北秋田市議会 > 2018-10-10 >
10月10日-04号

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  1. 北秋田市議会 2018-10-10
    10月10日-04号


    取得元: 北秋田市議会公式サイト
    最終取得日: 2023-04-03
    平成30年  9月 定例会       平成30年 北秋田市議会9月定例会会議録                       (平成30年10月10日)第4日目 平成30年10月10日、北秋田市議会定例会は、北秋田市議会議事堂に招集された。1、出席議員は、次のとおりである。     1番  山田博康         2番  三浦倫美     3番  小笠原 寿        4番  虻川 敬     5番  杉渕一弘         6番  佐藤光子     7番  福岡由巳         8番  久留嶋範子     9番  武田浩人        10番  佐藤文信    11番  松尾秀一        12番  大森光信    13番  長崎克彦        14番  板垣 淳    15番  関口正則        16番  堀部 壽    17番  佐藤重光        18番  中嶋洋子    19番  松橋 隆2、欠席議員は、次のとおりである。    20番  黒澤芳彦3、地方自治法第121条の規定により、会議事件説明のため出席した者は、次のとおりである。 市長       津谷永光   副市長      虻川広見 教育長      佐藤昭洋   総務部長     石川博志 財務部長     河田浩文   健康福祉部長   齊藤 修 市民生活部長   小松正彦   産業部長     九嶋 巧 産業部政策監   佐藤 進   建設部長     浅村武則 教育次長     小笠原吉明  会計管理者    木村元紀 消防長      中嶋 誠   総務課長     小坂竜也 総合政策課長   三沢 聡   財政課長     金澤 誠 市民課長     畠山 誠   福祉課長     石上和彦 医療健康課長   石崎賢一   農林課長     福田公人 上下水道課長   水木正範   教委総務課長   金澤聡志 建設課長     西根弘樹4、職務により議場に出席した事務局職員は、次のとおりである。 事務局長     佐藤 誠   次長       佐藤敏文 副主幹      柳谷重光5、会議事件は、次のとおりである。       平成30年 北秋田市議会9月定例会議事日程                               (第4)      開議 日程第1 総務文教常任委員長報告 日程第2 議案第111号 北秋田市長の選挙における選挙運動用ビラの作成の公営に関する条例の一部を改正する条例の制定について 日程第3 議案第123号 平成30年度北秋田市栄財産区特別会計補正予算(第1号) 日程第4 陳情第5号 消費税増税10%引き上げ中止を求める意見書提出の陳情書について 日程第5 市民福祉常任委員長報告 日程第6 議案第112号 北秋田市障害児通園(デイサービス)施設条例の一部を改正する条例の制定について 日程第7 議案第113号 北秋田市在宅複合型施設条例を廃止する条例の制定について 日程第8 議案第117号 平成30年度北秋田市国民健康保険特別会計補正予算(第3号) 日程第9 議案第118号 平成30年度北秋田市国民健康保険合川診療所特別会計補正予算(第2号) 日程第10 議案第119号 平成30年度北秋田市介護保険特別会計補正予算(第2号) 日程第11 議案第121号 平成30年度北秋田市後期高齢者医療特別会計補正予算(第1号) 日程第12 議案第122号 平成30年度北秋田市立阿仁診療所特別会計補正予算(第2号) 日程第13 議案第124号 平成30年度北秋田市病院事業会計補正予算(第1号) 日程第14 産業建設常任委員長報告 日程第15 議案第114号 北秋田市営住宅条例の一部を改正する条例の制定について 日程第16 議案第120号 平成30年度北秋田市下水道事業特別会計補正予算(第2号) 日程第17 議案第125号 坊山交流センターの指定管理者の指定について 日程第18 議案第126号 川井交流センターの指定管理者の指定について 日程第19 議案第127号 南鷹巣交流センターの指定管理者の指定について 日程第20 議案第128号 幸屋交流センターの指定管理者の指定について 日程第21 陳情第4号 食糧の安全・安心を図るために農産物検査法及び食品表示法の抜本的見直しを求める陳情について 日程第22 議案第115号 平成30年度北秋田市一般会計補正予算(第3号) 日程第23 議案第129号 平成30年度北秋田市一般会計補正予算(第4号) 日程第24 一般会計決算特別委員長報告 日程第25 認定第1号 平成29年度北秋田市一般会計歳入歳出決算の認定について 日程第26 特別・企業会計決算特別委員長報告 日程第27 認定第2号 平成29年度北秋田市国民健康保険特別会計歳入歳出決算の認定について 日程第28 認定第3号 平成29年度北秋田市国民健康保険合川診療所特別会計歳入歳出決算の認定について 日程第29 認定第4号 平成29年度北秋田市介護保険特別会計歳入歳出決算の認定について 日程第30 認定第5号 平成29年度北秋田市介護サービス事業特別会計歳入歳出決算の認定について 日程第31 認定第6号 平成29年度北秋田市簡易水道特別会計歳入歳出決算の認定について 日程第32 認定第7号 平成29年度北秋田市農業集落排水事業特別会計歳入歳出決算の認定について 日程第33 認定第8号 平成29年度北秋田市下水道事業特別会計歳入歳出決算の認定について 日程第34 認定第9号 平成29年度北秋田市特定地域生活排水処理事業特別会計歳入歳出決算の認定について 日程第35 認定第10号 平成29年度北秋田市後期高齢者医療特別会計歳入歳出決算の認定について 日程第36 認定第11号 平成29年度北秋田市阿仁診療所特別会計歳入歳出決算の認定について 日程第37 認定第12号 平成29年度北秋田市米内沢診療所特別会計歳入歳出決算の認定について 日程第38 認定第13号 平成29年度北秋田市坊沢財産区特別会計歳入歳出決算の認定について 日程第39 認定第14号 平成29年度北秋田市綴子財産区特別会計歳入歳出決算の認定について 日程第40 認定第15号 平成29年度北秋田市栄財産区特別会計歳入歳出決算の認定について 日程第41 認定第16号 平成29年度北秋田市沢口財産区特別会計歳入歳出決算の認定について 日程第42 認定第17号 平成29年度北秋田市七日市財産区特別会計歳入歳出決算の認定について 日程第43 認定第18号 平成29年度北秋田市米内沢財産区特別会計歳入歳出決算の認定について 日程第44 認定第19号 平成29年度北秋田市前田財産区特別会計歳入歳出決算の認定について 日程第45 認定第20号 平成29年度北秋田市阿仁合財産区特別会計歳入歳出決算の認定について 日程第46 認定第21号 平成29年度北秋田市大阿仁財産区特別会計歳入歳出決算の認定について 日程第47 認定第22号 平成29年度北秋田市病院事業会計決算の認定について 日程第48 認定第23号 平成29年度北秋田市水道事業会計決算の認定について 日程第49 議案第130号 北秋田市長、副市長及び教育長の給与及び旅費に関する条例の一部を改正する条例の制定について 日程第50 同意第5号 北秋田市教育委員会委員の任命について 日程第51 同意第6号 人権擁護委員候補者の推薦について 日程第52 総務文教常任委員会の閉会中の所管事務調査報告 日程第53 市民福祉常任委員会の閉会中の所管事務調査報告 日程第54 産業建設常任委員会の閉会中の所管事務調査報告 日程第55 発議案第8号 議員派遣の件について 日程第56 発議案第9号 総務文教常任委員会所管事務調査について 日程第57 発議案第10号 市民福祉常任委員会所管事務調査について 日程第58 発議案第11号 産業建設常任委員会所管事務調査について 日程第59 発議案第12号 議会運営委員会所管事務調査について      閉会 ○副議長(佐藤重光)  おはようございます。 議長から欠席の届けがされておりますので、私が議事進行をさせていただきます。よろしくお願いいたします。 ただいまの出席議員は19名で、定足数に達しておりますので、直ちに本日の会議を開きます。   (開議)                     (9時59分) ○副議長(佐藤重光)  初めに、議会運営委員長の報告を求めます。 議会運営委員長。 ◆議会運営委員長(小笠原寿) (議会運営委員長 小笠原 寿君登壇) おはようございます。 9月27日午前9時から及び本日午前9時から議会運営委員会を開催しましたので、その経過と結果についてご報告申し上げます。 9月27日の議会運営委員会においては、当局から説明員として総務部長、総務課長の出席を求め、2件の人事案件の内示を受けております。本日の議会運営委員会においても、当局から説明員として総務部長、総務課長の出席を求め、内示を受けていた2件の人事案件及び条例の改正案1件について追加提案の説明を受けたほか、議員発議として議員派遣の件についてを日程に追加することとし、議事日程や採決方法などについて確認をいたしました。 協議の結果、議事日程及び議案等の採決方法については、お配りしました議事日程(案)及び別紙採決方法資料(案)のとおりとさせていただきたいと思います。 以上でございますが、議会運営につきましてはよろしくご協力のほどをお願い申し上げ、議会運営委員長の報告とさせていただきます。 ○副議長(佐藤重光)  これより日程順に沿って、各常任委員長報告、各決算特別委員長報告を行います。 付託事件については、各委員会の審査の経過と結果の報告を求めるものでありますが、「議案第115号、平成30年度北秋田市一般会計補正予算(第3号)」、「議案第129号、平成30年度北秋田市一般会計補正予算(第4号)」については、各常任委員長から所管分の報告と委員長に対する質疑までを行い、採決は日程第22及び日程第23で行いますので、あらかじめ申し上げます。 それでは、日程に入ります。 ○副議長(佐藤重光)  日程第1「総務文教常任委員長報告」を求めます。 総務文教常任委員長。 ◆総務文教常任委員長(大森光信) (総務文教常任委員長 大森 光信君登壇) 総務文教常任委員会に付託されました事件について、その審査の経過と結果についてご報告を申し上げます。 本委員会に付託されました事件は、条例案1件、予算案3件、陳情1件の計5件であります。 これらの事件について、去る9月18日に審査した結果、次のとおり決定しましたので、会議規則第110条の規定によりご報告をいたします。 初めに、条例案についてご報告いたします。 「議案第111号、北秋田市長の選挙における選挙運動用ビラの作成の公営に関する条例の一部を改正する条例の制定について」は、審査の結果、全会一致で可決すべきものと決しました。 次に、予算案について報告いたします。 「議案第115号、平成30年度北秋田市一般会計補正予算(第3号)≪所管分≫」については、委員から、地方交通対策費森吉山ウエルカムステーション整備事業補助金について、市内及び県内に類似した誘客PR施設があり、大変よく整備されたものが展示されている。こういった施設を参考にし、ぜひよい施設をつくっていただきたいが、現時点でどのように考えているかとの質疑がありました。 当局からは、実際に各施設を視察している。森吉山ウエルカムステーションについては、その場で野生鳥獣センター森吉山ダム広報館といった施設や滝などの位置関係がわかるようにしたい。例えば、ジオラマにスマートフォンをかざすと施設や滝が見えるようにして、森吉山一帯の自然や建物全てを俯瞰できる施設にしたいと考えているとの答弁がありました。 また、委員から、キャラクターコラボ用品製作委託について、当初の計画段階には、内陸線関係でハローキティの具体的な活用案は示されなかったが、今回の提案はいつごろから企画され、どういう方針をもって提案されたのかとの質疑がありました。 当局からは、当初予算の編成時期に車両をラッピングする案があったが、犬っこ列車で県の補助事業が車両の足回りから床を補修してラッピングするという内容だったため、キティちゃんのラッピングは取りやめにした。今回の提案は、7月ごろに、会社のほうからこぐま亭をキティちゃん一色にという話があり、サンリオに確認し、提案することとなったとの答弁がありました。 さらに、委員から、キャラクター事業に関しては、内陸線に限らず、年度区切りの1年間の契約となっている。決めたからには活用したほうがいいと思うが、年度途中に企画して制作した場合、使える期間が短くなる。この課題について、当局はどう考えているかとの質疑がありました。 当局からは、年度途中の補正となると、どうしても実施できる期間が短くなってしまうということは考えているが、ことし1年で全て終わらせるというのではなく、来年度も基本的な予算を提示させていただいて、複数年の実施を考えて取り組みをしているとの答弁がありました。 また、委員から、大綱質疑にあった財産管理費の設計委託について、宮前町庁舎の2階の執務室を1階におろすための工事ということだが、耐震診断の結果はどうであったか。また、どの程度の改修を想定しているかとの質疑がありました。 当局からは、耐震指標の基準値を満たしていないため、耐震補強が必要である。今現在、税務課に高齢者の方や障害のある方が来庁した際、2階に上がる手段が階段しかないため、ブザーを押していただいて、職員が1階に出向いて対応するという状況になっているため、そこを解消したい。改修は、耐震補強、空調設備の総取りかえのほか、現在管理棟となっている1階を執務室として使用可能にする工事を予定しているとの答弁がありました。 さらに、委員から、社会教育施設費の工事請負費について、ブロック塀の補強工事ということだが、今回の工事のほかに倒壊のおそれのあるブロック塀はないかとの質疑がありました。 当局からは、生涯学習課所管の施設については、浜辺の歌音楽館のブロック塀のみであり、支柱が不足しているため補強する。また、小中学校にもブロック塀は数カ所あるが、危険と診断された箇所はなかった。通学路についても点検を行うことになっているが、民家の敷地ということになるため、対策については今後考えていくとの答弁がありました。 以上のような審査を踏まえ、全会一致で原案のとおり可決すべきものと決しました。 なお、本委員会では、附帯意見として、平成30年度北秋田市一般会計予算に計上されている宮前町庁舎の耐震工事設計委託費の執行に当たっては、人口減少社会と財政的な面から慎重を期するべきであり、以下の事項を履行するよう強く求めるものである。 1、宮前町庁舎の耐震工事及び改修については、市民ファーストとしながらも、説明の中で、利活用については検討段階であるということに終始し、説明不足の感は否めなかった。明確な方針、計画に基づき本予算を提案するべきであり、この庁舎を含め、公共施設を有効に利活用していくためにも明確な方針、計画等の策定を求めるものである。 2、今後続いていくと予想される大規模修繕や公共施設整備は、市民の利用頻度、事業の有効性を勘案した上で、予算の上限を強く意識し、総事業費についても可能な限り削減の努力をすることと、文書で付しております。 次に、「議案第123号、平成30年度北秋田市栄財産区特別会計補正予算(第1号)」、「議案第129号、平成30年度北秋田市一般会計補正予算(第4号)≪所管分≫」、以上2件については、いずれも全会一致で原案のとおり可決すべきものと決しました。 最後に、陳情について報告いたします。 「陳情第5号、消費税増税10%引き上げ中止を求める意見書提出の陳情書について」は、賛成の立場から、消費税は所得の少ない人に負担が重い。また、所得がない人からも消費するたびに負担がかかる、生活にかかわる課税である。10%引き上げになった場合、1人当たり年間2万1,500円、4人家族の場合は8万6,000円増税となる試算もあり、軽減税率8%と10%の線引きも単純ではない。2023年から導入されるインボイス制度は、中小企業にも負担をかけるものであり、市民の暮らし、地域経済、地方自治体に深刻な打撃を与えるため、陳情の趣旨に賛成するとの討論がありました。採決の結果、賛成少数により不採択と決しました。 以上が総務文教常任委員会に付託されました事件についての報告であります。よろしくお願いをいたします。 ○副議長(佐藤重光)  これより総務文教常任委員長報告に対する質疑を行います。 なお、質疑される場合、議案等の番号を特定されるようお願いいたします。 それでは、質疑ありますか。     (「なし」の声) ○副議長(佐藤重光)  質疑なしと認め、質疑を終結いたします。 以上で総務文教常任委員長報告を終わります。 ○副議長(佐藤重光)  これより付託されました事件について採決を行います。 ○副議長(佐藤重光)  最初に、日程第2「議案第111号、北秋田市長の選挙における選挙運動用ビラの作成の公営に関する条例の一部を改正する条例の制定について」を採決いたします。 委員長の報告は、全会一致による原案可決であります。 採決の方法は、簡易採決としたいと思いますが、これにご異議ございませんか。     (「異議なし」の声) ○副議長(佐藤重光)  ご異議なしと認め、採決の方法は簡易採決と決定いたします。 委員長の報告のとおり決するにご異議ございませんか。     (「異議なし」の声) ○副議長(佐藤重光)  ご異議なしと認め、よって、議案第111号は原案のとおり可決することに決定いたしました。 次に、日程第3「議案第123号、平成30年度北秋田市栄財産区特別会計補正予算(第1号)」を採決いたします。 委員長の報告は、全会一致による原案可決であります。 採決の方法は簡易採決としたいと思いますが、これにご異議ございませんか。     (「異議なし」の声) ○副議長(佐藤重光)  ご異議なしと認め、採決の方法は簡易採決と決定いたします。 委員長の報告のとおり決するにご異議ございませんか。     (「異議なし」の声) ○副議長(佐藤重光)  ご異議なしと認めます。よって、議案第123号は原案のとおり可決することに決定いたしました。 ○副議長(佐藤重光)  日程第4「陳情第5号、消費税増税10%引き上げ中止を求める意見書提出の陳情書について」を採決いたします。 委員長の報告は、賛成少数による不採択であります。 これより本件に対する討論を行います。 初めに、委員長の報告に反対の討論、つまり陳情に賛成の討論から行います。 討論ありませんか。 2番 三浦 倫美議員。 ◆2番(三浦倫美) (2番 三浦 倫美君登壇) 「陳情第5号、消費税増税10%引き上げ中止を求める意見書提出の陳情」に、賛成の立場から討論をいたします。 税率10%へ引き上げた場合、1人当たり年間2万1,500円、1世帯4人家族で8万6,000円の増税という試算も出ており、同時に実施が検討されている軽減税率8%と10%の線引きも単純ではありません。 また、2023年に導入されるインボイス制度は、中小業者にとって大きな負担となります。 消費税は、生活費課税で、所得の少ない人ほど負担が重く、貧困と格差を拡大する根本的欠陥を持つ税制です。税金の集め方、使い方を見直し、大企業や富裕層を優遇する不公平税制を正すべきです。 以上のこの陳情の趣旨に賛同し、賛成します。 消費税10%増税は、北秋田市民の暮らし、地域経済、自治体財政にも大きな負担をもたらすものです。消費税10%引き上げ中止を求めるこの陳情への議員の皆様の賛同をよろしくお願いいたします。 ○副議長(佐藤重光)  次に、委員長の報告に賛成の討論、つまり陳情に反対の討論を行います。 討論ございますか。     (「なし」の声) ○副議長(佐藤重光)  討論なしと認め、討論を終結いたします。     (発言の声) ○副議長(佐藤重光)  7番 福岡 由巳議員。
    ◆7番(福岡由巳) (7番 福岡 由巳君登壇) 「陳情第5号、消費税増税10%引き上げ中止を求める意見書提出の陳情書」、これに賛成の立場で討論いたします。 陳情書に記載されているとおりだと私は考えますので、我が議会も意見書を政府に送付したいものと、皆さん方に強く訴えるわけであります。 安倍政権は、当初、2015年10月に予定した消費税率の10%への引き上げを、景気の悪化を理由に、2回にわたって延期しなければなりませんでした。しかし、その後は、食料品などへの軽減税率の導入や消費の反動減対策をとることを口実に、来年10月からの増税を強行する構えに対して、この陳情書が提出されているわけであります。 皆さん、北秋田市の生活は、どのように考えていらっしゃるでしょうか。高齢化率40%の方々の年金は低く抑えられ、介護保険料や国民健康保険税の大幅増税などで一層厳しくなっていくばかりで、また、商店街はすさむばかりで、地域経済は冷え切っています。消費税10%引き上げは暮らしと経済に有害なことは、政府も百も承知しながら、安倍政権が消費税増税に固執するのは、歳入と歳出を抜本的に見直して、消費税に頼らず財源を確保する政策に欠けているということがありますけれども、それだけではなくて、法人税などの負担がふえることを嫌う財界が税率10%超の消費増税も有力な選択肢、経団連がこのような発言をしているわけでありますけれども、国民の増税を要求し続けているからであります。今、必要なことは、この陳情書に具体的に記載されていますように、国民本位の経済政策に転換し、歳入と歳出を見直して増税を中止することであると思います。 以上の立場で、賛成討論といたします。皆さんのご賛同をよろしくお願いいたします。 ○副議長(佐藤重光)  陳情に反対の討論ございませんか。     (「なし」の声) ○副議長(佐藤重光)  討論なしと認め、討論を終結いたします。 これより採決を行います。 この採決は起立をもって行います。 委員長の報告は賛成少数による不採択であります。 それでは、この陳情についてお諮りいたします。 陳情に賛成の議員の起立を求めます。     (起立少数) ○副議長(佐藤重光)  着席ください。 起立少数であります。 よって、陳情第5号は不採択と決定いたしました。 ○副議長(佐藤重光)  次に、日程第5「市民福祉常任委員長報告」を求めます。 市民福祉常任委員長。 ◆市民福祉常任委員長(佐藤文信) (市民福祉常任委員長 佐藤 文信君登壇) おはようございます。 それでは、市民福祉常任委員会に付託されました事件について、その審査の経過と結果についてご報告申し上げます。 本委員会に付託されました事件は、条例案2件、予算案7件の計9件であります。 これらの事件につきまして、去る9月18日に審査した結果、次のとおり決定いたしましたので、会議規則第110条の規定によりご報告申し上げます。 初めに、条例案についてご報告いたします。 「議案第112号、北秋田市障害児通園(デイサービス)施設条例の一部を改正する条例の制定」につきましては、委員から、土曜日の開園による開園時間、利用料金及び職員の配置や体制はどのようになるのかなどの質疑がありまして、当局からは、開園時間と利用料金はこれまでと同様となります。また、指定管理者側では、当初、土曜日の開園も希望されていたこともあり、職員の配置と体制については、指定管理者側でも問題ないとのことで、しっかりと対応してくれるものと思います。などの答弁がありました。 以上のような審査を踏まえ、全会一致で原案のとおり可決すべきものと決しました。 次に、「議案第113号、北秋田市在宅複合型施設条例を廃止する条例の制定」につきましては、委員から、実勢価格と不動産鑑定価格についての質疑がありまして、当局からは、簿価については約19億円となっております。また、不動産鑑定につきましては、提案理由にありました公益的な事業を公益法人に無償譲渡するに当たっては、不動産鑑定はしていませんとの答弁がありました。 また、委員から、ほかの施設は指定管理者制度を活用し、ケアタウンたかのすだけを民営化して、同一経営者にしていくのかとの質疑がありました。当局からは、高齢者福祉施設は11施設あり、その中でも独立した運営を継続できると判断されたもので、また、今までどおり質の高いサービスが提供され、雇用と施設管理の面でも長期的な視点に立って計画的継続できるところを生かせると判断をし、民営化するものでありますとの答弁がありました。 また、委員から、指定管理者制度のデメリットは当然あるわけで、それを一本化するとなれば、ほかの指定管理者に対しても検証して進めていかなければならず、なぜケアタウンたかのすだけが指定管理者制度でなく同一経営者という考え方になるのかとの質疑がありました。 これに、当局からは、指定管理者制度の施設の中で独立して運営、かつ、市に指定管理者納付金を支払っているのはケアタウンたかのすと補助器具センターの2施設だけですが、当該施設は入所施設であり、24時間365日介護サービスを継続して受けられる施設であることから、民営化に適すると判断したものでありますとの答弁がありました。 採決に当たり討論がありまして、反対の立場からの委員で、譲渡の進め方は、議会への対応も含めて問題がある。財政状況が厳しい中、市民感情からしても無償譲渡は納得できるものではない。また、指定管理者制度と民間譲渡の考え方があいまいな点があり、制度をきちんと整理して進めるべきで、施政方針にも示されなかったことは当局の瑕疵だと思うなどの討論がありました。 一方、賛成の立場で、委員から、再三検討を重ね、公益事業を委ねるに当たり、有償譲渡はなじまない等の考え方に賛成である。また、財政状況や全体的な民営化への動きなども踏まえ、そして、長期的な視野での運営の円滑化が図られることから、現在の形の地元雇用は重要であり、それを守っていくことも行政の責任であるなどとの討論がありました。 以上のような審査を踏まえ、採決の結果、賛成多数で原案のとおり可決すべきものと決しました。 次に、予算案についてご報告いたします。 「議案第115号、平成30年度北秋田市一般会計補正予算(第3号)≪所管分≫」について、「議案第117号、平成30年度北秋田市国民健康保険特別会計補正予算(第3号)」、以上の2件につきましては、審査の結果、全会一致で原案のとおり可決すべきものと決しました。 次に、「議案第118号、平成30年度北秋田市国民健康保険合川診療所特別会計補正予算(第2号)につきましては、委員から、看護師が年度末での退職ということだが、事前に確認できなかったのか。また、看護師の賃金体系への雇用形態の変更により、診療所における充足の関係や業務に支障はないものかなどの質疑がありました。 当局からは、年度末間際であり、退職される意思を把握できませんでした。現在、常勤の看護師は3名であり、午前は外来診療、午後は往診や施設への訪問診療となりますが、支障なく業務を行っておりますなどの答弁がありました。 以上のような審査を踏まえ、全会一致で原案のとおり可決すべきものと決しました。 次に、「議案第119号、平成30年度北秋田市介護保険特別会計補正予算(第2号)」につきましては、大綱質疑でも基金についての質疑がありましたが、本委員会におきましても、委員から、再度積み立てをする基本的な考え方はとの質疑がありました。 当局からは、1号保険者(60歳以上)の保険料に充当するもので、介護給付費の急激な増加等に備えることにより、介護保険事業を安定的に運営していくものでありますとの答弁がありました。 また、委員から、基金の取り崩しも含め、福祉計画がきちんと示されないことには、判断材料が乏しいのではないかなどの質疑がありました。これに対して、当局からは、前期計画の各年度の精算により、負担割合に応じて国・県に返還をし、残金を積み立てるものとなりますが、今回は、特養施設の整備のおくれなどやむを得ない状況も重なり、給付費に大きな差異が発生しております。今後とも、計画や予算化から十分な精査に努めてまいりますなどの答弁がありました。 以上のような審査を踏まえ、全会一致で原案のとおり可決すべきものと決しました。 次に、「議案第121号、平成30年度北秋田市後期高齢者医療特別会計補正予算(第1号)」につきましては、審査の結果、全会一致で原案のとおり可決すべきものと決しました。 次に、「議案第122号、平成30年度北秋田市立阿仁診療所特別会計補正予算(第2号)」につきましては、委員から、先般の診療所における横領事件の不祥事から、医療機器の借り上げや購入に関してもきちんと精査するなどチェック体制は十分に注意されたいとの意見がありまして、そのような審査を踏まえまして、全会一致で原案のとおり可決すべきものと決しました。 次に、「議案第124号、平成30年度北秋田市病院事業会計補正予算(第1号)」につきましては、委員から、地域療育医療拠点施設運営費補助金返納額などについて、どのような理由から返納が生じるのかとの質疑がありまして、当局からは、国のがん診療の指定を受けるための準備の際に、県補助金を活用して購入した物品等に対する消費税にかかわる部分となりますとの答弁がありました。 以上のような審査を踏まえ、全会一致で原案のとおり可決すべきものと決しました。 以上が、市民福祉常任委員会に付託されました事件についてのご報告であります。よろしくお願い申し上げます。 ○副議長(佐藤重光)  これより市民福祉常任委員長報告に対する質疑を行います。 なお、質疑される場合、議案番号を特定されるようお願いいたします。 それでは、質疑ございませんか。     (「なし」の声) ○副議長(佐藤重光)  質疑なしと認め、質疑をこれで終結いたします。 以上で市民福祉常任委員長報告を終わります。ご苦労さまでした。 ○副議長(佐藤重光)  これより付託されました事件につきまして採決を行います。 ○副議長(佐藤重光)  最初に、日程第6「議案第112号、北秋田市障害児通園(デイサービス)施設条例の一部を改正する条例の制定について」を採決いたします。 委員長の報告は、全会一致による原案可決であります。 採決の方法は簡易採決としたいと思いますが、これにご異議ございませんか。     (「異議なし」の声) ○副議長(佐藤重光)  異議なしと認め、採決の方法は簡易採決と決定いたします。 委員長の報告のとおり決するにご異議ございませんか。     (「異議なし」の声) ○副議長(佐藤重光)  異議なしと認め、よって、議案第112号は原案のとおり可決することに決定いたしました。 ○副議長(佐藤重光)  次に、日程第7「議案第113号、北秋田市在宅複合型施設条例を廃止する条例の制定について」を採決いたします。 委員長の報告は、賛成多数による原案可決であります。 これより本件に対する討論を行います。 初めに、委員長の報告に反対の討論から行います。 討論ありますか。 14番 板垣  淳議員。 ◆14番(板垣淳) (14番 板垣  淳君登壇) 反対討論をします。 今、争点になっているのは、民営化の是非でも、譲渡先が社協ということでもなく、ただであげていいのかどうかということでありますので、その点について述べます。 今議会で、監査委員が、実質単年度収支が赤字に転落した、例外のない改善改革をと指摘したように、当市の財政は逼迫し、少しでも歳入をふやさないといけない、少しでも節約しないといけないという状況です。こういうときに、なぜ、ただなのでしょうか。27億円で建てて、資産価値がまだ19億円もある、こういう大きな市の財産、市民の財産です。しかも、この間、建設費の借金9億円を一括繰上返済するとともに、大金をかけて修繕や備品の買いかえもしてきました。このことから言えるのは、借金も建物もきれいにしました、はい、ただでどうぞということです。財政難に苦しんでいるのになぜそこまでしてあげなければいけないのか、私には理解できませんし、恐らく多くの市民も疑念を抱くでしょう。 これまで、市が言った無償の理由は4つでした。1、公益事業を委ねるに当たり、有償はなじまないと考える。2、将来、維持修繕費がかかる。3、有償だと、補助金返還を求められる。4、森泉荘も無償譲渡した。の4つでしたが、どれも説得力に欠けます。 1つ目の公益事業云々について言えば、公益だろうと、民間だろうと、事業を始めるには、必ず初期投資が必要なわけです。しかも、公益と言うものの、老健は利益を上げたらいけない施設ではありません。もうける仕事をしているのに、有償はなじまないとの考えは、根拠が脆弱で、議会への説明としてはお粗末です。 2つ目の維持修繕費に関しては、20年間の財政シミュレーションが示されました。建物はだんだん古くなっていく、備品もいつかは買いかえるときが来る、だから無償ですというのですが、果たしてこれが理由になるのでしょうか。もし、これを理由にするのなら、全ての施設を無償譲渡しないと、つじつまが合いません。その財政シミュレーションでは、今後必要な維持修繕費や備品購入にお金を使っても、なお黒字です。現在でも、市が所有する高齢者施設11カ所の中で、唯一、ケアタウンだけが黒字です。もうかるところをただであげ、赤字のところは市が抱え込む、これが正しい選択だとは思いません。 3つ目の補助金返還については、当局が試算したように、5億円で売れば、返還1億で、手元に4億円残ります。ただなら、1円も残りません。どっちが得かは、言うまでもないことです。 4つ目の森泉荘については、もはや反論する気にもなりません。仕組みも規模も経緯も違うのに、こんなことを理由にするところに道理のなさが見てとれるというものです。 私は、ただで社協にということが先にあって、後から理由をつけるからこんな陳腐なものしか出てこないのだろうと見ています。このことは、保育園の民営化と比べればはっきりします。保育園は、5年も前からあり方検討委員会を立ち上げ、議会、保護者、保育士らに説明し、意見があれば見直しして、下から積み上げていってみんなが納得して決めました。対して、ケアタウンは、昨年は市からの能動的な説明は一切ありませんでした。全て一般質問に答える形、あるいは要求した全協で徐々に明らかになっていったのです。その中で、昨年7月、副市長を座長とする庁内検討会議を立ち上げたとのことですが、私が最初に一般質問した6月より後のことであり、それまで組織的な対応はしていなかったということです。しかも、立ち上げたとはいえ、庁舎内の会議に過ぎず、市民の意見も反映されていないなど、十分検討したものではありません。検討したと言えるものではありません。このように、保育園の進め方とは余りにも違います。どちらも、同じ健康福祉部の仕事です。何でこんなに違うのでしょう。 議員の皆さん、昨年は、市が行った無償譲渡の公募に対して、議長が会派代表者会議を招集し、全会派が一致して市長に無償譲渡撤回と議会軽視の是正を申し入れました。結果、市長は、間違った判断だった、おわびすると陳謝しました。陳謝したのに、今回示されている内容は、そのときと全く同じものです。全協を1回だけ開いて、その後すぐ無償公募を行った手法まで同じです。1回目の失態より、2回目の今回のほうがもっと怒るべき事態ではないでしょうか。 議会側が態度を変える理由は、何一つありません。もし態度を変えるのであれば、明快な理由が必要です。それがないまま、昨年ノーと言ったこのことをことしはオーケーとしたら、市民はどう思うでしょうか。批判と不信の声が上がるのは、想像にかたくありません。 今、我々は、議会の存在意義が問われる場面に立っています。議員の矜持を示せるか否かの局面にいます。そういうことから、私は、皆さんに次のことを呼びかけたいと思います。 この条例廃止案は、昨年は、12月議会に出そうとしていたことからもわかるとおり、12月でも間に合います。ことしは、本会議でも、全員協議会でもほとんど議論がないまま、本日を迎えることになりました。賛否はともかくとして、議論が圧倒的に不足していると思います。12月までよく議論しませんか。議員間討議をしませんか。きょうは一旦否決するということにはなりますが、これは、議論してから決めるということですので、決して当局の顔に泥を塗るということにはならないと思います。 以上ご賛同くださいますようお願いして、反対討論といたします。 ○副議長(佐藤重光)  次に、委員長報告に賛成の討論を行います。 18番 中嶋 洋子議員。 ◆18番(中嶋洋子) (18番 中嶋 洋子君登壇) それでは、「議案第113号、北秋田市在宅複合型施設条例を廃止する条例の制定について」、賛成の立場から討論させていただきます。 まず、1つ目、在宅複合型施設ケアタウンたかのすが指定管理者制度による運営を行った結果、運営事業者の自主性が高まり、サービスも高い水準が確保され、民営化しても、独立した運営を継続できることが検証されたこと、2つ、財産に関する考え方については、建物、備品は無償譲渡、土地は無償貸付20年間とし、施設の修繕は移管先にやってもらうことなど十分に議論を重ねながら合意形成に努め、市政運営に取り組んでいただきたいという理由から、賛成討論とさせていただきます。皆様のご賛同、よろしくお願いいたします。 ○副議長(佐藤重光)  ほかに討論。 反対の立場ですか。 7番 福岡 由巳議員。 ◆7番(福岡由巳) (7番 福岡 由巳君登壇) 「議案第113号、北秋田市在宅複合型施設条例を廃止する条例の制定について」、反対の立場で討論をいたします。 この議案は、ケアタウンたかのすの民営化に関連する施設条例を廃止しようとする議案ですが、反対の立場で討論いたします。 第1に問題にしたいのは、なぜこの重要な問題を市長が年度初めに提起する施政方針に、昨年も、ことしも、2年続いて一切触れませんでした。なぜ触れなかったのでしょうか。主要な政策、当面の課題については、施政方針で周知させるべきであり、このような手法は、絶対にあってはならないことだと考えます。 第2に、この在宅複合型施設が指定管理者から民営化へ移行する理由として、当局は、より安定した運営が可能となり、サービスの拡充が図られるとしていますが、なぜでしょうか。そもそも、指定管理者制度は、民間のノウハウで経営改善を行おうとするもので、指定管理以上の利益があれば、納付、いわゆる返還してもらうもので、公共施設を健全な運営を行ってもらうために制度化されたものと認識しています。そして、この指定管理者制度は、現在でも、民間団体は非常に歓迎しています。それは、設備投資が不要です。ほぼ不要です。リスクが小さい、安定収入が得られ、これほどうまい話はないということで、この指定管理者制度に対する民間の歓迎する態度があったわけであります。これを民営化するということは、それらに加えて、今回の場合は、利用者を募集する必要もありませんし、雇用も引き続き継続できるなどから、最高のビジネスと言っても過言ではありません。このケアタウンを維持、環境整備してきたのは、市民の血税によるところが大きいわけであります。それを民間にただ同然で譲渡するというのは、許されることではないと私は考えます。 指定管理者制度とは、このような経営健全が見込まれる施設を無償で手放して、経営が難しい施設を残していくという、そういう制度ではないはずです。指定管理者制度で市財政を健全化するのであれば、負債を多く抱える施設こそ民営化を検討することが緊急であると指摘したいと思います。 第3に、現在、公共施設の指定管理者である社会福祉協議会に補助金として3,000万円を支出していますが、それを初めとして、社会福祉協議会費1世帯500円、赤い羽根募金の管理配分など、どのようになっていくのでしょうか。施設の無償譲渡、土地の無償貸与などを含めて、市民は、納得できる段階にはありません。したがって、ケアタウンの民営化は避けるべきであり、廃止条例に反対したいと思います。皆さんのご賛同をよろしくお願いいたします。 ○副議長(佐藤重光)  ほかに討論ありますか。 15番 関口 正則議員。 ◆15番(関口正則) (15番 関口 正則君登壇) 私からは、議案第113号について、賛成の立場から意見を述べさせていただきます。 条例廃止に賛成の理由の第1点目は、入所者や家族の皆さんが安心してサービスを受けられることが大事でありますが、事業者の自主性によって、質の高いきめ細かなサービスの提供と長期的視点で雇用や運営の円滑化が図れるとの当局説明を受けておりますので、今後、着実な実践を求めるものであります。 2点目は、現在の雇用が守られることが、責任ある行政として大きな問題であります。指定管理制度下では、管理者がかわる可能性があり、雇用面からも懸念されますが、今回の場合、同じ事業者のもとで雇用が守られるようですし、長期的運営計画ができるものと思います。 3点目は、施設の無償譲渡については、一時的な経済性より、将来を見据えた財政運営や施設の維持管理等を考慮すると民営化は避けられないものであり、むしろ推進するべきであると思います。 これらもろもろの事情を総合的に判断して、ケアタウンたかのすの民営化に伴う条例の廃止に賛成するものであります。 ○副議長(佐藤重光)  ほかに討論ありますか。     (「なし」の声) ○副議長(佐藤重光)  討論なしと認め、討論を終結いたします。 これより採決を行います。 採決の方法は起立採決といたします。 委員長の報告は賛成多数による原案可決であります。 委員長の報告のとおり決するに賛成の議員の起立を求めます。     (起立多数) ○副議長(佐藤重光)  着席ください。 起立多数であります。 よって、議案第113号は原案のとおり可決することに決定いたしました。 ○副議長(佐藤重光)  次に、日程第8「議案第117号、平成30年度北秋田市国民健康保険特別会計補正予算(第3号)」、日程第9「議案第118号、平成30年度北秋田市国民健康保険合川診療所特別会計補正予算(第2号)」、日程第10「議案第119号、平成30年度北秋田市介護保険特別会計補正予算(第2号)」、日程第11「議案第121号、平成30年度北秋田市後期高齢者医療特別会計補正予算(第1号)」、日程第12「議案第122号、平成30年度北秋田市立合川診療所特別会計補正予算(第2号)」、日程第13「議案第124号、平成30年度北秋田市病院事業会計補正予算(第1号)」、以上6件を一括して採決をいたします。 委員長の報告は、いずれも全会一致による原案可決であります。 採決の方法は簡易採決といたしますが、これにご異議ございませんか。     (「異議なし」の声) ○副議長(佐藤重光)  異議なしと認め、採決の方法は簡易採決と決定いたします。 委員長の報告のとおり決するにご異議ございませんか。     (「異議なし」の声) ○副議長(佐藤重光)  異議なしと認めます。 よって、議案第117号、議案第118号、議案第119号、議案第121号、議案第122号、議案第124号の6件は原案のとおり可決することに決定いたしました。 ○副議長(佐藤重光)  次に、日程第14「産業建設常任委員長報告」を求めます。 産業建設常任委員長。 ◆産業建設常任委員長(堀部壽) (産業建設常任委員長 堀部  壽君登壇) 産業建設常任委員会に付託されました事件について、その審査の経過と結果についてご報告申し上げます。 本委員会に付託されました事件は、条例案1件、予算案3件、単行議案4件、陳情1件の計9件であります。 これらの事件について、去る9月18日に審査した結果、次のとおり決定いたしましたので、会議規則第110条の規定によりご報告いたします。 初めに、条例案について報告いたします。 「議案第114号、北秋田市営住宅条例の一部を改正する条例の制定について」は、委員から、建てかえということで整備されているが、入居条件は前と同じかとの質疑があり、当局からは、経過年数によって家賃は決まっていくが、新しい住宅ということで家賃は上がるが、5年間で少しずつ上げていき、6年目に正規の家賃になるようにしていくとの答弁がありました。 以上のような審査を踏まえ、全会一致で原案のとおり可決すべきものと決しました。 次に、予算案について報告いたします。 「議案第115号、平成30年度北秋田市一般会計補正予算(第3号)≪所管分≫」の主な審査内容について、農林課関係では、比内地鶏大規模モデル経営体育成事業補助金については、比内地鶏の経営を重点的に支援するもので、鶏舎の整備に補助する事業で、合川地区の1組織が採択、県が2分の1の1,540万円、市が4分の1の770万円、合計2,310万円を予算措置するもので、県からの補助金として歳入に1,540万円を計上との説明がありました。 林業施設管理費の工事請負費については、委員から、阿仁林業研修センターの解体費について、解体費が2,490万円で当初予算に計上した約1,200万円との差額を計上したということだが、その理由はとの質疑があり、当局からは、実際に工事にかかわる設計をしようとしたときに、調査段階のアスベスト調査では見えない部分に飛散しやすいアスベストが見つかり、処理が必要であることが判明、工法を積算したところ、大きな積算額になってしまったとの答弁がありました。 また、農業施設災害復旧費については、県実施要領に基づき、県・市・受益者が事業費の3分の1ずつを事業主体である土地改良区に拠出するもの、5月18日災害の杉山田地区の災害につきましては、県・市・受益者と協議の上、小災害を決定したもので、市の補助分を予算措置するものとの説明がありました。 委員からは、査定から外れた部分に対する市独自の対応の仕方が見えない。今後、基盤産業を守っていくなら、国・県にかかわらない部分は、やはり市単独で助成すべきとの要望がありました。 次に、商工観光課関係では、地域連携DMO秋田犬ツーリズムによる観光振興事業負担金について質疑があり、当局からは、阿仁地区にある古民家を宿泊あるいはカフェなどに活用したいということで、コンサルティング費用として500万円を計上したもの、コンサルティング調査を行った結果、必要であれば、来年度、ハード事業ということで修繕を含めた改修を行いたいとの答弁がありました。 次に、都市計画課関係では、住宅リフォーム支援事業補助金について、委員からは、今までどおり補助率は10%に変更はないかとの質疑があり、当局からは、一般リフォームは10%の上限が20万円、多子世帯用については15%の上限30万円で、18歳以下3人以上としていたが、今年度からは2人以上と枠を広げたことにより、申し込みがふえている状況との答弁がありました。 以上のような審査を踏まえ、全会一致で原案のとおり可決すべきものと決しました。 次に、「議案第120号、平成30年度北秋田市下水道事業特別会計補正予算(第2号)」については、全会一致で原案のとおり可決すべきものと決しました。 次に、「議案第129号、平成30年度北秋田市一般会計補正予算(第4号)≪所管分≫」の主な審査内容について、農林課関係では、林業施設災害復旧費について、8月15日の災害に伴う大雨の被害によるもので、林業施設災害復旧の内容は、全体的では22カ所10路線、そのうち2カ所が補助災害として国へ申請する予定で、残りは市単独災害となるとの説明がありました。 委員からは、国だけではなく、県からの補助はないのかとの質疑があり、当局からは、林道災害について、国の査定以外に関しては、全て市の持ち出しとなるとの答弁がありました。 以上のような審査を踏まえ、全会一致で原案のとおり可決すべきものと決しました。 次に、単行議案について報告いたします。 「議案第125号、坊山交流センターの指定管理者の指定について」、「議案第126号、川井交流センターの指定管理者の指定について」、「議案第127号、南鷹巣交流センターの指定管理者の指定について」、「議案第128号、幸屋交流センターの指定管理者の指定について」の以上4件については、全て全会一致で原案のとおり可決すべきものと決しました。 次に、陳情について報告いたします。 「陳情第4号、食糧の安全・安心を図るために農産物検査法及び食品表示法の抜本的見直しを求める陳情について」は、委員から、陳情の内容について記載内容、現状における提出について精査する必要があることから、継続審査とするべきとの意見が出され、継続審査に対する採決の結果、全会一致により継続審査することと決しました。 以上が産業建設常任委員会に付託されました9事件についての報告であります。よろしくお願い申し上げます。 ○副議長(佐藤重光)  これより産業建設常任委員長報告に対する質疑を行います。 なお、質疑される場合、議案番号を特定されるようお願いいたします。 質疑ございませんか。     (「なし」の声) ○副議長(佐藤重光)  質疑なしと認め、質疑を終結いたします。 以上をもって産業建設常任委員長報告を終わります。ご苦労さまでした。 ○副議長(佐藤重光)  これより付託されました事件について採決を行います。 ○副議長(佐藤重光)  最初に、日程第15「議案第114号、北秋田市営住宅条例の一部を改正する条例の制定について」を採決いたします。 委員長の報告は、全会一致による原案可決であります。 採決の方法は簡易採決としたいと思いますが、これにご異議ございませんか。     (「異議なし」の声) ○副議長(佐藤重光)  ご異議なしと認め、採決の方法は簡易採決と決定いたします。 委員長の報告のとおり決するにご異議ございませんか。     (「異議なし」の声) ○副議長(佐藤重光)  ご異議なしと認めます。 よって、議案第114号は原案のとおり可決することに決定いたしました。 ○副議長(佐藤重光)  次に、日程第16「議案第120号、平成30年度北秋田市下水道事業特別会計補正予算(第2号)」を採決いたします。 委員長の報告は、全会一致による原案可決であります。 採決の方法は簡易採決としたいと思いますが、これにご異議ございませんか。     (「異議なし」の声) ○副議長(佐藤重光)  異議なしと認め、採決の方法は簡易採決と決定いたします。 委員長の報告のとおり決するにご異議ございませんか。     (「異議なし」の声) ○副議長(佐藤重光)  ご異議なしと認めます。 よって、議案第120号は原案のとおり可決することに決定いたしました。 ○副議長(佐藤重光)  次に、日程第17「議案第125号、坊山交流センターの指定管理者の指定について」、日程第18「議案第126号、川井交流センターの指定管理者の指定について」、日程第19「議案第127号、南鷹巣交流センターの指定管理者の指定について」、日程第20「議案第128号、幸屋交流センターの指定管理者の指定について」の4件を一括して採決いたします。 委員長の報告は、いずれも全会一致による原案可決であります。 採決の方法は、簡易採決としたいと思いますが、これにご異議ございませんか。     (「異議なし」の声) ○副議長(佐藤重光)  異議なしと認め、採決の方法は簡易採決と決定いたします。 委員長の報告のとおり決するにご異議ございませんか。     (「異議なし」の声) ○副議長(佐藤重光)  異議なしと認めます。 よって、議案第125号から議案第128号の4件は原案のとおり可決することに決定いたしました。 ○副議長(佐藤重光)  次に、日程第21「陳情第4号、食糧の安全・安心を図るために農産物検査法及び食品表示法の抜本的見直しを求める陳情について」を採決いたします。 委員長の報告は、全会一致による継続審査であります。 採決の方法は簡易採決としたいと思いますが、これにご異議ございませんか。     (「異議なし」の声) ○副議長(佐藤重光)  異議なしと認め、採決の方法は簡易採決と決定いたします。 委員長の報告のとおり決するにご異議ございませんか。     (「異議なし」の声) ○副議長(佐藤重光)  異議なしと認めます。 よって、陳情第4号は継続審査することに決定いたしました。 ○副議長(佐藤重光)  次に、日程第22「議案第115号、平成30年度北秋田市一般会計補正予算(第3号)」、日程第23「議案第129号、平成30年度北秋田市一般会計補正予算(第4号)」の2件を一括して採決いたします。 委員長の報告は、いずれも全会一致による原案可決であります。 採決の方法は簡易採決としたいと思いますが、これにご異議ございませんか。     (「異議なし」の声) ○副議長(佐藤重光)  異議なしと認め、採決の方法は簡易採決と決定いたします。 委員長の報告のとおり決するにご異議ございませんか。     (「異議なし」の声) ○副議長(佐藤重光)  異議なしと認め、よって、議案第115号、議案第129号の2件は原案のとおり可決することに決定いたしました。 ○副議長(佐藤重光)  次に、日程第24「一般会計決算特別委員長報告」を求めます。 一般会計決算特別委員長。 ◆一般会計決算特別委員長(福岡由巳) (一般会計決算特別委員長 福岡 由巳君登壇) 平成29年度一般会計決算特別委員会委員長報告をさせていただきます。 一般会計決算特別委員会に付託されました事件について、その審査の経過と結果についてご報告申し上げます。 本委員会に認定議案として付託されました事件は、1件でありました。 この事件について、去る9月11日の委員会構成から10月4日までの期間において、6回の特別委員会を開催し、当局から関係部課長等の出席を求め、慎重に審査した結果、次のとおり決定しましたので、会議規則第110条の規定によりご報告申し上げます。 なお、審査の最終日には、市長、副市長、教育長に対して総括質疑を行い、認定・不認定の判断に資したところであります。 それでは、報告いたします。 「認定第1号、平成29年度北秋田市一般会計歳入歳出決算の認定について」は、公共施設の利活用に伴う大型改修等についての質疑があり、当局からは、小中学校再編プランに基づく中学校の改修事業を初め、公共施設等総合管理計画の策定以前から予定されている事業など、個別計画の策定を待たずに開始している事業もあるが、今後は、策定作業中の個別計画がまとまり次第、公表した上で計画的に進めていくとの答弁がありました。 また、公共施設の有効活用についての質疑に対し、当局からは、阿仁庁舎及び森吉庁舎については、民間からの借り入れの打診もあるが、各地域の老朽化により建てかえが必要な施設の機能を集約できないかなどさまざまな可能性を検討している。さらに、廃校舎の利活用については、まず、他の行政目的による利活用を検討し、次に自治会による利活用、次に民間による利活用といった順番で検討しているが、将来的に利活用が困難であると判断した場合には解体も視野に入れて検討しているとの答弁がありました。 また、観光行政の今後の見通しについての質疑があり、当局からは、台湾へのトップセールスに加え、秋田犬ツーリズムとの連携や日本三大樹氷観賞地としてのプロモーションにより、外国人旅行客は増加傾向にあり、平成29年度のクウィンス森吉の宿泊施設整備事業や打当温泉マタギの湯のどぶろく工房整備事業、市内観光4施設への公衆無線LANステーション整備事業といった観光拠点の整備も行い、また、冬期の森吉山では、樹氷教室の開催や英語の堪能な樹氷案内人の配置等のサービスを提供しており、今後も受け入れ態勢の確保を図っていくとの答弁がありました。 その他、移住定住対策、健康寿命を延ばす施策、市民所得向上対策、時間外勤務と職員配置の適正化など多岐にわたる質疑があり、委員各位より、当局に対し貴重な意見や提言も出されております。 なお、慎重に審査した結果、一部、意見の一致を見ることができず、討論では、反対の立場から、監査委員から実質単年度収支が赤字に転落したと指摘され、その要因として、大型投資による公債費の増や物件費の増があると示されたことは重く受けとめるべき。市民生活向上への財政を拡充させつつ、継続的な行財政を進めるには、各事業の中長期的な見通し計画性がより一層求められ、特に、大型建設事業は年度ごとの負担が重ならないよう実施すべきであり、今後、バランスのとれた市政運営を求め反対するとの反対討論がありました。 また、賛成の立場から、決算の結果については、財政的にはクリーンリサイクルセンターなどのインフラ整備などの大型投資があり、基金の取り崩しはあったものの、計画的な部分であり、おおむね良好と考えており、今、この現状の中で最大限の努力をした結果との賛成討論がありました。 以上のような審査を踏まえ、採決の結果、賛成多数で認定すべきものと決しました。 以上が本委員会に付託されました事件の報告であります。 審査に当たりましては、連日ご協力いただきました当局並びに委員各位に対しまして、ここに改めて感謝を申し上げまして、報告といたします。 ○副議長(佐藤重光)  これより一般会計決算特別委員長報告に対する質疑を行います。 質疑ございませんか。     (「なし」の声) ○副議長(佐藤重光)  質疑なしと認め、質疑を終結いたします。 以上で一般会計決算特別委員長報告を終わります。どうもご苦労さまでした。 ○副議長(佐藤重光)  これより付託されました事件について採決を行います。 ○副議長(佐藤重光)  日程第25「認定第1号、平成29年度北秋田市一般会計歳入歳出決算の認定について」を採決いたします。 委員長の報告は、賛成多数による認定であります。 これより本件に対する討論を行います。 初めに、委員長の報告に反対の討論、つまり原案に反対の討論から行います。 2番 三浦 倫美議員。 ◆2番(三浦倫美) (2番 三浦 倫美君登壇) 「認定第1号、平成29年度北秋田市一般会計歳入歳出決算の認定について」、反対討論します。 監査委員から、実質単年度収支が赤字に転落したと指摘され、その要因として、大型投資による公債費の増や物件費の増があると指摘されたことを重く受けとめるべきです。市民生活向上への財政を拡充させつつ、継続的な行財政を進めるためには、各事業の中長期的な見通し、計画性がより一層求められると思います。特に、大型建設事業、改修事業は、年度ごとの負担が重ならないよう実施すべきであり、今後、バランスのとれた市政運営を求め、平成29年度北秋田市一般会計歳入歳出決算の認定について反対いたします。 ○副議長(佐藤重光)  次に、原案に賛成の討論を行います。 討論ございませんか。 5番 杉渕 一弘議員。 ◆5番(杉渕一弘) (5番 杉渕 一弘君登壇) 「認定第1号、平成29年度北秋田市一般会計歳入歳出決算の認定について」に、賛成討論を行います。 平成29年度の決算結果については、先ほど委員長からも報告ありましたとおり、財政的にはクリーンリサイクルセンターのインフラ整備などの大型投資がございました。それによって、基金の取り崩しはあったものの、課題が山積みする中で、その予算内の中で最大限の努力をされたことは、これについて一定の評価をするものでございます。 本市における山積みされた課題をクリアするためには、今後数年間、より一層の緊張感を持って財政運営を行いながら、将来的に向けた準備を確実に進めなければならないと思っております。監査委員からの指摘にもあったとおり、すぐに検討及び取り組みが必要であり、中長期的なビジョンを明確に示し、庁内の総力をもってさらなる充実をしていただくことを切望し、本決算に賛成をいたします。よろしくお願いいたします。 ○副議長(佐藤重光)  ほかに討論ありますか。 7番 福岡 由巳議員。 ◆7番(福岡由巳) (7番 福岡 由巳君登壇) ○副議長(佐藤重光)  暫時休憩します。   (休憩)                    (11時27分) ○副議長(佐藤重光)  再開いたします。   (再開)                    (11時33分) ○副議長(佐藤重光)  7番 福岡 由巳議員。 ◆7番(福岡由巳) (7番 福岡 由巳君登壇) 「認定第1号、平成29年度北秋田市一般会計歳入歳出決算の認定について」、反対の立場で討論させていただきます。 特別委員会では、私は、委員席から2点質問をいたしましたので、それに沿いながら討論をさせていただきます。 反対の第1でありますけれども、一般会計決算に対する監査委員の意見では、当年度の実質単年度収支が赤字に転落したことに関して、行財政改革については、全庁を挙げて例外のない改善、改革の取り組みに努められたいと指摘されておりますけれども、十分認識されまして取り組む必要があると考えます。 さて、平成29年度は津谷市長が3選を果たし、市民ファーストを掲げ、再スタートした1年でありました。その中で、指標とされました移住定住対策には一定の成果が上がっているようでありますけれども、産業振興による仕事づくりと働く場の確保や、安心・安全で快適な暮らしやすい環境の整備などの政策は成果がよく見えませんでした。特に力を入れようとしています持続可能な公共交通体系の構築も、今なお進展が見られません。 市民生活、福祉関係では、国民健康保険税や介護保険料の引き上げなど、市民生活を脅かすものとなりました。津谷市長の立場としては、施政方針に掲げています7つの重点項目の実践であることを私は申し添えておきたいと思います。 第2と第3は、委員席で質問した内容でありますけれども、第2に、市民病院の負担金についてであります。 当初、予算約7億5,000万円と比較して約9,000万円減少して、生産額が6億6,200万円となっています。これは、一定の改善と評価するものでありますが、大きい額であることには変わりありません。監査委員が市民病院負担金も懸念されていますように、返還金が発生している今、減価償却費等相当額等の納付、指定管理料の本来のあり方に戻すよう基本協定を改正すべきと考えます。 第3に、マタギの里観光開発株式会社の経営についてでありますが、貸借対照表によりますと、当期純利益は89万5,180円と、平成29年度単期では黒字と報告されています。ただし、前年度は880万円ほどでありました。しかし、資料などを精査しますと、まず、指定管理料が前年度より240万円引き上げられています。これだけでも89万円の黒字は当然と言ってもよいかもしれませんが、この指定管理料の趣旨が、これはいろいろな内容に含まれていますので、簡単に当然とも言えるわけではありません。 さらによく見ていきますと、役員報酬は840万円の予算でありましたけれども、306万円減額しながら決算を出しているわけであります。除雪費でも収入増、139%の額の収入増になっています。これほど企業努力しながら、89万円の純利益では不思議であります。 ところで、報告では、インバウンドによる旅行者数は2万4,000人になっているなどと強調されていますが、打当温泉の人数を調べますと、宿泊人数は、平成27年度は5,036人、飛ばしまして、平成29年度は4,719人、3年連続減少しているわけであります。入浴者数合計は、平成27年度は2万4,299人、そして、飛んで、平成29年度は1万9,826人、こちらも3年連続して減少しているわけであります。これらの数字から言えることは、経営改善計画が出されましたけれども、この計画は一体どうなっているものなのか、納得できるものではありません。議会には、このような状況をほとんど知らされませんでした。この問題も含めて、指定管理者制度の行財政改革も緊急な検討課題だと考えます。 以上3点を申し上げて、反対討論とさせていただきます。 ○副議長(佐藤重光)  ほかに討論ございませんか。     (「なし」の声) ○副議長(佐藤重光)  討論なしと認め、討論を終結いたします。 これより本件を採決いたします。 この採決は起立をもって行います。 委員長の報告は賛成多数による認定であります。 委員長報告のとおり賛成の議員の起立を求めます。     (起立多数) ○副議長(佐藤重光)  ご着席ください。 起立多数であります。 よって、認定第1号は原案のとおり認定することに決定いたしました。 ○副議長(佐藤重光)  次に、日程第26「特別・企業会計決算特別委員長報告」を求めます。 特別・企業会計決算特別委員長。 ◆特別・企業会計決算特別委員長(武田浩人) (特別・企業会計決算特別委員長 武田 浩人君登壇) 特別・企業会計決算特別委員会に付託されました事件について、その審査の経過の概要と結果についてご報告申し上げます。 本委員会に認定議案として付託された事件は、22件であります。 この事件について、去る9月11日の委員会構成から10月4日までの期間において、計6回の特別委員会を開催し、当局から関係部課長等の出席を求め、慎重に審査した結果、次のとおり決定いたしましたので、会議規則第110条の規定によりご報告申し上げます。 なお、審査の最終日には、市長、副市長に対して総括質疑を行い、認定・不認定の判断に資したところであります。 それでは、審査の概要について、順を追って報告いたします。 「認定第2号、平成29年度北秋田市国民健康保険特別会計歳入歳出決算の認定について」につきましては、委員から、病気の早期発見・治療につなげ、医療費の抑制にも特定検診受診率の向上が必要と考えるが、受診率向上に向けた対策はどのように行われたのかとの質疑がありました。 当局からは、特定検診には、検査項目を追加するなど検診内容の充実を図っており、対象者への検診受診票と日程表等の郵送や、健康ガイドや広報、そして、広報車を活用しながら周知に努めておりますほか、未受診者には、コール・リコール事業による電話や、個別に通知を送りながら、地道に受診勧奨を進めておりますなどの答弁がありました。 また、委員から、県では、「健康寿命日本一」の目標を掲げているが、今後の対策についてはなどの質疑ありました。 当局からは、平成31年度に向けた健康ポイント制度の導入や、健康づくりにかかわる人材育成により、受診率の向上につなげていくとともに、県と連携して目指してまいりますなどの答弁がありました。 なお、慎重に審査した結果、一部で意見の一致を見ることができず、討論では反対の立場から、昨年の3月定例会で税率改定が提案され、その際の答弁の中で減免規定を見直すという答弁を受けて、議会は認めたものであるが、減免取扱規則の一部変更では肝心の保険税の減免には手をつけていない。議会に約束したことをしていない決算は認めるわけにはいかないとの反対討論がありました。 また、賛成の立場から、しっかりした減免対象についても、引き続き当局に求めていかなければならない問題ではあるが、国保特別会計の安定した運営も含めて、相対的に判断すると、平成29年度決算については不認定とする要素は少ないとの賛成討論がありました。 以上のような審査を踏まえ、採決の結果、賛成多数で認定すべきものと決定いたしました。 次に、「認定第3号、平成29年度北秋田市国民健康保険合川診療所特別会計歳入歳出決算の認定について」、「認定第4号、平成29年度北秋田市介護保険特別会計歳入歳出決算の認定について」、「認定第5号、平成29年度北秋田市介護サービス事業特別会計歳入歳出決算の認定について」、「認定第6号、平成29年度北秋田市簡易水道特別会計歳入歳出決算の認定について」、「認定第7号、平成29年度北秋田市農業集落排水事業特別会計歳入歳出決算の認定について」、「認定第8号、平成29年度北秋田市下水道事業特別会計歳入歳出決算の認定について」、「認定第9号、平成29年度北秋田市特定地域生活排水処理事業特別会計歳入歳出決算の認定について」、「認定第10号、平成29年度北秋田市後期高齢者医療特別会計歳入歳出決算の認定について」、「認定第11号、平成29年度北秋田市立阿仁診療所特別会計歳入歳出決算の認定について」、「認定第12号、平成29年度北秋田市立米内沢診療所特別会計歳入歳出決算の認定について」、「認定第13号、平成29年度北秋田市坊沢財産区特別会計歳入歳出決算の認定について」、「認定第14号、平成29年度北秋田市綴子財産区特別会計歳入歳出決算の認定について」、「認定第15号、平成29年度北秋田市栄財産区特別会計歳入歳出決算の認定について」、「認定第16号、平成29年度北秋田市沢口財産区特別会計歳入歳出決算の認定について」、「認定第17号、平成29年度北秋田市七日市財産区特別会計歳入歳出決算の認定について」、「認定第18号、平成29年度北秋田市米内沢財産区特別会計歳入歳出決算の認定について」、「認定第19号、平成29年度北秋田市前田財産区特別会計歳入歳出決算の認定について」、「認定第20号、平成29年度北秋田市阿仁合財産区特別会計歳入歳出決算の認定について」、「認定第21号、平成29年度北秋田市大阿仁財産区特別会計歳入歳出決算の認定について」、以上の19件については、審査の結果、全て全会一致で認定すべきものと決定いたしました。 次に、「認定第22号、平成29年度北秋田市病院事業会計決算の認定について」は、委員から、昨年の9月定例会で附帯意見が付されたが、これをどう受けとめたかとの質疑がありました。 当局からは、医療に関する専門的な工事内容であり、設備等に係る関係法令等の詳細を双方の担当者が把握できずにいたもので、今後は十分な説明を求めるなど厚生連側と意思疎通を図りながら、慎重に対応してまいりますとの答弁がありました。 なお、慎重に審査した結果、一部で意見の一致を見ることができず、討論では反対の立場から、平成29年度は、地域包括ケア病棟の開設で収支は一定数改善されたが、市の持ち出しは全部で6億数千万円あり、医師確保はこれまでと同様である。市との連携を深めながら、市民の立場に立った病院を目指すべきであるとの反対討論がありました。 以上のような審査を踏まえ、採決の結果、賛成多数で認定すべきものと決定いたしました。 次に、「認定第23号、平成29年度北秋田市水道事業会計決算の認定について」は、委員から、計画的な老朽管の更新により、良質な水の供給やロスをなくすることで、水道事業の安定経営につながるのではないかとの質疑がありました。 当局からは、耐用年数を迎える老朽管の更新は、全国の水道事業体において、大きな財政負担であり、本市においても、最重要課題であると認識しております。そのため、計画的な更新を行うことは事業の安定経営に直結しますので、年次計画に基づく資本費の平準化を図りながら、効率的な予算編成を行っているところでありますとの答弁がありました。 以上のような審査を踏まえ、全会一致で認定すべきものと決定いたしました。 本委員会では、各所管の決算審査のほか、総括質疑においても、不納欠損処分額の減少、一般会計からの繰入金の抑制、水道料金の明確化、介護職員の人材確保など、多岐にわたる質疑があり、委員各位より、当局に対し、さまざまな角度から貴重な意見や提言も出されております。 以上が本委員会に付託された22事件の報告であります。 最後に、決算審査に当たりましては、連日にわたり、ご協力いただきました当局並びに委員の皆様に対し、心から感謝と御礼を申し上げまして報告といたします。 ○副議長(佐藤重光)  これより特別・企業会計決算特別委員長報告に対する質疑を行います。 質疑ございませんか。     (「なし」の声) ○副議長(佐藤重光)  質疑なしと認め、質疑を終結いたします。 以上で特別・企業会計決算特別委員長報告を終わります。 ○副議長(佐藤重光)  これより付託されました事件について採決を行います。 日程第27「認定第2号、平成29年度北秋田市国民健康保険特別会計歳入歳出決算の認定について」、委員長の報告は賛成多数による認定であります。 これより本件に対する討論を行います。 初めに、委員長の報告に反対の討論、つまり原案に反対の討論から行います。 14番 板垣  淳議員。 ◆14番(板垣淳) (14番 板垣  淳君登壇) 反対の討論をします。 平成29年度は、国保税を引き上げし、その総額は加入者全体で約7,000万円でした。一方、決算の収支差し引きは2億2,000万円余りました。つまり値上げしなくても1億5,000万円余って、問題なく運営できた会計でした。値上げし、市民を困らせたことをよしとするわけにはいきません。 これが大きな理由ですが、もう一つ、議会として看過できないことがあります。値上げが提案されたときの大綱質疑で議員から、払うのが大変だという市民の声があるがとの問いに、当局は、減免規定を見直すと答弁しました。そのことも受けて、議会は引き上げを認めました。ところが、見直ししたのは提出書類の取り扱いだけで、肝心の保険税の減免は見直していなかったことが決算審査でわかりました。議会に約束したことをやらなかったことに対して、議会が問題意識を持たないのであれば、議会とは何なのかということになりますので、ここはきっぱりと不認定にすべきと考えます。 ご賛同をお願いして、討論を終わります。 ○副議長(佐藤重光)  次に、原案に賛成の討論を行います。 18番 中嶋 洋子議員。 ◆18番(中嶋洋子) (18番 中嶋 洋子君登壇) 認定第2号、国民健康保険特別会計歳入歳出決算の認定について、賛成の立場から討論させていただきます。 相対的な判断からいたしますと、国保会計の安定した運営も必要であり、しっかりとした減免対象も引き続き当局に求めていくことも含め、不認定とするような要素は少ないと考えます。 よって、賛成とさせていただきます。 皆様のご賛同よろしくお願いいたします。 ○副議長(佐藤重光)  ほかに討論ありますか。 反対の立場ですね。 7番 福岡 由巳議員。 ◆7番(福岡由巳) (7番 福岡 由巳君登壇) 認定第2号、平成29年度国民健康保険特別会計歳入歳出決算の認定について、反対の立場で討論をさせていただきます。 反対の第1は、国民健康保険税は平成29年度より、いわゆる当年度でありますけれども、所得割額を11.2%から13.2%へ2%増税いたしました。均等割額、平等割額それぞれ7,000円ずつ増税いたしました。昨年の3月議会の中で明らかになっていることは、北秋田市国保加入世帯の平成27年度平均所得は57万9,000円、平成27年度国保加入世帯の職業構成は、農林水産業8%、自営業16%、無職32%などから、この構成は生活困窮者、事業不振者などが圧倒的であります。このような人たちへの大増税でありました。非常に私はこの増税は問題であったと思います。 2点目は、国保税引き上げによって、国保税の収入済額が前年度比較、約7,000万円増の約5億7,600万円となっています。ところが、この税収においても、いわゆる所得が少なかったために、平成25年度の段階までも回復できない状態になっています。増税による解決策は、納税者の生活破壊を導くだけであり、このような増税は今後十分に検討しながら進めていかなければならないというふうに考えます。 一方、一般会計からの繰入金は、平成27年度、初めて4億円台になりました。そして、平成29年度、初めて5億円台になりました。つまり、その以前は2億円ちょっとでありましたけれども、この3年間で急増したものであります。 以上から、国保特別会計は納税者と市財政を圧迫するだけであり、これまで述べてきましたように、国庫支出金の大幅増がなければ運営できないものと考えます。平成30年度予算には、この国庫支出金の項目が消えていますので、平成30年度、本年度の予算と比較することは、明確には示すことできませんので、この点については後日また検証するものといたしまして、国保税の引き上げは納税者の重い負担となっている。それから、国庫支出金を大幅に増額するよう、国に要望すべきであるということを申し上げまして、私の反対討論とさせていただきます。 皆さんのご賛同よろしくお願いします。 ○副議長(佐藤重光)  ほかに討論ありますか。     (「なし」の声) ○副議長(佐藤重光)  討論なしと認め、討論を終結いたします。 これより本件を採決いたします。 この採決は起立をもって行います。 委員長の報告は賛成多数による認定であります。 委員長の報告のとおり決するに賛成の議員の起立を求めます。     (起立多数) ○副議長(佐藤重光)  着席ください。 起立多数であります。 よって、認定第2号は原案のとおり認定することに決定いたしました。 ○副議長(佐藤重光)  次に、日程第28「認定第3号、平成29年度北秋田市国民健康保険合川診療所特別会計歳入歳出決算の認定について」、日程第29「認定第4号、平成29年度北秋田市介護保険特別会計歳入歳出決算の認定について」、日程第30「認定第5号、平成29年度北秋田市介護サービス事業特別会計歳入歳出決算の認定について」、日程第31「認定第6号、平成29年度北秋田市簡易水道特別会計歳入歳出決算の認定について」、日程第32「認定第7号、平成29年度北秋田市農業集落排水事業特別会計歳入歳出決算の認定について」、日程第33「認定第8号、平成29年度北秋田市下水道事業特別会計歳入歳出決算の認定について」、日程第34「認定第9号、平成29年度北秋田市特定地域生活排水処理事業特別会計歳入歳出決算の認定について」、日程第35「認定第10号、平成29年度北秋田市後期高齢者医療特別会計歳入歳出決算の認定について」、日程第36「認定第11号、平成29年度北秋田市立阿仁診療所特別会計歳入歳出決算の認定について」、日程第37「認定第12号、平成29年度北秋田市立米内沢診療所特別会計歳入歳出決算の認定について」、日程第38「認定第13号、平成29年度北秋田市坊沢財産区特別会計歳入歳出決算の認定について」、日程第39「認定第14号、平成29年度北秋田市綴子財産区特別会計歳入歳出決算の認定について」、日程第40「認定第15号、平成29年度北秋田市栄財産区特別会計歳入歳出決算の認定について」、日程第41「認定第16号、平成29年度北秋田市沢口財産区特別会計歳入歳出決算の認定について」、日程第42「認定第17号、平成29年度北秋田市七日市財産区特別会計歳入歳出決算の認定について」、日程第43「認定第18号、平成29年度北秋田市米内沢財産区特別会計歳入歳出決算の認定について」、日程第44「認定第19号、平成29年度北秋田市前田財産区特別会計歳入歳出決算の認定について」、日程第45「認定第20号、平成29年度北秋田市阿仁合財産区特別会計歳入歳出決算の認定について」、日程第46「認定第21号、平成29年度北秋田市大阿仁財産区特別会計歳入歳出決算の認定について」、以上19件を一括して採決いたします。 委員長の報告はいずれも全会一致による認定であります。 採決の方法は簡易採決としたいと思いますが、これにご異議ございませんか。     (「異議なし」の声) ○副議長(佐藤重光)  異議なしと認め、採決の方法は簡易採決と決定いたします。 委員長の報告のとおり決するにご異議ございませんか。     (「異議なし」の声) ○副議長(佐藤重光)  質疑なしと認め、よって、認定第3号から認定第21号までの19件は、原案のとおり認定することに決定いたしました。 ○副議長(佐藤重光)  次に、日程第47「認定第22号、平成29年度北秋田市病院事業会計決算の認定について」、採決いたします。 委員長の報告は賛成多数による認定であります。 これより本件に対する討論を行います。 初めに、委員長の報告に反対の討論、つまり原案に反対の討論から行います。 討論ございますか。 8番 久留嶋範子議員。 ◆8番(久留嶋範子) (8番 久留嶋範子君登壇) 認定第22号、平成29年度北秋田市病院事業会計決算の認定について、反対討論をいたします。 平成29年度の病院への負担額は6億6,000万円でした。前年比で9,000万円改善したとはいえ、市の財政が逼迫している中で、毎年6億円、7億円も出し続けていいのでしょうか。前年と比べ、改善した理由は、包括ケア病棟の開設でしたが、病床数は決まっているため、次年度以降もっと患者数がふえるというものではありませんし、ケア病棟も含めた稼働病床数は開業以来220床で、認可病床数320と比べ、依然として100床あいたままになっております。医師を確保して、これを埋めて赤字を減らす努力をしなければならないと思います。監査委員は、一般会計への意見で、病院事業に対する繰出金の今後の動向が懸念されるとし、病院会計への意見では、一般会計からの負担金の削減につながる取り組みを一層求めるとしましたが、本決算はその努力が足りていないと判断せざるを得ず、反対いたします。 ご賛同をお願いし、討論を終わります。 ○副議長(佐藤重光)  次に、議案に賛成の討論を行いますが、討論ありますか。     (「なし」の声) ○副議長(佐藤重光)  次、議案に反対の立場で。 7番 福岡 由巳議員。 ◆7番(福岡由巳) (7番 福岡 由巳君登壇) 認定第22号、平成29年度北秋田市病院事業会計決算の認定について、反対の立場で討論をさせていただきます。 決算におきまして、第1の問題点は、経営成績において3億2,708万9,000円の純損失となっております。累積欠損金は28億845万7,000円となっています。今後もふえるものと予想されます。私の記憶では、かつて公立米内沢総合病院を廃院にする際の大きな理由の一つに、当時の一部事務組合議会は、この累積欠損金、約21億円というのを挙げました。この28億円は、この額からすればかなり増額、増大になっているわけであります。このはるかに超える額について、私は非常に懸念をするわけであります。当病院の事業会計のあり方を含めて検証が必要と考えます。 第2の問題点は、医師確保についてであります。監査委員の意見においても、医師充足率は97.5%で徐々に診療体制の拡充が図られていると評価されています。これについては、私も同じ考えであります。ところが、常勤医師については16人となっていて、病院改革プランの17.5人にも及びません。ましてや将来320床にした際の31人の約半数であるわけであります。この常勤医確保こそ、喫緊の課題であります。特に夜間や休日、祝日の救急患者の診療には対応し切れていないのが実態と考えます。救急搬送されてきて、その場で転院のためにまた搬送せざるを得ないなどというのは、大変なことだと考えます。以前、答弁されていました研修医確保あるいは地元出身者の確保、このような点は現在どうなっているのでしょうか。医師確保の困難さは、全国的な問題だからといって済まされる問題ではありません。せめて救急患者を転院させることなく、直接治療できる常勤医確保が求められていると思います。 以上の点から、反対討論とさせていただきます。 皆さんのご賛同よろしくお願いいたします。 ○副議長(佐藤重光)  ほかに討論ございませんか。     (「なし」の声) ○副議長(佐藤重光)  討論なしと認め、討論を終結いたします。 それでは、本件を採決いたします。 この採決は起立をもって行います。 委員長報告は賛成多数による認定であります。 委員長の報告のとおり決するに賛成の議員の起立を求めます。     (起立多数) ○副議長(佐藤重光)  ご着席ください。 起立多数であります。 よって、認定第22号は原案のとおり認定することに決定いたしました。 ○副議長(佐藤重光)  次に、日程第48「認定第23号、平成29年度北秋田市水道事業会計決算の認定について」を採決いたします。 委員長の報告は全会一致による認定であります。 採決の方法は簡易採決としたいと思いますが、これにご異議ございませんか。     (「異議なし」の声) ○副議長(佐藤重光)  異議なしと認め、採決の方法は簡易採決と決定いたします。 委員長の報告のとおり決するにご異議ございませんか。     (「異議なし」の声) ○副議長(佐藤重光)  質疑なしと認め、よって、認定第23号は、原案のとおり認定することに決定いたしました。 ○副議長(佐藤重光)  昼食のため、1時20分まで休憩いたします。   (休憩)                    (12時19分) ○副議長(佐藤重光)  休憩前に引き続き、会議を再開いたします。   (再開)                    (13時19分) ○副議長(佐藤重光)  なお、松尾議員は早退の届けが出ております。 それでは、日程に入ります。 日程第49「議案第130号、北秋田市長、副市長及び教育長の給与及び旅費に関する条例の一部を改正する条例の制定について」を議題といたします。 提案理由の説明を求めます。 総務部長。 ◎総務部長(石川博志) (総務部長 石川 博志君登壇) ご提案申し上げます。 議案第130号、北秋田市長、副市長及び教育長の給与及び旅費に関する条例の一部を改正する条例の制定について。 北秋田市長、副市長及び教育長の給与及び旅費に関する条例の一部を改正する条例を別紙のとおり制定するものとする。 平成30年10月10日提出。北秋田市長 津谷永光。 提案理由。 市立診療所において職員により公金が不正に着服された不祥事について、市長及び副市長としての管理監督責任を明らかにすべく給料を減額する措置を講じたいため、提案するものである。 次のページは、改正条文であります。 附則第7項及び附則第8項を追加するものでございます。 第7項は、市長の給料の減額に関する規定、第8項は、副市長の給料の減額に関する規定となっております。 改正内容でございます。 現在の市長の給料月額は、附則第3項の規定によりまして、平成29年5月1日から平成33年3月31日までの間、別表第1で定める市長の給料月額89万2,000円から5%相当額の4万5,000円を、副市長の給料月額は、附則第4項の規定により、65万7,000円から5%相当額の3万3,000円をそれぞれ減じて得た額となっておりますけれども、今回の一部改正では、10月分の給料月額を、市長は5%減額後の額84万7,000円から、その10分の1、8万4,700円を減じて得た額、副市長は5%減額後の額62万4,000円から、その10分の1、6万2,400円を減じて得た額とするものでございます。 附則といたしまして、この条例は公布の日から施行するとしてございます。 以上、ご審議くださるようお願いいたします。 ○副議長(佐藤重光)  ただいま議題となっております議案第130号は、北秋田市議会会議規則第37条第3項の規定により委員会付託を省略したいと思いますが、これにご異議ございませんか。     (「異議なし」の声) ○副議長(佐藤重光)  質疑なしと認め、議案第130号は委員会付託を省略することに決定いたしました。 これより本件に対する質疑を行います。 質疑ございませんか。     (「なし」の声) ○副議長(佐藤重光)  質疑なしと認め、質疑を終結いたします。 これより本件に対する討論を行います。 討論ありますか。     (「なし」の声) ○副議長(佐藤重光)  討論なしと認めます。討論を終結します。 この採決は、起立をもって行います。 本件に賛成の議員の起立を求めます。     (起立多数) ○副議長(佐藤重光)  着席ください。 起立多数であります。 よって、議案第130号は原案のとおり可決することに決定いたしました。
    ○副議長(佐藤重光)  次に、日程第50「同意第5号、北秋田市教育委員会委員の任命について」を議題といたします。 提案理由の説明を求めます。 市長。 ◎市長(津谷永光) (市長 津谷 永光君登壇) それでは、ご提案申し上げます。 同意第5号、北秋田市教育委員会委員の任命について。 北秋田市教育委員会委員に下記の者を任命したいので、地方教育行政の組織及び運営に関する法律第4条第2項の規定に基づき議会の同意を求める。 住所が、北秋田市宮前町5番6号、氏名、蒔苗 隆、66歳。 平成30年10月10日提出。北秋田市長 津谷永光。 提案理由でございます。 北秋田市教育委員会委員小林  真から平成30年8月31日をもって辞職する旨の申し出があり、これに同意したため、任命について提案するものでございます。 以上、よろしくお願いいたします。 ○副議長(佐藤重光)  お諮りいたします。 本件は人事案件でありますから、委員会付託、質疑及び討論を省略し、直ちに採決したいと思いますが、これにご異議ございませんか。     (「異議なし」の声) ○副議長(佐藤重光)  異議なしと認め、直ちに採決を行います。 採決の方法は無記名投票をもって行いたいと思いますが、これにご異議ございませんか。     (「異議なし」の声) ○副議長(佐藤重光)  異議なしと認め、採決の方法は無記名投票と決定いたします。 議場の閉鎖を命じます。     (議場閉鎖) ○副議長(佐藤重光)  ただいまの出席議員は私を除いて17名であります。 立会人の指名をいたします。会議規則第31条第2項の規定により、立会人に、13番 長崎 克彦議員、14番 板垣  淳議員、15番 関口 正則議員の3議員を指名いたします。 投票用紙を配付させます。     (投票用紙配付) ○副議長(佐藤重光)  配付漏れありませんか。     (「なし」の声) ○副議長(佐藤重光)  配付漏れはないと認めます。 投票箱を点検させます。     (異状なし) ○副議長(佐藤重光)  異状なしと認めます。 ただいまから投票を行います。 念のために申し上げます。本件を可とする議員は賛成、否とする議員は反対と記入の上、点呼に応じて順次投票願います。 なお、白紙及び多事記載は反対、つまり否として取り扱います。 それでは、点呼を命じます。 事務局長。     (事務局長の点呼に応じて順次投票) ○副議長(佐藤重光)  投票漏れはありませんか。     (「なし」の声) ○副議長(佐藤重光)  投票漏れはないと認めます。 投票を終了いたします。 議場の閉鎖を解きます。     (議場開鎖) ○副議長(佐藤重光)  これより開票を行います。立会人の立ち会いをお願いいたします。     (開票) ○副議長(佐藤重光)  開票の結果を事務局長から報告させます。 ◎事務局長(佐藤誠)  開票の結果を報告いたします。     投票総数       17票       有効投票     16票       無効投票      1票     有効投票中    賛成16票 以上でございます。 ○副議長(佐藤重光)  開票の結果、事務局長から報告のあったとおりであります。 よって、同意第5号は同意することに決定いたしました。 ○副議長(佐藤重光)  次に、日程第51「同意第6号、人権擁護委員候補者の推薦について」を議題といたします。 提案理由の説明を求めます。 市長。 ◎市長(津谷永光) (市長 津谷 永光君登壇) ご提案を申し上げます。 同意第6号、人権擁護委員候補者の推薦について。 人権擁護委員候補者に下記の者を推薦したいので、人権擁護委員法第6条第3項の規定に基づき議会の同意を求めるものでございます。 北秋田市綴子字大堤道下12番地2、高橋 進。 北秋田市上杉字下屋布岱257番地、亀谷隆道。 平成30年10月10日提出。北秋田市長 津谷永光。 提案理由でございます。 人権擁護委員、藤島孝雄及び亀谷隆道の任期が平成30年12月31日をもって満了することから、秋田地方法務局の候補者推薦依頼を受け、その推薦について提案するものでございます。 以上、よろしくお願いいたします。 ○副議長(佐藤重光)  お諮りいたします。 本件は人事案件でありますから、委員会付託、質疑及び討論を省略し、直ちに採決したいと思いますが、これにご異議ございませんか。     (「異議なし」の声) ○副議長(佐藤重光)  異議なしと認め、直ちに採決を行います。 採決の方法は簡易採決としたいと思いますが、これにご異議ございませんか。     (「異議なし」の声) ○副議長(佐藤重光)  ご異議なしと認め、採決の方法は簡易採決と決定いたしました。 それでは、採決いたします。 本件について同意することにご異議ございませんか。     (「異議なし」の声) ○副議長(佐藤重光)  異議なしと認め、同意第6号は同意することに決定いたしました。 ○副議長(佐藤重光)  次に、日程第52「総務文教常任委員会の閉会中の所管事務調査報告」について、報告を求めます。 総務文教常任委員長。 ◆総務文教常任委員長(大森光信) (総務文教常任委員長 大森 光信君登壇) それでは、総務文教常任委員会閉会中の所管事務調査についてご報告をさせていただきたいと思います。 総務文教常任委員会では、閉会中の所管事務調査として、「図書館と文化会館について」、「伝統芸能の保存・継承について」、「ハローキティを活用したプロモーション事業の進捗と今後について」、「移住定住について」の4項目とし、去る8月6日に実施いたしました。 初めに、本庁舎にて、「図書館と文化会館について」と「伝統芸能の保存・継承について」の説明を受けました。 質疑応答の中で委員からは、図書館の利用方法に関して、他館との相互貸借について、各図書館の蔵書の一覧はどこからでも閲覧可能なのか。また、希望する場合は何日くらいで対応できるのかとの質疑がございました。 当局からは、市内のどこの図書館、図書室に行っても、どこにどんな本があるか確認可能となっている。貸し出し状況に関しても、その場で確認できるため、貸し出していない場合は、庁舎間のメッセンジャーを利用して二、三日で届けることができる。貸し出し中の場合は返却が済んでからの貸し出しとなるため、届いた時点で連絡する形になっているとの答弁がありました。 また、伝統芸能の継承に関して、委員から、国や県のほか、市指定の民俗芸能にも助成制度はあるが、手続の仕方が難しいと感じているようなので、申請方法等についてサポートが必要と考える。民俗芸能はなくなってしまうと復活することは大変なので、なくなっていない状況をできるだけ維持する努力を市でやっていただきたいとの意見がありました。 当局からは、民俗芸能以外にも、各地域でのねぶ流し等、参加する子供が少ないことを感じる。次を継いでいく子供たちに、地域の方が継いでほしいという思いを伝えてもらってつないでいくことにあわせて行政が援助していくことを考えていきたいとのことでありました。 説明後は、鷹巣図書館と文化会館へ行き、視察をいたしました。 鷹巣図書館は6万冊収容可能であるが、現在6万5,000冊ほどとなっており、入り切らない分は森吉の閉架書庫を借りている。5,000冊分を除斥する場合、貴重な本もあるため、買うとき以上に確認が必要な作業となり時間がかかるとのことでありました。 また、文化会館は、当初の目的は地域の文化伝承の保存ということで遺跡関係のものを展示していたが、縄文館ができたため、展示物を整理して使い方を検討している。展示室のほかエントランスホールにも展示が可能なため、講演のみでなく展示も含めて利用を広く検討したいとのことでありました。 次に、移住定住についての調査として、阿仁地区へ出向き、シェアハウスつき移住定住ネットワークセンターを視察した後、移住定住促進事業の進捗状況や移住実績について説明を受けました。 質疑応答の中で委員からは、移住されている方に若い世代が多いということはいろいろな支援制度の成果だと思うが、何が一番効果があったのかとの質疑がありました。 当局からは、利用している制度の比率が高いのは、奨学金の返還支援制度、また、住宅を購入した際に助成金を交付する住宅取得支援制度の利用者もふえてきている。それぞれの制度の入り口となるのが移住体験事業であるため、内容をいろいろ考えているとの答弁がありました。 最後に、ハローキティを活用したプロモーション事業の進捗と今後についての説明を受けました。 質疑応答の中で委員からは、4月から始まっている事業だが、公園の遊具やバス等、これから行うというものが多い。今後検証していくと思うが、この1年で効果がはっきり出るか出ないかわからないのであれば、二、三年の計画の中できちんと結果が出るようなことをやってもらいたいとの意見がありました。 当局からは、入札やその下準備等、行政のルールを踏まえつつ物事を進めていくと精いっぱい頑張って8月ぐらいからという話になってしまうため、長くやらせてもらって効果を見たいという思いはあるが、ことしやったことは効果をしっかり分析したいとの答弁がありました。 委員からは、子供に夢を与えることと親子連れや女性の交流人口をふやすことが狙いとなっている。子供にどのくらいの夢を与えたかははかれないため、交流人口がどのくらいふえたのかが事業の検証をする一つの指標となる。結果が1年で見えづらいということだが、3年間かけてここを目標にするという設定があれば、目標にはここまでしか達成していないが、必ず達成しますという説明をしてもらいたいとの意見がありました。 以上が総務文教常任委員会の閉会中の所管事務調査の報告であります。 ○副議長(佐藤重光)  暫時休憩します。   (休憩)                    (13時44分) ○副議長(佐藤重光)  再開いたします。   (再開)                    (13時46分) ○副議長(佐藤重光)  先ほど、日程第50「同意第5号、北秋田市教育委員会委員の任命について」の件でありますが、投票結果について、事務局長から若干の誤りがありましたので、その報告をさせます。 ◎事務局長(佐藤誠)  先ほどの北秋田市教育委員会委員の任命についての開票結果でございますけれども、私の報告に誤りがありましたので、再度報告させていただきます。 開票結果でございます。     投票総数       17票       有効投票     16票     有効投票中    賛成16票              反対 1票 以上でございました。 ○副議長(佐藤重光)  そういう誤りがありましたので、誤って、今、訂正しましたので、いいですか。 まだおかしくないか。 ◎事務局長(佐藤誠)  すみません。     投票総数       17票       有効投票     17票     有効投票中    賛成16票              反対 1票 以上であります。申しわけありませんでした。 ○副議長(佐藤重光)  ということで、おわび申し上げます。 そういうことで、同意第5号は同意することが決定いたしました。 ○副議長(佐藤重光)  次に、日程第53「市民福祉常任委員会の閉会中の所管事務調査報告」について、報告を求めます。 市民福祉常任委員長。 ◆市民福祉常任委員長(佐藤文信) (市民福祉常任委員長 佐藤 文信君登壇) ただいま議題となっております市民福祉常任委員会閉会中の所管事務調査報告を行いたいと思います。 市民福祉常任委員会の閉会中の所管事務調査は、去る7月31日に「北秋田市国民健康保険保健事業実施計画(データヘルス計画)」をテーマとして調査を実施いたしましたので、その内容についてご報告申し上げます。 このデータヘルス計画は、平成26年の国民健康保険法に基づく保健事業の実施等に関する指針の一部が改正され、保険者は、健康・医療情報を活用して、PDCAサイクルに沿った効果的かつ効率的な保健事業の実施を図るため、策定し実施することになったもので、本市の計画におきましても、そうした内容を踏まえながら、これまでの「けんこう北秋田21計画」及び「第2期特定健康診査実施計画」との整合性を図り、作成されております。 また、この計画の期間は、平成30年度から平成32年度までの3年としております。などの事業の実施計画として、市民生活部市民課から、事業の内容と計画推進として、健康福祉部医療健康課から概要説明を受けまして、質疑を行いました。 委員からは、計画期間が今年度から平成32年度までの3カ年となっておりますが、受診率の向上に対する目標値から見ても、期間が足りないのではないか、また、計画の中の記載が、専門的な用語も多く、用語解説も必要ではないかとの質疑がありました。 これに当局からは、厚生労働省より、県が策定する医療費適正化計画の期間に合わせることが望ましいとされており、その計画では、今年度から6年間としております。本市の場合、初めての作成であり、今後の事業内容を評価する中で、改善点を次期計画に盛り込み、より効果的な計画としていくために、中間点である3年としております。また、今回の計画は、既に策定されておりますことから、次回の計画には、計画書の最後のほうにでも用語解説というふうな形で掲載できるようにしたいと思いますというふうな答弁がありました。 また、委員からは、各種特定検診の受診率と、その目標値も低いことから、現状と対策についてはどのように考えておられるのかとの質疑がありました。 当局からは、開業医の閉院による医師の確保や、検査技術の枠により受診要望に応えられなかったという理由などが挙げられます。そのため、今年度からは市内の医療機関だけでなく、個別医療機関方式ということで、大館市や能代市の開業医とも契約をし、受診者の希望する時間帯で受診できるような体制をとっております。また、乳がん検診については、市民病院でマンモグラフィーを購入しているため、検診のPRを進めていきたいなどの答弁がありました。 また、委員から、検診の受診率の向上に向け、医療体制の充実を初めとして、全体の環境づくり、そして、医療費の伸びを抑え、健康寿命を延ばすためにも、受診者である市民の意識改革などの取り組みも重要ではないのかなどの意見も出されました。 以上が市民福祉常任委員会の閉会中の所管事務調査報告の内容であります。よろしくお願いいたします。 ○副議長(佐藤重光)  次に、日程第54「産業建設常任委員会の閉会中の所管事務調査報告」について、報告を求めます。 産業建設常任委員長。 ◆産業建設常任委員長(堀部壽) (産業建設常任委員長 堀部  壽君登壇) 産業建設常任委員会の閉会中の所管事務調査は、5月18日から19日にかけて発生した豪雨による災害箇所の状況を確認するため、「災害箇所の調査について」とし、7月12日に行いました。 初めに、森吉庁舎において、産業部農林課、建設部建設課それぞれ所管の災害箇所について説明を受けました。 農林課関係では、今回の豪雨による被害箇所は、被災通報があり、現地確認をして県に届け出た件数が30カ所で、鷹巣が6カ所、合川12カ所、森吉7カ所、阿仁5カ所。そのうち地元から条件が該当するのであれば国の災害復旧事業で復旧したいと意向があったところは12カ所で、鷹巣が2カ所、合川2カ所、森吉3カ所、阿仁5カ所。これ以外は国の復旧事業の条件に該当しなかったものだが、市町村単独事業での復旧箇所、いわゆる専決予算で対応したところが6カ所、その他、自力復旧の箇所は11カ所となっているとの説明がありました。 委員からは、自力復旧するには金額が大きく、農家負担が大きいのではとの質疑があり、当局からは、自力復旧箇所は、災害復旧事業には条件的に向かえなかった箇所で、自力復旧だけで農家負担が大きいので、県単の災害復旧事業を充てて、幾らでも農家負担を少なくするよう話を進めているとの答弁がありました。 また、建設課関係では、豪雨による影響で、路肩決壊、道路冠水、土砂流出の被害により、一時17路線が通行どめとなったが、現在は全面通行どめが1カ所、片側通行が6カ所となっている。被災状況は、道路が9カ所、河川が2カ所の計11カ所で、被害総額は1億7,100万円で、全て国の災害復旧制度を活用した工事を実施したく、査定に向けた業務を行っている。今後は、査定後に工事発注を行い、年度内完成で行いたいと考えているとの説明がありました。 続いて、森吉地区、合川地区、阿仁地区の災害箇所について現地視察を行い、早期の復旧を求め、今回の所管事務調査を終えました。 以上が産業建設常任委員会の閉会中の所管事務調査報告であります。 ○副議長(佐藤重光)  以上で各常任委員会の閉会中の所管事務調査報告を終了いたします。 ○副議長(佐藤重光)  次に、日程第55「発議案第8号、議員派遣の件について」、日程第56「発議案第9号、総務文教常任委員会所管事務調査について」、日程第57「発議案第10号、市民福祉常任委員会所管事務調査について」、日程第58「発議案第11号、産業建設常任委員会所管事務調査について」、日程第59「発議案第12号、議会運営委員会所管事務調査について」、以上5件を一括して採決いたします。 なお、本件について、議案に記載の内容となっておりますのでご確認をお願いいたします。 採決の方法は簡易採決としたいと思いますが、これにご異議ございませんか。     (「異議なし」の声) ○副議長(佐藤重光)  異議なしと認め、採決の方法は簡易採決と決定いたします。 それでは、採決いたします。 お諮りいたします。 本件はいずれも原案のとおり決するにご異議ございませんか。     (「異議なし」の声) ○副議長(佐藤重光)  ご異議なしと認め、よって、発議案第8号から発議案第12号までの5件は、いずれも原案のとおり可決することに決定いたしました。 ○副議長(佐藤重光)  以上で本日の日程は全て終了いたしました。 同時に、本定例会に付託されました事件は全て終了いたしました。 これをもちまして、平成30年北秋田市議会9月定例会を閉会いたします。 ご苦労さまでございました。   (閉会)                    (13時59分) 右会議の次第内容は、正確であることを証するために、ここに署名する。   平成30年10月10日       北秋田市議会           議長     黒澤芳彦           副議長    佐藤重光       署名議員           11番    松尾秀一           12番    大森光信           13番    長崎克彦...