会に至りました。 研修会開催に当たっては、市内に限らず市外にも呼びかけ、新聞やホームページで周知を行い、民生委員や社会福祉施設をはじめ、行政関係、県内の教育事務所、通級指導教室、若者の居場所づくりサポーター、不登校の親の会等に通知し、当日は400人以上の方が参加しております。三浦議員をはじめ、議会の方々にもご参加をいただきまして心から感謝を申し上げます。 世界保健機関が、自殺はその多くが防ぐことのできる社会的な問題と明言しているように、自殺は今や個人の問題ではなく、幾つもの社会的要因が複合的に重なり合った結果と捉え、悩んでいる人の存在に一人一人が気がつき、支援につなげる気づき、つなぎ、支え合う北秋田市、誰も自殺に追い込まれることのないまちづくりを目指してまいります。 次に、2)当市のひきこもり支援についてのご質問であります。 斎藤先生はひきこもりに関して高名な方でありまして、私も当日講演を聞かせていただきましたが、研修会終了後も市内外より感銘を受けたとの声が保健センターにも届いておりました。秋田こころのネットワークの主催のもと、当市で開催できましたことは非常に有意義であったと考えております。 斎藤先生の講演では、ひきこもりは、たまたま困難な状況にあるまともな人とのことであり、本人とは、仲の良い友達の子供を預かっている感覚で接するとよいということであり、家庭の基本的な心構えは、安心して引きこもれる関係づくりをつくること、自分自身の存在を承認された空間をつくることだとおっしゃいました。 このことを踏まえ、当市といたしましては、ひきこもりを抱える家族が安心して相談できる環境をつくり、家族支援、個人的支援と段階を踏み時間をかけて、社会復帰できる仕組みを構築したいと考えています。 次に、大きな項目の2番、合川駅前公民館解体と解体後の方針についての①合川駅前公民館解体と解体後の方針についてのご質問でありますけれども、外壁の落下や屋根のトタンが剥がれるなど危険であることから、平成25年にテナント業者へ平成30年度に利用団体への解体の意向とそのスケジュールについて説明をしており、令和元年8月には合川駅前公民館・合川公民館の解体及び建て替え等に関する住民説明会を実施し、建て替え、改築について説明をしております。 現在、合川公民館リニューアル構想を進めておりますので、老朽化が進む合川庁舎の件も含め、リニューアルが終わったタイミングで地域の皆様と十分な協議と意見交換をして見極めてまいります。 なお、指定緊急避難場所等につきましては、浸水想定区域土砂災害警戒区域の見直し、または施設の利用状況の変更等に応じて適時変更しております。 現在、合川駅前公民館を指定緊急避難場所(洪水、土砂でありますけれども)これに指定しているところですが、解体を踏まえ、新たにセントラル合川を指定する予定といたしております。 以上が、三浦 倫美議員からのご質問に対しての私からの答弁でございます。 よろしくお願いいたします。 ○議長(黒澤芳彦)  これより再質問に入ります。 2番 三浦 倫美議員。 ◆2番(三浦倫美)  再質問します。 ひきこもり支援の①の2)です。当市のひきこもり支援についての考え方です。先ほどの答弁でも、大変、あの心強い政策だなと思いました。 ひきこもりの状態になってしまうという状況については、近年長期化している問題ですとか、子供さん、青年、中高年各世代関わらず、様々なきっかけ、また環境によって、ひきこもりの状態になってしまうという報道もあります。この点について、幅広い世代、また、様々な多様なきっかけがあるということについては、どのように今の時点では捉えられていますか。 ○議長(黒澤芳彦)  当局の答弁を求めます。 市長。 ◎市長(津谷永光)  医療健康課長から答弁させます。 ○議長(黒澤芳彦)  医療健康課長。 ◎医療健康課長(石上和彦)  議員もお聞きになられたということでしたので、詳しいところは不要な部分もあろうかと思いますが、ささいなつまずき、いわゆるこれは年齢に関係なくというところが共通であるようです。なおかつ、退職後のひきこもりもあるというところが、今までになかった部分であろうかと思いますので、そういった大それたことではなく、ささいなところが多いというふうなことが先生からのお話でしたので、我々もそのように捉えてございます。 ○議長(黒澤芳彦)  2番 三浦 倫美議員。 ◆2番(三浦倫美)  私自身に重ねてみても、そうだなということはあります。 年代的なことでいいますと、これから私自身は今、更年期の長いトンネルの中を手探りで歩いている状況ですので、精神的にも体調面でもバランスが取りにくい時期の中でもありますし、またこの先、老年期に入っていきますと、身近な方が少なくなっていくとか、環境がまたどんどん変わっていく、社会的立場もどんどん変わっていくという中では、様々なきっかけで自分自身もさらにそういう立場に置かれるということを思っています。 その際、どの人にも起こり得るということで考えていきますと、そのこと自体は全く恥ずかしいことではないんだよという、安心していいんだよというようなメッセージを市としても発信し続けていただきたいなと思うんです。 そのことによって追い詰められていかないような環境というか、そういう社会の認識を変えていくということが大事だと思うんですけれども、今回の大変感慨深い研修会を経て、今後メッセージを発信し続けるという点ではどのように考えていますでしょうか。 ○議長(黒澤芳彦)  当局の答弁を求めます。 市長。 ◎市長(津谷永光)  医療健康課長から答弁させます。 ○議長(黒澤芳彦)  医療健康課長。 ◎医療健康課長(石上和彦)  市として、まずは、今回気づかされた点で一番大きいのは、やっぱり本人の支援とか、本人を何とか社会に引きずり出そうと、それが支援の第一歩であろうというふうなことを考えていたのですが、それではなく、やはり議員がおっしゃるとおり、まず自己肯定の段階にもっていく。それには、家庭の中であるにしろ、お小遣い、先生お小遣いの話をされていました。ネットをやり続けることでお金がずっとかかるのではなく、2万円という設定を先生おっしゃっていましたが、そういった様々なポイントポイントでの支援をしながら、家族支援も交えていくという辺り、あわせてメッセージ、今後も市として出し続けながら、ポイントポイントで支援をしていく必要があるというふうに考えてございます。 ○議長(黒澤芳彦)  2番 三浦 倫美議員。 ◆2番(三浦倫美)  それでは、実際に今、家族のことで悩んでいたり、また、身近な方のことでどうしようかと思っている方がいた場合、当市においては、まずどこに相談をしたらいいか、相談窓口がもしあればお知らせください。 ○議長(黒澤芳彦)  当局の答弁を求めます。 市長。 ◎市長(津谷永光)  医療健康課長から答弁させます。 ○議長(黒澤芳彦)  医療健康課長。 ◎医療健康課長(石上和彦)  自分がつながっているところ、相談の、ひきこもりの人のみならず、まずは一番つながりやすい場所があればそちらで相談を受けますが、その状況によっては、当然保健センター等でお受けできると思いますので、その際は気軽にお声かけいただければと思います。 ○議長(黒澤芳彦)  2番 三浦 倫美議員。 ◆2番(三浦倫美)  それでは、大きな質問2番の合川駅前公民館解体と解体後の方針についてです。 先ほどの答弁では、今現在進めております合川公民館のほうの建て直しのほうに集中して、まずそれを頑張って、それが終わり次第改めて、合川駅前住民の皆さんと相談しながら合川庁舎の活用も含めて、丁寧な相談体制に入っていくという答弁でありましたが、この間といいますか、公民館に全力をかけている間、終わるまで、しっかりとした相談体制に入るまでの間、期間があるわけですが、その間、駅前住民の皆さんの気持ちが宙に浮いたような気持ちだとちょっと耐えられないのかなと思いますが、その点はどのようにケアといいますか、コミュニケーションを考えていますか。 ○議長(黒澤芳彦)  当局の答弁を求めます。 市長。 ◎市長(津谷永光)  総務部長から答弁させます。 ○議長(黒澤芳彦)  総務部長。 ◎総務部長(河田浩文)  合川駅前の方々から、施設に関する嘆願書だったり、それから、駅前の、駅前以外の、自治会長会さんから駅前の振興についていろいろな意見を承っているということになります。 それで、今後も自治会長さんとは、駅前の振興に関して話合いを続けていくことになりますので、そこで我々お互い意見交換をするということになるんですけれども、1つは、建物はハードですけれども、建物を建てただけでは、にぎわい創出なかなか難しいので、ソフト面どうするのかというのも考えなきゃいけないと思いますし、今、感じているのは、日本遺産、世界遺産と北秋田市が今進めているのが、阿仁合線沿線、内陸線沿線にあるということなんです。 阿仁地域は、今まで力を入れてきた部分もございましたので、それなりの集客が今、来ていますけれども、今後、縄文小ヶ田駅の名称変更等があった場合に北のほうへどんどんお客さんが来てくださるのではないかという推測のもとに、その間に合川駅もございます。 そこでたまたま降りたり、もしくは、何かの目的で降りていただけるような仕掛けを考える必要があるのではないかというふうに考えていまして、それが例えば合川駅にも移住のような方がいろいろと店を新しく始められている方とかがお出でになりますので、その方を広くSNS等で発信をして、町回りをちょっとできるようなつくりにしてみると、そういうようなことを考えられないかとか、そういうことをいろいろ。従来の合川駅のところに駅周辺の町回りマークみたいなものもございますけれども、そのリニューアルを図りながら、いろんな人が訪れていってもらうこと、そして関係人口を増やすことで、にぎわいを増やしていけるというようなこともできないだろうかみたいな意見交換を今後も自治会の方々としていきたいと考えているところでございます。 ○議長(黒澤芳彦)  2番 三浦 倫美議員。 ◆2番(三浦倫美)  先ほど、住民要望からの避難所に関してはセントラルという答弁がありましたが、住民の皆さん、自治会の皆さんは、これまで市への要望に歩いて来ているわけですが、公民館ということに関しては、生涯学習課へ行き、避難所ということでは危機管理係であったりとか、そういう様々な部署に自治会の方が足を運んで、そこではそこの答えをいただいてくるわけですけれども、単発単発であるわけです。 今、住民の皆さんが一番思っているのは、歴史も含めて総合的な思いといいますか、様々な複雑なことも絡んだ思いがあったり、今後への不安があったりと、総合的で歴史的といいますか、ものを抱えていますので、住民の方々が単発に問い合わせて答えをもらうということを、今後はもう一回り、行政のほうでも乗り越えていただいて、この先そういう夢も含めた話合いがもたれるということでありますが、この問題に、合川駅前をどう考えているかという問題に対しての、今後の窓口といいますか、このしっかりとした話合いに至るまでを含めて、細々としたことも含めて、住民の方も気軽に当局に対して聞いたりしゃべったりできる総合的な窓口となると、今後はどのように考えていますか。 ○議長(黒澤芳彦)  当局の答弁を求めます。 市長。 ◎市長(津谷永光)  窓口としては、総合政策課が考えます。 先ほど、総務部長も話をしましたように、合川には駅前を含めてなんですけれども、内陸線沿線に様々な宝があります。それがだんだん北上してきたときになりますけれども、少しずつ来て、そして、これまでも合川の地域の人が、駅前の方々が、秋と春に駅前祭りをやっていただいたり、それから、今、鎌沢のほうでは樺細工をもう一回復活しようかという話があったりということでいろんな動きが出ていますので、そういう意味では、そういうことも含めて、自治会長会では当然議員からお話ありましたように、自治会長会議も私も参加させていただいていまして、そのいろんな要望に対する意見をそれぞれ担当の課のほうの意見は出しますけれども、今お話にあったような、様々なまちづくりに関しては、やはり総合政策課にいろんなお話をしていただいて、それによって必要があるとすれば意見交換をする会といったものも今後そういうものも多分出てくるのではないかと思っています。 いずれにしろ、公民館はリニューアルしていますけれども、その間、自分が駅前を含めてどうなるべなと、恐らくそういうふうに時間かかればというようなことで心配される方々がいらっしゃると思いますので、多分そういう方々がいらっしゃいますので、その方々の不安の払拭のためにも我々も一生懸命努力していきたいなと思っています。 以上です。 ○議長(黒澤芳彦)  2番 三浦 倫美議員。 ◆2番(三浦倫美)  今、この一般質問のやり取りの中で答弁いただきました。 明日の報道にも部分的には出たりはするかと思いますが、早急に今現在の当局の考え方というものを、直接自治会の皆さんにもお伝えしていただきたいなと思いますので、そのことをお願いしまして、質問を終わります。 ○議長(黒澤芳彦)  以上を持ちまして、2番 三浦 倫美議員の個人質問を終わります。 次に、14番 板垣  淳議員、日本共産党議員団、ご登壇ください。 ◆14番(板垣淳) (14番 板垣  淳君登壇) 一般質問します。 今回の質問は、消防体制についてだけでありまして、その1つ目として、森吉分署と合川分署の統合計画についてお聞きします。 昨年11月、議会の全員協議会でこの統合計画案が示され、そして12月には、合川地区と森吉地区で住民説明会が開催されました。その説明会を受けて、全員協議会で示した内容に変更はないのか、あればお知らせくださいという質問を、一般質問の通告期限である2月17日に通告しました。そうしたら、驚くことにその2日後、私が質問したのに答える答えが、市のホームページに答えが書かれました。 よって、通告した内容はもう分かりましたので、そのことはもう聞く必要がなくなりました。 ただし、そのことに関連して別の疑問も生じましたので、そのことをお尋ねします。 3つお聞きします。 よって、市長、答弁書をそのまま読むと、私の質問とちぐはぐになりますので、これから私が質問する3つについて、お答えをお願いします。 1つ目、建設費についてです。 全員協議会のときの資料では、4億5,000万円という数字が概算ですが示されました。ホームページ上も同じ金額になっています。しかし、今回の一般会計新年度の当初予算に調査費などが計上されましたし、それから、合川東小学校の校舎そのものを解体するとなれば、それもかなりの金額がかかることになります。 したがって、4億5,000万円では収まらないだろうと思います。 市としては、現段階で幾らかかると想定しているか、お答えください。 2つ目に、ホームページでは、全協で示した案よりも建設が1年延びることとされております。 ただ、建設に関しては私素人ですが、これまでの例を見ますと、その合川東小学校を解体することもあって、単純に1年延ばすだけでできるのかなという疑問を持っております。1年延びるというと、2023年の4月にオープンするということになりますが、それで間違いないのかどうか、お尋ねします。 3つ目に、そのほかにグラウンドから現在の合川東小学校の校舎が立っているところに計画を変更することに伴って、検討し直さなければいけないことがもしありましたら、お答えください。 1つ目の質問は以上です。 次に、全県一区の広域化構想についてお聞きします。 そもそも、この広域化のメリットとデメリットは何があるでしょうか。そして、当然それは前提になりますが、その広域化についての北秋田市としての賛否あるいはそれも含むスタンスはどのように考えているのか、お聞かせください。 以上で壇上からの質問を終わります。 ○議長(黒澤芳彦)  当局の答弁を求めます。 市長。 ◎市長(津谷永光) (市長 津谷 永光君登壇) ただいまの板垣  淳議員のご質問にお答えをしてまいります。 大きな項目の1番の消防体制について。今の壇上から板垣議員が3点ほど述べられたご質問に関しましては、後ほど、消防長のほうから答弁をいたします。 大きな項目の1の②の全県一区の広域化構想についてのご質問にお答えをしてまいります。 まずは、広域化にかかる現状についてご説明いたします。 秋田県では、秋田県消防広域化推進計画の素案を策定し、先月の県議会において説明をしたところでありますが、その主旨は、令和2年度から令和6年度までの5年間で、広域化について検討・協議を進めるというものであります。 広域化における全国一般的なメリットとして、初動消防力や増援体制の充実、現場到着時間の短縮、予防業務・救急業務の高度化及び専門化、計画的な研修の実施、高度な消防設備・施設等の整備、救急搬送における対応の統一化・標準化などがあるとされていますが、秋田県の地理的な状況から、効果が得にくいとの意見もあります。 当市といたしましても、災害の大規模化・激甚化、社会環境の変化、住民ニーズの多様化など、消防を取り巻く環境が変化している昨今でありますので、何らかの対策が必要と考えております。 秋田県が広域化について検討・協議の段階であることから、賛否を決める状況にはありませんが、高機能指令センターの共同運用については効果が期待されると考えており、高い関心を寄せているところであります。 以上が、板垣議員からのご質問に対しての私からの答弁であります。よろしくお願いします。 ○議長(黒澤芳彦)  続いて、消防長。 ◎消防長(中嶋誠)  それでは、ご質問の3点について説明申し上げます。 建設費、これは森吉、合川統合分署、この建設費、当初4億5,000万円としておりましたが、これが場所の変更もございまして、この変更に至った理由というのは、当初グラウンドを予定しておりましたが、その上流部にため池があると。これを調査してため池のことは知ってはいたんですが、住民説明会で過去にこういうことがあったと。ため池の堤防に亀裂が入って危険な状態になったと、それと、昨今のこういうふうな気象状況で万が一のことを考えまして、そうすれば、旧合川東小学校のほうにまだ土地があるということでそちらに移転を決めましたということで、現在まだ庁舎が立っておりますので、そちらの庁舎を解体をしなければなりません。 ということで、建物とまず外構のほうで5億6,000万円強という数字が出ております。これを、専門的な設計のほうに依頼した額でございます。ということで、金額の変更がございます。 新年度、令和2年度においては、そういった建物の解体ということがありますので、その前に建物のほうにアスベストが使われているかいないか、そういったことの調査費、それと、建物が立っている場所ではあるんですが、地質がどういうふうに変わっていないか強度、そういったものを地質調査費、こういったものを令和2年度に予算計上しております。そちらのほうは、1,241万円ということで調査費、それと解体の実施設計、これが含まれております。 2つ目。全員協議会で説明申し上げたときには、実施設計が令和2年度、建設が令和3年度と申し上げておりましたが、この解体をしなければならないということで、1年ずれ込みで建設のほうが令和4年ということになります。ということで、令和2年がそういう調査、令和3年に解体、令和4年からの建設、それで、建物と外構、そういったものの工事の関係がありまして、単年度で終了することができないのではないかなということで、外構も含めまして、令和4年から始めて令和5年度を見ております。 3点目の、場所の変更に伴って変更になったところということはそのほかに、現在検討しておりますのは、市道の幅員が狭いということで、車両が大型なものですから、その幅員の拡幅をお願いしようかと。それと、もう一つは、それと同時に裏側といいますか、田んぼ側のほうの県道のほうに取り付ける道路、これがあればサイレントとか車両音とかそういった面で市民の皆様に騒音迷惑かからないのではないかなということで、その2つを積算して、その積算の上で、あるいは市民の皆様のお話も聞きながらどういったものでこういったらいいのかと、これも検討しているのが変更ということになります。 以上でございます。 ○議長(黒澤芳彦)  これより再質問に入ります。 14番 板垣  淳議員。 ◆14番(板垣淳)  分署の統合計画について再質問します。 確認ですが、今、消防長が答弁された中で、オープンする年月、令和5年の4月オープン。1年延びるということでしたので令和5年、2023年4月オープンということで間違いないのかどうか、それとも、令和5年2023年の4月ではなくて半年たった頃とか、もっとたった頃とかという年度の途中になるのか、その見通しを現時点でのということになりますが、見通しをお知らせください。 それから、最後に答弁された道路の関係、私もあそこ、下杉の集落の中だと狭いなというふうに思っておりました。下の県道に出るには、現在の道路だと距離は大したことないんですが、最低3回は一時停止しなきゃいけないわけですので、スピード勝負の業務にあってはあまり適当でないなということで、今の答弁もう一回確認ですが、裏側というか下の県道にすぐ出られるように新たな道路を設置したいという意味でしょうか。距離的にはほんのちょっとなので、お金もそんなにかからないかなという気がする一方、高低差が結構ありますので、その辺な技術的なことも含めて可能なのかどうか、それもあわせてお答えください。 ○議長(黒澤芳彦)  当局の答弁を求めます。 市長。 ◎市長(津谷永光)  それでは、消防長から答弁させます。 ○議長(黒澤芳彦)  消防長。 ◎消防長(中嶋誠)  お答えいたします。 1点目の統合分署のオープンということでございますが、現時点で令和5年の4月にオープンということは申し上げることができません。消防本部といたしましては、いろんな業務を業者発注となりました場合には、いろんな面で早期の完成ということを申入れいたして業者のほうに協力していただくんですが、4月オープンということは、申し上げることがちょっとできないということです。 2つ目、道路の件ですけれども、1番いいのはやはり県道のほうに道路を新しく設けて、下のほうに水道施設ですか、市の施設もありまして、その土地もまず市の所有ということで現在の地域内の市道、そちらのほうから勾配を緩やかに持って行けば高低差というのは解消できるのではないかなと。ただし、その建設に当たっての費用はどのぐらいかかるのかというところで、積算をお願いしながら検討しているところでございますが、議員おっしゃるとおり、何回も止まったりしなければならないということと、先ほど申し上げました住民の皆様に騒音、そういったものを極力避けてやるとすれば、裏側の県道の道路のほうが一番いいのかなというふうなことと思っております。 以上です。 ○議長(黒澤芳彦)  14番 板垣  淳議員。 ◆14番(板垣淳)  次に、市長にお聞きします。 これ住民の声としてですが、下杉と上杉の間の道路を阿仁川のほうに真っすぐに行くと今の砂利道で行き止まりになっていて、川を越えると根田までの立派な道路があります。 もともとは、あそこに橋を架ける予定、旧合川町のときの予定が頓挫しているわけですけれども、分署統合があそこに、今の合川東小学校のところにという話が出たら、市民から橋があれば、根田、それから三里、三木田方面に行くには時間が大分違う、便利になるという声がありました。確かに、あれば便利です。ただ、市の財政上、それが可能なのか、耐え得るものなのかどうかと考えると、これは厳しいというか無理かなというふうに私は見ていますが、市長としては、道路、橋についてはどう考えているのか、全く無理なのか、それとも可能ならやりたいなと腹の中で考えているとか、市長の考えていることがあれば教えてください。 ○議長(黒澤芳彦)  当局の答弁を求めます。 市長。 ◎市長(津谷永光)  あの道路が今、もう止まっているということは、議員もご存じかと思っています。 あれをやろうとすると、大変な長大橋をかけなくちゃいけないということで、恐らく数百億円レベルの工事費になってくるのかなと思っています。   (「数百億」の声) ◎市長(津谷永光)  百億円ではきかないのではないかというふうに思います。 ですから、現実的には無理だと思っております。 以上です。 ○議長(黒澤芳彦)  14番 板垣  淳議員。 ◆14番(板垣淳)  2つ目の広域化についてお聞きします。 かつてこういうことがありました。2008年に県の方針として、県内で幾つかのブロックで広域化を進めようという話で、この県北では、3市1町1村、いわゆる北鹿地域の広域化について、北秋田市当局もこの議会でその相談に参加すると。その話を進めるというか、統合に前向きに加わっていくという立場を表明されました。 ただ、その後その話合いがこういうふうに今なっていますとか、それから、結果こういうふうになりましたとかという報告がこの議会にはなかったというふうに私は記憶しております。 新聞報道とか、そのほか聞こえてくるところによれば、いろんな思惑があってその話合いは瓦解したというふうには伺っていますけれども、この議会ではその報告はなかったと思っています。 そこで、今度の全県化について、先ほどの市長の答弁でも今後会議があるようですけれども、その会議があったり、あるいは何か進展とか後退とかいう場合には、その都度議会にぜひ報告をしていただきたいなというふうに思っておりますので、そのことはぜひ、お約束していただきたいというふうに思います。 消防長は退職ですので、後任の方にそのことをぜひ伝えて、しっかり議会に報告されるように伝えていただけますか。答弁求めます。もう一言付け加えると、消防長、大変真面目な責任感ある方で、退職されるの非常に残念ではありますが、思えば四十数年前、高校のときバンカラでならした中嶋少年が立派に勤め上げて退職されるということで、私も感慨深い思いをしております。大変職務に忠実に頑張られたなというふうに思っております。お疲れさまでした。 ということで、先ほどの答弁だけお願いします。 ○議長(黒澤芳彦)  当局の答弁を求めます。 市長。 ◎市長(津谷永光)  中嶋消防長から答弁をする前に、先ほどの私の長大橋の話をした中で、数百億円というお話をしました。 自分が積算したわけでもございませんし、見積り取ったわけでもありませんので誤解のないように。恐らくでも、いろんな方からお話を、あそこを橋架けろだとかいろんな話があったときに考えますと、あの規模からいきますと、とても百億円では済まない、やはり百億円以上はかかるであろうということで、そういう意味では、大変財政的には厳しい、市としてはやはり無理であるということでございますので、数字が独り歩きすると大変困りますので、そういうことでお話ししました。 あとは、消防長からしっかりと答弁させます。よろしくお願いします。 ○議長(黒澤芳彦)  消防長。 ◎消防長(中嶋誠)  お答えいたします。 以前2008年のブロックで広域化というふうなことは、県内ほかのブロックも示されまして、その中で話合いされました。 その中で、進まなかった理由というのは、広域化の運営方式について意見が分かれたということで、一部事務組合方式と、事務委託のこの2つの方式、それをどちらが取るかということで、うまく進まなかったと。 組合方式にすると、議会費あるいは事務局費とかがかかるということ、あるいは、事務委託方式にすると、委託側の市町の意向が反映されにくくなると、そういったところでこれが一番だと思います。 あともう一点は、広域化後の負担金の問題です。負担金、そういったことをいろいろ勘案したところ、なかなか進まなくて、それで終わったと。これは、県北のほうだけではなくて、他のほうもこれに類似したようなことで、進んでいない現状であるということです。 議会に対しては、初日の27日もお話がありました。 大綱質疑がありまして、そのときにお話ししましたけれども、今後はそのようなことが二度とないように努めてまいりますので、よろしくお願い申し上げます。 ○議長(黒澤芳彦)  以上をもちまして、14番 板垣  淳議員の個人質問を終わります。 ○議長(黒澤芳彦)  以上で一般質問は全て終了いたしました。 これをもちまして本日の全日程を終了しましたので、散会いたします。 ご苦労さまでございました。   (散会)                    (11時47分)...