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平成27年第6回定例会(第3号 9月16日)

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  1. 鹿角市議会 2015-09-16
    平成27年第6回定例会(第3号 9月16日)


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    平成27年第6回定例会(第3号 9月16日)     平成27年9月16日(水)午前10時開議   開議  第1 一般質問      質問、答弁   散会 ───────────────────────────────────────────── 本日の会議に付した事件   1 一般質問      福 島 壽 榮 君      吉 村 ア イ 君   2 日程追加      議案の上程      27陳情第12号 安全保障関連2法案の廃案を求める意見書採択についての陳              情      議案第 87号 平成27年度鹿角市介護保険事業特別会計補正予算(第3号              ) ───────────────────────────────────────────── 出席議員(19名)        1番  小 田   修 君     2番  児 玉 悦 朗 君
           3番  安 保 誠一郎 君     4番  田 口   裕 君        5番  和井内 貞 光 君     6番  舘 花 一 仁 君        7番  成 田 哲 男 君     8番  田 中 孝 一 君        9番  児 玉 政 明 君    10番  中 山 一 男 君       11番  浅 石 昌 敏 君    12番  吉 村 ア イ 君       13番  髙 杉 正 美 君    14番  兎 澤 祐 一 君       15番  黒 澤 一 夫 君    16番  田 村 富 男 君       17番  倉 岡   誠 君    18番  福 島 壽 榮 君       19番  宮 野 和 秀 君 ───────────────────────────────────────────── 欠席議員(なし) ───────────────────────────────────────────── 説明のため出席した者の職氏名  市長        児 玉   一 君    副市長       阿 部 一 弘 君  教育長       畠 山 義 孝 君    総務部長      安 保 一 雄 君  市民部長      児 玉   晃 君    産業部長      工 藤 裕 悦 君  建設部長      兎 澤   優 君    教育部長      青 澤 敏 博 君  総務部付部長待遇  米 田   均 君    総務部次長     田 口 善 浩 君  市民部次長     豊 田 憲 雄 君    産業部次長     渋 谷 伸 輔 君  建設部次長     山 口 達 夫 君    教育次長      奈 良 義 博 君  会計管理者     阿 部   薫 君    総務課長      佐 藤 康 司 君  財政課長      大 里   豊 君    監査委員事務局長  米 田 直 子 君  農業委員会事務局長 田 中 康 明 君    選挙管理委員会事務局長                                   佐羽内 浩 栄 君 ───────────────────────────────────────────── 事務局出席職員  事務局長      沢 田   力 君    主幹        和 田 寛 美 君  主査        小田嶋 真 人 君    主査        阿 部 厳 祐 君      午前10時00分 開議 ○議長(田村富男君) 直ちに本日の会議を開きます。  これより、議事日程第3号により会議を進めてまいります。 ──────────────────────〇 ─────────────────────     日程第1 一般質問 ○議長(田村富男君) 日程第1、これより一般質問を行います。  質問事項は事前に通告を受けておりますので、順次発言を認めます。  順位5番、福島壽榮君の発言を認めます。福島壽榮君。     (18番 福島壽榮君 登壇) ○18番(福島壽榮君) おはようございます。  2日目の1番ということで一般質問させていただくことをお願いいたします。  私も、早いもので4期目を今務めさせていただいていますけれども、この間、いろんな各議員の皆さんの動きをずっと見て感じていることは、やはり議員という立場の中で、何かおはこといいますか、光るものというものがあれば、これはこれにこしたことはないなと思っていますけれども、同僚議員の中では、鹿角の自然環境ということにすばらしい活動をされている我が同僚の宮野議員、そばといえば浅石議員、ベコといえば児玉政明議員、こういうふうに誰が見てもあの人はやっているなと、物すごく光った活動をされています。それに引きかえて、残念ながら私は何も光るものがない。頭は大分薄くなって光ってはきていますけれども、まだまだ足りないものがあるということで、今回は何とかこういう目立った活動をしている人方に少し肩を並べるところまでは行かないかもしれませんし、もう遅きに失したかもしれませんけれども、一つの目玉になるかどうかわかりませんけれども、1番目の中のサツマイモ発電というのはそういう思いもあって取り上げさせていただきましたけれども、そういったことで今回の質問については、この事前に通告してあります順にお尋ねしたいと思います。  今回の各議員の中でも取り上げています人口減対策ということの中で、市長はやはりずっと事あるごとに雇用対策に真っ先に力を入れていきたいということを述べておられます。そういった中で、いろいろ苦労されて企業誘致というのに取り組んでこられたと思いますけれども、その現況とこの後の見通しというものについて、まず最初にお尋ねしたいと思います。よろしくお願いします。 ○議長(田村富男君) 市長。 ○市長(児玉 一君) おはようございます。福島壽榮議員のご質問にお答えいたします。  企業誘致の現状と今後の見込みについてでありますが、これまで構築してきた秋田県企業立地事務所とのネットワークを生かしながら、首都圏企業訪問を継続しているところでありますが、なかなか成果には結びつかない状況にあります。  管内の有効求人倍率は1倍を超える高い水準で推移しており、雇用環境は充足しているものと捉えておりますが、働きたい職種が少ないなど、求人と求職のミスマッチが生じていることから、多様な業種を見据えた誘致活動を今後も粘り強く進めてまいります。  また、誘致済み企業の首都圏の本社に対するフォローアップが奏功し、市内に事業を移設するなどの新たな動きも出てきていることから、今後も製造業の国内回帰の流れを注視するとともに、地元企業の状況や動向に合わせた効果的な支援を行うことで、引き続き積極的に雇用の場の創出に努めてまいります。 ○議長(田村富男君) 福島壽榮君。 ○18番(福島壽榮君) やはり、こういう人口減社会ということの中で、これまでもいろんな厚い手当てをしてきても、やはり年々高齢化ということの中で、誘致に来ても、即それを充足するような労働者が確保できるのかということとか、いろいろやっぱり難しさが一方では出てくるということで、非常にそういう点ではますます企業を引っ張ってくると、誘致するということについては難儀されると思いますけれども、市長の人脈なり、あるいはいろんな故郷に錦を飾りたいという思いの方もいらっしゃるかもしれませんし、いろんなことをネットワークを通じて、この後も粘り強く企業誘致というのにはまず第一に力を入れていただきたいとそのように思います。  今回、私も、東京鹿角会に参加させていただきました。時間があって、新しい田中会長さんに少しお話しする機会がありました。すごい活躍をされている方で、今三富ライフファームという新しい株式会社を設立されて取り組んでおられるということでしたので、今後、こういう形との人的な結びつきでいろんなつながりが出てくるのかなということで、非常に希望を持ってきましたので、いずれ市長もそういったことの話を人脈を生かしながら、幅広い誘致につながるような行動もぜひ続けていただきたいなとそのように思います。  さて、2番のサツマイモ発電ですけれども、これはご承知のように鹿角は国内でもいろんな発電をやられて、既に充足しているということで、市長も前にもそういう答弁をされておりますけれども、いろいろ取り組みの中で一つだけバイオマスを利用した発電というのがまだ実現に至っていません。  今回、これを取り上げさせていただいたのは、既に市内にそういった新しいエネルギー政策の活動をさせている組織もありますし、その講演の中で6月の研修も私は参加させていただきました。今、東北の中でも木質バイオを活用した発電、こういったことに活用されて、取り組みされている自治体もありますけれども、おいでになりました秋田県の教授の話では、木質発電はやっぱりいろんな問題が、課題が多いということなので、熱源利用としては可能性はあるけれども、発電というのは少し考えたほうがいいよということの話をされていました。  そういうことですけれども、今回のサツマイモ発電というのは、これをメタン発酵させてそのガスを利用した発電ということで、まだまだメジャーな働きではないんですけれども、ネットで見ておわかりの方が多いと思いますけれども、九州の焼酎のメーカーがこれを活用して、大きな成果を上げているというのがいろいろな話題にもなりましたし注目されています。  また、東大阪市にある近畿大学の教授をされている鈴木教授がこれを独自の研究ということで、このサツマイモ発電に取り組んでおられます。この鈴木教授の活動は、いろいろ今の東日本大震災の関係で、福島のほうでもモデル事業として展開されていますけれども、東北ではまだ取り上げているところは少ないです。ただ、非常に本市としてこのバイオマス関係の一つの取り組みの中で参考になる、あるいは取り組みが可能な事業ではないかなということで取り上げさせていただきましたけれども、まず、当局のこの辺の関係について、今後の取り組みについて、可能性を含めてどのように考えておられるのかお尋ねしたいと思います。 ○議長(田村富男君) 市長。 ○市長(児玉 一君) お答えいたします。  サツマイモを活用した発電事業についてでありますが、これはサツマイモをチップとして燃焼させたり、サツマイモの残渣からガスを抽出して燃焼させたりして発電を行うバイオマス発電の一つであります。  宮崎県の霧島酒造の事例は、芋焼酎が名産である地域特性を生かし、大量に発生するサツマイモの残渣を活用したものであり、廃棄扱いになっていた資源を再利用し、バイオマス発電の課題である大量の燃料確保も同時に解決した注目すべき例であると考えます。  本市では、サツマイモの発電についての具体的な検討はしておりませんが、取り組むことと仮定した場合、燃料の確保を初めさまざまな課題が考えられます。まず、燃料となる工業用サツマイモについては、用途が限られることから食用と比べて市場性が低く、価格が低廉であることが強く求められるため、栽培が容易であるとはいえ農業所得の向上には結びつきにくいものと考えております。加えて、発電事業の採算性についても、発電設備初期投資や燃料の調達などのコスト、発電量やそれに伴う売電収入などについて詳細な検証が必要となります。  このことから、当面は耕作放棄地対策に大きな効果をもたらす、そばの里プロジェクト推進事業や、市場性の高い作物への転換や作付面積の拡大を図る水田転換主力作物づくり強化事業など、既存の各種事業を着実に推進し、農地の有効活用農業所得の向上を図っていくとともに、発電事業のニーズや動向を見定めながら、市内での発電事業を検討されている事業者に対し、必要な助言や支援を行ってまいりたいと思っております。 ○議長(田村富男君) 福島壽榮君。 ○18番(福島壽榮君) 市長がおっしゃられるような中身ですし、これが今飛びつくような内容ということではありません。しかしながら、平成30年の段階では転作という今までの取り組みが大幅に見直されて、農家がそれまでにどういった安定の作物、あるいは収入源を求めていくかということについては、今からいろんな取り組みを検討しながら、対策を講じていかなければならない。  市長の答弁にありましたように、既に取り組んでおられますそばの里事業、こういったことも含めて取り組んでいくというご答弁でしたけれども、やはり作目については、いろんな組み合わせが必要でございますので、その辺の作目の組み合わせの中で、ぜひやっぱり検討すべき一つになるのではないかと。遊休農地、あるいは耕作放棄地対策ということ、あわせて安定した収入源を確保するということの中では、一つの取り組み事例の中で検討すべき問題ではないかと。  つくりやすさということの関係も含めて、まだまだ私自身、調べなければならないことがありますけれども、やはり高齢者向けの作目であるということと、誰でもやれると、そして私どもはサツマイモといえば南の作目だなと一般的にはそういう認識ですけれども、これは日本中国内どこでもつくれるという、またいろんな取り組みをされているのもありますので、東北にそういう事例がないということはまだまだ課題が多いということのあらわれだと思いますので、私なりにもう少しこの辺は調べたり調査したりして、何とか鹿角としてのこのバイオマスの発電につながる一つのきっかけになることを探りたいと思っております。  鈴木教授については、こういう本まで出して、なかなか変わり者ということで今までは見向きもされなかったようですけれども、やはり一つのものを粘り強く取り上げるということの中で、今ようやく脚光を浴びてきているということを考えますと、やはり我が鹿角においても土地が多くあるということと、それから高齢化の人方がどういう形で取り組めるか、それからあるものの機械でどういう活用の展開が図れるかということのいろいろな考え方の中では、一つの考えておくべき作目の一つではないのかなと思います。  この件については、私自身まだまだ調べてみたいと思っていますので、今後ともよろしくお願いします。  それでは、2番目の地域活性化対策ということの中で、(1)農業経営安定対策という中で、平成30年の減反廃止に伴う補助金の見直しに今後どういうふうに対応していこうとされているのか。この件の考え方をお願いします。 ○議長(田村富男君) 市長。 ○市長(児玉 一君) お答えいたします。  減反廃止に伴う補助金見直しへの対応についてでありますが、減反政策の見直しに伴い、主食用米に対する直接支払交付金が平成29年度をもって終了するなど、今後の主食用米を取り巻く環境が不透明であることから、飼料用米など非主食用米への作付の転換を促し、主食用米への依存からの脱却を図ってまいります。  一方で、積極的に地域農業の収益性を高め、所得の向上を図るため、昨年度から水田転換主力作物づくり強化事業を開始し、枝豆やトマトなど市場性が高い作物の作付拡大を支援しているほか、周年園芸普及拡大対策事業により、冬季における野菜類の施設栽培の拡大を図っております。  また、淡雪こまちや北限の桃についても、引き続きブランド化を進め、販路を拡大するとともに、市場性の高い新たな作物の導入を積極的に推進するため、啓翁桜実証栽培を行うなど、年間を通じた農業所得の安定と向上を図ってまいります。  今後も、本市の特色ある複合経営を発展させ、減反廃止後においても農家が安心して農業を生業とし、営んでいくことができるように取り組みを続けてまいります。 ○議長(田村富男君) 福島壽榮君。 ○18番(福島壽榮君) 今、市長の答弁の中に、啓翁桜取り組みの話が出ました。本市の冬季農業のこれといったもののない中での新しい作目としての取り組みのようですけれども、今一度啓翁桜の今後の面積なり、現在の見通しなり、もう少し詳しいことがありましたらお知らせいただきたいと思います。 ○議長(田村富男君) 産業部長。 ○産業部長工藤裕悦君) 今議会の補正予算として事業費を計上させていただいておりますけれども、現段階ではあくまでも実証栽培という形で事業に取り組みたいと考えております。事業の中身ですけれども、栽培の技術を学ぶために、事業をある法人に委託しまして、その担当者からその技術を学んでいただくと。その技術を学んだものを地域にフィードバックしていって、この啓翁桜の拡大を図っていけないかどうかを探っていきたいと考えています。  今回は、先進地が山形県ですので、そちらに出向きまして、栽培技術を学びながら、それと並行して市内のある場所にハウスを建てまして、そこであわせて実証栽培を行っていると。とりあえず、今年度はそういうような形で事業を予定しております。 ○議長(田村富男君) 福島壽榮君。 ○18番(福島壽榮君) なかなか我が鹿角市において、冬期間の農業収入というものにまだこれといった決め手がないというのが現状だと思います。どうか、新しい作目として取り組まれるこの啓翁桜については、農家の方についてもかなり関心の高いものと思いますし、私も余り調べたわけではないんですけれども、ある意味で、ある一定の高齢者でも取り組める作目になるのではないかと思っていますので、ぜひこれは物になるように取り組んでいただきたいと思います。  また、米については、今、市長が答弁されたように、飼料米について大きな方向転換も視野に入れた取り組みをしていくということでございます。一方、本市が取り上げてきておりました淡雪こまちについて、今後作付の拡大、あるいは販路の拡大も含めて、どのような展開方向を考えておられるのか、この辺について一つお尋ねしておきたいと思います。 ○議長(田村富男君) 産業部長。 ○産業部長工藤裕悦君) 淡雪こまちにつきましては、まだ市場からの引き合いもあるために、今後も引き続き規模拡大を図っていかなければならないと考えています。そのためにも、現状で行っております作付に対する助成措置につきましては、今後も続けていかなければならないと考えております。  あと、どうしても、これからは現状の価格体系ではなくて、もっと低いレベルでも採算がとれるようなそういう作付体系をつくっていかなければならないと考えていますので、その規模拡大に向けた機械化、その辺の作業の効率化、その辺もあわせて研究していきたいなとこのように考えています。 ○議長(田村富男君) 福島壽榮君。 ○18番(福島壽榮君) 淡雪こまちは非常に特徴ある米だということです。これを高く評価している人方からすれば、まだまだ需要の見込みというのがあるんだと思います。ただ、産地側として今後注意していかなければならないことの一つは、年によって淡雪状態に非常にばらつきが出てくると。これは、鹿角市でも、八幡平のほうの高冷地から、お隣の小坂町の濁川、あるいは大湯、こういう広い高低差の中、それからまた個人差といいますか、それとその年の気象の変動ということで、その淡雪の状態に非常にばらつきが出てくる、いわゆるある意味でのつくりにくさというのもある品種が一つの特徴になっていますので、やはりこれをブランド化ということの中では、選別の段階、あるいはそういうものについてきっちりとした取り組みをしていかないと、何だか去年と違うなとか、これが淡雪なのかと、いろいろ評価が分かれる心配がありますので、どうか生産者の組織とは、この辺のところを行政側としても、産地対応としての十分な対策といいますか、その辺を持っていただけるように特にお願いしておきたいと思います。  それでは、次に、農地移動の現状と今後の見込みと。  これは、今、中間管理機構という取り組みを本市でもされておりますけれども、これを含めて、市内の農地の移動の現況なり、今後の見通しについてお尋ねしたいと思います。 ○議長(田村富男君) 市長。 ○市長(児玉 一君) お答えいたします。  農地中間管理事業における農地移動の現状についてでありますが、今年度の農地の借り受け希望は、8月末現在で31件、180ヘクタールとなっており、これに対する貸付希望は33件、30ヘクタールという状況であります。これらについては、今年度中のマッチング成立を目指し、権利等の農地調査を行い、受け手との交渉を進めているところであります。  また、モデル地区に指定されている末広地区県営ほ場整備事業が、来年度に工事着工となることから、各関係機関と連携し、農地中間管理事業の積極的な活用を働きかけることで、市内の農用地の集積が進むものと考えております。  加えて、減反政策の見直しに伴い、コメの供給過剰による米価の一時的な下落も想定されることから、稲作のコスト削減を図ることが必要であるため、担い手農家経営農地規模拡大や集約化をさらに進めてまいります。  また、今年度の概算払い金、JAかづのは9,700円ですか、そう決定したようでありますが、もうちょっと上がっていただければ農家も安心したのではないかなと思っております。 ○議長(田村富男君) 福島壽榮君。 ○18番(福島壽榮君) やはり、遊休農地、あるいは耕作放棄地も含めて、これはやっぱり受け皿も含めてこの中間管理機構を通した農地の集約というのが極めて本市の農業、今後の後継者対策も含めて大事になってくるということだと思いますので、今、市長が答弁されたことの中身、今後ともこの貸し手、借り手のスムーズな展開を強く望んでおきたいと思います。よろしくお願いしたいと思います。  それでは、緑の雇用事業対策というのを取り上げましたけれども、これは、残念ながら市が経由する事業ではないということまでは私も承知していましたけれども、国の大きな事業の一つでもありますので、この事業の現状と今後の本市として、これにどのようなかかわりを持っていかれるかということも含めてお尋ねします。 ○議長(田村富男君) 市長。 ○市長(児玉 一君) お答えいたします。  緑の雇用事業にかかわる事業の活用状況についてでありますが、国では新規林業従事者の確保、育成を図るため、平成15年度に緑の雇用担い手育成対策事業を創設し、秋田県森林組合連合会が事業を実施しております。
     この事業は、新規就業者を確保し、技術を習得されるために支援や、現場経験の年数に応じて、現場管理責任者統括現場管理責任者にキャリアアップさせるための支援を行うものでありますが、本市では、昨年度鹿角森林組合の2名が新規就業者研修を、林業事業体の1名が現場管理責任者の研修を終え、即戦力として林業に従事しております。  林業従事者高齢化後継者不足が深刻化する中で、市内の各林業事業体では、計画的な森林施業を行うための人員確保体制づくり取り組みを強化しておりますので、市としましても、関係団体と連携しながら活用を進めてまいります。 ○議長(田村富男君) 福島壽榮君。 ○18番(福島壽榮君) 市内の雇用対策ということの中で、一つはこういう事業展開もぜひ、市の事業ではない、国が直接森林組合との中で地方自治体が取り組んでいる事業ということのようですけれども、雇用対策の一環としてやはりこれは一つの大きな魅力のある事業ではないのかなと思っていますので、ぜひ、森林組合との連携の中でこの事業展開をぜひ有効に生かせるように取り組みを強化していただきたいなという思いで取り上げさせていただきました。  地方の、今本市も移住対策に力を入れてございますけれども、私もその移住対策については非常に関心もありましたので、前に和歌山県に単独で研修、政務調査の事業の一環として先進地研修に行ってきました。和歌山県の勝浦町の取り組みの事例を見させていただきましたけれども、ここはやはり森林の雇用と移住を結びつけて事業展開をしているところでございました。  本市も、約本市の7割近いのが山林、森林、国有地を含めてあるということの中で考えますと、やはりこの森林を生かす、そしてまたこの中の国の施策である緑の雇用事業というのは大いにやっぱり活用すべき事業の一つではないのかと思いますので、今後はひとつ積極的な取り組みを期待しておきたいと思います。  それから、3番目の地元魅力の発掘と活用対策の中で、「でんぱく」は非常に力を入れて展開されておりますので、その現状と次年度対策がもし具体的なものが今検討されているのであれば、あわせてお伺いしたいと思います。 ○議長(田村富男君) 市長。 ○市長(児玉 一君) お答えいたします。  着地型観光メニューを提供する「でんぱく」につきましては、平成24年度から実施しておりますが、多くの市民からプログラムの企画に参画いただき、その開催方法も、秋の紅葉シーズンのみならず、季節ならではの魅力を伝える「月イチでんぱく」や、通年体験できるコンテンツを加えるなど、見直しを行ってまいりました。  今年度は、8月までに企画した20プログラムのうち18プログラムが催行されており、催行率、参加率ともに、昨年同期を上回る結果となっております。しかし、7割近くが市内からの参加となっているため、今後は地域資源をさらに掘り起こして、鹿角ならではの魅力を情報発信しながら、市外からの誘客に結びつける必要があると考えております。  来年度については、地元企業とのコラボレーションにより、工場見学とそれに関連した職や体験メニューを組み合わせるなど、より鹿角らしさが感じられるプログラムとなるよう磨き上げを行い、市外からの誘客拡大と滞在期間の延長を図ってまいります。 ○議長(田村富男君) 福島壽榮君。 ○18番(福島壽榮君) ありがとうございます。  これは、でんぱくは鹿角の特徴ある事業展開の一つですので、ぜひ今後とも力を入れていただきたいなという思いで取り上げさせていただきました。  非常に評価したいと思っていますのは、市内にある、これであれば俺はちゃんとお客さんを満足させてあげますよという、そういう勇気のあるといいますか、行動力のある市民の方々にこの事業を、一人、あるいはグループで取り組んでいただいて、これは本当に大事なことでして、ぜひこれはそういう輪が広がるように地道に展開していただきたい。  今、市長の答弁にありました、参加者が市内の関係者が約7割だというんですけれども、もちろんこれは市内の方でもぜひこれはまだ見ていないし、体験していないからというので、希望者が多いと思いますけれども、どうかそれを一つのきっかけにしてさらなる展開を、広く展開していただくために、答弁にありましたように、全国からのいろんな希望に応えられるような仕組みにぜひ取り組んでいただきたい。  いろんなネットで調べてみますと、この辺のあるポータルサイトに登録して、それで全国その募集をかけているという事例もございます。ですので、せっかく本市のこのいい企画を、いろんな希望者に広く展開するという意味では、ネットの活用をもう少し一工夫、あるいはいろんな方法にぜひ取り組んでいただきたいと思いますけれども、その辺の考えについては、何か具体的なことを検討されておられるか、一つお尋ねしておきたいと思います。 ○議長(田村富男君) 産業部長。 ○産業部長工藤裕悦君) でんぱくの事業につきましては、旅行の取扱業務ができますあんとらあに事業を委託しております。それはなぜかといいますと、これを一つ旅行商品として扱っていただき、市内に観光客を呼び込んでいただきたいと、このような意図でもってあんとらあに事業を委託しました。  委託して2年ほどになるわけですけれども、その辺のノウハウを蓄積していただきながら、そのPR手法を含めまして、ぜひ鹿角をPRできるようなでんぱくのメニューづくりをしていただきたいなと、このように、そういう方向に持っていきたいなと考えていますので、今後ともでんぱくは地道に続けていきたいとこのように考えております。 ○議長(田村富男君) 福島壽榮君。 ○18番(福島壽榮君) ぜひ、いろんな展開の方法があると思いますし、どうか冬期間もこの後いろんな取り組みを検討されておられるようです。そういったことで、ぜひこれまで取り組んできたそれぞれのグループ間の情報交換だとか、そういったことも含めて、ぜひこの輪が広がる、あるいはそれに今度は俺がやってみたいという人が出てくれるような、その辺のバックアップは行政としてもぜひあんとらあ側とも連携をとりながら、事業拡大につながるように取り組んでいただきたいとお願いしておきたいと思います。  それから、3番に移りたいと思います。  居住環境対策ということで、住宅対策ということを取り上げさせていただきました。1番目の市営住宅の現状と今後の計画、これはもう新聞発表になりましたし、毛馬内住宅の関係についても含めて、さらにどういう方向に今進んでおられるのかと。それから、残されたものの今後の市の考え方も含めて、よろしくお願いしたいと思います。 ○議長(田村富男君) 市長。 ○市長(児玉 一君) お答えいたします。  市営住宅の現状と今後の計画についてでありますが、現在、市が管理しております市営住宅は8団地、474戸となっております。  今後は、鹿角市公営住宅等長寿命化計画に基づき、耐用年数を経過し老朽化が進んでいる毛馬内住宅と四の岱住宅を順次建てかえていくこととしており、その他の住宅については、予防保全的な修繕とか改善を行いながら、住環境の整備に努めてまいります。 ○議長(田村富男君) 福島壽榮君。 ○18番(福島壽榮君) 今、答弁にありましたように、長寿命化に対応するという言葉がございました。やはり、今後の市営住宅ということの中で特に大事にしていただきたいのは、やっぱり高齢社会がどんどん進んでいくということの中で市営住宅のあり方というのを、当局も十分考えておられると思いますけれども、そういった中でいろいろ移転についての問題、課題が多く、非常に話題になりましたけれども、私は、水晶山住宅を駅西住宅に市長が英断をもって持ってきたということについては、やっぱりこれからの高齢化の時代の一つの住宅のあり方に先鞭をつけたものだと思いますし、そういった意味で、今後の住宅については、高齢化向きの生活環境との関係でどういう展開がいいのかということをまず捉えた中で展開していただきたいなと。これは、その辺は十分配慮して取り組んでおられるという答弁でしたので、私としてもそれを申し述べてこの件については次に移らせていただきたいと思います。  定住促進住宅の取り組みということで、横手市のような取り組み、住宅整備と括弧書きでつけさせていただきましたけれども、これはどういうことかというと、本市でも調査上では約1,000戸近い空き家があると。横手市の場合も本市も同じですけれども、この空き家対策をどういうふうにするかということの中で横手市の場合は、移住する人方の対策の一つとして、特徴ある助成措置に取り組んでいるという中身ですけれども、本市についても、それも含めて、この空き家絡みをどういうふうに活用するかということで、今後の計画がもしあれば、その住宅政策の中の一環として考えていることがあれば、お尋ねしておきたいと思います。 ○議長(田村富男君) 市長。 ○市長(児玉 一君) お答えいたします。  定住促進住宅の取り組みについてでありますが、現在、移住希望者向けに空き家1棟を「鹿角市お試し住宅」として整備しております。10月中旬の利用開始を予定しておるところです。この住宅は、1泊から6カ月まで利用することができ、契約を更新することで最長3年間の入居を可能としております。  また、8月には不動産事業者と協定を締結し、本市宅地建物データバンクの空き家登録の拡充を図ってきており、移住・定住希望者により多くの物件情報を提供できる環境が整っております。  加えて、「かづのde“ふるさとライフ”奨励金制度」により、データバンクに登録された物件を購入または賃借した場合、居住に必要な修繕費用等の一部を助成することとしております。  定住促進に係る住宅施策については、当面はこうした取り組みを推進してまいりますので、現時点で定住促進住宅の整備は考えておりません。 ○議長(田村富男君) 福島壽榮君。 ○18番(福島壽榮君) 今、他市にも負けないぐらいの手厚い対策を講じているというご答弁がありました。それぞれ今後移住を促進していく上では、いろんな取り組みを考えなければならないと思います。そういう中で、雇用問題しかり、そしてまた今の住環境をどういうふうに提供できるかといったことの中を、ぜひやっぱり本市にあるものをどういうふうに活用するかという中での取り組みについては、今後いろんな角度の中でぜひいろんな対策をタイムリーにとっていただきたいということで、さらにまたこの関係、新たな展開をしなければならないことが出るかもしれません。そういったことの中で、今動きの中でぜひ定住促進につながる取り組みをしていただきたいそのように申し上げたいと思います。  それから、気になる一つに、尾去沢の雇用促進住宅は、今後あそこがどういうふうな後始末になるのかも含め、それから浜田にある今後の関係がどうなるのか、これは市が直接かかわりはないのかもしれませんけれども、大きな建物ということで非常に市内でも関心を持たれる一つの住宅団地でもございますので、この辺の今後の見通しも含めてお尋ねしたいと思います。 ○議長(田村富男君) 市長。 ○市長(児玉 一君) お答えいたします。  雇用促進住宅の現状と今後の見込みについてでありますが、現在、十和田宿舎に2世帯、尾去沢宿舎に1世帯が入居しております。雇用促進住宅は、平成19年6月に閣議決定された規制改革推進のための3か年計画により、平成33年度までに全て譲渡、廃止を完了することとされております。  平成17年に本市に対して、雇用促進住宅の所有者である独立行政法人高齢・障害・求職者雇用支援機構から購入依頼がありましたが、公営住宅としての設備構造等が十分ではなく、改修に多額の費用を要することから活用困難と判断し、購入しないこととした経緯があります。  機構では、本年2月に民間売却の手続を開始しておりますが、4月に行った入札が不調に終わったため、10月以降に再度実施すると伺っております。 ○議長(田村富男君) 福島壽榮君。 ○18番(福島壽榮君) ぜひ、再利用という形で実現できればありがたいんですけれども、せっかく国の事業でやったああいう住宅ですし、それこそ空き家のままで利用がないということは非常に残念なことです。この辺の関係についても、市も十分に注視していただいて、いろんな情報の中でいい展開ができる方向でバックアップしていただければと思います。  それでは、最後、的外れ、ピント外れかもしれませんけれども、早い合併というか、13市の中で本市、県営住宅というのは実現していません。今後、この辺は実現可能なのかどうかを含めてぜひお尋ねしたいと思います。 ○議長(田村富男君) 市長。 ○市長(児玉 一君) お答えいたします。  県営住宅の誘致についてでありますが、昨年度策定した鹿角市住生活基本計画において、本市における公営住宅の需要を推計し、将来必要となる公営住宅の目標管理戸数をこれまでの520戸から473戸に見直ししております。  この戸数は、市の将来の人口動向から、公共の住宅需要を推計したものであり、現在の需要状況も充足する数値として設定していることから、新たな公営住宅として県営住宅を誘致するということは考えておりません。  また、市内には、民間のアパート等がたくさんございます。これとの競合もございますので、十分その辺は配慮しながら進めていかなければならないものと思っております。 ○議長(田村富男君) 福島壽榮君。 ○18番(福島壽榮君) わかりました。これはいろんな思いといいますか、私たちの勝手な解釈ですけれども、何となく県営の住宅政策の中で、鹿角が置かれてしまったのではないかなというので、特別これについてどうのこうのと言うつもりはありません。ただ、やっぱり高齢化社会の中での公営住宅の役割ということの視点で考えたときに、市だけが今将来の人口構成の中で四百幾らあれば充足するだろうという見通しの中で、今後、あえて県営の住宅までは必要性は感じていないというご答弁した。あわせて、やはり一番市が今考えているのは、民間のアパート関係のそういうことに十分配慮しなければならないということでございましたので、そのことはやっぱり真っ先に考えなければならないということだと思います。  だとすれば、やはり民間の今後の住宅政策の中では、ぜひ今後の高齢者住宅の中での対応がどういうふうに進むかも含めて、ぜひ行政としてもこの辺の情勢についてはしっかりバックアップしていただきたいということを申し上げておきたいと思います。  それでは、安全安心の暮らしの対策についてということですけれども、これは、取り上げさせていただいたのはほかでもありません。鹿角市に思ってもいない不幸なことが、事件が発生しました。被害に遭われたのは、うちのほうの自治会の住民であったということで、私自身も大きなショックを受けてございます。私は、今もずっと心に残っているのは、喪主の挨拶の中で、犯人は逮捕されたんだけれども、私方、鹿角にとってはもう心の傷として生涯残るということを話しされたことが心に本当に重く残っています。これは、犯人が亡くなるまでは決して私方は忘れることはできないと。たとえ亡くなっても、そのご家族の後継者も含めて、これは本当につらい出来事の一つと思います。これを市長にどうのこうのということは当然言うつもりはありません。ただ、やっぱり防犯ということの中で、いま一度、まさかと思う地方の都市の中で起きてしまったということの中で、その反省も含め、この2点、防犯のカメラも含め、あわせてご答弁いただければありがたいと思います。 ○議長(田村富男君) 市長。 ○市長(児玉 一君) お答えいたします。  公共施設の防犯対策についてでありますが、職員が不在となる休日夜間については、警備員の常駐や機械設備の設置などによる防犯対策を講じておりますが、学校施設や文化施設、各種大会の開催等で、多くの来場者が見込まれるアルパスには、防犯カメラを設置しているほか、不審者対応マニュアルに基づく対応訓練を実施しております。  その他、地域の防犯対策については、防犯指導員、青色防犯パトロール隊による巡回パトロールや自主防犯活動などにより、地域住民の力で安全安心を守る活動を進めており、地域ぐるみの防犯意識の向上と防犯体制の強化を図っております。  公共施設への防犯カメラの設置については、大きな犯罪抑止効果があるとして導入を進める自治体も見受けられますので、鹿角警察署とも協議しながら、設置が必要な場所や管理運用方法などを検討しなければならない時期であるとは考えております。 ○議長(田村富男君) 福島壽榮君。 ○18番(福島壽榮君) 大変な事件でございました。本当に何でという思いばかりが募るわけですけれども、今後、今の事件も含めてですけれども、やっぱり毎回いろんな時々不審者の話も出たりします。そういったことを考えますと、学校の登校・下校の関係も含め、いま一度やっぱり地域で防犯意識というものを醸成しながら、必要なバックアップ、そして市長が申し上げましたように、県警とあるいは鹿角警察署とも協議しながら、必要なものがあれば今後随時そういった対策も講じていただいて、何よりも住みよい鹿角市、そしてまた市長が掲げる、笑顔あふれる鹿角市の展開を強く望んで、大変早いんですけれども、私の一般質問を終わらせていただきます。どうもありがとうございました。 ○議長(田村富男君) 以上で、福島壽榮君の質問を終わります。  ここで、午前11時10分まで休憩いたします。     午前10時51分 休憩 ──────────────────────〇 ─────────────────────     午前11時10分 再開 ○議長(田村富男君) 休憩前に引き続き会議を開きます。  次に、順位6番、吉村アイ君の発言を認めます。吉村アイ君。     (12番 吉村アイ君 登壇) ○12番(吉村アイ君) 私、議員10年になりますが、最後に一般質問をやらせていただいたのは今回初めてでございます。前の方々と重複する部分もあると思いますけれども、よろしくお願いしたいと思います。  この9月議会というのは、平成19年のことを思い起こしますと、私も1期目でしたが、大水害があったときです。それから一昨年の8月9日の大水害、昔から災害は忘れたころにやってくるということでしたけれども、今は本当に忘れないうちにやってくる。また、今、関東・東北地区に物すごい大水害が起きて、連日放送されております。その大水害のさなかに、昨年の御嶽山の大噴火のまだ記憶も新しいときに阿蘇山の噴火がありました。テレビで見まして、今何が起こっているかなというので大変びっくりしたものです。今、災害で苦しんでいる方に、心からお見舞いを申し上げたいと思います。  それから、先ほど福島議員からのお話もありました。また、昨日の市長からも冒頭でお話がありました。大変残念な事件もありました。私も同期生ということで、本当に心が震えるような、大変ショックを受けております。安心安全のまちづくりを目指している私たち、鹿角市市長をトップに議会でも頑張っているさなかで起きた大変残念な事件でありました。ご家族の方に心からご冥福を、ご家族の方の心を思いますと言葉になりませんけれども、これからも陰ながら支えていきたいなと、私もできるところで支えていきたいなと思っております。  それでは、前段はこのくらいにいたしまして、市民を代表して、また創生会を代表して一般質問をさせていただきます。  通告に従いまして、最初は、4月にオープンした、オープンから5カ月たった鹿角市文化の杜交流館「コモッセ」について質問させていただきます。  昨日の市長の答弁で、8月末で14万人の方が入場しているということでしたけれども、1カ月平均3万人以上というので大変な数で、注目度はすごいなと。市民のほかにも市外からも大変いろいろな方が訪れていると、私も時々行っていますけれども、本当に建ててよかったという市民の方々の声も多いと思っております。  ただ、その中で、アンケートもいただきましたけれども、6月から来場者の方のアンケートもとっているということで、ただ、このアンケートは回収枚数が、6月3枚、7月が14枚、8月は8枚という、余り回収率のよいものではないんですけれども、ちょっと不満のあった方が、こういうところは直してほしいといただいたアンケートだと、私はこれを見てそういうふうに思いました。  あと、この5カ月の間で、市民からいろいろな細かい話なんですけれども、案内板が見づらいとか、年間の行事予定が書かれていないとか、文化ホールの見学が自由にできないとか、事前の予約があればいいということなんですけれども、文化ホールを利用したいからちょっと見せていただきたいなという方々から、もっと自由に見せて、予約でも何でも、こういうふうにすれば見られるんですよというふうな、もちろん使用しているときとかは見られないんですけれども、あいているときは、こういう形でやってくれば見られますというのを、もう少しPRしていただければなと思います。  それから、細かい話ですけれども、ピアノを練習用に使うとしても、大分使用料が高いとか、そういう、あとちょっと椅子とテーブルの高さが合わないとか、いろんな細かいことはたくさん出ておりますけれども、今回の質問はまず市民センターに関しては、各種教室とかいろいろな講座を開催している方々のサークルの方々から、これはたくさんの方からご意見をいただきました。前の市民センターのときは、物置に例えばミシンとか七宝焼の機械とか、いろいろなものを置く場所があったんですけれども、今は一切なくて、そのサークルの活動をするごとに持ってくるように、また持って帰るようにということで、大変不便を感じているし、特に車のない方、高齢者の方はその都度持って歩くのは大変なので、サークル活動が大変しづらくなったというご意見が随分出ております。その対策、これはたくさんの方のご意見、市のほうにも来ていると思いますけれども、このことに対してはやはり何らかの対策をとらなければならないのではないかなと私は思います。そのことは今後どのように考えているか、まず最初にお尋ねいたします。 ○議長(田村富男君) 市長。 ○市長(児玉 一君) 吉村アイ議員のご質問にお答えいたします。  サークル活動の機材等の保管場所についてでありますが、各地区の市民センターを利用いただく際には、サークル活動などで使用する機材等については、原則持ち帰りをお願いしております。  また、コモッセの倉庫は、災害時の備蓄倉庫としての機能も備えており、保管スペースが限られているほか、複合施設の性格上、市内外を問わず利用目的の異なる多くの方にご利用いただいているため、破損や紛失などの管理責任問題が生じる場合もありますので、サークル活動の機材等については、他地区の市民センターと同様に、各サークルの責任において管理していただくようお願いいたします。  なお、その器具が配備されている場合には、市のほうでお貸ししますので、それを利用していただければなと思います。 ○議長(田村富男君) 吉村アイ君。 ○12番(吉村アイ君) その配備されている場合という今ご答弁でありましたけれども、例えばそういうミシンとか、何かそのサークルで使っているものとか、その市民センターに持ってこなくても、そこのものを利用できるような機材というのは、ちょっと私、わからないので、そこをお知らせください。 ○議長(田村富男君) 市長。 ○市長(児玉 一君) ミシンとかそういうのではなくて、必要であろうというので備品を用意しているところもありますので、その貸し出しはご自由にということです。 ○議長(田村富男君) 吉村アイ君。 ○12番(吉村アイ君) このことはたくさんの方々からご意見、ぜひ何とかならないかというふうなお話だったんですけれども、いろいろな今までの市民センターだけのときとは違って、複合施設だからちょっと無理だというご答弁で、ご回答でよろしいんでしょうか。もう一度確認いたします。 ○議長(田村富男君) 市民部長。 ○市民部長(児玉 晃君) そのサークル活動に対する利用の資機材の保管については、このコモッセのオープンの前に、団体の方々に説明会を開きまして、今後の利用の仕方とか、そういった部分で説明会を開きまして、その中で基本的には資機材についてはそれぞれの団体で管理していただくよう、持ち帰っていただくよう、そういうことをお願いしてご理解をいただいたと思っております。  団体の利用ですけれども、コモッセのオープン前の旧市民センターは80ぐらいの登録団体であったんですけれども、現在100を超える団体が登録しております。そういった面で、コモッセそのものが皆さんから公平に使っていただきたい施設でありますので、そういう声がある団体もあるのは把握しておりますけれども、やはり皆さんから公平に利用していただくという観点から、それぞれのどの団体の資機材をどういうふうに保管するとか、そういうことは不公平感も生じると思いますので、今後ともどうかサークルのほうからは資機材をそれぞれのところで管理していただきたいということでよろしくお願いしたいと思います。 ○議長(田村富男君) 吉村アイ君。 ○12番(吉村アイ君) 事前に説明会があったにもかかわらず、そのようなことが、随分声があるということは、多分説明会でもそのような、そうしたらその場合はどうしたらいいかなというご意見があったと思うんですけれども、そのことはどうでしょうか。 ○議長(田村富男君) 総務部長。 ○総務部長(安保一雄君) 事前の計画の段階では、総務部で担当しておりましたので、私からもお答えしますけれども、当初からそういうスペースは新しいところとしては設置できないということで説明いたしました。それに対して、困るとかではなくて、協議して。大きい備品等につきましては、市の施設をお貸しして現在も保管いただいていると。そういう手段もとっておりますので、それなりの対応はしていると。必要な団体にはそういうふうに対応しているということでございます。何よりも、さまざまな団体の方が公平的に使用することが肝心だと思っておりますので、特定の団体の利便性だけを図るということはなかなか厳しい状況だと。
     それと、皆さんに喜ばれている施設だと受けとめております。さまざまな多くのそういう意見があるという議員のご意見は非常に残念でございますが、それ以上に喜んでいただいている部分もたくさんあると思っております。 ○議長(田村富男君) 吉村アイ君。 ○12番(吉村アイ君) 理解いたしました。  それでは、次に入らせていただきます。次は、文化ホールについてお尋ねいたします。  4月から8月まで、いろいろな団体の方の主催の行事、また市の主催の行事といろいろ開催されておりますけれども、市の主催行事とかイベントの回数とその観客数をお尋ねいたします。 ○議長(田村富男君) 教育長。 ○教育長(畠山義孝君) 吉村アイ議員のご質問にお答えいたします。  文化ホールの主催行事の回数と観客数についてでございますが、4月16日の開館記念式典以降、コモッセサポーターの企画による市民ミュージカルやバレエ、音楽公演や劇団による公演など、8月までに主催事業を8回実施しており、観客総数は約3,100人であります。  このほか成人式や十和田八幡平駅伝の開会式などの市の事業、またチャリティー芸能祭や定期演奏会などの貸し館事業を含めた文化ホールの利用者数は8月末現在で約1万4,000人となっております。 ○議長(田村富男君) 吉村アイ君。 ○12番(吉村アイ君) 私もいろいろ参加させて見せていただいているんですけれども、例えば芸文協のオープンとか、最近は花輪高校のブラバンとか、それから大正琴の会とか、市民の団体が中心になって開催している行事に関しては大入り満員でよかったなと思うんですけれども、鹿角市主催の例えば4月に行いましたミュージカル、オープン記念でないミュージカルとか、8月1日の演劇とかそういうふうな、私はそれは主催行事だと思うんですけれども、そちらのほうの何か観客の入り込みがいま一つでなかったかなと聞いておりますけれども、これから市の主催のいろいろな行事があるときに、やはりどれくらい観客数を集めるか、そういうことが一番私は大事だなと思うんです。それは、主催行事ということは、どちらかというとPRを出てしたいというか、もちろんPRの販売担当とか、広報担当とかが余りいろいろな会員のたくさんいる団体さんとはちょっと違うと思うんですけれども、券の売り方について、もう少し積極的にやらなければならないかなと思うんですけれども、ここのところはどうでしょうか。 ○議長(田村富男君) 教育長。 ○教育長(畠山義孝君) まず、前段でお話がありました市民ミュージカルと演劇を楽しむ会の公演だったと思うんですが、議員の受けとめ方と私はちょっとニュアンスが違いまして、市民ミュージカルは2回公演して、いずれも700席がほぼ埋まるぐらいの盛況であったと私は受けとめております。  また、演劇を楽しむ会については、市の主催事業ではなくて、あちらの団体が自ら企画して行っている事業であります。例年冬場の事業であったものを、今年度オープンということで前倒しで企画実施されたものだと思っております。700席全てが埋まった状況ではございませんでしたが、いつになく演者の方々も非常に熱心でありましたし、大変ご好評であったと私は受けとめております。  後段のほうのチケットの販売についてもう少しPR、広告が必要だということですが、それについては私どもも全く同感であります。まだオープンして数カ月ということで、試行錯誤を繰り返してはおりますが、やはり市の主催事業、もしくは外部団体の主催事業を問わず、やはりあの文化ホールが満席になるというのは、私どももほかの民間の団体も同じ思いだと思っていますので、その辺のところはてこ入れをしながら進めていきたいと、このように考えております。 ○議長(田村富男君) 吉村アイ君。 ○12番(吉村アイ君) 演劇を楽しむ会でなくて、8月1日に外部から来たのがありましたよね。私はちょっとその日、行事が重なりまして観覧できなかったんですけれども、思った以上に集まらなかったなとそういうふうなお話を聞いていましたので、今後、演劇の会とかそういう方々は回数が多いので、一人ずつ頑張って券を売ってやっているので、割と市民の団体が開催するイベント、公演に関しては大丈夫なんですけれども、市の主催のほうにはもう少し力を入れてもらいたいなということでお話しさせていただきました。  今、教育長からの答弁で、主催行事でなくても、外部団体の行事でもいろいろこれからみんなで力を合わせて満席になるように頑張るという力強いご答弁をいただきましたので、よろしくお願いしたいと思います。  それでは、次に、3つ目の職員事務室についてお尋ねいたします。  受付のある職員事務室、これは市の職員の教育委員会の方々、文化ホールのほうと、それから市民センターと同じ部屋に受付となっておりますけれども、何かこういつも市民の方々からも何か狭いなあと、前の市民センターより狭いなと、あそこのスペースにはちょっと人数が多いなとそういうふうな声が多々あります。  それから、どちらの受付に行ったらいいかわからないという声とか、それは最初ですから、だんだんなれればこちらのほうだとすぐわかると思いますけれども、ワークショップを開いて市民の方々の声を取り入れてつくったコモッセでありますけれども、いざ実際建ててみて、コモッセだけでなくて、普通の家庭のうちでも、建ててみたらここがちょっと不便だったというところが出てくると思います。この事務室に関しては、市当局でも狭かったかなという声もあるとちらっと聞いていましたけれども、この事務室の改善に関しては、改善するお考えはないかお尋ねいたします。 ○議長(田村富男君) 教育長。 ○教育長(畠山義孝君) お答えいたします。  コモッセの事務室についてでありますが、6月の定例会で児玉政明議員のご質問にもお答えさせていただきました。その後も、教育委員会内部でもいろいろ検討を重ねておりまして、当初、コモッセの管理運営計画の中では、当面直営で管理することを前提といたしまして、夜間や土日祝日の管理に必要な職員数を確保するため、生涯学習課全体を配置いたしたところでございます。しかし、実際に運営していく中で、夜間休日等の管理は業務委託により対応することが可能と判断いたし、現在は委託により対応いたしております。  今後も施設の運営状況を見ながら、管理の方向性とそれに合わせた職員配置を検討してまいりたいとこのように考えております。 ○議長(田村富男君) 吉村アイ君。 ○12番(吉村アイ君) 職員配置というのは、あそこの場所に今入っている職員の人数を少し減らしていくということですか。 ○議長(田村富男君) 教育長。 ○教育長(畠山義孝君) お答えいたします。  まず、今年度に限っては、職員数を現員のままで進めていきたいと思っております。来年度以降については、先ほど私が申し上げましたとおり、今年度の実証をいたした上で、どのような形がいいのか。スペースの問題も常に私どもは頭にありますが、いきなり職員数を減らすということは現段階では考えておりません。 ○議長(田村富男君) 吉村アイ君。 ○12番(吉村アイ君) わかりました。  それでは、次の質問に入らせていただきます。鹿角市の敬老会についてお尋ねいたします。  この敬老会のお話をする前に、鹿角市の老人クラブの実態について、少しですけれどもお話しさせていただきたいと思います。  先日、花輪地区の老人クラブの総会に行ってまいりました。やはり、役員のなり手がない、60代がなかなか入ってこないと、いろいろな悩みを訴えておりました。団体がここ何年かどんどん花輪地区の老人クラブが減っていると、現在20ぐらいしかないと、そういうことをお話しされていました。  それで、今回は事務局長が一人、市会議員の方々もせっかく来たんだから一言挨拶するようにと言われて、私たちも挨拶をさせていただいたんですけれども、そこの挨拶をしながら、私も66歳です。ほとんど児玉政明議員以外は老人クラブの会員の年代なんですよね。でも、老人クラブというふうなところにほとんど入っていないと。そういう問題点を話ししたわけではないんですけれども、それで、私は前からそのことをちょっと考えていたんですけれども、老人クラブの連合の会長さんとたまたまお話しする機会がありまして、老人クラブのあり方とかをもうちょっと考えなければならないのではないかというお話をして、60代は老人クラブだと思っていない、平時で働いている人が多いと、そういう人が多いのではないかという話をしたら、その会長さんも、いや、俺も老人クラブだと思っていないと、そういうふうなお話をされました。もう時代が変わっているんだなと思いました。  それで、敬老会なんですけれども、この敬老会については、事前の通告にも書かせていただきましたけれども、10年ぐらい前に私、一度敬老会の見直しについて質問させていただいております。その当時、敬老会に行ける70になったり、75になったり、70になったり、いろいろ老人会の対象年齢はいろいろ変えてきていますけれども、やり方とかいろんな部分で余り変わってきていないし、当時の市の職員からも、やはりいろいろな見直しをかけなければならないのではないかということもありまして、質問させていただきました。  それで、その当時の市長の答弁は、このままという人が多いと。楽しみにしている人も多いし、また地域でやるというふうになれば、私はそれもわかります、地域で、やれる地域とやれない地域と出てきているので、やれない人は楽しみがなくなるというそういうようなことがあって、ここ10年間、いろいろな細かい改革はしてきていますけれども、大幅な改革はしてきていないと思います。  今回、対象の方々の中で参加率が24%という市長の行政報告でありましたけれども、この参加対象、私、前に委員会の中でも聞いたことがあるんですけれども、対象の人数に対して24%、現実的には体力的に参加不可能な方々も随分いらっしゃると思いますので、この参加不可能な方を大体わかる方を除いて、現実的な参加率はどのくらいかと聞いたことがあるんですけれども、敬老会のこの10年の参加数と参加率の推移と、今年度の体力的に参加不可能な方を除いた実質参加率はどのくらいかとまずお尋ねいたします。 ○議長(田村富男君) 市長。 ○市長(児玉 一君) お答えいたします。  敬老会の参加数と参加率の推移についてでありますが、参加者数につきましては、10年前の平成17年度は1,527人、今年度は1,540人と横ばいで推移しております。一方、対象者数については、10年前の5,142人から年々増加し、今年度は6,411人となっております。参加率については、10年前の29.7%と比較し減少しているものの、ここ数年は24%台と横ばいで推移しております。  体力的に参加が難しい方を除いた参加率は、仮に今年度の敬老会参加対象年齢である75歳以上の方のうち、要介護・要支援認定を受けている1,933人を除いて推計すると、34.4%の参加率となります。 ○議長(田村富男君) 吉村アイ君。 ○12番(吉村アイ君) 思った以上に35%ぐらいの方が参加している。ただ、敬老会に毎年出て、テーブル1つか2つぐらいずつ少なく、ふえている割には参加する人が少なくなったなというふうなそういうふうには感じているんですけれども、横ばいだということですね。花輪地区以外はちょっと見たことがないので、結構参加している人も楽しみにしている人もいるんだなと理解いたしました。  それから、次に、開催方法についてのアンケートをとったことがあるか、それは何年前ぐらいにとったか、お尋ねいたします。 ○議長(田村富男君) 市長。 ○市長(児玉 一君) お答えいたします。  平成18年度に、188自治会を対象に敬老会のあり方についてのアンケートを実施しております。その調査結果をもとに、平成19年度にはより多くの市民の方々に、高齢者の方々を敬っていただく手法について、老人クラブ連合会やコミュニティーミーティングで話し合いの場を持ちました。  参加者からは、「小さな自治会、あるいは自治会活動が活発でないところは自治会主催による敬老会への移行が難しい」と、「なぜ今変えなければならないのか疑問である」と、「市の敬老会から帰ってくる参加者は喜んでいるし、一堂に会することに意義があったのではないか」など、敬老会の継続を希望する意見が多く出されております。  さらに、平成21年度から平成25年度にかけて、「おらほの自治会」として、私自身全ての自治会から意見や要望などを伺いましたが、その際にも敬老会については、現状のまま継続してほしいという声が多く寄せられておりました。 ○議長(田村富男君) 吉村アイ君。 ○12番(吉村アイ君) 私が思っている以上に、数字的には現状のままがいいというご意見が多いなというのを理解しました。  ただ、今、つい最近ですけれども、来年から75歳になるという方々とか何人かでお話ししたんですけれども、私方は参加しないという方、私の周辺の75歳以上の参加できる年代が来たから参加しようかという話は余り聞こえてきていないです。ですから、これから、団塊の世代が75歳になるまでは五、六年ありますけれども、この間にいろいろな、先ほどの老人クラブの話でもありますけれども、こういう地域の中であっても、敬老会に関する考え方が違ってきているというか、時代に合わなくなっている部分も出てきていると思いますので、ぜひここ三、四年の間にどういうふうにやったらいいのか、また能代市では5年に1回ぐらい大規模に集めて、あとは地域でやっているという方法もとっているとか、いろいろな市町村によってやり方も違ってきていると思いますので、今後、五、六年の間に、団塊の世代が敬老会になる前にぜひアンケートをとって、このまま現状のままやるとしても調査していただきたいと思うんですけれども、このことについてはどうでしょうか。 ○議長(田村富男君) 市長。 ○市長(児玉 一君) 吉村議員は敬老会に反対のようですけれども、この見直しですが、先ほど申し上げました老人クラブ連合会やコミュニティーミーティングの話し合いや「おらほの自治会」の中でも多かったのが、現状のまま継続してほしいという意見でありました。そのため、介護を受けている方や入院されている方も少なくない中で、毎年1,500人以上の方の方に参加いただいているものと考えております。  今後の本市の高齢者の推移も踏まえると、将来的には開催名とか開催方法の見直しも必要になってくるものと考えますが、敬老会へ参加された皆さんからは継続を希望する声が多いことも事実であり、当面は現行の開催方式により実施してまいります。  また、ことしも3日間、1,500人以上の方全員に私みずからお祝いに回りましたが、皆様とても喜んでくださいました。帰りの際には、職員とともにお見送りをするわけでありますが、皆さん大変喜んで、来年も楽しみにしていると笑顔でお帰りになります。吉村議員にもぜひ最後までご参加いただいて、得意の歌とか踊りでお祝いをしていただければ、皆様大変喜ぶかなと思います。  それから、参考までに大館市の敬老会をちょっと調べてみましたが、期間が8月29日から9月28日、土日、1カ月間の中で、場所は16地区で15カ所の施設を利用、例えば公民館、小学校の体育館、市立体育館、プラザ杉の子、そしてまた出席は三役と管理職員、幹部職員、そして議員は地元の地区の方々ということでやっておるようであります。  ですから、この敬老会というのはやっぱり老人を敬うという意味では必要であろうと私は思っております。 ○議長(田村富男君) 吉村アイ君。 ○12番(吉村アイ君) 私は別に反対しているわけでなくて、そういう意向調査を何年間に1回ぐらいやっていただければ、今の市長の答弁では、ことしも皆さんが喜んで帰っていったということで、それではここ何年かは今のまま続けていただければいいと思います。  ただ、いろいろな部分で年代的に、老人というか、その意識というのがだんだん薄れてきている世代になってくると思いますので、もう四、五年、その前に団塊の世代が75歳になる前あたりは1回アンケートをとっていただければなと思います。  それでは、続きまして、3番目に女性起業家育成支援についてお尋ねいたします。  市の主催の女性起業家育成に対する講座やセミナー、これは今、特にやられているのは、農家のJAの婦人部の方々のこういうふうな起業家の任意のセミナーとか随分やられているなと思うんですけれども、鹿角市主催のこの講座とかセミナーは昨年度開催されているかどうか、まずお伺いいたします。 ○議長(田村富男君) 市長。 ○市長(児玉 一君) お答えいたします。  女性起業家育成に関する講座やセミナーの開催についてでありますが、過去には平成25年2月に開催しておりまして、そのセミナーを受講した中から3人の方が起業しております。昨年度は開催しておりません。 ○議長(田村富男君) 吉村アイ君。 ○12番(吉村アイ君) 実は、今回この質問をさせていただいたのは、8月の8日と9日に秋田市で、輝く女性を応援する秋田サミットが開催されました。私、毎年6月に男女共同参画推進月間ということで、女性の管理者比率のことで毎年一般質問させてもらっておりますけれども、そのことも含めたセミナーであったと報道されております。  ここ数年、政府の方針でもあり、全国的に女性起業家を支援する活動が活発化していると思います。前の一般質問でもお話ししたことがあると思いますけれども、十数年前に鹿角市で独自で開催した女性セミナー、これは女性のリーダーを届ける、リーダーをつくるというセミナーだったんですけれども、これは大変、私もそれを受けさせていただきました。それが毎年三、四回続いた、3年か4年ぐらい続いたと思います。その方々の活動をまとめたものもあります。  このように、先ほど市長の答弁で、平成25年に開催して3人の起業家が誕生していると。こういうことをやりますと、現実的にそのような3人の方が起業しているということですので、ぜひこのセミナー、年1回でなくて5回ぐらいの講座で、女性の起業家を育てるセミナーを開催していただきたいと思うんですけれども、これは女性人材育成事業として今後行っていただければなと思うんですけれども、どうでしょうか。 ○議長(田村富男君) 市長。 ○市長(児玉 一君) お答えいたします。  女性起業家育成セミナーでの人材育成事業についてでありますが、起業に関しては、市内の地域経済への活性化のため重要であると考えていることから、鹿角商工会と連携し、男女問わずに起業、創業を支援してきております。昨年度は、起業・創業支援事業補助金の利用が4件ありましたが、そのうち1件が女性経営者であり、今年度は3件中1件が女性経営者となっております。  また、鹿角プラットフォーム戦略室では、平成25年2月に女性による女性のためのビジネスセミナーを開催しているほか、起業家教育には小中学校からの教育が有効であることから、平成23年度より、小学生を対象に起業体験事業「ばんびバザール」を毎年開催しており、参加者からは大変好評を得ていると伺っております。  本市にも、起業スキルを持ち起業を検討している女性は多くおりますので、かづの商工会など、関係機関と連携しながら、女性起業家育成も視野に入れた起業・創業支援施策を推進してまいります。 ○議長(田村富男君) 吉村アイ君。 ○12番(吉村アイ君) 男女問わずやっているというのは、私も商工会でやっているのは、いろいろな情報で、参加はしたことはないんですけれども聞いております。私が今回要望したのは、鹿角市独自の人材育成事業としてやれないかという質問だったんですけれども、これからも商工会と一緒にやっていくという、そういうふうなことでしょうか。 ○議長(田村富男君) 産業部長。 ○産業部長工藤裕悦君) 事業を進めるに当たって、どこでやれば効率的か、効果が最大限生かされるかと、そういう視点で考えますと、実際そういうノウハウを持っているのがやっぱり事業者団体であろうと。そういう考え方に立ちまして、商工会を通じて事業を委託しまして、こういう事業を展開させていただいているということでございます。 ○議長(田村富男君) 吉村アイ君。 ○12番(吉村アイ君) 今、部長の答弁が、事業を委託しているという答弁だったんですけれども、市のほうから商工会に委託しているということですか、確認です。 ○議長(田村富男君) 産業部長。 ○産業部長工藤裕悦君) 昨年度は委託した事業はございませんけれども、市長答弁でも申し上げましたけれども、平25年に行われた事業なんかにつきましては、市の委託事業として実施したものでございます。 ○議長(田村富男君) 吉村アイ君。 ○12番(吉村アイ君) 鹿角市独自のは考えていないということだったんですけれども、今後ぜひ検討いただきたいと思います。  それでは、次に、最後に花輪ばやしについて、前回も花輪ばやしについて、人材育成とかそういう面で質問させていただきましたけれども、今回はちょっと具体的なこのようなツアーはどうかということで提案させていただきたいと思います。  実は、これは私も前から考えていたことでありまして、今回8月19日に盛岡と秋田のお客様と一緒に、実際朝詰ツアーを計画して実施してみました。10年ぐらい前になりますけれども、盛岡から若い女性が花輪ばやしを見に来たわけです。その方は私の知人であったんですけれども、たまたまホテルがとれましたということでパークホテルにチェックインいたしまして、その後ずっと花輪ばやしを桟敷で見て、そしてその後屋台についていったら、12時からまた出発するというのを聞いて、彼女は6時までずっと屋台について、若い方だったので。それで、私にこう言いました。「いや、花輪ばやしを見に来るときは宿がいらないんじゃないか」と。ホテルに泊まらないので、ホテルさんには大変申しわけないんですけれども、結局、全然ホテルには泊まらなかったと。そのときに、こういう見方もあるんだなとそのときは感じて、それは実行できないでいましたけれども。  実は、花輪ばやしのだいご味は駅前パレードが一番ということで、どこを見ても駅前に10台の屋台が並んだというのが物すごくきれいですばらしいんですけれども、隠れた楽しみは朝詰だとお話ししてくださったのが、国の指定重要無形民俗文化財にご尽力いただいた岩手大学の先生でありました。たまたま私もそのツアーを観戦した後、勝手に計画したツアーなんですけれども、朝にその先生とばったり会ったんです、関善の前で。朝詰を見てきて今ここにいるんだと、その先生とお会いしました。  この19日の5時に集合して、そして6時からの出発についていって、これはただ案内人がついていかないとやれないツアーですので、ただお客さんが自由に見るというものではありません。途中ちょっと2時間ぐらい横になって休憩するという時間が必要なんですけれども、このことはまだ参加した5名の方もその一連の祭りの流れが見られて大変感動したと喜んで帰りました。  それで、私は、今回この花輪ばやし朝詰ツアー、このことに関して、例えば先ほど福島議員からもありましたけれども、でんぱくで提案して取り入れるとか、鹿角市でこのような花輪ばやしの楽しみ方もありますよとインターネットとかブログとかに載せて、これはすぐにはできませんけれども、いろいろこれから計画を練って、花輪ばやしの担当の方々とか、あんとらあの方々と相談していただいて、ぜひこの企画を実行していただければなと今回提案させていただきました。どうでしょうか。 ○議長(田村富男君) 市長。 ○市長(児玉 一君) 提案といいましたが、質問ではないかと思っていましたが。  朝詰ツアーの実施でありますが、朝詰や枡形行事は、熱狂的なファンの間では駅前パレードと並んで花輪ばやしのだいご味の一つとなっておりますので、その魅力を多くの観光客にも体感していただくことは、花輪ばやしのファンの増加やリピーターの獲得につながるものと考えております。  しかし、花輪ばやしを見に来られるツアー客は、ほかの地域の夏祭りなどとも組み合わせた行程となっていることが多く、深夜から早朝にかけて行われる朝詰や枡形行事を観覧すると、非常に厳しい日程になるため、行程に組み入れることは難しいものと考えます。  そのため、朝詰や枡形行事については、個人客をターゲットにし、少しでも多くの方々に観覧していただけるよう、花輪ばやし祭典委員会と協力しながら、インターネットなどを活用したPRに努めてまいります。 ○議長(田村富男君) 吉村アイ君。 ○12番(吉村アイ君) ご答弁ありがとうございました。  ぜひ、今後ともPRしていただきたいと思います。
     実は、私も朝詰、何回か出たことがあるんですけれども、今回の朝詰パレードの中で、六日町と谷地田町が関善の前で屋台をぶつけるというのは実は知りませんでした。そのときに、結構150人ぐらいですか、その周辺に若い方から、それからカメラを持った方々が多かったんですけれども、そのような方々がいらっしゃって随分写真を撮っておりました。すごく時間をかけて交渉して決裂した部分とか、おはやしをしながら屋台をぶつけ合うというふうな、大変それを見た盛岡から秋田から来た方は大変喜んでおりました。  カメラを持っていらっしゃっている方は、やはり駅前の行事の写真を撮るというより、朝詰とか稲村橋とか、それから今のぶつけるところなんかがすごくカメラアングルとしては大変、関善とか小田島家の前で撮れば、また何倍にも素晴らしいアングルだなと思いますので、そのカメラマンを対象にしたPRなんかも今後やっていただければなと思います。  あと、私、先ほどでんぱくなんかでもどうかなと、朝詰ツアーをでんぱくの中のメニューにも取り入れていただきたいなとご提案させていただきましたけれども、このことはどうでしょうか。 ○議長(田村富男君) 産業部長。 ○産業部長工藤裕悦君) 議員の質問の中にもございましたように、実際、ホテルに泊まらないで帰られたというお話ですので、観光部門から言わせますと、朝詰を目にしてしまいますと、市の観光産業には決してプラスの部分だけではないのかなという思いがしてございます。そういう関係ですから、あくまでも我々としては、花輪ばやしを題材に、鹿角市にお金を落としていただくことを観光産業の事業のメーンとしていますので、余り朝詰という形でこだわった形でPRしていきますと、ある意味では本末転倒の観光事業になってしまうのかなという思いがしていますので、その辺はちょっと慎重に検討させていただきたいと考えております。 ○議長(田村富男君) 吉村アイ君。 ○12番(吉村アイ君) 別に泊まらなくても、そこに来て、そこの切り取った部分、隠れた楽しみという感じでPRしていただければなと私は思いますので、宿泊しない部分ではホテルさんにはちょっとこのツアーはなと敬遠される部分もあると思いますけれども、祭りの楽しみ方の一つとしてPRしていただければなと。  朝詰に関しては、祭りを運航している方々はいろんな思いがあって、最後の枡形のサンサがとても感動的だと、参加した方が見た方がおっしゃっていましたので、そこのところを強調した、このような楽しみな方もあるんだなとPRしていただければと思います。  少し早いですけれども、以上をもって私の質問を終わらせていただきます。ありがとうございました。 ○議長(田村富男君) 以上で、吉村アイ君の質問を終わります。  ここで暫時休憩いたします。     午後0時01分 休憩 ──────────────────────〇 ─────────────────────     午後0時03分 再開 ○議長(田村富男君) 休憩前に引き続き会議を開きます。 ──────────────────────〇 ─────────────────────     追加日程 議案の上程 ○議長(田村富男君) ただいま議案1件及び陳情1件が提出されました。  お諮りいたします。ただいま提出されました議案及び請願・陳情について、これを本日の日程に追加し、直ちに議題にいたしたいと思いますが、これにご異議ございませんか。     (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(田村富男君) ご異議ないものと認めます。よって、そのように決定いたします。  議案第87号、平成27年度鹿角市介護保険事業特別会計補正予算(第3号)についてを議題といたします。  提案理由の説明を求めます。市民部長。 ○市民部長(児玉 晃君) 追加提出議案をごらんいただきたいと思います。  説明は、中の補正予算書で説明いたします。  1ページをお開き願います。  議案第87号、平成27年度鹿角市介護保険事業特別会計補正予算(第3号)は、次に定めるところによる。  第1条ですが、地方自治法第214条の規定により、債務を負担する行為をすることができる事項、期間及び限度額は第1表、債務負担行為による。  平成27年9月16日提出。鹿角市長。  次のページをお開き願います。  第1表、債務負担行為(保険事業勘定)ですが、債務負担行為を要する事項は、地域包括支援センター運営事業委託料で、期間は平成28年度、限度額は2,422万円とします。  これまで、地域包括支援センターについては、福祉保健センター内に設置しており、市内全域をカバーする形で介護予防のための助言指導や高齢者の権利擁護、介護予防ケアマネジメントなどの業務を通じ、高齢者が安心した生活を続けられるよう支援を行う総合的機関の役割を担っておりました。  これを、第6期鹿角市介護保険事業計画において目標としている地域包括ケアを推進するための柱の一つとして、地域包括支援センターの充実を図るため、平成28年度から八幡平地区と十和田地区に新たに地域包括支援センターを設置し、より地域に密着した支援体制とすることとしております。  このため、その業務を受託する法人を選定するに当たり、公募型プロポーザル方式を予定しており、その公募手続や選定後の受託先における人員確保などの準備に相当の期間を要することから、今定例会において債務負担行為についてお願いするものです。  次の3、4ページをお願いします。  支出予定額等に関する調書ですが、業務委託料2,422万円の財源内訳は、国・県支出金が1,416万7,000円、そのほかとして、介護保険料から533万円、一般財源が472万3,000円であります。  以上で説明を終わります。 ○議長(田村富男君) 提案理由の説明を終わります。  これより質疑を受けます。  質疑ございませんか。吉村アイ君。 ○12番(吉村アイ君) 12番、吉村です。  今、福祉保健センターにある部門、包括支援センターから八幡平と十和田地区に2カ所ということなんですけれども、この八幡平と十和田地区の2カ所が同じ規模のセンターになるかということと、大体どこら辺に設置するかというのを、決まっていたらご答弁願います。 ○議長(田村富男君) 市民部長。 ○市民部長(児玉 晃君) まず、規模ですけれども、地域包括支援センターの人員としましては、3職種と言われる保健師、それから主任介護支援専門員、それから社会福祉士、この3名が必須条件となります。この3名をまずそれぞれに配置して、これまでどおりの業務を行うということで、市内3カ所に設置されることになります。  規模については、それぞれの人口規模が違いますので、それぞれの規模に応じた相談支援内容になると思います。  設置場所についてですけれども、場所についてはこれからのプロポーザルでどういった事業者が受託するかによって、その事業者ができるだけそこの地域に住む方々の利便性を考えて、そうした地区に設置してほしいという仕様書にうたっておりますので、そういったものを考えながら事業者のほうで決定し、市と相談しながら場所を決定するということになると思います。 ○議長(田村富男君) ほかにございませんか。和井内貞光君。 ○5番(和井内貞光君) 追加だと思うんですけれども、これまでこの地域包括支援センター、委託しているところは、その地区と委託先をちょっとお知らせいただきたいんですが。 ○議長(田村富男君) 市民部長。 ○市民部長(児玉 晃君) これまで、福祉保健センター内に設置しておりました地域包括支援センターは直営でございます。来年度予定している2カ所については委託方式で2カ所を設置したいということでございます。 ○議長(田村富男君) ほかにございませんか。     (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(田村富男君) ないものと認め、質疑を終結いたします。  これより議案の付託を行います。  本日提出されました議案1件及び陳情1件につきましては、お手元に配付しております議案及び請願・陳情追加付託表のとおり、所管の常任委員会に付託し、審査をお願いいたします。  以上をもちまして、本日の議事日程は全て終了いたしました。  ただいまの時刻をもって散会いたします。     午後0時10分 散会             平成27年 第6回鹿角市議会定例会              議案及び請願・陳情追加付託表                             (平成27年9月16日提出) 1.常任委員会  ┌──────┬──────────────────────────────────────┐  │委員会名  │付       託       内       容             │  ├──────┼──────────────────────────────────────┤  │総務財政  │27陳情第12号 安全保障関連2法案の廃案を求める意見書採択についての陳情  │  │常任委員会 │                                      │  ├──────┼──────────────────────────────────────┤  │教育民生  │議案第87号 平成27年度鹿角市介護保険事業特別会計補正予算(第3号)   │  │常任委員会 │                                      │  └──────┴──────────────────────────────────────┘...