鹿角市議会 > 2016-06-10 >
平成28年第4回定例会(第3号 6月10日)

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  1. 鹿角市議会 2016-06-10
    平成28年第4回定例会(第3号 6月10日)


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    平成28年第4回定例会(第3号 6月10日)     平成28年6月10日(金)午前10時開会   開議  第1 一般質問      質問、答弁   散会 ───────────────────────────────────────────── 本日の会議に付した事件   1 一般質問      福 島 壽 榮 君      児 玉 政 明 君      吉 村 ア イ 君   2 日程追加      議案、請願・陳情の追加付託 ───────────────────────────────────────────── 出席議員(18名)        1番  小 田   修 君     2番  児 玉 悦 朗 君        3番  安 保 誠一郎 君     4番  田 口   裕 君        5番  和井内 貞 光 君     6番  舘 花 一 仁 君        7番  成 田 哲 男 君     9番  児 玉 政 明 君
          10番  中 山 一 男 君    11番  浅 石 昌 敏 君       12番  吉 村 ア イ 君    13番  髙 杉 正 美 君       14番  兎 澤 祐 一 君    15番  黒 澤 一 夫 君       16番  田 村 富 男 君    17番  倉 岡   誠 君       18番  福 島 壽 榮 君    19番  宮 野 和 秀 君 ───────────────────────────────────────────── 欠席議員(1名)        8番  田 中 孝 一 君 ───────────────────────────────────────────── 説明のため出席した者の職氏名  市長        児 玉   一 君    副市長       阿 部 一 弘 君  教育長       畠 山 義 孝 君    総務部長      安 保 一 雄 君  市民部長      児 玉   晃 君    健康福祉部長    豊 田 憲 雄 君  産業部長      工 藤 裕 悦 君    建設部長      山 口 達 夫 君  教育部長      奈 良 義 博 君    総務部次長     田 口 善 浩 君  総務部付次長待遇  秋 元 英 俊 君    会計管理者     米 田 直 子 君  総務課長      佐 藤 康 司 君    財政課長      大 里   豊 君  監査委員事務局長  佐 藤 千絵子 君    農業委員会事務局長 渡 部   勉 君  選挙管理委員会事務局長            佐羽内 浩 栄 君 ───────────────────────────────────────────── 事務局出席職員  事務局長      阿 部   薫 君    副主幹       小田嶋 真 人 君  副主幹       熊 谷 純 明 君    主査        石木田   慎 君      午前10時00分 開議 ○議長(田村富男君) 直ちに本日の会議を開きます。  これより、議事日程第3号により会議を進めてまいります。 ──────────────────────〇 ─────────────────────     日程第1 一般質問 ○議長(田村富男君) 日程第1、昨日に引き続き一般質問を行います。  質問事項は事前に通告を受けておりますので、順次発言を認めます。  順位4番、福島壽榮君の発言を認めます。福島壽榮君。     (18番 福島壽榮君 登壇) ○18番(福島壽榮君) おはようございます。誠心会の福島でございます。私の今回の一般質問は10項目ということで内容は少ないんですけども、その中でも既に昨日の3人の質問ときょうの3人、私以外の2人の質問者と重複するのもありますので、その中でも少し切り口を変えたりしてお尋ねしたいと思いますので、よろしくお願いしたいと思います。  それでは早速入らせていただきます。  まず、1番の葛飾区との交流拡大の件については、きのう倉岡議員の一般質問でも取り上げられて詳しく答弁がありましたから、その中でも私がお尋ねしたいのはやはり長くやっておればこういうことになるもんだなというのもつくづくと思ってますし、そういったこの長い歴史の中で本当は行政との協定まで結びつけることができたというのは、本当にこれはいいことですし、ここまでやってこられた関係する方々に本当に敬意を表したいと思います。  そういうことで、その中で私の思いとしては、きのうも市長の答弁の中に、もっと広い協定の中身を見ますと非常に交流を図っていくということですし、ことしは首長を含めた花輪の祭典にご招待もしたというお話でした。こういう交流、協定が結ばれたという機会を踏まえて、ことしは具体的に今までやってきた小学校の人数だとか、あるいは秋の交流祭りの関係、この辺の関係でもっと中身的に具体的に煮詰まってる部分があれば、その辺をまず最初にお尋ねしたいと思います。よろしくお願いします。 ○議長(田村富男君) 市長。 ○市長(児玉 一君) 福島壽榮のご質問にお答えいたします。  葛飾区との協定についてでありますが、昨日も倉岡 誠議員にも答弁いたしましたように包括的な協定として締結しており、お互いに連携のアイディアを持ち寄りながら幅広く交流を積み重ねていくこととしております。  今年度は葛飾区内で開催されます物産展への参加とか学校給食への淡雪こまちの提供、子どもたちサッカー交流などを実施に移しながら相互の地域発展につながるような取り組みを積極的に検討していきたいと思ってます。  きょうの情報でありますけれども、いずれ市議会も行政視察に8月の中旬だようですが、こちらのほうに来るようですし、もちろん花輪ばやしにも区長になるか副区長になるか、まだ定かでありませんが、来るようです。そして、また、秋には学校関係、教育委員会のほうでも鹿角のほうにおいでになるという情報がありましたので、いよいよ動き出したなという感じがしてます。 ○議長(田村富男君) 福島壽榮君。 ○18番(福島壽榮君) これからさらに詳しいスケジュール等、この協定を機会に、また新たな展開が始まるということで市民を挙げてまたこれの取り組みに取り組んでいただければと思ってます。  それで、さらにつけ加えてお尋ねしたいという中身は、これまで鹿角市は首都圏にテナントといいますか、鹿角の物産をやる、そういう事業展開をやってきて、なかなか軌道に乗れない途中で撤退とかという形でやってきました。ですので、私はこの葛飾区との協定が結ばれた中で、今までそういった長続きしなかった分も含めて鹿角の物産展をもうちょっと、それこそ葛飾区内でいろんな物産が、鹿角のものが定期的に物流の交換といいますか販売拡大といいますか、そういったものに拡大できるような事業展開が、ぜひあってほしいなという思いがあります。その点について、この後のいろんな話し合いの中で深まっていくでしょうけれども、その辺の視点について、もし検討されてることがあればお尋ねしたいと思います。 ○議長(田村富男君) 市長。 ○市長(児玉 一君) お答えいたします。  首都圏での販売の拡大に向けた拠点の、恐らくあり方についてだと思いますけれども、ことし1月に葛飾区長を表敬訪問した際に特産品等の販路拡大についても意見を交換しておりますが、首都圏での販売拡大には積極的にイベントに出展するなど知名度アップ取り組みが必要不可欠との意見をいただき、葛飾区内で開催される多くのイベントへの参加を提案されたところであります。  市といたしましても、こうしたイベントに積極的に出展しながら本市特産品等知名度アップを図ってまいりたいと考えており、これまで継続してきた四つ木地区での「食の交流まつり」のほか、11月に開催される「寅さんサミット」への出展とか「キャプテン翼CUP」への継続出展を計画しているところであります。今後もさまざまな形で葛飾区と連携しながら販売拡大につなげていけるように、葛飾区を本市の魅力発信の活動拠点と位置づけ、広く取り組みを展開してまいりたいと思っております。 ○議長(田村富男君) 福島壽榮君。 ○18番(福島壽榮君) 今市長から詳しいご答弁をいただきました。葛飾区は、もう確かに下町という東京都からすればですね、そういうことのエリアだと思いますけれども、人口は40万を超えるし、大変な人口を抱えてる区ですから、本市にとってはいろんな今後魅力のある地域としていろんなことに展開できる場所になるのではないかと思いますので、ぜひ今後そういう面も含めて交流を深めていただきたいと思います。  それでは、2点目は移住促進取り組みということですけれども、これも重複する分ですけれども、きのうもいろいろあったんですが、DMOの関係で話と若干ありますけれども、本市の場合は既に独自で展開できることを先にいろいろやってるということでして、個別のものについてはそれぞれ連携とってやられてるというご答弁もありました。  その例としては、首都圏での交流拡大のコンシェルジュを含めた事業展開は大館さんと連携してやっておられますし、市長の言われる展開は、まさしく個別にやれるものについては積極的にその展開を図ってるということだと思います。  それらを含めて、今後さらにどういう移住に対してのレベルアップを考えておられるのか、その辺がありましたら、よろしくお願いします。 ○議長(田村富男君) 市長。 ○市長(児玉 一君) お答えいたします。  移住促進取り組みについてでありますが、去る5月28日に開催した大館市との移住フェアは両市の取り組みが女性をターゲットとした点で一致したほか、両市が連携して情報発信することで相乗的な認知度向上が期待できると考え、合同開催に至ったところでありますが、その前の週に行われました女性限定イベントへの出展に続き、東北からは2市のみの出展であったこともあり、予想以上に参加者の注目を集めることができました。  相談に訪れた移住希望者からは、隣接自治体がそろってブースを構えたことで生活圏を意識しながら広い視点で説明を理解できた、情報を効率的に収集できたといった声が寄せられるなど、高い評価をいただきました。  次なる展開といたしましては、若手起業家ターゲットとした取り組みを予定しており、本市への移住を前提に起業育成プログラムを提供して起業を支援し、移住につなげてまいりたいと考えております。 ○議長(田村富男君) 福島壽榮君。 ○18番(福島壽榮君) わかりました。そういうことで今後ますます移住に力を入れていただきたいと思います。  関連ですけれども、これは直接結びつくことになるかどうか、これは全国の中で取り組みの事例も含めて、もしということでのお尋ねなんですが、本市でも空き家が大変多いわけですけれども、この空き家を移住促進の何かの活用策として活用できるということについての市の考え方についてお尋ねしておきたいと思いますけれども、よろしくお願いします。 ○議長(田村富男君) 市長。 ○市長(児玉 一君) お答えいたします。  市の空き家の利活用策といたしましては、宅地建物データバンク制度を設けておりますが、登録されている物件の多くが利用に際して相当な改修工事を要します。また、旅館業法の規制は緩和されたものの建築基準法や消防法の規制を受ける場合も想定され、民泊施設としての活用は現実的には難しい状態といえます。  農家民宿やゲストハウス等の整備につきましては、移住希望者や地域住民との交流拠点としての機能をあわせ持つ形も考えられますが、行政よりも民間団体等が主体となって取り組むほうが自由度の高い施設利用が可能であると考えられます。 ○議長(田村富男君) 福島壽榮君。 ○18番(福島壽榮君) わかりました。これはいろんな全国展開の中では次の質問に関連するし、特区制度か何かを活用しないと恐らくできない性格のものになるかと思いますので、その辺も含めた今後ぜひ検討を深めていただきたいと思います。  3つ目のほうの地方創生の関係、これも重複する分ですけれども、お尋ねしたい内容は6次計画の中で8つのプロジェクトを取り上げて今後展開するということになってます。そういう中で市長なり当局で考えてる国の特区なり、そういう戦略特区というのもあります。いろんな特区があるんですけれども、そういったものも含めての取り組みを、今後予定されてるかどうかをお尋ねします。 ○議長(田村富男君) 市長。 ○市長(児玉 一君) お答えいたします。  特区は構造改革を進める制度として地域の特性に応じて規制の特例措置を導入する地域を指定するもので、国家戦略特区総合特区構造改革特区などがありますが、地方創生特区国家戦略特区の枠組みの中で地方の新規産業や雇用創出などを目指すもので、本県では仙北市さんが指定されております。  国家戦略特区で活用できる規制改革事項には、医療や農業、雇用といった省庁や業界団体などの抵抗が根強い「岩盤規制」にかかわるものが設けられ、去る5月27日には農業の担い手不足が著しい地域での企業による農地取得や訪日観光客の増加を見据えて過疎地などでの自家用車による有料輸送を認める特例措置などが追加されたところであります。  本市においては、現時点で特区制度の活用を見込んでいる取り組みはございませんが、今後、総合戦略を推進している中で規制撤廃などが必要となった場合には積極的に活用していく予定であり、引き続き法改正などの国の動きを注視してまいりたいと思ってます。 ○議長(田村富男君) 福島壽榮君。 ○18番(福島壽榮君) きょうの9時半からの運営協議会追加補正予算が提案なるということですが、それは市長が答弁なった本市が取り組む8つのプロジェクトのうち創生の交付金を活用するものが予算がついたということでの補正対応ということですから、いずれ特区は特区として市が他市に先駆けて取り組んだ創生事業は今後実り多いものとして事業展開できるように願っております。  それでは、次の282バイパスの見直しということについてですが、これはこういう聞き方がどうなのかということを、私もちょっと考えたわけですけれども、いずれ市長としては今までは、これは一応やる方向での答弁をしてきたというふうに私は理解してます。  しかし、今後の市の、本市の総合計画なり、いろいろいわれてます少子高齢化、そういった人口がまだ減っていくということの中、いろんな将来見通しの中で、果たして今のバイパスを、さらに今あるものにさらに別のルートをやることによっての本市の中心市街地に対する影響等考えた場合に、私はこれはこのまま従来の考え方でいいのかなと私なりにはそう思ってますんで、この辺についてはなかなか簡単な問題ではないでしょうけれども、今後の見直し等について、市長の判断はどういうことなのかということを今回お尋ねしたいということで取り上げました。よろしくお願いいたします。 ○議長(田村富男君) 市長。 ○市長(児玉 一君) お答えいたします。  国道282号は本市にとって重要な幹線道路でありますが、花輪地区においては朝夕の通勤時間帯の慢性的な交通渋滞に加え、悪天候で高速道路が閉鎖となった場合には大型トラックの大量流入で交通麻痺の状態に陥るなど、交通混雑の解消が課題となっており、私が会長を務める角館大鰐間国道整備促進期成同盟会におきましても、花輪地区混雑緩和対策重点要望事項に掲げ、国や秋田県などに対して要望活動を行っているところであります。  混雑緩和に当たりましては、下川原以南バイパス整備にこだわらず、現道の拡幅改良も視野に入れた対策を検討されるよう要望しておりますが、現在、秋田県において国道282号の整備に向けた基礎調査及び交通量調査が実施されておりますので、この調査結果を踏まえ、市にとって最善の整備方法で対策が講じられるように秋田県と協議を進めてまいりたいと思っております。 ○議長(田村富男君) 福島壽榮君。 ○18番(福島壽榮君) この282バイパスの関係については、長い懸案事項でございますし、今急にこれがどうのこうのというところには多分いかないだろうと思いますけれども、ぜひご答弁いただきましたように、この中心市街地を含む交通緩和策を、どういうふうにするかということとの関連は当然大事なことですけれども、それぞれいろんなやり方、手法もあろうかと思いますので、ぜひ慎重な検討を踏まえて今後の対応を進めていただきたいと申し上げておきたいと思います。  それでは、次の項目に入らせていただきます。  水田転換主力作物づくりの戦略は何かということですが、これは要は30年講話すな、今ある転作奨励金そのものは国はやらないと、別の国の新たな進め方になろうかと思いますけれども、いずれ従来のやり方は大きく変わっていくと思いますけれども、それにつけて、もう既に本市としていろんな取り組みを模索されておられると思いますので、市として具体的な作目等、取り組んでいる内容等があればお知らせいただきたいということでございます。 ○議長(田村富男君) 市長。 ○市長(児玉 一君) お答えいたします。  水田転換主力作物づくり戦略についてでありますが、長年にわたる米の生産調整制度も平成29年度をもって終了する米の直接支払交付金制度とともに廃止されることとなりましたが、本市では早くから複合経営の拡大を促しながら稲作への依存度低減を図ってきたところであり、産地戦略として市場性の高い野菜や花卉への作付転換を集中的に支援することにより農家の所得向上や経営の安定に取り組んでおります。  具体的には、市の単独支援となる水田転換主力作物づくり交付金により高い収益性が期待できる枝豆、トマト、アスパラ、キュウリ、新テッポウユリ、ネギの6品目を対象作物として支援しており、枝豆を中心に作付面積も拡大し、団地化も進んでおります。今後も市場の変化や国の動向などを注視しながら必要な支援を行ってまいりますが、市場性の高い作物や新たなブランド産品となり得る作物については、随時支援対象に加えながら柔軟に対応してまいります。 ○議長(田村富男君) 福島壽榮君。 ○18番(福島壽榮君) 昨年度から、たしか冬期間ということの狙いもあって啓翁桜が取り上げて、市が取り組んであったと、経緯があったと思いますけれども、その辺の今後の対応なり見通しはいかがなってるでしょうか。 ○議長(田村富男君) 産業部長。 ○産業部長(工藤裕悦君) 啓翁桜につきましては、周年農業の拡大につながる作物としまして、また新たなブランド産品としましてその可能性を探るために昨年度八幡平地域経営公社に業務委託しまして技術習得とあわせまして実証栽培を実施しております。  その結果、本市でも栽培が可能であり、また高い市場性が期待できることから、今後、公社と意向のある農家と連携しながら生産の拡大に努めていきたい、このような計画を持っております。 ○議長(田村富男君) 福島壽榮君。 ○18番(福島壽榮君) ありがとうございます。やっぱり本市の転作も含めてですけれども、周年で収入を上げれるものとなれば、これは作目としてはいっぱいありますけれども、やっぱり市場戦略からすれば遠隔地あるいは冬季の燃料とか、要するにコストとの兼ね合いの中で、なかなかこれといった作目を見つけだすというのは大変だというふうに私も思ってます。そういった中でも今啓翁桜が見通しが明るいというお話ですので、これらも含め、さらにまた先ほど市長の答弁にありました6つの作目、これらをいろいろ組み合わせをして展開していただきたいと思います。  それと同時に、ぜひこの後工夫していただきたいのは、今まで主力であったキュウリ、トマトという夏秋ものの野菜については、長い本市の野菜の主力作物であったわけですけれども、やっぱり取り組みの高齢化に伴って、なかなか面積も思うように伸びてないというのが実態だと思います。したがって、この辺の取り組みについては、やはり団地化とそれから高齢者の人方のノウハウを生かす新たな団地戦略といいますか、そういった違ったまた観点の取り組みを、ぜひ今後進めていただければと、そういう思いもありますので、今後の展開については、よろしくお願いしたいと思います。  それでは、次の関係に入らせていただきます。
     植樹祭の今後についてということなんですが、私がここでお尋ねしたいのは、ここ数年大湯ストーンサークルのあそこで植樹祭をやってございます。私のイメージは縄文の森というイメージの中で、この植樹祭をセットしてやっていただいてるのかなと、こういう思いでお尋ねするわけですけれども、そうだとすれば今の進めてます世界遺産登録の中でのあそこの仮に縄文の森というイメージの中で進めていくとするんだとすれば、市が進める今後の植樹祭との関連を、どういった位置づけなり、どういった考え方で取り組んでいくのかなという視点でお尋ねしたいと思いまして取り上げました。よろしくお願いします。 ○議長(田村富男君) 教育長。 ○教育長(畠山義孝君) 福島壽榮議員のご質問にお答えをいたします。  大湯環状列石での植樹祭につきましては、縄文時代の地形・自然環境の復元を基本として取り組んでおりますが、環境整備基本計画の中で縄文の森ゾーンとしたエリアを実施範囲としながら、縄文時代に植生していたと考えられるブナ、ミズナラ、ヤマザクラなどを植栽してきたところであります。  また、世界文化遺産登録を目指している「北海道・北東北の縄文遺跡群」においても遺跡の保存管理に関する基本的な考え方として、樹木はそれぞれの構成資産と密接にかかわり、遺跡の価値を高める要素の一つとされておりますので、今後においても、この基本に沿って植樹を進めてまいりたいと考えております。 ○議長(田村富男君) 福島壽榮君。 ○18番(福島壽榮君) ありがとうございます。あそこの広大な面積ということの中からいけば今後しばらくあそこで縄文の森とあるいは世界遺産との関連の中で生かしていける植樹祭が続けられるのかなという思いはしております。  今、教育長の答弁がありましたように、だとすれば、あそこ全体のエリアの中で将来はどういう森がそれぞれのエリアにどういうポイントが拡大されていくのかという将来理想図を図面などで展開して、あそこを訪れた人方が将来イメージができるような、そういったことも含めて、ぜひ今後あそこで植樹祭を展開するのであれば、ぜひそういうPRも兼ねたそういう取り組みをしてほしいし、私も隣の青森県の植樹祭のやり方を勉強に行ってきたんですが、青森県の場合は鯵ヶ沢の一ツ森学校NPO法人ですけれども、ここが主体になって植樹祭をやられています。大分早く時期に行ってきたもんですから、今変わってるかどうかわかりませんけれども、そこでのやり方は、白神山地に営林署と話をして植樹する土地をお借りしてそこに植樹する。それには全国から希望者を有料で招いて植樹をする、こういうやり方してます。  そういうことですから、考えようによってはいろんな展開があるんだなと思っていますので、2点目でお尋ねしたいのは、これまで同様市があくまでも中心になって続けていかれるのか、あるいはまた別な事業展開できるようなところに今後植樹祭のほうはお任せするということの考え方なのか、その辺についてお尋ねしたい。 ○議長(田村富男君) 市長。 ○市長(児玉 一君) お答えいたします。  植樹祭の事業主体のあり方についてでありますが、市の植樹祭は大湯環状列石周辺のほか大湯の黒森山や八幡平の大地平などを会場として毎年5月に開催しておりますが、森林の保全と再生を目指した取り組みを通じて子どもたちが森を育むことの大切さを学ぶことのできる貴重な機会となっております。  こうした取り組みも一つのイベントとして捉えれば民間等への委託による実施も可能でありますが、市の植樹祭は「緑と水の映えるまち鹿角」を次代に受け継ぐ取り組みとして市民憲章の基本理念に通ずる重要な事業と捉えておりますので、今後も市が主体となって美しい森づくりに向けた意識醸成に取り組むことでさまざまな植樹活動へ多くの市民参加を促すことができるものと考えており、引き続き米代東部森林管理署や市の緑化推進委員会との共催により開催してまいります。 ○議長(田村富男君) 福島壽榮君。 ○18番(福島壽榮君) わかりました。何はともあれ市が中心になって進めるということであれば、これは本当の誰もが望ましいことですし、それが長続きできますように我々もいろんな形でこれに参画してまいりたいと、このように思います。  それでは、次の項目に入らせていただきます。  私は、ここでは「あるものさがし」と「みがきあげ」に、どう取り組んでいくんですかということの中には、前も何回も取り上げましたけれども、ここでお尋ねしたいというのは、この後、実は吉村さんの一般質問と若干兼ね合いするんですけれども、鹿角街道というのは鹿角に3つのルートがあるということの中で、この辺を、もっと磨き上げの関係が今後、当局として、どう考えてるのかなということを、まず第1点にお尋ねしたいということでございます。よろしくお願いします。 ○議長(田村富男君) 市長。 ○市長(児玉 一君) お答えいたします。  鹿角街道を活用した広域観光についてでありますが、鹿角街道は塩や穀物のほか、尾去沢鉱山からの鉱物資源を盛岡や江戸へ運搬するなど、人々の交流と物流の動線として重要な街道として整備された深い歴史がございます。  本市の取り組みといたしましては、ことし3月に策定した鹿角市観光産業確立計画において、「気候」「自然」「文化・歴史」「食」などの多様な素材を組み合わせることにより、本市にしか提供できない観光として磨き上げを行っていくこととしており、鹿角街道についても関係自治体と連携しながら歴史的な背景、周辺地域の観光素材を結びつけることにより観光資源として活用する方策を検討してまいります。 ○議長(田村富男君) 福島壽榮君。 ○18番(福島壽榮君) ありがとうございます。  今、市長から答弁いただきましたので、若干この辺については少し、もう少しお尋ねしたいのがあるんですけれども、鹿角街道ということでの秋田県・岩手県・青森県では、それぞれ独自に調査資料がありました。で、その名称も鹿角街道という「歴史の道調査報告」という形で、これは秋田県もそれから青森県も昭和60年の3月に報告書ということでまとめられております。そのほかに本市の場合は鹿角市史編さんで5巻7冊の中に、この鹿角街道にかかわる事項も詳しいものも盛ってございます。  一方、岩手県のほうは、少し調査のほうが早くて55年かな、ぐらいに調査したということになってます。いずれ鹿角街道ということのものに取り上げた中身の表紙のほうを見てみますと、それぞれ各県とも重要な遺産という位置づけの中で調査されてます。そういったことの中で調べてみますと、平成8年に歴史街道日本百選というの中に、この鹿角街道が4番目の関係、秋田県では4つのルートの中で、この秋田県と岩手県にまたがる中身と。  ただ、調べますと青森のほうの野辺地までのルートということがありますので、私としては市長の答弁にありましたように今世界遺産という、大湯ストーンサークルについては世界遺産ということに中心を置いた取り組みをされてますけれども、一方、27年から国は歴史遺産ということのものに新たな切り口をやってきております。その中身は、27年度では東北は1件もない。去年、28年度指定として初めて山形が入りましたし、本県でもこれに手を上げたんだけれども、残念ながら認定にならなかったということでございました。  ですから、私はこの中身的なことからすれば、十分この鹿角街道は日本遺産ということの中に登録できる要素があるのではないかと私は思います。  ちなみに、お隣の岩手県八幡平市さんは25、6、7の3カ年で、この鹿角街道を中心に文化庁の予算を活用して事業展開されてまして、これが26年度で出ましたパンフレットっていいますか、ので、これは名称は「鹿角の懐道」――懐かしい道と書いての「懐道」という位置づけで、こういう立派なものがつくられてます。読んで開けば、この中身が地図までついて、こういう資料が出てます。でも、去年で事業が完了したはずだから、もっと何か資料があるのかなと思って八幡平市さんのほうへ行って聞いたら、最終的には、さらにカラー刷りでもっと、観光客向けではないんですけれども、それぞれの調査した内容を載せた詳しいものが資料としてありました。  こういうことを、それぞれ調べてみましたし、3本のルートの中で今の安代から分かれてしまって浄法寺のほうに行くには浄法寺街道という名前はついてますけれども、それがさらに野田の塩の道につながるというルートになるわけですけれども、野田のほうは野田街道ということの中で、あちらでは年に春と秋に2回、イベントを計画されてます。  そういったことを考えますと、やはり今後いろんな観光戦略の中の一つとしてどこでも考えておられるわけですけれども、十分この鹿角街道に光を当てるということからすれば、私、むしろこの鹿角が中心になって、まあ、きりたんぽは鹿角が発祥の地だというわけですけれども、まさしくこの鹿角街道は国が名前をつけて百選の中にも位置づけられて、ちゃんと遺産として認めてるという、そういう背景もございますので、私はやはりぜひこの鹿角が中心になって関係する市町村と広域連携の中で、ぜひまず一つは日本遺産というものに取り組んでほしいと思うんですけれども、その辺の考え方について、もし今検討する気持ちがあるかないかも含めてお尋ねしておきたいと思います。よろしくお願いします。 ○議長(田村富男君) 教育長。 ○教育長(畠山義孝君) 歴史にかかわりますので、私のほうからもご答弁をさせていただきます。  今、福島議員がおっしゃられましたとおり、この鹿角街道については、現在の鹿角街道については、江戸時代の鹿角街道とはちょっと趣を異にしているというのはご承知かと思っております。確かに1996年、平成8年の11月に鹿角街道が文化庁の「歴史の道百選」に選ばれました。もちろん、選ばれるに当たりましては学術的な見地から関係する自治体が古文書等を頼りにまとめ上げ、それを文化庁が認定し、百選に選ばれたというふうに理解をしております。  以前にも議員のほうからは、この鹿角街道を核にした地域おこし活性化策についてご質問を頂戴してあったと思っておりますが、直ちに鹿角市が中心となって、この鹿角街道を軸にして地域活性化もしくは教育財産として発信をしていくということについては、まだ緒についておりません。  しかしながら、この歴史の重みについては、私も議員と同じ思いでありますので、教育的な見地から、また地域振興活性化の見地から、もう少し掘り下げた形で検証していかなければならないと、このように考えております。 ○議長(田村富男君) 福島壽榮君。 ○18番(福島壽榮君) 実は今の歴史遺産でどう結びつけるかというところまでのお尋ねの事前の通告はしておりませんでした。そういう点では教育長さんに大変申しわけなく思ってますけれども、いずれ的確なご答弁をいただきました。これはよそにはない「鹿角」という名前のついた貴重な私は遺産だと思いますので、今ご答弁がいただきましたように、ぜひこれは今後世界遺産が今後どういうふうになるかは別としましても、これはまた鹿角からそれぞれ3ルートにつながるそれぞれの市町村では、またおもしろい事業展開をされております。  で、今教育長が答弁あった、この歴史街道をどういうふうに生かすかということの中には、関係する委員の方々からそれぞれの地区にあるイベントなりいろんなお祭りなりに並行して、このお祭りを、街道を生かしたらどうかというコメントが載ってます。だとすれば、私としては、花輪の祭典もありますし、毛馬内の盆踊りもありますし、そういうのと、この街道をどういうふうに結びつけるかということの結びつけを考えるならば、いろいろおもしろい旅行商品ができ上がるではないかと。  ちなみに、風穴については大館の風穴が有名ですけれども、私も知りませんでしたけれども、先月、私、郷土史学習会の会員になってますんで、4月から10月までは野外学習ということで、いろんなこの鹿角から市内に関係するいろんなものに勉強に歩いています。ことしのテーマはハンキョウを見たいということで、それぞれそういうルートを見て新しく気がついたのは、鹿角でも風穴があるんだそうですけれども、現場まで行ったんだけれども道路のすぐ脇でなくて、かなり中腹でないと見れないということだったんで現場までは行けなかった。しかし、湯瀬の外れとそれから兄畑、それと田山、これはそれぞれ風穴として結構有名な場所があります。そういうのとの街道との結びつきもありますし、あるいはそれぞれの地区にあるいろんなお祭り、そういうものと街道と結びつけた旅歩きとか、こういうのの結びつきもあろうかと思いますので、私はそっちのほうが興味あるもんですから、そっちのほうに中心を置いた話を申し上げるわけですけれども、いずれ今いろんな好みがいろいろありますから、情報の発信の仕方によってはいろんな事業展開が組めるのではないかと思いますところから再三その鹿角街道については私も取り上げてきました。どうかいい素材だということをいっぱい抱えておる鹿角ですからどうかこれをうまく活用していただくようにお願いしておきたいと思います。  それと、この関係の中で、もう一点だけお尋ねしたいんですけれども、よく鹿角に四十二館という館があると言われてますけれども、この関係について光を当てて磨き上げるというようなことで、何か考えることがあればお尋ねしたいと思います。 ○議長(田村富男君) 市長。 ○市長(児玉 一君) 私からお答えいたします。  鹿角四十二館の活用についてでありますが、鹿角四十二館は鹿角街道とともに本市が古来より北東北3県に隣接する要所であったことをうかがわせる貴重な歴史遺産であります。また、複雑な地形の先端部を巧みに利用した館は国内でも特徴的な丘城と評価されており、中世の鹿角の面影を知る貴重な資料でもあります。  しかしながら、館については、まだまだ不明な点も多く、その変遷の解明には相応の時間を要するものと見込みでありますので、まずは現在来歴が明らかになっている館の観光資源としての活用方策を探ってまいりたいと思います。  これも鹿角街道とあわせて起点がどこか、終点がどこかも私はちょっと定かでございませんが、何ていいますか日本遺産として勉強するのは、研究するのは大変貴重なことだと思いますけれども、早急なことについては、まだまだちょっといろいろ協議しなきゃならないのかなと思ってます。 ○議長(田村富男君) 福島壽榮君。 ○18番(福島壽榮君) たまには市長を悩ませるような発言が出ればおもしろいなと思って取り上げましたけれども、私この四十二館の中で非常に興味があるのは同僚議員でもあります児玉議員がおられるし、こういう冊子です。ここは七ツ館といわれてるそうですから、私もあの中身がどういう七つがどういうふうなものになってるかとか、この辺はぜひ今後の興味のある事業展開ですし、こういった魅力、魅力があるといいますか関心がある者にとっては、非常にそういう魅力のある場所なんですけれども、こういうのも一つ一つ今後ぜひ市民の皆さんの英知を結集してやっていただければ、おもしろいものができ上がるのではないかと思いまして取り上げさせていただきました。これは、以上で終わりにします。  次に、湯の駅おおゆ、仮称ですけれども、この魅力アップの対策は何かということですので、現在もうこれは実施することに決まってますけれども、あそこにぜひ行ってみたい、来てよかったなと思うような道の駅にするような内容はどのようなことを考えておられるのか、この辺をお尋ねしたいと思います。 ○議長(田村富男君) 市長。 ○市長(児玉 一君) お答えいたします。  湯の駅おおゆの魅力アップ対策についてでありますが、湯の駅おおゆの施設整備に当たりましては、湯けむり漂う交流市場として大湯地区の豊かな自然と温泉を感じていただきながら人の出会いと交流が生まれ、にぎわいと触れ合いによる新しい価値を生み出すことを基本コンセプトに取り組みを進めております。  施設内では、訪れる方々に対して大湯環状列石などの遺跡・遺産や滝めぐりといった見どころの紹介、温泉を生かしたサービスの提供を計画しているほか、地域住民に憩いの場や集える場を提供し、北限の桃やリンゴなどの産品を持ち寄りながら収穫成果や加工品、商品加工などの情報交換を行う機会を提供してまいります。また、屋外には十和田湖をモチーフとした自然の池とホタルの小川など大湯地区の原風景を再現しながら大湯を丸ごと体感できる機能を整備してまいります。  このほか、湯の駅おおゆは話題の隈研吾氏の設計により県産材や県内技術を積極的に生かしたつくりとなりますので、建築物としても十分な魅力を備えた施設になるものと期待をしているところであります。 ○議長(田村富男君) 福島壽榮君。 ○18番(福島壽榮君) いろいろ検討されておられるようですから非常にでき上がりが楽しみです。ぜひ鹿角でしか見れないものとか子どもにとって非常に休みのたびに湯の駅おおゆに行きたいといわれるようなこういうものも今後検討していただきたいと。その中でこれは答弁は別として私の思いとして申し上げるわけですけれども、今、声良鶏が鹿角の鳥ということで駅前に銅像まで、銅像っていいますか、掲げておりますけれども、これはなかなか毎年鹿角で声良鶏を聞くいろんな展示なりそういったものがありますけれども、なかなかふだん接するものではないということですので、もし許せるのであれば、ここへ行けば声良は見れるし、朝方早く行けばすばらしい伸びのある声まで聞けるという何かその辺に特化したものがもしできるとすれば非常にありがたいなと思いますし、あともう一つは、これは十和田湖にヒメマスがあります。今鹿角河川漁協ではサクラマスも力を入れてます。こういったものをあそこで見れるし、希望によっては食べれるというところもぜひあれば楽しいかなと思ってますので、ぜひ今後のにぎわいを深めるものの中でいろいろ検討の中で加えていただければありがたいということを申し上げておきたいと思います。これはよろしいです。  あとは、次のほうに入らせていただきます。十八観光の8060の関係ですけれども、ことしは県もそれから本市も、この記念事業としていろんな事業展開されてます。私は、お尋ねしたいのは来年以降、この節目の年の8060を、さらにアップ、観光客が訪れる地として、どういう魅力あるものを展開するという具体的なものが、もしあるとすればどういうものを考えておられるのかという点でお尋ねしたいと思います。 ○議長(田村富男君) 市長。 ○市長(児玉 一君) お答えいたします。  ジオパークの認定についでありますが、日本有数の活火山であります八幡平の魅力アップを目的として平成24年度に本市と仙北市、八幡平市の3市で八幡平のジオパーク認定に向けた準備委員会の立ち上げを検討いたしましたが、事前調査の段階で期待以上の効果が見込まれないとの判断に至り、取り組みを断念した経緯にございます。  事前調査では、ジオパークの認定団体である日本ジオパーク委員会や先進地である湯沢市などを視察し、情報収集を行いましたが、申請に際しては地域の地質に関する専門人材や大学との連携、学術的な準備作業等に多額の費用と労力を要し、誘客の効果や即効性も高くはないと判断されたことから、3市の協議により、その後の活動を中断することとしたものであります。  市といたしましては、その後も状況に変化はないと認識しておりますので、これに取り組む予定は今のところないということでございます。 ○議長(田村富男君) 福島壽榮君。 ○18番(福島壽榮君) 私はジオパークそれぞれ3カ所、私も行ってみてきました。私が感じたのは、やっぱり十和田八幡平国立公園の中で欠けてるといえば表現がまず余りよくないんですけれども、新たに取り組んでるジオパークの3地区のやっぱり取り組み姿勢が非常に感銘を受けたといいますか、要はジオパークのメーンというか認定の根拠になるのは、どういう観光戦略をメーンとして生かしていくのかというののほうが大事であって、その展開がちゃんとやられてるかどうかが4年後の次の認定につながるということでしたので、あの活動の内容を見ると、まさしく観光客の受け入れ態勢の現地案内というか、こういうものに物すごく力を入れると。何か今までは国立公園だから黙ってもお客が来るんだという、それぞれやっぱり認識っていいますか、そういうイメージが強くて、特別地元でそれに対して案内人が置かなくても観光バスガイドがちゃんとやってくれるよというような形でどんどんお客が来てあったと。ところがジオパークのほうは、やはり地球という視点の中で、どうしてこういうものがここで生まれたのかとか、どういうのかという、そういう貴重な地球全体の規模、環境、いろんなものを含めて子孫に代々まで守っていくという地域にとっての宝ということの中での活動が、地元としての展開を物すごいやってると。  ですから、私がジオパークということで今お尋ねしたのは、まさしくやっぱり地元の盛り上がりといいますか受け入れ、DMOでそれに携わる観光業者だけが頑張ればいいということではなくして、もっともっとこのサポート体制の充実が一番求められてるのではないかという思いで、このジオパークということを申し上げました。それぞれ関係する行政との連携の中で費用対効果の関係で断念したということですが、それはそれとしても、やっぱり今後の8060の観光戦略体制の中では、やっぱりジオパーク取り組み姿勢の参考にできる分については、ぜひ今後取り組みの中で生かしていただきたいということを申し上げておきたいと思います。  最後は次の児玉議員との関連が全くダブっていましたので、この中で1点だけ、私の近場の旧米代保育園の、もし今後の展開が具体的に決まってるということであれば、その点だけに、もしご答弁いただければありがたいと思います。 ○議長(田村富男君) 市長。 ○市長(児玉 一君) お答えいたします。  休・廃止した保育園の利活用についてでありますが、行政財産としての利活用に至らない場合、普通財産に移管した上で民間への貸し付けあるいは譲渡を行っております。  米代保育園につきましては、現在のところ地元自治会や事業所等から利用や譲渡に関する相談は寄せられておりませんが、今後、要望等が寄せられた場合には適宜対応してまいります。しかしながら、昭和61年の建築から間もなく30年が経過することから、特段の要望等がない場合は解体も視野に、跡地利用について検討してまいります。 ○議長(田村富男君) 福島壽榮君。 ○18番(福島壽榮君) ありがとうございました。ダブりがあって、この後やる方に迷惑かかった分があるかと思いますけれども、時間ですし、以上で私の一般質問終わらせていただきます。ありがとうございました。 ○議長(田村富男君) 以上で、福島壽榮君の質問を終わります。  ここで、11時10分まで休憩いたします。     午前10時58分 休憩 ──────────────────────〇 ─────────────────────     午前11時10分 再開 ○議長(田村富男君) 休憩前に引き続き会議を開きます。  順位5番、児玉政明君の発言を認めます。児玉政明君。     (9番 児玉政明君 登壇) ○9番(児玉政明君) 公明・鹿真会の児玉です。本定例会5人目の一般質問となりました。きのうからの質問で同じような内容等あると思いますけれども、どうか答弁のほう、よろしくお願いしたいと思います。  それでは、早速通告に従い質問に入ります。  初めに、市長の市政運営についてお伺いいたします。  市長は平成17年に市長に就任以来11年間、本市をより一層強く元気にとの思いで全力で市政運営に努められたことは市民を初め、皆が認めていることと思います。3期目におかれましても、子育て環境の充実や積極的な観光施策と交流人口の拡大、ブランドアップ戦略の推進、スポーツによるまちづくりなど特色あるまちづくりを進めてこられました。  しかしながら、市職員の一連の不適切事務処理、住宅使用料の私的着服など、たび重なる不祥事も発生しております。市長は市政運営のトップリーダーとして市民の信頼回復に向け、再発防止の仕組みを強化し、二度とこのようなことがないように取り組んでいってほしいと思います。  そこで、3期目の任期も残り1年となりましたが、これまでの3年間を振り返り、成果を上げられた施策や戦略、あるいはさらなる取り組みが必要と思われる施策や課題などありましたら市長の考えをお伺いいたします。  また、あわせまして、今任期残り1年の意気込みをお伺いいたします。 ○議長(田村富男君) 市長。 ○市長(児玉 一君) 児玉政明議員のご質問にお答えいたします。  私は、3期目の市政を担うに当たり、「地域に元気!」「市民に元気!」「暮らしに元気!」の3つの元気の向上を目指し、7つの戦略を公約に掲げ、その実現に取り組んでまいりました。なかでも雇用の確保につきましては最重要課題と捉え、地場産業の育成・支援、各種助成金の拡充、企業誘致の推進など、資源を生かした産業の活性化と雇用の拡大に取り組んできたところであります。  有効求人倍率は近年は、1倍を超え推移している状況であり、前期基本計画の目標の0.60倍を大きく上回っておりますが、一部で求人と求職のミスマッチが生じておりますので、引き続き雇用の安定と定住人口の確保に努めてまいります。  子育て支援につきましては、保育環境の充実や第3子以降の子育て費用・教育費用の無償化など、これまでも県内トップクラスの支援策に取り組んでまいりましたが、後期基本計画では経済的な負担の軽減を図るための新たな取り組みとして結婚・子育て支援ローンの創設やファーストベビー祝い金の創設など、結婚・妊娠・出産・子育てに係る、より充実した支援策を切れ目なく講じております。  中心市街地のにぎわい創出につきましては、約40億円を投じました文化の杜コモッセの完成により、新たな活気と交流が生まれており、市民の方々からも大変好評をいただいていることを、まことに喜ばしく思っております。今後、さらに商店街と連携した取り組みを支援し、コモッセ利用者の回遊性を高める取り組みを進めてまいります。  移住・交流の促進につきましては、後期基本計画に先駆けて、いち早く移住コンシェルジュ4人を配置し、新たな人の流れを呼び込む事業の展開と移住者を迎え入れる地域づくりを進め、着実に実績を積み重ねてきているところであります。  昨年の国勢調査の速報では国が示した人口推計と比較し、人口減少幅が縮小していることからも、こういったさまざまな取り組みの成果が徐々に効果があらわれてきているものと考えております。今年度は後期基本計画の初年度でありますので、計画に掲げたプロジェクトをしっかりと軌道に乗せつつ、私の今任期の仕上げの年として、「笑顔がつながり 活力を生むまち・鹿角」の実現に向けて着実にかつ力強く全力で邁進してまいります。 ○議長(田村富男君) 児玉政明君。 ○9番(児玉政明君) 次に、今年度市民と直接語り合う機会の場ということで市長の地域ミーティングが設けられました。市長が直接自治会や住民の会合に出向くそうですが、住民の皆さんと意見交換できる絶好の場だと思います。そこで、この地域ミーティングについて開催の内容と現在の開催状況についてお伺いいたします。 ○議長(田村富男君) 市長。 ○市長(児玉 一君) お答えいたします。  市長の地域ミーティングは昨年度、人口ビジョンやまち・ひと・しごと創生総合戦略、第6次総合計画後期基本計画などの市政の大方針を決定したことから、その内容をできるだけ多くの方にご説明をし、課題を共有していただいた上で意見交換を行い、今後の取り組みのさらなる強化につなげたいとの考えから実施するものであります。  自治会など地域からの申し出を受けて、できるだけ日程を調整して開催してまいりますが、場合によってはこちらから開催を打診することも考えており、より多くの地域を訪問できるように進めてまいります。今後、第1回の地域ミーティングを今月の13日に錦木地区で開催する予定であります。
    ○議長(田村富男君) 児玉政明君。 ○9番(児玉政明君) そうすれば再質問ですけれども、以前に行われておりました「おらほの自治会」といった意見交換の取り組みがありましたけれども、内容的には同じような取り組みなのかということと、おらほの自治会は全自治会に出向くといったことでありましたが、今回の地域ミーティングについては、申し込みがあった自治会とだけの開催となるのでしょうか。また、この開催数の目標なり、そういったところはあるかということ、この点についてお伺いいたします。 ○議長(田村富男君) 総務部長。 ○総務部長(安保一雄君) おらほの自治会との違いということでございますが、今回の地域ミーティングにつきましては、先ほど市長の答弁にもありましたが、後期基本計画を推進していく上で計画の内容、また地方創生も含めてですが、内容を説明させていただき、その上でご意見を伺いたいということで、まさに共動の市政運営と、いろいろなご意見を、その手法あるいは事業の進め方に皆さんのご意見を反映させていただきたいという考え方で行っております。  おらほの自治会といいますと、どちらかといいますと総合計画も含めてですが、地域の要望を伺ったということでございます。ですからいろいろな施設の改修とか道路等の要請もございましたが、そういう面ではこちらの地域ミーティングは後期基本計画と地方創生の推進に重点を置いた意見交換と、その上でそれ以外の要請等があった場合にもこちらも伺いたいという形で思っております。  それから、自治会、あくまでも自治会単位ということで考えておりますが、ただ、これにこだわるものではなくて各種団体の要請も対応したいと考えております。今回は錦木地区の全自治会の集まりである「錦木を考える会」というほうから要請をいただいておりますので、対応させていただきます。期間を年度内と考えておりますので、この間、できる限り全自治会ということで今のところは考えておりますが、そうなりますと先ほど市長がお答えしましたように、こちらのほうから声をかけさせていただく場合もあると考えております。 ○議長(田村富男君) 児玉政明君。 ○9番(児玉政明君) わかりました。  それから、もう一点関連して再質問でございますけれども、住民との意見交換とあわせまして、以前は市長は職員と自由に話し合える場を持っていたということで、たしか「わいわいランチ」ですか、そういった名称で職員と自由に話をしてあったというふうに思ってあったんですけれども、不祥事防止の観点の一環といたしましても、そういう機会があってもいいのではないかなと思いますけれども、今現在、職員の方々と意見を交換する場とか、それはどういうふうになっているかお伺いしたいと思います。 ○議長(田村富男君) 総務部長。 ○総務部長(安保一雄君) わいわいランチということで新採用の職員あるいは定期的に何年たった職員とかと、こうかつてはやってあったわけでありますが、ランチということで昼の休憩、御飯の時間ということで、さほど市政について深くお互いの討論を重ねるという形ではなかったんですが、市長自身、採用した職員とそんなに会話をする機会もないということでは職場環境にはいい面で反映してあったものと思っております。現在はそういう形ではいつ行うという形では決めておりませんので、今のところちょっと最近は休んでおりますけれども、言われたようにさまざまな不適切な事務等あるわけで、管理職のしっかりした対応ということも考えますと、必ずしもこういうランチだけではなくてもいいのかなと思っております。最近では部課長会議ということが毎月あるわけでありますが、ここら辺の会議で管理職としてどういう対応が必要かという意識の共有を図ることに重点を置いております。 ○議長(田村富男君) 児玉政明君。 ○9番(児玉政明君) わかりました。  仮に、私がもし市職員であったとすれば、なかなか市のトップである市長には話しかけにくいということがあるかもしれませんので、ぜひ市長からは職員の方々にお声かけをいただいて、いろいろ情報交換等していただければと思います。  市民にしろ職員にしろ多様な意見等ございますので、参考にできる意見はぜひ参考にしていただいて鹿角市のトップリーダーとして今後の市政運営に役立てていただければと思います。  次に、市営住宅使用料着服の不祥事についてお伺いいたします。  全国的に公務員による不祥事がたびたびマスコミ等で報道され、倫理観の欠如と職業意識の希薄化が叫ばれていますが、本市においても市職員が市営住宅の使用料を着服する不祥事がありました。本定例会初日に市長みずから責任をとるということで減給の条例改正もあり、一日も早く市民の信頼を回復できるよう先頭に立って全力で取り組むと述べられました。今後、市職員は公務員倫理を徹底し、市民の奉仕者として一様に襟を正して不祥事を起こさない・見逃さないという強い決意を一人一人持つことが必要と思います。  そこで、今回の市営住宅使用料の着服行為は、なぜ起こったのか、発生の原因と当該職員の問題点、組織職場としての問題点を、市長はどのように分析しているかお伺いいたします。 ○議長(田村富男君) 市長。 ○市長(児玉 一君) お答えいたします。  市営住宅使用料の着服についてでありますが、発生の原因は故意によるものとはいえ、着服が可能な管理体制であったことが最大の要因と考えております。  具体的には、集金は必ず2人で行くということを指示徹底したにもかかわらず、納付書や領収印を許可なく持ち出せたことから、実際には他の用事に見せかけて1人で外出し、集金することができたことや、2人で集金を行った場合でも戻ってから入金するまでを2人で確認することが徹底されていなかったこと、そして何よりも一連の業務をほぼ1人の職員が担当しており、複数の目でチェックする相互牽制が機能していませんでした。これは行為者本人のコンプライアンス意識の欠如に端を発するとはいえ、職員の指導を含め業務の管理体制が不十分であったためと考えております。  また、職員は全体の奉仕者として法令遵守はもとより高い倫理観と強く責任感を持った行動が求められておりますが、このことを職員一人一人が改めて自覚する必要があるものと考えております。 ○議長(田村富男君) 児玉政明君。 ○9番(児玉政明君) そうすれば本定例会の初日の行政報告の中で今回の不祥事に対して再発防止の仕組みを強化していくとありましたが、今後取り組むべき対策として具体的な再発防止の強化策についてお伺いいたします。 ○議長(田村富男君) 市長。 ○市長(児玉 一君) 昨日もお答えしておりますが、再発防止に向け、法令やルールを守ることは当然のことでありますが、不祥事を未然に防ぐためには「当たり前のことを当たり前に行う」という意識づけが不可欠であり、これを職員一人一人が確実に実践することが重要であると考えております。  また、職員と外部委員で構成する(仮称)コンプライアンス推進委員会を設置し、過去の不祥事事例の分析・検証を踏まえながら法令遵守や公務員倫理などに関する意識醸成を図るための実践的な取り組みを行動規範集として定めることとしており、これを組織的・継続的に実施する仕組みを構築して市政に対する信頼回復を図ってまいります。 ○議長(田村富男君) 児玉政明君。 ○9番(児玉政明君) 今言われました防止策については、ぜひ取り組みを強化お願いしたいと思います。  次に、全国的に不祥事があった場合はマスコミ等でも報道され、当事者は職を失うなど重い処分が科されます。このような事態になることをわかっていながら横領・着服等の不祥事はなくなりません。十数年前も本市職員による着服といった不祥事があり、関係する職員が処分されたという事案もありましたが、それなのにまた市職員による不祥事が発生しております。  そこで、なぜ不祥事というものはなくならないのか、市長の見解をお伺いいたします。 ○議長(田村富男君) 市長。 ○市長(児玉 一君) 再びこのような事件が発生してしまったことは痛恨の極みでありまして、不正が見抜けなかった組織としてのチェック体制や公金管理に対する認識の甘さを痛感しております。これまでも不適正な事務処理の発生を防止するため情報共有や管理体制の強化に努めてまいりましたが、職員に対する絶対的な信頼・信用を前提とした取り組みの中に不正が入り込む余地があったものと認識しており、職員相互の連携強化の一方で相互牽制の働く仕組みも必要であったと考えております。 ○議長(田村富男君) 児玉政明君。 ○9番(児玉政明君) 不祥事というものは、辞典で調べましたが、「好ましくない事柄・事件。関係者にとっての不都合な事柄・事件」というような内容で書いてありました。いろいろと取り組み強化なりそういうのをしてあるんですけれども、この不祥事、人の心のどこがそのようなことをさせるものなのか、市長はどのように考えておりますか。 ○議長(田村富男君) 市長。 ○市長(児玉 一君) 不祥事防止の心構えについてでありますが、職員が公務員としての誇りと自覚を持ちながら、それぞれの職位や職務の中で適切に事務事業を推進していくことが重要と考えており、こうした意識と行動は職員みずからが知識や経験を通して身につけるだけでなく、上司から部下へ仕事に対する情熱や姿勢など無形の精神性が伝達されることによって実感として培われる部分が少なくありません。  したがって、管理職自身が当たり前と思っていることを、声に出し部下職員に伝えていくことや姿勢を示すことが重要であると強く感じているところであります。職員一人一人が今回の件を自分のこととして受けとめ、職員一丸となって信頼回復に向けた行動ができるように職員のコンプライアンス意識の醸成に努めてまいります。 ○議長(田村富男君) 児玉政明君。 ○9番(児玉政明君) ただいまの答弁、ちょっと次の質問と重なった部分あるかと思いますけれども、今回の不祥事は事務マニュアルどおりに行えば発生しなかったと思いますが、未然に防ぐためのさらなる事務マニュアルの強化やコンプライアンスの徹底といった改善策のみならず、不祥事防止の視点やそのための心構えについて、全職員が今回の不祥事を自分のこととして同一意識をもって今後の業務に取り組んでいただき、市民の信頼回復に努めてもらいたいと思います。  次の質問に移ります。食品ロス削減に向けた取り組みについてお伺いいたします。  食べられる状態なのに捨てられる食品ロスは家庭やスーパー、ホテル、飲食店等あらゆるところで見受けられます。農林水産省によると日本の食糧需給率は約4割にとどまる一方で、年間2,801万トンの食品廃棄物が発生しており、このうち4割近い642万トンが食品ロスと推計されております。既に先進的な自治体ではさまざまな食品ロス対策が行われているようですし、NPOの活動としては消費期限が迫った食品を引き取り、生活困窮者へ無償提供するフードバンクといった取り組みがあります。そこで、各家庭における食品在庫の適切な管理や食材の有効活用の取り組みを初め飲食店等における残さず食べる運動や持ち帰り運動の展開など市民や事業者が一体となった食品ロス削減に向けた取り組みを進めることが重要と考えますが、本市の食品ロスの状況と削減に向けた対策、フードバンクの取り組みについてお伺いいたします。 ○議長(田村富男君) 市長。 ○市長(児玉 一君) お答えいたします。  本市の食品ロスの状況と削減に向けた対策についてでありますが、家庭から排出される食品ロスの量を国では1人当たり年間24.6キログラムと試算しており、これを本市に当てはめますと約800トン、家庭ごみとして排出されているごみの11%程度になると推定されます。  家庭から排出される食品ロスを削減するには、一人一人が「もったいない」を意識して行動することが重要であり、賞味期限の正しい理解や食品は必要な分だけ購入して食べきるなどといった、生活習慣を見直すことから始まるものと考えております。このため、市内小学校を対象とし、児童が食品ロスを含めて広く環境について考える「かづの環境壁新聞コンクール」の実施や食品ロス削減を題材とした「快適エコライフ実践講座」を開催するなど食品の大切さを考える機会を設け、意識啓発に取り組んできたところであります。  また、事業所等においては、食品の返品や廃棄を減らすため全国的に流通段階における納品期限の見直しが行われており、小売店においても消費期限や賞味期限が近い食品は値引き販売を行うなど、食品ロスの削減につながる取り組みが進められております。  フードバンクにつきましては、本市独自での取り組みは行っておりませんが、全県規模で活動しているNPOフードバンクあきたと鹿角市社会福祉協議会が広報誌による食料提供の呼びかけや生活困窮者を対象とした食料支援を連携して行っているところであります。  今後とも食品ロスの削減に向けて市民の意識向上を図り、関係機関と連携しながら継続的に取り組みを進めてまいります。 ○議長(田村富男君) 児玉政明君。 ○9番(児玉政明君) 先進的な自治体の事例でございますけれども、これは長野県のほうの自治体でございますけれども、食品のロス対策として宴会の食べ残しを減らすため、乾杯後の30分と終了前の10分は自席で食事を楽しむ「3010運動」というのを進めているところがございました。本市においても、こういった具体的に実践できる取り組みが必要と思いますが、こういった何か取り組みについて行ってはいかがと思いますけれども、意見をお伺いいたします。 ○議長(田村富男君) 市民部長。 ○市民部長(児玉 晃君) 先ほど市長の答弁にもありましたけれども、家庭からの食品ロス、それから事業系の食品ロスとございますけれども、家庭については家庭から出るごみの約11%、生ごみの中では4割ぐらいが食品ロスといわれています。事業系につきましては、それぞれのスーパーとかではいろいろな先ほど市長の答弁に申し上げましたような取り組みを行ってるわけですけれども、飲食店については、確かに食品ロスの中では非常に大きな割合を占めているというふうには伺っております。  そういった取り組みの中で、今、議員さんが提案されました、いわゆる「3010運動」ということだと思いますけれども、宴会の30分ですか、開始30分はまず食べて、そして終わる、閉じる前の10分間もまた食べるということで、できるだけ食品ロスを少なくするという運動だと思います。そういった運動は、やはり個々の事業者はどうしてもどうもできないものだと思いますので、それぞれふだんからの生活習慣あるいは個々の意識啓発、こういったものが大事だと思いますので、そういう県内でもそういった運動を展開しているところもありますので、そういったことを取り入れるのを検討しながら、今後とも食品ロス対策に努めてまいりたいと思います。 ○議長(田村富男君) 児玉政明君。 ○9番(児玉政明君) 次に食品ロスに対する取り組みの普及啓発活動の一環としてまずは小中学校など教育施設における学校給食や食育、環境教育などを通して食品ロス削減の啓発を進めることが必要と思いますが、この点について考えをお伺いいたします。 ○議長(田村富男君) 教育長。 ○教育長(畠山義孝君) 児玉政明議員のご質問にお答えをいたします。  小中学校など教育施設における食品ロス削減の啓発についてでございますが、学校によって取り組みはさまざまですが、一例を挙げますと、期間を定めて学年やクラスごとに児童生徒が給食を完食した人数や残食率を競うなど、児童生徒が一丸となって給食を残さない取り組みを行っているところでございます。  また、みどりの食材連絡会による「たらふくかづのの日」の学校訪問事業では、野菜づくりの楽しさや大変さ、野菜を食べる必要性などを児童生徒に伝え、食生活や食習慣の見直しにつなげる活動を行っておりますので、今後もこれらの取り組みを継続・発展させ、食品ロス削減の啓発を図ってまいります。 ○議長(田村富男君) 児玉政明君。 ○9番(児玉政明君) 各学校で取り組み等さまざまかと思います。昨年、私、八幡平中学校のほうに、おととしですか、給食の時間、ちょっとお邪魔して給食の状況を見ていたんですけれども、八幡平のほうでは給食が余りそうになったら館内放送で何年何組の給食が余るので食べたい人は来てくださいという放送流れてました。そしたら男子生徒が速攻で食器を持ってきて給食を食べていたということで、いろいろ取り組み等あると思いますので、小中学校でも給食を残さないといった取り組みをぜひ進めていただければなと思います。  次に、本市の災害備蓄食品の更新に当たっては未利用備蓄食品の有効活用とし、廃棄の抑制を図る観点から消費期限の一定期間前にフードバンク等へ寄附をして生活困窮者の支援を検討してはどうかと思いますが、考えをお伺いいたします。 ○議長(田村富男君) 市長。 ○市長(児玉 一君) お答えいたします。  災害備蓄食品は災害時の非常食として、およそ5,000食分を備蓄倉庫などに保管しておりますが、これらは5年から20年の賞味期限となっており、計画的に更新をしているところであります。  賞味期限の近づいた災害備蓄食品は廃棄せずに災害訓練や自治会などで行われている火災訓練等において各参加者に配布し、その必要性などについて周知するために用いているほか、ペットボトルの水は煮炊き訓練に使用するなど有効的に活用がなされておりますので残余は生じませんが、今後生活困窮者の支援に使用する意向などがありましたら対応を検討してまいります。 ○議長(田村富男君) 児玉政明君。 ○9番(児玉政明君) 本市の災害備蓄品、食品の取り扱いについては理解しました。  次に、フードドライブの取り組みについてお伺いしたいと思います。  フードバンク等への食料の寄附を市民から受け付ける活動をフードドライブと呼ぶそうですが、先進地では市役所が会場を提供するなど協力を積極的に行っているようです。本市においてもフードドライブの活動拠点会場を市役所として積極的に役割を果たし、協力していく考えはないかお伺いいたします。 ○議長(田村富男君) 市長。 ○市長(児玉 一君) お答えいたします。  家庭で余剰となった食べ物を職場や地域活動、学校などに持ち寄り、それらをまとめて福祉団体やフードバンクに寄附する活動のフードドライブについてでありますが、ことし1月に鹿角市社会福祉協議会の呼びかけで食品提供をお願いしたところ、実績はなかったと伺っております。  福祉の活動拠点である福祉保健センター内で活動している社会福祉協議会においては、この活動を継続していくということでありますので、本市においてもPRを行うなど社会福祉協議会の活動に協力して取り組みを進めてまいります。 ○議長(田村富男君) 児玉政明君。 ○9番(児玉政明君) この活動につきましては、政府も後押ししているようでして、補助メニュー等も用意されてるようでございます。本市では社会福祉協議会が、その活動をしているということでしたので、市としてはその活動を、ぜひ市民のほうに情報提供していただければなと思っております。  それでは、次の質問に入ります。子ども救命士の育成についてお伺いいたします。  日本におけるほとんどの自治体では、これまで救命救急講習の対象は中学生以上として行われております。一方、世界一の救命都市といわれるアメリカ・シアトルでは小学生にも救命の授業を行っているようです。救命率のより一層の向上のためには、より早い段階での教育、意識づけが重要であることから、小学校の協力を得ながら小学生にも救命救急の講習を行い、救命率の向上に結びつけている自治体もあるようです。  山形県の村山市では、小学校の3・4年生が応急手当ての目的と必要性、5年生が簡単なけがの手当てと救急車の呼び方、6年生が心肺蘇生法・AEDの操作方法などを講習内容として、修了者には子ども救命士認定書を付与しているといった取り組みをしております。要するに子どもたちへの啓発や教育の効果は周りの大人たちへの波及効果にもつながるものと思われます。  そこでお伺いいたしますが、本市の子どもを対象とした救命救急講習の取り組み状況の内容と、小学校の高学年等、より早い段階での救命救急講習を実施して子ども救命士を育成するといった取り組みが必要であると思いますが、当局の考えをお伺いいたします。 ○議長(田村富男君) 市長。 ○市長(児玉 一君) お答えいたします。  救命講習の受講状況についてでありますが、平成25年度から3年間で受講回数179回、受講者数は4,444人となっており、このうち市内2つの小学校で合計86人の児童が一般講習と救命入門コースを受講しております。  子ども救命士の制度は適切な応急手当てを施すことで救える命があることを子どものときから知ってもらい、救命率の向上を目的としているものと理解しておりますが、小学生のころから成長段階に応じた実践的な救急救命に関する知識を習得する機会は有事における応急手当ての重要性の理解のほか、命の大切さや助け合いの心を育む教育の場としても有意義であると考えております。  また、周囲の大人への波及効果から地域全体の救命率の向上につながる取り組みであると捉えておりますので、先進事例等を参考にしながら関係機関と連携して取り組めるように、その手法を検討してまいります。 ○議長(田村富男君) 児玉政明君。 ○9番(児玉政明君) 私、中1の娘がいるんですけれども、きょうですか、中学校のほうで救命救急講習の実施日ということで、朝、緊張するといって出かけていきました。子どもたちに救命救急の必要性・重要性をきちんと理解、認識することが大事であろうと思いますので、これからより一層の取り組みをお願いしたいと思います。  次に、スポーツ少年団の社会体育化についてお伺いいたします。  本市小学校の課外クラブ活動については、来年度からスポーツ少年団としての社会体育化に移行となります。野球とミニバスケットボール競技において、スポーツ少年団としての活動を行うこととしておりますが、各小学校、特に育成母集団となる親の会の方々からは移行に向けて不安の声が出ているようです。あと2カ月もすれば野球においては新チーム、4・5年生のチームでの活動が始まるところもあるようです。この体制は新年度のスポーツ少年団につながることから、移行を視野に入れた組織づくりなど指導者の確保、練習計画の作成など運営体制を決めなければならず、教育委員会やスポーツ振興課からスポーツ少年団化へ向けた本市のある程度の方針や方向性を示してもらいたい状況となっております。以前にスポーツ振興課より各学校で説明会等もありましたが、鹿角独自の要素を盛り込んだスポーツ少年団活動を目指したいとの説明もありました。  そこでお伺いいたしますが、各学校の保護者、特に野球、ミニバスの親の会へ来年度スタートするスポーツ少年団の社会体育化について、少年団の運営の仕方や組織構成のあり方、役割やルールなど市としての統一の基準や各少年団で決めなければならないことなど、市としての具体的な方針や方向性を早急にお示ししなければいけない時期に来ていると思いますが、当局の考えをお伺いいたします。 ○議長(田村富男君) 教育長。 ○教育長(畠山義孝君) お答えをいたします。  スポーツ少年団活動の社会体育化に関する活動基準や方針についてでありますが、来年度からの完全移行に向けて各学校を対象にアンケートを実施したほか、学校との協議の場や関係者で組織した鹿角市スポーツ協議会において議論を重ねるなど、スムーズな移行を目指して取り組みを進めてまいりました。これらの取り組みを経て少年団化への指針となる基本的事項となる鹿角市スポーツ少年団の目標と活動基準を取りまとめ、去る5月27日に鹿角市スポーツ少年団本部委員総会で承認いただき、これに引き続き開催された鹿角市スポーツ少年団指導者連絡協議会で周知とご協力のお願いをしたところでございます。  今後は今月下旬をめどに学校や保護者など関係者向けの合同説明会を開催し、活動基準の周知を図るとともに要望に応じて地域や団体、学校への個別説明会も開催し、理解を深めていただけるよう取り組みを進めてまいります。 ○議長(田村富男君) 児玉政明君。 ○9番(児玉政明君) そうすればただいま今月下旬をめどということでありましたので、その点については各学校のほうも時期がわかったということになると思うので、安心できる部分の一つではないかなというふうに思います。  それから、次に移ります。スポーツ少年団の活動についても各学校の保護者において認識がさまざまでありました。野球とミニバスを通年で少年団活動を行い、陸上競技やスキーを全くやらず大会に出場しなくてもよいと思う方たちもありました。これでは競技者が減少してスキーと駅伝のまちがなくなります。また、学校の枠を超えた強豪のスポーツ少年団に入団させてもよいのではないかといった声もございました。  このように個人によりさまざまな認識を持っている方々がありますので、きちんとしたルールづくり、取り組み方針が必要です。特にスキーや陸上競技といった種目も鹿角市からは強く選手を輩出できる競技ですので、この点について活動の仕方はどういった考えをお持ちなのかお伺いいたします。先ほどの5月下旬のときに説明されるかと思うんですけれども、まずこの点についてお伺いいたします。
    ○議長(田村富男君) 教育長。 ○教育長(畠山義孝君) 6月下旬に合同の説明会を行った後に、それでも理解が浸透していなければ個別のご要望にお応えをするという、そういうスケジュールであります。  ご質問のスキーや陸上競技の活動についてでありますが、この2つの競技では過去にオリンピック選手も輩出するなど本市を代表する競技として市民の期待も非常に大きいものがありますが、特にスキー種目においては競技人口の減少が本市のみならず日本スキー界全体の課題とされております。  本市の小学校においては、社会体育化に移行した後もスキーや陸上競技といった個人種目については、当面大会への参加なども含め学校の協力が必要であると考え、協議を進めているところであります。また、競技人口拡大とトップレベルの選手育成を継続的に進めるためには一貫して指導できる仕組みが重要であると考えております。ジャンプ競技では小学生・中学生・高校生がそれぞれの年代や技術力によって専門の指導が受けられる体制となっており、また陸上競技においては専門団体が定期的に記録会や講習会などを開催しておりますが、指導体制を確立し、より一層強化に努めてまいります。 ○議長(田村富男君) 児玉政明君。 ○9番(児玉政明君) スキーと駅伝のまち鹿角ということですので、競技者がなくなっては本当にいけないと思います。スポーツ少年団は、活動は育成母集団、まず親という部分になると思いますけれども、そうすればスキーと陸上競技については学校の行事の一環といいますか、大会に出るための一環での取り組みということでよろしいでしょうか。 ○議長(田村富男君) 教育部長。 ○教育部長(奈良義博君) お答えいたします。  スキーと駅伝のまちをうたっている鹿角市といたしましては、大会のあり方についても今検討中でございます。野球、ミニバスに関しては競技団体が主催でやってるわけですけれども、スキーですとか陸上に関しては教育委員会が主催で、例えばの話ですけれども、教育委員会が主催で各競技団体に運営していただこう、このような形も一つあるのかなということで教育委員会が主催ですと学校も参加しやすい、このようにも考えておりますので、その辺も現在検討中であります。 ○議長(田村富男君) 児玉政明君。 ○9番(児玉政明君) ぜひいろいろ選手の参加しやすい、参加者がふえるような取り組みも含めて検討、ぜひお願いしたいと思います。  最後に質問ですけれども、今後、想定される課題や問題を各学校の親の会から提出いただいて課題解決が必要と思いますが、どのように対応していくのかお伺いしたいと思います。 ○議長(田村富男君) 教育長。 ○教育長(畠山義孝君) お答えをいたします。  課題解決への対応についいでありますが、先ほどご答弁申し上げましたとおりスポーツ少年団の活動基準に関する説明会などを開催していく中で意見や問題点などの集約を図り、それぞれ真摯に対応してまいりたいと考えております。 ○議長(田村富男君) 児玉政明君。 ○9番(児玉政明君) あしたから小学校の野球大会始まるんですけれども、人数が少ない草木小学校は大湯との合同チームでの出場となっております。その人数に関しましても、今後ほかの小学校でもそういった状況が出てくると思いますし、また学校の統合等も予定されております。その件に関しても、スポーツ少年団になればユニフォームを、また新しくしなきゃいけないとか、そういった統合のことも視野に入れた考えもありますので、そういった部分でも、ぜひ相談なり問題等あった場合には適切に対応していただけるようにお願いしたいと思います。  そうすれば最後の質問となります。施設の有効活用についてお伺いいたします。  本市では教育、保育、子育て支援を総合的に提供する認定こども園の整備を進めて、本年4月に平元保育園、柴内保育園、米代保育園の3園を統合した「あおぞらこども園」がオープンしました。新設の園舎はとてもきれいで、入園している子どもたちも大変喜んでいることと思います。しかし、統廃合となった3園につきましても施設の利用は十分可能だと思いますし、再利用されている施設もあるようですが、そこで今回のあおぞらこども園の開園に当たり閉園・統廃合となった平元保育園、柴内保育園、米代保育園の施設の有効活用跡地利用について、現在の利用状況と今後の利用計画等についてお伺いいたします。 ○議長(田村富男君) 市長。 ○市長(児玉 一君) お答えいたします。  統廃合となった各保育園の利用状況と今後の利用計画についてでありますが、あおぞらこども園のオープンにより統廃合となりました3保育園のうち平元保育園につきましては、平元小学校内に開設しておりました児童クラブが利用者の増加に伴い手狭となったことから園舎を平元児童クラブとして活用しております。  また、柴内保育園につきましては、地元の東町自治会から自治会会員の憩いの場として利用したいとの意向から譲渡要望書が提出されており、譲渡を前提に一部改修を行うこととしております。  米代保育園につきましては、先ほど福島議員へお答えしましたとおり、今後の利活用については未定でありますが、他の普通財産と同様に自治会や事業所等の民間利用が見込めない場合には解体し、跡地の利用を検討してまいります。 ○議長(田村富男君) 児玉政明君。 ○9番(児玉政明君) 平元保育園柴内保育園は利用されているまた利用計画があるということで、残るは米代保育園ということでございました。先ほどの福島議員の質問にもあったんですけれども、地元自治会なり団体等から利活用の要望等あった場合には対応していくということで、そうすればよろしいんですよね。 ○議長(田村富男君) 総務部長。 ○総務部長(安保一雄君) 市としては活用の予定はございませんので、ぜひ対応させていただきたいと思っております。 ○議長(田村富男君) 児玉政明君。 ○9番(児玉政明君) ぜひ有効的な利用方法等考えていただいて進めていただければなと思っております。  若干早いんですけれども、以上で私の質問を終わります。 ○議長(田村富男君) 以上で、児玉政明君の質問を終わります。  ここで、昼食のため午後1時まで休憩いたします。     午前11時57分 休憩 ──────────────────────〇 ─────────────────────     午後 1時00分 再開 ○議長(田村富男君) 休憩前に引き続き会議を開きます。  次に、順位6番、吉村アイ君の発言を認めます。吉村アイ君。     (12番 吉村アイ君 登壇) ○12番(吉村アイ君) 一般質問に入る前に一言述べさせていただきたいと思います。  けさ、朝のニュースで、また鹿角市で山菜とりの女性が行方不明ということで3度も4度も、またテレビでもラジオでも放送なりました。きょうの一般質問の冒頭で、その方の無事を祈りたいということでお話しさせていただきたいと思いましたけども、今お昼のニュースで亡くなってたということを今聞いて、この一般質問の前に大変気持ちが動揺しております。市民の方々も何とかならないのか、これでもタケノコとりに行く人いる、そういう話ありますけども、やはり今までの状態とは全然違うと。つい最近、岩手大学の先生も、そのほうに厳しい先生、詳しい先生もテレビに出ておりました。ツキノワグマの習性は違う、このクマは違うということを話しておりました。私は、やはりこれ以上の犠牲者出さないためにも県と国と緊急に対策本部を立ててやらなければならないと思います。毎年あることだといっても、このように続けてこのような事件があったことはありません。私も何度も行ってます。山には。でも、気をつけていたと思うんですけども、これはあまりでした。ですから、自分の一般質問も大事ですけども、このことは冒頭に述べさせていただきます。  それから、もう一つですけども、7日の日に視察に委員会で視察に行ってまいりました。ひょうの被害があったたばこ農家、それからユリのテッポウユリ、それからリンゴ農家、私もリンゴ少しですけどもやってます。あのリンゴの木を見たときですね、最初見たときどうしたかなということを思ったら、もうとてもね、本当に泣いてもどうしようもないなっていうことで、市長、このことに関しても、早くいろいろ対策していただきたいと思います。  それでは、大変済みません。ちょっと気持ちが動揺してて長く話しさせていただいて申しわけございませんでした。それでは創生会を代表して、また市民を代表して一般質問をさせていただきます。  それでは、まず最初にですけども、通告に従い質問させていただきます。最初は男女共同参画推進についてです。これはしつこいようなんですけども、毎年6月に男女共同参画推進月間ということで、議員になってから12年目なりますけども、毎年6月にやらせていただいております。  12年目になって、この議場の中でも女性は職員の方は1人、議会の中でも議員の中は私1人、また各常任委員会でも二、三人という、こういう状況です。この10年間自分でもいろいろ男女共同参画について話してきて、まだまだ10年たっても人数的にはまだまだ少ないなと思っております。何とか皆さん一緒に、市のほうでも市長も大分やっていただいてますけども、また去年と同じ質問ですけども、質問させていただきます。  まず、最初に市の審議会等委員への女性登用目標についてお尋ねいたします。平成27年度の目標値は30%だったんですけども、24.5%の実績でした。30%に達成できなかった要因についてお伺いいたします。  この市の審議会等なんかは、意外と女性の審議委員は割と30%には達成できるんじゃないかなと私は思うんです。いろいろな鹿角市の管理職とかいろいろそういうのはいろいろなことがあると思うんですけども、審議委員に関しては、意外と30%達成するくらいの方が、人材がいらっしゃるんでないかなという、そういう意味で、まず最初にこの質問をさせていただきます。お願いいたします。 ○議長(田村富男君) ただいまの質問に対して答弁を求めます。市長。 ○市長(児玉 一君) まず、その前にただいま吉村議員がクマの件についてお話ございましたが、クマの件については、今持ってる情報は、これが終わりましたら皆さんにお知らせしますので、そういうふうに理解してください。  吉村アイ議員のご質問にお答えいたします。  市の審議会等における女性委員の登用についてでありますが、平成27年度の審議会等は51あり、そのうちの80%である41の審議会等で女性が委員として活躍しております。また、審議会等の委員総数534人のうち女性委員は131人で、その割合は24.5%となっておりますので、目標値の30%を5.5ポイント下回った結果となっております。  目標に届かなかった要因としましては、審議会等の性質から充て職により委員を選出している場合が多く、男性の割合がどうしても高くなる傾向にあることが挙げられます。しかし、充て職以外の委員を委嘱する場合においては、男女比に配慮した登用を行っており、充て職を除いた委員数360人に対する女性委員の割合は30.3%と目標値を上回っております。さらに、女性の割合が過半数を超える審議会等は花輪図書館協議会や学校給食センター運営委員会など7件ありまして、男女の意見を十分に反映しながら事業を展開しております。 ○議長(田村富男君) 吉村アイ君。 ○12番(吉村アイ君) 28年度からの目標も32年までは30%ということで目標立てておりますので、今いろいろな要因があって現実的には30.3%になってるということなんですけども、より目標値に、目標立ててることですので、目標値に達成できるようにお願いしたいと思います。  次に鹿角市男女共同参画計画についてお尋ねいたします。  平成28年度から第3次鹿角市男女共同参画計画を立てたわけなんですけども、鹿角市独自の取り組みというか、鹿角市らしい取り組みの、この計画の中でね、どのようなことかお知らせください。お尋ねいたします。 ○議長(田村富男君) 市長。 ○市長(児玉 一君) お答えいたします。  第3次鹿角市男女共同参画計画での市独自の取り組みについてでありますが、新たな計画では基本目標を「男女それぞれの個性と能力を発揮し、みんなが活躍できるまち」と定め、20の目標値を設定して関係機関と協力しながら進めることとしております。  市独自の具体的な取り組みとして、今年度は産業分野でのさらなる女性の活躍を目指し、新規就農に対する相談体制と支援体制の充実を図るほか、創業支援事業計画に基づく金融機関や商工会などと連携した起業・創業を支援、情報通信技術を活用した場所や時間にとらわれない柔軟な働き方であるテレワーク推進などにより女性の多様的な働き方を支援してまいります。  また、女性の活躍や登用に向けてすぐれた取り組みを行っている事業所等の表彰や男性の家事や育児、介護等への参画を促進するためのワーク・ライフバランスに関する基礎講座の開催を計画しております。さらに、DVやSNSによる被害などを未然に防止するため高校生など若い世代への啓発活動を引き続き行いながら、男女がともに活躍する社会の実現に向け、行動目標の達成に努めてまいります。 ○議長(田村富男君) 吉村アイ君。 ○12番(吉村アイ君) この計画の策定に当たってというところでも平成27年9月に女性活躍推進法というものができたということで、そのことでこの内容を見せていただいてもいろいろこう意気込みは感じるなっていうふうに思いました。それで今市長の答弁の中でも産業分野で、私前にも新規就農、女性起業家の育成ということで質問させていただきましたけども、ここに力入れていただけるということで大変心強く思っております。ぜひこちらのほう、女性の新規就農者がふえる、そしてまた起業家がふえることに支援していただきたいと思います。  それでは、次に市職員における管理職、管理監督職員の登用率でなくて、今回は課長級以上に占める女性の割合ということで、27年度は4人で10.5%ということであったんですけども、今年度は何人で登用率は何%になったかお伺いいたします。 ○議長(田村富男君) 市長。 ○市長(児玉 一君) お答えいたします。  市職員の管理職への女性職員の登用率についてでありますが、平成28年度の課長級以上の職員数は39人であり、女性職員は昨年と変わらず4人で登用率は10.3%となっておりますが、うち1名は次長級へ昇格しております。 ○議長(田村富男君) 吉村アイ君。 ○12番(吉村アイ君) まあ昨年と同じということで1人ぐらいはふえたかなと希望持ってありましたけども、これから管理監督職の登用率のほうは22%で、32年度は30%目指すということで目標掲げていただいておりますので、ぜひこちらのほうも目標達成できるように頑張っていただきたいと思います。  次に、県の女性の活躍推進本部の会合で市町村職員の女性管理職の割合は平成32年度までに20%とする目標値を設定しておりますけども、市の目標値はどのくらいなっておりますでしょうか、お伺いいたします。 ○議長(田村富男君) 市長。 ○市長(児玉 一君) お答えいたします。  女性職員の管理職の割合の数値目標についてでありますが、女性の職業生活における活躍の推進に関する法律に基づき、本市も一事業主として特定事業主行動計画を策定しており、その目標項目として「女性職員の管理監督職への登用率」を掲げております。本市では管理監督職を班長となる副主幹級以上の職員としていることから、県が策定した男女共同参画推進計画の目標値とは単純に比較できませんが、目標値は第3次鹿角市男女共同参画計画同様、平成32年度までに30%としております。 ○議長(田村富男君) 吉村アイ君。 ○12番(吉村アイ君) 県の推進本部では管理監督職でなくて女性管理職は20%というふうに立てております。それで今のところ鹿角市は10%なんですけども、32年までに管理職の今の10.3%から20%の目標はどうでしょうか。難しいでしょうか。32年まで。 ○議長(田村富男君) 総務部長。 ○総務部長(安保一雄君) 女性管理職の登用という方向では進めているということで、この達成率だけにこだわる論点はちょっと理解できないんですが、何のために管理職の女性をふやさなければいけないかということになりますと、第一には職場環境もございますが、市政に女性の視点での内容を加えると、これが一番最も大切だと思いますが、率の達成にかかわらず、そういう方向では結構進んできているのではないかなと思っております。  それから、これ施策の目標とまた違う意味での目標値でありますので、事業所としての目標ということで、これに向かっては進んでいることは市長がご答弁したとおりでございます。  ただ、民間の事業所とは違いまして、私たちは市民のための公の仕事をするということからいきますと、まず第一に市民サービスに停滞を来すことはあってはならないことであると。いろいろな事件もございますが、そういう意味では役所自体の数値の目標値を掲げる以前に十分なサービスの確保、その上で人材登用という形になっていかなければならないということですので、いきなり管理職ということではなくて、現在そういう女性の人材育成ですね、こちらも男女関係なく進めているということで、その中で女性が、登用率が次第に多くなってくるという無理のないやり方が必要だと思っておりますが、それに向かって目標は目標として、そういう内容で進めたいということでございます。 ○議長(田村富男君) 吉村アイ君。 ○12番(吉村アイ君) 部長とか、部長も市長のお話も理解できないわけではないんですけども、県を挙げて20%というのを県の男女共同参画推進会議のほうでも出してる目標ですので、私はやはりそういうふうな目標値出すためのいろいろなあれが、この出た数値にはそれなりの意味があると思いますので、ぜひ目指してやっていただきたいと思います。  次に、2番の市の職員教育についてお尋ねいたします。  このことに関しては、いろいろな私の前の議員の方々も質問してますので、私はその研修のことのちょっと内容がちょっと違います。このように、ここ2年ぐらいで職員の不祥事が続いていることに対して、私たち議員に対しても市民の方々から大分厳しいお言葉をいただいております。こういうふうないろいろな問題が起きたり不祥事が起きたときですね、私は電話応対とか接遇の研修をやってるときにいつも話すことは、100引く1がゼロというふうに話しております。100人の職員がいて1人が何かあった場合ゼロになってしまう。その会社のイメージがゼロになってしまう。ですから、一人一人が規律正しく正しいことをやって不祥事ないようにということなんですけども、実はこのようなことが続いた場合、全部の、ほとんどの職員の方はまじめに仕事をしているんですけども、市民の目が市の職員といっただけでそういうふうな見方をするっていうか、またそれは私たち議員にとってもそうなんですけども、何かあれば議員の人方っていうふうにいわれると同じですので、やはり今のこの状況の中で研修のいろいろなことをチェックしたり、いろいろなことを厳しくやるからって、厳しくやったとしても職員の気持ちがだんだん萎えたり、職場の環境が精神的な面で職場の環境が悪くなったときに、また何か悪いことが起きる、連鎖反応的に起きるというふうなことがあると思います。これは私も会社に勤めてたときですけども、そのようなことが起きるんです。  ですから、職員の研修はこうなったから、こうなったからこういうふうにしなければならないというんでなくて精神面での研修といいますか、メンタル的なそのような研修も私は必要だと思うんですけども、何かこういうふうに事故あったとき検証するだけでなくて、そのような研修を行ってるかどうか、そこのところを、まずお尋ねいたします。 ○議長(田村富男君) 市長。 ○市長(児玉 一君) お答えいたします。  市職員の意識改革やメンタルヘルスに関する研修についてでありますが、市では毎年集合研修及び派遣研修としてさまざまな研修を行っているところでありますが、意識改革にかかわる研修といたしましては、毎年4月に新任管理職研修として副市長から管理職としての心構えを伝えているほか、外部講師を依頼し、管理職を対象としたコンプライアンス研修や部下職員の育成指導を効果的に行うためのOJT研修などを行ってきております。  さらに、メンタルヘルス研修につきましても、産業医による講話を開催してきたほか、派遣研修も行っております。それから、新採用職員につきましては、新採用職員研修の後も段階を踏んで必要な研修を行っておりますが、一番効果的な研修は職場内における実践を通じたスキル習得、いわゆるOJT、オン・ザ・ジョブ・トレーニングといってますが、これがありますので、まずは先輩や上司である職員がそれぞれの職場でしっかりと指導していくことが重要であろうと考えております。 ○議長(田村富男君) 吉村アイ君。 ○12番(吉村アイ君) そのような面でもいろいろ研修をしてるということなんですけども、これから今メンタルヘルス的な研修とかそういうのにもっと力を入れていかなければならないんでないかなと私は思います。やはり職場環境が明るい職場か、その環境を整えるというのが一番、業務も大切ですけども、そちらの面で大分市民の目が厳しかったり、いろいろなところに行っていろいろ話されたり厳しい声を、自分でやってなくても言われてる人随分いると思うんです。そういう面で、こういうときだから、みな頑張ってやろうと、そういう意識の団結力っていいますか、意識の、こういうときだからこそきちっと対応しようとか、そういうふうな意識あわせっていうか、そういうのが本当に大切だと思いますので、今後もそのような研修を、今、市長からご答弁いただいたような研修も多くやっていただきたいと思います。  それでは、次に事件・事故後、再発防止のために全庁的にどのような周知をし、対策を行ったかお伺いいたします。 ○議長(田村富男君) 市長。 ○市長(児玉 一君) お答えいたします。  事件・事故後の対策についてでありますが、不適正な事務処理等が発生した場合は、これまでも適正な事務の執行と事務改善について文書で通知するなど注意を促してきたほか、私から直接管理職に対して訓示を行うなど、全庁を挙げて再発防止に取り組んでまいりました。  このような中で発生した今回の市営住宅使用料の着服は、行為者本人のコンプライアンス意識の欠如に端を発するものではありましたが、日常的な業務管理がしっかりと行われていれば、もっと早期に発見し、事故の拡大を防ぐことができたものと大変遺憾に思っております。今回の件を踏まえ、文書で通知を行うだけでなくて、より具体的で実効性のある確認体制を構築し、その実効性を確保していくことが必要だろうというふうに考えております。  その一つとして、昨年度から引き続き会計課職員が各課の公金取り扱いマニュアルの整備状況を確認しながら実際の公金取り扱い状況について実施調査する取り組みを進めておるところであります。 ○議長(田村富男君) 吉村アイ君。 ○12番(吉村アイ君) このことは再三再四ご答弁いただきましたので、これからきっちりやっていくという、私一番残念だったのは最初のときに1年、最初のときに見つけて、見つからなかった、もちろん巧妙にやったのでなかなか見つかりにくいっていうふうに思うんですけども、余り事が大きくならない前に見つけるっていう、そういう体制もこれから強化していただきたいなと思います。  私ごとで大変申しわけないんですけども、私も会社にいたときに自分ではほとんど、9割相手が悪かったんですけども車を、社有車を、会社の車を、事故に遭いましてぶつけられたんですけども、そっちが一時停止しないでぶつかったんですけども、そのときは自分はほとんど過失はないと思ったんですけども、そのような場合でも全庁全員に朝のミーティングで名前を出して通達されます。そして、それがNTTの場合は会社が大きいもんですから東北管内全部に吉村アイが事故起こしたっていうふうにして渡るわけです。これがいいか悪いかは別として、やはり社有車に傷つけたということはこういうことだなっていうふうに、私は当時そういうふうに思いました。  市の職員が意識がないとかそういう意味ではありません。いろいろな部分で人身事故でなくてもですね、いろいろなもの、市の車を運転した場合に自分が悪くなくても、何かあった場合はこういうふうに、こういうふうなことになるんだと、そのことの大切さっていうことを、その当時教えてもらったような気がします。
     済みません。私ごとで大変申しわけありません。関係ないこと言ってしまいました。  それで、次に業務の見直しも大切と思いますけども、市民の目が厳しくなっているときこそ理解してもらう機会と捉えて職員一丸となって、どうしたら信頼を取り戻せるか対策会議を行い、指標を示したらどうかっていうことなんですけども、先ほどの答弁でもちょっと市長のほうから第三者を交えた会議を、対策委員会をつくる、コンプライアンス推進委員会を立ち上げるっていうことのお話があったんですけども、この委員会の内容、今わかる時点で詳しくお知らせください。 ○議長(田村富男君) 総務部長。 ○総務部長(安保一雄君) 仮称ということで市長が答弁いたしましたが、内容としましては、やはり法令遵守ということを行うつもりで考えております。具体的な内容はこれからですが、決して過去のこれまで発生した事件を調査するための調査委員会ではなく、その原因を踏まえた上で今後再発防止、再発させないための委員会ということで、そういうつもりでつくりたいと思っておりますが、実際の市の行っている業務、特に会計業務が主体になるとは思うんですけれども、そこら辺が十分法令遵守という観点から確保されて、間違いのない事務が行われているかどうかというのを、役所のサイドとしましては部単位の人員を選ぶと、そして民間のほうからは人数は多くないと思うんですけれども、そういう観点からご意見を頂戴できる方を選ばせていただきたいなと、そういうふうに思っております。 ○議長(田村富男君) 吉村アイ君。 ○12番(吉村アイ君) そういたしますと、私が今回提案させていただいた対策会議を行い、指標を示したらいかがかということなんですけども、例えばこういうふうなこと、各業務によって違うんですけども、市の職員が一丸となってこういうことはなくそうとかなんかするような、そのような意味合いでの指標なんですけども、そのことはどうでしょうか。 ○議長(田村富男君) 総務部長。 ○総務部長(安保一雄君) ご質問のほうに指標っていう言葉がありますけれども、どういう意味の指標かというのはちょっと、まだ説明を受けてないのでわかりませんが、あえてこの委員会でどこら辺までを目標にして達成したとかどうかという考え方は、今のところ想定しておりません。 ○議長(田村富男君) 市長。 ○市長(児玉 一君) 吉村議員に申し上げますけども、一般質問ですから提案する場所でないっていうことを理解してください。 ○議長(田村富男君) 吉村アイ君。 ○12番(吉村アイ君) それでは、次に大湯環状列石への植樹についてお伺いいたします。  ことしの植樹祭も環状列石でということなんですけども、昨年ちょっと質問させていただきましたが、桜の木のことはいろいろ事情をお伺いしました。ことしは去年よりもっと桜の木がひどくなってるなあというふうに思ったので、そのことは質問項目にありませんので、ちょっと気にとめておいていただきたいと思います。  それで、大湯環状列石への植樹後の手入れについて、まずお伺いいたします。  昨年、たしか1,900何本っていうことで、植えたのがですね、それでことしの植えたのを、今年度の植樹後の植樹の総本数は植樹祭で植えた分の2,000本を超えたと、私の計算ではですね、昨年のご答弁いただいたのが1,900幾らだったので超えました。教育委員会生涯学習課で行う防虫散布やいろいろな追肥とか堆肥とかの管理は何本になるかお伺いいたします。5年間は農林課でやるというご答弁でしたよね。昨年の。そうすればその分5年後に、この2,000本のうちの教育委員会で管理する分は何本になるでしょうか。 ○議長(田村富男君) 教育長。 ○教育長(畠山義孝君) 吉村アイ議員のご質問にお答えをいたします。  大湯環状列石周辺の樹木の手入れについてでありますが、大湯環状列石周辺の敷地ではこれまでに計10回の植樹を行い、植樹の総本数は2,177本となっております。  このうち、平成20年度以降に植樹した1,467本につきましては、樹高が十分ではなく、植樹した樹木がカヤなどの雑草に被圧される可能性があるため、農林課が業務委託により下刈り等の管理を行っております。それ以前の平成12年度から14年度にかけて植樹したストーンサークル館の駐車場や出土文化財管理センター周辺の710本につきましては、既に樹木が自立して生育していることから生涯学習課で下草刈りや折れた枝の処理などの管理を行っているところであります。 ○議長(田村富男君) 吉村アイ君。 ○12番(吉村アイ君) はい、わかりました。  先ほども福島議員のほうからも質問ありましたけども、縄文の森計画についてお尋ねいたします。  子どもたちに森を育む心を育てたい、毎年小学生が来て植えて大変いいなと私は思ってるんですけども、今後どのくらいあと植える場所があるかっていうこと、昨年の一般質問でお尋ねしたところ、今後10回20回ぐらいは十分植えられるスペースがあるっていうことだったんですけども、いろいろな管理等の面とかの予算の部分が、またいろいろ予算が倍増していくことが考えられます。市民の方の中には、あれ以上植えないほうがいいんでないかなという方のご意見もありました。また、縄文の森もいんですけども、少しあそこの場所が森の部分とだだっ広い部分とあったほうがよくて、縄文の森でこれ以上植えないほうが、私個人もそういうふうに思うんですけども、何人かの市民の方にですね、ほんの数人なんですけども、これ以上植えなくても、この広い感じのほうがいんでないかなっていう、イメージ的にそういうお話もあったんですけども、このことについてどうでしょうか、お伺いいたします。今後の計画をお伺いいたします。 ○議長(田村富男君) 教育長。 ○教育長(畠山義孝君) お答えをいたします。  縄文の森計画についてでありますが、大湯環状列石の環境整備計画の中で遺跡内の景観に人工的なものが入らないようにするために縄文の森ゾーンとして当時植生していたと考えられる樹木の植栽を進めており、今後も植樹祭を活用しながら計画を進めてまいりたいと考えております。  また、樹木管理につきましても、世界文化遺産の登録に向けた遺跡の環境整備の一環として必要なものと考えておりますので、管理内容を検討し、必要な予算を確保するなど計画的に管理を進めてまいります。  なお、縄文の森につきましては、ゾーンを3つに分けておりまして、今ご質問の中にあった森のゾーンと空間ゾーンのすみ分けということについては、基本構想に沿って順調に進めているものと理解をしております。 ○議長(田村富男君) 吉村アイ君。 ○12番(吉村アイ君) そうすれば今のところ、まずこれから何年、まあ10年ぐらい、10回20回分植えれるという答弁あったんですけども、10年とか、5年とか10年とかずっと続ける、当面は何年かは続けるっていうことですか。 ○議長(田村富男君) 教育部長。 ○教育部長(奈良義博君) お答えをいたします。  これまで植樹祭行ってきたわけですけれども、環境整備基本計画に沿って今後も進めたいと思っておりまして、1回当たり10アールの植栽で、まだ20回程度はできるのかなと考えております。 ○議長(田村富男君) 吉村アイ君。 ○12番(吉村アイ君) そうすれば以前、十七、八年ぐらい前は黒森山のほうにも植樹祭は行ったわけなんですけども、これからはストーンサークル周辺だけにやるっていう計画ですか。植樹祭は。 ○議長(田村富男君) 副市長。 ○副市長(阿部一弘君) これは植樹祭のことですので、縄文の森の構想とはまた別の観点で実施していくことになります。現在のところは縄文の森のところで開催しておるわけですけども、その時々の情勢で、より効果的な植樹祭として開催する場所があるとすれば、それはその都度考えていきたいと。要するに趣旨が全く違いますので、そこはご理解いただきたいと思います。 ○議長(田村富男君) 吉村アイ君。 ○12番(吉村アイ君) わかりました。  それでは、次に最後、日本遺産について、このことも昨年一般質問させていただきました。市とすれば日本遺産の申請出す予定ないというこの間の去年のご答弁でありました。それで昨年は東北から1件もなかったということだったんですけども、今回は秋田も、それから東北からも認定されたところが、秋田県では2件、認定されなかったんですけれども出しております。ですから、東北6県からも数件出されてあるっていうことなんですけれども、済みません、東北から4件、全部で37件っていうことで、19件で、昨年も合わせて37件になったと。  それで私、これですね、秋田県はちょっと残念だったんですけども、今回秋田県で出したのが菅江真澄の、「菅江真澄が記した江戸時代の秋田」ということで出したんですけども、菅江真澄に関しては、やはり鹿角市も大分何回も来ていますし、このことに関して県が日本遺産に申請するに当たり、市としては参画したかどうか、まずこの1点お尋ねいたします。 ○議長(田村富男君) 教育長。 ○教育長(畠山義孝君) お答えをいたします。  「菅江真澄が記した江戸時代の秋田」への本市の参画についてでありますが、昨年度、県では今年度の日本遺産認定を目指し、菅江真澄とゆかりのある県内10市・町と共同で申請を行っておりますが、4月19日に開催された日本遺産審査委員会の審議の結果、議員がおっしゃるとおり認定見送りとなっております。  今年度の申請に当たっては、1月に県から申請市町村の一つとして本市に対しても参加の打診がございましたが、日本遺産認定後の参加も可能であるとのことから、また今回は大湯環状列石世界文化遺産登録、花輪祭の屋台行事のユネスコ無形遺産登録を優先したいという考えから、参加を見送らせていただいております。 ○議長(田村富男君) 吉村アイ君。 ○12番(吉村アイ君) このことに関しては、鹿角市でも菅江真澄に関する標柱も何十カ所も立ててますし、鹿角市の市民の方々も菅江真澄に関する思い入れというのは大変強いと思います。それで、この鹿角市が県に声かけられたけども参加しなかったということは大変私は残念だと思うんですけども、昨年の私の質問に対しても日本遺産登録に関して、花輪ばやし、それからストーンサークルのほうに力を入れると。それからいろいろなことのいろいろな観光の特化したものがないところのいろいろなところが出している、そういうふうなお話しだったんですけども、昨年認定されたところも、それから今年度認定されたところもですね、意外と有名なところ、いろんなものがいろいろな観光の目玉があるところでも随分出してるんですよね。出してまた、例えば山形とか宮城なんかも、宮城は政宗が育んだ伊達な文化とか、そういうふうな伊達政宗に関してはずっと、一つ挙げますと日本的に有名な場所なんですけども、それでもまだそのことに関して日本遺産として出してると。そして登録、認定を受けてると。これから国ではこのことを世界の観光、日本の観光地として世界に売り込みたいというふうな構想も立てております。それで一県に1つぐらいはっていうふうな目標立ててるようなんですけども、ぜひ、来年秋田、秋田の菅江真澄が歩いた市町村と連携して鹿角市も一緒に、菅江真澄の歩いた、特に鹿角市には何回も来てるっていうこと、いろいろなありますので、菅江真澄に関する歩いた道があります。菅江真澄の道はいっぱいありますので、来年度、県と連携して鹿角ゆかりの菅江真澄について日本遺産登録を目指すことが検討できないか、お伺いいたします。 ○議長(田村富男君) 教育長。 ○教育長(畠山義孝君) お答えをいたします。  来年度の日本遺産認定を目指し、県と連携することについてでありますが、今年度の認定見送りに当たって、県では申請の内容について文化庁から複数箇所の指摘を受けていると伺っております。県ではこれらの指摘事項を再度精査した上で来年度以降の認定を目指すこととしており、本市といたしましても県や今回参加しなかったほかの市町村の動向を踏まえながら参加を検討してまいりたいと考えております。 ○議長(田村富男君) 吉村アイ君。 ○12番(吉村アイ君) ぜひ来年度は参画して日本遺産を目指していただきたいと思います。ありがとうございました。花輪祭の屋台行事、そしてストーンサークルの世界遺産、それから菅江真澄の日本遺産、いろいろなきょう福島議員の一般質問の中にもありましたけども、今あるものを活用する、いかに生かしていくか、鹿角はいっぱい観光に関して観光だけでなくて文化的な面でもいろいろ題材がたくさんありますので、ぜひそちらのほう活用して前向きに検討いただきたいと思います。今教育長のほうから力強いご答弁をいただきましたので、期待しております。  少し時間早いですけども、終わります。 ○議長(田村富男君) 以上で、吉村アイ君の質問を終わります。  ここで、暫時休憩いたします。     午後1時45分 休憩 ──────────────────────〇 ─────────────────────     午後1時47分 再開 ○議長(田村富男君) 休憩前に引き続き会議を開きます。 ──────────────────────〇 ─────────────────────     日程追加 請願の追加付託 ○議長(田村富男君) ただいま議案1件及び陳情1件が提出されました。  お諮りいたします。  ただいま提出されました議案及び請願・陳情について、これを本日の日程に追加し、直ちに議題にいたしたいと思いますが、これにご異議ございませんか。     (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(田村富男君) ご異議ないものと認めます。よって、そのように決定いたします。  議案第69号、平成28年度鹿角市一般会計補正予算(第3号)を議題といたします。  提案理由の説明を求めます。総務部長。 ○総務部長(安保一雄君) 追加提出議案書の1ページをお開きください。  議案第69号平成28年度鹿角市一般会計補正予算(第3号)です。  第1条 歳入歳出予算の総額にそれぞれ3,867万1,000円を追加し、総額をそれぞれ166億9,162万6,000円とする。  第2項において歳入歳出予算補正を定めております。  第2条で地方債の変更を行っております。  平成28年6月10日提出 鹿角市長。  今回の補正は地方版総合戦略に位置づけられた地方公共団体の自主的主体的な取り組みを支援する地方創生推進交付金の対象予定事業の予算計上や一般会計補正予算(第2号)の提出後において事業費が確定した旧ゆとりランド改修費、まちなかオフィス整備事業費などを追加するものであります。  4ページ・5ページをお開きください。第2表は地方債補正の変更です。  まちなかオフィス整備事業において、建物購入費の確定と施設改修工事費の変更等に伴う調整により420万円を減額いたします。  9ページ・10ページをお開きください。2の歳入です。  13款2項1目2節総務管理費補助金の地方創生推進交付金954万1,000円は、歳出の商工振興費に計上した4つの事業に充当いたします。  17款2項1目1節の財政調整基金繰入金3,333万円は、今回の補正財源の調整として繰り入れます。  20款の市債は、先ほどの地方債補正での説明のとおりです。  11ページ・12ページをお開きください。3.歳出です。  2款1項6目財産管理費の市有財産整備費976万円は、旧ゆとりランド買受者の公募に当たり老朽化した設備の一部を改修するため、施設改修工事費を追加いたします。  13目諸費の市税過誤納還付金1,400万円は、法人市民税等の確定申告に伴い前年度の中間納付分を還付するために追加するものであります。  7款1項2目商工振興費のウーマンネットワークビジネス支援事業180万4,000円は、子育て世代の主婦や諸事情により就職等が困難な女性を支援し、自宅でデータ入力作業やホームページ作成などいわゆるテレワークによる就業機会の拡充等を図るため普及啓発セミナー等の開催委託料を追加します。  同じく産業人材育成支援事業278万円は、産業界をリードする人材を育成するため若手経営者や起業に興味を持つ若者を対象に鹿角産業活力塾を開催するもので、運営に係る委託料を追加します。  同じく高度産業人材確保推進事業972万円は、市内企業の発展に必要な高度人材の確保を推進するためPR動画等制作委託料を追加いたします。  同じくまちなかオフィス整備事業417万1,000円の減額は、建物購入費の確定による減額のほかレンタルオフィスの機能強化や利便性の向上を図るため施設改修工事費を追加します。  同じく地域内連携推進事業477万8,000円は、企業間のつながりや地域内ネットワークを構築し、企業の販売力や営業力の強化と地域内取引の活性化を図るためまちなかオフィスに産業コーディネーター等の配置をすることとし、その委託料を追加いたします。  以上で、説明を終わります。 ○議長(田村富男君) 提案理由の説明を終わります。  これより質疑を受けます。質疑ございませんか。和井内貞光君。 ○5番(和井内貞光君) 12ページの施設管理費の施設改修工事費についてであります。  ゆとりランドの老朽化をした部分の施設の改修費というふうなことで今説明を受けたんですけれども、これはホテル鹿角さんから一旦返還を受けまして、今市の管理になってるんですが、この利活用についていろいろ利用される企業、団体等々募集をしてると今までは伺ってきたんですが、この改修することの予算化されたということについては、この借り受けする団体なり企業なり個人なり、そうしたことが出てきたのか。出てきたのかっていうことは変ですね。そういう方がいるのか、あるいはそのために改修をするのか、その辺はいかがでしょうか。 ○議長(田村富男君) 総務部長。 ○総務部長(安保一雄君) この部分の利活用につきましては、これから公募するということでございます。  ただ、こういう施設だという公募前の状況確認という意味で見ていただく期間、見ていただいたことがありますが、これに参加された方もおります。これから正式な公募ということですので、公募なった場合、いろいろな施設の状況を、改修が必要と想定した上での予算であります。 ○議長(田村富男君) 和井内貞光君。 ○5番(和井内貞光君) そうすれば今具体的にはそういう相手がいるかいないか、相手の名前までは別としてもそういう相手がいるのかいないのか、そしてこの工事のどういうところがうまくなくて改修しなければいかんのか、いわゆる相手が今名乗っているところがあるのかどうか、それからどういうところが不備で、どこを、そのための改修するのか。一般的に貸し付けをするためには、この辺を直してから貸さなければいけないのか、その辺はいかがでしょうか。 ○議長(田村富男君) 総務部長
    総務部長(安保一雄君) 名乗ってるという方は、公募ですので、これから公募するということですので、ただ、現地視察ということでは参加された方がいるということでございます。これから何人が参加されるかどうかというのは、これからでございます。  直す内容でございますが、基本的にはどなたが借りることになっても直さなければならない部分もございますが、そのほかに借受者が決定したことによって改修が必要になる部分もあると、これを含めた内容の予算であります。 ○議長(田村富男君) 和井内貞光君。 ○5番(和井内貞光君) そうしますと、事前に現場を見た相手の方もいるということらしいんですが、1社か2社かわからないんですが、そういう事実があったと思うんですけれども、その辺をもう一回確認させていただきます。  それから、あそこプールと温泉があるんですけども、風呂があるんですけども、そのプールについても利用が可能なのか、公募の際にプールも入れるのか、それからお風呂についても当然入ってると思うんですけども、その辺どうなのか。それから温泉等々の使用料、それから貸付料とかそうしたものは、今お知らせいただける段階ではどうなってるのかお伺いさせていただきます。 ○議長(田村富男君) 総務部長。 ○総務部長(安保一雄君) 確認ということでしたので、現地視察に訪れた方がいらっしゃったということでございます。(「何社。何人とか」の声あり)それはこの場では控えさせていただきたいと思います。  プールですね、プールがありまして温泉もあるわけですが、活用される方の業種といいますか、によりましていろいろあると思いますが、温泉施設として活用される方には、この施設の貸付料は無料と考えております。それから、温泉施設以外に活用される方につきましては、有料の貸し付けと考えております。この施設はもともと温泉施設でありますので、施設本来の利用される方はそういうふうに優遇して対応したいと考えております。  プールにつきましては、借受者がプールも使用するということであれば使っていただきたいと思っております。ただ、プールは使用しないと、温泉施設だけ、あるいは温泉施設もプールも違う目的に活用するということの申し出の場合には、それらを検討した上で対応させていただきたいと考えております。 ○議長(田村富男君) ほかにございませんか。     (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(田村富男君) ないものと認め、質疑を終結いたします。  これより議案の付託を行います。  本日提出されました議案1件、及び陳情1件につきましては、お手元に配付しております議案及び請願・陳情追加付託表のとおり所管の常任委員会に付託し、審査をお願いいたします。  ここで、市長より発言の申し出がありますので、この際これを許可します。市長。 ○市長(児玉 一君) 少しの時間をいただきたいと思います。  皆さんご承知のように大変残念なことでありますが、4人目のクマの被害がございました。10時38分に遺体が発見されております。そしてまた、10時50分に遺体は回収されております。クマの被害によるものというふうに、外傷があったということでございました。  実はですね、きょう7時から捜索が始まったわけですが、十和田市長からも直接電話がございまして、十和田市民が大変迷惑をかけているという電話でございました。さらには田子町長さんからも電話がございまして、何かお手伝いすることがないのかと。例えばおりは私のほうにもあるから、おりは貸すというふうなお話でございましたが、おりについては鹿角に十分ありますのでお断りしましたが、まずはとにかく入山しないようにと広報活動を周知していただきたいというお話をしております。そしてまた、事務レベルでいろいろな協議はさせていただくということであります。  そしてまた、同じクマかどうかは、はっきりしたことはわかりませんが、恐らく大概の人は同じクマなのではないかなと思ってますが、駆除に対して猟友会のほうにもお願いをしております。猟友会は現地入りをしております。  ただ、いろいろお話を聞きますとヘリコプターで確認したわけですが、クマはその場所から動かなかったという話もございましたので、県と協議しまして自衛隊のほうに要請をしてくれないかという県と協議しております。ただ、これは前の熊牧場の件がございまして大変難しいのではないかなという話でございますが、いずれ秋口にも山菜とり結構入りますので、これは駆除しかないのかなということでお願いはして、まだ返事はいただいておりませんが、いずれ私ども今できることは、とにかく山に行かないようにしていただきたいということで関係市町とも連絡をとりながら進めさせていただきたいと思っております。  亡くなられた方にはご冥福をお祈り申し上げますが、大変、変な意味での鹿角市が全国版に出てますので、できるだけ皆さんと一緒にこの対策には当たっていきたいと思ってますので、ご理解とご協力を賜りますように、よろしくお願い申し上げます。以上です。 ○議長(田村富男君) 市長の発言を終わります。  以上をもちまして、本日の議事日程は全て終了いたしました。  ただいまの時刻をもって散会いたします。     午後2時02分 散会             平成28年 第4回鹿角市議会定例会               議案及び請願・陳情付託表                             (平成28年6月10日提出) 1.常任委員会  ┌──────┬──────────────────────────────────────┐  │委員会名  │付       託       内       容             │  ├──────┼──────────────────────────────────────┤  │総務財政  │議案第69号 平成28年度鹿角市一般会計補正予算(第3号)中        │  │常任委員会 │       条文                             │  │      │       歳入全款                           │  │      │       歳出 2款総務費                       │  ├──────┼──────────────────────────────────────┤  │教育民生  │28陳情第6号 子どもの医療費助成に係る国民健康保険の国庫負担減額調整措置の廃│  │常任委員会 │止を国に求める陳情                             │  ├──────┼──────────────────────────────────────┤  │産業建設  │議案第69号 平成28年度鹿角市一般会計補正予算(第3号)中        │  │常任委員会 │       歳出 7款商工費                       │  └──────┴──────────────────────────────────────┘...