北秋田市議会 2018-09-13
09月13日-02号
平成30年 9月 定例会 平成30年
北秋田市議会9月
定例会会議録 (平成30年9月13日)第2日目 平成30年9月13日、
北秋田市議会定例会は、
北秋田市議会議事堂に招集された。1、
出席議員は、次のとおりである。 1番 山田博康 2番 三浦倫美 3番 小笠原 寿 4番 虻川 敬 5番 杉渕一弘 6番 佐藤光子 7番
福岡由巳 8番
久留嶋範子 9番 武田浩人 10番 佐藤文信 11番 松尾秀一 12番 大森光信 13番 長崎克彦 14番 板垣 淳 15番 関口正則 16番 堀部 壽 17番 佐藤重光 18番 中嶋洋子 19番 松橋 隆 20番
黒澤芳彦2、欠席議員は、次のとおりである。 なし3、
地方自治法第121条の規定により、
会議事件説明のため出席した者は、次のとおりである。 市長
津谷永光 副市長 虻川広見 教育長 佐藤昭洋 総務部長 石川博志 財務部長 河田浩文
健康福祉部長 齊藤 修
市民生活部長 小松正彦 産業部長 九嶋 巧
産業部政策監 佐藤 進 建設部長 浅村武則 教育次長
小笠原吉明 会計管理者 木村元紀 消防長 中嶋 誠
総務課長 小坂竜也
総合政策課長 三沢 聡 財政課長 金澤 誠
市民課長 畠山 誠
福祉課長 石上和彦 医療健康課長 石崎賢一 農林課長 福田公人
上下水道課長 水木正範
教委総務課長 金澤聡志 建設課長 西根弘樹4、職務により議場に出席した
事務局職員は、次のとおりである。 事務局長 佐藤 誠 次長 佐藤敏文 副主幹 柳谷重光5、会議事件は、次のとおりである。 平成30年
北秋田市議会9月
定例会議事日程 (第2) 開議 日程第1
一般質問 質問順序 1. 7番
福岡由巳 2.14番 板垣 淳 3. 4番 虻川 敬 4. 8番
久留嶋範子
○議長(
黒澤芳彦) おはようございます。 ただいまの
出席議員が20名の定足数に達しておりますので、直ちに本日の会議を開きます。 (開議) (9時59分)
○議長(
黒澤芳彦) それでは、日程順に進めてまいります。 日程第1、
一般質問を行います。 本日は、全員が一問一答方式を選択しておりますので、質問時間は1人30分以内とし、再質問の回数制限はありません。ただし、さかのぼりの質問や通告外の質問の波及は認めませんので、通告項目の順序に従って質問をお願いいたします。 また、当局の答弁の時間は特に設けておりませんが、簡潔明瞭な答弁を望みます。 なお、市長には、議長の許可を得て反問を認めておりますので、ご了承願います。 質問事項は、事前に通告を受けておりますので、順次発言を許可いたします。 最初に、7番 福岡
由巳議員、無会派、ご登壇ください。
◆7番(
福岡由巳) (7番 福岡 由巳君登壇) おはようございます。 7番、無会派、福岡 由巳であります。
一般質問に入る前に一言申し述べさせていただきます。 このたびの台風21号や
北海道地震によりお亡くなりになられた皆さんに、心よりお悔やみ申し上げます。そして、被害に遭われました皆さんには、心よりお見舞い申し上げます。 また、北秋田市においては、8月16日の大雨災害により被害に遭われました皆さんに、心よりお見舞い申し上げます。 それでは、
一般質問に入らせていただきます。 1、視覚障がい者支援について。 今回、北秋田市第3次障がい者計画が3月に発表されました。この計画に関連して、私は特に視覚障がい者について書かれている内容が理解できませんでしたので、何人かの視覚障がい者の方に接し、お話を聞かせていただきました。その中で、幾つか改善すべきと思う点がありましたので、質問させていただきます。 ①現在の視覚障がい者に対する
支援政策について。 市内ではふだん、視覚障がい者と思われる方にほとんど接する機会がありません。その点に留意しながら市内を歩きますと、視覚障がい者が歩きやすい環境になっているのか、いろいろ疑問に感じたところであります。 視覚障がい者が市内を自由に往来できるように改善すべき点は幾つかあると考えますが、第3次計画ではどのように書いているのか、よくわかりませんでした。市の
支援政策はどうなっているのか、ご説明いただきたいと思います。 ②視覚障がい
者信号機の取り扱いについて。 市内に設置している
視覚障害者用信号機は、現在わずか4カ所だけであります。20カ所あったのが大幅に減少されました。ただ設置しているだけで、使用できる状態には見えず、中途半端なように感じます。活用するためには抜本的に改善すべきと考えますが、ご説明いただきたいと思います。 ③庁舎内における視覚障がい者の案内・誘導について。 最初に、鷹ノ巣駅から庁舎までの
点字ブロックは、視覚障がい者にとっては非常に危険であるように感じますが、改善する計画はあるのかお尋ねします。また、庁舎内における視覚障がい者への応対はどのようになされているか。展示案内や
点字ブロック等は安全性や視覚障がい者の立場から十分であるか、非常に疑問であります。改善すべきと考えますが、どのように案内・誘導し、応対されているかご説明いただきたいと思います。 ④視覚障がい者の
防災対策について。 視覚障がい者に対する
防災対策は、計画ではどのようになっているか、よくわかりません。ご説明いただきたいと思います。また、市民としても視覚障がい者の防災を知っておくことが必要であると考えますが、どのような計画になっているか、この点についてもご説明いただきたいと思います。 大きい2番、北秋田市史、
記念誌編さんについて
。 ①北秋田市史の
発行計画について。 昨年6月議会の
一般質問において、私は早急に
市史編さん室を設置すべきと提案しましたが、その後、北秋田市史の
発行計画はどのようになっているかお尋ねします。
②記念誌発行の体制について。
市政記念誌の
発行計画についてはどうなっているか、また、発行する予定ならば何年誌にするのか。体制などの計画はどうなっているのかお尋ねします。 大きい3番、集落間の県道・市道の街灯について
。 ①集落間の県道・市道への
街灯増設について。 集落と集落の間の県道・市道の幹線道路には、街灯が十分に設置しているところもありますが、全体的には不足な箇所が目立ちます。市民の安心・安全のためふやすべきと考えますが、当局の計画はどのようになっているかご説明ください。 ②集落間にある街灯の電気料について。 集落と集落の間にある街灯の電気料は、市が負担している箇所と自治会が負担している箇所があります。
自治会負担となれば、なかなか改善されません。安心・安全のためには統一して市が負担すべきと考えますが、ご答弁いただきたいと思います。 以上、壇上からの質問といたします。よろしくお願いします。
○議長(
黒澤芳彦) それでは、答弁を求めます。 市長。
◎市長(
津谷永光) (市長 津谷 永光君登壇) おはようございます。 ただいまの福岡
由巳議員のご質問にお答えをしてまいります。 まず、大きな項目の1番の北秋田市視覚障がい者支援についての①、現在、北秋田市の視覚障がい者に対する
支援政策についてのご質問でありますが、北秋田市には1級から6級までの障がい者の方が平成30年3月31日時点で2,030名おりまして、そのうち視覚障がい者の方は106名となっております。 議員が言われる「市内では視覚障がい者と思われる方に接する機会がない」ということでございますけれども、社会形態の変化などにより、歩くことから車による移動へと変わったことや、視覚障がい者の方の78%が65歳以上であることから、外出を控えている可能性があることも一つの要因かとも思われます。 現在、当市が行っております障がい
者福祉サービスといたしましては、
在宅生活に関する支援が主なものとなりまして、特に視覚障がい者の方が必要とされているのは
同行援護サービスであります。また、
福祉タクシー事業や声の広報事業なども行っておりますが、今後も障がい
者福祉サービスの充実に取り組みながら、人に優しい
まちづくりに努めてまいります。 次に、②の
視覚障害者信号機の取り扱いについてのご質問でありますが、議員からご指摘の
視覚障害者信号機につきましては、昭和58年に鷹巣地区の米代町通りの交差点に設置された盲人用の信号機に始まり、平成13年には
音声案内システムの貸し出しによる安全対策が実施されましたが、貸し出しを希望される方がいなくなったため、平成26年をもって事業が終了いたしております。 現在、秋田県警察によりまして、市内4カ所の信号機に
視覚障害者用信号装置という付加装置が設置されておりまして、この設置基準は「付近に盲学校等の視覚障がい者施設があり、視覚障がい者の横断需要がある場所」と、「その他
自動車交通量の多い場所」、または「視覚障がい者の横断に援助するものが得難い場所で、特に必要と認められる場所」となっております。 今後も住民や関係団体からの要望等があった際には、秋田県警察と適宜協議してまいりたいと考えております。 次に、③の庁舎内における視覚障がい者の案内・誘導についてのご質問でありますけれども、
鷹ノ巣駅前から本庁舎までの
点字ブロックにつきましては、平成26年度から平成29年度にかけて
歩行空間整備事業で設置しておりまして、既設の
点字ブロックの機能を維持したまま改築いたしました。 なお、本庁舎の正面玄関には
点字ブロックを設置いたしておりますが、点字案内はございません。視覚障がい者の方は、ご家族の方などと一緒に来庁されるケースが多く、玄関口で近くの職員が声がけをさせていただいて対応しているところであります。 次に、④の視覚障がい者の
防災対策についてのご質問であります。 視覚障がい者を含む身体障がい者の方につきましては、
防災対策として市の要
配慮者名簿へ住所や連絡先等の
避難行動に必要な情報を記載しておりまして、災害時には名簿を活用し、避難の有無と安否確認が可能な体制整備に努めております。 また、議員がご指摘のとおり、災害時には住民による自助及び共助が何より重要でありまして、特に避難に配慮が必要な方々の迅速な
避難行動には、
近隣住民の方々の協力が不可欠であります。そのため、今年度は要
配慮者等の
避難支援システムの導入により、
支援体制の一層の充実を図るとともに、要
配慮者本人のご同意のもと、
近隣住民が支援者となる
ネットワークづくりを進めているところであります。 次に、大きな項目の2番です。北秋田市史、
記念誌編さんについてとして、2項目のご質問をいただいておりますが、関連がございますので一括してお答えをさせていただきます。 北秋田市史につきましては、市の
一大プロジェクトとして市全体で取り組む必要があると考えておりまして、現在は準備段階として旧4町の町史、
記念誌等の確認作業を行っているところであります。 なお、現在、
記念誌発行計画についての構想は持ち合わせておりませんが、地域の歴史に詳しい方々の高齢化により、その継承が難しくなってきている現状もありますので、適切な
発行年度等について検討をしてまいりたいと考えております。 次に、大きな項目の3番です。集落間の県道・市道の街灯についての①集落間の県道・市道への
街灯増設についてのご質問でありますけれども、街灯には、防犯を主な目的として優先される防犯街灯と、交差点や横断歩道、急カーブなどの
道路交通に必要とする
道路照明灯がございます。 その性質から、集落間の基幹道路における街灯につきましては、道路環境や整備状況、利用状況により
道路管理者と、あるいは防犯の必要性により警察と協議をすることになりますが、地域住民からのご要望や交通事情を踏まえて検討をしてまいります。 次に、②の集落間にある街灯の電気料についてのご質問でありますけれども、街灯は市が
公共用施設へ設置するものと自治会の要望により設置するものとございますけれども、自治会の要望により設置するものにつきましては、場所や利用目的に照らし、自治会との協議により自治会に電気料を負担していただいております。 現在のところ、負担区分の変更は考えておりませんので、ご理解をいただきたいと考えております。 以上が
福岡由巳議員からのご質問に対しての私からの答弁でございます。よろしくお願いします。
○議長(
黒澤芳彦) これより再質問に入りますが、一問一答方式で行います。 7番 福岡
由巳議員。
◆7番(
福岡由巳) それでは、1の①から再質問させていただきます。 第3次の北秋田市障がい者計画でありますけれども、全体的には障がい者というくくりになっていまして、特に視覚障がい者に対する計画が示されていないわけであります。今、市長がご答弁されました
同行援護とか、あるいは
在宅支援というのは一部に明記されていますけれども、それがどのように実施されているかというのは、中を見ると詳しくは示されていません。 したがいまして、私は特に視覚障がい者に対する計画というのはもっと細かくしてよろしいのではないか。特に、今、市長答弁の
同行援護とか、あるいは点訳のことについては余りお話しされませんでしたが、そういう点についてはさらに細かい点の計画が必要ではないかというふうに思いますけれども、その点についていかがでしょう。
○議長(
黒澤芳彦) 当局の答弁を求めます。 市長。
◎市長(
津谷永光)
福祉課長から答弁させます。
○議長(
黒澤芳彦)
福祉課長。
◎
福祉課長(
石上和彦) 第3次障がい者計画につきまして、詳しく載せるべきというご意見でございますが、計画自体に細かく載せることまで求められておりませんで、逆に言えばどんな
サービスについても否定をしない、どんな形でもやっていけるということ。あともう一つは
総合支援法の中で、いろんな協力をしてものを進めるべきというふうな大きな項目がございまして、それにのっとって、あと、障がい
者福祉サービスの中で詳しくそちらをうたってございますので、そちらにのっとって進めているというのが現状でございます。
○議長(
黒澤芳彦) 7番 福岡
由巳議員。
◆7番(
福岡由巳) 今の答弁で、いろいろ
福祉サービスの面とかで記載されているということでありますけれども、私が見る限りにおいては、
福祉サービスについても介護保険とか、あと対象になってくればやや詳しくなってきますが、視覚障がいそのものに対してというのは余り詳しくないのではないかというふうに思います。 ところで、この計画の78ページ、79ページには、
計画策定評価委員名簿並びに策定経過が記載されていますけれども、視覚障がい者本人からどの程度この計画の中に意見を聞いて反映されたのか、お知らせいただきたいと思います。
○議長(
黒澤芳彦) 答弁求めます。 市長。
◎市長(
津谷永光)
福祉課長から答弁させます。
○議長(
黒澤芳彦)
福祉課長。
◎
福祉課長(
石上和彦) どういった方から
アンケートを聴取したかというところは前段のほうに載せていただいてございますが、そちらの細かい分析については、現在、資料を持ち合わせておりません。ただ、最初の6ページの中に出させていただいておりますが、全部で719の配布をしておりまして、回収が371。ほとんどの障がい者に向かって出しておりますが、視覚障がい者に向かっての
アンケートを直接出したという形ではなくランダムに出しておりますので、そこまでの集計ができていないのが現状です。
○議長(
黒澤芳彦) 7番 福岡
由巳議員。
◆7番(
福岡由巳) 評価委員の名簿を拝見しましても、あるいは
パブリックコメントの点についても、私は視覚障がい者の方が参加されたのかどうかも非常に疑問に思うわけです。実際に直接聞きましたのが、行政の方がもうほとんど最近は来ないと。民生委員の方も、来ると言う人もいらっしゃいましたけれども、ほとんど行政とのかかわりが少なくなっている。 今回の
アンケートも障がい者の方からすれば、点字はされていないでしょうから
同行援護で代読するとかそういうことになると思いますけれども、それもやられたのかどうだかについては、私が会った限りは一人もいらっしゃいませんでした。 ですから、この計画について私は視覚障がい者の意見というのは余り反映されていない。ですから、これはさらに障がい者の方と接して、計画をさらに細かくしていく必要があるのではないかというふうに思ったところでありますけれども、この点についていかがでしょうか。
○議長(
黒澤芳彦) 答弁を求めます。 市長。
◎市長(
津谷永光)
福祉課長から答弁させます。
○議長(
黒澤芳彦)
福祉課長。
◎
福祉課長(
石上和彦) ご指摘ありがとうございます。 78ページの中にいらっしゃる方々の中でも、何人か、いわゆる
アウトリーチとしてご自分で視覚障がい者に会っていただいた方がございます。その方が数名。あと、私も2人ほど会ってお話をさせていただいてございますが、やはり外に出るのが怖いというご意見。 あと、それぞれ視覚障がい者がいつの時点で視覚を失ったか。ある程度、道路構造であったり町の構造、あと、家の構造がわかる時点で視覚を失った方はある程度のイメージができますが、もともと早くにして視覚のない方にとっては、やはり社会が怖いものというふうなイメージを持ってございましたことを報告をさせていただきながら、議員の指摘のところについては、またこれからいろいろ調査をして反映させてまいりたいと思います。 ありがとうございます。
○議長(
黒澤芳彦) 7番 福岡
由巳議員。
◆7番(
福岡由巳) 特に視覚障がい者に関する政策は、もし計画に記載する必要がなかったら別の面ででも補足ということで示しておいたほうがよいのではないかと思います。 先ほど市長は106名と言っていましたけれども、この第3次計画の中では97名というふうに記載されているわけです。その点については別に関係ないわけですけれども、やはりこの計画に沿って私もやっていますので、よろしくお願いしたいと思います。 ②番のほうに行きたいと思います。信号機のことについてであります。 昭和58年から米代町に設置ということのようでありますけれども、特に平成13年の旧鷹巣町が国の「歩いて暮らせる
街づくり事業」に応募して、この
主要交差点20カ所というのが設置されたわけであります。これは鷹巣町当時が行政のほうから希望して、これが設置されたということであります。したがいまして、私は行政の責任が非常に大きいのではないかというふうに思います。 しかし、今回の4カ所というのは余りにも少ない。これはなぜ4カ所に減らしたのでしょうか。
○議長(
黒澤芳彦) 答弁求めます。 市長。
◎市長(
津谷永光)
市民生活部長から答弁させます。
○議長(
黒澤芳彦)
市民生活部長。
◎
市民生活部長(
小松正彦) 平成13年に導入された
歩行者支援情報システム、これについては、今、議員のほうからお話ありましたように、当時の国の「歩いて暮らせる街づくり」の
モデル事業として選ばれて導入されたものでございますが、北秋田市となって、ちょっと資料、なかなか古いものとなっていましたので正確なものはございませんでしたが、合併時には端末の貸し出しは3名程度で、実際に利用していた方は1名という状況でございました。その1名の方についても利用頻度は余り多くないといったような状況でございました。 これもこの時点でさまざまな、当時の
盲人協会の方からもお話を聞いていたのですが、
外出支援に関する福祉の
サービスが充実してきていることも一つの要因ではないかというふうな話を私が直接聞いていたので、それは記憶してございます。 その後、信号機に設置されておりましたシステムが、経年劣化とともに強風の際に落下の危険性というものが指摘されるようになりました。そして、最後のその1名の利用者の方へ今後の利用についてどうするかといったようなことについてご相談をさせていただいていたところなのですが、いわゆる
通称ピヨピヨ・カッコーって現在使われている
音響システムなのですけれども、それがあればそんなに不便はないということで、平成26年、端末機が返却されて事業が終了しているというような経緯がございます。 現在の4機についてなのですが、返却された際の利用者の方、それと合わせて当時の
盲人協会の役員の方、そのほか若干ですが視覚障がいをお持ちの方数名の方からお話を聞いて、現在の4カ所という形で進めていったと。そして、現在に至っているというような状況でございます。
○議長(
黒澤芳彦) 7番 福岡
由巳議員。
◆7番(
福岡由巳)
歩行者支援信号と今回の
視覚障害者用信号機は、説明の中にもありましたけれども、全然中身が違うわけです。視覚障がい者の元役員の方からもいろいろお聞きしましたが、簡単に言えば、設置する際にも視覚障がい者の協会のほうには全然意見を聞く機会も持ってくれない。それで、設置してからまたいろいろ当局のほうに要望に行きましたけれども、検討するという言葉はあったものの一度も正式な回答はなかったと。いわゆる視覚障がい者の意見を反映させるような場がなかったという中で進んできたというようなことがうかがえます。 2010年11月19日付の
秋田魁新報には、これは津谷市長が就任されてからだと思いますけれども、最後の結論にこういうふうに書いています。「市も使い勝手の悪さを認めており、今後使用を呼びかける予定はないと言う。
市町村合併などを経て、責任の所在が曖昧なままずさんな運用が続いている」。こういうふうな記載があるわけですけれども、当時は端末機も持っていなければならなくて、その端末機が大きいためになかなか使用できないというふうな状況を何とか改善してくれと、こういうふうなことで視覚障がい者のほうからはいろいろ要望を出していましたが、当局は改善をする意思はほとんどなかったというようなことであったわけです。 こういう点が今回のこの4カ所についても同じことが言えるわけですけれども、当局の努力というのは本当になされたでしょうか。もう一回教えてください。
○議長(
黒澤芳彦) 答弁を求めます。 市長。
◎市長(
津谷永光)
市民生活部長から答弁させます。
○議長(
黒澤芳彦)
市民生活部長。
◎
市民生活部長(
小松正彦) 当時の努力ということで大変恐縮なんですが、当時、私は福祉におりましたので、実際少なからずかかわっていた者として回答させていただきますが、実際に障がいをお持ちの方から先ほど申しましたように
使用状況等については伺っていました。 端末機の改善ということまでについてはちょっと把握してございませんけれども、北秋田市としてその端末、あくまでも警察から借り入れしているものでございました。警察とその端末が今後どうなるのかというような話はした記憶がございます。ただ、警察もあくまでも
モデル事業として進めているもので、今後の機械の改良等については、あくまでもその当時でありますが、把握されていないというような状況でございました。 あわせて、実際利用されている方がもう既に1名ということと、そうやって実際に利用されている方の話の中で、先ほど言ったような形での状況となっているということでございます。決して全く右から左へというふうな形にしていた記憶はございません。
○議長(
黒澤芳彦) 7番 福岡
由巳議員。
◆7番(
福岡由巳) 端末機のことを申し上げましたので、端末機がキーポイントの一つであったのではないかと思います。今は4機だけになっていますので、この4機のほうについてお伺いします。 現在4カ所になりました。具体的にお伺いしたいと思います。北都銀行前の信号機あるいは児童公園前の信号機、どのように利用されているか教えてください。
○議長(
黒澤芳彦) 答弁求めます。 市長。
◎市長(
津谷永光)
市民生活部長から答弁させます。
○議長(
黒澤芳彦)
市民生活部長。
◎
市民生活部長(
小松正彦) 現実、私のところで交通安全の立場から視覚障がいをお持ちの方がどの程度その交差点を通行しているかというところについては把握してございませんが、先ほど言ったピヨピヨとカッコーということで、今、秋田県警で取り入れているその音響によって、近くに障がいのある方が通った場合はそれに基づいて歩行しているものというふうに認識してございます。
○議長(
黒澤芳彦) 7番 福岡
由巳議員。
◆7番(
福岡由巳) 今のご答弁にもありましたように、視覚障がい者とほとんど接していないために、そういう意見を聞く機会を持たないから今の答弁になっているのではないかというふうに思います。私、1番でも言いましたけれども、やっぱりキーポイントは行政と障がい者の接し方、これがもっと重要だと思います。その点を言いながら、③のほうに行きたいと思います。 ③のところで、今、ご答弁いただきましたが、③に関連して言えば北都銀行前の信号機も、それから児童公園前の信号機も、特に北都銀行の前は
点字ブロックが全然ないのです。コムコムのほうからげんきワールドのところに全然ないのです。ただ信号機がついているだけ。これでは視覚障がい者、利用したくてもできないということになります。 それから、児童公園前のところは児童公園前のところまで
点字ブロックはストップと、こういうふうになっていますけれども、その先どこへ行けばいいか全然示されていないのです。これは行政の側から言えば、どういうふうにしてどういう理由からこういうふうな
点字ブロックの設置の仕方にしたのですか。
○議長(
黒澤芳彦) 答弁求めます。 市長。
◎市長(
津谷永光) 建設部長から答弁させます。
◎建設部長(浅村武則) ふれあいプラザコムコムと、あそこは中心市街地のにぎわい再生の目的で、
点字ブロックのほうの設置を行いました。また、駅前につきましては以前から
点字ブロックがあったことから、アーケードとともに同じような
点字ブロックを設置したところであります。 設置されていない区間につきましては、なぜかというところは私どももちょっと承知はしてございませんが、もしそういう要望があるとすれば、これは
道路管理者だけではなくてさまざまな計画の中でそういう関係機関との連携、調整を図りながらしていくことになると思ってございます。
○議長(
黒澤芳彦) 7番 福岡
由巳議員。
◆7番(
福岡由巳) 今の答弁は、私、信号があってそれで
点字ブロックが設置されていないというのはおかしいのではないですか。これは当局ももう少し現場を見て精査しながら、計画を新たにしていただくよう求めたいと思います。 庁舎内のほうでありますけれども、庁舎内も
点字ブロックのところの場所が何カ所かあります。特に本庁舎のところは、入り口から
点字ブロックであります。ドアのところで
点字ブロックはストップのブロックがありません。そして、おまけにマットが敷かれているわけです。それから、エレベーターには点字があります。したがいまして、それも利用しやすくするというので利用するということを考えれば、立て看板が前にあるわけです。これではいわゆる
点字ブロックの規則に違反するのではないかというふうに思いますけれども、急を要すると思いますけれどもこれの改善をやっていかなければならないのですが、どうでしょうか。
○議長(
黒澤芳彦) 答弁求めます。 市長。
◎市長(
津谷永光) (市長 津谷 永光君登壇) 先日、私もあのアーケードを歩いていましたら、福岡議員が
点字ブロックの調査をされておるのにお会いしました。一生懸命頑張っていました。実は私、以前、市長になる前、県議会議員当時、
盲人協会の方々とか、それから、さまざまそういう方々を支援している方々。と申しますのは、当時、岸野さんが会長であったりということで、合川の方々もいらっしゃいましたし上小阿仁の方もいらっしゃいました。 そういう方々と接する機会がいろいろあって、例えば同行していただく方の話とか、またそれから盲導犬の貸与の関係とか、それからいろいろその環境整備といった話も伺う機会がありました。先ほど来、ご質問と、また私どもの答弁のやり取りを聞きながら、そういう機会が少し失われてきてしまっているのかなと。先ほど申し上げましたように、白杖を持ちながら町なかを歩く、1人で歩くという盲人の方々が、先ほど言ったさまざまな理由で見かけることが少なくなってきました。 以前は、ご夫婦で歩かれたり、また、一緒に息子さん、娘さん方が手を引きながら歩いていって、ですから例えば庁舎でも町なかでも、そういう安全・安心をみずからで確認しながらできたわけでありますけれども、やはりそういう意味では、今そういう1人の方々が町を歩きにくい状況になってきているというのは事実だと思います。 しかしながら、先ほどいろいろお話ししましたように、例えば庁舎であれば、先ほど庁舎のお話がありました。市の職員方がやはりそれに気づいて、1人で来られる人方というのは
点字ブロックがあっても何しても不安だと思いますので、そういう方々を見かけたときには、庁舎の中ではそういう声がけをしていかなければいけないと思っています。 ですから、先ほどマットが敷かれて
点字ブロック、ただ
点字ブロックを設置していればいいというだけではなくて、やっぱりそれがマットによって隠れているようであれば本来の
点字ブロックの効果が出ないわけでありますので、その辺を含めた点検を少しさせていただきながら、また、どうしてもマットを動かすことができなかったりする場合には、やっぱり職員方がそれに対して声をかけるなり手を引くなり、ご案内するなりを徹底させていただきたいなと思っています。 以上です。
○議長(
黒澤芳彦) 7番 福岡
由巳議員。
◆7番(
福岡由巳) 私の質問事項を拝見していただいたのかどうかあれですけれども、職員の方では早速マットを外したところもありました。非常にそういうのでは、私、敬意を申し上げているわけでありますけれども、それはコムコムのほうではそういうふうにマットが改善されていました。 ところで、このコムコムですけれども、コムコムの階段があります。階段の前に
点字ブロックがあります。それから、踊り場にまたあります。それから、2階に上がったところにあります。これは視覚障がい者の方が階段を上がるとすれば、非常に危険な状態にあるそうです。いわゆる規格にはまった状態であるかどうかというのが、視覚障がい者のご意見であります。これは改善する必要があると思いますけれども、いかがでしょうか。
○議長(
黒澤芳彦) 答弁を求めます。 市長。
◎市長(
津谷永光) 教育長が答弁いたします。
○議長(
黒澤芳彦) では、教育長。
◎教育長(佐藤昭洋) (教育長 佐藤 昭洋君登壇) 今、議員ご指摘のように、コムコムは実際、ご質問される以前はマットで隠れておりました。私どもも確認しまして、使い勝手のいいような形で改善させていただいたところでございます。ありがとうございました。 階段については、私どもも今の状態が危険な状態であるかどうかということについて、ちょっと把握してございませんでしたので、今後、ご意見を聞きながら、どういったふうに改善すれば危険な状態か、回避できるかということもあわせて検討してまいりたいと思います。
○議長(
黒澤芳彦) 7番 福岡
由巳議員。
◆7番(
福岡由巳) 全て私、視覚障がい者をつんぼ桟敷に置いて、ほとんど意見を聞かないまま皆さん方が進めたから問題になっているというようなところが伺えるわけです。したがいまして、視覚障がい者との接し方というのは、私、行政の立場からすると非常に大事な問題だと思っております。これをどうかよろしくお願いしたいと思います。 それから、私、秋田の支援学校とか点字のあれとか県庁とか、社会福祉協会とかに行きましたら、受付のところで大体お願いしますと、全て職員の方がそこまで来ていただきまして案内するか、その近くの部屋で意見を聞くかというふうなことであります。私、市の職員の方々がそういう状態にあるかというと、非常にその点については疑問を感じるわけであります。この点の改善方をよろしくお願いしたいと思います。 大きい2番……
○議長(
黒澤芳彦)
福岡由巳議員、先ほどつんぼという話をちょっと出しましたので、差別用語ですので以後使わないようにお願いします。
◆7番(
福岡由巳) つんぼ桟敷ですか。
○議長(
黒澤芳彦) 議事録から削除。
◆7番(
福岡由巳) 障がい者がほかに寄せられているということに訂正してください。 続いて2番のほうに移りたいと思います。 今回の市史の件でありますけれども、鷹巣町史は、これは約6年であったと思いますけれども、かかって編さんされております。それから、阿仁町史のほうもそのくらいの年数をかけて編集されております。今回、図書館で横手市史とか能代市史を拝見しますと、非常に年数をかけて労作と言えるような非常に充実しているように見えました。そういう点では、私は早く取りかかるということが必要であると思いますけれども、大体めどからすればどういうふうな構想になるでしょうか。
○議長(
黒澤芳彦) 答弁を求めます。 教育長。
◎教育長(佐藤昭洋) (教育長 佐藤 昭洋君登壇) 昨年の6月議会でもご質問いただきまして、今、先ほどの答弁にもありましたように確認作業を行っているところでございます。年数のめども含めまして、確認作業を行っているところでございます。
○議長(
黒澤芳彦) 7番 福岡
由巳議員。
◆7番(
福岡由巳) 今、市長が最初に答弁されましたので、私はもう教育委員会の場から離れて、総論的なあれからすると私は市長のほうの部局のほうで担当していく必要があるのではないかなというふうに感じて、市長が答弁してくださったので非常にありがたいなと思っていたわけなのですけれども、いわゆる市長部局のほうではそういう構想はないわけですか。
○議長(
黒澤芳彦) 答弁を求めます。 市長。
◎市長(
津谷永光) いずれ、先ほど申し上げましたように
一大プロジェクトでありますので、まずは今、教育長が答弁したように確認作業に、先ほど福岡議員がお話しになりましたように時間がかかります。ですから、それをしっかりまずやっていただいて、そうするとあとは全庁的な取り組みになってくると思いますので、そういう意味ではその段階で市長部局ということになってきますので、検討させていただきながら、それも詰めていきたいと思っています。 以上です。
○議長(
黒澤芳彦) 7番 福岡
由巳議員。
◆7番(
福岡由巳) 他の市の市史を参考にしたほうがよろしいのではないかというふうに思います。 それでは、大きい3番のほうに移ります。②番は省略します。 集落間の街灯が充実しているところというのは幾つかあるわけです。しかしながら、集落単位でやっているところというのは、なかなか街灯がついていないというふうなところがあります。 ところで、具体的にお尋ねしますけれども、合川地区の私の住んでいるところでありますけれども、木戸石郵便局前の信号機から松ヶ丘に通じる県道について。②番に移ります。街灯の電気料は、木戸石・林岱入り口は市が負担しています。そして、松ヶ丘・林岱入り口は自治会が負担しています。同じ道路でありながら、これはどういう事情なのでしょうか。
○議長(
黒澤芳彦) 答弁求めます。 市長。
◎市長(
津谷永光)
市民生活部長から答弁させます。
○議長(
黒澤芳彦)
市民生活部長。
◎
市民生活部長(
小松正彦) ただいまの場所の件なのですが、木戸石郵便局寄りのほう、これは後で合併してから後、通学路の関係も含めて設置してあったかと思います。松ヶ丘のほうは平成3年前後と思われますけれども、合川北小学校への通学路というような形で、当時、松ヶ丘自治会の要望によって設置されたものというふうに考えてございますが、当時、合川町において、これは他の事例と同様ということになりますけれども、地元要望の街灯については自治会が負担するものということで、地元と当時の町との協議によって設置されているものというふうになっているというふうに考えてございます。
○議長(
黒澤芳彦) 7番 福岡
由巳議員。
◆7番(
福岡由巳) 木戸石側も当初は自治会で負担していたのです。それが町、市が負担するようになったのです。松ヶ丘のほうはなぜそのままにしてあったのですか。
○議長(
黒澤芳彦) 答弁求めます。 市長。
◎市長(
津谷永光)
市民生活部長から答弁させます。
○議長(
黒澤芳彦)
市民生活部長。
◎
市民生活部長(
小松正彦) 木戸石寄りのほうは、先ほど申しましたように合併後の設置かというふうに私どもは認識してございますけれども、松ヶ丘寄りのほうに関して、なぜそのままにしてあったかということに関して、その当時の合川町から現在の北秋田市に至るまでも同じなのですけれども、地元要望の街灯ということで設置されたものの負担区分の変更は、現在のところ予定していないというような状況でございます。
○議長(
黒澤芳彦) 7番 福岡
由巳議員。
◆7番(
福岡由巳) ちょっと答弁わかりませんけれども、やはり当局は街灯の料金の支払いについても、方針を統一すべきだと思うんです。それを今回、部落のほうでそこのところ、
自治会負担だからというので取り外してしまったわけですけれども、あそこの林岱から松ヶ丘は林岱の児童の通学路にもなっているわけです。それも考えれば、私は当局のほうの考え方を統一させながら、やはり街灯の設置というのを考えていかなければならないことではないかなというふうに思いますけれども、いかがでしょうか。
○議長(
黒澤芳彦) 答弁求めます。 市長。
◎市長(
津谷永光)
市民生活部長から答弁させます。
◎
市民生活部長(
小松正彦) 先ほど申しましたような形で、当時の設置したような状況については、これまでの経緯として大切にしていきたいなというふうには考えてございます。これから通学路とか、いわゆる不特定多数、その地域住民の方以外も含めて不特定多数の方が通行するような場所で、なおかつ防犯上必要とされるようなところについては、警察なり、その他防犯協会とかさまざまな団体との協議によって設置するものについては、市のほうの負担でいきたい。これに関しては現在も変わっていません。 ただ、例えば集落が設置する場所と集落間というところの線引きというのはなかなか難しいのだろうなというふうにも考えてございます。そういった場所等の、あるいは負担のあり方については、なお調査しながら検討することも必要かなというふうには思っております。
○議長(
黒澤芳彦) 7番 福岡
由巳議員。
◆7番(
福岡由巳) 意味がわからないんですけれども、要は私、今お尋ねしているのは幹線道路なんです。県道・市道の幹線道路。特に松ヶ丘のところを通っているところで、一方は市が負担して一方が
自治会負担というのは、幹線道路ではもう少し統一する努力をすべきではないかというふうに思います。 通学路であるにもかかわらず外してしまったわけです。ですから、市のほうとしてそこのところを改善する必要があるのではないですか。いかがですか。
○議長(
黒澤芳彦) 答弁求めます。 市長。
◎市長(
津谷永光)
市民生活部長から答弁させます。
○議長(
黒澤芳彦)
市民生活部長。
◎
市民生活部長(
小松正彦) 取り外したのは、自治会が不要ということで取り外してあったものというふうに認識してございます。自治会からの要望も、不要な街灯の撤去というふうな形になっておりました。
○議長(
黒澤芳彦) 7番 福岡
由巳議員。
◆7番(
福岡由巳) ちょっと答弁になっていないと思うのです。それは取り外しも自治会が負担だからというので、自治会が結論を出さなければならないですよと言うから自治会のほうで結論を出したのです。だから、公の道路の非常に必要なところの道路について、今度、市が出番なんです。それをやらないで、通学路のところをきちんと整備しないというのはおかしいのではないですか。もう一度、ご答弁ください。
○議長(
黒澤芳彦) 答弁求めます。 市長。
◎市長(
津谷永光)
市民生活部長から答弁させます。
○議長(
黒澤芳彦)
市民生活部長。
◎
市民生活部長(
小松正彦) その自治会あるいは市が負担するということの考え方については、先ほども申しましたようにいわゆる不特定多数の通行、それから防犯上の必要性に基づいて判断してまいるというふうなことでございます。これは現時点の考え方として、あと、今後については先ほど申しましたように設置する場所、その線引き等については、なお検討を要するものというふうには考えてございます。
○議長(
黒澤芳彦) 7番 福岡
由巳議員。
◆7番(
福岡由巳) 検討すべきであった、もうちょっと早くしなければならないと思います。松ヶ丘自治会は、一昨年からこの点については要望してあったと思います。それで、当時のある職員が、これは直さなければならないなというふうな答弁もいただきながら、進んできたらいわゆる電気料をまた請求しているというので、今回の5月の要望書になったわけです。ですから、当局のほうのそういうふうな、私から言えば怠慢だと思いますけれども、早急にやるべきではないですか。
○議長(
黒澤芳彦) 答弁求めます。 市長。
◎市長(
津谷永光) 先ほど来、
市民生活部長のほうからこれまでの経緯とか、るる、まず基本的な考え方についてはご理解いただいたと思いますけれども、ただ、現状がそういう状況であるとすれば、先ほど
市民生活部長がお話をいたしましたとおり、改めて自治会の方々、また、その幹線道路と、また、通学路というような話でありましたので、その辺のことも踏まえた調査をさせていただきながら、対応を検討していきたいなと思っています。 以上です。
○議長(
黒澤芳彦) 7番 福岡
由巳議員。
◆7番(
福岡由巳) 急いで検討していただきたいと思います。 もう一つお伺いしますと、今回、林岱入り口から木戸石にかかるところの坂道のあのLEDが消えているのです。それから、松ヶ丘の信号機から川井に行くところの4カ所だかが消えているのです。それから、そのほかの集落の間のところのLEDも消えているのです。これは意識的に消したのですか、それともそんなに多くLEDが早くそういうふうに壊れるものですか。ちょっとお尋ねします。
○議長(
黒澤芳彦) 今、
福岡由巳議員にお尋ねします。街灯の電気料金②のことについてお話ししました。今の分については、①番の
街灯増設とか、そういう街灯の状況について聞くということで、さかのぼっての質問になるのではないかなというふうに思いますが、その辺の電気料とどういう関連があるのかお尋ねしたいと思いますが。
◆7番(
福岡由巳) 電気料にかかわりますので、特にそこの松ヶ丘に近いところが消えているのです。だから、電気料とのかかわりから言えば、これも市のほうの負担をどうするかということですので。
○議長(
黒澤芳彦) わかりました。 それでは、答弁お願いします。 市長。
◎市長(
津谷永光)
市民生活部長から答弁させます。
○議長(
黒澤芳彦)
市民生活部長。
◎
市民生活部長(
小松正彦) 今のご指摘については、場所を後ほど教えていただきながら早急に対応してまいりたいというふうに考えてございます。
○議長(
黒澤芳彦) 7番 福岡
由巳議員。
◆7番(
福岡由巳) 早急に調査するということでありますので、ぜひお願いしたいと思いますが、非常にそういう箇所が見られます。そういうので今、質問いたしましたが、電気料にかかわる問題です。市が負担するのであれば、やはり早急に見て、その点については再検討するように努力していただきたいと思います。 以上、私の質問を終わらせていただきます。どうもありがとうございました。
○議長(
黒澤芳彦) 以上をもちまして、7番 福岡
由巳議員の
一般質問を終わります。
○議長(
黒澤芳彦) 次に、14番 板垣 淳議員、日本共産党議員団、ご登壇ください。
◆14番(板垣淳) (14番 板垣 淳君登壇) おはようございます。6月議会で高齢者政策と浜辺の歌音楽館について質問したところ、音楽館の入館料無料化を初め、どちらもいい方向で物事が進んで、大変喜んでいるところであります。私が言ったから実現したというものではありませんが、提言が実現するのは議員冥利に尽きます。 いつもこういう質問をできればいいわけですが、一方で我々議員には市政をチェックするという大事な仕事があります。きょうは、ケアタウンの疑義を質す質問でありまして、私としても実は余りおもしろくない、質問される側にとってはもっとおもしろくない質問になりますけれども、よろしくお願いいたします。 市は先月、ケアタウンたかのすを市社会福祉協議会に無償譲渡することを公表しました。誤解のないように初めに言っておきますが、譲渡先が社協であることについては賛成です。しかし、問題は、幾ら何でもただということはないだろうということです。市の財産であり市民の財産だからです。 ケアタウンは37億円で建てて、まだ19年しか使っていない。その資産価値、簿価でありますが、20億円近くもする建物です。それをなぜただであげなければいけないのでしょうか。理解できません。 建設費の借金について言えば9億円残っていて、これまで毎年計画的に返済し、何の問題もありませんでした。ところが一昨年、突然残金全額を一括繰り上げ返済しました。普通、借金というのは早く返し上げると利息も少なくなるものですが、この場合は計画どおりに返済した場合に発生したであろう利息も合わせて返さないといけないというもので、市にとってメリットはありませんでした。その利息額は約1億円でした。 同じ時期に110台のベッド全てを買いかえ、これだけでも3,000万円近い出費でしたが、このことや、ほかの備品も買いかえ、建物も必要な修繕は全てやりました。つまり、こういうことです。大金をかけて借金も建物もきれいにしました。はい、ただであげます。市民の理解が得られるとは思えません。市が持っている高齢者施設は10施設ありますが、唯一ケアタウンだけ黒字です。赤字のところは市が抱え込み、もうかっているところだけ民間にただであげる。これが正しい判断でしょうか。 加えて、譲渡の進め方は議会対応も含めて津谷市長らしくないおかしなやり方の連続です。そのことも質問しますが、その前に、話を整理するために少し時系列的に振り返ってみたいと思います。 昨年6月議会で私は、年度末で指定管理期間が切れる福祉施設11カ所の次期指定管理者を募集しているが、ケアタウンだけ募集していない。どうするのかと聞きました。市長の口からここで初めて、民間譲渡の意向が明かされました。有償か無償か、相手がどこかは未定とのことでした。 次の9月議会でその未定部分を質問したところ、市長は無償譲渡すること、相手先は公募することを述べました。再質問で私は「大事な問題なので、議会と相談する機会を設けてほしい」とお願いしましたが、市は「その考えはない」と拒否。そのため、「ならば、議会側が招集して全員協議会を開くから」と言ったところ、市長はようやく説明する機会をつくるとして、10月10日、全員協議会開催となりました。そこでは、議員8人が発言しましたが、無償譲渡に賛成する人は一人もいませんでした。 ところが、そのわずか3日後に市は無償譲渡の公募をしたのです。寝耳に水で、議会が反発するのは当然のことでした。当時の議長が会派代表者会議を招集し協議した結果、市長に対し、無償譲渡撤回と議会軽視是正を申し入れました。 市長は公募をストップせざるを得なくなり、11月9日、再度全員協議会を開いて「市長として間違った判断だった、おわびする」と陳謝しました。翌12月議会でも市長は「私のミスだった」と謝り、同時に12月議会に出すとしていたケアタウン条例廃止案を提案しても議会は通らないと判断して提案せず、指定管理を1年延長しました。 それから半年後のことし6月議会最終日に全員協議会が開催され、市から前年と全く同じ案、無償譲渡が再度説明されました。昨年12月議会で私は、「提案する予定だったケアタウン廃止条例を議会の反発で提案できなかった。これは否決されたのとほとんど同じことだ」と述べましたが、こういう場合、市当局は少しは議会の意を酌んで、部分的にでも手直しした案を出してくるのが常識だと思います。でなければ、議会側は賛成する理由が見つからないからです。多少なりとも議会が賛成しやすくなる案を出してくるのかと思いきや、昨年と全く同じ内容が全協で示され、驚いたところです。 その全協では3人の議員が発言しましたが、いずれも事務的な質問で、賛否を表明する発言はありませんでした。にもかかわらず、翌7月に無償譲渡の公募を行い、8月に社協に決定したと発表したのです。昨年と同じく寝耳に水でした。 前述したように、昨年市長は「私のミスだった」と謝りましたが、あれは何だったのでしょうか。今回2回目です。我々は昨年よりもっと怒らなければいけないし、議会人として到底賛成、可決できるものではありません。 以上を踏まえ、次の5点を質問します。 1、昨年市長が間違った判断だった、おわびすると我々に陳謝した進め方と、全く同じ進め方を今回も繰り返したのはなぜですか。また、ことし6月22日の全員協議会では、何をもって議会の合意が得られたと判断したのですか。 2、ただであげる理由は何ですか。 3、市営から民営に変えることは市にとって大きな出来事ですが、これまで議会には能動的には説明せず、施政方針でも一度も触れたことがありません。どうしてですか。 4、社会福祉協議会への譲渡を示唆するような言動をしつつ、あえて公募という形をとったのはどうしてですか。 5、ことし3月議会の私の質問「実勢価格、不動産鑑定価格を把握するべきではないか」に、市長は「その可否も含めて検討する」と答弁されました。検討した結果どうなったかお知らせください。また、もし把握していないとすれば、その理由をお示しください。 以上、よろしくお願いいたします。
○議長(
黒澤芳彦) 当局の答弁を求めます。 市長。
◎市長(
津谷永光) (市長 津谷 永光君登壇) それでは、ただいまの板垣 淳議員のご質問にお答えしてまいります。 大きな項目の1のケアタウンについてのご質問であります。 市では平成29年3月に、「北秋田市公共施設等総合管理計画」及び「北秋田市公共施設適正化方針」を策定しておりまして、「高齢福祉施設や障害者福祉施設については、今後も指定管理者等の民間活力を活用した管理運営を推進していくとともに、民間への譲渡等についても検討していく」としております。 現在、市の高齢者福祉施設は11施設あり、いずれも指定管理施設となっておりますが、介護老人保健施設を含む在宅複合型施設「ケアタウンたかのす」につきましては、平成11年の開設以来、運営委託や指定管理業務委託により、専門的なノウハウを生かしながら利用者や家族に寄り添った質の高い
サービスを提供しているところであります。 また、市内には民間の介護保険施設として介護老人保健施設が1施設、介護老人福祉施設が5施設あり、いずれも適切な
サービスが提供されていることを鑑みますと、「ケアタウンたかのす」の民営化に当たりまして、市内の介護保険施設を運営する社会福祉法人のいずれに譲渡をしても、堅実な運営ができるものと考えておりました。 市議会への丁寧な説明を心がけながら、今年度は4回の庁内検討会議を行い、6月22日の第2回全員協議会で改めて説明をさせていただきましたところ、反対意見がなかったことから、理解を得られたものと捉え、譲渡先の人材確保を考慮して7月10日から公募を開始いたしました。 なお、有償か無償かという点につきましては、在宅複合型施設「ケアタウンたかのす」の運営という公益事業を社会福祉法人にゆだねるに当たり、有償譲渡はなじまないものと考えております。 以上が板垣 淳議員からのご質問に対しましての私からの答弁でございます。よろしくお願いいたします。
○議長(
黒澤芳彦) これより再質問に入りますが、一問一答方式で行います。 14番 板垣 淳議員。
◆14番(板垣淳) 再質問しますが、あらかじめ申し上げておきます。
健康福祉部長は、このケアタウンの譲渡問題が浮上してきた当時はまだ担当部長でありませんでした。途中から担当になったので、最初から事情を知っている市長か副市長が答弁していただくように、あらかじめお願いしておきます。 6月22日の全員協議会では反対意見がなかったと、そのとおりでした。賛成意見もなかったのです。これでどうして議会の合意を得たというふうに判断したか、答弁をお願いします。
○議長(
黒澤芳彦) 当局の答弁を求めます。 市長。
◎市長(
津谷永光) (市長 津谷 永光君登壇) 先ほど板垣議員からもお話がありましたけれども、昨年の経緯を踏まえまして庁内で4回ほど検討委員会を開かせていただきました。また、議会に対する説明の機会をしっかり持たなくてはいけないということで、6月22日に開かせていただきました。 庁内検討の中であって、やはり公益事業を行っている施設でありますので、もともと先般、以前ご説明申し上げた討議の中で議会側からも、先ほど議員からお話あったとおり、いろんな形で検討をさせていただいたわけでありますが、やはり公益事業を行うに当たって社会福祉法人にゆだねるに当たりましては、この手のものは無償で譲渡するものであると考えております。 というのは、やはり市として必要のない施設であれば売っ払ってしまって、それで少しでも利益を稼いでいただくということができるわけでありますけれども、しかしながら、やはり公共の福祉に資する施設でありますので、これに対してはきちんとした市民の方々のためにやっていただく施設ということで考えておりましたので、そういう意味では有償譲渡はなじまないものと考えております。 ということで、この方針は変えずに6月22日のケアタウンの説明に対しましても、将来的なスケジュールもお示しした上でご説明を申し上げましたので、それに対して当日、反対意見はなかったわけでありますし、また、その後日、議員の方々から直接的な疑義の声とかいうものも聞こえていませんでしたので、もちろんスケジュールも示してありますので、これに沿って粛々と進めさせていただいたところでございます。 以上であります。
○議長(
黒澤芳彦) 14番 板垣 淳議員。
◆14番(板垣淳) 後日、議員から異論がなかったというふうにおっしゃいますが、だって、あの全協、6月議会の最終日ですよ。9月議会初日までの間に、このことを話し合う機会なんてなかったわけです。それをもって議員から声がなかったというふうに言うのはいかがなものでしょうか。私は余り正しい判断ではないと。 これはまず大きい問題でないからいいのですけれども、もう一回同じことを聞きます。確かに6月22日の全協では反対意見もなければ、当局からはこういうスケジュールを考えているという説明がありました。それを黙って我々が聞いていれば、議会は合意したというふうに市長は捉えるということなのですね、これからも。そういう認識ですか。そこのところだけもう一回お願いします。
○議長(
黒澤芳彦) 答弁。 市長。
◎市長(
津谷永光) (市長 津谷 永光君登壇) 本会議で一発で提案するというのは、それは余りにも議会を無視した話であります。したがいまして、6月22日の段階で、私ども当局、昨年のご指摘を受けながらしっかり取り組んでいかせていただいて、改めてその考え方をお示しをしたところであります。 したがいまして、それは今、議員がお話ししたとおり私は議会を無視したつもりもありませんし、そういう意味ではこの全員協議会という手続を踏ませていただいたということも、そしてまた、議員の方々もそれを認めて参加をしていただいたことに、私は大いに敬意を払っているところでありますし、そして、もし疑義があったりとなれば、この本会議もしくは今回提案した議会でご発言をいただければありがたいと思っております。 以上です。
○議長(
黒澤芳彦) 14番 板垣 淳議員。
◆14番(板垣淳) 去年の11月の全員協議会のときに、市長が「私は議会を無視したつもりはなかった」と弁解したのに対して、当時の庄司憲三郎議員が「何を言っても議会軽視だ」とぴしゃりとしゃべったのが今鮮明に思い出されました。 議会から市長、そういうふうに言われていたのをやっぱり慎重に、私はきちっとそこは学んでほしいなというふうに思うのです。全協は、誰でも知っているとおり議決機関ではありません。なおかつ、この間の6月22日の全協の冒頭で、議長は評決を出す場ではありませんというふうに念押ししてしゃべったのです。 つまり、あそこで議会はゴーサインを出したという判断をする場ではなかったのです。あるいは、明確に反対の意思表示をする場ではなかったのです。それを都合のいいように解釈して物事を進める。これが去年から議会軽視だとさんざん指摘されているそのものなのです。 せめて全協のときに、最後にでも、これで進めますとか、この全協が終わったら無償公募を開始しますのでとかという表明があればいいのですけれども、そういう言質は一言もなくて、去年と同じことを進めたということに対して、これはまさに議会軽視を2回繰り返したというふうなことだと思います。 もし釈明あったらお願いします。
○議長(
黒澤芳彦) 答弁求めます。 市長。
◎市長(
津谷永光) (市長 津谷 永光君登壇) 決して釈明とか言いわけとかというつもりもございませんし、事実だけを申し述べさせていただきます。 6月22日の全協のとき、先ほど板垣議員はこれで進めますとかというような話はしなかったという話でありますが、あのときに
健康福祉部長のスケジュール説明もやっておりますし、皆様のお手元に出していただきました私どものこのケアタウンの進め方に対しての資料の中にもスケジュールを載せてありますので、これでやっていくというスケジュールを示したと思いますので、そのことは私どもしっかりお示しした上で粛々と進めていたと思っています。 以上です。
○議長(
黒澤芳彦) 14番 板垣 淳議員。
◆14番(板垣淳) 去年の全協のときもスケジュールは示してあったのです。それを議会は、あの全協だけで物事を進めるのはだめだというふうに指摘したのです。ことしの6月22日の全協の際の、議会と言うと全員になりますのでわかりませんが、少なくとも私の認識は、スケジュールだとか中身だとか当局の考えは聞きました。そういう場が全協だというふうに私は思っています。当局の考え方は私も理解しました。それに対して議会がいいとか悪いとかという評決をする場ではないのです。あそこは。そう思いませんか。
○議長(
黒澤芳彦) 答弁。 市長。
◎市長(
津谷永光) (市長 津谷 永光君登壇) もちろん本会議と違いまして、全員協議会は評決をする場ではありません。しかしながら、前回の最初の私が提案を撤回をするに当たってのあのときの、先ほど評決をする場所ではない、意思表示をする場所でもないと、今、板垣議員のお話がありましたけれども、最初のときの全協において、私どもに対して議員の方々からはいろいろ意思表示をしていただきました。それを受けまして、私どもは撤回というふうな方向に行ったわけであります。 したがいまして、6月22日の全協も、私どもも粛々とお示しをしたわけでありますので、私は北秋田市の議員の方々からはさまざまなご意見とか、反対も含めましてそういうご意見があるものと、それをやはり期待をしたところもあります。 しかしながら、今回6月22日に限っては、そのようなお話もありませんでしたので、私どもも、ではスケジュールどおり粛々と進めさせていただくということで、そういうふうなことになったところであります。 以上です。
○議長(
黒澤芳彦) 14番 板垣 淳議員。
◆14番(板垣淳) 議会運営の範疇に入るかどうか、ここで長々とやってもしようがないので、しかもこれ、私の質問の本質ではないのでまずここでやめますが、いずれわかったことは、今後の全員協議会というのはとても気をつけないといけないものだなと。当局がそういう考え方であれば、我々は気をつけて臨まないといけないということを認識しました。 それで、昨年はまず議会が反発したと。それで、あの6月の全協も含めて、議会側がことしはこれでオーケーした。中身は全く同じなわけですので。去年反発してことしオーケーとなったら、市民から議会は何をやっているのだというふうに当然に言われるわけです。 市長は県議会議員が長かったので十分おわかりでしょうが、やっぱり1回議会からこれではだめだと言われた案は、少しでもどこかやっぱり変えて、議会の了承を得るような再提案の仕方をしてくれないと、今度、議員が困るのです。 前に、またぎが否決された、その後に可決された、その否決から可決に変わった最大の理由は、経営改善計画を示したから、議会もそうしたらそれで頑張れということで、可決に変わったのです。今回は、去年出したのとことし出したの、何も変わらないので、これ、賛成しようがないのです。市長は自分の経験に照らしてもそこを考えなかったのですか。答弁お願いします。
○議長(
黒澤芳彦) 答弁。 市長。
◎市長(
津谷永光) (市長 津谷 永光君登壇) 確かに中身そのものは昨年提案させていただいたものとは変わっておりません。しかしながら、今、議員からお話ありましたように、私ども今回、前の議会の意思を尊重させていただきながら、また、さまざまなご意見をいただきながら、あらゆる角度でこの中で検討させていただいたことも事実であります。しかしながら、やはり先ほど申し上げましたように、私どもが先に出させていただいたこのスケジュールを含めたこの案が、やはり最良のものと考えておりますので、改めて出させていただきました。 なお、昨年のときはやはり議会に対して、全協で説明をしてすぐに公募を開始してしまったということもあるし、また、当時全協で反対意見が多かった中でそれを強引に進めたという手続的なものに対する議会の皆様方の反発も多かったものと。中身に対するいろいろ疑義もございましたけれども、手続に対するやはり議会軽視という声もございましたので、それに対してはあれを踏まえながら今回そういうようなことで、全協を6月にやらせていただきながら、そしてまた進めていったということであります。 したがいまして、具体的な中身につきましては、新しく入られた方々は別といたしまして、以前からこのケアタウンの問題の中身に対していろいろ調べていただいている議員の方々は、十分熟知されていると思いますので、その中で今回、判断をしていただきたいなと思って提案させていただいたところであります。 以上です。
○議長(
黒澤芳彦) 14番 板垣 淳議員。
◆14番(板垣淳) 私が一番問題にしているのは無償だというところでありまして、公益事業は有償譲渡がなじまないというのが市長の答弁でありました。そこをもう少し詳しく言っていただけませんか。
○議長(
黒澤芳彦) 答弁を求めます。 市長。
◎市長(
津谷永光) (市長 津谷 永光君登壇) まず、以前この本会議でも私どもの総務部長からもいろいろお話をさせていただきました。北秋田市財産の交換、譲与、無償貸付等に関する条例、これが合併時に制定されているのは議員もご案内のとおりであります。この条例の第3条及び第4条で、普通財産の譲与または減額譲与、無償貸付または減額貸付についての規定が設けられておりまして、その第3条の中では、公益事業の用に供するため公共的団体に譲与もしくは著しく低い価格で譲渡することができるというふうな規定になっております。 公共事業の定義につきましては画一的ではないわけですけれども、社会福祉法人という公益事業として介護保険法に規定する介護老人福祉施設、これを経営する事業も当たることでありますので、これに関して私どもやはり、この間、先般の全協も含めて、これまでのご説明の中でも今後やはり20年という長いスパンを考えたときに、さまざま維持修繕のお金もかかってきます。当然それを私ども、民間にやっていただくということの中で、先ほど黒字というお話がありましたけれども、その黒字を、少しでも黒字の部分を出していただきながら、その維持修繕に回していただければなということでありますので、その分を含めて有償は余りにも民間に対しても重過ぎるという判断のもとで、これまでの考え方と同様、無償ということにさせていただいたところであります。 以上です。
○議長(
黒澤芳彦) 14番 板垣 淳議員。
◆14番(板垣淳) 今、市長が読み上げた条例は、普通財産のことでありまして、ケアタウンは行政財産なので、売るときは普通に上げることになるのだけれども、今読んだのは行政財産のことではなくて普通財産のことです。 公益というふうに言ったら、市役所の仕事って広い意味では全部公益なのですよね。だって、市民のために働いているところだから。公益事業だから無償だということが成り立つのであったら、私これまで何回も言っていますけれども、ほかの福祉施設だってみんなただでどこかにあげなければいけなくなってしまうということにもつながりかねない話なので、公益だから有償はなじまないというのが私にはちょっと説得力ないように思ったので、もう一回答弁をいただいたのですが、それでもやっぱりよくわからない。 もう一つ、今、市長が追加して言ったのが、維持費に多額の経費がかかると。まずはっきりさせておきたいのは、この間、市は今のケアタウンに必要な修繕は全てやりました。これは常任委員会でも当局からそういう説明ありましたし、昨年の6月議会の津谷市長の答弁も民営化するために修繕を頑張ってやっているという答弁ありましたけれども、いずれ現在までのところは全てやったと。 維持費に多額がかかるというのは、今後の話でありまして、当局から全協のときにいただいた資料は、これは平成49年までという、これから19年後の財政シミュレーションが、この一覧表を渡していただきましたけれども、まず返済49年なんてどうなっているかわからないですよ。はっきりしゃべって。私は多分、この議会にいないでしょうし、生きているかどうかもわからないけれども。 その平成40何年とかに車を何百万円で買いますとか、それから、笑ってしまうのは電話機。電気設備というところでは平成35年に電話機を約1,000万円で買いかえることになっていて、その他の備品というところでは、これは平成47年にまた1,000万円かけて電話機を買うことになっているんです。よくこういうのをつくったなと。 それから、床頭台も私は吹き出してしまった。床頭台というのはよく病院とかのベッドの枕元にある小さい棚。最近はその上によくテレビがついて、下に冷蔵庫がついているのが一般的ですけれども、今どき床頭台なんて買うところはほとんどないです。市は買うことにしていますけれども。あれ、全国的なリース業者がいて、患者さんがテレビを見たり冷蔵庫を使ったりするときに、あれはカードでお金出してやるので、それが全部リース会社に入ってマージンを病院だとか、それから福祉施設にバックアップすると。だから、床頭台を置くことによって、大した金額ではないけれども病院も福祉施設も収入が入ってくるのです。それを何百万円だかかけて買うなんていう、こういう財政シミュレーションになっているのです。 くしくも部長が以前、机上の計算ですと自分で言いましたけれども、まさに机上の計算でこんなの理由にしたらだめです。それから、私はこういったもう20年先の何を買うとか事細かに書いていますけれども、そういうのをつくらせていいのかなと。職員がかわいそうだなというふうに思いました。この表を見て。 だから、さっき言ったように公益事業だと有償がなじまないということも、それから維持費に多額がかかるということも、私は無償譲渡する理由としては乏しいなというふうに思っています。 もう一つ言うと、以前は補助金返還しないといけないからというのも理由に挙げたときがありました。仮に安くして3億円で売ったとすれば、7,000万円ぐらいの補助金返還。そうすると2億3,000万円ぐらい市に残る。仮に5億円で売れば1億円ちょっとの返還。そうすると、4億円近く市に残る。ただでやれば1円も残らないのです。残ったほうが徳に決まっている。 市長に対して質問は、おととい、監査委員が実質単年度収支が赤字に転落したと。要因は相次ぐ大型事業。例外のない改善・改革をというふうに、結構あの人にしては強い口調で危機感を表明しました。こういうときに何でただなのですか。さっき言ったように、補助金を返還するにしても市は手元に残るのです。財政がこのぐらい厳しいときに、ただでいいのかというのが根本的な疑問が私にはあります。答弁をお願いします。
○議長(
黒澤芳彦) 答弁求めます。
◎市長(
津谷永光) (市長 津谷 永光君登壇) まず、代表監査委員からのこの間の本会議でのお話です。私は、あの人間を代表監査委員にお認めいただいて、大変うれしいと思っております。やはり厳しく市の財政そのものをあのとおり話をしていただいて、それは私もそうでありますけれども、市の職員それぞれ皆が財政健全化に向けて頑張っていかなければいけないという中で、しかしながら、いつの間にか財政規律が緩んでしまうというそういう危険性もあるわけでありますので、それにああいう一石を投じていただいたという今回の代表監査委員の意見というのは、私は尊重していきたいし、あれはやはり市民の方々にもしっかり説明をさせていただきながら、そして市の財政を、今ある市財政は、今の私たちだけのものではないわけでありますので、これから続く方々、そういう方々にこの北秋田市を存続していくためにも、基金は当然、これまでも残してまいりましたけれども、基金を含めて基金のあり方といったもの、また、財政に対してはしっかり取り組んでいきたいと思っている意識をまた改めて再認識させていただいたところであります。 ということで、さて、そのケアタウンがなぜ無償なのかという話。いろいろな議論の中で、森泉荘は実は過去において、あそこも無償でやらせていただきました。無償という状況になりました。ただ、市として、先ほど申しました、今後事業もやらずにそのまま必要のない建物、昔ものすごく高い金を出してつくったものだからこれは高く売れるだろうということで、ただ売却するだけのものであれば、これはそれで売るということも、買ってもらうところがあればいいわけでありますが、これはやはり公共の必要な
福祉サービスをやっていただくという大きな役割をやっていただかなければいけません。 そういう中では、確かに20年というシミュレーション、細部をチェックしていくとさまざまな問題があるかもわかりません。いろんな問題も出てくるかもわかりませんし、しかしながら、それはある程度の基本となるそういうシミュレーションが必要でありますので、そういうような形で出してきたものだと思っております。 したがいまして、先ほど来申し上げましたように、これは工場とかそういう生産をしていく、それによって利益を生む施設ではないわけでありますので、そういう意味では福祉の
サービスを提供するという中で、しかも地域の方々の雇用をこれから20年にわたって維持していかなければいけない。また、さまざまな地域にいろんなものでお金を落としていただけるような施設ということでありますので、今回そういう意味ではそういうことに対する引き受けてくれる法人に対しては、やはりこれは有償よりは無償であるというのが私どもの判断であります。 以上であります。
○議長(
黒澤芳彦) 14番 板垣 淳議員。
◆14番(板垣淳) また森泉荘の話が出てくるとは思いませんでしたけれども、もうからない特養と、それに比べれば利益の上がる老健と、ごっちゃにして話はしないでほしいし、それからベッド数は森泉荘とケアタウンを比べれば倍の開きがあるし、建築してから森泉荘が35年で、そろそろ交楽会では建てかえ、お金をどうするかと今、頭を悩ませているところで、しかも無償で譲渡したと言いますが、真相は市が早く手放したくて、お前のほうで持ってくれよ、森泉荘はこれは要らないと話して押し問答をしたあげく、力関係で無償譲渡したという、今回のケアタウンとは全く違うのです。それを森泉荘を理由にするなんていうのを聞くと、理由に乏しいからかななんて逆に思ったりするわけです。 時間がないので聞きたいことを進めますが、議会への説明。施政方針で一回も触れていないというふうにさっき壇上でも言いました。どうしてですか。
○議長(
黒澤芳彦) 答弁求めます。 市長。
◎市長(
津谷永光) (市長 津谷 永光君登壇) 確かに今回の施政方針には載っていないわけであります。まず、私どもの考え方といったものは、先ほど来繰り返しますけれども、6月22日の全員協議会でもお示ししたとおりであります。そして、今回、条例の提案でありますけれども、このような形で出させていただきました。それは先ほど来お話しいたしましたように、これまでの経緯からして議会の皆様方のご理解を賜ったものということで出させていただいたところであります。 本来、今、議員からご指摘ありましたように、方針が決定したとなると、これは施政方針にもしっかりうたっておかなければいけなかったものと私も思いました。私自身もそれは深く反省しなければいけないなと思っております。 以上です。
○議長(
黒澤芳彦) 14番 板垣 淳議員。
◆14番(板垣淳) 施政方針に書かなかったのは、今回だけではないのです。今まで一回も書いていないのです。対照的に、保育園の民営化は毎年書いています。保育園の民営化は平成25年にあり方検討委員会というのをつくって、整備計画、それから保育所民営化基本方針というのを平成25年から立ち上げて準備して、そのときから施政方針にはこういうのを今検討委員会を開いて話し合っていますというふうに書いてきて、ケアタウンは施政方針に書かなかっただけでなくて、この保育園で言うところのあり方検討委員会とか、こういうのはなかったのです。市の担当職員であったり保護者であったり、そういう方々とよく議論して民営化したほうがいろんな面でいいなということになって、常任委員会でもかなり詳しく説明いただきました。 ケアタウンについては全く対照的。市長は4回庁内の検討委員会を開きましたと言いますが、これは去年7月が第1回目でしょう。去年の9月議会でこういうふうに答弁しています。「7月に副市長を座長とする民営化庁内検討委員会を設置いたしまして」。だから去年7月に設置したのです。だから、保護者とか住民の人方の意見を踏まえて下から練り上げてきたのでなくて、トップダウンで決めた。それが今回のケアタウンの譲渡問題だというふうに私から見ると、この間の経緯を見ると、そういうふうに見えるわけです。ですから、私はやっぱり住民の意向を十分聞いて進めていただきたいなと。 時間がなくなってしまいました。まだまだ聞きたいことがあるのですが、1つ別の質問をします。私、壇上でも言ったとおり、社協に譲渡すること自体は何も異論はないのです。ただ、市内の福祉法人というふうに限定して公募しました。包括支援センターの募集は、そういう縛りはなかったのです。市外に本部がある法人も公募したはずです。はずとしか言えませんが、プレジデント、黒塗りのすごく立派な車が来ていましたので、多分そうだろうと思っていますけれども、その募集するものによって市内あるいは市外、こういうふうに色分けした理由は何ですか。あるいは、どうしてこの一貫性がないやり方をとったのですか。
○議長(
黒澤芳彦) 答弁求めます。 市長。
◎市長(
津谷永光) (市長 津谷 永光君登壇)
健康福祉部長から答弁させます。
○議長(
黒澤芳彦)
健康福祉部長。
◎
健康福祉部長(齊藤修) まず、包括につきましては市内に事務所があるものという、そういう形で公募をしたものでございます。なお、介護保険事業の事業所、これまで数々いろいろ事業所を指定してきておりますけれども、その中で介護保険事業に関しては、市内の事業所、市内の法人を指定して基本的に優先するという形で来ております。そうした流れの中で、ケアタウンの譲渡につきましてもそうしたものになったものでございます。
○議長(
黒澤芳彦) ちょっと質問のあれとちょっと違うのではないですか。
健康福祉部長、再度答弁。
◎
健康福祉部長(齊藤修) 結果的に、包括のほうは市内に事務所があって本部が市外にあるものも含まれております。これにつきましては、具体的に言いますと認知症の医師の関係とか、そういうような形で医療機関との関係もございましたもので、こういうふうにさせていただきました。
○議長(
黒澤芳彦) 14番 板垣 淳議員。
◆14番(板垣淳) だから、包括の場合は市外から来てもいいよと、ケアタウンは市内でないとだめだよということでやったわけなのですが、別にこれ、最初から社協に譲渡しますとしゃべって何ともなかったと思いますよ、私は。有償か無償かだけが問われると思いますが。 だって、これまで市は何回も、入所者にとって事業者が変われば介護職員が変わるので、そうならないように引き続き同じ法人にやっていただきたいと思いますと、全協で何回かしゃべったのだよ。引き続き同じ法人って、社協のことでしょう。社協にやらせますとしゃべっていて、いかにも公正公平にやっています、はい、公募ですなんて、何かそういうのを見ると私は何をやっているんだというふうに思いたくなるのです。 何か最近は、公正公平だとか正直だとかと言うと安倍首相の個人攻撃になるそうなのでやめますけれども、何でこれ、私は社協にやるのが……終わってしまいましたね。
○議長(
黒澤芳彦) はい。終わりました。答弁。
◆14番(板垣淳) 答弁を求めます。
○議長(
黒澤芳彦) 市長、答弁。
◎市長(
津谷永光) (市長 津谷 永光君登壇) 社協を特定をしてやったわけではなくて、市内に2つの応募してくださる法人がございましたので、そのどちらかでも私は構わないと思います。ただ、今その法人が抱えている方々を含めてですけれども、やはり市内の雇用を何とか保っていただきたいということだけは思っていました。 したがいまして、社協を特定してやったことではございませんので、ご理解をいただきたいと思います。 以上です。
◆14番(板垣淳) ご理解できませんが、時間がないので終わります。
○議長(
黒澤芳彦) 以上をもちまして、14番 板垣 淳議員の
一般質問を終わります。 休憩とします。1時から再開します。 (休憩) (11時52分)
○議長(
黒澤芳彦) 再開いたします。 (再開) (12時59分)
○議長(
黒澤芳彦) それでは、休憩前に引き続きまして、
一般質問を行います。 4番 虻川 敬議員、新創会、ご登壇ください。
◆4番(虻川敬) (4番 虻川 敬君登壇) こんにちは。 議席番号4番、新創会、虻川 敬でございます。 ただいま議長よりお許しをいただきましたので、通告に従いまして
一般質問をさせていただきます。 質問に入る前に、まずもって9月6日未明に発生しました北海道胆振東部地震は最大震度7の規模で、胆振地域を中心に周辺地域に土砂崩れ、液状化現象、家屋倒壊、断水、全道の停電など、想像もつかないほどの未曽有の被害をもたらしました。被害に遭われた皆様に心よりお見舞い申し上げます。また、犠牲になられました方々に対しましては、深くお悔み申し上げ、被災地の一刻も早い復興を心よりお祈りいたしております。 さて、最近の市当局のさまざまな取り組みを見てみますと、結婚生活応援金の実施など、着実に若者が暮らしやすい環境へとシフトしていることが見てとれます。まずもって、このことに感謝と敬意を表したいと思います。 若い力こそがこの地域の未来づくりには必要不可欠と考えますので、今後とも若い世代の方々、さらには全ての市民の皆様が希望や期待値を抱ける行政運営を引き続きお願いいたします。 それでは、
一般質問に入ってまいります。 私は、よく年配の市民の方々から、バス路線があっても必要なときにバスの便がなく、病院に行くにも買い物に行くにもとても不便だというお話や、お住まいの地域に交通公共網が整備されておらず、どこに行くにも足がなくて不便を来しているという内容のお話を耳にします。現状を把握して、不便を来している方々のためにも、少しでもよい環境にしていくためにも質問させていただきます。 まず初めに、1、北秋田市における
道路交通インフラについて。 ①観光乗り合いタクシーについて。 1)現在までの利用者数の実績について。 現在、北秋田市において周遊乗り合いタクシーは、パンフレットに記載しております8路線でございますが、現状における各路線の利用者数と乗車運賃の合計、また乗車運賃のうち市の負担している額の報告をお願いいたします。 2)事業の情報告知と検証結果について。 現在、この周遊乗り合いタクシーは、観光物産協会に置かれているパンフレット、こちらに持ってきましたけれども、このパンフレットとホームページでの報告にとどまっているのが今の現状ですが、先日、私は観光客目線で駅周辺を視察した際に、この地域での観光を楽しもうとしたとき、果たしてどこの観光スポットに行けば有利なのか、またどの交通インフラでどこに行けるのか、どのくらいの時間で行けるのか、全くもってわからない状況であるように感じました。 ことし3月に高速道路が大館能代空港まで開通し、空路、鉄路、陸路、高速道路の充実で、この北秋田市は近隣の市町村より交通網が充実しており有利であり、市長もこの情報網を生かしていきたいとおっしゃられております。ハード面は充実されてまいりましたが、ソフト面はどうでしょうか。交通公共網を使って観光をしようとする一観光客目線で見たとき、もう少し情報告知を充実してはいかがかと考えますが、このことに関しまして、当局としてのお考えをお伺いいたします。 3)今後の望ましいスタイルは何と考えるか。看板告知等の検討はあるか。 私は、周遊タクシーの時間、また運賃、そして乗り合いタクシーの運行依頼の仕方などをわかりやすく取りまとめ、JR鷹ノ巣駅駐車場内、阿仁合駅、阿仁前田駅、大館能代空港など、観光客が訪れるであろう主要な駅や空港にインフォメーション看板など設置してはいかがかと考えます。また、バス停留所の看板のように、周遊タクシーの乗り場であることが一目でわかるような看板設置もあってもいいのではないかなと考えます。これから観光に力に入れていくのであれば、クリアしなくてはいけないハードルのように感じますが、この告知看板の充実に関しまして、当局のお考えをお伺いいたします。 ②当市における秋北バスの路線バス利用状況について。 1)現状の市の負担している秋北バスの利用状況と、市負担額について。 現状、市が秋北バス株式会社様に負担している市単補助路線の補助金額は、本年度521万8,000円でございますが、締め日はちょっと市の締め日とは違いますが、昨年度補助している路線、合川(3)線は計上損益がマイナス2,576万2,754円でございます。この路線は、鷹ノ巣駅から沖田面までの路線であり、上小阿仁村様もこの路線に補助していると思いますが、秋北バスの負担が大きいように感じます。この補助額は、何を基準に制定されているのか、その基準を教えていただきたく質問いたします。 2)バス路線の行き先、経由地、運行時間等の利用者に対しての告知について。 現在、秋北バスのバス停留所の時刻表並びに路線告知を見てみますと、行き先の路線図がなく、またどの地区まで何分くらいかかるのかの目安もわからない状況のように感じます。せめて北秋田市の玄関口のJR鷹ノ巣駅の看板には、わかりやすい告知が必要であると考えます。わかりやすい内容告知になるよう、市当局側から秋北バス株式会社に依頼してはいかがかと考えます。また、その際、コストがかかるようであれば、秋北バスに市のほうから補助を考えるべきと考えますが、このことに関しまして、市当局のお考えをお伺いいたします。 3)今後の路線バスの望ましいスタイルとは何と考えるか。 私は、利用者が少なくなり、現在の利用者数と附帯コストを考えたとき、路線バスも現行のような大きなバスではなく、大型タクシーやマイクロバスのようなコストが極力かからない交通インフラにしていく必要性があると感じます。近隣の地方自治体との連携や秋北バスとの協議など、いろいろな対外的に乗り越えなくてはいけない課題はあるでしょうが、いつかは向き合わなければならない問題かと思います。そこで、今後の交通インフラについて、市ではどのようなビジョンをいだいているのか、お考えをお伺いいいたします。 ③乗り合いタクシー、デマンド型タクシー、代替タクシーの利用状況について。 1)乗り合いタクシー、デマンド型タクシー、代替タクシー、それぞれの利用状況と市負担額について。 現在、北秋田市におきまして、乗り合いタクシーでは増沢市民病院線、市民病院南線、デマンド型タクシー、乗り合いタクシーでは明利又線、市民病院西線、そして代替タクシーでは大沢線、田子ヶ沢線、下舟木線、岩谷線、緑ヶ丘線が運行しておりますが、それぞれの年間の利用者数と運行費並びに市の負担額をお教え願います。 2)路線の適正性について。 昨今、北秋田市でも高齢化が進み、自動車運転が困難な方が増加していると感じます。また、運転免許を返納する高齢者もふえてきていると思いますが、乗り合いタクシー、デマンド型乗り合いタクシー、代替タクシーは、現状の路線だけでは市民の方の交通インフラのニーズに応えているようには感じません。現状、市民の皆様から新規で要望されている路線や区間があるのか、また市当局から見て、今後新たに環境を整えなくてはいけない区間などはあるのかなど、今見えている課題をお伺いいたします。 3)利用者への利用内容料金等の告知について。 現在の乗り合いタクシー、デマンド型乗り合いタクシー、代替タクシーなどは、利用者のお住まいの地域からコムコム、または市民病院までの路線で料金が制定されておりますが、その地域以外の方々は、路線や料金などわかりづらい環境にあると思います。例えば、自分の住んでいる地区からコムコムまで出てきた後に、知り合いの住んでいる地区などに向かおうとしたとき、情報収集が困難な環境であるように感じます。以前、北秋田市広報紙と一緒に配布されました交通網のパンフレットだけではなく、主要な場所に看板などの設置をし、わかりやすく利用内容や路線、運賃体系などを情報提供すべきと考えますが、このことに関しまして、当局のご意見をお伺いいたします。 4)今後、乗り合いタクシー、デマンド型乗り合いタクシー、代替タクシーの乗車ルールの統一を図るべきと考えますが、市当局としてはどう考えるのか。また、利用者の声がある場合、増便や、時間の変更、新たなルートの開拓など検討してもらえるのか。 現在、私は乗り合いタクシー、デマンド型乗り合いタクシー、代替タクシーなどの利用するに当たり、ルールや仕組みが違い、実際に何度も利用している方や自分の地域の路線以外の利用者以外は、利用の仕方や運賃、運行ルートなどが情報がわかりにくい状況であるように思えます。そこで、今後のことも考え、ある程度統一感を持った交通インフラ整備が必要であると考えます。現状の路線バスにかわり、市民の方々が誰でもいつでも安易に利用できる公共交通環境を整える時期に来ているのではないかなと考えます。また、ご利用する市民の方々にヒアリングし、時間の調整や増便などを検討してはいかがかと考えますが、このことに関しまして、市当局のお考えをお伺いいたします。 次に移ります。 2、空き家等実態調査について。 ①本年度予算に措置されている空き家等実態調査事業について。 1)進捗状況はいかに。 今年度、空き家等実態調査が行われていると思いますが、現時点までの調査対象家屋の総数、また調査済み家屋、未調査家屋の総数、調査済み家屋に関しましては、調査結果の分類など、可能な限りの報告を願います。 2)現時点で把握している課題は。 例えば、空き家の所有者との連絡がとれないとか、老朽化のため要解体物件でありながら所有者が何らかの事情で解体できないとか、現時点で把握している課題、これから発生するであろう課題をお伺いいたします。 3)空き家等実態調査の結果を踏まえ、今後の取り組みは。 空き家調査結果を踏まえ、市としては、その情報をもとにどのような取り組みをしていくのかお伺いいたします。 4)先日、当市は全国空き家バンク推進機構と空き家プロジェクト推進に関する連携協定を締結しましたが、それに伴った今後のビジョンは。 昨月の8月10日に、北秋田市と一般社団法人空き家バンク推進機構は、空き家プロジェクトの推進に関する連携協定を締結していますが、市の広報紙や新聞等の報道によりますと、教育留学制度や企業の研修、レンタル自動車のシェアサイクル、商店街活性化、生涯学習の場、空き家及び空き家資源等の利活用を推進する人材の育成などについて共同で調査研究を進め、その実現性を検証するとありますが、どのように空き家の利活用とつながってくるのか、いまいちよくわかりません。もう少し具体的に教えていただきたいと思います。また、いつころまでにどのような取り組みを検討しているのか、一般社団法人空き家バンク推進機構と共通認識の中で描いているビジョンをお聞かせ願います。 次にまいります。 9月2日、北秋田市にて秋田県総合防災訓練がとり行われ、有事を想定し、災害に備えてはおりますが、昨今の日本列島は頻繁に想像もできないような大きな災害に直面しております。ゲリラ豪雨、台風、地震など頻発しておりますし、近隣国の北朝鮮のミサイル問題なども脅威の一つです。災害時、一番大切なことはただ一点、生命を守ることです。そこで、必要となってくるのは敏速かつ正しい情報であります。そこで、災害時の情報発信についてお尋ねいたします。 3、災害時の情報発信について。 ①防災ラジオについて。 1)現在までの防災ラジオの申し込み状況はいかに。 現在までに防災ラジオを申し込まれている世帯数はどのくらいになっているのか、またその世帯数は北秋田市全体数のうち何%になっているのか、北秋田市の災害ハザードマップ上の世帯の防災ラジオの配布率はどのような状態になっているのかお尋ねいたします。 2)実際の配布時期と、使用方法等の説明などの手段はいかに。 12月あたりより各世帯への配布が始まると情報を得ておりますが、実際は誰がどのような手法で配布に当たるのか。不在時にはどのような対処をとるのか。また、配布時に年配の方々などに対して使用方法の説明等あるのか。市民の方々もまだ具体的に把握していないと思いますので、この点についてご説明願います。 ②災害時のSNS等での情報発信の検討はあるか。 8月17日の魁新聞の一面に、災害時SNS活用進むという見出しの記事を見つけました。日本全国、いつどこで災害が起こってもおかしくないというほど悲惨な災害が起こっており、生死を分けることが情報収集の早さにあるということが、事例が多いようです。秋田県内においては、秋田市、大館市、由利本荘市、大仙市、横手市、美郷町の6市町がSNSを使用しての情報発信に努めているようであります。同新聞では、公共機関がSNSで率先して正しい情報を流すことは、不確かな情報の拡散を防ぎ、現場の混乱を防ぐことにもつながると推奨している一方、情報伝達の手段をふやせば、それだけ人手が必要になると指摘し、災害現場で対応する人材が手薄になることは避けたい、各自治体の人員や事情を踏まえて、最も有効的な方法を考えるべきとしています。私自体は、情報伝達のツールは多いにこしたことはないと考えておりますが、当市としましては、SNSを用いた災害時の情報発信に関しまして、どのようなお考えを持っているのかお伺いいたします。 ③災害等有事のとき、市民全員に情報発信できるようさらなる情報提供手段を何か検討しているか。 先ほどの質問では、SNSを利用しての情報発信をお伺いいたしました。現在、市では登録されている方に関しましては、メールで、北秋田市からのお知らせで災害に関しての注意喚起の情報を配信しておりますし、今後配布される防災ラジオで情報発信環境が肉づけされてまいります。しかし、災害時情報伝達に関して順風満帆な状態とまではまだ言えない状況であると考えますが、それ以外で、その媒体以外で何か災害時の情報発信できる媒体を検討していることがあればお教え願います。 次の問題に移ります。 日本には、現在22の世界遺産があります。我々北秋田市が誇る伊勢堂岱遺跡を含む北海道・北東北縄文遺跡群が平成30年度の世界文化遺産推薦候補に選定されました。 次に、伊勢堂岱遺跡について質問させていただきます。 4、伊勢堂岱遺跡について。 ①世界遺産に登録された後の伊勢堂岱遺跡の観光資源としての活用について、どのようなビジョンを抱いているか。 伊勢堂岱遺跡を含む縄文遺跡群が世界遺産になるよう、当市でもさまざまな取り組みがなされております。この伊勢堂岱遺跡は、北秋田市における観光の一番の拠点になり得るだけの重要な資源だと感じております。現状を鑑みますと、近隣の大湯環状列石や青森の三内丸山遺跡はグッズを販売したり、食事をとれる環境があったりと、観光地としての環境が充実しているように感じます。比べますと、史跡や資料の伝達については劣ることはないかと感じますが、いまいち伊勢堂岱遺跡は観光資源、観光地としてのアピールが足りないように感じます。世界遺産登録されても、実際に観光客がこの北秋田市の伊勢堂岱遺跡に足を運んでいただかなければ当市に経済的メリットはないように感じます。そこで、伊勢堂岱遺跡を今後どのように観光資源として磨き上げていくのか、ビジョンを抱いているのであればお教え願いたいと思います。 ②伊勢堂岱遺跡と鷹巣中央公園とを連動させ、当市における観光スポットにしてはいかがかと考えることに関しまして、当局はどう考えるか。 当市の鷹巣中央公園は、私がまだ小さいころは、小学生のころは中の島付近で池のほとりを掘ると、土器が出土していました。現在はよくわかりませんが、藤株遺跡も近いことですし、調査すれば土器の出土もあると思います。 現在の鷹巣中央公園は、適度に大きな池がありますし、散歩してもよし、ジョギングしてもよし、憩いの公園として地域の方に愛されております。私は、この鷹巣中央公園を縄文公園と命名し、竪穴式住居の実物大レプリカをつくり展示したり、遮光器土偶のオブジェをモニュメントにしたり、伊勢堂岱遺跡縄文館の入り口ある板状土偶の伊勢堂岱遺跡のマスコット、いせどうくんなどのオブジェを何体も歩道脇に展示し、板状土偶道路ゾーンをつくったり、縄文的なイメージのボートを浮かべてボートの貸し出しを営業したり、お土産品の物販販売のできる施設をつくったり、レストランをつくり、縄文土器で料理を提供したりして、観光客のイマジネーションを高めたり、さらにはキャンプ場を整備して他地域からも足を運んでもらいやすいような縄文文化のシンボル的観光拠点スポットにしてはいかがかと考えます。そうすることにより、伊勢堂岱縄文館にも足を運んでいただけることにつながると思います。 全国から足を運んでくださる観光客の皆様は、北海道・北東北縄文遺跡群全ての遺跡を回るということはないように思います。縄文遺跡群の中でも体験して楽しい場所を観光地として選ぶと考えられます。資料の展示、文化の伝承の資料館のほかに、関連づけて憩いの公園があれば、セットで観光スポットとしての認識も上がってくるのではないでしょうか。このことを提案いたしますが、このことに関しまして、市当局のお考えをお伺いいたします。 以上をもちまして、壇上からの質問とさせていただきます。どうぞよろしくお願い申し上げます。
○議長(
黒澤芳彦) 当局の答弁を求めます。 市長。
◎市長(
津谷永光) (市長 津谷 永光君登壇) それでは、ただいまの虻川 敬議員のご質問にお答えをしてまいります。 大きな項目の1番、北秋田市における
道路交通インフラについての①観光乗り合い周遊タクシーについてとして、3項目にわたるご質問をいただいておりますが、関連がございますので、一括してお答えさせていただきます。 森吉山周遊タクシーは、冬期間において大館能代空港やJR鷹ノ巣駅、内陸線阿仁合駅などから、森吉山阿仁スキー場への交通手段を確保するため、平成17年度から運行しておりまして、その後は行き先に安の滝や伊勢堂岱遺跡等を追加し、現在8種類のコース運行により、おおむね市全域の観光拠点をカバーすることのできる2次交通手段となっております。 少人数の個人旅行にも利用しやすく、利用者が最も多いのは関東方面、続いて台湾を初めとする海外、秋田県内、関西方面の順となっておりまして、近年の利用者数は2,000人台から3,000人台で推移しており、平成28年度が2,939人、平成29年度が3,344人と伸びております。 なお、平成29年度の主な行き先として、阿仁合駅から森吉山阿仁スキー場コースが約68%、こめつが山荘・桃洞渓谷が約14%、太平湖・小又峡・森吉山荘が約9%となっております。 乗車運賃はコースによって異なりますが、例えばJR鷹ノ巣駅から森吉山阿仁スキー場まで2人以上で乗車した場合、1人当たりの運賃は2,700円でありまして、その際に市が秋田県ハイヤー協会北秋支部へ負担する運行委託料は500円となっております。 この運行委託料につきましては、平成29年度は106万6,430円でありました。 議員ご指摘の情報告知につきましては、旅の前にあらかじめ情報が得られるよう、主要観光拠点や秋田県の県外事務所等でリーフレットを配布しておりますほか、北秋田市や北秋田市観光物産協会、秋田県等のホームページ上での情報発信、各種観光キャラバン等においてもPRを行っておりますし、秋田県製作の「アキタノNAVI」というスマホアプリでのルート検索においても照会可能となっております。 なお、利用者の利便性を高める観点からも大館能代空港や秋田内陸線の主要拠点などにリーフレットを配置して情報提供を行っているところでありますが、虻川議員ご提案の看板の設置につきましては、その内容も含めて今後検討させていただきたいと考えております。 次に、②です。当市における路線バス利用状況についてとして、1)現状の市の負担している秋北バスの利用状況と市負担額についてのご質問でありますけれども、路線バスの不採算路線に係る赤字につきましては、生活路線の存続を図ることを目的に、国・県・市のそれぞれにおいて補助金交付要綱を制定し、不採算部分を補っているところであります。 合川(3)線の昨年度の運行収支は、経費3,929万9,383円に対して、収入が1,357万2,629円の2,572万6,754円の赤字となっておりまして、この赤字額に対して県と市の2種類の補助金が充当されております。 補助金の内訳を申し上げますと、県の補助金1,565万5,000円のうち、県の負担額が260万9,000円、市の負担額が1,304万6,000円となっておりまして、そのほかに市の補助金として521万8,000円を負担しておりますので、当市からは合計2,087万3,000円を秋北バスへ交付しております。 なお、当路線は北秋田市と上小阿仁村にまたがるため、残りの赤字額を上小阿仁村が補助金として交付しておりますので、秋北バスの負担は1,000円未満の端数程度となっております。 なお、生活バス路線の昨年度実績は、国庫補助路線である大館鷹巣線を初め、合川(3)線のほか補助区分上12系統10路線あり、全体の利用者数は延べ12万9,897人、市の負担額は合計7,150万6,000円となっております。 次に、2)バス路線の行き先、経由地、運行時間等の利用者に対しての告知についてのご質問であります。 現在の告知方法といたしましては、コムコムのバス待合室に掲示しております時刻表のほか、秋北バス発行の時刻表、そしてことし6月に全戸配布させていただきました路線図やバス停、バス時刻表の情報を網羅し、利用促進も兼ねた「きたあきたバスマップ+α」により周知を図っております。 なお、市外からのお客様への告知として鷹巣駅前に看板はございませんが、JR鷹ノ巣駅や内陸線各有人駅、市民ふれあいプラザ、市民病院、観光物産協会、ショッピングセンター、観光施設等にもバスマップを配置し、ソフト面からの対応を図っているところであります。 次に、3)今後の路線バスの望ましいスタイルとは何と考えるかとご質問でありますけれども、議員のご提案につきましては、新たな設備投資を伴いますので、第一義的にバス事業者が経営的なものを含めて検討すべき問題であると考えております。 しかしながら、交通弱者の移動手段である公共交通としての路線バスは、現在も主要な交通手段であると認識しておりますので、市民にとって不便がなく、需要に見合う運行形態について、機会を捉えてバス事業者と協議をしてみたいと考えております。 次に、③乗り合いタクシー、デマンド型乗り合いタクシー、代替タクシーの利用状況についてとして、1)それぞれの利用状況と市負担額についてのご質問でありますが、まず初めに、デマンド型とは利用者の予約によって需要に見合った運行をする形態のことを指しておりまして、議員のご質問の路線のうち、定時・定路線運行の「増沢・市民病院線」以外は全てデマンド型と位置づけられます。 このため、代替タクシーもデマンド型となり、表現上わかりにくいと思われますので、事務報告等にも記載しております「マイタウンバス」と「代替タクシー」という区分で路線ごとにお答えをさせていただきます。 それでは、平成29年度におけるマイタウンバスの利用者数と市負担額について説明をいたしますが、「増沢・市民病院線」が247人の72万1,113円、「市民病院南線」が477人の65万3,910円、「明利又線」が1,221人の336万3,700円、「市民病院西線」が396人の71万1,280円となっております。 また次に、代替タクシーでは「大沢線」がゼロ人でゼロ円、「田子ヶ沢線」が332人で45万8,400円、「岩谷線」が255人で70万5,300円、「緑ヶ丘線」が73人で3万3,650円、「ふれあい通院バス」、これ下舟木等でありますが、192人で32万7,600円となっております。 次に、2)です。路線の適正性についてのご質問ですけれども、当市におきましては、ご指摘の公共交通以外にも障がいをお持ちの方や介護を必要とする方々は障害者移送
サービスや福祉移送
サービス、介護
サービス等を利用していただける環境にありますので、身体的な特性に合わせた交通手段はおおむね網羅させております。 また、一昨年には公共交通の空白地域でありました合川地区の羽根山まで「市民病院西線」を再編して以降、市民が居住する沿線をいずれかの交通手段がカバーしておりますので、現時点において新規路線開設の要望はないものと認識をしております。 なお、今年度の中心市街地循環バスの実証運行は、冬季の5カ月間ほど実施する予定でありまして、免許返納者の方々にもぜひご利用いただき、公共交通の利便性を感じていただけるよう、実施前には十分なPRをしてまいりたいと考えております。 次に、3)利用者への利用内容料金等の告知についてのご質問であります。 マイタウンバスのうち「増沢・市民病院線」以外は登録制でありますし、代替タクシーの運営は沿線利用自治会のため利用者が限定されておりますので、その都度の周知は行っておりません。 なお、経路や料金、登録方法等は広報で情報提供しておりますが、利用や登録の際には、市の窓口のほうへご連絡をいただきたいと思います。 次に、4)今後、乗り合いタクシー、デマンド型乗り合いタクシー、代替タクシーの乗車ルールの統一を図るべきと考えるが、市当局としてはどう考えるか。また、利用者の声がある場合、増便や、時間の変更、新たなルートの開拓など検討してもらえるのかというご質問であります。 廃止区間に導入したデマンド型の利点は、予約に応じて走るという点にありまして、費用の面からも大変有効な手段であると考えております。 現在の課題といたしましては、「増沢・市民病院線」が定時・定路線の乗り合いの形態となっておりますので、利用者等とも協議しながらデマンド型へ移行できないか検討をしてまいりますし、民間のバス事業者が運行する路線バスに対して、議員のご指摘する内容について協議があった場合は、速やかに対応してまいりたいと考えております。 次に、大きな項目の2番です。空き家等実態調査についての①本年度予算に措置にされている空き家等実態調査事業についてとして、4項目にわたるご質問をいただいておりますが、このうち1)と2)、3)のご質問は関連がありますので、一括してお答えをさせていただきます。 空き家等実態調査事業につきましては、家屋台帳より抽出された物件のうち、平成24年度と平成28年度において市職員が簡易調査を行った510件と、新たに自治会等から報告を受けた230件に絞り込み、今月から空き家台帳作成のもととなる現地調査を行うこととしております。 現時点での課題といたしましては、所有者の特定が困難であるといった点や所有者が不明であるなどの理由から、助言や指導等の対応ができない状態にあることが挙げられますが、この調査結果を踏まえ、所有者に対して適切な措置と対応を求めるとともに、これらの空き家をつくり出さない施策を進めてまいります。 次に、4)先日、当市は全国空き家バンク推進機構と空き家プロジェクト推進に関する連携協定を締結したが、それに伴った今後のビジョンはとのご質問ありますが、このたびの連携は、市内に所在する空き家等の資源について、市の政策課題や特徴を踏まえた利活用策の研究により、民間主導による実践可能なプロジェクトとして全国へ発信し、波及させていく試みであります。 当市におきましては、合川学童研修センターで実施しております教育留学等へ参加する保護者の滞在先や、首都圏等の企業によるテレワークや研修の滞在先として新たな需要が生まれておりまして、空き資源を活用しながら食事や宿泊、ワーキングスペース等を併設した事業展開を研究することとしております。 また、中心市街地における空き店舗等の活用により、障がい者が生き生きと働くことのできる環境や、生涯学習の場の提供も研究することとしておりまして、専門家の招聘により店舗経営等のノウハウも学ぶことも考えております。 なお、レンタル自転車につきましては、既に都市部で行われているシステムが積雪寒冷地の当市において実施可能かを調査研究したいという提案でありまして、そのほかにも地方創生にかかわるようなプロジェクトとして空き資源を活用して実証できるものがあれば、適宜、連携先の全国空き家バンク推進機構と協議の上、立ち上げていくことになるものと考えております。 事業実施の目途は、それぞれのプロジェクトの調査研究を踏まえ、準備が整い次第、順次実践していくこととしておりますので、できるだけ早い段階でその実施につなげてまいりたいと考えております。 次に、大きな項目の3、災害時の情報発信についての①防災ラジオについてとして、2項目のご質問をいただいておりますが、関連がありますので、一括してお答えをさせていただきます。 ことし8月末時点での防災ラジオの申し込み状況は、対象世帯1万2,622世帯のうち8,671世帯となっておりまして、その割合は68.7%となっておりますが、ハザードマップ上の浸水想定区域や土砂災害警戒区域に該当する世帯の割合は把握できておりません。 なお、防災ラジオの配布につきましては、納品が12月上旬に予定されておりますので、その後順次配布する予定としておりますが、自治会等を通じての配布、窓口を設けての配布、個別配布等を予定しており、自治会等の代表者の方に意向を確認してまいりたいと考えております。 また、必要に応じて使用方法等の説明の場を設けるなどの対応を行いながら、さらなる普及に努めてまいります。 次に、②のご質問と③のご質問、関連がありますので、一括してお答えをさせていただきます。 災害時等における情報伝達手段として、従来は防災行政無線や緊急速報メール、市のホームページや広報車等により行っておりましたが、防災ラジオの導入により、情報伝達手段のさらなる多様化が図られることとなります。 議員からご提案のSNSは、瞬時に情報を拡散することを可能とし、情報の発信のみならず収集といった面からも有効な手段ではありますが、その一方で情報の発信や事実の確認に人員を必要とするといった点や、信頼性の問題も懸念されますので、今後の検討課題とさせていただきたいと考えております。 次に、大きな項目の4番です。伊勢堂岱遺跡についての①世界遺産に登録された後の伊勢堂岱遺跡の観光資源としての活用について、どのようなビジョンを描いているかのご質問でありますけれども、まずもって、ことし7月に伊勢堂岱遺跡を含む「北海道・北東北の縄文遺跡群」が世界文化遺産の推薦候補に決定いたしまして、「
北秋田市議会『伊勢堂岱遺跡』世界遺産登録推進議員連盟」の皆様にも大変力強いお力添えをいただきましたことをこの場をおかりまして感謝を申し上げる次第であります。 この後の世界文化遺産登録に向けましても、これまでと変わらぬお力添えを賜りますよう心からよろしくお願い申し上げます。 さて、伊勢堂岱遺跡は、国際的な枠組みのもとに保護継承すべき貴重な人類共通の遺産でありますとともに、その価値により、地域経済に活性化効果をもたらす可能性を秘めた観光資源であると認識しております。 私もトップセールスを初めとする誘客活動の際には、貴重な観光資源としてPRを行っており、世界文化遺産推薦候補となりましたことにより、さらに弾みがついたことを大変うれしく思っておりまして、今後も「空路・鉄路・陸路」を有する当市の強みを生かしながら、世界文化遺産縄文遺跡群の観光や市内周遊観光コースの基点の一つとして誘客に取り組んでまいりたいと考えております。 また、伊勢堂岱縄文館のミュージアムショップでは、オリジナルグッズ等を販売しておりますが、来館者の満足度を高めるため内容の充実を図るとともに、要望の寄せられている食事の提供についても、空港レストランや近隣の飲食店等との連携を図りながら、誘導できるような周知を図ってまいりたいと考えております。 なお、急激な来場者の増加による遺跡への影響につきましても、文化財の保護といった観点から十分な配慮がなされるよう留意してまいります。 次に、②伊勢堂岱遺跡と鷹巣中央公園とを連動させ、当市における観光スポットにしてはいかがかと考えるが、このことに関して当局はどう考えるかというご質問であります。 ご案内のとおり、鷹巣中央公園は「観光秋田三十景」の一つにも数えられ、桜やアジサイなど四季を通じて自然に親しめる公園でありますことから、従来の設置目的を考慮しながら、遺跡を基点とした市内周遊観光コースの検討の中で、結びつけをしてまいりたいと考えております。 以上が、虻川 敬議員からのご質問に対する私からの答弁でございます。よろしくお願いいたします。
○議長(
黒澤芳彦) これより再質問に入りますが、一問一答方式で行います。 4番 虻川 敬議員。
◆4番(虻川敬) 丁寧かつわかりやすいご答弁どうもありがとうございます。 それでは、再質問に入ります。 まず、大項目1の北秋田市における
道路交通インフラについてでございます。 私は、現状でバス路線の通っている地区の方から、バス停はあっても家からバス停まで通って買い物をした後、長い距離を持って歩いて帰っていくのが非常に困難であるというような声を受けたことがあります。皆さんもご存じのとおり、この北秋田市は高齢者の割合が高く、高齢者だけの世帯も多くございます。バス、交通インフラが整っている場所は、デマンド乗り合い型タクシーや代替タクシーは利用できないとかではなくて、市民の皆様がほぼほぼ平等に利用できる交通体系を目指すべきだと考えております。 今までこうだったからこうというような路線の理由で、その延長上で改善策を考えるのではなくて、今、市民の皆様が必要としているニーズをしっかりと捉え、今できる最善の行政
サービスをできる限りで、できるだけ早く実施するということが大切であるように考えます。 ただ単に予算をつけて資金を投入したからといって、市民の皆様の満足を得られる改善ができるというわけではないと思っています。市民の皆様は、バスで移動したいわけではないんです。また、デマンド型タクシーや代替タクシーで移動したいというわけでもないんです。手段とか手法に関しては、それほどこだわっておられないと思います。本来の目的は、行きたい場所に便利に移動したい、ただ、この1点に尽きると思います。今の環境のままでいろいろなことを先送り……
○議長(
黒澤芳彦) 虻川議員に申し上げます。 一番最初に、質問は観光乗り合い周遊タクシーについて質問しているわけですので、今、乗り合いタクシーとかデマンドとか、それは後からの項目になるので、そっちもうやっちゃうと、前に戻ってこられなくなるので、それでいいですか。
◆4番(虻川敬) 大丈夫です。
○議長(
黒澤芳彦) それでよければ、そういうふうに。
◆4番(虻川敬) 大項目1についてまとめて再質問させていただいております。 では、進みます。 本当に、経費が増していく一方で、利用者の人数は今後さらに減っていくことが想定されます。そのことを考慮して、やっぱり基本に返りまして、市民の皆様の要望と、今、行政で検討できる
サービスをすり合わせまして、コストも最小限に抑えていけるような仕組みを今後新たに考えていかなければいけないのではないかなというふうに思います。その方向性がどういう方向性かは私もまだわかりませんが、こういった交通インフラを整備して実施することを、切に北秋田市における
道路交通インフラについてもう少し環境が整いますことをお願いして、大項目の1番の質問を閉じます。 次に、大項目2の空き家等実態調査についてでございますが、空き家等実態調査については、今年度、例年にはない381万円の予算がついております。また、北秋田市は空き家バンク推進機構様と空き家プロジェクトの推進に関する連携協定を締結していますので、調査結果を共有し、最大限に活用し、北秋田市の空き家を有効資源として生かし、市にとっても、市民の皆様にとっても魅力的で有意義なご意見を実現できるようお願いしまして、この大項目2の質問を閉じさせていただきます。 そして次に、大項目3番、災害時の情報発信についてでございますが、今年度、日本国内で想定を超える災害で命を落とされている方が非常に多くいらっしゃいます。人の命はお金にかえられない崇高なものです。市民の皆様の命を守るためには、災害時の敏速でかつ正しい情報告知が必要不可欠であります。防災ラジオの配布の際にも丁寧できめ細やかな対応と、また防災ラジオの配布がなされていないご家庭におきましても、何らかの情報の告知がなされるよう、また資金がかかるかとは思いますが、最も起こり得る確率の高いであろう洪水や土砂災害を想定し、そのハザードマップ上の地区などには防災無線などの設置も検討していただければなと思っております。こういった要望をお願いしまして、この3番の質問を閉じさせてもらいます。 そして、最後でございます。最後、4番、伊勢堂岱遺跡についてでございますが、伊勢堂岱遺跡ワーキンググループを初めとしまして、当市としましても、さらには4道県17遺跡の関係団体が一生懸命ユネスコ世界遺産への登録を願っている北海道・北東北縄文遺跡群でございますが、世界遺産登録を願う真の目的は何でしょうか。貴重な文化遺産を後世にもよい状態で残すことも重要であるとは思いますが、私は地域に観光客が押し寄せ、経済的にメリットが生じ、地域の企業が外貨を獲得し、潤い、さらにはこの地域全体が活気に満ちあふれていくことが真の目的であるように思います。 観光客の皆様がこの地域に足を運ぶか運ばないかは観光客の皆様が決めます。その決め手は、同等の観光地との比較検証であります。したがって、他地域よりも魅力のある観光環境の整備が必要となってまいります。行ってみたいと思っていただけるような仕組みに、わくわくと期待が持てるような環境、観光客のみならず、北秋田市の皆様も何回も足も運んでいただけるような思い切った観光資源としての磨き上げを切にお願いしまして、私の
一般質問を終わらせていただきます。どうもありがとうございました。
○議長(
黒澤芳彦) 以上をもちまして、4番 虻川 敬議員の
一般質問を終わります。
○議長(
黒澤芳彦) 次に、8番
久留嶋範子議員、日本共産党議員団、ご登壇ください。
◆8番(
久留嶋範子) (8番
久留嶋範子君登壇) 8番、日本共産党議員団、
久留嶋範子です。 きょう最後の質問となります。 大きな1番です。市民の健康づくりについてお伺いいたします。 今回、私が健康づくりについて質問するのには、最近、身近なところでの出来事があり、改めて市民一人一人が健康について考えていく必要があるのではとの思いからです。具体的な事例については後で述べます。 それでは、通告に沿って質問いたします。 ①「第2期けんこう北秋田21計画」が平成29年度から10カ年計画で策定されましたが、具体的な取り組み状況についてお伺いいたします。 全国的に少子高齢化が進む中で、当市においては人口の4割が高齢者となる超高齢社会を迎えております。市民がこの少子高齢化に伴う社会環境や疾病構造の変化に柔軟に対応し、自己の価値観に基づき、将来の夢や幸せを実現していくためには健康が不可欠です。市では、国が示した国民の健康の増進の総合的な推進を図るための基本的な方針に基づき、地方計画として平成29年度から平成38年度まで「第2期けんこう北秋田21計画」が策定され、現在進められております。市民の健康課題に向けて、効果的で効率的な内容に配慮し、生涯にわたって全ての年代が心豊かに生活できるよう、心身の健康づくりを推進していくこととなっております。そのために、日々努力されている担当の皆さんに敬意を込めて、さらに全ての市民が自分自身の健康づくりに取り組んでいけるように2点お伺いいたします。 1)番、特定健診の受診率の向上を図るための方策についてです。 先日、7月31日に市民福祉常任委員会で市民の健康増進を目的とするデータヘルス計画、2018年から2020年について市当局から説明を受けました。従来の「けんこう北秋田21計画」を土台に、データを活用して科学的に各種健康増進事業を進めようと市が策定した計画で、疾病別の医療費統計を初め、特定検診結果、実施事業の成果目標などが盛り込まれております。 秋田県は、ご承知のとおり、がん死亡率全国ワースト1です。当市での死因も1位ががん49.0%、次いで心臓病27.7%、脳疾患17.5%と続いております。胃がん、大腸がん、子宮頸がん、乳がんは、早期発見、早期治療で9割以上の方が治ると言われております。当市における特定検診受診率は、年々減少傾向にあり、国が示した60%を大きく下回り、平成29年度は27.8%となっております。男女とも40代、50代の受診率が低い傾向にあります。受診率の向上のために、ホリデー検診を初め、さまざまな取り組みが行われていることは承知しておりますが、なかなか進まない要因は何でしょうか、答弁を求めます。 2)番です。生活習慣病発症の予防についてお伺いいたします。 生活習慣病とは、食事や運動、喫煙、飲酒などの生活習慣がその発症、進行に深く関与する病気の総称をいいます。生活習慣病は多くの場合、生活習慣を見直すことで未然に防ぐことが可能と言われております。しかしながら、自覚症状のないまま進行し、症状が悪化することが多いことから、本人が生活習慣の問題点を理解し、改善に意欲的に取り組めるよう支援していくことが重要であります。 先ほど冒頭で述べた身近な事例についてお話をいたします。 60代の男性です。Kさんは、昨年の秋ごろから目がかすみ、よく見えないとのことで周りの方に話をすると、白内障の症状に似ていると言われ、ことしの盆前に眼科を受診いたしました。9月に免許の更新があったためだそうです。やはり白内障と診断され、手術前に内科での検査を促されました。その結果は、重度の糖尿病からの合併症の白内障でした。Kさんは酒もたばこも吸いませんが、食生活が不摂生で、炭水化物や肉は大好き、甘い物も大好き、食べたいものは好きなだけという生活でした。それでも自覚症状のないまま進行していったのです。若いときから健康には自信がありました。趣味も登山やアウトドア派でしたので、病気もしたことがなく、今まで来ました。医者からの診断が相当ショックで、その日から食事療法、カロリー計算をして治療に当たっています。実は、Kさんは長年健診を受けていませんでした。 こうした過信から自覚症状がないまま病状が悪化し、受診する人もいるのではないでしょうか。生活習慣病で治療中の者のうち、検診未受診者が40から64歳では76.3%との統計も出ています。このような深刻な現状をどのように捉え、予防につなげていくのかご答弁をお願いいたします。 ②長寿・健康増進事業として、はり・きゅう・マッサージ助成を当市でも。 ③人間ドック補助のほかに、脳ドック補助の実施を。 この2つの事業は、県内でも実施自治体や助成内容もまちまちですが、健康づくりには必要な制度です。当市での実施計画についてお伺いいたします。 大きな2番、3R(リデュース・リユース・リサイクル)推進についてです。 ①古着・古布回収について、今後の実施計画は。 12月議会でも質問をいたしました。昨年11月に、市として初めての古着・古布の無料回収がコムコムで実施されました。市民の方からは、また実施してほしいとの要望もあり、今後継続していきたいとの答弁がありましたが、具体的な計画についてお聞かせください。 ②リユース(再使用)、家庭で使わなくなった中学校・高校の制服など、無償回収について、最後にお伺いいたします。 前回も紹介いたしましたが、鹿角市では家庭で使わなくなった中学校・高校の制服などを無償で回収し、必要とする人へ無償で提供する子育て応援リユース(再使用)事業が2年目を迎えました。本年度は、保護者の意見や要望を踏まえ、回収、提供する学用品を追加したり、実施回数をふやすなど、事業を拡大、今回は28人からジャージと制服を中心に390点が寄せられたとのことです。当市でも、こうした取り組みができないものか答弁を求めます。 以上で壇上から質問を終わります。
○議長(
黒澤芳彦) 当局の答弁を求めます。 市長。
◎市長(
津谷永光) (市長 津谷 永光君登壇) ただいまの
久留嶋範子議員のご質問にお答えをしてまいります。 大きな項目の1番、市民の健康づくりについての①「第2期けんこう北秋田21計画」が平成29年度から10カ年計画で策定されたが、具体的な取り組み状況はとして、1)特定検診の受診率の向上を図るための方策はというご質問でありますが、平成28年度における当市の特定検診の受診率は、議員からもご紹介がございましたように、秋田県平均36.5%に対して、27.9%と県内でも低い受診率となっております。 今年度は「第3期特定健康審査等実施計画」を策定をいたしまして、特定検診の重要性や生活習慣を改善するための保健指導の強化などを強力に推進しておりますが、具体的な取り組みとして検診未受診者対策のコール・リコールによる個別通知や電話による受診勧奨、「治療中の方の特定検診情報提供」として「かかりつけ医」から検査結果を情報提供をしていただき、特定検診とみなし受診率の向上を図っているところであります。 今後は「第2期けんこう北秋田21計画」に掲げた目標の着実な履行と検診や健康教室への参加の促進を図るための施策として、平成31年度に向けて健康ポイント制度等も導入をしながら、受診率等の向上につなげてまいりますほか、市民の意識改革を促すため、健康づくりにかかわる人材の育成を図るとともに、県と市で連携をしながら、検診受診の勧奨、健康づくりの啓蒙活動も行ってまいりたいと思います。 次に、2)の生活習慣病発症の予防についてのご質問でありますが、生活習慣病は、各種検診による早期発見と早期治療はもちろんのこと、日ごろの生活習慣が大切であります。 「第2期けんこう北秋田21計画」では、ライフステージごとに健康づくりの目標を設定し、「マタニティ教室」での妊娠期の食生活指導、乳幼児期から正しい食習慣を身につけるための「食育キッズ」、「食育ジュニア」、「食育フェスタ」、高校生を対象とした食生活改善推進協議会による「生活習慣病予防のための減塩スキルアップ事業」、青年期・壮年期以降はメタボ予防・健診の事後指導として「特定保健指導」や「自分測定日」、「病態別の健康教室・健康相談」、「糖尿病予防重症化プログラム事業」、「市民ウオーク」、市民プールを活用した「スッキリ運動教室」等の運動教室によりまして、正しい食生活と運動習慣、禁煙・飲酒について啓蒙活動を行っておりまして、今後とも各関係機関と連携をしながら、生活習慣病予防の強化と推進を図ってまいりたいと考えております。 次に、②の長寿・健康増進事業として、はり・きゅう・マッサージ助成を当市でもとのご質問でありますが、他市でもやられておりますので、県内他市の助成状況を参考に、慎重に検討してまいりたいと思っています。 次に、③の人間ドック補助のほかに、脳ドック補助の実施をとのご質問でありますが、当市では、国保と後期高齢者医療制度加入者を対象に、北秋田市民病院と秋田県総合保健センターでの日帰りドックに対して2万5,000円から3万2,000円の範囲で助成しておりまして、自己負担額は約1万円程度となっております。 平成28年度の衛生統計年鑑によりますと、当市の死因別で死亡者数が多い順に「悪性新生物」、これはがんですけれども、これが161人、「心疾患」が93人、「脳血管疾患」が66人となっておりまして、脳血管疾患での救急対応が秋田市となっていることを考えますと、予防はもちろんのこと、早期発見や検診受診体制の整備も非常に重要であると認識をしております。 そういったことからも、久留嶋議員ご提案の脳ドックへの助成制度につきましては、県内の状況等を把握しながら前向きに検討してまいりたいと考えておりますし、早期発見という観点から1泊ドックへの助成制度も研究をしてまいりたいと考えております。 次に、大きな項目の2、3R(リデュース・リユース・リサイクル)推進についての①古着・古布回収について、今後の実施計画はとのご質問であります。 昨年の12月定例会において、久留嶋議員に「古着・古布回収は好評であった」と答弁をさせていただきましたが、昨年度は鷹巣地区のみの開催であったのに対しまして、今年度は鷹巣と森吉の2つの地区で11月11日の日曜日に実施をする予定としておりまして、今後も利用状況を見ながら継続をしてまいりたいと考えております。 次に、②のリユース(再使用)、家庭で使わなくなった中学校・高校の制服など無償回収についてのご質問であります。 循環型社会の実現に向けて、議員ご提案の制服や、指定かばん・体操服・自転車など、多種類にわたるリユース商品の無償回収は有効であると考えますが、回収段階で提供者側にクリーニング代や修理費などの負担が生じる場合や、提供された商品の需要が不確定であるといったことも考えられます。 制服等は、親御さん同士で譲り合ったりしている方もいらっしゃるようですので、子育て世代の負担軽減として有効な事業として捉えながら、他市の事例を参考に検討してまいりたいと思います。 以上が、
久留嶋範子議員からのご質問に対しましての私からの答弁でございます。よろしくお願いいたします。
○議長(
黒澤芳彦) これより再質問に入りますが、一問一答方式で行います。 8番
久留嶋範子議員。
◆8番(
久留嶋範子) それでは、1番の①です。特定検診の受診率の向上を図るための方策はということで、今いろいろ取り組んでいる状況は、私もある程度把握していますし、本当に担当の方、一生懸命頑張っていると思います。 前回、市民福祉常任委員会でデータヘルスの計画、この説明のときにもお伺いいたしましたが、がん検診の受診率、胃とか肺ですけれども、5種類の検診行われていますが、特に乳がんの検診が当市では5.3%、子宮がん検診8.8%と県内で最下位、25位であるということを知りまして、本当に驚きました。まず、そのことについて市長はどのように考えているのか、その受診率が低いということの要因は何であるのかということをまずお聞かせください。
○議長(
黒澤芳彦) 当局の答弁を求めます。 市長。
◎市長(
津谷永光)
医療健康課長から答弁させます。
○議長(
黒澤芳彦)
医療健康課長。
◎
医療健康課長(石崎賢一) ただいま久留嶋議員のほうから、子宮がん、乳がん検診、特に女性検診の受診率が低いということで、先般行われました所管事務調査の中でお答えしたところでございます。 がん検診の
受診率向上につきましては、さまざまな啓蒙普及活動を行っておりまして、先ほど市長の答弁にもありましたように、健康ポイント制度等も平成31年度中に考えてございます。県で健康寿命日本一を目指す取り組みといたしまして、既に一部自治体で取り組んでいる健康ポイント制度の拡大推進を図るため、県内の健康ポイント制度の実施状況等をお知らせする会議等にも参加しておりまして、そういった情報提供ももらってございます。 ちなみに、県内の状況をお話ししますと、市では能代市、大館市、にかほ市、男鹿市の4市、町では五城目町、羽後町、美郷町は平成29年度実施しておりましたが、インセンティブの関係から平成30年度は実施していないというところでございます。当市におきましても、どういったインセンティブが有効か検討しながら、このポイント制度の実施を図りながら、検診受診率の向上につなげてまいりたいと思っております。
○議長(
黒澤芳彦) 答弁漏れで、原因とかはどういうふうに考えているんですか。
◎
医療健康課長(石崎賢一) こちらのほうで啓蒙普及活動しておりますけれども、やはり先ほど久留嶋議員のお話しになった身近な人の事例のとおり、なかなか自分の健康が自分で健康だと思っている方、そういったところ、それからやっぱり検診がおっくうだという方々、そういった方々が多くいられるかと思っております。そういった方々に強力に、積極的に受診勧奨してまいりたいと考えております。
○議長(
黒澤芳彦) 8番
久留嶋範子議員。
◆8番(
久留嶋範子) 県とタイアップしてということで、ほかの市でもいろいろやられているということですけれども、ポイント制度についてちょっとよくわからないので、もうちょっと具体的な内容をわかりましたら教えてください。
○議長(
黒澤芳彦) 答弁求めます。 市長。
◎市長(
津谷永光)
医療健康課長から答弁させます。
○議長(
黒澤芳彦)
医療健康課長。
◎
医療健康課長(石崎賢一) 先ほども申し上げたとおり、当市ではまだ実施しておりませんので、平成31年以降に向けて検討しているところですが、実際に行っている自治体の事例をちょっとお話ししてみますと、能代市では対象者が市内在住の20歳以上の方で、インセンティブの付与ということで地域商店街の店頭で使用できるポイントを付与するというような内容になってございます。大館市は市民で40歳以上の方で、地域商品券をあげるということでございます。にかほ市は市民全員ということで、インセンティブにつきましても、地域商品券というような状況となってございます。まだほかにいろいろなまちもございますけれども、この3市についてお話ししました。
○議長(
黒澤芳彦) 8番
久留嶋範子議員。
◆8番(
久留嶋範子) 今の制度のことについてはこれからということで、大体イメージはわかりました。 先ほどの答弁にあったんですけれども、がん検診の受診率についてです。乳がんと子宮がん検診がなかなか進まない理由ということなんですけれども、先日のデータヘルス計画の中での説明の中でもご答弁ありましたが、受診率が低い背景というのは産婦人科の開業医の閉院とか、医師が確保できなかった、それから医師も足りていない、それから改善策として今年度から大館市や能代市内の開業医でも受診できるように体制を整えたいという説明がありましたが、具体的には今どのように進められているのでしょうか。そして、20%というがん検診受診率の目標ですけれども、とてもあと3年で具体的に進めるにはなかなかクリアしなきゃいけない問題はあると思いますが、今考えていることをお知らせください。
○議長(
黒澤芳彦) 答弁。 市長。
◎市長(
津谷永光)
医療健康課長から答弁させます。
○議長(
黒澤芳彦)
医療健康課長。
◎
医療健康課長(石崎賢一) 婦人科のがん検診の件につきましては、今、久留嶋議員が言われたとおり、産婦人科医の減少とか、そういった受診機関の減少に伴う部分も大変多くございます。 平成30年度からは能代、それから大館の婦人検診ができる医療機関とも個別医療機関として委託契約を結んでおりまして、現在、そういった地元にない、大館、能代でも婦人科検診を受診している方がふえておりますので、若干受診率には効果があることを考えております。
○議長(
黒澤芳彦) 8番
久留嶋範子議員。
◆8番(
久留嶋範子) 内臓脂肪症候群というのが、ご存じのとおり、メタボですけれども、これが全国、県と比較しても非常に北秋田市の該当者が多いわけですけれども、予備軍も含めて男性の割合が特に高くなっているということですけれども、この要因と対策についてはどのように考えているのかお聞かせください。
○議長(
黒澤芳彦) 答弁求めます。 市長。
◎市長(
津谷永光) これも
医療健康課長から答弁させます。
○議長(
黒澤芳彦)
医療健康課長。
◎
医療健康課長(石崎賢一) 当市のメタボリックシンドロームの対象者につきましては、議員ご案内のとおり、非常に高くて、北秋田市の健康宣言を10年間でメタボリックシンドロームを10%減らしますというような目標を立てさせていただきました。 生活習慣病につきましても、データヘルス計画の中で、議員ご案内のとおり、市民一人一人の自分の健康に関して、意識を持って健康課題を正しく理解し、積極的に習慣病を見直しするというような計画目標を立ててございます。 その中の一つの施策といたしまして、自分測定日というものを昨年度から実施しております。これは体組成計測定ということで、筋肉量と、それから脂肪量による体型測定を行うということでございまして、あわせて血圧測定、保健指導というようなことを昨年度から実施しております。月1回ですが、昨年度はトータルで403名の方が参加していただいておりますが、平成30年度は8月末で387名と、去年1年の人数に既に追いついていると大変好評でございまして、多くの参加者が来てございます。そういったところで意識啓発事業ということで普及啓発しながら、こういった自分の健康は自分で守るというような意識づけをつけて、生活習慣病の予防を推進していきたいと考えております。
○議長(
黒澤芳彦) 8番
久留嶋範子議員。
◆8番(
久留嶋範子) ②のほうにいきます。②、③についてです。 今、市長のほうからは他市での状況、いろいろ取り組んでいるところはありますが、それを参考にして進めたいということでありましたが、②のほうのはり・きゅう・マッサージ助成制度、これは25市町村の中でどのくらいやられているかご存じですか、まずそこのところ。
○議長(
黒澤芳彦) 答弁求めます。 市長。
◎市長(
津谷永光) 25市町村全部、ちょっとその町村はわかりませんけれども、市のほう13市ありますけれども、北秋田市を除く12市が助成をしているようです。
○議長(
黒澤芳彦) 8番
久留嶋範子議員。
◆8番(
久留嶋範子) 25市町村の中で、当市を除いて。
○議長(
黒澤芳彦) 違う、違う、市だけの13市。
◆8番(
久留嶋範子) 13市の中で当市がやられていないということでした。 これ、本当に健康増進ということで、そんなに大したお金かかるわけではないんです。大館市の例を申しますと、市では65歳以上の方にはり・きゅう・マッサージを受けるときの費用の一部施術券で助成しているということで、市内に居住している65歳以上の方に年間、4月から翌年の3月まで6,000円、1枚1回1,000円の施術券を6枚ということですので、そんなに予算はかからないと思いますけれども、これ、私はほかの市でも今やっていますので、ぜひ実行してほしいと思いますけれども、市長としてはどのように考えていますか。
○議長(
黒澤芳彦) 答弁を求めます。 市長。
◎市長(
津谷永光) 今、申し上げましたように、ほかの市でやられている例がございますので、ただ、いろいろその市によって、今、大館市の例を紹介いただきましたけれども、いろいろ制度がまちまちですので、その辺を北秋田市がどういうのが合っていくのかということも踏まえながら、検討させていただきたいなと思っています。 以上です。
○議長(
黒澤芳彦) 8番
久留嶋範子議員。
◆8番(
久留嶋範子) 2番の脳ドックとあわせて、ぜひ補助を実施していただきたいと思いますけれども、今、人間ドックのほうの補助は9,000円ですけれども、1万円弱の負担で進められているということですけれども、実は脳ドックをやられているのは25市町村中17市町村で、68%が補助していましたが、今回9月議会、今どこでもやられていますけれども、この中で能代市さん、ご存じでしょうけれども、能代市さんでは今回の9月議会で40歳以上を対象に5年に1回ということで、2分の1の補助です。それから、潟上市さんも今回何か2名の
一般質問者でしたけれども、その1名の方が質問いたしまして、9月議会で実施するというふうな市長の答弁があって、どのくらいの補助ということは何か答弁なかった、市民になるべく負担をかけないでという答弁だったそうですけれども、脳ドックというのは非常に重要な検診の一つでありますけれども、市長はこの脳ドックということに対して必要性はどのように考えているんでしょうか。
○議長(
黒澤芳彦) 答弁を求めます。 市長。
◎市長(
津谷永光) 大変重要な検査だと思っています。
○議長(
黒澤芳彦) 8番
久留嶋範子議員。
◆8番(
久留嶋範子) ぜひ今回の議会の中でやってみませんか、市長。先ほど17市町村ということで、あと残りわずかなんですよね。6市町村だけになっていますので、やっぱり脳ドック、本当に死亡、脳卒中というのは日本の死因の中で4番目ということですので、本当に発症すると命を取りとめた場合でも高い後遺症を残して、65歳以上の高齢者の4割弱の方が寝たきりになるという、市長も今大事だというふうに言われましたけれども、すごく重要な検診になると思いますので、これはちょっと予算がどのくらいの割合にするかということもありますので、ぜひ今回検討していただきたいと思いますが、もう一回ご答弁お願いします。
○議長(
黒澤芳彦) 答弁求めます。 市長。
◎市長(
津谷永光) 先ほど答弁でお答えをさせていただきましたけれども、やっぱり前向きに検討していきたいと思っています。早期発見という観点から、1泊ドックへの助成制度も研究をしていきたいと思っていますので、できるだけ早くこれがほかの市でやっているからどうのこうのではなくて、やっぱり先ほどお話しいたしましたように、私も大切な検診だと思っていますので、それはやれるものはやっていきたいと思っていますので、前向きに検討させていただきたいなということで、先ほど答弁させていただきました。
○議長(
黒澤芳彦) 8番
久留嶋範子議員。
◆8番(
久留嶋範子) 今ご答弁ありましたように、ぜひ前向きということで期待していますので、よろしくお願いいたします。 大きな2番に入ります。 ①のところで、今、今年度も11月11日に鷹巣、森吉地区で実施するということでしたけれども、具体的に決まっている計画とか、どういうふうなやり方とか、前回もいろいろ問題点ありましたけれども、そのことについてはわかりましたら教えてください。
○議長(
黒澤芳彦) 答弁求めます。 市長。
◎市長(
津谷永光)
市民生活部長から答弁させます。
○議長(
黒澤芳彦)
市民生活部長。
◎
市民生活部長(
小松正彦) 実施する時期は、先ほど答弁で述べましたように、11月11日を予定してございます。2カ所で、やり方そのものについては昨年と同様な形で、透明な袋に入れていただいて出していただくというようなことを想定してございます。
○議長(
黒澤芳彦) 8番
久留嶋範子議員。
◆8番(
久留嶋範子) そうしますと、昨年と同様な感じで周知というか、お知らせとかもしていくということでしょうか。
○議長(
黒澤芳彦) 答弁を求めます。
◎市長(
津谷永光)
市民生活部長から答弁させます。
○議長(
黒澤芳彦)
市民生活部長。
◎
市民生活部長(
小松正彦) 昨年と同じような形になると思うんですが、今、次回の広報でまず予告いたしまして、11月の広報でより詳しくその内容についてお知らせする予定としております。あわせて、マスコミ等を通じて広く市民の方々に伝わるようにしていきたいと考えております。
○議長(
黒澤芳彦) 8番
久留嶋範子議員。
◆8番(
久留嶋範子) 昨年度ほどを上回るような、2カ所ということでしたので、多分上回ると思いますけれども、市民への周知徹底も含めて、ぜひこれ継続していただきたいと思います。 それで、②の最後のリユースの問題です。 私、鹿角市さんのほうから、担当のほうからお話聞きました。この鹿角市さんでは、福祉課の子育て支援班というのが担当であります。昨年から実施しておりますが、お聞きしますと、そもそものきっかけは子供の貧困対策からということだそうです。子ども・子育て会議というのがありまして、その計画を策定するに当たって、一昨年
アンケートをとり、市民の方から要望があり、その子育て会議に参加している委員の方から実施しようという声が上がったそうです。当初は予算もなくて、ゼロ予算で昨年は行ったそうです。市の広報、ホームページ、それから学校、PTA、それから鹿角市さんはFMラジオがありますので、そこでの呼びかけをして進めていったそうです。今年度からNPO法人の子どもコンシェルジュに事業を委託して行っておりますが、昨年度の倍以上の品が寄せられて、それだけ事業が浸透してきたと担当者の方は言っていらっしゃいました。これ、本当に子育て支援とのつながりで進められてきたということですので、これもいろいろな問題ありますけれども、ぜひ取り組んでいただきたいと思いますけれども、これに対してはどのように考えていますか。
○議長(
黒澤芳彦) 答弁を求めます。 市長。
◎市長(
津谷永光) 今、久留嶋議員から鹿角市の事例を事細かく説明をいただきまして、ありがとうございました。 その資源リサイクルという観点からではなくて、それもそうなんですけれども、子ども・子育て支援という観点から、この事業が鹿角市は発足したということでありますので、大変すばらしいことだと思っています。これ、ただやるためには、やはり市民の方々のご協力、またそういう民間の方々のご協力が必要だと思いますので、北秋田市としてはどのようなやり方がいいのかといったことも含めて検討させていただきたいなと思っています。これはいいことだと思っていますので、その辺を検討させていただきたいと思います。 以上です。
○議長(
黒澤芳彦) 8番
久留嶋範子議員。
◆8番(
久留嶋範子) 実は、市内でもエコやリサイクルに取り組んでいる団体がありまして、そこにいろいろお話ししたんですけれども、やはりこういうこと、北秋田市になってから他市さん、大館とか鹿角市さんですけれども、そこではいろんなことを取り組んでいて、なかなか北秋田市が進んでないということでは、このリユースの事業というのはすごくいいことだというふうに団体さんからお話しされました。 それで、毎年夏に、ご承知だと思いますけれども、コムコムでエコフェスタというのをやっております。そこで、いろんなことをやりますけれども、そこと提携しても、一緒にやってもいいんじゃないかという回答をいただきましたので、そことも話を進めて、ぜひ事業として一緒にやっていけたらいいんじゃないかなと思いますので、ぜひこのことも含めて検討していただきたいと思います。 先ほど言いました鹿角市さんの例なんですけれども、制服のほかに学校指定のジャージ、かばん、柔道着、それから学校の校章、あとピアニカとかリコーダーとかいろんなことを実際リユースできるようなことを取り組んでいますので、ぜひこの内容も含めて、スキーはほかの団体が何か取り組んでいるということで、本当は私、スキーとかもリユースできればいいんじゃないかなと思いますけれども、そういうことも含めて、ぜひ今後の検討をしていただきたいと思いますので、よろしくお願いします。
○議長(
黒澤芳彦) 答弁求めますか。
◆8番(
久留嶋範子) いいです。ありがとうございます。 以上です。
○議長(
黒澤芳彦) 以上をもちまして、8番
久留嶋範子議員の
一般質問を終わります。
○議長(
黒澤芳彦) 以上で本日の
一般質問は全て終了いたしました。 本日はこれをもって散会いたします。 ご苦労さまでございました。 (散会) (14時36分)...