鹿角市議会 > 2020-11-27 >
令和 2年第6回定例会(第1号11月27日)

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  1. 鹿角市議会 2020-11-27
    令和 2年第6回定例会(第1号11月27日)


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    最終取得日: 2022-12-30
    令和 2年第6回定例会(第1号11月27日)     令和2年11月27日(金)午前10時開会   開会   開議   議長報告  第1 会議録署名議員の指名  第2 会期の決定  第3 市長行政報告  第4 決算特別委員会審査報告      質疑  第5 報告事件の審議      討論、採決  第6 議案の上程      報告第10号       説明、質疑      議案第82号から議案第91号まで       説明、質疑、討論、採決      議案第92号から議案第116号まで       説明、質疑  第7 議案及び請願・陳情の付託
      散会 ───────────────────────────────────────────── 本日の会議に付した事件   1 会議録署名議員の指名   2 会期の決定   3 市長行政報告   4 決算特別委員会審査報告   5 報告事件の審議   6 議案の上程      報告第 10号 専決処分の報告について(秋田県市町村総合事務組合規約の              一部変更について)      議案第 82号 工事請負契約の変更について(鹿角観光ふるさと館大規模改              修工事(建築主体工事))      議案第 83号 工事請負契約の変更について(鹿角観光ふるさと館大規模改              修工事(機械設備工事))      議案第 84号 工事請負契約の変更について(鹿角観光ふるさと館大規模改              修工事(電気設備工事))      議案第 85号 工事請負契約の変更について(毛馬内住宅建設工事(建築主              体工事))      議案第 86号 工事請負契約の変更について(統合校舎(花輪第二中学校)              大規模改造工事(建築主体工事))      議案第 87号 工事請負契約の変更について(花輪スキー場人工降雪機改修              工事)      議案第 88号 議会の議員の議員報酬及び費用弁償等に関する条例の一部改              正について      議案第 89号 特別職の職員で常勤の者の給与及び旅費に関する条例の一部              改正について      議案第 90号 一般職の職員の給与に関する条例の一部改正について      議案第 91号 令和2年度鹿角市一般会計補正予算(第10号)      議案第 92号 第7次鹿角市総合計画基本構想の策定について      議案第 93号 鹿角市過疎地域自立促進計画の変更について      議案第 94号 指定管理者の指定について(鹿角市歴史民俗資料館)      議案第 95号 指定管理者の指定について(鹿角市記念スポーツセンター)      議案第 96号 指定管理者の指定について(鹿角市野球場)      議案第 97号 指定管理者の指定について(湯の駅おおゆ)      議案第 98号 指定管理者の指定について(鹿角市八幡平地域連携営農推進              団地)      議案第 99号 指定管理者の指定について(鹿角市柴平地域活動センター)      議案第100号 指定管理者の指定について(鹿角市下川原地域活動センター              )      議案第101号 指定管理者の指定について(鹿角市牧野)      議案第102号 指定管理者の指定について(鹿角市川島牧野)      議案第103号 指定管理者の指定について(鹿角市畜産総合振興団地)      議案第104号 指定管理者の指定について(鹿角市下川原市民農園)      議案第105号 指定管理者の指定について(鹿角市山根農村公園)      議案第106号 指定管理者の指定について(鹿角市大地平農村公園)      議案第107号 指定管理者の指定について(鹿角市下川原農村公園)      議案第108号 市道路線の認定について      議案第109号 市道路線の廃止について      議案第110号 諸収入金に係る督促手数料及び延滞金の徴収に関する条例等              の一部改正について      議案第111号 鹿角市国民健康保険税条例の一部改正について      議案第112号 鹿角市営住宅条例の一部改正について      議案第113号 令和2年度鹿角市一般会計補正予算(第11号)      議案第114号 令和2年度鹿角市国民健康保険事業特別会計補正予算(第2              号)      議案第115号 令和2年度鹿角市後期高齢者医療特別会計補正予算(第1号              )      議案第116号 令和2年度鹿角市介護保険事業特別会計補正予算(第2号)   7 議案及び請願・陳情の付託 ───────────────────────────────────────────── 出席議員(17名)        1番  戸 田 芳 孝 君     3番  安 保 誠一郎 君        4番  田 口   裕 君     5番  成 田 哲 男 君        6番  舘 花 一 仁 君     7番  児 玉 悦 朗 君        8番  中 山 一 男 君     9番  金 澤 大 輔 君       10番  栗 山 尚 記 君    11番  吉 村 ア イ 君       12番  宮 野 和 秀 君    13番  浅 石 昌 敏 君       14番  倉 岡   誠 君    15番  田 中 孝 一 君       16番  兎 澤 祐 一 君    17番  田 村 富 男 君       18番  黒 澤 一 夫 君 ───────────────────────────────────────────── 欠席議員(なし) ───────────────────────────────────────────── 説明のため出席した者の職氏名  市長        児 玉   一 君    副市長       阿 部 一 弘 君  教育長       畠 山 義 孝 君    総務部長      佐 藤 康 司 君  総務部付部長待遇  奈 良 巧 一 君    市民部長      中 村   修 君  健康福祉部長    豊 田 憲 雄 君    産業部長      田 口 善 浩 君  建設部長      渋 谷 伸 輔 君    教育部長      加 藤   卓 君  総務部次長     大 里   豊 君    市民部次長     佐羽内 浩 栄 君  健康福祉部次長   村 木 真智子 君    産業部次長     花 海 義 人 君  会計管理者     黒 澤 香 澄 君    教育次長      花ノ木 正 彦 君  財政課長      渡 部 裕 之 君    監査委員事務局長  畠 山   修 君  農業委員会事務局長 金田一 延 寿 君    選挙管理委員会事務局長                                   相 馬   天 君 ───────────────────────────────────────────── 事務局出席職員  事務局長      金 澤   修 君    主幹        小田嶋 真 人 君  副主幹       海 沼 雄 一 君    主査        青 山 智 晃 君      午前10時00分 開会 ○議長(宮野和秀君) これより、令和2年第6回鹿角市議会定例会を開会いたします。 ──────────────────────〇 ─────────────────────     開議 ○議長(宮野和秀君) 直ちに本日の会議を開きます。  本日の会議は、お手元に配付しております議事日程第1号により進めてまいります。 ──────────────────────〇 ─────────────────────     議長報告 ○議長(宮野和秀君) これより議長報告をいたします。
     監査委員より、地方自治法第235条の2第3項の規定による例月出納検査書が提出されております。  次に、11月26日までに受理いたしました請願・陳情につきましては、別紙、請願・陳情一覧表のとおりであります。  次に、9月26日から11月26日までの議会閉会中における会議開催状況及び会議出席状況は、別紙報告書のとおりであります。  以上で議長報告を終わります。 ──────────────────────〇 ─────────────────────     日程第1 会議録署名議員の指名 ○議長(宮野和秀君) 次に、日程第1、会議録署名議員の指名を行います。  本定例会の会議録署名議員は、会議規則第81条の規定により1番戸田芳孝議員、3番安保誠一郎議員を指名いたします。 ──────────────────────〇 ─────────────────────     日程第2 会期の決定 ○議長(宮野和秀君) 次に、日程第2、会期の決定を議題といたします。  お諮りいたします。本定例会の会期については、お配りしております会期・議事日程表のとおり、本日から12月17日までの21日間と決定いたしたいと思いますが、これにご異議ございませんか。     (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(宮野和秀君) ご異議ないものと認めます。よって、会期は本日から12月17日までの21日間と決定いたしました。  ──────────────────────〇 ─────────────────────     日程第3 市長行政報告 ○議長(宮野和秀君) 次に、日程第3、市長の行政報告を受けます。市長。     (市長 児玉 一君 登壇) ○市長(児玉 一君) おはようございます。  令和2年第6回鹿角市議会定例会の開会に当たり、提出議案の説明に先立ち、諸般の報告を申し上げます。  初めに、総務関係についてでありますが、新型コロナウイルス感染症対策につきましては、7月から9月にかけての感染拡大の第2波が落ち着いてからは、首都圏を中心に感染者数は微増傾向でありましたが、11月に入り全国的に感染が急激に拡大したことにより、第3波の襲来とされており、感染者が大幅に増加しております。  本市においても、11月12日に市内医療機関に勤務する医師への感染が確認され、その後、県が医療機関の関係職員と入院患者、外来患者のほか、系列の介護老人保健施設の職員と入所者を対象にPCR検査を実施した結果、本日までに、合計4例の感染が確認されております。  市内で初めて感染者が確認されたことを受け、市では直ちに鹿角市新型コロナウイルス感染症対策本部会議を開き、その後の対応等について協議を行っております。  また、市民に対し、市ホームページやメール配信サービスコミュニティFMのほか、臨時広報を全戸に配布し、「人と人との距離の確保」や「マスクの着用」、「手洗いや咳エチケット」、「3密の回避」などの感染症対策の徹底を促すとともに、併せて、個人の特定や臆測による情報拡散など、感染された方々やそのご家族などへの誹謗中傷や差別的な言動を慎み冷静な対応をしていただくよう、継続的に周知を行っております。  今後、本格的な冬のシーズンを迎え、新型コロナウイルスについても、インフルエンザウイルスと同様に、空気の乾燥と気温の低下などによる感染拡大が懸念されることから、危機感を一層強め、感染予防対策の徹底を呼びかけてまいりますので、市民の皆様には気を緩めることなく予防対策を講じてくださいますよう、引き続きご理解とご協力をお願いいたします。  第7次鹿角市総合計画の策定につきましては、このほど、鹿角市人口ビジョンを改訂し、本市の総人口は10年後の2030年に2万4,997人、人口ビジョンの最終年度となる2060年には1万4,205人と国立社会保障・人口問題研究所の推計人口を上回って推移し、人口減少は続くものの、将来的には年少人口比率が安定し、生産年齢人口が老年人口を上回ると見込んでおります。  このような将来展望の中で、将来にわたり持続可能な社会システムを構築していくためには、年齢構成のバランスを改善していく必要がありますので、市民一人ひとりが幸せで未来に希望を抱いて暮らせるまちの実現を目指し、「ふるさとを誇り 未来を拓くまち 鹿角」を将来都市像に掲げ、結婚・出産・子育てなどの支援を充実させることで暮らしを守る基本戦略と、外貨獲得や移住の促進などによる攻めの経営戦略によって、将来都市像の実現を目指す基本構想案としております。  また、基本構想に基づく前期基本計画については、来年1月末までに取りまとめ、将来都市像の実現に向けた具体的な施策の体系と取組の方向性を定めてまいります。  地域間交流の推進につきましては、去る11月20日に、本市での大学生の長期調査研究活動を通して、関係性を深めてきた学校法人武蔵野大学と「包括的連携協力に関する協定」を締結いたしました。  これにより、これまで本市で行われていた大学1年生の研究活動に加え、2年生以上の学生の専門的な調査研究活動が実施されることになり、高等教育機関を有しない本市において、大学生が継続的に本市で活動するサテライトキャンパス機能が新たに構築されることを期待しているところであります。また、大学との連携をさらに深め、学びの力を地域に、地域の力を学びに循環させる域学連携によって地域の活性化につなげてまいります。  鹿角ブランドの推進につきましては、シティプロモーション事業に認定された、東京都の戸越銀座商店街でのイベントが、去る10月2日から25日までの期間の土・日に開催されました。イベントでは、物産販売をはじめ、きりたんぽ鍋や鹿角ホルモンの提供、地酒の立ち飲みなどが行われたほか、店内でのPR映像の放映や、恋する鹿角新聞等の配布など情報発信も行われ、効果的なシティプロモーション活動が展開されております。  ふるさと鹿角応援寄附につきましては、11月24日現在、寄附件数は約6,640件、金額では約8,534万円となっており、寄附額の多かった前年同期と比較してほぼ同額で推移しております。また、12月10日からは、新たに三越伊勢丹ふるさと納税のポータルサイトを追加し、利用者層の拡大を図ってまいりますので、例年、寄附額が大きく伸びる年末に向け、返礼品協力事業者との連携を密にし、リンゴや米、きりたんぽなど、鹿角が誇る特産品の魅力を発信しながら、より多くの方々から本市を応援いただけるよう取り組んでまいります。  移住の促進につきましては、9月に日本シングルマザー支援協会と共同で実施した「子育てママ応援ツアー」については、首都圏在住で移住に関心のある5家族、15人が参加し、本市の保育園やスーパーマーケットのほか、市内3事業所の見学を通して本市での生活をイメージしていただくとともに、移住者や市民との交流、温泉や旬の食を体験していただきました。参加者からは、「鹿角を大好きになった」、「想像していたより暮らしやすそうだった」などの感想をいただいた一方で、冬の暮らしや雪に対する不安の声が寄せられましたので、不安を取り除きながら、本市への移住に結びつけられるよう、引き続き、きめ細やかな移住相談を行ってまいります。  また、11月に実施した関係人口「鹿角家」ツアーについては、本市との継続的な関わりを希望している鹿角家の会員4人が首都圏から参加し、鹿角家の実家としている古民家の壁の漆喰塗りや市内での農作業体験などで交流を深めております。引き続き、本市を応援し、継続的に関わりたいと思ってくださる方を増やしながら、そうした方々のマンパワーを地域の活性化につなげられるよう取組を進めてまいります。  次に、民生関係についてでありますが、地域コミュニティーの維持と活性化につきましては、集落支援員活動事業を活用した5つの自治会がそれぞれの地域資源等を生かし、伝統文化の継承や交流の場の確保などを実施しているほか、集落の現状を把握する状況調査を実施した18自治会についても、順次、計画策定に向けた話し合いを進めております。  また、自治会役員の成り手不足や世代間の交流促進など、自治会が抱える課題の解決を図るため、毎年、地域づくりリーダー研修会を行っておりますが、今年度は、新たに県の「地域の女性リーダー育成事業」と合同で開催したことにより、女性や若者の自治会活動への参加を促す機会としており、引き続きコミュニティー活動の維持や活性化が図られるよう、支援してまいります。  地域福祉につきましては、高齢者や障害者の権利や財産を守る成年後見制度について、制度の利用促進に関する基本的な施策を定める成年後見制度利用促進基本計画を今年度内に策定し、制度の利用促進を図ってまいります。  鹿角地域感染症仮設診療所につきましては、現在までに稼働の実績はありませんが、新型コロナウイルス感染症季節性インフルエンザの同時流行に備え、引き続き地域における医療体制を確保していくため、仮設診療所の開設期間を来年3月31日まで延長し、PCR検査の体制を維持してまいります。  発熱患者等の相談、診療、検査体制につきましては、発熱等の症状がある患者については、11月16日から、まずはかかりつけ医などの身近な医療機関に電話で相談を行った上で、医療機関の指示に従って受診する方法に変更されたことから、変更内容について全戸配布の臨時広報や市ホームページに掲載し、市民が適切に相談や受診をしていただけるよう周知しております。  介護予防につきましては、住民主体型の介護予防の取組として推奨している「シルバーリハビリ体操」については、3級指導士養成講習会を経て、今年度、新たに18人が指導士に加わり、指導士総数は116人となっております。また、去る11月7日に、考案者である大田仁史氏をお招きして「シルバーリハビリ体操指導士合同研修会」を開催したほか、今月から2級指導士の養成講習会を開催し、指導士のスキル向上を図るとともに、より多くの高齢者の方々から体操教室に参加いただくための環境づくりに努めており、引き続き健康寿命県内一を目指して取組を進めてまいります。  認知症対策につきましては、今年度から、認知症サポーターからステップアップする「オレンジサポーター」の養成を開始しており、これまでに22人を認定しているほか、認知症に対する理解を深めるため、去る10月10日には、「認知症市民セミナー」を開催し、約150人の参加をいただいております。引き続き、地域で高齢者を支える体制づくりに積極的に取り組んでまいります。  次に、農業関係についてでありますが、令和2年産米の作柄につきましては、出穂後の好天により登熟及び生育が順調に推移したことから、現時点で1等米比率は90.7%となり、前年から3.3ポイント上昇しております。また、本市を含む県北地域の作況指数は、「105」の「やや良」で、10アール当たりの予想収量は、平年比30キログラム増の587キログラムと公表されており、十分な収穫量を確保できたものと捉えております。  野菜につきましては、露地栽培の収穫作業は10月でほぼ終了しておりますが、キュウリやトマトなど主力作物は、夏場の長雨や日照不足などの天候不順により、収量は昨年を下回る結果となったものの、野菜全般が全国的な品薄により高値で取引されたことから、販売額は増加しております。  「北限の桃」につきましては、結実数が多く、肥大時期の天候が安定したことから相当数の収量を期待しておりましたが、収穫期にせん孔細菌病が増加したことに加え、9月上旬から中旬にかけての降雨により、果実の軟化や落下が多くなり、JAの出荷量は前年比80%にとどまっております。しかしながら、果樹についても、天候不順で他産地の出荷量が減少し、市場価格が値上がりしたことから、販売額は前年比105%の約1億3,900万円となっております。本市の誇る「北限の桃」は、市場からの引き合いが多く、認知度と需要は高まってきておりますので、引き続き、関係団体と連携し、生産指導や作付拡大を支援しながら、生産量の増加を目指してまいります。  畜産関係につきましては、去る10月27日に鹿角家畜市場へ短角・褐毛を含めて57頭が上場され、54頭の売買が成立しておりますが、このうち日本短角種は40頭が取引され、税抜きの平均価格は昨年を8,571円上回る26万8,000円で、公共牧野の牧草の生育が良好であったことにより、子牛が順調に生育し、昨年を上回る取引価格につながったものと捉えております。今後につきましても、畜産農家や関係団体と連携を図りながら、計画的に増頭対策に取り組むとともに、枝肉出荷頭数100頭台を目指し、一層の販売促進に努めてまいります。  鳥獣被害防止対策につきましては、今年の熊の目撃件数及び被害件数は、昨年より3割ほど増えており、7月下旬から9月上旬の特定の期間に被害が集中したほか、花輪市街地東側の住宅地での出没や畜産への被害が相次ぐなど、これまでとは出没の傾向が変わってきております。  近年は、特に熊の出没が市街地に近い場所で多発していることから、引き続き関係機関と連携を図りながら、市民への情報提供や広報等による注意喚起に努めるとともに、鳥獣被害対策実施隊による迅速な駆除体制を維持してまいります。  次に、観光関係についてでありますが、観光振興につきましては、市の観光応援事業として展開した、最大1万円を助成する宿泊プラン「プラチナプラン」については、8月31日までの対象期間に1万189泊が利用され、当初想定していた1万泊を上回る実績となりました。また、9月1日からは3,000円の助成で地域の特産品などを提供する宿泊プラン「ゴールドプラン」を販売しており、10月末現在で約1万8,000泊分が販売されておりますが、引き続き多くの方に利用いただけるよう、PRを継続してまいります。市の宿泊応援プランは、秋田県プレミアム宿泊券や国のGoToトラベルとの併用が可能であることから、それらとの相乗効果もあり、観光客や近隣からの修学旅行による入り込みが徐々に増加しており、観光客数及び宿泊客数は、前年比約80%まで回復しております。  また、コロナ禍における新しい旅行のスタイルとして、歴史文化や食、スポーツなどをオンラインで体験することができる観光体験ツアーを実施し、好評を得ておりますので、引き続き、コロナ禍で苦境を強いられている観光業界の需要回復に向け積極的に取り組んでまいります。  次に、商工関係についてでありますが、雇用関係につきましては、9月末現在のハローワーク鹿角管内における来年3月の新規学卒者の求人状況は、事業所は80社、求人数は197人であり、前年同期と比較し、16社49人の減少となっております。コロナ禍により、新卒高校生の採用スケジュールが例年より1か月遅くなっていることから、現時点では内定者数の公表はされておりませんが、感染症への不安から県外就職希望から県内へ希望を変更する動きが見られる状況にあります。引き続き、ハローワークや商工会などの関係機関と連携しながら、高校生の地元就職を支援してまいります。  旧鹿角パークホテルの再開への支援につきましては、中心市街地のにぎわいと経済活動の拠点である同ホテルの再開に向け、私自ら、多方面にお願いしてきたところでありますが、このほど、本市出身の実業家が、ホテルの新たな経営体となる鹿角プランニング株式会社を設立し、11月12日には同ホテルの土地・建物を取得し、今後、ホテル事業の再開に向けた改修工事が実施されることとなりました。  こうした経緯を踏まえ、市といたしましては、ホテルが周辺の飲食店や納入業者、タクシー・代行業等へ与える影響が非常に大きく、その再開を待ち望んでいる多くの市民や事業者の声に応えるためにも、一日でも早くホテルが再開されるよう積極的に支援していく必要があるものと考え、そのための補正予算を本定例会に提出いたしております。  コロナ禍における経済・雇用対策につきましては、10月31日現在で、コロナ対応資金の借入れに対する利子補給助成が120件、地域雇用維持支援金24件、事業継続支援金180件の申請を受け付けております。  プレミアム付飲食券については、現在、販売率は約7割となっておりますが、販売取扱所を増やし販売促進に努めているところでありますので、多くの方々に積極的にご利用いただき、コロナ禍で苦境に立たされている市内飲食店を応援いただけるよう、引き続きPRを展開してまいります。  次に、建設関係についてでありますが、市道除雪につきましては、去る11月19日に受託業者をはじめ関係者による除雪会議を開催し、除雪計画に基づく体制を整えております。  今期は、市道総延長の52.4%に当たる約530キロメートルに農道等を加えた約554キロメートルについて、除雪機械110台で除雪作業を実施することとしており、冬期間における安全・安心な道路交通の確保に努めてまいります。  次に、教育関係についてでありますが、学校等再編計画につきましては、令和3年度からの柴平小学校への統合を控え、花輪北小学校で10月24日に、平元小学校で10月31日に、それぞれ実行委員会主催による閉校記念事業が開催されております。今後、来年2月までに統合校舎の大規模改造工事を終えることとしており、統合校の開校に向けた準備を計画的に進めてまいります。  各種スキー大会につきましては、第76回国民体育大会冬季大会スキー競技会については、来年2月18日から21日までの4日間の日程で、また第94回全日本学生スキー選手権大会については、2月24日から28日までの5日間の日程で予定どおり開催されることから、大会の開催に万全を期してまいります。  次に、本定例会に提案する補正予算の概要についてでありますが、今回の一般会計補正予算は、中心市街地中核ホテル再生支援事業補助金の追加やGIGAスクール整備事業の委託料の追加などについて本日の採決をお願いするほか、ふるさと鹿角応援基金積立金の追加、ふるさと鹿角応援寄附に係る報償費等の追加、精算に伴う国庫負担金の返還金等の追加、障害者等自立支援給付扶助費等の追加、園芸メガ団地整備事業費補助金の追加、除雪委託料の追加、小学校の空調整備工事費の追加などを計上しております。  その結果、補正額は、合わせて10億6,489万5,000円の追加となり、補正後の予算総額は230億9,351万8,000円となりました。  特別会計については、国民健康保険事業特別会計では一般被保険者療養給付費の追加、後期高齢者医療特別会計では後期高齢者医療広域連合納付金の追加、介護保険事業特別会計では地域密着型介護サービス給付費の追加等となっております。  本定例会には、報告案件1件、工事の変更契約案件6件、第7次総合計画基本構想の策定案件1件、過疎地域自立促進計画の変更案件1件、指定管理者の指定案件14件、市道案件2件、条例案件6件、補正予算案件5件、合わせて36件のご審議をお願いいたしております。  詳細につきましては、それぞれの担当部長からご説明申し上げますので、よろしくご審議の上、ご可決賜りますようお願いいたします。     (市長 児玉 一君 降壇) ○議長(宮野和秀君) 市長の行政報告を終わります。 ──────────────────────〇 ─────────────────────     日程第4 決算特別委員会審査報告 ○議長(宮野和秀君) 次に、日程第4、決算特別委員会に付託いたしました認定第2号令和元年度鹿角市一般会計歳入歳出決算認定についてから、認定第7号令和元年度鹿角市農業集落排水事業特別会計歳入歳出決算認定についてまでの6件について、その審査の経過と結果について委員長の報告を受けます。金澤決算特別委員長。     (決算特別委員長 金澤大輔君 登壇) ○決算特別委員長(金澤大輔君) 私から、去る9月25日の本会議において、当決算特別委員会に付託されました認定第2号から認定第7号までの6件について、10月12日、13日の2日間にわたり委員会を開催し審査いたしましたので、その審査の経過と結果についてご報告いたします。  審査に当たりましては、各会計に関わる歳入歳出決算書及び事項別明細書並びに主要事業執行実績報告書、監査委員の審査意見書を照らし合わせ、慎重に審査いたしております。  初めに、認定第2号令和元年度鹿角市一般会計歳入歳出決算認定についてでありますが、委員から出されました質疑及び意見の主なものについて申し上げます。  最初に、歳入について申し上げます。  まず、1款市税について、滞納整理の主な取組についてただしております。  これに対し、督促後に納付がない場合には、滞納者の状況に応じた随時催告により自主的な納付を促しているほか、催告に応じない場合には滞納処分を行い、新規滞納額の増加防止と繰越滞納額の縮減を図っているが、生活困窮や換価できる財産がないと認められる場合には、個々の実情を踏まえながら法令に基づいて執行停止などの滞納整理を行っているとの答弁がなされております。  委員からは、滞納整理については、生活が苦しい中、工面して納税している方も多くいる中で、そういう方々の納税に対する意欲を損なわないよう適切に対処していただきたいとの意見が述べられております。  次に、10款地方交付税について、今後の見通しをどのように捉えているかただしております。  これに対し、国は経済財政運営と改革の基本方針において、令和3年度までは地方交付税を含む地方の一般財源総額について平成30年度と同水準を確保する方針としているが、令和3年度総務省概算要求における地方交付税は、前年度比マイナス2.4%と厳しい見通しが示されている。地方交付税の確保については、行政ニーズを踏まえて一定の水準を確保するように、これまでも市長会等を通じて要望しているが、新型コロナウイルス感染症対策を含めた必要な施策の推進を図るため、今後も強く国・県等に要望してまいりたいとの答弁がなされております。  委員からは、地方交付税は歳入全体の約4割を占め、市税とともに貴重な一般財源であることからも、その見通しを的確に把握しながら次期総合計画の各種事業に反映させていただきたいとの意見が述べられております。  次に、17款1項1目総務費寄附金におけるふるさと鹿角応援寄附金について、2億円を超える寄附金額についてどのように分析しているのかただしております。  これに対し、寄附の内容としては、1件当たり1万円から1万5,000円台の寄附金が全体の約9割を占めている状況であるが、昨年度から国のルールが全国一律に定着したことで、地元産品が正しく評価され、多くの方にご利用いただけたものと考えている。今年度もふるさと納税に協力いただける事業者の追加募集をしており、今後、さらに寄附金額が上回るよう努力してまいりたいとの答弁がなされております。  次に、18款2項1目財政調整基金繰入金に関し、基金の現在高と今後の見通しについてただしております。  これに対し、令和元年度末の財政調整基金残高約24億3,000万円に対して、今年9月末の時点での残高は約16億7,000万円となっており、今後、前年度繰越金からの積立てのほか、普通交付税や特別交付税などの確定に伴う財源調整により、一定程度、復元が図られるものと考えているが、来年度からは第7次総合計画がスタートすることから、施策の推進に必要な財源のほか、新型コロナウイルス感染症関連の緊急的な対応への財政調整基金の活用を見込んでいる。財政調整基金の残高については、特段法的に基準が定められていないが、今後も標準財政規模の1割から2割を確保し、災害や新型コロナウイルス感染症等の緊急時にも対応できる財源として、その残高に留意しながら市の活性化に資する事業などに活用してまいりたいとの答弁がなされております。  続いて、歳出について申し上げます。  まず、2款1項7目企画費におけるかづの国際化推進事業について、ショプロン市へ派遣する日本語語学指導員には、現在、市外の方を派遣しているが、鹿角市民を派遣できないかただしております。  これに対し、派遣する語学指導員には鹿角市民から赴任していただくのがベストであると考えているが、語学指導員の応募がない状況の中、この派遣事業がショプロン市より相当歓迎されている状況であるため、引き続き継続していきたいとの考えから広く民間から募集してきた経緯がある。なお、これまで派遣した10名のうち、4名の方が鹿角市に居住しており、国際交流協会の事業にも参加していただいているほか、ホストタウンプログラムでショプロン市からの訪問団を迎えた際も、その方々にご協力いただきたいと考えているとの答弁がなされております。  次に、2款2項5目交流センター管理費に関連し、コモッセの開館や人口減少などに伴い交流センターをはじめ、公共施設の利用頻度が低くなっていると思われるが、今後の市内公共施設全体の在り方についての考えをただしております。  これに対し、鹿角市公共施設等総合管理計画の中で、長期的なスパンでは公共施設全体に対して一定程度、延べ床面積を減らしていくとしているところであるが、施設建設には補助金や地方債を充てていることから、補助金適正化法等の制限もあるため、それらを勘案しながら今後の人口の推移や利用状況も踏まえて検討してまいりたいとの答弁がなされております。  次に、3款1項2目障害者福祉費における成年後見制度法人後見支援事業について、事業の委託先とその内容についてただしております。  これに対し、委託先は鹿角市社会福祉協議会となっており、事業内容としては、社会福祉協議会が受託している法人後見に関することや成年後見制度に関する相談の対応などであるとの答弁がなされております。  次に、4款1項1目保健衛生総務費における医師確保対策事業について、地域医療推進員の活動内容についてただしております。  これに対し、昨年度の活動内容としては、県内外の医師7名の方と面会を行ったほか、県医務薬事課医療人材対策室や県東京事務所との情報共有による医師招致活動や鹿角市医師修学資金の貸与学生6名との面談等の活動を行っているとの答弁がなされております。  さらに委員からは、今年開業した皮膚科クリニックについて、地域医療推進員の関わりがあったものかただしております。  これに対し、開業に当たっての各種アドバイスや情報提供などを随時行ったほか、開業に向けてのマニュアルの作成なども行うなど相談相手として関わってきているとの答弁がなされております。  同じく、4款1項1目保健衛生総務費における不妊・不育症治療費助成金について、助成の要望に対し十分な対応ができているかただしております。  これに対し、不妊・不育症治療費助成金の一つである特定不妊治療費助成事業は、県の助成に対して市が上乗せ助成をしているものであるが、昨年度まで5万円を上限に助成していたものを、今年度から10万円に増額したことにより、経済的負担はさらに軽減されたのではないかと考えている。県の助成対象者全ての方が市の上乗せ制度を利用されているかは把握できていないが、毎年20件ほどの利用があることから、広く活用していただけているものと認識しているとの答弁がなされております。  委員からは、不妊・不育症治療については、保険適用や対象年齢引上げにより、治療を受けやすい状況になってきていることから、市の取組を広めることで、できるだけ市民の要望に応えられる相談しやすい体制をつくっていただきたいとの意見が述べられております。  次に、6款1項5目水田農業対策費における「実需と固く結びつく米産地応援事業」について、本事業の内容と成果についてただしております。  これに対し、この事業は主食用米の需要が減ってきている中で、生産者自らが販売先を確保することを目的としており、中食、外食業界などへの商談活動や省力化の機械等の導入に対する支援を行うもので、実際に販売促進活動や商談会を通じて新たな取引先が発掘されてきており、成果が現われているとの答弁がなされております。  次に、7款1項4目企業誘致対策費における産業集積促進事業について、企業誘致の内容と成果についてただしております。
     これに対し、企業誘致に当たっては、北東北3県の中央部にある鹿角の優位性を売りとした流通系事業者への産業団地への誘致とまちなかオフィスを中心としたIT企業の誘致といった2つの目標を持って行っている。誘致活動としては、首都圏や北東北3県の企業に、庁内やいろいろな方から情報をいただき訪問を行っているほか、精力的に企業誘致を行っているところであるとの答弁がなされております。  次に、8款4項2目街路事業費における鹿角花輪駅前整備事業について、JR東日本からの土地購入内容と支障物件の移転戸数をただしております。  これに対し、鹿角花輪駅前広場の整備に当たっては、駅周辺の市道が敷設されているJR東日本所有の土地の買収も行っており、土地買収金額としては駅前広場部分が約4,400万円、道路部分が約800万円となっている。また、移転補償をした戸数については9件であるとの答弁がなされております。  次に、10款6項2目体育振興費におけるスキーと駅伝のまちづくり事業について、十和田八幡平駅伝の参加チームが減ってきているが、歴史あるこの大会を再度盛り上げる取組ができないかただしております。  これに対し、例年、誘致活動等を行い参加チームの確保に努めているが、誘致活動では関係性の継続も有効であると考えており、ここ三、四年、競技団体の定例会に参加することでつながりができてきていることから、このつながりを生かして参加チームの増加につなげていきたいとの答弁がなされております。  次に、10款教育費に対する意見として委員からは、本市では、スキーと駅伝のまちを掲げ様々なスポーツイベントが行われているが、これまで積み重ねてきた実績を踏まえ、どのように市内へ人を呼び込むかということを念頭に置き、引き続きいろいろな検討をしていただきたいとの意見が述べられております。  次に、12款公債費について、地方債残高を減らしながら堅実な財政運営に努めていただいていると考えるが、今後の市債と公債費の見通しについてただしております。  これに対し、実質公債費比率や将来負担比率などの指標から健全な財政運営を維持できているものと考えており、今後においても現在策定中の第7次総合計画前期基本計画の着実な推進を図るため、必要な財源として過疎債など有利な起債の活用を見込みつつ、市債の発行額が起債元金償還額を超えないことを基本としながら、健全な財政運営に努めてまいりたいとの答弁がなされております。  次に、一般会計全般に対する意見として委員からは、決算内容や主要事業執行実績報告書等を見ると、自主財源の確保や経常経費の削減などを図りながら予算化された施策・事業に積極的に取り組み、成果を上げていることがうかがえる。本市は人口減少対策を重点とした地方創生の実現のために積極的に取り組んでいる実情にあるが、厳しい財政事情にある中で財政指標は至って健全な状態であり、財政運営についても高く評価されるべきものと思っている。  コロナ禍の影響で国・地方の財政状況は厳しさを増しており、またこのような状況がいつまで続くのか懸念される中で大変であろうと思うが、決算特別委員会の意見等を踏まえ、少しでも多く次期総合計画や令和3年度予算等に反映するなど、市民福祉の向上に資する取組を積極的に進めていただきたいとの意見が述べられております。  以上の審査により、認定第2号については、認定すべきものと決定いたしております。  次に、認定第3号令和元年度鹿角市国民健康保険事業特別会計歳入歳出決算認定についてでありますが、本件につきましては、認定すべきものと決定いたしております。  次に、認定第4号令和元年度鹿角市後期高齢者医療特別会計歳入歳出決算認定についてでありますが、本件の審査に当たり、委員から、歳入における後期高齢者医療保険料について、還付未済額の具体的な原因をただしております。  これに対して、年金から特別徴収した保険料について、資格の喪失や所得の更正等により還付が発生した場合に、日本年金機構からの連絡を受けて還付が決定するため、年度内に還付ができないものであるとの答弁がなされております。  以上の審査により、認定第4号は認定すべきものと決定いたしております。  次に、認定第5号令和元年度鹿角市介護保険事業特別会計歳入歳出決算認定についてでありますが、本件の審査に当たり、委員から、歳入における介護保険料の滞納者にあっては、介護サービスを受けることができないのかただしております。  これに対し、滞納の年数等によって保険給付に制限がかかるものの、介護サービスを使えないということはない。また、全額自己負担でサービスを使うことも可能であるとの答弁がなされております。  以上の審査により、認定第5号は認定すべきものと決定いたしております。  次に、認定第6号令和元年度鹿角市下水道事業特別会計歳入歳出決算認定についてでありますが、本件の審査に当たり、委員から歳入における下水道事業受益者負担金の滞納繰越分の収納率が低いため、収納率向上を目的とした徴収専門員の配置を考えられないのかただしております。  これに対し、専門の職員が携わることによって収納率向上を図ることは期待できるが、下水道事業は現在、地方公営企業法を適用して複式簿記を取り入れているなどほかにも様々な業務があることから、職員全体の業務量を見ながら収納にも力を入れていきたいとの答弁がなされております。  以上の審査により認定第6号は認定すべきものと決定いたしております。  次に、認定第7号令和元年度鹿角市農業集落排水事業特別会計歳入歳出決算認定についてでありますが、本件につきましては、認定すべきものと決定いたしております。  以上で当決算特別委員会に付託された案件についての審査の経過と結果の報告を終わります。 ○議長(宮野和秀君) ただいまの報告に対し、質疑を受けます。質疑ございませんか。     (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(宮野和秀君) ないものと認め、質疑を終結いたします。     (決算特別委員長 金澤大輔君 降壇) ○議長(宮野和秀君) 以上で決算特別委員会に付託いたしました事件の審査報告を終わります。 ──────────────────────〇 ─────────────────────     日程第5 報告事件の審議 ○議長(宮野和秀君) 次に、日程第5、報告事件の審議を行います。  認定第2号令和元年度鹿角市一般会計歳入歳出決算認定についてから認定第7号令和元年度鹿角市農業集落排水事業特別会計歳入歳出決算認定についてまでの6件について採決いたします。  初めに、認定第2号令和元年度鹿角市一般会計歳入歳出決算認定について、委員長の報告は認定であります。  認定第2号について討論ございませんか。     (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(宮野和秀君) ないものと認めます。  よって、これより採決いたします。  認定第2号について、委員長の報告のとおり決するにご異議ございませんか。     (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(宮野和秀君) ご異議ないものと認めます。よって、認定第2号については認定することに決しました。  次に、認定第3号令和元年度鹿角市国民健康保険事業特別会計歳入歳出決算認定についてから認定第7号令和元年度鹿角市農業集落排水事業特別会計歳入歳出決算認定についてまでの5件について、委員長の報告は認定であります。  認定第3号から認定第7号までの5件について討論ございませんか。     (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(宮野和秀君) ないものと認めます。  よって、これより採決いたします。  認定第3号から認定第7号までの5件について、委員長の報告のとおり決するにご異議ございませんか。     (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(宮野和秀君) ご異議ないものと認めます。よって、認定第3号から認定第7号までの5件については認定することに決しました。 ──────────────────────〇 ─────────────────────     日程第6 議案の上程 ○議長(宮野和秀君) 次に、日程第6、議案を上程いたします。  初めに、報告第10号専決処分の報告について(秋田県市町村総合事務組合規約の一部変更について)を議題といたします。  提案理由の説明を求めます。総務部長。 ○総務部長(佐藤康司君) 報告第10号専決処分の報告について。  地方自治法第180条第1項の規定により、別紙のとおり専決処分したので同条第2項の規定によりこれを報告する。  令和2年11月27日提出。鹿角市長。  次のページをお願いいたします。  専決処分書です。  地方自治法第286条第1項の規定に基づき、関係地方公共団体で協議の上、秋田県市町村総合事務組合の加入団体の名称を変更することとし、秋田県市町村総合事務組合規約の一部を別紙のとおり変更することについて、同法第180条第1項の規定に基づき専決処分する。  令和2年11月6日。鹿角市長。  次のページをお願いいたします。  秋田県市町村総合事務組合規約の一部を変更する規約であります。  改正の内容は、「能代市山本郡養護老人ホーム組合」が、構成市町の脱退により、令和3年4月1日から、「三種・八峰養護老人ホーム組合」に名称を変更することに伴い、規約中の別表第1及び別表第2中の名称を改めるものであります。  附則に定める施行期日でありますが、知事の許可を受け令和3年4月1日から施行いたします。  なお、議案資料の1ページに新旧対照表がありますので、ご確認いただきたいと思います。  以上で報告第10号の説明を終わります。 ○議長(宮野和秀君) 提案理由の説明を終わります。  これより質疑を受けます。報告第10号について、質疑ございませんか。     (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(宮野和秀君) ないものと認め、質疑を終結いたします。  本件につきましては、地方自治法の規定による報告事件でありますので、報告をもって終わります。  ここでお諮りいたします。  本日上程されます議案第82号から議案第91号までの10議案につきましては、会議規則第37条第3項の規定により、委員会付託を省略し、本会議において決したいと思いますが、これにご異議ございませんか。     (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(宮野和秀君) ご異議ないものと認めます。よって、そのように決定いたします。  初めに、議案第82号工事請負契約の変更について(鹿角観光ふるさと館大規模改修工事(建築主体工事))から議案第87号工事請負契約の変更について(花輪スキー場人工降雪機改修工事)までの6議案を一括して議題といたします。  順次提案理由の説明を求めます。産業部長。 ○産業部長(田口善浩君) 議案第82号をお開き願います。  議案第82号工事請負契約の変更について。  令和2年6月18日に議決され、同日に契約締結した鹿角観光ふるさと館大規模改修工事(建築主体工事)について、工事請負契約事項を下記のとおり変更し、契約を締結するため、地方自治法第96条第1項第5号及び議会の議決に付すべき契約及び財産の取得又は処分に関する条例第2条の規定により議会の議決を求める。  令和2年11月27日提出。鹿角市長。  契約金額「4億2,856万8,800円」を「4億3,443万9,500円」に変更する。  提案理由ですが、外壁補修の追加施工等に伴う設計変更により、契約金額を変更するものであります。  具体的には、あんとらあ正面スペースのテナント解体に伴う追加工事及び排煙窓用オペレーターの修繕工事の追加、また解体工事の廃棄物処理及び交通誘導員の数量減に伴う変更となっております。  なお、これに伴う工期の延長はございません。  次に、議案第83号をお開き願います。  議案第83号工事請負契約の変更について。  令和2年6月18日に議決され、同日に契約締結した鹿角観光ふるさと館大規模改修工事(機械設備工事)について、工事請負契約事項を下記のとおり変更し、契約を締結するため、地方自治法第96条第1項第5号及び議会の議決に付すべき契約及び財産の取得又は処分に関する条例第2条の規定により議会の議決を求める。  令和2年11月27日提出。鹿角市長。  契約金額「3億2,416万3,400円」を「3億3,213万700円」に変更する。  提案理由ですが、厨房設備の仕様の変更等に伴う設計変更により、契約金額を変更するものであります。  具体的には、厨房設備において利用者との協議により、設備の種別、数量及び配置について一部見直しを行っております。  また、2階の空調設備については、既存機器の使用を想定しておりましたが、動作不具合のため、室内機の交換が必要となったものであります。  なお、これに伴う工期の延長はございません。  次に、議案第84号をお開き願います。  議案第84号工事請負契約の変更について。  令和元年5月31日に議決され、同年6月4日に契約締結した鹿角観光ふるさと館大規模改修工事(電気設備工事)について、工事請負契約事項を下記のとおり変更し、契約を締結するため、地方自治法第96条第1項第5号及び議会の議決に付すべき契約及び財産の取得又は処分に関する条例第2条の規定により議会の議決を求める。  令和2年11月27日提出。鹿角市長。  契約金額「2億2,314万6,000円」を「2億2,596万4,200円」に変更する。  提案理由ですが、照明器具の仕様の変更等に伴う設計変更により、契約金額を変更するものです。
     先ほどの建築主体工事の変更に伴い、照明器具の配置計画を見直す必要が生じたため、照明器具の種別、数量、配置をそれぞれ変更しております。  また、当初予定しておりましたキャノピー、ひさしについては落雪による破損が危惧され、歩行者の安全等を優先することとしたため、工事を取りやめることといたしました。  なお、これに伴う工期の延長はございません。  以上で説明を終わります。 ○議長(宮野和秀君) 建設部長。 ○建設部長(渋谷伸輔君) 議案第85号をお願いします。  議案第85号工事請負契約の変更について。  令和2年6月18日に議決され、同年6月22日に契約締結した毛馬内住宅建設工事(建築主体工事)について、工事請負契約事項を下記のとおり変更し、契約を締結するため、地方自治法第96条第1項第5号及び議会の議決に付すべき契約及び財産の取得又は処分に関する条例第2条の規定により議会の議決を求める。  令和2年11月27日提出。鹿角市長。  提案の理由ですが、屋外通路の施工等による設計変更により契約金額を変更するものであります。  変更する契約事項は、契約金額「2億1,356万5,000円」を「2億1,586万2,900円」に変更するものであります。  その内容ですが、今年度は4棟の建設を行っておりますが、この建物の間に幅1.8メートルの歩行者用通路を設置する計画となっております。この通路のうち、今年度で建設完了する建物の間に計画されている部分を追加で施工するものであります。  このほか、建物内外装材の一部を劣化や破損防止に強いものへと変更することによります。  また、新型コロナウイルス感染症の影響で一部資材の入手に不測の時間を要したことから、完成工期を1月28日に変更するものであります。  以上で議案第85号の説明を終わります。 ○議長(宮野和秀君) 教育部長。 ○教育部長(加藤 卓君) 議案第86号をご覧願います。  議案第86号工事請負契約の変更について。  令和2年5月29日に議決され、同年6月3日に契約締結した統合校舎(花輪第二中学校)大規模改造工事(建築主体工事)について、工事請負契約事項を下記のとおり変更し、契約を締結するため、地方自治法第96条第1項第5号及び議会の議決に付すべき契約及び財産の取得又は処分に関する条例第2条の規定により議会の議決を求める。  令和2年11月27日提出。鹿角市長。  変更の内容につきましては、契約金額を「2億2,990万円」から「2億3,964万7,100円」に増額して変更するものであります。  提案理由についてでありますが、エレベーター設置位置の変更等に伴い、契約金額を変更するものであります。  変更内容についてでありますが、工事着手後の調査においてエレベーターと校舎の基礎が干渉することが判明し、エレベーター設置位置をずらしたことにより、隣に配置予定であった給食搬入口の十分なスペースが確保できず移設が必要となったものです。  また、職員駐車場のアスファルト舗装については、想定以上に劣化が進んでおり著しく滞水することから、排水を改善するため降雪前の砕石舗装の実施が必要となったものであります。  次に、議案第87号工事請負契約の変更について。  令和2年2月28日に議決され、同年3月4日に契約締結した花輪スキー場人工降雪機改修工事について、工事請負契約事項を下記のとおり変更し、契約を締結するため、地方自治法第96条第1項第5号及び議会の議決に付すべき契約及び財産の取得又は処分に関する条例第2条の規定により議会の議決を求める。  令和2年11月27日提出。鹿角市長。  変更内容につきましては、契約金額を「3億4,815万円」から「3億4,302万4,000円」に減額するものであります。  提案理由でありますが、給水設備の埋設経路等の変更に伴い、送水管の距離が短縮されたことによる契約金額の変更であります。  以上で説明を終わります。 ○議長(宮野和秀君) 提案理由の説明を終わります。  これより質疑を受けます。議案第82号から議案第87号までの6議案について質疑ございませんか。吉村アイ議員。 ○11番(吉村アイ君) 11番吉村です。鹿角観光ふるさと館大規模改修工事についてですけども、この件数が3件ということで少し件数多いんでないかなというので、いろいろな事情があってこの補正になったと思うんですけども、このことを当局のほうではどのようにお考えか、お尋ねいたします。 ○議長(宮野和秀君) 産業部次長。 ○産業部次長(花海義人君) この件数に関しましては、工事が進んでいる中での、建築の場合はいろんな小規模な変更等があったり、余り増減がないようにはしますけども、どうしても大きな変更が生じてきますので、今回は3工事全部に変更が生じたということであります。 ○議長(宮野和秀君) よろしいですか。ほかにございませんか。     (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(宮野和秀君) ないものと認め、質疑を終結いたします。  次に、議案第82号から議案第87号までの6議案について討論ございませんか。     (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(宮野和秀君) ないものと認め、これより採決いたします。  議案第82号から議案第87号までの6議案について、原案のとおり可決することにご異議ございませんか。     (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(宮野和秀君) ご異議ないものと認めます。よって、議案第82号から議案第87号までの6議案については、原案のとおり可決されました。  次に、議案第88号議会の議員の議員報酬及び費用弁償等に関する条例の一部改正についてから議案第90号一般職の職員の給与に関する条例の一部改正についてまでの3議案を一括して議題といたします。  順次提案理由の説明を求めます。総務部長。 ○総務部長(佐藤康司君) 議案第88号議会の議員の議員報酬及び費用弁償等に関する条例の一部改正について。  議会の議員の議員報酬及び費用弁償等に関する条例の一部を別紙のとおり改正するものとする。  令和2年11月27日提出。鹿角市長  提案理由は、一般職の職員の給与改定に伴い、議会の議員の期末手当の額を改定するため、条例を改正するものであります。  次のページをお願いいたします。  議会の議員の議員報酬及び費用弁償等に関する条例の一部を改正する条例案であります。  議案資料で説明させていただきますので、資料の4ページをお願いいたします。  改正の内容は、期末手当の額を年「0.05月分」引き下げるものであります。  第1条では、今年度の一般職の職員の期末手当の年間支給割合「0.05月」の引下げ改定分を12月支給分の期末手当で調整するため、第6条第2項において読み替えられる再任用職員以外の一般職の職員の期末手当基礎額に乗じる割合を「100分の125」から「100分の120」に改め、読み替えるべき割合を「100分の165」から「100分の160」に改めます。  第2条では、翌年度以降は年間「0.05月」の引下げ分を6月及び12月の支給割合を「0.025月」分ずつ均等に案分して引き下げ支給するため、第1条による改正後の割合「100分の120」を「100分の122.5」に、「100分の160」を「100分の162.5」に改めます。  議案に戻っていただき附則でありますが、第1条の規定は、令和2年12月1日から施行し、第2条の規定は令和3年4月1日から施行いたします。  次に、議案第89号特別職の職員で常勤の者の給与及び旅費に関する条例の一部改正について。  特別職の職員で常勤の者の給与及び旅費に関する条例の一部を別紙のとおり改正するものとする。  令和2年11月27日提出。鹿角市長。  提案理由は、先ほどと同様ですが、一般職の職員の給与改定に伴い、特別職の職員で常勤の者の期末手当の額を改正するため、条例を改正するものであります。  次のページをお願いいたします。  条例案であります。  改正の内容は、議案第88号と同様、期末手当の額を年「0.05月分」引き下げるもので、第1条では、今年度の引下げ分を12月支給分で調整して支給し、第2条で翌年度は6月及び12月支給分で均等に案分し、支給する旨の改正を行います。  附則でありますが、第1条の規定は、令和2年12月1日から施行し、第2条の規定は令和3年4月1日から施行いたします。  なお、議案資料の5ページに新旧対照表がありますので、ご確認いただきたいと思います。  次に、議案第90号一般職の職員の給与に関する条例の一部改正について。  一般職の職員の給与に関する条例の一部を別紙のとおり改正するものとする。  令和2年11月27日提出。鹿角市長。  提案理由は、秋田県人事委員会の勧告に鑑み、一般職の期末手当の額を改定するため条例を改正するものであります。  次のページをお願いいたします。  条例案であります。議案資料の6ページをご覧いただきたいと思います。  改正の内容は、期末手当の額を年「0.05月分」引き下げるものであります。  第1条では、今年度の期末手当の年間支給割合「0.05月」の引下げ改定分を12月支給分の期末手当で調整するため、第15条第2項において期末手当基礎額に乗じる割合「100分の125」を「100分の120」に改め、同条3項において読み替えられる再任用職員以外の職員の割合「100分の125」を「100分の120」に改め、読み替えるべき再任用職員の割合を「100分の72.5」から「100分の67.5」に改めます。  第2条では、翌年度以降は、年間「0.05月」の引下げ分を6月及び12月の割合を「0.025月分」ずつ均等に案分して引き下げ支給するため、第15条第2項及び第3項において、第1条による改正後の再任用職員以外の職員の割合「100分の120」を「100分の122.5」に、再任用職員の割合「100分の67.5」を「100分の70」に改めます。  議案に戻っていただきまして、附則でありますが、第1条の規定は、令和2年12月1日から施行し、第2条の規定は令和3年4月1日から施行いたします。  以上で説明を終わります。 ○議長(宮野和秀君) 提案理由の説明を終わります。  これより質疑を受けます。議案第88号から議案第90号までの3議案について質疑ございませんか。     (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(宮野和秀君) ないものと認め、質疑を終結いたします。  次に、議案第88号から議案第90号までの3議案について討論ございませんか。     (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(宮野和秀君) ないものと認めます。  これより採決いたします。  議案第88号から議案第90号までの3議案について、原案のとおり可決することにご異議ございませんか。     (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(宮野和秀君) ご異議ないものと認めます。よって、議案第88号から議案第90号までの3議案については、原案のとおり可決されました。  次に、議案第91号令和2年度鹿角市一般会計補正予算(第10号)を議題といたします。  提案理由の説明を求めます。総務部長。 ○総務部長(佐藤康司君) 議案第91号令和2年度鹿角市一般会計補正予算(第10号)であります。  一般会計補正予算書、薄いほうでありますが1ページをお願いいたします。  令和2年度鹿角市の一般会計補正予算(第10号)は、次に定めるところによる。  第1条、歳入歳出の補正は、歳入歳出予算の総額にそれぞれ3億1,176万7,000円を追加し、総額を歳入歳出それぞれ223億4,039万円とする。  第2項、歳入歳出予算の補正の款項の区分、金額は、第1表歳入歳出予算補正による。  第2条は繰越明許費の設定であります。  令和2年11月27日提出。鹿角市長。  補正予算(第10号)は、早期に予算措置を行い、中心市街地のにぎわいに資するホテルの再生のほか、小中学校における高速通信ネットワーク環境の整備構築に係る事業を進めていく必要があることから、本日議決をいただきたくほかの補正予算とは別に提案させていただきました。  4ページをお願いいたします。  第2表繰越明許費は、7款1項商工費の中心市街地中核ホテル再生支援事業3億円について、補助事業者が実施する改修工事の完了が年度を超える見込みであることから、令和3年度に繰り越すものであります。
     8ページ、9ページをお願いいたします。  歳入です。18款2項1目1節財政調整基金繰入金1,176万7,000円は、GIGAスクール整備事業の財源として、2目1節まちづくり基金繰入金3億円は、中心市街地中核ホテル再生支援事業の財源として繰り入れます。  次のページをお願いいたします。  歳出であります。  7款1項2目商工振興費の中心市街地中核ホテル再生支援事業3億円は、中心市街地に立地し、にぎわいと経済活動の拠点であった中核ホテルの早期再開のため、新たにホテルを経営しようとする企業が行う再開に最低限必要な施設の改修等に要する経費を支援する補助制度を創設するもので、補助率は10分の10以内、上限は3億円としております。  10款2項1目及び3項1目学校管理費のGIGAスクール整備事業666万2,000円と3項のGIGAスクール整備事業510万5,000円は、工事請負費に含めて計上していた無線LAN機器等の購入、設置に係る経費を減額し、それぞれ委託料に組み替えるほか、設定等のため不足する経費を委託料に追加するものであります。  以上で説明を終わります。 ○議長(宮野和秀君) 提案理由の説明を終わります。  これより質疑を受けます。質疑ございませんか。吉村アイ議員。 ○11番(吉村アイ君) 11番吉村です。歳出7款商工費の中心市街地中核ホテル再生支援事業の3億円についてお尋ねいたします。  私は、この中心商店街に関して花輪地区の飲食店マップを1998年から発行しております。約20年発行しておりますが、花輪の商店街のマップも発行しております。この商店街と飲食店、ここ数年、大変減少傾向にあります。特に旧鹿角パークホテル周辺の飲食店街に関しても二、三年後にはもう後継者がいなくて辞めていく人、また今のコロナ禍に関して経営が大変ということでこの後、続かないなという飲食店の方も聞いております。  そこで、この旧鹿角パークホテル再生化への市の補助金について3点お尋ねいたします。  中心市街地の将来像をこのようにどんどん商店街、飲食店が減っていく中で、中心市街地の将来像を市はどのように考えているか伺います。  それから、来年の3月オープン、そして、6月のグランドオープンという、この間にコロナに関してはワクチンが来年春頃にできるかできないかという、そういう段階ですし、また、今GoToトラベルもやめようかというときに、ここに3月オープンしたとしても、今までのパークホテルくらいの事業ができるかどうかというのも大変危ういのでないかなと思われますので、黒字経営にいつ頃転換できると考えているかお尋ねいたします。  最後にですけれども、マスコミ等では、私も個人的には早く再生してほしいという気持ちは十分あります。ですけれども、いろいろな市内の方々から聞きますと、今、こういうコロナで厳しいときに、この3億円という助成金額は高いんでないか。私たちのもっと身近な足元で容易でない方々がいっぱいいると。そういう人方にもう少し分けてもらえないかという、随分そういう声をここ1週間ぐらい私も聞いて歩きましたけれども、いろいろな方からそういうことを聞いております。このことについてどのようにお考えか、この3点をお尋ねいたします。 ○議長(宮野和秀君) 総務部長。 ○総務部長(佐藤康司君) 私のほうから一番初めの中心市街地の将来像ということについてお答えさせていただきたいと思います。  まず、今般提案しております基本構想の中でもまちづくりの方向性について、コンパクト・プラス・ネットワーク型の都市の構築ということで、基礎的な生活圏域としてこれまで形成されてきた中学校区単位や市民センター単位のコミュニティーを維持した上で、全市的なものとして整備する公共施設や高次の都市機能を中心市街地に集約し、まちなかエリアの都市機能の充実により、「まちづかい」を高めるとしております。こうした考えからコモッセの整備や花輪駅前整備事業を展開してきたところでもございます。  中心市街地活性化プランにおきましても、旧鹿角パークホテルが存在することを前提にして、その一定の集客力を生かしてさらなるにぎわい創出を図ることとしており、にぎわいがあることが民間の投資を呼び込み、さらに飲食店などのサービス業者等が貼り付いていくことにつながっていくと考えますので、今回の財政支援は中心市街地の将来にとって大変大きな欠くことのできないものであると考えております。 ○議長(宮野和秀君) 産業部次長。 ○産業部次長(花海義人君) 2点目の経営に対する不安ということでありますけれども、来年度に関しましては、やはりコロナもありまして少し厳しい状況を見据えていると伺っております。  黒字化に関しましては、3年目、令和4年度からはできるだけ黒字化に向けて努力したいという考えを伺っております。  続きまして、3点目のコロナ禍においての3億円、この事業の是非についてでありますけれども、まずこの事業に関しましては、コロナ禍とは我々は切り離して考えるべき事業と考えております。もちろん、コロナ対策、経済対策に関しましては、今年度、5億円強という経済対策を国の交付金も活用しながら展開しておりますけれども、この問題に関しましては、市の施策に関しましては今回のようなコロナ禍における短期的・緊急的な施策、また解決しながら進めていかなければならない短期的な課題、そして、今回のような危機下においても長期的に進めていかなければならない施策、この3つの施策があるかと思っております。  今回の事案に関しましては、この3番目の長期的にどうしても進めていかなければならない課題、我々としましては、市民の生活の基盤となる雇用の場の確保ということ、また、先ほど総務部長も申しましたように、市街地活性化策、この2点の事業であると考えております。  続きまして、3億円の支援の是非についてでありますけれども、今回の場合に関しましては、先ほど説明しました雇用の場の確保という観点から、たまたま今回はホテルの再開に向けた支援ということが全面的に出ておりましたけれども、我々としましては、今回は新たな雇用の場の確保としてホテルを再開いただける新しい企業を誘致してきたという考えで、そういう支援も含めて進めてきております。  少し話がずれますけれども、企業誘致につきましては、地方進出を想定している誘致企業があった場合は、我々も出向いていろいろ交渉しますけれども、その場面において、やはり一番のネックとなるのは初期投資・設備投資などが求められ、それがどう来るかということが求められ、我々はそれに対してここぞというときにはいろいろ手を使って企業誘致をしてきた事例がたくさんあります。  今回の場合に関しましても、市長自らが誘致企業数社に当たったところでありますけれども、やはり老朽化に伴う初期投資、また「資産を購入してまでやることまではいけない。できるならば、市が購入して経営であればやれる」といった企業もあったと市長からは伺っております。  その中で今回手を挙げていただいた佐藤氏は、かねてから市出身でありますし、市に対する熱い思いもあり、また市長自らの声かけもあってそれに心を動かされ好感触を示していただいたところであります。これから佐藤氏といよいよ交渉を始める段階に決まりまして、報道でもありますように、佐藤氏も別な会社の一社長としての立場もあります。個人の思い入れのほかに、やはりこういった大きな事業をやる場合には会社としての判断、もともとの会社が大丈夫かという組織的な、一組織としての判断があるかと思います。その中で我々も多額の初期投資がネックとなるということは想定内でありました。ただし、この中では、最初は支援等に対する要望等は一切ありませんでした。佐藤氏は分かりましたという話でおりました。  これまでの企業誘致に関しましては、先ほど言いましたように、ここぞという段階に来ましたときは、市長とも相談してこのぐらいの支援をしようということで我々も勝負をかけて企業を誘致してまいりました。最近の好事例ではバイテックファーム植物工場であります。  今回も、こういった場面に当たってきておるということから、市としても旧鹿角パークホテルの視察もいたしました。その中でかなり老朽化があるということもあり、たまたま今回、我々のほうで同じような案件、同じような建設時期である「あんとらあ」の改修工事を行っておりまして多額の費用がかかっております。その中で我々も今までの経験上からかなりの費用がかかるだろうということは想定しております。その時点で大体3億円以上はかかるだろうという試算はしておりました。  そういった中で一番ネックとなる改修費用は、やはり市が支援しなければならないだろうという市長の考えもありまして、この旨は最初、金額は提示しておりますけれども、改修費用に関わる支援については市のほうで全面的に応援したいという旨を伝えております。その旨を伝えた上で佐藤氏の企業から正式にホテルをやりたいという表明があったものであります。  これを受け、市としても交渉の中でいろいろと再開に向けた最低の3億円ということについて支援しますという正式な表明をいたしております。3億円という金額の是非につきましては、ホテルを再開いただけるという一番大きな恩恵はもとより、あくまでも先ほど来、申しました企業誘致を行う上での必須経費でありまして、企業誘致という観点から見た場合、約35名の雇用の確保、さきの全員協議会でも副市長より述べました毎年の経済波及効果5億8,000万円、そして、商店街のにぎわい創出、中心市街地活性化上必要なコンベンションホテル機能の維持、またこれに伴う移住者もあるものとお聞きしておりまして、それらを含めた上でこの金額、この支援は必要十分な支援であると考えております。 ○議長(宮野和秀君) 吉村アイ議員。 ○11番(吉村アイ君) 丁寧な説明、ありがとうございました。  今、17日の全員協議会のときにもっと詳しく説明してほしかったという部分と、今の次長の話ですと、このくらいお金がかかるから、本来は市のほうでやらなければならないのをやってもらうからこのくらいは出すよという、こういう市のほうの持ちかけがあったと判断してよろしいんでしょうか。 ○議長(宮野和秀君) 産業部次長。 ○産業部次長(花海義人君) そういうこととなります。 ○議長(宮野和秀君) ほかにございませんか。田口 裕議員。 ○4番(田口 裕君) 少し重要な案件ですので、議長にはあまり急がないで配慮しながら進行をお願いします。  今回のこの事業については、17日の全員協議会で初めて概要の説明がありました。それを受けて報道もありまして市民の方からもいろんな問い合わせ、意見が賛否あります。  私もこの旧鹿角パークホテルの現在の状況については、執行部の方の早く開けて何とか元気を回復したいというのは同じ考えであります。ただ、今回の進め方、資金の是非については、やはりいろんな意見があると思っています。  それで、今回の17日から今日27日初日で即決をして30日にはそれを前提とした記者会見をやるという、この進め方というのは何なのかなと思って非常に独善的な感じがしますし、拙速な危うさを感じております。まず、そういうことにもっと大事に時間をかけながら、議論をしながら、市民の人たちもある程度賛否がありますので納得するような形で進めるべきじゃないのかなと思っています。そういう点で併せて質問します。  工事費7億2,000万円という概算がありますけれども、今回この3億円の助成に当たって必要経費の対象とするということですが、その精査はどのようにされているのでしょうか、どなたがされているのか。  それから、1期工事に3億9,000万円というのがありますが、それ以外の残工事3億3,000万円の内容、残りはどういう工事費になるのか。  それから、この会社が地元に既にできているわけですけれども、3億円以外、残りの4億2,000万円の資金調達はどのようになっているのでしょうか。  そして、早く支払わなければならないというのが委員会等での答弁があったようですが、本来であれば、補助金というのは事業の中間ないしは完了の時点で支払いになっていくわけですけれども、今回この支払いを急がなきゃならないというのは、会社の状況がどういう形になっているのか、その辺はなぜ急ぐのかということ、従来の補助金の支出方法と異なる点についてどういう状況なのかお願いします。 ○議長(宮野和秀君) 産業部次長。 ○産業部次長(花海義人君) 今回の設計の試算でありますけれども、今、非常に急ぐというか、かなりタイトなスケジュールで来ておりまして、今まさに設計をし、この間、設計書を見ました。今回の「あんとらあ」でも同じですけれども、ある程度の設計は我々のほうでは精査しておりますけれども、恐らくこれは今後、いろいろと変わってくるのかなとは思っております。  また、3億9,000万円のほかの第2期、第3期工事でありますけれども、これは一応伺っておりますけれども、今後、いろいろ計画が変わっていくかと思いますので、いずれ今回はレストランとか宿泊部屋の改修とかを考えておるようですけれども、いずれは全面的な改修を行いたいという話は聞いております。  また、早くお金を払わなきゃならないという話は、定かではありませんけれども、今回補助金でありますので工事費を恐らくどこからかお借りする形になるかと思いますけれども、なるべく終わったら支払うという概算払い的な感じで少しでも負担を少なくしていったほうがいいかという我々の判断でそういった考えを持っております。 ○議長(宮野和秀君) 総務部長。 ○総務部長(佐藤康司君) 先ほど田口議員から、なぜ補助金の支出を急ぐのか、通常であれば完了後に支払うのをなぜ急ぐのかというご質問でありましたが、今回の補助金につきましては、先ほど来、申し上げておりますとおり、金額としては3億9,000万円という初期の改修工事費に対して3億円を助成するというものであります。今回繰越明許費を設定したことからもお分かりになると思いますが、これはあくまでも第1期工事が完了した後に支払うものでありまして、特に今までと変わって完了前に払うということではございませんので、ご理解をいただきたいと思います。 ○議長(宮野和秀君) ほかにございませんか。(「答弁なっていないところがありますからそこを確認していただけますか。残工事3億3,000万円の内容についても伺っていますが、その辺の答弁をいただいていません。3回しか質問できませんので、質問したことに対して答弁をしっかり確認をしてください」の声あり)  よろしいですか。産業部次長。 ○産業部次長(花海義人君) 3億9,000万円の工事内容でありますけれども、(「3億3,000万円」の声あり)残りに関しましては、先ほどお答えしましたけれども、今後の計画によっていろいろ変わると思いますけれども、大体全面的に改修をしたいという話を伺っているのみであります。 ○議長(宮野和秀君) よろしいですか。田口議員。 ○4番(田口 裕君) 今、答弁を聞くと、何か内容がよく分からないと、これから詰めていくと。それから、3億円以外の資金調達についても分からないと。こういうことに対して3億円助成をするということについて非常に疑問を感じています。それについてはいろんなことが感じられますので、2つ目の質問をします。  補助内容がやはり今回3億円ということで中心市街地の活性化ということについては、冒頭話しましたように、異論がございませんけれども、この額の是非というのがいろんな意見が出てきています。今回対象経費の100%、多分これはトップの判断だと思いますが、そういう判断基準というのがどこにあるのかなと。いろんなことを総合的に勘案していることとは思いますけれども、その基準というのがよく分かりません。それで、今、一般に異論が出てきたのは、これまでも同様な事例の業務を含めて閉めたところに対しては、ほとんど市の助成なり、市の対応というのはなかったわけですよね。町なかでのほかの事例もあります。これは旅館業ではないんですけれども。それを今回経費の100%助成するということについて、この後もこういう事例が出ると支援してもらえるのかという声があります。それから、今までこういう支援がないのに100%助成というのは、どういう基準で出すんですかという疑問が出ています。その辺についてはどのように考えていますか。 ○議長(宮野和秀君) 産業部長。 ○産業部長(田口善浩君) まず、先ほど来、ご質問がありました拙速という言葉に対してちょっとお話ししたいと思うんですが、今回の件は市の最重要案件ということもありまして、議員全員によります協議会を開催いただいたと。そういう中で事業内容、補助金の妥当性、緊急性については十分ご協議いただいたとまず思っております。  それから、今回全員協議会でも副市長が申し上げたとおり、この支援は一民間ホテルへの再開支援という枠を超えて市の中心市街地の経済再生、活性化を担うという公益上、必要な事業と位置づけております。確かに3億円という金額については非常に大きな金額でありますけれども、速やかに再開することで中心市街地に再び明かりをともす。それから、市街地の経済損失を抑えるということが、この活気を取り戻すことを市民が待ち望んでいることだと思っております。  その金額につきましては、全員協議会でもご説明申し上げましたけれども、経済波及効果、これが5億8,000万円ということで説明もさせていただいておりますので、そのほか先ほど花海次長からもお話しありました、そういう根拠の基で今回3億円ということであります。ですので、今回の支援については、市民の皆さんからもご理解をいただけるものかなと思っております。  それから、今回の支援全てで元どおりになるということではなくて、少なくともリスタートを早めることで経済リスクの軽減が図られ、それから早期ににぎわいの復活を促すきっかけになると思っております。  今後については、コロナの関係もありますので様々なカテゴリーの見直し、カテゴリーの様式の見直しがされると思いますけれども、地域経済の再生に向けましてこれに続くフォローとなる事業なども積極的に市としても進めてまいりたいと思っております。 ○議長(宮野和秀君) 田口議員。 ○4番(田口 裕君) これも冒頭に申し上げたんですが、全員協議会が僅か10日前です。そこで話をして概要説明を受けただけです。決してその内容について合意をしたとか、そういうことでなくて、やっぱりその後で新聞報道があって市民からの声があります。今回のこの支出についてのいろんな市民の合意も確認取れているように思っているということですが、私は決してそう思っていません。今、いろんな声が出ているんですよ。そういう意味では、じっくりいろんな時間をかけてある程度、市民の方も納得するような形で今回は決定すべきじゃなかったんじゃないかと思っています。  そして、今、答弁ありましたけれども、この重要性についても感じるんですが、そういうことであれば、丁寧に市民に対しても今回はこれまでと違った形ですけれどもこういう形で行くというなりのメッセージを出しながら、時間をかけてやるべき問題じゃないのかなと思います。  最後に、3点目の質問をします。  今回この事業を受けられる佐藤氏の福島での会社の概要がよく分かりません。何をやっているという事業のことは分かりましたが、売上げなり、総利益なり、この会社がどういう会社なのか。そして、今回新しい会社ができていますが、資本金も少ないです。今回の会社についてはどういう役員構成になっているのか、ネットを見てもまだ役員構成等が出ていません、どういう役員構成か。  なぜそれを聞くかというと、いろんな経済情勢がこれまでの鹿角の状況の中で今回のホテルは閉めたと思っています。コロナがそれの誘因にはなっているけれども、基本的な原因としては、やはりもともと体質が弱くなっていたのかなと感じています。それは町の経済状況にもよります。今回1年以内、3年以内、5年以内という企業立地条例に基づいての補助金の返還事項があります。会社の体制がどういう形で、今の新しい会社の役員構成なり、5年以内の償還金の返還ということになったときにその償還の裏づけは取れるんでしょうか。やはりやれなくなるということは資金的にもできなくなる、取引業者、納入業者にも支払いができなくなるということが出てくると思います。そのときに、5年以内であれば3分の1の償還になっていますが、1億円なりの償還というのがどういう担保ができるのか、親会社はそれに関わってくるのかどうか、そういう意味の心配な面も含めてありますので、今の事項について答弁をお願いします。 ○議長(宮野和秀君) 産業部次長。 ○産業部次長(花海義人君) この佐藤氏の他県での事業でありますけども、そちらのほうの会社にはあまりご迷惑をおかけしないという今回の大前提があって、新しい会社を鹿角市に設立してやるという、そちらのほうの経営の方針がありましてこのような形になっております。  あちらの会社では原子力、火力発電所等のプラントメンテナンス、または建設・設計などをメインに多種いろんな事業を展開しておるところであります。  あと、今回話題になりました世界最大の木質バイオマス発電事業とか、そういったことを手がけておられる社長であります。  資本金等もかなり盤石なもので、売上げ等も詳しくはお示しできませんけれども、我々の調べではかなり盤石な経営をしておるということは確認しているところであります。 ○議長(宮野和秀君) 産業部長。 ○産業部長(田口善浩君) すみません。先ほど田口議員から質問された内容に答えていなかったところがございました。同様の事態の対応ということだったと思うんですけれども、今後においても、想定外の事態が起こり得る可能性は十分あるわけですけれども、市の支援のスタンスとしては、あくまで今回もそうですけれども、地方自治法にのっとり客観的に公益上、必要と認められる規定を遵守しながら、市民に及ぼす影響とかダメージ等を勘案して、都度、適宜判断していくことになろうかと考えております。 ○議長(宮野和秀君) ほかにございませんか。(「先ほどの質問した事項、まだ答えていないと思うんですが」の声あり)  産業部次長。 ○産業部次長(花海義人君) こちら鹿角プランニングの役員構成でありますけども、社長を含めホテル事業部、また総支配人など約8名ほどの役員構成となっております。  また、社長が行っている他県での事業でありますけども、2019年7月の売上げでの利益におきましては、47億円ほどの利益を上げている会社となっております。(「補助金の返還になるときに担保ができるのかという質問をしています。この点についてはどうですか」の声あり) ○議長(宮野和秀君) もう一回言ってください。田口議員。 ○4番(田口 裕君) 5年以内に閉める場合には補助金の返還という事項が今回の要項に出てきています。そういう事態になったときには、ここの会社が単独で設立になっているわけですが、その担保というのはどういう形になるんですか。いろんな業者との取引の債務も発生しますよね。そのときに、その額というのは親会社とは別だとすると、今回の会社はそういう担保権というのはあるんですか。 ○議長(宮野和秀君) 産業部次長。 ○産業部次長(花海義人君) 我々としては、今から駄目になるという感覚で話は進めてはおりませんけれども、いずれそのような事案があったときには、その都度において対応していかなきゃならないと考えております。 ○議長(宮野和秀君) よろしいですか。  ほかにございませんか。戸田芳孝議員。 ○1番(戸田芳孝君) 私のほうからも確認させていただきます。  私は正直言ってこの3億円という額は当市にとっては非常に大きな金額だと思っています。全員協議会で説明されたときもお話ししましたけれども、その後の議会運営委員会の中でも、なぜそんなに早く決めなくちゃいけないのかということでいろいろ議論をさせていただきました。初日でなくて最終日でもいいじゃないかと。最終的には受け入れてもらえなかった、こういう経緯もございます。  私は、この3億円、決して本市、財政、楽じゃないと思います。市民も苦しんでいます。いろんな面で今、コロナの関係で経営が厳しい業者もいっぱいおります。その中で、この時点での3億円というのは、市民がどう思うのかという部分です。私も、できれば最終日までに市民から無作為にアンケートを取って、それを一つの参考にしてもう一度審議をやったらどうかという話をさせていただいたんですけれども、それはちょっと駄目だったものですから、私も十数人にこういう旧鹿角パークホテルの支援についてお聞きしました。そうしたら、ほとんどの方が、必要ないといいますし、3億円は大きいと。ではどれくらいの金額だったら妥当なのかと、せいぜい3,000万円、高くとも5,000万円、金額じゃなくて税制で優遇したらどうかと、固定資産税とか、それだったら納得できると、ほとんどそうです。3億円はいいという方は1人もいません。  ですから、私はやはり、市民の税金、血税で賄うわけですから、もうちょっと時間をかけてこの件はある程度、市民の意見を聞いてやるべきじゃないかと。本当に苦しんでいますよ、1日1,000円で暮らしている方もいます。ですから、その辺の市民の理解を得られるのか、その辺、もう一度お答えください。 ○議長(宮野和秀君) 副市長。 ○副市長(阿部一弘君) 私のほうからお答えをさせていただきます。  今回の件はいろいろ事情は特殊な場面もありますけども、先ほど来、申し上げているように、企業誘致と同じような考え方であります。これまでもこの企業誘致するに当たって同様の似たような額の支援をしている経緯はあります。今回は特にコロナ禍で新たな経営体を見つけるのが大変困難な状況の中で、既設の施設が老朽化していることが経営参入への大きなネックとなっておりまして、今回全体の改修工事費7億2,000万円ほどと見込まれておりますけれども、このうちの緊急を要する第1期工事に要する最低限の経費に対して助成をしようと、立ち上がり支援をしようというものであります。もちろん、この3億円の補助金も結果的には工事費を通して市内経済に還元されるものでありますし、毎年の市内に及ぼす経済波及効果から見ても妥当な支援であると思っております。  これまで市民の代表者である議員の皆様からも再三設問が出され、それから複数の関係団体からも要望書をいただいているように、多くの市民の皆様からも再建を望む声をいただいております。  一方で議員の皆様がお聞きしている市民の声もあろうかと思います。今回のこの支援に当たっては、これら市民の声だけでなくて、市内社会経済活動の拠点として周辺への経済的影響や今後の経済波及効果が非常に大きいこと、また交流人口の拡大や約30名ほどの雇用創出も見込まれると。さらには周辺への景観、地価の下落、これらへの影響など総合的に勘案して公益性が高いという政策判断により実施するものでございます。 ○議長(宮野和秀君) 戸田芳孝議員。 ○1番(戸田芳孝君) もう1件お伺いします。鹿角パークホテルが倒産しましてその理由というのは、やはりコロナの影響もありますけれども、年々、人口が減少して利用客が少なくなったということで売上げが減って赤字が重なったと、こういう形で倒産したわけですけれども、今、新しい業者がそれを引き継いで再開するにして、果たしてうまくやっていけるかと非常に心配なんですね。  今、お話で3年目には黒字に転じるということなんですけれども、もちろん、3億円という補助金を出すためにはきちんとした事業計画とか、運営方針、コンセプト、それなりにきちんと出されていると思うんですよ。これはうまくやっていけるという確信を得ての結論ですか、ちょっとお伺いします。 ○議長(宮野和秀君) 産業部次長。
    ○産業部次長(花海義人君) 先ほどの訂正があります。田口議員の質問の利益でありますけども、47億円と言いましたけども4億7,000万円の誤りでした。申し訳ありません。  また、先ほどの戸田議員の質問でありますけれども、我々もきちんと事業計画は確認しております。  また、旧鹿角パークホテルに関しましては、コロナの影響が最終的なやめる判断になったかと思いますけれども、高コストな経営があったものと我々は判断しておりまして、新たな会社に関しましては、その辺をきちんと是正しましてきちんとした経営の下にやるということを我々も確認しておりますので、この事業に関しましては明確にうまくいくだろうということで判断しております。 ○議長(宮野和秀君) 戸田芳孝議員。 ○1番(戸田芳孝君) 今のご答弁で、うまくいくだろうという言葉つき、非常に心配なんですね。うまくいくだろうじゃなくて、はっきり確信した中でやらなくちゃいけないんじゃないですか、もう一度お答えください。 ○議長(宮野和秀君) 市長。 ○市長(児玉 一君) 私のほうからお答えいたします。  この旧鹿角パークホテルなんですが、5月に突然の事業停止ということになったわけですけれども、そのときは、私自ら中心市街地の活性化を目指してきましたので大変大きなダメージであったと思っております。  そういう中で、私自身、強い危機感を抱き早期再開を模索していた中で、他業種でありますが、佐藤様にお願いをしたらどうかということで直接、私は佐藤様にお願いした次第です。  様々な方々にこの中心市街地の中核であります旧鹿角パークホテルを何とかしてくれないかと。市もそれなりに支援は考えていくからということでお願いはしましたけれども、最終的にはこの佐藤様にお願いしたという経緯がございます。  そういう中で、実は旧鹿角パークホテルは大変な老朽化が進んでおります。先ほど申し上げましたが、7億2,000万円ぐらいの改修費が、事業費がかかるということです。その3億円の支出についていろいろお話がございましたが、企業誘致についてもそれぐらいの企業誘致はこれまでもやってきております。ですから、私は、一つは企業誘致だと認識をしております。  それから、物すごく鹿角について、佐藤社長は今まで大変世話になったから何とかしたいという熱い思いがよその人とは違います。なぜかといいますと、最初の私と佐藤社長との面会は2018年1月です。このときは再生可能エネルギー「木質バイオマスエネルギー」を鹿角でやりたいということで私は最初に会見したわけですけれども、ただ、これも場所を何回も見ましたし、いろいろやりましたが、最終的には原料が少ないと、鹿角だけでは到底無理だということで、では違うエネルギーにしようということで小水力の再生可能エネルギーについても調査をしている状況です。そういうところで倒産ということになりましたので、何とかならないのかということでお願いした経緯がございます。普通の人であれば、現状を見ると、恐らく考え込んだのではないかなと思いますが、18年間、鹿角市で大変お世話になったと、そういう意味も兼ねて何とか恩返しをしたいという強い意思もございましたので、これは一日も早く旧鹿角パークホテルを再開するためには、市もそれなりの支援は必要であろうということで3億円という数字をこちらから出した次第です。ですから、高い安いは後でいろんな成果が出てくると思いますが、その後で結果が出るものと私は思っております。  それと、これは市民を代表としての、市長としての政策です。ですから、これについては、せっかく来てくれる会社ですのでみんなで温かく迎えて成功するようにしていくのが、私は人の道ではないかと思っておりますので、ぜひご理解をお願いしたいと思います。 ○議長(宮野和秀君) ほかにございませんか。     (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(宮野和秀君) ほかにないものと認め、質疑を終結いたします。  次に、討論ございませんか。安保誠一郎議員。 ○3番(安保誠一郎君) 今、旧鹿角パークホテルの再開ということでいろいろ説明を伺いました。伺いましたけれども、今回この議案の採決に関し、反対の立場で討論させていただきます。  まず最初に断っておきますけれども、私自身、旧鹿角パークホテルの再開支援そのものに反対するものではございません。反対ではありませんけれども、あまりにも拙速過ぎるということでございます。  11月17日に説明会がありました。そのときに資料を渡されて1時間以内でということでは、とても納得いくものではございません。また、本日の本会議において質疑は、質問回数3回までとなっております。これではとても十分な審議が行われたとは思っておりません。  今、人口減少や景気の低迷によって地方財政というものは非常に厳しい状況下に置かれております。鹿角市においても例外ではありません。そういう中で、民間の廃業ホテルに対し3億円という巨額を市単独で、しかも制度をつくってまで拠出するというのであれば、閉会中の常任委員会ではなく十分な期間を設けている会期中の常任委員会で審議されるべきであると考えます。  さらには、現在、新型コロナウイルスの感染拡大が止まらず第3波が到来したとも言われております。ないことを願っておりましたけれども、ついに鹿角市内でも感染者が発生しました。鹿角市は高齢者が多く今後が懸念されることから、今はコロナ対策に傾注するべきであると考えます。  以上のことを踏まえ、金額が巨額であり、その内容が示されていないこと。所管の常任委員会での十分な審議がなされていないこと。今はコロナ対策を最優先するべきである。この3点の観点によりこの議案第91号には反対をいたします。 ○議長(宮野和秀君) ほかにございませんか。栗山尚記議員。 ○10番(栗山尚記君) 私は本議案に対し、会派鹿真会・公明の総意として、さらには中心市街地で生まれ育ち商売を営み、中心市街地の方々と一番多く情報交換をしている議員として、賛成の立場から討論いたします。  コロナ禍で先行きが見えない不安感が蔓延する中にあって、この旧鹿角パークホテルの再開のニュースは非常に明るいニュースであり、多くの市民の皆様からの喜びの声が私の下に多数届いております。  本件に関しては、時間をかければかけるほど周辺の飲食店をはじめ、市内経済に悪影響を与える日々が重なるほか、時間の経過とともに建物の老朽化はますます進み、改修費用もかさみ、何より中心市街地のイメージダウンが懸念されます。  すぐに議決して一日も早い再開を実現することこそが本件に対する市民の要望であると考えます。  補助金3億円という額は、確かに安易に認められる数字ではないと私も思います。がしかし、新規雇用10人以上を条件としていること、そういったことを考えますと、鹿角市ではかつて新規進出企業に対し最大2億5,000万円の助成をした、そういった実績もございます。さらに言えば、福祉施設に対しては4億円以上の補助をした、そういった実績もございます。  加えて再オープンによってもたらす経済波及効果が毎年5億8,000万円に上るという試算を鑑みれば、最大3億円という補助は決して過大なものではなく、長期的に見れば、むしろ費用対効果の高い投資的金額、そう考えます。  事業停止から僅か半年で、しかも本市出身の佐藤氏が鹿角を元気にしたいと、そういった一心で手を挙げていただき、民間による事業再生という、これ以上ないチャンスであり、このチャンスを逃すことのないよう市として最大限の支援を行うことは当然のことだと考えます。  本事業が中心市街地再生のための旧鹿角パークホテルの一日も早い再開を願う市民の声を代表して、賛成討論といたします。 ○議長(宮野和秀君) ほかにございませんか。中山一男議員。 ○8番(中山一男君) 私からも本議案に賛成の立場から討論いたしたいと思います。  まず先ほど、市長からお聞きしましたけれども、コロナ禍において新たな経営者を見つけるのは難しい情勢の中で、経営者探しに奔走された市長はじめとする当局の努力に敬意を表したいと思います。  また、ふるさと鹿角へ貢献したいという熱い思いで引き受けていただいた鹿角プランニングの佐藤様には、心から感謝を申し上げるべきでないかと私は思います。  そういうことで、先般の全員協議会でも、ただいまも説明されておりましたが、今回の補助金は単なる運営補助ではなく、老朽化した施設整備の補修、そしてまた、新たな機能向上のための改善に要する経費への補助であり、総事業費約7億2,000万円ですか、その3億円の補助金の割合は40%程度でございます。また、この工事は、地元業者に発注されると聞いておりますので、結果としては地元経済にも還元されるものと思っております。  さらに、新たに25人から30人の雇用が生まれるほか、地域経済への波及効果は年間約5億8,000万円と推計されておりますが、ホテルの再開が遅れれば遅れるほど地域経済へのダメージが大きくなりますので、スピード感を持ってできるだけ早期に着工し、オープンしていただくことが必要であると私は思います。  そのため、当局もあらかじめ全員協議会を開催し十分な説明の場を設けておりますので、私はこの議案第91号補正予算(第10号)の初日議決に対しましては、清風会も全員一致で賛成するということでございますので賛成討論に代えさせていただきます。 ○議長(宮野和秀君) ほかに討論ございませんか。     (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(宮野和秀君) ないものと認めます。  これより起立により採決いたします。  議案第91号について、原案のとおり決するに賛成の方の起立を求めます。     (賛成者起立) ○議長(宮野和秀君) ご着席願います。起立多数であります。よって、議案第91号は原案のとおり可決されました。 ○議長(宮野和秀君) ここで昼食のため、午後1時まで休憩します。     午後0時09分 休憩 ──────────────────────〇 ─────────────────────     午後1時00分 再開 ○議長(宮野和秀君) 休憩前に引き続き、会議を開きます。  次に、議案第92号第7次鹿角市総合計画基本構想の策定についてを議題といたします。  提案理由の説明を求めます。総務部長。 ○総務部長(佐藤康司君) 議案第92号第7次鹿角市総合計画基本構想の策定について。  第7次鹿角市総合計画基本構想を別紙のとおり策定するため、議会の議決すべき事件を定める条例第1号の規定に基づき議会の議決を求める。  令和2年11月27日提出。鹿角市長。  提案理由は、現行の第6次鹿角市総合計画の期間が今年度で終了することから、引き続き総合的かつ計画的な行政運営を図るための基本指針として、第7次鹿角市総合計画基本構想を策定するものです。  なお、基本構想については、地方分権改革推進計画に基づく地方公共団体に対する義務づけ廃止の一環として、その策定義務と議会の議決を経ることが不要となっておりますが、市としては、基本構想を行政計画の最上位に位置づけ、議決を経た上で各種施策の展開を図っていくことが適当との判断から、条例で議決事件としております。  基本構想の策定に当たっては、昨年度より、かづの未来会議や中高生アンケート、中高校生の代表による若者会議などで、本市の将来を担う世代を中心に市民ニーズの把握に努めながら、庁内検討を踏まえて目標の設定や課題解決の方向性を取りまとめてまいりました。  議会に対しましては、今年3月と9月に全員協議会の開催をお願いして、将来都市像や戦略についてご説明し、ご理解をいただいてきたところでありますが、今回戦略目標の設定などについて再整備をし、議案としてご提案申し上げるものであります。  お配りしている冊子の表紙をおめくりいただきますと、目次になりますが、基本構想は全7章で構成しております。  1ページの第1章総合計画策定の趣旨では、複雑・多様化した市民ニーズなど社会情勢の変化に対応しながら、長期的展望にたった総合的で計画的な都市経営を推進するための方針として策定することとしております。  第2章総合計画の全体像では、基本構想、基本計画、実施計画の3つで構成することとそれぞれの計画期間を記述しており、基本構想については10年間としております。  2ページの第3章は鹿角市を取り巻く社会情勢として、人口や経済、社会の動向などその潮流を9つの枠組みで整理し、本市の現状と課題を整理しております。  1、人口減少・超高齢社会の進行では、本市の人口推移と国立社会保障・人口問題研究所の将来推計人口に触れるとともに、次のページの(3)において人口ビジョンでの分析も踏まえて子育て環境の基盤を生かして結婚と出産の希望をかなえることと、進学や就職などにより一旦他市町村に転出した親世代が戻ってきやすい環境づくりによって、人口構造の若返りを図り持続可能な社会システムの構築を目指す必要があると整理しております。  次の2の地域経済の足止めでは、本市の強みを生かして外貨を稼いでいる産業の振興に加え、付加価値を生み出している産業のさらなる高付加価値化などにより、外貨獲得産業への成長を促していくことが必要であると整理しております。  4ページに移りまして3、未来技術の進展では、ICTの飛躍的な発展と情報通信機器の普及・多様化が進んでいることを受け、その導入により行政サービスの利便性の向上を図るほか、人口減少基調が見込まれる本市においてこそ、未来技術の活用と新たな職業の創出などビジネスの変革に対応していく必要があり、次の国際化の新たな局面の到来では、世界水準を見据えた観光振興や多文化共生が必要であると整理しております。  5ページの5、安全・安心を脅かすリスクの増大では、減災に向けた取組や犯罪、交通事故を減らす安全対策について、次の経済のグリーン化では、美しい自然の継承やクリーンエネルギーの利活用について必要性を整理しております。  6ページの7、社会の成熟化に伴う価値観の変化では、男女共同参画社会やパートナーシップによる地域づくりについて、次の8、土地利用の量から質への転換では、人口減少の下で、適正かつ合理的な土地利用について、最後の7ページの9、逼迫が懸念される地方財政では、様々な市民サービスを提供していくためのより一層の行財政基盤の強化について、その必要性を整理しております。  8ページに移りまして、第4章まちづくりの将来像では、1、将来都市像として「ふるさとを誇り未来を拓くまち鹿角」を掲げております。  全ての市民がふるさとに誇りを持ち、ふるさと鹿角の価値を最大限に生かしながら、新たな時代へ自分らしくチャレンジすることで、バランスのよい年齢構成の下、市民一人一人が幸せで未来に希望を抱いて暮らせるまちの実現を目指してまいります。  9ページでは、2、将来都市像の実現に向けた基本姿勢として、足元の確かな暮らしを守り、挑戦に向けた基盤をつくる取組を守りとし、本市が持つ不変の価値を最大限に引き出し、都市の経営力を高める取組を攻めとして、この両輪で暮らしの幸福度を高めるまちづくりを進めていくことのほか、共動によるまちづくり、次代につなぐまちづくりを掲げております。  10ページから15ページまでは、第5章まちづくりの戦略・取組方針として前章で整理した「守り」と「攻め」に対応する8つの戦略を掲げております。  1、暮らしを守る5つの基本戦略のうち、基本戦略1の活力を生む地域産業・生業を支えるでは、暮らしを支える産業の活性化度合いをはかる統計指標として1人当たり市内総生産を、満足度をはかる指標として毎年の市民アンケートによる地元産業が元気で活力があると思う市民の割合を設定いたします。  基本戦略2、元気で健やかな暮らしを支えるでは、統計指標として健康寿命と出生数を、満足度には心身ともに健康に暮らせていると思う市民の割合を設定いたします。  12ページの基本戦略3、快適で安らぎのある暮らしを守るでは、生活環境が快適なまちだと思う市民の割合を、基本戦略4、暮らしの安全・安心を高めるでは、安全で安心して暮らせるまちだと思う市民の割合を目標指標に設定いたします。  基本戦略5、未来に羽ばたく人材を育てるでは、子供から青少年までの生きる力の育成や地域の特色ある教育活動の実施、自ら学び行動する社会人への支援に取り組み、目標指標には将来の夢や目標を持っている児童の割合を設定いたします。  次に、2、都市経営の視点で攻める3つの経営戦略でありますが、14ページの経営戦略1、まちに人・モノ・外貨を呼び込むでは、交流を促進するとともに、販売力のある農業の推進や稼げる観光の振興などによりまちが元気になる人・モノ・外貨を呼び込む流れをつくることを目指し、人口の社会増減数と観光消費額、さらに市外から人が訪れたくなる魅力のあるまちだと思う市民の割合を目標指標といたします。  経営戦略2、「世界遺産のまち」をつくるでは、世界遺産のまちとして全国、世界に認められる地域の実現に取り組み、文化遺産が豊富で誇れるまちであると思う市民の割合を目標指標に設定いたします。  経営戦略3、まちの経営力を高めるでは、社会状況の変化にも耐え得る財政運営に努め、実質公債比率を目標として掲げるとともに、次世代に負担を残さずに市民の思いや願いを実現できるまちづくりを推進し、自分に必要な行政サービスが受けられていると思う市民の割合を指標として設定しております。  第6章土地利用の基本方針では、17ページにかけて全体方針としてコンパクト・プラス・ネットワーク型の都市の構築を掲げるとともに、住宅地や商業地など、用途別の配置方針を記述しております。  最後に、第7章計画の推進では、効率的で質の高い行政サービスの提供を都市経営の方針とし、行政評価による経営力の向上と市民に開かれた都市経営の推進を重視することとしております。  以上で議案第92号の説明を終わります。 ○議長(宮野和秀君) 提案理由の説明を終わります。  これより質疑を受けます。議案第92号について質疑ございませんか。     (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(宮野和秀君) ないものと認め、質疑を終結いたします。  次に、議案第93号鹿角市過疎地域自立促進計画の変更についてを議題といたします。  提案理由の説明を求めます。総務部長。 ○総務部長(佐藤康司君) 議案第93号鹿角市過疎地域自立促進計画の変更について。  鹿角市過疎地域自立促進計画を別紙のとおり変更するため、過疎地域自立促進特別措置法第6条第7項において準用する同条第1項の規定に基づき議会の議決を求める。  令和2年11月27日提出。鹿角市長。  提案理由は、地域の自立促進を図る事業を追加するため、計画を変更するものであります。  次のページをお開きください。  過疎地域自立促進計画(変更)(案)であります。  左側が計画書中の区分で、その右側に変更しようとする部分と変更前とを並べて対照表にしております。  区分3、交通通信体系の整備、情報化及び地域間交流の促進において、(1)市町村道、橋りょうの橋りょう整備事業(長寿命化対策)に、長野橋、級ノ木橋、沢尻橋の3橋を追加いたします。この3橋は、いずれも平成27年度から平成30年度までに実施した橋梁点検で早期に措置を講ずべき状態を示す判定区分3に分類されており、早期の修繕が必要であることから今年度、過疎対策事業債を活用して長野橋と級ノ木橋については実施設計を、沢尻橋については補修工事を行うため追加するものであります。  次のページをお願いいたします。  7、教育の振興の区分において、事業計画の(1)学校教育関連施設の校舎に普通教室等空調設備設置事業を、その他の情報教育環境整備事業(ソフト)にGIGAスクール整備事業を、(3)集会施設、体育施設等の図書館に移動図書館車両整備事業を追加いたします。  普通教室等空調設備設置事業は、近年の厳しい気象状況や新型コロナウイルス感染症の流行に伴い、教育現場では熱中症対策と感染予防の両立が課題となっていたことから、新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金を活用して、9月補正予算により学校の実施設計を行いましたが、早期に学校生活における児童の健康と快適な学習環境を確保するため、今年度、過疎対策事業債も活用して4小学校において工事に着手するため追加するものであります。
     GIGAスクール整備事業は、国のGIGAスクール構想を踏まえ今年度、児童生徒に1人1台の端末整備とそのための高速大容量の通信ネットワーク環境の整備を進めておりますが、このうちの校内LANの整備に過疎対策事業債を充てるため、追加するものであります。  移動図書館車両整備事業の追加は、現在の車両の老朽化が著しいことから、ニーズに応えるために今年度、コミュニティ助成を活用して車両の更新と大型化を図っておりますが、併せて過疎対策事業債も活用するため追加するものであります。  なお、計画の変更に当たり必要とされている県との協議につきましては、11月6日付で異議のない旨の回答を得ております。  以上で議案第93号の説明を終わります。 ○議長(宮野和秀君) 提案理由の説明を終わります。  これより質疑を受けます。議案第93号について質疑ございませんか。     (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(宮野和秀君) ないものと認め、質疑を終結いたします。  次に、議案第94号指定管理者の指定について(鹿角市歴史民俗資料館)から議案第107号指定管理者の指定について(鹿角市下川原農村公園)までの14議案を一括して議題といたします。  順次提案理由の説明を求めます。教育部長。 ○教育部長(加藤 卓君) 議案第94号をご覧願います。  議案第94号指定管理者の指定について。  地方自治法第244条の2第6項の規定により、下記のとおり指定管理者を指定することについて、議会の議決を求める。  令和2年11月27日提出。鹿角市長。  議案資料7ページも併せてご覧願います。  指定管理者に管理を行わせようとする公の施設の名称は、鹿角市歴史民俗資料館。  指定管理者となる団体の名称は太平ビルサービス株式会社。  指定の期間は令和3年4月1日から令和6年3月31日までの3年間であります。  提案理由でありますが、施設の効率的管理・運営を図るため指定管理者を指定するものであります。  鹿角市歴史民俗資料館に関しましては、現在の指定管理期間が今年度で終了となることから、来年度以降の指定管理者について公募したところ、2社から応募があり、候補者選定委員会の結果を得て太平ビルサービス株式会社を指定管理者として提案するものであります。  次に、議案第95号をご覧願います。  議案第95号指定管理者の指定について。  地方自治法第244条の2第6項の規定により、下記のとおり指定管理者を指定することについて、議会の議決を求める。  令和2年11月27日提出。鹿角市長。  議案資料8ページも併せてご覧願います。  指定管理者に管理を行わせようとする公の施設の名称は、鹿角市記念スポーツセンター。  指定管理者となる団体の名称はNPO法人鹿角市体育協会。  指定の期間は令和3年4月1日から令和6年3月31日までの3年間であります。  提案理由でありますが、施設の効率的管理・運営を図るため指定管理者を指定するものであります。  鹿角市記念スポーツセンターにつきましては、今年度末で指定管理期間が終了することから、次年度以降の指定管理について検討した結果、引き続き施設の性質及び地域の実情等を鑑み、公募によらず、NPO法人鹿角市体育協会を指定管理者とすることを提案するものであります。  次に、議案第96号をご覧願います。  議案第96号指定管理者の指定について。  地方自治法第244条の2第6項の規定により、下記のとおり指定管理者を指定することについて、議会の議決を求める。  令和2年11月27日提出。鹿角市長。  議案資料9ページも併せてご覧願います。  指定管理者に管理を行わせようとする公の施設の名称は、城山野球場並びに毛馬内野球場。  指定管理者となる団体の名称はNPO法人鹿角市体育協会。  指定の期間は令和3年4月1日から令和6年3月31日までの3年間であります。  提案理由でありますが、施設の効率的管理・運営を図るため指定管理者を指定するものであります。  城山野球場並びに毛馬内野球場につきましては、今年度末で指定管理期間が終了することから次年度以降の指定管理について検討した結果、引き続き施設の性質及び地域の実情等を鑑み、公募によらず、NPO法人鹿角市体育協会を指定管理者とすることを提案するものであります。  以上であります。 ○議長(宮野和秀君) 産業部長。 ○産業部長(田口善浩君) 議案第97号をお開き願います。  議案第97号指定管理者の指定について。  地方自治法第244条の2第6項の規定により、下記のとおり指定管理者を指定することについて、議会の議決を求める。  令和2年11月27日提出。鹿角市長。  指定管理の対象施設の名称は湯の駅おおゆ。  指定管理者となる団体の名称は株式会社恋する鹿角カンパニー。なお、団体の概要については議案資料の10ページにございますので併せてご覧願います。  指定の期間は令和3年4月1日から令和6年3月31日までの3年間であります。  提案理由ですが、施設の効率的管理・運営を図るため指定管理者を指定するものです。  指定に当たりましては、鹿角市の施設の指定管理者の指定手続等に関する条例第2条の規定による公募によるもので、応募者は恋する鹿角カンパニー1社でありました。さきの指定管理者選考委員会の審査において指定候補者として選定されましたので、指定管理者として指定するものであります。  株式会社恋する鹿角カンパニーは現指定管理者であり、ノリット・ジャポンの100%出資の会社でありますが、これまでノリット・ジャポンより一部業務の委託を受け湯の駅おおゆに積極的に関わってまいりました。これまで市の地域商社確立事業なども企画し、新たな鹿角産品の開発や首都圏への販路開拓支援などにも関わり、鹿角産品の総合的な拡販の実現に貢献をいただいております。現在、コロナ禍という厳しい状況下ではありますが、これまで培ったノウハウと地域とのつながりを生かしながら、今度は指定管理者として前面に立って道の駅おおゆを盛り上げていきたいとの思いを伺っております。  次に、議案第98号をお開き願います。  議案第98号指定管理者の指定について。  地方自治法第244条の2第6項の規定により、下記のとおり指定管理者を指定することについて、議会の議決を求める。  令和2年11月27日提出。鹿角市長。  指定管理の施設の名称は、鹿角市八幡平地域連携営農推進団地。  指定管理者となる団体の名称は、有限会社八幡平地域経営公社。なお、団体の概要については、議案資料の11ページにございますので、併せてご覧願います。  指定の期間は令和3年4月1日から令和8年3月31日までの5年間であります。  提案理由ですが、施設の効率的な管理運営を図るため指定管理者を指定するものです。  八幡平地域連携営農推進団地は、平成9年に開設し、以来、有限会社八幡平地域経営公社が指定管理者として運営を行ってまいりました。その実績を踏まえ引き続き公募によらない指定管理者として指定するものであります。  次に、議案第99号をお願いいたします。  議案第99号指定管理者の指定について。  地方自治法第244条の2第6項の規定により、下記のとおり指定管理者を指定することについて、議会の議決を求める。  令和2年11月27日提出。鹿角市長。  指定管理の施設の名称は、鹿角市柴平地域活動センター。  指定管理者となる団体の名称は、小平自治会。なお、団体の概要については、議案資料の12ページにございますので、併せてご覧願います。  指定の期間は令和3年4月1日から令和8年3月31日までの5年間であります。  提案理由ですが、施設の効率的な管理運営を図るため指定管理者を指定するものです。  柴平地域活動センターは、平成8年12月の開設以来、小平自治会が指定管理者として指定管理を担ってまいりましたが、その実績を踏まえ引き続き公募によらない指定管理者として指定するものであります。  次に、議案第100号をお開き願います。  議案第100号指定管理者の指定について。  地方自治法第244条の2第6項の規定により、下記のとおり指定管理者を指定することについて、議会の議決を求める。  令和2年11月27日提出。鹿角市長。  指定管理の施設の名称は、鹿角市下川原地域活動センター。  指定管理者となる団体の名称は、下川原自治会。なお、団体の概要については、議案資料の13ページにございますので、併せてご覧願います。  指定の期間は令和3年4月1日から令和8年3月31日までの5年間であります。  提案理由ですが、施設の効率的な管理運営を図るため指定管理者を指定するものです。  下川原自治会は、この施設の指定管理者として継続し、効率的な管理運営及び適切な運営を行ってまいりましたので、引き続き公募によらない指定管理者として指定するものであります。  次に、議案第101号をお開き願います。  議案第101号指定管理者の指定について。  地方自治法第244条の2第6項の規定により、下記のとおり指定管理者を指定することについて、議会の議決を求める。  令和2年11月27日提出。鹿角市長。  指定管理の施設の名称は、曙牧野、熊取平牧野、熊取平基幹牧野。  指定管理者となる団体の名称は、秋田県畜産農業協同組合。なお、団体の概要については、議案資料の14ページにございますので、併せてご覧願います。  指定の期間は令和3年4月1日から令和8年3月31日までの5年間であります。  提案理由ですが、施設の効率的な管理運営を図るため指定管理者を指定するものです。  鹿角市牧野は、地域の畜産産業を支えるために開設した牧野でありますが、秋田県畜産農業協同組合に指定管理をする以前から地域の畜産農業協同組合が指定管理者として適正に管理を行ってまいりました。その後、秋田県畜産農業協同組合がこの組合を引き継ぎ指定管理者として適正に管理をされていることから、引き続き公募によらない指定管理者として指定するものであります。  次に、議案第102号をお開き願います。  議案第102号指定管理者の指定について。  地方自治法第244条の2第6項の規定により、下記のとおり指定管理者を指定することについて、議会の議決を求める。  令和2年11月27日提出。鹿角市長。  指定管理の施設の名称は、鹿角市川島牧野。  指定管理者となる団体の名称は、秋田県畜産農業協同組合。なお、団体の概要については、議案資料の15ページにございますので、併せてご覧願います。  指定の期間は令和3年4月1日から令和8年3月31日までの5年間であります。  提案理由ですが、施設の効率的な管理運営を図るため指定管理者を指定するものです。  引き続き、秋田県畜産農業協同組合を公募によらない指定管理者として指定するもので、理由につきましては議案第101号と同様でございます。  次に、議案第103号をお開き願います。  議案第103号指定管理者の指定について。  地方自治法第244条の2第6項の規定により、下記のとおり指定管理者を指定することについて、議会の議決を求める。
     令和2年11月27日提出。鹿角市長。  指定管理の施設の名称は、鹿角市畜産総合振興団地。  指定管理者となる団体の名称は、秋田県畜産農業協同組合。なお、団体の概要については、議案資料の16ページにございますので、併せてご覧願います。  指定の期間は令和3年4月1日から令和8年3月31日までの5年間であります。  提案理由ですが、施設の効率的な管理運営を図るため指定管理者を指定するものです。  畜産総合振興団地は、地域の畜産業を支えるために設置した施設ですが、これまで同組合により適切な管理・運営が図られ地域の畜産振興に貢献していることから、引き続き公募によらない指定管理者として指定するものであります。  次に、議案第104号をお開き願います。  議案第104号指定管理者の指定について。  地方自治法第244条の2第6項の規定により、下記のとおり指定管理者を指定することについて、議会の議決を求める。  令和2年11月27日提出。鹿角市長。  指定管理の対象施設は、鹿角市下川原市民農園。  指定管理者となる団体の名称は、下川原自治会。なお、団体の概要については、議案資料の17ページにございますので、併せてご覧願います。  指定の期間は令和3年4月1日から令和8年3月31日までの5年間であります。  提案理由は、施設の効率的な管理運営を図るため指定管理者を指定するものです。  下川原自治会は、平成12年の施設の開設以来、効率的な管理・運営が行われていることから、引き続き公募によらない指定管理者として指定するものであります。  次に、議案第105号をお願いいたします。  議案第105号指定管理者の指定について。  地方自治法第244条の2第6項の規定により、下記のとおり指定管理者を指定することについて、議会の議決を求める。  令和2年11月27日提出。鹿角市長。  指定管理の対象施設は、鹿角市山根農村公園。  指定管理者となる団体の名称は、山根農村公園管理組合。なお、団体の概要については、議案資料の18ページにございますので、併せてご覧願います。  指定の期間は令和3年4月1日から令和8年3月31日までの5年間であります。  提案理由は、施設の効率的な管理運営を図るため指定管理者を指定するものです。  山根農村公園は、平成9年に開設以来、地域の集落で構成いたします山根農村公園管理組合により適正に管理・運営が行われておりますことから、引き続き公募によらない指定管理者として指定するものであります。  次に、議案第106号をお開き願います。  議案第106号指定管理者の指定について。  地方自治法第244条の2第6項の規定により、下記のとおり指定管理者を指定することについて、議会の議決を求める。  令和2年11月27日提出。鹿角市長。  指定管理の施設の名称は、鹿角市大地平農村公園。  指定管理者となる団体の名称は、小豆沢自治会。なお、団体の概要については、議案資料の19ページにございますので、併せてご覧願います。  指定の期間は令和3年4月1日から令和8年3月31日までの5年間であります。  提案理由ですが、施設の効率的な管理運営を図るため指定管理者を指定するものです。  大地平農村公園は、平成12年に開設されておりますが、当時から小豆沢自治会が指定管理者となり適正に管理・運営が行われていることから、引き続き公募によらない指定管理者として指定するものであります。  次に、議案第107号をお願いいたします。  議案第107号指定管理者の指定について。  地方自治法第244条の2第6項の規定により、下記のとおり指定管理者を指定することについて、議会の議決を求める。  令和2年11月27日提出。鹿角市長。  指定管理の対象施設は、鹿角市下川原農村公園。  指定管理者となる団体の名称は、下川原自治会。なお、団体の概要については、議案資料の20ページにございますので、併せてご覧願います。  指定の期間は令和3年4月1日から令和8年3月31日までの5年間であります。  提案理由ですが、施設の効率的な管理運営を図るため指定管理者を指定するものです。  下川原農村公園は、平成12年3月に開設されておりますが、それ以降、下川原自治会において適正に管理・運営が行われておりますことから、引き続き公募によらない指定管理者として指定するものであります。  以上で説明を終わります。 ○議長(宮野和秀君) 提案理由の説明を終わります。  これより順次質疑を受けます。  初めに、議案第94号について質疑を受けます。質疑ございませんか。吉村議員。 ○11番(吉村アイ君) 11番吉村です。  先ほどの説明で公募で2社が申込みあったと聞きました。そのもう一つのほうは地元の企業であったのでしょうか、お知らせください。 ○議長(宮野和秀君) 教育次長。 ○教育次長(花ノ木正彦君) もう1社につきましては、東京が本社の会社であります。 ○議長(宮野和秀君) ほかにございませんか。     (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(宮野和秀君) ほかにないものと認めます。  次に、議案第95号について質疑を受けます。質疑ございませんか。     (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(宮野和秀君) ないものと認めます。  次に、議案第96号について質疑を受けます。質疑ございませんか。     (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(宮野和秀君) ないものと認めます。  次に、議案第97号について質疑を受けます。質疑ございませんか。田口議員。 ○4番(田口 裕君) 湯の駅おおゆの指定管理についての質問をいたします。  今までもスタートしてから経営的になかなか難しい状況の中で来ているようですが、今回会社が変更になっています。それで、こちらの資料を見ると、代表者名が村上氏で、括弧して菅原氏と書いてますが、この意味合いがどうなのかが一つと、今年、特にコロナの状況で経営的にさらに大変な状況になっているような気がします。一時、湯の駅を閉めたこともあったと思っています。  今回、この指定が以前はノリット・ジャポンであったと。社長が同じ菅原氏ということで、今回替わった理由ですね、特に累積の赤字等もあると思いますけども、その扱いはどうなっていくのか。そして、替わった理由は今回何なのか。  今年度のこの状況の中で経営的な見込みは現在、どのようになっているのか、この3点についてお願いします。 ○議長(宮野和秀君) 産業部次長。 ○産業部次長(花海義人君) 最初の名前ですけれども、社長が結婚なされまして名前が替わりましたけれども、登記上はこういった表記が許されることになっておりますので、旧姓を残したままの名前となっております。  あと、経営に関しましては、今回コロナの関係で、今まで累積赤字がややあったんですけれどもそれを解消するだけのイベント等を計画しておりましたけれども、やはりコロナでできなかったということでかなり厳しい経営状況になっております。  あと、この会社が替わった理由でありますけれども、今までノリット・ジャポン社が経営してましたけれども、この会社の現地法人としてずっと恋する鹿角カンパニーを現地法人として育成してきておりました。このたび、現地法人として育成ができたということでこちらのほうに全面的に任せるという形で、これまでのノウハウを生かしながらこちらのほうに指定管理が替わったということであります。 ○議長(宮野和秀君) ほかにございませんか。(「今年度の見込みについてはどのような」の声あり)産業部次長。 ○産業部次長(花海義人君) 今年度の見込みでありますが、かなり厳しい状況でありますけれども、大体2,000万円強の赤字を見込んでおります。湯の駅単体でありますけれども。 ○議長(宮野和秀君) 田口議員。 ○4番(田口 裕君) そうすると、累積赤字をそのまま持ち越した中で恋する鹿角カンパニーが受けていくということでよろしいですか。 ○議長(宮野和秀君) 産業部次長。 ○産業部次長(花海義人君) そのとおりでありますけども、今後、運営コストとかも結構高いところがありますので、その辺を見直しながら経営の黒字化を図っていきたいという考えを伺っております。 ○議長(宮野和秀君) 産業部長。 ○産業部長(田口善浩君) 今年はノリット・ジャポンさんですけども、今の恋する鹿角カンパニーなんですが、平成30年度決算では会社の立ち上げということで経営はマイナスであったんですが、令和元年度、恋する鹿角カンパニー社の2年目の決算では黒字を計上しておりますので、先ほどもちょっと説明させていただきましたけれども、今後の経営状況によっては、そういった黒字の展開もできると。いろいろコロナの影響によりましていろいろな観光仕様といいますか、そういう様式が変わってくるかと思いますけれども、それに対応できるだけのノウハウを持っているということですので、こちらのほうにお任せしたいなということであります。 ○議長(宮野和秀君) 田口議員。 ○4番(田口 裕君) 恋する鹿角カンパニーは、ふるさと納税の関係の委託事業等が入ってきていますが、今、この会社に市のほうから委託事業のほかに発注事業がありますよね。いろんなことを含めてどういう事業がどのくらいの額で入っているのか、その全容についてお聞きします。 ○議長(宮野和秀君) 産業部次長。 ○産業部次長(花海義人君) 産業活力課としましては、地域商社確立事業といたしまして委託事業として約2,000万円の事業を委託しております。また、ふるさと納税に関しましては、ちょっと資料がありませんので総務部のほうでお答えしたいと思います。 ○議長(宮野和秀君) 総務部長。 ○総務部長(佐藤康司君) ふるさと納税の特産品の取扱事務の関係ですけれども、1,056万円ということであります。 ○議長(宮野和秀君) ほかにございませんか。     (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(宮野和秀君) ないものと認めます。  次に、議案第98号について質疑を受けます。質疑ございませんか。     (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(宮野和秀君) ないものと認めます。  次に、議案第99号について質疑を受けます。質疑ございませんか。     (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(宮野和秀君) ないものと認めます。  次に、議案第100号について質疑を受けます。質疑ございませんか。     (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(宮野和秀君) ないものと認めます。  次に、議案第101号について質疑を受けます。質疑ございませんか。     (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(宮野和秀君) ないものと認めます。  次に、議案第102号について質疑を受けます。質疑ございませんか。     (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(宮野和秀君) ないものと認めます。
     次に、議案第103号について質疑を受けます。質疑ございませんか。     (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(宮野和秀君) ないものと認めます。  次に、議案第104号について質疑を受けます。質疑ございませんか。     (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(宮野和秀君) ないものと認めます。  次に、議案第105号について質疑を受けます。質疑ございませんか。     (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(宮野和秀君) ないものと認めます。  次に、議案第106号について質疑を受けます。質疑ございませんか。     (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(宮野和秀君) ないものと認めます。  次に、議案第107号について質疑を受けます。質疑ございませんか。     (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(宮野和秀君) ないものと認め質疑を終結いたします。  教育次長。 ○教育次長(花ノ木正彦君) 先ほどの吉村議員の質問に対しまして、本社が東京と申し上げましたけれども、本社は三重県でありましたので訂正をいたします。 ○議長(宮野和秀君) 皆さんに伝えておきます。ただ手を挙げないできちっと「議長」と高い声で聞こえるように挙手してください。先ほど田口議員からも注意がありましたけれども、田口議員も1回目の質問ではただ手を挙げただけで、そういう対応する人が多いんです。やっぱりきちんと「議長」と、中には何人かおりますけれども、それだけ伝えておきます。  次に、議案第108号市道路線の認定について及び議案第109号市道路線の廃止についての2議案を一括して議題といたします。  順次提案理由の説明を求めます。建設部長。 ○建設部長(渋谷伸輔君) 議案第108号をお願いします。  市道路線の認定について。  道路法第8条第2項の規定により、市道路線を別紙のとおり認定することについて、議会の議決を求める。  令和2年11月27日提出。鹿角市長。  提案理由ですが、道路の新設に伴い市道路線に認定するものであります。  次のページをお願いします。  認定しようとする路線は、路線番号3804、毛馬内住宅1号線及び路線番号3805、毛馬内住宅2号線であります。それぞれの起終点の所在は記載のとおりであります。  これは建設を進めている毛馬内住宅が一部完成し、供用が開始されることから認定要件を満たしている新設された道路を認定するものであります。  議案資料は21ページ、22ページですので、そちらをご覧ください。  議案資料21ページは、建設中の毛馬内住宅の位置図でございます。  22ページは道路及び住宅の配置図です。提案の路線は既存の市道を起点とした赤の矢印で示す2つの路線であります。  議案第108号の説明を終わります。  続きまして、議案第109号をお願いします。  市道路線の廃止について。  道路法第10条第3項の規定により、市道路線を別紙のとおり廃止することについて、議会の議決を求める。  令和2年11月27日提出。鹿角市長。  提案理由でありますが、一般交通の用に供する必要がなくなったことから路線を廃止するものであります。  次のページをお願いします。  廃止しようとする路線は、路線番号1561、笹小屋支線であります。起点、終点の所在は記載のとおりであります。  議案資料の23ページをお願いします。  城山野球場から主要地方道十二所花輪大湯線に向かい途中左側にある道路です。図にはピンクで塗って表示しております。  この路線は、現在、鉱山施設を安全に管理するための交通だけで利用されておりますが、その唯一の利用者であり、かつ沿道並びに道路部分の土地所有者との協議が整ったことから、市道路線として廃止するものであります。  議案第109号の説明を終わります。 ○議長(宮野和秀君) 提案理由の説明を終わります。  これより順次質疑を受けます。  初めに、議案第108号について質疑を受けます。質疑ございませんか。     (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(宮野和秀君) ないものと認めます。  次に、議案第109号について質疑を受けます。質疑ございませんか。     (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(宮野和秀君) ないものと認め、質疑を終結いたします。  次に、議案第110号諸収入金に係る督促手数料及び延滞金の徴収に関する条例等の一部改正についてから、議案第112号鹿角市営住宅条例の一部改正についてまでの3議案を一括して議題といたします。  順次提案理由の説明を求めます。総務部長。 ○総務部長(佐藤康司君) 議案第110号諸収入金に係る督促手数料及び延滞金の徴収に関する条例等の一部改正についてであります。  諸収入金に係る督促手数料及び延滞金の徴収に関する条例等の一部を別紙のとおり改正するものとする。  令和2年11月27日提出。鹿角市長。  提案理由は、地方税法等の一部を改正する法律等が施行されることに伴い、条例を改正するものであります。  次のページをお願いいたします。  条例案であります。  議案資料で説明をいたしますので資料の24ページをご覧ください。  改正内容は、地方税法に係る延滞金の特例に関する文言の見直しが行われたことに伴う文言の修正であります。  第1条は、諸収入金に係る督促手数料及び延滞金の徴収に関する条例の一部改正で、附則第2項中、現行の延滞金計算の際に用いる特例基準割合を、延滞金特例基準割合に改めるとともに、計算の前提となる告示された割合を平均貸付割合とし、その他これら文言の変更に伴う整理を行います。  次のページになりますが、第2条の鹿角市後期高齢者医療に関する条例の一部改正では附則第4項において、26ページの第3条、鹿角市介護保険条例の一部改正については附則第7条において、第1条と同様の改正を行います。  議案にお戻りいただきまして、附則でありますが、この条例は令和3年1月1日から施行いたします。  また、第2項において、改正後の規定は令和3年1月1日以降の期間に対応する延滞金について適用し、同日、前の期間に対応する延滞金については、なお、従前の例による経過措置を規定いたしております。  以上で議案第110号の説明を終わります。 ○議長(宮野和秀君) 市民部長。 ○市民部長(中村 修君) 続きまして、議案第111号をお願いします。  議案第111号鹿角市国民健康保険税条例の一部改正について。  鹿角市国民健康保険税条例の一部を別紙のとおり改正するものとする。  令和2年11月27日提出。鹿角市長。  提案理由でありますが、地方税法施行令の一部を改正する政令が施行されることに伴い、条例を改正するものです。  次のページをお願いします。  鹿角市国民健康保険税条例の一部を改正する条例(案)でありますが、今回の改正は、令和3年1月1日施行の個人所得課税の見直しにおいて、給与所得控除及び公的年金等控除から基礎控除へ10万円の振替等が行われますが、所得情報を用いている国民健康保険税の軽減判定において、意図せざる影響や不利益が生じないよう改正するものです。  詳細は議案資料の新旧対照表で説明いたしますので、議案資料の27ページをお開き願います。  第24条は、国民健康保険税の減額についての規定でありますが、第1号では、被保険者均等割額及び世帯別平等割額が7割軽減になる基準を定めておりますが、軽減判定所得の算定において基礎控除額相当分の基準額を33万円から43万円に引き上げるとともに、被保険者のうち、一定の給与所得者と公的年金等の支給を受ける者の数の合計数から1を減じた数に10万円を乗じて得た金額を加えることとするものです。  次のページをお願いします。  同条第2号では5割軽減の対象となる基準について、第3号では2割軽減の対象となる基準について定めておりますが、いずれも第1号と同様の改正を行うものです。  また、附則第3項は、公的年金等に係る所得に係る国民健康保険税の課税の特例について規定しておりますが、公的年金等控除額の見直しによる読替規定の改正及び文言の整理です。  議案書に戻っていただき、附則でありますが、第1項で施行期日を令和3年1月1日からとし、第2項での適用区分として改正後の鹿角市国民健康保険税条例の規定は、令和3年度以後の年度分の国民健康保険税について適用し、令和2年度分までについてはなお従前の例によるとするものです。  以上で議案第111号の説明を終わります。 ○議長(宮野和秀君) 建設部長。 ○建設部長(渋谷伸輔君) 続きまして、議案第112号をお願いします。  鹿角市営住宅条例の一部改正についてであります。  鹿角市営住宅条例の一部を別紙のとおり改正するものとする。  令和2年11月27日提出。鹿角市長。  提案理由ですが、毛馬内住宅の建設に伴い条例を改正するものであります。  次のページが鹿角市営住宅条例の一部を改正する条例(案)であります。  内容につきましては、議案資料30ページの新旧対照表で説明をいたします。  鹿角市営住宅条例第2条で市営住宅及びその共同施設を別表のとおり設置する旨、規定しておりますが、その別表中、1の市営住宅に毛馬内住宅、鹿角市十和田毛馬内字中陣場56番地を追加し、4の共同施設として毛馬内住宅駐車場、鹿角市十和田毛馬内字中陣場56番地を追加するものであります。  条例案に戻っていただきまして、附則としてこの条例は公布の日から起算して3月を超えない範囲内において規則で定める日から施行します。  以上で説明を終わります。 ○議長(宮野和秀君) 提案理由の説明を終わります。  これより順次質疑を受けます。  初めに、議案第110号について質疑を受けます。質疑ございませんか。     (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(宮野和秀君) ないものと認めます。  次に、議案第111号について質疑を受けます。質疑ございませんか。     (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(宮野和秀君) ないものと認めます。
     次に、議案第112号について質疑を受けます。質疑ございませんか。     (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(宮野和秀君) ないものと認め、質疑を終結いたします。  次に、議案第113号令和2年度鹿角市一般会計補正予算(第11号)から議案第116号令和2年度鹿角市介護保険事業特別会計補正予算(第2号)までの4議案を一括して議題といたします。  順次提案理由の説明を求めます。総務部長。 ○総務部長(佐藤康司君) 議案第113号令和2年度鹿角市一般会計補正予算(第11号)であります。  補正予算書の1ページをお願いいたします。  令和2年度鹿角市の一般会計補正予算(第11号)は、次に定めるところによる。  第1条、歳入歳出予算の補正は、歳入歳出予算の総額にそれぞれ7億5,312万8,000円を追加し、総額を歳入歳出それぞれ230億9,351万8,000円とする。  第2項、歳入歳出予算の補正の款項の区分、金額は、第1表歳入歳出予算補正による。  第2条は債務負担行為の追加、第3条は地方債の追加及び変更であります。  令和2年11月27日提出。鹿角市長。  今回の補正の主な内容は、秋田県人事委員会の勧告等を踏まえた人件費の調整のほか、ふるさと鹿角応援寄附の推進に係る経費や除雪委託料を追加したほか、小学校普通教室等への空調設備設置に係る工事費などを計上するとともに、新型コロナウイルス感染症の影響で中止を決定し、執行見込みのない事業の減額調整を行っております。  7ページ、8ページをお願いいたします。  第2表債務負担行為補正の追加は、文化の杜交流館の清掃や機械設備の運転保守などの施設管理等委託料について、早期に事務手続を進め年度内に契約する必要があることによるものであります。  第3表地方債補正は、7月の大雨により被災した道路1か所に係る公共土木施設災害復旧事業80万円の追加と、臨時財政対策債の発行可能額の決定による変更であります。  12ページ、13ページをお願いいたします。  歳入です。  10款1項1目1節地方交付税の普通交付税4億6,798万7,000円は、今年度の額が確定したことによる追加であります。  14款1項1目2節障害者福祉費負担金の自立支援給付費負担金3,521万1,000円及び次のページ中ほどの15款1項1目2節の自立支援給付費負担金1,760万5,000円は、生活介護や共同生活援助等サービスの利用者の増加に伴い、国・県の負担金を追加するもので、負担割合は国が2分の1、県が4分の1であります。  14款2項1目1節総務管理費補助金の新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金7,661万1,000円は、普通教室等空調設備設置事業の財源として充当いたします。  なお、今回の補正により交付限度額のほぼ全額を予算化したことになり、交付金の充当事業は17事業、充当額は7億2,643万3,000円となります。  14ページ、15ページをお願いいたします。  15款1項1目1節社会福祉費負担金の国民健康保険基盤安定負担金342万7,000円は、低所得者対策である保険料軽減分等の実績見込みにより追加するものであります。  2項2目5節児童福祉費補助金の地域子ども・子育て支援事業費補助金177万7,000円は、保育園と幼稚園の一時預かり事業について、国の補助基準額の改正により追加するものであります。  4目2節農業振興費補助金の園芸メガ団地整備事業費補助金811万4,000円は、園芸品目の拡大により複合型生産構造への転換を加速させるため、園芸振興をリードする大規模園芸拠点整備等に対する支援で、補助率は2分の1以内となっております。  次のページをお願いいたします。  8目1節農林水産業施設災害復旧費補助金の農地・農業用施設小災害支援事業補助金125万8,000円は、7月の大雨により被災し、市の小規模災害復旧支援事業補助金を活用して復旧工事を行った補助事業者に対し、自己負担の軽減を図ることを目的に県が独自に支援するもので、補助率は3分の1以内となっております。  3項委託金の1目総務費委託金から次のページの7目消防費委託金までの補正は、県からの権限移譲事務取扱交付金の確定による増減であります。  17款1項1目1節総務費寄附金のふるさと鹿角応援寄附金1億円は、現時点で寄附額が前年度ベースで推移していることから、寄附見込額を1億2,000万円から2億2,000万円とするものであります。  企業版ふるさと納税寄附金110万円は、企業2社から収入したもので、目的の事業に活用いたします。  18款2項1目1節財政調整基金繰入金7,332万4,000円の減額は、財源調整のため計上していた繰入金について、特定財源の決定見込みと歳出事業費の執行見込みから繰り戻すものであります。  次のページをお願いいたします。  2目1節まちづくり基金繰入金1,910万円の減額は、新型コロナウイルス感染症の影響により中止した事業に充当していた基金の減額と、園芸メガ団地整備事業の追加の差引額、3目1節ふるさと鹿角応援基金繰入金700万円の減額は、基金充当事業の中止により歳出に合わせて調整するものであります。  7目1節教育施設整備基金繰入金5,200万円は、普通教室等空調設備設置事業の財源の一部として繰り入れます。  19款1項1目1節前年度繰越金4,351万6,000円の追加は、繰越金額の確定によるものであります。  20款5項5目1節雑入の鹿角地域感染症仮設診療所収入725万1,000円は、設置期間の延長によるPCR検査の増及びインフルエンザの同時検査に対応する秋田県国民健康保険団体連合会等からの見込み収入を追加いたします。  次のページをお願いいたします。  21款市債については第3表で説明したとおりでありますので、省略をいたします。  次のページをお願いいたします。  歳出であります。  各款における人件費の補正は、特別職・一般職とも期末手当の支給月数の改定などに伴う人件費の調整であります。  次のページ、26ページ、27ページをお願いいたします。  2款1項4目財政管理費の205基金積立金1億2,200万円は、地方財政法第7条の規定に基づき、前年度繰越金2億4,351万6,000円の2分の1を下回らない額を財政調整基金に積み立ていたします。  6目財産管理費の500市有財産整備費943万8,000円は、鹿角クレー射撃場の土地賃貸借契約更新に当たり、土地所有者が管理している水路へのクレー破片等の落下を防ぐため、水路蓋を製作し、設置改修するものであります。  7目企画費の210ふるさと鹿角応援基金積立金1億円は、今回追加で見込む寄附金収入を積み立てるもので、補正後の基金積立金は2億2,000万円となります。  ふるさと鹿角応援寄附推進事業6,231万1,000円は、寄附金収入の追加に伴う寄附者への返礼品に係る経費のほか、取扱業務委託料等を追加いたします。  420ホストタウン推進事業1,562万5,000円の減額は、東京オリンピック・パラリンピックの開催延期に伴い、ホストタウン推進協議会に対する負担金等を減額するものであります。  次のページをお願いいたします。  9目情報管理費の100電算管理費367万6,000円は、電算室への入退室管理に係るセキュリティシステムの更新業務委託料のほか、動画配信用機器の購入経費等を追加するものであります。  13目諸費110返還金9,609万9,000円は、令和元年度実績確定に伴う生活保護費など13件の国庫負担金及び補助金を返還するものであります。  次のページをお願いいたします。  3項1目税務総務費の300市税還付金237万5,000円は、各税目における過年度更正と法人市民税における前年度の中間納付の確定申告に伴う還付金等を追加するものであります。  次のページをお願いいたします。  5項3目鹿角市議会議員一般選挙費61万1,000円と4目秋田県知事選挙費58万円は、投票所における新型コロナウイルス感染症の予防対策に必要なマスク、フェイスシールドなどの購入経費等を追加するものであります。  次のページをお願いいたします。  3款1項2目障害者福祉費210障害者自立支援給付事業6,896万9,000円は、生活介護や就労継続支援などのサービス利用者の増加等に伴い、扶助費を追加するものであります。  次のページをお願いいたします。  2項2目児童措置費208特別保育事業503万5,000円は、国の単価改定により一時預かり事業委託料を追加するものです。  次のページをお願いいたします。  4款1項5目新型コロナウイルス感染症対策費の100鹿角地域感染症仮設診療所運営事業778万6,000円は、県の新型コロナウイルス感染症対策の基本方針に基づき仮設診療所の開設期間を来年3月末まで延長することに伴い、運営委託料、検査委託料等を追加するものであります。  42ページ、43ページをお願いいたします。  6款1項6目農業経営基盤強化促進対策費の360園芸メガ団地整備事業1,217万1,000円は、現在、整備が進められている大規模園芸拠点において、来年度の作付計画をスケジュールどおりに進めるため、水田転作畑である圃場の排水対策に必要な農業用機械等の前倒し導入を追加支援するものであります。  11目農地費の610農地等小規模災害復旧支援事業125万8,000円は、7月に発生した大雨により被災した農地及び農業用施設について、県の小災害支援事業の対象となったことから復旧に係る補助金、11か所分を計上するものであります。  46ページ、47ページをお願いいたします。  8款2項2目道路橋りょう維持費の220橋りょう長寿命化対策事業432万3,000円は、十和田地区の沢尻橋について老朽化による一部損傷が見られ早期の予防補修が必要なことから、工事費を追加するものであります。  3目除雪対策費の205除雪対策事業1億5,000万円は、今年度の除雪委託料の単価が確定したことなどに対応して追加するものであります。  50ページ、51ページをお願いいたします。  10款2項1目及び3項1目学校管理費の250GIGAスクール整備事業161万5,000円及び245GIGAスクール整備事業107万7,000円は、小中学校のインターネット接続に係る通信経費のほか、アクセスポイント端末の購入経費を追加するものであります。  2項1目560普通教室等空調設備設置事業1億2,906万3,000円は、小学校4校の空調設備に係る整備工事費を計上いたします。  54ページ、55ページをお願いいたします。  6項2目体育振興費の242スキーと駅伝のまちづくり事業1,098万6,000円の減額は、新型コロナウイルス感染症の感染防止のため、十和田八幡平駅伝競争全国大会など各大会の開催を見送ったこと、270東京2020オリンピック聖火リレー開催事業674万9,000円の減額は、オリンピックの開催が延期されたことに伴い補助金等を減額するものであります。  以上で議案第113号の説明を終わります。 ○議長(宮野和秀君) 市民部長。 ○市民部長(中村 修君) 62ページをお願いします。  議案第114号です。  令和2年度鹿角市の国民健康保険事業特別会計補正予算(第2号)は、次に定めるところによる。  第1条、歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ1億653万7,000円を追加し、総額を歳入歳出それぞれ33億1,580万3,000円とする。  第2項として、歳入歳出予算の補正の款項の区分及び金額は、第1表歳入歳出予算補正による。  令和2年11月27日提出。鹿角市長。  68、69ページをお願いします。  初めに、歳入でありますが、1款1項1目一般被保険者国民健康保険税1,131万5,000円の減額は、新型コロナウイルス感染症の影響により一定程度、収入が減少した世帯に対して国民健康保険税の減額を行っており、その減免見込額について減額するものです。  3款1項1目保険給付費等交付金631万7,000円ですが、1節の普通交付金145万3,000円は、保険給付費の増加に伴うものです。  2節特別交付金の特別調整交付金分407万7,000円は、主に新型コロナウイルス感染症の影響による国民健康保険税の減免に係る交付金措置分の追加であり、次の県繰入金6万6,000円は、収納率向上対策に係る交付金の追加、また特定健診等負担金分72万1,000円は実績見込みにより増額するものです。  5款1項1目一般会計繰入金は、前年度の法定分繰入金の確定による精算や基盤安定負担金の実績見込みにより増額するものです。  2項1目財政調整基金繰入金2,115万7,000円の減額は、前年度繰越金の確定に伴うものです。  次のページをお願いします。  6款1項2目その他の繰越金1億1,790万1,000円は、前年度繰越金の確定により増額するものです。  7款3項6目特定健康診査等負担金157万8,000円は、前年度の実績確定により、前年度交付済額との差額分が追加交付されるものです。  8款1項1目災害等臨時特例補助金678万9,000円は、新型コロナウイルス感染症の影響による国民健康保険税の減免に係る国の補助分です。  次のページをお願いします。  次に、歳出でありますが、1款1項1目一般管理費は、職員人件費の調整による減額及び令和3年3月から開始されるマイナンバーカードと保険証を用いたオンラインでの資格確認に伴い生じる3月分の運営負担金1万1,000円を増額するものです。  2項1目賦課徴収費は、職員人件費の調整により減額するものです。  2目収納率向上特別対策事業費は、歳入の特別交付金の実績見込みによる財源更正です。  2款1項1目一般被保険者療養給付費2,859万4,000円、3目一般被保険者療養費83万7,000円及び5目審査支払手数料16万5,000円はそれぞれ実績見込みにより増額するものです。  次のページをお願いします。  2款2項1目一般被保険者高額療養費1,786万5,000円及び3目一般被保険者高額介護合算療養費13万6,000円の増額も実績見込みによるものです。  3款1項1目一般被保険者医療給付費納付金は、歳入の特別調整交付金の実績見込み及び災害時等臨時特例補助金の増額による財源更正です。  5款1項1目保険衛生普及費19万7,000円は、特別調整交付金申請支援委託料を増額するものです。  次のページをお願いします。
     5款2項1目特定健康診査等事業費は、歳入の特別調整交付金の実績見込みによる財源更正です。  6款1項1目積立金5,901万7,000円は、前年度繰越金の決定に伴い、財政調整基金積立金を増額するものです。  8款1項3目償還金3万6,000円は、前年度の保険給付費等交付金の実績により県へ返還するものです。  以上で議案第114号の説明を終わります。  引き続き、80ページをお願いします。  議案第115号です。  令和2年度鹿角市の後期高齢者医療特別会計補正予算(第1号)は、次に定めるところによる。  第1条、歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ811万7,000円を追加し、総額を歳入歳出それぞれ4億1,758万5,000円とする。  第2項として、予算補正の款項の区分及び金額は、第1表歳入歳出予算補正による。  令和2年11月27日提出。鹿角市長。  86、87ページをお願いします。  歳入でありますが、1款1項1目後期高齢者医療保険料116万9,000円は、賦課収納の状況から特別徴収保険料を増額、普通徴収保険料を減額し、調整するものです。  3款1項1目事務費繰入金207万5,000円の減額は、前年度繰越金の確定及び人件費の調整によるものです。  2目保険基盤安定繰入金596万8,000円は、保険料の軽減分について実績見込みにより追加するものです。  4款1項1目繰越金205万6,000円は、前年度繰越金の確定によるものです。  5款2項1目保険料還付金63万6,000円は、所得の更正や死亡などによる過年度分の保険料還付金分を秋田県後期高齢者医療広域連合から収入するもので、実績見込みによる増額です。  6款1項1目高齢者医療国庫補助金36万3,000円は、税制改正に伴う保険料軽減判定の見直しで、市の基幹系システム改修費に対する国の円滑運営事業費補助金を見込むものです。  90、91ページをお願いします。  歳出でありますが、1款1項1目一般管理費34万4,000円は、職員人件費の調整のほか、税制改正により、後期高齢者医療保険料に係る広域連合のシステムが改修されることに伴う市の基幹系システムの改修費として165万2,000円を増額するものです。  2款1項1目後期高齢者医療広域連合納付金ですが、保険料分116万8,000円は、実績見込みによる保険料収入分の増額であり、保険基盤安定分596万9,000円は、保険料の軽減分の増額であります。  3款1項1目保険料還付金63万6,000円は、歳入の補正に伴い増額するものです。  以上で議案第115号の説明を終わります。 ○議長(宮野和秀君) 健康福祉部長。 ○健康福祉部長(豊田憲雄君) 94ページ、議案第116号をお開きください。  令和2年度鹿角市の介護保険事業特別会計補正予算(第2号)は、次に定めるところによる。  第1条、歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ1億4,900万3,000円を追加し、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ48億7,680万5,000円とする。  第2項、歳入歳出予算の補正の款項の区分及び当該区分ごとの金額並びに補正後の歳入歳出予算の金額は、第1表歳入歳出予算補正による。  令和2年11月27日提出。鹿角市長。  100ページをお願いいたします。  2の歳入ですが、3款1項1目介護給付費負担金の現年度分2,190万円の追加は、給付費の増加見込みに伴う国庫負担金の増額です。  3款2項2目地域支援事業交付金(介護予防・日常生活支援総合事業)から4目地域支援事業交付金(包括的支援事業・任意事業)までの現年度分の減額は、人件費の減額補正に伴う国交付金の減額です。  5目保険者機能強化推進交付金143万円の減額は、次の6目保険者努力支援交付金の新設に伴い、保険者が実施する介護予防事業に対する交付金が分割されたもので、実施する事業内容に応じて推進交付金と支援交付金に分類されており、6目保険者努力支援交付金の391万3,000円の追加は、5目の減額分に加え新たに交付対象となった事業の実施に対して交付されるものです。  7目災害等臨時特例補助金56万9,000円の追加は、新型コロナウイルスの影響により収入が減少した被保険者の介護保険料の減免額に応じて国から補助金が交付されるもので、補助率は10分の6です。  8目介護保険事業費補助金170万円の追加は、歳出の介護報酬システム改修委託料に係る国補助金の追加です。  4款1項1目介護給付費交付金の現年度分3,510万円の追加は、給付見込みの増によるもので、過年度分925万7,000円の追加も、過年度の給付実績に基づき追加交付されるものです。  次のページをお願いします。  2目地域支援事業支援交付金の現年度分120万3,000円の減額は、前年度交付金の超過分を今年度分で調整するための減額となります。  5款1項1目介護給付費負担金の現年度分2,035万円の追加は、給付見込みの増によるものです。  5款2項1目及び2目の減額は、いずれも人件費の減額補正に伴う県交付金の減額です。  7款1項1目介護給付費繰入金937万2,000円の追加は、給付見込みの増によるもので、2目から4目までの現年度分の追加及び金額についても実績見込みによるものです。  次のページをお願いします。  5目その他一般会計繰入金の事務費繰入金421万2,000円の追加は、介護報酬システム改修委託料等に係る事務費繰入金の増額です。  7款2項1目介護給付費準備基金繰入金1,142万5,000円の追加は、給付見込みの増による増額です。  8款1項1目繰越金の前年度繰越金3,453万8,000円の追加は、前年度繰越金の確定に伴う増額です。  9款3項3目雑入2,000円の追加は、会計年度任用職員の雇用保険料個人負担の増額です。  次のページをお願いします。  3の歳出です。1款1項1目一般管理費ですが、説明欄コード005人件費の減額は、給与改定及び育休職員分の減額等によるものです。  同じくコード105一般管理事務費のシステム改修委託料674万3,000円の追加は、介護報酬の改定に伴うシステム改修委託料の追加です。  2款1項2目地域密着型介護サービス給付費4,000万円の追加は、グループホーム1施設の新規開設及び通所介護施設から地域密着型通所介護施設への転換が1施設あったことによる給付費の増によるものです。  同じく3目施設介護サービス給付費7,000万円の追加は、介護報酬の改定及び住所地特例被保険者の増加による給付費の増によるものです。  2款2項1目介護予防サービス給付費800万円の追加は、要支援者の介護予防通所リハビリテーションの利用者の増加による給付費の増によるものです。  次のページをお願いします。  2款5項1目特定入所者介護サービス費1,200万円の追加は、介護報酬の改定及び住所地特例被保険者の増加による給付費の増によるものです。  3款1項1目介護予防・生活支援サービス事業費は、財源更正となります。  2目一般介護予防事業費2万2,000円の減額及び3款2項1目包括的支援事業費10万円の減額は、給与改定に伴う人件費の調整です。  次のページをお願いします。  5款1項3目償還金のコード100返還金1,321万1,000円の追加は、令和元年度介護給付費負担金等の実績確定に伴う国・県の負担金及び交付金の返還金の増額です。  以上で議案第116号の説明を終わります。 ○議長(宮野和秀君) 提案理由の説明を終わります。  これより順次質疑を受けます。  初めに、議案第113号について質疑を受けます。質疑ございませんか。吉村アイ議員。 ○11番(吉村アイ君) 3款民生費の35ページの敬老会事業の減額についてお尋ねいたします。  この減額は、コモッセでの行事が中止になったということの減額だと思うんですけども、これはそれだけの減額なのでしょうか、それ以外に何かそのほかに88歳の方の1万円とかやっていましたよね。そういうのとか、行事だけでなく全員に75歳以上の方に何か品物を送るとか、そういう案とかは出なかったのでしょうか、お知らせください。 ○議長(宮野和秀君) 健康福祉部長。 ○健康福祉部長(豊田憲雄君) ここの減額したものは、あくまでも敬老会費用についての減額でありまして、例年行っております88歳の祝い金と敬老会の際に行っております90歳以上の元気な方、いわゆる健康長寿表彰の方々には郵送でお送りしております。 ○議長(宮野和秀君) 吉村アイ議員。 ○11番(吉村アイ君) そのほか何か皆さんに品物を送るとか、何かそういう案は出なかったのでしょうか、このことをお願いします。 ○議長(宮野和秀君) 健康福祉部長。 ○健康福祉部長(豊田憲雄君) いろいろ検討したんですけれども、特に皆さんに何かお配りするとか、そういったことは計画しませんでした。 ○議長(宮野和秀君) ほかにございませんか。     (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(宮野和秀君) ないものと認めます。  次に、議案第114号について質疑を受けます。質疑ございませんか。     (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(宮野和秀君) ないものと認めます。  次に、議案第115号について質疑を受けます。質疑ございませんか。     (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(宮野和秀君) ないものと認めます。  次に、議案第116号について質疑を受けます。質疑ございませんか。     (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(宮野和秀君) ないものと認め、質疑を終結いたします。 ──────────────────────〇 ─────────────────────     日程第7 議案及び請願・陳情の付託 ○議長(宮野和秀君) 次に、日程第7、議案及び請願・陳情の付託を行います。  議案第92号から議案第116号までの議案25件及び陳情5件につきましては、お手元に配付しております議案及び請願・陳情付託表のとおり、それぞれ所管の常任委員会に付託いたしますので、審査をお願いいたします。  以上で、本日の議事日程は全て終了いたしました。  なお、明11月28日から12月6日までは議案精査及び休日のため本会議は休会といたします。  ただいまの時刻をもって散会いたします。     午後2時30分 散会...