北秋田市議会 > 2017-10-10 >
10月10日-05号

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  1. 北秋田市議会 2017-10-10
    10月10日-05号


    取得元: 北秋田市議会公式サイト
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    平成29年  9月 定例会        平成29年 北秋田市議会9月定例会会議録                          (平成29年10月10日)第5日目  平成29年10月10日、北秋田市議会定例会は、北秋田市議会議事堂に招集された。1、出席議員は、次のとおりである。     1番  松尾秀一         2番  山田博康     3番  三浦倫美         4番  佐藤光子     5番  大森光信         6番  小笠原 寿     7番  佐藤文信         8番  吉田仁吉郎     9番  板垣 淳        10番  黒澤芳彦    11番  中嶋洋子        12番  武田浩人    13番  福岡由巳        14番  佐藤重光    15番  長崎克彦        16番  久留嶋範子    17番  松橋 隆        18番  庄司憲三郎    19番  堀部 壽        20番  関口正則2、欠席議員は、次のとおりである。    なし3、地方自治法第121条の規定により、会議事件説明のため出席した者は、次のとおりである。 市長        津谷永光    副市長       虻川広見 教育長       佐藤昭洋    総務部長      石川博志 財務部長      河田浩文    健康福祉部長    齊藤 修 市民生活部長    佐藤 浩    産業部長      九嶋 巧 産業部政策監    佐藤 進    建設部長      中嶋健文 教育次長      松橋久司    会計管理者     木村元紀 消防長       中嶋 誠    総務課長      小松正彦 総合政策課長    小笠原吉明   財政課長      金澤 誠 市民課長      畠山 誠    福祉課長      石上和彦 医療健康課長    石崎賢一    農林課長      浅村武則 上下水道課長    近藤 豊    教委総務課長    金澤聡志 建設課長      西根弘樹4、職務により議場に出席した事務局職員は、次のとおりである。 事務局長      佐藤 誠    次長        小坂竜也 副主幹       柳谷重光5、会議事件は、次のとおりである。          平成29年 北秋田市議会9月定例会議事日程                                   (第5)     開議 日程第1 総務文教常任委員長報告 日程第2 請願第9号 小学校の統廃合にかかわる合同チームの結成、スポーツ少年団の結成に関する請願書について 日程第3 陳情第49号 「全国森林環境税の創設に関する意見書採択」に関する陳情について 日程第4 陳情第50号 地方財政の充実・強化を求める意見書提出についての陳情について 日程第5 意見書案第4号 地方財政の充実・強化を求める意見書の提出について 日程第6 市民福祉常任委員長報告 日程第7 議案第86号 平成29年度北秋田市介護保険特別会計補正予算(第2号) 日程第8 議案第88号 平成29年度北秋田市立阿仁診療所特別会計補正予算(第2号) 日程第9 議案第89号 平成29年度北秋田市立米内沢診療所特別会計補正予算(第2号) 日程第10 議案第90号 平成29年度北秋田市病院事業会計補正予算(第1号) 日程第11 議案第91号 業務請負契約の締結について(北秋田市クリーンリサイクルセンターエネルギー回収推進施設等長期包括的運転管理事業) 日程第12 産業建設常任委員長報告 日程第13 議案第83号 北秋田市営住宅条例の一部を改正する条例の制定について 日程第14 議案第84号 北秋田市簡易水道事業等の一部の北秋田市水道事業への統合に伴う関係条例の整備に関する条例の制定について 日程第15 議案第87号 平成29年度北秋田市簡易水道特別会計補正予算(第2号) 日程第16 議案第92号 平成29年度北秋田市一般会計補正予算(第5号) 日程第17 議案第85号 平成29年度北秋田市一般会計補正予算(第4号) 日程第18 一般会計決算特別委員長報告 日程第19 認定第1号 平成28年度北秋田市一般会計歳入歳出決算の認定について 日程第20 特別・企業会計決算特別委員長報告 日程第21 認定第2号 平成28年度北秋田市国民健康保険特別会計歳入歳出決算の認定について 日程第22 認定第3号 平成28年度北秋田市国民健康保険合川診療所特別会計歳入歳出決算の認定について 日程第23 認定第4号 平成28年度北秋田市介護保険特別会計歳入歳出決算の認定について 日程第24 認定第5号 平成28年度北秋田市介護サービス事業特別会計歳入歳出決算の認定について 日程第25 認定第6号 平成28年度北秋田市簡易水道特別会計歳入歳出決算の認定について 日程第26 認定第7号 平成28年度北秋田市農業集落排水事業特別会計歳入歳出決算の認定について 日程第27 認定第8号 平成28年度北秋田市下水道事業特別会計歳入歳出決算の認定について 日程第28 認定第9号 平成28年度北秋田市特定地域生活排水処理事業特別会計歳入歳出決算の認定について 日程第29 認定第10号 平成28年度北秋田市後期高齢者医療特別会計歳入歳出決算の認定について 日程第30 認定第11号 平成28年度北秋田市立阿仁診療所特別会計歳入歳出決算の認定について 日程第31 認定第12号 平成28年度北秋田市立米内沢診療所特別会計歳入歳出決算の認定について 日程第32 認定第13号 平成28年度北秋田市坊沢財産区特別会計歳入歳出決算の認定について 日程第33 認定第14号 平成28年度北秋田市綴子財産区特別会計歳入歳出決算の認定について 日程第34 認定第15号 平成28年度北秋田市栄財産区特別会計歳入歳出決算の認定について 日程第35 認定第16号 平成28年度北秋田市沢口財産区特別会計歳入歳出決算の認定について 日程第36 認定第17号 平成28年度北秋田市七日市財産特別会計歳入歳出決算の認定について 日程第37 認定第18号 平成28年度北秋田市米内沢財産特別会計歳入歳出決算の認定について 日程第38 認定第19号 平成28年度北秋田市前田財産区特別会計歳入歳出決算の認定について 日程第39 認定第20号 平成28年度北秋田市阿仁合財産特別会計歳入歳出決算の認定について 日程第40 認定第21号 平成28年度北秋田市大阿仁財産区特別会計歳入歳出決算の認定について 日程第41 認定第22号 平成28年度北秋田市病院事業会計決算の認定について 日程第42 認定第23号 平成28年度北秋田市水道事業会計決算の認定について 日程第43 総務文教常任委員会の閉会中の所管事務調査報告 日程第44 市民福祉常任委員会の閉会中の所管事務調査報告 日程第45 産業建設常任委員会の閉会中の所管事務調査報告 日程第46 発議案第9号 議員派遣の件について 日程第47 発議案第10号 総務文教常任委員会所管事務調査について 日程第48 発議案第11号 市民福祉常任委員会所管事務調査について 日程第49 発議案第12号 産業建設常任委員会所管事務調査について 日程第50 発議案第13号 議会運営委員会所管事務調査について       閉会 ○議長(松尾秀一)  おはようございます。 会議に入る前に、教育長から発言の申し出がありますので、これを許可いたします。 教育長。 ◎教育長(佐藤昭洋) (教育長 佐藤昭洋君登壇) おはようございます。 本会議の冒頭にお時間をいただき、去る9月27日に発生しましたあきたリフレッシュ学園の体験活動中における事故についてご報告申し上げます。 事故の内容は、リフレッシュ学園の職員5名と園生6名の合わせて11名で実施した上小阿仁村のコブ杉見学活動において、指導員1名と児童1名が行方不明になったものであります。 コブ杉へ向かう列の先頭を行方不明となった指導員と児童が歩いておりましたが、2人が案内板のルートとは別のルートから行こうとしたので別の指導員が声をかけて引きとめましたが、毎年1回は本行事を行ってきたことや指導員が山のベテランだという思いもあり、強く引き戻すことをせず、そのまま行かせてしまいました。9名がコブ杉に到着し、しばらく待っても2人が来ないため、付近を捜して声かけをしたときは返事が聞こえましたが、その後、待っても来ないので、別のルートや山林の奥のほうも捜しましたが見つけられず、現地から連絡を受けた教育委員会職員が警察に捜索を要請しました。県警と消防防災の2機のヘリコプターによる上空からの捜査と地上での捜査を並行して行ったところ、日没間際の午後4時50分ごろにヘリコプターがコブ杉の南方向で2人を発見し、けがもなく救助されました。 最悪の事態に至らず救助されましたのは、上小阿仁村職員、警察及び消防署員の方々の迅速な対応のおかげと改めて感謝しております。通常にコブ杉に向かっていれば行方不明になり得ない場所ですが、指導員が漢方薬となるツチアケビを子供たちに見せたいという思いから向かったルートが、途中から閉鎖されていたことに気づかず、何度も見学に来ている場所ということからの気の緩みがあったことが大きな原因であったと分析しております。 今回の事故を教訓としまして、同様の事故が起こらぬよう、体験活動ごと事故防止マニュアルを作成するなどして危機管理に対する職員の共通理解を図るとともに、関係機関との連携をさらに密にして、今後も園生の安心・安全を第一に考え指導に当たってまいります。 このたびは多大なご心配、ご迷惑をおかけして申しわけございませんでした。 ○議長(松尾秀一)  続いて、産業部長から発言の申し出がありますので、これを許可いたします。 産業部長。 ◎産業部長(九嶋巧)  おはようございます。 ただいま議長より発言の許可をいただきましたので、9月19日に発生いたしました指定管理施設コンベンションホール四季美館の火災事故についてご報告申し上げます。 平成29年9月19日午前11時30分ごろ、コンベンションホール四季美館の厨房内におけるカセットコンロの爆発により、消防、警察が出動する事態が発生いたしました。 所管機関である商工観光課に消防より通報がありましたので、すぐに現地確認を行いましたところ、原因は、焼き魚グリルの上に載せてあったカセットコンロに気づかずグリルを使用したためであります。この事故により、軽いやけどのおそれがあった料理長1名が救急車により市民病院へ搬送されましたが、異常なしとの診察結果がありました。 また、被害状況としましては、天井の一部破損、電気設備の故障が認められましたが、仮復旧工事によりレストランは9月22日より、売店は9月21日より営業を再開しております。 当該施設は、平成28年度より鷹巣観光物産開発株式会社が指定管理しておりますが、業務開始前の指差呼称など安全点検の徹底による再発防止に努めるよう指導するとともに、各指定管理施設事故防止指導を徹底してまいります。 以上であります。 ○議長(松尾秀一)  ただいまの出席議員数が定足数に達しておりますので、直ちに本日の会議を開きます。          (開議)          (9時59分) ○議長(松尾秀一)  初めに、議会運営委員長の報告を求めます。 議会運営委員長。 ◆議会運営委員長関口正則) (議会運営委員長 関口正則君登壇) おはようございます。 本日9時から議会運営委員会を開催しましたので、その経過と結果についてご報告申し上げます。 本日の議会運営委員会においては、議員発議として議員派遣の件についてを日程に追加することとし、議事日程採決方法などについて確認をいたしました。 協議の結果、議事日程及び議案等の採決方法については、お配りしました議事日程(案)及び別紙採決方法資料(案)のとおりとさせていただきたいと思います。 以上でございますが、議会運営につきましては、よろしくご協力をお願い申し上げ、議会運営委員長の報告とさせていただきます。 ○議長(松尾秀一)  これより日程順に沿って、各常任委員長報告、各決算特別委員長報告を行います。 付託事件については、各委員会の審査の経過と結果の報告を求めるものでありますが、「議案第85号、平成29年度北秋田市一般会計補正予算(第4号)」については、各常任委員長から所管分の報告と委員長に対する質疑までを行い、採決は日程第17で行いますので、あらかじめ申し上げます。 それでは、日程に入ります。 ○議長(松尾秀一)  日程第1「総務文教常任委員長報告」を求めます。 総務文教常任委員長。 ◆総務文教常任委員長佐藤重光) (総務文教常任委員長 佐藤重光君登壇) おはようございます。 総務文教常任委員会に付託されました事件について、その審査の経過と結果についてご報告申し上げます。 本委員会に付託されました事件は、予算案1件、請願1件、陳情2件の計4件であります。 これらの事件について、去る9月19日、20日、10月4日に審査した結果、次のとおり決定しましたので、会議規則第110条の規定によりご報告いたします。 初めに、予算案について報告いたします。 「議案第85号、平成29年度北秋田市一般会計補正予算(第4号)≪所管分≫」については、委員から、防災ラジオについて、有償、無償の方向性が決まっていない中で試験配付をする理由は何かという質疑がありました。 当局からは、有償、無償に関しては正式にはまだ決まっていないが、無償の方向で検討中である。試験配付は各自治会の代表に2台ずつのほか、消防団や民生委員、学校等に配付し、合計856台を予定している。試験放送としては、電波状況を確認するだけでなく操作方法についても理解いただき、全戸配布した場合に各地区の高齢者など、操作にふなれな方の手助けをしていただきたいとの答弁がありました。 また、地域おこし協力隊について、当初予算では総務部関係は1名であったが、年度途中に1名追加する理由は何かという質疑がありました。 当局からは、移住、定住に力を入れているため、現在の1名に加えてもう1名を募集し、今後、整備される移住定住ネットワークセンターに関することのほか、各種相談会へ参加し、情報収集や市のPR活動をしていただきたいと考えているとの答弁がありました。 また、大綱質疑でもありました「伊勢堂岱遺跡」の熊対策について、徹底的に対策をしてほしいがどのように考えているか、また猟友会と協議はしているのかといった質問がありました。 当局からは、防犯カメラ赤外線カメラではまだ不十分であり、今後、国と県と協議しながら立木の伐採をし、見通しをよくするほか、遺跡周辺の電気柵の設置も検討している。8月に猟友会やワーキンググループの方も含めて熊対策について協議を行った。おりの設置のほか、猟友会の方には見回りもしていただいている。あらゆる手だてを考え、手を尽くしていきたいとの答弁がありました。 さらに、「北秋田市民ふれあいプラザ」工事請負費について、非常用電源整備ということだが、空調も含めての停電対策の目的は何かといった質問がありました。 当局からは、現在の機能では多目的ホール交流プラザのみ照明や空調が使用可能であり、今回の工事によって全館、電気、空調、全ての対応ができる施設となるため、避難所としての防災対策の強化をしたい。設計段階では電源車などをリースする予定だったが、大規模災害が起きた際には電源車が確保できるかといった心配もあるため、今回の提案となった。避難所となった場合、1次避難で900名、長期避難となった場合は596名収容できるとの答弁がありました。 以上のような審査を踏まえ、採決の結果、全会一致で可決すべきものと決しました。 なお、本委員会では、口頭での附帯意見として、「議案第85号、平成29年度北秋田市一般会計補正予算(第4号)」における消防費に関して、備品購入費防災ラジオ購入費のことだが、質疑に対する答弁が不明確かつ不十分であった。市民の安全のため、早急に対応しなければならない事案であるが、防災ラジオの配布の有償、無償など、事業の主な方向性が決まっていない状態での先行配布が予定されている。今後、早急に方向性を決定し、要綱の作成などを強く希望した上で、速やかに事業を進めていただきたいと付しております。 次に、請願について報告いたします。 「請願第9号、小学校の統廃合にかかわる合同チームの結成、スポーツ少年団の結成に関する請願書について」は、紹介議員の出席を求め、審査いたしました。 請願について反対の立場から、スポーツ少年団の今後の発展という前向きなものであるが、請願相手、また他団体との関係性等、内容に関して不備な点が見受けられることから、反対をするとの討論がありました。 採決の結果、賛成者がないことによる不採択と決しました。 最後に、陳情について報告いたします。 「陳情第49号、「全国森林環境税の創設に関する意見書採択」に関する陳情について」は、さまざまな意見が出されましたが、その中で、趣旨には賛成だが、各県で森林環境整備を目的とした税を導入しており、秋田県でもやっている。二重負担となることも考えられるため、さまざまな角度で調査研究をし、勉強しながら見きわめて結論を出すべく継続審査とすることを提案したいとの意見がありました。 それに対して、採決の結果、賛成多数で継続審査とすることに決しました。 「陳情第50号、地方財政の充実・強化を求める意見書提出について」の陳情については、審査の結果、全会一致で採択すべきものとし、意見書を提出することに決しました。 以上が総務文教常任委員会に付託された事件についての報告であります。よろしくお願いいたします。 ○議長(松尾秀一)  これより総務文教常任委員長報告に対する質疑を行います。 なお、質疑される場合、議案等の番号を特定されるようお願いいたします。 質疑ございませんか。          (「なし」の声) ○議長(松尾秀一)  質疑なしと認め、質疑を終結いたします。 以上で総務文教常任委員長報告を終わります。 ○議長(松尾秀一)  これより付託されました事件について採決を行います。 最初に、日程第2「請願第9号、小学校の統廃合にかかわる合同チームの結成、スポーツ少年団の結成に関する請願書について」を採決いたします。 委員長の報告は賛成者がいないことによる不採択であります。 これより本件に対する討論を行います。 初めに、委員長の報告に反対の討論、つまり請願に賛成の討論から行います。 討論ございませんか。 11番 中嶋洋子議員。 ◆11番(中嶋洋子) (11番 中嶋洋子君登壇) 「請願第9号、小学校の統廃合にかかわる合同チームの結成、スポーツ少年団の結成に関する請願書について」、委員長の報告に対して反対の立場で討論させていただきます。 請願の要旨は、少子化に伴う小学校の統廃合に関して、小学生の健全な成長のために統合予定校同士合同チームの結成、スポーツ少年団の結成を積極的に推進することであります。 内容は、野球にかかわらず団体スポーツチーム結成において、統合予定校同士でチームを結成した場合、各種大会に出場できること、児童数減少について競技団体だけでなく市や教育委員会も問題解決に向けた取り組みを強化していくことを求めています。 委員会では、内容に一部不備があることに固執し、その他の内容等の議論が深まらなかったことは残念です。北秋田市の実態等を調査して、今後どうしていくべきか議論が必要ではなかったのか、議会に善処を求めた市民に対して請願書の中身に一つも採択の部分がなかったのか、1,211人の署名をした人々の願いはどうなるのか、問題点に対する改善策と対応策の議論が必要と思います。皆様の賛同をよろしくお願いいたします。 ○議長(松尾秀一)  次に、委員長の報告に賛成の討論、つまり請願に反対の討論はございませんか。 13番 福岡由巳議員。 ◆13番(福岡由巳) (13番 福岡由巳君登壇) 請願第9号に請願反対、不採択賛成という立場で討論をさせていただきます。 請願の内容を拝読いたしますと、非常に重要な視点が記載されていると思います。学校体育から社会体育へ移行をしているわけでありますけれども、このスポーツ少年団のあり方というのは社会体育のほうに移行しましたが、まだ学校体育、あるいは学校教育との関係が深くまだつながっております。いわゆる独自性がまだ進んでいない点が多々見られるということであります。 したがいまして、今回の場合も本来であれば、社会体育のほうの関係の各団体、体育協会とか、そういう団体のほうで議論をしていくことが本来のあり方であると思います。それが不十分なままに議会に請願として提案されてきましたので、内容は非常に理解できますけれども、議会になじまない点があるというふうに感じるわけであります。 議会の中でも多々議論がありましたが、やはり社会体育のほうの側の各団体と議論を進めながら、これを改善していくということが必要であり、その後、問題があればまた議会のほうの議論も必要になってくるというふうに考えるわけであります。 したがいまして、今回の請願については反対をし、不採択賛成の立場で討論をさせていただきます。よろしくお願いいたします。 ○議長(松尾秀一)  ほかに討論ございませんか。          (「なし」の声) ○議長(松尾秀一)  討論なしと認め、討論を終結いたします。 これより採決を行います。 この採決は起立をもって行います。 委員長の報告は賛成者がないことによる不採択であります。 それでは、請願についてお諮りいたします。 請願に賛成の議員の起立を求めます。          (発言の声) ○議長(松尾秀一)  もう一度、お諮りします。 請願の内容について賛成の方、起立願います。          (起立少数)
    ○議長(松尾秀一)  起立少数でございます。 よって、請願第9号は不採択と決定いたしました。 ○議長(松尾秀一)  次に、日程第3「陳情第49号、「全国森林環境税の創設に関する意見書採択」に関する陳情について」を採決いたします。 委員長の報告は賛成多数による継続審査であります。 これより本件に対する討論を行います。 初めに、委員長の報告に反対の討論、つまり継続審査に反対の討論から行います。 討論ございませんか。 16番 久留嶋範子議員。 ◆16番(久留嶋範子) (16番 久留嶋範子君登壇) ただいま議題となっているのは、陳情自体への賛否ではなく継続審査に賛成か反対でありますので、その点に絞って討論をします。 継続審査に反対の討論です。 1つ目、森林環境税を導入しようという考えは数年前からありました。同時に、導入に反対の意見もありました。今、降って湧いた議題ではありません。今回、私たち議員に陳情書が配付されてから委員会で結審するまで20日間近くあり、各自がその間考えて賛否をするべきであり、先送りすることなく結論を出せる内容だと思います。 2つ目、これまでも私たちは継続審査をしたことは何度かありますが、次の議会への先送りというのが実態でありました。これは議会の古きあしき慣習のようなものであり、議会改革並びに市民にわかりやすい議会にするためにも、継続審査は極力控えるべきだと思います。 以上の理由から、継続審査について反対いたします。 ○議長(松尾秀一)  次に、継続審査に賛成の討論を行います。 ございませんか。          (「なし」の声) ○議長(松尾秀一)  討論なしと認め、討論を終結いたします。 これより採決を行います。 この採決は起立をもって行います。 委員長報告は賛成多数による継続審査であります。 委員長報告のとおり決するに賛成の議員の起立を求めます。          (起立多数) ○議長(松尾秀一)  ご着席ください。 起立多数であります。 よって、陳情第49号は継続審査と決定いたしました。 ○議長(松尾秀一)  次に、日程第4「陳情第50号、地方財政の充実・強化を求める意見書提出についての陳情について」、日程第5「意見書案第4号、地方財政の充実・強化を求める意見書の提出について」の2件を一括して採決いたします。 委員長の報告は全会一致による陳情は採択、意見書案は意見書の提出であります。 委員長報告のとおり決するにご異議ございませんか。          (「異議なし」の声) ○議長(松尾秀一)  ご異議なしと認めます。 よって、陳情第50号は採択、意見書案第4号は意見書の提出を決定いたしました。 ○議長(松尾秀一)  次に、日程第6「市民福祉常任委員長報告」を求めます。 市民福祉常任委員長。 ◆市民福祉常任委員長(小笠原寿) (市民福祉常任委員長 小笠原 寿君登壇) おはようございます。 市民福祉常任委員会に付託されました事件について、その審査の経過と結果についてご報告申し上げます。 本委員会に付託されました事件は、予算案5件、単行議案1件の計6件であります。 これらの事件について、去る9月19日に審査した結果、次のとおり決定いたしましたので、会議規則第110条の規定によりご報告申し上げます。 初めに、予算案について報告いたします。 「議案第85号、平成29年度北秋田市一般会計補正予算(第4号)≪所管分≫」の主な内容につきましては、健康福祉部関係では、老人福祉費の報償費及び旅費に関して、委員から、ケアタウン移管先選定委員会については、どのような委員会構成になるのかとの質疑がありました。 当局からは、現在のところ、部長級2名ほどの行政関係者、学識経験者、その他市長が認める者として5名ほどの委員構成を想定しておりますとの答弁がありました。 次に、市民生活部関係では、自治振興費の防犯街灯設置費補助金と環境整備事業費補助金の組み替えに関して、委員から、当初予算の際に環境整備事業の説明を受けているが、このたびの組み替えによる減額により、事業費不足や事業が滞ることにはならないのかとの質疑がありました。 当局からは、法定外の環境整備に充てる内容でありますことから、現在、予定している事業箇所はなく、この金額を流用しても予算残額で対応したいと思いますとの答弁がありました。 以上のような審査を踏まえ、全会一致で原案のとおり可決することに決しました。 次に、「議案第86号、平成29年度北秋田市介護保険特別会計補正予算(第2号)」につきましては、委員から、介護保険財政調整基金の残高増に対し、計画的な運用が可能な部分があると思うが、これまでの経緯を踏まえて、当局はどのように考えているのかとの質疑がありました。 当局からは、今回の積み立てにより約5億7,000万円となります。給付見込みにおいての若干の相違もあると思いますが、施設の建設に係る国・県の補助金の関係により、こうした積立金が発生してきていると思います。若干のプラス要因を見込む必要がありますが、7期計画の策定に当たっては、より精査した形で取り組みたいと思いますとの答弁がありました。 また、委員から、償還金が前年度対比において大きく増加しているが、算定にかかわる部分などで何か特別な事由があるのかとの質疑がありました。 当局からは、特別な理由はありませんが、最終支払いが5月に入るものもあり、6月に入らないと精算ができないことから、それまで予測が困難でありますが、可能な限り精査しながら進めてまいりますとの答弁がありました。 以上のような審査を踏まえ、全会一致で原案のとおり可決することに決しました。 次に、「議案第88号、平成29年度北秋田市立阿仁診療所特別会計補正予算(第2号)」、「議案第89号、平成29年度北秋田市立米内沢診療所特別会計補正予算(第2号)」につきましては、審査の結果、全会一致で原案のとおり可決することに決しました。 次に、「議案第90号、平成29年度北秋田市病院事業会計補正予算(第1号)」につきましては、初日の大綱質疑でも同様の質疑がありましたが、委員から、当初予定していた内容と異なる工事とのことだが、多額の補正であり、双方の担当レベルにおいて何か不測の事態などがあったものなのかとの質疑がありました。 当局からは、当初、厚生連側から見積書が上がってきた段階では、双方の担当者も設備等までは把握できず、後に、配管工事や消防設備の指摘を受け、精査に至りませんでしたとの答弁と陳謝がありました。 審査の結果、全会一致で原案のとおり可決することに決しました。 なお、本委員会では、このたびの件を教訓として、今後の業務に当たられるよう附帯意見として、「議案第90号、平成29年度北秋田市病院事業会計補正予算(第1号)」は、市民病院放射線科改修工事費が、当初予算に計上した工事費の2倍以上になることが判明したため、その差額を増額補正するものであるが、本来であれば、同一事業費は一度に予算計上することが望ましく、今後は十分な反省をもとに、厚生連からの見積もりをしっかり精査した上で予算計上されたいと文書で付しております。 次に、単行議案について報告いたします。 「議案第91号、業務請負契約の締結について(北秋田市クリーンリサイクルセンターエネルギー回収推進施設等長期包括的運転管理事業)」につきましては、雇用の確保に関し、委員から、現在勤務されている非常勤職員などは、継続して雇用していただけるのかとの質疑がありました。 当局からは、長期包括委託協議においても、優先的に雇用していただくよう要請しており、該当者には、事業者からの条件等を示しながら確認しているところですとの答弁がありました。 また、初日の大綱質疑に関連し、委員から、20年間の長期になると施設や設備が老朽化してくるが、請け負う事業者がこの契約の中で全て対応してくれるのか、また予想外の修繕の際には、専門知識に及ぶ状況でも市がチェックできる体制なのかなどの質疑がありました。 当局からは、事業所側からの見積もりは、経年劣化に伴う取りかえや補修等の内容も含んだ提案となっているため、通常の運転管理の上で必要な補修というのは契約に含まれているものと理解していますが、予側できない事態が生じたときには双方で協議する内容になります。予想外の修繕の際には、長期包括の発注時にも技術支援を受けている全国都市清掃会議という機関があり、技術的アドバイスを受けながら、相手側と協議、検討していく形になると思いますとの答弁がありました。 また、契約の相手方に対し、委員から、2社からの応募があったということであるが、選定の方法と理由についてはなどの質疑がありました。 当局からは、感想も踏まえて、評価審査委員会において総合評価方式により、非価格要素と価格要素を採点し、要求水準を満たしており、かつ最優秀提案者として選定された提案内容がより具体的であり、将来にわたって契約するに値するものと評価、判定されたものと受けとめておりますなどの答弁がありました。 以上のような審査を踏まえ、全会一致で原案とおり可決することに決しました。 以上が市民福祉常任委員会に付託されました事件についての報告であります。よろしくお願いいたします。 ○議長(松尾秀一)  これより市民福祉常任委員長報告に対する質疑を行います。 なお、質疑される場合、議案番号を特定されるようお願いいたします。 質疑ございませんか。          (「なし」の声) ○議長(松尾秀一)  質疑なしと認め、質疑を終結いたします。 以上で市民福祉常任委員長報告を終わります。 ○議長(松尾秀一)  これより付託されました事件について採決を行います。 日程第7「議案第86号、平成29年度北秋田市介護保険特別会計補正予算(第2号)」、日程第8「議案第88号、平成29年度北秋田市立阿仁診療所特別会計補正予算(第2号)」、日程第9「議案第89号、平成29年度北秋田市立米内沢診療所特別会計補正予算(第2号)」、日程第10「議案第90号、平成29年度北秋田市病院事業会計補正予算(第1号)」、日程第11「議案第91号、業務請負契約の締結について(北秋田市クリーンリサイクルセンターエネルギー回収推進施設等長期包括的運転管理事業)」、以上5件を一括して採決いたします。 委員長の報告はいずれも全会一致による原案可決であります。 委員長報告のとおり決するにご異議ございませんか。          (「異議なし」の声) ○議長(松尾秀一)  ご異議なしと認めます。 よって、議案第86号及び議案第88号から議案第91号の5件は、原案のとおり可決することに決定いたしました。 ○議長(松尾秀一)  次に、日程第12「産業建設常任委員長報告」を求めます。 産業建設常任委員長。 ◆産業建設常任委員長庄司憲三郎) (産業建設常任委員長 庄司憲三郎君登壇) 産業建設常任委員会に付託されました事件について、その審査の経過と結果についてご報告申し上げます。 本委員会に付託されました事件は、条例案2件、予算案3件の計5件であります。 これらの事件について、去る9月19日に審査した結果、次のとおり決定いたしましたので、会議規則第110条の規定によりご報告いたします。 初めに、条例案について報告いたします。 「議案第83号、北秋田市営住宅条例の一部を改正する条例の制定について」は、全会一致で原案のとおり可決すべきものと決しました。 次に、「議案第84号、北秋田市簡易水道事業等の一部の北秋田市水道事業への統合に伴う関係条例の整備に関する条例の制定について」は、委員から、今回の統合により市民への影響はあるのかとの質疑があり、当局からは、今回条例を改正することで不利益や負担について、現段階では変わらないと考えているとの答弁がありました。 以上のような審査を踏まえ、全会一致で原案のとおり可決すべきものと決しました。 次に、予算案について報告いたします。 「議案第85号、平成29年度北秋田市一般会計補正予算(第4号)≪所管分≫」の主な審査内容について、農林課関係では、林業施設管理費の委託料に関して、阿仁の林業研修センター解体に伴うアスベスト調査委託ということだが、解体となった理由は何かとの質疑があり、当局からは、昭和53年に建設され老朽化が進んでおり、また耐用年数が24年である。公共施設の管理計画がまとまり、それをもって解体ということになったものとの答弁がありました。 次に、商工観光課関係の主な内容については、北秋田市おもてなし宿泊支援事業補助金に関して、昨年度は周知期間が短かったということで、今年度はどのように改善し、新たな誘客に結びつけたいと考えているのかとの質疑があり、当局からは、平成28年度の実績を踏まえ、市内宿泊事業者と懇談会を開催したところ、事業者からは周知期間が短く、新たな誘客につなげることが難しかったなどの意見があり、今年度は12月1日からということで、新規の誘客に結びつけるようなプランを提案したいとの答弁がありました。 また、森吉山スキー場開発対策費に関して、監視カメラということでスキーヤーの避難対策ということだか、また避難対策はどのような対策をとっているのかと質疑があり、当局からは、ゴンドラ運行上、目視により安全確認をするが、目視確認できないところは監視カメラ等で確認できるよう定めており、今回、新たに152メートルのケーブルを交換し、しっかりと確認できるようにするものである。また、スキー場のコース外へ出るなどの避難対策については、入山届を提出していただき対処しているとの答弁がありました。 以上のような審査を踏まえ、全会一致で原案のとおり可決すべきものと決しました。 次に、「議案第87号、平成29年度北秋田市簡易水道特別会計補正予算(第2号)」については、全会一致で原案のとおり可決すべきものと決しました。 次に、「議案第92号、平成29年度北秋田市一般会計補正予算(第5号)」については、全会一致で原案のとおり可決すべきものと決しました。 以上が産業建設常任委員会に付託されました5事件についての報告であります。よろしくお願い申し上げます。 ○議長(松尾秀一)  これより産業建設常任委員長報告に対する質疑を行います。 なお、質疑される場合、議案番号を特定されるようお願いいたします。 質疑ございませんか。          (「なし」の声) ○議長(松尾秀一)  質疑なしと認め、質疑を終結いたします。 以上をもって産業建設常任委員長報告を終わります。 ○議長(松尾秀一)  これより付託されました事件について採決を行います。 日程第13「議案第83号、北秋田市営住宅条例の一部を改正する条例の制定について」、日程第14「議案第84号、北秋田市簡易水道事業等の一部の北秋田市水道事業への統合に伴う関係条例の整備に関する条例の制定について」、日程第15「議案第87号、平成29年度北秋田市簡易水道特別会計補正予算(第2号)」、日程第16「議案第92号、平成29年度北秋田市一般会計補正予算(第5号)」、以上4件を一括して採決いたします。 委員長の報告はいずれも全会一致による原案可決であります。 委員長の報告とおり決するにご異議ございませんか。          (「異議なし」の声) ○議長(松尾秀一)  ご異議なしと認めます。 よって、議案第83号、議案第84号、議案第87号、議案第92号の4件は、いずれも原案のとおり可決することに決定いたしました。 ○議長(松尾秀一)  次に、日程第17「議案第85号、平成29年度北秋田市一般会計補正予算(第4号)」を採決いたします。 総務文教常任委員長、市民福祉常任委員長、産業建設常任委員長の報告は、いずれも全会一致による原案可決であります。 委員長報告のとおり決するにご異議ございませんか。          (「異議なし」の声) ○議長(松尾秀一)  ご異議なしと認めます。 よって、議案第85号は原案のとおり可決することに決定いたしました。 ○議長(松尾秀一)  続いて、お諮りいたします。 ただいま議案第85号が可決されましたが、これに伴って10月2日に可決された議案第93号及び本日日程第16で可決されました議案第92号との間で、条例、字句、数字、その他の整理が必要となります。補正番号は可決順に、議案第93号の補正予算第6号を補正予算第4号に、議案第85号の補正予算第4号を補正予算第6号に整理する必要があります。 つきましては、北秋田市会議規則第43条の規定により、その整理を議長に委任されたいと思いますが、これにご異議ございませんか。          (「異議なし」の声) ○議長(松尾秀一)  ご異議ないものと認めます。 よって、条項、字句、数字、その他の整理は、議長に委任することに決定いたしました。 ○議長(松尾秀一)  次に、日程第18「一般会計決算特別委員長報告」を求めます。 一般会計決算特別委員長。 ◆一般会計決算特別委員長(吉田仁吉郎) (一般会計決算特別委員長 吉田仁吉郎君登壇) 一般会計決算特別委員会に付託されました事件について、その審査の経過とその概要と結果についてご報告いたします。 本委員会に認定議案として付託された事件は、1件であります。 この事件について、去る9月12日の委員会構成から10月4日までの期間において、7回の特別委員会を開催し、当局から関係部課長等の出席を求め、慎重に審査した結果、次のとおり決定しましたので、会議規則第110条の規定によりご報告申し上げます。 なお、審査の最終日には、市長、副市長、教育長に対して総括質疑を行い、認定・不認定の判断に資したところであります。 それでは、審査の概要について報告します。 「平成28年度北秋田市一般会計歳入歳出決算の認定について」は、主な内容といたしまして、委員から、財政状況について、合併後本算定が平成32年度からのスタートすることで交付税が減少すると言われているが、その見通しと平成28年度における財政指標の判断と分析や改善点についてはなどの質疑がありました。 当局からは、合併算定がえによる普通交付税の段階的縮減が平成27年度から始まり、平成28年度においては前年度比較で約2億2,300万円の減額となっており、この加算分については、平成32年度まで毎年2億円程度で減少していくものと見込んでおります。主な財政指標として、財政構造の弾力性を判断する指数の経常収支比率が85.6%と、前年度から6ポイント上昇しておりますが、計算式の分母となる経常一般財源等収入のうち、普通交付税や臨時財政対策債の合計が前年度より減額となったことや、分子となる経常経費の充当一般財源のうち、物件費や各繰出金、各施設の供用開始に伴う維持管理費や、起債償還額の増加などが主なる要因となっております。また、財政健全化の判断指標でもある実質公債費比率は、前年度より改善しておりますので、このような状況を踏まえ、市税等の収納体制の強化により収入を確保するとともに、普通交付税の一本算定に伴う縮減額と同規模の歳出の抑制、圧縮及び行財政改革の一層の推進により、財政の健全化に取り組んでまいりたいと考えておりますなどの答弁がありました。 また、委員から、平成28年度に一般会計から介護サービス特別会計に約9億円繰り出し、後年度負担軽減のためとの説明で、「ケアタウンたかのす」の繰り上げ償還をしているが、数ある起債の中からこれに限っての繰り上げ償還をした理由は何かとの質疑がありました。 当局からは、地方債残高の増嵩に対して、減債基金の積み増しによる措置を講じてきたところでありますが、財政運営上の懸念要素として実質公債費比率が上昇するということが見込まれておりましたので、これを調整するため、交付税措置対象外で償還残高が多額に上り、借入先が繰り上げ償還に応じていただけるという条件が整ったため、残債を一括整理させていただいたものですとの答弁がありました。 各所管の決算審査のほか、総括質疑においても、指定管理のあり方、高齢者施策、財政問題、市有財産・施設の対応、児童健全育成、各事業の展開状況など、多岐にわたる質疑があり、委員各位より当局に対し、さまざまな角度から貴重な意見や提言も出されております。 なお、慎重審査を経た結果、一部、意見の一致が見られず、討論においては反対の立場から、市長は4年前に、これ以上の借金はふやさないと選挙公約したがふやし続けている。平成28年度は減ってはいるものの、これはクリーンリサイクルセンター建設費の工事の都合で一部が翌年度に繰り越しになったもので、実際はふえたものと同じである。市民との約束を守らない予算は認めることができないとの反対討論がありました。 以上のような審査を踏まえ、採決の結果、賛成多数で認定すべきものと決定いたしました。 以上が本委員会に付託されました事件の報告であります。 最後に、このたびの決算審査に当たりましては、連日にわたりご協力いただきました当局並びに委員各位に対し、心から感謝とお礼を申し上げまして報告といたします。よろしくお願いいたします。 ○議長(松尾秀一)  これより一般会計決算特別委員長報告に対する質疑を行います。 質疑ございませんか。 13番 福岡由巳議員。 ◆13番(福岡由巳)  ただいまの報告で触れられていなかったのではないかという意味でご質問いたします。 1つ目は、総合計画、総合戦略に基づく成果が当局から説明があったものかどうか。2点目は、市民病院の負担金についてはどのように審査されたのか。3点目は、マタギの里観光開発についてどのように審査されたのか、お尋ねいたします。 ○議長(松尾秀一)  一般会計決算特別委員長。 ◆一般会計決算特別委員長(吉田仁吉郎) (一般会計決算特別委員長 吉田仁吉郎君登壇) 3点の質問が出されまして、まず1点目の総合戦略の関係でございますけれども、このことについては具体的な審査が行われておりませんでした。 それから、2番目は何だっけかな……          (「市民病院」の声) ◆一般会計決算特別委員長(吉田仁吉郎)  市民病院の関連でございますが、これは市民病院の関係についてはどこでという、ちょっと総括の中で質疑がございましたけれども、各委員の質問項目がありますけれども、ちょっと余り多くありましたので、ちょっとかいつまんで。今、メモの用紙とか、そういうのをちょっと、自分の頭の中にはちょっと何ていえばいいですか、抜けておりましたので、若干。 中身については、具体的なそれは、審査はなかった。各特別会計の中で恐らく議論になったかと思いますので、そのほうからひとつ尋ねてもらえればいいなと、こういうふうに思います。 あとは……          (「マタギ」の声) ◆一般会計決算特別委員長(吉田仁吉郎)  マタギの観光は大分議論になりまして、黒字になったということでございますけれども、借入金が多額のために、それを回収するためには今後も大分時間がかかるのではないかということで、健全な経営を当局にぜひやっていただきたいと、こういう委員の希望の中で、当局は、今後会社に対して適切な指導をしながら経営改善に持っていきたいと、こういうふうな答弁がございます。 以上です。 ○議長(松尾秀一)  ほかに質疑ございませんか。          (「なし」の声) ○議長(松尾秀一)  質疑なしと認め、質疑を終結いたします。 以上で一般会計決算特別委員長報告を終わります。 ○議長(松尾秀一)  これより付託されました事件について採決を行います。 日程第19「認定第1号、平成28年度北秋田市一般会計歳入歳出決算の認定について」を採決いたします。 委員長の報告は賛成多数による……          (「討論あり」の声) ○議長(松尾秀一)  これより本件に対する討論を行います。 初めに、委員長の報告に反対の討論、つまり原案に反対の討論から行います。 討論ございませんか。 9番 板垣 淳議員。 ◆9番(板垣淳) (9番 板垣 淳君登壇) 反対討論をします。 平成28年度も事実上、借金がふえました。これまで何度も申しておりますが、市民への約束を守らない予算執行は認めることができません。 2つ目、外出支援サービスが200円値上げされました。これによる市の増収は、前年度と比べて13万円です。大型公共事業に何十億円も使う一方で、弱者から13万円を取らないといけないものでしょうか。介護慰労金は1万円を3,000円にし、対象者も狭めました。市の支出は、前年度費で実に8割近いカットです。福祉を削る冷たい市政と言わざるを得ません。 3つ目です。会計検査院の指摘による補助金返還、保育料の過誤徴収、市税不納欠損裁判での賠償金支払いなどがありました。賠償金支払いは、前年度の米内沢病院裁判に続いて2年連続です。行政運営を間違わないよう求め、反対討論といたします。ご賛同お願いいたします。 ○議長(松尾秀一)  次に、原案に賛成の討論を行います。 討論ございませんか。 7番 佐藤文信議員。 ◆7番(佐藤文信) (7番 佐藤文信君登壇) 私は賛成の立場から討論をさせていただきます。 確かに、市債に関しましては、一般会計では前年度対比4.2%の減少とはなっておりますが、238億9,000万円ほどでありますが、平成25年度対比では229億1,400万円で約9億円ほど増加をしております。 一方、基金につきましては、一般会計の主要な基金であります財政調整基金、減債基金、地域振興基金の3つの合計では、平成25年度末では約97億4,000万円で、平成28年度末では約111億600万円であり、約13億6,000万円の増加であります。 その他、先ほど決算の委員長のほうからも報告ありましたそれぞれの指標につきましても、公債費負担比率では0.6%後退はしておりますものの、実質公債費比率では前年対比0.1%の改善。さらに、将来負担比率については、一般会計等が将来負担すべき実質的な負債の標準財政規模を基準として、額に対する指標で比率が大きいほど将来圧迫する可能性が高いとされておりますが、比率は前年対比3.8ポイントの改善となっております。有効な起債を活用しながら社会インフラを進めた結果であると思います。 以上のことから、安定した市政運営が行われていると私は判断をいたしまして、認定すべきものという立場から討論を行いました。皆様のご賛同をよろしくお願いいたします。 ○議長(松尾秀一)  次に、原案に反対の討論ございませんか。 13番 福岡由巳議員。 ◆13番(福岡由巳) (13番 福岡由巳君登壇) 認定第1号に反対の立場で討論をさせていただきます。 私は、平成28年度一般会計予算につきましては、大きく4点の理由から反対いたしました。その点と関連いたしまして、討論をさせていただきたいと思います。 第1は、第2次北秋田市総合計画、総合戦略に沿った成果は、決算上どうなっているかという問題であります。総合計画には、北秋田市が目指すまちの姿として「住民が主役の“もり”のまち」、サブテーマとして「~森吉山などの自然を活かし、ぬくもりや見まもりで地域をもり上げる~」と、一見、格好よさそうな表現でありますが、どのような計画なのかは具体的に示されておりません。 したがいまして、北秋田市がどのように進んでいくのかというのが、はっきりしないというのが現状だと思います。このままでは人口減少はさらに進み、広大な北秋田市は死に体を重ねていくのではないかという危惧をするばかりであります。人口減少が進む中、どんなまちづくりをするか、さらに具体的な政策で強力に推進していくことが求められると考えます。 決算上での象徴的な問題として、ふれあいプラザを拠点とした中心市街地のにぎわいづくりの現状はどうかということであります。現在進めているふれあいプラザを拠点に、入館者数をふやそうとしたり、周辺で各種イベントを実施したりしていますけれども、空き店舗、更地がふえて、なかなか効果があらわれないのは残念なことであります。 ちなみに、ふれあいプラザの平成29年3月31日までの入館者数は23万6,536人とのことであります。入館された方はどのように移動されたのかよくわかりませんが、市街地のにぎわいに貢献しているのはほんのわずかではないでしょうか。 一般質問でも申し上げましたが、北秋中央病院時代の平成16年の入院患者数は1年間で6万2,449人、外来患者数は14万9,694人、合計で21万人を超えていました。特に、外来患者は1日平均613.5人であります。この外来患者と数字にはあらわれていない見舞い客の多くは、JR、内陸線、路線バスなどを利用し、アーケードを通り、買い物をするなどして病院と往来しました。当時、中央病院の存在は大きくにぎわいづくりの中心であったと思います。なぜこれをなくしてしまったのでしょうか、不思議でなりません。 現在は、ふれあいプラザを中心ににぎわいづくりを推進しようとしていますが、そうであるならば中央病院時代を乗り越えるように、さらに戦略を緻密にすべきであり抜本的な改革が必要と考えます。これは、阿仁部についても同様であります。まちづくりの重点戦略を明確にすべきと提案をさせていただきます。 第2は、北秋田市民病院負担金7億5,000万円についてであります。 ご承知のように、市長は就任して間もなく厚生連と基本協定、年度協定書を締結し、今日に至っています。その内容の問題点の一つとして、指定管理料については年度収支計画書の不足額としました。このため、赤字にならないような協定であるために黒字になることは当然考えられることであり、剰余金を市に返納するのは当然の結果と考えます。万が一、不足額が生じた場合は追加措置するとあり、赤字にさせないことがこの指定管理料の目的になっています。 したがって、年度収支計画書の不足額という指定管理料の決め方が問題で、これを改善しなければ、今後とも指定管理料が増額し続けることは必至であり、平成28年度の3億1,000万円も高過ぎます。変更前の政策医療交付金のみとして、企業努力を求める指定管理料にすべきであります。 この指定管理方針の問題点の2つ目は、北秋田市の納付金であります。減価償却費相当額と企業債支払い利息の2分の1、これが数年間免除というふうになっている件であります。数年間というのは何年をいうのかわかりませんけれども、私の考えでは既に終えているはずであります。しかし、市長からはこれを改めるような発言はありません。平成28年度決算では、減価償却費約3億5,600万円、企業債利息約1億1,000万円、これらをトータルして約7億5,000万円の負担金となっているわけであります。 医師不足解消に本気度を示し、負担金の減額を実現していくべきと考えます。公立病院改革プランによれば、平成31年度からは8億円の負担額も予定されています。市当局の指定管理基本方針を改善することを強く求めます。 第3は、マタギの里観光開発株式会社の決算についてであります。 平成28年度決算において、税引き後の当期純利益、新聞報道によりますと880万2,332円の黒字決算とされています。今回の決算においては、6,000万円の借り入れに対する債務負担行為を設定しなかったために総務省の指摘を受けたこと、前年度に引き続き経営改善策定補助金など指定管理料以外の歳出が多いなど、黒字にするために難儀されたことと推察します。しかしながら、約2億円の累積債務や15年に及ぶ債務負担行為など、大幅な経営改善が引き続き求められると考えるわけであります。 第4は、家族介護慰労金、約370万円の歳出は、前年度決算約1,600万円から1,200万円の大幅な減額となっています。現在、要介護度1、2の介護サービスなどが議論されたり、家族介護が見直されたりしているとき、情勢にマッチしたものであるか、再検討すべきと考えます。 以上、4点の理由から反対討論といたします。皆さんのご賛同を期待して終わります。 ○議長(松尾秀一)  次に、原案に賛成の討論ございませんでしょうか。 ほかに討論ありますか。          (「なし」の声) ○議長(松尾秀一)  討論なしと認め、討論を終結いたします。 これより本件を採決いたします。 この採決は起立をもって行います。 委員長の報告は賛成多数による認定であります。 委員長報告のとおり決するに賛成の議員の起立を求めます。          (起立多数) ○議長(松尾秀一)  ご着席ください。 起立多数であります。 よって、認定第1号は原案のとおり認定することに決定いたしました。 ○議長(松尾秀一)  次に、日程第20「特別・企業会計決算特別委員長報告」を求めます。 特別・企業会計決算特別委員長。 ◆特別・企業会計決算特別委員長(佐藤光子) (特別・企業会計決算特別委員長 佐藤光子君登壇) 特別・企業会計決算特別委員会に付託されました事件について、その審査の経過の概要と結果についてご報告申し上げます。 本委員会に認定議案として付託された事件は、22件でありました。 これらの事件について、去る9月12日の委員会構成から10月4日までの期間において、6回の特別委員会を開催し、当局から関係部課長等の出席を求め、慎重に審査した結果、次のとおり決定いたしましたので、会議規則第110条の規定によりご報告申し上げます。 なお、審査の最終日には、市長、副市長に対して総括質疑を行い、認定・不認定の判断に資したところであります。 それでは、順を追って報告いたします。 「認定第2号、平成28年度北秋田市国民健康保険特別会計歳入歳出決算の認定について」は、委員から、不納欠損処分については、自主財源が少ない当市において見過ごすことができない重要な事案であり、滞納、未収等の回収のおくれが原因と思われるが、特に国保税は2,000万円を超えており、納税義務の公平を図るため収納対策を強化し、不納欠損額の減少に努めるべきと考えるが、今後の対策はなどの質疑がありました。 当局からは、庁内で設置している北秋田市債権管理委員会で、滞納者個々の状況把握や情報共有を図りながら、全庁挙げて未収金発生の未然防止と収納強化に取り組んでおり、新たな取り組みとして市税の夜間徴収の実施や夜間相談窓口の開設、来年度からはコンビニ収納も開始することとしているとの答弁がありました。 以上のような審査を踏まえ、全会一致で認定すべきものと決定いたしました。 次に、「認定第3号、平成28年度北秋田市国民健康保険合川診療所特別会計歳入歳出決算の認定について」、「認定第4号、平成28年度北秋田市介護保険特別会計歳入歳出決算の認定について」の以上2件については、審査の結果、全会一致で認定すべきものと決定いたしました。 次に、「認定第5号、平成28年度北秋田市介護サービス事業特別会計歳入歳出決算の認定について」は、委員から、ケアタウンの繰り上げ償還について議会への説明が不十分である。平成29年度末には現在の指定管理が終了することはわかっており、募集等、新たな手続が必要になるため、平成28年度には何らかの方向性は検討されていたと考えられる。約9億円の一括繰り上げ償還の提案をする際、今後の方向性も含めて議会に相談するべきではなかったかなどの質疑がありました。 当局からは、ケアタウンの繰り上げ償還について、後年度の財政負担軽減を図るため、減債基金繰り入れにより交付税算入措置のないケアタウンたかのす分を繰り上げ償還したところであり、今後の方向性については、ことし3月に策定した北秋田市公共施設等総合管理計画の中で、高齢者福祉施設について民間への譲渡等も検討していくとしたことから、庁内検討会議などで民営化について検討し、入所施設であるケアタウンたかのすを民営化し、入所者が同一事業所により継続的に安心・安全なサービスを受けることができるようにするものとの答弁がありました。 以上のような審査を踏まえ、全会一致で認定すべきものと決定いたしました。 次に、「認定第6号、平成28年度北秋田市簡易水道特別会計歳入歳出決算の認定について」、「認定第7号、平成28年度北秋田市農業集落排水事業特別会計歳入歳出決算の認定について」、「認定第8号、平成28年度北秋田市下水道事業特別会計歳入歳出決算の認定について」、「認定第9号、平成28年度北秋田市特定地域生活排水処理事業特別会計歳入歳出決算の認定について」、「認定第10号、平成28年度北秋田市後期高齢者医療特別会計歳入歳出決算の認定について」、「認定11号、平成28年度北秋田市立阿仁診療所特別会計歳入歳出決算の認定について」、「認定第12号、平成28年度北秋田市立米内沢診療所特別会計歳入歳出決算の認定について」、「認定第13号、平成28年度北秋田市坊沢財産区特別会計歳入歳出決算の認定について」、「認定第14号、平成28年度北秋田市綴子財産区特別会計歳入歳出決算の認定について」、「認定第15号、平成28年度北秋田市栄財産区特別会計歳入歳出決算の認定について」、「認定第16号、平成28年度北秋田市沢口財産区特別会計歳入歳出決算の認定について」、「認定第17号、平成28年度北秋田市七日市財産特別会計歳入歳出決算の認定について」、「認定第18号、平成28年度北秋田市米内沢財産特別会計歳入歳出決算の認定について」、「認定第19号、平成28年度北秋田市前田財産区特別会計歳入歳出決算の認定について」、「認定第20号、平成28年度北秋田市阿仁合財産特別会計歳入歳出決算の認定について」、「認定第21号、平成28年度北秋田市大阿仁財産区特別会計歳入歳出決算の認定について」の以上16件については、審査の結果、全て全会一致で認定すべきものと決定いたしました。 次に、「認定第22号、平成28年度北秋田市病院事業会計決算の認定について」は、慎重に審査した結果、一部で意見の一致を見ることができず、討論では反対の立場から、市の負担が重くなってしまう状態は慢性化しており、根本的な改善のためには厚生連との協定を見直し、家賃分の負担を求めるなど協議していくべき。また、指定管理料等の改善については監査委員の指摘もあり、早急に協定の中で市がもっと主張すべきとの反対討論がありました。 また、賛成の立場から、医師確保が厳しい状況の中で、経費削減等、収益改善が図られており、地域医療として北秋田市民病院は非常に重要な役割を担っているとの賛成討論がありました。 以上のような審査を踏まえ、採決の結果、賛成多数で認定すべきものと決定いたしました。 次に、「認定第23号、平成28年度北秋田市水道事業会計決算の認定について」は、審査の結果、全会一致で認定すべきものと決定いたしました。 以上が本委員会に付託された事件の報告であります。 審査に当たっては、連日ご協力いただきました当局並びに委員各位に対し、ここに改めて感謝とお礼を申し上げまして報告といたします。どうぞよろしくお願いいたします。 ○議長(松尾秀一)  これより特別・企業会計決算特別委員長報告に対する質疑を行います。 質疑ございませんか。          (「なし」の声) ○議長(松尾秀一)  質疑なしと認め、質疑を終結いたします。 以上で特別・企業会計決算特別委員長報告を終わります。 ○議長(松尾秀一)  これより付託されました事件について採決を行います。 日程第21「認定第2号、平成28年度北秋田市国民健康保険特別会計歳入歳出決算の認定について」、日程第22「認定第3号、平成28年度北秋田市国民健康保険合川診療所特別会計歳入歳出決算の認定について」、日程第23「認定第4号、平成28年度北秋田市介護保険特別会計歳入歳出決算の認定について」、日程第24「認定第5号、平成28年度北秋田市介護サービス事業特別会計歳入歳出決算の認定について」、日程第25「認定第6号、平成28年度北秋田市簡易水道特別会計歳入歳出決算の認定について」、日程第26「認定第7号、平成28年度北秋田市農業集落排水事業特別会計歳入歳出決算の認定について」、日程第27「認定第8号、平成28年度北秋田市下水道事業特別会計歳入歳出決算の認定について」、日程第28「認定第9号、平成28年度北秋田市特定地域生活排水処理事業特別会計歳入歳出決算の認定について」、日程第29「認定第10号、平成28年度北秋田市後期高齢者医療特別会計歳入歳出決算の認定について」、日程第30「認定第11号、平成28年度北秋田市立阿仁診療所特別会計歳入歳出決算の認定について」、日程第31「認定第12号、平成28年度北秋田市立米内沢診療所特別会計歳入歳出決算の認定について」、日程第32「認定第13号、平成28年度北秋田市坊沢財産区特別会計歳入歳出決算の認定について」、日程第33「認定第14号、平成28年度北秋田市綴子財産区特別会計歳入歳出決算の認定について」、日程第34「認定第15号、平成28年度北秋田市栄財産区特別会計歳入歳出決算の認定について」、日程第35「認定第16号、平成28年度北秋田市沢口財産区特別会計歳入歳出決算の認定について」、日程第36「認定第17号、平成28年度北秋田市七日市財産特別会計歳入歳出決算の認定について」、日程第37「認定第18号、平成28年度北秋田市米内沢財産特別会計歳入歳出決算の認定について」、日程第38「認定第19号、平成28年度北秋田市前田財産区特別会計歳入歳出決算の認定について」、日程第39「認定第20号、平成28年度北秋田市阿仁合財産特別会計歳入歳出決算の認定について」、日程第40「認定第21号、平成28年度北秋田市大阿仁財産区特別会計歳入歳出決算の認定について」、以上20件を一括して採決いたします。 委員長の報告はいずれも全会一致による認定であります。 委員長報告のとおり決するにご異議ございませんか。          (「異議なし」の声) ○議長(松尾秀一)  ご異議なしと認めます。 よって、認定第2号から認定第21号までの20件は、原案のとおり認定することに決定いたしました。 ○議長(松尾秀一)  次に、日程第41「認定第22号、平成28年度北秋田市病院事業会計決算の認定について」を採決いたします。 委員長の報告は賛成多数による認定であります。 これより本件に対する討論を行います。 初めに、委員長の報告に反対の討論、つまり原案に反対の討論から行います。 討論ございませんか。 3番 三浦倫美議員。 ◆3番(三浦倫美) (3番 三浦倫美君登壇) 平成28年度北秋田市病院事業会計決算の認定について反対討論を行います。 北秋田市民にとって、この病院は必要な病院です。しかし、だからといって収支差額を市が出し続け、さらには受け取るはずであった家賃ももらわないということを、いつまでも続けていっていいのでしょうか。このことに市民の方々も疑問と不安を抱いています。 平成28年度病院事業会計決算には、その改善を図るための努力が見えないため反対いたします。 以上です。 皆さんのご賛同よろしくお願いいたします。 ○議長(松尾秀一)  次に、原案に賛成の討論を行います。 討論ございませんか。 20番 関口正則議員。 ◆20番(関口正則) (20番 関口正則君登壇) 平成28年度北秋田市病院事業会計決算について、さまざまなご指摘や反対意見などありますが、賛成の立場から意見を述べます。 賛成理由の1点目は、指定管理料についてであります。 厚生連経営病院は秋田県内に9つの病院があり、北秋田市民病院は唯一、指定管理方式の運営であります。よって、指定管理料は、市が応分の負担を担っているもので妥当であると考えます。また、ほかの8つの直営式病院でも黒字、赤字にかかわらず、全ての病院が地元自治体から大小の差はあっても数億円の運営費補助金を受け入れており、北秋田市民病院が特別なものではないと考えます。 2点目は、経営努力についてであります。 医師確保が厳しい状況の中、現スタッフでもとり行える地域包括ケア病棟の開設や経費削減などにより、収益改善が図られてきております。指定管理年度協定の精算条項によって前年度返納金が200万円ほどあり、次年度ではさらに返納金が大幅にふえる見込みとのことから、経営努力が見られます。 3点目は、医師不足についてであります。 医師確保は全国の地方病院が抱えている共通課題であり、北秋田市民病院だけの問題ではありません。医師の招聘、離職防止は当局、厚生連任せでなく、多方面にわたり地域全体としてこの問題点を考えるべきだと思うので、反対の理由には当たらないと思います。 4点目は、市民病院の重要性についてであります。 北秋田医療圏の2次医療として、また緊急災害時における災害派遣チームの資格を有する圏域内唯一の病院であり、必要不可欠な病院であります。医療体制等については、適宜検証を行い、指定管理者と協議して改善を図るべきであり、否定してなくすることより存続させるための努力を継続して行うことが大切であると考えます。 以上、4項目の観点から平成28年度北秋田市病院事業会計決算について、賛成の討論とさせていただきます。ご賛同をお願いいたします。 ○議長(松尾秀一)  次に、原案に反対の討論を行います。 13番 福岡由巳議員。 ◆13番(福岡由巳) (13番 福岡由巳君登壇) 認定第22号に反対の立場で討論をさせていただきます。 北秋田市民病院は、現在はなくてはならない病院であることは周知のとおりであります。私は、今回、監査委員の審査意見の結びについて、この点にかかわって反対討論をさせていただきたいと思います。 この結びには、市民病院の累積欠損金は約24億8,000万円、指定管理料の割合は総費用の33.1%で、依然高い構成であるなどと指摘されております。今後については、これまでの対策の効果を検証しつつ、さまざまな改善を求めて、そして、るる記載されております。この結びの文章は、2年間連続同じ文章であります。 この監査委員の指摘を少しでも改善していくことが、当局の使命ではないでしょうか。監査委員の指摘をそのままにしているということは許されません。指定管理料の低減化など、監査委員の意見を尊重し、改善することを求めて、認定第22号に反対いたします。皆さんのご賛同をいただくことを期待しております。 ○議長(松尾秀一)  次に、原案に賛成の討論を行います。 討論ございませんか。 ほかに討論ございませんか。          (「なし」の声) ○議長(松尾秀一)  討論なしと認め、討論を終結いたします。 それでは、本件を採決いたします。 この採決は起立をもって行います。 委員長報告は賛成多数による認定であります。 委員長報告のとおり決するに賛成の議員の起立を求めます。          (起立多数) ○議長(松尾秀一)  ご着席ください。 起立多数であります。 よって、認定第22号は原案のとおり認定することに決定いたしました。 ○議長(松尾秀一)  次に、日程第42「認定第23号、平成28年度北秋田市水道事業会計決算の認定について」を採決いたします。 委員長の報告は全会一致による認定であります。 委員長報告のとおり決するにご異議ございませんか。          (「異議なし」の声) ○議長(松尾秀一)  ご異議なしと認めます。 よって、認定第23号は原案のとおり認定することに決定いたしました。 ○議長(松尾秀一)  次に、日程第43「総務文教常任委員会の閉会中の所管事務調査報告」について報告を求めます。 総務文教常任委員長。 ◆総務文教常任委員長佐藤重光) (総務文教常任委員長 佐藤重光君登壇) 総務文教常任委員会では閉会中の所管事務調査を、「北秋田市の学校教育について」と「交通網について」の2項目とし、7月31日に本庁舎において調査を行っております。 初めに、北秋田市の学校教育についての調査を行い、複式学級の今後の見通しや統廃合について説明を受けました。 質疑応答の中で委員からは、鷹巣中学校と鷹巣南中学校の統合はいつごろか、白紙となった阿仁地区の統廃合についてどのように考えているかとの質疑がありました。 当局からは、2021年度までに鷹巣中央小学校と鷹巣南小学校の統合を計画しており、鷹巣南中学校をその校舎として使用するため、遅くとも2020年度には中学校の統合を予定している。阿仁地区に関しては、現時点では白紙であり、次の案を検討するためにも夏休み明けに地域の方の意見を聞く場を設けたい。小さいから統合するということではなく、学校が地域にとってどのように必要か、どう残していきたいか等、地域の方の考えを知り、尊重して、新しいプランを検討していきたいとの答弁がありました。 また、英語教育についても説明を受けました。北秋田市ではコミュニケーション能力の育成、ALTを活用した指導の充実という、大きな2つの目標を掲げて英語教育に取り組んでおります。平成32年度からの新しい学習指導要領に備えて、昨年度からALTを7名体制にし、本場の英語を使った授業を行い、社会に出た際に、さまざまな場面で英語を使って活躍できる子供を育てている。また、ALTのコーディネーターが先生とALTとの間に入り、充実した授業内容となるよう協力しているとのことであります。 委員からは、国際社会で活躍する子供を育てるためには、英語はとても重要である。1、2年生にも歌や踊りで英語を取り入れるなど、北秋田市独自の方法で英語教育をより一層充実させてほしいとの意見がありました。 次に、交通網についての調査では、北秋田市地域公共交通網形成計画をもとに、バス路線やデマンド型乗り合いタクシーの運行状況について説明を受けました。 質疑応答の中で委員からは、市街地循環バスの利用状況はどのくらいか、また乗合タクシーの運行時間の検討は考えているのかとの質疑がありました。 当局からは、市街地循環バスは6月より実証運行しているが、昨年12月に実施したときより利用者が下回っている。7月に入ってふえてきているが、もっとPRをして周知をしていきたい。デマンド型タクシーについては、病院への往復の利用を主として設定している。買い物等に利用できる運行時間にするためにはさまざまな課題があるが、市民の意見を聞き、持続可能な交通網を検討していきたいとの答弁がありました。 以上が総務文教常任委員会の閉会中の所管事務調査の報告であります。 ○議長(松尾秀一)  次に、日程第44「市民福祉常任委員会の閉会中の所管事務調査報告」について報告を求めます。 市民福祉常任委員長。 ◆市民福祉常任委員長(小笠原寿) (市民福祉常任委員長 小笠原 寿君登壇) 市民福祉常任委員会の閉会中の所管事務調査は、去る7月25日に、「要援護者の災害時の対応について」をテーマとして調査を実施いたしましたので、ご報告申し上げます。 本委員会では、①要援護者の現状として、対象者の現状と課題や対策、②要援護者名簿の作成状況と情報の活用、③福祉避難所の発災時と設置後の体制などについて、健康福祉部福祉課より概要説明を受け、質疑応答や意見交換を行いました。 要援護者の現状と名簿の作成状況等に関しましては、委員から、施設入所者を除いた対象者が7,975名とのことであるが、対象者の中にはみずから避難することが可能な方や健康状態などを考慮するとこの数値は大きく、実態に合わないのではないかとの質疑がありました。 当局からは、地域防災計画の要因として、在宅の方に限られておりますが、あくまで本市が設定した避難行動要支援者と思われる方々の範囲を一律で抽出したものとなります。中には自力での避難が可能な方も多くおられると思いますので、関係部署との情報共有も含めて連携しながら、精度の高い対象者の把握のために最善の方法を検討してまいりたいと思いますとの答弁がありました。 また、委員から、地域の実情を一番理解しているのは住民であり、有事の際に一義的に動くのは自治会や町内会になると思うため、行政サイドだけの計画や個人情報保護の問題ばかりにとらわれずに、必要に応じて地域との役割分担などの連携を図ることにより、効率的に動くことができるのではないかなどの意見がありました。 福祉避難所の体制に関しましては、委員から、業務形態の異なる福祉避難所において、形態に沿った形での受け入れ体制になるのかとの質疑がありました。 当局からは、指定福祉避難所との協定書における決まり事はありませんが、移送する施設に要援護者の情報提供を行い、受け入れについての判断をしていただくことになりますとの答弁がありました。 また、委員会審査の中で、委員から、平常時よりさまざまな災害を想定し、集落、地域住民、そして災害支援者との情報の提供と共有を密にしながら、各種会議や訓練を定期的に進めてほしいなどの意見が多く出されました。 最後に、全国各地で自然災害が相次ぐ中において、災害弱者といわれる要援護者への災害時の対応は行政としても重要な役割であることから、有事の際には最善の対応を図っていただき、最小の被害にとどめられるよう望むものであります。 主な質疑等の内容を報告させていただきましたが、委員会記録報告書が事務局にございますので、細部にわたるところや資料等につきましては、そちらをごらんいただきたいと思います。 以上が市民福祉常任委員会の閉会中の所管事務調査の内容であります。よろしくお願い申し上げます。 ○議長(松尾秀一)  次に、日程第45「産業建設常任委員会の閉会中の所管事務調査報告」について報告を求めます。 産業建設常任委員長。 ◆産業建設常任委員長庄司憲三郎) (産業建設常任委員長 庄司憲三郎君登壇) 産業建設常任委員会の閉会中の所管事務調査は、「バイオマス発電について」、「産地直売について」とし、8月2日に行いました。 初めに、担当課からバイオマス発電について説明を受けました。 このバイオマス発電事業は、ボルタージャパン株式会社が東京都より本社移転し、平成28年4月1日に北秋田市に設置しております。事業内容としては、バイオマスエネルギーの生産プラント及びリサイクル施設並びにそれらにおけるボイラー及び附属設備の研究、開発、設計、建設、製造、販売、卸売、メンテナンス、輸入及びコンサルティングを主体とし、再生可能エネルギーに関するパッケージ商品の販売を行っており、取り扱い商品はフィンランドより木質バイオマス発電機を輸入し、当市へ進出後、国内や県内に納入しているほか、本社と道の駅たかのすでは、実証実験機2基が稼働しているということでありました。 次に、産地直売について担当課から、平成28年7月27日にオープンしました「産直おおだいこ」の事業費や利用者の推移等について、資料に基づき概要説明を受け、その後、「ボルタージャパン本社」、「産直おおだいこ」での意見交換もあわせて現地視察を行いました。 概要説明に対する主な質疑については、このボルタージャパンが当市へ来ていただいているが、市としてメリットは何か。また、従業員、パート社員15人だが、当市から採用になった職員は何人ぐらいいるのかと質疑があり、市のほうで平成28年4月1日付で工業振興促進条例の適用を行っている。また、従業員15名中5名が市内在住者であるとの答弁がありました。 また、道の駅たかのすにある実証実験機の熱量について、現在は足湯として排熱利用しているが、今後の活用方法はとの質疑があり、熱量について最大出力80度の温度の排湯があり、農業用ハウスや福祉関連施設での活用を研究開発し、提案しており、実証実験機ではイチゴ栽培等も検討しているとの答弁がありました。 また、産地直売所に出店農家の状況はとの質疑があり、主体は鷹巣地域だが、合川や森吉地区からの出店者もおり、農協も部会等を通じて出品、出店の声がけは行っているとの答弁がありました。 続いて、ボルタージャパン本社に移動し、事業内容や現在の事業展開の状況、今後の販売戦略などの説明を受け、その後、道の駅たかのすで稼働している実証実験機を視察、排熱を利用した温浴設備や発電の状況を確認しました。また、同じく道の駅たかのすにある北秋田市農産物等直売所「産直おおだいこ」を視察、昨年7月オープンから現在までの状況や、今後の販売戦略等の説明を受け、さらなる発展のための取り組みに期待しつつ、今回の所管事務調査を終えました。 以上が産業建設常任委員会の閉会中の所管事務調査報告であります。 ○議長(松尾秀一)  以上で各常任委員会の閉会中の所管事務調査報告を終了いたします。 ○議長(松尾秀一)  日程第46「発議案第9号、議員派遣の件について」、日程第47「発議案第10号、総務文教常任委員会所管事務調査について」、日程第48「発議案第11号、市民福祉常任委員会所管事務調査について」、日程第49「発議案第12号、産業建設常任委員会所管事務調査について」、日程第50「発議案第13号、議会運営委員会所管事務調査について」、以上5件を一括して採決いたします。 なお、本件については、議案に記載の内容となっておりますのでご確認願います。 それでは、お諮りいたします。 本件はいずれも原案のとおり決するにご異議ございませんか。          (「異議なし」の声) ○議長(松尾秀一)  ご異議なしと認めます。 よって、発議案第9号から発議案第13号までの5件は、いずれも原案のとおり可決することに決定いたしました。 ○議長(松尾秀一)  以上で本日の日程は全て終了いたしました。 同時に、本定例会に付議されました案件は全て終了いたしました。 これをもちまして、平成29年北秋田市議会9月定例会を閉会いたします。 ご苦労さまでした。          (閉会)          (11時59分)右会議の次第内容は、正確であることを証するために、ここに署名する。  平成29年10月10日      北秋田市議会          議長     松尾秀一      署名議員          14番    佐藤重光          16番    久留嶋範子          17番    松橋 隆...