鹿角市議会 > 2022-02-25 >
令和 4年第2回定例会(第1号 2月25日)

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  1. 鹿角市議会 2022-02-25
    令和 4年第2回定例会(第1号 2月25日)


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    最終取得日: 2022-12-30
    令和 4年第2回定例会(第1号 2月25日)     令和4年2月25日(金)午前10時開会   開会   開議   議長報告  第1 会議録署名議員の指名  第2 会期の決定  第3 施政方針及び行政報告  第4 教育執行方針  第5 議案の上程      議案第2号       説明、質疑、討論、採決      議案第3号から議案第22号まで       説明   散会 ───────────────────────────────────────────── 本日の会議に付した事件   1 会議録署名議員の指名   2 会期の決定   3 施政方針及び行政報告
      4 教育執行方針   5 議案の上程      議案第 2号 令和3年度鹿角市一般会計補正予算(第12号)      議案第 3号 財産の貸付けについて      議案第 4号 鹿角市行政手続等における情報通信の技術の利用に関する条例             の一部改正について      議案第 5号 職員の育児休業等に関する条例の一部改正について      議案第 6号 鹿角市児童クラブ条例の一部改正について      議案第 7号 鹿角地域感染症仮設診療所条例の廃止について      議案第 8号 鹿角市国民健康保険税条例の一部改正について      議案第 9号 鹿角市企業立地促進条例の一部改正について      議案第10号 鹿角市中滝ふるさと学舎条例の一部改正について      議案第11号 鹿角市下水道事業の設置等に関する条例の一部改正について      議案第12号 鹿角市消防団員の定員、任免、報酬等に関する条例の一部改正             について      議案第13号 令和3年度鹿角市一般会計補正予算(第13号)      議案第14号 令和3年度鹿角市介護保険事業特別会計補正予算(第3号)      議案第15号 令和3年度鹿角市上水道事業会計補正予算(第2号)      議案第16号 令和3年度鹿角市下水道事業会計補正予算(第2号)      議案第17号 令和4年度鹿角市一般会計予算      議案第18号 令和4年度鹿角市国民健康保険事業特別会計予算      議案第19号 令和4年度鹿角市後期高齢者医療特別会計予算      議案第20号 令和4年度鹿角市介護保険事業特別会計予算      議案第21号 令和4年度鹿角市上水道事業会計予算      議案第22号 令和4年度鹿角市下水道事業会計予算 ───────────────────────────────────────────── 出席議員(17名)        1番  笹 本 真 司 君     2番  湯 瀬 弘 充 君        3番  丸 岡 孝 文 君     4番  湯 瀬 誠 喜 君        5番  戸 田 芳 孝 君     6番  成 田 哲 男 君        7番  金 澤 大 輔 君     8番  舘 花 一 仁 君        9番  栗 山 尚 記 君    10番  児 玉 悦 朗 君       11番  安 保 誠一郎 君    12番  黒 澤 一 夫 君       13番  浅 石 昌 敏 君    15番  宮 野 和 秀 君       16番  兎 澤 祐 一 君    17番  田 村 富 男 君       18番  中 山 一 男 君 ───────────────────────────────────────────── 欠席議員(1名)       14番  倉 岡   誠 君 ───────────────────────────────────────────── 説明のため出席した者の職氏名  市長        関     厚 君    教育長       畠 山 義 孝 君  総務部長      佐 藤 康 司 君    総務部付部長待遇  奈 良 巧 一 君  市民部長      黒 澤 香 澄 君    健康福祉部長    金 澤   修 君  健康福祉部保健医療専門官           産業部長      花 海 義 人 君            村 木 真智子 君  建設部長      中 村   修 君    教育部長      加 藤   卓 君  総務部次長     大 里   豊 君    産業部次長     阿 部 正 幸 君  会計管理者     佐 藤 千絵子 君    教育次長      花ノ木 正 彦 君  財政課長      渡 部 裕 之 君    監査委員事務局長  畠 山   修 君  農業委員会事務局長 金田一 延 寿 君    選挙管理委員会事務局長                                   相 馬   天 君 ───────────────────────────────────────────── 事務局出席職員  事務局長      佐羽内 浩 栄 君    主幹        小田嶋 真 人 君  副主幹       海 沼 雄 一 君    主査        青 山 智 晃 君      午前10時00分 開会 ○議長(中山一男君) ただいまから、令和4年第2回鹿角市議会定例会を開会いたします。 ──────────────────────〇 ─────────────────────     開議 ○議長(中山一男君) 直ちに本日の会議を開きます。  本日の会議は、議事日程第1号により進めてまいります。 ──────────────────────〇 ─────────────────────     議長報告 ○議長(中山一男君) これより議長報告をいたします。  初めに、このたびの官製談合防止法違反などの疑いにより、前市長、元市幹部職員らが逮捕された件につきまして、一言申し述べさせていただきます。  このことについては、現在、警察で取調べを行っておりますが、容疑が事実であれば、市議会としても、大変遺憾であると考えております。  今後は、事件の進捗状況や市が立ち上げました第三者委員会の検討結果等の報告を受け、議会として、再発防止やチェック事項等議会運営委員会、あるいは全員協議会等で協議しながら対応してまいりたいと思います。  次に、監査委員より、地方自治法第235条の2第3項の規定による例月出納検査書が提出されております。  次に、2月24日までに受理いたしました請願・陳情につきましては、別紙、請願・陳情一覧表のとおりであります。  次に、12月18日から2月24日までの議会閉会中における会議開催状況及び会議出席者については、別紙のとおりであります。  以上で議長報告を終わります。 ──────────────────────〇 ─────────────────────     日程第1 会議録署名議員の指名 ○議長(中山一男君) 次に、日程第1、会議録署名議員の指名を行います。  本定例会の会議録署名議員は、会議規則第81条の規定により11番安保誠一郎議員、12番黒澤一夫議員を指名いたします。 ──────────────────────〇 ─────────────────────     日程第2 会期の決定 ○議長(中山一男君) 次に、日程第2、会期の決定を議題といたします。  お諮りいたします。本定例会の会期については、会期・議事日程表のとおり、本日から3月22日までの26日間と決したいと思いますが、これにご異議ございませんか。     (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(中山一男君) ご異議ないものと認めます。よって、会期は本日から3月22日までの26日間と決定いたしました。  ──────────────────────〇 ─────────────────────     日程第3 施政方針及び行政報告 ○議長(中山一男君) 次に、日程第3、市長の施政方針及び行政報告を受けます。市長。     (市長 関 厚君 登壇) ○市長(関 厚君) 令和4年第2回鹿角市議会定例会の開会に当たりまして、予算案及び提出議案の説明に先立ちまして、市政運営の基本方針及び私の所信並びに主要施策の概要を申し述べ、議員各位をはじめ市民の皆様にご理解とご協力を賜りたいと存じます。  初めに、このたびの市発注工事を巡り、前市長と受注業者の関係者が逮捕、起訴されるという複数の事件が発生し、鹿角市政に対する信頼は大きく失墜いたしました。市政の推進には、市民や関係各位のご理解とご協力が不可欠であり、それには市長をはじめ職員や市役所全体に対する信頼があってこそ成り立つものでありますが、今の鹿角市政の状況に、長年積み上げてきた土台が崩れ、大きく揺らいでいることを痛切に感じております。  今後、総合計画の実現に向けて施策を推進していくには、何よりも信頼回復に向けた変革が必要であり、そのためには市を挙げて不断の努力をしていかなければなりません。私も、不退転の覚悟で先頭に立って、必要な改革を推し進める所存でありますが、まずは、透明で公正な市政を実現していくことが第一であります。  市では、第三者委員会を設置し、入札・契約制度の検証と課題抽出を行いながら、官製談合再発防止に向けた対策等の検討を進めているところでありますが、市政全般に関しましても、情報を的確に発信していくこと、そして情報共有によってしっかりとした意思疎通を図っていくことが極めて重要であると考えておりますので、このことを今後の市政運営の基軸に据えてまいります。  それでは、新年度の所信の一端について述べさせていただきます。  令和4年度は、昭和47年4月1日に鹿角市が誕生し、ちょうど50年となる節目の年であります。この50年の歩みを、市民の皆様とともに祝い、これまでの感謝と未来への希望を持って、さらに前進していくため、テーマを「ありがとう50年 ともに未来へ」とし、記念事業を展開してまいりますが、私はこれを機に、様々なつながりを生み出してまいりたいと考えております。  市民と地域とのつながりによって、鹿角市の発展を未来につないでいくこと、そのための方策として、関係市町村との広域的なつながり、あるいは国や県とのつながりを糸口とした施策の展開によって、ふるさと鹿角の未来を切り開いてまいります。  さて、令和4年度当初予算は、市長就任後、初めての通年予算の編成であり、公約の実現と第7次総合計画の着実な推進を念頭に置きながらも、市民からの理解が十分ではない事業については、一旦立ち止まり、再考することとしたほか、健全な財政運営を図るため、事業の整理と効率化を行い、経費の節減に努めました。  公約の実現につきましては、これまで実施してきた「いつでも市長室」を継続するほか、地域づくり協議会を単位とした地域づくりミーティングを新たに開催し、より市民や地域との対話を充実させてまいります。また、十和田湖をはじめ、県内に伝承される八郎太郎三湖物語に焦点を当てたシンポジウムやイベントを開催し、広域連携による新たな観光振興を図ることとしております。そのほか、本市の歴史・産業・伝統・文化等について学ぶことができる、全市域をフィールドとした鹿角キャンパス構想推進事業十和田図書館整備事業など、「学問のまち」としての十和田地区にもスポットを当て、品格と風格のあるまちづくりへの糸口としてまいります。  第7次総合計画の推進につきましては、最重要課題としている、地域の稼ぐ力を高める産業振興や人口減少対策、デジタル化の推進など、人口構造の若返りと持続可能な地域社会の形成を目指すための予算といたしました。  地域の稼ぐ力を高める産業振興については、農業振興では、新規就農者の経営発展に必要な初期投資等への支援や農業人材のマッチングアプリの活用等による担い手の確保、収益性の高い作物への転換や農畜産物の販路拡大に向けた取組、ほ場整備等による農地集積により販売重視型農業を目指します。  商工振興では、プレミアム付商品券の発行による消費喚起や事業承継セミナーの開催により、事業継続や経営力の強化を図るほか、カーボンニュートラルの達成に向けた計画を策定し、脱炭素社会の実現を目指します。  観光振興では、観光団体やガイドなどの体制強化に向けた支援のほか、滞在型観光を推進するため、宿泊施設での連泊促進やヘリテージ・ツーリズムの充実、インバウンド対策の強化などに取り組みます。
     人口減少対策については、地域医療の維持・確保に向けた中核病院への支援や、都内で募集広告等を行い、産科医等の医師確保策を強化するほか、福祉医療制度における所得制限の撤廃と自己負担の無料化、健診・出産準備等に係る助成金の拡充など、子供を産み育てる環境のさらなる向上を図ります。また、大卒者等の奨学金返還を支援することにより、若者の市内就職と定住の促進を図ります。  デジタル化の推進につきましては、市民サービスと利便性の向上を図るため、オンラインによる電子申請サービスの拡充を図るほか、スマート農業に対するICT機器の導入支援、情報関連産業を主なターゲットとした誘致企業の促進、ビッグデータ等を活用して観光マーケティングの強化を図るなど、生産性の向上を目指します。また、教育現場におけるICT支援員の配置により、ICTの有効活用による学習環境の向上を図ります。  一般会計の予算規模は174億2,600万円で、前年度当初と比較して、1.4%の増となり、公営企業会計を除く特別会計の予算総額は、86億4,285万3,000円となっております。  以下、令和4年度の主要施策について、第7次総合計画前期基本計画の体系に沿い、その概要を申し上げます。  初めに、基本戦略1の「活力を生む地域産業・生業を支える」についてでありますが、地域産業の成長支援については、市内企業の積極的な設備投資や従業員の資格取得を支援してまいります。また、各分野のプロフェッショナル人材を活用して企業力向上アドバイザーを設置し、企業のマッチング支援をはじめ、企業へのトヨタ方式による生産工程の改善の普及、企業のICT化やマーケティング機能を強化することにより、市内企業の労働生産性の向上を図ってまいります。  効率的な農業経営の確立については、農業者の高齢化と労働力不足に対応するため、スマート農業の普及を進めるとともに、JAかづのと連携したマッチングアプリの活用により、幅広い年齢層から人材を発掘し、農業に携わる人口を確保することで、経営基盤の維持・拡大を図ってまいります。  農業経営体の経営安定と競争力強化については、農業農村支援機構を核とした経営サポートにより、経営の効率化を図るとともに、中心経営体へ農地を集積・集約化することで、農業経営体の育成と競争力を高めてまいります。  林業の振興については、森林における地形等の状況や境界の所在を把握するため、航空レーザ測量を新たに導入し、森林経営管理のデジタル化を推進することで、森林経営管理制度を効果的に運用しながら、森林資源の適正な経営管理と林業の成長産業化を推進してまいります。  農業生産基盤の整備については、毛馬内北部地区での基盤整備に向け、県による調査が始まっておりますが、令和6年度の事業採択を目指して、令和4年度中には農業法人を設立し、農地中間管理権を設定することにしていることから、関係機関と連携しながら農地集積等を進めてまいります。また、現在、県営で実施しております花輪大堰や八幡平の一の渡頭首工をはじめとする水利施設整備については、県と連携し関係者の方々の理解を得ながら整備を進めてまいります。  就労・就農支援については、ICTを活用した副業の促進を図るほか、女性、若者、就職氷河期世代への資格取得支援等により、所得の向上を図ってまいります。  農林業の担い手育成と定着支援については、農業法人へのインターンシップや、市独自の研修制度である新規就農者研修支援事業奨励金により、新規就農の促進と早期の経営確立に向けたサポートを充実させることで、新規就農者の定着を図ってまいります。また、林業の将来の担い手を確保し、市内の林業経営体の経営基盤を強化するため、林業従事者を雇用した事業者への支援や、地元林業事業体へ就職を志して秋田県林業大学校に入学する学生への家賃支援などにより、新規就業者の育成と地域林業の活性化を図ってまいります。  次に、基本戦略2の「元気で健やかな暮らしを支える」についてでありますが、心身の健康づくりについては、これまでの30代の健康診断に加え、新たに19歳から29歳以下の健康診断を実施し、若年層からの生活習慣病予防と健康意識の向上を図ってまいります。  予防接種については、子宮頸がんの発病を予防するため、ヒトパピローマウイルスワクチン接種の積極的勧奨を行うとともに、接種機会を逃した方への周知及び予防接種を実施してまいります。  妊産婦支援については、子供を産み育てようとするご家族が、安心して出産を迎えられるよう、妊産婦健診や出産に要する経費の助成を拡充し、妊娠が確認された時点で一律10万円を助成いたします。  医療従事者の確保と病院機能の充実については、中核病院であるかづの厚生病院の医療機能を維持させるため、新たに運営費に対する支援をいたします。また、産婦人科をはじめとする医師の確保については、医療機関や大学等との連携を強化していくことにより、地域に必要な医療体制を確保できるよう、取組を前進させてまいります。  出会い応援と結婚支援については、独身男女の出会いの場の創出と、結婚に向けたサポート体制を充実させるほか、新婚時における住宅取得等を支援することで、経済的負担を軽減し、結婚の希望がかなうよう応援してまいります。  地域ぐるみの子育て支援については、放課後児童クラブの利用ニーズと児童の安全確保に対応するため、令和4年度からは、土曜日と長期休業日を通年で7時45分から開所いたします。  高齢者福祉については、高齢者福祉タクシー券の1回当たりの利用枚数を拡充し、高齢者の社会参加を促進させるほか、高齢者等住宅除排雪支援事業の助成対象年齢を65歳以上に引き下げ、高齢者の生活支援を拡充してまいります。  介護予防につきましては、フレイルの予防を強化するため、市民サポーターによるフレイルチェックの推進と介護予防のシルバーリハビリ体操を効果的に連携させながら、健康寿命県内一を目指して取り組んでまいります。  障がい者福祉については、障がいの程度や特性に応じたサービスの提供や支援体制を充実させるほか、手話の啓蒙・普及を図るため手話体験講座を実施するなど、誰もが尊重され、社会参加できる地域づくりを推進してまいります。  海外友好交流都市との交流事業については、ハンガリー・ショプロン市との姉妹都市提携が20周年を迎えることから、市制施行50周年記念式典に合わせ公式訪問団を招聘し、長年の友好交流の節目の年をお祝いするとともに、これまで両市が築き上げてきた絆をより一層深め、交流のさらなる発展を目指してまいります。  次に、基本戦略3の「快適で安らぎのある暮らしを守る」についてでありますが、水道水の安定供給については、八幡平大里地区の一部において、配水管の拡張工事を行い上水道の未普及地域を解消するほか、毛馬内小比泥地区及び山根大畑地区において、老朽管更新工事を実施し、計画的な水道管の更新に努めてまいります。  生活排水対策については、八幡平小豆沢地区農業集落排水施設の公共下水道への接続を計画的に進めるほか、合併処理浄化槽の設置に係る費用への助成を継続することにより、引き続き生活排水処理対策の充実を図ってまいります。  安全・安心な住まいづくりについては、毛馬内住宅の建て替え事業のほか、高井田住宅の外壁補修工事などの長寿命化対策を計画的に進めてまいります。また、中心市街地の中古住宅の利活用を支援することにより、中心市街地への住替えを促進してまいります。  空き家等の適正管理の推進については、危険老朽空き家等の未然防止と管理不全空き家の早期解消を図るため、適正管理度レベル2の一部を対象とした除却支援制度を新たに創設いたします。  快適で美しい生活環境の確保については、近年、市街地周辺での熊の出没事例が増えていることから、引き続き市民への迅速な情報提供や注意喚起に努めるほか、自治会単位による勉強会の開催などにより、被害防止対策を講じてまいります。また、イノシシやニホンジカの目撃情報を踏まえ、捕獲体制を強化し、鳥獣被害の拡大防止に取り組んでまいります。  次に、基本戦略4の「暮らしの安全・安心を高める」についてでありますが、防災意識の高揚については、地域住民による自主防災組織の育成と組織強化への支援を継続していくとともに、今年度中に全世帯に配付する予定の鹿角市総合防災マップを活用し、出前講座などを通じて防災意識と地域防災力の向上を図ってまいります。  災害に強いまちの基盤整備については、橋梁長寿命化対策や融雪施設の更新整備など道路交通の安全を確保するほか、普通河川の整備や急傾斜地崩壊対策など、国土強靭化に向けた取組を進めてまいります。  次に、基本戦略5の「未来に羽ばたく人材を育てる」についてでありますが、教育に関する基本方針として、後ほど教育長から申し述べます。  次に、経営戦略1の「まちに人・モノ・外貨を呼び込む」についてでありますが、関係人口の拡大については、鹿角家の交流拠点施設に新たに宿泊機能を追加し、古民家を活用した滞在型の体験ツアーを充実させることにより、交流を深化させながら関係人口の拡大を図ってまいります。また、本市出身の若者を対象とした鹿角家U25では、ふるさと仕送り便に加え、新たに首都圏での交流会を実施し、ふるさとへの愛着とUターン機運の醸成を図ってまいります。  地域間交流につきましては、包括的連携協定を提携しております東京都葛飾区との交流において、産業フェアへの参加や本市の木材の利用に向けた取組を進めてまいります。また、市内の事業所や団体と首都圏の大学等とのネットワークによる域学連携プログラムを展開し、大学が有する人的・知的資源と本市の地域資源を相互に有効活用することにより、地域課題の解決に生かしてまいります。  さらに、包括的連携協力協定を締結しております学校法人武蔵野大学の専門研究ゼミの誘致に加え、新たに本市で調査研究活動を行う大学を誘致するとともに、テーマに応じて市内に鹿角版サテライトキャンパスを設置し、本市で学ぶ学生を増やしてまいります。また、研究成果につきましては、市民公開講座で市民に報告するほか、市内の中高生向けの特別講義を開催し、中高生が地域のよさや課題に目を向け、新たな価値の創造や自主的な問題解決にチャレンジする意欲を育んでまいります。  移住定住の促進については、移住に関心のある子育て中のシングルマザーを対象とした移住体験ツアーのほか、オンライン相談や動画を活用した情報発信を積極的に展開してまいります。また、人口構造の若返りを目指し、若年層の呼び込みと若者定着によって地域社会の担い手を確保していくため、本市で働きながら奨学金を返還する方への支援を新たに実施してまいります。  魅力あるブランド農畜産品や高収益作物の生産拡大については、稲作中心から収益性の高い野菜や花卉への転換を図るとともに、主食用米から飼料用米などの新規需要米への転換をさらに進めてまいります。  ブランド農畜産品のうち、シンテッポウユリや啓翁桜などの花卉については、全国的に需要が高まる時期に合わせた出荷が可能であるほか、冬期作物としても安定収入が見込まれることから、さらなる生産拡大に取り組んでまいります。また、かづの北限の桃をはじめとした果樹については、樹園地のマッチングと第三者への承継に係る費用の支援により、生産面積の維持・拡大を図り、果樹産地としての基盤を強化してまいります。  淡雪こまちについては、「みどりの食料システム戦略」を見据え、有機農業の足掛かりとして、引き続き特別栽培米による作付を支援してまいります。  かづの牛については、頭数の維持・拡大を支援するとともに、枝肉出荷頭数100頭台の達成と早期GI登録に向け、関係機関や畜産農家と連携しながら、かづの牛のブランドの確立を目指してまいります。  付加価値を生み出す農産物加工の商品化については、農業者自らが農産加工品の開発や販路拡大を行う取組を支援することにより、経営の高度化のほか、生産と販売の産業間連携を推進してまいります。  農畜産物の消費・販路の拡大については、国内市場が縮小傾向にあることを受け、農産物の輸出の機運が高まっていることから、県と連携して輸出に向けた可能性を探ってまいります。そのためにも、まずは域内で流通や有利販売を確立していくことが重要であることから、地域商社とも連携し、販売環境を整えていくことで、農家の所得向上を目指してまいります。  稼げる観光振興に向けた滞在型観光の充実については、市内の民俗芸能などが一堂に会する鹿魂祭を、市制施行50周年を記念して大鹿魂祭として開催するほか、国立公園八幡平エリアでは、民間企業から人材の派遣を受け、魅力アップ構想を着実に進めてまいります。  また、令和3年度からスタートしております観光産業成長戦略におきましては、これまでの取組の成果や課題を踏まえ、稼げる観光のさらなる具現化を図りながら、戦略的に施策を展開してまいります。  DMOによる国際的観光地としての受入態勢づくりについては、満足度の高い観光地づくりを進めるため、デジタル・マーケティングによる分析やプロモーションを展開し、観光消費額の増加につなげてまいります。また、新たなターゲット層である欧米豪向けの情報発信を強化するとともに、質の高い観光を提供するため、新たなコンテンツの案内役となる観光ガイドを育成し、ホスピタリティの向上を図ってまいります。  次世代産業の創出については、地方を拠点とした企業展開が見込まれる情報サービス業などをメインターゲットとして企業誘致を推進してまいります。  エネルギー産業の育成については、カーボンニュートラルの実現に向けた実行計画を策定し、地域特性である豊富な再生可能エネルギーを生かした新たな製品やサービスの創出など、市内産業の活性化策の具現化を目指してまいります。  次に、経営戦略2の「『世界遺産のまち』をつくる」についてでありますが、世界遺産のまちづくりについては、大湯環状列石の世界文化遺産登録1周年記念シンポジウムの開催のほか、体験学習やガイドのレベルアップ講座を実施するとともに、遺跡を適切に保全していくための環境を整えてまいります。  ヘリテージ・ツーリズムの推進については、本市の持つ歴史・文化の魅力を体感するプレミアムツアーのほか、北秋田市とも連携して体験型観光コースを造成していくことにより、「世界遺産のまち・かづの」としての認知度を向上させてまいります。また、引き続き大湯環状列石JOMON体感促進事業により、遺跡の持つ魅力をより深く、よりリアルに伝えられる体験プログラムの造成を進めてまいります。  次に、経営戦略3の「まちの経営力を高める」についてでありますが、未来技術の導入については、市民サービスと利便性の向上を図るため、電子申請サービスを拡充するとともに、自治体DXによって行政事務の迅速化と効率化を図ることにより、施策推進の基盤となる行政の経営力を高めてまいります。  地域人材の育成、活動支援については、地域の課題解決やコミュニティーの活性化に向けた取組をさらに強化するため、市長と地域住民が意見交換する地域づくりミーティングを新たに開催し、市民や地域との対話を重ねてまいります。  自治会活動の充実については、地域活動の維持と活性化を図るため、地域づくりリーダー研修会の開催や、自治会元気づくり応援補助金などによる支援のほか、集落支援員のサポートによる集落の活性化に取り組んでまいります。  以上が、令和4年度に取り組む主な施策であります。  次に、諸般の報告について申し上げます。  初めに、総務関係についてでありますが、新型コロナウイルス感染症対策につきましては、感染力が高いとされるオミクロン株により、全国的にこれまでにないほど急速な感染拡大が続き、1月以降は県内でも新規感染者数が200人を超える日が続くなど、感染拡大が続いております。  大館保健所管内においても、複数のクラスターが発生し、累計で700人を超える新型コロナウイルスの感染が確認されております。  県では、先月24日に県独自の感染警戒レベルを3に引き上げたことから、本市においても、まん延防止等重点措置区域との不要不急の往来や、不特定多数の飲酒を伴う会食や長時間の飲食を避けていただくなど、感染リスクの回避について、市ホームページやメール配信サービス、コミュニティFMを通して市民に呼びかけております。  また、臨時広報を発行して、家族が感染した場合や自分が濃厚接触者あるいは接触者となった場合の対応、感染の不安がある場合の無料検査情報を周知するとともに、感染者に対する差別的扱いや誹謗中傷の防止についても注意を促しております。  市といたしましては、今後も油断することなく感染予防対策に取り組んでまいりますので、引き続き市民の皆様のご理解とご協力をお願いいたします。  中心市街地の活性化につきましては、現在、市民アンケートや中心市街地活性化推進協議会でいただいた意見を踏まえながら、中心市街地活性化プランの策定を進めております。新たなプランでは、「多世代が安心して暮らせるまちなか」と「人が行き交う訪れたくなるまちなか」を基本方針に掲げ、まちなか居住の促進やまちなかエリアの魅力の向上に取り組むこととしており、プランを基にコンパクトなまちづくりを推進してまいります。  移住の促進につきましては、去る12月8日、移住に関心のある子育て中のシングルマザーを対象に、雪国の暮らし方オンライン相談会を開催し、4世帯の親子に参加いただきました。雪国の冬の暮らしや本市の除雪状況を紹介し、雪道の運転や除雪に対する不安や疑問への相談対応を通じ、雪国の生活について理解を深めていただく機会となりました。引き続き、オンライン等を活用した個別の移住相談等を実施し、移住に向けた取組を進めてまいります。  国際交流については、去る12月14日、外務省地方視察ツアーに参加いただいたボスニア・ヘルツェゴビナ駐日大使より、再度本市をご訪問いただいております。  その際、大使から本市との国際交流の可能性について発言があったことを踏まえ、今後情報交換をしながら、交流の可能性を探ってまいります。  次に、民生関係についてであります。  住民税非課税世帯等に対する臨時特別給付金につきましては、今月8日から、対象となる住民税均等割非課税世帯3,618世帯へ確認通知を発送しているほか、家計が急変した家計急変世帯については、今月14日から申請受付を開始しており、提出書類を受領後、順次、1世帯当たり10万円を給付してまいります。  新型コロナウイルスワクチン接種につきましては、3回目の接種は、昨年12月27日に開始した医療従事者等に続き、1月24日からは一般高齢者への接種を開始いたしております。3月までは市内10医療機関で個別接種を実施し、4月以降は集団接種を併用して実施する予定としております。  今月20日時点の接種状況につきましては、1回目接種を終えた方が2万5,415人、2回目接種を終えた方が2万5,265人、3回目接種を終えた方が6,087人となっております。  感染の急拡大に伴い、国からの接種間隔の前倒しの指示を受け、本市においても高齢者への接種を7か月に前倒しして実施しているほか、予約枠に余剰分が生じた場合は、エッセンシャルワーカーへの接種を随時行い、ワクチンの有効活用と接種の加速化に努めております。引き続き、接種希望者が安心してワクチン接種ができるよう、きめ細かな周知に努めながら、関係機関と連携して接種を進めてまいります。  次に、農業関係についてでありますが、令和3年産の主食用米の作付状況につきましては、生産の目安である1,992ヘクタールに対しまして、作付面積は、1,987ヘクタールで生産の目安を達成した状況であります。本市全体の収穫量は1万1,200トンと公表されております。  令和4年産米の生産の目安については、全国的な米の需要に加え、在庫の動向や秋田県産米のシェア率などを勘案し、鹿角地域農業再生協議会では、令和3年産米と同様に飼料用米などへの作付の転換によって需給バランスを保つこととし、昨年より2ヘクタール少ない1,990ヘクタールと定め、JA等に提示しております。  リンゴにつきましては、4月中旬の霜害の影響により、1月末でのJAへの集荷量は前年比約70%と減少し、販売額も前年度を下回る状況になっておりますが、全国的に不作傾向にあったことから、販売単価は3割ほど値上がりし、販売額の減少は1割ほどにとどまっております。今後につきましても、好評を得ている、ふるさと納税の返礼品への活用やアジア圏への輸出分の拡大など、関係機関と連携しながら、さらなる販売強化を図り、果樹農家の所得向上につなげてまいります。  木育の推進につきましては、木育推進ワークショップにおいて、幼少期から木材に親しみ、愛着や森林への理解を深めることを目的に、鹿角産材を利用した玩具を製作することにより、ワークショップの参画団体等が木の伐採から製品加工まで分担して製作することとしております。今後、製品を増産し、市内の1歳6か月児健診の対象者に贈呈するほか、本市の特産品としてふるさと納税の返礼品にも活用することで、地場産材の魅力向上と需要の掘り起こしにつなげてまいります。  次に、観光関係についてでありますが、令和3年の観光客数と宿泊客数につきましては、観光客数は約103万人で、前年比で約16%の増となりましたが、宿泊客数は約15万人で前年比約7%の減となっております。月別では、市独自の観光応援事業がスタートした6月は、前年同月比を上回る約200%の入込みとなったほか、10月以降は県内や近隣からの教育旅行の増加により、回復傾向が見られました。  しかし、1月以降は、全国的な新型コロナウイルスの感染急拡大により、観光客数の減少や宿泊客のキャンセルが相次ぐ状況となっております。今月の国体や、現在開催中の全日本学生スキー選手権大会により、2月の宿泊客数は一定の入込みがあるものと捉えております。  次に、商工関係についてでありますが、市内の雇用情勢につきましては、昨年12月末現在のハローワーク鹿角管内の月間有効求人倍率は1.73倍で、前年同月比で0.4ポイント増加しております。新規求人は、製造業、医療・福祉などを中心に9か月連続で増加しているものの、新規求職者数は減少傾向にあり、再び人手不足が顕在化しております。  12月末現在の新規学卒者就職内定状況につきましては、縁故、公務員を除いた就職希望者73人全ての就職先が内定しております。内定者のうち県内は57人で前年比13人増、鹿角管内は41人で前年比11人増となっており、県内内定率78.1%、管内内定率56.6%と高い内定率となっております。コロナ禍により地元志向が強まったことに加え、これまでの取組により地元企業への理解が深まってきたことによるものと捉えており、引き続き高校生の市内就職に向けた取組を進めてまいります。  リモートワークの推進につきましては、まちなかオフィスにコワーキングスペースを整備し、2月1日より供用を開始しております。顔認証登録による入退場管理システムを導入し、夜間や土日・祝日も利用可能としていることから、多くの方に利用いただけるよう周知してまいります。  新型コロナウイルス感染症に係る経済・雇用対策につきましては、商工関係では、地域雇用維持支援金については、2月20日現在で11社に対し約303万円を交付しており、689人の雇用の維持につながっております。昨年夏から秋にかけまして第5波の影響を受けた事業者に対する事業継続支援金については、11月末で受付を終了しておりますが、159事業者を支援しております。  1月末で使用期限を迎えた販売総額約6億円のプレミアム付商品券については、6億1万8,500円分が換金され、換金率は99.8%となっております。  観光関係では、本市独自のプレミアム観光券については、1月末までに9,108セットが販売され、利用率は約95%となっております。引き続き、コロナ禍に伴うキャンセル等の状況を把握しながら、観光業界の需要回復につながる取組を進めてまいります。  次に、教育関係でありますが、今年度スタートした「ふるさとかづの絆プラン事業」につきましては、市内の小・中学校が、ボランティアガイド交流や農作物の収穫体験交流、伝統芸能の相互発表交流など、小・小連携及び中・中連携を積極的に実施し、年間の相互交流の目標を達成しております。  活動の発表会については、コロナ禍により残念ながら中止となりましたが、各校の活動内容を動画配信や文化の杜交流館コモッセにパネル展示したことにより、児童・生徒のほか、幅広い市民の方々に事業の成果をご覧いただけたものと考えております。  ICTを活用したGIGAスクール構想につきましては、各小・中学校においては、学習活動のほか、日常の健康観察、各種アンケートの実施、臨時休業中のオンライン学習など、積極的にタブレット端末を活用いたしております。昨年12月に行われました秋田県学習状況調査の結果、本市における授業でのタブレット端末利用頻度は、小・中学校を合わせて42.9%で、全県平均の28.4%を大きく上回っております。特に、中学2年生では、県平均26.4%に対し、本市では65.8%で、授業で頻繁に利用されている状況が調査結果に表われておりますので、引き続き児童・生徒が情報活用能力を高められるよう、学習活動等に積極的に活用してまいります。  コロナ禍により開催を延期しておりました令和3年度の成人式につきましては、去る1月9日、文化の杜交流館コモッセを会場に開催し、対象者285人のうち、153人が出席いたしました。当日は、成人式の様子をオンラインで視聴することができるようにしたほか、新成人による実行委員会が企画から進行まで主体的に行うなど、コロナ禍にあっても充実した成人式となりました。  スポーツによる交流人口の拡大につきましては、第77回国民体育大会冬季大会スキー競技会は、2月17日から20日までの日程で、無観客や様々な感染症対策を講じた中で開催されましたが、無事、全日程を盛会裏に終了いたしております。また、第95回全日本学生スキー選手権大会については、一昨日から27日までの日程で開催中であり、熱戦が繰り広げられております。  次に、本定例会に提案する補正予算の概要についてでありますが、一般会計では、地籍調査委託料等の追加、道路補修工事費の追加、橋梁補修工事費の追加などのほか、実績見込みによる各事業費の調整を中心に編成いたしました。  その結果、補正額は合わせて8,170万2,000円の増額となり、補正後の予算総額は202億3,433万4,000円となりました。  このほか、介護保険事業特別会計では、債務負担行為の追加、上水道事業会計では、消費税及び地方消費税納付金の追加等、下水道事業特別会計では、流域下水道鹿角処理区建設費負担金の追加など、実績の見込みに基づく調整を中心にそれぞれ補正を行っております。  本定例会には、財産の貸付案件1件、条例案件9件、補正予算案件5件、当初予算案件6件、合わせて21件のご審議をお願いいたしております。  詳細につきましては、それぞれの担当部長からご説明申し上げますので、よろしくご審議の上、ご可決賜りますようお願いいたします。     (市長 関 厚君 降壇) ○議長(中山一男君) 市長の施政方針及び行政報告を終わります。 ──────────────────────〇 ─────────────────────     日程第4 教育執行方針 ○議長(中山一男君) 次に、日程第4、教育長の教育執行方針を受けます。教育長。     (教育長 畠山義孝君 登壇) ○教育長(畠山義孝君) 本日、令和4年第2回鹿角市議会定例会の開催に当たり、これまでの教育行政に対する皆様の温かいご指導、ご支援に深く感謝申し上げます。  私たち教育行政の役割は、学校・家庭・地域が一体となって子供たちの学びを支え、未来をたくましく生き抜く力を育みながら学校を盛り上げ、さらには地域の活力と発展につなげていくことであると認識しております。  令和3年度は、コロナ禍の中ではありましたが、各担当者が感染防止対策に十分配慮しながら、多くの施策や事業を実行してまいりました。  学校教育の充実については、新たに策定した第2次鹿角市学校教育振興基本計画の下、昨年4月に開校した柴平小学校の学校運営をはじめ、1人1台配備のタブレット端末を活用した授業の活性化、コミュニティ・スクールの導入など一定の成果を上げることができました。また、生涯学習の推進については、本市が誇る大湯環状列石が北海道・北東北の縄文遺跡群として、長年の願いであった世界文化遺産登録実現という大きな成果を上げることができました。スポーツの推進についても、前年度中止を余儀なくされた各種スポーツイベントや第77回国民体育大会冬季大会スキー競技会を無事に終了することができ、引き続き全日本学生スキー選手権大会を実施しているところであります。  令和4年度につきましては、第7次鹿角市総合計画の趣旨を踏まえるとともに、教育大綱で掲げる「ふるさとを誇り未来を拓くまち〜鹿角の未来を拓く教育の推進〜」の基本理念の下、「心豊かで たくましく 郷土を愛し その発展に尽くす市民を育む教育を進める」という教育目標に沿って、引き続き教育行政を推進してまいります。具体的には、施行2年目を迎える第2次鹿角市学校教育振興基本計画、第8次鹿角市社会教育行政中期計画、第3次鹿角市スポーツ推進計画の具現化に向けて取り組んでまいる所存であります。  ここに、以上のことを踏まえた令和4年度の教育執行方針と主要施策をご説明申し上げます。  教育委員会では、教育目標の実現のため、令和4年度においても、学校教育の充実、生涯学習の推進、スポーツの推進、文化芸術の振興の観点から、施策や取組を進めてまいります。
     初めに、学校教育の充実についてでありますが、「社会の中でたくましく生き抜く心と体をもつ、志の高い子どもを育み、一人一人の個性や能力を伸ばすことのできる学校教育の充実を図る」ことを引き続き基本方針に掲げ、次の重点目標を定め、施策を展開してまいります。  確かな学力と高い志を育てる教育の充実につきましては、令和4年度も主体的・対話的な深い学びのある授業を展開するために、学習活動の基盤となる学習集団のアセスメントを年2回実施し、各種学力検査の結果とともに分析を行い、学級経営や授業改善に生かすほか、児童・生徒の学力の向上に役立ててまいります。  ふるさとを支える気概をもった人材を育てるための取組につきましては、ふるさとのよさに触れる体験活動を通じて、ふるさとに誇りを持ち、地域のよさを積極的に発信しようとする児童・生徒の育成に努めます。さらには、児童・生徒の地元企業における職場体験や、特色ある地域行事へのボランティア参加を推進し、将来の夢と望ましい職業観を育みます。あわせて、ふるさとかづの絆プラン事業においては、体験活動のフィールドを学区内だけでなく市内全域に広げ、小・小連携や中・中連携などを通して、鹿角市全体を我がふるさとと捉えることのできる児童・生徒を増やしてまいります。  情報活用能力とコミュニケーション能力の育成につきましては、電子黒板とタブレット端末の一層の活用を図り、情報モラルの視点を持った学習活動に取り組むとともに、言語活動を充実させてグローバル化に対応する能力の育成を図ります。  次に、豊かな心と健やかな体を育み、将来の自立を支える教育の充実における豊かな心の育成につきましては、「特別の教科 道徳」において、自己を見つめ、物事を多面的・多角的に捉え、生き方に対する考えを深められる学習になるよう、授業の質的改善を図ってまいります。  健やかな体の育成につきましては、規則正しい生活習慣の確立と食育の推進を行ってまいります。  一人一人のニーズに応じた、きめ細かな教育の推進につきましては、特別支援教育支援員の配置の継続により、個別の支援を必要とする児童・生徒に対し、継続的な支援を行うとともに、関係機関との連携を図ってまいります。また、不登校の解消やいじめ防止に向けた取組につきましては、家庭・地域・関係機関などと連携を強化しながら、臨床心理士によるカウンセリングなどの教育相談事業や、学校復帰に向けた「はじめの一歩」として位置づけたかづのこもれび教室の運営の充実のほか、いじめ防止につながる主体的な取組に対する支援の充実を図り、子供一人一人の思いに寄り添うことができる学校の体制づくりに努めてまいります。  最後に、学校教育環境の充実を図り、地域とともに取り組む、多様で質の高い教育の実現につきましては、自然災害対策及び獣害対策、感染症対策を徹底し、学校の危機管理能力を高めてまいります。  教職員のモチベーションと資質の向上につきましては、教職員が心身の健康を保持し、情熱を持って子供たちに向き合えるよう、第2次鹿角市立小中学校多忙化防止計画を策定し、各校が作成する学校業務改善計画の確実な遂行を後押しするとともに、学校の多忙化解消を一層進めてまいります。  地域とともに取り組む特色ある学校づくりの推進につきましては、創設2年目を迎える学校運営協議会の質の向上を図り、地域の教育力を生かして、特色ある学校づくりを推進してまいります。  また、令和4年度は、次代を担う中学生が一堂に会する鹿角市制施行50周年記念行事の開催を計画中であります。  続いて、生涯学習の推進についてでありますが、「生涯にわたって、いつでも、どこでも、だれでも学習できる機会を充実し、その成果を生かすことができる、地域社会の実現を目指す」ことを基本方針に掲げ、次の重点目標を定め、施策を展開してまいります。  初めに、生涯学習推進体制の充実につきましては、生涯学習活動の効果的な推進に向けて、社会教育や福祉関係団体、自治会などとの一層の連携を図ってまいります。  また、インターネットの活用による情報発信の強化や多様な学びの機会の提供のほか、図書館を拠点とした学びの充実に向けて、図書館施設の更新を進めてまいります。  次に、地域を担う人材の育成につきましては、地域の課題解決や活性化に向けた学習機会の提供や学習活動支援の充実により、自らが意欲的に学び行動する人材の育成を目指してまいります。  次に、地域・学校・家庭の連携による子どもたちの育ちと学びの支援につきましては、地域・学校・家庭がパートナーとして連携・協働して行う地域学校協働活動とともに、家庭教育支援や青少年の健全育成を支える市民活動の推進により、子供たちの成長を地域全体で支える地域の教育力の向上を目指してまいります。  次に、地域特性や各世代に対応した学習と活動の支援につきましては、地域の歴史や伝統、文化、地域人材を生かした学習活動など、生涯にわたる学習機会の充実を図りながら、学びの成果を地域に還元し、次世代に継承する活動を支援してまいります。  最後に、誰もが共に学びあえる地域社会の実現につきましては、年齢や障がいの有無、国籍にかかわらず生涯にわたり学ぶことができるよう、学びの場の提供や交流機会の拡充、相互理解の促進により、誰もが尊重され、ともに学び合える生涯学習の環境づくりを進めてまいります。  続いて、スポーツの推進についてでありますが、「スポーツへの参加を促進する取組の充実を通じて、スポーツに親しみ、心身ともに健康で文化的な生活を営むことができる地域社会の実現と恵まれたスポーツ環境を生かして活力に満ちたまちづくりを展開する」ことを基本方針に掲げ、次の重点目標を定め、施策を展開してまいります。  初めに、生涯スポーツの普及推進につきましては、体力や年齢に応じ、生涯を通じてスポーツに親しむことができるよう、チャレンジデーやタートルマラソンなど、気軽に親しむことのできる運動機会を創出していくとともに、健康づくりに対する市民意識の向上を図ってまいります。  次に、スポーツによるまちづくりの推進につきましては、引き続き「スキーと駅伝のまち」を掲げ、十和田八幡平駅伝競走全国大会や全日本学生スキー選手権大会など各種大会やイベントなどの開催を通じて、地域活性化やまちづくりにも寄与してまいります。  次に、指導体制の確立と指導者の育成につきましては、引き続きスポーツ少年団活動の指導者資格の取得支援を行い、指導者不足の解消に努めるとともに、一貫した指導体制の確立に向けた施策の推進を図ってまいります。  最後に、スポーツ施設の利用促進と整備につきましては、東山レクリエーションエリアをはじめ恵まれたスポーツ環境を有する本市でありますが、利用者が安全かつ快適に使用できるよう、老朽施設の改修や用具等のさらなる充実など計画的に整備を行ってまいります。  続いて、文化芸術の振興についてでありますが、「ふるさと鹿角の歴史・伝統・文化への理解を深め、創造力と感性を育み、郷土が世界に誇る文化遺産を核とした心豊かで活力ある地域社会を目指す」ことを基本方針に揚げ、次の重点目標を定め、施策を展開してまいります。  初めに、文化芸術活動の振興につきましては、文化の杜交流館を拠点とした文化芸術鑑賞機会の充実を図るとともに、郷土の伝統芸能や市民の文化芸術活動の支援を図りながら、特色ある文化芸術活動の振興を目指してまいります。  次に、文化財の保存と活用につきましては、文化財の保存会や関係団体が行う後継者育成、継承活動を支援するとともに、将来に向けた文化財の保存活用を図る地域計画の策定を進めてまいります。また、歴史民俗資料館や先人顕彰館など、郷土の歴史や民俗資料の調査研究の成果に基づいた学習機会の提供に努めてまいります。  最後に、世界遺産の活用推進につきましては、世界文化遺産に登録された大湯環状列石について、北海道・北東北の縄文遺跡群の一層の連携の下、国内外への情報発信を図るとともに、魅力ある地域資源として観光や地域活性化に向けた活用を推進してまいります。  以上、令和4年度の教育執行方針と主要施策について申し述べましたが、これらの施策を進めるに当たりましては、市民と行政が一体となって推進してこそ、その成果が期待できるものであります。  議員の皆様並びに市民の皆様の深いご理解と一層のご支援・ご協力を心からお願い申し上げ、私からの説明とさせていただきます。     (教育長 畠山義孝君 降壇) ○議長(中山一男君) 教育長の教育執行方針を終わります。 ──────────────────────〇 ─────────────────────     日程第5 議案の上程 ○議長(中山一男君) 次に、日程第5、議案を上程いたします。  ここでお諮りいたします。本日上程されます議案第2号については、会議規則第37条第3項の規定により、委員会付託を省略し、本会議において決したいと思いますが、これにご異議ございませんか。     (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(中山一男君) ご異議ないものと認めます。よって、そのように決定いたします。  議案第2号令和3年度鹿角市一般会計補正予算(第12号)を議題といたします。  提案理由の説明を求めます。総務部長。 ○総務部長(佐藤康司君) それでは、一般会計補正予算書の3ページをお願いいたします。  議案第2号令和3年度鹿角市一般会計補正予算(第12号)です。  令和3年度鹿角市の一般会計補正予算(第12号)は、次に定めるところによる。  第1条、債務負担行為の追加は、第1表債務負担行為補正による。  令和4年2月25日提出。鹿角市長。  補正予算(第12号)は、令和4年度当初から業務を円滑に行うため、3月中に契約する必要がある業務のうち、入札執行までに十分な期間を確保する必要のあるものについて、債務負担行為を追加し、本日議決をお願いするものであります。  次のページをお願いいたします。  第1表債務負担行為補正の追加は、令和4年度一般会計補正予算に計上した経費のうち、印刷製本費、舞台管理業務委託料、施設管理等委託料など7件について設定するものであります。  以上で説明を終わります。 ○議長(中山一男君) 提案理由の説明を終わります。  これより質疑を受けます。議案第2号について質疑ございませんか。     (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(中山一男君) ないものと認め、質疑を終結いたします。  次に、討論ございませんか。     (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(中山一男君) ないものと認め、これより採決いたします。  議案第2号について、原案のとおり可決することにご異議ございませんか。     (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(中山一男君) ご異議ないものと認めます。よって、議案第2号については、原案のとおり可決されました。  次に、議案第3号財産の貸付けについてから、議案第22号令和4年度鹿角市下水道事業会計予算までの20議案について、一括して議題といたします。  順次、提案理由の説明を求めます。総務部長。 ○総務部長(佐藤康司君) 提出議案の4ページをお願いいたします。  議案第3号財産の貸付けについて。  下記のとおり財産を貸し付けることにつき、地方自治法第96条第1項第6号の規定により、議会の議決を求める。  令和4年2月25日提出。鹿角市長。  提案理由は、地域の活性化を図るとともに、市の産業振興に資するため、貸付料を減額して財産を貸し付けるものです。  貸付財産は、次のページ、5ページの貸付財産一覧記載のとおりで、貸付財産の位置図は、6ページとなりますので併せてご覧ください。  貸付財産の内訳は、建物はホテル等一式、1万9,472.45平方メートル。寮棟が1,163.50平方メートル。そのほか倉庫3棟と、バス待合所1か所、看板2基であります。土地は5筆で、うち桂ノ沢1番3と中谷地5番1は、大湯温泉保養センター敷を除いた部分の貸付けとなります。土地の合計は、3万9,264.69平方メートルです。  4ページにお戻りいただきまして、貸付けの目的は、ホテル経営。貸付けの相手方は、鹿角市十和田大湯字中谷地5番地1、株式会社ホテル鹿角代表取締役社長、斎藤勝仁氏。貸付料は年額1,500万円で、貸付期間は令和4年4月1日から令和7年3月31日までの3年間であります。  次に、議案第4号であります。7ページをお開きください。  議案第4号鹿角市行政手続等における情報通信の技術の利用に関する条例の一部改正について。  鹿角市行政手続等における情報通信の技術の利用に関する条例の一部を別紙のとおり改正するものとする。  令和4年2月25日提出。鹿角市長。  提案理由ですが、オンラインによる行政手続等の推進を図る等のため、条例を改正するものです。  令和元年に、行政手続オンライン化法が改正され、情報通信技術の活用による行政手続等に係る関係者の利便性の向上並びに行政運営の簡素化及び効率化を図るため、行政手続等を、情報通信技術を利用する方法により行うために必要な事項等が定められました。  この法律では、行政手続のオンライン化原則に基づく、手数料納付のオンライン実施、情報連携等によって入手参照できる情報に係る添付書類について、添付を不要とする規定などが整備されましたが、本市においてもスマート申請を順次導入していくに当たり、法律の趣旨に基づき、関係規定を整備するものであります。  次のページをお願いいたします。  鹿角市行政手続等における情報通信の技術の利用に関する条例の一部を改正する条例(案)であります。  改正の内容は、法律の改正に伴って必要となる条文を改正及び追加するものですが、改正に係る条文の規定ぶりは、いずれも法律の条文に倣うものですので、その部分は省略し、要点のみの説明とさせていただきます。  次のページ、9ページをお願いいたします。  第3条第4項は、オンラインで行う手続の署名は、マイナンバーカードの利用等をもって代えることができることを明示的に規定したものであります。  また、同条に第5項を追加し、申請等に係る手数料の納付について、情報通信技術を利用する方法であって規則で定めるもの、クレジット決済等をもってすることができることとしております。  次のページをお願いいたします。  第4条から12ページの第6条までは、法律の規定に合わせて文言の整理等をしております。  12ページから13ページにかけてになりますが、第7条は、オンライン手続等で行うことが適当ではないものや、他の条例等で手続等をオンラインで行うことが規定されているものを、適用除外とする旨を定めます。  第8条は、13ページですが、他の条例等において、申請等に際して添付することが規定されている書面等について、市の機関が規則で定める措置により、当該書面等により確認すべき事項に係る情報を入手し、または参照することができる場合には、添付を要しないことを定めております。  次のページをお願いいたします。  第9条は、新たに第7条及び第8条を加えたことにより、繰り下げることとなる旧第7条を、法律の条文に合わせて改正するものであります。  次に附則でありますが、本条例の施行期日は公布の日からとし、第2項において、本条例による改正後の条例第3条及び第4条の規定は、施行日以降の適用とすること。第3項において、電子データで縦覧に供され、または作成等が行われているものは、改正後の条例第5条または第6条の規定で行われたものとみなして適用することとしております。  議案第4号の説明は以上であります。  続きまして、15ページをお開きください。  議案第5号職員の育児休業等に関する条例の一部改正について。  職員の育児休業等に関する条例の一部を別紙のとおり改正するものとする。  令和4年2月25日提出。鹿角市長。  提案理由は、人事院規則の改正に鑑み、育児休業を取得しやすい勤務環境を整備するため、条例を改正するものであります。  次のページをお願いいたします。  職員の育児休業等に関する条例の一部を改正する条例(案)であります。  主な改正内容は、非常勤職員が育児休業または部分休業を取得する際の要件を緩和するとともに、職員が育児休業を取得しやすい勤務環境を整備するものであります。  第2条は、育児休業をすることができない職員に関する規定ですが、現行の第3号アのうち、任命権者を同じくする職に引き続き在職した期間が1年以上である非常勤職員と規定する(ア)を削除することにより、非常勤職員の育児休業の取得要件を緩和し、(イ)及び(ウ)を、(ア)及び(イ)に繰り上げます。  次のページをお願いいたします。  第19条は、部分休業をすることができない職員に関する規定ですが、第2条の改正規定と同趣旨で、現行の第2号のアを削除し、非常勤職員の育児時間の取得要件を緩和するとともに、要件が1つになったことから、第2号をイの規定を含む規定として整理いたします。
     また、第23条を第25条とし、新たに第23条として、妊娠または出産等についての申出があった場合における措置等に関する規定を、第24条として、育児休業が取得しやすい勤務環境の整備に関する規定を設けます。  第23条は、妊娠、出産を申し出た職員に対し、育児休業に関する制度等を周知するとともに、当該職員の意向を確認するための面談等の措置を講ずること。職員が、これらの申出をしたことを理由に不利益な取扱いを受けることがないようにしなければならないことを定めます。  第24条は、職員に対する育児休業に係る研修の実施や相談体制の整備、その他育児休業に係る勤務環境の整備を講じなければならないことを定めております。  次のページをお願いいたします。  附則ですが、この条例の施行期日は令和4年4月1日からといたします。  以上で議案第5号の説明を終わります。 ○議長(中山一男君) 健康福祉部長。 ○健康福祉部長(金澤 修君) 続きまして、19ページ。議案第6号をお開き願います。  議案第6号鹿角市児童クラブ条例の一部改正について。  鹿角市児童クラブ条例の一部を別紙のとおり改正するものとする。  令和4年2月25日提出。鹿角市長。  提案理由ですが、学校休業日の児童クラブの開所時間を変更するため、条例を改正するものです。  次のページをお開き願います。  鹿角市児童クラブ条例の一部を改正する条例(案)であります。  右側の現行欄をご覧ください。  児童クラブの開所時間は、別表第2(第4条関係)で規定されています。  開所時間のうち、学校休業日の開所時間は、春季休業期、夏季休業日、冬季休業日が、午前8時から午後7時まで、上記以外の休業日が4月から11月までは、午前8時30分から午後7時まで、12月から3月までは、午前8時から午後7時までと規定しています。開所時間の繰上げについて、児童の安全確保と利便性向上を図る観点から、本年度、委託先の法人と協議を重ねてまいりましたが、このたび協議が整ったことから、学校休業日の開所時間を午前7時45分から午後7時までに改めるものです。  附則として、この条例は令和4年4月1日から施行します。  続きまして、21ページ。議案第7号をお開き願います。  議案第7号鹿角地域感染症仮設診療所条例の廃止について。  鹿角地域感染症仮設診療所条例を別紙のとおり廃止するものとする。  令和4年2月25日提出。鹿角市長。  提案理由ですが、鹿角地域感染症仮設診療所を廃止することに伴い、条例を廃止するものです。  鹿角地域感染症仮設診療所は、令和2年4月8日に決定されました秋田県新型コロナウイルス感染症対策の基本的対処方針に基づき、新型コロナウイルス感染症の発生や増加による既存の帰国者・接触者外来の負担軽減を図る目的で、秋田県の要請を受けて、鹿角市鹿角郡医師会及び小坂町と協力し、ドライブスルー方式によるPCR検査を行う公設の仮設診療所として、令和2年5月25日に設置しております。  想定利用者としては、保健所から検査の要請があった方としておりましたが、令和2年11月から診療検査医療機関の体制整備が進んだこともあり、これまで利用実績がなかったことや、今後もさらに、鹿角市鹿角郡医師会の医師が仮設診療所に出向き、検査を行う見込みがないことから、仮設診療所を廃止するものです。  次のページをお願いいたします。  条例案であります。  鹿角地域感染症仮設診療所条例は廃止する。  附則としまして、この条例は令和4年4月1日から施行します。  以上で議案第7号の説明を終わります。 ○議長(中山一男君) 市民部長。 ○市民部長(黒澤香澄君) 続きまして、23ページの議案第8号をお願いいたします。  議案第8号鹿角市国民健康保険税条例の一部改正について。  鹿角市国民健康保険税条例の一部を別紙のとおり改正するものとする。  令和4年2月25日提出。鹿角市長。  提案理由でございますが、全世代対応型の社会保障制度を構築するための健康保険法等の一部を改正する法律の施行に伴う地方税法等の一部改正により、納税義務者の属する世帯内に未就学児がいる場合、当該未就学児に係る国民健康保険税の被保険者均等割額を5割減額し、その減額相当額を公費で支援する制度が創設されたことから、減額措置に必要な事項を定めるとともに、法改正に伴う文言整理等、所要の整備を行うものです。  次のページ、24ページをお願いします。  鹿角市国民健康保険税条例の一部を改正する条例(案)でございます。  第7条は、後期高齢者支援金分の所得割について規定しているものですが、ほかの条にて規定されている文言について削除するものです。  第14条は、納税義務の発生、消滅等に伴う賦課についての規定ですが、減額規定が適用された賦課額について、より明確な表現に改めるものです。  第24条第1項の改正は、引用している地方税法第703条の5に、新たに第2項が追加されたことから、本条文中の法第703条の5を、法第703条の5第1項と改めるものです。  26ページをお願いいたします。  第24条第2項は、未就学児の被保険者均等割額の減額について新たに規定するものです。  当該減額措置は、子育て世帯の経済的負担軽減の観点から、国・地方の取組として実施されるもので、世帯の所得にかかわらず、全世帯の未就学児に係る均等割額について、その5割を公費により減額するものです。  また、現行規定により、低所得軽減が適用されている世帯については、その減額後の均等割額に対して、本県で定める5割減額を行うこととなります。  第1号は、基礎課税額に係る均等割額から減額する額を定めるものですが、それぞれ、アは7割軽減世帯、イは5割軽減世帯、ウは2割軽減世帯、エは軽減なしの世帯に属する未就学児1人当たりについて、減額する金額でございます。  第2号は、後期高齢者支援金等課税額に係る均等割額から減額する額を定めるものですが、次のページ、27ページのアからエの区分は、第1号と同様の世帯区分であり、それぞれの区分ごとに減額する額を定めるものです。  第24条の2の改正は、第24条に第2項が設けられたことによる文言整理です。  次のページ、28ページから34ページにかけての附則の改正につきましても、地方税法及び本条例の改正に伴う引用条項の整理でございます。  34ページをお開き願います。  枠外に記載の附則でございますが、第1項の施行期日ですが、この条例は公布の日から施行する。ただし、第14条第1項、第24条及び第24条の2の改正規定並びに附則第3項から第5項まで及び第7項から第14項までの改正規定は、令和4年4月1日から施行する。  第2項適用区分ですが、改正後の鹿角市国民健康保険税条例の規定は、令和4年度以後の年度分の国民健康保険税に適用し、令和3年度分までの国民健康保険税については、なお従前の例によるものとするものです。  以上で議案第8号の説明を終わります。 ○議長(中山一男君) 産業部長。 ○産業部長(花海義人君) 続きまして、議案第9号をお開き願います。35ページになります。  議案第9号鹿角市企業立地促進条例の一部改正について。  鹿角市企業立地促進条例の一部を別紙のとおり改正するものとする。  令和4年2月25日提出。鹿角市長。  提案理由ですが、情報サービス業の指定事業者に係る雇用案件を緩和し、企業の立地を促進するため、条例を改正するものであります。  今回の改正は、これまでの同業種を誘致をした状況から、雇用について、立地当初は少人数から始め、徐々に増員される傾向が多いことから、実情に合わせた形での要件緩和を行い、本市への立地を有利に進めるためのものであります。  次のページをお願いします。  鹿角市企業立地促進条例の一部を改正する条例(案)であります。  第3条第1項は、奨励措置を受けることができる事業者の指定要件を定めたものでありますが、そのうち、第2号の従業員の増加に関する規定について、新産業のほか、情報サービス業についても2人以上とするため、場合分けをアからウまでとし、イとして情報サービス業または新産業に属する事業所の新設は、2人以上と規定いたします。  附則として、この条例は公布の日から施行いたします。  続きまして、37ページ。議案第10号をお開き願います。  議案第10号鹿角市中滝ふるさと学舎条例の一部改正について。  鹿角市中滝ふるさと学舎条例の一部を別紙のとおり改正するものとする。  令和4年2月25日提出。鹿角市長。  提案理由ですが、森林セラピー事業の見直しに伴い、中滝ふるさと学舎における森林セラピーステーション機能を廃止するため、条例を改正するものであります。  見直しの概要ですが、令和3年度から鹿角市観光産業成長戦略において、市内をエリアごとに特徴を持たせ観光を推進するところであり、森林セラピーについては八幡平ふれあいやすらぎ温泉センターを核として継続し、中滝ふるさと学舎については最近利用が増加しているキャンプなどのアクティビティーを主要コンテンツとして、それぞれ誘客を図りながらエリア観光を充実させていきたいと考えております。  それでは、次のページをお願いいたします。38ページになります。  鹿角市中滝ふるさと学舎条例の一部を改正する条例(案)であります。  改正内容ですが、施設の利用期間及び利用時間を定めた別表1からセラピールーム及びセラピーステーションコーナーの項目を削除するとともに、次の39ページから40ページになりますが、利用料金を定めた別表2から、森林セラピーステーションコーナーの項目を削除いたします。  40ページになります。附則でありますが、第1項として、この条例は令和4年4月1日から施行いたします。  次に、附則第2項において、本条例の一部改正に対応して、鹿角市八幡平ふれあいやすらぎ温泉センター条例の一部改正を行います。  次の41ページをお願いいたします。  改正内容については、中滝ふるさと学舎の森林セラピー関係の備品を八幡平ふれあいやすらぎ温泉センターに移管することに伴い、施設及び備品の利用料金を定めた別表に、水筒1本250円を追加いたします。  説明は以上であります。 ○議長(中山一男君) 建設部長。 ○建設部長(中村 修君) 続きまして、42ページをお願いします。  議案第11号鹿角市下水道事業の設置等に関する条例の一部改正について。  鹿角市下水道事業の設置等に関する条例の一部を別紙のとおり改正するものとする。  令和4年2月25日提出。鹿角市長。  提案理由でありますが、十和田錦木字袖ケ口地内にマンホールポンプ設備を新設する等のため、条例を改正するものです。  次のページ、43ページをお願いします。  鹿角市下水道事業の設置等に関する条例の一部を改正する条例(案)であります。  改正の内容は、十和田錦木字袖ケ口地内に汚水を圧送するマンホールポンプ設備を設置しましたが、これに伴い、条例中の別表を改めるものです。  また、公共下水道の事業計画の変更に伴い、処理区域面積等を改めるものです。  初めに、第3条ですが、下段の別表第1のとおり、公共下水道の主要施設の名称、構成及び位置を定める規定ですが、別表第1のマンホールポンプ設備の位置の欄、次のページ、44ページに鹿角市十和田錦木字袖ケ口地内を追加したものに改めます。  ページを戻っていただき、43ページをお願いします。  第4条第2項は、公共下水道事業の処理区域面積等を定める規定ですが、公共下水道の事業計画区域の見直しに伴い、処理区域面積を660ヘクタールから607ヘクタールへ、処理人口を1万3,070人から1万1,010人へ、1日最大汚水量を6,763立方メートルから5,660立方メートルへ、それぞれ改めるものです。  次のページをお願いします。  附則として、この条例は令和4年4月1日から施行します。  以上で議案第11号の説明を終わります。 ○議長(中山一男君) 総務部付部長待遇。 ○総務部付部長待遇(奈良巧一君) 次のページ、45ページをお開きください。  議案第12号鹿角市消防団員の定員、任免、報酬等に関する条例の一部改正について。  鹿角市消防団員の定員、任免、報酬等に関する条例の一部を別紙のとおり改正するものとする。  令和4年2月25日提出。鹿角市長。  提案理由ですが、消防団員の報酬の額を引き上げる等のため、条例を改正するものです。
     次のページ、46ページをお願いいたします。  改正する条例案ですが、第10条の報酬について、団長の年額6万7,000円を6万8,900円に、副団長の5万3,800円を5万5,700円に、分団長の3万5,900円を3万7,800円に、副分団長の3万1,700円を3万3,600円に、部長の2万1,500円を2万3,400円に、班長の2万400円を2万2,300円に、団員の1万9,100円を2万1,000円に改めるものです。  第11条では、見出し及び条文中の費用弁償を、出動報酬に改めます。  次に、別表について、見出しの第8条関係を第11条関係に改め、別表中、水火災等の出動の場合の区分に、4時間未満と4時間以上を加え、金額(1回につき)4時間未満を3,000円、4時間以上を6,000円に改めます。  次のページ、47ページをお願いいたします。  同じく、訓練及び警戒出動の場合を2,500円に改めます。  附則としまして、この条例は令和4年4月1日から施行することといたします。  以上で説明を終わります。 ○議長(中山一男君) 総務部長。 ○総務部長(佐藤康司君) 続きまして、一般会計・特別会計・企業会計補正予算書の4ページをお願いします。  議案第13号令和3年度鹿角市一般会計補正予算(第13号)です。  令和3年度鹿角市の一般会計補正予算(第13号)は、次に定めるところによる。  第1条、歳入歳出予算の補正は、歳入歳出それぞれ8,170万2,000円を追加し、総額をそれぞれ202億3,433万4,000円とする。  第2項、予算の款項の区分及び金額は、第1表歳入歳出予算補正による。  第2条は、繰越明許費の追加。  第3条は、債務負担行為の追加。  第4条では、地方債の変更及び廃止を定めております。  令和4年2月25日提出。鹿角市長。  補正予算(第13号)は、国の第1号補正予算に対応して、地籍調査事業、担い手確保・経営強化支援事業、道路舗装長寿命化対策事業、橋りょう長寿命化対策事業などを前倒し計上するほか、企業立地促進基金積立金の追加と事業実績見込みなどによる調整を行っております。  8ページをお願いいたします。  第2表繰越明許費補正は、2款1項地籍調査事業、4項戸籍住民基本台帳費、6款1項担い手確保・経営強化支援事業、県営ほ場整備事業〔末広地区〕、農業水利施設整備事業、花輪大堰改修事業、7款2項観光施設管理費、8款2項道路舗装長寿命化対策事業、橋りょう長寿命化対策事業は、国の補正予算に対応して、今年度予算に計上するもの、また、既存予算の執行残を活用し、事業を前倒しするものであります。また、8款2項福士川改修関連市道整備事業及び3項急傾斜地崩壊対策事業は、県事業に対する負担金で、県が実施する工事の繰越しに伴うものです。  次のページから11ページまでになりますが、第3表債務負担行為補正は、令和4年度当初から業務を円滑に行うため、3月中に契約する必要がある施設管理等委託料など、72件を追加いたします。  12ページをお願いいたします。  第4表地方債補正の変更は、国の補正予算に対応したほ場整備事業、農業用水利施設整備事業、花輪大堰改修事業、道路橋りょう整備事業の4件の借入額を増額。大湯環状列石JOMON体感促進事業は、県との協議により過疎債の借入れを増額し、まちづくり基金からの繰入額を相当額分減額いたします。また、臨時財政対策債は、今年度の発行可能額の一部が普通交付税として交付されることとなったことに伴い減額するほか、事業費の実績見込みなどにより、その他5件を減額いたします。  廃止は、合併処理浄化槽整備事業の単独分の補助実績がなかったことによるもので、変更と廃止合わせて9,906万4,000円の減額となります。  16ページをお願いいたします。  歳入です。  1款1項1目1節個人市民税の現年課税分9,718万2,000円と、2目1節法人市民税の現年課税分3,492万4,000円は、新型コロナウイルス感染症の感染拡大の影響により、それぞれ減少を見込んでいた市民税均等割、所得割、法人市民税、法人税割が当初見込額を上回る見込みであることによる増額であります。  4項1目1節市たばこ税の現年課税分1,272万1,000円は、実績見込みによる追加です。  10款1項1目1節地方交付税2億9,166万3,000円は、国の第1号補正において、普通交付税の基準財政需要額の算定基礎となる費目に臨時経済対策費と臨時財政対策債償還基金費が追加等され、増額決定されたことにより追加するものであります。  次のページをお願いいたします。  14款2項1目2節戸籍住民基本台帳費補助金の個人番号カード交付事業費補助金400万7,000円は、実績見込みによる追加で、歳出の事務委任交付金に充当いたします。  社会保障・税番号制度システム整備費補助金261万2,000円は、転入転出手続のワンストップ化に係る住民基本台帳システムの改修に対して交付されるもので、歳出の戸籍住民基本台帳費のシステム改修費に充当いたします。  3目1節保健衛生費補助金の感染症対策特別促進事業補助金40万3,000円とマイナンバー情報連携体制整備事業補助金7万3,000円は、それぞれマイナンバーとの情報連携を行う健康管理システムの改修費に係る補助金で、補助率は3分の2であります。  4目1節道路橋りょう費補助金の社会資本整備総合交付金1,090万円は、国の第1号補正予算による追加で、市道花輪小坂線の舗装補修工事に充当いたします。  5目1節教育総務費補助金のへき地児童生徒援助費等補助金304万7,000円は、統合した小・中学校のスクールバス等に係る経費を対象に交付されるもので、補助率は2分の1以内となっております。  15款2項1目1節総務管理費補助金の地籍調査費補助金2,702万1,000円は、国の補正予算に対応して、国2分の1、県4分の1の補助率で追加されるものであります。生活バス路線等維持費補助金411万3,000円は、国庫補助路線等の運行実績等によるものであります。  2目1節社会福祉費補助金の灯油購入費緊急助成事業費補助金975万円は、市が市民税非課税世帯の暖房用灯油の購入費用として5,000円を助成した実績に応じて、その2分の1が県から補助されるものであります。  次のページをお願いいたします。  4目1節の農業委員会費補助金59万2,000円は、実績見込みによる追加交付であります。  2節農業費補助金の農地集積協力金事業費補助金1,691万2,000円の減額は、実績によるものであります。担い手確保・経営強化支援事業費補助金772万7,000円は、融資主体型の農業用機械導入に対して補助金が交付されるもので、歳出対応額を計上いたします。  4節林業費補助金の森林環境保全整備事業費補助金434万9,000円の減額は、市直営林下折戸地区の搬出間伐及び新植などの事業実績によるものです。  8目1節農林水産業施設災害復旧費補助金の農地・農業用施設小災害支援事業補助金59万9,000円の減額は、令和2年7月の大雨により被災した農地・農業用施設に対する県補助金の実績確定によるものです。  次のページをお願いいたします。  16款2項1目2節立木売払収入の789万5,000円は、市直営林下折戸地区の間伐材の購買収入や観光造林地主伐事業の分収による収入などであります。  17款1項1目1節総務費寄附金の企業版ふるさと納税寄附金110万円は、企業2社から収入するもので、目的の事業に活用いたします。  18款2項1目1節財政調整基金繰入金2億9,120万2,000円の減額は、財源調整により繰戻しいたします。  2目1節まちづくり基金繰入金4,700万円の減額は、大湯環状列石JOMON体感促進事業と、国民体育大会推進費に充当していた基金の一部について、財源をそれぞれ過疎債と企業版ふるさと納税寄附金に組み替えるほか、事業の中止及び実績により、ホストタウン推進事業及び東京2020オリンピック聖火リレー開催事業の充当額を減額いたします。  6目1節企業立地促進基金繰入金53万円の減額は、企業立地助成金の実績見込みによるものです。  次のページをお願いいたします。  20款4項1目1節造林事業受託収入174万6,000円の減額は、森林研究整備機構との分収契約による造林事業の実績によるものです。  20款5項5目1節雑入の福祉医療高額療養費返還金12万6,000円は、対象者の所得判定誤りに伴う助成金の返還納付分を収入するものです。後期高齢者療養給付費負担金返還金2,744万9,000円は、令和2年度実績の確定によるものです。  21款市債については、地方債補正で説明したとおりであります。  22ページをお願いいたします。  歳出です。  2款1項7目企画費の0420ショプロン市友好交流事業413万4,000円の減額と、次のページの0430ホストタウン推進事業1,726万2,000円の減額は、新型コロナウイルス感染症の感染拡大の状況を踏まえ、それぞれ交流事業等を中止したことによるものです。  同じく23ページの11目地籍調査費の0505地籍調査事業3,920万7,000円は、国の補正予算に対応して八幡平地区山林の面積測定や、一筆地測量などの地籍調査委託料等を前倒し計上いたします。  24ページをお願いします。  13目諸費0110返還金344万9,000円は、福祉医療費補助金返還金は、歳入で説明した所得判定誤りにより対象外となった助成額の県費負担分の返還。すこやか子育て支援事業費補助金返還金は、令和2年度実績確定に伴う返還であります。  2項2目生活安全対策費の0410地域公共交通維持確保対策事業279万9,000円は、路線バス等の運行実績による補助金の追加であります。  26ページをお願いいたします。  4款1項3目環境衛生費の0505合併処理浄化槽整備事業649万5,000円の減額は、合併処理浄化槽設置整備事業費補助金の実績見込みによるものです。  次のページをお願いいたします。  6款1項3目農業振興費の0275農業生産被害防止対策推進事業から、5目水田農業対策費の0213水田転換主力作物づくり強化事業までは、それぞれ補助金の交付実績による減額であります。  次のページをお願いいたします。  6目農業経営基盤強化促進対策費の0330農地集積促進事業1,711万1,000円の減額は、補助対象面積と補助単価の確定による農地集積協力金の実績などによるものです。0365担い手確保・経営強化支援事業772万7,000円は、農業経営の発展に取り組むために必要な農業用機械等、金融機関から融資を受けて導入する1経営体を支援するもので、補助率は2分の1以内、国の補正予算を受けて今回計上いたします。  10目農地費の0242県営ほ場整備事業〔末広地区〕120万円、0244農業水利施設整備事業360万円、0245花輪大堰改修事業968万9,000円は、国の補正予算を受けて県が実施する事業を前倒しすることから、それぞれ県に対する負担金を追加するものです。  次のページをお願いいたします。  2項2目林業振興費の0201有害鳥獣被害防止対策事業113万5,000円は、熊の出没件数が増加し、実施隊員の出動実績が当初計上額を上回る見込みであることによる交付金の追加です。  7款1項2目商工振興費の0110企業立地促進基金積立金1億円は、立地企業の事業高度化等を支援するため基金に積立ていたします。これによる当該基金の年度末残高は1億9,367万9,000円となる見込みであります。0255事業継続支援事業3,331万9,000円の減額は、飲食、観光関連事業者のほか、衣服、身の回り品や飲食料小売業、クリーニング、理美容業等に交付した事業継続支援金交付実績によるもので、159社に対し支援金を交付いたしました。  次のページをお願いいたします。  8款2項2目道路橋りょう費の0210道路舗装長寿命化対策事業2,050万円と、0220橋りょう長寿命化対策事業3,242万8,000円は、それぞれ国の補正予算に対応して補修工事費を追加するものです。  次のページをお願いいたします。  6項2目住宅建設費の0505公営住宅建設事業2,389万2,000円の減額は、施設整備工事の実績によるものです。  次のページをお願いいたします。  10款2項小学校費の0235ICT活用教育事業313万5,000円と、3項中学校費の0235ICT活用教育事業290万4,000円は、各小・中学校の特別教室でタブレット端末を活用できるようにするため、無線LANアクセスポイントを増設するために必要な備品の購入費を追加いたします。  次のページをお願いいたします。  13款1項1目造林費の0105公有林管理費44万円は、分収契約に基づき、収益交付金を湯瀬自治会に交付いたします。0505公有林整備事業526万4,000円の減額は、契約実績によるものであります。  以上で、令和3年度鹿角市一般会計補正予算(第13号)の説明を終わります。 ○議長(中山一男君) ここで午後1時まで休憩いたします。     午前11時58分 休憩 ──────────────────────〇 ─────────────────────     午後 1時00分 再開 ○議長(中山一男君) 休憩前に引き続き会議を開きます。  健康福祉部長。 ○健康福祉部長(金澤 修君) 続きまして、補正予算書の41ページをお開き願います。  議案第14号令和3年度鹿角市介護保険事業特別会計補正予算(第3号)であります。  令和3年度鹿角市の介護保険事業特別会計補正予算(第3号)は、次に定めるところによる。  第1条、債務負担行為の追加は、第1表債務負担行為補正による。  令和4年2月25日提出。鹿角市長。  42ページをお開き願います。  第1表債務負担行為補正は、令和4年度当初から業務を円滑に行うため、3月中に契約を行う必要がある電算処理業務委託料など8業務を追加するものであります。  以上で議案第14号の説明を終わります。 ○議長(中山一男君) 建設部長。 ○建設部長(中村 修君) 続きまして、46ページをお願いします。  議案第15号令和3年度鹿角市上水道事業会計補正予算(第2号)です。  第1条、令和3年度鹿角市上水道事業会計の補正予算(第2号)は、次に定めるところによる。  第2条は、業務の予定量の補正で配水施設整備の予定額を4,896万3,000円に、他事業関連施設整備の予定額を2,051万6,000円にそれぞれ改めます。  第3条は、収益的収入及び支出の補正で、収入は、第1項営業収益の予定額を99万8,000円の減額、第3項特別利益を36万1,000円追加し、水道事業収益を6億3,616万円に改めます。  次のページをお願いします。
     支出は、第1項営業費用を157万円減額し、また、第2項営業外費用は668万5,000円追加し、水道事業費用を6億2,823万4,000円に改めます。  第4条は、資本的収入及び支出の補正で、収入は、第1項補償金1,087万9,000円、第3項企業債650万円、第4項負担金136万6,000円をそれぞれ減額し、資本的収入を1億2,383万4,000円に改めます。支出は、第1項建設改良費を2,049万3,000円減額し、資本的支出を3億8,580万8,000円に改めます。また、条文にありますとおり、予算第4条の括弧書きを条文のとおり改めます。  次のページをお願いします。  第5条は、債務負担行為の補正ですが、4月1日から行わなければならないため、今年度内に契約をする必要がある浄水場の運転管理業務委託料など7件を追加します。  次のページをお願いします。  第6条は、企業債の補正で配水施設整備事業の限度額を3,300万円に改めます。  次のページをお願いします。  第7条は、議会の議決を経なければ流用することのできない経費として職員給与費を定めておりますが、その職員給与費の補正で43万9,000円を減額し、6,377万9,000円に改めます。  令和4年2月25日提出。鹿角市長。  63ページをお願いします。  収益的収入ですが、1款1項2目受託工事収益99万8,000円の減額は、実績見込みによるものです。  3項1目その他特別利益36万1,000円の追加は、退職給付引当金の戻入によるものです。  次のページをお願いします。  収益的支出ですが、1款1項1目原水及び浄水費並びに2目配水及び給水費は、秋田県人事委員会勧告に伴う人件費の調整です。  3目受託工事費123万7,000円の減額は、給水装置受託工事費の実績見込みによるものです。  4目総係費は、県人事委員会勧告に伴う人件費の調整です。  2項3目消費税及び地方消費税668万5,000円の追加は、消費税の課税仕入れの対象となる工事費等を今回減額することに伴い、当初の見込みより納税額が増加する見込みであることから追加するものです。  次のページをお願いします。  資本的収入ですが、1款1項1目補償金1,087万9,000円の減額、3項1目企業債650万円の減額、4項1目他会計負担金136万6,000円の減額は、実績見込みによるものです。  次のページをお願いします。  資本的支出ですが、1款1項3目配水施設整備費の手当から退職給付費までは、県人事委員会勧告に伴う人件費の調整です。工事請負費の629万7,000円の減額及び4目他事業関連施設整備費1,407万9,000の減額は、実績見込みによるものです。  以上で議案第15号の説明を終わります。  続きまして、68ページをお願いします。  議案第16号令和3年度鹿角市下水道事業会計補正予算(第2号)です。  第1条、令和3年度鹿角市下水道事業会計の補正予算(第2号)は、次に定めるところによる。  第2条は、収益的収入及び支出の補正で、収入は、第2項営業外収益の予定額を1,280万8,000円の減額、第3項特別利益を3万4,000円追加し、下水道事業収益を8億7,213万9,000円に改めます。支出は、第1項営業費用を1,197万4,000円、また、第2項営業外費用を80万円それぞれ減額し、下水道事業費用を8億7,213万9,000円に改めます。  次のページをお願いします。  第3条は、資本的収入及び支出の補正で、収入は、第1項補助金を95万3,000円減額し、第2項企業債を2,100万円、第3項負担金を16万4,000円それぞれ追加し、資本的収入を4億6,133万4,000円に改めます。支出は、第1項建設改良費を2,021万1,000円追加し、資本的支出を7億2,236万1,000円に改めます。また、条文にありますとおり、予算第4条の括弧書きを、条文のとおり改めます。  次のページをお願いします。  第4条は、債務負担行為の補正ですが、4月1日から行わなければならないため、今年度内に契約をする必要がある農業集落排水中継ポンプ維持管理・保守点検委託料など11件を追加します。  72ページをお願いします。  第5条は、企業債の補正で、下水道整備事業の限度額を1億1,110万円に改めます。  次のページをお願いします。  第6条は、議会の議決を経なければ流用することのできない経費として職員給与費を定めておりますが、その職員給与費の補正で14万2,000円減額し、2,829万円に改めます。  第7条は、他会計からの補助金の補正で、一般会計からの補助を受ける金額6億8万7,000円を5億8,722万6,000円に改めます。  令和4年2月25日提出。鹿角市長。  89ページをお願いします。  収益的収入ですが、1款1項2目他会計補助金1,280万8,000円の減額は、収益的支出の総額に合わせて、一般会計からの補助金を減額するものです。  3項1目その他特別利益3万4,000円の追加は、退職給付引当金の戻入によるものです。  次のページをお願いします。  収益的支出ですが、1款1項1目管渠費400万円の減額、3目処理場費40万円の減額、4目普及指導費21万4,000円の減額は、いずれも実績見込みによるものです。  6目総係費は、県人事委員会勧告に伴う人件費の調整です。  7目流域下水道管理運営費負担金938万7,000円の減額、9目資産減耗費213万2,000円の追加、2項1目支払利息及び企業債取扱諸費80万円の減額は、いずれも実績見込みによるものです。  次のページをお願いします。  資本的収入ですが、1款1項補助金から3項負担金までにつきましても、いずれも実績見込みによるものです。  次のページをお願いします。  資本的支出ですが、1款1項1目管渠建設改良費の委託料468万6,000円の減額、補償費100万3,000円の減額は、実績見込みによるものです。  3目流域下水道鹿角処理区建設費負担金2,594万3,000円の追加は、県が運営する米代川流域下水道鹿角処理センターに係る負担金でありますが、県において令和4年度に予定していた設備の更新工事などを国の補正予算に伴い、前倒しで実施することから、鹿角市の負担分を追加するものです。  4目建設総係費につきましては、県人事委員会勧告に伴う人件費の調整です。  以上で説明を終わります。 ○議長(中山一男君) 総務部長。 ○総務部長(佐藤康司君) それでは、令和4年度予算書・事項別明細書の4ページをお願いいたします。  議案第17号令和4年度鹿角市一般会計予算です。  令和4年度鹿角市の一般会計の予算は、次に定めるところによる。  第1条、歳入歳出予算の総額は、それぞれ174億2,600万円と定めます。  第2項、予算の款項の区分及び金額は第1表歳入歳出予算による。  第2条は、債務負担行為をすることができる事項、期間及び限度額、また、第3条は地方債の目的、限度額、起債の方法、利率及び償還の方法について定めます。  第4条は、一時借入金の借入れの最高額を15億円と定めます。  次のページに移りまして、第5条は、各項に計上した報酬、給料、職員手当及び共済費に係る予算額に過不足を生じた場合には、同一款内で各項間の流用ができることを定めております。  令和4年2月25日提出。鹿角市長。  11ページをお願いします。  第2表債務負担行為は、令和4年度の移住者融資資金利子補給費補助金及び若者・女性創業資金利子補給費補助金について設定し、それぞれ期間及び限度額は記載のとおりであります。  次のページをお願いいたします。  第3表地方債の令和4年度借入れは21件、8億5,200万円で、前年度と比較して2億3,340万円の減となりました。  新たな起債事業は、社会福祉施設整備事業、社会教育施設整備事業、社会体育施設整備事業。継続事業は、公共施設解体事業、医師確保対策事業、道路橋りょう整備事業、公営住宅建設事業などで、過疎債や緊急防災・減災事業債などの交付税算入が見込める有利な起債の活用を図りました。  臨時財政対策債は、前年度比2億2,000万円減の2億4,000万円としております。  なお、地方債に関する調書は、202ページですので、ご参照いただきたいと思います。  続いて、16ページをお願いいたします。  歳入です。  1款1項市民税は、令和3年度当初予算では、新型コロナウイルス感染症の影響を想定し大幅な減を見込みましたが、現時点においては、想定よりも影響は少ないと見込まれることから、1目個人分は、前年度比11.0%の増、2目法人分は17.9%の増で見込んでおります。  2項固定資産税は、家屋の新増築分や償却資産の増を見込み、前年度比1.7%の増で計上しています。  次のページをお願いいたします。  3項軽自動車税は、新税率適用台数の影響により、前年度比1.7%増と見込み、市税全体では30億488万5,000円、前年度比5.6%増で計上しております。  次のページをお願いいたします。  2款3項の森林環境譲与税は、市町村の森林整備に係る体制整備の進捗に従い、譲与額が段階的に引上げられることから、4,830万円、前年度比12.3%増で計上いたしました。  次のページをお願いいたします。  7款の地方消費税交付金は、前年度と同額の6億8,500万円で計上しております。  次のページをお願いいたします。  10款地方交付税は、地方財政計画の収支見通しや、今年度の普通交付税決定額等を参考に、普通交付税は前年度比3億7,021万3,000円、6.0%増の65億5,494万6,000円を、また、特別交付税は7億円を見込み、合わせて5.4%増の72億5,494万6,000円を計上しております。  次のページをお願いいたします。  12款2項負担金は、1目1節老人措置費負担金、2節認可保育所等運営費負担金などの計上により、前年度比129万3,000円の増となっています。  次のページをお願いいたします。  13款1項使用料は、主なものとして、1目1節庁舎等使用料など、各公共施設等の使用料を計上しており、次のページの6目1節大湯ストーンサークル館使用料については、世界遺産登録により展示ホール観覧料の増を見込みましたが、4目1節商工施設使用料のまちなかオフィス使用料の入居者退去による減や、感染症仮設診療所の廃止による衛生使用料の廃目などにより、トータルでは、前年度比593万7,000円の減で計上しております。  23ページをお願いいたします。  13款2項手数料は、主なものとして、1目1節事務手数料、2節戸籍手数料などを計上していますが、今年度の実績見込みなどから、前年度比111万円の減で計上しております。  次のページをお願いいたします。  14款1項国庫負担金は、主なものとして、1目2節障害者福祉費負担金の障害者自立支援給付費負担金4億3,864万4,000円、4節児童福祉費負担金の児童手当負担金2億2,585万8,000円、子どものための教育・保育給付費負担金1億2,033万9,000円、次のページ、5節の生活保護費負担金4億64万3,000円など、法令で定められた給付費、扶助費など、義務的経費を国が負担するもので、前年度比816万3,000円の増で計上しております。  同じく、25ページでありますが、2項1目1節総務管理費補助金の地方創生推進交付金205万4,000円は、市の総合戦略で取り組む事業に対して交付されるもので、鹿角キャンパス構想推進事業など6事業に充当いたします。補助率は2分の1であります。新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金1億8,115万5,000円は、感染拡大の影響を受けている地域経済や住民生活を支援し、地域経済の活性化等を図るため交付されるもので、歳出予算に計上したプレミアム付商品券事業や、魅力満喫かづの観光促進事業など7事業に充当いたします。  2目1節社会福祉費補助金の新型コロナウイルス感染症セーフティネット強化交付金450万円は、感染症の影響の長期化により、生活に困窮した世帯が、県社会福祉協議会の貸付けを利用できないなどの一定の要件を満たす場合に支給する支援金に対して、補助率10分の10で交付されるものです。  2目3節児童福祉費補助金の子ども・子育て支援交付金5,339万3,000円は、児童クラブ等の運営に係る放課後児童クラブ運営事業や新型コロナウイルス感染症の感染対策事業、一時預かりや延長保育などの保育サービス充実事業の実施に要する経費については3分の1が、子ども未来センターの運営事業については3分の2が、それぞれ補助されるものであります。母子家庭等対策総合支援事業費補助金150万円は、生活を支えることが困難な状況にあるひとり親の職業訓練の受講費用の一部のほか、訓練中の生活費の支給に対して補助されるもので、補助率は4分の3です。  次のページをお願いいたします。  4目1節道路橋りょう費補助金の社会資本整備総合交付金1,090万円は、市道花輪小坂線の道路補修工事に係る交付金で、補助率は54.5%です。道路メンテナンス事業補助金9,024万円は、橋梁長寿命化修繕計画に基づき、計画的かつ集中的に実施する橋梁点検及び2橋の補修工事に対して交付されるもので、補助率は59.95%です。  2節都市計画費補助金の街路交通調査費補助金380万円は、交通課題に対応して、道路網の見直しを行う総合都市交通体系調査に係る補助率3分の1の補助金で、都市計画道路見直し事業に充当いたします。  3節住宅費補助金の社会資本整備総合交付金1億7,963万1,000円は、公営住宅建設事業に係る施設整備工事費や公的賃貸住宅家賃低廉化事業などに係る交付金で、補助率は45%などとなっております。  5目4節社会教育費補助金の文化芸術振興費補助金686万7,000円は、文化財保存活用地域計画策定事業に係る補助金であります。  3項1目3節選挙費委託金の参議院議員通常選挙費委託金2,927万5,000円は、令和4年7月の任期満了に伴う参議院議員通常選挙の執行経費に対する委託金であります。  次のページをお願いいたします。  15款1項県負担金は、国の負担金と同様、法令等によって県が負担を義務づけられているもので、主なものとして、1目1節社会福祉費負担金の国民健康保険基盤安定負担金1億1,041万円、2節障害者福祉費負担金の障害者自立支援給付費負担金2億2,138万4,000円、3節老人福祉費負担金の後期高齢者医療保険基盤安定負担金9,974万8,000円など、前年度比2,052万3,000円の増で計上しております。  次のページをお願いいたします。  2項1目1節総務管理費補助金の地域少子化対策重点推進交付金267万6,000円は、地方自治体が取り組む少子化対策事業や、結婚に伴う新生活を支援する経費に対して交付されるもので、補助率は2分の1です。県営発電所周辺地域等振興事業助成金300万円は、県営発電所のある市町村が行う地域振興のための事業に対し交付されるもので、文化の杜交流館事業のイベント委託料の一部に充当いたします。生活バス路線等維持費補助金660万7,000円は、バス事業者が運行する生活バス路線のほか、花輪市街地循環バスや、廃止代替路線バスの運行経費に対し交付されるものです。
     2節企画費補助金の市町村移住支援事業費補助金360万円は、東京23区在住者等で地方に移住し、起業や就業等を行う方を支援する地方創生移住支援事業を実施する自治体に交付されるもので、補助率は、国2分の1、県4分の1、歳出のふるさとライフ移住しごと支援補助金の財源であります。  2目2節障害者福祉費補助金の地域生活支援事業費等補助金645万7,000円は、障がい者等が自立した日常生活を営むことができるよう、地域の特性や利用者の状況に応じた日中の一時支援、生活用具の給付事業などに対して交付されるもので、補助率は4分の1です。  2目5節児童福祉費補助金のすこやか子育て支援事業費補助金2,876万5,000円は、保育所や幼稚園等に係る保育料と副食費を県が支援するものです。放課後児童健全育成事業費補助金2,712万5,000円は、放課後児童クラブ8か所の運営経費を県が支援するもので、補助率は3分の1です。  次のページをお願いいたします。  4目1節労働費補助金の地域就職氷河期世代支援加速化補助金22万5,000円は、就職氷河期世代のうち、非正規雇用で働く方や、求職活動を行っている方の資格取得費を支援するもので、補助率は10分の10です。  5目2節農業費補助金の夢ある園芸産地創造事業費補助金768万4,000円は、園芸振興計画に位置づけられた認定農業者等が所得向上と園芸品目等の生産拡大に向け、農業用機械等を導入する経費を支援するもので、補助率は2分の1などとなっております。農業次世代人材投資事業費補助金2,035万円と新規就農者経営発展支援事業費補助金750万円は、49歳以下の方の新規就農を促進し、農業人材の確保と定着を図るため、認定新規就農者等を対象に交付される補助金で、人材投資事業費補助金は、経営開始を支援する資金で補助率10分の10、経営発展支援事業費補助金は、機械施設等の導入支援として、補助率は国2分の1、県4分の1となっております。  次のページをお願いいたします。  3節農地費補助金の多面的機能支払交付金1億1,263万4,000円は、地域協働による農地、農業用水等の基礎保全活動に加え、老朽化が進む農業用排水路等の長寿命化のための補修、更新を行う取組を支援するもので、補助率は国2分の1、県4分の1です。経営体育成促進換地等調整事業補助金309万7,000円は、土地改良事業の実施予定地区において、換地計画を策定するための基礎となる地区内農地等の状況調査に対して交付されるもので、補助率は国55%です。  4節林業費補助金の森林環境保全整備事業費補助金1,382万2,000円は、森林経営計画に基づき、森林整備を計画的に推進するため、市直営林等の間伐、植栽等に対して交付されるもので、補助率は10分の10です。鳥獣被害防止総合対策交付金300万円は、有害鳥獣による人身・農作物等への被害を防止するため、鹿角市鳥獣被害対策実施隊による駆除経費等に対して交付されるものです。  8目1節小学校費補助金及び2節中学校費補助金の秋田県水と緑の森づくり事業補助金269万8,000円、60万2000円は、熊の出没に伴う安全対策として、学校周辺の除伐や下刈りなどの緩衝帯整備に対して、補助率10分の10で交付されるものです。  3節社会教育費補助金の学校・家庭・地域連携総合推進事業費補助金123万円は、学校、家庭、地域住民相互の連携協働を推進し、学校を核とした、地域の教育力の向上と活性化を図るために活動する地域学校協働活動推進員やコーディネーターに係る経費などに対して交付されるもので、補助率は3分の2です。  次のページをお願いいたします。  3項1目4節選挙費委託金の秋田県議会議員一般選挙費委託金1,143万5,000円は、令和5年4月の任期満了に伴う、秋田県議会議員選挙に係る令和4年度分の執行経費であります。このほか、3項1目の総務管理費委託金から33ページの8目教育費委託金までは、主に県からの権限移譲に係る委託金及び交付金等で、今年度の実績見込みに基づいて計上しております。  34ページをお願いします。  17款1項1目1節総務費寄附金のふるさと鹿角応援寄附金2億3,000万円は、寄附金の収入見込みにより計上しております。  次のページをお願いいたします。  18款2項1目1節財政調整基金繰入金は、財源調整として6億6,000万円を、2目1節公共施設解体基金繰入金300万円は、旧尾去沢保育園の解体設計委託料に、3目1節まちづくり基金繰入金9,200万円は、公営住宅建設事業、スキーと駅伝のまちづくり事業など4事業に充当いたします。  4目ふるさと鹿角応援基金繰入金2億4,000万円は、活力を生む地域産業、生業を支える取組や、元気で健やかな暮らしを支える取組など、応援メニュー6分野30事業に充当いたします。  8目1節企業立地促進基金繰入金4,261万円は、市内企業5社に対する企業立地助成金に充当いたします。  次のページをお願いいたします。  9目1節新型コロナウイルス感染症対応資金利子補給基金繰入金1,790万円は、経営安定資金の融資を受けた市内企業に対する利子補給費補助金に充当いたします。  41ページをお願いいたします。  21款市債については、第3表地方債で説明したとおりであります。  歳入は以上であります。  43ページをお願いいたします。  歳出です。  初めに、職員数ですが、一般会計の一般職の職員数は、前年度比1人増の239人で、給与費等の金額は17億2,695万2,000円、7.4%の減となりました。特別会計と企業会計を含めた全会計の職員数では、前年度比1人増の268人となっております。また、一般会計の会計年度任用職員については、フルタイムが25人、パートタイムが147人で合計172人となっております。詳細は194ページ以降の給与費明細書をご参照いただきたいと思います。  48ページをお願いします。  2款1項1目一般管理費の0520庁舎等照明設備改修事業は、市庁舎1・2階の照明設備をLED照明に改修するものです。  51ページをお願いします。  6目財産管理費の0120公共施設解体基金積立金は、公共施設解体に向け、過疎債ソフト事業分の一部を財源に基金に積み立てるものです。0501老朽化施設解体事業は、旧尾去沢保育園の解体設計委託料です。  次のページをお願いいたします。  7目企画費の0220ふるさと鹿角応援寄附推進事業は、ふるさと納税サイトを活用して寄附を募り、応援してくださる方に特産品等の返礼品をお返しすることで、市の魅力発信と地域活性化につなげるため、鹿角産品の取扱業務委託料等を計上しております。  次のページをお願いいたします。  0230ふるさと鹿角応援基金積立金は、歳入で見込んだ寄附金2億3,000万円を基金に積み立てるものです。  56ページをお願いします。  0550定住促進事業は、移住しやすい環境づくりのため、引っ越しや住居改修に係る経費の一部等を支援するとともに、ふるさとライフ移住しごと支援補助金により、引き続き一定の要件を満たす東京23区在住者等が市に移住した場合、1世帯当たり最大100万円を助成することに加え、新たに子供と一緒に移住した場合に、子供1人当たり30万円を加算いたします。また、市内企業への就職者を対象に、奨学金返還助成を創設しております。  次のページをお願いいたします。  0556関係人口拡大支援事業は、鹿角家の拠点であるkemakemaに宿泊機能を追加するための整備費用を支援し、宿泊と農業体験等のマッチングにより、関係人口の拡大を図るものであります。  59ページをお願いします。  9目情報管理費の0205行政手続等デジタル化推進事業は、デジタル化を推進するため、アドバイザー業務を委託するほか、会議用タブレット端末の導入や行政サービスのオンライン手続環境を整備するためのシステム改修などを実施いたします。  63ページをお願いします。  13目諸費の0202市制施行50周年記念事業は、市制施行50周年を市民とともに祝うため、記念式典の開催、記念誌の作成や公開イベント等を実施するほか、市民等が実施するにぎわい創出につながるイベントの開催を支援いたします。  67ページをお願いいたします。  2項2目生活安全対策費の0450空き家等適正管理推進事業は、空き家の適正管理を推進するため、協議会の開催、空き家所有者に対する適正管理指導を行うほか、危険老朽空き家の解体費用を支援する補助金を、適正管理度レベル2の一部にまで拡充いたします。  飛びまして、82ページをお願いします。  3款1項1目社会福祉総務費の0103新「健康都市宣言」制定事業は、市制施行50周年に当たり、市民、地域、行政が一体となって健康づくりに取り組み、健康寿命の延伸を図るため、平成5年に制定したさわやか健康都市宣言に代わる新たな健康都市宣言を行います。  90ページをお願いいたします。  5目医療給付費の0201福祉医療給付事業は、子育て環境の充実を図るため、乳幼児及び小・中学生、高校生世代等に対する福祉医療給付について、所得制限を撤廃し、一部自己負担額を無料といたします。  93ページをお願いします。  2項1目児童福祉総務費の0290保育所等新型コロナウイルス感染症対策事業は、保育所等21施設の新型コロナウイルス感染症対策を徹底するため、マスク、消毒液等の消耗品や扇風機などの備品購入に係る経費を計上しております。  97ページをお願いいたします。  5目児童福祉施設費の0210放課後児童クラブ運営事業は、学校休業日における放課後児童クラブの開所時間を一律午前7時45分とするほか、タブレット端末により利用状況等のデジタル化を進めます。  102ページをお願いします。  4款1項1目保健衛生総務費の0202医師確保対策事業は、将来の医療環境の維持に貢献する人材を確保するため、医学生修学資金の貸付けを実施するほか、岩手医科大学の寄附講座、地域医療推進員による情報収集や誘致活動、都内での広告や民間を通じた医師募集の取組など、対策を強化いたします。0203かづの厚生病院支援事業は、地域の中核病院であるかづの厚生病院の診療体制の充実を図るため、救急小児医療に加えて、新たに地域医療機能の維持確保を図るため、補助金を増額するほか、非常勤医師の招聘に要する経費を支援いたします。  次のページをお願いします。  0225妊産婦支援事業は、子育て世代包括支援窓口を設置し、産前産後のきめ細やかな訪問相談を実施するほか、次のページ、104ページになりますが、健診、出産準備等に係る経済的負担を軽減するため、妊娠出産等応援助成金を2万円から10万円に拡充いたします。  111ページをお願いします。  5目新型コロナウイルス感染症対策費の0235PCR検査センター運営事業は、感染症に対する不安解消や社会経済活動の継続に向けて、民間事業者と協力してPCR検査センターを運営いたします。  118ページをお願いします。  6款1項3目農業振興費の0240スマート農業推進事業は、ICT等の先端技術を活用したスマート農業推進のため、露地野菜と水稲の水管理システム実証試験やセミナーの開催、先進地視察を行うほか、先進機械の導入を支援いたします。  122ページをお願いします  6目農業経営基盤強化促進対策費の0277新規就農者育成支援事業は、新規就農に向けて必要な技術を身につけるための研修費用等を支援するほか、認定新規就農者に対し、経営が軌道に乗るまでの間、最長3年間の資金支援、経営発展のための機械設備等の導入支援を行います。  129ページをお願いします。  2項2目林業振興費の0101森林経営管理推進事業は、調査の効率化を図るため、航空レーザ測量により約5,500ヘクタールの材積、路網、地形調査を実施するほか、森林所有者の意向調査を継続するなど、森林の適正な経営管理を推進いたします。なお、レーザ測量の成果は、地籍調査事業の進捗にも寄与するものであります。  134ページをお願いします。  7款1項2目商工振興費の0206事業承継支援事業は、後継者不足による事業廃止に至らぬよう、事業承継に関する経営者の理解を促すため、その成功事例を紹介するセミナーを開催いたします。0225企業力強化促進事業は、企業のマッチング支援や人材育成のほか、中小企業診断士による財務分析や都市部の副業人材を活用したDXの推進、マーケティングの支援等を行うことにより、市内企業の労働生産性の向上を図ります。  次のページをお願いいたします。  0246プレミアム付商品券事業は、新型コロナウイルス感染症の影響により売上げが減少している飲食、小売サービス業等の消費を喚起し、事業継続の応援と市内経済の回復を図るため、プレミアム付商品券、総額約3億8,000万円分を発行いたします。0273カーボンニュートラル推進事業は、カーボンニュートラル達成に向けた二酸化炭素の削減目標と方策を定める実行計画を策定するとともに普及啓発講座を開催し、脱炭素の推進や電力資金の域内循環に向けた取組に対する理解を深めてまいります。  141ページをお願いします。  2項2目観光振興費の0267かづの観光総合プロデュース事業は、情報発信力の強化と滞在型観光メニューの充実を図り、かづの観光の総合的なプロデュースを行う体制を構築するため、かづの観光物産公社が実施する取組を支援いたします。0295観光発見八郎太郎物語事業は、八郎太郎物語に焦点を当てたシンポジウムを開催し、広域エリア間での新たなつながりを生み出すことで観光振興の強化につなげてまいります。  次のページをお願いいたします。  0355中核的観光団体体制強化伴走型支援事業は、観光団体の体制強化を目指して、地域力創造アドバイザーを招いて、ステップアップ計画を策定するほか、地域活性化起業人の派遣を受けて誘客の促進を図ります。  次のページをお願いいたします。  0385魅力満喫かづの観光促進事業は、新型コロナの影響を受けている観光業の活性化を図るため、市内宿泊施設での連泊を促すための助成と市内観光施設を対象としたスタンプラリーを実施いたします。  154ページをお願いします。  8款4項1目都市計画総務費の0216都市計画道路見直し事業は、都市計画道路の見直し対象とする路線の抽出を行い、将来需要を想定した都市計画道路網とするため、見直しに向けた調査等を実施いたします。  157ページをお願いいたします。  6項1目住宅管理費の0406安全安心住まいづくり事業は、住環境の向上を図るため、市民が実施する耐震改修、克雪対策、下水道接続など、住宅工事費の一部支援を継続するほか、新たに中心市街地地区の中古住宅取得と改修費用を対象に追加いたします。  2目住宅建設費の0505公営住宅建設事業は、毛馬内住宅等の建て替え完了に向けて、4棟14戸と集会所の施設整備工事費等を計上しております。  163ページをお願いします。  10款1項3目教育助成費の0255鹿角の未来を担う中学生交流会開催事業は、市制施行50周年事業として中学生が一堂に会する交流会を開催し、ふるさとキャリア教育の実践内容や地域活性化策を共有することで、ふるさとを支える制度の育成につなげてまいります。  168ページをお願いいたします。  2項1目学校管理費の0235ICT活用教育事業と、173ページの3項1目学校管理費の0235ICT活用教育事業は、小・中学校の児童・生徒のICT教育環境の充実や情報活用能力の育成を図るため、ICT支援員3名を配置し、事業のサポートなどを行います。  179ページをお願いします。  5項3目文化財保護費の0216文化財保存活用地域計画策定事業は、地域の文化財の保存活用のアクションプランとなる保存活用計画の令和7年度策定のため、小坂町と協議会を立ち上げ、地域に根差した文化財の調査と検証を開始いたします。  次のページをお願いいたします。  4目図書館費の0530十和田図書館整備事業は、次のページになりますが、建築後62年が経過し老朽化が進んでいる十和田図書館を新たに建て替えするための実施設計委託料などを計上しております。オープンは令和7年度の計画であります。  183ページをお願いします。  5目大湯環状列石費の0550世界遺産活用推進事業は、世界遺産である大湯環状列石のPRを実施するほか、登録1周年及び開館20周年を記念しシンポジウムを開催いたします。  186ページをお願いいたします。  6項2目体育振興費の0242スキーと駅伝のまちづくり事業は、十和田八幡平駅伝競走全国大会や、鹿角駅伝大会等、市制施行50周年を冠して開催するほか、4年連続での開催となる全日本学生スキー選手権大会への補助金を計上しております。  190ページをお願いいたします  3目体育施設費の0505体育施設整備事業は、花輪スキー場や記念スポーツセンターなど、各体育施設の修繕や老朽化に対応した改修等を実施するほか、令和5年に公認期限が到来する総合競技場の公認更新のための改修工事に係る実施設計を行います。  以上で議案第17号の説明を終わります。 ○議長(中山一男君) 市民部長。 ○市民部長(黒澤香澄君) それでは、204ページをお願いいたします。  議案第18号令和4年度鹿角市国民健康保険事業特別会計予算です。  令和4年度鹿角市の国民健康保険事業特別会計の予算は、次に定めるところによる。  第1条、歳入歳出予算の総額は、歳入歳出それぞれ32億6,328万2,000円と定める。
     第2項、歳入歳出予算の款項の区分及び金額は第1表歳入歳出予算による。  第2条、一時借入金の最高額を2億円と定める。  第3条は、項を超えて予算流用できる定めですが、各項に計上した報酬、給料、職員手当及び共済費に係る予算額に過不足が生じた場合及び保険給付費の各項に計上した予算額に過不足が生じた場合には、同一款内での流用ができることと定めます。  令和4年2月25日提出。鹿角市長。  令和4年度の国保特別会計の予算総額は、前年度と比較して2,164万4,000円、0.7%の減となっております。  211ページをお願いいたします。  初めに、歳入ですが、主なものについて説明いたします。  1款の国民健康保険税は、被保険者数の減少などにより、前年度と比較して1,018万2,000円、2.0%の減を見込んでおります。  3款1項1目保険給付費等交付金は、保険給付費の増加による普通交付金の増額のほか、次のページ、212ページになりますが、令和4年4月からの稼働を予定している市町村事務処理標準システムの構築の完了による特別調整交付金分の減額などにより、前年度と比較して871万8,000円、0.4%の減を見込んでおります。  5款1項1目一般会計繰入金は、繰入れ基準に従い、事務費等を繰り入れるもので、前年度と比較して505万2,000円、1.5%の減となっており、全て法定繰入れ分でございます。  215ページをお願いいたします。  次に、歳出でございますが、1款総務費は、職員の人件費や一般事務経費、国保連合会負担金、賦課徴収に係る経費と国保運営協議会の運営経費が主なものです。  1項1目一般管理費は、歳入で触れましたとおり、市町村事務処理標準システムの構築が完了することなどから、3,717万7,000円の減と見込んでおります。  218ページをお願いいたします。  2款保険給付費ですが、1項1目一般被保険者療養給付費につきましては、被保険者数は減少しますが、1人当たり医療費の過去3年の伸び率から給付費を算出し、前年度と比較して3,446万3,000円、1.8%の増を見込んでおります。  次のページをお願いいたします。  2項1目一般被保険者高額療養費につきましても同様に推計しており、前年度と比較して746万9,000円、2.2%の増を見込んでおります。  221ページをお願いいたします。  中段の3款1項医療給付費納付金から、次のページ、222ページの中段、3項介護納付金までは、国保の財政運営主体である秋田県へ支払う事業費納付金でございますが、納付金額確定前のため、今年度納付金の実績見込額と同額を計上しております。  5款1項保健事業費につきましては、健康教育活動、次のページになりますが、健康意識啓発、脳血管疾患対策などの事業を行っておりますが、コード0223として、新たに本市の国保医療費の約12%を占め、早期の対策が必要である糖尿病及び糖尿病に関連する疾病について、重症化予防事業を実施することとし、関連予算を計上しております。  また、5款2項特定健康診査等事業費ですが、これまで30歳代を対象として実施していた若年者健康診査について、対象者を19歳以上に拡充し、生活習慣病予防対策を強化するための予算を計上しております。  以上で議案第18号の説明を終わります。  次に、235ページをお願いいたします。  議案第19号令和4年度鹿角市後期高齢者医療特別会計予算です。  令和4年度鹿角市の後期高齢者医療特別会計の予算は、次に定めるところによる。  第1条、歳入歳出予算の総額は、歳入歳出それぞれ4億4,972万1,000円と定める。  第2項、予算の款項の区分及び金額は、第1表歳入歳出予算による。  令和4年2月25日提出。鹿角市長。  令和4年度の後期高齢者医療特別会計の予算総額は、前年度と比較して2,182万1,000円、5.1%の増となっております。  241ページをお願いいたします。  歳入でございますが、主なものについて説明いたします。  1款1項1目後期高齢者医療保険料は、秋田県後期高齢者医療広域連合が賦課し、市が徴収いたしますが、被保険者数の増などにより、前年度と比較して1,017万5,000円、3.5%の増となっております。  3款1項2目保険基盤安定繰入金は、低所得者の保険料軽減分の補填として、県が4分の3、市が4分の1を負担するもので、前年度と比較して979万7,000円、8.0%の増となっております。  244ページをお願いいたします。  次に歳出ですが、1款総務費は、職員の人件費、一般事務経費、徴収費等でございます。  1目一般管理費ですが、令和4年10月1日から一定の所得がある被保険者の窓口負担割合が2割に改定となることに伴う事務費の増などにより、前年度と比較して132万6,000円、16.2%の増を計上しております。  次のページをお願いいたします。  2款後期高齢者医療広域連合納付金は、保険料、保険基盤安定分とも増加が見込まれることにより、前年度と比較して1,997万1,000円、4.8%の増となっております。  以上で議案第19号の説明を終わります。 ○議長(中山一男君) 健康福祉部長。 ○健康福祉部長(金澤 修君) 続きまして、予算書の253ページをお開き願います。  議案第20号令和4年度鹿角市介護保険事業特別会計予算であります。  令和4年度鹿角市の介護保険事業特別会計の予算は、次に定めるところによる。  第1条、歳入歳出予算の総額をそれぞれ49億2,985万円と定めます。  第2項、予算の款項の区分及び当該区分ごとの金額は第1表歳入歳出予算による。  第2条で、繰越明許費について定めます。  第3条は、項を超えて予算流用できる規定でありますが、第1号では、各項に計上した報酬、給料、職員手当及び共済費に関わる予算額に過不足を生じた場合、第2号では、保険給付費の各項に計上した予算額に過不足を生じた場合には、同一款内での流用をできることと定めます。  令和4年2月25日提出。鹿角市長。  256ページをお開きください。  第2表繰越明許費の1款1項一般管理事務費363万円ですが、令和6年度からの計画期間となる第9期鹿角市高齢者福祉計画・介護保険事業計画策定に向けたニーズ調査と策定業務が令和4年度内に完了せず、2か年にわたり実施する必要があることから、繰越明許費を設定いたします。  259ページをお願いいたします。  予算総額は、前年度と比較して1億2,585万8,000円、2.6%の増となっておりますが、介護報酬の改定やサービス利用者の高齢化による1人当たりの給付費の増が主な理由となります。  260ページをお開きください。  2の歳入ですが、主なものについて説明いたします。  1款1項1目第1号被保険者保険料は、65歳以上の方に関わる保険料で、被保険者数は特別徴収及び普通徴収合わせて前年度より109人少ない1万1,868人と推計し、金額ベースでは前年度比479万8,000円の減、率にしてマイナス0.5%で計上しております。  3款1項国庫負担金の1目介護給付費負担金ですが、介護給付見込みにより前年度と比較して2,528万6,000円、3.2%の増となっており、国が負担すべき施設等分として15%相当分、その他分としまして20%相当分をそれぞれ計上しております。  3款2項国庫補助金の1目調整交付金ですが、介護給付費総額の7.8%相当分を計上しております。  261ページをお願いいたします。  2目地域支援事業交付金(介護予防・日常生活支援総合事業)は、事業費総額の20%相当分を、3目総合事業調整交付金は、事業費総額の7.8%相当分を、4目地域支援事業交付金(包括的支援事業・任意事業)は、事業費総額の38.5%相当分をそれぞれ計上しております。  5目保険者機能強化推進交付金は、保険者が取り組む介護予防事業のうち、高齢者の自立支援、重度化防止等に必要な取組に対する評価に基づき、さらに6目保険者努力支援交付金は、同じく保険者が取り組む介護予防、健康づくり等に資する取組に対する評価に基づく交付金をそれぞれ計上しております。  4款1項支払基金交付金については、40歳から64歳までの第2号被保険者に関わる保険料で、社会保険診療報酬支払基金が負担すべき割合は、今年度と同様27%で計上しております。  262ページをお願いいたします。  5款1項県負担金の1目介護給付費負担金ですが、施設分につきましては給付費の17.5%、その他の分につきましては12.5%でそれぞれ計上しております。  2項県補助金ですが、1目地域支援事業交付金(介護予防・日常生活支援総合事業)については、12.5%、2目地域支援事業交付金(包括的支援事業・任意事業)は、19.25%相当分を計上しております。  7款1項一般会計繰入金は、次のページにかけて記載しておりますが、各対象事業費に対する市の負担分をそれぞれ繰入れするものであります。  265ページをお開きください。  次に、3の歳出についてご説明いたします。  1款1項1目一般管理費は、今年の定期人事異動に伴う人件費の減額調整と新たに第9期鹿角市高齢者計画・介護保険事業計画策定業務委託料を計上したことに伴い、38万4,000円の増額となっております。  268ページをお願いいたします。  2款1項介護サービス等諸費でありますが、要介護認定1から5までの方が介護サービスを受ける給付費用となります。今年度の実績見込みを基に、給付見込額を精査し計上しております。  2目地域密着型介護サービス給付費の9,921万6,000円の増額は、訪問、通い、泊まりの3つのサービスを状況に応じて組み合せながら利用できる小規模多機能型居宅介護の利用増などによるものであります。  3目施設介護サービス給付費の増額は、報酬改定などによるものです。  269ページをお願いいたします。  2款2項介護予防サービス等諸費ですが、要支援1と2の認定者が在宅において介護サービスを受ける給付費が主な内容でございます。  1目介護予防サービス給付費548万円の増は、福祉用具貸与などの今年度実績、5目介護予防サービス計画給付費122万7,000円の増は、在宅者のケアプラン作成件数の増加により、それぞれ増額するものであります。  270ページをお願いいたします。  2款4項高額介護サービス等費の増額は、1世帯当たりの1か月の利用者負担額が上限を超えた分について給付するもので、対象者の増加等に伴うものであります。  次の2款5項特定入所者介護サービス費は、低所得の施設入所者及び短期入所者の食事、居住費などの負担軽減を行うための経費ですが、令和3年8月からの制度改正で、利用者の所得に応じて負担限度額が引上げられたことに伴い、減額となるものであります。  次の3款1項介護予防・日常生活支援総合事業費ですが、要支援高齢者等の体力維持向上事業を行い、介護予防を行うための経費のほか、訪問介護支給費や通所介護支給費、介護予防ケアマネジメント事業費が主な内容でございます。  271ページをお願いいたします。  下段の2目一般介護予防事業費ですが、説明欄の下段に記載してありますが、シルバーリハビリ体操やフレイル対策支援事業などの介護予防事業を継続して実施する予定としております。  272ページをお願いいたします。  説明欄上段の地域生き活きサロン推進事業補助金について、実施回数の基準を緩和したミニサロンの開設も支援していくことで、介護予防の拠点となる高齢者サロンの新規開設を促してまいります。  次に下段、3款2項包括的支援事業・任意事業費でありますが、1目包括的支援事業費の説明欄コード0105地域包括支援センター運営事業では、センター運営業務委託料が主なものとなります。令和元年度から市内全域を委託型地域包括支援センターとしておりますが、各地域包括支援センターが地域に密着した介護予防、介護予防ケアマネジメント事業、総合相談事業などを展開しており、引き続き市は基幹的業務を担いながら各地域包括支援センターと連携し、全地域をネットワーク化することで包括支援体制の充実を図ってまいります。  以上で議案第20号の説明を終わります。 ○議長(中山一男君) 建設部長。 ○建設部長(中村 修君) 続きまして、285ページをお願いします。  議案第21号令和4年度鹿角市上水道事業会計予算です。  第1条、令和4年度鹿角市上水道事業会計の予算は、次に定めるところによる。  条文の主な内容について説明いたします。  次のページをお願いします。  第3条、収益的収支の予定額は、水道事業収益が6億3,655万3,000円、水道事業費用が6億1,844万4,000円であります。  次のページをお願いします。  第4条、資本的収支の予定額は、資本的収入が1億4,818万9,000円、資本的支出が4億1,421万7,000円であります。  次のページをお願いします。  第5条、債務負担行為をすることができる事項等は、令和4年度水道給水装置等設備資金利子補給費補助金及びその損失補償を令和9年度まで、上水道及び下水道台帳システム統合・調整委託料について令和8年度までとしております。  第6条、企業債の目的、方法等は表のとおり定め、限度額は、浄水施設整備事業は6,990万円、配水施設整備事業は5,130万円とし、利率は6.5%以内です。  次のページをお願いします。  第10条、他会計からの補助金は、統合簡易水道事業に係る企業債利息に対して213万7,000円、償還元金に対して1,070万1,000円と定めます。  次のページをお願いします。
     令和4年2月25日提出。鹿角市長。  320ページをお願いします。  収益的収入及び支出の主な内容ですが、収入の1款1項1目給水収益は、有収水量231万2,830立方メートル分の水道料金5億5,056万2,000円。  次のページに移りまして、1款2項3目長期前受金戻入5,509万円は、補助事業等で整備した固定資産の減価償却費に対応する補助金相当分を計上しております。  4目雑収益のその他雑収益、説明欄の上から2番目、下水道使用料等徴収事務費用負担金1,546万6,000円は、公共下水道及び農業集落排水の各使用料を水道料金と合わせて徴収していることから、事務費用負担金として収入するものであります。  次のページをお願いします。  支出ですが、1款1項1目原水及び浄水費は、浄水場等の浄水施設に係る経費で、主な支出ですが、委託料として電気計装機器保守委託料343万9,000円、水質検査委託料239万9,000円、浄水場の運転管理委託料3,617万3,000円などであります。  また、次のページ、323ページに移りまして、動力費として、電気料3,260万9,000円、薬品費として1,555万2,000円を計上しております。  2目配水及び給水費は、配水施設の管理経費で、主な支出は、次のページ、324ページに移りまして、委託料として漏水調査委託料587万4,000円、修繕費として配水管漏水修繕費780万円、検定満了によるメーター等取替修繕費4,755万9,000円を計上しております。  次のページ、325ページをお願いします。  3目受託工事費564万3,000円は、配水管更新工事等に伴う給水管の接続に要する工事費です。  4目総係費は、経営業務の経費で、主なものは委託料として、水道料金等徴収委託料5,359万9,000円、コンビニ収納代行委託料108万1,000円などを計上しております。  328ページをお願いします。  資本的収入及び支出ですが、収入の1款1項1目補償金1,088万7,000円は、県が実施する福士川河川改修及び花輪大堰改修に関連した水道管の移設補償金です。  2項1目他会計補助金1,070万1,000円は、旧簡易水道に係る企業債償還元金に対する一般会計からの補助金です。  3項1目企業債1億2,120万円は、浄水並びに配水施設整備事業債です。  次のページをお願いします。  支出ですが、1款1項2目浄水施設整備費の工事請負費7,005万6,000円は、花輪浄水場ろ過池ろ材等の更新工事などの費用であります。  3目配水施設整備費の工事請負費5,695万8,000円は、八幡平大里地区の配水管整備工事や毛馬内小比泥地区など2地区の配水管更新工事が主な内訳となります。  4目他事業関連施設整備費1,353万円は、県が実施する福士川河川改修や花輪大堰改修に関連した水道管移設に要する費用であります。  以上で議案第21号の説明を終わります。  続きまして、332ページをお願いします。  議案第22号令和4年度鹿角市下水道事業会計予算です。  第1条、令和4年度鹿角市下水道事業会計の予算は、次に定めるところによる。  条文の主な内容を説明いたします。  次のページをお願いします。  第3条、収益的収支の予定額は、下水道事業収益及び下水道事業費用ともに8億7,496万9,000円であります。  次のページをお願いします。  第4条、資本的収支の予定額は、資本的収入が4億1,270万円、資本的支出が6億7,166万1,000円であります。  次のページをお願いします。  第5条、債務負担行為をすることができる事項等は、上水道及び下水道台帳システム統合・調整委託料について令和8年度まで、令和4年度の公共下水道及び農業集落排水に係る水洗便所改造資金あっせん利子補給費補助金と、その損失補償が令和9年度までとしております。  次のページをお願いします。  第6条、企業債の目的、方法等は表のとおり定め、限度額は下水道整備事業は5,060万円、資本費平準化は1億7,500万円とし、利率は6.5%以内です。  次のページをお願いします。  第10条、他会計からの補助金は、経営基盤の強化及び資本費負担の軽減を図るため、一般会計から補助を受ける金額を6億363万3,000円と定めます。  令和4年2月25日提出。鹿角市長。  369ページをお願いします。  収益的収入及び支出の主な内容ですが、収入の1款1項1目下水道等使用料は、公共下水道、農業集落排水合わせて処理水量115万7,807立方メートル分の2億3,966万7,000円。  次のページに移りまして、2項2目他会計補助金は、一般会計からの補助金で4億4,577万円を計上しております。  3目長期前受金戻入1億8,086万円は、補助事業等で整備した固定資産の減価償却費に対応する補助金相当分を計上しております。  次のページをお願いします。  支出の1款1項1目管渠費は、公共下水道及び農業集落排水における管渠やマンホールなどの維持管理に係る経費で、主なものは、委託料として流域下水道に流入する汚水の水質検査665万3,000円、テレビカメラによる管渠調査費759万円などとなります。  次のページをお願いします。  2目ポンプ場費は、ポンプ場2か所の維持管理に係る経費で、主なものは、真空ステーション保守管理委託料です。  3目処理場費は、湯瀬及び農業集落排水3か所の処理場の維持管理に係る経費で、主なものは、湯瀬浄化センター保守管理委託料のほか、次のページ、373ページに移りまして、動力費として707万円などとなります。  6目業務費は、水道料金と合わせて徴収しております下水道使用料及び農業集落排水使用料の料金徴収に係る負担金です。  375ページをお願いします。  8目流域下水道管理運営費負担金1億9,230万1,000円は、秋田県が運営する汚水最終処理場の維持管理と県北地区広域汚泥資源化施設の負担金です。  377ページをお願いします。  資本的収入及び支出ですが、収入の1款1項1目国県支出金2,220万円は、社会資本整備総合交付金で、資本的支出の1款1項1目管渠建設改良費に充当するものです。  2目他会計補助金は、企業債の償還元金などに充当するための一般会計からの補助金です。  379ページをお願いします。  支出の1款1項1目管渠建設改良費ですが、主なものとして、実施設計委託料4,914万8,000円は、小豆沢地区の農業集落排水施設を公共下水道に接続するための設計費用となります。  4目流域下水道鹿角処理区建設費負担金1,012万円は、秋田県が運営する流域下水道施設の更新に係る費用の負担金であります。  以上で説明を終わります。 ○議長(中山一男君) 以上で、提案理由の説明を終わります。  以上をもちまして、本日の議事日程は全て終了いたしました。  明2月26日から3月2日までは、議案精査及び休日のため、本会議は休会といたします。  ただいまの時刻をもって散会いたします。     午後2時26分 散会...